月別アーカイブ: 2021年12月

タイミングを見計らって実行した静岡~宇都宮日帰りグルメ旅 その3 グリーン車の乗車位置問題とスタッフからの思い掛けないプレゼント

熱海駅でいよいよ、宇都宮駅直通の普通列車に乗り換えます。静岡県民が夜にこういう電車に乗って寝過ごした場合、気付いたら北関東に行ってしまうという恐怖の電車であるとも言えますが、今回の旅の移動手段という点で言えば、実に快適な旅を提供してくれる電車であるという事が言えるでしょう。

一般的にJR東日本を走る普通列車のグリーン車は、4号車および5号車の2両が連結されており、2階建て車両になっています。そこで、乗る際には1階か2階かという選択を迫られることになります。実は、選択にはもう一つあります。というのも、車両の両端は移動できるように狭いスペースが有り、その部分にも座席があるのです。

当日は天気も良く、海や富士山がきれいに見られる状況にありました。基本的に上り列車は右側が海側になり、左に富士山を望むという感じになりますが、富士山については右からきれいに見られる場所もあり、見たいものによって座る場所を決めるというのがポイントでしょう。2階からの方が上から景色が見られるので景色を見たい方には良いですし、1階はホームの下から見上げるような形になるので、これはこれで非日常の世界を体験できます。また、2階よりも1階の方が人は少ないと思うので、まさにお好みでということになるでしょうか。

私自身は2階でも1階でもない平屋部分の方が定員も少なく、1階・2階席には設置されていない上部の網棚(実際は網ではない)が設置されていて、4号車と5号車の間であればグリーン車専用のトイレ・洗面所にすぐ行け、さらにゴミ捨てスペースにも近いので、その方が良かったのですが、今回は初めてこの列車を使う人が2階から景色を見たいという声に応えて、2階に上がりました。

前回紹介したように、グリーン車利用については、Suicaでタッチは使わずに、普通列車のグリーン券をみどりの窓口で事前購入してから乗り込みました。当然、そのままだと座席の上のランプは人が乗っていない事を示す赤ランプが付いたまま(グリーン車乗車手続きをした場合、ランプはグリーンに変わります)なので、乗車スタッフ(アテンダント)が回ってきた時には当然、グリーン券の提示を求められます。

最初に回ってきたのは若い男性の乗務員の方で、グリーン券を見て「青春18きっぷですか?」と声を掛けられました。まさにお察しの通りですと応え、検札作業を済ませたのですが、実はその後にちょっとしたサプライズがありました。

この路線は観光路線と言うよりも、短い区間でも手軽にグリーン車を使うビジネス利用の方や、地元在住の方の移動手段ということでグリーン車を使う事がほとんどだと思うので、あからさまに観光利用だということを知らせたことで、その男性乗務員の方から乗車記念のカードをいただいたのです。上の写真が表面で、写真では見ずらいかも知れませんがカードが光の具合でキラキラ光るようになっています。

そして裏面には、まさかのアテンダントの方からの直筆のメッセージをいただいてしまいました。私自身も一人旅ではこんな事をしてもらったことはなかったので、やはり旅初心者らしい人を連れての集団旅だったからこそ、こういったサービスを受けられたのだろうと思います。これは同行者にもかなり好評だったようで、私自身としてもこういったことで電車旅を楽しんでくれて、また乗ってみたいと思ってもらえるとうれしいですね。

列車は東京から埼玉県を過ぎ、宇都宮方面に入っていきましたが、長時間の電車旅に同行者も退屈することなく、あっという間に宇都宮駅まで着いてしまいました。心配していた人身事故による遅延もなく、宇都宮駅着はちょうどお昼前だったので、いよいよ餃子食べ歩きへと出掛けることになります。

※以下に今回の旅について書いたものをリンクにしてまとめています。

・タイミングを見計らって実行した静岡~宇都宮日帰りグルメ旅
その1
その2
その3
その4
その5
その6


タイミングを見計らって実行した静岡~宇都宮日帰りグルメ旅 その2 静岡駅発7時のホームライナーに乗るメリット

とある日の早朝、私たちは静岡駅の改札口付近に集合しました。私だけはその前に、スムーズに列車を利用できるように、普通列車のグリーン券をみどりの窓口で事前購入しました。

普通列車のグリーン車を使っている方はおわかりと思いますが、普通列車のグリーン料金は事前購入と車内購入とは料金が違います。さらに、今回の旅は静岡県内から東京を経由して宇都宮線に入るので、普通列車のグリーン車を利用する方の殆どが使うSuicaでのグリーン券購入からのタッチという方法は使いませんでした。なぜならSuicaではJR東海管内である静岡県内(沼津~熱海間)も利用するために通しての購入ができないのです。予定では熱海からグリーン車に乗っていくので、そこまでしなくても良いのですが、今回は参加するメンバーの中にはSuica自体を持っていない人がいて、さらに今回は最初のグリーン車利用をする人もいるため、旅行の記念ということにもなるので、紙の普通列車グリーン券を往復分先に購入しておきました。これで、帰りにきっぷを買う時間がなくなるまで現地を満喫したとしても、速攻で駅に入場し、列車へ乗り込めます。

集合したのは午前6時半でしたが、これには理由があって、通常時ならもう少し早くから営業している駅構内のキヨスクや駅弁の東海軒さんが新型コロナの影響で開店時間を遅らせていたので、その時間にオープンするのに合わせました。朝食は東海軒さんの昔から売っている卵とハムのサンドイッチ(税込360円)を購入しましたが、その後多くの人が同じ事を考えていたようで、一気に朝一番のサンドイッチは売り切れてしまいました。もう少し集合時間を遅らせていたら、手軽な朝食として考えていたサンドイッチが買えなくなるところでした。

この旅で最初に乗る列車は、静岡駅7時発沼津行きの「ホームライナー沼津号」でした。快速運転ですが普通列車扱いなので18きっぷでも乗車可能ですが、この列車についてはみどりの窓口ではなく、ホームにある自販機から「乗車整理券(330円)」を購入する必要があります。この電車はかつての「ムーンライトながら」と同じ車両で、グリーン車ではありませんが、4列シートでリクライニング可で、さらにテーブルも出るので食事やテレワークもできます。そして、列車のつなぎ目のところがボックス席(セミコンパートメントタイプ)になっており、席の中央には小さなテーブルがあります。私たちは行きも帰りもそのボックス席に座り、行きには朝食と持ってきたお湯からインスタントコーヒーを作ってかんたんな朝食を取りながら移動しました。

7時発のこのホームライナーの良いところは、ホームライナーとしての運転は沼津止まりであるのですが、そのままその車両が東海道本線の熱海行きになっており、乗ったまま静岡から熱海まで同じ車両で行けてしまうのです。

今回は、長い電車旅が初めてという人もいたため、できるだけ電車に乗ることがストレスにならないような方向を目指しました。今回の旅行では行きは結局、このホームライナーから熱海発宇都宮行きの普通列車のグリーン席に乗り換えて行ったので、東海道線で良くある対面のロングシートに全く乗車せず、帰りも沼津からホームライナーを使ったので、対面のロングシートの普通席に乗車したのは帰りの熱海~沼津間のみでした。一人で出掛ける時にはそこまでして快適さを求めないで出掛けることもあるのですが、やはり少しではありますがお金を掛けた効果というものはあります。

また、今回の旅では新型コロナ対策ということで、その後に乗った普通列車のグリーン車においては、車内スタッフの方々から座席を回して四人掛けのようにして使うことについてはご遠慮下さいと言われていたので、大体40分ぐらいではありますが、3名でたわいもない話をしながらの車中をホームライナー乗車中には楽しむことができたわけです。

一般的に、東海道本線を普通列車を使って移動する場合、横に長い静岡県というのは、乗り慣れている人でもそれなりに大変なのですが、もしうまく予定が合うならば、静岡県内を走るホームライナー号は通勤時間帯を中心に浜松から沼津までを走っていますので、その途中に使える場合は積極的に使っていきたいものです。ともあれ、ゆったりと朝食にコーヒーを楽しみながら私たちの旅はスタートしたのです。

※以下に今回の旅について書いたものをリンクにしてまとめています。

・タイミングを見計らって実行した静岡~宇都宮日帰りグルメ旅
その1
その2
その3
その4
その5
その6


タイミングを見計らって実行した静岡~宇都宮日帰りグルメ旅 その1 目的地を宇都宮にしたわけ

一時は落ち着いていた新型コロナウィルスの感染者数は、オミクロン株の出現もありこの冬からまた日本でも患者が多発するのかどうか予断を許さない状況になってきました。そんな中ではありますが、何とかその間隙を縫ってささやかな日帰り旅に仲間うちで出掛けてきました。

そもそも、最近になってそれなりに親しくなった知人と久々のランチをする機会がありまして、そこで何となく今まで自分でコロナ以前にしてきた青春18きっぷの旅の話をしたところ、その話に食い付いてこられたことがこの旅のきっかけでした。一人だと恐らくコロナ以前のように一人で5回分(5日分)のきっぷを消費することはできないので、今回も旅行は見送りかと思っていたのですが、たまたまその話を実現することができたのは、今回の同行者2名のおかげでした。

ただ、その同行者はほとんど電車を使っての旅をした経験がなく、さらに普通列車に乗りまくっての青春18きっぷの旅というのは「修行」という言葉がぴったり来る場合もあるので、いわゆる普通列車の旅素人にはなかなかおすすめできるものではありません。そこで、あまり旅慣れない人でも長時間の乗車をそれほど苦とも感じられないようなパターン及び、目的地についても色々考えてみました。

まず、このブログでも過去に紹介したことがあったと思うのですが、青春18きっぷではJR東日本が首都圏で走らせている普通列車に連結している「普通列車のグリーン車」に別料金を払えば乗車することができます。私の最寄り駅である静岡駅からは乗れませんが、少し我慢をして沼津駅か熱海駅まで行けば、そこからは普通列車のグリーン車を連結した電車に始発から乗ることができます。グリーン車はセパレートでテーブルを出すこともできるので、お弁当を食べたりテレワークをしながら移動することができます。背もたれをリクライニングさせることもできるので、初心者でも何とか大丈夫ではないかと思ったので、まずは静岡から東へ行き、普通列車のグリーン車で行ける場所へ行くことがまずは決定しました。

次に問題となるのは、どこに行くか? ということになります。沼津・熱海から出ている普通列車の行き先というのは、乗り換えて行ける所を含めると、東京の他に高崎、宇都宮、水戸、成田空港あたりになるかと思います。このうち、成田空港はやはり新型コロナ関連で、オミクロン株の陽性者と出会ってしまう可能性があるのでパスするとなると、水戸よりも高崎、宇都宮あたりから選ぶのが無難なのですが、そのうち高崎のパスタよりも、駅の中から餃子食べ食きができる宇都宮が最良であると判断し、今回は静岡~宇都宮日帰りの旅ということで細かなプランを立てることにしました。

たまたま宇都宮では、旅の計画をしている時にLINEを使って「プレミアム観光クーポン」を枚数限定ながら発行していて、一口2,000円で3,000円分決められたショップで使えるクーポン券が販売されていたので、3人で2口分4,000円(一人での購入額上限が2口分でした)を購入することにしました。これで、3人で一人2,000円分の餃子を食べることができます。ちなみに、餃子一人前のだいたいの価格は以前よりは値上がりしたものの300円ほどで、複数のお店を回って餃子の食べ歩きをしても、飲食代を十分まかなえるのではないかと思えました。

また、宇都宮までの電車の乗り継ぎについても、うまく列車を選ぶと熱海発宇都宮行きという列車に乗ることができれば、電車に乗っている時間は長くなるものの、友人たちと喋っているうちに時間が過ぎるような感覚になれば、それほど大変ではないのではないかとも思えます。そんな感じで立てた計画をついに実行に移したわけですが、やはり旅というのは机上での計算通りには行かない事もある反面、思わぬ体験をしたところもありました。次回からは、これから自由に旅行にも行けなくなるかも知れませんが、今回の旅の様子を紹介しながら、今回の体験についても書いていこうと思っています。

※以下に今回の旅について書いたものをリンクにしてまとめています。

・タイミングを見計らって実行した静岡~宇都宮日帰りグルメ旅
その1
その2
その3
その4
その5
その6


乾燥する季節は少しの火でも一気に燃え上がる 火災を出さないための心掛けを

昨日、大阪・北新地の雑居ビルにおいて多くの犠牲者を出す火事がありました。ニュース内容について、放火の疑いがあるということですが、今の季節は空気が乾燥しているため、それほどビルの中で火が回らず、迅速な消防活動のためもあってか、他の階などへの延焼は防がれたものの、火元の場所では一気に火が回り、さらに有毒な煙が充満したために多くの人が犠牲になったようです。

実は、先日このブログでも小出しにして紹介していた電車を使っての日帰り旅を実行したのですが、帰りの車窓を見ていた同行者が突然「火事だ」と言うので走行中の電車内から振り返ったら、木造のアパートらしき建物が大きな炎とともに燃えており、空気の乾燥のせいでしょうか、一気に全ての建物が灰になってしまうほどの勢いでした。その建物は線路のすぐそばに位置していたのですが、電車の方はそのまま通り過ぎ、停まることはありませんでしたが、まさか電車の中から家が燃えているところを見るとは思わなかったので、それまでの旅の印象も少々変わってしまったような感じでした。

そんな事を目撃した中では、今後いかにして火事を出さないか、家での行動であったり、レジャーで火を使う際についても十分注意すべきではないかと思えます。自宅はオール電化ではないので、一番気を付けるのがガステーブルになります。一応ガステーブルには空焚きをした場合の安全装置が付いているので、不注意で消し忘れてもそこまで燃え広がることはないとは思うのですが、他のものに引火する可能性は捨てきれないので、やはり調理中にはガス台から目を離さず、ちょっとでもおかしな事があったらすぐに火を消すような心掛えは必要になるでしょう。

家の暖房についてはエアコンとこたつというともに電気を使ったものに限定していて、石油ストーブはあえて置いていませんが、電気でも発火の原因となるコンセント回りにホコリが付かないように気を付けたり、スマホやモバイルバッテリーを充電する際にはバッテリーの爆発事故を防ぐため、充電する前に電池自体が膨らんでいないかなどを日頃から確認しながらの取扱いが大事ではないかと思います。

そして、今年はまだ大きな事故としては起こっていないものの、キャンプ場などの火気使用が認められている所以外の野外で調理や焚き火をする際にも、山火事を引き起こす危険性があるのがこの季節なので、十分な注意が必要になります。回りに燃えそうなものがなく、何かあったらすぐ火を消せるような準備、そして爆発的に燃える場合がある燃料(アルコール燃料など)の取り扱いについて、自ら爆発を引き起こすような使い方はしないなど、基本的な扱い方を理解することや、強い風が吹いて火の粉が舞うような可能性のあるようなケースでは焚き火台を使っていても、薪などを使った焚き火については控えるか十分な防火対策を行なった上でやるということでしょう。交通事故と同じく火事のニュースもこれから多くなってくると思いますが、くれぐれも小さな火でも甘く見ないようにお互いに気を付けたいものです。


古谷三敏さんは大人がさり気なくウンチクを語るところに魅力があった

先日、漫画家の古谷三敏さんの訃報が入ってきました。漫画家としては現役で、これまでも「BARレモン・ハート」を連載中でした。この方は元々は手塚治虫さんのアシスタントをされていて、その後に年も近いからと赤塚不二夫さんとの共同作業(ブレーンとして赤塚さんの作品の作成にも関わっている)の中でご自身の漫画も出し、「ダメおやじ」や「手っちゃん」は雑誌掲載と同時に読んでいたものの、そこまでその時は夢中になって読んだわけではありません。

私がじっくりと古谷さんの漫画を読むようになったのは落語家についての楽屋話をじっくりと描いた「寄席芸人伝」からです。人物評伝が基本ですが、噺家の生きざまというのは漫画で描かれているからある程度はソフトに伝わるものの、自分が全く経験することのない世界の話がすっと入ってきて、読んだ後に何かしらの爽快感を感じる「大人のウンチク」が満載でした。

その後、「BARレモン・ハート」もかなり読みましたが、この漫画は「寄席芸人伝」のように酒にまつわるウンチクを散りばめながら、その中で登場人物の人間模様も落語の人情噺のように描かれていて、ドラマを楽しむだけでなく、純粋にお酒についての知識を得ることができる、とても実用的な漫画でありました。

私の世代というのは、大学生で成人に達したらコンパで一気飲みをして急性アルコール中毒で悲惨な事になるような飲み方を一部の人がしているような時代でした。サークルのコンパでは上級生が下級生を酔い潰すために、とにかく酒であればいいというような安い日本酒を一気飲みさせるようなところがありまして、私自身日本酒はしばらく匂いをかぐのも嫌でした。

ところが、この漫画を読むようになって、ウィスキーなどの洋酒の世界を知り、じっくりとお酒の味を楽しむことを知りました。漫画ではBARの話なのでどうしても洋酒が中心にはなるものの、連載の経過とともに日本酒や焼酎も出てくるようになり、ようやく飲まず嫌いだった日本酒にも美味しいものがあるということも、教えてもらえるようなところがありました。

漫画の中で古谷さんは決して強くメッセージ的にウンチクを語るのではなく、まさにBARで飲むマナーを教えるかのごとく、これから色んなお酒を飲みたいと思っている人に、お酒選びのヒントを与えてくれました。私自身この漫画から知ったお酒は多いですし、漫画を読むだけでなく、そこから実際に銘柄を飲んでみて、やはり古谷さんは本当にお酒が好きなんだなあと感じさせてくれる、まさに二度楽しめるようなところがありました。

そして、衛星放送のBSフジで「BARレモン・ハート」がドラマ化されるという話を聞き、シーズン1から見ているのですが、若干お酒の宣伝臭さを感じたものの、キャスティングには忖度なくかなり見ごたえがあって好きなドラマでした。現在はシーズン1がアマゾンプライムビデオで見られるようになっているので、改めて今回の訃報を聞きもう一度見てみました。

なかなか今の時代はゆっくりとBARでお酒を楽しむこともできずらいですが、ここしばらくは古谷さんのご冥福を祈りつつ、家での晩酌にドラマを合わせながらゆったりとした時間を愛でたいと思います。


キャリアメール持ち運び制度が2021年中に開始? メール維持手数料がかかっても乗り換えた方が良い人たち

物心が付いた時から携帯電話による電子メールでのやり取りを普通に行なっていて、自宅内にWi-Fiを設置し、スマホだけでなくパソコンやゲーム機なども家族内Wi-Fiに接続しているような方でも、未だに本人が連絡先にと使っているのが携帯電話会社それぞれが提供している「キャリアメール」だったりします。

大手3社のキャリアでスマホを使っている方が私の周りにもいますが、Gmailも使っているものの、プライベートのアドレスはキャリアメールに集約していて、どれだけ安くて魅力的なプランが他社であっても、キャリアメールをどうしても変える事ができない事情があるというケースが案外多いものです。普通に考えると、例えばドコモ系の通信回線を使いながらメールの最後にauやSoftbankの表示があるメールを持つということはそもそも考えられなかった方が多いのではないかと思うのですが、昨日のニュースで大手3キャリアの方で「キャリアメール持ち運び制度」を今年中に開始するという発表があったのです。

これを書いている時点でわかったのは、auは「auメール持ち運び」を12月20日から提供し、月額利用料金は330円ということと、ドコモが「ドコモメール持ち運び」を12月16日より提供し、利用料は月額330円となるところまではわかっています。恐らくSoftbankも同様のサービスを始めるようになると思います。

元のキャリアの方にメールの維持料金を払うということだけなら、MVNOやサブブランドへ移ってもキャリアメールを使い続けられそうです。ただ、私自身もネット接続としては使っていないプロバイダであっても、メールを使えるように最低の料金を払って、他社のインターネット接続上で複数のプロバイダ系メールアドレスを保持していますので、恐らく同じように使える可能性はありますね。

現在、ドコモのdポイント会員やauのauIDなどは無料で作って使えるようになっていますが、モバイル通信の場合はメールアドレスを使う時だけ有料になるというような認識が当り前になれば、それはそれで良いのではないかと思います。現在大手3キャリアの前からの料金プランを使っている人なら、有料でキャリアメール利用料を払っても十分安く新しいプランを使うことができるようになると思いますので、有料利用料を払ってでもキャリアメールを使い続ける選択肢も十分に有りでしょう。

ただ、こうした事を知っていても、あえて移ることを良しとしない方もいると思いますが、今回の場合は、大手キャリアから同じ系列のサブブランド(ドコモのahamoも含む)に移動することで、ほぼ日常的な使い勝手を変えることなく料金だけ安くすることも可能になると思います。今のところ、ドコモからahamo、auからpovo 2.0やUQモバイルに移行する場合にはキャリアメールはそのまま使えるようなので、同じ環境で価格だけ安くしたい場合には、キャリアメールに別料金を払ってでも乗り換えを考えた方が個人的には良いと思うのですが。


購入の決め手は店頭で直に触っての質感だった タイガー魔法瓶MMP-K020XM

日常的に食べる物を除いて、最近はかなりの品物をネットショップで購入しているのですが、今回は店頭でその姿を見て、実際に触ってみて購入を決めてしまいました。改めて、ネットショッピングは便利ですが、実際に品物を見たり触ったりしてその手触りを感じることの大切さというものを感じさせてくれたのが、タイガー魔法瓶の断熱真空マグのうち超軽量の夢重力シリーズのうち最少の0.2LのMMP-K020の中の、マットステンレス(つや消しステンレス)のMMP-K020XMという型番のものです。

実は、私は今のシリーズの前のシリーズの同じ容量のものを持っているのですが、今までは全てのボトルでつやがあるタイプの塗装をしているものだったのですが、このシルバーのステンレス仕立てのつや消し塗装は、手に持った時にもちょっと引っかかりがあり、持った瞬間はひんやりしませんでした。

写真では大変わかりずらいですが、手持ちのボトルのうちツヤのあるシルバーのボトルと並べて撮り比べをしてみました。光は右から来ていますが、写真では左の奥の方にあるツヤのあるボトルの方が光っているように見えます。店頭での価格は税抜で1,980円とネットより安かったこともあって、即決購入をしていまいました。というわけで、ネットで購入する場合はこうした店頭価格より安いかどうかがネット購入をする場合のポイントになると思います。

この0.2Lのサイズのボトルというのは、150mlと比べるとその差は結構あり、旅行先で使う場合にはコンビニコーヒーのレギュラーサイズがそのままカップから移して保温できるということがあります。前のモデルでもそのような使い方をしていたのですが、内部のコーティングにより匂いは付きにくくなっていて、今でも前のもでるは使えるのですが、新しいものを購入したことで、今よりもラフに色んなものを入れて使えるのではないかと思っています。

このサイズの真空断熱ボトルというのは、いわゆるマグカップ代わりとして使うのも良いと思います。会社などでお湯を比較的簡単に入手可能な環境であれば、白湯を入れて飲みきったら追加するとか、ペットボトルのお水を購入して持ちあましそうだったらこのボトルに入れておき冷たさをキープするとかも可能です。なお、メーカーコメントでは内部コーティングはスポーツドリンクを入れても大丈夫なように作られているそうですが、私はお湯かコンビニコーヒー、緑茶を入れて持って行くのが主な使い方になるだろうと思います。

キャンプ場などでは、不安定な場所に飲み物を置いておくと、ちょっとしたことでひっくり返して台無しになるようなこともありますが、この真空断熱ボトルにはしっかりと閉まるフタが付いているので、先にお湯を沸かしてお茶やコーヒーをいれたら、先にこのボトルに入れておいて食事の時に熱々の飲み物をいただくようにしても良いと思います。ステンレス・チタンのキャンプ用のマグカップで二層構造になっているものもありますが、保温性は真空断熱でなければ高くなく、さらにフタがなければそこから熱は逃げていきます。

カタログ値では95℃のお湯を1時間までなら83℃以上、6時間でも60℃以上に保ちます。それなら朝熱湯を入れて行けば、お昼にはお茶としての飲み頃な温度になるわけで、ちょっとしたハイキングならお茶のための湯沸かしすら必要無くなります。

ただ、今回私がこの製品を購入したのは、とにかく持った質感が良かったということがあります。シルバー系の色も落ち着いていますし、男性が持ち歩いて朝入れてきた飲み物を飲みきったらコンビニに走ってコーヒーを補給というような使い方が合っているのではないかと思います。興味のある方は、型番を調べてネットからポチる前に、まずは材庫が置いてある店頭で、その手触りを確認していただきたいと思います。


Fireタブレットに強引にインストールしたGoogle Playではアプリの有料支払いができない問題とその対策

旅先に持って行くものとして、スマホの他にあった方が便利なのが画面の大きいタブレットではないかと思います。同じものでも画面が大きい方が、電子本でも動画でも便利です。今回考えている電車旅では、あらゆる紙媒体を持って行かずにネットからの情報だけで済ますということになると、やはりスマホの小さな画面よりもタブレットの大きな画面も併用した方がいろいろできることは増えます。

私が持っていて使っているのが、安価でもできることが多いAmazonのFireタブレットで、現在は8インチタイプを使っています。このタイプはiPadminiくらいの大きさで、片手でも扱えますし、画面もそこそこ一覧性があるので、今回はデジタル時刻表をタブレットにセットすることを考えました。

スマホ・タブレットで時刻表アプリというと、出発駅と到着駅、時刻などを入手するとアプリの方で勝手に最適な乗り継ぎを案内してくれるアプリがあり、それらのアプリは無料で使えるので、そこまでして考えることではないと思う方もいるかも知れません。

しかし、先日茨城県を震源とする地震があり、一部の電車がストップするような事になったのを見ていると、大きな地震によるトラブルだけでなく、突然の人身事故によるストップや、車内で緊急停止ボタンが押された(主に車内で気分の悪い乗客が出た場合など)ような場合、乗り継ぎを考えている場合にはなかなか無料の乗り換えアプリでは、その後の乗り換えをどうすべきかをイメージしにくいようなところがあります。

私自身は昔から紙の時刻表を旅に持っていったものですが、最近は交通新聞社の時刻表アプリに旅行の前後に課金することにしています。このアプリは、ほぼ紙の時刻表のように見ることができるのですが、内部メモリにデータをダウンロードするネットがつながっていなくても使えるタイプ(時刻表Pro・30日/980円 180日/5,500円 365日/10,000円)と、データは外部にあるものにアクセスし、利用するたびにデータ通信を使ってやり取りをするタイプ(時刻表Lite・月/360円 7日間/120円)が有りまして、私は後者の方がより安く利用できるので気に入っています。

これはProとLireどちらでも良いのですが、全ての機能、特に紙の時刻表のように列車や時刻の一覧を出すためには、利用できる期間によってGoogle Playを経由して支払いを行なう必要があります。一番安いのは時刻表Liteの7日間コースの120円ですが、月での利用でも大判時刻表の値段が千円前後なので、常にネットの利用ができるなら時刻表Liteはおすすめだと思います。しかし実はその支払いに入る前に、クレジットカード情報を更新しようと思ったら、Fireタブレットに入れた時刻表Liteからエラーが返ってきてしまいました。

その内容というのは、Google Playのバージョンが低いので購入手続きをすることができないというものでした。元々、FireタブレットはGoogle Playを利用できないことで(Amazonのアプリストア限定)安く売られているのですが、強引に外部からGoogle Playアプリを導入したため、常に最新のバージョンではないことが今回響いたようです。このままだと、せっかく旅先で便利に使おうと考えていたFireタブレットで時刻表の一覧表示を利用できなくなってしまいます。

ただ、このトラブルを回避する方法というのは意外に簡単でした。どういう事かというと、今メインで使っているスマホに入っているGoogle Play経由で購入手続きをして、そこで発行された「購入ID」をFireタブレットで入力すれば、期間内であれば複数の端末で利用可能になるのです(他のアプリによっては複数端末使用制限をしているものもあるかと思うので、ご利用の場合には各々のアプリの説明文でご確認下さい)。スマホだと画面の大きさで全体が見られなかったり、字が小さくて見にくかったりするのが難点ですが、購入IDの画面からその番号をメールで送ることができるようになっているので、改めて自分から自分にメールを出し、その番号をコピーして(手入力の場合ケアレスミスをして利用できない可能性があるので、メール送信が無難)、Fireタブレットに入れてあるアプリの購入画面の方にコピーしたところ、無事に全ての機能を使えるようになりました。

旅の前にこうしたアプリが使えるようになると、事前の下調べに十分使えますし、旅当日でもわざわざ駅のみどりの窓口に行かなくても電車の中で細かい電車の到着時刻を調べることができるようになります。もし当日に何かのトラブルがあっても、「おくれ○分」ということが駅の表示板や車内放送によってわかれば、目的地だけでなく途中駅の到着時間の差を知ることができ、走行中にもその遅れがどのくらいになっているかをつぶさに知ることができるようになります。前が詰まっているような場合には、通常では乗れない電車に乗れる可能性もできます。こうしたことは、やはり紙の時刻表と同じような使い勝手があるものであるからできると思います。特に今回は、Fireタブレットで時刻表の表示をさせてその使い勝手を確かめようと思っていたところだったので、改めて今後のお出掛けが楽しみになってきました。


2021年7月尼崎での事故を教訓に居眠り運転をするまで頑張ってしまう心理はすぐさま改めるべき

ここのところ大きな交通事故のニュースが報道されることが増えてきました。果たして事故自体が増えているかはわかりませんが、プロのトラックドライバーが居眠りと思われる原因で追突事故を起こすケースがそれなりにあるようです。

今まで良く報道されていたケースは、通常取らなければならない休憩を会社側が取らさなかったり、あえて高速道路を利用させずに一般道を使わせるといった会社の管理体制に問題がある事例が少なくなかったように思いますが、過去に起きた事故に起こった背景を取材した最近のニュースがあり、非常に考えさせられるところがありました。

その事故は2021年7月31日未明、兵庫県尼崎市内の一般道で居眠りで追突という事故でした。事故を起こしたドライバーの勤務先の運送会社では高速代が自腹のため、費用を浮かし手取りを増やすためほとんど高速道に乗らず、一般道を基本的に走っていたそうです。ただ事故直前、中国自動車道の「西宮名塩サービスエリア」で休憩を取ろうと思ったものの駐車場が満車という表示を見て、会社に戻るまで運転しようとそのまま通り過ぎたことが大きな分岐点となってしまいました。

普通に考えると、高速を走らずに一般道を走れば当然到着時刻は遅れ、会社にもばれるはずですが、そのドライバーはあえて休憩を取らずに「高速に乗ってきちんと休憩した」と虚偽の申告を会社にしていたようです。その結果、到着時刻を合わせるための休憩不足による居眠りで死亡事故を起こしてしまったのでした。そのドライバーは、子どもの進学をサポートするために少しでも手取りを多く稼ぎたいという「家庭の事情」があったということですが、それで逆に将来ある他人の命を奪ってしまったということに変わりはありません。

そもそも、それだけ働いても(当然両親が共働きで稼いでも)、お子さんを希望する進学先に送ることができないという現状が問題であり、本来は高速代は会社で負担した上できちんと給料が支払われれば良かったのですが、だからといって事故を起こす危険を増やすような勤務体系を自分で選んでしまうというのはやはりおかしいということになります。現状では高速代の他にガソリン代(軽油代)も上昇していますので、トラックドライバーの仕事はさらに過酷になっているように思えます。このままでは同じような原因での事故がさらに起きる可能性についても考えてしまうのです。

個人的には、ドライバーに限らず普通にフルタイムで働けば、生活保護を受けている人よりは高い収入を出せる社会であって欲しいと思います。今回の事例では、そういった社会のひずみがあることによって、事故により尊い人命が奪われてしまっているので、この問題はもっと多くの人に具体的なイメージを持って考えるきっかけになってくれればと思いますね。

職場によっては一定時間働けば必ず休憩を取ることが徹底されているところもあるものの、回りから何も言われず、さらに溜まった仕事をこなせないような場合、自分から休憩を取ることを言いずらいケースも無いことはないでしょう。小さな事ですが、まず自分達の回りの環境から変えていかないと、社会全体は変わらないということはあるのではないでしょうか。体が疲れたと感じていなくても、仕事で長時間同じような姿勢を取っているだけでも体にダメージは蓄積していくものです。もしかしたら、事故を起こしたトラックドライバーの方々でも、「自分の体は強いので大丈夫」と頭では思っていたものの、体が知らず知らずのうちに披露していて、ふっと意識が飛んでしまい、労働災害を伴う事故を起こすような事もあるかも知れません。

多くの場合は、運転中一瞬意識が飛んでも事故にはつながらないかも知れませんが、それはあくまでラッキーでしかないでしょう。私たちも、もしそんな状況になったら、とにかく早く車を停められる場所で停止させ(今回の事例ではパーキングエリアが満車であってもサービスエリアに入り、駐車して休憩を取るべきでした)、15分くらいの仮眠を取り、外に出て体を伸ばすなどしてリフレッシュした上で改めてハンドルを握るようにしないと、自分が事故を起こす側になってしまう可能性は大きいと言えましょう。

トラックドライバーの場合、会社からのプレッシャーの他、荷物の届先からのプレッシャーもあり、到着が遅延することで仕事に大きな影響が出る可能性がありますが、今回の事例のような最悪のケースにはなり得ません。ちょっとした油断で死亡事故を起こした場合にはどうなってしまうのか、様々な報道を見るだけでもその後のドライバーおよび運送会社について、相当なダメージを受けるということをまずは理解しましょう。

昔と違って今では外で移動していてもスマホを使っての緊急連絡は可能ですので、ドライバーの方々にはまずは自分の命および他人の命を危険にさらさないような事を第一に考え、年末年始の業務にあたっていただきたいと切に思います。


大量購入で安く買うことの是々非々について考える 最終的に無駄にしないため

以前、この時期にそれなりに飲むだろうと思って個別包装のドリップ式のコーヒーを100個セットになったものをネットで購入したことがあります。一杯あたりの単価はかなり安いものでしたが、その後実は順調に購入したコーヒーを家庭内で消費できなくなってしまいました。

基本的に私自身はブラックコーヒーを飲むものの、食事の際には日本茶の方をたくさん飲みます。朝も必ずパンということもなく、ごはんにコーヒーは合わないため、なかなか私一人の消費量では在庫を減らすには至りませんでした。
私以外の家族もコーヒーを飲むことは飲むのですが、ブラックで飲む習慣はないため、家族が飲むためにはミルクと砂糖を別に用意しなければならないというのも後になってしまったと思った事でした。結局、最初の私自身の判断が甘いということもあり、最後には残った材庫の賞味期限が経過するまで無くならずに、作られた方には大変申し訳なかったのですが、一部を廃棄処分せざるを得ませんでした。実に甘い見通しで購入してしまったことを深く反省しています。

最近は主に日本茶を朝も昼も夜も飲む生活になっているのですが、食事以外の家にいる時には日本茶以外の飲み物をいただきたくなります。ネットを見ているとたまにコーヒー豆のまとまった量のものがしばしば安売りされているのを見ますが、もし大量のコーヒー豆が自宅にやってきた場合、最初からドリップできるものでも持て余してしまうのに、いちいち豆を挽いて飲むとなるとさらに豆自体を消費できない可能性があるので、今はそうした格安のコーヒーは購入していません。豆を購入する際は実店鋪でたしなむ程度の量を購入し、冷凍庫で保管しながら生活にアクセントを付けたい時に飲むようにしています。

最近は、私自身他の家族に合わせるような形で、オールインワンのスティックタイプのコーヒーやカフェオレを常備するようになってきました。これだと、お湯さえあればいっぱいづつ飲めますし、気軽に他人にあげることも可能になります。ブラックコーヒーが飲みたい時には豆から挽く他にも、ミルク・砂糖の入らないブラックコーヒーのスティックタイプのものがありますので、それを買ったりコンビニでコーヒーマシンから抽出したものを外で購入して家に持ち帰って飲むような事をした方が、無駄が出ないように思います。

スティックタイプのコーヒーというのは、旅行の際にもお湯さえ確保できればすぐに飲むことができます。私自身はコーヒーそのものをボトルに入れる場合には専用のボトルを作るか、ナルゲンボトルのようにパッキンがなくても漏れない、匂いも付きにくいボトルで持ち運ぶことはあっても、他人と同行旅をする場合には飲む都度にスティックタイプのコーヒーを飲んだ方がスマートに飲み物を提供できます。

また、温かい飲み物はなかなか真夏の時期には飲まなくなるので、会社など一定の需要があるところでもなければ、普通の家庭で安いからと大量に購入するというのは私と同じような結果を招きかねないと思います。これから本格的に冬がやってくる中で、温かいコーヒーを飲みたいというのはあると思うのですが、ネットのセールなどで大量のものを購入する際には、始めからシェアを考えて複数で購入するなど、無駄に消費されないで残ってしまうような状況が起こらないように、十分にお気を付け下さい。