先日のブログで、佐川急便からの荷物を騙り、携帯電話番号を使ったSMSからフィシングサイトへの誘導を狙った悪徳メールについてその内容を紹介しましたが、昨日届いた新しいスマホの発送業者が佐川急便でした。私がスマホを購入したのは大型家電量販店のノジマが運営するノジマオンラインなのですが、ここではヤマト運輸に指定すると送料が別になるのですが、送料無料だと業者を指定できないのです。
ですから、常に佐川急便で送られてくるとは限らず、ノジマのサイトを見ると日本郵便になる可能性もあるみたいですが、個人的には有料にしてまでヤマト運輸にこだわらなかったので、今回は佐川急便で荷物を受け取りました。
配送の流れとしては、出荷の案内がノジマオンラインから来て、そこで初めて担当業者がわかるのですが、その後でスマホを見たら、スマホに入れていた佐川急便の専用アプリの「通知」からも配達予定の連絡が入ってきていました。こちらの通知は本当に佐川急便のシステムから来たもので、いわゆる偽の連絡ではありません。したがって、公式アプリが使えるなら、普段佐川急便とお取り引きがなくてもこうしたアプリは入れておくべきだと思います。
ヤマト運輸の場合には専用アプリを導入してクロネコメンバーズになる場合、住所確認の通知がメール便で届いてから使えるようになるのですが、佐川急便の場合はそこまで面倒ではなく、メールアドレスをIDとして使う場合にはパスワードと住所・電話番号・氏名・生年月日をアプリに入力して会員登録すると、登録していた住所へ配達依頼があると、アプリから連絡が入るようです。
ちなみに、通知が届いてその日のうちなら配達日や配達時間の変更が可能なので、スマホのアプリ内で変更することも可能です。こうした流れがスマホアプリを導入すれば入手可能で、恐らく佐川急便からはそれ以外の通知をすることはないでしょう。
ですから、佐川急便を騙った悪質なメールは、荷物の届け先の電話番号を自分の携帯電話番号にしている場合、もしかしたら配達のドライバーか佐川急便のシステムがショートメールを送ってくれたのかなと思ってしまいそうですが(特に連日佐川から受け取っている場合はなおさら)、スマホのアプリ「メッセージ」や「メッセージ+」で送られてくる荷物関連の情報というのは、間違いなく荷物の配達を偽装した悪質なフィッシング詐欺が疑われるメールであると考えられるわけです。
同じような配達前の連絡をアプリでするのは、ヤマト運輸のクロネコメンバーズアプリでも通知ができるのですが、残念なことに日本郵便のゆうパックでは基本不在通知を受けて番号から再配達の手配をウェブサイトやアプリでするようになっているので、もしこの手の詐欺SMSが日本郵便の名前を騙って出されてきたら、最悪スマホを乗っ取られてしまう可能性も出てきてしまいます。
もし今後、日本郵便からの怪しげなSMSがやってきたら(不在のため荷物を持ち帰りましたなどという内容のもの)、まずは自宅のポストを確認して不在票が入っていなかったら、そのメールは偽メールであることを疑った方が良いかも知れません。できれば日本郵政にも他社と同じようなサービスを楽天がアシストして行なって欲しいと思いますが、とりあえず現在はこの手のSMSは佐川急便を騙るものが多いので、騙されない対策として佐川急便の専用公式アプリをお手持ちのスマホにインストールし、会員登録するとこうした機能が使えるので、偽メールに騙されないための一つの手段として活用するのも有りではないかと思います。