車中泊全般」カテゴリーアーカイブ

初心者から中級者まで車中泊だけでなくお出掛けに持っていける現実的な双眼鏡

先日、大型の双眼鏡を買ったばかりなのですが、今回追加で今後色々使えそうな双眼鏡をゲットしてしまいました。なぜまた双眼鏡を買ったのかと言うと、手持ちで使える軽い双眼鏡があれば、旅行中に星空だけでなく風景や鳥、コンサートでも使えるのでかなりお出掛けには都合が良いということを知ったからです。

たまたま知り合いと双眼鏡の話をしていて、その方は祖父の代から家にあるという軍用ではないかと思われるカールツァイスの双眼鏡を持っていたのですが、そのスペックは6(倍)×30(mm)という小さいもので、これくらいの大きさが陸上で色々なものを見ながら移動するということを考えるとこのくらいのスペックになるのかとしみじみ思いました。ということで、現在販売されている同サイズの双眼鏡について調べていたのですが、まるで「松・竹・梅」のような感じの三つの双眼鏡が目に止まりました。その三つの共通点は、「ポロプリズム」「三脚穴付」「防水」「500g以下」ということで、これならバックパックに放り込んでいつでもどこへでも持っていけます。その3つとは、以下の三機種です。

日の出光学 B+(3万円強)
コーワ YFII 30-6(1万5千円前後)
ケンコー・トキナー ultraVIEW 6x30WP(5千円強)

価格は2024年7月現在、ネット価格の最安値で表示しています。もちろん、価格が上がれば上がるほど見え方は良くなり、長く使える良いものなのですが、予算の都合もありますし、一番安いケンコー・トキナーの双眼鏡でも十分に使えます。特に人に進めることを考えると、やはり安くてもそれなりの性能をキープしているultraVIEW 6x30WPが良いのではないかと思い、一気に注文してしまったのでした。

大きさを以前購入した大型双眼鏡および、スマホ(oppo Reno9A)と比べてみましたが、相当小さいですし、覗いてみたらかなり明るく鮮明に見え、軽いため手ブレもほとんどなく使えました。ちょっと使っただけですが、ストラップにレンズカバーを取り付けるようにできるので(下の写真参照)、出先であたふたしていても、レンズキャップを失くすことを防げるような工夫がされているのが地味に嬉しいです。特に車の中でゴソゴソやっていると、車の奥深くにキャップを落としてしまったらそれはそれで大変なので、車中泊旅で使うにもなかなかオススメだと思えます。

実際この双眼鏡で何が見えるかと言いますと、地上でちょっと離れた物を拡大して見るだけでなく、レンズが明るいので夜に花火を見たり、三脚に固定できるので星空を見るにも使えるオールマイティーさがあります。また、見る対象の距離にもよりますが、低倍率であるので、コンサート用に使えないこともないでしょう。野外ステージの場合、会場が急に雨になる可能性もあるので、防水仕様というのも有難いです。

初心者の方は、まだどんなものかもわからないものに、高額なお金を出したくないと思われる方もいるかも知れません。ちなみにですが、日の出光学のB+については、購入したもののもし自分の用途に合わなかった場合には、一ヶ月以内であれば着払いで返品が可能というメリットもありますが、そもそもそれだけの予算を双眼鏡に掛けたくないと思うなら、ケンコー・トキナーの約5千円のものを試してみる価値は十分にあると私は思います。

今後は、旅行に出る時には必ずこの双眼鏡をバックパックに入れていこうと思っています。そして旅先で何を見るかということを考えながら出掛けるのも楽しそうです。


「走れるJOGサンダル」を普段履きにするための靴下選びについて考える

先日紹介したワークマンの「走れるJOGサンダル」(下の写真)は、仕事でないプライベートで利用していますが、一見サンダルに見えることなく、紐でかかとを固定するという気楽さで、現在の生活の中での使用頻度は上がっています。当初は裸足だけで利用するつもりだったのですが、これだけ汎用性があると、もっと多くのシーンで使いたくなります。

最初、どうやって脱いだり履いたりした方が良いのかと思っていたのですが、サンダルはサンダルなので、かかとの事は気にしないで足を奥深くまで突っ込めば、普通のサンダルのように履くことができるので、玄関先でかかとを固定する必要はありません。例えば、車に乗る時などに、マジックテープを剥がしてかかとで固定するようにすれば良いので、頻繁に靴を脱いだり履いたりするような場合にはむしろ便利に使えます。

と、なると最初は素足に履いて出るようにのみ考えていたこのサンダルを、あえて靴下を履くことで安定して歩いたり走ったりできるような事も考えてみたくなります。そのためには、夏用ということで薄く涼しくて、ショート丈の靴下を併用することを考えたのですが、別の目的で出掛けた100円ショップのダイソーに、そのニーズにぴったり合った靴下があるのを発見しました。

「吸水速乾」というもので、一般的なサイズ(25~27cm)で薄いのもサンダルと合わせるにはベストという感じです。価格は一般的な税込110円なので、3足買っても330円という安さです。サンダル自体も1,900円と、この夏の足元はこれで十分なのではないかと思えるほどのぴったり感でした。

これだと、出先で急に雨に降られたとしても、ちょっと乾かせばそれ以上足元がぐちょぐちょになることを防ぐことができそうです。足元保護という点もありますし、サンダル自体を保護する意味でも、長く出掛ける時には靴下の利用が無難だとここ数日使っていて思ったことなので、安く便利な靴下とサンダルのセットをこの夏のお出掛けのメインとして使っていこうと思っています。旅行中でも、ある時は素足でサンダル的に利用しつつ、ちょっと歩くような事になった時には靴下を履いた上でかかとを固定して使うようなことで、複数の履物を用意しなくても良くなりそうですし、土砂降りの雨に遭遇した場合にサンダルは濡れるにしても、そのまま履き続けて乾かす非常手段が取れるので、冬はともかく夏のお出掛けはこれだけで良いかな? という気もします。もしこの夏出掛ける機会があれば、改めてこのサンダルを使い通してその感想などをアップできればと思っています。


ワークマンの「走れるJOGサンダル」で休日は裸足基本の生活ができるか?

これから秋の訪れが暦の上で来たとしても、外に出ると暑さにやられる日々はまだまだ続くでしょう。涼しさを感じるために色々と工夫をしてはおりますが、ブログでのやり取りの中で涼しさは足元からということに気付き、きちんと足首を固定できるサンダルを探して購入してきました。それが、ワークマンのラインナップにある「走れるJOGサンダル」です。

これは、写真で見ても普通の靴なのでは? と思えるような形状をしていますが、つま先部分が普通の靴と同じような加工をされているのでそう見えるものの、全体はメッシュで左右側面には通気の良くなるような穴が2つずつ開いています。足を固定するためにはマジックテープ式なので、かなり締まるという感じです。普通の靴と同じような履き方にはなりますが、裸足のまま履いて行けることで、かなり応用範囲があると感じます。

商品名の通り、足首を固定することで普通に走ることもでき、ソールにクッション性があるので、運動靴とサンダルの中間といった感じの履物のように感じます。

さすがにこれで仕事をすることはできないと思いますが、休みの時などは靴下を履かない状態で単に外に出るだけでなく、つま先部分が守られているので、比較的安心して動くことができるでしょう。

あと、個人的な利用法としては自転車で通勤している中で困ることを解決できる可能性があるので、あえて大雨の日の出勤に使ってみようかなと思っています。素材がメッシュなので乾きやすいですし、合羽を全身付けても足元から濡れていき、靴下がびしょびしょになる体験をされている方は少なくないと思います。長靴でも履いているうちにどこからか雨が入って来ますし、長靴自体普通の靴と比べると大きくてかさばるので、長靴は持っていても使う機会は減ってしまっています。

ただ、これなら最初から裸足に履いていけるので、職場に着いたら靴下を履いて仕事用の靴に履き替えれば、靴が濡れたまま履き続けることも有りません。今の時期であれば、日々使うように出しておけますし、結構そうした応用も効くサンダルではないかと思えてきました。

足首を固定しないタイプのサンダルも便利ではありますが、使い分けていくことが良いのではと思います。車中泊の際にちょっと外に出る時にはこのサンダルではなく普通のサンダルにして、休みの時の普段履きとして新しいサンダルを使おうかなと今は考えています。購入額自体も安いですし、ネットショップでなく実店舗に行けば置いてありますので、気になる方は実際に履き心地を試してみるのも良いかと思います。


究極の「アナログタイマー」を今さら押入れの中から引っぱり出してきた理由は

今を生きる人たちの中には知らない人もいるかも知れませんが、過去の家庭にはそれなりに置いてあり、便利に使った人も多かったのではないかと思われるものにコンセントに直接差すタイプのタイマーが有りました。

このタイプのタイマーは現在も販売しています。私自身、スマートスピーカーと連携する商品を使っているので全く使っていませんでした。このタイマーを残していたのは、車中泊用に小型の電気炊飯器を持っていて、その使い方はコンセントを入れると電源が入るタイプのものだったので、これがあると、前日の夜にセットしておけば、朝起きたらすでにご飯が炊けているようにするために炊飯器と一緒に保存しておいたのでした。

今回、夏の害虫駆除を行なうため、コンセントに差して薬剤を拡散させるタイプの機器を購入することにしたのですが、その使い方には「夜寝る前にスイッチを入れ12時間つけっぱなしにする」とありました。ただ、毎日時間を調整するのも大変だし、薬剤も安くはないので、付けるのは問題ないのですが消し忘れしないような対策が必要でした。

さらに言うと、こうした機器を使用するのが自分だけなら良いのですが、家族にも使ってもらうことを考えると、あまり難しい作業をさせるのは無理ということがあります。

そこで白羽の矢を立てたのが、今回のタイマーだというわけです。写真の通り11時間しか最大使うことができないのですが、早めにセットして、寝る前に1時間タイマーを戻してから寝るようにすれば、毎日12時間夜間に動かすことができるだろうという計算です。

薬剤の効き目がどうかというのはまた別の話ですが、もし自宅での機器の効果が全くなかった場合、それでも薬剤が無くなるまでは継続はするかと思うのですが、それ以降は恐らく機器自体を使わなくなると思うので、改めてタイマーを新しく購入するのも馬鹿らしいと思い、このアナログで日本語が読める人であればまず使い方を間違えることはないシンプルでそれ自体に電源も必要ないタイマーを持ち出すことになりました。

写真のものは、それこそいつ買ったかもわからないような昔から家にあるものですが、とりあえずとっておいても後から何か使える目的が出てくる可能性がありますね。季節もの家電であれば、扇風機や電気コタツ・ストーブで切る時間をコントロールできるので、常に使うのもありなのかも知れませんが、まずは今回購入した薬剤が効くことを願っています。


望遠鏡の倍率もLEDライトの明るさもあえて低いものを用意するには意味がある

夜に出掛けて望遠鏡で星を見ることがなかなかできずにいますが、実際に暗い場所で望遠鏡を操作するのはなかなか大変です。そうなると、何らかの明かりが必要になるのですが、夜間の明かりという観点で製品を見ていくと、できるだけ明るくという感じのものが目立ちます。

確かに、日々照明のある中で普通に生活をしている私たちは、周辺が真っ暗だと不安になると思いますので、そうした高照度のライトやランタンを求めるというのは間違ってはいないと思いますが、光害をできるだけ抑え、星明かりに目を慣らすことが必要になる天体観測の世界では、高出力のランタンやライトを点灯させてしまうと、一気に目がその光に照らされた部分に慣れてしまって、肝心の星空が見にくくなるだけでなく、周辺に同じように天体観測をしている人がいたら思いっきり迷惑になってしまいます。

そうした事の対策として、昔から懐中電灯に赤いフィルムやフィルターを付けて明かりの色を赤色にして観測時の明かりとして使うという事がありました。昨今ではLEDライトの世界になり、赤色LEDが付いたライトというのが望遠鏡メーカーから販売されていたりするのですが、色々調べていったところ、オレンジの電球色であってもそこそこ目には優しいようで、その場合問題になるのは、高出力でなくどれだけ低出力の光量を出せるかということも大事だろうということがあるということで、そのページで紹介されていたのが、私も持っているモンベルの「コンパクトヘッドランプ」だったのです。

私が持っているのは現行品ではなく前のバージョンですが、電球色と白色の二つのLEDが付いていて、スイッチで点灯を切り替えられるようになっています。特に目に優しい電球色のLEDはカタログ値では5ルーメンとかなり優しい明かりになっています。低出力ということは長時間の点灯を単三電池一本で継続できるメリットは有るのですが、あえて明かりの出力を抑えることで、天体観測に使う場合、それこそ漆黒の闇のような状況であれば、できるだけ最少限の明るさがあれば望遠鏡回りの作業もできると思いますので、新しいライトはあえて買わず、モンベルのヘッドライトを基本的に使いながら、赤色の光が必要な場合は赤いフィルムを調達してきて(恐らく100円ショップで入手は可能だと思います)、利用するのが良いだろうと思いました。

モンベルのコンパクトヘッドランプは、両手を塞がずに使えるだけでなく、懐中電灯のようにも使え、さらには白いビニール袋を全体に被せると光が広がるので、ランタンのようにも使える万能ライトだと思います。高出力を追求するのとは考え方を変えて、こうしたライトを一つ持っているだけでも、災害時には活躍すると思います。

こうした、「高出力より低出力の方が良い場合がある」という考え方は、それこそ天体望遠鏡で星を見る場合にも言えるケースがあります。望遠鏡というと、いかに高倍率にできるかということで評価をしている方もいるかも知れませんが、倍率をどこまで上げられるかというのは、望遠鏡の口径によって決まってきます。入門用の口径6センチくらいの望遠鏡の場合、口径をミリに換算すると60mmですが、この望遠鏡でしっかり見える最高倍率というのは口径の倍の120倍くらいまで(惑星を見る場合)と言われています。

ただ、目で見てもきれいな星団や星雲を探してその様子を観察する場合には、あまり倍率を上げすぎると星団全体が見られなくなってしまいます。目ではきれいに見えている風景が、フィールドスコープを使って覗くと、広大な風景は見られず、そのわずか一部になってしまうのと似ています。広範囲を低倍率で見る場合、視野も広くなるので目標の星を探しやすくなるため、必ずしも高倍率は必要ないと言っている方もいます。

もちろん、色々な倍率で星を見られるようにすることは、それだけ多くの星の様子を見られるようになるとは思いますが、あえて15倍くらいからの低倍率で星を見ることも楽しいのです。
私はそのために低倍率で色々な星が見える双眼鏡を手に入れました。ただ、どこにどんな星があるのかを知るためには星座早見盤や本などを外でも使うことがありますので、暗闇で最低限の確認をしたり道具を使うために、低照度のライトを使うというわけです。早く梅雨明けになって使えるようなって欲しいと思っています。


デジタル中心の世界に変わってもあると便利なアナログ情報を表示するものたち

昨日は、ようやく夜に晴れて自宅ベランダからでも星の姿が確認できたのですが、ちょっと時間が経ったらもう雲に覆われてしまい、せっかく購入した望遠鏡や双眼鏡の出番はないままです。これから梅雨に入るということになるとまだまだ観望に適した季節ではないということで、それまでに色々な天体観測用の小物を入手することにしました。

以前のブログでも書きましたが、購入した望遠鏡を載せる架台はスマホと連携させて自分の見たい星まで自動的に動いてくれるものなのですが、その精度を上げるには、主要な星の名前と現在の位置をしっかり把握することが必要になります。また、見たい天体が星雲・星団の場合、その名前とどんなものなのかというくらいの知識がないと、そもそも見たい天体にたどり着くことはできないので、全くの初心者の場合にはそれらを頭に叩き込むか、何らかの工夫が必要になります。

今までは、スマホのアプリを使うことで、スマホを夜空に向けると実際に見える星をスマホの画面で確認しながら実際の星と照らし合わせることができて便利だったのですが、今回スマホは望遠鏡の遠隔操作に使ったり、望遠鏡に取り付けて写真を撮ったりするのに使おうと思っているため、ちょっとした星の位置関係を確認するためにはもう一台スマホを増やすか? ということにもなるのですが、さすがにそれだけ多いと電池の管理も大変になります。

そこで、観望の下準備として望遠鏡や双眼鏡を購入した時に付いたポイントを使って、アナログ的に現在の星空を確認したり、細かな星雲・星団の位置がわかるものを注文しました。といっても、学校の授業で使ったことがあるという方も多いと思いますが、円盤型の「星座早見盤」をまずはゲットしました。日付と時間をセットすると、その日の星空でどんな星座や星が見えるかを表示してくれ、スマホアプリのように切り替えの必要もありません。この辺はアナログならではのメリットを感じます。

また、写真と合わせて全天の中でどこにどんな星雲・星団があるかを解説している本があり、以前持っていたのですが引っこしのゴタゴタでどこかへ行ってしまったので、古本を安く発注することにしました。

こうしたものは「余分なものを持たない」という考えからするとちょっと違うような感じがしますが、今回の私の場合はスマホは当り前のように使っているものの、一つの事に使うと違う使い方は難しいということがあります。単に今の星の状況を表示するためだけにスマホを使うのは勿体なく、星の見えない昼間にはバッテリーを必要とせずに情報を頭の中に叩き込むように吸収できるというのがアナログメディアの良いところだろうと思います。本だけではわからない事が出てきたら、改めてスマホで調べれば良いでしょう。

こうしたことは、今回の例だけにとどまらず、色々なケースがあるだろうと思います。あくまで必要に応じてだとは思いますが、スマホだけではスムーズに物事が進まないような事があった場合には、あえてアナログ的な物を一緒に使ってみるということも悪くはないのではないかと今回の事で色々と考えることになりました。

旅に関することで言うと、車の旅であっても広い範囲の地図が高速道路のサービスエリアでもらえる場合にはそれをもらうようにしています。その地図は車を運転中に使うのではなく、休憩時に広げて自分のいる場所から近くにどんな場所があり、そこへ行くまでにはどんなものがあるのかを知るのに役立ちます。計画的に旅するのではなく現地の情報を利用して行く先を決める時などは、地図と一緒に置かれている紙の観光パンフレットも役に立ちます。今後も、デジタルとアナログをうまく誘導させながらスムーズに色々なことを楽しめるようにできればと思っています。


スマホの二台持ちのメリットを実感することになった天体望遠鏡とのセット利用

一般的に、スマホを二台以上同時に使っている私のような人間は、普通の人からすると好奇の目で見られることがあります。私自身は、元々スマホを使っていた時から通話はガラケーでデータ通信などはスマホでと分けていたのですが、ガラケーやスマホでできる事が限られてくる中、主に通話用のスマホとデータや動画などを見るためのスマホということで使い分けています。

二台持ちはどちらかのバッテリーが無くなってもどちらかの電池残量があれば通信を続けられるメリットが有り、特に通話・SMSなど最低限の通信についてはできるようにしておきたいということと、複数の回線をスマホに入れることで、一つの回線に依存することなく利用可能ということで、今まではそうして説明してきたのですが、先日購入した天体望遠鏡で色々楽しんでいるうちに、私と同じようにスマホを使って望遠鏡を使いたい方は、SIMカードが入っていなくても2台持って出掛けるのが良いのではないか? と思うことがあったので報告します。

最近の天体望遠鏡は、目で星を見るだけではなく、スマホのカメラを使っての電子観望や、動画・静止画の撮影に対応する「スマホアダプター」が付いているものが多く、私の購入した望遠鏡にも付いてきています。専用の機材の方がきれいに撮影できますが、スマホでの操作だけでそれなりの星・惑星の写真や動画が比較的気楽に撮影できるだけでなく、小さなアイピースを覗いて星を見るのが大変な人にとっては、スマホの大きな画面で星を見ることができるので、相当便利です。ちょっと望遠鏡関連の情報を入手していないうちに、かなり進化していると感じるところでもあります。

進化という事で言うと、少々のセッティングをすれば、難しい赤道儀で北極星を導入し、さらには星図などを見てお目当ての星を探さなくても、自動的に見たい天体を導入してくれる機械も普通に使えるようになりました。私が購入したものは、スマホとBluetoothで接続して、細かい操作はスマホの画面やスマホと繋いだゲームパッドでできるようになっています。つまり、スマホやパソコン(私の機材ではパソコンは対応せず)と望遠鏡をセットで使うことで、今まで苦労してきた星の導入は簡単になり、気軽に天体観測できる環境は整ってきたということになります。

私の場合、購入した望遠鏡の向きを合わすためにスマホが必要で、さらに望遠鏡から見える天体を撮影するためにはもう一台のスマホが必要になります。私は以前から普通に2台のスマホを使っていましたが、これくらいストレートにスマホを2台持ちするメリットを感じたことは正直ありませんでした。

実のところ望遠鏡を動かすためのアプリは、いったんカメラなど他のアプリを起動してからまた戻った場合、うまく動かなかったりして、再度アプリと望遠鏡をセットし直したり、最悪の場合スマホを再起動しなければならない場合もあるようです。そうした懸念も、2台持ちにすれば問題なく両方の機能を使えるわけで、これから車中泊の旅で天体望遠鏡を使ってみたいと思っている方は、複数のモバイルデバイスを用意することも一つ考えておいた方が良いと思います。

タブレットでも天体導入のためのアプリは使えると思いますが、GPSが付いていないとセッティングすることができず、さらに他の天体アプリを星座早見盤のように使いたい場合にも、タブレットを向けた方向に実際の空の様子が表示されるような使い方はできないと思いますので、その点を考えた上でタブレットの購入を考えることも必要でしょう。

回線契約がなくても、カメラを使うだけであれば古いスマホを撮影用として使うことで、メイン一台のスマホと組み合わせて使うこともできます。特に光学性能の良いスマホを新しいものに買い替えた場合、望遠鏡に付けるためのスマホアダプターは、コンデジでは付けられず、スマホに合うように設計されていますので、使わなくなったスマホを望遠鏡と一緒に持ち出すということもありという気がします。

スマホアダプターを使うと画面にケラレが発生しますので、スマホのズーム機能を使えばスマホ画面全体に中心部の像が映るようになり、後から加工したりアップするような場合にも便利です。それが、今ある機材だけでできるようになるのですから、良い時代になったものです。最近は専用の機材を使った電子観望のセットもあり、それはそれで興味深いですが、手持ちのスマホでもそれなりの事ができるので、興味のある方はチャレンジしてみて下さい。


何とか注文していた大型双眼鏡が到着して車中泊の楽しみがさらに広がる予感

以前このブログで紹介していた、Comet Scan 15×70という7センチクラスの双眼鏡としては破格の品が無事に届きました。

早速箱を開けて大きさを見てみると、確かに大きいです(比較用のスマホはoppo Reno9A)。ただ、地上の景色を見ている中での操作感は悪くなく、ピントリングにも重さを感じませんでした。重量はそこそこあるものの、そこまで重いという風には思いませんでした。ただ手持ちではブレるので、寝転がって見るなどの工夫は必要ですが、このセットには何と双眼鏡を三脚と接続するアダプターが標準で付いてきます。

アダプターを使って手持ちの三脚に固定した写真ですが、15倍くらいなら微動装置はなくても大丈夫そうな感じはします。一般的な望遠鏡の場合、そのまま覗くと上下左右が反対になって見えるので、それを頭の中で一旦整理して目的の天体に向ける必要がありますが、双眼鏡の場合にはプリズムが最初から入っていて、自分の目で見たままのものが見えるようになっているので、スマホの星空アプリで大体の星の位置を把握した上で星空散歩を楽しめば、肉眼では見えない星も見えるので、空を眺めるのが楽しくなります。

こうした機材は、まさに車中泊の旅では日常とは違った体験をするための一つの道具として活きてきます。今後車中泊を楽しみたい場合には、車中泊する場所を空が開けて光害のない場所にして、その空に双眼鏡や望遠鏡を向ければ、家では体験できない多くの星を自分の目で見ることができるようになるでしょう。

こうした機材について、特に天体望遠鏡を購入した場合、最初のうちは盛り上がっているので組み立ててベランダに出したり近くの公園に行って星を見ることもあるとは思いますが、組立・仕舞いに時間と手間がかかるものというのは、ちょっとした興味の分散によって使わなくなってしまう場合があります。いわゆる「入門用」とされるお子さん用の望遠鏡セットは、良い製品であっても、なかなか持ち出せないのでは、よほど星空のきれいな地域に住んでいなければ、天空の魅力を感じることができないまま望遠鏡はお蔵入りになってしまうかも知れません。

そういう意味では、こうした双眼鏡は、例えば近所で火事があったような場合でも取り出して簡単にその様子を場所から動かずに見ることもできます。車中泊旅でもとりあえず車の中に双眼鏡と三脚のセットを入れておけば、夜眠れない時にはスマホのアプリでだいたいの星の位置を把握して向けるだけでも楽しめると思います。月などが出ていればなおさら見ごたえがありますし、昼間でも見たままの像を見られるということになると、バードウォッチングの用途にも使えます。そういう意味で、車中泊の旅を楽しむためのグッズとしては、安い時に買えてラッキーでした。


主に天体用として購入したSIGHTRON MAKSYGO60はオールマイティに楽しめそうな予感

注文していた小型の天体望遠鏡が昨日届きました。思っていたより小さくて、こんなもので本当にしっかりと見えるのか、まずそれが不安になりました。

これが、MAKSYGO60の一式ですがスマホの大きさと比べてもかなり小さいことがわかります。最初からファインダーが付いていて、望遠鏡自体を覗くところは90℃角度が変わるようになっているので、低い姿勢でも見やすくなっています。同時に購入した自動天体導入ができるトラバースには大きな三脚が付いていて、外での観望には便利ですが、ベランダに台を出して見るには、購入時のセットをそのまま使った方が使いやすいです。

というのも、この望遠鏡は普通の望遠鏡と違って、ファインダーだけでなくのぞき穴からの画像も見たままに映ります。これは、天体望遠鏡を見たことがない人からすると、なぜそんなに当り前なことをと思う方もいるかも知れません。しかし、「普通の」天体望遠鏡の場合、像を正立させるために部品を入れるとその分良く見えなくなる恐れがあり、さらには地上と違って宇宙の星は上下左右逆さまでも見え方に差はないので、ファインダーも含めて上下左右が反転するように見えるようになっているものがほとんどなのです。

ですから、星図などで星の位置関係を把握していても、実際に望遠鏡を覗いてお目当ての星を探す際には頭の中で、「望遠鏡ではどのように見えるか」ということを考えながら望遠鏡を動かす必要が出てきます。

そうした苦労が必要ないのが地上の風景を見ることにも使うことが考えられた双眼鏡であり、それが天体望遠鏡よりも扱いやすい理由なのですが、このMAKSYGO60でも単眼ではありますが、自分の目で見たままの位置で対象を見ることができるので、直感的に望遠鏡を操作できるということになります。

こうした事により、車中泊にこの望遠鏡を持っていく場合、必ずしも天体用として使わなくても良くなります。アイピースを入れ替えることで37.5倍と75倍遠くのものが見えるようになるので、遠く離れた鳥を狙うフィールドスコープのように使えます。スマホフォルダーも付いていますので、直接目で見ないでスマホの画面で見たり、動画や写真を撮ることもできるので、野外での遊び方が一味も二味も変わってきます。

このまま野外で使う場合には高めのテーブルの上に載せる必要がありますが、このセットの架台だけでも地上のものを見るくらいなら十分です。同じように月や明るい星だけならファインダーを使って合わせることで、これだけでも十分使えます。

ただし、淡い星雲・星団を見たり、見ていると動いてしまう星をずっと視野にとどめておくためには、スマホアプリから自動で星を視野に入れたり自き追尾するトラバースの出番になります。

今後は、お手軽に見るのと、細かく調整して見ることを分けながら、色々と使おうと思っていたのですが、単なるおもちゃではない実力を感じることになり、これなら使わないで放置することもないだろうと思いますし、ちょっとした遠出の時にも持ち出して使いたいと思ってしまうほどでした。使う人を選ぶところもあるかも知れませんが、今回紹介したメリットに魅力を感じる方がいれば、入手するのも悪くないかも知れません。


送料無料でのネットショッピンができない場合でも送料分をチャラにできるか

先日、双眼鏡を注文したばかりなのですが、まだ全く届く気配すらありません。ただ、紹介した7✕15の双眼鏡は私が注文した時と同じく納期が1~2ヶ月かかるものの注文できるようにはなっているようです。実際の決済は注文が確定してから行なわれるので、実際の支払いはもう少し後になるのですが、まだその状況であるのに、追加でさらに望遠鏡を注文してしまいました。

ここ数日、様々なサイトを見ながら、私の場合購入して自宅でも使えそうで、置き場所に困らなそうなものをピックアップしていたら、数量限定のすごいセットを見付けてしまったのです。それまで、しっかりとした架台・三脚が付いていて、月から惑星ぐらいまで見られる微動装置の付いた望遠鏡を購入するための予算は3万から5万くらいか? と思っていました。

ただ、しっかりした台座と望遠鏡ということになると、置き場所にかなり困ることになります。お恥ずかしい話ですが、とても自宅では望遠鏡をどこかに置きっぱなしにすることはできないので、バラして押入れの中に入れておくということになると、これはもう、出すだけで一大事になり、せっかく買ってもほとんど使わなくなってしまうことがすでに予想できてしまいます。

そんな事を考えている時に、初心者向きではないものの小型で部屋の片隅に置いておける望遠鏡と、スマホアプリを使って天体の自動導入が可能な三脚と架台がせっとになったものが19,800円(2024年5月現在)で見付けてしまいました。ちなみに、ネット上からは(商品リンクはこの後紹介する内容に関わるので付けませんので、キーワードで検索してみて下さい)「ACUTER OPTICS トラバース&MAKSY GO60セット」で様々なショッピングサイトで見付かると思います。恐らく複数のサイトに一つのお店(天文関係のお店)が出店していると思いますので、どこで買うかは関係なく、価格と送料は同じになっています。

今、送料と書きましたが、基本的にプライム会員なら送料無料のはずのAmazonにおいても、プライム特典が使えない設定になっていて、私の住む静岡までの送料は別に770円かかるようになっています。

商品の内容からすると、それでもかなり安く購入できると思うのですが、購入するサイトや支払い方法、クーポンをフル活用させることで、送料+アルファでちょっと安く購入することができました。今回はそうしたネットショッピング上での「最後のあがき」について紹介していきます。

私が、購入を決めたものを前にしても、そこで一気に買うのではなく、落ち着いて今よりも安く売られているところはないかと、結構あがくようにしています。それは、買い物とはちょっと違うかも知れませんが、2002年のサッカーワールドカップで地元のエコパスタジアムで見られるチケットを欲しくて夜から明け方までネット上のFIFA予約サイトとにらめっこをしながら、何とか予選リーグのドイツ対カメルーン戦の家族3人分のチケットをゲットできた成功体験が元になっています。

その他、ネットがないので今より難しかったかも知れない休みの日のJRの指定券を取るのに、何度も窓口からマルス(チケット発行用の機械)を叩いてもらって無いはずの指定券をゲットできたこともあります。その時と比べると、ネットは快適に使えますし、ウェブサイトの中から本当に今買おうとしているところが最安なのか? という事で調べるだけなのでそこまで大変ではないのです。

今回の場合は、同じお店が大手のサイトおよび自社の通販窓口で売っているものなのですが、楽天では取扱いがありませんでしたが、Amazonとヤフーショッピングで取扱いがありました。Amazonには月末からセールがあるのですが、ヤフーショッピングを覗いたら、500円のクーポンが使えるようになっているだけでなく、PayPayでの支払いなら購入と同時に付いたPayPayポイントを支払いに利用することができるので、トータルで1,200円くらい安く購入できるようでした。送料は770円なので、送料分と少しだけ安く購入できることになるので、Amazonのセールを待つ間に品切になるのも怖かったので、その分だけで納得し、PayPay残高をチャージしてすぐ決済しました。

天体望遠鏡を見ている中で、様々な情報を見ていると、おすすめ商品の価格は昨今の物価上昇の煽りを受けて、情報の中で出ている価格と違ってかなり定価が高くなっていることも感じていました。私が見た商品は今から1~2年前に出たもので、定価と比べるとかなり単体でも安いのですが、セットにすることでさらに安くなっており、購入のタイミングとしては後で振り返ってもこれほど安く買えないのでは? と思えるものでした。

天体望遠鏡の場合は中古で程度の良い品を買うというパターンもあるのですが、最近はメルカリでも一部では市場価格とかけ離れた値付けをしているところもあり、市場に出ているものが安く買えるタイミングを逃さないことも大事だと思います。今回はたまたまヤフーショッピングとPayPay払いでAmazonより安く買えました。このように、大手通販さいとからの購入の場合、お店の都合ではない部分で値引けるような条件が出ているケースもありますので、安いと思ってもすぐにポチらずにしっかりと別のサイトも参考にしながら安く買える方法を模索することも大事なのではないかと思います。

ちなみに、購入資金については毎月何を買うかという事は考えずにメインとは違う銀行口座にプールしてあり、今回はその資金をPayPayにチャージして使いました。急な資金出動には困ることもありますので、日々の蓄えというのは大切ですね。パソコンやスマホと違って、光学機器というのは長く使えますので、今後大事に使っていこうと思っています。

(追記)
今回目的の商品を探している中、同じキーワードで検索すると今回購入したショップの価格よりかなり安く売っているショップも実はありました。しかし、サイトの隅々まで見てもちょっとその正体がわからず、商品の定価を今回購入したショップの19,800円からの割引をしているところもおかしいと思いました(元々の定価はもっと高いのです。さらに送料は無料)。天文関係の専門店でもない多くのジャンルの商品を扱っているサイトだったので、本当に安く買えたとしても初期不良の場合の対応に不安があったので、その極端に安いショップからの購入は見送りました。ここを読んでいる方でその値段に興味がある方もいるかも知れませんが、個人的にはあまりにも極端に安いサイトというのは個人情報を収集する目的で安く売っているということも有りえます。この辺はあくまで自己責任で利用して下さい。