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ダイソーの「コーヒードリップポット」で湯沸かしをしたい場合のフタを何とかする

先日ダイソーへ行ったら、どのお店にも550円という低価格で買えてしまう「コーヒードリップポット」は品切れになっていました。同じサイズ感(350ml?)のものがニトリでは倍以上の価格になっていますし、最近はずっとこのポットを使っていますが不具合を感じたこともなく、十分使えると感じるものが安く買えたと思うので、その人気というのもうなずけます。

一つ思ったのが、比較的しっかりしたステンレス製なので、一人分のコーヒーを淹れる場合にこのドリップポットを直接火に掛けられるか? ということでした。もちろん利用は自己責任になりますが、最近セリアの「蚊取り線香スタンド」を使ってのチタンカップによる湯沸かし実験をしている身からすると、それほど強くなく中央に固まるような火の出方を蚊取り線香スタンドの中に燃料用アルコールを入れて点火するとしてくれ、さらには周辺に火が回らないので、そこまでハンドルが熱くならないというメリットを生かせそうだと思ったのです(我慢すれば直接手で持てるが過信は禁物です)。

というわけで、普段はsnowpeakのチタンシングルマグ450を使っているところ、この「コーヒードリップポット」をケトル代わりにして、一人用のコーヒーを飲む場合なら、直接コーヒーを淹れられるように使ってみるのもありかも? と思ったわけです。

「蚊取り線香スタンド」を使用した必要最少限まで絞ったアルコールストーブセットの概要については改めて紹介することにして、今回は「コーヒードリップポット」をケトルにするための「フタ」をどうにかすることと、一杯分のコーヒーを淹れるためのドリップをどうするかというところまで考えることにします。

ご承知の通り、少ない熱量しか出ないアルコールストーブを効率的に使うためには、様々な工夫が必要です。それは外からの風を抑える風防だったり、熱を逃さないための囲いだったりするわけですが、熱気が上部から逃げるのを防ぐためにはケトルには普通にある「フタ」をきちんと閉めるということが大事です。

ちなみに、コーヒードリップポットの口径は約7センチでした。ということですぐに連想したのが、100円ショップのセリアで主に売っているステンレスの小皿のうち一番小さい口径7.5センチのものでした。凹んだ方を下にして上に乗せると、見事に隙間なくはめることができました。

 

ただ、このままだと沸騰した際に手でフタを開けることはできません。何かしらの取手が必要になるのですが、この解決方法は簡単でした。ちょうどお皿の平らな部分に収まるような直径5センチの吸盤のセット(こちらはダイソーで購入したもの・ポットの右側にあります)を付けると、まさに普通の鍋のフタのように熱い部分を触らずに済むようになるのです。

 

このようにセットしてみると、全て100円ショップで揃えたとは思えないくらいにはまっているように感じます。蚊取り線香スタンドをそのまま利用したアルコールストーブに5~6mlくらい燃料を入れて8分ぐらい燃え尽きるまで火にかけると、沸騰までは行かないもののコーヒーを淹れるのに最適な温度くらいまでのお湯を作ることができます(今の時期の水温が20℃くらいからスタートする場合)。ガスバーナーを利用する場合には本体の底面積が小さいため、バナーパッドの利用を推奨します。これも最近は100円ショップに置いてあるお店があるので、気を付けて探してみるとさらに応用範囲が広がるでしょう。

 

そして、現在ドリップに使っている「ハイブリッド茶こし」を直接飲むカップにセットできるように、カップも新しくしました。実はこちらもダイソーで購入した「真空2重ステンレスタンブラー(コンビニアイスコーヒーカップ対応)370ml」が絶妙なのです。ちなみに、写真の茶こしは以下のリンクで紹介されているものです。

容量的にはコーヒー一杯は200mlくらいなのでもっと容量が少なくても大丈夫なのですが、今後は牛乳を足してカフェオレも楽しみたいと思っているので、これだけ余裕があれば十分ですし、茶こしを付けても茶こしの底が水面に付く心配をせずにドリップできます。さらに真空2重構造なので熱を逃さないので、外で飲むには十分な保温性能を持っています。

コンビニのアイスコーヒーカップが入るサイズになっているので、このカップだけ持って出ても結露せず冷たさをキープできるのですが、それだけに使うには勿体ないと私は感じます。さらにこのカップは、スタッキングも可能なので、複数持ってもかさばらないという特徴も合わせ持っています。ダイソーのキャンプコーナーには最初からスタッキングに特化したステンレスカップもありますが、応用範囲の広さから考えると、こちらのタンブラーを常用した方が結果が良いような気がします。

これで、一人分のコーヒーを淹れる場合には、ドリップケトルと茶こし、ステンレスタンブラーだけを用意すれば、後は粉コーヒーを出先で入手すれば、これでコーヒーが淹れられ、飲み終わった後も主に茶こしからコーヒーを捨てて、茶こしとタンブラーを軽く水で流すだけでも十分なので、後片付けのしやすさという点でもおすすめの組み合わせではないかと思います。

さすがにコーヒーミル(豆から粉をひく場合)は100円ショップでないものを用意した方が良いと思いますが、それ以外はほとんど100円ショップに売っているもので揃ってしまうとは良い時代になったものです。今回紹介したセットは室内だけではなく外出先でも大変に実力を発揮できると思いますので、一人から二人用のコーヒーセットを作りたいと思っている方は、ぜひ100円ショップを巡ってみて下さい。


実際にお店に出掛けて見付けたセリアの「蚊取り線香スタンド」はアルコールストーブになる?

私の生活の中でブログを書くということは、単に文章を書いているというよりも、毎日を以前とは違うことをして楽しもうとする中で、アイデアを具現化する場所でもあります。もし私がブログを書いていなかったら、色々なものを買ったとしてもノーマルな使い方だけで満足していたでしょうし、そこからの発展も現在のようにはなっていなかったと思います。

今回は、先日紹介した「折りたためるミニ五徳」をセリアで購入した時、ちょっと興味を持ったもののいまいち確信が持てずにいたものについての事です。折りたたんで小さな口径のカップなどを使って固型燃料とセットで使えるミニ五徳は便利なものでしたが、私自身は常に固型燃料を使っているわけではなく、主にアルコールストーブを使って楽しんでいるので、折りたたみミニ五徳とアルコールストーブをセットで使いたいと漠然と思っていました。もちろん、今まで紹介したセラミックフェルトが入ったミニアルコールストーブや、アルミ缶を加工して作ったグルーブストーブをセットに入れても良いのですが、五徳の並んでいる場所に置かれていたある物にふと興味が湧いてしまったのです。

それは、「蚊取り線香スタンド」という商品名のもので、細長い蚊取り線香や渦巻き型の蚊取り線香を折ってその中に入れることで、短い時間燃焼し、その時だけ蚊を寄せ付けない空間を作る便利グッズです。装飾の入ったものもあるのですが、何も装飾がないものにはアルコール燃料が少々入りそうだったので、この中にアルコール燃料を入れて火を付けたらどうなるか? と思ってしまったのでした。

その結果が上の写真なのですが、アルミ製の内部に入れたアルコール燃料が良い具合に燃えています。5mlくらいが安全に入れられる量なのですが、チタンカップに200mlの定温の水を入れて火にかけるとだいたい10分くらいは燃え続け、沸騰には至りませんでしたが、70℃くらいまでは温められ、ミネラルウォーターなら安心してお茶が飲めるくらいの実力を持っていることがわかりました。

実際に使えることがわかったので、もう一つ同じものを買い、さらに燃焼終了したらすぐに取り替えて使えるように小さめのトングを調達してきました。グルーブストーブでは効率を上げると大体20ml弱くらいで500mlの水を沸騰させることができましたので、きちんとした風防を付けたり室内で安全に使えるところで使用すれば、スノーピークの450mlカップと組み合わせ、カップ麺用のお湯を最少限のアルコール燃料で沸騰させることもできるのではないかと思います。アルコール燃料なら自宅に常備しているので、小さめの30mlのボトルに入れていっても、このシステムで6回ぐらいは使えることになります。

コストを考えると固型燃料よりもアルコール燃料は安く(500mlで330円で買えるので、5mlでは約3.3円?)、気軽に一人分のお湯を作るセットが作れそうです。

まさか五徳を買いに行ってアルコールストーブに流用可能なグッズがセリアで併売されているとは思いもしませんでしたし、これで炊飯なし湯沸かしだけならコンパクトメスティンよりさらにサイズを小さくできそうです。

こういうことがあるので、ネットショッピングだけではなく、実際にお店に出掛けることは大切だと思います。ただし、「蚊取り線香スタンド」のアルコールストーブ化は本来の使用方法ではない使い方になりますので、少しでも異常を感じたりした場合は改めてこのブログで紹介させていただくつもりです。


セリア「折りたためるミニ五徳」購入を機に作ってみた常にバッグの中に入れておける調理・保温セット

そろそろキャンプブームもひところの勢いは失なわれがちで、高額なギアを買ってキャンプへ行っていた方がが出品したと思われるキャンプグッズがリサイクルショップやネット上のフリマサイト、オークション上に表れるような状況になってきたのではないか? と思っています。

しかし、100円ショップのキャンプグッズのコーナーは2023年も新商品を出してきていて、定番化した商品と合わせて使えば、これは十分に利用価値があると思えるようなものもあります。ただし、100円ショップはキャンプ用品店とは違い、一度売れないとレッテルを貼られた品物についての再販はまずないと思われますし、さらにキャンプブームがしぼんでしまった場合、新たなジャンルの製品に一気に置き換わる可能性もありますので、自分で見て面白そうだと思ったら、一通り確保しておくことが大事ではないかと思います。今回はそんな100円ショップの中でもセリアがこの春に出してきた「折りたためるミニ五徳」を中心にして、毎日持ち歩いても苦にならず、もし大きな地震などが出勤してから起き、いわゆる帰宅難民になってしまっても自力で何とかできそうな究極のソロセットを作ろうと思い立ち実行しました。

これが今回発売になった「折りたためるミニ五徳」のパッケージです、平らになったところを∨字に開くことで、上にカップ類やクッカーが乗るようになっていて、本体はかなりしっかりしています。今までは小さな五徳というと、100円ショップではエスビットのポケットストーブもどきが定番で、普通の大きさだけではなく小型のメスティンに入るサイズも売っていたりして、これはこれで便利なのですが、メスティンの中にポケットストーブを入れてしまうとそれだけでいっぱいになってしまうのですが、これなら何とか他のものもメスティンの中に入れられそうです。

今回のミニ五徳を使うイメージについては、同じくセリアで売っている固形燃料用のホルダーとともに使います。このホルダーは旅館などで出てくる青い固型燃料を入れるようなサイズなのですが、私は袋状になっているピンクの固型燃料の方がどんな形にもなり青色のものより長期間の保存ができるので、こちらの方を愛用しています。今回のセットでは2つはセットの中に隙間を探して入れることができるようです。

次に、固型燃料ホルダーを反対にしてその上に、ミニタイプのキャンドルを乗せると、長時間の明かりを確保できるだけでなく、五徳の上に温かい飲み物を置けば、長時間その温かさをキープさせることができます。これは停電時の屋外でも役に立つ仕様で、いざという時のためにこのタイプのキャンドル(ダイソーではこのサイズのキャンドル15個のセットが税込110円で売っています)も同時に持っておくと、いざという時には役に立つかも知れません。

基本的に調理は固型燃料で、保温はキャンドルでということになると、五徳の上に乗せるクッカーが必要になりますが、これについては一式のケースも兼ね、さらにバッグの隅に放り込んでもじゃまにならない四角サイズのメスティンの中でも、容量が500mlと少ないダイソーで主に販売されている小型のメスティン(550円商品)を利用することにしました。ダイソーには小型・中型(普通)・大型の三種類ありますが、今回はメスティンの中にそのまま収容できる専用設計の木製まな板と中にセットし、小量の水を入れて使うと蒸し料理のできる網も同時にセットの中に入れました。折りたためるミニ五徳も、まさにあつらえたように小型メスティンの中に折りたたんだ状態で収納できます。

そうして固型燃料ホルダーにキャンドルを2つ入れ、端のところに袋に入ったカトラリー類(連結できる金属製箸とバターナイフが入っています)、そうして空いたスペースにピンクの固型燃料を押し込んで、その上から小型メスティン用の網をかぶせても、余裕を持って蓋は閉まります。

バッグに押し込むことからメスティンをこれも100円ショップで売っている小型の袋に入れ、調理をするためには欠かせない火起こしのためのライターを一緒に入れればセット完成です。トータルでも千円前後くらいで、いざという時のための非常用ソロセットの完成となりました。

この中にはありませんが、私自身は毎日水分補給のために200ml~350mlの真空断熱ボトルを持ち歩いているのですが、今回新たにそのボトルよりちょっと口径の持ち手を折りたたむことのできる大きなステンレスカップを購入し、今後はそのカップに真空断熱ボトルを差し込むような形でいっしよに持って行くことにしました。こうした用意をすると、メスティンで沸かしたお湯を真空断熱ボトルで保温しつつ、これも毎日持っていきお昼にお湯だけをもらって作るスティックコーヒーを複数個常備することで、水さえゲットできれば冬でも温かいコーヒーを作り、さらにステンレスカップに入れたコーヒーを保温しながらキャンドルで僅かながらの暖を取るようなこともできるかなと思っています。自宅までの長い道を歩いて寒さに震えながら帰るような状況に陥っても、ペットボトルの500mlのお水をゲットできれば2回分の温かいコーヒーを確保できるわけで、もしもの時に役に立つセットとしてバッグの端で出番を待つことになりそうです。


メーカー純正の二段ベッドキットを付けたスズキエブリイワゴンとは?

自動車メーカーのスズキは2023年1月に千葉・幕張メッセにて開催される「東京オートサロン2023」の出展概要を発表したことがニュースになっています。
その中でも興味深いのは「エブリイワゴン」の純正用品装着車で、スズキ純正の二段ベッドキットです。後部のフラットなスペースを上下で二分割するような足の長いベッドにマットを装着し、二段ベッドの上を作ります。ただそのままでは二階部分に上がれないので、助手席を倒した上にもマットを敷くことで上段に上がるためのステップとするような構造になっているようです。具体的なイメージは、期間限定になるとは思いますが、ニュースサイトにリンクを貼っていますので、以下のサイトからご確認下さい。

スズキ軽「どこでも車中泊仕様」集結!? 4人全員が足を伸ばせる「2段ベッド仕様車」も! 東京オートサロン2023に登場

他の装備としては後部ドアを開けても虫が入ってこないような網状のシートや、後部自体に着替えスペースを作るような車体と一体化したタープも純正で出るようですが、価格との兼ね合いでオプションを付けるかどうかは決めることになると思います。ただ初めて車中泊をと考えている人向けの車中泊用車として考えるならば、メーカーが純正で二段ベッドキットを用意してくれるというのは有難いですね。

二段ベッドということで、主に二人での車中泊旅行を想定していると思うのですが、元々軽ワゴンの空間というのには限りがあり、それこそ多くの人がその空間をどう使うかということを考えながらレイアウトを考えてきたろうと思います。大人二人で利用する場合、手持ちの小荷物は寝床の横にでも置けるとは思いますが、場合によっては荷物が車内に収まらない場合も出てくるでしょう(最初から就寝することを考えた場合)。その時には荷物を収納するためにルーフキャリアを別に設置するような事も必要になるでしょう。

個人的にはこの二段ベッドキットを搭載する場合には、あえて上段に一人で寝るようにして、下段を荷物置き場にすれば、かなり余裕を持って車中泊できそうな気もするのですが、それでも下段が単なる荷物置き場になるだけでは? という感じもしなくもありません。

個人的には下段と上段を互い違いにして、落下防止のフレームを上段に付ける図で下段の高さを確保し、下段は底上げしたコットを置いたり、ベッドの下に収納が可能なようにすれば、下段のベッドをソファーのように使うようにして非就寝時のスペースを確保できるような気もします。

ただどちらにしても、新車として納車してすぐ車中泊旅に出掛けられる環境をメーカーが用意してくれるのはなかなか嬉しいですね。現在、NTV「有吉ゼミ」の八王子リフォームのコーナーを見ながら書いているのですが、全てDIYで車中泊用の車を作るということと対局にあるこうした選択肢が他のメーカーでも普通になってくるとなおよさそうです。


年末の時期になってわかる冬用衣料は早い時期に確保しておくのがベスト

2022年はかなり長く天候の穏やかな日が続いたため、かなりの時期をTシャツと半ズボンで自宅内では過ごしていました。冬用の上着についても買わなければと思っていたものの、購入するのが後手に回ってしまったことから、本格的に寒くなった今になって様々な種類の衣類を買おうと思っても販売終了になってしまっている場合が今年は特に多いのではないかと思っています。

幸いにも、そんな中で真冬用のジャケットについては店頭ではなくオンラインショップで自分に合った大きさとデザインのものの在庫を見付け、後先なく注文したため、最悪の状況は免れたのですが、こうした衣類についてはなかなか一つ持っていれば全てのパターンで快適に使えるというわけでもないのです。

今年に購入した上着は、暖かいのは良いのですが性能が良すぎると言うか、ちょっと日差しが強い日に着ていくと、中で汗だくになってしまうことでした。本当は厚手のものとは別に、車を運転しながらでも着ていられるような薄手の上着も欲しかったのですが、普通の品物とは違い、様々なサイズの関係もあり、物によってはかなり早い段階で確保しておかないと、全く手に入らないということも起こり得るということを今回改めて学びました。

今使っている比較的薄いものの保温性のあるジャンパーを買った時は、かなり早い時期だったのですが、その時にお店の方に早いうちに買わないと品切れになってしまうからと言われたのを思い出しました。ただ、お店では無くてもお店のやっているネットショップがあるので、一時的に品切になっても人気商品なら再販売もあるのでは? と思っていたところ、昨日改めて同じお店のネットショップで確認したところ、同じ商品は全て生産終了になっていたのでした。

この時期にはユニクロやGUでも歳末のセールを行なっていて、オンラインショップでも宣伝をしていますが、値下げされている商品はほとんどが品切れになっていて、これもどうしても買っておきたいものがある場合には(特に自分に合うサイズがXSやXXLなど通常店舗で売っていない場合)、シーズン開始の発売直後からチェックするようにしないと、他の人に先を越されてしまう場合もあります。

それでも、冬用のインナーはそれなりに数はあるようなので、日常用としてということもありますが、冬の車中泊用に揃えるのも良いかも知れません。さらに人気商品でも在庫が放出されることで、自分に合うサイズで欲しいものが値下げされて買える場合もあるので、今は冬用の衣類を安く買うための最後のチャンスかも知れませんので、ここのところの寒さに追加で衣類を購入したいという方は、こまめにネットでチェックして購入して、品物は自宅近くの店舗まで取りに行く(その場合の送料は無料になる場合が多い)のがおすすめです。しかし、確実に自分の欲しいもの、必要なものを手に入れるには、年末も押し詰まった状態から探すのではなく、早めに準備するのがやはり良いと思います。この反省を生かして、来年は早めに必要なものを揃えて万全の冬を迎える体制を取ろうと思います。


自宅でも外出先でも美味しいコーヒーを淹れるためのセットがようやく完成?

先日先行して紹介しました、キメの細かい「ハイテック茶こし」で淹れるコーヒーを日常的に使うための道具ですが、先日ようやく形になりまして、今回改めて紹介することができるようになりました。ちなみに、その際には「ハイテック茶こし」および、コーヒーを落とすための「ドリップケトル」を紹介していたのですが、今回紹介するものを加えると、家の中でも外でも同じようなコーヒーを飲むことができるようになるのではないかと思っています。ちなみに、その際のブログは以下のリンクにありますので、参考までにリンクを貼っておきます。

一人用のコーヒーを淹れるためのグッズは約2千円でそれなりに揃う?

今回購入したのは数々あるのですが、まずは二人分のコーヒーをまとめて淹れられるようなサーバーを安く購入しました。通常のサーバーはガラス製なので、家の中で落としたりしないように細心の注意が必要ですし、外へ持ち出すような事はほとんど考えられないのですが、今回購入したものはプラスチック樹脂(トライタン)のもので、落としても割れませんし、直接電子レンジにもかけられます。

このようにちょっと見るとプラスチック樹脂のものとは思われないかも知れませんが、この製品は実に良くできていまして、本体の中にドリッパーが収納できるようになっています。その場合に使えるのは円錐型のペーパーフィルター(1~2人用)となっています。

このようにペーパーフィルターをセットすると、茶こしで淹れるのとはちょっと違ってすっきりした味になるような気がします。これは好みだろうと思いますし、外で何杯も淹れる場合は、ペーパーフィルターで処理した方がいい場合もありますので、こうした製品を日常使いとして用意しました。

また、「ハイテック茶こし(大)」が写真のようにすっぽりとサーバーにセットできるので、二杯分はこのままお湯を注いでも大丈夫です。家で淹れるにはこの状態で挽いた豆を入れるのが一番楽ですね。大人数でコーヒーを楽しむには向きませんが、二人から三人くらいで楽しむなら悪い選択ではないと思います。

そして、これは主に外でコーヒーを飲む場合について考え、真空断熱機能があり、ちょうどコーヒー一杯分が入るカップということで、サーモスの取手のない容量280mlカップ(写真はペアですが一個ずつでも買えます)を揃えました。これから寒くなりますが、このカップなら多少時間を掛けて飲んでも冷めにくくなっており、湯呑のような形をしているので他の飲み物を外で飲む場合にも汎用性があるのではないでしょうか。

あと、このセットの他に、外でお湯を調達することを考え、できるだけ小さな湯沸かしセットをコーヒーセットの中に入れることにしました。それが以前このブログでも紹介したDAISOで購入したステンレスカップを使って約400mlのお湯をわかすためのセットです。

安く揃うから愛おしい100円ショップで揃えた格安で最少の湯沸かし調理セット

これがあれば、アルコール燃料でも固型燃料でも水からお湯を作ることができるようになります。その容量がちょうどコーヒー二杯分の約400mlなのですが、ここでさらに、たまたま終売在庫限りでかなり安く購入できたことから追加購入したタイガー魔法瓶のスリムボトル400ml(MSE-A040-Nが型番ですが、現在は品切れのためリンクは割愛します)と相性が良く、そのボトルもコーヒーセットの中に加えることにしました。

かなりスリムなのに必要な容量があるこのボトルがあれば、計量カップなしでも400mlを計ることができ、湯沸かしした後もこのボトルでかなり長い間でも熱々のお湯を保存することができます。事前にお湯を沸かしておいてこのボトルから出すことで、いつでも美味しいコーヒーをいただけるということで、家でお湯を用意して持っていくようなパターンも今後は増えるのではないかと思います。

ここでは紹介していませんが、セットの中にはコーヒー豆を入れる容器や、手動で回すタイプのコーヒーミルも同梱できますので、これからの季節、人の家に出張してコーヒーを提供するようなこともできそうで、その際は改めて自分が淹れたコーヒーの味の評価をしてもらおうかとも思っています。


電気代を安くする暖房器具を考えると車中泊旅においても快適に寝られる?

前年と比べると、それほど電気を使っていないと思っても、請求される電気代は高くなっています。この夏などは普通にエアコンを使っているだけでも相当な上がりかたにびっくりしました。

今のところ、私の住む地域は、そこまで暖房を必要としないのですが、これは本当に地域差が多いですね。ここ数日、かなりの雪が降った地域と比べると、こちらの方はエアコンを暖房に使わなくても、こたつを使いながら上着を利用すれば何とか過ごせます。補助的に先日購入したばかりの石油ストーブを使おうとは思っていますが、今後はシビアに各種暖房器具と電気代の関係を考えていかなければならないと思っています。

こうした暖房器具と電気代(電気消費量)との関係というのは、実は車で出掛ける際に用意する暖房器具の選定にも一つのヒントとなり得ます。このブログでは、基本的に寒さ対策についてはなるべく電気を使わないような装備を推奨しているものの、登山用の冬用シュラフなどを揃えると結構な金銭的負担になります。

そして過去には、車の外でお湯を沸かして湯たんぽをナルゲンボトルなどで作って利用するような方法についても紹介してきましたが、今の世の中は普通の駐車場所で火器を使いお湯を沸かす行為自体がマナー違反に問われる可能性も出てきますし、何より複数の人数分の湯たんぽ用のお湯を沸かすのも大変です。大雪で立ち往生するような場合にも同じことが言えます。雪を溶かして水を作ってその水を沸かして湯たんぽ用のお湯を作るには、それ以上に時間がかかるわけで、もっと手軽に暖かさを求めるには、ポータブルバッテリーを使って暖かくできないか? という事にもなってくるでしょう。

現状では、できるだけ電気代を安く暖を取るには、電気毛布の利用が一番安くなるでしょう。製品の消費電力はだいたい50Wくらいのものが多く、さらには電気毛布の使い方としては、起きている時間を使って寝床を暖めておき、実際に寝る時にはその予熱を使って寝入るような形で使えば、コタツでだいたいの消費電力は500Wなので、一人暮らしならばコタツの代わりに電気毛布でこの冬をのりきることができれば、電気代の方は今後の状況でどうなるかはわからないものの、電気消費量は確実に下げることができるでしょう。

翻って、車中泊の暖房について言うと、500W出力可能なポータブルバッテリーを持っていれば、50Wの電気毛布は約10時間使うことができます。さすがに大雪の中ではそれなりに能力の高い寝袋との併用は必要なものの、寝る前に湯たんぽの代わりとして寝床を暖めるくらいなら、ポータブルバッテリーの電力だけでも数日間(一人で出掛ける場合)は寝床を電気毛布で暖めて寝られる環境を作ることができます。

また、車内で過ごす場合にも寝袋に足を入れながら敷毛布タイプの電気毛布を使っても良いでしょうし、持って行くポータブルバッテリーの容量に多少余裕があるのなら、自分の周りを囲むように消費電力90Wくらいのパネルヒーターを使えば、上着をしっかり着れば下半身は十分暖かく車内でも過ごすことができるでしょう。この場合は頻繁に換気をする必要もないので、車から出られないような場合にも使えます。

さらにこうした暖房を利用する場合のメリットは、日々の生活の中で電気毛布やパネルヒーターを使っていれば、あとはポータブルバッテリーがあればその機器をすぐに持ち出して使うことができるということでしょう。個人的にはまだ電気毛布やパネルヒーターには手を出していないものの、今後はそうしたグッズを用意した方が毎月の電気代値上りに対応することができるのではないかと思ったりもしています。


ハンドルを回して点火するので電池いらずの石油ストーブトヨトミRS-G24MW

年末のお歳暮の時期と重なり、宅配事業者にとってはかなり大変な季節になりますが、そんな中でネット注文した石油ストーブが届きました。店頭購入より時間はかかりましたが、価格は同じお店が扱うネットショップの方がポイントも付いて安いのですから、どうしてもネット注文で宅配業者の方の負担を増やしてしまい申し訳ない次第です。

で、購入したのがトヨトミの「RS-G24M(W)」という型番の石油ストーブです。タンク容量が3.6Lと少な目で、本体も一般的な反射形の石油ストーブより一回り小さいというものです。これくらいの大きさだと、木造家屋の場合、古いお宅だとすきま風が入ったりするので、部屋全体を暖めるというよりも目の前だけを暖かくするような事にもなりかねませんが、現在の住まいは外からの冷気が入ってきにくい感じなので、このくらい小さいものでもサブ的に使う用途においては十分に使えるといった印象です。

何しろ久し振りに購入した石油ストーブなので、何もかも新しくなっていてびっくりするのですが、今回購入した製品の一番のポイントは、その点火方法です。写真のように、点火は非常用のラジオに採用されているものと同じだと思われるダイナモにつながったハンドルを回して行ないます。ラジオの場合ある程度回せばLEDライトの点灯やラジオをかなり長い時間聞くだけの電気をためることができるのですが、この場合はとにかく灯油がしみた芯に点火するだけで良いので、軽く1~2回線するだけで点火されます。

多くの石油ストーブでは電池を利用して点火させるのですが、この場合はシーズン開けなど電池が消耗しているとうまく点火されずに、マッチやチャッカマンで直接火を付けるようになるかと思います。また、製品によっては電池の種類が違うため、ストックしている電池が使えずに買いに行くような手間も出てきます。

その点この製品は、そうした電池管理が必要ないというのは素晴しいですね。さらにライターを出す必要もないので、火事のリスクを軽減する効果もあるのではないでしょうか。災害時にも電池を探す必要がないということもこの製品のアピールポイントであるようですが、何よりもこの製品はその個体のみで点火までできてしまうということで、あと必要な事としては使い込んで芯が短くなった場合に交換する手間だけということになります。

昔は、こうした交換については電気屋さんにお願いして費用もかさんでいましたが、今ではネット通販で部品だけ取り寄せることができ、交換方法も難しくなく、You Tubeには実際に交換をした方の動画がアップされているので、落としたりしない限りはまず長期的に使えるものになると思います。この冬はどれくらい活躍するかはわかりませんが、現在灯油価格は自転車で行けるガソリンスタンドで106円/Lくらいなので、一般的な18Lのポリタンクで約5回利用できます。18Lの価格は1,908円とぎりぎり2千円を切るくらいです。今季は複数の暖房器具をうまく使いながら非常時にも備えられるということで、個人的には良い買い物だったのでは? と思っています。製品リンクはアマゾンの方に一応貼っておきますが、アマゾンが最安とは限りませんので興味のある方は価格比較サイトなども参考になさってみて下さい。

最後に、応用編として天板にそのまま物の載せて調理をするとすぐに天板が傷んでしまうのでその対策ということで自宅にあるもので工夫をしてみました。

レインボーストーブのような丸い天板の場合、キャンプ用品として売っている七輪用のゴトクがピッタリ合うという情報がありますが、このストーブでもそうしたものを載せようかと思っていたところ、キャプテンスタッグのキャンピングセカンドグリルという網になった足の立てられるグリルを畳んでそのまま載せると、このストーブにぴったりということがわかりました。少々横のところがタンクのフタに被ってしまうものの、元々キャンプ場では足を出してこうしたヤカンを載せるようなものでもあるので、結構便利に使えそうです。

また、こちらの写真はプリムスの「フォールディングトースター2型」のバッタモンのような製品で、スポーツショップアルペンの独自ブランド「SOUTH FIELD」の刻印が付いた スターを買ったものの使っていなかったので、このストーブ用にお餅やパンを焼くために使おうと思い立ちました。下がメッシュで上が網になっているので、同じようなキャンプ用の製品としてはユニフレームの「ミニロースター」のようなものでも良いと思います。とりあえず冬の間は、灯油を有効に使いながら単なる暖房だけには使わずに、状況によってはこのストーブを外に持ち出すことも考えながら色々と使い道を探っていこうかと思っています。


店舗なしの高速サービスエリアにあると嬉しい「お菓子付き自販機」

昨日、新しくオープンした家電量販店に行って、ネットと店頭の価格差を確認しに行ったのですが、そこで面白いものを見付けました。といっても、もうすでにご存知の方も少なくないと思うのですが、それは自動販売機なのですが、通常のものと比べて扱っている商品の幅が広がっています。

これは、ダイドードリンコの自販機なのですが、飲み物とは別に、「チップスター」「キットカット」「ノアール」「ビスコ」というどれも小腹が空いた時にあると有難いお菓子が併売されています。個人的に興味深かったので色々と調べてみたのですが、こうした自販機は会社内に設置をするようなセールストークとともにホームページで紹介されていて、コンビニに行くのもめんどくさい時に、一つの自販機で飲み物と食べ物を調達でき、別にお菓子用の自販機を設置する必要がないので、コストも抑えながら売上も狙えるとありました。

当然そういうことはあると思うのですが、こういう自販機はやはり高速道路のパーキングエリア(食堂やコンビニなどの施設がないトイレのみの休憩施設)にあって欲しいと切に思います。

先日、このブログで東名高速道路で営業していた駒門PA(上り)が売店・食堂の営業を終了し、基本的にはトイレと、「駒門の水」というおいしい水を汲める場所でしかなくなったのですが、今後は施設の老朽化ということもあり、全国で今まで売店・食堂のあったPAでも施設を閉鎖してしまう可能性は出てくるわけです。

そんなところにも、さすがに人が要らない自動販売機は置いてあると思うのですが、深夜ですぐに深夜まで営業している食事処がある大きなSAにたどり着けないような場合、たどり着いたPAで飲み物の自販機しかない時には、かなり堪えます。でももし、そこに写真のような食べる物も併売している自販機があれば、しばらくは運転を頑張れるような気もします。

当然ながら、全国で大移動が行なわれる年末年始やお盆の時期には、買いたくても全ての中味が売り切れているようなことが自販機では起こるので、少なくとも車で遠方にお出掛けする時には、非常用にお菓子類を用意しておくとか、出掛けた先でお土産にすぐに食べられるようなものを購入し、いざという時には人にあげる予定のものに手を付けてしまう(もちろん渡す予定だったお土産は後から買い直しましょう)という手もあるのですが、通常期の無人PAでは、こうした自販機を一台でも良いから置くことを決まりにしてもらいたいくらいです。

自販機で販売するラインナップとしては、お菓子なので甘いものが多いですが、どれも腹持ちが良さそうですし、全て甘いものでなく塩味の「チップスター」が入っているのが嬉しいです。スーパーやコンビニと比べると定価販売だと思うので高いのが残念ですが、それでも現在は高速道路途中下車をすると、それまでの料金はリセットされてしまうので(ドライブ周遊プランなど例外はありますが)、その辺が何とかならないなら、せめて無人のPAでの環境整備を改めて行なう中で、こうした自販機の設置を検討してもらいたいものですが。


2022年のカー・オブ・ザ・イヤーは軽規格の電気自動車に決まったが

2022年のカー・オブ・ザ・イヤーはニッサン/ミツビシが発売する軽電気自動車『サクラ/eKクロスEV』に決まったことがニュースになっています。日産の「サクラ」の価格は233.3万~294.0万円ということで、普通車の高級車より安くEVを持てるということで、かなり画期的であるということはわかります。

電気自動車を軽自動車の形で持つということは、電気自動車で遠方に出掛けるようなことはせず、一回の充電で自宅から出て帰って来られる範囲のみを運転するような使い方を想定して持つということが考えられますし、複数の車を持つなら、一つをガソリンでも走るハイブリッド車にするようにすれば、日常生活において、車が使えなくなる事の問題が起こる可能性はかなり低くなります。

また、充電設備だけでなくいざという時に満充電させた電気自動車の電池を使って家の中の電気製品を使えるようにすれば、電気自動車自体が災害対策にもなるということで、電気自動車と家とを合わせた考えで新しいライフスタイルを模索するような人たちも今後出てくるだろうと思います。

ちなみに、当初走る分のコストという点では、ガソリンを購入して車を走らせるよりも自宅で充電するための電気代の方がかなり安く、これだけ電気代が上がった今でもまだガソリンよりも走行におけるコストは安いと思います。

ただ、そうした世の中になっても、単独で電気自動車だけを持つというのはいざという時にガソリンのように瞬時に給油してすぐ走り出せるものではありませんので、注意が必要になります。外で電池切れを起こしそうになった場合、ショッピングセンターやコンビニの駐車場、高速道路のサービスエリアなどで充電をしたいと思った場合、まずは充電場所が空いているなら良いですが、今後さらなる電気自動車の数が増えてしまうと、充電するための車列ができたりしてしまうことにもなりかねません。そういう意味でも、現状では電気自動車の利用は軽自動車ベースのものにして、充電はあくまで自宅に戻って電気代の安くなる深夜に行なうなど、工夫によってコストを減らす必要がありそうです。

また、充電することによって走ることのできる距離は、車載されている電池の性能が落ちてくると当然少なくなってしまいます。それはスマホと同じなので、本気で電気自動車に乗るのなら、自宅に充電設備は用意した上で、電気自動車はリースにするような方法にした方が、リース期間終了後に改めて新車をリースするような事で、電池の交換に関するリスクを避けられます。

個人的には、現在の電気スクーターのように、電気自動車を動かす電池を取り外しすることができるようになり、その電池を自宅のコンセントから充電できたり、日本国中に張り巡らせた充電スタンドで自分の車に入っている電池(空になりかけ)と満充電された電池を交換して交換後にすぐに走り出すようなことができるまでインフラが整備されないと、多くの人がガソリン車から電気自動車に乗り換えることは難しいと思います。

ただ、今回のカー・オブ・ザ・イヤーの軽規格電気自動車の受賞がそうした流れをたどるための道筋になればとも思うのですね。個人的には街乗り中心の、取り外し可能な軽規格の電気自動車が100万円を切る価格で実現されたら、車検費用も安くしてもらえると、今まで自動車に興味が無かった人も所有を考えるようになるのではないかと思います。今回の受賞がぜひそうした電気自動車一般化への流れになって欲しいです。