車中泊全般」カテゴリーアーカイブ

100円ショップのグッズで防災用の火起こし道具を作ってみることにした

キャンプ用品を使うために火器を使う場合、今までは柄の長いライターを使っていたのですが、現在持ち歩いているバッグにライターを入れるのは今まであまり意味がないと思えてそういったものを持ち歩くのは考えていませんでした。ただ、今からの季節でもし大きな地震が起こった場合、明かりも大事ですが停電した中で多少でも暖かさを得るための方法についても考えておかなければいけないと思います。

昔は、LEDライトなどない時代に長時間明かりを得るためにはローソクという選択肢がありました。太い災害用ローソクは、トータルで24時間点灯し続けるので、日が沈んだ後寝るまでの間だったら、数日間は電池の用意がなくても明るさだけでなく手をかざせばわずかに温かさを感じることができます。

当然ながら、大きな地震の後は同じくらいかそれ以上の規模の余震が来る可能性もあるので、ローソクが倒れて火事を起こさないような工夫が必要ですが、周りに燃えるものを少なくすれば、ローソク程度の火であれば、バケツやペットボトルの水で消すことは可能だと思いますので、今でも災害用の用意としてはありだとは思っています。

今回、超小型のオイルランタンを日常持ち運べるようにして災害用品に加えました。100円ショップのベビーオイルでも火が持続できるので、ある意味ろうそくより後始末が簡単で、いざという時には役に立ちそうです。ただ、その場合オイルランタン点火用にライターを持ち歩くのかということになると、ちょっと考えることがあり、ライターの代わりにマッチとマッチを入れる防水ケースを買ってきました。

マッチなど、現在の生活の中でほとんど使うことはありませんが、マッチの軸だけでは火が付かない安全マッチは100円ショップで細々と売られています。小さな箱マッチが6箱で110で、さらにダイソーのキャンプ用品として専用のマッチボックスと一緒に合計220円で購入しました。マッチ箱に入ったマッチをパッキンがあってきちんと締めれば水漏れしないケースも今や110円で買えてしまうのは驚きです。

さらに、このケースの上部にはマッチを擦るための「側薬(そくやく)」が付いています。ただ、この仕組みには問題もあって、もしケースが濡れてしまえば側薬も濡れてしまってマッチが擦れなくなってしまいます。また、もし側薬が濡れなくても多くのマッチを擦っているうちにどうしても減ってきてしまうので、使っているうちに側薬を交換する必要が出てくるということになってしまいます。ネットで側薬について調べたら結構な値段がするので、今回購入したものを使って、トータル220円でケースが水に濡れても、側薬が無くなっても予備を用意することもできる方法について考えてみました。

まず、マッチはケースに入れて使うので、箱マッチにある側薬の部分だけを切り取ります。恐らく箱マッチの本数分くらいまでは擦れるだけの量になっていると思うので、これをケースの中に入れます。

直接マッチの軸と側薬が当たらないように切り取った側薬とマッチ棒を入れて蓋をすれば完成という、かなりあっけない工作になりました。でもこれで、今回買ったマッチを全て使っても、このマッチケースに入れた側薬から着火させるようにすれば、問題なく長く使えるようになるのではないかという気がします。

火器の類ということで旅との相性を考える時、飛行機にこれは乗せても大丈夫なのか? というのがあります。これについては今でも喫煙をしている人がいるため、今回紹介した安全マッチや、ライター一個までなら身に付けておけば国内線では機内持ち込みは可能だということでした。遠方への旅行で喫煙者でもないのに災害用ローソクやオイルランタンに点火する機会があるのかという問題はありますが、もし荷物の中にマッチがある場合はきちんと申告してこのケースをポケットにでも入れておけば問題なさそうですね。

いざという時の着火用品としては、燃え尽きることのない柄の長いライター(チャッカマンは商標なのでこんな表現を使っています)の方が良いのかも知れませんが、少なくとも今回紹介したマッチ・側薬・マッチケースのセットはそれだけで発火や爆発をすることはないので、ライターよりは持ち運んでも安心なのかな? という気はします。ライターの場合は長く使わないとガスも蒸発していざという時に使えなくなるのも困りますので、私は持ち運びできる発火用品としてはこのセットを持ち運ぼうかかと思っています。

ブラックフライデーセールで冬のボーナスを当てにして購入するのは控えた方が……

先日書きました車検に出した車のヘッドライトについて修理工場の方から連絡がありました。結論としてやはり今の曇ったヘッドライトのままでは今回の車検が通らないということで、左右のヘッドライト2本を交換して車検を取るか、それとも車検を止めて車を買い替えるかという話になりましたが、私自身は古いと言えども快調に動く今の車を買い替えるという選択肢は全くなかったので、ヘッドライトの交換の上で車検を取って欲しいとお願いしました。

その結果、車検の代金は税金を含めて20万円くらいになってしまうそうで、これはこれで手痛い出費になってしまいます。ただ、今年は色々思うところがあってベースアップした毎月の給料だけでなく夏のボーナスも入ったら飲みに行ったり欲しいものを買ったりという行動を控えました。それには、今年夏の電気料金がどのくらいになるのか読めなかったということもあるのですが、結果としては車検費用の分はそうしてお金を使わなかった分で何とか補填することができそうです。

ボーナス分で補填しなくても今回の請求分くらいは問題なく出すことはできるのですが、これから自分や家族の体の事も含めていつどんな大きな出費が起こるかわからないということもあるので(悪い事があるとひき続いて悪いことが続くということも良くありそうですので)、今年の判断は正解だったのではないかと思います。そんな中で来週からいよいよ始まるのが大手通販サイトでのブラックフライデーセールです。もちろん、今まで欲しいと思っていたものが安く買えるようになるということは有難いのですが、今回はそうしたセールの有効活用という事について考えてみたいと思います。

かくいう私も、すでにアマゾンのプライムデー先行セールでは多少の買い物をしているのですが、その金額は数千円程度のものが4割引になっていたので、どちらにしても購入しなければならない消耗品なので購入しました。金額が大きなものが安くなっていた場合でも、できるだけ今の給料と照らし合わせて不釣り合いな物についての購入は自粛し、どうしても欲しいものであれば、別口座に毎月貯めるような形で目標金額に到達した時に改めて考える(いざ買えるお金が貯まった時にはそれほど必要なくなっていたこともあり得るので)という感じにして、臨時収入で焦って買わないということを心掛けています。

ただ、一つ例外はあります。それは、ずっと自分の欲しいものの価格をウォッチングしている中で、明らかに相場がおかしいような状況で安売りされているのを見た時です。ただその場合も、自分の趣味に使えるお金はプールしているので、その中で買えるものがあれば、再度値上りすることがわかっている場合は即決断して購入することはあります。ただ、何でも値上げという風潮の中、そのような場面に遭遇することはあまりないので、まだ見ぬ「買い時」に後悔しないためにある程度のお金は貯めておくということもあります。

以前このブログで書いたことがありましたが、パソコンのWindows10のサポートが終了した場合に備えて、新しいWindows11が使えるノートパソコンを買うために資金をストックしておいたことがありました。そのお金は今使っている二台のパソコン(MiniPCとモバイルノート)を購入するために使いましたが、二台合計でも6万円くらいで済み、その代わりとして今まで使っていたノートパソコンのOSを入れ替えて無料のLinux Mintで使い続けるという方法にしたことで、新品のWindows11が快適に使えるノートパソコンの購入費用と比べてかなりの節約ができました。思い立ってすぐ買うのではなく、時間を掛けて購入資金を準備しながら臨機応変に自分のライフスタイルを考えていくことで、いざという時に大きなお金が必要になっても慌てずに、けれども趣味にもお金を使うという生活を変えないこともできると私は思っています。

車に乗らない方からすると、今回の車検費用の20万というのはかなり大きな金額で、それ自体が無駄ではないかと思う方もいるかと思います。私も、うっすらとは車を止めてレンタカーやカーシェアリング、公共交通機関の利用にシフトするということも考えてはいたのですが、それではまず、このブログのテーマである車中泊を含めた車での自由な旅(いつでも行きたい時に出発できる)はできなくなりますし、公共交通機関だけでも自由で安く行ける旅ができていた「青春18きっぷ」の改定があったので、今後は自分の理想的な旅に出るためには、乗り慣れた車に乗り続けることがまだ必要だと思いました。

一回ヘッドライトを交換してしまえば、まだ当分は同じ車に乗り続けることはできるので、今回は自分の車で心配なところを修理工場にお願いして見てもらうこともしています。今後ガソリン価格がどのように推移するのかはわかりませんが、流石に家族全員の新幹線代よりも高くはならないので、来年はさらに行動範囲を広げて車での旅の割合を増やしていきたいと思っています。そういう意味でも買った後でほとんど使わない散財的なお金の使い方は、後から後悔するだけですので、まずは今回のブラックフライデーセールで無駄な買い物をしないようにお互い気を付けたいものです。

家で使いながら外に持ち出してポータブル電源とセットで使えるサーキュレーター

注文していたサーキュレーターが到着しました。山善の18畳タイプのYAR-DDW153(W) というモデルです。価格と自分で許容できる性能で選んだので、一般的な売れ筋とは違うかも知れませんが、耐久性さえよければ自分的には満足できる買い物でした。性能は18畳用ということで本体はそこそこ小さく、消費電力もDCモーター採用でカタログ値ですが17Wに抑えられています。

私の持っている小さなポータブル電源(200Wh前後)でも連続10時間以上動かせる計算になります。キャンプなどで使う場合、日中100Wのソーラーパネルでポータブル電源を充電できれば、2時間~3時間くらいで空の状態から満充電にできますので、このタイプのポータブル電源を複数持ちしている私からすると、コードレス扇風機にこだわる理由はありませんでした。基本的な性能はだいたい以下の通りです。

・風量調整5段階
・リモコン付
・タイマー付
・左右上下首ふり機能
・リズム風機能付
・工具なしで分解掃除可能

まだサーキュレーターを持っていない方は、360度首が回転するモデルの方が良いとか、風量ももう少し細かく設定できた方が良いとか、そうしたイメージがあるかと思います。ただ、実際に使っている人は極端な話首ふり機能を使わずにエアコンの風を循環させているような話も事前にわかっていました。

サーキュレーター無しで部屋でエアコンを使っていた時は、26℃くらいの設定温度でエアコンを付けて、涼しくなってきたところで設定温度を下げて28℃くらいにしてそこで固定といった感じでした。ただここからさらに設定温度を下げて29℃にすると、自動運転させているため急に涼しくなくなる時が訪れるので、結局は28℃で自動運転させていることが多いという状況でした。さらにひんやりしたい時にはさらに設定温度を下げるため、かなり電気代がかかっていたのです。

とりあえず、サーキュレーターを部屋の隅に置き、左右上下首ふり状態にして運転を開始しました。ちなみに、エアコンの設定温度は、サーキュレーターを買った効果を実感したいため、あえて29℃に設定しました。エアコンを付ける前の気温は34℃くらいありましたが、運転を続けていると本体に常時表示されている温度計の表示がみるみる下がっていきます。ただ、29℃まで下がるとなかなか下がらなくなり、一瞬28℃の表示が出てもすぐ29℃に戻ってしまうような状況になりました。

ここで、私が事前に仕入れたサーキュレータの使い方を実践することにしました。首ふり機能を完全にストップさせ、部屋の隅にサーキュレーターを置いたまま、風の方向をエアコンの吹き出し口の少し手前から天井に向けて固定しました。これでエアコンの風が部屋を循環し、部屋の温度が下がるというのですが、本当に下がったのにはびっくりしました。

写真のような角度で風を送り続けていたところ、28℃から27℃を超え、26~25℃(部屋の床に置いたサーキュレーターの温度表示)で安定するようになりました。自宅でエアコンと併用する場合ならこの使い方がベストなので、これからはエアコンの設定温度を29℃にしたままサーキュレーターを併用することで、本当に電気代を劇的に下げられそうです。恐らく今年は9月終わりになってもまだ暑くなるかも知れませんので、下手をしたらあと3ヶ月くらいはエアコンを使い続ける可能性があるので、サーキュレーターを購入金額を電気料金の差額でひねり出すことも可能ではないかと思います。

もちろん、本体が小さいので車に積み込んで持ち出し、野外で使うだけでなく先日痛感した扇風機のない古い旅館の和室に持ち込めば、古いクーラーから出る冷気を循環させて快適に過ごせそうです。また、エアコンを付けなくても窓を開放して外からサーキュレーターを回し、外の空気を室内に取り込んだり、逆に室内から窓に向かって回し、室内の熱い空気を出すこともできそうです。あと、梅雨時の洗濯物の部屋干し対策として洗濯物に首ふりさせながらまんべんなく風を当てることで室内でも早く洗濯物を乾かすことができそうです。

そのような使い方で考えると、このスペックでも少々オーバースペックではないかと思ったりするのですが、今回は6千円ちょっとで購入できたので、今後の部屋の温度管理の秘密兵器として使っていきたいと思います。使ってみて常時温度表示ができることが私にとっては良かったです。というわけで、今回の製品は私の使い方では少々オーバースペック気味だったので、皆さんが選ばれる際には、他のサーキュレーターの達人からの情報を参考にして、安くても十分使えるものを選んでいただければ良いかなと思います。

私が車中泊・キャンプに便利なコードレス扇風機の購入を見送った理由と出した答

先日の松本・浅間温泉の旅でその必要性を感じることになった持ち運べる扇風機について調べていたのですが、現在いわゆる「コードレス扇風機」として人気な製品というのは私のニーズには合わないことがわかりました。

本体にリチウムイオン充電池を内蔵し、容量が10,000mAあってケーブルレスで長時間利用可能・スマホなどへの給電が可能というのはちょっと見ただけでは魅力的に思えるかも知れませんが、充電池内蔵の家電というのは、その寿命に問題があります。自分で電池交換ができないと電池の寿命がそのままその製品の寿命になってしまいます。最新のキャンプ用扇風機は、スマホが充電できたり、LEDライトが付いていたり、虫よけ機能が付いていたりと至れり尽くせりですが、なぜ外付けバッテリーと接続して使うような製品がないのかと思ったのですが、そういう製品が出たら人々は新しい製品に買い替えなくなるわけで、メーカーの方ではあえて内蔵バッテリー式のコードレス扇風機を作っているのではないかと感じることになりました。

私の場合は、自宅には複数のポータブル電源があるので、普通にコンセントを使って利用できる扇風機やサーキュレーターがあれば、野外での使用はもちろん、ホテルの部屋に持ち込んだり、車の中で使ったりすることができます。現在のポータブル電源は長寿命で、毎日充電を繰り返してもおよそ10年は使える(理論値ですが)というリン酸鉄バッテリーが搭載されています。そうした上で、日常的にも使え、旅先にも気軽に車に入れて持ち運べる小型のサーキュレーターを探すことにしました。

選ぶ上で考えたのは、高出力とか様々な機能が付いていればなお良いのですが、それなりにコストがかかるので、最低限のところで考えたのが以下のようなものになります。

・出力はそれほど高くなくても良い
・モーターは消費電力の少ないDCモーターで
・大きさはそこまで大きくないものを
・特別な工具なしに分解して掃除が簡単にできるもの

特に最後の分解掃除の簡単にできるというのは、毎日使う場合には大切です。今シーズンから使い出した扇風機は、かなり部屋のホコリを集めてしまって、なかなか掃除するのが大変なのです。新しく買うなら、水洗いをして一気にきれいになる、DCモーター付きのもので物色していたのですが、そんな中たまたま楽天市場のセールで安くなり、さらに楽天ポイントも普段より多く付くことで、値引き分にポイント分を含めると、6千円ちょっとで買うことができたサーキュレーターを注文しました。

今まで、エアコンを扇風機と併用しながら使っていたのですが、設定温度の違いでかなり電気料金に違いがあることを知りました。今月請求の電気料金はそういう事を気にしないで、設定温度25~26℃くらいで運用していて、びっくりするくらいの電気代を払う羽目になりそうなのですが、今使っている扇風機でも、うまく風の向きを活用すれば、エアコンの出力を自動にした状態で設定温度は28℃くらいでも十分涼むことはできます。

ただ、それでもエアコンは結構電気を食うので、設定温度を29℃まで上げても涼しくなるかと思ってサーキュレーターを導入した次第です。

サーキュレーターは暑い部屋の空気を外に出して外気を導入することにも使えたり、雨などで洗濯物を部屋干しする時にも使えたりしますので、基本部屋で使いながらいざという時には外に(車やキャンプでもポータブル電源とセットで使える)ということで、普通のサーキュレーターの方がキャンプ用の扇風機より便利なのでは? と思えたわけです。実際の使い勝手など詳しい情報については稿を分けたいと思います。

初心者から中級者まで車中泊だけでなくお出掛けに持っていける現実的な双眼鏡

先日、大型の双眼鏡を買ったばかりなのですが、今回追加で今後色々使えそうな双眼鏡をゲットしてしまいました。なぜまた双眼鏡を買ったのかと言うと、手持ちで使える軽い双眼鏡があれば、旅行中に星空だけでなく風景や鳥、コンサートでも使えるのでかなりお出掛けには都合が良いということを知ったからです。

たまたま知り合いと双眼鏡の話をしていて、その方は祖父の代から家にあるという軍用ではないかと思われるカールツァイスの双眼鏡を持っていたのですが、そのスペックは6(倍)×30(mm)という小さいもので、これくらいの大きさが陸上で色々なものを見ながら移動するということを考えるとこのくらいのスペックになるのかとしみじみ思いました。ということで、現在販売されている同サイズの双眼鏡について調べていたのですが、まるで「松・竹・梅」のような感じの三つの双眼鏡が目に止まりました。その三つの共通点は、「ポロプリズム」「三脚穴付」「防水」「500g以下」ということで、これならバックパックに放り込んでいつでもどこへでも持っていけます。その3つとは、以下の三機種です。

日の出光学 B+(3万円強)
コーワ YFII 30-6(1万5千円前後)
ケンコー・トキナー ultraVIEW 6x30WP(5千円強)

価格は2024年7月現在、ネット価格の最安値で表示しています。もちろん、価格が上がれば上がるほど見え方は良くなり、長く使える良いものなのですが、予算の都合もありますし、一番安いケンコー・トキナーの双眼鏡でも十分に使えます。特に人に進めることを考えると、やはり安くてもそれなりの性能をキープしているultraVIEW 6x30WPが良いのではないかと思い、一気に注文してしまったのでした。

大きさを以前購入した大型双眼鏡および、スマホ(oppo Reno9A)と比べてみましたが、相当小さいですし、覗いてみたらかなり明るく鮮明に見え、軽いため手ブレもほとんどなく使えました。ちょっと使っただけですが、ストラップにレンズカバーを取り付けるようにできるので(下の写真参照)、出先であたふたしていても、レンズキャップを失くすことを防げるような工夫がされているのが地味に嬉しいです。特に車の中でゴソゴソやっていると、車の奥深くにキャップを落としてしまったらそれはそれで大変なので、車中泊旅で使うにもなかなかオススメだと思えます。

実際この双眼鏡で何が見えるかと言いますと、地上でちょっと離れた物を拡大して見るだけでなく、レンズが明るいので夜に花火を見たり、三脚に固定できるので星空を見るにも使えるオールマイティーさがあります。また、見る対象の距離にもよりますが、低倍率であるので、コンサート用に使えないこともないでしょう。野外ステージの場合、会場が急に雨になる可能性もあるので、防水仕様というのも有難いです。

初心者の方は、まだどんなものかもわからないものに、高額なお金を出したくないと思われる方もいるかも知れません。ちなみにですが、日の出光学のB+については、購入したもののもし自分の用途に合わなかった場合には、一ヶ月以内であれば着払いで返品が可能というメリットもありますが、そもそもそれだけの予算を双眼鏡に掛けたくないと思うなら、ケンコー・トキナーの約5千円のものを試してみる価値は十分にあると私は思います。

今後は、旅行に出る時には必ずこの双眼鏡をバックパックに入れていこうと思っています。そして旅先で何を見るかということを考えながら出掛けるのも楽しそうです。

「走れるJOGサンダル」を普段履きにするための靴下選びについて考える

先日紹介したワークマンの「走れるJOGサンダル」(下の写真)は、仕事でないプライベートで利用していますが、一見サンダルに見えることなく、紐でかかとを固定するという気楽さで、現在の生活の中での使用頻度は上がっています。当初は裸足だけで利用するつもりだったのですが、これだけ汎用性があると、もっと多くのシーンで使いたくなります。

最初、どうやって脱いだり履いたりした方が良いのかと思っていたのですが、サンダルはサンダルなので、かかとの事は気にしないで足を奥深くまで突っ込めば、普通のサンダルのように履くことができるので、玄関先でかかとを固定する必要はありません。例えば、車に乗る時などに、マジックテープを剥がしてかかとで固定するようにすれば良いので、頻繁に靴を脱いだり履いたりするような場合にはむしろ便利に使えます。

と、なると最初は素足に履いて出るようにのみ考えていたこのサンダルを、あえて靴下を履くことで安定して歩いたり走ったりできるような事も考えてみたくなります。そのためには、夏用ということで薄く涼しくて、ショート丈の靴下を併用することを考えたのですが、別の目的で出掛けた100円ショップのダイソーに、そのニーズにぴったり合った靴下があるのを発見しました。

「吸水速乾」というもので、一般的なサイズ(25~27cm)で薄いのもサンダルと合わせるにはベストという感じです。価格は一般的な税込110円なので、3足買っても330円という安さです。サンダル自体も1,900円と、この夏の足元はこれで十分なのではないかと思えるほどのぴったり感でした。

これだと、出先で急に雨に降られたとしても、ちょっと乾かせばそれ以上足元がぐちょぐちょになることを防ぐことができそうです。足元保護という点もありますし、サンダル自体を保護する意味でも、長く出掛ける時には靴下の利用が無難だとここ数日使っていて思ったことなので、安く便利な靴下とサンダルのセットをこの夏のお出掛けのメインとして使っていこうと思っています。旅行中でも、ある時は素足でサンダル的に利用しつつ、ちょっと歩くような事になった時には靴下を履いた上でかかとを固定して使うようなことで、複数の履物を用意しなくても良くなりそうですし、土砂降りの雨に遭遇した場合にサンダルは濡れるにしても、そのまま履き続けて乾かす非常手段が取れるので、冬はともかく夏のお出掛けはこれだけで良いかな? という気もします。もしこの夏出掛ける機会があれば、改めてこのサンダルを使い通してその感想などをアップできればと思っています。

ワークマンの「走れるJOGサンダル」で休日は裸足基本の生活ができるか?

これから秋の訪れが暦の上で来たとしても、外に出ると暑さにやられる日々はまだまだ続くでしょう。涼しさを感じるために色々と工夫をしてはおりますが、ブログでのやり取りの中で涼しさは足元からということに気付き、きちんと足首を固定できるサンダルを探して購入してきました。それが、ワークマンのラインナップにある「走れるJOGサンダル」です。

これは、写真で見ても普通の靴なのでは? と思えるような形状をしていますが、つま先部分が普通の靴と同じような加工をされているのでそう見えるものの、全体はメッシュで左右側面には通気の良くなるような穴が2つずつ開いています。足を固定するためにはマジックテープ式なので、かなり締まるという感じです。普通の靴と同じような履き方にはなりますが、裸足のまま履いて行けることで、かなり応用範囲があると感じます。

商品名の通り、足首を固定することで普通に走ることもでき、ソールにクッション性があるので、運動靴とサンダルの中間といった感じの履物のように感じます。

さすがにこれで仕事をすることはできないと思いますが、休みの時などは靴下を履かない状態で単に外に出るだけでなく、つま先部分が守られているので、比較的安心して動くことができるでしょう。

あと、個人的な利用法としては自転車で通勤している中で困ることを解決できる可能性があるので、あえて大雨の日の出勤に使ってみようかなと思っています。素材がメッシュなので乾きやすいですし、合羽を全身付けても足元から濡れていき、靴下がびしょびしょになる体験をされている方は少なくないと思います。長靴でも履いているうちにどこからか雨が入って来ますし、長靴自体普通の靴と比べると大きくてかさばるので、長靴は持っていても使う機会は減ってしまっています。

ただ、これなら最初から裸足に履いていけるので、職場に着いたら靴下を履いて仕事用の靴に履き替えれば、靴が濡れたまま履き続けることも有りません。今の時期であれば、日々使うように出しておけますし、結構そうした応用も効くサンダルではないかと思えてきました。

足首を固定しないタイプのサンダルも便利ではありますが、使い分けていくことが良いのではと思います。車中泊の際にちょっと外に出る時にはこのサンダルではなく普通のサンダルにして、休みの時の普段履きとして新しいサンダルを使おうかなと今は考えています。購入額自体も安いですし、ネットショップでなく実店舗に行けば置いてありますので、気になる方は実際に履き心地を試してみるのも良いかと思います。

究極の「アナログタイマー」を今さら押入れの中から引っぱり出してきた理由は

今を生きる人たちの中には知らない人もいるかも知れませんが、過去の家庭にはそれなりに置いてあり、便利に使った人も多かったのではないかと思われるものにコンセントに直接差すタイプのタイマーが有りました。

このタイプのタイマーは現在も販売しています。私自身、スマートスピーカーと連携する商品を使っているので全く使っていませんでした。このタイマーを残していたのは、車中泊用に小型の電気炊飯器を持っていて、その使い方はコンセントを入れると電源が入るタイプのものだったので、これがあると、前日の夜にセットしておけば、朝起きたらすでにご飯が炊けているようにするために炊飯器と一緒に保存しておいたのでした。

今回、夏の害虫駆除を行なうため、コンセントに差して薬剤を拡散させるタイプの機器を購入することにしたのですが、その使い方には「夜寝る前にスイッチを入れ12時間つけっぱなしにする」とありました。ただ、毎日時間を調整するのも大変だし、薬剤も安くはないので、付けるのは問題ないのですが消し忘れしないような対策が必要でした。

さらに言うと、こうした機器を使用するのが自分だけなら良いのですが、家族にも使ってもらうことを考えると、あまり難しい作業をさせるのは無理ということがあります。

そこで白羽の矢を立てたのが、今回のタイマーだというわけです。写真の通り11時間しか最大使うことができないのですが、早めにセットして、寝る前に1時間タイマーを戻してから寝るようにすれば、毎日12時間夜間に動かすことができるだろうという計算です。

薬剤の効き目がどうかというのはまた別の話ですが、もし自宅での機器の効果が全くなかった場合、それでも薬剤が無くなるまでは継続はするかと思うのですが、それ以降は恐らく機器自体を使わなくなると思うので、改めてタイマーを新しく購入するのも馬鹿らしいと思い、このアナログで日本語が読める人であればまず使い方を間違えることはないシンプルでそれ自体に電源も必要ないタイマーを持ち出すことになりました。

写真のものは、それこそいつ買ったかもわからないような昔から家にあるものですが、とりあえずとっておいても後から何か使える目的が出てくる可能性がありますね。季節もの家電であれば、扇風機や電気コタツ・ストーブで切る時間をコントロールできるので、常に使うのもありなのかも知れませんが、まずは今回購入した薬剤が効くことを願っています。

望遠鏡の倍率もLEDライトの明るさもあえて低いものを用意するには意味がある

夜に出掛けて望遠鏡で星を見ることがなかなかできずにいますが、実際に暗い場所で望遠鏡を操作するのはなかなか大変です。そうなると、何らかの明かりが必要になるのですが、夜間の明かりという観点で製品を見ていくと、できるだけ明るくという感じのものが目立ちます。

確かに、日々照明のある中で普通に生活をしている私たちは、周辺が真っ暗だと不安になると思いますので、そうした高照度のライトやランタンを求めるというのは間違ってはいないと思いますが、光害をできるだけ抑え、星明かりに目を慣らすことが必要になる天体観測の世界では、高出力のランタンやライトを点灯させてしまうと、一気に目がその光に照らされた部分に慣れてしまって、肝心の星空が見にくくなるだけでなく、周辺に同じように天体観測をしている人がいたら思いっきり迷惑になってしまいます。

そうした事の対策として、昔から懐中電灯に赤いフィルムやフィルターを付けて明かりの色を赤色にして観測時の明かりとして使うという事がありました。昨今ではLEDライトの世界になり、赤色LEDが付いたライトというのが望遠鏡メーカーから販売されていたりするのですが、色々調べていったところ、オレンジの電球色であってもそこそこ目には優しいようで、その場合問題になるのは、高出力でなくどれだけ低出力の光量を出せるかということも大事だろうということがあるということで、そのページで紹介されていたのが、私も持っているモンベルの「コンパクトヘッドランプ」だったのです。

私が持っているのは現行品ではなく前のバージョンですが、電球色と白色の二つのLEDが付いていて、スイッチで点灯を切り替えられるようになっています。特に目に優しい電球色のLEDはカタログ値では5ルーメンとかなり優しい明かりになっています。低出力ということは長時間の点灯を単三電池一本で継続できるメリットは有るのですが、あえて明かりの出力を抑えることで、天体観測に使う場合、それこそ漆黒の闇のような状況であれば、できるだけ最少限の明るさがあれば望遠鏡回りの作業もできると思いますので、新しいライトはあえて買わず、モンベルのヘッドライトを基本的に使いながら、赤色の光が必要な場合は赤いフィルムを調達してきて(恐らく100円ショップで入手は可能だと思います)、利用するのが良いだろうと思いました。

モンベルのコンパクトヘッドランプは、両手を塞がずに使えるだけでなく、懐中電灯のようにも使え、さらには白いビニール袋を全体に被せると光が広がるので、ランタンのようにも使える万能ライトだと思います。高出力を追求するのとは考え方を変えて、こうしたライトを一つ持っているだけでも、災害時には活躍すると思います。

こうした、「高出力より低出力の方が良い場合がある」という考え方は、それこそ天体望遠鏡で星を見る場合にも言えるケースがあります。望遠鏡というと、いかに高倍率にできるかということで評価をしている方もいるかも知れませんが、倍率をどこまで上げられるかというのは、望遠鏡の口径によって決まってきます。入門用の口径6センチくらいの望遠鏡の場合、口径をミリに換算すると60mmですが、この望遠鏡でしっかり見える最高倍率というのは口径の倍の120倍くらいまで(惑星を見る場合)と言われています。

ただ、目で見てもきれいな星団や星雲を探してその様子を観察する場合には、あまり倍率を上げすぎると星団全体が見られなくなってしまいます。目ではきれいに見えている風景が、フィールドスコープを使って覗くと、広大な風景は見られず、そのわずか一部になってしまうのと似ています。広範囲を低倍率で見る場合、視野も広くなるので目標の星を探しやすくなるため、必ずしも高倍率は必要ないと言っている方もいます。

もちろん、色々な倍率で星を見られるようにすることは、それだけ多くの星の様子を見られるようになるとは思いますが、あえて15倍くらいからの低倍率で星を見ることも楽しいのです。
私はそのために低倍率で色々な星が見える双眼鏡を手に入れました。ただ、どこにどんな星があるのかを知るためには星座早見盤や本などを外でも使うことがありますので、暗闇で最低限の確認をしたり道具を使うために、低照度のライトを使うというわけです。早く梅雨明けになって使えるようなって欲しいと思っています。

デジタル中心の世界に変わってもあると便利なアナログ情報を表示するものたち

昨日は、ようやく夜に晴れて自宅ベランダからでも星の姿が確認できたのですが、ちょっと時間が経ったらもう雲に覆われてしまい、せっかく購入した望遠鏡や双眼鏡の出番はないままです。これから梅雨に入るということになるとまだまだ観望に適した季節ではないということで、それまでに色々な天体観測用の小物を入手することにしました。

以前のブログでも書きましたが、購入した望遠鏡を載せる架台はスマホと連携させて自分の見たい星まで自動的に動いてくれるものなのですが、その精度を上げるには、主要な星の名前と現在の位置をしっかり把握することが必要になります。また、見たい天体が星雲・星団の場合、その名前とどんなものなのかというくらいの知識がないと、そもそも見たい天体にたどり着くことはできないので、全くの初心者の場合にはそれらを頭に叩き込むか、何らかの工夫が必要になります。

今までは、スマホのアプリを使うことで、スマホを夜空に向けると実際に見える星をスマホの画面で確認しながら実際の星と照らし合わせることができて便利だったのですが、今回スマホは望遠鏡の遠隔操作に使ったり、望遠鏡に取り付けて写真を撮ったりするのに使おうと思っているため、ちょっとした星の位置関係を確認するためにはもう一台スマホを増やすか? ということにもなるのですが、さすがにそれだけ多いと電池の管理も大変になります。

そこで、観望の下準備として望遠鏡や双眼鏡を購入した時に付いたポイントを使って、アナログ的に現在の星空を確認したり、細かな星雲・星団の位置がわかるものを注文しました。といっても、学校の授業で使ったことがあるという方も多いと思いますが、円盤型の「星座早見盤」をまずはゲットしました。日付と時間をセットすると、その日の星空でどんな星座や星が見えるかを表示してくれ、スマホアプリのように切り替えの必要もありません。この辺はアナログならではのメリットを感じます。

また、写真と合わせて全天の中でどこにどんな星雲・星団があるかを解説している本があり、以前持っていたのですが引っこしのゴタゴタでどこかへ行ってしまったので、古本を安く発注することにしました。

こうしたものは「余分なものを持たない」という考えからするとちょっと違うような感じがしますが、今回の私の場合はスマホは当り前のように使っているものの、一つの事に使うと違う使い方は難しいということがあります。単に今の星の状況を表示するためだけにスマホを使うのは勿体なく、星の見えない昼間にはバッテリーを必要とせずに情報を頭の中に叩き込むように吸収できるというのがアナログメディアの良いところだろうと思います。本だけではわからない事が出てきたら、改めてスマホで調べれば良いでしょう。

こうしたことは、今回の例だけにとどまらず、色々なケースがあるだろうと思います。あくまで必要に応じてだとは思いますが、スマホだけではスムーズに物事が進まないような事があった場合には、あえてアナログ的な物を一緒に使ってみるということも悪くはないのではないかと今回の事で色々と考えることになりました。

旅に関することで言うと、車の旅であっても広い範囲の地図が高速道路のサービスエリアでもらえる場合にはそれをもらうようにしています。その地図は車を運転中に使うのではなく、休憩時に広げて自分のいる場所から近くにどんな場所があり、そこへ行くまでにはどんなものがあるのかを知るのに役立ちます。計画的に旅するのではなく現地の情報を利用して行く先を決める時などは、地図と一緒に置かれている紙の観光パンフレットも役に立ちます。今後も、デジタルとアナログをうまく誘導させながらスムーズに色々なことを楽しめるようにできればと思っています。