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夜間・早朝の移動は高速道路が無難か

先日、那覇市の国道58号泊交差点で起こった交通事故で、60代の地元男性の乗った軽トラックと、20代の海兵隊の隊員が運転していた2トントラックが正面衝突したのですが、どうやら2トントラックの運転手の方に飲酒運転の疑いがあり、さらに赤信号なのに交差点に入ったことが事故の直接の原因になったようです。

もう一点この事故について見ていきたいと思うのは、事故が起こった時間について詳しく見ている必要があるのではないかと思います。事故発生の日時は11月19日午前5時25分頃と言われています。恐らく米兵は前夜からお酒を飲んでいて、朝になったのでそのまま帰ろうとして事故になったと思われます。

普通の生活をしているとなかなか午前6時前に車で動くこともそうはないでしょうが、仕事としてその時間に動かざるを得ない場合もあります。恐らく今回の事故もそうした状況の元で事故に遭ったと思われ、本当にお気の毒としか言えない部分があります。そして車の旅で距離を稼いだりしたい場合は日の出前から動くこともありますので、旅行者にもあながち縁のない時間ではないということが言えるでしょう。

こういう事故というのは今回の場合は加害者側が米兵ということなので、特に沖縄では起こりやすい可能性があるという地域性というものもあるのかも知れませんが、深夜から早朝にかけては、車が来ないだろうと早朝の散歩をしながら無理な道路横断をする歩行者は地域に関係なくいるので、夜間や早朝に死亡事故は起こりやすいというデータもありますし、自らがそうした事故に巻き込まれないとも限りません。今後改めて、あくまで事故を無くす取り組みを考えるというよりも、いかにして安全に車の旅での長距離を移動するためにどうしたらいいのかと考えてみることも大事なのではないかと思います。

まず、最初に紹介したケースのように繁華街で飲んで深夜から早朝にお酒が体内に残った状態で車を運転する人を避ける場合には、酒気帯び運転をするドライバーが一日のうちで一番出ると思われる深夜から早朝にかけてはしっかり車の中で睡眠を取るようにして、動き出す時間もあくまで世の中の人々が動き出す時間まで待ってから移動した方がいいという一つの考えにたどり着きます。

ただし高速道路を走行中の場合は、さすがにお酒を飲んで高速道路に入ってくる車もいないでしょうし、明らかな逆走でない限り正面衝突もありません。高速道路やバイパスに入ろうとして逆走するほど酩酊している人が運転しているなら、本線に入る前の段階で壁などにぶつかって動けなくなる可能性も高いですが、万が一の逆走自動車との正面衝突を避けるためには、深夜から早朝に高速道路を下りる場合には念のため制限速度までスピードを落とし、いつでもハンドルで避けられるようなスピードで走行することをすすめます。また深夜早朝の高速道路の走行については、トラックに囲まれると何かあった時に逃げ場がなくなりますので、あえて自分からトラックが前後にいる場所に入らないように気を付けて安全に走行することを心掛け、寝落ちしそうになったらすぐに最寄りの休憩場所で車を停めて休むことを心掛ければ、それほど危険はないと思います。

最初に紹介した事故も、亡くなった男性にはほとんど事故の過失がないと思われます(信号無視が事実ならという前提です)。本当にその人の人生というものを考えると、なぜ死ななければならなかったのかと考えてしまうくらい理不尽な事ではあるのですが、残念ながら車に乗っていれば、こういった事故というものにはいつも遭遇する危険性があることを承知しながら車の便利さを享受するような考えを持たなければなりません。

したがって、自分で考えながら、過去の悲惨な事故のケースを発掘し、自分がそうした事にならないような危機回避のための運転を心掛けなければならないのです。先に述べましたが、基本的には事故自体は夕方に多いと言われていますが、死亡事故に限っては特に週末の夜間・早朝の発生が多いようです。これは週末で飲みに行く人がいるからだと思われるので、酒気帯びのままハンドルを握る人がまだまだいるということでもあります。テレビのニュースでどれだけ報じても、代行運転を頼まずに自分で運転して帰ろうと思ってしまう人は必ずいると思いつつ運転をするのがいいだろうと思います。

休みが暦通りの方はどうしても金曜の夜からスタートするような形で遠くへ行く計画を立てることになると思いますが、その場合はできるだけ早くに高速道路に入り、一般道で起こる可能性のある事故の形態から逃げることをまず第一に考える方がいいと思います。

時間があるとすぐに高速に乗らずに一般道でできるまで遠くへ行って高速代を節約したいと考える方もいるかと思いますが、やはり一般道では昼間では考えられないような運転をするドライバーがいるかも知れないということも頭に入れて、できれば自分や家族の安全を第一に考えた運行を考え、多少渋滞に巻き込まれるにしても、悲惨な事故の当事者にならないことをまず第一に考えてのドライブの計画が改めて大切ではないかと今は思っています。


迷ったら夏タイヤのまま出掛けないという選択を

毎年雪に悩まされている地方の方からすると信じられないかも知れませんが、私の住む静岡県の中部地方では、さすがに標高の高い山間部では雪が降りますが、海に近い平野部では雪は「舞う」程度に降るものであり、翌日にすら残らないのが「初雪」になってしまうか、そもそも雪が一年を通して降らないという地方に住んでいます。

そのため、日々の仕事やレジャーで使う車のタイヤについては、東は御殿場、西は関が原を通るような場所に出掛けるのでなければ一年中夏タイヤを履いたまま取り替えることはありません。さらに、近場移動だけならチェーンも使わないので多くの人は買ってもいないと思います。しばしば東京に雪が降った場合の自動車ユーザーのタイヤ交換やチェーン購入の姿が話題になることがありますが、恐らく静岡県中部の平野部が一面雪になったらそれとは比較にならないほどの大パニックと化すでしょう。

2017年もようやく冬将軍がやってきて、雪の心配をしながら車を使わなければならない季節がやってきたという感じですが、そんな雪道に慣れていない私のようなドライバーは、遠方へ車で行くなら、少なくともタイヤをスタッドレスに履き替えたり、自分で装着できることを前提にタイヤチェーンを用意した上でないと、とても車では出掛けられないと思っています。というのも、自分が事故を起こしたり動けなくなって困るという事だけではない大きなリスクを考えてしまうからです。

過去にこのブログでも触れたことのある約千台の車が8時間半にわたり立ち往生した今年2月の新東名御殿場ジャンクション付近におけるインター閉鎖というのは、そもそも雪を甘く見て夏タイヤのまま高速道路に入った車が相当いたことが原因ではないかと思われます。そんな状況になると、いくらきちんと雪対策を行なっていたとしても、身動きが取れない車の中にはまってしまったら全く動けなくなってしまいます。普通車や軽自動車の場合は、周辺にいる人たちがみんなで動けなくなった車を押して道路脇にでも移動させることができるかも知れませんが、トラックの身動きができなくなったらこれはもう無理です。その車が安全に動くまでは立ち往生を覚悟しなければならなくなります。

道路上で止まったままの場合でも危険は生じます。路肩が空いている場合、その路肩を通って抜けようとする不心得者がいたとして、そうして走ってきた車が滑ったりして立ち往生している自分の車にぶつかってくることもあるかも知れませんし、もしそんな事故が起きてしまったとしたら、いざという時には緊急車両の通行路となる隙間まで塞がれて、病人の搬送や救援物資も届かなくなる可能性もあります。

そう考えると、実際に急に雪に降られた場合に対処する術を持たないまま車で出掛けることは止めた方がいいという考えにつながるでしょう。もし電車に乗り換えて出発して同じような立ち往生の状況になったとしても、車内で休むこともできますし、線路は高速道路のように渋滞はしていませんので自力では動けなくても他に雪でも動ける電車や汽車があれば救援に来てもらえる可能性もあります。

私自身は過去には冬の温泉を楽しむために雪の関越道を利用して群馬県の温泉を車中泊で回ったりしたこともありましたが、当時はまだスパイクタイヤでの走行が許されていた時でも坂道でアイスバーンにはまってしまうと運転手の意志で車を制御するのは難しく、物理的な事故を避けることができないことを知ったり、これも冬季に岩手県の花巻温泉郷にある大沢温泉に出掛けた時(その時はさすがに車は使いませんでした)、花巻駅から乗ったタクシーの運転手の方が、最初から雪道で滑ることを計算して運転していることに感心したことと、同じ日に台湾からやってきてレンタカーを借りて運転していたグループが死亡事故を起こしたという事をそのタクシーのカーラジオから聞こえてきたニュースで知り、さすがにここまで雪道の運転に慣れることは難しいと、その時から冬季の車での外出には積極的になれないまま今に至ります。

改めてこんな話題を書こうと思ったのは実は理由があります。車でよく出掛ける友人に昨日電話をしたら、何と岩手の陸前高田にいるという話で、しっかりスタッドレスタイヤを履いているだろうと思ったらまだタイヤ交換はしないまま来てしまったとのことでした。さすがにチェーンは持っているだろうとは思いますが、週末は東北や北海道で天候が悪くなり雪の予報もある中で、スタッドレスを履かずに出掛けるとは、やはり雪の降らない地域に長く住んでいることによる楽観主義が染み付いてしまっているのかとちょっと恐ろしくなりました。友人には無事に帰って来て欲しいですが、くれぐれも現地の方々に迷惑がかからないようにと願っています。


旅先での「ローカルルール」に困ったら

最近特に目につくテレビの番組に、芸能人や俳優が歩いて都会ではない田舎を回り、土地の人々とのふれあいを演出するようなプログラムがあります。そうした番組を真に受けて、同じように土地を回る旅をした場合、どうなるのでしょうか。先日のニュースで、現代の村八分のような扱いを受けた大分出身の男性のケースがニュースになっていたのですが、そのくらい付き合いに厳しい場所に行くと、地元の人との触れ合いどころではないような感じがします。というのも、今回のニュースは、土地に関係ない人間がその土地を荒らされたと土地の人に判断された場合、かなりのトラブルになってしまうのではないかと思えるものでした。

大分のケースについて詳しいトラブルの内容は割愛しますが、今回村八分のような扱いを受けた男性というのは、決してその土地と関係ない人ではなく、生まれ育った家に戻って病弱となった母親の面倒を見るために大阪から移り住んだという、いわば同じ集落の人間という認識は残っている中で付き合いをしてくれなくなったという点が、それまでの全くその土地に縁のない人との付き合いを避けるケースとは違っています。

いくら見知っている人であっても、その集落に長い間根付いている「ローカルルール」について意見や文句を言うことがあったことで、一切の関わりを断つような場所が今この日本には普通にあるということを明らかになったというのは画期的な事だと思います。個人的には今後、やみくもにそこで生活している人の生活圏に土足で入らないような注意ができるようになると肯定的に捉えています。

道の駅や高速道路のサービスエリア以外で車中泊をするような場合、やはり気になるのが野営地と定めた土地で、自分の事はどう見られるのかということと、それに対する対策はどうすればいいかということでしょう。緊急避難的に夜になって仮眠を取るような場合は、人が起きて活動するより前に起き、状況を見ながら邪魔にならないように早めに立ちのくというのがベストでしょう。そうでなく、ある程度時間のある夕方くらいに現地に着き、適当なキャンプ場が見付からなかったような場合、どうするかということになると、これは集会所のような人の集まるところで、地元の顔役を紹介してもらうのも良し、道の駅があればそこの責任者の人に車中泊可能な場所はないか聞くも良し、土地の人に空いている土地に一晩だけ車を置かせてもらうことについての筋を通すということが大切になるのではないかと思います。

私自身は過去にあてもなく旅をする時には、どんな人に会い親切にしてもらったり世話になったりすることがあるかわからなかったので、物自体はそれほど高くない煎茶のパックを複数持って行き、お世話になった方に渡すようにしていました。私自身がお茶の生産では日本一の静岡県から来たことを告げることで、ある程度は相手の緊張も溶けてくる場合もあり、そうした「小道具」もお互いにいやな気分にならないためのものとして役に立ったことを覚えています。お茶の場合は余れば自宅用として使ってしまってもいいので、我ながらいい小道具を使ったのではないかなと思いました。

ただ、もしそうしたこちらからの誠意を見せても全く反応がなかったり拒否反応を示された場合は三十六計逃げるに如かずということで、違う車中泊場所を探すようにした方がいいでしょう。他人者を受け入れないというのがローカルルールの地域も当然あると思いますし、そこに自宅を購入したわけでもなければ、あえてトラブルの種としてその土地に留まったとしてもいいことはありません。

こういう「ローカルルール」というのは、車中泊時だけに限らず、地域の人達しか行かないような居酒屋や食堂でもあることがあります。注文一つにしてもルールに則っていないと止められるかも知れませんが、全くどうしていいかわからない場合は腰を低くしてお店の人に聞くのが一番だと思います。もっとも、都会でも繁盛店の中には店主がお客の私語も許さないような雰囲気のお店も存在したりしていますので、暖簾をくぐってお店に入り、ちょっとこの雰囲気は自分には合わないと思ったらそのまま出て行く勇気も必要になってくるかと思います(^^;)。そうした場合のために全国規模のチェーン店があると思えばいいのではないでしょうか。


ポカリスエット イオンウォーター パウダー(180ml)スティックタイプ

ようやく自分のスタイルに合ったスポーツ飲料のパックが出てきたなというのが第一印象です。基本的に、マイボトルを持ち出して外で飲み物をいただく場合、ボトルの中にお茶を含む色付き味付きの飲み物を入れておくとボトル本体および内部のパッキンが時間の経過とともに変化し、その変化によって黒ズミなど洗ってもなかなか落ちない汚れの原因になることがあります。

私の場合はボトルの中味は極力お水か白湯にし、お茶を飲む時にはその都度茶葉を挽いたり淹れたり、コーヒーならドリップしていただくようにしているのですが、夏場だけでなく暖房の効いた部屋や車内で長時間過ごしている場合も汗をかくので、一杯飲みきりのスポーツドリンクのパックが出てくれないかとずっと切望していたのです。今までは夏に大きなボトルに入れるための1L用やせいぜい500mlのパッケージがあるだけでした。

粉というのはどうしてもこぼれるものですから、大きなパッケージを小分けして使うようにするとこぼした時に大変ですし、いったん開封した場合の保存がどうなるのかと考えるとなかなか大きなパッケージを買って使おうとは思わず、今までは一杯飲み切り用のパッケージがあった日東紅茶「塩とライチ」という粉末ジュースの素を用意していたのですが、今後はこちらのパッケージになるかと思います。

一杯分が180mlと少なめではありますが、糖分の取り過ぎを心配される場合は、推奨の水の量より倍くらいまで希釈した方がいいという方もいらっしゃるので、私が持っているものの中では大きめのカップにこのスティックパウダーを溶かし、250mlから300mlくらいに薄めればそれなりに飲み応えもありますし、好みに応じて水の量を調節できるので味見しながら自分に合った水の量を決めるというのもいいと思います。

さらに、自分で使うかどうかわからないような場合でも、旅行先で脱水症状を起こしている人に出くわした場合、周辺にだれも経口補水液やスポーツドリンクを持ち合わせている人がいなかったような場合でも、水さえあればそうした方に飲ませて症状の改善が図れるケースも有るのではないかというところもありますので、自分では飲まないなと思っていても、お茶セットやバッグの中に複数入れておくだけでも何かあった時の助けになるのではないかと思います。

たまたまこのエントリーを書いている時に、ロック歌手の内田裕也さんがホテルの部屋で脱水症状で倒れたというニュースがありました。冬の時期であっても暖房が効き過ぎた状態の中で長時間過ごしていると、内田さんのように体の自由が効かないくらいの症状になってしまう可能性があります。人によっては喉の渇きを覚えないまま脱水症状が進んでいくことも大人の場合はあるようなので、人のためとは言いながら自分のためにも用意しておいてはいかがでしょうか。

こうしたパウダー飲料のメリットは、ボトルの中に入れるのは水かお湯をとりあえず入れておけばいいのでボトルの衛生状態を心配する必要がないということと、旅先で購入する場合もスーパーに行けばかなり安く購入することができる水をとりあえず買っておけば良いということがあると思います。炭酸飲料についてはさすがに売っているものを買った方がいいと思いますが、そうでなければ年間を通して安心していただける、定番のスポーツドリンクとしてこのスティックパウダーは持った上で旅に出ようかなと今は思っています。

今後もこの種のパウダー系のドリンクについては開拓していく予定ですが、私の場合はあくまでもお茶とコーヒーを基本とする中で、カップに入れて溶かせばすぐに飲めるという利便性と、味に変化を求めたい場合にその自分の嗜好に応えてくれるものをという点に重点を置いて探していきたいと思っています。


明治乳業「おいしい牛乳」のキャップは持ち出してこそ真価を発揮

すでにテレビコマーシャルで最近放送しているのでご存知の方もいるかも知れませんが、明治乳業の「おいしい牛乳」のパッケージに変化があり、昨日たまたま目に付いたので購入して帰って来ました。

写真のように、従来の牛乳パックのように手で強引に開けるタイプのものでなく、プラスチックの回して開け閉めするタイプのフタが付いています。容型が1000mlから900mlに減っているのに価格は据え置きだとか、リサイクルに出す際にはこのフタの部分を取り外す必要があり、新たにフタの処理が必要というディメリットはあるものの、牛乳パックを開けるのが苦手という人には有難い形状になっています。

ネットの反応を見ると、キャップについての評判はそれほどよくなく、容量が減ったことに関しても不満が出ていて、「実質的な値上げのためでは?」という評価が多いようです。そこで、ここでは特に旅に持ち出す事についてのメリットにも光を当てようと思います。車で出掛けて出先で牛乳を飲みたい場合もあると思いますが、基本的には一人用のパックでも、2人分以上の500ml、1000ml前後あるパックでも、紙パックを開けるか直接ストローを差して飲むかということになるので、旅先で牛乳を飲みたい場合は、一人用のパックを購入してその都度飲み切るというのが今までの基本だったように思います。

しかし、この「おいしい牛乳」の場合は、一回開けてもしっかりとキャップが閉まるので、何かの拍子にひっくり返っても中味がこぼれないので、クーラーボックスに入れて持ち出して、飲みたい時に飲むことが安心してできるようになりました。

さらに、これは特に強調しておきたいことですが、旅先ではなかなか自分の手を雑菌の影響がないくらいきちんと手洗いをすることができない場合もあります。大人だけならその点は十分注意できますが、子供が大人の知らないうちに牛乳を飲もうとして、手に付いた雑菌が牛乳パックに付いてしまい、そこから雑菌がパックの中で繁殖してしまう恐れがあるので、従来のような手で直接紙パックを開けるタイプの大容量の牛乳パックをたとえクーラーボックスで保存できるとしても持って行きたくないなあと思っていました。

しかし、今回の回して密封する新キャップが採用になったことで、キャップに雑菌が付いたとしても中味にまでは及ぶことがなく、十分に冷やしたクーラーボックスの中に入れて持ち運ぶようにすれば、一人で出掛ける時にも大きめの牛乳パックを持って行き、そのまま飲んでもよし、湯煎してホットミルクにしたり、さらにはコーヒーと合わせてカフェオレとして楽しんだりもできるようになります。

もちろん、家庭内で飲むだけなら従来の手で開ける方式のパックでもいいとは思います。しかし、先述の通り出先だけでなく家庭内においても、お子さんがいて牛乳が好きな子の場合、親が知らないところで帰宅してから手も洗わずに雑菌が付いたままの手でパックのフタを開けて飲むことを繰り返していると、これからの寒くなる季節なら問題ないかも知れませんが、気温が上がる時期にも同じような事をやることで、家族の体に影響が出てくる可能性だってあります。もちろんこの種の危険はお子さんだけに原因があるわけではなく、道理のわかった大人であっても、常に食品に直に手を触れる前に必ず手洗いをする人ばかりではない事も確かです。特に牛乳というのは痛みやすいと言われているので、できるだけ雑菌が入らないように飲んでいただきたいと思うのです。

そんな事は考え過ぎであると思われる方も少なくはないと思いますが、前日紹介した料理研究家の土井善晴さんの、食品の鮮度を落とさないために雑菌を繁殖させない取り組みについて考えられた料理のレシピを一昨日じっくり読ませてもらったことで、私自身の考えも変わりつつあります。

改めて書かせていただくと、家庭と同じように牛乳パックを開ける前に常に自分の手から雑菌を減少させるための丁寧な手洗いが可能でないかも知れない「車内のクーラーボックス」の中に入れる牛乳パックについては、今回紹介する「おいしい牛乳」のようなキャップのあるタイプの紙パックの方がおすすめだと考えます。これは、注ぎ口から雑菌が入る可能性が少ないということに尽きます。さらに、当然キャップに直接口を付けて飲むのではなく(口の中の雑菌が悪さをするので)、カップに注ぐ形でその都度いただくようにするのがいいでしょう。カップを洗えないような状況には、紙コップを合わせて用意して持って行くのが旅先で体調を壊さないためには必要な準備になると思います。


土井善晴さんの「洗い米」はキャンプにも使える技

先日、テレビでNHKの「きょうの料理」放送開始60年の記念特番を見る機会があり、一部のマニアの間で「神回」と呼ばれている15分間の番組で「塩むすび」と「焼きみそおむすび」しか作らなかった時の塩むすびの握り方を生放送で再現してくれました。

このような人に教わらなくてもできそうなおむすびをわざわざテレビの料理番組で扱うのかと思われる方もいるかも知れませんが、単純な事だからこそかなりの料理についての考え方を示してくれているので、大変参考になるというのが正直に思うことです。

特に、車で出掛けて旅先でお米をおいしく炊きたいと思う場合、手軽さを考えると無洗米を使ってしまいがちになりますが、土井さんが塩むすびを作るためのお米の炊き方について解説する中で出てきた「洗い米」というのはなかなか旅に出る時にも使えそうな技だと感じました。

この「洗い米」というのは普通のお米を洗ってからザルに上げて作るもので、夏場なら30分間、冬場なら50分間で炊ける状態になるそうです。すぐに炊かない場合は口の閉じるポリ袋に入れたものを冷蔵庫に入れておけば1日~2日ぐらいまでは保存がきくそうなので、中を冷やしたクーラーボックスに入れて持ち運ぶことで、旅先での炊飯にも使えそうです。

さらに、水の量については土井さんはあくまで米と同じ量であることを推奨しています。普通米と無洗米、さらに新米と古米では水の量が違うという認識があるとどうすればいいのか迷ってしまうかも知れませんが、水が米と同じというのはわかりやすくで良いです。

興味のある方は、NHKエデュケーショナルの「みんなの きょうの料理」というサイトで、「焼きみそおむすび」というレシピ名で検索をすれば詳しい内容が出てきますので参考になさってください。

車で長期間旅行する場合、旅のコストを抑えるには少なくとも主食のお米だけは用意しておいて例えばキャンプ場に泊まることができた場合、その日の夕食を作るためのお米を用意する時に、翌日以降の朝ごはんか昼ごはんか夕ごはんかはわかりませんが、いつでもすぐに炊ける状態にザル上げしたお米をポリ袋に入れて冷蔵したまま持ち運ぶことで、それほど時間を掛けることなく次の食事で炊きたてのごはんが食べられるので、格安の料金で使えるキャンプ場を回るようなコースで回ることができる場合にはこんな形での下準備のしかたを覚えておくといいのではないかと思うわけです。

それこそ、お米の場合何もおかずがなくても炊きたての状態で塩むすびにして食べてもいいわけですし、無くなっても全国どこでも売っているので、量的には同じクーラーボックスに入るくらいのペットボトルを複数用意して、その中で生米自体も保管しておくのが合理的ではないかと思われます。常に車で移動していることを考えれば、それほど多くのお米をストックしておかなくても大丈夫でしょうし、地方の農産物直売所やお米屋さんで計り売りをしてくれるところがあればお願いしてもよさそうです。

どちらにしても外食することを考えれば、お米を炊いて食べるという生活というのはお金の節約になりますから、トータルのコストを押さえて車で長期間旅行したいと思っている方は、旅の主食はお米にすることも考えてみてはいかがでしょうか。


日本の無責任体質は庶民の防衛本能から

昨日の報道で、自動車メーカーのSUBARUも日産と同様に工場での完成品検査において無資格の社員が業務を行なっているのが発覚しました。恐らく、30年という長さにわたってこの方法で検査を行なっていたことは、資格の有無はそれほど問題でなかったということは言えるのかも知れませんが、それならば必ず資格を持った人間が直接確認するのでなく、最終的な確認のみを資格を持った責任者にやらせるような形での国の決めた方法の変更を自動車メーカー全体が政府に働きかけるべきだったのではないでしょうか。

そういう事をしないで、形式上ちゃんとやっていたということにしていたというのは、いつかはこのようにバレるもので、それまでの無責任体質がどんな大きな企業にもあるということを世間に明らかにするとともに、実は決して「日本人は勤勉な国民性がある」ということが全てではなく、「日本人は歴史的に無責任な体質を持つ」ということも明らかにしてしまったのではないでしょうか。

こんな事を書くのは、かなり前に作家の井上ひさしさんのエッセイを読んでいて、江戸時代の話として、以下のような言葉に関する話題について読んだことを思い出したからです。これは、明確なソースは見付けることはできませんでしたが、井上ひさしさんによると、江戸時代の天気を予想する役人が編み出した天気予報に関する言葉なのだそうです。

「明日雨降り候天気には御座なく候」

この言葉をそのまま読むと、「明日は雨降りで天気ではありません」と翌日の雨を予想する言葉のように思えます。しかし、同じ文章にひとつ句読点を付けて読ませると、その内容は全く変わってしまうのです。

「明日雨降り候天気には、御座なく候」

ここで句読点を打って読むと、「明日は雨降りの天気ではありません」と反対の結果を表わす内容になってしまうのです。井上さんによると、こんな言葉が生まれた背景として、安易に家臣を殺さない工夫がつまった言葉が「明日雨降り候天気には御座なく候」なのだとか。

例えばお殿様が翌日狩りに行かれるので、翌日の天気を報告せよと言われた場合、現在の技術をもってしても天気予報は外れるものですから、この時代の予報の精度は決して高くなかったと思われます。天気予報が当たれば問題ないのですが、もし翌日の晴れを予想して当日雨が降り、殿様のあつらえた装束がびしょ濡れになってしまったらどうなるでしょう。恐らく当時の武士の習いとして、予報を出した役人は責任を取って切腹ということになってしまうでしょう。ご奉公のために天気を予想しているだけなのに、予報を出す度に命掛けになってしまうのでは、誰もが怖がって予報を出すことができなくなります。

そうして考え出されたのが「明日雨降り候天気には御座なく候」という言葉だったと井上さんは書いています。この便利な言葉で天気の予報をしているうちは、どんな天気になっても天気予報が外れということにはならないので、誰も死ぬことにはなりません。もっとも、こんな言葉だけでお茶を濁しているのでは、天気予報としては全く役に立たないだけでなく、天気予報の精度を向上させるどころか、天気の研究そのものを止めてしまいかねない言葉だとも言えます。

ある意味では日本人は狡猾で、誰も責任を取らないようにしたり、その場から逃げおおせたりする知恵という点ではかなり優れていると思います。そうした歴史からしてみると、今回様々なメーカーで明らかになった不正というのは、今まで誰も責任を取らずに逃げてきた事が明らかになっただけで、日本人のある種の特質を現わしているだけに過ぎないとも言えるのです。

こんな事に知恵を使わなければならなかったのは、現場でかなり無理な事を会社の上層部だったり政府から押し付けられてきたからではないかとも考えることができます。今回の日産やSUBARU、そして神戸製鋼での不正についても、なぜ不正が行なわてきたかという原因追求の考え方として、現場の怠慢や気の緩みという点だけでなく、どれだけ現場にしわ寄せが行っていたのかという事も合わせて考えないと、収束には向かっていかないのではないかと思ったりもするのです。

以前にもこのブログで書かせていただいたように、ほんの少しの気の緩みで出てしまった性能の劣化分というのが積もり積もって起こるのが大きな事故になる場合もあるわけですから、結果的に会社の無責任体質を生み出したのはどこにひずみがあったのかというところまでを検証しないと、また別のところで問題が出てくるような気がしてなりません。


「購入する」から「借りる」ライフスタイル その2 残クレの仕組み

都市部に住む方の中には、公共交通で十分間に合うライフスタイルになっていれば、車を所有することなく必要な時にレンタカーを使うという方法や、さらに時間単位の「カーシェア」という形で利用される方も増えているといいます。こうした使い方で問題はないかとは思いますが、気になるのが借りた車で事故を起こしてしまった時の対応です。

自分の持ち物なら多少の傷は気にしないで乗り続けてもいいですし、保険を使い自分の車の修理代まで出せる車両保険に入っていれば内容次第で自己負担なく修理して乗り続けることができますが、レンタカーの場合は借りる前にきっちり周辺の傷の様子を確認してから乗り出すため、新たな傷が見付かれば通常料金の他に修理費として更に負担が増える可能性があります。

借りる車の種類と事故の内容にもよりますが、とにかく格安の料金で車を借りた場合ユーザーがレンタカー会社に追い金のような形で払わなければならない金額が10万円以上になってしまうこともあります。そうした一気の出費を防ぐためには多少他社と比べてレンタカー料金が高くなってしまったとしても、レンタカーの保険としてさまざまな状況に対して補償するプランに事前にしっかり入ることが大切です。それこそ、安い中古車であれば10万から20万円くらい出せば買えてしまう場合もありますので、かえって車を借りたことによってお金がかかるのを防ぐためにも、レンタカーに乗る前の事故や故障に対する費用負担についてはしっかりと確認してから利用することをおすすめしておきます。

次に、最近よく利用されるという「残クレ」について紹介させていただこうかと思います。この買い方はいわゆる「リース契約」に近いもので、3年なり5年という期間をかけて、新車価格そのままではなく、3年後5年後の車の下取り価格を暫定的に決め、(新車価格)-(将来の下取り予想価格)という計算式で出てきた金額について3年ないし5年でローンを組み毎月の支払いをするというものです。この時、下取り価格を決める重要な数値として、車の走行距離があるので、事前に「月1,000キロまで」「月1,500キロまで」という風に、車の利用実体に即した条件を決め、それを将来の残存価格を決めるために使うところもあります。

このような形のクレジットだと、3年後ないし5年後に車の残存価格が残るのですが、残りを一括払いにして自分のものにするか、分割にしてさらにローン期間を増やすか、この時点で契約を終了し新たに車を買う方向で考えるかということになります。残クレを使ってローン終了後に車を替える選択をした場合は、前回紹介したように常に最新のiPhoneを使い続けるために、常に車が手元に残らない形でのカーリースのような形になるわけですが、どちらにしても3年後ないし5年後に向き合わなければならない問題があります。

最初に説明した残クレ契約終了後に予想される下取り額というものはあくまで予想であって、実際の同じ年式の同じ車種の下取り金額が予想より下がる場合もあります。そうなると、もし車としての価値が当初の予想よりも下がってしまったら売り主の方はまるまる損になるわけですから、契約終了時に改めて下取り価格を査定し、当初の予想より低くなったとしたら契約者が残りの価格(「当初予想された査定価格」-「実際の査定価格」)を追い金という形で払わなければならないようになっているのです。

このような下取り金額の差額を払わなければならないケースは色々あって、何も乗る本人が悪くなくても急に不人気車になってしまって査定が下がることもありますし、当初予定していた走行距離を越えて乗ってしまった場合や、事故を起こしてしまい「修復歴有り」の車になってしまった場合などがあります。特に事故の中でも後ろから追突されたような自分に全く落度がないような事故であっても、起きてしまった時点でクレジット期間終了後の追い金を払うことが決定してしまうような状況になってしまいます。

本当にこれは笑えない話で、私の身近でも購入してすぐ追突事故を起こされてしまい、事故相手との交渉の中で査定落ちをする分の上のせを要求するとは言っていましたが、その交渉がうまく行かなかった場合は契約終了後の追加負担をまるまる本人がかぶることが決定してしまうので、契約終了までにその分のお金を工面しなくてはならなくなります。

こうした事は常に起きるわけではありませんが、何かの時にそんなに苦労するなら安い中古車でも買っておいた方が、残債を払う必要もなく修理して乗り続けられるのでいいと思う方もいるでしょう。それに対していざという時のお金の心配はしなければなりませんが、同じものを全額ローンを組んで買って乗るよりも毎月の負担は少ない「残クレ」や「カーリース」にして事故は起きたらその時に考えるという風にするか、どちらが自分のライフスタイルに合っているのかを十分考えてみるのが大切だと思います。

昔は新車に乗る事自体がステータスであることもありましたが、このブログは何せ車中泊をするために車に乗るような考えも自分にはあったりしますので、車内を改造するような事も考えると、車は借りるならワンボックスカーにぴったり収まって内部に傷を付けずに撤収可能な車中泊設備のセットを用意するような感じにとどまりますし、車を購入するなら下取り価格など考えず徹底的に手を入れて車中泊に適した車にすることもできます。どちらの方法が向いているかは考え方次第ということもありますので、お互いのメリットディメリットを十分考えた上で決断されるのがいいでしょう。


自分でできる自動車に関する確認作業は忘れずに

衆議院選挙の当日に日本を襲った台風は、深夜に静岡県の御前崎に上陸した後、あっという間に通り抜けていってしまいました。台風によって被害を受けた方にはお見舞いを申し上げるとともに、まだ警報や注意報が出ている場合には十分気を付けて警戒を続けていただきたいと思います。というのも、今回の台風が到達する前に小さなミスにより大きな損失を受けるような事例が私の身の回りで起こってしまったのです。ただ、その本人である私の知人にとっては大変なことに違いないのですが、状況や人生が変わってしまうほどの大きなダメージではないのが救いだったと慰めるしかないような状況でした。

というのも、その方は台風の影響による雨の中を車で出掛けていて事故を起こしてしまったのですが、問題なのはそこからです。警察を呼んで現場検証を受け一通りの確認が済んでその場から開放されたのですが、その後警察から電話が入ってきて初めて気付かされたことがあり、そこで自分の免許証の更新期限が過ぎていることに気付いたのです。

更新期限は事故を起こした日からそう時間が経っているわけではなかったので免許を取り直しという最悪のパターンにはならないようで良かったですが、もし何かの拍子に気付いて更新をしていれば問題になることはありませんでした。その方は警察から電話が入った時点で車を運転できなくなるのも痛いでしょうし、事故を起こしたことによる対応も無免許運転ということになると変わってしまう可能性があります。

自動車保険の方も、一応相手への賠償については被害者保護の立場があるので全額保険から支払われるようですが、せっかく付けていた車両保険の方は私が聞いた時点ではどうなるか調べてもらっているところということで、最悪の場合自分の修理費は保険から出ないで自分のお金で直すことも考えなければいけないそうです。

このような話を聞くと、まさかそんな悪いことが重なって起きるなんてと思うかも知れませんが、さらに多くの不幸な要因が重なった事が、テレビなどで報道されるようなびっくりするような事故になるのだろうなと考えると、いかに自分でできる対応策をしっかりやることで、重大な災厄を逃れることができる可能性もあるということになります。

車関係で言えば、自動車保険の契約し忘れというのは自分の意志で断わらない限りないとは思いますが、車検があることを忘れ、そのまま乗っているようなケースはたまにではありますが聞くことがあります。もし今回の事例で車検も切れていたということになれば、さらに悪い状況に追い込まれてしまったでしょう。

また、車検を通した場合でもあまりにもコストにこだわるあまり、単に車検を通すための作業だけを依頼し、エンジンオイルやエレメント交換、ブレーキパッドの交換を渋っていると、特にひどい雨の時などは整備不良による事故を起こす原因になったりします。多少金額は高くなっても、足まわりとエンジンの整備については信頼できるところに依頼し、出掛ける前に不調に気付いたら、早めに修理工場への連絡を心掛けたいものです。

また、高速道路を走る前には、目視でもタイヤの様子について確認し、極端に空気が抜けている場合はガソリンスタンドで空気圧の調整を行ないましょう。空気を入れても時間とともにまた空気が抜ける場合はパンクかヒビが入っている事が疑われますので、タイヤ屋さんへ直行してから出掛けるようにしないと、高速道路をそのまま走ってタイヤがバーストし、大事故になる可能性もあります。

ハンドルを握って運転するということは、もし自分が粗相してしまったらその責任を一身に負うことになり、ひどい場合には刑事罰も受ける可能性もあります。今回紹介した事一つ一つは小さいことかも知れませんが、もし事故を起こしてしまったとしても、事故が起こってから新たにわかる悪い事が出ないように、常日頃からの確認が大事だという事を、私自身も強く思いました。

とりあえず自分でも免許および車検の有効期限と、足まわりのチェックだけは行ないましたが、さらに言うと台風が来るというような場合はよほど何か用がなければ車で出掛けるような事をしないということも大切だと思います。皆さんもこの機会を通じてぜひ確認してみてください。


外でお茶する環境を作る その11 市販のティーポットの「フタ」を活用する

今回、さらにお茶セットを進化させようと思ったのは、買い物中にたまたま訪れた「無印良品」のフタ付きタンブラーのフタを見たからです。ステンレスのカップのようなタンブラーに付いていたのは、カップの中に収まるような黒いフタで、スノーピークがダブルチタンマグ用に用意している内フタのようなものですが、無印良品の場合は単なるフタとしての役割だけでなく、一部がスライドして注いだりストローが入るようになっているので、こうしたフタを自分の持っているコーヒーサーバーとしても使いたいと思っているカップにジャストフィットするなら欲しいと思ったのでした。

モンベルのチタンカップ600は普通の丸型カップなので、注き口がないためコーヒーを中に溜めて他のカップに注ごうと思った場合に下手をすると盛大にこぼしてしまう恐れがあります。野外で使うなら多少こぼしても大丈夫ということもあるのですが、せっかく美味しく淹れたコーヒーを大量にこぼすのは勿体無いですし、丸型のカップでも安全にコーヒーを他のカップに移すためには、このようなフタがあれば大変便利になります。そこで、まずはモンベルのカップを持って無印良品の店舗までサイズの確認に出掛けてみました。

カタログ上の口径はどちらも同じ8cmだったのですが、大変残念ながらぴったりとははまらず、カップの口径の方がほんの少し大きいという結果になりました。もっとも、フタの方が大きくて入らなければどうにもなりませんが、フタの方がわずかに小さいだけなら上から置けばしっかり外からのホコリをシャットアウトできますし、ストローを入れて飲むような場合も問題ありません。ただ、フタを付けたまま中の飲み物を注ぐような場合は、注ぎながらフタが落ちないように手で支えていないとフタと一緒に中の飲み物も一気にぶちまけてしまうので注意が必要です。恐らくこのフタを使ったらコーヒーを注ごうとして中味をぶちまけてしまう私の将来の姿が予想できたので(^^;)、今回はこのフタを流用することは諦めました。

話はそれでおしまいになるはずだったのですが、無印良品のフタを見付けた時点で、これは十分にお茶セットの中に入れられると思っていた分落胆が激しく、出掛けたショッピングセンターの他の売り場も回りつつ、何でもいいから口径8cmのモンベルチタンカップにしっかりとハマるフタはないものかと探してみたのですが、そこで奇跡的にしっかりはまったフタがあったのです。

それが、写真のハリオの出している紅茶用のポット、「ジャンピング リーフポットJPP-50W」という型番のガラスポットです。丸くなっているのは紅茶の葉がはねることで味が良くなるようになっているとのことですが、リーフポットということもあり、茶葉が出てこないように、フタに茶こしが付いているのも特徴になっています。

このフタを力を入れて押し込むようにセットすれば簡単には外れませんので、これは単にコーヒーを安全に分けるだけに役に立つだけでなく、モンベルチタンカップの中にお茶の葉を入れてポットのように使うこともできるのではないかと思うと、すぐ商品を手に入れてしまいました(^^)。ちなみに、ハリオでは部品だけでの販売もしていて、このフタ単体の価格は520円なのですが、送料が500円と高いため、通販で注文する場合も部品単体で注文するよりも、製品自体を注文した方がいい場合もあります。

ちなみに、今回のフタの流用によって余る形になるポット部分は、家でコーヒーを溜めて注ぐためには便利なので、普通に使おうと思っています。今まではマグカップに直接ドリップしていたので、ぼやぼやしているとマグカップからコーヒーが溢れて来る危険があったので、今回の購入はかなり自宅と出先でお茶・コーヒーをいただくには便利になりそうです。

さて、問題はこのフタをカップに装着し、本当に問題なくお茶やコーヒーを注げるのかということだと思います。実際にこのフタを付けて湯のみに注いでみたところ、見事にこぼれることなく注ぐことができました。まさに素晴らしいの一言です。さらに、先述の通りこのフタにはもう一つの特徴があってそれがこのお茶セットの利用範囲を広げてくれる可能性が出てきました。

フタの内部に付いている「茶こし」は取り外して洗えるようになっています。コーヒーやお湯を注ぐ場合は茶こしは外して使う方洗浄の手間を考えるとおすすめですが、茶こしを付けた状態でモンベルのカップに緑茶や紅茶の葉(リーフ)を入れてフタをし、しばらく待ってからカップに注ぐようにすれば、このカップが簡易的な急須やリーフポットとしても使うことができるようになるのです。実際のところリーフポットとして使うと使用後の茶こしの後始末が大変ではありますが、最少限の用意で葉からのお茶も楽しめるようになるとは、このお茶セットを作ろうと思った時には考えていず、いわば嬉しい誤算でした。それほど大きくないこのセットで豆から挽いたコーヒーと、茶葉を挽いた粉末茶の形で楽しめるだけでなく、茶葉から淹れる日本茶・ウーロン茶・紅茶についてもお湯さえあれば楽しめるようになったということで、いわば究極のお茶セットとして仕上がったのではないかと自負しています。

最後に、もう一つだけ確かめておきたかったことがあります。ここでも紹介したモンベルのチタンカップ600と同じくらいの口径を持つマグカップとしては、容量は少なくなりますが450mlのモンベル「チタンシングルマグ450」があります。今回紹介したフタをこのカップ(現在売られているタイプより一つ前のもの)にも付けてみたところ、モンベルのカップより気持ちゆるい感じはありますが、こちらのカップでもしっかりと外れないような装着が可能で、小分けして注いだ時にも問題なく飲み物を分けることができました。

私の使っているお茶セットは大体2人~3人前のお茶を外でもいただけるように作りましたが、純粋に一人用のセットを作るなら、「チタンシングルマグ450」をポットに使い、空いたスペースにポケットストーブや燃料に風防を追加すれば、お湯を自分で沸かしてお茶をすることのできるかなり実践的なセットになるのではないかと思います。

※外でお茶する環境を作るにあたり、一通りのセットが出来上がるまでの試行錯誤について書かせていただいた記事を以下にまとめさせていただきました。興味がある方はどうぞリンク先の記事もご参照下さい。

その0 究極の「お茶セット」を目指して
その1 お湯の用意について
その2 コーヒーと茶葉は両立するか?
その3 コーヒーお茶以外の飲み物
その4 コンビニコーヒーの限界
その5 ドリップコーヒーは豆か粉か?
その6 豆を挽く二人用コーヒーセット
その7 まとめ・どこでもお茶できる事の大切さ
その8 外出先で緑茶を簡単に飲むために
その9 ポーレックス お茶ミルIIを選んだわけ
その10 バッグに入り切らないものは入れ替える
その11 市販のティーポットの「フタ」を活用する