カテゴリー別アーカイブ: 車中泊全般

消費税引き上げ後に起こるかも知れない道の駅の受難とは?

消費税の8%から10%への引き上げによって起こるかも知れない事はいろいろ予想することができますが、このブログで主に書いている車中泊の旅において影響は出てくるのかということを考えた場合、やはり一番考えられるのは食品を「持ち帰る」と8%のままで、外食はもちろんですが、出来合いのお惣菜や弁当、すぐに食べられる食品を購入した場所で食べた場合にも消費税は10%が請求されるようになりることについての影響でしょう。

具体的には、コンビニやスーパーに併設されている「イートインスペース」を利用するか否かによって請求される消費税の額が変わってきます。さらに最近の報道ではコンビニの前にあるベンチでの飲食も消費税10%の対象になるという方針を国税庁が発表しました。実務ではお店側はどのように判断するかというと、会計時に「お店の敷地内でお召し上がりになりますか?」という風にいちいち聞く必要が出てきます。スーパーのレジは最近「セルフレジ」という方式のものも導入されていますが、ここでも「店内飲食」が「持ち帰り」かの表示が画面に出て精算前に選ぶような新たな手間ができると思いますが、その後「持ち帰り」としたのにイートインスペースで買ったものを食べようとしたり、カップ麺のお湯を入れて外のベンチで食べようとしたり、店内電子レンジの使用をするかどうかまでいちいち確認するような事までお店側がやることが普通になる可能性もあったりします。

というのも、事は税金のことですから、とにかく外食分として2%余分にお金を出したくないと思う人は、お店のイートインスペース内では食べなくても、店の外にあるベンチの所で食べようとする人もいるかも知れません。そうした行為が予想されるがための「店の前のベンチでの食事も10%」という指針を出しているのだと思うのですが、それはそれでお客さんの利便性を損なうこともあるでしょう。コンビニではさすがに難しいでしょうが、スーパーの敷地内に休憩用のベンチが設置されているような場合、あえて「ベンチでの飲食禁止」というルールを徹底し、お店の敷地内で食事をしている実態がないことが確認できないと「店内で食べない」ことを証明できないため、8%しか消費税を払っていない人たちに対して、店内および敷地内でも決して飲食はしないというルールを徹底させてくることは十分に考えられます。

しかし、それでもなお少なくない人たちがお店のイートインスペースでは食事はしていないものの、外のベンチで食べていることが常態化してきた場合には、お店と8%分しか払っていない買い物客との間でトラブルになる可能性があります。最悪の場合、彼らが払わない2%分の負担をお店の方でしなければならなくなったとしたら、一年のトータルで考えるとかなりのお店負担になると思いますので、冗談ではなく次のきちんとした対応をお店はやってくるでしょう。

この辺は、本当にちゃんとできるのかという疑問点はありますが、店内でのルール徹底がうまくいかなかった場合、会計時にあいまいな返事しかしないお客さんに対しては一律消費税10%をお店側が請求してトラブルになるような事も考えられなくもありません。どちらにしても食品を扱う小売店にとっては、最悪の状況を常に考えた対処方法を考えておかないと、思いもよらないトラブルが出てくるかも知れません。

さて、ここからが本題ですが、コンビニやスーパー、ファーストフードでお会計をする際に「ここでは食べずに持ち帰り」と宣言した場合、普通の人はそのお店を出て他の場所で食べるようになるわけですが、自宅に戻って食べたりする状況ではなく、車中泊でもドライブでも旅行で来ている場合、お店の中でなくどこで買ってきたものを食べるか? というのが旅をする人間としては重要になってきます。

車で移動しながらそれなりの設備の整った場所を探すか車の中で食べるかということになると思いますが、車の中で食べると車の中が汚れますし、もしベンチやテーブルがあって誰でも使える場所があればという時に一番思い当たる場所が「道の駅」ではないかと思うのです。もちろん、公園や河川敷というような場所もあるものの、24時間利用可能でトイレも併設されていますし、カーナビでは簡単に今いる場所から近い道の駅を検索して直行することもできるようになっているのは大きいでしょう。

しかしここで、道の駅の運営をされている方の立場になって考えてみますと、コンビニやスーパーと同じように、お弁当やファーストフードを店内や屋台で売っているような道の駅の場合、先に紹介したスーパーのように、店外のベンチでの飲食を簡単に禁止するわけには行かないでしょう。そもそもスーパーと道の駅とでは作られた目的が違います。道の駅に直売所があっても、長距離ドライブに疲れてトイレ休憩だけの目的で入ってくる車を追い出すこともできません。そうなると、道の駅が外で買ってきたお弁当やファーストフードを食べる場所として使われてしまう可能性も出てくるわけで、さらにそうして食べた後のゴミだけを道の駅のゴミ箱に置いていかれてしまうようだと、道の駅での車中泊の可否という問題以上に、道の駅の利用方法について揉める可能性が出てくることが考えられます。

大変なのは実際に道の駅の運営に携わっておられる方々だろうと思います。このように外からやってきて食事だけしていく人とともに、店内で買い物をしてそのまま持ち帰るのか店内でなく外で食べるのかという事をいちいち確認したら、それなりにきちんとできるかも知れないスーパーやコンビニとは違って、かなり現場は混乱するのではないかと思います。道の駅としては全ての買い物を一律で消費税10%にしてしまうのが楽なのですが、そうなるとますます外から食べ物を持ち込んで道の駅で買わない人が増える可能性もあります。

そうなると、今回「持ち帰り」8%「店内飲食」10%と分けたガイドラインについて、本当にきちんと区分けすることができるのかということが改めて問題になってくることも考えられます。実際に消費税が引き上げられた場合、今回挙げさせていただいたコンビニやスーパー、道の駅での対応はどうするのが正解で、利用者の側はどのように利用すればトラブルに巻き込まれないのかということも実務として様々なパターンが出てくる中で解決策も出てくるかなという気もしますが、どちらにしても車で出掛けて食事について考える場合、食事を持ち出して他の場所で食べる際には十分に注意する必要がありそうです。


尾畠春夫さんに学ぶお金を掛けない車中泊旅のスタイル

2018年9月23日にTBS系で放送された「情熱大陸」で、過去このブログで書かせていただいたことのあるボランティア活動家の尾畠春夫氏に密着取材した様子が放送されました。ご覧になった方も多いかと思いますが、このブログでは主に尾畠さんの車中泊生活はどうなっていたのかという点について、番組を見てわかったことを書いてみようと思います。

まず、取材当時にボランティア活動をしていた広島県呉市天応地区には軽のワンボックス車を使って入り、特別扱いではなく毎日ボランティアの活動票のような紙に記入して主に民家の中に入った土を取り除く活動をやっていました。そうした正式な手続きに乗っ取って活動をしているところから、避難所となっている天応地区の小学校の校庭に車を駐車することを許されているようでした。

また、学校の水道を使って一日働きづめで汗だくになった衣類の選択を折りたたみバケツを使ってやり、洗濯物は車が停めてある横にあるアスレチック系の遊具のロープの網のところに掛けて乾かしていました。その様子だけ見ると、過去に何度もネットで叩かれた道の駅に住んでいる長期滞在者の様子と変わらない行動であるのですが、一つ大きく違うのは、地元の人のために活動をしにきてくれ、さらに正式な手続きに沿って活動をしているということから、校庭での車中泊生活を地元の人が認めてくれているということです。

いくら尾畠さんと言えども、最初は地域の人からするとよそ者なわけですから、それなりに地元の人からすると警戒感を持って見ていることはあったと思います。しかし現地での働きぶりや、山口県周防大島での行方不明のお子さんをすぐに見つけた能力の高さを知るにつけ、一目置くような形で接するようになったであろうことが番組を見ている中でも出てきていました。現地ではできるだけ地元の人と会話をするように心掛け、有名な赤のつなぎにも背中に自分の名前を書くことで、誰だかわからなくて地元の人が不安になるような事は極力避けているようです。そうした尾畠さんの人柄が逆に人を引き付けることもあるようです。

お昼休みの休憩中に尾畠さんを訪ねてきた男性がいて、その方のお母さんが尾畠さんに食べてもらいたいとお好み焼きを渡したら、尾畠さんは相当恐縮しているようで何度も何度も頭を下げ、感極まったような表情をしていたのですが、自分から困っている人のところに行って活動するのには慣れていても、他人から施しや好意を受けたりすることには慣れていないという印象でした。単にテレビを見ていただけの私でも尾畠さんの事が好きになってしまったので、地元でその人となりに触れている地域の方々はなおさらでしょう。改めて私達が旅行であっても地元でない土地を訪れる時には基本その地域のローカルルールには従い、単に地元の方の好意に甘えるだけでなく、何か現地でお返しができるような事はないかという風に考えることが、一般の方から見られる車中泊の旅行に悪いイメージを持っている人の考えを変えるきっかけになるのではないかと思ったりまします。

番組では車の中までは取材していなかったので、個人的には見たかった車中泊のための工夫など車内の様子は見ることはできませんでした。しかし、その後大分県の自宅の中で取材を受けているのを見たところ、けっこう男の一人世帯で部屋は散らかっていて、何となく車の中もそんな感じでした。車内は日常的に使うものが無造作に散らかっている風だったので、全く同じとはいかないまでも、日々の自宅で暮らしている環境と同じような状態で車中泊をしているということが考えられます。ただ気になるのは後部はフラットなスペースだとは言っても、ゴザを敷いたくらいの感じだったので、今後エコノミークラス症候群に決してならないとは言えません。せめてキャンプ用のマットを敷いた上に寝るようにして欲しいものですが。

食事はボランティア先ではおにぎり2個だけとか、家に帰ったらパックごはんとインスタントラーメンを鍋で煮て、そこに味付けに焼肉のたれを掛けるといういかにも男の味気ない料理(^^;)でお腹を満たしているのを見ましたが、あれなら車中泊でもコンロがあれば簡単に作れるので、お金も掛からないだろうと思いました。

また、活動先でお風呂は呼ばれないものの温泉はお好きなようで、何せ地元が温泉の宝庫である大分県で、原付バイクで少し走ったところに無料で入ることのできる露天風呂の温泉があるので、そこの熱い湯に浸かり、体が熱くなったら外に出て休むということを繰り返して3時間くらいは温泉を楽しむそうです。いつもお風呂に入りに来る人とのコミュニケーションが豊富なので、その場に帰って入る温泉が尾畠さんにとってのお風呂なのだという気もします。

このように、粗食で携帯電話も持たず(情熱大陸のスタッフも連絡が取れないので活動先に出向いて直接コンタクトを取ったそう)、かかるのは移動のためのガソリン代くらいということで、決して費用を掛けなくても車中泊中心なら割と長期間の旅でも行けるのではないかと思うわけです。

個人的に今回の尾畠さんの活動を見るにつけ、さらにコストを掛けずに車中泊する方法について考えてみました。パックごはんは手軽ですが、さらにお金を節約するなら、お米をそのまま持って行き、灯油や車用のガソリンでも使えるバーナーを持って行ったり、拾った流木や小枝の使えるネイチャーストーブを使って火事の心配のない河原のような場所を使って調理するようにすれば、後は車を停める場所さえ確保できればそれほど毎日お金を使うこともありません。

それにしても、年金の受給が始まる65才から今のような車を使ってのボランティア活動をし出したというのは、実に興味深いところです。現在お仕事をしていてなかなか長い休みが取れないという方にとっては同じくらいの年齢になったら、車中泊をしながら日本一周の旅をしたいと思っている方もいると思いますが、尾畠さんの行動に学ぶところは少なくないのではないかと思います。粗食でも不満に思わず車中泊の長丁場にも耐えられる健康な肉体をキープすることが大切であるとしみじみ思いました。


車中泊旅行でのごみ問題

日本人とゴミというと、サッカー観戦の後にゴミ拾いをして帰る日本サポーター存在がクローズアップされたり、例えばパリの街中でのごみ問題はポイ捨てをする人が多いのだそうで、かなりパリの街中が汚れているのは確かなようです。その流れの中で、パリの街のゴミ問題について、東京の繁華街の綺麗さに学ぶべきだというような内容のニュースが、テレビを付けたら放送されていました。ニュースに限らず最近のテレビバラエティでは、日本人の素晴しさをことさらに強調するような内容が多い中、「本当に私を含めた日本人は街をきれいにしているのか?」と思うこともあります。

というのも、車で移動中に感じることが多いのですが、高速道や国道のバイパスに入ったり出たりする道で特に目立つのが明らかに車からポイ捨てされたペットボトルやゴミで左右の側道が目立っていることです。

私の通った所では「ポイ捨て禁止」の看板も整備されていましたが、結局のところ人が見ているところでは捨てないような人でも、車で、しかも夜など人が見ていなくてさらに罪悪感が少ないような場所では他の国々と同じく公衆の場所にゴミを捨てることは普通にあり、決して日本人はきれい好きだとまでは言えないのではないかと思ってしまうわけです。

また、高速道路のごみ箱が明らかに溢れているのにその中に更に押し込んだり、ごみ箱でないところにゴミを置き去りにしたりするケースもあり、「旅の恥はかきすて」という言葉そのもののような所があるのではないかと思っています。

私自身は車で出掛ける場合はある程度のゴミはビニール袋にためて、有人のガソリンスタンドでゴミの処理を行なってくれるところではゴミ袋ごと渡して処理をお願いするということはあります。今までの経験上、逆にガソリンを入れている時にお店の方から「ゴミはありませんか?」と聞かれることが多いので、もしスタンドの従業員の方にゴミ処理を断わられるようなことがあったら、ゴミは車内保管して別のスタンドで改めて聞くか、もち帰りを考えます。
また、高速道路のゴミ箱を使う場合は、大きなゴミ袋をまとめて入れるというよりも、片手でつかめるくらいのゴミを入れたり、その場で飲んだ缶やペットボトルを入れるくらいにとどめるようにしています。

そうは言ってもなかなか旅先でゴミを捨てる場所が見つからず、さらに弁当のカラなどで匂いが気になる生ゴミが出る時もあるかも知れません。その場合には真剣に蓋の閉まるゴミ箱を車内に置くことも考えた方がいいでしょう。私の場合は専用のゴミ箱ではありませんが、ゴミ袋をそのまま車内に放置したくないような場合には、アイリスオーヤマの出している「RV BOX」シリーズの蓋付きバケツを使ってゴミを持ち運びます。

「RV BOX」シリーズの蓋付きバケツには2つの大きさのものがありますが、より活用できそうなのは大きい容量20リットルのRV-25Bです。実はこのバケツ、最初からゴミ箱の用途として購入したのではなく、蓋の上に乗った場合の耐荷重が約180kgもあるので、踏み台として使ったり、蓋の上にクッションを敷いて椅子代わりに使ったり、災害で断水した場合の水入れ(その場合には大き目のビニール袋をかぶせることで、ゴミ箱にも水入れにも使うことができるようになります)に使うことも可能です。さらにこれ自体に座れることから、携帯トイレをこのバケツの上に置いて使い(もちろん蓋の上にビニール袋をかぶせるなどして漏れないようにして)、使い終えたものはバケツの中に入れてトイレセットとしても使えないことはありません。

臭う生ゴミや使用済の携帯トイレを中に入れる場合は、さすがにその匂いまでは遮断できないので、消臭スプレーも同時に用意しておけば車内での匂い対策もできます。日帰り程度の車旅ではゴミは基本持ち帰りで十分だと思いますが、数週間から数ヶ月かけて車で色んなところを回るような場合は基本的にゴミ処理は自分ではできないと思いますので、できるだけゴミを溜めない旅を目指しつつ、どうしても出てしまったゴミについてはこうしたゴミを収納するスペースに一時的に保管し、ガソリンスタンドで処理してもらえるような一連のサイクルを作ることをおすすめします。くれぐれも、もう行くことはないからと言って車の窓からポイ捨てなんてことはやめましょう。


東芝充電ラジオ TY-JKR5の研究 その7 ライトをランタン風に使うためのグッズ

2018年9月に起きた北海道胆振東部地震と、その後に起こった停電についての対策としてこのブログで過去に書きました東芝充電ラジオ TY-JKR5についてのページを改めて見直してみました。現在でも出掛ける時には必ず持っていくことにしているのですが、これ一台で何通りにも使え、サイズも小さくていざという時に役立つという点については発売当初と変わっていないように思います。

今回は、私がTY-JKR5と一緒に携行しているちょっとした小物について紹介させていただきたいと思います。というのも、日々持ち歩くにしても非常用持出袋の中に入れるにしても持ち出すためにはできるだけ荷物を減らし、一つのもので多くのことに使えるものを持っていきたい、その中にTY-JKR5があると便利という事があるのです。

基本的に、ラジオに付いているライトというのはラジオを手に持って懐中電灯のように使うというのが定番の使い方ですが、TY-JKR5は四角い形で縦にも立てられるということから、ライトの部分にあるものを装着させると光を広げることができます。このためのグッズというのはいわゆる白いレジ袋でも十分なのですが、どうせ災害用のいざという時のために持つならば、他の用途にも使えるグッズとしては100円ショップに行けば置いてあるシリコンの折りたたみコップをおすすめします。

写真のような色のシリコンカップを本来はいざという時にお水を分けて飲んだり、シリコンで作られているということから、鍋敷きの代わりや直接熱いものに触れられないような場合に備えて持っていたのです。フタが付いているので使う前に内部に汚れが付いているということもないので、バッグの中に入れて持ち歩くにはピッタリのものです。

今回はそのシリコンカップをラジオのライト部分に引っ掛けるようにしてランタンのように使えるか試してみました。室内の明かりを付けた状態では、これで本当にランタンとして使えるのか? という感じも確かにします。

しかし、室内の明かりを消してから再び試してみると、この色のシリコンカップでも部屋の全体をくまなく照らすことはできました。ただ、もう少し部屋全体を明るくしたいと思われる場合には、半透明で色の少し付いたようなタイプのシリコン折りたたみカップに代えた方がいいかも知れません。また、明るい光ではなく優しい光を出したいという場合も、カップの色を選ぶことによって自分好みの雰囲気を出すことができるようになると思います。用意するカップは100円ショップで扱いのあるもので十分だと思いますので、興味のある方は実際にお店で色や質感などを見て試してみてもいいのではないでしょうか。
最後に、このラジオ一つでラジオとしてもランタンとしても使いたいような場合、手回しでの発電では1分間回しても、ラジオもライトも数十分で消えてしまいます。ラジオを聞きながらランタンのように使いたい場合は、可能ならば本体のスイッチを切り替えて単四電池2本でラジオとライトを使うようにした方が長時間そのままにしておいても使えるようになると思います。

この辺は、臨機応変に考えて昼は手回し発電でラジオだけ聞いて、夜には単四電池で手回しをしないで使うというようにすると、単四電池を効率的に使うこともできるようになります。もしできれば、4本パックで売っているエネループを購入し、最初の2本を使い切っても予備としてさらに長期の停電に備えるような感じで考えておけば、段々と停電は復旧してくるでしょうし、避難所に発電機があれば、そちらの方で明かりはまかなえるのでランタンとして使わなくてもスポットライトとラジオという使い道でいいのであえて単四電池を使わなくても良くなります。

単四電池はテレビなどのリモコンにも使えるものが多く、家のリモコンが電池切れを起こした場合に新しい電池(安いマンガン電池で十分)を買ってくるまで充電池を暫定的に使うこともできます。災害時について、現在はどうかはわかりませんが、東日本大震災の時には計画停電が関東で起こった際、単一や単三の電池は手に入りにくかったもものの、最後に地元で残った電池が単四電池だったということもあります。単四電池のサイズはそこまで大きくはないので、これも普段使っているバックに入れてラジオと一緒に持っておくように私はしています。

※東芝の非常用ラジオ「TY-JKR5」について書かせていただいた記事を以下にまとめさせていただきました。興味がある方はどうぞリンク先の記事もご参照下さい。

その1 外観とその機能について
その2 コンデンサー充電についての覚え書き
その3 機種比較1 TY-JR10からの進化点
その4 機種比較2 KOBAN ECO-5との比較
その5 その5 まとめと今後への期待
その6 常時持ち出し時の電池問題
その7 ライトをランタン風に使うためのグッズ


ソロキャンプあるあるは車中泊にも役に立つ

一昨日たまたまテレビを付けたらやっていたテレビ朝日系の「日曜版アメトーーク」は2時間で2つのテーマを元にひな壇トークをするというものでした。個人的な好みで2つのテーマのうち後半に流れた「揚げ物」については見ませんでした。前半には「キャンプ」の話題で盛り上がっていて、結構面白かったです。

今回の番組で取り上げられた「キャンプ」では、「ソロキャンプ」「ファミリーキャンプ」「グランピング」の3つに分け、さすがにグランピング芸人というのはいなくて、「ソロキャンプ代表」がバイきんぐ西村さん、ヒロシさん、うしろシティ阿諏訪さんの三人構成で、それなりに濃い話をゴールデンタイムにしていたのにはびっくりしました。いわゆる素人キャンプに毛の生えたようなキャンプを楽しむ千原ジュニアさんやフットボールアワー後藤さんの集まりの方が視聴者の共感を得られそうでしたが、気になったのが後藤さんが購入して現地で7人がかりでの設営に2時間半もかかったという(^^;)snowpeakのリビングスペースと就寝スペースが連結できるテント(あれだけの装備を揃えると相当高価でなかなか素人キャンパーには手を出せないものです)や千原ジュニアさんがこれも勢いで購入したというキャンピングカーなど、金の力に物を言わせて楽しむことを主に紹介していたので、逆にソロキャンプで楽しむ三名の話の方が真似しやすいという感じでした。

そういう意味では、お金があって仲間を集めて日常生活の延長としてキャンプの雰囲気を楽しむか、そもそも都会の喧騒から離れ、非日常の生活にどっぷりとはまりたいのかというところで、見ている人の興味も変わってくるのではないかという気がします。

ただ、リビングと寝室のテントを連結してまるで家のように過ごせるテントは、ファミリーキャンプでは相当の威力を発揮するだけでなく、災害時に家族全員で避難生活を送ることができます。ただ正直な話多くの人が着の身着のままで避難している時に、悠々とテントで食事を取り真夏でも風を通して寝られるような生活をしている家族がどんな目で見られるかという問題もあり、言うほどレジャーと災害避難生活との両立は優しくないのではと思ったりもします。

逆にソロキャンプの技術があるとその辺から拾ってきた燃料で火を起こし、お湯を沸かしたり簡単な料理をするようなノウハウもできそうで、さらにハンモックで一人で寝ていたとしても変わっているとは見られても妬まれはしないでしょう(^^;)。さらに、ソロキャンプについての「あるある」は、個人的にもそういう所があるというものでした。どういう事かというと「キャンプ用品を買う」→「装備の軽量化を図る」→「持ちもの自体を減らす」というのは、まさに車中泊の世界でも考えたいことです。

同じ一つのグッズでも様々な使い方をすることで複数のグッズを一つで済ませることができたら、それだけ車中泊を行なう空間が荷物に侵食されずに済みます。私も今では役に立ちそうなものならとにかく車に入れておくのではなく、今までの旅や車中泊で何を使って何を使わなかったかということを考える中で、自宅で防災用として置いておくものと、あくまで車で旅をする時に使うものに分け、例えば大きな災害が起こった場合には普段は車に乗せていないものでも災害時に必要なものを一まとめにしておいて、逃げる時にはその荷物を積んで行くというパターンにした方がいいような気がします。

荷物の中がごちゃごちゃしていて目的の物をすぐに取り出せないと使う気も失せてしまいがちですし、できるだけ旅先での寝床作りは簡単にしたいものです。私の場合はどんな時でも助手席から設営して大人一人分の就寝場所を確保できるキャンプ用のベッドと外から見られないようにキャンプ用の銀マットを切って窓にはめ込むものを中心にして今後もできるだけ車に積んで持って行くものを減らす方向で車中泊の装備を考えたいと思わせてくれた今回のテレビ視聴でした。


ドライブレコーダーはいつまで「外付け」なのか?

昨日は日中を自宅で過ごすのも大変だと思い、車で出掛けたのですが連日の酷暑の影響かも知れませんが、なかなか車のえあこんが効かないようなことになってしまいました。いつもはスマホやタブレットをカーナビ代わりにしているのですが、昨日は直接日光に当てているわけではないのに、車内がエアコンで冷えないためかすぐにスマホ自体が熱を持つような感じになってしまいました。

今年の夏は特別だとは言いますが、スマホを車内に入れて音楽再生やカーナビとして使う場合、今後はエアコンの吹き出し口にスマホをセットできるようなスタンドも用意しておくべきだと思いました。

ただ、カーナビならそれでもいいのですが、なかなか車内の熱の影響から逃れられない場所にしか設置できないものがあります。それが、いざという時の記録として役立つドライブレコーダーなのです。

この夏の暑さで、外付けタイプの電子機器はのきなみそのあまりの車内の暑さに動作を止めてしまう可能性があるのですが、例えば車を停めている時に車内に入ってくる日光を遮るためのサンシェードを使っても、ドライブレコーダーを熱から守ることは難しいでしょう。というのも、ドライブレコーダーの中には停車中も動作をしていて、車にいたずらを仕掛ける輩や、当て逃げをした車の決定的瞬間を動画に収めることができるものもあるわけで、そのカメラの目を覆ってしまうことはなかなか難しいでしょう。さらに過去にあった車に外付けしたモニターを熱から守るためのカバーのようなものを付けるという方法もあるのかもしれませんが、逆にそのカバーのおかげで熱がこもってしまわないかが心配になります。

そもそも、車に乗っていて主には前方の様子を録画するドライブレコーダーの有効性が言われていますが、前方だけを録画していても、最近問題になっている「あおり運転」を後ろや左右の車線から行なわれた場合、なかなかその行為の決定的瞬間を捉えることができません。今の自動車はセンサーを付けて急な人の飛び出しを回避したり、ギアを間違えて本来行っては行けない方向に急発進してしまうことを避ける自動ブレーキのような装備が標準で付くことが多いですが、なぜか前だけでもドライブレコーダーを標準で付けた車というのは出てこないのが残念です。

というのも、後付けの純正でないドライブレコーダーの場合はどうしても車内に設置すると最初に書いたように車内の暑さから急に動作しなくなったり故障することが考えられるのですが、設計段階から車の前後左右にカメラを置き、それをコンソールで集中管理できるような純正ドライブレコーダーがあれば、本体が車内で露出されるようなことがなくなり、暑さにも強いドライブレコーダーが作れるのではないかと思います。

どの装備を優先するかというのは議論のあるところであると思いますが、事故の際の言った言わないの争いや、盗難やいたずらなどの犯人の特定のためには、車を停めている時でも少ない電力で前後左右で録画を続けることのできるドライブレコーダーを標準搭載した車というのはかなりドライバーから求められている車ではないかと思うのです。

車中泊をする場合でも、外から不審者が近づいてきたのを車載カメラで捉えたら、設定でアラームを鳴らしたり、スマホに警戒情報を送るようなことができれば、車中泊をする際の安全対策にもなります。もしそうした機能を実現する場合にネット接続が必要になる場合は、メーカーに指定された通信サービスの加入が必須ではなくMVNOの格安SIMでも利用できるようにして欲しいですが、まずはそうしたドライブレコーダーがメーカーで最初から用意された車が一般化することが望まれるのではないでしょうか。


今年の夏旅のお伴はフリーズドライみそ汁に決まり?

日本全国を猛暑が襲っていて、ここ数日は公式発表の数値で40℃を超える気温が埼玉県や東京都でも記録されました。まさに災害レベルの猛暑であるわけですが、何とか熱中症になることを避けるために色々考えているのですが、あまり冷たいものやスポーツドリンクを飲みすぎてもいけないというところもあるでしょう。

この夏の旅について考える時に、ついコンビニなどで冷たいものを食べすぎてかえって体がだるくならないように、水分補給はのどがかわいてなくてもこまめにするように考えています。当初は冷たい水を1リットルの水筒に詰めて持って行こうと思っていたのですが、あえてごくごく飲まないために、沸騰させた状態で真空断熱ボトルに入れた白湯を持っていくのがいいのではないかと思っています。

恐らく、冷たいものが飲みたかったり食べたかったりした場合は夏になると特に自販機でも手に入るので、旅先でいくらでも手に入れることはできるだろうと思います。逆に熱いものや温かいものについてはあえて購入することはないと思いますし、お湯はさすがにがぶ飲みするわけにはいかないので、少しずつこまめな水分補給にも繋がります。私の場合、ボトルから直接飲むタイプのボトルだと一気に飲み過ぎてしまうこともあり、カップに注ぐタイプのボトルを持ち出しているのですが、それでも飲みすぎてしまうところがあるので、自分のペースで少しずつ飲むようにするには冷たい水よりお湯の方が合っていると思っています。

さらに、お湯を持っていくとコンビニで売っている紙コップやマドラーまで付いたインスタントコーヒーセットを旅先で楽しめたりするのですが、今回は熱中症対策ということでフリーズドライのみそ汁を同時に持参するというのをおすすめします。みそ汁は水分と塩分補給になるだけでなく、様々なミネラルの成分が入っているため、意外にも医師の方もすすめる食材になっています。

特に車や列車で移動するような場合、車内では冷房が効いている場合が多いので、外に出ていて汗をかきまくり水分だけでなく塩分が不足しているのを感じた時には、一般的なフリーズドライのお味噌汁はお湯が160mlでおいしくいただけるようになっているので、普通のカップ付きの1リットルのステンレスボトルのカップでも美味しいお味噌汁がいただけるようになります。

今回は、あえて赤だしのなめこ汁をチョイスしてみましたが、個人的には体が塩分を欲する時には白味噌ではなく赤だしの方がより美味しさを感じます。他にも様々なインスタント味噌汁がありますが、フリーズドライのみそ汁は具がかなり充実していますので旅先で小腹がすいた時にもありがたいものなので、旅行に行く前に好みの味のみそ汁を揃えておくことによって旅が楽しみになりますし、もし旅で食べられなくても朝食などで塩分が足りていないような場合、日常生活の中の熱中症対策としても使えるので無駄にはなりません。

フリーズドライ食品は軽いもののかさばるというデメリットが有り、さらに衝撃に弱いというウィークポイントがありますが、何でもいいですが軽くて衝撃を抑えるケースに入れて持ち運んだ方がいいでしょう。もしステンレスボトルのカップが小さいような場合は、ケースとして使いつつもお味噌汁のお椀としても使えるようなチタンカップを使うのもいいかも知れません。


ホンダ N-VANは走るカプセルホテル?

新たなホンダの軽商用バンとして登場した「N-VAN」ですが、お値段はともかく個人的には同じホンダの「N-BOX+」よりも一人用の車中泊車としては実用的なのではないかと思います。というのも、「N-BOX+」のシートアレンジの一つに「ベッドモード」にすると2人が寝られるだけのスペースが作れるのですが、そうして寝る場合には前席と後席をまるまる使って190センチ超のスペースを作り出していて、便利な半面運転席のスペースを潰してしまうのがポイントです。例えば先日あったような大雨で急に川が氾濫するような危機的状況になった場合、車を出すためには「ベッドモード」を元に戻さないといけなくなります。元に戻すには時間がかかるだけでなく、パニックになってしまったら車を動かすことすら難しくなるかも知れません。

これは、限られた軽自動車の規格の中で空間を作り出している関係で、エンジンを後ろに置くことでボンネットの部分を極力短くし、その分で荷室の長さを確保しているスズキエブリィやダイハツハイゼットと違って、「後部座席」+「荷室」の長さがどうしても大人が手足を伸ばして寝るためには足りなくなってしまうのです。その分、「N-BOX+」や今回紹介する「N-VAN」もそうですが、フロントの長さを確保して、運転者の安全性やエンジンを前に置くことによってのメリットも有ります。

私自身、過去にはスズキのワゴンRに長いこと乗って車中泊の旅をしていましたが、同じスズキでもエブリィにしなかったのは、「後部座席」+「荷室」のスペースだけでは車内で手足を伸ばして寝ることは難しい空間であったものの、助手席を前に倒すことで長いスペースを作り出すことが可能で、これなら大人一人での車中泊なら十分に使えるものになったからです。この考えを押し進め、ある意味一人で出掛けるための車中泊車として仕上げてきたのが「N-VAN」ではないのかと思っています。

詳しくはホンダのホームページから「N-VAN」の概要を見ていただきたいのですが、ホームページで紹介されている標準のシートアレンジで何と常に助手席をフラットに畳んで後部座席および荷室まで凹凸なく一直線になっているスペースを出してきています。ホンダが考える商用バンとしての使い方というのは、荷物を運ぶ場合はほとんど一人乗車なので、常に助手席を倒しておいても何も問題がないと思ってのことでしょう。さらに「N-VAN」はピラーレスの構造になっているので、助手席を畳んだ状態で後方からだけでなく助手席側からも出入りや荷物の積み込みがしやすいようになっていて、自転車だけでなくバイクが一台積めるということも大きな話題になっています。

助手席はフラットになる他に運転席側からテーブルとして使えるモードも有り、フラットにする場合はホンダお得意のシートが下に沈み込むことで、車高に比べて車内の空間的に天井が高くなるという特徴もあります。これは、私が現在乗っているフィットで使われているアレンジと一緒で、必ずしもハイルーフでなくても多くの荷物が載せられたり、ネットを天井に設置すれば天井収納も活用できるような作りになっています。

この車で車中泊を考える時、ちょっと疲れたらすぐに寝られるように車の助手席側である左半分を寝床として空けておき、キャンプ用のマットでも十分ですが、さらに快適に寝られることを考えると、このサイズに合わせてふとん屋さんでふかふかの敷布団をオーダーメイドで作ってもらい、使わない時には荷室に収納できるようにしておけば、体調がすぐれずちょっと横になりたい時にはスペースに布団を敷けばすぐに休めます。この場合は、常に運転席以外の空間がフルフラットになっているだけなので、災害など緊急の場合でもすぐに運転席に移り車を発車することができます。

あとは、車で日本一周するような場合には圧倒的に荷物を車内のみに収納することは厳しくなるでしょうからルーフキャリアのような屋根の上に収納を新たに加えるとかも考えたり、オートキャンプ場で使えるようにサイドオーニングを付けるとか、用途に応じて自分好みの機能を付け加えるのも面白そうです。私自身はシートをフルフラットにして寝床を作り、残りの運転席後方のスペースに机を置いて、ノートパソコンが使えるようにすれば、まさに走るカプセルホテルとして使えるようになるので、それで十分かなと思っています。ただ、あくまでシングルユースのカプセルホテルになるので(^^;)、同乗者がいる場合にはちょっと厳しいかも知れません。


免許証やIDカードをかざして乗る車の可能性

運転免許を取得できる年齢でない人たちが、家族の車を運転して起こす大きな事故は定期的に起こりますが、先日もそのような自損事故が起こり、誰が運転していたのかの情報はないものの、シートベルトをしていなかった人がいて車外に放り出されてしまった方もいたそうです。今回のケースでは早朝の自損事故ということで、他の車や歩行者、自転車が巻き込まれたというようなことは起きませんでしたが、このような事故が起こるたびに、日本の自動車メーカーはなぜこんな悲惨な事故が起こる環境をそのままにしているのかと思います。

同じ想いというのは飲酒運転撲滅のために車内にアルコール検知器を付けた車があればいいと思うのですが、今回はもともと免許を持っていない人や、免許不携帯の状況で運転させないための仕組みが車に付かないかという話です。

免許証は中にICチップが入っていて、一部のスマホで専用のアプリを使うことで、そのICチップに何が記録されているかを見ることができますが(免許を作った時に指定した暗証番号が必要な場合があります)この仕組みを使ってICチップの内容を正常に読み取れたらドアが開きエンジンがかかるようになるような車というのは、今の日本の技術をもってすれば十分に作ることは可能でしょう。というか、大きな会社ではIDカードを使って無関係な人を仕事場に入れないようなシステムは普通に行なわれています。

今回事故を起こすような人が、他人の運転免許証を使って車を動かすような事も考えられはしますが、さすがに運転免許は車の鍵のように家族の誰もが手に取れるような場所に放置しておくことは考えられませんし、自分の子供や孫が不穏な行動をするのでは? と思われた場合は隠すこともできます。

また、ドライブレコーダーが標準装備になることが普通になり、事故や不法侵入を検知したら録画した内容をクラウド保存できるような仕組みもメーカーさえやる気になれば近いうちに実現は可能かと思います。そうなれば車内を中から撮影することで車上荒らしの瞬間をとらえることも可能になるでしょう。そういった車を所有する人のリスクを軽減するような装備が新しい車にも付いていれば、もし車を壊されたり車内に置いておいたものを盗まれたとしても(多くはドアをこじ開けられるようなことが多い)、犯行の様子がしっかりと記録されていれば、泣き寝入りのケースが減り、自動車保険の保険料の軽減にも繋がるかも知れません。

現在の新型車の新装備といえば自動安全ブレーキということになり、そちらが優先される傾向があるのかも知れませんが、自動ブレーキは車検の際の点検項目になるそうですので、車の保有コストは今後ますます上がることも考えられます。そんな中で、車にかかる経費を少しでも抑えるための装備についても自動車メーカーの方々には将来の標準装備になるよう期待したいと個人的には思います。


車旅の途中にちょっと山登りという考えは危険

車で旅をする中で、車を麓に置いていわゆる低山に登っている人をうらやましく思う時があります。自分の体力に必ずしも絶対の信頼を置いているわけではないので無理をする気はないのですが、旅の途中に山に登るのが面白そうで、さらに家族連れで小さい子も登っている簡単そうな山があれば登ってみたいと思うこともあったのですが、最近になって実際に起こった山の事故を検証した新聞記事を読む機会があり、そうした低山を甘く見る事がいかに危険な事かという事を実感した次第です。

低山と言えども登山をするためには、まず足元についてしっかり準備をしないと思わぬ怪我をする恐れがあります。段差や岩を踏んで行く場合に足首をしっかり固定するような登山のためのシューズを履くのが基本です。極端な例として、ビーチサンダルを履いたまま岩の多い山道に入っていってしまうと、足をぐらすだけでなく岩の先端や木の枝で体を傷つけてしまう恐れがあります。これは山登りではありませんが、先日の波照間島でサンゴでできた岩がゴツゴツしている場所でつい島サンダルを履いたまま入ってしまい怪我をしたということも痛い教訓として残っています。その場の思い付きだけで山に入って行かないということが、車を運転した旅の中では大切だということですが、最初から山へ行こうと思っている方でも万全の準備が必要であることが改めてわかったのでその内容について紹介します。

まず、山の天気は変わりやすいということで、肌着やズボンはウールや化繊のちゃんとした山用の速乾性のものを着て行き、雨具も上下一体型のポンチョではなく上下別の山用のレインウェアを荷物になっても持っていくことが大切です。過去に低体温症になって亡くなった方はことごとくそうした準備がなく、大量にかいた汗や雨を全身に受けて体が冷えてしまって生命の危機に直面してしまっています。

また、お弁当以外にも非常用の食料を持っていくこともありますし、いざという時に連絡する手段を確保するためにも工夫があった方がいいでしょう。2018年5月のゴールデンウィークに親子で遭難したケースでは、残念ながら二人とも低体温症でお亡くなりになってしまったのですが、当初は親族に電話にて野宿するとの連絡があったものの、恐らくスマホで連絡をしていたので電池が次第になくなり、肝心な捜索活動を行なっている時に電話が繋がらなくなってしまったそうです。

スマホでは地図アプリを起動するとGPSにより自分の現在位置を把握できるなど便利な機能が満載ですが、普段の生活のようにスマホを使っているとあっという間に電池が切れてしまいます。外付けのモバイルバッテリーを持っていたとしても避難生活が長引けば同じ事でしょう。確かにGPSを使えば自分の位置を確認できますが、専用のアプリがなければ場所を特定できないので「緯度経度」をスマホで調べてその内容をメモ用紙に書いておき、探しに来てくれる人と連絡が取れたらそのデータを電話で伝えるようにすれば電池も減らずに必要な情報を知らせることができます。

私自身は通話用にガラホを持ち、スマホやタブレットは通話以外の用途に使っています。識者によると連絡は家族より110番に掛け、なるべく電池を消費しないように捜索が開始されるまでは電源を切っておくなどの電池を消費しないような工夫が大事だということです。ただ、ガラケーに災害用の手回し発電機能が付いたラジオと接続ケーブルのセットがあれば、捜索が終了する夕方から翌朝にかけてはガラケーの電源を切り、ラジオのハンドルを回しながら充電作業をするようにできれば、何とかいざという時の通話も可能になるかも知れませんのでどこにも持って行く荷物の中に非常用ラジオとケーブルを加える余地はあるのではないかと思います。

また、一般的な遭難時の対応としては、遭難したと思ったら来た道を戻るようし、それもわからなくなったらむやみにその場から動かないようにし、絶対に下りない(崖で進めなくなるだけでなく滑落する危険がある)。草木が生い茂っていると空から見付けることが困難になるので、登山道でない林道や獣道にむやみに入らないということも大事なことです。

あとこれは、あまり余裕のない旅の計画を適当に実行している私としては耳の痛い話なのですが、登山の計画は十分に余裕を持って立て、下山については遅くても午後3時までには開始するということも大切なのだそうです。そのくらい早く動けば、多少迷ったとしても周辺が明るいうちに下山できる可能性が高く、暗くなった山道というのは昼とは全く違って迷いやすくなるというのは事実です。そもそも、日帰りのハイキングというつもりで出掛けた時に、ヘッドライトのような夜間歩行のための装備を持って行く人はまれでしょうし、そうした装備がなければなかなか夜間に行動することは難しいと思います。そんな事まで考えて山登りをするのでなければやはり危ないと考え、もし車旅の途中で山に登りたいと思うのなら、出掛ける時には車の中に必要な道具を入れておき、万全の体制で山に入ることができるようにしておくべきだと私は思います。