カテゴリー別アーカイブ: 車中泊全般

東京にパーク&ライド&車中泊 その1 この計画を実行したわけ

先日は東京銀座に集まって飲み会があり、当初静岡から参加するのに普通に電車で行って帰りは泊まって翌日帰りにするか、早めに最終の新幹線までねばるか、さらに深夜バスを使ってリーズナブルに当日帰りをするか考えていたのですが、ちょっとした頼まれ事をしたことで、計画の変更を余儀なくされることになってしまいました。

というのも、元々の飲み会の関係者以外の知り合いにその話をしたところ、東京方面にいくついでがあるなら、神奈川県にあるお店にある品物の加工を依頼しているので、お店の人には言っておくので取ってきてくれというのです。その品物は電車で運ぶには大きいので、それなら車でその品物を受け取って車に乗せたまま車を神奈川県内の一日固定料金の設定のある駐車場に停めれば、何とか両方の予定をこなして帰ってくることができます。お酒を飲まない決意をすれば静岡までとして考えていた終電の時刻はさらに遅くて済みますし、翌朝まで車の中で寝ながら酒を抜いて、ゆっくり帰ってくることも可能になります。

いろいろ考えた末、小田原までは車で行くことにし、その先は小田急で新宿まで行ってから東京方面へ行くことにしました。そう決めれば小田原から新宿までのきっぷは、駅で買うよりも小田急の株主乗車回数券のバラが金券ショップやネットオークションで安定して売られており、その回数券を2枚確保すれば、少なくとも東京から小田原までは帰ってこられます。私は金券ショップより安いネットオークションで購入しましたが、オークションの場合送料を入れても安ければ一枚あたり600円くらいで購入することも可能です。ただ、オークションの場合は落札した品物が届かず、旅行に間に合わないようなケースも考えられるため、過去の評価のいい人から早めに購入することをおすすめします。

そうして、現地までの交通手段が決まって、次に考えるのは駐車場をどこにするかです。今回の場合、静岡を早朝に出てだいたい小田原駅までは箱根を越えて2時間前後のドライブになります。そこでの駐車場は、小田原に戻ってすぐに運転できない場合には翌朝くらいまで駐車し続けることも考えられますので、入庫後24時間まで定額の駐車場に入れられるかどうかが鍵です。

ネットで調べたところ、小田原駅まで1.2kmくらいの住宅地の中で入庫後24時間まで500円というかなりリーズナブルな駐車場を発見しました。他に調べても、駅に近づくにつれて600円、900円という定額制の駐車場は複数あるので、「小田原まで車、小田原から東京は電車移動で小田原に戻った後は車内で仮眠」という今回の行程が見えてきました。

このパターンだと人によっては車の運転区間がストレスになる人もいるかもしれませんが、かなり込んでいる電車で座れないこともあると考えると行きの小田原~新宿間はロマンスカーを使えばかなり楽ができますし、私の場合はほとんどストレスを感じないまま楽しいドライブもでき、さらに新幹線を使うことを考えると交通費も相当節約できるということで、もうこの方法を使ってこれからは東京方面に行こうかとも思っているところです。

ちなみに、この文章は小田原から新宿へ向かうロマンスカーの中で書いていて、順調に旅はスタートしたことも合わせて報告させていただきます。パーク&ライドとさらに車中泊までからめたこの旅がどうなったかというのは、この後に続きとして紹介させていただければと思います。


運転中の「くしゃみ」は危険なのでその対策を考えておく

JAFのホームページで、花粉症の症状に悩んでいる人に向けてくしゃみがひどい場合には事故を起こす恐れがあるので不要不急の運転は控えた方が良いという意見を載せていることがニュースになっていました。こういった話は何も今年だからというわけではなく、運転中の「くしゃみ」によって事故につながるケースも実際にあったということですから、そうそう甘く見てはいけないでしょう。

具体的には一発のくしゃみでなく連続してくしゃみが続くような状況が運転中にふいに起こってしまったりすると、目をつぶってしまったりくしゃみをしている最中やくしゃみを終えた時に注意力が散漫になり、そこで事故をする恐れが出てくるというのです。JAFの出しているデータでは時速60キロで走行中、0.5秒目をつぶるくしゃみが出た場合約8メートルも車が進んでしまうそうなのです。

JAFでは花粉の飛ぶ時期にひどい花粉症の方が止むを得ず運転する場合には、車の中に入る前に上着をはたいて花粉を飛ばし、車の中に花粉を入れないようにするなどの対策は少なくとも必要だと言いますが、いきなり出るくしゃみは何ともし難いというのが問題になってきます。

実際問題、運転中でなくてもくしゃみを出してはまずい場合というものはあるので、その対策というのも考えておきたいと思ってネットの検索で調べてみたら、NHK教育テレビのバラエティ「すイエんサー」のページがヒットしまして、番組内ではまさに車を運転中にくしゃみが出ると危ないので、その対策を考えるというテーマでくしゃみを出さない方法について考えていました。

基本的にはくしゃみを抑えるために直前に何らかの刺激を与えることで、くしゃみが抑えられるということがあるのだそうで、番組での一番のおすすめは「眉間を叩く」というのがおすすめされていましたが、「鼻の下をつねる」ということでも効果はあるようです。私が知っていたのは「鼻をつまむ」というものでしたが、眉間を叩くというのが一番効果があるといっても、とっさにできない可能性もあるので、本当に止めるのが間に合わないような状況になったら鼻をつまみながら同時に鼻の下くらいまでの広い範囲を手で刺激を与えるようにして試してみたいと思っています。

また、それでも間に合わずくしゃみが出てしまったらということも考えておく必要があるのではないかということで、実際にこの時期に出てしまったくしゃみの時に目をつぶらないようにと考えるのですが、これは体のしくみからいって難しいという話があります。では片手で鼻と口を押さえるようにして刺激を与えながらさらに片目を最初からつぶったらどうかとか、考えてみるのですがたとえくしゃみによる目を閉じたわずかな時間でも車は進んでいってしまうため、考え方としてはくしゃみを止めるというものとは他に、もう一つの方向から考える必要も感じています。

というのも、不幸にも運転中にくしゃみを止められずに一瞬目をつぶってしまったとして、それでも事故を起こさないように、車間距離を空け、スピードを落とした余裕ある運転を鼻の調子が良くない時ほど心掛けるというものです。安全に車を停められる場所を発見したらその予感があった場合は速やかに車を停めてくしゃみをやり過ごしてから出発するというような事もできれば万全だと思いますが、高速道路や自動車専用道路ではなかなか急に止まれないということもあるので、いつもよりさらに安全運転に気を付けることが、突発的なくしゃみによる事故を防ぐためには必要になるでしょう。

そして話は最初に戻りますが、多くの事故や故障による救援実績のあるJAFのホームページで注意換気されているように花粉症がひどい場合は不要不急の運転をしないというのはある意味正しい指摘であるようにも思います。まさに今は全国的にソメイヨシノの満開の様子を見ようと車で出掛ける方も少なくないと思いますが、ひどい花粉症持ちの方にはできるだけ運転させないとか、車の中にとにかく花粉が入らないように気を付けるとかしないと、現地までの運転中に事故を起こすなんてこともあるかも知れませんので、くれぐれも運転中のくしゃみを甘く見ないようにしてお出掛け下さい。


軽自動車の排気量増加が実現すれば

昨日は東日本大震災メモリアルデーでした。あの震災で個人の人生だけでなく様々な状況が変化することを余儀なくされてきたところがあります。そして震災から7年経ち、変化のないまま存在しているものに「軽自動車の規格」があります。

現在の軽自動車のラインナップを見ると、グレードの高い車では価格もかなり高く、車重も重くなり、タイヤの空気圧も高くなる傾向があり、現状の軽自動車の規格である660cc以下というエンジンではかなり無理があるのではないかという指摘もされることもたびたびあります。

私自身が今乗っているホンダ・フィットは1300ccのものですが、車体が1トン以下ということもあって、軽自動車はもちろん、1000ccと比べても十分走りに余裕がある感じでこの車に決めた経緯があります。もちろん、余裕を持って運転するためにはさらに排気量の高い1500ccの車の方がいいわけですが、今の車は燃費もよく、エンジンのパワーと車体とのバランスがいいという感じなのです。そのようにして考えると、現在の1トンを超える軽自動車というのは完全にパワー不足でターボを搭載しないと坂道ではスムーズに走れない場合もあります。ターボをつけると価格も上昇しますし、エンジンが複雑になる分トラブルが増える可能性もあります。ノーマル車でもアクセルをベタ踏みするなど頻繁に行ってしまうと、燃費も落ちますしエンジンに無理をさせている分、普通車と比べると10万キロを超えた車が中古市場で敬遠されるなど、経済への影響も出てきます。

今これを書いている状況で政府は財務省の文書問題でそれどころではないという事があるのかも知れませんが、現状の軽自動車の新車を高額な価格で買い、通勤などで過走行になったら下取り価格も一気に下がるような形で個人消費者に短期間での買い替えを促すような現在のような状況というのは何とか変えていって欲しいと思うのですが。

具体的には国内メーカーがすでに海外生産のコンパクトカーで実際に新エンジンを搭載して発売している800ccのエンジンで軽自動車登録ができるようになれば、かなりエンジンと車体のバランスが改善されスムーズな走行をしながら、さらに燃費が伸びる車が作れるのではないかと思えます。

さらに、先日紹介した日産のe-powerセレナの発電専用のエンジンが1200ccだということを考えると、もし800ccの発電専用エンジンを積んだ軽自動車ができれば、これは電気自動車なのでガソリン車と単純に燃費比較するのは違うかも知れませんが、セレナの燃費がカタログ値で26km/Lを超えていることを考えると、とんでもないエコカーができるのではないかという感じもします。軽ワンボックスでそんな車ができれば、荷台部分をワンルームの部屋に改造すれば、一人から二人までの車中泊には十分でしょう。もし普通にコンセントが使えるような車が出たら、変な意味でなく十分車の中で生活できるような車になるでしょう。軽ワンボックスは軽自動車売れ筋の肝でもあると思うので、メーカーによる特別グレードの軽キャンピングカーが用意されるようなら、それはそれで楽しみです。

もしそんな新たな規格の軽自動車が実現した場合に、気になるのは価格ですが、コンパクトな電気自動車、日産のノートe-powerの価格はだいたい200万円前後ですので、現状の軽自動車のハイグレードと同じくらいです。軽キャンピングカーでなければ十分今の軽自動車の価格帯に寄せてくることは可能でしょう。軽自動車の税金も規格はそのままで上がっていますので、さらに軽自動車税を上げたいと思う方がいるなら、せめて軽自動車の規格を上げていただいて、普通車並の走りと耐久性能を持つ軽自動車にしていただきたいです。それがさらに日本の車を海外で売るための性能向上にもつながるのではないかと思います。日本の消費者というのはある意味世界でもかなり物の品質に対しては厳しい目を持っていると思います。ぜひ新規格の軽自動車を世界に売り込んでもらい、経済をさらに活性化して欲しいものです。


良いサービスは使う方のマナーも試される

日本では当り前と思われるサービスの中には、海外から来た人達には画期的なものと映るものがあり、それゆえにトラブルの種になるような事があります。高速道路のサービスエリアを始めとする公共のイートスペースにある給茶器によるお茶・お湯・冷水のサービスがその一つではないかと思います。

このブログを書き始めた頃というのは、まだ海外から多くの観光旅行客が訪れることもなく、給茶器を使う人というのはあくまでその場でお茶をいただくために利用していたので人がいない深夜など裏技的に水筒に移し替えて後で飲むこともいいのではないかと思っていた時もありましたが、現在はそうした「給茶器から水筒に移して持って行く」という行為を観光バスに乗ってやってくる乗客のほとんどがやるようになってしまうと、あえてそれまでは注意書きなどしなかった給茶器に、「水筒に移すのはご遠慮下さい」というような注意喚起を複数の言語とイラストでしなくてはならないような状況に変わってきています。

ここで改めて善意で行なわれている公共の場所でのサービスについて考えてみると、それらのサービスは必ずしも特定の人だけに向けられたサービスではなく、さらに積極的にサービスを受けようとする人だけでもなく、全ての人が平等に使えるように用意されていると思っていいでしょう。ですから使う場合には自分さえ使えれば後はどうでもいいという風に考えている人がいたりすると、そんな人たちのためにサービス自体が無くなってしまうことを含めて、今まで通りにはならない条件が付いたりとサービス内容が変わっていってしまうこともあるわけです。

写真は、先日私が訪れたある高速道路のサービスエリアで撮影したものです。このサービスエリアでは今まで冷水を出す機械は置いてあったのですが、季節の事もあるでしょうし、コンビニや他の土産物を売るショップで売っているカップ麺などを作って食べるため(深夜などレストランが閉まっている時間帯もあるのかも知れません)、サービスエリアのご好意で電気ポットが2つ自由に使えるようになっています。

お子さんのために粉ミルクを溶かしたり、薬を飲むために冷水は使いたくないような場合にも、気軽に白湯が手に入るサービスというのは利用者にとって有難いと思いますが、こうしたサービスも使う人が「自由」という言葉から「いくらでも使って良い」という風にとらえるか「他の人の事も考えて適量を」という風に考えて使うかで今後のサービス内容も変わってくることも考えられます。

過去と今を比べると、道の駅や高速道路のサービスエリア自体を目的地にしてドライブをするような休日の過ごし方をする人が増えてきたように思います。もちろん、道の駅やサービスエリアには長時間運転して疲れた体を癒やし、必要に応じては仮眠を取る場所でもあるのですが、過去と比べると利用者の幅が増える中で、様々な利用者の間でのトラブルを避けるような行動がこうした運営側の用意する便利なサービスを増やすことになります。もし旅先で、現地の方の行なっているサービスを見付けたら、そんな事も考えてみてはいかがでしょうか。


仕事で忙しい人は「道の駅」に行け?

表題の言葉は、一昨日(2018年3月3日)にNHK総合で放送された「NHKスペシャル AIに聞いてみた どうすんのよ!?ニッポン 第2回「働き方」」の中で日本の労働者からデータを取った内容をAI(人工知能)に分析させた結果の中の一つです。数多くの質問のある中で、「仕事への満足度」が高いパターンを分析する中で、「仕事が忙しくても道の駅に行っている人は仕事に満足している」という結果が出たことによる、「追体験のすすめ」ということになるのかも知れません。

このブログでは、道の駅というと「道の駅で車中泊してもいいのか?」とか、「道の駅でコンセントを勝手に使っていいのか?」とか、車中泊に関する話をする中で出していることが多いです。そもそも、まだ高速道路がない時に長距離移動をする車のオアシスとして存在したのは民間のドライブインであったのですが、高速道路の開通や国道のバイパスが出来ることによって車の流れが変わる中で廃れていったりする中、主要な国道であっても下道を通る車にとって休憩場所がないことから国の政策で作られたのが「道の駅」のそもそもの目的だったように思います。

それが、道の駅に人や車が集まることに目を付けて地域の特産品を売る直売所ができたり、観光施設や温泉を併設するなどして道の駅自体を目的にしてやってくる人が多くなりました。この番組で言う「道の駅に行く」というのは、決して車中泊のために仮眠するために立ち寄るのではなく、施設の営業中にちょっとした買い物と手軽な周辺観光をするために訪れるケースであることは間違いありません(^^;)。

番組では道の駅が密集している千葉県の道の駅に取材していましたが、まさに関東から日帰りの気軽なレジャーとして道の駅を目的に訪れるというのは大変に無難な選択で、無理な計画を立てなくても帰ってこられるので翌日の仕事に影響することも少ないでしょう。番組の前提が「満足度の高い働き方をするための方法」をAIに導き出してもらうことを目的にしていましたので、これはこれで今の日本のライフスタイルを正確に投影していると思えますが、道の駅を回るのが日本のレジャーの王道のようになってしまっているのは、それも日本の現状なのかとしみじみ思ってしまいたくなります。

しかし、そんな事を考えず道の駅で仕事のストレスを発散し、翌日から気合いを入れ直して働ける環境を作れる施設であるならば、そうした環境を十分活用してリフレッシュのために日常から離れた空間に出向くというのは悪いことではありません。かく言う私もなかなか長期の休みが取れずに、それでもちょっと出掛けたい時には道の駅中心にドライブという事をやってしまっていますし。

ただ、本気で働き方を変えたいと思っている方が多いなら、道の駅観光自体を否定はしませんが、欧州のようなリゾートとまでは行かないものの5日間くらいは連続で休みが取れるような労働環境になれば、2泊3日から3泊4日ぐらいの小リゾートで日本全国や海外を巡るリフレッシュタイムを取ることができます。

ただしそうしたことが当り前になるには賃金そのものが上がるということと、就労時間を減らしながらも生産性を上げるという事も必要になってくるでしょう。ただ、車中泊という選択をすることで、そこまで賃金が上がらなくても、今まで行ったことのない場所へ行き、自然の風景を愛でながらストレスのたまった体をリフレッシュすることもできます。本質的に車の中で寝る事に違和感を持っている人もいると思うので、「仕事でストレスが溜まったら車中泊に行け!」というような結果をAIが出すことはないと思いますが(^^;)、車中泊好きな人については仕事に影響を残さないくらいで色んなところに行けるような休みがあれば、仕事の生産性は上がるのではないか? という感じもします。少なくとも、将来には道の駅へ行くだけのレジャーで満足する以上のリゾート体験が当り前になるような社会になって欲しいなと思います。


セレナe-power が今後の車中泊車登場のきっかけになるか

日産のノートに搭載された「e-power」という仕組みは、1200ccのエンジンを積んではいるもののそのエンジンで車を動かすのではなく、全てガソリンを使った発電にあてることで、普通の車と同じようにガソリンを給油して走りは電気のモーターでという「ガソリン発電機を積んだ電気自動車」というものです。先に「リーフ」の方を買ってしまった方は、リーフから電気を自由に使えるというメリットはあるものの、電池の容量が少なくなったら時間を掛けて充電する必要があるので、現状のノートe-powerを羨ましく見ているかも知れません。そんな中、コンパクトカーより大きいミニバンの「セレナ」に「e-power」の仕組みを付けた車がデビューするということで話題になっています。

「セレナe-power」は、エンジン自体はノートと同じ1.2リッター3気筒エンジンを積んでいるものの、車体が大きく重くなり、さらに7人乗りという多人数を乗せて走ることを考えた出力を維持しているといいます。というか、電気自動車は蓄電池の出力によって能力が変わってくるので、エンジンはあくまでも電池容量が少なくなった場合に充電するためのものなので、大きくなってもそれくらいのエンジンで十分ということなのでしょう。

現在は公式サイトを見ても基本的なことしか書いていないのですが、ここで気になるのは燃費でも自動運転システムでもなく、シートがどのように畳めて車中泊しやすいのかということにこちらのサイト的には当然なるのですが、内装の様子を見る限りでは今までのセレナと変わらない感じになっています。

ちなみに、現行のセレナについて車中泊の老舗サイトの「車中泊に適した車」ではミニバンの中では「C」ランクで「ある程度の工夫が必要」となっています。フルフラットにしても凸凹する段差があるので板や固めのマットでフラットな床を作って利用することが推奨されています。あとは高いお金を出して車中泊専門業者さんの作ったキットを導入するかというところになっているので、日産の方ではこれだけ大きな地震が続いているのにミニバンの中でペットとともに長期間過ごす人がいるかも知れないということは考慮されていない(ただ、こうした考えはあくまで車中泊メインに車を選んでいる人間の意見であり、多くのレジャーや日常生活の中で車を使うニーズは十分満たしていますので、その点に異論はありません)ということになります。

そして、現行のセレナにはUSBソケットが付けられるということなので、このセレナe-powerでもそのくらいの電気使用はできそうな気がします。ただ、先行した「ノート」では車の中で家電が使えるようなコンセントが付かなかったこともあり、今回のエンジンの出力がそのノートと同じであるセレナについてもあまり期待しない方がいいような感じです。

というのも、ネット上の口コミサイトからの情報で恐縮ですが、家庭用の家電が使えるコンセントはメーカーオプションで(「マルチアウトレット」定価23,000円)、さらに出力は100Wということで、インバーターを使ってコンセントを使うのと大差ないものなので、これから購入を考えておられる方はあえてこのオプションを加えなくてもいいのではないかと思われるくらいのものになっています。

さらに現行のセレナと同じくフルフラットにした時のシートの凹凸の問題がありそうなので、この車を車中泊車に仕上げるという目的で購入するというのは、もう少し情報が出るまで待つか、それこそ座席を取り外してフラットな空間を作ることができる商用バンにe-powerの仕組みとコンセントが付くまで待った方がいいのではないかという風に私は思います。

もし今、車内で電子レンジを使いたいと思って買うなら同じコンセプトで、後部座席を畳むと一応フルフラットになり、満充電なら夏にエンジンを掛けずにエアコンが使え、冬でも1500ワットのコンセントが付いているので電気毛布が使える(当然電子レンジと冷蔵庫を乗せておけば食事にも困りません)三菱のアウトランダーPHEVの方がいいのではないかという感じは個人的にはします。

まだ発売前ということで、情報は断片的にしか私も見ていないのですが4WDの設定がないというのも気になるところです。そもそも、今後日産はアウトランダーPHEVをライバルと見ていくのかということも気になります。というのも、セレナe-powerはガソリンタンクの容量が55リットルで、ガソリン満タンの状態で1,000キロの連続走行が可能であることをうたっているので、一回の走行距離を減らす原因になる電池を車を動かす事以外に使うことは元々推奨されないでしょうし、四駆にすることで失なう事もあるというメーカーからのコンセプトの表れと取ることもできるからです。

ただ個人的にはエンジンで発電するというのはライフラインが切れた時に車が発電所の役割として使えるようになるので、早くアウトランダーPHEVのような車を日産にも出してもらいたいと思っているのですが、他社の方が先にそんなレジャーにも災害対策用としても便利そうな発電機付きの電気自動車のジャンルに入ってくることになったら、せっかく先行している日産が私の思っているようなニーズを持っているユーザーを逃してしまうのではないかという事も気にかかります。

こうした車自体が発電能力を持つ車についてはもう一つのニーズがあります。先日ニュースで見たのですが、昔宅配業者が専用の車としてメーカーに発注した車内で立って作業のできる配送車を改造して「キッチンカー」として再販売して好評だということです。よく移動販売のお店として見たことのある方もいると思いますが、それらの車にはキッチンを配置しプロパンガスを組み込んで車の中で調理ができるようになっています。

ただ、車体自体は古いものの再利用であるので、今後車内で電気が使え電池容量が少なくなったらエンジンを回して充電したり、外から充電することで電子レンジやIH調理器が使えるミニバンが電気自動車として登場してきたら、将来のキッチンカーのベース車としてヒットする可能性もあります。車中泊趣味の人たちは、そうした流れで出てきた車があればそれを小さなワンルームの部屋に改装すれば、究極の車中泊車となる可能性もあります。あとはトイレさえどうにかすれば、電気の通るガレージを基地にして(普段はそこから充電して走行および家電を動かせるので)そこから日本全国どこでも遊びに行くような生活をしやすくなります。個人的には車内でパソコンを使える書斎があれば、どこでもブログを更新することができますし、そういうのもいいかなと思います。

とにかく、今回の日産のセレナe-powerの発売により、普通に電気自動車が使われる環境ができてくれば、様々なニーズを狙った多くの電気自動車が日本でも走るようになるでしょうから、今後のユーザーの動向や不満点などを汲んだ、さらなる魅力的な機能を持った車も出てくるのではないでしょうか。そんな旗振り役を発電機を搭載した車である日産のe-powerシリーズや三菱のアウトランダーPHEVに期待しています。


日本国内の遠征を地味に支える車中泊のノウハウ

この文章を書いている最中の2018年2月下旬というのは、冬季平昌オリンピックの話題が連日報道されています。昨日行なわれたスノボード男子ビッグエア予選に登場した大久保勇利選手は残念ながら決勝にわずかの差で進めませんでしたが、彼のオリンピックへの挑戦を紹介するフジテレビの作ったVTRの中で強調されていたのは家族の協力で、特に日本国内の遠征に同行し、遠征代を節約するために車中泊でしのいだということでした。

大久保選手は北海道出身で、当然国内の大きな大会は北海道以外でもあるので、その度にフェリーで本州に渡り、車で移動しながら大会を転戦するのに全ての大会前にホテルを取るだけの金銭的な余裕がないようであれば、最初から車中泊しやすい車を選び、単にシートを倒すだけの形で寝るのではなく、翌日に体に影響が出ないように全身を伸ばして寝られるような形にできる車中泊用の車をカスタマイズしたことが想像されます。

それでも、車のガソリン代や食費・お風呂・洗濯など車中泊生活にだってお金は掛かります。ただ、日本は海外とは違いスキーやスノーボード競技というのはマイナーな競技で、大久保選手の他にもソチオリンピックの銅メダリストで平昌のスノーボードではハーフパイプ男子に出場し、惜しくも決勝には進めなかった平岡卓選手も幼少の頃から自宅のある奈良県から大会に出場するため車中泊用の車を週末に走らせ、さらにお金のかかる高速道路はできるだけ使わずに遠征に付き添ったという話があります。

最近は先に紹介した大久保選手がクラウドファンディングで遠征費を募ったということがニュースになっていましたが、それも大会で好成績を挙げてから後のことなので、いくら才能があってもその才能が花開くまではできるだけお金を掛けずに遠征を続けるためには車中泊の環境を整えることが重要なポイントになってくるだろうということがわかります。

基本的にはフラットな就寝スペースを確保することができれば大丈夫でしょう。というのも、現在はアスリート用のお供としてあの浅田真央さんや高梨沙羅さんもオリンピックの時に現地に持ち込んで使っていたと言われる「エアウィーヴ」のポータブルタイプあたりを使えば、車内を生活空間として使えますし、この辺はあくまでも本人との相性が大切にはなりますが、宿舎の手配にお金を掛けることを思えば、他メーカーでもアスリート支援に多くの商品を販売しているので、それらの中で本人の体に合う最高のものを選んで購入しても多く使えば使うほど高価なものでも十分元は取れるようになると思います。

また、車内で寝るという事に関して隣の車のアイドリングや話し声がうるさいというようなディメリットも考えられるのですが、この就寝環境について常識はずれな「トレーニング」として一流のアスリートに対して行なったのが日本のレスリングを強くしたと言われる八田一朗さんの睡眠に対する考え方でした。

オリンピックは海外で、さらにいつもと違う環境で行なわれるため、時差ボケで力を発揮できなくならないように真夜中に選手を叩き起こしてすぐに練習させたり、そうは言っても大事な試合の前には睡眠を取ることが必要だと考えた八田氏は、いかなる状況であっても、さらにごく短時間であっても体を休めるために眠ることのできるような訓練が必要だと説いていたのだと言います。つまり、多くの人や車が行き交う駐車場内での車中泊でも十分に睡眠を取り、翌日の試合でベストパフォーマンスのできる選手なら、大きなプレッシャーの掛かるオリンピックでもプレッシャーを力に替えていい成績が期待できるのではということにもなります。

そんな、車中泊をしながら全国を転戦している多くのアスリートがまだ日本には多くいると思いますが、基本的には寝ていてエコノミークラス症候群に陥らないようにフラットな床を作り、その上には体を休めるのに適したマットや枕を採算度外視で探し、チャレンジする本人が体を痛めないで寝られる環境を作ってあげれば、お金に恵まれて常にホテル泊しかしていないライバルと比べて車中泊をすること自体が良い鍛錬になる分有利になることもあるでしょう。今後のオリンピック・パラリンピックの競技を見ながら、そんな車中泊に関するエピソードにも今後は注目していこうかなと思っています。


中古車を購入する際には部品交換のしやすさも考えよう

私の乗っているホンダ フィットは燃費もいいしよく走るし、車中泊のベース車としても一人で利用するなら何とかシートアレンジを取ったり、助手席にコットを強引に設置したりして、かなり快適に使えるおすすめの車だと思うのですが、先日ちょっとしたトラブルに見舞われて大変でした。

ちなみに、その前にはスズキのワゴンRに乗っていたのですが、その時にはなかったトラブルなのです。何が大変だったかというと、先日夜に車を出そうとしてヘッドライトが右側だけ点灯しないことに気付きました。ただ、こうした場合、直前にダートや段差のある道を走ったことによる接触不良の可能性もあるので、ライトの向きを上向きにしたところ問題なく点灯したことで、これは完全に下向きの際のライトの電球が切れていることがわかりました。

前のワゴンRならボンネットを開けると簡単にライトの電球を取り出すことができましたので、自動車のパーツショップへ行って替えの電球を買ってくれば簡単に自分で電球の交換をすることができたのですが、ホンダ車はというか、このフィットに限ってのことかも知れませんが限られたスペースに何もかも入っているという感じになっているので、電球の後ろに手を入れて簡単に交換というわけにはいかないようです。

それでも何とかしようとしていろいろやってみたのですがどうにもならず、懇意にしている修理屋さんに電話したところ、フィットは前のバンパーを外さなければライトの部分を外すこともできないような構造になっていて、さらに車の真下にもバンパーを固定する部品が付いているので、車をリフトに乗せて下からバンパーを外す必要があると言われました。これでは素人は手を出さない方がいいだろうということで、そのまま入庫となり、専用のリフトで車の下からバンパーを止めていた部品を外し、無事に電球の交換が完了しました。ただここまで面倒くさいことになるとは思っていませんでした。

今回は自分で気が付いて翌日の昼間に交換までできたので良かったですが、この車で週末は友人のお通夜に行く予定だったので帰りにでも警察に見とがめられて止められてしまった場合に、全然知らない場所でバンパーを外しての電球交換まで頼むとなると電球代は定価を取られるでしょうし、工賃もけっこう取られるのではないかという気がしました。

以前からホンダ車はメンテナンスのための部品交換も大変だということを聞いたことがあったのですが、こうなると次に車を替える際には色々と考えなければならない事も起こりそうです。

具体的には、せめて電球くらいは前後自分で変えられるような構造の車であるか、新しい車で電球交換の必要のないLEDライトを採用している車にしてしまうかということになります。考えてみれば前のワゴンRに乗っていたころには、前後左右の電球の替えを車内に用意しておき、いざという時には車内にある工具で自分ですぐに交換できるようにしていたのですが、もし古い車を購入する場合は、フィットのようにバンパーを外さなければ電球交換できないような車は止めようかなと思います(^^;)。もし夜に電球の球が切れてしまった場合、ロードサービスの対応というのは、少々微妙です。片方の電球が切れた場合、それが下向きのライトだけだったら緊急避難的にライトを上向きにすれば両目のライトが付くので、夜でも早い時間だったら作業をしてくれるショップやガソリンスタンドまで自走は可能なので基本的に動けないわけではないのでJAFの出動要件に当たらない可能性があります。出動して来てもらっても、無料になるのは30分以内の作業になるので、フィットのように大がかりになる作業では現場で直してもらうよりも自走して作業してもらえる所まで行く方が簡単です。どうしてもJAFを呼びたいと電話したとして、現場での作業が完了しなければレッカーでの牽引で近くの工場まで運ぶだけになる可能性が高いです。

こうした球切れというのはいつ起こるかわかりませんし、替えの電球なら事前に用意はできるものの、その電球を自分で交換できるかできないかというのは、それだけで出先でのお金と時間を余分に食ってしまう可能性があるものです。これから車を買おうと思っている方は、単に車の乗り心地や性能だけでなく、メンテナンスの方法についても十分営業マンの方に話を聞いて、全てをお店で任せるのか、それとも自分でできる事は自分でやるのかということも考えておきましょう。


改めてEVを日本で普及させるために考えるべき「暖房」

大雪はその中心を東北地方に移しつつありますが、寒冷地で車中泊をする場合だけでなく、事故や通行止で雪の中立ち往生してしまった場合の対策について、それなりの用意をしながら乗るべきであるということは多くの方が考えていることだと思いますが、そんな話の中であまりこのブログで語ってこなかったのは「ハイブリッド車」「電気自動車」の立ち往生対策についてのことです。

ご存知の通り、電池を使って車を動かしている場合、夏の暑さ対策としてアイドリングをしなくても夜の長い時間エアコンを使って車内を冷やすことはかなり現実的な暑さ対策として使えます。今までは夏には車中泊は無理だとされていた常識が、十分にバッテリーの充電されたハイブリッド車や電気自動車を利用し、車中泊する場所に専用の充電ステーションがあるところならまず夏の暑さで寝られないということはないでしょう。これは、ハイブリッドがこれだけ普及し、電気自動車も普通に走っている今でなくてはできないようなことです。

ただ、そうした電気を利用したエアコンについては、車内の暖房をする場合に電気を多く使うので、一回の充電で航続距離を伸ばすためにはピンポイントの暖房で済ませるような形での解決策をしているメーカーもあります。エアコンを全開にして車内の空気まで暖めるということになると、化石燃料を燃やすだけで車全体が暖まる従来のガソリン車やディーゼル車のようには行かないというのが現状のようです。

電気自動車が走行中については運転者や同乗者が凍えるほど困るというわけではないのですが、もし今ある自動車が全て電気自動車に代わるなんてことが法律で決まってしまっている中国のようにこの日本もなるとしたら、インフラの整備はもちろん大切ですが、少なくとも雪で立ち往生したような場合でも何とか脱出できるだけの動力を残しながら車の中を電気で暖める方法について考えなければなりません。

車中泊前提であればエアコンを切って寝袋に入るなどすれば車内暖房を付けなくてもいいわけですが、ガソリン車のようにちょっとエンジンを掛けてヒーターを付ける感じでは暖かくなりません。その場合は例えばオプションで用意されているシートヒーターを作動させ、ひざ掛けや毛布一枚で体全体を暖めるという方法も取れますが、エアコンで車内の空気まで暖めようとすると電池の減りにも気を遣わなければなりません。

私もまだガソリン車に乗り続けているので真冬でのハイブリッド車や電気自動車の暖房がそこまで大変なのかという意識はそこまでないのですが、特に今はハイブリッド車から電気自動車への移行が言われている時でもあるだけに、この冬場の立ち往生した場合の防寒対策が電気自動車でどこまでできるのかという問題が解決しないと、全てのガソリン車との置き換えとしてはまだ不足する部分があると言わざるを得ません。

ただし、車中泊のためのグッズを車内に入れている場合はその限りではありません。車の中で電子レンジが使えれば、寝る前にゲル状の電子レンジで温める湯たんぽをレンジでチンしてから寝袋の中に入れて寝れば、一日中エアコンを付けなくても済みますし、電子レンジは持ち込めなくても電気ケトルでお湯を作って湯たんぽを作ることも簡単にできます。

お湯が火事の心配なく車内で量産できる環境というのはコンセントがあってそこから電気が使える電気自動車ならではのメリットです。さらに体の中から温めることのできる飲み物をトイレに起きない程度にいただいて、顔が寒い場合には目出し帽を付け厚手の靴下をしたまま冬用に潜り込むという感じである意味十分です。

個人的には車自体は今のままでもいいのではとすら思うものの、メーカーの方では室内エアコンのように車内を暖められるものを付けたり、外と比べて安定している快適な室内空間を実現するボディ内の工夫とか、そんな居住空間としての車の性能についても考えていき、冬の寒さにも対応できる電気自動車へと進化していって欲しいですね。


郵便会社の良くなった点

このブログでは、「インターネット万能説」というのがあるのかはわかりませんが、外でも自宅と同じようなネット環境を整備することによって旅先での生活も便利になるという考えのもとで書いているとこるが多くあります。しかしその中でいかんともしがたいのが、物そのものを送ったり送られたりするためには昔からあるアナログ的な仕組みです。

メールやSNSで送ってもその中味を見てくれない方もいますし、せっかくスマホを持っていてもスマホの画面から電話に出たり通話を終了する方法がわからないということで、かかってきた電話に出ない人もいたりするのです(^^;)。そんな人はむしろガラケーからスマホに機種変更をしない方がいいのにと思うのですが、どうしても連絡が取れない場合はやはり手紙やハガキに頼るしかないというのも正直なところなのです。

このブログでは民営化された郵便会社について、今までは「ゆうゆう窓口」の24時間営業の中止や、地方局の統合などどちらかと言えば悪いことの方を取り上げてきた気がしますが、先日郵便局に行ってある意味民営化しなければできないようなサービスが行なわれていることを知りました。そういう風に気付くことは前からあったのですが、あえてここで紹介するようなことはなかったのでそのままにしていたのですが、今回はそれらをまとめて紹介しようと思います。

まず、郵便会社のサービスというのは全国一律のサービスであるので、昔から局にあるATMを使う場合は利用手数料が時間によって無料だったり、送金する料金が安かったりしました。またちょっとした物を送る場合に、とにかく閉まるように入れれば送れる「レターパック(旧エクスパック)」のシリーズは今でも旅先から何かを送る際には便利です(種類によっては厚さが決まっているものもあります)。というのも、競合する宅配業者の場合は営業所を探してそこから荷物を出さなければなりませんが、郵便の場合は無人でも出せるポストの存在が大きいです。あらかじめ「プラス」と「ライト」という複数の種類の「レターパック」を用意しておいて、プラスなら4キロまで厚さ制限なし、ライトなら重さは4キロまでで厚さに3センチまでという制限があるという区分があるだけです。

お土産を送ってもいいし、長期の旅行で着なくなった衣類を詰め込んで送るのにも全国一律料金でポストから送れるというのはかなり利用者側にメリットがあると思います。

過去には福山通運が「パーセルパック」専用封筒に入れて送れるサービスを郵便局より安く行なっていたので利用していたのですが、いつの間にか一般利用者の取扱いはNGとなってしまったので、今後どのようになっていくかはわかりませんが、車中泊旅のお伴として車の中に二種類のレターパックを忍ばせておくのもいいのではないかとすら思います。

今回郵便局に行って封筒に貼るための切手を10枚単位で購入しようと窓口にお願いしたところ、普通の切手とともに「シール切手」を紹介されました。考えてみると、出す郵便物によってはこうした初めからシールになっている切手というのは便利です。今回の用途も、すでに手紙には封をしてあり、あとは切手を貼るだけにしておいたものに使おうと思ったからで、全て同一金額ということもあり間違えて違う額面の切手を貼る可能性もなかったので素直にシール切手を購入して局内でシールを貼っていたらあっという間に終了しました。

もちろん、シールだと間違えて貼った時に「ハガロン」をつけて剥がすという手段は使えなさそうですし、様々な郵便物を送るのでなければシール切手は大変便利です。今回たまたま発売されたばかりの「天体シリーズ第一集」の切手も購入し、恐らく出した人にも気に入ってもらえたのではないかと思います。
こうした気軽に手紙を出すために使うと便利なシール切手がここまで簡単に買えるようになったのにはやはり民営化になって風通しが良くなったことと関係あるでしょうし、また民営化してすぐ窓口でレターセットを販売するようになったのは官営の歴史が続く中ではできなかったことだろうと思いました。

と、こんな事を書くのも、まだ郵政民営化前の郵便局を訪れた時に遭遇したあるハプニングを見たことが根底にあります。というのも、今でいうシニア世代のクレーマーらしき男の人が窓口の若い男性職員と押し問答をしている中に私が局内に入ったのですが、その男の客の要求というのは当時の郵便局ではできない対応だったのです。

つまり、ここは郵便局なのだから切手を貼る封筒があってしかるべきだと主張していたのですが、当時はまだ郵便局で売っていいものと悪いものがあった時代だったので、職員の男性は、郵便局では封筒は売っていませんので、文房具店かスーパー・コンビニでお買い求め下さいと何回も諭すように対応している中で、クレーマー男性は職員の方を殴り、捨て台詞を残して帰って行ってしまったのです。その時には別に警察を呼ぶこともなく、それ以上は局側も事を荒立てるような感じではなかったのですが、なぜ当時の郵便局ではレターセットを売ってはいけないのか? というような疑問は現場では当然出ていただろうと思います。

最近の郵便局では業者が入って実演販売をしているところもあり、自分で写真を切手にしてもらうなど様々なサービスが行なわれ、局内に自動販売機が設置されたりして冷水機のみしかなかった昔とはかなり変わってきたなと思うことがありますが、近くの郵便局の敷居というのは銀行や運送会社と比べればかなり低いままだという印象があるのが郵便局の強みだと思います。

今後電子マネーの普及とともにその営業状況にも変化はやってくるとは思いますが、直接やってきてくれる人との対応において、現場からの要望というのはきちんと吸い上げてさらなる進化を望みたいと個人的には思っています。ちなみに、シール切手とレターセットの同一パックがあれば便利だなと思って調べたらすでに「My旅切手レターセット」というものがあり、その土地から手紙を書いてすぐ出せるようになっていました。これが観光地の出張所にでも置いてあれば、旅先で撮った写真をコンビニでプリントして、コンビニ内にあるポストに投函して送るなんてこともできます。電子メールだけでなく手書きの手紙というものにも魅力を感じている人を取り込めるいいアイデアだと思います。民営化になったことで今後も宅配業者との競争が続いて大変なところはあるでしょうが、旅人のオアシス的な所は残して、全国どこでも利用できるというところは変わらないでいて欲しいと思っています。