車中泊全般」カテゴリーアーカイブ

テレビ地上波同時配信と車中泊旅行

先日紹介したNHKの総合とEテレの番組を同時配信する「NHKブラス」は、200kbpsくらいだとしばしば止まってしまいますが500kbpsまでは出なくても400kbpsくらいなら(私のmineoを使っての印象です)何とか止まることなく外でテレビ放送を見られるようになっています。まだ民放の同時配信はテストのみで、現状では自由には見られないものの、番組放送終了後の見逃し配信を行う「TVer」は今でも利用できます。今後その「TVer」では民放地上波の同時配信をするためのテストを行ったりしていますので、そうしてNHKと民放の同時配信が日本全国で実現されるようになれば、かなり車中泊での夜の過ごし方も変わって来ることが想像できます。

かなり以前から車中泊の旅をする中で、日常の生活から離れて自分を見直すという意味で旅に出ている方にとってはなにも旅の最中にテレビを見なくてもという意見があることは重々承知しています。ただ、車の中でもテレビを見たいという人は昔からいて、車にサブバッテリーを入れるだけでなくテレビを設置した上、アンテナにも投資して地上波の難視聴地域では衛星放送用のパラボラアンテナを設置し、移動しながらも常に衛星を捉えることのできるシステムを搭載したキャンピングカーを自慢されていた方とも会ったことがあります。しかし、衛星放送はともかく、地上波テレビについてはスマホ一つでも移動しながら難視聴地域でもネットが繋がれば見られるような状況になるに従って、いわゆる「車中泊道具」がどんどんスマホに置き換わっていっているように感じます。

かつてはスマホやタブレット端末にテレビを楽しめるようにワンセグだけでなくフルセグチューナーが付いたものが結構ありましたが、この機能は地域を移動せずに使うなら最強です。特にフルセグチューナーが付いたタブレットを災害用品として用意しておけば、大きな災害が起きて停電し、ネットが不通になったとしても、本体内臓のアンテナだけでも視聴可能地域なら、モバイルバッテリーから充電したり、そんなに大きくない太陽光パネルの充電システムがあれば、テレビの継続視聴が可能になります。

これはこれで用意しておいていいものだと思いますが、車旅で使おうとすると、移動することによって頻繁にエリアを変える必要があるので運転しながらの利用には向きません。さらに、車中泊場所を探す中で、どうしても地上波テレビの電波が入りにくい場所が静かに寝るためのベストポジションだったりするのですね。そのような時に、高速インターネットでなくても300~500kbps、さらにできれば1Mbpsくらいの速さのデータ通信を制限なく使える環境があれば、携帯電波さえ繋がっていればテレビ放送を見ながら移動したり、車中泊の寝るまでの間を普段のようにテレビを見ながら過ごすことも今後の状況によっては十分可能になってきたわけです。

また車の中でテレビを楽しむためには、スマホ本体の音の出口であるスピーカーの性能に左右されるところがあります。特に雨が強く降っているときだと雨が車のボディに当たる音が大きいので、スマホのボリュームを最大にしてもほとんど聞こえないというようなことがあります。私は車のドリンクホルダーに収まる大きさのBluetoothスピーカーを常備し、移動しながらでも割とはっきりとスマホの音を車内で響かせる事ができるようにしています。

スマホとBluetoothスピーカーを用意するだけで、音楽もラジオもテレビも車内で楽しめるようになるわけなので、常に同時配信が快適に見られたり聞けるような通信環境を整えると、他の持ち物はいらないということになります。つくづくいい時代になったものだと思いますが、こういうことも知らないと便利さを享受できません。

まだ新型コロナウイルスの脅威があるなかで出かける手段としては、自家用車を使って他人からウィルスを伝染されないようにと考えている方も少なくないと思います。ちなみに、いつまで使えるかわかりませんがMVNOの楽天モバイルの「スーパーホーダイ」なら、お昼でも最大300kbps、その他の時間なら最大1Mbpsのスピードが低速制限されても出ることがアナウンスされているので、あえて消滅寸前のドコモ回線の「スーパーホーダイ」に駆け込み加入するということも考えられるのですが、どちらにしても一定の期間が経過した後は新プラン固定で移行案内される(楽天回線ならハイスピードで使い放題ですがエリア外は2GBを超えると128kbpsに制限)と思うので、私の使っているmineoのオプションプラン「パケット放題」なども視野に入れながらモバイル回線の再編を考えてみるのもいいのではないでしょうか。ただ、くれぐれも事前の確認をした上で利用回線を考えてみてください。


「モバイル買い物袋」利用のすすめ

世の中の流れとして、買い物の際に今までなら当たり前にいただいていたスーパーのレジ袋は、有料で購入するのが当たり前になりつつあります。さらに、今後はコンビニでもレジ袋を有料化すると流れにもなってきているので、無駄な出費を抑えるという意味でも、ゴミの減量を達成するためにも、自前で用意した買い物袋の活用というのが鍵になってくるのではないかと思います。

使い回しできる買い物袋については、すでに私は活用していて自宅や車の中に常備しているのですが、ついうっかりして用意した買い物袋を自宅や車の中から持っていくのを忘れてしまい、レジに並んでからその事に気づいて悔しい思いをすることは一度や二度ではありませんでした。そこで、今回改めて100円ショップに出向き、買い物袋の中でも折りたたんでコンパクトになる「モバイル買い物袋」を物色してきました。

今回購入したのは写真の二種類の買い物袋です。一つはキーホルダーにもなる小さな袋の中に買い物袋が収納できるタイプのものです。これだと使い終わった後にきちんと袋を戻せば、車を停めて外に出た段階でもいつでも買い物袋を使えます。

袋から出して広げると普通の買い物袋のサイズですが、持ち手が縫って付けられているので、あまり重いものを入れると心配にはなりますが、それでもこのコンパクトさは魅力です。このくらいの大きさなら車を運転していても邪魔にはならないので、今後コンビニでレジ袋有料化になった場合、車でコンビニを利用するくらいなら十分役に立ちそうです。

そしてもう一つの買い物袋は、取っ手を縫っていないタイプのもので、多少重くなったものでも入りそうです。構造的には本体にある小さなポケットに袋全体を畳んで入れるようになっています。畳んで入れるとズボンのポケットやポーチに問題なく入るサイズになるので、こちらの方は車で外出しなくても使えるタイプのものになるでしょう。

私の場合は、これらを2つを手元に置いておくことで今後できるだけレジ袋を買わないようにしようと思っているのですが、旅行だから用意するというのではなく、常に用意するということが大切だと思います。この後に無印良品まで買い物に行ったのですが、アプリ会員がレジ袋を使わないというと、アプリに貯まるマイルが増量されるという仕組みがあるということで、早速買い物袋を常備した甲斐があったということになりました。このようにレジ袋を自前で持ってくることで、別のメリットも出てくることがあるかも知れないので、とりあえず今回紹介したようなモバイル買い物袋を用意して出かけるというのも十分ありということになるのではないでしょうか。


年末年始の車旅に「明かり」の用意を

こちらでは学校も冬休みに入るくらいの時期に入ってきて、そろそろ年末年始の予定を考えている方もいるのではないでしょうか。特に車で長距離を移動するような場合、ちょっとした準備が旅先での快適さを上げることもあります。

最近になって感じるのは、夕方になって暗くなる時間が早いということです。私の住む静岡市では夕方の5時を待たずに太陽が沈んでしまい(昨日の日の入りは16時39分でした)、学校や仕事を終えて家に帰った時には相当暗くなっているという気がします。

この時期、車で出掛けると朝から日中まではそんなに違和感がないのですが、午後4時を回ると一気に暗くなるので、早めのライト点灯を心掛けた方がいいでしょう。自分が多少暗くても回りが見えるからいいやということではなく、ライトを点灯させることで自分の車の所在を周辺に知らせるという意味もあるので、これからの時期はまだ全然目的地に着かないような夕方でも早めの点灯をして目的地まで走るようにしたいものです。

そして年末年始にロングドライブをする場合には、スムーズに走る予定を立てていても渋滞に巻き込まれ、車中泊や車内での仮眠を取らざるを得ないような状況になることも考えられます。そうした場合に備えて、車が車中泊仕様のものでなくても、シートの段差を埋めることができるクッションや、毛布くらいは車に載せて出発したいものですが、もう一つあると便利なものがあります。

私はこの時期になると懐中電灯代わりに使っているのが、モンベルで売っている「ミニランタン」です。単三のエネループ1本で動き、ボタンを押すと最高照度で点灯するのですが、そこまでの明るさは必要ない場合は点灯した状態でクリックすると2段階に分けて明るさを調整できるようになっているので、単三電池1本でもけっこう長期間使えて気に入っています。

車で仮眠や車中泊をする場合、できれば車のバッテリーを消費させることなしに、エンジンを止めた状態での明かりを確保したいということがあります。その場合、キャンプ用のランタンを使ってもいいのですが、この「ミニランタン」はランタンのように全体を照らすことも、懐中電灯のようにピンポイントで目標物を照らすこともできるので、車の中に小物を落として探したいような場合、これは昼間でも暗い隙間を照らすことで便利に使えます。

私自身はこのミニランタンとは別に、同じ単三1本で動作するヘッドランプを持っています。ヘッドランプ用に掛けるとランタンのように使えるランタンシェードもありますが、どうしても両手を空けて外で作業しなければならない時には使うこともありますか、このミニランタンの場合、本体を伸ばして地面に置くことで光が拡散されるので単なる懐中電灯を使うよりもかなり応用範囲が広いので、雨の中など様々な状況の中で使うことを考えると、私にとってはこれがベストかなという感じがします。

単三1本で使えるミニライトは、事前にエネループを2本ないし4本用意しておけば、エネループ自体を長期的に充電せず保管していても、5年後でも70%を維持するとのメーカー発表があり、出掛ける時に充電した単三電池を複数持って行けば安心です。不幸にも電池を忘れた場合でもアルカリ電池や充電池はコンビニでも購入できますので、出先で電池を購入して使ってもいいでしょう。

私自身、車中泊の体験をして何より恐いのは夜の闇の中に入って現状確認ができなくなるような事なので、本当の緊急事態にはスマホのライトを使うことがあるかも知れませんが、基本的には明かりはスマホや車のバッテリーとは違う系統のものを用意することをおすすめしたいと思います。


「wemo」を本来の使い方とは違った用途で使う

前回紹介した「wemo」ですが、ここ数日腕に付けながら色々考えていると、本来のメモを取るだけではない使い方ということについても考えてみたくなりました。というわけで、これから書くことはあくまで自己責任となりますが(^^;)、旅行中に「wemo」を持っていくとこんなこともできるのではないか? という観点から新たな「wemo」の利用法についてその実践とともに紹介させていただきたいと思います。

まず、パッケージされた形状というのはまっすぐに伸びていて、どう見ても「靴べら」にしか見えません。そこで、伸ばした状態で本当に靴べらとして使えるのかどうか試してみました。写真のように、サイズ的には普通の靴べらのようです(^^)。なお、靴べらとして使おうとすると当然ながら靴下と靴の中に「wemo」が入るわけで、本来の使い方で併用するのに抵抗がある方も当然いるでしょう。その場合は、消毒用アルコールや除菌のできるウェットティッシュがあると、書いたものを綺麗に消せるという作用もありますので、旅行に行く場合はウェットティッシュとともに携行するのがいいと思います。

実際に自分の足できつめの靴を履くのに「wemo」を当ててみたところ、手を入れたりトントン靴をつま先から押したりして靴を履くことを考えると、踵の部分にピッタリフィットしますし、使い方によっては十分靴べらの代わりとして使えるのではないかという印象です。少なくとも私の場合はwemoを使うことできつめの靴でもスムーズに履くことができました。常に使わなくても、どうしても旅先で靴べらがないような場合に使うというのは十分にあると思いますが、あまり無理な力を掛けないように注意はした方がいいと思います。

次に考えたのが、本体がシリコンでできており、人によって違いのある腕の太さにもぴったりと合うということから、カップ付きの真空断熱ボトル使用時や、コンビニでいただくことのできるコーヒーなどの紙コップに巻いて使うという、先程の靴べらとしての用途と同時に使うにはかなり抵抗がある方法です(^^;)。ただ、コンビニコーヒーの場合は紙コップにフタをし、そのフタの一部が飲み口になるようになっていますので、あくまで紙コップそのものが熱くて持てない場合に手を添える部分に使うという風に考えます。またアイスコーヒーの場合どうしても表面と底に結露が出ますので、「wemo」をカップに巻いて立たせ、カップが直にテーブルなどに当たらないようにして水滴がテーブルにつかないようにして使うという、コースター代わりのような使い方も想定しています。

ここでは実際に私の持っている中でも最高の保温性能を持つ象印の真空断熱ボトルSJ-JS10-BAのカップに「wemo」をかぶせてみることにしました。カップの大きさの関係で、直接飲み口にwemoが当たってしまいそうで恐いですが、どんな腕にもぴったりフィットするwemoの特徴が生きる使い方だとも言えます。

コンビニカフェのカップにはそのまま巻けば問題なく使えますが、背の低いカップで使うには、先端部(底の部分)にだけwemoを写真のように巻いて使えばカップそのものは熱くてもwemoの部分だけを持てば熱さは全く感じずにカップを持っていられるようになります。SJ-JS10-BAは相当の時間経過しても熱々の温度を保つ本体性能があるだけに、今までは熱いお湯を入れると大変熱くてカップが持てなくなる事もあったのですが、こうすれば解消できます。過去に出先でコンビニコーヒを買ってそのまま持ち出そうとして、せっかくの温かい飲み物を手で触れないからしばらく飲めないというような事を経験した方なら、この方法は十分便利だと思います。

少ない時間の中で色々と考えてみましたが、wemoは普通に使う時と置いておく時でその形が変わる(丸まったり伸びたり)という特徴があり、フレキシブルなのでこれから常時持ち歩きつつ、他にも旅行中や日常生活の中で便利になりそうなアイデアは出てきそうな気がします。しばらくはお出掛けの際に使いながら他に何か便利に使えることはないか色々考えてみようと思います。


旅行にも便利な「wemo」と油性ボールペン「ダウンフォース」との相性は最高

運転しながらスマホを見るという「ながら運転」に厳罰が下るようになりましたが、それでもちょっとした情報を確認できるならしたいという人間の欲望はあります。だからといって運転しながらスマホを使っているのがわかったら、1年以下の懲役か30万円以内の罰金というかなり大きな罰則が待っています(少し前までは5万円以下の罰金でした)。

私自身はスマホをカーナビ代わりにして使うことが多いので、きちんとホルダーに固定した上でそこまで注視しないで使ってはいるものの、ちょっとした確認事項を見たいという時にはスマホを手に持って開きたいという誘惑に駆られることはあります。ただ、それが見付かって30万円の罰金というのは本当に馬鹿らしいので、実にアナログ的にメモしたことをすぐに確認できるグッズを購入してみました。それが「wemo」というシリコン製で腕に巻くことのできるメモ書きグッズです。

パッケージはこんな感じで細長く伸びていますが、この表面に特殊な加工がされていて「油性ボールペン」で書くと指や消しゴムで簡単に消え、再度書き直すことができるようになっています。私のいつも使っているボールペンはパイロットの0.7mm黒のインクですが(中に入っている替芯の型番はBKRF-6F-B)、書いて指でこすったら簡単に消えました。

この形をペキっと折るように力を加えるとこのようにかんたんに丸くなるので、自分の腕に巻くことで自分の腕に文字を書くような感覚で文字が書け、さらに確認するにも簡単にできるというわけです。正にアイデア商品ですね。

ただし、いわゆる「なめらかな書き味」が売りの油性ボールペンである三菱鉛筆の「ジェットストリーム」との相性は悪いそうなので、お使いのボールペンが「ジェットストリーム」だったり、別のボールペンでもジェットストリームの替芯を入れて使っている方は要注意です。メーカーの方での推奨する油性ボールペンは「ZEBRAジムノック0.7替芯」だということですが、私の持っているボールペンでこの「wemo」を使うと最強ではないかという感じがするので、ここで改めて紹介しましょう。

https://syachu.net/pilot-new-downforce

上記リンクにあるパイロットの「ダウンフォース」は、普通のボールペンの芯を使いながら、加圧したインクで書くことができるので、壁に書いたり天井に書いたり、はたまた濡れた紙に書いてもきちんとボールペンがインクを押し出してくれて書けるという製品なのですが、このボールペンで「wemo」に書くと、紙に書くよりもかなりスムーズにメモが書けてしまうのです。

実際にメモを書いてみましたが、かなりベージュのバンドに黒のインクで書くと目立ちます。日常生活でこの姿はあり得ないかも知れませんが、お仕事で使うだけでなく、運転中に大事なことを(停車しているうちに)メモして再度確認したりするには大変便利なものであるということが、この写真を見るだけでもわかっていただけるのではないでしょうか。

旅での記録はスマホのカメラで撮影することも大事ですが、写真に加えてコメント付なメモを書いておき、後からスマホやパソコンで編集したり、それこそこのメモ自体をスマホで撮影してしまうこともできます。ただ、このバンド自体に書ける文字数は相当多いと思うので、はたから見たらまっ黒に見えるまでお出掛けの際にメモをするようにすれば十分ということもあるかと思います。
旅とメモという事で言うと、車で出た時にはカーナビ対策として行きたい場所を出先で知った場合にお店の名前と電話番号、住所をメモっておいて入力するとか、電車移動の時には検索アプリで調べたタイムテーブルをメモって改めて見返さなくても済むようにするとか、ブログ用に食事やイベントの感想を書きなぐっておくとか、結構利用価値は高いように思います。

私は常にボールペンのダウンフォースを首からぶら下げているので、何かあったらいつでも書ける環境をこれで完成されることができたのですが、他にも便利なところがあります。写真のように書く部分をよく見ると1mmごとのスケールが印刷されているので、具体的に物の長さを計りたいような場合にはwemoを腕から外して伸ばせば簡易物差しに変身するというのもいいですね。ちなみにいっぺんに15cmまで計れるようになっていますので、これも覚えておくと意外なところで役に立ちそうな気がします。

このwemoという製品はリストバンド型以外にも卓上メモ型やスマホケース型のものもあります。それらも十分便利ではありますが、個人的には手ぶらで持ち運べるリストバンド型の方が使えるのではないかと思います。ちなみに私が今使っている腕時計はカシオの電波ソーラーのデジタル時計ですが、腕時計とwemoを両方付けることで、一時記憶エリアに書き、瞬時にその内容を確認できるという意味で、一台のスマートウォッチを使うよりも手軽に時間と各種情報にアクセスできると言ったら言い過ぎでしょうか(^^;)。どちらにしても新しくApple Watchを購入するより安く簡単に手元に情報を置くことができますので、この形での利用が苦にならない方にはおすすめです。


テレビに久々に出た「車中泊の旅」

先週はラグビーワールドカップから台風の被害まで、様々な事が起こって何をこのブログで書くべきかということを考える中で、昨日ちょうどラグビーワールドカップをエコパスタジアムに見に行っていた時間にBS-TBSで放送されていた「走る別荘!車中泊の旅~秋の信州と能登半島スペシャル~」(2019年10月11日21時から放送)を録画で見させていただきました。

何の因果かとも思いますが、番組で紹介されていたスポットが千曲川流域であったため、紹介されたお店も営業がままならないような所もあるようで、改めて放送時とタイムラグを持って見てしまうと違った感想が見えてきます。大雨になった場合の車中泊場所についても、キャンプ場だからといっても避難勧告が出たら早目に移動する必要というのも感じました。それでもやはり、現状で車中泊をテーマに番組を放送するというのはありがたいことですし、番組の内容からその感想について書いてみたいと思います。

基本的にタレントの方々が運転して車中泊をするという流れには違いないのですが、出演者は魔娑斗さんとロバートの馬場さんという、車中泊への向き合い方が違う人選でした。魔裟斗さんは奥さんとお子さんを連れて、特にお子さんに車中泊の旅で何を見せたいかというところがコンセプトで(実際は下見というスタンスの一人旅)、富山から石川県羽咋市にある「千里浜なぎさドライブウェイ」で夕日を見たいという最終目的地を決める中で、お子さんにも楽しめるイルカウォッチングや栗拾い、かき小屋での生牡蠣を食したり、まあ普通の車中泊旅という感じでした。

対する馬場さんのコンセプトは、さすが料理大好き芸人で売っているだけあって、一通りの調理器具を用意して軽井沢から出発し、新潟の小谷村まで、現在台風の被害を受けている千曲川を通りながら地元産の食材を調理しながら進むというものです。番組での時間の掛け方は、やはりというか馬場さんの方に重きが置かれたというのは仕方のないところでしょう。直売所や道の駅、地元のスーパーで食材を入手し、泊まる場所だけでなく車のハッチを開けて車外調理ができる場所を探しながら進みます。

車はどちらもキャンピングカーをレンタルしたもので、魔裟斗さんは普通車のシートアレンジでフルフラットになるもの、馬場さんは軽四輪の同じくキャンピングカーを使いましたが、どちらも電源が取れたりシンクはあるものの、基本はシートアレンジでフルフラットを作り、馬場さんは空気を入れて使う車中泊用マットをシートの上に敷いて使っていました。どちらも、そこまで車中泊用のキャンピングカーには見えない車でした。

そして、肝心の車中泊場所ですが、番組では道の駅やサービスエリアで駐車場の利用についてマナー違反のような行為が一部の人によって行なわれている状況を説明し、基本的には「車中泊のできるキャンプ場」や車中泊のために整備され電源も使える「RVパーク」の利用を推奨していました。ただ、このRVパークについてもちろん空いていればその日の宿に使えるわけですが、事前予約が必要な場合があったり、基本的にはRVパークは電源が用意された車中泊施設ということだけなので、車の外での調理は禁止されています。もちろん、番組を作るなりゆきで管理者の許可があれば可能なところはあると思いますが、今回の番組を見て料理をしながら車中泊をしたいという場合は現状ではRVパークよりも「車中泊可能なキャンプ場」の利用をおすすめします。

ただ、そうは言っても普段あまり目にしない食材をおみやげにもって帰るだけでなく、現地で調理しながら車中泊の旅をするというのは面白いですね。馬場さんのキャンピングカーは車内ではなかなか本格的な調理が難しい軽四輪だったということもありますが、車内で完結する調理ならRVパークでも可能ですし、電源が取れれば電子レンジでの時短調理もできるでしょうし、今後の展開が楽しみにはなります。

こうした番組を見ていていつも思うのは、番組には台本があるので、車中泊場所を探してさまようことはないのですが、番組内で「好きな時に好きな所へ」という車中泊の魅力を言うなら、RVパークやキャンプ場を事前に予約して、さらに始めから行かなければならない目的地があるというのは十分にセットされた旅であり、勝手気ままではないわけです。個人的にはどうも、その辺がもどかしいという気がします。

ただ、今後の自動車の燃料がガソリンから電気へと変化していくなら、コンセント設備が完備した観光駐車場も出てくるのではないでしょうか。長時間車を駐車する場合には電気代プラスアルファの料金を取る代わりに、十分に走行できる分の充電ができる(車中での長期休憩や仮眠を行うことができる)駐場所一般的になれば、車で出掛ければ宿が全く取れないような時期でもそうした駐車場に車を停めながら車中泊をすることが普通になっていくのではないでしょうか。マナー云々の話はどんな時代にも出てくるとは思いますが、充電用の駐車場所は有料での利用が基本となると思いますので、そこまでひどい事をすることはないと思います。我が国の車社会の未来が、車中泊にも優しい状況になってくれることを期待したいですね。


自分の車を守るためドライブレコーダーに加えて付けたい補償

あおり運転の動画がテレビで放送されることに慣れつつある今、さらにびっくりしたのが、東名高速道路上り東郷PA付近において、車の後方を走行しながら「エアガン」とみられるものを窓から出し、前を走る車にめがけて打ってくる衝撃的な映像でした。

この映像は前方と後方にカメラのあるドライブレコーダーでないと撮れない映像だと思ったのですが、実際は同乗者が後ろ向きに撮影した動画がニュースでは流れているようです。ただ、一人で運転することが多いなら、現在ドライブレコーダーを付けている方でも後方も撮影できるものに買い換えを検討しなければならないと真剣に考えている方も少なくないでしょう。しかしそれだけでは不完全です。ここでは、実際に決定的な犯行の瞬間を撮影し、警察に届出をした後にあった方がいいことについて考えてみます。

最初にお伝えした「エアガン」を発射した車については、テレビではナンバープレートが隠れていたもののきちんと記録されているようだったので、少なくとも車の持ち主が特定され、その中でその時間に運転していた人物が特定されるでしょうが(ナンバープレートには付け替え疑惑がありますが、犯人は特定され逮捕状が出ているそうです)、問題なのはエアガンによって傷つけられた車の傷を修理する費用について、特定された犯人に支払能力があるか? というもう一つの問題が出てきてしまいます。

そもそも、事件となった後で何をするかわからないようなその相手と賠償について直接交渉するなんてことはできるだけ避けたいというのがほとんどの人が考えることでしょうし、そんな時の事を考えた自動車保険による補償というものを考えるのが、ドライブレコーダーを設置することとともに大事になってくることなのではないでしょうか。

基本的には車の保険には「車両保険」があり、その保証内容によって被害を受けた車両を修理するための支払いが受けられますが、たとえ自分に非がなくてもケースによっては翌年の保険料が上がってしまうディメリットがあります。今回のように動かぬ証拠として動画があり、その犯人を特定できる場合は、自動車保険のプランの中で翌年の保険料が上がらないまま相手との交渉を代行し、賠償金を払ってもらうのに利用できる特約があります。

最近では基本プランでセットされている場合も多いので、今お持ちの自動車保険の保険証券を見て欲しいのですが、その中に「弁護士費用特約」というものが入っているかどうかがポイントになります。紹介したエアガンで撃たれたような場合は交通事故ではないので、直接保険会社の担当社員が動けないというのが現在の考え方ですが、相手に対する交渉事を弁護士に依頼する費用について、保険会社が支払うというのが「弁護士費用特約」です。この特約は単体で利用しても翌年の保険料が上がることはないので気軽に保険会社に相談の上で知り合いの弁護士や保険会社が紹介してくれる弁護士に動いてもらえます。

個人対個人の交渉では全く話にならなくても、さらに一括での修理費支払いが無理だと言われても、弁護士が直接交渉することにより相手は話に応じざるを得ず、さらに弁護士に依頼してからは個人同士の直接交渉はできませんので、相手と話すこと自体がストレスになるような事もありません。うまく示談が進めば、一括払いは無理でも分割での賠償を得られる可能性もあります。

ただし、この「弁護士費用特約」というのはあくまで弁護士に支払う報酬にあてられる費用を出すだけなので、弁護士を通しても何ともならない相手だった場合、修理費を回収できない可能性もありますので(ただしその際にかかった弁護士費用は規定の金額分保険でまかなわれます)、その点だけはご了承の上、いざという時に備えるのがいいのではないかと思います。


夏の車中泊のために「ネットカフェ」も候補に入れるべきか

日本の夏の一番暑い時期というのは過ぎたとは思うのですが、まだ残暑は厳しくて車中泊には厳しい季節が続きます。冬の車中泊というのは厚着や寝袋の装備で何とかなる可能性はありますが、夏の暑さというのはたとえ裸になって寝たとしてもその暑さから逃れることはできません。日中に汗をかき、その汗を流せないまま暑い車内で寝ようと思っても、これはかなり不快な状況で車中泊をしなければならないでしょう。

それでも、あえて夏の車中泊をしなければならない場合、少なくとも寝る前のシャワーぐらいは浴びたいものです。最近は高速道路のサービスエリアにコインシャワーが付いている場所もあるので、そうした場所で車中泊をするようにし、シャワーを浴びて汗をスッキリと流すことで多少は夏の車中泊も快適になります。

現在の日本で車中泊ということが言われるのは、様々な宿泊場所があるものの、なかなか費用の面で高かったり、深夜などから利用するのは大変だということで、何も予約を入れなくてもできる車中泊に流れている人も少なくないとは思うのですが、費用は宿泊に比べてそれほど高くなく、さらに24時間事前予約不要で利用できる施設としては「ネットカフェ」があります。

ネットカフェというと、駐車場のない駅前にあって始発を待つまでの間に利用するというようなイメージは過去にはありましたが、私の住んでいる地方でもいわゆる「郊外店」を持つ全国チェーン店というのは結構あります。料金は時間単位で決まり、漫画・インターネット・フリードリンクなどのサービスがあり、さらにはシャワーのサービスも基本料金内で利用できるところもあります。車での利用の場合、どのくらい仮眠するかにもよりますが6時間くらい利用しても大手でも2千円くらいで利用できるので、いわゆるスーパー銭湯との比較になっていくのではないかと思うのですが、うまくネットカフェのサービスを利用できるなら、少なくとも暑い中で車中泊を続けるよりは快適でしょう。

ただ、スーパー銭湯と違うところは、最初に利用する場合には顔写真のある身分証明書を提示し、会員登録をする必要があります。その代わり、スーパー銭湯では使えない個室が使えたり、無料での朝食サービスがあったりします。いつ入って朝はいつ頃に出ていくかというところで、このようなサービスを使えるとしたら一夜の宿の料金としては安上がりに収まるということにもなるでしょう。

また、大手のネットカフェの場合、車がらみでなくても終電を逃したり18きっぷで行けるところまで移動しながら連日旅をしたいような場合は、事前にどの駅のそばにお店があるか調べてから出るようにすれば、スムーズな利用ができます。今まではそうした事は特別考えていなかったのですが、とりあえず全国にチェーン店があるお店の会員になって、地元でちょっとお茶をすると思って1時間くらい利用してみるのもいいのかも知れません。私の住む静岡駅では南口を出てすぐのところに「快活クラブ」が新たにオープンしたので、また何かの機会があれば利用してみようかなと今思っています。


暑熱順化が夏の車中泊のカギか?

東海から関東にかけて梅雨明けの声を聞くことになりました。晴れるようになると、日中は猛烈な暑さになり、さらに夕方には大気が不安定になり、雷を伴った大雨が降り、夜は蒸し暑くなるという天気にこちらではなっています。

蒸し暑い日本の夏に対してはクーラーのある部屋で休むことが熱中症にならない方法だということで外に出られないような状況になっている人もいるかも知れません。そうした生活というのはある意味ではいいと思うのですが、単に外出するだけでなく、外でレジャーをしたりキャンプや車中泊で夏の暑い盛りにクーラーを使えない状態で寝るような状況になった場合、暑さを体感しないでまともに暑さにやられてしまうと、それが体調を崩す原因にもなりかねません。

特に今年の状況は、それまで雨や曇りの日が多く、東京などは梅雨明けがかなり遅くなるなど、涼しい日々が続いていたのに急に暑くなったことで、体が暑さについていけなくなるような形で体調を崩してしまうケースがこれからは心配になってしまいます。

そこで、勧められていたのが「暑熱順化(しょねつじゅんか)」という暑さに体を慣らす行動です。元々人間の体というのはある程度は暑さに対応できるようになっており、汗をかいたり皮膚の血流を増やすことにより体温の上昇を抑え、さらに汗として出てしまう塩分についても、汗をかく人は体外に出てしまう塩分の割合が少なくなり、その分の塩分が血液中に再吸収されることから、汗をかかない人よりも脱水症状を起こしにくい(体の塩分が少ないと体に水分をつなぎとめておくことができないので脱水症状を起こしやすいのです)という情報もあります。

蒸し暑くなったからと言って、一日中クーラーがある部屋でずっと生活をしていると、部屋から出ない場合にはほとんど汗をかかずに済んでしまうということがある反面、外に出てあまりの暑さだった場合に体がだるくなったり、夏バテの症状も起こしやすくなってしまいます。

そこで、この時期に必要なことはある程度汗を流して自分の体を「暑熱順化」させることが大切になっていくのです。これからの時期、車で出掛けた際には好んで車中泊をやる人だけでなく、どうしても目的地にたどり着けずに車の中で仮眠を取らざるを得ないという場合も考えられますので、「車中泊をしない自分には関係ない」ということはなく、この夏に車で長距離の移動を計画している人にとっては、今のうちから自分の体を暑さに慣らしておくことを考えておくべきだと思います。

具体的には、「やや暑い環境」で、「ややキツいと感じる」運動を1日30分行なうことで汗をかくようにする事が推奨されています。ウォーキングや自転車での移動というのが誰にもできることですが、お風呂に入って汗をかくようにすることも良いと言われています。当然、そうした運動の際にはきちんとした水分補給が大事になりますので、運動をする場合や夜寝る前にはしっかりと水分補給を忘れないようにしましょう。

こうして、たっぷり汗をかいた後は、しっかり着替えるようにしないと汗が冷えて逆に体が冷えてしまいますし、何より不快になりますので、水分補給を含めたこまめな体をケアをこの時期にはしつつ、いざという時の車中泊にも体調をくずさない体を作ることを目指しましょう。


ほんのちょっとの判断の遅れで後味の悪い事に

昨日は、鈴鹿サーキットで行なわれる恒例のレース「鈴鹿8耐」が行なわれました。昨年までは衛星放送のTwellVで生中継しているのを見ていたのですが、今年から放送するのがBS日テレに変わり、巨人戦をはさんでの中継にちょっとした違和感を感じながらゴールの瞬間を固唾を呑んで見ていたのですが、今年のレースではチェッカーフラッグが振られることは有りませんでした。

レースは「カワサキ」「ヤマハ」「ホンダ」という国内トップのワークスマシンがずっと競っていて、最後までどこが勝つかわからないような状況だったのですが、終了前に起きた数々のトラブルの対応を巡って、非常に後味の悪い結果になってしまいました。

レース終了一時間を切る中でトップのホンダをカワサキがかわし、トップに立ちました。カワサキのスピードはホンダやヤマハを凌駕するもので、このまま行けばカワサキの優勝は間違いないと思われたのですが、途中で3つの大きなトラブルが有りました。一つは、バイクの部品が路面に落下していて、走っている一台がその部品にまともに乗り上げてしまい火花を散らしながら転倒したのですが、たまたまその転倒したバイクのすぐ隣をトップのカワサキのマシンが走っていました。ぎりぎりで転倒したマシンをかわすことはできたものの、落下物を発見した時点で何かできることはなかったのかとまずは思いました。

その後、無事にレースは進んだもののコースの一部で雨が降り出し、何やら不気味な予感をテレビ観戦している側にも感じさせる状況になりました。そんな時、レース終了5分前に次のトラブルがやってきます。

上位を走っていたスズキのバイクが突然煙を吐き出し、コースにオイルを撒き散らすようにして走る様子がテレビに映し出されました。ライダーの気持ちとしては「あと5分なのに」という気持ちがあってエンジンが壊れるほどの大きなトラブルにも関わらず、すぐにコースアウトすることをせずに、結果として結構な距離のコースにオイルを撒き散らしていきました。テレビ解説者は、この時点で雨の心配もあるし暗くなってきたのですぐにレッドフラッグを出し、ペースカーを出してここまでの結果で順位を確定させるべきだと言っていたのですが、そうした対応を運営側は行ないませんでした。そしてレース終了の1分間に最後にして最大の悲劇が起こってしまったのです。

レース終了一分前にカワサキがトップでホームストレッチを通過して周回を終え、ほぼ優勝を確信したカワサキでしたが、たまたま前のトラブルでスズキがオイルを撒き散らした地点を通過した際に、恐らくそのオイルに乗ってしまったのだと思いますが、まさかの転倒になってしまいました。その前後(転倒する前だったのか後だったかはテレビ中継ではわかりませんでした)、運営側はレッドフラッグを出しペースカーを出しました。この時点でまだレースは終わっていません。

後から発表されたのですが、この時点から5分以内にカワサキがピットに戻ることができれば優勝だったのが、マシンのダメージが大きかったためか動かすことができず、結果は何とカワサキはリタイヤ扱いになって入賞すらできないという裁定になってしまったのでした。

もし、運営側がスズキの起こしたトラブルが発生した時点で、他のマシンの転倒の危険性をきちんと認識していれば、終了5分前にレースは中断し、その中断時の順位でレースが確定していたはずなのですが、終了のタイミングぎりぎりでレースの流れを切ることが忍びなかったのか、レッドフラッグを出すタイミングが遅れたことで、さらに状況は悪くなってしまいました。

最終的にはヤマハの5連覇という偉業でレースの幕は降りましたが、オイルを撒き散らしたのがスズキで、ヤマハ・ホンダ・カワサキの優勝争いだっただけに、多くの人からすると納得がいかない結果になったのではないでしょうか。レース終了後は多くの車が帰途につくことになると思いますが、鈴鹿サーキットからの高速道は渋滞の名所であるため、帰る人たちの間でイライラしていることが原因で大きな事故が起こらないか、そんな事も心配されるような今回のレースでした。

モータースポーツの場合、最後までコケなかったチームが勝つことは間違いなく、実際レース終了間際で転んだのはカワサキだけだったという意味で、チームが反省する部分もあるでしょうが、今回の場合は運営の対応によって全く違う結果になった可能性が高いということで、改めて全ての人が納得する裁定をきっちりと早急に下す必要があったのではないかと思えます。

恐らくこのニュースは他の注目度の高いスポーツニュースに埋もれてしまうかも知れませんが、8時間という耐久レースで、チーム同士がぎりぎりのところで鍔迫り合いを繰り広げてきた素晴らしい途中までの経過があっただけに、最後の5分間で運営によって複数の結果が考えられるような裁定を出したということは重く考えるべきです。

これは、単なるスポーツの問題だけではなく、私達の生活の中でもまれではありますがあることなのですね。何か自分が失敗をやらかしてしまった場合、自分の責任だけで済む状況ならいいのですが、学校や仕事上で多くの人が関係するような中で起こった失敗の場合、その事をできるだけ早く報告することで、その粗相を同僚や上に立つ人との間で共有できるので、自分一人では解決できないような失敗でもその影響を少なくすることは可能です。しかしそうした申告を後回しにしたり、嘘の証言をしたりすることによって、正しい対応を個人や組織が行なうことができなかったとしたら、確実にその人たちは信頼性を失なってしまうことになります。

具体的な誰でも起こしそうなリスクとしては、車で事故を起こした場合、何もなかった事にしようと逃げたり、うその申告をしたりすると、大概はそうした不正は見抜かれるものですので(保険会社の査定の方々はそうした点ではプロなので、その場しのぎの嘘や隠蔽工作を行なった場合など)、そうなったらさらなるペナルティが待っているということにもなるでしょう。もし、ついその場で悪い事をしてしまっても、その後の対応が早ければ早いほどダメージは少なくなります。アクシデントは思ってもみなかった所で起こるものですが、もしこの夏自分に起こってしまっても慌てずに正しいと思える対応を心掛けるようにしたいものです。

(2019.7.30 追記)

2019年の鈴鹿8耐の最終結果ですが、上で書いている内容とは変わった内容で確定されたので、ここで紹介します。上のような結果で暫定の表彰式が現地で行なわれ、翌日の新聞でも「ヤマハが5連覇」と書かれていたのですが、カワサキ側から抗議が提出され、レースディレクションがこれを受理し、検討の結果、「レースリザルトについては、赤旗掲示前にラップリーダーならびにラップリーダーと同一周回のライダーがフルラップをこなした時点のものを採用する」という規則に則り、終了1分前の時点でラップリーダーだったカワサキが優勝という最終判定になりました。

このようなぐだぐだの結果でカワサキの鈴鹿8耐の26年振りという勝利の味が違ったものになってしまったのは本当に残念でしたが、この判定がレース直後に行なわれていればという点はあるものの、多くのファンがすっきりとした気持ちで満足できるものとなったことについては良かったと素直に思えます。