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自分の車を守るためドライブレコーダーに加えて付けたい補償

あおり運転の動画がテレビで放送されることに慣れつつある今、さらにびっくりしたのが、東名高速道路上り東郷PA付近において、車の後方を走行しながら「エアガン」とみられるものを窓から出し、前を走る車にめがけて打ってくる衝撃的な映像でした。

この映像は前方と後方にカメラのあるドライブレコーダーでないと撮れない映像だと思ったのですが、実際は同乗者が後ろ向きに撮影した動画がニュースでは流れているようです。ただ、一人で運転することが多いなら、現在ドライブレコーダーを付けている方でも後方も撮影できるものに買い換えを検討しなければならないと真剣に考えている方も少なくないでしょう。しかしそれだけでは不完全です。ここでは、実際に決定的な犯行の瞬間を撮影し、警察に届出をした後にあった方がいいことについて考えてみます。

最初にお伝えした「エアガン」を発射した車については、テレビではナンバープレートが隠れていたもののきちんと記録されているようだったので、少なくとも車の持ち主が特定され、その中でその時間に運転していた人物が特定されるでしょうが(ナンバープレートには付け替え疑惑がありますが、犯人は特定され逮捕状が出ているそうです)、問題なのはエアガンによって傷つけられた車の傷を修理する費用について、特定された犯人に支払能力があるか? というもう一つの問題が出てきてしまいます。

そもそも、事件となった後で何をするかわからないようなその相手と賠償について直接交渉するなんてことはできるだけ避けたいというのがほとんどの人が考えることでしょうし、そんな時の事を考えた自動車保険による補償というものを考えるのが、ドライブレコーダーを設置することとともに大事になってくることなのではないでしょうか。

基本的には車の保険には「車両保険」があり、その保証内容によって被害を受けた車両を修理するための支払いが受けられますが、たとえ自分に非がなくてもケースによっては翌年の保険料が上がってしまうディメリットがあります。今回のように動かぬ証拠として動画があり、その犯人を特定できる場合は、自動車保険のプランの中で翌年の保険料が上がらないまま相手との交渉を代行し、賠償金を払ってもらうのに利用できる特約があります。

最近では基本プランでセットされている場合も多いので、今お持ちの自動車保険の保険証券を見て欲しいのですが、その中に「弁護士費用特約」というものが入っているかどうかがポイントになります。紹介したエアガンで撃たれたような場合は交通事故ではないので、直接保険会社の担当社員が動けないというのが現在の考え方ですが、相手に対する交渉事を弁護士に依頼する費用について、保険会社が支払うというのが「弁護士費用特約」です。この特約は単体で利用しても翌年の保険料が上がることはないので気軽に保険会社に相談の上で知り合いの弁護士や保険会社が紹介してくれる弁護士に動いてもらえます。

個人対個人の交渉では全く話にならなくても、さらに一括での修理費支払いが無理だと言われても、弁護士が直接交渉することにより相手は話に応じざるを得ず、さらに弁護士に依頼してからは個人同士の直接交渉はできませんので、相手と話すこと自体がストレスになるような事もありません。うまく示談が進めば、一括払いは無理でも分割での賠償を得られる可能性もあります。

ただし、この「弁護士費用特約」というのはあくまで弁護士に支払う報酬にあてられる費用を出すだけなので、弁護士を通しても何ともならない相手だった場合、修理費を回収できない可能性もありますので(ただしその際にかかった弁護士費用は規定の金額分保険でまかなわれます)、その点だけはご了承の上、いざという時に備えるのがいいのではないかと思います。


夏の車中泊のために「ネットカフェ」も候補に入れるべきか

日本の夏の一番暑い時期というのは過ぎたとは思うのですが、まだ残暑は厳しくて車中泊には厳しい季節が続きます。冬の車中泊というのは厚着や寝袋の装備で何とかなる可能性はありますが、夏の暑さというのはたとえ裸になって寝たとしてもその暑さから逃れることはできません。日中に汗をかき、その汗を流せないまま暑い車内で寝ようと思っても、これはかなり不快な状況で車中泊をしなければならないでしょう。

それでも、あえて夏の車中泊をしなければならない場合、少なくとも寝る前のシャワーぐらいは浴びたいものです。最近は高速道路のサービスエリアにコインシャワーが付いている場所もあるので、そうした場所で車中泊をするようにし、シャワーを浴びて汗をスッキリと流すことで多少は夏の車中泊も快適になります。

現在の日本で車中泊ということが言われるのは、様々な宿泊場所があるものの、なかなか費用の面で高かったり、深夜などから利用するのは大変だということで、何も予約を入れなくてもできる車中泊に流れている人も少なくないとは思うのですが、費用は宿泊に比べてそれほど高くなく、さらに24時間事前予約不要で利用できる施設としては「ネットカフェ」があります。

ネットカフェというと、駐車場のない駅前にあって始発を待つまでの間に利用するというようなイメージは過去にはありましたが、私の住んでいる地方でもいわゆる「郊外店」を持つ全国チェーン店というのは結構あります。料金は時間単位で決まり、漫画・インターネット・フリードリンクなどのサービスがあり、さらにはシャワーのサービスも基本料金内で利用できるところもあります。車での利用の場合、どのくらい仮眠するかにもよりますが6時間くらい利用しても大手でも2千円くらいで利用できるので、いわゆるスーパー銭湯との比較になっていくのではないかと思うのですが、うまくネットカフェのサービスを利用できるなら、少なくとも暑い中で車中泊を続けるよりは快適でしょう。

ただ、スーパー銭湯と違うところは、最初に利用する場合には顔写真のある身分証明書を提示し、会員登録をする必要があります。その代わり、スーパー銭湯では使えない個室が使えたり、無料での朝食サービスがあったりします。いつ入って朝はいつ頃に出ていくかというところで、このようなサービスを使えるとしたら一夜の宿の料金としては安上がりに収まるということにもなるでしょう。

また、大手のネットカフェの場合、車がらみでなくても終電を逃したり18きっぷで行けるところまで移動しながら連日旅をしたいような場合は、事前にどの駅のそばにお店があるか調べてから出るようにすれば、スムーズな利用ができます。今まではそうした事は特別考えていなかったのですが、とりあえず全国にチェーン店があるお店の会員になって、地元でちょっとお茶をすると思って1時間くらい利用してみるのもいいのかも知れません。私の住む静岡駅では南口を出てすぐのところに「快活クラブ」が新たにオープンしたので、また何かの機会があれば利用してみようかなと今思っています。


暑熱順化が夏の車中泊のカギか?

東海から関東にかけて梅雨明けの声を聞くことになりました。晴れるようになると、日中は猛烈な暑さになり、さらに夕方には大気が不安定になり、雷を伴った大雨が降り、夜は蒸し暑くなるという天気にこちらではなっています。

蒸し暑い日本の夏に対してはクーラーのある部屋で休むことが熱中症にならない方法だということで外に出られないような状況になっている人もいるかも知れません。そうした生活というのはある意味ではいいと思うのですが、単に外出するだけでなく、外でレジャーをしたりキャンプや車中泊で夏の暑い盛りにクーラーを使えない状態で寝るような状況になった場合、暑さを体感しないでまともに暑さにやられてしまうと、それが体調を崩す原因にもなりかねません。

特に今年の状況は、それまで雨や曇りの日が多く、東京などは梅雨明けがかなり遅くなるなど、涼しい日々が続いていたのに急に暑くなったことで、体が暑さについていけなくなるような形で体調を崩してしまうケースがこれからは心配になってしまいます。

そこで、勧められていたのが「暑熱順化(しょねつじゅんか)」という暑さに体を慣らす行動です。元々人間の体というのはある程度は暑さに対応できるようになっており、汗をかいたり皮膚の血流を増やすことにより体温の上昇を抑え、さらに汗として出てしまう塩分についても、汗をかく人は体外に出てしまう塩分の割合が少なくなり、その分の塩分が血液中に再吸収されることから、汗をかかない人よりも脱水症状を起こしにくい(体の塩分が少ないと体に水分をつなぎとめておくことができないので脱水症状を起こしやすいのです)という情報もあります。

蒸し暑くなったからと言って、一日中クーラーがある部屋でずっと生活をしていると、部屋から出ない場合にはほとんど汗をかかずに済んでしまうということがある反面、外に出てあまりの暑さだった場合に体がだるくなったり、夏バテの症状も起こしやすくなってしまいます。

そこで、この時期に必要なことはある程度汗を流して自分の体を「暑熱順化」させることが大切になっていくのです。これからの時期、車で出掛けた際には好んで車中泊をやる人だけでなく、どうしても目的地にたどり着けずに車の中で仮眠を取らざるを得ないという場合も考えられますので、「車中泊をしない自分には関係ない」ということはなく、この夏に車で長距離の移動を計画している人にとっては、今のうちから自分の体を暑さに慣らしておくことを考えておくべきだと思います。

具体的には、「やや暑い環境」で、「ややキツいと感じる」運動を1日30分行なうことで汗をかくようにする事が推奨されています。ウォーキングや自転車での移動というのが誰にもできることですが、お風呂に入って汗をかくようにすることも良いと言われています。当然、そうした運動の際にはきちんとした水分補給が大事になりますので、運動をする場合や夜寝る前にはしっかりと水分補給を忘れないようにしましょう。

こうして、たっぷり汗をかいた後は、しっかり着替えるようにしないと汗が冷えて逆に体が冷えてしまいますし、何より不快になりますので、水分補給を含めたこまめな体をケアをこの時期にはしつつ、いざという時の車中泊にも体調をくずさない体を作ることを目指しましょう。


ほんのちょっとの判断の遅れで後味の悪い事に

昨日は、鈴鹿サーキットで行なわれる恒例のレース「鈴鹿8耐」が行なわれました。昨年までは衛星放送のTwellVで生中継しているのを見ていたのですが、今年から放送するのがBS日テレに変わり、巨人戦をはさんでの中継にちょっとした違和感を感じながらゴールの瞬間を固唾を呑んで見ていたのですが、今年のレースではチェッカーフラッグが振られることは有りませんでした。

レースは「カワサキ」「ヤマハ」「ホンダ」という国内トップのワークスマシンがずっと競っていて、最後までどこが勝つかわからないような状況だったのですが、終了前に起きた数々のトラブルの対応を巡って、非常に後味の悪い結果になってしまいました。

レース終了一時間を切る中でトップのホンダをカワサキがかわし、トップに立ちました。カワサキのスピードはホンダやヤマハを凌駕するもので、このまま行けばカワサキの優勝は間違いないと思われたのですが、途中で3つの大きなトラブルが有りました。一つは、バイクの部品が路面に落下していて、走っている一台がその部品にまともに乗り上げてしまい火花を散らしながら転倒したのですが、たまたまその転倒したバイクのすぐ隣をトップのカワサキのマシンが走っていました。ぎりぎりで転倒したマシンをかわすことはできたものの、落下物を発見した時点で何かできることはなかったのかとまずは思いました。

その後、無事にレースは進んだもののコースの一部で雨が降り出し、何やら不気味な予感をテレビ観戦している側にも感じさせる状況になりました。そんな時、レース終了5分前に次のトラブルがやってきます。

上位を走っていたスズキのバイクが突然煙を吐き出し、コースにオイルを撒き散らすようにして走る様子がテレビに映し出されました。ライダーの気持ちとしては「あと5分なのに」という気持ちがあってエンジンが壊れるほどの大きなトラブルにも関わらず、すぐにコースアウトすることをせずに、結果として結構な距離のコースにオイルを撒き散らしていきました。テレビ解説者は、この時点で雨の心配もあるし暗くなってきたのですぐにレッドフラッグを出し、ペースカーを出してここまでの結果で順位を確定させるべきだと言っていたのですが、そうした対応を運営側は行ないませんでした。そしてレース終了の1分間に最後にして最大の悲劇が起こってしまったのです。

レース終了一分前にカワサキがトップでホームストレッチを通過して周回を終え、ほぼ優勝を確信したカワサキでしたが、たまたま前のトラブルでスズキがオイルを撒き散らした地点を通過した際に、恐らくそのオイルに乗ってしまったのだと思いますが、まさかの転倒になってしまいました。その前後(転倒する前だったのか後だったかはテレビ中継ではわかりませんでした)、運営側はレッドフラッグを出しペースカーを出しました。この時点でまだレースは終わっていません。

後から発表されたのですが、この時点から5分以内にカワサキがピットに戻ることができれば優勝だったのが、マシンのダメージが大きかったためか動かすことができず、結果は何とカワサキはリタイヤ扱いになって入賞すらできないという裁定になってしまったのでした。

もし、運営側がスズキの起こしたトラブルが発生した時点で、他のマシンの転倒の危険性をきちんと認識していれば、終了5分前にレースは中断し、その中断時の順位でレースが確定していたはずなのですが、終了のタイミングぎりぎりでレースの流れを切ることが忍びなかったのか、レッドフラッグを出すタイミングが遅れたことで、さらに状況は悪くなってしまいました。

最終的にはヤマハの5連覇という偉業でレースの幕は降りましたが、オイルを撒き散らしたのがスズキで、ヤマハ・ホンダ・カワサキの優勝争いだっただけに、多くの人からすると納得がいかない結果になったのではないでしょうか。レース終了後は多くの車が帰途につくことになると思いますが、鈴鹿サーキットからの高速道は渋滞の名所であるため、帰る人たちの間でイライラしていることが原因で大きな事故が起こらないか、そんな事も心配されるような今回のレースでした。

モータースポーツの場合、最後までコケなかったチームが勝つことは間違いなく、実際レース終了間際で転んだのはカワサキだけだったという意味で、チームが反省する部分もあるでしょうが、今回の場合は運営の対応によって全く違う結果になった可能性が高いということで、改めて全ての人が納得する裁定をきっちりと早急に下す必要があったのではないかと思えます。

恐らくこのニュースは他の注目度の高いスポーツニュースに埋もれてしまうかも知れませんが、8時間という耐久レースで、チーム同士がぎりぎりのところで鍔迫り合いを繰り広げてきた素晴らしい途中までの経過があっただけに、最後の5分間で運営によって複数の結果が考えられるような裁定を出したということは重く考えるべきです。

これは、単なるスポーツの問題だけではなく、私達の生活の中でもまれではありますがあることなのですね。何か自分が失敗をやらかしてしまった場合、自分の責任だけで済む状況ならいいのですが、学校や仕事上で多くの人が関係するような中で起こった失敗の場合、その事をできるだけ早く報告することで、その粗相を同僚や上に立つ人との間で共有できるので、自分一人では解決できないような失敗でもその影響を少なくすることは可能です。しかしそうした申告を後回しにしたり、嘘の証言をしたりすることによって、正しい対応を個人や組織が行なうことができなかったとしたら、確実にその人たちは信頼性を失なってしまうことになります。

具体的な誰でも起こしそうなリスクとしては、車で事故を起こした場合、何もなかった事にしようと逃げたり、うその申告をしたりすると、大概はそうした不正は見抜かれるものですので(保険会社の査定の方々はそうした点ではプロなので、その場しのぎの嘘や隠蔽工作を行なった場合など)、そうなったらさらなるペナルティが待っているということにもなるでしょう。もし、ついその場で悪い事をしてしまっても、その後の対応が早ければ早いほどダメージは少なくなります。アクシデントは思ってもみなかった所で起こるものですが、もしこの夏自分に起こってしまっても慌てずに正しいと思える対応を心掛けるようにしたいものです。

(2019.7.30 追記)

2019年の鈴鹿8耐の最終結果ですが、上で書いている内容とは変わった内容で確定されたので、ここで紹介します。上のような結果で暫定の表彰式が現地で行なわれ、翌日の新聞でも「ヤマハが5連覇」と書かれていたのですが、カワサキ側から抗議が提出され、レースディレクションがこれを受理し、検討の結果、「レースリザルトについては、赤旗掲示前にラップリーダーならびにラップリーダーと同一周回のライダーがフルラップをこなした時点のものを採用する」という規則に則り、終了1分前の時点でラップリーダーだったカワサキが優勝という最終判定になりました。

このようなぐだぐだの結果でカワサキの鈴鹿8耐の26年振りという勝利の味が違ったものになってしまったのは本当に残念でしたが、この判定がレース直後に行なわれていればという点はあるものの、多くのファンがすっきりとした気持ちで満足できるものとなったことについては良かったと素直に思えます。


夏に向けた季節の車中泊の環境作り

夏の車中泊というのは冬と比べると、着込んだり暖房方法を工夫すれば電気を使わなくても(お湯をわかして湯たんぽを作るなど)何とか行なえるのではないかと思うのですが、夏の暑さの場合はクーラーを使わないとなかなか快適に車内を冷やすことは難しいように思えます。

実は先日、大阪朝日放送の深夜番組「ビーバップハイヒール」で、思わぬところで命を落とすケースというものを解説した放送をTVerで見たのですが、旅行中の若い女性が前日に普通に生活していたものの、翌朝起きて来ないと思ったらホテルの部屋で亡くなっていたという、かなりレアなケースだとは思いますが、その際の死因は何か? という風な形で番組は進行していきました。

恐らくテレビで紹介されるくらいなので実際にこのような形でお亡くなりになった方がいて、その状況を解説していたのだろうと思うのですが、この場合の死因が「エコノミークラス症候群」であるという事に、当初はちょっと納得が行きませんでした。

ただ、ホテルのベッドで普通に寝ていても何かの拍子で血栓ができる事は考えられますが、たまたま固い物の上に乗ったとかしないと普通のホテルのベッドのようなところで血栓ができるという事は考えにくいと思うのですが。ただ、番組ではホテルの部屋でかなりの汗をかいて水分が抜けたため体内の血がドロドロになってしまったということと、その女性がホテルの部屋であってもトイレに起きたくないと寝る前に水分を摂らなかったため、普段よりも血栓ができやすい状態になっていたという補足説明がありました。たとえ自宅であっても、寝相の関係で体を圧迫することで血栓ができやすくなった場合、十分な水分補給をしていないと命の危険もあるという事を改めてこの番組を見て認識することになったのですが、そう考えると改めて考えてしまうのがやはり真夏の車中泊の環境整備というところになります。

過去に言われてきた事に、単に車のシートを倒しただけの状態で寝に入った場合、ベッドで寝る場合と比べるとかなり不自然な格好で過ごすことになってしまうわけですので、まずは体の一部に力がかかり、血栓ができる事をできるだけ防ぐため、フラットな床にマットを敷き、体重を分散させるような寝床を作りたいですし、異様に汗をかいて体の水分が抜けてしまわないように風通しを良くするなどの工夫も必要になります。もちろん、水のペットボトルは常に枕元に置いて、喉が渇く前に定期的な水分補給を心掛けることも忘れてはいけません。

さらに、血栓予防に開発された「弾性ストッキング」を履いて寝るということも、エコノミークラス症候群を心配する場合にはやっておく必要もあるかも知れません。夏の車中泊については万全にしたつもりでもこのように危険があるものだと思っていた方が、いわゆる最悪の事態を避けられるというようになるのではないかと思います。

また、個人的にはここで紹介できるだけのノウハウはまだ持っていないのですが、水を入れて気化熱で冷たい風を起こす、USB経由で動く「冷風扇」は、水で濡らしたフィルターに風を当てることで多少の加湿効果もあると思うので、車内を乾燥させず、扇風機よりも涼しくなるのなら、気休めに過ぎないものかも知れませんが、夏の車中泊用に物色してもいいかなと思っています。ただ、どのくらい熱帯夜の中で使えるかということはわからないので(^^;)、今後の課題ということにしたいと思います。


今後「キャンピングカー」を買うリスクとその対策

一時期の車中泊ブームは年代別で言うと会社を定年退職した60代の方が持つ潤沢な資金によって支えられていたところがあったのではないかと思います。退職金が入ったらまず「何に使おうか」と思いつつ高額なキャンピングカーを購入したり、ハイエースのようなベース車をカスタマイズして自分なりの車中泊車として仕上げるというところで、多くの人がそのブームに乗り、盛り上がりました。

しかし、2018年から2019年に掛けて、そうした60代から70代を超える人達の中では新たな問題が発生しています。その一つが、高齢運転者の事故報道の増加であり、そうした報道に乗って先日紹介したように高齢者の免許には一定の基準を設け、例えば自動ブレーキ装備車でないと更新できない免許にするという方向が打ち出されています(現状では従来の免許との選択制になるような話もあります)。

これでは、それこそ車中泊ブームの時に購入したキャンピングカーや、改装費を含めるとキャンピングカー以上お金がかかったかも知れない改造車中泊車について、近い将来には自分で運転して出掛けることができなくなるということも考えられます。車に乗って出掛けなくても、災害用のシェルターや男性の書斎として活用することはできるかも知れませんが、そうしたものならそこまでお金を掛けなくてもできたはずで、今となっては車中泊のために使ったお金が勿体なかったと考えておられる方も少なからずいるかも知れません。

そうした事がふき出すきっかけになったのが、昨今のニュースで出ているような、金融庁発表の厚生年金のみで65才のご夫婦お二人がそれまでの生活レベルを落とさずに生活を続けた場合の試算に現われています。資産では毎月5万円くらいの赤字が予想されるので、長生きをすればするほど老後の資金が足りなくなり、2000万円くらいは年金とは別に投資などで用意すべきであるというある意味まっとうな報告書です。

個人的には毎月20万円以上の年金収入があれば、もし健康なお体でしたら多少はアルバイトをしてその分をレジャーなどに当てるようにすればそこまで毎月の赤字は出ないような気もするのですが、果たして老後の生活にとって「キャンピングカー」というのは収支的にどうなのか? という事を考えてみたくなります。

個人的には、ものすごいお金を持っていてあの世まで持って行けないほど持っているなら数百万から数千万のキャンピングカーと、ついでに運転手も雇ってお好きな所に行けばいいと思っているのですが、ほとんどの方はそんなわけにはいかないでしょう。さらに、キャンピングカーを普段使いして毎日のお買い物に使うというのもなかなか無理なところがあり、今キャンピングカーを持っているご家庭では日常用の車と2台以上の所有をされていると思います。ただ、そうして車を持つと毎月の経費とともに自動車にかかる税金やメンテナンス費用、さらに保険料までかかりますので、一気に老後の生活に影響が出るものではないかと思います。

キャンピングカーは欲しいけど毎日の生活にも車を使うという方は、普段使いの車を出掛ける時だけ車中泊もできる車として使うことを考えた方がいいような気がします。ご夫婦2人だけの旅なら軽のワンボックスカーをフラットにしてそこに寝床を作るだけでも十分で、過去にも提案したことがありましたが、車中泊の旅に出掛ける時だけレンタカーとして軽のワンボックスカーを借りるという手もあります。

どうしても自宅が災害に見舞われた際の避難場所として使えるキャンピングカーが欲しいと思う方には、軽トラの荷台に住居部分を載せる方式のキャンピングカーをおすすめします。最近の軽トラには自動ブレーキ搭載車も出てきていますし、車検の時には荷台から住居部分を外して車検に持って行けたり、車の調子が悪くなったら車の部分だけを替えて載せ替えるということもできます。初期費用だけは車代と合わせると200万円前後かかってしまうことはあるものの、いざという時にはそのまま売れれば言うことありませんが、あえて軽トラ部分と住居部分を分けて売ることもできます。土地があれば住居部分だけを離れのようにして使うことも可能でしょう。今後のライフスタイルの変化にも対応しやすいキャンピングカーだとも言えます。

私の車中泊のスタンスは専用のキャンピングカーにしなくても、何とか車内で寝られるように工夫をし、もし車内で過ごすのがつらかったらキャンプ場に行ってテント泊をしたり、様々な宿泊施設を使って泊まる快適さの方を優先したいと思っています。年間どのくらい旅に出るかにもよりますが、それほど出掛けない方なら、泊まるのはあえて車の中にしなくても良く、ただ仮眠する場合に「エコノミークラス症候群」になりにくい仮眠体制の取れる車であればいいのではないかとも思っています。

仕事をリタイヤし、時間が有り余る中では強行軍ではなくのんびりと移動し、ゆったりと自分の時間を作ることのできる車中泊というのはいい人生の楽しみ方になると十分思いますので、まずは今後の政府の動向を見ながら、高齢になっても乗り続けられそうな車中泊のためのベース車を探すところから始めてみてもいいでしょうし、車を完全に放棄して別の交通手段での旅を模索するというのも間違いではないと思います。ただ、これから車の性能が上がってしまう分、メンテナンスにかかる費用は増大する恐れがありますので、残念だと思いつつも車を手放さざるを得ない世帯も増えていく可能性はあると思うのですが、そうなると本当に困るのは毎月のノルマを達成できない日本のカーディーラーでしょう。この影響で国内消費が更に減ることになれば景気もどうなるかわからなくなるかも知れませんが、その点は個人で対策を考えることはできようもないので、今後のニュースを注視しながら政府の政策に期待するしかなさそうです。


災害用にも使える? DCモーター扇風機

ここ数年、日本列島の夏は暑くなるばかりで、そのため東京オリンピックも一番暑い時期に開催して大丈夫なのか? と思ってしまうほどですが、そんな中ではいかに熱中症にかからないために部屋にエアコンを入れようかという話はあっても、扇風機の話にはなかなかならないという状況はあると思います。

しかし、車中泊の旅を夏にやらざるを得ない状況になった場合、なかなか車のアイドリングをしながら車内エアコンを動かし続けるというのは難しく、大きな電池を積んでいる電気自動車やハイブリッド車では夜間にエアコンという事もできるかも知れませんが、古いガソリン車では長時間のアイドリング自体が地域の条例で禁止されている可能性もあるので、エアコンに代わる暑さしのぎの方法を考えなければいけません。

基本的に暑い中では車中泊はしたくはないのですが、どうしてもやらざるを得ないような場合には、車で標高が高い場所に上ることで外気温を下げるという工夫をし、できればポータブルバッテリーで動く扇風機の風で何とか寝られるようにしたいと色んな小型扇風機について物色したことも過去にはありました。

以前にこのブログで、単一電池を8本使用するロゴスの「どこでも扇風機」は乾電池使用で連続50時間駆動するということで、夏の車中泊の秘密兵器としておすすめしたことがありますが、単一電池を継続的に8本用意することの難しさおよび、充電池を使う場合でも一度に8本もの電池を充電できるのかという問題がありました。

そんな中、家庭用の扇風機の世界でも技術革新が行なわれていまして、現在の主流は「DCモーター」を搭載した扇風機というのがキーになっています。当初はかなり高価でしたが、最近では安く入手できる機種も生まれてきています。DCモーターの何がすごいかというとその圧倒的な電力消費量の少なさで、家電量販店でもそうした特徴を押し出してディスプレイされているのですが、個人的にはそこから来るもう一つのメリットを感じています。

今までのACモーターを使った扇風機より弱い微風を出せるのがDCモーターを使った扇風機で、微風を出している時の消費電力も数ワットとかなりの省エネ効果が見込めます。たとえ扇風機であっても就寝時に強い風を体に当てると体が冷えすぎでしまうことは知られていますが、こうした微風を出せることで快適な就寝環境を作れるだけでなく、僅かな電力で使えるということは、つまりACコンセントの付いたポータブルバッテリーでも長時間の利用が可能であるということになります。

先日紹介した私が購入したポータブルバッテリーは155Whなので微風で就寝時のみに使うだけなら例えば5Wの消費電力の風なら計算上は30時間以上使えるということになるでしょうか。災害時に大きな太陽電池パネルから比較的安定的にこのくらいのポータブルバッテリーに充電することが可能になるなら、真夏に災害による大規模な停電があったとしてもポータブルバッテリーからの電力供給だけで一日分の扇風機を回すだけの電力プラスαを得ることができます。念の為同じポータブルバッテリーを2個用意すれば、扇風機を使いながらスマホの充電も可能になり、暑苦しい夜を多少は快適にすることもできるでしょう。

また、その応用としてキャンピングカーや乗用車内に2人以上が寝られるスペースを作っての就寝環境を作った車内においては、自宅で使っているDCモーター扇風機をそのまま持って行くことで、エアコンがなくても暑い夜をやり過ごすための利用度の高い車中泊グッズにもなり得るということです。

実のところ、まだ自宅で使っている扇風機はACモーターを使った扇風機なのですが、最近ではDCモーターの扇風機も安くなってきて、安いものなら5千から6千円くらいでも入手できるようになっています。車内で使ったり、災害時に利用するとなるとその大きさも用途によって変わってくると思いますので、具体的な機種についてはもう少しじっくりと考えながら、自宅でも車内でも使えそうなDCモーターの扇風機を探してみたいと思っています。


ボディバックを濡らさない「キャンドゥ」の汎用リュックサックカバー

連休の前半は雨に泣かされ、ここ数日晴れていたものの、昨日は午後から雷が鳴るような不安定な天気になってしまい、最後まで雨に泣かされてしまっています。急な雨になって問題なのは、小さな傘だけでは自分の体だけでなく持ち歩くバッグがびしょ濡れになってしまうことです。私のバッグの中には色んなモバイル機器やバッテリーを入れているので、中まで濡れてしまうと高価な機器が動かなくなってしまう可能性も出てきます。

そういう事もあるので、バックパックを購入する時には必ず専用のレインカバーが付属しているものを購入するようにしているのですが、毎日バックパックを持ち出すというのもめんどくさいですしこれからやってくる梅雨に備え、今回の休みを使って色んな100円ショップを回って、小さめのボディバックにも付けられるような汎用のレインカバーを探しに行ってきました。

そこで行き付いたのが、100円ショップの「キャンドゥ」で売っていた「リュックサックカバー」(左・108円)でした。お店を回る前に、自転車のサドルカバーやバイクのシートカバーを流用するような方がいるのを見てはいたのですが、「キャンドゥ」には薄い透明なビニールの使い捨て用のレインカバーがある事をリサーチしていてお店の中を物色していたところ、思わぬところで汎用のレインカバーを見付けてしまいました。

カバーのサイズは、パッケージの裏側に書いてあり、バックパックには少し大きそうでしたが、広げると縦50センチ、横34センチというサイズなので、小さくて付けられないということだけはわかり、もし大き過ぎたら他のバッグに流用しようと思って買ったのですが、実際に付けてみたら以下のようになりました。

これだけしっかりとバッグを覆うようにセットできれば、まず雨の時には中のものを濡らさないようにできるでしょう。もしカバーから水が漏れてくることが心配になったような時には、水をはじく防水スプレーを掛けてもいいでしょう。このカバーのパッケージは何度でも開閉できるジッパーが付いているので、スプレーの匂いがバッグの他のものに移らないのでパッケージは捨てないで流用するのが賢い使い方と言えます。

少し大き目のレインカバーをボディバックのサイズに合わせるコツは、余った縦の部分をベルトのすき間に通すことで特に縦に長いところを使わずに合わせることができました。このボディバックが使えなくなっても次に購入するバッグをこのレインカバーに合わせて購入するようにすれば同じように雨の日でも安心な環境は維持できます。

購入したばかりなので耐久性は心配になりますが、そもそもこのカバーを利用する時というのは歩いていて急に雨に降られた時や、雨の中長い距離をバックを持って歩かなければならない時で、そこまで利用することはないので、しばらくは便利に使えるだろうと思います。こうしたものをとことん探せるのも、連休の有り難さですね(^^)。


今だからこそカップ麺用の自動販売機があったらいい

NHK総合・BSプレミアムで放送されていた朝の連続テレビ小説「まんぷく」が最終回を迎えました。ここ数年のNHKは、コマーシャルを放送せず、特定の企業の利益になるような事を普段の放送では決してしないのに、このドラマのように事実に基づきながらもフィクションをおりまぜれば、ドラマを見ていたほとんどの人が「チキンラーメン」「カップヌードル」を売り出している日清食品の物語ということはわかっているという、基本的にコマーシャルをやらないNHKの大きなる矛盾を感じてしまうわけですが、それだけ「カップヌードル」という製品は画期的な食品だとも言えます。

いつでもどこでも作ってすぐに食べられることはもちろんすごいですが、調理方法がお湯を注いで3分ないし5分(一部の製品の場合)待つだけというその作り方も「チキンラーメン」の時にできていたとは言え、器も一体になったことで野外や旅先での心強い備蓄食料としても意味が出てきます。

大機な災害に備えて役所などが市民に配る分のカップ麺を用意しているところもあるでしょう。問題は前回のテーマでも触れました、災害時にどうやってお湯を作るのかということになってきます。

今までは何とか自分で用意してきた水から火器を使ってお湯を作る方法について考えてみましたが、災害が起きなければ、旅先でカップ麺を食べるにはかえって事前にカップ麺を用意しない方がスムーズに食べられるという事があります。

というのも、今のスーパーやコンビニでは、電気ポットに定期的にお湯を用意していて、自店で購入した商品を店内で食べることができるようになっています。今後は消費税引き上げの影響で購入した商品を店内で食べられるイートインの存在意義も問題になってくることはあるでしょうが、あえて高い税金を払ってでも、購入と同時にお湯を入れて調理し、その場で食べることができる環境が整っている今の日本は大変便利だと改めて感じます。

そんな中で、朝ドラでカップヌードルを売るために考えられたものの一つに、その場でお湯を注いで食べられるようにする自動販売機の存在が知られるようになりました。私自身もそんな自動販売機があったことは記憶していて、それこそ高速道路のサービスエリアや一般道のドライブインに設置されていて、まだコンビニエンスストアのない地方では単に商品が出てきて、お湯を入れて食べるだけの単純な作りだったものの、深夜に何も食べる所がないような場合には重宝しました。うろ覚えの知識で済みませんが、最近でも静岡県内では静岡と愛知の県境にある「潮見坂」の道の駅でカップヌードルの自動販売機を見た気がします。

先に述べた通り、今後の消費税引き上げにともなう軽減税率の適用について、スーパーやコンビニ内に「イートインスペース」を付けて提供する場合、単にカップ麺を買って帰る場合には8%で済むものの、イートインスペースで食べることを申告しただけで10%になるので、もしかしたら今あるイートインスペースが無くなってしまうのではないかという恐れも出てきます。

では、カップ麺の自動販売機の場合はどうなのでしょうか。同じように考えると最初から10%上乗せされた形で販売されるのかも知れませんが、自動販売機の回りに飲食スペースが無い場合はどうなるのでしょうか。同じように判断に迷うケースとして、様々な飲み物を提供する自動販売機があります。ペットボトルや缶入り飲料の場合、その場で必ずしも飲まなくてもいいので8%で提供できるのではないかという可能性があります。

さらに言うと、カップが出てその中に注入するタイプの自販機はどうなのか? というところもありますが、逆に今回の消費税の軽減税率の判断で、単なる商品の販売ということになれば、自動販売機でカップ麺を購入したいと思う人のニーズが生まれます。

さらに一部のコンビニエンスストアが深夜の営業をしないということが当り前になってくると、今までは必要なかった人員を必要としない営業の方法として改めてカップ麺の自動販売機の設置へ舵が切られるような状況もあるのではないか? という気もします。

どのくらい自動販売機による売上げが上がるかということも考えなくてはいけませんが、定価で売れるというのも自動販売機の魅力であり、昔懐かしいお蕎麦などの自動販売機が揃った「オートスナック」が観光名所にもなる現在、新たなカップ麺の自動販売機の設置が全国で進んでくれれば、車中泊の旅で夜食が食べたくなった場合に、マップで登録された自動販売機の設置場所へ向かい、そこで夜食をいただいた上で車中泊というパターンも使えるようになるかも知れません。

ただ、そもそも今年10月に消費税が引き上げられるのかという問題もあるのでまだ不確定な要素は多いのですが、メーカーが新たに最新の自動販売機を全国に設置するということになったら、ぜひ食べに行ってみたいものですが(^^)。


改めて車中泊旅で炊飯・湯沸かしの手段について考える

今回、だいたい車をアイドリングさせながら直接シガーソケット経由で利用できるくらいの最大電力を使えるポータブル電源を購入したことにより、車で使うことを前提に作られた炊飯器や湯沸かしポットもポータブル電源で使うことができる可能性が出てきました。

今までそうした製品は一切導入してこなかったのですが、それには二つの理由がありました。車のバッテリーから電力を取るというのは車のバッテリーそのものに負担がかかり、バッテリーの寿命を早めるだけでなく、温かいものが食べたい冬には車が始動できなくなるリスクも付いてきます。実は先日バッテリー上がりを経験した際、とりあえずということで保証期間の短い(つまりは耐久性に乏しい)バッテリーに交換してしまったこともあり、過度な車のバッテリーへの負担は避けたい気持ちがあります。

もう一つの気になる点は、車のシガーソケット経由で炊飯したり湯沸かしをするには、普通の電気ケトルの十分の一くらいの電力しか実用にならないので、特に湯沸かしに時間がかかったり、さらには本体がプラスチック製で匂いが付いたり、さらには長く使ったり引っぱったりするとケーブルが断線したりしてショートするトラブルが恐ろしいというところもあります。

ただ、ネットの情報を見ていると自分でシガーソケットにつながるケーブルを耐久性があるものに交換(はんだ付け作業を伴います)したり、プラスチック製ではなくガラス製のポットを使用するなど、製品の変化と自分で問題を解決するだけの能力がある人は、それなりに車内でバッテリーを作った調理にチャレンジしている方々は少なくないようです。バッテリー上がりの対策としては、極端な話今自分の車に付けているバッテリーのスペアを積んで出掛け、もしバッテリーが上がってしまった場合には、自分でバッテリーをその場で交換するという方法もあります。ネット通販だと軽自動車や小型車なら5千円以内で購入できる国産バッテリーもありますし、安い通販であらかじめ購入し、旅行の際は荷物の隅にでも置いて(当然取付け工具も一緒に持って行きたいですが、バッテリー交換だけならJAFに頼むという手もありますが時間はかかります)、出掛るというのが低コストな普通の車での電気による車内調理の利用の仕方かも知れません。

そうして車内で電気を使った調理をする場合に気を付けたいのは、走行中にそうした機器を使うのは事故でなくても急ブレーキをしただけで熱いお湯やご飯を車内にぶちまける恐れだけでなく、機器そのものが破損して飛び散ったら本当に危険であるということもあります。そうなると車を停めての利用になるのですが、ポータブル電源がなくシガーソケットを使いアイドリングをしながらお湯を沸かしたり炊飯するというのは公共の駐車場ではアイドリング禁止のところが多いと思うのでなかなか難しいでしょう。

アイドリングしながら調理する場合は、公共の駐車場は避け、周りに迷惑を掛けない場所まで移動する必要は出てくるでしょう。エンジンを止めてポータブル電源を使う場合でも、私の購入した小さいポータブル電源では、お湯を一回沸かしただけでバッテリーが空になり、すぐには充電できない状態になってしまう可能性もあります。ポータブル電源でスマホの充電やノートパソコンの利用も考えている方はその点も考慮しましょう。

この問題の対策としてはもう少し大きな容量のポータブル電源を併用するか、本格的なサブバッテリーシステムを組むかということになりますが、果たしてそれだけお金を出して十分な費用対効果が出るのか? という疑問もあることも確かです。果たしてどのくらいの期間、車で旅に出るのかによっても変わってきますが、一泊から二泊くらいで週末中心の車中泊だったら、以下のリンクにあるような400Whの余裕のある製品を車に載せておけば、走行充電と併用して何とかなるかな? という感じはします。これを書いている現在はクーポン利用で安く購入できますが、これもどこまで必要とするのか? というところもありますので、普通に家電を車内で使いたいという方は参考にしてみるのもいいのではないかと思います。

ちなみに、紹介したポータブル電源は3万円前後しますが、それだけの予算があれば、出先でも燃料(ホワイトガソリン・ガス・アルコール燃料など)を追加購入すれば使えるキャンプ用のストーブ各種を使い、さらにキャンプ場を利用すればそれこそ無限に自分の用途に合ったシステムを組むことも可能になるでしょう。さらに、ソーラーパネルとは違った方法で電気を発生させるキャンプ用ストーブもあります。以下のリンクは有名な一品ですが、小枝や薪は現地調達も可能で、キャンプ場で購入も可能なので、キャンプしながら車中泊を考えておられる場合には、ポータブル電源よりもこちらを選んだ方がいいケースもあります。

車中泊旅での車内調理、湯沸かしについては私がこのブログを始めた当時とは違って、ポータブル電源が小型でも性能が上がってきたことで、今後に向けて更に可能性が多様化してきた感じがあります。今後さらなる激的な変化が見込めるかどうかは、日本の電気自動車がどのくらいレジャーに使える車になるのか? というところにもかかってくるように思います。それまでは自前で用意したポータブル電源やキャンプ用ストーブ、ソーラーパネルのような道具を駆使してお金を掛けずにエネルギーを使える方法についてこれからも考えていきたいと思っています。