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あまりにも唐突に「別荘購入」から「キャンピングカー」購入に変わった「有吉ゼミ」について

日本テレビの月曜夜7時から放送している「有吉ゼミ」の人気コーナー、芸能人が本気で不動産を購入するというコーナーの中で、見ている方もあっと驚くような結末を迎えたのがお笑い芸人の「みやぞん」さんが、お母さんのために買いたいという別荘の行方でした。

最終的には熱海駅から近い温泉付きの物件に決まりかけたようでしたが、ここで改めてお母さんの方から「熱海だけではなく国内の色々なところに行きたい」という希望を聞く形で、まさかの不動産の契約をしないで、番組の最後にちょこっと出てきた「キャンピングカー」の契約へと一気に流れていってしまったのです。

これまで、色々な別荘候補地を時間を掛けて見せられた中で、キャンピングカーの紹介というのはほんのわずかで、今回みやぞん母子が決めたキャンピングカーについては、その内容というものもどうなっているのか、他の候補も含めて圧倒的に見ている方もわからない中で契約まで進んでしまいました。ここでは、テレビを見ていて今回みやぞん母子が候補として考えたと思われる、ハイエースベースのキャンピングカーについて見ていこうと思います。

https://vehicleweb.co.jp/lineup/hawvelu/

まず、実際にテレビでみやぞんが購入したのが、上記リンクの「ハウベル」というキャンピングカーです。基本的に母子2人で出掛けるということで、ハイエースベースのものなら車内でくつろぎ、寝るには十分です。シートアレンジも簡単で、一応シンクと調理用の設備(冷蔵庫やガス台)は整っているものの、価格が諸経費込みで500万ちょっとと、装備を抑えて寝ることを中心に考えた上での選択かなとは思います。番組では最初に紹介した高額なベンツのキャンピングカーはさすがに大きすぎて置く場所もなかっただろうと思うので紹介については割愛し、もう一台、テレビではほとんど紹介されなかったものの、もう一台のハイエースベースのキャンピングカーは恐らくこれだろうと思います。

https://recvee.jp/01_camper/01_line/country_club/

上記リンクの「カントリークラブ」の特徴は、最後部に小さな防水のスペースを作り、そこにポータブルトイレとシャワーを置くことで、車外に出なくても体を洗ったりトイレを済ませたりすることができるようになっています。価格の方は「ハウベル」よりはお高目で、600万から900万と、いきなり買うのにはちょっと躊躇するかも知れません。

ただ、本当に日本全国を気ままに回るような旅をするなら、車内にトイレ設備は必要だと思います。もちろん安い「ハウベル」にポータブルトイレを入れて使うこともできますが、実際に車内でトイレやシャワーを使うことを考え、犬を連れての旅であれば、外遊びで汚れた体を洗うためにも、やはり車外からも車内からもアクセスできる、防水のシャワー室があるというのは心強いでしょう。別荘を買うための資金があるのなら、「カントリークラブ」の方が良いでしょうし、別荘からキャンピングカーへのいきなりの変更によって、色々な装備のあるキャンピングカーを見る時間を持てなかったことの後悔が今後出てくるのではないかと、余計なところまで心配になってしまいます。

ただ、それでも温泉付の別荘となると、もはや現在住んでいるところから引っ越してずっと住むようでないとお金がもったいない(誰も住んでいなくても毎月の温泉の管理費がかかり、建物の消耗も進む)と思いますので、実際は何も買わないわけにはいかなくなったみやぞんサイドが、番組のコーナーを成立させる折衷案として出してきたのがキャンピングカーだったのかと疑ってしまいます。

テレビの人気者になると、テレビの企画ですごい価格の買い物をさせられる、今回のようなコーナーを任されてしまうという点で、その点は同情するしかないものの、あくまで個人的な見解では、あえてキャンピングカーも買わずに、母子で全国のリゾートホテルを回る方が、お母様にとっては何度も満足ができたのでは? と思ってしまいます。キャンピングカーを買う場合にも、やはりそれなりに回数を動かさないと正直元は取れないと思いますので、今後のみやぞんさんのキャンピングカーの使い方にも注目はしていきたいと思います。


外でコーヒーを淹れるための「コーヒドリッパー」は440円出してキャンドウで

このブログでは最近アルコールストーブについて何回も書いているのですが、実際のところここまでアルコールストーブについて凝ることになったのは、外でコーヒーを飲むためのセットを作ろうとしたところから始まっています。

当初は、モンベルで現在も販売している、折りたたむと片手で隠れるくらい小さくなる形状記憶合金を使った布製のフィルター「O.D.コンパクトドリッパー」をセットの中に忍ばせていました。確かに小さくて紙フィルターが無くてもそのまま使えるアイデア商品ではあるのですが、安定してカップなどの上に載せるにはお箸など二本の棒状のものを付けた上でカップの上に這わせることが必要ですし、一般的な台形のペーパーフィルターを使った場合でも、コーヒーは布製の本体に染み込むので、外出先で何度も使う場合にはきちんと洗浄することも必要になります。

そこで、色々とキャンプなどに持って行けるコーヒードリッパーについて検討していたのですが、そんな中でもユニフレームが作っている針金を整形したような「コーヒーバネット」および、全国どこの100円ショップでも置いてあると思うそのコピーのようなコーヒーバネットは一応100円ショップのものを購入してみたものの、カップに乗せた時の安定性が不安だったり、あまり圧縮してバッグに押し込むと変形してしまうので、使わなくなってしまいました。

そんな中、100円ショップチェーンの中でもキャンドウの400円商品(税込440円)で発売を開始した、まるでスノーピークの焚き火台のような形状をしたコーヒードリッパーのコピーだと思われる「折りたたみ式コーヒードリッパー」が目にとまったのですが、当然ながら地方のキャンドウでは発売後はすぐ売り切れてしまうか、元々入荷がないような状態で、半は諦めていたのですが、先日たまたま地元のキャンドウに立ち寄った際に比較的大量にお店に並んでいるのを発見し、久し振りに興奮しながら購入してきました。

見れば見るほど、スノーピークの同じような商品とそっくりな感じですが、ものはステンレス製でしっかりしています。パッケージそのものが開封後もジップロックで蓋ができるので、このドリッパー用の「円錐形」のコーヒーフィルターとともに入れて、私のコーヒーセットのメインドリッパーとして使うことにしました。

さすがに、焚き火台の構造を模したものであるだけに、小さなカップの上に載せても安定性は問題ありません。使用後はティッシュなどで軽く水気を拭き取って収納すれば良く、布製のO.D.コンパクトドリッパーとのお手軽度の差は明らかです。もちろん、仕舞寸法の差はあるので、使う状況で使い分ける必要はあるでしょうが、私のコーヒーセットにはかなりいろいろなものが入っているので、折りたたみ式コーヒードリッパーの入る隙間はあるので、今までのように持ち運ぶことも全く問題ありません。むしろ、かなり使いやすくなった感じがします。

ここでは紹介しませんが、先日自宅内でコーヒー豆を挽くために電動のミルを購入しました。手回しのコンパクトミルをこのセットには入れているのですが、今までは自宅でコーヒーを淹れる時にもこの手回しミルを使っていたので、自宅用と外出用のセットを分けることができ、これでようやく外に持ち出せるコーヒーセットが完成したという感が強いですね。コーヒー道楽はお金を掛ければきりがありませんが、普段は豆を冷凍庫に入れておき、飲む時だけ出してきて飲む分だけ挽くようにすれば、それほど高い豆でなくても、私としては十分に満足できるものなので、これでさらに家でも外でもコーヒーがいただけるようになると、外でコーヒーを買う機会も減っていくかも知れません。

今回紹介したコーヒードリッパーは、私の地域でも入荷してきたので、興味のある方はお近くのキャンドウの店頭を確認してみると良いと思います。今まで台形型のコーヒーフィルターを使っていた方は円錐形のフィルターと一緒に購入することをおすすめします。


私の考えるアルコールストーブの性能を満足させるグルーブストーブクレセント

このブログでアルミ缶の空き缶を使って自作するグルーブストーブおよび、さらに燃費の事を考えたグルーブストーブ クレセントの内容を紹介し始めてからしばらく経ちますが、今までその内容を紹介しても、作る度に性能にばらつきがあり、うまく性能を発揮する個体があっても、それはたまたま偶然にうまくできる程度のものでした。

材料費はこの夏の暑さ対策に体を冷やすための飲み物用のアルミ缶なのでほぼ0円で何回も繰り返し作ることができるので、細かいところをどうすれば性能が安定するのかということを考えながら今まで作り続けていました。ちなみに、手持ちのクッカーの大きさ別に55mm缶(主に底面直径75mmのマグカップ用)と66mm缶(底面直径95mmのアルミポット用)の2つで作っていました。

上の写真の2つはその完成形ですが、大きい方の66mm缶のものは偶然求めていた性能が出た個体で、仕上げに甘さがあります。左の小さな55mm缶の方は、きちんと溝の折り曲げをして偶然でなく性能が出た個体です。実はこの他にも同じ性能を発揮する予備機をあと1セット作って手持ちのクッカー内に収めています。ポイントは主に縦の溝の折り返し方になるのですが、クッカーを乗せた時に炎が外側に広がらずクッカー底面に多く当たるように細かいところを調整しながら仕上げています。

そうして作ったものの肝心の性能ですが、夏の常温の水でしたら400mlを沸騰させる場合に必要なアルコール燃料は約15mlくらい、500mlの場合なら17~20mlあれば10~12分で沸騰します。炎の大きさは小さい方の55mm缶の方が小さいので20mlで15分くらいはクッカーを載せたまま燃焼が続き、66mm缶のものでも13分前後くらいは燃焼が続き、どちらのアルコールストーブでも一合の自動炊飯に20mlのアルコール燃料があれば、おいしく自動炊飯ができるようになります。さらに写真を見ていただくと、本体右側には溝を入れていないので、この部分にクッカーの取っ手を置くようにしてセットすると、状況によっては素手でも沸騰させたクッカーを持ってお湯を注ぐことができるようになるというメリットもあり、これは市販品ではない事です。

自作にたどり着くまでは、良さそうなアルコールストーブを見付けると通販で購入し試すということを続けていましたが、市販品は通販と言えども2千円はするので安くはなく、それら製品の性能は上記のような燃費や沸騰性能を満たすことはなく、唯一クリアしているのがエバニューのチタンアルコールストーブをクッカーに直乗せする場合で、私が自作する際には持っているクッカーに応じて追加でチタンアルコールストーブを買わなくてもいいようにという目的がありました。

最初に書いた通り、一通り材料を切り出した後に、クッカーを乗せた時に炎が広がらない調整ができるようになったので、今後は災害時だけでなく、手ぶらで全く何もない状況の中で旅に行って必要な状況になった時でも100円ショップに直行して小型の鍋から、加工に使えそうなアルミ缶に入った飲料、さらに工作用のカッター・はさみ・セロテープ・金属製物差し・パンチ穴開け・紙やすりなどを買っても、総額千円以内で市販品と遜色ない性能のアルコールストーブを現地調達できる目処が立ったのは嬉しい事です。ここまで読んで興味がある方は、このブログの別エントリーにリンクを付けた詳しい作理方を載せているので参考にしてみて下さい。

グルーブストーブ・クレセントの製作は手持ちのクッカーに合ったストーブになる

ただ、作っては沸騰実験を繰り返していたので、それまで蓄えておいたアルコール燃料が一気に無くなってしまったということです(^^;)。ただそれも、製作するアルコールストーブの性能が安定してくれば、何回も微調整をしながら燃焼実験をしなくても済むので、今後はレジャー目的でアルコール燃料を使うことができそうです。


様々な「明かり」について考えるオールインワンよりもセパレートで用意する事の意味

災害用および旅行用(主に車中泊用)として用意する明かりについてはしばらく決まった形のものしか考えずに、主にLEDを利用した電池を使ったヘッドランプとランタンを用意することで固定していました。

基本的にはモンベルで売っている単三電池一本で使えるヘッドランプ一本あれば、手に持てば懐中電灯的に使え、首から掛ければランニング用のランプのようにも使えます。頭に付けて両手を使わずに目線の先に光を当てる使い方もするとして、最後に上を向けて白いビニール袋をかぶせれば、光が拡散してランタンのように広い範囲を明るくすることも可能です。

ミニマムセットの場合にはこれだけで何とかしますが、私は基本充電できるエネループ対応のランタンも持っていて、テント内や車中泊時の車内で使うなら火事にならないためにもLEDランタンの電球色を使うのが一番いいと思ってきました。車中泊で使うのは、暗がりの中で物を落としたような場合に使うことがある、車の鍵といっしょに持ち運べるキーライト(これも単四のエネループ一本で動くものにしています)があれば、大抵のことは間に合うのですが、最近になってちょっと思うところがあって新しいライトを購入しました。

写真にしてみると改めて大きいのがスマホとの対比でわかりますが、単三電池4本が中に入るマグライト型のLEDライトなのですが、やはりその明るさは半端なく、夜にはサーチライト代わりにも使えるレベルのものです。これだけ明るいと、夜間でもかなり明るく遠くまで照らせますし、車のエンジンルームを開けて中を詳しく見られたりします。単三2本使用のマグライト型LEDライトも持っているのですが、これだけ強力だと自宅でもタンスの奥に入ったものを見付けるには無いよりはあった方がいい気もします。今後は自宅用の非常用ライトとして使うことを考えているのですが、この他にも明かりについては別のアプローチを考えるようになってきました。

というのも、この夏の冷房にかかる電気代はかなり上がっていることもあり、この冬の暖房についても色々と考えています。ちなみに、私の住む静岡県中部は冬でもほぼ雪は降らないので、最悪停電になっても上着を着込みお湯を沸かして湯たんぽとともに布団にくるまれば、何とか朝まで過ごすことはできるのですが、もし停電したような場合、LEDライトを付けたとしても、部屋の中を暖かくすることはできないのです。

そこで、現在導入を検討しているのが石油ストーブと同じ灯油を燃やして室内の明かりになる灯油ランタンだったりします。匂いがしたり倒したら火事になる危険はあるものの、ちょっと肌寒いような時に点灯させて部屋の中を暖めることも多少はできるようになります。部屋の中で石油ストーブやファンヒーターを使うと部屋の中が温まりすぎてしまうことも起こるのですが、石油ストーブと同じ燃料を使っていざという時の明かりと暖房を兼ねて使える灯油ランタンは、一つ買っておいても良いと思っています。

今までは常に充電された電池を用意し、必要に応じて太陽光パネルを使った充電をして明かりには電池式ランタン・ライトに一本化していたのですが、雨が続けば充電はできませんので、日が短い冬に、特別な用意をしなくても使える明かりとして一つ灯油ランタンを用意しておくのは悪くないのではないかと思います。今後、その候補を物色しながら暖房器具を出すシーズンには使えるようにしたいですね。


中国の干ばつと電力不足は日本国内の生活にどのような影響を及ぼすか

2022年は今まで当り前のように利用していた資源や商品が、ロシアのウクライナ侵攻という思わぬ出来事をきっかけにして、流通が滞ったり価格については値上げになったりしています。この状態は、自然災害や感染症の広がりとつながることで、ますます影響が大きくなっていると思われます。というのも、お隣の中国では先日まで新型コロナで身動きが取れずに物流が止まっていて、ようやく元に戻ったと思った先ごろになって大規模な干ばつが起き、主に水力発電が使えない状況になっていることから、国全体で電力不足になっており、経済活動も制限されるような状態になっていることが報道されています。

日本と中国の関係は領土問題や台湾に対する威嚇とも思える人民解放軍の動きは不気味で、日本の中にも中国に対する良いイメージを持っていない方もいるかと思いますが、中国国内に工場を作って活動している日本企業も苦しんでいます。また、中国で作られた商品を輸入して国内で消費するような事は普通にあり、このままでは100円ショップで売られている商品のうち、それなりの割合を占める雑貨が中国からの輸入品であることもありますので、今までのように100円ショップは営業を続けていけるのか、大手であっても今後を展望するとかなり苦しくなっていくのではないかと心配しています。

最近は100円ショップ発のキャンプ用品が車中泊にも便利に使えるということで、このブログだけでなく多くの人が新製品に注目していると思うのですが、そうした新製品の出る頻度が減ってしまうのではないかと思うほどのこのところの中国の国内事情の変化は、商品の供給先を別の国に変えるにしても、とてもスムーズに移行することは難しいと思います。時間の経過とともに、体力のない100円ショップは経営を維持できないような事にならないように祈るしかありません。

また、キャンプ用品というと、アマゾンなどの通販で色々な商品を見ると、日本国内のものと同じくらいのクオリティを持つ中国のアウトドアメーカーが増えてきたように感じていました。中国のキャンプ用品の魅力は、メーカーを厳選して絞り込めば、普通に使えそうなクオリティを持った上で、価格がかなり安いことだったのですが、これも今後の事を考えると今のままの状態をキープできるのかという感じがします。気が付いたらネット上の価格表示が一気に上がっていて、今までは安く買えていたものがなかなか買えなくなってしまうような事が起こってしまう可能性も考えなくてはならないでしょう。

それでもまだ、材庫のあるうちはそれなりの性能のものを安く買うことも可能だとは思いますが、もし具体的に中国メーカーのキャンプ用品(主に金属加工製品など)に魅力を感じている方は、安く買えるうちに確保した方が良いのではないか? と私は考えます。このような危惧は、中国産の農産物を安く購入していた方にも起こってくることだとは思うのですが、今の日本は空前のキャンプブームにより多くの企業(ホームセンターや100円ショップまで)キャンプ用品を企画して販売することで、多くのものから選べば、アウトドアショップでしかキャンプ用品が買えなかった時と比べると、かなり安く一式が揃うようになっています。

ブームというのはその終焉とともに元に戻るようになるので、まずは100円ショップでキャンプ用品を扱わなくなり、ネットでも多くあったキャンプ用品メーカーが無くなるなどして、結局は元の高額なキャンプ用品が残るというような安く用品を買いたいユーザーにとっては最悪のシナリオを考えておくべきでしょう。

ともあれ、このまま中国の国内事情が悪くなれば直接の影響として現われるのが、ネット通販で買える安い中国メーカーの製品であると思いますので、もし買おうかどうしようか迷っている品がある場合は、まず価格チェックを継続していき、後から高いお金を出して後悔しながら買い物をすることがないように必要なものを安い値段で確保するようにしたいものです。


エバニュー550FDを使った決して吹きこぼれない一合自動炊飯の方法

自作のグルーブストーブ クレセントをテストする中で、アルコール20mlを燃料を入れるとおよそ15分ぐらいで燃え尽きることがわかりました。この数字というのは、アルコールストーブの中では知る人ぞ知る、エバニューのチタンアルコールストーブにクッカーを直載せした場合の燃費に近く、この直載せで自動炊飯ができることを確認していましたので、今回自作ストーブで一合の自動炊飯を試してみることにしました。今回のクッカーは前回書いた一回で500mlの湯沸かしができる、エバニューのアルミクッカー550FDを使ってあることを試してみることにしました。今回はアルコールストーブの話というよりも、固型燃料や別のアルコールストーブを使って一合の自動炊飯をしている方にとってもそれなりに有益になるのではと思います。

というのも、普通は固定燃料やアルコールストーブを使って自動炊飯をする場合のクッカーというのは、取っかかりとして「メスティン」を使う方は多いと思うのですが、お米を炊く場合、必ずと言っていいほど起こるのが「吹きこぼれ」の問題です。吹きこぼれがひどいと、熱源のストーブや燃料にかかってしまったり、熱源を置いた床を保護するためにステンレスのトレイを敷いて炊飯を行なうようにしないと、お米を炊いたあとの後片付けが大変です。

ただ、トレイを置いてもトレイもかなり汚れてしまうので、何とか吹きこぼれないクッカーはないものか? ということでたどり着いたものが今回紹介するエバニューのアルミクッカー550FDでした。今回の炊飯実験を行なうにあたり用意したものは以下の写真のものです。


クッカー本体にグルーブストーブ クレセント(直載せのためゴトク不要)、そしてフタの上に置く「重し」代わりに使おうと近所のホームセンターで200円弱で買ってきた、本来はワイヤーを接続するために作られた「シャックル」という部品です。金属の直径は1センチくらい、縦方面の長さが6センチくらいという小さなものですが、かなり手にはずっしりと来て、フタの上に置いて炊飯すると、フタ自体は全く動きませんでした。

今回のポイントとしては、550FDのフタにはプラスチック製のつまみが付いているのですが、これは簡単に外すことができます。湯沸かしの場合はフタのつまみは必要ですが、炊飯の時にはあえてつまみを外し、蒸気逃がしの穴として使います。

このようにシャックルをフタの中央に置き、穴を塞がないようにして火にかけます。ちなみに、お米を炊くときの基本として、事前に十分にお米に水を吸わせることは必要です。最低30分は浸けたいですが、今回は約1時間置きました。

そうして、火を付けてしばらく待つと、中の水が沸騰して中央の穴から蒸気が上がってきます。お米が入っているので、同じ穴から中の水が吹き出てくるのですが、550FDのフタは山型になっていて、一番外が溝になっているので、吹きこぼれが出たとしても縁のところで止まっていることがおわかりでしょうか。もし水を入れ過ぎで大量の水が吹き出してきた場合は、ティッシュなどをフタの縁に当てて、溢れて外に垂れないようにすることができます。その辺は状況を見ながら行なってください。今回はあえてそのままにしておいても吹きこぼれの出るくらいの水は出ませんでした。

グルーブストーブ クレセントの火が消えたのを確認してからクッカー全体をタオルで包み、今回は15分くらい蒸しました。そうしてフタを開けたのが写真の状態になります。フタを開ける際にはフタだけではなくシャックルもかなり熱くなっているので、火傷をしないように気を付けて下さい。

ご飯を全てよそいましたが、焦げ付きもなくモチモチした食感もあり、食べていてかなり甘みが出ていたように思います。自動炊飯する場合、燃料の多さ少なさにより焦げる場合もありますが、ちょっと焦げ臭い匂いがしたらすぐに火から降ろしましょう。逆の場合はしっかり蒸らすことで、大失敗ということにはならないと思います。

アルミクッカーでの自動炊飯は、メスティンでもそうですが、きちんと計量してお米に水を吸わせ、ちゃんと蒸らせば、おいしく食べられるご飯が炊けます。ただ今回紹介したように、エバニューのアルミクッカー550FDは、今回紹介したように吹きこぼれを出すことなくおいしく一合のご飯が炊けます。さらに500mlのお湯を沸騰させることが可能なので、ラーメンクッカー(棒ラーメンがおすすめ)としても使えたり、もちろんケトル代わりにも使えたりと、一人用としては万能なので、この中に火器(アルコールストーブ)、ファイヤースターター、アルコール燃料容器、計量カップ、カトラリー、シリンジなどを同梱することで、水や米さえ手に入ればいつでもどこでも温かいものを作ることができる災害対策用のミニセットとして使うことも十分視野に入ります。

トータル的なアルミクッカーということでは、ユニフレームの角型大小クッカーとフライパンのセットが個人的にはおすすめですが、最小セットを模索する方には悪くない選択ではないかと思います。


グルーブストーブ・クレセントの製作は手持ちのクッカーに合ったストーブになる

先日、自作のグルーブストーブについてのエントリーを上げたところ、ご自身でグルーブストーブの設計をされ、その作り方を公開していただいている(商用での利用については問い合わせをしないでされるのはご法度なのでご注意を)「りびるわーくす」氏から直接コメントをいただきました。新たにグルーブストーブを作る場合のヒントということで、グルーブストーブよりさらに燃費の良い「グルーブストーブ クレセント」の作り方について、以下のツイッターのリンクを紹介していただきました。

こちらの内容(特に画像)をじっくり見させていただき、さらに手持ちのクッカーの口径に合わせたサイズにするために、以下のページからリンクされているエクセルファイルをダウンロードし、自分のクッカーに最適なサイズを計算して、手持ちの66mm缶(一般的な350ml用のアルミ缶)用の最適なサイズを導き出してみました。

http://little-bit-works.cocolog-nifty.com/blog/2013/06/groove-stove-de.html

そうして、とにかく作ってみたのですが、作っているうちに、なぜこの部分をこうするのかとかいうことがだんだんわかってきました。一応このストーブを作るにあたって複数の缶を用意しておいたのですが、最初の一個ではよくわからなかったことが、次に作る時には多少理解できたような気がします。

最終的にこの辺で止めようと思った個体がこちらです。このように、それらしくはできていますが、上のオリジナルと比べるとかなり違うような形になってしまいました。それでも、クッカーを載せた状態で20cc入れたアルコール燃料で15分弱燃焼し、かなり余裕を持って500ccの水を室内無風の中で12分前後で沸騰させることができました。もう少しテストをすれば、室内無風という条件でもう少しアルコール燃料を節約する分量を割り出せると思います。

さらに、このストーブは一部折り曲げ加工をしていないので、クッカーの取っ手の部分を折り曲げていない箇所に合わせて直接グルーブストーブ クレセントに載せると、取っ手の部分に火が届かずに普通に取っ手を手で持って注ぐことができます。

一連のテストをしてみたところ、複数買うにはもったいないエバニューのチタンアルコールストーブと同じくらいの性能は十分クリアしていると実感できました。さらに今後別のクッカーを使った湯沸かしセットを作る場合でも、上で紹介したエクセルファイルで計算して新たに作れば、ある意味市販品を上回る性能を発揮させることもできるかも知れません。

今回新たにエバニューのアルミクッカー550FDをベースにした湯沸かし・炊飯セットを作ってみたのですが、アルミクッカーの中にグルーブストーブの他、風防、計量カップ、カトラリー、ファイヤースターター、シリンジ、60cc入るアルコール容器、炊飯に使用するフタの上に乗せる重りまでクッカーの中に全て入りました。そちらの詳細については、このセットを使った自動炊飯を実行する時にでも改めて紹介させていただきたいと思います。

ということは、キャンプ用品ではあるものの、これと沸かしたお湯を入れておく真空断熱ボトル(このセットの場合500ccのボトル推奨)を用意して持ち運べば、災害時に使うことも可能ですし、湯沸かしできる時にやっておいてボトルで保管し、いつでも熱いお湯を得ることのできるシステムとして旅行時に活躍させることもできます。一度に500ccのお湯をわかすことができれば、カップ麺各種の種類を考えずに食べられますし、湯が余ったらお茶やコーヒー用に使ってもいいですし、かなり応用範囲は広いと思います。

今回は、まだ拙い工作で作ったものですので、機会を見ながらもう少し工作精度を上げて、もう少し見栄えのあるものを作っていきたいなとも思っています。材料費その他もあってないようなものなので、今後は使うクッカー専用品のような感じで新しいものを作っていきたいですね。

(追記)

その後、もう少し考えて一からグルーブストーブ クレセントを作り直しました。折り曲げた場所に針金を押し付けて成形したのですが、一応見てくれはずいぶんよくなりました。まだ沸騰実験はしていませんが、炎の出具合は良さそうなので、週明けにでも改めての性能調査を行なう予定です。今回は66mm缶で作りましたが、マグカップの最小湯沸かし用にも作ってみたいですね。


真夏の自動車トラブルではちょっと考えられないトラブルも起きていた?

私は長年JAFの会員としてサービスを利用していますが、今の車でロードサービスを呼んだことは数回あります。やはりあるのが出掛けた先で急にエンジンがかからなくなってしまうバッテリーに関するトラブルです。

実は今使っているバッテリーは出先でバッテリー上がりを起こしてJAFの方に来てもらってエンジンを掛け、その足でカー用品店に飛び込み、決してグレードの高くないバッテリーに交換して今に至っているのですが、これについては自分でメーカー品をネット通販で購入し、自分でバッテリー交換をすることで、低コストで新しいバッテリーを利用することを考えています。今は遠出の予定はないので、もう少し待ってから交換する予定ですが、もし近いうちに車で出掛ける計画を立てている方で、バッテリー交換をしていない方については、自分で交換できる方は交換してから出掛けられることをおすすめします。

バッテリーに負担がかかるのは夏の気温上昇で、車内エアコンを使ったり、最近では複数のモバイル機器を充電するなど、かなりバッテリーに対する負担があることの他に、車が走行中にバッテリーを充電する充電器がこの暑さで正常に動作しなくなるというトラブルも結構起こっているとのことです。このように、ここのところの暑さゆえの車のトラブルについて、その傾向を追っておくことで、出動を頼んでも時間がかかるロードサービスを使わなくても済むこともあるかも知れません。その顕著な例が、最近ほとんど聞かなくなった「インキー」のトラブルです。

たまたま、このお盆の時期のJAFの職員に密着したニュース映像を見ていて、車の中にキーを入れたまま車がロックしてしまい、車を運転するどころか中にも入れなくなってしまうのが「インキー」と呼ばれているトラブルです。昔は針金を強引にドアの鍵に突っ込んでガチャガチャやっていればロックが外れるような車が多かったのですが、最近の車は盗難防止機能があり、ドアロック解除も難しくなっています。素人が自分で何とかしようとしないで、JAFなどプロのピッキングに頼る事が推奨されますが、最近のキーは車内にキーを放置してあればロックがかからないようになっている車が主流なのだそうで、「何故インキーが起きる?」と思いがちです。実はインキーによるトラブルが増えているのは、この暑さにも関係あるという話がニュースで出ていました。

車のロックを管理するシステム自体がこの暑さでうまく動作しなくなり、本来ありえない状態でインキーが暑い中だと起こる場合があるのだそうです。というわけで、ドライバーが車を離れる場合には、車内にキーユニットを放置することは避け、鍵穴のある車では自分の手で車を開け、電子ロックの場合でもリモコンは常に携帯し、自分の手元にキーユニットがある事を確認した上で車を離れるように心掛けることも、トラブル防止には役に立つのではないかと思います。

さらに、キーユニットを動かすための電池の消耗によって、リモコンボタンが効かないような場合もあると思います。その場合は、常に自分の手元に予備の電池を持っておき、動作が不安定な場合には電池を交換して状況を見ることも大切なのではないかと思ったりします。電池は1年くらいでの交換が推奨されるような情報も見られるのですが、ついそこまで考えずに使ってしまいがちです。

あらゆる事が便利になっても、トラブルは起こります。ただ今回紹介したインキーのように、人間のうっかりミスがなければ回避することもできるものもあります。こんな時期でもありますので、バッテリートラブルもインキーも、出先で起こすことのないように、もう一度、しっかり確認してから出掛けるようにしたいものです。


実はかなり奥が深いアルコールストーブの自作による個体差

キャンプ用のアルコールストーブというのは真鍮製のトランギア、チタン製のエバニューなど有名なものがある中で、最近ではスノーピークも製品を出してくるなど、キャンプブームの中で注目が集まっているように思います。燃料を運ぶのに燃料用アルコールは爆発的に燃えるので危険ではあるのですが、ガスボンベのように車内に放置することで大爆発の危険があるものと比べれば、取扱いさえ間違えなければ普通に使えますし、いわゆるドラッグストアに行けば全国どこでも購入できますので、燃料の現地調達も可能です。

何より、アルコールストーブは構造が簡単なので小さく、自作することも可能です。私は過去には市販品オンリーで使っていたのですが、以下のリンクにあるように、アルミ缶を切って作るにしては簡単な製作方法でも市販品に負けない実力を発揮する「グルーブストーブ」に出会ってからは、アルコールストーブを作るために飲物を選ぶようになってしまったほどです。

製作費はほぼ工具代だけ?アルコール燃料を使用するGroove Stove簡易版

上のリンクのようにして作ったグルーブストーブは、拙い工作で作っているものだけに、その品質は一定になりにくいという問題があります。同じ量のアルコール燃料を入れて燃やしてもその燃焼時間にはずれがあり、そのため目的別にアルコールストーブを選びたい場合(お湯の沸騰や炊飯など)、ちょっとした燃料の消費量の違いでうまく沸騰しなかったり、ご飯の炊き加減がイマイチというようなことも起こります。

私が基準にしているのは、エバニューのチタンアルコールストーブで、アルコール燃料を20ml入れ、点火してからだいたい40秒くらい本燃焼するまで待ってから直接クッカーを乗せると、だいたい12分くらいは燃え続け、水なら500mlを沸騰させ、お米一合の自動炊飯がうまくできます。ただ、このアルコールストーブはしっかり作られているのは良いのですが、本燃焼が始まるまで待たなければならないことと、小さく湯沸かし・炊飯セットを全てスタッキングするには少々本体が大きすぎるので、最少セットでない余裕を持って調理のできるセットの中に組み込んでいます。

個人的には何とかこのエバニューのチタンアルコールストーブのクッカー直乗せと同等の性能のあるグルーブストーブを作りたいと思っているのですが、ちょっとした精度の違いで火力が強くなり、20mlのアルコール燃料で10分弱ぐらいで燃料を使い切ってしまい、500mlの水を沸騰させる前に火が消えてしまうのです。

上のリンクの写真のものから幾つか作ったものの中で、明らかに火力が少ないものが偶然できまして、それは12分くらい燃え続けるのですが、少し火力が弱くて自分的にはまだ納得がいかないものの、性能的にはかなりエバニューのチタンアルコールストーブに近いものになってはいます。今後はまた同じように製作を続けながら、より性能の良いものに取り替える形でアルコールストーブのグレードアップを計っていこうと思っています。

ちなみに、私が使うアルミ缶は、自販機で100円で売っている(スーパーではさらに安い)コーヒー缶のサイズのものです。今後はアルミ缶の種類によっても差が出る可能性もあると考えているので、熱中症予防として購入した飲み物を使って自分にとって最高のアルコールストーブをコロナ自粛期間のうちに作りたいと今は思っています。


旅行中に購入するパッケージ入りお菓子について「処理のしやすさ」で選ぶことも必要

もうすでに車で色々なところに出掛けて楽しんでいる方もいるかと思いますが、今回はそうした行楽地における追加購入する車内用のお菓子についてのお話をしたいと思います。

私自身が出掛けたわけではないのですが、買い物に出掛けたスーパーでお菓子(ポテトチップス)を買うのにいわゆる「定番」のメーカー物を買うのか、安いけれども品質的には大手メーカーとは遜色ない「プライベートブランド」のものを買うのか迷ったものの、同じ容量で価格差が50円あったので安い方を買いました。ちなみに、袋入りのものではなく、長い筒に入っているタイプのポテトチップスです。

味についてはそんなに変わりはなく、たまたま購入したものが夏らしいスパイシー味だったことからおいしくいただけたのですが、自宅で消費するには良いものの、もしこれを旅先で購入した場合には困ることが起きるのではないかと後で思いかえすような事がわかりました。

というのも、お菓子だけではないですがあらゆるパッケージに入った商品というものは、食べ終わったら残りのものが全てゴミになります。自宅までゴミを持って帰るというのも一つの方法ですが、例えば立ち寄ったガソリンスタンドでゴミを処分してくれるような場合であっても、燃えるゴミとペットボトル、アルミ缶などは分けて出したいところです。ただし、一目見てはっきりわかるものならいいのですが、一つのパッケージに燃えるものと燃えないものが合わさっているような形でパッケージが作られているものがあります。今回購入したポテトチップスはまさにそのようなものでした。

写真のように、フタの部分はプラスチックで筒が紙で作られていて、ご丁寧に底の部分がスチールになっているという、このままではゴミ処理をする場所が細かく分別することが必要な場所であるなら、そのまま出すのはマナー違反と言われる可能性もあります。自分では気付かなくても、好意でごみ処理をしてくれるゴミを出した先の人が何か言われたり、自ら分別処理をされるかも知れないと思うと、このように一つのパッケージに複数の材料が使われているパッケージというのは、どのような分別をするのかわからない旅先では処理しない方が無難ですが、当然別のアプローチもあります。

筒型のパッケージとしては元祖とも言える「チップスター」のパッケージは発売当初こそ上の写真と同じような製法で作られていたものの、現在売られているものは全て紙で作られていて、食べ終わったら底から潰して小さくなるように最初から工夫されているのです。昔からドライブのお供として、ドリンクホルダーに差さるチップスターは定番でしたが、今では食べた後の処理のしやすさという点でも業界トップと言えるようなものを作っているので、今後もし旅先でポテトチップスを食べたくなったら、ゴミとして処理する時にも簡単で全国どこでも同じように処理が可能なチップスターに私はすると思います。

細かなことではありますが、消費者の方でも食べた後に処理しやすいパッケージを使っているお菓子を現地では利用するようなところで、やむなく現地でゴミを出さなければならなくなった時に、現地の方々のゴミ処理に関する余分な労力を使わなくてもいいようにする取り組みはあっても良いと思います。「チップスター」の紙パッケージについては、以下のリンク先に詳しい説明がありますので、興味のある方はぜひご覧下さい。

https://www.yamazaki-biscuits.co.jp/company_nb/company_culture/