月別アーカイブ: 2020年11月

ソロ用でも何でもできる調理器具セット 嗜好編 焼き物とコーヒー用のグッズ

ここまで、主に調理をする道具についてバーナーとクッカーを紹介してきましたが、クッカーだけではやりにくい料理のパターンも存在することは確かです。そこで、そこまでかさばらない調理器具として用意したのが、ユニフレームの「fanマルチロースター」です。この商品はバーナーパットの上に金網が乗るような型になっていて、その金網が半分に折れるので通常の焼き物だけでなく、山のように網をセットすると食パンが2枚焼けるようになっています。また、網では餅も焼けるので、手っ取り早く食事をしたい場合には必須の道具であると言えます。

さらに、100円ショップで購入した焼き鳥台がマルチロースターにぴったりフィットするので、網の代わりに焼き鳥台をセットして、簡易焼き鳥器としても使えるようになっています。どちらも、網や台に載せた食材から水分や油が出てしまって後片付けが大変になりますが、そんな時に片付けの手間を半減させてくれるのがST-310用に購入した遮蔽板だったりします。網やバーナーバットの汚れについてはある程度覚悟することは変わりませんが、バーナー自体の汚れを遮蔽板がそれなりにカバーしてくれるのはうれしいですね。もちろん、焼いても汁が垂れない乾き物を焼くようにすればそこまで汚れを気にする必要はないと思います。

このように、ちょっとした道具をプラスするだけで色々なことができるのがシンプルなバーナーを使っていることのメリットであると言えるでしょう。また、ソロで旅の途中に飲食するといっても食べるばかりではありません。いい景色を見ながらコーヒータイムにするというのも、旅の醍醐味ではないでしょうか。過去にはコーヒーを飲むためだけのセットを作ったりしたものの、それに調理器具を合わせるに至っては、湯わかしは角型クッカーでできますので、主にコーヒー豆を挽くハンディミルとドリッパーにペーパーフィルターを合わせれば、それほどかさばりもしません。

以前のコーヒーセットと変わったのは、ドリッパーを布製のものから針金で整形して小さく畳めるものに代え、フィルターもドリッパーに合わせて円すい形のものに変更しています。小さくまとまるという点では布製のものの方が良いですが、使った後の片付けまで考えると、外で使うことを考えると針金製のものの方が楽で、日常的にも使えると思うので、今回のソロセットではどちらも100円ショップで入手したドリッパーとペーパーフィルターを使うことにしました。

粉のコーヒーを持っていく場合にはこれでいいのですが、コーヒーを豆で持って行く場合や、出先でコーヒー豆を購入して飲むような場合に備え、ハンドルが外れてコンパクトにまとまるポーレックスのコーヒーミルもこの中に加えています。豆用には持っていく量に応じて複数のナルゲンボトルを用意しています(写真のものは125mlの角型)。

そして、肝心なカップですが、これはシングルチタンマグの容量違いのものが3つあり、これらの製品は重ねて収納できるためスノーピークの450ml・300ml・220mlの3つのカップをセットに入れています。ちなみに一番小さい220mlのカップの中には、金属製の一合カップがすっぽり入るので、炊飯時の計量をするためにもすべてまとまるようなものの方が好ましいという理由もありました。

まさにマトリョーシカ人形のように大きなカップに小さなカップが入るので、一合カップを含めた4つのカップをコンパクトにまとめて持って行けます。食事の際にもスープや味噌汁を作ってカップでいただくような事もできるので、その点でもシェラカップ代わりとして使えるという点が荷物の絞り込みに有効であると言えるのではないでしょうか。

シングルカップはそのまま火にかけられ、写真のように一番大きい450mlのカップに合う蓋もあるので、少量の湯わかしだけでもでいい場合はこのままポケットストーブの上に載せてお湯を沸かすこともできます。お茶やコーヒーだけでなく、カップ麺を作るくらいのお湯も沸かすことができるので、本当のミニマム調理器具というのはこのカップセットとポケットストーブ・風防・アルコール燃料・アルコールストーブ(固形燃料で代用も可)であるという気もするのですが、複数の燃料をうまく使い分けながら、状況に応じた使い方もできてくると思います。

今後は、ここまで紹介した道具で具体的な料理をやりつつ、さらに便利に使えそうなものとここまで紹介したグッズのトレードなども行ないながら、コロナ後の社会到来に備えたいと思っています。

☆一連の内容についてリンクを付けておきますので、まとめてこの内容を読みたい方はご利用下さい。

ソロ用でも何でもできる調理器具セット バーナー編1 ST-310
ソロ用でも何でもできる調理器具セット バーナー編2 ポケットストーブ2態
ソロ用でも何でもできる調理器具セット 調理器具編 メスティンは食器に?
ソロ用でも何でもできる調理器具セット 嗜好編 焼き物とコーヒー用のグッズ


ソロ用でも何でもできる調理器具セット 調理器具編 メスティンは食器に?

今回、ダイソーのメスティンを500円で購入したことから始まった今回のソロ調理セットの取り組みなのですが、メスティンのようなクッカーの場合には自動炊飯の際、中の水がクッカーの側面を伝わって下に流れ落ちる構造になっているので、吹きこぼれた後の対応が大変なのがネックです。さらに小ぶりなダイソーのメスティンと少し大き目なトランギアのメスティンの組み合わせではどうしても作ることのできるものが限られてきます。

そこで、ある意味ソロのクッカーとしては最強の呼び声の高いユニフレームの「山クッカー角型3」を今回のセットに導入してみました。このセットはアルミ製で、大小の鍋(大きさ的にはレギュラーとラージメスティンの組み合わせに近い)の他にノンスティック加工されたフライパンが付いているので、ほとんど何の調理もこなせるようになります。

この鍋の場合、蓋が外側でなく内側に入るような構造になっているので、メスティンのように吹きこぼれると外側からダダ漏れになるのに対し、吹きこぼれはまずは上に上がり、ある程度は鍋の上部で粘ることができるようになります。ソロの場合は小さい方の鍋を使って炊飯(一合用で大きい方は二合用)のメインにするのがいいと思います。

さらに大きな鍋は市販のインスタントラーメン(袋麺)が割らずにそのまま入るので、ラーメンだけというような場合でも容易に調理できます。焼き物の場合もフライパンが付いているので便利ですし、そう考えるとメスティンはほぼ食器として使い、その代わりシェラカップ類はこのセットには入れないという風に思い切ることができます。

ただ、先日ST-310用のグッズを購入した際に、トランギアのレギュラーサイズのメスティンにすっぽり入る足の付いた網を買ったので、これを使うためにはレギュラーのメスティンを使うことになるでしょう。網が浸らないくらいまで水を入れて火にかけ蓋をすると、様々なものをふかすことができます。具体的にはシュウマイや肉まん、そして旅先で買ったまんじゅうをふかすこともできるようになります。真空パックのシュウマイあたりはご飯のおかずとしても重宝するので、非常用食料としてストックしておいて、災害の際にこのセットで調理していただくのもいいだろうと思います。

今回の内容を書くにあたり、これだけというようなミニマム構成のセットということでは考えていなかったので、あえて大き目な角形クッカーセットを入れることで、かなり調理の自由度が上がった印象です。また、収納する際にはどちらも角型クッカーなので、バッグに隙間なくきっちり収まり、他のものも入れやすくなります。

なお、この角型クッカーはケトル代わりとしてもメスティンより使い易く、お湯を沸かす場合には大小の鍋を使い分ければ、必要な分のお湯を沸かし、それをボトルに入れたりカップ麺に注いだりすることも簡単にできます。当初はわざわざ大きな角型クッカーをこのセットに入れようか迷っていたのですが、特に防災用品として考えるなら様々な応用が効くので、外さないで持って行った方が良いと思います。ミニマムグッズとしてメスティンとポケットストーブを用意されている方も、ポケットストーブに合わせるクッカーを角型クッカー小だけにするという選択肢もあります。メスティン命という方も、是非機会があったら角型クッカーの使い易さを試していただければと思います。

ただし、以下のリンクで紹介するAmazonの商品ページでは、メーカーの材庫がない場合税込定価の7,500円(2020年11月現在)より高い価格が付いている場合、アマゾン本家ではなく、いわゆる「転売ヤー」が出品している可能性が高いので、購入には十分注意して下さい。

☆一連の内容についてリンクを付けておきますので、まとめてこの内容を読みたい方はご利用下さい。

ソロ用でも何でもできる調理器具セット バーナー編1 ST-310
ソロ用でも何でもできる調理器具セット バーナー編2 ポケットストーブ2態
ソロ用でも何でもできる調理器具セット 調理器具編 メスティンは食器に?
ソロ用でも何でもできる調理器具セット 嗜好編 焼き物とコーヒー用のグッズ


ソロ用でも何でもできる調理器具セット バーナー編2 ポケットストーブ2態

手軽で使いやすいカセットガスのバーナーの他に、ミニマム調理用に特化したと思われるエスビットのポケットストーブ(ネット通販では多くの同サイズの製品が安く売っています)を用意しています。

エスビット本家のポケットストーブは専用の固型燃料が付いていて、追加購入もできるのですが、ここではその専用の固型燃料を使わずに、100円ショップでも購入できる青いタイプのものや、ピンクでビニールカバーに入っているゲル状の固型燃料を使うようにしています。その際、燃料の燃えカスが残るので、これは主に青色の固型燃料を入れて使えるステンレス製の小さな容器を用意しています。

写真は、ピンクの固形燃料を容器に半ば強引に入れ、ポケットストーブにセットしたものです。容器はカインズホームで鍋の時期に購入したものですが、片付けの時にはこの中を掃除するだけでいいので、固型燃料を使って調理する際にはおすすめです。パックタイプの固形燃料も広がらずにせっとできるのでこの容器は便利で手離せません。価格も購入当時は税別で70円くらいでしたが、現在も「固型燃料 受皿」という名前で税込98円で売られているようです。

固形燃料をポケットストーブで使う場合、メスティンなどアルミ製の鍋を使って自動炊飯ということができるのも、ソロ運用については有難い利用方法です。おかずはST-310を使って作り、主食のお米は固型燃料を使って放ったらかしで炊くことができれば、外での調理が相当楽になります。ただこれは、固型燃料だけではなく、アルコールバーナーを使っても可能です。ただ、市販のアルコールバーナーを使う場合には別に五徳を用意する必要があるので、今回は新しくポケットストーブにセットすることのできる小型で薄型の手作りアルコールストーブを独自に製作している方から購入してみました。

あくまで手作り品なので、これを読んだ方の時期によっては入手不能な場合もあるかも知れませんが、「アルコールストーブ 【TYPE: H】」というキーワードで検索すると作者の方の説明ページにたどり着けると思います。100円ショップで売っていそうな灰皿を加工して作られているそうです。

このように、ポケットストーブにそのままセットできるサイズで作られていて(厚さ18ミリ)、アルコールがこぼれにくく、中にはセラミック・フェルトを入れているということで、スチールウールやカーボン・フェルトを使っているものよりも耐久性があるのが特徴です。製作した方によると、燃料用アルコール20mlで一合の自動炊飯が可能ということなので、コスト的にも後片づけをする場合の手間としても、こちらのアルコールバーナーの方が固形燃料よりも便利です。ちなみにアルコールは最大40ml入るそうですので、最大約30分の燃焼が可能になります。連続して使いたい場合には固形燃料の受け皿と交換するような感じになると思いますので、アルコール燃料と固形燃料はやはり両方用意しておいた方がいいかと思います。

一応データだけ載せるのも何なので、このデータが本当なのか自分でもテストしてみました。結果、20mlのアルコールを注入して点火したら、おおよそ15分間燃焼してくれました。その際に蓋付きのアルミ鍋に約300mlを入れたら、約10分くらいで沸騰しました。写真の網の部分から一定の大きさで燃焼し、本体は蓋をした状態でそのままポケットストーブの中に入れたまま持ち運びできますので、ミニマムのシステムを組もうと思われている方にもおすすめです。

また、野外での使用の場合は固形燃料でもアルコール燃料でもしっかりとした風防がないと話になりませんので、その点でも風防の用意は必要になります。そして、ポケットストーブのゴトク強化策として、ST-310のところでも紹介したユニフレームのバーナーパットSの存在は、カップに水を入れてそのまま温めるような場合に、そのままだとポケットストーブの五徳では安定性が悪いカップが安定して載せられるだけでなく、熱が集中せずにカップに伝わるという点においても、必需品と言ってもいいでしょう。

これだけ使い勝手の良い「ポケットストーブ」ですので、今後もし必要があったらもう一つ購入して一方を固形燃料用、もう一つをアルコールバーナー用として2バーナー体制にしてしまうというのもいいかも知れません。

☆一連の内容についてリンクを付けておきますので、まとめてこの内容を読みたい方はご利用下さい。

ソロ用でも何でもできる調理器具セット バーナー編1 ST-310
ソロ用でも何でもできる調理器具セット バーナー編2 ポケットストーブ2態
ソロ用でも何でもできる調理器具セット 調理器具編 メスティンは食器に?
ソロ用でも何でもできる調理器具セット 嗜好編 焼き物とコーヒー用のグッズ


ソロ用でも何でもできる調理器具セット バーナー編1 ST-310

先日、ダイソーのメスティン(アルミ製の角型はんごう)を購入したことにより、まだまだ続くと思われるひきこもり生活の中で何をしていくかということを考え、車で出掛ける時に持ち出したり、災害時にはとりあえずこれを持って出れば何とかなりそうな道具を集めてみました。

本来はコンパクトにまとめて軽量のセットを作るのがセオリーだと思うのですが、過去に無印良品で購入した、ちょっと大き目な布製の手提げバッグに入るものを入れていき、結果として総重量5.3kgとかなりのものをピックアップすることになってしまいました(^^;)。

ただ、基本的には外に持ち出しても様々な料理を作ることができるということで選んでいて、諦めるところは諦めています。具体的にはソロ用に揃えたシェラカップ類は止めて、その代わりにコッフェル類を容器としても使い回すことを考え、複数のクッカーを入れています。まずは、調理をするための熱源について紹介させていただこうと思います。

基本的に、キャンプの定番とも言える「焚き火」についてはすっぱりと諦めました。もちろん、車の中にはウッドストーブなどは持っているのですが、車中泊前提で移動距離が長いような場合、キャンプ場を利用する場合でも焚き火をするだけの余裕は持てそうもありませんし、焚き火目的ならそのために器具も準備して出るのがいいだろうと思います。ということで、どこでも調理ができるように用意したのは、2つのストーブと3つの熱源です。

まず一つ目は、カセットコンロ用としてスーパーやコンビニでも調達が可能なカセットガスが使えるSOTOのST-310です。四本足でセットすれば安定し、低温時でも火が普通に使えるということで、オールマイティに使う熱源としては一番無難なチョイスではないかと思います。

少し前のブログでも書きましたが、ST-310の使い勝手をさらに良くするために、今回のグレードアップでほぼ完璧な形で仕上げることができました。具体的には以下のような強化を行ないました。

・足にシリコンチューブを装着し、点火後の本体を持っての移動に対応
・火口の部分にダイソーのクッキー型を乗せることで簡易風防に
・純製の点火アシストレバーST-3104を付け、再点火が容易に

・ガスボンベへの熱伝導を防ぐ、遮蔽板(社外品)を装着

・バーナー周辺をしっかり覆うことができる折りたたみ式風防で強風下でも安心

・小さな鍋やカップ(シェラカップ含む)も安定して載せられるようにバーナーパットも用意

このうち、風防とバーナーパットについては他の熱源で調理する場合でも使い回しができます。遮蔽板は熱を遮断するだけでなく、網焼きをするような場合、滴り落ちる汚れを受けとめてくれるので、バーナー本体を汚さずに済むので、常に付けて使うことをおすすめします。私が購入したものがベストではないとは思いますが、参考までに商品のリンクだけは貼っておきます。なお、シリコンチューブは既製品ではなくホームセンターで適当な大きさのシリコンチューブを購入して切って付けました。またダイソーのクッキー型を風防にしたことについても過去のブログに書いておりますので、以下の記事を参照して下さい。

https://syachu.net/2020112701-2
https://syachu.net/2020102701

これで、旅行先でも災害時でも、容易に入手できる燃料でいつでも調理ができるようになります。ただ、これ一つだけだと、例えばご飯を炊いている時に別の調理ができないなど不便が生じる場合もあるので、あくまでミニマムな熱源についても用意しています。その内容については次回に紹介します。

☆一連の内容についてリンクを付けておきますので、まとめてこの内容を読みたい方はご利用下さい。

ソロ用でも何でもできる調理器具セット バーナー編1 ST-310
ソロ用でも何でもできる調理器具セット バーナー編2 ポケットストーブ2態
ソロ用でも何でもできる調理器具セット 調理器具編 メスティンは食器に?
ソロ用でも何でもできる調理器具セット 嗜好編 焼き物とコーヒー用のグッズ


今さら夏用マスクの購入を斡旋されても

今年を振り返ってみると、マスクの確保にかなり苦労をしたことを思い出します。例年は職場にサージカルマスクがインフルエンザの時期には箱で置いてあったのですが、昨年末あたりから自前で用意する必要が出てきて、テレビでのマスク不足の報道によって一気に店頭からマスクが消えました。

あらゆるマスク販売の場所ではマスク争奪戦が起こり、騒動前は50枚600~700円くらいで売っていたマスクは、とんでもない価格になっていきました。そんな中、不織布のマスクだけでなくマスクを自作したり、洗って使える布製マスクが登場してきました。

一時はそのマスクで何とか毎日の生活に使えていたものの、季節が夏になってくるに従ってマスクを付けて動くこと自体が暑くて大変になってきました。そうした、夏用として使えるマスクとして出てきたマスクは数多くありましたが、YONEXやミズノといったスポーツメーカーが出してきた夏用のマスクは入手はほとんど不可能で、抽選販売に申し込んでも外れの連絡すら来ないような感じで、すっかりそうしたマスクの入手は諦めている中で季節はめぐり、逆に夏用のマスクをしているとスースーして喉や鼻孔の潤いを保てなくなるような感じがして、今は主にユニクロのエアリズムマスクを利用しています。

そんな時にいきなりミズノのネットショップからメールが来ました。「【当選】ミズノマウスカバー抽選結果のご案内」とあるので、かつて申し込んだミズノのマスクについてのものだろうとは思ったのですが(抽選販売に申し込んでいたので)、しかし冬の時期に夏用に設計されたマスクを、しかもメールの内容を見ると何回も抽選に外れた人に対しての抽選を勝手にやっていたらしく、このメールが来た人が書いたブログを見付けたところ、私の前の回で補欠当選した人のレポートを見付けることができました。

メールに書かれていたURLは問題なくミズノのネットショップでしたし、ブログの内容からフィッシング詐欺の類ではこのメールはないことはわかりましたが(その方は実際にマスクが送られてきたそうです)、果たしてこれから冬に向かう中で、あえて一枚935円(税込)もするマスクを買うべきなのかと思ってしまいます(ユニクロだとその価格なら3枚入りの洗えるマスクが購入できます)。ミズノのブランドに魅力を感じている方はこの機会に入手するのかも知れませんが、果たして私は当選なのか、それとも応募者全員当選のような形で推移しているのか(今後も同じように抽選が繰り返され、応募した人ほとんどが当選扱いされるのではないかということです)、ちょっとその辺が信じられなくなりまして、今回はしばらく購入をパスすることにしました。

ちなみに、今回の「当選」とは、ミズノのネットショップ内にあるマスク販売のURLにログインできる権利で、当選メールには売り切れなければ購入できる期間についての説明もありました。もしこのまま私と同じようなタイミングで当選メールが来た人がそこまで買わなければ、さらに残ったまだ「当選」していない人の中でまた抽選が行なわれるのでしょう。もし、過去にミズノのマスクの抽選販売に申し込んだ人で、まだ当選メールが来ていない方は、来年以降に新たな当選メールが来る可能性があるという風に考えていてもいいかも知れませんね。

しかしながら、果たして来年の初夏あたりにはまた夏用マスクの品薄が起きるのか、そもそも新型コロナウィルスの脅威がなくなってマスク自体が必要なくなるのかということも考えて期日までの動きを決めようとは思っています。ただ、来年にはもっと性能の良く安い夏用マスクができる可能性もあるので、その辺は冷静に考えたいですね。ちなみに、今メインで使っている布マスクの他に、夏用のマスクを含めた多くのマスクが自分の周りに集まってきたので、とりあえずそこまでマスクを用意することに切羽詰まってはいません。切羽詰まった状況でなければ、冷静に自分に合った季節ごとに使えるマスクを選べると思いますので、あまり「当選メール」に踊らされないように気を付けた方がいいかなと思ったりします。


抗体検査はやはり大切だ

先週に、今の新型コロナウィルスとは関係ないものの、自分の記憶の中で今までに感染したかどうかがわからず、さらに予防接種を受けたかどうかもわからなかった「風しん」についての抗体検査を受けたことを書きましたが、昨日その結果を聞きに行ってきました。

結果は、抗体が体の中にしっかりあるということが検査結果からわかったということで、長年の不安をようやく払拭できました。今回は抗体検査および、もし抗体がなかった場合に受けることのできる予防接種の費用は全て国が負担(クーポン券の提出が必要)してくれるということで、普通に全て受けると1万円~2万円かかってしまう費用の心配をせずに一連の検査を受けることができました。

私の場合、別に無料でなくても受けることはできたとは思うのですが、やはり突発的に一万円以上の費用がかかるかも知れないというのは、ちょっと躊躇してしまうところがあります(^^;)。今回の場合も、かかりつけのお医者さんに行ったので全く無料というわけではなく、医師と話すだけでも診療報酬を払わなければならないということはあるのですが、それでも負担は少ないので抗体検査までたどり着けました。

今回の新型コロナウィルスについても、検査数を増やすことの是非が言われているものの、現状では自分がすでに陽性になっている人との濃厚接触がなければ、PCR検査は自費で受けるしかないということがあるので、検査のお金を出せるか出せないかというところで、自分および家族・職場・学校でのクラスター発見が遅れる可能性も出てくるわけです。

ちょっと話は変わりますが、自宅にいてテレビを見ていると、街頭インタビューで都会の盛り場をウロウロしている人生の先輩にインタビューしている中、「歯を入れていない人」をいじる傾向にあることがしばしばあります。これは、表面的には面白いと思っても、今後の社会のあり方として考えると、かなり怖い話で、私などはとても笑ってはいられないところがあります。

なぜかというと、歯が悪くて治療できない人というのは、日々の仕事が忙しすぎる場合もあるかも知れませんが、どちらかというと治療代を捻出できない人が多いのではないかと思われるのです。生活に不自由はあってもお金は他の事に使うので仕方がないというのは、だったら酒を止めた方がと言いたくもなりますが、そうした人たちは同じ理由で、もし熱を出してその熱が続いたとしても自宅で寝ているだけで医者には行かず、熱が引いたらまた街に出てくだを巻くような生活をしている可能性があります。症状がひどくなれば周辺の人が病院に連れていくなどするでしょうが、そこまで調子が悪くなければ実際は新型コロナウィルスの陽性かも知れない人が多く市中をウロウロしているような状況にもなりかねません。

今回、政府が行なってくれた「風しん」に対する政策によって私自身大変助かっただけに、特になかなか自費で検査しにいこうとできない生活弱者に対する援助を考えることも、これからの季節には大切になってくるのではないでしょうか。先日のニュースではお買い物券をもらうために三密の状況で3時間以上行列を作った地域のことがニュースになっていたのですが、多くの人が日々の生活を送ることに汲々としている中で、あえて感染のリスクをおして金銭的な援助の方を優先するようなところまで来てしまっているということも確かなのではないでしょうか。GoToキャンペーンを続けなければ生活できない人以外にも多くの苦しんでいる人がいることを考えた政策を期待したいと思います。


ソロ調理器具も普段遣いできるものを

ソロキャンプの動画を見ることが多いのですが、その中では「焚き火」とともにキーワードになるのは主に肉を焼くための「鉄板」が前面に押し出されてくることが多いです。ただ、ソロタイプの鉄板でも結構いい値がするのに反比例して、応用範囲が狭いということがあります。せっかくお金を出して購入するなら、キャンプの時だけでなく日常的に使えるものを用意した方がいいのではないかと思い、色々物色する中でこれは理想的ではないかと思えるものを入手してきました。

これはニトリで売っているのですが、ソロキャンプをされる方の間では定番のスキレット(ニトスキ)ではなく、普通の鉄のグリルパンですが、個人的には嬉しい特徴があります。写真の商品名を見ていただければおわかりかと思います。「魚焼きグリル対応 グリルパン 16cm」ということで、我が家のガステーブルに付いている魚焼きグリルの中に入れて調理することができるようになっているのです。

自宅にはオーブンがないのですが、このグリルパンである程度代用が効くなら、日常的に一人用の食事を作る時に活用しながら全体にじっくり油を染み込ませれば(鉄製でコーティングもないので、水分が残っているとサビが出てしまうのでこの作業は重要)、野外に持ち出した際にもスムーズに使うことができるような気がします。

さらに、このグリルパンはガス火だけでなくIHにも対応するので、移動可能なIHコンロとセットで使えば、食卓で直接調理するようなことも可能です。火事の心配なく使えるというのは自宅で使う場合には大切なことなので、今後このグリルパンを使って何を作ってみようかと色々考えたいですね。

ちなみに価格は税別で740円と、そこまで高くはありません。また、今回は購入しませんでしたがグリルパン用の鉄製専用蓋も税別370円で売っていますので、うまく使いこなせる自信が付いたら蓋とともにもう一セット購入して、食卓のお皿代わりにしたり、野外持出専用のグリルパンをキープしたりということも考えたいですが、まずは色々試してみてから買い増しするかどうかは改めて考えてみます。その前にこのグリルパンを十分使いこなすだけの経験を積み、来たるべきコロナ後の状況に備えられるよう頑張ってみます(^^)。

さしあたってかんたんなものを作ろうということで、バターを塗ったグリルパンの上にじゃがいも・玉ねぎ・ソーセージを敷き詰めた上で塩コショウし、溶けるチーズを載せたものを魚焼きグリルの中で焼いてみました。見た目も味も悪くなく、調理器具をそのままお皿として使えるので洗い物も減り、なかなかいい感じです。しばらくは一人で食べる場合はフライパンのように使ってみます。


野外調理用のグッズ集め

この連休はお出掛けせず、食事はテイクアウトの弁当を利用して自宅で外食気分を出すようにしています。今のご時世、ネットで全て予約が完結するのが嬉しいですね。電話も悪くはないものの、最近のネット注文では予約が完了した時点だけではなく、頼んだ弁当が出来上がった時点でもメールが来るので、安心してお店に品物を取りに行ける上、キャッシュレス(クレジットカード)での決済をすれば、お金のやり取りをしないためそこからの感染する可能性を消すこともできます。今回は注文したお弁当を自分たちの分だけではなく、親戚の家に行って向こうの人数分も買って行ったのですが、外に出てもほとんど他人と接触することなく出掛けられました。

そんな中、親戚の家の近くの古刹が紅葉しているという情報をゲットし、帰りにちょっと寄っていこうとそのお寺まで向かったところ、駐車場は停められないほどの車であふれていて、残念ですが車の窓から紅葉のさわりだけを見て帰ってきました。やはりどうしてもこの3連休で出掛けたいと思って行く人たちは無くすことはできないのだなということを確認するとともに、自分もちょっとした外に出たい欲を出しても皆同じ事を考えている可能性が高いという風に考えないといけないと、自分の考えの甘さを思い知りました。今後しばらくは、外出のレジャーを極めると言うよりも、自宅で色々とシミュレーションをしながら、来るべき日に備えるのがいいだろうと思い直し、ソロ料理用のグッズをネットで色々と注文してしまいました。

前日に紹介したダイソーの500円メスティンを購入してちょっと物欲に火が付いたという感じなのですが、すでに基本的な装備はそろっているので、さらに便利にするためのグッズになります。と同時に、災害時に電気ガス水道が止まった場合にも温かいものが食べられるような組み合わせを考え、ガスバーナーはカセットガスが使えるソロバーナーでは定番のST-310(SOTO)、ダイソーのメスティンで自動炊飯をするためのポケットストーブおよび固型燃料、アルコール燃料を使えるトランギアのアルコールストーブはすでに持っているので、基本的にはコンロ用の熱源は以上の3種類で考え、今回発注したのはそれらバーナー類の使い勝手を強化するものです。

一番欲しいと思ったのは、ある程度風が入るところでも安定した調理が行なえるように、コンパクトでちゃんとした性能を持つ風防の導入です。特に固型燃料やアルコールストーブを使う場合には隙間風でも入ってくると一気に火力が落ちますので、それを何とかできるか今から到着が楽しみです。

あとは、基本的にST-310の性能強化グッズで、大き目の鉄板を乗せてもボンベに熱が伝わらないようにする専用の遮蔽板と、バーナー点火の補助をする純正パーツをとりあえず注文してみました。さらに、今回のダイソーメスティンの導入でソロ用にメスティンが2台使えるようになったので、メスティンに合わせる調理機具を導入するとともに、極力少ない組み合わせで色んな事ができるような可能性を考え、非常用持出として備えているソロ用の調理器具のダイエットにも着手していきたいと思います。

こんな事を書いていたら、茨城県沖を震源とする最大震度5弱の地震が起こってしまいました。もしかしたら、まだ東日本大震災の余震なのかも知れませんが、地震の規模はM5.8とかなり大きく、感染症と並行して地震への備えも大切になるかと思います。調理用具について、ダイソーメスティンはなかなか普段使いはできませんが、これからは日常の食卓でも使えるものをいざという時にも使えるように、品定めをしてみたいと思っています。そうなると、ソロキャンプ用という考えとはちょっと違う部分も出てくるのではないかと思いますが、恐らくまだ十分に自宅で試す時間はあると思うので、自分なりに考えてここで報告させていただきたいと思います。


ダイソーで今さらながら500円「メスティン」を発見確保

キャンプ趣味の人でなくても、ちょっとやってみたいのが自分の食べるだけのご飯を外で炊いてみることではないでしょうか。今年になってこのブログでも100円ショップで購入できるキャンプグッズを紹介してきたのですが、どこのお店へ行ってもその存在すら見付けることができなかったのがダイソーの500円商品の「メスティン」(一合炊きアルミ製飯ごう)でした。

その存在を知った時からできるだけ大きな店舗を回ってみたものの他のキャンプ用品はあってもメスティンだけは置いていない事が続き、いつしか夏のキャンプシーズンが終了すると、お店の方でもキャンプ用品コーナーはどんどん縮小される中でもう入手は諦めていたのです。

ところがたまたま、昨日ブログに書いたプラスチック製の扇子を探しに近くのダイソーの小規模店を訪れたところ、何とわずかなキャンプ用品コーナーにメスティンが置いてあったのですぐにレジに持って行き、無事にゲットすることができました。フリマやオークションでプレミア価格で買わなくても、2020年も終わろうとする時期に入手することができたので、まだ手に入れていないという方も、もしかしたら今になって入庫している可能性は無くもないので、探すというよりも別の用事で入店した際に、念の為キャンプグッズコーナーを回ってみることをおすすめします。

内容についてはこれまで多くの方がレビューを出していますし、具体的な使い方についても多くのレポートが上がっていますので簡単に。製造は中国製ではあるものの、バリ取りの必要がないくらいしっかりした作りで、本家メスティンより一回り小さく(本家は容量750mlですが、ダイソーのものは500ml)アルミの厚さも約1mmと薄いですが、一合のご飯を炊くには必要十分なものだろうと思います。

私はすでに本家メスティンを持っていますので、二人で出掛けた場合はそれぞれのご飯を炊くように使ったり、一人で出掛ける場合にはダイソーの方でご飯を炊き、本家の方でおかずを作るような使い分けを考えています。

さらに、自動炊飯ができるということが箱に書かれてあり、紙に書かれたご飯の炊き方の説明書が、固型燃料・アルコールストーブ・シングルバーナー別に書かれています。ただ、外で炊飯する場合は、ちゃんとした風防がないとうまくいかないと思いますし、別にメスティン用の風防は用意した方がいいと思います。

このような一人用の飯ごうは、ソロキャンプ用としては大変便利ですし、ハンドル付きということで、食器としても結構便利です。アルミなので熱いものを入れる場合には火傷に注意して使えば一人用としては様々な場面で使えます。今後は本家メスティンと対にして持ち出す事を考えて、さらなる周辺道具を揃え、一人用の持ち出しグッズを考え直してみようと思っています。


飲食中にも飛沫を飛ばさず受けないためのグッズ

政府や自治体がGoToキャンペーンを継続したまま感染者を増やさないための方法として、会食の際にもマスクを付けることを推奨しています。食べたり飲んだりした後の歓談の時間であればマスクを付けたままというのは有りかも知れませんが、さすがにマスクをしたまま飲食はできませんし、マスクを付けたまま飲食をするためにマスクに穴を開けたらマスク本来の機能が損なわれてしまうわけで、これを何とかしないとおちおち外食もできなくなってくるような気がします。

イタリアンファミリーレストランのサイゼリアでは、店にある紙ナプキンを流用して、付けたまま食べたり飲んだりできる「しゃべれるくん」のような例もありますが、お店の方でこうしたものを用意するというのも、一つの感染予防策ということで評価できると思うものの、全ての飲食店でそうした用意ができるわけではないので、食事で利用するために外出する際に、何とか食事の際中でも飛沫を飛ばさない(受けない)工夫が必要になってくるところだと思います。

そんな中で、扇子を利用して飛沫を受けないようにしているという方の話が心に響きました。扇子は団扇のようにかさばらないで持ち運べ、涼が欲しい時にセルフで風を送ることができる道具として私の夏のお出掛けには定番アイテムになっていますが、日本では扇子で口を覆うことにより、笑った時に自分の歯を見せないというエチケットアイテムでもあります。ですから、飲食の際に片手で箸あるいは盃を持ち、片手で口をガードするように使うことで、何も対策しないよりも会食の際の感染症の伝染を抑えてくれるのではないかという期待があります。

ただ、このように扇子を使う場合には外で使用した扇子には危険な菌が付いてしまっている可能性があり、布製のマスクのように洗えないという問題があります。紙性の安い扇子も100円ショップでは売っていますが、一回ごとに捨ててしまうのももったいないですね。今のところ布製の扇子を使い、使用後は除菌スプレーを吹き付けた後に天日で乾かすか、そもそも材質的に薄いプラスチックを使った扇子をメインに使用し、使用後は丁寧に除菌するという方がいいかも知れません。

このプラスチック扇子は、夏の水場で濡れても使えるという触れ込みで、100円ショップのダイソーで夏場に見掛けたのですが、長く使っているとプラスチックの折り曲げた部分が切れやすくなるので一シーズン終了で交換するくらいのものだったのですが、今後夏の海やプールを連想させるようなデザインではなく、飲食店内で使っても違和感がないようなものが出てくれば、感染症対策グッズとして使う状況も増えてくるかも知れません。

ただ、こうしたグッズを利用したとしても、市中感染が広まっている場合は、他にも対策をした上で出掛けなければならないでしょう。それでも、無策よりはいいと思うので、今後どうしても外での食事をするような可能性のある方は、食事中でマスクがなくても感染しないようなグッズとして扇子の携帯を考えてみたらいかがでしょうか。