カテゴリー別アーカイブ: 車中泊・車関連コラム

夜間・早朝の移動は高速道路が無難か

先日、那覇市の国道58号泊交差点で起こった交通事故で、60代の地元男性の乗った軽トラックと、20代の海兵隊の隊員が運転していた2トントラックが正面衝突したのですが、どうやら2トントラックの運転手の方に飲酒運転の疑いがあり、さらに赤信号なのに交差点に入ったことが事故の直接の原因になったようです。

もう一点この事故について見ていきたいと思うのは、事故が起こった時間について詳しく見ている必要があるのではないかと思います。事故発生の日時は11月19日午前5時25分頃と言われています。恐らく米兵は前夜からお酒を飲んでいて、朝になったのでそのまま帰ろうとして事故になったと思われます。

普通の生活をしているとなかなか午前6時前に車で動くこともそうはないでしょうが、仕事としてその時間に動かざるを得ない場合もあります。恐らく今回の事故もそうした状況の元で事故に遭ったと思われ、本当にお気の毒としか言えない部分があります。そして車の旅で距離を稼いだりしたい場合は日の出前から動くこともありますので、旅行者にもあながち縁のない時間ではないということが言えるでしょう。

こういう事故というのは今回の場合は加害者側が米兵ということなので、特に沖縄では起こりやすい可能性があるという地域性というものもあるのかも知れませんが、深夜から早朝にかけては、車が来ないだろうと早朝の散歩をしながら無理な道路横断をする歩行者は地域に関係なくいるので、夜間や早朝に死亡事故は起こりやすいというデータもありますし、自らがそうした事故に巻き込まれないとも限りません。今後改めて、あくまで事故を無くす取り組みを考えるというよりも、いかにして安全に車の旅での長距離を移動するためにどうしたらいいのかと考えてみることも大事なのではないかと思います。

まず、最初に紹介したケースのように繁華街で飲んで深夜から早朝にお酒が体内に残った状態で車を運転する人を避ける場合には、酒気帯び運転をするドライバーが一日のうちで一番出ると思われる深夜から早朝にかけてはしっかり車の中で睡眠を取るようにして、動き出す時間もあくまで世の中の人々が動き出す時間まで待ってから移動した方がいいという一つの考えにたどり着きます。

ただし高速道路を走行中の場合は、さすがにお酒を飲んで高速道路に入ってくる車もいないでしょうし、明らかな逆走でない限り正面衝突もありません。高速道路やバイパスに入ろうとして逆走するほど酩酊している人が運転しているなら、本線に入る前の段階で壁などにぶつかって動けなくなる可能性も高いですが、万が一の逆走自動車との正面衝突を避けるためには、深夜から早朝に高速道路を下りる場合には念のため制限速度までスピードを落とし、いつでもハンドルで避けられるようなスピードで走行することをすすめます。また深夜早朝の高速道路の走行については、トラックに囲まれると何かあった時に逃げ場がなくなりますので、あえて自分からトラックが前後にいる場所に入らないように気を付けて安全に走行することを心掛け、寝落ちしそうになったらすぐに最寄りの休憩場所で車を停めて休むことを心掛ければ、それほど危険はないと思います。

最初に紹介した事故も、亡くなった男性にはほとんど事故の過失がないと思われます(信号無視が事実ならという前提です)。本当にその人の人生というものを考えると、なぜ死ななければならなかったのかと考えてしまうくらい理不尽な事ではあるのですが、残念ながら車に乗っていれば、こういった事故というものにはいつも遭遇する危険性があることを承知しながら車の便利さを享受するような考えを持たなければなりません。

したがって、自分で考えながら、過去の悲惨な事故のケースを発掘し、自分がそうした事にならないような危機回避のための運転を心掛けなければならないのです。先に述べましたが、基本的には事故自体は夕方に多いと言われていますが、死亡事故に限っては特に週末の夜間・早朝の発生が多いようです。これは週末で飲みに行く人がいるからだと思われるので、酒気帯びのままハンドルを握る人がまだまだいるということでもあります。テレビのニュースでどれだけ報じても、代行運転を頼まずに自分で運転して帰ろうと思ってしまう人は必ずいると思いつつ運転をするのがいいだろうと思います。

休みが暦通りの方はどうしても金曜の夜からスタートするような形で遠くへ行く計画を立てることになると思いますが、その場合はできるだけ早くに高速道路に入り、一般道で起こる可能性のある事故の形態から逃げることをまず第一に考える方がいいと思います。

時間があるとすぐに高速に乗らずに一般道でできるまで遠くへ行って高速代を節約したいと考える方もいるかと思いますが、やはり一般道では昼間では考えられないような運転をするドライバーがいるかも知れないということも頭に入れて、できれば自分や家族の安全を第一に考えた運行を考え、多少渋滞に巻き込まれるにしても、悲惨な事故の当事者にならないことをまず第一に考えてのドライブの計画が改めて大切ではないかと今は思っています。


日本の無責任体質は庶民の防衛本能から

昨日の報道で、自動車メーカーのSUBARUも日産と同様に工場での完成品検査において無資格の社員が業務を行なっているのが発覚しました。恐らく、30年という長さにわたってこの方法で検査を行なっていたことは、資格の有無はそれほど問題でなかったということは言えるのかも知れませんが、それならば必ず資格を持った人間が直接確認するのでなく、最終的な確認のみを資格を持った責任者にやらせるような形での国の決めた方法の変更を自動車メーカー全体が政府に働きかけるべきだったのではないでしょうか。

そういう事をしないで、形式上ちゃんとやっていたということにしていたというのは、いつかはこのようにバレるもので、それまでの無責任体質がどんな大きな企業にもあるということを世間に明らかにするとともに、実は決して「日本人は勤勉な国民性がある」ということが全てではなく、「日本人は歴史的に無責任な体質を持つ」ということも明らかにしてしまったのではないでしょうか。

こんな事を書くのは、かなり前に作家の井上ひさしさんのエッセイを読んでいて、江戸時代の話として、以下のような言葉に関する話題について読んだことを思い出したからです。これは、明確なソースは見付けることはできませんでしたが、井上ひさしさんによると、江戸時代の天気を予想する役人が編み出した天気予報に関する言葉なのだそうです。

「明日雨降り候天気には御座なく候」

この言葉をそのまま読むと、「明日は雨降りで天気ではありません」と翌日の雨を予想する言葉のように思えます。しかし、同じ文章にひとつ句読点を付けて読ませると、その内容は全く変わってしまうのです。

「明日雨降り候天気には、御座なく候」

ここで句読点を打って読むと、「明日は雨降りの天気ではありません」と反対の結果を表わす内容になってしまうのです。井上さんによると、こんな言葉が生まれた背景として、安易に家臣を殺さない工夫がつまった言葉が「明日雨降り候天気には御座なく候」なのだとか。

例えばお殿様が翌日狩りに行かれるので、翌日の天気を報告せよと言われた場合、現在の技術をもってしても天気予報は外れるものですから、この時代の予報の精度は決して高くなかったと思われます。天気予報が当たれば問題ないのですが、もし翌日の晴れを予想して当日雨が降り、殿様のあつらえた装束がびしょ濡れになってしまったらどうなるでしょう。恐らく当時の武士の習いとして、予報を出した役人は責任を取って切腹ということになってしまうでしょう。ご奉公のために天気を予想しているだけなのに、予報を出す度に命掛けになってしまうのでは、誰もが怖がって予報を出すことができなくなります。

そうして考え出されたのが「明日雨降り候天気には御座なく候」という言葉だったと井上さんは書いています。この便利な言葉で天気の予報をしているうちは、どんな天気になっても天気予報が外れということにはならないので、誰も死ぬことにはなりません。もっとも、こんな言葉だけでお茶を濁しているのでは、天気予報としては全く役に立たないだけでなく、天気予報の精度を向上させるどころか、天気の研究そのものを止めてしまいかねない言葉だとも言えます。

ある意味では日本人は狡猾で、誰も責任を取らないようにしたり、その場から逃げおおせたりする知恵という点ではかなり優れていると思います。そうした歴史からしてみると、今回様々なメーカーで明らかになった不正というのは、今まで誰も責任を取らずに逃げてきた事が明らかになっただけで、日本人のある種の特質を現わしているだけに過ぎないとも言えるのです。

こんな事に知恵を使わなければならなかったのは、現場でかなり無理な事を会社の上層部だったり政府から押し付けられてきたからではないかとも考えることができます。今回の日産やSUBARU、そして神戸製鋼での不正についても、なぜ不正が行なわてきたかという原因追求の考え方として、現場の怠慢や気の緩みという点だけでなく、どれだけ現場にしわ寄せが行っていたのかという事も合わせて考えないと、収束には向かっていかないのではないかと思ったりもするのです。

以前にもこのブログで書かせていただいたように、ほんの少しの気の緩みで出てしまった性能の劣化分というのが積もり積もって起こるのが大きな事故になる場合もあるわけですから、結果的に会社の無責任体質を生み出したのはどこにひずみがあったのかというところまでを検証しないと、また別のところで問題が出てくるような気がしてなりません。


「購入する」から「借りる」ライフスタイル その2 残クレの仕組み

都市部に住む方の中には、公共交通で十分間に合うライフスタイルになっていれば、車を所有することなく必要な時にレンタカーを使うという方法や、さらに時間単位の「カーシェア」という形で利用される方も増えているといいます。こうした使い方で問題はないかとは思いますが、気になるのが借りた車で事故を起こしてしまった時の対応です。

自分の持ち物なら多少の傷は気にしないで乗り続けてもいいですし、保険を使い自分の車の修理代まで出せる車両保険に入っていれば内容次第で自己負担なく修理して乗り続けることができますが、レンタカーの場合は借りる前にきっちり周辺の傷の様子を確認してから乗り出すため、新たな傷が見付かれば通常料金の他に修理費として更に負担が増える可能性があります。

借りる車の種類と事故の内容にもよりますが、とにかく格安の料金で車を借りた場合ユーザーがレンタカー会社に追い金のような形で払わなければならない金額が10万円以上になってしまうこともあります。そうした一気の出費を防ぐためには多少他社と比べてレンタカー料金が高くなってしまったとしても、レンタカーの保険としてさまざまな状況に対して補償するプランに事前にしっかり入ることが大切です。それこそ、安い中古車であれば10万から20万円くらい出せば買えてしまう場合もありますので、かえって車を借りたことによってお金がかかるのを防ぐためにも、レンタカーに乗る前の事故や故障に対する費用負担についてはしっかりと確認してから利用することをおすすめしておきます。

次に、最近よく利用されるという「残クレ」について紹介させていただこうかと思います。この買い方はいわゆる「リース契約」に近いもので、3年なり5年という期間をかけて、新車価格そのままではなく、3年後5年後の車の下取り価格を暫定的に決め、(新車価格)-(将来の下取り予想価格)という計算式で出てきた金額について3年ないし5年でローンを組み毎月の支払いをするというものです。この時、下取り価格を決める重要な数値として、車の走行距離があるので、事前に「月1,000キロまで」「月1,500キロまで」という風に、車の利用実体に即した条件を決め、それを将来の残存価格を決めるために使うところもあります。

このような形のクレジットだと、3年後ないし5年後に車の残存価格が残るのですが、残りを一括払いにして自分のものにするか、分割にしてさらにローン期間を増やすか、この時点で契約を終了し新たに車を買う方向で考えるかということになります。残クレを使ってローン終了後に車を替える選択をした場合は、前回紹介したように常に最新のiPhoneを使い続けるために、常に車が手元に残らない形でのカーリースのような形になるわけですが、どちらにしても3年後ないし5年後に向き合わなければならない問題があります。

最初に説明した残クレ契約終了後に予想される下取り額というものはあくまで予想であって、実際の同じ年式の同じ車種の下取り金額が予想より下がる場合もあります。そうなると、もし車としての価値が当初の予想よりも下がってしまったら売り主の方はまるまる損になるわけですから、契約終了時に改めて下取り価格を査定し、当初の予想より低くなったとしたら契約者が残りの価格(「当初予想された査定価格」-「実際の査定価格」)を追い金という形で払わなければならないようになっているのです。

このような下取り金額の差額を払わなければならないケースは色々あって、何も乗る本人が悪くなくても急に不人気車になってしまって査定が下がることもありますし、当初予定していた走行距離を越えて乗ってしまった場合や、事故を起こしてしまい「修復歴有り」の車になってしまった場合などがあります。特に事故の中でも後ろから追突されたような自分に全く落度がないような事故であっても、起きてしまった時点でクレジット期間終了後の追い金を払うことが決定してしまうような状況になってしまいます。

本当にこれは笑えない話で、私の身近でも購入してすぐ追突事故を起こされてしまい、事故相手との交渉の中で査定落ちをする分の上のせを要求するとは言っていましたが、その交渉がうまく行かなかった場合は契約終了後の追加負担をまるまる本人がかぶることが決定してしまうので、契約終了までにその分のお金を工面しなくてはならなくなります。

こうした事は常に起きるわけではありませんが、何かの時にそんなに苦労するなら安い中古車でも買っておいた方が、残債を払う必要もなく修理して乗り続けられるのでいいと思う方もいるでしょう。それに対していざという時のお金の心配はしなければなりませんが、同じものを全額ローンを組んで買って乗るよりも毎月の負担は少ない「残クレ」や「カーリース」にして事故は起きたらその時に考えるという風にするか、どちらが自分のライフスタイルに合っているのかを十分考えてみるのが大切だと思います。

昔は新車に乗る事自体がステータスであることもありましたが、このブログは何せ車中泊をするために車に乗るような考えも自分にはあったりしますので、車内を改造するような事も考えると、車は借りるならワンボックスカーにぴったり収まって内部に傷を付けずに撤収可能な車中泊設備のセットを用意するような感じにとどまりますし、車を購入するなら下取り価格など考えず徹底的に手を入れて車中泊に適した車にすることもできます。どちらの方法が向いているかは考え方次第ということもありますので、お互いのメリットディメリットを十分考えた上で決断されるのがいいでしょう。


自分でできる自動車に関する確認作業は忘れずに

衆議院選挙の当日に日本を襲った台風は、深夜に静岡県の御前崎に上陸した後、あっという間に通り抜けていってしまいました。台風によって被害を受けた方にはお見舞いを申し上げるとともに、まだ警報や注意報が出ている場合には十分気を付けて警戒を続けていただきたいと思います。というのも、今回の台風が到達する前に小さなミスにより大きな損失を受けるような事例が私の身の回りで起こってしまったのです。ただ、その本人である私の知人にとっては大変なことに違いないのですが、状況や人生が変わってしまうほどの大きなダメージではないのが救いだったと慰めるしかないような状況でした。

というのも、その方は台風の影響による雨の中を車で出掛けていて事故を起こしてしまったのですが、問題なのはそこからです。警察を呼んで現場検証を受け一通りの確認が済んでその場から開放されたのですが、その後警察から電話が入ってきて初めて気付かされたことがあり、そこで自分の免許証の更新期限が過ぎていることに気付いたのです。

更新期限は事故を起こした日からそう時間が経っているわけではなかったので免許を取り直しという最悪のパターンにはならないようで良かったですが、もし何かの拍子に気付いて更新をしていれば問題になることはありませんでした。その方は警察から電話が入った時点で車を運転できなくなるのも痛いでしょうし、事故を起こしたことによる対応も無免許運転ということになると変わってしまう可能性があります。

自動車保険の方も、一応相手への賠償については被害者保護の立場があるので全額保険から支払われるようですが、せっかく付けていた車両保険の方は私が聞いた時点ではどうなるか調べてもらっているところということで、最悪の場合自分の修理費は保険から出ないで自分のお金で直すことも考えなければいけないそうです。

このような話を聞くと、まさかそんな悪いことが重なって起きるなんてと思うかも知れませんが、さらに多くの不幸な要因が重なった事が、テレビなどで報道されるようなびっくりするような事故になるのだろうなと考えると、いかに自分でできる対応策をしっかりやることで、重大な災厄を逃れることができる可能性もあるということになります。

車関係で言えば、自動車保険の契約し忘れというのは自分の意志で断わらない限りないとは思いますが、車検があることを忘れ、そのまま乗っているようなケースはたまにではありますが聞くことがあります。もし今回の事例で車検も切れていたということになれば、さらに悪い状況に追い込まれてしまったでしょう。

また、車検を通した場合でもあまりにもコストにこだわるあまり、単に車検を通すための作業だけを依頼し、エンジンオイルやエレメント交換、ブレーキパッドの交換を渋っていると、特にひどい雨の時などは整備不良による事故を起こす原因になったりします。多少金額は高くなっても、足まわりとエンジンの整備については信頼できるところに依頼し、出掛ける前に不調に気付いたら、早めに修理工場への連絡を心掛けたいものです。

また、高速道路を走る前には、目視でもタイヤの様子について確認し、極端に空気が抜けている場合はガソリンスタンドで空気圧の調整を行ないましょう。空気を入れても時間とともにまた空気が抜ける場合はパンクかヒビが入っている事が疑われますので、タイヤ屋さんへ直行してから出掛けるようにしないと、高速道路をそのまま走ってタイヤがバーストし、大事故になる可能性もあります。

ハンドルを握って運転するということは、もし自分が粗相してしまったらその責任を一身に負うことになり、ひどい場合には刑事罰も受ける可能性もあります。今回紹介した事一つ一つは小さいことかも知れませんが、もし事故を起こしてしまったとしても、事故が起こってから新たにわかる悪い事が出ないように、常日頃からの確認が大事だという事を、私自身も強く思いました。

とりあえず自分でも免許および車検の有効期限と、足まわりのチェックだけは行ないましたが、さらに言うと台風が来るというような場合はよほど何か用がなければ車で出掛けるような事をしないということも大切だと思います。皆さんもこの機会を通じてぜひ確認してみてください。


車を運転するディメリットに対抗できるメリットは

昨日車を運転していて、久し振りにヒヤッとする体験をしました。細い道を一応制限速度の30km/hを守って走行していたのですが、自転車に乗っていた高齢者の方が、明らかにこちらの方を気にせずに横断歩道のない道路を横断するために出てきたのに出くわしました。

その方は農作業にでも行くような感じで麦わら帽子を深くかぶっていて、恐らく左右の視界がかなり狭くなっていたのだろうと思います。ただ、その場では自分だけが危ないと思っただけで、相手の自転車は何事もなかったかのように道路を渡って行ってしまいました。こちらはビクッとしたものの、はたから見たら事故にもなり得ない状況だったかも知れませんが、もしその人に気付くのが遅れてしまったらと思うと本当にぞっとしました。

ただ逆の立場で考えてみると、そうした自動車の運転手の考えとは違う自転車を運転する方の事情というものを理解することができます。例えば、私が雨の日に自転車に乗る場合、フードを付けたままで運転するような場合に左右がフードに邪魔をされてよく見えなくても、車の気配を感じなければ前だけに集中してそのまま出てしまうことは有りえます。もちろん、交通ルール遵守という観点で言えば自転車にもそれ相応の過失はあるわけですが、もし実際に接触したり衝突したとしたらやはり車の方の過失というのは大きく取られてしまうでしょう。改めて自動車を運転することの責任の思さを感じた体験でした。こうした気持ちを大切にして、とにかく先の状況を予測して危険を未然に防ぐことが大事なのですね。

ただ、ここから問題にしたいのは、ちょっと違う観点からの今回のような「車を運転することのディメリット」についての話です。というのも、私がここで書くまでもなく車を買うことだけでなく免許すら取らなくてもいいと考える人たちが増えていて、免許を取って車を買わないのにはそれなりの論理があるという話も聞きます。どうしても自ら移動のできる交通手段がないと困るような所に住んでいれば別ですが、曲がりなりにも公共の交通機関があり、近所の移動なら自転車で十分というような場合、あえて自動車の運転をするために免許を取り、実際に車を持たなくてもいいという考え方になるということは、ごく普通にある考えではあります。ただし私が様々なところでそんな話を読んだ限りにおいては、今まではそのコストの面から説明されることが多かったように思います。

限られた土地しかない首都圏で車を所有して利用するには駐車場代がかなりかかりますし、車を所有し運転するなら車両代はもちろん、税金やガソリン代、保険や整備代などかなりの金額が毎年飛んでいくことを覚悟しなければなりません。しかし、さらなる車を運転するリスクとしては、単にお金の問題ではないと言うこともできると思います。

これは、実際に免許を取得する前の教習や、免許更新の際の講習でも言われている事ですが、免許を取ってハンドルを握るだけでも生活する中でのリスクが増えます。事故を起こした際の責任について、相当の過失があると判断されれば警察に逮捕されて警察に拘束される危険だけでなく、そのまま家に帰れずに刑務所に入る可能性もあります。そしてたとえ事故を起こさなくても小さな違反を警察に見られれば、どんなに急いでいても現場で聴取され、反則金の請求を受けることになります。

近くのコンビニに買い物に行くのに車やバイクを使って出掛けた先で事故や違反を起こしたとしたら、もし車でなく歩いて行っていればという後悔が当然出てくるでしょう。このような事実を分析する中で、あまりにも運転することのメリットが薄いと考えた人たちが免許も取らず車も購入せずという行動を起こしている可能性もあるわけで、それこそ完全自動運転の車をメーカーが開発しようとしているのも、さもありなんと思うわけです。

そのような事実認識のもと、車に乗らない人たちから常に検挙される危険を避けるために車に乗らないと言い切られてしまうと、確かにそうではあると思うのですが、そう思っていても毎日車に乗るような生活を選んでいる方にもそれなりの理屈はあります。前述の公共交通機関があまり発達していない地域に住んでいたり用事で行くことが多いような場合は、どうしても自動車を運転することが必要になるということはあるのですが、それ以上に大事だと私が思うのは、車を持っていれば個人や家族単位での外部と遮断された空間を確保できるという点です。

それこそ、このブログの名称にもなっている「車中泊」にも関わってくる事なのですが、いつでも必要に応じて利用できる「動く個室」を持つということは、普段の生活の中でもあると有難いですし、非常の場合では特に頼りになります。移動できる住居としてリアカーに普段は載せておき、必要に応じて展開することで個室になる「モバイルハウス」を作り、移動する時にはリアカーごと移動するという方法もありますが、それなら軽トラにいろんなものを積んだり、車内に就寝スペースを作ったりしてそのまま移動してしまう方がスマートです。さらに道さえあればどこでも行けるというのは自動車ならではというメリットです。

現代における危険というのは様々ありますが、私自身が心底恐しいと思ったのは、その対象が見えない放射能の恐怖です。先週2017年9月17日の報道で、富士山周辺の地域で採取された、いわゆる「山のキノコ」という形で売られてもいる野生のキノコの中の一つ、アンズタケの中の1検体から食品衛生法の基準値(1キロ当たり100ベクレル)を超える130ベクレルの放射性セシウムを検出したというニュースがあり、2つの事を思いました。

第一は2011年の福島原発の事故から6年経っても依然としてこうした危険が身近に起こっているということと、第二は福島県からかなり距離があるはずの静岡県でこのようなニュースが普通にあるということです(この件については最近起きた福島県での山火事で、除染処理されていない山林からの飛来物が静岡県まで飛んできたのではという話もありますが、それが正しいかというのはわかりません)。

もし私の住んでいる所に近い原子力発電所からひどい放射能漏れが起きたら、できるだけ早く風向きとは反対方向に全力で逃げるためにはやはり自分の運転する自動車がないと安全は確保できないでしょう。家族の中で誰も自家用車を持っていない場合、もし何かあった場合にすぐに避難することは難しいでしょうし、そうして待機している間にも自分や自分の家族に影響が出るようなことがあったらと思うといたたまれません。

10代20代の方々が車を持たず運転もしないという傾向は今始まった話ではありませんので、今後はゆるやかに自家用車が減っていくことが予想されますが、車を運転しないのが全て良く、運転することでのディメリットしかないという考え方というものがもしあったとしたら、それも必ずしも100%正しいとは言えないのではないかと思うところもあります。個人的には常に緊張感を持ちながら事故や違反を起こさない運転をするという事しかディメリットを避ける方法はありませんが、今後の自動運転の技術が進む中で、今まで考えられていた車を運転することのディメリットが軽減されるような未来が来ることを願わずにはいられません。


EV社会は災害時に対応できるか

台風は九州から四国に入り、本州に再上陸して日本海に抜け、そこからまた発達するような形で北海道でも大きな被害を与えるという、長期にわたって日本中にその影響をふりまいた台風になりました。

私のいる静岡県内では、日曜日の夜中あたりに急に雨と風が強くなったものの、その時間は外には出ていなかったので何とか台風をやり過ごすことができました。停電のようなこともなく、翌日は車で出掛けられるほどのいい天気になりましたが、そんな中でもまだ台風の後片付けができていないところでは風によって折れた木が散乱しているところもあり、全く大丈夫だったということはなかったです。

とりあえず私の住むところでの影響は少なかったので、このように早めに今回の台風について振り返ることができますが、こうした自然災害が起こると考えてしまうのが、もし今の車がガソリン車からEVに変わってしまった場合、どうなってしまうのかという不安でした。

現状でもし私の住んでいる地域が長期停電を伴う大きな災害に見舞われた場合、まずは手動でガソリンをポンプアップして供給可能なスタンドに並んで車のガソリンを確保することになるでしょう。スタンドにガソリンがなくなっても、補充にタンクローリーがやってきてくれる可能性があるなら、車の中で寝ながらでもいくらかのガソリンを給油するまで待つようにすると思います。車の中で寝るというのはエコノミークラス症候群の温床になるということであまり推奨されない部分はあるかとは思いますが、そこは今まで車中泊をするために積み上げてきたノウハウがあるので、車の中でなら長い時間待つことも可能かと思います。

そうして、ある程度ガソリンが確保できれば、いざという時にはエンジンを掛けてアイドリングをすることによって特にエアコンを回さなくても暖房効果を得ることができます。ここ最近の大きな地震は、まだ寒さの残る時期に起こっていて、いかに暖かさを得るかということになると、どうしても自動車への依存が高まってくるのではないでしょうか。

自宅の中で避難生活が可能であるならば、現在は灯油を使っているストーブがあるので、灯油を確保することでもいいのですが、ガソリンの場合は暖房だけでなく車を動かすことも、シガーソケット経由でスマホの充電もできるということで、やはりガソリンは大事です。改めて心配な方には、今車の燃料を確認して半分より少なかったら行ける時に満タンにしておくようにした方が、いつ起こるかも知れない未曾有の災害の時にも対応できるのでおすすめです。

同じように、今電気自動車を使っている方は、自宅の車庫に車を駐車する場合には常に車内の電池を充電し、早めに満充電をするような体勢にしておいた方がいいと思いますが、問題になるのは実際に停電になった場合や、車の電池を使う切ってしまった後のことになると思います。

それほど大きな停電でなく、数時間くらいで復旧するようなケースなら、メーカーが推奨するように車の中に内蔵されている電池で非常用の家庭の電源をまかなうようにする事も可能だと思いますが、大きな災害時に停電がいつ復旧するかもわからない中で安易に家庭用の電源として車の電池から使うというのはなかなか難しいと思います。むしろ電池が消耗して空になる前に、どこで充電できるのか、充電スポットの確保を考えておく必要が出てくるでしょう。

自動車メーカーや各施設の方で、停電時であっても自家発電で車の電池を充電するスポットが使えるようになっていくことは今後予想されるものの、同じように充電を要する電気自動車が増えれば増えるほど充電スポットに多くの車が集まることになるでしょうから、ガソリンを求めて並ぶ車よりもひどい状況になることが予想されます。

というのも、現状では電気というものは大量にまとめて貯めておくことができないので、ガソリンのように車で運ぶことはできず、自家発電用の油の供給に左右されることがまず考えられます。さらに電気自体が非常時には様々なところで必要とされるので、車を動かすために使われる電気というものがどこまで優先されるのかという問題もありますし、さらにガソリンのように給油したら終わりというものでなく、急速充電でも一定の時間がかかるというのも問題です。

英仏や中国で、ガソリン・ディーゼル車から電気自動車への移行が決められたかのような報道がありますが、少なくとも日本の場合は災害の多い国なので、社会的なインフラがストップした場合でも電気自動車に乗り続けられるような技術的な裏付けがないと、全てを電気自動車にするというのはまだ難しいということが改めてわかります。

現状での発電の革命というのは難しくても、災害時の長期停電が起こった時だけでも、発電した電気をロスなく大量に蓄電できるシステムが実用化されれば、そうして蓄電した電気を電池に移したものを陸送などで運ぶことで、かなり電気自動車に関する問題が解決できるように思うのですが、言うのは簡単でも実用化するには大変な事だと思います。ただこうしたシステムも含めて実用化できなものが世界的に普及するのだとも思いますので、日本の未来がかかった一大プロジェクトとして、個人的に応援できるものなら応援したいですね。


ガソリン専用クレジットカードは必要か?

車での旅行について考えた時、必ずかかってくるのがガソリン・軽油代だということを考えると、車がハイブリッド車であっても給油することでの燃料費がかかるので、ガソリンなどの燃料の価格というのは常に気になっているのですが、自宅回りだけではなく旅先だとスタンドがないところでは高くてもしょうがないところがあるとは言え、できるだけ安く入れたいと思うのは人情でしょう。

この文章を書いている2017年9月現在はわりとガソリン価格は安定しているような感じで、近所のスタンドでは1リッターあたり120円台から130円台とさまざまですが、いかに安く給油するかといことで悩むことは今までも、そしてこれからもあることでしょう。

というのも、過去にはガソリンの純粋な価格だけでなく、ガソリン税にも消費税が二重にかかっていることが問題になったことがありましたが、なぜそんな議論になったかというと、確かガソリンの価格が1リッター160円を超えるような高値になったことがきっかけとなり、消費税の課税の仕方を変えれば若干安くなることがわかったことで、今まで気にする人が少なかった税金の二重取りという点がクローズアップされたということもあります。

最近は近所のスタンドでもリッター120円代で給油できているので、そこまで細かく何らかの手段を取ろうということまでは考えなかったのですが、たまたま近所で最安の価格を出しているので使っていた出光のセルフスタンドで自社の「まいどカード」入会のキャンペーンをやっていて、このカードを使って給油すると120円を切る価格での給油も可能で、申込みをするだけでボックスティッシュを大量にいただけたので(^^;)、申込むだけ申し込んでみました。

正直言ってある時期に各種クレジットカードに入りまくり、とても使い分けるだけの自信がなかったので断ろうかと思ったのですが、ガソリン給油専用カードとして持つのも悪くないなと思ったのでした。

そのように思った理由の一つに、以前このブログで紹介したことのある、個人的な理由というものもあります。今メインで使っているのが、通常カードから切り替えた楽天のゴールドカードなのですが、このカードは最近出てきたもののためなのかどうかわかりませんが、気軽にガソリンを入れる場合に頼りになる「スピードパス」を登録して使うことがどうしてもできず、以前同じ楽天のスタンダードカードには登録できていたのが、現状では使えなくなってしまっていたのです。

「スピードパス」自体は「エッソ・モービル・ゼネラル」のセルフ店を中心に限られたスタンドでしか使えないのですが、自社のクレジットカードからの登録でなくても多少安い価格で給油できるので、もし旅先で自分のクレジットカードで安くなるようなスタンドが見付けられなかった場合には若干安くなることが多いので、普段使わなくても持っていてじゃまになることがないので、車の旅には持っておきたいものです。今回のカード申込を機に、給油用のカードとしてまとめられるのも便利だと思いました。

今回申し込んだまいどカードでは普通のクレジットカードや現金払いで給油するのと比べると、1リッター当たり2円安くなるとのことですが、私の使っているスタンドではもう2円安くなるので、1リッター当たり4円も安くなります。どのくらい車に乗るかにもよりますが、このまいどかーどはセゾンカードの系統なので、年会費は使わなくても無料で、さらにETCカードも無料で作ることができます。還元率はそれほど高くはありませんが、ガソリン専用に使うと割り切れば、悪くないカードであると言えるでしょう。私の場合はガソリン給油用だけに使ってもそれなりのメリットを感じます。

実は、楽天カードをメインのカードに使う前に、静岡県内でガソリンスタンド事業を行なっている鈴与の「スマイルパーソナルカード」を使っていたのですが、こちらのカードはガソリン代を安くするというカードではなかったものの、JALのマイルを獲得するためには最高のカードで、ガソリン給油だけでなく買い物にも利用してポイントをマイルに変換することで、年に一回くらい無料航空券を獲得できるほどだったのですが、多くの人がこの事実を知ってマイルに変換しまくったため、今では並の還元しかできないカードになってしまいました。

もし、今後同じようなポイントの獲得しやすいカードが出てきたとしても、ネットでそうした情報が共有されれば、すぐに規約が改正されて「使えない」カードになってしまう可能性が高いわけで、本格的なネットによる情報共有のできる時代になったことで、私自身はクレジットカードに関する考え方を変えました。

どういう事かというと、特定のカードを持つことで何らかの自分に対してのメリットをポイント以外で得られるカードを持つことにしたのです。具体的には楽天のゴールドカードには年会費は安いのに国内の多くの空港のカードラウンジを無料で利用することができますし、イオンカードがあると、別にボトルを購入することで、全国のイオンスーパーでアルカリイオン水を無料で給水することができるようになります。

地元で給油する際に、一番安い価格で入れられるまいどカードも、あくまで今の自分の暮らしの中で他のカードよりもメリットの有るカードであるので、安く給油できるスタンドが営業しているうちは、このカードを給油のメインにして使う予定にしています。

このエントリーを読んでいる方が、ガソリン給油用のクレジットカードを決める場合、必ずしも私の使っているカードがいいのかどうかは周辺にどの系統のスタンドがあり、どのスタンドが最安なのかによっても変わってくるのでこのカードが最強であるとは言えませんが、まずはセルフスタンドの中で、安定して他のスタンドより安い価格を普通のクレジットカードで給油できる場所を探すことから始めてみてはいかがでしょうか。その上で現金およびクレジットカードで給油する場合よりも安くなるカードを用意しているスタンドを見付けたら、改めてそのカードの内容(年会費の有無や他のメリットなど)について調べてみることをおすすめします。


旅先ではセルフスタンドでもレシートはもらう方向で

先日、自分の車にガソリンをセルフスタンドで入れました。私の場合は基本的にはガソリンの入れ方は「満タン」を選び、セルフスタンドで給油する場合には、機械の方で自動的に止まったところで給油をストップし、それで燃費を計算しています。

今回わざわざブログに給油の事を書くのには理由があって、先日は満タン給油したつもりで走り出したら、ガソリンメーターは右いっぱいには振り切れず、中途半端に約75%のところを針は指したままで止まってしまっていました。もしかして、自分の車のメーターが故障しているのかと思いましたが、改めてレシートを確認するといつも入れた時の金額よりかなり安く上がっている事から、自分の入れ方が(給油口への差し方など)が悪かったのか、それとも機械の判定がおかしかったのか、とにかく満タンには給油できなかったであろうことがわかりました。

個人的にはすぐに長距離を走るわけではないので、多少走ってから改めて満タンに給油すればいいやと思ってそのまま走っていますが、これだとどうしても満タンに給油することで実質的な燃費を測ることができなくなります。改めて調べたところ、勢いよくレバーを握りすぎる私自身のガソリンの入れ方が悪かった可能性が大なので(勢いよく入れると、満タンの水準に行くまえに安全を優先し止まってしまうことがあるそうです)スタンドに文句は言えませんし、自分でおかしいと思ったら改めてゆっくりガソリンを入れるようにするなど、何とか満タンに入れる方法はあったのにと思います。途中で給油が止まった時にそれまで入った燃料の量と金額を比べて少ないなと感じた時点でおかしいと気付くべきだったとも思います。

こういう給油のちょっとした「ミス」というのは普段の生活の中では大怪我には結び付かないかと思いますが、旅先でこれから相当の距離で次のガソリンスタンドがないとわかっている状況で給油ミスが起こって、自分は満タンのつもりで走っていて実は満タンではなかったら大変です。

そういう意味で、大切なことは勢いよくレバーを持たずにゆっくり入れる事を心掛けるのはもちろんのこと、自分の車のガソリンタンクの容量を把握しておくということと、自分のいつも入れるタイミングは同じくらい燃料が減った時にするということでしょう。そうすれば、今回の私のようにもし給油を失敗していたとしても、レシートを見た時点で給油した量と金額がいつもと比べて少ないことに違和感を覚えれば、その場から出る前に追加で給油することもできるかも知れません。

私の場合は、最近人の出てこないセルフスタンドで給油することもしばしばありますが、今回のような事だけでなく、違和感に後からでも気付けるようにレシートはちゃんともらってきます。これも、近所を買い物に回るだけでほとんど遠出をしないというドライバーならレシートを取らなくても大丈夫かも知れませんが、旅行へ行って現地で給油するような場合には、いつどこで給油したのかということと、その場所でのガソリンの価格はどうだったのかということなど、レシートには様々な情報が記載されていますので、帰宅後にごみ箱送りになるとしても、念のため帰宅するまでは持っている方がいいのではないかと思います。


自動ブレーキ搭載車は車両保険に入っておく方が良いか

古いものがいいとは言っても、やはり新しいものが欲しくなるというのが人情というものです。それは自動車の世界でも例外ではなく、私自身が古い車もそれなりに使えて楽しいといくら書いたとしても、最新型の車にかなわないところはたくさんあるわけで、私自身もお金が有り余るほどあれば新車で欲しい車もあります。

ただ、新しい技術が入っているゆえに、メンテナンスや修理の場合に高くなってしまう場合もあるので、個人的には今回紹介する自動ブレーキを装備し、車のフロント部にカメラが付いている車については、たとえ今から10数年が経ち、車自体の資産的価値が低くなったとしても、しっかりと自分の車を修理する場合の「車両保険」を外さないでおくことが何より大事になるということをここで改めて書かせていただきたいと思います。

この自動ブレーキというのはシビアな感性が要求され、前方に壁があったり人が出てきたり、車が止まっていたりしたら自動的にブレーキがかかるものの、例えばゴミが飛んできたり、風船が車の前を横切ったりしたような場合でも急ブレーキで止まってしまったりしたら、今度は後ろから追突されてしまう事になってしまうので、精度の高いカメラだけでなく、画像を解析し、必要な時のみ自動ブレーキを動作させる車のシステム(コンピュータ)の精度にずれが起こらないような調整が必要になってくると思われます。

もし、車を運転していて前の車がはねた「飛び石」によってガラスにヒビが入ってしまったら、特にこの自動ブレーキ搭載車の場合は単にガラスを交換しただけでは済まないケースが考えられます。昔の車なら、純製のフロントガラスだと部品代が高いからと、安い海外産のフロントガラスに交換して乗ることも可能ですが、最新の自動ブレーキ搭載車は、あまり物としての精度が良くない(つまり安い)海外産のガラスに交換した場合、誤動作が起こったとしても文句は言えなくなるかも知れません。

まだ今、そこまで考えなくてもいいのかも知れませんが、ある事故で明らかに自動ブレーキが誤動作して事故が起きた場合、普通に考えるとドライバーに罪はなく、自動ブレーキを作ったメーカーが事故の損害賠償を肩代わりするような事も起こるかも知れませんが、もし誤動作の原因が交換したガラスの精度が悪かったために起こったとしたら、やはりそれは交換時にそのガラスを選んだ車の運行管理者に責任あるのではないかという話になる可能性もあります。そうなると、自動車保険で相手への損害賠償を払ってもらえないような事も起こるかも知れません。

実際には、もし自動ブレーキが誤動作を起こすようなガラスをはめてしまった場合、自動ブレーキ機能を含めた車の運行システム自体をリセットして設定し直す中で、十分な精度がそのガラスでは保証できないとシステムが判断した場合、車自体が動かなくなるような安全装置が今後付いてくる可能性もあります。それなら最初から純正以外のガラスは交換できなくなりますが、もし現状で安いガラスに替えられた場合、その後もし事故が起きたとしたらどのように保険で処理されるようになるのかが気にかかります。

私自身は専門家ではないので詳しくはわかりませんが、ネットの口コミサイトあたりを見ると、自動ブレーキでは一番の性能を保持していると思われるスバルのアイサイトを搭載した車のフロントガラス交換について、レヴォーグの場合フロントガラス交換の請求額が21万円で、そのうち「アイサイト調整」が約2万円だったというケースが掲載されていました。

ちなみに、直接アイサイトの本体が衝撃を受けるなどしなければ、エラーなども出ずにそのまま安いガラスに付け換えても大丈夫かのようなコメントをされている方も同じ口コミのコメントの中でされる方もいました。ただし、先述のように、もし交換したガラスが原因になってシステムが誤動作した場合の責任はどうなるのかという問題はあるので、自動ブレーキ機能のある車で飛び石が原因でフロントガラスを安い海外製のガラスに換えた場合、たとえガラスの精度が問題になって自動ブレーキ機能がきちんと動作せずに事故が起きてしまった場合、あくまで車を動かす責任は運転者にあるから保険支払いの対象になるのか、純正でないガラスに交換したことが事故の原因と認定されたら保険払いの対象外になるのか、その見解は実際にガラスが破損した際、ガラス交換にかかる前に確認しておいた方がいいような気がします。

それでなくても今の新車に使われている多くの新技術を実現するために、少なくとも今回紹介したガラス以外にも様々な今までにない高性能の部品が新しい車には使われているので、ガラス破損のリスクだけでなく、いざという時に備えて車両保険には加入して、急な出費を抑える対策をしておく事に越したことはありません。特に新しい車を買ったばかりの方だけでなく、中古でも自動ブレーキの装備のある車を買った場合にも車両保険に入っておいた方がいいような気がします。

事故で修理をする場合のコストはこのように年々上がってしまうのは大変ではあるのですが、完全な自動運転に近づくにつれて運転者の責任も減り、自動車保険の保険料も下がっていくという流れもありますので、多少のコスト変動は理解の上で自動車の新しい機能を使うようにしたいものです。


盗難防止手段が車の維持費を上げてしまう不安

技術の進歩というのは、技術の塊である自動車の窃盗に関しても進化を繰り返すようで、最近の窃盗の方法としてあるのが、ドアをこじ開けた後にあらかじめ用意した特定の車に合う制御機器を外して載せ替えることで、これも制御機器とセットで用意したキーを使って車を簡単に動かせるようになるのだそうです。私はそんな方法があるということすら知りませんでしたが、そうした方法で盗まれる車は多いとのことです。

ニュースではトヨタプリウスの窃盗事例について紹介されていましたが、いつの世も街中に溢れているありふれた車を狙うというのはセオリーで、さらに一部情報によるとモーターで発進する分音が小さいのでわかりにくいという状況もあるのだとか。どこまでが本当のことかは判断できない部分もありますが、窃盗自体はなくなっていないことは確かなので、何らかの対策が必要になってくることは間違いありません。

ネットのコメントなどを見ると、制御部品を取り外して別に用意した同じ型の部品をつなげる際に特別な手順を踏まないと動かないようにするようなセキュリティを、メーカーが標準で付ければここまで簡単に盗まれないという話も出ていました。ただしそうなると、もしプリウスに限らず車のシステムにおける警告灯が点灯した場合、そのメンテナンスはディーラーの販売店でないとできなくなってしまいます。

つまり、いわゆる町の車屋さんでは何処かから正常に動く部品を調達してきて付け替えようとしてもお手上げとなってしまい、たとえ警告灯が点灯する原因が制御機器の不具合だと原因が特定されたとしても、今までのように新品でない中古部品(リビルト品なら一定期間の保証も付きます)を取り寄せて、比較的安く修理することもできなくなってしまうかも知れません。恐らくそうなったらシステムに起因する故障が疑われた場合は全てメーカー送りになり、決まった金額の修理費が請求されるようになることになるのでしょうか。

こうした傾向が現実のものになってしまった場合、新しい技術についての不具合があった時に車のユーザーの修理負担はどうなるのか今後も不安に思う点です。例えば最近になってどのメーカーの車にも付き出した自動ブレーキですが、そこそこ新しい技術であるため、新車としての保証期間が切れ、後でリコール扱いになるような不具合であってもリコール発表前に問題が出た場合は、おそらく自費での修理になるかも知れませんが、そうなったら一体いくらくらい掛かるのかは、ちょっと想像すらできません。その辺りが最新技術を搭載した車に乗る人にとっては当たり前だと言われると確かにその通りなのですが。

そういう意味でも、今のところは大事にガソリン車に乗っておこうと思いますが、それでも現状では何とか、メーカーはもし何か不具合が出た場合には部品を交換して直すことができる余地を町の修理屋さんや中古部品を扱っている業者にも与えてくれている状況があるので、そこまで深刻に考えるのは考え過ぎかもしれません。ただ、今後さらにこの種の盗難被害が頻発し、それが社会問題化してきたら、多少不便になることはあったとしても、人々のセキュリティについてのお金のかけ方の意識が変わり、ある程度の車の維持費がかかってもセキュリティ強化をすることも仕方ないとメーカーが考えれば、改めて車を持つことに対する意識も変わっていくのかも知れません。

憎むべきは簡単に車を盗んで利益をあげている窃盗犯なのですが、日頃の足として車を使っている人も多いと思うので、リーズナブルに利用できる車も作り続けてほしいと思いますね。さしあたって、以前このブログでも車中泊車のベースとしておすすめした軽トラや軽のワンボックス車については今のところハイブリッド化の話はありませんが、今後はどのように変わっていってしまうんだろうと、それも不安になります。