車中泊・車関連コラム」カテゴリーアーカイブ

日頃の運転をしている中で道路の選択から「アンダーパス」を意識することの大切さ

台風は過ぎ去りましたが、不安定な天気の中、ゲリラ豪雨のように集中的に多くの雨が降るような事が日本全国で起きています。先日の雨でもそうだったのですが、車がアンダーパスに降りた際、水の中に入ってしまい立ち往生してしまう状況が多くテレビに映し出されていました。普通に考えると、なぜわざわざ車が水没する可能性のある場所に入り込んでしまうのかと思ってしまうのですが、これは使い慣れた道を走っていると、天候に関係なく目的地に向けて「いつもの道」を選択してしまうというところもあるのかも知れません。

ちなみに、私の住んでいる地域の場合、東海道を挟んで南北を往来する場合、線路が高架になっていれば問題ないのですが、線路をくぐるような形で作られている道も普段は使っています。大雨の場合、すぐにはアンダーパスが水没することはないでしょうが、自分がその道に入る前からかなりの雨が降っていて、次第に水が出てしまうような状況でその道に向かった場合、水が溜まった道路に突っ込んでしまう可能性は0ではありません。

また、往来の激しいところだと、最初は全くそんなことはなかったものの、多くの車がたまってしまった中に入り込んでしまうと、前後を車にはさまれた状態でだんだんと水位が上がってきて逃げられなくなってしまうということも十分に考えられます。

元々低い土地で冠水しても、すぐには水位は上がらないかも知れませんが、下がっていて水がたまってしまうアンダーパスが冠水したら、一気に水かさが増し、高さによっては車ごと水没するにも時間はかからないかも知れません。それだけ危険なのにも関わらず、雨さえ降らなければ普通に通ることができるので、普段からあまり意識することはないかも知れませんが、毎日運転されている方であればなおさら、運転時の意識を変えることが大事ではないかと思います。

普段の雨であればそう神経質になることもないかも知れませんが、ワイパーを最大にしてもなおかつ前が見にくいような強い雨になってしまった場合、たとえ近くて便利な道であってもアンダーパスの場所や、そちらに向かう道路には入らず、遠回りをしても安全なルートを通るように日頃から意識することが、自分の車だけでなく命をも守ることにつながるのではないかと思います。

ちなみに、JAFのテストでは水深60cmの場合、セダンタイプの車では中からドアを開けるのに通常の5倍の力が必要になり、ミニバンでは大人の男性の力でもドアを開けられなかったという結果が出ているそうです。

最近のアンダーパスには水深の深さの違いについて白線などで「見える化」しているところもあります。ここまで書いてすでにアンダーパスに水がたまっている状態で突っ込むような人はいないと思いますが、車を水に浸すとエンジンや電気系統がやられ、もはや車を廃車にするしかないくらいのダメージを負わせてしまう可能性があるので、もし車で出掛けようとした時にすでにゲリラ豪雨級の雨になっていたら、車で出掛けること自体を止めることを考えつつ、どうしても行かなければいけない際には低くて水が出そうな場所や、アンダーパスのある場所は避けられるようなルートを最初に設定してから出るようにしたいものです。

最後に、そうしたルート設定の助けになるように国土交通省の「ハザードマップポータルサイト」へのリンクを紹介します。過去に紹介した「重ねるハザードマップ」および、地域のハザードマップにリンクが貼られていますので、目的別に検索して危険な場所を認識した上で利用してみて下さい。

https://disaportal.gsi.go.jp/


店舗なしの高速サービスエリアにあると嬉しい「お菓子付き自販機」

昨日、新しくオープンした家電量販店に行って、ネットと店頭の価格差を確認しに行ったのですが、そこで面白いものを見付けました。といっても、もうすでにご存知の方も少なくないと思うのですが、それは自動販売機なのですが、通常のものと比べて扱っている商品の幅が広がっています。

これは、ダイドードリンコの自販機なのですが、飲み物とは別に、「チップスター」「キットカット」「ノアール」「ビスコ」というどれも小腹が空いた時にあると有難いお菓子が併売されています。個人的に興味深かったので色々と調べてみたのですが、こうした自販機は会社内に設置をするようなセールストークとともにホームページで紹介されていて、コンビニに行くのもめんどくさい時に、一つの自販機で飲み物と食べ物を調達でき、別にお菓子用の自販機を設置する必要がないので、コストも抑えながら売上も狙えるとありました。

当然そういうことはあると思うのですが、こういう自販機はやはり高速道路のパーキングエリア(食堂やコンビニなどの施設がないトイレのみの休憩施設)にあって欲しいと切に思います。

先日、このブログで東名高速道路で営業していた駒門PA(上り)が売店・食堂の営業を終了し、基本的にはトイレと、「駒門の水」というおいしい水を汲める場所でしかなくなったのですが、今後は施設の老朽化ということもあり、全国で今まで売店・食堂のあったPAでも施設を閉鎖してしまう可能性は出てくるわけです。

そんなところにも、さすがに人が要らない自動販売機は置いてあると思うのですが、深夜ですぐに深夜まで営業している食事処がある大きなSAにたどり着けないような場合、たどり着いたPAで飲み物の自販機しかない時には、かなり堪えます。でももし、そこに写真のような食べる物も併売している自販機があれば、しばらくは運転を頑張れるような気もします。

当然ながら、全国で大移動が行なわれる年末年始やお盆の時期には、買いたくても全ての中味が売り切れているようなことが自販機では起こるので、少なくとも車で遠方にお出掛けする時には、非常用にお菓子類を用意しておくとか、出掛けた先でお土産にすぐに食べられるようなものを購入し、いざという時には人にあげる予定のものに手を付けてしまう(もちろん渡す予定だったお土産は後から買い直しましょう)という手もあるのですが、通常期の無人PAでは、こうした自販機を一台でも良いから置くことを決まりにしてもらいたいくらいです。

自販機で販売するラインナップとしては、お菓子なので甘いものが多いですが、どれも腹持ちが良さそうですし、全て甘いものでなく塩味の「チップスター」が入っているのが嬉しいです。スーパーやコンビニと比べると定価販売だと思うので高いのが残念ですが、それでも現在は高速道路途中下車をすると、それまでの料金はリセットされてしまうので(ドライブ周遊プランなど例外はありますが)、その辺が何とかならないなら、せめて無人のPAでの環境整備を改めて行なう中で、こうした自販機の設置を検討してもらいたいものですが。


2022年のカー・オブ・ザ・イヤーは軽規格の電気自動車に決まったが

2022年のカー・オブ・ザ・イヤーはニッサン/ミツビシが発売する軽電気自動車『サクラ/eKクロスEV』に決まったことがニュースになっています。日産の「サクラ」の価格は233.3万~294.0万円ということで、普通車の高級車より安くEVを持てるということで、かなり画期的であるということはわかります。

電気自動車を軽自動車の形で持つということは、電気自動車で遠方に出掛けるようなことはせず、一回の充電で自宅から出て帰って来られる範囲のみを運転するような使い方を想定して持つということが考えられますし、複数の車を持つなら、一つをガソリンでも走るハイブリッド車にするようにすれば、日常生活において、車が使えなくなる事の問題が起こる可能性はかなり低くなります。

また、充電設備だけでなくいざという時に満充電させた電気自動車の電池を使って家の中の電気製品を使えるようにすれば、電気自動車自体が災害対策にもなるということで、電気自動車と家とを合わせた考えで新しいライフスタイルを模索するような人たちも今後出てくるだろうと思います。

ちなみに、当初走る分のコストという点では、ガソリンを購入して車を走らせるよりも自宅で充電するための電気代の方がかなり安く、これだけ電気代が上がった今でもまだガソリンよりも走行におけるコストは安いと思います。

ただ、そうした世の中になっても、単独で電気自動車だけを持つというのはいざという時にガソリンのように瞬時に給油してすぐ走り出せるものではありませんので、注意が必要になります。外で電池切れを起こしそうになった場合、ショッピングセンターやコンビニの駐車場、高速道路のサービスエリアなどで充電をしたいと思った場合、まずは充電場所が空いているなら良いですが、今後さらなる電気自動車の数が増えてしまうと、充電するための車列ができたりしてしまうことにもなりかねません。そういう意味でも、現状では電気自動車の利用は軽自動車ベースのものにして、充電はあくまで自宅に戻って電気代の安くなる深夜に行なうなど、工夫によってコストを減らす必要がありそうです。

また、充電することによって走ることのできる距離は、車載されている電池の性能が落ちてくると当然少なくなってしまいます。それはスマホと同じなので、本気で電気自動車に乗るのなら、自宅に充電設備は用意した上で、電気自動車はリースにするような方法にした方が、リース期間終了後に改めて新車をリースするような事で、電池の交換に関するリスクを避けられます。

個人的には、現在の電気スクーターのように、電気自動車を動かす電池を取り外しすることができるようになり、その電池を自宅のコンセントから充電できたり、日本国中に張り巡らせた充電スタンドで自分の車に入っている電池(空になりかけ)と満充電された電池を交換して交換後にすぐに走り出すようなことができるまでインフラが整備されないと、多くの人がガソリン車から電気自動車に乗り換えることは難しいと思います。

ただ、今回のカー・オブ・ザ・イヤーの軽規格電気自動車の受賞がそうした流れをたどるための道筋になればとも思うのですね。個人的には街乗り中心の、取り外し可能な軽規格の電気自動車が100万円を切る価格で実現されたら、車検費用も安くしてもらえると、今まで自動車に興味が無かった人も所有を考えるようになるのではないかと思います。今回の受賞がぜひそうした電気自動車一般化への流れになって欲しいです。


車検料金を安くするために個人的にできることは前もってやっておくことにする

今月は自分の車の車検切れの時期になっておりまして、そろそろいつもお世話になっている整備工場の方に連絡をしなければなりません。その際、気になるのが車検費用なのですが、2年前に払った金額はわかっているので、大体の金額がわかっているものの経年劣化のための部品交換などもあるかも知れないので、この年末の時期にいったいいくら請求されるのか不安でもあります。

今回の車検では自分で運転していて不安なのが、ワイパーの劣化とバッテリーの寿命でした。ワイパーについては先日このブログでも書きましたが、ホームセンターでも取り付け簡単なゴムが付いた金具の部品が千円以下で売っているので、苦もなく交換可能です。車検を受けるにあたり、運転席側のゴムが切れてしまったために、急遽ワイパーを先日交換したのですが、車検ということで、助手席側のワイパーについても新品交換をしてから車検に持っていくことにしました。今回は車検まで時間があるので、お店ではなくネット通販で先日購入した同じ会社のものを注文することにしましたが、ネットの方が安く購入できました。実際、整備工場でワイパーの交換をお願いすると部品代の他に取替工賃も付いてしまうのが普通です。ですから、自分で取り付けられるものは自分で取り付けてから車検に出すのが良いかと思います。

同じ理由で、車のバッテリーもワイパーと同時にネットで購入しました。事前に自分の車に付いているバッテリーの型番を調べ、カー用品店ではいくらくらいするのかということを調べた上でネットでも一方国内メーカーの名前が付いた同じ型番のバッテリーを注文しました。実は以前、バッテリーを交換した際、出先でバッテリー上がりを起こしたのでJAFを呼んでその際に交換を勧められ、すぐにカー用品店に出向き、ノーブランドの一番安いバッテリーをとりあえずということで付けている状態だったため、今回の車検では交換しなければと思っていたのでした。

私の車は古いので、そこまでの電装品は使ってはいないものの、今年の夏は常にエアコンを使いながら、シガーソケットから前後の記録が可能なドライブレコーダーを使いながらスマホ・タブレットの充電やBluetoothスピーカーの電源用と、それなりに酷使しています。ちなみに、近くにあるホームセンターに行ったらスタンダードタイプで安いもの(全てノーブランド)でも4~5千円くらいで、保証できる走行距離が多いものだと6~7千円くらいしていました。

結局、私が注文したのはスタンダードタイプのメーカー品で、4千円を切るくらいの価格でした。基本的には次の車検の時まで普通に使えればいいかなと思うので、バッテリー本体代だけで済むということもあり、車検時にワイパーおよびバッテリーの交換を依頼する場合と比べると、そこそこは安くできるのではないかと思います。

なお、車検については重量税と自賠責保険、さらに印紙代の支払いは業者に関係なくかかります。また、足回りやブレーキパッドなどは、追加料金を請求されたとしてもきちんと点検・交換をしておかないと整備不良でトラブルになることもあるので、その点で車検費用がかさんだとしてもそれは安全のためには仕方がないと思っています。そんな中で、自分でできることは何とかこなすことで、いくらかでも車検費用の節約ができてくれると嬉しいのですが。


車での旅に出掛ける前の日にガソリン給油に行っておいた方が良いと思った理由

ここ数年、車で出掛けることが少なくなるとともに、給油も月に一回すれば十分な状況になっているのですが、先日給油をしに行ったらちょっとしたトラブルに見舞われてしまいました。というのも、今まで使っていたガソリンスタンドで作ったクレジットカードが更新の時期を迎えてから初めての給油だったのですが、単なるカードの更新でなく、企業同士が提携したことにより、使えるガソリンスタンドが増えたのですが、カードに紐づけていたDrive Payというタッチ端末が使用できなくなっていたのです。

写真のものが出光やシェルのスタンドで使えるようになったDrive Payですが、これをセルフスタンドの機械にタッチすると、紐づけているクレジットカードを使わなくても、簡単に決済ができるようになっていて、ガソリンを扱う各社も同じようなキーホルダー型の端末を用意していると思います。私が主に使っているのは出光系のスタンドですが、いつもと同じようにDrive Payを使って決済しようとしたところ、エラーが出てしまい決済できなかったというわけです。

たまたまその時には新しくなったカードを携帯せずに出てきてしまっていたので、いったん自宅に帰り、先月更新したばかりの新しいカードを持って同じスタンドに行ってみたのですが、やはりカードの番号は変わらなくてもカードの種類が変わったということで、改めてDrive Payを今持っているクレジットカードに登録する必要があるという事でした。

その際、身元確認のため運転免許証を提出して登録する必要があることと、最終的に登録する際にクレジットカードを作る時に設定した4ケタの暗証番号の入力が必要になります。私も急に言われたのですが、それでも何とか無事に設定を終えることができ、これで今までより広範囲のセルフスタンドで簡単決済での給油が利用できることになりましたが、逆に考えるとちょっと怖くもあります。

今給油に使っているクレジットカードは、ほぼ給油限定で使っているのですが、その分指定のスタンドで給油するとガソリン価格が安くなるようになっており、さらにスマホアプリを併用するとカードでの値引きにプラスして値引きされるので、旅先でも安く給油することができます。しかし、もし車で遠出するような場合、事前に地元で給油せず、移動先で給油しようと思った時に今回のようなDrive Payが使えないようなトラブルに遭遇した場合、もし給油用カードを持っていなかったら結局普通に給油するよりも高値で入れてしまうようになってしまうでしょう。価格の差はそこまでないにしても、いつもできている事ができないということだけでも大きなストレスになりますし、今回のようなカードの変更におけるトラブルというものはかなりのレアケースではあるものの、やはり事前に満タンにしてから出掛ける方が安心できるということもあります。

給油については色々な考え方があって、車重を減らし燃費を向上させるために、一回ごとの給油量については少なめに抑え、日常的な車の利用状況に合わせて給油した方が全体の給油量は少なくできるということもあります。ただ、先日の台風で長時間の停電が起こったことを考えると、しばらくは車のエンジンを動かしてそこからスマホの充電をしないとどうにもならないような状況は、特に旅先で災害に遭遇した場合には考えられることです。目の前の得な部分も大事ではありますが、車旅の場合は満タンで出発し、半分くらい消費したくらいでまた満タンにするような感じの方が良いと思います。全国を旅すると、現在私が使っているカードでは安くならない事もあるので、その辺をどうするのか(メジャーなガソリンスタンド提供のカードを新たに作るのか)については、今後への課題にしたいと思います。


そもそも停電時に電気自動車に蓄えた電力をあてにするような生活でいいのか?

国内のとある電気自動車を販売している会社の広告で「停電してもクルマがあれば約4.5日は電気が使える」というものがありました。こういう生活を実現するには、自宅で車の充電ができる設備および、電気自動車から自宅の電気を使えるようにする必要があります。現状ではマンション住まいではこうした自宅の電気の電気自動車からの給電は難しいと思いますが、それ以前に思ったことについて今回は書いていきたいと思います。

まず、災害時に電気自動車を電力の供給源とすることについて、先日起こった台風による増水で駐車場所が冠水してしまった場合、電気自動車からの給電は可能なのでしょうか。私にはそこまで電気自動車が水に強いとは思えないのです。そもそも、国土交通省のホームページには、電気自動車が冠水や浸水した場合には高電圧のバッテリーが内蔵されているので、むやみに触らないで下さいという表記がありました。もちろん、乗っていて浸水した場合に中の人を守るためにむやみに感電はしないと思いますが、冠水した後の電気自動車を家庭内の電力として使うことは難しいのではないかと思えます。

また、家にある車が電気自動車しかない場合、家で電気を使うということは、自宅に電気自動車を置いておかなければだめなので、停電を電気自動車からの給電で何とかしている状態では、車を使っての移動ができないということになってしまいます。

災害時の給電ということについて考えるなら、それこそ電気自動車に搭載されているくらいの容量の家庭用蓄電池を置き、いざという時には蓄電池に電力の供給を切り替えるようにした方が、多くのご家庭での停電対策になると思うのですが。

もし5日以上停電が続いたとしても、例えばガソリンを使った発電機で日中のうちに充電を行ない夜に使うようなことが可能なような気がします。家庭用蓄電池も設置にはけっこうな費用がかかるとは思いますが、災害時の移動手段として電気自動車を使うのは、停電時に充電できなくなるので不安だと思うなら、素直に「家庭用蓄電池」と「ガソリン(ハイブリッド)車」との組み合わせの方が現実的ではないでしょうか。

個人的には、将来的にもし水素から発電して自動車自体で電池に蓄電する水素自動車ができたら、それこそキャンピングカー仕様にすれば、停電時には生活の拠点を家からキャンピングカーの中に移してそこに家電を持ち込んで使うようなこともできるようになるのではないかと思っています。現在の電気自動車は一回の充電によって走ることができる距離がいくら伸びたとしても、充電できなければ困りますし、空になった電池を満充電するにはけっこうな時間がかかるというディメリットがあります。日本は災害が多い国なので、それ自体で発電できる電気自動車というものが普及して欲しいというのが正直なところです。


カーシェアサービスの「ナイトパック」で車中泊の是非とその代替案

現代はスマホからさっと予約すれば電話を掛けたりして交渉する必要なく必要なサービスを受けることが当り前になっていますが、そうした流れを受けて、「これはマナー違反ではないもののいかがなものか?」というようなサービスの利用方法があるのだそうです。

というのも、もし終電を逃して始発電車を待つまでの間を過ごす時に、色々な対応策があるかと思いますが、私がネットニュースで見た一つの方法が、「カーシェアサービスのナイトパックを利用して車中泊する」というものがあり、カーシェアサービスを提供している会社ではちょっと困っているのだそうです。

ちなみに、大手の「タイムズカーシェア」では夕方6時から翌朝9時の間にカーシェアを利用する場合には「ナイトパック」料金が適用され、「ベーシック車種(軽~コンパクトカー)」で2,640円の基本料金と、走行距離1kmごとに16円がかかるようになっているのですが、始発待ちの車中泊利用者の中には車をカーシェアサービスのスタート地点から動かさずに、車中泊に利用して返すのですが、中にはアイドリングをしながらエアコンを使ったりスマホの充電に使ったりということをする方がいるそうなのです。

これだと、夜間とは言え、カーシェアサービス側の駐車場が空かないので、次の利用者が使おうと思ってもその場が埋まってしまっているので、営業に一部支障が出たり、アイドリングをすることで周辺の家などへの迷惑行為になり得るという話が出ています。こうした利用者が増えれば、その場に留まっての利用が制限される可能性がありますし、走行距離以外にも使ったガソリン(電気自動車の場合は使用電気量など)分にも請求が出てくる可能性があります。

それでも借りた車の中で車中泊をしたい場合には、自分で車を近くのコインパーキングまで動かしてそこで車中泊をする分には文句は言われないと思いますが、その前にお酒を飲んでいた場合には車を動かせないのでアウトになります。まさに、カーシェアサービスの隙間をつくような利用の仕方ではあるのですが、同じようにスマホから予約をして使うのだったら、私ならネットカフェのナイトパックを利用するかなと思います。

ちなみに、ネットカフェ大手の「快活クラブ」ではナイトパックを提供している所としていないところがありますが、首都圏の新宿歌舞伎町店では午後6時から翌午前4時までの入店の場合、入店から8時間までなら2,650円で個室が空いていれば利用可能です。ネットカフェはフリードリンクでシャワールームもありますので、借りた車の中で過ごすよりも快適ではないかと個人的には思います。

もちろん、ネットカフェの個室が埋まっている場合や、最寄りの駅にネットカフェがないという事があれば、あくまで個室を求めるならカーシェアサービスの車中泊利用というのは緊急避難的には有りという気もしますが(最悪車の定員分は中で寝られますが、エコノミークラス症候群になってしまう危険性があります)、今後カーシェアサービスの車中泊利用の場合は、少なくとも自走できる状態で利用し、近場で車中泊するにしてもアイドリングは極力控えるような事を心掛けた方がトラブルを未然に防止できると思います。

また、このニュースが入ってきたタイミングがたまたまと言うかエアコンを使わないと熟睡できそうもない真夏だからということもあり、アイドリングが問題になるという気もします。レンタカーやカーシェアサービスが駅前にあっても、地方のネットカフェは駅前というよりも車で出掛けやすい場所にあったりしますので、真夏に泊まるところがなく途方に暮れた場合には、カーシェアで車を借り、近くのネットカフェへ移動し、ネットカフェのナイトパックで夜明かしをするというのも、料金によっては考えてみてもいいかなと思います。


「好きな時に出掛けて好きなところで泊まる」車中泊のメリットは何処へ

昨日、テレビ朝日系列の「グッド・モーニング」という朝の情報番組で、軽を中心にした車中泊の特集をしていたので興味深く見ることができました。取材は2つのパターンが有り、まずは利用に登録が必要で(申請料30,000円と年間登録料10,000円/年)、利用の際にも人気の場所では事前予約をしなくては泊まれず、中には利用日一ヶ月前には予約が埋まってしまうこともあるという千葉県の「RVパーク」を利用する方々へのインタビューがありました。

軽自動車を使って車中泊をRVパークで行なっている方でテレビに出てきた方というのは、軽トラックをベースとして荷台部分に居住スペースを載せ、箱の中だけでなくポップアップルーフと併用することによって二人での車中泊も楽々という軽のキャンピングカーを使っている方や、市販のワンボックスの軽自動車をDIYして利用するような方の二組が取り上げられていました。前者は車の価格が400万円ほどだと言い、後者は車自体は100万円くらいで、DIY費やキャンプグッズを揃えると前者の半額以下というような感じで紹介されていました。

ただ、インタビューの中で利用者の方の中には、車中泊のメリットとして「好きな時に出掛けられて好きな所で泊まることができる」というような事を仰っていましたが、料金支払いを伴う事前登録が必要で、さらに泊まる場合には予約が必要なRVパークの利用では、そうしたメリットは感じられないのでは? と私などは思ってしまいます。それでも、現地に着いたらテント設営の手間がいらずすぐに食事や就寝ができるのは車中泊のメリットでしょうし、車中泊をすることを考えた上でのRVパークという施設は、キャンプ場より安く、電源も使え、さらに場内で火器を使っても咎められることがなく、ゴミについても利用場所によっては処理をしてもらえるということで、RVパークに登録することにメリットを感じており、快適に過ごせる車および装備を持っている方であれば、こうした旅の形態というのはますますニーズが広がっていくことが予想されます。

特集の中では、もう一つの軽自動車を使った車中泊をしている方を取材していて、その方々(ご夫婦?)は人間だけでなく犬二匹と一緒に旅をしているので、必然的に宿泊については車中泊になったと言いますが、その車というのがスズキのワゴンRやMRワゴンのような助手席側がフルフラットになるものの、運転席側はヘッドレストを取っても前席側はちょっとボコボコするタイプの普通の軽自動車でした。

取材を受けたお二人は、仕事を辞めたのを機に、全国の道の駅をコンプリートして回ろうと日本一周の旅をしているのだそうで、番組で取材を受けた際には出発してから半年ぐらいの時に、バーベキュー用途などで賑わっている河原で取材を受けていました。個人的にはこの方たちの車中泊ライフが私のスタイルに近いので、結構興味深く見たのですが、女性の方の方が背が低いので運転席側で、男性がフルフラットになった助手席側でマットや布団を敷いて寝ているようでした。ただ、やはりこの手の車で運転席側で寝ることを続けていると、もしかしたらエコノミークラス症候群になってしまう可能性もあるので、体に不調を感じたらその日はビジネスホテルやネットカフェの個室など、車内より環境がよく体を思い切り伸ばして寝られる場所にエスケープして欲しいと思いました。

ちなみに、ガソリン代や食費、日用品などの月ごとの費用については、大体月15万くらいだとのこと。テレビでははっきり言いませんでしたが、何しろ彼らの目的は全国の道の駅を回ることというので、常に道の駅を宿泊場所として使っている可能性があるのですが、さすがに日本一周しているという場合は、道の駅に車を停めて寝ていると、道の駅のポリシーとして許される「仮眠利用」ではなく、場合によっては咎められることもある「道の駅の宿泊目的利用」と捉えられてしまう可能性も0ではありません。

個人的には車中泊をしている方々というよりも、テレビを見ている人にこうした疑念を抱かせるテレビ局現地スタッフおよび、内容を編集して車中泊の良いところしか出さない局のスタッフにもう少し考えていただかないと思いました。お二人は、今後テレビに出たことによって、今後の日本一周に支障が出るようなトラブルに巻き込まれる可能性だってあります。テレビでは車の車種や内部を出してしまっているので、今後出掛けた先でも特定されやすくなってしまうでしょう。ぜひご無事に旅を終わられることを願って止みません。

私自身、もし現地でテレビの取材をもちかけられた場合でも、今回のように単に視聴者の興味を引くような形で編集されてしまい、自分が意見を言ってもその部分については無視される可能性が大きいので、安易に取材は受けないと思います。車中泊が流行っているとは言え、その中には必ず光だけでなく影の部分があり、その辺まで考えてしまうと、極端な話、道の駅での車中泊は一切できなくなってしまいます。

今回のように車中泊がテレビで特集されるのは、道の駅でも仮眠までは規制できないというような、グレーゾーンによって利用できる状況であるからだとも言えます。しかし、今後の政府の動向により、道の駅での宿泊は全面禁止、トイレだけは24時間利用可能というような場所が増えてしまったら、オートキャンプ場を予約して使うか、RVパークに登録して利用するか、無理を承知で人の来ない場所で強引に車中泊するかというような感じにも変わってしまう可能性があります。

私が車中泊を始めた時には、宿泊予約を取ろうとしてもどこも満室でどうにもならないオンシーズンに、とりあえず車で出掛けて現地でも宿泊場所がない時に(といっても、現地で宿が取れることはまれでしたが)、車中泊を利用するようなスタンスからスタートしたのですが、個人的にはこれだけ多くの人が車中泊についての興味を持っている時代になっているので、RVパークのように登録費用がかからずに、駐車場を利用する金額くらいで使えるような車中泊場所を全国で作ってくれるようでないと、車中泊の魅力の一つである「好きな時に出掛けて好きな場所で泊まれる」メリットは無くなっていく方向に行ってしまうような気がします。そのためにも、テレビ局やマスコミの方々には、安易に車中泊の面白さだけを報道するのではなく、その中で起こっている問題や、今後への展望についてもしっかりとフォローして欲しいものですが。


かっこ良さや雰囲気を目指すかそれともあくまで実用的なところを目指すか車中泊の目的によっても変わる

最近はキャンプブームとともに、車中泊をする方も新型コロナの影響で増え、マスメディアでの露出も多いのではないかと思います。先日も、伊豆のオートキャンプ場で車中泊をする方々にカメラを向けて、その様子を紹介するようなテレビ番組を見る機会がありました。

取材したオートキャンプ場では主にキャンピング仕様の車で(軽自動車含む)、あえて野営しないで寝る時には車内でというスタンスの方が多く見受けられました。その方たちはあれやこれや観光地を巡るというのではなく、早めにキャンプ場に付いてタープを張り、そこにテーブルを出してまったりしながら食事をし、その場にとどまりながら寝るのだけは車内でといった風でした。

その中に一人だけ普通車で来ていた方がいたのですが、その方は普段は普通車でキャンプトレーラーを引いてキャンプを楽しんでいる方でして、私のように限られた時間の中で仮眠中心の車中泊とは違う世界を謳歌されている方でした。その方の車は車内コンセントから給電ができるタイプの車のようで、電子レンジを使いながらカセットコンロで調理をするという、かなりお手軽な面もある装備で、これはこれで十分ありだなと思いました。

私の場合は車中泊をする場合、冬のFFヒーターも夏のエアコンも使えないのですが、その時見た方の多くは、外から電源を利用すればクーラーを使えたり、エンジンを止めていても車内を暖めることができるヒーターを装備している方がほとんどでした。いわゆる宿代節約のための車中泊とは一線を画します。

テレビ的にはそうした豪勢な車中泊スタイルの方がテレビを見る人の興味を煽るのかも知れませんが、私を含めてなかなかそんな装備を揃えるのは大変です。特に車の中に装備を組み込んでしまうと、車が故障したり買い替えるタイミングで今まで作ってきた装備はチャラになってしまい、また新たに作るということになってしまいます。ブームに乗るのではなく、まずは今利用している車で車中泊をやってみて、大変な場合には車の乗り換えを考えるのが地味ですが個人的にはおすすめです。

このように、理想が先行してしまうと、どうしても形から入ってしまいがちになってしまいます。最近のキャンプブームにおいても時間をたっぷり取ってキャンプ場で一日過ごすような形なら焚き火台を購入してその火を見てゆったりした時間を楽しむというのは最高だと思うのですが、実際に出掛けることを考えると、私の場合はつい料理をした後の片付けをどうするか? ということを考えてしまうのです。

昨日、ちょっと近くのダイソーを回ったところ、ネット上では出たことを知っていたのですが、いわゆるジンギスカン鍋と言われる山型の溝の付いた鋳物の鉄板が550円税込で売っていて、これはミニ鉄板よりもおいしく野外で焼肉が出来そうだと思ったのですが、鋳物の場合は使う前に準備が必要ですし、使い終った後の手入れも大変なので、それなら今使っている折りたたみハンドルの付いたキャプテンスタッグのフッ素加工したミニフライパンで十分だと思い、今回はパスしました。具体的な商品というのは以下のリンク先のものです。

これだとハンドルが折り畳めるのでスタッキングして持って行けますし、使用後にはキッチンペーパーでひと拭きすればそれで何とか持って帰ることができます。味の方は流石に鋳物で焼いたものとは違うと思うのですが、取り扱いが簡単なカセットガスや、燃やした後には何も残らず煤も出ないアルコールバーナーでの調理と合わせて使うのがメインになりつつあります(最近はカセットガスの廃棄がめんどくさいのでほとんどアルコール燃料を使うパターンにシフトしています)。

キャンプブームで流行っているメスティンも、新しいものが出るたびについ購入してきてしまったのですが(^^;)、現在のメインはダイソーの黒いメスティン(1.5合)で、このメスティンは内外にフッ素加工がしてあるので上記フライパンのように手入れがしやすいのと、持っていく荷物を減らしたい場合には蓋をフライパンとして使っても片付けが楽だという事があります。特にキャンプ用のクッカーは、キャンプシーズンだけしか使わないようになれば、フッ素加工のものでも、長く使っても性能を維持できますし、加工がだめになってもそれほどダメージは感じません。

もちろん、道具を愛でる心というのは誰にもあるので、実用的なものばかりで揃えても一向に面白くないと言われればその通りです。ただ、災害対応という面で考えた場合、趣味の範疇で扱いの面倒くささを楽しむような道具ばかりだとそれはそれで大変になります。個人的には、まずは実用的な製品を使ってみて、それで納得できない部分を趣味に特化した道具で埋めていくような感じでも良いのではないかと思います。

このブログでも数々の100円ショップで安く買えるキャンプ道具を紹介してきていますが、それでは満足できない場合もあります。最悪なのは、自宅で料理の後の片付けをしない方が見栄えを主眼にキャンプ用品を選んでしまうことではないでしょうか。河川敷などのバーベキュー場では利用した後にゴミをそのままにして帰ったり、土に還らない炭の燃えカスをそのまま土に埋めて置いていくような事例がありますが、少なくとも皆さんにはキャンプ場やバーベキュー場を使った後は「来た時よりも美しくする」ことを考えた道具選びや行動を考えていただきたいです。


自動車保険の更改契約をしてわかる車の利用形態の変化と保険料の変化

先日、私が契約しているネット損保の方からメールが来て、自分の車の保険の満期が近づいていることを知りました。といっても、ネット損保の場合は満期からかなり前の段階で連絡が来て、早期更改をすることでの割引が付くようになっています(他社へ契約を取られないための割引です)。

今回の更改は契約内容の見直しもなく、免許証の色の変更もなく(ゴールドか青かで保険料が変わります)、無事故割引も変わらずという状況なので、単純に前年度と同じ保険料かと思っていたのですが、そこで計算されて出てきた保険料は、わずかですが支払い保険料の総額が安くなっていました。

何か安くなる条件があったのかと思って色々考えてみたら、ネットで契約を更改する際に車のオドメーターの数値を記載することが必要になっていたので、その数値から年間の走行距離を計算した際、その前と比べてさらに年間の走行距離が少なくなっているので、考えられるとしたらそこぐらいが保険料が下がった理由として考えられます。

現在、自分の場合はバッテリー上がりを防ぎ、長く使わないことによる調子の悪さを起こさないために車に乗らないということはないのですが、ほぼ近所への買い物ぐらいにしか使ってなく、その点ではガソリン代上昇の影響は最少限にとどまっています。なかなか車中泊をともなった遠出が車でできないことは悲しくもあるのですが、今後もし新型コロナの感染者数が減少し、普段の生活に戻ったとしてもロシアとウクライナの紛争の影響でガソリン代の高値安定は続くだろうとも思えますし、多くの車のドライバーには最悪の状況になりつつあります。

ただ、車を少しの距離でも動かしている以上は事故を起こす可能性はあり、車を維持する場合の固定費というのはガソリン代とは関係なくかかってきます。自分の自動車保険をネット直販型に変えたのは、そうしたことも理由ですが、ネット損保での継続手続きの場合には、ある程度早く契約手続きを行なわないと、早期割引の適用を受けられず、かえって高い金額がかかる場合もありますので注意しましょう。また、今加入している保険会社とは別の契約をしたいと考えている場合は、現在の契約をそのまま早期継続した場合と、他社の早期割引を適用した金額で保険料を比べないと意味がありませんので、目安としては満期日の2ヶ月以上前には行動を起こすことを個人的にはおすすめします。

今後の社会状況もあり、食費や燃料費、公共料金などはどうしても昨年比で考えると上がってしまいます。その分、収入も上がれば問題ないのですが、今の日本ではそうした事も考えにくいので、毎年グレードを下げずにレジャーを楽しむために、家計の見直しが必要な事もあるでしょう。

昨年から携帯電話にかかる通信費が新たなプランなどの登場で劇的に下がったことで、今までの携帯プランおよび利用会社を見直し、快適さを確保したまま通信費の圧縮が可能であることは、このブログでも度々紹介してきました。それと同じように、紙やネット画面での契約だけで上げたり下げたりできるのが各種保険の存在でもあります。

コロナ渦でお出掛けが減ったことで、私のように安くなるような自動車保険を販売している会社もありますので、現在の保険料が高いと思っている方は、積極的に複数会の比較のできる業者やネットでの見積もりを活用して、自分に合った内容の保険についても検討してみたらいかがでしょうか。