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サッカーJリーグサポーターの悲哀

プロ12球団が常に安泰な野球と違って、プロのサッカーリーグであるJリーグのチームの昇格降格争いというのは考えようによっては大変恐しいものであり、しかし多くのプロチームにとっては全て平等にJ1への道が用意されているわけで、それだけサッカーというスポーツのすそ野がかなり広がってきたことの証でもあるでしょう。

こんなことを書こうと思ったのは、週末のJ2リーグで2位までに与えられるJ1への自動昇格チームの中に、長崎県を本拠とする「V・ファーレン長崎」が滑り込み、来季のJ1参入を決めたのですが、シーズン始めの下馬評としては決して高くはなく、それどころか財政的に不安があるとして、プレー以外のところで話題になったりして、せいぜいJ1昇格プレーオフ圏内の6位以内を目指すような感じになるのではと思ってリーグを見ていました。

それが長崎県内にある、とある優良企業の支援を受けたことでプレーに集中できる環境を手に入れたためか後半戦に好調を維持し、最終節の一つ前の試合で上位チームを逆転し、日程終了まで一節を残す段階で2位を確保することになってしまいました。長崎のサッカーと言えば、高校サッカーの島原商業や国見高校が思い出されますが、このV・ファーレン長崎は過去に島原商業と国見高校の監督として、自分で運転したマイクロバスで全国を回ることで全国制覇まで至る力を付けた小嶺忠敏氏の尽力によってチームの基礎が作られたことでも知られています。今回のJ1昇格によって、全国のチームに散らばっていた小嶺忠敏氏の教え子が集まってくるかも知れないので、普通に考えるとJ1昇格一年後からの活躍は難しいのではと考える方も少なくないと思いますが、意外にJ1に新しい風を吹かせるのではないかと期待することもできるかと思います。

ただ、長崎が自動昇格を決めたことにより、福岡・名古屋・松本あたりのJ1昇格を狙う有力チームのうち数チームがJ1に戻ってこられないということにもなってしまったことになります。特に名古屋は昨年衝撃のJ2降格から、今シーズンはスタッフも整えて余裕の1位でJ1復帰を考えていたと思いますが、プレーオフでは何が起こるかわかりません。また、私の地元チーム清水エスパルスがJ2からの自動昇格を果たした際、ぎりぎりまで自動昇格圏内の2位をキープしていた松本は、勝てば自動昇格が見えてくる試合で格下の町田に痛恨の敗戦をしたことでエスパルスに勝地点で並ばれるも得失点差による逆転を許し3位で日程を終了、そのままプレーオフで破れてJ2に残ってしまい、今季もまだ厳しい戦いを強いられています。

今季の清水エスパルスも状況によってはJ2への降格圏に入ってしまう可能性があるので他のチームのことをとやかく言えないのですが(^^;)、ここまで紹介してきたようにほんのちょっとしたきっかけで常に下部リーグに落ちてしまうという落とし穴は、今季では広島がその状況に陥っているように感じます。広島などつい最近J1で優勝したと思ったのに、実に厳しい世界だということですが、そうした厳しい世界をくぐり抜けて這い上がってきたチームが上位争いをすることもやはり長くサッカーを見ていくと楽しいところでもあります。

私自身は主にDAZNに加入して贔屓チームの試合を見るくらいのファンに過ぎませんが、ホームだけでなくアウェイでの試合も実際に見に行くほどの地元チームサポーターの方々にとっては、J2やJ3への降格争いは別の意味で大変な状況の変化をともないます。J1からJ3までのチームは全国に点在しますが、チームが上のカテゴリーに上がったりカテゴリーの中で良い成績をキープすることにより、たとえ遠方まで毎週末出掛けるようなことになってもむしろ楽しいものです。隔週で出掛けるにしても年間にしてはかなりの出費になりますが、そうした出費を抑えるために車中泊で観戦している方も多いでしょう。

そうしたサポーターの方々にとっては、チームの動向によって来年のスケジュールだけでなく回る場所も変わってしまう可能性も出てきます。昇格で回る所が変わるのはうきうきしますが、逆の立場になったら大変だと考える方もいるでしょう。でも、車での移動を単に試合を見に行くための手段だけととらえないで、行くまでの工程や着いてからの観光やグルメを調べた上で出掛けるように心掛けることで、贔屓チームをスタジアムで直接応援するためのテンションを落とさないようにすることも大切でしょう。どちらにしてももう少しで、来年の状況がどうなるかが全て決定します。それがどんな結果になったとしても、応援する熱意は冷まさずにいて欲しいですね。


生中継にこだわらないスポーツ中継を行なうTV局って

世間では連休に入りましたが大雨でなかなか出掛けられない時にはついテレビを見てしまいます。昨日は未明から「DAZN」で欧州や中南米のサッカーワールドカップ予選の試合をネットの生中継で見ていましたが、もし見逃してしまった場合、ハイライトにして見る事が多くなっています。

というのも、今の世の中では録画や見逃し配信で見る前にはすでに試合の結果はテレビのニュースやネットの速報によってわかってしまうので、見ていてわくわくする感じがなくなってしまうからです。よほどプレーの内容が見たいほどのファンなら別かも知れませんが、「感動をもう一度」というようなことでなければ、録画中継をそのまま見るというのは、なかなか見ても感情移入ができないという個人的な気持ちがあるのは確かです。

しかし、そういう意味でいうと、この文章を書いている期間に地上波で放送しているカナダで行なわれている「世界体操2017」の録画放送というのは、本当に見る気も起こらないほどの先に結果だけが入ってきてしまう状況になっています。というのも、後でこの文章を見た方のために書いておくのですが、テレビ局が一押しで男子個人総合連覇なるかと期待されていた内村航平選手が予選の段階で足に怪我をして棄権したことが、中継よりかなり前の段階でテレビや新聞・ネットニュースで明らかにされたことで一気に期待がしぼんでしまいましたし、男子の白井健三選手の個人総合3位と、女子の村上茉愛選手の個人総合4位というのは、どちらもテレビの録画放送が始まる前にその結果がわかってしまっていました。

これらの結果は結果として受け止めたいものの、生中継で予選から放送してくれれば、白井選手の歓喜や内村選手や村上選手の演技終了後の無念さというものをリアルタイムで見ることができたわけで、結果がわかっていて見るのとはまた違う感動を味わうことができたと思われます。

しかし3連休を網羅する形で予定されている地上波テレビ朝日系の中継は全て録画放送で、関連のあるBSやCSでの生中継も計画されていないようです。昨年にオリンピックがあり、生中継での最終種目が終わるまで金メダルの結果がわからないという、息詰まる男子個人総合での争いを堪能したからかも知れませんが、見やすい時間に録画放送するのは当り前としても、やはりスポーツは生で中継するものではないかと思うのはおかしな考え方なのでしょうか。

テレビ朝日と言えばサッカーのワールドカップ予選については深夜や未明であっても生中継をしていたことが記憶にあるのですが、競技によって中継形態が変わってしまうのだとしたら大変残念です。

最近ではDAZNやスポナビライブのような有料のスポーツ専門のネット中継サイトも国内にでき、多少のタイムラグはあるもののライブで楽しめるので、必ずしもテレビ局がスポーツの中継をやるものではないという状況も出てきました。現在でも贔屓のサッカーJリーグチームの試合を全てテレビでは生中継してくれないので、私は有料でDAZNを契約して見たい試合はネット中継を利用して見ています。今後もしテレビ局が放映権を獲得したにも関わらず、その試合を生中継しないような事が起こるなら、そのスポーツのファンを中心にして、もっと声高に生中継を求める声を挙げたほうがいいのではないかと、今回の一連の放送を見て思いました。

このブログではテレビの地上波放送のネット同時配信について書くことも少なくありませんが、現在はその開始時期についてNHKと民放が口論しているようなところがあります。ただ、そうしたゴタゴタした中でサービスを拡充してきたのが、様々なネットで動画を楽しむことのできるサイトの存在です。前述のDAZNもその一つですが、バラエティでも制約の多すぎる地上波からネット配信を楽しむような流れも起きつつあります。アマゾンプライムやネットフリックスなどは挑戦的な地上波でのコマーシャルを放送していますし、ネットでの配信というのは時間および視聴場所の制約を受けず、見たい人は生中継と録画(見逃し配信)を自由に選べる分、自宅に戻ってテレビを見るよりも利用しやすい点はあると思います。

今後の事を考えるとネットが使える方なら、今でも例えば海外で独自に生中継されているサイトを探して見ることができ、さらにスマホやパソコンの画面の動画をテレビ画面に映るようにするChromecastのようなハードもあります。もちろん最近のテレビではテレビをネットに繋げば直接ネット配信のサービスが使えるものも出てきていますので、さらに導入のハードルは下がってきていると思います。

今回の世界体操ももし生中継が海外のサイトから見ることが可能だということがわかっていて、具体的な視聴方法を多くの人が知り得た場合、そちらで見て後から放送される地上波テレビは見ないことも十分ありえます。今まで通りテレビだけでスポーツを見ている方には更に難儀な時代にもなっていきそうな感じもするのですが、そうなると様々な視聴手段を持っている人がネット放送やオンデマンドに移行することで地上波テレビを見なくなり、地上波のネットによる同時配信すら選択外になってしまう状況にもつながりかねないと思うのです。

さすがにオリンピックのような大イベントで録画中継をメインにすることは今後もないでしょう。ただ単一競技であっても世界の一流のプレイが見られる世界選手権については、たとえ生中継だと深夜から未明になってしまうにしても、ネットのないご家庭でもリアルタイムで見られる状況にして追いていただきたいです。もともとテレビというものはリアルタイムを大切にしてきたメディアではなかったかと思うのですが、今後の状況を見ながら、私自身も今後、どのメディアを選んでいくのかを考えていきたいと思っています。


生の感動に触れる機会

唐突な話ですが、日本の男性アイドルの中でも「新御三家」と言われた方々のうち、西城秀樹さんが歌われた「走れ正直者」という楽曲をご存知でしょうか。著作権上の問題があるため具体的なリンクはここでは紹介しませんが、楽曲名で検索をかけたり、ストリーミングによる有料の音楽サービスを利用すればわざわざショップに買いに行かなくてもパソコンやスマートフォンから直接その曲を聞くことができるかと思います。

この曲はTVアニメの「ちびまる子ちゃん」のエンディング曲として使われたものですが、ネットですぐに出てきたウィキペディアからの情報によると、元々西城秀樹さんのファンだった作者のさくらももこさんが西城さんサイドにお願いし、アニメのエンディング曲として西城さんご自身が歌唱することになったということで、西城さんのシングル曲としてはちょっと毛色の変わった楽曲になっています。

「ちびまる子ちゃん」を読まれている方には今さらという話なのかも知れませんが、まる子ちゃんの同世代の方々で、彼女の生まれ故郷である静岡市周辺にお住まいの方なら、なぜ作者自身の投影であるまる子が西城秀樹さんの事をこれほど好きなのかということについて、ピンと来るものがあるのではないかと思います。

静岡県におけるテレビの民放はTBS系列の静岡放送(SBS)が最初で、今もラジオとテレビの放送を行なっています。その静岡放送が8月のイベントとして過去に行なっていたのが「フェスタしずおか」という夏休みに行なわれていた企画で、静岡市中心部の駿府城公園に仮設されたオープンステージには様々なアイドルや歌手が登場したのですが、今のロックフェスのように入場券などは必要なく、誰でも無料で見られたという事に大きな特徴がありました。

「ちびまる子ちゃん」の作品の中に、『「まる子フェスタしずおかに行く」の巻』という回があるのですが、この回はもちろん作者のさくらももこさんが実際にイベントに出向いた時の経験がちりばめられています。

ネットで調べると何でも書いてあるもので、この回は1975年の第4回だったのだそうですが、西城秀樹さんは1973年の第2回からの出演で、何とその後も出演を続け、「フェスタしずおか」といえば「西城秀樹」というようなイベント自体の顔として特別に静岡県民に親しまれたという事があります。

これは、誰でもそう思うことでしょうが、テレビで見ているだけでなく実際に目の前で歌っている姿を見たり、周りが人だらけで全くステージが見られなくても、同じ場所に有名人がいるという経験をしただけでも、それが後も自分の記憶として強烈に心に残り、その人がテレビに出ていたりすると応援したいと思うこともあるはずです。

これは私がさくさももこさんに確認できるはずもないので、あくまで推測の域を出ないところではあるのですが、彼女の小学生の時の強烈な「西城秀樹体験」が大人になっても心の中に残っていたからこそ、西城さんのファンを続ける中で自分の作品のエンディング曲として歌ってもらう機会が現われ、見事にそれが実現したのではないかと考えることもできます。

どちらにしても、もし静岡放送が夏のイベントで誰でも自由に招聘したタレントを間近に見られる機会を作っていたからこそ、当時の小学生・中学生など、とても自分のおこずかいではコンサートへ行くことも難しかった中で当時の一流のショーを見る機会に恵まれたのでした。そんなショーを見た多くの子供たちは、さくらももこさんのように直接何か目に見える方ではなくとも、何らかの影響があったのではないかと私には思えます。

現代は音楽については細分化が進み、なかなか家族そろって同じコンサートを見に行く機会もないと思いますので、なおさらこうしたイベントを開催する意味があるのではないかと思います。実は今年になって「フェスタしずおか」は静岡放送開局65周年の行事として復活し、昨日は西城秀樹さんも出演しました。残念ながらその日のセットリストには「走れ正直者」はないのが残念でしたが、ツイッターのつぶやきを見ると、ヤングマン(YMCA)を歌ったときにはステージは大盛り上がりだったそうです。私はというと、前日の土曜日に出掛け、その日のトリであった「サンプラザ中野くん」と「パッパラー河合」さんのステージを堪能させていただきました。

来年以降もイベントがあるかはわかりませんが、単なるイベントであっても、このような機会を作ってくれる所に住んでいたり、家族で出掛けられる方々は幸せだと思います。ここでは音楽フェスティバルの話になってしまいましたが、人の人格形成において、小さな頃に本物を体験することは改めて大事な事であるとも思えます。

旅行に出掛けてテレビでしか見たことのない物が実際のところどうなっているかを感じたり、普段食べることのできないご当地食を食べるだけでもその後の人生において大きな価値を生み出すことになるかも知れません。皆さんも、もし出掛けられる時間とお金があれば、普段の生活ではなかなか経験できない事を経験できるうちにやってみてはいかがでしょうか。


訪問販売の被害は金額の大小は関係ない?

最近は「押し売り」という言葉もあまり聞かなくなりました。刑務所を出たばかりでお金がないからゴム紐を買ってくれなどと、過去にはテレビドラマやコントでその手法がデフォルメされて演じられた事からそんな人が家にやってきたという体験を持っている方はそんなにいないのかも知れません。

私の場合はそのような知らない人を自宅のドアを開いて迎え入れることはありませんでしたが、かなり昔には毎年季節の変わり目になるとやってくる行商のおばあさんがいて、そういう方からは土地の名物などを購入することはありました。価格的にもそれほど高くなく、持ってくる品物も安心して食べられるものが多かったので、来てくれるのが楽しみだった頃もありましたが、今ではさすがに行商して歩く人というのは置き薬のメーカーの人くらいで、その他の人というのはどうしても胡散臭い目でみてしまいます。今の世の中というのは行商に出るというよりも、運ぶ人と売る人が分かれてきたことで、昔のような行商人のような職業は成り立ちにくくなったのだと思われます。

そんな時代の中でも自宅を訪問して物を売ろうとする人はなくならないようです。何よりもまず、こうした訪問販売が困るのが、そこに購入者のニーズが発生してない中でやってくるということです。過去に物干し竿売りを装い、物干し竿を法外な値段で売り付ける事件がありました。これは物干し竿くらいなら買ってもいいと思ってドアを開ける善良な消費者の行動を逆手に取り、声を掛けたこと自体が悪いかのように思わせて大切な消費者の財布の中味をのきなみ抜き取って行くのです。

最近、静岡県の東部で被害が出た事例として、「みかん」「オレンジ」の訪問販売についてのトラブルが小さなニュースになっていましたので、同様な事例が全国で起きないとも限りませんし、ここで詳しく紹介させていただきたいと思います。

今回の事例ではかなり強引な手法が特徴なのだそうで、最初は「オレンジ一箱2千円だから」と安い価格を提示し、いざ代金を払う段になって、1万8千円という金額を請求されたケースもあったとか。この手法はまさに現代の「押し売り」の手口で、財布の中味を確認してから「売り値」を決めていたのかも知れません。

もう少し知能犯になると、一箱では2千円に間違いないものの、普通ではとても売りものにならなそうな柑橘類を大量に押し付け、5箱で1万円という風に強引に売り付けるような場合もあるかも知れません。自宅の中での事とは言え、購入する側がお年寄りの一人暮らしだとしたら、なかなか断ることもできずに相手に押し切られてお金を払ってしまい、さらに被害にあったことを誰にも相談できないことも多くあったのではないかと思われます。

このフルーツ販売が地方紙といえども注目されるニュースになったのは、多くの被害者がいたであろう中、勇気を出して警察や役所、消費者生活センターに相談することで事件となったからでしょう。これだけのひどいことをしている業者なら過去に同じような事で摘発されている可能性もあるので、業者の特定も可能になる場合もあります。もちろん、購入側でも領収書をもらったり、車に屋号が付いていたらメモや写真を撮るなどして控えるなど、お金を払ってしまった後でも対策はやりようがあります。さらに脅し取られたように支払ったお金についても、誰かにすぐに相談することで今の日本には消費者を保護するための「クーリングオフ制度」があり、大体購入後8日間までに届け出れば制度の対象になります。今回の事例でもこの制度を使って業者に品物を返し、代金を返してもらったケースもあったそうです。というわけで、できれば支払ってしまったとしても諦めずに相談に行くことが大切だと思います。

しかしながら、このようなニュースにならない強引な押し売り的手口によってお金を払ってしまって悔しいと思っている方はまだまだ存在しています。こうした訪問販売のトラブルというのは、金額が低いからといって許すことができるものでもありません。購入した人が支払いの段になった時にこれは危ないと思えるような高額請求でもなく、相手の物腰も柔らかく、まさかこういう人が自分のお金をかすめ取っているとは考えにくいケースもあります。それは例えば、和菓子・洋菓子・珍味など数百円から数千円などのものを売りに来るような人たちであったりするのではないでしょうか。

この種の人は私自身も遭遇したことがありますが、地方の家や事務所などを回っているようです。もし食品を買って欲しいと自分が言われた場合、消費者的にはスーパーやコンビニで自分の好きなものを好きな時に買った方がいいので、価格も自分からお店に行けば安く済むからと、今食べたくないと一切の購入を断っています。また、地元では買えない地方のお菓子ということで売って歩くケースもよく聞くのですが、それならネットで注文した方が確実にその地方のレアなお菓子をいただくことができますし、一切購入しませんが、一個で数百円なのでと泣かないでも健気に購入を頼まれるとつい購入してしまう人もいるのでしょう。そういう人がいるのでこういう商売が成り立つのかも知れません。

多くの方は振り込め詐欺の手口についてはテレビのワイドショーなどでその手口を知ることはあると思いますし、地元の警察や銀行では注意喚起も行なわれているとは思いますが、訪問販売についてはそこまで告知されていないというのが実際のところなのではないでしょうか。

そんな訪問販売でもあからさまに昔の「押し売り」のような体でやってくる人は話題にしやすくニュースとして登場することもしばしばありますが、そうでなくあくまで普通の販売をするような感じで押し付けるように少量の食べ物を売る輩というのは、ちょっと厄介です。実際に摘発されることを考えた上でのマニュアルもあるのでしょうが、購入者の善意につけこんで押し売りのような事をするケースについても、多くの人が情報を共有すべきだと思います。それでも買いたいという人を除いて、お金を払いたくなく自分のために使いたいと思っている人には、いくら健気に進められても自分の生活というものもあるわけですから、無理に買ってあげる必要というものは決してないと私は思います。悪質な業者に遭遇したらすぐに相談するのと同じように、その場での毅然とした対応が自分の身を救うことになるでしょう。


「痴漢冤罪保険」は本当に有効か?

私は日々の生活の中で混んでいる電車に乗って移動することはまれで、ほとんど自動車での移動を主にしているので、電車で移動することがほとんどの人と比べると最近言われている「痴漢冤罪被害」に遭遇する可能性はそこまで多くないと思います。

しかし、毎日通勤でラッシュアワーのさなかに電車に乗らなければならない人にとっては、もし自分が知らない女性から身に覚えのない痴漢として告発されたらどうしようかと思うでしょう。そうした不安を解消するためか、いわゆる「痴漢冤罪被害」について対応する保険があり、その申し込みがかなり増えているという事がニュースになっているということを知りました。

ネットで調べるとその保険についての詳しい内容が紹介されているページが見付かりましたが、正確には「男を守る弁護士保険」というのが今回紹介する月額590円の保険になります。大きなこの保険のポイントが、いざ自分が痴漢をしたと言われた場合に無料で弁護士を呼ぶことができるということになっています。ただし、私がこの保険に入ってもあまり意味はないということがわかりました。

というのも、この「痴漢冤罪ヘルプコール」というサービスは平日の7~10時、17~24時のみに利用でき、土日祝日は対象外になってしまっています。つまり、レジャーで首都圏に遊びに来ていて痴漢と間違えられても、ヘルプコール自体ができません。

さらに言うと、このヘルプコールができるのは1年間の保険期間中に一回のみと決まっています。一度助かっても、残りの期間についてはこの保険の一番のキモであるヘルプコールが使えないというのではあまりうまくありません。痴漢冤罪の発生は満期日まで待ってもくれないので、心配症の方は一部は自分で何とかする気概がないと困るということにもなります。

まず、準備しておきたいことは、自分の電車を利用する時間に合わせ、さらに土日祝日24時間電話での受付に対応している弁護士事務所をリストアップし、その番号をスマホやガラケーに登録しておくことです。特に土日祝日対応をしてくれる所は限られると思いますので、全く知らないところであったとしても電話帳に入れておいていざという時に備えましょう。その際、電話帳ボタンを押したらいの一番にその番号が出てくるように弁護士事務所の名前の前に「ああ」のように五十音順で最初に表示するための文字を付け、表示のための工夫もしておくのがいいでしょう。

次に必要な事は、ニュースの中でも言われている手順で身の潔白をしっかりと主張することと、いざという時に物を言う証拠を自分で確保しておくことです。具体的には車に乗った時のドライブレコーダーのようなものがあれば、もし言われのないことで罪に陥れられようとも、動画の形でしっかり保存されているものをまずは弁護士さんに託せば、しっかりとした証拠として相手側と交渉してくれるでしょう。

実際、そんなものがあるのかと言いますと「メガネ型ビデオカメラ」というものが存在するようです。電車に乗った直後からカメラレンズのある所に見当を付けて正面で手を組んだり吊革に両手を預けてぶら下がっている状態で録画しておけば安心です。こうして録画した動画は客観的な証拠として録画していたメモリカードを弁護士とともに確認の上、自分を守るための主張の材料とすることができます。

歩いていて常に自分の回りを録画するには現状ではこの方法が一番無難な気がします。今後は痴漢冤罪被害に特化したものが出てきてくれると有難いですが、今回紹介したようにテレビでその名前だけが独り歩きしていく感じのある「痴漢冤罪保険」のカバー適用外になっている方は、紹介したような保険に頼らない方法も考えておく必要があるのではないでしょうか。


あらぬところに大切なものが落ちたら?

ブログにしても人と話をするにしても、自分のやった失敗でもつい「友人の話なのですが……」と言ってしまいがちになりますが、今回はあえて自分の失敗を紹介させていだこうかと思います。

写真は今回の失敗の原因となった車とバイクと自転車のカギと、メジャーや小型ドライバー、マグライトやUSBケーブルまで付けたカギの束です。なぜこんなに付けているかというと、もし落とした場合に側溝などの小さな隙間から落ちることを恐れていたということがあったのですが、何とこれだけ付けていても落ちる時は落ちるのですね(^^;)。ただ今回落ちたのは側溝よりも更に厄介なところでした。

落とした状況というのは、いつも訪れる仕事上のお付き合いのある事務所に行くのに市内でもかなり大きな商業ビルに入り、そこからエレベーターに乗ろうとしたのですが、ドアが開いて入ろうとした時に手に持っていた鍵束がするりと下に落ち、あろうことかエレベーターの入口の隙間からそのまま入ってしまったのでした(^^;)。一つわかったこととして、いくら沢山のものをキーホルダーに繋いだとしても、一つ一つが穴に落ちるだけの物をつなげただけでは落ちる可能性はあるということです。これはスマホやタブレットにも当てはまるでしょう。もし落ちる方向が悪かったら、薄型ではなくてもスマホやタブレットくらいなら同じくらい落ちてしまう危険性はあるということになります。

その時はさすがに一瞬何も考えられず心の中が真っ白になってしまいましたが、そのまま下に落ちたままでは車も使えなくなってしまいます。そこでエレベーターの中にあるエレベーターの番号と問い合わせ先の電話番号を控え、とりあえず電話をしてみました。詳しく話をしたら、当日中に作業にかかってくれるということだったので待っていたら、1時間くらいで鍵束を拾ってきてくれました。たまたま落としたところが、それ以上に下のない地下一階から乗ろうとして落としたことが良かったのかも知れません。

その際、心配になったのが、場合によってはエレベーターを一時止めなければならないので、金銭的な請求があるかということだったのですが、管理会社の人にその話をしたら請求をすることは今回のケースでは無いということで、その点でもほっとして、多少車を出すための駐車料金が追加でかかったものの、無事に鍵束も手元に戻りました。これだけ早く作業をしてくれたエレベーターメンテナンスの会社には感謝しかありません。

このような経験をしてしまうと、やはり今後気を付けたいのは鍵束を裸のまま持って歩かないということの大切さです。少なくとも鍵束をバッグかポケットの中に入れておけば、もしバッグを落としたとしても隙間に落ちることはなかったと思います。

今回のことで、過信してたかをくくるように日常を過ごしているといつかはしっぺ返しを食うということが改めてわかりました。私の場合は重大な損害を被ることなく、時間もその日のうちに解決できたので良かったですが、同じことが国内・海外の旅行先で起こってしまったとしたらすぐに合い鍵を取りに行くこともできませんし、現地での対応が遅れれば旅行の日程そのものにも影響が出てきたかも知れません。

場所にもよりますが、さらに電車を利用する場合にはホームの下に勢い余って落としてしまうかも知れませんし、都市にはまるでブラックホールに吸い込まれるように小物を吸い込む隙間は多くあることをまずは自覚しましょう。もし自分の不注意で物を手から落としてしまうことがあっても、今回の私のように一気に隙間に吸い込まれて血の気が引く経験をしないように気を付けて下さい(^^;)。


Amazonセールやクーポン利用について心掛けたいこと

このブログでは具体的な商品を紹介する場合、直接アマゾンの商品ベージに飛ぶリンクを付けている時があります。アマゾンへのリンクを付けているのは、他の買い物サイトと違い、アマゾンの商品というのは生産終了後であっても業者や個人が同じ商品(新品も中古品も混ざってはいますが)を出品することで、出品者が付けた価格で販売が継続されるという特徴があります。

そのような「定価」ではない出品者が値付けをした金額自体は、一般的な中古市場価格を必ずしも反映はしないのですが、クリックすれば即座に買えてしまうので、どうしてもすぐ手に入れたいと思う人には一部ありがたいこともある仕様になっています。

ただ、今回はそうした仕様のおかげで落ち込んでしまいかねない「安売」「セール」「割引」についての注意点について紹介させていただこうかと思います。というのもこんな事を書いている私自身がその落とし穴にはまりそうについ先日なってしまったので、十分気を付けてほしいということを、自サイトからアマゾンの商品ベージにリンクを貼らせていただいている立場からの紹介です。

まず、私自身のケースについて、今回こんな事を書く気になった顛末を書きます。たまたまネットでの安売り情報の載ったサイトを見ていて、前から購入しようかなと思っていた家庭雑貨が、レジに入れると期間限定の50%オフで購入できるという情報に行きあたりました。アマゾンでの価格が15,000円くらいのものなので、半額なら7,500円となり、こんな価格ではとても普通には買えないものだっただけに、かなり色めき立ちました。

リンク先の商品の価格が、安売リ情報サイトで書かれている価格と同じであることと、アマゾンプライム向けのマークが付いていることを確認し、在庫が「残り一点」となっていたことから、購入へ向けて進んで行きました。カートに商品を入れてクレジットカードの番号まで入力し、さあいよいよ購入決定という段階にまでたどり着いたのですが、そこで表示されている金額は最初の表示のまま変わらず、普通なら最後まで行けば金額も半額になった価額の表示になるのになと思いながら、このまま「注文を確定する」ボタンを押してしまおうかと思ったのですがここで何とか踏みとどまることができました。

というのも、過去に同じようなセールで購入した際に注文確定前にちゃんと割引かれた金額に変わっていたのに対し、今回の最終画面では最後まで金額が変わっていない事が心の片隅にひっかかっていたからです。もしかしたらこのセールでは、注文が確定した後に半額で決済されるのではないかとも思ったのですが、もう一度気を落ち着けて商品をカートに入れたまま、改めて私が買おうとしている商品についての説明を読んでみたのですが、実は一つ読み飛ばしていた所がありました。

今回の商品についていた価格は情報サイトで見た価格と同じで、さらにプライムマーク(プライム会員は送料無料)も付いていましたが、実は注文しようとしていたものは、アマゾンが提供から配送まで全てを取り扱う商品ではなく、マーケットプレイスに出品した業者が出品したものでした。しかし、この業者は商品を直接送るのでなくアマゾンを経由して送るという方法になっていました。

結論から言うと在庫表示の下のところに「この商品は、○○○ が販売、Amazon.co.jp が発送します。」と今回書いてあったのですが、この状態でプライム会員マークが付いていれば、その商品はアマゾンが提供したものでなくても、すぐに発送されたり送料が無料になるプライム会員特典はそのまま付きますが、アマゾンの行なうキャンペーンの対象にはなりません。

マーケットプレイスでの出品の中には「出品者からお求めいただけます。」との表示があるものもあるのでわかりやすいですが、今回の場合はプライム会員にはありがたいアマゾンからの発送が無料になるプライム会員特典が付いていたためか、セール対象のような誤解を受けやすいケースであると言えます。ですから、期末・ボーナス・ゴールデンウィーク・クリスマス・年末年始にあるセールや割引、クーポン利用での購入の場合は、私が途中までハマってしまったように、良く内容を見ないで注文してしまうことは避けたいものです。このページをご覧の方は、それぞれ十分に購入内容を確認してから注文することをおすすめします。

ちなみに、セール対象になる商品には「この商品は、Amazon.co.jp が販売、発送します。」との記載があります。私が商品ページを見た時には、恐らくアマゾンが販売・発送する商品は売り切れていて、同じアマゾンから送る形で出品している別業者が商品リンク先から一番最初に表示されていたので間違ってしまったのだろうと思います。

そんなわけで、セールの時期、実際に値札と現物を確認して購入できる実店鋪での購入とは違い、アマゾンのネットショッピングを利用する際には出品者に悪意はなくても、購入する際に気を付けなければならない数々の注意点がありますので、十分にその事を理解して自分はセール品を買えているのか? という観点から注文の最後のボタンを押す前に確認することを忘れないで下さい。

そんなわけで個人的には安い商品を買いそびれてしまったわけですが、今後は情報集収のスピードを早めにして、まだ材庫があるうちに注文できるような余裕を持ってセールに対していきたいと思います。ちなみにこのブログではそうしたセール情報を提供するだけのスキルはございませんので(^^;)、有名な買い物サイトの方でご覧になる方がいいのではないかと思います。


スマホを使った電子マネーはどうなっていくのか

一昨日になりますが、BSジャパンの「ケータイ30年~世界は手のひらから変わっていく~」という日本の携帯電話の歴史から今後への展望について解説した2時間番組を見ました。その中で思ったことは2つあります。

一つは、日本の携帯電話市場においてユーザーよりも大手キャリアが通信料や手数料で稼ぐビジネスモデルを確立するに従って、それまで優位に進んでいたかに見えた海外のシステムに追い付かれ、現在は必ずしも日本が世界一と誇れるものは少なくなったということと、もう一つはあえてハードによって実現が難しいような技術を使わない決済手段が普及した中国のしたたかさです。

番組では「アリペイ/Alipay(支付宝)」という電子マネーについて紹介していましたが、番組を見ていて興味を持ったのはその決済の方法でした。スマホ内で自分の持っているアリペイを決済するのに、まずスマホでQRコードを表示する画面を出し、お店側はそのQRコードを読み取ることでスムーズに支払いを行なっていたのです。これならあえてNFC機能をスマホに要求することなく、どんな低スペックのスマホでも自由に電子マネーを使えることになります。お店側にとってもそれは同じです。いちいち専用の読み取り装置をパソコンやスマホ・タブレットに繋がないと決済できないのではなく、今やどんなスマホ・タブレットにも付いているカメラにQRコードを読み込ませればそのスマホやタブレットが決済用のマシンになるわけです。

今まで日本でも多くの電子マネーがありましたが、そこまで普及していないというのは、今でもベクトルが電子マネーを使うユーザーの方ではなく、どうにかしてシェア1番を取って儲けたいという運営会社主導の動きがあるのかと疑いたくなるような、なかなかどのお店でも便利に使える電子マネーが出て来ない状況にあるのではないでしょうか。さらにそうした電子マネーが出てきたとしても、それほど裕福でないユーザーや、個人で行なっているごくごく小規模な商店でも簡単に導入および利用ができるようにしなくては日本のどこでも使えるような電子マネーの実現には結び付かないような気がします。

現代の日本では日本全国ドコモのネットワークを借りて事業をしているMVNOのSIMを使えば、月約300円から500円くらいの低コストでも最大200kbpsで通信できるシステムを使え、SIMフリーの格安のスマホやタブレットは、場合によっては1万円を切る価格で販売されています(中古白ロムで決済だけの目的に使う事しが考えないハードなら更に安く入手可能でしょう)。その程度のコストなら決済専用の端末として導入しやすいでしょうし、それ以前にネット通信可能なスマホを持っていれば、あえてハードの導入をしなくても今の負担を増やすことなく現金以外に電子マネーの決済を行なうことは物理的に可能なのです。

問題は、そうしたシステムを実現されることで既得権益を失うからと抵抗する勢力をどう説得するかでしょう。先述の中国のアリペイのようにユーザー同士の送金に手数料をなくし、お互いにアリペイを持つ人同士なら自由にお金のやり取りができるようになれば、当然今まで多額の振込手数料で潤っている銀行が反対するでしょうね(^^;)。ただ、もし今まで銀行経由で振り込んでいたものが、全て電子マネーでできるようになれば、日本のお役所はかなり助かると思いますし、納税や各種料金支払いも銀行引き落としでなく電子マネーの送金による手続きで済むなら、今まで銀行に入っていた手数料分が多く市場に流れるわけで、それだけでも経済的には良い傾向につながるのではないかとも思えます。

また、いわゆるYouTuberのようにネットからの発信をする人の生活の糧についても、今までのように広告収入に頼るだけでなく、まさに大道芸人のように見て面白いと思った人が電子マネーを送金することにより直接支援することができるようになるでしょう。この仕組みが一般化すれば、一発芸に近い動画作りだけでなく、自分の持っている「芸」をネットで発信することによって直接収入が得られることにも繋がります。経済的な点だけでなく、いわゆる芸能のジャンルだけではなく、音楽などのエンターテイメントの発信源についても、スポンサーの顔色を伺わずとも好きなことができるような状況も来ますし、誰かを援助したいと思った場合にも迅速になおかつ直接支援できるようにもなっていくでしょう。

送金額が少なくても手数料がかからなければ中間マージンをカットして、ユーザーの想いが直接援助に振り向けられますし、多くの人が同時に動けば動くほど大きな力に変わっていくので、現在の社会制度の至らない所を電子マネーが一部解決してくれるような世界も、あながちそう遠くない時期に実現できるのではないかという風にも考えることができます。

ただ、今後の日本の携帯電話の未来について考えてみるにつけ、例えばドコモで「dポイントカード」、auの「au WALLET」、ソフトバンクモバイルの「ソフトバンクカード」はそれぞれが特色があるものの、キャリアの契約に紐づけされているというところに限界があるように思います。各社がそれぞれポイントカードを作るのではなく、携帯キャリアのポイントを共通のポイントや新たな電子マネーに移行可能にすることができれば、日本でも本当にお財布代わりに電子マネーをどこでも利用できる未来が来るかも知れません。

しかし、現状のような群雄割拠が続く時期が長びけば、それぞれのプレーヤーは体力をそがれて倒れるものも出てくるでしょう。その時に満を持して海外から巨大なプレーヤーが利益を根こそぎ持って行ってしまうような未来も一方では見えてくるわけですが、その時の日本は一体どうなっているのか、もしそうなった時のことを考えるのも気が重い未来になっていないことを祈るのみです。


車から出る様々な警報音・警告音について考える

多くの車では、キーを付けたままドアを開けた時に高い音での警報音が鳴るようになっています。私自身はこの音が聞こえれば車は正常かどうか見るためのものとして利用しているような感じなのですが、世間ではこの音について様々なご意見があるようです。

一般的な感想としてはこの音がうるさいという声で、具体的な車種ではこうやれば音が小さくなったり音を止めることができるという内容が書かれたウェブページも見付けることができます。車中泊を多くする方なら、深夜に駐車場に出入りする際、多くの人が車の中で寝ている事が予想される中、たとえ小さな警告音でも意外と気になる人はいるものです。盗難防止用のけたたましいクラクション鳴らしのパターンのように、説明書の通りにセットすると消せるようにできればいいのですが、さっとネットで見た限りではそのような方法でないやり方で音を小さくしたり消したりを行なっている方がほとんどだったので、どうしても気になる方は購入店で相談するしか無いでしょう。

また、音のパターンによってはすごく気になる音の高さのパターンか、割と平気で聞いていられる音のパターンなのかは、実は購入時に試し聞きできる機会を持っているわけです。ですから小さな音でもかなり気になるという方は、購入車種を絞る中で、実際にお店に行って各種の警告音警報音は自分に合っているかなんてことも確かめるべきなのかも知れません。

そんな中、たまたま私が先日遭遇した話をさせていただきたいと思います。上記のようなパターンとはちょっと変わっていて、音を消したいという考えとは全く反対のケースです。その方は古いスズキのエブリィワゴンに乗り替えたばかりの70代の方だったのですが、以前乗っていたホンダのアクティバンと比べるとキーを付けたままドアを開けた時の警報音があまりよく聞こえないので、もう少し大きくできないかというのです。そう言われて私自身も聞いてみたのですが、古いエブリィワゴンの警報音はかなり高い音が「ピーピーピー」と早く鳴るような感じなので、もしかしたらあの「モスキート音」のように加齢の度合によっては聞こえにくい場合もあるのかも知れません。

よく、高齢者の運転について、視野が狭くなったりアクセルとブレーキを踏み間違えたりという事例で語られがちになりますが、今後の事を考えると、車内の様々な警報音を聞き逃すことで生まれてくる不具合や危険についてもメーカーの方にも考えていただいた方がいいような気もするのです。

例えば、ライトを点灯したままキーを抜いた際の警告音が聞こえなかったらすぐにバッテリーを上げてしまうでしょうし、キー差し警告音が聞こえにくい場合、キーを差したまま車を離れることで車自体を盗まれる危険性があります。さらに事故に繋がりかねない想定として、ギアを「R」にセットした時に本来鳴っているはずの警告音が聞こえなかったのでまさかアクセルを踏んで車が後退するとは思わず、アクセルをふかしてしまって事故になってしまうこともあるかも知れません。

こうした警報・警告音について、ここまで説明してきましたように運転する人の年齢や車を利用する状況によって音がしない方が良かったり、逆に音が運転者に聞こえるくらいまで大きくできた方が良かったりする場合が出てくると思います。スマホやデジカメでも全ての本体から出る音の大きさを調整できるようになっているので、運転席から簡単に可変できるように考えられた人に優しい車というものも、これからの高齢化社会の到来を控えて必要になってくるのではないでしょうか。


小銭を必要とされない社会はすぐにやってくるか

スマホを使った決済が一般化するにつれ、お店で物を購入する際に支払う方法についても従来の常識だけを持っていると対応できないような状況というものが次第に明らかになってきたような気がします。例えばJRの電車賃について、現金で支払う場合とSuicaで支払う場合の金額が微妙に違っていて(Suicaでの決済は一円単位の運賃)、利用回数が多くなれば多くなるほどSuicaで決済をした方が有利になってきています。

ただし、多くの現金をSuicaにチャージした状態でSuica自体を使わなくなってしまえば、それまで「お得」だと思っていたSuicaの方が、現金を使った場合よりもコストがかかってしまうケースも有りえます。Suicaの場合は電車だけでなく日々の買い物もできますから使い切れないこともないではないかと思うかも知れませんが、貯金通帳に残った僅かな預金と同じように少額でも、ちりもつもれば大きな額になり、わずかに残高が残されたカードが多くなればなるほど、カード発行元が先払いしてもらった資産が増えていくというわけです。これはプリペイドカードに共通の仕組みですが、それがいやだからとかたくなに現金にこだわる人もいるわけです。

先日、最近めっきり増えてきたセルフのガソリンスタンドに行ってきたのですが、そこでも現金にまつわる機械の変更が行なわれていて、支払いをあくまで現金にしたいと思う人にとってはきびしくなってきているなと感じることになりました。

というのも、スタンドで新たに配備された機械にはお札を入れる投入口しかなく、入金できる最低の金額は千円からになっていました。原付の給油などタンク容量の残りによっては5百円もかからずに数百円で満タンになってしまうような場合でも、500円や100円硬貨が使えないとなると、お小遣い前で残金数百円でも原付にガソリンを入れたいとやってきた高校生は、お金を借りたりクレジットカードが使えないとそこのガソリンスタンドでは給油できないということになります。

そうでなくても現金決済派としてはできるだけ財布の中味を小銭で満たしたくないために、あえて紙幣を持っていてもそれを使わずに、細かいお金を出したいと思うケースでも紙幣の利用だけに限定され、さらに小銭入れが膨らんでしまうということになってしまうわけです(^^;)。

こうした最新型のスタンドの姿が、未来の決済の主流になるかどうかはわかりませんが、今後小銭はできるだけ使わないで、基本はクレジットカードや電子マネーということになると、少なくとも電子マネーはどのジャンルのどのお店でも使えるようにしないと、クレジットカードを持つことのできない人がかなり生活しにくい社会になるのではないかという気がします。

さらに、電子マネーの場合クレジットカードに紐付けして自動的にチャージしてくれる機能がありますが、それが新たな消費を喚起するのはいいとしても、月末から月初にかけての支払いが滞る原因になってしまうと、最悪の場合ローンが組めなくなったりすることもあります。プリペイドタイプで使う都度現金をチャージするような電子マネーなら無駄遣いもないでしょうが、日々のお財布代わりとしてオートチャージタイプの電子マネーを使っていると、人によっては現金を使う場合よりも財布の紐がゆるくなるケースも出てくるでしょうから、これまで以上にどうやって自分の収入の範囲で生活費をやりくりしていくかという事について考えなければいけなくなるのではないでしょうか。

私の場合ですが、そうしたオートチャージタイプの電子マネーである「iD」や「QUICPay」は両方持っていますが、これはあくまでも旅先などで財布を無くしたりした緊急事態を想定して持っているに過ぎず、毎日の生活用品を購入するのに使うほど自分の金銭感覚には自信を持てないというのが実情です(^^;)。

ただし、今回紹介したガソリンスタンドのように現金よりもクレジットカードや電子マネーを利用する事を前提で社会のシステムが整っていく可能性もあるので、例えばお子さんにお小遣いをあげるのも、交通費を含めてSuicaで一括して払い、月はじめの一週間で全ての電子マネーを使い切った後の切なさを実感させるような事もたまには必要になるのかなという感じもします(^^;)。

そうすると、自由に使えるお金を増やすため電車を目的地の手前で降りて歩くという技を使ったり、自分でポイントの付くお店やイベントを調べて計画的にお得に電子マネーが使えるように工夫するようになるかも知れません。

ただ、現状では小銭が使えなくなるような感じで社会が変わっていって欲しくないとも思うことがあります。個人的には来たるキャッシュレス化社会に備えながら、現金というものの有難みも感じつつ、無駄にお金を使って後で困らないように今以上に気を付けていければと思っています。