バブル時期に作られたスキーリゾート用の高層マンションが格安で売りに出されているというのは以前から知られていると思います。たまたまテレビを見ていて、新幹線の越後湯沢駅から苗場に向かい、そこで売りに出されているリゾートマンションの内見をしている番組があったので見てみました。
たまたま、オンエア中に内見をしていた物件名でネット検索して、その詳しい情報を見ようと思いましたが、考える事は同じとみえて、私の見ようとしていた検索上位のサイトはアクセス集中によって見られなくなっていました。
時間を置いてから改めてその種のページに行き、越後湯沢駅周辺の物件情報を見てみたのですが、番組で紹介されていた内見物件の最安値、売価10万円の物件は結構ありました。地理的な情況もあって、住民なら使える温泉(?)の大浴場があり、月々の管理費と修繕積立金、さらに水道基本料を合わせても2万円くらいで住めそうな物件もあり、なかなか面白い物件だとは思います。
ただ、私の場合はちょっと無理だと思ったのは、新潟のスキーリゾート用の物件ということで、冬は雪の影響があるということです。恐らく、こうした物件に住むためには車が必要になることが多いと思うのですが、冬になる前にスタッドレスへの履き替えが必要ですし、雪道を運転する経験が少ない人はやはり雪道運転はリスクが高いと思います。
また、今の住んでいるところは太平洋側で冬でも太陽の光が窓から入ってきますので、雪かきの必要がないだけではなく、洗濯物を外に干せ、さらにはソーラーパネルをベランダに設置してポータブル電源への充電が年間を通じてできるという大きなメリットがあります。
安い物件を購入しようとする方の中には、年金生活でも家賃負担がなくなれば大丈夫ではないか? という風に考える方もいるかも知れませんが、一年を通して住むとなると、毎日の買い物はどうするのかとか、光熱費などはどうなるかなど、単に個人が我慢できるレベルに収まらない状況が出てくる場合があります。現在の私の住居も、数年住んでいるうちに何とか今後も暮らしていて我慢できるところと、我慢できないところがはっきりとしてきました。
ごくまれではありますが、電力会社との契約を最少限に抑え、徹底的にライフラインを絞るような生活をされている方もいますが、私は基本的には自分で楽しめるところだけライフラインの代替を行なうくらいがちょうど良いと思っています。夏になったらエアコンをつけっぱなしにしますし、冬の太陽が出ていない時にはかなり部屋の中は寒くなるので暖房を付けて過ごします。
何事も、無理をしないで生活できるのならば、昔のリゾートマンションに引っ越して悠々自適の生活というのも良いと思うのですが、今のところは今の生活がバランスが取れていると思うので、自宅を拠点にしながら色々なところに出掛けてリゾート気分を楽しむような生活の方でいいかな? と思っています。
それでも、ご自身の生活にぴったりはまって、無理をしないで収入の範囲内で余裕を持って暮らせるなら、苗場に限らず格安のリゾート物件を探してみるのも面白いのではないかと思います。まず、テレビで紹介されてしまったら穴場ではなくなってしまいますので、今後はそんな事も考えながら気に入った場所へ出掛けてみたいですね。