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社会がおかしくなるとスポーツについても純粋に楽しめなくなってしまうのではないかと心配すること

日本国内では昨日までMLBのワールドシリーズに注目が集まる中で、NPBの日本シリーズも並行して行われていて、その試合の中で色々な事が起きていて、個人的にはちょっと見ていて試合をしている選手たちがかわいそうに感じることがありました。

MLBのワールドシリーズでは、LAドジャースがNYヤンキースに敗れた試合の中でちょっとした騒動がありました。ヤンキースの選手が打った打球がちょうどフェンスとグラウンドとの間のぎりぎりのところに上がり、そのボールをキャッチしようとしたドジャースのムーキー・ベッツ選手のグラブから強引にボールを取ろうとしてベッツ選手の手を掴んで落球させた地元ヤンキースファン二人の取った行動が大きな物議を呼びました。

二人はヤンキースタジアムのシーズンシート(地元の試合を年間にわたっていつでも入場して見られるチケット)を取得していて、選手との距離が近い場所に陣取っていたらしいのですが、160分の1のリーグ戦ならそこまで注目されることはなかったのではと思いますが、米国だけでなく他の国々からも注目されているワールドシリーズで起こしてしまった暴挙に、その試合はヤンキースが勝利したものの、グラウンド外でのネットやマスコミを中心にこの騒動は拡散され、試合内容とは関係ないところでヤンキースファンが非難されることになりました。

昨日の試合は、途中まで見ていてこれはもうヤンキースの完全なる勝ち試合だなと思って見ていたのですが、まさかの展開でドジャーズが追い付いた中でヤンキースの守備のミスが重なってしまったのですが、もしかしたら前日のヤンキースファンの騒動がわずかながら選手の心に影を落とす中で起きてしまったのでは? とも思えるような感じもしました。当然選手はプロですので、グラウンド外の騒動など気にせずプレーに集中しているとは思うのですが、チームを応援するファンは、まず選手の余計な気を遣わせないように、試合の進行を妨げるような行動を取らない事がチームのためには必要ではないかという気がしました。日本国内では日本選手が活躍したドジャース称賛の声が大きいのですが、落球したジャッジ選手や、一塁ベースカバーが遅れたコール投手が心底気の毒で、ぜひ昨日の試合を糧にしてさらに飛躍して欲しいと思わずにはいられませんでした。

日本国内の日本シリーズでも、ソフトバンクホークスのファンと思われる人の指笛について、ベイスターズの東投手が気にして審判に訴え、審判も場内アナウンスで試合の進行を妨げるので指笛を投球直前に鳴らすのは止めて欲しいとアナウンスしたにも関わらず、再度鳴らしていたことで試合が止まってしまって以来、ソフトバンクは得点が取れなくなってしまいました。今後の展開はまだどうなるかわかりませんし、指笛の騒動が試合の内容に影響を及ぼしたのかはわかりませんが、少なくとも応援するチームの調子が下がるようなきっかけを作るような騒動を起こすべきではないでしょう。もし、最初の審判の注意に従って指笛を一回で止めていたら、シリーズの流れが変わっていたのではなどという憶測を呼ぶことはなかったでしょう。

現代社会はネットで色々なことが広がってしまうので、実際に現地に見に行って周りから顰蹙を買うような行動をすることだけでなく、テレビ観戦をしている中でネット上でつぶやいたことが大きな騒動になってしまうことが色々と出てきました。サッカーJリーグの町田ゼルビアに関する様々なピッチ外での論争および誹謗中傷が騒動になっていますが、これも現地で見ている人だけでなく、テレビやネット配信の中継を見ていた人、さらには直接見ないでネットで騒いでいるのでその情報だけを見て騒ぐような人もいて、町田側がネットで発言した人に法的措置を取るというかなり深刻な状況になってしまっています。

私の地元の清水エスパルスも、今年何とかJ1への復帰を果たしたものの、昨年はぎりぎりのところで東京ベルディに敗れてJ1昇格がならず、PKを献上したDF選手に対する非難はネットでかなり炎上したのを覚えています。応援しているチーム・選手について自分の意見を世界に対して発信できる今の時代には、ファンの行動や発言の暴走が選手やチームスタッフに影響を与え、本来は応援しているチームの調子を崩してしまう事も起きているのでは? と思うこともあります。

その昔、日本でサッカーワールドカップが行なわれた時、海外の「フーリガン」が日本にやってくる事について一部ではなーバスになっていました。フーリガンとはサッカーファンとは違い、社会の状況に不満を溜め込んだ人たちがサッカースタジアムの中で殴り合いなどの大騒動を起こす人たちの事で、一般のファンとは区別されています。そうした人たちが日本にやって来たらどうなるのかと、当時は私も心配をしていたのでした。ワールドカップ当時は日本の社会はスポーツ自体を楽しもうとする人が多く、単に騒ぎを起こすためにサッカースタジアムにやってくる人がいるというのは個人的な理解の外の話だったのですが、日本国内の社会情勢が変化する中で、こうしたスポーツ会場やネットでの騒ぎを引き起こす人たちは、増えることはあっても減ることはないのではと思うところもあります。

私は、特定のチームの熱狂的なファンではありませんが、大きな試合は比較的ジャンルにとらわれず見ることが多いです。その中で、突然プレー以外のハプニングで試合が中断したり、試合後のネットにおける騒動で明らかに影響を受けているのではないかという選手やプレーを見るというのは、本当に残念としか思えません。その原因の一つに、スポーツ以外の、社会に対する不満を溜めた人たちがいるのだとしたら、選手たちはそうした誹謗中傷に関してはあえて対応する必要はないのではと個人的には思います。今後こうした事がエスカレートすると、競輪・競馬・オートレース・競艇のようにプレー前の選手が、シリーズ開催中に限りスマホ使用禁止でもしないと、選手のメンタルを守れないのではと心配になります。

商品名で検索しても紹介のネット記事には価格は「オープンプライス」としか書かれていない現状を憂う

このブログでは、自分で購入した商品を中心にではありますが、ネット記事で自分が面白いと思った商品について、実際に使ってはいない場合でもメーカーの出しているスペックを中心に紹介することはあります。先日も、個人的には面白いと思える商品を見付けて、このブログでその概要を紹介しようと思ったのですが、表題にある理由で今回は紹介するのを止めました。

商品は先日発表されたばかり(ネットニュースでは2024年10月には発売となっています)ですが、ネット記事を読むとすでにこのブログを書いている時点では商品名で検索しても大手サイトだけでなくメーカーにはあらかたあるであろう公式ショップでも売られている形跡はありません(そもそも公式ショップがあるのかも確認できませんでした)。で、ニュース記事では購入しようとする時の根拠となる価格について「オープンプライス」という表示があるのみで、果たして実勢価格がいくらになるかを調べる方法はありません。

もしかしたら、ネット販売はまだされていないものの、実店舗ではもう売られているのではないか? と思ってXのポストを検索してみたところ、調べたニュース記事が出てくるのみで、普通のポストで「価格がわからない」という発言がされていたのには思わず苦笑してしまいました。

個人的に商品を紹介する時には、その特徴などをメインに紹介はするものの、他の同一用途の製品と比較して著しく価格が高い場合には紹介を躊躇することも起こり得ます。とにかく今回は今のところどこをネットで見ても、商品の実勢価格が出ていないので紹介のしようがないというのが正直なところです。

最近の商品の価格はほとんど「オープンプライス」となっていますが、これだとメーカーが決める商品の価値というものがわかりづらく、個人的にはある種の危惧を覚えます。もし発売前から人気が上がって多くの人が買いたいと思っている商品が市場に出る場合、メーカーの意図しない高値で売られたとしても、それはオープンプライスということで許されてしまうということも起こってくるのではないかというところはどうなのでしょうか。

オープンプライス自体は良いにしても、少なくともメディアからの取材を受けるような場合、決まった価格ではなくメーカーが想定する大体の商品価格くらい出しておくことも必要な場合はあるのではないかと思ってしまいます。最近はいわゆるテンバイヤーが多く出現し、小売価格より高い価格で売りに出すような事も問題になっています。こうした価格つり上げを起こさないためにも、今後様々な新製品をメーカーが出す場合には、購入の目安となる価格について、直接ではなくても何らかのヒントぐらいは出してくれるようにお願いしたいと切に思います。

安いお米がスーパーで品切だった場合に緊急避難的にそこまで高くないお米の入手をするには?

前回書いた山梨方面へのお出掛けは、秋に出荷されるとうもろこし(ゴールドラッシュ)を買いに行くのが一番の目的だったのですが、できれば買ってきたいと思っていたものが「お米」でした。ちょうど食べていたお米が切れる時期だったので、そこまで高くないお米を出先で買ってこられればと思ったのです。

ちなみに、その結果は回った道の駅では5kgがちょうど3千円というのが一番安いお米で、帰りに立ち寄った道の駅では、山梨なのに静岡産のお米しかなく、その価格も地元のスーパーよりも高額だったのでお出掛けの中で買うのは諦めて帰ってきました。

以前のどこのお店に行ってもお米の在庫がない状況からは変わっているものの、以前のお米の値段と比べると新米の時期とはいえのきなみ税込で3千円ちょっと(5kgの場合)という感じになっています。以前は安いものを揃えているお店では、同じ5kgで2千円を切るくらいでも入手することはできたのですが、今は普通に売られている多くのお米が3千円台になっています。

それでも、近場にある安売のお店ではようやく2千円ちょっとぐらいの価格のお米が出てくるようになりました。しかし、そうした安いお米は入荷するとすぐに売れてしまう状況になっていて、結局残っているのは3千円台後半くらいの値段が付いたお米という状況になっています。

以前のように全くお米が手に入らない状況ではないので、飢えることはないものの、今まで2千円弱で買っていたお米が、下手をしたら4千円弱と単価で2千円も変わってしまうというのは、さすがに日常的な買い物で常に高値で買うのは勘弁してもらいたいというのが正直なところです。で、自分の中で5kgのお米をせめて3千円弱くらいの金額で買いたいと思って今回お店を色々回ってみました。

しかしながら、多くのお勤めをされている方は実感されると思いますが、夕方のスーパーのお米の棚は惨憺たる有様になってしまっています。安さが自慢のスーパーでは値札がかかっている棚の在庫は軒並み0で、そこでは高額なお米も売れてしまっていました。スーパーを回る時間が遅くなるともはや「そこまで高くないお米」の入手は諦めなければならないのかと思いましたが、ふとあることを思い付き、5kg3千円弱のお米を入手することができました。

スーパーでは無いのにどこにそこまで高くないお米があるのか? ということもあるのですが、それはお米の流通と関係があると思います。スーパーのお米はすでに袋に入った状態で運ばれて店頭に並びますが、今回入手したのは地元JAの直売所でした。ここでは、お米は買いに行くとその都度精米をしてくれるようになっています。直売所で用意しているお米は在庫が切れないように倉庫で保管されているので、必要とする分を5kgだけ買うならお店が閉まる前でも入手は可能だと思います。今回は今年地元で栽培された新品種というお米が1kg550円の値が付いていたので、5kgだと2,750円と予算にも収まりました。

近くにJAの直売所がないとこの技は使えませんが、最近のJAは一般のお客さんにも農産物を売るために多くの直売所を出しているのではないかと思います。私の場合は地元の静岡市のJAと、少し前に生落花生を買いに行った富士宮のJA直売所を見ただけですが、地元産のお米を5kg3千円を切るくらいの価格から出しているところはあると思うので、その日のうちに訪れることができるなら、事前にJAの直売所をチェックしてそこでその都度精米してお米を売っていないかを調べ、その価格についても見ておくといざという時に役に立つのではないかと思います。

ファンが見たいものを見せることが本来のプロスポーツの姿でありそれを取り違えると大変なことにも

国内のサッカーや野球、海外のMLBもシーズン大詰めになってきました。すでにチームとしての優勝やプレーオフ出場のためのワイルドカードが決まっていても、個人成績の関係でエキサイティングすることも少なくなく、それが一年通して試合を見ていなくても、にわかファンが楽しめる点だったりします。

現在の日本ではあらゆるニュースを差し置いて、MLBのロサンゼルス・ドジャース所属の大谷翔平選手の話題をニュースで出すようなニュース番組の勇み足とも取れる演出には辟易しますが、私自身は生での観戦にこだわっているので、試合の中でとんでもない展開が起こったりすると、やはりエキサイティングします。本日の試合がペナントレースの最終戦となりますが、ナショナルリーグの首位打者が最後までもつれるとは思いませんでした。ただこれは、同じような事が過去の日本プロ野球で起こった場合、ここまで盛り上がることはなかっただろうなと思ったりします。

1982年のセリーグの首位打者争いは最終戦までもつれ、当時大洋ホエールズ(現・横浜DeNAベイスターズ)の長崎啓二選手(後に慶一と改名)が中日ドラゴンズの田尾安志選手が争い、1厘差で首位に立っていた長崎選手が出場しない中で最終戦は両チームの対決となったのですが、勝てば優勝の中日に対し、何と大洋は田尾選手の全打席を敬遠しました。スリリングな個人成績の対決を起こさず、相手にわざわざチャンスを与えて勝たせてもなお(試合はそうした敬遠でランナーを出せた中日が圧勝して優勝)自分のチームの長崎選手に首位打者を取らせたいという気持ちの方が上回った結果だったでしょう。最終打席で田尾選手は敬遠球をあえて空振し、不穏な空気も流れましたが、その後も日本のプロ野球でそうした行為を見ることになります。

日本のプロ野球での年間ホームラン記録は長く王貞治選手の年間55本でしたが、海外から来た選手がその記録に近づくたびに露骨に敬遠を繰り返す状況がしばらく続きました。バース(阪神)・ローズ(近鉄)・カブレラ(西武)がその標的になり、本来ならもっと早くに日本の年間ホームラン記録は塗り替えられていたはずです。

現在のアメリカMLBでこうしたことが起こらないのは試合を楽しむ人にとっては本当に嬉しい事ですが、こうした背景にはネットによるファンが直接発言できることにより、一度ケチが付いてしまうと一気にそのスポーツの人気にも影響が出ることを恐れているのではないか? とも思ったりもします。アメリカのプロスポーツの中のMLBは、アメリカンフットボールやバスケットに比べるとそこまで人気があるとは言えず、何とか人気が回復するようにあらゆる手段を使う中(ピッチクロックやタイブレーク、チャレンジ制度など)、大谷選手やニューヨーク・ヤンキースのジャッジ選手の活躍により、多少は人気も上向いてきたのではないかと思います。そんな中で、かつての日本プロ野球で起きたようなファンの期待を裏切るような事が起きたら、今までの努力は水の泡になる可能性も高いのではないかと思います。

また、現代は実に多くのスポーツをテレビ中継だけでなくネット配信でも見ることができるようになると、今までの人気にあぐらをかいて、ファンの期待を裏切る行為やグラウンド以外でのトラブルが拡大するような事になると、下手をしたらそのスポーツ自体の人気がどうなってしまうかわかりません。最近その点で懸念するのはサッカーのJリーグですね。有料チャンネル中心の試合視聴が中心で、試合自体とは直接関係ないところでのトラブルを報じるニュースを見ていると、早めにこうした状況を改善すべきでは? という風に私は思えるのですが。

古いテレビドラマ自体が放送当時の風俗や状況を後世に伝えてくれる思わぬ効果になっていることを改めて確認

先日、BSで渥美清さん出演映画の特集がありました。渥美さんというと「男はつらいよ」というイメージが強いですが、私が見たのは東京発九州行きのブルートレイン(映画では複数の列車)に乗る車掌さんに扮した「喜劇・急行列車」という映画でしたが、これが当時の鉄道事情を見事に記録した映画になっていたのです。私としては過去に寝台列車として使われていた車両を客車に改造した列車に乗ったことはありますが、三段式寝台車が出てきて、当時の旅はたとえ寝台列車に乗れたとしても大変だったという事をしみじみと感じたものです。こうした昔の映画で出てくる昔の町並みも、今はもう見ることはできない当時の風景を見ることができて、今となってはストーリーがどうこういうことはなく、私にとっては魅力的に映ります。

その他には、当時の列車にはきちんとした食堂車があったりとか、今では考えられなかった優雅な食事をしながらの移動風景を見ていると、もはや今の世の中では相当なお金を出した観光列車に乗るか、長距離フェリーに乗るかしないと実現はできないので、ただただ羨ましく眺めていました。

ちなみに、喜劇・急行列車は1967(昭和42)年封切りで、今から50年以上前の映画ですが、そこまで古くはなくてもかつてテレビ界で一斉を風靡した「2時間サスペンス」ドラマも、なかなか画面を注視していると面白いものに当たることがあります。昨日私が見たのは1999年といいますから今から25年前のサスペンスドラマでした。全国の観光地にスポットを当て、地域の観光地でロケをして、地元のホテル・旅館などとタイアップをしながら作っていたもので、こうしたサスペンスに興味がない方なら放送当時は全く見ていないと思いますが、今改めて見ると、なかなか面白いものがあります。

ドラマで出てくる有名な観光地は、大きな災害などがない限り今もちゃんと存在しているので、放送当時のコンセプトと同じように見ることはできます。ただ、この当時はまだ「携帯電話」すらも無い時代だったのです。そうした中、主人公はどのようにして東京と地方で連絡を取り合うのか? という感じで見ているととても興味深いのですね。

まず、外出中に重大な事を伝える場合、連絡手段は近くにある公衆電話になります。主人公はテレホンカードを、その時には存在したグレーの電話に入れて相手の固定電話に電話します。連絡相手は持ち場から動くことなく、デスクワークをしていて、すぐにどこからか電話が掛かってきても受けられるように準備しているというのもその当時のセオリーだったことでしょう。

逆に、地方にいる主人公の方に連絡をする場合、まずは主人公が探索の拠点としているホテルや旅館の全景が映し出され、その後ホテルの部屋の電話(固定電話)が鳴るという形になっています。恐らく、活動を始める前の朝の時間か、活動終わりで部屋に戻る時間を打ち合わせしてあることで、定時連絡は当時もできたものと思います。

でもそれだと、緊急に用意ができて主人公に連絡を取りたいと思った時にはどうにもなりません。そういう時のためには、当時はビジネスパーソンを中心に会社から「ポケットベル」が支給されていたので、「呼び出されたら公衆電話からでもコールバックする」という手法で当時でも連絡はできたのですが、ドラマでは主人公はポケベルを持っていませんでした。当時はまだ、呼び出しても音が鳴るだけの単純な仕組みのポケベルで、まだ広く一般には広まっていなかったのでは? とも思えます。だいいち、無機質で大きな音でドラマの流れをぶった切ってしまう可能性もあったりします。

ちなみに、ポケベルというとスマホの位置情報を掴んで持っている人間をピンポイントで狙われないために、ポケベルを使うところを中に爆弾を入れて狙われるという、まさに作られたストーリーのような現実の事件が起こっています。現在の日本では、フードコートの食事完成の案内くらいにしか使われないポケットベルですが、個人的には今後直接通信衛星を通じてのやり取り(受信だけでなくメール送信も?)ができるものが出てくると、世界のどこにいても連絡を付けられるようになるので、スマホの補完として使うなら、個人的にはStarlinkよりもいざという時に役に立つのでは? と思っています。

また、主人公がホテルで原稿をまとめるために当時のポータブルワープロをホテルに持ち込んでいるのにも時代を感じました。大きさはともかく、当時のワープロはプリンター機能も内蔵されていたためか、大き目のノートパソコンと比べても厚さが3倍くらいあるので、持ち出すのも大変だったろうなと推測します。ワープロ機能と印刷機能を分け、単三電池2本で起動でき、さらにはワープロ通信(パソコン通信でインターネットはまだなかった時代に使われた)がある「オアシスポケット」はすでに販売されていましたが、当時のドラマではそうした携帯性より、作った文章をホテルの中でも印刷することのできる大きなワープロの方が一般的だったということを示してもいるかと思います。

最近のサスペンスドラマでは、例えば目標とする犯人の顔写真が手に入ったら、捜査員にその写真をデータ化して一斉送信するというようなシチュエーションもあり、さらに犯人の行動についてはNシステムおよび、全国いたるところにある監視カメラの映像を確認することで大規模な聞き込みを行なわなくても明らかになってしまいます。もはや実際の操作では、主人公がわざわざ全国を飛び回らなくても、現地の担当の人たちとリモートでつながってしまえばそれで完結ということになってしまい、ドラマにならなくなったというところもあるのかとすら思ってしまいます。ですから逆に、昔のこうしたドラマや映画を、現代の常識と比べて見ると、面白い発見というものが結構あるわけですね。

テレビの場合、ネット配信とは違って作品を決めて見るということではなく、たまたまテレビを付けたらその番組がやっていたというところで、思ってもみなかった番組に遭遇できるという特徴があります。テレビ離れということが言われて久しいですが、私のように実際に体験した人が見るよりも、教科書にもなかなか載ることのない少し前でも知られていない事を知るための材料の一つが、こうしたドラマの中にあるというのも面白いものです。

ネットフリマの楽しさと難しさを感じた「値下交渉」についてあなたは利用しますか?

最近、ちょとした電子小物を中心にネット通販でまともに買うのが馬鹿らしいと思った時には、オークションよりもフリマを利用しています。ここのところは、8インチタブレットを購入したこともあり、タブレットを便利に使うことのできそうな小物類を物色しているのですが、今のところ大外れな品物に当たったことはありません。ラッキーと言えばラッキーなのかも知れませんが、元々購入金額がそれほど高くないものなので、騙されても自分の中で納得するくらいの価格のものに絞って購入するようにしています。

たまたま先日、タブレットと合わせて使ってみたいと思ったものを調べていたら、新品では以前より値上りして5千円くらいするものが、フリマでは2千円を切って、そこまで使い込んでいなさそうなものが出品されていました。品物の内容ととともに、事前コメントがあったことがわかったのですが、そこで私と同じように同じ商品に注目をしたと思しき人からのコメントが有りましたが、それは具体的な金額を述べた値引き交渉の様子でした(そのサイトでは公式に値引交渉することは許されています)。

恐らくその出品者は、最初は2千円を超える価格で出していたと思われるのですが、ある人物の二千円弱(ここには具体的な数字が入っていた)に下げられませんか? というコメントに応ずる形で品物が値下げされていたのが私が見た時のだいたい半日くらい前のコメントとして残っていました。普通なら、相手が自分の申し出に応じて値下げをしてくれたら、すぐに購入するのが普通の流れなのでは? と思うのですが、まさかの放置で私が見た時には同じ商品の最安値(他の出品者の状況によって最安値の金額は当然変わってきます)になっていました。

私は、その商品をAmazonで見ていたのですが、そこには中古品の出品もあって、Amazonの中古だとだいたい三千円くらいだったので、フリマの方が商品に不安はあるものの、二千円弱くらいだったらもし動かなくても諦めが付くかと思ってそのまま私が注文を決定して取引完了ということになりました。

それにしても、昔のパソコンに有線でしかインターネットができなかった時代ならまだしも、相手から自分の言い値まで値下げをしてくれたことは、スマホでちょっとした時間に商品ページを見ればわかっていると思うのに、値下げ交渉だけして放流というのは、ちょっと私には解せません。たまたま同じ商品を狙っていて、自分でお願いした金額より安く出品している人が見付かったので、そちらに乗り換えたのかぐらいしか思い付かないのですが、それはちょっと、自分が出品者だったら気分が悪くなると思います。

出品者の方は、いわゆるフリマ初心者ではないくらいの評価を持っていたので、それまで販売されている相場を見ながら二千円弱でも良いだろうと思い、すぐ現金化したいと思って値下げに応じたのだろうと思います。ネットでの取引は相手の顔が見えませんが、私自身がやり取りをする場合には、極力値下げ交渉はしないで、その時に自分で出せる金額であれば買うという形でやっているので、今回の購入はたまたま値下交渉の直後に当たってしまったという感じでした。

今回の場合、もしかしたらコメントを付けて値下げ交渉に成功した人が買うつもりで準備している矢先に、私がさっと奪っていったというような感じにも思っているのかも知れませんが、そうだとしたら出品者の方は値下げ交渉に応じて失敗したと思っているかも知れません。ただ、こちらとしてはあくまで価格と中古としての状態を写真と説明文だけで判断するので、あまり高く買えないので、出せる価格の範囲内で購入したというのが実際のところです。

ネットフリマの場合は価格はオークションのように上がっていくものではないので、私が出品して値下げをするなら、ずっと売れないような場合に人から言われたのではなく、自分の意志で値下げをするといった形の方が後々スッキリするのではないかと思います。実際のところ、私のように買う方は、いわゆる中古ショップよりも安く買えれば嬉しいと思って自分に必要なものを探している人もそれなりにいると思うので、出品するものの現状での中古価格をじっくり調査して、売れてこのくらい貰えればという金額を出したらしばらくは同じ価格で粘ってみるのも良いと思います。どうしてもすぐに欲しければ、私なら多少微妙な金額であっても購入へ進む可能性は高いです。

ただ、こんな事を書いても実際に届いた品が良いものではなかった場合には、やはりそういった状況があったので値下げに応じたんだなと、ちょっと落ち込むかも知れませんね。ネットでの個人取引というのは本当に難しいですが、まだ色々と掘り出し物に会える可能性は高いと思います。興味のある方は、まずは自らの懐が傷まないくらいの小物の購入から始めてみるのはいかがでしょうか。

生活必需品から電子機器まで…買い方を考えることで変わってくるであろう結果

前回のブログ記事で書いたように、新しい8インチタブレットについては候補を絞り込むところまでやってきています。現状ではほとんど決まっているのですが、念の為スペックや新しいものが出ているかどうかをチェックしながら、あとは価格がそれなりに納得できるかが問題になるでしょう。

これはタブレットのような家電・電子機器に限りませんがネット上のセールになるとびっくりするくらい価格が下がる場合があります。ただ、今の時代はそこまで安く出ている製品には、値段を下げてでも売りたい理由があるのかも知れません。数千円の価格上下であれば納得できるだけ下調べをきちんとした上で購入すれば、たとえ購入後に価格が下がったとしても自分的には納得できると思うので、まずは自分が出せる金額を決めてその中で候補を絞るような形での買い方が良いのではないかと思いますね。

あと、これは過去のブログでも書きましたが、いつも行くスーパーでの米の在庫が少なくなっている状況に変わりがありません。購入する場合の注意書きとして、一名ではなく「一家族一袋」という形での購入制限がかかっているのですが、いつも平積みされている場所には昨日も全くお米はありませんでした。

これは、私のブログを含めてこうした情報を流すことで、普段お米をそんなに買わない人たちが買い、需要が供給を上回っていることで起こっている減少なのだと思います。
同じような事例がペットボトルに入った水で、これも南海トラフ地震注意情報が出た時点から、今まで定期的に購入していない人たちが災害用備蓄のために急にお店にある水のケースを買いまくったため、お店の在庫が少なくなり、一部の店舗では購入制限が行なわれていました。今は水については注意情報が解除されたためか、普通に買えるようになりました。でも、本当に大きな地震がこれから起こったら水をお店で購入すること自体が難しくなっていく可能性はあります。

私の場合、いつ来るかわからない災害に備えるということなら、2Lの水を1ダースくらいは備蓄してはおくものの、それ以上必要ならば手持ちの登山用浄水器に雨水などを通して利用するつもりでいますので、急に水の需要が高まってもお店に走るということはありません。浄水器も今は品薄ではありますが、このまま騒ぎが終息化したら、冬のボーナスの時期あたりにはセールの目玉商品としてネットでも普通に売られてくる可能性があるので、そこまで待って今より安く購入し、来年以降の災害に備えるというのが良い買い方の仕方なのではないかと思いますね。

お米についても現状は災害関連で、「備蓄が効きながらも日常的に食べられる」というお米の特徴が改めてクローズアップされたことで、朝食にいつもパンを食べていたような人が安いお米に飛び付いたことも品薄の一つの要因になっているのだろうと思うので、しばらくして新米がお店に並ぶようになれば品不足も解消するのではないかと思われます。だとしても、日々お米を食べていて必要になった時にどこへ行っても買えないというのは困ります。

昨日のスーパーでは、平積みのお米は在庫0だったのですが、別の棚にはほんのわずか通常販売のお米も置いてありました。で、よくその価格を見ると、いつもスーパーの目玉商品として出すためかなり安めの価格設定になっているはずの平積みのお米の価格が、通常価格で販売されていることがわかりました。お店の方も商売ですから、仕入れたらすぐ売れてしまうなら、今までのように値引きしなくても良いということなのでしょう。

ですから、平積みの所に全く在庫がなくても、そこにある価格表示と売れ残っているお米(それなりのブランドのお米が少なくない)と比べてほとんど変わらなかったら、イメージで高いと思っていたお米を買ってしまうというのも手でしょう。また、人の考えることは似ていて行った先のお店でお米が全くないので、他のお店を回っても全くなくお米は買えず疲れるだけだったということもあるかと思います。もしお店に在庫がなければ、いったん買い物をしないで帰ることも大切です。日を置いて訪れると在庫が復活している場合もありますし、もし仕事などで夕方から夜にしか行けないので買えないということでしたら、出勤前に開いているお店であれば、日を改めて時間を変えて行ってみることで買えるケースもあります。そのためにも、今あるお米をほとんど使い切ってから買いに行こうとするのではなく、新しく袋を開けた少し後のタイミングで、十分次のお米を買うまでに時間がある状態を保つというのも、心に余裕が生まれるのでお米を買わなくてはというような精神的プレッシャーも軽減できるでしょう。

要は、何でも余裕を持って自分で色々考えながら、人とは違う道を行くことで良い買い物ができるということになるでしょうか。今回挙げたのはあくまで私のケースで、正解のセオリーはありませんし、地域のお店によってその特徴も変わってくると思いますので、そうした事をよくご存知の皆様自身で色々と考えて実行し、良い結果が得られることを願っています。

「長く使えるもの」と「頻繁に買い替えるもの」とを考えながら購入計画を立てる

このブログでは様々な物品について、基本的に(というか企業提供とかはないとでほとんど)自分で購入したものを紹介しているのですが、さすがに自腹で購入できるものには限りがあるので、購入する前にできればじっくりと考えたいものです。

ただ、購入すべき物の中には、物理的に壊れていなくても製品としての寿命になってしまうものがあります。それは、スマホやパソコンといったもので、OSを使って動いているハードというのはOSのサポートが切れてしまうと、インターネットに接続して使うことが前提となっているだけに、セキュリティの面から使い続けると中の情報を抜き取られるなどの被害を受けてしまう可能性があります。

逆に、物理的に壊れなければ長く使えるものもあります。ただ、その際に注意したいことは、先日も書きましたがコードレスに特化したあまり、内蔵充電池を使って動かすものが多いので、中の電池が消耗してしまった場合、メーカーが内蔵電池の交換サービスなどを行なっていない場合には、コードレスのメリット自体が無くなってしまいます。そうなると、買い換えになったり粗大ごみとしての運命が待っているかも知れません。

車中泊やキャンプ、レジャーなどでコードレス運用が可能な家電というのは便利には違いありませんが、私はそういったニーズがある場合にはACコード(DC用のシガーソケットでも使えればなお良い)とポータブル電源を併用して使うことを基本に製品を選んでいます。もし、消費電力が少ない家電の場合、本体に内蔵するバッテリーがなく、一般的なモバイルバッテリーでも動くようなものにすれば、大きなポータブル電源をセットにする必要が無くなりますので、ほぼコードレスという感じで使えるものになるので、こうした製品があると有り難いですね。

どちらにしても、電池を内蔵しないことでバッテリー回りのトラブルが無くなるだけでも良いと思うのですが、それともう一つ気を付けたいところがあります。ACコードをコンセントに繋いで使う家電の中には、ACアダプター付きのものと、そうでないものがあります。ACアダプターというのは、基本的には対象製品専用のものが付いているのですが、逆にこれがないと動かせないというのは個人的にはちょっと困ります。また、専品に付いているACアダプターと間違えて別の製品の規格の違うACアダプターを接続して使ってしまうと、最悪の場合、事故に繋がる可能性もあり、部屋から持ち出す時や配置換えの時などナーバスになります。

そういうこともあり、電源機能が本体に内蔵されており、本体からコードだけが出ているモデルを選ぶという傾向が私にはあります。よくあるメガネ型のコード差し込み口がある家電であれば、コード自体は使い回しが効きますし、安全上の事をそこまで気にすることはありません。

スマホや、最近のパソコンでは専用のACアダプターではなく、汎用のUSBタイプCのケーブルで接続可能なものが多く、私もスマホとパソコン、その他の電子機器の電源コードがUSBタイプCで共用できるものをできる限り選んでいます。家で使うだけでなく、野外や宿泊を伴う旅行で使うような場合も、できるだけ持って行くものを減らすという観点から、性能うんぬんを購入に際して調べる熱量以上に、その製品の電源回りはどうなっていて、今使っている他のものとの共通性があるか? ということを考えながら選ぶのが良いのではないかと思います。そういう意味でも、ネットで購入するつもりであったとしても、実際に製品を手に取って事前に確認することは結構大切だったりします。

あと、スマホ・パソコン以外はある程度技術の進歩がゆっくりで、一度買うとしばらくは画期的な製品が出てくるまではスタンダードな物として使えるものを選ぶというのも、無駄にお金を追加投資することがなくオススメです。私の場合、今年は勢いで天体望遠鏡や双眼鏡などを揃えましたが、これらの製品は基本電源フリーで使えるのでかなり長い間使い続けることができます。一部スマホからコントロールできるような星の自動導入などの機能がある架台がありますが、スマホはどちらにしても買い替えなければならないため、その製品自体が使えなくなることは当分の間はありません。

そういう意味では、スマホ・タブレット・パソコンというのは、どうしても買い替えの必要性があるものであるので、最低限自分が使っていてストレスを感じないくらいのCPU性能があれば、なるべく安いものを買い替えるというスタンスで購入計画を立てます。私が使っているのはAndroidやWindowsなので、安い製品は色々あります。iPhoneやMacの場合はそうでない場合もありますが、最近は中古市場も活発になってきており、Androidよりは製品としての寿命が長いiPhoneの場合、新品ではなく中古で購入するとか、電池や外装交換をして長く使うことでコストを抑えるという方法もあります。どちらにしても、ほんの一部の例外を除き、今使われているスマホ・タブレット・パソコンが残しておくことで価値が上がるということもありませんので、定期的な買い替えを考えながら情報収集をするような事は今後も大切になってくるでしょう。

近所のスーパーの棚から安いお米が消えてしまう状況に立ち合ってみて思ったこと

一昨日、買い物を頼まれて仕事帰りにいつも行くスーパーに行ってきました。頼まれたのは無洗米でないお米(5kg)だったのですが、今まで体験してこなかったような体験をしてしまいました。

なぜそんな事になったのか今だにわからないのですが、スーパーの米がならんでいる筈の棚に米が殆どなかったのです。それでも無洗米は少し置いてありましたが、普通のお米は全くなく、スーパーのプライベートブランドのお米が少し残っていただけで、その価格は2千5百円(税込)くらいでした。はっきり言ってプライベートブランドとしては安くないという印象でした。

いつもは、1,800円くらいの安くて味もそこまで悪くないお米が置いてあるお店なので、今回の買い物もそのお店に行ったのですが、もはや安いお米どころか全てのお米が売り切れ状態なのには本当に驚きました。

その後、別の大きなスーパーに行ったところ、そちらには材庫が多くありました。ただ、安いというわけには行かず、それでも前のスーパーで見掛けたものよりも比較的安くておいしそうなお米を買ってきたものの、今後も同じような事が続くのかと本気で心配してしまうような体験でした。

以前、テレビのニュースで安いお米がないという情報を見た事があったのですが、一部では量を減らして価格を維持するために5kgではなく4kgのパックが新たに作られているという話も聞いていました。実際、チョコレートの原料価格が上がっていることから、製品の値上げor内容量の減少が起きていることは知っていたのですが、もしかして主食であるお米にもそんな状況が来るのかと心配になってしまったことは事実です。

糖質制限の食事をされている方はあえてお米は食べないという人もいるかも知れませんが、人が生きていくためには食事が必要で、その中でも一番コストが低く食事できるのがお米であるのではと私は思っています。専用の炊飯器が国内であれば多くの家庭にあり、もし災害が起きたような場合でも、カセットコンロに鍋をのせて炊いたりできます。私の場合はメスティンや軍式飯盒を持っているので、アルコールストーブで自動炊飯することもできます。我が家では日々消費するものですので、急に大きな災害が起きても知らない間に食料を備蓄しているという感じになります。

パンの場合はなかなか日本では水分の少ないパンを主食として食べる習慣が少なく、小麦自体を調理して食べるというのも大変ですので、今は多くのご家庭ではお米を買って家で炊いて食べている数が私の住む地域でも増えているのか? という感じがしますね。

普段、材庫豊富な食料品店を利用しているとなかなか気付きませんが、何か一つイレギュラーな事があると、今まで当り前のように棚に置いてあるものが急に手に入らなくなってしまうこともあるのだと改めて思いました。それは、断水が起こった直後にペットボトルに入った水が消えたのと同じような感じがしました。

今回の経験を受け、改めて日本の米に関するニュースを色々と読んでみましたが、米自体が無くなるのではなく、一部の銘柄のお米が不足していて、そのあおりで不足している印象があるような感じではあります。それでも、かつてのデマによるトイレットペーパーの買い占め騒動のように、ちょっとしたきっかけでお店からお米が消えてしまう可能性も今後出てくるのではとも思ってしまいます。

先にも書いたように、常温である程度の保存が効き、水と燃料さえあれば食べられる携帯食・非常食としてお米は私にとって無くては困るものなので、うまくローテーションしながら安い時にちゃんと買っておくことの大切さを再認識したという今回の経験でした。

ネット通販のボーナスセールで何でも買ってしまわないための個人的な覚書き

世間では夏のボーナスを当て込んだ数々のセールが行なわれています。来週はアマゾンのプライムセールが行なわれるので、ネット上ではこれだけお得に買える! というようなPRがかなり出てきています。

もちろん、通常時の価格よりもディスカウントされた目玉商品が出てくるので、買い物をする際に値上げが気になっている方は、この時期がチャンスになることには違いありません。ただ、サラ金やクレジットカードのキャッシングのコマーシャルで必ず出されるメッセージのように「ご利用は計画的に」という事も確かです。無駄遣いをしても生活に響かないような環境の方であれば問題ないとは思いますが、私を含め多くの人たちはなかなか好き勝手には使えないものです。

というわけで、今回は自戒を込めてセールを十分に活用しつつも、無駄遣いを公開しないためにはどうしたら良いかということを考えてみたいと思います。
以前にも書きましたが、お得な買い物をするためには、通常時に欲しいものがどのくらいで売っているのか? という価格調査をすることが大切だと思います。一般的には「価格com」のような多くのショッピングサイトの価格を製品ごとに比較できるサイトを常に見ておくことは大事です。

あと、価格comで言えば、現在の価格だけでなく過去にどのような価格変動になったかも知ることができます。新製品でなければ、一年くらい価格動向を遡ってみると、過去のセール時にどのくらい安く売られていたのかがわかります。もちろん、過去の安値というのは円高やインフレの影響などでその価格までもう下がらないこともあるかも知れませんが、過去一年間くらいでの最安値はどのくらいなのかという事をまず見ておくと、セールで安くなったように見えても、実はそんなに安くないというようなことになっているかも知れません。そういう点は冷静に確認しておくことが大事ですね。

あと、アマゾンで購入することを前提にすると、自分のアカウントで「欲しいものリスト」に登録しておくと、見たい時にリストに入れた商品がいくらでAmazonで売られているかがわかります。

これは、自分が経験したことですが、全くセールと関係のない時期に、価格comの最安値より桁違いの価格で値付けが行なわれることもAmazonにはあります。そうした桁違いの値付けになっている時間はそんなに長いわけではないので、それを見付けた場合、特にそれを欲しいものリストに入れているならば、躊躇なく購入してしまった方が後から買っておけば良かったという後悔はなくなります。欲しいものリストはパソコンからだけではなくスマホでも見られますので、ちょっと時間が空いた時に見て、明らかに異常な安値が自分の欲しいものに付いていないかを確認することで、良い買い物ができるのではないかと思います。

あと、購入資金の問題ですが、私の場合は二段階で購入資金については考えています。まず、毎月の買い物に使える予算を決め、比較的小額のものを購入する場合にはその限度を超えるようだったら翌月以降にするようにしています。また、毎月設定している金額を超えるような買い物については、購入のための貯金をするか、資金を生活に関わるものとは別にプールしておきます。そうして用意した金額以内で安く買えるタイミングがあれば一気に買いますが、生活費を削ってまで自分の立場では高い買い物はしないということは守った方が良いでしょう。

実は、こうした買い方を守りつつ、新たにセール前に購入したものがありますので、改めて後日紹介させていただきたいと思っています。