月別アーカイブ: 2011年8月

ソニーのラジオ戦略に???

 3月11日の地震が起こった後、メディアとしての価値が見直されたのがラジオだとするならば、そうしたニーズに見合うだけのハードが出てきているのかというのは常に気になっていました。国産のラジオメーカーの中ではパナソニックとソニーが双璧をなしますが、パナソニックの方は防災用というところでランタンや太陽電池を搭載したLEDライトなど、主に明かりや電源の方に集中して新たな製品として提供しているように感じます。

 ソニーの方は以前、阪神淡路大震災の年の9月1日にICF-B100を出し、その翌年から一年ごとにICF-B50、ICF-B200、ICF-B7と立て続けに発売したということもあり、今年新しくラジオを出すのかということと、出たとしたらどんなラジオなのかということを気にかけていたのですが、出てきたのはSRF-18という非常用ではないラジオでした。

 このラジオは単三2本で動くロッドアンテナがおよびステレオのスピーカーを有するラジオで、ラインイン、アウトの端子をイヤホンジャック以外に備えています。具体的にはミュージックプレーヤーを接続し、外部スピーカー代わりに使え、またICレコーダーを繋げばラジオ放送の録音もライン接続でできるという、普段使いには便利に使えるものとなっています。

 恐らくターゲットにするのは常に音楽プレーヤーを持ち歩く人をターゲットにしている感じで、価格も3,500円程度とそれほど高くありません。しかし、外部スピーカーならすでに持っている人もいるでしょうし、ラジオ録音をしたいのなら既に出ている同社のICZ-R50があります。このICZ-R50も録音機能はそれなりに優れているかも知れませんが、非常用として使う際の電池の持ち具合というと、単三4本タイプの中では持ちが悪く、災害用として購入するにはおすすめできるものではありません。ちなみに、SRF-18の電池持続時間は単三2本タイプとしては普通のAMスピーカー受信でアルカリ電池の場合52時間となっています。

 個人的にはこうしたものを出すのなら、価格が5,000円程度まで上げてもいいので、ICF-B50のように防水機能くらいは付けて出してくれれば、このラジオとパナソニックが出しているソーラー電池でエボルタの単三2本を充電できるLEDライトのBG-BL01Gと組み合わせて使うにはベストマッチだったのにと思います。とりあえず現状では、単三2本タイプで電池がSRF-18の二倍は持つアナログチューニングの小型ラジオの方が災害用として備えるにはいいでしょう。もちろん、ラインイン・アウトでの接続ができるステレオスピーカーに興味があるなら手元に置いておくというのもありだとは思います。ただ、こうしたニーズとは別に、なぜラジオが今売れているのかということを考える時、なぜ非常用のラジオを新しく出せないのかという想いの方が私には強いです。

 ソニーのラインアップの中で非常用ラジオということでは、ハンドルで発電し、携帯電話充電機能の付いたICF-B02というラジオがあります。多くの方はこれで十分ではないかと思われるかも知れませんが、以前にも書いたことがあるかも知れませんがこの種のラジオには大きな落とし穴があります。

 というのも、こうしたラジオは乾電池で動かす割合よりも、ハンドルを回して内蔵の蓄電池に溜め込んだ電力でラジオやLEDライトを光らせます。この内蔵電池ですが、メーカーではユーザーによる交換を奨励していません。ということは、本体内の蓄電池の能力が著しく低下した場合、メーカーによる修理扱いで交換ということになると思います。その際の費用がどのくらいかかるか不明ではありますが、恐らく新しいラジオが買えてしまうくらいになってしまうかも知れません。これが汎用のニッケル水素電池に充電が可能で、ユーザーで簡単に電池交換ができるのならいざという時に役に立つと思います。しかし、これから次の大震災がいつ来るのかわからない中、実際にこのラジオを用意しておいてハンドルを回したところ、電池が性能を発揮できずすぐにラジオが止まってしまうような事が起こり得るのです。せめて充電池よりも耐久性のいいキャパシタ(コンデンサ)を搭載してくれていればとも思うのですが、高性能のキャパシタを搭載した手回しラジオを用意する場合はソニーのラジオは除外した方が賢明でしょう。キャパシタで蓄電した場合、バッテリーと比べて使用時間は短くなりますが、わずかな労力で満充電までできますので、メーカーによっては手回し発電と太陽電池を一緒に組み込んでいるものもあります。手回ししなくても太陽光で充電でき、耐久性もあるので、本当は国内メーカーにキャパシタを搭載したラジオを作ってもらいたいところです。

 個人的にソニーというのはテープレコーダーとトランジスタラジオで大きくなった会社として認識しています。そして、こちらがワクワクするような面白い機能が満載された商品が多く、他社から面白い製品が出たとしても、ソニーはそれを受けて何を出してくるか待ってから検討するような事をやっていました。しかし、今のソニーというのは、これ以上ラジオには力を入れないのではないかと思わせるほど現状のラインアップは貧弱で、今後も期待できるのかどうかわかりません。3月に大震災があって半年ではまだ出せないのかも知れませんが、とりあえず来年の3月か今頃に新しい非常用ラジオを出せるのかどうか、とりあえずそこまでは待ってみようかと思っています。

日清食品 カップヌードルライト

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 以前同じカップヌードルでもリフィルタイプのものを紹介しましたが、スーパーマーケットの安売りなどではカップタイプの方が安くなっている場合が多かったりします。基本的な車中泊の非常食については缶入りのお菓子にシフトしているということもあり、このようなカップ麺については実際に出掛ける前に人数分買う程度にしています。

 普段の生活と違って非日常の生活となる車中泊の旅における食事というのは、どうしても外食中心になり、高カロリーのものを好んで食べがちになります。スナック菓子をついつい車の中でつまんでしまう事もありますが、これもパッケージ表記を見るとなかなかの高カロリーなのですね。

 そこで注目したのが一食198kcalとスナック菓子よりもカロリーが低いカップヌードルライトです。丼型のものなでく、カップ型の方が、高速道路の給湯器を利用する場合には有利です。これを朝食や夜食がわりにしてもいいでしょうし、おやつ代わりにして夕食を遅めに取りたいような場合、さらに日中に食べすぎてしまい、一日のうちでカロリーオーバーが心配な場合の夕食として重宝します。

 ただ、便利だからといってこうしたインスタント食品中心の食生活になってしまうのは避けたいところです。あくまで補助的・予備的に準備し、普通に食事ができない時に食べるようにすれば、いざという時には役に立つでしょう。幸いにして旅行中に食べる機会がなかったとしても、賞味期限が残るうちにおやつ代わりにいただくようにすれば日々の生活の中でもそれほど消費に苦労することはないでしょう。くれぐれもこうしたものは、買って満足してしまうのではなく、消費することまで考えて購入したいものです。

ロゴス どこでも扇風機

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 先日紹介した充電池搭載のラジオ・ライト付き扇風機のように、計画停電によって家の中でも電源供給なく動く扇風機というのが今年は多く出てきました。この他にも多くの電池式や充電式の扇風機が店頭に並んでいますが、今回紹介するロゴスの扇風機はこういった震災後の状況を受けて出てきた製品ではありません。

 元々キャンプ用にもある程度の風を送ることのできる扇風機をというニーズによって作られたものなので、実際私も車内で使う扇風機ということで一時期検討したことがあります。ただ、大きさはともかく値段が5千円前後と高めだということと、単一電池を8本も使用するという取扱いの悪さに手を出さないでいたのですが、先日、とあるネットショップで莫迦みたいな捨て値で売られているのをたまたま発見し、取り寄せてみた次第です。

 基本的に扇風機あるいは換気扇として使われるのを想定した製品であるため、電源スイッチと風力の強弱を切り替えるものが一緒になったスライドスイッチがあるだけで、極めてシンプルな作りになっています。メーカーサイトでは強風の設定、アルカリ単一電池の使用で50時間連続使用可となっていますが、個人的には弱風でも満足できるような風が来ます。

 今回の購入を受けてすぐに100円ショップへ走り、単三を単一仕様の家電製品で使えるようにするアダプターを購入してきました。エネループのストックは十分にありましたので、アダプターの中に入れて動かしてみましたが問題なく使用することができました。実際に使ってみましたが、弱にして寝た後、朝まで6時間くらいかけましたが、風量は全く変わらず、まだまだ余力はありそうです。これなら十分夏の車中泊の旅で使えるレベルだと思います。単一電池8本は多いですが、そのために長時間使えるというところもあるので、この仕様はかえって良いと思う方もいるかも知れませんね。

 今回、はからずもこうして充電池での運用を試してみたのですが、車中泊での旅行が長期に及んだとしても、車内で単三充電池を急速充電できる用意があれば、それほど問題にはならないような気がします。そしてもう一つ、単一用アダプターを8つ使うということで、いざという時に別の単一電池を使ったラジオや懐中電灯などを使う必要に迫られた場合、この扇風機の電池ボックスの中にストックしておくことができるということです。地震は夏以外の時にも来るわけで、冬の間はどこかにしまっておくことになるとしても、アダプタのみ必要な場合はこの扇風機の中を探せばいいということになります。もっとも冬であっても換気扇として使うような場面も起こり得るかも知れませんし、車内に常備はしておかないにしても、災害のために用意しているグッズの中に入れておくのが無難です。

 扇風機というもの自体が季節物なので、ここで紹介してもシーズンによっては全く流通していない場合もありますが、出はじめのシーズンに買うよりも8月後半から9月にかけて来年のために購入しておくというのが賢い買い方でしょう。特にこの商品については今年だけの一過性の商品ではありませんので、シーズン終わりの底値で買い得感があれば手を出してもいいかなと思います。

(2015.8.10追記)

 こちらの製品の改良品として、現在出ているのが電池だけでなくAC電源でも使えるものが出ています。これなら、自宅でもお客さんが来て扇風機が足りない時に普通に使っていて、いざという時には電池を使ってそこそこの涼風を得るものとしてより便利になったと思います。購入の際は用途にもよりますが、基本的には新しい方が良いかと思います。

パナソニック コンパクトソーラーライト BG-BL01G 店頭でさわってきました

 8月26日発売のパナソニックの防災関連の新製品の中で、特に注目していたコンパクトソーラーライトを近所の電気屋さんで見てきました。カタログが置いてあったのでもらってきつつ、実際に手に取って質感などを確かめてきたので報告します。

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 文庫本くらいの大きさということですが、思ったより大きく感じました。平らなところでは安定して立ちますが、設置面が小さいので凸凹したところではちょっと安定しないかなという感じがします。太陽電池面の裏には小さなLED電球が3つ均等に並んでいて、二段階で光るようになっています。電池の収納部には単3電池が2本入りますが、単四電池が入るようには作られてきいません。他には充電用とUSB出力の端子があるだけです。

 太陽電池の性能については、以前このブログで紹介した太陽工房のバイオレッタソーラーギアと比べると高性能だと思えます。というのも、付属のmin.1,950mAの容量を持つパナソニックのエボルタを空の状態から満充電するのに約15時間かかるのに対し、1,400mAの同社のニッケル水素電池を満充電するのにバイオレッタソーラーギアでは14時間かかるとなっています。また、日本のどこでも手に入るパナソニックの充電池をメーカーの保証の下太陽光で充電できるというのはこの製品の強みだと言えます。太陽光による充電ができない時はUSBケーブル経由での充電にも対応しますが、満充電にかかる時間は7時間と時間がかかるので、別に急速充電器を用意するといいでしょう。充電した電池は本体に入れたままLEDライトの電源として使えるほか、ケーブル経由で携帯電話の充電にも使えます。USB出力がDC5V 500mAなので、スマートフォンの充電には力不足ですので注意しましょう。どうしてもこの太陽電池経由でスマートフォンを充電したい場合は、単3電池の4本入るバッテリーボックスを用意し、充電が終わったら中の電池を取り出して使うようにするか、同時に2個購入して4本同時に充電するかといったところが考えられます。

 ただ、私が考えるにこの製品は最小限の準備のためのオールインワンタイプの機器のように思えます。防水性もあるこの製品は非常用の持ち出し袋に一つ充電池をセットした状態で入れておき、他になにもない場合に明かり+携帯充電器+太陽光充電器として時間さえかければ十分に能力を発揮するものです。同時発売の充電式のランタンよりも光量は少なめですが、真っ暗な中ならこれでも十分役に立ちます。日ごろ単3のニッケル水素電池で動くものを導入し、徐々に充電池の数を増やしていく中、このように外部の電源に頼らない充電方法のものを確保しておくという意味でも、こうした製品が普通の電気店の店頭で買えるようになった意義というのは大きいような気がしますね。

 どちらにしても太陽光による充電というのは満充電に関してはすぐにできるわけではないのですが、継ぎ足し充電が可能なエボルタを使える分、昼間充電した分を夜にLEDライトの点灯に使うとか、ラジオなど小電力でも動く機器に入れて充電できた分だけ使うような方法が非常時を考えた際には有利です。メーカーのホームページで紹介されているようなバックパックに吊り下げて常に太陽光が当たるような状況で普段持ち歩くというのも一つのやり方でしょう。車中泊の旅でもこれ一つでいろいろな面で役に立つと思いますが、私の場合はすでにランタンも太陽電池も持っているので、もう少し価格が落ち着いてくるのを待とうかと思います。これから9月1日の防災の日に向けて、以前紹介したさまざまな保存用のお菓子と共に注目されると思いますので、必要性を感じられている方はお早めのお手配を。

「新東名」が来夏開通?

 地方紙の一面に昨日出た見出しが今回の表題です。いわゆる第二東名といわれる現在の東名高速道路と併走する山間部ルートがいよいよ静岡県内の一部区間開通予定なのだとか。開通するのは、御殿場・清水および三ヶ日という3カ所のジャンクションから入ることができるようで、高速道路を使った長距離旅行を計画されている方にとっては朗報でしょう。

 というのも、東名高速の沿岸部を走る場合、富士~清水間は台風の接近ですぐに通行止になり、付近の交通の大渋滞を引き起こしていましたし、地震が起こった際の津波の影響も危惧されていました。

 東北の方が高速道路を使い関東を通り西へと移動する場合、静岡県内で休みたくなるような行程を組まれることも多いかと思います。その場合、今までだとどうしても海に近いところで休まざるを得ず不安になる方も多いだろうと思われます。山側の道路が通るようになれば、少なくとも津波に関しては安心だといえます。今回開通するルートでは、インターチェンジ10カ所、休憩施設7カ所を予定しているとのこと。どこにどのような特色を持ったサービスエリアができるのかは今後のアナウンスを待たなければなりませんが、今ある牧之原と違ったお茶を楽しめる施設は間違いなくできるのではないでしょうか。

 休憩施設については県内在住者にはあまり関係ないような気もしますが、県内を通る高速道路が2つのルートで利用できるというのは渋滞解消のためにもいいでしょうし、東海地震が起こった場合の代替ルートとしても有効でしょう。なにしろ、今まで由比のさった峠付近では東名高速と国道一号線が併走し(東海道線の在来線もここを通っています)、ここが通行止になれば東西を行きかう日本の物流はその多くがストップしてしまいかねない状況に追い込まれてしまいます。中央道が現在その代替を担っているわけですが、静岡県内だけでも開通することによって、余裕ができるのは喜ばしいことです。早ければ来年の6月から開通という話もあり、今後の発表を注意深く見守っていこうと思います。

ラジオの良さについて考える

 私の住んでいる静岡は全くの蚊帳の外なのですが、インターネット経由でラジオ放送を聴くradikoの出現によってラジオ自体の良さというのか、改めて知られるようになったように感じています。昨日25日のニッポン放送で22時から放送された「オールナイトニッポン GOLD」は放送前からかなり注目をされていました。パーソナリティは大竹しのぶさんで、昨日のゲストに明石家さんまさんが来、二人のみで1時間半程話すというのですから興味を持って聞いた人は多かったのではないでしょうか。

 古い話で恐縮ですが、大竹さんとさんまさんが入籍してしばらく、今のさんまさんから見て目を覆いたくなるような状況が続いたのを覚えています。お笑い芸人は人を笑わせてなんぼの世界であるのに、家庭円満をネタにし、のろけ話を中心にトークを延々と聞かされる状態を想像してみて下さい。このままさんまさんが凋落し、今話題の島田紳助さんに取って変わられるのではないか(当時の島田紳助さんは永遠の二番手といったスタンスで仕事をこなしておられたので、その余裕からか大変面白かった)と思ったくらいです。しかしながら二人の間の関係がこじれ、別れてからは更に面白くなったというのも皮肉なものです。今回のラジオ出演は、そうした結婚生活の裏が明らかになるのではないかという点でも注目されている方が多くいる感じがしていました。

 ラジオを通してのお二人の会話は実に大人同士のもので、今置かれている状況で自分の話すべき事をわかった上でトークをしていたように思います。お二人の話は、どういうやりとりをすれば聞いている人が楽しめるだろうかという事を考えながら過去の大変な思い出を紹介していた感じがしたのですが、恐らく修羅場というような状況も多くあった中、それらも面白話にまとめてしまうというのはすごいですね。聞きながら、もしこれがテレビだったらここまで絶妙なトークになったのだろうかと考えてみました。

 テレビというのは今ではハイビジョン放送になり、顔のシワまでしっかりと映してしまいますが、それと同時に細かな表情もとらえてしまいます。例の島田紳助さんの記者会見でも、普段のバラエティー番組で見せる表情とは全く違う険しい顔になっていました。同様にテレビで大竹さんとさんまさんが対談したら、全てではないにしてもちょっとでも気を抜いた瞬間までとらえてしまいます。そこに何らかの意味を感じさせてしまうのがテレビの恐しさであり魅力だとは思うのですが、それほど緊張感なく話されていた今回のお二人の対談がラジオであって良かったのではないかと私は思います。

 車中泊のための旅行ではラジオを聞く時間がどうしても多くなりますが、このような丁々発止のやり取りを聞きながら進む道中は実に楽しくなります。この他にも、テレビで見ていて別に興味もなかった人が、意外とマイクを前にして冗舌に話しているのを聞くことでその後の活動に注目したりすることも良くあります。深夜の走行は苦しい事も多いですが、旅先でそうした番組に出合うと救われた気持ちになったりもしますので、やはり私の場合は旅にラジオがセットになってしまいます。

イオン専用 b-mobile SIM 100kbps プランA ファーストインプレッション

 現在、b-mobile SIMのU300のプランを年内いっぱい契約しているのですが、近くのイオンモールで月980円の低速プランを扱い始めたと聞き、在庫があれば買ってこようかと出掛けてきました。

 店内の掲示でちゃんと売っていることを確認し、お店の方に聞いたところ、Aプランでの契約可能とのことで一気に契約へと決めてしまいました。登録料として3,150円かかりますが、この支払いについてもクレジットカードでの決済が必要になるとのこと。というのも、毎月の通信料金の支払い方法はクレジットカード決済しかなく、登録料がちゃんとクレジット決済できるかどうかを確認するためなのだそうです。解約は違約金なくできますが、月割りでの計算になるので解約をする場合は月初にしても月末にしても変わらないので、月末に解約した方が良いでしょう。その際、利用しているSIMカードは返却してくださいと店頭で言われました。私がイー・モバイルを解約した際には、SIMカードにハサミを入れて返送しましたが、日本通信の方でそこまでやるのかということはわからないものの、契約時に言われた事ですので、今後契約しようと思われている方はその点についても了承しておくことが必要だと思います。

 契約のためにはクレジットカードの他に運転免許証などの本人確認書類および、連絡用のメールアドレスを申込書に記入する必要があります。一通り説明を受けましたが、プランAの低速プランでは、動画は見られないことを念を押されました。検索とメールは普通にできるものの、マップ表示については表示に時間がかかったり、位置がずれたりしてうまく表示されない場合があるとも言われています。さらに、問い合わせに関してはショップでは答えられないので、日本通信のヘルプデスクの電話番号・メールアドレスの書かれた紙を渡されました。極力日本通信に丸投げすることでこの低価格を実現していると思われるのでこれは仕方ないでしょう。一通り手続きを済ませた後、開通作業にだいたい20分程度時間が必要だと言われ、店内をぶらぶらしながら待ち、渡されたのが下の写真のパッケージです。

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 とりあえずSIMをGalaxy Tabおよびideosに差して使ってみましたが、接続の設定はU300と同じなので(ユーザー名だとアットマークの次の文字列はaeonとなっています)、挿入してそのままの設定で使っても大丈夫でした。パソコンでの利用は大変かも知れませんが、スマートフォンでGoogleマップを見る場合、私の場合ではありますが何とか許容範囲の遅さだと感じました(^^;)。というのも、普段使っているのが最大300kbpsの日本通信のカードですので、多少地図表示に時間がかかっても表示するまで待つことは苦ではありません。そんなわけで、普段携帯電話3Gの高速通信に慣れているような方ではストレスがたまる速度かも知れませんが、感じ方には個人差があると思います。また、マップの発展系としてideosでグーグルのナビを起動し、自動車で使用してみましたが、表示が追いつかなくなることなく普通に使えました。パソコン上でのネット閲覧も多少待たされるもののきちんと表示されます。都市部では時間によって極端な速度低下も報告されていますので、私のレポートが全てではないと思いますが、参考までに書かせていただきました。

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 さらに参考のための基本データとして、アンドロイドの速度計測アプリで測った上下の速度について紹介しておきますと、U300でGalaxy Tabの場合、下り298kbps 上り372kbpsとかなり優秀な結果になりましたが、ideosでは写真の通り上り81kbps、下り10kbpsと特に上りの速度がひどいことになっています。念のため、SIMカードをGalaxy Tabに入れ替えて測定しましたが、速度はほぼ変わりませんでした。ある程度環境がいいところでもイオンの100kbps・Aタイプではこの程度のスピードだと考えた方がいいようです。

 しかし考え方として、月980円で料金を気にせず全国のFOMAエリアで使えるのですから、多少の遅さについては我慢すべきでしょう。この程度のスピードでもナビが実用になるわけですし。ただ、動画やskypeなどは当然無理なので、もし高速ネットが使いたければ、Wimaxモデムとの併用をおすすめします。b-mobileの速度が落ちる可能性があるのは利用者が集中している都市部が多いだろうと思いますが、多くのユーザーが固まっているところというのはWimaxのエリアであるところが多いだろうと思われます。逆にWimaxがつながらない場所ではそれほどb-mobileを使ってモバイルインターネットを運用している人は多くないだろうと甘い期待を持っているのですが、これは実際に旅に出掛けてみてどうかというところを検証してみる必要があるでしょう。

 しばらくは300kbpsのU300の方をGalaxy Tabで使い、今回入手したイオンの方はideosで使ってみようと思っています。使っていく中で不満点など出てくるようでしたら改めてここで紹介させていただきたいと思っています。

主に熱量から見た非常食(5年保存のお菓子)のベストチョイスは

 ここまでさまざまな5年間という長期保存の効く非常食について紹介させていただきました。改めまして、そのすべてを総カロリーと値段に注目しまずはまとめておきます。

・グリコ ビスコ 1パック20.6g(98kcal)×6 計588kcal(400円)
・ブルボン ミルクビスケット 75g 361kcal(250円)
・森永ミルクキャラメル 一粒4.6g 19kcal 70g 計285kcal(400円)
・井村屋 えいようかん 1個60g 171kcal×5 計855kcal(500円)
・ヤマザキナビスコ リッツ缶S 1パック44g(227kcal)×3 計681kcal(300円)
・ロッテ コアラのマーチ 1パック19.2g(82kcal)×3 計246kcal(400円)
・森永 マリービスケット 1パック17.4g(75kcal)×6 計450kcal(500円)

 こうしてみると、「えいようかん」のカロリーの高さが目立ちます。缶入りの中ではリッツ缶のコストパフォーマンスの高さが光ります。味もかぶらないので、これら2種類に加えてお好みでビスコかマリービスケットあたりを加えておけば意外と良さそうです。個人的に考えると、リッツ缶と同じ大きさの缶であるビスコの方が収納には有利でしょう。食事用にということでリッツ缶を2つ用意し、リッツの上に乗せるための缶詰をお好みで用意しておくと、いざという時でもかなりバラエティーに富んだ食事ができるように思います。

 ここのところ地震が続いていますので、すぐに食べることを想定する場合もありますが、基本的にはあくまで非常食なので、賞味期限の到来ぎりぎりまで保管しておくことも想定の内にあります。新しいものを買う場合、残ったものをどうするかということも重要です。食べないで捨ててしまうのでは勿体無いので、普通に缶を開ければ家族で消費できるようなものをという基準も存在します。特に小さいお子様をお持ちの方は、3年保存と賞味期限が短いということでここでは紹介しませんでしたが、不二家が出している「アンパンマンどこでもビスケット」なるキャラクターの顔の形をしたビスケットが存在します。食べ物はおもちゃにはできないものの、普段とは違う状況の中で、少しでも不安を和らげるためにはこのような非常食を一つ用意しておくというのも手かも知れません。

 とりあえず今のところはこのような組み合わせで行こうと思っていますが、これも新しい製品が出てくればもっと豊かな食事を非常時でも食べることができるようになるかも知れません。メーカーの方々にお願いしたいのは、普段私たちが食べなれているものをそのまま長期保存可能なパッケージで出していただきたいということです。地震や台風で避難してきた際にいくらかでもストレスが軽減できるよう、新たな商品の出現を期待します。

森永製菓 保存用マリービスケット

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 5年保存がきく非常食としてのお菓子の紹介はとりあえず今回が最後になります。まだ若干調べると非常食として売られているものがあるようですが、賞味期限が3年のものだったり、なかなか店頭で買えないものもあるので、また新たに情報が入ってきたら入手出来次第追加するかも知れません。

 さて、ビスケットとしてはごくごく一般的なマリービスケットを非常用として売っているものですが、こちらの缶の形状は先日紹介した小型の森永ミルクキャラメルの缶の太さで、量を入れるためか縦に長くなっています。同じ大きさで揃えたいというニーズには合わないかも知れませんが、中味は安心して食べられるビスケットなので、普段食べ慣れていたり、普通のビスケットを好まれる方にはおすすめです。小分けされたパックは3枚1組で、6パック入っています。少量ずつ小分けされているので、多人数で分けるにも適しています。

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 森永製菓の非常食には、ミルクキャラメルと同じく写真のように災害に備えるための持ち出し品リストが印刷されています。これがあるからこの商品を選ぶということはないと思いますが、ここまでいろいろな非常食を紹介してきた中、何を用意しておけばいいのかということも問題になるかも知れませんね。基本的には保存用として出ているものと、普通のパッケージとして売っているものが同じものを選び、特にお子さんがおられる世帯では、その味をしっかりとお子さんに覚えさせることが重要だと思います。普段のおやつで出てくるものが避難所や車内で食べられるなら、食べることに関しての違和感がだいぶ軽減されることが予想されます。そして、賞味期限が迫った場合でも難なく中味を無駄にしないで消費することができます。非常用でないマリービスケットは全国どこのスーパーでも買えると思いますので、このビスケットがご自身やご家族の口に合うか試してから購入しても十分でしょう。

 ここまでで、カンパンをのぞけば大手メーカーが出している非常食について一通り紹介させていただくことができたと思います。しかし、ただ銘柄だけ挙げただけでは、どの組み合わせがおすすめなのかというのはわかりずらいと思いますので、次回のエントリーで改めていろいろ考えてみたいと思っています。

ロッテ コアラのマーチ保存缶

 8月末から9月にかけて、やはりというか防災関連で近所のスーパーがこれまでこちらで紹介しているような非常食を集めたコーナーができていて、普段はネット通販でまとめて買うしかなかったものを1個単位で購入するチャンスに恵まれるようになりました。そうして手に入れたのが「コアラのマーチ」です。

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 写真の通り、かなりかわいらしいパッケージで、今まで紹介してきた中では一番子供さんへの受けはいいかも知れません(^^;)。ただ、他の商品と比べるとその内容と量に不満があります。通常売られているものはビスケットの中にチョコレートが入っているのですが、保存缶用に作られたものには中にチョコレートが入っていない単なるビスケットになってしまっています。さらに、内容量は57gで3パックと他社の同サイズのもの(ビスコやリッツ缶Sと同じ)と比べるとかなり少なめになっている割に値段は1個400円というのも少々納得がいかないところであります。

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 缶の表面には井村屋の「えいようかん」と同じく災害伝言用ダイヤル171の操作方法が印刷されています。これはあくまで個人的見解ですが、早めに中味だけ食べてしまって、空いた缶の中に災害時に必要なものをつめておいた方がいいのではないかと思ったりします。ただ、このコアラのキャラクターがお気に入りで、食べる都度違ったキャラクターを見るのが楽しみという方は、暗く沈みがちな避難生活の中で心なごむ瞬間を提供してくれる分、こちらの商品の方がいいかも知れませんね。お子さんが非常時に強いストレスを感じる中でいつも食べているものを(チョコレートは入っていませんが)食べられる安心感というのは大きいかも知れません。ただ、その前にチョコの入っていないコアラのマーチをお子さんに与えてみて、しっかりと食べてくれるか確かめてから本格的な非常食としての用意をした方が無難でしょう。