Fireタブレットに強引にインストールしたGoogle Playではアプリの有料支払いができない問題とその対策

旅先に持って行くものとして、スマホの他にあった方が便利なのが画面の大きいタブレットではないかと思います。同じものでも画面が大きい方が、電子本でも動画でも便利です。今回考えている電車旅では、あらゆる紙媒体を持って行かずにネットからの情報だけで済ますということになると、やはりスマホの小さな画面よりもタブレットの大きな画面も併用した方がいろいろできることは増えます。

私が持っていて使っているのが、安価でもできることが多いAmazonのFireタブレットで、現在は8インチタイプを使っています。このタイプはiPadminiくらいの大きさで、片手でも扱えますし、画面もそこそこ一覧性があるので、今回はデジタル時刻表をタブレットにセットすることを考えました。

スマホ・タブレットで時刻表アプリというと、出発駅と到着駅、時刻などを入手するとアプリの方で勝手に最適な乗り継ぎを案内してくれるアプリがあり、それらのアプリは無料で使えるので、そこまでして考えることではないと思う方もいるかも知れません。

しかし、先日茨城県を震源とする地震があり、一部の電車がストップするような事になったのを見ていると、大きな地震によるトラブルだけでなく、突然の人身事故によるストップや、車内で緊急停止ボタンが押された(主に車内で気分の悪い乗客が出た場合など)ような場合、乗り継ぎを考えている場合にはなかなか無料の乗り換えアプリでは、その後の乗り換えをどうすべきかをイメージしにくいようなところがあります。

私自身は昔から紙の時刻表を旅に持っていったものですが、最近は交通新聞社の時刻表アプリに旅行の前後に課金することにしています。このアプリは、ほぼ紙の時刻表のように見ることができるのですが、内部メモリにデータをダウンロードするネットがつながっていなくても使えるタイプ(時刻表Pro・30日/980円 180日/5,500円 365日/10,000円)と、データは外部にあるものにアクセスし、利用するたびにデータ通信を使ってやり取りをするタイプ(時刻表Lite・月/360円 7日間/120円)が有りまして、私は後者の方がより安く利用できるので気に入っています。

これはProとLireどちらでも良いのですが、全ての機能、特に紙の時刻表のように列車や時刻の一覧を出すためには、利用できる期間によってGoogle Playを経由して支払いを行なう必要があります。一番安いのは時刻表Liteの7日間コースの120円ですが、月での利用でも大判時刻表の値段が千円前後なので、常にネットの利用ができるなら時刻表Liteはおすすめだと思います。しかし実はその支払いに入る前に、クレジットカード情報を更新しようと思ったら、Fireタブレットに入れた時刻表Liteからエラーが返ってきてしまいました。

その内容というのは、Google Playのバージョンが低いので購入手続きをすることができないというものでした。元々、FireタブレットはGoogle Playを利用できないことで(Amazonのアプリストア限定)安く売られているのですが、強引に外部からGoogle Playアプリを導入したため、常に最新のバージョンではないことが今回響いたようです。このままだと、せっかく旅先で便利に使おうと考えていたFireタブレットで時刻表の一覧表示を利用できなくなってしまいます。

ただ、このトラブルを回避する方法というのは意外に簡単でした。どういう事かというと、今メインで使っているスマホに入っているGoogle Play経由で購入手続きをして、そこで発行された「購入ID」をFireタブレットで入力すれば、期間内であれば複数の端末で利用可能になるのです(他のアプリによっては複数端末使用制限をしているものもあるかと思うので、ご利用の場合には各々のアプリの説明文でご確認下さい)。スマホだと画面の大きさで全体が見られなかったり、字が小さくて見にくかったりするのが難点ですが、購入IDの画面からその番号をメールで送ることができるようになっているので、改めて自分から自分にメールを出し、その番号をコピーして(手入力の場合ケアレスミスをして利用できない可能性があるので、メール送信が無難)、Fireタブレットに入れてあるアプリの購入画面の方にコピーしたところ、無事に全ての機能を使えるようになりました。

旅の前にこうしたアプリが使えるようになると、事前の下調べに十分使えますし、旅当日でもわざわざ駅のみどりの窓口に行かなくても電車の中で細かい電車の到着時刻を調べることができるようになります。もし当日に何かのトラブルがあっても、「おくれ○分」ということが駅の表示板や車内放送によってわかれば、目的地だけでなく途中駅の到着時間の差を知ることができ、走行中にもその遅れがどのくらいになっているかをつぶさに知ることができるようになります。前が詰まっているような場合には、通常では乗れない電車に乗れる可能性もできます。こうしたことは、やはり紙の時刻表と同じような使い勝手があるものであるからできると思います。特に今回は、Fireタブレットで時刻表の表示をさせてその使い勝手を確かめようと思っていたところだったので、改めて今後のお出掛けが楽しみになってきました。


カテゴリー: モバイル活用ガイド | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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