月別アーカイブ: 2017年8月

自動ブレーキ搭載車は車両保険に入っておく方が良いか

古いものがいいとは言っても、やはり新しいものが欲しくなるというのが人情というものです。それは自動車の世界でも例外ではなく、私自身が古い車もそれなりに使えて楽しいといくら書いたとしても、最新型の車にかなわないところはたくさんあるわけで、私自身もお金が有り余るほどあれば新車で欲しい車もあります。

ただ、新しい技術が入っているゆえに、メンテナンスや修理の場合に高くなってしまう場合もあるので、個人的には今回紹介する自動ブレーキを装備し、車のフロント部にカメラが付いている車については、たとえ今から10数年が経ち、車自体の資産的価値が低くなったとしても、しっかりと自分の車を修理する場合の「車両保険」を外さないでおくことが何より大事になるということをここで改めて書かせていただきたいと思います。

この自動ブレーキというのはシビアな感性が要求され、前方に壁があったり人が出てきたり、車が止まっていたりしたら自動的にブレーキがかかるものの、例えばゴミが飛んできたり、風船が車の前を横切ったりしたような場合でも急ブレーキで止まってしまったりしたら、今度は後ろから追突されてしまう事になってしまうので、精度の高いカメラだけでなく、画像を解析し、必要な時のみ自動ブレーキを動作させる車のシステム(コンピュータ)の精度にずれが起こらないような調整が必要になってくると思われます。

もし、車を運転していて前の車がはねた「飛び石」によってガラスにヒビが入ってしまったら、特にこの自動ブレーキ搭載車の場合は単にガラスを交換しただけでは済まないケースが考えられます。昔の車なら、純製のフロントガラスだと部品代が高いからと、安い海外産のフロントガラスに交換して乗ることも可能ですが、最新の自動ブレーキ搭載車は、あまり物としての精度が良くない(つまり安い)海外産のガラスに交換した場合、誤動作が起こったとしても文句は言えなくなるかも知れません。

まだ今、そこまで考えなくてもいいのかも知れませんが、ある事故で明らかに自動ブレーキが誤動作して事故が起きた場合、普通に考えるとドライバーに罪はなく、自動ブレーキを作ったメーカーが事故の損害賠償を肩代わりするような事も起こるかも知れませんが、もし誤動作の原因が交換したガラスの精度が悪かったために起こったとしたら、やはりそれは交換時にそのガラスを選んだ車の運行管理者に責任あるのではないかという話になる可能性もあります。そうなると、自動車保険で相手への損害賠償を払ってもらえないような事も起こるかも知れません。

実際には、もし自動ブレーキが誤動作を起こすようなガラスをはめてしまった場合、自動ブレーキ機能を含めた車の運行システム自体をリセットして設定し直す中で、十分な精度がそのガラスでは保証できないとシステムが判断した場合、車自体が動かなくなるような安全装置が今後付いてくる可能性もあります。それなら最初から純正以外のガラスは交換できなくなりますが、もし現状で安いガラスに替えられた場合、その後もし事故が起きたとしたらどのように保険で処理されるようになるのかが気にかかります。

私自身は専門家ではないので詳しくはわかりませんが、ネットの口コミサイトあたりを見ると、自動ブレーキでは一番の性能を保持していると思われるスバルのアイサイトを搭載した車のフロントガラス交換について、レヴォーグの場合フロントガラス交換の請求額が21万円で、そのうち「アイサイト調整」が約2万円だったというケースが掲載されていました。

ちなみに、直接アイサイトの本体が衝撃を受けるなどしなければ、エラーなども出ずにそのまま安いガラスに付け換えても大丈夫かのようなコメントをされている方も同じ口コミのコメントの中でされる方もいました。ただし、先述のように、もし交換したガラスが原因になってシステムが誤動作した場合の責任はどうなるのかという問題はあるので、自動ブレーキ機能のある車で飛び石が原因でフロントガラスを安い海外製のガラスに換えた場合、たとえガラスの精度が問題になって自動ブレーキ機能がきちんと動作せずに事故が起きてしまった場合、あくまで車を動かす責任は運転者にあるから保険支払いの対象になるのか、純正でないガラスに交換したことが事故の原因と認定されたら保険払いの対象外になるのか、その見解は実際にガラスが破損した際、ガラス交換にかかる前に確認しておいた方がいいような気がします。

それでなくても今の新車に使われている多くの新技術を実現するために、少なくとも今回紹介したガラス以外にも様々な今までにない高性能の部品が新しい車には使われているので、ガラス破損のリスクだけでなく、いざという時に備えて車両保険には加入して、急な出費を抑える対策をしておく事に越したことはありません。特に新しい車を買ったばかりの方だけでなく、中古でも自動ブレーキの装備のある車を買った場合にも車両保険に入っておいた方がいいような気がします。

事故で修理をする場合のコストはこのように年々上がってしまうのは大変ではあるのですが、完全な自動運転に近づくにつれて運転者の責任も減り、自動車保険の保険料も下がっていくという流れもありますので、多少のコスト変動は理解の上で自動車の新しい機能を使うようにしたいものです。


「OCNでんわキャリアフリー」その4 通話定額の弱いMVNOの補完として使う

「OCNでんわキャリアフリー」は、他のMVNOのサービスを便利で使っているものの、通話定額のオプションがなかったり、無料通話の時間が5分では少ないと感じたりすることもあるでしょう。MVNOのサービスの中で10分定額が実現してくれればわざわざ「OCNでんわキャリアフリー」を付ける必要がないという方は、とりあえずお使いのMVNOが10分以上の通話定額に対応してくれるまでは使うというのもいいのではないでしょうか。

多くのMVNOがある中で、この通話定額の部分が弱いということで言うと、なかなか組み合わせると面白そうなのがBIGLOBEの「音声通話3GBプラン(月額1,600円 税抜価格 以下の表示内容も同じ)」です。なぜかというと、BIGLOBEでは3GBプラン以上のデータプランを利用している方へのオプションとして「エンタメフリープラン」があります。YouTubeやAbemaTV、各種音楽ストリーミングサービスやradikoなどが高速クーポンを利用することなくスマホで見られるくらいのスピードで制限なく楽しめるのですが、この種のオプションは大手キャリアでもなく、さらにデータ通信SIMでこのオプションに入るより、音声通話SIMで入った方が金額的にも500円安い月額480円で利用できます。

「音声通話3GBプラン」と「エンタメフリーオプション」の月額の合計は2,080円となりますが、さらに通話定額プランを付けたい場合、BIGLOBEでは定額時間については月額650円と安いものの、最大3分までしか通話定額になりません。もちろん、全ての通話が3分以内に収まるようならこれらBIGLOBEが用意したオプションのみでもいいと思いますが、3分より10分の定額通話プランがあればいいと思われた場合、およそ3,000円の通信料で、通話もスマホでのインターネットも動画も十二分に楽しめる環境が整うわけです。

今後BIGLOBEで10分までの通話定額のサービスが「OCNでんわキャリアフリー」より安い値段で発表されたとしたら改めて切り替えればいいわけですし、一台で通話もネットも動画もという場合にはかなり条件的にはバランスの取れた組み合わせ内容になるのではないかと思います。

この他にも、通話についてのオプションで安い価格で定額を付けるものはfreetelで1分以内定額が299円/月と安いですが、10分定額は1,499円と高いので、既にfreetelのSIMを使っている方が、今の通話定額に不満があり、長く定額で話したいならあえて「OCNでんわキャリアフリー」を選ぶ手もあります。これも、freetelがもっと安い10分以上定額のプランを出してくればいいのですが、そうした好き間に入り込んで行くような魅力があるので、今後新たなサービスが出てきた中で通話定額プランに物足りないものがあったらこのプランを検討してみるのも十分に有りだと思います。

今までは各社それぞれに独自のサービスをまちまちの料金で展開してきた感のあるプレフィックス通話タイプの通話定額があるかないかで、なかったり定額で話せる分数が少なかった場合に通話を諦めるか、データ通信よりも通話定額を重視して選ぶこともあったかと思います。

今後は通話定額が10分まででいいならば、気軽に月ごとに入って試すことのできるオプションの一つとして「OCNでんわキャリアフリー」を考えてみてもいいのではないでしょうか。今回紹介できなかったケースでも、その組み合わせでもっと便利に使える方法もあるかも知れないケースも出てくるでしょう。紹介自体はここで終わりますが、今後も最新の情報を入手したら、この続きを書きたいと思っています。

・OCNでんわキャリアフリー
http://www.ntt.com/personal/services/phone/mobile/003544.html

BIGLOBE SIM

freetel

※「OCNでんわキャリアフリー」についての一連の記事について、以下にまとめておりますので、興味がある方がおられましたら、以下のリンクからもご覧下さい。

・その0 画期的な10分以内定額電話サービス
・その1 プリペイド携帯との合わせ技でキャリアメール
・その2 同キャリア通話無料ブランとの組み合わせ
・その3 MVNO最安の通話プランと合わせる
・その4 通話定額の弱いMVNOの補完として使う


「OCNでんわキャリアフリー」その3 MVNO最安の通話プランと合わせる

キャリアメールを捨てられ、さらに通話時間が10分以内で間に合うなら、一気に大手キャリアからMVNOへMNPして毎月の利用料金を安く上げるため、MVNOの中でも毎月の料金が極めて安いプランと組み合わせることも可能になります。

さらにMVNOの音声通話プランというのは、基本的に契約から12ヶ月の解約金発生期間がありますが、そこを過ぎれば2年ごとの更新月もなく、いつでも好きな時に好きな事業者と契約ができるのもメリットです。そして通話だけでなく、これから紹介するように一応データ通信も利用できて基本料金が安いというのもポイントです。

そういった激安プランに、5分ないし10分までの定額通話オプションがあれば問題ないのですが、無料通話が付いた電話サービスを持たなかったり、5分に限定されているMVNOもありますので、ここでは安い基本料金で、さらに定額通話プランに10分までのものがないところを主に紹介します。

まず、思い立ってすぐに契約ばできませんが、MVNOの音声通話付きSIMカードとして一番安いと思われるnuroモバイルの「0SIM」について改めて紹介します。このSIMは、毎月のデータ通信が5GBまでの利用パケットによって料金が決まってきます。当初はデータ通信専用のSIMが雑誌の付録として配られたことで、月500MBまでのデータ通信に抑えられれば、名前の通り毎月の料金が「0円」で使えることで大きな反響を呼んだのですが、スマホに入れて使っていると、以下のようにデータ通信料が発生します。

・500MB未満 無料
・500MB超2GBまで 100MBごとに100円の課金(表示金額は税抜き価格 以下も同じ)
・2GBから5GBまで 1,600円
・5GB超 低速制限or別売クーボン購入可

スマホではバックグラウンドで通信している場合もありますので、データ通信専用SIMならモバイルルーターに入れて使うことで毎月500MB未満をキープすることも可能ですが、スマホでは安く維持するつもりでもつい毎月のデータ量が500MBを越えてしまう可能性があるので、これから紹介する「データ+音声プラン」を使う場合には注意が必要です。

ちなみに、「0SIM」の「データ+音声プラン」で毎月のデータ通信が500MB未満で収まるなら月額はまさかの700円です。実は5分までの通話定額でよければ、「nuroモバイルでんわ5分かけ放題」というサービスが月額800円であります。それで十分ならば月額1,500円で通話もできる回線が維持できますが、「OCNでんわキャリアフリー」の10分定額を付けても1,700円なので通話の状況に応じてどちらに入るのがいいのか判断しましょう。

また、なるべく安く毎月の通信料を抑えるためにこの組み合わせを選ぶ場合は、いかにデータ通信をしない端末を使うかが大切になります。スマホでは色んなアプリを入れる中でバックグラウンド通信でそれなりにデータ通信を使ってしまう恐れがありますので十分注意しましょう。仕様がスマホとは違って自由にアプリをインストールできないAndroid OSの入った折りたたみ式のガラケーの形をしたガラホの中にSIMカードを入れて使うようにすれば、まず普通に使っていてもデータ量が500MBをこえることはないでしょう。

念のため、0SIMのホームページから毎日のデータ量を確認することも忘れないようにしましょう。ガラホを新品で購入する場合にはSIMフリーではシャープのガラホSH-N01がありますし、最初から一切データ通信を使うつもりがないなら、ドコモのガラケーを中古で入手したものに「0SIM」のSIMカードを入れて使うという方法もあります。

しかし、せっかくデータ通信もできるMVNOなら、低速であってもデータ容量を気にしないで使いたいと思っている方もいるでしょう。そういうSIMからドコモのSIMが入るスマホを中古で入手しても、SIMフリーのスマホを購入してもそのまま何も心配もなく使えるようになります。

となると、とりあえずの候補は、データ通信は一般的には低速と言われる、最大200kbpsで高速は使えないものの、データ通信自体は無制限で使える「神プラン」を持つ「ロケットモバイル」の「通話プラン」月額948円はいかがでしょうか。考えようによっては、ソフトバンクのホワイトプランに入るより、12ヶ月後には自由に動けますし、データ通信も遅いながらできます。月額2千円、さらに「0SIM」と比べても約250円高いだけなので、メールやLINEなどのSNSくらいなら、写真や動画を見るには厳しいかも知れませんが、コミュニケーションに関することならまず不自由はしないと思います。キャリアメールこそMVNOでは使えませんが、通話もデータもそこそこできて、月約二千円というプランを作ることができるのも、新たに10分定額の電話サービスに入れるようになったおかげです。

・OCNでんわキャリアフリー
http://www.ntt.com/personal/services/phone/mobile/003544.html

nuro mobile

ロケットモバイル

※「OCNでんわキャリアフリー」についての一連の記事について、以下にまとめておりますので、興味がある方がおられましたら、以下のリンクからもご覧下さい。

・その0 画期的な10分以内定額電話サービス
・その1 プリペイド携帯との合わせ技でキャリアメール
・その2 同キャリア通話無料ブランとの組み合わせ
・その3 MVNO最安の通話プランと合わせる
・その4 通話定額の弱いMVNOの補完として使う


「OCNでんわキャリアフリー」その2 同キャリア通話無料プランとの組合せ

基本料が安いものの、意外と使い出すと通話料がかさんでしまうような電話を持っている場合も、「OCNでんわキャリアフリー」と合わせることでかなり面白いプランが組めます。ここでは大手キャリアでガラケーを安い基本料金で契約している人向きに、具体的な組み合わせにおすすめしたいプランを紹介していくことにしましょう。

まずは、大手キャリアに電話番号を残しておきたい大きな理由のひとつ、「キャリアメールを残して定額で使いたい」というニーズに応えるプランを紹介しましょう。このプランは0円からパケット定額が利用できる無料通話のないプランで、キャリアメールを使うためには、「基本料金+インターネット利用料(300円 税抜価格 以下の表示も同様に税抜価格です)」という風にキャリアでは加入し、そこにさらに「OCNでんわキャリアフリー」の月額1,000円を利用する場合に月ごとに付ける形になります。

・NTT docomo(FOMA専用)

タイプシンプルバリュー 月額743円
imode SPモード 月額300円
パケホーダイシンプルとメール使い放題の申込み必要
計1,043円

・au(3Gケータイのみ)

プランEシンプル 月額743円
EZ WINコース 月額300円
計 1,043円

ちなみに、ソフトバンクでは前回紹介したプリペイド携帯にメール定額のプランがありますが月の維持費で比べると少し割高になります。ただし上記の2つのプランは3Gケータイ用のプランです。店頭で3Gケータイが購入できない場合、3Gに対応した中古の白ロムを持ち込んでの契約はできるかも知れませんが、そのような事はできないという場合にはソフトバンクのプリペイドサービスを使ったキャリアメール無制限が3キャリアのうちの唯一の選択になる可能性があります。ということで、上記2社のメールアドレスを使って好きなだけメールの送受信をしたい場合には契約までのハードルは高いかも知れませんが、現状で3Gケータイを使っている方だったらプラン変更で対応は可能です。新規でも契約できれば月額千円とちょっとでメールの送受信フリーの環境が整います。

さらに「OCNでんわキャリアフリー」を付けて月額約2,000円ちょっとの負担でメールも通話も定額無制限(通話だけは10分以内という制限はありますが)使えるというのはメリットを感じる方はいるのではないでしょうか。

今までは通話もメールもそこそこ楽しみたいと思っている方は、無料通話付きのプランにメール利用のパケット通信プランを付けることで対応してきたと思います。ただそれだと通話は無料通話を越えないようにできるとして、メールは使った分だけパケット料金がかかるようになるので、そのままにした方がいいのか、「メール無制限プラン」と「OCNでんわキャリアフリー10分定額」とのセットにするかは、無料通話付プランとメール利用で月額2,000円を頻繁に超えるかどうかがプラン変更の目安になるでしょう。

さらに、大手キャリアの中には同じキャリア同士の通話定額を実現しているプランもあります。これはソフトバンクが始めた「ホワイトプラン」が今でもケータイなら単体でも申込み可能になっています。他社にも3Gケータイ用の同じプランがありますが、すでに3Gケータイがないと契約できないことから、その内容については割愛します。中古の白ロムを持ち込んで3Gケータイの契約をするか、既に3Gを契約している方が、他キャリアのホワイトプラン相当プランにプラン変更するというのはメール放題のプランの場合と同じです。新規で通話のみの基本料が安いプランを全面に出しているものとしては、ソフトバンクモバイル系列のY!mobileでも通話のみの「シンプルケータイ」があります。このプランはホワイトプランと同じ条件で使えますので、新規に契約する場合ということで以下に紹介します。

・ソフトバンク(ケータイのみホワイトプランのみの契約可能)

ホワイトプラン 月額934円

・Y!mobile

シンプルケータイ 月額934円

これらどちらの契約でも同じソフトバンクユーザーとY!mobileの携帯・スマホユーザーに対してのみ、午前1時から午後9時まではいくらかけても上記金額で定額利用ができます。しかし、掛ける番号はソフトバンク系列以外にもあるかも知れませんし、固定電話に掛けたい場合もあるでしょう。その場合に「OCNでんわキャリアフリー」が役に立つというわけです。

こちらの方もOCNでんわキャリアフリーとの組合せで、約2000円くらいでソフトバンクユーザーとその他の番号とで発信を使い分けることができるようになり、かなり使い出がよくなります。キャリアメールを利用するにはさらに、インターネット利用料が300円と、メール自体のパケットがかかります。

ここではあえて、何もないところから新たに「OCNでんわキャリアフリー」と合わせる回線を契約する前提で考えてみましたが、スマホで既に大手キャリアで加入し、同じキャリアユーザー同士の時間制通話無料のプランで入っている方なら、毎月の通話料が1,000円を超えるかということと、追加で課金される通話時間がおおむね10分以内におさまっているかというのが、「OCNでんわキャリアフリー」を付けるかどうかの目安になるでしょう。

・OCNでんわキャリアフリー
http://www.ntt.com/personal/services/phone/mobile/003544.html

※「OCNでんわキャリアフリー」についての一連の記事について、以下にまとめておりますので、興味がある方がおられましたら、以下のリンクからもご覧下さい。

・その0 画期的な10分以内定額電話サービス
・その1 プリペイド携帯との合わせ技でキャリアメール
・その2 同キャリア通話無料ブランとの組み合わせ
・その3 MVNO最安の通話プランと合わせる
・その4 通話定額の弱いMVNOの補完として使う


「OCNでんわキャリアフリー」その1 プリベイド携帯との合わせ技でキャリアメール

通話料が高く、待ち受け専用の携帯電話ということで思い付くのが、基本料金はないものの使いたい時にプリペイドカードやクレジットカードからチャージして使うことができる「プリペイド携帯電話」の存在ではないでしょうか。

現在、大手キャリアではauとソフトバンクがサービスを行なっていますが、新品で端末が購入できるのはソフトバンクだけなので、ここではソフトバンクモバイルのプリペイド携帯サービスの「シンプルスタイル」という名称で販売しているサービスで、利用金額のチャージをプリペイドカードで行なう場合で考えてみることにします。

このサービスはソフトバンクのプリペイドカードに書かれた番号を電話機に入力し、利用額をチャージできます。最低3,000円チャージすることで(カードには3,000円と5,000円のカードがあります)60日間通話やインターネットができるようになります。カードをどんどんチャージして有効期間を増やすことも可能なので、3,000円のカードを6枚チャージすれば、残高を残したまま利用期間を最大の360日に伸ばせます。このようにして、必要に応じて更新のし忘れを防ぐことができます。

さらに、ソフトバンクのプリペイドが面白いのは、チャージした金額の範囲内で月額286円を決済することで、その月に使うメール(キャリアメールとSMS)が使えるようになるのです。SMSを送信する場合はチャージした金額から1通につき5.14円が消費されますが、キャリアメールは送信も受信も定額料金だけで使い放題になるのです。

毎月連続して使うと仮定すると、一ヶ月約1,500円でキャリアメール使い放題になるのですが、これだと待ち受け用の電話としては使えても、こちらから発信したい場合に困ってしまうのですね。そこで、この「OCNでんわキャリアフリー」を月額1,000円で付ければ、通話する月だけ2,500円くらいにはなりますが、メールだけ主に使うつもりならその月は「OCNでんわキャリアフリー」の契約を中断すればいいので、使わない時にはお金がかからないということになります。

また全く別のやり方として、メールも使わず電話番号だけを残し、普段は待ち受けのみで、イベントや家族と連絡をする状況になるなどいざという月だけ10分以内の定額電話を使いたいなら、さらに安く使うことができます。ソフトバンクのプリペイド携帯は、利用開始のため3,000円のプリペイドカードを登録し、60日の利用有効期間が終了した翌日から360日間は発信やメールは全くできないものの、かかってきた電話は受けられる電話番号有効期間に突入します。その際、110番と119番への発信とSMSの受信はできますので、この状態で待ち受け専用にしておけば、約1年間は全く基本料も掛からずに維持できるのです。

この電話で通話したいと思った場合には改めて月初めに3,000円のカードでチャージして発信可能な状態にしたところで「OCNでんわキャリアフリー」を2ヶ月間登録すれば(2ヶ月経過前に契約を止めないと発信できないのに月1,000円かかってしまうので注意)、登録している間のみ2ヶ月約5,000円で発信も10分間だけなら定額で使える携帯電話が完成します。一つ注意したいことは、プリペイドの残高を使ってプレフィックス番号を使わなくてもある程度の時間は通話ができますが、残高を全て使い切った時点で「OCNでんわキャリアフリー」からの発信ができなくなる可能性がありますので、プリペイドの残高は勿体無いと思っても、使い切るなら月末に有効期間が切れる前にし、月の途中で使い切らないように残高の把握をお忘れなく。

さらに細かいですが、通常3,000円するソフトバンクのプリペイドカードを安く購入することで、更に通信費を抑えることもできます。ソフトバンクショップでなく金券ショップで在庫があるようなら数%の値引きではありますが安く購入できるので、複数のカードを一括登録するような場合は便利ですし、ネットオークションやフリマでカードに記載されているまだ使われていない番号を売り買いすることで、さらに安くプリペイドカードの使用権を購入することができるかも知れませんが、個人取引の場合は教えてもらった番号を入力してもチャージされないなどのトラブルもあるかも知れませんので、その点には注意して取引きを行なって下さい。

プリペイド携帯と「OCNでんわキャリアフリー」の組み合わせは、ここまで説明したように常に使うならそんなに安くはないですが、キャリアメールと通話定額10分を両方使い倒したい場合にはこれから新たに使いたい場合の唯一のプランではないかと思います。また発信する時期が一年のうちで決まっているなら、その時期だけ使えば一年トータルの通信料はかなり安くなると思います。もしかしたら使うかどうかわからないながらも、現在使っている電話番号以外の電話番号をキープしておきたいと思っていて、状況に応じて電話を掛ける頻度が上がるかも知れないという場合にはまさに最適ですね(^^;)。

・OCNでんわキャリアフリー
http://www.ntt.com/personal/services/phone/mobile/003544.html

・ソフトバンク シンプルスタイル
https://www.softbank.jp/mobile/price_plan/prepaid/

※「OCNでんわキャリアフリー」についての一連の記事について、以下にまとめておりますので、興味がある方がおられましたら、以下のリンクからもご覧下さい。

・その0 画期的な10分以内定額電話サービス
・その1 プリペイド携帯との合わせ技でキャリアメール
・その2 同キャリア通話無料ブランとの組み合わせ
・その3 MVNO最安の通話プランと合わせる
・その4 通話定額の弱いMVNOの補完として使う


「OCNでんわキャリアフリー」その0 画期的な10分以内定額電話サービス

大手キャリアだけでなくMVNOの音声通話プランのオプションとして5分ないし10分以内の通話定額が提供されるのは珍しくありませんが、今使っているサービスにそうしたオプションがなかったり、あっても5分では短いという不満が出る場合もあるでしょう。

今まではプレフィックス番号を目的の番号の前に付けることで30秒10円など安い通話料で利用できるサービスはあったものの、定額プランだけを申し込むことはできませんでした。しかし、今回紹介するNTTコミュニケーションズが提供する「OCNでんわキャリアフリー」では、OCN モバイル ONEの音声通話SIMに付けるオプションの場合は850円(税抜価格 以下の表示も同様)ですが、単体で申し込む場合は月額1,000円で今ある090・080・070から始まる携帯電話の番号を持っていれば、専用のアプリや、実際に相手の番号の前に「0035-44」を付けて掛けることで利用できます。この電話サービスの特徴は、相手には自分の携帯電話の番号が通知され、さらに一回10分間までの通話料は無料になり、10分を越えた場合でも30秒10円の通話料で利用できます。このサービスは2017年9月1日から開始される予定です。

ただし、利用する携帯電話の中では一つだけ例外(10分定額が使えない)のケースが1つだけあります。それは現在、Y!mobileの提供している回線のうち旧イーモバイル時代に音声通話付きのSIMで契約した電話番号を継続してY!mobileで利用されている方が使えないということなので、イーモバイル時代に加入してからずっと会社を変えずに同じ番号で使っている方や、いったんドコモやau、ソフトバンクに移ってからまたY!mobileに戻ってきた場合もだめなようです。ただ、Y!mobileから他のキャリア(MVNO含む)に番号が同じままで移った場合は大丈夫なようですので、その点はご注意下さい。

また、加入前に気を付けたい事として10分定額にならなかったり、元々掛けられないサービスについても知っておくことが必要でしょう。公式ページを見ると、

・110番、119番、117番、177番などの3ケタの番号

・NTTコミュニケーションズのフリーダイヤル・ナビダイヤル・テレドーム・NTT東日本・NTT西日本の災害募金サービス等0XX0系の番号(0570など)

・マイライン等の00XXから始まる電話番号

・060、020、もしくは、#で始まる電話番号

・NTTドコモ社の「他の電話機からの遠隔操作」の発信番号  090-310-14xx (*a) 090-310-1655 (*b)

・ソフトバンク社の「転送・留守電・着信お知らせ機能サービス」に関する発信番号

このようなケースが使えないということなので、プレフィックス番号を付けないで(もしくは、スマホで専用アプリを使わないで)発信しなければつながらない番号があるということも知っておけばいざという時に慌てなくて済みます。

また、スマホでこのサービスを利用するにはアプリの「OCNでんわ」から発信しないとこのサービスを使ったことになりません。ガラケーやガラホの場合には、手入力で電話番号の前に「0035-44」を付けるか、ガラケーやガラホに「プレフィックス設定」というメニューがある場合には6ケタの番号を登録しましょう。そうすると電話帳から発信する時だけでなく、普通に発信する前に「発信オプション」から登録した「プレフィックス番号」を選べば自動的に6ケタの数字を電話番号の前に付けて発信することができます。

料金の支払いはクレジットカードが必要で、さらに認証のためにSMSの使える電話番号が必要になります。これらは、通話定額を使おうと思っている電話番号があれば問題なく認証できますし、他のインターネットの請求に使っているクレジットカードが有ればいいので、そう問題にならないかも知れません。

また、NTTコミュニケーションズでは2017年11月末まで月額料金を150円引き、月額850円で利用できるキャンペーンを行なっています。10分定額の料金は日割りはできないものの、月ごとに外したり付けたりすることができますので、普段は全く自分から電話しないものの、短期間だけこちらから掛ける用途に使いたいという場合にも便利です。ここからは、具体的にどういった通話プランに付けるとお得なのかを検証していこうと思います。

・OCNでんわキャリアフリー

http://www.ntt.com/personal/services/phone/mobile/003544.html

※「OCNでんわキャリアフリー」についての一連の記事について、以下にまとめておりますので、興味がある方がおられましたら、以下のリンクからもご覧下さい。

・その0 画期的な10分以内定額電話サービス
・その1 プリペイド携帯との合わせ技でキャリアメール
・その2 同キャリア通話無料ブランとの組み合わせ
・その3 MVNO最安の通話プランと合わせる
・その4 通話定額の弱いMVNOの補完として使う


利用者側からの食中毒を避けるアプローチ

ここのところ私の住んでいるところは夜でも気温が下がらず、「食中毒警報」が出されているような状態です。テレビではお惣菜のポテトサラダや焼肉店での食中毒がニュースになっていますが全く他人事ではありません。今週末に夏休みの最後のお出掛けを考えている方もいるかも知れませんので、ここでレジャーなどで外出される際、出先で食中毒に自分の対策の甘さからなってしまわないように、心掛けたいことを簡単にまとめてみたいと思います。

まずは、食中毒のO-157菌というのは下痢を起こした人から出てきたものが移ってしまうということで、公衆トイレで菌をもらわないような注意が必要です。というのも、個室トイレのドアや便器、さらにトイレ内の洗面所などに、もしかしたら菌を持っている人が触ったことで菌が付いている場合があるので、もしその菌が付いているところに触ってしまった場合でも、手から落とすための「手洗い」が大切になってきます。

この時期は特に、トイレを済ませて出る前に手を洗う場合、水だけでざっと洗うのではなくシャボネットのような液体の石けんを十分に付け、手の表裏および爪の間や指の間、さらに手首まで、しっかり洗って菌を洗い流す入念な手洗いを家族間で実行しましょう。詳しい手洗いのやり方については、以下のようなサイトが参考になります。厚生労働省が世間に出している印刷可能なPDFファイルになりますので、印刷してその内容を家族で十分に共有しておくだけでも食中毒対策に関する意識は高まるでしょう。

http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11130500-Shokuhinanzenbu/0000090171.pdf

次に、今回ニュースになっている手作り惣菜やお弁当についてですが、車で旅行する中でありがちになるのが、すぐ食べるからと買ったおかずやお弁当をポリ袋に入れたまま車内の温度が上がる所に置くことで、菌が増殖してしまう可能性が出てくることです。車でそうしたものを運ぶ際には、購入した所でもらえる氷や保冷剤を入れたクーラーボックスに入れて運び、できるだけ早く食べることを心がけることです。さらに食事の前には念入りに手洗いをすることを忘れないで下さい。

また、食品を車の中で常温にしたまま放置する事の危険性が指摘されているのがペットボトルです。人の口の中には常に菌がいるので、一度口を付けたペットボトルを温度が上がる車内のドリンクホルダーに入れたままにしておくと菌が繁殖しますので、できれば時間を置かずに全て飲むか余ったら捨てるなどの処理が必要な場合も出てくるでしょう。あまりに長時間、中味の入ったペットボトルを放置した場合、ペットボトルが破裂するというケースもあると、雑誌の女性セブンで報じられていたという話もあるほどです。コンビニなどで飲み物を購入して、いったん開封したものを飲み忘れてしまった場合は、もったいないですが安全のために廃棄することも必要です。

さらに食事の中でも焼肉店で食事をするとか、野外でバーベキューをする場合、肉の表面に付いていたり、中にいる菌をさわったり差したりした箸をそのまま使って肉を食べてしまうことで食中毒になってしまうケースがあります。

生食で食べられる肉というのも確かにあります。私の住む静岡県のレストランで牛肉100%のハンバーグを食べさせてくれることで有名な「炭焼きレストランさわやか」がありますが、ここのお肉は工場から出荷してすぐに調理すれば菌が繁殖しないようにきちんと管理されているために、中がレアの状態でも食中毒を起こさないようになっています。県外から食べに来る人も多く、なぜ首都圏に進出しないのかという疑問を持つ方も多いと思いますが、一番の理由は自社工場からハンバーグ用の肉を運ぶ際に、食中毒が出る恐れのない距離が静岡県の店舗のみということなのです。それくらいシビアな問題であることをこの例からも理解していただけるのではないかと思います。

スーパーや普通の焼肉店で用意されている肉というのは、基本的によく焼くことで問題なく食べられるものの、生の状態では表面や中に食中毒を引き起こす菌が付いているということをまずは理解した上で調理することが必要になります。ですから、肉を焼くために生の肉を取って鉄板にのせるための取り箸と実際に焼けた肉を食べる時の自分のお箸とは明確に分けることが必要になるのです。

一番わかりやすいのは、肉を取って焼くのには箸は使わずにトングにし、箸は焼けた肉を食べる時だけにするということです。キャンプ用に焼肉用のセットを車に積んで持って行く荷物の中には、ぜひお肉を扱うためのトングを一つ用意して持って行くことが大切になります。100円ショップでも売っているものですので、バーベキューの道具の中にトングがなかった場合には目的地へ行く途中に買い求めてもいいかも知れませんね。

とにかくこの時期、外へ出た時には公共のスペースで過ごすことも増えると思いますので、思わぬところに食中毒を引き起こす菌が付いていることを考えるべきだと思います。トイレから出る時や食事の前には必ず手洗いをし、自分で焼く肉はしっかり焼くことはもちろん、直接口に入れる箸やスプーンでは生の肉を触らない。これらのことを守るだけでも食中毒になる危険性を減らすことができるので、旅先ではぜひ実践してみてください。


楽天モバイルの新しい料金プラン「スーパーホーダイ」について

昨日で高校野球が終わりました。試合を中継していたNHK総合テレビでは野球中継終了後に夕方の情報番組に入ったのですが、その番組でいきなり紹介していたのが楽天モバイルの記者発表で、かなり詳しく「スーパーホーダイ」というプランの内容について説明していてびっくりしました。

たまたまその番組を見ていたこともあり、楽天モバイルのホームページで新しい料金プランとは何かと思って詳しく見てみました。すると、そのプランはやはりというかデータ通信だけのプランではなく、音声通話とセットで、さらに音声通話のオプションとして設定されていることの多い「楽天でんわ」の5分定額も込みのプランでした。

ですから、このプランの最大のポイントである高速クーポンを使い切っても最大速度が1Mbpsの速度が出る(スマホなら十分動画サイトを見られるくらいの速度)ということに興味を持っている方でも、すでに通話用の契約は確保しているようなことがあったり、データ専用の回線を探している場合には無駄に通話用の回線を増やすことになり、料金もその分割高になってしまいます。

かく言う私も、通話専用にガラホを契約しているので、楽天モバイルの新プランには興味はあるものの、すぐに飛び付くことはないと思います。

ただ、公式サイトによると、かなり具体的なスピード制限として低速でも1Mbpsより7割もスピードを落とし最大300kbpsに制限する時間帯を表示しています。一般的に多くのアクセスが集中すると言われているお昼の12:00~13:00、さらに夕方の18:00~19:00の時間となっていて、深夜は一応適用外です。この通りにスピードが安定すれば、確かに魅力はあると思います。

しかし、このようなそこそこ高速で上記の時間さえ外せば、本当に安定して1Mbpsというモバイル環境では十分な速度を使えるのかという疑問は現時点では残ります。個人的にもぷららのLTE無制限プランや、ワイヤレスゲートの同様のプランを使ってきたもののサービス開始直後はそれなりのスピードが出ていても、ユーザーが増えるにしたがって平均的なスピードが落ちていった経験があるので、楽天モバイルの回線の運用が試されるという部分はあるでしょう。

ここで問題になるのは、新プランは最初に紹介したように、090などの番号から始まる音声通話回線とデータ通信のセットプランであるため、最低でも12ヶ月間までの間に解約しようとすると、解約金として9,800円が請求されます。サービスは9月1日から始まりますが、もし最初の数ヶ月で多くのユーザーの期待に反するような低速制限時のスピードしか出なかった場合に1年間は解約を待つか、解約金を払ってでも即解約するかという判断を迫られる場面も出てくるかも知れません。

もし新プランを2年契約や3年契約にしてしまった場合、初年度の解約金は19,800円(2年の場合)、29,800円(3年の場合)の解約金になり、一年経過ごとに1万円解約金が安くなるようになっています。もちろん、長期契約を行なうことでキャッシュバックなどの優遇措置があるからこその価格設定なのですが、現状ではまだスピードや安定性に関しては不確定要素が多いので、人柱覚悟で契約をされる場合は長期契約を控えた方がいいのではないかと個人的には思います。

ただ、楽天モバイルで新規契約をする場合、新品のスマホが普通ではありえないバーゲン価格で購入できるようになるキャンペーンが開催される場合があるので、そうしたキャンペーンをうまく活用し、ポイントバックがなくてもスマホ代を安く購入し、12ヶ月は使うつもりで契約するというのが、おすすめになるかと思います。

ここまで、かなり楽天モバイルに批判的なスタンスで書いてきたのではないかという感じもしますが、むしろ当然のように低速で1Mbpsが安定して出るならば、MVNOの歴史からしても相当のおすすめプランになることは間違いありません。さらに他のMVNOが平気で実体とかけ離れた実測値を公表することもなくなるのではないかと思います。

とりあえず年内いっぱいに楽天モバイルの新プランを契約した方が、ある程度満足できるような回線品質を提供できるとしたら、もはや大手キャリアを使い続けなくても、自由にスマホでインターネットを使うためにMVNOに移る人も増えるでしょう。ということで、楽天の新プランについては、今後もその回線状況を見守っていきたいと思っています。

楽天モバイル


「ゆうゆう窓口」深夜営業終了後の荷物の受け取り方

全国的に大きな郵便局でそれまでほぼ夜間から深夜~早朝にかけて開いていた郵便局の時間外窓口である「ゆうゆう窓口」の深夜営業が終了しつつあります。私の住む町でも、もう深夜に行っても窓口は開いていないので、今後の対策を立てる必要があります。そんな中、私のところに「不在連絡票」が届いたので、その中味を見ながらどうすべきかということを考えていきたいと思います。

不在票には様々な方法で「再配達」をするための方法について説明が書いてあります。表面には2つの方法について書いてあるのですが、それは

・PC、携帯、スマートフォン受付
・電話による自動受付(24時間受付可能)

の2つです。ただ、再配達の場合の配達希望時間がちょっと微妙です。

・午前中
・12時から14時
・14時から17時
・17時から19時
・19時から21時

以上のように分けられていて、実際に配達している人からすると、もっと細かく指定するのは難しいということは十分にわかります。ただ、私の場合は一番遅い「19時から21時」を選んでも間に合わなかったり、帰りが20時過ぎになった時に早めに再配達に来てもらった場合など、うまく荷物が受け取れない可能性があります。

そういう問題があるので、まだ「ゆうゆう窓口」が夜間~深夜でも開いていた時には配達を終え郵便局に戻ってきた時間をみはからって郵便局に不在票を持って行き、その日のうちに荷物を受け取っていました。しかし当日窓口での荷物受け取りができなくなった中でも、自宅に再配達以外に、郵便局での受け取りメニューも用意されています。

あくまでこの不在連絡票を見る限りでは、「郵便局窓口でのお受取り」を行なうためには、必ず事前にコールセンターに連絡した上で行かないと駄目だと赤字で書いてあります。ちなみにそのコールセンターの営業時間は8時から19時までで、もし当日自宅に帰るのが19時を回ってしまった場合、物理的に当日中の連絡は不可能になるので、この不在連絡票の通りだと荷物の受け取りは翌々日になってしまうことになります。

さらに、コールセンターへの電話は、固定電話なら無料ですが、携帯電話からだと無料用の電話番号には繋がらず、「0570」から始まる携帯電話会社の通話無料の対象にならない電話番号に掛けなければなりません。コールセンターでは人間が直接電話を受けるので、時間帯によっては料金がかかるのを承知の上で(携帯電話からの電話の場合)、保留音が鳴る中で時間がかかると課金も進む中待たなければいけません。

さすがにこれでは今の単身者で帰宅が遅い人には辛い内容になるので何とかならないかと思い、最初に書いてあったパソコン用のウェブサイトに繋いでみたところ、配達先を選ぶ画面にはこのような内容が書かれていたのです。

・ご自宅等
・ご近所様に配達
・勤務先に配達
・配達を担当している郵便局の窓口でお受け取り
・他の郵便局の窓口でお受け取り

個人的にここまで調べてみて、手元にある「不在連絡票」の記載をもう一度見直してみました。小さい文字でLINEの公式アカウント「ぽすくま」と友だち申請をすると、LINEからでも再配達手続きができると書いてありました。恐らく郵便局でも受け取れるように手続きはLINEからでもできるのでしょう。

そうなると「配達を担当している郵便局の窓口で受け取る」ことを「再配達」の中に入れているなら、その旨の記載を何故してくれないのか、思い切り不満に思いました。パソコン・スマホ、さらにLINEからでも再配達だけでなく郵便局での受け取りを指定できるなら、ちゃんと一言書いてくれれば、コールセンターに直接19時までに電話しなければいけないという風に考えず、夜間の時間があるときに翌日の郵便局で受け取るように希望を出せばそれで済んでしまうわけです。

ここまでわかったことで、改めて早速郵便局の公式アカウントを登録し、不在の際にスマホにメッセージが入るようにネット上から登録しましたが、単に不在連絡票を読んだだけでは、わからないことが多すぎるというのはちょっと問題がありそうな感じはしますが、とりあえず全てネットで完結させて郵便局に受け取りに行けることはわかりましたので、まあいいとしましょう。皆さんもこうした事に興味があるようでしたらまず、「ゆうびんポータル」(https://lp.jpid.pf.japanpost.jp/)から登録してみて下さい。


東京五輪までに新東名御殿場~海老名南の開通は難しいか

毎日ラジオで交通情報を聞いている中、帰省ラッシュなどの渋滞が起こった場合を除き、最近の静岡県内では事故以外の自然渋滞が起こったという事をそれほど聞いたことがないというのが新東名の建設における効果だと個人的には思っているのですが、静岡県以外ではまだ未開通部分が残っています。

特に気になるのは東側が現在御殿場までつながっているものの、そこから東京方面の工事がどうなっているのかということです。今のところ、御殿場ジャンクションから海老名南ジャンクションまでの間(総延長53.3キロ)の区間が、東京オリンピックに間に合うように開通できるのかということが話題になっているのだそうです。

というのも、東京オリンピックの開催種目のうち、自転車競技は静岡県の伊豆市で行なわれるので(主に修善寺のサイクルスポーツセンター)、選手や関係者、さらに競技を見に行く大勢の人達の輸送を確保できるのかという事がこの区間が高速道路として開通しているかいないかでまるで違ってくることが予想されるからなのです。現在の予定としては、

・海老名南ジャンクション~厚木南インター(2km) 2017年度開通予定

・厚木南インター~伊勢原ジャンクション~伊勢原北インター(7km) 2018年度開通予定

・伊勢原北インター~御殿場ジャンクション(45km) 2020年度開通予定

となっています。予定通りに工事が進めば海老名南ジャンクションは圏央道と繋がるため、都心を通らずに静岡県内と関越方面・東北方面を行き来することができるようになり、さらに上記の道路が全て開通すれば東名高速との2本体制になるため、状況に応じて使い分けることも可能になります。具体的には、どちらかの道路をオリンピック期間中にオリンピック関係者のみに利用可能とすれば、スムーズな選手役員の移動ができることになります。

ただ、元々この新東名というのはオリンピックありきで建設が決定されたわけではないため、何が何でも五輪に間に合わせるという競技関連施設のような感じで行なうことが難しいという話もあります。さらに最近の報道では、工事区間のうち厚木南インター~伊勢原北インター間の工事において埋蔵文化財の調査を拡大して行なう必要が出てきたため、当初出していた2018年から供用開始というスケジュールが遅れるのではないかという話も出てきているようです。

さらに一番長い区間では供用開始予定が2020年度からとなっていても、オリンピック開催の2020年7月から8月ということで変更不可なので、実際問題としてオリンピックに間に合うのかという事も言われています。

もし、工事がオリンピックに間に合わなかったら海老名~御殿場間の東名高速を規制して一般車両を全て締め出すわけにもいかないでしょうから、あくまで関係者の交通を優先するなら、そのとばっちりを一般車両が受けることになるでしょう。具体的には車線規制をして常に関係者用の車線を空けておくようにするような事ですが、そうなれば現場には多くの人手が必要になり、さらにいらぬトラブルも起きてくるのではないかと思います。

また、渋滞を避けるために一般道に多くの車が降りてくれば、沿線上で暮らしている人の移動にも影響が出ますし、オリンピック期間には国を挙げてそうした不便さを我慢するような感じになっていくかも知れません。

オリンピック以降の事を考えると、この新東名の未開通区間というのは、日本列島を北へ南へ長距離移動する人たちにとっては、首都圏に入らずに東名と関越道・東北道との間をスムーズな移動が可能になると思いますので、ドライバーとしてはできるだけ早くできて欲しいと思います。今後も海老名のジャンクションでの多少の渋滞は残るかも知れませんが、少なくともジャンクションに到着するまでの車は東名と新東名の2つの道に分かれて進み、海老名より先でも首都圏に入る車とそれ以外の車とが分かれていくので、関西や東海地方の人が上越や東北地方に行くための選択肢が増えることで、かなり出掛けやすくなるのではないでしょうか。

ただ、東京オリンピックを見に行く場合には、基本的には車は使わないようにするのがセオリーでしょう。過去に日本にサッカーのワールドカップが来た時、準決勝の会場が埼玉スタジアムで、幸運にもブラジル対トルコのチケットが取れたことで車で出掛けたのですが、単独競技の開催で、そこまで関係者や選手も高速道路を使って動いてはいなかったためスタジアム周辺の駐車場もあり、帰りも同じように車で来ていたと思われる日本で暮らしているブラジルの方とサービスエリアで一緒になったりして日本でワールドカップが開催されているのを実感したのですが、オリンピックの場合は競技も多岐に渡りますし、何より会場近くの駐車場を探すのは難しいと思います。それでも仕事などで大会期間でも車で移動せざるを得ない車のために、未開通区間の早めの開通を願いたいと思います。

また、高速道路の開通といえばこちらも未開通区間の多い中部横断自動車道については今のところ最新の情報では2019年開通という話になっているようですが、トンネル工事が大変なことで、さらに遅れる可能性も言われています。静岡県内から清水ジャンクション経由で山梨・長野・新潟にスムーズに抜けられる中部横断自動車道の開通も、多くの車が首都圏を避けるためにはあると便利な道です。それこそ海老名近辺の渋滞が激しい場合、西から来た車は中部横断自動車道を使ったほうがいいと思います。ただ工事の状況を見るにつけ新東名・中部横断道のいずれも東京オリンピック前後には開通することになると思いますので、高速道路を使って遠方への車旅をしたいと思っている方は、これらの開通情報にもしっかりとアンテナを張っておくことをおすすめします。