月別アーカイブ: 2023年1月

NTTのフレッツADSLが2023年1月末で終了するADSLの動向を見るとわかってくるこの国の仕組み

私が楽天モバイルの回線を固定化させて自宅のネット用に使うまでは、ADSLのネットサービスを使っていました。電話回線のIP化とともに、メタル回線を使ってサービスを展開していたADSLもその使命を全うするわけですが、ここではそのADSLのたどった道を見ていくことで、改めて消費者よりも明らかに使いづらいサービスを守るという日本社会の状況を確認していきたいと思います。

そもそも、自宅にインターネットが入ってきたのは音声通話を行なう固定電話回線を使ってのものでした。最初は電話の受話機に付けるような「音響カプラ」からアナログ的にデータをやり取りするようなものでしたが、パソコンが一般家庭でも使われるようになってくると、電話回線にモデムを付けて通信する時だけ回線を使うような形での利用の仕方になりました。

ですから、一日中ずっとパソコンをネットにつなげていると、電話回線がふさがってしまい、いつ電話を掛けても話し中ということになり、家庭内でのトラブルの種になっていたのではないかと思います。そうした状況を改善し、さらにはつなぎ続けるといくら市内通話3分8円くらいの料金だったとしても、月の電話代がかさんでとんでもないことになるので、深夜から早朝に限って特定の電話番号に電話をする(多くはインターネットのプロバイダーがネットを提供する電話番号)場合に、その通話料を定額化した「テレホーダイ」というサービスが出てきたりしました。

ただ、これでも深夜に急な知らせで電話が入ったりするわけですから、インターネットを使っている時の話し中の問題は常につきまといました。そうした中で出てきたのが、今はもう影も形もないISDNというデジタル通信の方法でした。こちらの方は回線をメタル回線をISDNに移行すると回線が2回線分使えるようになるため、ネットをしながら電話ができるというのが売りでした。しかし、その時のネットのスピードは64kbpsと、今のスマホで低速とされる128kbpsの半分の速度でした(ちなみにメタル回線をそのまま使う場合は14kbpsとか28kbpsくらいでした)。

当時は文字だけのやり取りが普通でしたので、これくらいのスピードでも問題なかったのですが、次第にウェブブラウザで写真など大きなファイルを読み込みながら情報を見るような形になってきた中で、1~10Mbpsくらいのスピードでインターネット接続できないと、有益なインターネットの情報を見られないというような事になってきたのでした。

実はISDNが普及する前から、日本にある電話回線(メタル回線)を利用して高速のインターネットを提供しようとする研究がされていたのですが、NTTはISDNを普及させるためとしか考えようもない感じで、そうした技術を当初は採用しませんでした。それが、メタル回線を使って電話を使いながらでも電話局との距離に応じて1~10Mbps以上のスピードでインターネットを使うことができるADSLだったのです。

ADSLはヤフーなどNTT以外のところから普及してきましたが、そうした状況を見てNTTもようやく重い腰を上げるような形で2000年12月からフレッツADSLのサービスを開始したのです。私自身も仕方なくメタル回線をISDNにしていたのですが、ADSLが出てきたことで、もう一度回線をISDNからメタル回線に戻す工事を余儀なくされました。社会的にも実に無駄な一連の行為だったと思います。そしてこの事は、脈々と現代にも続いているのですね。

現在、これだけ家庭内でのインターネットが普及している中、テレビのインターネット同時配信というのは技術的には問題なくできるのにも関わらず、現在はNHKは地上波のみ(NHK+の利用で)、民放はTVerで夜のゴールデンタイムだけで、さらに驚くことに大画面テレビで直接見ることはできないようになっています。私は同時配信のできるパソコンやスマホ・タブレットにケーブルをつないでテレビで見ていますが、今の世の中でケーブルをわざわざ購入してテレビとパソコンから同時に流れる画象を見なければならないとは、実に滑稽ではないでしょうか。そんな事をしているからなのかわかりませんが、一部の方々はテレビ離れを起こし、ドン・キホーテやニトリではチューナーのないテレビが売られ、それが人気だそうです。AmazonのFire Stickを付けてネットに繋げば、一通りのネット動画や配信が見られるようになるので、あえてNHKを見なければ、受信料を払うこともなく多くのコンテンツが楽しめるようになっています。

特にBSのような衛星放送の場合、雲が厚くなっただけでも電波を受信しずらくなり、本当はリアルタイムに情報が欲しい人にとってストレスの種になる場合もあります。台風が来ているその時にテレビが見られないというのなら、可能ならばインターネットでその地方で見られる放送を同時配信するくらいのことはやっておいた方が、あらゆる災害について考えた場合、情報伝達を確実にするためには大切なことだと思います。直接アンテナで電波を受信できない時もあるわけですから。

そして、すでに高速インターネット自体が国内ではライフライン級の利用のされ方をしている中では、いかに安定して安く供給するのかということも大事なことだろうと思います。今後の状況はネット費用に関しても利用者の懐を痛めるような方向に向かいつつあるかも知れず、私たちが今回サービスを終了するADSLの歴史から考えなければならないことはたくさんあるのではないかと思うのですが。


安易にハードを使いすてるのではなく格安で修理できるプログラムをメーカーが提案することの大切さ

今の日本の社会がおかしいと思うのは、消費をどんどん上げるより今あるものを大切に使うことによって、製品を作ることによって放出される二酸化炭素の量を減らす事が世界的にすすめられているにも関わらず、大事に乗ってきていて、燃費もそこまで悪くない(高速安定走行では20km/Lを超えることもある)コンパクトカーの税金を単に初年度登録から時間が経過しているという理由だけで割増の税金を取るような制度を今も続けているところではないかと思います。

もし車が動かなくなるほどのトラブルが出れば新しい車に買い替えますし、車を使っていてもガソリン値上げということもあるので、他の交通機関を上手に使いながら必要以上に無駄遣いしない今の使い方は、本当に税金を余分に取られるほどなのか? という感じがしてなりません。

そんな考えがあるので、改めて自分の身の回りを見ながら、まだ直せば使えるようなものについては新たに買い替えないで修理をしようという風に思ったのですが、そこで真っ先に思い浮かんだのは充電のし過ぎでバッテリーが膨れてしまって以来使っていなかったファーウェイのスマホ「P30Lite」です。このスマホは現在でも使えるだけのスペックがあり、サブ的に使ったりもしメインで使っているスマホにトラブルがあった場合の代替機としても役立つので、いつかは電池交換をしようと思っていたのでした。

現在のスマホは小さく薄くするためなのか、スマホが登場してきた時には電池パックの交換で簡単に電池交換できるようなことはなく、修理対応での作業が必要になります。最近は市内にもガラス交換や電池交換を90分以内でしてくれる修理専門ショップができているので、果たしていくらくらい交換にかかるのか見てみたところ、一応P30Liteも対応表にあったものの、9千円超えの価格となっていたので、そのまま帰ってきて他のところはどうなっているのか調べてみることにしました。

ネット検索で調べたら、何と今月末(2023年1月)まで、ファーウェイの公式サイトからバッテリー交換クーポンの4割引のお知らせがありました。割引なしでも8,800円と見に行ったお店より安いですが、今月末までに修理依頼すれば5,280円でバッテリー交換ができる(実際はクーポンを購入しておけば、購入後30日間までに修理依頼をすればよい)ことがわかりましたが、解決しておかなければならない問題もあります。

というのも、私の住む場所では直接持ち込み修理を依頼する店舗がなく、一番近いのが東京のサービスセンターになります。メーカーでは宅配を利用した修理サービスも行なっているのですが、ここで問題になるのがこちらから送ったり、送り返してもらう場合の送料がいくらかかるのかということです。安く修理できたとしても送料が高くなると、直接お店に持ち込んだ方が安くなってしまう可能性もあります。ファーウェイの場合はどうかというと、これが上り下りの送料は全てメーカーが負担してくれる仕様でした。

ちなみに、P30Liteに内蔵される電池だけネットで注文して、You Tubeやブログなどで情報を提供してくれている自分の手で電池交換する手順を行なうという方法もあり、その場合は2千円そこそこ(電池そのものの値段です)で交換できてしまうかも知れないのですが、細かい作業のためハード自体が二度と使えないくらいのダメージを受けてしまう可能性もあるわけなので、電池代プラスアルファで負担が少なく今回は交換できそうなので、メーカーに直接お願いすることにしました。

ファーウェイはアメリカ政府から直接規制を掛けられたりして、新製品のスマホは日本国内で使いにくくなってはいるものの、昔のものはまだそうした騒動が起こる前のものだったので、普通に今でも使えます。それが単に電池が膨らんだだけでゴミにしてしまうということは大変もったいないものです。私の場合はたまたまでしたが、純粋に割引前の価格で比較しても、手近なところにある修理店経由で電池交換を行なうよりも少ないコストでリフレッシュできるとは意外でした。

今回修理に出したP30LiteはSIMフリーのものを買っているので、楽天を含む大手キャリアのSIMどれを入れてもそれなりに使えます(SIMフリー版)。5Gはまだ普及していないこともあるので、モバイルルーター代わりに使うのもいいかなと思っていますが、それも安い値段でリフレッシュできてこそだと思います。

今後、新品のスマホを購入する際には日本国内で便利に使えることを考え、交通系ICカードの利用やマイナンバーカードの読み込みおよび利用が便利に行なうことができるものにしたいと思っているので、あえて中古での購入はおすすめしませんが、終わりかけていたスマホの寿命を伸ばすこうしたキャンペーンをたびたび行なってくれるメーカーは本当にありがたいです。ファーウェイではこうしたキャンペーンを定期的に行なっているようなので、以前SIMフリーのスマホを買った方で私のように電池の事で使うのを止めていた方は定期的にメーカーからのお知らせをチェックすると良いでしょう。


スズキが発売準備中?電動バイクは楽しみだが多くの人は電動アシスト自転車で十分か?

昔は電動アシスト自転車は存在しなかったので、免許が取れる年齢になったらまずは原付免許を取って、原付バイクを利用するようになりました。私の場合はたまたま中古のヤマハジョグを安く入手できたのですが、当時も新車は高価で、なかなか原付に乗るのも大変でした。

そんな中、軽自動車の方でも革命的な価格で(40万円台)新車を出していたスズキが、原付でも新車としては当時破格だった59,800円で出してきたサスペンションを省略し、セルすら付かなかった原付の「チョイノリ」は、友人の中には新車で購入して足として使っている人もいて、新車で乗れることに羨ましさを感じたことを思い出します。

実は昨日、ネットを色々と見ていたら、スズキが2024年を目処にしてバッテリーを使って走る電動バイクについての概要を発表していて、その中にある原付相当の電動バイクらしい姿がチョイノリシリーズの「チョイノリSS」にそっくりであることを指摘する方がいて、結構盛り上がっているようです。

チョイノリは2003年に発売されましたが、その時と比べて残念なことに社会人の給与はそこまで上がっているとは思えないので、今でも6万円を切る価格で原付や原付相当の電動バイクが出たらかなりワクワクする方はいるはずです。

電動バイクというとタレントの出川哲朗さんの番組でお馴染みですが、一回の充電で走ることのできる距離に限りがあるので、ロングツーリングはできないものの、往復あるいは片道だけでも一回の充電で走り切ることができれば、通勤用や買い物用、ちょっとした用足しにも十分で、個人的にも財布の紐が緩む感じもするのですが、今はそうした通勤通学用から買い物、お子さんの送迎用として電動アシスト自転車が大変に発達しています。そんなわけで、現在の電動アシスト自転車の動向について見てみたのですが、本当に色々種類があってびっくりしました。

安いものでは10万円を切るものもあり、折りたたみ式の電動アシスト自転車もあるので、そもそも駐輪場すらないような住宅環境でも持つことができるのがあくまで自転車である電動自転車のメリットです。もし今お住まいのところに駐輪場があり、原付は止められないが自転車なら止められるというのなら、かなり高性能な製品を選べば、オートでアシストが入るモードにしても一回の充電で100kmも走ることのできるモデルがあったり、運転しながらバッテリーに充電することで航続距離を伸ばすことができるモデルもあったりします。

ただ、そうした機能満載な電動自転車は値段も高くなっていまして、税金を入れると20万円弱と普通のバイク並みに高額なのが購入に躊躇するところなのだろうと思います。しかし、原付を買うということになると、その維持費が自転車と比べるとかなりかかること確かなので、自分の環境で考えてみることが大切だと思います。

自宅に駐車スペースがある戸建て住宅の場合は駐車場の心配はしなくても良いですが、私の住む集合住宅には最初から原付用の駐車スペースはないので、どこかで借りるしかないのですが、なかなかそんな場所はないものです。ネットで自宅周辺を調べていたら、近くにバイクの駐車場はありませんでした。市内にあるバイク駐車場は月3~4千円と安くはないのですが、ないものはしょうがありません。更に探すと発見したのは、小さめのスペースのトランクルームをバイク置き場として使うような物件でした。これはバイク以外に荷物も置ける代わりに、利用料が近所のトランクルーム(バイク対応)は15,000円ほどのところがすでに空き無しでした。

その他、原付の場合エコカー減税のようなものも無さそうで、年に一回2千円の自動車税がかかり、保険についても自分の怪我まで保証する自動車保険に付けられる「ファミリーバイク特約」に加入すると、年間2万円弱余分にかかります。電動バイクだと充電にかかる費用は微々たるもので、その点は良いですが、それでも点検費用も自転車に比べるとかかるので、人によってはもし59,800円で新しい電動バイクが発売されたとしても、その金額に10万円を足して高性能な電動アシスト自転車を買った方が維持費もかからずに便利に使える可能性は高いというのが実際のところではないかと思います。

特に今の状況では、大きなショッピングモールにはバイク用の駐車スペースがあるものの、駅周辺とかにあるのはほとんどが自転車用の駐輪スペースで、なかなか原付を止める場所がないというのも問題でしょう。止める場所に困って歩道に放置すると、反則金の対象になったり、交通違反で切符を切られると自動車の免許にも傷が付くというような事もあるので、昔原付に乗っていて運転することに何の問題がない私としても躊躇するような事が多いというのが正直なところです。

そういう事があるので、今電動キックボードのような新しい乗り物が出てきているのだろうと思うのですが、このままではバイクの灯が消えてしまうような事にもなりかねないので、行政にはもう少し、安い維持費で原付相当の電動バイクを乗れるようにするアプローチもあってもいいのではないかと思います。


楽天UN-LIMIT終了の場合にはdocomoのHome5GかWiMAXに移行かはたまた光回線か

今のところ、楽天UN-LIMITのSIMを使ってADSL無き後の自宅固定回線の代替として使っていますが、今後もしかしたらその楽天回線の価格が上がっていくのでは? という危惧があります。そうした動きがなければ、契約期間の縛りもなく、月3千円前後で維持できる高速で自分で使う分には十分な回線として重宝しているのですが、今回はもし楽天の回線がホームルータープラン並みの5千円弱(楽天のホームルータープランは月額4,840円)になった場合の代替プランを具体的に考えてみることにしました。

まず、もし自宅に光回線を引ける環境にあるかないか、さらに一軒家かマンション・アパートで光回線に対応しているかによって変わってきます。光回線が引けないという条件なら、将来5Gで高速通信ができることを見越して、素直にdocomoのHome5Gで決定だと思います。家電量販店でのキャンペーンをうまく利用して、ホームルーターを0円ないし1円で一括購入することができれば、うまく移行可能になります。ただ今回は様々な条件を考えながら別の契約や光回線で考えてみることにします。

まず、あくまで自宅の環境で比較することになるので、差し当たって私の場合docomoのHome5Gを契約するよりも、無線インターネットを使い続ける場合、中古購入したホームルーターは元々WiMAX+5Gのプラン用に用意されたものなので、端末契約がいらずSIMだけでの契約が可能なBIGLOBEのWiMAXあたりを申し込んで使うと有利になります。今使っているUQモバイルでの「自宅セット割」が使え、UQモバイルの利用料がS・Mプランの場合月額638円安くなり、さらに通常は月々1,100円かかる「プラスエリアモード利用料」(WiMAXが使えない場合にau回線が月15GBまで使える)が無料で使えるというメリットがあります。

それで実際にかかる費用はおよそ2年間は通常4,708円のところ、1,573円引きの価格で使えます(UQモバイル割引分を考えると2,211円引き)。2年契約でその後の料金を考えると2年後に一旦解約、次契約で続けるか他の方法があるかを考えなければならない点はあるものの、光回線工事の手間が面倒な場合にはあえてWiMAXの方にするかも知れませんが、無線インターネットでのデータ通信制限の問題はどうしてもついて回るので、その点が心配ですね。

安定したネット利用を自宅(集合住宅)で利用する場合には光回線の方が無線インターネットより良いわけですが(建物が対応しているか確認が必要)、光回線の良いところは、無線と比べて安定していることの他に、業者によっては光回線を使ったテレビ(地上波・BS・CS放送)を従来の専用チューナーが必要なケーブルテレビより安く見られるオプション(フレッツテレビ)があることもあります。下り1Gbpsのサービスをしていて、UQの自宅割が使えるところなら、ネット+光電話で安いところだと4千円ちょっと、テレビサービスまで入れると5千円を超えるくらいで、さらにキャッシュバックがあるところもあるので、自宅がマンションタイプの光回線に対応しているなら、業者の比較をしながらそこまで考えてもいいかなという気もします。

ちなみに、現在自宅ではBS・CS放送が見られない状況になっていて、アンテナ工事をして見られるようにするかということも考えてみたのですが、雲に覆われると衛星放送の受信が不安定になったりすることもあるのです。また、現在でも地上波だけですがテレビサーバーからモバイル通信で全国どこにいても地元の地上波チャンネルをスマホやタブレット端末から楽しめるようになっているのですが、フレッツテレビをテレビサーバーに繋げば、BS放送も同じように楽しめるようになるので、その時には少し大きめのタブレットを車中泊の車の中でもテレビを自宅と同じように見る用に買ってしまうかも知れません。

そんな事まで考えてしまう楽天の衝撃的な固定ルーター提供の価格だったというわけです。今の楽天モバイルの固定回線化でも安く普通にネットを使えるので満足しているのですが、今後そうした環境が保てなくなっても、災いを福に変えるような形でいくつかの可能性を考えてみました。どうせネット利用料金が上がるなら、今よりもできることを増やしたり、合わせ技での割引を使ったりといろんな事を試すことができそうなので、今後の成り行きを確かめながら、いつでも自宅ネット環境を変えられるように今後も情報収集を怠らないようにしたいと思っています。


楽天がようやく出してきたホームルーター専用プラン「Rakuten Turbo」の評価は如何に?

昨日書いた楽天モバイルが出すホームルーターについてのプラン「Rakuten Turbo」がブログで書いたのと同時タイミングで何と発表されました。2023年1月26日現在ですでにサービス開始ということですが、現在の「Rakuten UN-LIMIT VII」と比べて月額料金が高くなっています。月額は4,840円ですが、現在行なわれているキャンペーンを利用すると、契約から3年間は月額3,685円で利用できるようです。
専用のホームルーターも販売になっています。「Rakuten Turbo 5G」という5G対応のホームルーターですが、端末代が41,580円だとのこと。さらに、ソフトバンクやdocomoのホームルーターと同じく、登録住所での利用に限られるようです。

こうなってくると、まだ近所のお店でdocomoのHome5Gが一括0円のキャンペーンをやっていれば、月額4,950円のところ、ホームルーターが0円でなおかつ36ヶ月1,100円引きの3,850円で使えるので、楽天が有利な点というのは毎月の利用料金が110円(3年間の割引料金の差額は165円)ということなので、現時点で加入が可能なら楽天よりもdocomoが良さそうです。ただ、楽天の新プランについてはまだ実際に使っている人がいないので、開通した場合の通信の安定性およびスピードがどのくらい出るかということで今後は情報が出揃ったところで比較するしかないですね。

ちなみに、現在のRakuten UN-LIMIT VIIも基本的に無制限で、現在は具体的な制限についてはなくなっているので、これも楽天モバイルの方でUN-LIMITとどう差別化をするのかということが気になりますね。逆に、UN-LIMITの方に「一日10GBを超えると当日は最大3Mbps」というかつてあった制限を復活させるのか、UN-LIMITの基本料金を上げるのか、今後の成り行きが大変気になります。

「Rakuten Turbo」も普通のホームルーターで、さらに無制限と言っても常に大量のデータダウンロードを続けているようなユーザーには規制を入れないと電波は有限ですので、具体的な数字としての目安を出さない代わりに、いくらでも使えるようにはならないでしょう。個人的にはUN-LIMITに「一日10GBを超えると当日は最大3Mbps」が復活したとしても、現在の私のデータ利用量(1月26日現在)が200GBに届いていないくらいなので、今のUN-LIMITのSIMを使った固定回線利用を続けるつもりです。ただそうなると、私が今使っている「Speed Wi-Fi HOME 5G L11」のホームルーターで運用する方が、帰省時にネット環境のない実家に移動しても使えますし(事前に楽天のエリア内であるかの確認が必要です)、むしろこれから変に人気が出てしまうかも知れません。

また、今回のホームルーター用プランの価格に対応するような形で、楽天モバイルが従来のUN-LIMITの無制限利用の場合の上限価格を引き上げるような事をした場合、私を含め多くの契約者が楽天モバイルから離れていってしまう可能性も出てきます。そうなると、どこかのキャリアに楽天が巻き取られる? なんて考えたくもない可能性も出てきてしまうわけで、楽天モバイルとしては正念場ではないかと思うのですが、そんな中でどんな発表があるのかないのか。とりあえず個人としてはdocomoのHome5Gとか光回線への移行も頭の中に入れつつ対応していこうと思っていますが、新たな情報が入りましたら随時更新させていただきます。


楽天回線固定化の代替としてのdocomoのHome5Gは安定の品質・エリアなのでキャンペーンに注目

ここのところの寒波で、節約しようと思っていてもなかなか電力消費を抑えることはできずに大変な思いをしている方も少なくないと思います。少し前にはgotoキャンペーンで旅行や外食がお特になるとしてかなり消費をしてしまった人は特にこれから以前のように下がる見込みのない中でどう生活をもっていけば良いのか悩んでいる方もいるのではないかと思います。コロナで出掛けることができず、レジャー用の資金を溜め込んでいた人にとっては有難いものだと思うのですが、今後は何がどう変わるかがわからないため、前回のネットサービスの状況を見ながら、さらなる対策について色々と書いていきましょう。

このブログはあくまで個人のブログなので、これから書くことはあくまで個人の感想であり、全く根拠のない不安を吐露するということで許していただきたいのですが、「今後も楽天モバイルはサービスを続けてくれるのか?」という漠然とした不安は常に今後もつきまとうような気がします。それまで、自宅のインターネットはADSLを使っていて、その技術が終了を迎えるにあたり、光回線でなく自宅の窓に近いところにホームルーターを置くことで通常はスマホ用のインターネット回線である楽天モバイルのSIMカードを使って自宅のインターネットを賄っているのですが、この楽天モバイルの支払いは楽天ポイントを充当することが可能で、それほど楽天カードで買い物がない私の場合でも、ポイ活と併用することで、少ない月でも1,200ポイント(1,200円相当分)が貯まるので、楽天モバイルの支払いの一部を楽天ポイントで決済する設定にしておくと、通常の場合無制限で使う場合には月額3,278円ですが、毎月ポイントを貯めた分を差し引くと、月額約2,000円くらいで自宅のインターネットが使い放題に私の場合なっています。

ですから、楽天モバイルがなくなると困るのですが、それでももし楽天が無くなった場合に備えて代替契約については考えています。昨日買い物に行ったらとある家電量販店で、ネットの情報だともはや昨年中に終了したのではないかと言われていた、docomoのホームルーターHome5Gを使ってのインターネットについて、ホームルーターを一括0円で売るキャンペーンが行なわれていました。通常の場合は、ホームルーターは39,600円するのですが、端末を一括購入した場合、月々1,100円が3年間通信費の月4,950円から割引かれるので、月額3,850円で36ヶ月利用でき、実質的にホームルーターを3年使えば端末代が無料になるという仕組みですが、一括0円の場合には購入代金がないので、36ヶ月使うと、ホームルーター代は払っていないのに月額3,850円で36ヶ月使えるので実質的には約4万円のキャッシュバックになります。また、この契約はキャッシュバックを放棄すればいつ解約しても解約金がかからないので、しばらく使ってみて気に入らなければ解約してホームルーターを別のSIMを入れて運用することもできます。

もっとも、上記のような形でホームルーターを入手して、ネットオークションやフリマサイトで売ることで利益を得ようとしている人もいるので、ホームルーターだけ中古白ロムで入手してしまっても良いのですが、その時にdocomoのSIMが使える安くて無制限で使える契約があるかというと、なかなか今はないので、docomoと契約して使う方が良い方もいると思います。

私も楽天モバイルの回線がなければ、このキャンペーンに乗ってとりあえずHome5Gを家用のネットとして使いながら、楽天モバイルのSIMカードをホームルーターに入れて(docomoのホームルーターに楽天モバイルのSIMを入れての運用も可能)使う手もありましたが、楽天やauの回線を使うにはより良いホームルーターを先日中古で購入したばかりなので、今回のキャンペーンは見送ります。docomoの場合、登録した地点のみでしか使用できないという事はあるものの、今のところ楽天モバイルが使えなくなった場合の代替回線としてはdocomoのホームルーターを基本的、大幅なキャッシュバックのある光回線も視野に入れながら常にアンテナは貼っていたいと思います。

逆に言うと、スマホでこまめにポイ活(必ずしもカードでの購入が必須なわけではありません)をする気力があるなら、楽天モバイルはかなり安く使えるということです。現在は楽天が販売するホームルーターのラインナップはありませんが、携帯番号をそのまま使って無料電話ができるような電話兼用のものができれば、固定電話の代替として使えるので、かなりニーズはあると思うのですが(電話をデータ通信から使えるようにすれば、電話だけなら月1,078円でデータ通信3GBまでで使えるようになるはず)。本当に楽天には頑張ってユーザー獲得のための魅力的なプランを打ち出して欲しいです。


いつまでも普通にネットのサービスが使えると思っているとしっぺ返しを食うかも?

スマホやパソコンで音楽を聴くのに、昨年は曲数が少ないながらも無料で強制シャッフル再生などはなかったAmazonのPRIMEミュージックのサービスは、強制シャッフルのパターンに変更されてしまいました。PRIME会員であれば、スマホからでもお気に入りのミュージシャンの曲が利用可能であれば、アルバムや自分で作ったプレイリストを聞き流すことができたのですが、それができなくなったのは残念です。

そんな中で、スマホからだと強制シャッフル再生になるものの、パソコンやタブレットからだと途中で広告は入るものの、自分の聴きたい曲を順番に聴くことができるのが(無料で)Spotifyなのですが、先日ちょっと気になるニュースが入ってきました。

Spotify本社では社内の人員のうち6%削減し、コンテンツ事業の責任者の方が退社するということです。Spotifyも例外なく慈善事業ではないので、お金を生まない無料会員の利用範囲を今のままで提供してくれるかというと、それは全くわからず、むしろ有料会員を増やすために無料会員の特典を減らすような動向の変化があるかも知れません。もちろん、それは私の単なる思い込みの類かも知れませんが、インターネットの無料サービスというのは、以前は他の事業で儲かっている業者がサービスしていたり、後から有料化するなど何らかの意図を持って行なわれている場合が多いだろうと思います。

果たしてSpotifyの日本国内での使い勝手は変わるのかどうかはわかりませんが、最悪の事も考えながら自前で音楽を準備するような事も想定していくべきかなあと思います。そうなると、私などはCDという形で音源を持っているものについては、パソコンで音楽ファイルに変換し、そのファイルをクラウドにアップして外でもクラウドにアクセスして音楽を楽しむような形にできます。ただ、そうでないものについてはSpotifyを利用させていただき、音楽を楽しんでいるところもあるので、今からその代替となるサービスを見付けなければならないでしょう。

一番の候補は、動画だけでなく音楽もYou Tube(Music)で楽しむという選択です。You Tubeの場合は、特に昔のレコードを回しているところを動画にしながら音楽をアップしているユーザーの方もいるので、クラシックや昔の歌謡曲というものについては、著作権が切れているものなら今後もアップ数が増えてくる可能性もあるので、特定の音楽ファンには注目すべきサービスです。ただ、新しかったり著作権が切れていない楽曲については、個人が勝手にアップロードしたものというのは、違法となってしまうので安心して楽しめません。

技術的にはradikoなどのインターネットラジオで同時配信されている音楽番組を録音できるアプリを使い、それを音楽ファイルとして保存するというような事もできるでしょうが、今の音楽配信サービスを使うと、そんな手間を掛けなくても好きな曲をまとめてプレイリストを作り、友人や一般にも公開して共有することができるようになっているので、今さら時間を掛けて録音・編集ということ状況が変化するような事にはならないでしょう。ただ、これは動画についても言えますが、気軽に検索して見たい(聴きたい)時に保存せずに流すだけというような利用の仕方なら安く利用できるような事はやって欲しいと思いますね。もちろん現状のように無料でもそこそこの事ができる状況が続いてくれるのが理想なのですが、今後は何もかも値上がりする中で企業は疲弊し、今まで使えていたネットサービスが使えなくなることも頭に入れながらその代替方法についても考えておくべきだろうと思います。

ただ、そうなってくるといくらスマホの通信費が下がっている現状であっても、ネット関連の出費で結果的には通信費が上がるということにもなるので、冷静にネットサービスについては各自で判断し、続けるべきものと止めるべきものをきちんと判断することは大切になってくるのではないでしょうか。個人的には電気料金が今のまま推移し、さらに値上げされるとしたら今年の夏はいくら出費が増えるのかと思ってビクビクしてしまいます。本来は個人ではないところで何とかしてもらいたいのですが、生活防衛やせめて休みの日に出掛けられる余裕を持つために、日々の出費につながる流れというものをしっかり見ていきたいと思っています。


冬の緊急用食料の準備は定期的に少しずつ行ない単体で食べられるカップ麺は便利

テレビのニュースではここ数日、日本にかなり強い寒波が襲い、最悪の場合車の立ち往生や停電が起こることが心配されています。比較的寒波に対しての影響が少ないのではと思われる私の住んでいる地域でも、水道管の凍結に備えるための方法などをニュースが伝え、台風の襲来時までとは言わないものの、かなり緊張感を視聴者に持たせるような報道が目に付きます。

果たしてここ数日でどのような影響が出るのかはわからないものの、あまり性急に危機感を煽られてしまうと、スーパーから生活必需品が無くなったりすることも考えられますので、今後の事を考える中で日々の生活の中で天候の急変に対応できるようなやり方について考えておいた方が良いような気がします。

やはり、普通に考えると当り前のように使っているライフラインが使えなくなった場合に困ることは確かなので、その対策について考えておく必要がありそうです。今回の寒波については、空気も乾燥しているので停電で明かりが必要になった場合、できればLEDランタンが使えるように準備しておいた方が良いでしょう。常に火を使った明かり(ロウソクやオイルランタンなど)を利用している方であれば、それが原因で火事を起こさないような準備ができるだろうとは思いますが、慣れない人が火を使い、その使い方を誤ったり火の付いたものを倒してしまったりして火事になるような事が心配される場合には、暖房には安全装置のしっかりとした石油ストーブを使うようにしたいものです。

石油ストーブがあれば、時間はかかるものの、天板の上にヤカンを乗せるなどすればお湯をわかす事ができます。その際、できれば貴重なお湯について、沸騰したお湯をストーブに乗せたままにせず、真空断熱ボトルに入れることで電気を使わずに常に利用できるように準備しておくと便利です。我が家では、日常的に1L以上の真空断熱ボトルを常に複数用意しておいて、朝沸かしたお湯を昼に使いつつ、容器が空になったらまた沸かすというようなことを繰り返すことで、手間と燃料の節約を行なっています。冬の時期はお湯には色々な使い方があります。食事やお茶のために使うことの他に、湯たんぽ用のお湯があれば、暖房を付ける時間を短くして暖かく寝ることも可能です。また、翌日の洗面用に湯たんぽのお湯の残りを使うことで、新たに湯沸かしをする必要もなくなるでしょう。

お店に行くと真空断熱のポットもありますが、同じ容量であればカップ付きの水筒タイプのものの方が保温性能は良いので、そうしたものの中から備えておくことが良いでしょう。個人的なおすすめは、ニトリの超保温ボトル「N-HEATEX 900mL」です。価格は四千円弱ですが朝沸騰したお湯を入れておけば、夕方でも熱々のお湯をキープできるだけの性能を持っています。

そうして、明かりと暖房、お湯を停電時でもキープすることができれば、お湯だけで食べられる食材についても考えておけば良いのではと思います。基本的にはお湯を注ぐだけで食べられるもの、さらに言うと食べた後の食器洗いについても水道が凍結していたりするとなかなかできない場合もあるので、スーパーで安く販売された時にカップに入った麺類や最近ではご飯物(カレーメシのようなもの)を一気に買うのではなく、普段より安く売っている時に買い溜めておくようにすると、もし停電が一日ないし数日で復旧するぐらいであれば、何とかその間を逃れることができます。

アウトドアでの調理を日常的に行なっている方であれば、例えば固型燃料やアルコール燃料を使っての炊飯も簡単にできますが、これも慣れないとうまく炊けないばかりか、火器を倒して火事の危険性があります。ですから基本的には停電時でもお湯を沸かせるようにして、そのお湯は長くキープできるようなボトルを揃え、そのお湯を使って温かい食事ができるようにある程度のストックを日常的に行なっておくことが大切ではないかと思います。今後の天候の状況によって、日本のどこで大きな影響が出るかわからない状態ですので、安全に注意しながらもしもの時に備えましょう。


改めて考えるモバイル回線の形態は「物理SIM」が良いか「eSIM」が良いのか?

プロファイルを読み込むことで物理的なSIMカードを差し替えなくても新たな回線を開通させることができる「eSIM」の仕組みに興味があるものの、まだ利用するまでには至っていません。カードタイプの「物理SIM」は取り外しの手間がかかるだけでなく、入らない向きからの挿入を無理にやったり、サイズ違いのカードしかない場合に、SIMそのものを切ったり、使うことによってハード自体に故障の可能性が出るSIMアダプターを使わざるを得なくなるなど、良くない面があるのにです。

現在、私が使っている端末では、今回ホームルーターを買い足したことで(Speed Wi-Fi HOME 5G L11)、スマホを含めて全てnanoSIMを使う機器に統一することができたことが、この問題を考える場合には大きな事になりました。ホームルーターはau回線用の製品なので、基本はau回線のSIMおよび楽天モバイル専用にはなるものの、ドコモやソフトバンクのSIMを入れても限定されたバンドは掴むため、もし楽天回線がだめで、さらにau回線もつながらないような場合には、ドコモ・ソフトバンク用のSIMをホームルーターに差し替えて使うこともできるというのは、めったにないことですができるかできないかで大きな違いがあります。私がeSIMを登録して使えるのはメインにしているスマホ一台のみなので、現状では「物理SIM派」ということになるでしょうか。

もっとも、SIMの大きさや充電のための端子についても今までは様々な大きさのカードであったり同じUSBでありながら様々な仕様のプラグ形式があったものの、現在はnanoSIMとTypeCで統一されているような事が、あらゆる通信機器で起こってくれば、変わってくる可能性はあります。ただ、その際に問題となるのはハード間でeSIMを差し替えたい場合の対応になってくると思います。

例えば、今自宅メインで使っている楽天の回線が大きな障害を起こして24時間以上使えなくなったと仮定した場合、別の端末に差さっているpovo2.0のSIMカードをホームルーターに差し替えてしばらく使うような事もあり得ます。この場合、物理的なSIMカードを差し替えるだけなら使いたいSIMカードを使っていた端末から出して、改めてホームルーターに入れ、APN設定を切り替えれば使えるようになります。しかし、eSIMの場合には同じことをやるためには「eSIMの再発行」と言われる手続きが必要となり、業者によっては一回ごとに手数料がかかる場合があります。再発行するために全てオンラインで完結するところもあれば、指定された電話番号に電話して手続きをする必要があるところもあります。

手間を掛けてネットから手続きするのは仕方ないとしても、ネット以外の電話での受付窓口しかないとか、一回ごとに手数料を取る業者があるうちは、やはり安心してeSIMを使う場合のハードルは上がると思うので、個人的には徐々に両方のSIMで使える端末を増やしながら、全ての業者でのeSIMの再発行が無料でネット上で完結するようになるのを待ちたいと思います。

個人的にeSIMには興味があるので、使うとしたら現状でも上に書いた基準を満たすところと契約して使うことになると思います。それと、やはりホームルーター・モバイルルーターを含めスマホ・タブレット・PCについてはどの回線を選んでも問題なく契約した回線の全てのバンドを利用できるようなSIMフリーのものが主流になっていくべきだろうと思います。


UQWiMAXのホームルータSpeed Wi-Fi HOME 5G L11は楽天回線の自宅運用にベストバイか?

フリマサイトで発注していた、本来はWiMAX用(SIMカードとの併用も可)のホームルーター「Speed Wi-Fi HOME 5G L11」が届きました。実物は外観も問題なく、説明書類などはありませんでしたが、設定も簡単ですぐに今まで使っていたモバイルルーターとの置き換えが完了しました。

実物はこんな感じで、アマゾンのechoスピーカーと比べても結構な大きさではありますが、逆に自宅に据え置きにして使うので安心感があります。写真だとルーターのランプが全く点灯していませんが、これは実はルーターの設定から時間によってLEDランプを消灯する設定が可能なのです。夜間など、置き場所によってはチカチカとLEDランプが点灯する事が気になる方もいると思いますが、このルーターは物理的にテープなどで目隠しをしなくても、設定で消せるというのは便利ですね。

楽天モバイルでのAPN設定やBand3に固定する方法(月5GB使い切ると最大1Mbpsに制限されるパートナーエリアをつかまないので常に高速通信が可)については、すでに先人の方々が紹介してくれていますので、詳しい説明については省きますが、個人的に嬉しかったのは底面から差し込むようになっているSIMカードがスマホで使っているnanoSIMサイズであったことです。今まではmicroSIM対応のルーターにアダプターを付けて使っていました。アダプターを付けてもルーターは使えるのですが、SIMの使い回しをするために何回も抜き差しをする場合、うまくはまらなくなってしまう不具合が出ることもあるので、ホームルーターでも「標準SIM」「microSIM」対応のものでなくnanoSIM対応の製品があれば、そちらを選んだ方がいざという時にSIMの差し替えを安心してできるのいうのは良い点でしょう。

そして、気になる速度ですが、今までのモバイルルーターではだいたい40Mbpsくらいがせいぜいだったのですが、窓際に本体を設置した鉄筋コンクリート造の建物でもスピードテストでは60Mbpsという数値が出たことで、通信品質という点でもルーターを変えた効果は出ているなと思います。

ちなみに、この製品はドコモ・ソフトバンクのSIMでの利用については対応バンドの関係で回線の能力を十分に発揮できない場合はありますが、auのSIMであれば普通に使えます。現在、予備の回線としてpovo2.0のSIMがあるので、楽天の回線に不具合が出たり、災害時に楽天回線がつながらず、au回線が生きている時には差し替えることで使い続けることができます。また、旅行中などでも、いわゆるポータブルバッテリーがあれば動かすことは可能です。そうでなくても、登録した場所でしか使えないドコモのhome 5Gと比べると滞在先のホテルや里帰りした実家で使うことも可能になります。

今後、5Gが本格的に整備されれば、楽天が将来的に出してくると思いたい専用のルーターの方が良い結果になるかとは思いますが、自宅が楽天LTEのエリアであれば一人ないし二人での生活であれば最安の自宅Wi-Fi環境を楽天モバイル回線とともに使えば実現できる組み合わせだと思います。このルーターが安く買えるようだったらあえて楽天モバイルは物理SIMと格安で購入できるスマートフォンの組み合わせで回線を契約すれば、スマートフォンは基本SIMフリーのものなので、今使っているスマホの乗り換えを安くできるというようなメリットも出てくるかも知れません。