月別アーカイブ: 2012年8月

電気自動車と自給自足生活

 昨日は朝に少々余裕があったのでテレビを見ていたら、テレビ朝日系列で放送されている情報番組「モーニングバード」のコーナーで興味ある自給自足の生活を行なっているグループを取材していました。山口県宇部市の「NPO法人 学生耕作隊」が行なっている「楠クリーン村」というのがそれで、主にお茶を売ることで資金を調達し、お米や野菜などの食料だけでなくエネルギーについても太陽光パネルを利用した発電でまかなっているとのこと。

 ここまでは非常にいい話なのですが、取材した局員の方が夜間でも普通に電気が使えるようにしたり、配達などに使う車の動力をまかなうためにアドバイスをしたという話からちょっとおかしな感じがしてきたのでした(^^;)。ちなみに、番組ホームページを見ると、以下の記述があります。

(引用ここから)
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電気エネルギーは太陽光パネルによってまかなっているそうですが、日没後の電気がこころもとないのが目下の悩みだといいます。番組では、昼間のうちに充電しておけば、“蓄電池”として夜間の電力をまかなえるという電気自動車を用いることを提案しました。
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(引用ここまで)

 この電気自動車はモーニングバードのウェブページ内に「楠クリーン村」と並列して紹介されている日産のリーフで、車両価格はおよそ300万円代です(ここから政府の補助金による割引あり)。しかし、これだけでは電気自動車に太陽光パネルから蓄電したり、家庭への給電はできないので、別途設備投資の必要が出てくるでしょう。取材の映像からは極力お金を使わずに手作りでやっている活動の様子が見えただけに、なぜそこだけまだ一般的に普及しているとは言い難い電気自動車をすすめるのか疑問に思いました。

 ある程度現金収入が見込めるならば車はガソリンを購入して動かせばいいでしょうし、てんぷら油の廃油でも動く車の導入という手もあります。どうしても多くの電気をためたい場合については、私はすでに現地で使っているようだった自動車用の鉛蓄電池を単に増やせばいいのではないかと思ってしまいます(^^;)。鉛蓄電池はリサイクルも充実していて、寿命も全うするまで使い切ったようなものでも専門業者に頼めば買い取ってくれますし、日常の電力として使うということならば自動車に積んでいるバッテリーと同じなので空にならないように気を付けながら使っていればそこそこの耐久性を見込めるのではないかと思います。

 また、300万以上のお金を掛けるなら周辺に小川などがあれば水車小屋を作って水力発電キットを導入すれば夜間も安定して発電できるでしょう。現状でリチウムイオンバッテリーの将来的な処理費用や交換費用の問題など、まだまだ普通の人たちが使うためには乗り越えなければならない問題はあると思います。電気自動車による蓄電システムというのは、停電時にも普段と同じ電気を使った生活を維持しつつ、未来のライフスタイルを一足先に体験したい方が主に導入しているものだろうと思いますので、現実的な自給自足を目指したNPO法人とはちょっと並び立たないのではないかと思ったわけです。

 以前のブログでも書きましたが、現状の電気自動車では周辺の買い物用途程度なら役に立つものの、長距離ドライブにはまだまだ解決しなければならない課題は山積しています。一回の充電時間が短く、半永久的に交換不要なキャパシタ(コンデンサ)が高容量になり、電気自動車用として使えるようになれば、私も本気でこういった蓄電生活の方法について検討したいと思っているのですが、まだしばらく時間がかかるのではないかと思います。それまでは格安で現実的な電力自給の方法を考えるのがまずは得策なのではないでしょうか。

車に付ける網戸のもう一つの問題とは?

 真夏で熱帯夜が続くような時期には、さすがに車中泊をするには一年のうちで一番コンディションが良くないと思われます。それでもあえて車中泊をされる方の中には、夜間就寝する場合、車の窓を全開にしておいてそこに網戸をとりつけることを実行されていらっしゃる方も少なくないでしょう。ただ、私個人としてはキャンプ場のような場所はともかく、道の駅や高速道路のサービスエリアのような場所では防犯上の理由から、そうした行為は行なおうとは思っていません。そしてたまたま先日、出かけた先の駐車場で出くわした光景を見て、やはり就寝時の網戸は危険な場合もあるとしみじみ思った次第です。

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 この写真をご覧になれば一目瞭然かと思いますが、ちょうど軽自動車の後部座席の窓のところに大きく鳥のフンが付いてしまっています。恐らく置いた場所が悪かったのだろうと思いますが、こうしたことは意外と良くあることです。私なども、ほぼ満車に近い駐車場でなぜかそこだけ空いていたところがあったので駐車して用を済ましに行ったら見事に鳥のフンの洗礼を受けてしまいました(^^;)。事前に駐車スペース周辺のチェックを行なえば避けられたのですが、つい空きスペースに停める事を先に考えたのが失敗でした。それでも、ボンネットや屋根を直撃するくらいならいいのですが、写真のようになるといくら網戸を付けていてもそこから進入してきますし、網戸自体の後の手入れも大変になります。

 道の駅の駐車場の場合も、日の沈まないうちに入って周辺を確認できればいいですが、そうでない夜間に入った場合は、就寝前に懐中電灯などで周辺をチェックしましょう。フン害がひどい場合には別の場所を探すか、どうしてもその場所しか空いていないような場合は網戸を使っているところに直撃を食らう可能性もなくはないので、覚悟の上で網戸にするか(^^;)、窓を閉めるかの選択をすべきです。車の中が汚れて憂鬱な気分にならないように、十分気を付けたいものですね。

iPhoneアプリ 「Safety Sight」への期待

 アンドロイド陣営とiPhone陣営との関係は何かと気になりますが、今回はiPhoneで利用できる安全運転サポートアプリの提供が損保ジャパンと日本興亜損保という2つの損害保険会社によって開始されました。

 iPhoneで使えるものなら私のiPod touchでも使えるかと思ったのですが、搭載されているカメラの性能が低いことが原因であるのか、アプリ名で検索をかけても出てこない状態になっています(;_;)。しかし、10月ぐらいにはアンドロイド端末用のアプリが出るということなので、それに期待することにします。

 このアプリの特徴は、特定の損害保険会社が出しているにも関わらず、契約の有無などは関係なく使えるということがまずあります。自動車保険の証券番号の入力が必要ということになれば使える人はかなり限られてしまいますので、こうしたやり方はいい傾向だと思います。機能は数々説明されていますが、iPhoneのカメラで前方の様子を映しながら、前方の車が急に接近した際にアラームなどを鳴らす機能や、実際に衝突を起こしてしまった時にその前後各10秒間を記録するドライブレコーダー機能があるというのが大きいですね。つまり、専用のドライブレコーダーを購入しなくても、スマートフォンがあれば事故の際のこちらの主張を裏付けられる証拠としての機能を持つということになります。

 ただ、こうした機能は常に車に搭載していなければ意味がなく、普通にこうした用途で使うには、車内のダッシュボードに固定して使うにはどうしても本体の具合が悪くなる可能性も出てきます。できれば普段使いのスマートフォンで使うよりも、最低限このアプリが動くだけのスペックを持った予備のスマートフォンを使って車の中に常備しておきたいところです。

 そこで、今後アンドロイドに対応したアプリが出た場合、そのために白ロムのスマートフォンを安く購入し、データ通信が必要な場合はDTIの490円のSIMカードを利用するなどして安く様々なことに転用可能なセットを構築しようかなと思います。このアプリにはカーナビ機能は付いてないようなので、基本の動作がSIMカードなしでも使いものになればなお嬉しいですが、これはアンドロイド版のアプリが出ないとわからないので、そちらの方に期待することにします。また、こうしたアプリの登場を受けて同様なそれなりに使えるドライブレコーダーアプリが無料で使えるようになってくれるとさらなるドライブでのスマートフォンの利用価値が上がるような気がします。本当はカーナビとドライブレコーダーの両方の機能を持ったアプリが出てくると嬉しいのですが。

どこからが「ネット依存症」なのか

 先日テレビでオンラインゲーム(パソコン使用)にはまりすぎて精神的におかしくなってしまっている中国の子供たちに関するレポートを見たのですが、日本でも学生が携帯電話でなくスマートフォンを使いこなすようになってくると、こうした心配をする人が増えて、同じようにネット社会への警鐘が鳴らされる頻度が高くなる可能性があります。

 実際、私自身も普段の行動を考えてみればかなりの時間をインターネットに接続することに割いていますし、何かあればパソコンを開いたりスマートフォンを操作してしまっています。以下のリンクにネット依存度に関する心理テストがあるのですが、とりあえずやってみました。

http://goisu.net/cgi-bin/psychology/psychology.cgi?menu=c023

 結果は92パーセントというひどいもので(^^)、この結果だけを見ると私は立派なネット依存症と言えるでしょう。しかし、自分では専門外来で治療が必要なほど深刻な依存とは思っていないのですが。そうはいっても、はたから見て精神を病んでいる人ほど、自分は決して精神を病んでいないと言いはるものなので(^^;)、自分自身を納得させるためにもこうしたネット依存について考えてみたいと思います。

 ネット依存などという言葉がある前からある依存症の症状というのはいろいろあります。思いつくままに挙げていくと、薬物依存症をはじめアルコール依存症、ギャンブル依存症、買い物依存症などがあります。薬物については持っていることだけで罪に問われるだけでなく習慣性もあり、すぐに入院措置が取られることがありますが、同じく習慣性のあるものとしてタバコやコーヒーなどはどうでしょう。タバコについては、どうしてもやめたい場合は禁煙外来というものもあるものの、タバコの健康に関する問題ほど依存症そのものについて問題にされる割合は少ないのではないかと思います。コーヒーについても、カフェイン中毒になるような場合を除き、趣味としてのコーヒーを止めるために病院に通うというような話はそれほど聞きません。

 こうした依存症という病名を付けて問題視するのは、はまってしまっている本人なのではなく、家族など周辺にいる人であるということにまずは注目したいと思います。アルコールの場合は暴力を振るったりすることが多かったり、ギャンブルや買い物では経済的な問題をすぐに引き起こします。タバコについては更なる価格の上昇が起こると今後は家庭の経済的な問題に発展する可能性もあるかも知れませんが、コーヒーに依存していたとしても、先述のカフェイン中毒とか、それほど高価な豆に入れあげて経済的な迷惑をかけないならば、周辺は趣味の範疇としてそれほど問題にしないのではないでしょうか。つまり、依存症として病名を付けられる人というのは、ほぼ例外なく依存した結果起こる事によって周辺の人たちとの関係を崩してしまう場合に限られるのではないかと思うわけです。

 私の場合、確かに依存度92パーセントという高いネット依存をした生活をしています。しかしそうしたネット接続によって家族や友人、職場との関係が問題になることがないように注意していますので、今のところは普通の生活とネットを共存させています。

 しかしながら、私の生活する状況が変わって、現在のように頻繁にネットに向かうことができなくなるようなことになった場合、そこで今まで通りネットを見まくる生活を続けてしまうのか、それとも周辺とのコミュニケーションを優先し、迷惑が掛からない程度に利用時間を抑えるかがポイントとなるでしょう。つまりは、周辺とのコミュニケーション能力が低下しているか、まだそうした能力が発達していない段階でネットにはまってしまうと深刻な状況になりやすいということではないかと思います。

 私の場合、幸か不幸かそれなりのコミュニケーション能力を保持したままネットの世界に飛び込んだため、熱病的に入れあげてもすぐに我に帰るような形でバランスを保つことができているように思います。もちろん、現在のようなネットとの付き合い方を会得する以前には朝起きてから寝るまで常にネット上の動きが気になるような状況にも遭遇しましたが、そうした状況をやばいと思う精神を保てたのが良かったのかも知れません。

 インターネットが仕事に直結するような場合をのぞけば、テレビと同じで1日や2日ならメールチェックをさぼっても後で何とかなるような利用の仕方しかしていないという場合が多いでしょう。私自身は別にネットにはまっている人を非難するつもりはありませんが、少なくとも回りにいる人たちの心象を害さないように気を付けながらネットと付き合っていくのがいいような気がします。

長距離移動中のラジオ受信テクニック

 高速道路でも一般道でも、走行中にラジオを聞く方も多いと思いますが、普段プリセットしてある地域以外に入ってしまったとたん、どの周波数に合わせていいのか迷う方も多いと思います。

 もちろん、カーラジオには自動的に放送局を合わせてくれるスキャン機能があるのでそれにまかせてしまっていいのですが、放送の電波の強い市街地なら大丈夫なのですが、高速道路などで山間部を連続して走り続けなければならない場合はまれに地元の放送局をスキャンできない場合があったりします。

 そして、夜間になるとより遠くの放送局が受信できやすくなる一方で、地元局より強い大陸や半島からの電波がより多く入ってきてしまうため、目的の放送局に合わせることがさらに難しくなってしまうという現象に悩まされてしまった方もいらっしゃるのではないかと思います。

 できれば、走行中の地方をサービスエリアにしている放送局の周波数を把握できればいいのですが、よほどのマニアでない限り、全国の放送局の周波数をそらんじている方はおられないでしょう。まあ、そうした情報を入手するためにインターネットがあるわけで、どこでも簡単に調べものができるスマートフォンを使えば簡単に放送局の情報は手に入るでしょう。そうはいっても、なかなか走行中に調べる事も難しいと思いますので、ここでは運転しながらでも何とかできる方法について考えていきます。

 国道など大きな道路では地元局の周波数がまとまって看板に表示されていたり、民放自体の看板に周波数が書かれている場合がありますが、てっとり早く放送中の地元局を聞くには、トンネル内放送を受信することでしょう。一般的にトンネル内ではラジオを含む様々な電波が届かないので、道路管理者はトンネル内走行中でもラジオ放送を受信できるように外と同じ周波数で放送を行なっています。トンネルに入ったらカーラジオのスキャン機能を利用してお目当ての放送局を受信してしまえばいいわけです。トンネル内放送についてはFM放送のサービスをしていない場合も多く、主にAM放送になってしまいますが、長距離を運転する場合にはFM放送の場合はエリアが狭いので、移動中に聞き続けるのは少々難しい場合が多いためFM放送の中継がないのは仕方のない部分もあります。しかしFM放送の場合はAM放送のように海外からの混信はないので、聞こえづらくなったらこまめにスキャンを繰り返していく手間を我慢できるなら、FM放送中心に聞くというのもいいでしょう。

 そして、これはAM放送の夜間走行の時にしか役立たないかも知れない技ですが、実は先週の旅ではこの技を使ってAMラジオを聞いていました。というのも、今回は静岡から京都方面へ向けて高速道路を利用したのですが、ラジオを聞き続けるためには静岡の放送局から愛知→三重→滋賀→京都と結構都道府県をまたぐので、今回はNHK第一放送を聞き続けることにして、NHK第一大阪の666kHzに早い段階から周波数を合わせました。

 AM放送というのは、昼間は遠くへは届かないものの、夜になると遠くまで届くという特徴があります。高出力で放送している放送局は日本ではそれほど多くはないので、これから出掛ける場所の方向に大出力の放送局があれば、ずっとラジオに触らずに同じ放送を聞き続けられるというわけです。以下にそうした放送局のリストを示しておきますので、メモしておくのもいいでしょうし、最近のカーラジオによってはより多くの周波数をプリセットしておくことができるようになっていますので、事前にそうした放送局をセットしておくのもいいでしょう。ここでは主に100kW以上の出力を持つ放送局を地域別に紹介します。

567kHz NHK第一 札幌 100kW
747kHz NHK第二 札幌 500kW

774kHz NHK第二 秋田 500kW

594kHz NHK第一 東京 300kW
693kHz NHK第二 東京 500kW
954kHz TBSラジオ 東京 100kW
1134kHz 文化放送 東京 100kW
1242kHz ニッポン放送 東京 100kW

666kHz NHK第一 大阪 100kW
828kHz NHK第二 大阪 300kW

612kHz NHK第一 福岡 100kW
873kHz NHK第二 熊本 500kW

これらのリストを見ると、普段ニュースなどの定時放送を行なっているNHK第一よりも、通常は気象通報の他には旅行中にほとんど聞く機会がないと思われるNHK第二の方が高出力になっていますが、これは夜間だけではなく昼間でも札幌・秋田・東京・熊本から全国に向けて高性能なラジオなら何とか聞くことができるようにしておくためなのだそうです。海外放送による混信対策および、大災害が起こり地元の放送局がダウンした場合のバックアップ用途としてあるものなので、実際は上の一覧のうち、第二放送以外の周波数をプリセットしておけば十分でしょう。夜間に走行する場合、目的地の途中にあるこうした放送局に合わせ放送が聞こえた場合はラジオはそのままでも大丈夫なので、長距離の移動中に同じラジオを聞き続けたいという方はぜひお試しを。

FreeSpot で無料の公衆無線LANを利用する前に

 スマートフォンを使っておられる方は、携帯電話の3G通信ではスピードが遅かったり、大量のデータをダウンロードしたことにより通信に制限をかけられることに心配をされている場合もあるでしょう。そうした心配を解消するために、多くの携帯電話会社では公衆無線LANサービスを展開しています。街中ではそうしたサービスはさまざまな場所に張り巡らされていて便利ではあるのですが、あくまでポイントを使えるようにしているだけなので、車の旅でどれくらい使えるのかわからない部分もあります。

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 私自身はあえてお金を出して公衆無線LANを使ってはいないのですが、道の駅や高速道路のSAPAなどで使える「FreeSpot」は使えるようにしておこうと思っています。写真は新東名の静岡SA上りにあるFreeSpotのマークですが、広大なサービスエリアの中でもコンシェルジュのいるカウンター周辺20メートルというかなり範囲が狭く、落ち着いて使えそうなベンチなどもなかったため、立ったまま使えるスマートフォンやタブレット端末が主となるでしょう。もちろんこのようなところばかりでなく、机と椅子のある喫茶スポットに設置されている場合もあります。

 写真では接続設定の方法が書かれたものが置いてありますが、ここで一つ注意点があります。以前は特別な設定が必要なく誰でも簡単に無線LANを使えたのですが、現在ではNintendoDSをのぞいて、メールによる認証が必要になっています。最初にアクセスしたところにメールアドレスを入力するところがあり、そこで折り返し戻ってきたメールにアクセスするためのパスワードが記載されています。改めてネットにアクセスし、パスワードを入力すると晴れて無料のインターネットが使えるようになります。

 しかし、現地でそうした作業をするには結構大変なので、FreeSpotのページには事前に機器のMACアドレスを登録することで現地での登録作業を必要としなくできます。

http://www.freespot.com/users/jizentouroku/

 個人的にはFreeSpotは、全国の道の駅や高速道路のサービスエリアに多くサービスを展開していることもあって、事前にサービスが利用できる場所を調べておけば、あとは車でそこへ向かい、無線LANをONにすればすぐにつながるようになり、実に便利です。具体的にどこで使えるのかということについては、同じくFreeSpotのページから検索する必要がありますが、都道府県や市町村を入力し、そこから「キャンプ場」などのキーワードで検索してみれば、多くはありませんがそれなりにヒットします。以下の施設についてはホームページ上にリンクがありますので、参考になさってみてください。

(高速道路のサービスエリア パーキングエリア)
http://www.freespot.com/map/group.php?gr=SAPA
(道の駅)
http://www.freespot.com/map/group.php?gr=RoadStation

DTI ServersMan SIM 3G 100 を「ネットワーク実効速度状況」から評価する

 私自身びっくりするほどの安価で(月額490円)スマートフォンやデータ通信用の携帯電話用SIMカードを提供するDTI ServersMan SIM 3G 100 ですが、ぼちぼち使った人の感想なども出てきたようです。

 ネットの掲示板を見ると、とにかく遅いという感想が多いですが、月々の費用を考えれば仕方がないことで、今後のユーザー増を考えると、さらに遅くなることも予想されます。
実際どの程度スピードが出ているのかというのは、DTIの以下のサイトが参考になります。

(過去一週間分)
http://dream.jp/support/sensing/traffic_week.html?area=md-tokyol1

(当日分)
http://dream.jp/support/sensing/traffic_today.html?area=md-tokyol1

 この文章を書いている時点では状況によりかなり低下する時はあるにしても、だいたい下りで80kbps程度は出ているようです。上限が100kbpsですから、このスピードがこんなもんだと思っている人にとっては十分許容範囲でしょう。このスピードが数ヵ月後でも維持できるという前提ではありますが、同じスピードをうたっているイオンb-mobileの半額ということを考えると、とりあえずメールやナビぐらいに使いたいという方には十分かなという気もします。

 ただし、こういうサービスが多くの人に知られることになり、ユーザーが増加した場合に極端にスピードが落ちてしまうようだと、IP電話をこれでやろうと思っている人たちや、パソコンに繋いでネットをしようという人にとってはちょっとストレスがたまるかなという気もします。ちなみに現状では、私が今使っているIIJmioのLTEサービスは、利用者が少ないだろう夜間の測定という点はありますが、だいたい200kbpsくらいまで下りの速度は出ていますので、この契約はキープしておこうと思います。

 実は先日車中泊をした際、東名高速道路のサービスエリア内で市街地に近い場所だったにも関わらず、Wimaxが圏外になってしまいました。そこで、Galaxy S2に入っていたIJJmioのSIMをテザリングのできるIDEOSに入れ替えてブログの更新をしたのですが、安定してそこそこのスピードが出る通信手段があるということはやはりいざという時に頼りになります。それでも、DTIのこのサービスでも80kbpsが安定して出るのであればパソコンに繋いで使うにしてもスマートフォンでも画像を圧縮して表示できるブラウザOperaで使うようにすれば全く使えないということはないと思います。今後のネット接続スピードの推移に不安を持っている方は、上記リンクのデータをモニターしておくことが大事でしょう。とにかく、価格面ではダントツに安いわけですから、その点を十分に考慮した上で選択するようにしましょう。

一澤信三郎帆布 手さげカバン H-03

 先週の京都行きの目的の一つとして、あると何かと便利そうな帆布で作られた手さげカバンを手に入れようと思い、ここでしか買えないという一澤信三郎帆布の店舗へ出向きました。しかし、元々の一澤帆布のカバンとともにかなりバラエティに富んだ商品がそろっており、何を買うべきか相当迷いました。

 ただ、それほど大きなものは必要なくA4ファイルやモバイルパソコン一式などを入れて持ち運べる程度のものでということで、こうした商品群の中でも比較的安価なシリーズから選ぶことにしました。

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 種類と同時に柄が選べるのもありましたが、私は色のみが選べるH-03というタイプを選びました。これは柄物より安かったということと、実用品として男性が使う場合は柄があってもなくても変わらないと思ったからでした。

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 ちなみに、柄ありの同サイズの製品N-13があり、これは家族へのお土産にしたのですが、こちらには目隠し用の布で作られたふたはありません。ふたを使うと写真のように中のものを隠すことができるのですが、あくまでも実用品として使うかどうかが選ぶポイントとなるでしょう。ちなみに、N-13は通常の柄物と、鉄腕アトムの柄が入ったものとは微妙に値段が違います(^^;)。

 実際に触ってみると、やはりというか作りがしっかりしていてラフに扱ったり、重いものを入れても壊れるような気遣いはありません。布製なので使わない時には小さくたたんで持ち運べるので、旅行時にも便利です。

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 そしてこのサイズの持ち手について、車の旅とは関係ありませんが気付いたことがあります。周辺が汚い写真で恐縮ですが、私が普段利用している原付バイクのフックの部分に持ち手のサイズがぴったりなのです。フックの部分にはめ込むだけで、簡単には抜けないような感じになるので、バイク通学や通勤のおともにされるには実に便利に使えるようになっています。京都のお店でしか買えないのが残念ですが、興味のある方はぜひ実物を手に取って確かめてみられるのがいいのではないでしょうか。

すぐ出せるように準備するものとは

 本格的なキャンピングカーをご利用の方の場合はそれほど問題はないかと思いますが、ごく普通の車や軽自動車で車中泊をする場合、寝床をセッティングするのに結構大変な場合があります。

 私が現在乗っている車、現行のスズキワゴンRの場合、大人が手足を伸ばして寝られる空間を作るためには結構な手間が必要です。まず助手席を前に倒し、後部座席も前に倒します。このままでは寝られないので、助手席の後ろの部分に板を渡しその上からマットを敷きます。足を伸ばした先が荷物にあたらないように移動させれば何とか寝られる状態にはなります。

 これはあくまで私の場合なので一般的ではないかもしれませんが、災害に見舞われたような場合でも何とかなるようにほとんどの装備を車の中に入れてあったのでした。そのため先日の旅ではこうした中で、マットの下に敷くための板が荷物の一番下にあったため、すぐには出すことはできませんでした(^^;)。それでもいちいち荷物を出しながらやっとのことで引っ張り出したような状況になってしまったので、結構落ち着くまでが大変でした。また、就寝できる空間を作る際には、外から覗かれないように目隠しをするのですが、私はキャンプ用の銀マットを切って使っているので、さらに面倒ではあります。

 普通に出掛ける中で急に車中泊をしなければならなくなったような場合は仕方がないにしても、最初から車中泊前提で出掛ける場合には、車の定員いっぱいに人を乗せる場合は難しいですが、最初から就寝空間を作るための機材をすぐ取り出せるような準備をして出掛けた方がいいなとしみじみ思いました(^^;)。今回は幸いにも宿泊地で雨には降られませんでしたが、私が到着する時間の少し前まで関西地域には大雨警報が多数出ていたりしました。もし到着地で大雨だったらいったん外に出て荷物を出し入れしてといったようにはとてもいかないので、なおさらこうした配慮は必要になっていくでしょう。

 それから、これは寝床作りとは関係ありませんが、パンク修理などで工具が必要になる場合もあるでしょうから、荷物をつめすぎてすぐには工具やスペアタイヤまでなかなかたどり着けないような状況にならないように考えておくとともに、高速道路を通ることがわかっている場合には、緊急時に高速道路の路肩に停止せざるを得なくなることも想定しましょう。このお盆期間も高速道路の路肩に停止して外へ出たところ、走行中の車にはねられる死亡事故が何件か起きています。法令では2009年3月現在、日本国内の道路交通法規則上では、高速道路上でやむなく駐停車する場合に、三角表示板または停止表示灯の停止表示器材を設置しなければならないと定められていますので、緊急時に使うことが想定される発炎筒や表示板などもすぐに出せるように準備して出かけるようにした方がいいと思います。行政処分云々という事もありますが、こうした用意があるかないかで自分の車だけでなく自分の命にも関わってくることがあるわけですので、こうした用意もお忘れなく。

NTTdocomo キッズケータイ HW-02C を大人が使う条件

 まず最初にお断りしておきますが、今回紹介する子供用のキッズケータイは機種によっては普通に使えないものもあります。まさに今回紹介するHW-02はそのような携帯電話で、使う人を限定し、とてもメインで使える機種でないので購入の際にはご注意ください。そういったこともあり、ほとんど新品の白ロムが2千円以下で売られているのを発見し、手に入れてみました。

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 まず改めてこの機種の発着信についての概要を書いておきますと、ダイヤルボタンが付いていないので、不特定多数の人に発信するのは不可能ということと、外からかかってくる場合でも設定変更をしないと10件しかない電話帳に登録していない番号にはかからないということがあります。さらに、電話帳も幼児から小学校低学年の子共が持つことを想定しているせいか、最初から登録されているものとして「おうち」「おとうさん」「おかあさん」「おじいちゃん」「おばあちゃん」というような固定された呼び名で登録するようになってしまいます(^^;)。もっともこれは、別のドコモの携帯電話があれば編集作業は別の携帯電話上で可能だということです。私はそうした電話はもっていないので、とりあえず電話帳の表記はこのままで行くことにします。

 あと、裏蓋を開けると電池が抜き取られないように特殊なビスで止められる中蓋を付けることができるのですが、私の場合はSIMカードを他のスマートフォンなどに差して使うこともあるので、あえて中蓋は使ってもビスでの固定は行ないません。

 私があえてこのような制限の多い携帯電話を使おうと思ったのにはそれなりの理由があります。私がドコモと交わしている契約内容は、安いデータ通信カードを生かすためにSIM入れ替えを前提としていたので、毎月維持するぎりぎりの金額で、はっきり言ってデータ通信はおろかこちらから発信することも想定していません。タブレット端末を購入した際に契約したものがそのまま残ってはいるものの、ほとんど何もしないで置いておくだけの契約になってしまっています。

 それでも、各種IP電話と違って安定した通話品質が保たれる回線であるため、私はメインで使っているウィルコムの回線が圏外になってしまった場合の転送先にドコモの回線を指定するようにしています。ウィルコムからドコモに転送する際に料金がかかってしまうのは残念ですが、知り合いに1つの番号を知らせておくだけでウィルコムがつながらない所でも連絡は通じるということでこのような形にしています。つまり、この電話では発信せずに受信だけということになり、このようなダイヤルボタンのない電話でも十分だということになります。

 私の利用形態ではこの電話機の一番のメリットであるGPSによる位置探索はできませんが、引っ張ると大きな音で鳴る防犯用ブザーは周辺に人がいる場所で何らかのトラブルに巻き込まれた場合に使えるかも知れませんし、緊急地震速報のようなエリアメールにこの端末は対応しているので、そうしたもしもの場合にも頼りになります。どうしても発信したいような場合には、SIMフリーのスマートフォンにSIMカードを差し替えて使えば、かなり高度な発信も簡単にできます。私の使っているIDEOSの場合、発信と通話を切るボタンが独立して存在しているので、電話機としてもそこそこ使いやすくて気に入っています。

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 大きさもそれほど変わらないので、両方一緒に持ち歩いてもいいのですが、とりあえずキッズケータイの方を常に持ち歩き、状況に応じて使い分けるような感じになるのだろうと思います。そして、スマートフォンと使い分ける際に重要な点は、充電のためへの端子がスマートフォンと共通のmicroUSBになっているので、余分なケーブルを用意しなくてもいいのは、旅先での利用についてはポイントが高いのではないかと思っています。最初に書いた通りきわめて使う状況を選ぶ端末であることは確かですが、私のように安く白ロムが手に入りそうだったら、ちょっと使い方を考えてみるのも面白いかも知れません。