月別アーカイブ: 2016年10月

SIMフリーガラホ「AQUOS ケータイ SH-N01」その2 そのまま掛けても定額利用に

前回は、SH-N01のドコモのガラホの違いと、プレフィックス設定による特定番号を付けてのダイヤルの仕方について説明しました。ただ、MVNOで3分・5分定額を提供している事業者の中でも、ガラホ本体でのプレフィックス設定を必要とせずに使えるところもあります。今回はそうした方法の使えるMVNO業者について説明しましょう。ちなみに、3分以内ならb-mobile、5分以内ならDTI SIMを選べばSIMフリーのガラホでも特別な操作を必要としないで電話をしたものが3分ないし5分以内は定額で利用できます。その方法については以下のようになっています。

・b-mobile 「b-mobile電話」アプリをインストールすることが必要
・DTI SIM 特別にアプリをインストールする必要はありません

DTI SIMの5分以内定額は全く普通に電話を使ってもいいような仕様のため詳しくは説明しませんが、b-mobileの場合には専用アプリを何らかの方法で本体にインストールする必要があります。この点については、他のガラホともやり方は共通で行けると思いますので、先行発売されたauのSHFシリーズのガラホについて紹介されているサイトからスマホを利用してガラホにアプリデータをBluetoothで送る方法について調べれば、「b-mobile電話」アプリをガラホにインストールし、利用することができます。私は用意したAndroidスマホに「ESファイルエクスプローラー」をインストールして、このアプリからBluetooth経由でドコモのガラホF-05Gにアプリをインストールしました。

なお、「b-mobile電話」アプリをガラホに入れた場合、本当にプレフィックス番号を付けて発信できるのかという疑問を持つ方もいるかも知れませんが、F-05Gで試してみたところ、手動で入力した電話番号に自動で「b-mobile電話」特定の番号が付いたのを手元の端末で確認しています。もちろん、SH-N01で必ず同じことができるかという点については保証できかねるものの、Android搭載のガラホに共通の仕様は多いので、すでにスマホにb-mobileのSIMカードを入れて音声通話を使っている方は、試してみる価値はあるでしょう。

もし、楽天モバイルや他のSIMフリーガラホを販売する業者がこの「b-mobile電話」アプリと同様な仕組みで物理キーからの発信でも自動的にプレフィックス番号を付加して発信できるようなアプリを出してくれればいいのですが、今のところそういった動きはないものと考えると、この2社のプランでSH-N01を利用することを考えた方が何しろ通話の時に面倒がありませんので、MVNOでガラホを活用したいと考えておられる方は一つの考え方として参考にしていただければ幸いです。

もしこうした通話についての利便性からこの2社の中でプランを選ぶ場合、利用方法よってどちらの事業者を選んだ方がいいのかは変わってくるだろうと思います。3分では短いというならDTI SIMの一択になりますが、b-mobileの場合は3分超過後でもドコモ料金より半額で利用できます(DTI SIMの場合は基本ドコモでの5分以内定額と変わらないので、時間が超過した分は通常料金となり割引されません)。その点も考えた上で判断されるといいでしょう。

ちなみにb-mobileには提供プランの中に「b-mobileSIM 25GB定額 音声付」があります。このプランに3分以内定額のオプション料金500円/月を追加すると、合計で3,680円となります。また、ドコモでガラホを使う場合のモデルケースである、SH-01Jで5分定額の1,200円と、2GBまでのパケットプランで最大4,200円にSPモート使用料300円との合計5,700円との比較対象として、DTI SIMの3GBまでのデータプランに音声通話サービス(5分定額オプション付き)の月額は2,270円となります。どちらにしても、キャリアメールに未練がなく、通話は3分・5分以内の定額で何とかなりそうなら、キャリアにこだわることなくSH-N01を選ぶという道も出てくるのではないかと思えますね。

DTI SIM


SIMフリーガラホ「AQUOS ケータイ SH-N01」その1 ドコモのガラホとの違いなど

先日ドコモが出してきたVoLTE対応のガラホを紹介しましたが、Wi-FiやBluetoothを使ってのネット接続はできるものの、利用しているデータ通信を他の機器と共有することはできない、いわゆるテザリングの親機にはなれない仕様でした。これだと、携帯大手3社が新たに打ち出してきた月間20GBというようなプランを契約しても、ガラホの小さな画面でインターネットをするだけの利用になってしまいますので、通話・本体でのネットに加えてモバイルルーターの機能にも期待していた方にとっては残念な発表になったことは否めません。

そんな中、ドコモSH-01Jの兄弟機とでも言えそうなSIMフリーのMVNOで使えるガラホである、「AQUOS ケータイ SH-N01」が発表になりました。まずは楽天モバイルから24,800円(税抜価格 以下同じ)で2016年12月から発売になるようです。

基本的にはSIMフリーと言ってもドコモSIMと相性がいい形のもののようなので、ドコモSH-01Jとの違いについて見ていくことにします。一番のポイントは、こちらのSH-N01ではテザリングの親機になるので、MVNOのデータ通信無制限や25GBまで高速クーポンが使えるSIMを音声通話付きのSIMにして入れれば、ガラホを通話・ネット・ルーターの一台3役にして使えるということになります。

ただし、ドコモSH-01Jと比べるとおサイフケータイ・ワンセグがないだけでなく、背面液晶もありません。時間やメールの確認にはいちいち本体を開く必要があるのが今まで長くガラケーを使っていた人にとっては面食らうかも知れません。防水防塵機能はありますので、その点は心配ありませんが、少し不安に思うのは、MVNOが提供する5分定額のオプションを多くの人が使いこなせるのかということです。

というのも、今回発売する楽天モバイルをはじめとする大多数のMVNOが提供する5分定額は、電話番号の前に特定の番号を付けて発信する「プレフィックスサービス」を利用することでドコモでなくMVNOが運営する電話サービスを利用するようになっています。スマホでそうしたサービスを利用する場合には専用のアプリをインストールすることで、最初からスマホに入っている電話アプリでなく通話サービスを提供するところで作っているアプリから発信をするか、手動で番号を付けて発信する必要があります。

スマホもガラホも中に入っているOSは同じではありますが、ガラホの場合には画面をタッチしても反応しないので、もし各社の通話アプリを本体にインストールできたとしても、普通の場合と同じように物理キーを押して発信や終話、ダイヤルができるのかどうかという問題があります。

もし専用の電話アプリでダイヤルできない場合のことを考えると、スマホでないガラケーを使って、電話番号の前に特定の番号を付けて発信するには、アプリではなく本体の設定の中にある「プレフィックス設定」を利用するのが普通です。楽天モバイルが利用する電話サービスは「楽天でんわ」ですが、楽天でんわに接続するための番号というのは「0037-68」ですが、プレフィックス設定でこの番号を登録しておけば(他社のサービスでも特定の番号がありますので、そちらを利用される場合には事前に調べた番号を設定して下さい)電話帳にある番号に掛ける前にメニューから「プレフィックス番号付加」という風に進んで電話番号の前に特定番号が付いているかを確認してから掛ければ、3分・5分定額や時間超過でもドコモの設定した通話料の半額での通話ができるようになります。

しかし、ここで説明が長くなったことからもおわかりの通り、いちいち掛ける前に数回にわたるボタン操作をしなくてはならないというのはかなりめんどくさいと言わねばなりません。ニュースサイトではスマホの操作がしずらいシニア向けというような紹介の仕方をされていたところも見受けられましたが、ことプレフィックス番号を付けて3分・5分以内定額を利用するような使い方の場合は、むしろ専用アプリから直接ダイヤルできるスマホの方を選んだ方がいい場合もありますので選ばれる場合は注意して下さい。次回はそうした煩わしさを感じずに電話を使うには、どのMVNOを選べばいいかを紹介します。


今の車で次の車検も通そうと思ったわけ

私が今乗っていて日常の足としてだけでななく、車内にコットを設置して一人なら十分に車中泊の旅を楽しめることで気に入っている型式GD1のホンダ・フィットですが、昨日車検から帰ってきました。

足回りの整備と、エアコンを付けるとうるさいファンベルトの交換をお願いしたものの、大きな問題はありませんでした。先日エンジンの調子が悪くなった時に交換したプラグは快調で、エンジンも燃費も乗り始めた頃とほとんど変わらないといった印象です。
気になるのはどのくらいお金がかかったかということですが(^^;)、それほど部品代もかからず、それこそ軽自動車並みの料金といったら言い過ぎかも知れませんが、平成18年の古い車の割には車検代もかかりませんでした。

車を整備してもらったお店の方によると、前回の2年前にも同じことをブログで書きましたが、この車は1300ccにも関わらず車両重量が1,000kg未満の重さしかないことで燃費の数字が良く、通常なら重量税が16,400円かかるところ、減税の恩恵をなぜか受けることができて、車検証上の記載にある金額は10,000円になっています。

さすがに次回はこんなことはないだろうと思ったら、現行の決まりでは初年度登録から13年目に入った時点で減税はなくなるものの、私の車の次の車検は初年度登録から13年未満の時になるため、今回だけでなく2年後になる次回の車検でも重量税は10,000円で済むとのことでした。

現状での走行距離は10万キロを少し超えたくらいなので、日常的には走行を抑えて遊び中心に使うようにすれば、何とか次回の車検を通してぎりぎりまで安く車を維持できる可能性が出てきました。ただ、回復不能なくらいの不具合が出たらしょうがないと諦めますが、とりたてて何もない場合はあと4年間はこの車で旅も車中泊も楽しめるということで、ほっとしたというのが実際のところです。

実際の燃費については運転の仕方にもよるとは思いますが、カタログ上の数値においてもハイブリッドでもなくアイドリングストップも付いていない私の車でもエコカー減税を受け続けることができたというのは、車検用に用意していたお金が少し浮いてラッキーでした(^^)。今後もあまり無茶な運転はせず、大事に長く乗ってまだまだ続くお出掛けの友として活躍してくれることを祈っています。


海外旅行でグループでのモバイルルーターレンタルにはご注意を

昨日、ラジオを聞いていてお笑いコンビ麒麟の川島明さんが披露していたエピソードが面白かったのでその内容を紹介しながら、海外でのネット利用について考えてみたいと思います。テレビのロケなのでしょうが、3泊5日の日程でフランスに行くにあたり、海外でもネットをするためにモバイルルーターを借りようと思った川島さんでしたが、8人前後いるスタッフとの一人が借りたので、川島さんも他のスタッフもその人のモバイルルーター経由でネットにつなげばいいので、改めて借りる必要がないと言われ、そのまま借りずに済ませていたのだそうです。

ちなみに、借りたモバイルルーターでどの程度の高速通信ができるのかというと250MBとだけラジオで川島さんが言っていたのですが、8人前後でならロケ期間中すぐに250MB程度では使い切ってしまうのではと思ったので、改めてフランスでのレンタルモバイルルーターの料金について調べてみると、この250MBというのは1日あたりの利用量だということがわかりました。ちなみに一週間借りた場合の一日当たりにすると、250MB/日では一日あたり約700円程度、これが一日500MBで1,200円前後、1GBというのもあってその場合は一日あたり1,600円前後と徐々に高くなっていきます。ちなみに、高速クーポンを使い切った場合は、通信は停止するのではなく低速に制限される仕様のものを借りたと言われていました。

ロケ初日は、メールのチェックやちょっとした調べ物にスマホに接続して使ったくらいだったので、ロケ終了の夜になってもスタッフ全員で使った高速クーポンは十数MB程度で済んだとの事ですが、翌日の朝、川島さんを含むスタッフ全員に招集がかけられ、以下のような尋問が開始されたのだそうです。

「昨日夜からモバイルルーターの電源を付けっぱなしにしていたところ、本日分の高速クーポンの残りがわずかになってしまっている。昨日もかなり高速クーポンは残っていたが、日付をまたいで高速クーポンを使いまくった奴は誰だ?」

恐らくだれかがいかがわしい動画を見ていて、日付をまたぐ形で一人で2日分500MB弱の高速クーポンを使ってしまったということらしいのですが、スタッフ全員を問い詰めたところ、50代くらいのスタッフが犯行を認め(^^;)、その後、ネット接続自体が厳しく規制されてしまったとのことでした。実質モバイルルーターを使えたのが3日間しかないわけですから、利用をとがめられた人は、自分の本能の赴くまま貴重なみんなのインターネット環境の3分の2を消費してしまったということになります。

国内旅行の場合は各々がスマホを持っていて、通信する内容を他人に干渉されることはまずありませんが、グループで海外旅行に行き、インターネット環境を共有するような場合は、今回紹介したような悲劇はどんな場合でも起こり得ます。海外に来てまでインターネットをするつもりはないならいいのですが、どうしても海外においてもネットを使って連絡を取ったりブログを更新したいという場合は、自分だけで使えるモバイルルーターなりSIMカードを個別にレンタルして使うというのがやはりいいようです。もし自分の持っているスマホやモバイルルーターがSIMフリーのものだったら、SIMカードだけ借りたらその中に入れて使えるかどうか、出発前に調べておくのもいいと思います。特にスマホの中に海外利用のできるSIMカードが入っていれば、いちいち2つの端末を使わなくても済みますし、現地に着いた時点でプリペイドタイプのSIMカードを購入するという手もあります。

ちなみに、IP電話くらいなら低速でも何とか使えると思いますので、それこそ旅先でも動画を見たいというのでもなければ、選ぶプランとしては一日250MBの通常のプランを選ばれるのがいいと思います。また、今回のような悲劇を避けるためにグループでモバイルルーターを一台借りるような場合は、動画の閲覧を禁止しないと、最大容量の一日1GBのプランでも使い切ってしまう不逞の輩は普通に出ると思います(^^;)。そういう意味で、仲間うちで共同出資してモバイルルーターをシェアする場合は一番安いプランで契約し、使用上の注意をグループ内で徹底させるという使い方が無難でしょう。そして通信規制され低速になったとしても、グループ全員で使うのでなければ、何とかスマホでのメールやIP電話くらいなら低速でも利用可能だと思いますので、低速制限時には一人が使い終わったら次の人が使うというようにして同時に利用しないように決めておくのもいいかも知れません。


Y!mobile 10分かけ放題の回数制限を撤廃

MVNOを利用しての通話定額プランの中心は5分以内の通話というのがほとんどですが、唯一それ以上の10分間の通話定額を提供しているのが第四の携帯会社と言われるY!mobileです。スマホプランのS・M・Lに付くその10分以内通話定額プランについて、新たな発表がされました。

今までは時間が10分以内なら定額ということはあったのですが、通話回数に月間300回という制限がありました。この回数制限というのはまだPHSが元気だった時代、全国に先掛けて通話定額のプランを始めたウィルコム沖縄のプランでした。確かその時の回数制限は月500回だったと思いましたが、このサービスが全国展開するにあって回数が300回になり、それがPHSからソフトバンク回線を使った携帯回線での通話に適用されて今に至っています。

今回発表されたのは、10分以内定額の回数制限を2017年2月1日から撤廃し、月に何回電話しても一回の通話が10分以内なら基本料のみで収まるようになるというものです。ただし、一回の通話で10分を超える長電話をした場合は、10分以降には別に通話料がかかります。

MVNOを含む他の業者が横並びで行なっている5分以内の定額だと、ちょっと通話時間が少ないと感じる方には評価の高い10分以内の定額通話ですが、今回の発表によってどうなるのでしょう。私自身は月300回の頃からウィルコムのPHSを使っていた時に感じていましたが、とんでもない使い方をしない限り、月の制限回数を超えることは月300回でもそうそうあるものではありません。唯一超える可能性があるとしたら同窓会の幹事になり、過去の名簿を見て学年の全ての人に電話を掛けるような場合か、膨大な名簿を元にするか、はたまた電話帳の上から順にとにかく電話をするというお仕事くらいではないかとも思えるのですが(^^;)。

それでも規制はあるよりない方がいいわけですから、携帯大手がユーザー寄りに使いやすい方向に通話定額プランを変えてくれるというのは嬉しいことです。先程考えた使い方はどれもあまりいい使い方ではなかったので、あえて回数制限撤廃で皆の役立つような使い方を考えてみると、例えば電話連絡ができない災害地の避難所に行き、多くの人に電話を貸すようなことも回数無制限に通話できれば気軽に貸せます(^^;)。10分を正確に計ることができる砂時計を一緒に持って行くと、効率よく多くの人に電話を使ってもらえるでしょう。なお、すでにスマホプラン加入済の人は、自動的に回数制限が撤廃されますので改めての申込みの必要はないそうです。


やはりヘッドランプは用意しておいた方がいい

現在はそれほどでもありませんが、一時期はかなりランタンやライトに凝っていて、たくさんの種類のライトを買いあさっていたのですが、いざという時にどれか一つだけ持って行くと仮定した場合、ヘッドライトをまず持っていた方がいいという思いを強く思ったので改めて書かせていただきます。特に現在は鳥取県中部で地震の被害に遭われた方で家から出て避難生活をされている方も少なくないと思いますので、生活に不便を感じてライトが欲しいと思っている方もいるかと思いますし、その参考になれば幸いです。

これは個人的な話なのですが、たまたま調べ物をする中で資料とする本が必要になって、自分の蔵書を探すことになったのですが、最近は大量の本を自分の部屋には置かないで、物置にまとめて収納ボックスの中に入れています。

このボックスが一つであればいいのですが、複数あるためどこにどんな本があるのか全くわからない状態になってしまいました(^^;)。しかも物置には明かりがないため、夕方になるとそのままでは探せないという有様です。最初は電池式のランタンを使って探したのですが、このランタンは本を探すという点についてはうまくありません。で、うまく見付からなかったのですが、そうしているうちにどうせならネットで中古本を買ってしまおうかという考えに傾きつつあったものの、ヘッドランプを装着すれば両手がフリーになって夜でも探せることを思い出して、改めて探してみました。

ヘッドランプを付けての作業はかなり快適で、何しろ自分の目線の前を照らしてくれるのでランタンで探していた時と比べて細かな見え方が違い、何とか探していた本を見付けることができました。ヘッドランプ自体は単三1本で動く普通のものですが、単に頭に装着するだけでこれだけの細かい作業が夜でもできることを自分で実証したという感じです。

コンパクトヘッドランプ

私が今回使ったのはモンベルの「コンパクトヘッドランプ」ですが、エネループにも対応していて、単三電池1本で長時間使えるだけでなく、複数のLEDを使っていて白色だけでなく電球色でも光る(同時は不可)ようにできるのが気に入っています。頭に装着出来るだけでなく、手で持てば懐中電灯のようにも使え、さらにモンベルが出しているオプションの「クラッシャブルランタンシェード」と併用すれば、据え置きのランタンのように部屋全体を照らすようにヘッドランプを使うことができるようになります。

車中泊の旅の中でも夜間に車の中に落とした物を探したり、外でタイヤ交換とかチェーン装着などの作業をする場合には本を探すのと比べても細かい作業をする必要があるので、やはりこのようなヘッドランプを車の中の用意しておいていざという時に使えるようにしておくことは大切です。

災害の避難時でも停電が続いている場合は安全に歩いて移動するだけの場合でも両手を空けておき荷物はリュックで背負い、足元がおぼつかない状態でも手をついて自分の体を守るためにはヘッドランプが有効です。家族の人数分あれば言うことないですが、さらに安くて使えるものということで、ジェントスGTR-931Hも合わせて紹介しておきます。こちらの方は白色単色で、連続使用時間も短いですが、その分明るいということもあり、同じエネループ対応の単三1本で動くものですので、購入の参考になさっていただければ幸いです。


市街地コインパーキングで車中泊のリスク

2016年10月23日に、宇都宮市中心部において、まさにテロと言うべき他ない爆発事件が発生しました。後からここをお読みになる方は、そんな事件があったのかと思うくらい忘れられてしまっているかも知れませんが、今回の事件を起こした人物は、いわゆる警察からマークされているようないかにもテロで社会転覆を計るような人ではなく、人生に疲れ、さらに社会からも見向きもされないと世をはかなんで、何とか自分が注目されたいと事件を起こした個人の犯罪行為だったからに違いありません。そうなってくると、全国どこでも同じような事件が起こり得るということも言えるわけです。

単に自分の考えのみに従って車を炎上させたり、自分の周りで爆発を起こして自殺するというのは、他の人にとっては危険際まりないことであり、やはり人が多く集まるところは注意すべきだなと思わざるを得ません。

そんな事件をなぜこの車中泊のブログで話題にするかと言うと、今回の犯人は自分が自爆する前に、現場まで乗ってきた車をコインパーキングに停め、自爆する前にあろうことかその車に火を付けて炎上させたという事があったからです。

私自身、都市部において車中泊の場所がなかなか取れない場合の対策として、夜間料金の安いコインパーキングに停めて朝まで過ごすことも有りだと思っていたのですが、必ずしもそうではないことに気付きました。よくある形のコインパーキングでは強引に料金を払わないで出られないように、車の底の部分にストッパーが立つようになっています。出庫の際にはお金を入れて自分の停まっている駐車番号のボタンを押すと、ストッパーが下がることによって出庫できるようになるわけですが、今回のようなテロでなくても周りのビルが火災を起こしたような場合、すぐに脱出できるかという風に考えるとかなり危ない状況に車を晒してしまうということになります。

ストッパーが一台ずつ付かず、ゲートを通ることで出られるコインパーキングや、駐車チケットを窓の中に貼り付けておくタイプの駐車場なら何とか車中泊をしていて周辺の異変に気が付いた時点で危険がすぐそこに迫っているような状態でも逃げ出すことができそうですが、機械を操作してストッパーを下げるタイプのコインパーキングというのは、いざという時のことを考えると車中泊には向かないような気がします。

それと同時に、都市の中にあるコインパーキングというのは特に車中泊で使える所ということになると24時間出入りが自由なので、今回の犯人のような普通では考えられないような事をやらかそうとしている人が入っていても全く気付くことはできないという問題もあります。

今回被害に遭った宇都宮のコインパーキングでも、隣には車が停まっているのに躊躇なく火を付けているわけですから、夜間に気配を消して寝ていたら全く外での様子がわからず、気付いた時には辺りは火の海になって手遅れという事も十分考えられるわけです。車中泊しようと停めた時に周りに車がいない所に停めたとしても、変な輩が自分の隣に車を停めて事を起こす可能性もあるわけですから、やはり人の出入りが頻繁にある都市部のコインパーキングで車中泊をするのは、どうしてもという理由がない限りは止めた方がいいのではないかと今回の事件を受けて思った次第です。

また、これほどの事件でなくても、繁華街の近くのコインパーキングに車を停めて車中泊をしていて、酔っぱらいに車をいたずらされてしまうという危険も存在します。止めさせようと車から降りたところに何か暴行を受ける可能性だってありますので、くれぐれも車を停める場所には気を付けて、事故のない車中泊の旅を多くの人がなさって欲しいと思います。


持病のある家族がいる場合の災害準備

鳥取で起こった地震は、その後この文章を書いている段階では大きな余震や本震は今のところ起こってはいないようですが、そうした時だからこそ、今後の動向に気を付けていただきたいと思います。ここからは一般的な話になりますが、東日本大震災級の大きな地震が起こったとすると、社会生活の中で当り前にできていたことが急にできなくなる事がありますが、何とか我慢できる事がある一方で、我慢できなかったりあえて我慢してはいけないという事もあり得ます。

その一番大きな内容というのは、自分や家族の体に関することで、持病がある場合の薬の用意であったり、定期的に通院している場合の対応であると言えるでしょう。薬については、自分や家族が現在どんな薬を飲んでいて、用意してある量を飲み切ってしまった時にどうすればいいのかを考えておくべきでしょう。

公的な機関が大きな災害の後で対応できるまでというのは1日から2日後にならないとどうにもならない可能性があります。医療関係者と災害後に接触できたならすぐに自分や家族が服用している薬の一覧を提示し、可能ならば用意してもらえるようにリスト化しておくことが大事になります。「お薬手帳」を常に持ち歩くことがいいですが、最近ではスマホのアプリとして「お薬手帳アプリ」があります。薬自体の写真と名前をストックしておけるので、日常的に持っているスマホの中にこうした情報を入れておくことはやっておいた方がいいでしょう。

アプリを入れたりいちいちアプリに入力することがめんどくさい場合や、ガラケー使用の場合には、お薬手帳の記載内容や薬を出してもらった時にもらった薬についての紙類や、薬袋をそのままスマホのカメラで撮影して保存しておくだけでもかまいません。スマホやガラケーすら持っていないという場合には、薬局でもらった書類やお薬手帳の内容をコンビニなどでコピーしたものを持ち運んでいれば、いざという時に役立ちます。コピーと言えば、常に保険証を持ち歩かない場合には保険証のコピーも一緒にしておく方がいいでしょう。

ここまでは、比較的軽い持病がある方や高血圧の方のための対策でしたが、しばらく薬が飲めなくても何とかなる場合もあるのに対し、すぐにでも何とかしなければならない状況にある人もいます。その最たるものは人工透析を受けておられる方ではないでしょうか。

自分がそうだったり、家族に患者がいる場合は、本人が主治医と相談した内容を家族で共有していざという時にどうするかを考えておく必要があります。

断水や停電を伴う災害の場合、非常用の設備を使って透析が再開できるようになるまでに時間がかかりますので、基本的にはいつも透析を受けている所へ行くとしても、駄目な場合の第2候補第3候補の場所を打ち合わせし、いざという時には自分でその場所に向かう必要があります。

透析を受ける方が高齢の場合、自力で行くことは難しく、バスやタクシーも動いていないということになれば、家族が何とかするしかありません。家の車を使う場合、もしもの場合はかなり遠方まで出向くことになることから、日常的にガソリンは半分使ったらすぐに給油して満タンにしておくなど、いつでもすぐに遠くまで出掛けることができるように準備をしておくことは大切です。

実際に災害が起こった直後には直接罹災した方の対応に大きな病院は追われることになりますので、透析のためにすぐに対応してもらえるかどうかは極めて不透明です。そのためにも、大きな災害の起こる前にその対策を考え、それが一つではなく複数の可能性を探っておくことは、患者本人だけでなくその家族のストレスをも減らすことにつながります。普段は今の生活が急にできなくなることは想像し難いものだとは思いますが、今回紹介した人工透析に関わる様々なケースだけでなく、自分が持病持ちだったり家族にそういう人がいる場合には、いざという時の連絡を含め、極めて具体的な対策を家族の間で共有できるような準備をしておきましょう。


シャープ ドコモSH-01Jの細かい仕様を見てわかってきたこと

ここのところスマホやタブレットを飛ばしてガラホの事ばかり追い掛けてしまっていますが、個人的な事で本当に申し訳ありませんm(_ _)m。ただ、以前ガラケーでもWi-Fiによるネット接続が使えていたauのWi-Fi WINのサービスが2014年に終了して以来、なぜ自由にネット接続のできるガラケーができないのかと思い続けているうちに今回の新たな機種で同様なことができそうなので、自分の中でつい盛り上がってしまっていました(^^;)。今回は前回までの内容について更に突っ込んでその実力を調べてみたいと思います。

まず、ネットでの期待として、Wi-Fiによるネット接続はできるものの、このSH-01Jをテザリングの親機として使うことができるかという事についてです。Wi-Fiでのテザリングについては、ネットにあるテザリング可能な機種の一覧からは外れてしまっているという情報があります。この情報をどうとらえるのかというのが問題ですが、私自身としては別のアプローチから、このSH-01Jはテザリングの親機としては使えないのではないかと思っています。それは、ドコモのホームページから見ることができるSH-01Jのスペックを見たからです。

スペック表の中にある「その他」の所をクリックすると、Bluetoothのプロファイルで使えるもの使えないものの一覧を見ることができます。Bluetoothのバージョンは4.1で、以下のように対応と未対応になっています。

HFP 対応(1.6)
HSP 対応(1.2)
DUN 未対応
OPP 対応(1.1)
SPP 対応(1.1)
HID 対応(1.0)
A2DP 対応(1.2)
aptX 対応
SBC 対応
AAC 未対応
LDAC 未対応
AVRCP 対応(1.3)
BIP 未対応
PBAP 対応(1.0)
FTP 未対応
PAN(PAN-NAP)未対応
PAN(PANU) 対応(1.0)
SAP 未対応
BPP 未対応
HDP 未対応
HOGP 対応(1.0)
ANP 未対応
FMP 未対応
PASP 未対応
PXP 未対応
TIP 未対応

ここで注目して欲しいのが「PAN」というプロファイルです。「PAN-NAP」が対応していればSH-01JをBluetoothテザリングの親機として使えるのですが、その表記がないため単純にできないという事になるわけです。もっとも、Bluetoothテザリングができないからと言ってWi-FiテザリングやUSBテザリングができないと決め付けるのもおかしいかも知れませんが、「テザリングは非対応」とするネットニュースもあり、少なくともBluetoothによるテザリングはできないことはこの点では明らかになっています。

もう一つのプロファイル「PANU」ですが、これが対応していればモバイルルーターおよび、スマホやタブレットでBluetoothテザリングができるものとペアリングして最大3Mbpsというスピードながら、Wi-Fiによるテザリングのように電池をそれほど消費しない状態で親機経由のネット接続ができます。私の持っているMR04LNはBluetoothテザリングなら24時間電池が持ちますので、基本的にBluetoothによる接続を確立してしまえば、常にSH-01Jとモバイルルーターを一緒に持ち歩いたり、カバンの中に入れた大容量電池を搭載したスマホやタブレット端末と併用すれば、通話専用のSIMカードが入っていても、常にネットには繋がった状態で使えてしまうということになります。

常にペアリングをした親機を近くに置いておくことが条件にはなりますが、これ単体で自由にネットできてしまい、それほど電池の減りを気にすることもないということになれば、今までは2台持ちのうちガラケーは通話専用機としてしか使えなかったものが、普通にいつでもネットが使え、メールの確認もウェブからですができるようになります。もちろん通常はネットは一切使わずに、必要に応じて切替えて使うようにすれば、電池の持ちはガラケーと同じ感じでいざという時にはネットもWi-Fi、Bluetoothともに子機として使えるわけですから安心感は高く2台持ちするメリットは更に高くなるわけです。この後発売になるP-01Jの方には現状ではBluetoothのプロファイル情報がないので何とも言えませんが、少なくともBluetoothデザリングの子機にはなって欲しいものです。

※ドコモのガラホ「SH-01J」について書かせていただいた記事をまとめさせていただきました。興味がある方はどうぞリンク先の記事もご参照下さい。

その1 通話専用でも安く本体を買うには?
その2 オンラインショップで購入後開通手続き
その3 F-05Gとの二台持ちにしたわけ
その4 どのSIMを入れて使うか
その5 まずは「ベル打ち」の設定を行なう
その6 モバイルルーターとはBluetoothテザリングで
その7 基本的な使い勝手
その8 入れておくと便利なアプリ
その9 一通り使ってみての感想
その10 本体にnanacoをセットする
その11 あえて通話専用SIMを入れる使い方
その12 ソフトウェア更新でテザリング可?
その13 アップデート試用結果も上々
その14 単体使用およびテザリングの使い勝手


ドコモ契約ガラホとMVNO利用SIMフリースマホで2台持ちをすると?

前回のドコモのLTE回線を利用するガラホの発表と新プラン発表を受け、auやソフトバンクも新しいプランを出してきました。簡単に説明すると、5分定額1,200円というのはドコモと同じながら、データ通信の課金と量がちょっと違います。これはauもソフトバンクも同じで、全く使わなければ0円で、最大2.5GBまで(ドコモと同じ上限4,200円)とドコモより少し多くデータ量を使えるようになっています。ただ0円で使えるデータ量は500kbまでと10MBで300円まで使えるドコモと比べ、しょぼいものになっています。もっとも、最初からデータ通信を使わない気でいればいいのでしょうが。

ただ、エリアについて言えばauはLTEエリアでしか使えませんし、ソフトバンクのエリア自体がドコモと比べると、やはり最終的にはドコモを選ばざるを得ないというのが正直なところなので、以下で紹介するベースとなる契約もドコモのガラホを購入する前提で書かせていただきます。

端末の購入を伴うMNPでの新規契約では2年間の利用を継続すれば端末代金については通信費の中で相殺してもらえるのですが、月々端末代金を割引くためにはSPモードおよびパケット定額を同時に付ける必要があるので、私の場合は基本料を安くではなく通話無制限は必須なので、単に通話のみで使う場合のカケホーダイプラン(ケータイ)の2,200円/月(税抜価格 以下も同じ)と比べると、SPモードが月300円、新しく付けることができる「ケータイパック」は月300円から4,200円までということになっていますが、データ通信を使わなければ最低の300円となり、合計で2,800円ということになり、通話定額のみの月額2,200円と比べると600円の負担増となります。

ただ、この600円で何ができるかということを考えた時、MVNOではなかなか受けることのできない大手キャリアならではのサービスを受けることが可能です。今回はその点を紹介するとともに、格安SIMを入れたSIMフリースマホとの2台持ちでバランスの良い組み合わせについて考えていきます。

前回も少し書きましたが、多くの人と連絡を取る場合にプロバイダのメールやGmailなどのフリーメールだけでは連絡が付かないことがあり、そのために大手キャリアにしがみついている人が多いのが、キャリアメールをどうしても使いたいからということがあります。実は現在私も、キャリアメールを使うためだけに大手キャリアのガラケー契約を残しているのですが、この料金がメール無制限というメリットはあるものの、キャリアメールを使うためには月々1,000円ちょっとはかかってきます。

といっても私が今使っているガラケーを契約した当時、新規端末の購入で毎月端末代を割引く形での契約が可能だったので、今ではできなくなった月3円で契約を維持できる形にできていました。というわけで今はまだ金銭的な負担はありませんが、もうすぐ2年経過とともに正規の料金がかかってきます。

それならば、あえてガラホでは使わないデータ通信用の料金を払ったとしても、その分の金額をメールアドレス維持のために収めていると考えてもいいような気がします。できればマルチデバイス化して併用するスマホでいつでもキャリアメールの送受信ができれば言うことはありませんが、私の場合はバソコンメールではどうしても連絡が取れない場合のみ送信に使うのみという形しか考えていないので、メールアドレスだけ取っておいて後は必要な時のみガラホからメールを送信し、受信については最初にキャリアメールに届いたメールをGmailのアドレスにでも転送しておけば何とかなるので、どちらにしてもデータ通信料は最少限のまま契約は維持できるのではないかと思います。

さらに、もう一つのメリットはガラホでパケット通信の「ケータイパック」を付けて契約している限り、2012年9月からドコモがキャンペーンを続けている「docomo Wi-Fi永年無料キャンペーン」の対象になるということです。この点について具体的な根拠は、キャンペーンページにある以下の説明書きです。

(引用ここから)
また、「ケータイパック」をご契約いただいた場合、本キャンペーンの適用対象となります。
ただし、ドコモオンラインショップで「ケータイパック」をお申込みの場合、お客様から「docomo Wi-Fi(SPモード)」月額使用料300円をお申込みいただく必要がありますので、ドコモオンライン手続き、ドコモインフォメーションセンターまたはドコモショップにてお申込みください。「docomo Wi-Fi(SPモード)」をお申込みいただいた月から月額300円を割引いたします。
(引用ここまで)

私の場合はそれこそ端末を申し込むならドコモオンラインショップで申し込もうと考えていたので、後半の文章は大変参考になりました。キャンペーン対象にならない人がこのWi-Fiサービスを利用しようとした場合の月額料金は300円となっています。今までMVNOを使っていて悔しいと思ったことの一つに、大手キャリアの人はいろんな場所で各社が用意したWi-Fiスポットを利用できるのにこちらはできないと思ったことがあります。

でもこのキャンペーンを使えば、新しいVoLTE対応ガラホの中にWi-Fi接続のできる端末もありますから単体でのWi-Fi利用ができます。また、ガラホでWi-Fiに繋ぐのではなく、パソコンやゲーム機をWi-Fiにつなげるように設定することもできます。

そう考えるとドコモのデータ通信を全く使わなくても、月額600円でキャリアメールを維持しつつdocomo Wi-Fiを使える権利を得たという風に考えれば、それほと高額な出費ということもないと考える人もいるでしょう。少なくとも私はそう思いました。

これにスマホの格安SIMの維持費を加えると、私の使っている中では高いものの、規制がかかってもその速度が700kbps前後で利用できるWonderlinkのデータ専用SIMを併用してもガラホと合わせて5千円弱で利用できます。スマホにテザリングができるものを使っていれば、普段からガラホだけでもネットがスマホ経由で使え、エリアに入ればdocomo Wi-Fiでという事でも使えるので、スマホもガラホも両方使えます。

格安の海外SIMフリースマホの場合は防水もおサイフケータイ機能もないと思いますので、ポケットやカバンの中に入れておき、必要な時だけテザリング機能を使ってガラホでデータ通信を行なえば、ちょっとした調べ物やLINE、そして強引にインストールしたアプリを使うこともできます。さらに新しいドコモのガラホにはおサイフケータイの機能が付いていますので、Wi-Fiの切り替えにワンクッション手間かかるものの、電子マネーはチャージしておけば問題なく使用できるので、2台持ちのメリットを生かす形で大手キャリアとMVNOのいいとこ取りができます。

上記の組み合わせだとデータはスマホでほぼ使い放題、通話はガラホで24時間使い放題ですから、月額5千円弱という金額を高いと見るか安いと見るかはどのくらいモバイル回線を使いこなしているかということにかかってくるのではないかと思います。ただ一点注意したいことは、ここで紹介したWonderlinkのデータ通信SIMにはSMSオプションすら用意されていないので、事前に調べてセルスタンバイ問題が起こらないスマホを入手するのがいいでしょう。

もちろん、他にもWonderlinkよりも少し月額は上がりますが月間25GBの高速クーポンが安く使えるプランや、千円前後でそこそこ使えるSIMなら多くのMVNOで出ています。もう一つの方向性として、あえてMVNOの中でも最安の298円/月という低速無制限のロケットモバイルのSIMと併用して月々の支払いを安く抑えるといった方法も取れます(Wonderlink以外は全てSMSオプション付きのデータ通信契約が可能です)。データ通信専用のSIMにしておけば、即解約しても解約金は取られませんので、自分に合ったデータ通信SIMをじっくり選んでもいいわけなので、個人的にはこのような究極の2台持ちというものをもっと多くの人におすすめしたいところです。