月別アーカイブ: 2021年9月

povo 2.0の申し込みはスマホのアプリからのみで本人確認の方法も独特だった

何とか自分の時間をやりくりして、9月29日午前9時からのauが新たにスタートするpovo 2.0の申し込みにのぞみました。とりあえずは前バージョンのpovoのページを再読み込みさせていました(povo 1.0はそのページから申し込みができていたので)。

午前9時を境に前バージョンへの契約ができなくなり、ページがリニューアルされたのですが、説明書きがあるもののウェブページからの申し込みボタンがありません。事前に、申し込みがスマホのアプリからのみという話も聞いていたのですが、9時ジャストの段階ではまだ新しいアプリがアップされていなかったので、本当にアプリからのみの申し込みなのかと思いつつスマホからアプリを何回も検索しながら待っていたのですが、そのうちに新しいアプリが新たにアップされたのを確認したのですぐにインストールしました。アプリ自体のインストールについては待たされることなく普通にできましたが、その後が大変でした。

アプリを起動してまずはpovoからのメールを受け取るメールアドレスをログインのため指定するとー二段階の承認のための番号がメールで送られてきます。その番号(6ケタ)をアプリ内で入力してから申し込み手続きに進むのですが、新規なのか乗り換えなのか、SIMは物理SIMなのかeSIMなのかを選び、さらに各種重要事項説明書をスマホの画面で読んでチェックを入れると、料金の支払い方法に進みます。その前に明らにエラーメッセージと思われる英語の赤いメッセージがスマホ上部に出て次に進めない状況が起こりましたが、これは多くの人が同時に申し込みをしているためのサーバーに関するエラーではないかと思われたので、しつこく次へ進むのボタンをクリックし続けていくと、何とか次に進めました。

次の画面では、クレジットカードの番号および有効期限、そしてセキュリティーコードまで入力させるようになっているのですが、正しく入力していても、ここでも頻繁にエラーメッセージが出てクレジットカードの入力画面や、さらにその前の重要事項説明書のところまで戻されることが頻繁に続きました。もしこれがフィッシングアプリによる詐欺だったら大変ですが、一応その辺はチェックしながら行なっていたので、これもしつこく続けていくと何とかクリアしたようで、違うウィンドウが開き、本人確認書類のアップロードに進みました。

その内容は、運転免許証など本人の顔写真がある証明書をスマホで撮影してアップロードするのですが、私がはじめてだったのが、精巧なカラーコピーからの申し込みを防止するためか、表裏の撮影の他に、手で免許証を立てて持ち、カード状の厚みであることを示しつつ、本人の顔写真も一緒に写るように撮影する都合3回の撮影が必要になるということでした。

さらに、免許証の写真と申し込みをしている本人が同じかどうかのチェックのためか、申し込み時の自分の姿を証明書用の写真のように自撮りをするだけでなく、静止画をアップした後に、改めて別の画面が開き、自分の首を振って、アプリが指定する方向への何回かの動きが必要になります。これも、写真をコピーしたようなお面で巧みに他人になりきる事を防ぐための措置であると思います。これも何とかクリアし、次の画面に進みました。

本人確認書類を撮影した内容は向こうのシステムで読み取って、最後に本人情報を入れる時の氏名や住所の入力は省略できるようになっています。そこでもし誤った情報になっていた場合には手動で訂正するようになっているのですが、私の場合は住所にちょっとした違いがありましたので、その部分には訂正を加え、ようやく手続きは終了しました。そこまで終わったところで、ウェブやアプリの方からログインしても、現状では一応申し込みが完了という事になっていました。

その後、本人確認が終了したというメールが届き、無事に手続きができたことがそこで明らかになりました。今後は改めてSIMカードの発送を待つだけになったのですが、自分自身eSIM対応の端末を持っていないこともありますが、ハードが壊れてもその足で中古のスマホを入手すればSIMカードの入れ替えですぐに使い回せるというメリットが物理SIMにはまだあると思っています。申し込み自体はしばらくすればアクセスする際の混雑はなくなり、今回紹介した手順でスムーズに進めると思いますが、本人確認のためには単に免許証やマイナンバーカードの用意の他に、後ろが無地の壁などで写真撮影が必要になりますから、その点を理解した上で申し込みを行なって下さい。


紙の回数券が無くなると駅前のチケット販売業者も無くなる方向に向かうのか?

JR西日本が一部の紙の回数券を廃止するということを発表したことがニュースになっています。すでに回数券以外の乗車券・特急券がチケットレスで利用される中で、紙を用意して印刷するコストなどを考えると仕方のないような感じもしますが、こうした流れというのはたまにしかJRなどの鉄道を使わない人にとっては実質的な値上げと感じる人も出てくるでしょう。

私の最寄り駅は静岡駅ですが、急に東京に出掛ける用事ができた場合、普通に切符を買うという選択の他に現状でできるのは、主に駅前にあるチケットショップに入り、新幹線の回数券をバラ売りしているものを購入すると、正規でチケットを購入するよりも安くチケットを購入することができます。前日までに予定が決まれば、JR東海ツアーズの旅行商品「ぷらっとこだまエコノミープラン」がありますが、こちらの方は安いもののこだま号利用で降りる改札口も決まっているなど自由度が少なく、通常のチケットを購入したのと同じように使えて、窓口で購入するより安く利用できる回数券バラ売りの利用というのは、新幹線を使う場合に利用する頻度が高かったのですが、恐らくJR東海やJR東日本でもその流れでチケットレス化に舵を切ると思いますので、これでまた普段の生活においての出費が増えることは間違いなさそうです。

ただ、これはチケットレス化によって乗車券などの発券を全て鉄道会社が管理できるようになる中では当然の話で、今後全国にあるチケットショップはかなり厳しい状況になっていくのではないかと思います。チケットレス化が進むのは鉄道だけでなく興行チケットなどにも及んでいけばいくほど、行けなくなったイベントのチケットについて、発売元の方で再販売するような仕組みができてしまうと、もはやチケットショップの入ってくる余地はなくなってしまう可能性もあります。

チケットショップ自体のあり方についても、決して真っ当とは言えないような状況があることも確かです。例えば、郵便局の局員の方がノルマで買わなければならない年賀状を売りに来る(実際は強要ではなく無言のプレッシャーを与えられて大量買いせざるを得ない状況に追い込まれているような所もあったと言います)場合に、少しでも大量購入した際のお金を回収するために売りに行ったりすることが問題になりました。また、新幹線の回数券についても、クレジットカードを使って回数券を買い、額面より買い叩かれるもののクレジットカードのショッピング枠を手軽に現金化するために使われていたという悪しき慣習が今でもあると思います。

こうした半ばグレーな商売が成り立つのは、やはりお金に困る人がいて行政を含め誰も助けてくれない人たちが編み出した世の中の仕組みを巧みに使っているからなのですが、ネットワーク社会というのは、こうした曖昧な仕組みというものを直接破壊することのできるものでもあるという事をしみじみ思いますね。今後、チケットショップに持ち込んで一時しのぎをしていた人たちがどうなってしまうのか、本来はそれを政治が考えなければいけないと思うのですが、このままではチケットショップ閉店のあおりを食って破綻する人も増えてしまう可能性があります。そう考えると、チケットを買う側の利便性については、いくらか我慢しなければならないところもあるのかも知れません。

もっとも、この感染症蔓延社会の中では、無理に出張して直接会わなくてもリモートワークやテレビ会議もできるわけですし、もしかしたら鉄道の利用がコロナ前に戻らないのではないかという気もします。そうなると、現在のシステムを変え、チケットショップを廃業に追い込んでも構っていられずまずは自社の生き残りを目指して鉄道会社が動いているという風にも取れます。今後さらなるチケットレス化が進むことによって、回数券のバラ売りしているものを買うより安く鉄道を使えるようになるのかはわかりませんが、その状況によっては自分で代替の交通機関を考えることも、利用者側の生活を守るためには必要になってくることでしょう。特に遠方に出掛ける場合は新幹線より飛行機を使った方が安くなるでしょうし、多少は時間がかかっても車での移動を選択するようなケースも出てくるだろうと思います。

実際、公共交通機関を利用することに躊躇する場合、車で移動して長時間停めても安い駐車場に停めるような事ができれば(全国的に空き地を広大な駐車場にして安い駐車料金を設定するところも少なからずあります)、公共交通機関を使わずに不特定多数の人と接近することなしに移動することが可能ですので、しばらくは新幹線よりも自分の運転する車での移動を選択する事も今後は考えています。ただ、たまにではあるものの以前は普通に電車に乗っていた人の鉄道に乗る機会が減るということは鉄道会社にとってもあまりいい事ではないと思いますので、チケットレスで利用する乗車券・特急券の新たな割引やお得なチケットレスな切符の販売を期待したいところですね。


モバイル回線のスペックは解約の方法やMNP時の手数料の有無にも注目しよう

auのpovo2.0のスタートが2021年9月29日午前9時からに決定したという報道がありました。とりあえず、大きなアドバルーンを上げてサービス開始が10月以降にずれるという状況は無くなったので、回線移動についての手続きを昨日から始めています。

まず、今回利用する回線は新規ではなくすでに利用している日本通信の回線からのMNPにするので、日本通信のMNP予約番号の発行について改めて調べてみました。すると、2021年の4月から今まで必ずかかっていたMNP予約番号発行手数料が0円になっていました。

これは地味ですが大変有難いことです。キャリアやMVNOの中には初期事務手数料が0円ということを打ち出しているところも少なくないですが(ちなみに日本通信は契約時は3,300円の手数料がしっかりかかります)、その変わりMNP予約番号発行手数料をそれなりに取るようなところもあり、その負担が気になる人もいることでしょう。

さらに、実際にMNP予約番号発行を依頼する(実質的な解約手続き)をする場合、ウェブで完結するのか、実際にコールセンターへの電話による手続きが必要で、なぜ移転するのかをしつこく聞かれてストレスになることもあるのですが、日本通信はそうした事はなく、ウェブ上の手続きだけですぐ手続きは終わりました。あまりに簡単すぎて、間違えて手続きをしてしまった場合には大変だと思うのですが、気軽に回線を変えたい人には嬉しい仕様です。

ただ、電話での手続きの場合、その日のうちに予約番号が発行されるケースが多いですが、日本通信の場合は申し込んで4日間ぐらい予約番号発行までタイムラグがあるということです(昨日手続きをした結果、数時間後に予約番号がもらえたので、この点は改善されているのかも知れません)。さらに、現在のプランの料金については月ごとの費用がそのまま発生し、日割解約はできないので、解約日を月ごとの契約に合わせた方が良いです(日本通信は加入日からの計算なので)。私の場合は昨日手続きをしても、うまい具合に契約期間を使い切れるように計算はしていたので、スムーズに移ることができそうです。

ちなみに、povo2.0は基本料金が0円で初期事務手数料も0円ということらしい(?)ので、今回の切り替えについては手数料等が一切かからないということになります。日本通信のSIMカードはドコモの回線のSIMなので、日本通信に現物を送り返す必要はあるのですが(この文章を書いている時点では新型コロナウイルス関連の諸々の状況を鑑みて返却不要の措置が取られています)、これはドコモ自体の仕様なのでその辺は仕方なく受け入れるという手間もあるものの、ほぼスマホやパソコン上からの手続きで完了して費用もかからないというのは、かなり世の中が変わった感がありますね。

ただ、肝心なpovo2.0を別の回線に切り替える際の手数料の有無についてはまだ確認できていないのですが、もし手数料がかかるとしても何せ毎月の基本料金が0円ですので、それほどの負担にはならないのではないかと思います。今回、日本通信から転出はするのですが、それは通話専用で使えそうなシンプルスマホかガラホが手元にないことも一つの原因であるので、povo2.0の内容によってはまたプランを戻すことも有り得ます。日本通信自体も新たなプランを投入してくるかも知れませんし、ユーザーとしては常に新たな自分に合ったプランを探したいところもあるので、各社の競争によって一律に便利というよりは様々な利用パターンにハマるような多くのプランが出てくることを期待したいですね。


普段の生活のパターンに合う使い方をすればpovo2.0のギガ活は最強か

ネットニュースを見ていると、世の中には私の予想すらしないような事をやっている人がいるなと思うことが時々あるのですが、先日のニュースで牛丼チェーンのすき家に毎日何かしらの食事をしに行くことを2年間も続けている人がいることを知りました。

普通ではなかなかできないことで、だからこそニュースになるのかも知れませんが、考えてみると三食のうち一食こうしたファーストフードを利用しても、生活費の無駄遣いにはならないと思いますし、個人的には複数の安価に食べられるファーストフードを利用するというのも有りなのかと思ったりします。というのも、現在加入予定にしているauの新しいスマホ用の通信サービスpovo2.0では、提携したお店でau系の電子マネー「auPay」を利用して一定額の支払いを行なうと、使用できる高速通信のクーポンがプレゼントされる「ギガ活」の仕組みがあることがわかったからです。事前に発表されているお店の中では、個人的にも使えそうなものとして挙げさせていただくのが、以下のお店での利用です。

・すき家
・ドトールコーヒー
・はま寿司
・丸亀製麺

これらのお店では一回500円以上の会計をすると3日間有効な300MBのデータ容量がもらえるということです。データ容量をもらうためにお店を利用する人が出ることがこのプランの目的なのかも知れませんが、人によっては毎日お昼は外で食べるという事であれば、3日に一度は上にあるお店に変えて食事をするだけで、だいたい30日間で約3GBの高速通信が使えるようになるわけです(高速クーポンが使えるようになるまでには多少のタイムラグがあると思いますので、この数字というのはあくまで理想値であることをお断りしておきます)。

「ギガ活」に参加している企業の側に立って考えてみても、「安い」ことを売りにしながらも、何とか最安の商品でなくグレードアップした注文をして欲しいと思っていると思うので、この仕組みで一回の利用額が上がり、お店の売上がこの流れでアップするなら、別のファーストフードでもこうした仕組みが使えるようになり、さらには決済手段としてのauPayにも注目が集まってくるような流れも考えられます。

こうしてみると、消費者にお金を使ってもらう方法についてよく考えられていると思いますが、あまりこうした「ギガ活」に固執しすぎても、高カロリーの食事を食べ過ぎて体調を崩したり、かえって毎月の出費が増えてしまったりというディメリットも出てくるのではないかと思います。さらに、現在はその勢いが衰えてきたとは言え、感染症の影響でいろんな人が出入りする飲食店の利用自体を慎重にした方が良い場合もあります。

現在は多くのお店でテイクアウトもできますし、上記店舗とは別にカインズなど日用品を購入することで同様に2,000円以上購入で7日間使える1GBが付与されるというレートになっていますので、うまく使えば通信費にお金を掛けず、さらには生活費のやりくりの中でのギガ活だけでもそれなりにpovo2.0を使えてしまう可能性すらあります。

私自身は日常的にはそれほどファーストフードは利用せず、最近は家の中で食べることが多いのですが、旅行中はファーストフードにお世話になることも多いので、無理をせずに使える時を中心にこうしたお店を使ってみるのもいいかなと思っています。こういった流れを見ると、いよいよ大手の通信キャリアは通信サービスだけでなく電子マネー決済のサービスを何とか多くの人に使ってもらって利益を上げていこうとする方向性が見えてくるのですが、私などはこうした「ギガ活」を受けて楽天が楽天モバイルと何かやってくるのではないか? という期待感があります。もちろんSoftbankとPayPayや、ドコモとdポイントの動向も気になりますが、基本料0円のまま使えるpovo2.0がどう受け入れられていくのか、今後が実に楽しみです。


スマホを使って変わりつつあるクレジットカードの発送連絡をうまく使う方法

先日、深夜テレビを見ていて、歌ネタを中心に活躍する芸人AMEMIYAさんの新曲というのを聞いたのですが、最近のネタの内容はご自身だけでなく作家さんとの共同作業なのだそうですが、なかなか多くの人に賛同される「あるあるネタ」が散りばめられていました。ネタバレになりますがその内容はというと、荷物の受け取りに関するもので、歌の中の人は荷物の受け取りを「午前中」指定にしたために、ちょっと食事を買いにコンビニに行くこともできず(ちょっとした外出中に入れ違いになることは多くの人が体験していると思うので)、朝ごはんを食べられずふりかけの袋を2個空けたとか、ピンポンが鳴ってようやく来たかとドアを開けたら宗教の勧誘だったとか、笑いどころ満載で、オチは午前中指定なのに12時半に来たというものでした。

確かに、午後の配達には2時間ごとぐらいの指定ができるのに、午前中はあくまで午前中で9時過ぎに来るのか12時近くまで来ないのかは、配達をされる方のスケジュールやその日の荷物の多さによっても変わってくるので、何とか配達側も受け取る側もストレスを溜めないような方法はないものかと常々考えるようになっています。

実は昨日も、荷物ではないのですが、新しいクレジットカードの受け取りに失敗しました。ちょっと買い物を終えて自宅に帰ったところ不在票が入っていたという例のパターンなのですが、自分が注文してその際に大体の到着予定かわかる荷物と違って、今回は何の予告もなく送られてきたので、実際事前に送られてくることすらわかりません。持ち帰られてしまったのは仕方がないので、ここは気分を気り替えて、翌日に郵便局に置いたままにしてもらって直接こちらから取りに行くように、ネットから指定しました。

そんな中、タイミングが良いといいますか、別のクレジットカード会社からカードの送付についてのメールが届きました。カード送付前にメールが来ること自体、個人的にはかなり画期的です。荷物と違ってカードのような書留には基本的に時間指定がないと思うので、受け取る方でだいたいいつ頃来るのかわかっていないと、常に家に人がいるような所はいいのですが、そうでないと配達員の方に無駄足を踏ませてしまう可能性が大です。このメールは、少なくとも何日ぐらいに来るかということだけは調べられるので、多少は直接受け取るための対策も可能なように思います。

メールの内容はというと、単に「本日発送しました」という文言と、どこのサービス(クレジットカードということなのかこちらも日本郵便からでした)から発送したかという点に加えて、問い合わせ番号も併記されていました。ただ、そのメールはポスト投函(?)したことを知らせるものなので、追跡システムに反映されるのは、メールが届いた翌日からという説明もありました。実際、メールが届いた翌日にアクセスしてみると、送付先に近い郵便局で引き受けたことがわかりました。ただ、クレジットカードの場合は、事前にメールの通知によって、その後の状況を追跡することは可能ですが、不在通知票が入った後でないと、郵便局など違う場所で受け取ることはできないようです(この辺は確証がないので、もしご存知の方がいたら教えて下さい)。

クレジットカードのような大切なものを発送する場合(今回の場合もそう)、その送付先住所に本人が住んでいるかどうかの確認が必要なので「転送不要郵便」として届きます。もし、自宅を引っ越してまだクレジットカードの住所を変更していない場合、郵便の場合は引っ越しの際に届けを郵便局に出しておけば、それから一年間は前住所への郵便を新住所へ転送してもらうことは可能ですが、他人がなりすまして受け取るなどの犯罪行為を防止する観点から、クレジットカードの入った郵便物を転送先で受け取ることはできませんので注意しましょう(その場合は元の住所にいないことがわかると返送されることになると思います)。もし引っ越しをされている方がクレジットカードを受け取る場合は、改めて今使っているクレジットカードの住所変更が行なわれているかをネットアクセスして確認し、元の住所のままなら今のうちに変更しておかないと、新しいクレジットカードが受け取れなくなる可能性もあります。

昔と違って電子メールはパソコンで読むというよりもスマホで見る方が多いと思いますので、家にいなくてもその場で荷物の状況を把握できるというのはかなり便利です。全てのクレジットカード会社が行なっていることではないと思いますが、メールを出す手間というのは恐らくAIを使えば人手を使うことなく定型文と追跡番号を付けたメールを自動送信するだけなので、それほど難しくはないと思います。こうした事が当り前になれば、到着予定日の普通郵便が届く時間に配達されるので、大体の待ち受けは可能です(それでも当然うまく受け取れない場合もあるわけですが、それは仕方ないでしょう)。

また、外から追跡システムを使ったら、すでに配達に来て持ち戻りになった場合には、不在票が手元になくてもその場で再配達の依頼や、郵便局での受け取り指定も可能になると思います(改めて不在票を自宅に帰って回収する必要はあります)。それはそれで便利なので、今回残念ながら受け取れなかった業者さんにも、次回の更新分からでも同じようなシステムでやっていただきたいなと思います。

 


EUからアップルに突きつけられた「充電端子と充電器の共通化と別売り」の意味

新しいiPadminiはかなりの評判で、私の周りでもすでに注文をした人がいるほどです。性能自体が上がったことはもちろんですが、充電端子が従来のライトニング端子ではなく、アップルやWindowsパソコン、Androidスマホでも使われているUSB-TypeCになったということが大きいようです。

気が付くと、現在私が使っている(家族用も含めて)スマホの端子は全てUSB-TypeCになっています。ケーブルを共通化でき、失くした場合も100円ショップで購入することもできます。もちろん、ライトニング端子のケーブルも入手できるのですが、実は100円ショップで売っているライトニングケーブルは、本家アップルのものは裏表なく充電でき、データ通信も可能なのに対し、100円ショップのものは基本的には充電専用で(一部にはデータ通信可能なものもあり)、さらに充電する際にも片方の端子側からでないと充電されない不自由な仕様になってしまっています(上下逆だと充電しない)。

これは、アップルが認証していない商品だということらしいのですが、現在の日本ではそうしたアップルの力技に対して、割安で最低限充電できる格安のケーブルを全国どこでも買えるような状況が整っているのですが、やはりiPhoneでUSB-TypeCが使えるとなれば、わざわざ純正ケーブル・充電器を買う人はいなくなるでしょう。

この件について、ヨーロッパ諸国が加盟するEUが動きました。EUの欧州委員会ではEU諸国で売られるスマートフォンなどのケーブルを何とUSB-TypeCに統一するというのです。そうなると、唯一他のスマートフォンと仕様が違うiPhoneは他のAndroidスマホと比べると周辺機器が高額になり売上にも影響が出ることが考えられます。EUは今後充電器は本体とともに売らないように(つまり買い換えの際に使わないケーブルを新品のままゴミにしてしまう可能性を消すため?)という意見も出しています。確かに全てのスマートフォンのケーブルを一種類に統一できれば、かなり状況は変わってくるでしょう。

今のところ、まだEU加盟国各々での承認も必要なため、EUの思惑通りにiPhoneの充電ケーブルにUSB-TypeCが採用されるかどうかはわからないものの、個人的には災害時の対応を考えると、変換アダプターなしに充電ケーブルを使い回すことができるケーブルの共通化は歓迎します。話は最初に戻りますが、新しいiPodminiが日本国内でどれだけ売れ、ケーブルの統一についてユーザーがどのように感じるかというのも今後見ていきたいと思います。独自規格のうまみは企業としては保持しておきたいということはわかりますが、これだけスマホが生活に密着している中、充電やデータ通信用のためのコストを下げてさらにスマホが利用しやすい状況にしていく方が日本全国で混乱することなくどこでも充電のための設備を整えることもできてくるのではないでしょうか。


飲食店の営業規制が続く中での高速道路移動で気を付けたいこと

9月の連休は後半に入りましたが、全国的に公共交通機関を使わないで、自家用車を利用してレジャーのために移動する方が多いようです。私自身は自粛をしているので遠方への移動はしませんが、昨日はお墓参りをした後に、お弁当を買いに新東名の静岡サービスエリアに立ち寄りました。

サービスエリア内は結構な人が出ていて、高速道路利用者以外にも、私のように一般道からサービスエリアに入って中の施設を利用している人もそれなりに多かったのですが、サービスエリア内ではなかなか遠出のできない人には有難い全国名産のお土産をコーナーに分けて売っていて、プチ全国の物産展状態になっていました。

その中で、ついお弁当以外に買って帰ってきてしまったのが、北海道土産の定番とも言われる「じゃがポックル」でした。デパートの北海道展以外でこのお菓子が売られているのは見たことがありませんでしたし、入荷していてもちょっと遅れて買いに行くと売切れになってしまう人気商品なのですが、高速道路のサービスエリアの小さなコーナーに置かれていたせいなのか、それほど注目されていなかったのか、十分な量がありました。こうした全国名産の販売は、全国の高速道路のサービスエリアで行なわれているようなら、ちょっと足を止めて見てみるのもいいのではないかと思います。現地でしか買えないようなお土産もあるかも知れません。

しかしながら、これを書いている現在、私の住む静岡県は緊急事態宣言が出されたままです。高速道路を祝日に利用してもETCの割引は使えません。さらに、緊急事態宣言やまん延防止重点措置が適用されている地域においては、一般の飲食店だけではなくサービスエリアに出店している飲食店の営業時間にも影響が出ているようです。

私が出掛けたサービスエリアでは、ほとんどの店舗が午前9時から午後8時までの営業時間になってしまっているので、特に遊んで帰る途中の食事をサービスエリアで食べようと思う場合には、時間を早めにするか、営業時間内にテイクアウトを利用して時間をずらして食べるようにするとか、何らかの対応が必要になるのではないかと思います。

ちなみに、今回購入して自宅で食べたお弁当は現在の状況に関係あるのか、通常時と比べて100円引きで提供されていました。お弁当の容器自体が保温性能が高いものもありますが、ソフトタイプのクーラーボックスに弁当容器が入るなら、それに入れれば温かい状態をある程度キープできますので、まだ食事をするような気分ではないような時間にお弁当を買い、人が少なく安全に食事のできる休憩場所へ移動して食事をするような工夫もした方がいいのではないかと個人的には思います。

幸いにして、食事以外にお茶をいただきたい場合には、どんな場所でもそれほど苦労せずに飲み物の自動販売機を見付けられるというのも、車で移動してのレジャーには有難いものです。9月以降の社会状況がどうなるかはわかりませんが、近場への移動をする方は増えるのではないかと思います。ただ、やはり多くの人が出入りする施設で留まるということは不安ですし、店舗の営業時間も普段とは変わっていると思うので、その点も注意しながら同行者の健康も考えて楽しむようにしたいものです。


通話・スマホデータ・モバイルノート別の安くて快適なデータ通信とは?

すでに2021年9月も下旬に入りましたが、私が確認した限りでは(22日夕方現在)今だにauのpovo2.0の申込は行なわれていないようです。感じとしては週明けがすぐ金曜日になってしまうので、翌週になってしまうような気もしますが、今のところは当初から考えていた「通話をpovo2.0に」というプランは崩していません。

通話は通話専用ということで、スペックが高くないガラケーからの乗り替え用に用意されていると思われるauのスマホに入れる予定にしていますが、現在データ通信利用で使っているスマホについては、現在UQモバイルのくりこしプランSを何とかやりくりしながら使っていたものの、今回の通話用SIMの乗り換えによって多少毎月の通信費が浮くので、UQモバイルは変えないもののプランのグレードアップ(SからMへの変更)を考えています。

今年はahamoを始めとして色んなプランが出てきましたが、国内利用がほとんどで、スマホで動画を見るくらいの使い方であれば、使える高速クーポンが20GB/月と決まっている月3千円前後のプランよりも、中速で使い放題のUQのくりこしプランMが圧倒的にお得だと思います。

この手のプランは低速制限で最大1Mbpsというスペックではありますが、実質の速度ではUQのMプラン以上では大体1.5Mbpsは十分に出るという感じでありまして、私の場合車で出掛ける場合に、スマホを専用ホルダーに固定してシガーソケットから充電しながら走ることが多いのですが、高速クーポンを使い切った後に最大1Mbpsになるのではなく、高速と低速の切り替えが自分でできるUQであれば、とりあえず低速で色々なサイトやサービスを使ってみて、どうしてもその遅さに耐えられなければ高速に一時的に切り替えるような形で十分な感じです。しかも後述のmineoのように1.5Mbpsで使用していても、一日のデータを使い過ぎてスピードを制限される可能性はまずないと言ってもいいと思います。ロングドライブができるようになったら、テレビの同時配信や映画などのコンテンツを流し続けてもスマホぐらいの画面の大きさであれば、UQの低速でも十分見続けられます。

しかも車載のテレビと違って、山間部で電波が届きにくくなり映像が乱れるような場合でも、auのLTEの電波を受信できれば、画質はそれなりに見続けることができます。この辺は、radikoが実用的に使えるようになった時にも、通常では全く聞けなくなる電車内でのラジオ聴取が問題なく使えることに、スマホの威力というものを感じたことがありましたが、車の場合はもしスマホが圏外になっても電波が入るところまで移動することができれば、BS以外テレビが見られないような場所でも、ネット配信のテレビ同時配信の番組を見ることは可能になると思います。そのために、やはりデータ残量を気にしないでも使える、UQモバイルのくりこしプランMというのは、国内で使うならahamoやLINEMOよりも使い勝手が良いと私は思います。

ただ、1.5Mbpsという低速だと使いづらい場面というのもやはりあります。私はオンラインゲームはやらないので、その点は除外して考えると、やはり大量のデータをダウンロードしなければならない場合が問題になってきます。ちなみに、UQモバイルのくりこしプランMの高速データ量は15GB/月で、翌月までの繰り越しが効きますが、それでも足りない場合もあるかも知れません。
そのために私が用意しているのが、mineoのデータ専用SIMに「パケット放題オプション」を付けたSIMです。ちなみに、私の契約しているプランは1GB/月という(翌月繰り越しはあります)最低のプランなのですが、現在は持ち運びできる2in1のWindowsノートに入れています。

こちらの方はUQモバイルとは違い、オプションを付けて低速1.5Mbpsにしてつないでも、3日で10GBを超えると最大200kbpsに大幅スピードダウンしてしまいます。そう考えるとやはりスマホで使うのはUQモバイルの方が色々考える必要がないのでmineoはおすすめしませんが、mineoの場合は、このブログで何回も書いていますが、平日のお昼(午後12時から1時までのデータ通信を利用しないと宣言してその通り実行する日数によって、翌月のデータ通信の優遇があります。

具体的には月10日の宣言実行で毎日午後11時から翌日午前7時までは高速でいくら使っても制限のない「夜間フリー」の権利を受けられます。さらに、月20回の宣言実行をすると、他のユーザーとの兼ね合いはあるものの(多くのユーザーが同じ日に申請した場合に人数制限で利用できない場合がある模様)、自分の好きな時から24時間高速通信を優先的に使える(パケットの消費はあるので注意)「プレミアム1DAYパス」をもらえます。povo2.0で一回330円でトッピングできる24時間制限なくデータ通信がサービスとは少々違いますが、使わないて貯めておいたり、同じmineoユーザーにプレゼントすることもできます。

私自身はmineoは解約せずにLTEの使えるノートパソコンに入れっぱなしにして、比較的長い旅に出た先でWindowsのアップデートがあった場合、夜間や早朝の時間を利用してアップデータをダウンロードしたり、確実に携帯電話の圏外である場所へ行くような場合には、現地で映画などの動画ファイルをダウンロードして利用するような事も漠然と考えています。

今後、楽天モバイルのエリアが広がりauと同等のエリアになった時には改めて今の構成をどうするかを考えると思いますが、これで通話をpovo2.0にしたら、本当に無駄がなくそれぞれのプランを使い回すことができるようになると思います。今までは複数の回線を持っていても高速クーポンや無料通話を使わずに無駄にしたことが結構あったのですが、この構成ではどれもそれぞれ使う機会は増えるので、早くpovo2.0の申込みをして、UQのプランを変えて来月からばりばり使いたいところなのですが、auの方の発表がないのが気がかりですね。最近は自宅で使っている楽天モバイルについて、Wi-Fi経由でスマホを使っていると、何かパケ詰まりのような現象に陥ってしまうので(詳細は不明ですがネットでは自分と同じような経験をされているのでは? と思える書き込みを見ました)、それなら自宅でもスマホではWi-Fiにせず、UQの使える低速に切り替えて使えば、そうしたことも気にならなくなるでしょう。

これで、自宅でも外でもストレスなく必要な時にネットへのアクセスができる環境が整ったような気がします。実際にこうした環境に身を置いて、理想と現実は食い違うのかということも気になりますが、以上の回線はいつでも乗り換え可能なので、いざとなればどうとでもなると思いますので、まずはサービス開始を待ちたいと思いますが、皆様の参考になれば幸いです。


ドコモの「2年縛り契約」は終了し解約金の廃止もAndroidスマホの不自由さは変わらない件

私自身の携帯電話の契約の中で、音声通話を主にする回線を長くドコモの「ケータイ」(ガラケー・フィーチャーフォン)タイプの端末用の契約にしていました。その際の料金はかけ放題で月2,200円というものでしたが、いわゆる2年ごとの契約にすることで安い価格になっており、同じ金額で契約を続けるには改めての2年契約更新が必要だったので、2年ごとの更新月を利用して違約金なく解約(他回線への乗り換え)を実行して今に至ります。

そんな2年ごと契約全体をドコモは新規受付終了にし、既存の契約者に対して2年契約をした場合でも途中で解約した場合の解約金を請求することを止めるということを発表しました(安い2年縛りのプランは新たに契約できなくなります)。そのような変化が起こったのは、もちろん他のキャリアの動向と関係あることでしょうが、今後は契約開始時の初期事務手数料も請求しないところもあり、多くの人が気軽に新たなキャリアへと変えることのできる環境が整ってきたと言えると思います。中にはずっとドコモを続けていた方もいるかも知れませんが、私の場合は早めに乗り換えた事で、ドコモと契約して払っていた通話料よりも安いプランを渡り歩いています。個人的には今さらかとは思いますが、現状でドコモ自体に安さを印象付けるプランが見当たらないため、この機会を使って多くの人がドコモから離れてしまうのではと思うのですが。

ただ、金銭的な負担が少なくなったとしても、ユーザーは本当に自由にキャリアを変更して使えるかというと、少し問題があります。特に、Androidスマホを使っている方が、今使っているキャリアとは別のキャリア(ドコモ・au・Softbank・楽天間)への移転については、通信回線は変えずにMVNOやサブブランド(ahamoなどの新サービスを含む)に移るのと違って、躊躇する方もいるのではないかと思います。

私の持っている端末では、SIMロックを解除することは比較的簡単にネット上でできてしまうので、同キャリアの回線を借りているMVNOやサブブランドへの移行はそれほど問題ないのですが(同じ回線でも会社が変わることでSIMロック解除の手続きが必要な場合があるので)、キャリアをまたいで同じAndroidスマホを使いたいという場合、各々のキャリアがサービスしているBandを受信できないように自社のスマホを売っている場合が見受けられ、例えば私が購入したauのスマホは、SIMロックを外してもドコモやSoftbankのSIMを入れて使う場合、一部のバンドを受信しない可能性があり、au系以外のSIMを入れないと役に立たないというところがあります。

唯一例外なのが楽天モバイルで、私自身は今楽天で購入したスマホにauやドコモのSIMを入れて使っていますが、使い勝手は悪くありません。いわゆる「SIMフリー」で楽天を含む大手3キャリアの電波を掴むスマホであることを前提にして、最初から機種を決めて購入したこともあるのですが(楽天モバイルで販売するスマホの中には楽天エリアに特化したモデルもありますので下調べは必要)、これだけ多キャリアをまたいで移転する人が増えるような事になってくると、SIMカード回りだけでなくスマホ本体についても国内のどのキャリアでも使えるものを積極的に流通させてほしいと切に思います。

同じ回線で使わないと使いものにならないAndroidスマホが多い中で、やはり今後について考えると、どんな状況でどのキャリア系のサービスが優位に立つのかはわからないので、楽天を含めて4社のSIMが入れ替えて普通に使えるSIMフリーのAndroidスマホを中心に自分で購入して使うのが一番いい気がします。ただ、急にスマホ購入が難しい場合については、とりあえずの緊急避難的に中古やアウトレットでSIMフリーのスマホや、各社のスタンダードタイプのスマホが格安で売られていた場合、念のため確保しておくということも当面上は必要かも知れません。

これは私の場合ですが、中古で4千円台で購入したドコモ販売の格安スマホGalaxy A21にAndroid11のアップデートが来て最新のOSにしたことを紹介しましたが、つい先日、同じように格安で購入したau販売のスタンダードスマホGRATINA KYV48にも最新のアップデートでAndroid11が使えるようになり、少なくともしばらくはドコモ・auの二つのキャリアでのSIMカード利用に心配することがなくなったように思います。Softbankのスマホは未購入ですが、今のところSoftbankの回線を持つ予定はないものの、中古スマホ市場を見ながら、格安で新しいものが市場に出てきたら購入する可能性もあります。

しかし、こうした自助努力ができるかどうかはタイミングによってもうまくいかない場合もありますし、今の状況のままでは解約金はなくいつでも回線を変えられると思っても、SIMが利用できるスマホが無いので気軽に移転できないとなってしまう人もまだかなりいるのではないかと思います。

確かにここ数年でスマホの通信費は安くなりましたが、多くの人の懐を痛めているのは、そもそも単価自体が高額で、回線を変えると同時に本体そのものを変える必要が出てくるスマホ本体の価格についての問題もあると思います。ここの部分にも何とかメスを入れないと、安くなったらすぐに乗り換えられるように端末を用意している限られた人たちしか通信費の安さを実感することができないのではないでしょうか。やはり流れ的には、スマホはSIMフリーのものを通信会社関係なく新品・中古とも買えるようにすることで、さらなるキャリア間競争が生まれてくると思うので、eSIMの普及とともに通信業者の切り替えも簡単にどのスマホでもできるような感じで変わってくれることを期待したいです。


ピーチ・エアラインが大阪限定で実施するカプセルトイ形式の「旅くじ」はお得か?

たまたま休日のテレビを見ていたら、LCC航空のピーチが、新たな旅の提案ということなのでしょうか、一回5,000円という「旅くじ」のガチャガチャ(カプセルトイ)を心斎橋パルコに設置したことがニュースになっていました。

ニュースではそこまで詳しく内容を報道してくれなかったので、改めて色々調べたところ、5千円払って出てくるのは目的地への航空券ではなく、1円=1ポイントとして使えるピーチポイント(この旅くじでは指定された大阪からの目的地、13箇所の中の1つへの航空券購入のみに使用可)6,000ポイント以上(公式ページには「5千円よりちょっとお得な」との記載があるので利用してみてのお楽しみ?)が入っているそうです。ピーチの航空券は片道だいたい6千円ちょっとで購入することができますので、最悪でも指定された目的地の片道分のチケット代はくじを引いたお金で回収は可能ということになるでしょう。うまく行けば帰りの航空券の一部にも充当できるポイントが入っているかも知れませんが、そこは運と入っている目的地との関係になるでしょう。

もし、往復分くらいのポイントがカプセルの中に入っていれば、5千円の出費でどこへ行くかわからないながらも、飛行機を使ったちょっとした旅行が普通に航空券を購入するよりも安くできてしまうということになります。さらに、カプセルの中には旅先での「指示書」なるものが入っていて、その支持を忠実に実行して申し込むと、抽選でピーチポイントが当たるチャンスがあるという事のようです(ミッションの実行は必須ではないようです)。その他にピンバッジも入っているそうですが、5千円出しても本当に旅行に行くなら外れなし(投資分の回収)というもののようです。

まるで、この仕組みを使えばテレビのミッション付きの旅番組を楽しむような偶然性を有した旅ができるということなのですが、これだと二人以上で出掛ける場合に困りますね(^^;)。もっとも、一回分だけくじを購入して、二人目からは正規の料金で申し込むようにすれば二人一緒に行けますし、二人分くじを引いて再集合の場所と時間だけ決めて、お互いにミッションをクリアすることにチャレンジするような旅を作ることもできるかも知れません。

もっと言うと、旅くじから出た目的地がそう遠くない場所で、ピーチポイントが片道航空券を買ったら終わりくらいの外れであったら、とりあえず現地までピーチ航空の飛行機で行き、帰りは新幹線や長距離バス(夜行バスを含む)、さらに季節によっては青春18きっぷを使って帰ってくることで、旅のバリエーションを楽しむこともできるかも知れません。また、このブログ的には現地空港でレンタカーを借り、現地の宿を取らずに車中泊をして観光を楽しむ(場合によってはそのままレンタカーで帰ってきてしまう?)ような事もできるかも知れません。

今後、ピーチは全国のパルコの店舗に同じようなカプセルトイタイプの旅くじを設置する可能性はありますが、このくじを購入したからといって旅行の出発が保証されるわけではなく、ポイントの利用期限があるので、必ず出掛けるという気持ちでやらないと、まるまる5千円を無駄にしてしまう可能性もあります。どれだけお得かということについても、自分で目的地を決められないというところもあるので、どんな結果になってもその内容を受け入れる寛容な心が必要な「運試し」という感じで楽しめればいいと思います。

現在は、大阪空港発だけのサービスですが、今後は全国のパルコの店舗で出される可能性があるという話をテレビニュースに出ていたピーチ担当者の話として出ていました。ちなみにパルコの店舗は私の住む静岡にもあるのですが、残念ながら最寄り空港の富士山静岡空港にピーチは乗り入れていません。恐らく静岡での旅くじ発売の可能性はほとんどないのではと思いますが、個人的には直接旅くじが設置されている心斎橋の店舗まで出向き、そこでゲットしたピーチポイントをすぐに利用して関空からの航空券をゲットし、そこから何とかして静岡まで帰るようなアドリブ的な旅をするような事はできそうです。ただ東京の店舗で成田からの航空券が買えるピーチポイントをゲットできるように今後なると、大阪より近くそこそこの路線も出ているので、なかなか面白いことになりそうな気がします。

航空業界は現在も続く新型コロナの広がりによって、売上げが激減していますが、ランダムに目的地を決めないでの旅をお膳立てしてくれるような今回のような企画がうまく行って、多くの人が楽しめるようになるといいですね。