月別アーカイブ: 2015年4月

行ったつもりで旅気分になれるラジオ番組

 ゴールデンウィークの旅の予定というのは皆様いかがでしょうか。お金も暇もある方は海外中心になるのかも知れませんが、車中泊では行ける範囲が限られてしまうのが残念と言えば残念ではあるのですが、とりあえず私は海外や飛行機でしか行けない国内は除外した上で考えようと思います。

 そんな意味では車中泊の旅というのはたとえそんな遠くへ行かなかったとしても、それなりの旅をした気分になるような行程を作ることが可能です。休みが続くゴールデンウィークの期間であればなおのこと、渋滞で身動きが取れなくなる高速道路にあえて乗らず、カーナビも使わずに一般道を適当に走りながら適当に食事の場所や宿泊場所を決めたりして(^^;)、距離を走らなくても未知の領域に到達することはできるかも知れません。ただ今回はそうした旅の実践法の話ではなく、別のもので旅気分を演出してしまおうという試みです。

 しかも、この方法は、特定の場所にしか行った気になれません(^^;)。しかし、その場所にはまっている人にとってはかなり行った気分にひたれるのではないかと思います。その場所とは、沖縄なんですね(^^)。

 私自身、学生の頃から北海道には鉄道を使って行けたので結構出掛けていたのですが、さすがに沖縄だと鹿児島県まで陸路で行けても、そこから必ず船か飛行機を使わないと行けません。そのため下手をしたら一生行くことはないかなと思っていたのですが、ひょんなことがきっかけで現地に友人ができ、一時期には結構頻繁に行くことができました。普通の観光旅行なら他の場所へ行くのとそう変わりばえもしないと思いますが、現地友人のコーディネートで延々と飲みに誘われることが多かったので、飲み会の始まりは沖縄時間で遅くて、さらにお店をはしごしながら朝までほぼ毎日連れ回されるというとんでもない行程が続くという今思い出してもおぞましい事になってしまっていました(^^;)。もちろん、いろんな店の中には単なる飲食店だけでなく、いわゆる民謡酒場のようなところもあり、生で演奏・歌や演武(沖縄では三線の演奏に合わせて空手の型を見せるようなこともあります)を楽しんだりして極度に日常から離れた体験をすることができたので、今になってみると有難いことだとは思っているのですけどね(^^)。

 そうした旅の中で夜にお店をはしごする時の移動にタクシーを使うことがほとんどなのですが、私の記憶の中ではそんなタクシーの中で流れている地元のラジオ放送がほとんど沖縄方言で話していて、何を話しているのかさっぱりわからないながらも、耳からの刺激で沖縄に来ていることを実感していました。番組の方ものんびりした雰囲気で、おしゃべりの合間に流れる曲もチャートインしているものではない沖縄の民謡が多かったように記憶しています。

 もし私と同じような事を沖縄で体験してきた方なら、日本国内ならどこにいても沖縄気分になれる方法があります。短波放送の「ラジオNikkei第1」では、月曜から金曜の午後7時から1時間、その日の夕方に放送された琉球放送の長寿番組「民謡で今日拝なびら」をそのまま録音放送しています。この事実は私と一緒に沖縄によく行く友人から教えてもらったのですが、短波放送というのは聞けるラジオが限られ、なおかつ雑音が入りやすいというディメリットがあるので、逆にその友人にネットラジオを使えば雑音もないきれいな音で聞けると教えてあげました。さらに、AndroidスマートフォンにRazikoというアプリを入れれば予約録音も可能ですし。

 現状ではさすがにオンタイムで番組を楽しむことは難しいので、いったん番組を録りためています。前日に録音した番組を翌日の車の中で聞けば、単なる通勤による移動のはずが車内は沖縄のタクシー状態になります。日本国内でこのような気分になれるラジオというのは沖縄以外ないような気もしますし、だからこそラジオNikkei第1がリレー的にその日の放送をすぐに届けてくれるのはありがたいものです。

 番組の内容についてはあくまで地元沖縄の人たちが聞く内容なので観光に役に立つというわけでもないでしょうが、耳になじんでくるともしかしたらまだ沖縄に行ったことのない人でも沖縄についての親しみが出てくるように思います。ラジオNikkei第1はRadikoを使えばスマートフォンだけでなくパソコンでも聴取可能で、パソコン用の録音ソフトもありますので、お金を掛けずに沖縄へ行った気分になりたい方はぜひ一度聞いてみてほしいと思います。


全国チェーンのお店もいいけれど

 家から一番近くにあって利用することが多かったコンビニエンスストアが4月いっぱいで閉店することになりました。顔なじみの店員が突然いなくなり、社員らしき人がお店の中で打ち合わせをしていて、棚の商品も一部撤去されていたので予感はあったのですが、急に閉店というのは日々の行動にも影響するので困ります。

 しみじみ思うのは、有名な全国チェーンのお店というのは魅力があるものの、個人や地域の力では出店および撤退をコントロールするのはほぼ無理ということです。それまで不便だった地域にコンビニが出店したことで、生活が便利になったと喜んだとしても、出店を決めたオーナーが続けられなかったり、コンビニ本部の判断で撤退ということになったら、その地域の人たちはコンビニがあることに慣れてしまっている分ショックは大きいでしょう。そういう意味ではコンビニだけでなく、他の個人商店も成り立つようにしていかないと小さな集落の過疎化はみるみるうちに進んでしまうような気がします。大変おこがましいとは思いますが、旅行者の立場から何とかできることはないのかという風に考えたりもします。

 車で旅行している場合、コンビニがあれば確かに便利ではありますが、せっかく日常から逃げ出して違う場所に来ているのに、美味しいコーヒーを頂くぐらいならいいにしても、食べるものもコンビニで調達というのはちょっと残念です。旅先で何を食べるかということを考える時、時間の関係で全国チェーンのコンビニやファミリーレストランしか開いていない場合は仕方ありませんが、個人的には何とかして地元に根付いているお店を使うようにしたいところです。ただし、ネットにも載っていない場所にあり、さらに入ってみるまで何がいくらで出てくるのかもわからないようなお店に入れるのかという問題もありますね(^^;)。

 せっかくの旅行なのですからゆめゆめ失敗はしたくないものです。しかし、チェーン店で食べ慣れた味を旅先でも食べたり、ネットで調べてこんなものかと思いながらガイドブックにあるお店で食べたとしても、旅そのものの思い出としてはそれほど残らないのではないかという気もします。さらにゴールデンウィークは有名なお店には人が押し寄せる傾向があります。以前香川県に5月の連休を使って行った際、うどんの某有名店へ行った時にも食べられるまで2時間半と言われて、さすがに諦めて全く情報がないながらも観光客向けのガイドブックには載っていないセルフうどんの店に、それなりに車が停まっていることを頼りに飛び込みました。そのお店はいわゆるコシのあるうどんとは全く反対の食感を持つところでしたが、安くておいしいうどんをいただき、むしろこんな無名な店でもレベルが高いんだとかえって印象に残ったということが今でも思い出せます。失敗しても一食だけと割り切って、人が押しよせない地元の人が行くようなお店をこのゴールデンウィークに攻めてみるのも面白いかも知れません。


ゴールデンウィークには高温対策を

 天気予報の当り外れはありますが、2015年のゴールデンウィークは全体的に気温が上がるのではないかという情報が出ています。連日雨にたたれれるよりも好ましい状況であるとは言えますが、昨日の全国の気温は30℃を超える場所もあったそうですから、車で出掛けることを予定している方は、それなりの対策が必要になってくるでしょう。

 まず、朝はそれほどでなくても日中に日が差して気温が上昇するような場合、対策をしないで駐車場に車を止め、長い時間置いたままにしておけば車の中は大変なことになります。少なくとも、外からの日光を遮断するサンシェードは用意して車の中に積んでおき、車から離れる場合は必ずセットしてから出掛けるようにしましょう。また、車の中に爆発の危険のあるガス缶や缶入りスプレー、缶飲料なども放置することは避けましょう。

 あと、根本的なことですが、長く駐車する可能性のある所で車を止める場所を決める時には、屋根のある駐車場があるならそちらの方に入庫するなど、初夏の日差しを甘く見ない方がいいと思います。

 このように、車についての対策を講じた場合でも、さらに考えなければならないのはご自身およびご家族の体の問題です。体が熱くなれば熱中症の危険が出てくるわけで、その対策も合わせて必要です。水分補給のために、水筒に水やお茶を入れて携帯している方も多いと思いますが、実際にその日の気温がそこまで上がらない予報が出ていたとしても、日が差すことで気温がぐんぐん上がることもあります。暑くなれば、自動販売機やコンビニで冷たいものを補給することで対応はできますが、急に冷たいものを体の中に入れてしまうとそれでお腹を下したりする場合人によってはあるかも知れません。私は保温性のないプラスチック製のナルゲンボトルに水道水を入れて常温の状態にして日々持ち運んでいますが、これからは麦茶にでもして、暑さを感じたら意識的に水分補給しようと思っています。市販のスポーツドリンクは糖分が多いので多量の摂取は心配になりますので、しっかりとした準備をした上で出掛けられるのがいいのではないでしょうか。特にお子さんを連れて長距離移動を考えておられる方は、暑さ対策をしっかりと考えておきましょう。


値段の感覚が麻痺する時

 先日、ゴールデンウィークの混雑を避ける形で、某プレミアムアウトレットに出掛けてきました。週末だったこともあり人手はすごかったですが、時期的なこともあるのか、大きなバーゲンなどはやっていなかったので、ちょっとあてが外れた感じはありましたが、とにかく人の波をかきわけで場内をくまなく回ってみました。

 私の独自の判断基準を晒すようで何ですが、アウトレットというからには、単に正規品を安く売ってくれるよりも、ここでしか手に入らないものが欲しいというのがあります。たとえそれがサンプル品やB級品だったとしても、ネットでの最安値よりも安いものこそが掘り出し物になるわけで、そんなものがないかという感じで回っていました。

 恐らくそうしたものは、出掛けても必ず出会えるものではないのでしょうが、それでもとあるシューズショップでブランド名も付かないサンプル品ながら、天然皮革で品質が良さそうなバッグを見付けました。残念ながら女性物が多く、自分の気に入るデザインのものがなかったので購入はしませんでしたが、同じような合成皮革のバッグが割引分を計算しても倍ぐらいの値段で売られているのをずっと見てきた中では、別にブランドにこだわりがなければこういうものでも十分なのではないかなという気がしました。

 今回はくまなく多くのショップを見て回りましたが、数ヶ月前に訪れた別のアウトレットへ行った時期との違いがあるのかも知れませんが、同じブランドでもお買い得品というのはそれほど目立ちませんでした。やはりゴールデンウィーク前にはそこまで安くしないのかなという感じもありますが、一つ気付いたことがあります。

 今回、私はバッグを中心に見て回っていたのですが、上で紹介した格安なサンプル品を見付けるまでは、他のショップにあるバッグはそれほど安くはなかったものの、横並びに同じような価格で売られていてこんなものかなと思ってしまったところがありました(もちろん、アウトレットショップの値段は正規のお店で買うよりは安く付いているということは理解した上での話です)。元の値付けからすると安いからと金銭感覚が麻痺して、実は後でネットから購入する方が安く買えるものをそれほど安値ではない状況で買ってしまうことも起こり得るかも知れないと改めて思いました。

 やはり、アウトレットに行くにはバーゲン時期を選び、事前に欲しいものをピックアップしつつ、少なくとも自宅にいてネットを調べて、後でネットで調べて後悔しないようにしたいものですね(^^;)。


CREATIVE Bluetoothスピーカー SP-D100

 iPad mini2を購入して以来、動画や音楽を利用することが増えたせいもあり、様々な場面で使える外付けのスピーカーを物色していたのですが、先日中古で購入した有線接続のSONY SNS-M50やプリングルズの景品スピーカーに追加するような形で新たにBluetooth接続のスピーカーを買ってしまいました。こちらの方は新品です(^^)。

 今回購入したSP-D100の特徴は、AC接続だけでなく単三電池4本で25時間(アルカリ電池の場合でカタログ値です)も連続稼働できることです。音の方はすごくいいというわけでもなく、いわゆるラジカセの音質であると思いますが、接続コードがいらないということで、特に車の中で使うことを想定しています。

 私の乗っている車、ホンダフィットは平成18年登録のもので、購入時に付いていたのが当時のカーナビと連動したオーディオになっています。当時は使えたアナログテレビも使えませんし、オーディオにも外部接続端子はありません。この状態でスマートフォンやミュージックプレーヤーの音楽を車で楽しむために、FM電波で飛ばすトランスミッターを導入しているのですが、全国の道を走っていると意外なトラブルに遭います。FM局はカバーする範囲が狭いので、セットしている周波数の近くに地元の放送局があった場合混信を起こします。これは走っていてエリアを外れたら問題は解決するのでいいのですが、困るのが高速道路で渋滞を起こしているような際に近くの車もFMトランスミッターを使っていて音楽を飛ばしている周波数がだぶった場合です。こちらには相手の音が聞こえ、相手には自分の出している音が聞こえてしまうのですからあまり気分のいいものではありません。そんな時はラジオ放送に切り替えてしまうのがセオリーではあるのですが、山間部などではラジオの電波自体が入りにくい場合もあったりして、FMトランスミッターとは別の選択肢で車内で聞けるオーディオはということでBluetoothによる転送システムもあってもいいかなと思ったわけで。

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 日々持ち歩くにはラジカセサイズはちょっと大変ですが、車の中で使う分には逆に小さいくらいです。コードの呪縛から解放されているので置き場所も自由です。私の車の場合、助手席側のボックスを開いてその中にぴったりとはまることを発見したので、一人で車中泊の場合は、このスピーカーの定位置は写真のところになりそうです(^^)。

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 このスピーカーは車内に常備することにしたのですが、同時に電池の方も長期保管に強い単三4本セットを2つ用意しました。これで、前もって充電しておかなくてもいいですし、いざという時にはこの電池を別の用途にも使えます。保管用の袋には以前ここでも紹介したユニクロのキルティングバッグを利用したのですが、横幅がぴったりである程度クッション性もあり、さらに電池収納用の小ポケットがファスナー付きであります。使わない時にはこの袋の中に入れてしまっておけば、このスピーカーは走行中だけでなく、車中泊の夜の車内でもいい働きをしてくれると期待しています。

 なお、本体には有線で接続できる端子が付いていますが、有線接続の場合は本体前面のボリュームが無効になるようです。やはりこのスピーカーは無線接続で使うのがいいようですね。


Panasonic 電話機 VE-GDW54D

 スマートフォンを子機にできる家庭用電話機が出て、外で使っているスマートフォンで自宅の電話も取れるということになり、買おうかどうしようか悩んでいるうちにさらに進んだスマートフォン連携機能を搭載した電話機が発売されました。すでにテレビコマーシャルも出ていますのでご存知の方もおられると思います。

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 その電話機がVE-GDW54Dシリーズというものですが、親機の受話機自体もワイヤレスになっているタイプなので、通電していないと使えなくなる仕様と考えた方がいいでしょう。光電話に切り替わっている家なら諦められるでしょうが、メタル回線で利用されている方、で停電時に電話を使いたい方は,別に停電時にも使える電話機を用意しておくことをおすすめします。

 さて、このシリーズの特徴であるスマートフォン連携ですが、スマートフォンを家庭内子機として使えるというのは自宅Wi-Fiへの接続が必要だということと、専用アプリのインストールできるスマートフォン端末であるかというのが問題になります(パナソニックのサイトにある対応機器の情報を参考に調べてみてください)。さらに言うと、自宅に帰ってきてすぐ受けたりするためには、事前にスマートフォンのWi-FiをONにしておく必要がありますので、その点にも注意しましょう。

 そして、今回紹介するVE-GDW54Dシリーズの目玉機能が「外出先でスマホに着信転送」というものです。これはどういうことかというと、自宅の電話番号に電話をして留守の場合、今までは留守番電話で応対するのが普通でしたが、この電話機では外にいるスマートフォンに着信を転送させ、出先でそのまま家の電話にかかってきた電話を受けて話せるということです。今までも着信転送をしてくれるサービスは数々ありました。電話会社の方に登録して、自宅にかかってきた電話を転送する場合には、自宅から出先の携帯電話への通話料は契約者負担になってしまいます。また、電話機自体に転送機能が付いたものも存在しましたが、回線が2本ないと転送ができません。そして当然ながらかかってきた回線を出先につなぐということで、その分の料金は契約者負担になりました。

 しかし、この電話の仕組みをうまく使うと、転送料金がかからずに家にかかってきた電話を、一回線しかない固定電話契約でも受けることができます。ただし、自宅でのWi-Fi環境が必要なことは変わりないので、すでに光回線やADSL契約をしている方にとっては便利に使えるものであると言えるでしょう。

 一回線しかない電話回線とインターネットで転送通話のできるカラクリは、インターネット網を使ったIP電話を利用できる機能が付いているからです。カタログやチラシには、以前このブログでも紹介してきましたスマートフォン用のIP電話「FUSION IP-Phone SMART」を登録する手順が記載されています。なお、以下に紹介する内容は極力カタログおよび専用チラシに書いてあることを基にして書いていますが、こちらの理解が足らず、実際と違ったことを書いているかも知れません。ご指摘をいただければ正しい表記に書き換えますので、間違いがありましたらその点はどうかご了承下さい。

 カタログを一通り読んだところ、すでにある「FUSION IP-Phone SMART」の番号を流用するのではなく、パナソニック専用サイトからまず登録をし、「SIPアカウント」「SIPアカウントパスワード」「転送先電話番号」をまずもらいます。親機自体でIP電話が使えるようになるのではなさそうな感じです。次に対応するスマートフォンにSMARTTalkアプリをインストールし、IP電話を使えるようにします。すでに「FUSION IP-Phone SMART」のアカウントを持っている場合どうなるのかはわかりませんが、新たに導入する番号については支払いに違うクレジットカードが同じ場合は、番号追加ごとに500円の手数料がかかりますので、違うカードが有ればそれを使うか、それまでの契約を解約して契約し直すことが必要になってくるかも知れません。

 最後に、スマートフォンと親機をつなぐアプリを起動して、親機の方にも「SIPアカウント」「SIPアカウントパスワード」「転送先電話番号」を登録します。これで、かかってきた電話をIP電話網にのせて、スマートフォンにインストールした通話アプリを使って通話できるようになるそうです。個人的には電話機本体でIP電話の発着信ができるのかといきり立ったのですが(^^;)、それは無理なのかなという感じがしなくもありません。

 ただこれでスマートフォンへの転送料金は無料で(通話料金そのものは無料でも、自宅およびスマートフォンを使ってのネット接続料金はかかります)家の電話を外でも受けられるので、理由あって携帯の番号を教えたくない場合や、自宅に緊急連絡が入るような場合でも安心して出掛けられる環境が完成します。車中泊で長期にわたって家を空ける場合には、外から直接家の電話を受けられる環境が役に立つこともあるでしょう。さらに、スマートフォン自体には090や080の番号は必要ないので、データ通信専用のMVNOでも受けられるわけです。連絡は自宅の電話経由でもらい、発信は別のIP電話で行なうなら相当安く上がりますし、ガラケーとスマートフォンの2台持ちで運用する場合でも、スマートフォンにかかってくる電話は自宅への電話であると簡単にわかりますので、これはこれでメリットがあります。既に連絡は携帯電話で全て済ませているなら必要ありませんが、何やかんやで自宅の電話も使う場合はこういうものも面白そうですね。

 ただ、最初にも書きましたが、停電時には電話そのものが使えなくなるだけでなく、自宅のインターネット回線に不具合が出たら転送機能が使えなくなることは覚悟して使った方がいいでしょう。また、「FUSION IP-Phone SMART」を転送のために使う場合、通話品質がいいとは必ずしも言えないという口コミ評価もネット上では見受けられるので、転送時の通話品質に不安を感じる方もいるかと思います。メーカーの方にはソフトのバージョンアップで、同じIP電話でも、比較的通話品質についての評判がいい050plusあたりにも対応してもらいたいところです。


マスコミの配慮も個人情報特定阻止には必要か

 インターネット上での個人情報が一気に拡散されていくにはさまざまなきっかけがあります。いわゆるリベンジポルノの問題はマスコミはニュースとして取り上げますが、逆にマスコミの出す情報から個人が特定され、その情報が広がってしまうことがあります。詳しく紹介すると晒された個人のところに行きついてしまう恐れがあるので明細は述べませんが、私が最近目にしたケースはとあるテレビ番組がきっかけで個人情報が掲載されたページに、だれでも閲覧できるようなリンクが貼られて晒されてしまったという話です。

 何かあった場合に細かい情報まで広く共有されてしまうのは、本人が仲間内のことだと思って自分が特定される可能性のある情報を事細かに個人サイトに載せているためだとも言えます。テレビに一般の方が出る場合、フルネームを出すことを了承する形で出る場合もあります。この場合は本名を出すことをのんだ時点で、本人特定がされたとしても晒されるようなページを作っている方に分が悪そうですが、今回は制作側も一応の配慮を見せたのか、あえて名前の一部を隠すことでプライバシーへの配慮は行なわれていました。それでも情報が広まったのは、出てしまった氏名の一部と、個人のプライバシーを含むと思われる生活情報(映そうと意図していなくても映ってしまうものも含みます)をそのまま流してしまったからだと思われます。たまたま私はテレビ番組を見ながら巨大掲示板の実況版をのぞいていたのですが、まさにリアルタイムで本人が特定された書き込みを見て、本当に晒された方が気の毒だなあと思いました。今回このようなことになったことで、その方のその後の人生に影響が出ないように祈っています。

 具体的な例を出さないまま書いているので、読んでいる方の中にはイメージが沸かないという風に思う方もおられるかもしれません。それでも書かずにいられなかったのは、一見プライバシーに配慮したような放送でも、本放送を見ながら検索するだけですぐに個人を特定できる情報にアクセスできるという、放送する側の配慮の足りなさに腹を立てたからです。さらにこの番組は生放送ではなかったので、事前に放送する内容を見て確認することもしていなかったと思われても仕方ないでしょう。たとえそれが生放送であっても、先日のテレビ朝日のニュースステーションでコメンテーターが起こした造反劇のような事はそうそう起こることではありません。出演者のコメントや出す情報について事前のチェックをきちんとしていけば、未然に情報流出は防ぐことができると思います。少なくとも番組制作のスタッフが、見ている人がテレビで出た情報を元にしてプライバシーに配慮すべき人物の個人情報が記載されている可能性があるサイトに行きつけないことを確認した上で放送していただかないと、名前を晒さないのでと安心してテレビに出ることなどとうてい望めませんし、書き込みをする側が間違って全くの別人が晒される可能性も出てきます。

 逆に言うと、決して本人とわからないように出しますとマスコミの人に口説かれても、プライバシーへの配慮をして放送や掲載をしてくれないのがマスコミの普通の対応なのかと疑ってしまいます。まずはそうして個人を特定される可能性も考えた上で、本名を公開するか否かを含めて、今ネットに載せている自分の情報について今のままでいいか見直してみることが大切ではないかと思います。


買い物もタイミング

 2015年1月の段階では買う気満々でこのブログでも紹介しましたとろ火可能で調理もできるジェットボイル「JETBOIL MiniMo」をようやく店頭で見付けることができました。

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 2015年のジェットボイルのカタログにも記載があり、価格は当初発表されていた金額から千円上がって18,000円(税別)になっていました。キャンプ用のガスを使ってこれ一つでいろんなことができるということで注目される製品には違いありませんが、私としては完全に買うタイミングを逸してしまったという感じです(^^;)。

 1月から3月にかけて、JETBOIL MiniMoを買うために用意していたお金をついiPad mini2につぎこんだのが運の尽きだったのですが、お金の使い方としてJETBOIL MiniMoの方を優先した方が良かったかというとこれもどうかと思わざるを得ません。もしかしたら、日本の安全基準を満たせず、国内では販売されないという最悪のシナリオもありましたし、とりあえずJETBOIL MiniMoが発売されたということは嬉しいことなので、後は自分の中の優先順位ですぐ買うべきものかどうかを考えることになるでしょう。

 時の流れというものはいろいろと人の考え方を変えるもので、2015年のはじめの頃とは何を先に手に入れるかという価値基準もかなり変わってしまいました。いつかはジェットボイルを手に入れようとは今も思っていますが、夏なら安いカセットガスでも使ってお湯がわかせるので、季節的な点もあって同じ金額を出すなら全く違うジャンルで面白いものをという気が今はしています。

 そうは言っても、これ一台で湯沸かしも調理もスピーディーにと思うならJETBOIL MiniMoというのはかなり魅力的なクッカー&バーナーのセットであることは間違いありません。製品が行き渡れば、JETBOIL MiniMoを使ってのレシピブックもさらに充実するでしょうし、ネットでのレビューも出てきて、自分の使い方に合うか合わないかもはっきりしてくるように思います。興味のある方はまずはお店に出向いて、そのサイズと重さが携行するのに適当かというところからみていくのがいいように思います。


普段持ちバッグの中味を考える

 以前ここで紹介しました、バックパックに必要なモバイル機器とキャンプ用品を詰め込んで持ち運ぶことを続けていますが、全てをバックパックにまとめることで必要なものをまとめることができる反面、ちょっとそこまで歩いていく時にも重いバックパックを背負って行かなければならないというのはさすがに大変です。そこで、お財布と一通り使えるモバイルグッズをまとめて別に小さなバッグの中に入れ、必要に応じて大きなバックパックは車の中にかくすように置いておこうと思いつつ、なかなかいいバッグがなかったのでそのままになっていました。先日たまたま良さそうなボディバッグが見付かったので、中に入れる機材を選んでみました。

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 基本的にはメインの通話用ガラケーやスマートフォンはポケットの中に入れていますので、財布があれば後はどうとでもなるわけですが、それでは身も蓋もありません(^^;)。差しあたっては、iPad mini2を写真のボディバッグに入れ、モバイルルーターとセットで使えるような組み合わせができればいいということで、こんな風にまとめてみました。

・iPad mini2
・ドコモガラケー(プロジェクター内蔵のSH-06C)
・モバイルルータMR03LN
・モバイルバッテリー
・USB出力ACアダプター
・chromecast
・充電用ケーブル(micro USBおよびドコモガラケー用)とiPad用充電アダプター
・ドコモガラケー用の充電および音声出力付アダプター
・アクティブスピーカー(プリングルズの景品)
・カナル型イヤホン
・単四型ニッケル水素電池の予備(スピーカー電源用)

 電池を単四型に絞って今回は用意したので、以上のものに加えて、単四型電池で使えるヘッドランプも加えてあります。

 防災用品は入れず、ラジオもデジカメもバックパックの中に残してありますが、これだけでも結構な装備になりますし(^^;)、まわりの人に迷惑を掛けない形でのひまつぶしから、chromecastやビデオプロジェクターを使って多くの人とともに楽しめるセットになってしまいました。あとは、iPad mini2の代わりにWindows8.1の入ったMiix2 8を入れ替えて持って行く場合もあるかも知れません。用途を分けるという点ではMiix2 8を常備した方がいいかも知れませんが、利用頻度はどうしてもiPad mini2の方が高いので、しばらくはこの組み合わせを常に持ち歩きつつ活動してみたいと思います。


車の納車時のトラブルを防ぐために

 先日、用事で知人の家を訪れたところ、たまたま新しい車を購入して、納車待ちだという話を聞きました。車はダイハツのタント(現行車)ということだったので、ぜひ一度中を見せてもらおうかと思いながら待っていたのですが、納車予定の時間をかなり過ぎたのに車が届く気配がありません。

 ちょっといやな空気が流れたのですが、知人が購入元の販売店に電話をしたところ、知人の意識の中では当然こちらに向かっているはずの担当者がお店にいて(^^;)、そこで納車のことで購入者の知人と販売店側との契約内容に理解の違いがあったことがわかったのです。

 販売店側では契約した車についての代金には自宅までの納車費用は入っておらず、納車を自宅までする場合には別途納車費用がかかると言ってきたそうですが、契約を締結する際に取り交わしたのが日時と時間だけだった(と知人は記憶している)ということで、まさか自分で取りに行くことはないと思い、家に何も車もない状態で待っていたとのこと。下取りの車があれば良かったのかも知れませんが、この状態だと販売店側は車2台で来て、人も2人いるわけなので、それなりの納車費用を請求されるのもわかる気がします。ただ、こちらはあくまで第三者なので、契約時にもしかしたら自宅への納車をサービスします的な言動があったからこそ知人は家で待っていたのかも知れませんし、どちらの落ち度なのかというのはにわかには判断できにくいところがありました。結局知人が販売店までの足がないということを訴えて、何とか費用がかからず納車してもらうことで話が付いたようですが、私も用事は終わってしまったので、さらに数十分も待って、そこでトラブルめいたことを目にするのもいやだったのでそのまま帰ってきてしまいました(^^;)。

 車を買うというのはそうあることではないですし、私の場合は車の買い替えに伴って、自分の車を別の店に売ることはせず、いわゆる下取りに出して交換するというパターンしかやっていなかったので、こんなトラブルは私も予想外でした。車の契約に関してはさまざまな費用がかかるということはわかっている方でも、車を自宅まで届けてもらうには、一般的には所定の費用がかかることを念頭に置きながらその費用をまけてもらうような交渉をしたりして、今回私の知人が遭遇したようなトラブルに遭わないよう気を付けるべきかと思います。