ヨーロッパのEUはスマホの充電ケーブルの共通化(Type-C)をメーカーに推し進めさせたりしていたのですが、先日同じような感じで、スマホのバッテリーを交換できるような新たな基準を作るようです。2027年2月18日より有効となるEUの新規制では、あらゆるEU域内で販売されるスマートフォンやタブレットに対して、特別な道具などの使用なく、簡単にユーザーがバッテリー交換できる仕様が義務づけられるとのこと。
もちろん、これは全世界での話ではないので、EU加盟国以外でどうなるのかはわからないのですが、もしこうしたユーザーによる電池交換が可能になるスマホが普通に手に入るようになるなら、個人的にはかなり面白くなるのではないか? と思っています。
まず一番目は、交換できるなら複数の予備電池を持ち、中のバッテリーが消耗してきたら入れ替えて使えることになるので、先日紹介したばかりの飛行機でのモバイルバッテリー使用禁止対策になるということです。海外への旅の中でスマホやタブレットを使う場合、フライト時間が長くなるとどうしてもバッテリーの残量が心配になりますが、フライト時間に応じて充電済の予備電池を用意しておけば、モバイルバッテリーを機内で交換するだけで、先日発表されたバッテリーの規制内容によると、100Wh未満の予備電池は持ち込み数に制限がないということなので、わざわざ省電力でスマホを使わなくても良くなるかも知れません。
そして、今回のEUの規制でそこまで出ているかはわからないのですが、もしスマホ用の充電池が一般的な交換用電池として普及した場合、私が今使っているようなラジオなどスマホ以外の家電・エレクトロニクス製品と共有化できる可能性があります。もしEUの企業がそのような感じでスマホ内蔵の電池を積極的に他の製品でも使えるようにしたら、旅の荷物すら減らすことができるようになるので、例えばスマホ・タブレット・デジカメ・ラジオのような感じで電池が共通化できれば、もはやモバイルバッテリーでなく交換電池の充電器があれば必要なくなるかも知れず、ノートパソコン用ぐらいに限定化できればさらに荷物を減らすことも可能になるかも知れません。
今のスマホの内蔵電池容量は増加の傾向にあり、スマホ用の予備電池を入れるようなバッテリーケース(充電器・モバイルバッテリー共用)が新たにできれば、今のリチウムイオンセルを充電・モバイルバッテリー化できるハードのような感じでも使えるようになるかも知れず、さらに多くのハードでの電池を共有化できる可能性も出てきます。
もちろん、こうした流れに素直になることはあまり現実的ではないものの、ユーザーが同じ電池でスマホ使用・他の機器での使用・モバイルバッテリーとしての使用を求めてハードを選ぶことも可能になってくる可能性もなくはありません。スマホに入るくらいの電池は薄くなると思うので、他のハード(スマホ以外で)採用する動きも出てくるのではないでしょうか。今使っているラジオの中で、スマホと共通に使える電池を採用したものが出たら個人的にはうれしいです。
ということで、来年以降の話にはなりますが、次にスマホを機種変更する時にはぜひ電池交換可能なものが日本でも主流になっていて欲しいです。それからのモバイル関係の電池の共有化についても多くの人に考えて欲しいものであります。


