今回は日帰りの旅ということで、結局ここでは紹介できなかったお店も含めると、4ヶ所ぐらいしか餃子の食べ歩きはできませんでしたが、初の電車旅という同行者にお土産を選んでもらう時間を作るためにもということで、少し早めにJR宇都宮駅に戻ってきました。
実は、餃子以外の栃木県の名物ということで言うと、私の住む静岡県のライバルとなるのですが、イチゴの生産が盛んで、ブランドの「とちおとめ」が有名です。駅構内にはフルーツに関わるカフェやお土産なども多かったのですが、個人的にも同行者の好みにも合ったのが駅ビル一階にある「フルーツダイニング8010(パレット)」のフルーツサンドでした。残念ながら夕方で残っているものも少なく、さらにお店の奥にはイートインスペースもあったので、到着時にすぐ餃子よりもこちらの方でフルーツサンドを基本にしたランチを食べるべきだったかな? とも思いましたが、これは次回訪れる際にリベンジしたいと思います。ここではミックスサンド980円を購入しましたが、イチゴはもちろん中に入っているりんごがシャキシャキしていて、大変おいしかったです。
実際のところ、餃子を含めた宇都宮のお土産を買うなら、ほぼ駅ビルでまかなえるようなくらいのお店が構内にはまとまってありました。お土産と言えば、やはり餃子のお土産は欠かせませんが、今回使う予定だった餃子券が一部使えないということになって、この時点で餃子券を余らせていたのですが、その券は私を含めた3人のお土産餃子代へと化けることになりました。餃子については、やはり「宇都宮みんみん」のものをということで、昼食を食べたメッツ店のところまで戻り、そこでお土産を購入しました。わざわざお店のところまで戻ったのは、普通の多くのお土産餃子のあるお店だとみんみんの冷凍餃子は5人前のものがほとんどなのですが、お店では5人前の他、3人前、2人前のパッケージも用意されているのです。今回餃子券は500円券が2枚余ったので、箱代とドライアイス代は別になりますが、自分で支出しなくても2人前(500円)が2つ買えたのです(下の写真は2人前の冷凍餃子のパッケージになります)。
ちなみに、発泡スチロールの別容器にドライアイスを詰めると、だいたい購入時から6時間は冷凍状態をキープできるということでした。ちなみに、宇都宮から静岡までの普通列車の所要時間は6時間弱なので、ちょうど家に着くまでは冷凍餃子の状態を損なわずに持って帰ることができるということになります。
そこから一応自由に各々お土産を見てもらう時間を作り、改札に再集合することにしました。私はと言えば、当然今回は食べられなかった餃子のお店もあったのは残念でしたが、改札口すぐのキオスクで栃木県特有の「レモン牛乳」は購入して飲みました。お土産関連では宇都宮のものだけではなく日光のものも購入できるので、もし18きっぷで日光線を使って日光東照宮を参拝し、現地でお土産を買い損ねたような場合にも、いったん改札を出て、駅ビルを物色すれば何とか格好が付くようなお土産を買うことができます。
帰りのグリーン車は、平屋のトイレに近い場所をキープし、飲食もしながらゴミが出たらすぐそこにあるゴミ箱に捨てられるような体勢をとってそれなりにまったりとしながら帰ってきました。時間調整の甲斐あって、最初の列車で国府津まで行く予定が、国府津の手前の二宮駅で降り、人身事故で遅れていた本来なら先行する列車に同じホームから絶妙に乗り換えることができました。これは、車内アナウンスの情報をしっかり聞いたおかげで、18きっぷの旅ではやはり事故での遅れもあり、今回のように自分の乗っている車両は遅れていなくても、他の車両との関係で、時刻表上は乗ることのできない列車に乗れたりします。そのためにも車内アナウンスをじっくり聞くのは必要な事だとしみじみ思いました。そういう意味では、席自体が少ない平屋のグリーン区画はアナウンスを明瞭に聞くという点においても有利です。私たちはそのおかげで、国府津でホームから隣のホームへ階段を上り降りする必要がなくなり、二宮から同じホームの後発列車にすぐ乗って熱海駅にも早く着きました。熱海まで行った後、熱海~沼津間だけはグリーンではない車両に乗りましたが、沼津ではあえてホームライナー号を待って、沼津~静岡間はゆったりとした雰囲気を改めて楽しみつつ、夜の九時半には静岡駅に着きました。この時間だとまだ自宅までの路線バスも動いているので、その後の移動も楽でした。
今回は宇都宮滞在4時間というばたばたした旅でしたが、長い電車乗車時間がほとんどグリーン車だったため、同行者の受けも悪くありませんでした。改めて最初の旅行に宇都宮を選んだことで、コンパクトに回っても充実していて、満足度もそれなりになりました。旅から帰った後に、同行者からは早くも次回の開催をと言われているのですが、それはこの旅の計画をした側からすると嬉しいですね。
今後、もしオミクロン株やインフルエンザの流行があるとまた旅行に出られないような状況になってしまいますが、日帰りではあるものの交通費・食費・お土産代まで付いてだいたい一人8千円弱くらいの予算で行ってこられたということで、次の18きっぷシーズンを目指して予定を立てようと思います。もちろん、車で出掛けられる旅の方もここで紹介できるような状況になってくれるように願いたいと思います。
※以下に今回の旅について書いたものをリンクにしてまとめています。