月別アーカイブ: 2023年12月

2023年を振り返るとそれは新たな生活へのターニングポイントだった

2023年も本日をもって終了となります。新型コロナの影響で外出を控えていた生活が終わりを迎え、海外からコロナ前と同じように日本に観光にやってくる人も戻ってきました。ただ、生活全てが戻ったわけではなく、私たちの生活に欠かすことのできないガソリンや電気代、ガス代などが海外の紛争や円高の影響もあり上がり、国内では賃金は上がったとは言うものの、生活必需品も軒並み上がったこともあって、多くの人がその対策を考えているのではないでしょうか。

2024年も、その状況は大きくは変わらないのではないかと思うので、個人的には2023年に取ったやり方を続けようと思っています。最初は今まで家での使用電気量が多いと常々気にしていたプラズマテレビを付ける時間を減らそうと、パソコンの画面をモニターとして利用できるTVチューナーを購入したのですが、それだと作業しながらテレビが見られないので、パソコンよりもさらに消費電力が少ないモバイルモニターとAmazon TV Stickを組み合わせてサブテレビのように使うことで、毎月の電気料金を抑えることができるようになりました。2023年の早いうちにこうした判断をしたので、ハード関連の投資は十分に回収できるだろうと思います。

その後、改めて生活していく中で、ライフラインである電気・ガス・水道が当たり前に使える状況が一変した場合でも、ストレスを感じることなく過ごせるようにするにはどうすれば良いか? と考えてここまで色々と車中泊のためにも使えるような物を増やしてきました。

現在は複数のポータブル電源を自宅のベランダから吊り下げたソーラーパネルから充電するローテーションを作ることによって、もし電気の供給がストップしたり、車中泊で移動中であっても連続して様々な家電を使い続けられる目処が立ってきました。最近になってポータブル冷蔵庫を稼働し始めたので、来年はもう少し利用する家電が使えるようになるように電源回りの装備を進めたいと思っています。

海外での紛争は今も止む気配がないのは本当に悲しいことですが、そんな中でも私たちは毎日の生活を続けるために、使うところは使い、絞るところはしぼりつつ、絞ることへのストレスを感じないような知恵をこれからも考えていきたいと思っています。本年もお読みいただきありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いします。


2023年の年末から年始に掛けてある交通機関でストライキが行なわれているのを知っていますか?

もはや年末年始のテレビ編制になり、ニュースも細切れのようにしか見ることができませんが、この時期には年末年始の交通機関の混雑情報で、駅や空港からの映像が流れています。新幹線はのぞみが全席指定に今の期間なっているので、事前にチケットを入手できなかった人たちが自由席のある「ひかり」に乗る様子が放送されていました。しかし、こうしたニュース項目には個人的に不満な点があります。それが、現在行なわれていて(12月22日から)2024年の1月7日と、年末年始をわざわざ指定してのストライキが、とある航空会社で行なわれていることが報じられていないことなのです。

その航空会社とはLCCの中でも大手の「ジェットスター」です。乗務員の時間外勤務手当の計算方法に間違いがあり、本来支払われるべき賃金の未払い分があるとして、労働組合と会社が話し合いを行なってきましたが会社側が支払わず、ストライキは現在でも決行されています。

そのため、12月29日は15便が欠航したそうですが、ジェットスターのホームページには欠航した便に登場予定だった人に対して、自社の他の便への振替だけでなく、利用者がご自身で他社便や地上交通機関に振り替えた場合にその費用を負担(タクシーは除く)するという告知が掲載されていました。個人的に思うのは、交渉が決裂した場合、これから一週間以上も欠航する便が増えることが予想されるのに、利用者にはお金を出すのに自社の社員には今のところ残業代を払う気がないという、働く人にとってはよろしくないと思える対応ではないか? と感じられます。

LCCにとっては多くの集客が見込める今の時期にストライキを行なうというのは、それだけ従業員が大変な想いをしていることの裏返しでもあり、賃金のアップを要請している政府の見解とも違ってしまっています。今まで、LCCの中ではジェットスターはそれほど悪くない印象だったのですが、話し合いの結果とは言え、年末年始にストライキを起こさせてしまった事について、この会社で働くにはなかなか大変ではないかと思うと同時に、自分が用意したチケットの便が欠航になってしまった事を考えると、利用自体躊躇してしまうことにもなってしまいます。

さらなる問題は、テレビニュース(29日)でこうしたニュースは報じられずに、年末年始に飛行機を使わない人にはこの事がほとんど知られていないという事実です。大きく報道されれば困るのは会社側ですが、もしかしたらマスコミが会社の方に忖度をしてニュースにしないのか? というような事も思ってしまいます。前回書いた高島屋のケーキの話は毎日報道していて、ジェットスターは報じないというのはやはりおかしいと思います。ケーキについてはおよそ注文した3000個のうち800個ぐらいの事で、国内で実際に崩れたケーキが届いた人がいるとしても損害はそれだけですが、事前にジェットスターによる帰省便を確保したものの、ストライキの状況を知らないでいきなり取った便が欠航になるのと、そのダメージを比べればジェットスターの方が大きいと私は思います。2023年も押し詰まってこのような事が起こり、それが意外と世間に広まっていないというのは、やはり今後の私たちの生活を考えると、必ずしも良い方には向かっていないのではないかと思ってしまいます。

個人的にはテレビなどのマスコミに頼らず、多くのメディアから情報を仕入れ、今何が起こっているかということを自主的に入手することを心がけるということが大事だろうと思います。そんなわけで、今後のジェットスターが社員との交渉をどうしていくかということにも気に掛けながら年始に掛けて情報を追っていこうと思っています。


高島屋のクリスマスケーキの破損原因の特定は「不可能」なのか?その原因を考える

ここ数日ネットショッピングについての駄文を書いていますが、昨日は無事にプリンターヘッドを無事に受け取ることができました。ヘッドを交換したらカラーの全色が嘘のように出るようになり、これでちゃんとプリンターを使うことができます。今後の事を考えると、手持ちのプリンターは黒とカラーのヘッドが別々に用意されているので、また具合が悪くなることを考えて、来年は早いうちに手配してぎりぎりになって受け取れるかわからないような状況まで追い込まれないように気を付けたいと思っています。

そんな、何でもネットで買いがちな私も気になったのは、例の高島屋のクリスマスケーキの大量破損のニュースでした。高島屋の発表によると、注文数2879個のうち、807個が破損しているということを高島屋の方では確認しているそうです。このニュースが報じられた際には、テレビのコメントの中には、宅配業者の責任ではないか? という話も出ていました。これは裏を返すと、それだけ「高島屋」という屋号は信頼のブランドで、まさかあの高島屋が粗相をするような事はないだろうという考えを多くの人が持っていたのではないでしょうか。

ただ、今回の高島屋の発表した破損個数は全体の販売数の約3割となるので、もし配送業者が粗相をしてケーキが破損したと考えた場合、工場から配送業者(今回はヤマト運輸)が受け取り、全国に発送する前に保存している倉庫で温度が上がって解凍したケーキを運んだか、将棋倒し的に全体の3割のケーキが入ったコンテナをひっくり返しでもしない限り、完全冷凍されたケーキが破損することはなかなか起こらないのではないかと考えられます。ケーキが輸送や保管中に解凍したというのは、残りの7割が破損していなということや、さすがに温度管理がされていなければ、ヤマト運輸が運んだケーキ以外のクール便も同じように被害が出ていたのではないかと思います。普通はそうしたミスがあった時点で報告されるものでしょうから、もしそんな事が起こった場合は、普通はすぐにヤマト運輸から高島屋の方に連絡が行き、ケーキが到着するまでに代替品や返金の対応ができていたのではないかと私は思います。

では、今回の破損の原因は高島屋が言うように本当に原因の特定は不可能なのかと考えると、まだ調査することが残っているのではないか? という気がしてなりません。ここで、大量破損が起こる可能性として箇条書きで挙げてみることにします。

・原因その1 配送業者の不手際
・原因その2 ケーキを監修した方が作ったマニュアルに不備?
・原因その3 ケーキ工場で何らかの人為的ミスが発生?
・原因その4 現場と高島屋との連携不足が連鎖した?

私の考えでは先述の通り1番目の立場を取りませんが、4番目の原因になるかはわかりませんが、気になる事がニュースの中で出てきています。ショートケーキに使ういちごの入荷が非常に遅れたため、冷凍するまでの時間を短くしたという報告がニュースの中でありました。昨年までは2週間かけて冷凍していたものを、いちごがぎりぎりまで手に入らなかったので20~25時間に短縮したというのです。これは、ケーキ監修の方が作ったマニュアルなのか、高島屋の方で工場に指示したのか、ケーキ工場の現場で行なれた事が後で高島屋の方に伝えられた話なのかがわかりませんが、サンプル調査で問題なく短時間でも冷凍されていたといっても、完全に全てのケーキを冷凍するまでの時間としては、足りなかったのではないか?(だからサンプル調査をしてもかなりの数が冷凍できていなかったのではないか)というのが私の考えです。

何をもって20~24時間という時間が出てきたのかはわかりませんが、現在たまたま私はミニ冷蔵庫を購入してそれに保冷剤を入れて固まらせ、固まった保冷剤をクーラーボックスに入れて一部の品物を冷やすということを行なっています。その際、保冷剤の状況によっては冷蔵庫の中の温度は上がってしまって固まるまで時間がかかる場合も出てきます。ケーキの場合は保冷剤以上に固まるまで時間がかかるものだと思うので、一律にその時間で大丈夫なのか? と私はその報道が出た時すぐに疑問に思いました。

ですから、クリスマスまでに配送するためのいちごの手配が最後までできなったことによって昨年まではゆっくりと時間を掛けて冷凍が行なわれ、全く問題がなかった冷凍の方法を変えてしまったため、今回の悲劇が起こったのではないかと私は推測します。どちらにしても、このような大きな事故が起こるのは、どこかで修正して問題を回避するような事が現場を中心にして起こらなかったからと言えるでしょう。過去の大きな事故の原因を考える場合、途中で問題に気付いていれば、ここまでの大きな事故にはならなかっただろうと思われることが調べると出てきます。「いちごの手配は本当に何とかならなかったのか?」「手配がぎりぎりになってしまった際、冷凍時間の変更は誰が指示したのか?」「サンプル調査は本当にきちんと行なわれたのか?」など、その時にもう少しできていれば、これほど大きな問題にならなかったのではないでしょうか。

そういう意味でも、「原因は特定不可能」と言い切ってしまう高島屋のコメントは、企業として最悪なものだと思えます。どんな事でもきちんと公表することによって、「何が悪かったのか」ということがわかり、今後の企業へのイメージも回復するだろうと思うのですが、このままでは高島屋というブランドのイメージはケーキ以外でも同じようにいい加減な調査しかしないと思われてしまいかねません。

そういう意味で言えば、原因ではなく「誰が悪いのか?」という事で言えば今回の場合は圧倒的に「高島屋」という事は言えると思います。もっとも、これを書いた後に、ヤマト運輸が実は荷物を運ぶ際にミスが有りましたと発表すれば今まで私が書いてきた前提が全て崩れてしまうのですが、逆にそうなったらヤマト運輸という会社のダメージは計り知れません。先日、パートの大量解雇で厳しくニュースに書かれたばかりなので、さすがにそれはないと思いますが、今後の報道でなぜこんな事が起こってしまったのかが明らかになって欲しいです。そうしないと、単に一企業だけの問題ではなく、ネット注文をする事自体にもブレーキがかかるような事にも繋がりかねません。ネットでの「お取り寄せ」自体にケチが付くような事にはなって欲しくないので、関係される方にはきちんとした対応をお願いしたいと思います。


高速道路SA・PA駐車場の有料化への流れは場所によっては仕方ないものの道路も駐車も有料とは

高速道路会社は、サービスエリア・パーキングエリアにおける混雑対策として、長期的な方向性として、駐車場の有料化を検討していることが明らかになりました。ニュースによると、一部サービスエリアでは大型車のエリアを一時間まで無料とする有料で利用するような事をテストとして行なっているようです。今回入ったニュースでは主にトラックの駐車エリアについて混雑軽減のために有料化をするということなのですが、個人的には物流業界の働き方改革によって(2024年問題の原因とも言われている)どう利用状況が変化するのかを見てからでも遅くないような気がするのですが。

トラックについては、業務として物流の一翼を担っているわけなので、時間調整をしながら体を休め、事故のない物の運搬を行なっていただけるのなら、一部の本当にマナーの悪いトラック以外については、安心して仮眠できる環境作りを高速道路会社はして欲しいと私は思ってしまいます。もし全国で有料化がされたら、今まで迷惑駐車をしてきたトラックはどこに行くのか。恐らく高速道路を降りて少しでも車が停められる場所に違法駐車してしまう可能性があります。そうした場合については高速道路会社は関係ないわけではありますが、常にトラックの休憩場所として使われる人も出てくるわけで、その辺も十分に考慮していただきたいところです。

といっても、今回の話がニュースになったことで、今後同じように高速道路会社が普通車エリアでも車中泊対策として駐車場を有料化する可能性も出てきたわけなので、今からそうした事に対する対策を考えていかなければいけないと思っています。レジャーで高速道路を使う場合、車中泊前提で出る場合、もし高速道路のSA・PAの駐車場が1時間以上の利用で有料になってしまうのなら、逆に「車中泊・仮眠エリア」を作ってもらえないかなと思います。例えば12時間まで定額でそれほど高くなく、他の頻繁に入れ替わるエリアとの差別化が図れるとしたら、むしろ積極的に有料エリアで車中泊をするようなパターンも出てくると思われます。トイレや食事の目的で駐車場を使う車からすると、待っていれば満車でもそれなりの時間が空きが出るわけなので、うまく住み分けられるような気がします。

今回のニュースにおける批判的な意見として、有料になったら今まではちょっと仮眠を取るくらい運転疲れがある場合でも、落ちるように寝入ってしまうと予期せぬ出費になったり、本来短時間用のエリアで長時間駐車してしまうことでのペナルティが怖くなるので、休憩せずに走り続けることで事故につながるのではという指摘も有ります。

もし、そうした希望が全く叶わないまま全国の高速道路の駐車エリアが有料になってしまった場合は(普通車の場合)、とっとと高速を降りて、事前に調べた、一日以内での利用が格安な駐車場に車を止めて仮眠や車中泊をするように行動を変えると思います。当然、下道のお店の方がサービスエリアのお店よりも色々なものが選べ、安く食べられたりするようになると思うので、下道のお店にお金を落とすような旅の方法に私なら変えるでしょう。現在でも、高速道路では周遊チケットが販売されているので、「乗り降り自由区間」を有効に使って、あえてサービスエリアを使わず高速道路を降りたところで休憩・仮眠を取る事は現在でもできます。

今後、トラックドライバーの仮眠による長時間駐車は、ドライバーの立場に沿って考えていくことが必要になります。今でも高速代を出せずに下道を走らざるを得ないケースもあると聞くのに、さらに駐車料金まで負担するようになったらどうなるのかと思うと、有料化については慎重に考えて欲しいと私は思います。また普通車については、今後の検討結果についての報道を待ちたいと思いますが、今回高速道路会社が駐車を有料化したいとする背景にはそれなりの理由があり、数多くのマナーの悪いドライバーの行動に業を煮やしてこのような実力行使に出てくるのだろうとは思います。しかし、普通に使っているドライバーまで一緒にされるとなると、それはそれでいたたまれませんね。今の大きな混雑するサービスエリアの中には、その場所が目的地になってしまうようなところもありますが、その場所も全て駐車代が有料になったらどうなるの? という事については高速道路会社は考えないのでしょうか。イオンモールあたりにお客を取られるような気がするのは私だけではないでしょう。


お店からの強制キャンセルは結果的にこちらにとっては有難かった新たなトラブルの詳細

前回、ネットショッピングで注文が成立(クレジットカード決済)した後に店側の都合で強制キャンセルされたショックも残っていた中で、新たな問題が生じました。ちなみに、今回のキャンセルの連絡はメーカー直営のショップからではなく、システムを借りていると思われる広域のショッピングサイトからで、果たしてこのショップはどこまで関わっているかはわかりません。ただ、そのキャンセルのお陰で、昨日になって新たに発生したトラブルについて急遽また買い物をすることになったので、その分衝動的に買い物をしそうになった事が無くなったので、個人的にはホッとしているというのが正直なところです。

何がトラブルかというと、今の時期(人によっては遅い)には良くあるもので、年賀状をプリントアウトしようと思ったら一つのインクが出ないというトラブルです。

私の使っているプリンターはCANONのG5030というプリンターで、大容量インクを継ぎ足しながらコストを下げての印刷ができるというものなのですが、黒印刷は問題ないものの、なぜかマゼンタインクのみが出なくなってしまったのです。

ただ、他のインクジェットプリンターとその仕組みは変わっており、プリンターのヘッドはHPプリンタのような形をしているものの、インクは入っておらず、注入したインクタンクからヘッドを通って印刷されるような形になっています。クリーニングを繰り返しても状況は改善せず、念のためヘッドを外してみたところきちんとカラーカートリッジからは3色のインクが出ていることを確認できたのですが、何度テストパターンを印刷してもマゼンタの出が悪いことが続いてしまっていました。

ただ、私がこのプリンターを購入した一つの理由として、ヘッド関係のトラブルが出た場合には、新品のヘッドが安く出ており(カラーヘッドカートリッジは二千円弱)、交換も簡単にできるということがありました。今回あわててすぐに送ってくれそうな大きなネットショッピングサイトでカラーヘッドを注文したところです。

今回のトラブルは、どちらにしても避けられないものだった可能性が高いので、もしキャンセルになった契約が成立してしまっていたら、年末にさらなる金銭的な負担が出ることになっていました。安いものとは言え予定外の出費なので、比較的高額だった商品がキャンセル扱いを受けたことで、それほど自分自身の負担が出なくなったのは良かったと捉えるべきでしょう。

それよりも問題なのは、毎年毎年、年賀状をプリントアウトして出すタイミングがぎりぎりになってしまうことです。このトラブルも、早くからヘッドを交換していたら起きませんでしたし、すでに年賀状は出せていたかも知れません(年賀状の内容はすでに用意済)。

来年は、いざという時に備えて、黒とカラーの新品のヘッドを改めて安い時にでも買っておくことを誓いながら、年賀状の印刷のために注文したカラーヘッドが届くことを祈っています。皆さんも私のような失敗を起こさないように、事前にプリンターの動作確認をした上で年賀状の準備に入ることをおすすめいたします。


もはやネットショッピングで激安を追い求める場合に避けて通れない「販売店都合の注文キャンセル」

2023年の最後のネットショップ利用になるかと思っていたものが、販売店側から一方的に注文キャンセルを喰らいました。ものについては詳しく説明しませんが、恐らく業者がAmazon・楽天・ヤフーショッピングなど多岐に渡って出品している中、マイナーな販売チャンネルの同社直販(一応メーカーの直売店です)で値下げして他のサイトではすぐに材庫がなくなったのに残っているのを発見したので、きちんとクレジットカードの登録までして注文を起こしたのですが、翌日「注文キャンセルのお知らせ」という題名のメール一通でキャンセルとなってしまいました。

こういったことになるのは久しぶりですが、恐らく私が見付けたマイナーな販売チャンネルのサイトにある商品ページを消したり直さないでそのままにしていて、元から売り切れてしまっていたということが想像されます。ですから、この件についての怒りというものは全くなく、買えなくて残念ということはあるものの、衝動的にポチってしまって「また無駄遣いを」と思ったことも確かなので、年末に向けてほっとしたというのも正直なところあります。

ちなみに、私は独自に販売情報を仕入れたのではなく、安売り情報をまとめてあるサイトからその情報を入手したのですが、一昨日の夜に購入手続きをして、昨日改めてそのサイトを見たら、その情報自体が消されてしまっていました。これを見た時点で何かがおかしいと思ったので、恐らく安売り情報を出すサイトの方でも、この情報を元に注文しても販売店側のキャンセルを食らうことは確定的だったので急いで情報そのものを消してしまったのだと思われます。

ただ、今回はキャンセルの連絡が入る前にクレジットカードから決済が終了したという情報メールの方が先に来ていたので、お金だけはきっちり取って、自分が間違えたら要件だけのメール一通かという感じはしました。こういうことは良くあることなので、それ自体で販売店がどうこうということはないのですが、やはりマイナーサイトの販売店よりもメジャーなところを使うのが良いかなとも思ったりします。

まあそれでも、通常より安く欲しいものが買えるということは嬉しい事です。今年はそれとは違いますが、Amazonで自分が欲しいものの安売りをしているというネットからの情報を受け、通常価格よりも半額で売られていたので「これは買うしかない」とページから注文しようとしたら、すでに予定数は完了していたようで、Amazonの場合は本家が売り切れた場合、同じ商品を出品している業者の商品(当然金額も違う)が買えたものの、価格は当然高くなっていて、スペシャル特価に間に合わなかったということになります。

まあ、こうして買える時、買えない時があるから面白いとも言えますので、買えなかったものもウォッチは続け、再びセールになるのを待ちながら来年も新たなレビューができるように、良い買い物をしていきたいと思っています。


スマートフォンを単なる「道具」と割り切れば中古品を利用しながら中古市場を活性化しても良いのでは?

2023年を総括するような時期に入ってきましたが、今年はスマートフォンは楽天モバイルで1円で売っていたRakuten Hand 5Gを新たに買ったくらいなので、全くスマホにはお金を使いませんでした。ただ、今後はキャリアがスマホを売る場合の割引について規制が入るので、そもそも安く買えなくなる可能性もあるので、今使っているスマホを新しくする場合にはどうすれば良いのか? ということを考えてみたいと思います。

今年はスマホは買いませんでしたが、パソコンは複数台購入しました。とりあえず、本体の故障がなければ長く使えそうなWindows11が入ったMiniPCを買い、そのパソコンをリモートで動かすために格安のChromebookを買いました。2台の合計は4万円弱といったところで(実際はOfficeソフトを購入したので5万強といったところか)、ハードの価格だけで見るなら、この金額で新品のスマートフォンを購入したいと思っても、いわゆる廉価版のスマホしか買えず、新しいiPhoneやハイグレードのスマートフォンはあえて購入しようとすら思いません。

というのも、今年は毎月の電気料金削減を目指し、テレビの代わりに使えるモバイルモニターと単体のテレビチューナーを買い、さらにはいざという時の事も考えてポータブル電源にソーラーパネル、さらにはポータブル電源で十分使えるミニ冷蔵庫などを購入しましたが、それらを全部合わせても10万円には届かず、先のパソコンと合わせても15万円くらいで、これが新しいiPhoneと同じくらいの金銭的価値になるというわけです。そう考えると、そこまでしてiPhoneを求めない方が、色々な生活を豊かにするものが今後も入手できそうなので、今後スマホを入手する場合の考え方を変えることにしました。

今までは、回線契約を頻繁に乗り換えることで端末を安く購入するような事をしていたのですが、現在の回線状態は本当に何か画期的なプランが出て来ない限り、今の契約を変えるつもりはないのでスマホを回線乗り換えで安く購入できないだろうと思います。機種変更での購入に至っては、金利手数料なしの分割払いになってしまうだけなので、それならきちんと評価の定まった中古のスマホの程度の良いものを買うようにした方がいくらかマシだろうと思います。

購入の方向性としては、いわゆる回線乗り換えが条件で格安でスマホが販売されるような事があった場合、普通の場合はそのスマホをずっと使うと思いますが、中には格安で購入したことで、それをそのまま中古販売店に持って行って自分が購入した価格よりも高く買ってもらうことで利ざやを稼ぐような事をする人もいます。逆にそうして売られたであろう、中古として市場に出ていたとしてもほとんど使われていないものがあります。あるいは格安だと思って飛び付いたものの、自分の使い方に合わずに売られてきた程度の良いスマホを中古品とはいってもほとんど使われていないものも手に入ります。

個人的には2万円台でそいうした程度の良い中古品を入手し、長く使えればそれで良し、もし落として壊してしまっても、その際に買い替える際の負担は少なく済みますし、あえてスマホの補償に入らなくても気楽に使えます。一台のスマホに愛着を持つのも悪いことではないとは思いますが、私が考えるにあくまでスマホは生活を便利にするための道具であり、自動車と一緒で使えるものなら中古で売られているものでも構わないというのが、ここのところ高くなっているスマホをわざわざ新品にこだわって長く分割契約をするくらいなら、その差額で来年ももっと自分の生活や旅に関するものを買った方が良いのではと思っています。

私自身はそれで十分なのですが、ガラケーからスマホに変えた人たちが、さらにスマホの機種変更をするような場合に、キャリアに縛られて定価に近い価格の分割で買わされるか、サブスクタイプの毎月お金を出して借り、期間満了したらまた同じようにお金を出して新しい端末を借りることを続けて回線の束縛から逃れられないような状況が出てこないように中古ショップが広まって欲しいと思っています。スマホを扱う中古ショップがもっと一般化して、回線のことがわからない人もお店で相談することによって格安の回線に中古スマホを組み合わせてリーズナブルにスマホが使える方法をお店で完結させてしまうような事ができれば、そうしてスマホを使っている人の通信費は確実に下がり、その差額を自分の生活を豊かにすることに使えるようになるでしょう。

私の知人でも大手キャリアからサブキャリアに移行することで月々の通信費は安くなっている傾向にはありますが、パソコンと比べてもそれほど長く使い続けることができないスマホに結構なお金を掛けてしまっています。もちろん、スマホ一台であらゆる事をしたいと思えば、スタンダードタイプではなく高性能なものが欲しくなります。高額な価格に見合うだけの使い方をするのであれば、それ自体が生活を豊かにするものであるので、それはそれで素敵なことです。ただ、スマホ自体に掛けるお金が何だかもったいないと思っている方であるなら、基本的にシムフリーの中古スマホに乗り換えるということも考えた方が幸せになれるかも知れません。


JR東海ツアーズが静岡駅での営業を終了したことによって変わってくるところ

旅行関連の事でもインターネットでチケットを買えるようになり、ほとんど旅行代理店に行くことはなくなっていたのですが、それでも出掛けることがあったのが、「ぷらっとこだまエコノミープラン」を販売しているJR関連の商品に強い「JR東海ツアーズ」でした。静岡駅構内に営業所があり、みどりの窓口とは別にJRの乗車券券・特急券・グリーン券などを買える窓口も併設していたので、みどりの窓口が混雑している場合にはあえてJR東海ツアーズの窓口の方へ行ったりしていました。

しかし、今年いっぱい(12月20日)で静岡駅構内の店舗の営業を終了ということになりました。なかなか旅行商品を買わず、ぷらっとこだまだけで利用していたので、そこまで影響はないものの、他の日帰り旅行商品にも面白いものがあったので、実店舗が失くなるというのは不便な点もあります。

というのも、ホームページ経由でもぷらっとこだまエコノミープランのチケットや、旅行商品は購入できるものの、宿泊をともなうプランに置いては、駅にある券売機で出力することができず、郵送にてクーポン券などが送られてくるように変わるため、どうしても申し込みをするのにある程度時間に余裕を持って申し込む必要があります。

ネットを使っての料金決済はすぐにできるので、ぷらっとこだまエコノミープランの場合は購入期限ギリギリでも券売機から乗車クーポンおよびドリンククーポンをすぐに受け取れるので、飛行機の予約のように使えるのは、個人的には嬉しい事です。ただ、目的地までこだまを利用して目的地の宿泊がセットになった旅行プランについては、申し込んでからチケットを受け取るためには郵送(信書になるので郵便になるそう)で受け取ることが必要になるのだそうです。

もし、日帰りではなく泊まりで安く交通費コミのプランをすぐに何とかしたい場合には、新幹線のチケットとホテルを別々(ホテルの方はJR東海ツアーズ以外の方法で)に押さえることになるでしょう。もちろん、時間に余裕があって事前にチケットを受け取れるならそのまま申し込んだ方が、一つの予約だけで済んでしまうのはもちろん、その他に特典などもあるので良いとは思うのですが、郵送することでその分手数料がかかったり、届くまで時間がかかったりするような事があると、今までは同じようにネットから申し込んでも店舗の方に直接受け取りに行くことができていたのと比べると、やはり利便性は落ちてくるような感じです。

ただ、こういったことはもはや仕方ないことでしょう。今後お願いしたいのは、こうした旅行商品についても電子チケットでスマホの画面を見せればホテルにチェックインできるようにしたり、もっと言うと、ぷらっとこだまエコノミープランにしても、今後出てくるであろうQRコードをかざして通ることのできる改札用の新たなシステムができてくるなら、むしろ利便性の方は上がるようになるわけで、まだ技術的な事が追い付いていない時に店舗が無くなってしまうということは残念です。

このように、世の中のあらゆることをスマホを使ったネット通信によって行なうような社会インフラを考える場合、一つ抑えておかなくてはいけないことがあります。バーコードやQRコードを出し、それを使って決済するためには最低限どのくらいの速度が必要なのでしょうか。最近、私はデータ通信に使っている回線を高速と低速が切り替えられるIIJmioのデータプランに変えました。通常は低速にしてプッシュ通知などで無駄に高速クーポンが減るのを防いでいるのですが、そのままの速度(大体200kbps台)でウェブサイトを表示しようとすると、すぐに表示されないでイライラすることがあります。

決済作業をスマホを持っている前提で標準化しようとするなら、いわゆるモバイル通信の「低速」の定義を変え、平日や休日、さらには時間とは関係なく少なくともQR払いがストレスなくできる速度を各回線事業者が考えて使えるようにするか、今までの低速でも十分実用になるシステムを提供するなど、高いプランを契約していないと満足に決済自体ができないような状況を改善するように考えていただきたいものです。

すでに十分低速でもできるようになっているということでしたら良いのですが、今のモバイル通信の業者の中には、低速の128~200kbpsで一定量の通信をすると、さらに通信制限をして速度を落とすようなシステムで運用しているところもあります。個人的には全くオプションを付けないpovo2.0の速度(60kbpsくらい)でもすぐに使えるような決済アプリでないと、今の状況でも安心してメインの決済方法として使えないと思います。さらに言うと、ある程度低速回線の中で表示に時間がかかることがわかっている人ばかりなら問題にならないと思うのですが、月額の安い高速クーポンが少ないプランでスマホを使っている方が、高速クーポンを使い切ったことに気付かずに決済しようとした場合、スマホが壊れているのか? と誤解させるような表示の遅れが出る場合、その決済方法はその人にとって「使えない」と思われてしまうということです。

これから、世の中のほとんど全ての人がスマホを使うようにたってきて、それが生活にとって必要になってくればくるほど、スマホの性能やネット速度の遅さというものに左右されずに使えるシステムないしシステム内で快適なスピードで常に使えることが求められてきます。最初に書いた静岡駅構内の旅行代理店について、主に利用していた人の中には当然スマホを使いこなすことをしてこなかった人たちや、ガラケーを主に使った人も含まれているでしょう。そうした人にも、実店舗がなくてもスムーズに今までと同じサービスを受けられるような社会であって欲しいと切に思います。


地震と「震災」の違いを「関東大震災」を記録したテレビプログラムを見ながら実感したこと

先日、今年の9月に放送されたものの再放送で、関東大震災についてのニュースフィルムを高画質化およびカラー化したことにより、より深く理解できるNHKの特集を見逃し配信を使って見ることができました。本放送(再放送を含む)から一週間あるので、気付いてしまったと思っても多少猶予があるのは有難く、そのおかげで今回震災について書くことができます。

私が最初に関東大震災について知り、ある時には旅先でたまたま宿を経営されていた方が幼い頃に震災を経験したということで、その様子を伺ったことも有りました。ただ、その方は当時横浜で震災に遭ったということだったので、今まで知っていた東京以外での被害の広がりについて知ることはできましたが、震災の話としては地震の様子などしか聞くことができず、そんな感じだったんだなあと思うだけでした。

しかし、その後に関東大震災で多くの人が亡くなった原因は火災によるものだということがわかり、さらにその火災の規模が尋常でなく広く、さらに言うならまだ日本ではラジオ放送が開始される前に起こったことだったので、誰もどこで何が起こっているのかということについては新聞で知るしか手段が無く、そのためにどこにどのくらい被害が出ていて、かなり広範囲に火の手が上がっていることを知らなかった人が多かったことで、逃げ道を失って被害に遭われた方が本来の地震で被害に遭った方よりも断然多かったということを知りました。

今回のテレビプログラムでは高画質化・カラー化したことにより、かなり画象にリアル感が増し、100年前の出来事であったことを忘れるくらいでした。それと同時に、当時の人々の様子がタイムラグが無いような感じで現実感があり、同じような状況下で自分は生き残れるのか? という疑問も湧いてきました。当時と比べると、ラジオ・テレビだけでなくインターネットから情報も取れるので、いくらかはマシかとは思うのですが、それでもパニックになって逃げる人と一緒に群衆事故のような状況になってしまわないとも限りません。

今回のテレビプログラムを見てわかったのですが、関東大震災は「地震」だけでなく「火事」だけでもなく、さらに恐ろしい生命の危険が二重にも三重にも庶民を襲った災害であったことがわかりました。まず、当時の人々は借家住まいで耐震性のある住居に住んでいなかったので、家を失くした後には大八車や手に大きな荷物(布団や生活用品)を持ちながら避難していたのですが、その多くの荷物が往来を通りにくくさせ、さらには当日の強風による飛び火が布団に燃え移るなどして、火事が広がる原因にもなってしまいました。現在でも大きなリュックを背負って逃げようとする方はいると思いますが、個人的には満員電車に乗るくらいの混雑に遭遇しても大丈夫なくらいの荷物だけを持って逃げることの大切さを感じます。また、地震や火事でなく人が集まってその中に入って圧迫されて生命の危険を感じるような事にならないように、冷静な判断をすることも必要になってくるでしょう。

そして、火事が沈下しても、今のようなネットによる情報収集ができる時代になっても、様々な噂やフェイクニュースの類が出て人々は疑心暗鬼になることは十分にあり得ると思いました。動物園から猛獣が逃げ出したという噂は関東大震災でもあったと言いますが、同じ噂でも写真を入れることによって熊本での近年の地震でも同じような噂が広がるとは思いませんでした。また関東大震災の時には当時朝鮮半島から日本にやってきている人が、自警団のターゲットになってしまいましたが、現在の日本はさらに多くの国から人々がやってきているので、単に同胞が心配で集まっているだけなのに、それを自分に対して何か集団でされるのではないかという不安を、そのまま口に出したり、SNSに投稿すろことによって、今でも後から考えれば何の落度のない人に対してひどい行ないをしてしまう事が起きる可能性は0ではないような気がします。逆に自分がそのような対象者に間違われてしまう可能性だってあるのが、こうした人の噂の恐しいところです。

そもそも、関東大震災の際にはかなり早い段階で警察庁の建物が焼けてしまい、東京の警察の活動ができなくなってしまい、戒厳令が敷かれたため、軍による支配が行なわれることになったのですが、そこでも何が正しい情報なのかをわかっていた人は少なかったことが、本来の地震・火災とは全く関係ない悲劇が起こってしまったというところもあるとは思います。そんな事は現代では起きないとは思いますが、局地的にはどんな事が起こるかわからないのが恐いことには変わりありません。大事なのは、やはり大きな地震や火事に遭遇した人々の中にはパニックになってしまって正常な判断ができなくなってしまった人が多くいたということなので、自分は決してそうならないように冷静に行動し、行動するための情報はきちんと複数のメディアで確認するくらいの事はしたいものです。


ダイハツの不正報道を受けて思い出す「センターピラーレス車」の安全性は大丈夫なのかという問題

ダイハツ車の自動車販売における不正発覚の問題は、普通に考える以上に深刻な問題をはらんでいると言われ、今後メーカーはユーザーにどうやって内容の改善を行なっていくのかということが気がかりなのですが、個人的なイメージとしては私はあまりダイハツの車については悪いイメージはありませんでした。

以前は、主にスズキの軽自動車に長く乗っていましたが、スズキの車は車価が安い見返りとして部品自体の壊れやすさがあるという話がありました。例えば、パワーウィンドウを操作するレバーが折れるといったトラブルがあって、そんな時はスズキでなくダイハツの同車種にすればという話を聞いたこともありました。

これも本当かどうかはわかりませんが、客観的に言えばスズキは他社と比較して何とかコストダウンをしても安い車を出すという傾向は確かにありましたので、そうしたトラブルを避けるためにはダイハツを選ぶというような考え方もかつて私の中にあったことは確かです。しかし、まさかきちんと試験をしないでそのまま製品化をするような事が普通になっていたとは、特に安全性をないがしろにしているというエアバッグの話などが出ているので、今回はかつてそんなダイハツの車に感じた「不安」について語ってみたいと思います。

具体的には、ダイハツの軽自動車の中でも売れ筋の「タント」で、車からの乗り降りをしやすくするために採用された「センターピラーレス車」の存在です。サイズの小さい軽自動車にとって、4ドア車の場合ドアの大きさも小さくなるので、乗り降りがしにくいというのが普通なのですが、「タント」では前後の座席の間にピラー(柱)を付けていたのを省略することにより、前席のドアを開け、後席のスライドドアを開けばかなり広い乗り口を確保できます。

それはそれで便利なのですが、もしピラーのない側面から衝突を受けた場合、乗車中の人間の安全性はどうなっているのか? と普通は考えます。当時は、ピラーのない代わりに通常の鋼材よりも強くて軽いハイテン材を配置し、強席を確保しているという説明がありました。また、ピラーのないのは助手席側だけなので、左右の鋼材の重さが違う中で車の直進性は大丈夫なのか? という心配もありましたが、これもダンパーに左右で違うものを配置することによってバランスを取っているという説明がありました。

ただ、今回のニュースを見てしまうと、このようにメーカーが説明するピラーレス車を量販することについて行なった車の改良が、正しく機能しているのかどうかというのが改めて説明を求められるのではないかと思ってしまいます。私の知り合いでも数年前に新車でタントを購入して現在も毎日乗っている人がいるので、もし同じような他車の車に乗っていれば大丈夫だったのにといような事故があったらどうするの? と心配してしまうのですね。

今回挙げたのは数多くあるダイハツの車種の中でも「タント」一車種だけの話ではありますが、モデルチェンジをした際にすら気になったことだったので、メーカーにはこの件について安全性の検証をまずやってもらい、他社の同じような車と比べて安全性に疑問が出た場合には、特にきちんと対応(恐らくリコールでは何ともならないと思うので他社の中古車に買い替えられるくらいの金銭的な補償までする必要があるのではと思うのですが)をしてくれないと、毎日乗っている人にとって不安は消えないのではないかと思います。

今後、ダイハツについて色んな不具合のニュースが出てくると思いますが、そんなわけで私は「タント」の「センターピラーレス車」の動向についてマスコミの方々にきちんと取材をしていただけることを希望します。そして、過去の事故についてもしっかり検証して欲しいと思います。願わくば、タントの側面衝突に対する安全性能が他社並みと認定されることを願っています。