月別アーカイブ: 2018年3月

東京~名古屋間を深夜利用する場合「東名」「新東名」どちらがいいか

車中泊を前提の旅行を考える場合、車中泊になるシチュエーションは大きく分けると2つあるのではないかと思います。日常生活での就寝時間を守り、いつも寝ている時間より前に車中泊場所に到着して、日付が変わる前にはもう車内で就寝し朝早くから改めて移動するようなパターンが1つ目です。もう一つは夜通し走るつもりで深夜から未明まで移動し、このままでは限界が来ることを自分で確認して初めて仮眠のために車中泊をするというパターンです。

今回は特にこの2つ目のように、深夜でも構わずに高速道路を移動するような方にとっての興味深いニュースがありましたので、紹介させていただきたいと思います。中日本高速道路と遠州トラックは、新東名高速道路の浜松SA隣接地域に、長距離トラックドライバーのための中継物流拠点を共同で整備することを発表したのです。

具体的には下りSA西側の中日本高速道路所有の土地に30台分の新しいトラック駐車場を整備し、入出管理のゲートを使って出入リできるようにし、遠州トラックがその物流拠点を運営・管理するというものです(1回の利用について500円~800円の利用料を想定し、自社以外の運送会社にも利用を打診しているとのこと)。

もしこの試みがうまく行くようになると、それまで大阪から東京への荷物を運ぶ場合、一人のドライバーが往復することになっていたものが、東京や大阪のドライバーは浜松で折り返して帰ることができるようになり、仕事の「日帰り度」が増すということになります。これは、トラックドライバーの負担を軽減するだけでなく、新たに労働力として働き手を求めたい運送会社にとっても、現場の仕事時間を少なくできるため新人に応募してもらいやすいというメリットにも繋がることが期待されているということです。

一般ドライバーにとっても、深夜のトラックの数が減る可能性もありますし、過去に起こった悲惨なトラックの居眠り運転が原因となる事故に巻き込まれるような事も起こりにくくなる可能性があります。さらに、中継拠点が新東名の浜松SA付近にできるということになると、どうしてもその付近にはトラックが集中するということがあるので、普通車はその区間では新東名を避けて東名高速の方を走行することで、運転中もSAPAで休憩する時も、トラックに囲まれるようなことも少なくなる可能性も出てきます。

運送業者のドライバー確保についての取り組みは、前のトラックに自動運転でついてくるもう一台のトラックとの2台体制での荷物運びなんてことも考えられているようですから、本格的にレベル3(高速道路での自動運転まで)の自動運転車が市販されるようになった場合には、こうした拠点がもっと広くなれば浜松が日本のトラック運送の貨物ターミナルとして集まってくることも考えられます。もっとも、それが普通になれば全国の他の高速道路でも多くの中継物流拠点ができることで、地元のドライバーが運転して運ぶ範囲が狭くなり、全国的なトラックドライバーの負担軽減につながってくるといいのにと思います。

このニュースによると、早ければ今年の夏から営業を開始するということなので、普通車で旅行を考えておられる方は、この中継物流拠点のオープンによるトラックの流れの変化についても頭の中に入れておくとスムーズな深夜移動ができるようになるでしょう。

使い古しのスマホは車載用に転用しよう

現在私の車にはスマホをダッシュボードの中央に設置することができる吸盤付きのホルダーを付けていて、以前使っていたGoogleのNexus5を走行する際にはセットしています。基本的には車に乗る時以外には使わないのですが、格安SIMの中でも一番安いと思われるロケットモバイルの神プラン(月額税抜298円)のSIMを入れています。

このSIMは低速専用ながらデータ量については無制限なので、今まではBluetoothスピーカーと連動させてradikoやアマゾンプライムミュージックなど、通信しながらストリーミング配信されるものを流しているのですが、動画はともかく音声ならばかなり調子良く聴くことができるので、このセットはそのままに使っています。

そんな話を友人にしたら、かなり食いついてこられました。なぜかというと、車に乗る時にしか使わないアプリを導入したことで、車に乗っていない時にもそのアプリが悪さをしてスマホの電池消費がひどいというのです。何のアプリなのかと聞いたら、教えてくれたのが今テレビでもコマーシャルをやっている「おとなの自動車保険」に加入していると希望者にもらえる「ボタン」のような機器とBluetoothでつながり、位置情報やコールバックを自分の携帯やスマホにしてくれる専用アプリなのだということでした。

こうしたアプリは常にスマホと連携しているから事故などの緊急時に役に立つものであるので、アプリを切ってしまっているのを忘れてそのまま運転していて事故を起こしたらあまり意味のないものになってしまいます。ちなみに私のNexus5は車に乗った時に電源を入れると自動でBluetoothスピーカーと繋がるようにセットしてあるので、恐らく自動車保険関連アプリと外部機器との連携も同じようにできることでしょう。さらに車内ではシガーソケットから電源を取れるようにしてあるので、電池消費についてあまり気にする必要もありません。当初はカーナビをNexus5で行なうために設置できるホルダーを置いたのですが、日々の運転ではカーナビを使うことはありませんし、音楽用として使うだけに今はなっています。

ただ、今後こうしたメインで利用しなくなったもののまだ十分に使えるスマホがあるのなら、車内に固定できるホルダーとシガーソケットから電源を供給できるアダプターを揃えて、車だけで使うスマホというものを作るというのは結構面白いです。

というのも、私のNexus5ではできませんが、ワンセグ付きのスマホなら車載テレビになりますし、カーナビやカーステレオの代わりとしてだけでなく、アプリを足すことでドライブレコーダーとしても使えるという、一挙両得以上のメリットを生み出すものとして多くの可能性が広がります。

スマホを様々な機器の代用にするメリットとして、例えばドライブレコーダーで撮影した動画をパソコンで使えるようにしたい場合、使い慣れたスマホからなら簡単にBluetooth経由で他の機器に動画を飛ばしてもいいですし、Wi-Fiを使っていったんクラウドにアップしたものを複数の機器で見たり保存したりすることができるようになります。専用品と違ってホルダーから外せばすぐにスマホとしても使えますし、もしメインのスマホを旅行中に壊してしまってもその代替機として使えるというのも車での旅行にとっては心強い事ではないかと思います。

もし適当なスマホが余っていないという場合、海外メーカーのSIMフリースマホで安いものを車載用に購入して使うとか、いろいろ手はあります。すでに持っている方は私のようにロケットモバイルの神プランでできるだけ安く使い倒すのか、それとも何とかYoutubeやAbemaTV、DAZNまで見られてしまう低速モードを持つOCNモバイルONEのデータ用SIM(一番安い一日110MBプランで月額税抜900円)にするのか、利用頻度と何に使うのかによって変わってきますが、今まで一台のスマホで全てをやってきた方であれば、車用の新たな通信プランを増やすことによって、現在契約しているプランを見直すこともできるので、その点でもよりよいMVNOの活用の仕方を考えられるようになるのではないかと思います。

というのも、何も車用に用意したスマホは常に車の中に入れておかなくてもいいわけですから、外出時に今までは音楽や動画を含めて全て一台のスマホで行なっていたのが、二台目のスマホに入れるSIMのプランによっては音楽や動画についてはそちらに集中させた方がいいということになるので、メインのスマホでのネット接続がSNSとメール、ブラウジングくらいで収まってしまうようになると、今までのプランから高速通信の容量が少ないプランに変更しても何とかなるかも知れません。変更後のプランとの差額によって二台目の契約をどこにするかということを考えてもいいでしょう。一台使わないスマホが余っている方は、基本車用というスマホを検討してみてはいかがでしょうか。

ロケットモバイル

OCN モバイル ONE

車で空港利用するという考え方

私の地元静岡県には静岡空港という一応立派な空港があります。この空港の最大の特徴は駐車料金がかからないということで、以前沖縄や長崎に飛行機で行った際に利用した時には、空港前のいい場所に車を停めてすぐ飛行機に乗り、帰りも車まですぐだったためかなり楽に帰ってこられました。ただ、一つ問題があり、それはいわゆる格安航空会社が乗り入れていないということで(^^;)、最近は近くにある空港であるのに使う機会がないまま時が過ぎてしまっています(ちなみに、過去に静岡空港を使った際はクレジットカードを利用して貯めたマイルで航空券に交換して行きました)。

そんなおり、用事でどうしても沖縄に行かなければならない事ができてしまいました。普通沖縄に行くというとリゾートを想像すると思いますが、私と沖縄というの用事を済ませてから現地の仲間内で夜通し飲みまくってその日が終了するのが朝方までかかるので、ほとんど観光らしきことができないということになるのが常で、青い海の印象は実はありません(^^;)。それでも、しばし非日常の気分にひたれるのは楽しいものですが、問題になるのが今回は離島まで行く可能性があるので、沖縄まで往復するコストをできる限り抑えるということです。

まだ旅までには日があり、日程的にはゴールデン・ウィークを避ける方向でいるので、普通の時よりは安くなるものの静岡空港から那覇空港までだとANAの早割を使って片道1万4千円前後といったところです。これで駐車料金が0円なら十分安いとも言えますが、他の空港からの沖縄便の格安を見ていくと、LCCの利用を前提にすればさらにこの金額の半額くらいでセントレア発(中部国際空港)なら期間限定で静岡空港からさらに半額で行けるチケットもインターネットで検索すると出てきます。

しかし、その内容をよく見るとセントレア午前6時発のスカイマーク便だったりするので、通常で静岡から朝6時に出るように出発する公共交通機関がありません。そうなると、静岡からセントレアまで車で行くかということになるのですが、残念ながら空港の駐車場は有料になってしまいます。

駐車場の料金は1日ごといくらという形で空港直営の駐車場は普通車 24時間¥1500、5日目以降30日迄一律¥7500という風になっています。民間の駐車場では24時間¥1000というところもあるようですが、現地にどれくらい滞在するかでお得かお得でないかということが決まってくるように思います。

ちなみに、そうした駐車場の一つにビジネスホテルチェーンの東横インが運営しているところがあり、公式ページからの宿泊を予約することで240時間(まるまる10日間まで)は駐車料金が無料で利用できるという特典があるそうです。会員では一泊5000円くらいで泊まれるので、前日ゆったり入って早朝すぐ出発なら前日ホテル泊というパターンも良さそうです。ただ、最近はどこの格安ホテル利用でも同じでしょうが、海外からの観光客が多く利用している可能性が高いので、しっかり寝たいと思っていても寝られない可能性が(ホテルのせいではありませんが)あるということもネットの口コミを見ているとありそうです。夜中に出発して東横インの駐車場だけ利用する場合、駐車料金は一日1000円×日数なので、3泊4日までならホテル利用なしの方が安くなるということになります。

まだ正式な日程が決まっていないので予約もまだできない中、日々チケットの価格は変わっていくので、状況によってはセントレア発ではなく静岡発の飛行機を利用する可能性もありますが、よほど何かない限りは、やはりセントレアまで行く方がいいかなとも思えます。というのも運賃の安さ以外にも、那覇から出る飛行機は静岡空港行きというのはかなり限られた便数になりますし、もし何かのトラブルで帰りの飛行機が出ない場合にその日のうちに帰ることができる代替便が手配できなければ翌日以降のキャンセル待ちにするにしても便が限られているとなかなか大変だと思えるからです。

便数を考えると羽田まで行って乗った方がいいのかも知れませんが、羽田に車で行って置いていくことは考えたくないですし(^^;)、距離的にはセントレアの方が少し短いかも知れないので、今回はセントレア発にこだわり、「パーク&飛行機」というパターンの移動でできるだけ交通費を浮かす方法をこれから考えていきたいと思います。

電気自動車の電池問題に朗報も

今回紹介する電気自動車に限らず、ガソリンや軽油で走る自動車やバイクについても、バッテリーの管理というのは大切です。たまたま昨日、だましだまし使ってきた原付のバッテリーがついに寿命になってしまいました。車の場合はセルが回らなくなったら走ることができないので充電するなりバッテリー交換をすると思いますが、バイクの場合セルが使えなくなってもキックでスタートできるのでここしばらくは発車する時にはいちいちスタンドを立てて足でエンジンを始動させて動かしていたのですが、ここ数日間はしっかりとエンジンが掛かって走ることができるもののダッシュボードの液晶表示が突然消えてしまったり、ウィンカーを出しているのに点滅しないなど、このまま運転していては事故を引き起こす可能性すら感じてきたので、なじみのバイク屋さんでバッテリーを交換してもらいました。

バイク屋のおじさんは小さなバッテリーなのに自動車のバッテリーより高くて済みませんねと言ってくれましたが、私のバイクに合うバッテリーはそのお店でおよそ6千円でした。確かに軽自動車用の安いバッテリーなら5千円くらいでもありますが、それでも十分に便利な原付を乗り続けるために必要なものなら費用負担も大変ではありません。バッテリーを載せ替えて改めてセルでエンジン始動できるようになりましたし、これからはバイクに乗るにも良い気候になってくると思うので、安全に気を付けつつ、原付にも乗って行こうと思っています。

さて、今回の話は同じバッテリーでもその交換費用に一体いくらかかるのか? と思われる電気自動車のバッテリーについての話です。日本での電気自動車として今も多くの数の車が走っているのを見る車種は、恐らく日産の「リーフ」だと思います。調べたら最初に発売されたのは2010年で、今年で8年目となります。日産ではそんな発売当初から乗っているユーザーのために、リーズナブルにバッテリーの交換ができるサービスを始めるということがニュースになっていました。興味のある方はこのサービスを行なう株式会社フォーアールエナジー社のホームページも合わせてご覧下さい。

https://www.4r-energy.com/

その記事によると、新品の電池は交換するのに工賃込みで65万円もかかるそうなのですが、5月から始まる新しいサービスは純正の80パーセント位の容量にまで回復させた中古の電池(?)に交換することでいいなら、30万円プラス工賃で済むとのこと。工賃がいくらになるかはわからないものの、今後もこのサービスが継続されるなら日産の電気自動車に乗っている人達が10年以上電気自動車に乗り続けたいような場合、65万円÷7年で約9万3千円/年くらいを考えなければならないところ、その半分くらいの毎年の用意で済むことになります。工賃がいくらかは正確には出ないので、新車で電気自動車を購入して、電池の劣化が進んだ時に安いコースで電池を換えると仮定すると、年間5万円を電池交換のために7年積み立てるとして、月にすると4,167円くらい(新品交換の場合はその倍くらい)を見ておけばいいということになります。

となると、リーフの場合は自宅や充電スポットで充電を繰り返しつつ、遠乗りはしないで近郊を乗るような形でガソリン代を月4,000円も平均して使っているかどうかが今後、電気自動車を使う上でのボーダーラインになっていくと思われます。ただこれは初期型リーフに関しての話なので、新しいe-powerのノートやセレナはガソリンを発電に使うのでさらに計算がややこしくなります。それでも、e-powerの車が中古車市場に出回ってくる中で同じようなサービスはメーカーの方でも行なってくれる感じもします。紹介した中古電池というのは2010年に発売されたリーフの電池の容量であるので、今の電気自動車はさらに高容量で長い距離を走ることができるようになっていると思うので、もう少し高くなる可能性もあります。もし、それこそ中古で30万円の電池がそのまま現行のノートやセレナにも載せられるのなら、そこまで高額の負担にはならず、個人として電池の交換をしてまで乗らなくても、電池が劣化したe-power搭載の中古車を業者さんが安く買い叩き、中古のバッテリーに載せ替えてリフレッシュ車として売るという未来の状況も見えてきます。

そうなると気にかかるのは、電気自動車のモーターがどのくらいの走行距離まで安定して走ることができるのかということですね。ただ、日産のディーラーで扱われる電池交換した中古のe-power搭載車なら中古の保証が付いて安いなら、大変便利に使えコストパフォーマンスも良い中古車に化ける可能性もあります。現在は古い車に乗り続けていると新車登録時から13年以上経過した車については税金が高くなる傾向がありますが、電気自動車なら古くても排ガスを出す量は少ないわけですし、特例でエコカー減税を続けて適用できるような法整備があれば、さらに電気自動車がそれほど車に掛けられる予算がない人にも普及していくような気がします。こういった安い電池への交換サービスはもっと他のメーカーにも広がってくれればいいなと思いますね。

ワンセグ機能のないスマホを選ぶメリットは

ある種の信念に基づいて、社会に影響を与えるような裁判を起こす人というのがいます。過去にワンセグの受信できる携帯電話やスマホだけを持っていても、NHKへの契約義務はないとの判決が出ていたさいたま地裁の判断を受けて東京高裁で争われていた裁判で、今度は逆にNHK側の主張を通す、ワンセグ受像機を持っているだけで受信料の契約義務があるという判決が今回出ました。

裁判自体は恐らく最高裁まで争うことになるでしょうが、実務上はこうした裁判所の判断を受けて、これから引っ越して新生活を送ろうとしている人のお宅にNHKの地域スタッフが訪問し、テレビがないと主張しても持っているスマホにワンセグ機能が付いていたら、契約義務があるという形でお願いされるようなことが普通になっていくと思われます。

こうしたスマホと受信料の間の問題については、今後NHKが地上波との同時放送をネットで始めた場合に、スマホを持っていたり自宅にインターネット回線が整備されていたりした場合に受信料の契約義務が出るのかという問題は改めて出てくるでしょうが、NHKの方は当然インターネットを引いていても受信料の契約義務があるという方向で動くことになるでしょう。今回、インターネット云々の事は置いておくとして、新生活にテレビはいらないと思って用意していない人がスマホ一台のために受信料の契約をしないための方法について紹介します。なお、自分の部屋にテレビがあったりすでにNHKと契約をしている方については、後からワンセグ受信機をいくら持っていても支払う金額は変わりませんのでご安心を。

基本的には、現在大手キャリアのスマホやガラケーにはほとんどワンセグ機能が付いていまして、lスマホを確認されたらその場しのぎに嘘を付いても後でばれた事を考えると、正直に申告するか、ワンセグ機能のないスマホに替えておく必要があります。大手キャリアで選べるスマホの中で確実にワンセグが付いていないと言える機種はiPhoneということになります。これは色々なお宅を回っているNHKの地域スタッフにも理解してもらいやすいと思います。スマホの裏のアップルマークを見せても執拗に契約しろと言ってくる人がいたら、これは単に知らないで勧めているのだとしたら職員の方に問題があるとも思えます。

もし私が受信料契約をお願いする立場の人間だったとしたら、大手キャリアの携帯電話・スマホおよびMVNOで取扱いのあるスマホについて、どのメーカーのどの機種にはワンセグ機能が付いているというリストを作って訪問すると思います。これは、ワンセグが使えるのに使えないと嘘を付いて受信料支払いを逃れようとする人への対策です。

ですから、iPhone以外のワンセグ機能のない海外製のSIMフリースマホを使っている方の場合は、自分のスマホにはワンセグ機能がないということと、使っているスマホのメーカー名および型番を相手に伝え、その場で調べてもらって理解してもらうか、わからないと言って粘るような人がいた場合は、メーカーと型番を紙に書いて渡し、本当にワンセグが使えるかどうか帰って調べてもらい、もしワンセグが使えるということになれば払うと言って帰ってもらいましょう。もし現状でワンセグが見られないスマホを根拠に受信料の申し込みをさせたということがあれば、NHK自体の立場が悪くなりますから、そこまで悪質な契約のさせ方はしないと思います。

ただ今後、インターネット接続のできる環境にあるだけで受信料の契約義務があるということになれば状況は変わってきます。その事については今後のNHKのネットでの同時放送が本当に実現できるのかということも含め、注意して見守っていきたいと思っています。

ただ現状では、もし情報はAbemaTVやradikoを使ってのラジオやネットニュースで十分だというのなら、新生活を機にテレビは買わずにワンセグ搭載のスマホを止め、iPhoneか海外メーカーのワンセグ機能のないSIMフリースマホにするのがNHK受信料を払わないようにする方法だと言えます。国内メーカーのSIMフリースマホについては現在販売しているものについてはワンセグが付いているものがほとんどだと思いますので、最近は中古市場で型落ちのiPhoneが売っていたりもしますが、コストパフォーマンスがいいのは、やはりAndroid搭載の海外メーカーのSIMフリースマホを新品で購入することです。MVNOでの契約と同時購入することでさらに安く購入できる機種もありますので、MNPでMVNOに移って同時に端末も購入というのが、一番安上がりに移行する方法ではないかと思います。

駅弁大会の駅弁と現地で食べる駅弁との意識の差

先日の東京からの帰りは、東京から沼津までグリーン車で移動する列車を待って乗ったので、夕食は車内でいただこうと思い、東京駅構内にある毎日が駅弁大会という駅弁屋さんに寄って行きました。時刻は夕方になろうとしているところだったので、列車内で食べるというよりも自宅で食べる夕食用に買っていく人も多いようでかなり混雑していました。

ただ、普通のお弁当と比べると駅弁は高い傾向にあるのですね。駅弁にこだわらなければ、安くておいしいお弁当は色々ありますし、今回は買いませんでしたが東京大丸に支店がある「米屋のおにぎり屋 菊太屋米穀店」の「目刺し弁当」は小さめのおにぎり2つに目刺し2匹、そして沢庵が2切れだけという、駅弁が発売された当初のものと見まがうほどのシンプルなものですが、500円でお釣りの来る安さもあり人気があるようです。少食の方ならこのくらいでも十分なのですがにもう少しいただきたかったので、駅弁屋さんの中にあるお弁当で安いものがないかと見てみることにしました。

基本的にはお肉、さらに牛肉のお弁当が人気だそうで、山形県米沢市の「牛肉どまん中」(税込1,250円)もちゃんと置いてありました。ただ、千円を超えるお弁当ならどこかで食べて行っていいなと思って千円以下でそれなりに満足できそうなお弁当を探しました。個人的には横浜駅崎陽軒の「シウマイ弁当」(税込830円)で間違いないところですが、このシウマイ弁当は地元の駅ビルでも売っていて、先日いただいたばかりだったので今回はパスして選んだのが高崎駅の有名駅弁「鳥めし弁当」(税込900円)を選びました。ちなみに、周りでは高額なお弁当が飛ぶように売れていて、さすが人の多く集まるところはすごいものだとも思いました。

鳥めし弁当と言えば秋田県大館駅の「鳥めし弁当」(税込880円)が思い浮かびますが、高崎駅のものも好きで、気軽に買いやすいので現地に行った時には「だるま弁当」(税込1,000円)よりもこちらの方を買うことが多いです。ご飯を敷き詰めた上に半分鶏そぼろ、半分海苔が敷いてあり、海苔の敷いてある方に鳥の照り焼きとコールドチキンが乗っています。鳥とは別に舞茸入りの肉団子が入っていて、あとは野沢菜漬け、カリカリ梅、群馬県らしくこんにゃくも入っています。デザート的に小さな栗も入っています。

東京を出発して1時間くらい経って、隣の人も降りて車内が空いてきたところでお弁当をいただきましたが、今の世の中ではなかなか電車の中でお弁当を食べる機会がないので、東京駅からの帰りに夕食を電車内でいただくために普通列車のグリーン車に乗るというのもなかなかいいものです。

こんな感じで駅弁を食べるのは久し振りでしたが、それは最近は地方都市でも近くのスーパーが客寄せのために定期的に「駅弁大会」を行なっているからで、スーパーの駅弁大会ではいい駅弁は早くに売れてしまうので、新聞のチラシを見てその日のお昼ご飯を名物駅弁でいただくこともしばしばありますが、全国の駅弁の単価が高いと大家族とかになるとかなり費用がかさむのが大変ですね。

最近は比較的安くてそれなりに楽しめる豊橋駅の「稲荷ずし」(税込550円)もこうした駅弁大会に早く行けば手に入るので、気軽に買うことができるのですが、残念ながら昨日にあった駅弁大会では昼過ぎも3時くらいに出掛けたのでお目当てのお弁当は売っていなかったのですが、その中でいまだに千円以下で買える全国一の有名弁当が昼過ぎまで全く売れていないのを発見しました。

北海道の森駅で食べたという方は少ないかも知れませんが、全国のデパートの駅弁大会ではいつも人気一位という触れ込みの有名駅弁、「森のいかめし」がこのような有様だったのにはびっくりするとともに、以前はワンコインで買えていたものがイカの記録的な不漁でその価格が650円から780円まで値上がりしたことで、そこまでこの駅弁にお金は出せないと思う人が多いのではないでしょうか。実際に北海道に出向いて駅弁としてこの味を知った方は高くなっても仕方ないと思って買う方もいるでしょうが、多くの人に気軽に駅弁を楽しむことのできる駅弁大会が全国どこでも当り前に開かれるようになった現代、駅弁と旅が結び付かない人を中心に、単なる弁当と駅弁の事をとらえるとシビアに値上ったものが敬遠される傾向にあることも確かですね。普通のお弁当より価格が高い名物駅弁にとっては試練の状況というのも今後起こってくるのではないかと思いますが、実際にその地方で食べる分まで食べられなくなるのは勘弁してほしいと思うところです。

東京大手町でサラリーマンにまぎれてナポリタン無双

まず最初にお断わりしておきますが、私の思想の中で男女を区別することはあっても意図的に差別するような考えは持っていないつもりです。それでもこれからの内容を読まれる方にとっては、私が性別に対する偏見を持っているのでは? という印象を持たれてしまうのではないかと考えるところもあります。そんな心配もあるので最初にこんな事を書いているのですが、決して男女間の差別的な考えを助長するような考えで書くものではなく、現代の男女間の意識の違いの面白さというところを汲み取っていただければ幸いに思います。

今回、東京での用事を前にしてお昼の腹ごしらえをしようと思ったのですが、牛丼ではさすがに味気ないなと思って調べたところ、東京駅構内にはラーメン店が集まった「東京ラーメンストリート」があるのを見付けました。名店の味を気軽に試すことができるのでそちらに行こうとも考えたのですが、さらにネットで東京駅周辺のランチスポットを見ていてはたと目が止まったのが昔懐かしい「スパゲッティ」のお店「リトル小岩井」でした。

年がばれますが、私個人としてはお洒落な「パスタ」でなく「スパゲッティ」を小さい頃に食べた記憶が頭にインプットされており、高級なパスタでなく群馬県前橋市や高崎市にあるスパゲッティを中心に出すお店で、安くてボリュームのあるスパゲッティ料理を食べるのを楽しみに通った時期もある身としては、この「リトル小岩井」のスパゲッティの品々はぜひ一度食べてみたいと思って東京駅の丸の内口から出て大手町ビル地下2階にあるお店を目指します(お店の場所や明細などは「リトル小岩井」で検索していただければすぐに出てくるのでここでは省略します)。

お店はこんな面構えで店内の飲食スペースとテイクアウトという構成になっています。私が到着したのは午後1時過ぎと昼休みを過ぎていました。この写真ではそれほど人がいないように見えますが、それは違います。他のお店との関係もあるのですがお店の前には2人までしか並べないようになっているので、写真の左にいる店内入口には2人までという決まりがあるようです。

で、店内でスパゲッティを食べたい人はどうするかというと、通路の反対側に行列用のスペースがあるのでそこに並ぶようになっています。この写真を撮った時には私の後ろにもかなりの人が並んでいましたので人気の程が伺えますが、見事に男性のサラリーマンしかいないというのがこのお店の嗜好性を感じさせることになるでしょう。その後、私が食事をしてお店を出た時に改めて行列を確認したところ、やはり並んでいたのは男性ばかりで女性の姿を見付けることはできませんでした。

ちなみに店内は、正方形の小さなテーブルが4つで、満席で14人が入れるようになっていますが、その狭い席にいる女性は店員の方のみで見事なくらい女性のお客さんは店内には入っていませんでした。こんなお店に入るのは、昔まだ牛丼の吉野家さんが一回目の経営破綻をする前、今のように家族やカップルで牛丼店を利用する客層ではなく、あくまで空腹を満たすために入店して食べたらすぐ出るという人がほとんどの殺伐とした牛丼店以来でした(^^;)。

ただ、このお店のスパゲッティは牛丼のように単なる燃料補給という感じで食べているのではなく、後に並んでいるお客さんのことを考えて早めに食べようとは思っているものの、昔懐かしいスパゲッティを安い値段で食べられる幸福感を味わいつついただきました。単に狭い空間の中でおじさんばかりの店内に女性が入りにくいだけではないかという感じです。

では女性はこのスパゲッティを一切食べないのかというとそういう事ではありません。テイクアウト用の窓口からテイクアウト用のスパゲッティや、サンドイッチ、そしてナポリタンをパンに挟んだナポドックなど、ここで買ってオフィスに戻ってから自分のペースで食べる方が店内で食べるよりも合理的だと考える女性が多いということなのだと思います。もちろん、私はその日の限られた時間だけお店の周りにいただけなので店内でがっつり食べる女性もいるのかも知れませんが、お店に入るまで並んで食事をいただいた感じでは、気がねなくこのお店に入れるのはどうしても男性中心になってしまうだろうなということでした。

店内に入るとまずはお水と小皿に入ったキャベツの酢漬けを食べながらメニューを選んで注文することになります。私はナポリタン(540円)の大盛り(60円増の計600円)を注文しました。このキャベツの酢漬けですが60円追加することによって写真のサイズより大きな別盛りをいただくことができます。

さらに、テーブルには胡椒とタバスコの他に粉チーズが大量に用意されており、好きなだけ掛けることができるようになっています。小さい頃に莫迦みたいにスパゲッティの上にチーズを掛けていたことを個人的には思い出しましたが、そんな事を大人になった今でもできるなんて、改めてこのお店の心にくいサービスに感謝です。

今回注文したナポリタン大ですが、写真のような感じで食欲をそそります。安価ですが昔のレストランのスパゲッティで、気取らずに食べることができて大満足な昼食となりました。お店のメニューで気になったのは、ナポリタンとともに人気らしかった「醤油バジリコ」(590円)でした。今回は初めての利用だったのでナポリタン一択でしたが、次回は「醤油バジリコ」にして、帰りの車内か帰宅した際のおみやげとしてナポドックでも買って帰ろうかなとも思いました。

ただ、近くにこんなお店があると毎日とはいかないまでも日々の炭水化物大量摂取になってしまいますので、私の場合はあくまで非日常の昔懐かしいスパゲッティを食べに行くお店として覚えておこうという感じにしておかないと、人によっては成人病まっしぐらになってしまう可能性もありますので、くれぐれも自分の健康状態と相談の上楽しまれることをおすすめします。

「時刻表lite」がインストールできるタブレット

スマホと別にタブレットを購入する場合、果たしてどのサイズがいいのかということで悩んでいる方は少なくないと思います。今のスマホ自体も画面の大きさは5.5インチから6インチというくらい大きなものもあるので、あえて10インチくらい大きい方がいいかとか、7インチ8インチ9インチなどと細かく分かれて販売されていることもあり、単に価格が安いから購入してしまう人もいるかも知れません。

実は私も価格が安いからということでアマゾンでポチったらしばらく放置され、このまま先方のキャンセルで終わるかと思ったものが奇跡的に在庫を確保できたのか2万円を切る価格で7インチでやろうと思えば通話もできるというファーウェイのMediaPad T2 7.0 Proというタブレットを購入したことで今も使っています。自宅には8インチのiPadmini2がありますが、Wi-Fi専用なので自宅内で主に使っています。画面の見やすさと使いやすさから言ったらこちらの方が上という感じですが、最近になってiPadmini2よりもMediaPad T2 7.0 Proの思わぬ効用というものを知りました。

先日紹介した時刻表をスマホやタブレットで見られるアプリがあるのですが、交通新聞社のデジタル時刻表のシリーズは、タブレット用の「pro」とスマホ用の「lite」とに分かれています。前者は更新したデータがあるとそれをいちいちダウンロードしてから出掛けないと外で大容量のデータをダウンロードするはめになりますが、いったんダウンロードして最新のデータにしてしまえばオフラインの状態でも使えるようになっています。それに対し、後者はスマホ用に最適化してある関係上、新たな時刻表データについてはその都度ネットにアクセスしに行くので、電波が来ていない所では使えなくなる可能性があります。

個人的には「Pro」が月980円で「lite」が月360円とかなり安いので、画面の大きなタブレットで「lite」の方が使えたらいいのになと思ってiPadmini2でアプリを探したら、当然というか「lite」は使えないようになっていました。しかし諦めの悪い私は、ファーウェイのタブレットMediaPad T2 7.0 Proでも同じようにアプリを探してみたところ、何と両方のアプリがインストール可能になっているのを発見しました。で、「lite」の方をインストールしたら7インチの画面で時刻表を見ることができて、これはすごいと思ってとりあえず一ヶ月分の利用をすることにしました。

私の場合は、こんなブログを書いている関係もありますが車での旅行が主ではありますが、青春18きっぷの使える期間を中心に電車を使っての旅に出る機会があるので、その時期だけ購入すれば、かなり安いコストで時刻表のデータを旅行中にいつでも見たり活用したりすることができるようになります。

今回、普通列車を使って東京を往復したのですが、帰りはもはや何回も乗り換えたくなかったので、よくある経路検索アプリの目的地にいかに早く着くかという検索は無意味で、東京から静岡に帰るのに、東京からできるだけ長く普通車のグリーン車に乗っていたいという思いの方が強く、東京発では一番長い距離を走る普通車のグリーン車を連結している車両は東京を何時何分に出るかという事を知るのに役立ちました。時間調整におみやげと弁当を買い、帰りのグリーン席で全国有名駅弁をいただきながら帰ることができました。

もちろん大きい画面のスマホに入れてもいいのですが、やはり少しでも画面が大きい方が時刻表の内容は見やすいですし、7インチのタブレットは片手でも何とか持てるので、それなりの機動力も発揮します。

このように、露骨にスマホとタブレットで使えるアプリ使えないアプリがあるという事は他のケースではないかも知れませんが、今後安いコストで時刻表を使いたいと思っている方は、タブレット購入の参考にしてみて下さい。ただ、7インチで通話もできるタブレットなら全で同じように「時刻表lite」をインストールできるようにはならないようで、以前使っていて、今はお風呂用のテレビと化しているドコモタブレットのSH-08Eでは「時刻表pro」の方しか使えないようになっていました。そうなると、なぜMediaPad T2 7.0 Proで「時刻表lite」が使えるのかは謎ですが、今後新しい7インチタブレットで「時刻表lite」が使えるかどうかが、私自身も新しいタブレットを買い替える事になった場合の第一の条件になりそうです。

列車内モバイルには必要な独立席

所用があって東京まで往復したのですが、時期的に青春18きっぷが使えたので、経費節約のために普通列車で行くことにしました。いつもは静岡駅から始発電車に乗って行くのですが、当日は朝方雨が降っていて、帰りの時間もよくわからないので、安く車を駅近くに駐車するために静岡駅のお隣の東静岡駅を利用しました。たった一駅で変わるものかと思ったのですが、やはり始発から乗った人でシートは埋まっており、本当に座りたいなら始発の静岡からと言いたいところですが、静岡駅と東静岡駅では一日駐車場の料金が相当違うので、ここは我慢して東静岡から熱海までやり過ごしました。

この区間の列車はクロスシートで、できるだけ人を乗せるためにシートの区切りのところに人が乗ってしまうと、ほとんど身動きが取れなくなります。スマホやタブレットを見たり少しの入力をするくらいなら何とかできますが、とてもパソコンを出してブログを書くというような事は隣の人に迷惑がかかるのでとてもやる勇気がないというのが正直なところです。今回はそういう事を見越して、東静岡駅の窓口で東海道線の普通列車グリーン券を事前購入しました。Suicaで事前購入する方がポピュラーな購入方法で、私も窓口で買う時間がなければそうしようと思っていたのですが、窓口で買えば領収書もいただけますし、購入できるなら窓口で買うのが私は好きです。

今回は東京までの予定で、熱海から東京までのグリーン券を買い熱海発の快速アクティーに乗り込みました。実はこのブログはその席で書いています。前の座席にあるテーブルを倒せば私の持っている11.6インチ画面のノートパソコンでも余裕で置けて作業ができますし、東京へ行けば行ったで落ち着いてブログを書くことはできないだろうと思ったので、今回グリーン券を購入して席を確保して良かったと心底思いました。恐らく、グリーン車に乗らなかったら東京までの区間はメールチェックをしながら音楽を聴くぐらいしかできなかったと思いますし、駅弁を買っても食べることもできなかったでしょう。

今回の私の移動の場合、東京~静岡間の普通運賃が3,350円で、東京近郊のグリーン券は51キロ以上乗る場合、事前購入できれば平日980円、休日780円で利用できます。私のルートだと時刻表でうまく沼津発のグリーる車が連結されている普通列車に乗ることができれば、宇都宮や高崎までこの料金で使えますが、東京までの場合も料金が同じなので、青春18きっぷの時期でない場合は平日利用だと最安でも普通運賃とグリーン券との合計が5千円弱かかることになりそれなら金券ショップで新幹線の回数券をバラ売りで購入するか、小田原から特急で新宿まで出る方が良くなるのですが、今回は日帰りで出掛けたため往復の運賃が青春18きっぷ一回分で済んでしまったので、多少お金はかかっても熱海~東京間をゆっくりとブログを書きながら移動した方がいいだろうと思って使ってしまいました。

ただし東海道線の普通列車はグリーン車であっても席にコンセントはありませんので、車内で充電までしようと思われる場合は素直に新幹線の利用がおすすめです。金券ショップの回数券バラ売リよりも安く利用したい場合には「JR東海ツアーズ」が販売するきっぷではない旅行クーポンの「ぷらっとこだま」がおすすめですが、当日発車分の購入はできませんので、事前に申し込める余裕があるなら便利でしょう。利用する電車がこだまなので、いちいち全ての駅に止まるということはありますが、普通列車よりも当然早いですし、駅売店で利用できる飲み物一本分のクーポンも付いているので、18きっぷシーズンを外れた東京行きの際には私はこちらの方を主に利用します。

どちらにしても、席が独立していてテーブルを使える座席を確保することが難しい場合は、移動中にブログを更新したい場合は少なくともキーボードによる入力は控えて他の方法を考える方が無用なトラブルを起こさなくて済みます。緊急避難的にはそういう事も考えておいた方がいいかも知れませんが、自宅で考えながら書けるという環境に近いものを求めるなら、移動中の交通手段を選ぶ中で、独立席を使えるかどうかということも考えておきましょう。また、インターネットを見ると利用する時間によっては特急車両を使った普通列車が運行していることを紹介しているページもあります。この情報は大型の時刻表にも乗っていませんが、こうした列車に狙って乗ればグリーン券の負担もなく車内でパソコンを使ったりお弁当を食べたりが気がねしないでできますので、興味のある方は「普通列車 特急車両」というようなキーワードでネット検索をかけて調べてみて下さい。

自動運転にまつわるニュースから未来を読み解く

先日、自動運転について国内外で複数のニュースが入ってきました。海外からのニュースは、アメリカのアリゾナ州の州都フェニックス近郊テンピという場所の道路で、有人による自動運転車の実験を行なっていた米大手のウーバー社の自動車が一人の女性と衝突事故を起こし、その女性が亡くなったというものでした。これが自動運転車の事故における初の死亡事故なのだそうで、このためウーバー社は自動運転車の実験を中止することになったということですが、そもそもアリゾナ州はアメリカの中でも一般道の自動運転車の運行について寛容な政策を打ち出していた州だったとのこと。ただ今回の事故を受けて、未来の自動運転車実現に向けて一般道を今まで通り走行しての実験が続けられるかというのは現時点ではわからず、しばらく一般道でのテストが行なえないということになると、自動運転車の開発についても暗雲が垂れ込める可能性もないわけではありません。

ただ、テレビのニュースを見ると、車とともに自転車もかなり壊れていたので、もしかしたら自転車を押しながら横断歩道のない道を渡ろうとしていたのか? という疑問点も浮かんできます。自動運転車は無人ではなく人が乗っていたそうですが、それでも事故が起きたというのは人間が運転している車が同じ時間と場所に居合わせた場合、事故自体および死亡事故を回避できたのかという問題も出てくると思います。当然ながら実験走行であるということもあり、前方の様子を含む多くのデータを取りながら走行していたことが予想されますので、これからの自動運転の実験をどうするかということについては、冷静に判断をしてほしいと思います。

国内でも自動運転車についての議論は盛んではあるものの、まだ一般道でアメリカと同じように走行実験をするまでには至っていません。日本ではそれ以前に、実際に自動運転車が事故を起こした場合の責任の所在はどうなるのかというガイドラインもまだ定まっていないというのが現状だろうと思います。先日報道されたのは、国の管轄する自賠責保険の支払い要件について、従来と同様に車の所有者に責任があるとし、もしその後に自動運転車の構造的な欠陥が明らかになった場合には車を製造したメーカーが責任を負うような場合もあるという風な流れに有識者の会議では話が出ているようです。今回の「自動運転における損害賠償に関する研究会」では、被害者救済の立場からレベル4までの自動運転では自賠責の使用は可能とする方向の答申だったようです。

この方向性というのは過去にもこのブログで書かせていただいたことがありましたが、基本自賠責保険の動向が任意保険の運用にも関わってくることになると思います。というのも、民間の任意保険のうち対人賠償保険というのは自賠責保険の上乗せ補償になっているので、この形で行くとなればそのまま任意保険でも適用されるでしょう。対物など自賠責保険の対象外の補償についても、保険を誰が負担するかという考え方では同じだと思うので、ニュースは自賠責保険の話ではあるものの、自動車保険全体の話として捉えてもいいかなと思います。

ただ民間の保険会社の中にはすでに自動運転に限らず運転手の意図とは違う車の動きをした事故の事についても想定済みで、例えばアクセルに触っていないのに車が前か後ろに暴走してしまったような事故が起きた場合、とりあえずは運転者および車の所有者の責任で任意保険を使って相手の怪我や物損に対する補償を行なったとしても、事故の原因が車の構造的な欠陥にあるとわかった場合、車のメーカーに対して保険会社が支払った保険金を払ってもらえるような請求を起こす余地を付けています。従来はもし早いうちから事故の原因が車の欠陥だとわかってしまったら、車のドライバーや所有者には事故の責任がないとして事故の被害者に対する賠償が遅れる可能性が指摘されていましたが、2020年に日本でも高速道路で自動運転のできる車を発売する予定で開発が進んでいると聞きますが、そのような車が事故を起こしてもとりあえずは自動車保険で被害者を救済するための仕組みはできています。

そのような環境整備が行なわれ、世界中のメーカーが自動運転車の実現に対して競争をする中で、今回のアメリカでの事故があったことによって全てがいい事ばかりでないと私自身実感することもあります。今後は車だけでは減らせない類の事故も起こる可能性があるので、歩行者や自転車についても自動運転車の普及を見越したルール作りがあった方がいいような気がします。例えば今回のアリゾナ州の事故では歩行者が横断歩道のない道路を渡ろうとしたことで、自動運転車が歩行者を認識するのが遅れたのではないかと思われます。鉄道や軌道、高速道路のようにいかないのが一般道路ではあるにしても、横断歩道の周辺には必ず明かりを付けて横断歩道そのものとこれから渡ろうとしている人を認識しやすいようにし、自動運転車のプログラムにも横断歩道の近くでは減速するようなプログラムを付けて歩行者や自転車が自動運転車の挙動に合わせて動くような交通の仕組みを作ることも今後議論されてくるのではないでしょうか。

個人的には今あるコミュニティバスが自動運転で他の車両に優先するような形で運行することができれば、かなり今後の状況も変わってくるのではないかと思っていて、その際本当の専用レーンを使って運行できるような法律の改正があればそのレーンには人や車が入りづらくなるので事故も減るでしょう。鉄道ではありませんが、線路のない軽便鉄道のようなものを個人的にはイメージしています。自動運転ができる市販の車が定期的に駅や病院と集落との間を定期的に結ぶようなことができれば、その車を旅行者でも使えるならその車を乗り継いでいろんな所に行ってみたいとも考えてみたりします。

ただ一般道を普通に走る自動運転を完全に行なうこと自体は大変難しく思え、たとえ全く間違いなく車が動いていたとしても、電車の人身事故が亡くならないくらい事故を0にするのは難しいだろうと思います。恐らくアメリカでは自動運転の安全性に疑問が出され、今までのように多くの実験が行なえないような状況がしばらく起こるかも知れませんが、飲酒運転撲滅のためにも自動運転の研究自体は滞りなく続いていって欲しいと思います。