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冬の停電に備え「石油ストーブ」と「灯油ランタン」のセットを用意する選択

2022年のクリスマス寒波は、日本海側を中心にかなりの降雪量を記録し、倒木による断線の影響もあるのかかなりの地域で停電になってしまっているようです。普段電気に頼り切って生活している私たちは、停電が続くととたんに不便な生活を強いられることになります。

今回の寒波での、私の住む地域での被害はないものの、2022年には台風とともに降った大雨の影響で、地域の電力を担う送電線が地すべりで一気に流れてしまったことにより(この原因も山奥で起こったことにより、なぜ停電したのかしばらくはわかりませんでした)、一部地域で深夜から当日夕方くらいまで停電が続くこととなりました。

私の自宅では停電はしませんでしたが、災害を伝える非常用ラジオのアナウンスで、ラジオ局のある地域と職場が同じだったため、もしかしたら職場も停電しているかも? と思って最低限の明かりの用意をして出掛けたのですが、まさに職場全体が停電していていつも使っているエレベーターが動かず、さらにはパソコンが動かないので、全く仕事にならないだけでなく、一部の場所でかなり大規模な雨もりが起こり、その対応に動くことになりました。その際、移動するにも「明かり」は必要不可欠で、その時自分は頭に付けるヘッドランプを付けて作業をし、友人にキーライトを貸して場所を移動するのに使ってもらいました。

どちらの明かりも電池を使う明かりなのですが、その日のうちにこちらの停電は解消しましたので、電池で全く問題なかったと言えると思います。しかしこのクリスマス寒波の停電はかなり長い期間にわたって停電しているようなので、電池を使う明かりだけだといつまで持つのかという不安が出てきます。天候に影響される太陽電池からの充電も、この冬の天候ではうまくいかないでしょうし、手回し充電で長時間の明かりを確保するのも大変だと思います。

テレビで停電しているご家庭にテレビカメラが入っているのを見ると、停電対策の石油ストーブとローソクの組み合わせを使っているところが結構多かったのですが、もし灯油の備蓄をそれなりにして冬の寒さに備えているのなら、非常用の明かりとしては、石油ストーブと同じ灯油を燃料とする「灯油ランタン」を用意しておくというのも一つの方法ではないかと思います。

基本的には灯油をランプに入れて、芯を灯油に浸してしばらく待って点火すれば、ほのかな暖かさとともに安定して風にも強い明かりを得ることができます。まさに現在はキャンプブームということで、ホームセンターにも置いてあります。

芯は消耗品になりますが、最近では100円ショップでも替芯が売られていたりしますので、それほど費用を掛けることなく、非常時の明かりを確保できます。石油ストーブは自宅にあるもので十分なので、冬の暖房に灯油を使っているご家庭は、非常用の明かりとして灯油ランタンを買っておくのも良いかと思います。具体的な製品として国内メーカーで価格も2千円台と比較的買いやすいものということで、以下の二種類のものを紹介しておきます。


自宅でも外出先でも美味しいコーヒーを淹れるためのセットがようやく完成?

先日先行して紹介しました、キメの細かい「ハイテック茶こし」で淹れるコーヒーを日常的に使うための道具ですが、先日ようやく形になりまして、今回改めて紹介することができるようになりました。ちなみに、その際には「ハイテック茶こし」および、コーヒーを落とすための「ドリップケトル」を紹介していたのですが、今回紹介するものを加えると、家の中でも外でも同じようなコーヒーを飲むことができるようになるのではないかと思っています。ちなみに、その際のブログは以下のリンクにありますので、参考までにリンクを貼っておきます。

一人用のコーヒーを淹れるためのグッズは約2千円でそれなりに揃う?

今回購入したのは数々あるのですが、まずは二人分のコーヒーをまとめて淹れられるようなサーバーを安く購入しました。通常のサーバーはガラス製なので、家の中で落としたりしないように細心の注意が必要ですし、外へ持ち出すような事はほとんど考えられないのですが、今回購入したものはプラスチック樹脂(トライタン)のもので、落としても割れませんし、直接電子レンジにもかけられます。

このようにちょっと見るとプラスチック樹脂のものとは思われないかも知れませんが、この製品は実に良くできていまして、本体の中にドリッパーが収納できるようになっています。その場合に使えるのは円錐型のペーパーフィルター(1~2人用)となっています。

このようにペーパーフィルターをセットすると、茶こしで淹れるのとはちょっと違ってすっきりした味になるような気がします。これは好みだろうと思いますし、外で何杯も淹れる場合は、ペーパーフィルターで処理した方がいい場合もありますので、こうした製品を日常使いとして用意しました。

また、「ハイテック茶こし(大)」が写真のようにすっぽりとサーバーにセットできるので、二杯分はこのままお湯を注いでも大丈夫です。家で淹れるにはこの状態で挽いた豆を入れるのが一番楽ですね。大人数でコーヒーを楽しむには向きませんが、二人から三人くらいで楽しむなら悪い選択ではないと思います。

そして、これは主に外でコーヒーを飲む場合について考え、真空断熱機能があり、ちょうどコーヒー一杯分が入るカップということで、サーモスの取手のない容量280mlカップ(写真はペアですが一個ずつでも買えます)を揃えました。これから寒くなりますが、このカップなら多少時間を掛けて飲んでも冷めにくくなっており、湯呑のような形をしているので他の飲み物を外で飲む場合にも汎用性があるのではないでしょうか。

あと、このセットの他に、外でお湯を調達することを考え、できるだけ小さな湯沸かしセットをコーヒーセットの中に入れることにしました。それが以前このブログでも紹介したDAISOで購入したステンレスカップを使って約400mlのお湯をわかすためのセットです。

安く揃うから愛おしい100円ショップで揃えた格安で最少の湯沸かし調理セット

これがあれば、アルコール燃料でも固型燃料でも水からお湯を作ることができるようになります。その容量がちょうどコーヒー二杯分の約400mlなのですが、ここでさらに、たまたま終売在庫限りでかなり安く購入できたことから追加購入したタイガー魔法瓶のスリムボトル400ml(MSE-A040-Nが型番ですが、現在は品切れのためリンクは割愛します)と相性が良く、そのボトルもコーヒーセットの中に加えることにしました。

かなりスリムなのに必要な容量があるこのボトルがあれば、計量カップなしでも400mlを計ることができ、湯沸かしした後もこのボトルでかなり長い間でも熱々のお湯を保存することができます。事前にお湯を沸かしておいてこのボトルから出すことで、いつでも美味しいコーヒーをいただけるということで、家でお湯を用意して持っていくようなパターンも今後は増えるのではないかと思います。

ここでは紹介していませんが、セットの中にはコーヒー豆を入れる容器や、手動で回すタイプのコーヒーミルも同梱できますので、これからの季節、人の家に出張してコーヒーを提供するようなこともできそうで、その際は改めて自分が淹れたコーヒーの味の評価をしてもらおうかとも思っています。


ハンドルを回して点火するので電池いらずの石油ストーブトヨトミRS-G24MW

年末のお歳暮の時期と重なり、宅配事業者にとってはかなり大変な季節になりますが、そんな中でネット注文した石油ストーブが届きました。店頭購入より時間はかかりましたが、価格は同じお店が扱うネットショップの方がポイントも付いて安いのですから、どうしてもネット注文で宅配業者の方の負担を増やしてしまい申し訳ない次第です。

で、購入したのがトヨトミの「RS-G24M(W)」という型番の石油ストーブです。タンク容量が3.6Lと少な目で、本体も一般的な反射形の石油ストーブより一回り小さいというものです。これくらいの大きさだと、木造家屋の場合、古いお宅だとすきま風が入ったりするので、部屋全体を暖めるというよりも目の前だけを暖かくするような事にもなりかねませんが、現在の住まいは外からの冷気が入ってきにくい感じなので、このくらい小さいものでもサブ的に使う用途においては十分に使えるといった印象です。

何しろ久し振りに購入した石油ストーブなので、何もかも新しくなっていてびっくりするのですが、今回購入した製品の一番のポイントは、その点火方法です。写真のように、点火は非常用のラジオに採用されているものと同じだと思われるダイナモにつながったハンドルを回して行ないます。ラジオの場合ある程度回せばLEDライトの点灯やラジオをかなり長い時間聞くだけの電気をためることができるのですが、この場合はとにかく灯油がしみた芯に点火するだけで良いので、軽く1~2回線するだけで点火されます。

多くの石油ストーブでは電池を利用して点火させるのですが、この場合はシーズン開けなど電池が消耗しているとうまく点火されずに、マッチやチャッカマンで直接火を付けるようになるかと思います。また、製品によっては電池の種類が違うため、ストックしている電池が使えずに買いに行くような手間も出てきます。

その点この製品は、そうした電池管理が必要ないというのは素晴しいですね。さらにライターを出す必要もないので、火事のリスクを軽減する効果もあるのではないでしょうか。災害時にも電池を探す必要がないということもこの製品のアピールポイントであるようですが、何よりもこの製品はその個体のみで点火までできてしまうということで、あと必要な事としては使い込んで芯が短くなった場合に交換する手間だけということになります。

昔は、こうした交換については電気屋さんにお願いして費用もかさんでいましたが、今ではネット通販で部品だけ取り寄せることができ、交換方法も難しくなく、You Tubeには実際に交換をした方の動画がアップされているので、落としたりしない限りはまず長期的に使えるものになると思います。この冬はどれくらい活躍するかはわかりませんが、現在灯油価格は自転車で行けるガソリンスタンドで106円/Lくらいなので、一般的な18Lのポリタンクで約5回利用できます。18Lの価格は1,908円とぎりぎり2千円を切るくらいです。今季は複数の暖房器具をうまく使いながら非常時にも備えられるということで、個人的には良い買い物だったのでは? と思っています。製品リンクはアマゾンの方に一応貼っておきますが、アマゾンが最安とは限りませんので興味のある方は価格比較サイトなども参考になさってみて下さい。

最後に、応用編として天板にそのまま物の載せて調理をするとすぐに天板が傷んでしまうのでその対策ということで自宅にあるもので工夫をしてみました。

レインボーストーブのような丸い天板の場合、キャンプ用品として売っている七輪用のゴトクがピッタリ合うという情報がありますが、このストーブでもそうしたものを載せようかと思っていたところ、キャプテンスタッグのキャンピングセカンドグリルという網になった足の立てられるグリルを畳んでそのまま載せると、このストーブにぴったりということがわかりました。少々横のところがタンクのフタに被ってしまうものの、元々キャンプ場では足を出してこうしたヤカンを載せるようなものでもあるので、結構便利に使えそうです。

また、こちらの写真はプリムスの「フォールディングトースター2型」のバッタモンのような製品で、スポーツショップアルペンの独自ブランド「SOUTH FIELD」の刻印が付いた スターを買ったものの使っていなかったので、このストーブ用にお餅やパンを焼くために使おうと思い立ちました。下がメッシュで上が網になっているので、同じようなキャンプ用の製品としてはユニフレームの「ミニロースター」のようなものでも良いと思います。とりあえず冬の間は、灯油を有効に使いながら単なる暖房だけには使わずに、状況によってはこのストーブを外に持ち出すことも考えながら色々と使い道を探っていこうかと思っています。


「超とろ火」のグルーブストーブを作ることで使えるクッカーが増え調理の幅が広がる

この週末に、また色々と飲み終わったアルミ缶を使って遊んでいました。単にアルミ缶をハサミで切って組み合わせるだけで高性能なアルコールストーブとして使える「グルーブストーブ」を現在私は使っているのですが、市販の大小の缶を使って作るものには注意しなければならないことがあります。こうした注意点については、グルーブストーブを作られたりるびわ~くすさんがYou Tubeにアップされています。とりあえず、以下の動画をまずはごらん下さい。

基本的に直径が10センチ以上のクッカー(鍋・ヤカンなど)をグルーブストーブで使おうとすると、上記動画のような「熱暴走」が起きて大変なことになるのです。そのため、今まではマグカップをそのまま載せたり、直径が10センチを超えないようなものと組み合わせて使っていたのですが、大小のアルミ缶を組み合わせるという、一つの工夫をすることでグルーブストーブがとろ火仕様になり、熱暴走を起こすほど炎が広がらないような事ができることを知りました。この内容についても同じりるびわ~くすさんの動画でご確認下さい。

私も上記動画のようなキャンプ用のヤカンを持っていて、さらにこのヤカンにぴったりな、ステンレス板を組み合わせて使う、Clikstandという風防がセットできるゴトク(トランギアのストームクッカー風)を持っているのですが、グルーブストーブでこのゴトクを使おうとすると、とにかくこのヤカン自体を使うことが危険ということと、かなりクッカーと風防がくっつくことから、熱がこもってしまって危険なため今まで使えずにいたのです。しかし、アルミ缶からほとんど広がらない「とろ火」が安定して出るなら試してみる価値はあると思って材料のアルミ缶を調達しに行きました。

実は、通常のアルミ缶の場合、底の部分が湾曲しているので、2つ重ねて置こうとすると安定が取れなくなってしまうのです。ただ、上の写真のような主にコーヒーが入っている缶の場合には底が平らになっているのです。

このような形になっているので、そのまま小さいグルーブストーブが置けます。ただ、このままだと重ねて置く時に滑ってしまって安定しないので、ビニールテープを底の部分の一部に貼り付けることで、簡単にずれることはなくなりましたので大小二つのアルミ缶をClikstandにセットして試してみることにしました。

直径10センチ以内のクッカーとグルーブストーブクレセントを使って500mlの水からお湯を沸かす場合、だいたい10分ぐらいで沸騰するのですが、この組み合わせの状況は写瞬のようなとろ火なので、500mlの水を沸騰させるまでに16~18分ぐらいかかりました(細かい調整をすれば多少良くなるかも知れませんが火が大きくなるのは避けたいのでとりあえずこのまま私は使います)。ただ燃料の消費については、20ml入れて3ml回収したので約17mlで沸騰させることができ、それなりに低燃費です。そして、とろ火なだけに同じ量のアルコールでも長い時間同じ火力を維持させることができます。

これは、うまく使えばヤカンと同じくらいの大きさの鍋(個人的にはヤカンと同じような吊り下げ式になっているロータスアルミポットあたりの利用がベスト?)を使うと、とろ火での煮込み料理が可能になってくるでしょう。

そうでなくても、インスタントラーメンを外で作るような場合でも、あらかじめ沸騰までが早い別のアルコールストーブでお湯を作っておき、そのお湯を鍋に入れてこのシステムで使うようにすれば、麺類を茹でて作ってもアルコールのトータルの消費を抑えることができるようになるでしょう。

これは発想の転換で、一つのアルコールストーブで火力を変えるのではなく、複数のアルコールストーブを使い分けることで、単なる湯沸かしではない新たなグルーブストーブの可能性を感じることになりました。Clikstandは風にも強いですし、今後は屋外でのんびり湯沸かしをする時にでも実戦投入してみようかと思っています。


石油(灯油)ストーブの中味を色々調べてみると細かいところが違っていました

年中雪が降らず、天気が良い日は真冬でも窓から太陽の光が入る時間であれば暖房いらずの静岡県でも、そろそろ冬の暖房の事を考えなければいけなくなった気がします。昨年は普通にエアコンと電気こたつの併用で乗り切ったのですが、これだけ電気代が上がってしまい、9月の台風の時に自宅では大丈夫だったものの職場での長時間の停電を味わってしまったので、基本電気に頼らない石油ストーブ(石油ファンヒーターは良いものの、災害時の対応も考えて電気のいらないストーブに一本化しました)を買おうかと現在は考慮中です。

雪の降る地方のように一日中付けっぱなしにするようなこともなく、部屋自体が熱が逃げにくくなおかつ狭いので(^^;)、小型のもので部屋をまたいでの持ち運びが可能な安いものでいいかと最初は簡単に考えていたのですが、昨日お店を見に行き、展示されている複数の製品を見て、その売価と機能の関係がわかってくるにつけ、いろいろと迷いだしてしまいました。今回は同じように迷っている方の参考になればと思います。

当初は小さくてとにかく安ければ良いと思って、ネットでもその安さが圧倒的なメリットだという紹介があった、コロナのRX-2222Yという型番の小型の反射形ストーブが1万円以下の製品の中でも一番安く、これくらいでも十分だと個人的には思います。さらに小さく、それこそ屋外キャンプにも持っていけそうな小さいサイズで、持ち歩きしやすいハンドルが付いた同じく反射形の製品、トヨトミのRS-H29Mなどは逆に高く(店頭実売価格で2万円弱)、これもキャンプブームの盛り上がりが一役買っているのか? と思ったりしましたが、個人的には車の中で立てられればRX-2222Yでも十分な気はしました。

今挙げた製品は点火こそ電池を使うものの、電池がなければライターでも点火できるので、停電時に暖を取りたい場合にも問題なく使えます。そんな中で面白いコンセプトの製品として、点火するのにライターも電池も使わないストーブというものもありました。

これが、トヨトミの「電池レス石油ストーブ」というシリーズで、反射形のRS-G30M・RSG24M(大きさによる違い)と丸い形の対流形RB-G25Mの三種類があります。電池レスの仕組みは、手回しラジオと同じようなハンドルが付いていて、点火時にはこのハンドルを1~2回まわせば通常は電池で起こすぐらいの電気を作って点火できるということです。急な電池切れが停電時に起こる場合もありますし、ライターでの点火をほとんどやったことのない人の場合、それが原因で火事になってしまう危険性もあります。この製品は、東日本大震災の被災者の方の中で、ストーブ単体で電池もライターも見付からなくても点火できるストーブが欲しいという声に応えての製品化だったとのことです。

さらに、対流形のRB-G25Mはいわゆるレインボーストーブと呼ばれる製品で、停電で真っ暗になっても約40Wの白熱灯くらいの明るさを出すことのできる窓の大きさがあります。ある意味究極の災害対応ストーブと言えるかも知れませんが、対流形の特徴として正面にいても暖かくならず、時間を掛けて暖かい空気が上にのぼり、ぐるっと部屋を暖める方式なのには注意です。屋外で使う場合には、直接正面に立てば暖かい反射形の方が良いと思いますし、頻繁に置く場所を変えて使う場合にはすぐ正面が暖かい反射形の方が良いと思うので、自宅での使い方置き方によって選ぶのが良いと思います。

あと、カタログを見ていると芯を交換する費用を抑えるための機能が付いているものもありましたが、実際はドライバーが有れば自分でも芯交換はできるようです。ちなみに、交換芯の価格は2千円前後なので、火が付きにくくなった場合にはネット注文して自分で付けられるだけのスキルがあれば、普通のものでも十分ではないかと思います。

現在迷っているのは、火力を絞って灯油を節約できる機能のあるものはどうなのか? というところです。トヨトミのストーブの場合、対流形の製品であれば火力調節幅が50%あり、部屋が十分暖まったところでツマミを絞ればその後の灯油の消費をかなり抑えられます。反射型の場合は大きさにより15~20%の間で、高いものだと40%絞って60%での運転ができる製品もあります。石油ストーブの場合、暖まった後にも運転を続けると過剰な暖房になってしまい、灯油の無駄遣いになってしまうこともありますので、今後の灯油の価格変動も考える必要があるのか? と悩みは尽きません(^^;)。こまめに消せば良い話ではあるのですが、そうできない場合もありますので。

また、基本的なことですが対流形の場合、灯油を直接本体内タンクに入れる必要があります。反射型であればタンクを取り外して外に給油にも行けますので、そんな事も考えつつ家族と色々話し合ってみようと思いますが、たかが石油ストーブと言っても色々種類があって大変だとしみじみ思います。


冬の時期は停電時の明かりの選択肢を増やしつつ安全性にも配慮するための準備をしよう

私の住む静岡県はまだまだ暖房の出る幕はないくらいの天気ではあるのですが、北海道では初雪が降るなど、徐々に冬の足音がしていることは確かです。そんな中で、大きな災害というのはいつ起こるかわからない中で、改めて何を準備すべきかということは改めて問題になってくるだろうと思います。

日本には四季があり、どの時期に災害が起きても厄介ではあります。ただしここでは11月以降の冬の時期にあった方が良いものという観点で考えていきます。他の季節であれば、停電時の明かりについては電池を使って広い範囲を照らせ、それなりに長く使用することができるLEDを使った電池式ランタンがあればいいと思うのですが、冬の場合には「明るさ」だけではなく「暖かさ」が求められます。灯油を使った暖房を使用している方であれば、普段は使っていなくても停電時に使うために石油ストーブを普段の暖房の呼びとして用意しておくだけでも、停電時には明かりとしての役目も一応は果たすので、それなりに役に立つと思います。

ただ、石油ストーブ自体は電気は使わないものの、ファンヒーターと比べると多くの灯油を消費するので、暖房の常用として使うには現在の灯油の価格が上がっていることも考えると、あまり得策ではないという気もします。最近では、一部のポータブルバッテリーからの電力供給で動く石油ファンヒーターもあるようですが、そのために停電時にポータブル電源の充電はできるのか? という問題もあります。

そうなってくると一軒家か集合住宅か、外から冷気が入るか入らないかというところも関係してくると思うのですが、石油ストーブで部屋を暖めないと動くこともできないような地域や環境であれば、とりあえず安いものでも石油ストーブを一台、普段でも使いながらいざという時に備えることをおすすめしたいと思います。私自身過去にはカセットガスを使った暖房器具を持ったこともありましたが、長時間安定して使える燃料としての灯油というのは心強く、特に毎年冬に灯油を購入しているなら、普段使っている燃料が使え、ゴミも出さない灯油が使える器具の方が良いと思います。

ただ私の環境の場合、部屋を閉め切れば外からの冷気をかなり抑えることができるだけでなく、日中は日の入る部屋で過ごしていれば(その日の天気が晴れであることが条件ですが)、暖房要らずの地域に住んでいるので、そこまで気を利かせて普段使わない石油ストーブを一台増やすということについては考えてしまいます。

停電になったら湯たんぽを作り、寝床やこたつの中に入れれば一応の暖は取れますが、夜に部屋の空気が冷えることについてはつらい場合もあります。そのため、非常用のキャンドルを用意し、実際にろうそくに火を付けることで部屋の空気を暖めるような事も考えてキャンドルは複数用意しています。ただその際、地震による停電である場合は余震によってキャンドルが倒れて火事になってしまうことが恐いので、倒れても火の回る範囲をコントロールできるように、金属製のバットの上に火器を置いて消火用の水も常に用意し、決して火から目を離さないような二次災害を防ぐ対策とセットでの利用が必要になると思います。

普段は石油ファンヒーターを使っていて冬の間はご自宅に灯油があるような場合には、そこまでの暖房効果は期待できないものの、「明かり」として使えるだけでなくそれ自体が炎で暖められて部屋の空気を暖めることが少しではあるもののできる、オイルランタンを使うのも十分有りです。ただ、その場合はローソクと違って、非災害時にも使っていないと、いざという時に満足に火も付けられないかも知れません。長期にわたって使うには替芯が必要になりますし、灯油でオイルランタンを使うと煤が出ますので、その対応もしながら使うということになると、お出掛け先でLEDランタンだけでなくオイルランタンも使って、その操作に慣れること自体が災害対策になります。

厳冬期には車の中に避難して、車内で石油ストーブを使って中毒事故を起こしたりすることもありました。それでなくても、アイドリングをしながら暖房を付けっぱなしにした場合も、雪でマフラーが塞がることによって排気ガスが車内に充満する恐れがあるので、車内泊をする場合には寝袋に入り、さらに湯たんぽを併用するような方法がおすすめです、LEDランタンは中毒事故を起こさないということもあるので、様々な状況に備えて、複数の種類の「明かり」を用意することを考えるということも今後必要になってくるでしょう。


安く揃うから愛おしい100円ショップで揃えた格安で最少の湯沸かし調理セット

以前にも紹介したダイソーの約500mlの大きさのステンレスマグの中にスタッキングできるものを詰め込んで行ったら、当初考えていた湯沸かしのみのセットから、二人でコーヒーを楽しんだり、炊飯を含む簡単な調理もこなせるので、ソロでのお出掛けに必要十分なセットとしてそれなりに完成した感じがあります。前回紹介したことと重複するところはあるかも知れませんが、今回は今回紹介するものだけなら予算1,000円もあれば作ることのできるセットの完成型として紹介させていただきたいと思います。

今回のセットは上の写真にあるものが主なものです。ダイソーの100円商品である約500ml入るステンレスカップの中に、写真の中にあるものが全て入ります。あとはお好みでお箸やスプーンなどを付け加えると、たいていのことはできるのではないかと思います。

ダイソーでは、ステンレスマグカップが他にも売っていまして、何とハンドルが折りたたむことのできる、約300mlくらいのカップもあります。このままだと収納は厳しいのですが、100円商品だけあってハンドルは人の力で簡単に外したり付けたりすることができるようになっています。ハンドルを取ると、セリアで売っている固型燃料ストーブの中に強引に押し込むことができます。

収納の際には取ったハンドルを固型燃料ストーブの底に置いた状態で、力技でマグカップ小をはめ込むようになります。その中にこれもステンレスの計量カップ(1合および0.5合がきっちりと計れます)を入れさらにその中に自作のグルーブストーブクレセントを入れ、さらにその上から固型燃料を熱源として使う場合の受け皿と、本来はシェラカップの網ということでキャンドウで売っている、セリアの固型燃料ストーブにジャストフィットする網を被せ、さらにカップより少し大きなステンレスの小皿に、その小皿に合うマグカップ用のシリコン蓋を離れないように密着させれば、これが取って付きのカップ用の蓋になります。収納時はシリコン蓋をスタッキングしたカップと一緒に収納し、小皿を反対にしてかぶせると完成です。

これで、通常はアルコールストーブを使った湯沸かしや最大一合の炊飯をこなすことのできるメインクッカーに、お茶やスープを飲むためのマグカップを付けて、さらに燃源についてはアルコールストーブだけでなく、青色の固形燃料を使うことのできる環境を作ることができました。

ただ、今回セットした自作のグルーブストーブクレセントは、調理が終わった時点で消化用の蓋(一回り大きいアルミ缶を被せるために用意しました)を被せると、残った燃料を回収できるという大きなメリットがあります。ちなみに、先日紹介した0.5合の炊飯では、一応15mlのアルコール燃料を入れたのですが、6分半から7分ぐらいで蒸気が吹き出さなくなったので火を止めたら、約3mlのアルコール燃料を回収できましたので、約12mlの燃料消費だけで済みました(一合の場合は最初に20ml入れて後で3ml回収、約10分で美味しく炊けました)。固型燃料だとほぼ燃やし尽くさないといけないので、メインはあくまでもアルコール燃料で、固型燃料が手に入ったらそちらの方でという感じで考えています。

さらに素晴らしいのは、今回紹介したセットは、全国の100円ショップチェーンを回れば揃えられるものばかりで、熱源のアルコールストーブも全国で普通に買えるアルミ缶を加工することで簡単に作ることができるので、全く何もないところから紹介したセットを作ることも可能だということです。アルコール燃料はドラッグストアへ行かないと手に入りませんが、その他は全て100円ショップで揃うので、ふらっと車で出掛けたものの、急に車中泊をし温かい食事を欲しい場合などのヒントになるのではないかと思います。


100円ショップのグッズだけで実現可能な災害用の湯沸かしセットについて

先日、災害対策としてのアルコールストーブの自作のススメについて書かせていただきました。今回は具体的に、自作したアルコールストーブの他に何を揃えれば、災害時に使えるようになるかということを考えていきたいと思います。災害用ということは、キャンプ趣味とは違いますので、全国どこでも100円ショップへ行けば揃えられ、なおかつ効率的に400ml(カップ麺一回分、コーヒー二杯分)のお湯を作るための装備について紹介していこうと思います。車中泊の簡易湯沸かしとしてもかなり優秀かつコストが抑えられますので、興味のある方はごらんになって下さい。

まず、肝心なお湯をわかすための鍋として、100円ショップのダイソーで売っている450mlの「フック付ステンレスマグカップ(大)」が火にかけられるタイプで結構しっかりしているので選びました。ちなみに、400mlの水を入れるとこのくらいの水量(下の写真)になりますので、ご参考にしてください。

お湯を効率的に沸かすためには、できればマグカップの蓋が必要なのですが、これについては、同じ100円ショップに置いてあるステンレスの小皿を蓋代わりに利用しようと思います。どちらも税込110円で揃うので、これで220円となります。

また、マグカップの持ち手にはバックに付けておくためのフックがあるので、これをお皿のところに付けておくと、どこかに行ったりしないだけでなく、フックの部分が下がって火に当たって危険な目に遭うこともありませんので、強引にフックを取り外さないなら、こういった形でフックが下がることを防止することも考えてみて下さい。

このマグカップを乗せるグルーブストーブクレセントについては、190gのコーヒー用のショート缶のサイズ(直径53mm)のもので製作することにしました。一般的な缶飲料(350ml・500ml)の直径66mmのものよりも、サイズ的にダイソーのマグカップで効率的に使えそうだということと、直径66mmの使用済缶がもしあれば、適当な高さで切り、底の部分を上にしてアルコールストーブの消化蓋としてセットで使えるということも考慮しました。アルコールストーブは慣れない人だとびっくりするくらい炎が上がる(カップや鍋などを載せていない時)ので、沸騰したら速やかに消火できる方が安全性の面でも良いですし、多少多めにアルコール燃料を入れていても、すぐ消せば直後にはまだアルコールストーブ内には液体燃料が残っているので、それを速やかに回収できるというメリットもあります。

今回は無風の室内で湯沸かしをしましたが、野外で今後行なうことも考えると、ほとんどの100円ショップでは税込330円~550円(長さにより価格は変わります)ぐらいでウィンドスクリーン(風よけ)が売られていますので、必要に応じで購入するのも有りです。ただ、災害時には風よけの代わりとして使えるものは見付かると思うので、必ずしも無くても大丈夫です。室内利用でもし倒れてしまった場合の備えとして、写真では金属のお盆を敷いていますが、100円ショップでは税込110円でステンレストレーを売っていますので、これも必要に応じて用意しておくと良いでしょう。

グルーブストーブクレセントを載せているのは、セリアで売っている「固型燃料ストーブ」をひっくり返したものです。こうして53mmのアルミ缶で作ったグルーブストーブクレセントを乗せると、ちょうどくぼみのところにぴったりとはまり、安定して使えるだけでなく、ストーブが発する熱を床にほとんど伝えずに使用できます。詳しくは以下のリンクを参照していただきたいですが、これも税込110円で購入できます。必要に応じて以下のリンクにあるシェラカップ用網(ストーブ本体にピッタリハマるので本来の使い方をする場合に口径の小さなカップでも安定して載る)、や固型燃料用の皿、ミニキャンドルを追加して飲み物の保温に使うなど、単なる湯沸かし以外にも用途が増えます。

セリアの「固型燃料ストーブ」はシェラカップ関連商品と組み合わせると使い勝手が変わる

ちなみに、グルーブストーブクレセントとダイソーのマグカップに簡易的な蓋をした場合、400mlの水はだいたい8分から8分半で沸騰し、基本は15mlのアルコール燃料で沸騰するのですが、この組み合わせは効率が良いため14mlのアルコール燃料を計って沸騰させたところで消化蓋で消したら、約1mlのアルコール燃料を回収できました。あくまで参考ではありますが、この組み合わせでは約13mlで400mlのお水を沸騰させることができるという計算になります。

ちなみに、燃料である燃料用アルコールは全国の薬局でだいたい500mlの容器のものが税込330円(私の住む場所の場合)で購入できるので、同じように400mlのお水は38回も沸騰させることができるという計算が成り立ちます。一回の燃料代は約8.7円ということになり、燃料容器はプラスチックなので、ガス缶と比べても片付けを考えればずいぶん楽になります。

最後に、私がすでに持っている100円ショップグッズを加えて一式まとめたものが上の写真になります。この他には火付け専用のライターも100円ショップで買えますので、それを加えて770円(110円商品7個)ぐらいで、湯沸かしだけでなく温かい飲み物をキープするミニキャンドル(写真では一個ですが、これは100円で同じものが15個付くダイソーのパッケージを購入しています)も付けることができます。キャンドルは明かりとしても使えるので、災害用としては相当充実しているのでは? と思っています。予備として2~3個のキャンドルと一緒に入れておけば、いざという時の備えとしては十分なのではないかという気もします。また当然、このセットを車の中に入れておき、火器が使えるような場所を見付けたら、そこで湯沸かしをするために使うようにしても便利です。日常的にこのセットを使えるようにしておくと、いざという時にも慌てずに使うことができるようになります。特別に高価なものでなく、あとはグルーブストーブクレセントを作るための空のアルミ缶と製作する人間の意欲だけがあれば良いわけです。多くの方の参考になれば幸いです。


水を節約して使うためにあると便利なのが旅行用品の「携帯用おしり洗浄具」

前回書きました断水時の水について、今回はその使い方について考えてみようと思います。料理や飲料用として使う場合にはそれほど問題にならないと思うのですが、私たちが普段でも水を無駄にしているような使い方をしていると、汲んできた水はたちまちなくなってしまうかも知れません。

それを感じたのが、たまたまテレビで見ていたお子さんの手洗いのためにペットボトルの水を使っているところを見た時でした。普通にペットボトルの水を手洗いに使う場合、キャップを外してそのまま手をすすぐと思いますが、それではかなりの水の量が無駄に流れていってしまいます。

そこで改めてその有効性を感じたのが、主に500mlのペットボトルのキャップを外して装着し、そのままでは水は出ませんが、ペットボトルを押さえることによって中味がシャワー状になって出てくる、いわゆる手動で洗浄便座の代わりをする「携帯用おしり洗浄具」の存在でした。

私は旅行用に2つ購入し、どのペットボトルと合わせて使えばいちばん使いやすいかを試してみましたが、炭酸用のペットボトルのうち、中央がくびれているものが押さえやすく使いやすいと感じます。押さえる力加減によって出てくるシャワーの勢いが違ってきますが、おしりだけでなく便器の洗浄にも使えるというのが一つのヒントになりました。

つまり、断水時に手を洗ったり食器を洗ったりすることがあるかも知れませんが、その時にこの機具を使うと、ピンポイントに狙ったところに勢いよく水を当てることができるので、手洗いでも食器洗いでも十分使いものになります。

私の場合、このおしり洗浄具とフタが付いた折りたたみバケツと一緒に使うことで、キャンプでも使える簡易シンクとして車内に用意しています。バケツは水くみに使えるだけでなく、食器を入れてシャワーを掛けながら洗い、濡れティッシュで拭き取ることで水の使用を最少限にして食器を洗うことができます。限られた水しかない中でも、ペットボトルに入れた500mlだけでも手洗い・食器洗いができると思います。

また、この類のおしり洗浄具は、災害時の携帯トイレで用を足す場合でも便利に使うことができます。携帯トイレは水をかけることで凝固し、普通のゴミとして捨てられるようになるのですが、必要以上に水を掛けるよりも、おしりを洗浄した水である程度固まってくれれば、トイレットペーパーの節約にもつながりますし、災害で水の使用を制限する場合にはどんな状況でも便利に使える、かなり応用範囲の広いトラベルグッズと言えるのではないでしょうか。私が購入したものは価格もそれほど高くないので、トイレとそれ以外の用途でペットボトルと一体化したセットを用意しておけば、海外旅行の時だけでなく温水洗浄便座がない国内での使用や、災害時の水の利用手段として様々な用途に使えるおすすめのグッズだと言えるのではないでしょうか。それこそ、断水で大変な方は今購入すればすぐ便利に使えると思うので、リンクを貼らせていただきます。


直接被害がなくても断水が起こった場合にどんな不便が出てくるのか

一昨日降った雨によってだいたい14時間くらい(深夜2時から夕方4時くらい?)の長期停電が続いた静岡市内ですが、そんな中で一部の地域では今後復旧の見通しが立たないくらいの断水が続いています。

私の住む静岡市は、静岡駅から南の「駿河区」と同駅から北の「葵区」というのが昔からの「静岡市」で、それまでは別の市や町であった「清水市」「由比町」「蒲原町」は現在「静岡市清水区」として静岡市の中にあります。今回、断水になったのは清水区内を流れる興津川から取水して水道を送っている「静岡市清水区」でトラブルが起きました。

というのも、大雨によって大きな木などの瓦礫が興津川に流れてきて、水道水として通す場所に大量の瓦礫がたまり、すぐに撤去することが不可能になったのです。この対応について、私がこの文章を書いている段階ではいつまでに水道が復帰するかということについては全く見当がつかないということのようで、興津川から取水した水を水道として使っている清水区の世帯、およそ5万7千世帯で断水が今も続いているのです。

水が止まり、自由に使えなくなると飲料水だけでなくトイレの水、食器洗いや洗濯、風呂に使う水も使えなくなります。災害対策を取っていないご家庭では、飲める真水を手に入れるためには、ペットボトル入りの水を買うか、地域にやってくる給水車を利用することになるのですが、とにかく清水区の方はほとんど断水状態なので、昨日などは炎天下で相当の行列ができたそうなので、行列に並ぶだけの体力がない場合にはなかなか水を得ることはできません。

水の購入については、私の住む静岡市の駿河区や葵区にあるスーパー・ドラッグストア・ホームセンターなどでもすぐに水が売り切れてしまい、残っているのは炭酸水ばかりといった状況です。給水や知人で水道が使える人に水を分けてもらえるようにポリタンクがあれば便利ですが、それも近くのお店では売り切れています。さらに言うと、断水していない地域の銭湯や温浴施設は清水区でお風呂に入れない人が押しかけているらしく、入場制限を行なわないと人を裁ききれないということもあるようです。

これは、静岡市だけの問題ではありません。大雨はどこでも降ってきますし、家自体に被害はなくても、断水が続いて苦労することも考えてその対策を考えることは必要です。今回の断水からの一連の動きを見た上で私が言えることは、まず大切なのは日常的な水の備蓄の大切さです。罹災した直後はすぐに水を手に入れることができないので、ペットボトルのお水を買い、一定時期に飲んだり調理に使ったりしてローテーションする方法が一般的だと思いますが、家族の人数が少ない場合には、スーパーのサービスでやっているおいしい水の供給マシンから定期的に水を汲みに行く労力を掛けるのも一つの方法でしょう。

私が汲みに行くスーパーは2店舗ありますが、どちらも4リットルの容器2つを用意し、最大16リットルの水をすぐ飲める状態で置いておくことができます。そうして罹災直後の飲料水を確保しつつ、その水が無くなる前に新たなお水を手に入れるためにはネット通販の利用がポイントだと思います。これはそのままペットボトルのお水を買っても良いのですが、罹災してしばらくして、誰か近くに水道水を使わせてくれる人がいるなら(今回は断水した知り合いを私の方が助けるために水道水を分けてあげるつもりです)、大き目のポリタンクをネット通販で購入するようにすれば、近所のショップのどこへ行っても手に入らないものでも、全国的な規模で考えれば、数日でネット注文すれば届くと思います。

逆に言うと、ネット通販で水やポリタンクを購入して、何とか自前で水を用意することができるぐらいになるまでの水の備蓄が必要だということになります。また、この騒ぎが落ち着いたところあたりで、20リットルくらいのポリタンク(水用)を買って置いておくことができれば、少なくともどこかからお水を分けてもらえる目処が付けば、かなり状況は楽になります。多少並んで給水車から水をもらうつもりの場合には、ポリタンクを乗せるための台車やキャリアを用意するか、タンク自体にコロコロ転がしていけるタイヤが付いているタイプのポリタンクを選ぶようにすれば、特に帰りの水運びが楽になります。

基本的に、私自身が長期の断水に見舞われた場合、恐らく殺気立って買えない人と買えた人との間のトラブルにもなりかねない、近所のスーパーでの水争奪戦には参加したくないというのが正直なところです。広域で大きな災害が起こってしまった場合は難しい部分もありますが、地域限定のトラブルの場合にはネット注文をした方が安く欲しいものを確実に買える可能性が高まりますので、そうしたことも考えながら日常的な備蓄ということについても考えていきたいものです。