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外で何かあっても持ちこたえるための常備食は水なしで開けてすぐ食べられるものを用意することに

現在、外に出掛ける時に持ち出しているかばんの中に、小型ソーラーパネルを入れたことで、もし家にしばらく帰れず、停電でスマホの充電ができなくても何とかなるという自信が付きました。すでに携帯トイレやアルミシートなど、災害用のグッズは入れているのですが、唯一無いのが「非常食」の部門でした。そこで、最低限でもやはり用意しておこうとスーパーに出掛けてきました。

過去にこのブログで様々な非常食について購入し、その内容を紹介してきましたが、当然ながらカップ麺の類を常時携行はできません。そもそも、お湯はおろか水を入手することも難しい可能性がある中で、やはり常温のまま水なしで食べられるものが常時携行の非常食としてはふさわしいのではないかと思います。

そういうわけで、残念ながらカロリーメイトは候補から外しました。携帯食としては優秀なのはわかっているのですが、水がないときついということと、あとはかばんの中に入れているうちにボロボロになってしまう可能性があることも、カロリーメイトを諦めた要因です。

あと、私が考える携帯用非常食に求める条件は一つ一つが個包装であるという点です。災害でなくても新幹線の中に缶詰になって全く食料が無く長い時間過ごさなくてはならなくなる事もあるかも知れません。その際、一回開けると湿気ってしまう大袋に入ったものは、開けてすぐに食べ切らなくてはならなくなるので、いざという時の食料としてはポイントが低めなのではないかと思います。ということで、色々考えた結果、以下のものをバッグの中に入れておくことにしました。

どちらも普通にスーパーで買うことができる、特段非常食として売っていない「はちみつ100%のキャンディ」と「一口ようかん」です。一口ようかんは一個50円くらいで、賞味期限は製造から約1年といったところです。以前、同じサイズの一口ようかんが5個入った井村家の「えいようかん」を持っていましたが、水なしで食べられてそれなりに満足感もあるので、もう一度「えいようかん」を買い足そうかと思ったのですが、常に持っているなら、ローリングストック方式で出先でちょっと小腹が空いたら食べてその都度新しいものを購入していけば、金銭的な負担なく常備の非常食として活用できます。

今回はつぶあんと練り餡のようかんを一つずつ買いましたが、これで100円なら悪くないでしょう。裸のまま持つとバッグの中で破裂したら怖いので、USBケーブルを購入した際に入っていた袋(ジッパー付きできちんと閉まるもの)の中に入れました。あまり多く持ち歩いても消費する時に大変ですし、買い物ついでに面白そうな一口ようかんを見付けたらストックしておいてバッグに入っているものから食べて入れ替えるような感じで考えています。

そして、「はちみつ100%のキャンディ」は、この商品のおかげで、どこでも安く買えるようになりました。その時からのファンで、別の旅行用バッグにもこの飴をしのばせています。賞味期限のある製品ですが、風味は落ちるにしても多少賞味期限を越えてしまっても、非常食としては十分でしょう。はちみつの飴は喉に良いという感じがあるので、冬に喉が乾燥した時に食べるようにして、これもローリングストックをしながらいざという時に常にある状態にしておくことが大事かなと思います。

チョコレートやマヨネーズなど、山で遭難した人が用意していて命をとりとめたというような食品はありますが、お出掛けの際に準備して出られるのであれば良いのですが、日常で出勤した時に大きな災害に遭遇したような場合に備えるような目的では、今回のようなものがかさばらず常備には良いかなと思います。

まだネットで買えるようなので過去に購入した浄水器を便利グッズとともに紹介

ここ数日、主にネット上での防災用品の推移についてウォッチングをしてきました。やはり災害時の断水を見越してペットボトルの水はかなり売れているのでは? と素人的な考えではありますが思います。ただ、私の場合はすでに登山用の浄水器を手に入れていますので、あえて水を買おうとは思いませんでした。

ペットボトルは大量の箱を持って逃げるわけには行きませんが、浄水器の場合は水は現地調達したものをろ過するだけなので、浄水器本体と水容器だけを持って逃げれば何とか水を確保することができそうで、こうした選択をすることになりました。

浄水器にも色々ありますが、私がおすすめしたいのは、一般的なペットボトルの口に装着することができるものです。サイズがペットボトルと同じであれば、容器そのものも用意する必要はなく、どこかで手に入れたペットボトルを再利用したり、ペットボトルと同じサイズの製品を使うことができます。

私が持っているのは、SAWYER(ソーヤー)マイクロスクィーズフィルター SP2129という製品です。同じメーカーのソーヤーミニSP128の方が知名度がある分、Amazonでは売切になっていますが、SP2129の方はまだ入手可能なようなので、改めてその内容を紹介するとともに、災害用としてだけでなく旅行のお供にも使えるポテンシャルについて説明させていただこうかと思います。

商品自体は小さなもので、写真にはありませんが、水を入れるためのパウチと接続させることで飲めない水をろ過できます。そのパウチ自体はそれほど強度のあるものではなく、フィルム状になっているパウチは乾きにくいので、扱いやすくなおかつ折りたたんで持ち運べる代替品として目を付けたのが、ダイソーの330円商品「折りたためるコンパクトボトル」です。

呑み口のキャップを外すとそのサイズはペットボトルと同じなので、そのままフィルターをねじ込んで付けることができます。容量は500mlあり、本体を押して水を出すことができるシリコンボトルは、浄水器と接続することでその効果を発揮できると思います。

SP2129がソーヤーミニと違う点は、付属の青いクリーニングカップリングを出水口の方にセットして逆にして(本体の向きに注目)ペットボトルやシリコンボトルにセットし、汚染されていないきれいな水を入れて水を通すと、汚れたフィルターの清掃ができます。一回使った後すぐにこの清掃を行なえば、一般的な用途であればほぼ半永久的に使えるポテンシャルを持っています。

ソーヤーミニの場合は、このような使い方はできません。ソーヤーミニにも付属する針なし注射器にきれいな水を入れてフィルターを逆向きに通すことでフィルターの掃除をします。SP2129は注射器も使えますが、クリーニングカップリングとセットで注射器がなくてもフィルターの洗浄を行なえる分だけ便利だと私は思います。

現在は、この浄水器のセットにダイソーのシリコンボトル、さらに飲料水の運搬用にエバニューのウォーターキャリーボトル「アウトドア ウォーターキャリー 900ml」をセットにして非常用持出袋の中に入れていますが、一式は小さなポーチにまとめているので、旅行の時にはそれだけ出して旅行用のカバンに入れて持っていくような体制になっています。浄水器は災害時にしか使わないというのではなく、準備してきた飲料水が無くなった場合でも飲み水や料理用の水を確保できるという点では、車中泊グッズとしても有用なものだと思います。

山の沢の水というのは、そのままで飲むと最悪命に関わる事もありますので、きちんと水質検査がされたところでないとそのまま飲むのは危険です。そういう意味でも、レジャーで野外キャンプ・車中泊を行なう頻度が高い方はこうした浄水器を持っていて損をすることはないと思いますので、まだ普通に購入が可能なようなら災害対策とは関係なく入手するのも悪くないと個人的には思うのですが。

地震がいつ発生するかわからない中で調理をするには電気を使うのが最善ではあるものの

災害が起きて避難所に行く場合は、支援物資が配布されることが予想されるので、自分で何とかする必要はないものの、自宅で避難している場合には、基本そうした食事などの支給は行なわれないというのが普通です。ただ、自宅周辺で生活ができるなら、人が密になることもなく、さらにはペットがいる家庭の場合には、あえて避難所には行かないという判断をされる場合もあるかと思います。

普通の避難生活の場合でも、支援物資が届くまでにタイムラグはあるので、自宅で用意した食べものを温めたりして食べるような機会もあるかも知れません。ただ、地震による被害の場合、今回の日向灘沖での地震についても、今後大きな余震が起こる可能性があるという事が言われているので、調理しているうちに大きな揺れが来たら、それが原因で火事を起こしてしまうかも知れず、キャンプなどで使う調理用品をそのまま使う場合には注意する必要が出てくるのではないでしょうか。カセットコンロでも、もし点火したままテーブルから落ちてしまうようだと、やはり危ない点はあります。

そういう意味で言うと、家庭用に非常用としてポータブル電源を十分用意しているなら、家電製品をそのまま使うのが、少なくとも大きな揺れが起こっても火が出るような可能性は少ないのでなないかと思います。炊飯器があればお米は炊けますし、炊飯器を使った煮込み料理もできます。IH調理器については使用電力が高いので、小さなポータブル電源ではそもそも出力が小さくて使えない可能性がありますし、使えても容量が少なければ連続使用は難しそうです。お湯を沸かすにも、同じ理由で電気ケトルを使う場合にもそうした問題が付きまといます。

そういう理由から、私は電気を使った調理の他に、別の燃料を使っての調理もできるような用意をしています。ただ、火を扱うものだけに、調理中に大きな地震が起こっても安全に使える調理器具というと、その数は限られてくるでしょう。私が実践的に使うことを考えているのは、アルコール燃料を使った「アルポット」です。

細長い筒状の鍋で、風の影響を受けず、点火した状態でも取っ手を手で持って移動できるという利点があるのですが、取っ手を手で抑えることによって、大きな揺れが調理中にあったとしても他のキャンプ用のストーブと比べ安全に使うことができます。そもそも、カセットコンロであれば揺れたら火を消せば良いのでそれはそれで安全だという事もあるのですが、カセットガスを備蓄するのも部屋にそれなりのスペースが必要になります。また、多くの方が災害用の備蓄として購入を考えると思うので、今後はなかなかまとめて手に入れるのも難しくなるのでは? と思っています。

今回、いざという時の調理をアルポットでと思い、備蓄用としてもあると安心するアルコール燃料を近くの薬局に買いに行ったのですが、さすがにアルコール燃料を災害対策として考えている方は少ないとみえて、店頭には材庫が普通に置いてあったので、すでにいくらかは持っていたものの、さらなる長期避難に備えて買い足しました。今後、アルコール燃料の入手し易さが変わってくるかも知れませんが、多くの人はそこまでして災害用にアルコールストーブを使わないと思うので、十分な管理の元、いざという時にはアルポットとセットで使えるように準備しておきたいと思っています。

6面真空クーラーボックスとミニ冷蔵庫の組み合わせで夏の暑さを乗り切れるか?

昨日は私のところは大雨で肌寒かったのですが、まだ初夏では決してないような時期でも結構暑い日々が続いています。今年の初め、入手しやすくなったところを狙って購入したアイリスオーヤマの6面真空パネル構造のクーラーボックスと、クーラーボックスに入れる保冷剤を冷やすために現在活躍しているミニ冷蔵庫(DC利用やポータブル電源で利用も可能)のコンビが、かなり使えると思えるようになってきたので、その状況について今回は書かせていただこうと思います。

アイリスオーヤマのクーラーボックスは20Lと40Lの二種類あり、私が購入したのは大きい40Lの方です。基本的には外に持ち出さずに主に自分用の冷たい飲み物を冷やすために使っているのですが、特にこれからの時期には冷たい飲み物のストックはできた方が良いので、かなり重宝しています。

皆さんのところにも家庭用の冷蔵庫はあるかと思いますが、家庭用冷蔵庫は飲み物だけでなく多くの食材や調味料も入るので、自分一人で冷蔵庫を使っている方は良いと思うのですが、家族で使っていると自分で買ってきたものを入れるのに、かなり気を使います。ビール類もそうでしょうが、私の場合、1.5Lや2Lのペットボトル飲料を冷蔵庫に複数入れるのは家族との関わりの中で今まではかなり遠慮していました。最近は一本でも冷蔵庫に入れるとかなりのスペースを取るので、開栓したら早めに飲み干さないとというプレッシャーにもなっていました。

今シーズンからは、今のクーラーボックス(40L)は大型のペットボトルが縦に入れた状態で閉めることができるので、こまめに保冷剤の交換を続けていると、クーラーボックス内の温度は、一日一回の保冷剤交換でも6℃を上回ることはありません。交換を忘れてしまって一日半とか二日そのままにしてしまうと温度は上がりますが、それでも何とか10℃以下をキープするので、大型ペットボトルを開けてしまった時にはクーラーボックス内の温度に気を配り、家族と一緒に早めに飲み切ることを考えながら利用しています。

また、冷蔵庫内に入り切らないほど買い物をしてきてしまった場合も、食材を減らしていく中での緊急避難的に食材が入れられるように、日常からあまり入れ過ぎてはいません。基本的には飲み物専用にして、よく使う牛乳は家庭用の冷蔵庫の方に入れ、家族と共用のものは未開封のものは入れて開封の際には冷蔵庫に移すという感じで運用しています。

ミニ冷蔵庫では、500gのハードタイプ(青色)保冷剤をローテーションしていますが、全てを完全に凍らせるためには、半日くらい冷やして一部の保冷剤が固まったら、固まっていない保冷剤と位置を変えて改めて半日冷やすことで、何とか一日一回固まった保冷剤をクーラーボックスに入れられるようになりました。

正直、もし災害の影響で停電が長く続いた場合、今使っているミニ冷蔵庫の電力消費は40Wくらいなので、24時間だとだいたい1000Whクラスのものでないといけないだけでなく、ポータブル電源を2つ用意して、それを一日で満充電できるクラスのソーラーパネルを設置できる環境にないと、長期間の保冷については難しそうです。ただ、そうすると冷蔵庫以外の家電は使えなくなってしまうので、基本的には大きな災害の場合は、災害に遭遇した時点で冷蔵庫に残っている食材を保存できるくらいの時間利用できれば良いかと今は考えることにしました。

明かりやスマホの充電、扇風機などの使用には今持っている小型のポータブル電源をローテーションしていけば何とかなりますし、いざという時に全く電気が使えなくなることは避け、晴天が続くなら一日で手持ちのポータブル電源を満充電できるくらいのソーラーパネルなら今は揃えているので、ちょっと前と比べると、そこまでストイックにポータブル電源を充電しようとは思わなくなりました。ただ、全く使わないというのも製品が劣化する原因となるので、お出掛けの際に使ったりして、今後も停電が来ても慌てない生活をする中で、クーラーボックスも活用していけたらと思っています。

災害時の水の用意と並行して行ないたい「水を節約するグッズ」について

災害に備えて備蓄するものの一番は「水」であることは疑いの余地がない事実ではないでしょうか。先日、ペットボトルの水(2Lペットボトル)をまとめ買いしましたが、それを部屋の邪魔にならないようRVBOXに入れてあります。

ただ、そうしていくら水を準備したとしても、実際の災害の影響はいつまで続くかはわかりません。能登半島の地震でも地震直後については仕方がないものの、時間が経てばライフラインが複旧すると思っていた人も多かったのではないでしょうか。しかし、地震で大きな被害が出た場所によっては一ヶ月半経った今でも水道が出ないような場所もあります。救援物資が滞るような事も考えつつ、できる備蓄についてはするとともに、避難生活の中で貴重な水を節約することについても考えていかなければいけないと思います。

そんな事もあり、罹災した後に雨水の活用(雨水をためて飲用以外の生活用水として使ったり、その水を浄水器を通すことで飲用としても使えるようにする)について具体的に考えているのですが、それだけでないもう一歩進んだ準備ということについて今回は考えてみたいと思います。

まず、今回の能登半島においても感染症がまん延するようになっている中、清潔さを保つことは大変重要です。水を使って手を洗うよりも、濡れティッシュ・おしりふきなどを活用して水を使わずに手や体を清潔に保つようにすることができればと思います。私の場合にはそれに加えて、特に海外旅行用にペットボトルに付けることで、ウォシュレットの代わりになる携帯用のお尻洗浄グッズがあるのですが、これは水をシャワー状にして出してくれるので、ちょっとした手洗いには便利だと思います。また、用意した濡れティッシュやおしりふきがあれば良いですが、使い切った状態でもまだお風呂に入れないような状況が続いた時にも、普通のティッシュやトイレットペーパーにこれでシャワー状の水を付けて、少ない水で体全体を拭けるようにもできると思います。

また、頭を長く洗えない対策として「ドライシャンプー」があれば良いですが、それが切れた時のために赤ちゃん用のベビーパウダーを頭全体にまぶした上で髪をとかすことで、頭の汚れが取れる代替品として利用することも可能なようです。他にも、災害用として用意しなくてもすでに家にあるものの中で、災害時に使えるものについてはリストアップして揃えながら、なおかついざという時に備えたいものです。

そのような、日常的に使うものであるにも関わらず、災害時の水の節約に役立つものとして、家庭用の「ラップ」があります。普段は食品に掛けたり電子レンジを使う時にお皿の上に掛けたりなどして使いますが、水が貴重な状況の中では食器を覆うように包んで食事をした後、食器を洗わずにラップだけ捨てるというような使い方もできます。また、ラップで包んだつもりが少し汚れが付いてしまった場合にも、そのラップを捨てる前に、丸めて汚れを拭き取るような感じで使うことができるので、日常生活の中でも常に予備のものを用意しておくことが大事なグッズではないかと思います。

昨日は、備蓄用に大小のラップを購入し、水を入れてあるRVBOXの中に入れました。これで、もし非災害時でもラップが切れた場合にすぐ出して使えます。その際、出して日常用にした場合には改めて新品を同じようにストックしておくことがいざという時の事を考えると必要になるでしょう。この他に、レジャー用として紙コップや紙皿などもストックしてあります。またポータブル電源と合わせて使うと色々な調理に使える「ちょこっと家電」にシンデレラフィットするダイソーに置いてあるアルミ皿など、単体でも洗わずに使える食器類をラップで包んで使うような事も十分にありだと思います。今後も一方向だけでなく色々なやり方で、いざという場合にライフラインが利用できなくなった状況が長びいた場合の事について考えていきたいと思います。

ダイソーの300円商品として置いてあるCOBライトはオーム電機製のもので使い勝手良し

以前からネット上で話題になっていた全国のダイソーで買えるCOBライトをついに買ってきました。複数のLEDが基板に付いており、組立も簡単だからなのか、330円で購入でき明るく使い勝手の良いライトなので、いざという時のために持っていると便利です。

本体は充電式で、LEDおよび内蔵バッテリーの交換はできません。約500回の充放電に対応していますので、困った時だけ使うのならそれほど寿命を気にせずに使えるのではないかと思います。充電方法はUSBタイプCのプラグで充電するタイプなので、スマホの充電器と共用できるのも便利です(パッケージには充電コードは付属しませんので注意)。

明るさは最大250ルーメンですが、この明るさはボタンを長押しした場合の最大光で、満充電している場合でも1時間しか連続点灯できません。普通にボタンを押すと、「強(180ルーメン・連続点灯1.5時間)」→「弱(65ルーメン・連続点灯3.5時間)」→「点滅(連続点灯0.5時間)」とボタンを押すごとに点灯状況が変わり、もう一度押すと電気が切れます。もし、災害時などで連続点灯させたい場合は「弱」でも相当明るいので、明るさをしっかりセットしましょう。

使い方に応じて様々な置き方ができるのも、このライトの特徴です。普通は手持ちで懐中電灯のように使うと思いますが、カラビナが付いているので首からぶら下げてウォーキングに使ったり、高い場所に引っ掛けて全体を照らすことも可能です。車中泊で天井がスチールの場合には、裏にマグネットが付いているので天井に付けて点灯させることもできます。また、写真のように、家庭内では冷蔵庫のところに付けることができますので、カラビナに鍵などをまとめておき、いざという時には台所回りを照らすようにもできます。

さらに、本体には写真のように、180度角度を変えられる小さなスタンドも付いているので本体だけで自立させられます。三脚や折り畳み傘の先と同じ径のネジ穴が付いていますので、夜の写真撮影の場合にはスポットライトのようにも使えます。特にこのライトのネジ穴に合う折り畳み傘(昔からあるタイプに多い)を持っていて、いざという時には先にある部品を外してこのライトを付けることで、懐中電灯では見えにくい、自分の身長では照らせない高い所を照らせるというのは覚えておくと良いかも知れません。

使用上の注意としては、給電しながら点灯させないということがあるので、あくまで非常用として使いつつ、気が付いたらスマホの充電の前か後にでもたまに充電しておくことで、いつでも手元に置いて、様々な場合に役立つ明かりとして使えるようになると思います。この製品は、非常用持出袋に入れておくようなものではなく、日常的にキーライトや懐中電灯として使いつつ、いざという時にはここまで紹介したような使い方もできる便利なライトという事になるかと思います。

最後に一つ、皆様に紹介したい事があります。このライトに限らないのですが、実はこのような「懐中電灯」を「正当な理由なく」「常時携帯している」と軽犯罪法で逮捕される可能性があり、実際に懐中電灯やペンライトを持っていたことが理由で逮捕された事例があります。なぜそんな事になるのかというと、同じように持っているだけで逮捕される可能性のあるナイフ類と違ってそれ自体が他人に危害を加えられるものではないのですが、懐中電灯は「夜間に他人の家に侵入するための道具」として使われることもあるので、職務質問でライトを携帯している理由を説明できない場合、空き巣犯と警察に思われてしまったら逮捕の可能性もあるということです。

ライトとセットで十徳ナイフを持ち歩いていた日には、これはいくら「趣味で」と言ったところで人によってはその言葉をまともに信じてくれない場合が出てきます。私自身はナイフは日常では外で使わないので持ちませんが、職務質問させてその中で「なんでライトを持ってるの?」と言われた場合、相手を説得できる答えが出ない場合は、少なくとも自分のバッグの奥の方に別の袋に入れて仕舞っておきます。首からぶら下げてウォーキングに使っている場合は、車に歩行者だと認識してもらうために点灯させながら歩いていると言えば、その説明には筋が通るので大丈夫だとは思いますが、挙動が不審だったり服装が黒ずくめだったりなど、不審がられるような事はまずはしないことが大切だと思います。

便利な道具はそれが便利なあまり、それを悪用する人がいることによって、気を使うところも出てくるという所もあります。今回紹介したCOBライトもそんな製品なので使い方には十分注意しましょう。

災害時の水の確保について浄水器を使って飲水にするための水はどこから持ってくる?

アマゾンの2月のセールで、前々からあると便利だと思っていたペットボトルに付けて汚れた水を飲めるようにできる登山用の浄水器がセールで安く売っていました。これは買い時だと思ったのですが、ちょっと待てよと思ってある疑問が解決するまでは購入を我慢することにしました。同じようなセールは行なわれると思いますし、大きな地震が起こった後ということもあり、とりあえず使うことのない自分が手に入れるよりも、そうしたものを必要とする人に買ってもらった方が良いだろうという判断もあってのことです。

そもそも、非常時にすぐ飲める水を何とかしたいなら、第一に考えるのはペットボトルを買ってきて備蓄することです。飲料水として必要なのは一日一人3リットルで、外からの救助が入るまでの期間を3日と考えると、家族一人が必要な分を備蓄する場合、一人あたり9リットルくらいの水が必要になりますが、2リットルのペットボトル5本弱になりますが、近くのマックスバリューでは2リットルのお水が6本で一パックのペットボトルが何と400円くらいで売っています。感じとしてはこのパックを家族の人数分だけ増やしておけば、とりあえず3日間は安泰でしょう。ちなみに、ペットボトルにある賞味期限は、中の水が蒸発することで2リットルの水として売れないということでそのような表示になっているようなので、あくまで自己責任にはなりますが、一人あたり1パックの水をずっと置いていても飲めない事はないとのこと。ただ、気になる方は3日が過ぎた後の事が心配にもなるので、家庭で使えるような浄水器を使うことを考えても良いと思います(かなり期限の切れたペットボトルの水を通すことも含めて)。

そうして、飲めない水を飲めるようにする浄水器について調べている中で、ネット上で浄水器を紹介する動画では、近くの川へ行って汲んできた水を浄水器にかけて、その水を飲んだり調理に使ったりしたレポートを出している人もいました。基本的にはかなり濁った水でも大きな汚れを沈殿させたり、布で先に濾したりして表面上の汚れを取りのぞいてから浄水器にかければ、効率を上げつつ飲める水を作ることができることは確かなようです。ただ、その川の途中に工場があり、工場排水された中に有害な化学物質が含まれていた場合には、その物質によっては濾過器を通しても有害な成分は除去できない場合もあるようです。そうした物質まで濾過するためには、そうした物質もろ過する専用の浄水器が必要になってきますが、そうしたものは多くの人が利用する避難所に備えるべきものだろうと思います。

となると、近くにある川や沼の水については、トイレを流すためであったり洗濯をするための水として使うようにした方が無難ではないか? という気もします。登山用に作られた浄水器は、比較的きれいな沢の水を入れ、問題になるエキノコックスなどを除去して飲むことを想定して作られているものです。こうした浄水器を使う場合には、使う水の「出所」がはっきりわかるものにしておいた方が良いと思います。自分だけではなく家族(特に小さなお子さんがいる場合)にはなおさらでしょう。

では、どういった種類の水が「出所がはっきりした水」であるのか? ということですが、飲用できる井戸水があれば良いのですが、そういった場所は実際に災害に遭ってしまうと多くの人が押し寄せるため、簡単には取水できないでしょう。さらには、給水車を含めて水をもらいに行くということは、水を汲んだ帰りにはその分の水の重さを感じながら、大変な思いをして自宅や避難所まで運ぶ苦労が出てきてしまいます。そうした事をせずに自宅の近くで出所のわかる水を得て、その水を浄水器にかけられるような状況でないと、いざという時にはなかなか役に立たないのではないかという気がして、その解決策を考えた上でないと、私は浄水器を買おうとは思っていないのです。
まず、日常生活を普通に送っている場合で考えると、「お風呂の水の有効活用」というのが考えられます。お風呂に入った後の水をすぐに抜かず、次にお風呂に入るまでずっと浴槽に溜めておき、次に入る際に水を抜いて浴槽を掃除してというサイクルを繰り返すというものですが、不衛生で風呂場にカビが発生するとか、大きな災害が起こらなければあまり良いことはありません。実際に飲水として浄水する前にも布でろ過をするような手間(そのままでも浄水できるものの浄水器でろ過できる水の量は少なくなります)がかかるので、よほど毎日のメンテナンスに気を付けなくてはいけないような気がして、自宅ではこうした事はちょっと難しいのではないかと個人的には思います。

では、そうして自宅でも入手可能な水とは何なのかということなのですが、一軒家に住む方であれば話はそれほど難しくありません。日本ではそれほど難しくないと思うのですが、天から降ってくる雨を利用するのです。一軒家には例外なく屋根に当たった水を流す雨といが設置されていると思います。雨といから水を容量やタンクに流すための器具や雨水タンクは普通にホームセンターで購入することができます。普段は庭木の水やりに使うようにして、いざという時には中に溜まった水を浄水器に掛ければ、酸性雨や放射能に汚染された雨でなければ、まず問題なく飲水として使うことができるでしょう。

もしタンクを設置することができなくても、雨といにホースを付けて、すでにある大きなバケツなどに水を貯められるようにすれば、災害後でも雨さえ降ってくれれば安定して飲水化できる水を確保できるでしょう。そういう意味では、一軒家に住まれている方はちょっとしたスペースがあれば大規模な太陽光パネルも設置できますし、水も雨水で何とか確保できるようになるので、家自体が住める状態であるなら災害には強いといえます。

ただ、私の現在の住居は集合住宅で、ベランダに面した雨といもないので、うまく雨水をためておくことも、いざ大雨が降った時にも効率的に集める方法がありません。ベランダに置けるだけのバケツなどを置いて水を集めるような方法もありますが、あまり効率的ではありません。せめて実際に罹災した際に降った雨くらいは飲料水にできるような形でためておきたいのですが、その方法について色々と現在調べているところです。

もっとも、水が欲しいと思った時にずっと晴れていて雨が降らなかったらそれまでです。その辺は仕方ないと思うしかなく、最初に書いた一人3日分くらいの飲料水の備蓄は浄水器よりも大事かなと思ったりします。そんなわけで、それほど費用を掛けることなく、雨が降った時にその雨を飲水としても集合住宅でも活用できるような仕組みについて、今後とも考えながら自分なりの結論を出していきたいと今は思っています。ちなみに、雨どいから雨水を利用できる環境にある方は、小さくても雨水を溜められるタンクが設置できるなら、以下の商品が手軽で意識することなく浄水可能なので、環境が許せば導入したかったものです。別売のシャワーヘッドを入手すれば、断水が続いていても別に雨水タンクに十分な備蓄がされていれば、夏であれば毎日シャワーが使えるというのもポイントが高いですね。

シャワーしか日頃使わない人も「風呂桶」を一つ用意しておくことがオススメされる理由

先日紹介したNHKの旧BSプレミアムチャンネルで、NHK金沢局発の地震関連ニュースや現地の生活情報を見る機会を意識的に持つようにしています。定時の全国ニュースでもきちんと報道されるものの、より詳しく現地の情報を伝えてくれるだけでなく、現地で生活している人に向けての生活情報も、全く関係ない場所から見ていてもそれなりに考えることがあります。ちなみに、リアルタイムで見られない方には、見のがし配信も可能な「NHK+」のサイトやアプリから金沢放送局発のニュースを見ることができるようになっています。

そうした生活情報の中に、各避難所や大きな損傷を免れたと思われる施設でのお風呂の提供についての情報を見ていて気付いたことがあります。災害場所でお風呂を提供するということは、なかなか大変なことだと思います。施設のない避難所では自衛隊がお風呂の設備を設営して提供する場合もあれば、宿泊施設や日帰り入浴施設(温泉含む)で提供する場合もありますが、その際必要なものとして「風呂桶・石鹸類・バスタオル」があることに注目しました。

石鹸(シャンプー・リンスなども)やバスタオルは支援物資として避難所に届く可能性のあるものですが、入浴セットの一式を入れて持ち運び、入浴時にはかけ湯に使ったりタオルをつけたりする風呂桶については、支援物資として届くのかは私は知りません。近くのお店で災害時でも手に入れば良いですが、入浴サービスが開始されることがわかった段階では、どのお店に行っても手に入らない可能性は高いと思います。これは、私の住む静岡市で大雨になり、清水地区で断水が長く続いた時、本当に水やポリタンク(給水用)を売っている場所がなく、給水車を待つ人の列がすごいことになっていた体験もあるからそう思えるのです。

このように、普段の状況では100円ショップでも入手可能なものが、いざ何かあると全く手に入らないものもあるということなので、もし自宅に浴槽がなくシャワーで済ましているような方で、シャワー室に風呂桶を用意していない方は、どんなものでも良いので買って備えておくことは、やはり大切ではないかと思うのです。

車中泊の旅でも、外湯を使う時だけでなく、車内で食べた食器を浸けておくために使ったり、ハンカチやタオルなどを簡単に選択するような場合に便利なので、浴槽だけでなく自分の車の中にも入れてあります。風呂桶といっても色々ありますが、丈夫で他人とかぶってトラブルになる心配のないものとして、カー用品チェーンの「イエローハット」が出している「オリジナル風呂桶」を個人的にはおすすめしたいです。内容は以下のリンクをご覧になり、購入はお近くの店舗で大丈夫だろうと思います。

https://www.yellowhat.jp/tokusyuu/hatnyan/collection.html

ぱっと見、「ケロリン桶」のように誤解を受けるかも知れませんが、印字内容はイエローハットのものなので、温浴施設に行っても、備品を勝手に持ってきたというような形で言われることはないでしょう。強度もケロリン桶並にあるので、安心して使い続けられます。そして、何より本家ケロリン桶よりも安いのが嬉しいです。重ねて保管できますので、家族の人数分用意しても良いかも知れません。本家ケロリン桶は全国のハンズ各店やLOFTでも買えますので、ケロリン桶の方が良い場合はそちらをどうぞ。ただ、温浴施設などでケロリン桶を使っている場合、入場時にこれは「マイケロリン桶」であると一応申告してから入った方がトラブル防止という観点では良いだろうと思います。

停電対策の第一はいかにして安定に部屋全体を照らせる「明かり」をすぐ使えるようにすることだが……

ここにきて、改めて自宅が停電した場合に、まず何が一番はじめに必要なのか? ということを考えてみました。幸いなことに、現在に至るまで一瞬の停電はあっても、長時間停電が続くような事には自宅ではなっていません。「自宅では」というところは、例えば家の前の道一本隔てた場所から数時間停電が続いていたとか、自宅は大丈夫だったものの職場が深夜からその日の昼ぐらいまで停電が続いていたということはあります。しかし、それはあくまで運が良かっただけであって、大きな地震でなくても落雷などで停電になってしまい、水やガスは使えているのに電気だけ使えないということは普通に起こり得るのではないかと思います。そんなわけで、特に夜の停電の場合に困る「明かり」についてその対策というものを考えていきたいと思います。

実は現在住んでいる場所のリビングの天井には、前の住人が付けたと思われる木ネジによるフックが付いています。そこでまず、明かりを吊るせるようなS字フックを付けました。これだけ大きなフックだと、スマホのライトでも見えるような形で何かの明かりを吊り下げることができるようになります。基本的にはここに、それなりに明るく部屋全体を照らす「明かり」を吊り下げて使うことを想定しています。節約生活をしている人の中には、日常生活でもこうした明かりをメインで使うという方もいますが、現在リビングに設置してある明かりはLED照明なので、あくまで非常用と私は考えています。

つまり、用意はしているものの、めったに使うことのない明かりを用意し、普段は別の用途で使うことを考えているのですが、その場合、数あるLEDライト(ランタン)の中で何を選ぶべきなのかということをまずは考えてみました。

今の売れ筋はゴールゼロのミニランタンや、その派生製品である充電式の小さなランタンだと思います。常時持っていていざという時に使えるように充電をしているなら、そういった選択も有りでしょう。中には、本体から直接だったり、ケースに入っていてそのケースがモバイルバッテリーとして使えるような充電式ランタンもあるので、モバイルバッテリーとランタンを二つ持たなくても良いというメリットもあるのですが、私はこの種のものは持っていません。というのも、かなり長く使うためには極力内蔵充電池のものでなく、乾電池(エネループ代用可能)のものにした方が、少なくとも本体自体が壊れない限り、ずっと使い続けられるからです。

写真は、天井のS字フックに、もはやいつ購入したのかさえ忘れてしまったジェントスのEX-777XPという単一アルカリ電池3本仕様の製品に電池アダプターに入れた単三エネループを3本入れて運用しているところです。古いものなので暖色のみしか使えず、明るさは最大280ルーメンということで最新のものよりも部屋を明るくすることはできませんが、それでもエネループ3本くらいでも何とか数日くらいは使えます。

現行品は白色・昼白色・暖色やキャンドルモードなど、様々なモードを選べるので、エネループでの運用時でも最大限に明るくせずに持続させるような使い方もできますし、同じ単三エネループでも一つに3本入るタイプのアダプターを使えば、1000ルーメン以上の最大照度でも夜が明けるまで照らし続けることも可能になってきます。

ただし、こうしたエネループ流用可能なLEDランタンを使う場合は、それなりに充電式のニッケル水素電池のストックおよび、専用充電器を用意する必要があります。私の場合はすでにそうした装備を持っているので、新たに何も買う必要がないのですが、そうでない場合は、充電式のミニランタンを使いながら非常時にも使えるようにする方がコスト的には安くなりますね。

ただ、最近はAmazonブランドの比較的安い充電池もありますし、充電器はパナソニックのBQ-CC87Lが個人的にはおすすめです。USB接続なのでモバイルバッテリーやポータブル電源から直接充電でき、電池を入れた状態でモバイルバッテリーとして使ったり、付属のライトユニットを付けると簡易ライトとしても使えるという、停電時にエネループを充電したりそれを使う事について考えられた製品になっています。ここでは、その充電器と、単一3本タイプの大型ランタンをリンクで紹介させていただきます。単三エネループで使いたい場合には、100円ショップへ行けば、単三を単一電池として使えるアダプターが売っていますので、それを同時に購入して使うのが現状ではセオリーではないかと思います。

もしもの時の停電に備えて潤沢に在庫のある100円ショップの保冷剤ハードタイプは今が買い時

先日、近くの公園で防災訓練を行なっていました。興味深かったのは、近所の公園なのですが、そこには複数の下水につながったマンホールがあり、大きな災害が起こった場合、公園近くに避難した人たちの公衆トイレとして、マンホールの上に個室になるテントを付けて使えるようになっていたことでした。

一応、自宅では水と一緒に使うと排泄物を凝固させることのできる携帯トイレを用意しているのですが、緊急時には一回につき一つのゴミとして、固めて出せるようにはなっています。しかし、近くに処理をしなくても良いトイレとして使える施設があるというのは、色々と心強いと感じます。自分では自宅内で何とか停電が起きるような場合でも生活していこうと色々考えているのですが、全ての事ができるわけではないので、近所の施設についての知識を得ることは必要だと思います。恐らく支援物資の支給も避難所で行なわれると思いますので、改めて自宅近くの避難所情報も頭に入れておくべきでしょう。

ただ、災害の起こる時期にもよりますが、生きていくために必要な食料について、いくら食料を入手したとしても、外に出しっ放しにしておけば食材の痛む速さはどうしても早くなります。自宅の冷蔵庫も停電になると止まってしまいますが、中に入っている食材を全て食べられるわけではないので、冷蔵庫内の温度が上がる前に何とかしなければならないのですが、その際あると便利なのが「保冷剤」の存在です。

キャンプ用に安く売っているクーラーボックスでも、冷凍庫の中に複数の保冷剤を入れておけば、いざという時にはクーラーボックスに保冷剤と一緒にすぐ食べない食材を移動させた方が、冷蔵庫の中に入れっ放しにするよりも食材の鮮度は保たれるのではないかと思います。ただ、そのためにはクーラーボックスの中に入れるための保冷剤は、それなりの数をキープしておきたいものです。

ちなみに、クーラーボックスの機能通りに温度を保つためには、容量の20%くらいの保冷剤が必要になるという話です。ただそれだと、私の持っている20Lのクーラーボックスの場合、4L(4kg)もの保冷剤を用意しなければなりません。よくお店で見るハードタイプの保冷剤のサイズが500gくらいだと考えると、一度に8個も入れなければなりません。ただ、保冷できる時間内で食材を食べ切ることができるならば、多少は保冷剤の数を減らしても何とかなりそうな気もします。また、小さいものでもポータブル電源で保冷剤を冷やせるような小型冷蔵庫を入手できれば、少なめの保冷剤でクーラーボックス内を冷やしているうちに、別の保冷剤を固まらせるくらいの事ができれば、うまくローテーションを行なうことができるでしょう。ただ、保冷剤のローテーションを行なうためには、大量の保冷剤が必要になります。

実は夏に約6時間で固まる、500gの保冷剤では最安だと思われるダイソーなど100円ショップで売っている保冷剤(一個110円)を探したのですが、全く見付けることができなくなっていました。しかし、今の時期は外でクーラーボックスを使う人がいないのでしょうか。少し大き目のお店ならかなりの数の在庫があります。私の場合の必要な保冷剤の数は、実際にクーラーボックスに保冷剤を入れて、どのくらいの時間温度を保ってくれるか実験をすることが必要になりますが、20Lの10%である2kgの量なら、440円出せば揃えられます。

ローテーションをするには倍の8個必要ですが、その場合ポータブル電源で冷やしているうちにクーラーボックス内部の温度が冷蔵庫くらいにキープできているなら何とかなるでしょう。長期停電を見越して、手持ちのポータブル電源でも連続6時間以上動かせる低消費電力の小型冷凍庫の購入や、性能の良いクーラーボックスの入手も視野に入れた上で、徐々に使える保冷剤を増やしていこうと思っています。そうした事がやりやすい時期であることは間違いないと思いますので、直近で使う予定がなくても、安い保冷剤は見付けたら買いではないかと個人的には思っています。