カテゴリー別アーカイブ: 防災グッズ

旅行用のモバイル製品としての「液体ミルク」についてのお話

災害や旅行に持っていくと役に立つというのはこのブログでは主にスマホやタブレットのようなモバイル電子機器についての話をするのが主でしたが、人には様々な状況の変化があるもので、一人で動くのか家族単位で動くのか、その家族の中に小さなお子さんがいるかどうかで用意しておくものは当然変わってきます。

今回紹介したいグッズはこのブログではそこまで馴染みがなく、さらに男性の生活の中では全く思いも付かないものですが、生まれたばかりで授乳が必要になるお子さんがいるご家庭には絶対必要になる「ミルク」についての話です。

今までの日本で赤ちゃんの食事であるミルクを用意するには、お母さんの母乳を飲ませるか、粉ミルクを使うしかありませんでした。旅行先や災害時の授乳ということを考えると、母乳にしても粉ミルクにしてもあげるタイミングが問題になるでしょう。昔は人前でも母乳を与えていたお母さんはいましたが、今はさすがにそんな風には行きません。また粉ミルクの場合も高速道路のサービスエリアに行けばお湯が手に入ったりすることもありますが、そうでない場合は事前に保温のできるボトルでお湯を用意し、殺菌した哺乳瓶に粉ミルクとお湯を入れ、赤ちゃんが普通に飲めるように人肌の温度まで冷ます必要があり結構な手間がかかるとともに、荷物としても結構な量になります。

今の日本ではそうした準備をしっかりした上で赤ちゃんの授乳を外でもする必要があるので、小さい子を連れた旅は大変ですし、さらに災害が起こりお湯はおろか水さえ手に入りにくい状況になったら果たしてどうやって赤ちゃんにミルクを飲ませるのかということを考えると絶望的な状況になることも出てきます。

そんな中、この日本でも今年の8月8日から母乳・粉ミルクに加えて第三のミルクと言われる「液体ミルク」の製造と販売が認可されることになりました。まだ日本メーカーから製品の発売はされていませんが、もしこの液体ミルクが普通にどこでも買え、粉ミルクと同じように普及してくれば、特に旅先や災害時の授乳について大きく状況が変わる可能性があります。育児に手慣れたお母さんお父さんがいなくても、誰でも赤ちゃんに簡単にミルクを与えることができるようになるのがこの液体ミルクだということで、今後に注目が集まっています。

海外ではすでに利用されている液体ミルクは、高温で長時間殺菌が行なわれているため、普通の牛乳に比べて色が濃いのが特徴で、半年から一年くらいまでは未開封の状態で常温保存でも赤ちゃんに飲ませても大丈夫なくらいの安全性がクリアされています。この液体ミルクが画期的なのが、一本200mlくらいのボトルに直接吸口が付けられるようになっていて、すでに液体のミルクとして完成された品なので、改めて人肌まで暖めなくても(粉ミルクの場合は水では溶けにくいのでお湯が必要になるため)そのまま常温で赤ちゃんに与えることができるということです。

ボトルはプラスチックの他に紙容器もあるので、昨今のプラスチック規制についても問題はないでしょう。吸口は使い捨てになるのか洗って使えるものになるのかはわかりませんが、どちらにしても販売されるようになれば粉ミルクよりは割高になることは確かですが、一食分使い切りで飲み残しはそのままにしない(時間を置くことで雑菌が増える可能性があるため)という事と本体に刻印された賞味期限をを守って与えれば、赤ちゃんがお腹が空いたサインを出した時にすぐ与えられ、持ち出すのも液体ミルク本体と吸口だけを持って出ればいいので、事前の用意もかなり楽になります。もし全国のコンビニで販売されるようになれば、つい持ってくるのを忘れてしまったり、用意した本数が足りなくなっても何とかなるというのが心強いところです。

これが地震や大雨で長期間の断水が起きている中での事を考えると、粉ミルクよりも液体ミルクの方が災害時には有利です。賞味期限の関係もあるので一定数を揃えておいて粉ミルクと併用しながら一本消費したら一本買い足すというような備蓄の方法ができれば、旅行時にも災害時にも役に立つでしょう。

まだ日本のメーカーでは実際に商品を製造・販売するのかというところで考えるところがあるようですが、これだけ現在の日本政府が子育て応援の施策を進めていて、男性の育児参加についても推進すべき状況の中で、用意もなくすぐに与えられる液体ミルクが一般的になればお子さんが小さくても家族での外出がしやすくなります。すでに認可が出ているということもあるので、今後の日本国内での展開を期待したいところです。


100円ショップ用の「はちみつ100%のキャンデー」

以前にこのブログでも紹介させていただいたことのある扇雀飴本舗の「はちみつ100%のキャンデー」ですが、先日風邪のひきはじめで喉を痛めた折に、いざという時のために備えていた分を開けて食べ切ってしまいました。

この文章を書いているちょっと前に、熊本市議会でのど飴を口に含んだ状態で質問に立った議員をめぐって長時間審議が止まったことがニュースになっていましたが、本当に喉が痛くて声も出ないような状況で喉に優しい飴をなめると、かなりの回復が認められるというのを身を持って体験したばかりなので、単に会議中の飲食行為とは分けて考えた方がいいのではないかと個人的には思います。

この「はちみつ100%のキャンデー」は医薬品ではありませんが、特殊な製法でハチミツの成分だけで作られているため、安心していただくことができるキャンデーとして常備しています。

今回、たまたま近くの100円ショップへ行ったら明らかにスーパーで売っているパッケージ版より小さいサイズの商品が売っていましたので、備蓄分を食べ切ったところでもあり、購入して帰ってきました。

大人の手のひらなら隠れてしまいそうなミニサイズで、パッケージに賞味期限とともに刻印された重さは22gとなっていました。成分表示では一粒2.2gとなっているので、ちょうど10粒入っているということになります。ちなみにスーパーなどで売っている製品の重量は51gで、量的には半分以下になっています。
ただ、旅行に持って行って旅行中に食べ切ったり、災害用にいざという時までパッケージを開けないでとっておくという場合にはこちらの方が個人的には一回で何とか食べ切れるということもあり、旅行用のバックパックの中に忍ばせておく食料の一つとしてこの飴を入れておくことにしました。

私が購入したのは地元中心に店鋪を展開している100円ショップでしたが、ネットでちょっと調べてみた結果、全国チェーンのダイソーでも発見したというレポートが有り、全国的にもワンコインで(税別になりますが)入手できるなら、旅行先で食べ切った場合に改めて100円ショップで探してみようかなという気にさせてくれます。

災害時に甘いものが欲しいということもあるため、その場合には前回も紹介した賞味期限をあまり考えなくてもいい「氷砂糖」もあるとより安心だと思いますが、日常的に食べるには少々お高く、あまり食べ過ぎるのもどうかと思っていたところだったので今回の100円ショップ用パッケージは十分にありだと思います。ただ、これからの季節、のどの痛みに対処する目的に日々いただきたいという場合は、スーパーで大きな袋の製品を購入し、持ち出す時に小分けしたものを持っていくようにするのがいいと思います。特に身の回りで急にのどの調子が悪くなった方がいらしたら、はちみつ自体を摂取することに問題がなければ、体にも安心ですし喜んでいただけるものではないかと思っています。

最後に、私のように夏の終わりから秋という季節の変わり目に体調を崩してしまうということはできるだけ避け、特に明け方の気温が低い時でも体が冷えないように、車中泊をするのでも単に体にかける寝具ではなく寝袋を利用するなどの体策も講じてみて下さい。ちなみに、リンク先は今回紹介した100円ショップ用の製品ではなく、スーパーなどで売っている通常サイズのまとめ買い用のリンクになっておりますのでお間違いないよう。


ルーペのもう一つの使い方

最近、コマーシャルが話題になっているメガネ型の拡大鏡(ルーペ)がありますが、近所ではそのバッタモンでちょっとした力が加わればすぐに壊れてしまいそうなプラスティック製のメガネ型ルーペは税抜価格で100円以下でも売っています。老眼鏡とは違い、文字を拡大したい時に使ったり、スマホの画面を広く使いたい場合には、こうしたルーペを掛けてスマホを使えば便利というのですが、個人的には普通の虫メガネで十分のような気がしたので、100円ショップで一つ買ってみました。

ごらんのように、レンズがむき出しになったタイプではなく、カバーが付いていて使う時に出せるタイプで、倍率は2倍と低倍率です。同じ売り場に8倍のものもありましたが、レンズの大きさが小さくなってしまうので、あえてこの大き目のタイプにしました。

私自身、目はそんなに悪くはないのですが、暗いところで小さな字を見ると見えずらいということがあるので、例えば災害時に施設に掲示された説明書きが読みにくいような場合に役に立つかも知れません。

今回購入したルーペは何しろ100円ショップの品なので大きな期待をしてはいないのですが、一つ拡大鏡としての用途ではないいざという時の用途に使えないものかと思っているのですが、それが、小学校の時の理科の実験でやったことがある人もいるかも知れませんが、レンズを紙に当てて火を起こすという使い方です。

ネットで検索をしたところ、レンズは大きなもので倍率が高いものが望ましいということらしく、今回購入したルーペでは火を付けることは難しいのかも知れませんが、問題なのは「火種」であるということも言われています。黒い紙はエンピツやマジックで新聞紙を塗ってからまるめて作ることもできますし、激安のルーペでも全く何もないよりはましかということで、バッグの中にメガネ型ルーペの代わりに放り込んでおくことにしました。

今の世の中では普通の旅行では問題ないのですが、火を扱う燃料や火器は飛行機への手荷物持ち込みを拒否される場合もあります。さらに、過去には喫煙者が我が物顔でどこでもタバコを吸っていたため、常にジッポライターを持っている友人もいましたが、今はライターを常に持っているような人は、ちょっと怪しまれてしまうのでは? という気もします(^^;)。

もし被災したとしても手元にライターがあればそちらの方を使って火を起こして焚き火なりネイチャーストーブを使うようになると思いますが、本当に何もない中で火の必要性を感じた場合には、もしかしたらトライしてみる価格はあるのかな? という気がするくらいのもので、個人的には本格的にレンズで火起こしをする覚悟はないのですが、また機会があればこの組み合わせで火種に点火できるか試してみたいですし、無理な場合はもう少し精度が良く大口径で倍率の高いレンズを入手して、いざという時に本当に使えるものにしていこうかなと今は漠然と考えています。


災害時に使うグッズは説明書を読んでから使おう

今年の9月に起こった北海道胆振東部地震における被害において、できれば地震による直接の被害は仕方ないにしても、地震には関係ない避難所や車中泊生活が長びくことで起こる血栓による被害は無くなってほしいなと思っていたのですが、別の二次災害でお亡くなりになった人が出てしまいました。大きな災害の後の報道では、地震で直接命の危険には遭わなかったもののちょっとした選択のミスで命まで危ぶまれる事故に巻き込まれる場合がありますので、そんなニュースを聞くと本当に悲しくなります。

東日本大震災の時には、ガソリンの入手が難しく寒い夜中に車のエンジンを切って行列していた車の中で暖房器具を使っていての一酸化炭素中毒での事故が起こりましたが、季節的には今回の北海道の地震では常に暖房を使うような季節ではなく、寒い北海道と言えども一酸化炭素中毒の事故は起こらないのではないかと思っていたのですが、何と小型のガソリンエンジンの発電機を室内で回していて一酸化炭素中毒事故が起きてしまったのです。

詳しい事故内容についてネットで読める新聞記事を探してみたのですが、2件起こったどちらのケースでも男性の一人暮らしで、住居は一軒家と共同住宅の中で起こり、窓は閉め切られていたそうです。発電機はどちらも玄関や玄関付近に置かれていて、仕事に出て来ないことを心配した人が見に行ったら、現場の発電機の燃料は既に空にななっていたとのことです。

発電機の出す音は大きく、外に置くと他のお宅から騒音や振動に関する苦情が出る可能性はあります。それとも長いコードがなくて屋外に設置すると家電製品が使えなくなるので室内に発電機を置くしかなかったのかはわかりませんが、他の地方と違って北海道では冬を乗り切るためには室内の密封具合も高かったことが想像されるので、その点でも事故が起こる状況は高まったと言えます。

ただ、もろもろの事情はあったと言っても小型発電機の利用についても、メーカーはしっかりとした注意喚起を行なっています。小型発電機としてはレジャー用というとまっ先に思い付くヤマハ発動機のページには以下のような「発電機を安全にお使いいただくために」というページの文言があります。

(引用ここから)

排気ガス(ガス中毒)に注意

・室内などでの使用は絶対禁止
カセットコンロとは異なり、排気ガス中に毒性の強い一酸化炭素が多く含まれているため、一酸化炭素による中毒死のおそれがあります。

・排気ガスは有害な成分を含んでいますから、屋内、倉庫、車内、井戸、トンネル、タンク内など換気の悪い場所では使用しないでください。

(引用ここまで)

メーカーの方でも利用者の安全を確保するために、引用した部分だけを読んでも、室内だけでなく屋外でも設置場所に注意しなければならない事がわかります。屋外の風通しの良い場所で発電機を回すことの大切さを普段から発電機を利用している方や、いざという時のために発電機を所持している方は考えてみる必要があるでしょう。

この他にも、キャンプ用品を室内で使うような場合、一酸化炭素中毒の危険とともに、火器をひっくり返してしまって火事が起こる危険についても想像すれば、避難所ではなく自宅で電気などのライフラインが復旧しない状態での過ごし方にも注意すべきだと思います。

災害が起きた直後というのは平常時での生活が望めない非常時になるということで、いつもならしないこともやらざるを得ない状況というのも出てきます。寒い夜には明かりだけではなく暖房が欲しくなりますが、燃料を燃やす形でエネルギーを得たいと思う場合は、部屋の換気に気を付けつつも、利用する製品の説明書を使う前に読み、その中で禁止されているような使い方はしないように、災害が起きていない時にしっかりと確認しておくことが必要です。

また夏のバーベキューシーズンに必ず起こるのが、室内で使っても安全なはずのカセットコンロが爆発するという事故です。鉄板や鍋がコンロよりかなり大きいものを使っていたり、大きな鉄板を2台のカセットコンロをつなげて載せて調理していて、熱せられた鉄板がガスボンベに触れることでボンベが爆発する危険性が増します。これもカセットコンロの取扱説明書を読めば、そのような使い方は控えられるはずなのですが、今後の避難所での炊き出しで説明書で禁止されているような使い方をしての事故が起こらないことを願っています。


仕事用にも背負えるバッグがあった方がいいか

先日の東京周辺を襲った雪の映像を見る中で、あまりにバスやタクシーが来ないので家まで歩いて帰ろうとしている人もいたようですが、その場合ちょっとした問題が出てきます。普段仕事の往復で使っているバッグが片手でしか持てないようなものだと、バッグを持ちながら歩くのは大変です。さらに女性の場合には足元がハイヒールのような場合は、そのまま十数キロとかを歩き続けるのはかなり大変だと思います。

私が旅行に行く場合には登山用のデイパックに荷物を詰めて出掛けるのがセオリーなのですが、さすがにそうしたバックパックを仕事のお伴として使うのにはちょっと躊躇するケースがあったりします。そんな中、そろそろ店頭に出ているのではないかと思うのですが、最近よく見るスクエア型のバックパックとしても利用可能なバッグの新型がデサントから出たという新聞記事を見たのでネットで調べてみました。

http://www.descente.co.jp/jp/press_releases/post-44077.html

プレスリリースの内容では28リットルと比較的大きく、パソコン用のポケットと保護パッドが付き、アタッシュケースのように横にして持ったりすることについても考えられた設計になっているようです。本体サイズはW30×H48×D16cmということで、飛行機の機内持込手荷物としても大丈夫そうです。個人的にはさらにキャスターが付き、雨が降った時用にカバーが付けば言うことありませんが、登山用だけではなくこうしたタイプの背負えるバッグも一つ持っておくと便利そうです。

限られた荷物を有効に使うためには、このバッグの中に衣類やタオルを入れて枕代わりにするにはきっちりとした四角いバッグというのは使いやすいですし、車内で片付ける場合にもすっきりと収まります。

同じ四角いバッグでもメーカーのロゴが大きく入っているようなタイプの製品だと、やはり仕事で持って行くとこれから遊びに行くのではないかと思われるかも知れないのですが、この製品はデサントのロゴもそんなに目立たないところに小さく入っているだけなので、やはり日本人のニーズを考えて作られたのではないかということが考えられます。

このようなバッグに少なくとも「傘」「ポンチョ」、必要に応じて折りたためる「ウォーキングシューズ」を入れておけば、今回のような雪の日であっても何とか荷物を背負ったまま歩いて行けるところまで行こうという気になれるかも知れません。首都圏にお住まいの方でなくても、フォーマル的にも使える背負えるバッグというのは災害対策としても一つ持っていると何かと便利なので、今回紹介した新製品とともに他社の製品も含めて機会を見つけて調べてみようかなと思ってきました。


食材のローテーションは思い出した時に

いわゆる長期保存の効く「非常食」については賞味期限をGoogleカレンダーにマークしておいて、日々スマホを使っていれば、毎日のスケジュールを管理する中で賞味期限前にその到来を知ることができるようにすればいいと思うのですが、普通の食材をいざという時のために備えている場合にはいちいち購入時に記録しておくのも面倒です。

先日、ストックが少なくなってきたので以前このブログで紹介したハチミツ100%のアメと、コーヒー用に一人前ずつ小分けされたクリープを購入しました。実はお茶セット用にクリープは複数本常備していたので、新しく購入した分と今までストックしていたものを入れ替えて、新しいものを改めてお茶セットの中に入れました。

また、はちみつアメについては、日頃持ち歩くバッグと、非常用持出袋の中に小分けにして入れてあることを思い出し、こちらも今までストックしていたものを日常用にいただくケースに入れて、古いものから食べていくようにしました。

ハチミツアメ自体は長期保存が可能な食品なので、頻繁に入れ替える必要はないのかも知れませんが、あくまで「いざ」という時のために持ち歩いているところもあるので、やはり常に新しいものに入れ替えて持ち運ぶというのがいいでしょう。

アメについては、常に喉が乾燥する冬と比べると購入する頻度は減りました。冬の時期には常備していたものとの入れ替えについては考えなかったのですが、シーズンの変わり目に気付いた時に入れ替えていくということはしっかりやった方が、いざ備蓄した食品を食べる事になった時に、開けたところ食べられないくらい変色しているとかの不具合を未然に防ぐという意味ではやっておいた方がいいように思います。

缶詰やレトルト食品については、単純に食べたらその都度補充していくといった考えで十分かと思いますが、普段インスタント食品をほとんど食べないようなご家庭では、カップ麺などのインスタント食品を必要以上に備蓄するということは控えた方がいいように思います。

大きな災害があったりテレビで防災の特集をしているのを見て感化され、いざという時に慌てないようにまずは食料をということで普段食べていないインスタント食品を多く用意するケースはあると思います。しかし、元々食べ慣れないインスタント食品を定期的に食べることを忘れてしまうと、せっかく購入したのにそのままごみ箱行きとなってしまっては悲し過ぎます。

非常食というと、密封された完成された食品というようなイメージを持ちがちになりますが、カセットコンロや鍋、そして料理用の水をしっかりと用意することができれば、毎日食べている白米自体が立派な非常食になります。そして、ご飯さえ炊くことができればご飯を炊く鍋の蓋の上にレトルトカレーのパックを乗せておくだけで温かいカレーライスがいただけますし、やきとりの缶詰を炊きたての御飯に混ぜて食べてもいいわけですし、日々家庭に置いてあるものだけでも十分援助物資が来るまでの食事をまかなうことも可能かと思います。


夏に向けて涼を手軽に得られる「扇子」を用意する

私の住む地方はまだ梅雨の時期ですが、晴れるとものすごく気温が上がることが多く、暑さ対策ということも考えなければいけないでしょう。エアコンが効いた自動車の中にずっといられればいいのですが、降りて外に出たりすることもありますし、出先でトラブルに巻き込まれると暑さは大変こたえます。

先日、新幹線が架線の事故により止まりましたが、停電した電車内というのは、空調も効かなくなったために蒸すような熱さが続き、そうした暑さが辛いとこぼす人も少なくありません。そういう場合に時間をつぶすためにスマホをずっと見ている人もいるかも知れませんが、スマホの中にはずっと使っていると冬に使うカイロ並みに熱くなってくるようなものもあります。狭い空間に多くの人がいる中ではさらに不快な状況になってしまう可能性もありますので、何とかして涼を得たいものです。

改めて私がこんな事を書くまでもなく、旅には必ず持っていく方が多いとは思いますか、元来、日本には外出時に手軽に涼を得るためのグッズがちゃんと用意されています。安いものなら100円ショップでも購入できますが、ちゃんとしたものももちろんあります。携帯性に優れ、使わない時には畳んでおくことができる自分で風が起こせる物といえば「扇子」ですね(^^)。これは個人的には旅用のグッズというよりも、いざという時に役に立つ防災グッズの一つだと私は思っています。

電気で動く扇風機と違って動かすには人の手の力が要りますが、必要な分の風を自分で起こすようにできるということで、意外と使ってみると便利なものです。真夏のイベントなどへ行けば同じように自分で風が起こせる団扇をもらえたりするかも知れませんが、扇子の方は折り畳んで仕舞うことができて場所も取らないので、旅先で購入してそのまま持ち続けるのもいいでしょう。

電池で動くファンを首から掛けたり、ミストを発射できるような形状のものもあり、それはそれで便利ではありますが、当然ながらかさばりますし、長時間使っていれば電池もなくなってしまいます。駆動系のトラブルで動かなくなる場合も当然考えられます。

私は一応、収納袋付きの扇子を持っているのですが、裸でバッグに入れておいて傷むのが心配だったのでこうしたものを手に入れていつでも使えるように用意しています。雨の多い時期や水辺で使う場合に水がかかることを心配される方もいるかも知れませんが、最近では紙でなくプラスチックで作られていて水がかかっても拭けば大丈夫なものも過去に購入したことがあります。このようなものを用意すれば、冷たい水に浸してから自分に向けて扇ぐことで更なる涼感を得ることができるでしょう。他にも色々なものを探してみるのも面白いと思います。

あと、もしもの場合に使う方法として、ネイチャーストーブを使って木材に火を付けたい場合、扇子や団扇があれば局所的に風を送ることができます。火種を起こしたり空気を送って火を燃え上がらせたい場合には重宝するのではないかと思います。

扇子は日本生まれということもあり、伝統芸能に使われるものばかりではなく、実用的なものとしても進化しているということは今の日本での小型のものを有難がる傾向にもつながっているところがあります。ガラケーでさえ今は折りたたみ式のものが日本ではほとんどですし、折りたたむことで剛性を増しコンパクトサイズに持ち運ぶことができる知恵というのは、改めてすごいものだと思います。

昨日100円ショップへ行ったら入口に夏用のグッズが飾られている中で、各種扇子が一番目立つところに飾られていました。流石に原価を考えると100円ショップのものは国産ではないと思いますが、まずはその便利さを感じるにはこうした安いものから使ってみるのが一番だと思います。それで便利さを十分感じる中で、さらにグレードアップさせるようなこともできるでしょう。

もし今までにそんな用意をしていなかった方は、非常用持出袋の中に入れておくことをおすすめしますし、今後お出掛けを予定されている方は、とりあえず一つバッグの中に忍ばせておけば本当に役に立つと思います。弱冷房の室内や車内で一時的に風が欲しいなんて場合も夏に向けてあるかも知れません。パーソナルな風を作り出す扇子の良さをさらに多くの方に知っていただき、いざという時に活用できるようにしていただけると幸いです。


真空断熱ボトルとUCCカップコーヒーの相性

日常生活の中だけでなく、旅先でも今やいつでも本格的なコーヒーが楽しめるということで、コンビニ各社がドリップコーヒーの提供を始めた事はまさに革命的な出来事だったように思います。

それまではインスタントコーヒーにしろ、ドリップする本格的なコーヒーを野外で楽しむためにはお湯の他にコーヒー関連の荷物を持って行く必要がありましたが、出掛ける途中にコンビニがあれば、その中味を紙コップに入れてすぐに飲むも良し、中味が酸化しないくらいの時間に飲み干せるなら、直接真空断熱ボトルに入れ替えて持って行けば、見晴らしのいい場所に移動してコーヒーを楽しむことができます。ただ、その際に困るのは飲み切った場合にすぐに洗えない場合、ボトルの中が完全にコーヒーの匂いがするようになってしまうことです。

この点については、「コーヒー専用」「日本茶専用」「白湯のみ」という感じで容器を分けてもいいのですが、旅先ではさすがに複数のボトルを持ち歩くわけにはいかないので、ボトル内部やパッキンの部分の汚れが気になる場合や、すぐにコーヒーが飲めない場合には、直接コーヒーを入れずに熱湯をボトルに入れて持って行き、別にコーヒーなり日本茶なりを持って行くという方法が有効です。そうすれば、汚れるのはボトルの中味でなくカップのみで済みます。

コーヒーをそのまま入れるにしても、白湯だけにするにしても旅先で2人でお茶やコーヒーを湯沸かし作業なしでいただくための真空断熱ボトルとしてお勧めなのは、容量的には500ml以上のもので、さらに保温性能の良い中ブタがあるタイプのボトルです。想定するのは朝出掛ける時に沸騰したお湯を入れていき、お昼になっても湯気が出るほど熱々をキープできるものです。価格と性能のバランスを考えると、以前このフログで紹介したことのあるサーモスのコップ付き中ぶた有タイプの「FFM-500」が個人的にはおすすめです。その詳細についてはリンク先をご覧いただければと思います。

http://syachu.net/ffm-500-sbk

一人でコーヒー用に使う場合には、このボトルにインスタントコーヒーを別ボトルに詰め替えて、付属のカップでいただいてもいいのですが、日本茶なら単純にカップと茶葉とお茶パックがあれば十分ですが、他人とコーヒーを一緒に楽しむ場合には人によって「ブラック」「ミルク」「砂糖」を使うかどうかその嗜好によって違いが出ます。簡単にカップを用意することを含めて全て用意するのにおすすめなのが、コンビニでもスーパーでも入手が容易なUCCのカップコーヒーです。

写真のものは2つの紙コップの中に「インスタントコーヒー」「ミルク」「砂糖」「使い切りマドラー」が2セット入っています。このセットが5セットのものもありますが、500mlのボトル一回用としては2セットのもので十分でしょう。自宅ではちょっとした時にコーヒーを飲むために常にストックしていますが、このセットはとにかく安いですし、カップを含む全てがパッケージにセットされているという点と、普段私はほとんどブラックで飲むのですが、旅先で外歩きをした時や災害時にや疲れが溜まった場合に甘くて温かい飲み物が欲しくなった時にはミルクや砂糖を入れて飲めるという安心感があります。

コーヒーが日々の生活の中で欠かせないという方にとっては、常備しておけば役に立つものです。深夜の高速道路サーヒスエリアでお湯がいただけるならこの種のものはすぐに飲むことができますので、フリーズドライのお味噌汁セットとともに、お好みで自宅に置いておきながら車での旅にはお湯といっしょに持っていくというのはいかがでしょうか。


保管にも向くダイソーのパック燃料

災害対策用として今ではどこでも防災用の食品が売られていますが、災害が起こるのには季節を選んではくれませんので、真冬には温かいものを食べたくなります。ただ、夏であっても雨に降られた場合や、夜になるとかなり冷え込む時もあるので、いかに用意した食品を温められるかというのが一つの課題になるでしょう。

過去にはよく旅館で出てくる青いアルコールの染み込んだ固形燃料を大量に買って使っていたものの、日々使うものでもないのでかなりの数を無駄にしてしまいました。コストの事を考えればカセットガスが一番安いことはわかってはいても、ミニマム装備で使い切りでご飯を炊いたりお湯を作るだけなら限定的に固形燃料を使うことも非常時には考えておきたいところです。

というわけで、近所の100円ショップ「ダイソー」へ行き行楽用品のところにある固形燃料のスペースにたどり着きました。近所のお店には3種類のパックが売っていましたが、そのうち2種類は青いもので、これらは長期保存には向きません。ただ、旅行中に使うことを見越しての購入なら青いものでも十分ですし、かえって使いやすいところもあるでしょう。しかし、今回はあくまでいざという時にも使えるように比較的長期保存にも耐えうるものにしました。

ピンクのパッケージに入ったジェル状の燃料で、これはホームセンターで売っているニチネンさんのものとほぼ同じです。こちらの方は一つあたりの容量は27グラムで、パッケージには18分燃焼とあるので、一個あたりの価格も安くこれ一つで一合の炊飯を自動化するには十分です。

いざという時に備えて、先に購入しておいたエスビット・ポケットストーブもどきの中に入れて保存することにしました。底には実際に使う時のことを考えアルミホイルを敷き、その上に燃料パックを置くとぴったりはまります。ポケットストーブの中にはこのパッケージが2個入りそのまま蓋ができますので、あとはトランギアメスティンや、先日紹介したユニフレームの山クッカー角形の小さい鍋を使えば炊飯にも湯沸かしにも十分活躍できると思います。

コスト面では同じアルコール系の燃料なら近くに500mlのアルコール燃料が300円前後で購入できるところがあるので、車中泊の旅に出る場合はアルコールストーブのセットを使って同じことをした方がいいという現実はあるのですが、思い出した時にこうした固形燃料を使いながら備蓄品の中味を入れ換えるようにして使っていくのもいいのではないかと思います。そういう意味では4つ入って税抜き100円というこのパッケージは便利でいざという時に役立つということもあり、おすすめの一品です。

なお、このパック入り固形燃料だけでなく、青色の固形燃料をポケットストーブで使う場合に役に立つのが、本来は青色の固形燃料を入れて使う固形燃料入れです。写真のものはカインズホームで売っていたものでそう高いものではありません。

写真のようにダイソーのパック燃料も丸めれば問題なく入れることができます。この状態でポケットストーブに入れれば燃焼しても燃えカスは外に落ちることもありませんので、後処理はポケットストーブを汚さない分かなり楽になります。写真では多少燃料がこぼれてもいいように、さらにポケットストープの底にアルミホイルを敷いています。

今回紹介したポケットストーブに興味をお持ちの方は、今回紹介した固形燃料入れとともに、ポケットストーブもどきに今回紹介した固形燃料とライター、さらに屋外で固形燃料を使う時にはないと困る風防がセットになった商品がありますので、セットで手に入れた方が楽です。さらに、いざという時に簡単な調理がすぐできるように防災用品として一気に揃えるならトランギアのメスティンも手に入れるのがいいでしょう。ポケットストーブもどきを含めた一式がすべてメスティンの中に入ると思いますし、さらに100円ショップでメスティンの入る袋を買ってくれば、それ自体が一人用の最小調理器具となります。非常用袋を作ったらこのセットが入った袋をその中に入れておきましょう。後は水やお米だけを用意すればいいので、きっといざという時には役に立つと思います。


災害時の歯ミガキについて

最近、テレビを見ていると、液体ハミガキのコマーシャルが目につくように感じます。水ですすがなくてもいい液体ハミガキは水を専用に用意することが難しい災害時には便利なように思いますが、なかなか日常使っている歯のケアに関するものを持ち出せない場合にどうすればいいのかという事について今回は考えていこうと思います。

水自体は支援物質として届く可能性もありますが、自宅で避難している場合には自力で何とかしなければなりません。歯ミガキ用の水というのは飲料水と同じものですから、それまでの歯ミガキをどうすればいいのでしょう。どうしても飲料水が少なくなると歯ミガキ自体をやらない人が出てくるように思いますが、災害時に歯ミガキしない状態が長く続くと、菌が口から体の中に入り肺炎の危険があるということですので穏やかではありません。厚生労働省のページに様々な参考資料のファイルがあるので、ご一読をまずはおすすめします。

http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000122257.html

ここで気付くのは、少しでも水が使えれば歯ブラシを水で濡らしたり洗ったり口をゆすいだりできますが、水が全くない場合に困ってしまいます。それでも、ある程度口の中から唾液を出すことができれば、歯ミガキを使わずに歯ブラシのみを使ってブラッシングし、汚れた歯ブラシをティッシュなどで拭き上げることで、対応は可能かと思います。ブラッシングだけでは歯の間に挟まった食ベカスが残っているという場合には糸ようじのやデンタルフロスのようなものも併用して口腔ケアを行なうのがいいでしょう。

具体的にどういったものを揃えたらいいのかというのは、歯ブラシについては頻繁に交換している方なら歯ブラシのストックをより多く買っておけばいいわけですが、一つ気になるのが屋外に避難した場合の衛生面です。100円ショップの歯ブラシセットの中に、ブラシの部分を保護するカバーが全ての歯ブラシに付いたセットを発見しました。これならお気に入りの歯ブラシが購入できるまでのつなぎとして用意しておいてもいいのではないかと思います。もちろん避難生活が長引いた時にはカバーは流用できます。

また、歯の隙間からカスを取るためのデンタルフロスについては、使い終わるとごみになる糸ようじ型のものよりも、使う時に必要な分だけ切って使う糸を切り取って指に巻いて使うものを一つ用意しておいた方が、家族だけでなく他人にも気軽に分けてあげることができます。100円ショップのものといってもあるとないとでは大違いですから、防災用として一つは用意しておくことをおすすめします。

そう考えると、防災用品をまとめる際には家族分の歯ブラシおよび歯ブラシケース、デンタルフロスにティッシュを用意して入れておくのがまずはいいでしょう。液体ハミガキを使っている場合は、袋の中でこぼれてしまったり、知らないうちに使用期限が切れてしまわないように、自分で使ってみて使えそうだと思った場合に日常の口腔ケアに使っているものを、いざという時に持ち出せる所に置いておくようにした方がいいような気がします。

それと、液体ハミガキについては殺菌力が強いということはそのまま飲み込んでしまうと体の中に菌ごと入ってしまいかねないので、特に小さなお子さんに使わせる時は注意をした方がいいと思います。歯ミガキでも災害時には大人用と小人用の分けるだけの用意もできにくいと思いますので、日頃から体への悪影響が出ないような天然成分の入ったものを探してみるのもいいのではないでしょうか。

不幸にして用意した口腔ケア用品を持ち出せなかった場合も、食事の後にとにかくティッシュなどを指に巻くようにして歯を拭いたりすることはできます。避難所でお弁当といっしょに飲み物として水やお茶が配られた場合には普段ではお行儀が悪いと言われているお茶での口ゆすぎをしてから歯を拭いたり隙間にたまった食ベカスを取るなど、毎日のケアは欠かすことなく続けられるかどうかによって、避難所での体調悪化を防ぐことにもなります。そう考えると日々出掛ける際にハンカチとポケットティッシュを常に服のポケットに入れて持って行くということは、それ自体がいざという時の歯のための備えにもなることも考えて持って行くことをおすすめします。