月別アーカイブ: 2019年12月

中村哲医師の「日本的なる援助」の評価とこれから

アフガニスタンに生きる人々への援助活動を地道に行なってきたペシャワール会の代表である中村哲氏が援助先において移動中、車に銃弾を浴び、帰らぬ人となりました。このニュースでは第一報として軽傷という話が出ていたので、本当にまさかということで訃報を聞くこととなってしまいました。

私自身とはもちろん接点はありませんが、中村医師の書かれた本は読ませていただいていて、現在に至るまでの援助の苦労ということはおぼろげながら知っていたこともあり、本当にこれからだった中村医師の無念さというのはとても大きいということはわかります。

世界各地では多くの生活が普通に行なえない地域があります。その理由は人種差別だったり内戦だったり、異常気象だったりさまざまですが、日本だけでなく世界ではそうした人に対する支援を様々な団体が行なっています。ただ、世界の各地では様々な宗教的・政治的な問題があるところがあり、こちらは援助をしたいのにできない所も多くあります。

例えば中国国内にある新疆ウイグル自治区では一部の報道で人権侵害が行なわれているという話がありますが、この地域は中国の国土であるため実際に援助に入ろうとしても内政干渉ということで中国政府から入国そのものを拒否されてしまうでしょう。さらに、この辺は実にデリケートな問題ですが、今回中村医師が犠牲になったアフガニスタンはイスラム教を信じる人々が暮らす地域です。そこへ、西欧諸国の援助団が入っていった場合、現地の人は「実は単なる援助ではないのではないか?」という疑念を持つ可能性があります。

というのも、ヨーロッパやアメリカの援助というのはキリスト教と結び付いた援助であることが多いので、はるか昔の十字軍の遠征の歴史もありますので、そもそも異教徒との接触を嫌がるケースや、この地でキリスト教の布教をするのでは? という疑念も出てきて敵対的な態度に出る人もいることでしょう。ただ、こうした事は日本でもあったことは日本史を学んでいれば出てきたことだと思うので、何事も性急に行なうことは良くないかも知れません。

日本にキリスト教を伝えたのはフランシスコ・ザビエルですが、カトリックのイエズス会の司教がザビエルに続いて多く来日し、日本での布教を行なう中で日本国内の筋目は変わっていきます。遠藤周作さんの小説で映画にもなった「沈黙」では、キリスト教の次には武力で日本を植民地にしに来るのではと危惧した豊臣秀吉から江戸幕府へと続く日本の指導者たちは、徹底的にキリスト教を禁じる政策を行ないます。今の時代ではキリスト教を布教してから攻めてくることはないでしょうが、キリスト教的な考え方が蔓延することで、今まで作ってきたイスラム教的な社会が崩れてしまうと危機感を覚える人というのは多くおり、その辺が援助する国によっては限界になってしまうことはあったといいます。

中村医師はとにかくそうした宗教的な影を出さないように気を付けながら、当初は医療援助という形でアフガニスタンに入っていきましたが、医療援助だけではこの国の根本的な貧困を解決することができないことに気付きます。そこで次の展開として行なったのが井戸を掘り水路を通し、砂漠だった土地を緑に変え、地域の人々の生活の安定を目指した途方も無い社会インフラ整備のための援助にと舵を切ります。ゆくゆくは自分達は手を引いて現地の人たちだけでやれるようにするための環境づくりをしている中で凶弾に斃れてしまったわけで、まだ道半ばでその後のアフガニスタンの姿を見ることができないとは、本当に無念だと思います。

果たして誰が中村医師を襲ったのかということはまだこの時点ではわかってはいませんが、あれだけ宗教色を無くした援助をしていたペシャワール会の活動を考えると、その援助の姿をよく理解しないまま、自分のエゴで襲った勢力にやられてしまったのかなとも思えます。今回の事件が起きた際、すぐさまタリバンが「自分達のやったことではない」というメッセージを出したことが象徴的に感じます。もしかしたら本部の制御が効かない下部組織の一部の人がやってしまったという可能性はあるものの、タリバン本部でも恐らく中村医師のやった事は評価されていたのだろうと思えるからです。

中村医師は、宗教的なものもそうですが、ボディガードは付けるものの武力を盾にして活動をしたことは全くないということも多くの人に理解していただきたいところです。当然、日本政府からの援助もなく、ペシャワール会の活動に賛同した有志の方の寄付で活動をされていました。今回の事件を受けて犯人を許さないという気持ちにどうしてもなってしまいがちですが、過去に会の活動で現地に出掛けていた青年が撃たれた時も、自分は一人現地に残ってその後も援助活動を続けて中村医師の活動を考えると、これでアフガニスタンから撤退してしまうという選択はされないと思います。ただ、今後のアフガニスタンの状況を見ていくと、継続する援助の難しさというものも感じてしまうのです。
以前は全く何もなかった場所に水が通り砂漠が農地になっていく中、その土地の値段が上がることでさらなる欲を人間は持ちます。日本でも同じような事で醜い争いが起きるわけですから、豊かさを独占したい人と未だ持たざる者との間をどのように埋めていくのか、それはアフガニスタンだけではなく現代の日本社会の課題でもあるわけですので、単純な正解というものはあり得ないでしょう。

今回の事件というのは、援助によって豊かになりつつある地域に起こる地域や個人のエゴがぶつかる小競り合いの中、その象徴的な存在であったペシャワール会が狙われた事件だと思っています。事件の背景を今後分析する中、中村医師がその中にいないのは残念ですが、今後はどのような援助を継続していくのがベターなのか、多くの人を巻き込んで考えていくことが大事ではないかと思う今日このごろです。


ダイソーの「変換アダプタ USB≫TypeC」はOTGアダプタだった?

P30 liteを使いこなすため、ちょっとしたアクセサリーを100円ショップのダイソーで購入しました。P30 lite本体の充電ケーブルは付属品としてありますが、外出時にモバイルバッテリーや車のシガーソケットから充電や給電をするために必要なので、100cmのケーブル長のものを購入しました。このケーブルは基本的に充電のために使うだけなので、車やモバイルバッテリーから充電できることを確認したので、これはこれで満足です。

で、今回改めて紹介したいのは充電ケーブルと一緒に購入した「変換アダプタ USB≫TypeC」です。この製品はTypeAのUSBコネクタを差し、TypeCに変換して使えるというものなのですが、ネットで同製品を使った人の情報によると、このアダプタは様々なUSB機器を接続して利用できるOTGアダプタになるというものがありました。で、改めてどこまで使えるようになるのかというところを試してみようと思います。

変換アダプタをP30 liteに差してみましたが、たまたま本体色の青色のものだったため、雰囲気には合っています。この写真はスマホではなくコンパクトデジカメで撮影したのですが、なぜかというと手持ちのスマホからmicroSDカードを抜き出すのは大変なので、簡単にカードの抜き差しができるデジカメを使ってみました。

そして、デジカメから抜き出したメモリカードをUSB接続のカードリーダーに差し、さらにこのアダプタに接続してからP30 liteにつないでみたのですが、写真を見ればおわかりの通り、最初に撮った写真がスマホの画面上で見られるようになっていて、きちんとP30 liteから外付けしたカードリーダーに直接アクセスできているということが確認できました。

もう一つ、これは今となってはあまり使わないと思いながらも、もしもの時に使えるとありがたい別の周辺機器をつないでみたのが、写真のUSB接続のキーボードになります。P30 liteは比較的横に長いので、有線でキーボードと接続して文字入力ができるのかを試してみたのですが、P30 liteからの給電も可能なので、キーボードやマウスも使えるようになるということがわかりました。スマホにはあまり使わないかも知れませんが、パソコン無しで長文を打ちたいような場合で、Bluetoothキーボードも持っていない場合に覚えておくといざという時の頼りになります。さらに、USBハブを付ければ、利用できる機器に制限はあるものの、キーボードとマウスの同時利用くらいならできそうですし、長期間スマホだけでブログの更新をしなくてはならなくなっても、どこかからキーボードを調達することができれば、長文を打つための一つの方法にはなるでしょう。

microBを変更するOTGケーブルは出始めの頃はなかなか売っていなくてそれなりの価格になっていましたが、次第に100円ショップでの取扱いも始まるようになり、一つ常備しているのですが、今後のスタンダードになると思われるTypeCのOTGアダプタとしても使えるものが、全国チェーンのダイソーで購入できるというのは、P30 liteでなくても他のスマホやタブレットを使っている方にも便利に使えるようなものではないかと思います。お店によっては品切になっていることもあり、私は3軒回ってようやく手に入れましたが、今使わなくても必要な場面が出てくることもあると思いますので、目に付いたら手に入れるのもいいだろうと思います。


リングローの永久保証でノートパソコンが交換になることに

先日、中古で永久保証が付いたパソコンを売るリングローから購入したノートパソコンのACアダプターを無償交換させていただいたことを紹介しましたが、実はその後にパソコン自体にちょっとした不具合が発生してしまいました。

その不具合とは写真の通り、内部には全く影響はないのですが、キーボードのうち「S」のキーが浮いてきたと思ったらキーを止めるツメが折れてしまったらしく再度はめこむのが不可能になってしまい、キーボードを打てなくなってしまったのです。

ちなみに、私自身は新品のノートパソコンを使い込んでもキーが壊れるような事はなく、やはり中古として売られたパソコンが使われていた時にダメージがあったものだろうと思います。ただ、タイミングの悪いことにキーボードがおかしくなる少し前にACアダプタの交換をしたばかりだったので、さすがにこちらから連絡を取って修理依頼をしなくてもという気持ちがあって、外付キーボードを繋いで使っていました。自分的には自宅専用で使っていることもあって、このままずっとこういう使い方でもいいかなと思っていたのですが、実はこちらからではなくリングローのサポートの方から直接電話が入ったことで、事態は動き出すことになりました。

電話の内容というのは、前回交換したACアダプタの不具合はないか? という丁寧なアフターフォローの電話で、先方からACアダプタ以外の不具合はありませんかと重ねて聞いてきたので、キートップが一枚剥がれたという風に申告したところ、即時に今回言った不具合の方も対応してくれることになったのです。確かにノートパソコンを単体で使う場合にはキーボードが一つでも使えなくなってしまうと文章の入力すらできませんので、この申し出を受けることにしました。

ただ、新品の保証とは違い、今使っているノートパソコンのCPU・メモリ・HDD(SSD)・ドライブの有無と内容・キーボードレイアウト(ナンバーキー付きか否か)などを知らせて、それと同等の機能を持った代替機との交換という形になるそうで、購入したノートパソコンと同じようなものが社会内の在庫としてあるかを探してくれることになりました。

確かに、多くの企業からリースアップされた多くのパソコンがあるなら、たとえキートップ一つでも部品としてメーカーに発注して修理するよりも、仕入れたノートパソコンを代替用として出荷する方が安く手間もかからないわけで、これが永久保証のキモなのかとも思えます。こちらとしては自分の希望というのは全くなく、ただ普通にWindows10がストレスなく動くノートパソコンであればいいと思っているので、手配が済むまではメールでサポート担当の人と連絡を取りながら待つことにしました。

それにしても、逆にこちらが申し訳ないくらいの対応に、最新の機能を追うのでなければ次のパソコンもリングローの中古で十分という感じが改めてしてしまいました。今後、モバイルノートを中古で購入する場合、あえて新品のバッテリーを追加購入するよりも、本体にトラブルが出てもハードごと交換になった時の事を考えると、どんなパソコンに交換しても使える汎用性のあるバッテリーがいいのではないかと思います。具体的には、ACコンセントが付いてノートパソコンの外部電源としても使えるようなモバイルバッテリーを併用した方がリングローの保証の内容を考えるといいような気がします。

現在は、同じスペックの代替機を探してもらっているので、見付かり次第連絡をいただけることになっています。その後、改めて進展が有りましたら、ここでまた紹介させていただきたいと思っています。


特番の「189」が無料化になるとの報を受けて

先日、「0570」から始まる電話番号は通話定額および無料通話の対象にならない事を紹介しましたが、電話料というのは即座に取られるわけではなく後払いにはなっているものの、後からお金を出さなければならないということに電話することそのものを躊躇するケースもないとは言えません。今回紹介する「189」という番号は、語呂合わせで「いちはやく」と読める児童虐待に関する情報を24時間体制で受け付ける全国共通ダイヤルです。

実は、この児童虐待に関する相談ダイヤルは平成27年6月までは0570から始まるナビダイヤルで、携帯電話から長く相談すればそれなりの電話料金がかさんでしまうサービスでした。現在の「189」は平成27年7月からスタートしたものの有料なのは変わらず、特番の3ケタ番号ということで無料だと思って掛けたら後から請求を受け、その後の相談に電話するのを躊躇されることになるとやはり困ります。

最近のニュースで出てはいますが深刻な状況というのはいつの時代でも訪れているので、やはり警察や消防、海の事故で掛ける「110」「119」「118」のようにお金がかからずに躊躇なく掛けられることが重要でしょう。もちろん、救急車をタクシー代わりに使おうとしたり、様々ないたずら電話や、用事はあるものの緊急性がない電話を特番に掛けてしまうという問題はあるものの、だからこれらの番号をナビダイヤルにして有料化しようという話は出てきません。これはある意味当り前の事ではあるのですが、現在の国の財政が苦しい中で、2019年12月3日の午前8時30分より「189」への通話料が無料になったというのは大きな進歩でしょう。

固定電話から掛けた場合には自動的に自分の居る場所が判定され、一番近くの児童相談所につながるのですが、携帯電話の場合は常に移動しながら利用されるので地域判定機能が使えません。携帯から掛けるといったんオペレーターにつながり、そこで自分の住んでいる場所をオペレーターに伝えることで、最寄りの児童相談所に回してもらうような形になるそうです。今の小さいお子さんを持つ親の世代は固定電話を設置していないケースが多いと思いますので、気軽に何回でも相談できるメリットというのは大きいのではないでしょうか

もっとも、児童相談所自体が力不足を言われる事例が多く報道されていることもあり、児童相談所に相談することが無駄ではないか? という議論もあることだろうとは思います。ただ、それでも通話料がかからないわけですから、もしうまくいかなくても何度もトライしてみてもいいですし、当事者でなく近所で「児童虐待ではないか?」と思われる状況があった場合、たとえ冷たくあしらわれたとしても別の機会に何度で掛けてみようと思う事も増えるはずです。そして何度も同じ事例で通報がある事で、行政が動き、そのままにしていたら最悪の結果を招きかねない事例を収束させることができるかも知れません。

とにかく、周辺に小さいお子さんがいなくても、虐待により幼い生命が失なわれる事件が報道されると悲しい気持ちになりますし、それがいくらかでも改善されるなら、今回の189への発信が無料になるということは意味が出てくるのではないかと思います。

なお、もう一つの特番である語呂合わせ「いやや」でつながる商品やサービスなど消費生活全般に関する苦情や問い合わせ「188」の国民生活センターへの消費者相談の番号は、通話料金が0570宛の番号と同じ料金大系になりますので通話料がかかることに注意しましょう。そうした課金を避けるためには、ネットで現在お住まいの地域にある国民生活センターの番号に、通話定額のスマホやガラケーから掛けた方がいいでしょう。どうしても繋がらない場合、「188」には平日限定のバックアップ番号があります。それが東京のセンターに繋がる「03-3446-1623」で、平日の10時~12時、13時~16時の間に利用できます。


スマホカメラで画角を変える意味

先日、ちょっとしたお出掛けの中で沼津に新しくできたららぽーとに寄ってきたのですが、まさかオープンしたばかりなのに書店が営業していないというのには驚きました。なぜ新規オープンでお客が押し寄せる時期に撤退したのかと思ったら、書店を展開している会社が倒産したという情報を見付けました。恐らく三井不動産の側からしたら詐欺に遭ったような感じだと思うのですが、利用者側でも書店での買い物ができないというのは致命的で、早めに別のテナントが入って欲しいと思いますね。

そんな感じのららぽーと沼津回りだったのですが、そこでの目的の一つとしてオープンした目玉として設置してある大きな「ひつじのショーン」が入ったクリスマスツリーを見に行ったのですが予想外に大きく、ぱっと止まった所でスマホのカメラを向けたらこんな写真になりました。

普通はこのような画角になれば後ろに下がってもう少し全体が写るような構図を考えるでしょう。しかし今回は折角新しいスマホにある3眼レンズを活用しようと思い、広角専用のレンズで撮ってみようと思いました。前の写真では迫力はあるもののクリスマスツリーの全体像やどこに設置されているのかという状況を記録するのは難しい感じです。その分ツリー全体を大きく映すことができすが、この写真では少しはみ出すように写ってしまっています。

通常はこの状況でもう少し広い範囲を写真に収めたい場合は自分で今いる場所から下がればいいのです。特に普通のスマホのカメラは単焦点のカメラなので、大きく写したければ自分で近づく、広く移したければ自分の方から離れるということが基本なのですが、今回使用したP30 liteは広角側については自分で下がる必要はなくなります。

やり方としてはP30 liteのカメラアプリを画面は立ち上げると通常の画角で表示されますが、これは画面脇に「×1」という表示が現われている通り、標準画角の見え方です。そこで画面脇の数字の部分をタップすると表示の部分が「広角」になり、専用の広角レンズで捉えた映像になるのですが、それがこの写真になります。

撮影するためのレンズが変わるだけで同じ位置からスマホを構えても、これだけクリスマスツリーの周辺が写るようになるわけです。逆に遠くのものを近くにいるように写すためには画角が狭くなるような望遠レンズが別に必要になるわけですが、これを全てスマホでやることは大変です。私自身はどうしても被写体に近づけないような場合にはあっさり専用のデジタルカメラを使って撮ることにしているので、そこまでの高性能なスマホのカメラ機能は必要ないかなと思っているのですが、例えば展望台から広大な風景を撮影する場合には自分が下がるだけのスペースがないような場合もあり、この広角レンズの存在は結構ありがたいかも知れません。

実際にP30 liteというスマホはファーウェイでもスタンダードクラスのスマホということで、上位機種と比べると「思ったほど綺麗に撮れなかった」というような口コミも散見されますが、そこのところはある程度納得し、どうしてもきれいな写真を撮りたい場合には別にデジカメを持っていくということで問題は解決できます。ただ、今の時代、デジカメを持って今回撮った先のショッピングモールをウロウロしていると不審者だと思われるかも知れず(^^;)、今のスタンダードスマホでのカメラ性能のアップ傾向は正直有難いです。今後は色々な場面でスマホによる撮影を行ない、このカメラの実力を見ていきたいと思っています。


古いSIMフリースマホの問題点を改めて知る

昨日の12月1日は地域での大規模な防災訓練があり、自宅にある緊急警報対応のラジオが訓練の地震と大津波警報を知らせてくれました。それと同時にドコモ契約のガラケーから緊急速報がけたたましい音とともに配信されたのですが、先日購入したばかりのP30 liteからも同様の緊急速報が配信されたのを確認しました。

ちなみに、私が所持しているスマホの中には古いバージョンのAndroidの入っているSIMフリースマホ(タブレット)が多く、緊急速報を外で知るのにはドコモのガラケーだけが頼りだったのですが、今回改めてSIMフリーでの受信を確認したことで、今後ガラケーとスマホの2台持ちからスマホへの一本化が利用できるような状況になった時に背中を押してくれるようなことにもなったかと思います。

というわけで今まであまり気にしていなかったのですが、緊急速報を受信できるものとできないものの差とは何なのかということが気になり調べてみました。すると、Android搭載のSIMフリースマホでは大手キャリア3社がAndroid 8.1向け(公式資料では Android™ 8.1.0_r9 以上が対象)に共通受信仕様を策定したということがわかったのです。

P30 liteはAndroid9ベースのEMUI 9.0が入っていて、最近の報道ではAndroid10へのアップグレードの時期は2020年3月とされています。一時期はアメリカ政府からのファーウェイへの制裁のおかげで日本での販売すら危ぶまれていた機種がこのような事になるわけですからわからないものです。

今まで持っていたSIMフリーの端末はAndroid5とか6くらいのバージョンのものを中古を含めて使っていたのですが、日常的な使い勝手はそこまで変わらないとは言いつつも、やはりAndroidのバージョンによって大事な機能が使えないというのは問題です。緊急速報を鳴らせないSIMフリースマホのバージョンを使っている方は、大手キャリア以外のところから提供されている緊急速報を伝えるアプリを入れておけば同じように利用できるものの、かなり防災に関する危機管理能力が高い人でないと、そこまでの準備はできない方が多いのではないでしょうか。

普通の生活の中で常に人のいる所で生活している人はあまり考えなくてもいいのかも知れませんが、旅先でラジオの代わりに配信されてきた音楽をずっと聞きながらドライブしているような状況では、もし走行中の地域で何らかの緊急警報が発せられたとしても、道路掲示板のようなものでしか異変を知ることができなくなってしまいます。

今回はたまたま訓練ということで、緊急警報が鳴るときに新しく購入したP30 liteの動作確認ができたことが一番の防災対策だったのではないかと思います。改めて皆さんがお持ちのSIMフリースマホのOSバージョンを確認してみることをおすすめさせていただきます。


LINE MUSICの「ONE PLAY」ってどうなったの?

2019年の6月に、LINEの「LINE CONFERENCE 2019」において大々的に発表されたのが、LINE MUSICの無料サービスの拡大版とも言える「ONE PLAY」(仮称)というサービスでした。このサービスはLINE MUSICの全ての楽曲を無料で楽しめるという画期的なものですが、さすがに有料プランのようには行かないところもあります。

当時の発表では一度再生した楽曲については一定期間(どのくらいの長さになるのかは不明)再生できなくなるものの、全ての曲をフルコーラスで聞けるということで、有料プランに入ろうか迷っている人にとって、現在の30秒程度の試聴では物足りなかった分を埋める新プランです。

このプランは当時、2019年のうちには実行するということで発表されたのですが、ついに今年も残り一月になってしまいました(^^;)。この間にLINEはSoftbankとの経営統合の正式発表がありましたが、この事がLINE MUSICの無料プランにも影響するのかと気になっています。

現在の無料で利用できる音楽ストリーミングサービスはスポティファイが行なっていますが、30分聴くとコマーシャルが入ったり、自分の好きなアーティストやアルバムを選べるものの、ランダムでしか再生できないとか、途中に全然別の曲が割り込んできたりする、ある意味有料プランに誘導するような仕様になっています。

そうした無料サービスを使っている人にとっては、LINEが表明した「ONE PLAY」(仮称)サービスは、今まで聴くことがなかった楽曲を新しく知ることのできる音楽への入口であり、それこそLINE上やSNS上で名前の挙がった楽曲をすぐに再生して確かめることができるものになるという点で、普段音楽を聴かない人をこうしたストリーミングサービスに誘い込むことができる目論見もLINEにはあったのだと思われます。

しかしこのまま何のアナウンスもない状態のまま時間だけが過ぎてしまった場合、6月のあの発表は何だったのかということになってしまいます。もちろんまだ一月時間があるので、今月中に無料サービスが開始されることを祈りますが、多くいるLINE利用者にとっては今後のLINEの発表について信じることができるのかそう試金石になるのではないかと思っています。

前回に紹介したOCNモバイルONEのオプションサービス「MUSICカウントフリー」は、LINE MUSICも対象になっているので、もしサービスが開始されたら、複数の音楽サービスを利用して、今よりさらにこの種のサービスを使うようになると思うのですが、今のままではたとえお試しでも、わざわざ専用のアプリを入れようとも思いません。年末にかけてあわただしくなりますが、今後のLINEの動きには注目していこうと思っています。