月別アーカイブ: 2019年12月

4Gまでの移動通信の進歩を辿る(3)クラウド利用と5Gへの期待

携帯電話が第三世代通信になったことで、インターネットを利用する際に単なるウェブ閲覧やメールのやり取りだけでなく、今までは一度にダウンロードして後から見るのが当り前だった動画のストリーミング再生や、音楽やラジオのインターネット放送をリアルタイムで流すようなこともスマホとSIMカードの組み合わせでできるようになりました。

特に、過去にラジオの遠距離受信を行なうために高価なラジオとアンテナにこだわったこともあっただけに、現在わずかな負担で全国のradiko参加の民放局をネット経由で聴けるようになったというのは写メールの時にも書いたように、高性能ラジオの市場を失くしてしまうほどのインパクトが有る出来事でした。ラジオについては全国どこにいても、地元や遠方の局がリアルタイムに聴けるようになったのは、移動通信の進歩とともに多くの関係者の方々がよりよいネットの利用方法について考えていただいた結果ではないかと思っています。

しかし、移動通信で様々な事ができることがわかってくると、全体的なスピードがまだ足りないのと、元々の携帯電話の機能である通話品質についての改善が求められるようになります。そんな中、通話については現在使われている第四世代通信のVoLTEでかなり明瞭に通話ができるようになった感があります。今までの歴史がうまく回っているということを現在実感できています。

現在まだ3Gはガラケーを中心に使われていますが、ガラケーそのものでインターネットを使う程度でしたら今でも十分に使えると思うのですが、スマホで様々なネット経由のものを使うためには、やはり4G以上の通信速度と品質が必要になってくると思うのですが、今後5Gが使えるようになってくると、現在よりさらに高速な通信が遅延を起こすことなく使えるようになることが予想できます。

これもまた前回紹介した「パケ死対策」のように社会から求められているからということが言えると思います。スマホを使ってのキャッシュレス決済で、うまくサーバーにつながらなくてなかなか支払えないような状況が多発すれば、キャッシュレスよりやはり現金がいいという人も出てくるかも知れませんので、とにかくスマホ初心者がスマホを使っていてもストレスが溜まらないような、通信していることを利用者側で意識することがないような、高品質の通信でないといけないというところがあります。

話題の自動運転のシステムについての事がまさにそういう事で、過去のように車の中に自動運転のプロクラムを組んだコンピューターを搭載するのではなく、莫大な情報量あるデータを利用してあらゆる危険を予測して運転するAIを動かすだけのハードを積み、車からは5Gの高品質通信を利用した自動運転が可能になることで、より安全な自動運転が実現できるように考えられているのです。

こうした「クラウド利用」という考え方は、5Gが主流になる社会では当り前になっていくでしょう。自動運転だけでなく、スマホを自動翻訳機として使う場合でも、スマホ自体に翻訳プログラムを入れずにクラウドにアクセスする時間が5Gのおかげでスムーズに繋がるようであれば、こちらからは何の操作も必要ない、本物の自動翻訳機としてスマホが使える時代も見えてきます。

ただこれからはむしろ、技術的には十分可能なのに「大人の事情」でできない事が増えていくのではないかという懸念があることも確かです。例えば、これから行なわれる予定の地上波テレビ放送のネットによる同時配信ですが、5Gの技術があれば全く問題なく全国のテレビ局のネット経由での利用はできるものの、ラジオのようにスムースに全国の放送局の番組が現状では楽しめない可能性が大です。地上波テレビの地域による見ることのできるテレビ局に格差がある現状はまさしく大人の事情であります。例えば私の住む静岡県中部地方ではテレビ東京の番組をリアルタイムで視聴することができないのですが、東は伊豆に行けばテレビ東京が映り、西の愛知県との県境に行けばテレビ東京系列のテレビ愛知をブースターを使うことで受信できるようになっています。

同じ県内でもこうした格差がありますが、テレビの民放が少ない地域ではさらに見られる局が少なくなります。田舎から都会への人口の流出が話題になりますが、もしネットによる地上波の同時配信が実現すれば、高速インターネットが使える環境さえ用意すればテレビの情報における地域格差が無くなり、人の流れにも変化か出るのではないかと思うのですが。

2019年の更新はこれで終了になりますが、来年は東京オリンピックの開催とともに社会のインフラ整備が一気に進むことが考えられます。しかし、そうした技術を使いこなせるかどうかは利用するユーザー側の問題にもなります。ここでは予想できていなかったような技術の進歩が来年中にあったとしても、中には第三世代通信でできていたことぐらいしか実現できない人がまだ多いのかも知れません。個人的には5Gのサービスが始まり、新しい端末や5Gの新しいプランが出てきたら、今までできなかったことがどのくらい5Gでできるようになるか、このブログで紹介しながら試してみたいものですが、果たしてどうなりますか。

今年も一年間読んでいただいてありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いします。


4Gまでの移動通信の進歩を辿る(2)写メールの登場とPHS

前回から引き続き、第二世代携帯電話の話から入りますが、スカイメールと同じJ-PHONEが2000年11月に発売した携帯電話「J-SH04」は、それまでの携帯電話とは違う特徴「本体内蔵カメラ」を持っていました。詳しくは型番で検索していただければと思うのですが、それまでの携帯電話には今では当り前に付いている「カメラ」がなかったのです。

このJ-SH04のカメラは約10万画素というまさにおもちゃレベルで、さらに今のように自撮り用のカメラがない代わりに、いかにもアナログ的なミラーが付いていて、鏡に自分の姿を写すようにして自撮りするようなものでした。ただ、当時は携帯電話にカメラが付くというのは実に画期的で、これによりJ-SH04で撮った写真をメールに添付して送るという「写メール」という言葉が一般化するきっかけになりました。

日本のガラケーからスマホへとつながる機能の中には、「防水・防塵」がありますが、これもガラケーにカメラが付いたことで、あらゆる状況で手軽に写真を撮って送ることができるということで、単なる移動通信端末というよりも、カメラ単体のハードの売上にまで影響を及ぼしているという点において、一般の人の生活にも影響を与え、スマホの時代になった今でもさらにカメラは進化していて、ある意味デジカメやビデオカメラを持たなくても何とかなる時代になっています。J-SH04という端末の出現というものは、ここまでのモバイル通信の歴史を考える中でもかなり大きな転換期を生みだしたと言えるでしょう。

というのもその後、ガラケーやスマホのカメラが高性能になっていけばいくほど、写真や動画の画質が良くなり、ファイルも大きくなっていきます。カメラが進化していく過程の中で問題になったのは、せっかく撮った写真を送ったとしても、通信方式の限界によってアップロードにもダウンロードにも時間がかかるだけでなく、当時はまだデータ定額制の契約プランがなかったので、いい気になって最高画質で写真を送った場合、送る方もそうですが、それとは知らずに画像をダウンロードすることによってデータ通信量が膨大なものとなり、翌月の携帯料金の請求が膨大なものになる「パケ死」という金銭的な破綻と隣り合わせだったということが、新たなデータ通信方式の登場を後押しした部分もあったのではないでしょうか。

このパケ死対策として、携帯電話のキャリアに先んじて画期的なプランを出したのは、携帯電話とは方式が違う後発の公衆通信システムであったPHSのウィルコム(現Y!mobile)でした。当時のスピードは最大32kbpsから64kbpsという今から考えると激遅のものでしたが(現在のスマホで大手キャリアから速度制限された時のスピードは最大128kbpsなので、今の実感では低速がさらに制限されるくらいの遅さですが)、当時はそれでも2年契約になりますが月4千円弱の支払いで時間と料金を気にせずにネットが使えたというのは大きな進歩でした。

さらに、カード型の端末を今でいうスマートフォンのようにPDA(電子手帳やパソコンとシンクロさせてアドレスや予定、メモなどを持ち歩ける小型端末)に差して、フリーのブラウザアプリやメールアプリを使ってパソコンのように使う事もできましたので、私自身はかなり早いうちから手の中にインターネットがあるような体験をしていたことになります。こんな体験ができたのも、PHSが当時の携帯電話のキャリアの物足りない部分を満足させるようなプランを出してくれたおかげだと思っています。

その後、ウィルコムでは二つ折りのガラケーで、当時のiモードなど携帯専用のネットのように特別な料金もかからないOperaというフルブラウザ(パソコンと同じようにネットを使うイメージ)によるインターネットが使え、写メールを送受信でき、パソコン用のメールアドレスの読み書きもでき、ケーブルを使えばパソコンに繋いでインターネットもできるという京セラ製のAH-K3001Vという画期的な端末(通称・京ぽん)が発売され、その後遂にというか日本で最初に発売されたスマートフォンであったシャープのW-ZERO3(OSはWindows Mobile)が発売されるにあたっては、一般的にはそこまで知られてはいなかったものの、外で自由にネットを使いたい人にとっては今のスマホに限りなく近いハードが出現したことに興奮し、通信機能の付いた電話のできるパソコンを持ち運ぶことによる楽しさや旅行時の快適さというものを人より先に満喫していました。

ただ、大手キャリアは実にしたたかで、PHS陣営がこうした画期的なネットと通話のできる端末を導入してきたことで、同じように使えるスマートフォンを発売することになり、それがW-ZERO3とは比較にならないくらいの大キャンペーンがはられて広く「スマートフォン」という概念が知られていくことになったのです。それが第3世代通信の仕組みを使った「iPhone 3G」でした。

ここから一気にAppleとGoogleが違うOSを使ったスマートフォンを出していき、PHSはその力を失なっていきます。その中で、何とかもう一度復活しようと起死回生の策として「一回10分月500回まで」という通話定額のプランを出したのですが、これも大手3キャリアが同じプランを出したことによって、通話音質は抜群でもエリアが携帯電話のそれと違って狭くてピンポイントでしかないPHSはほぼ息の根を止められてしまいました。

現在私は安いMVNOのデータ通信と、ガラケーによる通話定額を使い分けているのですが、これらのプランはPHSという業者がなかったら大手キャリアが提供をしたかどうかは疑わしいので、現在のモバイル環境を作ってくれたという意味で、日本でのPHSの失敗は残念ではありますが、iPhone以前にスマホの概念を知り、その便利さを広めてくれたことに今でも感謝しています。(つづく)


4Gまでの移動通信の進歩を辿る(1)画期的だったスカイメール

2020年は5Gのサービス開始により、世の中の様々な事が変わると言われています。実際、今までとどう変わるのかということは今後明らかになっていくと思いますが、ここでは改めて、これまでの世代の携帯電話はどのように進化してきたのかということを、私自身の体験に基づいて紹介していく中で、改めて現代の社会はどのように変わり、今後どういった方向に向かっていくのかということを考えていければと思います。

最初は、かなり古い話になりますが(^^;)、1970年の大阪で開催された万国博覧会で、当時の電電公社が展示して大きな話題になったのが今で言うコードレスフォンで、その当時は家の中だけでも線がつながっていない電話があるということが驚きだったように思います(当時は無料で全国に通話し放題だったことから大変な人気だったそうです)。しかしその技術が普通に利用できるには少々時間がかかったものの、電波を使って有線を省略できること自体が画期的であったことは確かです。その後、家庭用のコードレスフォンが普及する中でさらに広範囲を無線でカバーする自動車電話が登場します。

私たちが利用する携帯電話の第1号ということになると、日本で初めてショルダーフォンによる移動式の電話サービスが始まったのが1985年の事で、それまでの自動車電話を外に持ち出すことができるようになった事は、その後に登場した今から考えるとかなり大き目な「携帯電話」とともに主に日本国内を飛び回るビジネスマンには必携のツールとなっていきます。ただ、携帯電話を持つためには保証金も毎月の利用料金も高額だったので、その当時はまだ音声呼び出しだけのポケットベルを持たされてコールバックを公衆電話から行なうというのが通常の流れでした。

当時はまだ携帯電話を持たなくても、外にいて連絡を取るためには公衆電話はいたるところにあり、さらに小銭の用意やテレフォンカードの残高を気にしないで済むように、現在はありませんがクレジットカードを直接通して通話のできるNTT以外の電話会社が設置した電話があったりしました。また、緑やグレーのテレフォンカードが使える公衆電話限定ではありましたが、テレフォンカードの形状をしていて通話料金は自宅回線と同じタイミングで引き落とされるクレジット通話用のサービスに使える「カードC」(NTT)・「クレ・カード」(日本テレコム)という通話料後払いのサービスとポケットベル(NTT)を合わせて使うことで携帯電話の代わりとしてしばらく使っていました。

それまでの通話のみの携帯電話は第一世代(1G)でしたが、第二世代(2G)では通話の他にメールもできるようになりました。その当時は大手キャリアの中ではまだソフトバンクに買収される前のJ-PHONEのサービスだった「スカイメール」のサービスは、本格的にポケットベルのサービスを捨てさせるくらいのインパクトが有りました。

当時のポケットベルのサービスは、すでに音声による呼び出しだけでなく文字によるメッセージのやり取りもできるようになり、受信はポケットベル、送信は公衆電話というセットで通話しなくてもやり取りは可能で、その便利さで中高生に爆発的に普及しました。しかし私の中では、当時から全国を旅している中で、一つの不便さというものを感じていました。ポケットベルのエリアは広く、全国をカバーしていたのですが、関東・中部・関西のように地域をまたいで移動する場合には、メッセージを送信するエリアの変更を行なわないとポケットベルでメッセージを受信できない「圏外」表示になってしまうのです。自分の住むエリアだけで使っている分にはいいのですが、日本全国どこに行ってもポケベルでメッセージを受けるためには、移動してエリアをまたぐたびに設定変更(NTTのセンターに電話して行なう)が必要で、そのために公衆電話を見付けるのはめんどくさくなったわけです。

エリア変更の手続きが必要なく、さらに文字によるメッセージのやり取りができるものとして次に注目したのが私の場合「スカイメール」だったのでした。基本的には今も使われている「ショートメール」のサービスなのですが、Eメールのアドレスとしても使えるキャリアメールである「ロングメール」に送られたメッセージの表題および本文を半角128文字または全角64文字までなら無料でショートメールによる受信が可能であったのです(自動受信可能)。

無料分の限られた文字数のメールの続きを見たい場合にはキャリアメールであるロングメールの受信操作が必要で、それには追加料金がかかったのですが、「誰から」「いつ」「どんな感じの」メールが来たのかはリアルタイムでわかったので、当時パソコンで使っていたメールに届いたメールをJ-PHONEのキャリアメールに転送することで、全国のエリアでパソコン用の電子メールの着信通知用のような利用もできるようになりました。

これはかなり大きなモバイル通信上の変化で、まだ公衆無線LANもないような時代に全国をまたいで旅をしても、携帯電話を持っていてアンテナが立っている所なら、通話をほとんどしなくてもキャリアメールおよびパソコンメールの到着がわかるメール専用機のように活用することが可能になったのです。メールで連絡をもらってどうしてもすぐに連絡をしたい場合には電話をしてもいいですが、相手も携帯電話を持っていれば送信料の安いショートメールで返信するということもできたので、これでポケベルの出番は減っていくことになりました。世の中の流れとしても、時代とともに携帯電話の毎月の利用料金も安くなり、高額な保証金もなく、端末自体も0円での販売が当たり前になったことで一気に第二世代の携帯電話が普及していきました。そして、この第二世代の携帯電話ではもう一つ革命的な変化が起こったのです。(長くなったので次回に続きます(^^;))


USB2.0対応ハブ 4ポート 充電機能搭載 RUH-OTGU4+C

品物自体は届いていたのですが、先日のお出掛けの時にも結局使うことがなく新しいUSBハブの購入報告が遅れていました。今回あえてこの製品を購入したのは、私の現在の持ち歩き用マシンとなっているASUS TransBook T90CHIには外部端子がMicroUSB1つしかないので、本体を充電しながら別の事ができないというのがウィークポイントでした。

そこで先日書きました通り、T90CHIで充電しながらUSB機器が使えるようになるHUB「RUH-OTGU4+C」を今さらながら購入してみました。他にもモバイルパソコンは持っていて、T90CHIと同じように小型ながら独特なギミックで各種端子が揃ったキングジムの「ポータブック」と持ち出し端末で迷うところですが、限られたスペースの中で持ち運ぶためにはやはりT90CHIの「薄さ」は大きな魅力なのです。

まず、RUH-OTGU4+CをT90CHIに接続した上で、ACアダプターからのケーブルを接続し、T90CHIの充電ランプが点灯することを確認しました。写真にはありませんが、この状態で有線のキーボードとマウスが使えることは確認しました。本体付属のBluetoothキーボードやマウスが暴走するなどうまく接続ができない時には、外で調達できるキーボードやマウスとの接続もできるようになるので、これは有難いです。

ただ、現在はキーボードはもちろんマウスもBluetoothで接続できているので、さらなるUSB機器について試してみることにしました。出先で作業をする時にはスマホやデジカメで撮った写真をパソコンにコビーして編集できれば便利なので、汎用のmicroUSBケーブルでパソコンと接続できるオリンパスのデジカメTG-5をつないでみることにしました。

このカメラはUSBで接続した時にどういう動作をするか選ぶことができます。ここでは「ストレージ」を選びカメラに差しているSDカードの内容をパソコンで見られるかを試します。しかし当初は、カメラ画面に「しばらくお待ち下さい」という文字が出たまま止まってしまっていました。

そこで活用するのがこのHUBの機能である切り替えスイッチです。「A」「B」「OTG only」の3つの位置があり、うまく接続できるところに合わせるというのがこの製品のポイントなのですが、最初の位置から動かすと、「しばらくお待ち下さい」の文字が消え、ちゃんとデジカメの中のファイルをパソコン上で確認することができるようになりました。そして、利用終了の時には下のメニューから「TG-5の取り外し」を選ぶと安全に取り外しできるようになります。この辺は普通のパソコンでUSB機器を使うのと同じです。

普通のHUBだと、相性の問題で接続できなくなることがしばしばあるのですが、この製品ではスライドスイッチのおかげで、接続できるスイッチの位置を探してうまく合えば、私の場合は手持ちの端末同士が使えるようになってほっとしたというのが正直なところです。

結果的には単に充電しながら使える通常のUSBが4つになったというこだけなのですが、今後はRUH-OTGU4+Cをいつものお出掛けセットに加えることにしました。今後は、大容量のUSBメモリを接続し、T90CHIの内蔵フラッシュメモリでは半年ごとのWindows10の大型アップデートが難しくなった場合、アップデートファイルをUSBメモリに逃がすことで何とかハードとしての寿命を延長する小道具として活用することができればと目論んでいます。

そして本体以外の購入時の同梱物について、microUSBの赤いコードが付いているのですが、このコードでパソコンを含めた様々な機器の充電にも使えます。付属品とは言え、100円ショップで売っている充電コードとは違うクオリティがありそうなので、このコードも一緒にバッグに入れておくことにしました。一応はネットの情報で使えるだろうと思って注文したので、ここまで紹介したのが当り前の結果ということだけなのかも知れませんが、やはり実際に使えるかどうかは使ってみないとわからなかったので、この検証が他の方のお役に立てるようなら幸いです。


年末年始の外出は下調べをしてから行こう

いよいよ年末も押し詰まってきまして、年末年始の予定も出そろってきました。昨年はちょっとしたアクシデントで毎年続いていた友人らとの年越しが中止になったので本当に久し振りに自宅で過ごしたのですが、今年はそうしたアクシデントもなく友人のご自宅にお邪魔しての年越しになるか、それとも外に飲みに行ってそのまま初詣になだれ込むのか、微妙なところです。そんな中、ちょっと気になる話が入ってきました。

というのも、日付が変わる時間あたりまでは普通に入って飲めるお店は開いていると思うのですが、初詣に行って自宅に帰るまでに中途半端な時間になった場合、ちょっと利用したいのが24時間オープンしているカフェやファミリーレストランだと思います。特に一年365日の中でも12月31日だけは特別に夜更かしが許され、深夜の普通なら完全に寝ている時にお店に入って食べたり飲んだりできるというのは、小さい子にとっては楽しみにしているのではないでしょうか。

私自身も状況によっては初詣の後に時間調整のために、日頃は深夜のファミレスという選択はしないのですが、それこそ地方都市では深夜でも開いているお店というのは限られますので、無難にファミレスで時間をつぶそうと思っていたのですが、今年から来年にかけてはそんな風にはいかない現状が明らかになってきました。

すかいらーくグループは年末年始の営業について、12月31日は午後6時で閉店、翌日の1月1日は正午からの営業を基本にすると発表しました。ただし観光地にあるお店や、ショッピングモールや神社仏閣の近くにあるお店は深夜営業をするということです。詳細についてはネットやアプリで調べると、年末年始の営業状況が調べられます。残念ながら静岡駅から一番近いガストは(ちなみに、お店からすぐのところに神社があるのですが)年末年始は31日18時から1日の正午まで開いていないことが確認できましたので、31日から1日にかけて静岡駅周辺で過ごそうと思っておられる方は注意しましょう。

同じように、コンビニでも年末年始の営業について短縮される店舗があるということが言われています。この流れというのは「働き方改革」が社会で言われている中で、無理をして多くの人が他の人が休んでいる時に長時間拘束されることへの反発があり、現場の労働者も疲弊していると思いますので、無理にでも営業して欲しいとも言いにくいところがあります。

もっともそんなご時世なので、初詣を終えたらとっとと家に帰って寝て1日はゆっくりするというのが昔からの正月の過ごし方でもありますし、いつまでもウロウロしていない方がいいのかも知れませんが(^^;)、特に旅行で自分の知らない街にいるような場合は、頼りにしたいファミレスが開いていないというパターンに陥る可能性もあります。車でお出掛けの方は、昔の人たちがやっていたように、年末にちゃんと買いだめをしてどこもお店が開いていなかったら用意した食材を食べるようにするとか、事前に調べて深夜でも開いているお店を利用するとか、とにかく年末年始の対策を考えた上で出掛けるようにしたいものです。


落ち着いてPC作業をするための外環境の一つは

先日、無事に忘年会を終えることができました。帰りは横浜YCATから夜行バスに乗り、定刻の午前4時半には静岡駅に到着し、何とかその後の仕事も大きなポカもせずに、何とかやり過ごすことができました(^^)。

その際、ひとつ気になっていたのですが、それは忘年会が始まるまでの間に、移動中に書いていたブログの内容を予約投稿しておいた方が忘年会後にブログをアップする必要がないので、清々とした感情で盛り上がることができるということです。幸い少し予定より早く到着したので(今回の忘年会は横浜駅近辺で行なわれました)、それまでに何とかしてPC作業をするスペースを確保し、実際に作業をするようにしないといけませんでした。

これが自宅回りなら、コンセントの完備されたカフェやファミレス、ネットカフェや図書館の自習室など、状況に応じた場所を知っているので、モバイルPCのセットを持っていれば、利用するWi-Fiの回線の事も含め、どこで作業するのが一番効率がいいかという事については理解しています。

しかし、なかなか横浜駅周辺でそんな所が見付かるのかということがあるのですね。全国チェーンのネットカフェは横浜駅からすぐの場所にはなく、ファミレスやカフェを探して入るのがセオリーなのかも知れませんが、今回はお金を掛けずに作業ができそうな、駅ビルの中に入っている高島屋さんの屋上を目指しました(^^)。

屋上にはベンチのある庭園もあったのですが、さすがにそこには一人で作業をやりに行けるような状況ではなく(^^;)、写真のようにテーブル付きの椅子があるところでパソコンを広げて青空の下で作業をすることにしました。写真が小さいのでわかりずらいかも知れませんが、私の他に一人、Surfaceを広げて電話しながらお仕事をしている男性がいたのは、私自身の目の付けどころが全くの見当違いではないことを示していると思います。その他には恐らく女子中学生と思われる一団が、やっと座れたといいながらなだれ込んできました。デパートには室内にもベンチが置いてあるところもありますが、やはり大声で話しながら飲食をするような場合は、多少寒くても屋外に出た方がいいということなのでしょう。

残念ながら公衆無線LANの電波は見付からなかったので、スマホでテザリングしつつ高速通信モードにしてささっとブログ用に書いたものを見直して予約投稿の一連の手続きをやって無事終了することができました。12月なので風は冷たく、人によっては離脱も仕方のない環境ではあったのですが、私の場合はそれよりもむしろ、室内でパソコンを使っている時よりも日が当たっている分、画面が見にくくなっている方が気になりました。

どうしても見にくい場合はモバイルバッテリーをつないで画面の照度を上げる方法もありますが、字がはっきりと見えればいいので、あえてあのハズキルーペ型の拡大鏡と併用するという方法もあります。特に私の持って行ったT90Chiにはシステムフォントが小さすぎて見にくいところがあるので、設定などでその小さな文字を読まなければ先に進めないような場合に備えて拡大鏡は用意しているのですが、今回は太陽の下で見にくい液晶画面を見るのにメガネ型の拡大鏡が役に立ちました。

今回、改めて思ったのは、パソコンを使っての作業をするためにはベンチや椅子に座って膝の上にパソコンを置いて作業するよりも、パソコンを置き、さらにマウスを動かせるだけのスペースのあるテーブルがあった方がいいということでした。帰宅時には横浜駅東口から行けるバスターミナルYCATの待合所でもパソコンを出したのですが、その時はベンチはあっても机はなかったので、手持ちの小型マウスの動きが安定しなくて困りました。ただ、ロビー内はOCNモバイルONEの会員なら使えるWi-Fiおよび、電話番号がパスワードになっているようなYCAT自体の持つフリーWi-Fiも安定して使えたので、タブレットの利用でならそうした場所の方が快適だと思います。

今使っているT90Chiが、マウスがないと快適に使えないという仕様になっていることで、ついパソコンを置いた上で座って作業できる場所を探す中で行きついたのが「デパートの屋上」だったということになります。ただ、最近はかつてどのデパートにもあった屋上を常時開放していないところもありますので、まずはフロアマップを見て、屋上があるのかどうかを確かめることも忘れないようにしましょう。


Suica・PASMOのロック対策について考える

常日頃から公共交通機関をSuica・モバイルSuica・PASMOで利用されている方は問題ないのですが、日頃全くモバイルSuicaを使わないながらも電車移動の際に券売機の使用を避けるために交通系ICカードを持っている私が今回、まさかのトラブルに見舞われてしまいました。

先日、関東近郊へ出掛け、移動のほとんどは青春18きっぷを使って有人改札を出入りしていたのですが、一区間だけJR線でない地下鉄を利用した際に悲劇は起こりました。スマホにセットしていて残高もきちんとキープしていたモバイルSuicaを自動改札にかざして通ろうとしたところ、まさかの赤い×印が表われ、改札を通ることができなくなりました。

幸い、人が多くいる時間ではなかったので、人の流れを止めてしまうことはなかったのですが、運が悪ければ後方から早く改札を抜けたい人から睨まれてしまうことは普通にありそうな事で、今回、そちらの方のトラブルにならなくてほっとしました。

一緒に地下鉄に乗ろうとした人にこの症状を訴えると、とにかく駅員さんのところへ行って不具合を解消してもらった方がいいと言われ、すぐそばにあった有人改札に行ったところ、「このモバイルSuicaは長期間利用されていないのでロックされています」と言われ、その場でロック解除をしてもらったところ、今まで全く通れなかったのが普通に通れるようになりました。私のように日常的にはモバイルSuicaを使わず、たまの休みや用事で電車に乗る時に使おうとしている人がよく陥るトラブルのようです。

改めてネットを調べたところ、どうやら半年間モバイルSuicaを使っていない場合にロックがかかるようなのです。ちなみに、前回私がモバイルSuicaを利用したのは端末の履歴を見るとちょうど6ヶ月と10日が経過していまして、あと10日早く使っていれば通れないことは起きなかったということがわかりました。過去にはこんなに長い未使用期間がなかったので気付かなかったのですが、これは自分にとって盲点でした。

私と同じように普段は全く使わないながら、ゴールデンウィークやお盆、年末年始にちょこっと移動する用にSuicaやPASMO、モバイルSuicaを持っている方については特にこれからの年末年始の時期については気を付けた方がいいと思います。スマホに入っているモバイルSuicaの場合、端末を操作すれば過去の履歴が出てきますので、そこで前回の利用日時を確認し、もし6ヶ月が過ぎていた場合には先に有人改札に行ってロック解除の手続きをしてもらってから自動改札に向かうようにしましょう。

もし、カードのSuicaやPASMOで履歴がわからない場合は、同じように有人改札で自分のカードがロックされていないか確認してもらう方がいいと思います。また、ロック解除の代わりに残高にチャージを行なうことでもロックが解除になるという情報がネットでは紹介されていますので、有人改札が人であふれていて、恐らくSuicaの残高もないような場合はいったんチャージをしてから自動改札に向かうようにするのが賢いやり方だと思います。

逆に言うと、残高をほとんど使い切るような形でその時のSuicaの利用を終了した場合は、すぐにチャージするのではなく、次回新たに利用することがわかった段階でチャージをした方が6ヶ月のロックにかかりにくいということも言えると思います。混雑する改札口で人の流れを自分のせいで止めてしまうということは、いかに自分が知らない事とは言え避けたいことだと思いますので、これからの季節、普段使っていない交通系ICカードを使う機会がありそうな方は、「前回自分が使ったのはいつだったのか?」ということを考えながら必要に応じて対処するようにしておきましょう。


Amazon日本法人にみる法人税についての話

先日、楽天市場の一部送料無料の決定について少し書かせていただきましたが、それ以前から同じように批判を浴びていたのが世界的なネット通販の企業であるAmazonが日本で得た利益にかかる税金を米国のみに払っているということでした。

日本で大々的に企業活動を展開し、その利益が全く日本政府に落ちないというのは、普通に考えてもおかしく、その点では日本で税金を払っている楽天に肩入れする方も少なくなかったのではないかと思います。しかし、Amazonの日本法人が考え方を変え、法人税を収めたことがニュースになっています。報道によると2017年と2018年分で300億円弱の法人税を払ったということです。

このようにAmazonが考え方を変えた背景には、現在の形態ではさらにAmazonが日本で行なおうとしている事業を行なう事について制限がかかるということがあるようです。ということは裏を返すと、Amazonが電子マネーや流通に直接関与するような事も当たり前になってくる可能性が高いということです。今まで日本国内でちまちま攻防を繰り広げてきた電子マネーも、Amazonの参入をきっかけとしてまた状況が変わっていくことも十分に考えられます。いよいよ黒船が本格的に日本で動き出すかという感じのするニュースでありました。

翻って話を法人税についての話にしてみると、消費税が上がる中、法人税が下がることについての功罪についての議論は、昨日たまたま見たテレビのワイドショーでも取り上げられていました。年金や医療費の支出に備えて、今後消費税は15%まで上げた方がいいという事を言う学者の先生方がいる一方で、消費税を下げてその代わりに資産に税金を掛けたり物品税としていわゆる贅沢品に税金を掛けたり、さらに法人税を米国並みに上げた方が全体の税収は増えるのではないかと言う専門家もいます。

法人税を上げることに反対する意見の中で、過去にはもし日本政府が法人税を上げたら、今まで法人税を払ってきた日本の企業の中には、日本を飛び出して外国に逃げていってしまうという説を唱えられた方もいたかと思います。しかし、今回のAmazonの動向を見ていくと、日本での事業に見切りを付けない限りは、日本で法人税を払ってでも大きな利益の出る事業を展開していくという決意のようなものが見受けられるような気がします。

前回書きました白物家電についても、日本メーカーの力は確実に弱くなっていて、これ以上法人税が上がれば一部の企業はさらに海外の企業に身売りするのも仕方ないというようなケースもあるのかも知れません。他の方はわかりませんが、私の場合は昔のように「日本のメーカーがとにかくナンバーワンだ」というような考えに凝り固まることはありません。そもそも景気の後退で自分の中で使える所得が減っていってしまっているので、価格の高いものを購入する前にはしっかりと検討し、性能だけでなくアフターサービスも含めて購入候補を検討する中、ちゃんとしたアフターフォローがあるのなら、海外のメーカーの品であっても購入には躊躇しない感じになっています。

もちろん昔から良く知っている日本のメーカーの方が修理を受ける窓口も多いと思いますが、もし日本政府が方針を変えて法人税を上げたとたんに会社の本拠を海外に移転するような事をする企業があれば、少なくとも私は同じ性能を持った製品を比較する際の購入候補から外すことになるでしょう。

ですから、米国並みに法人税率を上げたとしても、そこまで日本の有名な企業が日本国内にいる顧客を差し置いてまで税金逃れに動くかということについては、懐疑的な見方をしています。逆にAmazonが今後日本市場でさらなるシェアを取ったのを見て、他の外国企業も大規模な日本進出を模索し、業績の伸びによっては日本国内で法人税を収めるような形になると、今のまま法人税を安くしているということは外国企業をさらに利することになるのではないかとも思えます。

まずは今回の報道を受けてのAmazonの今後の事業展開がどのようになっていくのかを見ながら、何とかトータルでの日本の税収が上がるような形で税制改革を進めていって欲しいと、一消費者の立場として願わずにはいられません。


実店鋪で見てネット通販で商品を購入する心理

世の中一寸先は闇と言いますか、何かあった際の用心は必要だということを改めて考えました。というのも、昨日になって急に長く使っていた電子レンジが壊れてしまいまして、早急に新しいものを購入する必要に迫られました。

残念ながら、私は常に白物家電の研究をしているわけではないので、今の電子レンジの売れすじと評価について詳しく知っているわけでもなく、そんな時にどうするかと言えば、ネットで信頼できる情報を入手するということになるわけです。

基本的には今まで使っていた電子レンジと同じくらいの機能を持ったものが安く売っていればいいのですが、安ければいいということでもありません。電子レンジで一番安い製品の多くは、タイマーのつまみを回して調理するタイプのものですが、今まで使っていた電子レンジはもう少し機能が付いたものです。デジタル表示で時間をセットしてタイマー調理できたり、お茶碗によそったごはんや、飲み物の入ったマグカップを入れてスイッチを入れると自動的にあたためる機能が付いたものです。

確か、かなり昔に1万数千円で購入したものでしたが、考えようによっては長く保ってくれたということもできます。その時から比べるとやはりそれなりにお金がかかるのは仕方ないと覚悟したのですが、ネット上ではシンプルながらタイマー加熱しかできないタイプでない、今まで使っていたものに近い機能を持ったものも安く売られていました。

具体的なメーカーで注目したのは国産のパナソニックと中国メーカーのハイアールでしたが、両メーカーの製品には価格に違いがほとんどなく、最安値はジャスト1万円くらいになっていました。ハイアールについては、まだ日本のメーカーな元気な時代、安かろう悪かろうと思われていた頃からメーカーの存在は知っていましたが、その当時から比べると、同社製の製品の中で特定のブランド名が付いた製品に三洋電機の技術が入っているということもあり、特定ブランドでない製品でも、普通に使える家電メーカーになっているのではないかと考えています。

パソコンに例えて言うなら、同じ中国のメーカーであるLenovoが出しているノートパソコンThinkPadのブランド力と品質は望めないものの、Lenovo社が出している他のIdeaPadやThinkBookのようなグレードによって価格と信頼性が違ってくることを考えた上で選ぶのと似ているかも知れません。

個人的には、昔のように日本のメーカーだから安心だとは、大体1万円くらいの電子レンジを購入するについて思うことはありません。ですから、新しい電子レンジを購入するにあたってハイアールのものでも全々有りだと思ったのですが、パナソニックの電子レンジは現行機が新しくなったことにより安くなっているようで、単純にスペックで比較した場合にはパナソニックの旧機種を購入候補とするのが一番無難ではないかと思えました。

そこで、改めて型番をメモして市内の大きな家電量販店に実物を見に行ったのです。もしネットでの価格とそこまでひどい価格差がないようなら購入しようと思って出掛けたのですが、残念ながら期待したような事にはなりませんでした。

というのも、ネットで1万円そこそこでまだ在庫のあるパナソニックの旧製品はどのお店にも置いてなく、代わりに新機種の方が2万円くらいの価格が付いて置いてあるだけでした。ハイアールの製品についても、パナソニックの新製品よりは少し安かったものの、ネットと比較するとかなり高値になっていて、これが現在の家電量販店の限界というものかと思わざるを得ませんでした。

さらに、ここではあえてどの量販店かは書きませんが、大きな売場のいたるところに店員さんが配置されていて、すぐ寄ってきそうなところについては、個人的には落ち着いて見られないということで、その店での購入を遠慮してしまうところがあります。人によってはネットでの価格をそれとなく匂わせながら価格交渉をすることでポイントを含めた実質の購入金額を安く済ますことができるのも大型家電量販店の醍醐味であることはわかっているのですが、私にはどうも難しく感じてしまうのですね(^^;)。

ただ、今回一通り量販店を回ってみて、新機種の方に実際に触れてその内容を見ることができたので、その事を参考にしてネットからパナソニックの方の電子レンジを注文してしまいました。今回はからずも家電量販店とネット通販の比較から、家電量販店についてあまりいい事を書いていないようになってしまったかも知れませんが、現在これだけ何でもネットで調べられるようになっている中では、もう少し実店鋪に頑張ってもらいたいという風にも思います。

逆にネット通販の問題というのは、注文してから手に入るまでのタイムラグにあります。今回の場合、自宅での調理について電子レンジがないという事では、少しの期間でも相当な我慢を強いられます。実店鋪なら不具合を発見してすぐ家電量販店で買って帰って来られれば、その日の食事にすぐに使えますので、そのための価格差であるとは思いますが、今回はあえて我慢します(^^;)。ただ、ネット通販の泥沼とも言える、「注文したもののいつ届くのかわからないままキャンセルになる」というあるあるも未だ存在すると思うので、今回の注文がそのパターンにはまらない事を祈るのみです。


年末年始の車旅に「明かり」の用意を

こちらでは学校も冬休みに入るくらいの時期に入ってきて、そろそろ年末年始の予定を考えている方もいるのではないでしょうか。特に車で長距離を移動するような場合、ちょっとした準備が旅先での快適さを上げることもあります。

最近になって感じるのは、夕方になって暗くなる時間が早いということです。私の住む静岡市では夕方の5時を待たずに太陽が沈んでしまい(昨日の日の入りは16時39分でした)、学校や仕事を終えて家に帰った時には相当暗くなっているという気がします。

この時期、車で出掛けると朝から日中まではそんなに違和感がないのですが、午後4時を回ると一気に暗くなるので、早めのライト点灯を心掛けた方がいいでしょう。自分が多少暗くても回りが見えるからいいやということではなく、ライトを点灯させることで自分の車の所在を周辺に知らせるという意味もあるので、これからの時期はまだ全然目的地に着かないような夕方でも早めの点灯をして目的地まで走るようにしたいものです。

そして年末年始にロングドライブをする場合には、スムーズに走る予定を立てていても渋滞に巻き込まれ、車中泊や車内での仮眠を取らざるを得ないような状況になることも考えられます。そうした場合に備えて、車が車中泊仕様のものでなくても、シートの段差を埋めることができるクッションや、毛布くらいは車に載せて出発したいものですが、もう一つあると便利なものがあります。

私はこの時期になると懐中電灯代わりに使っているのが、モンベルで売っている「ミニランタン」です。単三のエネループ1本で動き、ボタンを押すと最高照度で点灯するのですが、そこまでの明るさは必要ない場合は点灯した状態でクリックすると2段階に分けて明るさを調整できるようになっているので、単三電池1本でもけっこう長期間使えて気に入っています。

車で仮眠や車中泊をする場合、できれば車のバッテリーを消費させることなしに、エンジンを止めた状態での明かりを確保したいということがあります。その場合、キャンプ用のランタンを使ってもいいのですが、この「ミニランタン」はランタンのように全体を照らすことも、懐中電灯のようにピンポイントで目標物を照らすこともできるので、車の中に小物を落として探したいような場合、これは昼間でも暗い隙間を照らすことで便利に使えます。

私自身はこのミニランタンとは別に、同じ単三1本で動作するヘッドランプを持っています。ヘッドランプ用に掛けるとランタンのように使えるランタンシェードもありますが、どうしても両手を空けて外で作業しなければならない時には使うこともありますか、このミニランタンの場合、本体を伸ばして地面に置くことで光が拡散されるので単なる懐中電灯を使うよりもかなり応用範囲が広いので、雨の中など様々な状況の中で使うことを考えると、私にとってはこれがベストかなという感じがします。

単三1本で使えるミニライトは、事前にエネループを2本ないし4本用意しておけば、エネループ自体を長期的に充電せず保管していても、5年後でも70%を維持するとのメーカー発表があり、出掛ける時に充電した単三電池を複数持って行けば安心です。不幸にも電池を忘れた場合でもアルカリ電池や充電池はコンビニでも購入できますので、出先で電池を購入して使ってもいいでしょう。

私自身、車中泊の体験をして何より恐いのは夜の闇の中に入って現状確認ができなくなるような事なので、本当の緊急事態にはスマホのライトを使うことがあるかも知れませんが、基本的には明かりはスマホや車のバッテリーとは違う系統のものを用意することをおすすめしたいと思います。