月別アーカイブ: 2019年9月

ラグビーワールドカップ地方開催の企画として見事にはまった「花火」

ラグビーワールドカップは日本チームの活躍もあってかなり盛り上がっていますが、一昨日の対アイルランド戦というのは、その前のアイルランドの対スコットランド戦の強さというものをテレビから見ていたこともあって、前半で試合が決まってしまわないようにと思いながら見ていました。

結果は多くの方々がご存知の通り、まさに「静岡の衝撃」と後々語り継がれそうな試合でした。私はテレビ観戦でしたが、試合終了後もその余韻を楽しんでいたいと思った時、テレビはまさかの光景を映し出しました。

後日調べたところ、ネット上で静岡県の出した資料「ラグビーワールドカップ 2019 エコパ周辺おもてなし 実施運営業務委託 仕様書」を見付け、最寄り駅周辺やスタジアム周辺での様々な企画内容について書かれていたのですが、その中にあったのがスタジアム周辺からの「花火の打ち上げ」でした。

ですから、今回打ち上げられた花火というのは急遽日本の勝利によって決まったものではなく、静岡で行なわれる試合で花火が打ち上げられる事というのは事前におもてなし事業として決まっていたものだったということになります。

実は静岡県の中でもスタジアムのエコパがある袋井市というのは毎年8月に行なわれる「ふくろいの花火」で、今年は約2万5千発が打ち上がる全国でもかなり大きな花火大会です。そうした花火で町おこしという土地であるだけに、試合終了後に打ち上がった花火も、単発で上がったのではなくかなり長い時間を掛けてスターマインが上がったような感じで、知らないでスタジアム周辺にいた海外からのお客さんにとってはかなりのサプライズになったのではないかと思います。試合後のニュースでもアイルランドサポーターも見惚れていたというような表現がありましたが、それはテレビで試合を見ていた多くの人も同じだったのではないでしょうか。改めて日本の文化を伝える「花火」の威力を改めて感じざるを得ませんでした。

こうした事ができるのも、個人的な考えになりますが今回の静岡の会場というのはサッカーのワールドカップおよび国体開催のために作ったスポーツ公園になっているので、住宅が密集するような場所に立っているようなスタジアムではないため、計画をしたら花火を上げやすいのではないか(多くの住民に知らせ、理解を得なくてもやってしまえる?)とも考えられます。

過去に2002年のサッカーのワールドカップに出掛けた時、この時は今回のエコパスタジアムと埼玉スタジアムの2試合に行ったのですが、スタジアム周辺のイベントや企画というのは自治体が何かやるというよりも、多くの大会スポンサーが入って無料の商品を配ったりとか、どうしても首都圏での開催の方が華やかで、その分地方開催はいまいちグラウンド周辺で楽しめない現状を思い知ったことがありました。しかし、一昨日の静岡では花火が大きなアクセントになり、逆に大都市では行なえない地方のイベントとしての強みというものもあることが今回の事で改めてわかったような気がしています。

ちなみに、次回の静岡での試合というのは10月4日(金)の南アフリカ対イタリアの試合になりますが、日本テレビ系列で生放送されますので、もしこの試合を見に行ったりテレビ観戦する予定のある方は、試合後に花火が上がるかどうかということにも注目して見ていただきたいと思います。


音楽のワイヤレス化とともに有線の必要性も考える

先日、関東まで電車で遠征して往復した時、行きはタブレットから音楽を楽しんで行ったのですが、それはあくまでバッグからタブレットを出して有線のヘッドフォンをつないで操作できる余裕がある状況であってこそです。

今回は両手を自由にするために背負うバッグを持って行ったのですが、常にヘッドフォンを付けたままバッグを降ろしたり前に持ったり後ろに背負ったりすると、バッグとヘッドフォンのコードが絡まって収集が付かなくなったりします(^^;)。

帰りはもはや電車に乗る前からすごい人が集まっている中でほぼ満員の車両に入ったので音楽を聞くどころかスマホやタブレットを取り出すことすらできませんでした。本当は駅に入る前から音楽を聞いていれば良かったのでしょうが、満員の電車内ではさすがにリュックを背負っているのを前の方に持ちかえることの方が大切で、そんな中でコードが絡まったら最悪ですから、最初から音楽を聞くどころではなかったというのが正直なところです。

そんな中で、周りの人がどうしているかという事を観察してみると、やはりというかワイヤレスのヘッドフォンを使って音楽を楽しんでいる人が見受けられました。混雑する中でイヤホンを落としたらと思うとなかなか使えないのではないか? とも思いますが、こうした製品が多く出てくる中で価格もこなれてきているので、今回たまたまアマゾンのタイムセールで安くなったワイヤレスヘッドフォンを入手しました(以下のリンク)。

値段が値段だけに音質の良さまでは期待できないものの、ケース単体で持ち出す際にもイヤホン部の充電ができるようにバッテリーが内蔵されており、さらにそのバッテリーもケースにそのまま付いているUSBケーブルで充電できるようになっています。とりあえずケースごと旅に持って行けば、必要な時に音楽を聴くことができ、使わない時にはバッテリーがなくてもケース内に内蔵されているバッテリーから充電できますので、今後の旅のいい相棒になってくれそうです。

ただ、今後全てのヘッドフォンがワイヤレス化するようになるか? というと、なかなかそういうわけにも行かないでしょう。ワイヤレス接続を行なうためにはペアリングが必要ですし、周りの状況によっては電波が干渉してぶつ切りになってしまうこともあるため、特に旅行で音楽を楽しみたいと思ってワイヤレスのヘッドホンセットを用意していたとしても、念のために安いものでもいいので有線のヘッドホンを保険的に持って行くことは無駄にはならないような気もします。

また、一般的なイヤホンジャックに入るのが有線のヘッドフォンには多いので、例えば飛行機の中で音楽を聞きたい場合、使い慣れた自分のヘッドフォンが使えますし、停電であらゆる電気製品が使えなくなった場合、夜中に情報収集したい場合に、電池式のトランジスタラジオの多くにはイヤホンジャックが付いているものが多いので、安いイヤホンならそんなにかさばるものでもないので、使う状況に応じて今後はワイヤレスと有線を使い分けようと思っています。


消費税が上がる前にまとめ買いをすべきか?

2019年10月を間近に控え、一部の人たちは消費税が8%のうちに買っておこうと様々なものを「爆買い」したり、大きな買い物をするなど、それなりの経済活動が行なわれているようです。

私の場合は、だからと言って買いだめは行なおうとは思いません。というのも、大量の日用品などを購入しても保管する場所がないということもありますが、実際にまとめ買いをしても節約になるかどうかが不明瞭だからです。

小さな日用品から大きな家電についても同じような事が言えると思うのですが、実際セールがあって通常の流通価格と比べてかなり安く買えるものを大量買いできるならいいのですが、ただ単に消費税分の2%の差ということだけで、決して安くないものも含めて買ってしまうということになると、消費税が上がった後にセールで安くなったものを買った方が、トータルの価格が安かったというような事は可能性としてあるのではないかと思います。あえて駆け込みで購入することで得になるケースというのは、市場価格が安定していてほとんどセールにならないもので、自分が必ず買おうと思っているものならいいと思います。

さらに、買いだめをする場合、確実に買った分をすべて使い切れればいいですが、一部を残してしまったり、食べ物の場合食べ切れなかったりするなどして使い切れなかった場合、その分の購入金額がまるまるマイナスになってしまいます。最初から安くなった時だけピンポイントに購入することを続けた方が、トータルの支出は抑えられるのではないかと個人的には思う所以です。

さらに、10月からはクレジットカードおよび電子マネーを利用することでポイント還元が行なわれます。安く買ってその分からさらにポイントを貰うように考える方が、今買いだめのために頭を使うよりも、賢い消費の仕方だと思うのは私だけでしょうか。

また、中古でいいような物の場合、お店で買わずにオークションやフリマアプリを利用した個人売買で物を手に入れるようにすれば消費税は関係なくなり、いいものをじっくり選んで購入することも可能でしょう。ただし、フリマやオークションでは法人であるお店が販売の一つの方法として出している場合もありますので、消費税を出したくないという場合には、出品者が個人であるか、価格総額に消費税が入っているかどうかを確認してから入札を行なうようにしましょう。

あくまで冷静に考えると、今回上がる消費税というのはこれで終わりではないだろうということもあります。ですから、今から目先の数%の上下に目くじらを立てるというよりも、使うところには使っても、後からゴミになったり使ったことを悔やむような消費というものを事前に考えて使わずに財布の紐を締める知恵ということになるような気がします。となると、改めて自分が毎月使っているお金について「何を」「いつ」「どこで」使っているかということを分析してみることで、後から考えてこれは使わなくても良かったのではという支出を見付けることにもなるでしょう。

そういった支出の中で一番思い当たるのは、旅行の際の支出についてです(^^;)。自宅から出るとどうしても外食中心になりますし、普段の生活の中では決して買わないものでも、つい気が大きくなって買ってしまうこともあるでしょう。それが旅の醍醐味だと言われると、それは正にその通りなのですが、今回のように間際になって日用品を数十万円も買うだけのことをするなら、日々の生活の中での支出と旅行の際の支出を比べてみるだけで、まとめ買い以上の家計に対する成果となってくるのではないかと思います。


電車の車内アナウンスにもう一工夫を

先日、ほぼ一ヶ月ぶりに関東地区に新幹線でない在来線経由の電車で出掛けてきました。行きはずっと座って行けたのですが、帰りは横浜から東海道線に夜の8時過ぎに乗ったので、かなりの混雑でした。当然、そうしたことは当り前のことなので、トラブル回避のためにリュックを背負うのではなく前に抱えるようにして持ち、さらに手はつり革や他の人に見えるように上げていました(痴漢冤罪にならないため(^^;))。

そうしたら、混雑する中で明らかに一杯引っ掛けてきたようなおじさんが、私の持っていたつり革の上からつり革を掴んできたのには正直びっくりしました。まあ、それだけ人が密集していて自分の体を支える所がなかったのでしょうが、よりによってなぜ自分の持っているところを持つのか? という疑問を感じる中、一駅でその人は降りていきました。

さて、そうして一杯飲んで電車に乗った場合、東海道線を静岡に向かうときに気になるのがトイレの存在です。さすがに満員の中ではなかなか動くこともできないのですが、車内は徐々に空いていく中で多少の余裕が出る中、欲しかった情報が車内のトイレの情報および、列車の停車時間の情報でした。

今回私が乗ったのは高崎発17時54分の普通列車1935Eで、横浜発20時31分の15両編成の沼津行きです。ちなみに、15両のうち、後ろ5両は熱海で切り離し作業されるので通しで沼津まで行くためには1号車から10号車までに乗る必要があり、その事は途中の車内アナウンスで何回も流れていました。

ちなみに、沼津以降の運行は2分間の待ち合わせで沼津駅の向かい側のホームに静岡行きの列車が待機しているので、沼津まで乗り通してもトイレタイムはありません。東海道線の静岡県内を走る電車にはしばしばトイレが付いていない車両が運行しており、青春18きっぷでの移動をする方には大変な状況になることが言われていますが、高崎からの長距離列車ならトイレは付いているだろうと思ったものの、残念ながら車内アナウンスでは車内トイレの設置状況についてのアナウンスはありませんでした。

ちなみに私はその時、グリーン車の隣の5号車に乗っていたのですが、恐らくグリーン車のトイレを使うためかも知れませんが、明らかにグリーン車を使う気配がない人があえてグリーン車の方へ移動していくところに遭遇しました(グリーン車はデッキに立っていてもグリーン料金を請求されるので、基本的にはその状況で料金を請求されたら支払わなければなりませんのでご注意を)。これも、普通座席のある車両のどこにトイレが有るのかということをアナウンスすれば、起こらない事ではないかと思います。さらに、グリーン車に入ったら料金が発生するということもアナウンスすべきでしょう。ちなみに、この電車では最後尾の10号車にトイレが設置されていました。

そうは言っても人によっては車内のトイレを使うのに抵抗がある方もいるかも知れません。そんな時に必要な情報というのは、駅の停車時間のアナウンスだろうと思います。紹介したように、この列車は熱海駅で一部車両の切り離しを行ないますので、その作業中は電車は動きません。そこで問題になるのは、いったい普通列車1935Eは熱海駅で何分停車するのか? ということだろうと思うのですが、残念ながら事前にそうした情報のアナウンスはなく、熱海に停まってしばらくした時に発車時間のアナウンスがあったのみなので、詳しい時刻表でも持っていないと事前に停車時間を把握することはできません。ちなみに、改めて調べてみたところ、熱海着が21時49分で、熱海発が21時58分と9分あるので、駅構内のトイレの混み具合によっては十分トイレに行ってから列車の発車に間に合う時間です。

こうした情報をアナウンスしてくれるだけでも、お酒を飲んでいたり、加齢によってトイレが近い人にとっては十分に有難いと思うのですが、せめて列車が長時間停車する前の段階でアナウンスがあれば、ちょっとホームに出て休憩をしたり、飲み物や食べ物を購入しに行ったりすることで、鉄道会社にも恩恵があるのに、なぜその一手間を惜しむのか、ちょっと疑問ですね。

スマホのアプリでも時刻表の内容がそこまで詳しく書いてあるわけではないですし、そこまで事前に調べて電車を利用する人がいるわけでもないでしょう。でも車内でのアナウンスは貴重な情報源として聞く人は多いと思うので、特に利用者が多い路線ではもう少し考えていただけると幸いです。


中部横断道を山梨県へ行って感じたこと

先日の三連休は、最初の方は雨が降ると言われていたのですが天気は持ったため、ちょっと出掛けて見る気になりました。先日紹介した日本平久能山スマートインターチェンジから東名高速に入り、東京方面か名古屋方面のどちらに行こうかと、そんな事も事前に考えず反射的に前回利用した名古屋方面と反対の東京方面に進みました。

そのまま、今がまだ旬の富士宮の生落花生を買いに行こうかと思ったのですが、清水のジャンクションまで来た時、このまま新東名に入って富士インターから富士宮を目指すよりも、その直前に個人的にはまだ利用していない中部横断道を使ってみようかと思い立ち、どこへ行くかというあてのないまま、清水いはらインターを越えて、中部横断道の方へと進んでしまいました(^^;)。

この道が通るまでは、新東名を新清水インターまで進んで国道52号線をしばらく進まないと山梨県内には入ることができず、その道もかなりのワインディングロードで進むのに苦労するのですが、新たにできた開通部分を通ると、清水のサービスエリアには入れないものの、52号線で行くと山梨県に入ってすぐにある道の駅「道の駅とみざわ」の少し先にある富沢ICまで行くことができます。

ちなみに、私の乗っているのは普通車ですがETCを使った休日割引を使うと日本平久能山スマートインターから富沢インターまでは片道810円でした(^^)。少し走ればすぐに身延山まで行けるので、現状でもそこそこ使えるなという感じがしました。

さらに甲府方面に進む場合はしばらく52号線を進むと、左に行くと「道の駅みのぶ」、西山温泉方面、右に行くと下部温泉郷に行くところを右の下部温泉方面に進むとすぐに、新たに開通した中部横断道の下部温泉早川ICに着きます。しばらく下道を行くことになりますが、これは全線開通するまでの一時だと思えばいいと思いますし、途中には新しい道の駅「なんぶ」がありますので、そこで少し休憩を取ってから進んでもいいでしょう。

2019年9月現在、下部温泉早川ICからすでに開通していた増穂ICの手前にある六郷ICまでは無料通行区間になっているので、今回は増穂まで進まずに六郷ICまでセコいとは思いつつも乗りました(^^)。そこから普段使うことのない県道を進み、市川大門から中央市にある「道の駅とよとみ」に行き着きました。

この道の駅は、毎年6月に例年行っていた「スイートコーン祭り」で有名な農産物が置いてある道の駅です。いつもは下道を通して行くためちょっと出発が遅れるとろくなものが残っていない状態になってしまうのですが、今回は下手をしたら1時間近く早めに到着したので、何とかお目当ての秋の味覚を購入することができました。この道の駅でも生落花生が置いてあったのはちょっとした嬉しい誤算でもありました。

ちなみに、2019年に出ている中日本高速道路の「信州めぐりフリーパス」で今回使ったルートそのままで長野県内のフリー区間を2日ないし3日巡ることのできるコースが用意されています。その場合の注意点は、今回紹介したように中部横断道が全線開通していないので、出発エリアからいったん「富沢本線料金所」を通過するか、「新静岡IC」「清水いはらIC」のどちらから流出し、六郷ICか、その前の中富・下部温泉早川ICから入って「富士川本線料金所」を24時間以内に通過することが条件になっています。

つまり、静岡在住でなくてもあえて静岡出発でなくても、静岡・山梨周辺で遊びたいような場合には静岡・山梨と長野の観光を車で十二分に楽しめることにもなるわけで、これは中部横断道が全通するまでの一つのメリットにもなり有るという感じがします。私は静岡在住なのでそのメリットを十二分には満喫できませんが、身延周辺でゆっくりしてから長野に入ることもできるので、もし時間が取れればこうした方法を使って長野に車で行ってみてもいいかなと思っています。


ピンポイントの警報音はどのように確認すべきか?

昨日の事ですが、とある立体駐車場のあるショッピングモールに買い物に行きました。駐車場はモールに隣接しており、入口には誘導員の方がいて、普通に入ることができました。この駐車場は5Fまで店舗のある上にあるものなので延々と螺旋状になった坂を登っていったのですが、その途中で明らかに尋常ではないアナウンスと警報音が流れてくるのを確認したのです。

ちなみに、車の中ではラジオを付けているのでこの警報音が地震や津波などの地域全体に出ている情報からの警報でないことはわかりました。となると、考えられるのは施設の中で何かが起こったのかということになります。普通に考えると火災による警報ではないか? と思いましたが後ろからも車が来ているので、とにかく登り切ってどこかに車を停めてから確認するしかないというのがその時の状況でした。

前の中が同じように警報音を聞いてあたふたしているのがわかりましたが、なまじ自己判断で降りようとしても逆走になってしまったりするとそちらの方が危険かも知れないので、とにかく一番早く入ることのできる階から駐車場に入り、バーの前で止まってパーキングチケットが出てくるのを確認して、これはゲートを閉鎖していないので、そこまで大きな問題ではないのでは? と思いつつ、できるだけ入口から離れた空きスペースに車を停め、売り場へのエスカレーターが動いているのを確認し、とにかく状況をつかもうと下に降りることにしました。

恐らく本当に大きな火事だったらこの時点でそれなりに焦げ臭かったり煙が上がってくるのではないかと思うので、その時分には十分落ち着いていたのですが1階まで降りて来た時、警備担当らしいスタッフが消化器を持って走っていっているのを見て、小火でもあったのかと思ったものの、その直後に店内にわかるような放送があり、警報そのものが間違いであったということがわかりました。

そこで、ようやく安心して買い物をすることができたのですが、それまでは果たして駐車場に入れたものの安全に車を出せるのか? という不安を持ったままでした。このような体験というのは今回が初めてでしたが、実際に五感で火事の予感を感じることはなかったので、とにかく今回の警報の出た状況を確認するところまではやったものの、そこまでパニックになるということはありませんでした。

車で移動している中、何かに巻き込まれるような場合は、ラジオなど公共のメディアから情報の入手ができますが、今回のように限られた場所の中で何かに巻き込まれた場合、ある程度は自分で確認しなければなりません。今回のように一方通行の螺旋状の立体駐車場の場合、いったん駐車スペースのあるフロアに出なければ降りられないというのが普通なので、今回の場合はとにかく途中では止まらずに駐車スペースに止めてから緊急避難的にゲートを強行突破して降りる可能性も考えながら、もし近くに職員の方がいればその指示に従うということも忘れずに行動を取るしかないでしょう。

今回私が遭遇した警報音はどうやら本当に間違いで訓練の類ではなかったことが後で判明したのですが、そういう意味では普段なかなかできない経験ができたということになるのかも知れません。車の場合は中で音楽やラジオを聞いていたり、窓を閉めていたりすると外の異変になかなか気付きにくいところがありますので、何か様子が変だと思い、さらにラジオでそうした異変を流していない時はスピーカーを切り窓を全開にして情報収集をしながら安全に車を停められるところを探すというのが今回の体験からの私の教訓でした。


入ったからにはすぐには出られない競技場の様々な問題

連日、ラグビーワールドカップの話題を続けてしまっていますが、今回のイベントは2020年の東京オリンピックにもつながる問題を内包しているように思います。ですから、今この時期の状況についてしっかりと把握し、特にチケットを入手してラグビーワールドカップや東京オリンピックを見に行こうと思っている方にとって、本来楽しいはずの試合当日に最悪の思い出とならないように、覚え書きのような形で残していこうと思います。

昨日、ラグビーワールドカップの運営から発表されたことに、競技場に持ち込めるものについて、「一名で食べ切れるくらいのフード」が追加されることになりました。こうした変化が出てきたのは、ここまでの試合における競技場エリアでのフードの入手困難さが様々なところで語られていたということがあります。

試合時間にもよりますが、サラリーマンが定時で会社を出て何とか間に合うくらいの時間(だいたい19時15分くらいの試合?)から始まる試合では、事前に食事を済ませて行くというよりも、少し早めに競技場に到着して現地で食事を食べることを考えて来る人が多いと思います。ただ、これまでは競技場内にはペットボトルやお弁当・お菓子類を含めて飲食物の持ち込みは禁止されていました。スポンサーとの兼ね合いもあり(海外大手のビールメーカーがスポンサーである影響かも)、ビールの購入はそこそこスムーズにできるものの、ソフトドリンクの購入には行列ができて買うのが大変だったり、軽食の購入も試合開始前に売り切れてしまって、空腹と喉の乾きを訴えて泣きじゃくる子供を落ち着かせるために、試合終了前に会場を後にする家族連れもいたというネットでの情報もありました。

そうした状況に対し、運営側はとりあえずフードの問題については持ち込みを認めることになったのですが、相変わらずペットボトルの持ち込みは禁止されたままです。運営では無料の給水所が設置されているスタジアムではその給水所を利用して欲しいということのようですが、今回のニュースではもう一つの「飲み物」持ち込みの方法についての説明が欠けていますのでここで紹介します。

主に医療用(脱水症状や熱中症対策)のために、マイボトルによる水やお茶の持ち込みに関しては、運営側ではプラスチック製のボトルを推奨するということですが、セキュリティチェックの際にボトルを開けて一口自分で飲む姿を見せることで、マイボトルの持ち込みができたという現地での情報もアップされています。

今後の状況については、飲み物の持ち込みについてのルールがさらに変わる可能性はあるかも知れませんが、水やお茶を入れた100円ショップで売っているようなプラスチック製のボトルを荷物の中に入れて持って行けば、もし没収されたとしてもそこまでショックは大きくないと思いますし、観戦中にどうしてもお腹が空いたりのどが渇いたという場合に備えるために、おにぎりやサンドウィッチ、お弁当、スナック菓子などのフードと、マイボトルに入れたソフトドリンクを持って行けば、お子さんを連れての観戦も何とかなるのではないかと思います。

実際に試合を観戦した方の口コミでは、比較的買いやすいビールの価格が高いという評価があちこちに出ているのを見ているのですが、これはスポンサーあってのワールドカップですので仕方のない部分ではあると思うのですが、サッカーのワールドカップですらフードやドリンクのことで私の観戦した試合では混乱があった記憶がないので、今回の運営の不手際というものが少なからずあったのではと思います。ただ、運営が決めた持ち込み物のルールについては現地のセキュリティチェックでいかに自分の行動の正当性を主張したとしても、「規則は規則」ということで、それが覆ることはありません。ですから、最新の運営に関する発表については事前だけでなくその後のニュースにも注目し、何が持ち込めないのか? ということを改めて理解した上で持ち物を決めることが大事だと思います。

今回のワールドカップ入場に関してちょっと意外だったのは「モバイルWi-Fiルータ」の持ち込みも禁止されているということです。スマホの一部の機種でもテザリングできるものも多いですから、なぜモバイルルータだけ? という感じはしてならないのですが、もしそのまま持ち込もうとしたら必ず競技場入口で没収されてしまいますので、そもそも持って行かないようにするしかないでしょう。

そして、今回のような問題が東京オリンピックで起こるのかどうか? という問題もあるのですが、こればかりは来年になってみないとわからないところがあります。というのも、これだけ厳しい入場チェックがあるのは、大きな世界的イベントを利用して自分達の主張をしようとするテロリストに狙われるからです。もしオリンピック直前に日本国内でテロと思しき事件が起こった場合、競技場への入場の際のチェックは今以上に厳しくなることが予想され、かなり早めに会場に到着しないと試合開始までに席に座れない可能性も出てきます。こうしたことはなかなか情報として出てこないので、今後の情報には気を付けながら安全に多くの人が観戦を楽しめる環境を維持していただきたいと思っています。


ラグビーワールドカップのチケットと5G問題

世界のスポーツイベントとして国内外で注目されているラグビーワールドカップですが、基本的にNHKと日本テレビが放送権を持っているということで、日本テレビはラグビー中心の編成となっています。昨日などは日本チームとは関わりのないアイルランド対スコットランド戦を中継する中で日本テレビの看板番組である「笑点」を休止にしたり、さらに日本テレビとしてはどうしても押さえておきたいと思われる読売ジャイアンツの5年振りのセ・リーグ優勝も日本テレビ系列は地上波・BSで放送できませんでした。

衛星放送が見られる視聴者はかろうじてBS-TBSがカバーしていたものの、恐らく一般視聴者の興味はジャイアンツのセ・リーグ優勝決定よりもニュージーランド対南アフリカのラグビーの一戦の方に向いていたはずで、改めて日本のプロ野球のソフトとしての弱さが出てしまったという感じになっています。今後に向けても、クライマックスシリーズから日本シリーズが終了する期間でもラグビーワールドカップは続いているので、もしジャイアンツが日本シリーズに出場した場合、日本テレビはどうするのか? ということも個人的には興味の的になってきました。

開催までは、実際本当にお客さんが入るのかと思う人もいたラグビーワールドカップは、やはり世界一流のプレーの凄さを見せつけられることで、それまでラグビーの事を全く知らなかった「にわか」ファンを生んでいて、今後に向けても大いなる展望があります。私自身は以前にワールドカップのチケット購入用のサイトに登録しているのですが、一昨日、その事務局からメールが来ました。題名は「まだ間に合う!静岡で“一生に一度”を体験しよう!!」です(^^)。

さすがに、日本代表の出場する「日本対アイルランド」のチケットこそほとんど残っていないようですが、それ以外の3試合については、これからテレビ観戦を飛び越えて実際にスタジアムに見に行きたいと思った場合、安いカテゴリーのチケットも若干残っているようなので、チケットを購入して見に行くことはまだ何とかできるようです。他の会場についてはわかりませんが、できれば当該の試合の時にテレビ中継される際に空席が目立つというような事がないように願いたいですが、公式サイトの情報によると、今回のワールドカップのチケットは空きがあれば当日のキックオフ後50分まではネットで販売されているとのことです。

そして紹介したメールからリンクされている公式ページの中には、今後東京オリンピックを迎えるにあたり携帯電話の「5G」を使っての中継システムについての報道があったばかりなのですが、そんなニュースからは想像できないような内容が書かれていました。

(ここから引用)

電子チケットはスマートフォンの画面表示でもご入場いただけますが、 試合当日は会場周辺の通信環境が混み合いますので、紙に印刷(ホームプリント)しての入場をおすすめします。

(引用ここまで)

先日の台風15号の被害があった後の電話・スマホのつながりにくさが指摘されたように、やはり多くの人が集まる中で一気に通信が行なわれることにより通常ならすぐに表示される電子チケットの画面もなかなか表示されなくなるかも知れないということが危惧されています。実際そんな調子で5Gのサービスが開始されても、スタジアムにつめかけた多くの人がスマホからの情報を得ようとしてアクセスが集中した場合、本当に大丈夫なのかということも来年の東京オリンピックについて考える中の懸念材料にしないといけないような気がします。

大規模なイベントでもしばしばスマホでの通信がつながりにくい場合というのはコミケやロックフェスティバルでも話としては出ていました。これが4Gから5Gになると解消するという話はあるにはあるのですが、とりあえず4Gと5Gが混在する中では5Gが快適に使えることはあると思うので、さしあたって東京オリンピックを見に行く予定のある方は、その前に本格的な5Gのサービスが始まった場合に備えて、今盛り上がっている5G非対応のiPhone11を始めとする現行のスマホはスルーして5G対応機に備えるのがいいだろうと思います。私自身も何とか今の物欲は抑えて、次世代のスマホとサービスが出てくるまで現行のスマホ・タブレットを使い続けるつもりです。


海老名サービスエリア名物のメロンパンが意外なところで

2019年9月の二回目の三連休はまだ台風の影響が出ないうちにと、車で中部横断道を通って山梨県まで行ってきました。新たに開通したところを通るのは初めてだったので、どんな感じになっているのか楽しみにしていたのですが、その件については後日改めて報告させていただくことにしまして、今回は最後の最後に立ち寄った東名高速道路の日本平PA(下り)で見付けたお土産について書かせていただこうかと思います。

午前中にラジオの交通情報で言っていたのですが、連休の初日らしいと言うか、東名高速の海老名サービスエリアの入場待ちで本線に1kmほどの渋滞が出ているという話を聞き、関東の方々がまずは車で出掛けて体制を整えるのが海老名サービスエリアで、さらにそこで色々な買い物をしていくんだろうなと思いました。海老名サービスエリアの名物は色々ありますが、やはり昔から有名なのはサービスエリア内で販売している「メロンパン」でしょう。

以前のこのブログでのレポートで、早朝からすでに店舗が開いていて販売しているということを紹介させていただきました。営業時間の長さというものも関係あるのかと思いますが、その売り上げは世界一だというメロンパンは、その味について様々な評価がされているとは思いますが、「海老名=メロンパン」というようなイメージが出来上がっていることも確かです。

実はそのメロンパンを東名の日本平PA(下り)で発見してしまったのです。その情報はネットで公開されているのですが、地元に住んでいても全く知りませんでした。静岡市内に帰る直前に日本平PA(下り)に入り、コーヒーの一杯でも飲もうかと思って立ち寄ったのですが、様々な土産物の中にひときわ目立つコーナーが作られ、海老名サービスエリアの「ぽるとがる」のメロンパンという説明がありました。

こうして写真に撮ってみると、何の変哲もないメロンパンではあるのですが(^^;)、今回立ち寄ったのは夕方になりかけくらいの時間だったにも関わらず、かろうじて当日の販売分が残っていたので買って帰ることにしました。

すると、お店の方は自分のPAの袋でなく、海老名というロゴの入った「ぽるとがる」の袋に入れてもらえました。もし海老名のメロンパンを有難がる人がいたら、これを手土産にして行けば少なくとも嫌な顔はされないでしょう(^^)。日本平PAの下りはそれなりに食堂のメニューがそろっているので、日帰りないし車中泊で東方向に出掛けた場合、高速道路から出る前に夕食をここで食べることで、高速道路を出てからその日の夕食で選択に困ることはないということはあります。今回さらに、翌日の朝食分としてメロンパンを買いたいと思ったり、話の種として海老名サービスエリアの名物を一度食べてみたいと思っている方で、なかなか海老名サービスエリアまで行けないという方にとっては朗報だろうと思います。

さらに、なかなか海老名まで足を伸ばすことが難しいという方にとっても静岡まで出掛けられるなら、どうしても海老名のメロンパンが食べたいという方には利用する価値があるかも知れません。ただし、この日本平PA(下り)は、高速道路に入らないと利用できません。反対方向の上りPAなら一般道から入ることができるのですが、その点は了解の上で利用しましょう(最短での利用は清水インターチェンジからの入場)。


トイレの落書きはなぜなくなったか?

先日、テレビ朝日系の放送するTVバラエティの「マツコ有吉のかりそめ天国」を見ていたら話題が「なぜ公衆トイレの落書きが以前に比べると少なくなったのか?」という話になっていたのですが、言われてみると確かにその通りで、車で出掛けて道の駅や高速のサービスエリアのトイレを利用した際に、あからさまな落書きも、その落書きを戒める掲示も見なくなったということを感じます。

番組では「トイレを綺麗に使っていただいてありがとうございます」というような、以前とはニュアンスが違った掲示をするようになり、その効果が出ているのか? というようなところまでしか話は進みませんでしたが、それだけではそこまで落書きを見なくなるということはないかと思います。

またこれは、道の駅やサービスエリアのトイレに限るのかも知れませんが、以前よりトイレを掃除する人の数が増えたのかどうかはわからないものの、特にサービスエリアのトイレというのは常に掃除をする人が出入りしているような感じで、それほど混んでいない時には一部のスペースのみを開放してクローズしたところを掃除していたりする場面に遭遇する機会が増えたような気がします。あまり語られることはありませんが、そうして施設側の人間をウロウロさせておくことで、もし壁に何か落書きがされていても全部消されてしまうような状況を作ることで、利用者も落書きをする気が起きなくなるのか? ということも一つの考え方としてはあるような感じがします。

そして、他のブログなども見ていると「そもそもネット上の書き込み自体がトイレの落書きのようなものなので、あえてトイレには書かないようになったのでは?」という説もありますが、その意味は半分くらいは合っているのではという感じが個人的にはします。昔は、わざわざ筆記用具を持ってトイレに入るからこそ落書きもできましたが、今はそこまで筆記用具に頼る生活をしている人はそこまで多くなく、代わりに誰もが肌身離さず持っているものは、もはやペンではなく「スマホ」です。

さらに、和式から洋式へとトイレの中も変わっていく中で、座りながらついスマホに触ってしまうという人が多くいるなら、もはやそういう人は落書をするのではなくスマホからメッセージのやり取りをしたり、ネット上のニュースを見て書き込みをするような事も普通に行なわれているような気がします。そうなれば、もはやトイレの壁に何かを書くこと自体をやろうとも思わなくなるわけで、ここまでスマホが日本の社会を変えてしまうのか? というのが私の考える「トイレの落書きが消えた理由」です(^^)。

昨日からラグビーワールドカップが開幕し、海外からのお客様を受け入れる中、日本の公衆トイレは過去から比べると大変に綺麗に快適になっているという感じもします。昔は結構あったトイレットペーパーの補充についてもこまめにやられているのか、トイレに入ったものの紙がないという経験を最近はしたことがありません。新しいところではシャワートイレになっていないところを探す方が難しい気もしますし、このような日本のトイレは海外の方々の目にどのように映るのか、そんな事も気になる今日このごろです。