月別アーカイブ: 2012年3月

眠気覚ましのタブレットガムの落とし穴

 車を使って長旅になると、体を休めているにも関わらず、どうしても睡魔に襲われてしまうことがあります。このブログでも強力ミントのタブレットカプセルや、せんべいやポテトチップなど、できるだけ体に悪影響を与えない方法で睡魔を退散させようといろいろ考えることがあります。そんな時、今まであえて手を出してこなかったボトルに入ったタブレットガムを睡魔退散対策として試してみることにしました。

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 ボトル入りガムは写真のように車のドリンクホルダーに入れて必要な時に少量でも口に入れることができますので、突然の睡魔には何とかなりそうな気もします。今回購入したのは150gの大きいボトルだったのですが、連続した睡魔に襲われ次々に口の中に放り込んでしまうとひどい目に遭う予感がし、長期の旅にこのパターンを採用するのはやめにしました(^^;)。というのも、ガムの甘みを出すための人口甘味料にその原因があります。

 多くのこうしたガムのパッケージや、砂糖不使用をうたったチョコレートには、一度に大量に食べるとお腹がゆるくなるという注意書きがあるのをご存知でしょうか。人口甘味料は砂糖と比べて体に吸収されないため、大量に摂取すると下痢になる危険性があるということらしいのですが(^^;)、ハンドル脇にいつでも食べられるガムが大量にあると、つい眠気が収まるまで食べすぎてしまって運転中に腹を下してしまったら大変です。もちろん、そうならないようにガムを用意する場合は急激に食べないように節制することが大切だと思いますが、あればあるだけ食べてしまうのが悲しい人間の性と言いますか(^^;)、私の場合はそれほど意志が強くないので、こういった食品を用意しておくのはちょっと危ないのではないかと考えてしまうのです。

 そう考えると、私の場合はガムよりもタブレット菓子と他の食べ物の組み合わせの方がドライブのお供には合っていると言えそうです。最近ではダイエットのためカロリーオフをした食品があふれていますが、運転していての腹下しは大変なトラブルへと繋がるかも知れませんので、旅行中に食べるものの選択には十分に気を付けるとともに、パッケージの注意書きはしっかりチェックして導入する事をおすすめします。


任天堂 バトル&ゲット ポケモンタイピングDS キーボード付

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 以前ちょっと触れたことがありますが、Nintento DS用に作られたゲームの一種であるポケモンタイピングDSというソフトに同梱されているキーボードが意外と普通のBluetoothキーボードとして使えるという情報があり、安くなったら買おうと思いつつ今まで来てしまったのですが、近所のヤマダ電機でついに1,980円まで下がってきたのでつい衝動的にカウンターに出して購入してしまいました(^^;)。

 すでにNintento DSを持っている人にとってはゲームとして楽しめるわけですが、いわゆるタイピングゲームということで、刻印されたアルファベットをひたすら連打していくものです。旅先にNintento DSとセットで持っていってもいい暇つぶしになるかとは思いますが、今回はあくまでもキーボードとしての使い勝手にこだわってみたいと思います。

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 キーボードは日本語の刻印の無いアルファベットのアイソレーションキーボードですが、ポメラで慣れているからかも知れませんが、意外と打ちやすい印象です。本体は単三の電池2本で動くので、旅先での交換もしやすく保証外ながらニッケル水素電池でも問題なく動きました。

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 このセットで特徴的なのは、DS用ということでキーボードを使いながら本体が見やすいように折りたたみ式のスタンドが付いていることです。写真では見えませんが、中にDS用のカートリッジを一枚収納できるスペースもあります。

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 最初の方の写真では本来の使い方のようにNintendo DSを開いて置いてみましたが、スタンドの作りは結構しっかりしているので、このスタンドは、写真のように現在使っているGalaxy Tabでも問題なく立てて使うことができるのです。キーボード自体にもそれが任天堂のものとわかるようなものはとりたててないので、スタンドを立てられるスペースさえ確保できれば、本当に自然に組み合わせて使えます。

 という前置きのもと、いよいよキーボードをアンドロイド端末のGalaxy Tabに登録して使ってみることにします。登録をするには「Fn」キーを押しながら電源を入れると端末側からキーボードが認識されますので、そこで表示される数字をそのまま入力するとペアリングができます。私のGalaxy Tabの場合は日本語入力の方法がサムソンの提供するものに限定され、全ての操作がキーボードでできないのが残念ですが、それでもローマ字入力で日本語の入力をキーボードからできるようになるのは便利です。しかしながら、アンドロイドのスマートフォンやタブレット端末全てでハードの仕様が共通化されていないため、全ての端末でキーボードの登録ができるわけでないというのが残念です。どの機種で登録できるかというのは、ネットで検索して私と同様のレポートをさがしてみるしかありません。その点、ハードが統一されているiOSを使ったiPhoneやiPadでは、これを書いている現状では登録して使えるようですので、こちらの方が確実でしょう(ただし、iPhoneなどでは刻印された記号などがそのまま出てこない仕様になっています)。また、Windows7を搭載したパソコンの外付けキーボードとしても使えます。車にパソコンを持ち込む際には、パソコンごとかかえて打たなくてもいいので、その点でも旅用のコンパクトキーボードとして使えるのはうれしい事です。

 実のところ、Bluetoothキーボードは折りたたみ式のものを一つ持っているのですが、持ち運びのしやすさという点ではこのキーボードはかさばるものの、ひざの上に乗せてそのまま使えるというのは車内での入力作業にはこちらの方が私には使いやすかったですね。

 改めてこのセットの特徴としては、キーボードはもちろんですが、スタンドとセットになっているので、スマートフォンと簡単に組み合わす事ができ、結果ソフト自体がおまけといった感じになってしまいました。普段出歩く際にはちょっと荷物になってしまうかも知れませんが、車での移動ならキーボード一つ持って行くぐらいは大したことはないので、旅のお供としても安く購入できるならおすすめだと思います。いつも生産完了や在庫のみ流通というものばかり紹介して大変申し訳ありませんが、今まで気になっていた方も入手はお早めに(^^)。


SONY アクティブスピーカーシステム SRS-T33

 携帯電話やスマートフォンなどで音楽を聴いている方の中には、外付けのスピーカーを使って大きな音で聞きたいという欲求がある方も多いでしょう。そんなニーズに応えるためか、世の中にはさまざまなアクティブスピーカーシステムがあふれています。

 私の場合は今までとりたてて必要とする場面はありませんでした。ラジオはスピーカー付きのものがありますし、音楽プレーヤーとして使っているICレコーダーには小さいとは言えスピーカーが付いていて、夜音楽を聴く分にはそれで十分だったということもありましたし。

 しかし、新たにネット端末のLifetouch Noteを購入し、外での動画を見るために使おうかなと思ったら思わぬ仕様にアクティブスピーカーの必要性を感じたのでした。Lifetouch Noteはノートパソコンのように画面を開いた状態で使うのですが、スピーカーが何とキーボードの裏、つまり本体の底の部分にあるので(^^;)、普通に置いてしまうと音がどうしてもこもってしまいます。こもらないでそれなりの大きな音で動画を見るには100円ショップで売っているようなものでも外付けのスピーカーがあれば便利かなと思っていたのです。

 ただ、100円ショップにあるようなスピーカーはステレオスピーカーの場合、イヤホンが大きくなったものという感じになり、別に延長コードが必要な感じのスピーカーから直接ジャックが付いているような形状になっているものが多いです。どうせならコンパクトなものでコードが本体に付いていて、アンプも付いていてステレオで、いくらかは大きな音で聴けるものがいいと少々購入のハードルを上げながら探していてようやく見付けたのがソニーのSRS-T33でした。

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 接続のジャックは普通のミニジャックで、本体自体にボリュームなどは付いていませんが、単四電池2本でアンプを作動されると大きな音になります。電池がなかったり電源スイッチを入れない場合でも入力先の機器だけの出力で聴けないことはないのですが、車の中で使おうと写真のようにICレコーダーで試したところ、アンプを作動させなければ本体スピーカーよりも小さい音しか出ませんでした(^^;)。写真の状態で走行中に音楽を聞くのは厳しいくらいの音の大きさです。ただ出力がイヤホンしかない機器では就寝時に枕元で使うくらいの用途はあるかも知れませんが、やはり電池を入れて使いたいものです。単四2本という電池は手持ちのバイオレッタソーラーギアなどで簡単に充電できます。いざという時にはカーステレオの代わりに使えない程でもありません。

 ちなみに、いろいろと物色している中で気になった製品も紹介しておきましょう。同じソニーで出ている2.1ch1BOXスピーカーSRS-TD60も、その大きさを別にすればスピーカー二つが一体化されていて扱いやすく評判もいいものでしたが、電池の構成が単三3本ということで、以前紹介したLEDランタンと同じで太陽光発電パネルでの充電においてちょっとめんどくさいのでパスしました。また、単三2本で動き、ラジオにスピーカーが付くような形でアクティブスピーカーとしての用途と他に、ICレコーダーと繋げばラジオの録音ができるというソニーのラジオSRF-18も検討したのですが、改めてラジオを増やしたくなかったのと(^^;)、今持っているバッグには入らないくらいの大きさでもあり、ケーブルも別に用意するのもさらにかさばるということもありこれもパスしました(^^)。そういった経緯の中、自宅の電話の受話器ぐらいのサイズで、そのまま普段使いのバッグに入っても膨れないということが決め手となってSRS-T33を購入ということになりました。すでにメーカーでは流通在庫のみの販売らしく、価格は2千円弱の処分価格という扱いでした。

 肝心の音の方は、やはり本体のサイズ相応といったところで、ちゃんとした音を楽しみたい場合はもう少しお金をかけてちゃんとした大きさのものを購入した方がいいでしょう。考えるまでもなく、こうしたスピーカーというのはどのようなシチュエーションで使うのかによって求める性能も変わってくるでしょうし、人によってはこんなちゃちなスピーカーでは全く役に立たないということもあるでしょう。私の場合はそのままではこもってしまう音をとりあえずちゃんと出せれば大丈夫だったので、もっと安くて扱いやすいものがあったら別のものでも良かったのですが、まあこれはこれで色々な使い方も出てくるかも知れませんね。

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 今回、写真による大きさ比較という面もあって、スマートフォンとしてはかなり小さめの日本通信のIDEOSとつなげてみました。IDEOSにプリインストールされているアプリ「FMラジオ」がどのくらい使えるのかなとふと思ったからです。このFMラジオは87-110MHzの範囲しか聞こえず、日本国内の周波数に微妙に対応していないので、全ての方が使えるわけではないのですが、たまたま静岡市内をエリアにしているNHKFMは88.8MHzということでIDEOSで受信できるのはラッキーでした。聴けるのはこの一局だけということはありますが、かなり大きな音で聞こえるので、いざという時には役に立つかも知れません。


LAWSON Wi-Fiをスマートフォンで使うために

 以前のブログで紹介したセブンイレブンやデニーズ、イトーヨーカ堂で使える公衆無線LANサービス「セブンスポット」は、今この文を書いている段階ではまだ東京23区での限定サービスのようです。また、パソコンやスマートフォンで使えるものの、一回60分で一日3回までという制限があるそうです(別に会員登録が必要)。もちろん、自宅のインターネット接続の代わりとして一日中利用されてはかなわないという事からの配慮なのでしょうが、この制限については旅行中に系列店で複数回利用するような場合は使いづらいかも知れません。そんな中、こうした流れに対抗したと思われるコンビニエンスストアのローソンがアンドロイド搭載のスマートフォンで(iOS用は2012年初夏までに対応予定ですが、パソコンでの接続は無理かも知れません)時間や回数の制限なく無料でネットに接続できるサービスを全国の店舗で開始するということです。ローソンではこれ以外にも携帯電話会社が提供する公衆無線LANサービスを使えるように順次導入するということですが、そちらの公衆無線LANサービスは全ての店舗で行なうわけではないようです。

 店舗内でのインターネットへの接続は本体の設定ではなく専用のアプリ「LAWSON」から行なうようになっていて、3月末から開始されるそうです。アプリを使ってネットに接続するようになり、その際にはローソンのポイントカードであるPonta会員になって会員情報の入力によるログインが必要というところが条件です。ちなみに、私はローソンがPontaを開始する前のポイントシステムのクレジットカードとの抱き合わせでない会員なのですが、カード記載のバーコードNo.と少々の個人情報の入力で問題なくアクセスできています。昔ローソンのポイントカードを作ったという記憶がある方は、今は全く使っていなくても当時のポイントカードがあれば、それでも私のようにアプリを導入して登録は可能だと思います。アンドロイドのスマートフォンを持っている方は一度試してみることをおすすめします。

 今のところまだ近所のローソンではサービスが開始されていないのでどんな感じになるかはわかりませんが、アンドロイドのバージョンによってはアプリが入らないものもあります。ちなみに、私の手持ちの端末ではandroid2.2の機器ではダウンロード可能になり、SDカードへのアプリ移動もできました。ちなみに、android1.6のSH-10Bではアプリ自体を検索することができませんでした(;_;)。

 アプリ自体はキャンペーン情報やクーポンを容易に取り出せるようになっていて、無線LANの投資分を集客によって回収する気満々なのが見て取れるのですが、ユーザー側からしても、クーポンを店内にある端末を使って印刷したりすれば多少の節約にもなりますし、通信の面ではもちろん、高速道路のサービスエリアや山の中などでインターネットを使ってメールや調べ物などができる安心感が持てます。ゴールデンウィークを控えていざという時のためにコンビニへ飛び込んでネット接続をしたいと思われるスマートフォン持ちの方は、今のうちに店頭で会員申込をされるのがいいと思います。お店のほうではクレジットカード付きの会員をすすめてくると思いますが、今使っているカードと比べてメリットを見いだせるか否かという事もありますが、クレジット機能なしのカードも選べますので、その判断は人それぞれでいいでしょう。

 このローソンのサービスは、有料の公衆無線LANサービスのように契約や料金の支払いが必ずしも必要ではなく、私のように白ロムのスマートフォンを使っていても利用が可能というところに有難みがあります。以前から特定の店で使える公衆無線LANサービスはありましたが、限られたユーザーしか使えないのではなく、ハードの条件さえクリアすればいいという事で今後の成り行きが本当に楽しみです。このサービスについては改めて店舗で接続してみて、接続自体ができるのかということも含め、改めてレポートしてみたいと思います。


2-1 私の携行するモバイル端末を紹介する前に

 通常のブログの中に、続きもののような感じで書かせていただきたいと思い、新たに「私の携行品」というものを加えさせていただきましたが、前章では通信端末の紹介というよりもキャリアを中心に書いてきました。今後私の使っているモバイル端末を紹介することになるわけですが、私個人の使うものですので、どうしても内容に偏りが出てしまうという事があります。そのため、私と別のアプローチをされる方には全く役に立たないものになってしまうかも知れません。特に私はこれを書いている2012年3月現在、iPhoneやiPadを全く使っていないので、これらの端末を便利に利用されている方には物足りないかも知れません。

 ただ、私自身は最初に購入したパソコンがマッキントッシュで、アップルが最初に出した情報端末のNewton message padなどというものも使っていたくらいのアップル好きなので、最新のハードに興味がないわけではありません。これから私の使っている端末を紹介する前に、何故iOSを使った端末を導入しないのかという事から書いていこうと思います。

 アンドロイド端末を使っていて一番困るのは、同じOSのバージョンであっても微妙に仕様が変わっているようで、同じようにアプリを導入しようとしてもアンドロイドマーケットで検索しても出てこないというような場合があることです。こうした事は利用者というよりもアプリを作る側の方がやる気をなくすようで、iOSならバージョンさえ合えばどのハードでも動くのとはかなり違います。今後のアンドロイド陣営の迷走具合によっては、メインで持つものを今後出ると噂されるiPad miniあたりに変更しようかなとも思うのですが、あのアップルが中途半端な大きらの7インチタブレット端末を出すかという根本的疑問および、ドコモのSIMで使える3G通信ができる端末が日本で売られるかどうかにかかっていると思っています。

 今の時期、iPad2のWi-Fi専用が新品でも安く手に入るようになっていて興味もありますが、メインマシンとして使うとなると、使いたい時に接続するのではなく、常にメールを読みに行き、いつでもメールの内容を確認でき、すぐにインターネットを使った様々なサービスを受けられるように携帯電話の回線を使ったインターネットも使えるものが結局は欲しくなってしまいます。そうしたものが欲しけれは、ソフトバンクかauで買うしかないのですが、それだと月945円のドコモ網を使ったIIJmioのSIMを直接差す事はできなくなります。今はドコモの各種スマートフォンが白ロムとしてかなり安く売り出されていますし、わざわざSIMフリーのiPhoneを買わなくても安いアンドロイド端末があればそこそこやりたい事はできるのであえて高いお金を出してiPhoneやiPadにはしないままここまで来てしまいました。

 しかし、今後ドコモがアップルとの話し合いをしてハードを供給してくれるなら俄然興味が出て、これから書く様々なハードにとって変わる可能性もないとは言えません(^^;)。ある意味、それほど不安定で新しいものが出てきたら古いものは淘汰されてしまうというのがモバイル端末の宿命なのかも知れません。ここではそんな刹那的なものであるという事を重々承知の上で紹介させていただければと思っています。ただ、使うハードは変わっても使っている思想はそれほど変わるとは思いませんので、そうした私の考えなども多少は入れて行こうとは思っています。


金環日食を見よう

 昨日、近所のホームセンターをのぞいたら、単純な構造の割に高い日食グラスが結構安く売っていました(^^)。以前の部分日食の時でも高い値付けにも関わらず日食が近くなるとそうした観測用の道具はどこにもない状態になってしまったので、とりあえず家族の分を確保しました。まあ、専用のグラスがなくても穴を開けたものに太陽光を通してその木漏れ日を観察すればいいのですが、やはり直接太陽を見たいと思われる場合は専用のメガネが必要です。まずはそういった道具を用意するに越したことはありません。

 今年の5月21日早朝から始まる金環日食は、日本の関東から九州にかけての広い範囲で見られます。私のいる静岡でも見られるので、日の出後の太陽の高度が低い中でも観察できそうな場所を探せば天気が悪くならない限り見られそうですが、部分日食しか見られない場所に住んでおられる方の中には、車中泊をしてでも前日のうちに金環日食が見られる地域に入っておこうと思っている方も多いでしょう。今回の日食は残念ながら夜のように暗くなる皆既日食ではありませんが、これだけ広い範囲で巨大なリングのような太陽を見られる事は、恐らく日食ツアーを使って遠方に出向かなければこれを逃したら見られないと言っていいでしょう。そうしたツアーは格安に行ける海外旅行とは違って、事前にどこでいつ起こるかわかっているため、それほど安く行けるという事はありません。そう考えると、車での移動が可能な方なら、事前に天気予報を確認し、晴れそうな所に当たりを付けながら夜明けを待つように車中泊をすればいいのですから移動のための交通費くらいの出費だけで済んでしまうわけで、それほど天文に興味のない方でも、一つのイベントとして野次馬根性で見に行くというのも悪くないと思いますよ(^^)。

 問題なのは今年の5月21日が月曜日だという事かも知れませんが(^^;)、さすがに日食も仕事の都合を聞いてくれるという事もないので、どうしても自分の目で見たいと思われる区域外の方は仕事の都合を付ける覚悟を決めましょう(^^;)。最初から観測場所を決めるようなやり方だと、その場所に雲がかかってしまったら全てが水の泡になってしまいます。その点、車で移動しながら観測場所を決めるような行き当たりばったりのやり方は天候に左右されるイベントに向いています。私も当日はアメダスの雲の動きの予想を見ながら、自宅周辺で見られない事が予想される場合は前日から動こうと思っています。


GENTOSの新しいランタンは買いか?

今は全国どこのホームセンターへ行っても、防災用品の中にLEDを使ったランタンが置いてあります。そんな中から果たして何を選べばいいのかとお悩みの方も多いでしょう。あわてて店頭の製品に飛び付く前に、きちんと仕様の違いについて把握しておくことがまずは大切です。具体的には、以下のような項目についてどちらがいいのかということをはっきりさせておいた方が使っていく上で役に立つように思います。

・明るさは明るい方がいいか、多少暗くても電池持ちのいい方がいいか

・LEDの色は白色(明るめ)か暖色(穏やかで目に優しい電球のような色)か

・電源は充電地か乾電池か、乾電池の種類と本数はどうか

細かいことはいろいろあるかと思いますが、私はこのような条件で絞り込んでいます。私が今後の事を考えてランタンを買い足すような場合は、充電池よりもいつでも交換できる乾電池式のもので、電源が取れない状況でも太陽電池パネルによる充電で補充しやすい単三電池4本で動くLEDランタンにするでしょう(手持ちの充電システムでは単三か単四を2本および4本まとめて充電するものしかないため、乾電池3本で動くランタンは充電効率が悪いのです)。そういった私の希望を叶えてくれそうなものが、2012年の3月末に発売が予定されているGENTOSのランタンで、以下に紹介させていただく2種類が単三電池4本で動くものなのです。

・EX-431CW(白色LED 明るさ150ルーメン 電池寿命Lowモード32時間)

・EX-1977IS(暖色LED 明るさ100ルーメン 電池寿命Lowモード36時間)

ちなみに、現行品であり私がすでに持っているものですが、以前にこのブログで紹介したことのある多機能ランタンのスペックも参考として紹介させていただきます。

・EX-757MS(暖色LED 明るさ150ルーメン 電池寿命Lowモード40時間)

従来品のEX-757MSとの違いとして、新製品はカバーを外してLED電球のように周囲を照らしたり、裸電球のように逆さまにして吊るすという、GENTOSのランタンの中で一番の売れ筋モデルEX-777XPと同じような使い勝手を誇ります。EX-777XPは単一電池3本でその性能を余すことなく発揮するので、単一電池スペーサーに充電池の単三電池3本を入れて使ってきた人にとっては実に魅力的に映ると思いますが、LEDが白色ということで暖色系の明かりを欲しいと思う人にはEX-1977ISの方を選ぶようになるかと思います。ただ電池寿命が双方のランタンともEX-757MSにカタログスペック上のものとは言え劣るというのも気にかかります。

まだ製品として出る前から次の機種を望むというのも変な話ですが、もう少し連続しよう時間が長いものが出たらいいのですが(^^;)、なかなか個人的な希望通りには行かないものですね。そんなわけで、今のところはEX-757MSをそのまま使いながら新機種の値段が下がるか、次の機種の発表があるまでは様子を見ようかと思っています。


縛りを付ける契約にご注意を

 今の携帯電話の契約というのは、ウィルコムを含めて全ての会社で実質2年間に満たない状態で解約や変更をしたりすると、違約金のような出費を迫られるようなものになってしまっていますね。そのかわり、携帯電話会社を乗り換えるとキャッシュバックがあったり通常より安く端末を購入できたりしますので、そうしたキャンペーンをうまく利用する事ができれば、何とか負担分を回収できるようになっています。そうまでしないと売れにくくなっているという事なのかも知れませんが、明日がどうなるかもわからない現代において、ほいほい契約して大丈夫なのかと思う事はよくあります。

 たまたま昨日の夜、このブログを提供しているプロバイダのニフティから自宅に電話がかかってきました。私が自宅で使っているインターネットはそれほど高速でのやり取りを必要としないこともあって今だにADSLなのですが、電話の向こうのサトウなる女性はさも当たり前のように光ファイバー接続のインターネットに変えてはどうかとセールストークを繰り広げてきます。

 今後も解約せずに同じ契約を2年約束していただければ電話とセットで5千円台と格安(^^;)で高速インターネットができますのでぜひご契約くださいとの言葉にこちらも少々カチンと来て、以前このブログでも書いたことのある光インターネットにしない理由を述べた後、一度契約して2年間は解約や回線の変更ができなくなった状態の中、電力会社がまた計画停電なるものを行なったとしたらどうするのかと問いただしてみました。いきなり電話で勧誘を受けてそのまま契約してしまうような人はあまり今の電話やインターネット事情に詳しくない人がほとんどでしょうし、その時にはじめて停電で電話が使えなくなる事がわかり、こんなはずではなかったから元に戻せとクレームを付けたとしても、もちろん契約時に対応した担当者とは連絡が取れず、戻すためにはそれなりの違約金を払わされた上で光回線を従来のメタル回線に戻す工事が必要になってしまいます。本来はそうした光回線を使った電話込みの契約については、デメリットをまずは説明すべきではと思うのですが、少なくともニフティの勧誘マニュアルはそうはなっていないようでした。

 携帯電話の2Gから3Gへの移行のように、世の中からメタル回線そのものが消え、すべて光回線になってしまうということなら諦めるほかありませんが、それでもWimaxのようなモデム自身にバッテリーを内蔵したルータで自宅と基地局を無線で繋ぐようなシステムを自宅内に構築すれば、回線工事そのものがいらず停電時にも強いインターネット環境が簡単にでてしまいます。電話については、今でもウィルコムのイエデンワを使えば、家が停電しても基地局にバックアップバッテリーから電力が供給されている状態なら、電話機自体の電源は単三電池のみで電話の発着信は問題なくできるわけですし。ひかり電話は交換機が動いていたとしても、自宅に設置した専用機器自体が停電で動かなくなってしまうので繋がらないと思われます(停電中にもルータに電源を供給する装置を導入するのも手ですが、イエデンワの単三電池の方がはるかに簡単ですね)。しかもイエデンワには基本契約のみでナンバーディスプレイは付いてくるし、通話料は10分以内の短い通話なら固定携帯問わず定額というオプションも付けられます。何かイエデンワの宣伝のようになってしまいましたが(^^;)、メタル回線の代替えをひかり電話が目指すなら、機械が使えない人でも簡単に扱えるデバイスにしないといざという時には役には立たないでしょう。停電時でも使えるような仕組みの入ったルータ内蔵の電話機を開発し、そうした機器とセットでひかり電話を展開できなければ、メタル回線を変更する事で多くの人がかえって不便さを感じてしまう可能性が出てくるように私は思います。

 インターネットそのものについても、現状でどうしても重いファイルの送受信を行なう必要があったりしたら別ですが、そうでなければいくら安くなったといっても、わざわざ2年縛りを付けた上で光インターネットを引くよりも、無線でさらなる高速インターネットサービスが可能になる時期を待った方がいいような気が私にはします。そうした無線で揃えてしまえば、インターネットは場所からも自由になり、携帯電話のように簡単に自宅から持ち出せますし引越しの場合にも工事などで手間がかかることもなくなります。

 1つ気がかりなのは、こうした無線インターネットについては、データダウンロードの量によって制限がかかる可能性が0ではないということでしょうか。でも今の混沌とした状態で新しい技術も出てきている中、わざわざ自宅の電話についても縛りのある契約を付けるのはちょっとどうかと思います。利用者にとっては制約の多いと思われる契約を積極的に勧められるのは電話やネット関連の契約が最近は多く、それが消費者にとっては実に不利に作用する可能性を持っているということをしっかり理解した上で、改めて自宅や外での通信をどうするかといったことを考えてみてはいかがかと思います。


車を置いて逃げる前に

 今月届いたJAFの会報(ジャフメイト2012年4月号)に、大雨、洪水時に遭遇した際の心得というのが書かれてあって、その中にある一項目が気にかかりました。水害の時だけでなく、地震などの災害時にも車を使っての避難は極力避け、車を離れる際はキーを差したままというのが原則のように言われていますが、その時には車検証は持って逃げろというのです。

 記事本文にはその理由は書かれていませんでしたが、改めて良く考えてみるとなるほどと合点がいく事実にはっとしました。特に軽自動車に乗られている方については持って逃げた方が絶対いいと思います。というのも、車に関する書類というのは特に軽自動車の場合、簡単に他人名義に書き替えられてしまう危険性をはらんでいるからです。

 それでも普通自動車を名義変更する場合は、旧所有者と新所有者の両方で特定の書類に署名捺印する他に(捺印する印は実印です)、捺印した印章が確かに本人のものか証明するために印鑑証明書も付けなければなりません。書類と車を一緒に持ち去られても車台番号を削り取られて海外に輸出されるような車でなければ、部品などを盗まれる危険性はあるものの、(ただし、車検証に記載されている情報をもとにして、効果的に転売できる特定の部品だけ持って行かれる可能性はあります)、すぐに車ごと転売されるような実害は低いと思われます。

 しかし、軽自動車の名義変更は実に簡単であるからこそ恐ろしいところがあります。車検証に載っている名前が法人でなく個人の場合、名義変更して新しく所有者になる人の本人確認書類(住民票など必ずしも印鑑証明書でなくても良い)があれば、新旧の所有者についてはいわゆる三文判でも手続きができてしまいます。ということはどういうことかというと、災害の危険が去った後、周辺にカギの付いた軽自動車があり、その中に車検証などの書類が揃っていた場合、もしそれを見付けた人が悪意ある人物であったなら、旧所有者の意志とは関係なく、早々名義変更することができるので、簡単に転売されてしまいます。転売される前にこうした事実がわかれば個人対個人の交渉はできるでしょうが、何回も転売されたところで気が付いたら、いわゆる善意の第三者に車が渡ってしまうことになり、車を取り戻すためにはその人が払ったお金を改めて払わなければいけなくなる可能性が高いです。もちろん、どのような形で名義変更されたかは辿っていくことができますが、窃盗犯本人が書類上で名義人となっていなかったら、追及のしようがありません。窃盗の被害にあったものがネットオークションで売られているという話はよくありますがそれと同じで、盗まれたのが自分の車だとわかっていながら泣き寝入りしなければならないという事にもなりかねません。

 そんなわけで、車検証はいざという時にはすぐに取り出せるように車のダッシュボードのポケットに入れておき、特に損傷のない車をそのまま置き去りにして逃げなくてはならない場合は車検証を持って逃げましょう。もし不幸にもそうした事を忘れてしまったら、何はともあれお住まい地域にある軽自動車検査協会に連絡を入れましょう(軽自動車の場合です)。

http://www.keikenkyo.or.jp/

 上のリンクに全国の事務所の所在地があると思いますので参考にしてみてください。またその後の手続きとして、車検証の再交付の手続きが可能です。その際、ご自身の名前が車検証に載っている場合、協会で管理しているデータとの一致が確認できれば手数料などはかかるものの書類などは別に必要ありません。ちゃんと再発行しておけば、古い車検証を持って名義変更を行なおうとする人が現れても、新しい車検証の方が優先されます。再発行する前に名義変更されてしまってはアウトなので、やはりいざという時には車検証を持ち出すのがいいと思います。

 昨年の震災では自動車の税金関連でもさまざまな特例措置が行なわれたようですが、局所的な水災やがけ崩れなどの場合はやはり自分で自分の車を守るような気構えが大事になると思います。ここまで書いてきた細かい事がらがわからない方はなおさら、車の書類関係はひとまとめにしてすぐに取り出せるようにしておきましょう。


国道1号藤枝バイパス 谷稲葉うぐいすパーキングエリアのご紹介

 以前から語られているように、政府のハコモノ行政について今や無批判に受け入れる人ばかりではなく、多くの場面において批判されるところですが、今や直売所であったり、観光スポットとして認知されている道の駅事業だけは全国的に隆盛を誇っており、人や物が集積することによってさらなる経済効果を生んでいるといえましょう。しかも、テレビや雑誌などで紹介されることによって、しばらくは廃れる気配すらないと言っていいでしょう。

 車中泊が基本の旅では旅の目的地が宿泊地となるような道の駅巡りはおすすめではあるのですが、ディメリットも出てくるのですね。高速道路に乗って旅をする場合というのは、長時間運転が続き疲れてしまった時のためにサービスエリアやパーキングエリアがあります。もちろん、そこで車中泊している方も多いとは思いますが、今の完全にイベントスペースと化した道の駅と比べると、満車で入れなくなるような事は年末年始やゴールデンウィークなどの大渋滞が発生する状況でなければそれほど考えなくてもいいでしょう。単に体を休めたいだけだったら、トイレと自動販売機しかないパーキングエリアを利用するという使い分けもできます。

 ところが、高速道路のないところや、高速料金を節約して下道を走り続けるような旅を楽しんでおられる方および、高速代を節約して下今道を走らざるを得ないトラックドライバーの方たちは、今のような道の駅のあり方について、勘弁してくれと思っても仕方がないような状況もあります。

 駐車スペースを広く取ってくれている道の駅なら問題ないのですが、広さが限られた道の駅の場合、トイレ休憩に寄ることもできないくらい観光客が押し寄せていることも珍しくありません。長時間の運転に疲れ果てて休憩を取りたくてもなかなか休憩場所がなく、やっと見付けた道の駅にも入れないのでは、休憩施設としての役割はどうなったのかとも思ってしまいます。

 私のいる静岡県はとにかく横に長い県で、通過するために通った方は(特に高速道路を使わずに)うんざりする方も多いかと思います。ただ、静岡を通る国道は、そのほとんどを信号のないバイパスを経由して通り抜けることができます。東京方面からですと国道246号から国道1号に入った方が楽だと思いますが、そこにある道の駅はというとそれほど数は多くないのですね。246号線沿いの「ふじおやま」を通って国道1号に入り、富士川の手前にある道の駅「富士」を通り、そこからは静岡市郊外の「宇津ノ谷峠」までありません。この道の駅はそれほど駐車場も広くなく、周辺がハイキングコースになっているので、シーズンは結構込んでいます。そこからさらに西に進むと道の駅は「掛川」までありませんが、この道の駅は農作物の直売が有名なので、いつもかなりの車で混雑しています。そして静岡県の最西端にある浜名湖のそばに道の駅「潮見坂」がありますが、一つ一つの道の駅がかなり離れているので、途中で眠くなったりトイレに行きたいような場合はコンビニを利用するしかないのが現状です。

 そういった事があるのかどうかはわかりませんが、最近になって宇津ノ谷峠と掛川の間、国道一号線藤枝バイパスの谷稲葉インターチェンジ敷地内に「谷稲葉うぐいすパーキングエリア」という休憩施設ができました。道路脇にあるのではなく、いったんインターから下道に降りる途中にある施設です。実際に行ってみたところ、名前のように高速道路にある何の施設もないパーキングエリアのような施設で、単純に休憩のために作られていることからある種の方にとっては便利だろうと思いますので、写真付きで紹介します。

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 写真のようにかなり広い大型用の駐車場が確保されていて、駐車スペースの他はトイレがあるだけです。

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 しかし、このトイレがかなり存在感があって立派なのですね(^^;)。ただ、中の様子はというとそれほど広いものでもありません。

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 この施設は大型トラックの休憩を目的にして作られたものなのらしいので、普通車や二輪車の駐車スペース(手前の小刻みな線引きが二輪車用のスペースです)は場所的に冷遇されているのも特徴です(^^;)。広大な大型車の駐車スペースの裏にこのようにして存在していますが、今後ここの駐車スペースの存在が広く知られるようになると、これだけのスペースではちょっと足りなくなるのではないかとも思えます。

 このパーキングエリアは最初にも書いた通り、トイレ以外は何もありません。近くにコンビニでもあればいいのですが、ぱっと周辺を見わたしたところ蕎麦屋がある程度で、ちょっと国道1号線の本線に出て必要な場合は買出しに行く必要は出てくるでしょう。逆に言うと夜は仮眠のための施設として便利に使えるのではないかと思います。今後車中泊の旅で静岡県を走りぬけようと思っておられる方は、ぜひチェックされることをおすすめします。