ボトルに関する話」カテゴリーアーカイブ

具体的なボトルについての紹介ではなく、その時々に出てくるぼとるに関する話題について紹介します。

ニトリ「超保温ボトル HEATEX」の概要と性能テスト

先日、近所のニトリにネットショップで注文していた「超保温ボトル HEATEX」の入庫連絡が来たので受け取ってきました。ちなみに、その店舗ではHEATEXはまだ置いていないようだったので、近所の人より早く使えるということになるかも知れません。

容量は500mlですが、比較のために写真左にあるモンベルのアルパインサーモボトル350mlのボトルとの大きさ比較を行ないました。ほんのわずかニトリのボトルの直径が太いものの、持った感じではほとんど差はなく、メーカーが違っても同じシリーズだと言われたら信じてしまうような感じではあります。当然容量の差でニトリのボトルの方が高さがありますが、500mlのボトルとしてはそこまで大きくなく、手にしっかりフィットするので持ち出ししやすい感じです。

カップを開けて中栓の部分を見ると、その形状が若干違っています。左のモンベルの中栓は正六角形になっていて、中栓がどの位置にあっても回しやすいということがあるのかも知れませんが、ニトリのHEATEXはかなり潰れたような形に(楕円形ぽい)なっていて、回す時に力が入りやすいようになっている印象です。これだと同じ力で締めても、ニトリの方がしっかり閉まるような気がします。

そこで、改めて手持ちの保温性能の良いと思われるボトルの性能比較テストを行なうことにしました。ただ、この内容は自分の部屋の環境で行なったもので、野外での同性能を保証するものではありませんことを最初にお断りしておきます。今回エントリーしたボトルは、以下の5つです。(内の温度はカタログ値としての95℃のお湯を入れて6時間後のボトル内温度)

(写真左から)
・象印 TUFF/SJ-JS10 1,030ml(82℃以上)
・ニトリ 超保温ボトル HEATEX 500ml(84℃以上)
・モンベル アルパインサーモボトル 350ml(74℃以上)
・タイガー魔法瓶 サハラスリム MSC-B035-XF 350ml(70℃以上)
・象印 TUFF/SS-PC25 250ml(74℃以上)

一般的に熱湯をボトルに入れてその温度を保つ場合、少量のお湯を入れて内部を温めておくことでカタログ値に近い値が出ることが予想されますが、今回は比較のためと普通に使う場合はそこまで丹念に準備する人はいないだろうということで、室温の中に置いておいたボトルに直接熱湯を注いでいます。

また、自室の室温はだいたい15℃から20℃くらいで、熱湯を注いでから日陰で約6時間ほど放置した後で、中のお湯の温度を計りました。結果としては、どのボトルもカタログ値に近い数字が出たのではないかと思います。

・TUFF/SJ-JS10 81℃
・超保温ボトル HEATEX 500ml 80.5℃
・アルパインサーモボトル 350ml 75℃
・MSC-B035-XF 72℃
・TUFF/SS-PC25 76℃

ここで、各々の製品の評価をする前に書いておきたいことがあります。日本のステンレスボトルを作っているメーカーの中でも安心できる3社ということでは、今回は登場しないTHERMOSとともに、象印とタイガー魔法瓶の製品の信頼性というのが個人的には際立っています。そうした前提とともに改めてこの数字の内容を見ていくと、象印とタイガー魔法瓶の製品は、ほぼカタログ値通りの結果を事前に内部を温めていない中でのテストでもその性能を発揮しました。モンベルのボトルについてもカタログ値と同じ結果が出ましたが、ニトリの製品についてはカタログ値とかなりの開きがありました。

しかし、500mlの容量の真空断熱ボトルで、倍の1リットルの容量を持つTUFF/SJ-JS10の性能とほとんど変わらないというのは立派なものです。事前にボトル内部を温めてからテストを行なえばカタログ通りの結果が出たかも知れませんが、そうなると他のメーカーはカタログ値より高い性能を発揮することになってしまいます。こうしたテストは素人でも簡単にできるため、カタログ上の表記を「80℃以上」(500mlの場合)くらいに抑えて表示した方が消費者はより製品に信頼することができるように思います。

保温性能を見る場合の一つの目安となるのは、各ボトルの中栓の形状及び口の口径、内部の温度をどれだけ外に漏らさないかということが関係してくると思います。今回テストした全てのボトルは、本体の胴体部分については全く熱さを感じることはありませんでしたが、カップの部分からじんわりと熱さが伝わってくるものがありました。

それが象印 TUFF/SJ-JS10とタイガー魔法瓶 MSC-B035-XFのワンプッシュ式中栓を使い、特段の放熱対策をしていないであろう通常商品のボトルです。ただ、それら2つの製品と同じ構造をしている象印 TUFF/SS-PC25の方は全くカップ部分から熱が伝わってきませんでした。これは恐らく本体がかなりスリムに作られていて、口径も約3センチと小さいので、他のボトルのように放熱しにくかったのではないかと思われます。

この点については超保温ボトル HEATEXについても言えることだろうと思います。口径は約4.2センチで、同じように断熱材入りの中栓を使っているモンベルアルパインサーモボトル350mlの口径、約4.7センチと比べると確実に熱の伝わりを抑えているように思います。この辺は液体だけでなく氷の入れやすさなど、オールシーズンで使う場合の得手不得手の差となるので、夏に冷たい水を冷たいままキープして持ち運ぶ場合はモンベルのボトルに軍配が上がるのに対し、沸騰したお湯をできるだけ温かいまま持ち運びたい場合にはニトリのボトルの方が個人的には良いと思えます。

それにしても、びっくりしたのが一番容量の小さい象印 TUFF/SS-PC25の保温性能の高さです。このシリーズにはさらに容量の少ない200mlのTUFF/SS-PC20がありますが、こちらの方の保温能力も、95℃のお湯を6時間入れた場合71℃以上というカタログ値になっていて、恐らくテストをしてもこのくらいの値を出すだろうと思われます。

個人的にはもし今後旅行へ行く場合には、基本的にニトリの超保温ボトル HEATEX 500mlは持って行き、サブボトルとしてはモンベルアルパインサーモボトルよりも象印 TUFF/SS-PC25の方を持って行くかなと思います。写真で見ても小さいボトルの方にも相当の保温能力があるということは普通に見てはわからないでしょう。容量もちょうど半分になっているので、まずSS-PC25の方から飲み、空になった後でHEATEX 500mlを開ける際にいったん中味の半分をSS-PC25に移してHEATEX 500mlを空にしても、しばらくは熱々のお湯を残すことができます。もしどこかでお湯をもらえたり、安全に湯沸かしできる場所が見付かれば500mlの水を沸かしてHEATEX 500mlに入れれば、そこからまたしばらくは熱々のお湯をいつでもいただける環境をキープできます。

ただ、山登りなどハードな移動の場合には、SS-PC25よりもモンベルアルパインサーモボトルの方が山用に落下に強い構造になっているので、安心して持ち運べるでしょう。ただそれにしても、ニトリの保温ボトルというのはその価格と比較しても性能は高く、今回シリーズの中で最少容量の500mlの内容をテストしてみましたが、耐久性の点は未知数ながらボトルの性能という点においては注目に値する製品ではないかと思います。

それと、今回の内容とは直接関係ありませんが、最近THERMOSも製品を出してきた150ml前後の小型マグボトルも良いですが、あくまで保温ということを重点に置いて考えると、200mlで象印のTUFF/SS-PC20や250mlのTUFF/SS-PC25をバッグに入れて持ち歩く方が、時間が経っても熱々の飲み物をいただけるメリットが有るということも覚えておきたいことです。


ふらっと一人旅に一本のボトル、その容量は?

車で出掛ける場合にはそこまで考えることもないのですが、バックパックに荷物一式を詰め込んで身軽に旅に出るような場合、何を持っていくのが一番効率が良いのか、色々考えています。その中で、これからの季節には温かい飲み物が欲しくなりますので、ボトルの一本も持っていくのに、実用性が高いだけでなく取り回しもしやすいサイズのボトルは何か? と思うことがあります。

保温性能という点では1リットルに近い大きなサイズのものを持って行けばいいという考え方もあります。しかし、一般的に真空断熱ボトルのカタログ値は、中にお湯を満たした場合の性能なので、中味が少なくなると比較的中のお湯の温度が下がる傾向もあります。さらに、持って行く量が多過ぎると、せっかく持って行ったお湯を飲みきれずに残してしまうこともあり、何より大きく重いというのがネックです。

多分、多くの方がそれなりに容量があり、飲みきってもペットボトルから水分の補給が容易な500mlのものを一本用意すれば良いという事になるかと思います。自宅から熱湯を朝入れていき、二人までならコーヒーを一杯ずついただくこともできますし、一人でもカップラーメンを食べてコーヒーを淹れるところまでボトル一本でできますし、日帰りであるならそれで十分でしょう。

ただ、これはあくまで個人的な事情ですが、外でお湯くらいをわかせるミニマムな調理セットを作っているのですが、そこでの湯わかしを考える場合、残念ながら500mlのお湯を作るためのクッカーとして考えているダイソーで500円のメスティンは容量が500mlなので、さすがにボトルを満たすだけのお湯を沸かすには2回に分けなければなりません。

冷たい水を自販機で購入するペットボトルから給水するならそれでいいのですが、お湯を自分で作って補給しながら移動したい場合には、もう少し容量の少ないものを用意した方が良いのではないかと考えたりもします。

ちなみに、カップラーメンを作るのに必要な湯量は約300mlで、スティックタイプのコーヒー一杯分のお湯は、だいたい180mlくらいが適量と言われます。となると、350mlから400mlくらいが目安になるのですが、軽くてかさばらず、多くの種類が出ているボトルということになると、そこから導き出される結論としては、350mlのものが良いのではないかと思えますね。

さらに、外に持ち出すボトルの私自身が考える条件として、できればカップ付きのもので、コーヒーならボトルのカップで飲んだ方が良いのではないかと思います。カップ付きの350mlタイプのものでも、大手メーカーの製品ならばほぼ沸騰したお湯を入れて6時間後でも70度以上の温度をキープできるくらいの性能があるので、早朝出発してお昼に熱いコーヒーを飲みたい場合でも十分使えます。湯沸かしセットで出先でもお湯が沸かせる環境で旅に出る場合は、ボトルの中味を飲みきった状況で空のボトルを満たすお湯を一回で沸かすことができるなら、水が手に入りさえすれば、常に350mlのボトルに満たしたまま携行することもできるでしょう。

保温性能の高いカップ付きの350mlのボトルは既に持っていますが、バックパックのサイドポケットにすっぽり入りますし、日常的に使うにもこの容量はそれなりに一人用としては飲みでがあります。夏なら500mlあった方が良いかなと思いますが、ミニマム的な考え方としては通年でも350mlのものも持ち出し、もう少し容量が欲しい時はボトルの本数を増やし(同じ容量のものか少し多いもの)、その代わりかさばらないスリムタイプのもので揃えるという事も十分にありという気がします。

実は今考えているのは、外で使うことを考えると大手メーカーのものでも、落としてもそれなりの耐性がある山岳用に作られたボトルの購入です。有名なのはサーモスのボトルですが、350mlのサイズが有るのがモンベルの「アルパインサーモボトル」で、シリコンのカバーが本体とカップをガードしてくれるので、落としたりそれなりにラフに扱っても安心な点と、サーモスの山用ボトルと比べても安く購入できるのが良さそうなので、改めてモンベルストアに見に行ってみようと思っています。


ケロリン桶にレモンサワーを入れると二重の意味で危険

今の時期、外で飲むということ自体を自粛する人が多い中、国内の一部ではいわゆる「インスタ映え」を優先したお店の演出の一環として、よく全国の銭湯や公衆浴場に置かれていて、新品のものも東急ハンズやロフトで買うことができる「ケロリン桶」にレモンサワーをなみなみ入れてお客に出している飲食店がある事が明らかになりました。

私自身は、ボトル関連の事は色々調べていて、例えば普通のステンレス水筒にスポーツドリンクを入れると、中の成分が溶けだして人体に悪影響を与える(最近ではコーティングによってスポーツドリンクを入れても大丈夫なステンレスボトルもあります)というようなボトルとその中に入れる物との相性についても考えているのですが、今回のケロリン桶にレモンサワーというのは、もはや論外の危険性があると思います。

まずは、ケロリン桶は当然ですが中に入れるのは浴槽のお湯で、それを直接飲むということは製作時に考えられていないということで、長く使っても文字がくっきり読めるほどの塗装作業の工程があるだろうと普通は考えることができると思います。体を洗うには問題ないものの、その中味(たとえ水であっても)を大量に飲むことで、塗装に使われた塗料が少なからず溶け出している可能性も、元々ケロリン桶が食品用に作られていないことから心配されるところです。

さらに、プラスチックとその中に入れるアルコールについての関係もあります。私はキャンプのできるような車でのお出掛けには、燃料用のアルコールを持って行くことが多いですが、濃度の高いアルコールの場合、普通のペットボトルに入れると時間の経過とともにアルコールの成分によって穴が開く可能性が指摘されています。ですから、最近ある消毒用のアルコールでもそうですが、アルコールを入れても大丈夫とされる容器に入れていかないと、もし車の中でアルコールが漏れてしまったら容易に発火する可能性もありますので大変神経を使います。今使っているのはキャンプグッズ用品を売っているメーカーが出している専用のボトルを使っているので、安心ではありますが、それでも蓋が緩んでいればそこから漏れ出しますので、出掛ける前のボトルのチェックはしっかり行なわなければいけません。

レモンサワーの場合、アルコール濃度は低いでしょうし、現在のペットボトルでも焼酎やワイン、ウィスキーなどのペットボトルが売られていることから、すぐに穴が開くということはないとは思いますが、これについても食品用というカテゴリーにケロリン桶は入らないので、どうしてもケロリンレモンサワーを行ないたい場合には、黄色のガラス器に自分で「ケロリン」と描いてその中にレモンサワーを入れるとか(^^;)、安易に風呂桶を自分の体の中に入るものの容れ物として使用しないという注意が必要になるでしょう。

今後、ケロリン桶を作るメーカーが今回問題がある出し方をしていた飲食店で使えるようなグッズを作ってアルコール飲料メーカーとタイアップで事業を行なってくれれば、その流れに乗ってみたいですが、今回のニュースによって安心にケロリングッズを使って飲めるようになるまで待つというのが、いいと思います。

あとは、気分だけを出したいのだったら、通常のケロリン桶の中にすっぽりと入る透明なガラスのボウルを入れ、その中にレモンサワーを入れて複数人数での飲み会の演出に使うという手もありますが、くれぐれも直接入れたものは飲まないようにお気を付け下さい。


無印良品の一部店舗にある給水器とその効果的な使い方

先日水用のボトルを購入したことで、興味を持ったものの今まで行けなかった、自宅から一番近い給水器がある無印良品の「静岡パルコ」内にある店舗に行ってきました。

最初、広い店内のどこに給水器があるかがわからずあせりましたが、単純に食品とボトル類が並んでいる場所に給水器はありました。写真のように給水器自体は小さめで、さらに給水器の下にはすでに購入している「自分で詰める水のボトル」(税込190円)や、そのボトルに入れて飲めるように一回分ずつ分かれた粉状のお茶のパックが売られていました。ボトルにそのまま入れて振ればおいしいお茶が飲めるようになっていますので、水だけではちょっとと思っている人はこうしたものと併用して楽しまれるといいでしょう。

また、給水器の左右にあるのはゴミ箱ではなく、左にあるのが使わなくなった水ボトルをリサイクル回収するためのものなので、ボトルが汚れたり割れたりした場合はここに入れて回収してもらいましょう。また、右の方は残った水を入れるようになっていました。

給水器の使い方は、上の写真の通りですが、この給水器は無印良品で売っているボトルでなくても使用可能になっているのが嬉しいですね。給水器の操作は「常温水か冷水かを選ぶ」→「出てくる水の量を選ぶ」→「給水ボタンを押して給水する」という流れになります。なお、出てくる水の量は「300ml」「180ml」「120ml」となっていまして、プラボトルの容量は330mlなので300mlで大丈夫ですが、無印良品で併売されている保温保冷のできるコンパクトな真空断熱ボトル「ステンレス保温保冷マグ200ml」は重さが約160gで価格が税込990円で200mlのコンパクトタイプなので、常に冷えた水を持ち運んでこの給水器で給水したい場合には180mlを選べばいいですし、さらにコンパクトな最近はやっている少容量のマイボトルに入れたい場合には120mlを選ぶというようになっています。

また、給水ボタンを押して水が出ている時にもう一度給水ボタンを押すと水が停まるようになっているようなので、透明な100円ショップで購入したマイボトルに給水するような場合には、一部手動にはなりますが、ちゃんと給水できるようになっています。こうしたシステムが守られるために、無茶な給水は控えましょう。

というわけで、購入した専用のボトルを給水器にセットして給水してみましたが、スーパーの給水器のように専用ボトルのみ使えるわけではなく、どんなマイボトルにも高ささえ合えば給水できるようになっているので、きちんと水が落ちてくるところをボトルの口に合わせないと専用ボトルでもうまく給水ができないので注意して下さい(^^;)。

実際に店舗へ行くまでは専用ボトルのみの給水器だと思っていたのですが、機械にはまるものであれば良さそうなので、例えばナルゲン広口380mlのボトルが常温水ならかなり良さそうです。冷水をその冷たさをキープしたまま持ち運びたい場合は、無印良品のものでも良いですが、個人的には過去に購入したものの主たる目的が定まらないままデッドストックになっていた一本のボトルの活用を思い付きました。

それが写真のタイガー魔法瓶のミニサハラマグ(執筆時点での最新の型番はMMP-J031)です。容量が300mlでありながら重さは140g(写真のボトルで実際に測定した値です)と無印良品の200mlの保温保冷マグより軽く、保温・保冷についての基本性能も高く、人気のシリーズの一本です。今まではその取り扱いの良さから同じミニサハラマグシリーズでも200mlサイズのものを使っていたのですが、今回の無印良品の給水器が本格稼働したことで、旅行の時には荷物の隙間にこのボトルを一本詰めて出掛ければ、専用アプリを使って見付けた無印良品の店舗で冷水をきちんと300ml給水して持って行けます。

今回、無印良品に寄った後、近くにある伊勢丹に寄ったのですが、ここでもお客さんに向けた給水器がありましたが、これは一般的な使いすての紙コップを別に出して飲んだらカップを捨てるというものでした。このパターンは普通に多くの場所で行なわれていますが、どうしても紙コップの消費が起こってしまうので、マイボトルに給水できる仕組みがさらに広がってくれるといいなと思います。

高速道路のサービスエリアや、道の駅の給水器についてはかつて中国からの観光客が(中国の方々は以前からマイボトルを持ち歩く文化があるのです)手持ちのマイボトルにしこたま給水(給茶も)をしてフードコート利用者が一部給水器を使いづらい状況になっていることがあったのか、マイボトルへの給水・給茶を禁止しているところが多いですが、今回紹介した無印良品の取り組みが呼び水になって、気軽に給水できるような場所がもっと増えてくれればと思いますね。

少なくとも私はどうしても炭酸飲料が飲みたいとかいう場合は仕方ないにしても、やみくもにペットボトル飲料を買ってゴミを出さないような、無印良品の取り組みには賛同し、サービスが終わらないように買い物に行った際はできるだけ給水器を利用し、ペットボトル削減の取り組みに協力していこうと思っています。


「無印良品」の「水ボトル」には明確な思想があった

ボトルフェチとして気になっていた、無印良品の「自分で詰める水のボトル」は、ぱっと見は100円ショップでもっと良さそうなものが買える水用のボトルですが、詳しく調べてみると、無印良品のボトルは単なる水ボトルというところを超えた商品になっていることを知りました。

とりあえず、少し前に一本税込190円の330ml入るボトルを購入して写真のようなボトルカバーに入れ、ちょっとした外出に持っていくようにしたのですが、このボトルは今のところは100円ショップのボトルと同じように、自分で水道やスーパーで汲んできたアルカリイオン水を入れて持っていくようにして使っています。

実はこのボトルは、レジ袋有料化が始まった2020年7月1日から全国の無印良品の一部の店舗でサービスの始まった給水器による水の提供に使える詰め替えボトルなのです。それこそ大きさこそ違いますがスーパーの給水サービスを利用するためのボトルと同じようなものです。ただ、こちらのボトルはあくまでペットボトルの代替を狙い、多くの人がペットボトルを買わなくなることでCO2発生を抑え、環境に優しい生活を無印良品がアシストするための企画商品ということになります。レジ袋削減よりも、はるかに環境汚染を減らせるのではと思えます。

こうした取り組みというのは、一時期の流行りだからということではなく、今後もボトルは売られ、さらに壊れたり使わなくなった無印良品のボトルは店舗で回収することが発表されたり、キャップを失くした場合もキャップ単体が50円で販売されていたりと、無印良品のペットボトル削減への本気度が感じられます。

残念ながら、まだ私の住む地方都市である静岡県では給水器が設置された近くの店舗までが遠いので、気軽に給水サービスを利用できないという問題があるのですが、とりあえず給水サービスがどんなものかを確かめるために、近いうちに静岡駅から徒歩ですぐのところ「静岡パルコ」の中にある店舗に行ってみようと思っています。この店舗は過去に100円コーヒーを店内で本を読みながら飲めるということで紹介したことがあります。

個人的にはこうした取組みは大変良いと思いますし、無印良品の方で提供している水ボトルに関連した専用アプリ「水」を使うと自分の現在位置から近い給水器が置かれた店舗や、ボトルに水を詰めることのできる公的な場所を検索することができます。最近では高速道路のサービスエリアや道の駅では、給水器からのマイボトルへの詰め替えを禁止しているところが多いので、単純に水を汲むことのできる場所を教えてくれるアプリは有り難いものです。

今はあえて給水器のある無印良品までわざわざ行くことはないのですが、将来的に新型コロナウィルスの影響が遠のけば、旅行のお伴としてこのアプリを利用した旅先での水の入手を試み、鉄道の旅なら途中下車して水を補給するために無印良品の店舗を利用することもできるでしょう。こうしたサービスが当り前になれば、全国で同じように給水できる場所があるということ自体、ペットボトルを減らすためには大きな力になるのではないでしょうか。今までこうした取り組みはテレビなどのマスコミでは報道されたのかわからず、残念ながら私の元には届いていませんでした。しかし、本気で環境汚染問題を何とかしたいのであれば、無印良品だけではなく他のお店でもマイボトルか共通の専用ボトルを使ってのペットボトル削減の取り組みに加わるのもいいのではないでしょうか。

清涼飲料水のメーカーはテレビなどの大スポンサーであり、2021年に東京オリンピックが開催予定になっていることも、こうした取り組みが広まらない原因なのかも知れませんが、何とか炭酸飲料をマイボトルで持ち運ぶ方法を考えるなどして、脱ペットボトルという流れが起こってくることを期待します。


真夏のナルゲンボトルを一工夫して冷たさをキープするには

一昨日は日本各地で30℃を超える天気になり、梅雨を前にして真夏の気候になってしまいました。さらに今年はマスクを付けたまま外出することで体の表面に熱が溜まりやすくなるので、感染症だけでなく熱中症対策も必要になるでしょう。

このブログでは実に様々なボトルを紹介しているのですが、保冷・保温の性能が高い真空断熱のステンレスボトルは水かお湯を入れることで長持ちさせており、コーヒーやお茶・麦茶を直接入れることはしません。やはりそうした色の付いた飲み物(スポーツドリンクも含む)をこれからの季節持ち運ぶには、洗いやすくてニオイも付きにくいナルゲンボトルの優位性を生かしたいところですが、言っても普通のプラスチックボトルなので、「保冷」という点がウィークポイントになります。

ただ、今水の持ち運びに使っているボトル用に購入した内部に銀マットのようなシートが貼ってあるボトルカバーは、朝持っていけば午前中いっぱいくらいまでは冷たいと飲んで感じるひんやりさをキープしてくれるので、それならそれでいいかなと思っていたのですが、今回扱いやすいナルゲンボトル500mm丸形にピッタリとハマるボトルアクセサリーを装備したボトルに100円ショップのダイソーで遭遇してしまいました。この裏技を使うと、ある程度真夏のナルゲンボトルでも冷たさをキープできる時間を長くすることができると思いますので、ここでちょっと紹介させていただきたいと思います。

その商品とは「冷んやり水筒」という名前で売られている100円のボトルです。ボトルはかなり柔い感じですが、フタはカラビナを使えばどこにも吊るせる形状をしていて、容量は400mlです。写真を見ると中に何か棒のようなものが入っているのがわかると思いますが、これがこの製品のキモです。

中味を分解すると、このようなパーツに分けることができます。左上はフタですが、上中央はボトルのボトルの直径にはまるサイズの小さな呑み口のついた中フタで、写真にある何かが付けられるようになっているのがポイントです。

ちなみに、ダイソーにある他のボトルの中フタもこれと同じ構造になっているので、このボトルのパーツを付け替えて利用することは可能になっています。右上のパーツは下にある棒状のパーツのフタになるもので、このフタを中フタの下に固定してセットできます。ではこの棒状のパーツには何をするかと言うと、水を7~8分目まで入れて凍らせるのです。ここまで書けばおわかりかと思いますが、このボトルに凍らせた筒を中フタの下にセットすると、通常のプラスチックボトルよりも長く冷たい状態を保たせることができるというわけです。

ただ、これはダイソーにある同じ中フタを持つボトル同士でなら付け替えはできるものの、果たして目的のナルゲンボトルにこの中フタが合うのかどうかが心配ではあったのです。ちなみに、このボトルとナルゲンボトル500ml Tritanに合うのかどうか、自宅に持って帰ってすぐに試してみました。

結果、最初はかなり挿入するのがキツく、一回入れてしまうと中フタを壊さずに取れるかなと心配するほど入りにくかったのですが、何回も出し入れを繰り返していくうちに、スムーズに付けたり外したりすることができるようになりました。ナルゲンボトル用に直接ボトルからではなく小さな呑み口を空けた専用の中フタも売ってはいますが、これはボトルと冷却パーツまで付いて100円なのですから、最初だけ何とかこの中フタをナルゲンボトルに慣らしていただきたいと思います。

実際に、全てのパーツを付けてナルゲンボトルにセットしてみました。実際に持ち出す際には中に銀マット仕様の保冷対応になっているボトルケースにセットし、さらに冷気が逃げないようにタオルで巻いて持っていき、ボトルケースに入れたまま使えば、ナルゲンボトル自体を凍らせなくても十分冷たさをキープでき、ナルゲンボトルのウィークポイントの一つを克服できるでしょう。

こうしたシステムができるなら、ぜひ次にはこの筒状のパーツに細かい穴を開け、中に茶葉を入れてお手入れのしやすい水出し茶メーカーなんかもぜひ出して欲しいと思います(^^;)。旅の途中で何回も使うわけにはいかないとは思いますが、毎日自宅から持っていくものとしては、ナルゲンボトルは中に何を入れても洗えばニオイもしませんし、様々な冷たい飲み物を入れてこの夏には活躍してもらいたいと思っています。とりあえず中フタだけでもあると便利ですので、お近くのダイソーでぜひ探してみて下さい。


モンベルペットボトルホルダー スクエア 1Lとナルゲンオアシスの相性

先日紹介したモンベルのアウトレットショップから、短くて太いスクエア型の1Lペットボトル用に作られた「ペットボトルホルダー スクエア 1L」が届きました。色はオレンジということですが、他のモンベル商品でおなじみの赤という方がしっくりきます。

今回この製品を注文した背景には、昔からある軍用の水筒を彷彿とさせるナルゲン オアシス1Lのカバーとして使えるというネット上の口コミがあったからです。そこで、早速ナルゲン オアシスを入れてみましたが、実際のところはかなり窮屈な感じで相当の力を入れて押し込んでも底まで届かないという感じにはなるものの、一応ぴったりとははまります。

しかし、ケースの底とボトルの間に少しすき間が空くので、今回はそれをメリットと捉えることにしました。写真にあるように、水やお湯をナルゲンオアシスに注ぐためのシリコン製折りたたみ漏斗を底に置いた状態で押し込んでもそこまで違和感はありません。これはこれでいざという時には便利ですし、湯たんぽとして使う場合はこのホルダーの上にタオルを巻けば何とかなりそうですし、お湯を注ぐ場合は漏斗は必要だと思いますので、これからの時期にはそこまで必要はないとは思いますが、常に一緒に携帯できるのはうれしいことです。

実際、ぴったりとはまるように押し込むと、写真のようにかなりぴったりとはまりますがそれなりの力は要ります。上部の黒色のネオプレーンのところにはマジックテープが付いていて、ペットボトルの形状に合わせてぴったり覆うことができるようになっているのですが、当然ナルゲンオアシスでもその形状に沿った形でセットできるので、モンベルのロゴに愛着を感じる方にはかなりいい感じのカバーとして使えるのではないかと思います。

ペットボトルホルダー スクエア 1Lの機能としては、中がアルミになっていて、ボトルを冷やした場合の結露を防いでくれたり、多少ではありますが保温・保冷効果が期待できるものとなっています。持ち手は底の部分とモンベルのロゴを正面に見た場合に左側に持ち手があり、上部の左右にベルトを掛けられるベルトルーフが付いています。モンベルには別売で専用のショルダーストラップが用意されていますが、すでにバッグに付いているものを流用したり、社外品を安く購入しても活用できます。しかし、これを斜めに肩にかけたら小学生の遠足になってしまいそうですが(^^;)、歩きながら水分補給をするなら肩掛けスタイルが何やかんやいっても便利なので、ノートパソコン用のバッグに付いていたショルダーストラップを付けてみました。

肩の負担を少なくするクッションが付いたストラップなので、状況によってはこのストラップを付けて新型コロナウィルスの影響がなくなったら山歩きのお供に使おうかなとも思えるくらいフィットしてしまったのは嬉しい誤算でした。

今回はジャストフィットするカバーを付けたことで落下しても傷がつきにくくなりましたし、前にも書きましたが、本来の用途である1Lペットボトル用のカバーとして使うことも考えています。外で冷たい1Lペットボトルが買えれば、このカバーに入れて少しの間冷たさをキープできそうですし、何とか廃盤になる前にゲットできて良かったと思います。まだモンベルのファクトリーアウトレットには残っていると思いますので、興味のある方はリンクは張りませんがご自身で調べてみて下さい。


ナルゲン オアシス1L は使ってみて良さがわかるグッズ

冬から春にかけて、外に持ち出すボトルは保温のものでなく、もっぱらナルゲンの500mlのボトルにしていたのですが、日差しがきついと先に先にと水分補給をすることもあり、少し500mlでは心もとないかな? と思うようになってきました。私は同じナルゲンの1Lのボトルも持っているのですが、広口のボトルのためキャップを開けて一気に飲もうとすると、勢い余ってこぼしてしまうこともあるので、昨年は飲み口に付ける内フタを付けて利用していたのですが、円柱形の1Lボトルというのは片手で持つのはなかなか大変で、どうしようかなと思っていたところ、たまたま近所のスポーツショップのデッドストックで、ナルゲン オアシス1Lのブラック(実際は緑がかった黒)のボトルがあったので、この時節でたまたま毎月かかっていた費用が安く済んでしまったので、勢いでまたボトルを増やしてしまいました(^^;)。

太陽に照らすと黒というよりも緑のボトルで、しかも昔の水筒の形になっていて(実際はミリタリー水筒)、外に持っていって飲んでいるだけで他人から声を掛けられるほどグッズとしてインパクトがあるのだということが使ってみてわかりました。

プラボトルではあるものの、表面はつるつるでなく独特のさらっとした手触りで、この感触は私は好きです。他のナルゲンボトルと同じように中から危険物質が溶け出すこともなく、安心して利用できます。私としては中にはお茶などは入れず、水を入れて使うだけなので、細い飲み口は気になりません。洗うときは口の部分を念入りに洗えば、そうそう汚れることはありません。

実際、今までナルゲンの500mlを主に使ってきたこともあり、やはり広口なのでこぼしてしまう粗相を心配しながら飲んでいたものの、このオアシスでは全く心配なくゴクゴク室内でも飲めます。やはり、昔から形を変えずに残ってきたものならではではないかという気がします。

ナルゲンのボトルは、中味を凍らせても、中に熱湯を入れても大丈夫なので、常温で飲むならそのまま持って行くとして、冷たい水を飲みたい場合には冷凍庫で中味をある程度凍らせていく方法も使えますし、冬になればこの形状はまさに湯たんぽ代わりにも使えそうです。

ただ、そのためには本体のみだけでは結露や熱すぎるということになるので適当なカバーが必要になります。それこそミリタリーショップで軍用水筒用のカバーを手に入れてもそれなりの見てくれに仕上がるでしょう。本体がプラスチックなのでどのくらい冷えるかはわかりませんが、カバーを水で濡らしてその気化熱で中味を冷やすなんてこともやってみたいですが、ネットで調べたらモンベルの市販されている1Lペットボトル(ぺったんこのやつ)用のカバー「ペットボトルホルダースクエア1L」がオアシス1Lにも合うのだそうで、たまたまモンベルアウトレットに材庫があったため(大手通販サイトはのきなみ在庫切れでした)、時間差で注文しました(これを書いている時点ではまだ到着していません)。

このペットボトルホルダーは、夏の旅行で、スーパーで冷えたスクエアタイプの1Lペットボトルに入ったスポーツドリンクを買って、結露と一気に常温になることを防ぐ機能があると思いますので、普通の時にはオアシス用に使い、旅行の時などは単体で使うようにすると、実際2Lの飲料(水)を持ち歩けるということにもなります。今回ナルゲンスクエアを買っていなかったら、モンベルのペットボトルホルダーを買い逃していたと思いますし、やはり買い物はそれほど高くないものだったら買った後であれこれ考えた方がいいのかな? という風にも思えました。

これからの季節は、大小さまざまな大きさのボトルを用意して手ぶらでもポケットに入れられるものから、今回購入した昔ながらの水筒といった趣のナルゲンオアシスまで、喉を乾燥させないためこまめに水分補給をしつつ、過ごしていきたいと思います。


セリアの「シーズニングボトル」は見つけたらラッキー

ここのところ100円ショップネタが続きますが、今回は100円ショップで買えるボトルの中ではかなりコストパフォーマンスが良いと思えるものです。

写真がその「シーズニングボトル」(左が125ml 右が60mlの2種類)で、このボトル形状でどこかの有名なボトルを思い出される方はもうこのボトルの価値がおわかりかと思います。アウトドア用品として多くの人に使われている「ナルゲンボトル」の同じ容量のシリーズとそっくりで質感もまさにナルゲンボトルそのものなのです。

パッケージには「液体調味料を入れても漏れない」と書かれていますが、この特徴がナルゲンボトルの特徴と一致し、同じようなゴムパッキンのないキャップになっています。側面にギザギザが付いたフタはまるでナルゲンボトルのものと見紛うようです。

ちなみに、手持ちのナルゲンボトルと並べてみました。上の写真は同じ125mlながらナルゲンボトルの方は角形ですが、ナルゲンボトルの方は二千円弱と結構高いのです。先に私は角形を買ってしまったので、セリアのものと同じような丸形のボトルまでは買わかなかったのですが、今回ははからずもこのようなボトルを100円+税という驚くべき価格で入手できてしまったのには100円ショップもここまで来たかという感じですね。

さらに、ナルゲンボトルとしてもう一つ持っていた30mlのボトルとセリアのシーズニングボトル60mlと並べてみました。ちなみにナルゲンの60mlボトルは300円ちょっとぐらいですが、何とこの2つのボトルのキャップは共通で使えるようで、さらに角形125mlのキャップとしても合います。

ただ、安さの理由というのもあって、セリアのシーズニングボトル本体の耐熱温度は-20℃~70℃ですが、ナルゲンボトルは本体が-100℃~120℃と熱湯を入れても大丈夫です。キャップの耐熱温度はシーズニングボトルの方には個別の記載がありませんでしたが(ナルゲンボトルのキャップは0℃~120℃)、本体と同じかそれ以下の耐熱温度と考えるのがセオリーなので、キャップをナルゲンとセリアで混在させてしまうと、思わぬトラブルになる可能性はあるのですが、セリアの方でもキャップを取って冷凍庫に入れれば中味を凍らせてもまず大丈夫ですし、文字通り調味料入れとして使えば、キャップの形状はほとんどナルゲンと変わらず、多少ひっくり返したくらいでは液体が漏れないだけのクオリティがありますので、お出掛けの際に何か調味料だったりコーヒー・お茶を入れて持って行くような用途としては十分すぎるほどの使い勝手があると思います。

100円ショップでは最近は100円の品だけでなく最大500円くらいまでの商品が売っていて、ボトルについても保温ボトルまで売っているところがありますが、やはり品質を考えると、水筒として使うなら保温ありなら「象印」「タイガー魔法瓶」「THERMOS」の中から選んだ方が無難だと思いますし、プラボトルなら100円ショップよりナルゲンボトルを選んだ方が結局は長く使えるのでお金を無駄にしないということがあったとですが、今回の「シーズニングボトル」は、かなりしっかりした作りになっていますので、特に125mlタイプのボトルについては、1~2名で外でお茶会をやる時の、インスタントコーヒーやコーヒー豆携行用にはもってこいだと思っているのですが、それとは別に昨年から流行っている容量120mlの「POKETLE」を始めとしたミニサイズ保温ボトルの代わりとしても使えるのではないかと思います。人によっては熱いものや冷たいものより、常温の水を持ち歩く方が胃に優しいと思いますし、何よりサイズが小さく漏れの心配が少ないということで(きちんとキャップが閉まっているか十分確認して下さい)、ここで紹介した以外にも様々な使い方が考えられるので、店頭から消える前に確保しておくことをおすすめします(^^)。

(追記)

このボトルに水を入れて持ち運ぶ場合、ちょっと見てくれが悪いと気になったので(^^;)、さらに100円ショップグッズを利用してみました。

本来は椅子やテーブルがフローリングの床を傷つけないように、足先に付けるカバーなのですが、これが125mlのシーズニングボトルにぴったりはまります。

まさに、あつらえたように本体だけの無骨な形状をカバーできたのではないでしょうか。手のひらにすっぽり収まって、薬を飲むくらいの水を持ち運べ、パッキンがなくても漏れの心配が少ないということです。小さなお子さん用のミニ水筒としてもこれなら使えるのではないでしょうか。


汽車土瓶のコレクションを見て考えたこと

前回少し紹介した3年ごとに行なわれる「世界お茶まつり2019」の催し物の中で、一つ興味深い展示がありました。それが、今ではもう知らない人もいるかも知れない「汽車土瓶」コレクションでした。

今も昔も汽車・電車の旅ではお弁当のお供に飲み物が欲しくなります。日本に鉄道が敷かれたのが明治5(1872)年の新橋~横浜間ですが、駅でお弁当が売られたのが明治10(1875)年の宇都宮駅で、おにぎりが売られたとのことですが、お弁当のお供としてお茶の入った「汽車土瓶」が登場したのがそれから14年後の明治22(1889)年に静岡駅でだったということが紹介されていました。

ちなみに土瓶は現在のNHKの朝ドラの舞台である信楽に発注したそうで、一時期には土瓶が廃止され代わりにガラスの容器が使われたものの評判が悪く、汽車土瓶は復活し戦前戦後の一時期までお弁当とセットで広く使われるようになります。

まず最初に展示されていたのは、静岡で初めて売られた小さな土瓶という感じの初期(大正10年頃まで)の汽車土瓶(左側の品)と、大正後期に鉄道省から汽車での土瓶使用禁止の通達が出たことで一時的に使われたガラス瓶(右側の品)です。普通に考えればガラス器は割れたら危ないですしこうしたガラス瓶は大正の終わりとともに姿を消し、陶器の汽車土瓶が復活します。

面白かったのは満州で使われた汽車土瓶の本物が展示されていたことで、ここにも日本のお茶を車内で出していたのかとその時代に思いを馳せることができます。ちなみに、日本が戦争に負けた後は、こうした駅弁と汽車土瓶はきれいサッパリ土地から消えたそうで、改めて日本独自の品なのだなあという感じがします。

戦後も駅弁とともに列車内でいただくための汽車土瓶は数多く出ていまして、この土瓶は富士山の形をしていて、湯呑でフタをし、お茶を注ぐための注ぎ口もあり一人でお茶を楽しむには便利にできています。ただ、ガラス瓶ほど危なくはないとは言え、やはり陶器は割れるものですし、全てを持って帰ってコレクションするという人もそう多くないということになると、多くの汽車土瓶が駅周辺で捨てられるということになるのですね。今でもあるおぎのやの釜飯なども、持ち帰っても容器の処理に困るところもありますし、そんな時代の変化によって出てきたのが、軽くで割れないプラ製の汽車土瓶です。

私などはこちらのタイプの方が馴染みがあるのですが、このタイプもひっくり返せばお茶をぶちまけてしまいますし、プラスチック臭の問題もありました。しばらくは缶飲料のお茶やペットボトルが出なかったこともあり比較的長くに渡って地元駅でも売っていた記憶があります。

しかし、軽くて飲み残してもフタを閉めれば漏れる心配のないペットボトルのお茶が一般化することでこうした汽車土瓶はその生命を全うしたのでした。ただこうした歴史を見ていくと、日本で庶民が汽車を使った旅をし始めた時からすでに列車内でお弁当だけでなくお茶を飲んで楽しむ文化があったということをこのコレクションは示してくれています。

現在はそうした利便性を追求する中でペットボトルのお茶が幅を利かせていますが、いつの時代にもついて回るのは、列車の中でお茶を飲んだ後にどうするかということです。元々駅だった遺跡を掘り起こすとかなりの数の汽車土瓶が出てきたという話もありますし、汽車土瓶そのものに「窓から投げ捨てないで」という注意書きがあったという話を読むと、昔からポイ捨ての悪癖は日本では明治時代からなくなっていないなということがわかってくるわけです。

日本茶というのはコーヒーと違ってミルクも砂糖も入れませんし、茶渋は付きますが洗いやすい真空断熱ボトルがあれば、ペットボトルより保温・保冷のできる状態で持ち運びができます。問題なのはわざわざ家からお茶をボトルに入れて持っていくような手間を掛けられる人ばかりではないということです。そうなると「ボトルの洗浄」と「お茶の注入」を合わせたお茶の販売ができないかという話になるわけですが、これだけ「マイボトル」が普及している世の中で、何とかお茶の中味だけ大手コーヒーチェーンのように売るために駅構内の洗い場のような設備を作っていただければ環境にも優しい社会の第一歩になるのではないかとすら思うのですが。汽車土瓶からの現状を見つつそんなことも考えてみたくなりました。