月別アーカイブ: 2013年11月

SIMフリーiPhoneのMVNO利用による動作について

 Apple Storeで販売されているSIMフリーiPhoneについて、具体的な動作報告がIIJmioのホームページに掲載されています。nanoSIMを用意する業者が少ないため、現状では選択肢は多くありませんが、今回紹介するIIJmioによる動作検証によると、docomoの出しているiPhoneと全く同じ感じのようです。具体的には、

・IIJmioが用意した構成プロファイルを読みこませることで3Gによる通信が可能
・SMS機能のあるデータカードではLTE通信が利用可能
・テザリングは不可

 ということで、完全にユーザーが自由に使えるという意味でのSIMフリーではないという感じですね。その点ではアンドロイド搭載のスマートフォンと比べると自由度に乏しい点です。こうなると、相当iPhoneが好きでなければ購入意欲が萎えてしまう方もいるかも知れませんが、考え方としては新品が欲しくて海外でも使いたいならApple Storeから購入し、国内限定でもよく多少は安く買いたいという場合にはdocomo版の白ロムということになるでしょうか。

 それにしても、やはり世間でスマートフォンと言えばiPhoneということで知名度は絶大ですから、この情報が広まればかなりの騒ぎになるかと思ったのですが、思いの外盛り上がっていない感じです。私はこのニュースはインターネットの他では新聞の経済欄で見付けたので、てっきりテレビ局が新聞紙面をボードに貼りだして解説するコーナーあたりで紹介するかと思っていたのですが、私が見落したのかも知れませんがテレビでSIMフリーiPhoneが日本で正式販売されたニュースはそんなに出ていないのではないでしょうか。

 先日、auのガラケー使いの友人がスマートフォンに変えようか迷っているという話をしてきたのでSIMフリーiPhoneの話をしたら、その話は全くの初耳だとのこと。私が以前からこのブログで書いているように、できればガラケーの契約は通話主体のプランに変えて残し、iPhoneはデータ通信専用にしてBIC SIMのSMS付きnanoSIMにしてはと言っておきました(^^)。契約とハードを分けることがめんどくさいというのならその方はauでiPhoneに機種変更するのが一番いいと思いますが、長く使えば使うほどMVNOで使う方がコストは安くなりますし、端末の乗り換えも簡単になります。マスコミが積極的にこの件について報道しないのは、こうした事実を一般の人に知らせたくないというスポンサーの威光が関係あるのかも知れませんね。ただ、このように月々のデータ通信料を抑えた上でiPhoneが使えるということがわかると、本体は高くても毎月の支払いは安く済み、いつ解約しても違変金の対象にならないというメリットがあるので、それなりに人気が出ることは目に見えています。現状でテレビ局とスポンサーの沈黙が続いている間にSIMフリーiPhoneがどうしても欲しいと思う方はとっとと手に入れてしまうのがいいような気もしますね。


情報弱者からの脱却を目指そう

 インターネットを普通に多くの人たちが使うようになって、便利になったと実感することがある反面、自分のやっていることが知らないうちに法律に触れて逮捕なんてことも起こり得るようになってきてしまいました。FaceBookやTwitter、ブログや2ちゃんねるへの書き込みが問題となるような事は今までにもたくさんの事例がありますが、ネットで購入するものに問題があった場合、売る方だけでなく買う方も摘発を受ける場合があるので注意が必要です。

 先日のニュースで、テレビ放送を試聴するために必要なB-CASカードを改ざんし、普通のカードでは見られない有料チャンネルが全て見られるようになったカードを購入し、不当な方法で有料放送を視聴したという事でかなり多くの人が書類送検されたというのがありました。これを読んでいる方の中には、この内容が改ざんされたB-CASカードを販売すると書かれたメールが届いていた方もいるかも知れませんが、私のところにもたくさんB-CASカードの購入を呼びかけるメールが来ていました。B-CASカードのシステムについては私自身言いたいことはたくさんありますが、このメールに従って安く有料チャンネルが見られるからと購入した時点で法律に触れてしまい、名前を明かして購入したら業者の販売者名簿を抑えられてしまえば摘発されるのは時間の問題になってしまいます。私はB-CAS関連のメールを迷惑メールとして直接読まない設定にしていましたが、普通に配信されてくるメールを読んで、ついその気になって買ってしまったらそれまでです。このような事にならないためには、インターネットのニュースサイトでメールやWeb接続について何が危ないのか自分で調べたり、詳しい人に何が危ないのかしっかり聞くようにしないと、常に騒動に巻き込まれてしまう可能性は少なくないと言えます。

 今回のB-CASカードのように、インターネット経由で購入したものは、注文の経緯からしっかり痕跡が残ってしまい、どんなに言い訳をしても内容をひっくり返すことは難しいでしょう。こういうことにならないために、政治家の方はお金のやり取りを現金で直接受け渡し、できるだけ取引をした痕跡を残さないようにするのでしょうし、直接物を受け渡しする場合でも取引の経緯をインターネットでやり取りしていれば、これも言い逃れはできないでしょう。私はなにもこのように裏を付いて購入した方がいいと言うのではなく(^^;)、私を含めて多くの人が普通に利用しているインターネットショッピングで物を買う場合には、購入する店について大丈夫なのか考えるだけでなく、購入するもの自体が大丈夫なのかという点についても考えた上で購入を考える必要があるという事を言いたいわけです。

 今回はB-CASカード販売についてのメールのことを主に書いてみましたが、これ以外にもいかにも怪しいメールが私たちの元に届くことが続いています。本来はこうしたメールを防止する目的で作られた個人情報保護法があっても、現状ではスパムメールは減るどころが増えているのが問題だとは思うのですが、今後においても何も状況が変わらないのなら、やはり個人個人で対策を考えて実行していくしかありません。そういう意味でも、情報弱者は常に狙われやすい存在になってしまうので、自分はネット初心者だと思っていても、自分なりに情報を入手するとか、詳しい人に聞くとかして、自己防衛を図っていくことが大切になります。ネットで配信されるニュースにはパソコンやスマートフォンにおけるウィルスや、詐欺の手口などが紹介されることも少なくありませんので、いつ自分のところにそうした危険が及んでも困らないように、そうしたニュースについては全文を読んで頭の片隅にでも入れておくことをおすすめします。


カーナビより人を信じよう

 以前にもこのブログで注意のようなことをカーナビについて書いたことがありましたが、今回は自分で書いておいてカーナビの罠にはまってしまいました(^^;)。

 というのも、一般的なカーナビの場合、高速やバイパスを並走する一般道を走っていてもあたかも有料道路を走っているような表示がされてしまうことがありますが、そんな感じで並走する違う道に入ってしまったのでした。

 その時は事前に電話で出掛ける先の家に電話をしていて、家までの道はすれ違いのできないほど細い道だと聞いていたので、カーナビも指しているしとつい山に登るハイキングコースに入ってしまいました(^^;)。しっかりルートに乗っていたので間違っているとは思えなかったのです。幸いにして私の車は小回りのきく軽自動車だったということと、何とかすれ違いのできる場所で車を停めて改めて目的のお宅に電話したので致命的なはまり方にはならず、無事に方向転換して一本手前の正しい道に入ることができました。

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 今回はまった時の天候は晴れで、視界も良好だったため、安全に待避所で切り返しをして元来た道を帰ってこられましたが、大雨だったらと思うといかに近場であるとは言え下手をしたら身動きが取れなくなるかも知れませんでした。さらに普通車だったら切りかえしができないので、バックで延々と下がらなければならなかったでしょう。それでも、退避場所から反転して下りるために足場の悪い所に入ったので、写真のように若干タイヤが汚れてしまいました(^^;)。今回の事で改めて思ったのは、そのまま行くのが不安になったらカーナビを信頼して進まず、ロードマップなどでその先を確認してから進む方がいいという事です。特に風雨が強まった中では山に入ること自体が危険なので、安全に進める道を道付けるまでは進まないのが無難でしょう。車の種類によっては入ってしまったら終わりという道もあるかも知れません。特に天候が悪くなった場合の判断は、過剰にカーナビを信じることで墓穴を掘ることもあるという事を教わったような気がします。私のような失敗をしないようにここを読まれている方も十分にお気を付け下さい。


「携帯用おしり洗浄器」の必要性

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 パナソニックの携帯用おしり洗浄器(メーカー記載の名称です)、ハンディ・トワレ DL-P200が生産終了ということで安くなっていて、つい一つ購入してしまいました。現行機であるパナソニックの新機種ハンディトワレ・スリム DL-P300は、本体の大きさおよび動作音が小さく、さらに普通のペットボトルを水タンクとして使えるというかなり魅力的なスペックになっていますが、使用乾電池が単四2本使用とのことで、単三2本使用のDL-P200にしたという私個人の事情があります。現在私は単三の充電式のニッケル水素電池を結構持っていて、単三2本で動くラジオやライトなどを災害用品に活用しようと思っています。単三型のニッケル水素電池を2本セットで充電できるソーラー発電セットも合わせて持っているので、たとえ乾電池の供給を得られなかったとしても何とか単三2本を使った機器なら何とか使えるのではないかという目論見が私の場合にはあります。以前の東日本大震災では店頭からまっ先に単一単二単三の電池が消え、残ったものは単四ばかりだったということを考えると、普通に乾電池で利用する場合はDL-P300の方がいいかも知れません。加えて、写真のように大きめの携帯電話と比較しても大きいので、海外旅行に持って行くにもそれなりのスペースをとります。また、この技術のパイオニアであるTOTOから出ている携帯ウォシュレットYEW350は、単三1本で動くようになっていますので、使用状況に応じて選ばれるのがいいかと思います。なお、ニッケル水素電池での動作というのは、私の持っている製品ではその使用を保証していませんが、満充電に近い充電池でも何とか使えることは個人的に確認しています。そこで、今回はあくまで災害用品としての携帯用おしり洗浄器についてその有用性について紹介していこうと思います。

 災害により避難し、長期間避難生活が続いた場合、やはり困るのはトイレに関することでしょう。衛生環境の悪化は感染症を引き起こすだけでなく、個人個人に相当のストレスを溜め込みます。いつもは水洗のシャワートイレを使っている方でも、さすがに避難生活の中で同じ環境を求めるのは無理があります。しかし、携帯用おしり洗浄器があるだけでかなり快適度は増すと思います。

 災害時のトイレというのは災害当初は水と反応し固まるタイプの災害用トイレセットとか、ポータブルトイレが主になるでしょう。水で固めるタイプの場合、小用は良くても大の場合は固めて捨てるためにどちらにしても水が必要になります。その際、水でおしりを洗うことができればその洗った水を汚物と一緒に簡単に処理できるようになるでしょう。水の確保については、何も飲用の水を使う必要はないので、川の水や雨水をペットボトルに入れて太陽の熱である程度温めて使うのがいいでしょう。秋から冬にかけてはそうしないと体が冷えきって大変なことになりますので、その点には災害でない場合に使う場合でもご注意された方がいいと思います。

 ポータブルトイレの場合、汚物はタンク内で分解されますが、その際紙を一緒に流してしまうと、その素材によってはうまく分解されないという事も起こり得ます。できれば紙をトイレ内に流さず、別に処理をした方がいいとは思いますが、その際にある程度水洗いできれいになるとしたら、使う紙も少なくて済み、同時に紙の汚れも最少限で抑えられ、処理がしやすくなるというメリットが出てくるのではないかと思います。まだ私はポータブルトイレを購入してはいないのですが、今回携帯用おしり洗浄器を購入したことで、どこでもシャワートイレという環境も作ることができることになったので、真剣にポータブルトイレの購入も考えていこうかと思っています。

 ここまでは製品を前にしていろいろ考えて書いてみましたが、やはり使ってみなければわからないということで自宅のトイレで使ってみました。結果、それなりに水圧もあって(標準ノズルの場合。強すぎる場合は穴の数が多くソフトなあたりになる取替えノズルが製品には付属しています)、それほど私の購入したモデルの場合違和感は感じませんでした。普通に使えば使用する紙を減らすことができるので、いざという時に頼りになりそうな製品であると感じました。海外旅行へ行かれる方の必需品と言われるのもうなづけます。

 価格の面では定価ではない実勢価格で普通に購入すると安くても5千円以上する電動式の携帯用おしり洗浄器ですが、同じような使い方のできる手動ポンプの製品もあります。それこそ、私は100円ショップで見付けたほどですが、やはり電動のこうした製品の方がいつも使っているシャワートイレに近い使い勝手になります。興味のある方はとりあえずはキャンプ用として使い方に慣れておいて、いざ災害時にトイレの環境が悪化した場合の補助用として災害用持出袋の中に入れておく価値はあるでしょう。普段からシャワートイレに親しみ、これ以外のものは考えられないと思っている方は、一つだけでなく家族で複数(例えば男性用と女性用で分けるとか)の携帯用おしり洗浄器を用意しておく方が何かと便利かも知れません。



ゆるくない「ゆるキャラ」が引き起こすかも知れないこと

 前回に続き、ちょっと面白くもない話題になってしまいますが、先日報道された「ゆるキャラグランプリ」の推移を見ていて感じたことがあります。今回はその事について書いてみようと思います。

 元々「ゆるキャラ」という言葉は漫画家のみうらじゅん氏がその著書の中で使ったもので、町おこしの名のもとに、専門の人を通してアニメ化されたようにお金が掛けられたキャラクターとはかけ離れた「ゆるさ」を嗤うものであったのではないかと私は思っていました。みうら氏が命名されたものの中には他に「イヤゲモノ」(お土産として人に上げても嫌がられるようなアクの強い土産物。時代の変化とともに人々の嗜好は変わるため、狙って作られたものではない事がボイント)や「カスハガ」(観光地の絵葉書セットの中に入っていることがある、内容が理解不能な絵葉書)というのもありますが、そうしたものと同じような感じで、その地方の役人や商工会の人たちが自分たちだけで真面目に考えた結果出てきたものの完成度の低さが私には面白く、それこそが地方の民俗的な(^^)価値なのではないかと思っていました。

 しかし、世間的には「イヤゲモノ」や「カスハガ」に注目が集まることはなく、「ゆるキャラ」だけがデザインや宣伝を外注することによって洗練され、今の「ゆるキャラグランプリ」にはまるで本当の選挙のようにボランティアの名のもとに多くの人員を動員して選挙運動をし、さらに多くの組織票を呼び掛けるところも現れました。なぜそんなことをするかと言うと、グランプリを獲得すればメディアでの露出が増え、相当の経済効果が見込めるからだということらしいのです。そうなってくると、自治体や商工会が大きくて、広告代理店と組んで戦略的に「ゆるキャラ」の設定から事業をスタートし、デザインをきちんと発注するだけの資金力があるところでないと、なかなか有名な「ゆるキャラ」になることは難しくなる方向に進んでいると言われても仕方ないでしょう。

 私が車で日本の各地を色々回っている中で、もはやこのような「ゆるキャラ」を目にしない事はななくなってきています。「ゆるキャラ」を媒介して地域の人たちを中心に地方が盛り上がっていくという傾向は、その土地を訪れる側としても嬉しく思いますが、上記のような底上げされ、上から押し付けられたキャラクターを奉らなくてはならない地方の方には本当に同情します。今後このような傾向が強まるのでしたら、実際の選挙と同じで「ゆるキャラグランプリ」は投票する前からグランプリが決まっているようなものになるかも知れませんし、そうなればこうしたムーブメント自体に違和感を持つ人も出てくるでしょう。個人的にはこれまで大きくなったゆるキャラの世界を、いわゆる大人の事情で踏み荒らすようなことには今後ならないで欲しいものだと思っています。


観光イベントに出掛けてきたものの……

 昨日とある静岡県内の観光地で行なわれているイベントへ行ってきましたが、残念ながらそのイベントを楽しむことはできませんでした。というのも、それなりに内外に知られている観光地にも関わらず、近辺の地理に詳しくない観光客をないがしろにしているのではないかと感じられる事が随所に見受けられたからでした。具体的な場所や内容についてはお知らせしませんが、恐らく私のように楽しみに出掛けて行ったところ、あまりにも行ってみての内容にがっかりすることもあるかも知れません。今回は、その原因はどこにあるのかということについても考えてみたいと思います。

 私がそのイベントを知ったのは、地元のイベント情報を集めたインターネットのサイトからでした。現地の観光協会のホームページにも確認をし、会場に入るための駐車場が100台分くらいは確保されているとの記載を見付け、タイムテーブルを確認しながら早く着きすぎないように気を付けて出発しました。

 カーナビを使って最寄り駅から現地へ向かったのですが、まず気になったのはしっかりと外部の観光情報サイトを使って告知をしているのにも関わらず、会場への道案内などの看板がないことでした。先月出掛けた長野県のそば祭りの時には会場近くに行けば看板で誘導されることで安心して進めたのですが、それがないというのはカーナビを使っていない人にとっては不安になるでしょう。私の場合はきちんと目的地をセットして出掛けたので問題はなかったのですが、会場は盛況だったものの、車を誘導してくれる人に問題がありました。

 会場周辺の誘導をしてくれる人は2名ほどいたのですが、会場裏の駐車場は満車になっていてどうしようと思ったのですがほとんど誘導を受けることができず、後ろから車も来ていたのでとりあえず車を進めるしかありませんでした。たまたまそのまま走っていたらちょっと会場から離れた臨時の駐車場を見付けましたが、そこには誘導員はおらず、そのまま空いている場所に停車することはできました。しかし、もし違う方向に行ってしまったらなかなか駐車場にたどり着くことはできなかったでしょう。いくらカーナビがあっても当日の臨時駐車場の場所まではわからないので、少なくとも地元ナンバーでない車の誘導はきちんとお願いしたいところです。

 何とか駐車場に車を置くことができたので、改めて会場へ向かうことができた私ですが、肝心のイベントの内容もいい意味で牧歌的なのですが、その分、外から来る人への事については考えられていなかったようです。イベントのメインは地元特産の加工食品の販売だったのですが、開始が午前10時ごろで私が現地に着いたのが11時半くらいだったのがまずかったのか、一部の目玉食品はすでに売り切れていました。それでもメインの食品は残っているとのことでしたが、その販売方法は時間ごとに販売しているようで、最初に売り出した午前10時の分はすでに売り切れていて、次の販売は午後0時とのことで30分くらい間があります。販売窓口には人はいないのですが、周辺にはその販売を狙っているのか地元の人らしい人たちが結構集まっています。その場所で購入する人を並ばせていることもなく、整理券などもないので、確実に購入するには販売窓口の前で30分待つのが最善だとはわかっていたのですが、30分も何もしないで待つのも結構大変です。今回のお出掛けはこのイベントよりも海のそばでおいしい海鮮をと思っていたのでした。このまま待ってお昼を回れば次の目的地に人が押し寄せて混雑することは目に見えていましたので早々に見切りを付けて会場を後にした次第です。

 恐らく、このイベントは内外に告知はしたものの、地元の方を中心にした地域の中のイベントだったのだろうと思います。しかし、インターネットでどこからでも見ることができるということになると、もしかしたらそれを目的に遠方から来てしまう人もいるかも知れないという想像力が欠けていたのではないかと私には思えるのです。私自身いろんな観光地に出掛けていますが、今回訪れたイベント会場周辺の観光地に関する印象はかなり変わってしまいました。イベント開催には様々な苦労があり、いちいち細かい文句を聞いていたらとてもイベントが開催できないという事情もあるのかも知れません。それならば、イベント告知の内容や方法について最初に考える余地はあるのではないかと思います。私の場合はあくまで県内でそれほど遠くない場所でのイベントだったので多少のがっかり感はあってもダメージはありませんでしたが(^^;)、実際のイベントの内容を膨らませるような記述で煽るだけ煽っておいて、遠方から多くの人が来た場合を想定していないという事例が今後出てきたとしたら、インターネットで人が集まってしまう今の時代には実に危険な結果を引き起こしてしまうような事が出てくるかも知れません。今回のことで、私もある程度学習できたことについては、良かったのかも知れませんね。さしあたって、これからはネットで見ただけのイベントについては多大な期待をしないで出掛けたいと思います(^^;)。


Apple Storeで公式に購入できるSIMフリーのiPhone 5が与える影響

 人間、あせって行動を起こすとろくなことはないということがありますが、これだけ次から次へと新しいスマートフォンや通信サービスが出てくると、一体いつ買えばいいのかと思っている方は多いでしょう。ドコモでiPhoneが販売になった時に、今までMVNOの安い契約ではドコモのiPhoneは通信方法にSPモードしか選べないためがったりした方も多かったのではないかと思いますが、実はパソコン上のiPhone構成ユーティリティを使って作った接続設定をiPhoneに転送すれば、LTEは使えず3Gでテザリング無しにはなりますが、IIJmioなどの格安SIMカードでドコモのiPhoneが使えるようになっているとのこと。このように、当初の残念なニュースが設定の方法だったり、新たな製品の販売などで一気に状況が変わることは少なくありません。

 iPhoneを携帯電話3社に供給し、日本の携帯電話会社間に拮抗状態を作ったアップルという会社は、まさかこうした状況を崩すような展開をすることはないと勝手に思っていたのですが、やはり仁義なきチャレンジをするということでは日本の企業と違います(^^;)。昨日の新聞にも掲載されていましたのでご存知の方も多いかとは思いますが、アップル社のネット直販サイトでSIMフリーのiPhone 5s iPhone 5cの販売を開始しました。さすがに値段のほうはそんなに安くはありませんが、近所で見掛けたドコモのiPhone 5s(容量不明)が中古でお店側のみの保証しかないものが72,000円の値段が付いていたのと比べると、十分に購入意欲が起こる価格設定なのではないかと思います。Apple Storeでの販売価格は以下の通り(2013年11月23日現在)となっています。

iPhone 5s 71,800円(16G) 81,800円(32G)
iPhone 5c 60,800円(16G) 71,800円(32G)

 購入したiPhoneは携帯電話会社に持ち込んで登録しても、MVNOで手に入れたnanoSIMを入れて使っても良く、飽きたらいつでも売れ、しかも高値が維持できる可能性があるので、よほど携帯各社のメールアドレスや独自サービスを使いたいということがなければ、MVNOでの運用がおすすめでしょう。こうした流れを予想したかのように昨日付で出てきている日本通信の「スマホ電話SIM フリーData」を使えば、パッケージ料金3,000円で購入すれば、月々1,560円の支払いで30秒20円での通話(無料通話なし)と、最大200kbpsでのデータ通信をiPhoneで使うことができるようになります。動画など大きいファイルは自宅や公衆無線LAN経由でダウンロードするものと割り切れば、私などはこれで十分ですね。なお、この種の製品は現状で日本通信からしか出ていませんが、今後はもしかしたら他社でも同じような製品が出てくるかも知れません。データ通信の速度や安定性などは会社によって違ってくる場合が多いので、すぐにiPhone購入のメドが立たない方は今後の各社の動向をみて、それなりにサービスが出揃った状況で選ぶことも安く利用するためには必要になるとは思います。

 少なくとも今回のアップルストアでのiPhone販売により、ドコモiPhoneの中古相場は確実に下がるでしょうし、他のスマートフォンを持っている人がiPhoneに移る流れがあるかも知れません。アップルストアはたまに整備済みの新古品を安い価格でバーゲンすることがありますので、アップルがさらに空気を読まずに(^^;)、そうしたバーゲンの中に在庫がだぶついたiPhoneを投入したとしたら、さらにiPhoeが欲しい人にとっては有利に購入できるかも知れません。また、時間が経過すれば、SIMフリーiPhone自体が白ロム市場に出てくることも十分考えられます。いつかはiPhoneを使ってみたいと思っている方には、ある程度の時間をおいてから考えるというのもいいような気がします。

 今まではSIMフリーと言っても、一般の人の認識ではスマートフォン=iPhoneという感じだと思うので、いくらイーモバイルからSIMフリーのNexus 5が出たといってもそんなには盛り上がらないだろうと思っていました。しかし、iPhoneが2年間の継続使用せずに買い切りで購入でき、毎月の維持費はデータ通信だけなら月千円以下でできるなんて話が広まったら大変なことになりそうな予感がします(^^)。果たして一連の状況をマスコミはどう携帯電話会社と折り合いを付けながら報道するのかということにも注目していきたいですね。


スズキの軽自動車 型式 MC22S のワゴンRと新型「ハスラー」の助手席シート

 車中泊に便利なシートアレンジのできる車としてスズキのワゴンRをメインに紹介してきた私のブログですが、不満な点はいくつかありました。スペースが取れないのは軽自動車という規格の中の話なので仕方がありませんが、装備変更によって余分な用意をすることになってしまいました。これはあくまで室内環境についての話ですが、歴代のワゴンRの中で私が一番いいと思うのは、型式で言うとワゴンRといては2代目にあたるシリーズ(1998~2003年)後期のものだと断言出来ます。

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 写真はたまたま近所で見付けた2003年登録の後期ワゴンR(MC22S)の室内を撮影したものですが、助手席の後ろに注目してください。現在のモデルのように沈み込むものではなく、助手席を前に倒すと簡易テーブルとして使えるようにプラスチックの部品が付いています。私が前に乗っていたワゴンRではこの部品はなくなっていたので、この部分に硬い板のようなものを置いて寝心地を調整する必要がありましたが、この車では前後の座席間に多少の段差は出るものの、シートを一列にしてしまえばその上にクッションを敷けば、そのまま寝ることができます。恐らくスズキの方では競争に勝ちぬく中でできるだけ安く売るため、余分だと考える装備を極力削っていった中での現在までにいたる仕様変更なのだと思うのですが、個人的にはやはり残念ですね。

 この車が発表された当時はドライブ中に簡易テーブルとして使うことは想定しても、車中泊するために設計されたものではないのですが、今は状況も変わってきたように思います。同じメーカーの中でもホンダはNbox+に車中泊仕様とでも呼ぶべきシートアレンジを提供していたりしますので、スズキの出す軽ワゴン車ももう少し車中泊が便利になるように期待したいところです。

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 ちなみに、東京モーターショーに出し、一般販売も開始されるという新しい軽自動車「ハスラー」のシートアレンジもワゴンRと同じような感じですが、Aタイプを除く車種には「シートバックテーブル」というMC22Sで実現しているものと同じようなテーブル加工されたものが装備されるようですが、写真のようにテーブルとして使う部分が若干凹んでいるのが(テーブルの上に置いたものが滑り落ちない工夫だと思います)少々車中泊派としては気にかかるところです(^^)。ただこのくらいだったら座布団くらいで何とかなりそうな気もしますし、実車の登場を待ちたいと思います。


OLYMPUS コンパクトデジタルカメラ XZ-1

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 ブログに載せる写真を撮る場合、上の写真もそうですがそのほとんどは携帯電話やスマートフォンのカメラ機能で足りると思います。常に持ち歩いているため撮りたいものがあればさっと取り出せますし、防水機能があるものなら天候も選びません。それでもあえてコンパクトデジタルカメラを私が持ち歩くのは、高性能なのはわかっていても大きくて重い一眼レフやミラーレスカメラを常用することは難しいと思っているからです。

 今回購入したのは、発売されてからそろそろ3年は経とうとしているオリンパスのXZ-1というカメラです。このカメラの最大の特徴は他のコンパクトデジタルカメラに比べて良いレンズを使っているということです。オリンパスのレンズというのはそれに付けられている名前によって性能が違うと言われ、カメラがデジタル化された今になっても「瑞光レンズ」から始まる「ZUIKO」というブランドは何のデジカメにも付いているわけではありません。そんな中でもF1.8からF2.7という明るいズームレンズは時が経っても色あせるものではないので、小さいサイズのデジカメで画質のよい写真を撮りたいと思う人にとっては魅力あるものになっています。

 ただ、デジタルカメラの世界は光学性能がよければいいかというとそんなことはなくて、画像処理のための内部回路であるとか、レンズを通して光を受ける素子の部分などが技術の進歩とともに良くなっていき、だれでも簡単にきれいな写真が撮影できるコンパクトデジタルカメラも出てきています。ただ、そうしたカメラは人気も高く値段も高いのが玉に瑕です(^^;)。評価の高いモデルは実売でも10万円を超えるモデルもめずらしくありませんし、そこまでして高性能なコンパクトデジタルカメラを買うなら、大きい一眼レフカメラを買っていざという時に持ち出した方がいいかと思っています。今回このカメラは旧機種で今さら買う人も少ないということか、純正のケースといっしよに1万5千円を切る価格でネット販売されていたので、先日ここで紹介した、併用しているRICOHのCX6というカメラと電池および充電器(XZ-1は本体充電のため充電器が付いていません)が共通で使えるので、このカメラも一緒に常用しようななと思って注文してしまいました。

 今のデジタルカメラでは、光を受ける素子として搭載されているのがCMOSになっていますが、XZ-1が採用しているのは以前は多くのデジタルカメラで採用されていたCCDになっています。CCDは高感度での撮影にどうしてもノイズが乗ってきまして、XZ-1の場合、高感度撮影で我慢出来るのはISO400が限度と言われています。それを補うものとしてレンズの明るさがあるのですが、夜景などをノイズなく撮影する場合は適正露出を出すためのシャッタースピードがどうしても遅くなってしまい、三脚の使用が必須となります。それでも、日中の風景を撮影するのには十分な性能で、あくまで他のカメラとの使い分けが大切だろうと思います。

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 私はカメラの扱いについては人様に色々言えるような立場ではありませんが(^^;)、旅先で素晴らしい風景に出会った時、いろんな設定を試しながらそれなりに自分で納得のできる写真を撮影するための道具としては、まずは十分使えるカメラだと思います。もちろん、レンズ交換式のミラーレスカメラや一眼レフカメラを使えばカメラ任せでもそれなりに素晴らしい写真を撮影できるのではないかと思われます。本格的な撮影のための旅ならそうした装備を持って出られますが、そのために普段から大きくて重い機材を常にバッグに入れて運ぶことはできません。動くものや遠方のもの、暗い室内の撮影には適さないかも知れませんが、上の写真はたまたま近所の道端にあった花にミツバチが来ていたので撮影したのですが、このように屋外でちょっと気になるものを撮影するような感じでしばらく持ち歩きたいと思っています。


ナビアプリ NAVIelite 起動にはネット接続環境が必要?

 私は普段の車の運転ではカーナビを必要とする事はそれほどないのですが、住所や電話番号だけしかわからない所に行く場合にはお世話になることがあります。最近では携帯しているスマートフォンではなくて、ほとんどカーナビにしか使わない端末で使うようになっています。

 先日、SIMカードを入れていないスマートフォンで地図データをダウンロードするタイプ(地図が入っているので通信環境がなくても使える)のカーナビアプリ「NAVIelite」を起動しようとしたら、

(ここからアプリの表示をそのまま引用しています)
しばらくの期間サーバと通信できていません。
通信できる環境で起動してください。
NAVIeliteを終了します。
(ここまで)

というメッセージとともに強制終了を繰り返すようになりました。今回はどうやらアプリのアップデートが行なわないまま古いバージョンを使っているとこのメッセージが出てくるようです。アプリの説明書きを改めて見てみると、提供会社のサーバーと一定期間通信ができないと通信を要求する画面(上の文面)が出てデータ通信が必要になるとのこと。私自身はこのアプリは1年間の使用期限はあるものの地図データをダウンロードしておけばいつでも使えると思っていただけにちょっと意外でした。

 使わなくなったスマートフォンの再利用方法として、車の中に入れておきカーナビ専用機として使おうと思っている方もいらっしゃるかも知れませんが、少なくとも出掛ける前にはWi-Fi接続でアプリのアップデートの有無を確認すると同時に、アプリの起動も試して正常に動くかどうか確認してから出掛けるようにしましょう。同じく地図をダウンロードしてオフラインでも使える「MapFan」ではどうなのか、残念ながら古いスマートフォンにはインストール自体ができないので試せていませんが、現在NAVIeliteをメインに使われている方はご注意下さい。