月別アーカイブ: 2020年2月

今後に備えて「9月新学期」に変えてしまう手も

政府(というか首相からのトップダウンでの指示だと思いますが)の発表した全国一斉に小中高の臨時休校の実現については様々な意見があると思います。その前に単なる風邪でも引いてしまったら2週間家庭療養という筋で話があったので、新型コロナウイルスが原因になっていなくても学生・生徒の体調が優れない状況であれば、学級閉鎖や学校閉鎖される状況になり、実質的な臨時休校状態になるので、結果は同じようになると思うのですが、政府レベルで長期間の臨時休校が発表された意味はとてつもなく重く、そこから更なる状況の変化が起こっています。

というのも、学校が休みになったからといって外に遊びに出掛ける学生・生徒をシャットアウトするためなのか、東京ディズニーランドが一時閉園を発表しました。子どもだけ長期休みになって仕事を持っている親は会社を休めないのではないかという批判もあるのですが、この辺が今回の発表の巧妙なところです。

日本は中国のように国民の人権を無視して全ての都市機能を止めるようなわけにはいきませんので、日本国内でもできるかなりインパクトのある政策(この場合は全国の小中高の学校の臨時休校)を打ち出すことによって、今後大手だけでなく中小企業についても在宅勤務への対応を考えざるを得なくなります。昭和天皇が崩御された後の日本の状況は、今回以上の自粛ムードが漂いましたが、こうした状況に国民は何とか耐えられるとふんでの発表だったのかも知れません。

問題になるのはテレビでも散々言われていますが非正規雇用者の生活をこの一ヶ月間にあたってどのように援助していくかということでしょう。香港のように生活に必要な援助ということで現金(せっかくなので日本では電子マネーで支給した方がキャッシュレス化が進むのではないかと思うのですが)を企業が支払えない場合は国が支給するぐらいのことまでできれば、素晴らしい英断だと個人的には思います。

今後を考えると一番悪いシナリオは、マスコミや企業の圧力に屈して当初の予定を中断して中途半端にこの政策を終わらせてしまうことです。せっかく思い切って宣言したのですからこれから一ヶ月はこの状態を保つために様々な政策を発動して欲しいですね。

ただ、私の住む静岡県の場合、中学生の人生を決める公立高校の入学試験がこれから行なわれるので、条件は全て同じとは言え、精神的に参ってしまって本番に力を発揮できない受験生が出てしまうのではないかと心配になります。そういう事を考えると、様々な感染症の心配をしながら受験を行なう今の学制について、一気に変えるチャンスなのではないかと思うのです。

欧米のように9月からの新学期にすれば、受験の当日にインフルエンザにかかって一年の努力が無駄になるような悲劇はなくなります(私の知り合いにも大学入試当日にインフルエンザにかかった可愛そうな人がいます)。9月からとなると海外から日本に留学したいと思っている人にとっても受験しやすくなりますし、もしまた今回のように冬から春の時期に臨時休校が起こっても、一番調整しやすい夏休みを減らすことで最後にきちんと帳尻が合うようにもできるのではないでしょうか。

これからの時期、景気が悪くなるとかあまりいい話にはなっていかないと思うのですが、災いを転じて福となすという考え方もあります。とにかく今は我慢して、日本が再生するような新たな制度変更が公の側から出てくることを希望したいですね。


マスクの販売方法に疑問

この文章を書いている時点でまだ新型コロナウイルスに感染した人が出ていない静岡県でも外に出ると多くの人がマスクを付けて外出しているのに行き当たります。現状ではなかなかマスクを買うことが難しいなかで、よくみんなマスクを持っているなと思いますが、それもこれだけマスクが入手困難になっている中で、本格的な花粉症の季節になったらどうなってしまうのか不安を感じている方も少なくないでしょう。

基本的にはドラッグストアで買われていた方が多かったのではないかと思いますが、現状ではマスクの在庫なし、入荷予定も未定というお店がほとんどです。それでも人々はお店が開店する前に行列ができ、今日は入荷されないとわかると行列はなくなっていきます。

しかし、マスクを買うためにドラッグストアの前(野外である場合が多い)に朝早くから並ぶということは、それは政府が自粛を求める「不特定多数の人間と接触する可能性のある外出」ということになりはしないでしょうか。

さらに、何もなければ暖かい部屋の中でゆっくりしていられたかもしれない人が、寒さの中で進むのかどうかわからない行列に並び、必ずしも買えるかどうかわからない不安を感じながら待つということ自体、風邪でもインフルエンザでも、ウェルカム状態になってしまっている感じがしてなりません。新型コロナウイルスを封じ込めるためにはいろんな方法があるとは思いますが、マスクをいつでもどこでも定価で買えるようにすることも、すぐに実行してほしい対策の一つだと思います。

しかし、不足気味の状況では医療機関向けに供給が優先されるということは、仕方のないところがあります。だからといって今の状況が長く続くとイベントはなくなってもマスク買いの行列で新型コロナウイルスにかかる人が続出なんて、悪い冗談のような現象を起こしてはいけないでしょう。

マスクに限らず需要が供給を超えるような場合の定価での商品の売り方を、もっと真剣に小売店に考えて欲しいのです。過去にゲーム機やおもちゃの場合は入荷予定が決まったら整理券を配って抽選販売にしていました。マスクについても同じことをやれば、開店前から行列を作らなくてもよくなります。政府の言う通り、今後少しづつでも流通してくるのなら、先着順で限定販売をするようにすれば、マスクが欲しい人はお店へ行って整理券を受け取り、入荷した時に整理券と交換で購入するような仕組みを作ればいいのです(手続き及び入荷の連絡がメールで完結すれば、購入時だけお店に行けば良くなります)。

なぜ、病気にならないためのマスクを買うのに病気にかかる可能性のある早朝に屋外での行列を作らせるようなことになるのか、もっとドラッグストア関係者の方にはマスクの売り方について考えていただきたいと思います。ドラッグストアでマスクの奪い合いなんてことにならないためにも、ちゃんとした販売方法についてのルールを考えた上での販売をお願いしたいですね。


家庭内での食料備蓄は自宅療養中にも役立つ

昨日も書いたように、2020年2月末からはひどい風邪を引き調子が悪くなると、単なる風邪なのかそれともインフルエンザなのか、そして今回の騒動の原因となった新型コロナウィルスによる肺炎なのかということはわからないので、政府の方針として会社や仕事をしばらく休まなければいけなくなりそうです。社会全体がさらに厳しく体調の管理を求めるようになった場合、体調が悪くなったら仕事を休むにしても、その時には家から一歩も外に出られないような事にもなりかねません。

そうなった場合一番困るのは食べるものの心配だと思います。個人的には主食として用意するのはパンがいいのかごはんでいいのかというと、いつもパンを食べている人も毎日ご飯に変えることをおすすめします。なぜなら、小麦粉からパンを作る場合には「パン焼き機」やパン焼き機能のあるオーブンが必要になるというのが一般的な認識になるのではないでしょうか。鍋やフライパンでパンを焼くにしてもそこまで一般的ではなく、パンを家庭内で食べるというのは、出来合いのものを買ってくるというのが普通でしょう。しかしパン屋さんに毎回行くということになると、それこそ多くの人が集まるスーパーの中ではあまり何度も行きたくないというのが正直なところです。

その反面、お米とご飯は以前から食べていたということもあるので、専用クッカーの炊飯器があり、さらに無洗米を使えば米を研がなくても炊飯器の内蓋にある目盛りの通りに水を入れてスイッチを押してやれば一発でご飯が失敗なく炊けるでしょう。そしてもちろん炊飯器のできる前はかまどでお釜を使って炊いていたのですから、普通の鍋でも問題なく炊けます。

そういう意味では自宅から動かずに食べものを確保するのには、まずはお米を購入しておくというのがおすすめです。極端な話おかずがなくても、ご飯さえあればあとは家で自炊をしている方なら、家にある調味料で何とか食べられますし、おにぎりにして置いておけば、体調が悪い時にも多少食欲が出てきた時に食べられるでしょう。冷え切ったおにぎりでも、お椀の中に入れてお茶を注げはお茶漬けやお粥風になるので、炊いたお米そのものが傷まないように気を付ければ、多少多めにお米を買っておいてもいいくらいなのではないかと思います。

さらに、炊きたてのご飯があればすぐに食べられるものの定番としてはレトルトカレーやふりかけ、各種缶詰もセットで買っておくといいでしょう。缶詰はシーチキンのようにおかずとしても他の料理の材料としても使えるようなものであれば、大量にストックがあっても大丈夫なので、数多くある缶詰の中で自分の好みのもので、何もないような時でも食べられそうなものをリストアップしておくことをおすすめします。

普通、非常用食料というと、お湯を入れて3分待ってから食べるカップラーメンを思い付く方もいるでしょう。これも今後を考えると主食とは別に用意しておいた方がいいと個人的には思っていて、スーパーで安売りするような時には気を付けて消費した分を補充するような形で購入しています。

ただ、カップラーメンの場合は体調を崩して食欲がないような場合もありますので、そんな時に激辛やこってりしすぎているカップラーメンしか残っていなかったら流石に食べられないかもしれません(^^;)。普段はおやつ代わりに夕食までのおなかを満たすために、それほど味がどぎつくないものをストックの中に入れておけば、食欲がなくても食べなくてはいけないような時に有難いものです。カップラーメンについては買っておけば、とにかく動くのも大変だという状況であっても、お湯を沸かすことだけが必要なものですので、一人暮らしの常食ではバランスの良い食事という観点からするといけないと思いますが、一人暮らしの非常食という風にとらえて備蓄するのもいざという時には使えると思います。

あとは、袋を開けるだけで食べられるおかし類もありますが、これは個人的には決しておすすめしません。なまじ調理を必要としないものですので、非常時になる前につい開けて食べてしまって通常のごはんが食べられなくなってしまうようではいけません。お菓子はその都度、自分で食べたいものをその時のために食べ、お菓子の備蓄をするなら、「缶を開ける」という行為のともなった備蓄用として作られたお菓子を災害時には揃えるのがいいと思います。

また、これもすぐに作れて味も良い冷凍食品もあると便利ですが、災害用の備蓄という観点では停電のときなど一気に溶けてしまいますので、一回か二回の食事で消費できるくらいに購入をセーブするように私はしています。今回のような場合はもう少し多めにストックしておくのもありだと思いますが、常日頃から備蓄をするという観点で考えると、ここまで紹介した数多くの種類の食品をバランスよくストックし、賞味期限が近づいたら無理なく食べて新しいものと入れ替えられるような感じで考えるのがいいでしょう。

まさかインスタント食品はマスクのように一気になくなってしまうことはないかとは思いますが、やはり台風の前など場合によっては地元のスーパーからインスタント食品が消えたということもありましたので、今後の日本政府の動向を見て、都市封鎖なんて言葉が出る前に、しばらくは外に出ないでも何とか自分の食べる分くらいを用意しておくこともありなのではないかと思っています。ただ、くれぐれも買ったその都度から食べないように気を付けましょう(^^)。


どうすれば感染症パニックを防げるか

昨日厚生労働大臣による新型肺炎についての記者会見が行われましたが、その内容はテレビのワイドショーでさんざん述べられてきた自衛のための内容とあまり変わらないような感じのものでした。会見の中で熱が出てもひどくなければ自宅療養をということですが、そのお願いを律儀に守った場合、診断がつかないわけですから学校や職場を休む根拠が得られないということにもなります。

私が昨年インフルエンザに感染したときには、熱が上がった状態ですぐ近くの病院に行き簡易検査キットでインフルエンザが判明したのでその場からすぐに職場や関係者に電話をしました。電話ではその後の経過について報告することにして自宅療養に入り、朝夕体温を測って記録する中で、熱が下がってからその状態が継続した日数が職場の基準に適合するまでは仕事を休みました。熱が出てすぐに検査をしてきちんとした診断を受けられ、さらに診断後に出していただいた治療薬が効いたこともあり、仕事を休んだ期間は最小限で済みました。

しかし今、政府の言う通り発熱したら病院に行かず自宅療養をするようなことになれば、新型肺炎にかかっていた場合だけでなく、インフルエンザや普通の風邪であった場合にも診断及び治療が受けられない中で、長期の自宅療養で会社や学校を休まなければならないような状況も出てくるでしょう。正社員で自宅待機でも満額の給料がもらえるならいいですが、派遣やパートで休業補償がされないところでは、いくら体が大変でも仕事に出てしまう人が出るかもしれません。

もし政府が強制的に会社や学校を休ませ、公共交通機関の運行を制限するなどの強権を発動するなら、無理をして学校や会社に行かずに自宅で待機せざるを得ない状況になると思うので、爆発的な流行を抑える有効的な手段になるかも知れませんが、今回の会見ではすぐにはそうした強権を発動するまでの状況ではないと思っているのかと取られても仕方ないでしょう。さらにアナウンスがなくて残念だったのが、新型コロナウイルスに感染しているかどうかを判別することができる検査の民間委託についての話です。個人的には、感染症を抑えるにはまず診断することが大事だと思っています。

現在の状況でも、ありとあらゆる民間の検査会社の協力を仰げばお隣の韓国よりも多くの検査ができるのではないかと言われています。今後の近い時期に、かかりつけ医でも新型肺炎かどうかの簡易検査を受けられるようになれば、人によっては新型肺炎でもインフルエンザでもなく症状が軽いという診断が出る可能性もあります。感染症を抑えるために学級閉鎖や学校閉鎖ができる学生は仕方ないにしても、社会のインフラを担う仕事において、外に出て仕事のできるお墨付きがあれば、ライフラインの維持に関わる業務が止まってしまうような最悪のシナリオは避けられるのではないかと思うのですが。

今のまま強権も発動されず検査体制も整わない中で、国民にお願いをするだけで時間が経過していくだけなら、もはや公からの対応に期待するほうが間違いなのかもしれません。言うまでもないことですが基本的な手洗いの徹底と、なるべく人の集まる場所に行かないことを徹底し、いざとなったら車で人のいないところまで逃げるということも考えておかなければならない気がします。いちおう、車中泊の用意はして野外でも調理ができるような準備をしながら、いざという時には地域から離れるという選択にも備えたいとは思っていますが、せめて自宅周辺だけでは買い物ができて安全に自宅療養できる環境を維持できるように、感染症の流行を封じ込めていただきたいというのが偽らざる気持ちです。そのためには、会見では触れられませんでしたが、改めて検査体制の充実による診断のできる状況の到来を心底お願いしたいですね。


横浜から夜行バスに乗る前に利用したい「反町浴場」

先日、最新の注意を払いながら電車に乗って横浜まで行ってきました。中華街はそれほど人も出ていなくて、やはり感染症に関する不要不急の外出は避けられているなという感じがしました。ただ、私自身はどうしても出かけなければならない用があったのでその点は誤解なきように(^^;)。

今回は帰りの交通手段として、高速バスを使いました。高速バスといっても、その距離は全国一短いのではないかと思われる東京発横浜停車の静岡・浜松という路線で横浜発23時55分で翌朝の4時30分に静岡駅に着いてしまいます。いかにも早すぎる到着なのですが、自宅に帰ってから身支度して朝食を食べても余裕で朝から動けるので気に入っています。

しかし、今回のお出かけでは特に体中によくわからない菌が着いてないかというところもあったので、高速バスに乗る前にお風呂に入って体をさっぱり洗い流そうとスパ施設を探しました。もちろん、横浜駅から近くにある温浴施設もあるのですが、今回は安い値段でお風呂に入れ、さらに横浜駅から近くて夜行バスとの併用におすすめな「反町浴場」を紹介しましょう。

最寄り駅は横浜駅から東急東横線で横浜の次の駅である「反町駅」を降りてすぐのところにあります。駅構内にはセブン-イレブンが入っていて、さらに駅構内のホームに上る前に広がっている待合スペースではWi-Fiが飛んでいて、私はアプリでギガぞうを使ったのですが、そこで掴んだアクセスポイントからスマホでテザリングしたスビードはBluetoothでも3Mbpsくらい出ていて、つい帰りにはパソコンを開いて一通りの作業を行ってしまったくらいです。

反町浴場は、本当に反町駅の真裏にあって徒歩3分というのは本当です。ビルになっていますが男女の浴場は階数で分けられており、私が利用したときには男湯は二階になっていて、これは日によって変わるようです。館内は盗撮防止という観点もあるのでしょうが、一切の携帯電話の操作が禁止されていましたので、中の様子は写真で紹介することはできませんでしたが、様々なお風呂があります。一応露天風呂もあり、個人的には内風呂の浴槽の温度が高めだったことから、露天風呂が長く入っていられて快適でした。

定休日や料金、営業時間などは写真の通りで、タオルや石鹸、シャンプーなどを用意すれば470円と格安でリラックスできます。また、逆に何も荷物がなくても貸しタオルなどの利用もできるので気軽に利用できると思います。

今回は横浜で食事をゆっくり頂いたあとでも十分バスの発車まで時間があったので、頭を洗って乾かすくらいの時間も持てましたし、なによりバス発車までの時間を有効に使うことができました。ネットの口コミでは、やはり私のように夜行バスに乗る前に利用する方も結構いるようです。

今回利用したバスは横浜シティ・エア・ターミナル(YCAT)からりようしましたが、このバスターミナルは羽田空港・成田空港からの直通便があり、さらに今回私が利用したような長距離バスや夜行バスもかなりの本数が出ていますので、飛行機利用の後に体をさっぱりさせて帰るというのもいいのではないでしょうか。その際の一つの注意点として、脱衣所のロッカーは大きめのものが少ないので、貴重品を含めた大きな荷物は最初にフロントに預けてから入浴するようにしましょう。


「片手チョイ入力」の仕組みについて

今回の内容を紹介するにあたり、テンキーを使って日本語を入力する画期的な方法である「片手チョイ入力」の仕組みを作られた増田忠士氏のところにお伺いのメールを出したのですが、そのメールの返事がない状態です。本来なら「片手チョイ入力」をセットする方法についても紹介したいのですが、増田氏の了承がないと設定ファイルの提供は不可能なので、これから書く内容を読んで片手チョイ入力に興味を持った場合は、今回書く記事を参考にして自分でローマ字テーブルを手入力してファイルとして保存するか、直接増田氏のホームページから問い合わせて、設定ファイルを請求してみることをおすすめします(基本的に設定ファイルは無料で私はいただきました)。増田氏のホームページのアドレスは以下にリンクを張っておきますので、その中の「お問い合わせ」から連絡を取ってみて下さい。

・増田式!PCキーボードの学校
http://keyboard.la.coocan.jp/

それでは、改めて「片手チョイ入力」について解説します。この入力方法は「2打」で日本語一文字を出すという点ではローマ字入力に近い気はしますが、テンキーだけで全てのカナを打つためにはキーを有効活用する必要があります。まず、テンキーにも両手によるキーボード入力をする場合にセットする「ホームポジション」があるのをご存知でしょうか。多くのテンキーには数字の「5」に何らかの印が付いており、普通右手でテンキーを打つ場合、スタート前には中指に「5」を添えて、左右の「4」と「6」に人差し指と薬指が乗るように置き、親指は「0」のところに置きます。

そうして指の中でも一番動きやすい人差し指のホームポジションである「4」の一打目を母音の「あ行」とし、「4」の連打で「あ」を出すように設定されています。かなというのは5つある母音に子音がくっついて五十音の文字を表わしているので、テンキーの数だけでも何とか全てのかなを出すことが可能になるのです。各キーの位置関係と出現させる文字あるいは記号については、以下の表のようになっています。

第一打
第二打
人差し指
中指
薬指
小指
人差し指
中指
薬指
小指
TAB
/
*
TAB
/
半濁音
タ行
ナ行
ハ行
+
エ段
オ段
9
濁音
ア行
カ行
サ行
+
ア段
イ段
ウ段
同上
マ行
ヤ行
ラ行
enter
1
2
3
enter
ワ行
0
.
enter
0
0
.
enter

さらにこれを、入力数字と出てくるかなに対応させたのが少し長いですが以下のような組み合わせになります。Google日本語入力のローマ字テーブルをいじってローマ字カスタマイズを行なう場合の参考にして下さい。

44 あ
45 い
46 う
47 え
48 お
54 か
55 き
56 く
57 け
58 こ
64 さ
65 し
66 す
67 せ
68 そ
74 た
75 ち
76 つ
77 て
78 と
84 な
85 に
86 ぬ
87 ね
88 の
94 は
95 ひ
96 ふ
97 へ
98 ほ
14 ま
15 み
16 む
17 め
18 も
24 や
26 ゆ
28 よ
34 ら
35 り
36 る
37 れ
38 ろ
04 わ
05 ゐ
06 ん
07 ゑ
08 を

基本的にはきれいに並んでいると思いますが、一つだけ法則の例外は「ん」です。50音表ではわ行ではない独立した行になるものの、「わ行う段」を「ん」にすることで入力しやすくしています。

ただ、これだけでは日本語の全てを入力できるわけではありません。小文字になったり濁音や半濁音が付いたり、用法上カタカナで書くものが出てきたりする場合、かなを出してからさらに「+」キーや「*」キーを連続して押すことで出すことができます。それらの組み合わせは以下の通りです。

あ+ ぁ
い+ ぃ
う+ ぅ
え+ ぇ
お+ ぉ
う* ヴ
か+ が
き+ ぎ
く+ ぐ
け+ げ
こ+ ご
か* ヵ
け* ヶ
さ+ ざ
し+ じ
す+ ず
せ+ ぜ
そ+ ぞ
た+ だ
ち+ ぢ
つ+ づ
て+ で
と+ ど
つ* っ
は+ ば
ひ+ び
ふ+ ぶ
へ+ べ
ほ+ ぼ
は* ぱ
ひ* ぴ
ふ* ぷ
へ* ぺ
ほ* ぽ
や+ ゃ
ゆ+ ゅ
よ+ ょ
わ+ ゎ

これだけでも日本語は打てますが、「きゃ」「ぎゃ」のようなローマ字入力で3打で入力できる文字については例えば「きゃ」を出す時に「き(55)」「ゃ(24+)」と合計5打も打たなくても済むように考えられています。「きゃ」は「5(K)」「2(Y)」「4(A)」というようなイメージで入力できるように作られています。また「ぎゃ」を出す時には単文字と同じく「きゃ」を出してから「+」を追加入力して出します。設定されている内容は以下の通りです。

524 きゃ
526 きゅ
528 きょ
きゃ+ ぎゃ
きゅ+ ぎゅ
きょ+ ぎょ
624 しゃ
626 しゅ
628 しょ
しゃ+ じゃ
しゅ+ じゅ
しょ+ じょ
724 ちゃ
726 ちゅ
728 ちょ
ちゃ+ ぢゃ
ちゅ+ ぢゅ
ちょ+ ぢょ
824 にゃ
826 にゅ
828 にょ
924 ひゃ
926 ひゅ
928 ひょ
ひゃ+ びゃ
ひゅ+ びゅ
ひょ+ びょ
ひゃ* ぴゃ
ひゅ* ぴゅ
ひょ* ぴょ
124 みゃ
126 みゅ
128 みょ
324 りゃ
326 りゅ
328 りょ

最後に、一部の記号については以下のような形で設定されています。ただこれは、自分で使いやすい割り当てがあるのなら自由に変えることは簡単にできます。

7+ 〒
8+ ー
9+ ・
4+ 。
5+ 、
6+ …
1+ /
2+ ~
3+ ?

今回は相当長くなってしまいましたが、一度今回紹介した内容の片手チョイ入力用の設定ファイルを作り、それを保存しておけば、いつでも普通のローマ字入力に戻すことも可能になるので、必要に応じて保存した設定ファイルをインポートして片手入力にチャレンジして欲しいと思っています。入力自体は普通にローマ字入力のタッチタイピングができる方なら、数時間も打てばだいたい打てるようになるのではないかと思います。特に最初からテンキーの付いたノートパソコンを使っている方であれば、外付のテンキーをつなげる必要もなく、片手だけでの日本語入力がすらすらできるようになるまでそう時間はかからなくなると思いますので、ぜひチャレンジしていただきたいと思っています。

(お知らせ)

今回の内容をはじめとして、テンキーを利用した日本語入力の方法である「片手チョイ入力」について書いたエントリーをまとめて紹介させていただきます。先にこのページにたどり着いた方は、ぜひ他のエントリーもごらんいただければ幸いです。

・テンキーで日本語入力をするために用意したいハード
https://syachu.net/2020021801

・テンキーで日本語入力をするのはどんな仕組み?
https://syachu.net/2020022301


テンキーで日本語入力をするのはどんな仕組み?

先日紹介したテンキーのNT-19UH2BKNを手に入れたことで、かなりパソコン(Windows10)を使っている中でのシチュエーションに応じて両手だけでなく片手での入力の可能性が広がってきた気がします。入力の早さという点で言えば両手で打った方が早いわけなのですが、片手で打つ場合にもそれなりに便利さがあります。

というのも、気合いを入れて文章を打つなら両手の方がいいですが、画面を見ながらネットを使うくらいの利用で、検索ワードを入れたりちょっとしたメモ書きくらいに使うのだったら、スマホで使っているような片手入力の方が気軽で片手も空きますし、できるなら利用してみたいと思う方もいるのではないかと思うのです。

過去には、それこそまだスマホがなかった時代には、携帯電話のキーボードを使ってどう効率的に入力すべきかという考えのもと、「ベル打ち」という2タッチ入力が早く文章を打つ方法として普及していました。さらに、外付けの片手用キーボードというものの中には、特別なソフトを使って設定しなくてもパソコンやスマホと接続すれば使えてしまう、テンキーサイズの中に全ての日本語キーボードの要素を詰め込んだミサワホームが販売していた異色のキーボード「CUT Key」という製品があり、実は当時購入したものをまだ持っているのですが、残念ながらこのキーボードは全ての機能をテンキーサイズに収めた弊害か、キーの数が多すぎて片手では入力しずらいというのが正直なところでした。

こうした製品というのは、メーカーが供給を止めてしまったらそれ以上ユーザーは増えません。だからというわけではないのですが、キーの数の少ない標準のテンキーで日本語入力ができれば、テンキー自体がなくなってしまうということは考えにくいため、多少設定に手間がかかってもいったん設定してしまえば、普通に使えるようになります。テンキーでの日本語入力をアシストする入力方法は色々あると思いますが、私が実際に使っているのが「片手チョイ入力」という日本語入力方法になります。

ここで、改めて疑問に思うかも知れませんが、普通テンキーでは数字しか入らないのに、そのキーでどうやって日本語を入力できるのかという点については少々説明が必要になります。皆さんがパソコンでどうやって日本語入力をしているかということはわかりませんが、多くの方が使っているのが「ローマ字入力」ではないかと思われます。ただこのローマ字入力は当り前に使っているようでいて、パソコンのキーボードに書かれている日本語の「かな」とは全く関係なく日本語を出すものです。あえて例を出さなくてもいいかとは思いますが、具体的には以下のような法則があります。

a→あ ka→か
i→い ki→き
u→う ku→く
e→え ke→け
o→お ko→こ

英語およびローマ字が全く読めない人にこの内容を見せても、なぜキーボードの英字を押すと日本語が出てくるのかというのはわからないでしょう。これは、私たちのパソコンにある日本語入力ソフトの中で、日本語をローマ字読みにして英字で入力すると日本語のかなになって表示され、さらにかなを変換することにより文章を作ることができるように設定されているからなのです。
だとしたら、テンキーにある数字の配列によって全てのかなを出すことができれば、あとは変換したりして日本語入力を行なうことが理論上はできるということになりますが、なかなかそれが難しかった時期がありました。というのも、テンキーによる片手入力はローマ字とは全く違うキーの組み合わせで日本語を出すため、日本語入力ソフトの基本的な設定を変える必要があるのです。これを「ローマ字カスタマイズ」とか「ローマ字定義」と言ったりします。

今のパソコンはローマ字による日本語入力ができるのが当り前になっているため、Microsoftが作ってWindowsに標準搭載されている「Microsoft IME」や日本固有の日本語入力ソフトである「ATOK」の場合、ローマ字入力ができないようになってしまったら困ると考え、ユーザーが勝手にローマ字定義の設定を変更できないようにしている場合が多いので、日本語入力をするのならローマ字入力やかな入力を使う以外の選択肢はないというような時代が長く続きました。そんな状況の中で出てきたのが最初に紹介した「CUT Key」でしたが、そもそも自由に日本語入力のためのプログラムをユーザーが自分の好みで使えるようになれは良かったのです。

しばらくはそういった自由なキーカスタマイズができない状況の中で今に続く光明が差し込んだのは、無料でダウンロードして使うことのできる「Google日本語入力」に強力な「ローマ字カスタマイズ機能」が付いたことからです。Google日本語入力の「プロバティ」を開くとすぐに出てくる基本設定の入力方法が「ローマ字入力」になっていることを確認し、下にあるキー設定の中の「ローマ字テーブル」の「編集」をクリックしてその設定を開くと、このローマ字から日本語を出力する設定を全く違うものの変更できるのです。この設定は自分で手入力してもいいですが、テキスト形式のファイルをインポートしてローマ字テーブルを全て書き換えることができます。ただし、「初期値に戻す」キー一発で簡単に元の工場出荷時の状態に戻すことができるので、気軽に独自の日本語入力方法を試せます。

このローマ字テーブルに私は「片手チョイ入力」の設定ファイルを読ませてからテンキーを接続してテンキーから日本語入力をしているというわけです。この設定は例えばこのようなものです。

44→あ 54→か 64→さ 74→た 84→な
45→い 55→き 65→し 75→ち 85→に
46→う 56→く 66→す 76→つ 86→ぬ
47→え 57→け 67→せ 77→て 87→ね
48→お 58→こ 68→そ 78→と 88→の

このように数字の組み合わせで法則性を付けて日本語のかなが表示されるのですが、その内容については詳しくやろうとすると更に長くなるので、回を分けて紹介しますので改めてお待ち下さい。


新幹線の字幕ニュースがサービス提供終了へ

このニュースを見たときには、まず最初に「なぜそうなるのか」と正直思いました。新幹線の車内サービスは、さまざまな理由でなくなっていきました。食堂車や車内の自動販売機の廃止もそうですし、いまでは各駅停車の「こだま」では、車内販売すら行われていません。このことを知らずに、売店が閉まっている時間帯に何も買わずに新幹線に飛び乗ってしまったら、最悪新幹線を降りるまで飲食を我慢しなければなりません。

ですから、その分乗客の方で駅での停車時間が長いので、乗客自身が動く必要が出てきます。ホームにある自販機や売店を利用するようにJRが促しているように思えるのですが、この流れの延長線上にあるのが、今回の新幹線の字幕ニュースサービスの終了につながってくるのではないかと思ってしまうのです。

JRがなぜ字幕ニュースを止めるのかという理由についてニュースでは、東海道及び山陽新幹線のすべての列車で無料のWi-Fiサービスが提供されるからというのですが、それだとWi-Fiの使えないガラケーを使っている人はリアルタイムでニュースを見られなくなってしまいます。

スマホを持っている人でも、その都度登録して無料Wi-Fiを使うというよりも、キャリアの通信を使って自分で情報を収集してほしいという、これも新幹線の利用者に今まで行ってきたサービスの代替サービスを探してほしいというふうに丸投げしている感じしかしません。

字幕ニュースを続けるのにはそれなりのコストがかかるのかもしれませんが、だとしたら首都圏の電車に設置されているモニターはなぜ廃止しないのか、新幹線も映像によるニュースと企業のコマーシャルを配信する形にすれば広告料も集まるからいいのにと、素人の考えかもしれませんがそのようなことを思います。

そして、もはやスマホを開くことすらめんどくさくなっていても、その視線の先にニュースが流れていればつい見てしまいながら移動しているその日に日本では何が起こっているのかということまでわかるというのは正直便利です。字幕ニュースを見てちょっとその先が気になった場合こそスマホで調べればいいわけですし、決して安くはない料金を取っているのですから無料Wi-Fiを完備した上に、簡単なニュースくらいは出すことを続けてもいいのではないかと個人的には思うのですが、これも日本社会の余裕の無さを象徴するニュースなのかもしれません。


「sugokan」静岡産みかんのドライフルーツとは

先日、油も砂糖も使わないで単に水分を抜いただけのバナナのドライフルーツ「sugokan」を紹介しましたが、周辺にも結構評判が良かったので、今回はその第二弾として、静岡県産のみかんを輪切りにしてそのまま水分を抜いたものを買ってきました。実はこれは、昨日書いた関東へお出掛けする際に手みやげとしてばななと一緒に持って行こうと思っていて、今回は本当に手みやげとしてふさわしいのか? という自分なりの確認も兼ねて購入してきたのです。

商品はこのようにカラカラに乾いていますが、色は生のみかんを切った時のみずみずしいオレンジをキープしており、結構期待が持てます。ちなみに、生のみかんを食べる時にはよほどの事がない限り皮を剥くと思いますが、この商品は皮はそのまま残した状態でドライフルーツにしています。みかんの皮というものは乾かして粉にして七味の中にも入っていますし、ドライフルーツの食べ方としては皮付きの方がボリュームがあるので、それなりに食べごたえもありそうです。

そして、藤枝の会社が作っているだけあって、きちんと「原材料名」のところには「みかん(静岡県産)」の表示があります。恐らく藤枝の農家でもみかんを作っているところは多くあり、皮の厚い貯蔵みかん(貯蔵して水分を飛ばすことで甘くなる)を使っているだろうとは思うのですが、具体的な銘柄まではわかりませんでした。

このドライフルーツの特徴としては、低温で乾燥させるということで、色だけでなく香りや成分まで残ったどらいふるーつになっています。肝心の味ですが、これは良くも悪くもみかんの味そのものです。写真にあるパッケージは恐らく一個のみかんを乾かしたくらいの量(パッケージ表示では20gで値段は398円)ですが、とにかく生のみかんを切ったままを乾燥したものなので、場所によって甘かったり酸っぱかったりという感じです。どうせなら糖度の高い三ケ日みかんを厳選してドライフルーツにしてくれたらもっと味の評判が高まるのではないかという気もするのですが、こちらではもうそろそろみかんの時期が終わるので、その期間を埋めるという意味でも、もう少しばらつきのない味が出るような形で進化していって欲しいと思いますね。

ちなみに、これからの静岡県での柑橘類の旬で何かと言えば、大きさで言えば2Lから3Lという大きめのサイズがおいしい「はるみ」がおすすめです。実はみずみずしくて甘く、贈答用としてはおすすめのものですが、デコポンなどと比べると価格が高いのがネックです。もしこの「はるみ」もドライフルーツ化してくれれば、価格こそ気になるものの、今後は自信を持って人に勧められる名物になるのではないかと思いますね。


自分の無意識の行動をコントロールする大切さ

テレビはここのところいつも新型コロナウィルスに関する話を取り上げることで、こちらの方もいかにして感染症から身を守るか? ということについて考えることが多くなってしまいました。しかし、今までの自分の行動を振り返ってみると、自分から好んで風邪を引いたり、インフルエンザに掛かっているわけではありません。

私自身の話をすると、昨年の今頃は実際にインフルエンザにかかって自宅から仕事にも行けない状態を体験したものの、どうやってインフルエンザにかかったのか? という点についてはよくわかっていません。今年もそうですが昨年もインフルエンザの予防注射はしっかりしたのになぜだと昨年は思っていたのですが、今年はインフルエンザのようによくわかっていないウィルスに感染しないためにはというような情報をしこたま仕込んできたので、人の多いところに行く場合にはその方法を実践しようと思っているのですが、たまたま昨日は人が少ない時を狙って地域にある大型ショッピングモールまで出掛ける中で、自分の行動の未熟さというものをひしひしと感じてしまった次第です。

一応、乗り物に人と一緒に乗ってそこから感染しないように自分の車で出掛け、車を停める場所も立体駐車場の屋上に停めました。あまり防御にはならないと言われているマスクを付けて車を降り、モールの中にあるお店へ買い物に行ったのですが、そこで無意識についやってしまったのが、下りのエスカレーターに乗っていて、体がよろけるわけでもないのについ手すりに手を添えてしまったことです(^^;)。この行動は回りを見ていても手すりに手を添えてエスカレーターに乗っている人はしばしば見付けました。頭の中ではとにかく素手で多くの人が触っていそうな場所に触ってしまわないように気を付けたつもりでも、なぜか手をついてしまってからヤバいと思ってはっと手すりから手を離してももう後の祭りです。ショッピングモールにはちゃんと温水が出てエアータオルのある洗面所が完備していたり、各階の所定の場所に消毒用アルコールが用意されているのでいいのですが、なかなか手に付いたであろう菌を付けたまま動くことが感染症にかかる原因の一つであるということをしみじみ思いました。

その時にはさすがに顔のパーツに直接手で触れることは(触れることで菌やウィルスが体内に入ってしまう危険がある)しませんでしたが、エスカレーターであれだけ思い知ったにも関わらず、階を移動するためエレベーターに乗った際、エレベーターのボタンを直接指で押してしまうという失態をさらに起こしてしまいました(^^;)。これもテレビでは十分な注意が呼びかけられていて、お隣の中国ではボタンを押すための爪楊枝が用意されていることを「何て莫迦なことを」と笑って見ていた自分が本当に恥ずかしいです。再度エレベーターを利用した時には、常に持っているボールペンの先でボタンを押すようにして手に何かが付くことを逃れることができましたが、いつもは車移動が中心でエレベーターもエスカレーターもあまり使うことがないので、やはり実際に行動してみないと自分の起こす「問題行動」がどこに出るかという事はすぐにはわからないものだとしみじみ思いました。

今回は、ウィルス対策にマスクしかしていきませんでしたが、さらに花粉対策用のメガネを掛けたり、顔と同じく触るとウィルスが付いている可能性がある頭や髪の毛を触っても大丈夫なように帽子をかぶったり、洗面所の設備がそれほど整っていない所に行った時のためにタオルやティッシュ(どうしても顔を触りたい時にはティッシュ越しに触ってすぐ捨てる)、除菌のできるウェットティッシュを持って行くなど、様々な対策を頭に入れつつ、つい今回のように触ってしまった場合に備えることも必要かなと思います。

実は近いうちに公共交通機関を使って関東に行く用事があるので(^^;)、改めて自分の行動についてチェックしてみたのですが、やはり100%完全に頭の中で考えた事を実行するというのは難しいことだということを改めて思いました。こんなことを書いていると日々満員電車で通勤通学をしている方々に莫迦にされるかも知れませんが、こうした行動を正すということは、例年のインフルエンザやノロウィルスにかからないためにも必要があると思いますので、特になかなか人の多くいるところで生活していない方は、自分で意識した方がいいと思います。自分ができる所は自らの過失で体内にウィルスを引き込まないように気を付けつつ、今後の行動についても考えていこうと思っています。