乾燥する季節は少しの火でも一気に燃え上がる 火災を出さないための心掛けを

昨日、大阪・北新地の雑居ビルにおいて多くの犠牲者を出す火事がありました。ニュース内容について、放火の疑いがあるということですが、今の季節は空気が乾燥しているため、それほどビルの中で火が回らず、迅速な消防活動のためもあってか、他の階などへの延焼は防がれたものの、火元の場所では一気に火が回り、さらに有毒な煙が充満したために多くの人が犠牲になったようです。

実は、先日このブログでも小出しにして紹介していた電車を使っての日帰り旅を実行したのですが、帰りの車窓を見ていた同行者が突然「火事だ」と言うので走行中の電車内から振り返ったら、木造のアパートらしき建物が大きな炎とともに燃えており、空気の乾燥のせいでしょうか、一気に全ての建物が灰になってしまうほどの勢いでした。その建物は線路のすぐそばに位置していたのですが、電車の方はそのまま通り過ぎ、停まることはありませんでしたが、まさか電車の中から家が燃えているところを見るとは思わなかったので、それまでの旅の印象も少々変わってしまったような感じでした。

そんな事を目撃した中では、今後いかにして火事を出さないか、家での行動であったり、レジャーで火を使う際についても十分注意すべきではないかと思えます。自宅はオール電化ではないので、一番気を付けるのがガステーブルになります。一応ガステーブルには空焚きをした場合の安全装置が付いているので、不注意で消し忘れてもそこまで燃え広がることはないとは思うのですが、他のものに引火する可能性は捨てきれないので、やはり調理中にはガス台から目を離さず、ちょっとでもおかしな事があったらすぐに火を消すような心掛えは必要になるでしょう。

家の暖房についてはエアコンとこたつというともに電気を使ったものに限定していて、石油ストーブはあえて置いていませんが、電気でも発火の原因となるコンセント回りにホコリが付かないように気を付けたり、スマホやモバイルバッテリーを充電する際にはバッテリーの爆発事故を防ぐため、充電する前に電池自体が膨らんでいないかなどを日頃から確認しながらの取扱いが大事ではないかと思います。

そして、今年はまだ大きな事故としては起こっていないものの、キャンプ場などの火気使用が認められている所以外の野外で調理や焚き火をする際にも、山火事を引き起こす危険性があるのがこの季節なので、十分な注意が必要になります。回りに燃えそうなものがなく、何かあったらすぐ火を消せるような準備、そして爆発的に燃える場合がある燃料(アルコール燃料など)の取り扱いについて、自ら爆発を引き起こすような使い方はしないなど、基本的な扱い方を理解することや、強い風が吹いて火の粉が舞うような可能性のあるようなケースでは焚き火台を使っていても、薪などを使った焚き火については控えるか十分な防火対策を行なった上でやるということでしょう。交通事故と同じく火事のニュースもこれから多くなってくると思いますが、くれぐれも小さな火でも甘く見ないようにお互いに気を付けたいものです。


カテゴリー: 防災関連ニュース | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

スポンサーリンク

コメントを残す