カテゴリー別アーカイブ: 車中泊での心構え

車中泊をするということは、自分の知らない土地に車を停めて長時間過ごすということもあり、その土地土地の人との関係がうまくいかないと思わぬトラブルに巻き込まれる可能性もあります。ここでは、そうした事も想定しながら車中泊の旅に出掛けられる場合の心構えについて考えていきます。

旅先でポイントを貯めようとする心理

先日、楽天のポイントを不正に入手して転売用の商品を大量購入していた輩が逮捕されたことがニュースになりました。憎むべきは人々の貯めているポイントをIDとパスワードをハッキングすることによって盗み出す人達の存在ですが、こうした犯罪は今後もなくならないと思うので、日頃の消費活動においても発想の転換が必要になってくるのかも知れません。

今回のようなポイント詐取が大きなニュースになった背景には、「楽天ポイント」「Tポイント」「Ponta」「dポイント」のような一つのお店だけではなく多くの加盟店舗で貯めることができたり、使える汎用ポイントが広まってきたこととも関係があるのではないかと思います。

そのため、ポイントを貯めるユーザーとしても日々のお買い物で貯めるポイントをそうしたポイントシステムに一括化し、年に一回貯まったポイントで贅沢な買い物をしようとするような方もいるでしょうし、買い物以外にも得ることができたポイントを大手ポイントに移行させることで貯めるなど、飛行機のマイルのようにポイントを貯めることも普通に行なわれてきているわけです。
また、私の持っているカードの中には、クレジットカードのポイントを電子マネーのSuicaに移行することもできるものもあるので、そうなるとかなりの汎用性を買い物での利用ポイントが持つことにもなっているわけで、単にポイントは貯めずに現金値引をと言い切れないような状況になっていることも確かです。

ただ、こうしたポイント至上主義を旅先でも効率的に行おうとする場合、得てして旅先での宿泊や食事、買い物においても汎用ポイントの付く全国的なチェーン店で行なおうと思ってしまう場合が多くなるのではないでしょうか。私自身ポイントを貯めているところもあるので、全ての場合のポイント取得を批判するものではありませんが、そもそもポイントというものはどういうものなのかということを理解して使うことが大事になってくるでしょう。

電子マネーを除く汎用ポイントについては、多くが「1ポイント=1円」で決済されていますが、ポイントが付く還元率はまちまちです。さらに、「期間限定ポイント」として、使用期限が決められている場合もあります。そうなると、買いたいという強い欲求がないのにも関わらず期間限定のポイントを消費するため、そのポイントよりも多額のお金を出していらないものを買ってしまう可能性もあるということです。もっと言うと、規約の変更により、発行元企業の思惑によって価値が変化してしまう可能性があるというのもポイントを貯める場合には常に考えておいた方がいいでしょう。

よく、「現金で10%の値引きとポイントを支払額の10%付与とどちらがお得か?」というような話を聞くことがありますが、お金をポイントにした時点でポイント発行側の得になります。世の中にはポイントを有効に使い切る方もいますが、少なくない人たちがポイントが無効になるまで使わなかったり、ポイントカードを失くしたまま再発行しないことでポイントが消滅するなどして、実際問題、本来値引かなければならない企業側の負担を軽減するような形になってしまっています。プリペイドカードというのも同じようなもので、こうしたカードは表示されている金額より多い価格のものを購入する際に使用しないと、数十円を残したまま使わなかった場合、ユーザーがもし同額でカードを購入した場合には、結果的に現金を使って買い物をする場合よりも損をすることになってしまいます。

さらに、今回のニュースのように、いつかまとめて使いたいと思っていたらいつの間にかパスワードがハッキングされポイントがなくなってしまうというリスクもあります。そうしたユーザーにとって数々の不利な状況を工夫と細かい情報収集で克服し、メリットを生み出せればいいのですが、そこまでする自信のない方は、たとえ少額でも小銭を払わないために端数だけ日頃からポイントを使うような形で考え方を切り替える方が余計な心配をしなくて済むということもあるのではないでしょうか。

旅先においても、あえてポイントの付く全国的なフランチャイズチェーンで何もかも購入しないで、あえて地元のみで利用されているようなお店を探して利用するようにすれば、同じお土産を購入するにも新しい発見があるかも知れません。もしかしたら、ポイント獲得に意欲を持つあまり、現地で出会えたはずの魅力的な品物を逃してしまうこともあるわけなので、特に大きなお店のないところに旅行する場合には、そこだけでもコンビニや大手スーパーのフランチャイズ店、ファミリーレストランを避けてみるのもいいのではないでしょうか。


野外活動における危険性を十分認識しよう

8月に入り、お子さんを連れてキャンプに行く機会なども増えるのではないかと思いますが、恥ずかしながら私が車中泊にハマった理由というのは、キャンプよりお手軽にキャンプのような雰囲気を味わえ、急な雨でもそれほどあわてなくても車内に避難すればいいという、野外活動に弱腰な点も少なからずあります。

ですから、キャンプ場であってもテントを張らず、あえて車中泊をするという方向で考えてしまいがちになりますが、テントと比べても外からの侵入物をシャットアウトしやすいというのも車の中で寝る場合のメリットではないかと思います。

何故こんな事を改めて書くのかというと、私を含めて多くの人たちがそれほど野外生活のための知識が少ないままキャンプだったり野外での遊びをしてしまっているのではないかと思ったからです。

先日、泊まりがけの野外宿泊研修だったと思いますが保育園の児童の集団が朝の散歩の時にスズメバチに刺されたことがニュースになりました。スズメバチの場合は全ての巣を駆除することは難しく、たまたま巣の近くを散歩していた子供たちは災難だったと言うしかありませんが、自然のある野外では当然いろんな虫に刺されることはあるので、長袖を着るようにするとか、何らかの対策をしていたのかどうかが少し気になります。

さらに、この文章を書いた時からするとつい先日に、兵庫県伊丹市で起きた小学生が毒蛇である「ヤマカガシ」に噛まれて意識不明の重体になったというニュースがありました。この件については、被害者側ちょっとした知識があれば防ぐことができた事故ではなかったかと思います。というのも、今回被害に遭った小学生がやっていたかどうかは不明ながら、付近の小学生の間に「ヘビ狩り」という遊びがはやっていて、ヘビを捕まえて友だちに見せびらかすようなことがあったと言うのです。

残念なのが、そうした遊びが発生したのは夏休みに入ってからのことだと思うので、学校でそうした遊びがあることを把握し、注意することができなかったのではないかということと、小学生たちの間の共通認識として、まさか身の回りにうろつくヘビに毒を持つものはいないだろうと思ったからこそ、素手や棒でヘビを捕まえて、他の人より勇敢だということを誇りたいがための遊びになったのだと思われることです。

今回小学生を噛んだと言われる「ヤマカガシ」は本来大人しい性質で、踏んだり手や棒で触るなどの攻撃を仕掛けない限りは噛んでこないとも言われています(ただし産卵期には子を守るために攻撃的になっている場合もあります)。基本的にはヘビに出くわしたら逃げるのがセオリーですが、そうした知識がないお子さんの場合、友達同士で度胸試しのような感じで攻撃を仕掛けるような事をする場合もあるかも知れませんが、毒のないヘビに噛まれても痛い上に傷口から菌が入って大事になる可能性もありますし、くれぐれも舐めてかからないことを日頃から教えておく必要があるのではないかと今回のニュースを聞いて思いました。

もしヘビを捕まえる目的で出掛けるなら、服装は肌を露出せず、もちろんサンダル履きというのも駄目で、手袋も必要になるでしょう。今回はハブやマムシという知られた毒ヘビではなく、名前すら子供たちは知らないかも知れない「ヤマカガシ」が相手だったことが事態を深刻にしてしまいましたが、日頃から野外生物に対する正しい知識を持つことが大事だということですね。

ですから、これからの季節、新しくテントを購入してキャンプ場で泊まってバーベキューをやるような予定をされている方については、改めてネットからでも大丈夫だろうと思うので野外活動についての情報を仕入れ、それを十分に理解してから出掛ける方がいいだろうと思います。

注意点は季節によっても変わってくるとは思いますが、ここでは夏休みの野外活動についてという限定をする中で、危険生物やその他の注意点を挙げていきましょう。

・服装

帽子の着用、長袖長ズボン、サンダルは山中などでは危険な場合も、雨具の常備(急に雨が降ってくると体温が下がって危険)

・体調管理

日焼け止めの使用、十分な水分補給の必要

・山の危険生物

スズメバチ、山ヒル、毒ヘビ(マムシやヤマカガシ)、イノシシ、ダニ、ツツガムシなど

・海の危険生物

ゴンズイ、オニダルマオコゼ、カツオノエボシ、アカエイ、ヒョウモンダコ、オニヒトデ、アンボイナガイ、フジツボ(鋭利な殻で足を切る危険性)など

・植物

ウルシ、ハゼノキ(かぶれ)、ハリギリ、イバラ、サンショウ、メギ、ススキ(トゲなどにより皮膚に傷が付く可能性あり)など

・キノコ

基本的に素人判断で食べない、触らない

また、車中泊するつもりで出てきたものの、あまりに車の中で寝るのは暑いので、そのまま外に出て寝るような場合も、野外で生息する生き物についての対策は大丈夫なのかということを考えてした方がいいように思います。今回はヘビの毒が問題になっていますが、外にゴミを出しているような場合、イノシシや熊がその匂いにつられて出てくる可能性というのは日本国内では全くないということはありません。ゴミについては外に匂いが漏れないような容器に入れ、外に寝るなら車の中にゴミを置くようにするとか、危険な生き物を呼び寄せないための行動というものが大切になると思います。

レジャーとしてのキャンプというのは、普段私たちが生活していない自然が十分にある場所で生活をすることになるので、当日の天候の問題だけでなくいかに周辺を生息域にしている生き物と共存できるかということも大切な事です。整備されたキャンプ場ではスタッフの指示に従えばいいと思いますが、適当な場所で野営をするような場合は、大雨や台風などの自然災害や水の事故に対する備えだけではなく、危険生物を含むあらゆるリスクについて理解した上での過ごし方になると思いますので、無理だと思ったら車中泊に切り替えたり場所を移動するなどの判断が求められることもありますので、くれぐれもご注意下さい。


夏の夜間移動は入浴とセットで

まだ梅雨明けでない状況ではあるのですが、日中の暑さは生命にも影響するのではと思うくらいであり、さらに夜になっても気温が下がらないという、日本国内の気候自体も変わってきたのではないかと思える暑さになっています。

そんな中で車中泊の旅をしようと思っている方も少なくないと思いますが、ガッツリ車中泊というよりも夜間に移動する中で仮眠を取って遠くまで行くことを目指しているケースもあると思います。睡眠時間が少なくなればなるほど、快適に寝られることが求められると思いますが、その時に暑くて寝られないというのでは困ります。

実際のところ、大きな電池を搭載した車で夜間に動かすクーラーが使えるならいいのですが、電池で動く扇風機を使ったとしてもなかなか寝苦しい夜を克服することは難しいだろうと思います。できれば安く泊まることができて直前の予約でもスマホからできる全国チェーンのビジネスホテルを使った方がいいのかも知れませんが、時間的な制約でそこまで休むことはできないという方もいるかも知れません。

その際、最低限やって欲しいことは、寝る前に体中汗まみれになった状態でそのまま寝ないことです。同じ暑さの中で寝る場合ですが、体の汗をお風呂やシャワーで洗い流し、新しい下着に換えて寝るだけでも相当違うことは、多くの方は実感を伴ってわかるのではないでしょうか。

では、移動中にどうして汗を流すのかということですが、まず利用したいのは深夜まで営業しているスーパー銭湯の利用です。これは、スマホ用の地図アプリなどでも検索できますし、Googleなどの検索で「スーパー銭湯」というようなキーワードで出たサイトの中から探してもいいでしょう。近くの施設の営業時間内に行けるなら、寝る前にさっぱりしてからすぐに仮眠の取れる場所に移動しぐっすりと寝られる一連の行動を考えてのルートを考えるべきでしょう。もしスーパー銭湯自体が終夜営業であって、施設の中で仮眠できるスペースがあれば、その施設を利用するのもいいかも知れません。

高速道路をずっと走行している中で仮眠を取りたい場合には、お風呂を併設しているサービスエリアというのは限られていますが、中日本高速道路会社では24時間使える簡易シャワーを用意している「ドライバーズ・スポット」のあるサービスエリアが存在します。もし、東名・新東名を使い静岡県を深夜に横断することを考えておられる場合、従来の東名か新東名かで迷った時には新東名にするのが賢明です。というのも、シャワーが使えたりリフレッシュルームがあったりする「ドライバーズ・スポット」があるサービスエリアがあるのは、現状では新東名の沼津・静岡・掛川・浜松、そして愛知県内では岡崎のサービスエリアのみ(どこも上下とも)だからです。

ちなみに、東名高速のコインシャワーは、中井パーキング下り(営業時間は午前10時から24時まで)、鮎沢パーキング上り(午前9時から23時まで)、牧ノ原サービスエリア上下(24時間営業)にあります。

ドライバーズ・スポットのシャワーはコインシャワーなので湯船には浸かれませんが、ベトベトになった汗は十分流せます。さらにここで紹介したPA、SAではコインランドリーも併設されていますので、シャワーの後は汗だくになったものをまとめて洗濯から乾燥まで済ませることもできます。

また、サービスエリアに浴槽があるお風呂を提供しているのは足柄・多賀・諏訪湖で、特に諏訪湖は温泉になっています。各々の場所では利用時間の制限や深夜料金がある場合がありますので、利用される場合には事前にネットで最新情報を入手することをおすすめします。さらに言うと、中日本以外の地域についても、同様のサービスが行なわれているSA PAについても出掛ける前にきちんと調べるか、高速道路内で手に入るマップにサービスエリアの施設についても記載があると思いますので、早いうちに入手しておくことをおすすめします。

あと、実際に寝る際の事についてですが、サービスエリアやパーキングエリアにはコンビニが入っていることもありますので、そこで凍ったペットボトル飲料を買い、それをタオルで巻いてそのまま枕に使うという技や、冷却シートを額に貼るような事も併用してもいいでしょう。そうした上で電池式の扇風機を使うなどすれば、よほど寝苦しい夜でなければ、何とか体を休めるくらいの仮眠は取れるのではないでしょうか。そんなことも暑苦しい真夏の車中泊対策として考えながら、寝苦しい夜でもできるだけ快適に休めるような方法をご自身でも考えてみてください。


ゴミを出さない旅行中の行動を考える

これからの時期、梅雨に入っては行きますが、車を使って出掛けるにはいい時期になり、車中泊が入らなくても車でお出掛けすることを計画されている方も多いのではないでしょうか。

車に乗って多くの時間を車内で過ごすということになると、どうしても途中で購入した食品のパッケージや、汚れてしまった車内を拭いたウェットティッシュ類など、ゴミとして増えていくものは多くなってしまいます。そうして出たゴミをどうすればいいのか、今回はそんなことから考えてみたいと思います。
ドライブ中の人がゴミ処理について考えることはどうしても同じ方向に行きがちです。道の駅や高速道路のサービスエリア・パーキングエリアに設置されているごみ箱は時期によっては溢れかえっていることが多く、設置者の方としては、できるだけ外からのゴミを持ち込んで欲しくないというのが正直なところではないでしょうか。

この「外からのゴミの持ち込み」という点について気になったので地元の自治体の中でゴミ処理をする所のホームページを見てみたのですが、自分の住む町だけではなく、全国の地方自治体では直接処理場へゴミを持って行って処理をお願いする場合は、その人の住所を確認し、その自治体に住んでいない人が持ってきたゴミについては、たとえその自治体のゴミ袋に入れていたとしても、受け付けてはくれないようでした。

つまり、旅行中に出たゴミでも持ち帰って自分の近所にあるゴミ集積場に出して欲しいというのが地元の人から見ると旅行者にお願いしたい事なのだろうと思います。そうなると旅先で全くゴミを出すことができないのかということにもなってしまうのですが、その点については工夫する余地があるでしょう。

基本的にコンビニや道の駅・高速道路のサービスエリア・パーキングエリアに設置されているゴミ箱はその場で出たゴミを処理するものだろうと思うので、何か購入したらすぐにパッケージの処分をお願いするということがまずは考えられます。湿気を持たせたくないポテトチップのようなお菓子でも、別にきちんと密封できるタッパー容器を持って行ってすぐにその中に移してしまうという方法も考えられるでしょう。

どうしても車内に容器ごと持ちこまなければならない飲み物の容器については、飲み終わったら細かく切り刻んでまとめておくことで容積を小さくでき、持ち帰りやすくなります。炭酸飲料を飲まないなら、小さくしやすい紙パック飲料を専門に車内に持ち込むような方法も考えられます。牛乳パック型の紙容器なら、洗って資源として出すこともできますし、紙パック飲料自体をキャンプ場でバーベキューをする際の焚き付けとして利用することもできます。さすがにペットボトルを燃やすことは国内ではだめだと思うので、そういう方法もあることをわかっているだけでも旅先で購入するものが違ってくると思います。

ゴミを少なくするために大事なのは、購入時にこれを食べたり飲んだりした後に何が残るのかということを考えながら購入することです。生ゴミの出る野菜や果物を旅先で買ってしまった場合、現地で処理することはなかなか難しいと思いますので、ゴミ自体を入れておき外に匂いを出さないようなゴミ箱を車内に置いておくという対応を考えることもできるでしょう。

単に食品のパッケージや空のペットボトルというものなら、有人のガソリンスタンドの従業員の方にお願いすれば、無料で処理を行なってくれる場合もありますので(スタンドによっては向こうの方から車内にゴミがないか聞いてくれるところもあります)、そうしたご好意に甘えたり、キャンプ場でゴミ処理を有料で行なってくれるようなところがあれば、そうした所にお願いするという方法もあるにはあります。

しかし、逆に考えると、普段の自分達の生活を考えてみるに、いかに大量のゴミを毎日生産しているのかと考えられる機会が車での旅行の時であるとも言えるのです。車内清掃にはウェットティッシュでなくタオルや雑巾を使うとか、自分の考え方一つで日常生活につながるような形でのゴミ減量を実現することもできるでしょう。基本的にゴミを出さない生活というものを意識し、出しても少しに抑えたり、ゴミ自体を細かくすることでカサを抑えるということも考えてみましょう。

蓋が閉まるゴミ箱として使えるグッズとしては色々ありますが、複数の用途があるものとしてのおすすめはアイリスオーヤマのRVバケツです。これはバケツとは言いつつもフタも閉まりますし椅子代わりにもなります。15Lの小さなものなら、中に最初から大き目のレジ袋をゴミ袋代わりとして入れておくことで、本体の内部を汚しません。


軽トラベースの車中泊車で変わるライフスタイル

NHKのバラエティ「所さん!大変ですよ」で、先日軽トラをベース車にして、荷台に居住スペースを自作して生活したり、書斎代わりにしたりして使っている方にインタビュー・居住スペースの紹介を行なった回をたまたま見ることができました。最近なかなか車中泊という話自体にスポットが当たらない中、様々な方法のある車中泊の一つである自作でお金を掛けずに軽トラキャンビングを行なう方法に光が当たっていると感じました。

軽自動車を利用した8ナンバーのキャンピングカーはすでに専門の業者さんが売り出していますが、200万円前後とかなりの高額になります。番組で紹介された軽トラをキャンピングカーにするというのは4ナンバーのままで、あくまで居住部分は荷物で積み下ろし可能なものとして自作していました。このような方法での車中泊は、ネットでも最近一部の人たちを中心にして盛り上がっているジャンルです。

木材を含む居住スペースを作る材料はほとんどホームセンターで買ってきて、設計図に基づいて組み上げれば市販車のキャンピングカーと比べても破格の材料費のみで作ることも可能です。ただし、自分で小屋を建てるのと同じで、建築の知識と専用の工具がないとなかなか大変だと思います。自分ではどうしても作れないなら、例えば近所の工務店さんや建築士さんに相談して作ってもらうような方法も取れるでしょうし、一から勉強して自ら作ることも一興でしょう。

私自身はこうしたキャンピングカー作りに憧れはあるものの、一つの問題を抱えています。一人で2台以上車を所有するというのは、住んでいる場所にもよりますが結構大変です。駐車場代も2台分かかりますし、税金は軽の4ナンバーということで安いものの車検代や任意保険料も2倍かかります。車を一台にまとめ、その一台を軽トラキャンピングカーにするのも一つの手ですが、人は助手席に1人までしか乗せられませんし、乗り心地も今の普通車と比べたらおせじにも良くありません。

元々私は専用のキャンピングカーを用意したりする代わりに、ノーマルな普通車を使って車中泊の旅に行けるような用具を準備してきたこともあり、あくまで車中泊の旅に使うなら現状のホンダフィットでの車中泊の旅の方が何より目立ちませんし(^^;)、車内で調理などもしないので私としてはあえて今、軽トラ車をベースにしたキャンピングカーを作るということは考えていません。

もし、これが自分のライフスタイルとして、自分の持っている「物」を徹底的に処分して最小のスペースに暮らすというような事を考えたら、軽トラに居住部分を積載して動くという手段も考えられないことはありません。ただ、テレビ番組でもそのようなライフスタイルで好きな所へ移動する生活を続けている人に取材していましたが、住居の代わりとするにはゴミの問題やトイレの問題、そして根本的な車中泊場所の問題をどうするのかという事が常に付いて回ることになります。

番組のテロップでは、車を停めて車中泊する場所については「車中泊が禁止されていない場所」というような形で紹介しており、そもそも道の駅で車中泊をしていいのか? という疑問をシャットアウトしていましたが、旅行でなく生活の場としてキャンピングカーを使う場合、あくまで他人の土地を使って一夜を明かすということになるので、他のサイトを見てもいろんな意見があることも確かです。

基本的には宿泊にキャンプ場を利用するようにすれば、有料でゴミ処理やポータブルトイレの処理についても問題なくできるのですが、場所によっては安アパートを借りて暮らすよりコストが高くなってしまう可能性もあります。新たなライフスタイルについて考える中で、車中泊をしながら生活をするというのはどうなのかという事について、自分の中でまだ結論は出ていませんが、そんな事も今後考えながら、改めて自由な生活とは何だろうということについても考えてみたいなと思った今回のテレビ視聴でした。


古いDVDナビも盗まれる危険は0ではない

先日、いつも車の整備を頼んでいる車の修理工場の方からちょっと恐い話を聞きました。車の売買を業者間でするにはオークションによる売買が一般的で、その方は先日中古車を出品したのだそうですが、オークションの規約を忘れてしまい、うっかり車の中に入っている説明書や古いカーナビのDVDを入れたまま出品してしまったのだそうです。

なぜこうしたものを載せたままオークションに出してはいけないかというと、車の中に残っているものを目当てに、現車の下見という感じで内部を見ている体を装いながら、狡猾に中の部品その他の盗んで行く輩(同業者である可能性が高い)が出没するからだそうです。その方は入れてあったDVDナビのディスクだけを盗まれたということですが、ナビは10年以上経っている古いもので、素人考えでなぜそんなものを盗っていくのか、理解に苦しみます。

修理工場の方が言うには、中古で購入してきた車の中に今回被害に遭った車と同じナビが付いていて、ディスクが欠品の場合、ハード的には問題がなくてもナビが使えないということで、中古車として売るためにはマイナス評価になるので、古いものでもディスクを入れてナビが動く状態にして売ろうと思って同じナビの付いている車を物色していたのではないかということです。そうだとしたら、かなり悪質な業者であると言えるでしょう。

ただ、中味を入れたままオークションに出したこと自体は出品した側の責任を問われるところでもあるので、単に盗られ損ということになってしまいます。かわいそうに思ったので、残っていた説明書とコンソールボックスの中に取り付けられていたカーナビ本体の型番からDVDディスクが入手可かどうか調べてみることにしました。

古い車なので無料のアップデートサービスもメーカーでは終了しており、最終のバージョンのDVDは2万円くらいするのですが、それまで入っていたディスクと同じくらいの古いものならネットオークションに出品されていないかさらに調べてみたところ、それらしいディスクが送料込みで3千円くらいで出品されていたのですぐに落札して改めて復活なるのか試すことにしました。修理工場の方も全て込みで3千円くらいならだめでも諦めが付くからと私が代理で入札をしてみたのですが、今回のような事例を聞いてみると、自分の車でも対策をしておいた方がいいように思いました。

今回の事例は特殊な場合で、あえてキーを付けて車の状態を下見できる状態の中でディスクだけが盗られましたが、きちんと施錠してある場合、乱暴な窃盗犯の場合は自分の車のナビに入れるディスクを取り出すためだけにナビ全体を持って行ったり壊したり、さらには進入のために窓を壊したりすることもあるかも知れません。

これは新しいナビだから危ないというものでなく、より多くの人が乗っている中古車であっても、窃盗犯の乗っている車と同じような型式で中の装備も同じようだと思われたらそれだけで車上あらしのターゲットになり得る可能性があるということでもあります。

多くの人が通る場所に車を停めている場合は、カーシェードなどで中を良く見えないようにする工夫をしつつ、改めての事ですが、車の中にバッグや貴重品と思われかねないような物自体を残していかない事が大事です。何もない車の中を窓ガラスを叩き割ってまで物色されるというのは怨恨の線が強いでしょうからそれはそれで犯人逮捕に繋げられるかも知れませんが、何も入っていないものの何かありそうなバッグを車内に残しておいたために窓ガラスを割られたのでは、泣くに泣けません。

私自身は今回の話を聞いて、念のためナビに入っているDVDディスクの写真を撮り、いざという時には型番からネットオークションで確実に使えるものがすぐに探せるように一応の対策を取っておくことにしました。現状でナビはスマホのナビの方を使っているので無ければ無いでいいのですが、古い地図とはいえ常に現在地を示してくれるナビが使えなくなったらそれはそれで困るので、そういった事も考えながら対策することも必要なのかなと考えるようになりました。皆さんも車上荒らしに遭わないためだけでなく、もし中の物が取られた場合にどうするかということも考えておきましょう。


自分の車の残りの走行可能距離を把握する

一般ドライバーはどのくらいの頻度で車の燃料を給油するのかわかりませんが、以前ブログの中で、半分くらい燃料が減ったところで満タンにする習慣を付けておくと、いざという時でも燃量切れで困らないと書いたことがありました。もし、明日に身近な場所で大きな災害が起きたとしたら、車は単に走るだけでなく、シガーソケットからスマホを充電できるなどの発電機としての機能も持つため、まさにどのくらい燃料が残っているかでその後の避難生活にかなりの違いが出てくることが考えられます。

そんな感じで長らく今乗っている車でぎりぎりまで給油しないということはなかったのですが、いつも入れているスタンドのスピードパス(カードを出さなくても専用のリーダーにかざすだけで登録したクレジットカードからガソリン給油のための利用ができる)が使えなくなった影響から、珍しくガソリンスタンドへ行く機会を逸してしまい、先日本当に久し振りに給油ランプが付くまで乗ってしまいました。

もちろん、すぐにスタンドで給油しましたが、セルフスタンドで自動的に給油が止まるまで満タンにレギュラーガソリンを入れた量は33.55リットルでした。私のホンダフィットのガソリンタンクは42リットルなので、およそ残り10リットルになったらランプが付くということを改めて確認することができました。

こうした実測の内容を覚えておくと、旅先で燃料がなくなってきた場合に慌てなくても済みます。私の車には簡易的な燃費計も搭載されているので、ランプが付いた場合に残りどのくらいの距離を走れるかということについては、それまで走ってきたデータを基にした燃費計の数値に8か9を掛ければ大体安心して走れる距離がわかってきます。

そこでもし回りに全く何もないような場所にいた場合は、スマホのマップを使って現在地から一番近くちゃんと営業しているガソリンスタンドまでの距離を調べて何とか残りの燃料でたどり着けるとわかればそのまま走ればいいでしょうし、そうでない場合には有料のロードサービスや自動車保険に付帯しているロードサービスの「ガソリン給油サービス」を利用することも考えておいた方がいいかも知れません。ちなみに、JAFの場合は一回につき10リットルを実費で購入する形になります。保険会社のサービスでは年間の回数制限有りですが、無料で利用できる場合もあります。

しかし、ロードサービスを頼んだらやって来るまでに時間がかかりますし、当初お願いした場所を移動することもできないのでやはり旅先では大変です。ガス欠は故障ではないですが旅先で起こるトラブルとしてはかなり多いと言われています。それだけこの種のトラブルは起こるものであり、逆に常に燃料に気に掛けていれば避けられるトラブルでもあります。そうは言ってもつい給油を忘れてしまうことも良くあると思いますので、せめて自分の車で給油ランプが付いた場合の残りの燃料については一度自分で確かめてみることをおすすめしておきます。

さらに、もしかしたらガソリンスタンドが見付けにくい地域に出掛ける場合には、ガソリン携行缶に燃料を入れて持って行くくらいの下準備をしてから出発するという対策もありではないかと思います。特に冬に誰もいない場所でガス欠でストップし、その場で車中泊となると車中泊の用意をしていないとかなりきつい事になってしまいますので、最悪のケースまで想定した上、燃料の残りについては常に気に掛けることを旅先では心掛けることを改めておすすめします。


到着時間の伝達にはカーナビアプリとテレフォンサービスの活用を

2016年ももうすぐ終わり、年末の恒例行事とも言える高速道路の大渋滞にはまることを考えただけでも気が重いと思われる方もいるでしょう。個人的にはできるだけそうした時期には車で出掛けないようにしようとは思っていますが、全く出ないというわけにもいかず、年末年始の時期には車でちょっと出掛けるにも普段より時間がかかってしまうことになってしまいます。

気を付けたいのが、いつものつもりで用事のある所に出掛ける際、「大体30分くらいで……」と言ってしまって渋滞に巻き込まれてしまうパターンです。渋滞の中では車は動けませんし、渋滞を抜け出してから一気にスピードを上げて目的地に向かおうとして事故を起こしたり、警察の一斉検問に引っ掛かりさらに目的地への到着が遅れてしまってはそれこそ目も当てられません。

そんなことも考えながら、出掛ける先で人と会うような約束をしている場合は特に、こまめな連絡を入れることが大事になります。運転しながら電話するとダメなので、一人で移動中はいったん休憩したSAPAから電話することが基本ですが、同乗者がいる場合はお願いして電話してもらうことになるかも知れません。ただ、その前の段階で出発する時点で事前に、Yahoo! IDでログインするとVICSが使える「Yahoo!カーナビ」のようなスマホのカーナビアプリ(入れていない方は「Google Map」のような地図アプリのカーナビ機能でも利用可能)で、車で目的地に到着するまでにかかるであろう正確な時間を伝え、道路状況によって遅れてしまう場合には改めて連絡を入れますと言っておけばそう慌てる必要もなくなってくるだろうと思います。ただし、ここで紹介したカーナビアプリは常時ネットから地図データや渋滞情報を含むあらゆるデータをやり取りしながら表示していくので、スマホの高速クーポンを消費しますのでご注意下さい。

移動中の電話連絡の中でも旅行中には、予約した観光施設や宿に到着予定を伝えてある時にも必要に応じて行なうことが大事です。先方は目的の時間より前に、万全の体制で待ってくれているのですから、少し遅れただけでも担当してくれている従業員さんの仕事を遅れた分だけ奪ってしまうことにもなります。場合によってはキャンセルとみなされてしまうこともあるかも知れませんし、遅れてもスムーズに仕事をこなしたり遊びの計画を続けるためにはちょっとした配慮として、カーナビの表示からして明らかに予定時間に到着できそうにない電話は一本入れるようにしましょう。

スマホやカーナビの装備がないというケースで、渋滞にハマって見動きが取れなくなってしまったらということについても紹介しておきます。財団法人 日本道路交通情報センターではテープ案内ではなく地域ごとにオペレーターが対応するテレフォンサービスを行なっています。全国どこからでもその場近くのオペレーターに繋がる番号は「#8011」(携帯・PHSのみ)「050-3369-6666」(固定電話でも可)なので、これらの番号のどちらかをお手持ちのガラケー・ガラホ・スマホに登録しておくと便利です。なお、当然ながら通話料はかかりますのでかけ放題サービスとの併用をおすすめします。現状での渋滞を抜けるためのだいたいの所要時間をどうしても知りたい時には活用なさってみてはいかがでしょうか。

また、自動応答による全国の高速道路の情報を案内してくれる「全国高速ダイヤル」のサービスもあります。できればこうした情報は高速道路に乗る前に入手しておきたいものです。番号は「050-3369-6700」です。なお、ここでご案内した番号は2016年12月現在のものであり、今後の状況によっては変更になったり、サービスそのものが廃止になる可能性もありますので、最新の情報を入手する場合には以下のリンク先の内容を確認していただくのが確実です。

・財団法人 日本道路交通情報センター
http://www.jartic.or.jp/


タイヤの異変に気付いたら

先日、一日のうちにいろんなトラブルが重なってしまうという、個人的には実にツイてない日がありました。そしてその極めつけが、車に乗ろうとしたら右前のタイヤの空気が抜けていたことです。タイヤを良く見たら、釘のようなものが差さっていて、どうやらパンクらしいことがわかりました。

果たしてこうなったらどうすればいいかという事ですが、普通に考えたらスペアタイアに替えてからパンク修理に出すというのがセオリーかも知れませんが、完全にタイヤがぺったんこになっていなかったということもあって、まずはタイヤに空気を入れてみることにしました。

旧ブログの方で紹介したことがありましたが、体は疲れるものの車のタイヤに空気を入れることが可能なダブルシリンダーの足踏み式空気入れを車内に常備していたので、これを使って標準の空気圧のところまで入れることができました。使わない時には全く使いませんが、自宅や出先で同様の事があった場合、この空気入れは本当に般りになることが実証された形です。

そこから少しの間、すぐには車を動かさずに待って、入れたそばから空気が抜けていないという事を確認の上、タイヤ専門のお店に電話してパンク修理を依頼したところ、当日は土曜日だったこともあり、お客さんの予定が多く入っているので、いつできるかわからないとは言われつつも、とりあえずお店に来てくれれば、作業の合間にできるかも知れないということで、自宅から数分で行ける距離にお店があったということもあり、走行に気を付けながらお店に向かいました。

このような場合、もしパンクを発見したのが自宅でなく旅先だったとしたら、JAFのようなロードサービスにお願いするというパターンも考えられると思います。私の場合、JAFと保険会社のロードサービスを組み合わせることで、パンク修理も出張作業料は保険会社が負担してくれるという条件で受付可能というサービス内容(保険会社の方からJAFに依頼する場合)になっているので、最初に自宅から保険会社に電話をすることも考えたのですが、普通のタイヤ店でも先客がたくさんいて待たねばならないところ、JAFがいつ来てくれるかということを考えると、午前中に依頼しても夕方までに来ていただけるかどうかも状況によっては難しいかも知れませんでした。

旅先においても、パンク修理などエンジンに不安がないような場合には何とか自力でタイヤをスペアタイヤにはめ替えたり、私のように近くにお店があって何とか空気を入れれば走れそうなら自走してタイヤ専門店に持ち込むというのが、料金的にも修理のクオリティを考えてもいい方法だと思います。

お店に着いてからは長期戦を覚悟してブログでも書こうかと、お店の中でポータブックを広げてみたのですが、なぜか急に時間が空いたところに作業を入れてもらうことができ、パンクした箇所も一箇所だけだったこともあり修理料金も2千円でお釣りがくるぐらいで収まり、ほっとしました。お店の方は最初タイヤに穴を開けた釘を見てもしかしたらうまく修理ができないかもと脅されたのですが、修理が終わってから確認してもらったところ空気の漏れはないので大丈夫でしょうとも言われ、今でも問題なく乗れています。

急なトラブルが発生すると感情が乱れたり冷静に対処できなくなったりする事も少なくないと思いますが、パンクに気付いた時にはその症状をまずは把握し、空気を入れれば何とか走れるかスペアタイヤに替えないとだめかを判断し、とにかく自走できるなら自走できるように自力ですることをまずは考えることがトラブルから早く復帰するためには大切です。

ただ大雨の時や夜に交通量の多い所でパンクが発覚したような場合は安全を重視し、時間がかかることを承知の上でロードサービスを呼ぶなどしてスペアタイヤの交換を依頼するか、レッカーで修理工場に運んでもらうかを依頼する方がいい場合も当然あります。

その場合、JAF単体でも保険会社単体のロードサービスでもパンク修理は別になっている場合が多いので(スペアタイヤへの交換やレッカーでパンク修理ができる工場への移動までを行なう)、特にスペアタイヤがなく代わりにパンク修理剤しか入っていないような車の場合、できればレッカーで最寄りの修理工場に運んでもらった方がパンク修理代を安くできますので、よほど急を要する時以外はパンク修理剤を使っての簡易修理は行なわない方がいいのではないかと個人的には思います。なぜかというとパンク修理剤を使って応急処置をしたタイヤに本格的な修理をする際、タイヤ内部に入ってしまったベトベトの修理剤を除去し、きれいにする手間が修理の工程の中で増えてしまうからです。

改めて今まで書いたことをまとめてみますと、やはり遠くへ出掛けて車中泊を含む旅をする場合には、少なくとも自分で交換可能なスペアタイヤが入っている車を選んだ上で、自力でタイヤ交換のできるスキルを磨く方がいいなということです。その際、もしスペアタイヤの空気が抜けていたら大変なので、自動車のタイヤにも空気が入れられる空気入れがあるに越したことはありません。

さらにこうしたディメリットを理解の上であえてパンク修理剤による修理を選択しようとしても、タイヤの側面を切ってしまったようなパンクの場合は修理剤を使ってのパンク修理は不可能になるので、旅先で新たなタイヤを買うにしても、自分で作業をして車を自走可能な状態にできるかというのはトラブルを早く、さらに安価で乗り切るためには重要なポイントになります。私自身も今回のパンクトラブルはいい経験になりました。いざという時はこうしたトラブルは無い方がいいのですが、もしこれよりひどいトラブルになってもとにかく冷静に対処できるような心持ちでいたいと思っています。


焦ったらまず停まろう 急発進事故を大きくしないために

この文章を書いている2016年11月に入って、全く同じような80代のドライバーが車を暴走させて人をはねてしまう事故が頻発しています。単純にアクセルとブレーキを間違えるだけではなく、車内で無理な姿勢を取ったことで、勢い良く足がアクセルを踏んでしまうケースもあるのかも知れませんが、私が以前聞いた話で、大きな事故を起こさないためだけではなく、自動車保険を使用する場合に気を付けておいた方がいいと言われたことがあります。特に旅行中など普段の環境とは違うところでは、運転に慣れている人でも事故を起こす可能性もなくはないと思いますし、その時に慌てないよう今回は「その場での複数回事故」を起こさないための心得について書いていきたいと思います。

保険で事故の賠償請求をする時、普通に考えるとその場であった事故について全ての事故の補償をしてくれると考えがちですが、厳密に言うとそうではありません。玉突き事故のように一回ぶつかってそのはずみでぶつかった車がさらに前の車や他のものを壊したり人に怪我を負わした場合はその考えでいいのですが、最初にバックしてぶつかり、あわてて車を前に出してまたぶつけたような場合は、事故のカウントは1回ではなく2回となります。バックして塀を壊し、あわてて急発進して前に駐車している車にぶつけた場合、事故の報告は2回に分けてする必要があるのだそうです。

さらにまたその場から逃れようとしてぶつけたら更に事故回数のカウントは増えてしまいます。保険料も1回事故を起こすごとに増額になるので、一ヶ所で複数回の事故になったとしたら、それまで数十年無事故だったとしても、その分の事故回数がカウントされるので、翌年の保険料の事などもはや考えたくない状況になってしまいます。

このような事故の例として先ほど「バックしてぶつけてしまい、あわてて前に出ようとしてもう一度ぶつける」事故があることを紹介しましたが、あせってとにかく前に出ようとしていつもより激しくアクセルを吹かしたところに歩行者がいたら、さらに状況は悲惨になります。こうしたことは、私自身ですらもこうならないという保証はないのですが、やはり事故を起こした時の大原則である、まずは停まって状況の確認を行なうことの重要性を感じます。

特にまだ運転を始めたばかりの方や、ペーパードライバーでハンドルを握る機会はほとんどないという人は、どこかにぶつけてしまって気が動転してしまった場合、たとえ相手側から怒鳴られたり、クラクションを鳴らされたりしてもサイドブレーキを引いて車を止め、自分に自信がなければその相手に運転を代わってもらってでも車を安全な所まで動かしてもらうような心得も必要かも知れません。

車に乗っている本人の安全を守るためには車は大きい方がいいですが、歩行者の立場からすると、車が大きくなれば大きくなるほど当たってしまった時のショックは大きく、気が動転して運転されれば巨大な凶器にもなり得るということを考えつつ、日々の運転をされることをおすすめします。