月別アーカイブ: 2012年12月

旅行用メモを事前準備する

 旅のパターンとして全く予定も立てず下準備0で行くというのも状況を楽しめるという点では面白いものですが、制限の多い電車の旅だったり、一人旅ではなくて家族と一緒の旅ではある程度の事前リサーチが必須となります。

 その場合、大体の予定を頭に描きつつ必要な際はスマートフォンのアプリやウェブサイトを利用して情報収集をするというのもいいですが、確実に情報をまとめておくには紙のメモを準備しておくこととの方が確実なような気がします。具体的には訪れる予定の食事どころや施設、宿泊場所などを一枚の紙にまとめておくことでかなり役に立つのではないでしょうか。

 個人的にはこうした情報をA4のコピー用紙1枚にまとめるのが便利かなと思います。多くの場合、プリンターで印刷するにはこのサイズが基本になりますし、文字の大きさにもよりますが一枚でもかなりの情報が入れられます。また、パソコンでもスマートフォンでも開けるアプリを使ってメモを作れば、同じ内容がスマートフォンでも確認できるわけですし。

 車の旅でこうしたメモを印刷しておいて持つ効用として、カーナビとの連携が挙げられます。多くのカーナビは住所や電話番号の入力で簡単に場所を特定してくれます。そのため、場所と電話番号ぐらいはメモとして出力しておけば、その都度スマートフォンを開いてアクセスしたり、場合によってはネットにつないで情報を調べる手間が省けます。さらに、紙の形で出力することで、そこに手書きでの書きこみができるので、現地で初めて入手した情報を一枚の紙で一緒に持ち運ぶことができます。

 さしあたって私の年明けの旅のために電車の時刻表と利用するホテルと周辺情報をまとめた内容をこれからまとめて旅に備えたいと思います。年内の更新はこれで最後となりますが、皆様も良い年をお迎えください。


美しい日本の風景を訪ねる旅

 今年は以前と比べると大きな画面のテレビを購入したせいか、衛星放送で映画を見ることが多かったのですが、つい先日見た1936年松竹大船制作 清水宏監督「有りがたうさん」(旧かなづかいなのは制作年のためです)は実に興味深いロードムービーでした。

 映画の内容は題名でネット検索をかければすぐにどんな映画かわかるので興味のある方は見ていただければいいと思いますが、物語の展開として南伊豆の恐らく下田から乗合バスに乗った運転手および乗客の様子を、旧天城トンネルを抜けて沼津・三島方面へと続く天城街道の風景をずっと流しながらストーリーが展開されていきます。公開されたのが何とあの二・二六事件のすぐ後というかなり古い時期のもので、原作となった川端康成氏がまだノーベル賞を受賞するはるか前に映画を作っているというのにまずは驚かされます。

 当時の街道では車で移動する人はほとんどなく、映画にはバイクも出てきません。ちなみに、ちょっと前に静岡市にある自宅を日の出とともに出発し、修善寺の先あたりまで原付で行ったことがあります(^^;)。その時はあえて旧街道を行き映画にもある天城トンネルも通り抜けましたが、天城トンネル周辺を歩く人はいても、長い距離を歩いて移動する人もなく、私のようにあえて原付で走る人こそ何をやっているんだというような目で見られていたように思います。しかし昭和初期の街道では歩いて峠を越える人がほとんどで、その様子が実に生々しいと思ったら、映画の中には実際に街道を歩いて行き来する人たちの映像も混ざっていると知り、その臨場感に圧倒されっぱなしでした。その反面、出演者のしゃべる台詞はかなり間が伸びていて現代の早口でしゃべるドラマを見慣れていると筋立てを追うのがつらかったですが。

 映画の中の街道は実にほのぼのしていて古き良き日本の風景だなあと思えるものも多くありましたが、残念と言っていいのか悪いのか、今日の天城街道ではそのような風景はほとんど消えてしまいました。映画のように、今の日本で車を運転していて頻繁に歩いて旅をする人と行き交うなんてところは四国にでも行かないとありませんが、逆に言うと四国のお遍路というのはこれからどれほど道路が整備され、新しい交通手段が開発されたとしても大きく変わることはないでしょう。

 私が日本を旅していく中で、映画で見たような古い日本の姿を瞬間ではありますが垣間見えることがあります。しかしそうして目にした風景も今後の日本の状況によってはすぐに消えてしまったり見て感動を呼ばないものに変貌する可能性というのもはいくらでもあります。そしてそれは、個人の思い入れだけではおいそれと元に戻せないことでもあります。

 車中泊による旅というのは、普段の生活の中ではなかなか気付くことのできない日本各地における風景や風俗を間近まで迫って感じることのできる旅の方法だと思うことがあります。単なる個人のブログでできることも限られてはいますが、これからは旅先で出会った興味深いことなどもここで紹介していければと思っています。


さまざまなカイロと湯たんぽを工夫して使う

 クリスマス周辺に日本列島にはものすごい寒波がやってきましたが、長期予報によるとお正月にも寒波がやってくるのではないかとのこと。年末年始を自宅でテレビを見ながら過ごす場合はいいでしょうが、外に出掛けたり車中泊で過ごすことになってくるとかなりの対応が迫られるでしょう。

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 かくいう私も正月の外出に備えて、昨日は使い捨てないマイコールのカイロを久しぶりに使ってみました。現在この会社ではいわゆる使い捨てカイロしか販売していませんが、以前はカイロの中で燃料を燃やすことで暖を取ることのできるカイロを販売していました。私が購入したのはかなり昔になってしまいますが、実は手や体を暖めるために購入したのではありませんでした。当時は冬の夜にマイナス20度にもなろうとする山まで車で赴き、天空にカメラを向けて長時間シャッターを開けたままにして星空の写真を撮影するために必要だったのです。カメラを車の中から急に酷寒の環境の外にしばらく出しておくと、レンズはたちまち曇ってしまいます。その対策としてそれ自身で熱を出すカイロをレンズにマジックテープを使って巻きつけておくことで急激な温度変化を防ぎ、曇りのないレンズでシャープな星像を得るための小道具だったというわけです。私がこのカイロを購入した当時から今の使い捨てカイロはあったのですが、その種のカイロといかのはカイロの周りが暖かくないとしだいに発熱しなくなってしまいます。同じようにベンジンを使ったハクキンカイロの場合でも、カイロ自体が発熱しているわけではないためカメラのレンズに付けたまま放置してしまうと発熱が止まり、用をなさなくなります。そういう意味では今のデジカメを使った星空の撮影においてもこうしたカイロの需要はあると思います。現在では同じものはありませんが、山道具を扱っているショップには外国製のカイロと燃料が置かれていますので探してみてください。

 ただ、このカイロを普通の用途で使う場合、気になったのが木炭が燃える匂いです。車の中だけで使うなら匂いは車内だけで済みますが、混雑している電車などでこのカイロを使っているとかなり周辺の人からは迷惑がられるかも知れません。ハクキンカイロも木炭ほどではないものの匂いは出るので、年末年始鉄道を使って移動されようと思われている方は普通の使い捨てカイロを利用するのが結局のところおすすめだと思います。そういった意味で、使い捨てカイロが発売されて、多少は変化があるもののほとんど基本的なところからは変化がないというのももっともな話だと思います。

 さて、外出時にはそれでいいとして、車中泊を車に暖房設備がない中しなければならないような場合どうすればいいのでしょうか。サブバッテリーを装備している方については電気毛布が楽で温度調節もしやすく、中にもぐりこめば十分温まるわけですが、そうした設備もない場合はつい使い捨てカイロを寝袋に入れたり体に貼ったりして暖を取りがちです。しかし、カイロは小さいものですので寝ている間に自分の体重がカイロの上にかかってしまうとカイロが発熱する温度で直接体に当たってしまうことになり、低温やけどになってしまう危険性は高まります。特に寝袋の中でカイロを使ってしまった場合は体に密着する可能性がより高いわけですから、カイロの説明書きにある注意事項を守って寝床での使用は避けたほうが無難です。

 カイロの場合はその温度を利用者側が制御できないので利用に躊躇するのですが、簡単に温度を制御できるのが湯たんぽです。寒い日には沸騰したお湯をそのまま湯たんぽに入れたくなりますが、寝入るまでに暖かさが保たれていればいいということであれば、ある程度冷ました(適温は40~50℃と言われているそうです)お湯を湯たんぽに入れれば良く、低温やけどの危険をある程度は回避できます。また、熱湯のお湯を湯たんぽに入れた場合、就寝よりかなり前に湯たんぽにお湯を入れ、寝床全体を暖めるようにすれば就寝時にはある程度温度が下がっています。寝袋の中央あたりに事前に湯たんぽを入れておけば腰のあたりに温かさを感じながら、足元も十分に温められます。もしカイロを寝袋に入れる場合は就寝前に寝袋を温めるような使い方がいいのではないでしょうか。

 使い捨てカイロはともかく湯たんぽは車中泊の旅だけではなく日々の生活でも十分使えますので、これからの社会情勢に伴って電気料金の値上がりに不安を持っている方はぜひ古くから使われている道具の便利さを試してみていただきたいと思います。


それってトラブル? ハプニング?

 テレビ番組にもいろいろありますが、バラエティ番組に出てくるタレントさんはテレビの前とそうでないところでは違うだろうと思われている方が多いだろうと思います。テレビ制作の現場でのヤラセが問題になることはしばしばありますが、その辺もそんなものだと思いながら楽しんで見た方が見ている側がストレスを溜め込まずに済みます。

 今回は具体的に番組名まで書いてしまいますが、テレビ朝日系列の「いきなり!黄金伝説」の年末スペシャルは途中ちょっと抜かしながらではありましたがついつい見てしまいました。伊豆諸島の島に二泊三日でサバイバル生活(といっても食材以外の用意はある)を2人1組のチームごとにし、どのチームが一番よかったかを決めるというものでしたが、基本的には野宿生活の中、かなりのストレスを溜め込んだタレントさんたちのさまざまな表情が見所になっています。

 そんな中、圧倒的な支持を集めてチーム優勝し、個人でもダントツの評価だったのがタレントのローラさんで、テレビに映っている姿がすべてその人の本質ではないと思いますが、番組内での態度は素晴らしいものだったと私も思います。

 見ていない方のために簡単に説明すると、島での生活をする前にアウトドアショップでスノーピークのやロゴスというキャンプをする方ならお馴染みのメーカーの品々を大量に仕入れて島に乗り込んだローラさんでしたが、番組の作り方かも知れませんが、明らかにサバイバルな生活を舐めているのではないかとテレビを見ている人に感じさせるには十分でした(^^;)。パートナーのSHELLYさんも心配するほどサバイバル生活とは縁遠いのではないかと思っていたようですが、むしろローラさんの方が少なくともカメラに映り放送された部分においては弱音を吐かず、むしろ過酷な状況を楽しんでいるかのような感じでもありました。タレントさんは基本的にテレビに映ることが仕事ですからいくらいやなことがあってもカメラを前にしては笑うのかも知れませんが、以前の同じ番組で挑戦を途中で棄権してしまった女性アイドルもいただけに、ポジティブシンキングでサバイバル生活を乗り切ろうとする姿にはほほえましさを覚えました(^^)。

 ひるがえって自分の旅になぞらえて考えてみますと、自分の思い通りに行っている旅なら全く問題はなくても、そうそううまくいくことばかりではないので、何らかのトラブルに巻き込まれてしまうような場合も結構あります。その時、イライラしてその後の旅の思い出が思い出したくもないものになってしまうのか、そうしたトラブルもポジティブに捉えることで、それも旅の思い出として楽しく思い出せるようになるのかというのは、自分の気の持ち方ひとつで変わってくるのではないかと思うのですね。

 ローラさんそのままのリアクションをしても回りから奇異の目で見られるだけですから(^^;)自分なりにトラブルが起こったらむしろ待ってました的な感じでとらえることで、まず気持ちが落ち着きます。私の場合はむしろ毎日書くブログの内容をどうしようか考えることだけでイライラすることもありますので、負け惜しみではなく旅先で大トラブルに見舞われたとしても、これで当分ブログに書くことには困らないのではないかと先に考えそうで怖いです(^^;)。

 そういった心掛えのもと、年明けから出掛けてくる予定ですが、いろんなところに既に行っている身からすると、電車の時間を調べ、名物などもどこで何を食べるかだいたいのことを調べているので、旅立つ前から旅のレポートを書けてしまうという状況に陥りがちになります。今のところ旅先の天候も良さそうでハプニングはなかったら事前の予想原稿でブログの記事が書けてしまうのではとも思うのですが、そうそうすんなり行かないのも旅の面白さと言えるわけで。特に年末年始に車を使った旅の予定を入れられている方は、まず渋滞に巻き込まれて予定通りに行かないことと思いますが、そこでイライラするのではなく、ポジティブシンキングで楽しむ方向に持って行けないかを考えてみましょう。


年末年始はキャッシュレスも考えよう

 以前クレジットカードについて書いたことがありましたが、現状ではできるだけカードを使った買い物を控えるようにしています。それでも、ガソリンについては現金で入れるより安い価格で給油できることもあり、クレジットカード専門です。

 旅先においてもそれほど価格のことは気にせずに給油するようにはしているのですが、できれば普段入れているチェーン店を探し、会員価格で安く入れられればラッキーという感じですが、早めの給油ということがまずは大事なので、血眼になって系列のスタンドを探すということまではしません(^^;)。

 そうして旅先での給油はほぼすべて同じクレジットカードで決済していたのですが、スタンドでの給油で一度ヒヤッとしたことがあります。以前東名高速から新名神に入ったところでガソリンの減りが見えてきたので、土山サービスエリア下りのスタンドで給油をすることにしました。だいたいいつもここで給油をすることにしているのですが、それまでは有人のスタンドだったのが、ちょっと訪れないうちにセルフスタンド形式になっていたのです。

 それは全く問題ないのですが、昨年まで普通に使えていた地元スタンドで発行したクレジットカード(JCB)が使えなくなっていたのでした。こちらとしたらそれまでの有人スタンドがセルフスタンドに変わっただけなのに、それまで使えていたカードが使えないというのはかなり困ります。特定のクレジットカードが使えないというお店は普通にあるのでそれ自体は何とも思わないのですが、ガソリンはできるだけ同じカードでまとめて決済したかったので何とかならないかと思ったものの、後ろに車が並んでしまったため別のカードで決済をすることにしました。その際は別の決済可能なカードを持っていたからよかったですが、旅行でクレジットカードを使う場合、こういう状況になることも考えておいた方がいいということですね。

 そもそも私のクレジットカード遍歴は、最初に作ったのがJCBのマークが付いたカードでほとんどこれでまかなっていたのですが、2002年のワールドカップのチケット代金を決済する際(当時はインターネットサイトからの購入申し込みが成功すれば、誰にでもチケット購入のチャンスがありました)、オフィシャルスポンサーであるマスターカードでないとだめだったので、そのためだけにマスターカードを作った経緯があります(^^;)。その後、ネットショップの中にはVISAでしか決済できないところも結構あったので、最終的に3種類のカードを持つことになってしまいました(^^;)。しかしそのおかげで、国内での決済にはこのように困ることはなくなりました。

 今考えると、何と効率の悪いカードの作り方かと思いますね(^^;)。ちなみに、マスターカードの方は2002年以降このカードでなければ駄目という場面にあったことはありません。JCBが使えるところならほとんどの場合VISAが使えると思いますし、特定のカードでないと都合が悪いということがなければ、VISAが安心でしょう。これからの季節、特に銀行のATMが閉まってしまう年末年始に旅をする場合、ある程度現金を手元に残しながら旅をした方が旅行中に何らかのトラブルがあり、なおかつカードも使えないような状況に陥った時には頼りになります。年末年始には一般のお店が休んでいる場合も地方では多いと思いますし、そのためコンビニを使うことが多くなることがあるかも知れませんが、コンビニではほとんどのクレジットカードが使えますので、財布の中身と相談をしながら、小額決済でもクレジットカードで購入するなどの対応も考えておきましょう。


自転車の空気入れで車のタイヤに空気は入る?

 ちょっと前の話になりますが、知り合いからもう使わなくなったというので、Panaracer 楽々ポンプ BFP-PSAB1という安価なプラスチック製の自転車用空気入れをいただきました。もちろん、自転車用にということで使うつもりですが、もし旅の途中で車のタイヤの空気が抜けていると感じた場合、この空気入れは使えるのでしょうか。そんな疑問からいろいろ試してみました。

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 まず、標準では多くの自転車に空気を入れられる英式と呼ばれるバルブが付いているのでそのまま使えばいいのですが、車やバイクの空気を入れるにはそのバルブを取りはずして米式のバルブにすればいいというわけです。この他に、この空気入れで浮き輪やボールの空気を入れるためのアダプターが本体の根元の部分に写真のように入っているのも便利ですね。ちなみに、新品で買ったとしても千円ちょっとで手に入れることができるので、名前もわからない空気入れがすぐに壊れてしまった経験を持っている方なら、曲がりなりにもパナソニックという名前を信じて購入するのも有りだとは思うのですが(^^;)。

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 さて、いよいよ車のタイヤにつないでみました。レバーを倒すことでロックされるので、外れないようにロックをしてから空気入れに手を伸ばします。製品名には「楽々」とあるので自動車のタイヤも簡単に入るかと思ったらそうではありませんでした(^^;)。一回のポンピングでは多く空気が入らないこともあり0から空気を入れるには相当の根気は必要な気がしますし、一回ずつ押し込むにもかなり力を入れないと入りませんでした。しかし、ものは考えようで、こうした空気入れとは別に空気圧を測るゲージを用意し、出発前に空気圧を測った際に空気の入り具合が不足気味の場合、適正な空気圧になるように頑張ってポンピングをすれば、そこまで大変な思いをせずにより適正な値の空気圧に保つことができるでしょう。パンク修理をしたタイヤの空気を0から入れるなんてことはやめたほうがいいと思いますが、ちょこちょこと空気圧を調べながら不足分を入れるくらいの用途としてこんなものでもありかなという気もします。

 空気入れを車中泊のためのグッズとしてとらえると、浮き輪と同じバルブの空気マットやクッション枕などを用意している場合は、主にこちらの用途に使用しながら、いざという時にはかなり大変ですが車のタイヤの空気も入れられるものという認識で積んでおくと、それはそれで便利なのではないでしょうか。常に車に積んでおく必要はないと思いますが、車の中のスペースに空きがあれば、このような自転車用の空気入れを持って行く選択もありだと思いますね(^^)。


リコール情報は十分に確認を

 先日このブログで紹介した自宅用のネット接続のためのモデムが不調になった件で、代わりのモデムが昨日届きました。それまで使っていたものと全く同じものだったので同じように接続したところ無事にインターネットにつながるようになってまずはほっと一息です。それにしても何か最近、家にあるものがどんどん不調になっていって困るのですが、自宅にとあるダイレクトメールがちょっと前に届きました。中を見ると、以前購入した掃除機のリコールのお知らせで、最悪の場合発火の恐れがあるから無償交換するとのこと。あわてて使用を中止しコールセンターに電話をし、改めて代替え品を受け取りましたが、なぜ利用者登録もしていない自宅に連絡が入るのか不思議でした。

 よく考えてみると、問題の掃除機はとある家電量販店で購入したもので、購入の際にポイントが付くお店のカードを出していたのでメーカー側はそうした買い物遍歴から私のポイントカードに登録されている住所をお店側から提供してもらって送ってきたのでしょう。多くの方は新しい家電製品を購入しても、製品の登録を全て迅速にするということはなかなかないのではないでしょうか。今回のリコール内容は最悪の場合発火もあるというかなり物騒なものだったので、個人情報云々の問題はあるものの、特に中古品をリサイクルショップやオークションなどで購入した場合にはメーカーの方で使用者を特定できなくなってしまうと思いますので、製品登録ができるならネット経由でやっておくことは大切なことだと思います。

 家電のリコールの場合も以前あったパナソニックのファンヒーターのように危険な内容がありますが、欠陥が直接生命に結びつきそうでやはり怖いのは車のリコール情報を知らずに使ってしまうことです。最初に紹介したネットにつながらないモデムのようにおかしいということが直接わかる場合は対応できますのでいいのですが、車内で発火すればすぐに車が炎上する危険性に繋がりますし、考えると恐ろしいですね。もっと恐ろしいのは、メーカーの方でリコール内容隠しをされてしまったような場合ですが、そういうことはないとは思いますがメーカーの方には使っていて怪我をする危険性がある欠陥があったらその点についてはきちんとリコールを届け出ていただきたいものです。

 リコールが出た後の対応について、基本的に車の場合は車検証によって使用者が示されていますので車検証上の住所に住んでいればリコールの情報はダイレクトメールでやってくるので安心ですが、車検証上の住所と現住所が違う方は注意が必要です。実家から離れて生活をしていて、車検証に記載されている住所が実家の住所になっている場合は実家のほうに連絡が行ってしまいますからご注意ください。もっとも、今ではインターネット上でリコールの有無についての情報がありますので、年末年始の時間がある時にでも自分の車について調べてみて、もしリコールがあった場合は年明けにでもメーカーのディーラー問い合わせしてみるといいでしょう。

 なお、ネットでの検索で車のリコール情報を表示する場合、国土交通省のページがヒットすると思いますが、最新の情報までは網羅されていないので、自動車メーカーのリコールのページから探すというのが確実に今出されているリコール情報を入手する方法としておすすめです。


カップヌードルリフィルをコェフェルで作る

 カップ麺というのはいざという時の非常食品としてだけでなく、食事の用意ができない場合や一品足りないような場合に備えておくと便利ですし、旅行に持って行く食品としてもお湯だけあれば食べられ、ゴミは出るものの洗い物を出さないという実に便利な食品です。ただ、容器がパッケージをかねるため小さめなカップヌードルでさえ持ち歩くにはちょっと大きいですし、パッケージそのものが壊れてしまったらお湯を注いで使えないので持ち運ぶ際には注意が必要になります。

 そんな中、カップがないカップ麺として登場したのが、以前このブログでも紹介した日清食品の「カップヌードルリフィルです。極限まで簡略化されたパッケージはそのままでは食べられませんが、お湯を注いで食べる方法の他、専用の容器に水を入れて電子レンジで作るという方法も選べますし、何より持ち運びしやすいというのがこの製品を選ぶメリットでしょう。

 実は私はお湯を入れて作るためのカップヌードル型のプラスチックでできた容器を持っているのですが、これはその材質によりどうしても匂いが容器に付いてしまうので同じ味のものだけを食べ続けるならいいのですが、使い続けているうちにどうしても匂いが気になってしまいます。そこで、キャンプ用に売られている金属製の食器を使ってカップヌードルリフィルを作ってみることにしました。

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 写真はベルモントのチタンシェラカップ深型480mlというもので、ハンドルが折りたためるので他の食器と重ねて持ち運べて便利です。サイズ的にカップヌードルリフィルのパッケージがぴったり入るので、フタをして何かにくるめば中味が壊れることはまずありません。

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 そんなわけで、今回はこのシェラカップの他に専用のフタを用意しました。写真のものとは違いますが、多少大きくはなるものの同じベルモントからチタンシェラカップリッド BM-077という上に載せるフタが出ていますので、こちらを一緒に購入するのがいいでしょう。

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 今回作ったのはチリトマトヌードルですが、必要なお湯の量は330mlということで、今回わざわざ計量カップを使って正しい分量をパッケージから出したヌードルの上にかけてみました。目分量で8~9分目といったところでしょうか。大体このくらいということでお湯をかけるようにすればまあ大丈夫でしょう。作る前に規定の分量のお湯を入れたらあふれ出してしまわないかだけが心配でしたが、ここまでできれば後は解説の必要はないでしょう。ハンドルを持つようにして食べればいいだけです。深型のコッフェルと専用のフタは、食器としてだけではなく、やる気になれば少量のご飯も炊けますしセットで持っておくといろいろ便利に使えると思います。とりあえずはどこでもカップヌードルを食べられるセットとして持っておき、ゆくゆくは最小構成のクッキングセットを組み合わせて作るというのも実に面白いものですよ(^^)。



自宅のインターネットをモバイル回線でバックアップする

 一昨日から自宅でのインターネットが急につながらなくなりました。原因がわからないままモデムや無線ルータの電源抜き差しなどをしてみても状況は変わらなかったので、意を決してプロバイダーのサポートセンターに電話しようとしたのですが、インターネットにパソコンがつながっていなければサポートセンターの電話番号も知ることはできないのです(^^;)。

 私の場合、外での通信用にほぼ自宅と同じクオリティを持っているWimaxのモデムを持っているので、そちらの回線を使って何とかブラウザーを開いて調べた電話番号に電話を掛けたところ、全て自動応答で回線とモデムのチェックをされたあげくモデム交換するというプロバイダ側の結論を一方的に聞かされただけで電話は終了しました(^^;)。モデム交換だけで状況が改善されることを祈っていますが、自宅のネットがつながらないと結構困るのですね。というのも、自宅のテレビやプリンターなども無線でインターネットにつながることでワイヤレスでの動作ができているので、モデムの代わりにWimaxルーターを無線ルータにつなぐことにしました。

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 私が使っているNECのWimaxルータにはオプションでクレードルがあり、ここに設置することで二通りの使い方ができます。クレードルにあるLANケーブル用の端子につなぐと有線LANでの接続ができるので、ケーブルを無線ルータにつなげば今までの使い勝手を変えずにパソコン以外の機器もネット接続できるのです。また、クレードルにあるスイッチを切り変えることで、既存の有線インターネット環境を無線化できるアクセスポイントモードもあります。これは、旅行先のホテルなどで有線のLANケーブルしか設置されていない場合に簡単に無線LANでインターネット接続できる環境を構築できます。まさに自宅でも外出先でも使えるので、自宅でのインターネット環境はいらないかもとすら思ってしまうのですが、残念ながら外出先と自宅と同時にネット接続しなければならない場合もあるので(Wimaxの1回線契約では2つの機器を契約していても同時には使えません)、あくまでピンチヒッターとしての利用ということで、モデムがやってくるまではこのパターンで使うしかなさそうです。

 今回のトラブルは回線自体のトラブルではなく、あくまでモデムのトラブルだったようなのですが、自宅にインターネット回線を引いて便利に使っている場合、もしネット接続が使えなくなったらどうするのかというのはなかなか考えられないものです。スマートフォンだけで使う場合は低速回線での安いSIMカードでの通信でもいいとは思いますが、すでに家電製品でもネット接続を行なって日々の生活を行なっている場合は何らかの代替手段について検討しておくことも必要になってきます。その点ではほぼ容量の制限を気にしなくてもよいWimaxはかなりいい選択肢だと思いますが、災害などで使えなくなった場合は携帯電話のネットワークを使ったデータ通信の方が復旧もしやすく使える場所も広いので、スマートフォンでテザリングできる機種を使っている場合、いざという時にはテザリングを契約していなくても不通の時だけ契約することで自宅でのバックアップ回線にするような状況も考えておいた方がいいかも知れません。


旅の便りは何で書く?

 早く投函する方は受付け初日から出される方もおられるとは思いますが、例年の年賀状の取り掛かりはかなり遅れ気味になっています(^^;)。先日、ようやく手書き部分を書くためのサインペンを買ってきました。裏も表もプリンターで印刷という方法もあるのですが、多少は自分で書いた感を出すために、何とか宛名書きだけはするように例年しています。しかし、単なる宛名書きとは言っても数が多くなると大変です。

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 宛名書きには宛名書き用のペンも市販されていますし、わざわざそのために買ってこなくても普通にボールペンでいいのではないかと思われる方も多いとは思いますが、ボールペンで大量の文章を書いているとインクが出すぎて紙を汚してしまうことが結構あるのです。そのため毎年この時期になると新しく水性のサインペンを一本買ってくるのです。それが、写真のPILOT ドローイングペン です。

 水性のサインペンは書きやすいかわりに滲んでしまう場合があります。宛名書きの場合は油性のものにするのがセオリーなのだと思いますが、このドローイングペンは顔料インクを使っているので雨に濡れても滲むようなこともなく、筆圧もかけずにスラスラ書けるのも気に入っています。どうしても天候によっては配達時に雨にうたれてしまうことも考えると、ハガキの宛名や内容を書くには、水に濡れるとにじんで文字が読めなくなるようなペンは避けたいもので、その点このドローイングペンのような顔料インクなら安心できます。太さはいろいろあるのですが、私が使っているのは0.5mmという一般的なもので、数を書いているとだんだん太くなってきてしまうのですが、旅のお供にはさらに細い線が書けるものの方が良い場合もあります。

 というのも、旅先から絵葉書を出すような事をされている場合、文章を書く部分というのは表の半分しかないわけで、そこに沢山の内容を書きたいということになると、細かい字の書けるものを用意しておけばそこそこの内容を絵葉書とともに旅の空から送ることができます。顔料インクを使った水性ペンは他のメーカーからも出ていますし、色も黒だけではありませんので、自分にしっくり合ったものを見つけて車の中に忍ばせておくのもいいのではないでしょうか。私の場合は毎年この時期に買った一本を使い終った後で車の中にもぐりこませています。筆記具はこれ一本あればいいというものではなく、用途によっていろいろ使い分ける楽しみがあります。皆さんも文具店をのぞきながら、より使いやすく便利な一本を探してみるのもいいのではないでしょうか。