モバイル関連ハードレポート」カテゴリーアーカイブ

安全なモバイルバッテリーへの切り替えの中で従来のバッテリーが安いが……

モバイルバッテリーを販売しているメーカーの中で、私もその製品を持っているCIOが新たな展開についてホームページを公開しました。

現在、モバイルバッテリーと言えば「リチウムイオン」「リチウムポリマー」を使っているものが主流でしたが、製造過程であったり、さらには使い込んでいるうちに落としたりして充電したり放電している時に火花が散ってバッテリーが燃える事故が多発していることから、新たな「半固体電池」を従来のリチウムイオンに変わって採用する製品へと移行していくことを発表しました。

具体的には、2025年12月から第一号機を販売し、2026年から移行していくということで、来年以降はモバイルバッテリー業界全体が変わっていくことが予想されます。現在ではエレコムがこれも発火の危険が少ないと言われるナトリウムイオン電池を搭載したモバイルバッテリーを販売していますが、10,000mAhの製品でもセールで5千円台で、サイズも大きいことから、個人的にはちょっと様子見といった感じです。

そんな中、今後ブラックフライデーをはじめとする年末の大セールが開始されますが、すでに現在のセールの中でも、20,000mAhのバッテリーが二千円以下で売っていて、つい買いそうになりました。今回のセールではバッテリーではなくソーラーパネルの方にお金を出すことでバッテリーの購入は回避しましたが、なかなか魅力的ではあります。

今後、発火の危険の少ないモバイルバッテリーが一般化されると、今主流のリチウムイオン電池を外で使う場合、特に移動中の運用に支障が出る可能性があるので、本当に急を要するような事でない限りは購入を我慢して、比較的安全な半固体電池のモバイルバッテリーが出てくるまで待った方が賢明でしょう。

私の場合には「ミニ・ポータブル電源」と呼ばれる容量100Wh以下の半固体電池が搭載されたバッテリーを主に持ち運ぶようにしているので、来年価格と性能のバランスが取れたモデルが出るまで待つことは可能ではないかと思います。

価格については、当然ながら容量の少ないものの方が安く、大きさも小さく軽くなりますので、小さなものからということになると思います。物事は全て大容量が良いかというと、そういう事もない場合もあります。容量が少なければそれだけ充電も早いですし、小さければ荷物の隙間に入れても邪魔になりません。当然ながら、私の場合はできればモバイルパソコンの電源としても使いたいので、20,000mAhクラスのものも将来的には欲しいですが、ワイヤレスイヤホンやスマートバンドの充電用としても5,000mAhクラスのものも持っていた方が便利だと思うので、小容量のものから買っていきたいなとは思っています。

また、半固体電池というのはリチウムイオンと比べて複数回数の充電に耐えうる性能を持っていると言われています。私が現在使っているポータブル電源は3,000回充電をしても80%の容量が使えると言われています。リチウムイオンの場合、その寿命は500回の充電回数だと言われていますので、長く使い続けるような使い方をすれば価格差はそこまで感じないのではないかとも思います。

というわけで、今後のCIOの製品展開に期待するとともに、他のメーカーもこの流れに逆らうことはできないと思いますので、数多くの選択肢が出てくると思います。モバイルバッテリーを充電するにはピッタリのソーラーパネルを買ったばかりですので、そんな事も考えながら自分に合ったモバイルバッテリーを来年選べるようにしたいものです。

今の時代にあえてモバイルルーターを持つ意味と今後付いてくれると良い機能について

私の持っているモバイル機器は基本SIMカード(eSIMを含む)を導入して使える機器であることを前提にしています。パソコンこそテザリングして使うようにしていますが、スマホ、タブレットについてはSIMカードスロットのあるものを選び、複数あるSIMを持ち出すモバイル機器全てに入れています。

その他に持ち出すモバイル機器としては、単体では使えませんが、アクセスポイントとして他のどんなモバイル機器でもWiFiでつなげてインターネットのできるモバイルルーターは保険的にバッグには入れています。テザリングする側のスマホ・タブレットの電池を使い切ってしまったり、ハードに不具合があった場合の助っ人には必要かなと思って用意しています。

しかし、普通のモバイルルーターは私自身それほど使う機会がなくなってきていると感じています。そこで、今後新しく出てくるモバイルルーターに付いていると嬉しい機能について考えてみることにしました。

モバイルルーターの場合、電池容量はそれほど大きくなくても長時間駆動し、さらには内蔵ではなく電池パックの交換で利用時間を伸ばすことが今でもできているので、まずはその点は変えて欲しくはありません。その上で、付いていると良いと思うのが「メッセージ受信機能」だったりします。

イメージとしてはもはや今は手に入れることのできない「ポケットベル(ページャー)」のような機能です。緊急通報や、SIMに紐付けられているショートメールの受信機能だけでも付いてくれれば、普段使っているメインの電話番号の他に緊急連絡(SMS)用の電話番号を知らせておくことで、電話連絡ができなくなった場合に携帯電話エリアにいることができれば、常にメッセージが届く環境になります。ネットサービスを使っているともはや必須と言える二段階認証を使う時にも、スマホとは別の端末で時間制限のあるパスワードを確認できれば、それなりに便利でもありますし。

あと、現在のauの衛星携帯電話サービスでも同種のサービスが行なわれていることから、モバイルルーター自体が地上局エリアの圏外になった場合に、直接衛星との通信が可能になるようなら、上空が開けている場所に置く必要はあるものの、大きなアンテナがなくてもメッセージの受信がモバイルルーター単体でできるようになればよいのですが。できればテザリングもできるようになると嬉しいですが、それは難しいかも知れませんね。

こう書くと、わざわざできることの少ないモバイルルーターでやれるようにするより、スタンダードタイプの安いスマホをテザリング専用に用意すれば良いだけでは? と思われる方もいるかも知れません。ただ、今は費用を掛けずに利用できているものの、今後衛星通信普及する中で、オプション料金の徴収ということで値上がりする可能性があるので、SMS付きデータ専用SIMを使って「通話なし」「データなし」「SMSのみ」という形の直接衛星通信サービスにすることで安く安定してサービスを提供できるのでは? と思えるのです。

もっとも、現在サービスを展開しているStarlink本体や、今後Amazonが提供する予定の衛星インターネットのアンテナが小型化・省電力化されるようなら、現状の機能のあるモバイルルーターと衛星インターネットを分けて使うような形で少なくともコスト的には安上りにはなると思います。現状で私の契約しているStarlinkのプランは月額730円の「スタンバイモード」なので、気楽に続けられているのですが、やはりアンテナとWiFiルーター一体型の本体をどのくらいまで小さくできるか、そんな事を考えていると現行の5G対応モバイルルーターで代替できないか? と考えた次第です。

どちらにしても、今後直接衛星通信のできるスマホを使うのが当り前になってしまったら、現行のモバイルルーターについても、何らかの新しい機能を付けてニーズを生み出すことも必要になってくるのではないかと思います。今後、どんなモバイルルーターが出てくるのかということにも注目していきたいと思っています。

Xiaomilスマートバンドがフリーズしてしまった場合の対処法ともしもの時の用意について

日々パソコンのキーボードを叩いてブログを書く毎日が続いていることもあり、手や手首に負担がかかるような大きくて重い腕時計を付けるのはやめにしました。その代わり普段の生活だけでなく寝る時にも付けていて全く気にならないくらい軽い「スマートバンド」を日常使いしています。

具体的に今使っているのは、XiaomiのSmart Band 9なのですが、最新型ではないものの、常時時刻表示ができるなど、かなり時計としての使い勝手も上がっていて、あえて最新型(Band10)は使わずに旧型を使っています。

そのBand9で不具合が出ました。明るい場所でどんな操作をしたのか陽の光がまぶしくてわからなかったのですが、とにかく一切の操作を受け付けなくなってしまったのです。スマートバンドはスマートフォンと連携しているので、アプリの方から強制的に再起動できないものかと思って色々試したもののできず、最終的にネット検索で解決の道を調べてみることにしました。

すると、ちゃんと強制再起動の方法が載っていました。スマートウォッチやスマートバンドは磁石で付く充電用の端子の付いたUSBケーブルになっていますが、その端子を5秒以内に10回すばやく抜き差しすることで再起動がかかることがわかりました(最新のBand10でも同じだそうです)。で、その通りに素早くスマートバンドを付けたり離したりを繰り返していたら、何とか再起動されて普通に使えるようになりほっとしました。

今回は、家に帰ってきてからその対策を行なえたのですが、最近のスマートバンドはかなり電池が持つため、2~3泊ぐらいの旅でも充電器を持って行かなくても良いかということになってしまいがちです。しかし、今回の経験を受けて、ケーブルなどを入れていて常備するバッグの中にUSB変換アダプターを入れることにしました。

これで充電はもちろん、外出先でもしスマートバンドがフリーズしても何とかなるようになりました。時間の確認はスマホですれば良いという考え方もあるかも知れませんが、やはりいちいちスマホを出さなくても時間やその他の情報を確認できるスマートバンドは急に使えなくなるのは困ります。今回改めて、普通の生活をしている中でトラブルに遭遇した事は幸いだと思えました。ケーブル付きのモバイルバッテリーと変換アダプターをセットで持ち出し、いざという時に備えるようにしたいと思います。

モバイル機器の充電用に用意すべきUSB汎用ACアダプターの出力についての考察

様々なモバイル機器やそれを使うために必要になる周辺機器の導入を考えるにあたり、果たしてどのくらいのスペックのものを導入すべきかというのは常に頭の中にあります。私がそうしたものを購入するのは一気に買うのではなく、ネットでスペックと価格を考えながら、自分にとってこれくらいなら買っても良いと思えるようなセールがあるまで待つことが多く、それまでは我慢して低スペックのものを使うことが多くなっています。

ただ一つあるのは、新しく持ち出すハードを新しく購入した際、今まで普通に使えていた周辺機器では使えなかったり、使えても使い勝手が悪かったりすると、やはり「余裕のある」スペックを持つものを持っているかどうかというのが、大事に思えてくるものです。

そんな周辺機器の中に、充電用のモバイルバッテリーやACアダプターがあります。スマホのみを普通に充電する場合、通常であれば大体15Wの出力があればそれ以上はオーバースペックになるので、安いものでも十分なのですが、ハイスピード充電に対応するスマホの場合には、30Wの出力で充電できるものもあります。

以前も書きましたが、先日購入したStarlink miniという通信衛星インターネットを利用するためのアンテナを動かすためには30Wのアダプターでは利用ができませんでした。ノートパソコンもPD対応のものには45Wとか60Wというようなアダプターが付属していることが多いです。

そんなわけで、今までは汎用の65W出力のPD充電器を持っているのですが、できればもう少し高出力で100Wの出力があるものを持ち運びしたいと思うようになりました。なぜなら、手持ちの機材の中で超小型のポータブル電源とでも言うべき、Jackery Explorer 100 Plusを持ち出しているのですが、こちらは入出力とも最大100Wで利用できるようになっているからです。

外出時には、十分充電時間を取ることができない場合もあります。できるだけ少ない時間で使った分の充電をするためには、ACアダプターも65Wより100Wのものの方が早くバッテリーを充電できるので、イレギュラーな場合(例えば朝起きて充電されているはずのバッテリーの充電をし忘れたような場合)にも、時間の節約を計ることができるでしょう。

そんなわけで、今回新たに100Wでの充電が可能なPD充電器をセールで購入しました。今まで持ち運んでいた65Wの充電器と比べるとちょっと大きいですが、プラグの折りたたみもでき、何とか代替できそうです。今後は常備グッズの中で充電器の入れ替えをして、旅先でも急速充電可能になりました。

なお、車のシガーソケットやポータブル電源のDC出力のソケットに付けて使う100W出力のカーアダプタはすでに持っていて、ACとDCでの充電どちらも最大100Wでできるようになりました。こういったものは一度用意しておけば、改めて買い替えるような事もなく、長く使えるだろうと思います。すぐに必要になるものではないと思うので、セールの際などに安くなっていたら買い足せるように気を付けておくのが良いだろうと思います。

povo2.0の低速を使う場合の心がまえと低速のディメリットを回避するための方法

現在、mineoのSIMを入れてモバイル通信のメイン機としてXiaomiのタブレットに入れているのですが、最近になってゴーストタッチが連発するためメイン使用を止めたHardWolfのタブレットを復活させました。今のところ電子本を中心にダウンロードした本を読むために使っているのですが、せっかくSIMカードが差さるのだからということで、低速通信しか基本的にできないpovo2.0のSIMを入れています。

他のSIMもあるので、あえてpovo2.0は低速のままで使っているのですが、せっかくの8インチタブレットなので、低速でも使えそうなカーナビアプリくらいなら使えるかなと思って車内に持ち込んだのですが、現在メインで使っている「Yahoo!カーナビ」がうまく立ち上がりませんでした。

長くアプリを使っていなかったので、Yahoo!のIDでログインしていたのが強制ログアウトになってしまっていました。アプリを操作してログインし直したいのですが、これがpovo2.0の低速回線では全くログインできませんでした。昔、メタル回線の電話とパソコンをモデムで接続してダイヤルアップ接続していた時には50kbps(50,000bps)が限界の早さだったのですが、さすがに今ではスマホのアプリすら満足に動かせないほどのスピードであることは確かです。

ただ、いったんログインして目的地までのルート検索を行なえば、その後は50kbpsのスピードでも何とか目的地までの道をナビゲートしてくれます。そのくらいのポテンシャルはpovo2.0の低速回線にもあるわけです。だとしたら、どのようにこの回線と付き合っていけば良いのか、それはpovo2.0の低速回線を「グライダー」のように考えれば良いのだと思います。

グライダーはそれ自体にエンジンは付いていないので、他のエンジンを積んだ飛行機に引っぱってもらって離陸し、上空で切り離すことにより上昇気流に乗って飛行することができるようになっています。まさに、この関係性をpovo2.0の入ったタブレットと別の回線を利用することで、たとえ低速回線であっても使い方は見えてきます。

簡単に言うと、手持ちのスマホに入れている月3GBまで高速利用できるLINEMOの回線をテザリングで接続することで、ログインや経路検索までの重たい作業を肩代わりさせます。で、案内開始の段階でテザリングを切れば、あとは低速回線でも十分に実用になります。

今はスマホの設定からWiFiテザリングをすれば、自動的に接続するようにしてありますので、カーナビ以外にも普通に使う前に極端な重さを感じた場合には一旦スマホの方の高速通信を使わせてもらい、準備が整ったら低速で回していくような用途を増やしていければ、意外と外での使い方もできるのではないかと思います。povo2.0はサブ回線にしているとは言っても、使わなければもったいないので、まずはドライブのお供としてカーナビ用SIMとして使ってみることにします。

新しいNHKの配信・見逃しアプリ「NHKプラス」が以前のバージョンと違う点は

2025年10月から多少のトラブルはありつつも新しい地上波番組配信・見逃し配信がネット接続で可能な新「NHKプラス」アプリを使っています。というか、以前の「NHKプラス」アプリは使えないようになっているので、新しいものを使うしかないのですが、しばらく使ってきて新しいアプリとの違いについてようやく感じるところがありましたので、今回はその件について書いていこうと思います。

まず、ユーザーについて何の制約もないアクセス方法だけでなく、親が子供に見せたくない番組を見せないようにできるキッズアカウントを選ぶことができるようになっているので、何かの拍子で子供に見せたくない番組や番組の場面を出してしまう可能性を無くすような手段として、良い機能だと思います。でも、自宅ではそうした機会はないので、この機能はそれほど有難いものではないのですが。

あと、気付いたのは特に見逃し配信を見ている時に大きなニュースや地震速報が出た場合、以前のNHKプラスでは放送当時の字幕は出てもリアルタイムにそうしたニュースを配信することはできなかったのですが、新しいNHKプラスではそうした緊急情報についても画面上にネット速報のように情報が流れます。たまたま私の時にはフィリピンで大きな地震が起きたニュースが、見逃し配信の番組を見ている最中に出てきました。これは、ネットのみで情報のやり取りをする事が多い場合、テレビを付けている場合と比べて情報の入手は同等にできるということになります。

実際に現地が揺れるような事があればテレビを付けていなくても何か起こっていることはわかりますが、今回のように日本から離れた場所で大きな地震が起き、沿岸部で潮位が高くなる恐れがあるなどということは情報がなければ全くわからず、知らずに海の近くに行ってしまうような事も無いとは言えません。今回の割り込みニュースでは日本に対しての影響はないということでしたが、そうした情報もあるとないとではやはり違うと思います。

いったんそうした情報を受け取ってしまえば、後は自分のスマホなどで今自分がいる地域にはどのような警報・注意報が入っているのかの確認や、交通情報や今後の情報などを自分で調べることができます。最初の受け取りについて、緊急地震速報やJアラートなど、かなり特殊な場合でないとスマホは鳴ってくれないので、今回の新・NHKプラスの改変というのは、それなりに役に立つのではないかと私は思います。

私の場合、特にNHKの放送は見逃し配信で見る場合が多く、大画テレビに接続したAmazon TV StickのアプリからNHKプラスを使うことが多いので、今後はそうした事を頭に入れつつ、NHKプラスを含む各種配信を利用していこうかと思います。

自宅での複数ノートパソコンによる同一の入力環境を求めて新しいキーボードを入手

先日のブログで書いたように、複数のノートパソコンを使っても入力環境が同一になるように、ノートパソコンのキーボードの上に置いて使うことのできる新しいキーボードを購入しました。以前に、10.1インチの2in1のタブレットで使えるようにロジクールのBluetoothキーボードを購入して使っていました。

個人的にはそのキーボードでも入力するには問題がないのですが、現在Windows10からLinux mintにOSを入れ替えた古いノートパソコンはかなりの台数あるので、それらのキーボードとの接続設定をその都度変更して使うのは大変だし、その手間だけで使おうとは思えなくなってしまうので、今回購入したキーボードはBluetoothだけでなくUSBによる有線接続や2.4GHzのUSBレシーバーを介してのワイヤレス接続をサポートしていて、私はその2.4GHzワイヤレスでノートパソコンとは接続します。

元々は薄型で打ちやすいと評判だったロジクールのMX KEYS mini KX700にしようと思っていたのですが、セール時でも13,000円弱とそこまで安くないですし、キーボード自体が消耗品ということもあり、今使っているものが駄目になったとしても気軽に買い替えができるものということで、MX KEYS miniにそっくりでさらに安いというKeychron B1 Proというセール時に5千円ちょっとで買うことのできた3Wayのキーボードを手に入れました。

さらに、付属品としてUSBレシーバーとUSBケーブル(両側ともType-C)、そしてType-CオスをType-Aオスに変換するアダプターという接続用のアクセサリーとともに、私にとっては昔懐かしい写真のキーボードカバーが付いています。

これは、使わない時のキーボード保護カバーとして持ち歩き用には良いですし、カバーを付けて使うとキーボードの文字は見えなくなりますが、音は格段に静かになりますので、音を出すのが気になるようなシチュエーションで使うのに適しているように感じます。

キーボードを打ち慣れている方であればわかると思いますが、常に自分で使いやすいキーボードを使い続けられるようになると、キーの刻印を確認しなくてもホームポジションに指を置いてそこから平行にずらしていくことで、文字だけでなく数字・記号の入力についてもカバーを付けたまま打っても問題なく入力することができます。今回購入したKeychron B1 Proはキーボード表面のバックライトは搭載されていませんが(MX KEYS mini KX700にはバックライト付き)、私はあえてライトは必要にならないくらいタッチタイピングを修行してきているので、Keychron B1 Proでも十分でした。

今後は、自宅で入力する状況であればこのキーボードを使うので、本当に使うノートパソコンは何でも良くなります。今後は、いざという時にキーボード一式を持って逃げられるようにケースを購入して非常用持ち出し袋にいざという時に入れて逃げるようにしようかと思っています。

パソコンを使おうと思ったら内蔵電池が放電されていたというトラブルの対応は

先日、日々持ち出すバックパックに入れて持ち運んていたノートパソコンにトラブルが発生しました。というのも、バッグから出してちょっと使った後、元通りに仕舞って、改めて出して使おうとしたら、完全に放電していたというミスをしてしまったのでした。

これは、以前に使い終えた時にスリープ状態になって画面や本体ランプが消えているのをシャットダウンしたのと勘違いし、そのまましばらくバッグの中に入れ続けてしまったので、スリープ状態のまま電池を消費していたようです。

今持ち運んでいるノートパソコンは、端子やスイッチ類は左右には全くないタイプのもので、バッグに入れて運んでいるうちに誤ってスイッチが入ってしまうことのないように選んだつもりでしたが、そもそも自分できちんとシャットダウンさせることができていなかったというのは、まさかの自分のミスだったのですが、こうした事はもしかしたら旅の最中に出るかも知れません。

そういう意味では、専用のACアタプターを使ってコンセントからの充電が主となるパソコンよりも、汎用のPDケーブルが使えるだけでなく、満タンにしていたモバイルバッテリーからでも使いながら充電できる省電力タイプのノートパソコンを用意するという事はやはり大切なように思います。

それと、当然ですが外で使う場合だけでなく、家でコンセントから電源を取って使っている時でも、作業が一段落したら単にノートパソコンを畳んでサスペンド状態にしがちになるのですが、その都度電源を切っておいた方が良いということをしみじみ感じました。あとは、小さくて使いやすいと言っても、家の中で常に使うのを避けるということも必要だろうと思います。

今は、現在持ち出し用にしていないノートパソコンでずっと作業していますが、逆に外で使う機会が少なくなると、システムアップデートを常に最新にするために全く電源を入れないようにするというわけにも行きません。

どちらにしても、モバイルバッテリーで残量0になっても使えるとは言っても、こういった事を何度も繰り返すとノートパソコン内蔵のバッテリーの消耗を早めてしまうということもあるので、やはり電源回りには気を付けたいものです。

果たしてU-NEXTはどの組み合わせで契約するのがベストなのか? あくまで私の場合

先月あたりから色々新しいプランやキャンペーンが出て来て、何をどうすればいいのかさんざん考えた末に、10月の月初にU-NEXTに加入しました。その後、また色々とU-NEXT関連で新しいパターンでの契約方法が出てきましたので、今回はその内容を書きながら、果たして自分の加入方法は正しかったのか? というところまで考えてみたいと思います。

2025年10月現在、U-NEXT関連で熱いキャンペーンは、何と言っても楽天モバイルの「Rakuten最強U-NEXT」があります。U-NEXTの単体加入は税別1,990円・税込で2,189円ですが、このプランはいくらデータ通信を使っても無制限で、逆に言うと全く使わなくても楽天モバイルの20GB以上利用時の料金がかかるので、まずは毎月20GB以上のデータ通信を楽天回線で使うことが前提になりますが、「楽天回線(ここはあえて家族割なしの月額3,278円)」「U-NEXT(月額2,189円)」のセットで通常5,467円のところ、4,378円と合わせて1,089円安くなるということですが、「Rakuten最強U-NEXT」内のU-NEXTでは通常加入の場合に毎月1,200ポイント支給されるポイント(1ポイント1円としてサイト内購入に使える)は支給されない仕様になっています。

このプランの魅力は、楽天回線のポテンシャルが発揮できる場所であれば、光回線並みのスピードでどこでもU-NEXTの見放題作品を利用できるということでしょう。楽天回線を固定回線化して使おうと思っている方で、できるだけ安くU-NEXTを使いたい場合には個人的には良いと思いますが、私はすでに別に光回線を契約しているので、このプランはパスしました。

次に、U-NEXTが2025年11月から利用開始するという「U-NEXT MOBILE」についても紹介しましょう。このプランはU-NEXTの通常契約(月額2,189円)に、20GBまで高速通信が可能なドコモのMVNOのeSIMが付き、月額3,689円で利用ができるということです。ちなみに普通のMVNOなので、初月事務手数料の3,300円が別にかかります。「U-NEXT MOBILE」についてのニュースで「20GBが付いてU-NEXTの利用料に+300円だけで月額2,489円!」というのがありますが、これはU-NEXT加入すると毎月付いてくる1,200ポイントをMVNO支払いに充当させた場合の金額です。

ドコモの20GBで安いということだと、データ通信専用ということもありますが、日本通信の「ネットだけプラン」が月額1,200円でドコモ回線のMVNO利用が可能です。高速データの繰越しこそありませんが(U-NEXT MOBILEは最大100GBまでの繰り越しが可能)、データを1GB以上使った場合は1,200円をプラスすると3,389円とU-NEXT MOBILEより安くなります。

さらに、自宅の光回線を使って基本的に動画を見るならモバイル通信量を1GB未満に抑えることも可能で、その場合の請求金額は119円ぽっきりなので、二つのサービスの請求金額は2,308円で、毎月付くポイントを映画館のチケットやレンタル配信用、さらには電子本購入費などにあてられるので、上記の売り文句と同じように強引にU-NEXTのポイントを現金に換算すると、「U-NEXT」と「日本通信」のセットは最安実質1,108円で動画見放題! ということも言えてしまいます。

実際、外でバリバリ動画を見るのか、さらにはポイントを使ってU-NEXTでしか楽しめないオプションを付けるのか、それによって楽天とのセットが良い人もいるでしょうし、U-NEXTがMVNOを提供することでポイントを通信費に当てられる「U-NEXT MOBILE」の良さもありますので、その辺は自分の現在の他の回線の契約状況、さらにU-NEXTで何をするのかということを考えた上で、どういう形で入る方が良いのかを考えるのが良いと思います。

私の場合は、すでに加入していて外での通信手段(動画利用含)として使っているmineoのエンタメオプションで加入しました。mineoのプランは「マイピタ1GB(月額1,298円)」にオプションで「パケット放題plus(月額385円)」「パスケット(月額110円」で1,793円/月払っていますが、エンタメオプションとしてU-NEXTを契約すると、月額110円が引けて2,079円/月となり、二つのサービスの合計額は3,872円となります。

mineoに二つのオプションを付けると、高速クーポンは毎月1GBですが、低速時でも最大1.5Mbps(10月いっぱいは3Mbpsにスピードアップ)で使え、深夜は高速で使ってもパケットが減らない「深夜フリー」の利用も可能で、さらに「パスケット」のサービスでは本当に上限なくパケットを貯めておけるので、加入時のキャンペーンで貯めた分を含め、現在250GBくらいはいつでも引きだせる状況にしてあります。

これに加えて毎月の1,200ポイントを使えるので、日中は最大1.5MbpsでU-NEXTの動画配信はスマホやタブレットで十分私の感覚では楽しめてしまうので、私の使い方にはmineoとのセット契約で毎月ポイントの付くU-NEXTを使うのが一番条件が良かったということになります。

今回の件でも「実質いくら」というようなセールストークが前面に出てきていますが、そうでなく毎月かかる費用を抑えるという点では通信費そのものをポイント充当でき実質でなく毎月の料金を抑えられる「U-NEXT MOBILE」はそれなりに魅力的だと思います。そうではなく、毎月の1,200ポイントを映画館で映画を見たり、電子本を書って十分毎月の支払いに充当できるというのなら、それはそれで動画配信を安く使えることになるので、単体での加入でも十分使えると思います。

不具合で二軍落ちしたタブレットを復活させる鍵はブックリーダー化?

以前、外でも動画などを見ながらスマホでできないような事の作業全般に使おうと8インチタブレットのHardWolf FPat5 Proを購入しました。ただ、このタブレットには使っていてストレスがたまることがあり、現在の動画視聴用のメインタブレットとしてシャオミのものを持ち出していて、HardWolfの方は二軍に落ちるような形でSIMカードも入れず自宅内のみで使っていました。

その不具合とは、しばらく使っていて一切の画面タッチを受け付けなくなってしまうというもの(ゴーストタッチと呼ぶそう)です。その辺が大手メーカーと聞いたことのないメーカーの差と言ってしまえばそれまでですが、同じ中国メーカーでも最近では家電まで出しているシャオミと比べると製品の信頼性に疑問が出るということになってしまいました。

画面タッチについては、いったん画面を電源ボタンを押して消したあと再び画面を出すことでリセットされるのですが、やはり一連の手順を踏まないと復活しないというのはストレスになります。今のところこの不具合を直す方法について試したもののうまく行かなかったのでしばらく使っていなかったのですが、メモリだけは256GBあるので、何とか使うことができないかと思っていたのですが、多少の作業中断は覚悟の上で新たに持ち出して使うことを考えてみました。

タブレットを使う場合、特に8インチクラスのタブレットの場合は通話機能まであるのであらゆる事ができてしまうので、逆に専用デバイスで使うような機能を使わなくなってしまうようなところがあるのです。その専用機能というのが「ブックリーダー」としての使い方で、8インチクラスのタブレットの場合、小説のような文字だけの本だけでなく、コミックスサイズなので漫画も十分に楽しめます。専用のブックリーダーも持っているものの、それらは特定のサービスしか使えないので、複数の電子書籍を購入しているような場合は使えません。

そこで、二軍としてくすぶっていたタブレットをブックリーダー用に使ってみることにしました。ちなみに、一応SIMカードも入るので、今まで予備のスマホに入れてほとんど使わなかったpovo2.0のSIMを入れました。低速だと約60kbpsぐらいしか出ませんが、ブックリーダーの他にカーナビとしても使えますし、何より複数の電子書籍を共有できます。

低速SIMしか入っていないので、外で使う場合動画を見るのも不可能なので、すでにダウンロードした電子本を読むのに使うくらいしかできないことが、逆にメリットにもなり得ます。

今まで、色々考えていたのですが、とりあえず今月からお試しでU-NEXTのサブスクに入ろうかなと思っています。月々2,189円が惜しいわけではありませんが、何もしなくても毎月それだけ消費されるというサブスクのディメリットということも考えて今まで加入を控えていたのですが、新たにU-NEXTでも使えるブックリーダーを二軍上がりのタブレットで使えるということになると、またちょっと事情が変わってきます。

というのも、私が加入しているmineo経由でU-NEXTを申込むと、月々110円引きの2,079円でフルサービス(音楽のオプションは入れません)を使え、毎月1,200ポイントも付けることができます。そのポイントは電子本の購入にも利用できるので、いわゆる話題の新刊書の中で興味を持ったものを購入すれば、今後サービスが必要なくなって退会した後でも複数のデバイスでいつでも読むことができるようになります。

最近は、本の購入についてもお金がというよりも部屋を占領するものとしてなかなか昔のような買えないというジレンマを感じていたのですが、毎月の1,200ポイントを毎月の気になる本にあてるような使い方をすれば、毎月書籍代の中にサブスクの料金が含まれるということにもなり、読書を習慣にできます。

色々考えると、昔は本や雑誌、レコード(CD)のようなメディアに毎月かなりのお金を使っていました。それが、毎月強制的に引かれるサブスクではありますが、それを有効に使えば部屋を占領することなく自分の興味ある本を小さなタブレットの中に持ちながら家でも外でも好きな時に読むことができるようになります。

サブスクは現在アマゾンにも入っていますが、読み放題の有料サービスは追加料金がかかり、それが月額980円です。そちらの方が安く大量に本を読むことができるのですが、U-NEXTの場合は動画配信やスポーツ配信もAmazonの動画配信の穴を埋めるような形で機能しますので、アマゾンプライムと合わせて月3千円弱のコストを回収できるかどうか、自分の読み方にはAmazonの読み放題の方が合っているのか、まずは一ヶ月無料のお試しで色々とやってみたいと思っています。