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民放の地上波テレビ同時配信はまず日本テレビから

前日の内容と関連しますが、ここまで主に民放(NHKもかろうじて参加)の放送された番組を後日見逃し配信していたサイト「TVer」において、2020年10月から一部の番組について地上波と同時配信が試験的に行なわれるだろうということがわかりました。

すでにNHKでは専用アプリの「NHK+」でネット配信による同時放送が行なわれていますが、まだ民放では同時配信が行なわれていませんでした。最初は日本テレビが行ないますが、放送開始からずっとというわけではなく、時間帯は午後7~11時の「プライムタイム」を中心に行なうということで、どのくらい利用されるかによって今後の展開が変わってきそうです。

そもそも、インターネットによる同時配信というのは多くのアクセスに耐えられるだけの回線の整備が必要ではあるのですが、果たしてどのくらいアクセスがされるのかは、社会的な状況とも関連するところがあるので、今後の状況をしばらくは見ていくことになりそうです。

さらに、この種の同時配信を危惧する動きの中には、日本全国にある「地方局」の苦悩があります。今回の日本テレビにおいても、全国ネットの番組がほとんどではあるものの、中には関東や一部の地域としかネットしていない独自番組が存在するわけですが(夕方のニュースや深夜番組など)、今回の発表はそうした独自番組が配信されないような時間帯を同時配信する時間帯としたわけで、日本テレビは系列局に最大限に配慮していることがうかがえます。

ただ、多くの人がスマホやパソコン、はたまた大画面のテレビで直接「TVer」アプリを起動してネットからの同時配信を楽しむようになってくると、そうしたテレビ局同士の配慮を超えた部分で事態は動いてきます。一番の大きな変化になると見られるのは、民放各局が横並びでプライムタイムの同時配信を行なう中での「テレビ東京」の動きでしょう。

ちなみに、一部の地域が関東や愛知県の地上波エリアに入っている静岡県では、県庁所在地である静岡市を中心とした静岡県中部地域ではテレビ東京系列が同時ネットされておらず、テレビ東京の番組は地方局に売られ、休日の午後などにテレビ東京の人気番組が県内の民放各局で放送されるような状況になっています。

もしテレビ東京が他の東京キー局と横並びでプライムタイムの地上波同時配信を開始した場合、週遅れや月遅れでしかテレビ東京の看板番組を見ることができなかった地方の視聴者がリアルタイムで番組を見ることで、地元局が番組を購入して放送しても、一回見たものだからと視聴されなくなる可能性は高まってきます。ただ、テレビ東京においても先行した日本テレビに対抗し、テレビを見なくなったと言われる人たちを自分達の作ったコンテンツに引き止めるためには、同時配信の検討をせざるを得ないでしょう。そうなると、地方のテレビ局の制作に対する姿勢は変わってこざるを得ないでしょう。

車中泊とテレビというのは、インターネットが普及する前から見たい人は膨大なコストを掛けて車内にテレビを設置し、地上波の視聴が難しい場所においても、衛星放送のアンテナまで設置している人もいましたが、今後はスマホ一台で地上波ならリアルタイムでどこでも見られてしまう状況になり、渋滞が続く車の中で見たり、人がほとんどいないような場所で車中泊をしてもスマホでネットが利用可能ならテレビからの情報を入手できるなど地上波同時配信のメリットは大きいです。ただ、ローカルニュースや天気予報は関東中心になってしまいますので、現地の情報についてはGPSを使用するなどしてネットからの情報集収で補うことも必要になります。


衛星放送受信の不安定さとネット配信への期待

一昨日の静岡市の雨はえげつないもので、私の住んでいる静岡県中部には土砂災害警戒情報とともにレベル4の避難勧告が出ました。実際には、自宅は川の近くにも山の近くにも位置していないのであえて猛烈な雨の中で外に出て避難所への移動をするよりも、自宅内で情報を仕入れつつ待機という形を取りましたが、家は大丈夫でもこんな天気の時には衛星放送が全く映らなくなってしまいます。

たまたま一番雨がひどくなった時に、衛星放送の2時間ドラマを見ていて、犯人がわからないまま衛星放送が電波を受信しなくなってしまい(^^;)、結局ドラマの結末がわからないまま離脱ということになってしまいました。別にそこまで真剣に見ていたわけではないのですが、しみじみ今年開かれる予定の東京オリンピックがそのまま開催されていたら、感動的な瞬間を見逃す可能性もあったのではないかと思ってしまいます。

何せ多くの競技が行なわれ、その全てを地上波で見ることは不可能なくらいあるわけなので、いわゆる人気競技以外にどうしても見たいものがあった場合、現状ではどうしても衛星放送BSの生中継に頼ってくるところも出てきてしまいます。

さすがに同じような状況で台風の時には諦めますが、今回のような梅雨の長雨による厚い雲がアンテナと放送衛星を遮り、放送をLIVEで見られなくなるような状況がたとえ来年にオリンピックが開催されることになったとしても起こってくるのではないかと思うのですね。

すでに今回のオリンピックでも計画されていたということですが、オリンピック中継を電波ではなくネット配信で提供するようになり、さらにテレビの画面上で見られるようになってくれれば、アクセス集中時の対策は必要になるものの、少なくとも天候の影響は受けなくなります。まだオリンピックを開催できるかすらわからないのですが、NHKや民放は同時配信にするのか後からの見逃し配信にするかわからないものの、オリンピック動画配信用のコンテンツを作ることは間違いありません。

もしうまく2021年に東京オリンピックが開催できる運びになったとしても、来年も同じような梅雨時の長雨と集中豪雨は高い確率で起こると考えなければならないでしょう。恐らく、ネットによる中継は行なわれると思いますので、感動の瞬間を見逃さないためにも、パソコンだけでなくテレビ上でもネット配信を見られるようにするなどの準備および、少なくとも地上波並みの画質でネット配信を見られるくらいの回線を用意しておくことも必要になるのではないかと思います。

また、今までは地上波や無料BS以外のスポーツコンテンツをテレビで見るためには有料のBSCS放送への加入という方法が主流だったのに対し、まずスポーツの専門チャンネルDAZNがネット配信でサッカーJリーグの全試合および、ヨーロッパのサッカーリーグ、野球も国内プロ野球からアメリカのメジャーリーグ、さらに多くのメジャースポーツの配信を実現しています。もしスマホ・ガラケーでドコモの回線を契約していれば、ドコモの契約とDAZNを紐付けすると月々の料金が安く利用できますし、同様にソフトバンクおよびY!mobileにスマホ契約で加入することで日本のプロ野球のパ・リーグの試合が見られるYahoo!プレミアムに無料で加入できるようになっています。スポーツ好きな方は、今後のオリンピック開催でどうなるかを見ながら、そうした付加価値を評価しつつ利用する回線を選ぶというのも一つの方法です。


パソコンも中古部品で修理という前提でメーカー・機種を選ぶ?

先日、画面に線とまさにおねしょのように広がっていった黒い点について調べてもらおうと、自宅用として便利に使っていたノートパソコンを購入先の「リングロー」(購入すると物理的故障の保証を無制限に行なってくれる会社)に送ったことを書きましたが、昨日その結果報告がありました。

結局、ソフト的な手段でも、いったん分解して裏から液晶を拭いたりしてもどうにもならない「液晶漏れ」が不具合の原因だったということで、恐らく同社にある同じ富士通のノートパソコンの部品を流用して液晶そのものを交換したと思うのですが、修理のみでの対応が可能になったようです。

この辺は数多くの企業からのリースアップ品を入手し、その中で程度のいいものを販売しつつ、もし不具合が出たとしても不具合があって回収した製品の不具合が出た以外のパーツを流用したり、それほど程度が良くなく「部品取り」用にストックしてある本体を流用したと思われます。さらに販売する製品は企業モデルのため、細かい型番が違っても部品が共通化されている点もあるでしょう。

今回、液晶交換という、ちょっと考えるとかなり普通に修理を頼んだら料金がかさみそうな内容だったので、果たして私の富士通のノートパソコンではどのくらいかかってしまうのか調べてみたくなったのですが、そこで改めて一つのパソコンを長く使い続けるためには重要な事がわかってきましたので、今回はその事について書いてみようと思います。

今回修理対応になったのは富士通のノートパソコン「LIFEBOOK A574/HX」で液晶サイズは15.6インチです。ポイントはこの液晶画面の15.6インチという大きさにあります。なぜかというと、ネットで調べた結果、中古部品を使った液晶修理を行なっている業者のホームページにたどり着いたのですが、最安7,800円から(この金額は持込修理の場合で、郵送だと9,800円)液晶交換ができるというのです。その際の条件の最大の点が、画面の大きさが15.6インチであることなのでした。ちなみに、その業者のホームページから「LIFEBOOK A574/HX」を検索したところ、最安での液晶画面交換が可能だという内容になっていました。

世の中にノートパソコンは数多く出回っていますが、やはり一番多く、さらに企業やお役所の業務用として使われているのは、メーカーは違っても圧倒的に15.6インチサイズのものが多く、その結果安く中古部品を調達でき、修理も中古部品を指定できれば安くなるという事なのですね。ちなみに富士通のホームページから液晶交換を依頼した場合の修理代金は、56,100~82,830円となっています(15.6インチ以外のサイズの交換料金も含む)。

パソコンは車と違って、家のみで使う場合にはそこまで体裁を気にする必要もないので、安く修理が上がってまだ十分に使えるものであれば、中古部品との交換のできるものであった方が良いでしょう。これは、逆に考えるとお店やネットオークションで「液晶割れによって表示困難」な格安なノートパソコンを入手し、中古部品を使っての修理代金を加えても安く購入して使えるようなことも考えられます。

最近はテレワークをする人が増えた影響もあり、中古パソコンもなかなか希望に沿ったものが入手できなかったり、あっても価格が高くなっていたりすることが増えてきました。私自身中古パソコンを購入する前に、新品の方がいいかなとか、もう少し待てばもっと安くなるかなとか、色々考えたのですが、今は自宅用と持ち出し用のパソコンをリングローの無期限保証のある内容で購入できて本当に良かったと思っています。

ただ、さらに安くパソコンを欲しいと考える方においては、自分でパソコン修理ができない人であっても、安く修理をしてトータルで安く購入できるやり方についても考えてみてもいいのかななんて思います。ちなみに、私は「液晶交換 中古部品」というようなキーワードで出てきたところで紹介されていた費用に基づいて今回の内容を書かせていただきました。


OPPO Reno Aでドコモの3G通話SIMを試す

ここのところ、UQモバイルとワイモバイルもスマホプランの低速制限時に最大1Mbpsという速度が使えるプランを出してくる中で、年末にやってくるドコモのメイン回線をそのままにしてガラホ(ガラケー)運用にすべきか、回線を乗り換えて使おうか、最終的な結論は出ていません。

料金的な点でいうと、5月に「通話無制限」から「5分以内定額」のプランに変更したことで月々の料金は1,200円に下がったのですが、これはケータイプランだからで、ガラホに入っているSIMカードをスマホに入れてしまうと、デバイス外使用ということで月々1,700円に上がってしまうという問題があります。一応ガラホはずっと使っていて問題ないのですが、もし何かの拍子に壊してしまったら、同じドコモのガラホでないとまずいので、不安要素ありというところです。

ちなみに、個人的にはドコモにはもう一つの通話専用回線を持っていまして、こちらはFOMAという3GのSIMになっています。ずっと標準タイプのSIMにしていたのを、当時最新のガラケーに機種変更したことで、今はnanoSIMになっていて、こちらの方はスマホに入れても追加料金は取られず、さらに月々千円の支払いで無料通話が最大3,000円で、通話だけでなくSMSにも使えるという、寝かしにはもってこいの回線になっています。

今回は今年の年末から年始にかけての複数回線の使い分けを視野に入れつつ、このFOMA回線のSIMをSIMを2枚入れて同時に使えるOPPO Reno Aに入れて満足に使えるのか試してみました。

果たしてどうなるかと期待しながらトレイにFOMA回線のSIMを入れ、本体を再起動したところ、以下のような通知がSMSで入りました。本体の方で自動的に3G回線を選択したようで、問題なくSMSが受信できたのでした。

次に、設定の中にある「デュアルSIMとモバイルネットワーク」を開き、FOMA回線のSIMを「ダイヤル」に設定します。さらに、FOMA回線ではインターネット契約をしていないのでモバイルネットワークは設定する意味がないのですが、何らかのアクセスポイントを選ばないと何度もしつこく通知が来るので、適当にチェックだけを入れたら通知は入らないようになりました。

ちなみに、現状では楽天SIMは別のスマホに入れて、OPPO Reno AではOCNモバイルONEのデータ専用(SMSオプションもありません)SIMを入れているのですが、Rakuten UN-LIMITの提供する「Rakuten link」アプリから楽天からもらった電話番号を使って無制限に通話と携帯電話からの着信、そしてSMSができるようになっているます。さらに今回FOMA回線のSIMを入れたことによって、FOMA番号からの発信着信とSMSの送受信ができるようになりました。

「Rakuten link」アプリでは緊急通報やフリーダイヤルの利用ができないので、そうした発信が必要な際にはFOMA回線を使って一般の通話アプリから電話を掛けることで、一つのスマホで2つの番号を使い分けることができるようになりました。

しかも、現在入れているSIMはどちらもドコモ回線を使用しているので、エリアに関してはほぼ問題なく、もし楽天のシステムトラブルで「Rakuten link」アプリからの電話やSMSが使えなくなった場合でも、同じ端末から別番号にはなりますが、すぐに連絡することも可能になるので、とりあえずこの状態でOPPO Reno Aを使い続けてみようと思っています。

問題は、以前にも書きましたが、もし今のメイン番号をRakuten UN-LIMITにMNPした場合、現在の使い方で楽天SIMの入ったスマホと「Rakuten link」アプリの入ったスマホに分けて利用していると、固定電話から電話がかかってきた場合にOPPO Reno Aの電話は鳴らず、直後にアプリからの通知のみになるという仕様があるのですが、この問題については例えばOPPO Reno Aとの2台持ちをしてもそれほどかさばらず同時持ちできそうな「Rakuten Mini」を追加すれば、固定電話からからの着信のみをRakuten Miniで受けるという技は使えます。全く楽天およびauのエリア外であった場合も、ドコモエリアに入っていればどちらの番号からでも発信・SMS送信ができますし、フリーダイヤルしか載せていない宿に電話するような時にもFOMA回線が効いてきます。

現在、Rakuten Miniは1円で買えるのでかなりの人気で入荷待ちになっているのでMNPには全くおすすめできませんが、今年の年末あたりにその価格と材庫がどうなっているかというところで、私の選択も変わってくると思います。もちろん、それまでに他の業者がさらに面白いプランを出すかも知れませんが、もしRakuten Miniが購入できれば、おサイフケータイ対応のスマホを2台持ちすることになるので、様々な利用方法が考えられます。

もし今後新型コロナウィルス騒動が収まって、鉄道を使って関東方面に行く場合、JR東日本のホームベージを見ると「 1枚のSuicaで、Suicaグリーン券を2枚以上購入することはできません。」とあるので、Suicaを持っていない同行人がいた場合には、クレジットカードにモバイルSuicaアプリを紐付けることで、台数分の座席を車内で検札無しで利用することもできるでしょう。そんな事も考えつつ、現状のままにするのか、番号を乗り換えるのかについては様々なシミュレーションをしつつ、安くて使い勝手の良い組み合わせを選べるように準備したいと思っています。


ガラケー・ガラホを今後使い続けることの難しさ

現在、私が大手三大キャリアで契約しているのはドコモのみで、2回線あるのですがそのどちらもガラホ(ガラケーの一種で基本ソフトにAndroidが入っているもののGoogle Playは利用できない)での契約です。

まだ自分の中で確実に決めているわけではないのですが、メイン回線(通話用)の番号をRakuten UN-LIMITにMNPし、電話番号はドコモMVNOのOCNモバイルONEを入れたスマホで運用(Rakuten UN-LIMITの場合は、電話番号が入ったSIMを入れなくても専用アプリの楽天LINKが入っている端末に電話番号を紐付けて通話が可能です)するつもりです。この方法だとそのまま楽天SIMを入れてデータと電話を利用するよりも、通話の安定感はドコモのエリアで利用できるのでちゃんとあり、楽天本体のシステムトラブルがない限りは移行しても大丈夫ではないかと思っています。

しかし、このやり方を利用するためには、現状ではiPhoneは対応しておらず(楽天linkアプリがないためで、データ通信利用なら可)、Google Playが使えない私の持っているガラホでも、そもそもアプリをガラホで利用できるのかすらわからず、使えたとしても将来的に起こるアプリのアップデートに手動で対応しなければならないので、Rakuten UN-LIMITの通話用としてガラホを使うのはほぼ不可能だと思います。

ただ、普通のガラケーは通話・SMS用にしか使えないものの、手持ちのSH-01Jはドコモ系のデータSIMを使えば、アクセスポイントを設定して本体でのネット利用やテザリング(USB・Wi-Fi・Bluetoothとも)でのネット利用が可能なので、今回ちょっと試してみたいことがあり、それを実行してみました。

実はスマホだけでなくガラホでもドコモ以外のSIMカードが使える可能性があるSIMロック解除ができるのです。現在はドコモショップは時間を短縮して営業していますが、dポイント用のIDでログインすることで、ネット上からSIMロック解除の手続きができるのです。

具体的なイメージがわかないかも知れませんが、自局番号のSMSに届くセキュリティコードをパソコン上で入力しつつドコモのホームページ上から手続きを行なうと、「SIMロック解除コード」なる数字が送られてきます。ガラホに入っているSIMカードをドコモ系以外のものに入れ替えて改めて電源を入れると「SIMロック解除コード」の入力画面になるので、そこでコードを入力すると無事にSIMロックは解除され、他社のSIMカードが入った状態でガラホの様々なメニュー操作ができるようになります。

そこで試したのが、果たしてガラホにRakuten UN-LIMITのSIMを入れて楽天のエリアで使えるようになるのかということです。Rakuten UN-LIMITのSIMを入れてデータ通信だけでも利用可能になるのはバンド3と18(または26)に対応していることが必要だと言われているのですが、実際に試してみたところアクセスポイントの設定をしてもアンテナは立たず「×」印になり、改めて仕様書を見たところSH-01Jはバンド1と19に対応しているだけなので、SIMロックを解除してもRakuten UN-LIMITでの利用は無理なようです。

こうなると、将来的には通話のみの用途や、モバイルルーターやスマホからのテザリングをして単体でのネット利用を3Gの電波が停波するまで使うという感じになってきてしまいます(SH-01Jは3GのFOMAプラスエリアは利用できます)。

ちなみに、最初に書いた私の持っているドコモの2回線というのは主回線は4Gですが、サブ回線はまだ3G回線をわざわざnanoSIMに変えて持っているので、こちらの方をドコモで維持しつつ(SMSも利用できる無料通話が最大3,000円分付いて月額千円ほど)、Rakuten UN-LIMITのシステムがダウンした時に備えてのサブとしてしばらく維持しながら、ドコモが3G回線利用者にどのような移行プランを持ってくるのかを期待して待つのもいいかなと思っています。

ただ、そこで出てきた移行プランはガラケーやガラホでは使えないと思うので、そうなると新たな「ガラケーっぽいスマホ」のような新端末を待つか、完全にガラホを無くして完全にスマホの世の中になってしまうのか、3G終了時の日本はどうなっているのかが気になります。個人的には電話を掛ける際に物理的なボタンを押して通話できるというのは、けっこう有難く、文字の片手入力も「ベル打ち」ができるので小型のスマホにキーボードを付けて折りたたみ端末の形式でどこかが新しい小型スマホを出してくれないかなと思っているのですが。


古いモバイルルーターでRakuten UN-LIMITは使えるか?

前回書かせていただきましたが、いったんスマホで通話用アプリの「楽天link」のログイン作業をやってしまえば、Rakuten UN-LIMITの一つの売りである「通話・SMS無制限」の機能はSIMを入れていないスマホでも(発信時に相手の電話に番号通知はできなくなりますが)、他の会社のSIMを入れても使えることがわかりました。

私の場合、元々今使っている通話用のSIMをMNP移行しても問題はないのかということで楽天モバイルのテストに参加した感じなのですが、楽天モバイル内部のトラブル以外の楽天エリアでの電話がつながらない問題について、このやり方を使ってドコモ回線のSIMを入れて「楽天link」アプリを入れたスマホを使えば問題なく電話もSMSもできることがわかったので、次の段階を考える中で一つ思い出したのが、かつて利用していたモバイルルーターの存在です。

そのモバイルルーターとはNECのMR04LNという今となっては古くて、さらに使用できるSIMカードがmicroSDということで、nanoSIMを使っている場合は自己責任でSIMアダプターのようなものを使う必要がありますが、せっかくなのでモバイルルーターでRakuten UN-LIMITが使えるかどうか試してみました。
もちろん古いものなので、楽天のAPNが最初からはセットされていませんので、手動でセットする必要があります。しかしAPN設定自体は簡単で、それとわかる名前を付けて(下の写真のケースでは普通にRakutenと付けました)、APNに「rakuten.jp」と入力するだけで私のモバイルルーターは接続できるようになりました。写真で見てもわかる通りアンテナ3本(auのパートナーエリアでの利用)立っています。

ちなみに、このモバイルルーターのオプションであるクレードルも持っているので、いざという時にはここから有線LANケーブルで常用している無線ルーターに接続し、自宅のネット環境をRakuten UN-LIMITでまかなうこともやろうと思えばできますし、外出先のホテルや長期滞在する場所において複数の端末を利用してのインターネット接続を使うこともその場所が楽天モバイルのエリアであればやろうという気になります。ちなみに、パソコン一台の接続だけなら、USBケーブルで直結するUSBテザリングの最高速も利用できます。

パートナーエリアにおいても、5GBのクーポンを使い切ったりあえて容量を節約したいとアプリから低速通信に切り替えた場合は、モバイルルーターからのテザリングをWi-FiではなくあえてBluetoothにすることで、スピードの差がないまま(Bluetoothテザリングには限界の速度がありますが1Mbpsであれば十分余裕があります)ルーターとスマホともどもの電池持ちが良くなりますので接続状態を継続して利用することもできるようになるでしょう。

さらに、パソコン以外にもWi-Fi接続のみのタブレットと併用して使う道も出てきますし、WiMAX2の上位互換としてRakuten UN-LIMITのSIMカードを入れたモバイルルーターが機能する可能性も出てきました。

今後の社会はどうなっていくかわからず、もし自分が新型コロナウィルスに無症状のまま陽性になった場合のことを考えると、隔離先にネット環境がないような場合には自分でネット環境を整備しなければなりません。そんな中ですぐに安全なネット環境を作れるこうしたモバイルルーターが楽天モバイルに対応できることがわかり、今後は状況によってスマホに入れるかモバイルルーターに入れるかして、その使い勝手を試してみるのもいいかなと思っています。


ガラホなら5分かけ放題でも安心なアプリが使える

昨日このブログで書かせていただいたたように、現在の日本でガラケーやガラホユーザーは虐げられていると感じざるを得ません。ガラケーを使い続けている方は現在5Gのサービスが始まった中で、近い将来における買い替えは仕方ありませんが、4GによるVoLTEが使え、さらにシステムにAndroidが使われたガラホまで利用に制限がかかってしまうというのは、固定電話が徐々に姿を消していく時期と同じくらいで消えてしまわないかと思えるほど、個人的には寂しいものがあります。

私の場合、ドコモのSH-01Jというガラホを現在使っているのですが、発売時にはかなりインパクトのあったLINEアプリがプリインストールされていたり、おサイフケータイでもモバイルSuicaが使えたというメリットがすでにゆらぎつつあります。SH-01Jではログインを伴うモバイルSuicaは2020年12月には使えなくなり、私がガラホを止めるべきなのか考えてしまった原因にもなりました。ただし、SH-01Jでは新たにコンビニATMなどを利用して現金によるチャージをして交通機関の乗車に使うことはできるのでまだましでしょう(後継機ではモバイルSuica自体が使えなくなっています)。

さらに、LINEアプリについてもプッシュ通知ができなくなるという、もはや単体でガラホを使う場合は、基本的なメールやウェブ利用くらいしか使えなくなったという感じがあります。ドコモのガラホ用の料金プランは、現状では通話のみという形での契約はできなくなっていて、高速クーポンが100MBというかなり限定されたデータ通信がセットになったプランを出している割には、ガラホでのインターネット接続にともなった利用については冷遇されている感じがします。

せめてAndroidが乗っているならGoogle Playからアプリが本体でインストールできるようになれば、アプリからネットを利用するなど使い勝手もアップするのにと思うのですが、その辺もあまり期待できそうにありません。

過去にこのブログでは、SH-01Jに非公式な方法ではありますが、「ESファイルエクスプローラー」というアプリを使って、スマホからアプリを送信してインストールする方法を紹介したことがありましたが、現在ではその「ESファイルエクスプローラー」がGoogle Playから削除されてしまったようで、今後新たにSH-01Jを入手し、手持ちのスマホからアプリをインストールすることが難しくなっているということもあります。

元々この方法はイレギュラーな方法だったので、一つの方法が塞がれてしまうというのは仕方のないところだと思うのですが、ネット上ではガラホに送ってクリックするとアプリをインストールできる「apkファイル」を提供しているサイトはあるにはあります。しかしそうしたサイトを経由してガラホにアプリをインストールした場合、誰がどんなファイルをアップしているかわからず、安全性の検査もされていないと思われるので、どうしても危険を伴うことになり、個人的には全くおすすめできないのですが、ガラホを便利に使うためにはどうしてもその禁断の誘惑には耐えられない人も出てきてしまうでしょう。

私の場合は今までもこれからも、ガラホでネット接続をするケースというのはほとんどなく、通話を基本的にするだけなのですが、来月から「通話無制限」を「5分限定かけ放題」に変更するにあたり、新たにインストールすべきアプリがあったので、現在Google Playからインストールできる「Astroファイルマネージャー」というアプリの本体内アプリ(スマホにインストールしたアプリ)のアプリバックアップ機能を使ってapkファイルを取り出し、それをデータ移動(スマホ本体にあるapkファイルをSDカードにコピー)して何とかSH-01Jにインストールしたのが「通話時間タイマー」というアプリです。

このアプリはこちらから電話を掛けた際、指定した時間を経過すると本体をバイブさせて知らせたり、さらにその後で指定した時間で回線を切ってくれる機能があります。ここまで書けばおわかりでしょうが、5分定額なら通話時間が4分経過ぐらいでまず通知があり、5分になる前に回線を切ってくれるので、アプリが正常に動作していれば定額料金の範囲で通話ができるということになります。

このアプリは普通にスマホにインストールでき、プレフィックス電話用の専用通話アプリでも動作するので、かなりの方々が便利に使っているのではないかと思うのですが、ガラホでもこのアプリが使えれば、私の契約内容の場合4分経過時点で先方にもうすぐ切れる旨を伝え、改めて楽天モバイルのSIMが入ったスマホから時間無制限で話の続きを気がねなくできるようになりそうです。

このように、一般的な「ガラケー」ではできないものの、Android OSが基本ソフトとして入っているガラホなら、ぱっと見では普通のガラケーとしか見られない二つ折りでキーパッドがある携帯電話で、まだまだ色々な事ができる余地があるわけです。モバイルSuicaやLINEの機能縮小は残念ですが、まだまだインストールするアプリを工夫すれば使えると思いますので、今後もガラホで便利に使えそうなアプリを探していきたいと思っています。


13インチのノートパソコンにThinkPadキーボードを載せると

今使っている東芝のダイナブックを選ぶ際にこだわったのは、マウス不要でタッチパッドも使わないで入力できる「クリックパッド」が搭載されているかというところだったのですが、このパソコンで唯一気になるところが、キーボードの出来がそこまで良くなく、かなりちゃちな感じがするところでした。

そんな時にネットを見ていると、外付キーボードとしては高級品とも言えるPFUのHHKB(Happy Hacking Keyboard)を13~15インチのノートパソコンで使えるように、お世辞にも小さいとは言えないHHKBをノートパソコンのキーボードの上に載せて使うための「キーボードブリッジ」という部品でした。

この薄い板のような部品をノートパソコンのキーボードの上に置くと、少し隙間があるのでこのキーボードブリッジの上に別のキーボードを載せても下にあるキーボードが押されることがなくなるので、好きなキーボードをラップトップのような形になっても使えるというアイデア商品です。実は私自身もHHKBは持っていて、その打ちやすさには敬服するところがあって、できればそうして使いたいと思っているところもあるのですが、残念なのは私が持っているHHKBはワイヤレス対応ではない古いものなので、ケーブルをつなごうとするとぴったりとノートパソコンのキーボードにフィットしないというところです。改めてHHKBのワイヤレスタイプを購入するには、キーボードを購入するだけで3万円以上かかってしまうので、ちょっとそれだけのためにキーボードを買い足すのは今は我慢したいところです。

そんな事を考えていた時に思い付いたのが、つい先日このブログで紹介したLenovoが販売しているThinkPadワイヤレストラックポイントキーボードの存在でした。このキーボードは別のノートパソコンの一部のキートップが壊れてしまった時にかなり活躍してくれたのですが、その時も15インチのノートパソコンのキーボードの上にそのまま載せて使っていたのでした。

そこで改めてThinkPadキーボードをダイナブックのキーボードの上に載せてみたところ、一応ノートパソコンの方のタッチパッドを切った状態で、下にあるノートパソコンのキーボードが動作してしまうようなこともなく、ThinkPadキーボードが全く問題なく使えるようになりました。ポインタ移動は赤いタッチパッドで行なえますし、左右クリックもThinkPadキーボード上で問題なくできます。この文章もThinkPadキーボードで打っているのですが、打っていて動くこともなく、正確なタイピングがスムーズにできるという点でいえばかなり気に入ってしまいました。

さらに、HHKBと違ってこのThinkPadキーボードは薄くて軽いので、ノートパソコンを入れているケースに同梱できるというのもモバイル運用をすることを考えると便利な点だと思います。

そうしてみると、今後ノートパソコンを変えるような事があっても、だいたいのキーボード全体のサイズを把握した上で、このThinkPadキーボードが使えるものを使い続けるようにしていけば、どこのノートパソコンを選んでもそこまで私の場合では文字入力に関しての差は出ないというような感じになりました。

今後、今出ているThinkPadトラックポイントキーボードの後継機では、Bluetooth接続だけでなく2.4MHzの無線接続を選べるようになっているそうなので、2.4MHzの無線接続をノートパソコンの方で使えば、持ち運び中にキーボードのスイッチが何らかの要因で入ってしまい、それに連動するような形でノートパソコンが起動してしまうようなケースを回避できるでしょう。定価で買うことに躊躇はありますが、これから出る新型の方にも興味があります。現状のキーボードではBluetooth接続のみなので、スリープ時にノートの方のBluetooth接続を切ることや完全にシステムを終了することで対応しているのですが、次機種ならBluetoothではスマホやタブレットとペアリングして使い分けるようなこともできそうなので、さらに便利に使えるかもしれません。パソコンのバッテリーを使い切っても、スマホ用にキーボードを使い回すことでかなり利用範囲も広がりそうで嬉しいです。

今の世の中ではノートパソコン自体を使わないでスマホで全ての作業を済ませてしまう人もいるということもあり、ノートパソコンを持ってタッチタイピングをすることができればそれでいいというようなところで止まってしまっていて、自宅だけに関わらずモバイル環境でも使い慣れて入力しやすいキーボードを使い続けられるような事についてはあまり語られてこなかったような気がします。キーボードでの入力がスムーズにできるようになると、貧弱なキーボードで同じように入力しようとするとそれ自体がストレスになったりしますから、もう少し多くの人に自分の気に入ったキーボードをノートパソコンと一緒に持ち運んで使うことのメリットについても考えていただければと思うところです。


キャンペーンを利用して新端末を入手しやすくするには

一昨日になって新しい楽天モバイルのプランと端末を同時購入した場合に期間限定(ポイント付与から6カ月)ながら14,500ポイントか9,500ポイントを貰えるキャンペーンをはじめました。ただし先日の新プランに申し込んだ人のために、端末ポイントについては新プランを発表してからにさかのぼって適用になるそうです。

しかし私の場合は端末とセットで申し込まなかったので、後から端末だけ追加で申し込んでもこのキャンペーンは適用にならないようです。ただ、このキャンペーンではあくまで後日に期間限定の楽天ポイントがもらえるだけなので、いわゆる「実質」のメリット享受であり、金銭の負担が減るわけではないことに注意しましょう。ポイントを貰っても有効に使う手立てがなく、期限ギリギリにどうでもいいものを買ってしまったら、まさに楽天にとってはいいお客さんになってしまいます。

私の場合は今回の楽天の新プランにSIMカードだけの契約にして、開通手続きとアプリの楽天Linkの利用によって合計6,300ポイントが付与されるだけですが、こうしたキャンペーンをスルーしたのは、ガラケーに入れているかけ放題のドコモの場合だけSIMをあと9カ月使い続けないと解約金の9,500円がかかってしまうからです。

この件については、同じ大手キャリアの場合、2019年10月以降に出てきた新プランに移行すれば、その時点で2年縛りが消えるようになっているのに、ドコモはかたくなに以前からの利用者に2年縛りを続けることを契約の時点の意思を尊重する形で続けているので、ドコモユーザーにとっての選択肢はありません。

一つの考え方として、解約金の9,500円を支払っても早く端末を購入したほうがいいということもあるでしょう。ドコモの番号をそのまま移行するには手数料が税別2,000円かかりますので、更新月以外にドコモから他のキャリアに移るためにはドコモに11,500円を支払う必要があります。

そもそも3月の時点ではドコモから楽天モバイルの新プランにMNPで移行すること自体ができませんし、まだ回線の状況がわからない中での移行は危険なので、ここでは前回紹介した電話のかけ放題プランが選べるUQモバイルに移行しつつUQモバイルでも使える楽天モバイルの端末を購入するというちょっと複雑な方法での購入ということで考えてみます。というのもこの時期にUQモバイルはSIMカードのみの購入でMNPしてスマホプランを契約した場合、ポイントではなく1万円のキャッシュバックキャンペーンをはじめました。キャッシュバックまでにタイムラグが有り、申込みをし忘れたりきちんとキャンペーンに適用する申込みを行う必要はあるものの(オンラインショップ以外での手続きや初期手数料がかからないエントリーパッケージを利用しての手続きは対象外になるため注意)、後日送られてきたメールの内容に従って手続きをすれば実質ではなくお金が戻ってくるので、こうしたキャンペーンを利用しないと損です。

エントリーパッケージをキャンペーンでは利用できないので、実質では約7,000円のキャッシュバックになりますが、もしドコモ契約のタイミングで解約月だったりガラケーのかけ放題をドコモ以外のキャリアで使っていたなら2枚SIMを指して使える楽天モバイルの端末に楽天モバイルとUQモバイルの2回線を入れて運用するという選択もあったのですが、できないことをああだこうだ言っても仕方ありません。

ちなみに楽天モバイルで販売している端末の中では、おサイフケータイと防水機能のあるOPPO Reno Aが楽天モバイル限定で128GBとメモリが2倍になっているモデルがおすすめです。この機種を選ぶと期間限定9,500ポイントが追加でもらえるので、契約に関するポイントとの合計は15,800ポイントになりますが、こちらはUQモバイルのキャシュバックとは違って使う場面が限られるので注意しましょう。

期間限定ポイントの使い道としては、スマホに関する周辺機器(ケースや充電ケーブル、モバイルバッテリー)を買ってもいいでしょうし、近所に楽天ポイントと提携していて普通の買い物で使えるお店があったら「端末の実質価格」が現実に限りなく近づきます。私の場合は利用しているガソリンスタンドが楽天ポイント払いに対応しているので、半年あれば使い切れると思います。逆に言うとポイントを貰ってもいつもの買い物で使い切る自信がないような場合は、安易にキャンペーンに乗らないほうがいいこともあるかもしれません。

とりあえず私は、4月からの楽天モバイルのSIMカードはすでに持っているP30 liteに入れて利用するつもりにしているので、新しい端末を必要とするのはドコモから乗り換える予定の2020年末以降になります。その時にはもう少し状況が変わっている可能性がありますが、SIM購入でもらえる楽天ポイントの利用期限ぎりぎりで楽天で回線対応のOPPO Reno Aが売っていれば一部ポイントを利用して端末を買えば、端末購入時のポイントとドコモ回線の違約金分が相殺されるので、焦って端末を購入することもないかなと思います。時間の経過とともに端末の代金も安くなるかも知れませんし、期間限定ポイントを端末購入に集中して使うことができる分、無駄遣いも減らせます。

そもそも、時間の経過とともにUQモバイル以上に使える通話放題を出してくるMVNOがあるかもしれません。ただスマホに関しては機能と価格のバランスを考えると2021年になってもなおOPPO Reno Aを購入すれば間違いないと思っていますので、今回の楽天モバイルのキャンペーンには感謝しています。

今回はあくまで私の複雑な契約の移行にともなった一つの例ということで紹介しましたが、新しいスマホが欲しい場合には様々なキャンペーンを利用しないと損です。さらに、キャシュバックの場合はいいのですが、ポイントバックの場合は今回の楽天のようにタイムラグが有るだけでなく一定の期間を過ぎると無効になってしまうケースもあるので、ポイントの多さに惑わされることなくあくまで自分に合った条件で利用するようにしましょう。


テンキーで日本語入力をするのはどんな仕組み?

先日紹介したテンキーのNT-19UH2BKNを手に入れたことで、かなりパソコン(Windows10)を使っている中でのシチュエーションに応じて両手だけでなく片手での入力の可能性が広がってきた気がします。入力の早さという点で言えば両手で打った方が早いわけなのですが、片手で打つ場合にもそれなりに便利さがあります。

というのも、気合いを入れて文章を打つなら両手の方がいいですが、画面を見ながらネットを使うくらいの利用で、検索ワードを入れたりちょっとしたメモ書きくらいに使うのだったら、スマホで使っているような片手入力の方が気軽で片手も空きますし、できるなら利用してみたいと思う方もいるのではないかと思うのです。

過去には、それこそまだスマホがなかった時代には、携帯電話のキーボードを使ってどう効率的に入力すべきかという考えのもと、「ベル打ち」という2タッチ入力が早く文章を打つ方法として普及していました。さらに、外付けの片手用キーボードというものの中には、特別なソフトを使って設定しなくてもパソコンやスマホと接続すれば使えてしまう、テンキーサイズの中に全ての日本語キーボードの要素を詰め込んだミサワホームが販売していた異色のキーボード「CUT Key」という製品があり、実は当時購入したものをまだ持っているのですが、残念ながらこのキーボードは全ての機能をテンキーサイズに収めた弊害か、キーの数が多すぎて片手では入力しずらいというのが正直なところでした。

こうした製品というのは、メーカーが供給を止めてしまったらそれ以上ユーザーは増えません。だからというわけではないのですが、キーの数の少ない標準のテンキーで日本語入力ができれば、テンキー自体がなくなってしまうということは考えにくいため、多少設定に手間がかかってもいったん設定してしまえば、普通に使えるようになります。テンキーでの日本語入力をアシストする入力方法は色々あると思いますが、私が実際に使っているのが「片手チョイ入力」という日本語入力方法になります。

ここで、改めて疑問に思うかも知れませんが、普通テンキーでは数字しか入らないのに、そのキーでどうやって日本語を入力できるのかという点については少々説明が必要になります。皆さんがパソコンでどうやって日本語入力をしているかということはわかりませんが、多くの方が使っているのが「ローマ字入力」ではないかと思われます。ただこのローマ字入力は当り前に使っているようでいて、パソコンのキーボードに書かれている日本語の「かな」とは全く関係なく日本語を出すものです。あえて例を出さなくてもいいかとは思いますが、具体的には以下のような法則があります。

a→あ ka→か
i→い ki→き
u→う ku→く
e→え ke→け
o→お ko→こ

英語およびローマ字が全く読めない人にこの内容を見せても、なぜキーボードの英字を押すと日本語が出てくるのかというのはわからないでしょう。これは、私たちのパソコンにある日本語入力ソフトの中で、日本語をローマ字読みにして英字で入力すると日本語のかなになって表示され、さらにかなを変換することにより文章を作ることができるように設定されているからなのです。
だとしたら、テンキーにある数字の配列によって全てのかなを出すことができれば、あとは変換したりして日本語入力を行なうことが理論上はできるということになりますが、なかなかそれが難しかった時期がありました。というのも、テンキーによる片手入力はローマ字とは全く違うキーの組み合わせで日本語を出すため、日本語入力ソフトの基本的な設定を変える必要があるのです。これを「ローマ字カスタマイズ」とか「ローマ字定義」と言ったりします。

今のパソコンはローマ字による日本語入力ができるのが当り前になっているため、Microsoftが作ってWindowsに標準搭載されている「Microsoft IME」や日本固有の日本語入力ソフトである「ATOK」の場合、ローマ字入力ができないようになってしまったら困ると考え、ユーザーが勝手にローマ字定義の設定を変更できないようにしている場合が多いので、日本語入力をするのならローマ字入力やかな入力を使う以外の選択肢はないというような時代が長く続きました。そんな状況の中で出てきたのが最初に紹介した「CUT Key」でしたが、そもそも自由に日本語入力のためのプログラムをユーザーが自分の好みで使えるようになれは良かったのです。

しばらくはそういった自由なキーカスタマイズができない状況の中で今に続く光明が差し込んだのは、無料でダウンロードして使うことのできる「Google日本語入力」に強力な「ローマ字カスタマイズ機能」が付いたことからです。Google日本語入力の「プロバティ」を開くとすぐに出てくる基本設定の入力方法が「ローマ字入力」になっていることを確認し、下にあるキー設定の中の「ローマ字テーブル」の「編集」をクリックしてその設定を開くと、このローマ字から日本語を出力する設定を全く違うものの変更できるのです。この設定は自分で手入力してもいいですが、テキスト形式のファイルをインポートしてローマ字テーブルを全て書き換えることができます。ただし、「初期値に戻す」キー一発で簡単に元の工場出荷時の状態に戻すことができるので、気軽に独自の日本語入力方法を試せます。

このローマ字テーブルに私は「片手チョイ入力」の設定ファイルを読ませてからテンキーを接続してテンキーから日本語入力をしているというわけです。この設定は例えばこのようなものです。

44→あ 54→か 64→さ 74→た 84→な
45→い 55→き 65→し 75→ち 85→に
46→う 56→く 66→す 76→つ 86→ぬ
47→え 57→け 67→せ 77→て 87→ね
48→お 58→こ 68→そ 78→と 88→の

このように数字の組み合わせで法則性を付けて日本語のかなが表示されるのですが、その内容については詳しくやろうとすると更に長くなるので、回を分けて紹介しますので改めてお待ち下さい。