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イヤホンジャックから接続可能な巻取り式FMアンテナを使ってスマホのFMラジオを使ってみたら

先日は、防災用ラジオの常時携帯を止めて、その代わりスマホに導入されているFMラジオアプリを活用することについて紹介しました。

ただ一つ残念だと私が思っていたのは、ラジオを受信するためにはイヤホンジャックに有線のイヤホンを繋ぐことで、イヤホンのコードにFM用のアンテナとして使う仕様になっています。この技術は最近のものではなくて、かつてクレジットカードタイプの薄型ラジオが出ていた時も、付属のロッドアンテナがない代わりに、付属のイヤホンをアンテナ線としても使うような感じで小型化を実現していたのでした。

私は以前のブログを書いた時にも、てっきりスマホのFMラジオアプリではイヤホンからの出力しかできず、スピーカーを使って複数人が同時にラジオを聞くためには、有線で接続する小型スピーカーを用意しなければと思っていたのです。しかし、FMラジオアプリを色々といじっていると、アプリの中に「スピーカーを使用する」というメニューが出てくることを発見しました。と同時に「イヤホンを使用する」という形で音の出口を切り替えることもできるような仕様になっていまして、これだと長めの有線イヤホンが一本あれば、電力は食うもののスマホのスピーカーから直接音を出せることがわかり、あることを思い出しました。

写真のものは、以前中華ラジオを購入した際に手に入れた、外付けのFMアンテナXHDATA AN-80です。専用のアンテナ端子があるラジオではイヤホンジャックから接続し、特別な端子を持っていない普通のラジオの場合には、FM用のロッドアンテナに付ける部品も付いているので、これを部屋のカーテンレールに挟んでコードを長く伸ばすことによって受信感度を上げられるという単純な製品です。

こんなものでも、やはりあるとないとは大違いで、ちょっとノイズが乗るコミュニティFM局でも、小さなロッドアンテナしかない防災ラジオを使っていても、何とかきれいに受信することができるようになるので、気に入って使っていたのです。

今回、これをスマホのイヤホンジャックに直接つなぎ、カーテンレールに先端をはさんで長めのアンテナにして、さらにスマホから音を出すためにアプリの設定を切り替えたところ、全く問題なくスマホのスピーカーから音を出すことができました。

イヤホンを使う場合にはそのまま差しても良いのですが、オーディオ・アクセサリーとしてイヤホンを2本使えるような二股ジャックもありますので、それを差した上でアンテナとイヤホンを両方差せば、高感度のラジオを短めのイヤホンで聞くことも可能になります。
また、「イヤホンジャック FMアンテナ」で検索すると、ロッドアンテナを直接スマホのイヤホンジャックに接続できる商品も安く入手可能です。

あまりにも安いので一つ注文を出しましたが、中国から船便での配送になるので、到着までには時間がかかりそうですが、届いたらそのレポートも改めてしてみたいと思っています。私の場合、今回紹介したカーテンレールに接続するタイプのコードアンテナとも併用できるので、これを常に持ち運びつつ、手持ちのラジオをまさかの場合の情報収集用FMラジオとして使おうと思っています。

低電流での充電が可能なモバイルバッテリーは今となっては貴重かも知れない

モバイルバッテリーの進化はすごいものがあり、小さなモバイルバッテリーでもノートパソコンを充電できるような高性能な製品が多く出てきています。そのため、以前なら本体の電池が切れたらコンセントから充電するしかなかったような状況下でも、自分の使っているノートパソコンの消費電力(ACアダプターの能力)に合わせたモバイルバッテリーと併用することで、本体の電池を使い切ってしまっても、何とかモバイルバッテリーで使い続けられるようになりました。

また、高出力のモバイルバッテリーを使うと、スマホやタブレットの急速充電モードを使えるようになるので、普通の充電より速く容量を満たすことができるようになるなど、朝起きてスマホの充電をし忘れたといったような場合でも、通勤時に充電するだけでそれなりに使えるようになるケースも考えられます。

もちろん、モバイルバッテリーの高容量・高出力化というのはありがたいことですが、充電する対象によってはその高出力があだになってしまうケースもあります。例えば、イヤホンやスマートウォッチ・スマートバンドは小容量の電気でも動くので、充電出力を上げすぎるとトラブルの原因になることもあると言います。そこで、今のモバイルバッテリーの中には「低出力(低電流)モード」というものがあるものがあります。バッテリーのボタンを追加で押すことで、出力を下げることができて充電するものによっては低出力の方が都合が良い場合があるのですが、私の場合はさらに頭の痛い問題がありました。

というのも、常時持ち出して使っているノートパソコン風のタブレットTransbook T90Chiのキーボード部分はBluetoothキーボードの充電式になっています。このキーボードも小電流で充電すべきものですが、普通のモバイルバッテリーで充電していると、必要とする電流が少ないため、バッテリーの方で充電を終了したと勘違いして途中で充電が止まってしまうのです。

そこで、自宅にある様々なバッテリーを使ってBluetoothキーボードの充電を行なってみたのですが、これは大丈夫だろうと思ってやってみた5V1Aの出力で容量が3000mAというダイソーで昔購入した薄型バッテリーでも充電が途中で止まってしまいました。
こうなると、あえて低電流モードのある容量少なめのモバイルバッテリーを追加購入するしかないかなと思っていたのですが、ダイソーのものよりかなり前に購入したスティックタイプのAnker Astro Mini 3,000mAhという今となっては一回分のスマホの電池も充電できないバッテリーをつないだところ、何と止まらずに最後まで充電することができました。

今となっては購入したアマゾンの方にもリンクは残っていないのですが、先人がこの製品についてその能力を検証したブログがヒットしてその中を見たら、一つ鍵になることが書かれていました。

このAstro Miniも、電力供給をしている中で一定の電流以下になると自動的に給電をストップする機能が付いているのですが、その最低電流が最小50mAとなっていたのです。現在使っているBluetoothキーボードを充電する際にはこれよりも多い電流を流していると考えて良いと思います。ということで、このバッテリーを小電流を必要とする機器向けに持ち出すことを決定しました。

また、こうしたスティク状のバッテリーなので、以前購入してモバイルバッテリーと合わせて使っていたLEDライトをつなげて懐中電灯のように使うこともできるようになりました。また、これも以前紹介した展開するとかなり大きくなるソーラーパネルの充電先としてもこうした小容量のモバイルバッテリーは比較的少ない時間でも蓄電できるので、よりソーラー充電を活用できるようになるのではないかと期待するところもあります。

こうしてみると、高容量・高出力という性能も当然必要なところではあるのですが、低に低電流低出力で容量が少ないバッテリーでも、これだけUSBでの充電先が多様化する中でまだまだスクラップにするのは勿体ないということも言えそうです。頻繁にワイヤレスイヤホンやスマートウォッチを充電するような方は、最新のモバイルバッテリーで全てまかなうというのも一つの方法ではありますが、以前使っていたモバイルバッテリーで利用可能なものはないか、確認してみるのも面白いのではないかと思います。

タブレットをノートPC化したことでお蔵入りになっていた中途半端なACアダプターの出番が出てきた

現在、古いノートパソコンを含めてほぼPC出力(USB-TypeC)からの充電ができるようになったので、専用のACアダプタを持ち運ぶことなく、電源回りの持ち物が激減したのはノートパソコンのモバイル運用によっては本当に楽になった事の一つです。現在は、今持っている全てのノートパソコンを使いながら充電するためには45Wから60Wくらいのものを用意して持って行けば何とかなるような感じなのですが、端末によってはもっと少ない出力で済むものもあります。

以前購入したWindows11の入ったノートパソコンについては、大体30Wくらいあれば十分なので、大きなポータブル電源を持たなくても、30W出力のモバイルバッテリーがあれば、何とかそこから充電できるので便利に使っていたのですが、先日から紹介していて私の常用パソコンとして現在持ち出しているASUS Transbook T90Chiは更に電力消費が少ないので、さらに電源回りの用意が楽になっています。

当然、ACアダプターも大は小を兼ねるという面はあるのですが、出力が高い充電器やモバイルバッテリーは今までスマホやタブレット用として使っているものの流用だと力不足になり、買い直しを考えなくてはいけない部分があります。ただ、古いWindowsタブレット(T90Chi)を現役復帰させたことで、持ち歩くUSB出力のACアダプターを変えてみました。

これはたまたまソフトバンクのショップがアウトレットセールをやっていた時に格安で購入したPDとUSB-A端子の二つを持つACアダプターですが、PDが20Wで、USB-Aが12W出るので、トータルで32W出力をうたうものです。スマホ二台とかスマホとタブレットを一緒に持ち出す場合にはこれ一つで両方の充電ができるのが便利で一時期は持ち歩いていたのですが、USB出力のACアダプターでノートパソコンの充電をするようになったことで、この種のアダプターは押入れにしまい込んでしまっていたのですが、今回復活させました。

多くのモバイルバッテリーは、最新型のものではなく、今まで安値で買い込んだものも多いので、充電するためにはこのくらいの出力があるアダプターでも十分に充電できます。で、今はモバイルバッテリーとスマホ・タブレット・T90Chi(タブレット)の充電をこなす、この持ち物では万能に充電可能なアダプターとして機能しています。

写真のアダプターは二口USB端子があるタイプなので若干図体が大きいのですが、最近は20WのPD出力のできるアダプターであればかなり小さいものがあります。できるだけ外に持ち出す荷物を減らしたいという場合には、山登りの荷物ではありませんが、g単位で持ち物の見直しも行なうことで、全体の荷物を軽くすることもできるでしょう。

現在はモバイル関連の持ち物だけではなく、外出先で災害が起きた場合を想定し、簡易的な防災リュックといった感じでバックパックに荷物を詰めている関係で、そこまで荷物の軽さには神経を使ってはいないのですが、ただ同じ事をする中で荷物が重いとやはり大変なので、できるだけ荷物を軽くするために同じ事ができるならできるだけ小さく軽いものをという形で物を揃えるようなことも考えていければと思っています。

今のところ、私の荷物の重量を上げているのは恐らく複数持っている「モバイルバッテリー」と内蔵電池の入った通信機器である可能性が高いです。もちろん、災害に遭遇してコンセントからの充電が長く行なえない状況を想定すると、多くのモバイルバッテリーを同時に持ち運びたくなるわけですが、旅行中であれば最近は飲食店や空港でもコンセントを使えるので、そんなにバッテリーを持ち運びしなくても困ることはないでしょう。また、災害対策ということで、ソーラーパネルを持っているので、あえて小容量(せいぜい10000mAくらい)のモバイルバッテリーを2つローテーションさせていけば、それ以上持っていたとしても使える電力量にはそう変わりはないのではと思います。

そう考えると、低電力なCPUを搭載したWindows10が使えていたタブレットあたりをLinux化して使うという私の考えは、荷物の軽量化には役に立つのではないかという気がします。もちろん、ノートパソコンでもかなり軽いものがありますので、本体と電源回りのものとトータルで持ち出し重量を軽くするための試行錯誤を今後も行なっていきたいと思っています。

XiaomiサウンドポケットとFire tv Stickをモバイルモニターに繋ぐと相当快適になった

現在、パソコン以外で動画を見る方法としてAmazon Fire tv Stickを使っています。リビングにあるテレビに繋いであるものは日常的に使っていますが、その他にもう一台導入して、スピーカー付きのモバイルモニターに接続して、外でも使えるようにしています。ただ、安いモバイルモニターなので音量および画像に関する設定を開くのに本体横のボタンをいちいち押して設定し直す必要があるのですが、画質の設定はともかく、音量の設定ぐらいはFire Stickのリモコンでできればと思ってはいたのですが、その点が不満になっていました。

それとは別に、以前購入してパソコンやスマホ、タブレットに接続していい音で音を出せる小さなBluetoothスピーカー、「Xiaomiサウンドポケット」をわざわざ二台購入し、セットで使うことでモノラルでないステレオで音を出して楽しんでいます。現在、音楽を楽しむためのコンポは持っていないので、今はこのスピーカーが音楽をじっくり聞くための頼りになっているという部分があるのです。

今回、試しにモバイルモニターに接続したFire TV Stickの設定でXaomiサウンドポケットをBluetoothでペアリングしてみました。ようやく二つのスピーカーをステレオ化する事にも慣れてきたので、問題なくモバイルモニター本体からではなく、サウンドポケットからそれなりに重低音の効いた音を出すことに成功しました。で、問題の音量調節ですが、モニターではなくFire Stickの方の設定からペアリングしているので、Fire TV Stickに付属しているリモコンから音量調節が可能になりました。

今まではモニターから離れて見ていても、音量を変えるのにわざわざ移動しなければならなかったのが、今後は普通のテレビと同じように全て手元のリモコンで操作できるようになったので、さらにモバイルモニターが使いやすくなりました。今後はスピーカーの付いていないパソコン用のモニターでも十分使えるようになりますし、停電の時でもインターネットが使えていればテレビ番組は無理でもネットでの同時配信をしているものをリアルタイムで見ることはできます。とにかく、モバイルモニターとFire TV Stickとの組み合わせは消費電力が少ないので、手持ちの小さなポータブル電源だけでなく、大き目のモバイルバッテリーでも十分長い時間使えるので、災害対策という点でも優れているように思います。

ちなみに、Xiaomiサウンドポケットは連続使用時間は約10時間だとのことで、モバイルモニターとセットで使う分には十分な使い勝手なので、今後は音量を気にせず車中泊の旅用の荷物としてセットで持って行くのも悪くないのではないかと思ったりもしています。

ダイソーの「片耳ステレオイヤホン」はスマホで使うから片耳であるからこそのメリットがある

一時期、SNSでも色々盛り上がったと言われるダイソーの「片耳ステレオイヤホン」を購入してきました。最近はワイヤレスイヤホンが花盛りではありますが、有線で、しかも片耳というと、私などどうしてもトランジスタラジオを持って片耳イヤホンで聴きながら歩いている人を想像してしまうのですが、そもそも「片耳ステレオ」とは何か? というところから紹介しましょう。

今でもラジオに付いている片耳イヤホンというのは基本「モノラル」仕様で、モノラル出力のAMラジオでなら問題なく聞けるのですが、今ではAM局がステレオ放送のできるFM波を使って同時放送をしています。ラジオをイヤホンで聞くという人は今の世の中では少数派ではないかと思いますが、その分増えているのがスマホとステレオイヤホンを繋いで利用している人です。スマホから出力される音楽や様々なコンテンツは、動画配信であってもステレオ対応になっていることが多いと思います。そうしたものを従来の片耳イヤホンを使ってスマホに接続して聞くと、左右どちらかのチャンネルの音声しか出ない状況になり、あからさまにステレオ効果を狙ったものについてはその一部が聞こえない状況になってしまいます。

で、この片耳イヤホンは、左右の音声を内部でミックスして出力するので、ステレオ感はありませんが、左右で音の出どころが違ってもそれを一つに合わせて出力してくれるイヤホンというわけです。音楽だけでなく、テレビやラジオでも聞きたいものがすべて聞こえるということで、今の時代にマッチしたイヤホンということが言えるのではないかと思います。

さすがに片耳であっても車や自転車の運転中に使ってはダメだと思われるものですが、歩いている時などは片耳は空くので、スマホからの音声を聞きながら周囲の状況にも気を配れます。自宅内でもこれを付けていれば、何とか家族との会話も成立しますので、両耳を塞いでしまうイヤホンよりも結構実用的なのではないかと思います。

本体にはリモコンスイッチも付いていて、電話の着信を手元でして話せるというメリットもあるので、今後音楽というよりもスマホでRadikoを聞く時にはこれを使って情報を入手しようかなと思っています。充電も必要ないし、一応スマホ内蔵のFMラジオアプリもこれで聞けるし、いざという時のために持っていても邪魔にならないものだろうと思います。

ダイソーの2Wayワイヤレスマウスは持ち運び時にも安全な構造になっているのがポイント

ASUSのT90Chiは、基本的にはWindowsタブレットとして作られているので、キーボードドッグとしてBluetooth接続のキーボードは付くものの、ポインティングデバイスは付属しません。私がWindows10で使っていた時にはソフト的にマウスを使えるようにするアプリを入れて使っていたものの、快適に使うためにはやはりマウスを使うようにすべきです。とりあえずは小型の充電式マウスを使っていたのですが、このマウスが特に右クリックの使用感が悪く、かなり強く右クリックしないと右クリックメニューが出なかったり、マウス自体が小さすぎるため操作しずらかったりしました。

そこで、他のBluetoothマウスを物色したのですが、そこで見付けたのがダイソーの550円飛買えるBluetoothだけでなくUSB送信機を付けて無線化できる2Wayのワイヤレスマウス「Bluetooth Wireless Mouse」だったのです。

ぱっと見たら普通のBluetoothマウスのような感じではあるのですが、箱の側面を見ると、ワイヤレスといってもBluetoothだけではなく、本体内部にUSBレシーバーが付いていて、2Wayワイヤレスマイクとして使えるようになっているのです。

電池は、私が持ち出し機材の基本として考えていた単四2本で動くものですが、Bluetoothマウスには付いているはずの電源スイッチやペアリングのためのボタンはありません。しかし、説明書を読むと、電池を入れることで待機状態となり対象とするパソコンなどからマウスを選び、パソコン側からの設定をすることで問題なくBluetooth接続ができるようになりました。

無線マウスとして使う場合のUSBレシーバーは、電池フタを開けた中に入っています。写真のように、いわゆる「凸」型の電池ケースフタになっていて、「凸」の上のところに送信機が入っています。フタをきちんと閉めていれば送信機が落ちることはまずないだけに、私がマウスを持ち出して使う場合には大きなポイントである「USBレシーバーを失くしにくい」という大きなメリットにもなりえます。

実際にフタを外してみましたが、うまく考えたものです。先日このブログで紹介した手におさまる無線マウスはマウスの底面にUSB送信機を差す構造になっているのですが、何回も抜き差ししているうちに、かなりゆるくなってしまい、ふと気が付くと送信機がどこかに落ちてしまっているような事が頻発しています。家の中で使っている分には、部屋の中を探せば何とか送信機を見付けることはできるものの、これを外に持ち出すとなると、ちょっと送信機を落としそうで怖いというのが本音でした。

しかし、このマウスであれば通常電池ブタを開けることはありませんし、通常はBluetoothマウスとして使いながら、他のパソコンでマウスを使う場合には、いちいちセッティングの手間がかかるBluetoothではなく、USBに送信機を差すだけのワイヤレスマウスとして使い分けることもできます。大きさもそんなに大きくはなく、操作感も他の普通のマウスのような感じで問題なく使えるので、T90Chiのセットで使うマウスに改めて決定することにしました。一応、ワイヤレスでの接続ができなくなった時のために、USBハブに差して使える(確認済み)、こちらは110円で購入した有線マウスを持っているので、これで持って行くパソコン自体を入れ替えても、マウスはこれで決まりという感じにできそうです。

常時持ち出しパソコンをT90Chiに変えたことで周辺機器の入れ替えを行ないました

ASUSのTransbook T90ChiがOSをLinux Mintに入れ替えて現役として復帰することになったことで、当然ながら使う周辺機器にも違いが出てきます。今売られているモバイルパソコンはUSBの、しかもType-Cの端子が一個でも本体に内蔵されていれば、USBハブやドッグをつなげれば周辺機器の接続についてはまず問題ありません。しかし、前回も書きましたが、T90Chiのインターフェースは、カメラ、MicroSDカードスロットとイヤホンジッックの他、主に電源を取るためのMicro-BのUSBが一つだけしかありません。

念の為、電源共給のできるMicro-B端子のUSBハブは荷物の中に入れていて、もしものための有線マウスと一緒に持ってはいますが、スマートに使うなら周辺機器はワイヤレスで使えるものにしておきたいと思います。そして、詳細は後日にしますが、通常使うのはBluetoothマウスを主に使うことにしました。

あと、外で使う場合のポイントとしてはインターネットをどうするかという事もあります。現在最大1.5Mbpsで通信できる(au回線のmineo)AndroidタブレットとBluetoothのペアリングをして、AndroidタブレットとのBluetoothテザリングは一応できたものの、なぜかはわかりませんがそんなにスピードが出ないので(タブレットで1Mbps出ていても200kbpsくらい)、別の方法も併用することにしました。

現在私の持っているパソコンの中ではレッツノートSV7が本体にIIJmioのSIMカードを入れて単体でネット接続できるようになっていましたが(ドコモ回線)、その便利さはあるものの、今回T90Chiを使うことになったことで、今は使っていなかったNECのモバイルルーターを復活させることにしました。このモバイルルーターはかつてIIJmioで回線の契約をしないで安く購入したもので、購入時に何と予備のバッテリーパックが付いてきました。とりあえず、レッツノートに入っていたSIMカードをモバイルルーターに入れ替え、スマホやタブレットからのテザリングとは別にパソコンの通信用として使えるようにしました。こちらのモバイルルーターの端子もT90Chiと同じMicro-Bなので、充電用のケーブルもMicro-Bのものを増やしました。

あと、特筆すべきは本体の充電をする場合、5V1A以上、5V2.4Aで充電可能になるので、普通のモバイルバッテリーで充電ができます。今使っているPD対応(Type-C)のノートパソコンよりも条件がゆるく、ケーブルとの相性はあるようですが、今のところは私が使っているバッテリーでは問題なく充電が可能で、古くて安いものが「まとも」に使えます。これについては、あえて荷物を増やすことなく、さらにノートパソコンと外付キーボードをT90Chi一台に替えることができたので、かなりすっきりと持ち運びをすることができます。

Linux MintはWindowsOSとは違いますが、基本的にはWindows10でできていたことがほとんどできてしまい、Chromebookのように常にネットにつながっていなくても作業ができるので、かなり汎用性は高そうです。今まで色々なモバイルマシンを使ってきましたが、キーボード付き端末というのは特に使っていて、NECのモバイルギアやNTTドコモのシグマリオンシリーズ、さらに文章入力用にキングジムのポメラなどがT90Chiに近いですが、あくまでもモバイル用に限定されたOSおよび組み込みOS(ポメラの場合)なので、できる事に制限がありました。日本語入力の方法が私の場合は特殊なので、そうした入力方法をセットすることができるのは、WindowsとMacの「Google日本語入力」で(AndroidやChromeOSのGoogle日本語入力では不可)、Linuxは「Mozc」に限定されてしまうので、T90ChiにはどうしてもLinux Mintをインストールして使いたかったので、ようやくここまで来たかとしみじみ思います。

ただ、長く使っていて電池も多少弱まっているので、それなりに使っていかないといざ使おうと思った時に本体の電池が少なくなってしまっていたりすると思うので、自宅でも取り出してそれなりに使いながらアップデートをこまめに行ない、ウィルス対策ソフトのデータも常に最新のものにするような事は続けていきたいと思っています。恐らく、一通り設定できてしまえばVaioPタイプよりもLinux Mintは使えるのではないか? とも思えます。しかし、最近のモバイルノートの中にこうした個性的な製品がないというのは寂しいです。今後、こうした形状の2in1のマシンが出ることを期待しながら、まだまだ現役としてT90Chiを使い続けようと今は思っています。

ようやくLinux Mintを入れて使えるようになったT90Chiはまさに究極のモバイルマシンだ

過去に少し書いていたのですが、2025年10月にサポートが終了するWindows10が入ったままのパソコンをどうするのかというのが、個人的には懸案事項だったのですが、今回は実にクセのあるハード、ASUSのTransbookのシリーズ「T90chi」にようやくLinux Mint22を入れて動かせるところまでやってきました。

他のノートパソコンだと特に問題なくインストールできるLinux Mintですが、T90chiについては特殊な32bitで、キーボードとの接続はBluetoothで、本体にある端子は電源用のMicro-B端子しかありません。

こんな状況の中でOSを入れ替えるということになると、ノートパソコンの場合当り前に動く、キーボードやポインティングデバイス(有線マウス)は使えない、さらには外部機器もそのままでは繋げないという八方塞がりの状況になっています。しかし、先人の努力というものは尊いもので、今回は先人が実際にインストールしたことを紹介してくれたブログを漁って、思いっきり参考にさせていただきました。以下のブログを何回も読み、そして何回も失敗を繰り返して一時は諦めかけたのですが、思い立ってから一ヶ月以上環境設定にかかりました。以下のブログには本当にお世話になりました。感謝とともにリンクさせていただきたいと思います。

サポート切れ間近のWindows10から乗り換え!ASUS TransBook T90 Chi にLinux Mint 22をインストールする

タブレットPC(T90Chi)にLinux Mintを入れてみる

基本的にはUSBからブートするためのUSBメモリを作るのですが、その際、このパソコンが特殊なため外からダウンロードしてきた「bootia32.efi」を作ったUSBメモリあるものと入れ替え、さらにインストールが終了した後も、コマンドプロンプトからデータを入力して環境を整えてやる必要があり、そのためには本体のMicro-B端子を持ち、さらには外部から電源供給が可能なUSBハブを用意し、そこにキーボード・マウス・USBメモリを接続する必要があります。

私は現役でT90Chiを使っていた時にこのUSBハブは買ってあったので、追加投資をすることがありませんでしたが、これから中古のT90Chiを買ってLinux Mintを入れたいと思う方は、専用のUSBハブ(こんなやつ)を購入する必要があるのです。これが敷居が高い理由の一つでした。

さらに、私自身コマンドを打ちながら設定を行なう経験に乏しいので、ほんのちょっとした入力ミスで設定がうまくいかなくなり止まることも度々ありました。上記リンクには正しいコマンドの入力方法が書いてありますので、あまり根をつめないで、時間を置くことも大事です。さらに、電源供給USBハブでは十分な電力を供給できないので、設定しているうちにどんどん電池の残量が減っていきます。まずは十分に充電してから落ち着いて設定に入るようにするのが良いと思います。

そうして、今この文章もT90Chiで入力できるほどに仕上げることができました。キーボードドッグやBluetoothマウスも無事に使えるようになり、OSが立ち上がる前のログイン画面からキーボードやマウスも使えるようになっています。タッチタイピングにはぎりぎりのサイズではあるのですが、使いにくいということはなく、すらすらと入力できるのが嬉しいですね。これで、日常的な持ち運びについては他のノートパソコンではなくT90Chiを持ち出すことによって、かなりバックパックの中味がすっきりしました。ちなみに、上のリンクにあるキーボードドッグの復活のさせ方では私の場合うまく行かなかったので、以下のリンク内で記載されている方法を使うことで、何とかBluetoothで機器を登録できるようになり、無事に使えるようになりました。

ASUS TransBook T90chiにXubuntuを入れてみました。キーボードドックも使えるようになりました。

本格的な旅行用としては、レッツノートやThinkPadの方が使いやすいし性能も良いわけですが、LCCを利用する場合、荷物の重量に制限が出てきてしまうので、最低限のパソコンによる作業ができて軽く小さいというT90Chiを持ち出す場合もそれなりにあるのではないかと思います。今となっては時代遅れのmicro-Bからの電源についても、ノートパソコンではなくタブレットというものなので、消費電力も少なく、大きなバッテリーを持ち歩かなくても済むというのも地味に嬉しいですね。
さすがに今、こんな個性的なノートパソコンはないと思いますので、電池がだめになるまで使い切ろうと思います。災害時にも持ち出しやすいですが、逆にこのパソコンが活躍できるような状況になってしまうと大変なので、日常的な使い方や日帰り旅などで出番を増やすくらいにして欲しいものですが。

サンワサプライMM-HS405BKは通話できる端末を増やして常時持ち出せるヘッドセット

旅行用および災害持出用として日常使いのバックパックの中に色々なものを入れているのですが、先日のスマホ紛失によって、今回新たに持ち出すものを追加することにしました。それが、サンワサプライのMM-HS205BKというスマホやパソコン、タブレットのイヤホン端子に差して使える電話型のヘッドセットです。

ごらんのように、受話機のような形をしていて小さいので(比較対象として恐らく昔の固定電話の受話器と同じくらいの大きさだと思われるヘッドセットと並べています。肝心の右側にある商品が見にくくなってしまいすみません)、スマホ自体を耳に当てるのではなく、このヘッドセットを当てることによってパソコンやタブレットを使って通話をしたい時には役に立つようなものになっています。今回、メインで使っていたスマホがなくなってしまったので、スペアのスマホを使って電話を行なったのですが、同じようにSIMカードを入れて使えるようにしている8インチタブレットは、通話自体はできるものの本体だけだとスピーカーフォンを使う形での通話になってしまいます。

一人だけで使っている場合は良いのですが、周辺に他人がいて話を聞かれたくない場合には、タブレットを持って人のいない場所まで移動することになってしまいます。こうしたヘッドセットがあると、ちょっとした固定電話といった雰囲気で、あらゆる方法による人に聞かれない形での電話ができます。

さらに、持っていくパソコンにもよるのですが、楽天モバイルが提供するデスクトップ用のRakuten Linkアプリを使うと、楽天モバイルSIMが入ったスマホと同じWiFiを使っている場合や、楽天モバイルのネット環境でパソコンをテザリングしている場合、楽天モバイルの番号でパソコンから直接通話やSMSができるというメリットは、パソコンにつなぐヘッドセットがあればさらに使い勝手が高まります。

今回たまたまアマゾンのサイトで値引価格が出ていたので、ずっと買おうかどうしようか迷っていたのですが、今回ついに購入となりました。本体に付いているボリュームを最大にしてもそこまで音が大きくならないという口コミもありますが、私の場合についても最大くらいにしないときちんと聞こえないような感じではありました。ただ、電話ができないような状況ではないと思いますし、何といっても常に持ち運べるこの小ささは、それだけで私にとって価値があると言えます。

私の場合、車ではカーナビ用として固定して使うことも少なくないので、安全な場所で駐車してこちらから電話するような場合も、スマホは固定したままにしてヘッドセットをイヤホンジャックに付けて電話するような事も今後は行なえるようになるので、今後が楽しみなグッズになったような気がします。

外出時のノートパソコントラブル対策として100円ショップの有線マウスを購入してみました

基本的に今、家や外用に使っているマウスはほとんどワイヤレス方式のものです。特に外で使うことを考えると、ケーブルのとり回しが大変だということもあり、また電車などでノートパソコンを使う場合、パソコンは膝の上に載せて、マウスだけ小さなテーブルに置いて使うような事もあるので、そういった時にはケーブルがない方が便利なのですね。

ただ、外でノートパソコンを使う際には様々なトラブルと背中合わせでもあります。充電のし忘れや、カバンの中で勝手にスイッチが入ってしまい、いざ使おうと思った時にスイッチが入らないというようなケースもあります。単四電池で動くものを今は使っているのですが、かつて電池フタがゆるくなっていて、気が付いたらフタとともに電池をどこかに落としてしまったこともありました。USBレシーバーを止めるところがゆるくなっていて、レシーバーだけ失くしてしまうというトラブルも経験してきました。常にノートパソコンに差しておくのも手ですが、失くす時にはわざわざ外してマウスに収納している時にトラブルが起こってしまうのです。

で、使うノートパソコンにもよるのですが、マウスがあるとないとではかなり使い勝手に違いが出ます。私が使っているノートパソコンにはタッチパッドが搭載されているものがほとんどですが、本当に何かの拍子で全くタッチパッドが反応しなくなるとらぶるというものになると、それまでの作業を中止し、再起動をかけないと復帰しないのですが、その作業終了のための操作にポインタを動かさないといけないということになると、それこそキーボードショートカットをきちんと知っておく必要があります。

そんなこともあって、私が持ち運びを考えているレッツノートの入ったセットには、一般的なキーボードショートカットが書かれたマウスパッドを入れているのですが、最悪有線のマウスが使えるようにしておかないとと、常々考えていたのでした。

そんな時、自宅近所にある地域でお店を開いている100円ショップに行ったら、何と110円の有線マウスが置いてありました。LEDによる光学マウスで、しかも青色LEDを使っていて110円という、かつてダイソーなどフランチャイズの100円ショップにも置いてあったものと同じだと思います。

マウスの大きさは小ささを感じますが、常用でなく非常用として考えれば小さい方がカバンの隅に入れておいて、いざという時に出して使えるという、日常運びには適しているように思います。写真ではちょっとわかりませんが、一部スケルトンになっているので、使っていてピカピカ光るのが少々うるさいという感じはするものの、とにかく一個110円という価格においては、こうした点についても十分に私なら許容できます。

実は、以前小さな有線マウスが持ち出し用に欲しくて専門店を回ったことがあったのですが、小さなサイズの有線マウスというのはなかなか売っていなくて、購入を一時断念したことがありました。今回単に110円という価格だけではなしに、持ち運びに適したマウスとしても相当いい線いっているのではないかと思います。

なかなかお店で見掛けない110円マウスですが、地方などに出掛けた際に見付けたら即買いをしても良いと思えるほどモバイル用としては使いやすいと思います。個人的には予備にもう一つ買っておくべきかどうか考えているところです。