カテゴリー別アーカイブ: モバイル関連ハードレポート

「FM補完放送」を活用しよう

先日、友人の車に乗せていただく機会がありまして、その友人は私と違ってAMでなくFM局を主に聴くような人だったのです。このAMメインかFMメインかというのは、FMの方では曲をほぼフルコーラスで流すとか、英語のアナウンスがちょいちょい入るだとか、あまり根拠のない思い込みが今まで多かったのですが(^^;)、できればモノラルのAM放送を聞きたいなあと思いながら車内で流れる放送を聞いていたところ、ところどころにちょっとFM局らしくないような所があると思っていたら、その人はたまたま「FM補完放送」で地元のAM局の同時中継を聴いていたらしく、私自身が今までFM放送について抱いていた偏見を訂正せざるを得なくなりました。

改めて思ったのは、同じ局を聴くのでもステレオで曲や喋りが聞こえてくるだけで相当聞いた感覚が違うということでした。特に音楽を聴かせてくれるような番組では、あえてFMに合わせて車の中で聴いてみたくなったことは言うまでもありません。今後新しく発売されるカーオーディオは安いものでもFMワイドが聴ける「FM補完放送」対応のものがほとんどだと思いますので、長距離を同じ放送局に合わせながら夜中に進む場合はAM、長距離の移動はせず、狭い範囲を動く場合はFMというように、今後はFMとAMをうまく切り替えて利用しようと思っています。

カーラジオでの「FM補完放送」の活用とともに一つ思ったのは、今後のスマホに求める機能についての事でした。最近では国産であればSIMフリーのスマホであってもワンセグTVのチューナーが搭載されていることも多いですが、私が最初に購入したSIMフリースマホ、IDEOSでは確かFMラジオチューナーが付いていたことを思い出しました。

当時はAMラジオが聴けなくては意味がないと思っていたのですが(当時はまだradikoなどのインターネットラジオのサービスはありませんでした)、「FM補完放送」で国内のAM放送がFMでも聴けるということになれば話は別です。現在はスマホのインターネットラジオでほとんどのラジオ放送が聴けるとは言っても、災害などで国内の携帯電話のネットワークが止まってしまったらそれまでです。万が一に備えて別に災害用ラジオを持つという選択肢もありますが、もしスマホ単体でもイヤホンをアンテナの代わりにすれば国内のFM放送が聴けるということになれば、いざという時に役立つ可能性はあるわけです。

今のところAMの内容をFMでそのまま補完放送していないNHKでも、大災害が起こればFM放送を含むラジオの番組を一元化して放送するでしょうし、ワイドFMが聴けるスマホがあればコミニティFM局とAM局FM局と3種類の放送をそのまま聴けるようになるので、災害用に役に立ちますし、radikoを聴くのは高速通信のクーポンを消費するのが心配だという場合の代替手段にもなります。

さらに嬉しいのは、今のところNHKが受信料の対象と考えているスマホはワンセグ搭載のものだけなので、FMラジオ付きのスマホなら国の制度の影響を今のところは受けることもないということです。私自身ラジオ付きのスマホを買っても普段はあまり使わないことが予想されるのですが、とりあえず別に同じように日常的にはほとんど使わないであろうラジオを持ち歩くよりはいいだろうということで、次のスマホを探す場合にはラジオチューナーの付いたSIMフリースマホというのも候補に入れたいと思います。

ちなみに、こちらのわかる範囲で言うとSIMフリースマホの中でFMラジオが付いているのはASUS ZenFoneの一部シリーズ、nuu mobileのNuu X4、Freetelの一部シリーズ、sonyのXpedia Z3 Z4 Z5、モトローラのMoto G4 Plusあたりですが、スペックでFMチューナーの周波数が90MHzまでしかない場合は、「FM補完放送」は90MHzから95MHzまでとなっているのでAM局が聴けなくなってしまいます。中古白ロムでも後日アップデートが行なわれてワイドFM対応になっている機種もありますので、上記機種を狙っている場合はしっかりと調べた上で購入されることをおすすめします。

ただし、大人気のiPhoneは古いものも新しいものもワンセグはもちろんFMラジオも当然付いていませんので、iPhoneを選んでしまったらその点については諦めて小型のライターサイズのラジオでも探すのがいいかと思います(^^;)。


各社のスマートスピーカーの目的別選び方覚え書き

今回、それぞれのスマートスピーカーを出す陣営別に紹介しようかと思いましたが、まだ日本向けの製品をまだ出していない陣営もありますので、個人的にはすぐ買えるものということで「LINE」「Google」「Amazon」の3つの陣営に絞って、目的別に具体的な方向を目指して紹介してみることにします。

・とにかく安くスマートスピーカーを手に入れたい

これについては、個人的にはEcho Dot(Amazon Alexa)、Google Home Mini(Googleアシスタンス)、Eufy Genie(Anker Alexa)の三択になるのではと思っていますが、特にEcho DotとEufy Genieについてはセールでさらに定価より安くなる可能性があるので、さらに安くということになるとこれらAlexa搭載の2機種の比較になると思われます。金額自体は定価で5千円から6千円という感じですが、Echo Dotは先行販売でプライム会員向けに3,980円という価格を打ち出してきており、他社から出るスマートスピーカーの最安値を見る場合はこの金額が基準になってくることと思われます。AIの賢さという点ではAndroid OSを提供するGoogleアシスタントの方に分があるかと思いますが、これも時間の問題でどの陣営も横並びになっていくと思われます。

・内蔵電池など、モバイル運用の利用

この点では、このブログを書いている中で唯一単体でも使えるものとしてはclova WAVE(LINE clova)のみになります。本体の電池容量は5,000mAhとのこと。ただし、野外で使う場合はモバイルルーターなどWi-Fiでインターネットに接続できる機材が別に必要になります。また、家の中で使う場合でもコードレスでどこでも移動できるので掃除の時にコードを引っかけるような危険さとも無縁なので、将来的には他のスピーカーでも採用してほしい機能です。また、Amazon Alexaのシステムを採用したAnkerの「Eufy Genie」のシリーズの中にバッテリーが内蔵されたモデルも用意されているとのことです(2017年中には発売と発表されていますが価格は不明です)。

・LINEとの連携

clova WAVEにはLINEの投稿、読み上げ機能がありますので、LINEがなければ生活ができないという方のアシストになりますし、特に視覚障害の方がLINEを始めたいという場合にはいいサポートグッズになるでしょう。

・本体で赤外線リモコン

本体に赤外線リモコンが搭載されているのも日本発というclova WAVEのみで、テレビなどのリモコン情報を学習させればテレビを付けたり見たい番組に合わせてチャンネルを変えることや、エアコンや照明のコントロールもスピーカーに話すだけで他の機材を使わずに利用できそうです(対応する機種についてはメーカーへの問い合わせが必要になります)。ただ今後、IoT家電の普及が進んで行くにつれ、他のスマートスピーカーの機能でも新型のものを中心に家電や車など、幅広い家庭内にある物との連携が今でも可能になっています。ただ、現代の日本の状況では他のスマートスピーカーで多くの家電をコントロールするためには、新たに買い替えをする必要がないという点でやはり赤外線リモコンの機能が使えるのは有難いと思う方は多いでしょう。

・音楽サービスとの相性

clova WAVEは「LINE Music」、Google Homeは「Google Play music」、Echoは「Amazon music unlimited」のように相性のいいサービスがあります。すでにこれらのサービスを使っている方はそのサービスに対応したスピーカーを使うのがいいですが、全く何もない状態から音楽サービスを使いたいと思う場合、AmazonのEchoプランなら通常980円/月(プライム会員なら780円 いずれも税別価格 以下の表示も同様)かかるところを380円/月で利用できます。また、clova WAVEでは2018年1月いっぱいの期間限定の企画として、通常14,000円する本体が、12ヶ月間自社のLINE Musicの使用権のついた本体との同時購入で、12,800円で提供するキャンペーンを行なっています。ただ、12ヶ月の期間終了後には有料になりますので、その後もLINE MUSICを続けるのかということも考えた上で購入を考えるのがいいでしょう。

また、音楽サービスにお金を掛けたくない方は、無料でも使えるプランのあるSpotifyが使えるGoogle HomeやAmazon Alexaのシステムを搭載したものを候補としてみましょう。あと、音楽というよりインターネットラジオが聴ければいいというのなら、どの機種を選んでもラジオを聴く機能は用意されているので、この点は気にならないでしょう。

このように見ていくと、今の日本の家庭の状況を見て作られていると感じるのがclova WAVEで、スピーカーとの受け応えを考えるとAndroidスマートフォンでのノウハウがつまったGoogle Home、使えるアプリの数と安さでは、他社からも同じAI搭載のスマートスピーカーが出ているAmazonのEchoという感じになるでしょうか。

自分自身まだまだ不勉強なので、全ての機能を網羅して理解しているわけではありまんが、簡単にアラームをセットして、状況によってニュースや天気の読み上げを行ない、音楽やラジオを鳴らすくらいなら全てのスマートスピーカーからできると思われるので、ここで挙げさせていただいたような目的の中の何を重視するかによって購入対象も変わってくることになるでしょう。

あえて言うならば、自分の両親に多少は新しい機器を使いこなそうとする意欲があるという前提の元でならclova WAVEをプレゼントしてもいいですが、使おうとする意欲がなければ使われずに古くなっていくだけです。LINEを使ってのやり取りで、スマホを使えなくても、音声での送信および受信のやり方を覚えてくれるなら、こうしたハードを置いて使ってもらうのにも気軽にメッセージのやり取りができるというところでも意味があるのですが。

個人的にはまずどんなものか試したいという事の方が大きいので、できるだけ安いものを購入した後でスマートスピーカーの扱いに慣れたところで、本命のものを選ぶようにしようかと思っています。音楽については今使っているSpotifyは、Amazon Echoでも使えるようですので、今プライム会員として使っているAmazon Prime musicと合わせて使えそうということで、一番安く手に入りそうなAmazan Echo Dotでいいかなという感じが今のところはしています。このシリーズは無事にスマートスピーカーを購入できたら続ける予定です(^^)。


Amazon EchoのAlexa(アレクサ)で何ができるか

前回のエントリーで少しアマゾンが今度出すスマートスピーカー「Echo」について紹介しましたが、これは日本語を使ってスピーカーと受け応えができるものだということはわかったものの、具体的にこの製品を使って日々の生活が変わるのかという点においてはまだ未知数です。

ということで、今のところわかっていて、既に相当の台数が普及しているというアメリカでの使用方法や、日本でのサービス内容について調べてみようと思いました。ちなみに物自体については、人気になることが予想されますので入手できるかどうかわかりませんが、とりあえず、正規の方法で申し込むところまではやってみたいと思っています。

まず、このEchoの特徴としては、本体に触らなくてもキーワードである「アレクサ」と話し掛けることで、様々な命令を声(日本語)で受け付ける準備ができます。そこから目覚しの時間を設定したり、スケジュールの確認、当日の天気やニュースの確認などを音声読み上げで教えてくれます。

もちろんそれだけでなく、様々な仕事を割り当てることで、いろんな仕事をやってくれるようにスピーカーを「育成」させることができるようになります。Echoの頭脳となるAlexaはクラウドベースで動いているので、話せば話すほど学習をし賢くなるのだそうです。そうした機能を利用可能にするために、Echo本体はWi-Fiでインターネットに接続します。また、各種アプリを使ってiOSやAndroidのスマホやタブレットからAlexaアプリを使ってコントロールできます。

ただ、Amazonが売っているFireタブレットからは使えないとのことなのでご注意下さい。また、そもそもスピーカー単体で購入しても設定ができないので使えないという事もありますので、テレビで見て面白そうだとスピーカーだけ購入したものの、何に使えるのか全くわからないというような状況も出てくるかも知れませんので、この点にも注意しましょう。

問題はどのくらいのアプリが対応するかということもあるかも知れませんが、radikoと連携してインターネットラジオを聴いたり、文字ニュースを読み上げたり、クックパッドからレシピを調べて説明してもらったりと、音楽を聴く以外にもいろんな事ができるようです。

また、別に赤外線で家電を操作するEchoに対応したスマートリモコンの購入が必要になりますが、赤外線を使ったリモコン信号を学習させることで、音声でEchoから指示すればテレビやライト、エアコンなどの家電の音声操作が可能になるといいます。もっとも、今のところそれぞれのリモコンの方で操作しているなら、かえって覚えることが多くなりすぎて大変になることも予想されますので、こうした用途をメインに考えている場合には赤外線リモコンが本体に付いているclova WAVE(LINE)を検討した方がいいでしょう。ただ、すでにスマートリモコンを持っている方なら、すぐに未来の生活を体験できるので合わせて使うのもいいかも知れないですね。

さて、今回のアマゾンでは3種類のEchoが発売されることになっています。その大きさで価格も違うわけですが、ラインナップは以下の通りです。

・「Amazon Echo」
・「Echo Dot」(小型版)
・「Echo Plus」(上位機種)

まず、スピーカーの性能はEcho Dot<Amazon Echo<Echo Plusとなっています。単体で使う場合はEcho Dotでは心もとないかも知れませんが、既に大きなスピーカーを持っている人については、Echo Dotには有線のケーブルが繋がる端子が付いているので、簡単に既存のスピーカーと接続できます。ですからあえて本体の小型さを取りたいニーズだけでなく、外付けスピーカーとセットにして大きい音やいい音で使いたいと思っている方はEcho Dotでもいいということになるのではないでしょうか。

また、上位機種のEcho Plusには「スマートホーム・ハブ」という機能が内蔵されていて、対応する機器の操作(適応する照明など家電の音声操作など)が行なえます。ただ、そうした設備のないところでは宝の持ち腐れになってしまいます。最初から音声による連携を考えて自宅の設備を考えている方ならEcho Plusで決まりでしょうが、恐らく「Echo」という製品自体もこれからさらに進化していくことになると思いますので、何だかわからない方はそこまで気にしなくてもいい気がします。その場合は本体のみでそこそこのスピーカーシステムを持つAmazon Echoにされるのもいいでしょう。

個人的には一番小さなEcho Dotが安く入手できるようなら手に入れて使ってみたい気もするのですが、かなり人気が出てしまうとまともに買えるのかどうかすら不明なので、現状ではこの続きが紹介できるかどうかもわかりません。ここまで調べてきて個人的に使えそうだなと思うのは、夜中にぱっと目が覚めた時に、何時かわからないので今まではいったん電気を付けていたのですが、こんなスピーカーがあれば直接時間を聞いてまた寝たり(^^;)、寝付けないようだったら寝られそうな音楽やラジオを付けてもらったりできそうなので、これから布団から出るのが辛くなる季節に重宝するのではないかと思ったりするのですが、逆に人間をダメにする機械のようにも思えまして、なかなか難しいところです。

また、商品名としてアマゾンが製造・販売するスピーカーに「Echo」という名前が付きますが、他社が「Alexa(アレクサ)」のシステムを内蔵したスピーカーを用意しているという話もあります。具体的にはバッテリーや周辺機器の世界では名の通ったAnker社が「Eufy Genie」というスマートスピーカーを2017年のうちに定価ではEcho Dotより安い4,980円で売り出すというニュースもあります。この他にも大型で定価も高くなりますが、バッテリーが内蔵されたモデルもあるなど、様々な製品を投入予定だそうなので、すぐに買えなくても焦って購入せずに一通りの製品が出そろったところで選択するという手もあります。

また、ここまでは触れませんでしたが、この種のスマートスピーカーには大きく分けて、「LINE」「Google」「Amazon」「Apple」「Microsoft」の5つの陣営がそれぞれ製品を海外先行分も含めて出しています。日本では発売時期が違いますが、アメリカではAmazonの「Echo」が先行する形になっていて、今回日本で販売されるのはその第二世代と呼ばれるものだということです。

こうした新しい機能のある家電については、どうしても企業間の競争が生まれてくるわけで、結果的に争いに負けてしまう製品を選んでしまう可能性もあります。ここでは最終的にどの陣営が残るのかという予想もできませんが、一つ言えることは最初に購入するならできるだけ安く買えるものを購入し、その製品を使っていく中で各社の動向を見つつ次も同じシリーズにするか、違うものにするかということを決めていくのがいいだろうと思います。また、今やりたい事が特定の陣営の製品でしかできないということなら、とりあえずは使えるスピーカーを選んですぐに便利に使うということになるのではないでしょうか。

この点についてはもう少し詳しく、今後購入できそうな製品について調べてみる必要があるかも知れません。新しい技術を持つ製品を購入するのもなかなか大変なものです。


「NichePhone-S」はスペックをよく見て購入するのが吉

私のページの中でもつい書くことが長くなってしまったシリーズの一つがドコモのガラホ「SH-01J」の解説ページということもあり、通話を主に使うための安く買えるガラケーが欲しいという方のニーズは一定数はあるということが理解できるわけですが、以前クラウドファンディングで資金を集め、出資者に安く手に入るように提供された通話専用のクレジットカード大という小型の電話機「NichePhone-S」がありました。その電話機何と11月10日から家電量販店でも税抜価格9,980円で売られるということで、改めてその内容について調べてみました。

大きさはほぼ90×50×6.5(mm)というクレジットカードサイズで重さは38グラムということで、以前PHSで出ていたフリスク大の通話専用のマシンよりはボタンも大きく電話がしやすそうです(^^)。SIMフリーの端末なので購入時に特定の通信業者との契約は必要ないというのが大きな特徴ですが、使えるSIMはドコモ系とソフトバンク系のSIM(nanoSIM)にしか対応していませんので、auのガラケーを使っている方は差し替えて使えませんのでご注意下さい。

というのも、このNichePhone-SはLTE(4G)対応ではなく、3G専用なので、3Gを捨てて4Gに移行しているauでは使えないということになります。さらに、この電話機で使えるバンドもBand1のみということで、プラチナバンドやFOMAプラスエリアでの利用はできません。通話専用の電話機として使いたい場合を考えると、ドコモやソフトバンクのガラケーを中古白ロムで購入した方が、より広範囲のエリアをカバーする通話専用機として使えるようになるので、日本全国どこでも使いたいというニーズには合わないことはしっかり把握しておいた方がいいでしょう。

あと、基本的な機能としては電話帳は名前と電話番号だけで約500件で、SIMに入っている電話帳はそのまま表示できるとのこと。常にSIMカードに入っている電話帳のみ使っている方なら、そのまま使ってSIM内部の電話帳を表示させるだけで足りますが、すでにそれ以上の電話帳をガラケーやスマホで使っている方には電話帳の移行が必要です。その場合の移行について何とかならないかと本体説明書の記述を見てみると、赤外線ポートはないようなので、残念ながら赤外線を使ってのデータのやり取りは諦めた方がいいでしょう。

ただ、電話帳を移行することができそうな方法として、BluetoothのOPPというプロファイルは搭載されているようなので(その他は音楽再生やヘッドセット用のプロファイルのみ)、ガラケーやスマホの機能や、アプリで電話帳のデータを送信することができるなら、ペアリングをしてデータ通信をすれば、電話帳を移行可能かも知れません。この文章は実際に本体を入手していない段階で書いているので、実際の端末で試すと違った結果が出るかも知れませんが、NichePhone-Sを本格的に通話に使うなら、少なくとも今までの電話帳が移動できるように、Bluetoothを使って電話帳データを送信することのできるハードが必要になるということを覚えておきましょう。

充電には本体につなぐDCプラグが付いているので本体の端子と接続した上でUSBケーブルでの充電になり、防水はありません。ACアダプタは付いていないようですが汎用のものを流用すれば大丈夫でしょう。できれば本体に付けるDCプラグについては、自宅用と持ち出すための外出用の2つがあった方がいいかも知れません。本体での通話以外にも活用できそうな利用法があるからです。

その機能的な特徴としてはAndroid4.2ベースのシステムが入っているということもあるのか、Wi-Fiによるインターネットのテザリング機能があります(本体でのネット接続はできません)。ただ、本体の小ささというのは搭載する電池も小さく、長くテザリングすると通話に影響が出る可能性がありますので、いざという時に外で充電できるようなDCプラグの予備が必要になってくる可能性があります。

その他の特徴として、本体では電話およびメールは電話番号を入れてメールするSMSのみが使えるようになっています。ミニマム構成ということで仕方のないところはありますが、あと使えるものとして本体に音声を録音できるICレコーダー機能と、5曲までならMP3ファイルを本体にコピーして聴くことができるようになっていますが、個人的にはいざという時の事を考えてICレコーダーとして使われる方がいいのではないかと思います(^^)。

http://futuremodel.co.jp/product_list/FmProduct_list/Niche_Phone.html

ちなみに、ここまでは上記リンクの公式ベージを見ながら書かせていただいたのですが、SIMフリーで新品の端末ということになると、小さく作ることが大変ということもあるますし、約1万円という価格もさもありなんという感じです。最初に書いたように通話可能エリアに不満があるような場合は多少大きくなっても二つ折りのガラケーやガラホにした方がいい方もいるでしょう。

逆に考えると複数の用途に使うといってもWi-Fiがどうしても使えない時の緊急避難用として、いざという時にはデータ専用のSIMと入れ替えて使うという方法も使えるかと思います。ただし、本体が3GのBand1しか使えないということで、この点がネックになってしまう方もいるかも知れません。クレジットカード大のガラケーということで、人に見せたいと思って買ってしまう方もいるかも知れませんが(^^)、その後どこまで使うのかをしっかり考えた上で使わないと後でしまったと思うかも知れませんので、その場の雰囲気に流されないで、本当に必要だと思ったら買うのがいいと思います。


シャープ ドコモSH-01J その16 セルスタンバイ問題について思うこと

ガラホにどのSIMを入れて使うかということは、MVNOのSIMが使えるようになったことでかなりのバリエーションがあります。中古白ロムでSH-01Jを購入されたような場合、もし本体のバージョンアップの済んだ状態のものを入手できたならば、今までモバイルルーターに入れていたSMSオプションの付かないデータ通信専用のSIMに入れ替えて使いたいと思う場合もあるかと思います。

その際に気になるのが、果たしてこのSH-01Jはセルスタンバイ問題が発生する端末なのかどうかということではないでしょうか。ドコモの出したガラホのうち、F-05G(富士通製)とSH-06G(シャープ製)の3G対応のガラホについては、Androidのバージョンは4.4.4ですが、どちらの端末でもセルスタンバイ問題が出る(アンテナ表示については問題なし)ことを確認しています。ただ、そのうち一台のSH-06Gにはデータ専用の0SIMを入れているのですが、本体を閉じて何もしていなければ、そこまでひどい電池消費があるわけではないので、普通に使っても一日は持ちますし、旅行などで使いまくる場合には元々ガラホということでスマホと比べると電池の容量が少ないので、小さなモバイルバッテリーと併用すればそれほど使用に支障は出ないというのがこれまで使ってわかった点です。

では、肝心のSH-01Jはどうなのかということで、改めて設定の画面から電池の項目を出してSH-06Gの同じ画面と比べてみたのが上記の写真になります(左側がSH-06Gで右側がSH-01J)。SH-01Jの方には「ディスプレイ」や「Androidシステム」の項目が出ていませんが、これはネット検索をして調べたところ、端末によってはこれらの項目が出てこない場合もあるということでこの点は気にする必要がなさそうですが、注目すべきは「セルスタンバイ」という項目も出現していないことです。

ちなみに、SH-01JのAndroidのバージョンは5.1.1ですが、たまたま使っているタブレットのバージョンとも同じなので、参考に見てみたところ、ガラホではインストールすることができない「Google Play開発者サービス」が表示されたのはいいとして、「セルスタンバイ」という項目自体がない代わりに「スタンバイ状態」と「アイドル状態」で電池の消費がわずかながら出ていました。

これらの項目もSH-01Jでは全く出ませんでしたので、セルスタンバイ問題はないと断定したくもなりますが、もしかしたら「ディスプレイ」や「Androidシステム」のように、この端末では最初から出ないのか? とも考えることもできるのでややこしいですね。

ただ一つ言えることは、データ専用のSIMをSH-01Jに入れたとしてもセルスタンバイに関する表示は出ませんし、一日そのまま画面を閉めたまま置いていても、異様な電池の減り方をすることはないことだけは確かです。私の場合、自宅に戻ると自宅のWi-Fiに自動的に接続できるような設定にしているので、その設定のために多少は電池の持ちが悪いかなという感じはするのですが、こうした問題を解決する場合は、元々Android 5・Lollipopにおける電池消耗の問題を解決するための方法を挙げているネット上の記載を参考にして設定内容を変更すれば、電池持ちはその分は良くなると思いますので、セルスタンバイ問題を考える前に、SH-01J自体の設定を見直すことも考えてみるのがいいと思います。

最初にも少し書きましたが、「セルスタンバイ」に82%も割り当てられている写真のSH-06Gでもデータ専用SIM(SMSオプション無し)を入れて普通に使えるレベルで、SH-01Jでもそんなに変わらない電池消費レベルであることを考えると、そこまで深刻にガラホではセルスタンバイ問題を考えなくてもいいのではという気もするのです。もしかしたら、スマホやタブレットで入っている「Google Play開発者サービス」が入れられないことが功を奏しているのかもしれないと思ったりもします。

ただし、スマホと比べると少ないのが電池容量であるということは疑いようのない事実で、さらに、イヤホン端子がmicro-USB端子と兼ねられているということもあるので、モバイルバッテリーを使いながら音楽を聞く場合、電池残量が心配なら有線のイヤホンを変換アダプタを使って使うよりも、Bluetoothのイヤホンやヘッドホンを使うなどの工夫は必要になるでしょう。また、ガラホの特徴として本体一体型の電池ではなく電池パックの利用になっているので、予備の電池パックと入れ替えて使うというのも状況によっては有効な手段になるかと思います。

さらに、モバイルルーターとしてパソコンやタブレットとネットを共有させたい場合、電池をより食うWi-Fiによるテザリングをしないで、パソコンの場合はUSBテザリングにすれば電池の問題は起こりませんし、タブレットを野外で使う場合はBluetoothテザリングを使ってみるのもいいでしょう。Bluetoothテザリングの場合にはいわゆる高速でのテザリングはできませんが、LTEを使ってのネットなら、あまりに高速だとダウンロードするデータ量も多くなる傾向になりますので、普通に使うのに不便がなければ、SH-01Jの電池持ちの方を気にした方がいいのではないかと思います。

※ドコモのガラホ「SH-01J」について書かせていただいた記事をまとめさせていただきました。興味がある方はどうぞリンク先の記事もご参照下さい。

その1 通話専用でも安く本体を買うには?
その2 オンラインショップで購入後開通手続き
その3 F-05Gとの二台持ちにしたわけ
その4 どのSIMを入れて使うか
その5 まずは「ベル打ち」の設定を行なう
その6 モバイルルーターとはBluetoothテザリングで
その7 基本的な使い勝手
その8 入れておくと便利なアプリ
その9 一通り使ってみての感想
その10 本体にnanacoをセットする
その11 あえて通話専用SIMを入れる使い方
その12 ソフトウェア更新でテザリング可?
その13 アップデート試用結果も上々
その14 単体使用およびテザリングの使い勝手
その15 定期的なアプリのバージョンチェックを
その16 セルスタンバイ問題について思うこと


シャープ ドコモSH-01J その15 定期的なアプリのバージョンチェックを

SH-01Jに限らず、OSにAndroidを使っているガラホ全般について言えるのですが、動作の安定性を保ちガラケーと同じように利用することができるようにするためか、公式に利用できるアプリはLINEやおサイフケータイに入っているアプリなど限られたアプリしか使えないようになっています。

ただ、多くの方はできればスマホに入っている便利なアプリも使ってみたいと思い、直接アプリをインストールしていると思います。私自身も例外ではなくメーカー推奨外の使い方として様々なアプリをインストールしていますが、使い方に慣れてくるうちに、改めて考えたのが、そうして入れたアプリの管理をどうするかということがあります。

普通のスマホの場合、Google Playからインストールしているので、悪意を持ったウィルス入りのアプリの導入を避けることができたり、アプリの新しいバージョンがあれば通知してくれ、設定によっては自動的にアップデートさせるようにもできます。

それに対して、ガラホに入れた各々のアプリについては、LINEのような限られたアプリを除き、新しいバージョンがあっても通知や自動アップデートしてくれる機能はありません。これは不便なようでもありますが、特に自動的にアプリをバージョンアップする設定にしていた方の場合、今まで便利に使っていた機能がバージョンアップによって使えなくなってしまったり、使えるものの使いにくくなってしまったりすることがあるので、人によっては手動でアプリを入れ替える方が好都合だと思う方もいるでしょう。

また、アプリバージョンアップによってファイル自体の容量が増大してストレージを圧迫したり、Androidの特定のバージョン以上でないとうまく動かなくなったりする場合もあるので、基本的にアプリの入れ替えが手動ということのメリットディメリットを理解した上で使われるのがいいだろうと思います。

セキュリティ関連のバージョンアップの場合、どうしても以前のバージョンにこだわりがあるのでなければ、すぐにバージョンアップするのが望ましいと思います。ただ、機能についてのバージョンアップにそれほど魅力を感じない(ガラホだと使えない機能があったりするので)という事であれば、そのままのバージョンで使ってもいいでしょう。アプリの中には起動した時にバージョンが最新でないとアラート表示が出て、スマホを使っている場合はその画面から最新バージョンのインストールに進めるものもありますが、その機能もガラホでは使えませんので、そうした表示が気になる場合もアプリの更新を考えてもいいでしょう。

個人的におすすめなアプリ管理の方法は、ガラホに入っているアプリが全て入っているスマホをセットで持ち、「Esファイルエクスプローラー」というアプリを使ってアプリの転送およびインストールを管理することです。バージョンの違いをチェックし、バージョンアップしたいアプリをまとめて選択して送信するとアプリファイルが転送され、SH-01Jから手動でファイルをインストールすることができるようになります。そうすれば、ガラホで使っているアプリの最新版をいちいち探す手間がなく、常に最新のアプリが入っているスマホからアプリを選んでバージョンアップできます。

ただ、スマホとガラホに入っている同じアプリのバージョンについてはお互いに設定画面を開いて個別にバージョン確認をする必要が出てきます。少なくともガラホ側に入っているアプリについては、スマホでもパソコンでもいいのですが、テキストファイルなどでガラホに導入しているアプリの一覧をそのバージョンとともに記録したデータを作っておくと、現状でのスマホに入っているアプリの最新バージョンとガラホでのバージョンの違いをいつでも確認できます。

後は、Google Playのアプリページにある更新遍歴の内容を確認しつつ、セキュリティ関連で特定のアプリのバージョンアップがされることがないかどうかを確認するようにしましょう。

改めて、スマホと比べると不自由なガラホのアプリの管理について見ていきましたが、こまめにアプリのバージョンチェックなどをしておくと、入れたものの全く使う場面のないアプリについてもわかってくるのではないかと思います。多くのアプリを入れ込んで行くと全体の動作に影響する可能性も出てきますので、まめに管理しながら、改めてガラホに入れておく自分なりのアプリを発見するようにするのも大事ではないかと思います。使い慣れた方であればなおのこと、定期的なアプリのバージョンチェックをお忘れなく。

※ドコモのガラホ「SH-01J」について書かせていただいた記事をまとめさせていただきました。興味がある方はどうぞリンク先の記事もご参照下さい。

その1 通話専用でも安く本体を買うには?
その2 オンラインショップで購入後開通手続き
その3 F-05Gとの二台持ちにしたわけ
その4 どのSIMを入れて使うか
その5 まずは「ベル打ち」の設定を行なう
その6 モバイルルーターとはBluetoothテザリングで
その7 基本的な使い勝手
その8 入れておくと便利なアプリ
その9 一通り使ってみての感想
その10 本体にnanacoをセットする
その11 あえて通話専用SIMを入れる使い方
その12 ソフトウェア更新でテザリング可?
その13 アップデート試用結果も上々
その14 単体使用およびテザリングの使い勝手
その15 定期的なアプリのバージョンチェックを


バッテリーのリスク管理にも「プラン B」を

私達が常に使っているスマホやタブレット、ノートパソコンやデジタルカメラには必ずと言っていいほどリチウムイオン電池が使われていますが、最近特にその発火の危険性についても注意が呼び掛けられています。

それこそ、今では100円ショップのダイソーへ行っても価格こそ300円(税抜価格 以下の表記も同様です)になりますが、小型のリチウムイオンバッテリー(スマホ用のモバイルバッテリー)が売られています。

少し前なら海外生産のセルが使われている製品を購入しないことでそれなりに安心して使っていたのですが、最近の様々な報道を見るにつけ、そうした判断だけではだめなのではないかとも思うようになりました。

最近の事故で印象的だったのは、特定のメーカーの特定のスマホで発火事故が頻発したりすることで、製造過程の不良を見逃したまま製品化されたものが売られている可能性が出てきたということです。本来、電池内の電極がショートすることがないように十分製造過程で気を付けているのだろうと思いますが、品質管理が甘い場所で作られた電池の場合、電極がショートしないように貼られたシートを破るような形でごく小さな金属片が混入しているとその金属片がシートを破ってそこからショートするような場合があるのだそうです。内部破壊が起こるのは金属片だけではなく細かいホコリが製造過程で電池内部に混入してしまう事もあるのだそうで、いわゆる品質管理が行き届いていない製品がそのまま出荷された場合、前述の新品のスマホが発火することもあり得るという事です。

また、ベッドサイドでスマホやモバイルバッテリーを充電する場合、布団の上に直置きすることによって電池の温度が上がることも発火の原因になりかねません。きちんとした品質管理がされた製品なら多少の温度上昇にも耐えうるだけの品質はあるでしょうが、そうでない製品を使っている場合には自らバッテリーの温度を上げてしまう状況の中で充電をすることは控えるべきでしょう。

これは、先日東京の電車内で起こったバックパックに入れておいたバッテリーから発火し、いわゆる「カチカチ山状態」になってしまい、電車の運行に支障をきたした小火騒ぎについても言えることです。密封された空間の中に自分が見えない状態のモバイルバッテリーを入れて充電しているような場合、手に持っていれば明らかに異常ではないかと思えるほどバッテリーの温度が上がったとしてもなかなか気付くことは難しいと思います。それこそ、背中から煙が出てきて初めて異常に気付くようなことにもなりかねません。

かく言う私も、すぐには使わないスマホを小さなバッテリーに繋いで放っておいたところ、急にものすごい熱さになって驚いて充電を中止したことがあります。その時にはたまたまスマホとバッテリーに直射日光が当たっているのに気付きませんでした。車の中でスマホやモバイルバッテリーを充電する場合も、運転中で常にバッテリーの状態に気を配ることができるなら安心なところはありますが、ケーブルを繋いだまま車を離れる時には念のためケーブルを抜くなり日光が直接当たらないように場所を移動させたり何かを被せるなどして、異常な温度上昇を防ぐ対策が必要ではないかと思います。

さらに、モバイル運用でバッテリーを使う場合に気を付けたいのは、ハンドストラップなどと併用することによって、バッテリー(スマホ本体などを含む)の落下に注意することでしょう。

さきほど製造過程の異物混入によって発火する危険について書きましたが、バッテリーを何回も落下させることによって、同じような細かいホコリや金属片が生じ、電池をショートさせる可能性があります。以前まで全く問題がなかったバッテリーでも、落下させてから急に充電中に熱くなったり多少膨らんできたと気付いた場合は、すぐにメーカーに連絡して必要であれば新品のバッテリーに交換するような対策をしないと、いつ発火してしまうかもわかりませんので、速やかに使用を中止する決断が必要になってくると思います。

このように、リチウムイオン電池というのはその管理に気を遣うことが多く、できるならばショートの危険の少ない新しい電池の登場が待たれますが、さすがにこれはEVと同じですぐにどうこうするのは無理です。最近のスマホでは流石にリチウムイオン電池なしでは成り立たないことは確かですので、落下させないように大事に使うしかないですが、モバイルバッテリーとしてリチウムイオン電池の代替になりそうなのが、単三型のeneloopが利用可能で2本ないし4本まとめてスマホを充電できるモバイルバッテリーの存在です。

eneloop自体はニッケル水素電池というもので、リチウムイオン電池のような発火・爆発は起きないと言われています。さらにしっかりと単品でパッケージングされて売られていることで製造メーカーだけでなく製造国の認識が個体ごとに可能で、品質管理についても比較的安心して使うことができます。私自身も長く使っていますが、今まで電池自体が変形したり液漏れしたり、もちろん爆発するような事は起きていません。

まあ容量や扱いやすさはリチウムイオン電池を利用したバッテリーにはかなわないわけですが、最近のスマホは高容量の電池を搭載していることが多いので、それでも残量が少なくなってしまった時のための予備として一つ持っていれば、満充電まではできませんが割と安全に充電でき、さらに満充電の状態で放置しても自然放電が極めて少なく、メーカーでは1年後90%、3年後80%、5年後でも70%の残量があると紹介しています。

普段使っているモバイルバッテリーを使い切った場合に備えてスマホに充電可能な機器と合わせてバッグの中に入れておけば、常用しているリチウムイオンバッテリーが異常で使えなくなった時にも十分に使いものになるでしょう。

具体的におすすめのeneloopをモバイルバッテリーに変える機器については、やはり純正のパナソニックから出ている充電器BQ-CC57が無難でしょう。というのもeneloopを充電に使ったりモバイルバッテリーにしたりして不具合が出た場合にはメーカーに問い合わせができるという点が大きいです。もし他社の同等品を使っていて不具合が出た場合は完全に自己責任ということで処理されてしまいますので、コンセントからしかeneloopの充電はできないものの、単三タイプのeneloopが4本あればこの充電器自体がいざという時のモバイルバッテリーになるという安心感は高いのではないでしょうか。

過去には単三電池2本用の外付バッテリーもメーカーの品揃えの中にはありましたが、最近のスマホの電池容量の大きさを考えると、やはり単三4本で充電するタイプの方がなくなりつつあるスマホの電池をそれなりに回復させてくれる期待が高まります。本体が少々大きいというのがモバイル用途としては残念ですが、今後はこういったニーズを満たすような製品も、安心できるモバイルバッテリーとしてパナソニックには出して欲しいと個人的には思うのですが、いざという時にはコンビニに飛び込むと、使用した際の動作については自己責任になってしまいますが、単三電池2本ないし4本でスマホに給電できる製品が売っていますので、いよいよという時にはこうしたものの利用も考えつつ、外出先でのバッテリー問題を考えておくことも大切だと思います。


「腕時計型通信端末」の進化と可能性

先日のApple社の発表で、個人的にiPhoneより気になっていたのが腕時計型の情報端末「Apple Watch3」の内容でした。というのも、モバイルガジェットのうちスマホより小さく、どんな時でも常に持ち歩くことができる端末のうち最小と呼べるものはやはり腕時計型のものであるという事になるからです。

今回のAppleの発表によるとApple Watch3は単体での通信機能があり、現在大手キャリアに限定されるものの、iPhoneにかかってきた電話にApple Watchで出たり、iPhoneに届いたメッセージをApple Watchで見ることも可能になったということです。

過去に腕時計型で通話やメールができる端末としてはドコモのかつてのPHS端末「WRISTOMO」がありました。この端末はリストバンドを外すことにより、普通の電話機のように通話することが可能で、メールやWeb閲覧も可能なものでした。ただこの端末は当時の携帯電話の電波でなく、消費電力が少ないことが特徴であるPHSを使ったことで成り立ったようなところがあります。

今回、AppleではLTE通信ができる腕時計型通信端末を作るにあたって、物理的なSIMは搭載せず、SIMの情報はソフトウェア的にeSIMの形で収録されるようになるのだそうです。ですから、通信自体は単体でもできる反面、iPhoneに入れるSIMカードの内容をeSIMに登録する必要があるので、Apple Watch3単体での契約はできません。しかし、いったんiPhoneと電話番号を同じにしてeSIMに登録してしまえば、今までのように電波が届く範囲にiPhoneを置いておく必要はなく、自宅にiPhoneを忘れてしまっても、同じ電話番号やメールアドレスでの通信をApple Watch3で行なうことができるというのです。

これは、例えば飛行機に乗っていて大きなトラブルがあり、機内から脱出するためのシューターを使って降りるような場合、当然手荷物の類いを持って行くことはできません。バッグの中にiPhoneを残してその場を離れる場合であっても、Apple Watch3をしていれば、手から外していない限りはその後、何の荷物も持たない状態でもiPhoneにかかってきた電話やメールを受け取れるということになります。

他のケースを考えてみても旅行中でもホテルの部屋についiPhoneを置き忘れたまま外に出てしまったり、車での移動中にiPhoneを持たずにサービスエリアでトイレや休憩のために出た時に電話がかかってきたような場合でも大事な電話を逃さずに済むというわけです。過去にちょっとした外出時に大事な電話を逃した痛い経験をされている方や、急に災害に遭った時にとにかく身軽に逃げる場合でも最低の通信状況を確保したいという方には、新しいiPhoneとセットで導入する意味はあるだろうと思います。

ちなみに、個人的に気になるのは満充電の状態でどのくらい動くのかということですが、前モデルと同じ公称18時間という数字を叩き出しています。まあ、これならば一日使った後ですぐに充電すれば毎日持ち運ぶことのできる感じですから、実用的なラインもクリアしているのではないかと思いますが、やはり将来にわたって普及するかどうかというのはこの電源の問題ですね。

私自身、こうした腕時計型の端末というものには常に興味があるのですが、今自分の中ではメンテナンスフリーで正確な時刻を表示するだけのガジェットで十分ということで、昨年オーバーホールに出したCITIZENのエコ・ドライブを搭載した腕時計を付けています。充電池を交換し、部品をオーバーホールしたことで、日々付けているだけで電池についての心配をすることなく、時刻の修正をするだけで済んでいます。

これはあくまで個人的な希望であるのですが、今回のApple Watch3は機能的には全く利用するのに問題はないのですが、唯一の問題は充電方法および電池の持続時間であると言えます。できれば汎用の充電機・ケーブル・ワイヤレス充電器で充電できる事が望ましいですし、できれば小型で高性能の太陽電池バネルをリストバンドに付けて、そこからの充電だけでも最低限の動作なら長期間行なうことができるようになれば、普通の腕時計から乗り換えるだけの魅力が私にとっては出てきます。

結局のところ、この問題は電気自動車普及における課題と一緒で、本体に内蔵されている充電池の性能アップおよび、満充電でどのくらい使えるのか、さらに充電をいかに手軽にできるかということがクリアされてくれば、もしかしたらスマホを飛び込してこうした腕時計型情報端末とタブレット・ノートパソコンの組み合わせだけでも十分になっていくような感じになるのではないでしょうか。

恐らく電気自動車が実用的になるはるか前に、腕時計型通信端末の分野ではさらに便利になった端末が安い価格で出てくるだけの布石を現在のAppleは打ってくれているように感じますので、新たな技術を先取りして利用したいと思っている方は今回の新しいiPhoneとApple Watch3とのセットは買いであると私は思います。

ただ、通信費を安く使いたいと思っている方は、現在は大手キャリアがこのセットには対応するだけなので、MVNOで対応するところが出てくるのかどうかのを待つという手もあります(ただ、ドコモではSPモードの契約必須ということで、MVNOでは実現が難しいのではないかという見解も今の時点ではあります)。さらにその後にAndroid陣営でも既存の時計メーカーとタッグを組んで、時計としても通話端末としても使いやすい端末が出てくるかも知れませんので、そうした動きも今後は注目していきたいですね。


おうちのでんわ 通話料金の内容をウェブ上から確認すると

サービス開始直後からソフトバンクの「おうちのでんわ」を導入し、使い始めてからようやく普通に月初から使い出した前月分の利用明細が見られるようになり、その結果が楽しみでした。というのも前々月は開通確認のため時報の「117」に掛けた分だけが通話料として請求されてしまっていたので、できる限り通話料がかからないようにと前月は頑張ったつもりだったのです。

「おうちのでんわ」は、発信後に「プブプッ プププッ」と2回鳴ってから繋がるソフトバンク携帯へはいくら電話しても無料になります。ただこのようにするためには「ホワイトコール24」を申込時に付けることが必要で、申し込んで適用されていることがソフトバンクの専用ページで確認できます。ちなみに私の回線では「ホワイトコール24」に加入していることを確認済なのでいくらソフトバンク携帯に電話しても通話料が請求されませんが、その他大手2社の携帯電話および一般電話にはそれぞれ通話料がかかってしまうので、その事を十分に家族に伝えて基本料以外(つまり、こちらから掛けるのはフリーダイヤルか相手がソフトバンク携帯のみにする)かからないように気を付けていたのですが、Webでの明細を見ると、百数十円ですが通話料として8月分の請求が出ていました。

これはもしかして「ホワイトコール24」でソフトバンク携帯に掛けるのに例外があるのかと思ったのですが、よくよくソフトバンクのお客様用ページで明細を調べてみると、ホワイトコール24利用の通話料は問題なく料金が発生していないことが確認できました。その点ではほっとしたのですが、今回料金請求されているのはことごとく一般電話への通話でした。つまり、自分の家族の中に「おうちのでんわ」を使って市内および市外の固定電話に電話している人がいることがわかりました。

最初、基本料以外に通話料金が請求されているのを確認し、家族もそんなにこの電話を使っている感じもなかったので、何かの間違いかと思ったのですが、そんな感じでソフトバンクの方に問い合わせをしたら即クレーマー認定されてしまったかも知れません(^^;)。このように自分で事前にネットで調べてわかることはしっかり確認してからクレームをするかどうかの判断することをまずはおすすめします。

ただ、今までの固定電話と「おうちのでんわ」を使っての発信とでは市内通話の料金は変わりませんし、市外通話ではむしろ安く通話することができます。私の場合は家族も使えるスマホに5分以内定額の音声SIMを入れているので、「ホワイトコール24」が使えないケースではスマホから発信してもらうようにすれば毎月の通話料金を掛けずに固定電話についていた電話番号をキープできるので、時間を掛けてこうした使い分けの方法については不慣れな家族にもじっくりと説明をしていこうと思っています。もっとも、固定電話に掛けるなら、30分長電話をしても80円ということで、直接出掛けるよりかなり安いですし、携帯電話が普及するまでに掛けている固定電話の相手先が存在する場合には、多少の金額には目をつぶっていた方がスムーズに事が運ぶのかも知れませんが。

ただ、通信費を節約するためには細かいことをきちっと正して改善することも必要です。「おうちのでんわ」の個人ページで調べられる通話明細については、こちらから掛けた電話番号の下4ケタは表示されないもののだいたいの番号はわかるので、利用した中でどこに掛けた電話に料金の請求があったのかがわかるのは、後から検証する場合にはありがたいです。

ただ、9月になると8月分の明細はわかるものの、この文章を書いている時点の9月分、つまり当月分として1日から本日までどのくらい電話をしたのかという明細は見ることはできません。これが昔は普通だったのですが、今では何でもすぐ知りたくなるような方の場合は、すぐには利用状況が反映されない通話専用の回線というのは、ちょっと心配になるところもあるかも知れません。具体的には、翌月になったら知らないところあての多額の電話を誰かがしていたということも起こり得ますので、前月分の明細を見て、ちょっと気になる利用者が家族内にいる場合には、その辺はきちんと話をしながら、用途によって使う電話を分けるように話をすることも必要になるかも知れませんね。

私が現在「おうちのでんわ」用にユニットに接続するための電話として使っているのは、電話機本体から電源を供給しないタイプの電話ですが、ユニットから繋いだモジュラーコードを電話機に繋いで出てくる音量について、十分な音の大きさで聞こえてきます。単に留守番電話機能のない電話として使うならこれで十分です。

既に物心の付いた時から携帯電話があり、固定電話の存在意義を感じることのできない方もいるかも知れませんが、ソフトバンク携帯の契約があれば月額500円(税抜価格 以下の価格も同様です)で固定電話を模した電話を持てるというのは相当安いですし、月額1,000円(ソフトバンクの契約がない場合)でも個人的には十分安いと思います。

実際に固定電話を置くことのメリットとしては、

・ファクシミリの送受信が使える(別途電話機やファクシミリ機能の付いたプリンタなどが必要)
・携帯電話からだと使えないフリーダイヤルを利用可能
・携帯電話の番号を教えたくない人へ番号を教えるための電話として
・多機能電話の迷惑電話お断りサービスを使いたい(別途電話機および「番号表示サービス(月額400円)」の契約が必要)
・携帯電話を持たない人(お子さんや高齢者など)同士の共通の連絡用番号として使える

などがあります。事業者にとっては「信用が増す」というメリットを挙げている方もいますが、安く入れる方は500円で入れてしまうので、そうした以前からの概念を持っている方(固定電話を持っている人の方が信用できると思っている方のこと)とお付き合いする場合には、それだけでも入る価値があるような気もするのですが。

※なお、この「おうちのでんわ」について紹介の段階から書いた内容は以下のリンクとしてまとめさせていただいております。興味のある方は良ろしければご覧いただけるとうれしいです。

LTE通信でもファクシミリ利用可に?ソフトバンクの「おうちのでんわ」
「おうちのでんわ」契約までの顛末
「おうちのでんわ」を「ホワイトコール24」でホワイトプランと紐付け


タカラトミー「プリントス」は海外旅行には便利かも

フィルムカメラからデジカメに移行した私としては、写真というものはプリントしてこそ価値があるとしばらくは考えていたのですが、無制限に写真を保存できる「Google フォト」のような無料のクラウドサービスが使えるようになった今、写真データをクラウドに上げておけば、基本は写真表示用に用意したタブレットで見せれば済みますし、どうしてもその写真を必要とする人がいた時にはダウンロードした写真を欲しいと言う人に送ったり、もし相手にスマホやパソコンの環境がなかった場合にもコンビニがどこかにあればお店のマルチコピー機を使ってプリントすることも簡単にできるので、見たい時にはアルバムに入れておくよりもクラウド上にあるだけでいいと思うようになりました。

そんな中、過去にはデジタルとアナログの過渡期があったのですがその際にはチェキフィルムの入るデジカメを入手したり、デジカメやスマホとケーブルや赤外線で繋いでインスタントフィルムにプリントして出すことのできるプリンターを購入したりしましたが、この種のものは仕事で使うようなことでもない以上、なかなか使う機会がないというのが正直なところでした。そんな用途にしては結構価格も高いものが多かったので、今まではこの種のものをあえて使おうとは思っていなかったのですが、新しく興味深い商品が出てきました。

商品区分としては「おもちゃ」の範疇に入るのかも知れませんが、タカラトミーが発売予定(2017年10月下旬発売予定で現在予約受付中)という「プリントス」という手動で動くチェキフィルムのプリンターが価格も3,700円(税抜価格 以下の記載方法も同じ)という低価格になっていたので、どんなものだろうかと興味がわきました。

http://www.takaratomy.co.jp/products/printoss/pdf/pdf01.pdf

全体の形状および使い方については上記リンクのPDFファイルに全てが書かれていますので、私の拙い説明ではよくわからない方については、リンク先の内容をお読みいただければいいと思います。このプリンタは実にアナログ的な方法でスマホに写し出された画面をチェキフィルムにに印画して出力することができてしまうという商品です。

このプリンタを使うためには、一定以上の大きさのあるスマホで表示することのできる写真を画面に写すことができれば、できれば室内で画面の明るさをほぼ最大にして展開した「プリントス」に固定してセットし、プリントス本体にあるシャッターを押すと、スマホ画面に表示された写真の一部を切り取ってチェキプリントに転写されるようになるので、手動でフィルムを出してしばらく待てばスマホで表示した写真がチェキの写真として出てくるのです。

仕組みとしては極めてアナログで、ちょっとでもずれたり動いたりするときちんとプリントされない恐れはありますし、セットした途端に省電力設定が効いて画面がまっ暗になっては困るので、画面の明るさを最大にした上で省電力設定を切る必要がいちいち出てくるのではないかと思います。それでも、工夫した使い方によっては複数の写真を合成するような事もできるようですし、頻繁にチェキを使ってその写真を贈ったり貰ったりしている人にとっては撮りためたスマホ内の写真をそのままプリントできる分、こちらの方が良さそうな感じがします。

ただ、普段写真をプリントしない人が購入したとしても、一度使ってしまったままになる可能性は高いですが、この製品の面白いのは手動式なのでそんなに壊れることもないだろうと思え、さらに安いので気軽に買って必要な時にチェキフィルムを買えばすぐに使えるようになるという点です。

基本的に私自身が友人とチェキのプリントを交換する事のないので、個人的には旅行で使う場面を想定します。国内旅行ではたまたま旅先で撮影した写真を現地の人にあげるようなシチュエーションの場合、近くにコンビニさえあれば一枚30円くらいでプリントした写真のような出来映えの写真を渡すことができますので、こうした小道具を使って写真をプリントするというのは、その場で渡すことにこだわるような場合になってくるでしょう。

さらに、使い勝手のわかっているコンビニがない所へ行くような場合は、こういうプリンターがあればかえって便利なのかも知れません。そう考えると、国内旅行で使うより海外旅行へ行って言葉もわからない中で現地の方々とコミュニケーションを取りたいような場合、写真がプリントされるまでを見せる過程も含めて皆で楽しむというのもいいのではないでしょうか。この製品というのは折りたためば小さくなりますし、電池もいらないということで、それなりのフィルムのストックを持って出掛ければ、現地でのコミュニケーションツールとして役立つような感じもします。

旅の中で一つ持っていても使う場面は出てくるかも知れませんが、いつ使うのかというのは、あくまでその方の旅の方法にも関わってくるものだと思います。どちらにしても、今までとは方向性の違った面白い商品であることには違いはありませんので、興味がある方はチェックしてみてはいかがでしょうか。