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Bluetoothテザリングのパソコン使用はmineoの最大1.5Mbpsの利用がベストか?

T90ChiのLinux Mintによる利用にもようやく慣れてきました。T90Chiは外部出力はUSBのMicro-B端子が一つあるだけなので、基本的にはパソコンとしては十分に使えるものの、音や画像を出すには少々力不足なところがあります(途中で止まってしまうのです)。まあ、その代わりにAndoridタブレットの方で音楽や動画を楽しめるので、基本的にはネットを見たり文章の入力をしたりという感じの使い方になります。

動画を見ないということになると、T90Chiではそこまで高速なネットが使えなくても大丈夫ということになります。電源関係は、基本Windowsタプレットで最大10Wしか使わない仕様になっているので、昔のスマホ用の小さなモバイルバッテリーを接続すればその電力供給で使えてしまうので、本体自体が小さいだけでなく、かなりミニマムな感じで使うことができます。私の持っているノートパソコンの中には本体にSIMスロットを持ち、単体でネットに接続できるものもありますが、外でT90Chiを使う場合には、手持ちのハードからのテザリングを使うということになります。

テザリングというと、基本的にはWiFiを利用してのテザリングを想像する方が多いと思いますが、先述のようにT90Chiでは動画を見まくるというような使い方はしないため、手持ちのハードからはBluetoothテザリングを使ってのネット接続を試しました。

Bluetoothテザリングは電力をWiFiより使わないことで、外でのバッテリー(送受信とも)を節約できるというメリットがありますが、いくら元の回線が高速であっても、テザリング先のハードで出る速度はせいぜい1Mbpsくらいというディメリットがあります。こうした遅さは他のパソコンで使う場合にディメリットになりますが、T90Chiではそれだけ出ていれば動画は見ないので、それなりに快適に外でも使用することができます。

ちなみに、手持ちのスマホ・タブレットでBluetoothテザリングをしてつないだところ、IIJmioの低速(最大300kbps)ではT90Chiの方では100kbpsくらいしか出ませんでした。高速にしても最大で1Mbpsくらいしか出ないので(当初はもっと遅くてどうなるかと思ったのですが、何回か繰り返しテストしているうちに何とか高速であれば1Mbpsくらいまで出ていることがわかりました)、ここで気になるのが、タブレットに入れているmineoのマイそくの低速(パケット放題Plus加入済)の最大1.5Mbpsだとどのくらいロスするかということでした。

最初は300kbpsとかちょっと遅かったものの、日や時間を変えてテストしたところ600~700kbpsくらい出るようになり、昨日試したところ、何とか1Mbpsの数値が出ました。やはり、日や時間によって速度にはバラツキが出るのですが、最大1.5MbpsでもBluetoothテザリングであっても、何とか1Mbpsをマークするだけのポテンシャルはあるようなのは本当に良かったです。

これで、mineoのSIMを入れたハード(私の場合は8インチタブレット)とT90Chiとの使い分け方についての目処が立ちました。もちろん、他のスマホに入れたSIMでもテザリングができるようにペアリングは済ましていますので、回線の状況に応じで使い分けながら、日本全国で最小構成のセットで使っていける目処も立ったわけです。

複数のハードを使い分けることを前提にしたことで、T90Chiで作業をしながら、タブレットをサブディスプレイのような感じで動画や音楽を流すような使い方もしてみたいですね。mineoのマイそくは最安でもパケット放題Plusへの加入が必要で、2千円弱になってしまいますが、平日お昼の接続をしないと割り切れば平日お昼は32kbpsでその他の時間は最大1.5Mbpsで接続できて月額990円のマイピタスタンダードも、平日昼間を補完できる別の回線を用意して使えば、それなりに実用的に使えるのではないかと思います。

ただ、私の場合はT90Chiだけでなく他のパソコンを持ち出す機会もあると思うので、あえて高速でWiFiテザリングをして使うケースも出てくると思うのでこのまま行きますが、BluetoohtテザリングはLinux Mintでも簡単に接続できますので、外ではBluetoothテザリングの1Mbpsくらいで十分だと思えば、元回線をmineoにするという選択肢は十分にあるのではと思っています。

ダイソーの「片耳ステレオイヤホン」はスマホで使うから片耳であるからこそのメリットがある

一時期、SNSでも色々盛り上がったと言われるダイソーの「片耳ステレオイヤホン」を購入してきました。最近はワイヤレスイヤホンが花盛りではありますが、有線で、しかも片耳というと、私などどうしてもトランジスタラジオを持って片耳イヤホンで聴きながら歩いている人を想像してしまうのですが、そもそも「片耳ステレオ」とは何か? というところから紹介しましょう。

今でもラジオに付いている片耳イヤホンというのは基本「モノラル」仕様で、モノラル出力のAMラジオでなら問題なく聞けるのですが、今ではAM局がステレオ放送のできるFM波を使って同時放送をしています。ラジオをイヤホンで聞くという人は今の世の中では少数派ではないかと思いますが、その分増えているのがスマホとステレオイヤホンを繋いで利用している人です。スマホから出力される音楽や様々なコンテンツは、動画配信であってもステレオ対応になっていることが多いと思います。そうしたものを従来の片耳イヤホンを使ってスマホに接続して聞くと、左右どちらかのチャンネルの音声しか出ない状況になり、あからさまにステレオ効果を狙ったものについてはその一部が聞こえない状況になってしまいます。

で、この片耳イヤホンは、左右の音声を内部でミックスして出力するので、ステレオ感はありませんが、左右で音の出どころが違ってもそれを一つに合わせて出力してくれるイヤホンというわけです。音楽だけでなく、テレビやラジオでも聞きたいものがすべて聞こえるということで、今の時代にマッチしたイヤホンということが言えるのではないかと思います。

さすがに片耳であっても車や自転車の運転中に使ってはダメだと思われるものですが、歩いている時などは片耳は空くので、スマホからの音声を聞きながら周囲の状況にも気を配れます。自宅内でもこれを付けていれば、何とか家族との会話も成立しますので、両耳を塞いでしまうイヤホンよりも結構実用的なのではないかと思います。

本体にはリモコンスイッチも付いていて、電話の着信を手元でして話せるというメリットもあるので、今後音楽というよりもスマホでRadikoを聞く時にはこれを使って情報を入手しようかなと思っています。充電も必要ないし、一応スマホ内蔵のFMラジオアプリもこれで聞けるし、いざという時のために持っていても邪魔にならないものだろうと思います。

ダイソーの2Wayワイヤレスマウスは持ち運び時にも安全な構造になっているのがポイント

ASUSのT90Chiは、基本的にはWindowsタブレットとして作られているので、キーボードドッグとしてBluetooth接続のキーボードは付くものの、ポインティングデバイスは付属しません。私がWindows10で使っていた時にはソフト的にマウスを使えるようにするアプリを入れて使っていたものの、快適に使うためにはやはりマウスを使うようにすべきです。とりあえずは小型の充電式マウスを使っていたのですが、このマウスが特に右クリックの使用感が悪く、かなり強く右クリックしないと右クリックメニューが出なかったり、マウス自体が小さすぎるため操作しずらかったりしました。

そこで、他のBluetoothマウスを物色したのですが、そこで見付けたのがダイソーの550円飛買えるBluetoothだけでなくUSB送信機を付けて無線化できる2Wayのワイヤレスマウス「Bluetooth Wireless Mouse」だったのです。

ぱっと見たら普通のBluetoothマウスのような感じではあるのですが、箱の側面を見ると、ワイヤレスといってもBluetoothだけではなく、本体内部にUSBレシーバーが付いていて、2Wayワイヤレスマイクとして使えるようになっているのです。

電池は、私が持ち出し機材の基本として考えていた単四2本で動くものですが、Bluetoothマウスには付いているはずの電源スイッチやペアリングのためのボタンはありません。しかし、説明書を読むと、電池を入れることで待機状態となり対象とするパソコンなどからマウスを選び、パソコン側からの設定をすることで問題なくBluetooth接続ができるようになりました。

無線マウスとして使う場合のUSBレシーバーは、電池フタを開けた中に入っています。写真のように、いわゆる「凸」型の電池ケースフタになっていて、「凸」の上のところに送信機が入っています。フタをきちんと閉めていれば送信機が落ちることはまずないだけに、私がマウスを持ち出して使う場合には大きなポイントである「USBレシーバーを失くしにくい」という大きなメリットにもなりえます。

実際にフタを外してみましたが、うまく考えたものです。先日このブログで紹介した手におさまる無線マウスはマウスの底面にUSB送信機を差す構造になっているのですが、何回も抜き差ししているうちに、かなりゆるくなってしまい、ふと気が付くと送信機がどこかに落ちてしまっているような事が頻発しています。家の中で使っている分には、部屋の中を探せば何とか送信機を見付けることはできるものの、これを外に持ち出すとなると、ちょっと送信機を落としそうで怖いというのが本音でした。

しかし、このマウスであれば通常電池ブタを開けることはありませんし、通常はBluetoothマウスとして使いながら、他のパソコンでマウスを使う場合には、いちいちセッティングの手間がかかるBluetoothではなく、USBに送信機を差すだけのワイヤレスマウスとして使い分けることもできます。大きさもそんなに大きくはなく、操作感も他の普通のマウスのような感じで問題なく使えるので、T90Chiのセットで使うマウスに改めて決定することにしました。一応、ワイヤレスでの接続ができなくなった時のために、USBハブに差して使える(確認済み)、こちらは110円で購入した有線マウスを持っているので、これで持って行くパソコン自体を入れ替えても、マウスはこれで決まりという感じにできそうです。

常時持ち出しパソコンをT90Chiに変えたことで周辺機器の入れ替えを行ないました

ASUSのTransbook T90ChiがOSをLinux Mintに入れ替えて現役として復帰することになったことで、当然ながら使う周辺機器にも違いが出てきます。今売られているモバイルパソコンはUSBの、しかもType-Cの端子が一個でも本体に内蔵されていれば、USBハブやドッグをつなげれば周辺機器の接続についてはまず問題ありません。しかし、前回も書きましたが、T90Chiのインターフェースは、カメラ、MicroSDカードスロットとイヤホンジッックの他、主に電源を取るためのMicro-BのUSBが一つだけしかありません。

念の為、電源共給のできるMicro-B端子のUSBハブは荷物の中に入れていて、もしものための有線マウスと一緒に持ってはいますが、スマートに使うなら周辺機器はワイヤレスで使えるものにしておきたいと思います。そして、詳細は後日にしますが、通常使うのはBluetoothマウスを主に使うことにしました。

あと、外で使う場合のポイントとしてはインターネットをどうするかという事もあります。現在最大1.5Mbpsで通信できる(au回線のmineo)AndroidタブレットとBluetoothのペアリングをして、AndroidタブレットとのBluetoothテザリングは一応できたものの、なぜかはわかりませんがそんなにスピードが出ないので(タブレットで1Mbps出ていても200kbpsくらい)、別の方法も併用することにしました。

現在私の持っているパソコンの中ではレッツノートSV7が本体にIIJmioのSIMカードを入れて単体でネット接続できるようになっていましたが(ドコモ回線)、その便利さはあるものの、今回T90Chiを使うことになったことで、今は使っていなかったNECのモバイルルーターを復活させることにしました。このモバイルルーターはかつてIIJmioで回線の契約をしないで安く購入したもので、購入時に何と予備のバッテリーパックが付いてきました。とりあえず、レッツノートに入っていたSIMカードをモバイルルーターに入れ替え、スマホやタブレットからのテザリングとは別にパソコンの通信用として使えるようにしました。こちらのモバイルルーターの端子もT90Chiと同じMicro-Bなので、充電用のケーブルもMicro-Bのものを増やしました。

あと、特筆すべきは本体の充電をする場合、5V1A以上、5V2.4Aで充電可能になるので、普通のモバイルバッテリーで充電ができます。今使っているPD対応(Type-C)のノートパソコンよりも条件がゆるく、ケーブルとの相性はあるようですが、今のところは私が使っているバッテリーでは問題なく充電が可能で、古くて安いものが「まとも」に使えます。これについては、あえて荷物を増やすことなく、さらにノートパソコンと外付キーボードをT90Chi一台に替えることができたので、かなりすっきりと持ち運びをすることができます。

Linux MintはWindowsOSとは違いますが、基本的にはWindows10でできていたことがほとんどできてしまい、Chromebookのように常にネットにつながっていなくても作業ができるので、かなり汎用性は高そうです。今まで色々なモバイルマシンを使ってきましたが、キーボード付き端末というのは特に使っていて、NECのモバイルギアやNTTドコモのシグマリオンシリーズ、さらに文章入力用にキングジムのポメラなどがT90Chiに近いですが、あくまでもモバイル用に限定されたOSおよび組み込みOS(ポメラの場合)なので、できる事に制限がありました。日本語入力の方法が私の場合は特殊なので、そうした入力方法をセットすることができるのは、WindowsとMacの「Google日本語入力」で(AndroidやChromeOSのGoogle日本語入力では不可)、Linuxは「Mozc」に限定されてしまうので、T90ChiにはどうしてもLinux Mintをインストールして使いたかったので、ようやくここまで来たかとしみじみ思います。

ただ、長く使っていて電池も多少弱まっているので、それなりに使っていかないといざ使おうと思った時に本体の電池が少なくなってしまっていたりすると思うので、自宅でも取り出してそれなりに使いながらアップデートをこまめに行ない、ウィルス対策ソフトのデータも常に最新のものにするような事は続けていきたいと思っています。恐らく、一通り設定できてしまえばVaioPタイプよりもLinux Mintは使えるのではないか? とも思えます。しかし、最近のモバイルノートの中にこうした個性的な製品がないというのは寂しいです。今後、こうした形状の2in1のマシンが出ることを期待しながら、まだまだ現役としてT90Chiを使い続けようと今は思っています。

ようやくLinux Mintを入れて使えるようになったT90Chiはまさに究極のモバイルマシンだ

過去に少し書いていたのですが、2025年10月にサポートが終了するWindows10が入ったままのパソコンをどうするのかというのが、個人的には懸案事項だったのですが、今回は実にクセのあるハード、ASUSのTransbookのシリーズ「T90chi」にようやくLinux Mint22を入れて動かせるところまでやってきました。

他のノートパソコンだと特に問題なくインストールできるLinux Mintですが、T90chiについては特殊な32bitで、キーボードとの接続はBluetoothで、本体にある端子は電源用のMicro-B端子しかありません。

こんな状況の中でOSを入れ替えるということになると、ノートパソコンの場合当り前に動く、キーボードやポインティングデバイス(有線マウス)は使えない、さらには外部機器もそのままでは繋げないという八方塞がりの状況になっています。しかし、先人の努力というものは尊いもので、今回は先人が実際にインストールしたことを紹介してくれたブログを漁って、思いっきり参考にさせていただきました。以下のブログを何回も読み、そして何回も失敗を繰り返して一時は諦めかけたのですが、思い立ってから一ヶ月以上環境設定にかかりました。以下のブログには本当にお世話になりました。感謝とともにリンクさせていただきたいと思います。

サポート切れ間近のWindows10から乗り換え!ASUS TransBook T90 Chi にLinux Mint 22をインストールする

タブレットPC(T90Chi)にLinux Mintを入れてみる

基本的にはUSBからブートするためのUSBメモリを作るのですが、その際、このパソコンが特殊なため外からダウンロードしてきた「bootia32.efi」を作ったUSBメモリあるものと入れ替え、さらにインストールが終了した後も、コマンドプロンプトからデータを入力して環境を整えてやる必要があり、そのためには本体のMicro-B端子を持ち、さらには外部から電源供給が可能なUSBハブを用意し、そこにキーボード・マウス・USBメモリを接続する必要があります。

私は現役でT90Chiを使っていた時にこのUSBハブは買ってあったので、追加投資をすることがありませんでしたが、これから中古のT90Chiを買ってLinux Mintを入れたいと思う方は、専用のUSBハブ(こんなやつ)を購入する必要があるのです。これが敷居が高い理由の一つでした。

さらに、私自身コマンドを打ちながら設定を行なう経験に乏しいので、ほんのちょっとした入力ミスで設定がうまくいかなくなり止まることも度々ありました。上記リンクには正しいコマンドの入力方法が書いてありますので、あまり根をつめないで、時間を置くことも大事です。さらに、電源供給USBハブでは十分な電力を供給できないので、設定しているうちにどんどん電池の残量が減っていきます。まずは十分に充電してから落ち着いて設定に入るようにするのが良いと思います。

そうして、今この文章もT90Chiで入力できるほどに仕上げることができました。キーボードドッグやBluetoothマウスも無事に使えるようになり、OSが立ち上がる前のログイン画面からキーボードやマウスも使えるようになっています。タッチタイピングにはぎりぎりのサイズではあるのですが、使いにくいということはなく、すらすらと入力できるのが嬉しいですね。これで、日常的な持ち運びについては他のノートパソコンではなくT90Chiを持ち出すことによって、かなりバックパックの中味がすっきりしました。ちなみに、上のリンクにあるキーボードドッグの復活のさせ方では私の場合うまく行かなかったので、以下のリンク内で記載されている方法を使うことで、何とかBluetoothで機器を登録できるようになり、無事に使えるようになりました。

ASUS TransBook T90chiにXubuntuを入れてみました。キーボードドックも使えるようになりました。

本格的な旅行用としては、レッツノートやThinkPadの方が使いやすいし性能も良いわけですが、LCCを利用する場合、荷物の重量に制限が出てきてしまうので、最低限のパソコンによる作業ができて軽く小さいというT90Chiを持ち出す場合もそれなりにあるのではないかと思います。今となっては時代遅れのmicro-Bからの電源についても、ノートパソコンではなくタブレットというものなので、消費電力も少なく、大きなバッテリーを持ち歩かなくても済むというのも地味に嬉しいですね。
さすがに今、こんな個性的なノートパソコンはないと思いますので、電池がだめになるまで使い切ろうと思います。災害時にも持ち出しやすいですが、逆にこのパソコンが活躍できるような状況になってしまうと大変なので、日常的な使い方や日帰り旅などで出番を増やすくらいにして欲しいものですが。

サンワサプライMM-HS405BKは通話できる端末を増やして常時持ち出せるヘッドセット

旅行用および災害持出用として日常使いのバックパックの中に色々なものを入れているのですが、先日のスマホ紛失によって、今回新たに持ち出すものを追加することにしました。それが、サンワサプライのMM-HS205BKというスマホやパソコン、タブレットのイヤホン端子に差して使える電話型のヘッドセットです。

ごらんのように、受話機のような形をしていて小さいので(比較対象として恐らく昔の固定電話の受話器と同じくらいの大きさだと思われるヘッドセットと並べています。肝心の右側にある商品が見にくくなってしまいすみません)、スマホ自体を耳に当てるのではなく、このヘッドセットを当てることによってパソコンやタブレットを使って通話をしたい時には役に立つようなものになっています。今回、メインで使っていたスマホがなくなってしまったので、スペアのスマホを使って電話を行なったのですが、同じようにSIMカードを入れて使えるようにしている8インチタブレットは、通話自体はできるものの本体だけだとスピーカーフォンを使う形での通話になってしまいます。

一人だけで使っている場合は良いのですが、周辺に他人がいて話を聞かれたくない場合には、タブレットを持って人のいない場所まで移動することになってしまいます。こうしたヘッドセットがあると、ちょっとした固定電話といった雰囲気で、あらゆる方法による人に聞かれない形での電話ができます。

さらに、持っていくパソコンにもよるのですが、楽天モバイルが提供するデスクトップ用のRakuten Linkアプリを使うと、楽天モバイルSIMが入ったスマホと同じWiFiを使っている場合や、楽天モバイルのネット環境でパソコンをテザリングしている場合、楽天モバイルの番号でパソコンから直接通話やSMSができるというメリットは、パソコンにつなぐヘッドセットがあればさらに使い勝手が高まります。

今回たまたまアマゾンのサイトで値引価格が出ていたので、ずっと買おうかどうしようか迷っていたのですが、今回ついに購入となりました。本体に付いているボリュームを最大にしてもそこまで音が大きくならないという口コミもありますが、私の場合についても最大くらいにしないときちんと聞こえないような感じではありました。ただ、電話ができないような状況ではないと思いますし、何といっても常に持ち運べるこの小ささは、それだけで私にとって価値があると言えます。

私の場合、車ではカーナビ用として固定して使うことも少なくないので、安全な場所で駐車してこちらから電話するような場合も、スマホは固定したままにしてヘッドセットをイヤホンジャックに付けて電話するような事も今後は行なえるようになるので、今後が楽しみなグッズになったような気がします。

コールセンターに電話をするのとチャットで完結させるのとはどちらが自分に合っているか

先日、電話で一時停止の手続きを行なったマイナンバーカードのスマホ用電子証明書についてオペレーターの方と話した際に、持ち出していないマイナンバーカードについても一時使えなくなるので役所で手続きが必要だと言われました。それを受けて、昨日役所に行ってきたのですが、これまでの顛末を説明すると、役所では二つのパスワードのリセットをする必要があるということで、言われるがままに新しいパスワードを機械に登録し、無事に元に戻りました。新しいスマホにマイナンバーカードを読み込ませて、マイナンバーカード無しでもスマホのマイナポータルアプリへのログインができるようになりました。

このように、紛失によるスマホ引き継ぎの処理があらかた済んでいたのですが、一つ忘れたことがありまして昨日手続きを行ないました。おサイフケータイに入れていたセブン-イレブンで使える電子マネー「nanaco」の引き継ぎをしようとインターネットで調べたところ、お客様センターの電話番号が出てきたのですが、その番号は0570から始まるナビダイヤルか、市外局番から始まる一般電話の番号が並列で記載されていて、どちらにしても通話料がかかります。残っていたnanaco残高は端数だけだったので、スマホを失くした当日にその処理を行なうのは後回しにして、市外局番からの電話なら無料通話ができる楽天モバイルのSIMが再発行されるまで待っていたのですが、楽天モバイルの電話番号が復活した後でもついつい先伸ばしにしてしまっていました。

改めて連絡をしようとパソコンから電話番号を調べ直したところ、nanacoのお問い合わせセンターでは電話での連絡の他に、チャットで完結するリンクも掲載されていたので、パソコンからならということで、そのままパソコンからちゃっとに入ってみることにしました。

nanaco再設定の流れとして、いったん使っていたアプリのnanacoについては解約し、その際データを引き継げる番号をもらい、新しいスマホにその番号を入れてログインを行ないます。ただ、それだけでは残高を引き継げるわけではなくて、その後自宅の住所に郵便で届く書類に記入して返送ると、時間は多少かかるものの残高が復帰することになります。

こうした一連の手続きついて、こちらの方は引き継ぎ番号をメモして郵送先の住所を知らせる事が必要になりますが、これを電話でやるかチャットの画面で確認して、改めてパソコンの画面を見ながらスマホアプリを起動させてスマホから直に入力するかと考えると、明らかにパソコンでチャットをやってパソコン画面から番号を確認してスマホで入力する方が私は楽でした。

面倒な操作が必要ないのは圧倒的に電話の方なのですが、回りに人がいるところでわざわざ自分のスマホを紛失したことを知らせるような電話をすることはしたくないので、結局連絡することが遅れてしまうということもあるかも知れません。ということで、もしどうしても企業に連絡をしなければならない要件が出てきた場合は、頭から電話をするということではなく、同じ内容のものをチャットで提供していないかということも確認した上で選ぶということが大切ではないかと思います。

とりあえずこのくらいで、スマホ紛失についての事後報告を終わりますが、やはり大事なのはいかにして落としたり忘れたりしないようにするかという事でしょう。そういう意味では落としたスマホredmi 12 5gは約6.8インチの縦長で、ポケットに収まりが悪かったことも落とした原因の一つなのではないかと思ったので、今後は少し小さくてポケットへの収まりが良い6.4インチぐらいの(今使っているReno9Aのサイズ)をスペアスマホとして検討したいと思います。

povo2.0のデータ専用契約が使えなくなったので通話のできるSIM契約をやり直すことに

今回のスマホ紛失騒ぎの中で、実はちょっとした失敗をしていました。スペアとして現在使っているOPPO Reno9 Aには一応カーナビとしても使えるように、eSIMのpovo2.0のデータ専用回線を入れていました。失くした日に落としたスマホに入っていたeSIMのLINEMO回線を移したのですが、その際、入っていたpovo2.0のeSIMのプロファイルを消してしまったのです。

通話もできるpovo2.0のeSIMは、申込をすればプロファイルをダウンロードして使うことができたのですが、実はデータ専用SIMについては制限があって、eSIMの再発行は不可能になっているということで、Reno9 A以外の端末で使うこと自体が不可能だったのですが、プロファイルを残しておけば、入れ替えた2回線を別のスマホに入れ替えて、Reno9 AでPovo2.0を使い続ける道もあったのですが、それもプロファイルを消してしまったことで不可能になりました。となると、このまま契約し続けるより新たに物理SIMで通話もSMSもできる通常回線を持とうということで昨日ようやく手続きしました。

いったん解約してからの再契約だったので、支払いのためのクレジットカード情報は入れ直す必要があったものの、住所のデータはそのまま残っていたので入力が楽になりました。本人確認はしっかりあって、免許証の写真は表・裏・斜め(免許証の厚さがわかるように)を提出するとともに、自分の顔についても正面と左右を向いての写真を撮って、何とか申込は完了しました。そこから本人確認が済めば、SIMカードは自宅まで郵送されることになっています。

とりあえず、このSIMについては新たなスペアスマホに入れ、少なくともカーナビアプリを使えるようにしつつ、必要に応じてトッピングを利用できるようにしておこうと思っています。何やかんや言っても、どうしてもDAZNでしか配信されないスポーツ(特にサッカー)を見たい場合には、何よりもpovo2.0の回線がないと7日間という限定された契約ができないわけですし。

また、改悪があったもののトッピングから24時間無制限で利用可能なトッピングも、状況によっては便利に使えるでしょう。また、今回のスマホ紛失でしみじみ思った、「今まではメインスマホに入っていた楽天モバイルで通話無料が実現できていたのに、他の回線では有料になってしまう」というところで、通話用のトッピングが一番安いpovo2.0の通話回線を持っていることで、一時的に通話用トッピングを付けてスペアスマホで、通話用トッピングを使うという事も考えないわけでもありません。

スマホを失くしてしまった状況で変わってくることはありますが、フリーダイヤルへの電話で済む場合だけではなく、普通に通話料がかかる番号への電話が必要になる場合もあるでしょう。そうした場合、どの回線から通話オプションを付けた方が良いかという事になるかと思いますが、安さの点でいうと、ほぼ裸のSIMだけでは最大128kbpsという使えない回線であっても、安心して通話できる環康が1,650円(24時間通話定額の場合)で整うというのは地味に便利なところだと思います。データ専用の契約ではSMSも使えなかったので、本人確認のための二段階認証をSMSで提供しているところに移る場合には、やはり通話とSMSの利用ができるというのは大きなメリットだと思います。

現在、私のモバイル回線はメインスマホに2回線、タブレットに1回線、レッツノートに1回線という内訳で、どんなに安い回線でもスペアのスマホに入れられるか入れられないかでもしもの時に役に立つか立たないかということも変わってきます。基本的に180日毎にトッピングをすれば低負担での回線維持が可能なので、今回はしっかりと使っていけるようにカーナビだけでない使い方ということにもチャレンジしていきたいと思っています。

スマホだけでも日常の運用はできるもののやはりパソコンも一台持っておいた方が良いと思う理由は?

ようやくスマホ紛失の最悪の状態からスペアのスマホにデータ(ここまでは書いていませんでしたがSuicaの残高やPayPayも復活できました)を移行することができました。今回は、その経験を踏まえつつ別の件で基本的にスマホとタブレットしか使っていない人と会って話したことなどから思い浮かんだ話をさせていただきたいと思います。

今回、メインスマホには物理SIMとeSIMの二回線で運用していたのですが、スペアのスマホにはその日のうちにeSIMの方は復活させることができたものの、物理SIMの楽天モバイルの回線が復活するまでには本人確認のためのSMSが通らないので苦労しました。その際に力になったのは、パソコンから各サイトにアクセスして、メールフォームから連絡をした上で本人確認の代わりにできたことです。

とりあえずその日のうちにはパソコンを使ってブラウザ上のメールフォームで依頼をし、紛失してから二日後には新しい物理SIMを届けてもらうことができました。スマホでもタブレットでも細かな入力をしたり、やり方について検索するのは結構大変なので、様々なスマホや回線のトラブル対策には、やはりどんなものでもネットにつながるパソコンを一台持っていた方が作業効率は相当上がるということを改めて感じることになったわけです。もちろん、スマホアプリ上からでしか進まないことも多々あるのですが、どうしてもスマホが使えない場合は、いったん依頼することで時間は少しかかるものの、パソコン単体での手続きでも何とかなるわけですから、安いものでもパソコンはあった方が良い(例えそれがChromebookであっても)と思いました。

で、話は飛びますがその後同世代の友人と話す機会がありまして、その人は基本的にはiPhoneとiPadを中心にほとんどそれらのハードを使っている人なのですが、とあることで相談を受けました。過去に使っていた年代物のiPod(音楽プレーヤー)が出てきたのだけれど、中味の音楽をどうにかして今でも別のハードに移して聞けるようにならないだろうかという相談です。詳しく話を聞いたら、iPod本体と接続するUSBケーブルはあるということだったので、それならパソコンの方に音楽データを移せるのではないか? と話したら、今度パソコンを持って来るのでデータ移行を手伝ってくれないかと言うので昨日時間を作ってその作業を行なってきました。

時間があったので、こちらもパソコンを使ってネットで調べたら、別にituneのようなアプリを追加しなくても移行可能なことを知った上での作業でしたので気が楽でした。

まず、ACアダプタにつないだパソコン(持って来たのはWindows10の入ったごく一般的なノートパソコン)を起動させ、USBケーブルでiPodを接続します。そうしたらパソコンの方で外部メモリとしてiPodが出てきたので、これで移行はできるなと確信しました。このままではiPodに入った音楽データは見ることはできないのですが、それは音楽データが「隠しファイル化」されているからです。エクスプローラーでiPodを開いたウィンドウで「隠しファイルを表示」を選ぶと、今まで見えなかったフォルダーが次々と出てくるので、その中の「Music」フォルダーの中に入っているデータを根こそぎパソコンのハードディスクにコピーしました。

ただ、iPodには15GBくらいのデータが入っていたので、全てコピーし終えるまでには30分以上かかってしまいました。ただこれで、このファイルをUSBメモリーに移したり、使っているスマホに移してスマホの方でも音楽を聴くことができるようになるので、友人は昔聴いていた音楽がいつでも聴けるようになったと大変喜んでいました。

この一連の作業は実に簡単なものでしたが、それも友人がいつもはほとんど使っていないながらもパソコンを買って持ってくれていたからこそできたことで、もしスマホだけしかない状況だったら少なくともこんな簡単には作業できなかったでしょう。やはり、どんなものでもパソコンは用意して、いつもは使わなくてもいざという時に使えるようにたまには電源を入れてアップデートくらいはやっておくようにすれば、本当にいざという時の役に立つのではないかと私は思います。

すぐには使わなくても万が一に備えてスペアスマホの用意をすることの大切さについて

先日の報告通り、今回はスマホを使っている中でも一番のトラブルである「紛失」を経験してしまいましたが、幸いなことに二台体制で常に持ち歩いていたOPPO Reno9 AにとりあえずeSIMのLINEMOを移し、物理SIMの楽天モバイルは再発行の手続きをしました(現在は楽天から物理SIMカードが到着したので回線も復活しました)。

落としたスマホは、気付いた時に「デバイスを探す」で検索した場所から見付からず、電源も入っていない状態なので、もし悪意ある人に拾われて電源を入れられた時のために、電源が入った時にすぐ全データを消す設定にしました。今までメインで使っていたRedmi12 5Gは残念ですがこれでお別れとなりますが、本来は新しい端末を買い足さなくてもメイン機として使えたReno9 Aを残しておいたことは、気持ちの切り替えだけでなく、何かあった時のためにメインスマホと同じアプリはほとんどインストールしていたので、設定の手間もそれほどなく、あとは楽天の物理SIMが届いてからその電話番号がないとできない設定変更を行なうことで、スマホ自体の乗り換えは何とかできそうです。

Reno9 AがあるのにRedmi12 5Gを買い足した時には、これは無駄遣いでは? とも思ったのですが、その時にはまさかこうした未来がやってくるとは思わかなったので、改めて色々考えていざという時のスマホの備えという事について今回書いてみたいと思います。

まず、今後のスペアとしてすぐ新しいスマホを買うかというと、それはちょっと躊躇します。失くしたスマホと同じものを買い直すこともちょっと自分的には微妙です。現在、前の機種で使っていたOSと同じAndroid14を使っていますので、今後のAndroid15が最初からインストールされたスタンダードタイプで安いスマホがあればとは思います。一応、現状ではもう一台のReno7 Aも持っているので、今までReno9 Aに入っていたpovo2.0のSIMを入れ替えて、いざという時には単体でも使えるようにこれから準備しようと思いますが、やはり今後の乗り換えの事も考えるとAndroid15だけでなく次世代の16までアップグレード対応するようなスマホを安く購入できるタイミングを見ながら、次の機種選定を行なっていくことになると思います。

新たなスマホをスペア化するためには、購入時の最初のところで今使っているメインスマホとケーブル接続させることで、導入アプリをそのまま引き継げるので、今回の設定についてもRedmi12 5Gを購入してバックアップした後に新規に入れて使っているアプリは同じように入れなければなりませんが、それ以外のアプリはすでに入っています。銀行の口座確認アプリなどは複数のスマホで共用はできない仕様になっているので、そういったアプリは忘れずにアップデートするようにします。

以前は「通話用」「データ用」にスマホを分けて使っていたのですが、日常使いにはやはり通話とデータを一台で済ませた方が便利です。その上でもしもの時にはスペアとして使えるようなスペックのスマホを用意し、そのスマホにはメインスマホと同じアプリを一通りインストールしておき、データ通信も最低限使えるようにしておき(povo2.0の基本プランのみがおすすめ)、普段は使わないながらもいざという時に一気に乗り換えることができるよう準備しておくことが、そうした準備の殆どが無駄になるかも知れませんが、私のように最悪な状況でも慌てないで迅速に乗り換えを進めるためには必要になってくるのではないでしょうか。

最後になりますが、特に高額なiPhoneを使われている方は、絶対落とさないような物理的な対策も合わせて行ないましょう。常にバッグの中に入れておくとか、ポケットからこぼれても落ちないようにワイヤーやストラップを常に体や衣服に付けることを習慣化するようにするとか。これはトラブルの種類としては違いますが、かつて私は車のドアを閉める時にキーを使わずにロックした状態でそのままドアを閉める方法で車をロックしていたのですが、度々車のキーを車内に入れたままロックする「インキー」を何度も繰り返したのでさすがに懲りて、常に車のキーを回してロックするか、リモコンキーを使うようにしてインキーを回避することに一応成功しています。同じように、スマホを出したりしまったりする場合の行動について、できる限り落とすパターンにならないような行動をきちんと考えてみることも大切だろうと思います。