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東京オリンピックとともに終了するPHSが残した教訓

前回紹介したように高速道路に限って自動運転を利用できる車や、携帯電話の通信方法としての次世代通信の5Gの実用化など、東京オリンピックが開催される2020年を目指して開発が行なわれているものは多いですが、それとは反対に、2020年の7月に料金プランの提供を終了することを発表したのが現在Y!mobileとウィルコム沖縄でサービスが続いているPHSです。

今となっては携帯電話サービスにエリアや加入人数で差を開けられて尻すぼみのような形で終わっていくようにも感じられるかと思いますが、今の大手3キャリアが全くもって横並びのサービスで推移していることを考えると、改めて大手以外の競争相手がいないと、今後の通信サービスはどうなってしまうのかと思ってしまいます。

もともと大手キャリアはスマートフォンの導入よりもいわゆる高性能のガラパゴス携帯を高額で売り(それもiPhoneの登場ともにガラケー時代は終焉を迎え、日本メーカーはスマホ分野で遅れを取ったのはご存知の通り)、iモードのような携帯電話専用のインターネット接続でお金を取り、さらに携帯サイト利用料などという今となっては考えられないような形でお金を毎月徴収することがビジネスモデルとして行なわれていました。通話についても無料通話の付いた料金プランが普通で、データ通信料についても使っただけ青天井に増えて社会問題となったりしているとことに登場したのがウィルコムの「Eメール使い放題」や「データ定額」であり「だれとでも定額」につながる音声通話の10分以内通話の定額制を始めたのもウィルコムが初めてでした。

データ定額は最大32kbpsと今から考えるとかなり遅いわけですが、この定額がすごかったのは端末本体での利用だけでなく今でいうテザリングとして端末をモデムのようにパソコンに繋げて使ったり、本体が単三4本の電源で動くモバイルルーターのような製品までありました。携帯電話会社では今でも本体以外の別の端末でインターネット利用をする場合のテザリング料金を設定しており、実際にその料金を徴収しているところもありますが、PHSの世界ではデータ通信カードとしても販売していたこともあり、テザリングに使えることが普通だったわけです。

それならなぜPHSに勢いがなくなってサービス終了にまで追い込まれたかということになりますが、それは独自のビジネスモデルで相当儲かっていた携帯電話各社が、ウィルコムに顧客を奪われることを恐れ、データの定額プランや、音声通話の5分定額・10分定額、24時間通話放題というような、ウィルコムのサービスを真似たプランを導入することで、そのサービス網と広いエリアを求めるユーザーをつなぎとめる方策を取ってきたからです。

あと、ウィルコム没落を決定づけたのが、日本通信を最初にしてウィルコムと同じくらいのテザリング自由のデータ定額プランを月千円を切る安い価格で行なったMVNOの台頭があったと言うことができます。日本通信は当初はウィルコムから回線を借りての商品も出していましたが、やはりエリアについてはどうしても対抗できなかったのが仇となりました。
私が今使っている携帯電話のプランは音声通話定額のものが中心ですが、特に24時間通話無制限のプランは、使い方によっては携帯電話会社の利益にならない可能性があると言われています。ただ、こんなプランが今も使えるのはウィルコムがそれほど高くない価格で通話無制限プランを出し、特にビジネスユーザーの流出を避けたかったからだと思われます。今後は音声通話でもデータ通信を使ったIP電話の利用が伸びてくることが考えられるので、今の状況も変わってくることが予想できますが、ウィルコムとしてはまさか通話定額まで真似されるとは思わなかったのではないでしょうか。

今後、新たに楽天が新しい通信事業者として加わる中で、今までのような護送船団に楽天が加わるのかどうかも注目ですが、逆に楽天としても自分達がウィルコムのようにならないためにどうしたらいいかということも十分考えながら事業について考えを巡らせていることは確かでしょう。しかしその結果、通信料金が高値のまま据え置かれ、端末購入のために3年から4年縛りが当り前になる状況を良しとするような事になってしまっては、将来も普通の家庭の中で通信費の捻出額が多くなるあまり、他の物が買われないという一部の状況が変わってくることはそれほど考えられません。

楽天の参入に関しては、ドコモや他社のように通信品質を常に人の目でカバーするための体制が取れるのか、基地局を設置する場所を電柱にした場合(楽天は電力会社に協力を仰ぎその設備を使った基地局を増やしていく方針)、大きな災害が起こった場合にはどうするのか、そもそも用意できないインフラについては大手から回線を借りるという方針で大丈夫かというようなネガティブな意見もあります。そのため、無難に立ち上げるためにはあまり他のキャリアを刺激するような挑発的なプランを出してこないかも知れませんが、ウィルコムが現在のモバイル通信で当り前に使われているものを出してきたから今があるということも確かです。楽天には大変な部分もありますが、何らかの爪痕を残しつつサービスを維持していく道を探りながらサービスを展開していって欲しいとPHS終了のニュースを聞きながら思いました。


楽天モバイルのカスタマーセンターが「Viber」電話へ

先日新しい携帯事業者として認可された楽天ですが、現在の「楽天モバイル」でも様々な経費削減策が動き出しているようです。企業業者に対しての一般ユーザーの問い合わせというのは様々な方法があり、全てをフリーダイヤルで案内するところもあれば、0570から始まる携帯の通話定額対象外の番号を案内するところもあります。

そうでなく、普通の電話番号を案内することで、掛ける側が料金の心配をしながら掛けることで混雑している時に多くの人が集中することも避けられる事がある半面、じっくりと電話で話を聞きたくてもあえて携帯電話の通話定題にでも入っていなければ、存分に問い合わせをすることができないとお嘆きの方々もいるのではないでしょうか。

楽天モバイルが5月から新たにカスタマーセンター用の電話番号として提供するのはIP電話の一つ「Viber」の電話番号で、データ通信の仕組みを使った音声通話なので、専用のアプリを入れてそこから掛ければデータ通信容量は消費するものの通話に応じた料金が音声通話のようにかかることはありません。

自宅にネットが引いてあり、Wi-Fi経由でネットに接続できる環康があるなら、楽天のデータ通信の高速クーポンを減らすこともありません。ただし、固定電話や携帯の音声電話からカスタマーセンターに直接掛ける場合は時間ごとに一定の通話料がかかったり、5分定額の「楽天でんわ」を使った場合でも、5分を超過する場合は別料金になります。

恐らく今後、楽天モバイルや新たな楽天のキャリアに加入される方は加入時に「Viber」アプリがプリインストールされている端末を使うようになるか、入っていない端末がある場合でもお店の人がインストールするような指導が入るのではないかと思います。その場合取り残されてしまうのが既存の「楽天モバイル」の契約者です。もちろんこうしたニュースで知ったり楽天モバイルからのメールで知ることはできるでしょうが、できれば早めに「Viber」アプリを導入し、そこに楽天のカスタマーセンターの番号だけでも登録できるように準備しておきましょう。

さらに、今後他の事業者(MVNOを含む)でも、経費節限のためにフリーダイヤルの提供を止め、こうしたIP電話によるカスタマーセンターへの連絡が普通になることも考えられます。IP電話は高速クーポンを消費するので、電話をする前にある事をするように心掛けることも場合によっては大切になってくるのではないかと思います。それは何かと言うと、高速クーポンを無駄に消費しないため、業者の中には専用のアプリを用意したり、そうでなくても業者のホームベージにアクセスすることによって「高速」と「低速」を切り換えることができるサービスを行なっているところがあります。もし低速でも電話が十分にできるなら、低速に切り替えてから電話をするようにするのです。

サービスの都合で切り換えのできない業者もありますが、例えばLINEモバイルは高速と低速の切り替えはできないものの、一番安いプランであってもLINE電話を使う場合には高速クーポンを消費しない設定になっているので、それはそれで安心してLINE電話を使えます。

多くの方が気になるのは低速にしてIP電話がまともに話すことができるのかということだと思いますが、最大200kbpsに近いスピードが出ていれば、通話に影響をおよぼすことはほぼ考えなくていいでしょう。

ただし、低速回線に切り替えて使う場合(高速クーポンを使い切って低速に制限されている場合も含む)にお使いのMVNOによって注意しておく事があります。低速での通信なら制限なく使えることをうたっているMVNOならいいのですが、そうでなく最大200kbpsの低速で使う場合でも3日366MB以上使うと更に通信が制限されるIIJmioのようなところもあります。その場合、音声通話だけではなくradikoなどで低速回線を多く使っているとIP電話でも厳しいくらいの速度に規制される可能性があるので、毎日の使用データ量に注意しましょう。

といってもIP電話自体の使用データ量は1時間で15MBくらいなので、電話だけで規制されるまで使い切ることは難しいと思いますし、もし低速で規制された場合、まだ高速クーポンが残っていればアプリなどで速度を切り替えて使えば高速クーポンがなくなるまではIP電話も実用的に使えるようになりますので、基本は毎月少しずつは高速クーポンを残すように使うのもいざという時に備えるためには必要になるでしょう。

ちなみに、楽天モバイルの場合は「スーパーホーダイ」なら全く何も考えずにIP電話を使いまくっても大丈夫なレベルで、「ベーシックプラン」はそもそも低速専用で無制限なのでこちらも基本的にIP電話に使うのは問題ないでしょう。各高速クーポン付きプランは楽天モバイルの専用アプリを導入すれば、スマホ上でアプリから高速と低速の切り替えができるようになります。低速時については、こちらの探した情報によると3日間での制限はないようですので、「Viber」で問い合わせをする場合にはアプリで低速にしてから使うのがおすすめです。


小さな事件から組織の腐敗がわかることもあるのか

この文章を書いている2018年4月は、新聞報道がきっかけとなって財務省や国土交通省、文部科学省や防衛省など、いわゆる役人と呼ばれる人たちの間で公文書を隠したり書き換えたりしているという疑惑が湧き出して連日テレビでも報道されています。

こうした報道が続くとげんなりする人もいたり、さらにマスコミの方に問題があるのではないかと思う人がいたりして、ネットで言論をしている人が集まるところでは大変な盛り上がりというか一部では炎上もしたりして大変なことになっているのですが、今回はそんな大きなニュースではなく、新聞の三面記事に載るような小さな事件の記事からまずは紹介します。

4月11日に警視庁捜査二課が逮捕した男の事がニュースになっていたのですが、テレビドラマの花形捜査一課と違いまして、捜査二課が扱う今回の事件の内容はいわゆる詐欺の捜査でして、このブログでも紹介している携帯電話に関係する詐欺の事件なのです。

実際のニュースでは実名が容疑者とともに出ているのですが、この文章を書いている段階ではいわゆる「容疑者」なので名前を仮に「Aさん」とします。詐欺が行なわれたのは平成28年9月下旬から12月中旬にかけての容疑で、まだ大手キャリアでは特定のスマホを中心に大幅なキャッシュバックを行なっていた店もあったようです。

この少し後に総務省の指導によりキャッシュバックをだしに格安で新品のスマホを買えるようにすることができなくなりました。さらに、総務省の方では現在は「実質0円」という新規契約者優遇の販売手法にもダメ出しをして、規制が強化されているようです。なぜそこまで総務省がやるかというと、2年ないし3年ごとに携帯端末を事業者ごと乗り換えることでかなり高額の利益を新規契約者に出すのは、同じ会社にずっと加入し続けて機種変更もしないキャリアにとって優良な顧客をないがしろにする行為だという指摘から、こうしたMNPによるキャッシュバックや機種変更による新品のスマホを転売して儲けている人を一掃しようとして行政指導が入るのでしょう。

ただそれなら今までキャリアが代理店に対してキャッシュバックのために用立てていた販売奨励金がなくなった分を通信料に転嫁してもよさそうなものですが、今のところ3社の料金は見事なまでに横並びになっています。

さて、Aさんの話に戻りますが容疑になっている約3ヶ月間で携帯電話6台を契約してキャッシュバック代を約23万円得たのだそうです。ただこれでは逮捕はされないのですが、Aさんが失敗したのは本人確認書類の保険証を偽造して提示することで契約をしたということなのだそうです。恐らく自分だけでは回線数制限でこれ以上の契約はできないと言われたので、半ば強引に契約約するために犯罪行為を犯したということですね。確かにまめに契約を繰り返すこと6回で23万円ですから一回につき約4万円ということですからかなり効率のいい金儲けではあるのですね。

さらに機種変更した新しいスマホはヤフオクやメルカリに出したり、中古スマホ販売店に持って行くだけでもすぐにお金になりますから、iPhoneでそれをやった場合はキャッシュバックで得たお金くらいは十分稼いだのではないでしょうか。警察ではもしかしたら余罪もあるのではということで今後も調べるようです。

ただ、これくらいの詐欺の話は全国どこでもあるでしょうし、なぜこのニュースが出たかというと、今回逮捕された40代の男性は、何と経済産業省の係長という肩書があったからです。経産省と総務省と管轄は違いますが、かたやキャッシュバックや実質0円でのスマホ販売を規制する側である政府の人間が、事もあろうに法を犯してまで「キャッシュバック」および「端末転売」を率先して行なっていたということに、官僚として日々大変な思いをして働いている人の中でも相当のモラルの欠如が見受けられ、組織としての危うさというものをこうした小さなニュースからも感じてしまったのでした。

それと同時に考えるのは、こんな事でもしないとやっていられないというような職場でのストレスがなかったのかということです。今後の捜査によって、今回逮捕された男性が本当に有罪になるかということもありますが、有罪になったとした場合、単なる借金を苦にした犯罪なのか、経済的には全く問題ないのに心のストレスから起こしてしまったのかを明らかにすることによって、組織の問題もまた明らかになってくる可能性もあります。もし、多くの人が考えて明らかに正しくないことを通すための仕事を今回逮捕された容疑者が強要されていたとしたら、その事自体で刑罰に影響は出ないでしょうが、人間らしい仕事をまっとうにこなすことができるような職場環境にすることを考えていかないと、また同じような事件が起こり格好の新聞種になってしまうのではないかという気もします。


いざという時に役立つか? Windowsパソコンの同時運用

先日、今使っているパソコンでトラブルが発生し、クラウドサービスと連動していたファイルがなぜか一部消えてしまいました。このトラブルに気付いた当初は、そうなってもネット上にあるファイルはあるので改めて同期を行なえば元のファイルが復元するだろうと思っていたら、他のパソコンでも一つのパソコンから消えたファイルがフォルダごと消えてしまい、かなり前から増やしてきた大切なファイルが復元できないという状況になってしまったのです。恐らく、今使っているパソコンの方で無意識に致命的な操作を行ない、データを消した状態が「正常」ということになってしまったぽいです。

最近は、パソコン自体は単なる作業機として使っていることが多く、あえてハードディスクやメモリにはデータを置いていなかったのですが、それが逆に仇になってしまったという感じでした。ただ、幸いなことに、最近はいつも使っているパソコン以外にもあえて古いパソコンを生かそうとして並行して作業に使っていたパソコンがあったので、そのパソコンをネットにつながない状況で起動して、まだ中に残っているクラウド上から消えてしまったフォルダを含む全てをいったんハードディスク上にコピーしてからネットに接続したら、案の上クラウドと同期しているフォルダは他のパソコンと同じように消えてしまいました(^^;)。でも、データは避難させていたので改めて同期するフォルダーに避難させていたデータを改めてコピーすることで、何とか全てのパソコンのクラウドと同期しているフォルダの中にデータを復旧させることができました。

普段は使わなくても大切なファイルというのは、今回のような経験をすると一つのクラウド上に置くだけでなく、別のクラウドにも置いたり、オフラインで使えるようにハードディスクやUSBメモリなどにバックアップを取っておくことの大切さをしみじみ思い知ったわけですが、なかなか常にバックアップするというのは大変なので、今回の失敗を糧にしていざという時にも慌てないようなパソコンの使い方について考えてみることにしました。

今回私のデータを救ってくれることになったパソコンはハードディスク搭載の古いパソコンなのですが、いざという時にはデータを同じハードディスク上にコピーしても容量を心配することはありません。さらにその古いノートにおいては、起動すると同時に同期をしないように設定しておいて、必要な時に手動で同期をするようにすれば、古いパソコンの方で最新のファイルを使って作業したい時には手動で同期するようにすればいいわけです。以下のような状況であれば、不幸が連鎖しない限りデータはどこかに残るのではないでしょうか。

・メインパソコン(最新のファイルに常に同期してすぐ使える)
・クラウド(パソコンがなくてもデータの取り出しが可能)
・サブパソコン(手動で同期する設定にしクラウドからデータが消えても大丈夫)

私の持っているパソコンはこの2台の他にも単体ではなかなか使う機会がないWindowsタブレットが2台あるのですが、この2台についても一台は常に最新ファイル、もう一台は手動での同期という風に2つの同期設定を持つ2台のタブレットがあると、タブレット自体はUSBからの給電で動くので、普通のデスクトップやノートパソコンと比べて気軽に電源を入れっぱなしにできそうなので、外先でノートパソコンを持っていない場合であってもchromebookやAndroidのタブレットとキーボードがあれば、いざという時に「リモートデスクトップ」を起動すればWindowsを外でも使え、さらに出先のクラウドでトラブルがあっても何とかすることができます。

もちろん、出先でWi-Fiが使えることが前提になる話ではありますが、モバイルLTE通信ではスマホを中心に使うことにし、公衆無線LANを使うことのできる空港やホテルで使えればいいと割り切ることができれば、Chromebookを持っていくだけでもちょっとした調べものやメールの返信はChromebookの機能だけを使ってブラウザ上の作業だけをスマホでテザリングして行ない、WindowsOSやソフトを使って行ないたい作業については、公衆無線LANの使える場所を確保できる旅なら少なくとも使っているファイルにトラブルがあっても何とかできるのではないかと思うようになりました。数ヶ月後に飛行機を使った旅に行く予定になっているので、荷物を極力減らす中で何を持って行くようにすればいいのかということも合わせて考えていきたいと思っています。


セブン-イレブンの「ネットプリント」ファイル登録に手間取る

昨日のことですが、携帯電話のアドレスからメールをいただき、折返し電話で話は通ったのですが、詳しいことはメールにして送ると言ったはいいものの、恐れていたことが起こりました(^^;)。特定のキャリアのキャリアメールの中にはパソコンからのメールや一定の容量より大きかったり添付ファイルが有るとメールを受け取らないような設定になっているものがあり、今回の場合まさにそのパターンにはまってしまったのです。Gmailからの送信は受け取けてもらえないので、あえてプロバイダのWebメールから直接送信することも試したのですがそれでも戻ってきてしまったので、最後の手段ということで、本来メールで送る内容のものを印刷し、それを郵送で送るという極めてアナログ的な手法を取ることにしたのです。

で、そこですぐにプリントできれば問題なかったのですが出先で一応パソコンはある中で印刷しなければならない状態ができてしまったので、最近全く使っていなかったセブン-イレブンのマルチコピー機を利用した富士ゼロックスの提供する「ネットプリント」でコンビニから出力し、それに一筆添えて送ろうと思ったのですが、そこからがまた大変だったのです。

コンビニまでは車で移動していたので、セブン-イレブンで無料で利用できる7スポットというセブン-イレブンが提供しているWi-Fiを使ってパソコンをネットに接続し、戻ってきたメールの内容をコピーしてWordの書類として新しいファイルを作り、パソコンでネットプリントのページにアクセスしました。今ではログインなしでもすぐ印刷作業を行なえればファイルの印刷ができるようになっているようだったのですが、7スポットからのデータアップロードを行なおうとしたら私のWindows10のパソコンでは警告が出てそれ以上進まなくなってしまいました。

何か自分の操作がおかしかったのか? と思いつつもここは別の方法を試そうということで改めてLTEの通信でネットアクセス可能なタブレットに「ネットプリント」専用アプリを導入し、IDとメールアドレスを登録してみました。肝心のパソコンで作ったファイルについてはOffice互換の「WPS Office」で作った拡張子が「.docx」のWordもどきファイルをDropboxを使って共有しました。
そこでまずつまづいたのが、専用アプリを使う場合、そのファイルをDropboxから直接アップできないことです。本体かストレージ上にいったんコピーしてからアップロードする必要があり、スマホやタブレットでファイルの移動を行なう場合には「ESファイルエクスプローラー」などのファイラーアプリが必要になります。

で、無事にネットプリントのアプリで、印刷すべきファイルを選択することができ、アップロードを行ないました。その後の手順としてはアプリに表示される「プリント予約番号」を控えるかそのままマルチコピー機を操作し、番号をタッチパネルから入力してA4一枚20円で白黒のファイルを印刷できるようになるのですが、なぜかアップロードしたファイルがエラーメッセージを吐き出してしまったのです。ちなみにその際のエラーメッセージは以下のような内容になっていました。

『本サービスが対応しているファイル形式ではありません。(1204)Office文書(Word、Excel、PowerPoint)については、XPSやPDFに変換することで登録できる可能性があります』

改めてネットプリントの仕様を見ていくと「.docx」は対応する形式の中に入っているのですが、ここまで読まれた方で一つの可能性を考えた方もおられると思いますが、このファイルはMicrosoft Officeで作ったものではなく、あくまでOffice互換ソフトの「WPS Office」で作っていたことが問題だったのだろうと思います。改めて仕様の記載のところを最後まで読んでいくとこのような記載があります。

『Microsoft® Office互換ソフト(OpenOffice等)で作成したファイルは、サポート対象外となります。』

今はそうした事の可能性を考えながら書いているので冷静に対応できていますが、その時はなぜエラーになるのかわからずに頭の中がパニックになりかけていたのですが、一つの可能性を考えて拡張子を変えて「.doc」という古いWordのファイル形式にしてもう一度登録してみたところ、何とかネットプリントに登録ができました(^^;)。ただ、私のようにOffice互換ソフトを使っている人全てに対応する方法ではない可能性があることもご承知おきください。その際にはエラーメッセージに出てきた内容のように、「XPSやPDFに変換」することで登録ができるようになるかも知れませんので今後旅先でネットプリントを使うような場合に備え、特に私のようにOffice互換の安いソフトでしのいでいる方へのヒントになればと思います。

もう一つ言えることは、急に必要になってここまで書いたようなことを現場でいろいろ試行錯誤を行ないながらこなすのとはかなり大変なので、このネットプリントの場合、サイトにファイルをアップロードして「プリント予約番号」さえ出てしまえば印刷をしなくても料金もかかりませんので、できれば自宅のネット環境以外の場所でファイルの作成からファイルの登録までできるようにテストを行なうことも有りでしょう。ネットプリント自体の詳しい内容については、公式ページへのリンクを貼っておきますので、旅先でもしかしたらプリントアウトしたいと思っている方は、ゴールデンウィーク前に一通りおさらいをしておくことをおすすめします。

・ネットプリント
https://www.printing.ne.jp/index.html


「おうちのでんわ」のソフトバンクの携帯電話であるがゆえの問題

ソフトバンクが新しく出して今ではそれなりの認知度がある「おうちのでんわ」ですが、昨日になって新たな展開がありました。朝起きてガラホに着信がないか確認したところ、SMSが入っていたので開けてみたのですが、ソフトバンクからのメールで内容はこんな感じでした。

つまり、何らかの不具合があって電源を入れ直すことによって復帰するということなのですぐにその通りに電源コードの取り外しをしてみました。今回、ある意味当り前のことかも知れませんが、「おうちのでんわ」を契約している人はインターネットが必ずしも使えない人もいるということで、ソフトバンクからのお知らせなどは直接SMSで来るということを知ったわけです。

確かに常にガラケーやスマホを見ている人にとってはいい連絡方法ですが、電話のほとんどを「おうちのでんわ」に依存していてほとんどスマホは見ないような生活をしている人にとっては、今回の情報もすぐに確認することができずに、他人から電話がつながらないという連絡を受けて初めて不具合に気付くということもあるかも知れません。例えば遠く離れた両親のために自宅の固定電話を「おうちのでんわ」に変えようと思っている方は、契約時に今回のような連絡先の携帯番号は自分の番号にしておき、情報が入ったら自分で伝えるようにした方がいいのかも知れません。

今回の不具合というのは、また最近になってソフトバンクの携帯電話における音声通話に不具合が出たというニュースがありましたので、それに関連して起こったことなのかも知れません。改めて書きますが、「おうちのでんわ」は固定回線のように使えるものの、無線で通信する携帯電話の一種と言えます。これは以前にも書かせていただきましたが、固定電話と同じ番号の他に携帯電話の番号が接続機器の裏に記載されていて、110番などで連絡する場合には今までの固定電話のように自動的に場所を先方に知らせることができないため、細かな住所などの情報を知らせる必要があるわけです。

今回の件はトラブルまでに至らないような小さなことではありますが、「おうちのでんわ」が単に安いから全てが固定電話より優れているというわけではないということも理解の上、乗り換えを考えることが大切になると思います。また、不具合とはちょっと違いますが、無線にてつながる電話であるため、端末の置き場によってはソフトバンクの基地局からの電波を良好に受信できない場合も考えられます。ガラケーやスマホのように目に見える形でアンテナ表示があるわけではないため、ご家族か友人にソフトバンクやY!mobileユーザー(一部のMVNOでもソフトバンク回線を使ったサービスもありますが)がいれば、端末のアンテナ表示を確認しながらどこが設置場所としてふさわしいかも考えておく必要もありそうです。

また、今回の不具合の後追い報道の中で、電話機につなぐ「おうちのでんわ」本体のランプが赤色になっている場合は電源コードの抜き差しを行ない、緑の点灯になっていることを確かめて使うのがいいということです。今後は念のため、朝の日課として「おうちのでんわ」のライトの色を確認してから出掛けるようにしようと思います。

※「おうちのでんわ」に関してこのブログで紹介した記事を以下のリンクにまとめました。ご参考になれば幸いです。

・「おうちのでんわ」契約までの顛末
https://syachu.net/ouchino-denwa-kanyu

・「おうちのでんわ」を「ホワイトコール24」でホワイトプランと紐付け
https://syachu.net/ouchi-denwa-white-call24

・「おうちのでんわ」開通報告と利用レポート
https://syachu.net/ouchi-tel-start

・おうちのでんわ 通話料金の内容をウェブ上から確認すると
https://syachu.net/ouchi-tel-webfee


使い古しのスマホは車載用に転用しよう

現在私の車にはスマホをダッシュボードの中央に設置することができる吸盤付きのホルダーを付けていて、以前使っていたGoogleのNexus5を走行する際にはセットしています。基本的には車に乗る時以外には使わないのですが、格安SIMの中でも一番安いと思われるロケットモバイルの神プラン(月額税抜298円)のSIMを入れています。

このSIMは低速専用ながらデータ量については無制限なので、今まではBluetoothスピーカーと連動させてradikoやアマゾンプライムミュージックなど、通信しながらストリーミング配信されるものを流しているのですが、動画はともかく音声ならばかなり調子良く聴くことができるので、このセットはそのままに使っています。

そんな話を友人にしたら、かなり食いついてこられました。なぜかというと、車に乗る時にしか使わないアプリを導入したことで、車に乗っていない時にもそのアプリが悪さをしてスマホの電池消費がひどいというのです。何のアプリなのかと聞いたら、教えてくれたのが今テレビでもコマーシャルをやっている「おとなの自動車保険」に加入していると希望者にもらえる「ボタン」のような機器とBluetoothでつながり、位置情報やコールバックを自分の携帯やスマホにしてくれる専用アプリなのだということでした。

こうしたアプリは常にスマホと連携しているから事故などの緊急時に役に立つものであるので、アプリを切ってしまっているのを忘れてそのまま運転していて事故を起こしたらあまり意味のないものになってしまいます。ちなみに私のNexus5は車に乗った時に電源を入れると自動でBluetoothスピーカーと繋がるようにセットしてあるので、恐らく自動車保険関連アプリと外部機器との連携も同じようにできることでしょう。さらに車内ではシガーソケットから電源を取れるようにしてあるので、電池消費についてあまり気にする必要もありません。当初はカーナビをNexus5で行なうために設置できるホルダーを置いたのですが、日々の運転ではカーナビを使うことはありませんし、音楽用として使うだけに今はなっています。

ただ、今後こうしたメインで利用しなくなったもののまだ十分に使えるスマホがあるのなら、車内に固定できるホルダーとシガーソケットから電源を供給できるアダプターを揃えて、車だけで使うスマホというものを作るというのは結構面白いです。

というのも、私のNexus5ではできませんが、ワンセグ付きのスマホなら車載テレビになりますし、カーナビやカーステレオの代わりとしてだけでなく、アプリを足すことでドライブレコーダーとしても使えるという、一挙両得以上のメリットを生み出すものとして多くの可能性が広がります。

スマホを様々な機器の代用にするメリットとして、例えばドライブレコーダーで撮影した動画をパソコンで使えるようにしたい場合、使い慣れたスマホからなら簡単にBluetooth経由で他の機器に動画を飛ばしてもいいですし、Wi-Fiを使っていったんクラウドにアップしたものを複数の機器で見たり保存したりすることができるようになります。専用品と違ってホルダーから外せばすぐにスマホとしても使えますし、もしメインのスマホを旅行中に壊してしまってもその代替機として使えるというのも車での旅行にとっては心強い事ではないかと思います。

もし適当なスマホが余っていないという場合、海外メーカーのSIMフリースマホで安いものを車載用に購入して使うとか、いろいろ手はあります。すでに持っている方は私のようにロケットモバイルの神プランでできるだけ安く使い倒すのか、それとも何とかYoutubeやAbemaTV、DAZNまで見られてしまう低速モードを持つOCNモバイルONEのデータ用SIM(一番安い一日110MBプランで月額税抜900円)にするのか、利用頻度と何に使うのかによって変わってきますが、今まで一台のスマホで全てをやってきた方であれば、車用の新たな通信プランを増やすことによって、現在契約しているプランを見直すこともできるので、その点でもよりよいMVNOの活用の仕方を考えられるようになるのではないかと思います。

というのも、何も車用に用意したスマホは常に車の中に入れておかなくてもいいわけですから、外出時に今までは音楽や動画を含めて全て一台のスマホで行なっていたのが、二台目のスマホに入れるSIMのプランによっては音楽や動画についてはそちらに集中させた方がいいということになるので、メインのスマホでのネット接続がSNSとメール、ブラウジングくらいで収まってしまうようになると、今までのプランから高速通信の容量が少ないプランに変更しても何とかなるかも知れません。変更後のプランとの差額によって二台目の契約をどこにするかということを考えてもいいでしょう。一台使わないスマホが余っている方は、基本車用というスマホを検討してみてはいかがでしょうか。

ロケットモバイル

OCN モバイル ONE


「時刻表lite」がインストールできるタブレット

スマホと別にタブレットを購入する場合、果たしてどのサイズがいいのかということで悩んでいる方は少なくないと思います。今のスマホ自体も画面の大きさは5.5インチから6インチというくらい大きなものもあるので、あえて10インチくらい大きい方がいいかとか、7インチ8インチ9インチなどと細かく分かれて販売されていることもあり、単に価格が安いから購入してしまう人もいるかも知れません。

実は私も価格が安いからということでアマゾンでポチったらしばらく放置され、このまま先方のキャンセルで終わるかと思ったものが奇跡的に在庫を確保できたのか2万円を切る価格で7インチでやろうと思えば通話もできるというファーウェイのMediaPad T2 7.0 Proというタブレットを購入したことで今も使っています。自宅には8インチのiPadmini2がありますが、Wi-Fi専用なので自宅内で主に使っています。画面の見やすさと使いやすさから言ったらこちらの方が上という感じですが、最近になってiPadmini2よりもMediaPad T2 7.0 Proの思わぬ効用というものを知りました。

先日紹介した時刻表をスマホやタブレットで見られるアプリがあるのですが、交通新聞社のデジタル時刻表のシリーズは、タブレット用の「pro」とスマホ用の「lite」とに分かれています。前者は更新したデータがあるとそれをいちいちダウンロードしてから出掛けないと外で大容量のデータをダウンロードするはめになりますが、いったんダウンロードして最新のデータにしてしまえばオフラインの状態でも使えるようになっています。それに対し、後者はスマホ用に最適化してある関係上、新たな時刻表データについてはその都度ネットにアクセスしに行くので、電波が来ていない所では使えなくなる可能性があります。

個人的には「Pro」が月980円で「lite」が月360円とかなり安いので、画面の大きなタブレットで「lite」の方が使えたらいいのになと思ってiPadmini2でアプリを探したら、当然というか「lite」は使えないようになっていました。しかし諦めの悪い私は、ファーウェイのタブレットMediaPad T2 7.0 Proでも同じようにアプリを探してみたところ、何と両方のアプリがインストール可能になっているのを発見しました。で、「lite」の方をインストールしたら7インチの画面で時刻表を見ることができて、これはすごいと思ってとりあえず一ヶ月分の利用をすることにしました。

私の場合は、こんなブログを書いている関係もありますが車での旅行が主ではありますが、青春18きっぷの使える期間を中心に電車を使っての旅に出る機会があるので、その時期だけ購入すれば、かなり安いコストで時刻表のデータを旅行中にいつでも見たり活用したりすることができるようになります。

今回、普通列車を使って東京を往復したのですが、帰りはもはや何回も乗り換えたくなかったので、よくある経路検索アプリの目的地にいかに早く着くかという検索は無意味で、東京から静岡に帰るのに、東京からできるだけ長く普通車のグリーン車に乗っていたいという思いの方が強く、東京発では一番長い距離を走る普通車のグリーン車を連結している車両は東京を何時何分に出るかという事を知るのに役立ちました。時間調整におみやげと弁当を買い、帰りのグリーン席で全国有名駅弁をいただきながら帰ることができました。

もちろん大きい画面のスマホに入れてもいいのですが、やはり少しでも画面が大きい方が時刻表の内容は見やすいですし、7インチのタブレットは片手でも何とか持てるので、それなりの機動力も発揮します。

このように、露骨にスマホとタブレットで使えるアプリ使えないアプリがあるという事は他のケースではないかも知れませんが、今後安いコストで時刻表を使いたいと思っている方は、タブレット購入の参考にしてみて下さい。ただ、7インチで通話もできるタブレットなら全で同じように「時刻表lite」をインストールできるようにはならないようで、以前使っていて、今はお風呂用のテレビと化しているドコモタブレットのSH-08Eでは「時刻表pro」の方しか使えないようになっていました。そうなると、なぜMediaPad T2 7.0 Proで「時刻表lite」が使えるのかは謎ですが、今後新しい7インチタブレットで「時刻表lite」が使えるかどうかが、私自身も新しいタブレットを買い替える事になった場合の第一の条件になりそうです。


Clova friendsを購入してみました

昨日からネットでいろんな情報を見ながら少し考えましたが、改めて一日頭を冷やす中でClova friendsを購入することにしました。たまたま昨日現物を見た家電量販店系列店から改装による店じまいのメールが来ていて、そのお店で購入するとさらに1割引いてくれるということがわかったので、今回は昨日紹介した価格より更に安くなり、税込みで3,033円で本体を購入することができました。

その大きさは携帯電話と比べてもそれほど大きくはなく、車のドリンクホルターにも収まる口径のものなので、スムーズに車の中にも導入して使うこともできそうではあります。初期設定にはこちらが途中で作業をストップさせてしまったためもあってなかなかうまくいかず、小一時間かかってしまいましたが、それは私の方が悪いのでネットで調べて本体を再起動したり、初期化したりしたのですぐには終わらなかったのですが、ウェブページで紹介されている初期設定のやり方をしっかりその通りにやればそこまで大変なことはありません。

私の購入したClova friendsはちょうど耳のところにマイクが2つあるのですが、amazon Echoと比べると最初の呼びかけ「クローバ」をうまく認識しないことがありましたが、まあこんなもんだと思えば腹も立ちません。ニュースの見出しのようなアナウンスを読み上げるのは合成の女性の音声ですが、これもamazon Echoと比べるとかなり機械の合成っぽくイントネーションが自然にはとても聞こえないところがあります。また、これもインターネット上の口コミでは挙がっている内容の通り、テレビを付けている部屋に置いておくと、「クローバ」という動作のためのキーワードをテレビは出していないのに、誤動作で音声入力待ちになるケースが初日から複数回ありました。家族のいる部屋で使う場合は、使わないなと判断した際には電源を切っておいた方がいいのかなという状況もこれから出てきそうです。

さらに、使える機能をユーザー側で増やすことはできないので、今後の展開によっては単なるBluetoothスピーカーになってしまう可能性もあるというところもあります。ただ、音的には一人で音声をながら聴取するには十分な音質をキープしている感じがします。個人的にはもはやラジカセは使いませんし、コンポの類についてもあえて買って使おうとも思っていないので、これだけでネット上の音楽はいくらでも再生できるわけですし、もっときちんとした音楽が聞きたいと思ったらコンサートに行ったりまだ存在していればジャズ喫茶にでも出掛けて聞くという風に割り切ればそれはそれでいいのではないかと思います。そういう意味では私にとってはこの手のスピーカーは究極の断捨離グッズではないかと思うところです。

それにしても、このブログでは数年前にスマホに有線接続して使う小型スピーカーの全員プレゼントに応募した話を紹介したことがありましたが、その頃と比べると有線からBluetoothによる無線に突入したと思ったらスピーカー自体がWi-Fi接続により自分でネットから情報を取りに行って単体でも音声認識で動くAIスピーカーに進化し、価格も万単位でなく数千円で購入できるようになってしまったのですから本当に驚くほどの進歩です。

以前は、新たな技術を使ったハードが出てきた時にはまずプロユースから入り、民生用として出てきたものでもオーディオだと数十万円もしたものもありましたが、今は本当に民生用として使えるまでが早いということは言えると思うので、そこまで新しもの好きではないなら多少価格がこなれてから購入すれば十分だなという感じがします。ちなみに、今回のClova friendsにはLINE Musicの6ヶ月無料クーポンが付いているのですが、このクーポンを利用する場合には利用料金を引き落とすためのクレジットカードなどの登録が必要なので、ぎりぎりまで使って止めたいと思っていてもその作業を忘れてしまうときっちりと一月980円のLINE Musicの利用料がかかってしまいます。あくまでLINE電話のやり取りに使うのがメインという方は音楽はスマホからBluetoothスピーカー状態にしてから再生という形にしてクーポンは使わない選択をするというのも、安く本体を使い続けるためには最初に考えておきたい事ではないかと思います。


その場で見た値引き品は確保すべきか?

骨董品の世界では一期一会の出会いというものがあり、見て気になるものがあった際にその場で買わないと二度と手に入らないというケースもありえます。そこまで行かなくても、中古の品物でなかなか見付からない品が出ていたり、今までそれなりの価格が付いていた製品が終売とともに急に安くなってしまっている場合、その場で購入しようかどうしようか迷う時があります。

私が今回遭遇したのはAIスピーカーの中でも国産の製品として先行発売(日本国内)されたLINEの発売する「Clova wave」および「Clova friends」の二種の製品で、「Clova wave」が6,400円、「Clova friends」が3,369円(どちらも2018年3月19日でのとある大手家電量販店での税込価格)ということで、ちょっと衝動買いできてしまう価格になっていました。

音声認識の精度について、国産で独自の技術を使って販売しているLineのスピーカーというのは海外メーカーよりもくせがあるというような内容のブログを見ていたので、今後appleの製品が日本国内に正式導入されることを考えて安売りで製品を出し、その後の展開に弾みを付けようとしているのかと思ったのですが、まずこうした店頭販売額が下がっているとつい買ってみようかなと思ってしまうから不思議です。

私のその時のつたない知識では、「Clova wave」には赤外線リモコンユニットが付いていて、テレビや照明(メーカーが動作を保証しているものは公式ベージで確認して下さい)を声だけで操作できることが特徴です。「Clova friends」ではその機能は本体だけではできず、今後販売されるクレードルに付くと言われています。また、大きさも「Clova wave」の方が大きく重いものの、スピーカーは大きいので、音楽を聞く場合や、すぐに家電を声でコントロールしたい場合には「Clova wave」の方が向いています。さらにLineの出しているスピーカーは充電池が内蔵されているので、他の製品のように電源コードを外してもモバイル環境で使えるということも便利な点です。

実は、ここまで考えて「Clova wave」の方を買おうかなとつい思ってしまったのですが、出先のスマホで調べてもなかなか目的の情報にたどり着くことができなかったですし、さらに今回の値下げというのは十分にそのお店では在庫がある状態の中での値下げだったようなので、ここで買わずにいったん自宅に戻って調べてから買いに行っても大丈夫だろうと思ってそのまま帰ってきたのですが、今回の場合はそのまま帰って来て正解でした。

というのも、「Clova wave」と「Clova friends」を比べると、ここまで書いてきたように家電リモコンとしてそのままでは使えない「Clova friends」の方が価格の差を考えると機能が悪いように思いますが、自宅に帰って調べてみたら今後も利用することを考えると決定的な違いがありました。それは、スピーカー本体からLINE無料電話ができるかどうかという点です。

この機能は古い製品の「Clova wave」ではハード的に今後実現させるのが難しいということなので、「Clova wave」をその場で購入してしまっていたら恐らく後悔していただろうと思います。「Clova friends」の方は値引き後の価格はさらに安いので、おもちゃ的に持っていてもそれなりに遊べるし、家族にline電話を使ってもらうために設定してリビングに置いておけば、自室にあるアマゾンのEchoとの使い分けもできそうです。

ということで、今回は同じ衝動買いをするにしても、自分で疑問が残ったまま購入を決めてしまうと思わぬところで知識不足から後悔することにもなるということを実感した次第です。ただ本当は、同じ系列の家電量販店が近所にもあるので、そこで改めて「Clova friends」を購入しようと思ったのですが、この割引セールは全国の家電量販店のチェーン店でもやっているお店とそうでないお店があり、私が改めて出掛けたのは後者の方のお店で(^^;)、定価で展示してあったのでそこでも買えませんでした。ただこの時点でこうして、本当に自分にとって必要なものなのか? という判断がさらにできるようになったということで、これはこれでよかったのではないかと思います。

今回は本当に、何を買うにも「買い時」や「買うタイミング」があるということを今回は実感しました。今のところ、「Clova friends」はLINE無料通話を車の中で行なうことができれば、車内に導入して使うのもいいかなとも思っているのですが、もう少し考えてみることにします。