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モバイル通信が全く使えない場合の用意も必要

昨日は休みだったので早くに出掛けたのですが、その途中でとんでもない事に気付いてしまいました。さすがに車で出掛けたので免許証は持って出たのですが、何か持って出るのを忘れたかもと思って気付いたら、普通ならまず最初に持って行くものとして用意するスマホやガラケーといった携帯電話関連の端末をまるごと置いて来てしまったことに気付きました。その代わり、小型のタブレット端末(Wi-Fi利用可)はあるので、どこか適当な所のWi-Fiが使える場所に行ってメールチェックはできるものの、直電が入ったらそれも確認できなくなります。

今回はたまたま家を出てから早い段階で忘れ物に気付いたので改めて戻って取りに帰ったので事無きを得ましたが、今後の事を考えると全くスマホやガラケーを使えないとか、失くしたり壊れたり、はたまた災害時に充電できずに使えなくなった場合の事を考えておくべきではないかと思いました。

というのも、今の生活の中で家にある電話を使う機会がほとんどなく、さらに家族も常に家にいるとは限らないので、家の電話より家族それぞれの携帯電話の番号に公衆電話から電話した方が連絡が付きやすいと思うのですが、私自身家族や親戚の携帯電話番号について頭の中にあるかというと全く覚えていないのです(^^;)。少なくとも携帯電話の着信やLINEのメッセージが入っているかどうかを何もない状況の中で何とかして確認するためには、電話番号を用意しておく必要があるわけです。

昔は手帳に電話帳をいちいち書いて持っていた方も多かったと思いますが、私自身も紙の手帳を止めてスマホに移行してしまっている中、あまり覚えていない番号についてはスマホがなければどうにもならなくなっています。せめて家族や親戚、勤務先や学校など緊急の用事で電話をする可能性があるところくらいは、紙に書いていざという時には公衆電話から連絡することも考えておくべきだと今回思いました。

さらに、今回はバッグは持って行ったもののスマホ類だけ忘れてしまったので(^^;)、小型のWindowsタブレットは持っていたので、Wi-Fiとタブレットの組み合わせでメールチェックだけではなくLINEへのアクセスもできるように準備しておくことも大切だと思います。メールについてはメールソフトでもウェブ上からでも確認はできると思いますが、パソコン(Windowsタブレットを含む)でLINEにアクセスするためには、専用のアプリをインストールするとともにメールアドレスとパスワードの登録が必要になります。具体的なやり方はネットで調べればすぐにそのやり方は見付かると思います。

そうしてアプリを導入すれば、スマホが手元になくても設定したメールアドレスとパスワードさえ覚えておけばスマホで使っているLINEの内容を同期できるものの、初回アクセス時のみ本人確認のためスマホでコード入力が必要になってくる(4ケタの数字をスマホ側で入力することで本人確認を行なう)ことを忘れないようにしましょう。特にモバイル利用で持ち出すパソコンについては、スマホが手元にない場合でもLINEが使えるように、LINEのアプリをパソコンにインストールするだけでなく、パソコンの方から一回メールアドレスとパスワードを入力する方法でアクセスして、きちんと持ち出すパソコンの登録を行ない、実際にパソコンでLINEを使う方法についても、その状況を確認しておくことをおすすめします。パソコンでメッセージを打つ場合、はじめの設定のままではEnterキーを押すと改行ではなくすぐに送信されてしまうので、その点には注意しましょう。ちなみに、メッセージに改行を付けたい場合はSHIFTキーを押しながらEnterキーを押すようにすると改行できます。それが面倒くさい場合には、送信方法の設定で送信するキー入力をAlt + Enterに設定すると、Enterキーを押すだけでは改行を行なえるようになりますが、お好みで選ぶようにしましょう。


モバイルにも十分使えそうな私の購入した中古PCとは

ついに中古PC販売の「リングロー」から初期不良で交換となったノートパソコンの代換機が送られてきました。中古の場合、新品のように不良があった場合でも同じ構成のマシンが代替になる可能性は100%ではありませんのでどうなるか不安を持ったまま待っていたのですが、幸いにして同じものの在庫が確保できたということでやってきたのが東芝の企業向けモバイルノートで2014年発売の「dynabook R634/L」です。

基本的には13.3インチの薄型ノートで、10インチ以下の超小型PCについてはすでに持っていることを考えると、画面の大きさやキーボードの大きさを考えると自宅でのパソコンの環境を簡単に持ち運べるという意味ではバランスの取れたものになりました。具体的なスペックについては以下の通りです。

CPU Core i5-4300U(1.90GHz)
メインメモリ 4GB
メインストレージ 128GB(SSD)
ディスプレイサイズ 13.3型ワイド
ディスプレイ解像度 1366×768ドット
キーボード 日本語キーボード アキュポイント・ライト付
カメラ あり
光学ドライブ なし
無線LAN IEEE802.11a/b/g/n、IEEE802.11ac
Bluetooth Bluetooth4.0
メモリーカードスロット 1スロット(SDカード)
USB USB3.0×3
映像出力 RGB(15ピン ミニD-sub 3段)×1、HDMI出力端子×1
本体重量 約1199g

先日書いた私にとってのモバイルパソコンに求めるスペックの内容がほぼ網羅されていて、メモリやストレージは十分で、起動も10数秒と早いのが印象的でした。SSDの交換は費用がかかりそうなので、メモリ増設や改造はせずにこのままの内容で使うことになると思います。

今回のパソコンを選ぶにあたって重視したのは電池の持ちおよびマウスの必要ない操作性なのですが、一番心配していた電池については100%充電の状態で「9時間37分」という表示が出ました。新品のカタログ性能は22時間ですが、そこまでは使えなくてもこれなら新品のノートパソコンと比較しても、普通に一日使えるくらいの性能で、電池がそこまでへたってないものを送ってくれたリングローには感謝です(^^)。また、ヒンジの方も全く問題なく、まだまだ十分に使えそうです。

そして、外で作業をする際のポイントとしてはとにかくキーボードが打ちやすいということもありますが、ホームポジションに指を掛けたままポインタの移動ができるThinkPadのトラックポイントのような「アキュポイント」が付いたモデルだったのが決め手となりました。この「アキュポイント」はThinkPadのトラックポイントより硬い印象で、使い勝手的にはそこまで良くはないものの、やはりあるとないとでは違います。さらにこのアキュポイントが付いたモデルは、キーボード自体が入力すると光る「バックライトキーボード」が搭載されていて、写真のようにかなりはっきりとキーに刻まれた文字がわかるように光っています(ライトの動作は切っておくことも可能です)。

私自身は手元を見ないでの入力について問題がありませんが、やはりモバイルパソコンの宿命ということで、右隅に行くにしたがってキーの大きさが小さくなってくるため、暗いところで記号を正しく打つための確認ができるので、ライトでキーボードが光るギミックは有難いです。特にこれからは車中泊の車内で夜に使うことも想定されるだけに、実際にどのくらい見えるかということまで確認することができまして、やはり腐っても当時の上位レベルのノートパソコンを手に入れて良かったとしみじみ思いました。この辺は中古車を購入する場合にも言えるかも知れませんね。同じ値段なら、人気車の低グレートよりも不人気車のハイグレードを狙った方が見てくれはともかく使っていて便利な装備が際立ってくると思います。

ちなみに、今回の内容も新しいモバイルノートで書いているのですが、キーストロークが浅いのでその点は気がかりですが打ちにくいということは決してなく、ThinkPadにこだわらなかったことで、価格もWPS Officeが入り、保証もあって3万円弱くらいに収まりましたので、年明けからいい買い物ができたと思っています。

今後は積極的に持ち出して外出先からのブログ更新および、様々な情報収集に活用させていただきたいと思っています。私と同じように中古でのモバイルパソコンの購入を考えられている方の参考になれば幸いです。


「ギガぞうWi-Fi」スマホ専用プランはお買い得なのか

すでに昨年から新たなプランを発表していたau系の有料公衆無線LANサービスのWi2では、アプリを入れたスマホ一台のみで利用可能ながら、月々の利用料を税込200円に抑えた新たなサービスを行なっています。私自身はそれまで無料プランに入っていたものの、ほとんど使っていなくて忘れかけていたのですが、先日メールにて新プランの案内が届き、改めてその内容を見てみました。

私の場合、大手3キャリアのスマホプランを一切使っていないので日本全国にある大手キャリアが提供するWi-Fiサービスを利用することはできません。ただ、通話専用にドコモのガラケーを持っているので、月額300円を出せばドコモのWi-Fiを使えるのですが、Wi2のプランの方が安いし自由度が高いと言えます(ドコモのWi-Fiはドコモ契約がないと利用できないため)。

ちなみに、私が現在使っているWi-Fiサービスが、OCNモバイルONEのサービスとしてのWi-Fiサービスで、主に西日本で使える「DoSpot」と、全国のセブン-イレブン・イトーヨーカドーを中心にある「Secured Wi-Fi」のアクセスポイントが使えます。特に「DoSpot」の方は地元の図書館にアクセスポイントがあるので、時間の制限なく調べものをしながら必要な時にネットが使えるということで、本当に重宝します。ただ、それだけでは少し心もとないというのがWi-Fiを外で使い慣れてしまうと不満に思うところです。

OCNモバイルONEのWi-Fiサービスでも「スターバックスコーヒー」「タリーズコーヒー」「モスバーガー」「ロッテリア」「ケンタッキーフライドチキン」では使えるようですが、駅の待合室や新幹線の車内、全国チェーンのレストランやカフェの中でも「すかいらーくグループ(ガスト・ジョナサン・バーミヤン)」「コメダ珈琲」「ドトールコーヒー」「サブウェイ」、そして「マクドナルド」でも時間無制限で使えるWi2のエリアには魅力を感じます。

ちなみに、Wi2が使える多くの全国チェーンのレストランやカフェでは、だいたい60分で一回リセットされるくらいの割合を我慢できるなら、無料でのWi-Fi利用は可能です。それほどお店で長居をせず、必要なものをまとめて見たり、アップロードするだけなら無料サービスでも十分なところはあります。ただ、有料でも毎月の料金を支払ってネットを使えるようにするのは、時間制限のある利用では一度つないで再ひ接続しようとした場合にストレスになるからです。連日たまり場のようにして使っているお店がWi2のエリアなら、毎月の利用料金は決して高くないでしょう。OCNモバイルONEで使えるWi-Fiはセブン-イレブンで使えるスポットが多く、スマホやタブレットでは使いやすいと思いますが、Wi2の方はたとえスマホ一台のみでも、スマホからBluetoothテザリングをすれば、パソコンでもネットが使えるようになると思いますので、毎日出勤前にガストやマクドナルドで格安のモーニングを食べながらネットも見たいというようなライフスタイルにはぴったりです(^^)。

もし自分の出没範囲とこれらWi-Fiサービスで使える場所がぴったり一致したとしたら、それこそスマホのデータ通信プランにそこまでの大量なデータ容量は必要なくなります。移動中にメールやSNSのチェックを行なうだけなら、例えばLINEでのコミュニケーションについてはデータフリーで使えるLINEモバイルの最安プランにこの「ギガぞうWi-Fi」スマホ専用プランを付けても月額千円以内で済み、さらにスマホのテザリング機能を使って他の端末でもネット可能です。通話をLINE電話のみで済ませるなら最も安く外でもネットを使う方法の一つになるはずです。

外出先でWi-Fiを使ったネット接続については、データ容量の残りを気にせずに思い切り動画サービスを見られるということで、データ容量の多い契約とだけでなく、一部の動画サービスの利用をしてもデータ容量が減らない「データフリープラン」のオプション料金とWi-Fiが使えるスポットに行きさえすれば高速無制限のインターネットが使える有料Wi-Fiサービスの料金を比べる中で考えてみるのもいいでしょう。私自身は現在、OCNモバイルONEのWi-Fiサービスが十分使えているのですぐに「ギガぞうWi-Fi」の有料プランには加入はしないと思いますが、今後の5Gのデータプランの内容によっては、5Gよりも毎月200円の追加だけで満喫できる公衆Wi-Fiの利便性を取ってしまうかも知れません。

・Wi2
https://wi2.co.jp/jp/


中古モバイルは本当に避けた方がいいのか?

正月明けに注文して休み中に自宅に到着した中古ノートパソコンがまさかの初期不良であることが発覚し、改めて購入元ではなく販売元の中古パソコンを扱う専門業者であるリングローに問い合わせをしたところまでここで紹介させていただきましたが、今週頭にすぐ連絡をいただきました。

個人的には今回注文した製品であらかた自分がモバイル運用をするノートパソコンの理想に近かったものだけに、いったん製品をリングローに送って確かに初期不良であることの確認をしてもらい、その上で購入元のネットショップに初期不良による交換をお願いしようと思ったのですが、リングローの担当者から、そうした不良かどうかの確認なしに交換機を送ってくれるという話になったので、購入元には連絡を入れずにリングローの担当者と直接保証の手続きを取ることになったのですが、その場合にはもしかしたら購入した端末が用意できない場合もあるということは前回の交換の時に体験済みなので、果たしてどうなってしまうのか気がかりでした。

一応昨日連絡をいただいた内容によると、当初注文したノートパソコンと同じモデルの材庫を持っているということで、交換機として用意するパソコンにさらに問題が出ない限りは同じ機種と交換ができるようで、今はほっとしています。ただ、保証はあるとは言え中古は中古なので、今後使っていく中でモバイルパソコンを中古にしてしまって本当にいいのか? と思う方もいるかも知れません。そこで、今回はそもそも中古のパソコンをモバイル利用するのは本当に大丈夫なのか? という事について自分なりの考えを書いていこうと思います。

ちなみに、私が購入を考えているのは、リングローが主に企業のリースアップ品を扱っている会社だということで、主に企業向けに出されていた5年前後発売から経過したモバイルノートパソコンを狙うということになります。中古パソコンを使う場合、たとえ発売当時に高価なものであっても減価償却が済んでいるということもあり、ものによっては20万のものが2万円くらいで買えてしまったりしますが、それなりに今の状況で使っていると不満な点が出てくる場合もあります。

パソコンの基本はCPU・メモリ・SSD(ハードディスク)のスペックになるかと思います。ビジネス用途としてはインテルのCPUが載っているものがほとんどですが、基本的にWindows10が入っているものを選ぶことになるので物理的にWindows10のアップデートができなくなるような環境のものは最初から敬遠します。現在新品を購入するということになると、メモリは8GB、SSDは256GBクラスのものが普通ですが、5年前くらいの場合は標準でその半分のメモリ4GB、SSD128GBくらいのものが安くなっています。さらに言うとメモリやSSDが特殊なもので、自分で交換するにしても部品の単価が高いものについては同じくらいのスペックでも安くなっている場合があります。

私の場合、現在使っている自宅用のスタンダードノート(これもリングローで購入した中古)がCPUにはCore i3-4000M 2.4GHzを使いメモリ4GBでハードディスク(SSDではない分安いのです(^^;))500GBというものでも全く問題がありません。今後のWindows10のバージョンアップにも第4世代のCore i3は対応していますし、この条件が厳しくなってきた場合には買い替えを考えようと思っています。ちなみにハードディスクは、いつかはパソコンで高音質オーディオを実現させようかと思って大量の音楽ファイルを突っ込んであっても使用領域は65GBほどなので、あえてメモリ4GB、SSDが128GBでも問題なく使えると思えます。さらにデータはクラウドに主に保存しているので、もし中古特有のSSDの利用限度を超えたアクセスによりデータを飛ばしてしまったりしても(中古の場合は前の人がどのくらい使っているかによって安心して使えない場合があります)再度SSDか本体の買い換えか交換をしてもらって改めて設定すればいいように思えるので、中古でもいいかと思えます。

もちろん、新品を購入してもひどい落とし方をしてしまってその際に保証期間が終了していたとしたら同じことですし(自然故障のみ対応で落下には対応しない保証サービスが普通なので)、あくまでデータを加工したり送受信するための機械であるという風に割り切れば、新品で買おうとすると単なる道具にそこまで出せないと思うくらいの価格になっているものが、中古に目を向けるとかなり安いものがあれば、私自身は中古でもちゃんとした保証のあるパソコンならその点は安心して購入してもいいと思っています。

ただし、モバイル用途で使う場合、新品と中古が決定的に違うのが「バッテリー性能」です。前のユーザーがヘビーユーザーであればあるほど多くの充電と放電が繰り返され、購入時と比べると相当バッテリーの性能は落ちていると考えなければならないでしょう。これは、外出先で長時間ノートパソコンを使おうと思っている場合には致命的な問題であると考えられます。

ただし、モバイルノートのバッテリー問題を中古でも解決する方法というものは無いわけではありません。今回購入したリングローが提供するノートパソコンのバッテリーについてはほとんどACアダプターに接続していないと使えないレベルのものではなく、少なくとも5割以上のポテンシャルを持つものを出すというのがホームページ上の説明にもあります。もちろん電池の持ちというのは設定によっても変わってきますし、使っている側の感じ方次第というところもありますが、最悪バッテリー自体を新品に交換するという方法も取れます。
ただ、中古であるだけに専用バッテリーを購入した後に本体がおかしくなってしまった場合、その買い足したバッテリーは完全に無駄になってしまう可能性がありますので、元々電池持ちのカタログスペックが良いモバイルノートを選ぶというのがまずは一つの方法になると思います。

もし発売当初に連続20時間使えるようなモバイルノートが売られていた場合、バッテリーの能力が半分に落ちていても10時間は無理としても6時間前後くらいは連続利用ができることが期待できるわけなので、新品でも電池持ちが悪いくらいのモバイルノートの性能に匹敵する場合も出てきます。個人的には5時間くらい持ってくれれば後はどこか充電のできる場所を探すか、もう一つの策との合わせ技で何とかなるのではないかと思います。

そして、もう一つの対策ということでは、同じく新品のバッテリーを購入するものの汎用のコンセント付きのバッテリーを購入して持ち運ぶことで、パソコン以外にも他のモバイル機器にも使えるグッズとしてノートパソコンと一緒に携行することができます。新品で購入できるノートパソコンの中にはコンセント経由でなくてもType-Cに対応したケーブルとバッテリーが有ればさらに簡単になりますが、問題はケーブルとモバイルバッテリー、さらに純正のACアダプターより小型で取り回しの良いアダプターを揃えるにはさらに費用がかかりますし、機器の相性もあるのでせっかく買ってもうまく動作しなくて買い替えになってしまったらその分も勿体ない事になってしまいます。そして、現状でACコンセント付きのモバイルバッテリーを増やすことによって、他の家電の中でも消費電力の少ないものなら使えるようになるので、いざという時の助けという意味でも専用バッテリーよりも汎用バッテリーという考え方でいいのではないでしょうか。とりあえずはノートとACアダプターのみで運用し、どうしてもバッテリーが足りない場合には追加購入も考えることにします。

自分的には今後、何世代かモバイルノートを買い替えていく中でコンセント経由でなくても使えるノートパソコンが中古で買いやすくなったら、その時に改めて一連の周辺機器を揃えればいいやと思っています。その時には特定の機種と汎用バッテリー・ACアダプターとの相性についての検証も進んでいるでしょう。私が購入したパソコンは、一応ここまで書いたことを全て満たしながらもSSDの型が古くて現在安いものが入手できなかったり、バッテリーが内蔵式で素人が簡単に交換できない分、人気のモバイルパソコンよりは安く購入できたのですが、最終的にリングローとの話が済んで代替機が手元に来ないと本当に注文したモデルが使えるかどうかがわからないので(^^;)、もう少しレビューまでには時間がかかることをお許し下さい。


7年振りにThinkPad仕様単体ワイヤレスキーボードがリニューアル

過去のブログで書いたのでご存知の方もいるかも知れませんが、今でも状況によってはノートパソコンを使う場合でも接続させて使うことがあるBluetooth接続の「ThinkPad仕様単体ワイヤレスキーボード」ですが、ついに新型の出現が明らかになったというニュースが入ってきました。

アイソレーションタイプのキーボード登場が7年前なので電源を取るためのケーブルの形状がmicroUSBであるのは仕方のない事なのですが、新キーボードでは当然と言うべきか充電用の端子がmicroUSBからUSB Type-Cになるそうです。これによって差す時にプラグの上下を気にせずに差せますし、端子の耐久性も増すでしょう。今までのようにさらに、無線接続の方式についてもBluetoothに加えて独自無線によるホスト機器2台への接続をサポートするようになるということです(独自無線利用の場合にはUSB Aポートに差し込むユニットが付属するとのこと)。

Bluetoothのバージョンも5.0となり、電池の持ちも良くなるとか細かな改善は行なわれるものの、今のままの姿で進化してくれることにまずは安堵したというのが正直なところです。今使っているノートパソコンのキーボードとThinkPad仕様キーボードと比べると、明らかにThinkPad仕様の方がストレスなく文字入力ができますし、タッチタイピングをするにはやはり「G」「H」「B」のキーの間にあるトラックポイントでマウスカーソルの移動ができる機能は私にとっては便利です。

私の場合、このキーボードを購入した時にはそこまでヘビーに使おうとは思っていなかったのですが、やはりモバイル環境での利用に強みを発揮します。トラックポイントのおかげでマウスを使わずにカーソルの移動ができるので、Windowsタブレットとセットにして使うと、あえて純正のキーボードを使うよりも文字打ち中心の利用の仕方ならわざわざ画面をタッチしなくてもキーボードに手を置いたまま作業が続けられるので、会社違いになりますがSurfaceのシリーズには最適のキーボードになるのではないかと思うのですが。

タブレットとキーボードが別になっているタイプのモバイルの場合、膝の上に載せて使うということができないので、外出や旅行に持っていく私のメインモバイル端末はノートパソコン型を選んでいます。ただ自分的にはその場合どうしてもキーボードの使い勝手がこのキーボード(写真は新型でない現行機)と比べると明らかに悪いノートパソコンが多すぎる気がするので、手持ちのモバイルのキーボードがしっくりこない場合には、作業効率を上げるためにあえてこのキーボードを使って外で作業することもありかなという風にも思えます。

今回の発表を受けて、現行機の安売りがされるようなら、今のうちに安くなった現行機を確保しておくのもいいかも知れませんが、最近のノートパソコンの電源にType-Cを採用しているものも多くなっているので、今後はできる限りType-Cのケーブルで統一したいと思っている方なら早めの購入がおすすめかも知れません。私の場合は、まだmicroUSBケーブルを使う周辺機器も結構使っているのですぐの買い替えはしないかも知れませんが、このシリーズがグレードアップして続くということは嬉しい事です。現行機を私が購入したのは、Lenovoが年に数回行なう定価の半額キャンペーンを利用させていただいたので、私のようにすぐに必要とはしないもののいつかは欲しいという方については、新型キーボードが発売になった後で、こうしたセールを利用するのも一つの手ではないでしょうか。


ネット通販の初期不良対応はあてにならない?

昨日書いた狙っているモバイルパソコンの購入先であるリングローの中古パソコンについて何とか候補をしぼり込み、一気に一昨日のうちに注文し、何と翌日の昨日になって届きました。本来ならここでそのパソコンについて紹介するつもりだったのですが、いきなり電源を入れようとしても電源が入らないという最近めっきり遭遇していない初期不良にあたってしまいました(^^;)。

普通のお店で購入したパソコンなら現品をお店に持ち込み、お店の方の立ち合いのもとで不具合の確認ができたら、そのまま修理か交換かという話になるのですが、通販の場合はメールでのやり取りをして、運送業者から受け取るだけなので、初期不良の対応というのはお店によって違います。今回私が購入したお店では、お店の方に送って不具合を確認してもらうというのはだめで、新品の場合はメーカーと相談してメーカーのお墨付きを取ってから販売店が受け付けるというものでした。まあ、そうして専門的な人員をカットしているからこそ安価での購入ができているわけで、メーカー(今回の場合は中古パソコンを整備して販売するリングローになります)保証を使って故障の確認を取るというのは理にかなっています。ただ、今回購入した中古パソコンがリングローのものでなかったらと思うと、直接販売店と話をして自分の過失でないことを証明するのかとか、一気に気が重くなるところでした。

私の場合にはたまたま同じリングローが出荷している中古パソコンでの対応を経験しているので、今後時間がかかるにしてもきちんとした初期不良に対する対応をしてもらえることはわかっているので、とりあえず不具合の内容とこちらの連絡先を記載したメールを出しておきました。昨日は休業日なので連絡する手段はこれしかありませんし、週明けに電話をするにしても、通話先が0570から始まる有料番号なので、多少時間がかかってでもメールでのやり取りをしながら対応した方がいいと判断しました。

ただ、当初の目論見であった正月のうちにモバイルパソコンを使えるようにするという事はできなかった事は残念で、さらに言うと今回も中古での購入であるので、もし今回の初期不良が本体の問題で修理不能と判断された場合、同じ機種を手に入れられない可能性も出てくるかも知れません(^^;)。

というわけで残念ながらここですぐ、私がどのメーカーの何というパソコンを注文したのかということを書くことは差し控えようと思います。本来ならこの文章を書いている頃には環境設定を終えて新しいパソコンで書いているはずだったのですが、こうしたリスクも込みでネット通販を考えるべきですね。

特に、こうした初期不良や、新品購入時から一年以内に何らかの保証書で無料修理できる故障が起こった場合、どのように対応したらいいのかというのは念のため購入する前に調べておいた方がいいでしょうね。Amazonからの購入については特にそうかも知れませんが、保証書に購入店の記載がない状態で届き、納品書が入っていない場合は自分でウェブ上から納品書を印刷して購入日と購入店をメーカーに証明する必要が出てきます。リングローの場合は極端な話、専用のシールが貼られたパソコン本体があれば保証が受けられるので、今回は購入店よりも先にリングローの方に連絡を入れてしまったような感じもあります。

まさか、こんなトラブルに連続して、さらに新年早々遭遇するとは思っていませんでしたが、それだけ恐ろしいのが中古パソコンを新たに購入するリスクであり、他の中古パソコン販売店から同じ型のパソコンが安く売られていたとしても、あえて割高なリングローの提供する中古パソコンを選んだ私の考えは間違っていなかったことを実感したのでした。

というわけで、たぶん先方から連絡が入るのは正月休み明けになると思いますので、それ以降の状況の変化で、最終的に今回注文したものと同じものが使えるのかそうではないかも決まるでしょう。新しいモバイルパソコンについては、改めての報告になることをお許し下さい。


年初に車中泊旅用のモバイルパソコン導入を本格的に考える

世間では実店鋪での福袋販売がニュースになり、ネットショップでも3日からAmazonで初売セールが始まっています。冷静に考えると年末に駆け込みで購入するよりも、年明けの初売りを待って購入した方が安いものを購入できるのではないかと思いますが、お正月はどうしても財布の紐が緩むことになるので、安いからと言って欲しいものをどんどん買ってしまうと、翌月からの支払いに苦しむことになるかも知れませんのでご注意を。

さて、私自身は福袋や初売りをあまり気にせずに今後の活動に見合った道具を購入しようと画策しています。今年は昨年以上に外に出てブログ書き以外のパソコン作業を行なう機会が増えると思うので、今使っているASUSのT90CHIという最少最薄のクラムシェル型のタブレット・キーボードとのセットでの不満を解消できるようなモバイルパソコンの追加を考えているのです。

ただ、モバイル利用に耐えうるスペックのノートパソコンは大変に高価なもので、さすがにそこまでの支出までは考えていません。となると、考えられるのは良質な中古の中で高スペック・モバイルに便利な機能が付いたものを探すということになります。中古パソコンの購入については、昨年も何回も書かせていただきましたが、自分側に理由がある事故での破損・故障についても保証される、リングローの提供する中古パソコンの中から選ぶことはすでに決めています。この会社では基本的に役所や企業がリース契約で使っていたパソコンを安く買い、本体の整備およびハードディスク・フラッシュメモリの交換をした上で販売しています。

ビジネス用のモバイルマシンということになると、販売された当時は余裕で20万円をオーバーするような使い勝手のいいスペックがあります。中古価格は現在の人気で決まるところがありますが、機能・性能は良くても人気機種でないため安くなっているものもあるので、単に安いものに飛び付くのではなく、基本的な性能を重視して購入するマシンを決めようと思っています。

というのも、リングローから購入したパソコンについて、購入から2年を超えてOSの進化によってマシンのスペックが足りなくなるような場合に備え、数千円から1万円くらいの追加投資で、その時点での最新OSが過不足なく動くスペックのパソコンへの買い換えプランがあるのです。その際、先日不具合が起きて交換することになった実体験から考えると、基本的には以下のスペックに準じた代替機が用意されると思います。

・メーカー
・CPU
・メモリ
・画面サイズ
・ドライブ
・キーボード(テンキーの有無など)

このうち、メモリとCPUについては、最新OSが購入時くらいサクサク動くくらいのスペックは確保されると思いますが、基本的にはメーカーは同じで、画面サイズも同じくらいの製品が用意されるのではないかと思っています。さらに、オプションで付いた特徴についても配慮されるのではないかと思います。

例えばですが、LenovoのThinkPadを選んだ場合、外でマウスを使わなくてもポインタを飛ばす心配なくカーソルを動かすことのできる「トラックポイント」を継続して使いたいということなら、次の機種についても現在現役で売られている製品の中から選ぶことができるのではないかと思われます。キーボード回りについては、車中泊をした車の中で使うことを考えた場合、できればキーボード自体が光る「バックライトキーボード」の機能があるものを選んでおけば、交換の際にも必要とする機能の中で光るキーボードを主張できるのではないかと思います。

というわけで、できればバックライトキーボードが付いた持ち運びしやすいタイプのThinkPadが安い値段であればいいのですが(^^;)、ちなみにですがこれらの要望を満たしたそこそこのスペックのThinkPadがありまして、それはこのようなスペックになります。

ThinkPad L390
・CPU Core i3-8145U(2.10GHz)
・メモリ 4GB
・SSD 128GB
・ディスプレイ 13.3″HD (1366×768)
・日本語キーボード(バックライト付)
・保証 1年間

これで1月3日現在のクーポン利用後の価格が83,776円になっています。安いと言えば安いですが、このくらいのスペックなら5年前のハイグレードのノートパソコンであれば相当安くあると思うので、こうした事も考えながら中古の出物を物色しています。できれば正月休みのうちに普通に使えるようにセッティングしたいので、なるべく早くスペックと価格のバランスが取れたノートパソコンを手に入れようと思っています。


4Gまでの移動通信の進歩を辿る(3)クラウド利用と5Gへの期待

携帯電話が第三世代通信になったことで、インターネットを利用する際に単なるウェブ閲覧やメールのやり取りだけでなく、今までは一度にダウンロードして後から見るのが当り前だった動画のストリーミング再生や、音楽やラジオのインターネット放送をリアルタイムで流すようなこともスマホとSIMカードの組み合わせでできるようになりました。

特に、過去にラジオの遠距離受信を行なうために高価なラジオとアンテナにこだわったこともあっただけに、現在わずかな負担で全国のradiko参加の民放局をネット経由で聴けるようになったというのは写メールの時にも書いたように、高性能ラジオの市場を失くしてしまうほどのインパクトが有る出来事でした。ラジオについては全国どこにいても、地元や遠方の局がリアルタイムに聴けるようになったのは、移動通信の進歩とともに多くの関係者の方々がよりよいネットの利用方法について考えていただいた結果ではないかと思っています。

しかし、移動通信で様々な事ができることがわかってくると、全体的なスピードがまだ足りないのと、元々の携帯電話の機能である通話品質についての改善が求められるようになります。そんな中、通話については現在使われている第四世代通信のVoLTEでかなり明瞭に通話ができるようになった感があります。今までの歴史がうまく回っているということを現在実感できています。

現在まだ3Gはガラケーを中心に使われていますが、ガラケーそのものでインターネットを使う程度でしたら今でも十分に使えると思うのですが、スマホで様々なネット経由のものを使うためには、やはり4G以上の通信速度と品質が必要になってくると思うのですが、今後5Gが使えるようになってくると、現在よりさらに高速な通信が遅延を起こすことなく使えるようになることが予想できます。

これもまた前回紹介した「パケ死対策」のように社会から求められているからということが言えると思います。スマホを使ってのキャッシュレス決済で、うまくサーバーにつながらなくてなかなか支払えないような状況が多発すれば、キャッシュレスよりやはり現金がいいという人も出てくるかも知れませんので、とにかくスマホ初心者がスマホを使っていてもストレスが溜まらないような、通信していることを利用者側で意識することがないような、高品質の通信でないといけないというところがあります。

話題の自動運転のシステムについての事がまさにそういう事で、過去のように車の中に自動運転のプロクラムを組んだコンピューターを搭載するのではなく、莫大な情報量あるデータを利用してあらゆる危険を予測して運転するAIを動かすだけのハードを積み、車からは5Gの高品質通信を利用した自動運転が可能になることで、より安全な自動運転が実現できるように考えられているのです。

こうした「クラウド利用」という考え方は、5Gが主流になる社会では当り前になっていくでしょう。自動運転だけでなく、スマホを自動翻訳機として使う場合でも、スマホ自体に翻訳プログラムを入れずにクラウドにアクセスする時間が5Gのおかげでスムーズに繋がるようであれば、こちらからは何の操作も必要ない、本物の自動翻訳機としてスマホが使える時代も見えてきます。

ただこれからはむしろ、技術的には十分可能なのに「大人の事情」でできない事が増えていくのではないかという懸念があることも確かです。例えば、これから行なわれる予定の地上波テレビ放送のネットによる同時配信ですが、5Gの技術があれば全く問題なく全国のテレビ局のネット経由での利用はできるものの、ラジオのようにスムースに全国の放送局の番組が現状では楽しめない可能性が大です。地上波テレビの地域による見ることのできるテレビ局に格差がある現状はまさしく大人の事情であります。例えば私の住む静岡県中部地方ではテレビ東京の番組をリアルタイムで視聴することができないのですが、東は伊豆に行けばテレビ東京が映り、西の愛知県との県境に行けばテレビ東京系列のテレビ愛知をブースターを使うことで受信できるようになっています。

同じ県内でもこうした格差がありますが、テレビの民放が少ない地域ではさらに見られる局が少なくなります。田舎から都会への人口の流出が話題になりますが、もしネットによる地上波の同時配信が実現すれば、高速インターネットが使える環境さえ用意すればテレビの情報における地域格差が無くなり、人の流れにも変化か出るのではないかと思うのですが。

2019年の更新はこれで終了になりますが、来年は東京オリンピックの開催とともに社会のインフラ整備が一気に進むことが考えられます。しかし、そうした技術を使いこなせるかどうかは利用するユーザー側の問題にもなります。ここでは予想できていなかったような技術の進歩が来年中にあったとしても、中には第三世代通信でできていたことぐらいしか実現できない人がまだ多いのかも知れません。個人的には5Gのサービスが始まり、新しい端末や5Gの新しいプランが出てきたら、今までできなかったことがどのくらい5Gでできるようになるか、このブログで紹介しながら試してみたいものですが、果たしてどうなりますか。

今年も一年間読んでいただいてありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いします。


4Gまでの移動通信の進歩を辿る(2)写メールの登場とPHS

前回から引き続き、第二世代携帯電話の話から入りますが、スカイメールと同じJ-PHONEが2000年11月に発売した携帯電話「J-SH04」は、それまでの携帯電話とは違う特徴「本体内蔵カメラ」を持っていました。詳しくは型番で検索していただければと思うのですが、それまでの携帯電話には今では当り前に付いている「カメラ」がなかったのです。

このJ-SH04のカメラは約10万画素というまさにおもちゃレベルで、さらに今のように自撮り用のカメラがない代わりに、いかにもアナログ的なミラーが付いていて、鏡に自分の姿を写すようにして自撮りするようなものでした。ただ、当時は携帯電話にカメラが付くというのは実に画期的で、これによりJ-SH04で撮った写真をメールに添付して送るという「写メール」という言葉が一般化するきっかけになりました。

日本のガラケーからスマホへとつながる機能の中には、「防水・防塵」がありますが、これもガラケーにカメラが付いたことで、あらゆる状況で手軽に写真を撮って送ることができるということで、単なる移動通信端末というよりも、カメラ単体のハードの売上にまで影響を及ぼしているという点において、一般の人の生活にも影響を与え、スマホの時代になった今でもさらにカメラは進化していて、ある意味デジカメやビデオカメラを持たなくても何とかなる時代になっています。J-SH04という端末の出現というものは、ここまでのモバイル通信の歴史を考える中でもかなり大きな転換期を生みだしたと言えるでしょう。

というのもその後、ガラケーやスマホのカメラが高性能になっていけばいくほど、写真や動画の画質が良くなり、ファイルも大きくなっていきます。カメラが進化していく過程の中で問題になったのは、せっかく撮った写真を送ったとしても、通信方式の限界によってアップロードにもダウンロードにも時間がかかるだけでなく、当時はまだデータ定額制の契約プランがなかったので、いい気になって最高画質で写真を送った場合、送る方もそうですが、それとは知らずに画像をダウンロードすることによってデータ通信量が膨大なものとなり、翌月の携帯料金の請求が膨大なものになる「パケ死」という金銭的な破綻と隣り合わせだったということが、新たなデータ通信方式の登場を後押しした部分もあったのではないでしょうか。

このパケ死対策として、携帯電話のキャリアに先んじて画期的なプランを出したのは、携帯電話とは方式が違う後発の公衆通信システムであったPHSのウィルコム(現Y!mobile)でした。当時のスピードは最大32kbpsから64kbpsという今から考えると激遅のものでしたが(現在のスマホで大手キャリアから速度制限された時のスピードは最大128kbpsなので、今の実感では低速がさらに制限されるくらいの遅さですが)、当時はそれでも2年契約になりますが月4千円弱の支払いで時間と料金を気にせずにネットが使えたというのは大きな進歩でした。

さらに、カード型の端末を今でいうスマートフォンのようにPDA(電子手帳やパソコンとシンクロさせてアドレスや予定、メモなどを持ち歩ける小型端末)に差して、フリーのブラウザアプリやメールアプリを使ってパソコンのように使う事もできましたので、私自身はかなり早いうちから手の中にインターネットがあるような体験をしていたことになります。こんな体験ができたのも、PHSが当時の携帯電話のキャリアの物足りない部分を満足させるようなプランを出してくれたおかげだと思っています。

その後、ウィルコムでは二つ折りのガラケーで、当時のiモードなど携帯専用のネットのように特別な料金もかからないOperaというフルブラウザ(パソコンと同じようにネットを使うイメージ)によるインターネットが使え、写メールを送受信でき、パソコン用のメールアドレスの読み書きもでき、ケーブルを使えばパソコンに繋いでインターネットもできるという京セラ製のAH-K3001Vという画期的な端末(通称・京ぽん)が発売され、その後遂にというか日本で最初に発売されたスマートフォンであったシャープのW-ZERO3(OSはWindows Mobile)が発売されるにあたっては、一般的にはそこまで知られてはいなかったものの、外で自由にネットを使いたい人にとっては今のスマホに限りなく近いハードが出現したことに興奮し、通信機能の付いた電話のできるパソコンを持ち運ぶことによる楽しさや旅行時の快適さというものを人より先に満喫していました。

ただ、大手キャリアは実にしたたかで、PHS陣営がこうした画期的なネットと通話のできる端末を導入してきたことで、同じように使えるスマートフォンを発売することになり、それがW-ZERO3とは比較にならないくらいの大キャンペーンがはられて広く「スマートフォン」という概念が知られていくことになったのです。それが第3世代通信の仕組みを使った「iPhone 3G」でした。

ここから一気にAppleとGoogleが違うOSを使ったスマートフォンを出していき、PHSはその力を失なっていきます。その中で、何とかもう一度復活しようと起死回生の策として「一回10分月500回まで」という通話定額のプランを出したのですが、これも大手3キャリアが同じプランを出したことによって、通話音質は抜群でもエリアが携帯電話のそれと違って狭くてピンポイントでしかないPHSはほぼ息の根を止められてしまいました。

現在私は安いMVNOのデータ通信と、ガラケーによる通話定額を使い分けているのですが、これらのプランはPHSという業者がなかったら大手キャリアが提供をしたかどうかは疑わしいので、現在のモバイル環境を作ってくれたという意味で、日本でのPHSの失敗は残念ではありますが、iPhone以前にスマホの概念を知り、その便利さを広めてくれたことに今でも感謝しています。(つづく)


4Gまでの移動通信の進歩を辿る(1)画期的だったスカイメール

2020年は5Gのサービス開始により、世の中の様々な事が変わると言われています。実際、今までとどう変わるのかということは今後明らかになっていくと思いますが、ここでは改めて、これまでの世代の携帯電話はどのように進化してきたのかということを、私自身の体験に基づいて紹介していく中で、改めて現代の社会はどのように変わり、今後どういった方向に向かっていくのかということを考えていければと思います。

最初は、かなり古い話になりますが(^^;)、1970年の大阪で開催された万国博覧会で、当時の電電公社が展示して大きな話題になったのが今で言うコードレスフォンで、その当時は家の中だけでも線がつながっていない電話があるということが驚きだったように思います(当時は無料で全国に通話し放題だったことから大変な人気だったそうです)。しかしその技術が普通に利用できるには少々時間がかかったものの、電波を使って有線を省略できること自体が画期的であったことは確かです。その後、家庭用のコードレスフォンが普及する中でさらに広範囲を無線でカバーする自動車電話が登場します。

私たちが利用する携帯電話の第1号ということになると、日本で初めてショルダーフォンによる移動式の電話サービスが始まったのが1985年の事で、それまでの自動車電話を外に持ち出すことができるようになった事は、その後に登場した今から考えるとかなり大き目な「携帯電話」とともに主に日本国内を飛び回るビジネスマンには必携のツールとなっていきます。ただ、携帯電話を持つためには保証金も毎月の利用料金も高額だったので、その当時はまだ音声呼び出しだけのポケットベルを持たされてコールバックを公衆電話から行なうというのが通常の流れでした。

当時はまだ携帯電話を持たなくても、外にいて連絡を取るためには公衆電話はいたるところにあり、さらに小銭の用意やテレフォンカードの残高を気にしないで済むように、現在はありませんがクレジットカードを直接通して通話のできるNTT以外の電話会社が設置した電話があったりしました。また、緑やグレーのテレフォンカードが使える公衆電話限定ではありましたが、テレフォンカードの形状をしていて通話料金は自宅回線と同じタイミングで引き落とされるクレジット通話用のサービスに使える「カードC」(NTT)・「クレ・カード」(日本テレコム)という通話料後払いのサービスとポケットベル(NTT)を合わせて使うことで携帯電話の代わりとしてしばらく使っていました。

それまでの通話のみの携帯電話は第一世代(1G)でしたが、第二世代(2G)では通話の他にメールもできるようになりました。その当時は大手キャリアの中ではまだソフトバンクに買収される前のJ-PHONEのサービスだった「スカイメール」のサービスは、本格的にポケットベルのサービスを捨てさせるくらいのインパクトが有りました。

当時のポケットベルのサービスは、すでに音声による呼び出しだけでなく文字によるメッセージのやり取りもできるようになり、受信はポケットベル、送信は公衆電話というセットで通話しなくてもやり取りは可能で、その便利さで中高生に爆発的に普及しました。しかし私の中では、当時から全国を旅している中で、一つの不便さというものを感じていました。ポケットベルのエリアは広く、全国をカバーしていたのですが、関東・中部・関西のように地域をまたいで移動する場合には、メッセージを送信するエリアの変更を行なわないとポケットベルでメッセージを受信できない「圏外」表示になってしまうのです。自分の住むエリアだけで使っている分にはいいのですが、日本全国どこに行ってもポケベルでメッセージを受けるためには、移動してエリアをまたぐたびに設定変更(NTTのセンターに電話して行なう)が必要で、そのために公衆電話を見付けるのはめんどくさくなったわけです。

エリア変更の手続きが必要なく、さらに文字によるメッセージのやり取りができるものとして次に注目したのが私の場合「スカイメール」だったのでした。基本的には今も使われている「ショートメール」のサービスなのですが、Eメールのアドレスとしても使えるキャリアメールである「ロングメール」に送られたメッセージの表題および本文を半角128文字または全角64文字までなら無料でショートメールによる受信が可能であったのです(自動受信可能)。

無料分の限られた文字数のメールの続きを見たい場合にはキャリアメールであるロングメールの受信操作が必要で、それには追加料金がかかったのですが、「誰から」「いつ」「どんな感じの」メールが来たのかはリアルタイムでわかったので、当時パソコンで使っていたメールに届いたメールをJ-PHONEのキャリアメールに転送することで、全国のエリアでパソコン用の電子メールの着信通知用のような利用もできるようになりました。

これはかなり大きなモバイル通信上の変化で、まだ公衆無線LANもないような時代に全国をまたいで旅をしても、携帯電話を持っていてアンテナが立っている所なら、通話をほとんどしなくてもキャリアメールおよびパソコンメールの到着がわかるメール専用機のように活用することが可能になったのです。メールで連絡をもらってどうしてもすぐに連絡をしたい場合には電話をしてもいいですが、相手も携帯電話を持っていれば送信料の安いショートメールで返信するということもできたので、これでポケベルの出番は減っていくことになりました。世の中の流れとしても、時代とともに携帯電話の毎月の利用料金も安くなり、高額な保証金もなく、端末自体も0円での販売が当たり前になったことで一気に第二世代の携帯電話が普及していきました。そして、この第二世代の携帯電話ではもう一つ革命的な変化が起こったのです。(長くなったので次回に続きます(^^;))