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「Androidスマホはセキュリティーに甘さがある」と言った人の行動は

先日、ネットセキュリティに関してのセミナーを受講する機会がありました。私自身はできるだけスマホを含むパソコンにはデータを残さないようにしたり、スマホを使う場合でもウィルス対策アプリを導入した上で、素性のはっきりしないアプリはインストールしないなどの基本は守っているのですが、専門家から見ると自分でも考えてもいないような穴があるのではないかと思ったのですが、それなりに得るところはあったものの結果からするとちょっともやもやした気持ちが残ったまま帰ってきました。

その時の講師の方は主にパソコン販売や修理などを行なう業者としての立場からクライアントが狙われたのはどんな場合かということなどを主に話されていたので、個人でパソコンやスマホを使っている自分としては、ちょっと違ったかなという感じはしましたが、なかなか聞けそうにない企業の状況を知れたというのはそれなりに収穫ではあったのですが。

セミナーの説明は、iPadの画面をプロジェクターに映す形で行なわれました。それはそれで別にどうということもない事なのですが、個人的にどうかと思った話を講師の方が最後にされたので、それがちょっと気になりました。

まず、講師の方は出席者の人々に向かってスマホは何を使っているかを聞き、もしそのスマホがAndroidならセキュリティが甘いのですぐにiPhoneに変えるべきだという事を言ったのです。最初にそう言って、後から「もしAndroidを使い続けるならウィルス対策アプリを入れろ」とも言ったのですが、最初の言葉があまりに衝撃的で、さらにセミナーに参加していた方々は必ずしもスマホに関する知識が豊富な方ではなさそうな方も多くいたため、講師の方の語った意図をどこまで理解しているかわかりませんでした。もし講師の方の最初の言葉に従ってすぐにiPhoneに変えてしまう人がいたとしたら、これはこれでお金がかかりますし、そのお金でもっと別のことができていたかと思うと、もし本当に買い替えまで行ってしまった人がいたらちょっと可哀想な気がします。

そこまで言う講師の方が問題にしたのが、実際にあったというハッキングの実例でした。とある企業に務める人のスマホ(当然Androidでしょう)をハッキングし、その人が胸ポケットにスマホを入れていたことで、スマホのカメラを使ってハッキングをしたスマホを持つ人物が会社内をウロウロする中で会社の中の状況をつかみ、さらにその中の一つのパソコンに、付せんのようなものでパスワードとおぼしき文字が貼ってあったのを見付け、文字の羅列を読み取ったことで、ハッキング集団が改めて会社内にあるパソコンをハッキングすることができたという話を披露してくれたのですが、そうした事を避けたいなら、カメラ付きの端末の特定の部屋内での使用を禁止するとか、そこまで行かなくてもスマホを胸ポケットには入れないように徹底することで個人のスマホがハッキングされても社内の様子を撮影される事を防ぐやり方も考えられます。

こうしたカメラのレンズを塞ぐという対策は実は私もやっていて、パソコンで画面上にカメラの有る機種については、ガムテープでもビニールテープでも、自分の顔が勝手に撮影されないようにカメラを塞ぐことで、パソコンがハッキングされても隠し撮りを防ぐことは簡単にできます。際めてアナログ的な方法ではありますが、こうした方法も併用する方が情報流出を防ぐためには有効ではないかと思うのですが。

さてここで、AndroidスマホとiPhoneを比べて、本当にAndroidスマホの方がセキュリティが甘いのかということも、特に今Androidスマホを使っている方にとっては気になると思います。結論を書けば、確かにその通りなのですが、これは講師の方が最初の言葉の後に言った通り「セキュリティ対策アプリ」を導入することや、いわゆる定番以外の怪しいアプリを使用しないということを心掛けることでも状況を十分に改善できます。

まず、AndroidでもiPhoneでも明らかにユーザーに過失によってウィルスに感染してしまう可能性について考えてみます。スマホで受信したメールの添付ファイルを直接開くとか、悪意のあるフィッシングの疑いのあるサイトに接続して自分のIDとパスワードを入力してしまったりとか、明らかに機種に関係ない利用者側の過失については対策以前の問題でしょう。ですから、こうした経緯でスマホを乗っ取られる危険というのはどちらのスマホでも確実に感染する危険があるということで、iPhoneだから絶対大丈夫だということはありません。

2つの陣営で違いが出るのは、アプリの導入についてです。iPhoneやiPadでアプリをインストールするためにはApple社が管理するサイトApp storeに有料で登録する必要があり、さらにウィルスが入っていないかなどのきちんと審査が行なわれるのに対し、Androidの場合はGoogle Playにアプリを登録する場合でもきちんとした審査がされていないケースもあるとのことです(最近ではある程度セキュリティ面については改善されているとの報告もあります)。

同じAndroidのOSが入っている端末であっても一部の「らくらくフォン」や、各種ガラホでGoogle Playが使えないようにデフォルトではなっている原因というのは、実はセキュリティ面でガラケーのように使われることを見越しているとも言えそうですが、さすがにウィルスが入っているアプリがGoogle Playに登録されているのがわかれば即時削除されることになるでしょうし、基本的な定番アプリをGoogle Playからインストールしていれば、まず問題にはならないと言えます。

困るのが、Androidの場合はアプリをGoogle Playを経由しなくても直接ファイルをダウンロードしてインストールしてしまうことができるので、GoogleはGoogle Playに登録されていないアプリまで管理できず、結果としてスマホが悪意のあるアプリをインストールしたことによってウィルスに感染したり乗っ取られたりする可能性です。これについても、怪しげなアプリは入れないという対策しか取れないのですが、スマホにウィルス対策アプリを導入しておくことで、怪しいアプリをインストールした時に同時にウィルスチェックを行なってくれる機能があるのでそれを有効にしておけば、問題がある場合にはインストール直後に知らせてくれるようになります。少なくとも新しいAndroidスマホを購入したら一番先に何らかのウィルス対策アプリを入れて常時有効にしておくことで、十分対応は可能なのです。

ここからは個人的な見解になりますが、スマホの乗っ取りやウィルスの感染や情報流出を避けるためには、単純にAndroidスマホを止めてiPhoneにすればいいということではなく、いかに多くの可能性を考えてスマホを使うかということが大切になってくると私は思います。新たにスマホを使い始める時にはウィルス対策アプリを最初に入れるようにするというのもそうですし、必要によってはカメラを塞ぐように持って移動するようなアナログ式な対策も併用することは、あらゆる情報流出の可能性を想定して自分の頭で考えるということでもあり、そこが重要だと思うのです。

なぜそんな事を思うかというと実は、このセミナーには少し早めに着いていたのですが、その時は講師の人があまりにもAndroidに厳しい言葉を言い放つとは思わなかったのでその時にはどうも思わなかったのですが、講師の方が自分のiPadをプロジェクターに映している時に画面がロックしたのですが、その時講師の方のiPadの画面がプロジェクターを通じて私の目の前に大映しになっているにも関わらず、プロジェクターの電源はそのままにロック解除のパスワードをこちらに一字一字わかるように入れていたのです(文字が出てから隠れるような設定になっていたので)。もし私に悪意があれば、そこですぐパスワードを書き写し、講師の方のiPadへの進入がパスワードを変更するまでは自由にできてしまうことになります。あるいは、こちらの方で勝手にパスワードを変えてしまい、持ち主に使われない中でゆっくり内部をコピーするなりデータを全消去するなりやりたい放題できてしまうことになります。

こういった何気ない行動が付け込まれるという点を指摘しない中でAndroidスマホのセキュリティが甘いということを強調するような事をその講師の方は言っていたのですから、まさに反面教師としての教訓を私に与えてくれたわけで、この事が実は私がこのセミナーで得た一番の収穫でした(^^;)。皆さんも、技術的な方法は当然ですが、いつもは何の問題もないような操作でも、状況が違ってくればいつでも全てのデータを抜かれる可能性もあるということを考えながら対処することこそ大事だということをまずは理解してみてください。

Androidだから駄目なのではなく、iPhoneなら大丈夫というところで思考が止まっている方がいるのだとしたら、そちらの方が問題なのではないかと私は思います。


AbemaTVの「通信節約モード」は低速でも使えるか?

旅先でのエンターテインメントを楽しむための大きな味方は、最近は必ずしもテレビのワンセグだったり、ダウンロードしてきた動画ファイルでは必ずしもなくなってきました。ワンセグには山の中に入ると電波が届かなくなって全く見られなかったり移動に弱かったりする場合があり、ダウンロードした動画ファイルを見るような場合も事前準備が大変です。個人的にはもし山の中でも安定して利用できるモバイル・インターネット回線が使えるならば、旅先での情報収集を考えればその都度ネットにアクセスして利用する方がいいだろうと思います。

そんな中、AbemaTVのスマホ用アプリが新しくなり、新たな低画質モードが使えるようになりました。今までの最低画質は5時間見続けると1GBのデータを消費するくらいの計算になっていたのですが、今回新しくできた「通信節約モード」では、画質をできるだけ落とさずにデータは最低画質の半分である1GBのデータを10時間見続けることで消費する程度に抑えています。

モバイル回線を使ってAbemaTVのアプリを立ち上げると、最新のアプリの場合には「画質モードを通信節約モードにしますか?」と聞いてきますので、利用したい場合はそこで選んでもいいですし、設定の項目から再設定するようにしても大丈夫です。月間7GBあたりの高速クーポンが使えるような契約をしている方でも、何かにつかてAbemaTVを見ている人にとっては、データ消費量を減らすことができますからなかなかいい変更だと言えます。

さて、気になる「通信節約モード」の画質についてですが、5インチのスマホくらいでは全画面表示にしても文字が潰れないで読める感じ(AbemaTV側で画質を落とされる場合は別)になるので、スマホでの利用には問題ないと思います。ただ、手持ちの7インチタブレットでは全画面表示にすると若干画面が荒れるので、マルチチャンネルが選べる全画面表示でない状態で利用する方がきれいな画面を楽しめると思います。

ただ、MVNOを使っている方の中で気になるのは通信節約モードと言っても低速SIMで使えるのか? ということでしょう。そこで、私の持っている2種類の低速SIMでアプリを動かすことで、実用になるのかを確かめてみることにしました。

最近は試すSIMはいつも同じですが、以下のSIMになります。

・ロケットモバイルの「神プラン」
‥‥低速200kbps固定 ビデオは難しいがラジオ・音楽系サービス利用には十分

・OCNモバイルONEの「低速」
‥‥低速200kbps固定は同じですがYouTubeの最低画質やDAZNは止まらずに見えるギリギリ

今回、アプリをアップデートさせた後で両方のSIMの入ったスマホでAbemaTVを見てみましたが、ロケットモバイルは途中で止まってしまったり画面がブラック・アウトしたりする回数がかなり多く、普通の視聴には耐えられないというのが正直なところです。ロケットモバイルのSIMは、大人しくカーナビ専用か音楽関係のみに使うのが良さそうです。

では、次に試したOCNモバイルONEの「低速」ですが、これはロケットモバイルのSIMでも同じですが、低速回線のSIMの場合最初にアプリを立ち上げてもしばらくはまっ黒で何も映らないような状況になる場合がありました(チャンネルを変えた直後も状況によっては同じようにすぐには映らない場合もあります)。しかし、しばらく待っていると何とか再生が始まります。こちらもスムーズに放送が見られるとはおせじにも言えないところはあったのですが、いったん動画が止まっても頑張って復旧したり、ブラックアウトも一瞬で済むなど、明らかにロケットモバイルと比べると状況はいいです。先述の通りタブレットで全画面表示にすると画面にはブロックノイズも少なくなく、見にくいことは見にくいのですが、それでも何とかかろうじて内容がわかるくらいに放送を見ることができました。

ただ、放送の動画が止まるのはもしかしたら回線のせいではなく、視聴者が集中している可能性もあります。自宅の回線で見ていても多くの視聴者がいる番組の場合は急に動画がストップするところもインターネット放送のデフォルトだという風に考えることもできます。要は最初からこんなものだと思って使えば、それなりに使えないものではないという感じです。

もし、山の中で情報を入手しようと思ってラジオすらも聞こえないような場合は、radikoからじる★らじるのアプリでインターネット経由でラジオ放送を聴くのもいいですが、電波の状況が良く(電波の状況が悪いと都市部のような速度が出ない場合があります)何とかAbemaTVが見られるようなら、テレビと同じような感覚でインターネット放送が見られるというのは有難いものです。

特にOCNモバイルONEの「低速」で放送を見る場合、OCNモバイルONE公式アプリで低速の方に切り替えてからアプリを起動すれば、現状では低速ではデータ量の制限なく見続けることができますので、旅行へ行くような場合はAbemaTVのアプリを最新にして実際に見られるか確認するのがいいと思います。

またご自身の入っているMVNOによって高速と低速の切リ替えスイッチのあるアプリを提供しているところであれば、まずは低速の状況でAbemaTVが見られるかどうか確認の上、もし低速でも何とか見られた場合には、いざという時に利用することも考えておけば、日常生活とそれほど変わることなく日々のニュースを入手できますし、暇つぶしとして大容量の動画ファイルを用意して持って行かなくても、アニメやドラマをリアルタイムで楽しむことができるようになります。

今回試してみて、改めてOCNモバイルONEの「低速」の実力を感じることになりました。かなり悪い画質でもとにかく見られればといいやと思うか思わないかという限定が付きますが、データ専用のSIMでは月額千円以下でYouTubeやAbemaTVを見ることができ、radikoや各種音楽ストリーミングを十分楽しめるのですから、そういう事をわかって楽しむなら、あえて高いお金を出さずに低速中心に音楽や動画を楽しむというのも賢いMVNOの使い方であると言えるのではないでしょうか。

なお、このページで何回も紹介しているガラホについても裏技を使えばAbemaTVアプリを導入することが可能です。既に導入されている場合ですが、スマホのように自動的にアップデートを行なってくれないので、そのまま上書きする形で最新のAbemaTVアプリを手動で導入し、「通信節約モード」を利用されることをおすすめします。

OCN モバイル ONE


新しいラジオ「i-dio」は今の時代に合っているか?

前回の続きで、FMワイドバンドを聴くことのできるスマートフォンを探しているうちに、一台の製品につきあたりました。スペックの割にかなり安く販売されているのが、CoviaというメーカーのSIMフリースマートフォン「i-dio Phone CP-VL5A」というものです。Android OSは5.1ですが、2GB / 16GBというメモリを積んでいて現在の価格は8千円前後をウロウロしています。

さらにこの機種を調べてみたところ、感度はあまり良くないもののワンセグテレビのチューナーとFMワイドが聴けるチューナーが両方付いているだけでなく、アナログテレビが終了したことで使われなくなり、さらにワイドFMでも使われないV-Low帯の中の電波を使って音声と画像を送ることのできる新しいラジオサービス「i-dio」が単体で受信できることがわかりました。

サブ的にマルチメディアを楽しむならこの端末を確保しておいた方がいいかなとも考えたのですが、そもそも「i-dio」って大丈夫なのか? という疑問が出てきます。

http://www.i-dio.jp/

「i-dio」の概要及びチャンネルや番組表については、上記リンクから見ていただいた方がわかりやすいと思いますが、大変残念なことにサービスが開始された今になっても単体で新ラジオ放送を聴くことのできるラジオは販売されておらず、受信ユニットとスマホなどをWi-Fiで接続してスマホから聴くか、電波には関係なくモバイルインターネット回線や自宅内でのWi-Fi回線を使ってのインターネットラジオで聴くかの二択になってしまっています。

ですから、紹介したi-dio Phoneを買わなくてもサービスされるエリア在住の方なら専用アプリをスマホにインストールすれば番組を聴くことは可能です。ただ、モバイル回線を使う場合には高速クーポンを使うと減っていきますし、私の持っている低速回線では、ロケットモバイルの神プランでは画像ダウンロードの関連があるのかぶつ切れで外では実用にならず、低速回線の安定感があるOCNモバイルONEではかろうじて実用にはなりますが、時々遅延やぶつ切れが発生します。

それもこれも、ラジオとしては高音質をうたったり、見えるラジオのように楽曲や情報を文字や画像で出したりするのにも負荷がかかるからで、もし低音質で情報が文字だけモードなんてものがアプリで選べるならば、ロケットモバイルでも何とか聴取が可能になるのではないかと思うのですが。

また、番組内容についても他の音楽ストリーミングサービスがあれば良さそうな「クラシックチャンネル」「ジャズチャンネル」など、通り一辺のものが多く、最近になってアニソン用のチャンネルが出たり、当初から対象としてきた車で聴くためのプログラムを盛り込んだチャンネルもあるものの、radikoやらじる★らじるで地上波のラジオをネットから聴ければ十分かなという感じがあり、この「新ラジオ」サービスのセールスポイントというものはなかなか見えては来ません。

個人的には、自分の好みの音楽を自分でプレイリスト化できる人なら音楽ストリーミングサービスに行ってしまうでしょうし、今ヒットしている楽曲を聴きたい場合も様々なサービスが有るわけですから、アニソンについてはわかりませんが、その中でもかなりマニアックな部分に集中化していくような番組でないと聴かれないのではないかと思います。
私は個人的にジャズが好きですが、一括りに「ジャズ」とされても困るという人は多いと思います。日本のヒットソングをジャズ風にアレンジしたものを耳に入ってくるくらいの音量で聴き続けたいと思う人と、とにかくフリージャズが好きで大音量で聴きたいという人を同じ「ジャズ」というジャンルで囲んでも仕方がないわけで、ニッチな要素の詰まった番組を流すくらいの方向性がないと、そもそも多くの人がこんな新しいラジオがあることを知らないままサービス終了の憂き目に遭ってしまうなんて笑い話も、本当の事になってしまうかも知れないのです。

果たして買う人がいるかわからないから出さないと言われればそれまでですが、i-dioが単体で聴けるラジオというのは小さなモニターがあってWi-Fi機能があることが前提となるなら、例えばどこかのメーカーが先日紹介したスマートスピーカーの機能を持たせて本体に向かってSkypeが使えるようなテレビ電話の機能を持たせれば、端末の操作が苦手な方は本体と会話しながらテレビ電話が使えるようになるでしょう。

また、曲のリクエストを本体に向かって喋るだけで伝わるようにすれば、今まではメールができない人はファクシミリでしか伝える術がなかった人も、留守番電話に吹き込むような感覚で番組に参加できるようにもなるでしょう。そんな利用者が増えれば、むしろ今のラジオ番組から移ってくる人も増えるのではないかなど、考え方によっては面白いメディアなのではないかと思うのですが。


「FM補完放送」を活用しよう

先日、友人の車に乗せていただく機会がありまして、その友人は私と違ってAMでなくFM局を主に聴くような人だったのです。このAMメインかFMメインかというのは、FMの方では曲をほぼフルコーラスで流すとか、英語のアナウンスがちょいちょい入るだとか、あまり根拠のない思い込みが今まで多かったのですが(^^;)、できればモノラルのAM放送を聞きたいなあと思いながら車内で流れる放送を聞いていたところ、ところどころにちょっとFM局らしくないような所があると思っていたら、その人はたまたま「FM補完放送」で地元のAM局の同時中継を聴いていたらしく、私自身が今までFM放送について抱いていた偏見を訂正せざるを得なくなりました。

改めて思ったのは、同じ局を聴くのでもステレオで曲や喋りが聞こえてくるだけで相当聞いた感覚が違うということでした。特に音楽を聴かせてくれるような番組では、あえてFMに合わせて車の中で聴いてみたくなったことは言うまでもありません。今後新しく発売されるカーオーディオは安いものでもFMワイドが聴ける「FM補完放送」対応のものがほとんどだと思いますので、長距離を同じ放送局に合わせながら夜中に進む場合はAM、長距離の移動はせず、狭い範囲を動く場合はFMというように、今後はFMとAMをうまく切り替えて利用しようと思っています。

カーラジオでの「FM補完放送」の活用とともに一つ思ったのは、今後のスマホに求める機能についての事でした。最近では国産であればSIMフリーのスマホであってもワンセグTVのチューナーが搭載されていることも多いですが、私が最初に購入したSIMフリースマホ、IDEOSでは確かFMラジオチューナーが付いていたことを思い出しました。

当時はAMラジオが聴けなくては意味がないと思っていたのですが(当時はまだradikoなどのインターネットラジオのサービスはありませんでした)、「FM補完放送」で国内のAM放送がFMでも聴けるということになれば話は別です。現在はスマホのインターネットラジオでほとんどのラジオ放送が聴けるとは言っても、災害などで国内の携帯電話のネットワークが止まってしまったらそれまでです。万が一に備えて別に災害用ラジオを持つという選択肢もありますが、もしスマホ単体でもイヤホンをアンテナの代わりにすれば国内のFM放送が聴けるということになれば、いざという時に役立つ可能性はあるわけです。

今のところAMの内容をFMでそのまま補完放送していないNHKでも、大災害が起こればFM放送を含むラジオの番組を一元化して放送するでしょうし、ワイドFMが聴けるスマホがあればコミニティFM局とAM局FM局と3種類の放送をそのまま聴けるようになるので、災害用に役に立ちますし、radikoを聴くのは高速通信のクーポンを消費するのが心配だという場合の代替手段にもなります。

さらに嬉しいのは、今のところNHKが受信料の対象と考えているスマホはワンセグ搭載のものだけなので、FMラジオ付きのスマホなら国の制度の影響を今のところは受けることもないということです。私自身ラジオ付きのスマホを買っても普段はあまり使わないことが予想されるのですが、とりあえず別に同じように日常的にはほとんど使わないであろうラジオを持ち歩くよりはいいだろうということで、次のスマホを探す場合にはラジオチューナーの付いたSIMフリースマホというのも候補に入れたいと思います。

ちなみに、こちらのわかる範囲で言うとSIMフリースマホの中でFMラジオが付いているのはASUS ZenFoneの一部シリーズ、nuu mobileのNuu X4、Freetelの一部シリーズ、sonyのXpedia Z3 Z4 Z5、モトローラのMoto G4 Plusあたりですが、スペックでFMチューナーの周波数が90MHzまでしかない場合は、「FM補完放送」は90MHzから95MHzまでとなっているのでAM局が聴けなくなってしまいます。中古白ロムでも後日アップデートが行なわれてワイドFM対応になっている機種もありますので、上記機種を狙っている場合はしっかりと調べた上で購入されることをおすすめします。

ただし、大人気のiPhoneは古いものも新しいものもワンセグはもちろんFMラジオも当然付いていませんので、iPhoneを選んでしまったらその点については諦めて小型のライターサイズのラジオでも探すのがいいかと思います(^^;)。


各社のスマートスピーカーの目的別選び方覚え書き

今回、それぞれのスマートスピーカーを出す陣営別に紹介しようかと思いましたが、まだ日本向けの製品をまだ出していない陣営もありますので、個人的にはすぐ買えるものということで「LINE」「Google」「Amazon」の3つの陣営に絞って、目的別に具体的な方向を目指して紹介してみることにします。

・とにかく安くスマートスピーカーを手に入れたい

これについては、個人的にはEcho Dot(Amazon Alexa)、Google Home Mini(Googleアシスタンス)、Eufy Genie(Anker Alexa)の三択になるのではと思っていますが、特にEcho DotとEufy Genieについてはセールでさらに定価より安くなる可能性があるので、さらに安くということになるとこれらAlexa搭載の2機種の比較になると思われます。金額自体は定価で5千円から6千円という感じですが、Echo Dotは先行販売でプライム会員向けに3,980円という価格を打ち出してきており、他社から出るスマートスピーカーの最安値を見る場合はこの金額が基準になってくることと思われます。AIの賢さという点ではAndroid OSを提供するGoogleアシスタントの方に分があるかと思いますが、これも時間の問題でどの陣営も横並びになっていくと思われます。

・内蔵電池など、モバイル運用の利用

この点では、このブログを書いている中で唯一単体でも使えるものとしてはclova WAVE(LINE clova)のみになります。本体の電池容量は5,000mAhとのこと。ただし、野外で使う場合はモバイルルーターなどWi-Fiでインターネットに接続できる機材が別に必要になります。また、家の中で使う場合でもコードレスでどこでも移動できるので掃除の時にコードを引っかけるような危険さとも無縁なので、将来的には他のスピーカーでも採用してほしい機能です。また、Amazon Alexaのシステムを採用したAnkerの「Eufy Genie」のシリーズの中にバッテリーが内蔵されたモデルも用意されているとのことです(2017年中には発売と発表されていますが価格は不明です)。

・LINEとの連携

clova WAVEにはLINEの投稿、読み上げ機能がありますので、LINEがなければ生活ができないという方のアシストになりますし、特に視覚障害の方がLINEを始めたいという場合にはいいサポートグッズになるでしょう。

・本体で赤外線リモコン

本体に赤外線リモコンが搭載されているのも日本発というclova WAVEのみで、テレビなどのリモコン情報を学習させればテレビを付けたり見たい番組に合わせてチャンネルを変えることや、エアコンや照明のコントロールもスピーカーに話すだけで他の機材を使わずに利用できそうです(対応する機種についてはメーカーへの問い合わせが必要になります)。ただ今後、IoT家電の普及が進んで行くにつれ、他のスマートスピーカーの機能でも新型のものを中心に家電や車など、幅広い家庭内にある物との連携が今でも可能になっています。ただ、現代の日本の状況では他のスマートスピーカーで多くの家電をコントロールするためには、新たに買い替えをする必要がないという点でやはり赤外線リモコンの機能が使えるのは有難いと思う方は多いでしょう。

・音楽サービスとの相性

clova WAVEは「LINE Music」、Google Homeは「Google Play music」、Echoは「Amazon music unlimited」のように相性のいいサービスがあります。すでにこれらのサービスを使っている方はそのサービスに対応したスピーカーを使うのがいいですが、全く何もない状態から音楽サービスを使いたいと思う場合、AmazonのEchoプランなら通常980円/月(プライム会員なら780円 いずれも税別価格 以下の表示も同様)かかるところを380円/月で利用できます。また、clova WAVEでは2018年1月いっぱいの期間限定の企画として、通常14,000円する本体が、12ヶ月間自社のLINE Musicの使用権のついた本体との同時購入で、12,800円で提供するキャンペーンを行なっています。ただ、12ヶ月の期間終了後には有料になりますので、その後もLINE MUSICを続けるのかということも考えた上で購入を考えるのがいいでしょう。

また、音楽サービスにお金を掛けたくない方は、無料でも使えるプランのあるSpotifyが使えるGoogle HomeやAmazon Alexaのシステムを搭載したものを候補としてみましょう。あと、音楽というよりインターネットラジオが聴ければいいというのなら、どの機種を選んでもラジオを聴く機能は用意されているので、この点は気にならないでしょう。

このように見ていくと、今の日本の家庭の状況を見て作られていると感じるのがclova WAVEで、スピーカーとの受け応えを考えるとAndroidスマートフォンでのノウハウがつまったGoogle Home、使えるアプリの数と安さでは、他社からも同じAI搭載のスマートスピーカーが出ているAmazonのEchoという感じになるでしょうか。

自分自身まだまだ不勉強なので、全ての機能を網羅して理解しているわけではありまんが、簡単にアラームをセットして、状況によってニュースや天気の読み上げを行ない、音楽やラジオを鳴らすくらいなら全てのスマートスピーカーからできると思われるので、ここで挙げさせていただいたような目的の中の何を重視するかによって購入対象も変わってくることになるでしょう。

あえて言うならば、自分の両親に多少は新しい機器を使いこなそうとする意欲があるという前提の元でならclova WAVEをプレゼントしてもいいですが、使おうとする意欲がなければ使われずに古くなっていくだけです。LINEを使ってのやり取りで、スマホを使えなくても、音声での送信および受信のやり方を覚えてくれるなら、こうしたハードを置いて使ってもらうのにも気軽にメッセージのやり取りができるというところでも意味があるのですが。

個人的にはまずどんなものか試したいという事の方が大きいので、できるだけ安いものを購入した後でスマートスピーカーの扱いに慣れたところで、本命のものを選ぶようにしようかと思っています。音楽については今使っているSpotifyは、Amazon Echoでも使えるようですので、今プライム会員として使っているAmazon Prime musicと合わせて使えそうということで、一番安く手に入りそうなAmazan Echo Dotでいいかなという感じが今のところはしています。このシリーズは無事にスマートスピーカーを購入できたら続ける予定です(^^)。


Amazon EchoのAlexa(アレクサ)で何ができるか

前回のエントリーで少しアマゾンが今度出すスマートスピーカー「Echo」について紹介しましたが、これは日本語を使ってスピーカーと受け応えができるものだということはわかったものの、具体的にこの製品を使って日々の生活が変わるのかという点においてはまだ未知数です。

ということで、今のところわかっていて、既に相当の台数が普及しているというアメリカでの使用方法や、日本でのサービス内容について調べてみようと思いました。ちなみに物自体については、人気になることが予想されますので入手できるかどうかわかりませんが、とりあえず、正規の方法で申し込むところまではやってみたいと思っています。

まず、このEchoの特徴としては、本体に触らなくてもキーワードである「アレクサ」と話し掛けることで、様々な命令を声(日本語)で受け付ける準備ができます。そこから目覚しの時間を設定したり、スケジュールの確認、当日の天気やニュースの確認などを音声読み上げで教えてくれます。

もちろんそれだけでなく、様々な仕事を割り当てることで、いろんな仕事をやってくれるようにスピーカーを「育成」させることができるようになります。Echoの頭脳となるAlexaはクラウドベースで動いているので、話せば話すほど学習をし賢くなるのだそうです。そうした機能を利用可能にするために、Echo本体はWi-Fiでインターネットに接続します。また、各種アプリを使ってiOSやAndroidのスマホやタブレットからAlexaアプリを使ってコントロールできます。

ただ、Amazonが売っているFireタブレットからは使えないとのことなのでご注意下さい。また、そもそもスピーカー単体で購入しても設定ができないので使えないという事もありますので、テレビで見て面白そうだとスピーカーだけ購入したものの、何に使えるのか全くわからないというような状況も出てくるかも知れませんので、この点にも注意しましょう。

問題はどのくらいのアプリが対応するかということもあるかも知れませんが、radikoと連携してインターネットラジオを聴いたり、文字ニュースを読み上げたり、クックパッドからレシピを調べて説明してもらったりと、音楽を聴く以外にもいろんな事ができるようです。

また、別に赤外線で家電を操作するEchoに対応したスマートリモコンの購入が必要になりますが、赤外線を使ったリモコン信号を学習させることで、音声でEchoから指示すればテレビやライト、エアコンなどの家電の音声操作が可能になるといいます。もっとも、今のところそれぞれのリモコンの方で操作しているなら、かえって覚えることが多くなりすぎて大変になることも予想されますので、こうした用途をメインに考えている場合には赤外線リモコンが本体に付いているclova WAVE(LINE)を検討した方がいいでしょう。ただ、すでにスマートリモコンを持っている方なら、すぐに未来の生活を体験できるので合わせて使うのもいいかも知れないですね。

さて、今回のアマゾンでは3種類のEchoが発売されることになっています。その大きさで価格も違うわけですが、ラインナップは以下の通りです。

・「Amazon Echo」
・「Echo Dot」(小型版)
・「Echo Plus」(上位機種)

まず、スピーカーの性能はEcho Dot<Amazon Echo<Echo Plusとなっています。単体で使う場合はEcho Dotでは心もとないかも知れませんが、既に大きなスピーカーを持っている人については、Echo Dotには有線のケーブルが繋がる端子が付いているので、簡単に既存のスピーカーと接続できます。ですからあえて本体の小型さを取りたいニーズだけでなく、外付けスピーカーとセットにして大きい音やいい音で使いたいと思っている方はEcho Dotでもいいということになるのではないでしょうか。

また、上位機種のEcho Plusには「スマートホーム・ハブ」という機能が内蔵されていて、対応する機器の操作(適応する照明など家電の音声操作など)が行なえます。ただ、そうした設備のないところでは宝の持ち腐れになってしまいます。最初から音声による連携を考えて自宅の設備を考えている方ならEcho Plusで決まりでしょうが、恐らく「Echo」という製品自体もこれからさらに進化していくことになると思いますので、何だかわからない方はそこまで気にしなくてもいい気がします。その場合は本体のみでそこそこのスピーカーシステムを持つAmazon Echoにされるのもいいでしょう。

個人的には一番小さなEcho Dotが安く入手できるようなら手に入れて使ってみたい気もするのですが、かなり人気が出てしまうとまともに買えるのかどうかすら不明なので、現状ではこの続きが紹介できるかどうかもわかりません。ここまで調べてきて個人的に使えそうだなと思うのは、夜中にぱっと目が覚めた時に、何時かわからないので今まではいったん電気を付けていたのですが、こんなスピーカーがあれば直接時間を聞いてまた寝たり(^^;)、寝付けないようだったら寝られそうな音楽やラジオを付けてもらったりできそうなので、これから布団から出るのが辛くなる季節に重宝するのではないかと思ったりするのですが、逆に人間をダメにする機械のようにも思えまして、なかなか難しいところです。

また、商品名としてアマゾンが製造・販売するスピーカーに「Echo」という名前が付きますが、他社が「Alexa(アレクサ)」のシステムを内蔵したスピーカーを用意しているという話もあります。具体的にはバッテリーや周辺機器の世界では名の通ったAnker社が「Eufy Genie」というスマートスピーカーを2017年のうちに定価ではEcho Dotより安い4,980円で売り出すというニュースもあります。この他にも大型で定価も高くなりますが、バッテリーが内蔵されたモデルもあるなど、様々な製品を投入予定だそうなので、すぐに買えなくても焦って購入せずに一通りの製品が出そろったところで選択するという手もあります。

また、ここまでは触れませんでしたが、この種のスマートスピーカーには大きく分けて、「LINE」「Google」「Amazon」「Apple」「Microsoft」の5つの陣営がそれぞれ製品を海外先行分も含めて出しています。日本では発売時期が違いますが、アメリカではAmazonの「Echo」が先行する形になっていて、今回日本で販売されるのはその第二世代と呼ばれるものだということです。

こうした新しい機能のある家電については、どうしても企業間の競争が生まれてくるわけで、結果的に争いに負けてしまう製品を選んでしまう可能性もあります。ここでは最終的にどの陣営が残るのかという予想もできませんが、一つ言えることは最初に購入するならできるだけ安く買えるものを購入し、その製品を使っていく中で各社の動向を見つつ次も同じシリーズにするか、違うものにするかということを決めていくのがいいだろうと思います。また、今やりたい事が特定の陣営の製品でしかできないということなら、とりあえずは使えるスピーカーを選んですぐに便利に使うということになるのではないでしょうか。

この点についてはもう少し詳しく、今後購入できそうな製品について調べてみる必要があるかも知れません。新しい技術を持つ製品を購入するのもなかなか大変なものです。


「NichePhone-S」はスペックをよく見て購入するのが吉

私のページの中でもつい書くことが長くなってしまったシリーズの一つがドコモのガラホ「SH-01J」の解説ページということもあり、通話を主に使うための安く買えるガラケーが欲しいという方のニーズは一定数はあるということが理解できるわけですが、以前クラウドファンディングで資金を集め、出資者に安く手に入るように提供された通話専用のクレジットカード大という小型の電話機「NichePhone-S」がありました。その電話機何と11月10日から家電量販店でも税抜価格9,980円で売られるということで、改めてその内容について調べてみました。

大きさはほぼ90×50×6.5(mm)というクレジットカードサイズで重さは38グラムということで、以前PHSで出ていたフリスク大の通話専用のマシンよりはボタンも大きく電話がしやすそうです(^^)。SIMフリーの端末なので購入時に特定の通信業者との契約は必要ないというのが大きな特徴ですが、使えるSIMはドコモ系とソフトバンク系のSIM(nanoSIM)にしか対応していませんので、auのガラケーを使っている方は差し替えて使えませんのでご注意下さい。

というのも、このNichePhone-SはLTE(4G)対応ではなく、3G専用なので、3Gを捨てて4Gに移行しているauでは使えないということになります。さらに、この電話機で使えるバンドもBand1のみということで、プラチナバンドやFOMAプラスエリアでの利用はできません。通話専用の電話機として使いたい場合を考えると、ドコモやソフトバンクのガラケーを中古白ロムで購入した方が、より広範囲のエリアをカバーする通話専用機として使えるようになるので、日本全国どこでも使いたいというニーズには合わないことはしっかり把握しておいた方がいいでしょう。

あと、基本的な機能としては電話帳は名前と電話番号だけで約500件で、SIMに入っている電話帳はそのまま表示できるとのこと。常にSIMカードに入っている電話帳のみ使っている方なら、そのまま使ってSIM内部の電話帳を表示させるだけで足りますが、すでにそれ以上の電話帳をガラケーやスマホで使っている方には電話帳の移行が必要です。その場合の移行について何とかならないかと本体説明書の記述を見てみると、赤外線ポートはないようなので、残念ながら赤外線を使ってのデータのやり取りは諦めた方がいいでしょう。

ただ、電話帳を移行することができそうな方法として、BluetoothのOPPというプロファイルは搭載されているようなので(その他は音楽再生やヘッドセット用のプロファイルのみ)、ガラケーやスマホの機能や、アプリで電話帳のデータを送信することができるなら、ペアリングをしてデータ通信をすれば、電話帳を移行可能かも知れません。この文章は実際に本体を入手していない段階で書いているので、実際の端末で試すと違った結果が出るかも知れませんが、NichePhone-Sを本格的に通話に使うなら、少なくとも今までの電話帳が移動できるように、Bluetoothを使って電話帳データを送信することのできるハードが必要になるということを覚えておきましょう。

充電には本体につなぐDCプラグが付いているので本体の端子と接続した上でUSBケーブルでの充電になり、防水はありません。ACアダプタは付いていないようですが汎用のものを流用すれば大丈夫でしょう。できれば本体に付けるDCプラグについては、自宅用と持ち出すための外出用の2つがあった方がいいかも知れません。本体での通話以外にも活用できそうな利用法があるからです。

その機能的な特徴としてはAndroid4.2ベースのシステムが入っているということもあるのか、Wi-Fiによるインターネットのテザリング機能があります(本体でのネット接続はできません)。ただ、本体の小ささというのは搭載する電池も小さく、長くテザリングすると通話に影響が出る可能性がありますので、いざという時に外で充電できるようなDCプラグの予備が必要になってくる可能性があります。

その他の特徴として、本体では電話およびメールは電話番号を入れてメールするSMSのみが使えるようになっています。ミニマム構成ということで仕方のないところはありますが、あと使えるものとして本体に音声を録音できるICレコーダー機能と、5曲までならMP3ファイルを本体にコピーして聴くことができるようになっていますが、個人的にはいざという時の事を考えてICレコーダーとして使われる方がいいのではないかと思います(^^)。

http://futuremodel.co.jp/product_list/FmProduct_list/Niche_Phone.html

ちなみに、ここまでは上記リンクの公式ベージを見ながら書かせていただいたのですが、SIMフリーで新品の端末ということになると、小さく作ることが大変ということもあるますし、約1万円という価格もさもありなんという感じです。最初に書いたように通話可能エリアに不満があるような場合は多少大きくなっても二つ折りのガラケーやガラホにした方がいい方もいるでしょう。

逆に考えると複数の用途に使うといってもWi-Fiがどうしても使えない時の緊急避難用として、いざという時にはデータ専用のSIMと入れ替えて使うという方法も使えるかと思います。ただし、本体が3GのBand1しか使えないということで、この点がネックになってしまう方もいるかも知れません。クレジットカード大のガラケーということで、人に見せたいと思って買ってしまう方もいるかも知れませんが(^^)、その後どこまで使うのかをしっかり考えた上で使わないと後でしまったと思うかも知れませんので、その場の雰囲気に流されないで、本当に必要だと思ったら買うのがいいと思います。


「悩み相談」は「まずネット」ではなく別の方法で

いわゆる統計の情報ではそれほど多くない10代から20代の人生についての悩みについて、つい匿名だからと誰もが見られるネット上に公開したことにより、その叫びを巧みに利用して取り込んで犯罪者の懐に入って被害に遭う悲劇が起こってしまいました。驚くのは、一人だけではなく同じ犯罪者のところにかなりの人数が集まってしまっていたことです。

犯罪行為が明らかになったのは、被害者の兄による警察への届出でした。しかし、妹さんを助けることができなかったのは犯人の素早い取り込みがあった事は言うまでもないのですが、同時に思うことは、被害に遭った妹さんはお兄さんをはじめとした家族や友人に苦しい胸の内を相談することができず、レスポンスも早く来るSNS上に赤裸々な悩みを打ち合けてしまったことです。

ネットを見ている人は全て良い人でも悪い人でもありませんが、中には悪意をもってそうした心の叫びを犯罪に利用しようとする人がいます。当然メッセージのやり取りの間はそうした下心は隠したままで行ないますが、実際に会う約束を取り付けた時点で豹変するかも知れません。

ネットを使った犯罪行為については、若年層だけでなく成年層や高齢者も騙されるケースもあるため、もしかしたら特定の年代だけをターゲットにすること自体違うかも知れませんが、人が悩みを持っていてその悩みについて相談する相手がいないという場合、社会がその受け皿になって問題解決を目指すことは今後の日本を考える上でも大切な事になるのではないかと思います。そんな活動をしている団体の中でもネット以前から熱心にやっていたのが「いのちの電話」ではないでしょうか。

https://www.inochinodenwa.org/

上のリンクは「一般社団法人 日本いのちの電話連盟」のサイトになります。ただ、悩みを抱えていて電話をする人や、もしかしたらいたずらで電話を掛ける人もいるのかも知れませんが、かなり古い統計になりますが、2010年の毎月10日に行なっている「フリーダイヤル相談の日」には4%しか繋がらなかったという状況があるというニュースが有りました。2017年に入ってからでのニュースでも電話先の相談員が減っているという事から24時間の電話対応ができないという地域があるという話はテレビでも報道されています。今までは相談員の善意に支えられてきた「いのちの電話」も、今後は国や地方自治体、民間が一体となっての支援が必要になることは間違いないところです。

ただ最近は経費の一つとなる通信費についての状況の変化は起こってきています。携帯電話や一般電話に対して5分ないし10分、あるいは24時間通話定額で掛けられるかけ放題プランが存在したり、そもそも携帯電話からなら市内通話市外通話関係なく一律の料金で掛けられたりするので、昔よりも携帯電話から相談の電話をするハードルは下がっている可能性はあります。上記リンクでは本部および、全国の支部の電話番号が載っていますが、のっぴきならない相談内容の場合はそうした全国一律の通話料や通話定額の特性を生かして、全国どこでも電話が繋がる場所に掛けるという方もはあるということを紹介しておきたいと思います。そういう意味では月額3千円前後かけても自分の電話を24時間通話フリー状態にしておくことはあながち無駄ではないと言えるのではないでしょうか。

また、相談を受ける側の取り組みとしてお願いしたいのが、相談窓口に受付用の電話とは別に24時間掛け放題の携帯電話を置き、もし電話を受けたものの電話代を心配するような声が伝わってきたら、まずは相手の電話番号を確かめ、そこからすぐに相談相手に掛け直すことで相談する方も電話代を気にせず改めて掛かってきた電話で思いの丈を吐き出すという方法も取れます。

もう一つの問題として、今の若年層は電話よりSNSという傾向がありフリーダイヤルを設定しても電話そのものを掛けてこないというケースがあります。この問題についても、最近では若年層がスマホを持っていて気軽にコミュニケーションを取る手段としてアプリの「LINE」を使って悩み相談を受ける取り組みが始まっています。具体的には2017年9月10~23日という期間限定ながら、長野県教育委員会がLINEの相談専用アカウント「ひとりで悩まないで@長野」を開設し、相談を募集したところ2週間で1年分の相談案件を軽く超えるだけの相談を受けることができたとのニュースがありました。

この取り組みは「いのちの電話」のように24時間のサービスではなかったので時間外の問い合わせも入れすとさらに多くの問い合わせが入ったということです。この事実は、今の10代から20代におけるコミュニケーションツールとして、LINEのようなツールが使えればもっと多くの人の悩みを聞け、犯罪者の餌食にならないように青少年を守ることができる事を示しています。

とは言っても先に書いた通り、相談員は誰でもいいというわけではなく、事前の研修費用は自弁になるボランティアに頼らざるを得ないところもあるので、ここで活用していただきたいのが人工知能のアルゴリズムです。深夜から早朝に掛けての相談受付方法として、相談者の相手を最初は人間でなく機械にやらせるという事も十分に有りではないかと思うのですが。この取り組みがうまくいけば、日中でも常駐させる人数を減らせるだけでなく、相談内容は機械側の返答を含めてネット上で記録され共有したり印刷して機械から人間への引き継ぎの際の資料にもなり得ます。

さらに、どうしても文字だけの相談に限界を感じた場合には電話番号を入力してもらうことで通話による相談に変更することもできます。緊急性が高いと相談員が判断した場合には、直接LINE電話を掛けられるような仕組みがあればなおいいと思うのですが。

また、相手からお友だち登録を外されていなければ、一定期間ごとにフォローアップとして、「今現在は大丈夫ですか?」というような一律のメッセージを出しておくことで、気軽に今問題だと思われる事を相手から相談してきてくれるようになるかも知れません。こうして文字だけで解決できることが増えていけば、相談される側の仕事量も減るかも知れません。

旅に車を使って行く身としては、年間を通してまれに出てくる小さい子を車に乗せたままドライブに行き、適当なところで車ごとダイブしてしまうというような事件というのは本当にやり切れません。誰にも言えないで悩んでいる事でも、他人に話したりLINEでやり取りをしたりする中で、実はそこまで切羽詰まっていないということがわかるケースもあったのかも知れませんし、もしちゃんと解決できたのにそのままダイブを実行してしまったらある意味取り返しのつかない事にもなりかねません。テレビではずっと犯人の関係者にインタビューをしてどんな人がこんな犯行をしたのかということに多くの時間を割いているような感じですが、それだけで終わるのではなく、相談を受け付けるところがあるということと、こうした活動への関心が足りないということも一緒に報道してくれないものかなあと思います。


シャープ ドコモSH-01J その16 セルスタンバイ問題について思うこと

ガラホにどのSIMを入れて使うかということは、MVNOのSIMが使えるようになったことでかなりのバリエーションがあります。中古白ロムでSH-01Jを購入されたような場合、もし本体のバージョンアップの済んだ状態のものを入手できたならば、今までモバイルルーターに入れていたSMSオプションの付かないデータ通信専用のSIMに入れ替えて使いたいと思う場合もあるかと思います。

その際に気になるのが、果たしてこのSH-01Jはセルスタンバイ問題が発生する端末なのかどうかということではないでしょうか。ドコモの出したガラホのうち、F-05G(富士通製)とSH-06G(シャープ製)の3G対応のガラホについては、Androidのバージョンは4.4.4ですが、どちらの端末でもセルスタンバイ問題が出る(アンテナ表示については問題なし)ことを確認しています。ただ、そのうち一台のSH-06Gにはデータ専用の0SIMを入れているのですが、本体を閉じて何もしていなければ、そこまでひどい電池消費があるわけではないので、普通に使っても一日は持ちますし、旅行などで使いまくる場合には元々ガラホということでスマホと比べると電池の容量が少ないので、小さなモバイルバッテリーと併用すればそれほど使用に支障は出ないというのがこれまで使ってわかった点です。

では、肝心のSH-01Jはどうなのかということで、改めて設定の画面から電池の項目を出してSH-06Gの同じ画面と比べてみたのが上記の写真になります(左側がSH-06Gで右側がSH-01J)。SH-01Jの方には「ディスプレイ」や「Androidシステム」の項目が出ていませんが、これはネット検索をして調べたところ、端末によってはこれらの項目が出てこない場合もあるということでこの点は気にする必要がなさそうですが、注目すべきは「セルスタンバイ」という項目も出現していないことです。

ちなみに、SH-01JのAndroidのバージョンは5.1.1ですが、たまたま使っているタブレットのバージョンとも同じなので、参考に見てみたところ、ガラホではインストールすることができない「Google Play開発者サービス」が表示されたのはいいとして、「セルスタンバイ」という項目自体がない代わりに「スタンバイ状態」と「アイドル状態」で電池の消費がわずかながら出ていました。

これらの項目もSH-01Jでは全く出ませんでしたので、セルスタンバイ問題はないと断定したくもなりますが、もしかしたら「ディスプレイ」や「Androidシステム」のように、この端末では最初から出ないのか? とも考えることもできるのでややこしいですね。

ただ一つ言えることは、データ専用のSIMをSH-01Jに入れたとしてもセルスタンバイに関する表示は出ませんし、一日そのまま画面を閉めたまま置いていても、異様な電池の減り方をすることはないことだけは確かです。私の場合、自宅に戻ると自宅のWi-Fiに自動的に接続できるような設定にしているので、その設定のために多少は電池の持ちが悪いかなという感じはするのですが、こうした問題を解決する場合は、元々Android 5・Lollipopにおける電池消耗の問題を解決するための方法を挙げているネット上の記載を参考にして設定内容を変更すれば、電池持ちはその分は良くなると思いますので、セルスタンバイ問題を考える前に、SH-01J自体の設定を見直すことも考えてみるのがいいと思います。

最初にも少し書きましたが、「セルスタンバイ」に82%も割り当てられている写真のSH-06Gでもデータ専用SIM(SMSオプション無し)を入れて普通に使えるレベルで、SH-01Jでもそんなに変わらない電池消費レベルであることを考えると、そこまで深刻にガラホではセルスタンバイ問題を考えなくてもいいのではという気もするのです。もしかしたら、スマホやタブレットで入っている「Google Play開発者サービス」が入れられないことが功を奏しているのかもしれないと思ったりもします。

ただし、スマホと比べると少ないのが電池容量であるということは疑いようのない事実で、さらに、イヤホン端子がmicro-USB端子と兼ねられているということもあるので、モバイルバッテリーを使いながら音楽を聞く場合、電池残量が心配なら有線のイヤホンを変換アダプタを使って使うよりも、Bluetoothのイヤホンやヘッドホンを使うなどの工夫は必要になるでしょう。また、ガラホの特徴として本体一体型の電池ではなく電池パックの利用になっているので、予備の電池パックと入れ替えて使うというのも状況によっては有効な手段になるかと思います。

さらに、モバイルルーターとしてパソコンやタブレットとネットを共有させたい場合、電池をより食うWi-Fiによるテザリングをしないで、パソコンの場合はUSBテザリングにすれば電池の問題は起こりませんし、タブレットを野外で使う場合はBluetoothテザリングを使ってみるのもいいでしょう。Bluetoothテザリングの場合にはいわゆる高速でのテザリングはできませんが、LTEを使ってのネットなら、あまりに高速だとダウンロードするデータ量も多くなる傾向になりますので、普通に使うのに不便がなければ、SH-01Jの電池持ちの方を気にした方がいいのではないかと思います。

※ドコモのガラホ「SH-01J」について書かせていただいた記事をまとめさせていただきました。興味がある方はどうぞリンク先の記事もご参照下さい。

その1 通話専用でも安く本体を買うには?
その2 オンラインショップで購入後開通手続き
その3 F-05Gとの二台持ちにしたわけ
その4 どのSIMを入れて使うか
その5 まずは「ベル打ち」の設定を行なう
その6 モバイルルーターとはBluetoothテザリングで
その7 基本的な使い勝手
その8 入れておくと便利なアプリ
その9 一通り使ってみての感想
その10 本体にnanacoをセットする
その11 あえて通話専用SIMを入れる使い方
その12 ソフトウェア更新でテザリング可?
その13 アップデート試用結果も上々
その14 単体使用およびテザリングの使い勝手
その15 定期的なアプリのバージョンチェックを
その16 セルスタンバイ問題について思うこと


「100円パソコン」の仕組みを今一度おさらいする

とある通販大手サイトでは、いわゆる「中高年」と呼ばれる年齢層の方々を対象に、ノートパソコンとモバイルルーターのセット販売をしています。会社が定年を迎えるにあたって車中泊用に車をあつらえ、今まで自宅のパソコンでインターネットを使っているものの、旅先でもいつでもインターネットをしたいというように思っている方は、そうした案内を見て、まずびっくりされるのが国産メーカーの小型ノートパソコンに付けられた価格ではないかと思います。

このように、「期間限定」という事で「100円」という値段でノートパソコンが買えるならこの機会に買ってしまおうと思って契約したものの、その後、息子さんでもお孫さんでも、モバイル通信に詳しい人が買ってしまったということを知ったら、恐らく家族間のいざこざの種になるかも知れません。

ただ、もちろんこのような広告を打つ業者は大手の通販業者であり、いわゆる悪徳業者でないことは疑いの余地がありません。残念なのが、インパクトの有る「100円」という金額で新品のノートパソコンが購入できると思ってしまい、ノートパソコンが100円になる条件についてはよく考えることなく契約をしてしまう事にあります。ネットでの購入の場合は注意事項を熟読したというチェック欄をチェックして購入しているはずですし、電話で申し込んだ場合は、後で問題が起こらないようにテレフォンオペレーターはきちんと内容を説明した上で録音も取っているでしょうから、単に契約者が騙されたというのではなく、「パソコンが安く買える」という心の隙間を狙った広告の効果が十分に出ているという事になるでしょう。

もし、これから書く内容を読んで契約を考え直されるのかそのまま契約をするのかはわかりませんが、私がたまたま目にしたとある通販業者が提供するチラシが手元にあるので、その内容を業者を出さずに紹介します(^^;)。まずはノートパソコンについて見ていくと、10.1型のWindows10 Homeが入っていて、画面を外してタブレットにもなるという製品です。CPUはAtom x5-Z8350(1.44GB)、メモリ2GB本体ROM64GBと、何とかWindows10は動くものですがそれほど高スペックではありません。

このパソコンの通販会社での通常価格が69,980円のところ、パソコン単体では49,800円、これから説明する条件を付けると価格が39,800円になり、さらに期間限定で税抜き100円で買えるということになるのですが、ここからは数字に弱いと何が何やらわからないかも知れませんが、できるだけわかりやすく書くように心掛けるようにします。

さて、100円で新品のパソコンを売る場合、どんな業者でも必ず条件にするのが、インターネット回線の同時契約ということになります。これは、最初に想定した購入層である旅先でも自宅と同じようにインターネットを使いたいというニーズに合っていますから、パソコンとインターネット回線を揃えられるというのは便利だと思う方も少なくないかも知れません。個人的にもそうして加入するなら何ら問題はないとは思いますが、通信費を気にする方のために、通信費の内訳というのも見ていきましょう。

今回紹介する通販業者がおすすめるすモバイル回線は、ソフトバンクの携帯回線と同じ回線を使うワイモバイルのポケットWi-Fiを利用したインターネットで、一度本体とノートパソコンとの間でWi-Fiの設定をしてしまえばパソコンの電源を入れればその前にポケットWi-Fiの電源が入っていれば自動的にインターネットに接続することができます。

ワイモバイルのプランの中で適用されるのが、「Pocket Wi-Fiプラン2」の「さんねん」で3年間の継続契約を要求する代わりに月額が安くなっています。通信額の月額は3,696円(税抜き価格 以下の表記も同様)です。これは、ワイモバイルのWebページで確認したのですが、通販業者との契約でポケットWi-Fi「502HW」を使う場合の月額というのはチラシに書いてあった月額が4,760円と、少し高くなっていることに気付きます。

これは何だとさらに広告を読んでいくと、ポケットWi-Fi「502HW」本体の代金として分割支払金1,150円/月となっていまして、4,760円とは通信費とポケットWi-Fi「502HW」本体の割賦代金を合わせた月々の負担だということがわかりました。さらにワイモバイルのホームページを読み進んで行くと、同じポケットWi-Fi「502HW」を購入して「Pocket Wi-Fiプラン2」の「さんねん」を契約する場合、3年の長期契約になるということもあるのか、通販会社では請求のあるポケットWi-Fi本体代を前月の通信料から相殺する「月額割引」の仕組みがあります。本体の頭金を0円とし、さらにポケットWi-Fiの端末代として月額1,150円の支払い義務はあるものの、月々の支払い分としては2回目から37回目の36回分に「月額割引」の1,150円が減額され、割引のある月には本体代が割引分で相殺され、ワイモバイル店頭やオンラインショップから加入すれば、実質的な負担額は通信料のみの3,696円/月であることを確認しました。

これに対して、通販会社での支払いについてはノートパソコンとともにポケットWi-Fi本体と、ワイモバイルの通信費を合わせての負担は月額4,760円となっていますが、4,760円-3,696円=1,064円となって通信料に加えて支払う費用は月額1,064円となるのですが、この金額はポケットWi-Fiの月額1,150円と一致しません。ですから、この場合は月額利用価格の4,760円からポケットWi-FI代の月1,150円を引いて、3,610円が通販業者を通すことによって安くなった通信費と捉えることができるでしょう。

しかし名目上の通信費が安くなっても、実際に大手通販業者を通さずに自分で同じにポケットWi-Fiを契約した場合よりも月額の支払いは携末料金の割引がないため1,064円余分に支払うことになる事には変わりありません。申し込んだら契約は36回にわたって続くので、3年間の支払総額の差は1,064×36回で38,304円+パソコン代の100円で38,904円になります。広告にはパソコンの値引き後の料金が39,800円となりますがほとんど同じくらいの金額に収まっています。

つまりどういうことかと言うと、広告の目玉となっている「パソコン100円」というのはあくまで頭金の支払い額が100円に過ぎず、本来はワイモバイルが値引いてくれる割引料金を「充当」して用意したモバイルパソコンのセット販売という色あいが強いものだと言うことができるでしょう。そういう意味ではモバイルパソコンの価格と、ワイモバイルの通信内容に納得できるなら全て一つの契約で揃うので楽なことは確かですが、私ならとにかく3年というワイモバイルの長期契約がめんどくさいという気持ちがあります。ちなみに、ワイモバイルの回線契約は「更新月」のうちに解約しなければ、途中で解約する場合には解約料金がかかる3年契約を更に続けることになってしまいますので、その点でも注意が必要です。

ちなみに、ワイモバイルの「Pocket Wi-Fiプラン2」回線は月7GBまでの高速通信ができますが、動画を見まくるなどして制限を越えてしまうと128kbpsというMVNOの200kbpsより遅いスピードに制限されます。さらに、高速クーポンを500MBごとに500円で追加しても、連続する3日間で10GB以上利用した場合にも低速制限がかかる場合もあるので、その点でも使い方を考えなければなりません。

あくまで個人的な見解では、あまりインターネットのことがわからないで端末と通信回線を揃えるなら、月毎の高速クーポンでなく一日ごとの高速クーポンの設定があり、ソフトバンク回線でなくNTTドコモのエリアが使えるOCN モバイル ONEの月額900円のデータプランに、安いAndroidのLTE通信機能搭載(SIMカードを直接挿入して利用可能)タブレットを使い、ポケットWi-Fiを使わなくても単体でモバイルインターネットができる組み合わせにするのが無難だと思います。

タブレットがどのくらいの価格で購入できるかでお得感は違ってくるとは思いますが、仮に4万円の予算があれば十分いいものが購入できるのではないかと思うので、3年間のトータル費用を比べると、相当安くインターネットが使え、自分にはモバイルインターネットは無理だと思ったらすぐ解約しても解約金はデータ通信契約の場合は一切かからないので、無駄にお金を払い続けなくていいというのがポイントです。