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バッテリーのリスク管理にも「プラン B」を

私達が常に使っているスマホやタブレット、ノートパソコンやデジタルカメラには必ずと言っていいほどリチウムイオン電池が使われていますが、最近特にその発火の危険性についても注意が呼び掛けられています。

それこそ、今では100円ショップのダイソーへ行っても価格こそ300円(税抜価格 以下の表記も同様です)になりますが、小型のリチウムイオンバッテリー(スマホ用のモバイルバッテリー)が売られています。

少し前なら海外生産のセルが使われている製品を購入しないことでそれなりに安心して使っていたのですが、最近の様々な報道を見るにつけ、そうした判断だけではだめなのではないかとも思うようになりました。

最近の事故で印象的だったのは、特定のメーカーの特定のスマホで発火事故が頻発したりすることで、製造過程の不良を見逃したまま製品化されたものが売られている可能性が出てきたということです。本来、電池内の電極がショートすることがないように十分製造過程で気を付けているのだろうと思いますが、品質管理が甘い場所で作られた電池の場合、電極がショートしないように貼られたシートを破るような形でごく小さな金属片が混入しているとその金属片がシートを破ってそこからショートするような場合があるのだそうです。内部破壊が起こるのは金属片だけではなく細かいホコリが製造過程で電池内部に混入してしまう事もあるのだそうで、いわゆる品質管理が行き届いていない製品がそのまま出荷された場合、前述の新品のスマホが発火することもあり得るという事です。

また、ベッドサイドでスマホやモバイルバッテリーを充電する場合、布団の上に直置きすることによって電池の温度が上がることも発火の原因になりかねません。きちんとした品質管理がされた製品なら多少の温度上昇にも耐えうるだけの品質はあるでしょうが、そうでない製品を使っている場合には自らバッテリーの温度を上げてしまう状況の中で充電をすることは控えるべきでしょう。

これは、先日東京の電車内で起こったバックパックに入れておいたバッテリーから発火し、いわゆる「カチカチ山状態」になってしまい、電車の運行に支障をきたした小火騒ぎについても言えることです。密封された空間の中に自分が見えない状態のモバイルバッテリーを入れて充電しているような場合、手に持っていれば明らかに異常ではないかと思えるほどバッテリーの温度が上がったとしてもなかなか気付くことは難しいと思います。それこそ、背中から煙が出てきて初めて異常に気付くようなことにもなりかねません。

かく言う私も、すぐには使わないスマホを小さなバッテリーに繋いで放っておいたところ、急にものすごい熱さになって驚いて充電を中止したことがあります。その時にはたまたまスマホとバッテリーに直射日光が当たっているのに気付きませんでした。車の中でスマホやモバイルバッテリーを充電する場合も、運転中で常にバッテリーの状態に気を配ることができるなら安心なところはありますが、ケーブルを繋いだまま車を離れる時には念のためケーブルを抜くなり日光が直接当たらないように場所を移動させたり何かを被せるなどして、異常な温度上昇を防ぐ対策が必要ではないかと思います。

さらに、モバイル運用でバッテリーを使う場合に気を付けたいのは、ハンドストラップなどと併用することによって、バッテリー(スマホ本体などを含む)の落下に注意することでしょう。

さきほど製造過程の異物混入によって発火する危険について書きましたが、バッテリーを何回も落下させることによって、同じような細かいホコリや金属片が生じ、電池をショートさせる可能性があります。以前まで全く問題がなかったバッテリーでも、落下させてから急に充電中に熱くなったり多少膨らんできたと気付いた場合は、すぐにメーカーに連絡して必要であれば新品のバッテリーに交換するような対策をしないと、いつ発火してしまうかもわかりませんので、速やかに使用を中止する決断が必要になってくると思います。

このように、リチウムイオン電池というのはその管理に気を遣うことが多く、できるならばショートの危険の少ない新しい電池の登場が待たれますが、さすがにこれはEVと同じですぐにどうこうするのは無理です。最近のスマホでは流石にリチウムイオン電池なしでは成り立たないことは確かですので、落下させないように大事に使うしかないですが、モバイルバッテリーとしてリチウムイオン電池の代替になりそうなのが、単三型のeneloopが利用可能で2本ないし4本まとめてスマホを充電できるモバイルバッテリーの存在です。

eneloop自体はニッケル水素電池というもので、リチウムイオン電池のような発火・爆発は起きないと言われています。さらにしっかりと単品でパッケージングされて売られていることで製造メーカーだけでなく製造国の認識が個体ごとに可能で、品質管理についても比較的安心して使うことができます。私自身も長く使っていますが、今まで電池自体が変形したり液漏れしたり、もちろん爆発するような事は起きていません。

まあ容量や扱いやすさはリチウムイオン電池を利用したバッテリーにはかなわないわけですが、最近のスマホは高容量の電池を搭載していることが多いので、それでも残量が少なくなってしまった時のための予備として一つ持っていれば、満充電まではできませんが割と安全に充電でき、さらに満充電の状態で放置しても自然放電が極めて少なく、メーカーでは1年後90%、3年後80%、5年後でも70%の残量があると紹介しています。

普段使っているモバイルバッテリーを使い切った場合に備えてスマホに充電可能な機器と合わせてバッグの中に入れておけば、常用しているリチウムイオンバッテリーが異常で使えなくなった時にも十分に使いものになるでしょう。

具体的におすすめのeneloopをモバイルバッテリーに変える機器については、やはり純正のパナソニックから出ている充電器BQ-CC57が無難でしょう。というのもeneloopを充電に使ったりモバイルバッテリーにしたりして不具合が出た場合にはメーカーに問い合わせができるという点が大きいです。もし他社の同等品を使っていて不具合が出た場合は完全に自己責任ということで処理されてしまいますので、コンセントからしかeneloopの充電はできないものの、単三タイプのeneloopが4本あればこの充電器自体がいざという時のモバイルバッテリーになるという安心感は高いのではないでしょうか。

過去には単三電池2本用の外付バッテリーもメーカーの品揃えの中にはありましたが、最近のスマホの電池容量の大きさを考えると、やはり単三4本で充電するタイプの方がなくなりつつあるスマホの電池をそれなりに回復させてくれる期待が高まります。本体が少々大きいというのがモバイル用途としては残念ですが、今後はこういったニーズを満たすような製品も、安心できるモバイルバッテリーとしてパナソニックには出して欲しいと個人的には思うのですが、いざという時にはコンビニに飛び込むと、使用した際の動作については自己責任になってしまいますが、単三電池2本ないし4本でスマホに給電できる製品が売っていますので、いよいよという時にはこうしたものの利用も考えつつ、外出先でのバッテリー問題を考えておくことも大切だと思います。


突出した通信のオプションプランは終了しても楽しめるか

私自身は使っていないのですが、自分の家族にスマホを使わせるのにDTI SIMの音声プランにオプションで5分以内定額を付けたのを使ってもらっています。ほとんど通話にしか使わないということもあって、低速専用プランでの契約も考えたのですが、スマホ初心者であればあるほど、低速での通信に我慢ができなくなる場合が出てくるものと考え、それでも毎月1GB高速クーポンがある中で安い基本料で使えるDTI SIMに注目し、さらに導入当時に5分定額の利用の仕方が、相手の電話番号の前に特定の番号を付けなくても定額になるという、大手キャリアと同じ方式で通話定額を行なっていたこともDTI SIMを選ぶ決め手になりました。

MVNOではこの方式での通話定額はDTI SIM以外皆無で、こんなサービスを続けていて大丈夫なのかと思っていたら、案の定先日DTI SIMから連絡が入り、通話定額のやり方を他社にならってプレフィックス方式で新たに10分以内定額のオプションを提供するという内容のメールが入りました。

問題なのはここからなのですが、既にDTI SIMでは「非プレフィックス方式」での通話定額オプションの新規受付を停止しているのですが、既存契約者については2つの選択肢を示してきました。「非プレフィックス方式」のサービスは来年(2018年)8月末で終了し、オプションも自動的にサービス終了とともに自動的に解約になってしまうそうです。

もし、今と同じように通話定額を使いたいならすでにサービスとして始まっているプレフィックス方式のサービスを使うのに必要なアプリ「おとくコール」をスマホにインストールし、このアプリからの通話なら10分まで定額になるオプション「おとくコール10」に付け換える必要があります。オプション料金は月額820円(税抜価格 以下の表示も同様)ですが、既存の5分定額オプションを付けている人が、今年2017年10月25日までに乗り換えた場合に限り、オプション料金を月額500円に固定するというキャンペーンを行なうそうです。

ちなみに、私が入っている高速クーポン1GBの今の基本料金は音声SIMで月額1,200円で、5分定額オプションは月額780円でしたが、専用アプリからの発信に変えても良ければ、基本料とオプションの組み合わせで月額1,700円+税となり、他社と比べてもかなり安く10分定額とデータ通信の両方を使えることになります。

ただし、今までのようにどのアプリから発信しても良いということにはならず、アプリの入らないガラケーにSIMを入れ替えて使う場合には設定でプレフィックス番号を登録したり、手動で電話番号の前に特定の番号を入力することが必要になります。

まあ、現状でスマホを使っていますし、アプリの動作環境を見ても今使っているスマホにインストールして何とか動くようなので、結局通信費を安く済ますため変えてしまうんだろうなと思いますが、これでMVNOでは全てプレフィックス方式の通話定額になり、そういう方式がいやなら大手キャリアに残るという風にはっきりしたとも言えるわけで、わかりやすくなったということはありますが、ちょっと残念でもあります。

かなり長い前フリになってしまいましたが、長くMVNOの状況を見ていると、こんなことをして大丈夫なの? と思うようなサービスが展開されることがありますが、そういう場合はとりあえず入って使っていると、そのサービスが急に終了する際、何もない場合ももちろんあるでしょうが(^^;)、今回のように少しお得にサービスを使える代替案が用意される場合もあるので、そういう状況を狙って使うというのもありではないでしょうか。

個人的に残念だったのはまだ全てなくなったわけではありませんが、これも時代の流れというべきかウィルコムからPHS事業を引き継いだY!mobileがPHSから携帯電話に回線を変更することで「スーパー誰とでも定額」がその次の機種変更時までずっと無料になるキャンペーンが出てきた時には、ちょっと携帯回線への変更を早まったかなと思ったものです。ただ、Y!mobieに事業が譲渡されてからPHS自体のエリアも縮小されていましたから、さすがにこのケースではぎりぎりまで待つことはできませんでした。

今後、様々なサービスをMVNOに限らず大手キャリアでも出してくると思いますが、出た時は華々しくても、消える時には気が付いた時にはもう無かったということが今後も増えるはずです。このブログでは、いろんなMVNOのプランで面白そうなものがあれば紹介していく予定ですが、今回紹介したDTI SIMのように消えてしまうのは惜しいプランであっても、その代替プランを用意してくれるようなくらいオリジナリティのあるプランを今後も出していってもらえると嬉しいのですが。


「腕時計型通信端末」の進化と可能性

先日のApple社の発表で、個人的にiPhoneより気になっていたのが腕時計型の情報端末「Apple Watch3」の内容でした。というのも、モバイルガジェットのうちスマホより小さく、どんな時でも常に持ち歩くことができる端末のうち最小と呼べるものはやはり腕時計型のものであるという事になるからです。

今回のAppleの発表によるとApple Watch3は単体での通信機能があり、現在大手キャリアに限定されるものの、iPhoneにかかってきた電話にApple Watchで出たり、iPhoneに届いたメッセージをApple Watchで見ることも可能になったということです。

過去に腕時計型で通話やメールができる端末としてはドコモのかつてのPHS端末「WRISTOMO」がありました。この端末はリストバンドを外すことにより、普通の電話機のように通話することが可能で、メールやWeb閲覧も可能なものでした。ただこの端末は当時の携帯電話の電波でなく、消費電力が少ないことが特徴であるPHSを使ったことで成り立ったようなところがあります。

今回、AppleではLTE通信ができる腕時計型通信端末を作るにあたって、物理的なSIMは搭載せず、SIMの情報はソフトウェア的にeSIMの形で収録されるようになるのだそうです。ですから、通信自体は単体でもできる反面、iPhoneに入れるSIMカードの内容をeSIMに登録する必要があるので、Apple Watch3単体での契約はできません。しかし、いったんiPhoneと電話番号を同じにしてeSIMに登録してしまえば、今までのように電波が届く範囲にiPhoneを置いておく必要はなく、自宅にiPhoneを忘れてしまっても、同じ電話番号やメールアドレスでの通信をApple Watch3で行なうことができるというのです。

これは、例えば飛行機に乗っていて大きなトラブルがあり、機内から脱出するためのシューターを使って降りるような場合、当然手荷物の類いを持って行くことはできません。バッグの中にiPhoneを残してその場を離れる場合であっても、Apple Watch3をしていれば、手から外していない限りはその後、何の荷物も持たない状態でもiPhoneにかかってきた電話やメールを受け取れるということになります。

他のケースを考えてみても旅行中でもホテルの部屋についiPhoneを置き忘れたまま外に出てしまったり、車での移動中にiPhoneを持たずにサービスエリアでトイレや休憩のために出た時に電話がかかってきたような場合でも大事な電話を逃さずに済むというわけです。過去にちょっとした外出時に大事な電話を逃した痛い経験をされている方や、急に災害に遭った時にとにかく身軽に逃げる場合でも最低の通信状況を確保したいという方には、新しいiPhoneとセットで導入する意味はあるだろうと思います。

ちなみに、個人的に気になるのは満充電の状態でどのくらい動くのかということですが、前モデルと同じ公称18時間という数字を叩き出しています。まあ、これならば一日使った後ですぐに充電すれば毎日持ち運ぶことのできる感じですから、実用的なラインもクリアしているのではないかと思いますが、やはり将来にわたって普及するかどうかというのはこの電源の問題ですね。

私自身、こうした腕時計型の端末というものには常に興味があるのですが、今自分の中ではメンテナンスフリーで正確な時刻を表示するだけのガジェットで十分ということで、昨年オーバーホールに出したCITIZENのエコ・ドライブを搭載した腕時計を付けています。充電池を交換し、部品をオーバーホールしたことで、日々付けているだけで電池についての心配をすることなく、時刻の修正をするだけで済んでいます。

これはあくまで個人的な希望であるのですが、今回のApple Watch3は機能的には全く利用するのに問題はないのですが、唯一の問題は充電方法および電池の持続時間であると言えます。できれば汎用の充電機・ケーブル・ワイヤレス充電器で充電できる事が望ましいですし、できれば小型で高性能の太陽電池バネルをリストバンドに付けて、そこからの充電だけでも最低限の動作なら長期間行なうことができるようになれば、普通の腕時計から乗り換えるだけの魅力が私にとっては出てきます。

結局のところ、この問題は電気自動車普及における課題と一緒で、本体に内蔵されている充電池の性能アップおよび、満充電でどのくらい使えるのか、さらに充電をいかに手軽にできるかということがクリアされてくれば、もしかしたらスマホを飛び込してこうした腕時計型情報端末とタブレット・ノートパソコンの組み合わせだけでも十分になっていくような感じになるのではないでしょうか。

恐らく電気自動車が実用的になるはるか前に、腕時計型通信端末の分野ではさらに便利になった端末が安い価格で出てくるだけの布石を現在のAppleは打ってくれているように感じますので、新たな技術を先取りして利用したいと思っている方は今回の新しいiPhoneとApple Watch3とのセットは買いであると私は思います。

ただ、通信費を安く使いたいと思っている方は、現在は大手キャリアがこのセットには対応するだけなので、MVNOで対応するところが出てくるのかどうかのを待つという手もあります(ただ、ドコモではSPモードの契約必須ということで、MVNOでは実現が難しいのではないかという見解も今の時点ではあります)。さらにその後にAndroid陣営でも既存の時計メーカーとタッグを組んで、時計としても通話端末としても使いやすい端末が出てくるかも知れませんので、そうした動きも今後は注目していきたいですね。


一部MVNOにおけるオーバーワーク問題の懸念

格安SIM、スマホに限らずインターネット上で完結するサービスは数々あります。テレビを見ていると、目立つのが各種保険で、インターネットから見積りおよび加入の手続きまで全て完結してしまうところは、窓口に直接出向いたり、担当社員や代理店、嘱託の方などと面談して契約するものと比べると保険料の安さをメリットに上げています。

これはある意味当り前の話で、今までの多くの保険会社は販売員に対する人件費や教育費用が保険料の一部を占めていたのに対し、ネット保険ではそうした人件費などがかからないため(一部オペレーターの育成費用と人件費はかかるでしょうが)、安い価格で保険を提供できるというわけです。

保険と格安SIMの仕組みは全く同じではありませんが、ネットから申し込んで郵送でSIMや端末が送られてきて使えるようになるという、私が考えるような格安SIMを提供するMVNOが安い理由のひとつは経費削減のできるビジネスモデルであることも確かです。実際に店舗を構えて営業し、職員の人件費なども通信費の中からまかなっている大手のキャリアと比べると、その経費の差というものがユーザーの利用する料金の安さにつながっている部分はあるでしょう。

しかし、最近のMVNOの中にはあえて大手キャリア並のサービスをうたう所も増えてきました。直接市街地で交通の利便が良いところに実店鋪を出し、大手と同じようなサービスをするケースもありますが、今回考えてみたいと思うのが、既存の店舗のネットワークを使い、そうした拠点を利用して新たに格安スマホやSIMカードを売る業務を増やすことでサービスの拡充をはかるようなケースです。

というのも、先日車で出掛ける際、いつも通らない道を走っていた時、CDショップの「TSUTAYA」のところで、奇妙な看板を見付けました。車を運転している時なので写真は撮っていないのですが、大きな看板に「TONEモバイル」と書かれた看板があったのですが、なぜかその看板には小さな張り紙のようなものが貼られていまして、その張り紙には「受付終了」と書かれていたのでした。

気になったのでTONEモバイルのホームページから取扱店舗の一覧を見てみたところ、確かにその時通ったTSUTAYAの店舗では先月いっぱいで全てのTONEモバイルに関する手続きを終了しておりました。なぜそんなことになったのかと考えると、やはりある一つの問題につきあたってきます。

基本的に、どんな業種でもそうですが、単に一通りの説明をして販売するだけならマニュアル通りに行なえばいいので、既存の職員でも対応できる可能性がありますが、細かい規約について説明を求められたり、クレーム処理をしなければならなくなったような場合には、本来の業務の時間をそがれてしまうほど、集中してお客への対応をしなければならなくなります。

来店してクレームを言う側としては、カウンター越しに説明をしている人間の言ったことというのはどれくらい業務内容がわかっているかという対応する人間の差とは関係なく、あくまで「担当の人間が公式に言ったこと」に取ってしまいます。間違った説明をされて誤解したまま使っていたユーザーが、説明と違うことがあると気付いた場合もはや最初に説明した人が誰かということは関係なく、売ったお店に対して責任を取れということになってしまいかねません。

そうした事が起こっても大丈夫なように、会社の方で専門的な知識を持ったスタッフがきちんと配置され、その人が責任を持ってクレームにも対処することができればいいのですが、もし一般のスタッフに業務拡大のしわ寄せが来て、片手間に格安スマホを売るスタッフだけしかいないということになると、通信事務の事業だけでなく本業にも影響が出るようになりかねません。

恐らくTSUTAYAではそういった兆候を事前に察知し、専門的なスタッフを常に用意できないところについては受付中止にしたのではないかと個人的には思います。それは、ユーザー側にとって一部残念なところはありますが、駄目なら早いうちに駄目と言ってもらった方がいいようなところもあるので、個人的には肯定的に受け取りたいと思います。

ただ、TSUTAYAと同じように本業のある中で格安SIM・スマホを販売・アフターサービスを行なうような事業展開をする企業については、くれぐれも社員の負担だけを増やし彼らを疲弊させるような無理な事業拡大の手法はできれば止めていただきたいと切に思います。というのも、無理をして立ち上げても安定したサービスが提供できないということがわかれば、簡単にユーザーは契約を解除し、別のところへ行けてしまうわけですから、せっかく事業として格安スマホのサービスを行なっても、事業としての意味がなくなってしまうようになることを懸念するわけです。

同時に、ユーザーの側も、MVNOがなぜ大手キャリアと比べて安く利用できるのかということをしっかり考え、疑問を全てアフターサービスに丸投げするのではなく、わかりそうなところは自分でネットや本で調べるなどして勉強する姿勢も大切だと思います。そうすれば、アフターサービスが薄くても料金の安いところが生き残っていけます。今後の状況がどうなるかはわかりませんが、安い料金で提供してくれているMVNOが絶えないよう個人的にも安いところは大切に契約して使っていきたいと思っています。


おうちのでんわ 通話料金の内容をウェブ上から確認すると

サービス開始直後からソフトバンクの「おうちのでんわ」を導入し、使い始めてからようやく普通に月初から使い出した前月分の利用明細が見られるようになり、その結果が楽しみでした。というのも前々月は開通確認のため時報の「117」に掛けた分だけが通話料として請求されてしまっていたので、できる限り通話料がかからないようにと前月は頑張ったつもりだったのです。

「おうちのでんわ」は、発信後に「プブプッ プププッ」と2回鳴ってから繋がるソフトバンク携帯へはいくら電話しても無料になります。ただこのようにするためには「ホワイトコール24」を申込時に付けることが必要で、申し込んで適用されていることがソフトバンクの専用ページで確認できます。ちなみに私の回線では「ホワイトコール24」に加入していることを確認済なのでいくらソフトバンク携帯に電話しても通話料が請求されませんが、その他大手2社の携帯電話および一般電話にはそれぞれ通話料がかかってしまうので、その事を十分に家族に伝えて基本料以外(つまり、こちらから掛けるのはフリーダイヤルか相手がソフトバンク携帯のみにする)かからないように気を付けていたのですが、Webでの明細を見ると、百数十円ですが通話料として8月分の請求が出ていました。

これはもしかして「ホワイトコール24」でソフトバンク携帯に掛けるのに例外があるのかと思ったのですが、よくよくソフトバンクのお客様用ページで明細を調べてみると、ホワイトコール24利用の通話料は問題なく料金が発生していないことが確認できました。その点ではほっとしたのですが、今回料金請求されているのはことごとく一般電話への通話でした。つまり、自分の家族の中に「おうちのでんわ」を使って市内および市外の固定電話に電話している人がいることがわかりました。

最初、基本料以外に通話料金が請求されているのを確認し、家族もそんなにこの電話を使っている感じもなかったので、何かの間違いかと思ったのですが、そんな感じでソフトバンクの方に問い合わせをしたら即クレーマー認定されてしまったかも知れません(^^;)。このように自分で事前にネットで調べてわかることはしっかり確認してからクレームをするかどうかの判断することをまずはおすすめします。

ただ、今までの固定電話と「おうちのでんわ」を使っての発信とでは市内通話の料金は変わりませんし、市外通話ではむしろ安く通話することができます。私の場合は家族も使えるスマホに5分以内定額の音声SIMを入れているので、「ホワイトコール24」が使えないケースではスマホから発信してもらうようにすれば毎月の通話料金を掛けずに固定電話についていた電話番号をキープできるので、時間を掛けてこうした使い分けの方法については不慣れな家族にもじっくりと説明をしていこうと思っています。もっとも、固定電話に掛けるなら、30分長電話をしても80円ということで、直接出掛けるよりかなり安いですし、携帯電話が普及するまでに掛けている固定電話の相手先が存在する場合には、多少の金額には目をつぶっていた方がスムーズに事が運ぶのかも知れませんが。

ただ、通信費を節約するためには細かいことをきちっと正して改善することも必要です。「おうちのでんわ」の個人ページで調べられる通話明細については、こちらから掛けた電話番号の下4ケタは表示されないもののだいたいの番号はわかるので、利用した中でどこに掛けた電話に料金の請求があったのかがわかるのは、後から検証する場合にはありがたいです。

ただ、9月になると8月分の明細はわかるものの、この文章を書いている時点の9月分、つまり当月分として1日から本日までどのくらい電話をしたのかという明細は見ることはできません。これが昔は普通だったのですが、今では何でもすぐ知りたくなるような方の場合は、すぐには利用状況が反映されない通話専用の回線というのは、ちょっと心配になるところもあるかも知れません。具体的には、翌月になったら知らないところあての多額の電話を誰かがしていたということも起こり得ますので、前月分の明細を見て、ちょっと気になる利用者が家族内にいる場合には、その辺はきちんと話をしながら、用途によって使う電話を分けるように話をすることも必要になるかも知れませんね。

私が現在「おうちのでんわ」用にユニットに接続するための電話として使っているのは、電話機本体から電源を供給しないタイプの電話ですが、ユニットから繋いだモジュラーコードを電話機に繋いで出てくる音量について、十分な音の大きさで聞こえてきます。単に留守番電話機能のない電話として使うならこれで十分です。

既に物心の付いた時から携帯電話があり、固定電話の存在意義を感じることのできない方もいるかも知れませんが、ソフトバンク携帯の契約があれば月額500円(税抜価格 以下の価格も同様です)で固定電話を模した電話を持てるというのは相当安いですし、月額1,000円(ソフトバンクの契約がない場合)でも個人的には十分安いと思います。

実際に固定電話を置くことのメリットとしては、

・ファクシミリの送受信が使える(別途電話機やファクシミリ機能の付いたプリンタなどが必要)
・携帯電話からだと使えないフリーダイヤルを利用可能
・携帯電話の番号を教えたくない人へ番号を教えるための電話として
・多機能電話の迷惑電話お断りサービスを使いたい(別途電話機および「番号表示サービス(月額400円)」の契約が必要)
・携帯電話を持たない人(お子さんや高齢者など)同士の共通の連絡用番号として使える

などがあります。事業者にとっては「信用が増す」というメリットを挙げている方もいますが、安く入れる方は500円で入れてしまうので、そうした以前からの概念を持っている方(固定電話を持っている人の方が信用できると思っている方のこと)とお付き合いする場合には、それだけでも入る価値があるような気もするのですが。

※なお、この「おうちのでんわ」について紹介の段階から書いた内容は以下のリンクとしてまとめさせていただいております。興味のある方は良ろしければご覧いただけるとうれしいです。

LTE通信でもファクシミリ利用可に?ソフトバンクの「おうちのでんわ」
「おうちのでんわ」契約までの顛末
「おうちのでんわ」を「ホワイトコール24」でホワイトプランと紐付け


タカラトミー「プリントス」は海外旅行には便利かも

フィルムカメラからデジカメに移行した私としては、写真というものはプリントしてこそ価値があるとしばらくは考えていたのですが、無制限に写真を保存できる「Google フォト」のような無料のクラウドサービスが使えるようになった今、写真データをクラウドに上げておけば、基本は写真表示用に用意したタブレットで見せれば済みますし、どうしてもその写真を必要とする人がいた時にはダウンロードした写真を欲しいと言う人に送ったり、もし相手にスマホやパソコンの環境がなかった場合にもコンビニがどこかにあればお店のマルチコピー機を使ってプリントすることも簡単にできるので、見たい時にはアルバムに入れておくよりもクラウド上にあるだけでいいと思うようになりました。

そんな中、過去にはデジタルとアナログの過渡期があったのですがその際にはチェキフィルムの入るデジカメを入手したり、デジカメやスマホとケーブルや赤外線で繋いでインスタントフィルムにプリントして出すことのできるプリンターを購入したりしましたが、この種のものは仕事で使うようなことでもない以上、なかなか使う機会がないというのが正直なところでした。そんな用途にしては結構価格も高いものが多かったので、今まではこの種のものをあえて使おうとは思っていなかったのですが、新しく興味深い商品が出てきました。

商品区分としては「おもちゃ」の範疇に入るのかも知れませんが、タカラトミーが発売予定(2017年10月下旬発売予定で現在予約受付中)という「プリントス」という手動で動くチェキフィルムのプリンターが価格も3,700円(税抜価格 以下の記載方法も同じ)という低価格になっていたので、どんなものだろうかと興味がわきました。

http://www.takaratomy.co.jp/products/printoss/pdf/pdf01.pdf

全体の形状および使い方については上記リンクのPDFファイルに全てが書かれていますので、私の拙い説明ではよくわからない方については、リンク先の内容をお読みいただければいいと思います。このプリンタは実にアナログ的な方法でスマホに写し出された画面をチェキフィルムにに印画して出力することができてしまうという商品です。

このプリンタを使うためには、一定以上の大きさのあるスマホで表示することのできる写真を画面に写すことができれば、できれば室内で画面の明るさをほぼ最大にして展開した「プリントス」に固定してセットし、プリントス本体にあるシャッターを押すと、スマホ画面に表示された写真の一部を切り取ってチェキプリントに転写されるようになるので、手動でフィルムを出してしばらく待てばスマホで表示した写真がチェキの写真として出てくるのです。

仕組みとしては極めてアナログで、ちょっとでもずれたり動いたりするときちんとプリントされない恐れはありますし、セットした途端に省電力設定が効いて画面がまっ暗になっては困るので、画面の明るさを最大にした上で省電力設定を切る必要がいちいち出てくるのではないかと思います。それでも、工夫した使い方によっては複数の写真を合成するような事もできるようですし、頻繁にチェキを使ってその写真を贈ったり貰ったりしている人にとっては撮りためたスマホ内の写真をそのままプリントできる分、こちらの方が良さそうな感じがします。

ただ、普段写真をプリントしない人が購入したとしても、一度使ってしまったままになる可能性は高いですが、この製品の面白いのは手動式なのでそんなに壊れることもないだろうと思え、さらに安いので気軽に買って必要な時にチェキフィルムを買えばすぐに使えるようになるという点です。

基本的に私自身が友人とチェキのプリントを交換する事のないので、個人的には旅行で使う場面を想定します。国内旅行ではたまたま旅先で撮影した写真を現地の人にあげるようなシチュエーションの場合、近くにコンビニさえあれば一枚30円くらいでプリントした写真のような出来映えの写真を渡すことができますので、こうした小道具を使って写真をプリントするというのは、その場で渡すことにこだわるような場合になってくるでしょう。

さらに、使い勝手のわかっているコンビニがない所へ行くような場合は、こういうプリンターがあればかえって便利なのかも知れません。そう考えると、国内旅行で使うより海外旅行へ行って言葉もわからない中で現地の方々とコミュニケーションを取りたいような場合、写真がプリントされるまでを見せる過程も含めて皆で楽しむというのもいいのではないでしょうか。この製品というのは折りたためば小さくなりますし、電池もいらないということで、それなりのフィルムのストックを持って出掛ければ、現地でのコミュニケーションツールとして役立つような感じもします。

旅の中で一つ持っていても使う場面は出てくるかも知れませんが、いつ使うのかというのは、あくまでその方の旅の方法にも関わってくるものだと思います。どちらにしても、今までとは方向性の違った面白い商品であることには違いはありませんので、興味がある方はチェックしてみてはいかがでしょうか。


OCN モバイル ONE の新しい通話オプションで「ほぼフルかけ放題」

2017年9月1日から「OCN モバイル ONE」の音声通話SIMを契約している方へのオプションとして、新しいものが出てきました。今までの通話オプションというのはMVNOの出しているプランの中では一回の通話について1分・3分・5分・10分以内の通話に限ってオプション料金の範囲内で利用が可能なものでしたが、最大の10分以内の通話が定額なオプションでも不満に思う使い方をされている方は存在されると思います。

というのも、友人や恋人、家族との会話というのは、話しているうちにあっという間に時間が過ぎてしまうものですし、こちらから掛けた場合はなかなか自分から切ることができないと思っている方も少なくないのではないでしょうか。

ちなみに、大手3大キャリアでなくても時間無制限の「かけ放題」を提供しているMVNOは既にあって、楽天モバイルが提供しています。ただ、その月額は2,380円(税抜価格 以下の表記でも同様)と決して安くはありません。データ通信と通話を2台に分け、通話定額をケータイで行なっている場合、ケータイ専用の24時間かけ放題の金額は月額2,200円となるので、一台にまとめるよりも毎月の通信料だけで見ると二台に分けた方が安くなるという状況になっていました。

それが、今回OCN モバイル ONEが出してきた「トップ3かけ放題」(月額850円)を利用した場合、「OCNでんわ」経由で当月中に掛けた電話番号の中から通話料が高かった電話番号の「トップ3」の金額をまるまる割引くというものです。ちなみに、第4位以下の通話料については30秒10円で通話料が別途請求されます。

ですから、友人や恋人、親族に連絡する場合には一名につき一つの電話番号に統一しておかないと、同じ人に電話するのにトップ3のうち2つを使ってしまうことにもなりかねませんので注意して下さい。

そうして、毎月の通話料がオプションの850円を加えていくらになるかで、このままの契約でいいのか、さらなるオプションの付いたパターンにするかを決めるようにするといいでしょう。というのもOCN モバイル ONEでは「トップ3かけ放題」に第4位以下の電話番号への通話料について10分以内なら定額料しかかからないようにできる「かけ放題ダブル」が付けられます。この場合の料金は月額1,300円ですが、2017年11月末までは1,000円というキャンペーン価格で利用ができるようです。

ここでは、あえてキャンペーンのない通常価格で考えますが、「トップ3かけ放題」のみを付けていろいろ通話した場合、4位以下への番号の通話料だけで1,300円-850円の450円以上かかっているなら、「かけ放題ダブル」にする方が安上りになる可能性があります。

ただし、4位以下の番号にも10分以上の通話が当り前だという方にとっては今回紹介したプランに加入するより、24時間通話定額のプランを検討した方が相手も時間も気にせずに掛けることができる分、おすすめになるかと思います。

ただ、友人へはLINEの無料通話を使い、LINEアプリを使えない人にも掛けたいような場合であれば、トップ3の電話番号だけでも十分に長電話をする相手はカバーできる可能性があります。特にOCN モバイル ONEの低速は十分に安定しているので、LINE電話の音声のみであればほとんど問題なく時間を気にせずに話すこともできると思いますので、こうしたデータ通信も利用しつつ普通の電話しか持たない人ともじっくり話したいと思っている方には十分選択肢の一つにはなるでしょう。

ただ、すでに24時間かけ放題のプランを出している楽天モバイルをはじめとして独自のプレフィックス電話を使って通話定額のサービスをしているMVNOが今後どう出てくるのかということは気になります。時間制限の通話定額というのは時間無制限が出てきたことで先が見えてきましたが、今回紹介した単純な時間による定額ではない通話オプションというものがこれからもっと出てくるかも知れない中で、将来にわたって何が主流になっていくのか、それは大手キャリアも含めた競争になっていく可能性があります。OCNが通話においてはかなり頑張って業界の流れを引っ張って来ている中、老舗のIIJmioは新たなサービスを打ち出してくるのか、はたまたmineoはどうなのかという興味もあります。

私個人としては毎月10分以上話す相手が4つ以上はどうしてもあるので、ドコモの24時間カケホーダイに入っていますが、2年後の更新月が来た時には、心からMVNOに移った方が良いと思える通話プランが出ているかどうかというのは割と大きな関心事なので、通話を主にスマホを使いたいと思っている方へのMVNOの動きについても注意深く見ていきたいと思っています。

OCN モバイル ONE


「OCNでんわキャリアフリー」その4 通話定額の弱いMVNOの補完として使う

「OCNでんわキャリアフリー」は、他のMVNOのサービスを便利で使っているものの、通話定額のオプションがなかったり、無料通話の時間が5分では少ないと感じたりすることもあるでしょう。MVNOのサービスの中で10分定額が実現してくれればわざわざ「OCNでんわキャリアフリー」を付ける必要がないという方は、とりあえずお使いのMVNOが10分以上の通話定額に対応してくれるまでは使うというのもいいのではないでしょうか。

多くのMVNOがある中で、この通話定額の部分が弱いということで言うと、なかなか組み合わせると面白そうなのがBIGLOBEの「音声通話3GBプラン(月額1,600円 税抜価格 以下の表示内容も同じ)」です。なぜかというと、BIGLOBEでは3GBプラン以上のデータプランを利用している方へのオプションとして「エンタメフリープラン」があります。YouTubeやAbemaTV、各種音楽ストリーミングサービスやradikoなどが高速クーポンを利用することなくスマホで見られるくらいのスピードで制限なく楽しめるのですが、この種のオプションは大手キャリアでもなく、さらにデータ通信SIMでこのオプションに入るより、音声通話SIMで入った方が金額的にも500円安い月額480円で利用できます。

「音声通話3GBプラン」と「エンタメフリーオプション」の月額の合計は2,080円となりますが、さらに通話定額プランを付けたい場合、BIGLOBEでは定額時間については月額650円と安いものの、最大3分までしか通話定額になりません。もちろん、全ての通話が3分以内に収まるようならこれらBIGLOBEが用意したオプションのみでもいいと思いますが、3分より10分の定額通話プランがあればいいと思われた場合、およそ3,000円の通信料で、通話もスマホでのインターネットも動画も十二分に楽しめる環境が整うわけです。

今後BIGLOBEで10分までの通話定額のサービスが「OCNでんわキャリアフリー」より安い値段で発表されたとしたら改めて切り替えればいいわけですし、一台で通話もネットも動画もという場合にはかなり条件的にはバランスの取れた組み合わせ内容になるのではないかと思います。

この他にも、通話についてのオプションで安い価格で定額を付けるものはfreetelで1分以内定額が299円/月と安いですが、10分定額は1,499円と高いので、既にfreetelのSIMを使っている方が、今の通話定額に不満があり、長く定額で話したいならあえて「OCNでんわキャリアフリー」を選ぶ手もあります。これも、freetelがもっと安い10分以上定額のプランを出してくればいいのですが、そうした好き間に入り込んで行くような魅力があるので、今後新たなサービスが出てきた中で通話定額プランに物足りないものがあったらこのプランを検討してみるのも十分に有りだと思います。

今までは各社それぞれに独自のサービスをまちまちの料金で展開してきた感のあるプレフィックス通話タイプの通話定額があるかないかで、なかったり定額で話せる分数が少なかった場合に通話を諦めるか、データ通信よりも通話定額を重視して選ぶこともあったかと思います。

今後は通話定額が10分まででいいならば、気軽に月ごとに入って試すことのできるオプションの一つとして「OCNでんわキャリアフリー」を考えてみてもいいのではないでしょうか。今回紹介できなかったケースでも、その組み合わせでもっと便利に使える方法もあるかも知れないケースも出てくるでしょう。紹介自体はここで終わりますが、今後も最新の情報を入手したら、この続きを書きたいと思っています。

・OCNでんわキャリアフリー
http://www.ntt.com/personal/services/phone/mobile/003544.html

BIGLOBE SIM

freetel

※「OCNでんわキャリアフリー」についての一連の記事について、以下にまとめておりますので、興味がある方がおられましたら、以下のリンクからもご覧下さい。

・その0 画期的な10分以内定額電話サービス
・その1 プリペイド携帯との合わせ技でキャリアメール
・その2 同キャリア通話無料ブランとの組み合わせ
・その3 MVNO最安の通話プランと合わせる
・その4 通話定額の弱いMVNOの補完として使う


「OCNでんわキャリアフリー」その3 MVNO最安の通話プランと合わせる

キャリアメールを捨てられ、さらに通話時間が10分以内で間に合うなら、一気に大手キャリアからMVNOへMNPして毎月の利用料金を安く上げるため、MVNOの中でも毎月の料金が極めて安いプランと組み合わせることも可能になります。

さらにMVNOの音声通話プランというのは、基本的に契約から12ヶ月の解約金発生期間がありますが、そこを過ぎれば2年ごとの更新月もなく、いつでも好きな時に好きな事業者と契約ができるのもメリットです。そして通話だけでなく、これから紹介するように一応データ通信も利用できて基本料金が安いというのもポイントです。

そういった激安プランに、5分ないし10分までの定額通話オプションがあれば問題ないのですが、無料通話が付いた電話サービスを持たなかったり、5分に限定されているMVNOもありますので、ここでは安い基本料金で、さらに定額通話プランに10分までのものがないところを主に紹介します。

まず、思い立ってすぐに契約ばできませんが、MVNOの音声通話付きSIMカードとして一番安いと思われるnuroモバイルの「0SIM」について改めて紹介します。このSIMは、毎月のデータ通信が5GBまでの利用パケットによって料金が決まってきます。当初はデータ通信専用のSIMが雑誌の付録として配られたことで、月500MBまでのデータ通信に抑えられれば、名前の通り毎月の料金が「0円」で使えることで大きな反響を呼んだのですが、スマホに入れて使っていると、以下のようにデータ通信料が発生します。

・500MB未満 無料
・500MB超2GBまで 100MBごとに100円の課金(表示金額は税抜き価格 以下も同じ)
・2GBから5GBまで 1,600円
・5GB超 低速制限or別売クーボン購入可

スマホではバックグラウンドで通信している場合もありますので、データ通信専用SIMならモバイルルーターに入れて使うことで毎月500MB未満をキープすることも可能ですが、スマホでは安く維持するつもりでもつい毎月のデータ量が500MBを越えてしまう可能性があるので、これから紹介する「データ+音声プラン」を使う場合には注意が必要です。

ちなみに、「0SIM」の「データ+音声プラン」で毎月のデータ通信が500MB未満で収まるなら月額はまさかの700円です。実は5分までの通話定額でよければ、「nuroモバイルでんわ5分かけ放題」というサービスが月額800円であります。それで十分ならば月額1,500円で通話もできる回線が維持できますが、「OCNでんわキャリアフリー」の10分定額を付けても1,700円なので通話の状況に応じてどちらに入るのがいいのか判断しましょう。

また、なるべく安く毎月の通信料を抑えるためにこの組み合わせを選ぶ場合は、いかにデータ通信をしない端末を使うかが大切になります。スマホでは色んなアプリを入れる中でバックグラウンド通信でそれなりにデータ通信を使ってしまう恐れがありますので十分注意しましょう。仕様がスマホとは違って自由にアプリをインストールできないAndroid OSの入った折りたたみ式のガラケーの形をしたガラホの中にSIMカードを入れて使うようにすれば、まず普通に使っていてもデータ量が500MBをこえることはないでしょう。

念のため、0SIMのホームページから毎日のデータ量を確認することも忘れないようにしましょう。ガラホを新品で購入する場合にはSIMフリーではシャープのガラホSH-N01がありますし、最初から一切データ通信を使うつもりがないなら、ドコモのガラケーを中古で入手したものに「0SIM」のSIMカードを入れて使うという方法もあります。

しかし、せっかくデータ通信もできるMVNOなら、低速であってもデータ容量を気にしないで使いたいと思っている方もいるでしょう。そういうSIMからドコモのSIMが入るスマホを中古で入手しても、SIMフリーのスマホを購入してもそのまま何も心配もなく使えるようになります。

となると、とりあえずの候補は、データ通信は一般的には低速と言われる、最大200kbpsで高速は使えないものの、データ通信自体は無制限で使える「神プラン」を持つ「ロケットモバイル」の「通話プラン」月額948円はいかがでしょうか。考えようによっては、ソフトバンクのホワイトプランに入るより、12ヶ月後には自由に動けますし、データ通信も遅いながらできます。月額2千円、さらに「0SIM」と比べても約250円高いだけなので、メールやLINEなどのSNSくらいなら、写真や動画を見るには厳しいかも知れませんが、コミュニケーションに関することならまず不自由はしないと思います。キャリアメールこそMVNOでは使えませんが、通話もデータもそこそこできて、月約二千円というプランを作ることができるのも、新たに10分定額の電話サービスに入れるようになったおかげです。

・OCNでんわキャリアフリー
http://www.ntt.com/personal/services/phone/mobile/003544.html

nuro mobile

ロケットモバイル

※「OCNでんわキャリアフリー」についての一連の記事について、以下にまとめておりますので、興味がある方がおられましたら、以下のリンクからもご覧下さい。

・その0 画期的な10分以内定額電話サービス
・その1 プリペイド携帯との合わせ技でキャリアメール
・その2 同キャリア通話無料ブランとの組み合わせ
・その3 MVNO最安の通話プランと合わせる
・その4 通話定額の弱いMVNOの補完として使う


「OCNでんわキャリアフリー」その2 同キャリア通話無料プランとの組合せ

基本料が安いものの、意外と使い出すと通話料がかさんでしまうような電話を持っている場合も、「OCNでんわキャリアフリー」と合わせることでかなり面白いプランが組めます。ここでは大手キャリアでガラケーを安い基本料金で契約している人向きに、具体的な組み合わせにおすすめしたいプランを紹介していくことにしましょう。

まずは、大手キャリアに電話番号を残しておきたい大きな理由のひとつ、「キャリアメールを残して定額で使いたい」というニーズに応えるプランを紹介しましょう。このプランは0円からパケット定額が利用できる無料通話のないプランで、キャリアメールを使うためには、「基本料金+インターネット利用料(300円 税抜価格 以下の表示も同様に税抜価格です)」という風にキャリアでは加入し、そこにさらに「OCNでんわキャリアフリー」の月額1,000円を利用する場合に月ごとに付ける形になります。

・NTT docomo(FOMA専用)

タイプシンプルバリュー 月額743円
imode SPモード 月額300円
パケホーダイシンプルとメール使い放題の申込み必要
計1,043円

・au(3Gケータイのみ)

プランEシンプル 月額743円
EZ WINコース 月額300円
計 1,043円

ちなみに、ソフトバンクでは前回紹介したプリペイド携帯にメール定額のプランがありますが月の維持費で比べると少し割高になります。ただし上記の2つのプランは3Gケータイ用のプランです。店頭で3Gケータイが購入できない場合、3Gに対応した中古の白ロムを持ち込んでの契約はできるかも知れませんが、そのような事はできないという場合にはソフトバンクのプリペイドサービスを使ったキャリアメール無制限が3キャリアのうちの唯一の選択になる可能性があります。ということで、上記2社のメールアドレスを使って好きなだけメールの送受信をしたい場合には契約までのハードルは高いかも知れませんが、現状で3Gケータイを使っている方だったらプラン変更で対応は可能です。新規でも契約できれば月額千円とちょっとでメールの送受信フリーの環境が整います。

さらに「OCNでんわキャリアフリー」を付けて月額約2,000円ちょっとの負担でメールも通話も定額無制限(通話だけは10分以内という制限はありますが)使えるというのはメリットを感じる方はいるのではないでしょうか。

今までは通話もメールもそこそこ楽しみたいと思っている方は、無料通話付きのプランにメール利用のパケット通信プランを付けることで対応してきたと思います。ただそれだと通話は無料通話を越えないようにできるとして、メールは使った分だけパケット料金がかかるようになるので、そのままにした方がいいのか、「メール無制限プラン」と「OCNでんわキャリアフリー10分定額」とのセットにするかは、無料通話付プランとメール利用で月額2,000円を頻繁に超えるかどうかがプラン変更の目安になるでしょう。

さらに、大手キャリアの中には同じキャリア同士の通話定額を実現しているプランもあります。これはソフトバンクが始めた「ホワイトプラン」が今でもケータイなら単体でも申込み可能になっています。他社にも3Gケータイ用の同じプランがありますが、すでに3Gケータイがないと契約できないことから、その内容については割愛します。中古の白ロムを持ち込んで3Gケータイの契約をするか、既に3Gを契約している方が、他キャリアのホワイトプラン相当プランにプラン変更するというのはメール放題のプランの場合と同じです。新規で通話のみの基本料が安いプランを全面に出しているものとしては、ソフトバンクモバイル系列のY!mobileでも通話のみの「シンプルケータイ」があります。このプランはホワイトプランと同じ条件で使えますので、新規に契約する場合ということで以下に紹介します。

・ソフトバンク(ケータイのみホワイトプランのみの契約可能)

ホワイトプラン 月額934円

・Y!mobile

シンプルケータイ 月額934円

これらどちらの契約でも同じソフトバンクユーザーとY!mobileの携帯・スマホユーザーに対してのみ、午前1時から午後9時まではいくらかけても上記金額で定額利用ができます。しかし、掛ける番号はソフトバンク系列以外にもあるかも知れませんし、固定電話に掛けたい場合もあるでしょう。その場合に「OCNでんわキャリアフリー」が役に立つというわけです。

こちらの方もOCNでんわキャリアフリーとの組合せで、約2000円くらいでソフトバンクユーザーとその他の番号とで発信を使い分けることができるようになり、かなり使い出がよくなります。キャリアメールを利用するにはさらに、インターネット利用料が300円と、メール自体のパケットがかかります。

ここではあえて、何もないところから新たに「OCNでんわキャリアフリー」と合わせる回線を契約する前提で考えてみましたが、スマホで既に大手キャリアで加入し、同じキャリアユーザー同士の時間制通話無料のプランで入っている方なら、毎月の通話料が1,000円を超えるかということと、追加で課金される通話時間がおおむね10分以内におさまっているかというのが、「OCNでんわキャリアフリー」を付けるかどうかの目安になるでしょう。

・OCNでんわキャリアフリー
http://www.ntt.com/personal/services/phone/mobile/003544.html

※「OCNでんわキャリアフリー」についての一連の記事について、以下にまとめておりますので、興味がある方がおられましたら、以下のリンクからもご覧下さい。

・その0 画期的な10分以内定額電話サービス
・その1 プリペイド携帯との合わせ技でキャリアメール
・その2 同キャリア通話無料ブランとの組み合わせ
・その3 MVNO最安の通話プランと合わせる
・その4 通話定額の弱いMVNOの補完として使う