月別アーカイブ: 2024年3月

povo2.0の最安トッピングが終了する中で最安回線維持のやり方はどうなる?

povo2.0のデータ専用プランが出たあとですぐにアナウンスされたのは、数あるエンタメ系トッピングの中でも最安の220円であったため回線維持用にトッピングされることが比較的多くあったと思われる「smash.」のトッピング自体が終了するというアナウンスでした。

ただ、回線を寝かしている人が比較的使うと思われる24時間使い放題のトッピングは一回330円でありますし、そこまで影響はないと思うのですが、それでも回線に関わる単価を上げようとする試みは今後も出てくるのではないかと思われるようなニュースではありました。

データ専用eSIMが再発行できないというのも、ほぼ0円では回線を維持させたくないという意志の表れではないかと思うこともあります。今回私は新しく購入したスマホにeSIMをセットしたので、期限が残っていてもスマホを使うことを止めてしまったら実質的に休止回線となり、それが最終トッピングから180日後に自動解約になるわけです。このデータ通信を長く使うためには、最近出ているeSIM対応のモバイルルーターに設定する必要がありますが、物理SIMと比べると自由度は減りますね。もっとも私の場合は予備的な目的で入れているので、また新しくスマホを購入したら再度契約するということもできます。ただ、休止のようになった回線が増えてしまうと、5回線を超えてしまったら6回線目は同じ名義では契約できないということもあります。povo2.0を使う場合には、常時トッピングをして使うなら良いのですが、休止回線のようにしてしまっても、きちんと自分で管理していくことも大事にこれからなってくるでしょう。

基本的には「24時間使い放題」(一回330円)をうまく活用することで、単に自動解約にならないようにトッピングするのではなく、例えば旅行の時のデータ利用にpovo2.0を全面活用するようにするとかすれば、日常生活に必要な分のギガを契約しておけば良くなり、使わないのに大容量のギガを契約しなくても済みます。

今後、povo2.0はどのように変わっていくのかはわかりませんが、少なくとも最安で維持できるSIMサービスであり続けて欲しいと思っています。もし、私が経済的に逼迫してしまい、今契約しているモバイル通信の契約を軒並み解約しなくてはならなくなった場合でも、povo2.0だけはキープできると思います。その場合、データ専用でない契約であれば、電話を受けることができますし、メールでのやり取りぐらいなら高速クーポンのトッピングをしない状態でも使うことはできます。まさに私にとってはいざという時の最後の砦にもなり得るわけで、大切に使い続けていきたいと思っています。こうしたサービスを長く続けていくために今回のsmash.トッピングの終了であるならば、個人的には仕方ないことだろうと思えます。スマホで使えるネット回線というのは今やもうそれがなければ困るほどのライフラインになっている事は間違いないでしょう。その回線を格安で維持できるpovo2.0はこのままの仕様で残って欲しいと思っているので、今後も色んな変化がpovo2.0を巡って起こってくるかも知れませんが、何とか今のパターンを維持できるように個人的にも利用していこうと思っています。

今さらながらReno5 Aとの電池持ちの差に驚きつつ電池持ちの良いReno9 Aに満足

少し間が空きましたが、改めて自宅にやってきたOPPO Reno9 Aについて、ほぼCPUなどのスペックは同じのReno5 Aから買い替えて正解だったのかということについてここ数日使ってみて評価してみたいと思います。

まず、肝心なバッテリーの容量についてですが、Reno5 Aは4000mAと、Reno9 Aと比べてもそんなに少ないわけではないのですが、電源回りのシステムのおかげなのか、電池持ちはかなり良い印象です。というか、Reno5 Aは電源を入れた状態で使わないままバッグの中に入れて持ち運ぶ場合、朝から昼になるにつけ、入れている常時起動アプリの電池消費がすごいのか、何もしなくても気が付いたら数十パーセント残量が少なくなってしまっていました。

今回は、Reno5 AもReno9 Aもいったんリセットしてから再セットアップした時に、通話用に使っているRakuten Hand5Gとケーブル接続をして同じアプリをインストールしてあるので、アプリの自動起動する条件はほとんど同じだろうと思います。Reno5 Aはメーカーでバッテリー交換をしたことでリセットしたのですが、計らずもバッテリーが新品になったので比較対象としては、やはりシステムソフトの違いくらいしか思い浮かばないのですが、普通にアプリを使っている時もそうなのですが、しばらく使わないでバッグに入れておくような場合もほとんどバッテリーの残量が変化しません。

一番の違いは、Reno5 Aは通話には使わないものの色々とデータ通信を使ってSNSや動画、Webなどを使っていると、まず一日電池が持たないのに対し、Reno9 Aの方は今のところ余裕で電池が持つくらいの差があるということです。

さらに、先日ちょっとブログの方にも書かせていただきましたが、Reno9 Aは本体の設定によって、画面を消した状態でも時計表示を常時出すことが可能です。私は活動時間中のみに時計表示を出すような設定にしているのですが、こうしたことができると、スマホを肩からぶら下げて行動しているような場合、懐中時計のように使えます。さらにその画面にはアプリからの通知についても出すことが可能なので、通話に関連すること以外はReno9 Aでやってしまうことで、Rakuten Hand5Gの拙い電池持ちをカバーするには十分の機能になっています。

旅先では、やはり長時間スマホに触ることが多くなると思うので、こうした電池持ちの良さというのは本当にありがたいです。そして、まだReno9 Aには実装されていませんが、今後OPPOの方でAndroid14(ColorOS 14)へのアップデートがメーカーの予告通り行なわれた場合、楽しみな機能があります。

それは、充電する場合に100%の満充電にするのではなく、最大80%までで充電を止める機能です。こうした機能は日本のスマホでは普通にあります。母親に使ってもらっているArrows Weでは最大85%で充電を終了する機能が最初から付いていて、その機能を有効にしています。なぜ満充電しないのかというと、内蔵電池の消耗を抑えるというメリットもあるのですが、安全面からも「充電し続けない」というのは大事だとしみじみ思っているからです。

母親用のスマホとして、Arrows Weの前には、私が以前使っていたファーウェイのP30Liteを使ってもらっていたのですが、あまりに自宅から外に持ち出さないため、ずっと充電コードが繋がった状態になっていて、見事に内蔵バッテリーが膨らんできてしまいました。その後、P30Liteはたまたまメーカーでキャンペーンがあったことから内蔵バッテリーの交換を行なったので、今は現役としていざという時の出番を待っています。しかし、今のスマホは85%まで充電したところで充電がストップされるので、安心して母親はスマホを固定電話のようにして使っています。

私自身も、日々の充電に気を付けてはいるものの、数日休みが続いた場合、充電したままの状態でずっとスマホを動かさないという事は起こり得ます。電池が傷んでしまったら当然ながら修理が必要で、修理に出している時には当然スマホも使えなくなります。電池交換の際にデータが飛んでしまったら、今入っているpovo2.0のeSIMを解約してまた入り直さなければいけなくなりますし、そうしたトラブルは避けたい所です。

今後、Reno9 AにColersOS14が入ったら、安心できる電池持ちを利用する形で、80%の状態から使い始めることで、さらに使える期間を長くできるのではないかと期待しています。この点についてはまだ本当にOSがアップデートされるかは絶対とは言えないので、それを目当てにReno9 Aを買うというのはあまり良い選択ではないと思いますが、今後のニュースに期待しつつ、大事に使っていきたいと思っています。

mineoとpovo2.0の「24時間使い放題」の違いを実際に計測して比較する

昨日契約したデータ専用のpovo2.0ですが、契約した当初は高速クーポンを使えるので、今のうちにその速度を計測してみました。当然ながら、eSIMを何に登録するかによって変わってくるとは思うのですが、私は先日導入したばかりのOPPO Reno9Aに登録したところ、もうすでにau回線の5Gが使えるようになっていました。

いつものサイトでスピードテストを行なったところ、さすが5Gといった感じで自宅の光回線の限界である100Mbpsを超える120Mbpsという数値を叩き出しました。その代わり動画などを利用した場合のデータ消費は顕著で、トッピングした高速クーポンがみるみるうちに無くなってしまいました。ですから、数GBのトッピングをするよりも、必要な場合に応じて一回330円の「24時間使い放題」を利用した方が高速通信の恩恵を受けられるのではないかと思います。

ちなみに、平日昼間に最大32kbpsという低速しか出ないmineoの「マイそく」(月990円でその他の時間は最大1.5Mbps)にも同じオプションがあります。一回198円と安いのがメリットですが、mineoは大手キャリアから帯域を借りているということもあり、当然ながらpovo2.0並のスピードは期待できません。それでも、旅先のスマホで使うならそれなりに使えるとは思いますが、もう一つ、二つのオプションには違いがあります。

というのも、公式ベージのオプション案内のところに、このような記述があるのです。

「当面の間は、期間満了日の23時59分59秒まで利用いただけます」

当面ということなので、今後は変わる可能性があるのですが、例えば金曜の夜でなく土曜の日付けが変わった午前0時代にトッピングをしたとします。そこから24時間ということは、翌日曜日の午前0時代になりますが、上記の記述からすると、サービスはその日の23時59分59秒まで利用できるので、トッピングをするタイミングによって、24時間ではなく48時間に限りなく近い、実質的には2日間利用できてしまうのです。

今後私がmineoのコースを「マイそく」に代えるかというのは、状況によってまだ絶対とは言えませんが、毎月の支払いを安くするために月990円のマイそくにした場合、日帰りの出張のような場合は多少スピードが落ちるといっても、スマホでインターネットを終日利用するにはmineoの24時間使い放題の方が安いのでそちらを選ぶようになると思いますが、泊まりで出掛ける時には時間を計りながらpovo2.0の方の使い放題を利用した方が有利になるということです。

povo2.0には24時間使い放題の回数券のようなトッピングが売られることもあるので、単純にmineoの価格より安く入手できるなら、povo2.0の方を利用した方が良くなります。スマホで使うのではなく、車中泊でお出掛けをして、スマホではなくモバイルルーターでホームルーターでパソコン回りやモバイルプロジェクターなど(Fire TV Stickなども)利用するなら、速度と安定性の面で、これはもはやpovo2.0という選択一択になるでしょう。

そういう意味で、今回本人確認のいらないデータ通信専用のpovo2.0のコースができたことは、急な旅に出ることになって、とても今契約している分のデータ通信量では足りないと思った場合、スマホのeSIMをいつでも使える状態にしておけば、いつでも加入できてすぐ使えるというメリットは大きいです。ただし深夜に申し込んだ場合は即時eSIM発行ができないので、とりあえず「0.3GB365日プラン」で即時発行できるタイミングで回線を申し込んでおき、その日の日付が変わったタイミングで「24時間使い放題」のトッピングを申し込むのが良いと思います。

povo2.0のデータ専用eSIMが出たので早速対応スマホにインストールしてみた

IIJmioで安くスマホを買うために、今まで使っていたpovo2.0の電話番号を乗り換えることで、povoは解約となってしまったのですが、ふとネットニュースを見たら、何とeSIM限定でpovo2.0がデータ通信専用(SMSも使えませんが、申込みにはSMSが使える電話番号が必要)のプランを出してきたニュースを見ました。契約時にはトッピングが必要で、330円で「24時間使い放題」か「0.5GB(365日間)」のどちらかのトッピングを選ぶようになっています。

基本的には通話以外のトッピングは全て使えますし、データ専用なので、本人確認の手続きは必要ありません。私はパソコン上から申し込みましたが、メールアドレスとSMS送信用の電話番号を登録したのち認証作業を行なった後、住所氏名とクレジットカードを登録したところですぐにeSIMが発行され、パソコンの画面にQRコードが表示されました。

このeSIMはIIJmioのSIMカードを入れて運用中のReno9 Aに登録しました。本体でeSIMを有効にしてQRコードを読み込ませるとプロファイルのダウンロードへと移行し、すぐにeSIMが有効になりました。ただ、Reno9 Aの場合はアクセスポイントの中にpovo2.0のapnは登録されていなかったので、手打ちで入力した後にアクセスポイントを有効化すればもう使えるようになってしまいました。

ちなみに、申込時のトッピングは「0.3GB(365日間)」を選びました。これで、365+180日間トッピングをサボっても低速で使うことができます(予定では2025年9月がタイムリミット)。今後はポイ活をしても良いですし、いざという時のDAZNや24時間使い放題のトッピングを準備しながら使っていこうと思っています。

データ通信のプランが出たことで、予期せぬ発信をして料金がかかってしまうことを防止することができます。乗り換えのための回線にはできませんが、先日乗り換えてしまって、povoが使えなくなったことにちょっと寂しさも感じていたので、このデータ回線の方はもう乗り換えることなく(基本できない仕様なので)、色々な使い方を考えていきたいと思います。

ちなみに、IIJmioの回線はドコモなので、一台の中でうまく振り分けることができます。低速最大128kbpsということですが、実質的な速度はせいぜい60kbpsくらいです。それでもmineoの「マイそく」の平日昼間の最大32kbpsよりは早いですし、かつてのISDNのスピードなので、ブラウザを白黒にしてテキストデータだけを読み込む設定にすれば、このブログのアップロードもストレスなくできたりするので、私にとっては渡りに船でした。eSIMなのでスマホでの利用かテザリングにはなりますが、同じau回線には物理SIMのmineo回線があるので、不便はないと思います。

もしお使いのスマホが物理SIMとeSIMのデュアル運用が可能で、本回線がドコモかソフトバンクであれば(楽天の場合は現状でau回線が使えるので微妙)、本回線が災害だけでなく通信トラブルで使えない状況になった場合でもスマホを使い続けられます。新入学でスマホを買われた学生にとってもメリットがあると思うので、今後使う使わないはともかく、気楽に使ってみるのも十分に有りだと思います。

(追記)

その後の情報で、一つ大切な内容があったので追記します。データ専用のeSIMは再発行不可で、例えばスマホを機種変更したような場合であっても、別のスマホやモバイルルーターで使う場合には新契約を起こす必要があります。なお、一人が回線を契約する上限は5回線だとのこと。今後、eSIM対応のスマホやタブレット・パソコンで使うような場合も、回線を変えたい場合にはいったん契約したeSIMを解約する必要があることを覚えておきましょう。

新しいスマホの環境設定はケーブル一本であらかたのことはできるようになってきている

昨日、IIJmioの契約とともに乗り換えて安く購入したOPPO Reno9 Aが届きました。基本的に、おサイフケータイやマイナンバーカードは通話用に使っている小型端末のRakuten Hand5Gの方に入れているので、Reno9 Aではそこまでの環境設定はせず、主に動画を見たりメールを見たりするくらいの環境を作るにとどめましたが、昔のように0からアプリを入れたりとかいうことはなく、Reno9 Aでもケーブルで特定のスマホ(今回の場合はRakuten Hand5G)に接続して内容を移すようなこともできるので、多少時間はかかっても、引っ越しの手間はかなり軽減されているという感じです。

今後、メインのスマホを代える場合にはおサイフケータイの引っ越しや、各種銀行アプリの乗り換えなどを行なわなければなりませんが、今回はそこまではせず、楽天ポイント関連のアプリを使うのに、改めてIDとパスワードを入れ直したというくらいが、昨日やったことになります。

また、Rakuten LinkやLINEといった、一つのスマホでしか使えないアプリについても、きちんと導入しながらいざという時にはすぐ使えるように準備はしてあります。アプリで使うパスワードについても、引き継げるものとそうではないものがあるので、全てを以前と同じようにするまでにはもう少し時間がかかりますが、これも使いながら必要なアプリを使えるようにしていけば良いのではないかと思っています。

あと、今までReno5 Aを使ってきて、新しいものはReno9 Aということで、ほとんど使い勝手に変わりはないのでは? という風に思っていたのですが、必ずしもそうではありませんでした。画面が有機ELになったことで、かなり見やすく使いやすくにりました。特に今までは画面が消えると何も表示されることはなかったのですが、日中については画面が消えても時計を表示しておけることができるようになり、肩からかけて持ち運べば時計代わりとしても使えそうです。そうした表示をしても、電池持ちは以前のものよりはるかに長く使えるという感じで、ここらへんも、正常進化してきたものだなあとしみじみ思います。

このスマホのレビューについてはまた稿を改めたいと思っています。テザリングの実力はどうなのかということなど、実際にSIMを入れて使ってみてわかることも多くあると思います。今回スマホを購入したことで、旅にはWindows11のモバイルノートと、アマゾンの8インチタブレットを持っていくくらいなので、モバイルルーターを使う場合と比べて、スマホとのテザリングをするとどう変わるのかなど、気になることはたくさんあります。スマホとしてはミドルクラスということで、ゲームをガンガンやるような用途には向いていませんが、そこは手持ちのモバイルノートと同じで、自分のできる作業をこなせる道具であってくれれば良いと思っています。ともあれ、まずはご報告まで。

2024年3月末で終わるYahoo!BBの思い出と代替サービスについて考えてみる

時代の流れとともに、古い技術は廃れていき、新しいものに代わっていきます。今回紹介したいのは、かつての自宅内でのインターネット接続といえば、安くて早いADSLの仕組みを使った「Yahoo!BB」についてです。はっきり言って、ADSL導入以前とそれ以降では状況の違いようにも程がありました。

私自身はかなり古くからのネットユーザーなので、普通の固定電話にモデムをつなぎ、その線をパソコンに繋げることによって文字中心の「パソコン通信」の時代から毎月の通信費の負担に悩んできました。電話回線はネットをやる前から自分名義の回線を持っていたので、親が払う電話代がいきなり高額で家庭内トラブルになったという経験はありませんが、基本その時代はネットに繋げば繋ぐほどアクセスポイントまでの通話料金がかかり、それとは別にパソコン通信のプロバイダーに払う通信料も時間によって決まっていましたので、繋げば繋ぐほど料金が二重にかさみ、さらにはネットを行なっている時に電話回線が埋まってしまって、もし自分の番号に電話が掛かってきた場合「話し中」になってしまうという状況でした。

そこで、パソコン通信に必須だったのが、自分の見たい情報をあらかじめセットし、自動的にログインして自動で見たい場所の発言を回収し、全てのセットした行動が終われば自動的に電話を切ってくれる「オートログイン方式」の通信用ソフトだったのです。ですから、ネットにアクセスするのは夜が中心で、メールチェックも一日に一回かやっても数回が普通でした。お金のある人は、今のLINEとは少し違いますが、チャットでリアルタイムにお話しする人もいましたが、これだと数時間チャットをやったりすると、通信費がひどいことになります。その後、深夜の時間限定で特定の番号(多くはパソコン通信のアクセスポイントを指定した)への電話が定額になる「テレホーダイ」というサービスができて、それでも対象の時間には利用しやすくなりましたが、しばらくはネットは「情報を自動で取りにいき回線を切ってからゆっくり読む(書く)」のが常識の時代がありました。

その後、鳴り物入りで登場したISDN回線は、今のモバイル通信の低速制限時より遅い64kbpsでしか通信ができませんでした。確かその当時、NTTがISDN回線の専用線でネットのつなぎ放題を出していたのですが、当時の利用金額は月4万円弱くらいだったように記憶しています。ただ、常時接続なので、パソコンの画面を開いていると、メールが到着する都度更新されるのを見て(知り合いで加入している人がいたのです)、これは今までの常識とは違うと思っていました。

こうした時期に出てきたのがADSLという技術です。私はその時にはISDN回線を引いて使っていたのですが、この技術はISDN回線では使えず、従来のメタル回線に戻す必要がありました。画期的だったのは、通信中でも電話の送受信は問題なくできたということと、スピードが上り1Mbps、下り1~20Mbps(近くの電話局までの距離によってスピードが変わる)も出たことです。料金も、固定電話料金に加え二千円ちょっとで利用でき、合計すると大体4千円弱で常時接続だけでなく動画配信を普通に見られるようになりました。

私の契約していたYahoo!BBは一番安いものでしたが、スピードは大体6Mbpsくらい安定して出ていまして、それでも大画面テレビに動画配信を映すには問題はなく、私自身はかなり長い間お世話になりました。ただ、もはやメタル回線自体が終了になり、IP化されるということで、メタル回線のメリットだった電源不用で通話可能というメリットがなくなるということと、とにかく自宅電話には迷惑電話が多かったので、そうした事がなければ、ぎりぎりまでADSLで粘っていたかも知れません。
私自身はその後、楽天モバイルをホームルーターに入れて固定回線としてしばらく使いながら、現在は月4千円弱で利用でき、スピードも100Mbs弱くらいで安定している光回線(電話なし)を利用しています。

今はもう、普通に自宅でインターネットを楽しむ場合は光回線の導入が普通になりつつありますが、ただStarLinkのように直接衛星からデータ送受信を行なってもそこまで費用がかからないプランもあるので、ADSLが無くなっても困る人はいないと思います。

もし費用の面で光回線にしたくない方は、通常の楽天モバイルの通話できる回線を契約し、別に楽天モバイルのSIMを入れれば使えるホームルーターを購入して使う(楽天モバイルが用意する専用ホームルーターと合わせてのセット契約ではないことに注意)パターンが費用負担を抑えられるのではないかと思います。

また、ADSLは電話局からの距離が長いと速度が低下するので、都市部では使いやすいですが山間部など電話局から遠い場所にお住まいの方は、ADSLはもちろんですが、光回線も来ていない場所ということになると楽天モバイルがつながる場所かというのがポイントになってきます。今はコストコにも売っているStarlinkのアンテナを設置して衛星インターネットもできるので、場所を問わずインターネットが使える状況になっている現状はそう悪くないのではないかと思います。

ともあれ、ADSLがなければ今もそれなりに安く常時接続で十分動画視聴などマルチメディアでの利用も可能なネット環境は整っていかなかったのではないかと思います。当初はモデムをタダで配ったことにも色々な意見がありましたが、そうしたことで多くの過程にインターネットが普及した功績の方が、今となっては大きな事ではないかと思えます。

これはまさに前日に書かせていただいた内容にも関わることですが、それほど多くない負担で、自宅でインターネットを使える環境を整備するということは、これからも大切になります。自宅でネット会議やネット授業ができるくらいの高速で安定したネット環境を多くの人が利用できるように、関係各所は考えた上で今後の展開をお願いしたいところです。

あえて高額なタブレット・ノートパソコンに加えて通信費を高校生に負担させる仕組みについて

最初にお断りしますが、今回書くことはもはや決定事項ということで、個人がギャーギャー言ってもどうにもならない事はわかっています。しかし、このブログではいかに安くネット環境やモバイル機器を揃えるかということを具体的に紹介してきたこともあります。そこで、私があらゆる情報を駆使してできるだろうという内容に、今の高校生はいくらくらい払っているのかという事について、当事者ではなく知らない人に紹介してみたいと思います。

実は私の周りでも高校入学に際して、タブレット(iPad)の購入が義務付けられ、さらに高校までスマホ持ちを我慢させていたということで、スマホとの二重の費用負担にため息をついている知り合いがいます。ただ、細かな費用の詳細はわからないので、今回はネット検索をしていて出てきた、埼玉県の県立高校の事例から紹介します(以下の記事リンクは、時間の経過によって切れてしまう可能性もありますが、記事の内容のうちかかった費用は本文で紹介していきます)。

https://www.saitama-np.co.jp/articles/25370/postDetail

記事の写真によると、タブレットは約13万円ということでiPadらしくもあります。まず、学習に使う場合、iPadにキーボードを付けるよりも、最初からタッチパネルとキーボードが一体化したChromebookの方が費用は安くなるだろうと思います。もっとも、学校でそうした文教モデルを売っても、結構価格は高くなってしまうということがあります。せめて、文教モデルのスペックを示し、家庭独自で購入できるようにしてくれていれば、恐らく新品値引きなしのものを買っても学校で買う価格よりも安く購入できるのではないでしょうか。

実は私も過去に仕事上でパソコンの導入を勧められたことがあるのですが、そのあまりの「ぼったくり価格」(当時の同じ型番のノートパソコンにシステム管理を付けることで、相当の価格上乗せがあったので、ちょっときつい表現ではありますが、そういう風に感じたことは事実です)、でさすがに導入はしませんでした。その後、インターネットが普及してくる中で、パソコンやスマホは自分で用意し、システム利用料だけ払う仕組みになってやっと使えるようになったことで導入したという経験があるので、そうした仕組みを思い出してしまいます。

さらに記事によると、購入といっても本体代だけではなく、通信費(なぜ学校内で使うのであればWi-Fi対応にしない?)を含めて4年間の分割で、月約4,500円ということでした。

さすがに、学校の方で端末の分割金利を取っているとは思えないので、4年間の支払い総額216,000円からタブレット代の130,000円を引くと、残ったものが通信費になると思います。総払込額からタブレット代を引くと、残金は86,000円です。これが3年間の通信費ということなら、月ごとの通信費は2,388円となりますね。これはタブレット用の通信費になりますが、恐らくスマホは別に持つことになると思うので、さらにスマホ本体代と通信費がかかるということになります。

もし自宅にネット回線があったり、本人がスマホを持っていれば、その回線からテザリングすれば良いわけです。学校はそうした家庭の事情について調査した上で、人によっては通信費を入れた分割契約をしないというのが普通だろうと思います。

もし、学校がiPadでなくChromebookを文具として使い、その購入については一定のスペックを表示した上で個人の裁量でも良いようにし、どうしても個人で購入できない場合には購入の斡旋をしたり、きちんとレンタルできるだけの台数を確保できれば、デジタル文具にかかる費用は劇的に今でも下げられます。通信費についても、このブログで紹介しているMVNOを契約すれば、相当抑えられます。授業にしか使わないのなら、mineoのマイそく(平日昼間以外は最大1.5Mbpsで月990円)で大丈夫でしょう。高校生は外で友人と買い食いをすると思うので、スマホにもう一枚povo2.0の回線を入れ、友だちが持ち回りで「ギガ活」できるお店で食べたり買ったりを繰り返せば、追加費用なしで平日昼間用の通信を確保できる道もあります。

また、Chromebookは発売時から約10年は使い続けられるようにセキュリティは担保されているので、購入して卒業後には使わない子がいたら、自分と入れ替わりに入ってくる新入生用にリサイクルして安く購入ないしレンタルできるような仕組み(業者にお願いしてリフレッシュして再販)を作っていけば、少なくともデジタル文具が買えないという家庭も激減するのではないでしょうか。もっと色々な家庭環境の人に寄り添ったやり方を探して欲しいと切に思います。

無理をせずに格安でスマホを買うために必要なのはいつでも変更できる複数の回線か

今私が通話メインで利用しているスマホは、Andoroid11が載ったRakutn Hand 5Gなのですが、安く買わせていただいた代わりに、OSのアップデートはなし(楽天の名の付いたスマートフォン自体がOSのアップデート対象でないという情報があるので)で、Andoroid11のセキュリティアップデートが今年いっぱいという可能性もあるのが悩みです。

あまり端末としての評判が芳しくないRakutn Hand 5Gではありますが、そもそも音声通話をする機会が少なくなっているのと、無理なく胸ポケットに入りながら、大人の比較的大きな手でも何とか操作できるギリギリの大きさは、ガラケーに近い使い勝手ながらおサイフケータイおよびマイナンバーカード対応ということで気に入っています。使うにつれてスピードも遅くなってきましたが、まだしばらくは使っていたいと思っています。ただ、間違いなくスマホ買い替えが必要になってはきます。

スマホの価格というのは、AndoroidはiPhoneと比べると比較的安く購入することができますが、それでも結構お金がかかります。実は通話用とは別に現在データ通信用として使っているOPPO Reno5 AはかつてのOCNモバイルONEに加入する時に安く買え、端末代としては1万円くらいしか払っていません。ちなみに、母親に持たせているドコモ販売されたもののほぼ新品の状態で購入した中古のarrows Weも1万円くらいで買っています。つまり、最近は中古の出物や回線乗り換えの特典を狙って、3万円くらいのスマホを1万円くらいで購入して使い回しているということになります。

現在、Rakuten Hand5Gには楽天モバイルとLINEMOのeSIMを入れていますが、はっきり言って通話を中心に使うならこの組み合わせは最強で、音声通話はRakuten Link、LINE通話はLINEMOを使うようにしていて、基本料金だけで通話し放題です。こうした使い勝手を知ると、現状ではこの組合せを変えようとは思いません。特に楽天モバイルの電話番号を知り合いに教えているので、メイン番号で電話とショートメッセージを受信だけでなく送信でも使い放題で、しかも同じネットワーク上にあればパソコン上でも通話やSMSの送受信を行なえるメリットがあります。LINEMOはLINE使用についてはデータフリーなので、テレビ電話を使っても高速データは減らないのが大きなメリットです。もしスマホを代えた場合はeSIMごと乗り換えるということになります。当然、他社に乗り替えると通話上のメリットが消滅してしまうので、今のところこの2回線は今のまま動かすつもりはありません。

このスマホとは別に、データ用として用意した回線が2回線あり、一つがpovo2.0と、もう一つが先日乗り換えて現在キャンペーン価格で利用中のmineoの「マイピタ」の回線になっています。先日までは、この「マイピタ」の回線を育てながら、大容量の高速クーポンをキープしようと先日のブログで書いたように真剣に思っていたのですが、今後安定してスマホを安く買い続けるためには、特典で回線乗り換えの場合に安くスマホを売るキャンペーンがどこかのMVNOで行なわれた場合、そうした動きに対応していかなくては、なかなか今のご時世でそこそこ使えるスマホを1万円ちょっとで買うことは不可能になっています。

そうした回線は、できれば一本でなく二本持ちたいところです。一つの契約で新しいスマホを購入した場合、やはりしばらくは使って回線のブラックリストに載らないような配慮は必要になります。過去のOCNモバイルONEの場合は、OCNモバイルONEが新規契約できなくなったタイミングで(1年ちょっと)で他の回線に端末の買いまし無しで引っ越ししましたが、それにともなう影響は出ていません。
現在、povo2.0とmineoは同じauでの契約になっているので、できればどちらかを他社の回線に動かしたいと思っているのですが、さすがに契約したばかりのmineoはすぐには動かせないので、povo2.0を別回線に替えながら最新のOSを搭載しているか、アップデートが予定されているスマホをゲットするという方法はあります。ただ、それを使った場合、今までパケットを貯めようと思っていたmineoのプランを崩す必要が出てきます。

具体的に書くと、IIJmioが今月末までの限定で回線乗り換えでスマホとSIMを同時契約すると、かなり安くスマホが買えるキャンペーンを行なっています。このキャンペーンが使えるのは、データ専用回線ではダメで、音声付きプランに限定になっています。

mineoの現在のプランは月20GBの高速クーポンが付き、平日昼でもそこそこ使える「マイピタ」プランなのですが、8月末までは月990円で維持できますが、それ以降同じ契約で維持する場合、月2千円前後の支払いになります。

スマホは回線乗り換えの格安で買わないと決めれば、現状で十分なのですが、OSはそのままでも、セキュリティアップデートが更新されなくなってしまうスマホを現役で使い続けるのは大変なので、どうせなら早いうちにpovo2.0をdocomo回線でIIJmioのギガプラン(翌月繰越有りの5GB/月なら990円)に乗り換え、mineoの方はキャンペーンが終わったらいつでも回線乗り換えができるように、回線を育てない「マイそく」(平日昼間は最大32kbpsでその他の時間は最大1.5Mbps固定)ならこちらもキャンペーン終了後には月額990円で維持できます。この場合、平日の昼間がネックになりますが、実はmineoの「マイそく」には、一回198円で付けられる「24時間データ使い放題」のオプションがあり、一回330円で同じものが付けられるpovo2.0よりは速度も安定性も劣るとは思われますが、それでもいざという時には使えるでしょう。

スマホ2台持ちとモバイルルーターで計4回線、全て月990円の回線で回しながら、1年か2年に一回スマホを買い替えるための回線乗り換えをデータ用として使っている回線から行なえるようになるということで、ここまで色々と考えてきた自分の考えを捨てて、povo2.0をIIJmioに乗り換えることにしました。将来的には今のところこの2回線をMNPして安くスマホを購入できるようなタイミングを計っていこうと思っています。

IIJmioはデータ容量の翌月繰越可能で、低速時でも最大300kbps出ます。ぎりぎりradikoや音楽配信を楽しむくらいは低速でも十分使えますので、今のところは平日の昼mineoが使いものにならない時間に合わせてIIJmioのデータを使ってストレスフリーになるという方向で使っていくのも良いと思います。新しいスマホについては、今使っているReno5 Aとほとんどスペックは変わらないものの、OSのバージョン的に有利で、いざという時にはReno5 Aをサブとして使うことのできるReno9 Aにしました。現在、IIJmioではこのスマホが9,780円で購入できるのです。OPPOのアフターサービスの良さは先日の電池交換サービスでその良さを実感していますし、目新しさは無くても現状では悪くない選択かな? と思っています。

別のニュースで、Android陣営は今後出すAndroid15で、OSレベルの通信衛星を介したテキストメッセージのやり取りをサポートする予定であることを知りました。今使っているスマホでも、アプリを利用することで直接通信衛星とやり取りが可能になってくるのかも知れませんが、状況の変化に応じて、ハイエンドスマホではなくても、常に新しいスマホを使える状態を保つことも大切ではないかと思い、ちょっと方向転換しました。

今回の乗り換えは、今後も同じように回線を引っこしながらスマホを安く購入していく地固めという意味もあります。当然状況が変われば、それを受けてこの方針が変わる可能性もありますが、円安の状況下でなかなか物の値段が下がらない中では、ある意味したたかなやり方も必要かと思えます。今後も引き続きこのやり方が持続可能なスマホ購入モデルになるかどうかは今後の各社の営業方針にもかかってきますが、基本的にはスマホを買うために乗りかえたとしても、そこの回線はきっちりと使いこむというスタンスでいたいと思っています。

紙の通帳の繰越とともに磁気不良で機械に通らない通帳の修復までできるATM

現在、新しく銀行口座を作る場合には紙の通帳を出さない形での口座開設が進められています。それで十分だと思う人もいると思いますが、紙の通帳がないと困るという人もいて、まだもう少し両者が混在する状況は続いていくでしょう。

かくいう私の使っている銀行口座も紙の通帳を繰り越していく形で運用しているのですが、スマホがあれば入出金明細や残高も見ることができるので、その場では問題なく使えています。ただ、紙の通帳があるので、定期的に記帳に行かないと溜まってしまうという事はあります。昨日は、私自身が良くやる失敗なのですが、通帳を磁気にさらしてしまったのか、ATMに入れたら読み取らない状況になってしまいました。

ATMは近くのショッピングセンターにあったいわゆる無人店舗にあり、銀行の支店のようにすぐに窓口に行って通帳を機械で読み取れるようにお願いすることもできません。これは仕方ないので近くの支店まで行こうかと思ったところ、何と最新(?)のATMにはユーザーが操作するだけで読み取りができない通帳の読み取りを復活させる機能が付いていて、これにはちょっとびっくりしました。

通帳を読まない場合は、今までは「お手数ですが備え付けの電話でお話し下さい、ないしはお近くの行員にお尋ね下さい」というような機械での修復を最初から諦めるようなメッセージが今まで出ていたのですが、今回の場合は違いました。画面に「磁気修復を行ないますか?」というメッセージが出てきたので、とりあえずそれを行なおうと操作したところ、通帳が排出された後、口座で利用しているキャッシュカードをATMに挿入することを求められました。

当然、口座の暗証番号を入力してシステムに入るわけですが、そこで、店番と口座番号の入力を促され、そこから具体的な操作に入ります。まずは、通帳のページに印字してある最後の記帳分が何番目の桁かを入力し、次に通帳に記載してある残高を入力させられます。恐らく、銀行のコンピューターに記録された情報と実際の数字を合わせて、現在印字されているところまでのデータを改めて通帳の磁気内に入力し直すような事になっているのでしょう。そうして、「正常に通帳が使えるようになりました」という表示とともに、通帳が排出されるのですが、その時点では最終の取引状況は印字されないので改めて通帳の記帳を行なう必要がありますので注意しましょう。私は通帳の修復が終わったので残りの記帳もできたと思い込み、ATMから離れてしまったのですが、改めてATM待つの行列に並び直す羽目になりました。

少々手間取るものの、基本的にはスマホを使えるくらいのスキルが有れば、無人のATMでも通帳の修復ができるというのは良いですね。こうした事は、完全に現金を使わない生活になればする必要はないのですが、直接銀行の支店に行かなくても出来ることが増えてくるのは有難いです。

お金の価値を崩壊させる一攫千金の夢は程々にしないと身が破滅する事も

私のブログで最近、一回線百円代から二百円ちょっとで非常用のデータ(電話やショートメッセージも必要に応じて)通信用の回線を持つべきか? という話をしていたのですが、そんな中入ってきたニュースが、スポーツ系の賭博で6億を肩代わりしてもらっていたロサンゼルス・ドジャースの通訳の話でした。

その方の収入は、年間数千万円あったそうなのですが、それだけの収入がある人でも、一度大負けをしてしまったらその穴埋めをするためにさらに巨額の資金を投入していく中で、負債が膨らんでしまった事は今回のニュースとは関係なくても普通に聞くギャンブルで身を崩すパターンです。

ちなみに、これをギャンブルと呼んでいいのかはわかりませんが、宝くじを一枚買うだけでも、高額当選金のあるもの(年末ジャンボなど)は三百円しますので、それだけで一月分の回線維持費が賄えてしまいます。宝くじが大当りした話というのは、自分の身の回りでも聞いたことがあるものの、一生買い続けたとしても大当りしないまま終わってしまうパターンがほとんどの中で、宝くじを買う費用を別に有効に使った方が良いのではないか? と思って最近は生活をしています。

そんな私も過去には今回のニュースのように社会生活を終わらせるような失敗はしていないものの、後悔してもしきれない失敗を繰り返してきました。私の場合は宝くじもありますが主にはパチンコで、かなりの額をパチンコ屋さんに貯金したまま引き出せない状況になっています。

何でもそうですが、技術の進歩によって一回で使うお金が増えていくようになりました。フィーバー台やスロット台が普通になって、数百円を元手にして儲けるようなモデルはなくなり、一回について少なくとも数万円くらいの軍資金がないと、勝負すらできない状況になっています。さすがに一日で数万すってしまうと、さすがに普通の給料で生活をしていてもかなりのショックを受けます。こうした精神状態では金銭感覚が崩れてきて、やけ食いをしてしまったり、これ以上パチンコにつぎ込むならと別に買い物をしまくってさらにお金がなくなるような人生終わりのパターンまっしぐらになるところでした。
私がそうしたパターンから抜け出せたのは、一旦冷静になって、しばらくパチンコに通わなくなる中で、今までパチンコで失なってきたお金を有効に利用するようにすれば、それなりに普通に生活できることを実感したからでした。

当時の私にとって幸いだったのは、パチンコの場合はお店は夜になれば営業終了になるので、その日のうちに終わらせることはできました。まだネットでなく電話で投票していた公営ギャンブルも同じような感じだったのではないかと思いますが(私は公営ギャンブルには手を出しませんでした)、現在はネットがあればいつでも簡単にギャンブルを行なうことができ、さらにはネットカジノなど、もはや足を踏み入れたら本当に人生が終わってしまうような道にも簡単に行くことができるようになっています。それこそスポーツは時差に関係なく24時間行なわれているので、負けだすと頭を冷静に保つ余裕がないまま、手持ちのお金を注ぎ込み、それがなくなればさらに借金をして投入した資金の穴埋めを考えてしまうことも起こってきます。

ここで重要なのは、例えば競馬で「ガチガチの銀行レース」というようなレースがあっても、必ず一番人気の馬が一着(複勝の場合は三着まで)になる保証は無いということです。やはり人生の楽しみとして行なうギャンブルというのは、あくまで自分の小遣いの中で行なうべきもので、生活費に手を付けた時点で人生の終点に向かって真っ逆さまに落ちていくことにもなりかねませんので、十分に気を付けていただきたいです。ある程度自分で自由に使えるお金が増えた時につい羽目を外してしまいがちになるかも知れません。しかし、今まで羨望の眼差しでしか見えない人物が一気にはしごを外されるごとく、真っ逆さまに落ちていく状況を今後テレビや新聞・週刊誌などで目にすることを思うと、一気に人生逆転を狙うような事は控えた方が無難ではないかと改めて思います。

今後は日銀のマイナス金利が終了することにより、借金を返すための利息も上がりますので、お金を借りてでもという考え方自体が危ういでしょう。また、このブログは旅についてのブログなので最後に書きますが、旅先でギャンブルを楽しみ、うまく行けば旅行代をギャンブルでチャラにしてなどと考えながら安易に旅先でギャンブルを行なうことは止めた方が良いです。私は18切符で東北旅行した際、秋田でほとんど手持ちのお金がなくなって帰りはほとんど飲まず食わずの最悪の旅をした思い出があります。交通手段だけは18きっぷで確保していたから良かったものの、そんな旅をしたこともギャンブルから足を洗うきっかけの一つにはなったのですが、やはりそうそうラッキーは続けて起きないということを個人的には学びました。あれこれ考える前にまず止まって考えることが大事です。スマホをネットでできる現代では難しいかも知れませんが、これを読んでいる方でその気がある方は十分注意して下さい。