通信サービス全般ニュース」カテゴリーアーカイブ

モバイル通信関連の新たなサービスや新製品が出てきたり、マスコミで話題になった時にはこちらで紹介します。

3G終了とともにフィーチャーフォンは終わらない

先日「ドコモがガラケーとiモードのサービスを終了する」という見出しのニュースが流れてきました。この内容に誤りというものは全くないのですが、ここで言う「ガラケー」の定義は何か? ということについてしっかり認識しておかないと、自分の身近な人が本来は使いたくないのにスマートフォンに機種変更して、その操作の難しさにあえぐような未来が見えてくるようで、何ともいやな気分がするのです。

まず、ガラケーと言うのは「ガラパゴス携帯」の略で、世界の流れとしては特別に携帯電話用のインターネット接続を利用しなくてもインターネットに接続できるにも関わらず、日本国内のみで主流になった、ドコモや他の大手キャリアは自ら作ったインターネットサービス及び情報提供サービス(有料)に引き込むための仕組みであるiモードをはじめとした携帯インターネット接続サービスを搭載したフィーチャーフォン(テンキーの付いた音声通話で利用することを主目的にした通信端末)です。

「ガラケー」と「フィーチャーフォン」というのはイコールではなく、現在ガラケーのように売られている折りたたみ式の昔のガラケーを彷彿とさせる端末というのは「ガラケー」ではなく、「フィーチャーフォン」です。ですから、ガラケーが終わるとしても通話専用に使えるような昔ながらの携末というものは今後も売られると思いますので、これで世の中にはスマートフォンだけになってしまうということはありません。この点ははっきりと伝えるようにしないといけないと思うので、マスコミの方々には表面的な情報を出すだけでなく、しっかりとその内容について伝えるべきだと思うのですが。

私自身もスマートフォンを使っているのでその便利さはわかりますし、キャッシュレス決済を使うためにはネットに接続することも必要なので、フィーチャーフォンよりスマホという考え方もわからないではありません。しかしネットをずっと見ていれば電池も早くなくなります。仕事や用事でどうしても通話を中心にした使い方をしたいという人にとっては、スマートフォンよりもフィーチャーフォンを通話専用として持っていた方が便利で、さらに連絡は音声通話とショートメールで十分だという人にとっては、スマートフォンよりもフィーチャーフォン利用の方が便利で、さらに料金的にも安く使えるということは今も変わっていません。

今回のドコモの発表ではガラケーと3G(ドコモでは「FOMA」と言った)、およびiモードの終了が2026年3月ということになりましたが、それは固定電話のメタル回線が終了しADSLが終了するより後の事で、まだあと6年ちょっともあります。今、古いガラケーを使っている人がいたとしても、現在月千円以内の安いプランでインターネット接続なしのものを利用している場合、スマホに変えると必ず今より毎月の利用額が高くなりますので、そのまま使い、必要に応じて電池を交換するのがおすすめです(スマホの場合は電池交換ができない機種が多い)。もし交換電池の用意がなく、新機種の変更を勧められた時でも、スマホにはしないで通話契約だけで当分は安心して利用できる現在主流の通信サービスである4Gで使えるフィーチャーフォンはどのキャリアでも用意されているので、そちらの方を選びましょう。たとえ通話のみでインターネット契約なしでも契約は可能で(現に私はネットなしで契約しています)、それでも電話番号へ直接文字を送信する「ショートメール」は使えますので、心配することはありません。

今現在でもそうですが、大手キャリアはシニア層をフィーチャーフォンからスマートフォンへ移行させようと躍起になっている気がしますが、それならなぜ、MVNOではできている月3GBくらいのデータ通信料金を通話料+1,000円くらいにできないのでしょうか。スマートフォンに使われている基本ソフトであるAndroidで動いているフィーチャーフォンなら、画面が小さい分必要なところでしかデータ通信を使いませんし(つまり利用するデータ量がスマホに比べて少ない)、電子マネーを利用するためのチャージに使うくらいなら、いわゆる「らくらくフォン(フィーチャーフォン)」を使っている人にとっては一番安いデータプランでも十分です。MVNOがやれているのですから、月3千円くらいで通話もネットも十分に使えるプランの出現を期待します。逆に言うと今はそんなプランはないので、そこまで待つのが個人的にはいいと思います。

未来の日本の高齢化社会の中、年金だけでは立ち行かない人が増える中で、これから通信費にかける家計の割合を増やすような方向に独占企業の方から持って行くというのは、下手をすると大きな社会問題にもなり得ます。個人的には高速でなくてもいいので中の下あたりの速度で動画くらいはストレスなく安く見られるようになって欲しいという気持ちはありますが、データ通信は使わない人は全く使わないので、いくら利益が減っているからと言ってもお金のないシニア層からお金をしぼり取るような事はせず、いわゆるヘビーユーザーからお金を取る仕組みの方をちゃんと考えて欲しいものだと思うのですが。


MVNOの通話料も大手キャリア並みになるのか

ちょっと前のニュースになりますが、政府が携帯電話事業者についてデータ通信料だけでなく通話料についても大手のプランを格安SIMでも利用できるよう「時間制限のない定額プランを導入できるよう基準を策定するための検討を始める」という話が官房長官から出たというニュースに期待しています。

格安SIM業者でも電話番号の前に特定の番号を付ければ5分ないし10分の定額通話ができるのですが、私が今ガラケーで契約しているドコモなどの大手キャリアの場合、そうした事をしなくても0570から始まるナビダイヤルなどの番号以外なら24時間通話無制限で利用できます。

友人同士ならSkypeでもLINE通話でもやればいいのですが、普通に電話をしたいケースは色々あります。そこまで長電話をすることはないとは言え、緊急時にその内容をじっくり説明して助けを求めたり、旅先で宿泊先や道路情報などを直に聞きたいような場合、こちらから掛けた通話が定額で済むというのは生活している中での安心感に繋がります。さらに、企業や役所への問い合わせをしてたらい回しにされても、通話料を気にする必要がないというのは実に心強いということで、何かイレギュラーな事が自分の身の回りで起こった時のために、電話を通話無制限プランにしておくことは単なる毎月の無駄ではないと私は思っています。

もし格安SIM業者でも「通話無制限」の利用がスマホでできたとしたら、それに付けるデータプランは最安で+1000円くらいで済むようなイメージでしょう。しかも、業者によっては高速と低速をアプリで切り替えることができ、毎月のデータ量は3GBくらいまで利用できるということになるでしょうから、いざという時だけ高速にして利用するようにすれば、それこそ2台持ちにしなくても現在の大手キャリアと比べて圧倒的に安くできます。

希望的には通話無制限と最低限のデータプランとの合計が3千円台で実現できるなら、今使っているガラケーをおサイフケータイの付いたスマホに機種変更するということも視野に入ってきます。そうなった場合、今の格安SIM業者が行なっているスマホの割引販売がどうなるかという問題も出てきますが、たとえスマホの割引販売が無くなったとしても、あくまで今あるプランの良し悪しでユーザーがどの業者にするかの判断できるような環境になった方がいいように思います。

こうした発言がきっかけとなっていつまでに変化が起きるかということになるでしょうが、一つ考えられるのは固定電話のIP化へのスケジュールがあるので、それと一緒に何とかならないかと思うのですが。携帯電話でない固定電話については、2024年からIP電話になるということで、ADSLサービスも終了するということになり、通話料もそれまでの距離別から全国一律料金になるということですが、その頃にスマホの通話料がどうなっているのかということですね。

私の家の場合ですが、2019年現在、インターネットにADSLを契約して利用している関係から固定電話を一回線引いてはいるものの、過去に電話帳に載っていた番号というのは常に営業だか詐欺だかわからない電話が入るもののナンバーディスプレイサービスに入っていないので、誰からの電話かわからないまま出ていやな気分になるような事は今でもあります。いっそのこと固定電話を止めてしまった方がそうしたストレスは無くなるのですが、その時には自宅から繋ぐネット回線を光回線にすべきなのか、モバイル回線を固定のように使うのか今だに結論は出せていません。

もはやすでに個別に携帯電話を持って活動することが当り前になった今、いつでも通話料を気にせずに個人同士が電話でつながる方向へ向いてくれるなら家庭用の固定電話はなくなってもいいと個人的には思いますし、逆に大規模な停電が起こった場合光回線を使った固定電話がつながらない中で携帯電話の方が基地局が動いているうちは連絡可能になるような事も起こってくるかも知れません。そういう意味で、早く通話料についても格安SIMと大手キャリアとの調整が進み、通話とデータ通信のバランスが良く安いプランがどこかの通信会社から出てくることを期待したいと思います。


ファイブゼロジャパン(00000JAPAN)についての覚え書き

一昨日から昨日にかけて、台風19号が伊豆半島から首都圏を通過し、広い範囲で被害が起きています。時間が経過するにしたがって新たな被害が報告されるというような事も起こっています。皆様のお住まいの場所は大丈夫だったでしょうか。全国規模で停電が頻発していますが、過去の台風でも停電は台風の通り風を中心に増大し、携帯電話の電波が圏外で繋がらないという所もかなり出ました。

今回の台風の影響を考え、高速通信の一つとして大手通信キャリアらが提供している有料のWi-Fiサービスを、誰でも難しい手続きなしに使えるようにした「ファイブゼロジャパン(00000JAPAN)」が開放されました。

具体的な使い方については、主に大手3キャリアが提供しているWi-Fiサービスを災害用に使うので、スマホなどのWi-Fi設定の画面から災害用統一SSID「00000JAPAN」を検出することができたら、そのまま「接続」を選ぶとインターネットに接続できます。接続した状況でメールやSNSによる発信、さらにはAbemaTVなどの動画によるニュース速報を連続して見ることができるようになります。今回の台風の場合はYou Tubeでライブ中継をしている「ウェザーニュース」を見るということも可能になります。

ただ、このサービスを利用する場合の注意点も色々あります。今回はそうした内容をここで明らかにしつつ、利用できる状況であれば便利に使えるようにということを考えて書いていきます。

まず、この「ファイブゼロジャパン」は誰でも簡単に使えるようにするため、パスワードの入力をしなくても接続できてしまう形にしているのですが、逆に言うと悪意を持った人によってハッキングされ、通信内容を傍受されるだけでなくその中味を抜き取られてしまう危険性があります。友人・知人に連絡するにしても簡単なやり取りにとどめ、ネットバンキングやネットショッピング(特にクレジットカードの内容を入力するような場合)に使うことは控えましよう。どうしても使いたいと思ったら、携帯電話の電波が復旧するまで待った方が賢明だと思います。

さらに、悪い奴というのはいるもので、今回のように災害時に開放されるファイブゼロジャパンのようなアクセスポイントを偽装し、情報がだだもれの悪意あるアクセスポイントに誘い込むような輩もいるのです。スマホのアクセスポイントを検索するとファイブゼロジャパンのアクセスポイントは「00000JAPAN」という風に表示されるのですが、「000000JAPAN」(0の数が一つ多い)、「00000JAPON」(JAPANでなくJAPON)など、きちんと確認しないとつい間違えて偽物のSSIDを選んでしまうトラップを仕掛ける人もいることを考えないと自分のセキュリテイは守れません。

このエントリーの題名をあえてカタカナで「ファイブゼロジャパン」としたのは、いざという時にこのサービスを使う場合、きちんと「数字の「0」が5つあるか」「JAPANという綴りに間違いはないか」という事をしっかり確認してから接続していただきたいと思ったからです。

しばらくは大手キャリアがWi-Fiサービスを展開しているところで無料での利用は可能ですが、もしSSIDをスマホやタブレットで検索して複数のそれらしいSSIDが検出された場合は十分注意して利用することを忘れないでいただきたいと思います。災害時に使えて便利なサービスですが、連日書かせていただいているように、こうした状況を使って人のものをかすめ取ろうとする悪い輩がいることも確かなので、正しい知識を入手した上でその危険性も理解した上で使われるのがいいのではないでしょうか。


モバイル運用が当り前になった社会を支える電池の進化

2019年のノーベル化学賞は、吉野彰氏のリチウムイオン電池についての研究に与えられることになりました。毎年のように候補に挙がっているという点では、もはやいつノーベル賞になるかということが注目されていたようなところがありましたが、人間というのは寿命もありますし突然の事故ということもあります。ご本人が研究を行なっていた企業に関わっている中で受賞できたことは、ご本人にとっても企業にとっても大いなる喜びだったのではないでしょうか。吉野氏の開発した技術をパソコンやスマホのモバイル運用で活用させていただいている身として、心より祝福の言葉を送らせていただきたいと思います。

私が初めてパソコンを購入したのは外に持ち出さないデスクトップパソコンでしたが、二台目のパソコンとして私が選んだのは、当時はまだ大きくて重かったノートパソコンでした。その電池は当時はまだリチウムイオン電池がなかったので、大きくて重いわりに長時間使えなかったので予備電池を用意しなければならなかったニッケル水素電池がノートパソコン用の電池でした。

デジタルカメラもまだ単三のアルカリ電池を使って電池を使いすてる機種が主だった時代で、これもニッケル水素電池の単三型の充電池を使うことで使いすての利用からは脱却できたものの、当時のニッケル水素電池は長期間の保存をしていると放電してしまうので、常に充電状態を把握しておかないと、新しく充電した電池を入れたのにすぐ電源が落ちて全く使えないような旅先での悲劇も経験したことがあります。また、電池の特性上アルカリ電池では1.5Vある電圧が1.2Vしか出ないため、動作が不安定になることもあったのかも知れません。

こうした不便さを一気に解消したのがリチウムイオン電池で、小型化と大容量化(高電圧化も)、継ぎ足し充電ができる(ニッケル水素電池は昔は継ぎ足し充電をするとメモリー効果で本来の容量よりも利用できる時間が少なくなる問題をかかえていたのです)というメリットは、モバイルでの電子機器の利用を便利にしてくれました。

さらに、スマホの薄型化にも電池の進化は一役買い、さらにモバイルバッテリーの一般化がなっていく中て、様々な電子機器をモバイルバッテリーで充電することができるようになったことで、旅行の時だけでなく、災害に備えるという点でも生活を変えてくれました。

車中泊用に以前購入したポータブルバッテリーは、車のバッテリーと同じ鉛蓄電池を使っていたものを当初は使っていたので大きく重く、充電するにも時間がかかっていたのですが、先日購入したACコンセントのあるポータブルバッテリーはリチウムイオン電池搭載で小さく軽くなり、さらにソーラーパネルからの充電も可能なので、もしこの文章を書いている時点で日本に接近している台風で自宅が長期停電になったとしても、台風が通り過ぎて晴れればその日の夜に使う電気を自分で発電して貯めて使うことができるという、ちょっと前なら考えられないような便利な事になっています。

現状でもう少しお金を掛ければ家全体の電気をまかなうくらいの容量のあるリチウムイオン電池を設置し、自宅の屋根にソーラーパネルを付けることで何もしなくても太陽から自分の家で使う電気を供給することもできるようになりました。電気自動車に備えられた電池で自宅での生活をまかなうシステムもすでにできていますし、こうした状況は吉野氏が今回評価を受けた研究によってなされたことだということを改めて考えると、やはりもっと早くノーベル賞を受賞しても良かったのではないかなと思います。

将来的にはさらに大容量で、充電も早く爆発の危険のないスーパーキャパシタや全固体電池など、現代の研究者がしのぎを削って新たな電池の開発に邁進されていますが、今回の吉野氏の受賞はこうした次世代の電池を研究されている方にとっても励みになるでしょう。

電池の進化というのは世界のエネルギー問題を劇的に解決する可能性を秘めています。太陽光や風力など自然の力を使った発電がいまいち日本で普及しないのは、発電した電力をためておくことができないため、常に発電所を動かし、さらに遠くに送電することでの発電ロスをも考えた上で運転をしているためどうしても安定して動かすことのできる火力発電や原子力発電に依存してしまうところがあるように思います。

もし大容量の電力を貯められる新たな電池が開発されれば、家庭で使うくらいの電力なら十分にまかなえるくらいになるでしょうし、電池自体をコンテナに積んで運ぶことで、日中の晴れ間しか発電できない太陽光発電でも、パネルで発電した電気を少ないロスのみで利用することができるようになるのではないでしょうか。

これから電気自動車が普及していくかは、リチウムイオン電池の次の電池が担っているとも言えます。現在地道な研究を続けている方々には、こちらからは応援するしかできませんが、今来ている台風の生む原因とも考えられる地球温暖化を止めるためにも、新たな電池の開発を心からお願いしたいと思います。


スマホのカメラが高性能になると気を付ける点も増える

最新のiPhoneのカメラ機能はどんどんデジタルカメラに近づいていて、ズームレンズが機能上付けられないという所はあるのですが、そこを強引に画角が違うレンズを3つ付けています。つまり、単焦点のレンズ3本を付け替えて撮影するのと同じようなハードが搭載されており、本体にはアプリを利用すれば画像の編集・加工ができますし、さらにGPS情報を付けることで撮影場所を後から特定できます。そして元々電話として作られたものであるので、撮った写真をすぐに誰かに送ったりSNS上にアップすることができるようになっています。

本当にこんなものが一般化したおかげでコンパクトデジカメを好んで購入しようとする人はいなくなり、日本というより世界のコンパクトデジカメ市場の様相が変わってしまったわけですが、こうした一般の人が普通にスマホで写真を撮りそれをネットにアップするようなことが普通になったことで、新たな問題が起こっています。

こうしたことは十分承知な方もいるとは思いますが、昨日、夕方のテレビニュースでとあるアイドルがSNSにアップした写真を解析されて住所を特定されたという実際の事件を紹介しながら写真のアップロードをする場合に注意する点について報道していたのですが、なかなかそういう事を全てクリアにして問題を回避することは大変です。

というのも、最新の注意をして周りの風景や場所を特定させるような建物や標識を排除して撮影されたもののようでしたが、その写真で住所を特定するために解析されたものは、そのアイドルの「瞳」に映った建物の画像だったのです。そのアイドルの方は、スマホで撮った画像をフルサイズのままアップしてしまったようで、普通に等倍で見れば瞳に何が映っているかはわかりませんが、スマホといっても一昔前のiPhoneSEでも1,200万画素もあります。

この画素数をフルに使って撮った写真を拡大すると、瞳に映ったわずかな画像であっても、その場所がだいたいどこかを特定する建物を認識できるだけの情報になってしまったのでした。実際はその写真からそのアイドルの最寄駅(写真説明から自宅の最寄り駅であることはわかっていたそう)を特定し、その駅前を張っていたところ本人が現われたので尾行して住居を突き止めたということなのだそうです。さらに、これは少し前に話題になった話ですが、手のひらを正面にして撮った写真をアップすると、指の指紋を拡大し解析されて指紋認証システムを騙してしまうという手法についても同じような危険だと言えるでしょう。

普通の人ならいくら好きだと言っても(逆に好きならこそ止めるべきですが)連日他の事もしないで画像を解析し、ストーカー行為をすることはありませんが、今の世の中では別にアイドルや有名人でなくても、たった一枚のネットにアップされた写真から自宅がばれてしまう可能性は十分にあることをまずは認識すべきだということです。

日々SNSに写真をアップすることが普通になっている方は、まずは自宅のそばで撮った写真をアップしないようにするというのがテレビでの対策として放送されていたのですが、もう一つの注意点は、スマホで撮った写真をそのままアップしないで小さくてもウェブ上では十分にわかるくらいまで写真のサイズを縮小してからアップするということも大事です。そしてもちろん、スマホカメラの設定で、GPSを「切」にしてから撮影するということも撮った場所を簡単に特定させないためにも注意して設定を考えるべきです。

私の場合は、スマホの写真を直接アップすることはまずありません。スマホで撮影した写真はGoogle Photoに自動的にアップロードされる設定にしているのですが、実際にこのブログで紹介する写真は、そうしてパソコン上でも共有したスマホ撮影の写真をいったんダウンロードして、その画像をリサイズするだけでなく、あらゆる画像ファイルに記録されている詳細な情報をパソコンの画像閲覧・加工ソフトの「irfan View」(Windows用のフリーソフト)とそのプラグインセットをインストールすることで利用できるようになる「Web用に最適化する」というメニューからリサイズとGPS情報を含む様々な画像ファイルに残ったデータを消したものをアップしています。

さらに「irfan View」には「画像効果」を付ける機能もあり、一部名前を出したり顔を出したりしたらまずそうなものが写っていたときのために「モザイク」で直接その物を覆うことで問題のない写真としてアップすることもあります。もともと、スマホで文章を書くよりもパソコンのキーボードで書いた方が早いし正確なので、画像についてもいったんパソコンで加工してアップすることを徹底しています。

そうした事はブログだからできることなのかも知れませんが、スマホの写真を直接アップする場合、安全ということを徹底するなら、アプリが使えこなせないなら一枚はカメラアプリの設定で「640×480」(ケイタイメールサイズという名称で出てくる場合もあり)のサイズ設定があればその最少サイズで撮り、そちらの方をアップするようにするというような一手間を掛けることも大事だと思います。もちろん、撮影時に自宅のそばを避けることも大切ですし、地域が特定できる建物は写り込まないような撮影をし、さらにあからさまに他人が写り込まないように気を付けるなど、自分で楽しむための写真と、ネットにアップする写真とを分けて考えることがこれからは必要になってくるのではないでしょうか。


ポケベルサービス終了で空いた電波について

2019年9月いっぱいで終了したことがニュースになったものの一つとして、かつては多くの人が使っていた「ポケットベル(ページャー)」のサービスがあります。すでにほとんど使っている人はなく、医療用として使われていたところもあったそうですが、最後までサービスを続けていた東京テレメッセージでは、ポケットベル終了後の事も考えての今回のサービス終了だったようです。

というのも、東京テレメッセージでは新しい技術が出てくるとすぐ解約して乗り換えてしまう一般ユーザーを相手にする商売よりも、確実に買ってくれて長く使ってくれるお役所相手の仕事のためにポケットベル用の電波をすでに使っています。

まだ私の住む静岡市では実用になっていませんが、日本の地方自治体が住民に出す防災情報の伝達のために電波を使い、ラジオという形で住民に配っているところがあります。私のところでも防災ラジオの配布があって入手しましたが、静岡市が採用している防災ラジオというのは地元で放送している「コミュニティFM」のFM波を使って防災情報を流すようになっています。コスト的には今あるラジオ受信機を少し改造すれば作ることができ、セットしておけばテレビがついていないような時でも自動的にラジオが鳴り出し、防災情報を入手することができるのですが、一つ問題があります。

FMラジオで、しかもコミュニティFMということになると、静岡市のすべての地域で良好にラジオが入感するとは限りません。いざという時にラジオから発せられる情報がしっかり聞き取ることができるかというのは、しばしば地元のコミュニティFM局は試験放送をするので、それが聞けるうちはいいのですが、ただ問題はそれがたまたま電波の状態が良い時だけ聞けているだけかも知れない恐れがあるということです。全ての試験放送のうち、本当に全てを受信できているのかというのは、実際のところ私にもわからないところがあります。

東京テレメッセージの扱っている防災ラジオは、通常のAM/FM波の他にポケットベル用の280MHzの電波を受信することができ(専用のホイップアンテナがあれば受信可能)、この周波数で緊急情報が流されます。この放送の大きな特徴は、受信するのは通常のラジオ放送ではなく、ポケットベルと同じ「文字情報」であるということです。送信設備は広いエリアをカバーし、実際に専用のラジオから出る音声は文字情報を機械的に合成したものではあるものの読み上げる方式にしているため、役所のパソコンから打ち出した文字情報をそのままラジオから流すことができるようになっています。通常のラジオ放送のように、電波が弱くて聞こえないということがなく、文字の内容をラジオが受信しさえすれば、ラジオ内で音声が合成され、はっきりと聞こえる仕組みになっているので、災害対策としてはかなり高いものになっているように思います。

これによって広い範囲で大がかりな送信システムを用意しなくても、これまであったポケットベル用の設備を流用することで県単位のエリアで送信できます。さらに停電時の対策についても考えられていて、ラジオ自体は常にACアダプタを付けておいて内蔵する主に単三電池の消耗を抑え、停電になっても内蔵されたアルカリ電池で2日ないし3日受信を続けることができます(当然、代えの電池があればその期間を増やせます)。

また、情報の送信側としても、ポケベル送信設備そのものがだめになってしまったらいけませんが(近くの送信設備がだめな場合、隣接する送信所からの電波も受信可能なのでまずサービスが止まる心配はないとは思います)、停電時でも普通のパソコンを衛星通信を使った回線と接続することで、パソコンで作った文字を電波に乗せることができるそうです。そうなると放送設備が全壊したり、マイクの前に立ってしゃべる人がいないような状況が起こっても、パソコンと衛星回線だけあればその都度情報を出せるわけで、大停電が起こったとしても情報を出し続けられることになります。

今回の一般ユーザーに対するポケットベルサービスの終了というのは、逆に言うと今後絶対に必要になると思われる、ライフラインがつながらない場合でも情報を得る方法の一つとして大いに普及する可能性があるということなのです。

ですから、皆さんの住まれている自治体で新たに「防災ラジオ」を配布したり販売するという話があった場合、そのラジオが単なるラジオなのか、それともポケットベルの電波を受信できるものなのかを調べる必要があります。もしポケットベルの電波を受信できるラジオだった場合、何はともあれ申し込んで入手することをおすすめします。一通りこの技術について調べてみると、何かポケットベルのサービスが終了した事での寂しさもなくなり、今後への展望も見えてくる感じがするので、まずは興味のある方はお住まいの自治体ではこの辺の事情はどうなっているかということを問い合わせてみてはいかがでしょうか。


楽天モバイルの「無料サポータープログラム」について

2019年10月1日の大きなニュースは、やはり消費増税がスタートすることの方が大きく取扱われるだろうと思いますが、実のところ今後の通信サービスの動向を見る中で、楽天モバイルが全国規模でのサービスを展開できなかったことが大きなターニングポイントになりそうな気がします。

一応楽天モバイルは10月1日からサービスを開始すると宣言していたのですが、その代わりとして基地局が用意できた一部の地域において「無料サポータープログラム」を行なうことになっています。その内容を見ていく中で、改めて地方において通信を使っている人の立場からいろいろと考えてみたいと思います。

このプログラムは2019年10月1日0時から10月7日9時59分まで申し込めるそうですが、全部で5000人限定ということなので、オリンピックのチケット以上にプログラムに参加できる人はラッキーだと言えるでしょう(応募者多数の場合は抽選になるそうです)。その後、二次以降の募集があるのかどうかというのは不確かなので、改めて楽天モバイルのサイトで確認が必要です。ネットでの口コミを見つつ参加するかどうか決めるのが賢い気もします。

次に、このプログラムで無料で利用できる期間は、楽天が全国でのサービスを開始する予定に合わせ、2020年3月31日までという予定になっています。この日程なら何とか東京オリンピックに間に合うというスケジュールになっていますが、今から1年半で全国のサービスエリアを確保できるのかという問題は特に地方在住の人間にとっては常に付きまとうようになるでしょう。

今回のプログラムについても10月に楽天の自前の基地局によるエリアが提供される東京23区、名古屋市、大阪市、神戸市住宅の18才以上のユーザーに限定されており、他の3キャリアと比べて安定して通信できるのか報告する無料のモニターとして「使われる」ことを覚悟しなければならないでしょう。無料プログラムを早く止めるため、早めに全国サービスを開始するのではないかという情報もありますが、見切り発車をすると、開通しないエリアではauの回線を借りることになるので、その分楽天の負担は大きくなることが予想されます。個人的には、何か最初にPHSの会社がサービスを開始した時のような感じを受けます(^^;)。

無料プログラムによるサービスは、通話・通信とも無制限(通話の国内・国外とも)という大盤振る舞いですが、謝礼を出さないモニター利用という意味ではそんな感じかなという気もします。また、無制限ならと無茶な運用をされるプログラム参加者がいるかも知れませんが、そもそも楽天モバイルのサービスが本当に安定して使えるようななるのかもわからない中での無制限なので、その辺について不具合が出たとしてもモニター期間は利用を続けなければならないということでもあります。プログラム参加のためには楽天の電波を捉えられるハードの購入も必要になりますし、やはり相当スマホでの通信が好きでないとなかなか大変だと思います。

かつての第四のキャリアと言われた「イーモバイル」はすでにソフトバンク陣営に買収されているので、新たに全国で利用できる基地局を整備し、さらに5Gについても展開しなければならないということで、逆に今の大手キャリアに吸収されてしまうのではないかという感じすら覚えるのですね(^^;)。地方在住者としてはこの「祭り」には参加できないということもあるので、楽天の大手キャリアに対しての戦いをじっくりと見させていただいた上で評価するしかなく、もしかしたら本格的に加入するかどうか迷うのは来年の東京オリンピックが終わってからになるのではないかとも考えられます。

さらに楽天が同時に進行している事業としては、現在主にヤマト運輸・佐川急便・日本郵便などを利用して配送している物流についての楽天独自の拠点を2020年に作るというプレスリリースがあります。現在の楽天は、通信と物流でアマゾンに対決を挑んでいることは理解できますが、どれだけ資金があるのかはわかりませんが、通信と物流を同時に整備できるのか? という心配をどうしてもしてしまうのですね(^^;)。

個人的にはこうした多くの事業への参入をすることによって、楽天がコケてしまった場合、さらにAmazon一強が顕著になり、消費者にとっては選択肢が無くなってしまう可能性もあるので、無理なら無理で、早めの経営判断の元、新事業と向き合って欲しいというところがあります。


入ったからにはすぐには出られない競技場の様々な問題

連日、ラグビーワールドカップの話題を続けてしまっていますが、今回のイベントは2020年の東京オリンピックにもつながる問題を内包しているように思います。ですから、今この時期の状況についてしっかりと把握し、特にチケットを入手してラグビーワールドカップや東京オリンピックを見に行こうと思っている方にとって、本来楽しいはずの試合当日に最悪の思い出とならないように、覚え書きのような形で残していこうと思います。

昨日、ラグビーワールドカップの運営から発表されたことに、競技場に持ち込めるものについて、「一名で食べ切れるくらいのフード」が追加されることになりました。こうした変化が出てきたのは、ここまでの試合における競技場エリアでのフードの入手困難さが様々なところで語られていたということがあります。

試合時間にもよりますが、サラリーマンが定時で会社を出て何とか間に合うくらいの時間(だいたい19時15分くらいの試合?)から始まる試合では、事前に食事を済ませて行くというよりも、少し早めに競技場に到着して現地で食事を食べることを考えて来る人が多いと思います。ただ、これまでは競技場内にはペットボトルやお弁当・お菓子類を含めて飲食物の持ち込みは禁止されていました。スポンサーとの兼ね合いもあり(海外大手のビールメーカーがスポンサーである影響かも)、ビールの購入はそこそこスムーズにできるものの、ソフトドリンクの購入には行列ができて買うのが大変だったり、軽食の購入も試合開始前に売り切れてしまって、空腹と喉の乾きを訴えて泣きじゃくる子供を落ち着かせるために、試合終了前に会場を後にする家族連れもいたというネットでの情報もありました。

そうした状況に対し、運営側はとりあえずフードの問題については持ち込みを認めることになったのですが、相変わらずペットボトルの持ち込みは禁止されたままです。運営では無料の給水所が設置されているスタジアムではその給水所を利用して欲しいということのようですが、今回のニュースではもう一つの「飲み物」持ち込みの方法についての説明が欠けていますのでここで紹介します。

主に医療用(脱水症状や熱中症対策)のために、マイボトルによる水やお茶の持ち込みに関しては、運営側ではプラスチック製のボトルを推奨するということですが、セキュリティチェックの際にボトルを開けて一口自分で飲む姿を見せることで、マイボトルの持ち込みができたという現地での情報もアップされています。

今後の状況については、飲み物の持ち込みについてのルールがさらに変わる可能性はあるかも知れませんが、水やお茶を入れた100円ショップで売っているようなプラスチック製のボトルを荷物の中に入れて持って行けば、もし没収されたとしてもそこまでショックは大きくないと思いますし、観戦中にどうしてもお腹が空いたりのどが渇いたという場合に備えるために、おにぎりやサンドウィッチ、お弁当、スナック菓子などのフードと、マイボトルに入れたソフトドリンクを持って行けば、お子さんを連れての観戦も何とかなるのではないかと思います。

実際に試合を観戦した方の口コミでは、比較的買いやすいビールの価格が高いという評価があちこちに出ているのを見ているのですが、これはスポンサーあってのワールドカップですので仕方のない部分ではあると思うのですが、サッカーのワールドカップですらフードやドリンクのことで私の観戦した試合では混乱があった記憶がないので、今回の運営の不手際というものが少なからずあったのではと思います。ただ、運営が決めた持ち込み物のルールについては現地のセキュリティチェックでいかに自分の行動の正当性を主張したとしても、「規則は規則」ということで、それが覆ることはありません。ですから、最新の運営に関する発表については事前だけでなくその後のニュースにも注目し、何が持ち込めないのか? ということを改めて理解した上で持ち物を決めることが大事だと思います。

今回のワールドカップ入場に関してちょっと意外だったのは「モバイルWi-Fiルータ」の持ち込みも禁止されているということです。スマホの一部の機種でもテザリングできるものも多いですから、なぜモバイルルータだけ? という感じはしてならないのですが、もしそのまま持ち込もうとしたら必ず競技場入口で没収されてしまいますので、そもそも持って行かないようにするしかないでしょう。

そして、今回のような問題が東京オリンピックで起こるのかどうか? という問題もあるのですが、こればかりは来年になってみないとわからないところがあります。というのも、これだけ厳しい入場チェックがあるのは、大きな世界的イベントを利用して自分達の主張をしようとするテロリストに狙われるからです。もしオリンピック直前に日本国内でテロと思しき事件が起こった場合、競技場への入場の際のチェックは今以上に厳しくなることが予想され、かなり早めに会場に到着しないと試合開始までに席に座れない可能性も出てきます。こうしたことはなかなか情報として出てこないので、今後の情報には気を付けながら安全に多くの人が観戦を楽しめる環境を維持していただきたいと思っています。


ラグビーワールドカップのチケットと5G問題

世界のスポーツイベントとして国内外で注目されているラグビーワールドカップですが、基本的にNHKと日本テレビが放送権を持っているということで、日本テレビはラグビー中心の編成となっています。昨日などは日本チームとは関わりのないアイルランド対スコットランド戦を中継する中で日本テレビの看板番組である「笑点」を休止にしたり、さらに日本テレビとしてはどうしても押さえておきたいと思われる読売ジャイアンツの5年振りのセ・リーグ優勝も日本テレビ系列は地上波・BSで放送できませんでした。

衛星放送が見られる視聴者はかろうじてBS-TBSがカバーしていたものの、恐らく一般視聴者の興味はジャイアンツのセ・リーグ優勝決定よりもニュージーランド対南アフリカのラグビーの一戦の方に向いていたはずで、改めて日本のプロ野球のソフトとしての弱さが出てしまったという感じになっています。今後に向けても、クライマックスシリーズから日本シリーズが終了する期間でもラグビーワールドカップは続いているので、もしジャイアンツが日本シリーズに出場した場合、日本テレビはどうするのか? ということも個人的には興味の的になってきました。

開催までは、実際本当にお客さんが入るのかと思う人もいたラグビーワールドカップは、やはり世界一流のプレーの凄さを見せつけられることで、それまでラグビーの事を全く知らなかった「にわか」ファンを生んでいて、今後に向けても大いなる展望があります。私自身は以前にワールドカップのチケット購入用のサイトに登録しているのですが、一昨日、その事務局からメールが来ました。題名は「まだ間に合う!静岡で“一生に一度”を体験しよう!!」です(^^)。

さすがに、日本代表の出場する「日本対アイルランド」のチケットこそほとんど残っていないようですが、それ以外の3試合については、これからテレビ観戦を飛び越えて実際にスタジアムに見に行きたいと思った場合、安いカテゴリーのチケットも若干残っているようなので、チケットを購入して見に行くことはまだ何とかできるようです。他の会場についてはわかりませんが、できれば当該の試合の時にテレビ中継される際に空席が目立つというような事がないように願いたいですが、公式サイトの情報によると、今回のワールドカップのチケットは空きがあれば当日のキックオフ後50分まではネットで販売されているとのことです。

そして紹介したメールからリンクされている公式ページの中には、今後東京オリンピックを迎えるにあたり携帯電話の「5G」を使っての中継システムについての報道があったばかりなのですが、そんなニュースからは想像できないような内容が書かれていました。

(ここから引用)

電子チケットはスマートフォンの画面表示でもご入場いただけますが、 試合当日は会場周辺の通信環境が混み合いますので、紙に印刷(ホームプリント)しての入場をおすすめします。

(引用ここまで)

先日の台風15号の被害があった後の電話・スマホのつながりにくさが指摘されたように、やはり多くの人が集まる中で一気に通信が行なわれることにより通常ならすぐに表示される電子チケットの画面もなかなか表示されなくなるかも知れないということが危惧されています。実際そんな調子で5Gのサービスが開始されても、スタジアムにつめかけた多くの人がスマホからの情報を得ようとしてアクセスが集中した場合、本当に大丈夫なのかということも来年の東京オリンピックについて考える中の懸念材料にしないといけないような気がします。

大規模なイベントでもしばしばスマホでの通信がつながりにくい場合というのはコミケやロックフェスティバルでも話としては出ていました。これが4Gから5Gになると解消するという話はあるにはあるのですが、とりあえず4Gと5Gが混在する中では5Gが快適に使えることはあると思うので、さしあたって東京オリンピックを見に行く予定のある方は、その前に本格的な5Gのサービスが始まった場合に備えて、今盛り上がっている5G非対応のiPhone11を始めとする現行のスマホはスルーして5G対応機に備えるのがいいだろうと思います。私自身も何とか今の物欲は抑えて、次世代のスマホとサービスが出てくるまで現行のスマホ・タブレットを使い続けるつもりです。


そろそろ始まる増税分の「ポイント付与」について

2019年10月から始まる消費税の10%への移行にともない、食品における軽減税率とともに行なわれるのは、増税分を一部カバーし、買い控えにならないよう各種キャッシュレス決済を行なうことによって付いてくる「ポイント」の付与が購入額の5%(小規模店舗での購入の場合)・2%(フランチャイズチェーンなどで購入の場合)になる政策です。

ただ、過去にあったポイントを荒稼ぎするためにカードを盗んで爆買いしたりなどの制度に反した行ないを防ぐため、クレジットカード業界では還元額の上限を共通で設けることにするようです。ポイント換算でだいたい月額1万5000円を目安とするそうですが、複数枚のクレジットカードや電子マネー、QRコード決済を組み合わせた場合にその上限が増えるかも知れません。ただ、そうしたことをして多くポイントを貰うことがモラル違反だと指摘されて状況が変わるところもあるかも知れません。

今後、全ての決済を現金を使わない電子決済にさせたいという勢力があるのか、実施を直前に控えた大手でないスーパーマーケットまで、独自の電子マネーを作り、顧客の囲い込みに必死なようです。電子マネーは便利ではあるものの、現金と違って使える場所が限られますし、いわゆる「使い残し」が出れば、お店に有利でお客の側にすれば常に使い残さないことを考えなければならない部分もあります。中小の業者にとっては、すでに使われている電子マネーをお店で使えるようにするよりも、独自の電子マネーを広める方が利用客をお店に縛り付けることができます。

ある程度のポイント還元を行なっても、支払い業務の効率化とともに、前払いされたお金が入ってくるわけですから電子決済をいろいろな場所で行ないたいユーザーからするとデメリットも有るのですが、来月からはさらに5%分のポイントが付き、さらにクレジットカードのように使い過ぎの心配がないということで、今まで電子決済に縁がなかった人としては、自分がいつも行っているスーパーの電子マネーを使って買い物をするというのが、家計のためにはメリットを感じるようになるのかも知れません。

ただ、電子マネーにしても多額のチャージをしたからすぐに使い切ってまたチャージするというのでは家計の節約にはつながらないでしょう。個人的にはポイントというのはあくまで「後から付いてくる」ものであって、ポイントが欲しいから無駄遣いが増えるというのでは、政府のポイント補償がなくなった後にその生活パターンが続いてしまい、家計のやりくりに困ることになるのではないかと思います。

10月からポイントのために支払いを現金でなく電子決済に変えるにしても、その前に改めてご自身のお金の使い道や家計簿の推移を確認し、使い過ぎがないくらいに対象品の購入を抑えることができれば、私はむしろクレジットカードでの支払いの方がいざという時の補償もしっかりしていますし、個人的にはクレジットカードで支払いをしていこうかなと思っています。

クレジットカードの使い方にしても物は考えようで、クレジットカードを使用した後で使った分をカードの引き落としされる銀行口座にその都度入れるようにすれば、考え方としては電子マネーにチャージするのと変わりませんし、電子マネーのような「使い残し」も発生しません。引き落とし日に口座の残額を気にしなくても大丈夫なようになればしめたものです。きちんと計画性を持ち、自分の収入の範囲内で使う分にはクレジットカードの一回払いは手数料もかかりませんので、衝動買いしないように気を付けながら利便性とポイント還元の両方を受けるのがいいのではないでしょうか。

さらに、クレジットカードにしろ電子マネーにしろ、溜まったポイントをどうして使うのか? ということも考えておいた方がいいと思います。クレジットカードの中には現金によるキャッシュバックや、各種ギフトカードへの交換、さらにSuicaなどの電子マネーに充当することもできるようなものもあります。

また、私が利用している地域で一番安くガソリンが入れられる出光のスタンドでは(まいどカード利用の場合)、クレジットカードのポイントに加えて、無料で配っている楽天ポイントのカードを機械に通せば楽天のポイントもたまります。さらに、出光では楽天ポイントを1ポイント=1円で給油ができるようになっています。もし楽天市場や楽天カードでポイントをためていれば、車やバイクを出光のスタンドで日常的に給油しているなら、いざという時にはポイント分で給油できるので、キャッシュバックと同じメリットがあります。

同じようなカードとしてはドコモのdポイントカードもあるので、私はむしろ汎用的に様々なお店での利用でポイントが貯まるカードを利用しながら、あくまで自分が必要な物についての買い物でポイントを貯め、いざという時に様々な場所でポイントを使っての買い物ができるように貯めておくということを考えたいと思います。

今後、様々なポイントの貯め方というような情報は出てくるでしょうが、それによって消費行動がいつもより活発になり、ポイント還元分以上に使ってしまっては元も子もないと思いますので、あくまで自分の生活のペースを乱さずに、きちんと計画して日々の暮らしの中でポイントを貯めていくということをおすすめしたいと思います。