通信サービス全般ニュース」カテゴリーアーカイブ

モバイル通信関連の新たなサービスや新製品が出てきたり、マスコミで話題になった時にはこちらで紹介します。

情報弱者は申請すら難しい?「マイナポイント予約」

私自身、マイナンバーカードを持っていないのでどうにもならないのですが、この7月1日から9月開始予定の事業のついて予約が始まった(その後に「申込手続」も必要になるそうです)、先月末で終了したキャッシュレス決済のポイント還元に代わるものとして行なわれる新たなポイント還元システムがあります。

これは、マイナンバーカードを持っている人限定で、まずはマイナンバーカードと各種キャッシュレスサービスを紐付けてから、そのキャッシュレスサービスでのチャージや利用を行なうと、何と25%(上限は5000円まで)というポイントバックがあるというものです。

今のところ予約が4000万人に達した時点で締め切る方針だということですが、何せマイナンバーカードを持っている人がそれほど多くないので、こんな事業があるということを知る人が多ければ、こぞって予約するのではないかと思いますが、予約を行なうのに一つの壁があるということをネットニュースで知って愕然としました。

多くの人は「マイナポイント対応アプリ」が動くスマホから予約や申込みをすることになると思いますが、NFC機能が使えるスマートフォンであることも必要らしいので、ご自身のスマホでアプリが入れられてもその後に進めるのかは、個人の環境によって異なります。ただ、ポイント還元ができる事は知っていても、何をどうすればいいのかわからない人は、スマホからなら役所などへ行って直接質問しながら手続きをやってもらうことも可能かも知れませんので、こんなところにもスマホ普及ガラケー消滅への道が作られているのかなあと思います。

もし自分のスマホでは手続きができなくても、コンビニのマルチコピー機やATMや専用の受付でもできるようですが、その他にできるといわれているのが、パソコンからの手続きです。これは、特に自分のスマホが申込に対応していなくて、そのためだけに新しいスマホへの機種変更をするつもりも、直接出掛けて時間をかけたくないと思う人が行なうと思うのですが、今回のニュースのキモは、そのパソコンからの予約・申込をするための条件がちょっとしたトラップがあるというものです。

パソコンを使ってインターネットのWEBを見たり、様々な買い物をしたり、様々な手続きをするために皆さんはどんなブラウザーを使っているでしょうか。私の場合はAndroidスマホを使っていて、GmailをWEB上から使ってメールを見たりする関係があって、Windowsパソコンでマイクロソフトが推奨している「Microsoft Edge」ブラウザではなく、「Google Chrome」を主に使っています。ただ今回のニュースによると、パソコンからマイナポイントの予約と申込みを行なうためには、何ともはや「過去のブラウザ」と多くの人に認知されているであろう「InternetExplorer11」しか対応していないのだそうです。取材を受けた総務省マイナポイント施策推進室では、今後他のブラウザの対応を検討しているとは言うものの、この状況を知らずに「Microsoft Edge」や「Google Chrome」で手続きをしようと何度も試みたものの、手続きができないトラブルが今後増えることが予想されます。

本来、ネット(パソコンやスマホ)を使えるならそちらから手続きができる人が多い方が、それ以外の場所に直接行って現場が混乱する可能性を少なくできるので、できるだけ多くの環境に対応すべきだと思うのですが、これではマイナンバーカード関連でない用事で役所に出掛けた人もマイナポイントを求めてやってきた人のあおりを食うという可能性もあります。

私自身はこのマイナポイントをキャッシュレス決済に紐付けて使おうとは今のところ思っていないのですが、自分が役所に行った時に手続が滞るような騒動は勘弁して欲しいと思います。それにしても、「InternetExplorer11」には脆弱性があるからと、マイクロソフトは「Microsoft Edge」への切り替えを促しているのに、なぜこんな仕様にしているのか謎すぎますね(^^)。


デジタルカメラの存在感はもはや遠くに

日本の企業というのは、資源はないが智恵を出して工業製品を作るメーカーが世界を席巻したわけですが自動車はともかく、その他の日本が得意と言われた製品をとりまく環境は相当変わってきてしまっています。

輸出品として大いに売れたトランジスタラジオはもはや日本製品がベストではなく、中国メーカーの方が面白い製品を出すような状況になってしまっていますし、そもそもラジオがなくてもスマホにラジオ機能が付いていたり(FM電波を捉えることができる)、インターネットラジオとの同時配信が当り前になってしまった今、ラジオからではなく、パソコンやスマホからラジオを聴き、さらにはradikoのエリアフリーやタイムフリーを活用し、全国どこにいてもローカル局を聞くとか、仕事で聴けない時間に放送している番組を通勤時間にまとめて聴くという、昔なら相当機材を揃えて録音しないとできなかったことがスマホ上の操作だけでできてしまうことで、日本の企業はかなり大変なことになっているという気がします。

そんな関連で、何と日本を代表するカメラメーカーとして認知されている「オリンパス」がデジカメなどの映像事業を新会社として分社化し、オリンパスからJIPが管理・運営その他関与するファンドに対して譲渡することを発表しました。今さらですが、デジカメという商品自体が、一般向けの商売にならないような状況になっており、赤字が連続することで会社としてはもはやいつ売るかという風に考えていたのでしょう。

現在でもカメラメーカーというのはニコンとキヤノンがあり、プロ用の機材を提供していて、映画も一眼レフで撮れてしまうくらいのクオリティに進化していますが、一般ユーザーはそこまでの機能を求めず、日常や旅行の際のスナップ写真を撮るなら、スマホのカメラで十分で、最近のスマホはAIを内蔵していて、細かな設定をしなくてもそこそこの写真が誰でも撮れるようになってきているところから、プロ用でないデジカメを出しているメーカーは、売れても少ないデジカメファンからの購入を期待するようになるので、なかなか商売として収益を上げるのが難しくなってきているところは私にもわかります。

ただ、身売りした後にオリンパスのシステムがどうなってしまうのか、防水用のハウジングは販売が続くのか、修理対応はどうなるのかとか色々あります。ただ、修理については私自身にも経験がありますが、修理不能で別カメラと交換なんてことも体験しましたので、特にレンズ交換式カメラ以外のコンパクトカメラ系を使い続けている人については、もし今使っているカメラがだめになったらスマホカメラで我慢するのか、別メーカーのカメラを物色するのかということになってくるのだろうと思いますが、昔のように色々なカメラを選ぶことはできそうにありませんので、今後の新生オリンパスカメラが、OMシリーズやPENの他にどういったラインナップに舵を切るのか、注目ではあるのですが、画期的な事は起こらないという風にある程度覚悟を決めてウォッチするしかないでしょう。

個人的に今メインで使っているOPPO Reno Aはレンズは2つあるものの、一つはポートレイト撮影で背景をぼかすための合成用なので、それ自体で画角を変えたり望遠になったりするものではなく、そこまで良いわけではありません。将来は、現在高級スマホに付いている画角の違う複数のレンズがエントリーモデルにも付くようになれば、あえてデジカメを旅行に持って行かなくても何とかなるような次の時代になるでしょうが、今のスマホのエントリーモデルの性能は中国メーカー>日本メーカーという傾向があるので、ファーウェイがライカと提携したように、オリンパスはそのレンズや技術をスマホメーカーに供給したら面白いスマホをどこかが作るんじゃないかという気もします。ただそれが日本のメーカーである保証は全くありませんが、ともあれ今後の新生オリンパスの動向には注目してみたいと思います。


「ハローページ」の終了で固定電話はどうなるか

ニュースとしてのインパクトは強いのに、思ったほど世間で話題になっていないのが、NTT(旧・電電公社)の50音別電話帳として長く使われてきた「ハローページ」が2021年10月以降に発行・配布する最終版をもって発行を終了することが発表されたというものです。

改めて電話帳の役割というものを考えて見ると、電話というものは今のように気軽にするものではなく、個人情報保護という事も社会では問題になっていなかったので、電話を契約した際には何も考えずに電話帳に掲載する人が多く、電話帳掲載についてそれほど大きな問題にはならなかった時代があります。

※掲載を望まなければ電話帳への掲載をしない選択肢はありました

また、電話帳の変わった使い方として、全国の電話帳を大きな図書館で閲覧し、日本国内にある名字を収集したりする人もいたりして、例外はあるものの日本の世帯の概要を電話番号および住所とともに公開するという、現代の目線で見ると危機意識のない状況が長く続いていたということになります。

こうした情報の脆弱性をねらって広まってきたのが電話を使った押し売りや、最近の特殊詐欺ということになるでしょう。すでに携帯電話は一人一台というところまで普及してきており、特別なオプションを付けなくても電話番号を画面で通知してくれるので、知らない番号からの電話には出ないということもできるので、固定電話の存在意義が徐々になくなっているというのが正直なところでしょう。

さらに、自宅から出ないようにと多くの人が自粛に協力する中で、改めて固定電話にはろくな電話がかかってこないことを再認識した方も多いのではないでしょうか。ちなみに私の場合は、固定電話に紐付けたネット接続サービスのADSLをまだ続けているので、ネットのために継続しているという感じですが、来年のハローページ発行終了にともなって、あえて固定電話は使わなくてもいいのではないかと思う方々も出てくるのではないでしょうか。

今回の新型コロナウィルスの問題だけでなく、地震や大火、大雨など大きな自然災害がいつどこを襲うかということを考えた時、あくまでライフラインとして整備しなければならない電気・ガス・水道と比べると電話は携帯電話によるワイヤレス化が達成されているので、災害からの復旧の速度はむしろ有線の固定電話より早くなる可能性もあります。そして携帯電話の世界では5分ないし10分以内の定額や無制限の定額通話を選ぶことができるのに、固定電話でそうしたサービスが利用できるようになりそうなのが、ハローページ終了後からさらに時間がかかり、現在のメタル回線がIP化された時になると思うので、そこまで待つというのはすでに自宅に固定電話を引いている人が残るだけでしょう。

引っ越しなどで住居が変わるような場合、わざわざ固定電話を入れるよりも、自宅から持ち出さない携帯電話を家の電話として使った方が安くて便利に使えますし、家族で同一回線にしておけば、家族間の通話がフリーになるなどのメリットを出してくる業者もいます。ここまで固定電話について積極的に売りに行かずに自然消滅をねらっているなら、早く大手キャリアでもMVNOでもいいですから、4G対応の据え置き型のルーター&電話機能のついた端末を出して欲しいものです。楽天の電波が入るところに自宅があれば、Rakuten UN-LIMITが出すそんな端末があれば、自宅のインターネットと電話を含めたサービスを全て定額の2,980円でできるようになり、さらにその端末を車に載せれば車の中が事務所であり自宅であるような環境が整います。個人的にはそんな夢の端末が出たら、ADSL後のネットとしては必要十分な性能です。むしろじわじわ固定電話の周りから締め上げていくというような方法でなく、魅力的な新端末で固定電話の時代を終わらせた方がいいのではないかとつい思ってしまいます。


Rakuten Miniの最新ロットではBAND1が利用不可に

Rakuten UN-LINITは画期的なサービスだということで今年の4月から全国サービスをスタートしたのですが、すでにUQモバイルやY!モバイルでは楽天の新プランに対抗する形で新プランを出しているので、まずは楽天が第四のキャリアとして入ってきたことによって、日本の携滞電話市場は多少活性化したのではないかと思えるのですが、逆に楽天によってかき回されてしまったと思っている人も少なくないでしょう。

まずは、サービス開始初日にそれまでau回線を使ったパートナー回線について、高速クーポンが2GBで、高速通信を使い切った場合の低速制限が128kbpsと言われていたのが、まさかの高速クーポン5GBで、低速制限時のスピードが1Mbpsまでアップしたことで確かに使いやすくなりました。

ただ、楽天回線は他のキャリアのバンドとは違うので、いわゆるSIMフリーのスマホの中でも使えないものもあるのですが、最初のネット説明会では同社の販売するスマホの製品を、他社のSIMを入れても使えるような事を言っていたような気がします。

現在楽天モバイルで売られている端末のうち、唯一「Rakuten」の名を付けた独自携末「Rakuten Mini」もそのようなSIMフリースマホです。当初、2万円で売られた小型スマートフォンであるRakuten Miniは、本体にSIMカードを入れないeSIM対応のスマホで、さらにおサイフケータイも付いているということで、一年間通信料無料で利用できるユーザーの選択肢としてだけでなく、MVNOの中で唯一eSIMをサービスとして展開しているIIJmioのドコモ回線のeSIMを入れて利用するという方もいました。

一般的には、あまりスマホを買う前に事細かにスペックを見る方もいないかも知れませんが、先日から「Rakuten Mini」を楽天の回線とセットで購入すると1円で購入できるというキャンペーンが発表され、4月8日のサービス開始日にSIMの契約をした私はガクッと来たのですが、ここ数日のネット上で「Rakuten Mini」に関する話が盛り上がっていたのですが、一昨日のニュースでまさかの楽天の「Rakuten Mini」の売り方を目にして絶句してしまったのでした。

どういうことかというと、どのスマートフォンでも、携帯電話のどの電波を掴むのかということは本体スペックに記載されており、「Rakuten Mini」発表当初はこの内容はBAND 1,3,18,26,28,41と書かれていました。その後、シリアル番号の内容で、対応BANDが増え、BAND 1,3,5,18,19,26,28,38,41となっていたのだそうです。

しかし、現在の最新ロットでは国内で利用する場合に問題のある変更があったにも関わらず、その内容をアナウンスしないまま売っていたのです。ちなみに内容は、BAND 3,4,5,18,19,26,28,38,41となり、BAND1を掴まない仕様になっていたのです。

改めてバンドの違いによる使い勝手の差について書いてみますと、BAND1は、ドコモ回線の中では良く使われていて、楽天モバイルがパートナーエリアとしているau回線でも使われています。逆に追加されたBAND4,5は主に米国内のローミングサービスを意識したものではないかと言われていて、国内で使用するにはあまり関係ありません。しかし前述のIIJmioのeSIMを使ってRakuten Miniを使おうと思っていた人がBAND1が使えないとなると、使えるつもりでeSIMを設定した後で、かなり利用エリアが限られてしまうことに気づく可能性もあるので、購入者の間では大きな問題になりつつあります。

私を含め、現在新型コロナウイルスの影響でお店も開かず、楽天側もオンラインショップの利用を促している状況になっていますが、そうしたオンラインショップを利用するにあたり、一番重要なことはきちんと正しい情報を売る側が発信してくれるかどうかということになるでしょう。今回は指摘があるまであたかもBAND1が使えるような説明を楽天がしたままキャンペーンの1円売りをされては、ユーザーはどうしようもありません。今回のキャンペーンは楽天回線に紐付けされた購入なので、すぐには使わないにしても、ある程度の時期を経て、別の端末にeSIMを移した後にIIJmioのeSIMの契約を考えていた方にとっては大きなショックだったのではないでしょうか。

今回のニュースを受けて、BAND1が使えないと困るのに最新ロットの製品が届いてしまった人のために、楽天に答い合わせることで本体の交換もできるような話も上がっているものの、電話やメッセージがすぐにつながって早急に対応できるかわからず、これからの楽天の対応によっては騒ぎはさらに広がる可能性もあります。

今回の問題が怖いのは、現時点だけでなく時間差でもトラブルが出る可能性があるということもあります。今書いた問題をスルーして(楽天で使っている場合には今回の変更の影響は最少限なので気付かない?)、かなり後になって自分のRakuten MiniがBAND1を掴まないロットのものであると気付いても、その頃にはもはや楽天の方でも対応は難しくなっている可能性があります。そうなった場合、恐らく楽天はそこまでの交換対応はしないと思いますので、いわゆる「安物買いの銭失い」というものになってしまうかも知れません。

今回のような情報後出しのような事を日本の一流企業がやるわけですから、にわかには信じられない話ですが、それが今の日本のクオリティなのかも知れません。ここは知らずに購入してしまった場合の対応も含め、消費者としては遠慮せずにしっかりとクレームを言うようにしましょう。そして、今後Rakuten Miniの中古市場にも変化が出てくるように思います。

基本的にSIMフリースマホを市場に出す場合、いかに多くのキャリアで使えるかによって買い取り価格や売出価格が決まってきます。同じRakuten Miniでも異様に安いものがお店に出ていた場合、そのスマホはBAND1対応でない可能性がかなり高いのではないかと思われます。楽天回線で使うために買い足すならそれでもいいのですが、ドコモや他のeSIMで運用しようと思っている場合は、今後はこの問題を受けてBAND1の利用ができるかできないかを確認の上で購入するかどうかを決めないと、買ったもののほとんど使えずにゴミとなるようなケースも出てくるのではないかと思われます。この問題はそういう意味でもかなり尾を引く問題ですので、ここを読まれている皆様も十分お気を付け下さい。


ソフトバンク系のY!mobileも楽天・UQに追随プラン発表

Rakuten UN-LIMITの全国サービスが始まったのが2020年4月でしたが、このプランに対抗するような形でauのサブブランドであるUQモバイルが「スマホプランR」のサービスを開始したのが今月からですが、さらにこの状況でユーザーの流出も考えられる他のキャリア陣営では、ソフトバンク系のサブブランドのUQモバイルも対抗してきました。まずはそのプランについて紹介することにしましょう。

ワイモバイルの対抗プランは2020年7月1日から新プランとなる、「スマホベーシックプラン」のうち月10GBの「Mプラン」(3,680円/月)と月14GBの「Rプラン」(4,680円)になります。今回の変更で高速クーポン消費後の最大速度が1Mbpsに変更になり、この点では楽天とUQに揃ったので、ここではより安く利用できるMプランで他社と比べてみましょう。

Mプランは3,680円/月と他社よりも割高になっていますが、これにはカラクリがあります。ワイモバイルのスマホベーシックプランは、10分間の通話定額が基本料金で利用できるようになっているので、UQと比べると、元々通話定額が欲しいと思っていた人にとってはUQのプランと料金的には同じです(700円が10分定額の場合のオプション料金です)。これについては、無制限かけ放題のオプションと(1700円)、月間60分の無料通話オプション(500円)を任意で選んだり、選ばなかったりできる(当然月ごとにオプションを付けたり外したりできる)分、UQモバイルの方が契約内容に自由度があるのが違いと言えるでしょう。

また、ワイモバイルの場合、高速クーポンの翌月繰り越しは利用できません。ですからそこまで毎月高速通信を利用しない人は「Rプラン」に入っても無駄にするデータ容量が増えてしまいますし、「Mプラン」でも使い切れない場合は、UQモバイルのデータの翌月繰り越すが可能な「スマホプランR」の方を選んだ方がいいように思います。

ちなみに、上記金額は割引金額を加味していませんが、半年間たとえ安く使えたとしても、結局は決められた料金を後々払わなければいけないので、あくまで割引のない料金で比較させていただきました。通話定額がいらなかったり、逆に無制限で電話したかったりする場合はワイモバイルよりもUQモバイルの方が出費を抑えることができる分有利ですが、いつも使っているエリアで使えるかということの方が大切な点であるので、ソフトバンクエリアを中心に移動している人にとっては今回のワイモバイルの発表は有難いと思います。しかし、UQモバイルの動きを見て同じレベルまでサービスを追加しただけのプランと言われても仕方がないような感じがすることも確かですね。

こうなるとドコモの方はそのままスルーするのか、対抗プランを何かしら出してくるのか気になります。ただ、大手3キャリアの中では唯一ドコモだけUQやワイモバイルといったサブブランドを持たない中、どういう形で出すのかどうかも気になりますね。純粋なサブブランドではありませんが、OCNモバイルONEが新しいUQ・ワイモバイル新プランに対抗するものを出してくるのかどうか。ただ、全くの横並びであるなら、そもそもエリア整備がどうなるかわからないものの、Rakuten UN-LIMITに比べればプラン内容の斬新さというものは見劣りすることになってしまうでしょう。

個人的には、高速クーポンは必要なら別購入でいいと思うので、最大速度1Mbpsで高速クーポンなしの中速プランを他社より安く出してくれるだけで十分だと思います。今回ワイモバイルがそういう形で安くスマホプランを出してきたら(具体的にはスマホベーシックプランSの高速クーポン利用後の制限を1Mbpsにしていたら)、最初から10分以内のかけ放題もセットされている分、それなりのインパクトはあったと思うのですが(私の場合、今のメイン回線の移動も考えたかも)、そうならずに128kbpsのままなのは残念でした。

どちらにしても今後のスマホ用のメインプランは高速クーポンを使い切った後の低速制限された状態でも約1Mbps前後のスピードを保つプランが普通になったわけですので、既存ユーザーで通信制限後の遅さに耐えかねている方は、多少料金は上がってもとっとと新しいプランに乗り換えた方が満足度は上がることになるでしょう。


海外製の安いスマホを選ぶ理由は単純明快

私自身Rakuten UN-LIMITを本サービス初日に使えるように申し込んだのですが、サービス開始当初は選べるスマホはどれもほとんど定価でした。それでも楽天モバイルのスマホを購入することで楽天の期間限定ポイントが戻ってくるので、何とかその期間限定ポイントを毎日の生活の中で現金の代わりに使うことで、「実質」ではなくトータルの支出でスマホを定価で購入した分からスマホ購入にかかった分を戻して、結果的に安くスマホを使おうと色々考えています。

というのも、スマホの機械的寿命ではなく、OSのアップデートが止まっていつも使っていたアプリが使えなくなったり、多くのメモリが必要になることで実質的な寿命を迎える期間というのは意外と早く来るのです。それでも長く使えるというiPhoneはスマホの中でも高価で、いつまでOSサポートがされるかわからないAndroidスマホでも十万前後の機種というのはザラです。どうせ2年から3年で買い換えなければならないスマホなら(さらにiPhoneに固執しなければ)、3万円前後くらいで一通りのことができるものならどのメーカーのものでもいいと考えるのは自然なことだと思います。

現在、楽天モバイルでは2つのスマホを値下げして売っていることがニュースになっています。掌の中に収まる「Rakuten Mini」が契約と一緒に申し込むと当初2万円のものが1円で購入できたり、「Galaxy A7」が31,500円から17,000円へと大幅に値下げされるキャンペーンがはじまりました。

Rakuten Miniは物理的なSIMカードを使わないeSIM対応のスマホで、防水とおサイフケータイ対応、製造は中国のTinno Mobileです。また、Galaxy A7は防水もおサイフケータイも、さらにUSB Type-Cでもないものの、物理SIM利用での楽天SIMのアクティベーション終了後、SIMをiPhoneに入れ替えてデータ通信を利用(その際は別のSIMを入れれば楽天linkアプリからの発信および着信(携帯のみ)がGalaxy A7でできるようになります)することも可能です。ちなみに、購入金額の17,000円のうち、楽天の期間限定ポイントが15,000ポイント支給されるので、このポイントを何とか有効活用できれば、色々Rakuten UN-LIMITの使い方を広げてくれるスマホが最大2,000円の負担で利用できるのです。ちなみに、Galaxyは韓国のメーカー、サムソンの製品です。

こんなことを書く気になったのは、最近またアメリカと中国の仲が悪くなっていまして、お互いに意地になって相手国に対しての制裁を行なうようになってきたことと関係があります。政治家は制裁を正当化するために相手国について、いかに酷い事をしているかを訴え、その国のメーカーの製品のボイコットを呼び掛けることもありました。

それはそれで外交のやり方としては仕方のない部分があることは私にもわかります。しかし、今回の状況が長びけば、Rakuten Miniは日本に輸入されなくなり、中国メーカーのスマホも経済制裁で手に入れることが難しくなる可能性があることは、日本でも一時期ファーウェイのスマホの販売が遅れたことからも十分考えられることです。

現在私が使っているスマホはどちらも中国メーカーの製品ですが、なぜそういう構成にしているかというと、単に価格が安くスマホの利用コストを抑えられるからです。残念ながら今回の楽天のキャンペーンでも日本メーカー製のスマホを格安で出すようなことはしませんでした。それには様々な理由があるのでしょうが、このまま政治的な緊張感が長引いて海外製の安くてコスパの良いスマホを手に入れる術が消されてしまうならば、多くのユーザーがあえて高額なスマホを買わざるを得なくなり、そのあおりを受けて家庭内ではスマホにお金を使った分を抑えるため、他の支出を切り詰めることは容易に想像できます。政府が本当に日本の経済を再生させたいなら、日本のメーカーが作るそこそこ高性能なスマホを安くキャリアやMVNOを通じて提供させるように仕向けるべきではないのかと思うのですが。

残念ながら、今の状況ではあえて日本のメーカーのスマホを数年で使い潰すにはコストが掛かりすぎるので、今後海外の状況がさらにおかしなことになる前に、今回紹介したキャンペーンなど、使えるものなら自分の回線を切り替えるタイミングを使って、スマホや回線関連の費用を節約することを現状ではおすすめしておきます。


Rakuten UN-LIMITとUQモバイルの仁義なき戦い

今回、UQモバイルがスマホ用プランを一新したことで、なぜ急にRakuten UN-LIMITがパートナーエリアであるauのエリアで通信制限時に最大1Mbpsのスピードを提供できるのかに合点が行きました。UQモバイルにとっては、Rakuten UN-LIMITが4月のサービス開始時に出してきたパートナーエリアでのサービス内容はかなりのショックだったと思われますが、それにまっ正面からぶつかる形で出した、ドコモとソフトバンクにとっては脅威の「スマホプランR」(2020年6月1日から提供開始)が発表になりました。

月々の料金はRakuten UN-LIMITと同じ2,980円ですが、エリアは当然ですがau回線のエリア全てで利用でき、高速クーポンは10GB/月で翌月の繰り越しも可(最大10GBなので合わせて20GB分をキープできる計算です)とのこと。Rakuten UN-LIMITはパートナーエリア(つまり楽天エリア外のみ)の利用のみで高速クーポンは毎月5GBで、データの繰り越しは不可なので、auのエリアでしか使っていない人にとっては、UQの方に大きなメリットがあります。

さらに、通話定額はこのパック料金ではできないものの、通話オプション料金を追加すれば、二段階の定額プラン(国内10分間かけ放題700円/月、国内24時間かけ放題1,700円/月)と通話パック(国内最大60分間500円/月)で、特別なアプリの利用なしでもかけ放題ができるので、大手キャリアと同じでわかりやすく料金上のトラブルも考えにくいサービスになっています。当然iPhoneでも発着信できます。ちなみに「スマホプランR」に24時間かけ放題を付けても5,680円で、もしRakuten UN-LIMITがなければ、私がドコモからMNPする回線はUQになっていたと思います。

今回、楽天のプランの種明かし(なぜ低速制限でも楽天が最大1Mbpsを実現できたのか?)をUQが行ない、楽天エリア以外ではことごとく有利なデータプランを出してきたことによって、多少はユーザーも考えると思います。UQモバイルの高速通信時の安定性は多くの人が認めるところなので、低速制限でも回線品質には期待できそうで、6月以降はこの点にも注目でしょう。今後楽天の方は自社エリアでどのくらいのスピードが出て、その回線品質をシビアに見る中で、これ以降のユーザーの流れが決まってくるのではないかと思っています。

そうは言っても、通話定額とSMS定額が月々料金の中に入っていて、楽天SIMが入っていないスマホでも、通話アプリ単体での利用も可能なRakuten UN-LIMITの方が、現在auのパートナーエリアで使っている人にとっては安くてUQのプランと同じように使えるということで、今後一年間0円で使っている人にとっては有利であることは変わってはいません。

ただしかし、あらゆることが未知な業者の楽天と、先日au陣営に入ってサービスを行なっていくと発表したUQとを比べると、良くも悪くも楽天エリアでの回線品質がどうなるかが、今後Rakuten UN-LIMITが生き残っていくためには必要なことになるでしょう。もし今後楽天がちょっとでもUQ・au陣営に弱みを見せてしまうと、今回の無料プランで獲得したユーザーをUQに取られてしまう危険があるような気がします。先に仕掛けたのは楽天の方ですが、今回の戦略的なスマホプランRをUQが出してきたことによって、一部は同じ回線を使っているとは言え、バチバチの鍔迫り合いを続けていくのではないでしょうか。


親指シフトのソフト&ハード提供を富士通が終了するにあたり

富士通株式会社は、「親指シフトキーボード」として同社が販売しているキーボード製品および、日本語ワープロソフト「OASYS V10.0」、日本語入力ソフト「Japanist 10」の販売を2021年中に終了し、2024年または2026年にそれらのサポートを終了すると発表しました。時期としては3Gの携帯電話と同じくらいの時期に終了ということになるということなのですが、この辺の事情について知っている人からすると、よく今まで販売とサポートを継続していたのだなあと思われる方も少なくないのではないでしょうか。

もともとは富士通が出していたワープロで日本語を入力するために、アルファベットのキー単体だけでの入力では日本語の五十音を出すことができないので(いわゆるホームポジションに指を置いて打てる範囲外の数字の場所にまでカナを割り付けないとカナ入力ができないようにJISかな形式はなってしまっています)、両手の親指でシフトキーを押しながら全ての文字をホームポジションから一打で出すことができるようになっているところに特徴があります。

現在パソコンで日本語入力をしている方は、ほとんどの方はローマ字入力で日本語を出していると思うのですが、これだといったん頭の中で日本語をアルファベットの羅列にしてから出すようになるため、若干頭の中でタイムラグが出ます。元々パソコンのキーボードは英文タイプライターの配列を採用していますが、この配列というのは純粋に打ち易さを考えて作られたものではなく、そもそも入力に力が要らないタイプライターとキーボードとは別物であるのに、多くの現場で使われていたタイプライター用の配列をそのまま採用したのは必然だったのかも知れませんが、この配列で日本語を打つというのは考えてみると不自然でもあります。

日本でのタイプライターの歴史は、知っている方は知っている「和文タイプライター」というもので、事業用の文章を作る場合に広く利用されていたのですが、2,000字以上ある漢字を全て小さなボードに配列した和文タイプライターをスラスラ打つためには相当の熟練が要求されました。ですから、画期的な「かな漢字変換」によるワープロの登場自体が日本の事務作業の大きな革命になったわけですが、そういった時代だからこそ、アルファベットの26文字の部分だけを覚えるのと、日本語かなの45文字を覚えるのは苦ではない中で、今となっては学習が大変なJISカナ規格が出来、それだけの学習時間をJISカナ習得にかけるなら、もっとスムーズに早く日本語を入力できる親指シフト入力が市民権を得、富士通の一社だけながら多くの人に使われてきた経緯があります。

私が親指シフトを学ぼうと思ったころは、時代はもはやワープロからパソコンに移っていて、あえて富士通のパソコンを買わなければ独特な配列の親指シフトキーボードを使うことも、富士通のOASISのシステムを使うことができませんでした。それが商品としての「親指シフト規格」の不幸で、ワープロがパソコンに置き換わるうちに、日本語入力はローマ字入力でというのが一般的になっていきました。

こうした流れに抵抗し、決して親指シフト方式を富士通の製品を使っていなければ利用できない状況を改善しようとした人がいて、出てきたのはパソコンのOS上で動くエミュレーターソフトの数々でした。OSとしてのDOSの時代からUNIX、Windows、MacOS、さらに現代はAndroid OSでもスマホにキーボードを接続すれば親指シフトのしやすいスペースバーの小さいキーボードで親指シフト入力ができてしまう環境は今も存在しています。私はそうしたエミュレーターソフトで親指シフトに触れた人間で、キングジムのポメラで親指シフト入力がサポートされた時にはそのためだけに購入したりしました。

ですから、今回のニュースがあっても親指シフト入力が全くできなくなってしまうことはないのですが、これから新しく親指シフト入力を使ってローマ字入力と違う直感的に日本語入力のできる方式に興味を持つ人がどのくらい出てくるのかということが、今後の課題ということになってくるのではないでしょうか。

これからパソコンを買って使おうと思っている人は、何のテキストもなければ、まず日本語入力をするためにはキーボードに書かれている文字を見て、かな入力にするかローマ字入力にするかを選ぶことになると思うので、親指シフト人口を増やすのはかなり厳しいでしょうし、パソコンよりもタブレットがリモート授業の受講に利用されつつある今、両手でキーボードを打つこと自体がマイナーな入力方法になりかねない感じもあります。

しかし、今では100円ショップでも売っているシールに文字を書いて貼り付ければキーボード表面の文字も気にせず、それほど学習スキルも必要なく日本語が入力できるため、英字を打つためのローマ字入力の能力は残したまま日本語入力専用に親指シフトをやってみるのも、多くの日本語を入力する人なら導入することは無駄ではないと思います。

というのも、単純に同じ文章を入力するための打鍵数が少なくなりますし、今の日本語入力ソフトは予測変換の機能が発達していて、論文などよく使う語句であったり、固有名詞のようなものは、全て入力して変換しなくても、かな入力の段階で候補の文字列をタブキーで選択することができるようになっているため(私の使っているGoogle日本語入力ではそのように操作します)、ひらがなの入力が早い親指シフトの方が余裕を持って文章作成にかかることができる気がします。

たまにしかパソコン上から文字を打たないという方には必要のない事かも知れませんが、自分の発信したいことを長文にまとめたり、本格的に創作活動を行ないたいと思っていたり、論文を書く機会が多い方については、家にいる時間のいくらかを新たな日本語入力方法の習得に費してみるのもいいのではないかと思います。今回のニュースを受ける形で、ある程度親指シフトに関するネットでの発言も増えるだろうと思いますので(このブログも含む)、ネット上を検索すれば今使っているパソコンでどのように親指シフトを実現するかということもわかると思いますし、エミュレーターソフトの導入から一通りの学習方法までネット上で入力することも可能です(実際のところは文章を書きながら覚えていくものです)。今の状況を活用するためにも興味のある方は調べてみてはいかがでしょうか。


UQモバイルのKDDI事業統合はユーザーのメリットになるのか

ここ数年、三姉妹のテレビコマーシャルで一般の方への認知度も上がってきたUQモバイルですが、私自身はモバイルルーターでWiMAXを使うための通信を提供している会社という認識だったのが、auのエリアが使えるSIMカードを販売するMVNOとしての認知度の方が今では大きいでしょう。当時からauの使えるMVNOの中ではキャリアと同等にスピードが出るMVNOとして人気でしたが、それは裏を返すとauが他のMVNOとUQモバイルに提供している回線の品質に差を付けているのではないかと思われても仕方ない部分があります。

恐らく、他のau回線を提供しているMVNOからすると、ずるいのではないか? と思わせるくらいのサービスをUQモバイルが提供していることは確かです。個人的には、他のMVNOのSIMだと速度低下が起こる時間帯にもハイスピードを維持できる高品質の回線という特徴以外にも、音声とのセットプランを選んだユーザーに対してのみ低速制限時の最大スピードを300kbps(他のMVNOでは最大200kbpsがせいぜいでさらに低速で大量のデータ使用をすると二段階制限があるところもあり)で使え、さらに大手キャリア以外では同じ大手キャリアの関連会社のワイモバイルとともに、オプション料金はかかりますが24時間通話定額を専用アプリなしで(プレフィックス通話でない)利用できるのが大きなメリットでした。

私自身も、今使っているドコモのガラケーの2年縛りが切れたら、UQモバイルの通話無制限を付けたデータプランに移行しようと考えたこともありましたが、これらのメリットは、新規参入してきた楽天モバイルによって薄れてきてしまったと思えます。今回のUQモバイルのKDDIとの事業統合は、まだ広くは知られていないキャリアでありながら、革新的なサービスを展開するRakuten UN-LIMITの動向を受けたところも多分にあるのではと個人的には思ってしまうのですが。

これも私の場合で言うと、そもそも楽天のエリアが使えないエリアについて、UQモバイルと同じauエリアで提供していることもあって、純粋にその比較はプランそのものの比較で済んでしまいます。まず、UQの低速回線300kbpsのメリットは、楽天が低速制限時の最大速度を1Mbpsとしたことで、ほとんど消えてしまったと言ってもいいでしょう。さらに、通話定額についても、UQモバイルでjオプション付きでできるようになったとは言え、料金的には大手キャリアに準ずるような形になってしまっています。楽天の通話定額はオプション料金がかからず、インターネット回線を使って行なうので単純に比べるべきではないと思いますが、ガラケーからスマホに移行して使うなら専用アプリを意識することなくスマホから発信できますので、普段使いではあまり差を感じません。

唯一差があるとしたら、専用アプリからでは110番や119番などの緊急通報ができないということと、楽天はインターネット電話なので、物理的な災害だけでなくソフト的なトラブルでも電話として使えなくなる可能性があるということです。この点だけ考えると、Rakuten UN-LIMITとともに、予備回線として電話専用のガラケーに差す音声回線を安くキープすることができればと思えるのですが、あいにくガラケー専用のプランはUQモバイルには用意されていないので、このところだけは大手キャリアを利用するしかなさそうです。

ただこれは、現状では必ずしも音声による通話でのコミュニケーションを必要としない生活をしているのなら、そこまでこだわることはないと考える方もいるでしょう。Rakuten UN-LIMITはこの点も画期的で、楽天自体のSIMを通話するスマホに入れて使わなくても、ドコモ系のMVNOが出しているデータ専用(SMSオプションも不用)のSIMをRakuten UN-LIMITの通話を使うための「楽天link」アプリが入っているスマホに入れれば、楽天からもらった電話番号(MNPすれば今まで使っていた電話番号)での発着信ができるようになります。楽天のサービスを使っていても、スマホに入れるSIMの回線をユーザーが選べることになるので、複数のSIMを使い分けて圏外を避けることもできるわけです。

ここまでは以前からこのブログで何回も紹介してきたことですが、ここまでRakuten UN-LIMITが色々できてしまうと、KDDIの方としては楽天のモバイル事業がコケてくれるのを期待し、その時には買収してRakuten UN-LIMITをUQモバイルに続く第二のサブブラントにすることをねらっているのか? という風にも思ってしまいますが、そうでなければこうしたRakuten UN-LIMITから移行しようと思うくらいの思い切った大手キャリアでは提供できないような新しいプランを事業統合後に出してくるのか? というところが注目になるような気がします。

もちろん、今のUQモバイルの音声プランも十分安くて使い易いとは思うのですが、今のRakuten UN-LIMITのポテンシャルの高さと安さに対抗するためには相当のプラン開発が必要です。KDDIとしてはRakuten UN-LIMITの利用ユーザーが増えれば増えるほど、楽天エリア外で利用された分の回線使用料が入ってくるわけですからあわてる必要はないのですが、もしRakuten UN-LIMITがユーザーに受け入れられた場合、UQモバイルは今のままではうまく行かなくなるのではないかと思ってしまいます。昔からこうした企業の争いというのは素晴らしい技術を持っているところが勝つとは限らないので、今後も冷静に状況の推移を見ていこうと思います。個人的にはRakuten UN-LIMITと選択を迷うくらいのテコ入れをKDDIがしてくれることを希望したいですね。


ネットでポチる前に転売ヤーを儲けさせないかくらいは調べよう

最近はあれだけどこに行っても在庫がなかったマスクですが、周りでは手作りしたり、メーカーが生産ラインを動かして販売にこぎつけたものを購入したりと、以前と同じようにはいかないものの、徐々にマスクをとりまく状況は変わりつつあります。まだ人気のマスクや安く提供しているマスクは買いずらいものの、私の周辺では政府の配る布マスクを首を長くして待たなくてもいいくらいにはなってきました。

現在、薬局以外でもマスクが売られている光景に遭遇することがありますが、果たしてぼったくりなのか元々の仕入価格が高いからなのかはわかりませんが、以前の価格を見てしまっているとどうも買う気になれないというのが正直なところです。

マスクと言えば、一気に市場から箱マスクが消えた後、多くのマスクはネットオークションやフリマに流れ、プレミア価格で売られていることが大きな問題になり、政府が布マスクを配布するという状況につながっていきました。その裏にはマスクに限らず店頭から消えた商品をその前にちゃっかり購入し、定価よりかなり高額な「プレミア価格」で売りぬけようとする転売屋(転売ヤー)の存在が問題視されていました。マスクの場合はフリマでもネットオークションでも販売自体が禁止されましたが、今回の緊急事態宣言に伴って人々の消費行動が変化したことにより、プレミア価格でネットに出ているものがあります。

今回、家庭用ゲーム機のNintendo Switchがかなりのプレミア価格でオークションやフリマだけでなく、ネットストアでも売られているというのは、知らない人から見るとネットでの価格自体が定価なのかと思わせてしまうものがあります。

任天堂の携帯ゲーム機は、それこそNintendo DSの時代から、常に人気で品切れを起こしその都度恰好の転売ヤーの餌食になる形でプレミア価格で売られることが続いていました。私自身はプレミア価格で買うというのはいいことだとは思わないので、少なくとも定価で買えるような流通材庫が回ってくるまでは生きるか死ぬかの問題ではないため購入を回避してきましたし、今後もそうしますが、今後洒落にならない状況が待っているかも知れないので、十分に気を付けていただきたいと思うのです。

というのも、政府は今後、住民基本台帳に載っている人に10万円ずつ出るという給付金ですが、もしこうした価格の仕組みを知らない人がいたとしたら、政府が国債を発行してまで国民に給付するお金の一部が転売ヤーの手元に渡ってしまう可能性はかなり高いと思います。まだ新型コロナウィルスの影響で外に出られない状況は続くでしょうし、お子さんだけでなく大人も、お手軽レジャーを家でということになればゲーム機の購入という選択肢も出てくる可能性は高いでしょう。

本来、報道というものは問題になってから出てもあまり意味がないですし、今回の場合は具体的に一人10万円という形で支給され、自由に使えるということになるので、そのお金を特殊詐欺で失なったり、明らかに必要のない物を買わされるような事も起きないようにする中で、家にいながら買い物ができる「ネット通販」で何が転売ヤーの次の獲物になるのかを把握しておく必要があります。

このブログで紹介したのは「電子体温計」および「LR41ボタン電池(電子体温計で使われることが多い)」の両方でしたが、現在「Nintendo Switch」と「Nintendo Switch lite」も加え、「ホットケーキミックス」「ウェブカメラ」など生活パターンの変化によって高額になってきています。さらに新たに「売れる」というものが出てきたら、転売ヤーの方では何でも高値で売ろうとすることでしょう。

転売ヤーの餌食に普通の人がならないようにここで改めて提案したいのですが、新聞・テレビは全社が協力して「プレミア価格」が付いてネットで売られている商品について調査をし、定価との開きがどのくらいあるのか、さらにメーカーはいつぐらいまでに商品を提供できるようになるかということを、新聞紙面の目立つところに掲示するなり、テレビの定時のニュースの最初でも最後でも、その一覧を公開することを10万円支給がされる前から伝え続けるコーナーを作ることを強く求めたいと思います。

高値で買う方が悪いという意見を持つ方もいらっしゃるとは思いますが、そもそも転売ヤーの付けたプレミア価格を見て、それが定価だと勘違いをする人も少なからずいると思います。できればポチる前に販売サイトではなくメーカーの製品の紹介しているページで確認をしていただくのがいいとは思うのですが、そういったこともわからずに高値で購入してしまう人を社会全体で減らしていくことも必要ではないかと思います。個人的にもこのような事があるということを口伝えでも伝えていこうと思っていますが、この件についても実際にお金を給付金から払ってしまった人が続出してからテレビでこの問題が出てくるような事にはなって欲しくないですね。