通信サービス全般ニュース」カテゴリーアーカイブ

モバイル通信関連の新たなサービスや新製品が出てきたり、マスコミで話題になった時にはこちらで紹介します。

ドコモがMVNO向けに開放を表明した「+メッセージ」のサービス開始延期発表は何をもたらすか

過去のブログに、SMS(ショートメール)と同じように電話番号を使って文字や写真などのやり取りができるメッセージアプリ「+メッセージ」について書きました。すでにauは2021年9月の始めからUQ・povoというauの関連サービスだけでなくau回線を借りているMVNOのサービスでも「+メッセージ」が使えるようになっているのですが、その際に他のキャリアの開放予定としてソフトバンクが2022年春に、ドコモは2021年9月下旬に提供するというニュースが有りました。

私の通話用の回線はその時にはドコモMVNOの回線だったのですが、先月末にau回線のpovo 2.0に変更したことで、友人に知らせている電話番号で「+メッセージ」が使えるようになったので、同じアプリをスマホにインストールしている人は、音声回線ではなくデータ通信の仕組みを使ってメッセージや写真・音声ファイル(相手が留守番電話サービスを契約していなかったり、スマホ自体に留守電の機能がない場合には音声のメッセージをそのまま送ることができるのでアプリを使い慣れていない人への連絡にも有効な場合があります)のやり取りができるようになりました。

細かい事ですが、音声回線を使ってのSMS送信料(国内)は、文字数が限られる上、一件あたり3円がかかります。かなり多くショートメールのやり取りをしている場合でも通信料的にはそれほどかからないものですが、「+メッセージ」アプリの連絡先から誰が同じアプリをスマホにインストールしているか(つまりは文字だけでなく写真や音声をデータ通信で送れるか)がわかるので、LINEを使っているかどうかわからない知り合いとの連絡を取る際には、便利に使えるような場合も出てくるだろうと思います。

この「+メッセージ」が普及するかどうかのポイントは、今はそれなりに「格安SIM(大手三キャリア以外のサブキャリアやMVNOなど)」を便利に使っている人もそれなりにいる中で、大手三キャリアに入っていなければ「+メッセージ」が使えないというのでは、このままアプリ自体が使われなくなって終了ということにもなりかねません。

そうした危惧があるからこそ、様々なお互いの思惑を超えて、同じ大手三キャリアの回線を使っていれば「+メッセージ」を使えるようにという話し合いの中でauではMVNOでも使えるようになったのですが、まだ準備の整っていないソフトバンクはいいとしても、本来は先月までに提供すると表明していたドコモは未だにMVNOへの提供を開始していません。

ドコモのホームページには「サービス開始時期を延期」と書いていて、具体的にいつから始めるのかの言及もありません(つまりずっと始めない可能性もあるということです)。最初のニュースでようやくドコモのMVNOで「+メッセージ」が使えるようになったかと思っていた事が見事に裏切られた格好になりました。

まだソフトバンクが準備中ということもあるので、そこまで強く非難すべきことではないかも知れませんが、すでに同じMVNOの中でauがサービスを開始しているのですから、普通はこのままドコモがいつまでの準備中とは言えないだろうと思うのですが。

もし、ドコモが新たに始める「ドコモエコノミーMVNO」によるドコモショップで提供されるサービスが出そろう予定の2021年12月までサービス開始が伸びてしまうようだったら、それには何か意図的なものを感じてしまうかも知れません。それでなくともNTTはデジタル省の役人や国会議員と会食をしていたことが問題になっていることもあり、大手三キャリアの中でも自分のところは別というような奢りが今回の準備の遅れを招いてしまったのかと考えてしまいたくもなります。

昔なら電電公社の時代から通信と言えばNTTという確かなブランドイメージがありましたが、今の無線通信のスマホを使って電話やデータ通信を行なっている状況では、自分の生活するエリアで問題なく使えるなら、キャリアにこだわる人も少なくなってくるのではないかと私は思います。「+メッセージ」が無いから回線を変えると考える人は今は少ないでしょうが、少なくとも個人的にはアプリの「+メッセージ」の連絡先一覧を見て、相手も「+メッセージ」が使える人と使えない人とでは連絡手段のバリエーションが違ってくるので、いざという時にはこちらから連絡する人・連絡しない人との差として出てきてしまうのではないかと思うのですが。


「ドコモのエコノミーMVNO」によるOCNモバイルONEなどとの連携は新プランは端末購入の踏み台になるか

格安SIMの競争の中で、今まで蚊帳の外に置かれていた感のあるドコモが、いよいよ動いてきました。当初から、関連会社である「OCNモバイルONE」を運営するNTTコミュニケーションズとからんでくるのではないかと思っていたところ、まずはそのOCNモバイルONEが新たに2021年10月21日から出す新プランおよび、同年12月からフリービットとも連携し、新プランを出してくるとのことです。さらにこの二社のプランを全国のドコモショップで取り扱うということです。

先行するOCNモバイルONEの新プランは、データ通信0.5GBに無料通話10分/月が付いて税込550円と、料金だけ見るとかなりpovo 2.0の5分間の通話定額トッピングを意識しているような感じがします。ただし、こちらの方はあくまで月トータルの無料通話が10分間付いているだけで、さらに通話回線は電話番号の前に特定番号を入力するタイプの「OCNでんわ」を利用することになります(特定番号の入力自体は、専用アプリからの発信でなくても自動的にOCNでんわからの発信になります)。

通話料金は無料分を超過した場合、30秒11円とプレフィックス番号を付加するタイプの電話サービスなので安いですね。ちなみに、通話定額を付けるとオプション料935円(10分定額)、1,430円(かけ放題)が上のせになるので、通話定額を目的とするならpovo 2.0の方が5分でも無制限でも安くなるでしょう。

ただ、データ通信の仕組みについては格安でもそれなりに使える可能性があります。550円のプランは従来のプランに新設ということになるので、専用アプリから高速と低速の切り替えができ、低速の場合は最大200kbpsで利用できると仮定すると、低速でもそれなりに使おうとしている人にとっては、povo 2.0よりは、低速でもそれなりに使える場面は増えると思います。各種決済処理が低速で問題なくできるなら、それはそれで価値があるでしょう。

さらに今回の注目は、OCNモバイルONEは契約と同時にスマホを購入すると、かなり安く購入することができるということでしょう。私自身もgoo SimsellerでOCNモバイルONEの契約紐付きのスマホの価格を見るたびに、安く買えて羨ましいと思っていたのですが、通話がほぼ5分以内で収まるような使い方をしている方なら、まずは今回の新プランに加入してスマホをゲットし、恐らくSIMフリーだと思うので頃合いを見て別のサービスの方が良ければ移ってスマホを使い続けるというのが賢い使い方ではないかと思っています。

それと、やはりドコモはdポイントでの決済を増やそうと思っているようで、今後OCNモバイルONEでは使った料金がdポイントの対象になるということもあるので、auPayではなくdポイント中心に使っているなら、その点についても有難いのではないでしょうか。この辺はdポイント・auPay・PayPayの中でどれを主に使うのかということもからんでくるでしょう。

ただ、こうなっていくと、数あるドコモの回線を利用してサービスを提供しているMVNOの中でも「ドコモのエコノミーMVNO」として連携していくのか、それとも独自の道を歩んでいくのかによってサービスの差が出てくるようだと、これはこれで公正取引委員会が動くような事にもなりかねず、今後の動きが気になります。具体的に言うと、ドコモ回線を使って格安な通話回線を出してきている日本通信はどうなっていくのかという事がありますね。その他、大手三社全てのSIMを用意しているMVNOでは、ドコモとだけ提携するようなことになると、他社回線を借りているサービスが割高に感じるようになれば、結果としてドコモがMVNOを囲い込みするような形になってしまいはしないかとも思えます。

とりあえずは今回の発表を見ると、スマホの料金を見直しさらにスマホ自体も安く買いたいという人にとっては今回のOCNモバイルONEの新プランはそれなりに魅力的なので、今後のgoo Simsellerでの端末販売価格を見ながら自分の欲しいスマホが安く売られたタイミングで加入するというのも十分ありですね。個人的には格安で回線を維持して使う選択肢が広がった事は良いことだと思いますが、初めてスマホを使う人が高速データを使い切ったらかなりのストレスになると思うので、全般的にドコモショップの負担は大きくなり、現場は疲弊しないかその点も心配だったりします。


ネットのトラブルに巻き込まれそうになったら大らかな気持ちで待つべし?

星新一さんのショートショートの作品の一つに「味ラジオ」というものがあります。この「味ラジオ」とは何かと言うと、未来の人々の口の中に受信機が設置され、放送局はおしゃべりや音楽ではなく、人の味覚を錯覚させるような形で放送を送り、口の中に様々な味を再現するというものです。

このシステムのおかげで、味ラジオのある未来では食事時間以外には味のないガムを噛むことで、味ラジオから様々な食べ物の味を楽しみながら生活することができ、食事の際も通常では全く味の無い栄養とエネルギー補給だけのための食事をしても、実に美味しい食事をしたかのように感じられるという(味ラジオから流れてくる味をガムをかみながら味わっていれば過度なカロリー摂取をしないという設定なので、その未来には肥満の人はいないのです)空想の世界での出来事としても実に羨ましい社会の物語です。

ただ、星新一さんはそうしたばら色の未来だけを書いたのではなく、その「味ラジオ」の電波がトラブルで中断してしまったら? という状況をショートショートにしました。まさに、当り前だと思っていた事が突然できなくなったら人々はどうなるのか? というのが昨日iPhoneでSuicaやPASMOを使っている人に起こったアプリからチャージできなくなった(残高があれば支払いは可能だったよう)トラブルとシンクロしてしまいます。

今は現金を出して切符を買うよりもSuicaを使った方が安く早く電車に乗ることができます。それが当り前になってしまうと、それこそ現金を使って自分の目的地まで切符を買うことの大変さを感じたり、いちいち現金を出してチャージすることについても、やり慣れないとやはりどこでできるのかということを含め、パニックになってしまう人もいるかも知れません。

星新一さんの作品の中でも、トラブル時になるとそれが大したことがないものでも深刻に考えて大きな騒動になってしまう可能性について、作品では書かれています。当然ながら不具合は起きたとしてもじきに復旧し、人々は何事も無かったかのように普段の生活に戻っていくわけですが、やはり大切なのはトラブルに大騒ぎせず、今回の場合は現金でのチャージができる場所を探すという方向で動くようにするしかなかったでしょう。

ちなみに、JR東日本のホームページの情報では、モバイルSuica対応のチャージ機や券売機に長蛇の列ができていた場合、駅のコンビニ「NEWDAYS」や「サークルK・サンクス」「セブン-イレブン」「ファミリーマート」「ミニストップ」「ローソン」「イオン」等の一部店舗でレジで現金を出せばチャージできる場合があるそうです。またセブン銀行のATMには現金でのチャージ機能があったと思います。そうした選択肢の中で人が少ないところでチャージができれば、そこまでパニックにはならないと思います。

こんな事が書けるのは、先日書いたばかりですが私の母親のスマホにモバイルSuicaアプリを入れたものの、本人がクレジットカード嫌いでカードの登録ができないので、現金チャージでモバイルSuicaを使う方法についてあらかじめ調べていたということもあります。もし今後、現金が使われる状況が極度に減ってしまったとしたら、モバイルSuicaからのクレジットカードチャージができないという事自体が会社の遅刻の理由になってくるのではないでしょうか。それは、電子決済が主流になる世の中ではある意味仕方がないことです。あわててしなくてもいいトラブルに首を突っ込むよりも、待てるなら情報が出てくるのを待ってから対応するような広い心を持ってこうしたトラブルには対処するしかないような気がします。

今回のトラブルではモバイルSuicaでの定期券やグリーン券も購入しずらくなっていたようですが、この件についてはJR東日本のホームページで対処法(券売機や車内で現金で購入した場合の返金・ポイントの付与についてなど)が紹介されているので、今すぐではなく騒動が落ち付いた後からでも問い合わせフォームを使ってその日の状況を報告できるように記録しておけば、そこまで慌てずにも済むのではないかと思います。

今回のトラブルについてはapple社の方でのトラブルである可能性が高く、駅員さんに怒鳴っても恐らく何も解決しないでしょう。ちなみに今回紹介した「味ラジオ」は作品集「妄想銀行」に収録されていますが、刊行は1967年でした。改めて人間というものは本質的なところでなかなか進歩できないということを思いますし、こうした過去の作品から現代を観ていくことも大切なことだと思っています。


「迷惑電話シャットアウト」と「迷惑SMSに騙されない」は両立するか

個人的にはかなり前からある詐欺の手法があたかも現在問題になっているようなテレビ・新聞の報道の姿勢に疑問を感じるのですが、NTTドコモユーザーを中心に起きている、電話番号に直接やってくるSMS(ショートメール・プラスメッセージアプリへ届くメール)のフィッシング詐欺の被害報道について、もういい加減ユーザーサイドで認知されるようになって欲しいと思います。
報道での手口は主に二種類あり、まずはドコモ以外のユーザーも引っかかる可能性のある文面としては以下のようなものがあります。

「お客様宛に荷物のお届けにあがりましたが不在のため持ち帰りました。下記よりご連絡さい(以下リンク先のURLが記載)」

そのリンクをクリックするとおおよそ二種類のパターンの被害を受けることになります。一つは詐欺を行なう人物が仕組んだ悪意を持つアプリが自動的にインストールされ、自分のスマホの内容が抜かれたり、自分のスマホを踏み台にして大量の詐欺メールを自分が送ることになってしまうこと(SMS送信料の請求が来るだけでなく、騙された人の手元には自分の電話番号が残り、場合によってはメールを送ったことについて多くの人から問い詰められる可能性もあります)。

さらにもう一つの可能性は、リンク先が上記メールだと宅配会社のページのような所につながったり、「ドコモの料金が不払いです」というようなメールの最後にURLが記載されており、今回問題になったドコモのdポイントサイトへの入口を騙ったものであった場合、IDとパスワードを自ら知らせてしまうことによるdポイントを使って買い物をされるなどの被害です。ここでのポイントは、dポイントはドコモ利用者以外でもIDを作れば誰でも利用できることから、文面もさらに巧妙になりドコモ以外のキャリアやMVNO利用者にまでその範囲を広げられる可能性があることです。

まず、確認しておきたい事は、Gmailやキャリアメールなどの「電子メール」と、今回問題になっている「SMS(ショートメール)」を混同してはならないということです。通知を受けて見るまではどちらの形態のメールなのかわからないかも知れませんが、返信を行なう前に「どのアプリでメールを見ているのか?」ということを確認しましょう。日々の連絡にSMSを使っている方以外はなかなか馴染みのないSMSですが、「メッセージ」「メッセンジャー」「ハングアウト」「プラスメッセージ」などのアプリに、自分の電話番号宛に直接送られてくるのがSMSです。相手は何で自分の電話番号を知っているのかと不安になるかも知れませんが、これは送る方が一連の範囲の番号全てにショートメールを送るようにしているからで、相手に届かないものも大量にあると考えられます。

メールアドレスは知らないものの、携帯電話番号のみ知っている人への連絡にはSMSは便利ですが、最初に書いた宅配業者はたとえ配達先が携帯電話番号になっていたとしても、電子メールやLINEで連絡してくることが基本です(場合によっては直接ドライバーから電話してくることもありますが、現状ではどの会社もSMSで連絡することは今後もないと思います)。

唯一の例外は、宅配は宅配でも自社のネットワークで自社の決めたルールで配達をしているような場合です。家具大手のニトリで大型家具を購入した際に、自宅までの配達を頼んだことがあったのですが、最初から配達日および時間を予約する場合、なかなか希望する日がすぐには決まらないので、先に日だけ決めておき、実際の配達時間は配達日の前日にSMSで連絡することになっていました。この場合は配達日の前日にSMSが来ることが購入時にわかっていることなので、その事を忘れない限りはSMSが来ても詐欺メールだと思うことはないでしょう。ただ、これはあくまでも例外です。

基本的に、多くの方はどこかのサイトにログインしようした時に、二段階の本人認証をするために一旦SMSで一時的なパスワードを送り、そのパスワードを入力することで認証が完了するような形でSMSが送られてくることがほとんどだと思います。この場合は、すぐにSMSが来ると身構えて到着を待つような感じになると思うので、いわゆる詐欺SMSのように突然SMSがやってくることは、かなり珍しい事であるという認識をまずは持ちましょう。

そうして送られてきたSMSに宅配荷物の事が書かれていて、たまたまその会社からの荷物を待っている状態だった場合、とにかくそのメールを一旦閉じてから別の方法で荷物の配達状況を見るようにすればいいのです。簡単に行なうにはアプリから確認したり、サービスとLINEを連携させているならLINEから問い合わせてもいいでしょう。

その他、料金支払い不能などの連絡についても、メールから直接しないで、メールに書かれているサービスをもし利用していたら、そのサービスに特化したアプリから問い合わせることが大切です。フリーダイヤルでの問い合わせ先があるところであれば、先に電話して「このようなショートメールが届いた」とその事実を伝えて対応してもらえば、まず詐欺の被害に遭うことはありません。

ガラケーやガラホの方が、アプリのインストールができない分詐欺メールの被害に遭う可能性は低いかも知れませんが、直接掛かってくる詐欺電話には自分で対処しなくてはなりません。そうした点も考えながら、じっくりとSMS詐欺メールへの対応を考えていくことが大切だろうと思います。最後に、今回のドコモSMSに対するフィッシングメールの影響によって、ドコモ回線を使っているMVNOへの「+メッセージ」開放が遅れているのだとしたら、大変残念です。SMS自体は便利なものなので、こうした新しいSMSの利用方法を広めていくことによってSMSというものへの認知度が向上し、被害も減っていくのではないかと思うのですが、その辺も考えて早めにMVNOでも利用できるようにして欲しいと思っています。


povo 2.0物理SIMでの開通手続きと通話トッピング・基本プラン利用での使い勝手

当初は日本通信のMNP予約番号取得まで4日間かかるという話だったので、サービス開始してすぐのpovo 2.0開通は諦めていたのですが、まさかの当日中に予約番号をゲットできたことから、29日のサービス開始時からMNPで申し込みすることができ、昨日に物理SIMが届きました。

SIMはヤマト運輸の「宅急便コンパクト」を使って届き、クロネコメンバーズに登録していれば基本は指定時間なしなのが、時間変更や受け取り場所の変更も可能です。早く受け取りたい場合には営業所留めやコンビニ受け取りに変更するのがおすすめですが、感染症絡みで家から出られない場合は、何も変更しない方が早く届けてくれるのではないかと思います。

中に入っているのはSIMカードとAPNなどの通信設定が書かれた書面の他、写真のSIMカード交換用のピンが入っていて、この辺はきめ細やかな心配りという感じです。当然SIMカードだけ入れ換えても開通はせず、インターネットにつながったスマホからpovo 2.0アプリを開いてログインし、開通手続きをする必要があります。

午後9時(21時)から翌朝9時までは開通手続きは中断するので、夜に開通手続きをしても翌日の開通になります。開通は登録しているメールアドレスに通知がありますが、アプリの方で開通するタイミングが遅く、メールが届いてもアプリからすぐに開通手続ができない場合もありますが、そこはしばらく待てば開通手続きが済み、SIMカードの設定を済ませば電話とデータ通信が使えるようになります。

開通手続きが済んで初めてトッピングの画面やギガ活の登録画面が開けるようになります。ギガ活についてはauIDの登録が必要ですが、必ずしも使っている電話番号に紐付ける必要はないようで、私はすでにUQモバイルを契約する際に取得したauIDの方でauPayを紐付けました。そうすると、くりこしプランMにしたことで低速でも1Mbpsが全日使える別のスマホの方でauPayを使えば、ストレスなくauPayが使え、さらにギガ活の高速クーポンがもらえるようになるはずです。

なぜこんな事をしたかと言うと、高速クーポンが無い状態でのデータ通信のスピードが思いの外遅かったからです。私はすでに今回のpovo 2.0の契約前に同じau系のdonedoneエントリープランを契約していまして、こちらもデータ通信の速度は最大128kbpsとなっています。ここでは、わかりやすいように、同じタイミングでスピードテストを両SIM入りのハードで行なった結果を報告します。

左のスマホの方にpovo 2.0、画面の大きい右のタブレットの方にdonedoneのSIMを入れているのですが、見事に同じような数値(50kbps前後)が出ていることがおわかりでしょう。使った感じで言うと、バッファ時間を3分にしたradikoで何とか起動はできますが、回線の状況によっては止まることもありました。常用できるかというと少々厳しいのではと思えるくらいの回線状況ではないかと思います。

もっとも、私自身はpovo 2.0を入れたスマホを完全に通話専用で使おうと目論んでいるので、最低限のネット接続ができればそれでもいいと思いますし、どうしても使いたければ、番号維持のためにも一日24時間使い放題の330円分のトッピングをして使うと思いますので、低速であることはあまり気にしません。気になったのは日ごとのトッピングになっている高速データ容量および、オプションサービスとは違う「通話オプション」についてです。

このトッピングは、他のトッピングとは違い「月ごとの適用」「自動失効せず(止める場合は手動で切替が必要)」「トッピング開始後すぐ利用可」という事になっています。例えば、月の後半からトッピングを開始した場合、すぐ使える代わりに月額がそのままかかります(当面は日割りの料金が請求されるという説明があったので、加入前にアプリの説明を確認することをおすすめします)。

また、すでに「5分定額」「かけ放題」のトッピングを付けている場合にその内容を変えたい場合には、現状で入っているトッピングを月末までに解約する手続きをし、翌月になったら新たに別のトッピングを手続きすることになり、少々面倒です。ただ、こうした仕様だと、通常は全く通話関連のトッピングを付けないでおき、大切な電話を受け損ねてしまい、そこからかなりの期間長電話をすることが予想される場合には(何か突発的なトラブルが起き多くの人にこちらから連絡をしなければならないようなケースなど)、その時点で「かけ放題」のトッピングに入って月末までに解約することを繰り返す方がいいのではないかと思います。

もちろん、ずっと「かけ放題」のトッピングを付けておくことで、ずっと自動解約の心配なく0570番号以外の国内通話をすることもできます。ただ、恐らくトッピングをするためのpovo 2.0アプリがガラホには入らないと思うので、別のスマホにアプリを入れて契約を管理することになると思います。遠く離れた親のための回線をpovo 2.0で作る場合は、全てお膳立てした上でガラホを渡し、どうしても高速データ通信が必要だという時には電話で連絡をもらって(実際、ガラホの小さな画面ではトッピング無しでも大丈夫だと思いますが)、遠隔操作するような感じで先方の希望に沿った手続きをしてあげるような方法が考えられます。

ちなみに、私の場合は当初の予定通り、SIM回線の会社とは関係なく契約でき契約番号から発信できる「楽天でんわ」を新たに契約しまして、楽天でんわアプリからの発信についてはpovo 2.0通話料の半額(30秒11円)で利用できるようになりました。番号通知についても問題なく、しばらくは通話料は話した分だけということでどのくらい発信する可能性があるのかを見つつ、時期的に電話での打ち合わせが多く入るような状況になったら、楽天LINKアプリの別番号からの発信にするか、povo 2.0のトッピングで月毎の支払いにするかという感じで考えたいと思います。ちなみに、楽天でんわアプリからの通話料で考えると、70分通話した場合の請求額が1,400円と私が今まで加入していた日本通信の「合理的みんなのプラン」の通話関連費用(日本通信のプランは別に6GBの高速クーポンが使えますのでトータルでは日本通信の方がバランスはいいですが)とほぼ同じになります。月でそれ以上通話をすることになったら、かけ放題のトッピングを付けた方が良いかなというところでしょう。

個人的には、トッピング無しの状態であれば通話トッピングは付けたらすぐ月末まで使えるというのはかなりインパクトが大きく、無駄な料金を払わずに済む仕組みということで、かなり気に入りました。今後は「通話中心・必要に応じてDAZNの利用」という感じで強制解約を予防しながら使っていこうと思います。


普段の生活のパターンに合う使い方をすればpovo2.0のギガ活は最強か

ネットニュースを見ていると、世の中には私の予想すらしないような事をやっている人がいるなと思うことが時々あるのですが、先日のニュースで牛丼チェーンのすき家に毎日何かしらの食事をしに行くことを2年間も続けている人がいることを知りました。

普通ではなかなかできないことで、だからこそニュースになるのかも知れませんが、考えてみると三食のうち一食こうしたファーストフードを利用しても、生活費の無駄遣いにはならないと思いますし、個人的には複数の安価に食べられるファーストフードを利用するというのも有りなのかと思ったりします。というのも、現在加入予定にしているauの新しいスマホ用の通信サービスpovo2.0では、提携したお店でau系の電子マネー「auPay」を利用して一定額の支払いを行なうと、使用できる高速通信のクーポンがプレゼントされる「ギガ活」の仕組みがあることがわかったからです。事前に発表されているお店の中では、個人的にも使えそうなものとして挙げさせていただくのが、以下のお店での利用です。

・すき家
・ドトールコーヒー
・はま寿司
・丸亀製麺

これらのお店では一回500円以上の会計をすると3日間有効な300MBのデータ容量がもらえるということです。データ容量をもらうためにお店を利用する人が出ることがこのプランの目的なのかも知れませんが、人によっては毎日お昼は外で食べるという事であれば、3日に一度は上にあるお店に変えて食事をするだけで、だいたい30日間で約3GBの高速通信が使えるようになるわけです(高速クーポンが使えるようになるまでには多少のタイムラグがあると思いますので、この数字というのはあくまで理想値であることをお断りしておきます)。

「ギガ活」に参加している企業の側に立って考えてみても、「安い」ことを売りにしながらも、何とか最安の商品でなくグレードアップした注文をして欲しいと思っていると思うので、この仕組みで一回の利用額が上がり、お店の売上がこの流れでアップするなら、別のファーストフードでもこうした仕組みが使えるようになり、さらには決済手段としてのauPayにも注目が集まってくるような流れも考えられます。

こうしてみると、消費者にお金を使ってもらう方法についてよく考えられていると思いますが、あまりこうした「ギガ活」に固執しすぎても、高カロリーの食事を食べ過ぎて体調を崩したり、かえって毎月の出費が増えてしまったりというディメリットも出てくるのではないかと思います。さらに、現在はその勢いが衰えてきたとは言え、感染症の影響でいろんな人が出入りする飲食店の利用自体を慎重にした方が良い場合もあります。

現在は多くのお店でテイクアウトもできますし、上記店舗とは別にカインズなど日用品を購入することで同様に2,000円以上購入で7日間使える1GBが付与されるというレートになっていますので、うまく使えば通信費にお金を掛けず、さらには生活費のやりくりの中でのギガ活だけでもそれなりにpovo2.0を使えてしまう可能性すらあります。

私自身は日常的にはそれほどファーストフードは利用せず、最近は家の中で食べることが多いのですが、旅行中はファーストフードにお世話になることも多いので、無理をせずに使える時を中心にこうしたお店を使ってみるのもいいかなと思っています。こういった流れを見ると、いよいよ大手の通信キャリアは通信サービスだけでなく電子マネー決済のサービスを何とか多くの人に使ってもらって利益を上げていこうとする方向性が見えてくるのですが、私などはこうした「ギガ活」を受けて楽天が楽天モバイルと何かやってくるのではないか? という期待感があります。もちろんSoftbankとPayPayや、ドコモとdポイントの動向も気になりますが、基本料0円のまま使えるpovo2.0がどう受け入れられていくのか、今後が実に楽しみです。


EUからアップルに突きつけられた「充電端子と充電器の共通化と別売り」の意味

新しいiPadminiはかなりの評判で、私の周りでもすでに注文をした人がいるほどです。性能自体が上がったことはもちろんですが、充電端子が従来のライトニング端子ではなく、アップルやWindowsパソコン、Androidスマホでも使われているUSB-TypeCになったということが大きいようです。

気が付くと、現在私が使っている(家族用も含めて)スマホの端子は全てUSB-TypeCになっています。ケーブルを共通化でき、失くした場合も100円ショップで購入することもできます。もちろん、ライトニング端子のケーブルも入手できるのですが、実は100円ショップで売っているライトニングケーブルは、本家アップルのものは裏表なく充電でき、データ通信も可能なのに対し、100円ショップのものは基本的には充電専用で(一部にはデータ通信可能なものもあり)、さらに充電する際にも片方の端子側からでないと充電されない不自由な仕様になってしまっています(上下逆だと充電しない)。

これは、アップルが認証していない商品だということらしいのですが、現在の日本ではそうしたアップルの力技に対して、割安で最低限充電できる格安のケーブルを全国どこでも買えるような状況が整っているのですが、やはりiPhoneでUSB-TypeCが使えるとなれば、わざわざ純正ケーブル・充電器を買う人はいなくなるでしょう。

この件について、ヨーロッパ諸国が加盟するEUが動きました。EUの欧州委員会ではEU諸国で売られるスマートフォンなどのケーブルを何とUSB-TypeCに統一するというのです。そうなると、唯一他のスマートフォンと仕様が違うiPhoneは他のAndroidスマホと比べると周辺機器が高額になり売上にも影響が出ることが考えられます。EUは今後充電器は本体とともに売らないように(つまり買い換えの際に使わないケーブルを新品のままゴミにしてしまう可能性を消すため?)という意見も出しています。確かに全てのスマートフォンのケーブルを一種類に統一できれば、かなり状況は変わってくるでしょう。

今のところ、まだEU加盟国各々での承認も必要なため、EUの思惑通りにiPhoneの充電ケーブルにUSB-TypeCが採用されるかどうかはわからないものの、個人的には災害時の対応を考えると、変換アダプターなしに充電ケーブルを使い回すことができるケーブルの共通化は歓迎します。話は最初に戻りますが、新しいiPodminiが日本国内でどれだけ売れ、ケーブルの統一についてユーザーがどのように感じるかというのも今後見ていきたいと思います。独自規格のうまみは企業としては保持しておきたいということはわかりますが、これだけスマホが生活に密着している中、充電やデータ通信用のためのコストを下げてさらにスマホが利用しやすい状況にしていく方が日本全国で混乱することなくどこでも充電のための設備を整えることもできてくるのではないでしょうか。


ドコモの「2年縛り契約」は終了し解約金の廃止もAndroidスマホの不自由さは変わらない件

私自身の携帯電話の契約の中で、音声通話を主にする回線を長くドコモの「ケータイ」(ガラケー・フィーチャーフォン)タイプの端末用の契約にしていました。その際の料金はかけ放題で月2,200円というものでしたが、いわゆる2年ごとの契約にすることで安い価格になっており、同じ金額で契約を続けるには改めての2年契約更新が必要だったので、2年ごとの更新月を利用して違約金なく解約(他回線への乗り換え)を実行して今に至ります。

そんな2年ごと契約全体をドコモは新規受付終了にし、既存の契約者に対して2年契約をした場合でも途中で解約した場合の解約金を請求することを止めるということを発表しました(安い2年縛りのプランは新たに契約できなくなります)。そのような変化が起こったのは、もちろん他のキャリアの動向と関係あることでしょうが、今後は契約開始時の初期事務手数料も請求しないところもあり、多くの人が気軽に新たなキャリアへと変えることのできる環境が整ってきたと言えると思います。中にはずっとドコモを続けていた方もいるかも知れませんが、私の場合は早めに乗り換えた事で、ドコモと契約して払っていた通話料よりも安いプランを渡り歩いています。個人的には今さらかとは思いますが、現状でドコモ自体に安さを印象付けるプランが見当たらないため、この機会を使って多くの人がドコモから離れてしまうのではと思うのですが。

ただ、金銭的な負担が少なくなったとしても、ユーザーは本当に自由にキャリアを変更して使えるかというと、少し問題があります。特に、Androidスマホを使っている方が、今使っているキャリアとは別のキャリア(ドコモ・au・Softbank・楽天間)への移転については、通信回線は変えずにMVNOやサブブランド(ahamoなどの新サービスを含む)に移るのと違って、躊躇する方もいるのではないかと思います。

私の持っている端末では、SIMロックを解除することは比較的簡単にネット上でできてしまうので、同キャリアの回線を借りているMVNOやサブブランドへの移行はそれほど問題ないのですが(同じ回線でも会社が変わることでSIMロック解除の手続きが必要な場合があるので)、キャリアをまたいで同じAndroidスマホを使いたいという場合、各々のキャリアがサービスしているBandを受信できないように自社のスマホを売っている場合が見受けられ、例えば私が購入したauのスマホは、SIMロックを外してもドコモやSoftbankのSIMを入れて使う場合、一部のバンドを受信しない可能性があり、au系以外のSIMを入れないと役に立たないというところがあります。

唯一例外なのが楽天モバイルで、私自身は今楽天で購入したスマホにauやドコモのSIMを入れて使っていますが、使い勝手は悪くありません。いわゆる「SIMフリー」で楽天を含む大手3キャリアの電波を掴むスマホであることを前提にして、最初から機種を決めて購入したこともあるのですが(楽天モバイルで販売するスマホの中には楽天エリアに特化したモデルもありますので下調べは必要)、これだけ多キャリアをまたいで移転する人が増えるような事になってくると、SIMカード回りだけでなくスマホ本体についても国内のどのキャリアでも使えるものを積極的に流通させてほしいと切に思います。

同じ回線で使わないと使いものにならないAndroidスマホが多い中で、やはり今後について考えると、どんな状況でどのキャリア系のサービスが優位に立つのかはわからないので、楽天を含めて4社のSIMが入れ替えて普通に使えるSIMフリーのAndroidスマホを中心に自分で購入して使うのが一番いい気がします。ただ、急にスマホ購入が難しい場合については、とりあえずの緊急避難的に中古やアウトレットでSIMフリーのスマホや、各社のスタンダードタイプのスマホが格安で売られていた場合、念のため確保しておくということも当面上は必要かも知れません。

これは私の場合ですが、中古で4千円台で購入したドコモ販売の格安スマホGalaxy A21にAndroid11のアップデートが来て最新のOSにしたことを紹介しましたが、つい先日、同じように格安で購入したau販売のスタンダードスマホGRATINA KYV48にも最新のアップデートでAndroid11が使えるようになり、少なくともしばらくはドコモ・auの二つのキャリアでのSIMカード利用に心配することがなくなったように思います。Softbankのスマホは未購入ですが、今のところSoftbankの回線を持つ予定はないものの、中古スマホ市場を見ながら、格安で新しいものが市場に出てきたら購入する可能性もあります。

しかし、こうした自助努力ができるかどうかはタイミングによってもうまくいかない場合もありますし、今の状況のままでは解約金はなくいつでも回線を変えられると思っても、SIMが利用できるスマホが無いので気軽に移転できないとなってしまう人もまだかなりいるのではないかと思います。

確かにここ数年でスマホの通信費は安くなりましたが、多くの人の懐を痛めているのは、そもそも単価自体が高額で、回線を変えると同時に本体そのものを変える必要が出てくるスマホ本体の価格についての問題もあると思います。ここの部分にも何とかメスを入れないと、安くなったらすぐに乗り換えられるように端末を用意している限られた人たちしか通信費の安さを実感することができないのではないでしょうか。やはり流れ的には、スマホはSIMフリーのものを通信会社関係なく新品・中古とも買えるようにすることで、さらなるキャリア間競争が生まれてくると思うので、eSIMの普及とともに通信業者の切り替えも簡単にどのスマホでもできるような感じで変わってくれることを期待したいです。


携帯電話・スマホ回線の「留守番電話」「着信転送機能」が省略される際の対策

基本的に、私自身のメインにしている携帯電話番号を持つSIMカードを基本料金0円というpovo2.0に変更しようと色々調べているのですが、さすが基本料0円だけあって、通話用途に契約しようとする場合、問題が起こる可能性があります。

実際に調べた方はすでにおわかりかと思いますが、povo2.0では留守番電話機能および着信転送の設定について、トッピングでも実現できないようになっています。これは、恐らく音声通話というもの自体をほとんどしない人向けのプランであるからという事も考えられますが、そう考えると昔のガラケー世代の方々にこのpovo2.0を勧めて良いのか? と考えてしまう場面は出てくるだろうと思うのです。

私自身、メインの電話を携帯電話でなくPHSにしていた頃には、山間部などですぐ圏外になるような状況で相手先からの電話連絡を受けるために、圏外の時に留守番電話サービスが相手のメッセージを預かるように設定したり、PHSよりエリアが広い携帯電話の電話番号に転送するように(主にPHSが圏外になっている時に転送を行なうような設定で)して使っていたこともあります。

ただ、時代の流れとともに電話での連絡ではなくメッセージアプリやメールでの連絡だけで済ますことも多くなりましたし、今はとにかくみんなが携帯電話を持っているので、こちらから電話を掛けて出なかったり圏外のメッセージが応答したとしても、少し待って電話するか、ショートメールで連絡するような事もできます。

さらに、今月からドコモやauの回線を借りているMVNOでも使えるようになったSMSメッセージアプリの置き換えアプリ「+メッセージ」を使えば、同じアプリを使っている人同士で、留守番電話を吹き込むように、音声メッセージ付きのメッセージを同じアプリ利用者同士であれば送って、相手に留守番電話のように聞いてもらうことも可能になっています。このメッセージは、相手がデータ通信の電波を受けられるような状態になれば電話機に表示されるので、アプリを開いてメッセージからボイスメッセージを開ければ十分留守番電話の代替機能になり得ます。今後ガラケーからスマホに機種変更をするシニア世代のユーザーについては、+メッセージのアプリが新しいスマホにすでにプリインストールされている可能性が高いので、一連のボイスメッセージの送り方と聞き方さえ覚えてしまえば、多くの人が着信転送や留守番電話サービスを使わなくても済むのではないかと思えるところがあります。

私自身は、もし掛けた電話が圏外であることを含めつながらなかった場合に、LINEのIDを知っていればそちらから改めて連絡し、電話番号しか知らないような場合には電話番号を直接打ち込んで文字を送るショートメールか、+メッセージを利用してのボイスメッセージを送ってみると思います。それでも、全く音沙汰がなかった場合、恐らくメールやLINEを自分だけで読めるスキルが無いと判断するしかなく、いよいよ最後の手段としては郵便を使ってのメッセージを出すしかないと思っています。実際、過去にフェイスブックのページを持っているものの、そこからのメッセージなどに全く反応しない(恐らく息子さんやお孫さんなどがページを作って全く利用していないのでは?)人に対して、電話しても通じなかったので携帯電話番号を書いたハガキを出し、そこでようやく折返し電話が来て連絡が取れたという経験を持っています。

変な話、無料で使える「留守番電話サービス」「着信転送(転送者に30秒22円の料金がかかります)」の両方を行なっている楽天モバイルでも、昔のように留守番電話センターに電話して内容を聞くと別料金がかかるようになっています。ただし、通話に使うRakuten Linkから無料で留守番電話を聞く手順というのはあるものの、やはり操作を覚えないといけないので、それならショートメールを見たり+メッセージからボイスメッセージを聞くための操作ぐらいまではできた方が安く携帯電話・スマホを持つためには必要だと思っていただければいいのですが。

それと、ここまで書いている「留守番電話サービス」というのは、いわゆる回線業者の方で保管しているメッセージを端末の操作で聞きに行くようなやり方で、スマホ・ガラホ本体に録音されているわけではありません。昔の固定回線用に作られた留守番電話の場合は、電話機本体のメモリーに録音されるもので、これは「簡易留守録」という電話機本体の機能になります。

この機能についてはスマホによっては搭載されていないものもありますので、もしシニア世代にpovo2.0を契約して安く電話を中心に親や祖父母に使わせたいと思っている方については、ぜひ事前に「簡易留守録機能」が付いているものを使うようにして、電話に出られない時には本体を操作してメッセージを受けられ、入ったメッセージを自分で聞けるようにレクチャーをすることは最低限やっておくべきでしょう。なお、簡易留守録機能は電話機(スマホ)本体で受けるので、電波が圏外の場合には相手がメッセージを残すことができません。自宅の固定電話代わりにスマホを使わせる場合には、まず自宅で使えるかをチェックしてから使うので、簡易留守録でも問題ないと思いますが、移動しながらスマホを使う人の場合は簡易留守録機能だけでは連絡が取れない場合があるということを承知の上で使う必要があるでしょう。

そういうわけで、もし今後povo2.0をスマホ乗り換えとともにほぼ通話専用にして、今までガラケーで通話だけで使っていた人に使わせる場合には、まず+メッセージは使える状態にして渡すことをまずはおすすめし、ボイスメッセージを聞けるぐらいの事はできるようにその利用法を教えましょう。スマホ本体の簡易留守録機能については、いちいち本体の設定を変えて戻してということになると、それが原因で常に電話が留守電状態になってしまい、電話が不通になる可能性もありますので、その点は慎重にレクチャーした方がいいかも知れません。

ただ年内にはスマホの画面に出力して利用可能になるという「ワクチンパスポート」を自力でスマホの画面に出すことができるようにすることを目的にした、スマホの電話を掛けて受ける以外の操作の仕方についても、遅かれ早かれレクチャーは必要です。今回の新型コロナ騒動により、やはり基本的なスマホの使い方ぐらいは多くのガラケーからスマホに替えようとしている人には覚えて欲しいですし、時代の流れによって行動も変えていかなければいけないことの一つとして、留守番電話機能が使えない分をカバーするだけのスキルを持つ人が増えればいいなと思うのですが。


2021年10月からスタートする日本テレビの地上波テレビ同時配信の方法は?

先日購入したWindows10搭載の2in1マシンは色々な事ができて便利なのですが、Android OSで動くスマホやタブレットで使えるアプリと同じものが搭載されていないサービスも少なからずあります。今残念なのは、手持ちの自宅のテレビに映る番組をネット経由で飛ばすことのできるサーバーから動画を受信するための専用のアプリです。エミュレータを入れるという手段はあるものの、ノーマルのままではアプリを使うことはできないので、そこは素直に以前から持っているタブレットを使えばいいのですが、せっかくの10.1インチの大きな画面が使えない事へのジレンマを感じてしまうのですが、今後Windowsが11になるとAndroidのアプリも使えるようになるそうなので、今は我慢だと思っています。何しろ古いパソコンなのでメモリが少ないのが悩みで、際限なく色々なアプリをぶっ込むと、本体メモリもその分少なくなってしまいます。できるなら一つのアプリで色々できるようにアプリの使い方を工夫しなければならないなと今思っているところです。

こんな事を書くのは、今後の地上波テレビ局のネット配信のスケジュールが徐々に明らかになってきたからです。先日、フジテレビが来年4月くらいを目安に放送する内容をそのまま配信すると発表しましたが、つい先ごろ日本テレビがそれより早く2021年10月から全ての番組ではありませんが、午後7時から11時のプライムタイムについて同時配信を実行するというニュースが入ってきました。

一体どういう形での配信になるのかと思ったら、以前に実験した時と同じく、地上波を含め一部のBS放送を含めた民放テレビ放送の見逃し配信サービスの「TVer」の中の「日テレ系ライブ配信」の中て行なうということです。ある程度は予想していたとは言え、自社が提供するアプリやサービスでなく、民放各社共通のサービスの中で行なってくれるというのは、とりあえず日テレの同時配信が見たければTVerを見ればいいということになり、多くの人の視聴が見込めます。

現在、NHKは専用サービス(アプリもあります)「NHKプラス」で同時配信を行なっていますが、このように、放送局別に別のアプリが必要になったり、別のサイトに移動することが普通になってしまうと、私のようなマニアックなテレビ好きのような人以外は、全てのチャンネル分のアプリを入れたり、わざわざそれ用にブックマークするような人はいないのではないかと思います。

私の場合、TVerアプリはスマホやタブレットの他、大型テレビにつないで見るためのFire TV Stickの中にも入れています。日本テレビが同時配信を行なった場合、ぜひそちらからも見てみたいですし、どこにいてもスマホにTVerアプリを入れていれば簡単に見られるのはいいですね。テレビ番組の見方というのは、やはりライブで見る方がいいと思うので、旅行中で見られない場合には事前に番組を録画予約してから旅立つようなパターンが変わり、録画しないでリアルタイムの同時配信でネット経由で見るか、時間を空けて(翌朝あたり?)に見逃し配信の方でササッと見ることも可能になります。私の場合、旅行中は早寝早起きの生活パターンになることが多いので、夜から夜中の番組を見ていて寝落ちするなら、早めに寝て翌朝早くに見るパターンの方がいいと思っています。今後、見逃し配信の方もどうなるのかはわからないものの、TVerで同時配信された番組なら同じように見逃し配信で見られるのではないかという期待があります。

今回の日本テレビの方針というのは、個人的には良いのではないかと思っています。TVerでは公開せずに独自のサービス・アプリからしか見られないようにするところもあるのではないかと思いますが、そうなった場合、同時配信および見逃し配信を見る人の数はどのように変化するのかということも気にしながら、さらにテレビのネット同時配信の動きを追っていこうと思っています。