通信サービス全般ニュース」カテゴリーアーカイブ

モバイル通信関連の新たなサービスや新製品が出てきたり、マスコミで話題になった時にはこちらで紹介します。

なぜ従来の通信大手3社はこうも横並び的にサービスを展開していくのか

先日、ドコモがStarlinkと提携してauのStarlink directのようなサービスを今月末から開始することを紹介しましたが、それからすぐソフトバンクの方も、au・ドコモと同じようなStarlink衛星を使ったスマホ単体での衛星通信サービスを開始することを発表しました。

先日、ドコモのサービスの中でahamoで使えるようになるということを紹介しましたが、ソフトバンクの方はどうなのでしょうか。私は一応、ソフトバンクのサブブランドであるLINEMOと契約をして使っていますが、安いプランだとそれなりの費用がかかりそうな感じではあります。

しかし、楽天を除いた大手3キャリアがまたもサービスについて横並びのものを打ち出したことで、iPhoneやPixel(Android機)を持たない人については、自社の販売した特定の機種でしかスマホとの直接通信が使えないということを三社とも行なっているようですが、これはキャリア販売のスマホを使っていて、そのスマホがたまたま衛星直接通信に対応していたら、おいそれと回線を乗り換えすることは難しくなるのではないかと思います。

それは、やっと最近になって無くなってきたと思っていた大手3キャリアの独占を進めていくようなものになるのではと危惧しています。

私自身はそこまでiPhoneに対してのこだわりはありません。スマホにこだわりを持つというのは、長くてもせいぜい5年くらいしかセキュリティやOSの関係でスマホの機種変更をせざるを得ない中で、かなりのストレスになります。私の場合は、iPhoneやPixelと比べて安くて機能も豊富なものをチョイスしたわけですが、今まで発表したキャリアの対応スマホの中には入っていません。そもそもSIMフリースマホではiPhoneとPixelしかまだ選択肢がなく、なおかつ現行モデルの型落ちの廉価版PixelであるPixel9aではメッセージ機能のみしか使えないというのは三社を回っても同じようですし、ここでもサービスを受けられる人とそうでない人の格差が出てきてしまいます。

楽天の提携先は大手3キャリアとは違うので、多少は期待しているものの、問題は衛星通信サービスの試用期間を過ぎ、現在は「当面の間無料」となっている毎月の使用料が請求された時にどうなってしまうのかというところです。

個人的には、現在も払っている本家Starlinkのスタンバイモードより衛星通信のオプション料が高くなるのなら、素直にスマホでの直接的な衛星通信は諦めた方が良いのかなと思っています。大手キャリア3社が今、横並びでサービスを行なうという昔ながらのやり方はいつまで続くのでしょうか。

auに続きまずはdocomoが「docomo Starlink Direct」を4月27日に開始

日本の通信キャリアと通信衛星はauが提携したStarlinkが、ドコモとソフトバンクにも同様のサービスを提供するという流れになっていましたが、まずはドコモが「docomo Starlink Direct」という名で通信衛星との直接接続サービスを2026年4月27日に開始すると発表しました。

サービスの内容についてはauのものと同様であると思われますが、個人的にはドコモの廉価版プランで海外でも実用的に使える「ahamo」でも使えるというのがミソです。月30GB(海外でも利用可能)の高速通信および、通話も5分以内であれば追加料金なし、月額2,970円で今月末からはドコモ電波が圏外でも最低限のSMSと特定のアプリを使ったネット利用ができるというのは、かなりコストパフォーマンスが良いと言えます。

ドコモのサイトを見たら、まだ対応するスマホがiPhoneの他AndroidはPixelの一部の機種のみと少ないのと(個人的にはPixel9aでデータ通信に対応していないのが残念)、スマホとの衛星通信でできる事はまだそう多くはない事が残念ではあるのですが、対応機種を持っているならそれこそ、auが月1,650円で他社のSIMを使っている人に向けてサービスしているものより千円ちょっと足すだけでかなり使えるSIMになりますので、今後の対応機種に期待しながら待つのも良いかなとも思えてきます。

ドコモもauもソフトバンクも契約されていない方でこのサービスが使いたいと思い、さらに対応するスマホを持っているなら、改めてahamoへの乗り換えを考えるのも良いでしょう。今後出てくるソフトバンクのStarlinkサービスもドコモのものと同じようなものだろうと思いますので、ソフトバンクの契約をされている方は待った方が余分なコストを払わずに済みます。

問題は、楽天モバイルをメインで使っている方ですね。楽天だけはStarlinkとは提携せず、別の業者(AST Space Mobile)のサービスを使うことをアピールしています。他の三キャリアからは遅れてのサービス開始(そもそもサービスがスタートするかも未知数)となるので、考えどころです。というか、私の場合メインで今使っていて、これから5年くらいは使い続けようと思っているスマホ(Xiaomi Redmi Note 15 Pro 5G)が対応機種にないので、全ては今のスマホが対応スマホとして名前が挙げられないとどうにもならないというところです。

その代わりとして、現在同じStarlinkでも専用アンテナ+WiFiがセットになったStarlink Miniをスタンバイモード(月額730円)でキープしているので、メールを含むデータ通信をスマホだけでなくパソコンやタブレットでも利用できるようにしているので、よほど画期的なサービスが始まらない限りはスマホで直接通信衛星を使えなくても良いと思っています。楽天のサービスが、iPhoneやPixel以外のスマホでも使えるようになってくれればまた改めて通信契約をどうするのか考えることになるでしょう。

今回のドコモ・ソフトバンクに加え、auのStarlink Directサービスがどのように進化し、通話やネット通信まで衛星を介してできるようになるのかというのも気になります。ちなみに、通信衛星のやりとりにかかる費用について、当初はしばらく無料でサービスされますが、その後有料サービスになった場合にも引き続き契約しようと思えるか、それくらいのサービスの充実度があるのかというのも問題ですね。通信衛星を通じてインターネットを接続するのに、できるだけかさばらない組合せでできるのが理想ではあるので、スマホと通信衛星を直接つなぐ方が良いだろうと個人的には思っています。今年はそういう意味では本当の通信衛星利用元年だと思っていますので、当初の予定通り年度末くらいまでにその自分なりの解答を出せるようなサービスの拡充を期待したいですね。

mineoは新サービス「サークル」で新たなネットコミュニケーションを生み出していけるか?

インターネットを通じてのコミュニケーションというのは、現在しばしば悪い方向で語られることが多いのではないかと思います。SNSに誘導しての各種詐欺や若年層との関係が良くないと考える人がいるため、世界レベルでは大手SNSのアカウントについてお子さんの利用ができないようになっている国もあります。

まだ、インターネットがメディアとして認知されていなかった頃、文字だけのコミュニケーションとして「パソコン通信」がありましたが、そのコミュニケーション(主に「ニフティサーブ」)では実世界のサークルのような「フォーラム」という主に趣味を細分化したような集まりがあり、そこに参加者たちは集いました。そんな中で仲良くなった人たちが別にネット上の集まり(「パティオ」という電子会議室)を作ったり、実際に集まったり(いわゆる「オフ会」)、チャットをして楽しんだりしていました。

ただ、その時には文字上の付き合いだけだと相手の年齢はおろか、自己主張をしなければ性別すらわからない中での付き合いだったので会ってびっくりということは良くあったと思いますし、今以上に法律的にまずいような事も行なわれていたのでは?(私はそんな事はしないで団体でのオフ会参加専門でした)というようなケースもあったのではないかと思います。

逆に今は、見ず知らずの人とネット上でお知り合いになること自体も駄目という認識であったりして、安心な半面寂しい思いを持っている人もいるかも知れません。

そんな時、唐突に登場したのが基本的にはMVNOによるモバイル通信事業を行なっているmineoで、今まで「マイネ王」という掲示板で様々な話題について会員がおしゃべりをしていますが、運営側がそこからもう一つ進めたコミュニケーションツール「サークル」というサービスを3月31日から開始すると発表したのです。

サークルはmineoの方から与えられるのではなく、掲示板のマイネ王である程度発言するなりの活動をした、マイネ王ユーザーランク「レギュラーLV1」以上の人が、3人以上集まるとサークル作成申請できるようになるということです。その申請を運営が審査し、実際に趣味のサークルとして公開し、多くの参加者を募るという流れになるようです。

また、サークルには誰でも参加自由なものと、サークル作成者たちが承認した人だけが参加できるものに分けられるということで、この辺は過去のニフティのフォーラムとパティオの関係に似ています。

今年の4月以降に「サークル」の活動が本格化する中で、一般のユーザーは自分に合うサークルがあれば参加して、mineoの運営の元安心して趣味の集まりが行なえるようにできれば、これはまさにニフティの再来になるかも知れませんが、どんな集まりにも招かれざる客が入り込むことは往々にしてあるので、そこをmineoがうまくサポートしながら健全なネット上のサークルの活動が軌道に乗ってくれれば楽しいのではないかと思います。

今だから書きますが、この話は私が以前地元で行なわれたmineoのオフラインコミュニケーション会の中でまだ本当にできるかどうかわからなけどという但し書きを付けて、今回のサークルのような仕組みを作りたいという話を聞いていました。

現在の掲示板(マイネ王)だとどうしても単発の発言に終わってしまうので、同好の士が集まるコミュニケーションの中で、同じような話題を続けている中で人と人同士の良い繋がりが生まれる流れになるのであれば、個人的には良い事だと思います。私が参加したmineoのオフ会は希望すれば誰でも参加できるわけではなく、たまたまランダムな抽選で当たらないと参加できないので、今後はサークルがうまく回っていく中で、希望する人が全て参加できるオフ会なども開かれるようになってくれば、また新たな展開が出てくるだろうと思います。しかし、参加する人全てが「良い人」であるかどうかはわからないので、その点を何とかクリアできれば、新たなネットコミュケーションになっていくのではないかと期待しています。

2026年10月から携帯電話からの通話料が値上げされるという「ナビダイヤル」のゆくえ

このブログではサービスが開始された時から批判的に紹介してきたNTTの0570から始まる「ナビダイヤル」ですが、今ではすっかり企業などの問い合わせ番号として定着してきているという事実はあります。

そのナビダイヤルですが、2026年10月から携帯電話からの通話料が値上げされるとのことです。今までは20秒につき11円だったのが、10月からは30秒ごとに22円の課金になるようです。倍までは行かないものの、企業に問い合わせをした場合、保留時でもこの金額が加算されるわけなので、後から通話明細を見てびっくりということになりそうです。

企業側はかたくなに否定するものの、企業に問い合わせをするのに、ユーザー側にコスト負担をさせて行なうということは、やはり電話によっては企業は受けて仕事を増やしたくないという潜在的な気持ちがあると判断せざるを得ません。ただ、企業としてはあらゆるユーザーに門戸を開かなければなりませんので、ごく一部のクレーマーに対応することに多くの労力を使いたくないというのはわからなくはありません。

もし、企業がまっとうなユーザーの声を吸い上げたいとするなら、スマホ内で完結する電話でない問い合わせ方法に労力を注いでもらい、「電話の方が早い」とユーザーに思われないようなサービスを行なって欲しいと思っています。個人的に思うのは、以前は郵便や荷物に関しての問い合わせは近くの大きな郵便局に電話をしてから取りに行くというのが普通だったのですが、今はウェブサイトやアプリだけでなく、LINEからの指定で簡単に手続きができてしまうので、もう荷物の関係で電話をすることはなくなりました。

リアルタイムに話すには、スマホやパソコンからではチャットがありますが、AIが相手の場合、細かな相談事は解決できず、「改めてお電話を」という対応になりがちです。そうではなく、電話を使わないでも細かな内容を問い合わせたりクレーム対応をしたりする問い合わせのシステムを構築していただければ、わざわざ電話を掛けることはしないでスマホのやり取りだけで完結するなら企業側もユーザー側もどちらもストレスにならないのではないでしょうか。

今回のナビダイヤル値上げで、さらに厳しい声が挙がるとは思いますが、問い合わせ用の番号としてナビダイヤルを設定している企業については、ぜひとも「ナビダイヤルを経由しないで完結する」システムの構築をこのタイミングで行なってくれないかなと思ってしまいます。

すでにスマホで電話をせずに色々なことができてしまう現在、対人での電話対応より解決能力の高いAIの登場を期待したいです。

戦争になると国によってインターネットへの規制が入ることをロシアの今から見ていくと

かつてテレビディレクターのテリー伊藤さんが書いた、それまではあまり伝えられることのなかった朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の生活を紹介した本がありました。そこでは政府によりコントロールされた通信についても紹介されていました。

テレビはもちろんですが、ラジオにもチャンネルがあり、私たちが良く知っているようなダイヤルや周波数を直接入力することでラジオがないということをその時に知りました。なぜそんな風になるのかと言うと、私たちが知っているダイヤルを動かすことによって聞くラジオは、当然ながら国内だけでなく海外からの放送も入ってしまいます。そうなると、ラジオから国にとって都合の悪い放送が聞けてしまうため、自国の放送しか聞けないラジオ(聞ける周波数が固定されている)が使われているというわけです。もし、ラジオを改造したり私たちの使っているようなラジオを手に入れただけでも処罰される可能性があったといいます。

これと同じような政府による通信規制が現在のロシアで行なわれているというのが、たまたま昨日見た世界のニュース(確かドイツ発だった)で紹介されていました。

インターネットを使ってウクライナから攻撃用のドローンが飛んでくるのですが、操作や攻撃目標を把握するためインターネットが使われていることから、ロシアではモバイルインターネットが規制され、しばしば通信が遮断されているということが報じられていました。

ニュースの取材では、スマホを使ってデリバリーを行なっている業者の方に取材していましたが、突然ネットが使えなくなると注文が受けられなくなるだけでなく、注文先に向かう途中にもアプリでの現在地を見られなくなるので仕事にならないということでした。さらにロシアでは別の規制も行なわれています。

日本でいうとLINEのようにロシアでは使われている「テレグラム」というメッセージアプリを政府は規制し、国が作った新たな監視機能が強化されているという「MAX」というアプリに移行させようとしているのですが、当然ながらそのアプリを使ってメッセージのやり取りをするとその内容が政府に筒抜けになり、ちょっとでも政府に批判的なメッセージのやり取りをしただけでも処罰される可能性があるため、少なからぬ国民がこの政府の方針に反対しているとのことです。

同じくドイツのニュースでは80才のネットユーザーの方がプラカードを持って政府へ、モバイルインターネット回線への介入をやめてくれという趣旨の主張を行なっていたところ、政府当局に拘束されるという映像まで紹介されていました。

こうしたことはロシアに限ったことではなく、自らの存在を脅かす勢力を一掃するために情報を管理したいというのが国側の思惑ではあるのですが、そんな事が日本で行なわれれば、私たちの生活を考えてもらえばわかるのですが、生活はかなりの確率で麻痺するのではないでしょうか。

現在、車のガソリン代が上がるのは車旅を楽しむ私たちにとってはかなりのストレスですが、それでも自由にインターネットの使える社会で生きていけることは幸いです。今後もロシアでこうした状況が続けば、もしかしたら国内のインターネットが原因で国政に何らかの変化が起こるのかも知れません。最初に紹介した北朝鮮では、昔からずっと情報統制が行なわれているのでインターネット規制を行なってもそこまで反発は出ないのかも知れませんが、すでにインターネットが普及し、その便利さを肌で感じている地域で同じような規制が強権的に行なわれればどうなってしまうのか、そういったことも考えながら現在の国際情勢を見守っていければと思っています。

2026年4月1日から開始されるという「JAPANローミング」の概要について

災害時、現在使っている携帯電話の電波が基地局のトラブルで使えず、スマホの通信が使えなくなることは十分に考えられます。その対策として大手4キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク・楽天)が利用不可になった回線でも他のキャリアの電波が来ていればそれを使えるようにできる「JAPANローミング」のサービスを開始すると発表しました。

基本的にはキャリアでの契約が必要で(いわゆるサブキャリアも対応?)ですが、MVNOの回線を契約している場合には制限があるようです。状況に応じて「フルローミング方式」と「緊急通報のみ方式」に分かれていて、「緊急通報のみ方式」は、110番、119番、118番への発信のみ可能という最低限の分りふりです。なお、その際にはスマホの設定を変更する必要があるそうです(フルローミング方式は対応スマホにおいて自動切替)。

「フルローミング方式」は、音声通話は緊急通報を含む通話全般が利用可能で、SMSもMVNOであっても利用可能になるそうです。しかしMVNOではデータ通信が利用できないようです。もっともそのデータ通信は最大300kbpsと低速での提供にとどまります。

気になる対応スマホは2026年春以降に発売されたものから対応するとのことで、自分の持っているスマホでの対応ができるかはわかりませんが、現在私は既に国内4キャリアの回線を主にMVNOで契約しているので、あえてこの機能を使うかどうかはわかりませんが、唯一キャリア契約している楽天モバイルの回線を他社の回線でつなぐことができ、一応データ通信もできるなら何とかアプリのRakuten Linkを使って無料通話・SMSがスマホ単体でできる可能性もあります。その点は期待しています。

ただ、既にauで通信衛星を使ったデータ通信を利用できている方はそちらを使えばいいでしょうし、楽天モバイルの衛星通信サービスがどうなるかはわかりませんが、そちらが大きな災害で地上基地局が使えなくなっても利用可能であれば、JAPANローミングを使わなくても良くなるわけで、契約しているキャリアによって差が出てくる可能性はあります。

今回、JAPANローミングの概要が明らかになったことで、どんな組み合わせがお得か? ということも考えてみました。安いのは日本通信の290円プラン(月/1GBの高速クーポン)とpovo2.0の組み合わせでしょうが、それだと日常の利用が厳しそうなので、現実的にはデュアルSIMのスマホに「楽天モバイル」と「povo2.0」のSIMを入れて、必要に応じてpovoのトッピングをして利用するのが妥当ではと考えます。曲がりなりにも楽天とpovo2.0はMVNOではないので、もしソフトバンクやドコモの回線が生きていれば、フルローミング方式で契約していない電波を使える可能性があります。月3GB未満でも高速通信の使用は間に合うのであれば、月千円ちょっと(+povo2.0のトッピング料金)で非常時対応もできるわけで、これはありがたいですね。

ただ、実際に大きな災害が起きたら全てのキャリア(衛星通信を含む)の利用もできなくなる可能性もあるわけで、その時にも諦めたくない方は日本のキャリアに依存しない衛星インターネットサービス・Starlinkの導入も考えておきましょう。

災害時JAPANローミングのフルローミング方式での利用ができてもデータ通信のスピードは最大300kbpsなので、現状では毎月730円で回線を維持して最大500kbpsでデータ通信の利用が可能なStarlinkの契約をし、専用アンテナを動かす電源を確保できるなら、そちらの方がデータ通信に限っては有利です。日本国内のインフラ自体が使えなくなるような大きな災害が起こるとはにわかには考えられませんが、基地局が生きていてもキャリアの本体が被害を受けたりシステム障害などソフト的な問題で通信インフラが使えなくなるような事も考えられます。そうした事も踏まえて、いざという時のために準備をするかどうか、このタイミングで考えてみるのも良いのではないでしょうか。

様々なところから詐欺まがいのメールが来る現在であるからこそ気を付けてもらいたいメールの「題名」

現在、複数のメールをGmailに転送して管理しているので、露骨なフィッシングメールは「迷惑メールボックス」に自動的に入るようになっています。ですから、偽メールに騙される前にそもそも多くのその種のメールを目にしなくて済むようになっています。

ただ、誤って大切なメールが迷惑メールフォルダに入っていると困るので、そちらの方も一応は見るようにしているのですが、恐ろしい題名の付いたメールはほぼ目に触れないようになっているので、そのフィルターの確かさを感じています。具体的には、

・【重要】未納税額に関するご案内(e-Tax)
・【重要】ポイント有効期限のお知らせ
・【重要】国税局からの最終納税督促通知

など、【重要】というワードが見る人を一気に引き付けるのですが、これらのメールは各サービスに登録した覚えのない(というか登録することのない)、このブログ用に作っているメールアドレスに来るので、少なくともどのメールアドレスに来たメールであるかを確認すればこれがフィッシングメールであることは明白で、迷惑メールフォルダから動かさず放置(時間経過とともに削除される)でOKなのです。

しかし今回、迷惑メールフォルダに入らずに、現在利用しているメールアドレス宛に来てしまったメールの題名にちょっとぎょっとしました。それが、以下の題名のメールです。

・【重要】全サービス停止のお知らせ(3月14日)

このメールの送り主は「PayPay銀行」となっていました。フィッシングメールは、自分がそもそも入っていないサービスであってもこのようなサービスを騙る形でメールが来るのですが、私はPayPay銀行の口座はかつてのジャパンネット銀行の時から作っています。ただ、このメールの題名は詐欺メールの匂いがぷんぷんするようなもので、本当にこれはフィッシングメールではないのか? と思いながらメール内のリンクをクリックしないように気を付けて中を覗いてみました。

中を見たら3月14日にシステムメンテナンスを実施するというもので、これは正式なPayPay銀行からのメールだったのです。ただ、ご丁寧にメンテナンスのお知らせのところにリンクがあり、その他にも問い合わせ用のリンク、公式ホームページへのリンクも貼ってありました。

ただ念の為、Googleで「PayPay銀行」と入力してメールのリンクを踏まないようにして公式ページに入ったところ、ページの頭からずっと見ても「メンテナンス」の文字は見えないのですね。一番下にあるお知らせのところに「定期システムメンテナンスに伴うサービス停止のお知らせ(3月14日)」というところがあり、これを確認してようやく先のメールがフィッシングメールでないことがわかったという次第です。

今回のことで思ったのは、いくら重要な事でも、出回っているフィッシングメールのような題名付けは止めて欲しいということと、「重要」と出すなら公式ページにアクセスしたらわかりやすいように「全停止のお知らせ」というような、メールと同じ表示方法を使っての告知をすべきではないか? と思います。銀行は大切なお金を直接扱い、下手をしたら根こそぎ取られてしまう可能性のある中、ネット銀行も営業されていると思います。だからこそ、ユーザーへの告知の手法についてご一考いただければ幸いです。

無料で使えるOCRソフト「NDLOCR-Lite」がウェブアプリに対応したことで使いやすくなった

現在、ブログ書きなど色々な作業はWindowsOS搭載パソコンでなく、中古の安いノートパソコンに導入したLinux mintで行なっています。人によってはChromebookでも十分作業用パソコンとして使えるようになると思うのですが、非インターネット利用時にも使いたいということと、日本語入力ソフトでローマ字入力でない入力方法をセットできるという理由からLinux mintにしています。これから紹介するのは、インターネットさえ繋がっていれば使える「Webアプリ」についての報告です。

以前、書籍をスキャンして編集可能なテキストデータに変換する「OCRソフト」について書いたことがありました。有料のアプリでも自分の使い勝手に合わないものもあったりして、なかなか選ぶのが難しかったのですが、先日のブログで何とか無料で使えるサービスを紹介しました。ウェブブラウザを使い特定のサイトに接続し、元ファイルをWeb上にアップロードすることで、一日に10ページまでという制限はあるものの私の持っている昔のOCRソフトよりきちんと日本語のテキストに変換してくれるので有難かったのですが、先日のニュースで国立国会図書館のラボから軽量なAI-OCRツール「NDLOCR-Lite」がリリースされたというのがニュースになっていました。

対象OSはWindwos・MacだけでなくLinuxもあるのですが、複数のマシンに全てインストールするのは大変だなと思っていたら、さらに驚きのニュースがX(旧ツイッター)に投稿されていました。(ここからは「X」の内容の引用になります)

(引用ここまで)

どういうことかというと、ブラウザーから当該サイトに接続すると、ウェブブラウザ上で「NDLOCR-Lite」が動くようにウェブアプリとして移植してくれた方がいるのです。これで、そのURLをブックマークして必要な時にアクセスするだけで、高性能のOCRシステムをどのパソコンからでも利用することができるというわけです。

ちなみに、OCR読み取りソフトとしての性能は私が使う古い本をスキャンしたものを編集可能なテキストファイルにするという点では申し分なく、今後はそのページをブックマークして複数のパソコンで使うことができそうで、本当に開発してくれた方へは感謝しかありません。

パソコン上でさらに便利に、普通のソフトのように使うために、ウェブブラウザChormeには「ウェブアプリ」という仕組みがあり、使いたい機能のあるサイトを開いたら、ブラウザの右上にある点々のアイコンから「キャスト、保存、共有」を選ぶと「ページをアプリとしてインストール」という項目が出てくるのでそこを選ぶと、結果ウェブサイトが「Googleアプリ」の中に入って表示され、次からはそこからウェブアプリを呼び出すことができるようになります。

この設定は、先にLinux Mintでアプリをインストールしたところ、Chromebookでは本当のアプリのような形で呼び出すことができるようになりました。ただ、複数のLinux Mint搭載機では反映されていなかったので改めてインストール(上にあるウェブブラウザ上での作業のくりかえしをする)しましたが、Chromebookとのやり取りでは手続き不要になると思うので、本当に便利です。作業した後は、左下のメニューの「Googleアプリ」から呼び出せるだけでなくデスクトップにアイコンを作ってくれるので、パソコンを付けてすぐに必要なWebアプリにアクセスできるようになりました。

今回のOCRシステムの他、私は各種クラウド、ネット上で利用可能なテキストエディタ、画像編集アプリが使えるサイトをウェブアプリ化して共有していますが、LinuxとChromebookが混在する環境の中で、いつどのパソコンを使っても同じ作業ができるので、非常に便利になりました。今回OCRシステムが加わったことで、モバイルインターネット環境があれば家と同じように作業が行なえるようになって大変満足しています。

こうしたWebアプリはOSを選ばないので、現在Windowsを使っている方でも使ってみて使い勝手が良ければ、そこを起点にしてOS乗り換えという方法も考えることができます。どうしてもWindows上で動くアプリが必要であれば仕方ありませんが、WindowsOSを継続して使うのは結構コストがかかるようになってきました。LinuxやChromebookなら安く手に入りますし、古くてWindows11がインストールできないパソコンでも普通に使うことができるものも多く市場に流れています。まだ具体的にOS乗り換えを考えていなくても、Webブラウザでどこまで何ができるのか、試すのも面白いのではないかと思います。

(驚愕の追記)

と、書いて終わりにしようと思ったのですが、これを書いている途中でさらにバージョンアップされたWeb版「NDLOCR-Lite」が発表されました。今まではパソコンのブラウザで使うために最適化されていたようですが、新しくできたものは何とスマホに対応します。パソコンでファイルをアップロードさせる部分をタップすると、カメラおよびスマホのカメラで撮った写真アルバムを開くことができ、目の前にある書籍をスマホのカメラで撮ってそのままテキスト化したり、本の内容をスマホ内に収めた状況でこのウェブアプリをスマホ上から使えるので、さらに便利になりました。

データを目の前にしてすぐ使うか、カメラで一通り撮影してから後で使うかには個人差があると思いますが、私なら先にスマホカメラで撮っておいて、後でじっくりと認識させ、画像のPDF化はスマホの写真をパソコンに移して作業を行なうような形で、スマホとパソコンの両方をうまく使いながらその時の状況に応じて使い分ける方が良いかなと今は思っています。今回の対応のおかげで、撮影から認識、変換までモバイル運用でできてしまう自由さは、Webアプリという形で提供されているからということもできるので、今後の可能性は大いに広がっています。

私はChromeでパソコンとスマホの相互同期を行なっているので、いつもはスキャナーでスキャンしたPDFデータをパソコンで利用する形が基本なものの、家に持って来られないような資料をデータ化したい場合、今まではスマホのカメラで画像として保存するところくらいまてしかできませんでしたが、これからはスマホだけで読み取ってテキスト化までできるので、状況によってはかなりの時間短縮効果が期待できます。

今後、Webアプリがもっと便利になれば(スマホのブラウザでも使えるのが普通になれば)、あえてノートパソコンでなくても8インチクラスのiPad miniやAndroidタブレットとキーボードだけで何とかなってしまいそうで、そうしたハードの共通化にも期待するところ大です。

ラジオ放送をradikoに移行する流れでなぜradikoアプリに録音機能を持たせないのか

PC周辺機器メーカーのバッファローが外付のブルーレイドライブの販売を終了し、後継機についても作らないことを発表しました。もはやブルーレイドライブは再生できる現行品がどんどんなくなっていくわけで、これまで多くのテレビ録画をブルーレイに焼いて残してきた人たちはどうするのだろうと思います。

私自身は、映像データをブルーレイでもらったのですが、手持ちのドライブがブルーレイ再生可能でなかったことから、数年前にそれこそバッファローの直販で外付ブルーレイドライブを購入しました。ですから、何とかブルーレイを読み込んで改めてDVDに焼き直すことは可能なのですが、テレビ録画はハードディスク録画したものは、接続したテレビでしか再生できない状況になっており、先日I-Oデータからそのデータを吸い出してDVDやブルーレイに焼けるセットを販売したりと、「以前から持っているデータをどうするか?」という事についてのニュースが続きます。

その昔、テレビがデジタルになりテレビの録画への規制がかなり厳しくなりました。何重ものコピーをすることができないので、どこかでつまずいたら自分が録った番組も見られなくなるということで、私も色々な手段を講じて自分で大切と思ったものについてはLAN経由で別のハードディスクに保存しています。今ある録画データを何とかコピーガードを解いて(単なる移動ではなくコピー元を残して新たなコピーを保存できるような)、多くのハードで再生できる形にしてコピーできるようなセットがあればいいのにと思うのですが、今の状況では難しいと思います。

それでも、ラジオの音声であればラジオを直接録音してMP3形式で保存しておけば、色んなハードで再生は可能で、クラウドにアップした状態でもストリーミング再生が可能なのでテレビの録画よりは便利に保存ができているのですが、radikoやらじる★らじるには録音機能がありません。ネット経由で録音すると雑音が乗らないため、以前はラジオから直接録音していたような方も、外部アプリを使って録音をして楽しんでいる人もいると思います。

しかし、そうしたアプリ製作については、特にradikoのバージョンアップによって正常に動作しなくなるような事が起こり、肝心な時に録音ができないような事も起こります。アプリの中には継続しての開発をストップしてしまったものもあり、本当に確実なのはラジオから直接放送を録音するか、パソコンやスマホをICレコーダーに接続して録音することになってしまうようなことになっています。

音楽や放送を見たり聞いたりして楽しむことは個人で行なう分には自由なはずですが、最初に書いたテレビ録画したデータについてはブルーレイの発売終了だけでなく、CD・DVDの経年劣化によるデータ消失の危うさについても言われています。私自身は各パソコンのハードディスクやクラウド、利用するハード用にメモリカードにも音声データはコピーできているものの、これだけ世の中が便利になっているのに、放送局側が推奨するネットラジオについては、そのメインアプリで録音(特に予約録音)ができないというのは、聞き逃し配信自体がその期日を決められているので、つい聞くだけでなく残しておきたい番組を自分で残すことができなくなる(アプリ更新直後使っている録音アプリが一時的に録音できなくなる?)可能性が出てきます。

とりあえず、自衛策としてメモリカードに直接番組を録音することができるラジオを物色しています。外部入力から録音できるタイプの製品であれば、いざという時には聞き逃しのプログラムをアナログ接続で録音することもできるので、そんな形で個人的な対応をできればと今は考えているのですが、本当にradikoやらじる★らじるに録音機能が付いてくれないものかと思ってしまいますね。

mineoの「パケット放題 Plus」が「パケット放題 3Mbps」になって何が変わるのか?

2026年3月10日から、MVNOのmineoが現在仮提供中の、低速最大3Mbps(1.5Mbpsから増速)の「パケット放題Plus」を正式に「パケット放題 3Mbps」としてサービスの提供を開始することを発表しました。

最近、外でも動画を見るようになって無料の最大1Mbpsのスピードだと満足に動画を見られない状況があるので、改めてオプション料金385円/月を追加して低速での3Mbpsを実現しているのですが、果たした正式に低速最大3Mbpsでの提供を開始する「パケット放題 3Mbps」がどのような形になるのか気になっていました。

というのも、mineoには節約スイッチをONにした状態で3日間以内で10GB使い切ってしまうと、高速でも低速でも一律最大200kbpsに制限されてしまうので、低速で思わぬ状況で一気に10GBを使い切ってしまった場合、節約スイッチをOFFにしても速度は200kbpsのままで改善されないのでした。

それが、今回の低速3Mbpsの正式サービス時から、もし低速の1Mbpsや3Mbpsで3日/10GBのデータを使い切っても、節約スイッチを切って高速利用が可能な状態にすれば、高速容量が残っていればそのまま快適に使い続けられるわけです。

ですから、高速クーポンが多いプランの方が有利なわけですが、私のように月3GBの少ないプランでも何とかする方法があります。それが月額110円の「パスケット」の活用です。

他のキャリア・MVNOでは、高速データの繰り越しが可能でも、その容量は翌月までに使い切らなければ消えてしまいますが、mineoの「パスケット」を契約すると、繰越し分が消滅する前にパスケットの中に容量を移すと、この分は解約するまで必要な時に1GB単位で出して利用することができます。

つまり、3日間制限を受けた場合でも日頃の運用によってパスケットに高速容量を貯めこんであれば、それを使用することで制限がある状況でも高速通信を継続して利用できるということになります。これは、使う際に料金がかかるわけではなく、「マイピタ料金」「パケット放題 3Mbps料金」「パスケット料金」以外にはかからないので、マイピタ3GBの場合は、月1,700円程度で利用が可能です。

さらに、平日昼間の使用をしないことを宣言する「ゆずるね。」を月10回実行すると、深夜フリーという、午後11時から翌朝7時までは高速通信しても容量が減らないサービスを受けることができます。今回の改定で、あまり3日制限を気にせず、3Mbpsでの動画視聴ができるようになりそうで、mineoの使用頻度がさらに上がりそうです。