通信サービス全般ニュース」カテゴリーアーカイブ

モバイル通信関連の新たなサービスや新製品が出てきたり、マスコミで話題になった時にはこちらで紹介します。

携帯電話の落とし穴SMSを利用した悪意あるメッセージを遮断する取組みについて

自宅において固定電話の契約を止めてしばらく経ちますが、別に固定電話を止めた事についてのディメリットはなく(ファクシミリを現在は使っていないので)、迷惑電話の襲来に脅かされる事なく生活をしています。

携帯電話にかかってくる電話というのは自分で登録した電話番号が表示されない場合にはとりあえず出ず、表示された番号をネットで調べることでコールバックするかどうか決めているので、やはり番号表示が追加料金を払わなくてもできる携帯電話は優れていると思います。ただ一つ恐ろしいのは、電話でなくショートメッセージ(SMS)でやってくる悪意ある迷惑SMSであったりします。

有名なものが、荷物の到着を装ったショートメールで、住所・氏名を返信したり、メール内にあるリンクをクリックすることで、自分の番号が生きていることを相手に知られてしまうだけでなく、さらにエスカレートするとスマートフォン自体にアプリを仕組まれて、メールやアカウント乗っ取りへの布石になってしまわないとも限りません。

現状は、そういったことを知らないで、普通に届いたメールに返信(およびリンクのクリック)してしまうような人が多少なりともいるので問題になっているのではないかと思いますが、今回ようやく通信業者レベルでこうした迷惑SMSへの対抗措置を行なうことになるというニュースが入ってきました。

まずはドコモおよびSoftbankの動きですが、ドコモは危険サイトのURLなどが含まれるSMSを自動で拒否する「危険SMS拒否設定」を2022年3月中旬から始めるとのことです(利用料金は無料で申し込み手続きをしなくても自動的に適用)。基本的にはユーザーの方で受信する前に遮断されるので、利用者側は何もする必要がありません。

また、Softbankは「なりすましSMSの拒否」「URLリンク付きSMSの拒否」「迷惑SMSフィルター」の機能が2022年春から開始される予定です。また、従来の電話番号メール拒否・許可において数字だけでなくアルファベット文字列の指定もできるようになるということです。

ただ、これらのニュースを読んでいて気になったのは、適用されるのは「ahamoを含めたドコモ回線」(ドコモ)、「ソフトバンク、ワイモバイル、LINEMO」(Softbank)とニュースでは紹介されており、果たして多くの格安SIMのユーザーに開放されるのかということです。この機能は、安全に携帯電話を使うためには大切な機能になると思いますので、今後のMVNOの状況も見ながら続報についても見ていきたいと思っています。

そして、今回一連のニュースの中で具体的な発表がなかったauおよび楽天モバイルの回線についてですが、auについてはニュースメディアの問い合わせについては「現在検討中」というコメントだけが掲載されていました。また、楽天モバイルについてはニュースの中にその存在すらありませんでした。これについても、迷惑SMS対策がauと楽天だけ遅れてしまうようだと、繰り返しの迷惑SMSに困っているユーザーが他のキャリアに移ってしまう可能性を増やすことになってしまいますので、この点については全てのキャリアが横並びでサービスをスタートさせて欲しいと切に思いますね。


NUROモバイルの「NEOプラン」にアップロードフリーの「あげ放題」機能が追加

先日、外出時に友人に添付ファイルを付けたメールを送ろうとした時、そのままではGmailでは送れない事に気付きました。Gmailでは25MB以上の添付ファイルについてはそのまま送ることができず、圧縮してもサイズが大きくなってしまう場合には、別の送り方を考える必要があることに改めて気付きました。

その場合には、いったんクラウドにファイルをアップして、そのURLをメールの中に書き、先方にはそのリンクから改めてダウンロードしてもらうという、ちょっとめんどくさい仕様になるものの、例えば相手が外出先でメールを読んだ場合に大量のデータを強制的にダウンロードさせなくて済むというメリットもあります。

ただし、その時には自宅でなく外出先からの作業だったため、肝心のアップロードの速度が全く出なかったので結局外出時にはメールを出すことができず、自宅に帰ってから改めてファイルをアップロードして、同時にそのアップ先のURLを記載したメールを送ることができました。

私の場合は人に大きなファイルを送るということがそこまで頻繁ではないのですが、今回送ったのがまとめた画像ファイルだったこともあり、そうした用途で頻繁にファイルのやり取りをするような場合には、使っている回線のスピードについては下りだけではなくアップロードする際の上りのスピードおよび、自分が使っている高速クーポンの容量についての事も考えながら回線を選びたいという方もいると思います。

先日のニュースで、NUROモバイルの月額2,699円で高速クーポンが月間20GBの「NEOプラン」の新たな機能として、ファイルをアップロードする際の上りの回線利用について上り通信のデータ容量が消費されなくなる「あげ放題」という機能が付いたことが明らかになりました。

普通、高速クーポンの利用ということではファイルのダウンロードや動画視聴という目的で使う方が多いかと思いますが、当り前に大き目のファイルをやり取りする場合には、動画を見るなどして高速クーポンを使ってしまうと、肝心な時に高速でファイルのアップロードがスムーズに行なえないという問題があったわけですが、今回の私の場合もうまく今使っているSIMカードではファイルがアップロードできなかったので、もし今後テレワーク関連で旅行や移動中にもファイルのやり取りをすることが大事になってきた場合には、こうした特徴を持つSIMというものも必要になってくる場合があるのかな? という感じはなくもありません。

また、複数のSIMカードを利用して基本的には動画を見る用として低速でも1Mbpsでそれなりに快適に動画が見られるSIMを下り用にし、別のSIMを上り専用にして必要に応じて利用(足りなくなれば追加容量の安いところで購入も考える)という風にして、もし常用する回線で高速容量を使い切ってしまった場合の予備にするという方法も当然あります。ただその場合にはきちんと今使っている高速通信について把握して置かなければなりませんので、下りで制限容量を使い切っても最大1Mbpsが出るとされるNEOプランは、外出先でもファイル送信を多くするリモートワークのような使い方によっては、オールインワンのSIM利用ということで考えると、肝心の回線の品質がどうかという感じはあるものの、カタログ値的には悪くない選択肢になってくるのかも知れません。


政府の新型コロナワクチン接種証明書アプリをしばらくインストールすらできない地方も

新型コロナウイルスのオミクロン株が市中感染の域に広がってきた中では、もはや必要とされなくなってくるのでは? と思われるワクチン2回接種を証明する証明書について、政府は12月20日からマイナンバーカードを持っていて、その内容を読み取ることができるスマホを持っている人限定ではありますが、スマホの中にワクチン接種証明書を入れることのできるアプリを公開しました。

テレビではすでに多くの人が導入したことが報じられ、さらに一部不具合がある(別姓での登録ができない?)ことを報道していますが、そうした報道を受けて早速私もアプリをインストールしようとGooglePlayからアプリの検索をして、ようやく導入できるかと思っていたところ、何ということか、以下のような画面が出てきてしまいました。

この文章によると、私の住む地域ではアプリそのものをインストールできない仕様になっているようで、「アプリがインストールできません」ではなく「お住まいの地域では以下のアプリをご利用いただけます」とあって、あの悪評だらけの厚生労働省が金の無駄遣いをしたCOCOAアプリを今さら勧めてこられようとは、怒りを通りこして呆れているというのが正直なところです。

ある意味、オミクロン株が今後流行していくことで、このワクチン接種証明書を持っていても具体的なメリットが見いだせなくなり、3回目接種が終わった頃に使えるようになっていくのかなという気はするものの、今回の対応を見ている限り、3回打った後にアプリが使えるようになるかも怪しいと思っています。地域によっては、データの確認作業が必要だということはニュースを見て知ってはいたものの、実際にアプリをインストールすることもできない地域があるのにも関わらず、そのことを告知したり、ニユースで伝えない政府やマスコミについて、不信感が増しただけという結果になってしまいます。

新型コロナ対策についての不信というのはこれだけではありませんが、実際にできると言っているものができないという事になると、今後も本当に大丈夫なのかということについても不安になってきてしまいます。個人的には3回目のワクチン接種については地域格差があっても、流行しそうな場所だったり市中感染が広がりそうな所で若い人を中心に接種することについては異論がないのですが、輸入に頼っていて必要な量の見通しが立たないワクチンならまだしも、全国同時タイミングで利用することが可能なアプリくらいは、地域格差なく使えるようにして欲しいものです。

この話というのは、わかっている人にとっては待てばいいのですが、よくアプリの事をわかっていない人にとっては今後大きな問題に発展する恐れがあります。政府の公式アプリに似せた、スマホ内部のデータを奪い取る悪意を持ったアプリが出現したら、まだ公式アプリが提供されていない中で情報弱者が間違ってそうした悪意あるアプリをインストールしてしまう可能性も出てきます。政府には、早急に公式アプリも少なくとも全国でインストールすることができるようにして欲しいものです。


キャリアメール持ち運び制度が2021年中に開始? メール維持手数料がかかっても乗り換えた方が良い人たち

物心が付いた時から携帯電話による電子メールでのやり取りを普通に行なっていて、自宅内にWi-Fiを設置し、スマホだけでなくパソコンやゲーム機なども家族内Wi-Fiに接続しているような方でも、未だに本人が連絡先にと使っているのが携帯電話会社それぞれが提供している「キャリアメール」だったりします。

大手3社のキャリアでスマホを使っている方が私の周りにもいますが、Gmailも使っているものの、プライベートのアドレスはキャリアメールに集約していて、どれだけ安くて魅力的なプランが他社であっても、キャリアメールをどうしても変える事ができない事情があるというケースが案外多いものです。普通に考えると、例えばドコモ系の通信回線を使いながらメールの最後にauやSoftbankの表示があるメールを持つということはそもそも考えられなかった方が多いのではないかと思うのですが、昨日のニュースで大手3キャリアの方で「キャリアメール持ち運び制度」を今年中に開始するという発表があったのです。

これを書いている時点でわかったのは、auは「auメール持ち運び」を12月20日から提供し、月額利用料金は330円ということと、ドコモが「ドコモメール持ち運び」を12月16日より提供し、利用料は月額330円となるところまではわかっています。恐らくSoftbankも同様のサービスを始めるようになると思います。

元のキャリアの方にメールの維持料金を払うということだけなら、MVNOやサブブランドへ移ってもキャリアメールを使い続けられそうです。ただ、私自身もネット接続としては使っていないプロバイダであっても、メールを使えるように最低の料金を払って、他社のインターネット接続上で複数のプロバイダ系メールアドレスを保持していますので、恐らく同じように使える可能性はありますね。

現在、ドコモのdポイント会員やauのauIDなどは無料で作って使えるようになっていますが、モバイル通信の場合はメールアドレスを使う時だけ有料になるというような認識が当り前になれば、それはそれで良いのではないかと思います。現在大手3キャリアの前からの料金プランを使っている人なら、有料でキャリアメール利用料を払っても十分安く新しいプランを使うことができるようになると思いますので、有料利用料を払ってでもキャリアメールを使い続ける選択肢も十分に有りでしょう。

ただ、こうした事を知っていても、あえて移ることを良しとしない方もいると思いますが、今回の場合は、大手キャリアから同じ系列のサブブランド(ドコモのahamoも含む)に移動することで、ほぼ日常的な使い勝手を変えることなく料金だけ安くすることも可能になると思います。今のところ、ドコモからahamo、auからpovo 2.0やUQモバイルに移行する場合にはキャリアメールはそのまま使えるようなので、同じ環境で価格だけ安くしたい場合には、キャリアメールに別料金を払ってでも乗り換えを考えた方が個人的には良いと思うのですが。


ようやく運用が開始されるという「電子版ワクチン接種証明書」は12月20日からだが

改めて日本の行政の取り組みが遅いと思うのは、せっかくデジタル庁というものを作ったのに、なかなかスマホの中にワクチン接種証明書を入れることができずにいたということです。

昨日、やっと「電子版ワクチン接種証明書」をスマホに導入することができるようになるという発表がありました。ただ、導入するには多少のハードルがあるので注意は必要になります。

まず、本人確認のためにマイナンバーカードを持っている人限定になるというところがあります。すでにマイナンバーカードを持っている人であれば電子証明書が導入できますが、持っていない場合にはまずマイナンバーカードの申請から行なわなければなりません。マイナンバーカード発行にはそれなりの時間はかかりますが、スマホを使って自撮りをして申請することで、交付までの時間を短縮することは可能です。詳しくはお住まいの市町村にお尋ね下さい。

そして、導入した後にスマホに情報(主にQRコードで読み取ることができるもの)を表示するにあたり、マイナンバーカードの情報をスマホで読み取る必要があるので、マイナンバーカードをスマホにかざしてその内容を読み取ることのできる「NFC Type B対応端末」のスマホを持っている必要があります。恐らくおサイフケータイ対応のものは大丈夫だと思いますが、マイナンバーカードを持っていない方は、運転免許証の内容を読み取ることができれば対応しているのではないかと思います。スマホの中にはおサイフケータイ対応でなくてもNFCに対応しているものもあるので、これは実際に試してみた方が早いと思います。特にAndroidスマホを使っている方は要確認となるでしょう。

あと、アプリの動作環境はiOS 13.7以上とAndroid 8.0以上となっていますので、あまりに古いスマホでは導入することができません。この条件だけをクリアするスマホについては、中古のものでも入手は可能だとは思いますが、国内のみで海外には行かないというなら、あえてスマホアプリに証明書を入れなくても、紙の接種証明をコピーして持つというのでも対応は可能だと思いますし、具体的にスマホに証明書を入れて、QRコードをかざしてイベントなどでスムーズに入場できるなどのメリットが無ければ、今のところはあまり使い勝手が無いような気もするので、ワクチン接種者でこのアプリを導入した人へのメリットが出るような事を今後も行なっていただくことを期待したいと思います。

まだ、サービス開始前なのでこのような書き方になってしまっていますが、個人的には証明書をアプリから使える12月20日になったら、自分のスマホに導入を試みたいと思っています。導入時にはマイナンバーカードを作成した時に設定した暗証番号が必要になるということなので、私と同じように導入を考えておられる方は暗証番号入力を間違えないように気を付けましょう。


セブン-イレブンの無料Wi-Fiスポットサービス停止の背景と今後の対策について

コンビニのセブン-イレブンの他、イトーヨーカドーやデニーズなどで利用できていた時間制限付きの無料Wi-Fiサービス「7SPOT」が2022年3月いっぱいでサービスを終了することになったそうです。また、新規出店のお店ではこの措置に基づいて最初から7SPOTの提供を止めているところもあるのだそうです。

こうした事になる背景を考えると、まずは無料Wi-Fi設置がお店の売上に結びつかず、お店の周りでこぼれてくる電波を使って、毎月の高速クーポンを使い切ったデータ難民に使われてしまっているような状況が一つあると思いますが、それ以上にあるのが、もはやそれほどお金を出さなくても低速で1Mbpsの速度が出る、ドコモのahamoのようなプランが普及する中、Wi-Fiサービスそのものが使われなくなっているという環境の変化というものも少なからずあるような気がします。さらに後述する、携帯電話会社自体のサービスもあるので、わざわざ自社でお金を掛けて設備投資することもないという事もあるように思います。

私自身の事を考えてみると、高速クーポンが少ないプランで何とかスマホの運用をしていた頃には、セブン-イレブンをはじめとしたコンビニ各社のWi-Fiサービスを使っていた時期もありましたが、セキュリティの問題がある中で、何とか毎月利用できるくらいのプランも下がってきたため、ほぼコンビニ各社の無料Wi-Fiサービスは使っていません。

使うことがあるとしたら、旅行中にスマホが電波を掴まないようなエリアに行った場合が考えられますが、旅行自体が自粛される中ではなかなかそんな機会がないまま、無料で使えるWi-Fiが無くなっていくというのは、いざという時の事を考えると不安ではあります。これはまた、今後大きな災害が起き、停電により携帯電話電波の基地局が止まってしまったり、回線自体はつながっているものの通信が制限されていてうまく接続できないような場合、自宅でなく外に出ている場合には街に飛んでいる無料で使えるWi-Fiの電波を探してたどり着きやすいのがコンビニであるので、もし2022年3月以降に大きな災害が起こったらどうなるのか? という不安がある方もいるでしょう。

ただ現状では、少し前までは有料ならびに大手キャリアとの契約者でないと使えなかったドコモおよびauのWi-Fiサービスが、dポイントおよびauPayを利用し設定することによって、回線を契約していなくても無料で使える状態にはなっているので、そちらの方に移行するのが良いのではないかと思います。

私のスマホでは、DocomoのWi-Fiサービスの設定をしているので、サービスを展開しているコンビニの前に来ると、勝手にd Wi-Fiが優先して接続するようになっています。これは必ずしも良いことばかりではありませんが、Wi-FiでつなぎたくなければスマホのWi-Fiを切ってしまえばいいので、来年以降ももし大手キャリアの回線が繋がらなくなった場合に、DocomoやauのWi-Fiを目指してコンビニを探すということは変わらないと思います。コンビニ側としても自社独自でWi-Fiサービスを提供するのではなく、その分はコンビニ自体で使っているネット環境をキャリアの力を借りて継続的に提供することはできると思いますので、そこまで大きな変化がすぐ来るということはないと思います。

ただ、公衆に開かれたWi-Fi接続というのは、ずっと使っていると悪意のある第三者に侵入される危険性はありますので、使うなら短時間で済ませたり、そもそも使わずに自分で契約したモバイル通信を使える限りは使うというのを基本にするというのが大事だと思います。

そうは言っても、危機管理のためには全くこうしたサービスを使わないとするのも、日常だけでなく車中泊で旅行している場合には大変だと思いますので、「d WiFi」(Docomoのサービス)・「auWi-Fiアクセス」については導入しておくことは、いざという時にあわてずに済みますので、やっておくのがおすすめです。


IIJmioのかけ放題プランは他社より安い価格設定になり料金は安くても最低限のデータ利用も

先日、イオンモバイルの新しいかけ放題プランについて紹介したばかりですが、インターネットサービスの提供会社としては老舗のIIJmioが新たな電話のかけ放題プランを出してきました。

現状でのスマホを含めての電話掛け放題のプランはpovo 2.0の24時間かけ放題トッピングの月1,650円が最安であることは変わらないのですが、この場合スマホでのデータ通信は最大128kbpsで、実際は50kbpsあたりしか出すことができないので、スマホでウェブを見たりキャッシュレス決済のため専用アプリからQRコードやバーコードを表示させたいと思っても時間がかかったりタイムアウトになってうまく使えなくなる可能性もあります。

先日紹介したイオンモバイルでは専用回線を使い、ドコモ回線利用の場合は標準アプリを使ってもかけ放題用の電話番号から自動的に発信することができるかけ放題の最安プランは高速データが500MBと少ない(その場合の月額料金は税込月2,453円となります)のが使い勝手的には悪く、少し上乗せして3GBくらいのプランにすると逆に月額は上がってしまいます。

今回のIIJmioのかけ放題プランは、オプション料金が税込で1,400円と他社と比較しても相当安く提供しているというのがポイントです。残念ながらeSIMはデータ専用回線なので利用できませんが、通常SIMの最安プランが2GBで税込858円なので、これにかけ放題を付けた場合は月額2,258円とイオンモバイル最安のかけ放題プランセットより安い金額で、高速クーポンは2GBとそれなりに使えるようになります。

ただし、現状でIIJmioには自動的に標準アプリからでもかけ放題になる仕組みはありませんので、「みおふぉんダイアル」アプリを導入し、掛ける時にはアプリの方から電話を掛ける必要があります。それさえ気を付ければ、ほぼ考えることなくかけ放題を安く利用することも可能でしょう。

さらに、専用アプリから高速と低速の切り替えができるので、必要に応じて高速クーポンを使うことができます。なお、月末に余った高速クーポンは翌月まで繰り越すことができます。ちなみに、ここで挙げた2GBの「ギガプラン」の場合、低速でも最大300kbpsと、少し早い感じで使えるので、日常的には低速で使っていても使えないことはありません。ただし、低速で使えるからといって、音楽やradikoを流しっぱなしにして使うことはおすすめできません。IIJmioには昔から、3日間の低速利用量が366MBを超えてしまうと、低速時の速度がさらに制限される仕様になっているのです。

というわけで、逆に言えばほとんど外では電話しかしないものの、電子マネーの決済や、ストアアプリのクーポンを使って割引での利用を考えたいシニア層には、「みおふぉんダイアル」からの発信を徹底できればおすすめと言えるかも知れません。

同じ日に入ってきたニュースで、IIJmioのライバルと言えなくもないmineoではドコモを始めとしてauやソフトバンクでも順次専用アプリを使わなくても同社専用の通話アプリからの発信でなくてもかけ放題通話の対象となるような仕様変更を行なうというものがありました。こうした動向を受けて、IIJmioでも専用アプリを必要としないようなかけ放題ができるようになれば、さらに便利になりますので、シニアにも自信を持っておすすめできるプランとかけ放題オプションの組合せになるのではないでしょうか。

これだけのことができるというのは、やはりデータ通信の無制限というのは人が全く操作しなくても自動的に使われてしまう危険性があるのに対し、通話というのはほぼ相手がいる場合に掛けるものであり、ずっと電話していいと言っても当然ながら限りがあるわけで、今回のように価格競争をして下げることもできやすい点があるのかなという風にも思います。音声通話の品質に目をつぶるなら、LINE電話のようなデータ通信の仕組みを使っての音声通話をする仕組みも普及していますし、専用アプリやプレフィックス番号を電話番号の前に付けなくてもかけ放題が利用できるような事で、さらに多くの業者がかけ放題に参入してくることも考えられます。個人的には物理的SIMではないeSIMの音声プランを安く提供することで、さらに安いセットプランをIIJmioが出してくれないかなと思ったりします。ともあれ今後の他社を含んだこうした動向には注目しています。


auの3Gを使ったガラケー・スマホを使い続けている場合のタイムリミットは2022年3月末日まで

携帯電話の電波について、auは早くからユーザーを4Gへと移行していき、新しく4G用のスマホやガラホにした人は3Gエリアでの通信ができなくなっていました。ドコモの場合には4G用のスマホでも3Gエリアが使えているので、その移行にはまだ時間がかかっていますが、auの場合は3Gエリアは過去に3G対応機種を使っている人しか使えないこともあり、今回アナウンスがありました2022年3月一杯で3Gでのサービスを終了するということになっています。

この問題はauだけのものではなく、サブブランドのUQモバイルでも、「VoLTE非対応SIMカード」として、過去のスマホでも使えるためにSIMの提供を行なっていたのですが、3Gの終了を受けてこのSIMの販売も終了になります。VoLTE対応ということは、すなわち4Gということで、auでは古いスマホやガラケーを使っている方に手数料無料で機種変更手続きができ、さらに機種変更する端末についても、自己負担が0円で移行できる機種を用意しています。

私自身は現状の通信環境を考えるとそこまで大手キャリア(この場合はau)にこだわることなく、今の通信料金より安くデータ通信および通話を利用できる他社(サブブランドやMVNO)に移ってしまった方が良いと思うのですが、長く同じキャリアを使っている人には「キャリアメール」の問題がある場合があります。

様々なネット関係の登録をキャリアメールで行なっている場合、いちいち全ての内容を把握している人はそこまでいないと思いますし、キャリアメールをGmailなどの汎用的に使えるアドレスに変えるといってもめんどくさいと思う方がいる以上、何とかしなければならない部分があります。

どちらにしても、締切間際には多くの機種変更難民が発生してauショップはそれなりに混乱することが予想されますし、現在出ている無料で機種変更できる端末においても、後になればなるほど在庫切れになってしまい、不満点が残る手続きになってしまうかも知れません。そこで、自分だけではなく親や親戚などでまだVoLTE対応のガラホやスマホに機種変していない人がいた場合、まずはキャリアメール関係でどうしてもauにとどまらなければならないのかということをまずは聞き、キャリアメール維持が必要な場合は早急に機種変更の手続きをするように進言したり、代わって手続きをしたりすることがいざという時にガラケーやスマホが使えなくなるような事を防ぎます(手続きをしない場合には2022年4月以降は自動的に解約または一時休止となります)。

もしそれなりに自分からネットを調べたりしてオンラインでの手続きができる方で、キャリアメールをどうしようか迷っている方は、この機会にキャリアメールを卒業することをおすすめしたいです。Gmailの場合は新たに回線を契約したり移行しなくても事前に取得できるので、まだキャリア加入中にでも取得して、連絡先の変更および支払いの伴うネットサービスにキャリアメールを使っているところをリストアップして、事前にGmailに変更することができます。SNSでつながっている人についてはそもそもメールでのやり取りは必要ないと思いますし、もし必要ならメッセージでメールアドレスの変更についてやり取りをすれば済みます。

やっかいなのが、SNSでもそれほどやり取りはしないながらも、たまにメールがやってくる人の対応かと思いますが、それも一通りリストアップし、メールで告知しましょう。Gmailを受信できない設定をしているキャリアメール利用者の場合、今回のauの措置で、au回線利用者であればスマホへ機種変更し、相手の方がGmailを使い出す可能性もあります。様々な可能性がありますが、たまたま年末ということもありますので、年賀状にメールアドレスを変えるというメッセージを書き込んで出すというのも良い手だと思います。

恐らく、スマホを使いこなせず、ガラケーでも通話だけという方の方が手書きで投函する年賀状は見ると思いますので、そこに印刷でなくご自身で目立つように新しいメールアドレスに変更したという連絡をすることで、メールが届かなくなった時に年賀状を引っ張り出して、改めてメールアドレスの変更について確認してくれる可能性は高いと思います。ともかく、今年色々変わって劇的に安くなった携帯電話料金の恩恵を受けたいと思うなら、今回の3Gの終了を機にauユーザーはau以外のキャリアおよびauのサブキャリアに移る方向で考えた方が、使えるサービスが手厚くなっても料金を下げられる可能性が高いので、ぜひ多くの人に考えて欲しいですね。


イオンモバイルも「かけ放題」に参入 auとドコモ回線ではドコモがおすすめ

電話を掛けることが必要な場合というのは現在でも結構あり、そんな中で様々なプランが出ています。通話中心でできるだけ安くとは言うものの、現在最安と思われるpovo 2.0に通話かけ放題のトッピング(1,650円/月)はau回線で、基本的には4Gおよび5Gのエリアのみで使えます。

ただ私を含め、車を使っての旅行で色んな場所を巡りたいと思っている方にとっては、ドコモ回線で、特に山間部にも使いFOMAプラスエリアが使える「かけ放題」をできるだけ安く使えないかと思っている方もいると思います。それこそ、データ通信はほとんど行なわない(スマホ・タブレットの二台持ちでデータ通信は対応)という場合には、今までは日本通信の「合理的かけほプラン」の、データ量3GBで電話は専用アプリを使わないでかけ放題というものが税込2,728円で提供されていて、これがドコモ回線を使ったかけ放題のプランとしては最安だったと思います。

そんな中で、日本通信とはちょっと違いますが、2011年11月26日にイオンモバイルから新しくかけ放題のオプションが出ました。一回120分までの発信を制限なく、プレフィックス電話タイプの専用アプリ「イオンでんわ」を使って掛けるタイプのものではあるものの、かけ放題のオプション料金はpovo 2.0と同じ税込1,650円で、これに音声通話SIMの基本料金がかかります。

イオンモバイルの音声プランの最安は、高速データ量500MBで税込803円になります。これにかけ放題のオプション料金を加えると、月2,453円でかけ放題が使えることになります。また、イオンモバイルでは契約者の年齢が60才以上の方に対して別のプランを用意していまして、さらに高速データ通信量が200MBと少ないプランを税込748円で提供しています。これと合わせると、月2,398円でかけ放題が利用できることになります。

これらのプランは、大手キャリアがガラケー用とスマホ用でかけ放題の価格を変えているような事はなく、スマホでもガラケーでもSIMを差し替えて使うことができます。ガラケー(実際現在売られているのは基本OSにAndroidが入って4Gエリアでも使えるガラホです)でプレフィックス通話を行なうには普通では別の設定が必要になりますが、イオンモバイルでドコモ回線を契約する場合、スマホでどのアプリを使ってもイオンでんわからの発信になるそうなので、ドコモのガラホに入れて発信すれば本体で設定することなく、かけ放題を行なえる可能性は高いですね。なお、au回線を選ぶ場合(この場合はpovo 2.0よりも高くなってしまうため加入する意味はないと思いますが)、ガラケーではイオンでんわのプレフィックス番号の「0037691」を付けるように設定する必要があります。

ドコモ回線をイオンモバイルで使う場合、専用アプリが必要とは言いながらどのアプリから掛けてもイオンでんわを経由するという仕様があるため、ほぼドコモ回線と違わない感じでかけ放題を使えるというのは一つのポイントです。これは、iPhoneでもかかってきた電話に履歴から掛け直す場合も、標準アプリに着信してしまうことから、標準アプリから掛けても掛け放題を使えるというのは有難いですね。もしドコモ回線をそのまま利用したかけ放題をというなら日本通信のかけほプランにすれば良いですが、通話中心で少しでも月額を抑えたい場合には、今回のイオンモバイルのかけ放題もそれなりの選択肢になるのではないでしょうか。


ようやくサービスがドコモ系MVNOで開始された「+メッセージアプリ」は年賀状でアピール

実のところ、全く期待していなかったのですが、この2021年11月24日より、ようやくドコモ系MVNOでもSMSサービスの上位互換とでも言うべきメッセージアプリ「+メッセージ」が利用可能になりました。我が家では、親が日本通信のドコモ回線のMVNOを使っているので、ようやくお互いに+メッセージが使えるようになったわけです(私自身はauのMVNOですでに利用開始済)。

こうなると、当初2022年春に開始予定と言われているソフトバンクのMVNOでも+メッセージが使えるようになれば、基本的には音声通話のプランであれば、大手キャリアだけでなく、楽天モバイルを除いた3キャリアの回線を使っている人となら、専用のアプリを導入して設定をする手間はありますが、電話番号を連絡先に使って、LINEのようにデータ通信を使ってのメッセージ・画像・音声ファイル・スタンプを送ったり、グループでの会議も可能になります。

こうしたことは、すでにLINEを使っている人にとっては必要ないように思えますが、今までは電話番号だけは知っているものの、連絡を再ひ取りたい人がいる場合には結構役に立ちそうな気がします。ただ+メッセージは自分だけでなく相手も同じ+メッセージアプリをインストールして使えるような状況にしておかないといけないのですが、その辺がクリアできればお互いのメッセージは一通国内3円の送信料は発生せずにデータ通信の仕組みで送ることができます。

誰が+メッセージを導入しているか? というのは、アプリ内の「連絡先」一覧を出してみると、すでにアプリを導入している人のところにはアプリと同じマークが出ているので、その人のところには、自分がアプリを入れていればメッセージなどをデータ通信で送ることが可能です。ちなみに、ずっと昔から更新している私の友人等の連絡先一覧を見ると、まだ+メッセージ使用率というのはほとんどないというのが正直なところなのですが、これがどのくらい今後認知されるか? というのが実は問題だったりします。

というのも、たまたま今の時期が来年の年賀状を送るためのリストをまとめている状況なのですが、何かのきっかけがないと直接電話をするということがない、縁遠くなってしまっている知り合いとの連絡のきっかけにはなり得ると思っているのです。

つまり、年賀状に書く個人情報と言えば、「住所」「氏名」「電話番号」「メールアドレス」あたりが基本だと思うのですが、このうち、メールアドレスというのは人によっては出しても意味はないような感じになってしまっています。LINEのIDを載せるという事もできなくはないですが、もしほとんどのキャリアの利用者が+メッセージを使っているなら、携帯番号のところに(※「+メッセージ利用中」)のようなメッセージを入れておくと、わかる人はわかって電話番号を使ったメッセージがやってくるかも知れません。

可能性としてはそれほど高くはないのですが、今後どうなるかわかりませんし、年に一度だけの年賀状交流をしている方から連絡をしやすいような一つの手だてとして、普段全く使わない+メッセージアプリであっても、連絡の手段として持っておくというのは悪くないのではないでしょうか。

というのも、全く通話とかしなくても一度くらいメッセージが先方から来ていて、まだその電話番号が生きていることがわかれば、例えば先方の居住地で大きな災害が起こった場合、もし何が必要なものがあるようだったら、+メッセージの電話番号から直接電話でなくメッセージでやり取りすることができます。災害に遭遇した状態では相手のスマホの電池の問題もありますし、直接電話することも相手への迷惑になることが考えられます。LINEでつながっている友人だけであれば、LINE中心の連絡をすればいいのですが、何か起こってからLINEで繋がるというのはなかなか難しいと思えますので、相手にも現在はマイナーなメッセージアプリである+メッセージというアプリがあることを意識してもらえるように、今年の年賀状にはその旨を記載したものを出そうと思っています。ちょうど年賀状を書く前に(すでに書いている方もいるかも知れませんが)、とりあえずドコモMVNOの回線で+メッセージが使えるようになって良かったです。