通信サービス全般ニュース」カテゴリーアーカイブ

モバイル通信関連の新たなサービスや新製品が出てきたり、マスコミで話題になった時にはこちらで紹介します。

パリオリンピックの観戦に困ったらNHK+とTVerの利用方法を抑えておこう

興味のある方には、4年に一度の大きなスポーツイベントであるパリオリンピックをどうやって見るかということは大きな問題かも知れません。

私など地方在住の人間にとっては、たとえそれが人気競技であっても普段ネットされていない東京キー局であるテレビ東京系で生中継がある競技の場合、地元の地上波やBS放送では同時中継されない可能性もあります。そんな中、オリンピックのネット配信について発表がありました。

基本的に、NHKで放送されない競技を民放で中継することになりますが、民放がお金を出し合って立ち上げたTVerでほぼ全種目をネット配信(生配信含む)されることになりました。ただ、注意点もあります。

見逃し配信の場合は普通にスマホ・タブレット用のアプリやパソコン用のウェブサイトで見られるのですが、権利の関係で、テレビとの同時中継をアプリで見られない可能性もあります。私の場合、TVerを大画面テレビで見るためにAmazonのFireStickTVを利用しTVerアプリを使って見ているのですが、地上波テレビとの同時配信は見られないケースも多々ありました。テレビ東京が見られない地域では今までこの問題が起きていたのですが、今回の発表によると、テレビ東京で放送される競技も同時配信はされるものの、TVerアプリで見られない場合には対応が必要です。

私の場合ですが、生配信がアプリを使わずweb上から見られるパソコンを用意し、HDMIケーブルでテレビと接続した上でパソコンで見られる配信の画面をテレビで見るというやり方を使っています。パソコンの画面とスピーカーでなく、自宅の大型テレビで生配信を見たいという場合には、事前にHDMIケーブルを用意しておくと、地方住まいであっても、恐らく地上波やBSで生中継のない競技でも配信という形でテレビ画面から見ることができるようになると思います。ケーブル自体はそれほど高価なものではありませんので、今後のためにも一本用意しておくことを個人的にはおすすめします。

もし、パソコンの画面で見る場合、どうしてもパソコンに付いているスピーカーからの出力は貧弱なので、競技の雰囲気を十分に伝えることができない場合があります。小さいものでも良いので、USBから電力を得るタイプの外付スピーカーがあれば、多少はマシになります。

もちろん、パソコンを専用のオーディオシステムにつなぎ、映像出力をプロジェクターにして見るという事ができれば良いのですが、その辺については人それぞれでしょう。今の視聴環境よりグレードを上げて、テレビ中継がないもので見たいものがある場合には、そうしたものの手配をしておくのも有りかな? とは思いますが、テレビからの画と音で満足できるなら、まずはネットに繋がったパソコンとHDMIケーブル一本用意すれば何とかなります。まずはそれで試して、満足できなかったら次のハードをというように考えるのが良いかと思っています。競技によってはオリンピックでないとなかなか見られないものもあると思いますので、ぜひ後悔したくないような下準備をしておくことをおすすめします。


システム障害によるネット接続機器が使えなくなる事態を避けるための考え方

この数日、飛行機で移動しようと思っていた人たちは、天候不良でも自然災害でもなく自分が予約していた飛行機が欠航してしまうという事になってしまいました。予約システムを扱っているコンピューターが使えなくなって、思わぬところでサービスが利用できなくなるというのはユーザーからどうこうすることはできないので仕方がないものの、今回のトラブルでは、サービス停止の原因になったとも言われている、Windowsパソコンに特定のセキュリティソフトを入れていることによって問題が起こったとも言われています。

幸い私のWindowsパソコンではそのソフトは入っていなかったので普段と変わらずにパソコンを使っているのですが、今後自分の環境で同じようなトラブルが起こらないとも限りませんので、もし自分のパソコンが今回のような外的要因で使えなくなった時に備えて、色々と対策をしておきたいと思います。

まず、基本的にはパソコンとスマホとは違うものなので、パソコンが使えなくなってこのブログを更新できなくなった場合には、スマホの小さな画面でネット接続をして使わざるを得ない状況も考えられます。その場合、比較的長い文章を書くことが多いので、Bluetoothキーボードで自分の手になじむものを用意しておくといざという時には便利かも知れませんね。なお、キーボードからの入力の場合、一緒にマウスも接続して使うことで、パソコンライクな使い方をスマホでもやることは可能になります。

ただ、ここで一つおすすめしたいことは、Windowsに固執せずに別のOSを利用したパソコンを併用しておくこともありだと思うのです。私の場合は、WindowsパソコンとChromebookを併用しています。私のChromebookの使い方は、単体では主にChromeブラウザを使ってのWeb検索機能を主に使用しています。今回のような再起動を要求されるトラブルにWindowsパソコンに起こってしまうと、ウェブサイトやメールの利用ができるだけでも、十分に有難いものです。また、私の場合は家にあるミニPCを使うために、Chromebookでリモートアクセス機能を使ってChromebookの画面でミニPCの利用を行なうことが多いです。そうなってくると、もし何らかの問題がWindowsで発生したとしても、ウェブを利用した作業に限っては、Chromebookで何の問題もなく続けられるということになります。

私が今使っているChromebookはいわゆる文教モデルで、価格も1万円台で購入できました。安いものでも、十分に使えますし、セキュリティについても発売から10年はシステムのアップデータが配布されるので、Windowsパソコンのバックアップには最適と思われます。

今後も様々なネット関係のトラブルは起こってくると思いますが、少なくともWindowsのシステムに関するトラブルで、パソコンの一切が使えなくなると困るので、私と同じではなくても、Windows以外のバックアップにも使えるパソコンを用意してみてはいかがかと思います。


2024年11月末で無料での提供を終了する楽天モバイルの留守番電話サービスについて思うこと

今まで楽天モバイルを他の人に勧める場合のメリットの一つだった、「Rakuten Linkアプリを使えば留守番電話利用料金および録音内容の確認が無料でできる」というメリットが今年の11月末で終了することがわかりました。

12月以降は留守番電話330円/月、割込通話サービス220円/月で提供されるようです。現在無料で各サービスを利用されている方は、移行利用期間(8月9日~11月30日迄)中にサービスの利用設定が自動的に解除になるようです。これは、無料だと思って使っていて、知らない間に利用料金がかかってしまい、クレームになるのを避けるためだと思われます。

有料になっても引き続き各サービスを使いたい場合には、改めて「my楽天モバイル」経由で申し込みを行なう必要があるということです。解除された後、改めて申込みをするまでは留守番電話は利用できなくなるようですので、必要な方は改めて申し込みましょう。

私の場合は、あえて留守番電話を使う必要性をそこまで感じていません。今では直接電話をするよりも、LINEやSMSを使って連絡を取る事がほとんどで、電話がどうしても取れない場合には後から電話かSMSで「今なら電話に出られます」というメッセージを送るなり直接電話すれば何とかなることがほとんどです。

ただ、こうした変化について思うことは、やはり契約人数が増えても楽天モバイルの経営自体はまだまだ不透明な部分があるということですね。他社が今回発表されたくらいの追加料金を取っている以上、楽天モバイルの今回のやり方をひどいと思うような事はありません。0円で回線維持ができていた時代と今という関係と同じように、基本料金はともかく追加サービス料を他の大手キャリアと揃えることで、その分の収益を取りたいと思うのは、これから膨大な赤字を回収しなければならない楽天モバイルにとっては当り前の戦略だと私は思います。

今までと同じように、無料で留守番電話を使い続けたいという場合には、スマホ本体に留守番電話機能の付いたスマホにするのも手ですが、留守番電話からの卒業を個人的にはおすすめしたいです。基本的な先方への連絡はまずLINEやSMSなどに切り替え、先方の都合を文字情報で確認してから電話を掛ける(お店などへの電話は除く)ようにすれば解決するような気がします。

そもそも、電話を掛けたり受けたりすることが苦手な人も少なくないと思いますし、今後私が電話に出ない場合には諦めて電話番号だけを残してくれれば、知り合いの電話番号であることがわかれば電話を掛け直します。もし、知らない番号であればわかっていても出ないかも知れません。
私自身、これまで家の固定電話を使っていた頃から留守番電話機能を使用していました。それは、留守番電話以外に通信手段がなく、FAXを持っていない相手からは連絡が入らないような状態では必要な部分もあったからだと思います。

現在はスマホと腕にはめるスマートバンドと連携しているので、入電したら仕事中や就寝中などどうしても電話に出られない時以外は電話に出られますし、SMSが無料で発信できるので、LINEを知らない知り合いに対しては何かあったら電話ではなくSMSで連絡を取るようにしているので、もし電話が通じなかった場合に向こうからSMSで連絡をしてきてくれる場合もあります。そんな中で打ち合わせする事項が多くてメールでは書き切れないような場合には事前にメールで了承を取った上で電話連絡するようにすれば良く、そこにあえて留守番電話を介在させなくても良いという風に今は考えています。

コスト面で考えると、月330円の留守番電話オプションを毎月払うつもりなら、一般的には国内送信一通 約3.3円になるので、月101通以上SMSを送信しなければコスト的には留守番電話よりもSMSを活用して相手が電話に出ない場合に文字によるメッセージを送る方が安上りになるということです。もちろん、自分の方にもSMSが送られて来ないと自分宛の用件は届かないわけですが、私のように楽天モバイル契約なら送信は無料ですし、それ以外の回線契約での場合には同じ「+メッセージ」アプリを使ってSMSの交換をするなら、アプリユーザー同士であればデータ通信内でできるので、自分の交際範囲にアプリユーザーを増やしていけば、さらにSMS送信料が安く上がり、結果として留守番電話にかけるオプション料金は必要なくなるかも知れません。楽天回線の場合は+メッーじアプリ自体が使えないのが残念ですが、このアプリには要件を録音して相手に送る機能もあるので、まさに留守番電話的な利用の仕方もこのアプリならできてしまいます。

SMSもLINEと同じように、相手がメールを開いたかどうかについては送信先でもわかるようになっていますので、うまく使えば留守番電話を使うよりは安く便利に連絡事項を伝えられると思っています。今回の楽天モバイルの仕様変更を機に、送信料無料のSMSを活用してみるのも悪くない気がするのですが。


DAZNを安く利用するために楽天モバイル経由での契約を検討する余地はあるか

最近の楽天モバイルはなりふり構わずに様々なサービスを打ち出して契約者数の増加を目指している感じですが、個人的には楽天モバイルが伸びることによって、他の大手キャリアの料金やサービスも変わってくる可能性があるので、頑張ってほしいと思っています。

今回入ってきたニュースは、楽天モバイル経由でコンテンツのサービスに加入すると、一定の割合でポイント還元がされるようになったということで、個人的に興味があるのはDAZNとの組み合わせです。
私は過去にドコモとDAZNが提携していて、ドコモ回線とセットで加入すると安く使えていた時代に加入して主にJリーグを楽しんでいました。現在はそうした特典が無くなっただけでなく、利用料金が増加する中で、どうしても見たいものがある場合に、povo2.0のトッピングとして7日間のみ利用というやり方を使っています。最近は日本代表のサッカーの試合において、アジアとの対戦においても、日本で行なわれる試合は地上波で放送されるものの、アウエーの相手地域での試合については生中継がDAZNだけという状況にもなっていて、日本がらみのサッカーを網羅したいという場合には、値上がりする中でもDAZNに入り続けなければならないということになってしまっています。

ただ、それでも多少は安く利用したいと思っている人は少なくないと思うのですが、今回楽天モバイルでは、DAZNとHuluと提携を発表しました。Huluの方は楽天ポイントで20%ポイントが付くので、現在Huluに加入していて、楽天モバイルにも入っている方は186ポイントが付くので、ポイントを利用すれば、実質的な負担低減になります。今回メインで紹介するDAZNの場合は、Huluと比べると還元率は劣るのですが、何せ毎月の料金が税込4,200円と高いので、楽天モバイルとセット契約にした場合の15%ポイント還元で、毎月572ポイントがもらえます。楽天ポイントを現金と同じように使うあてがある方にとっては月600円弱安くDAZNが使えるわけで、現在の契約を楽天モバイル経由にするため、回線を変えることも現実的な話になってくるのではないかと思います。

ただ、大手キャリアに今まで契約していた人にとっては、楽天モバイルは安いが実際どうなのか? という気になるのは十分理解できます。そういう風に考えると、楽天モバイルが一部地域でプラチナバンドによる通信を開始した後にこうした魅力的なプランを出してきたのは、うまいなという感じがします。

基本的には、電波をとらえることができる場所で生活をしているなら、楽天モバイルは最強だと思います。他社のような高速通信の制限はないので、いくら使っても3千円ちょっとで済むので、DAZNと合わせても7千円弱で不満なく使えます。Androidスマホなら、Rakuten linkを使って着信・発信ができるので通話料・SMSの料金もかかりません。

私の場合は、楽天モバイル回線を通話用の回線として使っているので、税抜980円でキープしていますが、通話品質がそれほど良くないという事はあるものの、別のコンテンツ・サービスではRakuten TV経由でNBLの試合が見られたりするので、節約しながらネット配信のコンテンツサービスを増やすためには、月千円で楽天モバイル回線を維持しながら使うというのも悪くない使い方ではないかと思います。

サッカー好きの方でJ1でないJ2・J3に贔屓のチームがあるような方は、DAZNを契約していないと、直接行って試合を見るしかないのですが、チームは北海道から沖縄まで散らばっているので、常に遠征するくらいなら、DAZNに入る方が安上りになります。そんな中で、少しでも安く見たいと思っていた方については、今回の発表はかなり魅力的なのではないでしょうか。

ただ、そんな中でも今後DAZNは更に利用料を上げるのではないか? と思っている方もいるでしょう。ただ、今回の特典は、ずっと15%のポイント還元ということなので、利用料が上がれば還元されるポイントも増えるということになるので、単にDAZNに加入されている方との差はさらに広がることになるでしょう。

ただ、自分にとって気に入らない「改悪」がDAZNでも楽天モバイルでも行なわれれば、その時には契約を止めることも自由にできるわけですし、私は悪い話ではないと思います。今年のJリーグは、私の地元である静岡のチームは、ジュビロ磐田こそJ1ですが、清水と藤枝はJ2、沼津はJ3となかなか生の試合はテレビでは見られません。清水がJ1に上がれるかと同時に、沼津が現在J3でJ2への昇格圏内にいるので、今後の状況によってはJリーグ開催終盤にのみ、楽天モバイル経由での加入も考えても良いかな? とも思っています。私と同じように、特定のスポーツの贔屓のチームだけ見たいという方でも、加入の仕方によってメリットは出てくると思うので、楽天モバイルの思惑に乗るのも悪くないのではないかと今のところは思っています。


日本通信が月額290円から利用できるプランのテレビコマーシャルを行なった意味

このブログを読まれている方にとっては十分ご承知かも知れませんが、国内のMVNOの老舗で、大手キャリアに対して格安なSIMカードのみのプランを出し続けている日本通信が先日からテレビコマーシャルを始めています。

内容は、ネットで検索すれば出てきますが、メモ用意にプランの価格(月額290円から)を書き、それに沿ったナレーションが入るという簡便なものです。このコマーシャルの制作費用が安くなるのかどうかはわかりませんが、たまたまテレビを見ていた人が「そんなに安い費用でモバイル通信を利用できるの?」と思うだけのインパクトが有るコマーシャルになっています。

このコマーシャルが流れた意義というのは、個人的に言うとかなりのインパクトがあると思っています。少し前までは、自社のプランの優位性を広めたいと思っても、テレビでコマーシャルを打つだけの費用については、将来的な黒字を目指して楽天モバイルのように先行投資するようなことは日本通信にはできていなかったので、これからも「一般的には知られていないが、知っている人は良く知っている」というスタンスで推移していくのだろうと思っていたのですが、今回のコマーシャルによってその状況に変化が出てくる可能性があります。

通話もデータ通信もほとんど使わないのに、毎月5千円以上の「通信費」を大手キャリアに支払っている人からすると、今の日本通信の通信料金は最低の月額290円だけでなく、5分定額(通話)を付けたり、月70分までの無料通話が付いたり、さらにはデータ通信量も月10GB付いても月1,390円で持てます(合理的みんなのプラン)。コマーシャルを見て興味を持った人が人に調べてもらったりしてそうした事実を知った場合、なぜこんなに安くできるの? と思うのは普通の対応でしょう。

今までは極力経費を節減してというような事が理由に挙げられたと思いますが、こうしたコマーシャルが打てるというのは、継続してコマーシャルを打っても事業が傾かないだけの経営基盤の上に格安料金を実現していると見ることができます。となると、逆に考えるのは、なぜ今も大手キャリアの料金は高いのか? という疑問となり、多くの大手キャリア契約者が日本通信に流れる可能性を秘めているということになるのではないでしょうか。

そもそも、大手キャリアは携帯電話の中で閉じられたインターネットサービスを提供している時に、今では無料が当り前なさまざまな情報を入手するために結構な情報料を取り、それが通信費に反映されることで、通信費が上がり続け、その代わり会社の業績が上がっていたという状況がありました。何も考えずに大手だからと契約し続けていた人たちは、かなりのお金を大手キャリアに払い続けてきたのです。

現在、私の母親が日本通信のコマーシャルで出ているデータ量月1GBの290円プランに加入していて、オプションで5分定額の通話が利用できるようにしていますが、通話オプション料金は390円なので毎月の合計額は680円+税などで済んでいますが、日常的に使う分には何も問題がありません。月5,000円くらい払っている人と比べると、一月ごとに4千円以上他の事にお金が使えるようになるわけです。

それでもまだ、大手に高額の通信料を払っている人に言いたいのは、月千円以下しか払わない契約者が多数でも、日本通信という会社は潰れることなく、それどころか今まで行なってこなかったテレビコマーシャルを出せるだけの体力があるということなのです。日本通信は大手キャリアのNTTドコモから回線を借りているのですが、回線を借りてこれだけの料金設定ができるというのは、本体であるドコモにはもっと毎月の通信費を下げるだけの余裕があるのではないか? ということです。

もちろん、大手キャリアの場合は基地局の運営などで費用はかかっていて、大きな災害などの場合には国民のライフラインとして早急な復旧を担っているところが日本通信とは違います。でも、ドコモの中でも料金の安いプランを出している「irumo」でも、dカードによる料金支払いおよび、ドコモ光orhome5Gの同時契約をした場合の金額であることにまずは注意しましょう。

何も割引のない場合(日本通信と同じ条件)は月3GBで2,167円、500MB/月でも550円/月と日本通信の290円より高いのです。ちなみに、日本通信でデータ通信を増やすには、1GBあたり220円追加料金が発生するので、月3GB使う場合には730円で、データ量を使わなければ月290円で済んでしまうケースもあります。なお、irumoではこの内容に通話オプション料金は入っていないので、5分定額を使いたい場合には更に880円かかります。500MBプランに5分定額を付けても月1,430円になるので、それなら日本通信の10GB・5分定額or月70分無料通信のプランとほとんど同じになるので、普通に考えればドコモ本家からirumoに移るよりも日本通信を検討する価値はあります。

今後は、こうした状況も広く知られ、それを理解した人は特別なしがらみがなければ、安くても使える日本通信の方に流れていく傾向になっていくのではないでしょうか。日本通信は最安の290円で回線を維持する場合、通話料もドコモの半額で利用できるので、個人的にはメリットしか感じません。それでもドコモにしがみつく人たちに今回のコマーシャルが届くといいと個人的には思っています。


毎月のデジタルコンテンツにかかる費用についての考え方を変えるべきか?

スマホ・パソコン関連にかかるお金というのも色々ありますが、あくまで個人で作業などを行なう場合には、そこまでコストは掛からないのではないかと思います。ただ、個人的に見ていて大変だと思うのは、スマホに高性能で高額なものを選んだことで、新型を買い続けることで、かなりの金額を消費しているなあと思います。

こんなことをいきなり書き出したのは、少し前になりますがNHKのクローズアップ現代で、「デジタル赤字」について取り上げてその現状について報告していたのを見たからです。さすがに番組の中ではiPhoneのハードの事については触れてはいませんでしたが、Apple,Google.Microsoft,Amazon,Metaのような海外企業のサービス無しには立ち行かない日本の多くの企業の中では、今の日本企業は「デジタル小作人」という風に呼んでいるケースもあるということなのです。具体的には海外のクラウドやソフトなどを使うための定期的なコストが今の円安の状況で膨らんでいて、会社として儲けても、Officeソフトを使ったり、クラウドを使い続けるためのコストが増えていき、企業の利益を圧迫するという流れになってしまっているそうなのです。

私の場合は、Microsoft Officeは毎年お金が掛かるOffice365は使わないで、買い切りのものを一部のパソコンに入れて使っている時期が長くありました。その負担額は結構大きくて、一定の期間を過ぎると新しいバージョンに買い替える必要があるので、Officeアプリを使っている限りは、ずっとMicrosoftにしぼり取られるという、これは表現が適切かどうかわかりませんが、個人的にはできればもう少し安くなって欲しいと思っています。

Amazonのプライム会員においても、これも毎年定期的にお金を出しているのですが、個人のレベルでは、そこまでびっくりするくらいの利用料がかかっていないので、一応は続けています。ただ、アメリカ並みの会費になってしまったら、その継続は考えなくてはならないかなとも思います。

デジタルの世界はまさに一寸先が闇という世界でもありまして、身近な話で言うと、それまでスマホで撮った写真は無制限に保存できていた「Googleフォト」が無制限に使えなくなったり、クラウドの世界では無料でもそれなりに活用できていた「Dropbox」がいきなり有料化に舵を切ったことで、今までのデータを別のところに引っ越して使うことになったようなこともありました。インターネットの世界は「無料」のようでいてそうではない世界なのですが、あくまで個人で使う分には、コストが掛からずに、それなりに使えるものはまだまだあります。今後はそうしたサービスへの転換を繰返しながら、必要に応じては今まで普通に払っていたデジタル関連のコンテンツに払うものを縮小することも考えなくてはと思ってしまいました。

毎月掛かるデジタル関連費用として、これは外せないと思うものに快適な通信環境があります。自宅における光回線や、外出時のモバイル回線については、基本的にネットを繋いだ状態で使うことのできるコンテンツについては、それほど費用がかからなくなっています。ワープロ・表計算のアプリについて、ウェブ上でネット回線につながって作業できる状況であれば、Microsoft Officeも機能制限はあるものの無料で使えるようになっていますし、Googleスプレッドシートあたりでもそれなりに使えます。

個人的に、クラウドに自分の財布の中味(電子マネーも含む)と連動した表計算ファイルを入れているのですが、オンラインでスマホからファイルを呼び出して入力していけば、同じファイルをパソコンで開いても中味はきちんと更新されていますので、旅行中のお財布管理には本当に便利です。

ちなみに、このブログを書く場合には、別に専用のワープロソフト(Wordなど)も必要なく、私はフリーソフトのエディタを使って書いています。今は色々と便利なのでWindowsを使っていますが、今後個人のパソコンを使うことについての負担が増えて来た場合には、あえてWindowsに固執しないことも十分有りではないかと思います。

具体的には今使っているものからもう少し容量の大きなChromebookを使いLinuxを併用することで、オフラインの作業にも活用できますので、パソコンの世界でもさらに不穏な動き(個人にも定期的な利用料金を請求してデジタル赤字に追い込まれそうになった場合)があった場合には、メインマシンの変更も考えます。

ただ、最初にも書きましたが個人のユーザーが海外企業に貢ぐかのように、それ自体では利益を産まないハードを買う状況というのは、個人的にはちょっと良くない傾向なのではないかと思います。生活のすべてを特定の企業に捧げたいという事に異論を挟むことはしませんが、自分の場合は、高額なスマホ(iPhoneだけでなく最近はAndroidにも高額なスマホは少なくありません)で楽しむよりも、あくまでもスマホで最低限の事をやりながら、別の方面にもお金を使っていきたいと思っています。先日紹介した天体望遠鏡などはまさにそれで、1万円のスマホと組み合わせて自動的に見たい星を望遠鏡に導入するシステムを完成させました。まだまだ色んなところにも旅行に行きたいですし、それが数年ごとにやってくるスマホ買い替えのタイミングでいくらか制限されるなら、私はそこまでスマホに高性能は求めないつもりです。


非通知や知らない番号からの電話への対応はどうすれば良いのかを考える

ここ数日、自分のメイン番号(携帯電話)に未通知のワン切り電話がかかってきています。番号通知があれば電話番号を検索して、問題のある番号ではないかと思われるものであれば、着信拒否をすれば済むのですが、非通知だとどうにもならないので困ります。

こうした経験を同じようにされている方は少なくないと思われますが、電話を掛けている側は何のメリットがあってこうしたことをやっているか、不気味に感じる方もいるでしょう。これについては、恐らく膨大な携帯電話の番号に順に電話を掛けていって、呼び出し音が鳴るか鳴らないかということで、どの番号が契約され「生きている番号」なのかというリストを作っているのだと思われます。

このリストは、電話による営業をしたり詐欺のために電話を掛けまくるような人に売るのではないかと思われます。こうした非通知のワン切りが来たということは、かかってきた番号が生きていることを知られてしまったということにもなりますので、今後、あまり受けたくない電話が同じ番号に掛かってくることが予想されます。

実際にそうして見ず知らずの番号や非通知で電話がかかってきた場合、基本的には電話に出ないのが安全です。ただ、私の場合は仕事の件などで自分の電話番号を知らせていることもあり、電話帳にない番号からも電話が掛かってくるので、全ての電話に出ないわけにもいかないのが困ってしまうところです。

これはあくまで私の場合ですが、状況によって本当に電話に出られない場合もあるので、一定数呼び出したら留守番電話に切り替わる設定にしています。もしどうしてもコールバックが欲しい相手の場合には、留守番電話に吹き込むと思うので、その場合は改めてその番号にかけ直せば良いわけです。

ただ、契約している事業者にとっては留守番電話の利用が有料の場合があります。ちなみに、私が使っている楽天モバイルでは留守電も内容を聞くのにも料金がかからないので普通に留守電を設定して使っています。心配な場合は有料でも留守番電話を契約することが必要ですが、スマホの中にはシャープのアクオスのように、「伝言メモ」というアプリを使ってスマホ本体に伝言を残して後で聞く、留守番電話を無料で使うことが可能なモデルもあります。ただし、その場合は回線が圏外になってしまったらそもそも電話が鳴らないで本体内の留守番電話機能も使えなくなります。

個人的には、単に迷惑電話撃退のために、わざわざスマホを買い替えたり、追加の費用を出して留守番電話を契約する必要はないのではと思いますし、留守番電話を設定していても、反射的に電話に出てしまうこともありますので、その場合の対策も考えておいた方が良いでしょう。

私の場合、つい取ってしまった電話は、すでに契約していたネット関連の企業から追加のサービス加入についての営業電話を受けてしまいました。すでに契約しているところからなので詐欺とは言えませんが、それでも追加で払う気がないのに長々と営業の話を聞かされるのも疲れます。

本来は、提案されたものに興味が無ければ、はっきりと断われば良いのですが、なかなかそううまくは行かないものです。すでに契約しているサービスからの電話であれば、それ以上の利用はしない旨、伝えられるかも知れませんが、全く知らないところからかかってきた電話ではどうでしょうか。これは自分にも言えることかも知れませんが、「自分は決して詐欺に引っかからない」と思っている人でも、騙される可能性があります。それなら、もはや知り合いでも何でもない人が自分に対して強く言ってくるような営業(もしかしたら詐欺かも?)という電話を受けてしまった場合は、会話の途中でも切って番号が表示されていたら即ブロックで登録するような形でも良いのではないかと思ってしまいます。

もちろん、この考え方はあくまで私の考え上のことで、もしかしたら自分が勘違いして知っている人からの電話をブロックしてしまうと相手に失礼ということはあるのですが、知り合いの電話番号は極力電話帳に登録しておくことでリスクを抑えながら、変な電話には最初から関わりあいにならないような感じで今後も行こうと思っています。


ついに影響はオンラインでの携帯電話契約にも波及する「マイナンバーカード」

以前このブログで大手キャリアの携帯電話の契約代理店において、目視のみで手続きを行なってしまったことによって、契約を乗っ取られてしまったケースについて紹介しました。今後はショップでの携帯電話の契約にはマイナンバーカードおよび、運転免許証に内蔵されているICチップを読み取ることによって、契約は可能になるそうです。ただ、この話はまだマスコミでは大きく報じられてはいませんが、大きな問題をはらんでいます。

まず、基本的な認識としてマイナンバーカードを作るか否かというのは「強制」ではなくあくまで「任意」です。2024年12月から健康保険証としてマイナンバーカードを使うことになるというのはニュースなどで報道されていますが、もしマイナンバーカードを持っていなかったり、マイナンバーカードを健康保険証と紐づけしていない人については、毎年健康保険証の代わりとして使える「資格証明書」が郵送されるので、色々問題はあるかも知れませんが、マイナンバーカードを持っていない人でもそこまで困ることはありません。

しかし、デジタル庁の今回の発表によると、店頭ではなくネット上で携帯電話(MVNOを含む)の契約をする場合、原則的には本人確認はマイナンバーカードのICチップ読み取りに一本化されるという話です。文字通りの運用になると、オンライン契約においての本人確認は、店頭と同じように運転免許証のICチップは使えない可能性があります。

さらに、マイナンバーカードのICチップを読み込んでネットで手続きをするには、パソコンに接続する専用の端末か、マイナンバーカードに対応したスマホが必要になるというのは目に見えています。現在、マイナンバーカード対応でないスマホを使っている人が、無店舗で契約を伸ばしているMVNOに契約を移すためには、今のところマイナンバーカードを取得して、さらには端末もマイナンバーカード対応のものに機種変更するしかないという状況になっています。

私自身はその点はどちらも大丈夫なのですが、今や携帯電話というのは日常生活の中で使わない日はないライフラインに等しい大切なものだと思うのですが、今後はマイナンバーカードを持たない人は、無店舗のMVNOの契約自体ができない(データ通信専用回線なら大丈夫かも知れませんが)ことになると、店舗があってそこでは運転免許証でも契約が可能な大手キャリアと店舗がなかったり有っても極端に少なかったりするMVNOとの公正な競争が保たれるのか? と思うのは私だけでしょうか。

まだ実施時期は未定ということですが、これについては早くテレビや新聞などを使って、特にまだマイナンバーカードを持っていない人に向けて詳しくその状況を知らせなければならないでしょうし、もし可能であるならオンライン契約でもマイナンバーカード以外に運転免許証のICチップを読み取って本人確認する方法についても、オンライン上で全ての業者が使えるようにしてあげないと、意欲的に大手キャリアとの競争をしているMVNOの方たちの反発は大きいのではないかと思います。

今後の社会の流れの中で、国民にマイナンバーカードを持って欲しいと思うのはわかりますが、それならまずは、マイナンバーカードの取得を「任意」ではなく「強制」にするようにするのがまず先ではないでしょうか。ただその場合には、現在マイナンバーカード対応のスマホを持っていない人に何らかの形で対応のスマホを入手させる方法も考えなければならないでしょう。

先述の健康保険証の場合、現状でもマイナンバーカードを取得していない人でも代替手段がある中での実施ですので、反発はあるもののサービスが使えなくなることはありません。しかし、携帯電話の契約について、格安な回線に変えたいと思っても、オンラインでの本人確認ができないマイナンバーカードを持っていない人および、オンラインのみで営業活動を行なうMVNO業者とオンラインストア関連の方々、さらに言うと店頭でしか運転免許証による本人確認ができなくなるということなら、既存の大手キャリアのショップでも多くの人が押しかけるような状況になり、通信業務に関わる多くの人が疲弊することにつながるかも知れません。

個人的には、こうした発表をする前に、保険証の場合のようにしっかりと代替手段についても考えた上で発表すべきだったのではないかと思います。詐欺被害を防ぐためにはICチップで本人確認をすることは大切だとはわかっているものの、下手をしたら小さな格安SIMを扱う事業者が無くなってしまいかねない発表が行なわれたことは確かです。しかし、小回りの効くMVNOの業者のような、意欲的な競争相手を失くしてしまったら、喜ぶのは割高な料金が基本の大手だけのような気もしますし、その辺の事もきっちり解決した上で、オンライン契約の本人確認についてのガイドラインについて再び発表してほしいと切に願います。


これならギリギリ許せるか?2024年10月から値上がりする「レターパック」の料金

普通郵便のハガキと封筒の料金についてはすでに具体的な価格が出ていた郵便料金ですが、個人的には手紙もハガキも(年賀状はのぞく)日常的には使ってはいないので、そこまで影響はないのですが、私が気になっていたのは定形の専用封筒を利用することで宅配便よりも安く、さらには全国一律料金の「レターパック」の料金についてでした。

すでに発表されているハガキ85円(63円から値上り)、25グラム以内の定形郵便は110円(84円から値上り)とかなりの値上り幅になっていたので心配だったのですが、追跡番号付きポスト投函のレターパックライトは60円値上げの430円。手渡し前提で基本的にはゆうパックと同じように配達できる「レターパックプラス」は80円増しの600円ということに決まったそうです。

私は個人的に友人に新茶の季節になるとお茶を発送する事が多いのですが、そうしたちょっとしたもの(旅先でのお土産を含む)は、例えば北海道や九州の知り合いに送る場合、宅配便と比べるとかなり料金が違います。レターパックは郵便局の商品なので「ゆうぱっく」の料金で比べてみると、一番小さい60サイズの場合、私の住む静岡から北海道だと郵便局に持ち込み、スマホ割りを付けても1,310円、福岡県の場合は870円、沖縄県だと1,170円となります。

どうしてもレターパックに入らなければ仕方がありませんが、逆に入る寸法のものを買って送るようにすれば、かなりの送料の節約ができます。現在使っているレターパックについては、10月以降は追加の切手を貼ることで普通に利用は可能だということなので、先に今のレターパックを多く持っていたとしても大丈夫です。自宅に記念切手などが余っているような方は、過去に購入した切手代で利用することができるというのが、他の宅配業者と違うところで、多く使わない切手を持っている方は、現在の価格で多くのレターパックをストックしておくというのも一つの考え方ではあります。

今回の発表は、そこまで値上がりせず、他の発送方法と比べての優位性は保たれた感じがあるので、今後もレターパックの継続使用は決定という感じです。車中泊旅の途中で面白そうなものを見付け、それをすぐ送りたい場合も、レターパックを用意しておけば、ポストに投函して送ることができますので、そういったやり方もおすすめです。ただし、これは過去にも書きましたが、基本レターパックはきちんと封ができれば厚さなどについての規定はないので、発送はできてもポストに入らない可能性も出てきます。その場合は郵便局などで手渡しで出す必要がありますので、ポストに入るくらいのものを送るようにするのがおすすめです。


QRコード詐欺の手口はATMを利用した還付金詐欺のようだがその決定的な違いは

多くの人がインターネットを使いこなすようになり、あまたのサイトからネットショッピングをするのに、徹底的に価格比較ができるので、自分の欲しいものをより安く買うことも可能になっています。

ただ、流通価格と比べてあまりにも安く売っているサイトを見付けた時、そのまま購入をしてしまうと単に安い買い物だけでは終わらずに、気付いたら自分の銀行口座の残高が無くなるまで抜かれてしまうような事もあるので注意が必要です。

先日、NHK総合テレビの「クローズアップ現代」を見ていたら、その番組ではQRコード決済の中でもPayPayを使った詐欺被害についての番組を放送していました。詐欺にかかる人は、大手のショッピングサイトで一通りの価格を見た上で、さらに安く買えるところはないかと調べた結果、詐欺被害の入口とでもいうべき格安で色々なものが買える買い物サイトにたどり着き、そこでお目当ての商品を買う(当然支払いも先払いで行なう)のですが、送られてきたものがサイト内容と違うなどのトラブルに遭遇します。

あわてて問い合わせ窓口にメールしたところ、巧みにとでも言うべきか、LINEでの連絡を提案されそこからは相手とLINEを通じてやり取りすることになるのですが、まず普通に考えると、全く知らない人にLINEのIDを教えるとどうなるかを考えてみてください。友達同士の場合はそんなに気にはしませんが、メッセージ機能だけではなくLINE電話もそのままできてしまうので、相手さえその気ならいきなり見ず知らずの相手から電話がかかってきてしますのです。

今回被害に遭った方々もそうした相手のペースにハマり、LINE電話で色々と指示を受け、LINEの画面にQRコードを表示させるなど電話しながらLINEアプリの操作をさせ、支払った商品代は返金するからとPayPayを使ってこういった操作をしろと声高にたたみかけてきます。テレビでは、その画面は返金ではなく自分の口座から10万単位の現金をチャージし、相手に送るようになっている画面でした。

これは、まさにかつてATMを電話をしながら操作させ、還付金があるので返金すると言いながら自分の銀行口座から詐欺師の口座に現金を振り込ませるやり方にそっくりです。表題にも書きましたが、今回の事例とかつてのATM詐欺とのやり方はほとんど同じですが、お金をだまし取られる側からすると決定的に違う状況があります。ATMの場合は他に自分のやっていることを見ている人もいるので、例えば銀行内だったら行員さんだったり、コンビニであれば店員さんが電話をしながらATM操作をしているのがおかしいと思ってお金を振り込む前に声掛けをされて未然に被害を防げる場合があるのですが、QRコード詐欺の場合は、全く人が注目していない自宅の部屋の中とか、外でも単にスマホでメッセージのやり取りをしているとしか思わない中で誰からも不審に思われず、スムーズにチャージから送金まで行なってしまう危険性はかなり高いと言えるでしょう。

テレビ番組では、PayPayのセキュリティ対応の一つとして、いつもは数百円~数千円の決済がほとんどなのに、いきなり10万円とか高額な決済をしようとした場合には、担当が目視して危険だと思ったものについては、アプリで決済ボタンを押しても決済が行なわれない場合があることについても紹介はしていました。ただ、全てのケースでそうしたことが行なわれるかというのはわからないので、利用者の方での自衛が必要になります。

かく言う私も、先日望遠鏡を購入したのですが、セールで60%引きのものが一番安いと思ったのですが、商品名でネット全体で検索を掛けたらその金額からさらに70%引いた価格で売っているところを発見したのですが、元々の商品画面が今回購入した望遠鏡ショップのものをパクって載せているようでしたし、専門店ではなかったことで、私の中ではここから安く買ったらここまで紹介したような詐欺につながるコースになるのではないかと理解しました。

今回私が購入したのはその望遠鏡屋さんが大手ショッピングサイトに出店しているサイトから購入したので、支払いはそれこそPayPayでしたが、かなりのポイント還元があり、しっかりと間違いない商品が送られてきましたので、結果としては安い方に色目を使わないで良かったとしみじみ思いました。

もし騙されて最初のショッピングの段階で違うものが送られてきた場合は、決してLINEのIDを教えることなくメールでのやり取りにとどめ、怪しいと思ったらその時点で消費生活センターや警察に相談することをおすすめします。というか、まずは大手(楽天・Yahooショッピング・Amazonなど)で価格動向を探り、さらに季節のセールでどのくらい安くなるのかをじっくり観察して、その価格から桁違いに安くなるというのは、そもそも物品の売り上げだけでは商売にならないと思うので、詐欺を疑うべきではないかと私は思います。皆さんも、そして皆さんのご家族も十分に気を付けて下さい。