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Rakuten UN-LIMIT 2021年4月からのプラン 2回線目を持つ場合の注意点

昨日2021年4月スタートのRakuten UN-LIMITのプランについて先日のエントリーで紹介しましたが、もしこれを読んでいる方が楽天モバイルの契約がない場合にはこの文章を書いている時点ではまだ加入者が300万人に到達していないので、1年間無料で使え、無料期間が終了してもデータ通信の消費量に沿った料金が適用されるので、使いまくっても月2,980円、使わなかった月には月額0円で、楽天LINKアプリを使った電話とSMSが使い放題(楽天LINKを使った場合のデータ量はカウントされないそうです)になります。

私の場合は、すでにこの4月初めで無料期間の一年間が終了する楽天回線を既に契約していて、自宅用の回線としてルーターに繋げて持ち出さないような運用をするつもりでいます。となると、常にデータ上限の月額2,980円の料金になるので、今のままでは新プランのメリット自体は受けられないことになります。

となると、外出用にもう一回線契約して楽天モバイルを二回線にし、一回線を使った分だけ安く利用することができないかとつい考えてしまうのですが、この点については2回線目については最低契約料金が980円(0GB~3GB)かかるということです(恐らく、複数回線全てを0円で保有されないためだと思われます)。さらに、4月からはパートナー回線(au)をつかんだ場合も、データのカウントがされるということになるようです。パートナー回線は月5GB使った後には最大速度が1Mbpsになりますので、20GB未満の使用で月額1,980円、20GB以上の使用で月額2,980円払っても、5GB以降はかなりスピードが落ちることを覚悟しなければなりません。無料期間の終了した回線や、二回線目以降を契約して使う場合には、自分のよく出没する範囲で、パートナー回線ではなく、無制限に使える楽天回線を安定してつかめるかがカギになりそうです。

ちなみに、私の場合は既に無料で一年間使っている回線が4月になったら自動的に新プランに移行し、こちらの回線の方は0円から使えるので、自宅でも外でもRakuten UN-LIMITを使いまくるためには、4月の段階で新プランの回線を追加した場合、SIMの入れ替えをする必要があります。

というのも、前にもここで書きましたが、モバイルルーターに入れて自宅のインターネット用に使っていると、一日だけでもひどい時には10GBを超えてしまいますので、4月に入ってからも今使っている回線を同じように使っていると、数日使っただけでも20GBを超えてしまい、料金の上限に達してしまう可能性があります。というわけで、元の回線はあえて4月に入ってからは使用を凍結して、新契約のSIMが来るまでは別の通信手段で乗り切るようにその点だけは我慢です。そうすれば、二回線目の最低料金が980円でもモバイルルーターに入れれば毎月上限の2,980円分は使うので、新契約で来たSIMカードをルーターの方に入れて、元の契約のSIMは新SIM到着後に別のスマホに入れて使えば、スマホに入れた楽天SIMの回線はやりようによっては0円で維持したまま通話・SMSを無制限で使えるようになるわけです。

現状では楽天回線のバックアッフ回線としてUQモバイルを考えているのですが、DSDV対応のスマホに楽天SIMとUQ SIMの二枚を入れ、あえてUQの通話オプションは契約せずに電話は楽天SIMの方で掛けるようにすれば、2,480円(税別)でデータ月15GB(繰り越し有)、低速でも最大1Mbpsで使え、通話関係もかけ放題とかなり美味しい内容の契約になります(UQモバイルでデータ通信同条件+電話かけ放題の場合税別で2,480円+1,700円=4,180円かかります)。ちなみに、UQへはドコモの回線からのMNPを考えているので、その場合(乗り換え)には楽天回線でも使える可能性の高い(DSDV対応)OPPO Reno3 Aが安く買えるので、DSDV対応のスマホがない場合で、au以外の回線から移ろうと考えている場合にはいい組み合わせだと思います。

さらに、楽天SIMを入れないスマホでの運用だと固定電話からの着信に反応しない(着信通知のみ入る)という問題がありますので、楽天とUQのSIM二枚同時使用での運用は、固定電話からの着信も普通に受けられるという点でも、安値でもデータ+通信を使おうと考えている方にとっては結構良いかも知れません。ただ、ハードの同時購入キャンペーンは状況によって現状の良いパターンが消える可能性もあります。できれば楽天モバイルのPocketWi-Fiが2021年4月以降でも0円で付いてくるキャンペーンが残っていてくれればと思うところです。今後のキャンペーンの状況もふまえつつ、私自身のモバイル関連の契約についてはその都度紹介していきたいと思っています。


楽天モバイルの新プラン発表とその意味 大手キャリア対抗と加入者数維持へ

昨日から一昨日にかけて、楽天に関する様々なニュースがマスコミを賑わせました。一般の方が一番食いついたのはMLBのニューヨーク・ヤンキースで活躍している田中将大投手を2年契約で楽天イーグルスが獲得したという事でしょう。あの田中投手が日本国内で見られるということで心踊らせている方も多いでしょうが、楽天はサッカーでも世界のスーパースターであるイニエスタと契約しており、その契約金はどこから来ているのか? という事が気にかかります。

全国的に外出自粛の中で楽天市場の売上は良くなっているのかも知れませんが、今後も楽天が生き残っていくためにはさらなる安定した事業運営が必要になると思われます。そんな中で楽天が社運をかけて参入してきたのが「第四のキャリア」と言われる通信事業であり、今はある程度お金をつぎ込んでも加入者数を伸ばしていくための方策を取っているという風に見ています。

そんな中で、ドコモが政府の要請に従う形で新プランのahamoを出し、他の二大キャリアもその流れに追随し、発表当初はかなりセンセーショナルだった楽天モバイルの月額2,980円という安さのメリットは消えつつあります。

楽天は新規加入者300万人まで一年間の利用料無料という形でユーザー数を増やし、2021年に入って、その加入者が200万人に到達したというニュースがありましたが、私もそうですがその発表があってすぐに契約したユーザーは今年4月頭に無料期間が終わり、それ以降は毎月2,980円という出費が増えることになります。個人的には楽天モバイルのエリア内で利用しているなら、他社と比べても優位性がある内容だと思うのですが、常に移動しているような方は、auのパートナー回線になったり、場所によってはパートナー回線が使えず、かと言って楽天エリアでも基地局が貧弱で使えないような事を経験している人もいるかも知れません。

そうなると、楽天エリアに不満を持っている人が考えるのは、ahamoを始めとした大手三キャリアの新プランへの移行ではないでしょうか。この流れが加速すると、将来の事業の柱と考えていたかも知れない、携帯電話事業自体を手放し、会社としての経営基盤も揺らぐという最悪の状況も考えられなくもありません。それでは現状で便利に使っているユーザーも困ってしまいます。

という事で出てきたのが、2021年4月からスタートするという、毎月のデータ消費量(楽天モバイル回線)に応じて月額料金が決まる新プランであると思われます。昨日楽天モバイルが記者会見で発表した新しいRakuten UN-Limitの内容は以下の通りとなります。

・月間20GB超    2,980円(変わらず)
・月間3~20GB未満 1,980円
・月間1~3GB未満  980円
・月間0~1GB未満  0円

他社と比べると相当に幅のある、利用データ量に比例した料金大系となっています。特にこれは「0SIM」の再来ではないか? と思われる月間1GB未満のデータ量しか使わない場合の0円のインパクトは相当なものでしょう。

これは、他社と比べると基地局の整備が遅れていて、今のままでは楽天モバイルを解約してahamoにしようかなと考えている人にとって、「ahamoなど大手キャリアの新プランへの移行は仕方ないが、基地局が整備されたら戻って来て欲しい」という楽天モバイルからのメッセージではないかと思います。一般的に、一度解約した通信会社にユーザーは戻るのかという事については、かなり頼りない展望になります。楽天が心配しているのは2021年4月以降、さらに300万人の一年間無料利用のキャンペーン終了後の契約者の激減により政府からのプレッシャー(利用している電波の剥奪も含めて)なのではないでしょうか。
そのため、どんな手段を取っても契約者数を維持したいということで、その景気づけと広告宣伝効果を狙い、楽天イーグルスの田中将大投手を獲得したかったという風に考えられます。交渉は効を奏し、「楽天の田中将大」が誕生しましたが、楽天イーグルスの成績はもちろんですが、果たして楽天本体の大きなギャンブルがどう出るのでしょうか。

ユーザー的には今後、楽天モバイルを契約している人は、契約自体はそのままにしておき、契約継続のための最低限の利用だけして0円契約を維持しつつ、楽天回線を利用しなくても使える楽天Linkアプリを使った電話とSMSを無料で使いまくる(^^;)というのがいいのではないでしょうか。これなら、2枚SIMが入るスマホに楽天のSIMを通話用として入れ、もう一枚のSIMは、MVNOの安い中速無制限のデータ通信専用SIM(具体的にはmineoの月500MBドコモプランにパケット放題のオプションを付けると月額1,050円+税)にすると、楽天Linkアプリからの発信をすれば、楽天のデータを消費することを抑えつつ音声通話も無制限にできるようになります。

私自身は自宅ネットを楽天モバイルにすると余裕で月間100GB超使うことも考えられるので、楽天の電波が使えるうちは月2,980円でも契約を続けるつもりですが、もし何らかの理由で楽天エリアなのに通信ができなくなった場合でも、そのまま0円キープは続けると思います。というのも、今後楽天がサービス開始直後の構想で発表していた、日本全土をカバーする通信衛星を使ってのエリア構築が完成したら、これはもう、ドコモよりも広いエリアを提供することができるようになるので、その点は後発組の強みになるということもあります。まさかの大逆転はあるのか? ということも含め、そこまで楽天モバイルが行ってくれることを期待したいですね。


ソロキャンプでも試してみたい100円グッズ セリアで購入した調理用ミニ鉄板

昨年から機会あるごとに100円ショップのキャンドウへ行き、バーベキュー用のミニ鉄板を探していたのですが、当初は「売り切れ入荷未定」という表示がされていたものが、最近ではそうした表示も取り外されているようで、もはやキャンドウはこれ以上はミニ鉄板を売る気がないのか? と思っていたところ、同じ供給先(エコー金属?)で作っていると思われるミニ鉄板が同じ100円ショップのセリアで売っているという情報を入手しました。

セリアは小規模店がよく行くショッピングセンターの中に入っているのですが、ちょくちょくチェックはしていたものの、そのようなものは見たことが無く、やはり地方都市だと入荷されないのかと思いつつ、今回比較的大きなお店に行ってみたところ、何としっかりと入荷していたので税込110円で購入しました。

双方持っている方の情報によると、厚さが1ミリほどセリアの方が厚いのですが、キャンドウのミニ鉄板に付いているリフターが付いていません。しかしリフターは別のもので代用可能なので、多少でも厚い方が鉄板が冷めにくくていいかなと思います。

購入した後は、実際の調理で使えるような準備が必要です。写真のように購入当初はサビ防止の塗装がされているかと思うので、まず鉄板を中性洗剤を使って洗います。パッケージの説明ではその後に油を塗って空焼きをすることが勧められています。

私の場合は空焼きをしつつ、家にあった落としてしまって使えなくなった白菜の葉っぱを炒めます。そうするとだんだん鉄板は、それだけでもかなり使い込んだようにいい焼き色に変わってくるのです。

そうして鉄板を冷ましたら更に油を塗り、油が鉄板に馴染んでくれば次からは自分が食べるものを焼くのに使えるようになります。空焼きは自宅のガスコンロを弱火にして行ないましたが、今後は私の作ったミニマムセットの中にあるポケットストーブに乗せてアルコールストーブを熱源にして使えそうです。

写真のようにサイズ的にもポケットストーブにジャストフィットし、鉄板の重さもあってかなり安定します。アルコールストーブの場合、人にとって有害が物質を出して燃えるメチルアルコールが主成分の燃料用アルコールを使っているだけに、焼き網を使って物を焼くのは控えたいところです。鉄板の面積は小さいので、焼くにしても多くのものを一度に焼くことはできませんが、一人用の少量のお肉を焼くくらいなら、十分楽しめそうです。また、自宅内で火事に注意しながら一人焼肉を楽しむという自宅内レジャーにはまさにうってつけのグッズではないかと思います。

キャンドウのミニ鉄板が手に入らなかったのは残念ですが、全国的にはセリアの店舗の方が多くありますし、私のようにキャンドウの鉄板がどうしても手に入らないと嘆いている方は、ぜひお近くのセリアを覗いてみて下さい。そして、自宅で試される場合には火事には十分注意して試してくださいね。


自宅回線をモバイル回線にする場合のモバイル回線は? 新プランを中心に

思い切って自宅用のネット回線をRakuten UN-Limitにしてしまいましたが、たまたまそのタイミングで(前回のエントリーを書いた直後くらいに)、回線だけを維持していたドコモの3G回線の更新月通知が届きました。2月より解約料無料で解約やMNPが可能になるので、この機会を使って2年縛りの契約とはおさらばしたいと思っています。

この回線はかつての無料通話付きの通話専用回線ですが、何しろ今は日本通信のメイン回線で4GによるVoLTE無制限通話ができる回線があり、さらにRakuten UN-Limitによる国内および海外からのかけ放題まであるので、あえてドコモの無料通話は必要なのだろうかと思うと、この回線を何とか生かしてモバイル回線の現時点の最強プランにまとめようと思います。様々な考え方はあるかと思いますが、私の場合は主に通話中心のガラホと、データ通信中心のスマホの2台持ちで考えてみたいと思います。

現状では、Rakuten UN-Limitを固定回線化してしまったので、楽天回線は計算しないで紹介します。まず、日本通信の「合理的かけほプラン」(月額2,480円・税別)をガラホに入れて通話はこちらに集約し、スマホにはmineoのデータ専用SIMの月500MBプラン(同税別700円)に、オプションの「パケット放題(低速時最大500kbps)」(同税別350円)を付けて運用しています。今回はそれらとは別に契約しているドコモのシンプルバリュープラン(同税別980円)を加えると、税別の月々支払額合計は4,510円となります。

このままドコモ3G回線を解約すると、その後の月々の支払は3,530円になり、それなりに通話もデータ通信も使えるのですが、ここに来て考えたいのは固定回線化したRakuten UN-Limitが不通になった場合の対応についてです。

mineoの場合、パケット放題にして最大500kbpsで運用すると、多少もたつくもののスマホでほとんどのことはできますし、パソコンでもメールやブログ更新などの最低の事はできるのですが、ドコモの回線をMNPして大手3キャリア(サブキャリア含む)の新プランに移行するというのも十分ありです。ドコモからだと新しいahamoに移行すれば事務手数料はかからないのですが、通話定額についてはすでに単体で契約しているので、私の場合はできるだけ通話定額がついていないもの(もっと言うと音声通話も付いていなくていいのですが)、を選ぶとなると必然的にauのpovoかUQモバイルの「くりこしプラン」が上がってきます。

月額はどちらも税抜2,480円(くりこしプランM 15GB/月の場合)になるのですが、いくらpovoのデータ量が20GB/月とは言っても、私的にはUQのくりこしプランの方が魅力的です。というのもプラン名にもなっているデータ未使用分の繰越が翌月まででき、さらに専用アプリによってデータ容量を消費しない節約運用が可能であるということが挙げられます。

くりこしプランM 15GB/月は初月は全く高速通信を使わずに、最大1Mbpsで運用していれば、常に30GBの非常用データ量を確保できます(2ヶ月目以降は繰越できないので、ある程度高速でのネットも使うことができます)。UQの高速通信はauのスピードに匹敵すると言われているので、むしろRakuten UN-Limitより安定して使えるサブ回線として使用できるということになります。最大最大1Mbpsというのはスマホでモバイル通信するレベルとしては必要十分という感じで、基本的にはアプリのダウンロードや緊急的にウィンドウズのアップデートが必要になった時以外には使わないような気もしますが、楽天回線とau回線が同時にストップしなければ、これで何とかなるのではないかと思います。なお、日本通信の「合理的かけほプラン」にもデータ通信は付いていて、私は最安の月額をキープするために月3GBまでに抑えていますが、それでもドコモの電波しか使えない時にはガラホをモバイルルーター代わりに使っての緊急避難的通信もなんとかできます。

さらに、このUQモバイルの「くりこしプラン」のいいことは、今のように極力外出を控えなければならないような状況がいつまで続くかわからない場合に、3つのプランの切り替えが月単位で可能ということがあります。具体的には月3GBで翌月くりこし最大6GBの利用が可能な「くりこしプランS 3GB」(月額・税別1,480円)でキープすることも可能です。mineoを解約してUQモバイルにした場合の2回線の総額は、くりこしプランMにすると4,960円(税別)で、くりこしプランSで耐えられれば、3,960円(税別)になります。ただし、くりこしプランSの場合、低速に切り替えると最大300kbpsと現状より遅くなるのですが、必要なら高速に切り替えて使えば良いし、個人的にはかつてのOCNモバイルONEで200kbpsをちょっと超えるぐらいで低速を使えた時の感じでいうとコロナ自粛が明けるまでは「くりこしプランS」で運用するのもいいかなと思っています。

もちろんUQのくりこしプランも2年縛りなどはないので、他社からもっと良さそうなプランが出てきたらいつでも移行できるので、こうした移行は常にアンテナを張って現状のベストプランを追い求めるような形がいいだろうと思います。UQモバイルではSIMだけの契約も可能ですが、ドコモからの移行の場合は2月以降はわからないもののSIMのみの場合はキャッシュバックや、同時端末購入の場合には端末料金の割引があります。

防水でおサイフケータイ・FMラジオ付きのGalaxy a21なら契約事務手数料+500円で手にできるのですが、果たして低スペックのスマホを今後使うことがあるのか(UQモバイルに変えたら今使っているスマホにSIMは入れるつもりなので)、実質7千円(1万円キャッシュバックされますが契約事務手数料3千円がかかるため)のキャッシュバックを受けた方がいいのかという事になるのですが、この辺はまだ時間があり、2月になるとそもそもキャンペーンの内容が変わってしまうことになるかも知れませんので、改めて考えることにしましょう。


有線によるネット通信を無線へ変更してみて ADSLとメタル回線を解約し楽天モバイルへ一本化

2021年も始まったばかりですが、ここまでの家庭内通信の手法を一気に変える決断をし、それを実行しました。私のネット遍歴は、まずは自宅の電話回線(メタル回線)を利用し、パソコンに繋いだモデムに電話回線を接続し、主に文字によるパソコン通信からスタートしました。

通信によるコミュニケーションにはまり、さらにネット上にあるアプリを自分のパソコンにダウンロードするには、当時そんなに大きなサイズのアプリでなくても一時間近くかかり、さらに通信中に電話がかかってくると途中で切れてしまっていたので、リアルタイムでの繋ぎっぱなしにはせず、ほとんど電話がかかってこないと思われる深夜にネット上にある情報を取りに行く(必要とする情報をゲットしたら自動的に回線が切れるようなアプリはすでにありました)という方法を使っていました。

その際の通信費というのは、プロバイダに払う通信料と、電話回線でつなぐためのアクセスポイントまでの電話料金が別でした。アクセスポイントが市内局番にあれば3分7円と比較的安く使えましたが、先述のようにアプリをダウンロードするために1時間ネットに繋ぎっぱなしにすると、電話代だけで140円で、その他にプロバイダ使用料も時間単位(1分あたり10円?)でかかっていました。

私はしませんでしたが、当時から文字だけのパソコン通信でもリアルタイムでチャットができるサービスがあり、そのコミュニケーションにハマった人は、通信料だけで月間10万円以上なんて通信費にかけている人もいたくらいです。

その後、NTTが特定の番号にかける市内通話料を23時から翌朝8時まで限定で月1,800円の定額とする「テレホーダイ」のサービスを始め、チャットもテレホーダイの時間限定で使えば、普通なら電話代とプロバイダ料の合計でも5千円は超えないくらいまで抑えることはできたと思います。ただこれに固定電話の利用料金がかかるので、ネット黎明期はモバイルでなく自宅からパソコンでのアクセスでも1万円近くかかっていたと思います。

その後、電話回線が一時メタル回線からISDN回線になり、一回線契約すると2回線分使えるようになったことで、ネットをしている時でも固定電話の着信ができるようになりました。その当時、NTTがインターネット常時接続のサービスを確か64kbpsくらいで行なっていた料金は、始めは3万円/月ぐらいでとても手が出なかったのですが、しばらくするとNTTの「フレッツISDN」というプランで安く常時接続が行なわれるようになったのですが、ISDN回線より早く常時接続を提供する脅威のサービスが出てきました。それが従来のメタル回線を使ったADSLだったのです。

私の場合、今までISDNで64kbpsでしかネットに接続できなかったのが、回線を最新のISDNから古いメタル回線に戻すことでネットが常時接続にしながら下り10Mbps前後という、当時としてはものすごい進化的なスピードで使えることがわかり、NTTに回線をメタル回線に戻してもらいました。基本的には固定電話の基本料が1,600円/月くらいで、ADSLプロバイダの費用が2,000円/月の、だいたい四千円弱でネットが使い放題になるということで、この内容を昨年まで通して使ってきたということになります。

時代の流れとともに家のインターネットは光回線が主流になったものの、個人的には大型テレビで動画やテレビの見逃し配信を見るくらいなら下り10Mbps前後あれば十分なクオリティで見ることができたので、一軒家でもマンションでも月々の通信費がADSL+メタル回線の料金より高くなる光回線は全く魅力がなかったのですが、その考えを変える時がようやく来たということになるでしょうか。

ADSLを使うにはメタル回線を維持する必要があるのですが、固定電話の家庭内における役割というもの自体が変わってきたことが私にとって一番大きな事でした。家の電話は友人や親族からも掛かってこず、個人持ちの携帯電話に掛けたり掛かってきたりすることが当り前になり、さらに5分・10分定額や時間無制限の定額が付いてしまうと、もはや固定電話はADSLのためだけに保持しているだけのもので、迷惑電話のストレスというものが大きくなってきてしまった中で、Rakuten UN-Limitのポテンシャルに魅力を感じ、今年の4月から無料試用期間が終わっても月額2,980円とメタル回線+ADSLよりも安く高速インターネットが使えるということになり、今回ADSLだけでなく固定電話も含めて一気に契約を解約することになりました。

Rakuten UN-Limitはまだ通信が安定しないところはありますが、今後5Gが自宅内で使えるようになれば、光回線のクオリティで無線によるインターネット環境が作れます。いざという時には自宅から回線を持っていくことも可能ですし、引っ越しをしても工事費もかかりません。心配なのは今後、通信制限がどうなるかということですが、光回線を飛ばして携帯回線で自宅用のネットが賄えるようになるとは思いませんでした。恐らく5Gが当り前の時代になれば、私が使用するくらいのネットの使い方なら、携帯回線のままでも十分だと思うので、ADSL後の自宅ネットをどうしようか模索されている方は、まずは一年間無料で利用できるうちは、Rakuten UN-Limitを専用モバイルルーターとのセットで使ってみることをオススメします。このセットで楽天とはじめて契約する場合、機種代もキャンペーンでほとんどかからず、毎月の料金を気にすることなく一年間試行しながら決断を先伸ばしすることができます。ADSL後ネットをどうしようと思っている方の一つの方法ではないかと個人的には思っていますので、気になっているならまだご自宅が楽天回線エリアに入っていなくても(auのBand18によるパートナーエリアは使えますので)、とりあえず使ってみることをこのブログではおすすめしておきます。


宅配便の発送はどこが一番安いのか? 安さと手間と割引を総合的に判断するために

色々考えることはありましたが、ついにインターネットのADSLサービスを解約することを決めました。同時に、固定電話も解約予定ですが、その代替としてはしばらく楽天モバイルの回線を自宅用に使うつもりです。無線がゆえの不安定さもありますが、速度が落ちる時は電波の入りが悪い楽天回線を捉えきれず、最大1Mbpsのauパートナー回線を掴んでいることがあるので、モバイルルーターの電源をいったん切って再度電源ONすると復活します。安定した有線の回線と違って戸惑うことは多いですが、今後の楽天回線の拡大(および安定)に期待したいです。

さて、ADSLを解約するについて、加入していたYahoo!BBではモデムをレンタルしていて、契約終了とともにモデムを返す必要があります。そして、Softbankらしいと言うべきか、モデム返却の送料はユーザー持ちということなので(^^;)、できるだけ安く送れる方法について調べてみました。

モデムは何とか宅配便の最低サイズである「たて・よこ・高さ」の合計が60センチ以内で重量が2kg以下である「60サイズ」に収まるように梱包できたので、その内容でいわゆる送料比較サイトに行き、検索をかけてみました。ちなみに静岡(中部)から千葉(関東)への料金ということで各社の料金を見てみました。

結論から言うと、一番安かったのが佐川急便の「飛脚宅配便」で、料金は770円で営業所持込をするとさらに100円引きで670円で送れることがわかりました。ただ、自宅から佐川急便の担当営業所までは結構距離があるので、自宅まで取りに来てもらうようになると、料金的な事では別の業者の方が安くなります。

ちなみに、ヤマト運輸の宅急便は930円で、営業所に持ち込むと100円引きとなります。同じ条件では郵便局のゆうパックは870円で、郵便局持ち込みで120円引きです。さらに、最近スマホにインストールした専用のアプリを使うと、料金をクレジット決済にして宛名書きを郵便局にあるプリンターから印刷した上、「スマホ割」で基本額から180円引きとなり、近くの郵便局から今回の荷物の場合690円で送ることができることがわかりました。

ゆうパックで最大限の割引を付けても佐川急便の営業所に直接持ち込んだ方が安いのですが、手間などを考えるとゆうパックの方が楽だったので今回は近くの郵便局で発送を完了しました。

これは、各々の方の状況によって選ぶ運送会社は変わってくると思われます。自宅に電話一本で取りに来てもらうことを考えるなら、安さの点で言えば佐川急便が一番になるでしょうし、お買い物のついでに営業所やコンビニで発送したいならゆうパックか宅急便を選ぶことになるでしょう。また、友人に送る場合にはどの会社を使った方が相手にとって受け取りやすいか(営業所や郵便局・コンビニが近くにあるか、相手が専用アプリをスマホにインストールしているかなど)も計算に入れながらどこから送るのか決めた方がいいのではないかと思います。

今回は使い終わったモデムの返却なので、その辺は全く考慮に入れずに料金と発送の手間という面を総合してゆうパックに決めましたが、単に荷物を送るのにもなかなか奥深いものがあります。

また、これは普通に全国に旅行に行けるようになったらの話ですが、旅先での荷物を減らすためにたまったお土産や、使い終わった持ち物などを自宅に送り返したりすることもあると思うのですが、この時は各企業の営業所に車でなら行けますし、電車移動の場合でも駅や宿泊地周辺に営業所のある企業や、コンビニからの発送を考えて安く便利に送る方法を使い分けるために、各企業の違いや特徴について見ておくといいと思います。

とりあえずこれで、自宅のインターネットを楽天モバイルに頼るというかなりギャンブル的な事に手を染めてしまいましたが、逆に楽天モバイルが駄目なら、ドコモの無制限プランなど代替になりそうなプランもあるため、今後の楽天モバイルのエリア展開を楽しみに、人柱的に使い込んでいこうと思っています。


日常の足である自転車のトラブル事情 ホームセンターでタイヤ交換

最近は近場への移動のためには車を使わずに27インチの自転車を使うことが増えてきました。先日、このブログで紹介しましたリコールが出ていたオートロック装置の交換を行ない、快調に乗っていたのですが、昨年の車に引き続いていつの間にか後輪のタイヤがパンクしているのを発見しました。

今までは自転車を購入した街の自転車屋さんで全ての事を見てもらっていたのですが、引っ越しをしてそのお店からちょっと離れてしまったので、自宅から近くにあるホームセンターに自転車を持っていきました。

実は、かなり自転車に乗っていることから後輪のタイヤがかなりすり減っていまして、今回のパンクもタイヤを新らしくしておけばパンクしなかったのではないかという感じなのです。この辺は自動車も自転車も、早めにタイヤ交換をしなければと思いつつそのまま放置してしまい、実際にパンクして自走できなくなってからお店に飛び込むという、皆さんには決しておすすめできない乗り方になってしまいます。

今回は、前回いつタイヤ交換をしたのかもわからず、パンクでチューブにも傷が付いていることを考えて、タイヤとチューブ(後輪のみ)の交換ということでお願いしました。ホームセンターの中には各種作業料の表がありまして、タイヤ交換の作業料は2,200円となっていました。

料金について詳しく聞くと、作業料とは別にタイヤとチューブの購入が必要で(当り前ですが)この料金はスタンダードかメーカー品かで価格が変わってくるということでした。今後の事を考えると、まずはスタンダードタイプのタイヤ・チューブでの耐久性を試して、あまりにも早く交換しなければならなくなったらメーカー品も考えるということにし、俗に言う一番安いパターンで発注しました。

作業時間は40分ぐらいということでしたが、担当者がすぐに作業に入れないということでいったん自転車は預け、作業が完了したら電話をもらうことにしました。ちなみに、そのお店では自転車以外に足がない人のために、代車を貸し出してくれるサービスも行なっていました。

パンクに気付いたのが前の日の夜だったので、お店の開店とともにだいたい午前10時ぐらいに持って行き、当日のお昼過ぎには作業完了の電話をもらいました。安いタイヤとチューブだったので、双方合わせてだいたい2千円ジャストくらいで、支払いの合計は約4,200円で交換ができました。

以前は購入店で、恐らくメーカー純正のタイヤと交換していたと思うので(それ以外の選択肢は選べませんでした)、6~7千円くらい払っていたのですが、これくらいで済むなら、タイヤの溝が減ってきたら気楽にタイヤ交換を頼んでもいいかなと思っています。

ママチャリや通勤・通学用自転車の場合、タイヤ部分の取り外しが簡単にできないので、自分で交換作業をやるよりもこうしたお店を使って安くやってもらう方が私には合っているようです。

普通の自転車屋さんの場合、自転車を持って訪れると、もはやそこで必ず交換しなければならない雰囲気になってしまいます。今回利用したホームセンターや大手スーパーの自転車コーナーの場合、担当者がいない無人の状態でウロウロできるので、そこに出ている料金表や部品の価格を見て、そのお店で頼もうかどうしようか、はたまた下見でお店の比較ができるのが良いですね。もちろんこれは、人によって違うかと思いますが、この種の話は私がこうだったと書いてもその情報は書いた瞬間から古くなってしまいますし、最新の情報はネットで正確なものを掴むのは難しいように思います。

今回はパンクでしたのでタイヤ・チューブ交換する気満々でホームセンターを訪れたものの、あまりにも作業料がいつもやってくれるところと違っていれば、そのお店では交換せずに他のお店を見に行くこともできます。ただ、スタンダードタイプのタイヤだとは言っても、今後乗っているうちに品質が悪くて後悔するかも知れませんが、その時には同じ店でメーカー純正のタイヤと交換することもできますので、お店の人に主導権を握られるのではなく自分の方で内容を決めてタイヤ交換を頼みたい場合は、ホームセンターやスーパーの自転車売場を活用することも十分にありではないかなと思います。

ただ、一つ注意したいことは、お店によっては担当者が開店時からスタンバイしていない場合や、お店が閉店する前に修理受付を終えてしまう場合もあります。そういう事も含めて、今回の私のようにパンクしてからタイヤ交換をしに行くのではなく、タイヤの溝が少なくなってきたら、近くにある複数のお店を回ってだいたいの様子をじっくり見てから決める事をおすすめします。


臨時快速 ムーンライトながら運転終了へ 「大垣夜行」から続く夜汽車の風情

世の中は様々な活動が自粛され、旅行だけでなく県をまたいでの移動も難しい状況にあります。そんな中で、先日首都圏の最終電車の時間のくり上げが行なわれましたが、その中でひっそりと、過去に利用した事のある方なら懐かしいと思われる列車の運転終了が報じられました。それが現在は学生の休み期間など臨時に運行していた「快速ムーンライトながら」です。この発表により、ラストランは昨年の3月29日の上り列車の運行であったということになります。

この列車は元々、東京~大阪間を走っていた時代もあったようですが、私が初めて利用したのが東京~大垣を夜行で上下走る「大垣夜行」の時代からです。その時にはグリーン車の自由席が一車両連結されていましたが、自由席のためグリーン券を買ってもかなり早く始発駅で待っていないと乗ることは難しく、いつも普通席に乗っていました。

今では考えられませんが、大垣夜行時代は毎日運行していたので、東京に遊びに行っても大垣夜行に間に合えば、静岡駅に午前2時過ぎに着けました。普通列車のため、青春18きっぷでも乗れたので、学生の休み期間には相当混み合うのが当り前でした。学生の夏休み期間には車内は混雑を極め、通路やデッキでさえも人でいっぱいですし詰め状態になり、始発から乗ることができない私などは、静岡から上下どちらに行くにも立ちっぱなしを覚悟しなければなりませんでした。そういう事を知らずに深夜の静岡駅にやってきた大垣夜行ビキナーの人たちの中には、当時深夜の静岡駅で立ち売りをしていた東海軒(当時は駅近くの売店が24時間営業でコンビニのない時代には大変役に立ちました)の駅弁を買って列車を待っていて、静岡駅に入ってきた電車のあまりの混雑ぶりに、弁当を車内で食べることもできずにそのまま持って移動していた人もちらほらいたことも思い出されます。

当時は大垣夜行だけでなく、東北方面を毎日往復していた急行・津軽と八甲田も現役で、当時の上野駅のそれらの列車の出発ホームは石川啄木が歌を詠んだ時のように、「ふるさとの訛懐かし」のような風情もありました。今ではそんな列車もとっくの昔に運転終了してしまいましたが、大垣夜行はムーンライトながらと名前を変えるとともに全席指定でしばらくは毎日運行を続けたものの、臨時列車への格下げ、そして今回のムーンライトながら終了で、夜行列車の時代というのは本当の終焉を迎えたのではないかと思えます。

ちなみに、現在はドラマ「孤独のグルメ」の原作者としてそのお顔も有名になっている久住昌之氏と主に作画を担当する和泉晴紀氏による漫画ユニット・泉昌之氏のデビュー作がまさに「夜行」という作品で、「孤独のグルメ」につながるエッセンスが詰まっている秀作です。これを書いている現在、何とウェブ上で作品が読めるようですので、以下にそのリンクを紹介します。ムーンライトながらに思い出がある人もない人も、夜行列車に乗ったことがある人もない人も、夜行列車の風情を楽しんでいただければと思います(時間の経過とともにリンク切れになったらすみません)。

https://nikkan-spa.jp/1695418


ずっと家にいると一日どのくらいのデータ量を使うのか? 月100GBでも足りない?

現在、自宅のインターネットを楽天モバイルのSIMで使っています。今までは有線だったのであまり気にしませんでしたが、無線にしたことで通信制限を引き起こす毎日のデータ通信量が気になってきたので、MY楽天アプリから遡れる過去六日分のデータ量について紹介していきます。

・一日前 10.89GB
・二日前 4.79GB
・三日前 4.51GB
・四日前 9.94GB
・五日前 2.91GB
・六日前 10.04GB

この数字を合計すると、六日間で43.08GBも使ってしまっています(^^;)。実はこの中にはWindows10の半年に一度の大型アップデートをやった分も入っているので、それでこれだけデータ量が増えてしまったということもあるのですが、その他にも大型テレビで見逃し配信のTVerの番組を連日見ていた分も入っています。動画配信は家族で楽しんでいますが、データ通信についてはほぼ私だけが大量の通信を、パソコンやスマホのアップデートやその他で使っているのだけなのですが、結構使うというのが実感です。これでは月100GBあっても足りなず、月200GBは利用できないと不安を感じてしまいます。

そういう意味からすると、先日発表された制限なしのモバイルインターネットをうたうnuroモバイルの新プランは、実は3日間で10GBを超えると最大でも700kbpsに制限されるという(Softbank回線利用)、私にとっては自宅のネット代わりには到底ならないものです。どちらかと言えば、外限定で使う場合でようやく使えるかなという感じなのですが、それなら同じSoftbank回線でデータ通信専用SIMが利用できるFuji Wi-Fiの方が安くて縛りがない分、気楽に使えます(nuroモバイルは2年縛りでその後料金も上がるというプランです)。

ちなみに、楽天モバイルで楽天回線を使っている場合、通信制限のポイントは一日の総データ量が10GBを超えるかどうかにかかっています。当日の23時59分までに10GBをオーバーしたら、最高速が上限3Mbpsに制限されますが、現在自宅ではかなり電波状況が悪いので、通常でも10Mbpsを割ることもありますので、そこまで通信制限は気にせず、多少テレビで見る動画が規制の影響で画面が荒くなっても気にせずに利用できています。

こうなってくると、やはり楽天回線以外であれば大手三キャリアの「無制限プラン」しか選択肢がなくなってしまい(光回線は除く)、その中では楽天モバイルの月額の安さが極立ちます。その分、現在は安定したスピードは出ないものの、今後の設備改善によってもう少い早いところで安定していけば、本当に固定回線の代わりになりそうな感じがします。

何回もこのブログで書かせていただきますが、「Rakuten UN-LIMIT」はahamoなどの大手キャリアが出してきた新プランとは違いますので、場合によっては両方契約して使い分けるのも十分ありではないかと思っています。現在は、電波状況によって不安定な感じなのですが、今後のエリア内の安定性アップに期待したいものです。


SMSによる宅配便を装ったフィッシングメールがやって来た 宅配便の仕組みについてのおさらい

先日、たて続けに三件のSMSが入ってきました。SMSは各種サービスの認証くらいにしか使っていなかったのですが、内容にちょっと不可解な点がありました。

(ここからそのメールの引用)

ご本人様不在の為お荷物を持ち帰りました。ご確認ください。 http://~(※詳しい内容は略)

(引用ここまで)

ぱっと見、自宅に届け物があったようなメールなのですが、上の引用文では略したURLをクリックするとその内容が出てくるのかな? と一瞬思ったのですが、そもそも自宅に宅配便が届いた時に不在ならば、必ずポストに「不在票」が入っていて、こちらから書かれている電話番号やURLにアクセスして確認するのに、いきなりSMSで済ますというのはちょっと解せませんでした。

ということで、上記引用した全文でインターネット検索を掛けたら日本郵便のホームページで注意喚起をしているページに行き付きました。この種のメールはフィッシングメールか、画面の指示に従っているとアプリをダウンロードして自分の端末を乗っ取られる可能性も0ではないと恐ろしい事が書いてありました。

SMS自体は070から始まる携帯電話番号から送られてきたものでしたが、この番号にコールバックするのも危険です。言葉巧みにお金を出す方向に誘導されてしまう可能性もあります。というわけで、端末からこれらのSMSを削除しましたが、知らない人はついURLをポチってしまうかも知れない、SMSや宅配の仕組みを知らない人を騙すための仕組みが行なわれており、ついにこちらまでやって来たかという感じがします。

ちなみに、SMSはスマホでなくガラホの方に届いたので、ガラホの場合はスマホと違って同じAndroidOSであっても微妙にスマホと違い、GooglePlayが使えないので、多少はこうした攻撃に強いところはあるかも知れませんが、それでもアプリをインストールしてしまう可能性はあるので、より気を付けようと思いました。

このメールの巧妙なところは、時期的に外出しての買い物が難しい中で、インターネット経由での買い物が多くなると、自然と宅配便を自宅で受け取ることが多く、たまたま荷物を待っていたときにこうしたメールが来ると、不在票の有無を確認しないままメールに表示されたリンクから荷物の配達状況を見てしまおうと思ってしまうケースが考えられることです。

そもそも、注文時に連絡先の電話番号を携帯電話の番号にしていた場合、電話番号に直接SMSが荷物の事で届いた場合、自分もSMSの内容を読んで注文した荷物を自宅に居るのに持ち帰られたと思って、ついURLをクリックしてしまうことがあったかも知れません。ここで改めて確認したいことは、今のところ直接SMSで荷物についての連絡が来る宅配業者というのはなく、郵便局は不在(だと思って持ち帰った場合も含みます)時には不在票がポストに入り、その内容を受けて電話するか、インターネット上で再配達か届け先の変更(近くの郵便局など)を選ぶことができるようになっています。

ヤマトの場合は、クロネコメンバーズに登録しておけば、荷物が届く前に事前に連絡がLINEやメールで来ますので、そのまま自宅で受け取るかコンビニやヤマトの営業所で受け取るかを事前に変更することが可能です。もちろん当日に受け取れなかった場合は不在票が入りますので、その不在票を見で電話なりインターネットで受け取りの打ち合わせを行なうことになります。他社においても不在なら紙の不在票が入ることは間違いありません。

恐らく、このような詐欺まがいのSMSが多く送られていることは広く知られているので、今後の事業の展開の中で、SMSを不在時の連絡用に使うような事もないと思います。恐しいのは今後は、この種のSMSメールによるフィッシングは、荷物だけでなく他の口実でも送られてくることが考えられます。その内容については、私のようにSMSなので短いメールの全文をネット検索にかけて、そのSMSは本当に信頼できる相手から送られてきたのかを確認するように習慣付けたいものです。