月別アーカイブ: 2020年8月

ドイツでは新型コロナウイルスの感染症対策反対運動が起こっているが

個人の自由について人々が意見を言う姿というのは、なかなか日本ではできないと欧米でのデモを映し出すテレビニュースにはある種の憧れを持っていたこともあるのですが、先だって飛びこんできたドイツ・ベルリン発のデモのニュースは新型コロナウイルスのドイツ政府が行なう感染対策に反対するというものでした。

一部のマスコミがこのニュースを報じる際に「反マスク運動」とし、「個人の自由だからマスクの着用の強要されない」とデモの参加者がインタビューに答えていたことは一部では確かではあるものの、デモに集まった人々の運動の目的はそれだけではないことはきちんと理解しておきたいものです。具体的には個人の行動について、家や地域からの移動を政府に規制される状況になっている点も、これだけ多くの人が抗議のために集まっている理由にはなるでしょう。

さらに、集まっている人の中にはそれだけではなく、元々新型コロナウイルスなど存在しないという「陰謀論」を唱え、政府批判のために集まっている人たちや、ワクチン接種不要論を唱え、あえてウィルスに感染して抗体を多くの人たちが持った方が流行がおさまっていくと考えている人もいたりなど、強制的な政府の対策について良いとは思っていないながら、集会に集まっている人の考え方は千差万別ではないかと思います。

それでなくてもドイツには強制的に人々が行動の自由を奪われたナチス・ドイツが政権を担った時の記憶があり、いかなる場合でも個人の行動の自由は保証されなければならないという考えというのは決して間違っているとは思いません。ただ、一部の政府の政策に反対している人たちが、今後その象徴として「マスク」を利用するようなことがあると、今度はマスクをして外出している人に非難が集まるという状況も起きてくるかも知れず、そうなったらそうなったで、マスクをする自由が侵される危険性が出てきます。

このような報道を見て、一部の自由であろうとする理念には感服するものの、私自身はあえて自分の身を危険にさらして集会に出るかというと、そこまでの覚悟はないですね。自分ももしかかったとして、軽症で済めば体内に抗体もできるかも知れず、その後の行動も変わってくるかと思いますが、かかっていきなり重症化してしまったらそれ以前の行動は後悔してもし切れないのではと思います。年令によって重症になるか否かはまだはっきりした根拠があるわけではなく、若いから大丈夫とも言い切れません。マスク云々は別にして、自分および家族がいかにして感染しないような生活をしていくかということが大事だと思っています。

今後、こうしたデモはヨーロッパ全体に広がっていくのではないかとする見方もありますが、たとえ手作りの布マスクでも、自分から飛沫を拡散させない効果はマスクを付けていない場合よりはあるという分析結果が出てきたりしているので、日本国内においてこれからは別に政府に言われなくても(というか一部の方は政府を信頼しきれていない方も多いので)、自らの意志でマスクを着け続ける日本と、マスク着用は個人の自由だとして一部ではマスクの着用を拒否する人が増えることも考えられる欧米との差は、これから秋になり冬になっていく中でどう変わっていくのか、継続しての検証が必要になるでしょう。

もちろん日本でもこのまま自粛だけしていては生活自体が成り立たなくなってしまうわけで、最低限の外出も必要にはなってくるでしょうが、個人的にはあまり風評に惑わされず、感染症についての確かな事がわかるまでは外出を控えマスク着用での生活は続けたいと思っています。秋になる前にしっかりと感染対策の行動を考え、自らの無意識な行動で感染症を引き込まないように注意しましょう。


NTTコミュニケーションズはドコモのサブブランドになるのか?

NTTコミュニケーションズ(OCNモバイルONE)は2020年8月27日から、「フルMVNO基盤」を活用したデータ通信専用SIMの提供を開始しました。基本的には音声通話付のSIMを使う方が多いと思いますし、データ通信専用SIMを使っても具体的にスピードや料金が現段階で変わるわけではないので、多くの人が見過後してしまうニュースなのかも知れませんが、この「フルMVNO基盤」というのは、大手キャリアに影響されずにMVNOの方で独自にSIMカードを発行できるようになったり、より柔軟に料金を設定できるといったメリットがあるので、今後NTTコミュニケーションズがどういう戦略を持っているのか気になるところです。

というのも、過去に何度も書いていますが、日本の三大キャリア(楽天モバイルは除く)のうち、ソフトバンクとauにはサブブランドとしてのワイモバイルやUQモバイルがあるものの、ドコモ陣営にはいまだにそれらサブブランドに対抗できるブランドが存在していません。その第一歩が「フルMVNO基盤」の取得ではないかという風に考えてみたくもあるのですが、今後OCNモバイルONEの音声SIMでもフルMVNO対応のものが出てくると、さらに期待が膨らみます。

もっとも、こうした動きにはディメリットもあります。今回の新しく発行されるデータ専用SIMについては、今まで問題なく使えていたドコモ契約のスマホでは使えなくなり、使うためにはSIMロック解除が必要になります。しかし、OCNモバイルONEで安く売られているスマホはSIMフリーのものなので、ドコモのスマホをそのまま使いたい場合には注意が必要になるということですね。

もしOCNモバイルONEがワイモバイルやUQモバイルと同等のプランを作って出してくれば、そこにはもう一つの期待が生まれます。先日のブログで言及した携帯電話の「かけ放題」の対象外となる0570から始まる「ナビダイヤル」のサービスを行なっているのは、他ならぬNTTコミュニケーションズです。OCNモバイルONEは、他のどこのMVNOもやっていないSMS送信料の一部無料(国内へ5通まで無料でSMSを送信できるようになっています)や、050から始まる「050plus」というIP電話サービスを通常の半額の基本料で提供し、3分8円で利用できるようになっています。実は0570から始まる電話サービスはNTTコミュニケーションズの「ナビダイヤル」だけではないので、全ての0570番号に安く掛けられるわけではないものの、今後ナビダイヤルへの通話を安く提供するようなプランを出してくるだけでも、ワイモバイルやUQモバイルと比べ有利な点として注目されることは間違いありません。

ここまで書いたことはあくまで私の希望的観測であるので、OCNモバイルONEは今のまま変わらないという可能性もありますが、今までのように、通信設備や品質だけでユーザーは通信業者を選ぶことが今後も続いていくかはわからず、さらに楽天モバイルのような相当戦略的な価格競争が起こり、楽天の挑発にワイモバイルやUQモバイルといったサブブランドがすぐに反応したのに対し、ドコモの腰はかなり重いという印象です。これでは今後も続くであろう新型コロナウィルス関連の不況下で、いかに通信費を安く上げるかということを考えている人にとっては、通信規制されても何とかネット動画も見られる最大1Mbpsでの通信が2,980円でできるというワイモバイル・UQ・楽天モバイルの方に移っていくだけではないかと思います。

個人的には、今後番号ポータビリティの手数料がネット経由で0円にもしなるなら、2年縛りが解けたドコモユーザーはとっとと移り、もしドコモ陣営がサブブランドを作るか、NTTコミュニケーションズをサブブランド化したらまた戻ればいいというくらいに考えておいた方がいいと思います。高い値段で低速規制に苦しむより、安い価格でストレスなく先に使い始めた方が、後発になるほど現行のプランを研究してより良いプランで勝負してくるというのが企業が生きのびるには必要な事だと思いますので、早めに転出し戻ってくるつもりで浮気をしてみるのもドコモの方向性を変える一つの手段ではないかと思います。とにかく今後のOCNモバイルONEの動きには注目していきましょう。


携帯電話料金はまだまだ高いと政府は言うものの

携帯電話料金について、また政府からアクションが起こりました。キャリアを乗り換える際にかかる転出料(番号ポータビリティ)が、大手キャリアの場合だいたい3千円くらいかかっていたものを、ネット経由での手続きなら無料にし、さらにはネットなら24時間受付にして、無理な引き止めをやめさせることで競争を起こして価格を下げさせようというのが報道の内容なのですが、現状では競争どころかほとんどが横並びにしかなっていないというのが現状でしょう。

携帯電話の料金については、スマホで契約する場合「音声通話」および「ネット通信料」の料金に分かれます。さらに、契約の形態が「スマホ」「ガラケー」に分かれており、ガラケー契約用に発行されたSIMカードをスマホに入れて使うと、ガラケーの契約でもスマホ用の高い契約基本料になってしまうという、これだけ各キャリアがガラケーからスマホに移行させようとする中で、私などはトータルの出費が安いという理由で「通話はガラケー」「データ通信はスマホ」という二台持ちをする原因になっています。

できれば政府には、こうした細かいところにも突っ込んでいただきたいと思っているのですが、さらに音声通話で指摘しておきたいことは、一部の公共機関や企業の電話での問い合わせ先によくある「0570」から始まる「ナビダイヤル」についての現状です。電話での問い合わせというといわゆる「クレーマー問題」というものが過去にありましたが、問い合わせ先に市外局番から始まる電話番号を掲載せず(ネット・紙の資料とも)、ナビダイヤルしか書いていない公共機関や企業が少なからずあることで、問い合わせ自体を見合わせるような状況があるのではないかと思っています。

改めて「ナビダイヤル」について説明しますと、これはNTT関連会社であるNTTコミュニケーションズが行なっているサービスで「全国共通」の番号が使えるのですが、区域内の固定電話からなら安く掛けられるものの、距離に応じて料金が違い、県またぎで掛けるユーザーにとっては市外局番がわからないので、だいたいどのくらいの料金なのかわかりずらいディメリットもあります。さらに携帯電話からナビダイヤルに掛ける場合、その通話は「10分定額」「無制限定額」とうたっている各社の「かけ放題」の対象外になるという点です。

このブログではこのディメリットについては何回も紹介し、問い合わせ先としてナビダイヤルの記載しかない(フリーダイヤルや市外局番から始まる番号が掲載されていない)場所に電話する場合、インターネットで何とか市外局番付きの固定電話の番号を探してから掛けないと、長時間の電話が翌月の携帯電話料金に跳ね返ってくるので、注意が必要です。ちなみに、携帯電話からナビダイヤルに掛ける場合、時間によって3分80円~90円(税別)と、延々と繋がるまで保留にされた場合には無駄にお金がかかることになり、結果として利用者が問い合わせの電話を控えるという流れにもつながりかねません。

例えば、私の住む静岡市では新型コロナウイルスに関する問い合わせ先である「新型コロナなんでも相談ダイヤル」は0570から始まるナビダイヤルになっています。静岡市のホームページでは携帯電話の通話定額の対象外であることや、「ナビダイヤルでおつなぎします」とアナウンスがあってからの具体的な通話料についてはページに表記していません。市としてはそこまでは知らないということなのでしょうが、知らずに翌月高額請求を受けた人にとっては、行政への信頼自体がゆらいでしまうのではないかと思わざるを得ません。

本気でユーザーの毎月の通信料を下げたいと思っているのなら、キャリアをどうするかということももちろん大切ですが、無知により高額の通信料を払うようなことがなくなるように、キャリアと一体となって0570でも「かけ放題」の対象にするように勧告するとか、逆に0570のナビダイヤルを提供する企業や自治体・団体にはナビダイヤルを使う場合の注意を必ず併記するように指導するとか、別の方面からできてしかも携帯電話会社と関係なくユーザーが通信料を減らすことができる方策だと思うのですが。首相が変わることでこうした状況も変わってくることを期待します。


DAZNのためにドコモ契約をキープすべきか?

個人的にはテレビ視聴について、かなりの割合でネット経由のテレビにシフトしつつあります。最近ではテレビ放送とネット配信を同時に行なったり、見逃し配信を利用することが多いです。NHKはすでに地上波の一部の番組の同時配信を始めましたし、日本テレビも夜のゴールデンタイムを中心に同時配信を近々開始する予定になっています。

さらに、地上波およびBS・CSでも放送されないサッカーJリーグの全試合中継を行なっている有料配信サービスのDAZNや、ネット配信独自のコンテンツが話題になっているNetflixのような映画・ドラマの有料配信サービスも一般的になってきています。

また、無料で配信しているAbemaTVや、ニュース専門チャンネル、天気予報専門チャンネルもあり、大型テレビ(受信料を払いたくない場合はスピーカー付きの大型モニターでも可)をネットに接続し、ネット配信の放送だけを利用するようなことをしても日常生活に不自由はしなくなるような時代になりました。

そんな中、携帯電話のドコモユーザーにとっては、ネット配信のサービスを回線料金と一緒に払うと、普通に加入するより安く利用できるというサービスが有り、その中でも一番お得なのがスポーツチャンネルのDAZNが格安で見られる「DAZN for Docomo」です。一般的にはDAZNの料金は月額1,750円(税抜・以下同じ)ですが、ドコモの回線と紐付けすることによって月額980円で現在は利用できます。

ただ、ドコモがこのサービスについて2020年10月1日からは、ドコモの回線と紐付けしても月額1,750円に値上げをすることを発表しました。ただし、同年9月30日までに契約すれば解約もしくはドコモの回線を解約しない限り、月額980円をキープできるというキャンペーンを始めています。

実は現在、DAZNの契約は休止しているのですが、ここで改めて再契約するかどうかというのは、今後ドコモの契約をどうするかということにも関わってきてしまうので悩んでしまうのですね。日本の3大キャリアのうち、格安で安定したデータ通信が両立しているサブキャリアを持っているのはソフトバンク(ワイモバイル)とau(UQモバイル)のみで、こちらとしては2年縛りが終わったらすぐにでもこれらどちらかのサブブランドに回線を移すことを考えていたのですが、ドコモに残る選択の中で、特にJリーグファンだったらこの10月からのDAZNの値上げが影響してくることが考えられなくもありません。

ただ、ドコモ回線があるかないかで変わるDAZNの月額の差額は770円とそこまで大きなものではないので、ドコモからワイモバイルやUQモバイルに移った方が月額は770円以上下がる可能性が高いので、今回のドコモの決定はかえって安くスマホを(特にiPhoneSE)使いたい人にとっては、そこまで契約者を引きとめられないのではないかという気がしないでもありません。

あと、DAZN自体のコンテンツについても、いつの間にかMLBが見られなくなっているなど、サッカーが好きな人以外には見るべきコンテンツが少なくなっているような感じもします。個人的にはもっとモータースポーツや卓球・柔道・ウィンタースポーツなど幅広く配信してくれれば契約しようという気にもなるのですが、月額が安いうちにとりあえず登録するような方というのは、とにかく今後もドコモから浮気しないで使い続ける決意を持った人でないと難しいような気がします。

何かこのような事を書いていて、ドコモの行く末が不安になるのは私だけでしょうか。少なくともワイモバイルやUQモバイルに対抗できる料金プランを投入していかないと、日本の携帯電話の料金について知っている人はドコモのエリア自体に興味がある人は除き、流出となってしまうかも知れません。ちなみに、現在使える楽天モバイルの楽天リンクアプリをドコモ回線のMVNOが提供するSIMで使えば、ドコモ本体より安く通話もネットもできるようになるので、その点でもドコモ本体に依存する人の数も限られてきます。といいつつも、長くドコモで回線を使わせていただいている身としては、新しいプランをもう少し期待したい気持ちもあるのですが。


車内のスマホ使用時には充電されているかの確認を

この間出掛けた時、メインスマホをカーナビ代わりにして使っていました。カーナビとしてスマホを使う場合、カーナビアプリの用途的にスマホに何も触らないでいて画面がブラック・アウトしてしまうと困るので、常に高い照度で画面が保たれています。つまり、その際にはかなりスマホの電力消費量が高くなるわけで、ちょっと何か問題が起きると、かなりまずいことになります。

この間は一応行きに目的地までカーナビを使い、改めてスマホのバッテリー残量を見たところ、何と20%台まで下がっていました。充電用のアダプターはかましていたのですが、たまたまシガーソケットに差したアダプターの接触がうまくいっていかなったらしく、充電しないまま長時間画面を明るくしたままスマホを使い続けていたことが原因だったようです。

問題は、その後正しくケーブルを接続し、きちんとスマホ本体の表示で車のシガーソケットから充電していることを確認した上で帰りのカーナビアプリを使っていたのですが、カーナビアプリを使いながらだと現在の電池残量は一応保たれているものの、充電をするところまでの出力が今使っているアダプターにはなかったようです。

今まではある程度スマホの充電が済んでいる状態で使っていたので、高出力(2~2.4A)のアダプターは使っていなかったのですが、車のパンクと同じく何が起こるかわからないので、やはりスマホ充電については一つの方法ではなく複数の対策を考えながらでないと遠出をした先でのトラブルにつながるのではないかとしみじみ思いました。

悪い事に、普段なら持っていく高出力のモバイルバッテリーも車でちょっと出るだけだからと置いてきてしまったので、今回は全ての行程でカーナビアプリを使わず、必要に応じて使うようにして何とかスマホの充電はある程度できるようになりました。これが全く地理的に不案内な場所での場合ではやはりカーナビアプリは常に起動させておきたいところなので、普段から高出力のアダプターを使わなくても良い場合も、いざという時のために高出力アダプターやモバイルバッテリーを用意して使うことも考えておきたいですね。

ちなみに、何回も書いていますがそんな中でタイヤがパンクしてしまい(^^;)、保険会社やJAFからの連絡を待つために音声電話は生かしておかなくてはなりませんでした。私の場合、現状ではスマホではネットのみ、音声通話はガラケー(ガラホ)に分けていたので電話を待つ際にはバッテリーの残量を気にする必要はありませんでした。ただ、今後はガラホを止めて今使っているスマホにデータ通信と音声通話を一元化して二台持ちを止めるというプランも考えていたのです。しかし、今回のような急なトラブルに見舞われた場合、電話が主でネットが補助的に使われることもあると思うので、やはり「ガラケー+スマホ」という二台持ちは崩さずにいた方がいいかなと思いつつ、やはり端末が増えるとわずらわしい事が増えるのでどうしようかなと考えているところです。


やっぱり「スペアタイヤ」は必要だと思ったことについて

突然のパンクトラブルに遭遇し、まずは車を安全なショッピングモールの駐車場に停め、保険会社の事故受付ダイヤルに連絡しました。保険会独自のロードサービスはあるものの、正直どの業者が(保険会社が委託している地方の修理業者の可能性もある)いつやってくるのかわからないということもありますし、ずっとJAF会員だったこともあり保険会社の方からJAFに転送してもらい、内容の打ち合わせを行ないました。ちなみに状況などは先に保険会社の方に伝えてあるので、二重に説明することは無かったです。

ちなみに、保険会社でもJAFでもパンクに対する対応というのは基本的に「スペアタイヤ交換」になります。しかし、今軽自動車やコンパクトカーにはスペアタイヤが付いていない車が少なくないわけで、そうなるとロードサービスでできるのは車の中に入っているパンク修理剤で応急処置をしたり、外から塞ぐことができる程度の穴であれば、簡易的な修理(有料)を行なうか、それとも自宅あるいは修理工場までのレッカー移動を行なうかということになります。

ちなみに、今回の場合パンクしたのが夕方で、JAFの方に現地までの到着時間を伺ったところ、最初は大体2時間くらいと言われ、その時間ではタイヤ専門ショップは閉店してしまうので、最悪の場合はレッカーで自宅駐車場まで運んでもらうことになるのでしょうが、そこからの移動ができなくなってしまうので、翌日には出張での修理かタイヤ交換をお願いすることになってしまってけっこう大変になります。そうなると、高額の請求を覚悟して深夜営業ありのガソリンスタンドに移動してもらうということも考えました。

その後、作業を行なう方から直接連絡が入り、直前の要請がキャンセルになったため当初の予定より一時間早く来てくれることになりました。こちらはそれまでに車中泊用具でいっぱいの荷室をひっくり返し(^^;)、何とか今まで未使用だった応急用タイヤを出して待っていました。

JAF隊員の方はそのタイヤをしばらく調べていましたが、空気は抜けているもののヒビや穴はなく、バルブの状態も良好だということで、パンクしてしまった右前のタイヤを外し、さらに右後のタイヤを外しそのタイヤを右前に移動し、応急用タイヤを右後に付けるという少々手間のかかる作業を行なっていただきました(自車はFFのため、応急用タイヤは後輪に付けた方が安全に走れるのです)。JAFの方が持ってきたジャッキはかなり頑丈そうなものが2つで、過去に何回か自力でタイヤ交換をしたことがある私でも、プロに任せた方が安全で確実であることを改めて実感しました。ちなみに、今回の場合は結果的にスペアタイヤの交換だけで済んだので、料金はかかりませんでした。

今回、もしスペアタイヤがなく、パンクしたタイヤの応急処置だけだと、本格修理やタイヤそのものの交換を行なってくれるタイヤ専門店やガソリンスタンドまで走るのが精一杯だったでしょう。今回は応急用といえども正常に動作するスペアタイヤが装備されていたおかげで、何とか長い距離でも自走して帰宅し、さらに翌日にタイヤショップまでも自走して行くことができました。今考えてもスペアタイヤなしの状態でトラブルに遭遇していたらと思うとぞっとします。

一つの考え方として、スペアタイヤは一度も使われないまま廃棄される率が高いので、タイヤ対策はパンク修理剤で十分だということはあるでしょう。車を買い物くらいにしか使っていないならなおさらです。しかしトラブルは、時間・場所・天候を問わずいつ起こるかわかりません。今回の私よりも悪い状況でトラブルになる可能性も十分にあります。もし自分の車で車中泊旅行を考えているなら、オプションのスペアタイヤの設定があるなら、その追加購入を考えた方がトラブルには強くなると思います。私も最初は現場で途方に暮れかけ、頭の中でガソリンスタンドでタイヤ交換したらいくらになるんだろうとか(^^;)、悪いことばかり考えましたが、スペアタイヤ交換で何とか現状を乗り切れるとわかった時には心底ホッとしました。

あと思ったのは、走行不能になった時にどこに車を停めるかということです。今回はショッピングモールの駐車場だったので、区画の記号を言うことで場所の特定も容易になりましたが、お店の駐車場に停めさせていただく場合にはロードサービスがやってくるまでに時間がかかるので、地下など時間によって閉鎖される可能性のある場所は避けましょう。


何かが起こる前に自動車保険の内容は改めてチェックを

昨日、運の悪いことにちょっと自宅から離れた場所にお出掛けしている時(一応同県内ですがすぐには帰れない距離)、道路上にあった異物を踏んでしまったらしく、大きな音がした後にハンドルが急に重くなりました。

確認したら案の上パンクで(;_;)、とりあえず近くにあったショッピングモールの駐車場に車を置きました。この顛末は改めて他の方にも知っておいた方がいいのではないかという経験になったので改めて紹介する予定ですが、今回は出掛ける前にあった嘘のような本当の話について紹介したいと思います。

先日、このブログで紹介した全国の空き駐車場をスマホアプリから予約できる「akkipa」ですが、登録は無料でできるので一応登録をすることにしたのですが、その際に必要になるのは停めるスペースに置かれた車が自分のものであることを証明するための「ナンバープレートの数字」でした。たまたま先日引っ越した時に住所変更の届けを契約している自動車保険の会社にしていたので、akkipaに登録する前に変更内容の通知がハガキで来ていて、そのハガキの中に今乗っている車のナンバープレートが記載されていたことを思い出し、akkipaの登録をやろうとしたのです。

ただそこで、ちょっとした違和感を覚えました。というのも、保険会社から来たハガキに書かれているナンバープレートの番号は契約時に記載した記憶があるのですが、数字自体は間違っていないものの、数字の並びが違うのではないかと感じてしまったのです。

念のため、実車のナンバープレートを確認したところ、あろうことか間違ったナンバープレートの番号で保険証券に記載されていたのでした。あわてて再度、今度はナンバープレートの数字だけの変更ということで届けを出し、akkipaの方は正しいナンバープレートの番号を確認した上で無料会員登録を済ませました。これがつい先日の話です。

今回、パンクではありますがロードサービスを呼ぶのに、会員になっているJAFに直接連絡するのではなく、まずは保険会社の事故受付サービスの方に連絡した上でJAFに取り次いでもらうという方法を取りました。なぜなら、そのようにした方が、JAFの会員でも有料になるロードサービスの料金を保険会社が出してくれる仕組みがあるのです。これは私の入っている保険会社だけではなく、大手であればJAF+保険会社のロードサービスで手厚い補償が得られるので、だぶって入ること自体がおすすめになります。

ただ、もし私がナンバープレートの誤記に気付いておらず、保険会社に電話をしてしまったとしたら、自車のナンバープレートの番号と契約上のナンバープレートの番号が違うことになってしまうので、簡単に保険会社のサービスが適用にはならなくなる可能性があります。私の場合はたまたま直前になって変更し、車自体もずっと同じ車だったのでもし間違えたままでも何とかなったと思うのですが、危険なのは、車を乗り換えた際に保険会社に届けを出すのを忘れた場合です。

例えば、中古から新車に買い換えた場合、一般的には保険料は車両保険を付けていれば車両価格も高くなり、保険料も上がります。買い替えの際に届けを出していないと、本来払うべき保険料を払っていないわけですから、最悪の場合事故で賠償義務を負っても保険金が出なかったり差額分を減額され、自己負担になってしまうこともあるかも知れません。

私の場合は直前に間違った部分を修正することができたので、保険が使えるか使えないかということは考えずに済みましたが、最近は人を介さなくてもネット上で保険契約をすることができるので、ついうっかり忘れてしまって前の車のままで契約を継続している可能性は0ではないでしょう。本来はそれを確認するのが一年に一回ある満期日なのですが、ネットでは自分でチェックしなければならないので、特にネット上で契約を完結させている方は、十分にご注意下さい。

今回は、改めてパンクの恐しさというものを感じたのですが、この点については、現場で処理にあたる人と、車自体を作って売る人との考えがすれちがっていて、車を便利に利用しているユーザーにそのしわ寄せがやってくるのではないかと思ってしまいました。その点については改めて書かせていただきたいと思います。


ついにサブブランドでもiPhoneSE(第2世代)が発売に

私自身はアップルマークのモバイルグッズは、スマホは使っていないのですが、なぜかというと単に価格が高いからということが原因だったりします。過去には防水でなかったり、おサイフケータイ機能がなかったりしたことが選ばなかった原因だったりもしましたが、今はそうした解消されていて、iPhoneには付いていないワンセグついても、NHKや民放テレビ局のネット経由での見逃し配信や同時配信の方向性が見えてきたことにより、最新のAndroidスマホにも付かないのが普通になりました。

そんな中で、アップルもそれまでの高額なスマホというところから一線を引き、新品でもそれほど高くない価格で一通りの事ができるモデルとして出てきたのがiPhoneSE(第2世代)です。登場から興味深く見守ってきたのですが、ようやく様々なMVNOから端末が販売されるようになってきました。

個人的には大手キャリアのサブブランドとして一定の評価があるソフトバンク系のワイモバイルと、au系のUQモバイルからiPhoneSEが出てきたら本格的に乗り換えを考えてもいいと思っていたのですが、ついにそれが現実のものとなりました。8月27日から販売になるそうです。

UQモバイルでは64GBの他に128GBの本体も販売されます。64GBで3万5640円、128GB版は4万7520円になります。購入時にはスマホプランSとRから選ぶことになるので、これもワイモバイルと同じで、価格差は契約事務手数料の事もあるので、ほとんど変わらないと言っていいでしょう。

ということは、お互いのサブキャリアの電波および癖(ワイモバイルは高速と低速の切り替えができないなど)を理解の上、128GBが安く欲しければUQ、64GBで良ければ自分の好みのキャリアの方から買えばいいということになります。

個人的には現在毎月0円で使っているRakuten UN-LIMITが有料化されても、その時までに自宅が楽天エリアに入っていれば固定回線の代わりとして使う構想があるので、その場合今使っている自宅用の回線は解約し、楽天SIMはモバイルルーターに入れて自宅に置いたままにする予定です。そうなると、モバイル回線用として何を使うかですが、現在使っている低速最大500kbpsのmineoのプランだと、使っているアプリによってはスムーズに動かない(アプリの方で高速なネット環境を要求するため?)ので、最低でも1Mbps出るワイモバイルかUQモバイルの契約を検討しています。問題はその際のスマホをどうするか? ということだったのですが、iPhoneSEで一本化できればそれはそれでいいかなという気もします。

ただ、今使っているドコモのガラホの更新月が年末になるので、それまでに楽天モバイルのエリアを含めて自分が安く高品質な通信をiPhoneSEで使えるようになる環境が整いつつあるのは嬉しいことです。個人的にはワイモバイルでもUQモバイルでもテレビコマーシャルをやっているいわゆる「らくらくスマホ」を通話料無料に惹かれて契約してしまうより、通話は10分定額にしてアイフォンを高齢者に使わせた方が良いのではないかと思っています。ワイモバイルでもUQでもしばらくはiPhone7の販売は続くようですが、長く使うならiPhoneSEが良いと思います。

これを書いている時点で、ドコモが中高年向けのスマホとしてiPhoneSEをすすめるテレビコマーシャルを多く流していますが、今回の事でドコモ回線以外のサブブランドでiPhoneSEを購入すれば、安くしかも快適に使えるというのは大いなる皮肉かも知れません。これから安く便利にiPhoneを使いたい方は、ドコモ以外のサブブランドの利用についても考えてみることをおすすめします。


通帳発行が有料になるのは時代の流れだが

みずほ銀行が、2021年1月から、70歳未満の顧客が新しく口座を開く際に通帳の発行を希望した場合、1冊あたり1100円(税込み)の手数料を取ることを発表しました。通帳発行についてのコストを抑え、スマホやパソコンでのネットバンキングに置き換えていきたいということですが、こうした傾向はこれまでも様々な報道がされる中である当然の流れだと私は考えています。今後は今までが全くの横並びのサービスだった銀行の個人向けのサービスが今回のみずほ銀行の行動を機に変わっていくのか注目されます。

個人的にはもっとスマホで使いやすいネットバンキングの仕組みができてほしいと思っています。というのも、毎月額が違う金額を色々なところに振り込む場合には(通販その他で)銀行へ行って振り込み用紙に記入したりATMに並んで振り込むよりも、ネットで振り込み先を登録しておき、金額だけ変えて一発で口座から送金できればそちらの方がいいです。なおその際、国内への振り込み手数料がネットバンキングからなら手数料が安いとか(できれば無料であるのが好ましいですが(^^;))、そのようなメリットを出した上で紙の通帳を有料化する銀行が現われれば、私はそちらの銀行をメインにすると思います。

当然、手数料無料(回数に制限はあるでしょうが)で利用するためには一定の預金額が必要であったり、口座からの給与振込や公共料金引き落としのような条件が必要とかいうことになるでしょうが、それならそれで、引き落とし先の銀行を変えることも出てくるでしょう。今回のみずほ銀行の動きを受けて、国内の銀行にさらなる競争が起きて、自分にとってベストな使い勝手を持つ銀行が出てきてくれることを逆に期待します。

というか、振り込みとはちょっと違うかも知れませんが、個人への送金であれば現在は電子マネー経由なら手数料はかかりません。もっとも現金として出金するには手数料がかかりますが、常に電子マネーを生活する中で使っているなら、あえて現金化しなくてもいいという状況もあり得ます。例えば、税金の支払がどの電子マネーでも普通にできるようになれば、今後、そうした形で振込先を銀行口座でなく電子マネーの方にという風にするような人々の行動の変化も考えられなくもありません。

そうなると、今の銀行も通帳発行だけでない個人客へのサービスを真剣に考えていかなければ、なかなか銀行も生き残っていくのが難しくなっていくのではないでしょうか。一部の方々にとっては紙の通帳を発行すること自体にコストがかかるというのはショッキングなニュースかも知れませんが、自宅およびモバイルでのネット環境を整備し、家でも外でもネットを自在に使いこなすことの必要性が、今後もより一層顕著になってくることは確かです。ネットバンクや電子マネーを使って、通帳レスでの決済をうまく使いこなせる人なら、銀行の競争に乗じて今よりも便利にお金のやり取りができる可能性もあります。そういったことも含めて、今後の他行の動向についても興味深く見ていければと思っています。


説明書を読まずに使えても使用上の注意は把握すべき

広島県福山市で起こったという、トラックの爆発事故は運転者および搭乗者の方に大きな怪我がなかったということで(運転者一名が軽いやけどだけで済んだそう)、ここでは笑い話のように書くことができますが、それでもトラックのフロントガラスが飛び散ったり、落雷のように大きな音を出したことで周辺の車や人々には大きな迷惑を掛けたことは事実です。ここで、その事故を笑い話そのものとして茶化すのはいけないかと思いますが、今回の爆発までに至る状況というのは、まさにお笑いコントや、ナンセンスなアメリカのギャグアニメにあるような設定そのものであったことは確かでしょう。

その事故は2020年8月19日の午後4時20分頃、まだ外の気温は相当高いだろうと思われる時刻に発生しました。信号待ちをしているトラックの車内はまずい事になっていたようですが、事前のあまりの暑さに、運転手は市販の皮膚にかける冷却スプレーを車内で使用していたようです。状況から見ると車内の窓を閉め切って、エアコンを使っていても冷却スプレーが必要なくらいの車内の状況であったことは間違いないでしょう。

普通なら何てことない状況で、同じように車内の暑さを和らげるために冷却スプレーを使う人は多くいると思います。テレビニュースでは車内の換気をせずに冷却スプレーを使うことの是非について問うようなスタンスのものが私が見た中では多かったようです。しかし、今回の事故はある意味特別な事情が絡んできます。

最初にお笑いコントや、ナンセンスなアメリカのギャグアニメのような事故だと書きましたが、車内にスプレーを撒き散らし多少体のほてりを抑えることに成功し、ほっと一息付いて信号で停まった時に悠々とタバコを取り出し(電子タバコではありませんでした)、そのタバコに火を付けようとしてドカンということですから、普通にこの経緯を見ると古いコントの台本のようにしか思えなかったわけです。

逆に考えると、今回の運転手は20代だったということで、冷却スプレーに限らず一般的なスプレー缶には可燃性ガスが多く使われていることを知らなかったり、その種のガスが充満した中で悠々とタバコを一服しようとして大爆発を起こしてしまうコントもアニメも見たことがなかったのか? という風にも思ってしまいます。

個人的にもコントやアニメが社会生活に役立つようなものだとは思っていませんが、その中で繰り広げられるバカバカしい行為に大笑いしながら、無茶をしたら本当にコントやアニメのようになってしまって、作り物のコントやアニメと違って、自分の命が無くなってしまうなど本当に洒落にならなくなることくらいはわかった上で、番組を楽しんでいました。今回のドライバーがどのような危機意識を持って冷却スプレーを使っていたのかはわかりませんが、少なくともタバコを吸うためにライターを持ち歩いているなら、引火して爆発するようなものを扱う場合にはそれなりの注意をすべきですし、同じような危険因子として、アルコールが入った消毒液を車内に置きっぱなしにした場合、もしライターの火が容器に引火した場合、今回のような軽い状況では済まないくらいに燃え広がる危険性があります。

キャンプ趣味の方でしたら消毒用のアルコールだけではなく燃料用のアルコールは更に危ないですし、液体燃料で言うとホワイトガソリンやガソリン携行缶に燃料を入れっぱなしにして放置するなんてことは止めた方がいいです。特にガソリンは爆発的に燃えるので、自分だけではなく周辺にいる人にも大きな被害を与えてしまいます。物語ならどんな大規模な爆発をしても人的な被害は出ないように脚本を書けますが、現実は違います。火を日常的に使うなら、せめてスプレー缶の表示や説明書を読み、使用上の注意を把握した上で使用しないと、また同じような笑えない事故が起こる可能性もありますので、十分にご注意下さい。