北海道での鉄道事故は、トンネル内で列車が火災を起こしたにも関わらず、最後まで乗務員からその告知はなく、乗客は乗務員が列車内に留まるよう指示を出したのを振り払うようにして逃げたことにより死者が出なかったとのこと。現場での状況がニュースの拾い読みだけではわからないので、ニュースを読んだだけで鉄道会社を批判するつもりはありませんが、改めて自分がそんな状況に陥ったらどうするだろうと思います。
今回の事故ではトンネルの中は真っ暗で、何も見えなかったということですが、車で旅をしていて遭遇するであろう車道では、避難誘導灯および非常口への距離表示があります。安全なところに車を停めて、徒歩で逃げるようになると思いますが、今回のように煙が充満した中で無事に非常口にたどり着けるのかどうか。
そういう意味でもいざという時にすぐ使える強力なライトの用意というのは改めて必要だなと感じた次第です。このブログでも何回か照明器具については紹介していますが、ヘッドランプが出せればそれを装着して進むようになるかと思いますが、出しやすいところにしまっておいたにしても、パニック状況になってしまった場合、しまった場所から出す余裕もないことも考えられます。車を捨てて逃げるような極限状況の場合、キーは付けたままにしておくことは鉄則ですが、私の場合はキーホルダーにGENTOSのGTR-141Tが付いているので、いざという時にはキーホルダーから外して使うことができます。
ただ、そうした用意がない場合にも使えるLEDライトがあるかも知れません。皆さんの持っている携帯電話やスマートフォンにカメラがあると思いますが、暗闇で写真を撮るためにフラッシュではなくその場を明るく照らすためのLEDライトが付いている機種が多く存在しています。懐中電灯と違って点灯させてもすぐに消えてしまうのですが、それでも、暗闇で文字が読める程度には照らすことができるようになっていると思います。
私の使っているGalaxy Tabにもこのライトがあり、このライトを点灯させるためだけのアプリ「Flashlight」を入れていざという時(用意していたミニライトが電池切れで使えなくなってしまった時など)に備えています。多くの方はスマートフォンや携帯電話を身に付けていると思いますので、ご自分の端末にライトが付いている場合にはライトを点灯させるまでの手順の確認をしておけば、本当にいざという時に役に立つと思います。今後携帯電話の機種変更を考えられている方についても、ライトが付いているものにしておいた方が安心だと私は思います。いざという時への準備というのは、一つだけしか用意しておくだけだと、それが使えなくなった場合に大変困ります。あえてたくさんのものを用意する必要はないとは思いますが、今持っているもので代替が利くものがあるのなら、積極的に導入していざという時に備えておきましょう。