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ガラケーやガラホに関する紹介です

年賀状の時期だからこそ連絡する可能性のある人の連絡先を漏らさないよう気を付けよう

今月末に車が車検を迎えるので、今までは自分で交換できる部品を交換してきましたが、準備が整ったので毎回車検の時にお世話になっている整備工場に電話をしようとしました。が、ここで想定外な事が起こってしまいました。

というのも、整備工場の方の電話番号を控えてあるつもりだったのですが、何せ今回は新型コロナ関連の活動自粛により相当車に乗る機会が減ってしまったので、車の不具合が出なかったこともあって、連絡するのはほぼ2年ぶりということになっていました。私の場合、電話帳はGoogleの連絡先で管理しているつもりだったのですが、よく考えてみると前回は電話だけはスマホでなくガラケーを使っていて、ガラケーでのやり取りの中で電話番号を入力していたのですが、スマホでないガラケーの場合には入力し終えたデータはきちんと管理しないと他の端末で共有できないということを忘れていたのでした。

というわけで、あわてて以前使っていたガラケーを探し出して、そこから整備工場の方の電話番号を見付け、無事に車検の予約を取ることができました。もし、以前使っていたガラケーを処分してしまっていたら、別の方法で連絡先を探さなくてはいけなくなったことを考えると、無事に連絡先を知ることができてほっとしました。

例年、11月になるとそろそろ年賀状を書くという方については、毎年の年賀状のあて名書きをするための、今年のお世話になった方の住所録を作ることになると思うのですが、私の場合はそれでも、このように連絡が必要になる方の連絡先を無くしてしまうところでしたので、皆さんも十分に注意してほしいと思います。

普段ほとんど連絡しなくても、年またぎで連絡する事のある人は住所録に残っているでしょうか。改めてそれを年一回確認することで、連絡先を失くすようなトラブルとは無縁になるのではないかと思います。

私の場合は少し前まで、あえて電話専用にガラケーを使っていたからこその連絡先落としだったのですが、他のケースでも一回電話を掛けてそれで終わりかと思っていたら、もう一度連絡する用事ができたものの、電話番号を登録していなかったため、改めて電話番号を調べ直す必要ができてしまったというようなパターンもあると思います。どちらにしても今の時期は連絡先の整理をするには良い時期だと思いますので、必要な連絡先が自分が今メインで使っているスマホの中にきちんと入っているかということを確かめてみてはいかがでしょうか。

携帯電話ショップの中を見て改めて感じる幅広いスマホについての知識の必要性

昨日は、自分の契約とは関係ないのですが、とあるキャリア系携帯電話ショップに行ってきました。ちなみに、今のスマホ関係のお店は基本的には予約制になっているので、中に入っても店員さんに何かを聞かれるわけでもなく、今回は知り合いの方のご高齢の親族の方がガラケーを折ってしまったということで、現在入手できるガラホ(外見はガラケーそのものですが、4G対応でネット接続も可能な端末)に関するパンフレットをもらってきました。一応お店の中にもガラホが展示されているコーナーはあって、主に電話を中心とした使い方をする人にはまだまだ需要はあるようです。

その前に行った家電量販店の携帯電話コーナーでは、お目当てのキャリアの総合パンフレットすら置いていなかったのですが、さすが専門店だけあって総合パンフレットだけでなく、特定のガラホについては単体のカタログも置いてありましたのでそれを入手しました。ただ、機種変更の場合は恐らくそのガラホを使う方が使うであろういわゆる「らくらくケータイ」の値段が5万円くらいするのですね。これにはびっくりしますが、まずは機種変更と同時に使っているSIMカードをnanoSIMに変えてもらわないと、中古で多く出ている以前の価格がこなれてきたガラホを非常用として用意することすらできないので、さすがに知人にSIMカードだけを持たせてサイズ変更をいきなり言い出すのもかなり不自然ですし、新しいガラホがなければどうしようもないので、この辺の負担は仕方がないと思います。

今回、お店に訪れて変わったなと思ったことは、これも予約制であると思うのですが、お昼休みの時間でもこのショップを利用しているキャリアユーザーのために「スマホ講座」のような事が行なわれているということです。今までガラケーで通して来た人がキャリアがおすすめするままにシンプルスマホに代え、その使い方を教わりながらショップにとっての上客になってくれるようにと言ったらかなりえげつない話ではありますが、結局はそういうことなのだろうと思います。

個人的にはご本人にスマホを使いたいという意志がある場合は、こうしたお店の利益を考えた催しにも積極的に参加し、そのノウハウを学ぶことは重要だと思います。ただ、お店のやることをそのまま受け入れているだけだと、スマホの使い方のノウハウは覚えても、通信費の節約とかの方向には進んでいきませんので、やはり自分の入っているキャリアではなく別にお金を掛けてアドバイスをしてくれるような各キャリアから距離を置いたパソコン教室などの業者からスマホの使い方を学ぶという考え方が必要になる場合もあると思います。以前、政府がそうした場所を作るということを言っていたことがあったかと思いますが、あまり露骨にやると大手キャリアから営業妨害だと言われかねないので、その辺は難しいと思いますが。

昨日紹介して、すでに申し込んでしまったラインモバイルのLINEMOなどは、こうした販売手法とは趣を全く異にし、契約者が自らネット経由で申し込みをしないと申し込めません。逆にそうした事をユーザーが行なうことによって、通信費が劇的に下がるわけなので様々なスマホ・ガラホ用のプランについて知っているのかいないかが、毎月の通信費をどれだけディスカウントできるかの鍵になります。

話は最初に戻りますが、今回パンフレットを取りに行った知り合いの方は、利用する親族がご高齢で自分からお店に行ったり意志を伝えるのが難しいので、携帯の名義を自分に変えたいということを言っていました。そうなれば、時期を見てこちらでキャリアからの離脱および現在の使い勝手を変えないでキャリアよりも相当安くなる料金プランを提案し、それを知り合いの方で実行してもらって、出来上がった格安ガラホをご親族にそれとは知らないまま使ってもらうことも可能になります。もし、自分の親御さんや祖父母の方のスマホやガラホについて考えなければならない場合には、先に自分の名義に変えてしまうことで、自由な選択を好きな時(新しい画期的なプランは突然出てきますので)、前の契約から変えられ、それが通信費の節約につながってきますので、単に代理で手続きするだけではない事も考えてみた方が良いかも知れません。

ガラホや固定電話と比べた場合のスマホの有利な点は機能を進化させられること

過去のブログでも書いてきましたが、私自身今まで外での通話用にはスマホではなく折りたたみ式のガラケータイプの端末を使い続けてきました。改めて先月あたりから一台のスマホを通話専用機として使っているのですが、そのメリットというものも徐々にわかってきたような気がします。

というのも、昨日そのスマホに知人以外からの初めての着信があったのです。今までのガラホの場合はガラケーと同じように、電話帳に登録していない番号からの電話というのは単なる電話番号の羅列でしか来ないので、その電話が受ける必要があるのか、単なる迷惑電話か(最近は迷惑電話ではないものの、世論調査の自動音声による迷惑まがいの電話も多くなっています)を判断することができません。そんなわけで、相手のわからない電話にはその場では出ないで、改めてスマホでその番号を入力してネット検索を掛け、掛け直す必要のある相手だったらこちらから掛け、受けても問題ないと思われる番号からもう一度かかってきたら、その際にはすぐに電話を取るようにしていました。しかし、この流れがスマホになってから変わってきたのです。

スマホがガラケーと決定的に違うのは、アプリを導入すれば新しい機能が増えることだと思うのですが、今回通話専用スマホを作るについて、事前に一つの電話関連アプリを導入していました。それが迷惑電話対策の「電話帳ナビ」というアプリです。この種のアプリは色々あるのでこのアプリが一番いいのかというと疑問の点もありますが、今回は着信で電話帳に登録していない番号で、しかもフリーダイヤルから電話がかかってきたので、この電話に出るかどうかは対策アプリがその番号をきちんと分析できるかが鍵になりました。

着信音が鳴って画面を見ると、「通販」という文字が最初に目に付いて、一体何だろうと思ってじっくり表示を見たら、自分で登録していない電話番号にも関わらずその正体がわかりました。それは、前日に注文をしたネットショップの電話番号だったのです。

この業者は、発送前に連絡事項がある場合にはメール(ショートメールを含む)ではなく直接登録した電話番号に電話を掛けてくるのです。電話の内容は、こちらの方が荷物の時間指定を忘れており、その確認の電話でした。今までだといったん電話に出ないで調べた上でこちらから掛け直すので、手間も時間もかかってしまっていたのですが、これくらいの事でも、やはりスマホのアプリの威力というものを感じざるを得ませんでした。

このような事は、固定電話で行なう場合は「トビラフォン」という電話機と回線(インターネット回線用もあり)を繋ぐ機械を導入すると、本体が1万円強、情報更新料は1年目は無料ですが2年目以降は年間5,280円(税込価格・電話回線に接続するタイプの場合)かかるそうです。また、トビラフォン利用には「ナンバーディスプレイ」機能への加入が必要になるので、全く発信しなくてもそれなりの費用がかかります。

私のスマホの場合は、迷惑電話対策アプリについては今のところ無料版を使っているので精度が高くない可能性はありますが(最新の詐欺電話情報が遅れる?)、それでも情報が表示されない番号については出なければいいだけなので、利用料を全く掛けることなく迷惑電話対策をして事前に相手のだいたいの状況がわかった上で電話に出ることができます。

結局のところ、巷にあふれているアプリをスマホに追加することで、新たな機能が今使っているスマホにプラスさせることができるという基本的なスマホの特徴を改めて確認することになりました。購入時のままスマホをガラケーのように使っている方もそれなりにいるとは思いますが、アプリを追加してこそのスマホということを考えて、多くの人が便利に使いこなせるようになって欲しいものです。

3Gガラケー終了でフィーチャーフォンが使えなくなる? というのは誤解に近い

新型コロナウイルスの大規模会場における予約が電話予約はなしでネット予約限定ということもあり、デジタルガジェットを使いこなせなかったり、あえて使わない人に焦点を当てた「ガラケー」についてのニュースがそうした意図のもとで出てきているような気がしています。

たまたまネットで見た文春オンラインの記事では「ガラケーサービス終了に抗議する愛用者の「言い分」」という記事の中で「NTTドコモは2026年、auは2022年、ソフトバンクは2024年までしかガラケーを使えない」という内容がありましたが、これはこれで事実ではあるものの、天下の文春が読者を混乱させるような内容をそのまま出していることには疑問があります。

ここで言う「ガラケー」というのは3Gという通信方式を使用する携帯電話のことだと思われ、最先端の通信方式である5Gの範囲を広げるためということもあり、3Gを廃止するということはその分を現状で多く使われている4Gや5Gに代替させるということであり、決して「折りたたみ式で物理ボタンのある携帯電話」が終焉を向かえるということではありません。

私自身の事で言えば、音声通話の品質が高いことでサービス開始以来使ってきたPHSのサービスが終焉を迎える中で、3Gのガラケーよりも通話品質が良いVoLTEという仕組みを使える4G対応のフィーチャーフォンである「ガラホ」に機種変更し、現在も使っています。

この「ガラホ」は、4Gというまだまだ終了する心配のない通信方式を使っているだけでなく、OSに非iPhoneのスマホで多く採用されているAndroid OSが使われていて、ガラケーのように通信方式が大手通信会社だけでなく、MVNOと言われる大手の回線を安く提供する会社の通信設定を入力して使えるということがあります。

私の場合、ドコモでかつて契約したSH-01JというガラホのSIMロックを念のため解除し、同じドコモの回線を借りて音声もデータ通信も安く提供している日本通信のSIMを入れて使っています。小さい画面のガラホなので大したことはできませんが、本体のウェブブラウザを使ってのネット検索や、同じくブラウザ上からのメールの読み書きぐらいはできます。残念ながらLINEをはじめとするGoogle Playを利用してのアプリを使うことはできませんが、最低限のネット利用はガラホ本体だけでも利用可能です。

もっとも、私のガラホはWi-FiでもBluetoothでも、USB経由のテザリングでも利用可能なので、それこそahamoのSIMを入れて使っても、パソコンやタブレットの外での通信手段としても使うことは物理的には可能です(実際に試していないので、ahamoでは使えない可能性はありますが、現状で使っている日本通信の4Gの使えるSIMではテザリングも使えます)。

このガラホは当然ながら電池パック使用で、先日予備用の電池を買ったばかりなので、ドコモが3Gを廃止して多くのガラケーが使えなくなる2026年以降にも十分使えるでしょう。心配なのは5Gから6Gへと通信手段の主流が移っていく中で4Gが使えなくなった時にどうするかということなのですが、そこについては大手キャリアが5G対応のシニア向けのガラホ(らくらくホンのようなシリーズ)を出せば、それを中古あたりで手に入れることで、物理的ダイヤルボタンから発信できる環境は保てることになりますが、そこはまだ未来の話なので、心の隅に置いておくくらいでいい事だと思います。

現状で、もう少しフィーチャーフォンを使い続けたいと思う方は、今なら中古で程度の良い4Gの使えるガラホを購入し、携帯ショップでそのガラホに入るSIMカードへの交換(3GのままnanoSIMに私は代えてもらったこともあります)は可能だと思います。3G停波になった時点で4Gのプランに変えてもいいでしょうし、いっそのことドコモを解約してMVNOのSIM(4Gや5G対応)に入れ替えてガラホを使い続けていくというのも良いと思います。

最初に紹介した文春オンラインの記事では、取材された方の一人の「ガラケーのサービスが終わるなら、私はもう携帯を持つこと自体をやめる」という言葉が紹介されていましたが、ガラケーのサービスが終わってもガラホに乗り変えれば同じように携帯電話を使えるということを取材者に紹介しない(?)ような記事のまとめ方になっているのは、裏でしっかりと情報を伝えていたとしても、読む方にとってはそうした経緯がわからないわけですから、さらなるフィーチャーフォン離れを加速させる可能性もあります。どうしてもガラケーの使い勝手を使い続けたい方は、まずは4GのSIMを入れても使える「ガラホ」をまずは手に入れることから始めましょう。

通話をするならやはりスマホよりガラケーは必要? 電池トラブルはスペアバッテリーで解決

普段は使わなくても、必要になると結構長電話をするような状況に私があるので、現在はスマホとガラケー(実際にはガラホ)との二台持ちを行なっています。今回、ガラケーの方にちょっとしたトラブルがありましたので、その報告および、いざという時の事も考えた備えという点についても書いてみようと思います。

今使っているガラケーはAndroid OSが入った折りたたみ携帯のドコモSH-01Jなのですが、先日晴れてドコモ本家から日本通信のかけ放題プランに変更しました。日本通信のかけ放題は番号の前にプレフィックス番号を付けなくても良いので、アプリの入らないガラケーでもかけ放題を使うことができます。そのSH-01Jが、前日にいつも点灯しない赤のLED(本体の電池容量が少ないと赤になり充電されると緑になる)が付いていて、翌朝確認したところさらに電池が少なくなっていて、持ち出せないほどの容量になってしまっていました。

一瞬端末の故障か電池がだめになったかという風に考えたのですが、最近は充電台に乗せていたのですが、その接触の関係で充電されなかった上、何らかのアプリかの影響で普段ではあまりない状態が起き、著しく電池を消耗していたようでした。

最近のスマホは電池が内蔵されているものがほとんどで、今回のガラケーのように電池パック式ではないため、同じような症状が出て、しっかり充電用のケーブルが接続していることを確認しても電池容量が回復しなかった場合、本体が悪いのか電池が悪いのかというのは修理に出してみないとわからないところがあります。今回の場合は、いったん電池パックを取り外した上で接点を綺麗にし、改めて電池をセットしてから充電を再度行なったところ容量は元に戻り、ほっとしたのですが、今後の事を考えて行なったことがあります。

それは、電池パックの予備を購入することで、今使っているものは以前購入した時に付いてきたものが熱で膨らんでしまったので、ドコモオンラインショップ経由で購入した純正品なのです。それはそのまま使うとしてネットで調べたところ、昔デジカメの互換バッテリーでお世話になったロワジャパンに同型の電池パック(互換)が安く売っていたので、まだ新品の取扱いがあるうちに予備を買っておこうと思い、互換バッテリーの方を購入しました。

一応日本通信のSIMプランは3GBまで通信も可能なので、使おうと思えばガラホをモバイルルーターのように使うことも可能です。ただそういう使い方をすると電池の消耗が激しくなるので、やはりスペアバッテリーはあるにこしたことはありません。

世の中は、もはやガラケーは全てスマホに乗り換えるべきものという風潮がありますが、今まともなスマホで電池パックを自分で交換できるものはほとんどないと思います。そういう意味でも、通話を主にする人についてはまだまだガラケーは使えるでしょうし、今回たまたまこうしたトラブルに見舞われたことで、いざという時の備えができるようになったといい風に考えるようにします。

ちなみに、電池パックでなく本体が急に使えなくなった場合は、今使っているスマホがSIMカードを2枚入れて同時に使えるので、通話とデータ通信で利用するSIMを分けて使うことができるので、新たに端末を手に入れるまでは緊急避難的に台数を減らしてでも利用することは可能です。しかし、以前契約していたドコモのケータイプランでは、ドコモのガラケー・ガラホ以外の端末にSIMを入れて電源を入れた状態で、月の基本料が500円上がってしまっていました。

これは、ドコモがスマホ用・ガラケー用プランを料金別に分けているためなのですが(500円の差はスマホの基本料に合わすようになっているため)、ちょっと納得しがたいところがありました。今回改めてこうしたトラブルに遭遇したことで、大手キャリアにはまだ完全にはなくならないであろうガラケーユーザーのためのプラン整備をお願いしたいと思うところです。

現状では、ガラホ本体での簡単なネット・メール利用と通話が主だったら日本通信のデータ通信料を3GBに抑えたプランの方がドコモよりガラケーにはおすすめです。ニッチな用途ではありますが、いわゆる「らくらくホン」的なガラホをシムフリーでメーカーが出せば、一定の用途はあるように思うのですが。

ガラケー・ガラホを今後使い続けることの難しさ

現在、私が大手三大キャリアで契約しているのはドコモのみで、2回線あるのですがそのどちらもガラホ(ガラケーの一種で基本ソフトにAndroidが入っているもののGoogle Playは利用できない)での契約です。

まだ自分の中で確実に決めているわけではないのですが、メイン回線(通話用)の番号をRakuten UN-LIMITにMNPし、電話番号はドコモMVNOのOCNモバイルONEを入れたスマホで運用(Rakuten UN-LIMITの場合は、電話番号が入ったSIMを入れなくても専用アプリの楽天LINKが入っている端末に電話番号を紐付けて通話が可能です)するつもりです。この方法だとそのまま楽天SIMを入れてデータと電話を利用するよりも、通話の安定感はドコモのエリアで利用できるのでちゃんとあり、楽天本体のシステムトラブルがない限りは移行しても大丈夫ではないかと思っています。

しかし、このやり方を利用するためには、現状ではiPhoneは対応しておらず(楽天linkアプリがないためで、データ通信利用なら可)、Google Playが使えない私の持っているガラホでも、そもそもアプリをガラホで利用できるのかすらわからず、使えたとしても将来的に起こるアプリのアップデートに手動で対応しなければならないので、Rakuten UN-LIMITの通話用としてガラホを使うのはほぼ不可能だと思います。

ただ、普通のガラケーは通話・SMS用にしか使えないものの、手持ちのSH-01Jはドコモ系のデータSIMを使えば、アクセスポイントを設定して本体でのネット利用やテザリング(USB・Wi-Fi・Bluetoothとも)でのネット利用が可能なので、今回ちょっと試してみたいことがあり、それを実行してみました。

実はスマホだけでなくガラホでもドコモ以外のSIMカードが使える可能性があるSIMロック解除ができるのです。現在はドコモショップは時間を短縮して営業していますが、dポイント用のIDでログインすることで、ネット上からSIMロック解除の手続きができるのです。

具体的なイメージがわかないかも知れませんが、自局番号のSMSに届くセキュリティコードをパソコン上で入力しつつドコモのホームページ上から手続きを行なうと、「SIMロック解除コード」なる数字が送られてきます。ガラホに入っているSIMカードをドコモ系以外のものに入れ替えて改めて電源を入れると「SIMロック解除コード」の入力画面になるので、そこでコードを入力すると無事にSIMロックは解除され、他社のSIMカードが入った状態でガラホの様々なメニュー操作ができるようになります。

そこで試したのが、果たしてガラホにRakuten UN-LIMITのSIMを入れて楽天のエリアで使えるようになるのかということです。Rakuten UN-LIMITのSIMを入れてデータ通信だけでも利用可能になるのはバンド3と18(または26)に対応していることが必要だと言われているのですが、実際に試してみたところアクセスポイントの設定をしてもアンテナは立たず「×」印になり、改めて仕様書を見たところSH-01Jはバンド1と19に対応しているだけなので、SIMロックを解除してもRakuten UN-LIMITでの利用は無理なようです。

こうなると、将来的には通話のみの用途や、モバイルルーターやスマホからのテザリングをして単体でのネット利用を3Gの電波が停波するまで使うという感じになってきてしまいます(SH-01Jは3GのFOMAプラスエリアは利用できます)。

ちなみに、最初に書いた私の持っているドコモの2回線というのは主回線は4Gですが、サブ回線はまだ3G回線をわざわざnanoSIMに変えて持っているので、こちらの方をドコモで維持しつつ(SMSも利用できる無料通話が最大3,000円分付いて月額千円ほど)、Rakuten UN-LIMITのシステムがダウンした時に備えてのサブとしてしばらく維持しながら、ドコモが3G回線利用者にどのような移行プランを持ってくるのかを期待して待つのもいいかなと思っています。

ただ、そこで出てきた移行プランはガラケーやガラホでは使えないと思うので、そうなると新たな「ガラケーっぽいスマホ」のような新端末を待つか、完全にガラホを無くして完全にスマホの世の中になってしまうのか、3G終了時の日本はどうなっているのかが気になります。個人的には電話を掛ける際に物理的なボタンを押して通話できるというのは、けっこう有難く、文字の片手入力も「ベル打ち」ができるので小型のスマホにキーボードを付けて折りたたみ端末の形式でどこかが新しい小型スマホを出してくれないかなと思っているのですが。

ガラホなら5分かけ放題でも安心なアプリが使える

昨日このブログで書かせていただいたたように、現在の日本でガラケーやガラホユーザーは虐げられていると感じざるを得ません。ガラケーを使い続けている方は現在5Gのサービスが始まった中で、近い将来における買い替えは仕方ありませんが、4GによるVoLTEが使え、さらにシステムにAndroidが使われたガラホまで利用に制限がかかってしまうというのは、固定電話が徐々に姿を消していく時期と同じくらいで消えてしまわないかと思えるほど、個人的には寂しいものがあります。

私の場合、ドコモのSH-01Jというガラホを現在使っているのですが、発売時にはかなりインパクトのあったLINEアプリがプリインストールされていたり、おサイフケータイでもモバイルSuicaが使えたというメリットがすでにゆらぎつつあります。SH-01Jではログインを伴うモバイルSuicaは2020年12月には使えなくなり、私がガラホを止めるべきなのか考えてしまった原因にもなりました。ただし、SH-01Jでは新たにコンビニATMなどを利用して現金によるチャージをして交通機関の乗車に使うことはできるのでまだましでしょう(後継機ではモバイルSuica自体が使えなくなっています)。

さらに、LINEアプリについてもプッシュ通知ができなくなるという、もはや単体でガラホを使う場合は、基本的なメールやウェブ利用くらいしか使えなくなったという感じがあります。ドコモのガラホ用の料金プランは、現状では通話のみという形での契約はできなくなっていて、高速クーポンが100MBというかなり限定されたデータ通信がセットになったプランを出している割には、ガラホでのインターネット接続にともなった利用については冷遇されている感じがします。

せめてAndroidが乗っているならGoogle Playからアプリが本体でインストールできるようになれば、アプリからネットを利用するなど使い勝手もアップするのにと思うのですが、その辺もあまり期待できそうにありません。

過去にこのブログでは、SH-01Jに非公式な方法ではありますが、「ESファイルエクスプローラー」というアプリを使って、スマホからアプリを送信してインストールする方法を紹介したことがありましたが、現在ではその「ESファイルエクスプローラー」がGoogle Playから削除されてしまったようで、今後新たにSH-01Jを入手し、手持ちのスマホからアプリをインストールすることが難しくなっているということもあります。

元々この方法はイレギュラーな方法だったので、一つの方法が塞がれてしまうというのは仕方のないところだと思うのですが、ネット上ではガラホに送ってクリックするとアプリをインストールできる「apkファイル」を提供しているサイトはあるにはあります。しかしそうしたサイトを経由してガラホにアプリをインストールした場合、誰がどんなファイルをアップしているかわからず、安全性の検査もされていないと思われるので、どうしても危険を伴うことになり、個人的には全くおすすめできないのですが、ガラホを便利に使うためにはどうしてもその禁断の誘惑には耐えられない人も出てきてしまうでしょう。

私の場合は今までもこれからも、ガラホでネット接続をするケースというのはほとんどなく、通話を基本的にするだけなのですが、来月から「通話無制限」を「5分限定かけ放題」に変更するにあたり、新たにインストールすべきアプリがあったので、現在Google Playからインストールできる「Astroファイルマネージャー」というアプリの本体内アプリ(スマホにインストールしたアプリ)のアプリバックアップ機能を使ってapkファイルを取り出し、それをデータ移動(スマホ本体にあるapkファイルをSDカードにコピー)して何とかSH-01Jにインストールしたのが「通話時間タイマー」というアプリです。

このアプリはこちらから電話を掛けた際、指定した時間を経過すると本体をバイブさせて知らせたり、さらにその後で指定した時間で回線を切ってくれる機能があります。ここまで書けばおわかりでしょうが、5分定額なら通話時間が4分経過ぐらいでまず通知があり、5分になる前に回線を切ってくれるので、アプリが正常に動作していれば定額料金の範囲で通話ができるということになります。

このアプリは普通にスマホにインストールでき、プレフィックス電話用の専用通話アプリでも動作するので、かなりの方々が便利に使っているのではないかと思うのですが、ガラホでもこのアプリが使えれば、私の契約内容の場合4分経過時点で先方にもうすぐ切れる旨を伝え、改めて楽天モバイルのSIMが入ったスマホから時間無制限で話の続きを気がねなくできるようになりそうです。

このように、一般的な「ガラケー」ではできないものの、Android OSが基本ソフトとして入っているガラホなら、ぱっと見では普通のガラケーとしか見られない二つ折りでキーパッドがある携帯電話で、まだまだ色々な事ができる余地があるわけです。モバイルSuicaやLINEの機能縮小は残念ですが、まだまだインストールするアプリを工夫すれば使えると思いますので、今後もガラホで便利に使えそうなアプリを探していきたいと思っています。

「NichePhone-S」はスペックをよく見て購入するのが吉

私のページの中でもつい書くことが長くなってしまったシリーズの一つがドコモのガラホ「SH-01J」の解説ページということもあり、通話を主に使うための安く買えるガラケーが欲しいという方のニーズは一定数はあるということが理解できるわけですが、以前クラウドファンディングで資金を集め、出資者に安く手に入るように提供された通話専用のクレジットカード大という小型の電話機「NichePhone-S」がありました。その電話機何と11月10日から家電量販店でも税抜価格9,980円で売られるということで、改めてその内容について調べてみました。

大きさはほぼ90×50×6.5(mm)というクレジットカードサイズで重さは38グラムということで、以前PHSで出ていたフリスク大の通話専用のマシンよりはボタンも大きく電話がしやすそうです(^^)。SIMフリーの端末なので購入時に特定の通信業者との契約は必要ないというのが大きな特徴ですが、使えるSIMはドコモ系とソフトバンク系のSIM(nanoSIM)にしか対応していませんので、auのガラケーを使っている方は差し替えて使えませんのでご注意下さい。

というのも、このNichePhone-SはLTE(4G)対応ではなく、3G専用なので、3Gを捨てて4Gに移行しているauでは使えないということになります。さらに、この電話機で使えるバンドもBand1のみということで、プラチナバンドやFOMAプラスエリアでの利用はできません。通話専用の電話機として使いたい場合を考えると、ドコモやソフトバンクのガラケーを中古白ロムで購入した方が、より広範囲のエリアをカバーする通話専用機として使えるようになるので、日本全国どこでも使いたいというニーズには合わないことはしっかり把握しておいた方がいいでしょう。

あと、基本的な機能としては電話帳は名前と電話番号だけで約500件で、SIMに入っている電話帳はそのまま表示できるとのこと。常にSIMカードに入っている電話帳のみ使っている方なら、そのまま使ってSIM内部の電話帳を表示させるだけで足りますが、すでにそれ以上の電話帳をガラケーやスマホで使っている方には電話帳の移行が必要です。その場合の移行について何とかならないかと本体説明書の記述を見てみると、赤外線ポートはないようなので、残念ながら赤外線を使ってのデータのやり取りは諦めた方がいいでしょう。

ただ、電話帳を移行することができそうな方法として、BluetoothのOPPというプロファイルは搭載されているようなので(その他は音楽再生やヘッドセット用のプロファイルのみ)、ガラケーやスマホの機能や、アプリで電話帳のデータを送信することができるなら、ペアリングをしてデータ通信をすれば、電話帳を移行可能かも知れません。この文章は実際に本体を入手していない段階で書いているので、実際の端末で試すと違った結果が出るかも知れませんが、NichePhone-Sを本格的に通話に使うなら、少なくとも今までの電話帳が移動できるように、Bluetoothを使って電話帳データを送信することのできるハードが必要になるということを覚えておきましょう。

充電には本体につなぐDCプラグが付いているので本体の端子と接続した上でUSBケーブルでの充電になり、防水はありません。ACアダプタは付いていないようですが汎用のものを流用すれば大丈夫でしょう。できれば本体に付けるDCプラグについては、自宅用と持ち出すための外出用の2つがあった方がいいかも知れません。本体での通話以外にも活用できそうな利用法があるからです。

その機能的な特徴としてはAndroid4.2ベースのシステムが入っているということもあるのか、Wi-Fiによるインターネットのテザリング機能があります(本体でのネット接続はできません)。ただ、本体の小ささというのは搭載する電池も小さく、長くテザリングすると通話に影響が出る可能性がありますので、いざという時に外で充電できるようなDCプラグの予備が必要になってくる可能性があります。

その他の特徴として、本体では電話およびメールは電話番号を入れてメールするSMSのみが使えるようになっています。ミニマム構成ということで仕方のないところはありますが、あと使えるものとして本体に音声を録音できるICレコーダー機能と、5曲までならMP3ファイルを本体にコピーして聴くことができるようになっていますが、個人的にはいざという時の事を考えてICレコーダーとして使われる方がいいのではないかと思います(^^)。

http://futuremodel.co.jp/product_list/FmProduct_list/Niche_Phone.html

ちなみに、ここまでは上記リンクの公式ベージを見ながら書かせていただいたのですが、SIMフリーで新品の端末ということになると、小さく作ることが大変ということもあるますし、約1万円という価格もさもありなんという感じです。最初に書いたように通話可能エリアに不満があるような場合は多少大きくなっても二つ折りのガラケーやガラホにした方がいい方もいるでしょう。

逆に考えると複数の用途に使うといってもWi-Fiがどうしても使えない時の緊急避難用として、いざという時にはデータ専用のSIMと入れ替えて使うという方法も使えるかと思います。ただし、本体が3GのBand1しか使えないということで、この点がネックになってしまう方もいるかも知れません。クレジットカード大のガラケーということで、人に見せたいと思って買ってしまう方もいるかも知れませんが(^^)、その後どこまで使うのかをしっかり考えた上で使わないと後でしまったと思うかも知れませんので、その場の雰囲気に流されないで、本当に必要だと思ったら買うのがいいと思います。

シャープ ドコモSH-01J その16 セルスタンバイ問題について思うこと

ガラホにどのSIMを入れて使うかということは、MVNOのSIMが使えるようになったことでかなりのバリエーションがあります。中古白ロムでSH-01Jを購入されたような場合、もし本体のバージョンアップの済んだ状態のものを入手できたならば、今までモバイルルーターに入れていたSMSオプションの付かないデータ通信専用のSIMに入れ替えて使いたいと思う場合もあるかと思います。

その際に気になるのが、果たしてこのSH-01Jはセルスタンバイ問題が発生する端末なのかどうかということではないでしょうか。ドコモの出したガラホのうち、F-05G(富士通製)とSH-06G(シャープ製)の3G対応のガラホについては、Androidのバージョンは4.4.4ですが、どちらの端末でもセルスタンバイ問題が出る(アンテナ表示については問題なし)ことを確認しています。ただ、そのうち一台のSH-06Gにはデータ専用の0SIMを入れているのですが、本体を閉じて何もしていなければ、そこまでひどい電池消費があるわけではないので、普通に使っても一日は持ちますし、旅行などで使いまくる場合には元々ガラホということでスマホと比べると電池の容量が少ないので、小さなモバイルバッテリーと併用すればそれほど使用に支障は出ないというのがこれまで使ってわかった点です。

では、肝心のSH-01Jはどうなのかということで、改めて設定の画面から電池の項目を出してSH-06Gの同じ画面と比べてみたのが上記の写真になります(左側がSH-06Gで右側がSH-01J)。SH-01Jの方には「ディスプレイ」や「Androidシステム」の項目が出ていませんが、これはネット検索をして調べたところ、端末によってはこれらの項目が出てこない場合もあるということでこの点は気にする必要がなさそうですが、注目すべきは「セルスタンバイ」という項目も出現していないことです。

ちなみに、SH-01JのAndroidのバージョンは5.1.1ですが、たまたま使っているタブレットのバージョンとも同じなので、参考に見てみたところ、ガラホではインストールすることができない「Google Play開発者サービス」が表示されたのはいいとして、「セルスタンバイ」という項目自体がない代わりに「スタンバイ状態」と「アイドル状態」で電池の消費がわずかながら出ていました。

これらの項目もSH-01Jでは全く出ませんでしたので、セルスタンバイ問題はないと断定したくもなりますが、もしかしたら「ディスプレイ」や「Androidシステム」のように、この端末では最初から出ないのか? とも考えることもできるのでややこしいですね。

ただ一つ言えることは、データ専用のSIMをSH-01Jに入れたとしてもセルスタンバイに関する表示は出ませんし、一日そのまま画面を閉めたまま置いていても、異様な電池の減り方をすることはないことだけは確かです。私の場合、自宅に戻ると自宅のWi-Fiに自動的に接続できるような設定にしているので、その設定のために多少は電池の持ちが悪いかなという感じはするのですが、こうした問題を解決する場合は、元々Android 5・Lollipopにおける電池消耗の問題を解決するための方法を挙げているネット上の記載を参考にして設定内容を変更すれば、電池持ちはその分は良くなると思いますので、セルスタンバイ問題を考える前に、SH-01J自体の設定を見直すことも考えてみるのがいいと思います。

最初にも少し書きましたが、「セルスタンバイ」に82%も割り当てられている写真のSH-06Gでもデータ専用SIM(SMSオプション無し)を入れて普通に使えるレベルで、SH-01Jでもそんなに変わらない電池消費レベルであることを考えると、そこまで深刻にガラホではセルスタンバイ問題を考えなくてもいいのではという気もするのです。もしかしたら、スマホやタブレットで入っている「Google Play開発者サービス」が入れられないことが功を奏しているのかもしれないと思ったりもします。

ただし、スマホと比べると少ないのが電池容量であるということは疑いようのない事実で、さらに、イヤホン端子がmicro-USB端子と兼ねられているということもあるので、モバイルバッテリーを使いながら音楽を聞く場合、電池残量が心配なら有線のイヤホンを変換アダプタを使って使うよりも、Bluetoothのイヤホンやヘッドホンを使うなどの工夫は必要になるでしょう。また、ガラホの特徴として本体一体型の電池ではなく電池パックの利用になっているので、予備の電池パックと入れ替えて使うというのも状況によっては有効な手段になるかと思います。

さらに、モバイルルーターとしてパソコンやタブレットとネットを共有させたい場合、電池をより食うWi-Fiによるテザリングをしないで、パソコンの場合はUSBテザリングにすれば電池の問題は起こりませんし、タブレットを野外で使う場合はBluetoothテザリングを使ってみるのもいいでしょう。Bluetoothテザリングの場合にはいわゆる高速でのテザリングはできませんが、LTEを使ってのネットなら、あまりに高速だとダウンロードするデータ量も多くなる傾向になりますので、普通に使うのに不便がなければ、SH-01Jの電池持ちの方を気にした方がいいのではないかと思います。

※ドコモのガラホ「SH-01J」について書かせていただいた記事をまとめさせていただきました。興味がある方はどうぞリンク先の記事もご参照下さい。

その1 通話専用でも安く本体を買うには?
その2 オンラインショップで購入後開通手続き
その3 F-05Gとの二台持ちにしたわけ
その4 どのSIMを入れて使うか
その5 まずは「ベル打ち」の設定を行なう
その6 モバイルルーターとはBluetoothテザリングで
その7 基本的な使い勝手
その8 入れておくと便利なアプリ
その9 一通り使ってみての感想
その10 本体にnanacoをセットする
その11 あえて通話専用SIMを入れる使い方
その12 ソフトウェア更新でテザリング可?
その13 アップデート試用結果も上々
その14 単体使用およびテザリングの使い勝手
その15 定期的なアプリのバージョンチェックを
その16 セルスタンバイ問題について思うこと

シャープ ドコモSH-01J その15 定期的なアプリのバージョンチェックを

SH-01Jに限らず、OSにAndroidを使っているガラホ全般について言えるのですが、動作の安定性を保ちガラケーと同じように利用することができるようにするためか、公式に利用できるアプリはLINEやおサイフケータイに入っているアプリなど限られたアプリしか使えないようになっています。

ただ、多くの方はできればスマホに入っている便利なアプリも使ってみたいと思い、直接アプリをインストールしていると思います。私自身も例外ではなくメーカー推奨外の使い方として様々なアプリをインストールしていますが、使い方に慣れてくるうちに、改めて考えたのが、そうして入れたアプリの管理をどうするかということがあります。

普通のスマホの場合、Google Playからインストールしているので、悪意を持ったウィルス入りのアプリの導入を避けることができたり、アプリの新しいバージョンがあれば通知してくれ、設定によっては自動的にアップデートさせるようにもできます。

それに対して、ガラホに入れた各々のアプリについては、LINEのような限られたアプリを除き、新しいバージョンがあっても通知や自動アップデートしてくれる機能はありません。これは不便なようでもありますが、特に自動的にアプリをバージョンアップする設定にしていた方の場合、今まで便利に使っていた機能がバージョンアップによって使えなくなってしまったり、使えるものの使いにくくなってしまったりすることがあるので、人によっては手動でアプリを入れ替える方が好都合だと思う方もいるでしょう。

また、アプリバージョンアップによってファイル自体の容量が増大してストレージを圧迫したり、Androidの特定のバージョン以上でないとうまく動かなくなったりする場合もあるので、基本的にアプリの入れ替えが手動ということのメリットディメリットを理解した上で使われるのがいいだろうと思います。

セキュリティ関連のバージョンアップの場合、どうしても以前のバージョンにこだわりがあるのでなければ、すぐにバージョンアップするのが望ましいと思います。ただ、機能についてのバージョンアップにそれほど魅力を感じない(ガラホだと使えない機能があったりするので)という事であれば、そのままのバージョンで使ってもいいでしょう。アプリの中には起動した時にバージョンが最新でないとアラート表示が出て、スマホを使っている場合はその画面から最新バージョンのインストールに進めるものもありますが、その機能もガラホでは使えませんので、そうした表示が気になる場合もアプリの更新を考えてもいいでしょう。

個人的におすすめなアプリ管理の方法は、ガラホに入っているアプリが全て入っているスマホをセットで持ち、「Esファイルエクスプローラー」というアプリを使ってアプリの転送およびインストールを管理することです。バージョンの違いをチェックし、バージョンアップしたいアプリをまとめて選択して送信するとアプリファイルが転送され、SH-01Jから手動でファイルをインストールすることができるようになります。そうすれば、ガラホで使っているアプリの最新版をいちいち探す手間がなく、常に最新のアプリが入っているスマホからアプリを選んでバージョンアップできます。

ただ、スマホとガラホに入っている同じアプリのバージョンについてはお互いに設定画面を開いて個別にバージョン確認をする必要が出てきます。少なくともガラホ側に入っているアプリについては、スマホでもパソコンでもいいのですが、テキストファイルなどでガラホに導入しているアプリの一覧をそのバージョンとともに記録したデータを作っておくと、現状でのスマホに入っているアプリの最新バージョンとガラホでのバージョンの違いをいつでも確認できます。

後は、Google Playのアプリページにある更新遍歴の内容を確認しつつ、セキュリティ関連で特定のアプリのバージョンアップがされることがないかどうかを確認するようにしましょう。

改めて、スマホと比べると不自由なガラホのアプリの管理について見ていきましたが、こまめにアプリのバージョンチェックなどをしておくと、入れたものの全く使う場面のないアプリについてもわかってくるのではないかと思います。多くのアプリを入れ込んで行くと全体の動作に影響する可能性も出てきますので、まめに管理しながら、改めてガラホに入れておく自分なりのアプリを発見するようにするのも大事ではないかと思います。使い慣れた方であればなおのこと、定期的なアプリのバージョンチェックをお忘れなく。

※ドコモのガラホ「SH-01J」について書かせていただいた記事をまとめさせていただきました。興味がある方はどうぞリンク先の記事もご参照下さい。

その1 通話専用でも安く本体を買うには?
その2 オンラインショップで購入後開通手続き
その3 F-05Gとの二台持ちにしたわけ
その4 どのSIMを入れて使うか
その5 まずは「ベル打ち」の設定を行なう
その6 モバイルルーターとはBluetoothテザリングで
その7 基本的な使い勝手
その8 入れておくと便利なアプリ
その9 一通り使ってみての感想
その10 本体にnanacoをセットする
その11 あえて通話専用SIMを入れる使い方
その12 ソフトウェア更新でテザリング可?
その13 アップデート試用結果も上々
その14 単体使用およびテザリングの使い勝手
その15 定期的なアプリのバージョンチェックを