防災関連ニュース」カテゴリーアーカイブ

防災に関する新たな話題や、画期的な新製品の紹介などをこちらで行ないます。

真夏の停電と断水への対策について考える

2019年の台風15号について、ようやく交通機関の乱れが回復してきたようですが、静岡県の伊豆地方や千葉県の台風が直撃した地域については、台風が去った後の猛暑の中で停電および断水が続いているという情報があります。被害を受けた皆様には心からお見舞いを申し上げるとともに、どうしてこの状況を乗り切るかという事について考えてみたいと思います。

テレビのニュースでは次々とスマホの電池が時間の経過とともに切れていく中で、停電している自治体の市役所で携帯電話・スマホの充電サービスを行なっているところが出てきましたが、冷静に考えると、特にこれだけの蒸し暑い中で生活をしていく中では「スマホの充電より飲料水」ではないかと思います。同じ時間行列に並んで待つなら、家からありったけの水容器を持って行き、スマホの充電のように自然に放電してしまうことのない水の方を優先して確保するのが私の場合はまず考えることです。

スマホの充電については、残暑きびしいこの季節なら、ここ何年かでかなり進化したと思われる折りたたみ式の太陽電池パネルを使って、直接スマホでなくモバイルバッテリーに充電するというのが基本です。もう少しこの暑さを何とかしたいと思われる場合は、大きめの太陽電池パネルにACコンセントのあるポータブルバッテリーをセットにして充電をするようにすれば、満充電の状態ならクーラーの稼働は無理でもDCモーターを使った扇風機なら緊急避難的に使うことも可能になります。

特に日照時間の長く暑い季節は、長時間太陽電池パネルに日光を当てて充電をしたものでスマホやちょっとした明かり、そしてワンセグのテレビくらいなら十分使えるくらいの充電が太陽電池パネルの大きさとそこから蓄えるモバイルバッテリー(ポータブルバッテリー)によっては可能になります。今回の停電でどうにもならなかったと思っている方は、こうした装備は日々の電気料金を節約するアイテムにもなり得るので、徐々にでも自分で気に入ったものを揃える判断をするのもいいと思います。

ただ、夜になれば寝ればいいし、通信が遮断されても生活上の快適性が損なわれるわけではありません。やはり人間にとって必要不可欠なのが「水」の確保でしょう。しかし、給水所に並んでもいただける水の量には限りがあります。その少ない水で何ができるのかということを考えることも、今後の事を考えると必要になってくるでしょう。

まず、水が止まって一番困ることは「トイレ」の問題でしょう。断水になると家庭のトイレはまず使えなくなります。外に出て利用できるトイレを使う方法はあるものの、常にトイレが空いているということもなく、さらには深夜や早朝の場合、公共の場所にあるトイレが使えないという可能性があります。そんな時でも人間の生理現象は待ってくれませんから、プライベートで用を足すことができる方法を考えるべきです。

小用の場合は尿瓶を用意して、改めて公共の場所にあるトイレで処理をすることで何とかなるかも知れません。その際、自宅のトイレがプライベート空間になりますのでその中でいたすことになると思いますが、問題なのが「大」の時です。これについてはもし用意がなければ車で近隣のホームセンターに出向き、自宅のトイレにビニール袋を貼って出したものを固め、普通のゴミとして捨てられる携帯トイレを、どうしても自宅で用を足さなくてはならない場合に備えて用意しておくべきではないかと思います。

さらに、蒸し暑い夜を少しでも快適に過ごすためには、本当はシャワーでも使いたいところですが、さすがに飲んだり食事を作ったりするのにも水は使いますので、これも水を使わずにできるだけさっぱりするにはどうするかということも考えましょう。介護用品には入院や寝たきりの場合に体を拭くシートが商品化されていますが、少しいただいてきた水を使って濡らしたタオルで全身を拭くということも、断水が続くようなら毎日行ないたいものです。

さらに、このブログで紹介したことがありましたが、長い間髪の毛を洗わなくてゴワゴワしてきた髪をサラサラにする「水のいらないシャンプー」の代用品として「ベビーパウダー」を髪にまぶして櫛でとかし、タオルで仕上げるという方法があることも覚えておくと、これは災害時だけでなく旅行中になかなかシャワーを浴びることができない環境でも役に立ちます。また、口腔のケアについてはマウスウォッシュを使ったり、濡れティッシュで直接拭いたりすることで水を使わないケアが可能です。

昨日のニュースでも別の事項として報道されていましたが、ここにきて多くの方々が熱中症で体調を悪くされたということがあります。幸い汗をかく方ならこの季節には、こまめに水分を補給してもトイレが近くなる頻度は少なくなると思いますので、以上のような事をしながら節水したお水を、脱水症状にならないように定期的に補給することも合わせて考えてみましょう。

また、今回のように交通機関の滞りがない中で一部の地域だけ停電・断水が続くような場合、何とかインターネットショッピングができるくらいのスマホに充電をして、自宅まで今書いたようなものや、ペットボトルの水を注文してしまうという方法もあります。多くのネット通販では翌日に商品が届くような体制が取られていますので、当該地域ではガソリンの確保も難しいという話も聞きますので、通販なら向こうから届けてくれるというメリットがあります。もしまだ水の供給の見通しが立たないような地域の方は、そんな事も検討してみてはいかがでしょうか。


情報を知らずに動く事は恐ろしい

昨日からの台風15号の動きを事前に予想し、日本の大動脈とも言うべき新幹線や在来線が計画的に運休になったり、始発からの運行を中止し動き出しの時間をずらしたりするということは、台風の動きを伝えるテレビニュースで盛んにアナウンスされていました。私の場合、残った青春18きっぷを使うにあたって、先週に行こうか今週にしようかと考え、翌日の天気予報で晴れなのを確認して先週出掛けてきたのですが、その判断は結果的に良かったということになります。

今回の台風の場合、まだ台風が日本にやってくる前に東名高速道路の清水~富士間が通行止めになりました。これは、大きな台風が日本に向かってくる場合には良くある事で、JRの興津~由比間の「さった峠」を通る東名高速道路は海にせり出すようになっているので、波が高くなってくるとまともに高速道路を走行する車にかぶるようになるので、しばしば通行止になります。

今回の場合はさらに、台風が上陸する地点が私の住む静岡市付近ではなく、同じ静岡県でも伊豆半島から関東地方になると予想された時点で、前日夕方から翌日早朝の新幹線及び付近を走る在来線がストップすることとなったのは、万が一にも自然災害から列車の乗客に被害が及ばないことを考えての事で、こうした事実をわかった上で外出しないという判断を下すことが結果的に身の安全を保てるということにもなります。

今回のようなスピードを上げて日本列島にやってくる台風について、「避難情報」というのは最大の避難情報が出たとしても、いちばん雨や風のひどい時に外に出て歩いて逃げるという事自体が危険だという事もあり迷います。しかし、交通網が止まっているという情報だったり、今後しばらくして止まるという公式な発表を受けての情報提供というのは、かなり身の安全を確保するために役に立ちますし、そのためにこまめに台風情報とその情報に付随する生活に関する情報を得るという努力はあった方がいいと思います。

多くの場合、テレビを見ながらそんな情報を知った上で行動する人の方が多いとは思いますが、あまりそんな情報を見ないで動いてしまう人もいます。そんな人がとりあえず駅までやってきてそこで始めて列車運休の事を知ってあわてるということが、今回の台風に関してもニュースになっていました。

私の身近でも、たまたま知り合い同士で翌日の朝に仕事に出てくるのは大変だねというような事を話していたところ(その時点では台風はもう少し静岡寄りに通るコースを予想していました)、その場にやってきたもう一人の知人が、何の話をしているの? と私たちの話に入ってきたので、台風の話だと言ったら台風は朝鮮半島の方に抜けたのでは? という返事が返ってきて(前の台風が沖縄から朝鮮半島の方に抜けていきました)、もしかしてこの人は台風15号の事をそれまで知らなかったのかと思い、その危険性と注意する点などを話しました。翌日の通勤時間に台風が通る可能性もその時にはあったので、たまたまそんな話ができて良かったです。

結果、その人はこれから帰って改めて台風情報を見ながら出掛ける時には注意すると話して別れました。台風のコースによってはそこまで影響が出ないことも考えられますが、やはり情報をしっかり得た上で動くことに越したことはありません。特に関東や東北地方では大きな被害が予想されますので、最新の情報を入手して、お出掛けの際には危ない所には近寄らないようにお気を付け下さい。


災害のためにご近所で「グループライン」という手も

大雨などの際、いつ逃げるか? という事は生と死を分けるような重大な問題なのに、まさか自宅が罹災することはないだろうという風に考える人がほとんどで、逃げるタイミングを失ってしまう事があるという警鐘が様々なメディアでは語られています。そんな中、ネットで見たレポートで、知り合いとSNSを使ったコミュニケーションによって自分のいる地域の危険を察知し、事前に避難することができた事例について紹介されていました。このようなSNSの使い方というのは大変に有効です。

具体的には、普段はほとんど使わずに放置しているようなご近所でのグループラインを先に作っておき、大雨で逃げようかどうしようかと考えている気持ちをそのグループにアップすると、すでに避難している近所の人が早く逃げた方がいいというアドバイスをくれるかも知れません。また、グループラインは時間を気にしなくても発信できます。電話をするのは気が引けてもラインには書き込めるわけですから多くの人がいざという時には参加しやすくなり、一度そんな形で活用ができると次に何かあった時にはかなり早いうちから情報交換が活発になることも考えられます。

あと、個人的に思うことは、もし地元に大雨が降り続くような事があって近くの学校が避難所として開放されたとしても、誰も避難してこないというパターンが過去にありました。そんな時に一家族だけ避難してきても話し相手もいないし、本当に避難してきて良かったのか? というような避難した事に対する後悔の念も出てきてしまうかも知れません。しかし、同じ避難場所を利用することになる近所の人たちとグループラインで意志の共有ができていれば、「せっかくだから皆で一緒に避難所に行きましょうか」という話になれば誰もいないかも知れない避難所に行くというような事にはなりません。もし何も起こらなかったとしても、色んなものを持ち寄ってテレビの気象情報を見ながら不安な気持ちを抑えつつ過ごすこともできるでしょう。もしお子さん同士がお友達関係があるなら、大人よりむしろお子さんの方が避難所に行くことを主張するかも知れません。

グループライン自体は大きな組織にする必要はなく、町内会単位というよりも近所で仲良くしているお友達で作っておくぐらいでも十分です。自分と直接関係がなくても、その中のメンバーの一人が「避難所に避難してきた」というメッセージを発信することで別の地域の住民にも広まるような形が取れれば、その地域の人全体が早めに避難することができるようになります。そうしたコミュニケーションツールとして、日常的には全く使わずにカビが生えるのではないかと思うほど(^^;)全くメッセージのやり取りのないラインのグループを作ることが、ひいては自分の生命を救うことももしかしたらあるかも知れません。

近所の人とのコミュニケーションというのは、嫌なところもあるので全ての人にお勧めできるわけではありませんが、何かあったらどうしても付き合いが出てきてしまうのもまた近所の人であることも確かです。もし作ったグループで頻繁にメッセージを発信する人がいてもそれほど気にせず、外で会った時に挨拶を返すぐらいの気遣いができるなら、特に小さなお子さんやお年寄りがいるご家庭は、いざという時のためにご近所ライングループは作っておいた方がいいのではないでしょうか。


ガソリンが静電気で引火した事故のてんまつ

先日、静岡県裾野市のセルフ式ガソリンスタンドで、小型バイクに給油した男性が、静電気からバイクに出火したことが全国規模のニュースになってしまいました。基本的には静電気を放電するように給油する前に専用のシートにタッチする必要が言われています。ただ、この話には続きがあって、この男性の静電気放電をしなかったこと以外にも過失らしき話が出てきています。そこで、改めてガソリン給油の危険性について考えてみたいと思います。

地元のテレビニュースによると、何と火事を起こした男性のバイクは給注口が壊れていたそうで、そのため、給油タンクの油量計が取り付けられている金属板のねじをはずした穴から給油を日常的にしていたとのことです。そのため、普通に給油口からガソリンを入れる場合でもあふれる状況は有り得るのに、今回問題になった給油についても、バイクだけでなく床も動画では燃え上がっているように見えたのは、それくらいガソリンをこぼしていたのではないかという可能性が疑われます。

ガソリンは常温でも簡単に気化するので、そこに静電気が発生すれば簡単に火が付いてしまいます。幸い店員が気付いて消火したことにより、バイクの一部が燃えただけで怪我もなかったということは良いと思いますが、明らかに整備不良のバイクに日常的に給油していた男性はその責任を問われる可能性があります。

私自身も原付バイクを利用することが多いので、セルフスタンドで給油することは良くあるのですが、自動車の場合は自動停止するくらいまで給油すれば十分なのでめったにガソリンがこぼれることはありませんが、バイクの場合はタンクの容量が少なく、一回の給油で長く走りたいと思ったら、できるだけぎりぎりまでガソリンを給油したいと思う方は少なくないでしょう。給油レバーを全開にせず、給注口の中を見ながらゆっくり注げばまずこぼれることはないだろうとは思いますが、それでもちょっと気を抜くとこぼれてしまうこともあります。そうなるとやはり給注口付近から静電気で発火してしまうリスクは拭えないので、給油口を開ける前にきちんと自分の体にたまった静電気を放出させるため、静電気放電シートを1秒間は触ることが大切だと言うことです。

今回の火事騒ぎでは、単なる地方のセルフスタンドでの出来事であったものの、安全対策のために24時間カメラで録画されていることから、ネットをやっていない人でもその様子をさらされてしまう可能性が十分にあることを実証してくれたように思います。そんなことも考えながら細心の注意を払った上で給油を行ないましょう。

その他のセルフスタンドでの給油時の注意点として、給油しながらスマホを使わないという事が言われています。これは、通信を行なうことにより電磁波の影響で気化したガソリンに引火して火事になる可能性が0ではないということと、スマホの画面を注視しながら給油すると注意力が散漫になり、普通ガソリンをこぼしそうにないような場面でもこぼしてしまう危険性があるからなのではないかと言われています。最近ではセルフスタンドでの給油が当り前になってきたような部分はありますが、やはり劇物であるガソリンを扱うことには違いないので、自分がニュースの主人公にならないように、気を付けて給油するようにしたいものです。


熊本で起こった強い地震について

まだお正月気分が抜けきらない中、一昨年の2016年4月に起こった熊本県熊本地方を震央とする地震の直接の余震ではないものの、その影響を受けたと思われるマグニチュード5.1の地震が熊本地方で起きてしまいました。震度が6弱ということで、まず考えたのは現在再建中の熊本城が被害を受けていないかということですが、Twitterで検索してみたところ、大きな被害はないという現地の方の書き込みを発見しました。もちろん、翌日になってみないとわからない部分はありますが、まさか2年以上経ってこれだけ大きな地震が熊本県で起きるとは正直思いませんでした。

ちなみに、2016年の地震は最初にマグニチュード6.5の地震が起き、その後、震度7を記録したマグニチュード7.0の地震が起きたことで、大きな地震の後にそれ以上の地震は来ないと思っていた自分の認識の甘さを感じたことを強烈に覚えているのですが、今回の地震はさらなる驚きとともに現地の方々の恐怖はいかほどだったのかと思うと、ここで書くべき言葉も見付からなくなってしまうほどです。

とりあえず、気象庁のホームページにアクセスし、大きな地震が起きた際に、余震にはいつまで注意すべきなのか、具体的に書かれたところを読んでみたのですが、大きな余震については一週間くらいは注意とまでしか書いてありませんでした。ただ、今回の地震についてその存在を予想するような記述もありました。

(ここから 気象庁ホームページからの引用)

余震は、完全になくなるまでには何年もかかる場合があります。例えば、平成7年(1995年)兵庫県南部地震の余震活動は15年以上経った現在でも続いており、数ヶ月に1回程度、震度1以上の揺れを観測する余震が発生しています。

(引用ここまで)

今回の地震は熊本地震とは違う場所で起こっているので単純に余震と考えてはいけないと思いますが、同じ直下型でさらに震源が浅い地震であるため、揺れが大きい地域が起きたと考えられます。3年前の地震によって変動があったことが尾を引き、まだ熊本を中心とした大地の不安定さは無くなっていないと見る必要はありそうです。

地震発生直後の報道を見ていく中で、深刻な被害というのは出ていないようではありますが、実際に2016年の地震を体験された方の中では、その時の事を思い出すようなこともあるでしょうし、不安に感じることもあるかと思います。ただ、地震のエネルギーは本震と比べると小さくなっていますし、「震度」という概念はあくまで人間が揺れを感じる尺度であり、地盤や震源の近さによって大きくなったり小さくなったりするので、震度6弱といってもその言葉に踊らされるべきではないでしょう。昨年の北海道の地震の時のような停電も起こっていませんので、念の為避難の準備をしながら今後起こるかも知れないさらなる大きな余震にはしばらく注意し、水の汲み置きや食料の確保を行なうことをおすすめします。


火への意識を忘れることの恐さ

札幌市の大きな爆発事故は、爆発を起こした事務所に入っていた全国チェーンの企業の株価にも影響を与えるほど、インパクトが高く、その影響も大きなものになりました。今回の事故を誘発した原因として語られていることは、消臭スプレー缶を何と100本以上もガス抜きのため穴を開けていたということと、その状態で窓を閉め切ったまま作業をしていたと思うので、かなりガスが室内に充満していると思われる中、ガスの湯沸かし器のスイッチを入れてしまったことで室内のガスに引火した可能性が高いことが考えられます。

今回の事故は冬には暖房を使うことが必要で、外に暖かさが逃げないようになっている家がほとんどであろう北海道で起こったことなので、他の地方で同じ事が起こってもそこまでの大爆発は起こらなかったかも知れませんが、それにも増して思うのが、現代を生きる私たちに「火」への危険を感じる事がなかなかなくなっているということもあるのではないかと思うのです。

世界的な喫煙率の低下によって、家庭にマッチやライターのある家がなくなり、お子さんが火遊びでマッチやライターを使って火事になってしまうことは減ったと思いますが、逆に考えると安全に火を使うような機会がないため、火事や爆発が起こるケースも出てきたように思います。今回の爆発も、マッチやライターではありませんが、湯沸かし器のスイッチを入れたことにより口火の部分がライターと同じような形で室内に充満したガスに引火したとしたら、まずは窓を開けて十分ガスを屋外に逃してあげる必要があります。100本以上のスプレー缶を出すというのはちょっと考えられないことですが、全てが終わってタバコに火を付けるなんてことはやらないものの、湯沸かし器を付けるということは、マッチやライターを使うことと同じことだということは、今回の事故で多くの人に認識されたことでしょう。さらにこれから寒くなってく季節には、静電気でも火花が飛ぶこともありますので、火の始末をしっかりしていたとしてもガスが室内に充満する状況というのは大変危険になりますので、多少寒くなっても十分な換気を心掛けるようにしないと、自分の意図しないところで火事を起こしてしまうことが今後も出てくるでしょう。

火を扱うことについては、このブログで紹介するキャンプ用の火器について紹介しています。キャンプ用の火器を室内で使うことが推奨されていないのは、下手をすると今回のような規模にはならないかも知れませんが、急に大きな火が付いて火事の原因になったり、覗き込んだ顔や髪の毛を焼いてしまったりする可能性があるからではないかと思います。さらにキャンプ用の火器はちょっとしたことで倒れてしまうと、それがまた火事の原因になることになります。ちなみに、室内で使うことの多いカセットコンロはそれ自体が倒れる可能性は低いとは思いますが、2台をつなげて大きな鉄板を載せるような使い方をするとボンベが熱くなって爆発するような事故にもつながりますので、使用説明書に則った正しい使い方をしないと危ないことも出てきます。

最初、札幌の爆発のニュースを聞いて、かつて静岡市の繁華街で起こった「静岡ゴールデン地下街ガス爆発事故」を連想しました。爆発の第一報が入った当時、第一の小さい規模の爆発を受けて現場に入った消防隊員が、二回目に起こった大爆発で殉職をされた方が出たことを覚えています。今回の爆発後のニュース映像では野次馬を制する消防隊員の方だと思われる怒号に近い声も聞こえましたが、爆発の原因が何だかわからない状態で現場に近づくというのは、さらに大規模な大爆発に巻き込まれる可能性もあります。自分で火を扱う時だけではなく、たまたま火事や爆発の現場近くにいるような場合も、甘く見ないで早めに安全なところに逃げるということも覚えておきましょう。


日本初の「液体ミルク」は江崎グリコから

昨日のニュースで、以前このブログで紹介したそのまま赤ちゃんに飲ませることができる「液体ミルク」について、2019年春に日本のメーカーとしては初めて江崎グリコが発売するということを発表しました。すでに製品化には成功しているとのことです。販売時は紙パック入り125ミリリットルを想定していて、大方の予想通り粉ミルクよりは高めの価格設定になるようです。

さらに江崎グリコでは災害時の備蓄用のミルクとして「液体ミルク」を東京都文京区に災害時の備蓄品として供給することも発表しました。製造過程で殺菌が行なわれており、常温でもそのまま赤ちゃんに飲ませることができる液体ミルクは、災害用品としても有効であることが言われています。そうして知名度を上げていく中で、普段の子育ての中でも使ってくれる需要を喚起したいというところは当然あるでしょうから、今後他のメーカーを含めて「液体ミルク」の市場がどのように育っていくかによって、日本の子育ても変わってくるのではないかと思います。

今回、江崎グリコが手を挙げてくれたことで、もし全国のコンビニにこの液体ミルクが置かれるようになれば、今までは車で出掛けた先でお湯をもらえるところを探して粉ミルクを溶かして与えるようなことをしなくても、液体ミルクの容器自体に吸口を付けて赤ちゃんに吸わせるだけで(発売される容器の形状によってはできない場合もあります)急にお腹が空いて泣かれても一瞬で対応が可能になる分、気軽に家族全員で車での旅も行ないやすくなるような気がします。

もちろん、災害用に液体ミルクを使わなくても、水・カセットコンロ・粉ミルク・哺乳瓶という形て別々に備蓄することによってその水を様々な用途に使うことができますし、コンロは家族全員に暖かい食事をするために使うことも可能です。お湯についてはいったん真空断熱ステンレスボトルの中に入れて保存するようにすれば、前日に熱湯を入れたボトルの中味は翌日にはうまい具合に冷めて適温になっていますので、ボトルから出したお湯を粉ミルクに溶かせば冷ますことなくすぐに与えることができます。こうしたことを家族旅行の時に行なっていれば、災害の際にもスムーズに必要とする時に赤ちゃんのミルクを作ることができます。すでに実践されている方も少なくないでしょう。

ただ、どちらかがどちらかを駆逐するというものでは決してなく、普段粉ミルクを使っている方でも長期間断水が続いて飲み水すら入手できなくなったら、そもそもお湯を調達することができなくなります。そんな場合でも赤ちゃんのミルクは何とか調達できるように、粉ミルクとは別に液体ミルクを購入してから賞味期限切れになる前に使えるものを備蓄しておいたり、旅先やちょっとしたお出掛けの際、あった方が良ければその場で購入していざ必要な時に備えるというような形で状況に応じて使い分けることができるようになるという風に考えると、特に男性の子育て参加にもいい影響が出てくるように思います。

今回の江崎グリコの発表を受ける形で、他のメーカーは様子見をするのか、それとも先行者利益を挙げるのは許さないとばかりに同じような製品化の話を具体化させるのかはわかりませんが、今回の発表からスムーズに進めば来年のお花見の時期には液体ミルクを持ってお出掛けする家族が増えてくるのではないでしょうか。


非常用電源付きの信号の現実

今年起こった地震や台風による北海道や静岡県での長期停電の影響で、改めて改善が必要だと思われたことに信号だけでも何らかの方法で復旧させることはできないかということがありました。ただその時は現状がなぜこうなっているのかという点の検証についてはそこまで深くすることができませんでした。その後、改めて停電における信号機の現状についてのニュースを目にすることができましたので、その内容を紹介しつつ、今後自分達はどうしたらいいのかということについて考えてみたいと思います。

停電した際に外からの電源供給に頼らない「非常電源付きの信号機」というのはすでに存在していて、電源を供給する方法によっておよそ2種類のものがあるそうです。そのひとつが停電から約1分で軽油で自家発電を始める「自動起動式」で、さらにもう一つの方式が停電と同時に点灯する「リチウムイオン電池式」で、これら2種類の信号機は2011年度末に全国で約5400基だったものが2017年度末までで約4000基増えたそうですが、全ての信号の中ではその配備されている割合が10%を超えているのは4都県のみで、他の道府県ではそれ以下の数%の普及率に留まっているそうです。

その原因というのは、やはりというか費用の問題が大きいらしく、自動起動式が約240万円、リチウムイオン電池式が約150万円と結構かかります。この金額は信号機自体の価格ではありませんので、注意が必要です。普通の信号機の場合、約400万円という数字が私がかつて自動車保険のチラシで見ただいたいの価格ですが(つまり、物損の補償金額は500万円程度では足りないというアピールチラシだったようです)、改めてネットで調べたところ設置費用込みだと470万円というデータを載せてあるページを発見しました。どちらにしても一機500万円くらいということになるので、なかなかそこに非常用の電源を付けるというのは難しいのではないかと思うこともあります。

ただ、最近のLEDの進歩により、交通標識や工事場所などで夜になると光るソーラーパネルのついた製品があります。今年の台風の停電では、昼間に消えた信号のところを通ったのですが、その際は信号機のある交差点ということは明るいので認識できたので、注意して前と左右を確認しながら通行できましたが、せめて夜だけでも信号自体が光るようになったら多少は状況は良くなるのではないかと思うのですが。

というのも、交差点というのは優先道路とそうでない道路にあるのが普通だとすると、優先道路から見える信号に黄色いLEDを全体に付けて停電した夜間にそのLEDを点滅させ、優先道路でない道路から見える信号には同じく赤いLEDを散りばめて停電した夜間は遠くからでも赤色が点滅しているように見えれば、信号の制御が必要なく交通を制御することができるのではないかというあくまで素人考えではありますが、これならそこまでの追加費用はかからないのではないかと思うのですが。もちろん、簡易的な黄点滅、赤点滅するリチウムイオン電池を搭載した非常用の信号を持って行く方が安く利用できるならそれでも十分役に立つと思います。

もちろん、もっといい案や画期的な技術があればそちらの方を優先させていただきたいわけですが、単に費用が高いので何もできないというのでは停電時の事故を防ぐことはできませんので、様々なところからアイデアを得ることで、今後の長期停電でも信号機が動かないことによる事故が減るように対策を打って欲しいです。


継続する停電の原因は?

2018年にやってきた台風24号は9月30日から10月1日にかけて特に静岡県を通過し、その後天気が回復してもかなり停電が長引いたのですが、台風が去りさらに浜松市の一部の地域で長期間続いた停電も復旧し、ようやく日常生活が戻ってきた10月10日になった時点で、また浜松市で停電が起こり、一部の信号が点灯しなくなったのだそうです。

直接の原因は静岡県内に降った雨によって、電線がショートしたということだったのですが、単なる雨でなぜショートしたのかというのが問題で、こうしたことはこれからの状況の中で全国のどこでも起こりうることと思えてしまうので、簡単に紹介させていただきたいと思います。

普通のケーブルなら雨が降ったことだけでショートはしないわけで、考えられるのはやはり先日通過した暴風雨を伴う台風24号の影響です。これはニュースで報じられた見解ですが、その時には様々なものが風で舞ったりして、特に先の尖った住宅のトタンのようなもので電線に傷が付いていたのを、電気を通しても普通に電力を供給できていたので、ケーブルそのものを交換しないでそのままになってしまったのではないかということらしいです。

長期間の思わぬ停電で多くの人々が疲弊する中、とにかく停電を復旧させようとした電力会社の方の働きは大変だったと思えますが、さすがに目で見てもわからないような小さな傷があって、時間の経過とともにケーブルが劣化してしまったということも考えられます。今回は直接の被害を受けたところは中部電力になりますが、全国の電力会社の方には、こうした想定外の被害内容についてデータの蓄積をしていただき、こんなに早い段階で再度停電になってしまうくらいのケーブルの危険を早く見つけられるようにしていただかないと、電気は社会的なインフラですから本当に大変です。

さらに今回の広範囲の停電について、根本から原因を無くすことのできる方法についても議論が行われているようです。それが電柱を使わないで電線を地中に埋めるという方法です。確かに、電線が露出していなければ何が地上で飛んでいても電線は影響を受けません。もっとも、先だっての北海道の地震で起こった液状化現象が起こったり、福岡であった急な地面の陥没事故が起きたりするようなケースでは、地下にあるケーブルが断線する可能性もあるかもしれないので、地盤のしっかりしていないところではできないかもしれませんが、単に景観が良くなるということだけでなく地域を災害に強い町にするためにも社会的なインフラ整備についてはきちんと対応していただければ、住民にとっては住みやすい町になるのではないでしょうか。

それにしても、今回の停電においても信号機が消えたということで、大変に危険な状況になってしまっています。私も台風上陸の翌日車を運転していて信号機が使えない交差点を何度も通りましたが、制御する物や人がない交差点は常に全方向の全ての車・自転車・歩行者に気を付けて通行しないと危険を正直感じました。建物が停電するのは仕方ないにしても、信号機は非常用電源で動くようにはらないものでしょうか。前にも同じことを書きましたが、改めてもう一度、太陽電池でも風力発電でも日常的にその場で発電した電気を蓄えておき、いざという時送電が途切れてもきちんと制御された形で光り続けるものができて欲しいです。


災害だけでない「サマータイム」に苦慮する日本の電波時計

過去に私が付けていた腕時計は面倒な時刻や日付・カレンダーを合わせる必要のない電波時計でした。さらに、太陽電池で動く「電波ソーラー時計」というのは腕時計の究極の進化系だと信じて疑わなかったのですが、その心が揺らいだのがあの東日本大震災の時期を経験してからでした。

というのも、東日本大震災では福島県にあった電波を発する施設が止まったことで一日に数回行なわれる時計本体の電波受信から細かい時刻の修正が行なわれなくなってしまったのです。当然、電波の発信が再開されるまでは普通のソーラー時計になってしまい、時刻や日付を手動で直さなければなりませんでした。ちなみに、私の持っていた電波ソーラーは日付と曜日を液晶表示していましたので、説明書を出して来ないと手動での修正もなかなかうまくできず、そうした事を機に以前使っていた曜日表示のない日付だけの付いたアナログローラークォーツ時計の電池交換とオーバーホールを依頼し、現在はこまめに手動で時刻と日付を修正しています。これだとラジオの定時に合わせれば簡単に正確な時刻をキープすることができるので、これから紹介するようなトラブルとは皆無になれます。

先日のブログでも紹介したことがありましたが、2020年の東京オリンピックをにらみ、日本国内で「サマータイム」を実施してはどうかという話があり、まだどうなるかはわかっていません。サマータイムを実施することについてのメリットがあるわけですが、今回出てきた問題というのは「サマータイム」を実施したり終了したりする際に手動で修正する必要があるというのです。メーカーの方では時間のズレが現在の世界の主流である1時間だったら自動的に修正が可能ではあるものの、日本で導入が検討されている2時間の修正をするのは難しく、どうしてもサマータイムはじめと終わりには手動で時刻を修正する必要があるということなのです。

また、世界時計の機能を持っているものの中には、同じ夏時間でも1時間ずれる世界の夏時間がうまく表示されないという不具合が出ることも懸念されているそうです。常に世界の状況に合わせて機能を開発している日本メーカーとしては、今回の2時間ずらす夏時間というのは完全なる想定外だったようです。

ですから、このままサマータイム導入がされるかされないかという状況の中で、現行の電波ソーラー腕時計を高いお金を出して購入した場合、もしサマータイムが導入された場合に毎年2回の手動による時刻修正が必須となる可能性が出てくるわけです。それを回避するためには、とにかく政府の発表を待って本当に2時間時間をずらすサマータイムが実施されるのかを確認した上、自動修正に対応した製品が出てくるまで購入を控えないと、最悪の場合には高額な電波ソーラーだからと手動修正を忘れることにより、日常生活で時間を頻繁に間違えるような事も起こる可能性が出てくるわけです。できるだけ電波時計の買い直しをしないような判断が求められるでしょう。

さらに、これは言うまでもないかも知れませんが、新たな電波時計を作るには相当なコストと人件費がメーカーにかかってくるでしょう。従来の製品が正しく時を刻まなくなった場合にはメーカーに一斉に問い合わせが行くことも考えられるので、関連企業にいたっては東京オリンピックのボランティアに人を出す余裕もなくなってしまうところも出てくるかも知れません。

というわけで、政府にはとにかく早く、日本でサマータイムを実施するのかしないのか、はっきりと国民に向かって明言していただかないと、多くの人だけでなく企業も迷惑することになります。まさか、時計メーカーが政府に賠償を請求するようなところまでは行かないとは思いますが、これ以外にも様々あるであろうサマータイム導入時の問題について早急に洗い出し、早めの対応をお願いしたいところです。