最近、ネットショップで売られているチューナーレステレビが安く手に入るようになってきて、自宅のテレビを替えてみようかなとちょっと思ったりしていました。ネットでテレビの同時配信が見られるのであれば、普通にテレビを見たいと思った時にも困りませんし、アンテナの用意がなくても、インターネットさえ繋がっていればすぐ見られるなら、新生活に入っていく人にとってはあえてテレビのチューナーは入れずにその分安く済ませることもありなのでは? と思うところも正直ありました。
一昨日、BS放送を見ていたのですが、このBS放送というものも台風や厚い雲がパラボラアンテナを向けた方向に出来てしまった場合、放送を見られないくらいの受信レベルの低下が起こり、途中まで見ていた番組が見られなくなってしまう事も結構起きます。日本では停電はそこまで頻繁に起こらないので、もし同じものがネット配信で見られるのだったら自然環境に影響されるテレビチューナーよりも、ネットに一本化するというのは一つの考え方です。
話はBS放送を見ていたところに戻るのですが、夜の8時を過ぎたくらいにいきなり、聞くとストレスになると思われる緊急地震速報の音ではっと画面に注目しました。見ていたのはNHKではない民放だったので、すぐに画面に地図表記は出なかったのですが、ちょっと遅れて地図が表示され、震源は長野県であることを理解しました。
大町市付近が震源ということでしたが、緊急地震速報が鳴り終わった後に自宅の集合住宅も少しではありますが揺れたのがわかりました。身構えるほどではなかったものの、いきなり揺れを感じて「この地震はどこが震源地か?」と思うような事はなく、落ち着いてその後の状況を見ることができました。
昨年の南海トラフ巨大地震に関する情報が出た後、大きな地震は身の回りで起こっていなかったためちょっと油断していたということはあったのですが、やはり日常生活の中ではいつ大きな地震が来るのかはわからないので、緊急地震速報を受けられる状況を作っておくのは大切ではないかと思います。本当に今いる地域で大きな地震波を感じた場合にはスマートホンを鳴らすような形での情報伝達がされるわけですが、今回の場合は長野県での地震だったので当然スマホは鳴りませんでしたし、日本全国エリアで異常が起こればそれをすぐに報じてくれるテレビのシステムというのは私にとっては必要なものだと改めて思った次第です。
もし、家に普通のチューナー付きテレビが無いという場合には、テレビよりも即時性の高いラジオをずっと付けておくことで、視覚的には情報は入ってこないものの、緊急地震速報は把握することができます。それを受けてインターネット放送やテレビの同時配信を見るようにする事でその後の推移はチューナー付きテレビを持っている人と同じように情報を受けることはできるかも知れません。
ラジオはデジタル化したテレビと違って遅延が少ないので、より早い情報という意味では、チューナー付きのテレビを持っている人にとっても数秒の差で状況が変わることもあるかも知れませんので、私も今後はラジオを活用する生活ということも考えていきたいと思いました。