防災関連ニュース」カテゴリーアーカイブ

防災に関する新たな話題や、画期的な新製品の紹介などをこちらで行ないます。

山の中で車中泊場所を探す場合に大雨や地震以外に気を付けたい「工事場所」について

今の日本では、誰の土地でもない場所というものはないので、車中泊をする場合には周辺の状況を見ながら、必要に応じて許可を受けるとか、帰る時には「来た時よりも美しく」の精神で行なうことが個人的には良いのではないかと思います。

そうした基本を踏まえつつ、安全に車中泊をするための場所について考えてしまうような「土砂崩れ」が何と私の住む静岡県内で起こっています。まず、行楽で私自身も出掛けたことのある川根地区の寸又峡温泉にある「夢の釣り橋」に向かう山道で土砂崩れが起こり、歩いて吊り橋に向かっていた人たちが一時孤立することになりました。これは、先日の台風の影響があるのか? と思っていたのですが、まだ寸又峡温泉の土砂崩れの復旧についての話も出ていない中で、場所は違いますが、今度は静岡市内の南アルプス方面へ登山に行く人たちの拠点である「椹島ロッヂ」付近の林道か崩れ、百人以上の人たちが孤立したとの報道がありました。

これも、先日の台風の影響による大雨の影響なのか? とも思えましたか、現地で孤立していた人たちは登山客だけではなく、リニア工事に携わる人がいるというのが個人的には気になりました。といっても、今回の土砂崩れをリニア工事の関係からリニア自体をどうこうという事が本稿の目的ではないことは最初にお断りしておきます。

最初に書いた通り、車中泊をする場所について考える時、「できるだけ同じように車中泊をする人たちに囲まれるような場所てしたくない」という人たちは、できるだけ人も車も通らない場所を目指して車中泊場所を探すという方もおられると思います。車両通行止が行なわれていなければ、基本的には車は入っていけるわけではありますが、このブログでは今まで、大雨などで土砂崩れの危険が高くなっているような状況で、あえて山中に分け入ってしまうと、車だけでなく生命の危険もあるのでやめるべきだというところまでは書いていたように思います。

しかし、今回の椹島ロッヂ付近での土砂崩れの場合、直近で大雨ということもないですし、恐らく孤立状態に陥った登山者たちも、まさか自分が家に帰れなくなるとは思わなかったのではないかと思います。山道はどこでも崩落の恐れのある箇所はありますが、今回の場所は特に山の上で道路やリニア新幹線の工事が行なわれているところなので、工事関係車両の出入りもあることだろうと思います。

幸いにも、今回の静岡県内における土砂災害は孤立者を生んだものの、人的被害は起こりませんでした。ただ、孤立した場合、天候が良い場合にはヘリコプターでの救出もできますが、ヘリが飛ばないとその場所から動くことができません。もし車中泊でどこか山の中で過ごしていてこうした土砂災害が起きた場合にどうなってしまうかということも考えた上で車中泊場所を探すことも大事ではないかと思います。

個人的には、それほど広くない林道などを工事用車両が行き来するような場所については、道路に対しての負担も出てくるように思いますので、安全ということを考えれば、そうした場所については近寄らないようにとも考えています。特に車中泊の旅というのは、全てにおいて自己責任の旅となってしまうので、何よりもまず無事に帰るということを考えながら、まずは安全第一に車中泊の旅を楽しんで来ていただきたいと思います。


警戒情報が出ているうちは天候が回復していても用が無ければ外出をすべきでないと感じた件について

昨日は東海道新幹線が終日計画運休になるくらいの台風が影響する雨に注意をすべき一日でした。ただ、その日は早朝から多少の雨は降ったものの、お昼になるに従って日が差してくるような天気でした。自宅に籠もっている私としても、「こんな状況で本当に台風がやってきているのか?」という天気ではありました。

ただ、静岡で晴れ間がのぞいている時間には岐阜県を中心に大雨になっていて、ネットやテレビのニュースで雨雲の動きを見ていると、いったん天気が持ち直してもまた降ってくるだろうと思ったら本当に降ってきました。そんな感じで自宅から出ないで過ごしながら地元のテレビ局が放送する台風情報を見ていたのですが、そこで衝撃的なニュースを目にしてしまったのです。

私の住む静岡市では、生活に密着し河川敷には多くの人が集まってスポーツ(主に野球など)を楽しんでいるのが「安倍川餅」という名前に聞き覚えがあるかと思いますが、静岡市中心部の西を流れる「安倍川」です。大雨の場合、水位が上がるとかなり危険なこともありますが、その時には警戒水位を超えたというような話はなく、水位は上がっているにしても、堤防が決壊するとかそんな情報もありませんでした。

その安倍川(流されたのは安倍川水系の大門川という支流)で、男性が安倍川に流されているという通報があり、消防により60代くらいの男性が救助されたものの心肺停止の状態であるというニュースが入ってきました。ニュースソース自体はまだそこまで詳しく確認していないのですが、男性が安倍川の支流から安倍川に流されて救助されたのはテレビニュースで速報として流れてきたので間違いはないと思います。

これはあくまでも自分の推測ではありますが、警戒情報が継続しているとは言え、晴れ間の出た天気に外出し、家の近くの小さな川の近くまで様子を見に行ったのではないかと思われます。たとえ晴れていても過去に降った雨が多く支流にも流れているので、何かの表紙にバランスを崩して川に入ってしまって、あっという間に流されてしまったという風に考えることができます。

恐らく時間的には晴れ間がのぞくくらい天気が良い中で起こった出来事ではないかと思うので、たとえ拍子抜けするような警戒情報発令中の状況であっても、むやみに外出しないで川に近づかないことの大切さということをひしひしと感じた次第です。

すでに台風が過ぎてしまい、警報が全て解除されたところなら良いとは思いますが、今後まだまだ国内の多くの地方で大雨に関する警報や避難勧告が出てくるのではないかと思います。そんな時にはむやみに外出したり、水路や川の様子を見に行ったりすることで命の危険にさらされるかも知れませんので、ここは改めて皆さんにも注意喚起をさせていただきたいと思います。まずは全ての警報が解除されるまで、十分に注意をしてお過ごし下さい。


自然を切り開いてメガソーラーよりも地域で使う分を都市部で発電できれば

日本全国で、今ある自然を切り開くような形でメガソーラーの施設を作る事例があります。ソーラー発電した電気を電力会社に売る場合、安定した供給ということを考えると、安い土地に大規模な施設を作るという考え方は理解できるものの、自然破壊ということだけでなく、建設地の下にある住宅が土石流の被害に遭うのではないかという危惧もあったり、さらには、メガソーラーを作ることで今まで周辺での生活を営んでいた動物の行動範囲が変わり、危険な動物が里に降りてくるということも心配の種になっています。

昔は、政府の補助でソーラー発電した電気は高く買ってもらえていたので、一般住宅においてもソーラー発電の設備を作り、その電気は電力会社に買ってもらうというビジネスモデルがありましたが、今はそうした事をしても、設備費をなかなか回収できないのではないでしょうか。

現在の自宅は集合住宅なので、大規模なソーラーパネルを設置すること自体不可能なのですが、コツコツと安い折りたたみ式のソーラーパネルを買いながら、最近の技術進歩が目覚ましいポータブル電源を充電するような事はできるようになりました。今はそこまで力を入れて毎日ソーラーパネルを出すようなことはしていないものの、大規模な停電が起きた時には最低限の生活に使える電気くらいは発電することはできるのではないかと思っています。

2024年も夏になって、毎月の電気料金が値上がりする中で、何とかして生活を守るためには、できるだけ少ないコストで家庭内でのソーラー発電を普及させるような形の方が、自然環境を破壊することなく、電力会社の電力不足に対しての一つの対策になりうると私は考えています。

それには、設置も片付けも簡単なペロブスカイト太陽電池を安く多くの人が買えるようにし、比較的大型のポータブル電源を購入しようとする人への援助があれば、私の自宅のよように、一方の面だけにしか太陽の差し込む窓がないような集合住宅であっても、それなりに大きな出力の電気を取り出せます。ペロブスカイト太陽電池は、以前拝見したテレビニュースによると、現在のソーラーパネルと比べて曇りでもそれなりに発電できるような性能があるようなので、朝出して日没まで出しておいて、台風などで危険な時は簡単に撤収できます。

ちなみに、現在の私の用意したバッテリーとソーラーパネルではエアコンの連続稼働は残念ながら無理で、せいぜい扇風機を回し続けられるくらいの規模にしか過ぎませんが、とりあえずは早く安いペロブスカイト太陽電池がネットで簡単に買えるようになって、市販のポータブル電源を充電できるようになれば、自分のところでもやってみようと思う人も増えるのではないでしょうか。そうしたご家庭が増えれば増えるほど、山の中にメガソーラーを建設しなくても、国内の家庭で利用するいくらかの電気を自分で作ることもできるようになり、それが電力会社の負担を減らす様になっていってくれるのではないかと思うのは理想論すぎるでしょうか。

そういう意味では、まだペロブスカイト太陽電池は市場に出てきていないので、その登場を個人的には待って、パネルの特徴を掴み、その能力によってさらなるポータブル電源を増やすかどうするかという風に考えています。さすがにこれからの季節はエアコンの電気をソーラー発電で賄うのは難しいと思いますが、今後はそういった人が増えていくことで、メーカーもコンセントでなくソーラーパネルから充電することも考えられた製品が作られるなど、自家発電でできる事は増えていくのではないか? という風にも思います。

この件につきましては、こちらの方でも情報収拾を続け、実際にネットで簡単にペロブスカイト太陽電池が購入できるようになったら、その実力について早めに知るために購入してここで紹介できればとも考えています。


日頃から情報収集を意識的に行なうにあたって複数のメディアを使うことも必要か

今の世の中、ネットからの情報さえあれば他のものは必要ないと、新聞やテレビを止めてしまう方もおられるかも知れません。生活をしていく中で必ずしもテレビが必要ないということは間違いではないと私も思いますが、非常時でなくても日常生活を送っている中においても、情報を取れるか取れないかというのは大切なことです。

今回、このような事を書こうと思ったのは、たまたま夕方のテレビの全国ニュースを見ていて、地方局のニュースに切り替わる中で、短いですが私にとっては大切なニュースを見てしまったからです。

というのも、お正月の能登半島の大きな地震が起きたことで、具体的に自宅でも長期に保管できる「水」を用意しようと、2Lタイプのペットボトルを1ダース購入して家に置いてあるのですが、きちんと品質管理がされているなら安いものでも十分だと思い、購入したのがイオングルーブから出ているトップバリューブランドの「天然水」だったのですが、事もあろうにその製品がメーカーによって回収になるというものでした。キャップからカビ臭がしたという購入者からの報告があり、メーカーでは中に入っている水が健康被害を生まないと主張しているものの、返金対応をするようです。一応、私と同じように購入した方もいるかも知れませんので、後からネットで検索して出てきた詳細について報告します。ちなみに、テレビのニュースでは東京都内の特定の店舗で販売したものという内容で報道されたものの、以下の内容を見ると、どうやら東海地方で売られていたものにも回収対象のものが含まれていることがわかりました。

(引用ここから)

「トップバリュベストプライス 国内で採水した天然水」(2リットル)で、賞味期限が「2026年2月(/AB)」「2026年3月(EB、LB、MB)」と印字されているもの。消費者庁リコール情報サイトの情報によると、首都圏、東海、近畿地方の「まいばすけっと」「イオンビッグ」運営店舗で2月27日から4月1日まで販売

(引用ここまで)

ちなみに、私が購入したロットは今回問題になっているロットよりも前のものなので、回収対象にはなっていません。このブログは備忘録的に書いているので、ブログで水を購入したことを紹介した日付が2月27日より前だったことがわかりました。ただ今後は、もしもの時のためを考えて、口に含んだ段階で「ちょっとおかしいのでは?」と思った時の対応策として、非常用のろ過器を通すような形で利用することも考えなければなと思いました。

現状では購入した水以外に、ペットボトルに水道水を貯めて、ベランダで保管していますが、この水は時間の経過とともに水が悪くなってしまいます。その分については今後、ろ過装置を購入していざという時にはそれを使って「飲める水」を増やそうとしていたのですが、こうなってくるとやはり安いものでも水のろ過装置はあった方が良いだろうと改めて思います。今回購入した水はとんでもなく安いので、やはり管理ができていなかったのかと思う人もいるかも知れませんが、ちゃんとした製品であっても不良品が入ってきて、その情報を知らないまま飲む状況になってしまう事もあるかも知れません。

今回、水についての情報がたまたま見たテレビの情報だけでは足りず、ネットニュースで保管することで自分にとって有益な情報になったこともあるので、アンテナを張り巡らせていて気になるニュースを見たり聞いたりしたら、その内容についてきちんと複数のメディアを使って検証することも合わせておすすめしておきます。


災害時に備えて衛星インターネットのStarlinkを自分で持っておくべきか?

道路の復旧が遅れ、携帯電話の基地局や地上波テレビの中継局の予備電源が切れて通信ができなくなった能登半島の先端付近の状況を見ていると、これは自分でインターネット環境を作ることができる衛星インターネットを持っておいた方が良いのか? と考える方もいると思います。

ただこれは、車中泊で旅をすることが多く携帯電話がつながらなさそうな場所まで足を伸ばすような方でないと、毎月の維持費がそれなりにかかるので、光回線と同時にというのはちょっと私には抵抗があります。また、災害対策だけで使いたいと思っている方でも、比較的人の往来がある都会住まいであれば、ちょっと移動すればどこの基地局も使えないということはそうそうないと思うので、ここで考えるべきは、光回線のサービス対象外の場所で住んでいる方であればどうか? さらには、メインの回線を衛星インターネットにする場合でも、開けた場所にアンテナを設置できるのか? という事が導入のカギになるのではないかと思います。個人的には光回線からの乗り換えで使うというイメージで使えるようになれば、光回線からの乗り換えも良いかなとは思います。

今回の能登半島の地震というのは、道路が使えなくなって救援に長く入れないような悪条件が重なった結果だと言えます。そして、昨今のニュースではまだ携帯電話の基地局が復旧するのに時間がかかりそうだということと、各キャリアが無償で被災地に衛星インターネットのStarlinkの器具一式を避難所に導入したというニュースがありました。避難所では、アンテナを立ててネットが通じた段階で、そのネットをWi-Fiで共有し、避難所内で生活をする人たちは特別な機材を使わずに、手持ちのスマホがインターネットにつなげられるようになっていたようです。

そう考えると、こうした機材というのは個人で持つというよりも、今回のように企業からの提供でやってくるのを待つか、あくまで自力でインターネットの回線を確保したい場合は、主に普段でも携帯電話の電波が入りにくくなるような集落で一つ用意するという選択肢も出てくるでしょう。いざという時に使いたい人が、アンテナを設置した場所の近く、Wi-Fiの届くところに集まり自分のスマホやパソコンでネットにアクセスしたりするような事ができればそれで十分なのかも知れません。

ニュースだと、Starlinkで提供されるのはデータ用のインターネット回線だけなので、LINEのアカウントを持っていない人が親戚などに連絡を取るのにはまだ時間がかかるというような情報も出ていましたが、例えば楽天モバイルの「楽天LINK」アプリはStarlinkのインターネット回線を使って利用できるのか、その場合どのくらいの通話品質なのかというのは気になるところです。

というのも、テレビニュースで放送中、現地にいる被災者から電話でお話を聞いている際でも、話しているうちにかなり通話品質の低下がみられ、しばらく待って同じ内容を話してもらわないと言っていることが伝わらないような状況も出ていました。楽天モバイルの楽天LINKは、確かに通常時でも通話品質について色々言われていますが、私の場合は自宅のWi-Fiに接続している場合には比較的品質が良く通話可能です。通話自体にそれほどのスピードは必要ないと思いますので、集落で一台Starlinkを用意できるのであれば、それに接続して集落のだれでも無料で使える電話を作ってしまうというのも一つの方法としては面白いのではないでしょうか。

用意するものは楽天モバイルの回線を一つに、タッチパネル方式を採用しているパソコンと通常の電話の受話機の形を模したイヤホンマイクになります。パソコンにはデスクトップ用の「楽天リンク」アプリを導入しておき、電話を利用したい場合には楽天のSIMの入ったスマホを同じところに置いておき、画面をタッチしてパソコンを電話機のように使えるようにすれば、ちょっと見てくれば電話には見えないかも知れませんが、ネット回線を利用した電話機が日本国中どこでへも通話無料で(0570から始まる番号は除く)使えるようになるでしょう。

もちろん、タッチパネル式のパソコンでなくても、ノートパソコンにテンキーをセットして使っても良いのですが、大事なのは、いざという時に本当に使えるだけの通話品質があるのかということと、誰でも使えるくらい、操作がどれくらい簡単にできるのかということでしょう。個人的には楽天モバイルには、Wi-Fiルーターと電話機能が一体化した固定電話もどきに楽天LINKが使えるハードを出して欲しいと思います。普段はスマホで普通に回線を使っていても、電話の使えるハードとスマホを紐づけすることで固定電話のようにStarlinkと接続すれば使えるようになるのなら、単なる災害用の電話としてだけでなく、十分固定電話の置き換え用途として使えるのではないでしょうか。

でも、今の状況でもそれなりにスマホ操作が使えない人でも電話番号を入力するアシスト役の人がいれば、Starlinkだけでも何とかなるような気もします。ちなみに、今の世の中はスマホに登録している人以外から電話がかかってきた時に電話を取らない人もいます。その場合は、先に相手先のスマホに楽天LINKのメッセージ機能を使って、電話する前にこの番号からの電話には出てくれるようにとメッセージを入れて送ることもできます。メッセージを見てくれないとどうにもなりませんが、それでも全く連絡を取れない状況よりも何らかの進展が望めるのではないでしょうか。

もし今後、携帯電話が使えないエリア(Starlinkが避難所に設置されていることが前提)に行く予定のあるボランティアの方で楽天回線を使っている方が、避難している人の中に、まだ携帯電話の電波が使えなくて家族と電話できないと困っている場合には、自分のスマホを被災者に貸してあげ、楽天Linkから電話させてあげるのも良いのではないでしょうか。その際は不審電話だと思われないような対策として、前述のように先にメッセージ送信してから電話を掛けるようにすれば、被災者とその家族をつなぐお手伝いになるのではないかと思います。今後のの基地局の復旧が待たれますが、かなり多くStarlinkの端末は入っているようなので、こうした方法で無料電話を提供する方法もあることを覚えておきましょう。


放送を終了したNHKBSのチャンネルを使って石川県向けの放送を同時配信

北陸地方を襲った地震の続報は、被災地以外だと定時のニュースで扱われるような事はあるものの、情報の量が少なくなったことに懸念が出ていました。私自身は石川県在住の知り合いはいるものの、金沢市在住なので、そこまで緊迫した状況はないと思うのですが、穴水町・七尾市・輪島市・珠洲市などに親戚や友人がいる方にとっては、いったい現地はどうなっているのかわからないというのが正直なところでしょう。

また、先日このブログで紹介したように、現地でも通信事情がかなり悪くなっているようで、携帯電話だけでなく地上波テレビを中継局経由で見ていた地域の中では、中継されるべきテレビの地上波放送自体が見られなくなってしまっている場所もあり、最悪情報が入ってこない可能性も出てきます。

NHKではそうした要望に応えるべく、昨年12月で終了した元BSプレミアムのチャンネルBS103および104チャンネルを使って(従来はBSのチャンネル移行を知らせる内容で放送はしていた)、主に石川ローカル(金沢局発)の番組を流している時間や、全国のニュースなどを例外的に放送することで、中継局からの電波が受けれらなかったり、山間部などでテレビ視聴が困難な地域でもBS設備があれば、NHKの地上波のチャンネルが全国どこにいても見られるような形で放送を始めました。

私の場合はテレビの「番組表」で地震に関する情報を流しているのを知り、その内容を見させてしまいましたが、全国のニュースで流れる情報よりもきめ細やかに、当日のお風呂の提供情報などを流していたりして、現地での苦労がより感じられる内容になっています。

現在、被災地に留まって生活を続けている方もいますが、今後地域のパトロールなどに人員が割けるようになり、一時的にでもそれほど地震の被害が多くない県内や県外の方に一時避難をされる方も出てくるでしょう。ただその際に気になるのは、留守にした地域は今どうなっているかということではないでしょうか。

それを少しでも和らげられるようなきめ細やかな情報を現地のNHKでは流して欲しいですし、今後具体的にどういう援助ができるのかを考える場合にも、現地で何が起こっているかを放送する意義は大きいと思います。もし知り合いが現地で地上波から情報を得られないという事があれば、現在は旧BSプレミアムのチャンネルでローカルニュースおよび総合テレビの内容が放送されていると教えてあげて欲しいです。

また、私のように直接地震による被害を受けていない地域でも、現地の被災者はどのような環境に置かれているのかということを知るにも役立ちます。私自身も被災地の方のお役に立てるよう、様々な情報入手の手段の一つとして活用させていただきたいと思っております。


季節がら室内で使う頻度が上がりそうなカセットコンロについて一人暮らしではあえて使わない選択も

先日、自宅の近所で多くの消防自動車が走っていくような音がし、大きな火事が起こっているのかと思ったら、とあるマンションの一室が火事になっていたそうです。かなりひどい火事だったらしいのですが、その原因がカセットコンロが爆発したこだったそうなのですが、詳しくはニュース報道されなかったのですが、どうやら正しいカセットコンロの使い方をしなかった事で火事になったことだけはわかりました。

これは改めて言うまでもありませんが、普通のカセットコンロは飲食店や旅館などで鍋料理を注文すると出てくることが多く、元々は野外で使うものではありません。室内用ということで作られているので、きちんと使い方を守っていれば、失火をするような事は決してありませんので、その点は安心しても良いと思うのですが、問題があるとすれば生活にフォローが期待できない一人暮らし、特に高齢で一人暮らしをするような場合には、ちょっと状況は変わってくるのではと思います。

大きな鍋を載せて、その鍋がカセットガスのところまでかかってしまうと、熱せられたなべの熱がカセットコンロに伝わり、その輻射熱でガス管が爆発するという事故は以前にもありました。説明書を読むと、各々のカセットコンロで使える鍋の大きさは決まっています。古いものを長く使っていると説明書などもどこかへやってしまっているでしょうし、正しい使い方をしようとしてもわからないという方も出てくるかも知れません。

正しい使い方でカセットコンロを使っていても、ちょっと引っかけてしまって机から火が付いたままコンロ自体がテーブルから床へ落ちてしまったら、さすがにまずいと思いますし、コンロの消し忘れをしてしまった場合に、ガステーブルような安全装置まではカセットコンロにないので、室内で火を出したくないと思う場合には、カセットコンロの使用については自粛するようなことも考えるべきでしょう。

自宅ではガスを引いているのでガスコンロはありますが、こちらの方はキッチンから動きませんし、自動消火システムもあります。これからの季節、鍋をやりたいような場合には、あらかじめ鍋をコンロで沸騰させた上で卓上に移し、その際はIHコンロを使うというような方が良いのではないかと思います。

今年からポータブル電源をソーラーパネルで充電しながら使うというような事をやり出したので、鍋をするということはかなり寒い日になるのですが、太平洋側の冬というのは雪が降ることはなく晴れているもののシベリアからの風が冷たくて冷えるというパターンになっています。晴れることで放射冷却現象が起き、さらに翌朝が寒くなるということもあるので、太陽が日中出ていて十分にポータブル電源の充電ができた日を鍋の日にするということがこちらではできます。雪国の方にしたら、かなりこちらと状況が違うのですが、そういった地域の恩恵を受けながら室内での脱カセットコンロを目指していきたいと思っています。

とは言え、こちらでも石油ストーブは使いますし、それも誤って倒してしまったら火災の危険が増えてしまいます。火は大変に便利ではありますが、生活の状況によっては火災だけでなく一酸化炭素中毒や爆発を伴いますので、まずは安全に使うことを心掛けながら、無事に冬を乗り切りたいものです。最初に紹介した火災のように、ちょっとした火の不始末が大きな火災となり、自宅だけではなく近隣も巻き込むような事にならないよう、お互いに気を付けましょう。


全銀システムの障害は人ごとではなくその対策は毎月の支払いに余裕を持たすことに尽きるのでは

過去には銀行のシステム不具合といえば、特定の銀行がシステム変更をした際や、連休をはさんで利用が集中し過ぎることによって起こることがありましたが、先日発生して復旧まで時間がかかっている全銀システムの不具合による、他行からの振り込みができなくなっていた(現在は解消)ことによって、色々なところに実害が生じているような状態です。

全銀システムに加盟している銀行を使っている方が、口座から他行への振り込みをしようと思っていてもできないということなのですが、個人が直接振り込みできない場合は、現金を出して別の方法で送金することは件数がさほど多くなければ何とかなるレベルかも知れません。ただ、給与の支払い元が全銀システムを利用していたり、各種公的な手当てや年金の場合もあり、そのいずれも毎月(手当などの種類によっては2ヶ月に1度のこともありますが)入ってくるはずの収入が入ってこなくなってしまうので、振り込みがされなかった当月から深刻な影響が出てくることが今回のトラブルでははっきりしてしまいました。

少なからぬ人が、銀行口座からの口座振替を利用したり、クレジットカードで毎月利用した買い物の代金を翌月にまとめ払いしていると思うのですが、もし翌月の給料の入金を見込んで口座の残高以上の買い物をしてしまった場合、もしかしたら口座からの振替が行なわれないことになったら大変です。入金されないことで信用取引の根本が崩れてしまいますので、クレジットカードの信用について問題が起き、新たに別のクレジットカードを作ろうとした場合に、実際に利用料金が引き落とされなかった事実が残っていることで、新たなカードやローンの契約が成立しなくなるということもあるかも知れません。

今回のトラブルの場合は、利用者側に問題があって支払いが滞ったということはないので、何らかの救済策が出るとは思いますが、例えばクレジットカードの引き落とし日直前になって口座残高が足りない場合、支払い方法を変えたり、キャッシングを行なって本来入ってくるべき分の不足分を補ったりした場合、果たしてその金利などを銀行が補償してくれるのかどうかについては、私が見た限りはテレビニュースでは触れられていませんでした。もし自分のところでそんな事になった場合は、まずはクレジットカード会社の方に問い合わせをしてみて、とりあえず自分で対策するのか、そのままにして銀行やクレジット会社の対応を待つのかをしっかり確認して動くことが大事だろうと思います。

このようなことが実際に起きてしまうと、やはり日頃から自分の口座に振り込まれるものがすぐに振り込まれないのに、引き落としだけは普通に落ちてしまう場合の対策を考えておくことは大事でしょう。それこそ、安易に何でも口座振替にすることを止め、電子マネーによる支払いの方へ移行したり、複数回払いを止め、お金を用意した上で翌月一括払いの方にシフトするような事もそうでしょう。また、毎月多くのお金が入ってくるあてがあるので無駄遣いしても何とかなるというような考えから、日頃から無駄を極力抑え、一回ぐらい給与の支払いが滞っても、十分な口座残高を確保するような生活に切り替えるような事も大事になってくるように思います。

最近は生活に関わる様々なものが値上げされ、中には今までの貯金を切り崩しながら生活している方もいるかも知れません。そんな中で蓄えをするというのは大変であることは十分に理解した上で、いかに今の生活を維持しながら使うお金を少なくしながら、少しでもいざという時に役に立つように口座にお金が残るような生活をするように考えを切り替えるのも大事です。これは何も毎月の給与が安い人だけの問題ではありません。生活が便利になる中で、気付かないうちに必要のないところに必要以上のお金を掛けて手間を減らすことに慣れてしまうと、一気にそうしたサービスを止めたり、使っている商品のレベルを下げる事ができなくなってしまう事も起きます。見栄を貼るということとも違い、ある程度毎月決まった金額のお金を使う生活が当たり前になってしまうと、節約をしながら生活をすること自体が難しくなるということは良く言われています。

私の場合を考えても、収入が低い時でも高い時でも、毎月残るお金はほとんど同じだったような事を経験していて、後から考えてみると、収入の低い時には色々なことを我慢してきたことで、収入が入るとそのタガが外れたように自分でもわからないうちに、色々な必要のないものまで買ってしまうというような事がありました。今はそうした事について反省し、本当にそれは自分にとって必要なのか? ということを考えながら物やサービスを購入することを実践しようと思っています(まだ完全にできているわけではありません)。

ただ、あまりに我慢する生活を続けてしまうと逆に生活自体が面白くなくなってしまい気が滅入ってきますので、自分で限度を決めながら生活を楽しむための出費も必要になってくる部分はあるでしょう。しかし今回のような事は、規模が大きい場合も小さい場合も、システム変更やハード変更のタイミングで起こり、たまたま自分の口座利用がストップさせてしまう可能性は0ではありません。そんな、いざという時にお金が足りなくなった時の事を考えて、お金に対しての問題がない時からその対策を立てていくことは、中東での戦争のような状況に触れてしまうと、やはり大切なことだろうと思います。支出をセーブしながら生活を楽しむような事について、これからも考えていきたいなと改めて思った今回の全銀システムの不具合に関するニュースでした。


液体系の燃料の車内持ち込みについては今後慎重に考えた方が良いかも

東北新幹線をしばらく止めてしまった薬品のトラブルは、かなり大きな影響を多くの人に与えそうです。硫酸のような液体は、きちんと専用のボトルに入れ、簡単に破損するような事がないように気を付けるべきでした。JRの規則では500ml以内にというような持ち込む量についての制限もあるようですが、この規定も今後は変わってくるのかも知れません。

硫酸とは違いますが、過去には放火事件があったことから、ガソリン・灯油・経由の持ち込みは量に関係なく禁止されるようになりました。今回の事件を受けて、硫酸をはじめ他のものについても規則が変わり、新幹線には持ち込めなくなる可能性も出てきますので、この点は実際に仕事で使われる場合には乗車前にJRの規則を確認して、車内に持ち込める条件を満たしているかを調べてから持っていくようにしないと何かあったときに自分だけでなく仕事であれば会社や取り引き先にまで迷惑を掛けることを肝に銘じておいた方が良いでしょう。

基本的に新幹線は荷物検査がないので今回のような事も起こってしまったのだろうとは思いますが、在来線と違って新幹線は次の駅までの距離が長いため、何か大きな事件が車内で起こってもすぐに停まることはできないでしょう。
私たちはあまり考えないでいることではありますが、わざわざ新幹線の車内で事件を起こしても、逃げられない(ご存知の通り新幹線の線路周辺は鉄条網で外から入れないようになっており、その囲みを破って逃げようとしてもまず無理)のにと思う方はいるかも知れませんが、それこそ過去にあった事件もありましたし、自爆することを最初から狙って犯行が行なわれれば、もはやどうしようもありません。

こうした事件は、何もガソリン類を持込禁止にしても、今後硫酸も同じように持込禁止にしても起こる可能性があります。ただそれでも、可燃性のスプレーまで持込禁止にはできません。私自身はそうした極限状況に遭遇したことはありませんが、やはり挙動がおかしいような人を見付けたら、その場から離れるなり移動中だからといっても気に掛ける必要のある事についてはしっかりと気に止めておくことは必要になってくるでしょう。

ただ、それとは別に個人的に気がかりなのは、まだ禁止されていないながらも危険には違いないと思われる、アルコール燃料の持ち込みについてです。わかる人はわかると思いますが、アルコール燃料は揮発性が有り、こぼした所に火を付けるとあっという間に大きな火になってしまいます。私自身は自宅にアルコールストーブで使うために常備していますが、今後は家から燃料は持って行かないで、例えばキャンプをするなら、目的地に着いたところにあるドラッグストアに寄って使う分だけの燃料を入手するような形に変えた方が、移動中のトラブルを回避することができるのではないかと思います。

もし、アルコール燃料を使っての電車内での事件が起きてしまったら、もしかしたら今までは気軽に買えていたのが、記名制になるなどの変化がある事も考えられます。アルコールストーブを主に使っている私としては不本意ではあるのですが、正しく爆発しないように使わないと、アルコール燃料と言えども軽視して良いものではありません。逆に言うと少ない量でも風防をきちんとすれば、ちゃんと湯沸かしや炊飯に使えるだけでなく、煤も出ないし揮発すれば片付けも要らないというメリットが有る燃料だけに、持ち運ぶ場合には絶対に中味がこぼれないように気を付けて少量を持っていくというような細心の注意をするようにして欲しいものです。

今回の硫酸の事件(事故?)も、いい加減とまでは言いませんが、一般の人から見ると怖い薬品を運んでいる場合、危険物を持ち運んでいるということをしっかりと認識して運ばないと、故意でなくても他の人に怪我をさせたり怖い思いをさせてしまう事もあります。薬品の管理には十分気を付けていただきたいと思います。


津波注意報が出たことがわからず行動しないためにはスマホだけでなくスマートウォッチも必要な状況もある

昨日は、伊豆諸島を中心にしてお昼前から津波注意報が出ていましたが、その時にはテレビが近くにあったのでニュースを注視していたところ、少しいつもと何かが違うことを感じました。今回の津波注意報は大きな揺れを注意報が出た地域では感じられなかったということで、テレビなどで注意報が出たことを知っている人は、外に出ている人に対して電話などで知らせて欲しいとアナウンサーは喋っていました。

津波のシステムは、大きな地震と関係がありますが、それともう一つの原因はどこが震源地かというところにも関係します。今回注意報が出た伊豆諸島では揺れはほとんど感じられなかったものの、マグニチュード6.6というかなり大きなエネルギーの放出によって、津波が襲ってくる可能性が出たことでの注意報なのですが、そうした理屈はともかく、海の近くにたまたまいた場合、津波にのまれてしまうこともあったかも知れないので、特に海沿いに近い地域で生活している場合は、実際に地震を感じなくても、こうした津波に関する情報についてはテレビ・ラジオがなくてもわかるようにはしておいた方が良いとしみじみ思いました。

今回は伊豆諸島だけの注意報でしたが、南米チリで大地震が起こった際には、日本の太平洋沿岸でも津波が観測され、多くの被害が発生しました。これについても、まさか日本で地震が起きたわけでもないのに、なぜ津波が来るのか? という疑問はあるかと思いますが、今では地震があればその場所と大きさはすぐに観測され、必要があれば津波についての情報は出てきます。大切なのはそうした情報を早く入手し、適切な対応を取ることではないかと思います。

実は今回、テレビの近くにはいたものの、注意報が出た時にはテレビは付いていませんでした。ではなぜ私が津波注意報が出たことを知ったのかと言うと、スマホに来たLINEの速報で注意報が出て、まずはスマホにメッセージが入ったのですが、自分のスマホと常時手首に付けているスマートバンドはBluetoothでつながっているので、一度スマートバンドが振動して、メッセージの内容が画面に出るようにセットしてあったからです。

電話の着信とLINE通知は手元でわかるようにしてあったのですが、今回はそのおかげで津波注意報が出ているのを知り、あわてて近くのテレビを付けてもらって状況を理解することができました。もちろん、津波警報などもっと危険な情報が出たら、スマホが音を消していても最大音量で鳴るようにはしているので、その時にはスマートバンドで通知しなくても状況はわかったと思います。ただ今回の注意報でも予報では1mの津波が来るかも知れないような情報も出ていましたし、スマホ自体からは音はしなくても、自分だけが気付き、必要があればスマホを取り出してすぐに情報の確認ができる、スマートバンド(スマートウォッチ)との連携機能というのは、いざという時には役立つのではないかと今回思いました。

ただ、単体でeSIMを登録可能で通話・通信も可能なものもあるスマートウォッチと違って、単体では通信機能のないスマートバンドの場合には、Bluetoothの届く範囲にスマホを常に置いておかないとこうした通知は入りませんので、その点だけは注意しましょう。ちょっと外出する時についスマホを持っていくのを忘れてしまうような方は、単体利用可能なセルラーモデルを選んで、さらに単体での利用可能環境を整えるようにしましょう。