防災関連ニュース」カテゴリーアーカイブ

防災に関する新たな話題や、画期的な新製品の紹介などをこちらで行ないます。

2025年4月18日の長野県で起きた地震について改めてテレビ・ラジオの大切さを感じた事について

最近、ネットショップで売られているチューナーレステレビが安く手に入るようになってきて、自宅のテレビを替えてみようかなとちょっと思ったりしていました。ネットでテレビの同時配信が見られるのであれば、普通にテレビを見たいと思った時にも困りませんし、アンテナの用意がなくても、インターネットさえ繋がっていればすぐ見られるなら、新生活に入っていく人にとってはあえてテレビのチューナーは入れずにその分安く済ませることもありなのでは? と思うところも正直ありました。

一昨日、BS放送を見ていたのですが、このBS放送というものも台風や厚い雲がパラボラアンテナを向けた方向に出来てしまった場合、放送を見られないくらいの受信レベルの低下が起こり、途中まで見ていた番組が見られなくなってしまう事も結構起きます。日本では停電はそこまで頻繁に起こらないので、もし同じものがネット配信で見られるのだったら自然環境に影響されるテレビチューナーよりも、ネットに一本化するというのは一つの考え方です。

話はBS放送を見ていたところに戻るのですが、夜の8時を過ぎたくらいにいきなり、聞くとストレスになると思われる緊急地震速報の音ではっと画面に注目しました。見ていたのはNHKではない民放だったので、すぐに画面に地図表記は出なかったのですが、ちょっと遅れて地図が表示され、震源は長野県であることを理解しました。

大町市付近が震源ということでしたが、緊急地震速報が鳴り終わった後に自宅の集合住宅も少しではありますが揺れたのがわかりました。身構えるほどではなかったものの、いきなり揺れを感じて「この地震はどこが震源地か?」と思うような事はなく、落ち着いてその後の状況を見ることができました。

昨年の南海トラフ巨大地震に関する情報が出た後、大きな地震は身の回りで起こっていなかったためちょっと油断していたということはあったのですが、やはり日常生活の中ではいつ大きな地震が来るのかはわからないので、緊急地震速報を受けられる状況を作っておくのは大切ではないかと思います。本当に今いる地域で大きな地震波を感じた場合にはスマートホンを鳴らすような形での情報伝達がされるわけですが、今回の場合は長野県での地震だったので当然スマホは鳴りませんでしたし、日本全国エリアで異常が起こればそれをすぐに報じてくれるテレビのシステムというのは私にとっては必要なものだと改めて思った次第です。

もし、家に普通のチューナー付きテレビが無いという場合には、テレビよりも即時性の高いラジオをずっと付けておくことで、視覚的には情報は入ってこないものの、緊急地震速報は把握することができます。それを受けてインターネット放送やテレビの同時配信を見るようにする事でその後の推移はチューナー付きテレビを持っている人と同じように情報を受けることはできるかも知れません。

ラジオはデジタル化したテレビと違って遅延が少ないので、より早い情報という意味では、チューナー付きのテレビを持っている人にとっても数秒の差で状況が変わることもあるかも知れませんので、私も今後はラジオを活用する生活ということも考えていきたいと思いました。

ETCゲートが国内一部地域で利用できなくなったニュースはラジオが一番早かった?

昨日(2025年4月6日)、深夜ラジオをうとうとしながら聞いていて、何時かはわからないのですがとにかくNHKの定時のニュースのトップニュースでNEXCO中日本管内でスマートインターチェンジや、インターのETC専用出口が利用できないトラブルになっていると聞いたような気がしました。

東名高速のインターでも同じようにゲートが開かないトラブルが起きているということらしかったので、近くにあったスマホを出してNEXCO中日本のホームページにアクセスをしたものの情報は無く、ネットのニュースサイトを見てもそのようなニュースは載っていなかったので、本当にそんなニュースが放送されたのかとその点からあやふやに思って、そこではそれ以上追求せず、そこから二度寝しました。

で、改めて朝起きてニュースを見たら、本当にETCのシステムトラブルは起こっていて、高速に入るにも出るにも有人のゲートを通らなくてはいけないので大変なことになっているという事を知りました。

昨日のエントリーで紹介しましたが、直前に高速道路を使って山梨まで行ったばかりだったので、こうした情報を知っているか知っていないかではかなり違ってくることが考えられます。もし、こうした情報を知らないで出掛けてしまったら、高速道路に入るにも出るにも渋滞に巻き込まれてしまったことでしょうから、出掛けて後悔することになったかも知れません。

今回の場合は特に、様々なニュースの中でも定時のNHKでのラジオニュースが一番早く私のところには入ってきたので、改めて車で旅行中にどういったラジオを聞くべきかという事を考える時、前回は通っている地方の民放を聞くことの有効性について書きましたが、それと同時に、NHKが必ず伝える定時(00分)のニュースの時間にはNHKに合わせて今社会で何が起こっているかということを心掛けることで、車を運転しながらでも大事な情報を逃さないようにできるのではないかと思い直しました。それにしても昨日の今日でこんな事が起きるなんて全く考えもしませんでした。

ただ、山の中などを走っていると、どうしてもAM放送が聞けなくなってしまう電波状況になってしまうことがあります。トンネル内に放送を送る装置が無いトンネルもあるので、あくまで自分が走っているエリアのニュースを取り逃さないためには、スマホのradikoアプリで民放とNHKを切り替えながら音を出していれば、スマホの電波が通る場所であればカーラジオが聞けないところでもクリアではっきりとした音でラジオ放送を聞くことができるのでおすすめです。

今回の場合は、天災ではなく何らかの人為的なミスによって起こったことではありますが、何も知らないでいると車で走行する事自体ができなくなってしまう可能性があったので、注意することに越したことはないと思いますね。走っていて周辺の様子がおかしいと思えるような事はないのに、いきなり渋滞や混雑に巻き込まれて何が何やらわからないままイライラしてしまうなんて最悪ですし。早めにそうしたトラブルが起こっていることを知るためにも、特に家などで常にテレビを付けていち早く情報に触れられる環境にない場合には、ラジオないしネット経由のラジオ配信をうまく活用して、今回のような突然のトラブルでも早めに知ることができるような体勢を取りたいと思うようになりました。

南海トラフ地震への備えも変わっていく感じもある今後のお米の流通具合について

一昨日の昼に買い物に行ったところ、昨年見たお米の置いてあるはずの棚の風景をまた見ることになりました。一切のお米が棚にはなく、テレビでは最近スーパーのお米の動向については報じられない中でお米が買えないというのは、今年の新米が出回る時期までまだ相当ある4月の段階ではちょっと不安を感じることになりました。

自宅では最近は毎日お米を炊くことはせず、パンや麺類などと合わせてお米の消費量は減らしてはいるのですが、ちょうど前回購入した分のお米が切れてしまったので買いに、仕事が休みの日を利用して普通のスーパーが開く前の時間にでも開いているスーパーに出掛けてみました。

ただ、残念な事にそのスーパーでもブレンド米でいつも山積みになっていたはずのお米がなく、あっても高額なブランド米だったり、いかにもいつもあるブランド米よりも良くなさそうな感じのお米が高値で出ているだけでした。恐らく、その日の午前中くらいには、多少の高値なら仕方ないと思った人に買われてしまうと思うので、それならばここで多少高くても無いよりはましなので買ってしまおうかとも思いましたが、もう一店舗のあてがあったので、そちらの様子をまず見て来て、そこでも買えなかったら戻ることにしました。

そのお店は農協の直売所で、私が入店した午前9時半頃には(開店は8時半)まだお米の販売はしていました。ただ、籾殻付きのお米を精米して販売するのでちょっと時間がかかります。価格の方も山形のお米でしたが、5キロで4千円弱と前のスーパーで精米から時間が経ったブレンド米を買うよりも安くておいしい食事ができそうということで、注文することにしました。

大体30分くらい待ってから受け取りに行ったところ(時刻は平日の午前10時)、もはやその日の販売分を完売していたのにはびっくりしました。お店では今の状況を受けて1人あたり10kgまでという制限を付けても売れていくのですね。今後、備蓄米放出があればもう少し買いやすくはなると思うのですが、それも農協が買い入れた在庫があるうちのみで、今年の新米が出回る前にはどのような事になってしまうのか、不安でしかありません。

今回のエントリーは、単に日本の米流通の状況を憂うだけの話ではありません。表題のように、最近になって、近く起こることが予想されている東南海地震の被害想定について見直しがされたニュースがありましたが、この「見直し」に、今のような米の入手のしづらさを考えているかということが気になるのです。

私のところでは、災害用にということで、お米というよりはカップ麺や乾麺を備蓄しておいて、災害時に備えているのですが、災害時の炊き出しということになるとお米が手に入るかどうかというのは大変大きなポイントになるのではないかと思っています。多くの小麦粉があっても、そこからパンを焼ける人は少ない代わりに、お米であれば電気がなくても水と鍋があれば炊くことは可能なので、お米は日本にとっては主食であると同時に普段から何気なしに食べ続けることで、非常時にも役立つ備蓄食料として機能します。

さらに、カップ麺はお湯を入れて出来上がったら早く食べないと冷めたり伸びたりしてしまいますが、お米の場合は冷めてもいただけますし、先日終了したNHKの朝ドラのテーマになった「おむすび」にすれば、災害時には器も必要なく型崩れの心配もなく、多くの人に提供することができます。

大きな災害時に外からの支援が受けられなくても、各家庭にあるお米を持ち寄って大きな鍋で炊くことで、みんなの分を一気に作ることもできます。今の家庭には米びつはないにしても、5キロないし10キロ単位でのお米が普通に用意されていましたが、今の状況では逆にそうしたお米の争奪戦が被災地で起こってしまいかねない状況にあると言わざるを得ません。

今の状況で大きな災害が起こった場合、今まではそんな事を考えなくて良かった食料についての争いが起こることも十分に考えられるので、まずは最初に紹介したような、「買いだめではなく自宅の在庫が切れたらその分を買う」ような消費者が普通にお米が買えないような状況は、もし何か大きな災害が起きた場合にパニックを引き起こす可能性があることをまずは農政を司る方々には認識して欲しいと思います。

米作りについての政策を変えるといってもすぐにできることではないので、それまでは緊急避難的な対応も必要になるでしょうが、せめて災害時に米不足で問題が起こることのないようにすることが、正しい南海トラフ地震への対策ではないかと思います。

個人的には、そうした対応がされるかどうかすらわかったものではないので、米が手に入りにくいうちは米以外の備蓄食料になりそうなものを備えることで何とか生きのびられるような方法を考えることにします。

地震が起こることを身近に感じる日本とめったに起きない地域で発生することとの実感の違い

ミャンマーの内陸部を震源にしたマグニチュード7.7の地震は、軍事政権下であるミャンマーでの被害が伝わりにくかったのに対して、震源からかなり離れたタイのバンコクにおける被害の方が大きく伝えられています。

報道されたデータによるとバンコクで今回の地震を体感された方は、恐らく震度3くらいだったのでは? という話が出ているとのことです。ただ、震源地から約1,000kmも離れているバンコクで深刻な被害が出たのには、長周期地震動が起こったのではと言われています。2011年の東日本大震災においても、東京都内の高層ビルにおいては、震源地から離れているにもかかわらず相当揺れて、その動画映像を見た方も少なくないと思います。

ですから、地震が起こった時にバンコクの高層ビルの中にいた人は相当恐かったと思いますし、さらに言うとタイは日本と違って頻繁に地震が起こるような地域ではないため、地面が揺れる体験自体が恐ろしいものだったことが想像されます。

私は生まれてからずっと日本に住んでいるので、震度2~3の揺れというのはこれまで数えられないほど体験してきているので、揺れた瞬間びっくりして生気を失ない、地震そのものと関係ないところで命の危険に当面するような事はないと思います。もしこれを書いている時に震度3~4くらいの揺れに見舞われたとしても、まずはその場から動かずに何が起こったのかを慎重に見定めるくらいの事はやれると思っています。果たしてこれが良いのとなのかどうかはわかりませんが、逃げるにしても冷静に自分の命が助かるために何をすればいいかということをまずは考えるようにしたいと思います。

地震がほとんど起きない地域と日本を比べた場合、社会的なインフラにも差がある可能性も高いでしょう。かつて、日本で関東大震災が起きた時、ある程度前の時代に作られた木造建築は太い梁が使われていて、関東大震災級の大きな揺れでも何とか倒壊は免れたところもあったと聞きますが、当時安普請で建てられた住宅の多くが倒壊してしまい、物だけでなく人的な被害が増える原因の一つとなったと言われています。日本国内では度々こうした地震が起きることによって、建物の耐震性に強化が図られていて、さらには建築中の建物においても、地震対策はそれなりに行なわれているように思います。今回の地震により、工事現場で建築中のビルが崩壊してしまったり、クレーンが倒れた映像を見ていると、やはりどこで大きな地震が起こるかによって被害の内容も変わってしまうということも強く感じました。

まだ、震源地近くのミャンマーにおける被害については断片的にしか伝えられていませんが、レンガで作られた家などが一気に崩れてしまう危険もありますし、現地の事が心配になってしまいます。ただ、ミャンマーは現在民主化がされておらず、軍事政権が統治しているので、海外からの救援隊をすぐに受け入れてくれるのかという事も同時に気にかかります。ミャンマーからすると他国である日本に住む私の言うことなど何の影響力もないとは思いますが、せめて自分たちだけで自国の国民を守ることができないような場合、あえて海外の優秀な能力を持つ救援部隊にお願いして自国民を守るような行動をミャンマー政府にはとってもらいたいです。

今後、時間が経つにつれてその被害の内容も徐々にわかってくると思いますが、個人的に気になるのが、地震自体の被害ではなく地震への体験が無いことによる人々のパニックが原因となるような事象が起こっているのかどうかということになります。小さな地震であれば普通に起こる日本国内では考えられないような事でも、巨大地震になってしまうとさすがに地震に慣れた日本で生活している人にとってもパニックになる可能性は起きます。過去にSNS経由のデマに振り回されてしまうこともありましたので、地震で罹災した人々の行動の中でできるだけそういった事がないように祈るとともに、自分の身に置き換えて安全に行動できるような行動について考える一助になればとも思います。

日本の海外援助についてとやかく言われる時代ではありますが、地震対応について世界の中でも日本の経験は大きいと思いますので、この点については積極的に被災国の援助をお願いしたいです。

山の中で車中泊場所を探す場合に大雨や地震以外に気を付けたい「工事場所」について

今の日本では、誰の土地でもない場所というものはないので、車中泊をする場合には周辺の状況を見ながら、必要に応じて許可を受けるとか、帰る時には「来た時よりも美しく」の精神で行なうことが個人的には良いのではないかと思います。

そうした基本を踏まえつつ、安全に車中泊をするための場所について考えてしまうような「土砂崩れ」が何と私の住む静岡県内で起こっています。まず、行楽で私自身も出掛けたことのある川根地区の寸又峡温泉にある「夢の釣り橋」に向かう山道で土砂崩れが起こり、歩いて吊り橋に向かっていた人たちが一時孤立することになりました。これは、先日の台風の影響があるのか? と思っていたのですが、まだ寸又峡温泉の土砂崩れの復旧についての話も出ていない中で、場所は違いますが、今度は静岡市内の南アルプス方面へ登山に行く人たちの拠点である「椹島ロッヂ」付近の林道か崩れ、百人以上の人たちが孤立したとの報道がありました。

これも、先日の台風の影響による大雨の影響なのか? とも思えましたか、現地で孤立していた人たちは登山客だけではなく、リニア工事に携わる人がいるというのが個人的には気になりました。といっても、今回の土砂崩れをリニア工事の関係からリニア自体をどうこうという事が本稿の目的ではないことは最初にお断りしておきます。

最初に書いた通り、車中泊をする場所について考える時、「できるだけ同じように車中泊をする人たちに囲まれるような場所てしたくない」という人たちは、できるだけ人も車も通らない場所を目指して車中泊場所を探すという方もおられると思います。車両通行止が行なわれていなければ、基本的には車は入っていけるわけではありますが、このブログでは今まで、大雨などで土砂崩れの危険が高くなっているような状況で、あえて山中に分け入ってしまうと、車だけでなく生命の危険もあるのでやめるべきだというところまでは書いていたように思います。

しかし、今回の椹島ロッヂ付近での土砂崩れの場合、直近で大雨ということもないですし、恐らく孤立状態に陥った登山者たちも、まさか自分が家に帰れなくなるとは思わなかったのではないかと思います。山道はどこでも崩落の恐れのある箇所はありますが、今回の場所は特に山の上で道路やリニア新幹線の工事が行なわれているところなので、工事関係車両の出入りもあることだろうと思います。

幸いにも、今回の静岡県内における土砂災害は孤立者を生んだものの、人的被害は起こりませんでした。ただ、孤立した場合、天候が良い場合にはヘリコプターでの救出もできますが、ヘリが飛ばないとその場所から動くことができません。もし車中泊でどこか山の中で過ごしていてこうした土砂災害が起きた場合にどうなってしまうかということも考えた上で車中泊場所を探すことも大事ではないかと思います。

個人的には、それほど広くない林道などを工事用車両が行き来するような場所については、道路に対しての負担も出てくるように思いますので、安全ということを考えれば、そうした場所については近寄らないようにとも考えています。特に車中泊の旅というのは、全てにおいて自己責任の旅となってしまうので、何よりもまず無事に帰るということを考えながら、まずは安全第一に車中泊の旅を楽しんで来ていただきたいと思います。

警戒情報が出ているうちは天候が回復していても用が無ければ外出をすべきでないと感じた件について

昨日は東海道新幹線が終日計画運休になるくらいの台風が影響する雨に注意をすべき一日でした。ただ、その日は早朝から多少の雨は降ったものの、お昼になるに従って日が差してくるような天気でした。自宅に籠もっている私としても、「こんな状況で本当に台風がやってきているのか?」という天気ではありました。

ただ、静岡で晴れ間がのぞいている時間には岐阜県を中心に大雨になっていて、ネットやテレビのニュースで雨雲の動きを見ていると、いったん天気が持ち直してもまた降ってくるだろうと思ったら本当に降ってきました。そんな感じで自宅から出ないで過ごしながら地元のテレビ局が放送する台風情報を見ていたのですが、そこで衝撃的なニュースを目にしてしまったのです。

私の住む静岡市では、生活に密着し河川敷には多くの人が集まってスポーツ(主に野球など)を楽しんでいるのが「安倍川餅」という名前に聞き覚えがあるかと思いますが、静岡市中心部の西を流れる「安倍川」です。大雨の場合、水位が上がるとかなり危険なこともありますが、その時には警戒水位を超えたというような話はなく、水位は上がっているにしても、堤防が決壊するとかそんな情報もありませんでした。

その安倍川(流されたのは安倍川水系の大門川という支流)で、男性が安倍川に流されているという通報があり、消防により60代くらいの男性が救助されたものの心肺停止の状態であるというニュースが入ってきました。ニュースソース自体はまだそこまで詳しく確認していないのですが、男性が安倍川の支流から安倍川に流されて救助されたのはテレビニュースで速報として流れてきたので間違いはないと思います。

これはあくまでも自分の推測ではありますが、警戒情報が継続しているとは言え、晴れ間の出た天気に外出し、家の近くの小さな川の近くまで様子を見に行ったのではないかと思われます。たとえ晴れていても過去に降った雨が多く支流にも流れているので、何かの表紙にバランスを崩して川に入ってしまって、あっという間に流されてしまったという風に考えることができます。

恐らく時間的には晴れ間がのぞくくらい天気が良い中で起こった出来事ではないかと思うので、たとえ拍子抜けするような警戒情報発令中の状況であっても、むやみに外出しないで川に近づかないことの大切さということをひしひしと感じた次第です。

すでに台風が過ぎてしまい、警報が全て解除されたところなら良いとは思いますが、今後まだまだ国内の多くの地方で大雨に関する警報や避難勧告が出てくるのではないかと思います。そんな時にはむやみに外出したり、水路や川の様子を見に行ったりすることで命の危険にさらされるかも知れませんので、ここは改めて皆さんにも注意喚起をさせていただきたいと思います。まずは全ての警報が解除されるまで、十分に注意をしてお過ごし下さい。

自然を切り開いてメガソーラーよりも地域で使う分を都市部で発電できれば

日本全国で、今ある自然を切り開くような形でメガソーラーの施設を作る事例があります。ソーラー発電した電気を電力会社に売る場合、安定した供給ということを考えると、安い土地に大規模な施設を作るという考え方は理解できるものの、自然破壊ということだけでなく、建設地の下にある住宅が土石流の被害に遭うのではないかという危惧もあったり、さらには、メガソーラーを作ることで今まで周辺での生活を営んでいた動物の行動範囲が変わり、危険な動物が里に降りてくるということも心配の種になっています。

昔は、政府の補助でソーラー発電した電気は高く買ってもらえていたので、一般住宅においてもソーラー発電の設備を作り、その電気は電力会社に買ってもらうというビジネスモデルがありましたが、今はそうした事をしても、設備費をなかなか回収できないのではないでしょうか。

現在の自宅は集合住宅なので、大規模なソーラーパネルを設置すること自体不可能なのですが、コツコツと安い折りたたみ式のソーラーパネルを買いながら、最近の技術進歩が目覚ましいポータブル電源を充電するような事はできるようになりました。今はそこまで力を入れて毎日ソーラーパネルを出すようなことはしていないものの、大規模な停電が起きた時には最低限の生活に使える電気くらいは発電することはできるのではないかと思っています。

2024年も夏になって、毎月の電気料金が値上がりする中で、何とかして生活を守るためには、できるだけ少ないコストで家庭内でのソーラー発電を普及させるような形の方が、自然環境を破壊することなく、電力会社の電力不足に対しての一つの対策になりうると私は考えています。

それには、設置も片付けも簡単なペロブスカイト太陽電池を安く多くの人が買えるようにし、比較的大型のポータブル電源を購入しようとする人への援助があれば、私の自宅のよように、一方の面だけにしか太陽の差し込む窓がないような集合住宅であっても、それなりに大きな出力の電気を取り出せます。ペロブスカイト太陽電池は、以前拝見したテレビニュースによると、現在のソーラーパネルと比べて曇りでもそれなりに発電できるような性能があるようなので、朝出して日没まで出しておいて、台風などで危険な時は簡単に撤収できます。

ちなみに、現在の私の用意したバッテリーとソーラーパネルではエアコンの連続稼働は残念ながら無理で、せいぜい扇風機を回し続けられるくらいの規模にしか過ぎませんが、とりあえずは早く安いペロブスカイト太陽電池がネットで簡単に買えるようになって、市販のポータブル電源を充電できるようになれば、自分のところでもやってみようと思う人も増えるのではないでしょうか。そうしたご家庭が増えれば増えるほど、山の中にメガソーラーを建設しなくても、国内の家庭で利用するいくらかの電気を自分で作ることもできるようになり、それが電力会社の負担を減らす様になっていってくれるのではないかと思うのは理想論すぎるでしょうか。

そういう意味では、まだペロブスカイト太陽電池は市場に出てきていないので、その登場を個人的には待って、パネルの特徴を掴み、その能力によってさらなるポータブル電源を増やすかどうするかという風に考えています。さすがにこれからの季節はエアコンの電気をソーラー発電で賄うのは難しいと思いますが、今後はそういった人が増えていくことで、メーカーもコンセントでなくソーラーパネルから充電することも考えられた製品が作られるなど、自家発電でできる事は増えていくのではないか? という風にも思います。

この件につきましては、こちらの方でも情報収拾を続け、実際にネットで簡単にペロブスカイト太陽電池が購入できるようになったら、その実力について早めに知るために購入してここで紹介できればとも考えています。

日頃から情報収集を意識的に行なうにあたって複数のメディアを使うことも必要か

今の世の中、ネットからの情報さえあれば他のものは必要ないと、新聞やテレビを止めてしまう方もおられるかも知れません。生活をしていく中で必ずしもテレビが必要ないということは間違いではないと私も思いますが、非常時でなくても日常生活を送っている中においても、情報を取れるか取れないかというのは大切なことです。

今回、このような事を書こうと思ったのは、たまたま夕方のテレビの全国ニュースを見ていて、地方局のニュースに切り替わる中で、短いですが私にとっては大切なニュースを見てしまったからです。

というのも、お正月の能登半島の大きな地震が起きたことで、具体的に自宅でも長期に保管できる「水」を用意しようと、2Lタイプのペットボトルを1ダース購入して家に置いてあるのですが、きちんと品質管理がされているなら安いものでも十分だと思い、購入したのがイオングルーブから出ているトップバリューブランドの「天然水」だったのですが、事もあろうにその製品がメーカーによって回収になるというものでした。キャップからカビ臭がしたという購入者からの報告があり、メーカーでは中に入っている水が健康被害を生まないと主張しているものの、返金対応をするようです。一応、私と同じように購入した方もいるかも知れませんので、後からネットで検索して出てきた詳細について報告します。ちなみに、テレビのニュースでは東京都内の特定の店舗で販売したものという内容で報道されたものの、以下の内容を見ると、どうやら東海地方で売られていたものにも回収対象のものが含まれていることがわかりました。

(引用ここから)

「トップバリュベストプライス 国内で採水した天然水」(2リットル)で、賞味期限が「2026年2月(/AB)」「2026年3月(EB、LB、MB)」と印字されているもの。消費者庁リコール情報サイトの情報によると、首都圏、東海、近畿地方の「まいばすけっと」「イオンビッグ」運営店舗で2月27日から4月1日まで販売

(引用ここまで)

ちなみに、私が購入したロットは今回問題になっているロットよりも前のものなので、回収対象にはなっていません。このブログは備忘録的に書いているので、ブログで水を購入したことを紹介した日付が2月27日より前だったことがわかりました。ただ今後は、もしもの時のためを考えて、口に含んだ段階で「ちょっとおかしいのでは?」と思った時の対応策として、非常用のろ過器を通すような形で利用することも考えなければなと思いました。

現状では購入した水以外に、ペットボトルに水道水を貯めて、ベランダで保管していますが、この水は時間の経過とともに水が悪くなってしまいます。その分については今後、ろ過装置を購入していざという時にはそれを使って「飲める水」を増やそうとしていたのですが、こうなってくるとやはり安いものでも水のろ過装置はあった方が良いだろうと改めて思います。今回購入した水はとんでもなく安いので、やはり管理ができていなかったのかと思う人もいるかも知れませんが、ちゃんとした製品であっても不良品が入ってきて、その情報を知らないまま飲む状況になってしまう事もあるかも知れません。

今回、水についての情報がたまたま見たテレビの情報だけでは足りず、ネットニュースで保管することで自分にとって有益な情報になったこともあるので、アンテナを張り巡らせていて気になるニュースを見たり聞いたりしたら、その内容についてきちんと複数のメディアを使って検証することも合わせておすすめしておきます。

災害時に備えて衛星インターネットのStarlinkを自分で持っておくべきか?

道路の復旧が遅れ、携帯電話の基地局や地上波テレビの中継局の予備電源が切れて通信ができなくなった能登半島の先端付近の状況を見ていると、これは自分でインターネット環境を作ることができる衛星インターネットを持っておいた方が良いのか? と考える方もいると思います。

ただこれは、車中泊で旅をすることが多く携帯電話がつながらなさそうな場所まで足を伸ばすような方でないと、毎月の維持費がそれなりにかかるので、光回線と同時にというのはちょっと私には抵抗があります。また、災害対策だけで使いたいと思っている方でも、比較的人の往来がある都会住まいであれば、ちょっと移動すればどこの基地局も使えないということはそうそうないと思うので、ここで考えるべきは、光回線のサービス対象外の場所で住んでいる方であればどうか? さらには、メインの回線を衛星インターネットにする場合でも、開けた場所にアンテナを設置できるのか? という事が導入のカギになるのではないかと思います。個人的には光回線からの乗り換えで使うというイメージで使えるようになれば、光回線からの乗り換えも良いかなとは思います。

今回の能登半島の地震というのは、道路が使えなくなって救援に長く入れないような悪条件が重なった結果だと言えます。そして、昨今のニュースではまだ携帯電話の基地局が復旧するのに時間がかかりそうだということと、各キャリアが無償で被災地に衛星インターネットのStarlinkの器具一式を避難所に導入したというニュースがありました。避難所では、アンテナを立ててネットが通じた段階で、そのネットをWi-Fiで共有し、避難所内で生活をする人たちは特別な機材を使わずに、手持ちのスマホがインターネットにつなげられるようになっていたようです。

そう考えると、こうした機材というのは個人で持つというよりも、今回のように企業からの提供でやってくるのを待つか、あくまで自力でインターネットの回線を確保したい場合は、主に普段でも携帯電話の電波が入りにくくなるような集落で一つ用意するという選択肢も出てくるでしょう。いざという時に使いたい人が、アンテナを設置した場所の近く、Wi-Fiの届くところに集まり自分のスマホやパソコンでネットにアクセスしたりするような事ができればそれで十分なのかも知れません。

ニュースだと、Starlinkで提供されるのはデータ用のインターネット回線だけなので、LINEのアカウントを持っていない人が親戚などに連絡を取るのにはまだ時間がかかるというような情報も出ていましたが、例えば楽天モバイルの「楽天LINK」アプリはStarlinkのインターネット回線を使って利用できるのか、その場合どのくらいの通話品質なのかというのは気になるところです。

というのも、テレビニュースで放送中、現地にいる被災者から電話でお話を聞いている際でも、話しているうちにかなり通話品質の低下がみられ、しばらく待って同じ内容を話してもらわないと言っていることが伝わらないような状況も出ていました。楽天モバイルの楽天LINKは、確かに通常時でも通話品質について色々言われていますが、私の場合は自宅のWi-Fiに接続している場合には比較的品質が良く通話可能です。通話自体にそれほどのスピードは必要ないと思いますので、集落で一台Starlinkを用意できるのであれば、それに接続して集落のだれでも無料で使える電話を作ってしまうというのも一つの方法としては面白いのではないでしょうか。

用意するものは楽天モバイルの回線を一つに、タッチパネル方式を採用しているパソコンと通常の電話の受話機の形を模したイヤホンマイクになります。パソコンにはデスクトップ用の「楽天リンク」アプリを導入しておき、電話を利用したい場合には楽天のSIMの入ったスマホを同じところに置いておき、画面をタッチしてパソコンを電話機のように使えるようにすれば、ちょっと見てくれば電話には見えないかも知れませんが、ネット回線を利用した電話機が日本国中どこでへも通話無料で(0570から始まる番号は除く)使えるようになるでしょう。

もちろん、タッチパネル式のパソコンでなくても、ノートパソコンにテンキーをセットして使っても良いのですが、大事なのは、いざという時に本当に使えるだけの通話品質があるのかということと、誰でも使えるくらい、操作がどれくらい簡単にできるのかということでしょう。個人的には楽天モバイルには、Wi-Fiルーターと電話機能が一体化した固定電話もどきに楽天LINKが使えるハードを出して欲しいと思います。普段はスマホで普通に回線を使っていても、電話の使えるハードとスマホを紐づけすることで固定電話のようにStarlinkと接続すれば使えるようになるのなら、単なる災害用の電話としてだけでなく、十分固定電話の置き換え用途として使えるのではないでしょうか。

でも、今の状況でもそれなりにスマホ操作が使えない人でも電話番号を入力するアシスト役の人がいれば、Starlinkだけでも何とかなるような気もします。ちなみに、今の世の中はスマホに登録している人以外から電話がかかってきた時に電話を取らない人もいます。その場合は、先に相手先のスマホに楽天LINKのメッセージ機能を使って、電話する前にこの番号からの電話には出てくれるようにとメッセージを入れて送ることもできます。メッセージを見てくれないとどうにもなりませんが、それでも全く連絡を取れない状況よりも何らかの進展が望めるのではないでしょうか。

もし今後、携帯電話が使えないエリア(Starlinkが避難所に設置されていることが前提)に行く予定のあるボランティアの方で楽天回線を使っている方が、避難している人の中に、まだ携帯電話の電波が使えなくて家族と電話できないと困っている場合には、自分のスマホを被災者に貸してあげ、楽天Linkから電話させてあげるのも良いのではないでしょうか。その際は不審電話だと思われないような対策として、前述のように先にメッセージ送信してから電話を掛けるようにすれば、被災者とその家族をつなぐお手伝いになるのではないかと思います。今後のの基地局の復旧が待たれますが、かなり多くStarlinkの端末は入っているようなので、こうした方法で無料電話を提供する方法もあることを覚えておきましょう。

放送を終了したNHKBSのチャンネルを使って石川県向けの放送を同時配信

北陸地方を襲った地震の続報は、被災地以外だと定時のニュースで扱われるような事はあるものの、情報の量が少なくなったことに懸念が出ていました。私自身は石川県在住の知り合いはいるものの、金沢市在住なので、そこまで緊迫した状況はないと思うのですが、穴水町・七尾市・輪島市・珠洲市などに親戚や友人がいる方にとっては、いったい現地はどうなっているのかわからないというのが正直なところでしょう。

また、先日このブログで紹介したように、現地でも通信事情がかなり悪くなっているようで、携帯電話だけでなく地上波テレビを中継局経由で見ていた地域の中では、中継されるべきテレビの地上波放送自体が見られなくなってしまっている場所もあり、最悪情報が入ってこない可能性も出てきます。

NHKではそうした要望に応えるべく、昨年12月で終了した元BSプレミアムのチャンネルBS103および104チャンネルを使って(従来はBSのチャンネル移行を知らせる内容で放送はしていた)、主に石川ローカル(金沢局発)の番組を流している時間や、全国のニュースなどを例外的に放送することで、中継局からの電波が受けれらなかったり、山間部などでテレビ視聴が困難な地域でもBS設備があれば、NHKの地上波のチャンネルが全国どこにいても見られるような形で放送を始めました。

私の場合はテレビの「番組表」で地震に関する情報を流しているのを知り、その内容を見させてしまいましたが、全国のニュースで流れる情報よりもきめ細やかに、当日のお風呂の提供情報などを流していたりして、現地での苦労がより感じられる内容になっています。

現在、被災地に留まって生活を続けている方もいますが、今後地域のパトロールなどに人員が割けるようになり、一時的にでもそれほど地震の被害が多くない県内や県外の方に一時避難をされる方も出てくるでしょう。ただその際に気になるのは、留守にした地域は今どうなっているかということではないでしょうか。

それを少しでも和らげられるようなきめ細やかな情報を現地のNHKでは流して欲しいですし、今後具体的にどういう援助ができるのかを考える場合にも、現地で何が起こっているかを放送する意義は大きいと思います。もし知り合いが現地で地上波から情報を得られないという事があれば、現在は旧BSプレミアムのチャンネルでローカルニュースおよび総合テレビの内容が放送されていると教えてあげて欲しいです。

また、私のように直接地震による被害を受けていない地域でも、現地の被災者はどのような環境に置かれているのかということを知るにも役立ちます。私自身も被災地の方のお役に立てるよう、様々な情報入手の手段の一つとして活用させていただきたいと思っております。