カテゴリー別アーカイブ: 防災関連ニュース

防災に関する新たな話題や、画期的な新製品の紹介などをこちらで行ないます。

「電磁パルス攻撃」の対策は電気を使わない生活の選択か

この文章を後から読み返す機会ができたとして、単なる笑い話で終わるのか、実際に起こってしまうのかはわかりませんが、長い間戦争とは無縁な生活を行なってきた身としては、非常時が当り前の日々に天災以外でなってしまうことがあったとしたら、本当に理不尽であるなと思うでしょう。

過去の戦争では直接人命を奪うような爆撃がされたり、特に日本では核爆弾を二発投下されているので、物理的に被害の出る戦争は止めて欲しいですが、最近では人や物を直接には狙わないものの、日本のはるか上空で大規模な爆発を起こすことによる「電磁パルス攻撃」について、もしかしたら太平洋上で北朝鮮がその爆発実験をするのではないかという話が出てきました。もし実験が行なわれた場合、深刻な海上汚染の心配がありますし、実験が行なわれた時点でもまずいのではないかと思えるのですが、もし実際にそんな攻撃を自分が受けたとしたらどうなってしまうのか、このブログなりに考えてみることにしました。

この「電磁パルス攻撃」が実施されるとあらゆる電子機器が使えなくなる恐れがあり、家電製品やパソコン、ネット通信も使えなくなると言われています。このブログも更新することができなくなるでしょうし、テレビやラジオについては受信機が使えなくなることだけでなく、送信側の設備も動かなくなってしまうと電波の発信すらできなくなるかも知れず、しばらくは情報の共有ができなくなることも予想されます。

電磁パルス攻撃では物質的な破壊はないとされているものの、放射能汚染の問題が出てくるのではないかという心配があるので、その時に通信が全く使えないとなったらどうなるのかと考えるだけでも恐ろしいです。さらに最近の社会インフラは全てパソコンのシステムによってコントロールされているので、水道やガスの供給も一時止まってしまう可能性が言われています。移動手段についても同じような事が言えます。電車は止まったまま動かなくなることはおわかりと思いますが、バスや私たちの持っている自動車はどうなのでしょうか。

実は現在公道を走っている自動車については、ほぼ例外なく小型のコンピュータにより制御されていて、車のトラブルでも車内にあるコンピューターの不良が原因で車が動かなくなったりまともに走れなくなるトラブルがあります。それは最新の車だけではないというのが大きなポイントです。

最近の車でなくても、オートマ(特にCVT)は当然コンピューター制御ですし、チョークを引くような車もないので、これもコンピューターによる自動制御になっています。もし、ご自宅に「電磁パルス攻撃」をされても大丈夫な自動車があるとしたら、それはいわゆるクラシックカーと呼ばれかねない古い時代の車であるかも知れません。そう考えると、古い車といってもコンピューター制御の車が今ではほとんどということで、今走っているほぼ全ての車がストップしてしまう可能性が大きいと言えましょう。そうなった時、実際に有事の際に移動手段として使えるものは、車が修理できるまでは自分で歩くか自転車を使うかということになるでしょう。

となると、現在考えられる最悪のシナリオとしては、建物や人的な被害については目に見える形では何もなかったとしても、ライフラインだけでなくテレビ・ラジオからの情報も入手できず、何が正しい情報かわからないまま放射能や社会的な不安を焚き付ける形でのデマに踊らされ、深刻な人間同士のトラブルもあちこちで発生する中で、人的な被害があちこちで起こるというような状況です。やはり一番怖いのは正確な情報がどこからも入手できない恐れがあるということでしょうか。

となると、その場で起こったことを記録するためにパソコンが使えなくなることで、自分の目の前で起こっていることを記録するためには、紙に手書きで記録するしかないので、紙(メモ用紙やノート)と筆記具は常に用意しておくべきでしょう。さらに、情報収集のために放送局や役所まで出向くためにはいつでも使える自転車を用意しておくことも必要になるでしょう。そうして集めた情報の中に、ライフラインの代替措置としての水の供給についての情報やテレビやラジオの復旧情報があったりしたら自分達だけで独占するのではなく、収集した情報を他の人に伝えるためにはポスターの裏のような大き目の紙があれば捨てずに取っておいて、自分自身が説明しなくても情報を伝達することのできる壁新聞の形として集まってきた情報を取りまとめて開示するようなことも必要になってくるのかも知れません。

明かりにLEDライトが使えればいいですが、懐中電灯すら電磁パルス攻撃によって使えなくなってしまったとしたら、ろうそくとマッチの用意も必要になってくるかも知れません。幸い私のところには調理用の器具として、薪や木質ペレット燃料をを燃やして調理することのできるものもあるので、その点は安心ですが、キャンプ用のグッズでもできるだけ電気を使わないグループというものも保管はしておき、いざという時にサバイバルまがいの生活をしなくならなくてはならないことも考えておいた方がいいのかも知れません。

このような事は今までは考えてきませんでしたが、車での移動もできず、電池を利用するような機器すら使えないという極限状態になることも考えて防災のための準備を行なっておく必要というのもこれから出てくるのではないかと思います。今後もう少し「電磁パルス攻撃」による影響についての情報についても入手しながら、よりよい対策について考えることもやっていきたいと思っています。


車で遊びに出ても大丈夫かの判断の決め手

テレビや新聞・ラジオなどのマスコミでは隣国からのミサイルの実験が行なわれていることをニュース速報で発表し、日本政府の方もかなり厳しい口調でミサイル発射を非難するなど、今の状況は安全なのかどうか判断がにわかにはできないような雰囲気があります。

ただし、そのために国内の観光施設が閉鎖されたというような事もなく、平穏な状態を保っているようにも思えます。このブログでは車を使った旅について語るブログでありますので、明らかに車での長距離移動ができないような状況では旅の話を書くのは気が引けますし、逆に限界状況になったらそれまではあくまで防災用ということで紹介していたグッズや、それらを使っての避難環境を作るためのノウハウについて紹介することも考えています。ただ、本当に今、これを書いている2017年5月22日現在にレジャーを楽しんでも大丈夫なのかという事について、今回は考えてみたいと思います。

まず結論から言うと、この内容を書いている現在、何らミサイルに関するアラートが発生していないということもあり、国内でレジャーを楽しむ事自体は問題ないと考えます。実は、その前日の5月21日ですが、私の大丈夫だろうという想いを決定付けた出来事があったのです。

その内容を読んで同意をいただけない方もいらっしゃるかも知れませんが、そういう方は、逆に外に出ることについての危険を重く感じられている方だろうと思います。家にじっとしている場合と、車を含み外へ出た場合については明らかに外へ出た方が生命の危険が生じる出来事に巻き込まれる可能性は多くなるわけですから、ミサイル関連でなくてもひどい交通事故や火事・地震に遭遇する可能性を含めて受ける事の少ない場所に逃げるか自宅にじっとしているというのは立派な対策だと思いますので、そうした行動を通されるのがいいと私も思います。

ではなぜ私が、ミサイル関連の危険についてそこまで深刻に考えていないかと言いますと、それこそ5月21日に韓国で行なわれているサッカーのU20ワールドカップの日本対南アフリカの試合を生中継で見ていたということにあります。
5月21日の夕方に隣国からミサイルが発射されたという第一報を私が認識したのは、サッカーの試合を生中継で見ていた時の字幕によるニュース速報でした。

もしその発射が日本の安全を揺るがすようなものだとしたら、まずは韓国に非常事態が宣言されているはずで、私は韓国で行なわれている日本の試合を見ていて、現地で大きなサイレンが鳴ったり観客が避難するような状況がないことをスタジアムの様子から確かめていた時に日本からのニュース速報を見たのです。

というわけで、ミサイルの発射があっても大会運営側も試合を止めるような行為がなかったこともあり、そこまで危険を煽られるような状況というのはまだ来ていないという判断を下したわけです。さらに、その日の試合内容は、テレビで見ていたら日本のディフェンダーが触ったことでゴールに入ってしまったように見えたオウンゴールで南アフリカに先制された日本チームが、このまま負けてしまうかと思いきや、戦術的にも交代選手の使い方にしても本気で南アフリカに勝とうとしていて、そうした策が当たり日本が逆転で勝利したのですが、その事自体もまだ日本周辺に有事なしと思える感じがしました。

もし日本政府が隣国からのミサイル攻撃によって何らの安全に関する情報を入手していたとしたら、それは韓国で試合をしている日本のU20サッカーチームの首脳たちに伝えられたはずです。決して八百長とは言いませんが、長期間韓国に留まること自体が危ないという判断があれば、状況によってはあえて頑張らずにそのまま負けて最短コースで帰国という選択もあったのではないかと私には思えます。もちろんサッカーファンとしてはそんな不甲斐ない試合をされたということになれば代表チームを許すことはできるかどうかわかりませんので、本当に危ないという情報を受けた時点で試合をしないで日本に帰るというパターンも当然考えられます。しかし現実は日本は勝つことを目的に試合を行ない、見事に逆転勝ちをしました。今後の試合についても全力で勝ちに行くというコメントとともに、上位進出に向けて意欲満々という印象です。

ということは、少なくともサッカーU20ワールドカップ終了までは表立った危機というものは起こらないと考えるのが普通だと思います。ちなみに、このワールドカップにはアメリカのU20チームも出場していますので、本当にそうした状況にあるのか気になる方はアメリカチームが無気力試合で早々と韓国から帰ろうとするかどうかを確認されるのもいいと思います(まずそんな事はあり得ないと思いますが)(^^;)。

逆にもしこの期間中に恐れているような最悪の状況が起こってしまったとしたら、日本やアメリカを含む政府側の対応が大甘だったということになります。よもやそんな事にはならないだろうと私が考えた根拠はそういうことです。

当然、このワールドカップが終了した後にどうなるかというのはにわかには判断できないものの、とりあえずはお隣の韓国ではどうなっているのかということを確認し、必要以上に怯えることのないようにしつつ、防災用品のチェックはしっかりやっておくことと、念のため、日本国内でもアメリカ運や自衛隊の基地の近くには行かないような計画を立てて旅に出るのがいいのではないかという気がします。車の場合はいざという時に常に避難できますし、車中泊やキャンプができるようにしておけば、本当に何かがあった時にはその場で避難できるので、かえって好都合なケースも出てくるかも知れません。ただし何らかの警報が出たらお店などは閉じなければなりませんので、事前に水と食料の準備はしっかりとしてから出掛けるようにしましょう。


ブルボン 保存缶ビスケット 回収のお知らせを見て考えること

このブログでは昔からある5年間賞味期限がある缶入りの食品(主にお菓子)について、様々な種類を紹介してきました。以下に紹介する品については私自身は実際に購入はしていないのですが、その内容からして小さいお子さんがいるご家庭では備蓄用の食品としてまだ非常用持出袋の中に入ったままというところもあるかも知れません。

ブルボンの保存缶ビスケットの一部商品について、密封の度合いが甘く、中味が酸化したものがあるという事で代金返還または代替品送付のお知らせを告知しています。先日たまたまテレビコマーシャルでこのお知らせを知ったのでご存じない方もおられるかも知れません。テレビで告知しているのは、そろそろ生産してから5年が経つため、こうした事実を知らないで中味を食べてしまうケースを防ぐためだと思われます。該当する製品をお持ちの方は、以下のリンクを辿ってメーカーにまずは連絡をしてみてください。

http://www.kokusen.go.jp/recall/data/s-20140320_1.html

(ここから引用)
「プチバラエティービスケット保存缶」
JANコード 4901360298389 全商品
「ディズニーオールスターデザインバラエティービスケット」
JANコード 4901360301676 全商品
「プチクマビスケット保存缶」
JANコード 4901360300433
賞味期限2017.9.12 までの商品
(引用ここまで)

ここで紹介したのはメーカーが製品を製造するにあたって密封できなかったための不具合でありますが、購入したユーザーが何らかの原因で密封ができない状態を作ってしまったことがもしかしたらあるかも知れません。考えられる原因は大きく分けると2つあります。

その1 缶が破損してしまった場合

これは、不可抗力で缶が潰れてしまい、中の空気がもれてしまったような場合です。日本の缶詰の製造技術は高く、東北地方で被害を受けた海産物の缶詰は凹んでいても中味に影響がなく、被災地支援の品として販売された実績はありますが、それはきちんとした品質管理の賜物です。ですから、いざ缶を開けようと思って隙間があった場合には外の空気が入り中味が酸化している場合があります。ですから、実際に缶を開ける前には外装に凹みや傷がないか確かめた上、慎重に食べられるかどうか判断するようにしましょう。

その2 人為的に開けられている場合

これは、人間の心理として、災害用の食べ物だと言っても、つい開けて食べてしまいたくなることから起こります。大人なら開けたら最後まで食べて代わりに新しいものを補充することもできますが、子供さんの場合はちょっと違うかも知れません。

罪悪感を持ちながら食べるようだと、一回で全てを食べず、少し食べて残して戻すという形になり、そのまま食べたことを忘れてしまうことも考えられます。明らかに密封されたものを再度食べることはないとは思いますが、そこから年月が経ち非常用食料を開けている時、誤解からすでに数年前に開いていたにも関わらず、誰かが開けて少し食べたのかと思って残った中味を食べてしまうケースもあるかも知れません。ですから、これから賞味期限の残った保存缶を開ける時には、周りに他の家族のいる所で行なうようにして、すでに開いていて誰かに食べられた形跡があった場合は食べずに処分することを徹底することが大事です。その際、家族に隠れて食べたとしても、中味を残したまま非常用持出袋には戻さないことも家族の約束事として徹底しておくことをおすすめします。

以上のように、中味を食べる前の確認というのは大事な事で、下手をすると家族中で体調を崩してしまうことにもなりかねません。こうした事を避けるためには、中味を確認するのを5年に一回にしないで、一年に一回、震災について語られることの多い1月17日・3月11日・9月1日などに行なうことも一つの手です。その際、思わぬところで食品だけでなく薬などの賞味期限切れを見付け出せるかも知れません。いざという時にせっかく用意した防災用品が使えないことがないように、改めて定期的な点検を欠かさないようにしたいものです。


「つなみ にげて!」の後に必要な情報について考える

昨日の福島県沖を震源とする地震および、発生した津波により避難された方々は早朝から大変だったと思います。体調には気を付けて、体に無理をせずにここ数日は余震の動向を見守ることが必要になってくるのではないかと思います。

地震発生がほぼ午前6時でしたが、私自身はその時刻は寝ていて、テレビを付けたのが午前7時過ぎでした。テレビでは繰り返し海の様子を映していましたが、本来はそれと同時に伝えられなければならない福島の原子力発電所に関する情報はなかなか伝えられませんでした。

その後、福島の原発の一部で冷却装置の電力供給が一時停止したという恐ろしいニュースが入ってきたのですが、後からの説明によると、一定の揺れを感知した場合に止まる仕組みになっていたのだそうです。そういったことが説明されたのは、東京電力が会見を開いてからで、それが地震発生から3時間が経過した午前9時頃でした。この時点から改めてどっと原発に関する安全確認のような情報が出てくるようになりました。

こうした報道のずれという点について、テレビを責めるのはちょっと違うような気もするのですが、直接津波から逃げるためには住民に対して高台に逃げてくださいとアナウンサーが連呼することで足りるものの、もしまた原発が放射能漏れを起こしていたとしたらどうなったのだろうとも思います。もしまた放射能が漏れていたら、原発近辺の人にとっては単純に高台に逃げるだけではダメで、当日の風向きなども報道した上でどちらの高台に逃げるかという所まで細かく報道してもらわないと困るのではないかと今回は痛切に思いました。

その前段階とも言える、果たしてこの津波で原子力発電所は大丈夫だったのかという点についてはマスコミの代表が電力会社に直接電話を繋いだものをそのまま放送するような形を取ってでもすぐに視聴者に届けていただかないと、また東日本大震災のような放射能濃度の高い場所であることを知らずに避難する住民が出てしまう可能性が出てきます。

政府も原発が安全だと言うなら、地震発生直後に安全宣言を出すくらいの事はやっていただきたいというのが、私自身原発からそう遠くない所に住んでいる住民としてお願いしたいところです。ただ、今回のようにすぐにわかるような情報を出してくれないケースも十分にあり得ますので、その場合には自分で何とかするしかないでしょう。

現状で考えられる方法としては、アメダスの風向きおよび風速の出るサイトにアクセスし、近くの原発の位置から風がどう吹いてくるかということを気にしながらどちらに逃げるかということを自分で判断するという方法です。

私が手持ちのAndroidスマホに入れているアプリは「航空波浪気象情報」というもので、主に漁業気象を見られるアプリですが、台風情報を見やすく表示してくれるので気に入っています。アプリのメニューの中にある「波・風」から「海上風予想図」を選んで地域を選ぶと、矢印による風向きがアプリ上から見られるので、もしもの時には逃げる方向を考える時に多少の力にはなってくれるでしょう。当然、情報は常に新しいものを手に入れるように他サイトで直近のものがあればそちらの方を参考にすることはもちろん大事です。

こういった災害が起こる度に新たな発見があるようではもしもの時に役に立たないのではないかと心配する部分もあるのですが、このブログではとにかく自分で気が付いた事についてはブログの中で蓄積させていくことによって、情報を共有することも目的にしています。東北地方ではまだ余震の発生が懸念されていますので、今後の状況にも十分注意してお過ごし下さい。


災害時に普通の車で車中泊する人のために

車中泊が一面に

昨日の某新聞の第一面に、「車中泊」という文字が踊っているのを見て驚きました。記事の内容は、災害時において車中泊による避難生活を送る人に対して、自治体が対策に動いている傾向があるというものでした。

避難所に入らずに自家用車の中で長期の避難生活を続けると、車によっては満足に手足を伸ばしてリラックスできないので、知らないうちに血栓がたまり、最悪の場合には生命の危険もある「エコノミークラス症候群」にかかる可能性があることは、東日本大震災の前の2004年11月に起きた新潟県中越地震において、専門家からすでに指摘されていました。

それから10年以上の間に、大きな地震が起きるたびに車の中で車中泊をしながら避難生活を送り、お亡くなりになる方が出ています。このような事がニュースになるというのは、すでにわかっている事なので遅すぎるきらいはあるものの、個人的に考えるに、自治体が対策を練ったからと言って、すぐに何とかなるものなのだろうかと本気で思います。

ただ以前のブログからお読みいただいている方にとっては既知の事かも知れませんが、今から4年前に、新潟県中越地震でエコノミークラス症候群と車中泊についての関連と危険性を指摘されたご本人である新潟大学の榛沢和彦氏からご案内をいただき、氏の推進する「脱・車中泊」についての取り組みについて見に行かせていただいたことがあります。興味のある方は以下のリンクをクリックしてご覧下さい。

http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2012/10/post-c21d.html

当時から、このように災害が起きたらすぐに仕切りのある段ボールベッドのキットを被災地の避難所に供給し、早い段階から手足をゆっくり伸ばしてプライバシーもある程度は保たれる環境が生まれてきたらいいのにと思っていたのですが、その後数多く災害が起こりましたが、直後の避難所から発信される映像で、私はこのような段ボールベッドが並んでいる様子を見たことがありません。それはまだまだ自治体の対応が後手後手に回るような状況があり、すぐに多くの人が満足するような避難所の環境作りがされていないということの裏返しなのだろうと思います。避難所で十分過ごせるのに車中泊を選んでしまう人が少しでも減るように、既にこういう事を考えてやっている人がいるという事をもっと多くの人が知れば、さらに全国の自治体の「脱・車中泊」についての対策が進むのではないでしょうか。

ただし、こうした環境が整っていても、なおかつ車中泊を選択する人たちもいます。それは、小さい子供やペットが泣き叫んだり吠えたりし、周辺の人たちが迷惑するだろうと思って人の多く集まる避難所からさらに逃げてくる人たちです。こういう人たちは、いかに自治体の方々が避難所の環境を整えても、なかなか避難所には行かないと思います。

となれば、テントの貸し出しとか自治体の準備できる対策は限られますが、ここで個人的にはもう一つの提案をさせていただきたいと思います。

というのも、大きな地震が起こって車中泊をする人が増えれば増えるほど、「車中泊」をする行為自体が悪い事のように報道されることもあるなど、車中泊に関する評判自体が良くなくなってしまいます。このブログを見ていただければおわかりとは思いますが、キャンピングカーでない普通の車であっても様々な工夫によって車の中であっても手足を伸ばしてリラックスし、エコノミークラス症候群の恐れなく生活することも可能です。ただ車を車中泊仕様にするために専門の業者に頼むとお金がかかったり、DIYをするにも手間がかかります。

それならいっそ、普通の車であってもシートアレンジの中の一つに「完全フルフラットモード」を実現できるような設計の車をメーカーに作ってもらえば、その上に家で使っているマットレスを敷くだけで親子3人が川の字になって寝られるようになってくれればいいのです。現在は多少、車中泊に使える車というのはレジャーに重きを置いた車の中でも存在するようにはなっていますが、その存在はさほど多くありません。

いつでも完全フルフラットモードにすることに問題があるのであれば(特に運転席回りをフラットにするとすぐに運転できなくなるので)、例えば車載工具を使って作業しないとフルフラットモードにならないというような機能的な制限を加えていただいてもいいので、いわゆるファミリーユーズの大衆車においてはいざという時には体を伸ばして寝られるようなシートアレンジに変形可能な車を標準にして欲しいと思うのですが。

というか、同じクラスのファミリーカーで一社のみこうした仕様が全グレードで実現されたら、確実に売りやすくなりますし、実際そうしたニーズ(災害時に子供やペットがいるので車の中に避難したい)を持っている人には強い購入の動機付けにはなるのではないでしょうか。もし、こうした声に対応するような普通車が出てきたら、別の意味で車中泊が続いてもエコノミークラス症候群による体調不良を防ぐことができると思いますので、メーカーの方に考えていただければ幸いです。


鳥取での地震について

午後2時7分に起こった鳥取県中部を震源とする最大震度6弱という大きな地震は、地元のラジオ放送を聞いていて知りました。倉吉から遠く離れた私の住んでいる静岡市内においても、放送局の震度計は震度1を示していたというのですからいかに巨大なエネルギーが放出されたかがわかります。さらに複数の余震が続いているということもあり、鳥取県やその周辺にお住いの方は今後の情報や余震にも十分に注意して、不安がある場合は早めに避難所へ行くなど、安全に気を配った行動を取ることを心掛けください。

ここのところ熊本県ではもちろん、東北地方や北関東地方でも震度3から4の地震が頻発していたので、そうした地震をきっかけにして静岡にも大きな地震が来るのではないかと身構えていたところ、まさかの中国地方にある鳥取で直下型地震があるとは、日本という国ではどこへ行っても地震に遭遇する可能性があるという事を改めて実感した次第です。

鳥取での地震と言えば、最大震度6強を記録した鳥取県西部地震がマグニチュード7.3で2000年にありましたが、その前にも戦時中に起こったことでその概要が一部詳しくわからないと言われているマグニチュード7.2の1943年の鳥取地震が過去には起こっています。

どの地震も震源地がごく浅い直下型地震で、活断層の影響であると言われています。テレビに出ていた専門家の意見で聞いただけですが、過去にずれた活断層の所で今回の地震は起こったわけではなく、震源地と見られる場所も過去2回の地震とは違う場所で起こっているようです。改めて、日本のどこにいても常に地震への対策を考えながら暮らすことが大事であることを実感しています。

私がこれを書いているのは最初の地震が起こってからもうすぐ3時間になろうとしている午後5時になったくらいの時ですが、また中国地方を震源とする震度4の地震が起こっているようですし、車の中でとりあえず過ごされる方もいるかと思います。車の中で車中泊をされる場合は以下の事にご注意下さい。

・十分に体を伸ばして寝られるようにシートアレンジや隙間を埋めるなどの工夫を
・飲料水を用意し、十分に水分補給をするのも大事です
・不安で寝られなくても、目を閉じて横になるだけでも体は休まります
・室内灯やスマホ充電、エアコン利用による車のバッテリー上がりに注意しましょう
・車の中は外気と同じくらい冷えるので体温を保つために毛布などの準備をしましょう
・濡れタオルを車内にかけておくと車内の乾燥を防げます

これ以外にも必要な対策があったり、改めて有用な情報がありましたらこの文の下に追加する予定です。これから不安な夜を迎える方もいるかと思いますが、まずは自分や家族の生命を第一に考え、無理な移動や行動をすることなしに今後の対応を考えるようにしてください。


夜間の避難準備について

本日熊本県内で起きた最大震度7強の地震は、九州全土でも大きな揺れがあり、大きな余震も起きているということで、現地の方々は不安な夜を過ごしているのではないかと思います。

報道によると津波の心配はないということですが、いざという時の事を考えて、避難する準備をしている方もいるのではないかと思います。ただ、夜間になりますので、詳しい状況がわからない中で外に出て動くことが危ないということもあります。水が出るうちに飲料水やトイレを流すための水を汲み置きしておきましょう。ガスの元栓は閉めて、火気の使用も控えましょう。非常用持出袋を用意している方は近くに置き、ヘルメットもあれば一緒にしておき、靴下をはきスリッパも用意しておきましょう。落ちて割れたガラスや陶器の破片を踏んで怪我をすることを防げます。

とにかく大切なのは正確な情報の入手だと思います。電気が通っている場合はテレビも見られると思いますが、放送されている内容は全国で一律のものという可能性もあるので、各チャンネルの「文字放送」をチェックして下さい。テレビリモコンの「dボタン」を押すと画面が小さくなり文字放送のメニューが出てきます。その中に有益な避難情報が出てきましたら、その内容を紙にメモしておきましょう。インターネットで県や市町村のページのチェックができるなら、そちらからの情報入手できる可能性があります。NHKのデータ放送から「安全・安心ポータル」のメニューを選ぶと、災害情報や避難指示・勧告、避難所開設情報を表示するメニューが出てきます。もしデータ放送を使えるような方はリモコンで操作してみてください。

また、ラジオがありましたら電池のチェックをして、夜通し付けていられるように準備しておいて下さい。合わせる放送局は放送していれば地元の情報を流してくれやすいコミュニティFM局に合わせましょう。

とりあえず、こちらで思い当たる点について書かせていただきましたが、基本的には本震の後の余震は本震より大きくはならないと思われますので、落ち着いて朝になるのを待ちましょう。今夜は大変な夜になるかと思いますが、くれぐれもお気を付けて。

(2016.4.16追記)

元発言で、本震以上の余震はないと書きましたが、実は本震と思われていた最初の大きな地震が16日未明に起こった地震の前震だったという気象庁からの発表がありました。

私自身が専門家ではないため、報道で発表された内容に基づいて書いたため、結果的に誤った情報を発信してしまい誠に申し訳ありませんでした。現状では当初の熊本を震源とする地震だけではなく周辺を震源とする地震も起こっているようですので、今まで起こった最大級の地震に匹敵するくらいの揺れに見舞われる恐れもあります。地震自体のエネルギーは小さくても震源の深さや場所によって大きな揺れに見舞われる恐れがありますので、頭上の安全を確保して今後に備えていただけるようにお願いします。

そして、雨の対策は身の回りだけではなく、土砂崩れの危険性も考えた上で行動するようにして下さい。