防災関連ニュース」カテゴリーアーカイブ

防災に関する新たな話題や、画期的な新製品の紹介などをこちらで行ないます。

スマホアラートが本物か訓練か判断しにくい場合に備えて複数の災害通知をセットする

昨日、テレビのある部屋で複数の人と一緒にいたところ、いきなりスマホのアラート音が響き渡りました。私はスマホの他にタブレットの電源も入れていたので、時間差で2回鳴るというのが数回続きました。スマホを見ると「津波注意報」と表示されていました。

昨日のアラートは、日本国内での地震によって出たものではないため、最初は「何かの訓練ではないか?」と思いました。なぜなら、アラートが鳴った時にテレビは付いていたのですが、これだけアラートが鳴り続けているのに、テレビでは全くそういった内容の報道をしていなかったという事もあったと思います。

私がこれは訓練ではなく本当の注意報だと思ったのは、強制的に鳴るアラートの他に、LINEで「LINEスマート通知」をフォローしていて、LINEにメッセージが入るとスマートウォッチが振動してその内容を知らせてくれるような設定にしていたため、さすがにこれが訓練で表示されることはないので、本当の津波注意報だと思いました。

そのうち、テレビも通常放送を中断し、日本に来る津波はフィリピンの地震の影響であることを告げたことで、ようやく津波が日本にやってくることに気付いたわけです。今回は、直接自分のテリトリーに被害などは全くなかったのですが、もし自宅や職場以外でたまたま海の方に遊びに行っていたような場合、同じような形でスマホのアラートが鳴った場合、それが訓練か本物かを早めに判断できないと大変なことになるかも知れません。

ですから、ここで考えておきたいのはきちんとアラートの内容を読み、その中に「訓練」という文字が入っているか確認することとともに、複数の手段を使って本当に自分の身に危険が迫っているのかの確認をすることも大切でしょう。テレビ・ラジオが手元にあれば良いでしょうが、スマホしかない場合についても、インターネット経由で利用可能なradikoやNHK ONEという放送を同時配信しているものを利用したり、Yahoo!などポータルサイトをリロードしたり、さらには私がやっているようにスマホとスマートウォッチを連携させることにより別の方面からの情報を確認するような準備も必要になってくるのではないかと思います。

特に恐いのは、最初に来たアラートを「訓練」だと思い込み(海外での地震によって津波に関する情報が出た場合)、長く海辺に留まったことで被害に遭ってしまうことです。少なくとも海の近くでアラートが鳴った場合は、そのアラートが訓練だと確実にわかるまではその場から離れつつ情報の確認を行なうのが良いだろうと思います。

あらゆる災害の起こり方がわからない中でたとえ一方通行でも情報を取れるラジオを備えることの大切さ

昨日の続きのような話になりますが、もし富士山が大規模な噴火をした場合、富士山付近に住んでいる方は溶岩の流出など、大きな危険を伴いますが、さらに広範囲でも火山灰の降り方がどうなるかでインフラが全てつぶれる可能性について前回書きました。

これは、衛星インターネットのStarlinkにおいても例外ではないでしょう。普段私が持っているアンテナを衛星に向けてインターネットをする場合、アンテナの向いている方向が開けていないと、衛星とアンテナの間を邪魔する形になり、うまく衛星からの電波を受信できなくなってしまいます。その遮蔽物としての火山灰はどのくらいの影響があるかというところですが、昼でも空は真っ暗ぐらいの降灰になってしまうと、恐らくスムーズな接続は難しいでしょうし、アンテナを外に設置した場合にはアンテナの中に細かい灰が入って本体が故障するリスクもあります。

そんなわけで、今のところ私は、火山灰が流れて空が見える状態になるまで自宅避難ができるような環境を作るしかないと思っています。噴火の第一報が入ったらとにかくお風呂に水を組み置くようにして、その後やってくると思われる断水に備えながら飲み水・手洗用の水として確保し、食品も何とか数日間は部屋の中で頑張れるくらいの量をストックしておくべきだと思っています。

今後、もし自宅周辺をかなりの火山灰が覆い、しばらくの間ライフラインが使えない状況になったとして、その復旧情報をどこから得るのかということは考えないわけにはいきません。灰の影響で携帯電話の基地局も中に灰か入り込むことでダメージを受けてしまうと思いますので、Starlinkを含むインターネットが全く使えなくなっている状況の中でいかにそうしたライフライン関係の情報をゲットできるのかというと、衛星通信よりも伝搬に影響を受けにくいラジオからということになるのではないか? と思えるようになりました。

ただ、地震のような災害ではなく火山噴火による降灰被害の場合、一番頼りになるコミュティFM局だと、送信設備自体が降灰の影響により使えなくなる可能性も考えておかねばなりません。また、インターネット基地局について基地局の設備をトラックに載せた簡易基地局が災害時には活躍しましたが、まず灰が降った中で車が動けなくなるかも知れませんし、移動中でも装備に灰がたまることで正常に動作しなくなるトラブルなども考えられる中、やはり頼りになるのは遠方の放送局からの電波を受けられる「短波放送対応ラジオ」ではないかと考えます。AMでも出力の大きい局であればかなりの広範囲に届くことはありますが、夜には入感しても昼間には入らなくなる可能性が大です。そういう意味で短波放送も聞けるラジオは持っておいた方が良いと改めて思ったわけです。

実際に、家の周りが降灰でまっ暗になり、Starlinkを含む通信・電気・水道が使えなくなった場合(その際にはガスは何とか使えるのでは? と勝手に思っているのですが)、ラジオから情報を得つつ、いつになったら空が見わたせるようになるか、さらに携帯の電波が復旧するかどうかぐらいの情報を取れれば、いくらかはその場の不安を抑えられるのではないかと思っています。こういう時、アマチュア無線の利用をしていれば簡単にこちらからもネット不通時に発信できるのでしょうが、火山噴火という極限状況のためだけにそういった装備をするというのも難しいので、何とかラジオを有効活用して情報を取ることを目指したいと思っています。

災害由来でない「計画停電」が実行に移された場合に家庭でどこまで対応できる?

暗い未来を考えることはしたくないですが、ホルムズ海峡の封鎖の影響で車のガソリン価格が上がるのではないかという話も出てきていますが、さらに状況が悪くなってくると車だけでなく日々産業用に使っているエネルギーも不足気味となり、その影響が家庭内にまで来てしまうのではないかという心配があります。

具体的に言うと、2011年に起きた東日本大震災後に行なわれた「計画停電」を再び行なうようになった場合どうなってしまうのかという事があります。大きな災害とは違いますが、ライフラインである電気が止まったら何が起こり何を用意すればいいか、さらに何を我慢しなければならないか改めて考えてみると、なかなか洒落にならない状況が起こるかも知れず、真剣にその対策を考えないといけないのでは? と思います。

計画停電とは、事前に告知されていつどのくらいの時間停電するかわかっている停電です。大事なのはその事前告知された計画停電のスケジュールを把握することだろうと思います。その上で考えるのは、実際に停電が起こったら何が困るのか? ということです。

オール電化のお宅の場合は、調理器具が火を使わないIHコンロになっていますが、停電になると基本的に家の設備での調理が難しいということになります。もし計画停電が食事時に当たるような場合は、事前に火を使わないでも食べられるものを用意することも必要になります。

食の関連で言うと、家庭内で止まって一番困るのは冷蔵庫だろうと思います。普通の冷蔵庫は、それ自体に保冷性能があり、中のものがすぐに傷むということはないと思いますが、例えば冷凍庫に複数の保冷剤を蓄えておき、停電時は冷蔵室に保冷剤を入れて停電している時間も冷蔵庫内の温度を保ち、停電が終わったらまた冷凍庫に戻すというような工夫も必要になるのではないかと思います。

また、冷蔵室だけでなく冷凍庫まで保温をキープしたい場合は、普通の保冷剤より高性能な「氷点下保冷パック」を複数個、冷凍庫に入れっ放しにすることが対策になります。停電になってもしばらくは氷点下をキープしてくれるので、冷蔵庫への電源供給が一時的にとぎれても、入っている食材が一気に溶けることを防いでくれます。氷点下保冷パックは完全に凍るまでにそれなりの時間はかかりますが、常に入れておくつもりなら、そうした凍るまでの時間について問題になることはないでしょう。

ポータブル電源を使って停電中はそこから電源を取るような追加投資をするのも一つの方法ですが、計画停電の対策だけなら二種類の保冷剤を冷凍庫で冷やして使うことでも何とかなるのではないでしょうか。ただ、計画停電のスケジュールが出たら、冷凍庫の食材を食べながら減らし、基本的には日常的に保冷剤を多く入れるスペースを作り、食材はその隙間に入る分だけ購入するというような、新たな生活パターンに変えるという方が安上りに計画停電対策ができます。

さらに、知らないで困ることに「ガス給湯器を使ったお風呂」があるお宅です。計画停電でも水は出ますが、ガス給湯器であっても機械はコンセントから給電して動くので、計画停電中はお湯が出ません。LEDランタンをお風呂場に持ち込み、これで夜の停電時でもお風呂に入ることができると思っても、電気が復旧するまでお風呂に入れないということを頭にたたきこんでおきましょう。

あと、ご自宅に光回線のインターネットを引いている場合、光回線は電気がないと利用できないので、もしポータブル電源でモデムやWiFiルーターを動かせるような準備をしていても、家の外やマンション内にある光回線ユニットが停電で動いていないと使えないわけです。停電時のネットは、スマホやモバイルルーターなどのモバイル回線に依存することになります。長い時間動画を見続けるようなデータ利用に耐えられるプランで契約があるなら、スマホからテザリングすることで、ネットと同時配信されるテレビ放送から情報を得ることもできますが、それほど多くのデータ容量(いわゆる「ギガ」)の契約をしていない方は、夜に部屋を照らすLEDランタンくらいは別に用意して、情報の入手にはネット接続不要で、さらに電池単体で使えるラジオを活用することも考えてみましょう。

あと懸念される事として、集合住宅の環境によっては水回りの特にトイレが使えなくなる可能性もあるので、水の汲み置きおよび、沸かしたお湯を真空断熱ボトルに移し、停電時でもお茶やカップ麺が食べられるくらいのお湯の量を確保することも大事です。私のところでは日常的に2Lくらいは保管できるボトルに沸かしたお湯を移して使うようにしています。

水の使い方にしても、日々の洗い物に使う水を水道を使って出すのではなく、蛇口付きのウォータータンクや大型ジャグに入れたものをキッチンに置き、使い終わったら補充するような使い方を計画停電の時だけでもしてみるという事も一つのアイデアではないかと思います。

それから、工夫だけでは何ともならないような事もあります。冬の寒さは電気以外の暖房器具を使うことができますが、夏の冷房についてはそれこそ大き目のポータブル電源がないと我慢をする場面が増えます。小さなお子さんやペットなど、暑さを我慢できない(体調を崩す恐れがある)ような家族やペットを守るためには、出力1500W(家庭用コンセントと同じ)で容量が1000Wh以上あるポータブル電源が必要になりますので、水シャワーなど電気を使わない方法ではとても暑さに耐えきれない人が家族の中にいる場合には、早めに対策をしておく方が良いでしょう。

なお、計画停電に備えるという目的のためだけにポータブル電源を使う場合は、停電時に使った電気については電気供給が復旧した時にコンセントから改めて充電し、次の計画停電に備えれば良いので、同時にソーラーパネルをセットで購入する必要はありません。セットになったものを購入する予算があるなら、その分エアコンの使える時間が長くなる、蓄電容量の多い製品を単品購入して、ソーラーパネルについては後でどうするか考えた方が良いでしょう。

今後もし実際に計画停電が行なわれるということになったら、その時点での色々な電気節約グッズやポータブル電源の購入は難しくなることが予想されますので、その前にしっかりとご家庭内でのシミュレーションを行なうようにしたいものです。

エネループ発売20周年によせて今の充電池状況と合わせてその使い方を考える

かつて三洋電機が販売した充電式乾電池「エネループ」が新発売されたのが2005年11月14日だそうで、先日販売開始から20年が経ったということで、ネットニュースの記事になっていました。

私自身はエネループが発売される前から充電式単三電池のお世話になっていました。まだニッカド電池(ニッケル・カドミウム電池)と呼ばれていた頃でしたが、専用充電器で何度も充電して使えるものの、弱点も色々あるものでした。

当時は民生用のデジタルカメラが発売された時期に重なり、まだ充電池と言えばニッカド電池が主だったので、一部の携帯型音楽プレーヤーに使われていた「ガム型電池」ではなく、単三のアルカリ電池4本を入れて使うのが普通の時代でした。

私自身も多量に購入したアルカリ電池を使い捨てていたのですが、さすがにこれは環境に悪いということになり、まずはニッカド電池を購入して動くかどうか試したところ、何とかカメラとして使えたことから、徐々にその本数を増やしていきました。しかし、ニッカド電池の場合、充電したまま使わないと放電してしまい、いざ外に出で撮影しようと思ったところまた一から電池の充電をしなければならなかったり、残量が心配だからとまだ空になっていない状態で充電をすると「メモリー効果」という症状が出て、当初の容量まで満充電できずに途中で充電が止まってしまう不具合がありました。ですから細かな充電管理が欠かせなかったのですが、そんな時に出てきたのが「エネループ」だったのです。

エネループになってニッカド電池から「ニッケル水素電池」に仕様が変更され、放電しにくくなり、メモリー効果も起こりにくくなったので、デジカメ用の電池としてかなり重宝しました。しかし、皮肉なことにデジカメが小さくなるに従って充電池は専用のリチウムイオン電池に変わり、単三電池対応のデジカメは一部の一眼レフが頑張っていたくらいで、一気に廃れてしまいました。

そんな事で、かなりの量のエネループを持っていて使うことになったことで、このエネループを他の家電で流用しようとして色々と試すうち、もはやマンガン電池・アルカリ電池を買わなくなりました。お金の面もありますが、多量に出てきてなかなか捨てられない電池のゴミを出すことなく、いまだに昔の電池で出力が弱くなったものはリモコンに転用するなどして使い続けています。

今使っているのは、電動歯ブラシ・電気かみそり・ラジオ・LEDヘッドランプ・ランタンなどかなり多くの種類になります。そのおかげで、乾電池仕様の家電も長く使うことができるようになり、ゴミの減量化にも一役買っています。
さらに、エネループ充電器についてはUSBケーブルを接続することで充電できるものを使うようになったので、モバイルバッテリーやポータブル電源にソーラーパネルから充電したものを接続して間接的にエネループをソーラーパネルから充電することもできるようになりました。

これはエネループの話ではありませんが、極小のソーラーパネル(750mWくらい)に単三のニッケル水素電池を入れて充電するセット(「バイオレッタ・ソーラーギア」で検索すると製品が出てきます)を買って一時期使っていたことがあります。ただ、極小パネルだと空になった状態から満充電するには、下手をしたら外に出しっ放しにして一週間以上かかるくらいのものでした。

それでも、昔からある家電に使われている単三および単四電池がそのまま使えますし、昨今のソーラーパネルからポータブル電源に蓄電することが簡単に早くできるようになったことから、今ではモバイルバッテリーにUSB対応充電器を接続してエネループを充電するという流れによって、小容量のポータブル電源でも有効に使うことができるようになりました。

今後、ナトリウムイオン電池が単三型や単四型になり、安全に使用できるということになれば、もしかしたら汎用電池で使える小物家電も増えていくのではないかと思ったりもします。ぜひ、進化系のエネループとして高出力で安全なものが出てくれると嬉しいなと思います。

家のカギを失くした場合の用心に改めてスペアキーを作ってもらった顛末

先日に引き続き自宅の玄関回りの話になるのですが、昨日思うところあって自宅のスペアキーが無いことに気付きまして、改めて先日お世話になったカギ屋さんに出向き、家族分のスペアキーの作成をお願いしました。日々生活していて各々カギは持っているので、何事もなければ問題ないのですが、たまたまネット上に上がっていたニュース特集の見逃し配信を見ていて、定期的に取材される「カギのトラブルの実態」というものを目にしました。

自動ロックされるドアで(自分で取り付けたスマートロックの機能で一定時間経過後にカギが閉まる設定にしていたそう)、カギもスマホも持たないで外出してしまい中に入れなくなったケースや、キーホルダーを付けない裸のカギを無造作にポケットに入れて落とし、家族もスペアキーを持たずに一緒に買い物に出たことで部屋に入れなくなったケースもありました。ちなみに、テレビに出ていた業者さんは「カギの救急車」さんでしたが、出張しての作業の場合部品交換などなくても1万5千円(税抜)くらいの費用はかかっているようでした。

というのも、その番組で出てきたトラブルの中に、「急にドアが開かなくなった」と連絡があり、家の中にいる依頼者の元へ掛け付けたものの、何と玄関の外に置いてあった物干し竿がちょうどロックを掛けるように斜めにドアのところに挟まって、それが原因で中からドアが開かなかったという考えられないトラブルが紹介されていたのですが、その際も費用はしっかりと取られていたのでした。なお、その依頼者はお金を払うついでにあえてそのドアに付いているカギのメンテナンスを頼んでいました。

今後もし私が緊急的にカギの解錠をお願いする可能性としては、自動ロックされるドアではないので、持ち出したカギを落としてしまったり、カギを持って行くのを忘れて家族が外出して閉め出されるようなケースが考えられます。で、出した結論が普段使いでないスペアキーを用意しておくというのがいちばんてっとり早い気がしたので、ドアの歪みを直してもらった鍵屋さんで家族の分を含めスペアキーを作ってもらいました。

旅行の時などはできるだけカギを落とさないようにしまう場所にも注意はしていますが、バッグの中に入れているとバッグごと失くしてしまう(盗難含む)可能性もあります。そこで、今のところ財布の中に入れるか、信頼できる親戚に預けていざという時に連絡して開けてもらうようにするかといった感じですが、旅行中はバッグと財布は別の場所に入れて行動することが多いので、私の場合はお財布の中に入れておく方が、すぐにスペアキーを出すことができるのでトラブルにはなりにくいかなと思います。

今後は、ドアがスムーズに開くようになったということもあるので外付けのスマートロックを付けてスマホからカギを掛けたり開けたりできるようにすることも考えていますが、スペアキー自体は邪魔にもならないし、外からの鍵開けを依頼する場合に作業に支障をきたす原因にもなるという話も最初に紹介したニュースでやっていたので、今回はスマートロックの導入は考えずにスペアキー作成を依頼しました。全く部品交換のない場合でも、自宅まで来てもらっての作業を依頼する場合、いわゆるボッタクリの業者でなくても一回最低1万5千円~2万円くらいはかかってくるので、全くスペアキーを作っていない場合、まずは作っておくことを個人的にはおすすめしたいです。

空の旅で使うのに便利だと思われてきた富士山静岡空港の平面駐車場には水没のリスクあり

一昨日の台風の影響で、私の住む静岡県で複数回にわたって線状降水帯が発生し、さらに竜巻とおぼしき突風が吹き、大きな被害が出たのですが、今回の大雨によって改めて明らかになったことがあります。それが、富士山静岡空港の無料駐車場の水没です。

地方空港としてその存在意義はあるのか、建設当初から疑問の声が挙がっていましたが、車で出掛けて車を空港駐車場に置いたまま飛行機を利用して現地を旅している間の駐車料金が一部無料というのはそれなりの魅力があります。過去には沖縄や福岡・長崎への旅に富士山静岡空港を使った時には無料駐車場を利用し、旅のコストを下げることができました。

ただ、もし今回の大雨が静岡県を襲う前に出発し、雨が上がった時に空港に戻るような日程で出掛けていた人がいたら、到着時にさあ自宅へと自分の車が駐車してある場所に戻ったら、そのあまりの様子に相当ショックを受けてしまうのではないでしょうか。

空港の駐車場は平面で屋根もなく、鍵は自分が持っているので移動もできないので、もはやどうしようもありません。今回の大雨で水没した駐車中の車は恐らく全て廃車の憂き目を見るのではないでしょうか。空港側にその損害を請求もできないので、唯一の対策としては自然災害に対応する車両保険に入るしかありません。ただ、古い車の場合、再購入できるくらいの保険に入ることができない可能性もあります。

そう考えると、大雨や台風が予想される中での旅を強行することのリスクおよび、立体でなく平面屋根なしの駐車場に数日間駐車するリスクという事もちゃんと考えて利用するようにしないと、楽しい旅の終わりがとんでもない事になってしまう可能性が出てきます。

この富士山静岡空港は山を削った標高の高い場所にあるので、なぜ敷地内の駐車場が冠水するのか? という風に思う人もいるかも知れませんが、排水設備が今回のような大量の雨が降った場合、その排水能力を超えてしまい、今回の場合は駐車場に水が溜まってしまったということらしいです。日帰り見学用の駐車場は平面でも問題ないと思いますが、空港利用者が停めるための駐車場は立体にするとか考えた方が良いのではないかと思いますね。

実際、今後旅の計画を立てる際に富士山静岡空港まで車で行って無料駐車場に停めたまま旅に出発するようなプランは考えていたので、少なくとも梅雨の時期や台風の来る時期の利用については、そもそも富士山静岡空港を使わないことも考えた方が良いかなと本気で思えてきました。同じように空港に車を停めて旅に出るような旅行を計画されている場合、事前にハザードマップを確認した上で、空港から少し離れていても水没の危険性が少ない場所にある平面駐車場に停めるとか、有料でもあえて立体駐車場に停めるようにするとか、帰ってきたら車が水没していて身動きが取れなくなるような事にならないような配慮は必要かと今回の事で思いました。

いざという時に「買えば良い」という選択肢は無くなることを考えて災害対策を

ようやく津波についての警報・注意報が解除されました。結果から言うと津波自体に対して直接的な人的・物的な被害についてはなかったものの、焦って車を置きに行って崖から車が転落してしまったり、避難所に行く中で熱中症になってしまったというような事はありました。今回の場合は、津波の原因となる大きな地震のマグニチュードが当初8.0から8.8へと訂正されたことで、より大きなエネルギーが放出されたと考えられたことで、警報が出たわけですが、警報が出たことで色々な影響が出てきました。

太平洋岸を中心に公共交通機関が運休になり、さらには海沿いを中心に多くの商店が休業となりました。これは、何よりも自分の命が大事という考えに基づき、いざという時に頼りになるはずのコンビニを含むフランチャイズのチェーン店でもお店を開け続けさせるような事をしなかったからだと思われます。

そんなわけで、避難をした場所での対応がされないと、食事や水という生活には必要なものも手に入らないような状況になったわけです。今回は津波警報が出たものの、停電や断水にはなりませんでしたが、生活必需品が手に入りずらい状況になったところもあるのではないでしょうか。

今後、もし地震・津波だけでなく台風の接近に伴って電車や高速道路が計画的に被害の出る前にストップした場合、そうした計画運休・通行止に合わせるような形でコンビニやファーストフードを含む商店も同じように店を閉めるというような事も普通に考えておくことが大切になってくるのではと思っています。

具体的には、買い物に行かなくても数日は家の中で生活できるくらいの食料の備蓄や、トイレットペーパーなどをなくなるぎりぎりまでそのままにしないで、今使っている分が無くなっても使えるような予備を用意しておくなどの事です。

これは、日用品以外にももし停電してしまった場合のライトやラジオの用意、さらにはそれらを動かす電池、スマホを使い続けるためのモバイルバッテリー、ポータブル電源を用意するだけでなくきちんと充電しておくことも含まれます。

何もない時は必要な時にはコンビニやスーパー、100円ショップで安くそれなりに使えるものが買えますが、今回の事でそうした便利なチェーン店は、ひとたび災害についての警報が出たらお店が閉まってしまって必要なものを買うことができなくなる可能性があるという当り前の事を、しっかりと認識することが大事だということですね。改めて今回の津波に関する情報を受けての社会の状況はどう変わるかわからないということを肝に銘じました。

状況の変化によって、他の日用品はあっても特定のもの(水とか電池とか)が全く買えなくなるような状況もあります。それほど高くないものであれば、置ける場所があればいざという時に慌てないで済むように家に予備用に少し多めに置いておいたり、食料については常温保存ができるものをローリングストックすることを心掛けることも良いかも知れません。一気にやるのではなく、日々の買い物の中で少しずつを目指して今自分にとって足りないと思えるものを揃えていくように今は考えています。

真夏の日差しがさす中での津波警報発令での高台避難について色々な想定外が起こった

災害対策というのは本当に難しいと改めて思った今回の日本列島に出た津波警報についての対応でした。東日本大震災で高台に避難できずに失なわれた多くの人命の記憶は今も多くの人の中にあり、そのための避難場所として盛り土がされた場所が多く作られているのですが、そこにはただ広い空間が広がっているのみで、場所によっては日差しを遮るものがありません。

昨日は日本全国でかなり気温が上がり、兵庫県丹波市柏原では観測史上最高の41.2℃を記録しました。ただ、そのニュースが霞んでしまうほど、その日の朝急に起こった、ロシアのカムチャッカ半島東方沖で起こったマグニチュード8.7の大地震の影響で日本の大平洋岸に出た津波警報は、複雑な地形によって何度も津波が起き、さらに一回目より二回目の方が大きくなるなど、なかなか津波警報が解除されず、朝方から避難した人たちは一日中日差しが強く気温も高い場所で警報が解除されるのを待つような形になってしまいました。

津波によって命を落とさないために高台に避難するというのは大事な事ではあるのですが、今回の場合は扇風機やクーラーもなく、さらには日差しを遮るものもない避難場所で日中のほとんどの時間をじっと警報解除を待つだけの時間を過ごすことになったため、熱中症での命の危険が出てきてしまったのです。

今回の場合、日本国内での地震の揺れはなく、ライフラインが遮断されているわけではないためプレハブの防災倉庫に大型扇風機やスポットクーラーを入れておき、非常用のコンセントにつないで、さらにはテントやタープを出してある程度暑さを和らげるための処置はできたと思うのですが、恐らくそうした装備を持っていなかった場所も多くあると思いますし、もし日本国内で大きな地震が起き、ライフラインが寸断された中でこうした冷房装置は動かせるのか? (その場合発電機やガソリンの備蓄も必要)になります。

逆に、東北や北海道の真冬に同じ事が起こった場合、極限の寒さにどう備えるのか? という事についても考える必要があるでしょう。本当に、今回は何の災害も起こらなくてもその日差しだけで災害級の状態になってしまっていたので、今後はこうした複合的な避難場所で命の危険を防ぐためにはどうするのかということについても考える必要があるのではないかと強く思いました。

そんな中、今回の避難してきた人たちの多くは、車の窓に日差しを遮るシェードを付けて、エアコンを付けたままアイドリングして車の中で過ごすような感じで過ごしていた人もいました。今回はあくまで日本国外で起こった地震による津波警報なので、それほど長期間の影響はないと思われたかも知れませんが、それにしても一日中ずっと車の中にいると、エコノミークラス症候群になってしまう可能性もあり、個人としての対策も考えたいところです。

私の場合、さすがにエアコンを長時間動かすのは無理なので、DCモーター駆動のサーキュレーターとポータブル電源を持ち出し、保冷剤を入れたクーラーボックスにペットボトル飲料をたくさん入れて避難し、気化熱を利用したタオルを使いながら体を冷やしつつ警報解除を待つような事はできるかと思いますが、日陰を作るというのは今の装備ではできません。

今後は、車に付けて日陰を作ることのできる「カーサイドタープ」の導入についても考え、その中に以前から用意しているコットとメッシュのインナーテントを設置するような事についても考えてみたいですね。この組み合わせなら車での夏キャンプもできそうですし(積極的にやりたくはありませんが)、今後に向けての対策についても色々考えてみたいです。

「ハンディファン」による火事が心配なのわかるが嘘の内容で啓発はできない

2025年7月23日に、東京都品川区にあるマンションの部屋から出火し、5人の怪我人が出たという火事のニュースがありました。この内容はネットニュースで知りましたが、その内容を報じたニュースの中で地元警察が「部屋で充電をしていたハンディファンから出火した」としていました。

最近、うだるような暑さでハンディファンを手で持ったり首からぶら下げたりして歩いている姿をよく見掛けますが、粗悪な品であったり古いものだったり、急に落として損傷したものについては内蔵されているバッテリーが出火や爆発を起こす可能性があるという事を啓発するニュースも多く流れていました。

私自身はハンディファンは持っていませんが、USBでモバイルバッテリーと繋いで利用することのできる簡易ファンは持っています。バッテリー内蔵型の製品の場合、年をまたいで使っているうちにトラブルに巻き込まれる可能性もあるので、その点には注意しようとは思っています。

ただ、最初に紹介したニュースには続きがありまして、先に発表された「火元は充電していたハンディファン」というのはどうやら見当違いであったということが後の調査でわかったのです。

本当の火事の原因は、絶縁された部分が損傷した延長コードから発火し、さらに延長コードの上には衣装ケースや布団が積み重なっていて、そこから火が燃え広がったということを改めて発表したのでした。

もちろん、リチウムイオン電池自体の管理の重要性に異論を挟むことはありませんが、その事を声高にアナウンスすることにより、今回のような別の原因である、まだリチウムイオン電池が生まれていない頃から言われていた延長コード・タコ足配線・プラグ部分のホコリなど、火事が起こるリスクについて現場検証で見逃されるという事になると、やはり問題かと思います。

恐らく、火事の原因を原場で調べるうちに焼け焦げたハンディファンを見付けたことで、まず注目がそこに行ってしまったということが考えられます。それが警察からの原因発表になり、さらにはその発表をそのまま掲載した大手マスコミの報道につながるようだと、実際は違う原因なのに、嘘の発表の方を信じて口コミが広がってしまったりする危険性が出てきます。

以前、地元テレビ局が主催した防災に関するシンポジウムに出た際、個人発信とマスコミの違う点は、多くの目がファクトチェックを行なうことだと言った方がいました。これはこれで事実ではあるのですが、今回のような場合、そうした複数の目のファクトチェックも役に立たなかったと言われてしまい、それがマスコミ不信にもつながってしまう(もちろん元発表を行なったところにも問題はありますが)ことにもつながるかも知れません。

今回の事例は、リチウムイオン電池の扱い方を誤ると危険という啓発とからめて発表したり記事にしたいという思いが強すぎたために本当の原因がどこかへ行ってしまったとも考えられなくもありません。

私たちも、ある「予断」から出発してその「予断」を真実なのかどうかきちんと確認せずに事を大きくしてしまうような事はあります。ただその前に純然たる「真実」があるわけなので、そこでちゃんとした真実を受けて考えられるようにしたいですし、自分の思い込みと真実が違ったとしても、それに対しては素直に受け入れることが大事ではないかと思います。フェイクニュースに引っかからないためにも、日々の生活の中で極端な言動や情報に踊らされないよう気を付けたいものです。

「停電費用保険」の案内を電力会社からもらったもののこの保険は本当に役に立つの?

現在、私が加入している電力会社は昔からお世話になっている中部電力で、いわゆる新電力会社には入っていません。果たして新しく電気会社を変えた方が良いのかどうかわからない中で、少ない金額で掛けることのできる「少額保険」の案内がメールで来ました。

それが「停電費用保険」というものです。
この保険は中部電力の電気プランに加入している人のみが入ることができる保険なのだそうで、保険料は月々150円とお手軽です。その内容は「5時間以上」の停電で発生すると思われる以下の費用を請求すれば出してくれるということです。その内容は以下の通りです。

・冷蔵庫の中味がだめになった場合の買換費用
・ポータブル電源等の購入費
・非常用照明の購入費
・自宅から避難先への交通費
・乾電池の購入費
・簡易トイレの購入費
・故障した家電製品の修繕費

実際にかかったこれらの費用の「合計額」を「最大1万円」まで補償するということなのですが、冷静にこの保険は便利なのか考えてみることにしました。

まず、日本国内での停電時間はどのくらいなのかということから考えてみます。ライフラインがぼろぼろになるような大きな地震が起きれば別ですが、現在の日本の電力会社は優秀なので、一瞬停電しても比較的早く復旧することが多いです。過去に、私の住む地域で台風がやってきた時、山間部にある送電施設が倒壊し、その事実をしばらく電力会社がつかめなかったことから、半日以上停電が続いた地域がありましたが、私の自宅は無事でした。ただその時は私の職場が停電の被害を受けたので、荷物を運び込むエレベーターが使えずに、人力で一部動かすようなことはした記憶があります。

しかし、私の体験の中で5時間以上の停電があったのはその時だけで、そのために少額であるにしても毎月コツコツと保険料を支払うのかとまずは思いました。

そして、もう一つの問題なのが、実際に出る保険金の額が合計1万円と少ないことです。上に挙げた条件のうち、保険金で賄えそうなのは「冷蔵庫の中味」くらいではないでしょうか? 実際に停電が長引くとモバイルバッテリー・乾電池・照明器具・簡易トイレは容易に手に入るかと言うと、停電が解消してそれらのものが必要なくなった後ではないか? と思います。また、避難場所への移動にタクシーをお願いするとしても、同じ事を考える人は多いと思うので、簡単には利用できないというのが正直なところです。徒歩や自転車で移動しても保険の対象にはならないと思うので、あまり意味がない条件かと思います。

さらに、家電が壊れた場合の修理費が1万円以内で済むかということを考えた場合、それなら火災保険(地震保険)の家財についてしっかり入っておいた方が、買い替えもできる可能性があるので、そちらの方が良いのではないかと思います。

そもそも、5時間以上の停電が起こってから必要なものを買いに行くという考え自体が現実的ではないので、日頃の準備をしっかりしておけば、こうした保険に加入する必要はないと思います。具体的には、自宅の冷凍庫に常に保冷剤を入れておき、いざという時には大き目のクーラーボックスに保冷剤と食材を入れ替えることで、5時間くらいであれば冷凍食品以外であれば何とかだめにせずに食べられるようにできるのではないでしょうか。

また、モバイルバッテリー・ポータブル電源・LED照明・簡易トイレ・乾電池(充電池の方が良いと思いますが)あたりはセールなどで安く買える時に徐々に揃えておき、いざという時に使えるようにしておくことが大事だろうと思います。こうした装備は長く置いていてもそこまで劣化するものではないので、最低限のものは自分で用意する方がこうした少額保険に入るよりは良いのでは? と私は思います。