防災関連ニュース」カテゴリーアーカイブ

防災に関する新たな話題や、画期的な新製品の紹介などをこちらで行ないます。

外出時に情報難民にならないための装備のヒントは「複数台持ち」と「予備バッテリー」

2021年10月7日夜に埼玉県を震源とする関東地方を襲った最大震度5強の地震は、たまたまテレビでニュースを見ていたら、突然VTRが中断して大揺れになるスタジオが映し出されたことで認知しました。

私の住む静岡県内では地震の発生時には全く揺れませんでしたが、関東地方から少し遅れて揺れだし、それなりに大きな揺れが少し長い時間続きました。といってもこちらの震度は2にとどまりましたのでそれほど大きい揺れではなかったのですが、震源地周辺では一部の地域で色々大変だったことが後になってわかりました。

具体的には棚から物が落ちたりして怪我をしたり物が壊れるような被害があるものの、夜遅くの地震の場合だとニュースとして拡散するには時間がかかります。同じように水道管が破裂して道路が水びたしになるような場所も複数あったようですが、やはり都会での地震ということになると、ライフラインの他に止まるものとして一番大きいのが鉄道であると言えます。

地震直後にその様子が報道されることはそこまではなかったのですが、大きな地震が起こった場合、新幹線を始めとする電車が脱線しないように鉄道の線路について問題あるところがないかどうかをきちんと調べた上でないと電車は基本的に走ることができません。地震は夜10時過ぎに発生しましたので、仕事を残ってした人が遅めの夕食を済ませたり外に飲みに行って帰るくらいの時間だったことで、勤務先の最寄り駅から自宅に帰る段階で足止めされたということになります。地震発生直後から東海道新幹線の東京~静岡間や山手線全線が止まっているというニュースがありましたが、後日の話を聞くとさらに広い範囲で帰宅難民および翌日の出勤・通学難民が生まれていたようです。

過去に、私自身も東京から自宅のある静岡に電車(東海道線)で戻っている最中に関東で震度4の地震に遭遇し、沼津で長い時間足止めを食いました。私の場合は東京に職場があるのではなく、とにかく静岡駅に戻る事の一択だったので、電車が動かなくなった沼津でホテルを探すよりもとにかく電車内に留まって情報収集をしながら運転再開を待ち、深夜のかなり遅い時間に静岡駅に着いたらすぐに駅前のネットカフェに向かい、シャワーを浴びて(恐らく自宅へ戻ってシャワーを浴びる時間はないと思ったので)、始バスの出る時間までネットカフェで時間を潰し、自宅に帰ってから改めて仕事に向かったのですが、やはり駅や電車の中で動けないような状況において、刻々と状況が変わる中で情報をどうして得るべきかというのがポイントになります。

多分、今回の場合も朝出掛けた時にスマホの充電をして出てきていても、多くの人が一日が終わる状況ではかなりバッテリーを消費していることが考えられます。その場合、バッテリー残量が気になってなかなかスマホを長時間見られないということになると、自分の行動をどうするかの判断がしにくくなると思いますので、やはり基本的なことですが、いつもは使わなくても満充電されたモバイルバッテリーを持って出掛けることが改めて大切だということがわかります。ただ、通常のモバイルバッテリーの場合、ケーブルはセットされていないので、同時にケーブルを持って出るか、それとも最初からモバイルバッテリーにケーブルがセットされているようなものを持って出ると安心でしょう。

ちなみに、私の現状ではバッテリーとケーブルは別々にして、基本的にはUSB Type-Cのケーブルで足りるのですが、mini-Bはバッテリー充電用にも使えるので一応持ち、昔使っていたガラケー用の変換器具は、それほどじゃまにならないのでこれも一応入れています。その他としてType-CをType-Aに変換してUSBメモリをスマホに接続できるアダプタと、有線のヘッドホンを持ち出しています。これらは今後の状況により中味が変わることもありますが、このセットがあれば外でも長時間動画を見るような使い方もできるかと思います。

私の場合、現在はさらに通話用と通信用のスマホの二台体制にしているのですが、こうしていると、最低限いざという時の家や会社・学校への電話連絡のためにバッテリーを気にする必要がないので、もしモバイルバッテリーを持っていなくても(バッテリーを使い切ってしまっても)、通話用のスマホは通話にしか使わないようにして、通信用のスマホから使うように心掛けています。これにモバイルバッテリーがあればかなり安心度は増しますが、最近はビジネスホテルだけでなくネットカフェもスマホから予約をしたり部屋の埋まり具合を確認できるようになっています。動かないで空きがわかると、たとえ周辺の宿泊施設・ネットカフェが埋まっていたとしても、無駄に動き回ることはないでしょう。その場に留まって時間を過ごす場合にも、とにかくスマホのバッテリーを切らさないようにすることが大事ではないかと思います。

少なくとも、スマホで確認した被害状況が東日本大震災級のものでなければ、翌日ぐらいには交通も復活して何とか家に帰ったり出社・登校したりできると思いますので、罹災したその日から翌日くらいまでスマホのバッテリーを何とかすることができれば、そこまで困ることはないと思います。もちろんスマホを使わない情報収集の手段(ラジオなど)はありますが、スマホの画面を消してradikoをヘッドホン経由で聴いても大丈夫なようにバッテリーを用意した方が、普段の生活の中では十分だと思います。

逆にラジオが必要になるのは、停電が数日間に渡って続き、スマホも満足に充電できないような状況になった時ではないかと思います。毎日持ち歩くものはできれば増やしたくないものです。そんな中で、急に大きな地震や大雨などでその日と翌日くらいにわたって動けないような状況を想定し、日々のスマホの使い方についても、どうせ帰って充電するからと一気に電池を消費しないように改めて考えた方がいいのではないかと思っています。


大雨で冠水している道路を多くの車が走っている現状について思うこと

昨日、早朝にスマホがけたたましく鳴って何事かと思ったら、避難指示レベル3の高齢者への避難指示が出たという通知でした。その時にはまだ雨が降っていなかったのですが、午前中にはかなりの雨が降ってくる時間もあり、さすがに表へ出る気はしませんでした。

しかし、テレビのニュースで大雨の様子を見ていると、明らかに道路が冠水している中で通常の速度とは言えないまでもあまり気にせずに走っていく車が多いということがいつも気になっていました。そんな中、あるワイドショーの取材VTRの中で冠水している道路を走ることについての具体的な危険を示すようなものがありました。

それは、ある車のドライブレコーダーの映像で、冠水した場所を通り過ぎた後、トラックの後について走っていたところ、急にブレーキが効かなくなってあやうく前のトラックに追突する寸前で車が停まったところが映し出されていました。

この、「冠水した道路を走行すると極端にブレーキの効きが悪くなる」というのは、ブレーキ部品の間に水が入ることで正常な制動が効かなくなるというもので、最悪の場合は修理工場に持ち込む必要があります。私が見たケースでは事故にならずに良かったですが、もし追突してしまったら保険は効くにしてもこちら側の過失が100%の事故になってしまい、大雨のせいということでの責任転嫁も難しいでしょう。

冠水時に車の内部に影響を与えるという点で言うと、エンジン自体に水が入ってしまう危険についても考えておかなければいけません。エンジンは空気を外から取り込んでガソリンと空気を圧縮したところを爆発させる力で回りますが、もし空気の入り口に水が入ってしまうと空気とガソリンを圧縮する部分にも水が入ってしまうことになり、最悪エンジンは壊れてしまいます。

そうなると、修理するにはブレーキの時のようなわけにはいかず、別のエンジンに載せ替えるか車そのものを廃車にするかという選択になってしまいますので、私などはよほどの命の危険がない限りは明らかに冠水していそうな大雨の中で車を使って移動しようとは思いません。

自宅にいる時はそれでも何とかなりますが、恐いのはそれこそ車で遠方に出掛けた先で大雨になり周辺が冠水するくらい降られてしまうような場合です。まずは知らない道であればあるほどずんずん進んで行くような事は、自ら冠水している道路に向かってしまう可能性があるので、まずはまだ冠水していない場所に車を停めて対策を考えましょう。地元の人からこの場所は冠水するのか(土地が低いのか)聞いて教えてもらえるならそれに越したことは有りませんが、なかなかそうはいかないものです。そんな時にはスマホから危険な場所を調べてみることにしましょう。

・国土交通省 重ねるハザードマップ
https://disaportal.gsi.go.jp/maps/

こちらのサイトに接続すると日本国内での様々なハザードマップの情報を重ねて表示させることができます。「洪水」「土砂災害」「高潮」「津波」「道路防災情報」「地形分類」を重ねて表示できます。スマホではGPSとの連動を許可して「現在地へ移動」ボタンをクリックすると、今いる場所がどういう場所かということがわかるようになっているので、大雨の場合は「洪水」「土砂災害」(山間部にいる場合)「道路防災情報」(道路冠水想定箇所が表示されます)を選んで表示し、地図を見ながら徐行しつつ安全な場所に逃げるようにするために、上記リンクはぜひブックマークしておくことをおすすめします。

もし遠方でエンジンがだめになってしまったら、もはや自走して帰ることも難しく、自動車保険でどこまでレッカー移動を無料で利用できるかにもよりますが、車を現地に置いたまま帰らなくてはならない状況も十分にあります。そんな事にならないように、まずは今回のような長期長雨の情報がある場所には行かないことがまずは第一でしょう。今の状況では日本国内でどこが安全かということもわからないというのが正直なところなので、事前にこうした事を十分に考えて出発するようにしましょう。


新型コロナウイルスの感染状況はまだ一合目? 今後の地方での生活の仕方を考える

ここのところの新型コロナウイルスのデルタ株であると思われる感染者の増大にともなって、都市部に限らず全国で感染者が増えてきています。私の住む静岡県は首都圏に隣接していながらもそこまで感染爆発している感じはなかったのですが、いよいよ緊急事態宣言を出す方向で行政が動いているようです(8月20日から9月12日まで)。

そうしたニュースを流している中で、静岡県内の医師の方のコメントとしてまだピークが見えず、もしかしたらまだ一合目くらいの状況かも知れないという現状分析を見て、これからどうするのかと途方にくれてしまうのですが、ワクチン接種もできない中でできるのは「マスクを正しい方法で付けて外出する」「手指の消毒を徹底する」など基本的な対策しかないわけで、やはり用事がない時は自宅で過ごす生活を続けていくしかないでしょう。

ただ、今回新たに出てきたデルタ株の感染力は感染者数の伸びを見ているだけでもすごいことが見て取れます。デパートの従業員が多く感染してしまったり、オリンピック警護で出張してきた警察官の方々が一回目のワクチン接種をしていても多数感染し、地元でクラスター発生なんて話を聞くと、できるだけ不特定多数の人との接触は避けることも同時に考えていかなければいけないでしょう。

ワクチン接種を終えてもマスクを付けての外出という生活は今の状態を見ると続けなくてはいけないでしょうが、現在はファイザー社製のワクチン接種2回目終了後、7日後には効果が94%を超えるというデータが有ります。ただこのデータはデルタ株が出現する前の話であり、今後接種するワクチンはデルタ株にも効くのか、そして3回目の接種は必要なのかという点についても正しい知識を得ることが必要であろうと思います。

ちなみに、私の周りで言うとまだ自分の知っている人が感染したという話は出ていません。もしそんな話が普通に出てくるようになれば自分の身にも感染の危険が迫っているということになるでしょう。通勤は自動車や自転車のため、公共交通機関等で感染する恐れはないのですが、一番の可能性としては職場内であり買い物に行った際の人ごみであるということになります。

先日、外食の誘いを断ったところ「過剰すぎるのでは?」という意見をいただいたことがあったのですが、私自身まだワクチン未接種であることもあり、そうした意見をいただくことはあっても、とにかく感染する可能性をつぶしていく方向へと動こうと思っています。ちなみに、外食の代わりにテイクアウトは大いに活用し、食のマンネリ化を防いでいます。

改めて自分がもし新型コロナウイルスに感染した場合のことを考えると、感染した自分はもとより、常に会っている職場の知人・友人を濃厚接触者として登校・出勤停止にしてしまう可能性も出てくるわけです。よって、今回の緊急事態宣言を重く捉えて対策を強化することは、たとえ今までそこまで深刻な感染症の不安を感じたことがない方でも、頭の片隅にでも置いておいた方が良いように思えます。自分の周りで感染者がいないと、どうしても感染症を軽く見がちになってしまうことにもなるかも知れませんが、とにかく自分および周辺の多くの人が感染しないで済むように気を引き締めていきましょう。


熱海市伊豆山地区逢初橋付近で起こった土石流の衝撃とその対応について

昨日は深夜から大雨で、一昨日から続く雨にやきもきしながら、それでも自宅周辺は雨は降っても土石流の影響は少なかったので、今回のブログは無事に届いたGRATINA KYV48のdonedoneのセッティングについて詳しく書く予定でしたが、今回の熱海伊豆山の土石流は相当すごく、個人的にも衝撃は大きかったので、セッティングについては簡単に紹介するだけにしたいと思います。

ノジマオンラインから購入したスマホ(現在までdocomo・auが販売したもの)はSIMロックがかかった状態で、docomoの方はSIMロック解除しなくても日本通信のSIMを入れてアクセスポイントのセッティングをすればそのまま使えたのですが、auの場合はau回線を使っているMVNOのdonedoneでもSIMロック解除をしないとLTE回線を掴みませんでした。もしかしたら専用アプリから開通手続きをすればSIMロック解除をしなくてもそのまま使えたのかも知れませんが、私の場合はSIMロック解除をした上でアクセスポイントの設定をしたらアプリをインストールする前に開通しました。SIMロック解除をするためにはauIDが必要なので、持ってない方は新たに登録してMY auのページからシムロックの手続きを行なう必要があります。設定については、donedoneのSIMと一緒に送られてきた紙を見て行なえば簡単に接続することができました。スピードテストなどの結果は後日報告します。

さて、今回熱海で起こった土石流の被害は、熱海駅から現在は大江戸温泉物語が経営している温泉旅館の「水葉亭」へ行く途中にあり、この辺りは「伊豆山温泉」の源泉「走り湯」や「伊豆山神社」がある歴史的にもかなり古い温泉地です。この温泉が発見されたのは今から約1,300年前という日本でも有数の古泉の一つになっているのです。

改めて走り湯について検索してみたところ、走り湯入口の看板を写した写真の奥に赤い橋が見えたのですが、それが今回土石流が流れ込んだ逢初橋ではないかと思えます。水葉亭にもかなり近い場所ですが、私が行った時にもかなり登っているような道で、温泉街というよりも温泉が付いた住宅に高齢者の方々が住んでいるような家が多かったのではないでしょうか。

歴史ある土地というのは、それだけ長い間でも壊滅するような自然災害(今回の場合は長雨による土砂災害)がそこまで致命的ではなかったからとも考えられるのですが、私自身が見たり聞いたりした限りにおいても、熱海の伊豆山でこんな被害の出る土砂災害が起こることなど考えられませんでした。ニュースでは70年間こんな事はなかったというような話も聞かれましたが、そうした常識は通用しないということだけは確かなようです。

ちなみに、こちら静岡市でも一昨日にスマホの警報アラームが突然鳴り、避難情報が出たのですが、その時には頑丈な建物の中にいたのであえてその場から動かずに成り行きを見定めました。自宅についても直接崖に沿って立っていたり、川の脇に家があるわけではないのでそこまでの注意は必要ないのかも知れませんが、静岡市内の一級河川である安倍川の水位は相当上がっていて、むやみに車で出掛けることは控えるべきだと思いながらテレビの中継映像を見ていました。

本日以降も静岡県内では雨になるという予報になっていますので、今まで崩れたことがないから大丈夫という事は決してないということを今回の伊豆山の土砂災害で改めて思い知ることになりました。これは、自宅から避難したりする場合にも考えなければならないことですが、たまたま車で旅行している時にこうした大雨に遭遇した場合、地元の方の言うことを聞くことも大切ではありますが、ネットで入手できるその地域のハザードマップから被害が予想される場所からとにかく離れ、安全な場所に逃げることができるよう、ネット環境はしっかりと用意した上で出掛けるようにしたいものです。

2021.7.4 追記

その後の報道から、原因の全てではないものの土石流が起こった地点で開発行為等が行なわれ、盛り土が流れたことで被害が大きくなったのではないかという話が持ち上がってきました。まだ行方不明の方もいる中で、先に原因調査ということはできないでしょうし、何よりも人命を救うことを第一に行なって欲しいと思います。ただ、住民の方々も私と同じように、伊豆山の地域では今回よりもっと多量の雨が降っても土砂崩れは起きなかったので避難が遅れたという住民の方の証言もあったので、こうした地域の変化(開発行為等)についての情報は地元の方々には早くから開示して欲しいですし、ハザードマップへの対応もその都度行なって欲しいと願います。


社会的インフラを守るためにはライフラインを滞らせないワクチン接種が必要か?

新型コロナウイルス関係で医療崩壊や飲食店の休業ということにスポットが当たっていますが、昨日の札幌市で起こっているニュースにはびっくりしました。詳しいことはわからないのですが、札幌の中央郵便局内で5月21日に集荷や配達を担当する社員1人が感染していることがわかり、局内の消毒作業はして窓口業務は行なっているものの、すべての集荷や配達が停止しているということです(職場や配達先などの濃厚接触者を調べるため、21日午後4時から翌日にかけて業務が停止していたのですが、調査の結果大きな問題がないということで現在は業務を再開しています)

たった一人の感染者の出現だけでこんな事になってしまうというのは、それだけ感染した社員の人が多くの局員と濃厚接触の可能性があるということで調査が入っていたということです。一般的に言って職場内で濃厚接触者が出ると、感染していなくてもその人たちは自宅待機になると思いますので、一人ではなく濃厚接触者を含めた多くの人が一定期間仕事はできなくなるでしょう。普通の会社で、急ぎの仕事でなければ先送りできるものの、毎日同じように時間に追われる流通業では、元々配達員そのものの人員が不足するのに、そこからさらに動ける人員が減るということになると、今回の札幌のように郵便局全体の動きが止まってしまうことも起こり得るということですね。たまたま今回は濃厚接触者がいないということで、翌日には元通りの業務を再開できましたが、もしそこで多数の濃厚接触者が認定されたら、業務に支障をきたす状態はしばらく続いていたでしょう。

これは札幌市民だけの問題ではなく、ニュースでは郵便番号で060で始まる地域には発送しても配達が一定期間できなかったわけで、すでに荷物を出してしまった場合には指定した日時が守られないということになってしまいます。となると一企業だけの問題ではなくなり、社会にも大きな影響を与えることにもなってしまいます。当然その連絡を会社の方からしなければならず、現場にはさらなる負担がかかります。

問題なのは、一つの郵便局の中で相当数の感染者がいるわけではなく、たった一人(?)の感染者がいて、その人から相当数の濃厚接触者が出ただけでも業務に大きな影響が出るということです。これは、郵便局や宅配便を運ぶ業者などの運送業に限ったことではなく(医療従事者はすでに多くがワクチン接種を受けているのでここでは除いて考えます)私達が必要とするライフラインである電気・ガス・水道・通信のインフラ整備や、公共交通(タクシー含む)の運行を行なっている地方公共団体や会社にも当てはまります。それに加えて消防・警察のような仕事や、市役所の業務を行なっている方も当てはまるだろうと思います。それに加えて、それこそ買い物に行く場合に感染の可能性がある、そこで働くスーパーや飲食店の接客を担当する方にも当てはまるのではないかと思うのですが。

これは私の住む静岡県でも十分に起こり得ることで、それによってどのライフラインが滞ってしまうのかということは起きてみないとわからないことですから、今さら言っても仕方ないことなのですが、社会のインフラを滞らせないため、年齢に関係なくワクチン接種をする人を決めるというのも一つの考え方ではないかと思います。

私自身は年令による順番が来るまで今の生活を続けながら待つつもりですが、買い物に行けないからと注文した荷物が、新型コロナウイルスの感染によって長い間届かないような事にはなって欲しくないので、心配なく自宅に引き籠もれるような社会状況の整備を本当にお願いしたいです。


ワクチンを接種すれば1億円が5人に当たる? 改めて日本との状況の違いが浮き彫りになった米オハイオ州の政策

現在、アメリカではだいたい46%くらいの人が新型コロナウイルスのワクチンを少なくとも1回は接種しているのだそうです。先日は米大リーグの球場で大規模な無料の接種ができることを告知したり、また当地の住民でなくても接種ができる機会を設けることで、国境の町には中南米からわざわざワクチンを打ちに来る(住民である確認を取られないので外国人でも打てるのだそう)取り組みがニュースで報じられてきました。

もし同じことが日本国内でも行なわれたとしたら、一気に人口の7割とか8割まで接種が進みそうな感じもあるのですが、まだ全人口の半分にも達していないことから、いかに多くの未接種者にワクチン注射を行なってもらうかというのがアメリカの現在の問題だということで、この日本との差は何なのかとつい思ってしまいますね。

そんな中、米国の全体よりもさらにワクチン接種をしている割合の低い米オハイオ州(42%)では、ただ羨ましさしか感じないようなワクチン接種率UPのための政策を発表しました。それが表題にある「ワクチンを初めて接種した州民に抽選で賞金を出す」というものです。今月末から5週間連続で行なわれ、18才以上の州民が一週間ごとに一人が当選するのだそうです。賞金は100万ドル(約1億1千万円)と膨大なもので、お金のためにワクチンを打つような人が増えることで、接種率が上がり、多くの人が免疫力を持つことが期待されます。

また、今回の対象に入らない17才未満の州民については、こちらも5週連続で、地元のオハイオ州立大の4年間の学費や寮費、教材費が全てまかなえる奨学金を出す人を抽選で決める意向であると言います。

こうした方法には賛否両論があり、否定的な考えを持たれている方も少なからずおられると思います。それでも自国でワクチンを開発し、自国民中心に打つ体制を早々と備えたからこそできることなのですね。先日、付録付き雑誌が好調な宝島社が、太平洋戦争でアメリカと戦うために竹槍(本当は木刀?)で訓練をしている少女の当時の写真とともに「このままじゃ、政治に殺される。」という新聞広告を出したことが話題になりましたが、当時も今も日本とアメリカの物量の差というのを私自身は感じざるを得ず、今回のこうしたニュースを見るだけでも、日本とアメリカの国力の差というものはやっぱりあるのだと認めるしかないという気がします。

国産ワクチンについては、順調に行けば塩野義製薬の治験に問題が出ないようなら、今年中には認可されて使える可能性もあるのですが、ワクチンには副反応もあり、その点については今の政府もかなりナーバスになっているため、スケジュール通りに認可され、ワクチン接種が予定通りに行くかどうかはわかりません。ただ、もし日本で潤沢にワクチンが利用できるようになったとしても、いわゆる「アメ」をちらつかせて、とにかく多くの人にワクチンを打ってもらうような政策は日本ではなかなか難しいでしょう。しかし、これも昨日のニュースで見ましたが、埼玉県宮代町では地域商品券1,000円分をワクチン接種者に渡すという取り組みがされているそうですので、こうした取り組みにが全国的に広がっていくかどうかも注目したいです。

個人的にはそうした賞金や商品券まで出してもらわなくても良いと思っていますが、今年はともかく来年か再来年くらいにはインフルエンザとの混合ワクチンを希望する人に秋ぐらいには普通に打てるようになって欲しいと思うのですが。直近では大都市のある地域だけでなく、今年のゴールデンウィークに感染したと思われる人が私の住む静岡県でも増えていて、来週あたりまで減らないのではないかという気もします。

とりあえず、今の日本の状況ではあまり外に出ないでひたすら現状に耐える生活を送るしかないのですが、その中でも自分なりに自宅のベランダで焼肉をしたりしています(^^)。ベランダで火事の心配はなくても、ソロの用具でいろいろ調理していると全てがうまく行けば良いのですが、失敗して後片付けが大変になることもあります。しかし、これも外に出て失敗するよりも、うまく行かなかったことも自分で前向きに捉え、いよいよ外で思う存分できるような時には失敗しないでスマートに一連の作業ができることを目的に試行錯誤を繰り返しているところです。先日、静岡県内では屋外でのバーベキューでクラスターが発生したので、外でのバーベキューも控えるようなお願いが出されているような状況ですので、今後も自宅内で火事に細心の注意を払いながら手元のソロキャンプグッズを試す生活が続きそうです。


国民に不安感を与えることが「詐欺」の格好の標的をあぶり出す ワクチン接種メールが来たら注意したいこと

前回、SMS(電話番号から電話番号に送れるショートメール)を悪用して、あたかも不在荷物の配達を装ったスマホ乗っ取りのメールについて紹介しましたが、ここ数日の新型コロナウイルス対応のワクチン接種について、ここまであまりにも供給量が少なく、さらには専用サイトの相次ぐシステムトラブルで利用ができない中で、早く打ちたいと思っている対象者の多さによる混乱を見ると、新たな詐欺メールが発生する予感がしてなりません。以下の内容はあくまで私が考えたストーリーであることを最初にお断りした上で、もしこんなメールが来たらどうなるかを考えてみて下さい。

とあるワクチン接種対応の年代の方(接種券はすでに到着している前提で)の元に一通のSMSが届いたとします。内容には以下のような事が書いてあったとしたらどうなるでしょうか。

「新型コロナウイルスのワクチンの予約については、電話が繋がりにくく、ブラウザからもなかなか接続できないいため、予約専用のアプリをご用意しました。以下のリンクをクリックして専用ワクチン予約アプリをダウンロード・インストールした上でアプリを開き、必要事項を入力した上でご希望の日時などをアプリからお手続き下さい」

この方法だと、もしすでに接種券が届いていてまだ接種の予約をしていない人が受け取った場合、SMSにあるリンクをクリックして、アプリの導入に行ってしまいかねません。Androidを狙う場合はアプリをインストールさせればそのアプリがスマホ内の情報を抜けるのでそこで終了ですが、アプリのインストールができないガラケーや、iPhone利用の人からも情報を抜くために、もう一段の仕掛けを打ってある可能性もあります。

リンクしたサイトにダウンロードボタンをクリックしてもアプリがインストールできない場合のさらなるリンクをサイトに作っていて、さらに進むとメールフォームのようなものが用意されており、そこに必要事項を入力して連絡を待つように指示があった場合、多くはないとは思いますが、わざわざ自分から大切なクレジットカードなどの個人情報を悪意ある人たちのところまで送り、その結果自分の口座内の電子マネーやクレジットカードを使わてしまったり、ひどい場合にはアップルのパスワードまでハッキングされてしまうとか、何を入力するかにもよりますが、アプリをインストールしなくても被害を受ける可能性があります。

こうしたあまり良くない想像をなぜするかと言うと、まだウイルスのワクチンを打っていない人にとっては何としても早く打ちたいと考えてなりふり構わない事をする人が少なからずいるからです。どれほど地域に貢献していた人であっても、いやだからこそ、ワクチン打つ順番を優先させることはできないと思った方がいいでしょう。今後、そんな状況の中でなかなかワクチンが打てずに日時だけが過ぎて行くようだと、この不安状況をうまく利用して利益を挙げようとする良くない輩が出してくる詐欺メールにひっかかる人の数も多くなっていくのではないでしょうか。

詐欺被害を避けるためには、想像力を働かせて感情のおもむくままに発信元の良くわからないメールに対応しないことも大切ではありますが、早く社会全体に広まりつつあるワクチンを打てないという状況を変えていくべく関係者の方々に頑張ってもらうことも大切なのではないでしょうか。今後、情報が錯綜して本当でないサイトから予約手続きをしようとして情報を抜かれないためにも、きちんと情報の出所を確認しながら、手続きを行なうとともに、「ここだけのおいしい話」に惑わされないような心の持ちようも大切になってくるのかも知れません。


団扇を飲食店向けに配ろうとした兵庫県の考え方は感染症対策としてはどうなのか?

たまたま前日のブログでプラスチック製の扇子について紹介した後に、兵庫県が感染症対策の飲食店向けに「団扇」を配るというニュースが有り、さらにこの事に神戸市の方では配布を止めるよう県に申し出をした事がニュースになっていて、結局団扇の配布を中止することになったそうです。

昨日、兵庫県の新型コロナウイルス新規の陽性者数は過去最多の507人となり、会食そのものをする雰囲気ではなくなっているということもあるでしょうが、県が税金で計32万本もの団扇(予算は数百万円?)を発注し、飲食店に配るというのは対応としてはやはりおかしいと思ってしまいます。ただ、全く効果がないということはないと思うのですが、店内に入ってきたお客さんがお店に置いてある団扇を使うならば、ほぼ使い切りのものでしょうし、どれくらいの大きさになるかによって飛沫が飛ぶ範囲は広くなってしまうかも知れません。

私が購入したプラスチックの扇子は十分に口を覆うことができるくらいの大きさで、自分のものですし自分で除菌をすれば使い回すことも可能です。また常に外で使うということではなく、お店に十分なアクリル板があるような所では使わないと思います。会食自体も今の状況ではするつもりはありませんが、もし外で食事をしなければならなくなった場合、自分発の飛沫を撒き散らすような行動に見えないために扇子を使うことも想定しています。もちろん食事が終わればマスクを付けますし、マスクを付けたり外したりしながら会食する「マスク会食」をするくらいなら、まだ扇子で口を覆いながら食べる方がマシなのではないかという考えのもとで私はプラスチック製の扇子を(出掛ける前に除菌します)持っていくことを判断して購入しています。

購入場所が100円ショップで、それほどの経済的負担にはならないということもあり、興味のある方にはおすすめしたいと思っているのですが、当然マスクをしていても飛沫は飛ぶので完全に飛沫を扇子で抑えることができないことも承知しています。ただ、自分の口を隠すだけでなく相手が喋っている時に自分の方をマスク無しで向かれた場合には、大層なものではありませんが盾の代わりとしても使える部分もあるのではないかと思っています。マスクと組み合わせ、使用が終わったら直接拭いて除菌を行なうことを心掛けることで、ワクチン接種後に多少会食はいいのではないか? となった場合に使うことも出てくるかも知れませんが、現状では会食そのものが無謀なような気もします。

しかしながら、こうしたグッズは何かのきっかけでさばけ出してしまうと一気に市場から消えてしまう可能性のあるものでもあります。特に今後は季節も良くなっていきますし、無風状態の中で自分で他人と接触する可能性が少ない場所で涼を取る場合には便利だろうと思いますし、逆に人がいる場所では仰ぐような使い方は控えることも、感染症への不安を考えると必要になってくるのではないかとも思います。

もし兵庫県が感染症対策で飲食店に配布するものを考えるならば、個人でも調達が可能な団扇ではなく、イタリアンレストランのサイゼリヤで考案された食事用マスク「しゃべれるくん」のようなものを対策として考え、少なくとも今回の波が引いてからその活用(「しゃべれるくん」はマスクの上に紙ナプキンを掛けるものなので、わざわざ配布などしなくても提案は可能)を考えるべきだったと思います。そして、「マスク会食」「団扇(扇子)会食」「アクリル板を立てた会食」など、飲食店側でやれそうな対策について、科学的な検証を今のうちに行ない、店内の換気とともにどの方法がコストを掛けずに最大限の効果が上がるかということについて検証を今の段階でやっておくことも大事ではないかと思います。

とにかく、布マスクでも感染を広げてしまうという話もありますし、今あるものの中でどう防衛していくかという情報がもっと欲しいですね。わからない場合は外出しないという選択もありますので、特にお役所にはきちんとした情報提供を今後ともお願いしたいです。


様々な災害用備蓄食料品を入手し実際に食べてみる 水やお湯を入れて食べるタイプの食品を食べやすくするには

たまたま昨日、職場で災害用に備蓄していたという水と食品を中心にした災害用グッズセットの入替をするということで、賞味期限がすぐ来るようなセットをいただいてきました。この種の製品は、自分ではあえて買わずに備えているので少し新鮮に感じました。というのも私の場合、水はスーパーで提供されるものを汲み置きして使いながら一定量を備蓄し、食品については市販のインスタント食品や缶詰などをローテーションしながら一定量をためているのですが、実際に罹災したら支給されるかも知れず、こんな時でもなければ専用の非常用食品を食べる機会がないので、試してみることにしました。

セットの中に入っていたのは、ペットボトルの水に缶詰のパン、水分のないビスケットに水やお湯(用意できる場合)を入れてアルファ米をふやかして食べるお粥もありました。直接パッケージを開けて食べられるものではなく、一手間かかるもののお湯を作ることができれば温かいものを食べることができるので、こういうものも有りかと、今回食べてみることにしました。

具体的にはこんなものです(食べ終わっているので、中味はすでに開けています)。アルミ製の袋になっているので、熱湯を入れても袋をそのまま容器として使えるようになっています。中にはアルファ米本体とは別に味の付いた具材が別パッケージで入っていて、さらに手づかみでは食べられないのでプラスチック製のスプーンが入っています。

今回いただいたのはお粥なのですが、その場合に使うお湯の量は約180mlで、パッケージの外におおよその分量を示す線が書かれているので、計量カップがなくても正確に分量を計って作ることはできます。今回は水でなく熱湯を入れて作ったのですが、中味が熱くなるだけでなくこぼしてしまう可能性もあるので、災害時に温かいものを食べることができるメリットはあるものの、正直かなり食べにくかったです。

置くと不安定になることの対策として、まずは大き目のカップ付き水筒のカップに本体のアルミ容器をはめ込んで食べることにしました。こうすると熱さを我慢しながら手に持ちながら食べずに済みます。ただこれでも、かなり深めの容量なので小さなスプーンを袋の中に入れて食べるには苦労します。スープ状になっているのでなお食べずらいという点があるので、こうしたものは少し時間を置いてお粥よりも炊いたご飯のように食べられるものの方がいいかなと思ったりしました。

結局、この状態だとなかなか最後まで食べずらかったので、別の容器に移してすするように食べてしまいました(^^;)。少し浅めのシェラカップのような容器があれば便利だと思ったのですが、その場合問題が出てきます。

それは、災害時の食事というのは食べる場所を選べず、飲み水やお湯を沸かすことはできても容器やスプーンを洗うことは難しいということです。食器としてはそれこそ100円ショップで売っているスタッキングできるシェラカップを複数備えておいたりすればいいと思うのですが、それと同時にラップを用意しておき、カップをしっかり覆ってから使用し、使ったラップのみその都度捨てていくような形で使うのが良いと思います。

それと同時にカトラリーについても、割り箸でたいていのことはできるにしても、プラ製のスプーンやフォークを一回分の使い切り用のものを用意しておけば、スープのようなものもスムーズに食べることができます。これも100円ショップで購入可能です。

ところで、そのプラスチック製のスプーンやフォークについてちょっとしたニュースが耳に入ってきました。環境省では、スーパーやコンビニで今までは無料で配っていたレジ袋を有料化しましたが、政府はこのプラスチック製のカトラリーについても有料化の意向だそうで本国会で法制化を目指し、可決されれば2022年4月からテイクアウトやコンビニの弁当などに付くプラスチックのスプーン・フォークは無料で付かなくなり有料化されることが予想されるとのことです。

当然、プラスチックは自然に還らないため、こうした強制的な措置を行なうことで全体的なプラスチックの量を調整しようとする考えはわかります。しかし、使い切りの食器やカトラリーというのは、いちいち洗う必要がないので災害時の事を考えるとそれなりに必要ではあります。災害とは関係ないような状況であっても、あえて使い切りのものを使う必要性に迫られると思うのは、冬に活性化する感染症予防の観点があります。

来年4月以降には、コンビニやファーストフードでお弁当を買って外で食べる場合、有料でお箸やスプーンを買いたくない場合には(法律成立を受けて、ファーストフードでは自然に還るタイプのスプーンなどを無料で用意するかも知れませんが、その点はここでは考えません)、自分でマイ箸・マイスプーンなどを持って使うようになるのかも知れません。しかし、旅行の場合なかなか使い終った後で洗えないような場合は、それこそラップをスプーンに巻きつけてラップだけ捨てるような事をするか、使い切りのプラスチック製のものを用意して持っていくかという選択をするようになるかも知れません。

また、マイ箸やスプーンを洗える環境があっても、洗い場の水道の蛇口を経由してウィルスが感染するということも言われています。多くの人がマイ箸を食事の後で洗うような状況は、感染症対策としては必ずしも正しくはないような気がするので、結局のところお弁当を購入する人の個人負担が増えることにもつながりかねません。

今回試したプラスチック製スプーン入りの食品についても、環境的な事を考えると良くないことなので製品仕様が変わって(紙のスプーンなど)、熱湯で戻すと手が熱くなって現状よりさらに食べにくくなるような事もあるかも知れません。私自身の考えとしては、2022年4月に感染症の脅威が去ってくれればいいですが、まだ依然として今のような状況が続いていたとしたら、感染症の脅威が去るまでは使い切りのスプーンなどは有料化しない方が、感染症は抑えられるのではないかと思うのですが。個人的にはこうした法制化の流れを見ながら、個人としての負担を増やさずに衛生的に外での食事をするため、旅行用のマイ箸・マイスプーンにセットするラップの常時携行についても考えておきたいと思っています。


多発する山火事と火器使用時のマナーについて考える 日帰りレジャーや車中泊でのお湯・調理の方法について

2021年2月に栃木県足利市で起こった山火事の原因についての報道がありましたが、最初に火の手が上がった場所は山中にあるハイカーの休憩場所だったのではないかという指摘がありました。そこには休憩用のベンチが置いてあったということですが、もしそこで誰かがライターなどを使用したり、まさかとは思いますが調理や湯沸かしのために火器を使ったり、焚き火をしていたとしたら、乾燥している空気が強い風とあいまって火が燃え広がってしまったということも十分に考えられます。

また、同時期に起こった東京都の青梅市の山火事の場合は、原因が焚き火であったことははっきりしていて、火元の部分では消火できたものの、その場所から飛び火が起こって離れたお寺の周辺でも火事になってしまったということです。改めて乾燥注意報が出ている中で、さらに風が強い中では火器を使う場合には細心の注意が必要です。飛び火は風の状況でどこに行くかわかりませんので、いったん火事になってしまったら消火するには大変な労力がかかります。その点については一連のニュース報道を見ていると改めて心に留めて置かなければと思うところです。

私の場合は、もしこうした山火事の原因を自分が作ってしまったなんてことを考えただけでも恐ろしくなるので、冬で風の強い時期においては火器系の利用そのものにナーバスになります。しかし世は空前のキャンプブームで、さらに揺らめく炎を眺めるために焚き火をする人もいます。もちろん、直火でなく焚き火台に薪をセットし、安全に行なう方がほとんどだと思いますが、強い風が吹いて焚き火台ごと吹っ飛んでしまった場合、それがどこかに燃え広がる可能性も0ではありません。

同じようにガスやホワイトガソリン、アルコールを燃料として使うキャンプ用のストーブについても、本体ごと風で飛んだとしても周辺に延焼するような物がない場所で行なわないと、やはり恐いことに変わりはありません。

特に車中泊では火器の使用をしていて車内が火事になってしまったら閉め切った車内で一酸化炭素中毒を起こしたり、狭い車内で使用中の火器を倒して炎上してしまった場合、火が大きくなって車内の燃料に引火して爆発ということも考えられますので、比較的倒れにくいカセットコンロなどを車内で使うようにし、車内でもそれなりに広いスペースを作り(作れる車でないと厳しい)、人がぶつかる気がねがなく、さらに換気にも十分に気を付けるに越したことはないでしょう。私の車は普通車なので、直接車内で火器は使いたくないということで、最近はソーラーパネルでポータブル電源を充電して使うような事も想定しています。乾燥して風の強い時には火器の使用を中止し、ポータブル電源でも使える家電製品を使って調理をすることも考えておいた方がいいかなと思うこともあります。

ただ、これは堂々巡りになりそうなテーマでもあります。実際に様々なキャンプ用のストーブや火器を試してみると、火器の方が扱いやすいと思える場面もあるのです。大きなポータブル電源を持ち出せば電子レンジの使用も視野に入るものの、かなりの設備投資費がかかります。お金を掛けて一式揃えたとしても、ポータブル電源の容量が無くなった場合、カートリッジを替えるようにすぐに電源を満充電にすることはできません。この辺は電気自動車が抱える問題と同じで、燃料を充填すればしばらくは燃料補給の心配なく長距離を走ることのできるガソリン・ディーゼル車と比べて(ガソリンで回す発電機を装備する電気自動車もこちらのグループに入ると思います)、コンセントからの充電だけに頼る電気自動車というのは、急に長距離移動の必要があっても充電し完了を待つまでの時間がどうしてもかかってしまいます。その辺を考えると、やはり火器を使いたい誘惑に駆られます。前述のように、きちんと設置するスペースが車内にあり、いざという時には消火もできるような設備を整え、メーカーが推奨する使い方を守って使用する分には何も問題はありませんが、なかなかそこまでするのも難しいので、私のような普通車での車中泊旅を考えるにあたっては考えることが多くなってしまうのです。

そんなわけで、私自身は今後に備えてある程度、ソーラーパネルからポータブル電源に充電して、そのポータブル電源で動く調理家電を用意することで、走行充電でもある程度のバッテリーが充電できるなら、いざという時の備えとして持っておくのもいいとは思っています。先日大きめのソーラーパネルを購入したこともあるので、その辺についても改めてグッズを安く揃えつつ、自分なりのやり方をここで紹介することができればと思っています。

さて、話を最初の足利市の山火事に戻しますが、基本ハイキング程度の山歩きなら、わざわざ湯沸かしのための火器を持って行くよりも、出掛ける日の朝、事前に内部を温めた高性能の真空断熱ボトルに熱湯を入れ、念の為タオルで巻いて熱が逃げないようにして持って行けば、昼食用のお茶・コーヒー用だけでなく、カップ麺を作るくらいなら十分な熱さの湯温をキープすることができます。ボトル自体もこのブログで紹介したニトリのHEATEXシリーズが安価な山行ボトルとしてはかなりの性能があるので、出掛けるならこうした用意をした上でレジャーを楽しまれるのが良いと思います。

昨日にはさらに群馬県桐生市で山火事が発生するなど、乾燥する日々が続きますので、週末に野外でのレジャーを計画されている方は、くれぐれも火の元にはお気を付け下さい。