月別アーカイブ: 2019年3月

今だからこそカップ麺用の自動販売機があったらいい

NHK総合・BSプレミアムで放送されていた朝の連続テレビ小説「まんぷく」が最終回を迎えました。ここ数年のNHKは、コマーシャルを放送せず、特定の企業の利益になるような事を普段の放送では決してしないのに、このドラマのように事実に基づきながらもフィクションをおりまぜれば、ドラマを見ていたほとんどの人が「チキンラーメン」「カップヌードル」を売り出している日清食品の物語ということはわかっているという、基本的にコマーシャルをやらないNHKの大きなる矛盾を感じてしまうわけですが、それだけ「カップヌードル」という製品は画期的な食品だとも言えます。

いつでもどこでも作ってすぐに食べられることはもちろんすごいですが、調理方法がお湯を注いで3分ないし5分(一部の製品の場合)待つだけというその作り方も「チキンラーメン」の時にできていたとは言え、器も一体になったことで野外や旅先での心強い備蓄食料としても意味が出てきます。

大機な災害に備えて役所などが市民に配る分のカップ麺を用意しているところもあるでしょう。問題は前回のテーマでも触れました、災害時にどうやってお湯を作るのかということになってきます。

今までは何とか自分で用意してきた水から火器を使ってお湯を作る方法について考えてみましたが、災害が起きなければ、旅先でカップ麺を食べるにはかえって事前にカップ麺を用意しない方がスムーズに食べられるという事があります。

というのも、今のスーパーやコンビニでは、電気ポットに定期的にお湯を用意していて、自店で購入した商品を店内で食べることができるようになっています。今後は消費税引き上げの影響で購入した商品を店内で食べられるイートインの存在意義も問題になってくることはあるでしょうが、あえて高い税金を払ってでも、購入と同時にお湯を入れて調理し、その場で食べることができる環境が整っている今の日本は大変便利だと改めて感じます。

そんな中で、朝ドラでカップヌードルを売るために考えられたものの一つに、その場でお湯を注いで食べられるようにする自動販売機の存在が知られるようになりました。私自身もそんな自動販売機があったことは記憶していて、それこそ高速道路のサービスエリアや一般道のドライブインに設置されていて、まだコンビニエンスストアのない地方では単に商品が出てきて、お湯を入れて食べるだけの単純な作りだったものの、深夜に何も食べる所がないような場合には重宝しました。うろ覚えの知識で済みませんが、最近でも静岡県内では静岡と愛知の県境にある「潮見坂」の道の駅でカップヌードルの自動販売機を見た気がします。

先に述べた通り、今後の消費税引き上げにともなう軽減税率の適用について、スーパーやコンビニ内に「イートインスペース」を付けて提供する場合、単にカップ麺を買って帰る場合には8%で済むものの、イートインスペースで食べることを申告しただけで10%になるので、もしかしたら今あるイートインスペースが無くなってしまうのではないかという恐れも出てきます。

では、カップ麺の自動販売機の場合はどうなのでしょうか。同じように考えると最初から10%上乗せされた形で販売されるのかも知れませんが、自動販売機の回りに飲食スペースが無い場合はどうなるのでしょうか。同じように判断に迷うケースとして、様々な飲み物を提供する自動販売機があります。ペットボトルや缶入り飲料の場合、その場で必ずしも飲まなくてもいいので8%で提供できるのではないかという可能性があります。

さらに言うと、カップが出てその中に注入するタイプの自販機はどうなのか? というところもありますが、逆に今回の消費税の軽減税率の判断で、単なる商品の販売ということになれば、自動販売機でカップ麺を購入したいと思う人のニーズが生まれます。

さらに一部のコンビニエンスストアが深夜の営業をしないということが当り前になってくると、今までは必要なかった人員を必要としない営業の方法として改めてカップ麺の自動販売機の設置へ舵が切られるような状況もあるのではないか? という気もします。

どのくらい自動販売機による売上げが上がるかということも考えなくてはいけませんが、定価で売れるというのも自動販売機の魅力であり、昔懐かしいお蕎麦などの自動販売機が揃った「オートスナック」が観光名所にもなる現在、新たなカップ麺の自動販売機の設置が全国で進んでくれれば、車中泊の旅で夜食が食べたくなった場合に、マップで登録された自動販売機の設置場所へ向かい、そこで夜食をいただいた上で車中泊というパターンも使えるようになるかも知れません。

ただ、そもそも今年10月に消費税が引き上げられるのかという問題もあるのでまだ不確定な要素は多いのですが、メーカーが新たに最新の自動販売機を全国に設置するということになったら、ぜひ食べに行ってみたいものですが(^^)。


改めて車中泊旅で炊飯・湯沸かしの手段について考える

今回、だいたい車をアイドリングさせながら直接シガーソケット経由で利用できるくらいの最大電力を使えるポータブル電源を購入したことにより、車で使うことを前提に作られた炊飯器や湯沸かしポットもポータブル電源で使うことができる可能性が出てきました。

今までそうした製品は一切導入してこなかったのですが、それには二つの理由がありました。車のバッテリーから電力を取るというのは車のバッテリーそのものに負担がかかり、バッテリーの寿命を早めるだけでなく、温かいものが食べたい冬には車が始動できなくなるリスクも付いてきます。実は先日バッテリー上がりを経験した際、とりあえずということで保証期間の短い(つまりは耐久性に乏しい)バッテリーに交換してしまったこともあり、過度な車のバッテリーへの負担は避けたい気持ちがあります。

もう一つの気になる点は、車のシガーソケット経由で炊飯したり湯沸かしをするには、普通の電気ケトルの十分の一くらいの電力しか実用にならないので、特に湯沸かしに時間がかかったり、さらには本体がプラスチック製で匂いが付いたり、さらには長く使ったり引っぱったりするとケーブルが断線したりしてショートするトラブルが恐ろしいというところもあります。

ただ、ネットの情報を見ていると自分でシガーソケットにつながるケーブルを耐久性があるものに交換(はんだ付け作業を伴います)したり、プラスチック製ではなくガラス製のポットを使用するなど、製品の変化と自分で問題を解決するだけの能力がある人は、それなりに車内でバッテリーを作った調理にチャレンジしている方々は少なくないようです。バッテリー上がりの対策としては、極端な話今自分の車に付けているバッテリーのスペアを積んで出掛け、もしバッテリーが上がってしまった場合には、自分でバッテリーをその場で交換するという方法もあります。ネット通販だと軽自動車や小型車なら5千円以内で購入できる国産バッテリーもありますし、安い通販であらかじめ購入し、旅行の際は荷物の隅にでも置いて(当然取付け工具も一緒に持って行きたいですが、バッテリー交換だけならJAFに頼むという手もありますが時間はかかります)、出掛るというのが低コストな普通の車での電気による車内調理の利用の仕方かも知れません。

そうして車内で電気を使った調理をする場合に気を付けたいのは、走行中にそうした機器を使うのは事故でなくても急ブレーキをしただけで熱いお湯やご飯を車内にぶちまける恐れだけでなく、機器そのものが破損して飛び散ったら本当に危険であるということもあります。そうなると車を停めての利用になるのですが、ポータブル電源がなくシガーソケットを使いアイドリングをしながらお湯を沸かしたり炊飯するというのは公共の駐車場ではアイドリング禁止のところが多いと思うのでなかなか難しいでしょう。

アイドリングしながら調理する場合は、公共の駐車場は避け、周りに迷惑を掛けない場所まで移動する必要は出てくるでしょう。エンジンを止めてポータブル電源を使う場合でも、私の購入した小さいポータブル電源では、お湯を一回沸かしただけでバッテリーが空になり、すぐには充電できない状態になってしまう可能性もあります。ポータブル電源でスマホの充電やノートパソコンの利用も考えている方はその点も考慮しましょう。

この問題の対策としてはもう少し大きな容量のポータブル電源を併用するか、本格的なサブバッテリーシステムを組むかということになりますが、果たしてそれだけお金を出して十分な費用対効果が出るのか? という疑問もあることも確かです。果たしてどのくらいの期間、車で旅に出るのかによっても変わってきますが、一泊から二泊くらいで週末中心の車中泊だったら、以下のリンクにあるような400Whの余裕のある製品を車に載せておけば、走行充電と併用して何とかなるかな? という感じはします。これを書いている現在はクーポン利用で安く購入できますが、これもどこまで必要とするのか? というところもありますので、普通に家電を車内で使いたいという方は参考にしてみるのもいいのではないかと思います。

ちなみに、紹介したポータブル電源は3万円前後しますが、それだけの予算があれば、出先でも燃料(ホワイトガソリン・ガス・アルコール燃料など)を追加購入すれば使えるキャンプ用のストーブ各種を使い、さらにキャンプ場を利用すればそれこそ無限に自分の用途に合ったシステムを組むことも可能になるでしょう。さらに、ソーラーパネルとは違った方法で電気を発生させるキャンプ用ストーブもあります。以下のリンクは有名な一品ですが、小枝や薪は現地調達も可能で、キャンプ場で購入も可能なので、キャンプしながら車中泊を考えておられる場合には、ポータブル電源よりもこちらを選んだ方がいいケースもあります。

車中泊旅での車内調理、湯沸かしについては私がこのブログを始めた当時とは違って、ポータブル電源が小型でも性能が上がってきたことで、今後に向けて更に可能性が多様化してきた感じがあります。今後さらなる激的な変化が見込めるかどうかは、日本の電気自動車がどのくらいレジャーに使える車になるのか? というところにもかかってくるように思います。それまでは自前で用意したポータブル電源やキャンプ用ストーブ、ソーラーパネルのような道具を駆使してお金を掛けずにエネルギーを使える方法についてこれからも考えていきたいと思っています。


100円ショップの「ペットボトルコップ」の評価

雑貨を100円ショップに買いに行った際、ふとそこにあった「ペットボトルコップ」というレギュラーサイズのペットボトルにフィットするカップを見付け(2Lなどの大き目のサイズには合いません)、安いので購入してみました。

こうしたコンセプトのカップというのは店頭で見て知っていたのですが、先日見たカップとは構造が若干違っていて、この製品はボトルにフィットさせるため、ペットボトルのフタと同じ大きさの穴が底に付いていて、上からかぶせた状態で時計回りにカップを回すと、力を入れずに未開封のペットボトルのフタを開けることができるだけでなく、そのままカップを取ると、ペットボトルのフタ自体がカップの穴にくっついた状態で離れるようになります。

ペットボトルのフタが付いたままで中味をカップに移して飲んでも、飲み物はフタの内側に触れるだけですし、そもそも手でフタを開けていないため、フタを開ける前にきれいにフタの部分を拭いてからカップを使ってフタを開けて飲むようにすれば、とりあえず衛生的な問題は起こらないのではないでしょうか。

そして、そのままの状態で飲み切ったら、残った飲み物が垂れてこないように十分に水気を飛ばすか、ティッシュなどで拭き取り、ペットボトルにかぶせて蓋を閉めるように回すと、きちんとフタも閉まります。

もっとも、ミネラルウォーターではないジュース類をこのカップで飲んだ後の洗浄が複雑で大変そうではありますが、旅先でも水で流してティッシュで拭き取るような事をすれば、直接口を付けてペットボトルを飲み、常温で長時間放置する場合の雑菌の繁殖よりは安心してペットボトル飲料を飲めるのではないかと思います。

もちろん、500mlくらすのペットボトルでも一気に飲んでしまうような飲み方ならこういったカップ自体が必要ないとは思うのですが、複数の人間でシェアしたり、お子さんがペットボトルを飲み切れないような場合は極力口からの直接飲みはしないようにしたいところです。

別に折りたたみができるカップを持って行くということでも十分対応可能ではありますが、特にこの製品の特徴である「弱い力でもペットボトルを開けられる」というメリットもあるので、これから行楽シーズンに外出先でペットボトルを購入してよく飲むという人ならば、バッグの中に入れておいてもいいグッズではないかと思います。

私自身はというと、常温で飲み物を飲みたい時には500mlのペットボトルを旅の前に用意して持って行くことになると思います。その際に最初からこのカップをペットボトルにかぶせた状態で持って行くということはあると思います。今回一応使ってみて、その独特の形状(内側のフタの部分の構造)というのは単体で常にどこかに収納するのにはちょっと難しく、やはりセットで持って行くことを念頭に利用しようかなと思っています。


常時携帯できるソーラーパネルについて考える

先日購入したポータブル電源はあくまでノートパソコンの予備バッテリーの代わりという風にしか考えていなかったのですが、すでに購入していたソーラーパネルを使えば割と短時間でポータブル電源自体の充電ができそうな感じになっているので、今改めてソーラーパネルの活用について色々と調べてみたくなりました。

実はかつてモバイル環境でどこでも充電することができない時に備え、こじんまりとした太陽光発電セットを購入したことがあり、まずはそのパネルを試してみました。写真の製品はすでに販売が終了していて、あえて今購入するべきではない(他の製品で十分安いものがあるので)と思うのですがELECOMのDE-SCSET01WHという、単三電池2本を使ったモバイルバッテリーを小型ACアダプタか写真のソーラーパネルでの充電をするという製品です。

ちなみに、ソーラーパネルの最大出力は1.8Wで5V 260mAという、今ではスマホすらまともに充電できないレベルの製品なのですが、写真に写っているガラケーを電源オフの状態でこのソーラーパネルに接続したところ(ソーラーパネルにはUSB出力が付いています)、すっからかんになった電池を満充電するには当然1日では無理で、だいたい4~5日くらい日が出ている時にこまめに充電して何とか電池マークが満充電になるくらいでした。ただ、充電は野外ではなく室内で行ない、ガラス窓を通しての充電ですから野外で直射日光の場合とはさらに時間が伸びるので、こんなおもちゃのようなものでもあれば何かの役に立つことだけはわかりました。

改めてネットで販売しているソーラーパネルを見ていくと、空前の太陽光発電ブームが一段落し、中古でもそれほど使っていないソーラーパネルを購入すればかなり安く太陽光発電を試すことができますが、そのパネルというのは家などに設置する固定用のものです。本格的に自分で使う電気はポータブル電源や自動車用のバッテリーに貯めて、エコな生活を目指すようなケースではかなりいいシステムを組むことができるようになると思いますが、さすがにそれでは日々持ち運ぶことはできないので、そうしたものは自分の用途にはなりません。ただ、そうして安く手に入れたパネルをキャンピングカーに自分で設置するようにすれば、かなり安く快適な空間を作ることができるようになるでしょう。ネット検索で「中古 ソーラーパネル」というようなキーワードを使うと、目的のショップにたどり着きやすくなるでしょう。

ただ、今回考えているのは、50Wや100Wというようなポータブル電源を充電するようなものではなく、スマホやタブレットを外出時で充電できないような状況になってしまった場合に充電できるよう、小型のモバイルバッテリーに一旦蓄電し、スマホやタブレットにはモバイルバッテリーから充電するようにできればいいので出力は少なくてもその分小さくて薄くて軽いソーラーパネルがあればという感じになっています。

あくまで私の場合ですが、最大出力5Wから10Wくらいのパネルで、DE-SCSET01WHのようにそれ自体にバッテリーは内蔵されていないで汎用のUSB出力があるものが望ましいと考えています。基本的には、ソーラーパネルからの充電というのは天候によって発電量が変わったり、全く電気を発生しなくなったりしますので、直接スマホやタブレットにつないでの充電はおすすめしません。まずは小型のモバイルバッテリーを時間を掛けて充電することができるというのが基本になります。その時、小型のモバイルバッテリーを複数用意し、一つを使い切るうちにもう一つの充電が完了するようにできれば十分です。小型でも大容量のモバイルバッテリーは、小さなソーラーパネルでは満充電するのはかなり大変なので、普段持ち歩く小さなモバイルバッテリーを複数の方がこの場合は小回りが利いて便利でしょう。もし大きな災害が起こったような場合でも、晴れの日が続けば節約しながらスマホを使うようにすれば何とか最低限の利用電力を小さなソーラーパネルから供給できる可能性を実現に移したいと考えて、現在は色々と調べています。

ちなみに、私がいつも使っているバッグの中には別に小型の手回式ハンドルが付いたキャパシタに充電するラジオが入っています。このラジオはラジオ本体の充電だけでなく汎用のUSB出力も持っているので、夜間などソーラーパネルから充電が不可能な時の緊急用充電ができますが、当然ながら手回し発電だけで空のバッテリーを満充電にするということは現実的ではありません。そもそもガラケーの時代に、待ち受けや通話時間を少し伸ばすために使用するような感じで使うものという認識なのではなかったでしょうか。もしバッテリー容量の少なくなったスマホの電池を満充電させようと本気で回し続けたとしたら、腱鞘炎になってしまう可能性の方が高かったりするかも知れませんし(^^;)。

そういう意味でも、もしもの時の電源供給のシステムは汎用のソーラーパネルからモバイルバッテリー・ポータブル電源にいったん充電して、そこから様々な機器を使うようにすることで大人のお遊びのようでいて実用的なものにしていきたいという希望があります。まだ自分の運用に合った製品の選定をしている段階なので、この続きは改めて時間をいただくことになるかと思いますが、その際はまたよろしくお願いします。


ポータブル電源はソーラーパネル充電対応のものを選ぼう

先日注文したenkeeo ポータブル電源 S155が届きました。私が過去に車中泊にモバイルバッテリーを持っていったのは鉛電池やディープサイクルバッテリーの時代なので大きくて重くてといった印象しかないのですが、今回購入したバッテリーはリチウムポリマーバッテリーということで、42000mAh/155Whという容量があっても小さくて軽く、USB出力だけでなくACコンセントも2つ付いていてせいぜい100Wくらいまでの家電なら動かすことができるというのは技術の進歩というものを感じます。

大きさの比較に、7インチのタブレットと並べてみましたが、厚みこそあるもののLEDライトも付いていますし、これからの車中泊旅行に活躍してくれそうな感じがします。

実は今回、あまり細かいところを見ないまま価格だけにつられて購入したのですが、心から購入して良かったという事があります。というのも、今回購入したS155は充電方法が3つあり、家庭用コンセントを利用するACアダプターと車のシガーソケット経由で充電できるのはまず普通ですが、最初からソーラーパネル充電用の「MC4コネクタ」につながるコードが付属しています。

もちろん、直接充電用のプラグからモバイル用途を意図した持ち運びが簡単なソーラーパネルと接続して充電できるのですが、昔からあるソーラパネルから接続するMC4コネクタが使えるとなると、個人的にはあることを試してみたくなります。というのは自宅にはかつて自動車用バッテリーを充電する目的で購入した50Wのパネル2つを広げて利用する100Wのソーラーパネルがあるのです。その際には以前のブログにも書きましたので、その時に書いたものへのリンクを貼っておきます。

http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2012/10/post-c6ce.html

つまり、この100Wのソーラーパネルから今回購入したポータブル電源に太陽光を使って充電がすぐにできるようになるということになるのです。バッテリーをポチった時には車で出掛けた時に走行中にはシガーソケットから充電して、その日に使う分の電力を充電すればいいかと思っていたのですが、ポータブル電源に付属するコードを接続したら問題なく充電されることがわかりました(^^)。

このソーラーパネルは大きく重いながらも持ち運びが可能で(写真でポータブル電源との大きさ比較をしていただければわかると思います)、非常時にもキャンプ時にも役に立つということがわかってきたので、今後の災害対策および長期の車中泊旅行時の過ごし方すら変わってくる可能性が出てきました。

今後、このソーラーパネルを使ってポータブルバッテリーを充電する場合、何しろソーラー発電というのは雨の日にはできないということになるので、晴れ間を見付けたらどこか日の当たる所を探してソーラーパネルを設置して充電し、できれば無駄なく太陽のエネルギーを蓄電しておきたいところです。もしこのバッテリーの充電が終了した場合でも、複数のポータブル電源を用意しておけば、特に非常時には誰の力も借りずに電気を持ち運ぶことができるようになるということです。

キャンピングカーで気の向くままに全国各地に出掛けたような場合でも、昼間に公共の駐車場の駐車スペースからはみ出さない限りは、充電作業も可能かと思います。そうして複数のポータブル電源を充電し、さらにポータブル電源についても今回購入したものよりもっと大きなものと併用すれば、湯わかしや炊飯は300Wくらいの出力が可能な性能がある大きな電源で、スマホやノートパソコンはこちらの小さな電源でというように併用することもできますし、大小のセットを2セット作っておき、常にどちらかが満充電されているような状況を作ることができれば、夜の車中泊の車内での行動はかなり変わってきます。別に専用のキャンピングカーでなくても、夏は扇風機、冬は電気毛布を使うこともでき、テレビについては昔使っていたタブレットがフルセグ対応で、さらにクレイドルにアンテナ端子が付いているので電力をセーブしながらでも車内テレビが可能です。

今回購入したポータブル電源が手持ちのソーラーパネルで充電できることにより、災害時でも関連品が壊れなければ何とか今の状態でブログを書いて報告を上げ続けることが可能になり、正直嬉しいです(^^)。今後はまた今回の容量以上で、同じソーラーパネルから充電可能なポータブル電源の安売りがあったら狙いたいということと、ポータブル電源の容量の範囲でも普段と同じ事ができるような低電力の製品についてもアンテナを張ってみようかと思っています。


リゲッタのインソール(中敷き)の実力は?

先日の旅行記の最後に書きました通り、リゲッタの靴の特徴の一つ、土ふまずにピタッと張り付く感じのインソール部分だけを注文し、先日到着しました。価格は約1,600円くらい(一足分)で、新しい靴を購入する前に気軽に試せるのが嬉しいです。今回色は黒を注文しましたが、色違いもあります。

このように、踵からつま先までの長さはなく、実際の使い方としてかかとのところに寄せるようにして入れます。さらに、土踏まずが当たる部分が盛り上がっているので、靴の左右にそれぞれのインソールを入れるようになっています。

インソールにはそれぞれどちらの靴に入れればいいかという「左」「右」の記載があります。写真のインソールは左の靴に入れるということになりますが:上のアルファベットの「L」は「Left(左)」ではなく、インソールの大きさが「L」サイズであることを示しているので、間違えなきよう。左右を逆に入れてしまうと、足の外側が盛り上がってしまうため、すぐに違うとわかるとは思いますが、基本はこのインソールを入れて密着させ、土ふまずの部分に当てたいので、違う入れ方をしたら何らかの足への違和感は感じるでしょう。

そして、靴を履く際がこうしたインソールを付ける場合には少し難しくもあります。決まった靴で使うつもりなら両面テープで固定する方がいいでしょうが、複数の靴で使い回しをしたい場合は、できるだけかかとの方にインソールを付けた状態で履くことができれば、普通に歩いても中のインソールがずれることはありません。最初は靴紐を結ぶタイプのものでは紐を解いてから足を入れるようにした方がいいでしょう。いったん収まってしまえば、そこまでの違和感は感じません。ただ、インソール無しで履いていた時と比べると多少靴を履く時にきつく感じてしまうかも知れません。

また、足がインソールにうまくフィットしていないと、リゲッタシューズを履いている時と比べてちょっとぶつかっている感じになり、長く履いていると足先に痛みが出てくる可能性もあります。私の場合は靴を締めないで、緩めに履くことで足先が固定されないようにして対応していますが、インソールを入れない状態でぴったりと自分の足に合った靴の場合はインソールを入れる事自体が厳しくなるかも知れません。

あとは肝心の長時間使ってみての感想ですが、やはりインソールを入れた靴と、リゲッタの靴とではその快適さはリゲッタの靴の方が高いということが改めてわかりました。ただ、足の裏のだるい感じというのは感じることがインソールを入れない場合より少なくなりました。もっとも、インソールを入れることで足の別のところが痛くなっては本末転倒なので、どのくらい緩めた状態で履くのがいいのか、その程度を調整する必要はありそうです。

今回は自前の靴の中でも紐靴で行ないましたが、そのまま入れるだけだと写真のようにちょっと浮いてしまいます。ある程度広げた状態でインソールを入れて位置を変えやすそうなスリップオンタイプの靴や、マジックテープで締めるタイプの靴ならより合わせやすい気がしますので、もう少し微調整をしていきたいと思います。この調整というのは、リゲッタの靴を履いている状態に近づけるような形で足にフィットさせていくことになるので、最初にこのインソールだけを購入してもあまり意味はないと思います。やはりまずはリゲッタの靴を購入して履いてみて、その履き心地に慣れてしまった場合に、いかに他の靴で同じようなフィット感を出すかという風に考えてインソールを購入するのがいいと思います。


中古パソコンのバッテリーを新品にするよりポータブル電源?

先日購入したばかりの中古ノートパソコンは快調に動いていて、このブログもそのパソコンで書いています。元々、自宅だけで使うつもりで購入したものですが(モニターが15.6インチあるモバイルパソコンとは言えないもののため)、画面も大きくて思いの他使いやすいので、車で旅行に出る時であれば夜の車内でブログを書いたりDVDを見たり、さらにインターネットを楽しんだりする場合には持って行くのもありではないかと思うようになりました。

逆にしばらくは12インチ~13インチクラスの中古モバイルパソコンを購入しようとする気は失せました。なぜかというと、中古で動作は安定していても、バッテリーの劣化があった場合には外で使い物にならないからです。せめてACアダプタがUSB Type-Cのパターンで、モバイルバッテリーから充電および給電できる最新のモバイルパソコンであればいいのですが、私が今使っているのはいわゆるWindowsタブレットに準じたmicro USB端子からモバイルバッテリーで給電できる小型パソコンの利便性を考えると、あえて12インチクラスの古いモバイルパソコンに専用のACアダプターを持ち歩き、さらに本体に付属するバッテリーが劣化して少ししか使えないということならば、車で出掛ける時だけ大き目のノートパソコンをアメリカ人ばりに持ち運んで使った方がいいのかなという風に思えてきたのです。

専用のACアダプターをコンセントに差して充電するノートパソコンの場合、最近のノートパソコンでは本体にバッテリーが内蔵されており、素人の交換は困難ですが、古いノートパソコンの場合はバッテリーを取り外しての交換が容易です。ですから、ある程度劣化したパソコン専用のバッテリーの新品を追加購入すれば、車に乗せて走行中はインバーター経由で充電をして、夜になって車中泊をする際に本体のバッテリーで長時間使うこともできるでしょう。ただ、バッテリーは専用品(同じメーカーでも型番違いはNGで、他のメーカーでも使える互換品はありません)になり、リチウムイオン電池ということで1万円前後となかなか高価です。オークションやフリマで安いものがあったとしても、その出品されたバッテリーが劣化している可能性もあるので、やはり中古パソコンを外で快適に使うためにはコストがかかるということを実感するのです。

しかし、車での移動中に使うという限定で考え方を変えると、もう一つの可能性が生まれてきます。たまたまメールをチェックしていたらアマゾンからリチウムイオン電池を内蔵したポータブルバッテリーのセールをやっていて、USB出力だけでなくコンセントからの出力もカバーし、直接車のシガーソケットからの充電も可能な品がクーポンを利用すると7千円くらいで出ていたのでついポチってしまいました(セールは常時行なわれていないので、表示される価格にはご注意下さい)。

この製品のユーザーレポートでは主にUSB出力でスマホやタブレットを充電し、コンセントはだいたい出力が100ワットくらいて湯沸かしや調理は無理なので、車中泊の際に電気毛布を使うレポートがよく見られ、この製品で電気毛布を「弱」にしておけば一晩中の利用が可能になるという話も出ています。ただしすっからかんになったバッテリーをACアダプターで満充電するためにかかる時間は7時間もかかるということなので(実物が来ていないので伝聞の知識であることをお断りします)、車中泊の旅では一日で空になるまで使うと大変なので、スマホやパソコンの充電および給電に主に使い、非常の場合にフルに使うくらい(冬の電気毛布や夏の扇風機など)に使うつもりで用意しておくのがいいのではないでしょうか。

私の場合は夜の明かりは電池式のランタンがあり、情報はラジオからでも取れるので、このポータブルバッテリーは主に走行中に充電した分をモバイル機器とノートパソコンの利用に使うくらいで十分だと思っていますが、こういったものはずっと使わずに電池が劣化するのはもったいないので、購入した中古パソコンが自分の責任で壊れても保証してもらえるということもありますので、日常的に車を使ってのモバイル運用というものも考えてみようかと思っています。

今回はたまたまノートパソコンの専用バッテリーを買うよりもお得に、ノートパソコン以外にも利用範囲が広がるということもあるので、使いながら新たな利用パターンを考えていくというのもありかなと今は思っています。バッテリーが到着しましたら改めて紹介する予定ですが、この文章をアップ直後にご覧になった方は私と同じ金額での購入が可能かも知れませんので、興味がある方は上のリンクの方もご確認下さい。


民放はAMラジオから撤退すべきか

ラジオのAM放送を廃止しFM放送に転換できるようにするため、民放連が総務省に制度改正を求める方針を決めたということがニュースになっています。実際は、スポンサーの問題で必ずしも利益を出すことが難しいラジオ局の運営ということを考える中で、塔の立て替えを含むAM送信設備のメンテナンスを行なうだけの費用を出せないので、基地局のメンテナンスが少額の投資で済むFMに移行したい地方局の窮状を何とかして凌ごうとする想いが透けて見えます。それだけ、AM放送の送信設備を維持することは大変なのだということがあります。

最近ではラジオ自体を聞くことがない方が多いと思いますのでピンと来ないかも知れませんが、AMラジオの放送を送信する場合、かなり高い鉄塔と広大な敷地が必要になりますし、鉄塔や機械設備、さらに停電時でも安定して放送を送信するための自前の発電施設を合わせたハードを維持することが大変な割に、国民の多くはAMの電波でラジオを聞いていないというコスト面での問題を多くのラジオ局は抱えているでしょう。

こうした流れは特に地方のラジオ局においては顕著だと思います。放送自体はコミュニティFM局並みの小出力の送信局を数多く設置することでエリアを確保し、聞きにくい人やエリア外聴取を希望する人に合わせてインターネットで同時配信することでラジオ放送としての体裁を整え、今までの番組をそのまま放送することも可能です。ユーザー的には今まで使っていたラジオのうち、「ワイドFM対応」のラジオでないと民放のラジオを聞けなくなってしまうという事もありますが、そこまでしてラジオを聞きたい方はワイドFM対応のラジオを手に入れるでしょうし、最近のスマホの中にはFMラジオがネットを介さなくても電波を受信して聞ける機種が少なからずありますので、平常時に限ってはそこまで地元局のAMを使ってのラジオ放送が終了しても困らないということはあるでしょう。しかしこれはあくまでも平常時の話です。

すでにネットでは多くの人が指摘していることですが、先の東日本大震災ではかなり広範囲で被害が起きる中で、様々なライフラインが切れました。断水や停電ということだけではなく、携帯電話の基地局への給電が断たれた場合や、そもそも基地局自体がやられてしまった場合、スマホを使ってのインターネットもできず、スマホも充電できないような状況になった方は多かったと思います。さらに、電波の停止という点では福島原発事故の影響もあり、日本全国をカバーしていた電波時計用の福島の送信所からの電波が止まったため、多くの電波時計で時刻修正のための電波が受信できなくなり、正確な時間を知るためにラジオを使った方もいたのではないでしょうか。

更に、災害時のラジオということを考えた時、広い範囲で大きな被害が出た場合、地元局の送信設備に被害が出た場合、放送をしたとしてもそれを待つ多くのリスナーに向けて届かない場合があります。これはあくまで電波の特性の話で、AM電波なら静岡の私の自宅付近からでも高出力の東京のニッポン放送の番組が昼でも普通に聞けるくらいのエリアがありますが、同じラジオでもFM東京の場合はかなり大規模なアンテナを建てないと聞こえませんし(これはかなり特別な設備を揃えないと無理で、一般的には同県エリアの局でも山間部では聞こえない場合もあります)、災害時に用意しているポータブルラジオやカーラジオでは、地元の送信所が壊滅した場合には情報が入ってこない最悪の状況も考えられます。

AMの電波のもう一つの特徴というのがあって、それは夜になると昼には聞こえなかった遠方の放送局が貧弱な受信機でもそれなりの感度で入ってくることがあります。ですから、AM放送を大出力で送信する設備を日本中の主な地点に置いておくことによって、昼間はAM・FMを含め地元局が全滅しているような状況が起こったとしても、最低限の情報は入手できるようになるわけです。また、地元のコミュニティFM局で災害情報に特化した放送が始まったとしても、常に災害情報だけを伝えられると気分が萎えてくるケースがあります。そんな時、同じように災害に関する放送を伝えていても、直接罹災していない地域で放送する番組というのは、多少の温度差がありその温度差にホッとするということもあります。例えば、罹災した現地では流せないような音楽を流したりするような遠方からの放送を聞くだけでも心が休まるということは十分に有り得ます。

このニュースについてのネット上での議論というのは、すぐに日本全国の民放AM局が無くなるのでは? というような感じで書かれているような方もいたのですが、個人的には大出力を有する日本の大きな都市に位置するなり、周波数の関係でそこまで出力は大きくなくても遠方まで届くラジオ関西のような放送局については、国が補助金を出してでもAM電波を使った放送を続けて欲しいというのが、個人的な希望ということになるでしょうか。AM電波を民放が全て停止しても、NHKがあれば十分という意見もあり、それはその通りなのですが、全国同じ放送で他に何の情報も得られないというのは個人的には辛いですし、私自身が日頃からNHK・民放を問わずラジオを聞いているということもあるので、せめて広いAM放送のエリアを持っている民放ラジオ局には残って欲しいなと思うわけです。


シニア世代のガラケーを強引にスマホに変えることで起こること

このネタは度々出しているので前に読まれた方は同じような内容になってしまうことを予めお詫びします。しかし最近のテレビコマーシャルを見ると、いわゆるシニア世代と同じくらいの俳優やエキストラを使って、すでに新製品が出なくなっているガラケーをスマホに変えると特典が数々というような謳い文句でガラケーを止め、スマホの利用を促すような感じのコマーシャルが多くテレビで露出されています。恐らく、シニア世代の方でも本当にデータ通信の必要性を感じられている方にとってはとっくにスマホやタブレットに変えて使っているのではないかと思うとともに、今でもガラケーを使うシニア世代にとってそこまでスマホが必要なのか? と考えると疑問しか出てきません。

まず、老眼で小さい文字が読めないような場合、スマホの方が多少は画面が大きくはなるものの、そこに出てくる情報量は増えるため、ウェブの内容を見ようとすれば必然的に文字が小さくなり、拡大する操作方法を知らなければ、外的要因で何とかしなければならなくなります。メガネ型の拡大鏡のコマーシャルが多く放送されているのもスマホのシニア世代への普及と関係があるのではないかと疑ってしまうことにもなります。

実際にスマホに変えたいと思っているシニア世代の方々や、周辺の方にまず言っておきたいのは、スマホは通話専用にすることはできても、その料金大系はデータ通信プランとのセットが基本になり、今まで通話のみで千円以下だったり、ケータイで通話放題だったような人は何もしなくてもスマホに代えただけで毎月の料金が上がるようになっています。さらに、キャリア独自の様々なサービスにも月々の利用料を取るところもあり、「使いこなせば便利にはなるが使った分だけ金がかかる」というものになるわけです。

総務省からの指導があって、利用者の全体における通信料を下げなければならない状況に大手キャリアは追い込まれています。そんな中で以前と変わらない利益を確保するには、当然新たなマーケットを開拓しつつも、既契約者に今までより高い利用料金を取ることで業績を上げる事が必要になると考えているのでしょうか。シニア世代を狙ったマーケティングは、悪く言うと金持ちの高齢者の懐を狙った商法となり、法には触れないものの一部のシニアの方々にとっては毎月変わらないどころか介護保険の影響で支給額が減らされる年金で使えるお金を減らしてしまう結果にもつながりかねません。そして、契約してからその事に気付いても2年以上契約を続けないとさらにお金がかかってしまうわけです。

そして、そのようにして毎月高額なお金を通信費として払わなければならなくなった人たちの中には、その投資の回収をもくろむ方がおり、毎月の利用料金の範囲でできる行動に走ることになります。今まで全くモバイルインターネットに関心がなく、スマホの使い方がわからない人からすると、駆け込み寺的にショップに赴くしかありません。現在でも多くのショップの現場ではスマホの使い方がわからないシニア世代の対応に追われることになってしまっていて、さらに今後大手キャリアがシニアへのスマホ売りを続けていけばさらに現場の仕事量が増えることにもなります。

その内容というのは、来店したシニアユーザーの対応(主にスマホの使い方などの質問が多いことが予想される)という本来の業務とは違う仕事になるかも知れず、私自身は大手キャリアのショップとは何も関係ありませんが、大変だなと思いますし、個人的にもできるだけ契約に関する用事はショップではなくネットでの問い合わせやお客様センターへの電話対応で済ましたいと思うほどです。

どんな仕事でも大変だとは思いますが、今回紹介した大手キャリアの場合は自ら大変な現場仕事を作り、その対応を現場任せにするのではないかと思えるところがあるので、どこかでその無理をした部分の歪みが来ると、何かの拍子に爆発しかねません。現在のショップではどの程度の労働環境なのかがわからないので、ここまで書いてきた事について全く心配がないのかも知れませんが、多くのお客様相手の仕事の中でもかなり大変ではないかと思ったので書かせていただきました。

こうした過度な対応を現場の人間にさせないためには、個人的には通話主体のガラケープランに入ったシニア向けに、ネットを使って調べられないことを通話上のオペレーターが教えてくれるような有料サービスを組み合わせた方が苦労いらずで収益も上がっていいのではないかと思うのですが。恐らく今スマホを使いこなしている世代がシニア世代に突入するにしたがってこうした「シニア向け」と銘打ったサービスは必要なくなる(らくらくスマホのような扱いやすいハードは必要かも知れませんが)ようになっていくと思いますので、こうしたサービスも一過性のものになると思えますし。

ただ、もう一つ大手キャリアが考えていることは、自らのキャリアに一定期間縛り付けておくことで契約者数を維持できるという計算もあってガラケーをスマホに機種変更させたいと思うのでしょうが、少なくとも一部のシニア層の中には、今まで何の問題もないのに急に新しいスマホを使わなければならなくなった場合にストレスを感じるのではないかと思う人がいることも確かです。長期間ずっと同じキャリアという人は機種変更もせずに同じプランを使い続けることが当り前になっているでしょうから、もしスマホに変えて失敗したと思ったら、その後は別のキャリアでガラケーを契約し直すという選択をする方も出てくるかも知れません。寝た子を起こし過ぎて大変な事に今後大手キャリアがなっていかないことを祈るばかりです。


Yahoo!BBからの提案とは?

先日、新しいACアダプタが送られてきたばかりのYahoo!BBのADSLモデムですが、先日その件で見なれないフリーダイヤルから電話が入り、何だと思いつつも出たらYahoo!BBを運営するソフトバンクからのものらしく、インターネット回線の新たな提案をしたいというものでした。

すでに2019年3月から、新たなADSL回線の契約は終了になっており、今回ACアダプターが送られてきたのは、既契約者の利用を維持するためなのですが、電話の内容はあからさまな「ADSL」から「光回線」への変更をすすめる内容でした。その詳細は今から2年間、ヤフーがADSLと光回線との差額の2年分の6万円をキャッシュバックするので、光回線に変えれば2年後にYahoo!BB光回線を続けるのか止めるのかの判断をして欲しいというものでした(つまり2年間は料金の援助をする代わりに光回線の契約をしてくれということになります)。

この内容を冷静になって考えると、光回線の種類は色々なのにキャッシュバックの6万円という定額はどこから出てきたのかということがまずありますし、また何も考えずに光回線に変更した場合に2年ごとに6万円前後の料金を現状よりも余分に払わなければならなくなるということになります。

ちなみに6万円を24ヶ月で割ると月々2,500円になります。ADSLを契約するには固定電話の維持費もかかりますから、実際は毎月のADSL利用料に電話回線料金を加えた金額になるわけで、私と同じような勧誘の電話が掛かってきた場合は、現在のADSL料金だけを比較すると間違える可能性があるので、十分気を付けて差額負担が十分なのかという判断をまずはすべきだと思います。もっとも、ACアダプタの交換をしてすぐADSLを解約しろというのは乱暴な話ではないかと素直に思えたので、その申し出は丁寧にお断わりしました。

ただこのままADSLを使い続けられることもなくなると思いますので、今後を展望しつつ今ある電話回線をどうするのかという判断を近い将来には迫られることになるでしょう。今現在問題になっている「詐欺電話」「アポ電」というものは携帯電話を狙って掛かってくることもあるものの、その多くは古くから契約されている固定電話の方に掛かってきます。こうした電話のリスクから抜け出すには、あえて固定電話を捨てるという選択肢も今後は出てくるでしょう。

そうなれば光インターネットだけを使い、光電話は契約しないということもできますし、固定回線を廃止しインターネットは単体で使えば工事もいらず移動も自由なWiMAX2+に変えるという方法も考えられます。その場合は、できれば2年契約でキャッシュバックが付くWiMAX2+のプロバイダもあるので、あえてこれからADSLを止めるならWiMAX2+に移行する手段もあるということを知っておくことも大切です。

そして、これから2年の間には東京オリンピックに合わせて携帯電話のインターネットについても飛躍的な高速通信のできる5Gが実現されることはすでに決定しています。基地局の整備などまだ解決すべき課題は多く残っているかと思いますが、もし今後その通信料がWiMAX2+より安く高速にある程度のデータ容量を使えるものであるなら、自分のスマホ一台で全ての通信をまかなえるようになるかも知れません。何しろ通信技術の進歩は2年後にどうなっているかわかりませんので、現段階であわてて光回線にして2年間変えられずに過ごすよりも、その前にADSLのサービスが終了したとしても、5Gのサービスが整うまではキャッシュバックを付けたWiMAX2+をまずはキャッシュバックのあるプロバイダと契約して2年間利用して、その後で次の自宅回線を無線にするか光回線にするかを決める方が私には合っているように思います。

ちなみに、現在ADSLはソフトバンクのみが提供しているサービスになっているので、さすがにNTTが全ての固定電話をIP電話化するようになればサービスを終了させるでしょうが、メタル回線が残っているうちは、それこそACアダプターを配ったばかりですし、それで今年中にサービス終了したとなれば、ここまでの一連のYahoo!BBの行動には疑問符が付きます。それこそ、光回線を契約させるためにADSLモデムのACアダプターを配ったというなら(つまりすぐにADSLサービス終了の発表を行なったとしたら)、私としてはもはやソフトバンクのインターネットを継続して行なおうとする気も起きません。

ただこれはあくまで私の場合で、特にADSLはファイルのアップロード速度が遅いですから、インターネットを何に使うかによっては、ソフトバンクの営業戦略に乗り、キャッシュバックを受けて光回線に変更し、2年後の状況を待つすいう方法もあります。ただどちらにしても、現状よりも悪くならないような選択ができるように、今後のインターネット技術についてのニュースに注目しながら様々なケースについて考えておくことをおすすめします。