月別アーカイブ: 2018年10月

旅行用のモバイル製品としての「液体ミルク」についてのお話

災害や旅行に持っていくと役に立つというのはこのブログでは主にスマホやタブレットのようなモバイル電子機器についての話をするのが主でしたが、人には様々な状況の変化があるもので、一人で動くのか家族単位で動くのか、その家族の中に小さなお子さんがいるかどうかで用意しておくものは当然変わってきます。

今回紹介したいグッズはこのブログではそこまで馴染みがなく、さらに男性の生活の中では全く思いも付かないものですが、生まれたばかりで授乳が必要になるお子さんがいるご家庭には絶対必要になる「ミルク」についての話です。

今までの日本で赤ちゃんの食事であるミルクを用意するには、お母さんの母乳を飲ませるか、粉ミルクを使うしかありませんでした。旅行先や災害時の授乳ということを考えると、母乳にしても粉ミルクにしてもあげるタイミングが問題になるでしょう。昔は人前でも母乳を与えていたお母さんはいましたが、今はさすがにそんな風には行きません。また粉ミルクの場合も高速道路のサービスエリアに行けばお湯が手に入ったりすることもありますが、そうでない場合は事前に保温のできるボトルでお湯を用意し、殺菌した哺乳瓶に粉ミルクとお湯を入れ、赤ちゃんが普通に飲めるように人肌の温度まで冷ます必要があり結構な手間がかかるとともに、荷物としても結構な量になります。

今の日本ではそうした準備をしっかりした上で赤ちゃんの授乳を外でもする必要があるので、小さい子を連れた旅は大変ですし、さらに災害が起こりお湯はおろか水さえ手に入りにくい状況になったら果たしてどうやって赤ちゃんにミルクを飲ませるのかということを考えると絶望的な状況になることも出てきます。

そんな中、この日本でも今年の8月8日から母乳・粉ミルクに加えて第三のミルクと言われる「液体ミルク」の製造と販売が認可されることになりました。まだ日本メーカーから製品の発売はされていませんが、もしこの液体ミルクが普通にどこでも買え、粉ミルクと同じように普及してくれば、特に旅先や災害時の授乳について大きく状況が変わる可能性があります。育児に手慣れたお母さんお父さんがいなくても、誰でも赤ちゃんに簡単にミルクを与えることができるようになるのがこの液体ミルクだということで、今後に注目が集まっています。

海外ではすでに利用されている液体ミルクは、高温で長時間殺菌が行なわれているため、普通の牛乳に比べて色が濃いのが特徴で、半年から一年くらいまでは未開封の状態で常温保存でも赤ちゃんに飲ませても大丈夫なくらいの安全性がクリアされています。この液体ミルクが画期的なのが、一本200mlくらいのボトルに直接吸口が付けられるようになっていて、すでに液体のミルクとして完成された品なので、改めて人肌まで暖めなくても(粉ミルクの場合は水では溶けにくいのでお湯が必要になるため)そのまま常温で赤ちゃんに与えることができるということです。

ボトルはプラスチックの他に紙容器もあるので、昨今のプラスチック規制についても問題はないでしょう。吸口は使い捨てになるのか洗って使えるものになるのかはわかりませんが、どちらにしても販売されるようになれば粉ミルクよりは割高になることは確かですが、一食分使い切りで飲み残しはそのままにしない(時間を置くことで雑菌が増える可能性があるため)という事と本体に刻印された賞味期限をを守って与えれば、赤ちゃんがお腹が空いたサインを出した時にすぐ与えられ、持ち出すのも液体ミルク本体と吸口だけを持って出ればいいので、事前の用意もかなり楽になります。もし全国のコンビニで販売されるようになれば、つい持ってくるのを忘れてしまったり、用意した本数が足りなくなっても何とかなるというのが心強いところです。

これが地震や大雨で長期間の断水が起きている中での事を考えると、粉ミルクよりも液体ミルクの方が災害時には有利です。賞味期限の関係もあるので一定数を揃えておいて粉ミルクと併用しながら一本消費したら一本買い足すというような備蓄の方法ができれば、旅行時にも災害時にも役に立つでしょう。

まだ日本のメーカーでは実際に商品を製造・販売するのかというところで考えるところがあるようですが、これだけ現在の日本政府が子育て応援の施策を進めていて、男性の育児参加についても推進すべき状況の中で、用意もなくすぐに与えられる液体ミルクが一般的になればお子さんが小さくても家族での外出がしやすくなります。すでに認可が出ているということもあるので、今後の日本国内での展開を期待したいところです。


年に一回「暴動」が日本で起きるようになると

テレビのニュースでは過去にはいわゆる「面白ニュース」的な扱いになっていると思われた東京渋谷のセンター街における「ハロウィン」においての騒ぎは近年になって規模が大きくなるとともに、今後の展望として大きな問題をはらんでいるのではないかと個人的には思っています。かつて、日本にサッカーのワールドカップがやってきた2002年、海外から試合の結果とは関係なく暴力を伴って騒ぐ特定の人物をマークして日本に入国させない「フーリガン対策」を行なった時、さすがに日本ではそんな事をする人は出ないだろうと思ったのですが、現在の状況を見るとハロウィンをはじめ大きなスポーツの国際試合の後などで渋谷を始めとする場所に繰り出して騒動を起こしたりして問題になることがごく普通になった感じがあります。

それでも今までは、十数年振りにプロ野球で日本一になったプロ野球チームの地元などで暴動まがいの盛り上がりが起こるようなことはあっても、恒例化するところまでは発展しなかったように思います。久しぶりの「おらがチーム」の優勝が暴動にまで発展するのは、過去に長く辛酸を嘗めた時期が続き、そうした時から溜め込んだエネルギーが爆発するような事があったように思います。もちろんそうした暴動も許されるものではありませんが、被害を受けた側も盛り上がっていれば不問にされるような認識もあったと考えられます。それが、一体何に対して感情が爆発するのかわからず、今までの日本での常識が揺らぐほどの暴動になってしまったのが、近年の騒ぎもそうですが今年のハロウィンを控えた週末の渋谷での出来事だったと思います。

今回の渋谷では軽トラックの荷台に乗り込んで盛り上がっている群衆がいたので運転手が車から降りて警察へ連絡をしたところ、実際に荷台に乗っていたのか周りにいただけの人なのかはわかりませんが軽トラックを横転させ、その上に乗って騒いでいた人が出たという事らしいですが、その時の事を撮影した動画を見ても誰が首謀者なのか、そもそも首謀者がいて起こされた行為だったのかもわかりません。この辺は群集心理の恐ろしさという風にも言えそうですが、これから毎年このような騒ぎが発生するのではないかと思うと、喧嘩や痴漢行為も頻発しているということですので、参加する人も付近まで出掛ける予定のある人も、十分な対策を取る必要があります。

個人的に気になったのが軽トラのその後なのですが、かなり酷いダメージを受けた軽自動車は自動車保険に十分入っていたとしても車両保険の中の保険金が支払われない場合の「戦争、内乱、暴動などの異常な事態によって生じた損害」に抵触する可能性があります。さらに上で説明した通り、誰が首謀者で誰が実行犯か特定しにくい状況の中では、自車の損害を弁償させることも極めて難しくなると考えられます。

軽トラは仕事がらみで現地へ入ったのかハロウィン目的で入ったのかはわかりませんが、今後は歩行者が入り乱れてどんなきっかけで暴動に発展するかわからないような場所へは車で乗り付けない注意が必要になってくるのではないかと思います。車で旅行中に今回のようなハロウィンではなくても人がとにかく集まっていて殺気立っている所があったら、早いうちにその場から立ち去るか、どうしても何が起きているか確かめたいと思っても、車が被害を受けないようなある程度離れた場所に車を停めてから様子を見に行くようにするのが今後の事を考えると無難なのではないかと思います。

それにしても、日本の風習にはなかったお祭りを利用して大いに仲間うちで盛り上がろうとするのは日本独自の面白さでもあったと個人的には思っているのですが、それが暴動にまで発展してしまうというのは、今の日本が相当なストレスを抱え込んだ社会になってしまったのではないかということを考えさせられます。

今後こうした流れをそのままにしておくと、恐らく2年後の東京オリンピック時の東京は更に凄いことになるかも知れません。ただ恐らくオリンピック時だけは日本の警察が威信をかけて抑え込むでしょうが、そうなったらそうなったで、正面から機動隊と喧嘩することを目的にした一部の集団がまぎれ込んでしまうなどの最悪のケースも考えられるだけに、オリンピック開催中の夜の東京では人の集まるところには立ち寄らないようにするなども配慮が必要な状況になってきたのではないかと思っています。


郵便局の「はこぽす」を使ってみました

先日注文した荷物を自宅で受け取りそびれてしまい、気付いたら自宅のポストに不在票が入ってしまっていました。ヤマト運輸では近所の営業所に到着する前に、ネット上から営業所受け取りに変更することが可能であるのですが、郵便局の場合は一度配達に来てもらって不在票を受け取らないと、再配達なり郵便局に取りに行くということもできないのですが、最近では働き方改革の影響もあって今までは24時間開いていた大きな郵便局の「ゆうゆう窓口」が深夜は閉じられてしまうことが多くなりました。

その代わりということでもないでしょうが、郵便局が初めたのが大きな郵便局などに置かれた宅配便受取りや出荷のために設置された荷物受取ロッカー「はこぽす」です。利用するにはまず、日本郵政のホームページから自分のメールアドレスを登録して「ゆうびんID」を取得し、「My Post」というサービスを使えるようにしておく必要があります。その上で改めて「はこぽす」の利用を申請します。早ければ翌日までには自分で使える専用のウェブサイトのURLを「My Post」のメッセージとして知らせてくれます。

実際には自宅に不在票が届いたら案内を受けた専用のウェブサイトへアクセスし、そこに不在票にある「お問い合わせ番号」を入力すると、はこぽす利用のための申し込みが完了します。ただし、100サイズ(長さ54cm・幅41cm・厚さ24cm以下)の荷物でないとロッカーに入らないので利用できません。また、受取時に金銭の支払いの発生する荷物では利用できません。そのような理由ではこぽすが利用できない場合は、改めて登録したメールアドレスに連絡が入るそうです。

ちなみに、こちらで受け取るはずの荷物は小さい60サイズのものだったので、まず大丈夫だと思って登録を済ませて連絡を待ちました。恐らくここからは局内での作業になるため、いくら急いでいてもロッカーに入れてくれなければ受け取りはできないので、自分の荷物がロッカーに入った時に来るメールを待たなくてはいけません。ただ、窓口との受け取りと違って、窓口が開いている時間に関係なく荷物を受け取ることができるのは大きな魅力ではないでしょうか。

私の場合は午後7時前にはこぽす利用をウェブ上から申請し、受け取り可能というメールが来たのが翌日の午前8時でした。ということは、今回の場合は深夜に受け取ることははこぽすを使っても不可能であったということになります。ただ、入庫日から一週間は荷物ははこぽすの中に入っていていつでも取り出せますので、仕事などの都合でどうしてもゆうゆう窓口の閉まる時間でないと荷物を取りに行けないというような人にとっては局の夜間窓口が閉まっていても荷物を受け取れるメリットはあると思います。

まだ「はこぽす」を見たことのない方のために、どんなものかということで写真を撮ってきました。鍵のないロッカーに、操作用のタッチディスプレイがセットされています。受け取る場合には不在票は必要なく、日本郵便から送られてきたメールに記載されている「パスワード」と「お問い合わせ番号」を入力する必要があります。まずはパスワードから要求されるので入力するのですが、夜はともかく朝から昼には日光に反射してかなり液晶画面が見にくくなってしまって、手で影を作りながらパスワードと引き続き問い合わせ番号を入力しました。この組み合わせが間違いなければ、ロッカーのどこに自分の荷物が入っているかが画面に表示された後に自動的にロッカーの扉が開きます。

送られてきた荷物は60サイズだと表示されていたのですが、中が開いたらメール便のような封筒でした(^^;)。ただ、このサイズに入らない荷物だとはこぽすを利用できないということで、今回は無事に受け取りができました。捺印や免許証の提示も必要ないので、そうした本人確認がめんどくさいという方も、はこぽすでの受け取りを利用されるメリットは有ると思います。

ただ、はこぽす自体の数が限られているため、もし全てのロッカーが埋まってしまっていた場合は、開きが出るまで時間がかかるようでは困る場合もあるでしょう。できるだけ早く荷物を受け取りたい場合、もしはこぽすの荷物が埋まっている場合には受け取れない可能性が高いので、どうしても窓口が閉まっている時間しか受け取れないということがないようなら、電話で荷物の局からの持ち出しを止めてもらい、郵便局の窓口に直接取りに行く方が早く荷物が手に入るということもあります。その点は十分考えた上ではこぽすを利用されるのがいいでしょう。

今回はこぽすを使ってみて、全てネット上で完結してしまったので、電話を掛けたくなかったり、どうしても深夜にしか受け取りに行けないとか、さらに窓口で取け取ろうとするといつも人が並んでいて待たされるのがいやだというような方には便利に使えると思います。まずは日本郵便のホームページからメールアドレスを登録して、いざという時の荷物受け取りの手段として用意しておくのもいいかも知れません。


日本のプロ野球は引き分けをなくせるか?

昨日はお昼前からMLBのワールドシリーズを見出してしまって、結局どこへも出掛けられないで終わってしまいました。今回対戦したロサンゼルス・ドジャースとボストン・レッドソックスとの対戦はまだあのベーブ・ルースがレッドソックスにいて投手として投げていた時代とのこと。それまでのワールドシリーズの記録であった延長14回をルースが投げ抜いたという記録を残している時の1916年以来で、秋田県代表が決勝戦まで進んだ第一回の全国中等学校野球優勝大会(後の甲子園)よりさらに長い102年振りのマッチメイクだそうです。改めてメジャーリーグの歴史の長さを感じるわけですが、その頃から現在まで変わらないのが「引き分けなしの延長無制限」というルールです。

昨日のワールドシリーズは終盤にドジャースの前田健太投手が登板したこともあって、見ている方も相当興奮したのですが、本当にいつ終わるのかわからない試合というのがあって、固唾をのんで試合を見続けていました。恐らくこんな試合があるからこそ、メジャーリーグでは様々な伝説が後世に残るものだとしみじみと思うところでもあります。掛け値なしに昨日の試合は今後伝説になるレベルの試合だったと思いますし、現地で観戦していた観客もほとんど帰らずに勝負の行方を最後まで見守っていたというのもすごいと思いました。

日本にやってくるメジャーリーグの選手が日本のプロ野球に感じる違和感の一つに、日本のプロ野球独自の「引き分け」制度があると言われています。もちろん、引き分け制度を作ったのにはそれなりの理由があり、駐車場のない日本の球場では電車が終わってしまうと観客が帰れなくなることが大きいでしょうが、かつてはテレビ中継のゴールデンタイムにプロ野球中継があり、無制限延長になってしまうとその後に予定されている番組の編成がガタガタになってしまうということもあったのではないかと思われます。

ただ最近はプロ野球中継はBSやネット配信にシフトしてきているので、必ずしも地上波のテレビ番組に影響を与えることは少なくなっています。今後地上波のテレビとは無関係に野球が好きな人が見るようなプログラムに変化して行くならば、少なくとも延々と続く延長線を流し続けることも可能になってくるのではないかと思うのです。

また、今回のような延長戦というのはかなりのレアケースであるわけで、いくら延長戦が無制限だとしてもその前に選手を出し過ぎたチームはそこまで粘れるだけの力は残していることというのは考えずらく、今回のような延長戦は年に一度あるかないかで、せいぜい現行の12回から少し伸びるくらいのものでしょう。そんな中で昨日の試合のような延長18回なんて試合をやっているというのがわかれば、かえって全国のプロ野球ファンは注目してその試合を中継しているBSやネット配信で見る人も増えるのではないでしょうか。

高校野球の全国大会ではタイブレークが採用されるようになりましたが、これは単純にトーナメント試合で一人の投手が延長が続くと延々投げ続けなければならない理不尽が今までまかり通ってきたための救済措置です。また、野球の世界大会でのタイブレークは高校野球とは少々意味あいが違って、短期間の日程で決勝までの試合を終わらせなければならないので、日程消化のためのタイブレークという手段に過ぎません。

プロ野球というのは日本の野球の最高レベルの戦いであるだけに、長期にわたるリーグ戦で引き分けがあると、リーグ戦の勝ち数が少ないチームが一位になる可能性も出てきます。日本シリーズ出場を決めるクライマックスシリーズを失くした方がいいという意見もありますが、リーグ戦で一番強いチームを決めるのならば、現在の野球中継を見る方法が変わってきた今を狙って引き分けなしの勝ち数だけで順位を決めるという単純な方法に戻してもいいのではないかと思うのですが。


あらゆる機器に対応するアダプタを常備

現在使っているモバイル機器の充電に使うケーブル端子はほぼ例外なくUSBのmicro-Bタイプのものを使っているのですが、最近の100円ショップではmicro-B端子を別の端子に変換する様々なアダプターが売っています。今回はそうした小物を揃えてみましたので紹介します。

自分にとっては最少携行ぐらいの範囲で、写真の小型モバイルバッテリーで様々な機器を充電できるようにmicro-Bの付いた短くてとり回しが簡単な充電用ケーブルを他の用途でも使えるように変身させるものを持っています。

3つあるアダプタの中で真ん中にある一番大きい黒いものが、手回し発電ラジオを購入した際に付いてきた、micro-Bをドコモ・ソフトバンク・auの主にガラケーの充電端子に変換するアダプタです。個人的にはほとんど使わないものではあるのですが、昔使って今全く使っていないドコモやソフトバンクのガラケーを持っているので、いざ使おうと思った時に充電するのには個人的には重宝します。今使っているドコモのガラホに入っているSIMカードをアダプタをかませて中に差し込めば、普通に電波を掴んで通話専用のガラケーとして使えるため、電波としての3Gが停波するまでは十分使えますし、スマホと違って手回し発電だけでもそこそこ充電してくれます。通話やショートメールで災害時にも最低限の使い方ができるガラケーはまだ安くでいいものが出てくれば購入していざという時の予備に持っておこうと思っているので、あって邪魔なものでもないし、常備用として手元に置いてあります。

次に左側にある白い中くらいのものはiPhone・iPad用のLightning充電アダプタで、これは100円ショップで入手しました。純正の端子との違いは、差す方向を選ぶことで、金属が出ている部分を下にして充電しないと充電できないような仕様になっています。100円ショップで売っているものの中には、このアダプタと同じように無造作に差し込んでおくだけでは充電ができない製品もあるということなので、改めてiPhoneの表示で充電中になっているかを確認する必要があります。さらに純正のケーブルと比べると充電のために本体に差してもエラーが出てしまったり電流が低く安定しないという実験結果を載せているホームページもあるので、メインで使っているスマホがiPhoneなら素直に純正のケーブルを購入するべきだろうと思いますが、私自身はApple製品は自宅据え置きの形でiPadを使っているだけなので、そこまで外で使うあてはないながらも、友人などかなりiPhoneを使っている方は多いので、もしものために人に貸すために一応備えてあります。

最後に右側にある一番小さいものは、新しい規格のUSB Type-Cの変換アダプタです。新しいスマホやタブレット、MacBookなどのパソコンや周辺機器の中でもこのType-Cの端子が付いているものがあります。この規格は今までのUSB端子のように裏表があるものではないので、スムーズに差すことができる利点があるので、しばらくすると一気にはやってAndroid関連のスマホやタブレットはほぼこの端子になる可能性もあります。今のところ私の使っているものの中ではClova FriendsというLINEのAIスピーカーで採用されているだけなのですが、恐らく次に購入するスマホにはこの端子が付いていることを考えると、やはりすぐ充電できる体勢を整えておきたいということがありましたので、これも100円ショップで購入しました。もちろん将来的にはちゃんとしたUSB Type-Cのケーブルは用意しなければなりませんが、それはまた改めてということでアダプタのセットにまとめました。

金銭的な負担としては全く大したことのないこれらの変換アダプタですが、たとえ今利用しない機器のものであったとしても、容量的には写真で紹介したぐらいしかありません。出掛けた先で見付けた時に購入してバッグの中に入れておけば、純正の品と比べれば品質の偏りはあるかも知れませんが、一応現在使われているモバイル機器のほとんどを充電することができるようになるので、自分のためだけでなく他人のスマホやガラケーを充電してあげるのにも役立ちます。スマホは電池が切れれば全く使えなくなってしまうわけなので、これは広い意味での防災グッズとしても持っていて意味のあるセットではないかと思っています。


インフルエンザ予防接種は受けた方がいいか?

実はここのところ、風邪にはかかるものの冬場にインフルエンザにかかることはなく、インフルエンザの予防接種についても何となく接種してきませんでした。ただ、学生の時には学校にやってきてくれるお医者さんに任意ではありましたが打ってもらった記憶があります。

インフルエンザにかかると最悪の場合にウィルスが脳に入り込んで生命にも危険な状態になる可能性もあり、大流行してからではワクチンが手に入りにくくなっている可能性もあり、受けるなら早めに打っておく方がいいという話もあります。

ただ、予防接種を受けて調子が悪くなってしまう方もいるという話も聞きますし、そもそも、ワクチンとは違うウィルスが流行したら打っても無意味という話もあり、無理に打たなくてもいいのではないかと逃げていたというのが昨今の私という風になります。実際、それでもインフルエンザにかからなかったということはあるのですが、今年は昨日仕事の合い間に抜け出して予防接種を受けてきてしまいました。

これは、自分の働く内容が変わったことにより、今までよりも多くの人が行き交う場所に出掛けることが予想されるということもありますが、もう一つの大事なことは、「予防接種を受けることでの責任逃れ」という事が社会の中では存在するということです。

これは、学校でも会社でも家庭内でもどこでもいいのですが、もし集団内でインフルエンザにかかった人が出た場合、免疫がない人に感染ってしまう可能性が考えられます。インフルエンザをもらってしまうなら、それはそれで仕方がない事だと思いますが、大変なのはインフルエンザと知らずに活動をしていて周辺の人々に自分が感染させてしまうような事が起こった時です。

この場合、やはりインフルエンザにかかってしまった人からすると、「お前のせいで」と冗談ではなく言われるかも知れず、言われなくてもしばらくは肩身の狭い思いをしなけれはなりません。そんな事を考えた時、もしインフルエンザが流行したとしても、自分は事前に十分なインフルエンザに関する対策をしたことをアピールするには予防接種をするという事実が一番効果的であるということに気付いたわけです。今回打ったウィルスも、もしかしたらこの冬に流行するインフルエンザに効かないワクチンである可能性もあるわけですが、それにしても予想と現実との間には外れてしまうこともあるわけですから、流行の前に自分はこれだけの対策はしたという事は言えると思います。

きちんとした会社の場合はお医者さんが職場までやってきてくれて、無料だったり安い値段でやってくれる事も多いのでそこまで色々考えなくてもいいかと思うのですが、自分の意志で近くの病院で打ってもらうような場合にはできれば事前に病院に電話していつぐらいが人が少ないかを聞いて、さらにワクチンの確保が必要かどうかも聞いておくといいと思います。電話をしないで直接行ったはいいものの、病院は大変な混雑で、さらにわけのわからない咳をしているような人と一緒に待合室でずっと待っていると予防接種を受ける前に別の何かに感染してしまうのではないかと心配になりますし(^^;)、本当にそれで体調を崩してしまったら洒落にも何もなりません。

そんなわけで、今年の私は「とりあえず受けておけ」というのが考えた末の結論のような形で落ち着きました。皆さんはいかがでしょうか?


事故をきっかけにして考えたいこと

先日青森県で起きた交通事故は、色々な事故報道がある中でもかなりひどい内容でした。報道によると、かなりお酒を飲んで、さらに人を同乗させた状態で一般道を130km/hで走ったとされる車の運転手は前を走っていた車に衝突したはずみで反対車線にはみ出し、対向車線を走っていた車と二度目の衝突をし、何と2台の車に乗っていた各々2名ずつの運転者と同乗者の命を奪ってしまったのでした。

ここで改めて指摘しておきたいことは、今回の事故では事故を起こした車に乗っていたのは運転者の他に2人いましたが、この車に乗っていた人間については命を落とすところまでは行っていません。気になってニュース原稿をチェックしたところ、最初に追突されたのは「軽乗用車」で、反対車線を走っていた車も「軽乗用車」でした。ちなみに、事故を起こした車は「乗用車」で、軽自動車ではありません。

何を言いたいかというと、今の日本では軽自動車について税金も保険も安く、維持費が安くなるということで売上高が今も伸びているという事実があります。それは実に賢明な選択であると思いますが、自分の過去に関係なく事故の被害に遭って、ひどい運転者に意見を述べることもできなくなってしまうというこの重い事実をもっと多くの人が考えるべきだと思うのです。

なぜ日本では多くの人が軽自動車にするのかというのは、自動車を所有することに関する維持費を少なくしたいと願う人が多いからなのですが、今回の事故についてもし1,500cc未満の乗用車の税金および維持費がこの日本で軽自動車寄りに安かったとしたら、死亡事故になっていただろうかということを考えてみたくもなります。もちろん、単純に車の大きさの違いだけの問題ではないことは十分承知していますが、普通車と比べると軽自動車の方が大きく損傷するのではないかという疑問があるのです。

現在の軽自動車の規格でも十分に剛性が普通車並にあるならいいのですが、もし普通車と軽自動車とは車の剛性に違いがあるなら、「事故を起こさない車」であると同時に、「ぶつけられても中の人間を守る車」に乗りたいと切に思います。今の税制では1,000ccから1,300ccクラスの車でも税金は結構軽自動車と比べると高いわけで、その点をメーカーや役所はどう考えているのか、本当にこんな理不尽な話はないだけに、本気で日本の小型車を軽自動車からリッターカーから1,300ccクラスの車に乗っても維持費がそれほど変わらないように税制を変えていくような制度改革を考えていただいてもいいのではないかと思うのです。

今回の事故報道でさらに考えてしまったのは、運転者が「酒を飲んではいたが正常な運転ができていた」という証言をしているという報道があることです。これは自分の運転に対する「過信」そのものですが、実はこの言葉に今だに止まらない飲酒運転事故の原因があるわけです。今回の事故の大きな原因と考えられることは、制限速度が50km/hの道路で130km/hという80km/hオーバーというスピードの出し過ぎにあるわけですが、普通なら自分の運転技術でカバーできるくらいのスピードに留めるわけで、さらに同乗者が2人いるというならその人達の安全にも責任があることも考えなければなりません。

それが、前方の軽乗用車を認識した時には安全に止まることもできないスピードを出していたのに自分の運転が正常だったと言えてしまうとしたら、これはアルコールを体に入れたことによるアルコール中毒とも言える「心の病気」の状態になっていると考えるべきです。これは車の運転が伴わない場合でも同じです。さらに今の世の中は自動車だけでなく自転車でも飲酒運転は禁止されていますが、今だに自転車で飲み会に出掛けて帰りは自転車を引くことなくそのまま乗って帰ろうとする人も程度の差こそあれ、飲酒運転で大きな迷惑を掛ける可能性があると考えましょう。

今回の事故の場合、改正された道路交通法によって、運転者がお酒を飲んでいるとわかってその人の運転する車に同乗した場合にも責任を問われます。今回のケースでも厳しく扱われると思いますが、お酒を良く飲まれる方はまず自分が加害者にならないため、多少面倒でも公共交通機関や代行運転を使って飲んだ後はハンドルを握らないような意識改革をするとともに、自分が飲酒運転を行なっている人の巻き添えになって被害を受けないような防衛手段についても考えることが大切です。夜に用事もないのに出歩かないということもそうですし、普段乗る車を選ぶ際にも考えることは出てくるでしょう。こうした流れが一時のことに終わるのではなく、継続した話し合いの中で交通事故による犠牲者をいかに出さないかについて多くの人を巻き込んでいくことが望まれます。


スマホのトラブルには「予備機」で対応が吉か

旅行中でも外出中でもいいのですが、もし手持ちのスマホを落としたり水没させたりして電話機やデータ端末として使えなくなったらどうすべきでしょうか。実際大手キャリアで契約している場合は、もし端末の保証期間であったり長期保証に入っていれば一定の金額で同等の端末に変えてもらうことができたりしますが、そうした補償がない場合は通常の機種変更手続きになる可能性もあります。そうなると金銭的に大変になることはもちろんですが、もう一つ大きな問題があります。それが全国の携帯ショップに来店する人が多いことから、それこそ病院並みに長く待たなければならないということです。

ショップの方ではユーザーに対して、事前に来店の予約することによって待ち時間を減らすようにする方法を提案していますが、端末のトラブルというのはいつも急にやってくるものであって、その時には事前予約の制度は役には立たないでしょう。予約を取らないで普通に番号札を取って順番を待つようだと、10分や20分という短い時間ではとても処理をしてもらえませんし、普通に2時間以上受け取けからカウンターに進むまでかかりますし、それが多くの利用者が押し寄せる週末になったらさらに多くの待ち時間がかかる可能性があります。

これだけ待ち時間が長くなるのは、来店目的を分けて、さらに待っている間にも内容を把握してできる限り待ち時間を少なくするようにショップが対応しても、カウンターでスマホの操作やアプリの使い方まで聞きにくる人にも対応せざるを得ない状況があると、物理的に来店した人に対応できる従業員の人数が揃っていないということも考えられます。

大手キャリアの中で最大手の「NTTドコモ」では、販売店の「ドコモショップ」での受付けを予約制にすることで待ち時間を0にする取り組みをするというニュースが有りましたが、それはまさに「予約専用」の店舗化を目指すのかという風に考えると、予約なしで来店した人との現場でのトラブルはそれなりに起こるでしょうし、旅先でスマホが壊れて困ったような場合のお助け場所でもなくなってしまうことを意味します。

まあ、全国どこの携帯ショップでも長く待たされる店舗ばかりではないでしょうし、大手家電量販店の中に入っているようなケースもあります。旅先でのトラブルには臨機応変にそうしたお客さんの少なそうなショップを探すという方法もあるのですが、個人的にはもう一つの方法をおすすめします。それが、スマホのお古でも安く購入した中古品でも何でもいいのですが、普段は使わないか、格安SIMを入れて使うような「予備機」を用意し、いざという時にはSIMの差し替えで対応するというものです。

私の場合は、通話無制限をガラケー限定で安く契約しているので、もし手持ちのガラホが急に使えなくなった時のために、中古で安く購入した同じ会社のガラケーをバッグの中に忍ばせています(スマホにスマホ通話定額のSIMカードを入れるとその瞬間から当月の料金が500円アップしてしまう仕様になっているため)。さらに車の中には月額の安いSIMを入れた過去に使っていたスマホを置いているので、何かあった時にはそちらのスマホを使うか、必要に応じてSIMを差し替えて使うことを想定しています。

私のやり方としては、とりあえずそのまま使いながら更新月まで我慢してその予備機を使い続けます。そして端末の分割払が終了した後に新機種に乗り換えるようにし、その際も実店鋪には行かず、オンラインショップから手続きをして自分で差し替えと設定を行なうようにします。今のところ、通話とデータ通信は完全に分けていて、特にデータ通信に特化したMVNOのSIMを入れているスマホとタブレットについては一括での購入をしているので、端末が壊れた場合はその時点で新品か中古かわかりませんが代替機を自分で探して購入してSIMを差し替えるだけです。

もちろん、こうした方法は全ての人が行なえる方法ではないのですが、予備機の準備がない場合には、中古ショップやサイトを巡って、安く予備機を探して買っておくということだけでもいざという時には十分に役に立ちます。自分でSIMの入れ替えと設定を行なうことに問題がない方でしたら、いざという時のために備えてぜひとも予備機を車の中かカバンの奥に忍ばせて旅に出ることをおすすめいたします。


ネット配信によるスポーツ中継の可能性

10月21日の午前中から午後にかけて、有料のスポーツ中継をネット配信で行なうDAZNがアメリカラスベガスで行なわれたプロボクシング、村田諒太選手の世界ミドル級タイトルマッチの配信を行ないましたが、今後のボクシングの配信も期待できるような感じになっていまして、あっという間に日本でのスポーツ中継の見方が変わってきたことをしみじみ感じています。

過去にはテレビでしか見られなかったものが、ネットが繋がる場所でならどこでも見られるということで、今回のボクシングの試合についてもネット配信の有利さというものを感じることができました。というのも、DAZNの方では村田選手の試合を午前11時からという風に告知していましたが、実際にはラスベガスの会場では何試合も行なわれる中のメインイベントということでしたので、今回の試合は実際にはおよそ1時間半くらい開始時間が遅れ、だいたい12時半過ぎぐらいに1ラウンドが始まりました。それ以前の試合も興味深いものが多かったので、ボクシングが好きな方はその前からずっと試合を見ていられたと思いますが、とにかく村田選手の試合を見たいという人にとっては、一体いつになったら試合をやるのかという感じになっていたと思います(^^;)。

ちなみに、私はDAZNをAmazon Fire TV stickをテレビに差して大画面のテレビで見られるようにしているのですが、テレビと同時にスマホやタブレットのアプリでも同じコンテンツを見ることができるので、村田選手の試合が始まるまではタブレットで試合の進捗状況を確認しながら楽しみ、いよいよ試合が始まるという時になって改めてテレビで見るというような事ができてしまうのです。これはワンセグが付いているスマホや、ダブルチューナーが入ったテレビで2画面で見ることもできるのですが、全てのスマホにワンセグが付いているわけでもなし、このようにテレビでもスマホでも見られるような環境を備えているDAZNのシステムは色々便利にできていると思います。

ちなみに、DAZNのアカウントがあると同時視聴が2台まででき、アプリにアカウントを登録することは最大6台までできるそうです。つまり、家のテレビともう一台のスマホ・タブレットでの同時アクセスが可能になるということなので、家にいる人がテレビの画面で配信されたスポーツ中継を見ているような場合でも、同時に旅先からスマホでアクセスして別のコンテンツでも同じものでも見られるということになります。

今回ボクシングを配信で見て思ったのですが、テレビの中継には不向きな競技もありますし、有料のネット配信ならコマーシャルも入りませんので、徐々にテレビでは流れないスポーツについてはDAZNのようなネット配信に取って代わるようなことになっていくのではないかと思えてきました。

もちろん、世界選手権やオリンピック、ワールドカップというような大イベントではテレビの中継がないとより多くの人が見られませんが、今まで衛星放送で流していたようなマイナースポーツを含む多くのスポーツについては、天候の影響なく見られるネットの方にシフトしていくのではないかなとも思えます。

さらに、今まではテレビの限られた制限時間の中で中継せざるを得なかったことでできたルールがネットで見ることが当り前になった時には変わっていく可能性すらあると思っています。というのも、北米の野球・メジャーリーグでは「引き分け」という概念がなく試合は決着が付くまで行なわれますが、日本のプロ野球が延長12回で打ち切りになっています。その背景の一つには、延長無制限にしてしまうと、テレビで最後まで中継することができないというのも一つの理由になっていると思われます。

高校野球や国際大会では「タイブレーク」がありますが、これはトーナメントを日程通りに行ない、限られた選手の体力面を考慮してのルールですが、日本でも高校野球に「タイブレーク」を導入する際には様々な反対意見が出てきました。その裏にはやはり、最後の最後までメジャーリーグのようにやって欲しいという意見もあるわけです。何より、引き分けが無くなれば一勝でも多くしたチームを優勝にすることができますし、試合も延長も長くなれば長くなるほど盛り上がるでしょう。さすがにテレビではその模様を最後まで中継することは難しいでしょうが、ネット配信で見る方が増えれば今後のプロ野球でも引き分け廃止論が出てくるでしょうし、終電がなくなって帰らざるを得なくなってもスマホで試合の経過を見ながら帰ることもできるようになります。

他の競技でも雨による中断が長く続くものの中止にはならないような競技の場合、見ていた試合が中断したとして、その試合が再開したらアプリのメッセージ機能で知らせることができるなど、ネットを利用する事によって便利に使える内容も出てきます。恐らく今後はネットに繋がるだけでなく、各種動画配信サービスがデフォルトで見られるようなリモコンの付いたテレビも出てくると思いますし、最近ではプロバスケットボールにプロの卓球のリーグ戦も行なわれるようになってきましたので、よりネット配信でのスポーツ中継への期待が大きくなっていると言えます。個人的にはオリンピックの時だけ盛り上がるものの、ワールドカップを転戦するようなウィンタースポーツについても、気軽にネット配信で見られるようになってくれると嬉しいです。


宅配荷物を受け取れる方法の時代による変化

先日このブログで紹介したノートパソコン用のACアダプターを大手通販サイトに登録しているショップから注文したのですが、荷物が届かずトラブルになりました。一応、ショップでは大手物流会社の追跡番号を送ってくれていたのでその番号で検索したところ、夜の9時前に自宅に来たものの持ち帰ったという記録が残っていたのですが、その時間に宅配業者がやってきた気配を感じることはできませんでしたし、自宅の電話が鳴ることもありませんでした。

これは、配送業者が勝手にいないと判断して不在票だけ残して帰ったなと思って郵便受けを見に行ったところ、何と不在票も入っていませんでした。さすがにそこまでのトラブルには遭遇したことはなかったのですが、このままでは荷物がどうなっているかもわからないので、とにかく営業所の方に電話して事の次第を聞いてみることにしました。

すると、自宅になぜ不在票が入っていなかったのかがわかりました。発送元の業者が、すでに大手通販サイトに登録してある住所を印字するのに、なぜかはわかりませんが番地の表記の部分を一部だぶって記載してあったため、実際には存在しない住所まで荷物を届けに来てそのまま帰ったらしいことがわかりました。この話を聞いてまさか自分が知らせた住所が間違っていたのではと思い、一応注文が確定した際のメールを確認してみましたが、自宅の住所は正確に記載されており、今回のトラブルの原因は発送をする業者の住所記載ミスであることがこれではっきりしたわけです。

ここにきて、電話を掛けた際に改めて物流会社の事を責めるような物言いを先にしていなくてホッとしました(^^;)。それと同時に、トラブルを避けるためにネットショッピングの受け取りについては、自宅ではなく直接営業所に行くとか、近所のコンビニで受け取るとかの手段を用意しているところから購入した方が多少の間違い表記があっても届くだろうと思い、私の場合はできる限り自宅で受け取りをしない方がいいとしみじみ思いました。

こうした個人的な事情というのはやはり今の時代ではあるようで、荷物が配達される前にメールやLINEで連絡をもらえ、まだ荷物が自宅に向かって発送される前に受け取り場所を変えられる(コンビニや営業所など)ヤマト運輸のサービスや、自宅で受け取れず、不在票が入っていた場合、不在票に書かれている番号を入力すると翌日に荷物を持ち出さず、最寄りの営業所に設置された専用ロッカーで荷物を受け取れる日本郵便の「はこぽす」のようなサービスも出てきています。今後こうしたサービスを積極的に活用していくようにすれば、さらにトラブルなく自分の都合で荷物を受け取ることができるようになっていくと思います。

あと、受取先を全国のコンビニや営業所にできるメリットというのは、それこそ車中泊で全国を回っているような場合にはうってつけです。できれば購入時に配達先を選ぶことができるなら、長期旅行中であっても付近のコンビニを指定することで旅をしながらネットショッピングで購入した品物を受け取れるわけです。

今回の場合はネットでの商品購入だったからこそ、連絡がメールで入ったので事前に荷物の追跡番号が簡単に入手できて、その結果すぐに荷物の存在が明らかになり、それほど時間を掛けずに品物が手元に入ることになりました。こうした連絡というのはネットショッピングでは当り前ですが、個人同士での荷物のやり取りにも利用するといざという時には役に立ちます。インターネット環境を持っている人に対してはメールで追跡番号だけを知らせれば足りますが、ネットが使えなさそうな人に対してはショートメールで追跡番号の他に配送業者と荷物間い合わせの電話番号を一緒に書いておけば、トラブルが起きたとしても何とかできるだけの情報が手に入ります。今回の私のようなトラブルが起こることはそうそうないとは思いますが、サプライズで送るものでないようなものについては、少なくとも送り先にそうした情報は伝えておいた方がいいように思います。