月別アーカイブ: 2013年6月

旅先での水分・塩分補給

 水分補給の仕方はいろいろありますが、急に天候が変わって暑くなると、ついつい自動販売機やコンビニに入ってペットボトル飲料に手を出したり、給水器による冷水を飲みすぎてしまいがちです。本来はノドが乾く前に少しずつ常温の水を摂取すべきと言われているので、今年は本格的に水分補給の方法について考えてみることにしました。

 実は私が多数持っているさまざまなボトルには、水以外の飲み物を入れることはほとんどありません。例外がそもそも急須代わりに導入した茶こし付きのボトルで、あとは水かお湯だけにしています。コーヒーを飲む場合はインスタントコーヒーをその都度カップに入れていただきます。これは旅先で使う場合に中味を洗えないことがその理由なのですが、真夏には粉末タイプのスポーツドリンクを飲みたいと思う場合もあります。

 ただ最近は塩分補給のための飴もかなり一般的になってきましたので、必要に応じて普通の水に塩飴を組み合わせる方がドリンクを作る手間もなく、ボトルの中味を洗わなくても済むのて楽でいいですね。昨日はかなり暑かったので、0.6lのSIGGボトルに水道の水を入れ、少しずつしか出ない飲み口から一定時間ごとに口に含ませるようにして水分補給をしていました。お昼ごはんはなぜか新東名の静岡サービスエリアでいただいたのですが(^^;)、一緒に食事をした方は冷水を何度もお代わりしていたのに比べ、私としてはめずらしく用意した冷水器の水も必要ないくらいでした。

 このように、平均的に水分を補給し、塩分は食事の際に摂取することを心がければ、車の運転が主な場合は塩飴もそれほどいただかなくても大丈夫でしょう。これからの季節、汗をかくことが多くなってきますので、発汗で外に出てしまった水分をその都度補給するというようなつもりで、こまめに水分補給をしながら夏の旅を楽しみたいものですね。


スマートフォンの電池パック注文

 白ロムで購入してメインのスマートフォンとして使っているドコモのGalaxy S2の電池もちがいよいよ怪しくなってきました。それほど集中して使っていなくても朝から使っていて夜には20パーセント以下に落ち込むことも多くなってきたのでした。この機種は省電力機能があるので、そうなると画面の明るさが一気に落ちてしまいます。

 普通ならそのような時こそスマートフォンを買い替える事を考えるのかも知れませんが、私はそれなりに前のユーザーが使い込んだと思われる白ロムを購入したので、まだそこまで使い切った実感はありません。アンドロイドのバージョンも2.3から4.0に上げたので、まだまだ使っていて困るようなこともありません。

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 Galaxy S2は裏蓋を開けると写真のように取り外し可能な電池パックが入っています。これが、各種タブレットのように電池内蔵型でないのは古いスマートフォンを使い続ける場合には電池パックを自分で交換できるものにするというのが今さらながら大事な選択の項目だということですね。安い白ロムの見付けたとしても、電池の消耗がはげしいかどうかは実際使ってみないとわからないので、通販で白ロムを購入する場合はさらなる注意が必要でしょう。

 電池パックが届いたら、改めて新品の電池ではどのくらいバッテリーが持つのかについて調べてみたいと思っています。


初心者のための通信カードおよびタブレット端末選び~準備編

 ネット上で様々なモバイル機器や通信サービスについて紹介している私ですが、こうした知識を直接伝える機会はそれほどありませんでした。別に人と会ってもこれ見よがしにモバイル関連の話をしているようなこともなかったのですが、以前安い通信カードとパソコンやタブレット端末の組み合わせで仕事に使いたいというのでアドバイスをした方がいたのですが、その方の知り合いの方が通信料を安く維持できる事に興味があるということで、改めて説明をしてあげるという事になってしまいました。

 まずは話を聞いてみると、その方仕事に使う予定があるものの、端末も通信費も自腹ということだそうで、普通に携帯電話会社と契約をして2年縛りの上高めの通信料を払うのに躊躇しているとのこと。ちなみに、パソコンとインターネットを自宅で使い、基本的なパソコン操作はできるとのことです。以前私教えてあげた方がIIJmioの月945円のSIMカードを使っているという話をしたそうで、その月945円という維持費の低さに食いついてきたのだそうです(^^;)。

 その方が使う業務システムではWindows7の入ったノートパソコンを持ち運ぶか、10インチ前後のタブレット(アンドロイドでもiOSでも可)を持つ事が推奨されているのですが、パソコンはともかくほとんどスマートフォンやタブレット端末を使ったことのない人に何をすすめるのかというのがまずは問題になります。通信カードのことは後で考えるとして、まずはタブレット端末をどうするかというのが問題になります。考え方としては、

1. docomoが販売するタブレット端末の中古白ロムを探す

2. Wi-Fi専用のタブレット端末を新品購入し、別にdocomoのSIMカードが使える無線ルーターも合わせて購入する

3. ドコモの携帯電話を契約していれば、機種変更でタブレット端末を入手してもらう(契約しているSIMカードは、今使っている端末から入れ替えずにそのまま使うこと前提)

 だいたいこのような選択になるでしょう。最後の3のパターンは、タブレット端末に機種変更することで、もし通話中心のプランを組んでいたとしたら、今まで使っている料金プランを変えたり必要のないオプションを付けなくてはならないことが予想できるため、そうした負担をさせるのは心苦しくもあります。ということで3番は今回除外することにしました。あとは、ご本人が中古の端末にアレルギーがあるかないかでおすすめの形態も違ってくるでしょう。

 改めて1のブランについて考えた場合、SIMカードが差さる中古のタブレット端末(アンドロイド4~搭載のもの)はだいたい2万円前後出せば入手は可能のように思われます。実際に中古の白ロムを扱うショップへ行ってもらい、店頭に並んでいる端末を見てもらって、問題がなければそのまま購入してもらうのが一番手っとり早いですが、そうして購入した端末にはほとんど保証らしい保証がないというのが初心者の方にとっては大きな購入前のハードルになるでしょう。落下や水没、盗難の可能性は常につきまといます。そのために普通は携帯電話会社と契約して端末を購入し、オプションに加入することによって、もしもの時のための保証を多くの人が得るわけですが、端末が2万円程度で安定的に購入できる中古市場があるのなら、逆にだめになったら新しい中古を買うという割り切りができれば買い替えてもトータルの費用はそれほど高くはなりません。端末代と通信費の合計で月額5千円以上支払うのと比べると、端末代は先に払い、通信料が千円前後で済めば毎月3~4千円くらいは支払額が違ってくるので、1年ごとに新しい中古を買い足してもトータルの支払額は安くなるかもしれません。タブレット端末自体が壊れてしまっても、以前使っていた環境を戻すことは比較的簡単ですから、この点について理解することができる方なら、1のパターンで問題ないでしょう。

 しかし、人によっては保証がないと不安だとか、他人が使ったかも知れないものは使いたくないと思う方もいます。その場合は2のプランを勧めるという事になるでしょう。通信カードが直接差さるタブレット端末は家電量販店で新品を購入することは難しいですが、通信カードを使わないWi-Fi接続のみのタブレット端末ならどこの家電量販店でも新品を購入することができます。その場合、使っていて故障した場合は1年間のメーカーによる保証が受けられるというのがポイントです。またアンドロイド搭載のものだけでなく、iOSが搭載されたiPadを選ぶことも可能です。アンドロイド搭載のタブレット端末はそれぞれに仕様が違うので、別の端末に乗り換えた際に操作を覚えなおす必要も出てくるかも知れませんが、iPadならそんなこともありません。10インチクラスになると、アンドロイドではNexus10あたりになり、どちらも若干高額になるのがネックで、さらにインターネットに接続するためにはSIMカードを差して使う無線ルーターを別購入する必要があります。さすがに無線ルーターは新品では高く、端末を購入する値段のこともあるので、ルーターだけは中古の白ロムにすれば多少は支出を抑えられるので、予算に応じて選ぶことになるでしょう。もちろん、Wi-Fi専用端末を選んでいく中で、新品では予算オーバーになってしまう場合には、中古を選ぶという選択もあり得ます。特にiPadをどうしても使いたい場合にはこの方法がトータルの出費を抑えられる方法になるでしょう。

 そうして、端末自体か無線ルーターを決めることで、それに入れるSIMカードのサイズも決まります。その時点で改めてどこの通信カードを使うのかを考えながら注文するということにすればいいのですが、これも条件によってかなり使い勝手が違ってくることもあるので注意したいところです。普通にブロードバンドのインターネットを使っていて、そのスピードが普通だと思っている人の場合、IIJmioの場合毎月500MBの高速クーポンがあるとはいっても、それを知らぬ間に使い切ってしまった場合、スピードのギャップに予期せぬ反応をされるかも知れません。だいたい一日にどの程度タブレット端末を利用するかにもよりますが、1日に30MBまで高速で使え、翌日になれば高速通信分がリセットされるOCNのLTEが初めてこうした通信カードを利用される方にはいいような気がします。

 と、ここまではこちらの方で考えたことですが、先方の考え方の違いでここまで考えたこともひっくり返る可能性もあるかも知れません。改めてもう少し細かい話を聞きながら、私とは全くデータ通信に関する考え方の違う方とどんな話になり、実際にどういう形で決着するのかについても他の方の参考のためにここで紹介できればと思います。


ETCは付けた方がいいか?

 高速道路をノンストップで通過できるETCは、その登場からさまざまな論議を呼びましたが、支払い方法は基本的にクレジットカードになるので、現金決済を基本とする人にとってはあまり心地いいものではないかも知れません。そのため、ETCを搭載しないまま高速道路を利用されている方も多いかと思いますが、現在はETC利用者であることを前提に高速道路のサービスが形成されているような状況になっています。

 ETCを付けた車が現金支払いの車より優遇されている事の一番は、やはり料金の割引についてでしょう。平日は通勤時間帯や夜間・深夜に割引があり、土日・祝日になれば料金が半額ほどになるというのはやはり遠出の旅にはありがたいですし、単なる支出という点で考えてもETC機器自体の価格および取付・セットアップ料金を支払っても早い時点で現金支払いで高速道路を通行する場合の差額で元は取れてしまいます。

 さらに、最近になってETCを付けている車しか出入りできない「スマートインターチェンジ」が増えてきています。私がよく利用する静岡県内の東名高速でも、新たに複数のスマートインターチェンジの建設許可が下りたようで、私の自宅からだと現在のインターチェンジより早く到達できるスマートインターチェンジもできることになりました。こうしたスマートインターチェンジは将来、ETCが無くても通行できるようになるかというとそういうことは無いので、乗り降りできるインターチェンジを増やしたい場合にはETCを付けるしかないというのが実情なのです。

 高速道路についてはその維持管理が社会問題になっていて、以前盛んに話題に上がっていた全線無料化は望み薄になっています。もし高速道路無料化が実現されていたらETCという仕組み自体が無くなってしまったと思いますが、東北の高速道路でも無料で通行できる方は限られているほどですから、現実的な思考で高速料金を節約する方法について考えるしかないというのが実際のところです。

 実は行楽シーズンには、高速道路会社ではさまざまな期間・地域限定のお得なETC割引プランを用意しています。

http://www.go-etc.jp/waribiki/freepass.html

 こうしたプランでは周遊区間に入るとインターチェンジからの乗り降りが有効期間内であればフリーになったりしますので、現地まで高速道路を使おうと思われている方はこうしたプランを使わない手はありません。事前にインターネットからの申し込みが必要になりますが、これだけ優遇されていると、とりあえずガソリンと高速代だけでもクレジット決済にした方が家計の節約になる可能性は高まりますので、改めてETC搭載について考えてみるのもいいのではないでしょうか。すでにETCを使われている方でも、先述の割引プランだけでなく、通常時の割引の種類はかなりありますので、高速道路を使う時間を考えて走行する事も考えてみるといいでしょう。


タニサケ ゴキブリキャップ P1

 私の車中泊のスタイルではそれほど関係はありませんが、車内でお弁当やお惣菜を買い込んで食べることが多い場合や、キャンピングカーの場合など、暖かくなって来るとその出現が恐怖となるのがゴキブリの存在です。

 自宅では長らく粘着シートに餌を置いて引き寄せるタイプの駆除剤を使っていたのですが、これだと巣を駆除できないので、数の減少を認識するまでには至りませんでした。いろんな薬剤を試してはいたものの、なかなかうまくいかなかったのですが、一昨年くらいにダメもとという感じで購入したのが「ゴキブリキャップ」というホウ酸団子が入った駆除剤でした。

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 このゴキブリキャップには2種類あり、スタンダードタイプにはホウ酸団子に玉ねぎが混ぜてあり、玉ねぎの匂いでゴキブリをおびき寄せ、ホウ酸を食べさせて駆除するといものです。私が購入したのはスタンダードタイプより若干高いものの効果が高いということで、玉ねぎの代わりにピーナッツを使った「ゴキブリキャップ P1」の方を購入しました。ただ、実際に使った人の中には安価な玉ねぎの入ったスタンダードのものの方がいいという方もいるようですので、一概にピーナッツの方が効くかというのはこちらではわかりかねます。その点についてはどうぞご了承下さい。

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 この製品は写真のようにプラスチックの容器に入っているため、誤って飼っているペットに食べられてしまわないようになっています。ゴキブリは下にある隙間から中の餌を食べ、水分を求めて外へ出ていってしまうとのことです。

 設置してしばらくしてから、気付いてみるとゴキブリを見なくなり、その効果にはっきり言ってびっくりしました。新しい駆除剤も沢山出ているので、今回紹介するゴキブリキャップよりも効果があるものもあるように思いますが、もう一つのポイントはその効果の長さです。私は一昨年の夏に商品を購入しその効果はまる1年続いたように思います。冬になればゴキブリは出ませんから、今年になって効果がなくなった(ホウ酸自体には効果がありますが、誘引剤の玉ねぎやピーナッツの匂いがしなくなるので)のを確認し、先日改めて新しいものを購入してきたのでした。

 ちなみに、今回購入したもののパッケージには、翌年の9月が有効期限と書かれていますので、翌年の天候にもよりますがだいたい2シーズンを目安として置いたままにしておけるでしょう。キャンピングカーで調理をよくされるような方は、水まわりに数個置いておくだけでそれなりの効果が期待できるのではないかと思います。1箱に入っているのは15個なので、使う車の大きさにもよりますが、家庭用に設置して余ったものを車に入れておくという感じでうまく使えるのではないかと思います。

 車の中を駆除するだけなら、スプレー式の駆除剤を使うとか、煙式の殺虫剤を車の中で焚くという方法もありますが、車に付いてしまった匂いがぬけるかどうかという問題もあります。キャンピングカーはキッチンとリビングと寝室を兼ねるような空間になっているので、できれば薬剤散布という方法でなく、自然と車の外に出て行ってくれるような駆除の方法を選択したいものです。今回紹介したものは、あくまで私の経験に基づくものだけなので、絶対これなら効くというものではないかも知れませんが、様々な方法を試してもだめで諦めているという方がいた場合はやってみる価値はあるのではないでしょうか。



自力で車の補修はできる?

 私が今乗っている車はかなり古い車なので多少のキズは気にならないのですが、もし出先で不幸にも車をこすってしまい、付けたキズを放っておくとそこからさらに車体が傷んだりしますし、早めの補修が必要な状況もあります。

 普通、事故の場合は保険を使って直せばいいのですが、大きな事故の場合は保険を使って直すにしても、保険を使うか悩むような小さなキズの場合もあります。それでも、新しい車ならきちんとした対応をしないと下取りや買い取りの際に不利なこともありますので、少しでも今乗っている車を高く査定してほしいと思っている方には今回紹介する内容は有益ではないかも知れませんのでその点はご了承下さい。とりあえず遠目から見てわからないくらいに補修出来ればいいと思われる方は、思い切って自分で修復に挑戦するという手もあります。

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 こんなことを書いたのは、たまたまカー用品のお店へ行ったところ、さまざまな車の補修方法が解説された、補修品メーカーが作った小冊子が置いてあったからです。中を読み進めていくと、ちょっとしたキズやヘコミだけでなく、スプレー缶やマスキングテープを使っての塗装や、マフラーやバンパー補修、アルミホイールや窓ガラスの補修の方法まで書かれていました。もちろん、素人がやることですからプロ並に仕上がるかどうかは保証は持てませんが、多少手先が器用な人ならキズをそのままにしておくよりは見てくれがよく仕上げることができるのではないかと思います。

 こんなことを書いている私自身がタッチアップペイントでほんの細かい塗装剥がれを修復した程度の経験しかないのでやみくもに勧めるのも何なのですが(^^;)、多少のキズ程度だったら小冊子の内容を良く読んで、必要な材料を買い揃えて日曜大工のようなスタンスで行なえば、何とかなるかなとも思えてくるから不思議です。今のところ補修は必要ないので実例は出せませんが、この小冊子は車の中に入れておき、いざという時には自分でできそうなものなら、補修にチャレンジしてみたいと思いました。ただし、実際に補修しようと作業し出したとしても、冊子に書いてあるようにはとてもうまくいかないと思った時には無理に最後までやらない方がいいでしょう。また、説明をよく読まないで自分のやりたいようにやったりしてしまうと、普通の人が見てもすぐにわかるような補修の仕上りになってしまう恐れがありますので、無理に最後までやらずにプロに任せることも必要かなと思います。それでも、自分でそこそこの修復ができるのなら何かの機会にやってみたいものです。


BB.exciteモバイル 3Gコース 登場とSIM3枚契約の行方

 先日、月1,480円で3枚のSIMカードを使ってスマートフォンやタブレット端末での通信ができるhi-ho LTE typeD アソートコースを紹介したばかりですが、多少条件は違うもののさらに安い月額1,155円で3枚のカードが同時に使えてしまうBB.exciteモバイル 3Gコースが発表されました。hi-hoの方を契約してしまった方にとっては悔しいニュースかも知れませんが(hi-hoの方は一年縛り)、BB.exciteモバイル 3Gコースでは高速通信ができるクーポンが100MBしかないので(hi-hoは500MB)、メリットが全くなくなったというわけではありません。

 これだけ競合するサービスが次から次へと出てくるようになると、さらに条件のいいサービスがまだこれから出てくるかも知れませんし、頻繁に解約と新規契約を繰り返していると初期契約手数料の負担が増えてしまうという問題もあります。個人的には多少の月額の上下くらいでサービスに差がなければしばらくは様子を見るような感じでもいいのではないかと思いますね。

 私は現状で複数事業者と契約していてBIC SIMともう一枚ServersMan SIM 3G 100で月額1,500円程度なのですが、3枚使える契約がこれだけ安いと、まっさらの状態で加入するならBB.exciteモバイル 3Gコース1,155円とWi2 300単体契約の380円を合わせても毎月の負担はほぼ同じです。それで使えるSIMカードの枚数が増えてしまうということにもなるので、スマートフォンとタブレット端末、無線ルータの3つの端末を使い分けたい場合はまだ使える機器が揃っていなくても3枚コースで加入するというのもよさそうですね。

 しかしながら、こうした価格およびサービス競争はどこで終わるのか見当も付かないということもあります。今契約しているServersMan SIM 3G 100の接続スピードも、多くの安いサービスが出てきて多くの人が移ったせいかも知れませんが、都市部でない私の周辺では今まで30kbps程度しか出なかったスピードが100kbps前後まで安定して出てくるようになっています。これで月額490円ならまあ妥当な金額かと思いますし、DTI自体が新たに魅力的なプランを出してくる可能性もなくもないでしょう。例えば現状に迫る価格でSIM2枚コースが出てくるようなことがあれば、BIC SIMの契約を継続したまま3枚コースのような形で契約を維持することも可能になりますし。あと、複数の契約を維持するメリットとしては、同時に解約しない限り使える通信カードは残るので、解約して全く使えなくなる状況を回避できるということもありますね。ともあれ、今後の動向も見ながら、安いということではなく総合的なサービスの良し悪しで選んでいきたいと思っています。


ナルゲン イージーシッパー

 熱中症が心配になる夏季には、カラフルな水筒・ボトルがいろんなショップに並びます。そうしたボトルについ食指が動きかけますが、同じようなボトルを結構持っているため(^^;)、やみくもにボトルを増やしてもしょうがないので、今あるボトルを有効活用するためのアクセサリーを購入してきました。

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 写真の「イージーシッパー」は、ナルゲンの1リットルボトル広口タイプ専用の飲み口です。500mlのものには付かないそうなので購入の際には注意しましょう。元々ナルゲンボトルは口が広いために水くみ用で購入したのですが、常温の水を飲むためにはこの水筒には決定的な問題があります。それは水を入れやすいという特徴とは反対に、直接ナルゲンボトルに口を付けて水を飲む場合にこぼしやすいというものです。

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 イージーシッパーを写真のようにボトルの中に装着することによって、水の出が抑えられて随分飲みやすくなります。ただそれではナルゲンボトルの特徴である給水のしやすさが無くなってしまうと思われるかも知れませんが、写真のように蛇口から出てくる水を通すだけの飲み口の大きさはあるので、これを装着しても水を入れるのにそれほど不具合は感じませんでした。この口からあふれるほどの給水をする場合があれば、イージーシッパーを外せばいいわけで、このように取り外しができる飲み口が専用品であるというのは便利です。

 毎日水筒を持ち歩きたいと思っている方は、水筒の洗いやすさや乾かしやすさといったメンテナンスのしやすさというものも気にかけると思います。その点この広口のナルゲンボトルは、お手入れも簡単で口の狭い水筒と比べても早く乾き、さらにスケルトンになっているので、中の水滴まで確認できます。

 季節が夏に近づくにつれ、熱中症対策のためスポーツドリンクを入れるようなこともあるかも知れません。その場合、このナルゲンボトルには目盛りがあるので、だいたいボトルの半分くらいの量を入れ、倍に薄めることで糖分を取り過ぎることを防げます。さらに常温でいただいた方が体を冷やさないので体にはやさしいでしょう。このボトルを購入した時には水筒代わりに使うことは想定していなかったのですが、たった一つの部品を増やすことによって使い勝手がこれほど変わるとは予想外でした。今後は水タンク用とは別にイージーシッパーを付けた飲用にもう一つボトルの数を増やそうかなとも考えています。


観光地にこそ公衆無線LAN網が必要かも

 自民党の観光立国調査会ということろが、「観光立国の実現による日本経済再生に向けた提言」案を出したというのがニュースになっていました。日本が海外から観光客を迎えるにあたって何をすべきかという話ですが、これは私たちが海外旅行へ行って何があると嬉しいかということを考えてみるといいかも知れません。

 提言案の中で私が注目したのは、「宿泊施設における無料公衆無線LANの整備」を盛り込んでいることでした。ただ、宿泊施設だけ公衆無線LANが無料で使えれば観光客は満足するのかというと、やはり外でも使いたいというのがあることでしょう。私たちが海外へ行く場合、現地のスマートフォンに入っている通信カードを差して使える、いわゆるSIMフリーのスマートフォンを持っている人はほんのわずかでしょう。多くの人は海外ローミング可能なスマートフォンで高い利用料金を払って通信せざるを得ないのですが、無料で使える公衆無線LANが張り巡らされていれば事情は全く違ってきます。

 例えば観光地にある商店街や名所周辺、公共施設内外で無線LANが使えれば、地図を表示してナビゲーションもできてしまいますし、その場で必要な情報(名所自体の情報なども)をネット上から入手できるので全く行ったことがない場所のことを調べながら効率的に観光ができます。また、母国との連絡も高速のインターネット通信が安定して使えれば、それこそ現地と母国との間でIP電話が使えるなら、直接話をして相談しながらお土産の算段までできてしまいます(^^)。さらに、観光地内の情報にとどまらず、現地の人が気付なないような日本の観光に関する大切な情報についても、観光客の方で勝手にネットにアクセスすることで入手できてしまうので、観光地側の説明の負担を減らすことができるというのも大きなポイントでしょう。

 日本にやってくる観光客の多いところで特別な用意なしにいつでもWi-Fi経由でスマートフォンが使えることになれば、限られた期間と範囲で観光するルートを決める際に、Wi-Fiが使えるエリアを盛り込んで効率的に観光しようと思う人は多いでしょう。現在でも無料で使える「Free Spot」のような仕組みはあるのですから、簡単な設定で誰でも使えるような仕組みを作り、それを公の立場で応援してくれれば、旅行者へのインパクトは大きくなるだろうと思うのですが。

 こうしたインフラの整備は、ハコモノをお金をかけて作るよりも安く、すでに使っているインターネット回線を開放するなどの方法を使えば、観光地周辺に住む人の協力によって実現可能ではないかと思います。私自身が有料のものではありますが公衆無線LAN網を使えるようになって、結構いろんな所で使える事に感動していますので、うまいことインフラの整備が進んでいってくれないかなと思っています。


テレビに出てきた「車中泊の旅」

 私の住んでいる地域はテレビ東京系の放送局がないので、土曜のゴールデンタイムに放送されるユニークな旅番組が多く放送される「土曜スペシャル」はリアルタイムに見ることができません。そんな中、およそ一月遅れで「車中泊で行く格安関東近郊旅」という番組をBS JAPANで昨日見ることができました。テレビに出てくる車中泊というと、高速道路のサービスエリアや道の駅の様子を取材したニュース映像というのをよく見ますが、この番組はバラエティで、タレントが関東近郊を一泊二日で車中泊するのに密着するというものになっていました。

 あくまで私の見立てに過ぎませんが、テレビで物事を紹介する場合、あれもこれも詰め込んでしまうと単なる説明になってしまってその道のマニア以外は楽しめなくなってしまう傾向があるように思います(^^;)。この番組をご覧になった実際に車中泊を楽しんでいる方にとってはかなり不満が残る内容になっているのではないかと思いますが、番組内で強調されていたのは同じ車で泊まりの旅をする場合、宿を取るより安く車中泊にすれば行けますよというメリットでした。自由に行動したいとか、ペット同伴では宿の予約が困難など、車中泊をされる方の理由はさまざまですが、漠然と車中泊をやってみたいと思われる方の多くは、宿代にかける分を食事や温泉に回したいと思われているでしょうし、有名観光地を一通り回るとどのくらい費用がかかるのかというところはしっかり抑えていたように思います。

 車中泊をするために番組で用意したものは、就寝時の寝袋の他、空気で膨らますタイプの車内シートの凸凹を解消するためのマットと窓枠に吸盤でくっつける目隠し、そして車内での行動をサポートする乾電池式のランタンと最低限のものを揃えていました。ただ、登場した車はシートをフラットにしても多少の段差は残ってしまい、その上にエアマットを敷いたとしても普段の寝床とはかなり勝手が違うように思いますので慣れない人だとそうそう早い時間から寝付くことは難しいでしょう。ただそれは一泊だけの旅ですから、家にあるマットや布団、クッションなどを持ち込みながら何とか寝られるような態勢を取れればまずは出掛けられるだろうというところもあるでしょう。私が見ていて不安に思った点はその点についての説明がなかったことで、この番組を見て長期旅行を車中泊でと思った方は、少なくとも運転者が翌日に疲れを持ちこさない程度の寝床の工夫が必要になりますのでご注意を。まずは家にあるものを使いつつ番組でタレントさんが行なっていたような近場の一泊二日の旅を試してみて、車中泊のための装備や車選びをするか、車中泊は諦めてホテルや旅館に泊まる旅に戻るかを考えた方がいいかも知れませんね。