月別アーカイブ: 2024年6月

世の中ではまた新型コロナが流行しているという話ですが実際のところは?

最近はそこまで話題にも上がらなくなった新型コロナに関するニュースですが、沖縄で患者数が増えているというものがあって気にしていたら、昨日のニュースで日本テレビの夕方のニュースを担当するメインキャスターの二人が新型コロナ感染によって欠席になったということを知り、実はそれなりに日本全国に影響が出ているのではないかと思うことになりました。

先日、横浜に出掛けた時、私は一応マスクを付けて出掛けたのですが、ぱっと見ていてマスクをしている人は本当に少数派になっているという印象を受けました。もはや過去の騒動が嘘だったかのように社会は元に戻っているという感じを受けましたが、今回のニュースキャスターの感染のニュースを見ていくと、普通に関東地方でも、もちろん私が生活している静岡県でも、新型コロナはどこかに隠れていて、人によっては感染してしまう状況にあることがわかりました。

私の職場は、今でこそ体温測定などは無くなりましたが、強制ではないもののマスクをして業務にあたっている人も多く、意識が高いのか皆臆病なのかという感じもしないでもありませんが、ここ数日で職場内でも高熱で休んでいる人が出るなど(新型コロナなのかどうかはまだ不明)、不穏な状況は続いています。

私自身は毎日のルーティーンで、職場に入る前に一応しっかりと手洗いをして入ることにはしているのですが、そこまで意識が高くしているわけではないため、ここ数日のニュースを見ながら、改めて感染症の予防についての実践をしていこうと思っています。

一部のニュースによると、今新型コロナにかかっても、そこまで重篤化しないのでは? と言われてはいます。ただ、後遺症が出る場合があるそうで、それが普通の風邪・インフルエンザと違う点でしょう。私がマスクをするのは、自分のクセとしてどうしても無意識に手で顔を触ってしまうということがあるので、その場合でも直接手が鼻や口に触れないようにマスクをしているという面もあります。

昔は真冬の乾燥する時期にこそ感染症に気を付け、逆に夏で湿度が高い場合にはそこまで感染症を恐れることはないという風に考えていたのですが、その考え方では過去夏に新型コロナ患者が増えたことを説明できません。やはり、基本的な感染症対策は大事で、自ら新型コロナに感染しないように、しばらくは気を付けていきたいと思っています。


大型車両ドライバーの2024年問題が地方のイベント開催にも影響する?

国内の流通を担うトラックドライバーや、地方交通の足として利用される大型バスの運転手の労働時間を無理に伸ばさないように法令が改正され、今後の影響が心配されています。

先日、鹿児島に旅行した時に下調べしていたら、過去にはあった観光バスの定期運転コースが今後復旧見込みなしの運転中止になっていたことでレンタカーの利用を余儀なくされました。自分は運転免許を持っていれば良いのですが、元々自分で車を運転できない人の場合は、当然ながら観光する先も制限されてしまうことになります。

ただ、観光プランが少し減るくらいならそこまで影響はないかなと思っていたのですが、先週になって私の住む静岡市においてあっと驚くようなニュースが入ってきたのでした。

毎年7月に静岡市で一番大きな花火大会である「安倍川花火大会」が開催されます。大雨になれば中止にはなるものの、開催されれば相当多くの見物客が押し寄せる夏の恒例行事になっています。
花火大会自体は今年も開催されるのですが、開催時に駅やバスターミナルから会場に見物客を送るシャトルバスが一切運行できないというのです。その理由が大型ドライバーの労働条件に関する「2024年問題」がからんでおり、はっきり言うと今のままだと人手が不足していて例年通りシャトルバスを運行するためには、現在在籍しているドライバーの労働時間をずらさなければならなくなります。逆にそうなると、通常業務の路線ばすの運行に影響が出てしまうため、バス会社は通常運行の路線バスを優先するのはある意味当り前で、そのためシャトルバスが一切走らなくなるということなのです。

ちなみに、昨年のシャトルバス利用者は1万3千人いたということです。その中には、静岡市内からではなく、近隣の市町村から静岡駅までやってきて、そこからシャトルバスを使って会場に行っていた人もいたでしょう。今年はそうして静岡駅までやってきた人たちは、タクシーかレンタサイクル、あるいは徒歩で会場まで向かなければならないでしょうし、帰りは一斉に大勢の人が帰るので、もはや歩いて帰るような状況にもなりかねないでしょう。

私が同じ状況だったら、最初から花火大会に行くという選択肢はなくなるかも知れません。今回のイベントはシャトルバスが動かなくても会場以外からも見えるので、実行委員会は大会自体の中止ということはなく、そのまま開催されるようです。しかし花火大会ではなくその場所に行かないと楽しむことのできないイベントの場合は、シャトルバスがなくなればイベントの開催自体が危ぶまれるような状況ではないかと思えるのです。

もちろん、人手不足の問題をそのままにしてバスの運転手の方々の残業を増やし、乗務員の方々の健康に影響が出るような事もこのままでは十分あり得るので、労働問題の抜本的な解決を考えないといけないことはわかっています。そして、まず最初に過度な残響問題を解決した後に、バス会社も建全な運営を考えなければ対策は付け焼き刃に終わり、知らないうちに破綻する可能性すらあります。

そう考えると、イベント開催をする立場の方々も、今までのように当り前に地元のバス会社に依頼すれば良いと考えるのを止めて、別の対策を考える必要が出てきます。逆にそうした対策を講じなければ、大きなイベントは地方では開くのは難しい時代になってきたのではないかとも思えます。
今年の花火大会がシャトルバス無しでどういう状況になるかはわかりませんが、静岡市の花火大会関係者の方々は、逆に今年の人の流れを分析し、シャトルバスなしでも何とか多くの人が楽しめる花火大会へと進化していって欲しいと切に祈っています。


ホンダが原付バイクの生産を終了する中で日常の足はどう変わっていくか?

すでに予定されていた事ではありますが、今後世界的な流れとして、日本独自の50ccのバイクである「原動機付き自転車(原付)」がもはや生産されないというのは何か淋しいものです。

ホンダが、一時代を築いた「スーパーカブ」を始めとする原付の生産を終了することを発表しました。これを受けて他のヤマハやスズキのような国内メーカーも新たに原付バイクの生産から手を引くだろうと思われます。これは、原付の出力だと排ガス規制への対応がかなり難しくなるので、国際的なバイクの排気量である125ccクラスの生産に切り替え、そのバイクに普通免許があれば乗れるようにする方向であることも合わせて発表されています。

私は現在、原付は廃車にして自動車と自転車で移動を行なっています。新しい基準のバイクに自分なら乗るかということを考えた場合、二つの理由で難しいと考えているのですが、その理由について自分なりの考えを書いていきたいと思っています。

まず第一に、今まで制限速度30km/hの原付でしかバイクの運転をしたことのない人間にとっては、法令上二段階右折がなく、道路も流れに乗って走行できるクラスの排気量のバイクに乗ることは、自分の命の問題が起こるほど危険なのではないかと考えてしまうのです。

というのも、自分の知り合いが原付二種で通勤していて、二車線ある右車線を流れに乗って走っていたところ、急にUターンしてきたトラックにぶつけられてしまい、貴重な命をなくしてしまったのがトラウマになっています。彼はバイクが趣味で、休日には大型バイクで良くツーリングをしていたのですが、バイクの運転技術は私などより数段上で、私はヨタヨタと原付でビクビクしながら道の左端を走っていたのですが、バイクの弱点としては車のように全面が全く守られていない状態で走ることになります。その知り合いもツーリングに行く時には皮のツナギを着て安全対策をしていましたが、毎日の通勤に利用する原付二種ではそこまでの安全対策はしていなかったようです。これは私が単に臆病だからかも知れませんが、単独事故で一コケしても大怪我になるか、運が悪ければ命の問題になるのが恐いというのが正直なところです。

また、現在私の免許証はブルーなのですが、これは車で違反をしたのではなく、原付に乗っていて一時停止違反を取られたことによる減点が響いています。どうしてもバイクは事故になると大変なので、交通違反を取り締まる警察の方も、その様子についてはしっかりと見られているのではないかと思います。違反を摘発され、反則金を払うことで運転に注意し、結果命に関わる事故を起こしていないので、当時私を止めた警官の方を恨むことはありませんが、自動車と比べると色々と気をつかう分がバイクにはあるということが、もう一つのバイクを持たない理由ということになるでしょうか。

バイクの場合、出掛けた先に駐車スペースがないということだけでなく、集合住宅では駐輪場には停められず、別にスペースを借りることになると思うのですが、なかなかバイク用の駐車場を提供してくれるところは少なく、これも今後は今の原付より大きくなると思うので、駐車関係の事は何とかならないと、物理的に購入すること自体難しくなるのではないかと思います。

原付というのは元々、自転車にエンジンを付けて、なかなか人力では登れないような坂のところだけでもエンジンを使って登れるようにするというような使い方から始まっていると思われます。ただ、そうしたニーズであれば現代の「電動アシスト自転車」で十分カバーすることはできます。ただ、最近は自転車の歩行者に対する深刻な事故も起こっているので、単に電動アシスト自転車にするのではなく、安全に乗ることができないと、力を入れずにそれなりの速度で走れてしまう電動アシスト自転車は危険ということもあります。

私は現在普通の自転車を使っていますが、電池の性能が上がって長期間使い続けられるようになったら、その電気はソーラーパネルからの発電で賄って使いたいとは思っているのですが、そうなってくると本当にバイクというのは選択肢から外れてしまいます。

今後は今の原付クラスの電動バイクが主流になるかも知れませんが、これも駐車の問題とバッテリーの問題、そして何より安全の問題がクリアされないと、なかなか私自身は使えないのではないかと思ってしまいます。

行けるようならバイクで長距離ツーリングというのにも憧れるのですが、近い将来は車の運転にも支障が出るような年になった時、もはやバイクに乗ることすら考えられない状況になるかも知れません。

安全の面から言うと専用レーンで自動運転ということも考えられますが、今の道路にバイク専用道を作ることも難しいのではどうにもなりません。保険ということでは、車の保険に任意で付けられる「ファミリーバイク特約」は新基準のバイクでは補償されるのかというのも気になります。バイクメーカーにとっては大変な時代になるとは思いますが、充電のための施設および専用道の整備も今から行なっていかないと、国内での新型車両の普及にも影響するのではないかと心配になります。


静岡県横断の東海道本線の利便性は確かに上がっていることを実感した事について

青春18きっぷの発売を前に、静岡から横浜まで普通列車で移動してきました。その日はたまたま平日休みだったので早い時間に出発できたので、横浜までの普通乗車券を購入してスタートしたのですが、今回はたまたま特急型車両が一部連結されている編成の静岡発熱海行に乗ることができました。

座席はリクライニングこそできませんでしたが、6両編成の熱海行きの車両の前3両が対面シートでないボックスシートになっていて、トイレもちゃんと付いています。JR東日本の普通列車のグリーン券は、対面シートの車両しか走っていない時には沼津で降りて、沼津発のグリーン車が連結された列車に乗り換えていたのですが、写真の席に座れてしまうと、終点の熱海までこのまま乗っても全く問題がありません。

2024年のダイヤ改正で、東海道線の静岡県内に新しい通勤型車両が入ったり、長距離運転の熱海発豊橋行という列車が走ったりと、普通列車に乗り継ぎながら長距離を移動するのに便利になっていますので、今後静岡から西に向かう場合にもその便利さを今後実感させていただるかなと思っています。

そして、熱海より先の行程もゆったり移動したいと思ったので、熱海に向かう車内でおもむろにスマホを取り出しました。モバイルSuicaアプリでSuicaグリーン券を熱海~横浜間購入して、乗り換えを行なったのですが、今までは沼津から乗るとJR東海とJR東日本をまたぐようになってしまったので、沼津~横浜間というSuicaグリーン券は買えずに、タッチして天井のランプを赤から緑に変えるような事はやってこなかったのですが、今回はそういうわけで、スムーズに車内で良さそうな席に座り、スマホをタッチしてあとはゆっくりとパソコンで作業をしながら横浜に向かいました。

今まで私が静岡から関東の方に18きっぷを使って向かう場合、静岡から熱海までの移動が大変だったのですが、静岡から新車両に乗っていけるなら、Suicaグリーン券の料金は一部の例以外については上がっているものの、トータルの乗車区間の快適さは確実に上がっているという感じになるので、これからの18きっぷを使っての旅が楽しみになってきました。

今回乗って面白かったのは、数駅だけ利用して降りる人は新車両だと乗り降りする手間がかかると思うのか、新車両に私のようにふんぞり返るようにして座っていたのは、それほど人が多くなく、平日昼前の乗車でしたが、隣には誰もやってきませんでした。

あと、これは細かいところですが、函南~熱海間の丹那トンネルは以前は携帯電話の電波が入らずに、radikoなどを聞いているとトンネルの途中で切れてしまっていたものが、先日乗車した時には、ずっとアンテナが立ち続けていたので、スマホの通信がトンネル内で途切れることがなくなったというのは地味に嬉しいと思えました。いつからつながったのかはわかりませんが、今後はテザリングでもずっと東海道線上で使えることがわかり、より快適な普通列車の旅を楽しめそうで、ワクワクしています。ちなみに、帰りは新幹線の回数券を使って一気に帰ってきたのですが、自由席利用だったため、時間はかかっても行きののんびり行程の方が個人的には良かったです。無事に今年の夏も青春18きっぷの販売がアナウンスされたので、ぜひその状況を実感して欲しいと思います。


非通知や知らない番号からの電話への対応はどうすれば良いのかを考える

ここ数日、自分のメイン番号(携帯電話)に未通知のワン切り電話がかかってきています。番号通知があれば電話番号を検索して、問題のある番号ではないかと思われるものであれば、着信拒否をすれば済むのですが、非通知だとどうにもならないので困ります。

こうした経験を同じようにされている方は少なくないと思われますが、電話を掛けている側は何のメリットがあってこうしたことをやっているか、不気味に感じる方もいるでしょう。これについては、恐らく膨大な携帯電話の番号に順に電話を掛けていって、呼び出し音が鳴るか鳴らないかということで、どの番号が契約され「生きている番号」なのかというリストを作っているのだと思われます。

このリストは、電話による営業をしたり詐欺のために電話を掛けまくるような人に売るのではないかと思われます。こうした非通知のワン切りが来たということは、かかってきた番号が生きていることを知られてしまったということにもなりますので、今後、あまり受けたくない電話が同じ番号に掛かってくることが予想されます。

実際にそうして見ず知らずの番号や非通知で電話がかかってきた場合、基本的には電話に出ないのが安全です。ただ、私の場合は仕事の件などで自分の電話番号を知らせていることもあり、電話帳にない番号からも電話が掛かってくるので、全ての電話に出ないわけにもいかないのが困ってしまうところです。

これはあくまで私の場合ですが、状況によって本当に電話に出られない場合もあるので、一定数呼び出したら留守番電話に切り替わる設定にしています。もしどうしてもコールバックが欲しい相手の場合には、留守番電話に吹き込むと思うので、その場合は改めてその番号にかけ直せば良いわけです。

ただ、契約している事業者にとっては留守番電話の利用が有料の場合があります。ちなみに、私が使っている楽天モバイルでは留守電も内容を聞くのにも料金がかからないので普通に留守電を設定して使っています。心配な場合は有料でも留守番電話を契約することが必要ですが、スマホの中にはシャープのアクオスのように、「伝言メモ」というアプリを使ってスマホ本体に伝言を残して後で聞く、留守番電話を無料で使うことが可能なモデルもあります。ただし、その場合は回線が圏外になってしまったらそもそも電話が鳴らないで本体内の留守番電話機能も使えなくなります。

個人的には、単に迷惑電話撃退のために、わざわざスマホを買い替えたり、追加の費用を出して留守番電話を契約する必要はないのではと思いますし、留守番電話を設定していても、反射的に電話に出てしまうこともありますので、その場合の対策も考えておいた方が良いでしょう。

私の場合、つい取ってしまった電話は、すでに契約していたネット関連の企業から追加のサービス加入についての営業電話を受けてしまいました。すでに契約しているところからなので詐欺とは言えませんが、それでも追加で払う気がないのに長々と営業の話を聞かされるのも疲れます。

本来は、提案されたものに興味が無ければ、はっきりと断われば良いのですが、なかなかそううまくは行かないものです。すでに契約しているサービスからの電話であれば、それ以上の利用はしない旨、伝えられるかも知れませんが、全く知らないところからかかってきた電話ではどうでしょうか。これは自分にも言えることかも知れませんが、「自分は決して詐欺に引っかからない」と思っている人でも、騙される可能性があります。それなら、もはや知り合いでも何でもない人が自分に対して強く言ってくるような営業(もしかしたら詐欺かも?)という電話を受けてしまった場合は、会話の途中でも切って番号が表示されていたら即ブロックで登録するような形でも良いのではないかと思ってしまいます。

もちろん、この考え方はあくまで私の考え上のことで、もしかしたら自分が勘違いして知っている人からの電話をブロックしてしまうと相手に失礼ということはあるのですが、知り合いの電話番号は極力電話帳に登録しておくことでリスクを抑えながら、変な電話には最初から関わりあいにならないような感じで今後も行こうと思っています。


ついに影響はオンラインでの携帯電話契約にも波及する「マイナンバーカード」

以前このブログで大手キャリアの携帯電話の契約代理店において、目視のみで手続きを行なってしまったことによって、契約を乗っ取られてしまったケースについて紹介しました。今後はショップでの携帯電話の契約にはマイナンバーカードおよび、運転免許証に内蔵されているICチップを読み取ることによって、契約は可能になるそうです。ただ、この話はまだマスコミでは大きく報じられてはいませんが、大きな問題をはらんでいます。

まず、基本的な認識としてマイナンバーカードを作るか否かというのは「強制」ではなくあくまで「任意」です。2024年12月から健康保険証としてマイナンバーカードを使うことになるというのはニュースなどで報道されていますが、もしマイナンバーカードを持っていなかったり、マイナンバーカードを健康保険証と紐づけしていない人については、毎年健康保険証の代わりとして使える「資格証明書」が郵送されるので、色々問題はあるかも知れませんが、マイナンバーカードを持っていない人でもそこまで困ることはありません。

しかし、デジタル庁の今回の発表によると、店頭ではなくネット上で携帯電話(MVNOを含む)の契約をする場合、原則的には本人確認はマイナンバーカードのICチップ読み取りに一本化されるという話です。文字通りの運用になると、オンライン契約においての本人確認は、店頭と同じように運転免許証のICチップは使えない可能性があります。

さらに、マイナンバーカードのICチップを読み込んでネットで手続きをするには、パソコンに接続する専用の端末か、マイナンバーカードに対応したスマホが必要になるというのは目に見えています。現在、マイナンバーカード対応でないスマホを使っている人が、無店舗で契約を伸ばしているMVNOに契約を移すためには、今のところマイナンバーカードを取得して、さらには端末もマイナンバーカード対応のものに機種変更するしかないという状況になっています。

私自身はその点はどちらも大丈夫なのですが、今や携帯電話というのは日常生活の中で使わない日はないライフラインに等しい大切なものだと思うのですが、今後はマイナンバーカードを持たない人は、無店舗のMVNOの契約自体ができない(データ通信専用回線なら大丈夫かも知れませんが)ことになると、店舗があってそこでは運転免許証でも契約が可能な大手キャリアと店舗がなかったり有っても極端に少なかったりするMVNOとの公正な競争が保たれるのか? と思うのは私だけでしょうか。

まだ実施時期は未定ということですが、これについては早くテレビや新聞などを使って、特にまだマイナンバーカードを持っていない人に向けて詳しくその状況を知らせなければならないでしょうし、もし可能であるならオンライン契約でもマイナンバーカード以外に運転免許証のICチップを読み取って本人確認する方法についても、オンライン上で全ての業者が使えるようにしてあげないと、意欲的に大手キャリアとの競争をしているMVNOの方たちの反発は大きいのではないかと思います。

今後の社会の流れの中で、国民にマイナンバーカードを持って欲しいと思うのはわかりますが、それならまずは、マイナンバーカードの取得を「任意」ではなく「強制」にするようにするのがまず先ではないでしょうか。ただその場合には、現在マイナンバーカード対応のスマホを持っていない人に何らかの形で対応のスマホを入手させる方法も考えなければならないでしょう。

先述の健康保険証の場合、現状でもマイナンバーカードを取得していない人でも代替手段がある中での実施ですので、反発はあるもののサービスが使えなくなることはありません。しかし、携帯電話の契約について、格安な回線に変えたいと思っても、オンラインでの本人確認ができないマイナンバーカードを持っていない人および、オンラインのみで営業活動を行なうMVNO業者とオンラインストア関連の方々、さらに言うと店頭でしか運転免許証による本人確認ができなくなるということなら、既存の大手キャリアのショップでも多くの人が押しかけるような状況になり、通信業務に関わる多くの人が疲弊することにつながるかも知れません。

個人的には、こうした発表をする前に、保険証の場合のようにしっかりと代替手段についても考えた上で発表すべきだったのではないかと思います。詐欺被害を防ぐためにはICチップで本人確認をすることは大切だとはわかっているものの、下手をしたら小さな格安SIMを扱う事業者が無くなってしまいかねない発表が行なわれたことは確かです。しかし、小回りの効くMVNOの業者のような、意欲的な競争相手を失くしてしまったら、喜ぶのは割高な料金が基本の大手だけのような気もしますし、その辺の事もきっちり解決した上で、オンライン契約の本人確認についてのガイドラインについて再び発表してほしいと切に願います。


ワイヤレスイヤホンの不具合の話および有線イヤホンの有効性についての話

私はワイヤレスイヤホンを2つ持っていて、二台あるスマホのために分けて使っています。ただ、最近はそこまで使っていなくて、いつも持ち運ぶバッグの奥底に入ってしまっていました。

で、そのうちの一つのイヤホンを使い終わった後で、充電をしようとしたら、本体ケース兼バッテリーにあるUSB-C端子にUSB-Cケーブルが差さらなくなっていました。最初は、もしかしたらこのワイヤレスイヤホンの充電はMicro-Bの方だったか? とも思ったのですが、確かにType-Cで接続できたのにと思っていたのですが、端子の口をじっくり見ていると何となく接続できない原因がわかってきました。

恐らく、バッグの中で色んなものの下に置いたままになってしまっていたことから、多少充電用の端子の位置がずれてしまい、本来なら上下関係なく差すために真ん中にあるはずの出っ張りの部分がずれてしまってまん中に揃っていなかったのです。

ただ、端子自体が壊れたわけではなさそうだったので、何とか力を入れながらケースの穴をずらし、何とか充電ケーブルが差さるようにできたので、充電ができて今後も使い続けられそうです。
ただ、買ったものはAmazonで安く買ったものなので、本体自体がやわな感じが改めて見るとするのですね。まさか自分がこんな体験をするとは思わなかったのですが、ケースの頑丈さから言えば、とりあえずという感じで別に購入したダイソーの1,100円のワイヤレスイヤホンの方がケースの質感はしっかりしていて、同じようにバッグの奥底に突っ込んでいても、同じようなトラブルにはなりにくそうな感じはしました。

また、手持ちのCIOのモバイルバッテリーも本体はしっかりしていて、手で強く押してもびくともしません。それが当り前と言えば当り前なのですが、ちょっと押しただけでぎしぎし言うようなものがあれば、その扱いについては繊細な注意のもと持って行くことをおすすめします。

特に通販の場合は物の質感まではわからないので、こうした事は起こるかも知れませんが、もし店頭で実際に品物を手に取ることができるようなら、しっかりした作りのものを購入する方が良いのではないかと思います。安いものでも、私の場合のように購入額としては相当安いダイソーの方がしっかりしていたということもありますので、機能や価格以外にも本体の質感についてもきちんと確認してみて、購入するのも良いかと。

また、ちょっと話は変わりますが、私のように2台のスマホを持っていなくても、複数のワイヤレスイヤホンを用意しておくと、ちょっとしたトラブルが旅先で起こった場合、不具合が出た方のワイヤレスイヤホンの代わりに予備のものを使える便利さはあります。

予備という点では、日常生活の中ではほとんど使わない場合でも、一応有線のステレオイヤホンを持っておくといざという時に役立ちます。スマホの中にはハード的にFMラジオが聞けるようになっているものがあります。ご自身のスマホにFMラジオが聞ける機能がある場合は、ワイヤレスイヤホンを使ってFMラジオを聞くことはできません。

FMラジオの場合、普通のラジオではロッドアンテナを伸ばして聞くのですが、そのアンテナの代わりを有線イヤホンがしてくれるのですね。昔も手のひらに収まる小型ラジオでFM放送を聞く場合、本体にロッドアンテナを付けていないラジオでは、イヤホンをアンテナ代わりにして使っていました。

元からFMラジオ機能が付いていないスマホ使いの方はそこまでメリットはないですが、有線イヤホンのジャックの形状はポータブルラジオにも合いますし、それ自身を鳴らすために電気は必要ないので、安いものだったりスマホを購入した時に付いてきたものがあれば、それをバッグの隅に押し込んでおくだけでもいざという時の役に立ちます。最近はイヤホンジャック自体を省略したスマホのモデルもありますが、個人的には災害の多い日本でいざという時の事を考えると、イヤホンジャック及びFMラジオ機能のあるスマホとともに持っておくのをおすすめしたいですね。


JRの発表がなかなか行なわれなかった2024年夏の青春18きっぷについて

ここ数日のJRに関するニュースと言うと、新幹線路線のテストをしながら走行する「ドクターイエロー」の運行を止めるというのが一番で、コスト削減のためなのかと思っていました(今後は普通の新幹線を使って今と同じような事はできるようです)。

こうしたJRの動きは、私が良く使わせていただいている季節のきっぷ「青春18きっぷ」にも影を落としていました。今までは年ごとに季節ごとの発売日についてのアナウンスがあって、利用するものからすると、毎年売られるのが当り前という感覚があったのですが、今年(2024年)の夏の発売についてのアナウンスがなかなかされず、もしかしたら青春18きっぷもドクターイエローと同じようにひっそりとなくなってしまうのかという心配をしていました。

例年は7月10日から発売され、同20日から9月10日まで有効なものが売られるのですが、今年は発売日から一ヶ月を切った状況の中で、例年と同じく販売されることがようやく発表されまして、個人的にはほっとしています。料金は5回分がセットになって12,050円で、一回あたり2,410円でJRの普通列車が一日乗り放題になります。今年は北陸新幹線の福井県への乗り入れによって、18きっぷで行くことが難しくなった場所も増えましたが、それでも普通列車が走っているエリアはそれなりにあるので、勝手気ままに出掛ける旅をとりあえず今夏も行なえます。

18きっぷを使わない人にとっては、そもそも興味がないという方もいるかも知れませんが、このところ生活にかかる費用が軒並み上がっている中、お金はないけど体力だけはあるという人にとっては安く帰省ができたり、旅に出られたりと、このきっぷが出た当初のコンセプトに合った人たちの利用がなされて欲しいと切に思います。今の社会状況を考えると10代の学生ではなかなか豪華な旅はできないと思いますが、その世代に「旅の楽しみ」というのを今の時期に理解できれば、年を経るにしたがって観光地にお金を落とすような旅を楽しむ消費者として、JRだけではなく他の事業者や観光業全般に関わる人にとっても好影響を与えるのではないかと思います。

私自身の場合について考えてみても、自分の車で出掛けたり、船や飛行機を使ったりするなど、18きっぷの旅しかしないということでもありません。ただ、学生時代は移動費を極端に切り詰めた、体力的にも苦しい旅行を行なってきたことで、今に至っても旅行に対しての意欲は衰えていません。さすがに新型コロナの時には出たくても出られないような状況にはなりましたが、騒動が収まってまた出掛けようと思えています。

もしかしたら、JRとしては今回の2024年夏の18きっぷの発売について、止めようかどうしようかという考えはあったのかも知れません。乗り放題というのは、ネットの使い放題と同じく、使えば使うほど利益が上がらないということにもなってしまうので、経費削減という点から言うと、今年は大丈夫かも知れませんが来年はどうなるのか東海道新幹線を走らせているJR東海にとってはリニア工事にお金を掛ける決断をした場合、一気になくなってしまう危険性は今後も有ると思っています。

そんなわけで、今回の発売アナウンスにより、この夏に18きっぷが使えることが確定したので、個人的には多くの人に普通列車の旅の面白さを感じて欲しいものです。


海外でも最低限のネットが利用可能(ただし対応バンドに注意)な楽天モバイル

「格安SIM管理人の比較」という私もよく訪問させてもらい、情報を得ているサイトが有るのですが、久しぶりに更新があってその中で紹介されていたのが「楽天モバイルを海外で使う場合のメリットについて」ということでした。

なかなか海外に行く機会に恵まれず、そんな中で円安な状況になっているので、こうしたメリットについてはあまり考えていなかったのですが、ドコモが提供するahamoと同じく、今の契約だけで今使っているスマホを海外で使うことができるということは、それは十分なメリットではないかと思います。話としては二番煎じにはなりますが、ここで私の感じた楽天モバイルを海外で使うメリットについて考えてみたいと思います。

具体的には、「my楽天モバイル」から「海外ローミング」のスイッチをONに切り替えれば対象国で使えるようになりますが、自分の使っているスマホが海外のバンドに対応しているかどうかが決め手になります。Androidスマホの場合、対応していない場合もあるのが問題ではありますが、iOSだとアプリの楽天Linkとの相性が必ずしも良くないので、海外に頻繁に行かれるなら、行先の電波に合うスマホにSIMカードを入れ替えて利用するというのも有りな感じもします。

楽天モバイルのデータ通信は月2GBまで高速通信できますが、それを旅行中に超過した場合には最大128kbpsに制限されるそうです。でも全く使えないということもありません。遅いスピードでもRakutenLinkを使った日本国内への通話やSMSは国内と同じように無料で使えるので、現地でデータ通信用SIMを買って使うという選択もありますが、楽天の高速を使いたい場合には1GB/500円でチャージできるので、そこは使い分ければ良いですし、ahamoと併用しているなら、そちらのデータも使えるので、なお便利に使えるような気がします。

個人的に良いと思うのは、国内への通話とSMSが無料でできることです。ただし、iPhoneの場合は少々状況が異なります。iPhone自体は全世界で仕様が同じのため、世界のどこで使っても対応バンドを考えずに使えるというメリットはあるのですが、通話やSMS全てのRakutenlinkで行なえないので、Androidスマホのように通話・SMS全て無料というわけにはいきません。

個人的な考えではありますが、海外での盗難対策と合わせて、Phoneの.方は物理SIMを安いAndroidスマホに入れ替えて海外に持っていくのが良いのではないか? と思います。ただ、注意点としてはこちらが海外にいることを知らない人が自分の電話番号宛に電話やSMSをしてきた場合、かけてきた方に国際通話・国際SMSの料金がかかってしまう恐れがあるので、相手もRakutenLinkを使っているなら問題はありませんが、そうでない場合には別の通信手段に誘導しながら連絡を取った方が良いでしょう。

ちなみにRakutenLinkアプリの電話帳には、楽天回線を使っている人のところにはマークが付きますので、それを目安にやり取りをしたり、家族の中に頻繁に海外に行ったり留学したりしている人がいる場合は、どちらもRakutenlinkを使える楽天回線にしておくことで、高速データを海外で使い切っても問題なく、低速制限されても国際SMSで連絡を無料で行なうことができます。もちろん、他の方法で連絡を取る方法もありますが、他の連絡手段が使えないようなケースもあると思いますので、自分が海外に行かなくても、楽天モバイルを選ぶメリットというのは十分あると私は思います。

以前も書きましたが、友人との連絡手段としてメールやLINEも使いますが、そうした情報がない(現在のメインのメールアドレスがわからなかったりLINEのIDも知らない)人との連絡については、唯一変わっていないと思われる電話番号を頼りにしてSMSをまず送ることが増えました。送信料についてはRakutenlinkからなので、無料で送れるだけでなく、同じWiFiにつながっていたり、スマホからテザリングしたパソコン上のRakutenlinkアプリから直接送ることができるので、スマホからは細かい状況を説明しずらくても、パソコンの画面からじっくりと状況を説明できるのは良いと思います。

今後、たまたま電話してしまった人が海外にいるような状況があった場合、後からSMSを送るのでと電話を切り、Rakutenlinkから国際SMSを送るというのも有りではないかと思います。というか、最初の連絡からSMS送信にしておけば、相手が返信する場合にも少ない文字数にして連絡するための料金を抑えさせることもできます。海外ローミングでの利用料金を知ることで、国内にいても色々と活用できる知識ではないかと思いますので、現在楽天モバイルを使っている方にとっても知っておかれると良いと思いますよ。


自然を切り開いてメガソーラーよりも地域で使う分を都市部で発電できれば

日本全国で、今ある自然を切り開くような形でメガソーラーの施設を作る事例があります。ソーラー発電した電気を電力会社に売る場合、安定した供給ということを考えると、安い土地に大規模な施設を作るという考え方は理解できるものの、自然破壊ということだけでなく、建設地の下にある住宅が土石流の被害に遭うのではないかという危惧もあったり、さらには、メガソーラーを作ることで今まで周辺での生活を営んでいた動物の行動範囲が変わり、危険な動物が里に降りてくるということも心配の種になっています。

昔は、政府の補助でソーラー発電した電気は高く買ってもらえていたので、一般住宅においてもソーラー発電の設備を作り、その電気は電力会社に買ってもらうというビジネスモデルがありましたが、今はそうした事をしても、設備費をなかなか回収できないのではないでしょうか。

現在の自宅は集合住宅なので、大規模なソーラーパネルを設置すること自体不可能なのですが、コツコツと安い折りたたみ式のソーラーパネルを買いながら、最近の技術進歩が目覚ましいポータブル電源を充電するような事はできるようになりました。今はそこまで力を入れて毎日ソーラーパネルを出すようなことはしていないものの、大規模な停電が起きた時には最低限の生活に使える電気くらいは発電することはできるのではないかと思っています。

2024年も夏になって、毎月の電気料金が値上がりする中で、何とかして生活を守るためには、できるだけ少ないコストで家庭内でのソーラー発電を普及させるような形の方が、自然環境を破壊することなく、電力会社の電力不足に対しての一つの対策になりうると私は考えています。

それには、設置も片付けも簡単なペロブスカイト太陽電池を安く多くの人が買えるようにし、比較的大型のポータブル電源を購入しようとする人への援助があれば、私の自宅のよように、一方の面だけにしか太陽の差し込む窓がないような集合住宅であっても、それなりに大きな出力の電気を取り出せます。ペロブスカイト太陽電池は、以前拝見したテレビニュースによると、現在のソーラーパネルと比べて曇りでもそれなりに発電できるような性能があるようなので、朝出して日没まで出しておいて、台風などで危険な時は簡単に撤収できます。

ちなみに、現在の私の用意したバッテリーとソーラーパネルではエアコンの連続稼働は残念ながら無理で、せいぜい扇風機を回し続けられるくらいの規模にしか過ぎませんが、とりあえずは早く安いペロブスカイト太陽電池がネットで簡単に買えるようになって、市販のポータブル電源を充電できるようになれば、自分のところでもやってみようと思う人も増えるのではないでしょうか。そうしたご家庭が増えれば増えるほど、山の中にメガソーラーを建設しなくても、国内の家庭で利用するいくらかの電気を自分で作ることもできるようになり、それが電力会社の負担を減らす様になっていってくれるのではないかと思うのは理想論すぎるでしょうか。

そういう意味では、まだペロブスカイト太陽電池は市場に出てきていないので、その登場を個人的には待って、パネルの特徴を掴み、その能力によってさらなるポータブル電源を増やすかどうするかという風に考えています。さすがにこれからの季節はエアコンの電気をソーラー発電で賄うのは難しいと思いますが、今後はそういった人が増えていくことで、メーカーもコンセントでなくソーラーパネルから充電することも考えられた製品が作られるなど、自家発電でできる事は増えていくのではないか? という風にも思います。

この件につきましては、こちらの方でも情報収拾を続け、実際にネットで簡単にペロブスカイト太陽電池が購入できるようになったら、その実力について早めに知るために購入してここで紹介できればとも考えています。