月別アーカイブ: 2014年2月

auのEZweb上からMNP転出手続をすると

 先日書かせていただいた通り、携帯電話の契約をauからMNPで転出するための手続きの方法として、電話口で待たされるのがいやだったので、携帯電話のネット接続であるEZWEBから手続きを行ないました。口頭で番号を伝えられるよりも間違いようのない画面表示でMNP予約番号を手に入れた方が確実であるとも思ったからです。

 手続きはスムーズに終わり、これで後は何もないかなと思っていたのですが、一昨日となって唐突に端末の方にSMSによるメールが届きました。

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 157というのは総合案内の番号ですので、もしかしたら転出手続きに問題があったのかとつい考えてしまいます(^^;)。で、昨日になって157に電話をしてみることにしたのでした。

 電話は契約が残っている端末からかけたので契約電話番号を伝えなくても本人確認については対応してもらえましたが、暗証番号の入力は常に必要になるようですので電話する際には控えておいた方がいいと思います。届いたメールはどういうものかそこで聞いたところ、口頭で案内のできないEZWEBで手続きをした人にはメールを出すことにしているとの話で、ちょっとほっとしました(^^)。その後、転出についての注意点をお知らせする必要があるので、別の部署につなぎ、その際にはMNP予約番号が必要になると言われたので、その時にはそこまでは準備していなかったので、改めてこちらから掛け直したいのでと別の部署の番号を聞いたら、その番号はMNP手続きのための部署の番号でさすがにそれには呆れました。口頭でやり取りをしたくない人にも電話をさせるような仕組みを作っているのなら、最初から電話で手続きを行った方が良かったかも知れないとその時は思いました。

 改めて電話をしてみると、やはりMNP手続きをしたり、私と同じようにすでに予約番号を発行した後の人からかかってくるのが多いのか平日の午前中でも5分くらい待たされました。そうして案内されたのが以下の内容です。

・MNP転出には手数料2,100円、更新月以外の解変には契約解除料9,975円(どちらも2014年2月現在の税込価格)がかかる

・更新月には2年契約前提の基本料の割引がきかないので、適用される基本料は倍(今まで50%なので)になる。なお、月途中での解約では日割り計算が適用される。

 電話では言われませんが、その他のオプションについては月途中での解約でも一月分きっちり請求されるそうです(^^;)。その時にオプションも全て外そうかとも思いましたが、まあそこまですることもないと思い電話を切りました。確かに画面の内容も確認しないで予約番号を発行してしまう人へ向けての後でクレームが来ても大丈夫にしておくための対策ではあるものの、それならば出すメールの内容に一工夫欲しかったというのが正直なところです。ともあれ、契約継続をすすめられることもなく手続きは完了したので、後はスムーズに契約が移行できるのを待つだけです。

ソフトバンクの「格安SIMカード」に期待すること

 今まで月額千円前後の格安SIMといえばドコモの回線を使うものばかりでしたが、近いうちにソフトバンクもLTE回線の卸売を行なうというニュースが入ってきました。この話を聞いても、実際のところどんな値段でスピードや高速クーポンがどうなるかなど詳しい商品のスペックがわからないと何とも言えないとは思いますが、私が今回契約したイーモバイルもソフトバンクの回線を使っていて2年間の限定価格とは言うもののホワイトプラン同等の通話と月5GBまでのハイスピードが使えて約2,500円ということで、多くの人はこうした現在使っているサービスと値段のバランスを見ながら判断するようになるでしょう。

 ドコモと比べた場合のソフトバンクのウィークポイントは、ソフトバンクのテレビコマーシャルでも盛んに出てくる「つながりやすさ」であると言えます。このつながりやすさというのは2種類あって、ユーザーが密集するところでつながるのかという点と、ビルの中や山間部などでも、エリアを網羅していて電波自体が入らない所を極力減らしているかという点が問題になってきます。少なくともエリアの広さから言えば先発のドコモの方が広いわけですから、その中にソフトバンクが入っていってどういうセールスポイントをアピールしていくかということにも関わってくる事になるでしょう。

 具体的には高速クーポンの量を増やしたり、価格そのものを安くする事が考えられますが、個人的にはホワイトプラン同等の通話プランに最低限のスピードでもいいのでデータ通信を付けて、2千円以下で出してくれれば、将来Nexus5に入れて長く使っていられるプランになるのではないかと期待しています。もしかしたらソフトバンク自体はガラケーの中でもネットを使わずホワイトプランのみ使っているような人を別会社に移すような考えを持っているかも知れず(ソフトバンクとウィルコム、イーモバイルとの関係にも似ているかも)、MVNO業者の方に契約を逃してもそれほど困らないのではないかと思うのですが。

 実際にそのようなプランが出てくれば、ドコモやauにとっては結構な脅威になるでしょう。ソフトバンクの端末はプリペイド端末として白ロムではない形でも売られていますし、もしかしたらMVNO業者の中にはガラケーやスマートフォンとのセットで販売されるようになるかも知れません。その組み合わせにもよりますが、ドコモやauからMNPで番号を変えずに移行でき、通話も通信も安価な定額でできる端末付きプランというのが出てきたらかなりのインパクトがあります。

 これはあくまで私の妄想ではありますが(^^;)、こんな事を考えられるくらいさまざまなものが出てくる今、やはり2年とか3年とか違約金を作って契約者を縛る必要が一方では出てくるのかも知れませんね。メールアドレスをGmailなどキャリアに関係ないものにしても抵抗を感じない方なら、今後、こうした毎月の支払いを抑えるプランが出てきたらさっさと移行してしまうのもいいかと思います。ソフトバンクMVNOのプランにどんなものが出てくるか、期待して待ちたいですね。

Android スマートフォン持ちなら『“カワイイ”をシェアする写真術』をゲットしよう

 今回は掟破りの1日2回目の更新になります。少し前からネットで話題になっていたのが今回紹介するムック本です。

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 内容がいいというのではなく、おまけがすごいということで、発売前にアマゾンで予約していたのですが、発売日になっても未発送になっていたので、このままアマゾンの都合で注文キャンセルになってはかなわないので近所の本屋さん(それほど大きいところではない)を見に行ってきました。

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 すると意外にも、平積みで置いてあったのですぐ手に取り、その場でアマゾンにアクセスし、速攻で注文をキャンセルしました(^^;)。今回のおまけは、Androidスマートフォンで使える「Wi-Fi内蔵SDカード(4GB)」です。パソコンやiPhoneにはつながらないというものですので購入には注意が必要ですが、手持ちのdtabで試したところ、手続ちのSDカードを使っているデジカメで撮影した写真をすぐに取り込むことができるようになりました。docomoの文字が気になる方もいるかも知れませんが、恐らくこのカードがiPhoneに使えないということで放出された不良在庫ではないかと思われます(^^;)。

 スマートフォンのカメラは進化してはきていますが、やはりデジカメの画質と機能には劣るところもあり、元々3千円以上しているこのカードがおまけに付いて、このムック本の価格は1,890円ということで、もし本屋さんに入ってこの本を見付けたら内容を見ないでも買ってしまってもいいのではないかとすら思います。

 アマゾンの商品ページを見たらすでに注文不可になってしまっているので、手持ちのデジカメの写真をスマートフォンに飛ばして活用したいと思っているアンドロイドスマートフォン使用の方はぜひご注目を。

イーモバイルのNexus5 MNP申込完了

 少々フライング気味ではありますが、3月に更新月を迎えるauの携帯電話の契約を乗り換え、MNP番号を発行しイーモバイルに申し込みを行ないました。審査の状況で何か不具合が見付かればまずいですが、このままいけば3月に入るタイミングでスムーズに契約を移行できそうです。

 MNPによる契約移動を行なった方はご存知かも知れませんが、MNP番号を発行しただけでは元の会社との関係が切れるわけではありません。乗り換え先の会社で手続きを行ない、開通手続きが完了した時点で元の契約は解約になるため、更新月前の申込みでも大丈夫なわけです。

 MNP番号の発行については、今回はオペレーターにつなぐ電話ではなく、携帯電話のネットメニューから行ないました。auの場合はパソコン上からはMNP番号の発行ができないようで、端末から操作を行ないました。具体的な会社別の手続きの方法については、移る先のイーモバイルのサイトにまとめて詳しく書いてありますので、あえて今持っている回線のページから探さない方がスムーズに手続きが行くと思います。イーモバイルの手続きではMNP番号の他、電話番号と現契約の契約期間、MNP番号の有効期限を入力する欄がありますので、現契約の契約期間を確認するためにauのサポートページにアクセスする必要が出てくるかも知れません。また、料金支払いはクレジットカードからになるので、カードの用意も事前にしておきましょう。

 今回購入したのはNexus5の32GBタイプで、一括0円の16GBとは違い、品物が届いた際に端末料金の5千円が必要になるようです。Nexusシリーズが、他のアンドロイド搭載スマートフォンと比べて魅力あるところは、ある程度の期間、最新のOS提供が約束されているというのがあります。今普通に売られているスマートフォンの中で最新のAndroid4.4すら搭載していないものがある中、今後OSのアップデートが行なわれたとしても、Nexus5ならその新しいものを使えます。常に最新のOSをアップデートによって使えるというのは本体自体の寿命を伸ばすという側面もあります。そうなるとやはり本体の容量は多い方が安心でしょう。

 一通り申し込みのための入力を終えて仮申込みの手続きをし、登録しておいたメールアドレスに来たメールを受信してから本申込みをすれば一通り手続きは終わりですがこれが全てではありません。本人の確認書類を郵送かファクシミリで送らないと、申込みは無効になってしまいます。私の場合は運転免許証をコピーしたものをすぐに送り、念のためコピー余白に直接連絡が取れる電話番号を書いて送りました。もし免許証の部分が読めなかった場合、直接連絡が入ると思ったからです。今のところそうした連絡は入ってきていませんので、無事に届いたのではないかと思います。

 オンラインストアでのMNP手続きでは、申込み完了した後は審査を行ない、問題がなければ発送され、品物が到着の3日後に自動的に契約が切り替わります(到着後すぐに使いたい場合は電話にて対応)。今月は28日までしかないので、3月の頭から使いたいと思う場合には、実のところもう少し早く手続きをしても良かったのですが、多少のずれは仕方ないでしょう。一応、申し込み時には既にメインで使っているウィルコムの回線番号を入力し、今回契約したNexus5をPHS回線の副回線にして使うことで、新規登録の手続料無料、解約料も契約初月の翌月から数えて7ヶ月以降にはかからないという3月末日までのキャンペーンを申し込んでみました。この条件が適用になっていれば大変嬉しいですが、この件については翌月の請求書類を見てみないとわからないというのが実情です(^^;)。でももしこのキャンペーン適用外だったとしても、毎月の料金的には以前のauを使っていた時とほとんど料金は同じなので、その点は納得した上での契約です。

 以前からスマートフォンについては白ロム専門で使ってきたのですが、新品のスマートフォンが審査に通れば使えるのは嬉しいものです(^^)。ここまで来て審査に落ちたら洒落にならないかも知れませんが、そうなったらそうなったで情報という点では稀有なことだと思うので、この内容についてはまた続きを書かせていただきたいと思っています。

冬季オリンピック報道を振り返る

 2014年冬季オリンピックが終わりました。私自身ウィンタースポーツはほとんどしておらず、従って選手のことをああだこうだ言う資格は全くないのですが、それでもつい書かずにはおられなくて(^^;)、いつもこのブログで書いていることとは全く違いますが、一通り競技を見終った時点でその報道について書かせていただこうかと思います。

 前回の冬季オリンピックを見ていても思ったのですが、今シーズンワールドカップで表彰台に上った選手をピックアップし、例えばたまたま世界の強豪が休んでいた時に表彰台に上った選手までメダルを期待するような報道が多かったような気がしました。この辺は事前の国内でのメダリスト予想と、海外メディアが挙げたメダル予想とのギャップが少なからずあり、期待されすぎた選手が気の毒に思えるところもありました。

 スノーボードハーフパイプの平岡卓選手、平野歩夢選手、同じくスノーボードパラレル大回転の竹内智香選手、フリースタイルスキーハーフパイプの小野塚彩那選手は事前に海外メディアのメダル予想に入っていましたが、今回大活躍だった男子のスキージャンプ陣は個人団体とも全くメダルを海外から期待されていないようでした。日本のマスメディアは葛西紀明選手は期待されるメダル候補として連日報道していましたが、私自身ジャンプのテレビ観戦が好きで、BSの有料放送無料の日にはできるだけジャンプのワールドカップを見るようにしていたので若干違った感想を持っていました。今シーズンのワールドカップでの海外勢の層の厚さと強さを見るにつけ、日本選手や日本チームを応援したいという気はあっても、さすがに個人でも団体でもメダルは難しく、それこそ日本選手がスタートする時に神風が吹いてくれるようにテレビ観戦しながら応援していたのでした。

 しかし、実際に競技が開始されるとノーマルヒルではある意味予想通りの結果だったものの、ラージヒルの葛西選手は今シーズン、ワールドカップポイントを積み重ね、スタート順が最後に近かったことがうまく働いたのか、ご存知のように金メダルまであとわずかの銀メダルを獲得し、注目が一気に高まりました。その流れなのか風が多少悪くても海外勢にひけを撮らない飛距離を連発し、団体でもメダルを獲得し、私自身の一番印象的なオリンピックのシーンとなりました。関係者の方々を含め、心からおめでとうと言わせていただきたいと思います。

 葛西紀明選手については7大会連続でのオリンピック出場で、現役を続けるモチベーションについて、本来ならば家族の中で秘めておきたいような内幕をも大々的に報道していたのが気にかかりましたが、個人的にはもっと報道してほしかったことがあります。それは、地元の先輩である秋元正博氏の存在でした。

 日本のジャンプは1970年の札幌オリンピックで大きく盛り上がりましたが、その後海外の強豪が出場する海外開催のワールドカップで日本勢初の優勝を飾り、一躍有名になったのが秋元正博氏でした。個人的にはあの当時の絶対王者、フィンランドのマッチ・ニッカネン選手が出た大会でも勝利したということで、私はこれまでの日本ジャンプ選手最強ではないかとすら思っています。そうして期待された秋元氏ですが、レークプラシッドオリンピックの70メートル級ジャンプではわずか50cmの差で4位となり、メダルには届かず涙を飲みました。次のサラエボオリンピックでもメダルを期待されたものの、直前に交通事故を起こして出場を辞退せざるを得ませんでした。何とか競技に復帰し海外を転戦する中、1986年3月の世界フライング選手権で転倒して大怪我を負い、競技生活の続行はまず不可能だと思われていましたが、懸命のリハビリが功を奏し、不死鳥のように復活したものの、オリンピックのメダルとは縁がなく現役を引退したのでした。事故の大怪我から競技生活復活をかけて、秋元氏が始動した最初の一歩は、まだ葛西選手が中学生の時で、葛西選手も練習をしていた地元の台だったという話があります。秋元氏も自分の後継者として目を付けたのか、葛西選手は秋元氏を慕って同じチームに所属し、秋元氏と入れ替わるようにして海外を転戦し頭角を表していきます。葛西選手があれだけストイックに競技人生を続けていた理由の一つに、秋元氏の存在があったのではないかと思う所以です。

 この話はジャンプ競技が好きで長年見続けている人ならどなたもご存知のエピソードだと思いますが、今回のジャンプについての一連の報道を私も随分見ましたが、葛西選手と秋元氏を並べて報道したものは見付からず、つくづく日本のメディアはメダルを取らない人には冷たいなと感じる次第です。今回のオリンピックもメダルに限りなく近い入賞者が多く出ましたが、メダルがなくてもその想いは必ず将来にわたって引き継がれていくというのは今回紹介した秋元氏から葛西選手につながるストーリーでも明らかでしょう。今注目を浴びているウィンタースポーツも、時期を過ぎればすぐにその存在自体が忘れられるかも知れません。今までのようにオリンピックシーズン以外のテレビ放送も特定の競技のみに集中するのではなく、これだけ人気のあるジャンプなのですから、せめて毎年年末年始に行なわれる伝統のジャンプ週間くらいは日本でも地上波で生放送してくれればいいのになと思います。他の競技でもメインの大会を積極的に地上波で放送していくことで、競技レベルの底上げに繋がるのではないかと思うのですが何とかならないものでしょうか(^^;)。

実測による手回し充電の実力は?

 前回のエントリーでUSB出力の電圧・電流のだいたいの数値を測定できる簡易チェッカーを使ってみました。今回いろんなケーブルを試してみましたが、携帯電話の充電に使用するものならどんなケーブルでもほぼ500mA出力することができていることもわかりました。つまり、スマートフォンでなく普通の携帯電話なら、まず充電する機器を選ばないということです。

 そうしたことをふまえて気になるのは、災害時に使われることが想定されるダイナモを使った手回し充電ではどれくらいの電圧・電流を作れるのかということです。一般的な携帯電話用の充電器からですと5V 500mAというほぼパソコンのUSB端子からの出力と同程度の数値が計測できます。

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 今回は直接本体からUSBケーブルが繋げる現在は販売されていないLEDライトを使って試してみました。携帯電話を繋いで回し始めてもなかなか数値が表示されませんが、ある程度重くなった状態で出てきた数値は、約5V 50~200mA前後という結果でした。つまり、普通の充電器をコンセントに繋いで充電するよりも2~10倍の時間がかかってしまうことが予想されるわけです。さらに言うと、手回しを行なっていてふっとハンドルが軽くなる時があると思いますが、この時には電流の数値は0になってしまっています。あくまでハンドルが重くなった状態で充電するための電流が出力されるものであるわけです。

 これはあくまで個人的な見解になりますが、災害時にこうした手回しの発電システムはないよりはましだと思いますが、手回しで発電するような電力はラジオなど他の利用にあてながら、別の方法で携帯電話を充電する方法についても考えておいた方がいいような気がします。もちろん緊急避難用としては携帯電話を使いながら他の人に必死に手回ししてもらうという方法もあるわけですが、恐らくスマートフォンを使いながら充電することは人の手で作り出す電気ではとてもまかないきれないと思われます。

 私としては通話用にスマートフォンではない普通の携帯電話を災害用に確保しつつ、小型の太陽電池パネルで単三のニッケル水素電池を時間をかけて充電しながら手回し発電は補助的に使っていくことを考えています。今回試してわかったのですが、200mA前後の出力を手回しで維持するのは結構大変で、心身ともに疲れている被災者が何時間も続けるのはそれを行なう人の健康を害してしまう恐れがあると思います。そんなことも考えながら非常用の電源の確保について考えていくことをおすすめします。

USB 簡易電圧・電流チェッカーを使ってわかること

 モバイル環境だけでなく、日々の携帯電話・スマートフォン・各種電子機器の充電をUSB出力のあるアダプタから行なうことが普通になってきました。こうした充電用のアダプターが出はじめのころは、パソコンのUSB端子と同じ5V 500mAのものだけだったのが、今ではモバイルバッテリーを含め、5V 1A、1.5A、2.1Aのような高出力もものも出てきています。これは、ある程度高出力がないと一部のスマートフォンやタブレット端末を充電できなかったり、特定のアダプタで充電ができないようなことにもなります。

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 今まではACアダプタやモバイルバッテリーに書かれている数値を信頼して使うしかなかったのですが、アダプターと充電ケーブルの間に繋いで使う簡易タイプの電圧・電流チェッカーを購入してみました。電圧と電流を一定時間ごとに交互表示してくれるので、ただその数値を見るだけでわかるというのがいいですね。

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 果たしてこのチェッカーは正確に表示してくれているのかという問題はあるものの、大体の数値は出てきます。Panasonicの薄型のバッテリーの出力をNexus7を充電しながらチェックしてみたところ、カタログ値では2.1Aのはずが、1Aよりも下がって0.84Aになっています。実はこれは、どうやら充電するためのケーブルによって細かい数値が変わってくるようです。データ通信と兼用のケーブルと充電専用のケーブルでも違いますし、安価な細いケーブルでも細かな数値は違ってきます。この数値が高くなるようなケーブルを選んで充電すれば、満充電までの時間も少なくなることが予想されます。今後はこのチェッカーを使ってデータを取りながら、いろんなケーブルを試し最良のケーブルをさぐっていきたいと思っています。

スマートフォンの発熱に関する報道について

 先日テレビを見ていたら、スマートフォンが充電中や使用中に発熱して事故になった事例があるという報道がありました。そのニュースを詳しく追っていったところ、独立行政法人の国民生活センターが2014年2月20日に公表した「スマートフォンの充電端子の焼損や本体の発熱に注意」とする報告の一部を報道したものでした。

 この報告書の内容を読みましたが、残念ながら焼損や発熱による低温やけどの事例は書いてあったものの、具体的なメーカー、機種名の記載はありませんでした。今後スマートフォンを購入しようと思っている人については、まさか販売側からこうした情報を教えてくれるわけはないでしょうし、買ってからこのような事例にあたってしまったら泣くに泣けないでしょう。車の場合はリコールが大きなニュースになりますが、スマートフォンについてはメーカーが製品の無料修理をするという話も聞きませんし、独自の情報収集が大切になるでしょう。

 今回指摘されている事例は2点あって、それぞれに対策が必要になると思います。まずは、スマートフォンを充電中や使用中に本体が熱を持ってしまう場合です。事例の中には充電中に布団の中でスマートフォンを使っているうちに寝てしまい、低温やけどをしたというのがありますが、これはただでさえ熱くなりやすいスマートフォンを布団にくるむようにしてしまってはカイロや湯たんぽのように高温を発する事は予想出来ますのでユーザー側の注意で回避可能です。また、夏の暑い日に車の中でカーナビアプリを使うような場合、充電中に発熱するタイプのスマートフォンは使えないと思った方がいいでしょう。現在はソフトのバージョンアップで改善されていますが、私が持っているdocomoのスマートフォンF-10Dをカーナビ代わりに使おうとして、本体の発熱があまりにひどいのでスマートフォンの方で強制的にシャットダウンしてしまったという経験があります。これは、防水による密閉性と小型化による設計の余裕の無さがあるにも関わらず、高能性CPUによるサクサク感を求めるユーザーとの妥協の産物なのかも知れませんが、メーカーは製品として出してしまった以上、ある程度CPUの動作を抑えることで発熱を防ぐアップデートを提供していく義務があるのではないかと思っています。先述のF-10Dをアップデートする前は充電中も使用中も相当熱くなっていて使用を躊躇するほどだったのが、アップデートを実行してからは私の使い方では、充電中だけでなく使用中でもほんのり温かい程度まで改善されたということがあるので、メーカーの方には今回の国民生活センターの報告を真摯に受け止め、相当の発熱を起こす端末については早めのアップデートで対処していって欲しいと思います。

 もう一つは充電中に焼け焦げるような事故についての対応です。こうした事例にまでなるとユーザーは当然ショップに文句を言いに行くので、メーカーの調査した原因がありますが、充電端子周辺に異物があって、それが原因と判定されることが多いようです。製品として出す前には当然そうしたことも想定して出してきていると思うのですが、これについては本体を薄くするためにmicroUSBというちょっとひねると破損してしまうような端子の基準を使って多くの製品が作られていることにそもそもの原因のように思えます。個人的には昔のACアダプターの形状で何ら問題はないと思っているのですが、現在はスマートフォンだけでなくデジタルカメラやWindowsタブレットでも採用されていて、恐らく同様のクレームは広範囲に出てくることが予想されます。私自身、充電用に買ったmicroUSBケーブルの先端をちょっとぶつけたり踏んづけたりしただけで破損してしまって充電ができなくなった経験がありますので、充電をする前にケーブルの破損がないか、またスマートフォン側の端子にゴミが入っていないか確認してから充電することは必要でしょうね。

 こうしためんどうな確認をしたくない場合は、ケーブル経由での充電を少なくとも自宅ではしないような機種を手に入れるという方法もあります。実は今、私がNexus5に興味があるのは、充電方法に無接点充電パッドを使えるというところにもあるのです。ここで何回も紹介しているF-10Dはこの無接点充電に対応していて、本体とセットで充電機が付いてきたので、Nexus5を購入すればその充電器を流用し、ケーブルを使わないで毎日充電できるので、少なくともケーブルが原因による破損事故は回避できるでしょう。しかし、不良による充電池の変形については、機種によって確認できないものもあります。今のスマートフォンの中には電池が内蔵になってしまって一般ユーザーが電池がどうなっているか見たり、交換できなくなっていることもありますので、そういった機種のスマートフォンを使われている方は、手で持った感じがいつもと違うと感じたら要注意です。ともあれ、スマートフォンのユーザーのすそ野を広げたいと携帯電話会社やメーカーが思っているなら、今回紹介したような問題における対策をした上で新製品を出してきてほしいものです。

ローソン ハバネロビアスティック

 国際的なスポーツイベントを生で見ようとすると、ついつい睡眠不足に陥りがちになります。その影響で居眠りしてしまうのが車の中だったらこれは生命の危険が出てくるので、眠気を飛ばすためにコンビニ、ローソンに飛びこみました。

 私の中で眠気覚ましの食品の定番は「するめ」なのですが、コンビニのおつまみコーナーには200円以下で買えるおつまみシリーズがあり、噛みながら走れば噛んでいる間は眠気が飛んでいきます。強烈なミントタブレットと比べると、眠気を長い間飛ばすという意味では長い時間噛んでいられるものが私には合っていて、今回もするめの足を買おうと思ったのですが、その中にちょっとそそられるものがあったので試してみることにしました。それが、激辛のハバネロを使ったスティック状のビーフジャーキー「ハバネロビアスティック」でした。

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 するめやビーフジャーキーは、一気には噛み切れないことで何回も顎を動かし、眠気を飛ばしている感じですがこのハバネロビアスティックは柔らかいスティック状なので、ある程度噛みごたえはあっても歯にはそれほど負担はかかりません。そのかわりと言うか、ハバネロの辛味は結構あって、頭に辛さが来て眠気が飛んでいくような効果が出てきました。35グラムのパックで198円で、カロリーも138kcalと、ポテトチップと比べると低いので、睡魔に襲われそうな場合にたばこをくわえるように口に入れながら眠気をやりすごすのもいいのではないかと思いますね(^^;)。

 恐らくこの種のものはどのコンビニチェーンにもあると思いますので、このコンビニならばこのおつまみをという感じで旅行中に立ちより、眠気をやりすごすための食べ物を物色するというのも大事なことかなと思います。ただ、くせになって眠くないのに平らげてしまうと肝心な時に使えませんので注意しましょう(^^)。

もしPHSのトランシーバー機能が残っていたら

 2014年2月末からイーモバイルで、ウィルコムとほぼ同じように他社の携帯や一般電話との10分以内の通話を一定回数だけ基本料のみで提供する「だれとでも定額」がスタートします。他のところでは同じ会社同士での通話無料(時間帯によって無料のものを含む)は行なわれていて、ドコモのXiやウィルコムでは同社間24時間通話無料というオプションサービスもあります。そのサービスを使って家族間や友達との間では携帯電話をトランシーバーのように使っている方も多いでしょう。

 しかし、普通につながっている携帯電話も地震や災害などで基地局がやられたり、停電により基地局が稼働しなくなった場合はそんな通話全てがやり取りできなくなってしまいます。たまたま見ていたテレビ番組で、岩手県大槌町の自主防災組織の間で、連絡にトランシーバー(見たところ特定小電力のものに見えました)を使って連絡を取り合い、避難所までの道路を早いタイミングで通ることができるように各々が効率的に作業し、そのおかげで外部からの支援をスムーズに受けたという事例があることを知りました。やはり、通信が寸断された場合はそれ自身で電波を出して通話できるトランシーバーの優位性は出てくるように感じました。しかし、一般の人たちは常にトランシーバーを持ち歩くようなことはしないでしょうし、今後のためにも何か今使っているものでせめて近くにいる人たちと連絡が取れればいいのにと思います。

 今は売られていませんが、ひと昔前のPHS電話機の中には登録することでトランシーバーとしても使えるものが普通に売られていました。特定小電力トランシーバーのようにだれとでも話せるわけではありませんが、お互いに登録した電話同士なら普通の電話のように同時通話ができます(普通のトランシーバーの場合は同時に会話はできません)。

 この機能はウィルコムが経営方針を転換するに従って新機種に採用されなくなりましたが(現在ではビジネス用途の販売用としてかろうじて残っているかも知れません)、私は機種変更して残った端末同士をトランシーバーとして登録し、旅行の際など連絡用に使っていました。意外と役に立ったのがスポーツ観戦の時、席がばらばらにしか取れなかった際にお互いのグループでトランシーバー化したPHS電話機を持ち、試合終了後の待ち合わせに使ったものです。出力自体は特定小電力のトランシーバーより少ないと思いますが、見通しの効く場所なら結構届いて、混信も混雑もなく電話のように通話できるのが気に入っていましたが、残念ながら機種が古くなるにつれ電池も保たなくなって使えなくなってしまいました。

 最近はウィルコムでは一台で契約しようとすると、0円で持てるからと3台同時に契約を勧めるケースが結構あります。こうして複数回線を契約した電話機は、ウィルコムの電波が来ている状態ならトランシーバーのように使えるわけですが、基地局がやられてしまったり通話が集中したらたちまち使えなくなってしまいます。私が思うに、今だからこそトランシーバー登録ができる端末があればいいなと思いますね。例えば、イエデンワの後継機にPHS電話機を子機登録できる機能を付け(イエデンワ2ではPHS回線だけでなく、自宅の電話回線も使えるようになっています)、さらに親機を通さず子機同士の内線通話ができる機能が付いた端末が出れば、普段はPHS回線で使っていながら、旅行などで電波の届かない所へ行っても端末同士通話できるようになります。

 通話無料の範囲が広がることで廃れてしまった技術なのかも知れませんが、日常的に持っている電話機がいざという時が直接やり取りできるトランシーバーになれば、ライフラインとしての電話回線が全く使えない場合には結構役に立つのではないかと思うのです。もちろん、通話可能距離は大したことがありませんが、親機と子機のセットを複数用意して間接的に連絡が付く距離を伸ばしていくという極めてアナログ的な方法も使えるかも知れません。

 市販されているトランシーバーを災害用品として用意するというのも有効ではあるのですが、せっかく用意していても持ち出せない場合も多いわけです。今考えるとウィルコムがトランシーバー登録機能の残したまま端末の販売を続けていれば、副回線付き多回線販売のキャンペーンの際にショップでトランシーバー登録を行なった端末を配るようなことを行なっていたら、被災地でのコミュニケーションはもう少し違ったものになったような気がします。