月別アーカイブ: 2011年10月

詰め込み先に注意!

 私の乗っているワゴンRの収納スペースというのは、どうしても普通車に比べると少ないため少しでも空いたスペースがあればさまざまなものを詰め込みたくなるものです。私もここで紹介しているさまざまなグッズをうまく収納していたつもりてしたが、先日思わぬところから失敗してしまいました。

Dscf1449

 この写真を見ていただければおわかりの通り、飲料水用として確保していたミネラルウォーターのアルミ缶が破損してしまいました(^^;)。このボトルは助手席の座席に押し込んでいたもので、ちょうど座席を上下にスライドさせた時に少々尖った部分が缶にあたり、そのまま破損してしまったものと思われます。幸い発見したのが早かったので、少々シート下を濡らしただけで済みましたが、知らないでそのまま放置していたら、一緒に押し込んでいたものがすべて水びたしになるところでした。

 破損して本体のみが壊れるものなら諦めも付きますが、これがもし液体の中でもジュース類だったらなかなか匂いが取れませんし、スプレー系や液体燃料系のものだったらと思うとぞっとします。特に燃料系のものは、無造作に車の中に放り込んでおくことはやめた方がいいですね。そして、車の中に常備することはやめた方が賢明でしょう。どうしても入れておきたい場合は、破損しても大丈夫なようにタオルに巻いたり箱の中に入れるなりして簡単には破損しないような工夫が必要になってくるのではないでしょうか。

 まあ、そうは言ってもスペースが空いていればそのスペースの中に詰め込みたいと思うのが私の悪いところでもあります。昔から、「旅の具多きは道のさわりなり」という言葉もあります。先日の車を使わない旅ではこの言葉の持つ意味を実感しただけに、改めて何を車に最低限積んでおけばいいのかということも考えるべきなのでしょうね。


東名高速道路 日本坂PA 上下のご紹介

 昨日用事で藤枝方面へ行った帰り、昼食を取ろうと思ったのですが、土曜日のお昼時ということでどこへ行っても混んでいることが予想されたので、今回は一般道から行ける高速道路のPAとしては地味かも知れませんが、知る人ぞ知る焼津市にある日本坂PAへ行ってきました。

 一般道から入ることのできる中日本高速道路の「ぷらっとパーク」が隣接していることで、車を置いて中に入ることができるのは嬉しいことです。焼津の海の幸を食べたいということなら、迷わず上り側を選びます。ちなみに、日本坂PAは上下どちらでも歩いて外に出ることができますので、方向が反対であっても多少歩くことを覚悟すれば行くことができますので、西へ行く方であってもトライしてみる価値はあります。一般道から入る場合、駐車スペースが少ないので、業務用や搬入用の駐車スペースに停めるのは避けましょう。どちらにしても長時間駐車する一般車というのはないと思いますので、しばらく待つか迷惑にならないような所に駐車するよう心掛けたいものです。

Dscf1454

 写真のように豪快に天に向かってそびえるモニュメントがあるのが「焼津さかな工房」です。海産物の加工品やお刺身の類など、かなりのものがここで揃ってしまうので、お土産をここで買っていくというのもありです。

Dscf1455

 ここの名物として有名なのが、オレンジ風味のしめさばです。近所で売っているしめさばはかなり塩分が濃いのでそれほど食べなかったのですが、ここのものはまろやかで、値段も500円前後とそれほど高くないので、行くと必ず買ってしまいます。ただし、早めに行かないと午後から夕方には売り切れてしまいますので、注意しましょう。どうしても食べたい方は、隣に飲食スペースがありますので、そこで一品料理として注文は可能です。

Dscf1459

 焼津といえばマグロというよりカツオというのが地元民としての意見なのですが、昨日はお昼に脂ののったトロカツオ定食をいただきました。これで750円ですが、ご飯の量と比べると若干刺身の量が少ないかなという感じはあるのですが、地元のスーパーでもなかなか買えないクオリティのものを出してくれますし、今回食べたのはちょうど12時のお昼時だったにも関わらず、待たないで食べられるという安心感があります。

 昼食をとり夕食用のしめさばを買い、上りのPAを出ましたが、せっかくなので隣接する下りのPAにも行ってみようということで同じく一般道の出入口から入りました。こちらの方はまたちょっと内容が違っています。

Dscf1465_2

 写真は最近になって認知度が上がった静岡のおでんです。静岡周辺で弁当や惣菜を売っている「天神屋」さんが入っていて、食堂のほか多くの種類のあるお弁当やおにぎりが売っているのですが、写真のようにかなりの種類のおでんを選んで買うことができます。PAエリアの外にはかなりの座れるスペースがあり、天気のいい時などは外でおでんでも食べながらゆっくりするということもできます。地元からするとそんなに珍しくはないのですが、県外から通過される方で静岡のおでんを食べた事がない方にとっては小腹を満たすにはいいと思います。この隣には静岡のお茶をテーマにしてさまざまなスイーツなどを売っているお店もあります。

 東名高速の静岡県内というと、富士川サービスエリア上りがさまざまなものが集まっているということで有名ではありますが、この日本坂についてもかなりポイントの高い品々が揃い、それほど人が集まらないので個人的にはおすすめと言えます。特に今回は高速道路上にいても上り下りのお店をはしごできるということで、多少の徒歩移動は苦にならないという方ならぜひ上下のパーキングエリアを満喫してみてはいかがでしょうか。


深夜休憩の安全性を考える

 最近では昔のように夜道でも安全とは必ずしも言い切れないものの、今の日本ではまだ、車を深夜に停めて朝まで過ごしても言うほど危険な事はないのではないかと思います。もし公共の駐車場に停めてある車が必ず襲われるような状況になれば、私ものん気にこのようなブログを続けるわけにもいかなくなりますから、世の中の偉い人には社会情勢を安定させてもらって、深夜のドライブもできないような世の中にはなってほしくないものであります。

 一般的に、同じ深夜に移動する場合は一般道よりも高速道の方が安全だと言われています。なぜなら、今のところ高速道路はインターチェンジ以外では基本的に車での出入りができないようになっていまして、サービスエリアとインターチェンジが一緒に設置されている場合を除き、しばらくは高速道路上を逃げることになるため、特定されやすく捕まる確率はそれなりに高いと言わざるを得ません。その反面、一般道では山の中の一本道はともかくどこにも抜け道がありますし、襲ってきた人たちがバイクだったりしたら、警察がそばにいたとしても捕まえることは難しい場合も出てきます。そうなると、できるだけ安全に車中泊するためには、できるだけ深夜に怖そうな人が集まらないような場所を自分なりに選定する必要が出てくるでしょう。

 具体的にどこが安全なのかということは一概には言えませんが、もしもの時を考えると、全く人の来る気配のない場所をのぞき、同じように車中泊をしていそうな車が集まっている場所に停めたほうが慣れていない方は無難でしょう。車中泊慣れしていて、自分だけの車中泊スポットを持っているという方もいるかも知れませんが、そうした方は何か事故や事件に巻き込まれたとしても文句は言えないという思いを持って停めている場合が多いだろうと思います。

 車中泊で一晩過ごす場合以外で、深夜に距離を稼ぐために移動する場合は事故の危険とともに休憩に寄った場所での危機管理についても考えておく必要があるように思います。一般道でドライブインも道の駅もない場合、重宝するのがコンビニや24時間営業のお店だと思いますが、コンビニや深夜営業店を狙った強盗も頻繁ではないかも知れませんがあるようで、車中泊の旅の途中にそうした事件に巻き込まれたくはないですね。

 夜食のため休憩するには、ファミリーレストランあたりが安全面を考えると一番無難な気がしますが、店に入って食べ終わるまでに多少時間を要するというのがあります。移動距離をできるだけ稼ぐため早く、できれば安く食べたいような場合、ついつい利用してしまうのが牛丼店です。となると、先日来からニュースで話題になっている牛丼チェーン店の「すき家」がダントツで強盗に襲われているというデータが気になりますが、警察が本気で指導するまでは強盗に被害に遭う損害金よりも、アルバイトを余分に雇ったり、犯罪対策をする設備投資費との比較を考えると当初は今のままの方が利益が上がるという判断をしていたということのようです。今後、アルバイト数の増員や監視カメラ・券売機の導入などをしていくということですが、今だに店の入口付近にレジが一つの店舗というのは、強盗犯だけでなく無銭飲食をしようと企てる人に狙われる危険性は続くのではないかと思います。個人的には夜中に牛丼を食べたいなら、券売機で会計処理を行なうことを徹底していて、強盗や無銭飲食をしようとする輩をシャットアウトする松屋が安心のように思います(^^;)。別に特定の企業を推す意図というのはないのですが、特に深夜にお店を利用する場合は、そんなことにも気を配りつつ安全な旅をすることを心掛けたいものです。


セブン・セブン ステンレスウルトラスリムボトル300 SS-300

 先日の京都へのお出掛けは、車を使わなかった分歩きでの移動が多く、歩く距離が長くなるとともにだんだんと荷物の重みが体に効いて来てしまいました。そういう時には無理をせず、荷物をコインロッカーに預けて身軽になった状態で行動をするのがセオリーです。主要な荷物をデイパックに入れてはきたものの、さらに歩きやすくするためにショルダーバックとウェストポーチとして使える大きめのバッグのみを持って歩くことにしました。

 その日の予定では京都から奈良まで電車で移動し、大和西大寺駅から平城宮を目指そうと思っていたので、相当の徒歩移動が予想されました。日が差して結構な暑さにより体力を奪われる心配もありましたので、栄養補給用のキャラメルを用意し、水分補給用の水筒とインスタントコーヒーも持っていきたところです。

 今回の旅にあたっては大きめのステンレス真空水筒を1つだけ持っていこうか、それとも小さめの水筒を2本に分けて持っていこうかと迷った末、小さいものを2本持って行くことにしました。そのうちの一本は以前このブログでも紹介させていただいたタイガー魔法瓶のSAHARA SLIM MSC-B035 XFという全体的にずんぐりした350ml入る水筒です。これはカップの上にスノーピークのチタンマグがちょうどうまく収まるため、デイパックに金具を使ってぶら下げながら持ち運ぶのに最適だったのですが、ウェストポーチタイプのバッグにはやはり大きすぎます。手に持って歩くのもしんどいので、ここでもうひとつ持参したセブン・セブンのスリム水筒を持っていくことにしました。

Dscf1408

 写真のように相当スリムで横幅さえ合えばウェストポーチの中に折り畳み傘と一緒に入れるには便利な形状をしています。容量も300mlあるので、チタンマグでいただくコーヒーが二杯分十分楽しめます。車での移動ならもっと大きくていいものはいくらでもありますが、散歩のように余分なものを持っていきたくない場合はこれくらいスリムなものは本当に助かります。

 そして、セブン・セブンの商品群を紹介する時には必ず書かせていただきますが、このメーカーは新潟県燕市に本社を置き、全ての行程を日本で行なっています。国産のステンレス真空二重水筒はこれしかないというのもポイントです。

 個人的にはこうしたスリム化のためか、フタと兼用のカップも小さく、小刻みに常温や温かい飲み物を定期的に補給するのに便利ということもあります。夏の間はガブガブ飲むためにフタを空けてそのまま口を付けて飲めるものでいいでしょうが、水分補給というのは喉が渇かない状況でも小刻みにしていった方がいいと言われています。これからの季節、ちょっと散歩に行かれるような時に、この水筒に水を入れてウェストポーチに入れて持ち出すというのもいいものです。

 このシリーズには他に200ml、400mlのものもあり、径は55ミリと同じですが高さが違います。200mlは180mm、300mlは212mm、そして400mlは263mmです。普段使われているバッグやポーチの寸法に入るかどうか、参考になさってみてください。


小型二次電池の安全性は大丈夫なのか?

 このブログでは以前から電気自動車を安くしたり、家での電力をまかなうものとして、高容量の蓄電池の開発状況について継続的に追いかけてきました。電池メーカーと電力会社は高容量の二次電池を利用している状況もあるということで、あえて発電所を増やさなくても蓄電した電気を使うことで電力不足を解消する取り組みもされているということでした。

 しかしながら、2011年9月21日に三菱マテリアル筑波で発生した二次電池のナトリウム硫黄電池(以下NAS電池と書きます)から発火した火災事故がこうした蓄電池を設置するという動きにブレーキをかけようとしています。事故を起こしたのは日本碍子が納入したもので、鎮火には15日もかかっています。WikipediaによるとこのNAS電池というものはは常温では動作せず、300℃ぐらいまで温度を上げないと動作しないため、電池管理が大変で、にわかには消火できないということになると今後むやみに設置しまくるためにはさらなる安全対策が必要になる可能性があります。こうした流れを受けて日本碍子は安全対策のため、稼動しているNAS電池の使用停止を要請したというのがニュースになっていました。

 NSA電池は、今まで紹介している電気自動車を動かしたり、ハイブリッドカーに使われる電池とは種類は違うものの、車の中に入れておくということもあり電池自体の安全性はどうなのかというのは大変気にかかります。携帯電話のリチウムイオン電池が膨れて爆発した事故というものも頻繁とは言えないまでもニュースでしばしば出てくることがあります。こうしたリチウムイオン電池の代替として開発が進められているものは、NAS電池ほど高温でしか反応しないということはないと思いますが、それでもある程度の高温の中で使うことが想定されているならば、どのように安全性を確保するかというのも、メーカーの方からきちんとした情報を出してほしいものです。

 先日紹介したナトリウムイオン二次電池を開発している東京理科大学の資料によると、「安全性は現状で疑問あり ただし改善の余地あり」とあります。今後、有無を言わさず大容量の電池が搭載された車が多く走る中、電池自体の安全性およびもし電池が原因で火災が起きた場合どうすればいいのかということも教えていただきたいですね。ガソリン車に乗っている人たちにも、電気自動車が火災を起こしているのを発見したらどうすればいいのか、周知徹底されることが必要になってくるのではないでしょうか。

 車の売り文句にもいろいろありますが、これからは性能や燃費ばかりではなく、事故をおこさない機能とか、火事が起きそうになっても自動的に消化するシステムがあるとかの絶対的な安全性をアピールすることも大事ではないかと思います。新しい電池が開発されることは実に喜ばしいことですが、消費者の立場としてはいい事だけを聞いてすぐに飛び付かず、その安全性も考慮の上導入を決めた方がいいでしょう。車中泊の車の中にサブバッテリーとして使う場合も考えられますので、今後の蓄電池の情報には気を付けておいた方がいいかも知れません。


ためにならない旅の報告と旅先での書き物について

 数日前からブログでも紹介しております。京都・奈良方面への旅行記を別サイトにアップしました。

http://y-terada.com/Hobby/48hour/48hour.htm

 今回の旅は車中泊の旅ではないので、その点は御了承下さい。ちなみに、旅行記の中でも書きましたが、自宅へ帰ってから改めて書く気もしなかったので持参したノートパソコンを帰りの新幹線の中開き、地元への車中2時間で書いたものです。このような長文はスマートフォンやタブレット端末ではやはり書けないので、キーボードのしっかりしたUSB端子経由で充電可能な端末があればいいとは思います。しかし今のところ、普通のパソコン以外には私のような短時間に長文入力ができるだけの高速入力が可能な特殊日本語入力系には対応しないので、ちゃんとしたキーボードが繋がり、自分でカスタマイズできる日本語入力アプリが乗るようなアンドロイドかipadの端末が出てくれればいいのになと改めて思います。

 でも、そうしたモバイル系の導入費用を考えると、特にウィンドウズ系のモバイルパソコンを一台買った方が安く揃えられるのですね。今回も満充電から7時間ほどの連続駆動時間をカタログ値では誇るノートパソコンを持っていきましたが、最近ではホテルでもLANを使って心おきなく日常と同じ作業環境をホテルの部屋で作ることができますから、モバイル機器とは別にパソコンを持っていくようにした方がいいというのが改めて今回の旅にパソコンを持っていってみて思った感想です。ただ、ここまで来ると旅の空でもパソコンがないと落ち着かない中毒的気質であるとも言えますので、あんまりマネをしないほうがいいかも知れません(^^;)。


夜行バスと乗用車での車中泊を比較する

 ここのところ車を使っての旅が主だったのですが、先日本当に久しぶりに夜行バスを使っての移動をしてきました。いわゆる車中泊前提のスキーバスツアーなども経験した私としては、4列でない3列シートになり、足のせやシートの柔らかさも段違いで、それまでの苦行のような長距離移動をしなくてすむかもと思っていたのですが。

 今回乗車したバスは静岡から京都と中途半端な距離のため、消灯が午前0時過ぎで、京都駅到着が午前5時半というある意味特殊な時間帯を走るので、直接の比較は難しいかも知れませんが、やはり長身の男性には厳しいくらいの狭さであることは確かです。車内がガラガラならば心おきなく座席をリクライニングできるのですが、私が乗車したバスは満席だったため、周辺を見回してもリクライニングしている人はいないように思いました。

 靴を脱いで足載せに足を投げ出すようにしてのせられる人はいいにしても、腰にかかる負担はそれなりにあるように思います。リクライニングできないということもあるかと思いますが、私は腰の部分に空気枕を入れて対策をしたものの同じ姿勢を取り続けるのは苦しく、あくまで仮眠程度と考えた方が良さそうです。ぐっすり眠ることができるだけの環境を作って定員を少なくすることは、バス会社の経営上からしても難しいと思いますし、体力に自信のある方以外は、夜行バスを使われる方は片道だけにし、帰宅の時のみに使うか、翌日はホテルなどできちんとした睡眠を取るようにするなどの配慮が必要だと思います。

 ちなみに、今回乗ったバスの座席の感覚というのは、私の車の後部座席に座りながら寝ることを強要されるような感じの苦しさでした(^^;)。行けるところまで自走して、フルフラットにならない車でも助手席をリクライニングして、足をめいっぱい伸ばし、必要に応じて足のところに足がのせられるようなクッションを置いたり、腰にあたる部分だけでもキャンプ用の枕や毛布を丸めたものをあてるだけでも普通の夜行バスよりは十分リラックスして体を休めることが私の場合に限るかも知れませんができるように思います。

 ただ、だからといって車中泊の方が旅の方法として全て勝っているということでもありません。完全に熟睡できないまでも黙って目を閉じているだけでも体は休まります。そんな状態で休んでいる間に遠くへ移動できるというのが夜行する列車やバスのメリットです。また、今回の旅では飲み会がからんでいたので、旅先で宿泊を伴わない飲酒をするというのは難しく、乗り過ごしを心配しなくてもいい(目的地が終点の場合など)なら、夜行バスに乗り込めばいい気分座席環境とは関係なく熟睡できる方もおられるでしょう。ほろ酔い状態のままバスに乗り込み、目が覚めたら最寄り駅に着いていたというのはある意味最強の移動方法とも言えます。改めて旅の目的と移動手段については必ずこれでなくてはならないという思い込みを捨てて、夜行便を含めたさまざまな移動手段について検討してみることも必要ではないかと思っています。


24時間通話無料の使いみち

 おとといから昨日まで京都周辺をうろうろしていました。メインはおとといに企画されたネット関係の古い知り合いの飲み会だったのですが、お会いするのが10年以上ぶりという方ばかりで、旧交を温めつつ盛り上がってきました。

 最も遠くから来られた方は仙台の方でしたが、静岡から参加した私も結構遠い方で、諸事情から現場に来ることができない方もどうしても出てきてしまいます。そんな中、とある方の携帯電話が延々と参加者に回り、宴会の半ばからずっとつなぎっぱなしになってしまっていました。電話の向こうの方は今回事情により参加できなかった方で、今回はご主人のみが参加したのでいわゆる家族同士の通話料が24時間無料という設定を使って、自宅にいながらにして宴会に参加し、お久しぶりの方ともいろんな話をされたようです。

 これ以上の方法として、パソコンとWimaxなどの制限のない高速インターネット回線をあわせ、スカイプでテレビ電話をするという方法もあるにはあるのですが、やはり事前の準備もいらず手軽に話すことのできる電話の方が意識しないで使える分すぐれている点が多いように思います。

 ソフトバンクやauの場合は宴もたけなわな午後9時から午前1時までが無料通話にならないので、こうした方法はなかなかできないでしょう。ウィルコムは以前から同キャリアでの24時間無料をやっていますので、うまくはまれば活用はできるでしょう。ちなみに、おととい参加された方の中において、私のように以前からずっとウィルコムを使い続けている方がちらほらいたのには驚きました。

 しかし、何と言ってもインパクトがあるのがドコモの24時間定額でしょう。ドコモにはソフトバンクやauのようにプリペイド方式の電話がないというのが残念ですが、スマートフォンではない携帯電話の契約では、私が今契約している内容のようにすると、月々1,000円程度で維持することが可能で、通話専用端末としてiモードすらとっぱらってしまうとさらにそこから315円安く維持できます。ドコモの端末は中古ショップでも潤沢な在庫があると思いますので、携帯電話の補償サービスにも入らなければ600~700円程度で持つことも可能です(携帯電話本体の分割支払い料金を除く)。

 仕事や家事に追われ、なかなかお出かけして昔会っていた仲間と会うことができないと嘆いている方にも、電話のみという制限はあるものの、11月以降に知り合いの誰かをXiのカケホーダイプランに加入させれば(^^;)、日本全国どこでも好きな時間に好きなだけお話ができます。こんな事をしてドコモは大丈夫なのかと思われるかも知れませんが、延々とモバイル回線で動画をダウンロードしたり、オンラインゲームをするよりは少ないデータ量で済むということもあります。ただ、何日も連続して話せるかということになると、この仕組みを悪用して盗聴に使われる恐れがあるということで、時間の制限はかかってくるでしょうが、飲み会の実況中継ぐらいでしたら文句も言われないでしょう。

 今後、ご自身でカケホーダイの電話を契約するかどうかということは別にして、メインの電話番号がドコモ以外の場合は、いざという時のために寝かせておくぐらいの心持ちで、一契約を持っていると、そこからさまざまな展開が見えてきます。今の段階でまだ年賀状の作成をされている方は少ないかと思いますが、来年の年賀状の連絡先には携帯の電話番号の脇にでも、どの電話会社の番号かというのを念のためではありますがちゃんと書いておきましょう。意外な方から電話がかかってくるかも知れませんよ(^^)。


東北の高速道路無料はさしあたって来年三月まで?

 12月から東北以外の人たちも対象にする高速道路無料化の日程や無料になる道路などの案がようやく公表されたようです。先日の新聞発表の内容については、東北の太平洋側は全日どの車も無料にするが、新潟あたりからの日本海側はと青森は平日には無料にならず、土日・休日のみETC搭載の普通車以下のみ無料とする案が出ているとのこと。さらに、この無料措置については、さしあたって2012年の3月いっぱいまで実施し、4月以降についてはそれまでの実績を検証してから決めるとのことです。

 このような内容がすんなり決まって実施されるのもわからない中、これについて書いてもしょうがない気もするのですが(^^;)、個人的には1年を通じてスタッドレスやタイヤチェーンを必要としない場所に住んでいる私としては、地震により道路事情も悪い中、雪道やアイスバーンの中を安全に走ることができるのかという不安がぬぐえません。関東近辺に住んでいらっしゃる方でウィンタースポーツをされる方には歓迎されるでしょうが、冬の車中泊はかなり厳しいですし、雪道の運転に慣れていない方の東北方面へのお出かけは自分が危ないだけでなく、地元の方にも迷惑を掛けるような気がするので、今回の実施を機に東北へ行こうと思われている方はよくよく注意して出掛けられるのがいいかと思います。

 もし4月以降も高速道路無料化が実施されるならば、その時こそは桜の時期にでも東北のほうへお邪魔したいですね。実は昨日から先日紹介したように深夜バスで京都に入りまして、ネット関係で以前は仲良くしていたものの最近はすっかりご無沙汰してしまった人たちと旧交を温めてきました。被災地の方からもやってきた方もおり、桜の咲く頃にでもまた会いたいですねといった話もさせていただきました。来年の春、東北地方はどうなっているでしょうか。差し当たって雪の影響が少なくなれば、ぜひともつらく苦しい一年を乗り切って咲き誇る花を見に行きたいものです。もちろん、高速道路が有料化されたとしても行きたい気持ちは変わりませんが、世間の風というのは意外と冷たいものです。所得税の増税を10年とか15年に伸ばすことが今議論されていますが、そうしたことによって震災の記憶を思い起こすようなことばかりを続けていくと、今のようにみんなで東北の人たちを助けようとする気概がそがれてしまうような気がするのです。個人的にはなにも高速無料化までしなくても、以前のように高速千円に準じるような感じの案であっても喜ばしいのですが、単に高速無料化が最初の理念から離れて人気とりのための施策になってしまったり、ヒステリックに批判することで、国会対策をするようなことに振り回されるような世の中の流れにはなってほしくはないですね。


ついにドコモも参入! 同キャリア内通話無料の動向に注目

 ウィルコム、ソフトバンクで行なわれていた同じ会社の携帯電話間の通話無料(ソフトバンクは午前1時から午後9時まで)にauも参戦してきたのはここでも書きましたが、現状でそうしたサービスをしていなかったドコモもついに通話無料のプランを出してきました。基本料(2年継続の場合)とオプション料金で1,480円でドコモへの通話が無料でできるということですが、このことをネタにしようと調べている中、ドコモが積極的にアナウンスしない事実が明かになりつつあります。ちなみに、ソースは以下のリンクにあります。

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/config/20111021_485036.html

 このプランは、データ通信の集中を防ぐため、ドコモが推進しているXiという高速インターネットが可能な新サービスへの移行を推し進めるためのキャンペーンのようなものだと思いますが、今使っているFOMAのスマートフォンのままでもプラン変更をしてドコモへの24時間無料通話が実現できるとのこと(その場合、SIMカードの変更になります)。ただしデータ通信の速度は対応の端末やスマートフォンを使わなければ従来のままということなのでその点だけは了解しなければなりません。

 ドコモが今回打ち出してきた通話無料というのはソフトバンクやauと比較しても時間制限がないため、そのメリットは大きいと言えます。ただ、このニュースだけ聞いて既存ユーザーが新たにXiサービスに入っても、それだけのメリットが生まれるかどうかは疑問符が付きます。ほとんど自身から発信しない方はもちろんですが、無料通話はドコモへの携帯電話通話のみなので、他社の携帯電話や固定電話への発信が多い場合は30秒21円という料金がネックになる可能性があります。状況によってはドコモの契約は従来の無料通話を翌月以降に繰り越すことのできるプランを見直して契約し続けた方が安くなる場合もありますので、ドコモショップへ行って料金シミュレーションで、無料通話が付いたパック契約と24時間無料のオプションを付けた場合の毎月の支払いについて調べてもらうため、まずはショップへ行って相談しましょう。

 また、現状でドコモのスマートフォンを契約してデータ通信中心に使っている方なら、さしあたってキャンペーン期間中はXiの方が安く、テザリングをする場合も価格が安く設定されているので、基本料+オプション料金の増額分を考えてもトータルの出費はそれほど変わらないままドコモへの無料通話が使えることになります。端末の変更がさしあたって必要なければ、契約変更時の手数料の支払も少なくてすみますので、サービスが開始される11月以降には検討してみる価値はありそうです。ただし、こうした特例はずっと行なわれるのかどうかは現時点ではわかりません。また、データ通信などせずに、まるまる通話に使いまくりたい場合、データ通信のオプション利用なしで月1,480円のみで使えるかどうかという問題もあります。これを書いている状況ではまだ実際に店頭での販売実績がないため、例えばパケット定額の契約をしないかわりにオプションを付ければいいかとか、そうしたことがあるのかすらもわかりませんので、興味のある方は信頼できるネットの情報を入手しながら、そんな契約ができるのかということも含めて事前にわからないことはしっかりと問い合わせてみることをおすすめします。

 しかし、面白いのはあれだけiPhoneの事をトップニュースで報道したテレビは、ドコモの通話無料というニュースをそれほど力を入れて報道していないということです(^^;)。恐らく、このプランの事を大々的に報道してしまうと、ごく普通の携帯電話ユーザーが大挙して押し寄せ、収拾が付かなくなることをスポンサーが危惧してテレビ局にお願いをしているのかも知れませんね。個人的にはGalaxy tabで契約しているドコモの回線は、ほぼ待ち受け専用としてspモードも解約して携帯補償だけを付けて、月額千円程度で維持しています。もしパケット定額を付けないでの契約ができても、現状よりも千円程度の負担が増えてしまうので、ちょっと考えてしまう部分があります。ただ、私にも移行のチャンスはあるわけで、今後の各社の動向などもにらみつつ考えていきたいと思っています。