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ソフトバンクの勝手に割引「メリハリプラン」は誰得なのか

個人的にはすでに大手キャリアとしてのソフトバンクから離れ、回線だけはLINEモバイルで持っているだけで、この会社のセールストークには乗らないようにしているのですが、現在テレビコマーシャルで盛んに流れている「勝手に割引」という「メリハリプラン」について気になったので調べたところ、正直びっくりしたのでここで報告することにします。

プランの内容というのはコマーシャルで流れているように、月間の利用データ量が2GB未満であった場合、毎月かかる料金から1,500円を自動的に割り引くものなのですが、実際データ量を2GBも使わない人がこの「メリハリプラン」を契約した人がいくら払わなければならないかと言うと、このプランは音声通話(料金は時間ごとにかかる)に月間50GBまで使える、いわばヘビーユーザー向けのプランで、料金も家族割や初月よりの割引を一切考慮しないと月間7,480円もかかるプランです。

このプランに入って月間2GB未満しか使わないなら、MVNOの通話付データ通信SIMにすればいいでしょう。わざわざ1,500円勝手に割引されてメリハリプランの利用料を5,980円にするよりも、例えばOCNモバイルONEで格安でスマホを買って新規契約かMNPによるのりかえにより、月間1GBのコースにすれば、勝手に割引かれなくても月額1,180円で固定です(^^;)。

ただ、このメリハリプランでは動画やSNSなど特定のアプリを使うことで50GBある高速クーポンが減らない(ノーカウント)という「動画SNS放題」というサービスが付いているので、うまくこの仕組みを使って高速クーポンの残りを48GB以上にできれば安くなるのでは? という風に普通は考えたくなります。しかし、「メリハリプラン」の説明ページにはしっかりと「動画SNS放題対象サービスを含めギガ利用料2GB/月の場合」でないと「勝手に割引」されないということが書いてあります(^^;)。これではそもそも割引の対象になるユーザーは、そもそもこの「メリハリプラン」に入ってもあまり意味がないということになりはしないでしょうか。

こうした内容は、残念ながらテレビコマーシャルを見ただけではほとんど理解することはできないでしょう。個人的には特定のアプリを自由に使いたいだけならBIGLOBEのエンタメフリーオプションに入ったり、前述のOCNモバイルONEのプランに入れば無料のWi-Fiが使えます。特にNTT西日本エリアにいる方は、「DoSPOT」というアクセスポイントが使えるので、利便性は高いです(私のいる静岡市内では図書館で使えたりします)。また、本日からドコモのWi-Fiがdポイントクラブの会員になれば無料で使えるようになっているので、動画が見たければアクセスポイントを探して使うという方法もあります。こうしたWi-Fiの場合は、スマホだけでなくパソコンでも使えるので、一度そのやり方を覚えてしまえば、自分の行動範囲にアクセスポイントがあるなら、50GBも高速クーポンを持たなくとも十分に外でのインターネットを楽しめるのではないかと個人的には思っています。

ソフトバンクがこれだけコマーシャルをやり、さらに人気のあるお笑い芸人をコマーシャルに抜擢した背景には何があるのか、少し考えればわかることではないかと思います。もちろん、動画SNS放題のサービスを使いつつ、別の利用でも月間50GB使うかなりのヘビーユーザーが、怪我や病気をした時に多少は携帯代の支払いを抑えるためには良いプランかも知れませんが、それでも毎月の負担は多くなるので、他に考える余地はあると思います。安く有利にスマホによるデータ通信を楽しむためには、多少は各社が出しているプランを勉強して、自分の行動パターンに合うものを自分で見付け出す必要があります。少なくとも、自分の用途と全く合わないプランに入らされるような事にはならないように気を付けて下さい。


改めて問いたい「無制限のデータ通信」

ADSLの代替になる回線について色々調べている中で、ネット上ではちょっとした騒ぎが起きています。私自身は最近になってテレビコマーシャルを見るまでその内容を知らなかった「どんなときもWiFi」というモバイルルーターを使ったネット接続サービスの業者が、データ通信無制限をうたって利用者を集めていたものの、2020年2月と3月に大規模な速度低下を起こし、その障害対応の中で運営会社が利用者に十分な帯域を確保していないで契約者を募集していたことがわかって炎上しているのです。

これは、よく考えれば当たり前の話で、帯域を借りることでデータ通信を提供する場合、やみくもにユーザーの募集をかけてユーザー数を増やすことで、何か突発的な事が起これば、たちまち今回のような通信障害に陥る可能性はあるのです。今「どんなときもWiFi」を契約している人が、沈みゆく泥舟から逃げ出した後、どのサービスに乗り換えるかということが話題にはなっているものの、無制限で使えるというようなサービスについては、もしかしたら「どんなときもWiFi」のように通信障害が起きたり、強引にそれまでなかった通信制限を課してきたりする可能性についても考えておかなければなりません。

そうした回線の不安定さは、今回の新型コロナウイルスの影響によって学校が休校になったことによって動画の配信の利用が増えたということも考えられますし、自宅だけでなくインターネット環境のない場所に避難した際に動画を見るために使いたいと契約を結んですぐにこの騒動に巻き込まれた人もいるでしょう。改めて考えていただきたいのですが、もともと大手キャリアから回線の帯域を借りている業者が、有線である光通信に置いても容量制限をしようとしている今、無制限で使えることはありえないのだということをまずは頭に入れておきましょう。

では、外でも好きなだけ動画を見たいとか、ADSLや光通信など工事の必要な有線でなく無線インターネットで自宅のインターネットをまかないたいと思った場合、どうすればいいのかということになります。

まず、高速で利用するデータは自分にとってどのくらい必要かということを確認することが必要です。毎日の利用で私などは大型テレビの画面でHD画質の動画をよく見ますが、フルHD画質の動画を見るのに必要なのは3Mbpsといわれています。そしてデータ消費量についてはサービスによって多少の差があり、1時間あたり1~2GBくらいと言われています。毎日1時間動画を見るだけでも月30GBは必要で、映画を一日一本見るような使い方をしていると、恐らくその倍の月60GBでも足りなくなる可能性があります。

テレビが面白くないような時にネット配信のソフトを見るようなことをしていれば、少なくとも月100GBまで使えるようなプランに入らないと、月の後半はほとんど使えないようになってしまうでしょう。そう考えると、一応自前の回線を持っているなかでデータ無制限をうたっている楽天モバイルや、同じく自前の回線で低速制限時に最大3Mbpsまでは使えるかもしれないドコモの5Gギガホあたりがどのくらい使えるかどうかが今後の期待になるでしょう。

さらに、そちらとは違ったアプローチで、タブレットやスマホで画質を落として利用することだけを考えると、そろそろ申し込みが終了する旧楽天モバイルの「スーパーホーダイ」の低速最大1Mbps(混雑時には300kbpsくらいに制限されることもあります)のプランを今のうちに契約するか、mineoの低速500kbpsで利用可能なオプションに加入の上、昨日から始まった「ゆずるね。」の仕組みを使い、平日12時~13時の利用をしないことを当日の朝に宣言し、その宣言が10日を達成した場合に使える夜間高速無制限と併用するというプランもあります。

どちらにしても全く何も考えずに月100GB以上使おうと思ったら、まだ有線は残しつつ今後出てくるであろう無線のプランを待つしかないでしょう。別の意味で現実的なのは比較的安く使えるポケットルータの月50GBのプランを使いすぎに注意しながら使うという方法もあります。今後新たな無制限で全く制限がないプランが出てきたとしても、それが大手の回線を借りているものだったら遅かれ早かれ、ユーザーの集中が起こった時点で何らかの制限がかかることを考えた上で使うしかないでしょう。


ADSLの後は5Gで大丈夫かドコモの「ギガホ」の内容から探る

新型コロナウイルス感染症の状況で東京オリンピックの開催はどうなるかわからないものの、携帯電話の5Gは予定通り利用できるようで、以前のソフトバンクに続いてドコモがその概要を発表しました。

ソフトバンクは4Gより1,000円高い価格設定でしたが、ドコモはその様子を見て決めたのかはわかりませんが、4Gより500円高いだけで2年縛りなしのギガホプランが使えるようになるようです。通話定額はないデータ通信が月間100GBまで使える(しばらくはキャンペーンで無制限に使えるそう)ギガホの料金は税抜で7,650円になるということです。音声オプションのかけ放題が1,700円で、5分以内通話のみ定額では700円と、この点は変わりません。

ちなみに、5G開始などのキャンペーン割引については上記の内容では加味していません。ドコモのサイトや他のサイトで見ると安い金額が出ているというのは、そうしたキャンペーン割引を加えているからで、基本的には上記の金額で比較検討すべきだと思いますので、あえてこの金額で何ができるのかという事について考えてみたいと思います。

スマホから大型テレビにテザリングしてインターネットを利用した動画・テレビ放送などを見ることを中心とした生活をしていても、なかなか月100GBまでは使うことはないと思いますが、それでも今回のような引きこもり生活をする中でずっとネットで動画を見まくるような事をしていると、高速クーポンが足りなくなるような可能性もあります。そこで大切になるのは、将来的には起こるであろう高速データ通信を使い切った時にどのくらいの制限が入るかというところにあるでしょう。

将来ドコモが月間の高速通信の制限をした際に制限する速度は、最大3Mbpsとなるそうです。これは、現在の4Gでのギガホでの制限時の最大1Mbpsから比べると3倍の速さになることが期待され、もし2~3Mbpsが普通に出るのなら、かなり局から離れて遅いADSLくらいは出るということになるのかも知れません。さらに、5Gのギガホでも4GエリアではLTEでの通信が可能ということなので、追加の500円と5G対応機器に変更することで、もはや移動しながらでも自宅のインターネットのように利用できる環境が整うということになるのかも知れません。

これは、本格的にキャンピングカーを作り、その中に電源とパソコンを入れて「動く書斎」のようにしたいと思っている人にとってはかなり魅力があるプランになったのではないかと思います。私自身はそれこそ最大3Mbpsが5Gになったことで出るなら、ドコモのギガホほど最高速出なくてもいいので、最大3Mbps固定のプランをどこかドコモMVNOの業者がやってくれればその方が嬉しいのですが、まだ5Gのエリアは僅かなので、普通の人はそこまで5Gにすべきだとは思いません。

しかし、自宅の他に別荘でも同じ環境でインターネットを使いたいとか、移動中も移動する書斎の中でインターネットを快適に使いたいという人であれば、ドコモの出してきた金額というのはそこまで高くないのではないかという気がするのです。私の場合はまだ500kbps程度の中速で外では我慢しようと思っているので格安で利用するためには速度の遅さは我慢しますが、速度を我慢したくないという人や、速度云々の事など全く理解しないお子さんやシニア世代の人とネット接続を共有するような場合には、大手キャリアでも選ぶ意味は出てくると思います。

また、月7,650円のギガホに、月1,700円の通話放題をプラスして、9,350円で通話と通信し放題のスマホを作れば、もはや日本国内ならどこにいようと関係なく一つの番号で連絡が付き、さらに場所に縛られずどこでもブロードバンドが使えるようになります。もちろん、MVNOによってこれより安く通信・通話放題のSIMは出てくるかも知れませんが、現在のキャリアでも5G利用に月1万円かからないというのは、なかなか魅力的ではあります。

このブログはあくまで車中泊のブログなのでさらに車中泊にからめますが、今後5G利用ができる中で地上波などのテレビ放送が順次同時配信でネット視聴できるようになってくることを考えると、一台のノートパソコンを持って行くだけで、あとは必要に応じてBluetoothスピーカーを揃えるだけで、テレビやオーディオ類をセットしなくでも全てパソコンと5Gで解決できるので、大幅に車内装備を減らすことができるようになるでしょう。1年後、2年後が楽しみなる今回のドコモの5Gについての発表でした。


データ5GB使っても1年間1,500円/月(税別)というビジネスモデル

何気なくインターネットブラウザを開いてみたら、表題のような広告があり、どこの業者かと思ったらまさかの楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT」のものでした。Rakuten UN-LIMITの売りというのは楽天のエリアにおいては「通話掛け放題」「データ通信無制限」で、1年間は無料で使えることが売りだったはずなのに、なぜこのようなネット広告が出てきたのか考えてみました。

恐らく300万人は一年間無料とぶち上げたキャンペーンではありますが、SIMカードだけを購入してほとんど経費を使わずに利用できる人というのは全体のわずかで、楽天モバイル対応の端末の購入が必要な人が多く、それほど申し込みは伸びていないのではないかと思えてしまうのです。

そこで考えたのが、無料で、しかも楽天モバイルのエリアに住んでいない人が申し込むにあたって、さすがにauローミングのデータ通信が基本料金だけだと2GB/月までしか使えないというのはインパクトが弱いと考えた人がいて、当初から楽天が説明していたauローミングの高速クーポンをあと3GB有料で購入しても広告の1,500円で収まるという毎月の利用料金で比べてもらうように強調したかったのかも知れないと思うのです。

ただ、これはご存じの方はよくご存知でしょうが、楽天モバイルがau回線の高速クーポンを追加で利用したい場合に設定している額が、1GBあたり500円(税別)であり、基本プランで用意される2GB+3GBの合計が5GBだけで、5GBそのもののデータ通信料が1,500円(その場合は1GBあたり300円と多少お安い印象になりますが)ではないことに注意していただきたいと思います。

もしどうしても月5GBは使いたいというなら、月3GBまで高速通信が使えるUQモバイルのデータ専用の「データ高速プラン」のSIMカードを追加すれば、「2回線使っても月980円で5GB使える」という風になるでしょうし、私の今契約しているmineoのデータ専用500MB/月のプランに「パケット放題」のオプションを付けると、低速専門でも最大500kbpsのスピードが出るので、「月1,080円でも楽天エリア外でも動画視聴可」という風になります。回線を増やしてもデータ通信のSIMカードなので使わなくなったらいつでも解約可なのでわざわざ毎月3GB分も追加のクーポンを購入することはないと思うのですが。

こうした広告を楽天モバイルが出してきたのは、端末の同時申し込みの問題もあって当初の予想からするとかなり申込が少なかったのでテコ入れのために言い方を変えることその効果を狙ったところもあるでしょうし、日本には一定の人数がいる「ただより高いものはない」と思って警戒している人に申し込みを促そうとしているところもあるのかとも思ってしまいます。

すでに楽天は先日紹介したように、対応端末を回線と同時に申し込んだ人に対して、後日に期間限定の楽天ポイントで還元することを表明したように、楽天モバイル契約へのハードルを下げようと必死という感じさえします。それにしても、表題の広告というのは別の見方をすると、「最初は無料と言っていたのにいきなり値上げ?」という風に誤解する人も出てくるのではないかという気もします。もちろん、広告の小さな字ではここで説明した月額1,500円になるのはどんな場合なのかをきちんと説明してあるのでその広告自体が悪いということは一切ありません。しかし、まだサービスも始まっていないうちに売り方もこれだけ変わるのかということを考えると、前途多難な船出になってしまうのかと心配になります。

個人としてはこの一年間のうちに自前のエリアを全国の限られた地域だけでも整備することができれば、公衆Wi-Fiよりも使える場所は多くなると思うので、「どこでもつながる」よりも「ある場所ならフルスピードでつながる」ことに意味を見出す人はいると思うので、自分の住んでいる地域で楽天の電波を拾えるという口コミが広がればその事実がセールスマン的な役割を果たすようになり、一部の地域では大手3キャリアを脅かす存在になる可能性もあると思うのですが。楽天モバイルには、出してきたプランに自信を持って、利用ユーザーを増やしていただきたいと改めて思います。


キャンペーンを利用して新端末を入手しやすくするには

一昨日になって新しい楽天モバイルのプランと端末を同時購入した場合に期間限定(ポイント付与から6カ月)ながら14,500ポイントか9,500ポイントを貰えるキャンペーンをはじめました。ただし先日の新プランに申し込んだ人のために、端末ポイントについては新プランを発表してからにさかのぼって適用になるそうです。

しかし私の場合は端末とセットで申し込まなかったので、後から端末だけ追加で申し込んでもこのキャンペーンは適用にならないようです。ただ、このキャンペーンではあくまで後日に期間限定の楽天ポイントがもらえるだけなので、いわゆる「実質」のメリット享受であり、金銭の負担が減るわけではないことに注意しましょう。ポイントを貰っても有効に使う手立てがなく、期限ギリギリにどうでもいいものを買ってしまったら、まさに楽天にとってはいいお客さんになってしまいます。

私の場合は今回の楽天の新プランにSIMカードだけの契約にして、開通手続きとアプリの楽天Linkの利用によって合計6,300ポイントが付与されるだけですが、こうしたキャンペーンをスルーしたのは、ガラケーに入れているかけ放題のドコモの場合だけSIMをあと9カ月使い続けないと解約金の9,500円がかかってしまうからです。

この件については、同じ大手キャリアの場合、2019年10月以降に出てきた新プランに移行すれば、その時点で2年縛りが消えるようになっているのに、ドコモはかたくなに以前からの利用者に2年縛りを続けることを契約の時点の意思を尊重する形で続けているので、ドコモユーザーにとっての選択肢はありません。

一つの考え方として、解約金の9,500円を支払っても早く端末を購入したほうがいいということもあるでしょう。ドコモの番号をそのまま移行するには手数料が税別2,000円かかりますので、更新月以外にドコモから他のキャリアに移るためにはドコモに11,500円を支払う必要があります。

そもそも3月の時点ではドコモから楽天モバイルの新プランにMNPで移行すること自体ができませんし、まだ回線の状況がわからない中での移行は危険なので、ここでは前回紹介した電話のかけ放題プランが選べるUQモバイルに移行しつつUQモバイルでも使える楽天モバイルの端末を購入するというちょっと複雑な方法での購入ということで考えてみます。というのもこの時期にUQモバイルはSIMカードのみの購入でMNPしてスマホプランを契約した場合、ポイントではなく1万円のキャッシュバックキャンペーンをはじめました。キャッシュバックまでにタイムラグが有り、申込みをし忘れたりきちんとキャンペーンに適用する申込みを行う必要はあるものの(オンラインショップ以外での手続きや初期手数料がかからないエントリーパッケージを利用しての手続きは対象外になるため注意)、後日送られてきたメールの内容に従って手続きをすれば実質ではなくお金が戻ってくるので、こうしたキャンペーンを利用しないと損です。

エントリーパッケージをキャンペーンでは利用できないので、実質では約7,000円のキャッシュバックになりますが、もしドコモ契約のタイミングで解約月だったりガラケーのかけ放題をドコモ以外のキャリアで使っていたなら2枚SIMを指して使える楽天モバイルの端末に楽天モバイルとUQモバイルの2回線を入れて運用するという選択もあったのですが、できないことをああだこうだ言っても仕方ありません。

ちなみに楽天モバイルで販売している端末の中では、おサイフケータイと防水機能のあるOPPO Reno Aが楽天モバイル限定で128GBとメモリが2倍になっているモデルがおすすめです。この機種を選ぶと期間限定9,500ポイントが追加でもらえるので、契約に関するポイントとの合計は15,800ポイントになりますが、こちらはUQモバイルのキャシュバックとは違って使う場面が限られるので注意しましょう。

期間限定ポイントの使い道としては、スマホに関する周辺機器(ケースや充電ケーブル、モバイルバッテリー)を買ってもいいでしょうし、近所に楽天ポイントと提携していて普通の買い物で使えるお店があったら「端末の実質価格」が現実に限りなく近づきます。私の場合は利用しているガソリンスタンドが楽天ポイント払いに対応しているので、半年あれば使い切れると思います。逆に言うとポイントを貰ってもいつもの買い物で使い切る自信がないような場合は、安易にキャンペーンに乗らないほうがいいこともあるかもしれません。

とりあえず私は、4月からの楽天モバイルのSIMカードはすでに持っているP30 liteに入れて利用するつもりにしているので、新しい端末を必要とするのはドコモから乗り換える予定の2020年末以降になります。その時にはもう少し状況が変わっている可能性がありますが、SIM購入でもらえる楽天ポイントの利用期限ぎりぎりで楽天で回線対応のOPPO Reno Aが売っていれば一部ポイントを利用して端末を買えば、端末購入時のポイントとドコモ回線の違約金分が相殺されるので、焦って端末を購入することもないかなと思います。時間の経過とともに端末の代金も安くなるかも知れませんし、期間限定ポイントを端末購入に集中して使うことができる分、無駄遣いも減らせます。

そもそも、時間の経過とともにUQモバイル以上に使える通話放題を出してくるMVNOがあるかもしれません。ただスマホに関しては機能と価格のバランスを考えると2021年になってもなおOPPO Reno Aを購入すれば間違いないと思っていますので、今回の楽天モバイルのキャンペーンには感謝しています。

今回はあくまで私の複雑な契約の移行にともなった一つの例ということで紹介しましたが、新しいスマホが欲しい場合には様々なキャンペーンを利用しないと損です。さらに、キャシュバックの場合はいいのですが、ポイントバックの場合は今回の楽天のようにタイムラグが有るだけでなく一定の期間を過ぎると無効になってしまうケースもあるので、ポイントの多さに惑わされることなくあくまで自分に合った条件で利用するようにしましょう。


よく調べないで買った後に文句をつけても

前回予告した内容について、今回は先送りさせていただくことをまずはお詫びします。ちょっと見過ごせないようなニュースを目にしたからです。このエントリーを書いている現在は、まだ新型コロナウイルスの脅威は日本から去ってはいませんが、恐らく一連の騒動が去った後には、何を恐れ何を恐れる必要がなかったのかがわかってくるような気がします。とにかく現状では感染しないように努力し、過剰に反応することで感染症とは関係ないところでのトラブルというものは避けたいものです。ただ、今の段階でも今回の新型コロナウイルス騒ぎで踊らされるだけ踊らされた人が出てきているのでその事を記録するとともに、今後ニュースになりそうな事柄について予言めいたことを書いてみたいと思います。

2020年3月10日のニュースで、静岡県富士市のふるさと納税担当の人に取材したところ、今回の新型コロナウイルス騒動を受けてとんでもないことになっていることがわかったということです。現在も使い捨てマスクの入手困難は続いていて、すぐには解消する気配は見えませんが、マスク不足を紙そのものが不足しているとネットで発信した人がいたらしく、結果お店からトイレットペーパーやボックスティッシュがすごい勢いでなくなったことがありました。

すでにこの情報は間違った情報であることが判明し、私の近所のお店でもトイレットペーパーとボックスティッシュはいつでも買えるようになっているのですが、こんなことは普通に考えればわかることです。奪い合いのようにして品物をゲットした方々は、かなりの高値でしばらくは買わなくていいくらいの量を買ったことを後悔している人もいるかも知れません。その延長上に起こったのが今回ニュースになったふるさと納税についての話なのです。

富士市には多くの製紙工場があり、先日紹介した「道の駅富士」にもお土産用のトイレットペーパーが置いてあるくらいの名物になっています。当然富士市のふるさと納税の返礼品にもトイレットペーパーがあり、どうしても店頭でトイレットペーパーを買えなくてパニックになった人たちが富士市にふるさと納税をしてトイレットペーパーを得ようと押し寄せたのです。しかし、この話には続きがあります。

トイレットペーパーがなくなるというのは嘘で、近くのお店で問題なくトイレットペーパーが買えることを知った人たちの間で、富士市に寄付したはずのふるさと納税をキャンセルするというケースがかなりの数に上っているというのです。可哀想なのは、この騒動に振り回され、入るはずの寄付金が入らなくなった富士市の人だと思うのですが、そもそもふるさと納税をキャンセルしようとした人たちは、あまりにもあからさまに返礼品狙いで寄付をしているということがわかってしまい、これで改めてふるさと納税の制度について、その内容が変わってしまうと、ふるさと納税をあてにしていた地方自治体の方でも困るところが出てくるかも知れず、何か後味の悪い騒動になってしまったように思います。

現在のふるさと納税はネットから簡単にできるので、余計衝動的になってしまうところがあるのでしょう。同じようなことは、この4月以降にも「楽天モバイル」の一年間無料の申し込みが進むにつれ、じわじわと出てくるのではないかと心配になります。ちなみに私は、端末は同時に申し込まずにSIMカードだけの契約にしたのですが、よく内容を理解してSIMカードだけの申込みをしないと、下手をしたら大量のキャンセル祭りになる可能性は大きいと言えます。

まず、楽天モバイルで購入した端末はSIMフリーの端末なので、手持ちのiPhoneを含むSIMフリーのスマホにSIMを入れれば普通に使えるように思っている人がいたら、それは大きな間違いです。まず今回の申し込みでは楽天モバイルはiPhoneおよび、楽天モバイルが販売していないAndroidスマホでの開通作業について保証していません。私の場合はたまたま先日OCNモバイルONEから購入したファーウェイのP30 Liteが、すでにテスト利用している人が楽天が公開している本体のビルド番号で開通作業に成功したという口コミ情報を見て申し込んだに過ぎません。今回のSIMが、ビルド番号が合っていても楽天モバイルが販売していたP30 Liteでなければ開通できないように調整されていたとしたら、楽天モバイルを一年間無料で使うためには改めて楽天から端末を購入する必要が出てくるかもしれません。

そうしたリスクを十分承知の上で私は申し込んでいるのですが、もしそのようなことを考えないでSIMだけを購入し、開通できないとクレームを言うような人が増えるかもしれないということは、富士市のふるさと納税をキャンセルした人のことがニュースになるくらいですから、かなりの数になるのではないでしょうか。

このことに限らず、インターネットだけで完結してしまう取引というのは、購入するものについての詳しい知識とともに、いざというときのトラブル対応や、クーリングオフについての知識もないと不利益を被ったとしても自己責任ということになってしまうので十分気をつけるとともに、噂くらいの情報で安易に動かないことが大切ではないかと思います。楽天モバイルのサービス開始日は2020年4月8日ですが、この時に新型コロナウイルスの勢いがどうなっているかということとともに、楽天モバイルが開通できない人がニュースのネタになっていないことを祈りたいですね。


mineoの「パケット放題」は一体どうなのか?

このブログでは主に自分が好きなもの、よく使っているものを紹介させていただき、その魅力を伝えさせていただいているのですが、そんな中で一般的な好みと自分の嗜好はズレているんだろうなと思うことがあります。

今回紹介するmineoの低速500kbpsのプランなどは正にそれで、自分はOCNモバイルONEの200kbpsちょっと出るくらいでもそれなりに我慢すればYou Tubeや他の動画サービスも見られるものがあり、それで月額千円くらいなら十分だと思う自分がいる一方で、この低速モードをキャリアの高速クーポンを使うのに慣れている人が使えば、何でこんな遅い速度で画質も悪い状況を受け入れなければならないのかと不満に思う人の方が多いのではないかと書いている自分も思います。

インターネットが始まったばかりの頃ならテキストと写真くらいを閲覧するくらいだったので200kbpsでも十分に使えると思うのですが、今は音声だけでなく動画が主で、SNSでも写真のサイズが大きくなったりするだけでなく広告の画像や動画を表示する中でもスマホのネット利用の際の動作が厳しい部分が出てきてしまいます。果たして500kbpsで何がどこまでできるのかということについては、本家mineoのページで紹介されていますので、その内容を自分なりにかみくだいて紹介してみます。

・ウェブサイト

基本的にはほとんどストレスなく見られますが、大きな画像があるページや動画が埋め込まれているページは少し時間がかかることもあるというのが公式ページでの紹介です。自分が使ってみて感じたのは、ほとんど問題がないということです。もし自分がそのような読み込みが遅くなるような事になったら、テキストが表示された時にページの読み込みをストップしてしまえば支障はないように思えます。

・地図アプリ

最大200kbpsをうたっていても実質100kbpsそこそこしか出ていないようなMVNOのSIMを使っていた時、地図アプリで自分の周辺の地図を出すのにもたついたり、歩きナビでは歩行速度に地図の動きがついていかないような業者もありました。この点については200kbps近くのスピードが出るOCNモバイルONEで問題なく動くようになったので、まず大丈夫だと思って使ってみたら全く問題ありませんでした。公式サイトではストリートビューも使えるという話が書かれています。カーナビについても問題はありませんが、利用する回線のエリア外に出てしまうとそもそも電波を掴みませんので、その点は注意が必要でしょう。

・Instagram

これも公式ページからの情報になりますが、やはり動画のデータが多く含まれているページについては読み込みにもたつきが出るという例があるということです。専用の動画アプリの場合は、最近は細かく動画の画質を設定できる機能がありますが、Instagramにしろ他のSNSにしろ、画質はアップされた状況のままでやってくるというのが問題になります。SNS命で使われている方は、mineoの「パケット放題」よりもよく利用するSNSについてカウントフリーのサービスを行なっているMVNOを利用した方がいいのかも知れません。

・動画コンテンツ

これについては各動画閲覧アプリ(Youtube・AbemaTV・TVer・Netflix・NHK+など)の設定から「低画質」や「最低画質」を選べば、あとは画質との相談になるでしょう。You Tubeは240P~360Pの間で電波の状況によりますが問題なく動画視聴ができているという報告があります。逆に言うと「低画質」の設定がない動画アプリの利用は厳しいと思います。

・その他アプリ

個人的に残念だったのが、企業がクーポンを発行するアプリの中で、低速では全くクーポンを出すことができなかった「すかいらーくアプリ」が、この「パケット放題」でも表示できる時とできない時があったことです。こうなると、注文前に画面のアプリを見せてクーポン価格で利用したいと思っても画面が固まってしまうようなら、そのお店自体を利用しないという選択になってしまいます。ここで書くことではないですが、せめて低速制限になった時のためにテキストでクーポンを出すような工夫をしてくれないかなと思うのですが。

・アプリダウンロート

それほどサイズが大きくないアプリなら、「パケット放題」のスピードでもアプリがダウンロードできないということはなく、じっくり待てばきちんとアプリはダウンロードすることができます。その際は画面を注視しないで、スマホを使っていない時にダウンロードだけ行なうようにすれば問題ないと思います。

・テザリング利用

パソコンでスマホから「パケット放題」の電波をテザリングさせて利用する場合、よく見るサイトを中心に見る場合なら、ウェブページのキャッシュが残してあるようなら、「パケット放題」でも何とか使えるかなという印象です。ウィンドウズのアップデートに使おうというのは流石に無理でしょう。高速クーポンを使っても大きなアップデートの場合にはかなりの容量をダウンロードしなければならなくなるので、安全なWi-Fiを利用して行なうのがいいでしょう。

さらに、公式ページでは昼の12時前後の利用についてはユーザーが集中することによって他の時間帯よりスピードが落ちるという傾向があるようです。しかしこの問題については最低速度1MbpsをうたうMVNOの楽天モバイルでもその時間帯だけは最高300kbpsとなっているように、同じMVNOであるmineoにはどうにもならないところがあるでしょう。この点を逆手に取り、昼の12時から13時にネット通信を行なわない宣言をし、その宣言が達成された日数によって高速クーポンや夜間の無制限利用のできる「ゆずるね。」というサービスを行なうことになっています。複数の回線持ちならあえてmineoのSIMはお昼に使わないという選択もできるでしょう。

古いスマホを使っている場合、思ったように動かない場合にその原因がスマホ本体にあるのかSIM回線にあるのかわからない事がありますが、だいたい以上のような状況を見て、主にスマホで様々なサービスを使うだけならこの「パケット放題」は他社のエンタメ関係のアプリ利用に限ってカウントフリーで使えるサービスよりも幅が広く使えるといった印象を持ちました。まだキャンペーン中であと2ヶ月分オプション料金が無料で使えるため、このキャンペーンが終了し、きちんとオプション料金を支払わなければならなくなった時に、改めて一通りの使い勝手については評価し直してみたいと思っています。


UQモバイルの解約事情

昨日の楽天モバイルの記者発表を受け、楽天モバイルの一年間無料の申込みはあえてしないことにしました。一応、今使っている通話用のガラケー(ドコモ)の更新月が来るまでは1年近くあるので、それまでにいくらかか楽天自体の回線がここ静岡にも来ていてくれるようなら通話専用(地方ではほとんどauローミングサービスで2GBまでしかデータ通信は使えなくなるだろうと思うので)にして、端末が安く買えるタイミングと合えば買ってみるのもいいのではないかと思います。ちなみに、まだチェックしていませんが、回線の影響で電話がつながらないような状態でも、転送が無料でできれば、すでにある電話回線に転送して受け、発信したい時には公衆Wi-Fiのあるところかデータ通信を利用しているスマホでテザリングした上で発信すれば、問題なく電話番号からの発信ができるだろうと思いますので、ドコモ回線の更新月までには私の住んでいる場所の近くでも楽天の電波が拾えるようになればと思います。

ただ、楽天モバイルの状況が変わってしまうことも考えられますので(^^;)、とりあえずは今使える通信業者を再編し、楽天モバイルが使えた時には乗り換えまでのつなぎという意味で、今使っている回線の解約および新たな回線の契約を行ないました。今回は、UQモバイルはどうもデータ通信専用のプランで頑張ろうと思っていないような感じがしたので(^^;)、データ通信を解約することにしました。

ちなみに、先日のAmazonタイムセールでmineoのエントリーパックを100円で入手することができましたので、同時に最低速度が500kbpsになる「パケット放題」のオプションに加入し、基本データ容量500MBにして申し込みました。エントリーパックからの入会ではSIM代金の440円以外、契約事務手数料はかかりません。毎月の利用料金も今までのUQモバイルの利用料とほぼ同じなので、UQモバイルのMVNO随一と言われる高速通信は諦め、中速でもそこそこ使えるのではないかと期待されるデータ通信を利用することにしました。

ちなみに今、他のデータ通信用SIMとして旧プランのOCNモバイルONEの1日110MBプランと、LINEモバイルの月1GBプランに入っています。OCNモバイルONEはドコモ回線で、LINEモバイルはソフトバンク回線にしているので、mineoはau回線にしました。au回線の場合は無料でSMSオプションが付いてくるので、何かでSMSが必要になった場合に便利なのです。

mineoの500kbpsについては改めてSIMが到着したら手持ちのP30 Liteに入れて様々なネットサービスで使えるかどうかのチェックをするつもりですが、今回紹介したいのはUQモバイルの解約方法についての事です。まず、ネットで解約方法を調べたところ、店頭で申込みを行なった方でもフリーダイヤルによる電話での解約手続きとなるそうで、営業時間に電話をして手続きを行ないました。

UQモバイルは電話で解約をしたらすぐに使えなくなります。ただ料金は日割りでの請求となるので、いつ解約してもその場で解約となり使った分だけ料金を支払えばいいので、その点は有難いですね。音声案内を聞きながらオペレーターへつなぎ、解約の話になります。一応解約の理由を聞かれますが、私の場合は「複数の回線を持っていてUQモバイルを使わなくなった」と本当の事を言ったらそれ以上は聞かれませんでした(^^)。その後、契約の電話番号と契約者本人の確認をするための氏名と契約時に決めた4ケタの暗証番号を伝えると、解約がすぐに完了します。

電話をして話すことがストレスになる方にとっては解約方法が電話しかないということで嫌な感じを持つかも知れませんが、今の世の中はこうした回線契約は取ったり取られたりすることは当り前なので、解約を電話でしなければならない事については注意して、加入する場合にも解約時の事を考えておくといいでしょう。私自身も今後楽天モバイルの状況が本当に危なかったら(^^;)、通話放題があるサブを含めたキャリアの中でもデータ通信の高速と低速の切り替えアプリが使え、さらに低速でも最大300kbpsが出るUQモバイルのポイントは高く、何より更新月のような縛りがないので、ドコモから通話SIMをどうしてもスマホにしなければならなくなった場合はUQモバイルへの乗り換えも十分ありだと思っています。そんな時にオペレーターと問題になるような話になってしまったら、再度契約しようと思った時に困るかも知れませんので、多少いやな事を言われたとしても穏便な大人の対応を心掛けましょう。

さらに、UQモバイルで使っているうちに楽天だけでなく他のキャリアや、MVNOでも魅力的なプランが出てきたらまた移るということを面倒でも繰り返していくことで便利度が上がっていくと思いますので、解約を前向きに捉えて必要があればさっと移る動きは変わりません。果たしてまたお世話になることがあるかはわかりませんが、そこそこ長く便利に使わせていただいたことは確かなので、機会があればまたという事で(^^;)。


「片手チョイ入力」の仕組みについて

今回の内容を紹介するにあたり、テンキーを使って日本語を入力する画期的な方法である「片手チョイ入力」の仕組みを作られた増田忠士氏のところにお伺いのメールを出したのですが、そのメールの返事がない状態です。本来なら「片手チョイ入力」をセットする方法についても紹介したいのですが、増田氏の了承がないと設定ファイルの提供は不可能なので、これから書く内容を読んで片手チョイ入力に興味を持った場合は、今回書く記事を参考にして自分でローマ字テーブルを手入力してファイルとして保存するか、直接増田氏のホームページから問い合わせて、設定ファイルを請求してみることをおすすめします(基本的に設定ファイルは無料で私はいただきました)。増田氏のホームページのアドレスは以下にリンクを張っておきますので、その中の「お問い合わせ」から連絡を取ってみて下さい。

・増田式!PCキーボードの学校
http://keyboard.la.coocan.jp/

それでは、改めて「片手チョイ入力」について解説します。この入力方法は「2打」で日本語一文字を出すという点ではローマ字入力に近い気はしますが、テンキーだけで全てのカナを打つためにはキーを有効活用する必要があります。まず、テンキーにも両手によるキーボード入力をする場合にセットする「ホームポジション」があるのをご存知でしょうか。多くのテンキーには数字の「5」に何らかの印が付いており、普通右手でテンキーを打つ場合、スタート前には中指に「5」を添えて、左右の「4」と「6」に人差し指と薬指が乗るように置き、親指は「0」のところに置きます。

そうして指の中でも一番動きやすい人差し指のホームポジションである「4」の一打目を母音の「あ行」とし、「4」の連打で「あ」を出すように設定されています。かなというのは5つある母音に子音がくっついて五十音の文字を表わしているので、テンキーの数だけでも何とか全てのかなを出すことが可能になるのです。各キーの位置関係と出現させる文字あるいは記号については、以下の表のようになっています。

第一打
第二打
人差し指
中指
薬指
小指
人差し指
中指
薬指
小指
TAB
/
*
TAB
/
半濁音
タ行
ナ行
ハ行
+
エ段
オ段
9
濁音
ア行
カ行
サ行
+
ア段
イ段
ウ段
同上
マ行
ヤ行
ラ行
enter
1
2
3
enter
ワ行
0
.
enter
0
0
.
enter

さらにこれを、入力数字と出てくるかなに対応させたのが少し長いですが以下のような組み合わせになります。Google日本語入力のローマ字テーブルをいじってローマ字カスタマイズを行なう場合の参考にして下さい。

44 あ
45 い
46 う
47 え
48 お
54 か
55 き
56 く
57 け
58 こ
64 さ
65 し
66 す
67 せ
68 そ
74 た
75 ち
76 つ
77 て
78 と
84 な
85 に
86 ぬ
87 ね
88 の
94 は
95 ひ
96 ふ
97 へ
98 ほ
14 ま
15 み
16 む
17 め
18 も
24 や
26 ゆ
28 よ
34 ら
35 り
36 る
37 れ
38 ろ
04 わ
05 ゐ
06 ん
07 ゑ
08 を

基本的にはきれいに並んでいると思いますが、一つだけ法則の例外は「ん」です。50音表ではわ行ではない独立した行になるものの、「わ行う段」を「ん」にすることで入力しやすくしています。

ただ、これだけでは日本語の全てを入力できるわけではありません。小文字になったり濁音や半濁音が付いたり、用法上カタカナで書くものが出てきたりする場合、かなを出してからさらに「+」キーや「*」キーを連続して押すことで出すことができます。それらの組み合わせは以下の通りです。

あ+ ぁ
い+ ぃ
う+ ぅ
え+ ぇ
お+ ぉ
う* ヴ
か+ が
き+ ぎ
く+ ぐ
け+ げ
こ+ ご
か* ヵ
け* ヶ
さ+ ざ
し+ じ
す+ ず
せ+ ぜ
そ+ ぞ
た+ だ
ち+ ぢ
つ+ づ
て+ で
と+ ど
つ* っ
は+ ば
ひ+ び
ふ+ ぶ
へ+ べ
ほ+ ぼ
は* ぱ
ひ* ぴ
ふ* ぷ
へ* ぺ
ほ* ぽ
や+ ゃ
ゆ+ ゅ
よ+ ょ
わ+ ゎ

これだけでも日本語は打てますが、「きゃ」「ぎゃ」のようなローマ字入力で3打で入力できる文字については例えば「きゃ」を出す時に「き(55)」「ゃ(24+)」と合計5打も打たなくても済むように考えられています。「きゃ」は「5(K)」「2(Y)」「4(A)」というようなイメージで入力できるように作られています。また「ぎゃ」を出す時には単文字と同じく「きゃ」を出してから「+」を追加入力して出します。設定されている内容は以下の通りです。

524 きゃ
526 きゅ
528 きょ
きゃ+ ぎゃ
きゅ+ ぎゅ
きょ+ ぎょ
624 しゃ
626 しゅ
628 しょ
しゃ+ じゃ
しゅ+ じゅ
しょ+ じょ
724 ちゃ
726 ちゅ
728 ちょ
ちゃ+ ぢゃ
ちゅ+ ぢゅ
ちょ+ ぢょ
824 にゃ
826 にゅ
828 にょ
924 ひゃ
926 ひゅ
928 ひょ
ひゃ+ びゃ
ひゅ+ びゅ
ひょ+ びょ
ひゃ* ぴゃ
ひゅ* ぴゅ
ひょ* ぴょ
124 みゃ
126 みゅ
128 みょ
324 りゃ
326 りゅ
328 りょ

最後に、一部の記号については以下のような形で設定されています。ただこれは、自分で使いやすい割り当てがあるのなら自由に変えることは簡単にできます。

7+ 〒
8+ ー
9+ ・
4+ 。
5+ 、
6+ …
1+ /
2+ ~
3+ ?

今回は相当長くなってしまいましたが、一度今回紹介した内容の片手チョイ入力用の設定ファイルを作り、それを保存しておけば、いつでも普通のローマ字入力に戻すことも可能になるので、必要に応じて保存した設定ファイルをインポートして片手入力にチャレンジして欲しいと思っています。入力自体は普通にローマ字入力のタッチタイピングができる方なら、数時間も打てばだいたい打てるようになるのではないかと思います。特に最初からテンキーの付いたノートパソコンを使っている方であれば、外付のテンキーをつなげる必要もなく、片手だけでの日本語入力がすらすらできるようになるまでそう時間はかからなくなると思いますので、ぜひチャレンジしていただきたいと思っています。

(お知らせ)

今回の内容をはじめとして、テンキーを利用した日本語入力の方法である「片手チョイ入力」について書いたエントリーをまとめて紹介させていただきます。先にこのページにたどり着いた方は、ぜひ他のエントリーもごらんいただければ幸いです。

・テンキーで日本語入力をするために用意したいハード
https://syachu.net/2020021801

・テンキーで日本語入力をするのはどんな仕組み?
https://syachu.net/2020022301


Windowsノートをメインモバイルに利用する理由

外で積極的にモバイル運用するために東芝DynaBookを導入して、普通に使うようになりました。そこで改めて、以前に持ち運んでいたWindowsのタブレットとBluetoothキーボードがセットになったASUS 90chiとの違いというものを感じています。その大きさと手軽さではやはり小さい90chiの方が優れてはいるものの、DynaBookはA4サイズでも薄いので、そこまで持ち運びにくいということもなくジャストフィットのバッグがすでにあったので今はDynaBookをメインに持ち歩いています。

基本的には本体とACアダプターがあれば使えてしまうのですが、ちゃんとした置き場所を確保できた場合に備えてBluetooth接続のマウスを用意しているのですが、マウスについては最悪なくても大丈夫です。このサイズのパソコンをモバイル仕様にして良かったのは、とにかく座ることのできる場所さえ確保できれば、膝の上で安定して文字が打てるということがあります。あまりに小さすぎたり、キーボードを別に用意するタブレットでの運用というのはなかなかちゃんとした机がないとじっくり作業できないということもあり、多少大きくなっても普通のノートパソコンの方が私には合っているように思います。

さらに、90chiなどはまさにそうなのですが、外部端子が充電と兼用のmicroUSB端子1つしかないので、外付けの周辺機器を使う場合には複数のUSB出力を持つアダプターを入れるか全てBluetoothにするかということになるのですが、今のDynaBookはUSB端子が3つと映象端子、有線LANポートにSDカードスロットが付いているので、90chiで使っていたカードリーダーなども使わなくて済みます。さらに、USB端子を使えばガラケーやスマホの充電もできるので、電源回りの小物もそこまで必要ありません。ずっとこの手のものは持って移動してきたので、それらを持って行かなくても良いのは本当に楽です(^^)。

さらに、ノートパソコンのOSであるWindows10では「モバイルホットスポット」機能があります。以前はホテルの部屋で有線のネット回線しかない場合に備えて、さらに小型のモバイルルーターも合わせて持って行っていたのですが、今はLANケーブルをパソコンに接続した上で設定の「モバイルホットスポット」のスイッチを入れれば、ノートパソコンのWi-Fiからテザリングしてスマホやタブレットのネットを共有することができます。ホテル内でWi-Fiが利用できる場合でも、セキュリティ的に不安なケースもなくはないので、もしホテルの部屋の中で有線LANが使えるようだったら、極力こうした形でテザリング利用を行なう方が安心して使えるのではないかと思っているので、こういった使い方も想定しつつ、パソコンを利用しようと思っています。

実際のところ、今ノートパソコンとマウス以外に携行しているものは各種ケーブルと二股コンセント、それにモバイルバッテリーくらいのもので、かなり持ち出しグッズはすっきりしました。考えてみると容量的にこれまで説明してきた各種アダプターと周辺機器類との比較で考えると、多少ノートパソコンが大きくなってもそちらの方が結局は楽でできることも多いということが改めてわかりました。

ただ一つウィークポイントとしては、今のDynaBookは古いものなので電源が専用端子のACアダプターが必要で、替えを用意するには別途高額になってしまうということなのですが、今後のモバイルノートはUSB Type-Cで汎用のACアダプターが使えるものがあります。そのACアダプターも端子が一つでなく複数のUSBポートがあるものを用意すれば、スマホやモバイルバッテリー、デジカメなどの周辺機器すべてを一つのACアダプターで充電できるようになるので、さらに持ち物は減るようになるでしょう。

私自身は少しでもそうした環境に近づけるため、今持っているモバイルバッテリーとの入れ替えで、専用端子からの給電にも対応する(ACコンセントが付いていたり、変換プラグで利用可能な)モバイルバッテリーを導入したいと思っていますが、現在はそれに加えて外付けのテンキーをすでにネットショップ経由で発注済みです。

このテンキーについては改めて紹介しようと思うのですが、WindowsやMacで利用できる「Google日本語入力」(フリーソフト)を利用することで、テンキーだけで日本語の入力ができる特別な日本語入力方法をセットできるので、片手間にパソコンを操作したり、寝ながら文章をどこでもパソコン上から直接打てるように(^^;)、そこまでのモバイルセットを完成させようと目論んでいるところです。そのためのテンキーは何でもいいというわけではなく、できるだけ自分でカスタマイズできるものが望ましいので、需要はあるかわかりませんがその内容については改めてレポートさせていただければと思います。