モバイル関連コラム」カテゴリーアーカイブ

いつも使っているウェブブラウザChromeのブックマークからサイトが消える前にやっておきたい対策

現在、いまいち原因がわからない中で、ウェブブラウザの「Chrome」で作っているブックマークの中から特定のサイトのブックマークが消えてしまうという不具合に遭遇しています。

頻繁に訪れるサイトについてはブラウザの履歴をたどることで出てくるので、改めてブックマークすることで何とかなっていたのですが、今回はしばらく訪問していなかったサイトが消え、そのサイトについてのデータを取っていなかったので、極めて不透明な中でネット検索をしてサイトの在り処を探そうとしたのですが、やはりうまく行かず途方に暮れかけました。

ただ、そこで一つ思い出したことがありまして、一つのわずかな突破口から何とか消えたリンク先を発見することができました。というのも、現在はスマホのAndroidを主に使っている関係からブラウザはほとんどChrome一択で使っていたものの、過去にモバイル関連の低速でも画像を圧縮してページを軽くしてくれる機能のある別のブラウザ「Opera」をスマホにインストールし、ChromeのブックマークをコピーするためにパソコンにもOperaを入れてブックマークをコピーしていたことを思い出したのです。

Chromeのブックマークが一部消えたのは、恐らくパソコンやスマホに至るまで設定を同期してくれる機能がうまく動いていないことが考えられるのですが、同期を切ったら切ったで不便になるので、今までスマホやパソコンを使っていて致命的な事件は起きていないこともあり、できれば一連のGoogleの行なう同期は切らないで使いたいのですが、今回たまたま別ブラウザにブックマークをコピーしていたことで何とかデータの復旧ができました。

とりあえず、そうして戻したブックマークについては、Chromeの設定からエクスポートして改めて保管することにしました。ブックマークについては新たにサイトを登録した時に改めてデータをエクスポートし直すことで、今回のように突然データが消えても復旧させることはできると思いますが、今のところ何が原因かわからないというのはちょっと不安です。

今回の体験で、昔と比べるとかなりの信頼性で同期を使っているとは言うものの、無くしては困るデータについては同期を心から信用しないで、手作業でもデータをどこかに逃しておいて、いざという時に慌てないようにしたいと思います。今のところ、あと無くなって困るのはスマホの電話帳としても使っている「連絡先」なので、こちらの方もエクスポートすることで、いざという時には自力で復元できるように作業を行ないました。

なぜかわからないのですが、私の場合一気にデータが消えてしまうということではなく、特定の変更したアドレスやブックマークが変わってしまったり消えてしまったりする傾向にあるので、複数の端末を同時に操作しているような場合が危ないような気がして、これについては自分で気を付けるしかないので、データを別の形で逃しておくというのはとても現実的な対策ではないかと思います。データというものはどういう形であれ無くなってしまう可能性がある事に変わりはないので、自分で消えてしまったら困るデータについてはしっかりと別の形でのバックアップを取っておくことをおすすめします。


効率的に外出をこなすためのネットの活用法は実店舗で受け取るネット通販かも

最近になって、世界から注目が集まる中国の新疆ウイグル自治区における強制労働疑惑について、海外の企業は強制労働によって輸出されていると思われる品については使わないというかなり強いメッセージを出してきています。日本でもカゴメがウィグル産のトマトは使わないことをアナウンスしていますが、この件について口を閉ざしているのがユニクロです。

ウィグル産の綿花は安価で品質が良いということで、ユニクロが安くて高品質な製品を出すためには取引が必要な部分もあり、さらに店舗を中国に持っている中ではなかなか思い切ってウィグル産の綿花を使わないとは言いにくいのだろうと思いますが、ニュースなどでは漢民族とは違う文化や宗教にまで介入すると言われる中国政府のやり方について、もし巷に聞こえてくる話が本当なら、やはりウィグル族の人たちが幸せに暮らせることも考えていって欲しいと思っているのですが、今後この件でユニクロはどう変わっていくのか、すぐにその対応を批判するのではなく、まずはどういう形でユニクロがこの問題を解決に向けて動いていくのかに注目したいところです。

こんな事を改めて書くのも、実は現状ではゆっくり服を見に出掛けることもできないような状況になっているので、今まではあまりしなかった服の通販を利用することが増えてきたためです。服の通販と言えば、昔は分厚いカタログが定期的に送られてきて、その中から選んで注文するようなパターンがありましたが、今の時代、分厚いカタログが定期的に送られてくるのは片付けがめんどくさいので、ネットで見るだけでも注文でき、さらに送料についてもうまく考えられているところから注文しています。

そういう意味ではユニクロやGUの通販は、買う方にも結構なメリットが有るように思います。本来、服は自分で着てみてから決めるのが本当だと思うのですが、感染症で外に出る機会が少なくなったので、そこまでして慎重に選ぶ服はそもそも買わなくなってしまっています。ユニクロやGUで購入するのは、過去に購入して大きさや着心地などがわかっている商品が基本で、先日はこれからの季節に向けてUTのTシャツを注文しました。

ユニクロやGUの場合、店舗では取り扱わないサイズとして、Sより小さいXSやXLより大きいXXL以上のサイズでも在庫があれば注文できます。注文した商品は自宅に直接配送を依頼すると送料がかかりますが、近くの店舗で受け取りを指定すると送料はかかりません。決済についてもクレジットカードで済ませれば、メールで店舗到着の連絡が来たらそのまま受け取れば終了です。外に出ることに変わりはないものの、店舗内に滞在する時間は少なくなり、まさにレストランでお弁当を受け取るのと同じような形での買い物ができます。もしかしたら、ユニクロがウィグル産の原料や中国との関係に固執するあまり、今までのような安くて良い物が揃えられなくなるかも知れませんが、そうなったら消費者としては別の方にシフトしていくだけなので、今後の動向を見ながらユニクロ以外のお店についても考えていきたいと思ってはいるのですが。

このように、実店舗のあるお店で受け取るパターンのネット通販では、店舗では付けられないような価格で購入することもできる可能性もあります。個人的にはネット通販の手軽さと、購入する際にちょっと買い忘れの物を買い足すこともできるため、結構おすすめです。最近になって企業側も店舗で受け取る注文を取りに来るような広告を打っていて、近くのイトーヨーカドーでは、いわゆる駅弁大会の弁当の取り置きとしての事前注文を行なっています。個人的にはもう少し種類が増えてくれると嬉しいのですが、今後こうした販売形態が増えていくことで、お店の方もいい具合に変わってきてくれると利用する方としても嬉しいです。


進化する迷惑電話についてのお話 中国語自動音声の電話番号は03から始まる国内固定電話の番号だった

自宅の固定電話を解約してから普通の迷惑電話というのは掛かって来なくなったのですが、昨日はほとんど使っていない昔からの携帯電話に迷惑電話がかかってきました。今回はその内容について紹介するのですが、普通の場合電話番号を検索にかけてだいたいのことを把握するのですが、多少わからなく不安に思う部分があるので、同じような電話がかかってきた場合の参考にしていただきたいと思います。

電話は、03から始まりスマホでは「東京」と表示される番号から掛かってきました。昔使っていた番号で、しかも後で調べるとその番号はNTT東日本の固定電話の番号の中にあるようで、もしかしたら昔の番号しか知らない人が掛けてきたのか? と思い出てみたところ、「これから中国語による自動ガイダンスが流れます」というようなアナウンスが流れ、そこから中国語での案内らしきものが始まりました。

ネットを改めて見たところ非通知番号や国番号が日本からでない番号から中国語のガイダンスが流れる迷惑電話があることは理解できたものの、国内の番号がきちんと表示される形で同じような電話が掛かってきたのにはちょっとびっくりしました。その時考えたのは、番号通知は日本の番号であるものの、国外からの通話を国内からのものと偽装しているのでは? ということです。ただ、そこまでやるのかとは今となっては思っていないのですが、どちらにしても気持ち悪い電話であることは確かです。

ともあれ番号を偽装して海外から掛けている場合、受信側にも通信料金が発生する可能性が0ではないと思って反射的に電話を切りましたが、その後同じ番号からの電話はかかってきませんので確かめようもありません。もしこの電話によって後日何らかの通話代が請求されるようならその内容は改めて書こうと思っていますが、単に電話を切っただけでボタン操作(トーン音の発信など)は行なっていないので、もし同じ番号から掛かって来た時のためにその番号は「ブラックリスト登録」を行ない同じ番号からでは接続されないようにはしています。とにかく中国語で何を言っているかわからないので、もしかしたら単なる間違い電話という可能性もあるのですが、もしこの電話が電話を使った詐欺の方法の一つだとしたらかなり恐いですね。

ちなみに私が住んでいるのは静岡県なので、東京03という番号からの電話自体がイレギュラーなもので、その電話を無視することもできるのですが、東京03地域在住の方の場合、知り合いの番号になくても、荷物の配達やお店で購入した後のアフターフォローの電話かも知れませんし、全ての未知の番号を無視するわけにもいかないでしょう。単に電話に出ることで料金が発生しないなら、電話番号をその都度ブロックし続けることくらいしか対応はできないような気もするのですが、その対策を考える前に同じような電話が非通知や国外(+から始まる番号でスマホによっては国番号を表示してくれる場合もある)から電話が掛かってきた段階で決して電話には出ないように気を付けないといけないでしょう。

今改めて考えてみると、恐らくこの電話は、日本に住んでいる中国の人や中国語がわかる人をターゲットにした迷惑(詐欺)電話だと思うのですが、ガイダンスが中国語から日本語に変わって何やらの料金が未納だからと通知してくる(多くの場合そのような事実はありません)ものも出てくるのかも知れません。

もし本当に請求が来るとしたら、まずは相手が身元を明らかにすべきですし、それを全て電話で完結しようとするなら、それは詐欺と考えて間違いはないでしょう。奇妙なガイダンスが流れても慌てずに電話をこちらから切り、表示された番号があればその番号をブラックリストに登録することを繰り返すしか対処する方法は今のところないでしょう。それでも、携帯電話やスマホは相手の番号が表示される(非通知というのも表示の一つです)ので、知らない番号からの電話には出ないで、今回のような電話の場合もそれがお店とかの電話番号なのかはネットですぐに調べられますので、十分にその番号の内容を確認するまでは自分から出たり掛けたりすることがないよう、一連の対策を徹底しましょう。


OCNモバイルONEの公衆Wi-Fiサービス終了と今後の公衆Wi-Fi利用についての考え方

NTTがNTTドコモを子会社化する中で、MVNOのOCNモバイルONEはどうなるのかというのは今後も気になっているのですが、相変わらず携末とのセット販売で利用者を増やそうという形での営業を続けていて、契約単価自体も下がっているのですが、状況の変化によって、サービスの終了がアナウンスされるものもあるようです。

それは、過去にはOCNモバイルONEを選ぶメリットの一つだと思っていた「無料Wi-Fiスポット」の提供終了(2021年5月31日まで)です。最安のデータ通信量であっても、日常的に無料Wi-Fiスポットの近くへ行くなら、スマホでの利用でなくてもパソコンから直に無線インターネットを利用でき、私の場合は近辺の図書館がその無料スポット(NTT西日本エリア限定のスポットも使えていたので)になっていたので、新型コロナウイルスの脅威が訪れる前には結構利用していたのでした。

今回OCNモバイルONEが無料Wi-Fiスポットの提供を終了した背景には、NTTドコモの提供する無料Wi-Fiスポット「d Wi-Fi」を無料で誰でも作ることができるdアカウントを持っている人が自由に利用できることになったことがあると思います。同じようなサービスを並列で続けるよりも、dポイント圏内にユーザーを囲い込んで、Wi-Fiとともにdポイントを使っての買い物をしてもらいたいという風に「d Wi-Fi」を手段として使うように状況は変化してきているような気がします。

現在、月3GB以下の高速データ通信プランを契約している人にとっては、それなりに安全に使える無料Wi-Fiスポットの活用も大いに有りだと思っていますが、外でLTEおよび5Gの電波とWi-Fiを使い分けるにはちょっとめんどくさいということがありますね。私自身、自宅では楽天モバイルの電波を使った自宅内Wi-Fiの電波を使っていますが、外での移動中にスマホの設定でWi-Fiを常にONにしておくと、特にコンビニの前を通過した時など、設定してあるWi-Fiスポットの電波を掴んでは切り離すことを繰り返すようになってしまって、移動中に利用していたネット関連のサービスを一時的に利用できなくなるような事も起こります。その際には改めてスマホのWi-Fiを切って対応するのですが、本格的にWi-Fiスポットを利用するのなら、手動でいちいち切り替えるか、多少外での使い勝手が悪くなっても我慢するかということになるでしょう。

ただ、スマホの契約内容が低速制限時でも最大1Mbpsのスピードが出るプランであれば、スマホでの利用についてであれば、家を出る時点からWi-Fiを切って出てもそれほど問題はないように思います。そして、無線Wi-Fiスポットの中にはセキュリティ的に危険なものもあるので、あえて外ではWi-Fiを使わないという選択肢も十分有りではないか? という風にモバイル環境が変わってきたのではないかと思えるようなこともあります。

それは、ahamoが出たことで楽天を含めた4キャリアが最低1Mbpsで良ければ比較的安価に利用できるプランを出したこととも関連があります。特にその中ではauのpovoにあるトッピングの一つ「データ使い放題24時間」(税込一回分220円)が、たまに旅行に行き車中泊の車内でネットをしたり、ホテルに宿泊してもスマホやパソコンのセキュリティの事を考えるとホテルのWi-Fiを極力利用したくないような人にはうってつけでしょう。

しかし、全てのモバイルインターネットをLTEや5Gのみにせよということではありません。月千円以下でスマホを持ってそれなりに外でも使いたいなら、多少面倒であってもスマホの設定でWi-Fiをいちいち切り替えることはやらなければなりませんし、もし自分の使っているキャリアの電波がトラブルや災害で使えなくなってしまうことを考えると、無料でも比較的安心して使える可能性があるドコモの「d Wi-Fi」くらいはdアカウントを取って利用できるようにしておくべきではないかと思います。

私自身の今後の公衆Wi-Fiとの付き合い方は、比較的長く外出先のキャリア系Wi-Fiが使える場所に留まるような場合にはd Wi-Fiやauのau wi-fiを使うこともあるとは思いますが、基本的には極力スマホのプラン内でのやりくりをしながら、Wi-Fiを使わないような感じで使うように考えたいと思っています。


2021年4月からのネット環境でRakuten UN-LIMITをさらに増やすべきか?

あっという間に4月に入りまして、いよいよ先月まで0円で運用してきた楽天モバイルに課金されるようになります。もっとも、この状況を考えた上でADSLの契約を止めているので、その分の通信費を代替で使うので毎月の通信費の総額には変わりありません。

以前考えていたのは、楽天の回線をもう一本増やし、一本は自宅の固定運用とし、状況によっては毎月100GB前後使いまくり、もう一回線はスマホに入れてデータ通信は使わずに月1GB未満の利用にとどめ、回線は増やすものの金銭的な負担は増やさないという構想があったのですが、とりあえずは回線は増やさずに様子見することにしました。

というのも、現状では私の場合、すでに契約しているSIMについて1GB未満0円が適用され、新しく契約した場合の料金は最低980円からになります。新しく作った回線を自宅用にして元々の回線のSIMを入れ替えれば料金負担は変わらないのですが、問題は現状では回線と同時購入した場合の端末に興味を引かれるものがないというのがあります。

今後、楽天がいつくらいに5Gエリアを自宅周辺に整備するのかわかりませんが、5Gが整備されたらやはり5Gで通信したいということはあるわけなので、楽天の5Gに対応するスマホなりモバイルルーター(本音を言えばホームルーターが出てくれれば最高ですが)が楽天から売り出された際に回線を増やした方が、ハードにかける費用も少なくて済むでしょう。

現状では手持ちのモバイルルーター+クレードルである意味理想的に4Gでのネットが不満なく使えているので、もうしばらくは今のパターンを通そうかと思います。さらに考えると、5Gになって一気にデータのダウンロード量が上がってしまった場合、現在の楽天回線では1日10GBを超えると最大3Mbpsに日付が変わるまでは速度規制されるのですが、Windowsのアップデートがあるような時には動画を見たりしていると割と簡単にその制限を超えてしまいます。

3Mbpsでも普通にネットはできるものの、複数の端末を同時に使うと多少厳しい所があるので、5Gでの接続でも制限の内容が変わらない場合、その時に4Gでどのくらいのスピードが出るかということも合わせて、最後まで4Gで粘った方がいいのか、早めに5Gにしてしまった方がいいのか、他社の動向も合わせて見ていく必要があると感じています。

現在、モバイル環境では楽天回線ではなくUQモバイルを主に使っているのですが、au回線の低速(最大1Mbps)でもスマホで使う分にはそこそこ快適で、スマホで見る動画サービスは一通り見ることができ、あえてそこに楽天回線を加える必要性は感じていません。以前にも書きましたが、もし楽天モバイルがトラブルで使えなくなった場合のバックアップ回線としてUQモバイルは優秀なので、その使い勝手もありあせってさらに回線を増やすことはしなくてもいいのではないかと思ったという事もあります。

今のところ、UQモバイルを含む非ドコモのキャリアはahamoの再値下げに対抗するプランは出してきてはいませんが、一通り月20GBのサービスを多くの人が使ってみたところで、細かいところでの動きが出てきた場合、もう一波乱の動きが出てこないとも限りません。どちらにしてもデータくりこしができるUQのメリットは大きいと思っているのですが、こういうものは、新たにまた画期的なプランがどこかから出てくると一気に変わっていくこともあります。そのタイミングはやはり5Gが一般的になった状況で出てくるのではないかと思います。例えば今の4Gでは低速でも1Mbpsのスピードが出るというものですが、5Gになれば低速切替でも4Gで高速で使っているくらいのスピードで制限なく使えるプランが出てくる可能性もあります。

そんなわけで、今後は楽天が5G対応のモバイルルーターを出したタイミングで、その内容を見ながら考えていこうかと思っています。


農水省でのワープロソフト「Word」一本化通知は何を意味するか 電子書類の互換性について考える

今国会で出された法案がかなりの箇所で間違っているという指摘がされる中、なぜこんな事が起きるのかということが検証される中で、実は官庁の中で文書をやり取りするのに複数のワープロソフトが使われていることを問題視する動きがありました。農水省では使用するワープロソフトをMicrosoft社の「Word」に一本化する通知を出したことがニュースになったのですが、この事について私自身思っていることを書いてみたいと思います。

普通日本では、PDFでないワープロ文書のファイルはマイクロソフト社の「Word」によって行なわれることが多いです。私も自分の中だけで使っている場合は必ずしもWordを使わないこともありますが、文章のレイアウトまで共有する場合にはWordを使って文章を作らないと、いわゆる互換Wordソフトでは完全に内容が統一されない不具合が出ることがあって送った相手が困るので、いちいちWordの入っているパソコンでチェックをしたり文章を作ったものを確認してから送るようにしています。

官庁では古くから国産の「一太郎」を使っている人も少なくないのだそうですが、一太郎を使っていること自体が問題ではありません。というのも、今回問題になった「地縁」が「地緑」になってしまうというような、普通に考えると普通にキーボードから入力した場合に起こりようのないミスが出ていることを考えると、「一太郎」で作った文書を「Word」文書への変換作業を行なう際、行なわれたかも知れないとんでもない官庁内での行動を図らずも知ることになってしまいました。

これはあくまで私の想像ですが、一太郎形式のファイルからレイアウト・枠線などテキスト文書以外の情報も合わせて完全にWord形式のファイルに変えるためには結構な手間がかかるため、法案を作る担当の人が手抜きをして、一太郎で作ってプリントアウトした(あるいはPDF化した)文書をOCR(あるいはWord側の機能)を使ってスキャンしてWordで編集できる形式にしたのではないかと考えます。文書をスキャンすると、その全体は図形として認識され、それを改めて文字に変換する仕組みなので、うまくいかないと微妙に似ているが違う文字としてOCRエンジンが誤認識してしまうことがあります。OCRの認識率は今でも100%というわけにはいかないので、そうした文章をチェックするには、打ち間違い以外にも最初からうまく認識していない箇所があると思って出力されたファイルを再確認しなければいけなくなります。

実は昨年、電子化されていない本をスキャンしてもらい、テキスト文書として出力した内容を元の本と照らし合わせる作業を個人的な趣味として行なっていたのですが、句読点が違ったものになっているのは当り前で、「は」が「ほ」になるとか、漢字では「興行」と書くべきところが「典行」になっていたのを当初は見逃してしまうなど、普通に手打ちしていれば考えられないような誤りがところどころにあり、一通り見られるような電子ブックで読めるものにするのに結構な時間がかかった経験があるのです。「地縁」が「地緑」になるというのは正に私の場合と同じで、一度OCRで認識したことによる誤りである可能性は高いでしょう。膨大な量のある法案の中で相当の誤字チェックは内部で行なわれたと思うのですが、通常起こり得る誤りとは違った種類の間違いであるため、そうしたチェックをすり抜けた誤りであるのではと思えます。

私の場合は、オリジナルのテキスト文書がなく、本自体をスキャンするしか電子化する方法がない(あるいは全てを手打ちするかという事になる)ため、全文をくまなく確認してそうした間違いを全ていちいちチェックしなければなりませんが、今回の官庁の場合は必ずしもそうではないでしょう。法案に関する作業に携わる人がワープロソフトを統一し、いちいちスキャンしなくてもWordで作ったファイルを共有するだけで、文章のチェックはOCRで読み取った時と比べると遥かに早く正確に作業できたのではないかと思えます。

一太郎は国産ソフトで、Wordはアメリカ製のソフトなのでナショナリズムの観点から一太郎を使うという人もいるのかも知れませんが、そもそも旧通商産業省や旧文部省が国産OSのBTRONを小中学校の教育用パソコンの標準OSに選定しようとしたことに反対して、国産OSを採用しなかった時点で、もはや国産にこだわらず広く普及しているものを標準にして使う事にしたのではなかったのでしょうか。現在は、そういう意味ではワープロソフトとしてのWordは、役所だけでなく民間も含めてワープロ文書のやり取りに普通に使われています。

そんな現代の日本で、わざわざ一太郎で文書を作り、そこからデータをわざわざスキャンして不完全なテキスト情報の残ったWord文書にして、多くの優秀な官僚の方々が本来はやらなくてもいいデータチェックの仕事に時間を割かれていることがあるのだとしたら、今回の農水省の通知はむしろ当然で、今までなぜ一太郎とワードが仕事上(個人での使用であれば問題ないと思いますが)混在される状況で使われてきたのかということの方が問題だと言えます。ワープロソフトを一本化しないまま作業する中でだれかがOCRエンジンを使った文書変換を行なってしまったら、その後の作業において全ての文字を一からチェックすることが求められるくらいのものだと思うので、誰がこうした現状を今まで放置していたのか、徹底的に調査する必要があると思います。

今後、同じWordで作られた文書のやり取りだけになれば、キーボードで打たれた文字のチェックについてはローマ字入力とかな入力の差はあるものの、基本的には誤変換される同音異義語を重点的に行なえば良く、法律の専門用語はむしろ文書を作る人がきちんと語句登録していると思うので、今まで単なる文字チェックに使っていた仕事はやらなくて済むようになりますし、激務と言われる官僚の方々の労働時間の削減にもつながるでしょう。古いハードやソフトで作ったデータを変換することの問題は今後も出てくるのではないかと思いますが、最終的にはルビや文字の大きさ、段組みなどを除いた素のデータを残しつつ、完成させたワープロ文書との二種類で残していくことで、今回のような不具合も未然に防ぐことはできたのではないかと思いますが。

こうした問題は、かつて年金の問題が起こった時に全省庁できちんとされていたのではないかと思っていたのですが、厚生労働省の人たちの深夜にまでいたる歓送迎会をセッティングしてしまう背景には、こうした古いしきたりをかたくなに守り誰も改善を言い出せない体質が関わっているのではないかとすら思います。今回の事を契機にして後の人たちがまた文書の復元に苦労することのないよう、きちんと文書作成のガイダンスを整備してほしいと思っています。


固定電話の番号を「消す」選択で日常の生活が変わるか かかってくる電話をこちらで管理するために

昨日、私の住むところでは市議会議員選挙が行なわれました。相変わらず近所を通る宣伝カーはうるさかったのですが一つ変わったことがありました。

というのも、前には頻繁にかかってきていた選挙のお願いの電話が一切かかってこなくなったからです。さらに言うと、インターネット関連や投資などの営業の電話も一切かかってきません。中には詐欺のために掛けてくる電話もあるのかも知れませんが、その種の電話もかかりません。

これは何故かというと、以前まで使っていたADSLの契約を止めるのと同時に、ADSLに紐付けしていた固定電話の回線も解約したからです。現在は家族それぞれにスマホを持っていて、個人に関する電話だけが入るので、家に対してかかってくる不特定多数からの電話というものは基本入ってこなくなりました。

私の場合、インターネットで問い合わせたものでメインの携帯電話番号を記入したものについてはしばらくして営業の電話が入ってくることもありますが、今後はそうしたことがないように、メインの携帯番号をネット上で記入するのは止め、サブに使っている番号の方を記載するようにしたので、もし掛かってきてもすぐには出ないで、番号表示された相手先の電話番号をいったんインターネットで調べ、かけ直す必要のあるものにはこちらから電話します。そういう意味では、メインの電話番号とは別に、楽天LINK アプリでかけ放題が使える番号をサブにしておくことは迷惑電話を直接取らないためにも有効ではないと思っています。

これはあくまで我が家での状況ではありますが、固定電話を止めることのメリットは大きく、固定電話を残すことのメリットというのはADSLを解約した今となってはほぼないと言い切れてしまうように感じてしまいます。企業やお店、公共の場所、さらにファクシミリを使わなければならない状況にあるのでなければ、固定電話を携帯電話に移行する事についてのハードルは下がるでしょう。

社会問題化する電話を使った詐欺が心配な場合、例えば一人暮らしの離れた親が詐欺被害に遭わないように対策をするとすれば、スマホでなくてもフィーチャーフォンでも、「非通知」の電話を受けないように設定したものを使ってもらうようにし、事前にかかってくる可能性のある連絡先は事前に電話帳に登録し、それ以外に番号だけ表示された電話がかかってきた場合、番号を着信履歴から調べて電話してもらうようにすれば、改めてその電話がどこから掛かってきたかはネットを使えばお店や企業であればすぐに調べられます。わからない携帯電話番号については放っておいても大丈夫だと思いますし、固定電話からなら掛けてきた場所も調べればわかります。さらに050から始まるIP電話ならなおさらその番号から友人など大事な電話がかかる道理はないと考えてもいいでしょう。

またこれも自分の経験上の事ですが、先日不明な番号からの電話が自分の携帯にかかってきたのでネットで調べたら(固定電話からの発信)、その番号は市役所からのものであることがわかり、表示された番号にこちらから掛け直したところ、直前に提出した書類についての問い合わせのものでした。このように、番号表示が普通にできる携帯電話に固定電話を解約して移行する方が、社会生活を感染症関連で引きこもりのような生活を余儀なくされるような状況では、そもそもの掛かってくる電話自体が減るので、犯罪に巻き込まれる可能性が減ることにもなるでしょう。

固定電話が生活に必要だった時代はもはや個人用途なら終わったとも言え、今や固定電話を置いておくことで毎日の迷惑電話に悩まされたり、詐欺電話の被害に遭うリスクは高くなっているとさえ言えます。固定電話にナンバーディスプレイを契約して固定電話を残すよりも、携帯電話に移行する事を個人としてここ数ヵ月経験したことで推すことができるようになりました。番号の変更については友人・知人への連絡が必要になることはありますが、ファクシミリを使わず(メールなどで代替可能)、自ら固定電話を掛けることがほとんどないなら、個人の場合はどうしても連絡を付けたい場合には何らかの方法で連絡が入ると思って思い切って固定電話を処分(光回線の場合ひかりIP電話機能の解約)する事について考えてみてはいいのではないでしょうか。


家から出ずに連絡を取るために有難い「通話定額」 社会や企業もその流れに乗る必要性はないのか

首都圏における緊急事態宣言は延長され、日本国内でも不要不急の外出はしないようにということが広く行政やマスコミを通じて伝えられています。さらに、仕事においてもテレワークが推奨されているのですが、テレワーク自体が無理な業種については仕方ないにしても、社会全体で、今までは外出することでしかできない事も自宅内でできるなら、自宅でできるようにする取り組みが、感染症対策として大事なのではないかと思います。

これは仕事ということだけには限定することでもなく、日常生活においても、例えば日々の買い物をネットスーパーからの注文に置き換えるなどの取り組みがありますが、通信手段というのは何もインターネットだけでは有りません。それなりにインターネットを使いこなしている人でも、安定した品質で長時間のコミュニケーションに耐えうるインフラとしては歴史のある電話(固定・携帯とも)があります。会議に自宅から参加するためには安定したインターネット環境が必要ではありますが、個別の打ち合わせや取り引き先との商談といった公開を前提としないコミュニケーションについては、現状であれば電話での話し合いや問い合わせでも良いだろうと思います。

そんな中で、データ通信量の需要が大きくなったからという側面があったにせよ、音声通信のかけ放題が携帯電話において安く提供されていることは利用者にとっては有難い傾向だと思います。過去には掛け手と受け手が同じサービスに入っていないと無料通話ができないということもありましたが、今では通信会社の垣根を超えて無料通話を無制限でできるかけ放題オプションも携帯電話では安く提供されているので、仕事で利用するだけでなく、家族や友人との連絡を密に取りたいとか、企業や役所、そして病院へ行けないが電話で話をしたいという一般ユーザーにとっては実に有難い環境が整っています。

そう考えると、自宅中心の生活をサポートするためにはできれば5分・10分という限定されたかけ放題ではなく、無制限のかけ放題を活用することが今まで外出することでしか実現できなかった事を自宅内で済まし、感染症を広げないための鍵だと思っているのですが、問題となるのが前回も紹介したかけ放題にならないナビダイヤルの存在や、具体的な相談内容についてどこに掛ければ良いのかわかりずらい事ではないかと思います。

昨日のブログの続きになってしまいますが、あれだけ政府が「携帯電話の料金が高すぎる」と国民にアピールし、さらに「不要不急の外出はしないで自宅で過ごしましょう」と訴えているのに、感染症関連の相談や、荷物集荷の問い合わせがかけ放題オプションを付けていても有料だったということになると、ナビダイヤルが無料ではないとわかっている人は、どうしてもナビダイヤル以外の連絡先を見付けられなかった場合、直接相談やサービス利用のため外出せざるを得ない事になってしまいます。

このような状況というのはもう、個人では変えることはできない事なので、社会としてできるだけ多くの人が外出をしないでもインターネットおよび電話で済ませ、さらには余分な費用負担をしなくても済むようになるように、関係各所に働き掛けをしていただくとともに、その連絡先をわかりやすく告知するような工夫をしていただき、家にいても外へ用意をしに行くのと同じような事が電話でできるように、誘導していくことが大切なのではないかと思うわけです。

こうした取り組みというのは、そこまで莫大なお金がかかるわけではなく、多くの通信事業者との話し合いの中で、まずは今より安くかけ放題を契約する人が増えるよう、インターネットの高速クーポンは20GBでなくて1GB程度の少ないものでも、代わりに音声通話(IP電話・プレフィックスタイプの通話アプリによる発信も含む)を無制限で現在よりも安い料金で提供するように働きかける事ができればと思います。同時に今まで0570でしか問い合わせ先を出していない企業に対しては、固定電話でも050から始まるIP電話でも、とにかくかけ放題オプションの範囲内で利用できる番号を案内してくれるように、役所や病院、企業にお願いし、電話対応の職員が足りなければその点にはきっちりと公的な予算を付けて、安心して多くの人が電話やメールによる問い合わせができるように支援するような事です。

そうすれば、本当に不要不急での外出は必要なく、多くの事がネットおよび電話で済んでしまうような環境に近づくことになります。ワクチンの急な輸入は難しいとしても、国内の調整だけで外出する理由のいくつかを抑えられるような事は今すぐにでもできるのではないかと思うのですが、できないとなると本当は本気で感染症を撲滅する気がないのではないか? とすら思えてしまう事にもなりかねません。

さらに言うと、通話の品質という点では、携帯電話の音声通話よりも劣ると言われているLINE電話のようなものでも、格安SIMのデータ通信利用でも無料で利用できるという点では有効であり、さらに高速通信を使い切った低速制限時でもそこまで劣化するようなものではないという点もあります。LINE電話の場合にはLINEアプリを導入している人は相当多いので、多少音質は悪くても連絡手段の一つとしては考えてもいいのかなと思います。

そこで、企業や役所が一連の連絡先・問い合わせ先の中にそうしたネットのデータ通信を利用したLINE電話用の連絡先を電話番号やメールアドレスに加えて用意するというのも、最安値でスマホを持たざるを得ない生活困窮者の立場に立てば十分に有りだと思うのですが。何しろ、今の状況というのは相談先の窓口は開かれてはいるものの、その窓口の向こうにいる種々な人たちがどんな大変な思いをしているのかという想像力が足りていないような気がしてならないのです。感染症の脅威から多くの人たちの命を守るためにも、できることから行なっていってもらいたいものです。


Rakuten UN-LIMITの初申込一年間無料利用の期限は4/7迄 暫定的にでも申し込みしておきたい理由とは?

先日、友人から自宅のインターネットに対する不満について話を聞く機会がありました。現在、SoftbankのSoftbank Airを契約しているものの価格が高いという不満があり、将来的には別のものに変えたいということだったので、今の一年間無料なうちにRakuten UN-LIMITを契約しておいた方が良いと話したものの、どうにもその返事には歯切れが悪く、このままだとこちらの助言は無視されてしまうかもと思いつつ話は終わってしまいました。

Softbank Airは2年契約の自動更新なので、まだ更新月が来ていないということで新たな契約をすることへの恐れがあるのだと思うのですが、ご存知の通り回線利用料はキャンペーン終了までは1年間0円ですし、契約解除料もありません。自宅用のネットだとすると、パンダルーターの購入費もかからないので、一年間は楽天エリアの状況を見ながら無料でテストをして、それ以降の契約については課金開始前に解約しても何の問題もありません。そうした点に理解がないというか、逆に言うとそこまで通信業者を信じていないことの表れなのかも知れません。

たまたまテレビのニュースで、ahamoが月額税抜2,700円に値引きした事について、街頭インタビューをしているのを見たのですが、安くなる事はわかっていても乗り換えないとインタビューで答えている人がいて、テレビ局の取ったアンケートでも積極的に今の通信会社から引っ越すことは考えていないとする人がまだまだ多いという事が局が聞いたアンケートでは明らかになっていたようでした。これでは大手キャリアは安泰だなと思う一方、もう少し自分で調べて同じ事が安くできるようになるなら、キャリアの乗り換えや新契約の締結にナーバスにならない方がいいのではないかと思うのですが。

今まで、楽天モバイルでは新たに300万回線が契約されるまでは初回の申し込みに限り一年間通信料金は0円(端末購入の場合には別途料金がかかります)というアナウンスをしてきましたが、新たなアナウンスでは4月7日迄という期日を区切って一年間無料とそうでない契約の線引きを行なってきました。これはある意味わかりやすいですし、ぎりぎりで無料にならないというトラブルを回避するためには3月中に契約して末日あたりに開通させておけば、2022年3月まで通信料をかけずに利用できるということになります。

同時に、楽天モバイル対応のスマホを買うことをおすすめしますが、とにかく後からお金を一切払いたくないという場合には、SIMのみの契約をする他に、楽天がほぼ無料で配っているパンダのモバイルルーターを同時購入するのがおすすめでしょう。私のように楽天回線をADSLの代わりに使っているような方なら、基本家の外に持ち出さずに必要があれば外に持ち出しての利用も可能です。先述のSoftbank Airの場合は無線によるインターネットにも関わらず、登録した住所以外での持ち出しての利用はできないのに結構高額な利用料でしかも2年縛り有りなので、その点をとってしても両社の対応の違いがわかります。

なぜ楽天がここまでユーザーにとって心配してしまうほどの無料という事で回線および機器を提供してくれるかというと、今後楽天がさらなる事業としての発展を見据える中で、通信インフラを持つことの意義について考えていて、大手三社に割って入るためにはそれなりの回線契約者の数を上げていく必要に迫られているからです。

もちろん、大手に迫る回線品質を整備するためにはお金もかかり、楽天モバイルとしては相当の負担をしていて、将来的にも負担は増大することが考えられますが、それ以上に本来の事業である通販やカード事業、その他の業務についての利益が上がれば、グループ全体としての収益を得るための手段として楽天モバイルを捉えることができます。

他の事業者も最近相次いで自社のクレジットカードを通信に紐付けることでサービスを付加することをやっています。ahamoは自社の年会費1万円のゴールドカードで決済すると数々の付加サービスをアナウンスしたりしていますし、auはauPay関連の動きが最近はすごくて、SoftbankはヤフーとLINEを一緒にしたりしてその部分の競争も激化しています。

そういう意味では楽天は先に様々なネット上のサービスを作った後に通信事業に乗り込んできた分、イケイケでシェアを奪いに来ていると言えるわけで、これは単に通信業者というよりはネット上の様々なサービスでどこが主導権を取るかの中での動きだと言えるでしょう。ですから、今後どこが勝つかわからないながらも、今楽天モバイルに入って使っている通信料金を前に遡って請求されるような事はないわけですから、わかっていない人でもとりあえず試す意味でも楽天回線を持っておく意義というのはあると思うのですが。

また、今まで無料で利用してきて一年経過で解約を考えている方についても自分の考えを書かせていただきたいと思います。携帯電話の契約というのは、やはり重荷になる部分はあると思いますので、いくら1GB未満のデータ利用で0円で維持できたとしても、いったん契約を解約しておきたいという気持ちは理解することができます。ただ、楽天回線の場合は通話専用にSIMを使っていれば、楽天LINKで電話を掛けたりSMSを使う分についてはデータ消費のカウントをしないということなので、例えばSIMが2枚使えたりeSIMと物理SIMの混合で使えるスマホを持っている場合、楽天SIMを通話専用、もう一枚の方をデータ専用として運用することによって、設定が変わってしまわなければ(データ量については専用アプリから確認することができます)、0円は維持したまま通話無制限の特典は使うことができます。

私の場合ですが、広く知らせている番号の他に、アンケートや怪しげなネットサービスで電話番号を聞かれた場合に備えて、ダミーではないものの日常生活に影響しない電話番号をゲットする手段の一つとしてRakuten UN-LIMITを活用することも十分有りではないかと思っています。特に私の場合は固定電話を解約してしまったので、どうしても必要なライフラインの申込みについてはメインの携帯番号を知らせていますが、懸賞応募などで携帯番号を書かなくては応募できないようなケースでは、楽天で取得した070から始まる携帯番号を登録するようにしています。

もしその番号に変な電話がかかってくるようになった場合には、いったん楽天回線を解約して新たに入り直せばいいわけです。楽天の方から解約の理由を聞かれた場合も、正直に登録番号に変な電話が入ってきているのでと答えればスムーズに解約手続きはできると思います。今までは固定電話がある分、そちらの方で対応していたのですが、ある意味いつでも変えられる、用心のための番号を持つことは、これからの生活においては無駄ではないと思いますし、通話だけに楽天回線を使っている分にはコストもかからないというのは、もっと広まってもいいと思うのですが。

ともあれ、一年間無料の恩恵を受けられるのはこれから限られた期間だけなので、こうしたことがわかっている方は、賢く選択した方が幸せになれるのではないかと思いますね。


モバイルインターネットの価格下降の裏で起こりそうなMVNOの再編 残るMVNOについて考える

現在、政府からの意向を受ける形で大手キャリアが横並び気味ではあるものの、一斉にモバイル通信料を下げてきていて、ユーザーはその恩恵を受けているように思います。現在、NTTドコモ・au・ソフトバンクという大手三キャリアのプランではなく、ネット受付限定のセクションで各社5分通話定額付きで月20GBの高速通信可能なプランが税抜2,980円(auとソフトバンク系では通話定額抜きで月額2,480円の契約も可能)で提供されることになり、それなりに外で動画を見るなどデータ通信を比較的多く使う人にとっては、そのユーザーをまるごと取り込んでしまうくらいのインパクトがあります。

そうなると、今まで大手から回線を借りて単価を安く提供していたいわゆるMVNOはどうなってしまうのか? という事が気になります。そこで今回は、現在のMVNOにおける利用者のデータから、今後のMVNOはどうなっていくのかという点について考えてみることにします。

今回利用するデータは、MMD研究所が15歳~69歳の男女40,000人を対象に2020年10月16日~10月18日の期間で「2020年11月通信サービスの利用動向調査」を実施したデータを基にしています。その時点で、あえて大手キャリアではなくMVNOをメインに選んでいるユーザーはどこに入っているのかを、5%以上あるところについて見てみます。なおここでは、MVNOの楽天モバイルは除外していて、サブブランドのUQモバイルとYmobileは最初から統計に入っていません。

・mineo 14.2%
・OCNモバイルONE 10.7%
・LINEモバイル 8.7%
・BIGLOBE 8.6%
・IIJmio 7.7%
・イオンモバイル 6.7%

この中で、LINEモバイルはSoftbank小会社でahamo対抗のLINEMOに移行しますので、そこだけ例外ですが、残った事業者については3GBくらいの音声付きプランが2,980円よりかなり安くなっているので、まだこうしたニーズがMVNOにはあるのではないかと思われます。

ただ、Rakuten UN-LIMITでは3GBまでの利用で980円(1GB未満だと一回線目は0円)というプランを2021年4月からスタートさせますので、楽天のエリアが整ってくると、これまでMVNOで安く契約を維持してきた人も楽天に移ってしまってMVNOがジリ貧になってしまう可能性があります。それでもまだ、楽天の回線よりも大手キャリアから借りた回線の方が安定していると思われますので、現在は楽天モバイルと同じくらいの料金で頑張れば、すぐにはユーザーは動くことはないと思われますが、単にプランの安い料金だけを考えていても、大手のサブブランドがさらに安いプランを出してきたら(すでにUQモバイルの「くりこしプランS」の月額1,480円は低速でも最大300kbps出るので動画・ラジオ・音楽もそれなりに楽しめる分相当インパクトがあると思いますが)、MVNO自体の旨味が無くなってきてしまいます。

そこで、各MVNOでは料金だけでない様々な特徴を出そうとしないと、なかなか残ってもらえないのではないかと考えたところは、様々な特徴を出してきています。私が考える各社の特徴については以下の通りです。(上のリストにはない日本通信についてもその特徴を紹介します)なお、私自身の知識の偏りで、全ての特徴を網羅しているわけではないということを最初にお断りしておきます。

・mineo
低速スピードが200kbpsでなく最大500kbpsになるオプション有
消滅する高速クーポンをタンクに入れると制限があるものの出すこともできる
会員同士のコミュニケーションが活発
「ゆずるね。」で昼間10日間/月利用を控えると夜間のみ高速での利用可
アプリから高速と低速の切り替え可

・OCNモバイルONE
ドコモ系列での安心感
SMS送信が月内5通までは0円
プレフィックス通話の通話無制限定額「OCNでんわ完全かけ放題」あり
主に音楽配信サービスに適用される「MUSICカウントフリー」が無料で使える(申込は別途必要)
NTT西日本エリアで強いWi-Fiサービスが無料利用可
アプリから高速と低速の切り替え可

・BIGLOBE
auの資本が入っているのでau回線が早い
エンタメフリー・オプションでYou Tube・AbemaTVなどが見放題(音楽系・インターネットラジオも有)
低速モードはなし

・IIJmio(※2月24日の新プラン発表前に書いています)
インターネットの老舗企業なので安心して使える
eSIM対応のプランあり
アプリから高速と低速の切り替え可

・イオンモバイル
イオン内に店舗を持ち直接購入が可
ハードのみの購入も可
アプリから高速と低速の切り替え可

・日本通信
プレフィックスでない電話のかけ放題・70分間/月までのプランが有る
追加のデータ単価が安い
低速モードはなし

この他にも特徴のあるプランを持っているMVNOはあるものの、ahamoなどの大手キャリア系の格安プランや、Rakuten UN-LIMITのプランに対抗できるところとなると、データのみ月額500円前後くらいでSIMを提供するところがありますが、単価が低いと多くのユーザーが採算を取るためには必要になるので、なかなか難しいところがあります。現在は1GBから3GBの高速データと音声通話がセットされたプランが1,200円前後でMVNOでは提供されていますので、このくらいの月額で通信回線を維持したい場合にはここに挙げさせていただいたMVNOについては何とか残るかも知れませんが、他の業者については、別の事業で安定した利益を出しているようなところでないと、いつ事業を止めたり他社に身売りしてしまうかわかりません。

ただ、身売りになればその身売り先がどこかによってはかえって契約していたメリットも出てくるかも知れないので、今回紹介したMVNO以外のところに入っている方でもその価格やサービスに不満がないようであれば、無理をして切り替える必要はないと思います。身売りした場合、いつまで同サービスを提供してくれるかという問題もありますし、急に回線が止まってお金だけ引落されるような事はないとは思うのですが。

個人的に危惧するのは、この流れとともにMVNOの淘汰が進み、MVNOの数自体が少なくなってしまうと、ある意味突拍子もない少ないユーザーしかその恩恵を感じられないプランは出てきにくくなってしまうという点があるということです。様々なオプションを付けなくても元々それなりにスピードが出るようなプランが安くなっていけば、MVNO自体もいらなくなってしまう可能性もありますが、やはりMVNOには頑張ってもらって格安にスマホを使いたい人たちの希望であって欲しいという点もあるのです。そんなことを考えながら、まずは2月24日にあるIIJmioの新プランの内容発表を期待して待ちたいと思います。