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文教モデルのChromebookに限界を感じLinuxをアンインストールすることに

現在、手軽にネットで調べものをしたり、テレビに接続してFine Stickでは対応しない動画をケーブルで接続して大画面テレビで再生するために一番使っているのは、WindowsノートではなくChromebookだったりします。ASUSの文教モデルのアウトレットが1万円ちょっとで売られていた時に購入しました。早速アンドロイドのアプリで使えそうなものを入れたりしましたが、もう一つやったことはLinuxを使えるようにセットしたということがあります。

Chromebookでは独自のGoogle日本語入力しか使えなかったので、私がWindowsパソコンで使っている、ちょっと珍しい日本語入力をセットすることができませんでした。しかし、Linuxをセットすることによって、WindowsのGoogle日本語入力と同じようなカスタマイズが可能な「mozc」をインストールできたので、Linuxアプリを呼び出し、ブラウザ上でならWindowsと同じように日本語入力を使用できたので、とても便利に使っていました。しかし32GBしかメモリのない文教モデルのChromebookでは、時間の経過に従ってだんだんとメモリが圧迫されてきてしまいました。

先日、ついに空きスペースが4GBを切ってしまったので、色々と考えて泣く泣くLinuxをアンインストールしました。これで単体では日本語入力は普通のローマ字入力になってしまったのですが、その間に、Chromebook以外にもちょっとした変化が自分の環境ではあったので、実務的には影響を受けていません。

というのも、自宅には文書系の作業だけなら快適に使うことのできるインテルのN100というCPUを乗せたMiniPCが増えたので、Chromebookからだとリモートネットワークを使ってMiniPCのコントロールが行なえるようになったのです。自宅内はWiFiで光回線を利用しているのでほとんど意識することなく、Windowsの操作をChromebookから行なえています。

Chromebook自体がネットに接続することを前提としたOSであるので、Chromebookを外に持ち出しても、外からリモートネットワークを使うこともできます。ですから、MiniPCを購入した時点で、パソコンを立ち上げるまでのタイムラグはあるものの、いったんリモートデスクトップを起動してしまえば、外でChromebookを使ってWindowsOSが使えるので、むしろ便利に使いこなしています。

今後、Chromebookを買い足す場合には、文教モデルでないもう少しメモリの多いものを使うようにすれば、Linuxを本体内で改めて使うこともできるのですが、今のChromebookの画面は11インチと少々小さいので、もう少し画面が大きいものがあれば、また変わってくるのではないかと思っています。

ただ、現状ではChromebookにLinuxをセットしても、オフラインでは日本語入力が使えない状態にあるので(ブラウザ内での日本語入力がmozcで行なえる)、オフライン時でもLinux用のエディターから直接mozcによる日本語入力ができるようになれば、また状況は変わると思います。単にオフラインでmozcが使いたいだけなら、Linux専用に古いノートパソコンのOSを入れ替えるというのも一つの方法でしょう。

ドイツではMicrosoft Office365を学校で使うことが禁止になり、代わりにLinuxベースのOSとアプリで代用するような形になっているそうですが、Chromebookを使っているとWebブラウザ上で動作するアプリも増えており、あえて有料でOS更新も重いWindowsを全員が使う必要はないのかな? と個人的には思います。

最近はちょっと調べたいものや、ネット上で買い物をしたい場合にはChromebookを開いて作業することが増えています。今後、OSやオフィスアプリがどのような覇権で管理されていくかはわかりませんが、あえてCPUの性能を追うような買う物をせず、安いパソコンを活用する方向性も十分にあるので、そうした動向を見ながら、Chromebookを使い続けるのか、LinuxOSを入れたパソコンを使っていくのか。

現在、Windows10を入れて使っている古いノートパソコンも複数台あるので、それにChromeOSやLinuxをインストールして使うというのも一つの選択肢ではあると思います。自宅で試験的に使うだけなら、Linuxは別のパソコンにOS自体をインストールする方向で考えていければと思っています。


インターネット網を利用したLINE通話の威力にしみじみと感心した件について

☆最近5分間までの定額オプションを付けたことによって、母親のスマホでは普通に電話を掛けてもらうことが増えました。話が長くなった場合には、自動的に通話を切断するようアプリで設定していて、切れる直前にバイブレーションでお知らせするようにもしているので、スマホを持つ手に違和感を持ったら電話が切れることを相手に伝えるようにお願いしているのですが、長電話するのは主に友人の類が多いので、それほど支障なく使ってもらっています。

今までは、オプション無しだったので、LINEのお友だち登録をしている人(主に家族や親戚)に対してはあえてLINE電話の方を使ってもらうことによって料金の節約をしていたのですが、母親は自分ではLINE電話を使いこなせないので、私が近くにいる場合にはこちらから電話を掛ける作業をしていたのですが、一人で使う場合には電話番号に直接電話して長電話してしまうこともあったので、今回の5分定額の設定は安心して使ってもらえるためにも大事だと思っています。

そうなってくると、ちょっとした用意で電話をする場合、LINE電話を使うパターンが減ってしまうことにもなります。込み入った話をこちらから電話して、途中で切れてしまうのは避けたいというような場合はそれほどあるわけではないので、最近はLINE電話を使う頻度が下がってしまっていたのですが、昨日は改めてLINE電話を利用するメリットを感じました。

というのも、一応電話番号は知っているのですが、たまたま旅行でイギリスを訪れていた親戚から、旅の様子を撮影したLINEが母親のスマホに届いたのです。日本とイギリスの時差は9時間で、LINEをもらった時間は現地ではお昼くらいだったので、LINEの返事をメッセージで打つよりも、直後に電話して写真のお礼を伝えた方が良いと思い、海外にいる親戚の子に向けてLINE電話で発信しました。

電話はすぐにつながって、母親はしばらくお礼と現地の様子について話していましたが、通話の音質については海外とのやりとりではありますが、別段気にかかる様子もなく、それなりに長電話をして話していました。通話終了後に、この電話は自宅のインターネット(光回線)を使って掛けているので、どれだけ話しても通話料は無料だと知らせたところ、本当に驚いていました。

国内通話については、今後も0570から始まる電話番号へ掛ける時だけ通話料の心配をしなくてはなりませんが、基本的には企業への問い合わせはメールで代替した方がこちらも料金の心配がありませんし、先方においても通話にかける人件費を抑えられるので、現実的な対応として0570のナビダイヤルには電話しないようにすれば、国内は普通の電話で、LINE登録をしてある人との連絡であれば、相手がインターネットを使える環境にあるなら、お互いにお金を掛けずに連絡が取れるようになります。

今回の電話は、実際に国内にいてもなかなか連絡をしてこない親戚の子が、海外に行ったからとわざわざ連絡をくれたような感じになったのですが、国内・国外問わず地球上でインターネットが繋がっていれば意識をすることなく連絡が取れる状況というのは、改めてすごいことです。これなら、留学などで長く海外に行ってしまった人と連絡を取り合うような場合でも、国内にいるような感じで連絡できるので、その点については本当に良い時代になったと感じます。今回は音声通話のみだったですが、次回はビデオ通話にもチャレンジできる機会があればと思っています。


デジタルアーカイブを残しておくことを強みを改めて感じる出来事があった

昨日、親戚の結婚式に出席していました。式と披露宴に参加したのですが、今の時代はパソコン一台で昔の写真をビデオに加工したり、スピーチの内容に字幕を付けたり色々自分たちでできてしまうので、以前はそうした専門的なことはプロに任せるしかなかったものが、コストカットという面でも、自分の見せたいものを自分で作ることができるということでも、便利になったものだと思います。ただ、今回の話は違う観点から画像や動画のアーカイブについて書いてみようと思います。

結婚式のビデオに出てくる素材は、その家にあるアルバムやビデオなどを使って作るものですが、今回式の主役である本人を私がはるか昔に撮影したデジカメ動画があることを思い出しました。時代がわかってしまっていやですが、撮影した動画を撮ったデジカメはもうとうにどこかに処分してしまって無いですが、撮った動画は昔、CD-Rに焼いていたことを思い出しました。

現在使っているノートパソコンは、どれもディスクが読めるようなドライブが付いていないのですが、以前テレビ番組の移動をさせるために購入したポータブルタイプのブルーレイドライブがあったので、それをモバイルパソコンに接続したら、何とかディスクの内容を読み込むことができ、内容をパソコン上で確認することができました。

今使っているパソコンではChromeの機能拡長でLINEのトークをパソコン上から送受信することができます。そこで、いったんパソコン上に取り込んだ動画ファイルをLINEを通して本人に送って見てもらうことができたのです。

まさか、動画を撮った時には、この動画がこのように本人の元に行くことになるとは思いませんでした。動画を撮ったのはまだクラウドが出てくる前でしたから、今回初めてその動画を本人およびその家族に見てもらえたことになります。

デジタル化したファイルというのは、こうしてインターネットを利用することで簡単に共有することができます。ファイルは自動的に時系列で並び替えることができるので、クラウドにアップロードしている部分はさらに簡単にピックアップすることができます。

今回のデータは、さすがに家族でも撮っていない時期にたまたま私が一緒に外出していた時に撮った動画だったので、こうしたおめでたい時に、日の目を見ることができて個人的には良かったと思います。と同時に、まだスマホが一般化する前に写真をアナログではなくデジタルで記録を取っておいて良かったと思います。これからスマホで撮った写真や動画を保存しておこうと思っている方は、クラウドの場合は長い期間のうちには引っ越すこともあるかも知れませんので、フラッシュメモリーにどんどん放り込むだけでも良いと思います。その際、一杯になったメモリに記録した時期だけでも書き込んでおけば、後で検索する場合に楽になります。

ふと軽い気持ちで撮ったものが、後から思わぬことで必要になることもあると思うので、あらゆる記録はないがしろにせず、まとめておくことを今回はおすすめしておきたいと思います。


Amazonプライム非会員への送料無料金額が3,500円になったことでの影響について

大手ネット通販のAmazonで、プライム会員ではない人が通販で購入する場合、今までは2,000円以上の注文で送料が加算されなかったのが、現在はそのラインが3,500円以上の注文に変更されました。プライム会員でない場合の送料は、本州・四国(離島除く)への発送なら410円、それ以外の地域では450円となっています。

私は今年の10月にプライム会員を更新する予定で、すでにAmazonプライムプランのある電力会社から会費分のAmazonギフトカードの提供を受けている代わりに、毎月均等に年会費を分割上乗せで電気代といっしょに請求されています。とりあえずは値上げが行なわれてもプライム会員は続ける予定ですが、今回は私のケースとして「少額商品購入」の実態からプライム会員を続けるメリットについて紹介していこうと思います。

今回購入しようと思ったのは、以前使っていたmiroSIMを利用するタイプのモバイルルーターをnanoSIMでも使えるようにするSIMアダプターです。メーカーの説明では「SIMアダプターは使用しないで下さい」とあるのですが、もはやかなり前の製品であるということと、SIMアダプターの種類によっては本体を壊す危険性があるものの、そうでなく普通に使えていたSIMアダプターがあったのですが、それがどこかへ行ってしまったので改めて同じタイプのSIMアダプターの入手に迫られたのです。

購入について、以前は自宅近くのお店で購入したのですが、何とそのお店が廃業してしまったので、同じものがすぐに手に入るかどうかわからない状態になってしまいました。以前でしたら丹念に複数の市内の店舗を回って探すのですが、ネットで検索して以前使っていたものと同じSIMアダプターがAmazonで約300円で売られていたので、すぐに注文しました。

これもプライム会員だからこそ送料の加算がなく購入できるわけで、今回の購入で410円お得に購入できたということになるわけですが、単に送料加算分を安くできたということだけではなく、店頭で購入するのとほとんど同じくらいの金銭的負担で、今回のように数百円のお買い物でも到着まで待てば(今回は自宅配達でなくAmazon専用ロッカーへの投函を選択しています)、自分の買い物の目的を直接達成できるということになります。

これは、実際にどんなものか確かめた上で購入したいという場合にはちょっと変わってきますが、今回の買い物については以前に使っていたパッケージと同じものがAmazonにあってそれを注文したので、単純にお店を回る手回が軽減できたということになり、これはお店自体が近くにない地方に住んでいる人であれば、そのメリットは大だと言えるでしょう。

現在のAmazonプライム会費は5,900円ですが、一回410円の送料をチャラにするには、年に15回3,500円以下の注文をする必要があります。ただ、電話のかけ放題と一緒で、自分の欲しいものが数百円から3,500円未満だったりして、特にセールで安くなっている場合もあったのならば、送料加算分と合わせると必ずしも安くはないような事になってしまうことも十分あり得ます。そういう意味で、自分は最近楽天の通販も利用することが出てきてはいるものの、特に少額商品の購入にはAmazonプライム会員特典のある生活が便利だと思っています。


povo2.0の最安トッピングが終了する中で最安回線維持のやり方はどうなる?

povo2.0のデータ専用プランが出たあとですぐにアナウンスされたのは、数あるエンタメ系トッピングの中でも最安の220円であったため回線維持用にトッピングされることが比較的多くあったと思われる「smash.」のトッピング自体が終了するというアナウンスでした。

ただ、回線を寝かしている人が比較的使うと思われる24時間使い放題のトッピングは一回330円でありますし、そこまで影響はないと思うのですが、それでも回線に関わる単価を上げようとする試みは今後も出てくるのではないかと思われるようなニュースではありました。

データ専用eSIMが再発行できないというのも、ほぼ0円では回線を維持させたくないという意志の表れではないかと思うこともあります。今回私は新しく購入したスマホにeSIMをセットしたので、期限が残っていてもスマホを使うことを止めてしまったら実質的に休止回線となり、それが最終トッピングから180日後に自動解約になるわけです。このデータ通信を長く使うためには、最近出ているeSIM対応のモバイルルーターに設定する必要がありますが、物理SIMと比べると自由度は減りますね。もっとも私の場合は予備的な目的で入れているので、また新しくスマホを購入したら再度契約するということもできます。ただ、休止のようになった回線が増えてしまうと、5回線を超えてしまったら6回線目は同じ名義では契約できないということもあります。povo2.0を使う場合には、常時トッピングをして使うなら良いのですが、休止回線のようにしてしまっても、きちんと自分で管理していくことも大事にこれからなってくるでしょう。

基本的には「24時間使い放題」(一回330円)をうまく活用することで、単に自動解約にならないようにトッピングするのではなく、例えば旅行の時のデータ利用にpovo2.0を全面活用するようにするとかすれば、日常生活に必要な分のギガを契約しておけば良くなり、使わないのに大容量のギガを契約しなくても済みます。

今後、povo2.0はどのように変わっていくのかはわかりませんが、少なくとも最安で維持できるSIMサービスであり続けて欲しいと思っています。もし、私が経済的に逼迫してしまい、今契約しているモバイル通信の契約を軒並み解約しなくてはならなくなった場合でも、povo2.0だけはキープできると思います。その場合、データ専用でない契約であれば、電話を受けることができますし、メールでのやり取りぐらいなら高速クーポンのトッピングをしない状態でも使うことはできます。まさに私にとってはいざという時の最後の砦にもなり得るわけで、大切に使い続けていきたいと思っています。こうしたサービスを長く続けていくために今回のsmash.トッピングの終了であるならば、個人的には仕方ないことだろうと思えます。スマホで使えるネット回線というのは今やもうそれがなければ困るほどのライフラインになっている事は間違いないでしょう。その回線を格安で維持できるpovo2.0はこのままの仕様で残って欲しいと思っているので、今後も色んな変化がpovo2.0を巡って起こってくるかも知れませんが、何とか今のパターンを維持できるように個人的にも利用していこうと思っています。


新しいスマホの環境設定はケーブル一本であらかたのことはできるようになってきている

昨日、IIJmioの契約とともに乗り換えて安く購入したOPPO Reno9 Aが届きました。基本的に、おサイフケータイやマイナンバーカードは通話用に使っている小型端末のRakuten Hand5Gの方に入れているので、Reno9 Aではそこまでの環境設定はせず、主に動画を見たりメールを見たりするくらいの環境を作るにとどめましたが、昔のように0からアプリを入れたりとかいうことはなく、Reno9 Aでもケーブルで特定のスマホ(今回の場合はRakuten Hand5G)に接続して内容を移すようなこともできるので、多少時間はかかっても、引っ越しの手間はかなり軽減されているという感じです。

今後、メインのスマホを代える場合にはおサイフケータイの引っ越しや、各種銀行アプリの乗り換えなどを行なわなければなりませんが、今回はそこまではせず、楽天ポイント関連のアプリを使うのに、改めてIDとパスワードを入れ直したというくらいが、昨日やったことになります。

また、Rakuten LinkやLINEといった、一つのスマホでしか使えないアプリについても、きちんと導入しながらいざという時にはすぐ使えるように準備はしてあります。アプリで使うパスワードについても、引き継げるものとそうではないものがあるので、全てを以前と同じようにするまでにはもう少し時間がかかりますが、これも使いながら必要なアプリを使えるようにしていけば良いのではないかと思っています。

あと、今までReno5 Aを使ってきて、新しいものはReno9 Aということで、ほとんど使い勝手に変わりはないのでは? という風に思っていたのですが、必ずしもそうではありませんでした。画面が有機ELになったことで、かなり見やすく使いやすくにりました。特に今までは画面が消えると何も表示されることはなかったのですが、日中については画面が消えても時計を表示しておけることができるようになり、肩からかけて持ち運べば時計代わりとしても使えそうです。そうした表示をしても、電池持ちは以前のものよりはるかに長く使えるという感じで、ここらへんも、正常進化してきたものだなあとしみじみ思います。

このスマホのレビューについてはまた稿を改めたいと思っています。テザリングの実力はどうなのかということなど、実際にSIMを入れて使ってみてわかることも多くあると思います。今回スマホを購入したことで、旅にはWindows11のモバイルノートと、アマゾンの8インチタブレットを持っていくくらいなので、モバイルルーターを使う場合と比べて、スマホとのテザリングをするとどう変わるのかなど、気になることはたくさんあります。スマホとしてはミドルクラスということで、ゲームをガンガンやるような用途には向いていませんが、そこは手持ちのモバイルノートと同じで、自分のできる作業をこなせる道具であってくれれば良いと思っています。ともあれ、まずはご報告まで。


2024年3月末で終わるYahoo!BBの思い出と代替サービスについて考えてみる

時代の流れとともに、古い技術は廃れていき、新しいものに代わっていきます。今回紹介したいのは、かつての自宅内でのインターネット接続といえば、安くて早いADSLの仕組みを使った「Yahoo!BB」についてです。はっきり言って、ADSL導入以前とそれ以降では状況の違いようにも程がありました。

私自身はかなり古くからのネットユーザーなので、普通の固定電話にモデムをつなぎ、その線をパソコンに繋げることによって文字中心の「パソコン通信」の時代から毎月の通信費の負担に悩んできました。電話回線はネットをやる前から自分名義の回線を持っていたので、親が払う電話代がいきなり高額で家庭内トラブルになったという経験はありませんが、基本その時代はネットに繋げば繋ぐほどアクセスポイントまでの通話料金がかかり、それとは別にパソコン通信のプロバイダーに払う通信料も時間によって決まっていましたので、繋げば繋ぐほど料金が二重にかさみ、さらにはネットを行なっている時に電話回線が埋まってしまって、もし自分の番号に電話が掛かってきた場合「話し中」になってしまうという状況でした。

そこで、パソコン通信に必須だったのが、自分の見たい情報をあらかじめセットし、自動的にログインして自動で見たい場所の発言を回収し、全てのセットした行動が終われば自動的に電話を切ってくれる「オートログイン方式」の通信用ソフトだったのです。ですから、ネットにアクセスするのは夜が中心で、メールチェックも一日に一回かやっても数回が普通でした。お金のある人は、今のLINEとは少し違いますが、チャットでリアルタイムにお話しする人もいましたが、これだと数時間チャットをやったりすると、通信費がひどいことになります。その後、深夜の時間限定で特定の番号(多くはパソコン通信のアクセスポイントを指定した)への電話が定額になる「テレホーダイ」というサービスができて、それでも対象の時間には利用しやすくなりましたが、しばらくはネットは「情報を自動で取りにいき回線を切ってからゆっくり読む(書く)」のが常識の時代がありました。

その後、鳴り物入りで登場したISDN回線は、今のモバイル通信の低速制限時より遅い64kbpsでしか通信ができませんでした。確かその当時、NTTがISDN回線の専用線でネットのつなぎ放題を出していたのですが、当時の利用金額は月4万円弱くらいだったように記憶しています。ただ、常時接続なので、パソコンの画面を開いていると、メールが到着する都度更新されるのを見て(知り合いで加入している人がいたのです)、これは今までの常識とは違うと思っていました。

こうした時期に出てきたのがADSLという技術です。私はその時にはISDN回線を引いて使っていたのですが、この技術はISDN回線では使えず、従来のメタル回線に戻す必要がありました。画期的だったのは、通信中でも電話の送受信は問題なくできたということと、スピードが上り1Mbps、下り1~20Mbps(近くの電話局までの距離によってスピードが変わる)も出たことです。料金も、固定電話料金に加え二千円ちょっとで利用でき、合計すると大体4千円弱で常時接続だけでなく動画配信を普通に見られるようになりました。

私の契約していたYahoo!BBは一番安いものでしたが、スピードは大体6Mbpsくらい安定して出ていまして、それでも大画面テレビに動画配信を映すには問題はなく、私自身はかなり長い間お世話になりました。ただ、もはやメタル回線自体が終了になり、IP化されるということで、メタル回線のメリットだった電源不用で通話可能というメリットがなくなるということと、とにかく自宅電話には迷惑電話が多かったので、そうした事がなければ、ぎりぎりまでADSLで粘っていたかも知れません。
私自身はその後、楽天モバイルをホームルーターに入れて固定回線としてしばらく使いながら、現在は月4千円弱で利用でき、スピードも100Mbs弱くらいで安定している光回線(電話なし)を利用しています。

今はもう、普通に自宅でインターネットを楽しむ場合は光回線の導入が普通になりつつありますが、ただStarLinkのように直接衛星からデータ送受信を行なってもそこまで費用がかからないプランもあるので、ADSLが無くなっても困る人はいないと思います。

もし費用の面で光回線にしたくない方は、通常の楽天モバイルの通話できる回線を契約し、別に楽天モバイルのSIMを入れれば使えるホームルーターを購入して使う(楽天モバイルが用意する専用ホームルーターと合わせてのセット契約ではないことに注意)パターンが費用負担を抑えられるのではないかと思います。

また、ADSLは電話局からの距離が長いと速度が低下するので、都市部では使いやすいですが山間部など電話局から遠い場所にお住まいの方は、ADSLはもちろんですが、光回線も来ていない場所ということになると楽天モバイルがつながる場所かというのがポイントになってきます。今はコストコにも売っているStarlinkのアンテナを設置して衛星インターネットもできるので、場所を問わずインターネットが使える状況になっている現状はそう悪くないのではないかと思います。

ともあれ、ADSLがなければ今もそれなりに安く常時接続で十分動画視聴などマルチメディアでの利用も可能なネット環境は整っていかなかったのではないかと思います。当初はモデムをタダで配ったことにも色々な意見がありましたが、そうしたことで多くの過程にインターネットが普及した功績の方が、今となっては大きな事ではないかと思えます。

これはまさに前日に書かせていただいた内容にも関わることですが、それほど多くない負担で、自宅でインターネットを使える環境を整備するということは、これからも大切になります。自宅でネット会議やネット授業ができるくらいの高速で安定したネット環境を多くの人が利用できるように、関係各所は考えた上で今後の展開をお願いしたいところです。


あえて高額なタブレット・ノートパソコンに加えて通信費を高校生に負担させる仕組みについて

最初にお断りしますが、今回書くことはもはや決定事項ということで、個人がギャーギャー言ってもどうにもならない事はわかっています。しかし、このブログではいかに安くネット環境やモバイル機器を揃えるかということを具体的に紹介してきたこともあります。そこで、私があらゆる情報を駆使してできるだろうという内容に、今の高校生はいくらくらい払っているのかという事について、当事者ではなく知らない人に紹介してみたいと思います。

実は私の周りでも高校入学に際して、タブレット(iPad)の購入が義務付けられ、さらに高校までスマホ持ちを我慢させていたということで、スマホとの二重の費用負担にため息をついている知り合いがいます。ただ、細かな費用の詳細はわからないので、今回はネット検索をしていて出てきた、埼玉県の県立高校の事例から紹介します(以下の記事リンクは、時間の経過によって切れてしまう可能性もありますが、記事の内容のうちかかった費用は本文で紹介していきます)。

https://www.saitama-np.co.jp/articles/25370/postDetail

記事の写真によると、タブレットは約13万円ということでiPadらしくもあります。まず、学習に使う場合、iPadにキーボードを付けるよりも、最初からタッチパネルとキーボードが一体化したChromebookの方が費用は安くなるだろうと思います。もっとも、学校でそうした文教モデルを売っても、結構価格は高くなってしまうということがあります。せめて、文教モデルのスペックを示し、家庭独自で購入できるようにしてくれていれば、恐らく新品値引きなしのものを買っても学校で買う価格よりも安く購入できるのではないでしょうか。

実は私も過去に仕事上でパソコンの導入を勧められたことがあるのですが、そのあまりの「ぼったくり価格」(当時の同じ型番のノートパソコンにシステム管理を付けることで、相当の価格上乗せがあったので、ちょっときつい表現ではありますが、そういう風に感じたことは事実です)、でさすがに導入はしませんでした。その後、インターネットが普及してくる中で、パソコンやスマホは自分で用意し、システム利用料だけ払う仕組みになってやっと使えるようになったことで導入したという経験があるので、そうした仕組みを思い出してしまいます。

さらに記事によると、購入といっても本体代だけではなく、通信費(なぜ学校内で使うのであればWi-Fi対応にしない?)を含めて4年間の分割で、月約4,500円ということでした。

さすがに、学校の方で端末の分割金利を取っているとは思えないので、4年間の支払い総額216,000円からタブレット代の130,000円を引くと、残ったものが通信費になると思います。総払込額からタブレット代を引くと、残金は86,000円です。これが3年間の通信費ということなら、月ごとの通信費は2,388円となりますね。これはタブレット用の通信費になりますが、恐らくスマホは別に持つことになると思うので、さらにスマホ本体代と通信費がかかるということになります。

もし自宅にネット回線があったり、本人がスマホを持っていれば、その回線からテザリングすれば良いわけです。学校はそうした家庭の事情について調査した上で、人によっては通信費を入れた分割契約をしないというのが普通だろうと思います。

もし、学校がiPadでなくChromebookを文具として使い、その購入については一定のスペックを表示した上で個人の裁量でも良いようにし、どうしても個人で購入できない場合には購入の斡旋をしたり、きちんとレンタルできるだけの台数を確保できれば、デジタル文具にかかる費用は劇的に今でも下げられます。通信費についても、このブログで紹介しているMVNOを契約すれば、相当抑えられます。授業にしか使わないのなら、mineoのマイそく(平日昼間以外は最大1.5Mbpsで月990円)で大丈夫でしょう。高校生は外で友人と買い食いをすると思うので、スマホにもう一枚povo2.0の回線を入れ、友だちが持ち回りで「ギガ活」できるお店で食べたり買ったりを繰り返せば、追加費用なしで平日昼間用の通信を確保できる道もあります。

また、Chromebookは発売時から約10年は使い続けられるようにセキュリティは担保されているので、購入して卒業後には使わない子がいたら、自分と入れ替わりに入ってくる新入生用にリサイクルして安く購入ないしレンタルできるような仕組み(業者にお願いしてリフレッシュして再販)を作っていけば、少なくともデジタル文具が買えないという家庭も激減するのではないでしょうか。もっと色々な家庭環境の人に寄り添ったやり方を探して欲しいと切に思います。


無理をせずに格安でスマホを買うために必要なのはいつでも変更できる複数の回線か

今私が通話メインで利用しているスマホは、Andoroid11が載ったRakutn Hand 5Gなのですが、安く買わせていただいた代わりに、OSのアップデートはなし(楽天の名の付いたスマートフォン自体がOSのアップデート対象でないという情報があるので)で、Andoroid11のセキュリティアップデートが今年いっぱいという可能性もあるのが悩みです。

あまり端末としての評判が芳しくないRakutn Hand 5Gではありますが、そもそも音声通話をする機会が少なくなっているのと、無理なく胸ポケットに入りながら、大人の比較的大きな手でも何とか操作できるギリギリの大きさは、ガラケーに近い使い勝手ながらおサイフケータイおよびマイナンバーカード対応ということで気に入っています。使うにつれてスピードも遅くなってきましたが、まだしばらくは使っていたいと思っています。ただ、間違いなくスマホ買い替えが必要になってはきます。

スマホの価格というのは、AndoroidはiPhoneと比べると比較的安く購入することができますが、それでも結構お金がかかります。実は通話用とは別に現在データ通信用として使っているOPPO Reno5 AはかつてのOCNモバイルONEに加入する時に安く買え、端末代としては1万円くらいしか払っていません。ちなみに、母親に持たせているドコモ販売されたもののほぼ新品の状態で購入した中古のarrows Weも1万円くらいで買っています。つまり、最近は中古の出物や回線乗り換えの特典を狙って、3万円くらいのスマホを1万円くらいで購入して使い回しているということになります。

現在、Rakuten Hand5Gには楽天モバイルとLINEMOのeSIMを入れていますが、はっきり言って通話を中心に使うならこの組み合わせは最強で、音声通話はRakuten Link、LINE通話はLINEMOを使うようにしていて、基本料金だけで通話し放題です。こうした使い勝手を知ると、現状ではこの組合せを変えようとは思いません。特に楽天モバイルの電話番号を知り合いに教えているので、メイン番号で電話とショートメッセージを受信だけでなく送信でも使い放題で、しかも同じネットワーク上にあればパソコン上でも通話やSMSの送受信を行なえるメリットがあります。LINEMOはLINE使用についてはデータフリーなので、テレビ電話を使っても高速データは減らないのが大きなメリットです。もしスマホを代えた場合はeSIMごと乗り換えるということになります。当然、他社に乗り替えると通話上のメリットが消滅してしまうので、今のところこの2回線は今のまま動かすつもりはありません。

このスマホとは別に、データ用として用意した回線が2回線あり、一つがpovo2.0と、もう一つが先日乗り換えて現在キャンペーン価格で利用中のmineoの「マイピタ」の回線になっています。先日までは、この「マイピタ」の回線を育てながら、大容量の高速クーポンをキープしようと先日のブログで書いたように真剣に思っていたのですが、今後安定してスマホを安く買い続けるためには、特典で回線乗り換えの場合に安くスマホを売るキャンペーンがどこかのMVNOで行なわれた場合、そうした動きに対応していかなくては、なかなか今のご時世でそこそこ使えるスマホを1万円ちょっとで買うことは不可能になっています。

そうした回線は、できれば一本でなく二本持ちたいところです。一つの契約で新しいスマホを購入した場合、やはりしばらくは使って回線のブラックリストに載らないような配慮は必要になります。過去のOCNモバイルONEの場合は、OCNモバイルONEが新規契約できなくなったタイミングで(1年ちょっと)で他の回線に端末の買いまし無しで引っ越ししましたが、それにともなう影響は出ていません。
現在、povo2.0とmineoは同じauでの契約になっているので、できればどちらかを他社の回線に動かしたいと思っているのですが、さすがに契約したばかりのmineoはすぐには動かせないので、povo2.0を別回線に替えながら最新のOSを搭載しているか、アップデートが予定されているスマホをゲットするという方法はあります。ただ、それを使った場合、今までパケットを貯めようと思っていたmineoのプランを崩す必要が出てきます。

具体的に書くと、IIJmioが今月末までの限定で回線乗り換えでスマホとSIMを同時契約すると、かなり安くスマホが買えるキャンペーンを行なっています。このキャンペーンが使えるのは、データ専用回線ではダメで、音声付きプランに限定になっています。

mineoの現在のプランは月20GBの高速クーポンが付き、平日昼でもそこそこ使える「マイピタ」プランなのですが、8月末までは月990円で維持できますが、それ以降同じ契約で維持する場合、月2千円前後の支払いになります。

スマホは回線乗り換えの格安で買わないと決めれば、現状で十分なのですが、OSはそのままでも、セキュリティアップデートが更新されなくなってしまうスマホを現役で使い続けるのは大変なので、どうせなら早いうちにpovo2.0をdocomo回線でIIJmioのギガプラン(翌月繰越有りの5GB/月なら990円)に乗り換え、mineoの方はキャンペーンが終わったらいつでも回線乗り換えができるように、回線を育てない「マイそく」(平日昼間は最大32kbpsでその他の時間は最大1.5Mbps固定)ならこちらもキャンペーン終了後には月額990円で維持できます。この場合、平日の昼間がネックになりますが、実はmineoの「マイそく」には、一回198円で付けられる「24時間データ使い放題」のオプションがあり、一回330円で同じものが付けられるpovo2.0よりは速度も安定性も劣るとは思われますが、それでもいざという時には使えるでしょう。

スマホ2台持ちとモバイルルーターで計4回線、全て月990円の回線で回しながら、1年か2年に一回スマホを買い替えるための回線乗り換えをデータ用として使っている回線から行なえるようになるということで、ここまで色々と考えてきた自分の考えを捨てて、povo2.0をIIJmioに乗り換えることにしました。将来的には今のところこの2回線をMNPして安くスマホを購入できるようなタイミングを計っていこうと思っています。

IIJmioはデータ容量の翌月繰越可能で、低速時でも最大300kbps出ます。ぎりぎりradikoや音楽配信を楽しむくらいは低速でも十分使えますので、今のところは平日の昼mineoが使いものにならない時間に合わせてIIJmioのデータを使ってストレスフリーになるという方向で使っていくのも良いと思います。新しいスマホについては、今使っているReno5 Aとほとんどスペックは変わらないものの、OSのバージョン的に有利で、いざという時にはReno5 Aをサブとして使うことのできるReno9 Aにしました。現在、IIJmioではこのスマホが9,780円で購入できるのです。OPPOのアフターサービスの良さは先日の電池交換サービスでその良さを実感していますし、目新しさは無くても現状では悪くない選択かな? と思っています。

別のニュースで、Android陣営は今後出すAndroid15で、OSレベルの通信衛星を介したテキストメッセージのやり取りをサポートする予定であることを知りました。今使っているスマホでも、アプリを利用することで直接通信衛星とやり取りが可能になってくるのかも知れませんが、状況の変化に応じて、ハイエンドスマホではなくても、常に新しいスマホを使える状態を保つことも大切ではないかと思い、ちょっと方向転換しました。

今回の乗り換えは、今後も同じように回線を引っこしながらスマホを安く購入していく地固めという意味もあります。当然状況が変われば、それを受けてこの方針が変わる可能性もありますが、円安の状況下でなかなか物の値段が下がらない中では、ある意味したたかなやり方も必要かと思えます。今後も引き続きこのやり方が持続可能なスマホ購入モデルになるかどうかは今後の各社の営業方針にもかかってきますが、基本的にはスマホを買うために乗りかえたとしても、そこの回線はきっちりと使いこむというスタンスでいたいと思っています。


mineoの「マイピタ」と「マイそく」はどちらを選べば幸せになれそうなのか

先日申し込んだmineoのSIMカードはまだ届いていません。恐らく今週中に来るとは思うのですが、今回はキャンペーンを使って月20GBの「マイピタ」を月990円で今月を入れて6ヶ月分試して、その後「マイそく」(平日昼間のみ32kbpsで他はall最大1.5Mbpsで月990円)に変更しながら回線追加分を一回線で990円のみで増やそうと目論んではいるのですが、気になるのが「マイピタ」がどのくらい使えるのか? ということです。

元々MVNOは大手キャリアから回線を借りているため、特に平日の昼間に速度ががくっと落ちることは知られていて、mineoでは特にその状況が顕著だったように思います。そうした平日昼間の使い勝手を損なわないためには、大手キャリアやサブブランドと直接契約することで、時間を問わずサクサク繋がるのですが、その分毎分の負担は大きくなります。

ただ、最近では「マイピタ」で平日昼間使った時のスピードがそれなりに改善されてきているという話もあるので、今回新たにキャンペーンに乗って「マイピタ」を契約したのは、それが本当で、例えば平日昼にも動画が普通に見られるくらいの速度をキープできているのか?(高速だけでなく低速時の最大1.5Mbpsでも)を確かめるということがまず頭の中にありました。

mineoでは平日昼に事前に宣言をして平日昼にデータ通信を使わないという宣言を実行できれば、宣言が成功した日数に応じて特典が付く「ゆずるね。」という仕組みが「マイピタ」にはあります。月10回宣言通りに平日昼にデータを使わなかった場合、翌月の23時から翌朝7時まで、高速通信を使っても高速クーポンが減らない「夜間フリー」の権利が発生します。30日のうち10日ですから、どうしても使いたい時には高速通信もできるということなら、投資金額と比較すればかなりお得な面も出てきます。ただそれは、平日のお昼に動画くらいは見られるほどのスピードが出るのかに関わってきますね。

私の契約は今月からなので、2024年8月までは高速クーポン20GBを毎月使えますが、さらに10GB以上のプラン契約者には低速の条件を最大200kbpsから1.5Mbpsに上げる「パケット放題Plus」に無料で加入でき、さらに月110円かかるオプションで、繰り越しても普通は消えてしまうパケットを別の自分用タンクに入れ放題という「パスケット」の利用も6ヶ月無料で使えるので、キャンペーン期間にあまり高速を使わなければ、半年後には繰り越した分に加えて普通なら失効してしまうパケットを貯められるので、かなり魅力的です。ただし、これらの機能は「マイピタ」のプランに加入し続けないと利用できません。もう一つのプラン「マイそく」は、高速クーポンなどはまるでなく、平日昼間だけは超低速の最大32kbpsで、その他の時間は最大1.5Mbpsというシンプルなプランですが、「ゆずるね。」「夜間フリー」「パスケット」は使えないので、キャンペーン終了とともに「マイそく」にプラン変更をした場合には今まで貯めていたパケットや夜間フリーなどが全てリセットされ、回線費用は990円でキープされます。

「マイソク」をキャンペーン後も続ける場合は、お試し期間でほとんど最大1.5Mbpsで問題ないと思った場合には、月間パケットを1GBにするのがおすすめです。その場合、それまでの使い勝手をキープするには基本料金の1,298円に「パケット放題Plus」の385円、それにパスケットの110円が追加され、合計1,793円(ユニバーサル使用料などは別)と、803円/月高くなります。

金額的に言えば「マイそく」に変えて追加の支払いを抑えた方が良いと思いますが、この回線一本で回していきたいと思った場合、やはり平日昼間にどうしても使いたいと思った時に考えてしまいます。mineoではそんな時のオプションとして24時間データ使い放題を一回198円で用意してくれていますが、何回も使っていると料金がかさみます。そこで考えるのが、最大1.5Mbpsに制限された「マイピタ」で平日昼に利用する場合、どのくらいスマホやモバイル機器が使えるくらいのスピードが出るのかということになります。

もし、動画が止まってしまうようなスピードしか出ないのなら、半年後には「マイそく」にして、同時に平日昼間に強い別の回線と合わせて使うのが良いと思います。現在使っているIIJmioのデータ専用2GBプラン(月額440円と格安)では、平日昼に計ったところ3Mbps台くらいのスピードは出るので、お昼の時間だけ使う分にはそれでも十分だと思います。

私の場合は他のキャリアを含む回線を分散させているので、恐らく平日昼間のスピート低下については、他の回線を使うことで何とかできるとは思うのですが、時間でいちいち使うハードを切り替えるというのも面倒なところはあります。今回改めてmineo回線を使って、改めて平日昼間のスピードがどのくらい出てくるのか、それによっては状況は変わってくるとは思いますが、実のところ毎日「ゆずるね。」を宣言して、だんだんたまっていくパケットをどうしようかと考えること自体、人によってはめんどくさいものです。「マイそく」はそうした縛り事がない分、きっぱりと平日昼の通信を諦められるので、その人の性格によっても選ぶべきプランは変わっていくと思います。ただ、キャンペーン中には「マイソク20GB」の基本プランと「パケット放題Plus」「パスケット」という・オプションを付けておいた方が後に気持ちが変わった時にはすぐに対応できますので、興味のある方はそのような最初の申込みの方法を間違えないように注意しましょう。