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mineoの「マイピタ」と「マイそく」はどちらを選べば幸せになれそうなのか

先日申し込んだmineoのSIMカードはまだ届いていません。恐らく今週中に来るとは思うのですが、今回はキャンペーンを使って月20GBの「マイピタ」を月990円で今月を入れて6ヶ月分試して、その後「マイそく」(平日昼間のみ32kbpsで他はall最大1.5Mbpsで月990円)に変更しながら回線追加分を一回線で990円のみで増やそうと目論んではいるのですが、気になるのが「マイピタ」がどのくらい使えるのか? ということです。

元々MVNOは大手キャリアから回線を借りているため、特に平日の昼間に速度ががくっと落ちることは知られていて、mineoでは特にその状況が顕著だったように思います。そうした平日昼間の使い勝手を損なわないためには、大手キャリアやサブブランドと直接契約することで、時間を問わずサクサク繋がるのですが、その分毎分の負担は大きくなります。

ただ、最近では「マイピタ」で平日昼間使った時のスピードがそれなりに改善されてきているという話もあるので、今回新たにキャンペーンに乗って「マイピタ」を契約したのは、それが本当で、例えば平日昼にも動画が普通に見られるくらいの速度をキープできているのか?(高速だけでなく低速時の最大1.5Mbpsでも)を確かめるということがまず頭の中にありました。

mineoでは平日昼に事前に宣言をして平日昼にデータ通信を使わないという宣言を実行できれば、宣言が成功した日数に応じて特典が付く「ゆずるね。」という仕組みが「マイピタ」にはあります。月10回宣言通りに平日昼にデータを使わなかった場合、翌月の23時から翌朝7時まで、高速通信を使っても高速クーポンが減らない「夜間フリー」の権利が発生します。30日のうち10日ですから、どうしても使いたい時には高速通信もできるということなら、投資金額と比較すればかなりお得な面も出てきます。ただそれは、平日のお昼に動画くらいは見られるほどのスピードが出るのかに関わってきますね。

私の契約は今月からなので、2024年8月までは高速クーポン20GBを毎月使えますが、さらに10GB以上のプラン契約者には低速の条件を最大200kbpsから1.5Mbpsに上げる「パケット放題Plus」に無料で加入でき、さらに月110円かかるオプションで、繰り越しても普通は消えてしまうパケットを別の自分用タンクに入れ放題という「パスケット」の利用も6ヶ月無料で使えるので、キャンペーン期間にあまり高速を使わなければ、半年後には繰り越した分に加えて普通なら失効してしまうパケットを貯められるので、かなり魅力的です。ただし、これらの機能は「マイピタ」のプランに加入し続けないと利用できません。もう一つのプラン「マイそく」は、高速クーポンなどはまるでなく、平日昼間だけは超低速の最大32kbpsで、その他の時間は最大1.5Mbpsというシンプルなプランですが、「ゆずるね。」「夜間フリー」「パスケット」は使えないので、キャンペーン終了とともに「マイそく」にプラン変更をした場合には今まで貯めていたパケットや夜間フリーなどが全てリセットされ、回線費用は990円でキープされます。

「マイソク」をキャンペーン後も続ける場合は、お試し期間でほとんど最大1.5Mbpsで問題ないと思った場合には、月間パケットを1GBにするのがおすすめです。その場合、それまでの使い勝手をキープするには基本料金の1,298円に「パケット放題Plus」の385円、それにパスケットの110円が追加され、合計1,793円(ユニバーサル使用料などは別)と、803円/月高くなります。

金額的に言えば「マイそく」に変えて追加の支払いを抑えた方が良いと思いますが、この回線一本で回していきたいと思った場合、やはり平日昼間にどうしても使いたいと思った時に考えてしまいます。mineoではそんな時のオプションとして24時間データ使い放題を一回198円で用意してくれていますが、何回も使っていると料金がかさみます。そこで考えるのが、最大1.5Mbpsに制限された「マイピタ」で平日昼に利用する場合、どのくらいスマホやモバイル機器が使えるくらいのスピードが出るのかということになります。

もし、動画が止まってしまうようなスピードしか出ないのなら、半年後には「マイそく」にして、同時に平日昼間に強い別の回線と合わせて使うのが良いと思います。現在使っているIIJmioのデータ専用2GBプラン(月額440円と格安)では、平日昼に計ったところ3Mbps台くらいのスピードは出るので、お昼の時間だけ使う分にはそれでも十分だと思います。

私の場合は他のキャリアを含む回線を分散させているので、恐らく平日昼間のスピート低下については、他の回線を使うことで何とかできるとは思うのですが、時間でいちいち使うハードを切り替えるというのも面倒なところはあります。今回改めてmineo回線を使って、改めて平日昼間のスピードがどのくらい出てくるのか、それによっては状況は変わってくるとは思いますが、実のところ毎日「ゆずるね。」を宣言して、だんだんたまっていくパケットをどうしようかと考えること自体、人によってはめんどくさいものです。「マイそく」はそうした縛り事がない分、きっぱりと平日昼の通信を諦められるので、その人の性格によっても選ぶべきプランは変わっていくと思います。ただ、キャンペーン中には「マイソク20GB」の基本プランと「パケット放題Plus」「パスケット」という・オプションを付けておいた方が後に気持ちが変わった時にはすぐに対応できますので、興味のある方はそのような最初の申込みの方法を間違えないように注意しましょう。


スマホを買ったら素のまま使わずに保護ケースとガラスフィルムを購入することが大事

過去には、自分が使っている携帯電話・スマホが壊れたり失くしてしまった時の補償制度はそこまで揃っていませんでした。これはかなり昔の話になりますが、数々あるクレジットカードの保証の中で、JAFカードの中でアメリカン・エキスプレスを選んだ場合、携帯電話にも使える物保険が付いていたため、JAFの会員証代わりにもなるカードを作る際に、年会費有料にも関わらずこのカードを選んだことがあります。

実際にその保証を使ったことはあって、その時には首からぶら下げていたスマホを誤って車から降りる際にドアに思い切りぶつけてしまって、画面のガラスが粉々になってしまったため、保証を請求しました。ただ、こうした保証に入っていたとしても新品で買い替えられる金額がそのまま出るわけではありませんでした。当時は昔と違ってそれなりに使ったスマホの時価を判定するのは難しかったのですが、ネット上の中古ショップで売られている価格を参考にし、何とか同じ型の中古が買えるだけの金額を出してもらうことができましたが、そこまでに行くには時間もかかり、その後にはJAFのカードは止めて、年会費を払うならその分で中古を買い替えた方が安いと考え、今までスマホ関連の保証には加入していません。

そうした判断に至る理由の一つに、スマホを素のまま使わないで、衝撃を受けても壊れることを防止するような対策ができているということが挙げられます。基本的には本体をカバーするケースと、一番衝撃に弱いと思われる画面を保護するガラスフィルムを貼るということが、地味ではありますが、何やかんや言っても一番安くて安心できる方法ではないかと思うのです。

突然こんな事を書くのは、実は先日、画面を外側に向けた状態でポケットに入れていたところ、たまたまスマホのところとスチールのロッカーに多少勢い良くぶつけてしまい、後でスマホの画面を見たら、そこにうっすらと一直線の筋が入っていることを見付けてしまったからです。最初これは、画面が逝ってしまったと思ったのですが、少し考えてスマホに張っていたフィルムはガラスフィルムだったことを思い出しました。改めて損傷箇所を見てみたら、傷が入っているのは本体の画面ではなく、画面に張り付いているガラスフィルムの方であることを確認し、ほっと一息付くと同時に、すぐに同じ機種用のガラスフィルム(千円以下で2枚組み)を発注しました。

今使っているスマホは首から下げているものの、以前壊したように家からブラブラさせているわけではなく、使わない時には常にポケットに入るようにしています。それでも、自宅にいる時には落としたりはしますが、そのくらいの衝撃では、保護ケースとガラスフィルムで本体への損傷はあらかたカバーできるようになっていると思います。実際、保証を付けている場合でも、本体修理となれば中のデータが飛ぶ可能性もありますし、本体交換なら最初からスマホの環境設定を一からやり直すことになります。今のスマホではアプリ関係だけでなく各種電子マネーや、人によってはマイナンバーカードの情報を入れていることもあるので、急にこうしたことをしなければならなくなった場合にはかなりのストレスになります。

私の場合はスマホの買い替えではなく、今回はガラスフィルムの貼り替えだけで対応することができそうなので、今回は結果オーライでした。

少なくとも、よくスマホをいろんなところにぶつけるような方は、スマホ自体の損傷を守る外付ケースをきちんと付け、さらには画面保護用のガラスフィルムまでは、購入時にきちんと装着して使うことが、いざという時に慌てないで済むという点だけでもおすすめできます。今回購入したガラスフィルムは2枚あるので、もしまた同じような状況になっても追加費用なしに貼り替えられるので、とりあえずは自分で使っていて寿命を感じられるまで今のスマホは現役として使い続けようと思っています。


持ち運ぶ道具を絞って身軽に旅に出るためのモバイル機器の構成を考える

ここのところ、自分の旅の様子を動画にしてアップしているYou Tubeの動画を数々見続けています。私のような写真と文章で紹介するものとは違って、何か自分が旅行体験をしているような感じもして、今後の旅の目的を考えるにはとても有難いものが多いです。ただ、旅行中にカメラを回し続けるというのは自分には大変で、逆に動画では表現できないような事を発信していければと思いながら今後の事について色々と考えています。

まず、考えなくてはいけないのは、旅に持っていく荷物をできるだけ少なく軽くするということです。これは松尾芭蕉の昔から、「旅の具多きは道の障りなり」の言葉通り、車での旅以外で自分で自分の荷物を運ばなければならないような旅の場合、昔も今も同じように荷物はできる限り小さくまとめたいものです。

特に先日も書きましたが、旅行の行程にLCCの飛行機での移動を加える場合、2つまでにまとめた手荷物を合計7kgに抑える必要があります。これは、荷物の中味だけでなくバッグ本体の重さまでを含みます。ということで、布製で比較的軽いバックパックを中心として、着替え、洗面道具、タオル、雨具、室内履きなどに加えて、一番重くなると思われるモバイル機器をどうするかという事がポイントになってきます。

私の場合は、スマホの他に先日購入したモバイルパソコンを合わせ、そこに充電用のバッテリーや充電コード、ACアダプターは必須となりますが、過去にはこれらのハードの隙間を埋めるためにタブレットも持って行っていました。ただこれだと、その分の重量は増えてしまいます。

今回新しくしたモバイルパソコンは画面をひっくり返すと自立してスタンド要らずのWindowsタブレットとしても使えるので、気軽にウェブ閲覧や動画視聴をしたい時にはそうして使うことができます。キーボードで作業しながら別の画面で動画を見たいような場合にはスマホの小さな画面で我慢できるかがカギになります。

以前には、SIMカードの入る8インチクラスのタブレットを導入して使っていたので、これから適当なタブレットを探そうかなとも思いましたが、タブレットというのは本当に色々あるものの、安物買いの銭失いになってしまうのではないか? という不安もあります。現在は、通話用とデータ通信用に分けてスマホを2台体制で使っているので、あえてこれにタブレットを買い足さなくても良いかな? と、荷物を減らし全体の重さを減らすという観点から考えてもそう思ってきています。

ただ、タブレットにはSIMを内蔵でき、それ自身で通信ができるのに対し、私の持っているモバイルパソコンには通信スロットがないので、WiFiを使うかスマホなどからのテザリングが必要になってきます。そこで考えられるのがモバイルルーターの活用でしょう。少し前にIIJmioで購入したドコモ・au回線で使えるモバイルルーターを予備電池1個付きで持っているので、これを活用してパソコンの外でのネット利用に使ってしまえば、タブレットを一つ買い増すよりも安くて全体の荷物も軽くできます。ネットの接続については、Bluetoothテザリングはできない仕様ですが、ケーブルを接続すればUSBテザリングはできるので、ノートパソコンを無線インターネットに接続するには便利です。

購入当時はそれほど使うかな? と思っていたのですが、物理SIMを入れ替えて旅行の時に持ち出すようにすれば、例えばpovo2.0の24時間使い放題のトッピングを付けた状態で持ち出して使うことも可能になります。また、状況の変化で外で動画(私の場合には自宅のTVチューナーとリンク可能なので外で地元局のテレビ放送を見ることも可能です)を見る機会が増えてくれば、追加で安い回線を増やすという選択も出てきます。具体的にはmineoの「マイピタ」が6ヶ月間月額990円というキャンペーンをやっています。最近のmineoの広告で、平日昼のスピードが改善した? というものがあるので、その内容を調べつつ、キャンペーン期間終了後には、平日昼間は超低速(32kbps)ながら、他の時間帯には最大1.5Mbpsを月額990円で使える「マイそく」に切り替えるという手も打てます。

こうしてみると、現在契約しているIIJmioのeSIMデータ専用月2GBの440円/月は、「マイそく」のデータ用補完回線としてぴったりという感じもします。今後、色々なことを考えながら様々なスポーツ中継も始まる春に向けて、モバイルルーターとモバイルパソコンを合わせた日常的にも旅にも使えるような事を考えつつ、最低限の荷物はどこまでかということについても考えていきたいと思っています。


アマゾンで買い物をした際に支払い金額が0円になっている場合は支払い方法の確認を

昨日、欲しい電子本がセールになっていたのでアマゾンのKindleにて購入しました。しかし、電子本で発送などがなく、すぐダウンロードすれば読めてしまう本のため、支払い方法が「1クリック購入」しか選べなかったので(設定を変えれば表示も変わったのかも知れませんが)、ついそのままクリックして購入となりました。

購入自体には何の不満もないのですが、気が付いたら購入明細のところを見ると、請求金額が0円になってしまっていて、しまったと思いました。実は、先日アマゾンプライム会員用の電気会社のプランを契約しているのですが、先月に今年の会費分として「アマゾンギフト」がプライム会員の年会費分5,900円が支給されていました。以前はポイント支給されてすぐプライム会員の更新ができたのですが、先日プライム会員費は値上がりがあったばかりからなのか、更新日(私の場合は10月なので半年以上間があります)直前に手続きをする必要があるので、気を付けないとプライム会費用にもらったアマゾンギフトを買い物で使ってしまう可能性があるのです。

通常の買い物の場合、クリックしてすぐに購入は決定しませんし、物のある買い物の場合には送付場所や時間帯などを選ぶので、支払い明細のところ見て、アマゾンギフトから充当されているような場合には「支払い方法の変更」を選んで自分のクレジットカードから全額支払うようなことができるのですが、ワンクリックで購入の場合はそういうことはなく、そのままアマゾンギフトからKindle本の代金が引き落とされてしまったのです。

このまままでは、プライム会費をアマゾンギフトから支払う段になっても支払いが金額不足でできなくなってしまうので、改めて自分のアカウントに「チャージ」を行ないました。チャージ料金はクレジットカードからの支払いになるため、無事にアマゾンギフトの残高は年金費と同額の5,900円に戻りましたが、こういった罠(?)があるので、ネットを使ってのアマゾンでの買い物は気を付けないとと、しみじみ思います。


スマホが手元から離れないのはスマホで全ての事をやろうとしているからでは?

テレビのバラエティ番組の企画で、連日スマホを手離せない芸人さんが、5日間の「スマホ断ち」をすることでその変化を見るというものがありました。テレビに出ている芸人さんと一般の人との状況は違い、その芸人さんはマネージャーさんと日々のスケジュールを共有し、スマホがあれば常に最新のスケジュールを確認できるようにされていましたので、かえってスマホを全く使えないようにすると、やはり今の時代では支障があると思いましたが、やはり寝床で部屋を暗くしているのに、しばらくはスマホでSNSなどを行なっているのは睡眠時間を削ることになるので、あまりよろしくないと見ていて思いました。

また、ある年齢層にとっては当り前なのが、音楽やニュースをスマホで見たり聞いたりしているということです。その芸人さんはスマホ断ちをする少し前に、テレビが故障したということで情報を入手する手段が無くなってしまい、新聞を買ったり、音楽を聞くためにラジカセを買ったりしていましたが、その方の世代というのは音楽はもはやCDを買って聞くのではなく、サブスクでスマホから直接聞くのが当り前になっているので、その手段が無くなるのはかなりのストレスになるようです。

ただ、その方は自宅に複数台のモニターを付けてパソコンも持っているようで、主に作曲やお絵描きに活用しているようなので、大きなモニターが付いたネット接続できるパソコンを持っている(?)のに、個人的には今までの生活の中でなぜ全ての事をスマホに依存してしまうのか? ということが気になりました。今の社会で、それなりにテレビ出演のある人気者の方が自宅にインターネットを引いていないということはまず考えられませんので、テレビがなくてもパソコンがあるのなら、スマホでできることの多くはパソコンでもできるのではないかと思ってしまいます。

その方がエゴサーチをしたり、自分のことについてコメントしてくれている方ほとんどに「いいね」をするためにX(旧Twitter)はどうしても見たいと番組では話していましたが、当然ながらパソコン上でもXの閲覧および発言は可能です。LINEについてもChromeの機能拡張で、ログインすることによりパソコンから利用可能です。さらに言うと、動画はもちろんですが音楽のサブスクサービスもパソコン上から利用が可能なので、外出先ではできないものの、自宅内であればスマホをわざわざ使わなくてもパソコンと分けて使うことで、かなり生活は変わってくるのではないかと思います。

常にメッセージを確認するためにスマホを見るという点に関しては、スマートウォッチとの連携を使えば、スマートウォッチ単体でスマホに通知されるメッセージを自分で選んで見ることができるため、どこかでまとめて見る時間を作るにしても、外出先でそこまで重要ではないと思うメッセージについても、後回しにすることでスマホからの束縛を逃れられるような気がするのですが。私の生活の中でスマホは、やはりないと困るものではあるのですが、外出先でも必要に応じてモバイルパソコンを使ったりするので、小さな画面を見続けるような使い方はそこまでしていません。

逆にパソコンをずっと見続けたり、自宅ではテレビをテレビ放送だけでなく各種配信動画を見まくるような事もしているので、それ自体も問題視する方がいるかも知れませんが、それでもその時間はスマホに集中することはないので、少なくとも自宅に戻れば、小さなスマホの画面を使うよりもパソコンやChromebookを開くことの方が多い生活になっていると思います。あと、SNSについての個人的な事情を言うと、スマホでの入力よりも以前から慣れ親しんだキーボードを使っての日本語入力の方が早いし正確なので、ネット上に書き込みをする場合はパソコンを使うということもあります。

個人的にはスマホを使い過ぎるから時間を減らすというのではなしに、代替が効くだけでなくスマホ以外のものから利用した方が良いネットサービスについては、何も無理をしてスマホで全てをやる必要はないと考えます。

最後に、パソコンについては画面の大きさだけでなく、内部に様々なファイルを入れておける記憶容量の大きさは段違いで、今使っているモバイルパソコンでも512GBもあります。音楽や動画もネットがない状態でもパソコン単体で楽しめるので、もしネットが使えなくなるような状況でも使いやすいのではないかと思います。


高齢の親族のために「スマホじまい」ではなく「子名義の新契約」をネット完結で行なうのがオススメ

昨日、スマホを外に持ち出すのは基本嫌がっている母親のスマホ代(契約は私名義)の請求額確定のメールが届きました。今の時代、やはりスマホがあって多少は使いこなしてくれないと、逆に色々なことが大変な世の中になっているということはこのブログでも何回も書いてきました。

元々、母親は自分でスマホを契約していなかったので、私がその使い方に合わせて色々なMVNOの契約をし、スマホ自体は新品ではなく比較的新しい中古品を、これもネットで購入して使ってもらっています。今使っているスマホは、いわゆる高齢者向けスマホではありませんが、とりあえず自分で電話を掛けたり受けたりできるような代替アプリを入れ、モバイルSuicaとマイナンバーカードの電子証明書をスマホの中に入れ、現在はマイナポータルサイトに入るにはマイナンバーカードをかざさなくても良いように(暗証番号の入力は必要)しています。

どちらにしても難しい操作はできないので、外に出る時にスマホを使ってバスや電車に乗れるように現金チャージ(コンビニ端末から現金チャージはできます)をして、あとは電話を掛けられれば、他の本人には難しいことはこちらが端末を操作してやってあげるような形にしています。

最近は、親戚との電話はLINEを使って発信の手続きをしてあげているので、通話料金もそれほど掛からないのですが、それでも外に出て一人で友人に電話する場合にはLINEが使えないので電話代だけは請求が来ます。ちなみに、色々ありつつもこんな使い方の人間には十分だと自分が判断したのが日本通信の「合理的シンプル290」プランです。名前の通り、基本料290円で高速通信が1GB付きますが、母親の使い方では今月請求分でもデータ通信は0でした。代わりにかかったのが通話料ですが、ドコモ本家の半額の30秒11円なのでそれほどかかりません。以前、親族の集まりの連絡で電話をこちらから掛けた時は結構長い間話しをしていて料金を心配したのですが、それでも千円までは行かず、今回の請求も通話料が130円くらいで、請求額合計も500円以下で毎月推移しています。

スマホも1万円くらいで買ったものなので、ほとんどスマホを使うコストというのは掛かっていないのですが、母親と同じくらいの年齢の方が一人でキャリアショップへ行って自分で回線プランの相談に行ったらどうなるのでしょうか。最近、自分で判断することが難しい高齢者に対しても、昔のような光回線とのセット、後で外せば良いと言いながらてんこ盛りのオプションを付けて、ほぼ使わないのに毎月の通信費およびスマホの代金を合わせた月額負担額をかさませるような契約を結ばせる事例が多くネット上では報告されています。まあ、向こうも商売ですから、できるだけ利益を確保したいのはわかりますが、なけなしのお金を使わないのに負担させられているような状態はあまり良いものではありません。そこで、私から一つの提案があります。

まず、一緒にキャリアショップに行って現在の契約を確認し、単に必要のないプランや光回線・無線インターネット機器の契約だけでなく、スマホ自体の回線も解約させるようにするのです。これは、親本人が契約名義になっている場合です。今は元気でも、年を経るうちにだんだんと判断力が鈍ってくる中で、キャリアショップに一人で出掛けて、さらなる端末(最近はタブレットやパソコンのような案件もある)を売りつけられたりして今よりもさらに通信費の負担が増えるよりは、ここでもう大手キャリアとの関係を切るという決断が必要なところもあるのではないでしょうか。ただ、その前にやっておくことがあります。

まず、ガラケーやスマホに入っている電話帳のリストを書き出します。そしてお付き合いのある人に対して、こちらが協力しながら電話番号に直接ショートメール(SMS)で、「近々携帯電話の番号が変わります。番号が変わりましたら改めてまたメールを送りますので番号の変更をお願いします」というようなメールをまずは送っておきます。その作業をしながら新しい契約先について目星を付けます。

その際、できれば親御さん本人が契約をするのではなく、お子さんや若い親族の方が契約し、ネットで完結する方法で契約するという事をおすすめします。そうすれば、年配の親御さんはもはや自分ではショップへ行くこともなくなり、わからないことがあれば、契約者のお子さんを通じて問い合わせることになります。

では、新しい契約はどこが良いのかということですが、私の親の場合は電話をするだけで自宅には光回線があるのでスマホの設定やアプリ管理は自宅で行なうようにすれば、月1GBだけの高速データ通信でも何とかなるので、とにかく安く毎月の通信費を抑えたい場合には、日本通信の「合理的シンプル290」プランがおすすめになります。

もし、毎月の通話料込みの価格が常に1,000円オーバーになってきた場合には、オススメの乗り換えプランには2通りあります。ドコモ回線が大事だという場合には同じ日本通信で手数料無料で乗り換えられる「合理的みんなのプラン」(1,390円)に乗り換えることを検討してみましょう。これは無料通話70分、高速データ10GBがセットになっているので、自分から長電話するのが好きな人でなければ、通信費はこれ以上かからなくなります。

もう一つは、楽天モバイルに乗り換えるというものです。楽天モバイルの料金は、使用する高速データ通信によって3段階に変わってきますが、ほとんどデータ通信を使わなければ3GB未満の場合は月額1,078円になります。通話については専用のIP電話にはなりますが、「Rakuten Link」を使えば無制限掛け放題で、さらにSMSも無料で送信できます。電話番号が変わった事を通知するにも追加費用がかかりませんし、年配のには比較的電話よりもショートメールを良く使う方が多いので、電話はしないがショートメールは良く出すというならば、Androidスマホで楽天モバイルというのは悪くない選択かな? と思います。

また、月70分以上電話して、日本通信の「合理的みんなのプラン」でも超過通話料が請求され、さらに「Rakuten Link」からの電話ではうまく聞き取れないような場合は、思い切って通話無制限の中では最安のau回線を使っている「povo2.0」にしてしまう選択肢もあります。

povo2.0の「通話かけ放題」は月額1,650円です。データ通信は遅くて使いものになりませんので、必要に応じてトッピングをする必要はありますが、ほとんど通話とショートメールだけなら、かなりヘビーに使っても一ヶ月2千円以内で収まります。また、もう一つの可能性として、知り合い同士がほとんどLINEを使っているなら、LINEの利用についてはデータフリー(高速クーポンを使い切っても写真をアップするようなトークだけでなく、LINE電話・ビデオ通話まで普通に使える)で使える、LINEMOのミニプラン(月額990円)という選択もありますね。高速クーポンは月3GBありますので、日々ちょっとスマホを使う分には問題ありません。子供や孫との連絡を自分からLINE通話できるなら、こうした選択もできます。

重要なのは、ここまで紹介したMVNOやサブブランドのプランは無店舗で、ネットを使って契約するので自分の必要としない押し売りなどは決してしてこないということです。通信費は親の分を払ってあげるのも良いですし、親の方で気にされるなら、請求が上がった時点でその金額を現金でもらうようにしても良いでしょう。どちらにしても、今までキャリアに払ってきた通信費とのあまりの違いに驚かれるのではないでしょうか。

長くなりましたが、それだけ多くの年配の方がキャリアに搾取されているのではないか? と個人的には思っているので、その解決策ということで書かせていただきました。もしこうした話を振った時、スマホの使い方を教えてくれる人がいないからと言われたら、それについても代替え策はあります。最近は地方公共団体において、高齢者のためのスマホ講座を行なっているところがあります。お住まいの地域の公民館などで、そうした講座が行なわれていれば、余分なプランや新契約を勧められることなく、スマホの扱い方を教えてもらえます。そうした講座がない場合でも、パソコン教室などで有料のスマホ講座というのもあります。こちらも、受講料以外に法外な物を買わされたりとかはないと思いますので、今後も大手キャリアの抱合せ商法が続くようなら、早めにキャリアとの縁を切ることで、通信費にかかる費用を別のものに回して豊かな生活を多くの人に楽しんで欲しいと思います。

最後になりますが、もしこうした事がなく、大手キャリアのショップが気軽に行くことができ、スマホ講座を開くにしてもパソコン教室並みの受講料を取って光回線・無線インターネット・様々な必要のないオプション付けを排除するならば、キャリアショップが日本のスマホ利用者増加の助けになると思うので、あえて契約を止める必要はないと思います。業界の歪みが正され、転売ヤーを儲けさせ従順な契約者(主に高齢者)から多く取るようなビジネスモデルについては、きちんと是正されることを祈っています。


本気でスマホによる決済やサービス利用を普及させたいなら企業・お店も通信料負担が必要では?

私たちが普段の生活をしていく中で、確実に増えているのが個人のスマホを使った様々な企業のサービス提供だと思います。お店のクーポンや支払いだけでなく、お店に入って食事の注文をするにも個人のスマホを使ってお店の注文を取ることを求めるところすらあります。また、最近は旅行のクーポン付きの周遊チケットなども利用者が自分の費用でダウンロードさせることで企業側がチケット発券にかかる費用を削減しているような事もあります。

こうした状況について、人によっては腑に落ちないと思っている人がいるようです。どういうことかというと、企業やお店のサービスを利用するために専用のアプリをダウンロードしたり、LINEの友だち登録をさせたり、さらに注文にも専用のサイトにアクセスさせたり、支払いにもネット通信が必要になるのですが、その人が契約しているプランによってはそうした事でデータを消費してしまうことによる影響が出てくる場合があるのです。

このスマホによる通信料というのは、あくまでスマホを持っている個人の負担というのが現状です。高速クーポンを使い切ってしまうと、買い物などに影響が出るようなプラン加入をしている方は、全てを省力化し、チケット・クーポン取得や専用アプリのダウンロード、注文や支払いまで、全てお客さん側が通信料を負担するのが当り前なのかとぐちの一つでも言いたくなる人もいるのではないでしょうか。

個人的には、せめてお店の中では無料で利用可能なWi-Fiを提供し、人によっては残り少なくなっている(ないしはすでに使い切ってしまった)高速クーポンを使わないで済むようにすべきではないかと思うのですが、過去に紹介しましたが、今は過去に無料Wi-Fiを提供していたコンビニさえその提供を「コストの関係」で廃止して今に至るのです。

現状では高速クーポンを使い切ってもそれなりに使い続けられる最大1Mbpsで利用できる、月約3千円くらいのプランを使っていないと、月末になるに従ってクーポンの使用や支払いについても時間がかかって使いずらくなる人が出てきてしまうのではないかと思います。それでは、せっかくスマホで全てできるようになったとしても、そうしたサービスを使おうと思っている人の中には、サービスが満足に使えない人が出てきてしまうので、生活全般におけるスマホの利用が滞ることにもなりかねません。

さらに、例えば地下にお店があってお店側が店内での電波状況が悪いまま営業をしている場合など、十分に高速で接続できるような環境を持っている人であってもスマホが使えなくなるような事も考えられます。もはやスマホを使ったインターネットというのは、人が住んでいたり利用したりする場所では穴を開けることなく、誰でも使えるようなインフラの整備というものが望まれます。

個人的には、無料Wi-Fiを整備するのが難しいのなら、日本の通信キャリアは個人だけを相手にプランを提供するのではなく、お客さんにあえてインターネットを使わせて省力化を計っている企業があれば、そちらの方にも負担を求める形で、新しい料金プランを出すくらいの事をしても良いのではないかと思います。具体的には千円くらいで最大1Mbps固定のデータ通信が可能なくらいのプランを出せれば、少なくともスマホを使って様々なサービスを受けようと思っている人であれば、まず問題なくスマホだけで完結するサービスを利用することにストレスはなくなります。

それが無理なら、利用したいお店や企業のサービスを受ける前にその企業の広告を見ることで、アプリのダウンロードやクーポン獲得などに必要なネット通信量を付与するような仕組みを作るとか、一方的にサービスを受ける側が費用(ネット通信の高速容量)を負担しなければならない現状からの変化をきちんと考えて欲しいものです。

全てを個人で購入した通信費で賄わせるような現状の状況というのは、あまりにも企業の思う通りに個人が動かされている感じがしてなりません。今後、自動車の自動運転が実用化されれば、当然車からネットを介して通信しながら車を自動運転させるということになると思うのですが、ドライバーはそのためのデータ通信費をスマホ利用のためのネット料金とは別に負担しなければならないのかなど、あらゆる面でこうした問題が起こってくるのではないかと思います。現在はあくまで、利用者の側で文句も言えずに、そうした費用の一部を負担しているということがあるので、実際に現場でこれはおかしいと思うような対応をされた場合、少なくともきちんと意見を言うようにしたいと個人的には思っています。


実は最強かも?楽天モバイル利用でのメッセージ送信が気がねなく使えるのはかなり便利と実感

前回は年賀状のやり取りに関して住所のデータを持つことの大切さについて書きましたが、もう一つ、実は便利なツールとしての携帯番号へ直接メールをするダイレクトメッセージについて、このごろ思っていることを書いておきたいと思います。

人との付き合いは友人だけでなく、職場の同僚やご近所(町内会や自治会、PTA)など多岐にわたります。

先日、電話番号のやり取りだけはしていた職場の同僚から電話ではなく電話番号にダイレクトメッセージが入りました。急に仕事を休むことになったものの、会社と連絡が取れないので出社した際に伝えて欲しいとのこと。この使い方は、実に理にかなっています。というのも、メッセージを送った人および送信時間、さらに内容までこちらのスマホの方に残っているので、出社をした際に説明するだけでなく、そのメッセージを見せることで、きちんとその内容を会社の方に把握してもらうことができるのです。

基本的には電話が苦手な方や、相手に電話をするタイミングがわからない場合にはメッセージは便利なのですが、私の使っている楽天モバイルでは、Androidスマホからなら、専用アプリのRakuten Link経由での送信なら国内においては送信料金がかかる心配がないので、長文のメールになっても料金を気にしないでメッセージのやり取りをしても大丈夫ですし、普段使っていなくても、気楽に何回も会話するように連絡を取り合うことができます。

またこれは別の話ですが、自分よりかなり年上の方は、相当電話番号に直接メッセージを送るSMSを日常的な連絡として活用しているようで、以前近所の方と連絡を取る必要があり、その方が留守がちだったのでメモに自分の携帯番号を書いて連絡を下さいとポストに入れておいたら、しばらくして電話ではなくSMSでメッセージが入ったのには正直びっくりしました。ただ、このようにダイレクトメッセージで連絡が取れると、出したメッセージを読んでくれているかということまで手元でわかるので、実際に会わなくてもそれなりにコミュニケーションが取れ、その後お会いした時にもスムーズに話を進めることができました。

さらに、その時には自分の回線を楽天モバイルに変えた直後だったので、向こうからは一通ごとの送信料がかかっているかも知れませんが、Rakuten Linkから送信すれば(Androidの場合)、送信料もかからず、もし楽天の回線が繋がらなくても送信だけはできると思うので、その点でもいざという時の有効な通信手段の一つになりうると思います。

今の時代はSNSやメッセージアプリで連絡を取るのが普通だと考えがちですが、大きな災害などで親戚と連絡を取りたいと思った場合、避難所で生活をしている中では特に、闇雲に電話を掛けるのは相手の状況によってはストレスにしかならない場合も出てくるのではないでしょうか。常日頃、親戚同士でLINEのグループを組んだり、IDを交換しているような場合は別ですが、何の前ぶれもなく連絡が取れなくなった場合に備えて、住所だけでなく、持っていれば親戚の方の携帯番号についても相手の了解のもと手に入れておくことが、実はいざという時には役に立つのではないかと思う次第です。


スマートフォンを単なる「道具」と割り切れば中古品を利用しながら中古市場を活性化しても良いのでは?

2023年を総括するような時期に入ってきましたが、今年はスマートフォンは楽天モバイルで1円で売っていたRakuten Hand 5Gを新たに買ったくらいなので、全くスマホにはお金を使いませんでした。ただ、今後はキャリアがスマホを売る場合の割引について規制が入るので、そもそも安く買えなくなる可能性もあるので、今使っているスマホを新しくする場合にはどうすれば良いのか? ということを考えてみたいと思います。

今年はスマホは買いませんでしたが、パソコンは複数台購入しました。とりあえず、本体の故障がなければ長く使えそうなWindows11が入ったMiniPCを買い、そのパソコンをリモートで動かすために格安のChromebookを買いました。2台の合計は4万円弱といったところで(実際はOfficeソフトを購入したので5万強といったところか)、ハードの価格だけで見るなら、この金額で新品のスマートフォンを購入したいと思っても、いわゆる廉価版のスマホしか買えず、新しいiPhoneやハイグレードのスマートフォンはあえて購入しようとすら思いません。

というのも、今年は毎月の電気料金削減を目指し、テレビの代わりに使えるモバイルモニターと単体のテレビチューナーを買い、さらにはいざという時の事も考えてポータブル電源にソーラーパネル、さらにはポータブル電源で十分使えるミニ冷蔵庫などを購入しましたが、それらを全部合わせても10万円には届かず、先のパソコンと合わせても15万円くらいで、これが新しいiPhoneと同じくらいの金銭的価値になるというわけです。そう考えると、そこまでしてiPhoneを求めない方が、色々な生活を豊かにするものが今後も入手できそうなので、今後スマホを入手する場合の考え方を変えることにしました。

今までは、回線契約を頻繁に乗り換えることで端末を安く購入するような事をしていたのですが、現在の回線状態は本当に何か画期的なプランが出て来ない限り、今の契約を変えるつもりはないのでスマホを回線乗り換えで安く購入できないだろうと思います。機種変更での購入に至っては、金利手数料なしの分割払いになってしまうだけなので、それならきちんと評価の定まった中古のスマホの程度の良いものを買うようにした方がいくらかマシだろうと思います。

購入の方向性としては、いわゆる回線乗り換えが条件で格安でスマホが販売されるような事があった場合、普通の場合はそのスマホをずっと使うと思いますが、中には格安で購入したことで、それをそのまま中古販売店に持って行って自分が購入した価格よりも高く買ってもらうことで利ざやを稼ぐような事をする人もいます。逆にそうして売られたであろう、中古として市場に出ていたとしてもほとんど使われていないものがあります。あるいは格安だと思って飛び付いたものの、自分の使い方に合わずに売られてきた程度の良いスマホを中古品とはいってもほとんど使われていないものも手に入ります。

個人的には2万円台でそいうした程度の良い中古品を入手し、長く使えればそれで良し、もし落として壊してしまっても、その際に買い替える際の負担は少なく済みますし、あえてスマホの補償に入らなくても気楽に使えます。一台のスマホに愛着を持つのも悪いことではないとは思いますが、私が考えるにあくまでスマホは生活を便利にするための道具であり、自動車と一緒で使えるものなら中古で売られているものでも構わないというのが、ここのところ高くなっているスマホをわざわざ新品にこだわって長く分割契約をするくらいなら、その差額で来年ももっと自分の生活や旅に関するものを買った方が良いのではと思っています。

私自身はそれで十分なのですが、ガラケーからスマホに変えた人たちが、さらにスマホの機種変更をするような場合に、キャリアに縛られて定価に近い価格の分割で買わされるか、サブスクタイプの毎月お金を出して借り、期間満了したらまた同じようにお金を出して新しい端末を借りることを続けて回線の束縛から逃れられないような状況が出てこないように中古ショップが広まって欲しいと思っています。スマホを扱う中古ショップがもっと一般化して、回線のことがわからない人もお店で相談することによって格安の回線に中古スマホを組み合わせてリーズナブルにスマホが使える方法をお店で完結させてしまうような事ができれば、そうしてスマホを使っている人の通信費は確実に下がり、その差額を自分の生活を豊かにすることに使えるようになるでしょう。

私の知人でも大手キャリアからサブキャリアに移行することで月々の通信費は安くなっている傾向にはありますが、パソコンと比べてもそれほど長く使い続けることができないスマホに結構なお金を掛けてしまっています。もちろん、スマホ一台であらゆる事をしたいと思えば、スタンダードタイプではなく高性能なものが欲しくなります。高額な価格に見合うだけの使い方をするのであれば、それ自体が生活を豊かにするものであるので、それはそれで素敵なことです。ただ、スマホ自体に掛けるお金が何だかもったいないと思っている方であるなら、基本的にシムフリーの中古スマホに乗り換えるということも考えた方が幸せになれるかも知れません。


JR東海ツアーズが静岡駅での営業を終了したことによって変わってくるところ

旅行関連の事でもインターネットでチケットを買えるようになり、ほとんど旅行代理店に行くことはなくなっていたのですが、それでも出掛けることがあったのが、「ぷらっとこだまエコノミープラン」を販売しているJR関連の商品に強い「JR東海ツアーズ」でした。静岡駅構内に営業所があり、みどりの窓口とは別にJRの乗車券券・特急券・グリーン券などを買える窓口も併設していたので、みどりの窓口が混雑している場合にはあえてJR東海ツアーズの窓口の方へ行ったりしていました。

しかし、今年いっぱい(12月20日)で静岡駅構内の店舗の営業を終了ということになりました。なかなか旅行商品を買わず、ぷらっとこだまだけで利用していたので、そこまで影響はないものの、他の日帰り旅行商品にも面白いものがあったので、実店舗が失くなるというのは不便な点もあります。

というのも、ホームページ経由でもぷらっとこだまエコノミープランのチケットや、旅行商品は購入できるものの、宿泊をともなうプランに置いては、駅にある券売機で出力することができず、郵送にてクーポン券などが送られてくるように変わるため、どうしても申し込みをするのにある程度時間に余裕を持って申し込む必要があります。

ネットを使っての料金決済はすぐにできるので、ぷらっとこだまエコノミープランの場合は購入期限ギリギリでも券売機から乗車クーポンおよびドリンククーポンをすぐに受け取れるので、飛行機の予約のように使えるのは、個人的には嬉しい事です。ただ、目的地までこだまを利用して目的地の宿泊がセットになった旅行プランについては、申し込んでからチケットを受け取るためには郵送(信書になるので郵便になるそう)で受け取ることが必要になるのだそうです。

もし、日帰りではなく泊まりで安く交通費コミのプランをすぐに何とかしたい場合には、新幹線のチケットとホテルを別々(ホテルの方はJR東海ツアーズ以外の方法で)に押さえることになるでしょう。もちろん、時間に余裕があって事前にチケットを受け取れるならそのまま申し込んだ方が、一つの予約だけで済んでしまうのはもちろん、その他に特典などもあるので良いとは思うのですが、郵送することでその分手数料がかかったり、届くまで時間がかかったりするような事があると、今までは同じようにネットから申し込んでも店舗の方に直接受け取りに行くことができていたのと比べると、やはり利便性は落ちてくるような感じです。

ただ、こういったことはもはや仕方ないことでしょう。今後お願いしたいのは、こうした旅行商品についても電子チケットでスマホの画面を見せればホテルにチェックインできるようにしたり、もっと言うと、ぷらっとこだまエコノミープランにしても、今後出てくるであろうQRコードをかざして通ることのできる改札用の新たなシステムができてくるなら、むしろ利便性の方は上がるようになるわけで、まだ技術的な事が追い付いていない時に店舗が無くなってしまうということは残念です。

このように、世の中のあらゆることをスマホを使ったネット通信によって行なうような社会インフラを考える場合、一つ抑えておかなくてはいけないことがあります。バーコードやQRコードを出し、それを使って決済するためには最低限どのくらいの速度が必要なのでしょうか。最近、私はデータ通信に使っている回線を高速と低速が切り替えられるIIJmioのデータプランに変えました。通常は低速にしてプッシュ通知などで無駄に高速クーポンが減るのを防いでいるのですが、そのままの速度(大体200kbps台)でウェブサイトを表示しようとすると、すぐに表示されないでイライラすることがあります。

決済作業をスマホを持っている前提で標準化しようとするなら、いわゆるモバイル通信の「低速」の定義を変え、平日や休日、さらには時間とは関係なく少なくともQR払いがストレスなくできる速度を各回線事業者が考えて使えるようにするか、今までの低速でも十分実用になるシステムを提供するなど、高いプランを契約していないと満足に決済自体ができないような状況を改善するように考えていただきたいものです。

すでに十分低速でもできるようになっているということでしたら良いのですが、今のモバイル通信の業者の中には、低速の128~200kbpsで一定量の通信をすると、さらに通信制限をして速度を落とすようなシステムで運用しているところもあります。個人的には全くオプションを付けないpovo2.0の速度(60kbpsくらい)でもすぐに使えるような決済アプリでないと、今の状況でも安心してメインの決済方法として使えないと思います。さらに言うと、ある程度低速回線の中で表示に時間がかかることがわかっている人ばかりなら問題にならないと思うのですが、月額の安い高速クーポンが少ないプランでスマホを使っている方が、高速クーポンを使い切ったことに気付かずに決済しようとした場合、スマホが壊れているのか? と誤解させるような表示の遅れが出る場合、その決済方法はその人にとって「使えない」と思われてしまうということです。

これから、世の中のほとんど全ての人がスマホを使うようにたってきて、それが生活にとって必要になってくればくるほど、スマホの性能やネット速度の遅さというものに左右されずに使えるシステムないしシステム内で快適なスピードで常に使えることが求められてきます。最初に書いた静岡駅構内の旅行代理店について、主に利用していた人の中には当然スマホを使いこなすことをしてこなかった人たちや、ガラケーを主に使った人も含まれているでしょう。そうした人にも、実店舗がなくてもスムーズに今までと同じサービスを受けられるような社会であって欲しいと切に思います。