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古い本の手作業による電子化に欠かせないOCRによる変換をLinix Mintで行なうには?

自宅の押し入れを占拠している雑誌を処分しようと長らく作業を行なっているのですが、あると便利なのが「スキャナー」です。私はコピー機のようにスキャンするタイプのものを持っていますが、多少は時間がかかるものの、スキャン作業が終わったらそれをファイルとしてパソコン内やクラウドで保存し、いつでも呼び出せるようにするだけでも結構違います。

今回はそこからちょっと進めて、電子書籍のように専用アプリで読めるように編集したいものが少ないのですがあるので、以前からためておいたスキャンしたPDFファイルをテキスト化し、それを昔からある「青空文庫」のアプリで読めるように加工することを最近になってやろうと思いました。

先月からU-NEXTのポイントで購入している電子本が意外と自分の使い方に合っていると思ったので、PDFのリーダーでタブレットで読むよりも、自在に文字の大きさを変えられたり、ルビや太字なども細かく変えることのできる青空文庫のテキスト編集ルールで作ったファイルは、本当に市販の電子本のように利用できるのです。ただし、PDFや本そのものをいちいちキーボードを叩いて入力するのは大変です。そこで利用しようと考えたのが「PDFをテキスト化」するツールでした。

ネットで調べると、PDFファイルをMicrosoft Officeの中の「Word」で開くことにより、編集可能な状態で開けたり、GoogleDriveにPDFファイルをアップし、それを「Googleドキュメント」で開くことにより、編集可能な状態にテキストファイル化できるという方法があります。特にGoogleドキュメントについては利用料金がかからないので、まずはその方法を試してみたのですが、私が以前からスキャンして保存しているPDFファイルではうまく文字化できませんでした。

となると、専用ソフトが必要かと思い、以前古いWindowsで使っていたOCRソフトを改めてインストールし、読み取りを試してみたのですが、残念ながら全く反応しませんでした。となると、専用ソフトを買い直すかということになるのですが、現在私が使っているOSは専用のソフト自体の入手が難しいLinux Mintなので、もう一つの可能性としてウェブ上からファイルの変換をサポートしているサイトを探してみることにしました。

ただ、こうしたサイトは本格的に使おうとするとお金がかかるようになっているのが普通で、無料で使うためには日数の制限があったり、利用できるファイルに制限があったりします。もちろん、きちんと文字をテキスト化できないと話にならないわけで、とにかく色々なサイトを試す中、何とか自分の目的に合った形で使えそうなのが以下のサイトでした。

・EzOCR
https://ezocr.net/

このサイトは、一度に変換できるページ数が10ページまでで、10ページ変換するとその時点から24時間利用できなくなります。ただ、私の場合はちょっと気になる文章をテキスト化できれば良く、OCRで出てきたファイルには微妙に加工が必要になるのでちまちま作業をしながら使う分であればこのサービスの無料分で十分かなと思います。今後、本格的に使うということになれば、アカウントを登録し、100枚分550円、1,000枚分3,080円と使う分だけ購入できるということなので、毎月料金が発生するわけではなく、それなりにきちんと文字化してくれるので、このサイトではこのサービスを紹介させていただきます。

とりあえずこれで、Linux Mintを入れたパソコンでもスキャナーは使えるので、Windowsを介さなくても一通りの作業はできることがわかりほっとしました。既存の本や雑誌などを電子化したい方の参考になればと思います。

ノートパソコンの給電を専用ケーブルにするか汎用USBケーブルにアダプター対応が良いか

自宅にはWindow10の時代から使っているノートパソコンに加えて、モバイル用途に便利そうなものを中心にかつてのモバイルパソコンを再生して使っていることもあり、かなり手持ちのノートパソコンが増えてしまいました。しかし、普段遣いに適したノートパソコンをメインにして使っていると、当然ながらしばらく使っていないようなものも出てきてしまいます。そうしたハードについても定期的なアップデートは必要になってくるので、最近では意識して多くの種類のノートパソコンを使うようにしています。

ただ先日困ったのが、かつては毎日持ち歩いていた2in1の10インチノートパソコンLenovoのIdeaPad D330を使おうとした際、USB-C端子から電源を取ることのできる専用ケーブル(片方がUSB-Cでもう片方がD330の専用端子)をどこにしまったか思い出せなくなってしまいました。一応、製品購入時に付いてきたACアダプターはすぐわかるところに置いてあったので使用することに支障はなかったのですが、これだともし外に持ち出す場合、大きくてかさばるACアダプターを持っていかなければならなくなります。

ちなみに、片側専用端子のUSB-C変換ケーブルで汎用のUSB用ACアダプターやモバイルバッテリーを使って給電するようになっているのはD330のみで、他のモバイルノートパソコンについては普通のUSB-Cケーブルにプラグアダプターを付けて使っています。価格はプラグアダプターの方が安いのですが、D330のケーブルを購入した際には、D330で使えるという形での紹介があったため安心して当時は購入していました。

しかし考えてみると、一回そのケーブルを購入して使ってしまうと、ケーブルの長さは変えられないですし、断線したら買い換えになります。さらに、今回のように見付からない場合、最悪の場合しばらくそのノートパソコンが使えなくなる可能性があります。

今回調べて、IdeaPad D330のプラグ形状は外径4.0mm/内径1.7mmのDCプラグということがわかりましたので、USB-Cタイプのケーブルと接続できる変換アダプターがないか調べてみたところ、一応そのようなプラグはありました。ただ、専用の製品と違ってD330に給電可能で、そのままACアダプターの代わりとして使えるかの確認は、実際に製品が届いて使ってみるまではわかりません。

ちなみに、AC専用の変換プラグを導入して問題なく使えている同じLenovoのThinkPad X270は両側USB-Cのケーブルだけでなく、Chromebookで使っていたPD充電用のUSB-C端子で充電するACアダプターに付けても問題なく使えます。ふだん使いのケーブルだと長さが足りないような場合でも長さの違うPD充電用ケーブルをそのまま流用できます。もしプラグアダプターが壊れた場合でも買い換えの費用は安く済み、電源回りが原因でノートパソコンが使えなくなるリスクを軽減できます。

というわけで、調べて見付けた変換ブラグの注文を出しました。もし使えなくても450円の損害だけで済みますので、半分期待して待つことにします。もし使えた場合には改めて追記という形でリンクを紹介することにします。

(追記 2025.11.5)

アマゾンで注文した変換アダプターはCNCTWO 100W PD変換アダプタという450円の商品でしたが、これを100W対応のPDケーブル(両側USB-Cタイプ)に付けて試したところ問題なく電源ケーブルとして使えたことを報告しておきます。

U-NEXTの雑誌読み放題を効率的に利用するために図書館の利用という手もあるか

先月は無料で十分楽しませていただいたU-NEXTですが、今月からは改めて毎月2千円を出して続けることにしました。現状では映画やテレビドラマなどの動画配信および、パソコンやスマホ、タブレット画面による雑誌及びキッズ読み放題が毎月の料金のみで使えます。キッズ本の中には大人が読んでも楽しそうなものもあるので、今後利用できるものが増えていただけるとありがたいですが、今回は「雑誌読み放題」について書いていこうと思います。

先日、近所の図書館へ行ったのですが、それなりに多くの人がいて、お目当ての本にたどり着くまで一苦労でした。自分と同じような目的で図書館に通っている人がいるようで、その日の新聞を読もうとしても読みたい新聞が先に読まれてしまっていることが多く、そのためには時間を潰しながら新聞の状況を見ていないとなかなか新聞が読めないという事も起こります。

さらに、発売日直後の雑誌なども図書館内で誰かに見られていることが多いですね。そんな時にふと思ったのが、図書館にある雑誌の中でU-NEXTで読み放題の対象になっている雑誌かどうかわかっていれば、図書館ではその雑誌の特集が何かということがわかれば、あとは自分の持っているタブレットを使ってゆっくり内容を読むことができるということです。

インターネット経由での情報収集が普通になっていると、結構自分が欲しいと思っている情報を逃してしまうような事があるような気がします。まだ普通に雑誌を買って読んでいた頃は、本屋にある膨大な雑誌の表紙を眺めて、さらに記事の目次に目を通して興味深い内容が掲載されていれば購入ということになりましたが、そんな感じで図書館の雑誌コーナーに出ている雑誌をながめることで、色々な記事の見出しが見え、それが自分にとって読んでおきたいものかどうかということがそれなりにわかります。

図書館の雑誌は、最新号は館外への持ち出しはできず、バックナンバーのみ貸出可能に近所の図書館ではなっています。お金を掛けず、家の中でいつかは捨てなければいけない雑誌を溜め込むことなしに記事を読んだりアーカイブを保存したりするには、こうした電子書籍用の読み放題の雑誌サービスを利用し、どうしてもデータを持っていたいと思った場合には、カウンターへ雑誌を持っていき記事の部分だけコピーをお願いするような事がスマートで、ネット外からの刺激を受けて知識を広げられるような感じでした。

ちなみに、先日は普通にネット検索をしていたら全くのノーマークだったある女性雑誌に個人的に興味のあるアーティストのロングインタビューが載っていたのですが、その雑誌はU-NEXTの雑誌読み放題の中にあったので、図書館では読まず、家に帰って電子版をじっくりと読ませていただきました。ちょっとした事ですが、まずは何が読み放題の中に入っているのかということから調べて、ネット外の本屋さんやコンビニの棚にある雑誌の表紙を見て読めるものを電子版で読むということを心掛けるだけでも、今はまり込んでしまっているネット依存を少しは払拭するための第一歩になるのではないかと思っています。

パソコンのキーボードを筆記具と同じようにこだわることで長文入力のストレスは減る

先日、外に出ていく際に持っていくバックパックに入れて持っていくためのノートパソコンを変えました。実はこれは、パソコンで文字入力をするためのキーボードについて不満があったことが一番の購入動機となりました。

今までは、まずはThinkPadとかレッツノートとか一般的にモバイルパソコンの定番と呼ばれるものの中で手軽に購入することができるものを選んでいました。その中で、ThinkPadはキーボードについてきちんと作られていて割とすんなり入力することはできていたのですが、いかんせん本体のサイズにキー配列を詰め込むと、向かって右に行くにしたがってだんだん記号のキーサイズが小さくなってしまうという、モバイルノートノートパソコン特有の問題がありました。

レッツノートの場合は、キー配列がちょっと違って、いつも使うキーが違う場所にレイアウトされていて、さらに大きさも小さくなってしまっていたので、手元を見ないですらすら入力すること自体が難しくなっていたのです。

少なくとも、キータッチの部分については妥協するものの、キー配列は余裕を持って全てのキーボードが同じ大きさで、手元を見ないでもホームポジションから指をずらすことで問題なく入力できるような普通のキー配列のモバイルノートパソコンを探し、今使っているNECのVersaPro VKV15/H-4に行き着いたわけです。

以前は、2in1の元Windowsタブレットに外付キーボードを合わせたりしていたのですが、その分荷物が増えてしまいます。さらに、外付キーボードはBluetooth接続のものを使っていたのですが、最大3台までしか登録できないので、パソコン・タブレット・スマホをセットすればそれで終わりになってしまうので、他のパソコンで使う場合には設定をし直す必要がありました。

現在は外で使う場合にはVersaPro VKV15/H-4単体で使っていて、使い勝手は悪くないのであえて外付キーボードも一緒に持って行くことは考えていませんが、家では複数あるノートパソコンを気分次第で使い分けているので、そうした場合に同じ感じでキーボードが使えるように、ノートパソコンのキーボードの上に乗せて使えるような外付キーボードを物色しています。で、私が考える自宅使い基本で、もしそのキーボードが使いやすかった場合には旅行などにも持って行こうと思えるような外付キーボードの条件について考えてみることにしました。

まず、最初に書いたように、キーの大きさは右に行くほど小さくなったりすることなく、手元を見ないでも普通に打てるキー配列であることがまずは第一です。そのようなキーボードとして、すでに一台持っているのがHHKと呼ばれるHappy Hacking Keyboardですが、問題もあります。

というのも、かなり前に購入したのでパソコンとの接続方法がUSBを使っての有線しかなく、さらにその端子は今ではあまり見ることのないUSB-Btypeのものなのです。もちろんケーブルは確保しているため、現在でも手持ちのノートパソコンのキーボードの上に置いていつでも使えますが、やはりすっきりとワイヤレスでも使いたい時もあります。

最近、そういう事で色々な外付キーボードを探しているのですが、パソコンとの接続方法についてBluetoothだけでなく2.4GHzワイヤレス、さらにUSB-TypeCの有線でも接続できる3Way接続ができるものも出てきています。こういうものであれば、本体電池が切れていても有線で接続ができますし、2.4GHzワイヤレスならUSBレシーバーを複数のノートパソコンとの間で付け替えるだけで、面倒な設定もなくすぐにワイヤレスキーボードとして使えます。Bluetooth接続については、USBレシーバーや有線での接続が直接やりにくいスマホやタブレットとの接続に使うことにすれば、家の中でも外でもいつも同じキーボードを使って作業ができるということになります。

逆に言うと、3Way接続をサポートしているキーボードの中で、比較的価格が安く、自分のキーボードの使い方でストレスを感じないちゃんとしたキーボードが果たしてあるか? ということでしょうね。良いものは高いということもあるのですが、色々と情報を仕入れる中で、それほど高くなくても一通り私の要望を満たす外付キーボードがありそうな感じはしているので、まずはそうしたものを手に入れて試してみることを地道にやっていくしかないだろうと思います。このブログではその内容も紹介しつつ、理想のキーボードについて考えていきたいと思います。

ただ最初にも書きましたが、現在外出用に持って出ているNECのVersaPro VKV15/H-4単体でもかなり自分のキー入力については要望を満たすものではあります。持って出る荷物は極力減らしたいという場合には、外付キーボードを持って出ないでノートパソコン一台でストレスなく作業できるものにするというのも一つの考え方です。

自宅のテレビサーバーの接続がうまく行かないのでネット経由で使えるニュース配信について考える

現在、自宅で使っているテレビチューナーを外出先で見る設定がうまく行っていません。外でテレビが見られるのはなかなか便利だったのですが、自宅で同じルーターに接続している場合は問題なく見られるものの、WiFiを切ってLTEで接続しようとするとエラーになってしまうのです。

この問題については後で考えるとして、実際のところ大きな災害が起こった場合、自宅が停電になってしまったらTVサーバー自体が使えないということになるので、ここはちょっと頭を切り替えてみることにします。

現在、インターネット環境があれば完結する配信サービスのいうのは色々あります。ニュースという点で言えば、2025年10月からリニューアルされるNHKの「NHK+」アプリは、最近は見逃し配信しか使っていませんが、地上波の同時配信(一部例外有)も普通に行なわれているので、いざという時のニュースについては、全国放送(関東ローカル?)ではありますがテレビと同じ情報をネット環境があれば入手可能です。今までは、災害の状況によってモバイルインターネット自体が使えない恐れがありましたが、今は少なくとも日本国内の災害に影響されることのない、衛星インターネットのStarlinkの一式を持っているので、配信自体が中止されない限りはネットのみで情報を得ることは可能です。

その他、同じようなインターネット放送を配信しているのは、テレビ朝日系列の「AbemaTV」です。こちらはインターネット専門のテレビ局で、中継なども機動力を持って個人の生配信のような方法で画像を送っていたこともあるので、状況によってNHKと使い分けて情報収集できるのではないかと思います。
また、ここ最近多い大雨や台風などのリアルタイム配信という点では、YouTubeにチャンネルを持っている「ウェザーニュースタッチ」が便利そうです。全国の会員がリアルタイムで情報を送ってくるので、そうした情報をどこにいても手に入れることができるという事は、果たして何が危険なのかを考える手助けになります。自治体が発表している「ハザードマップ」もネットを使えば見られるので、特に車での外出中に大きな災害に見舞われた時に役に立つのではないかと思っています。

過去、東日本大震災の時には全国のラジオが聴けるRadikoの有料サービスが開放され、全ての利用者が自分の住む地方局以外の放送を聴くことができるようになったと記憶しています。南海トラフが動く大地震が起きた場合、果たしてTVerの生配信は実現するかどうかはわかりませんが、今のスマホは当然ながらテレビチューナーが付いていませんので、さすがにある程度被害を受けた地域が復旧するまでは、インターネット環境があればNHKだけでなく民放のテレビもネット配信されるのではないかと思いますので、アプリのダウンロードと定期的なアップロードを欠かさないために、必要に応じてアプリを起動させて利用することも大事だろうと思います。今現在でも24時間フルタイムではありませんが、ニュースや夜のゴールデンタイムを中心にリアルタイムの配信をTVerでは行なっていますので、そうしたものも利用しながら万が一の場合に備えましょう。

個人的には、特に前回紹介したばかりのStarlink「スタンバイモード」の最大500kbpsでこうした配信動画が果たして見られるのか? という事についても調べていきたいと思います。Starlinkのスピードは安定しているので、手持ちのハードの中で使いやすそうな8インチタブレットで、各種サービスの「低」あるいは「最低」画質にセットすればリアルタイム配信でも止まらずに見られそうな感じではあるのですが(YouTubeでは低画質での利用を確認済)、状況によっても結果は変わってくるのではないかと思うので、また機会を設けて様々な動画配信サービスの利用を試してみたいと思っています。

Linux Mint22.2は2029年4月までのサポート提供が予定されている

ネットニュースで報じられていた、パソコンのOSでLinux Mint22.2が新ちにリリースされています。私は前のバージョン(22.1)からと日は浅いですが、Windows10の入っていたノートパソコンは全てLinux Mintに載せ替えてしまいました。Linux用のアプリの他、一部のWindows用に作られたソフト・アプリも動き、古いパソコンでも軽快に動くので、当初モバイル用に購入したWindows11の入ったノートパソコンを使う頻度が少なくなり、ここのところほとんどLinux mintの入ったパソコンを使ってブログ書きを含めた一連の作業をしています。

いよいよ、Windwos10のサポートが切れる(一年延長させることもできるようですが)という中で、今回新たなバージョンであるLinux Mint22.2ですが、表題の通り何と2029年4月までのサポート提供が予定されているようです。そうなってくると、今使っている元はWindwos10の入っていたパソコンはまだまだ使えるということになり、物理的に壊れてしまわなければそのままもう3年ちょっとは使えることになります。

モバイル通信用に使うことを見越して購入したノートパソコンは、あえて電池の取り外しが可能なものを選んでいるので、たとえ内蔵電池が充電しなくなってしまったとしても、外付バッテリーを別に購入して付け替えれば、しばらくは安心して使えるようになるというのは本当に心強いです。
あと、今回のニュースを受けて、日々持ち歩いているバッグの中にUSBメモリーを入れているのですが、その中味はUSBからブートさせてLinux MintのインストールができるようにしたUSBメモリーです。今回のバージョンアップを受けて、USBメモリーの中味を最新のLinux Mint22.2に変更しました。これで、もし着の身着のままで逃げたとしても、どこかで古いノートパソコンを入手することができれば、手持ちのUSBメモリーからブートさせてLinux Mint22.2をインストールさせ、さらには自分の今使っているパソコン内に入れている環康についてもネット経由で戻し方について覚書を作っているので、何とか1日あれば作業環境を復旧させることができるだろうと思います。

こうしたことは、Windows11の入ったパソコンの場合、まず入手するための価格が高いですし、新たにオフィスソフトを入れるにはまたお金がかかります。Linux mintの場合は最初からMicrosoft Officeの互換ソフトが入っていて、クラウドにはその互換ソフトで作ったファイルも入っているので、ネット環境の回復の手間とコストを比べるとやはりOSの違いでここまでコストが減らせるのかと思います。

同じような軽量なOSということではChrome os flexがありますが、Chrome OSの場合はオンラインで使うことが基本(例外あり)になりますが、オフラインでの作業についてもLinux Mintの方は普通に使えます。ChromebookでLinuxを走らせるような事もやってみたのですが、それだと余分にメモリーを食いますし、Linux Mintにした方がメモリと記憶容量が少なくても私としては使える印象なので、今はChromebookよりもLinux Mintとなっています。ブラウザとしてFireFoxが使えるのも便利です。

少なくとも今のハード環境でしばらくは行けることだけは確かなようです。私の場合、どうしても使いたいWindows用のソフトはLinux Mintでも使えるので、今後のバージョンアップにも期待しつつ、魅力的な中古パソコンがあれば、新たにラインナップに加えることも考えておきます。

ポータブル電源の返品・交換で起こったさらなるまれな出来事について

今回は、結構リアルタイムで状況が変化するので、その辺も含めて紹介したいと思います。先日のブログで、購入したものの充電ができないトラブルに見舞われたポータブル電源について紹介しました。トラブルの症状というのは、届いたポータブル電源には多少充電されていて、電源ボタンを押すとバッテリーの残量を確認しながら動作確認するのが常なのですが、今回の場合は電源が入らず、同梱のACケーブルを接続してみたところ、電池残量が0になっていて、製品の方のエラーメッセージも出てしまっていたというものです。

その時には本体をボタン操作でリセットしてからしばらくACによる充電をしてみるように勧められたので、その通りやってみたのですがリセットはしても同じようにエラーメッセージがすぐ表示され、しばらく充電しても状況が変わることはありませんでした。

こうした症状をメーカーのサポートにメールで連絡し、エラーメッセージの出たディスプレイの状態を写真に撮って送ったところ、返品交換対応になるということで、昨日代替品が届き、その代わりに先に来た初期不良の製品を渡し、自宅で交換してもらいました。

ようやくこれで新しいポータブル電源が使えるなと思って電源ボタンを押したところ、今回も全く反応せず。まさかと思ってACによる充電を行なったところ、まさかの残量0と見慣れたエラーメッセージが出るではありませんか。
この辺は前回と全く同じですが、さらには今回送ってもらった製品は、リセット作業を行なっても本体は再起動しないという、さらに状態が悪いのではないか? と思われるような状況でした。

こんなことってあるんだと思いながら、改めてエラーコードが出ている状態のディスプレイを写真に撮って、再度カスタマーセンターにメールをすることにしました。何かクレーマーだと思われるかも知れないなと思いつつ、しかし安くても一応業者(公式)の方で値付けした金額で買っている製品が全く使えないというのは何とかして欲しいですし、今現在はその返答待ちになっています。

今回購入したのは大手メーカーの公式サイトからなので、今後のアフターサービスについてもそこまで不安に思ってはいないのですが、今回購入したものが「整備済製品」ということだったので、さすがに出荷前には動作確認くらいしているのでは? と思っていたのですが、今回の状況を考えてみると、どこまで製品の出荷にあたっての検査を行なっているのかと思ってしまいました。恐らく、カスタマーセンターから受けた発送指令を、単に出荷用の製品を送るような仕組みになっているのかな? と思ってしまいます。逆に言うと今回送ってもらったものは再整備したものではなく新品なので稀である不具合が出たのか? と思ってしまいます。

今後、再び交換になるかすらわかりませんが、もしまた交換になり、それが正常に動いた場合には、「整備済製品」でなく新品扱いで電池の寿命も新品と同じなのと期待してしまいます。これは運が良いのか悪いのかという話もありますが、私の場合は来たらすぐ使いたいということはそこまではないので、今後のやり取りの中で何とか正常に動く製品が届けば良いかな? という風には思っています。個人的には企業側からできるだけクレーマーだと思われないような応対をしていければと思っています。これでもし交換できたとしても、また同じ不具合が起きたらどれだけの確率かとも思いますので、それはそれでブログのネタになって面白いかもというところもありますが、今後の状況が変わりましたらここで紹介させていただきます。

オークションやフリマでポータブル電源を買うならまだ公式の整備済み品を選ぼう

安くいざという時の電源を確保する目的で、このブログでは今まで紹介していませんでしたが200Whクラスのポータブル電源はそれほど高くなく、ソーラーパネルで充電するにも複数あった方がローテーションしながら使えたり、充電時間も短くて済みます。

私のポータブル電源の使い方は、多くのワット数が必要なIH調理器や電子レンジのような調理家電を使いまくるのではなく、扇風機を回したりポータブル冷蔵庫を使ったり、部屋の外にあるガス給湯器を使いたいために持っています。大容量の高額なポータブル電源を一つ持つなら、扇風機を使いながらスマホの充電をして、さらにはお風呂に入るためにガス給湯器を動かすことを同時にやりたいので、充電している時にも使えるように、3つか4つくらい本当はポータブル電源が欲しいのです。

安く買える少容量のポータブル電源の情報は常にチェックしているのですが、今回の防災の日関連で大手メーカーの整備済製品が出てきて、1万円を切るくらいで手に入るということで注文しました。

今回は、そうやって入手した製品にトラブルが出たことから話は始まります。届いてさあ充電しようと思ったところ、電池残量が0%で、ACケーブルを接続しないと電源も入らず、入れても一向に充電されずエラーコードが出るだけでした。

とりあえず、サポートからメールで連絡したら、営業日翌日にはすぐに返信が来ました。製品のリセットのやり方が書かれており、リセットした上でもう一度充電を試して欲しいとあったので、その通りやってみたところ、残念ですが同じようにエラーメッセージが出てしまいました。相変わらず充電はできないので、中に入っている電池は過放電で使えない状態になってしまっているようでした。

改めてそのエラーコードがわかるように写真を取り、再度サポートの方にメールしたところ、スムーズに製品の交換対応できることになりました。今回は宅配業者さんが交換品を改めて発送してくれた時に、こちらに届いた不良のある製品(付属品ともども)を梱包した状態で業者に渡すことで、こちらから荷物として不具合のある製品を発送しに行かなくても済むということで、それなりに重いのがポータブル電源なので、利用者の事を考えてくれる良い対応だなと思いました。

今回、こうしたサポートを受けられたのは、整備済品といってもメーカー公式ページから買っていたからで、改めてネット通販で買い物をする場合には、アフターサービスの事まで考えないといけないなと思います。

整備済品は保証が6ヶ月と極端に短いですが、さすがに良品のバッテリーをぎりぎりまで使って過放電にするような使い方はしませんし、同じように安く整備済品として買ったポータブル電源も、全く問題なく使えています。とにかく、買って届いて使えないものが届くというのはショックが大きいですが、もしこれを安いからと個人売買のネットオークションやフリマで買っていたらと思うと冷や汗が出ます。

恐らく個人間でのトラブルの解決は返金処理くらいしかしてくれないと思いますし、ひどい場合には全く対応してくれず泣き寝入りせざるを得ない状況も考えられます。今回は、一通りサポートとのやり取りが済み、代替え品の発送手続きをしてもらった時点で書いています。こちらとしては届いた製品が全く使えなかったということなので、スムーズにやり取りができたことで、そのメーカーに対してのイメージはむしろ良くなりました。もし、整備済品の保証期間である6ヶ月が過ぎてすぐ使えなくなったとしても、同じメーカーの製品について購入することも考えられる結果となりました。皆さんも、いつ通販トラブルが起きるかわかりませんので、安くはあってもきちっとしたアフターサービスを行なってくれるところから買うようにしましょう。

オールマイティな利用を見越す中で今後のモバイルバッテリーは出力60W以上のものを

昨日は日が目一杯当たる中、車で屋上駐車場のあるショッピングセンターへ行ってきました。目的は買い物もあるのですが、そのついでに車のダッシュボードにStarlink miniを設置し、その状態でどのくらいの速度で接続できるかのテストをしようと思ったのですが、先に結論を言ってしまうと、そのテストはある理由から出来ませんでした。

まず試したのは、車のシガーソケットに接続するPD出力のあるカーチャージャーだったのですが、Starlink miniのランプは付くもののWiFi接続をしようとしても、Starlinkのアクセスポイントが全く出てこないのです。もしかしたらと思い、その製品の仕様を見てみたら(ネットショップからの購入履歴から見ることができる)、何とPD出力が30Wの製品でした。

スマホやタブレットの充電に使うだけだからと安いのを買ったのですが、Starlinkを動かすためには、公式ではPD100W、実際に使っている方のブログなどを見ると、少なくとも60W以上の出力に対応するモバイルバッテリーであればきちんと動くことが書かれていることはわかっていたので、この不具合は間違いなく電力の供給不足という結論になりました。

ちなみに、現状では60W以上のバッテリーは大きなポータブル電源しか無く、一つあった大き目のモバイルバッテリーは仕様が出力45Wなので、もしかしたらこれでぎりぎりうまく行くか? と思って試してみることにしました。

45Wのバッテリーにつなぐと、StarlinkのWiFiスポットは出てきたり出てこなかったりと不安定で、何とかつながって衛星を掴むこともできるのですが、次の瞬間一気にStarlink自体が落ちてしまうようなことを繰り返し、結局のところネット通信どころではないことがはっきりしました。

というわけで、今後は60~100のPD出力のあるカーチャージャーやモバイルバッテリーを手に入れないと、移動先でのネット通信は厳しい可能性があるということが改めてわかりました。

現状で、モバイル機器を持ち出す場合、元々のWindowsタブレットにLinux Mintを入れて使っていることもあり、小さな30W出力のモバイルバッテリーだけでもパソコン・タブレット・スマホ・その他USB充電可能な機器で十分使えたのですが、今回Starlinkを導入した事でこの状況が一気に変わってきたという事は言えると思います。

ただ、発火の危険があるリチウムイオン電池の高容量・高出力のモバイルバッテリーはできれば使いたくないので、安全性と安さを優先すると、Jackery Explorer 100 Plus 一択かなという感じがします。以前紹介したナトリウムイオン電池が高容量で安くなってくれれば良いのですが、まだそうした製品が出るまでには時間がかかると思います。Jackery Explorer 100 Plus はリン酸鉄リチウムイオン電池を採用していて、発火の可能性が少なく2000回の充電に耐えうる電池なので、普通のモバイルバッテリーよりも安心して長く使えます。ソーラーパネルからの充電も可能なので、モバイルバッテリー代わりにオールマイティに使うなら、小型のものよりも汎用性の高いものの方が私の価値感には合います。

ただ、車で出掛けるなら今あるポータブル電源で運用すれば良いので、今後の車でないお出掛け用にJackery Explorer 100 Plusをセール時に狙おうと思いますし、それとは別に日常的にバッテリーを持ち出していない時でも車で使えるように(レンタカーでシガーソケットがあった場合)、高出力できるカーチャージャーを手に入れて持ち運び用のバッグに入れたいと思っています。

Starlink miniを契約して現在の通信環境を来月から再編成させることにしました

昨日Starlinkの事について書きながら色々考えていたのですが、本当にこの夏のレジャー予算を縮小することにしてその代わりにStarlink miniを導入することにしました。それに合わせて現在の通信回線についても多少見直すことにしました。今回は主に回線分けについて書いていきたいと思います。

現在私のスマホには楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」のSIMと、現在は契約できませんがLINEMOの「ミニプラン」のeSIMを入れてあります。楽天は主に通話(Rakuten Link)で使っていて、データ通信をLINEMO(ソフトバンク回線)でまかなっています。二回線の費用はRakuten最強プランが3GB未満で月額1,078円、LINEMOは月額990円と、合計2,068円+α(ユニバーサルサービス料金各3円?)になります。

さらに、タブレット用にmineoの「マイピタ1GB+パケット放題plus+パスケット(au回線)」が月額1,790円(ユニバーサルサービス料込み、低速でも最大1.5Mbps)、そして日本通信の「ネットだけプラン」(ドコモ回線)をいざという時のために保持しているので月額は1GB未満利用で119円払っています。あと、povo2.0(au回線)がありますが、先日一回100円で更新したばかりなので、こちらについてはほとんど費用的には今のままだとかかっていません。

現在はその他に、以前安く端末を購入させていただいたIIJmioの2GBプラン(ドコモ回線・月額850円で契約は続けているのですが、今のところこのIIJmioのプランは契約から1年を超えたこともあり、今後スマホを購入する場合は程度の良い新古品・中古か、何かの拍子で回線関係ない形で売りに出されたものを買えればと思っているので、こちらは今月中に解約し、その分をStarlink miniの運用費にあてようと考えています。

Starlinkの初期費用は、ハード購入代金の24,360円(セール価格)と初月プランの中では最安の月50GBまで6,500円の日割金額との合計額になります。今のところ、何とか8月中にアンテナは届きそうなので、8月中に動作確認などで一通り使いながら、翌月以降の契約について考えてみようと思っています。

IIJmioを解約すると月額850円浮きますので、加入すると翌月からプラン変更可能になり、月10GBのプラン(月額1,500円、国内利用時には免税という情報も)に切り替えるか、しばらくStarlinkの契約自体を休止(この場合は月額が0円になります)するという選択肢もあります。その場合、10GBプランを続けるとトータルの通信費は月750円今までより余分にかかることになりますが、状況に応じて休止と10GB利用を繰り返すことによって、月額を今と変わらない費用で収めることもできるようになります。

ここまで説明したように、現在でも私の環境では楽天・au・ソフトバンク・ドコモの4回線あります。今後、楽天モバイルが衛星通信サービスを開始した場合、さすがにauと同じように当面はお試し価格で使えると思いますので、一通り使ってみて有料サービスに切り替わった場合には、楽天のサービスがそれなりに使えて、今回申し込んだStarlinkの月1,500円より安いならば基本Starlinkの運用を休止をしながら様子を見ることもでき、衛星通信インターネットのバックアップ回線も費用を掛けずにできるということになり、何とすごい時代になったのかと思ってしまいます。

Starlink Miniはアンテナ部にWiFiルーターも付いているので、災害時だけでなく山間部の圏外地域や海上で、どうしてもスマホ圏外の状況から自分の電話番号を付けて発信したいような場合でも、Rakuten linkアプリの入ったスマホをStarlinkに接続させることによって、一応通話はできるみたいなので、出先に本体および電源(ポータブル電源だけでなく大出力系のモバイルバッテリーでも可との情報あり)を両方持って行ければ、かなり安心してモバイル関係のものを持ち出せます。

車中泊で車で出掛けるなら、さらに持ち出しは余裕になるでしょう。小さなポータブル電源ならソーラーパネルでの充電もできるので、山の中でのネット不通にならなそうです。初期費用はかかるものの、専用の端末を使うわけでなくスマホでもパソコンでも、今使っている機器がそのまま使えるようになるというのもポイントが高いですね。月10GBの契約でも、自分のスマホ・タブレットが圏外になった場合の非常用として考えれば、auのメッセージ利用のみで月1,650円(非au・UQ契約者の場合)かかる事を考えると、回線を休止しながら初期費用を少しずつ回収することもできるStarlink miniは実に魅力的です。

あとは、実際にハードが届いたら自宅ベランダにアンテナを仮設置して使えるかどうかということも試してみたいです。さすがに私の住んでいる場所では一ヶ月以上地上にある携帯電話の基地局が使えなくなることはないと思いますので、ブログ更新・SNS発信・Webからの情報収集という事に限定して使っていれば月10GBの範囲内で使っていけるのではないかと思っています。そうなると、全く地上からのネットが使えなくなっても追加料金掛からずにネット発信ができるようになるかも知れません。というわけで思い切ってStarlinkを導入することに決めた顛末を紹介しました。