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シニア世代のガラケーを強引にスマホに変えることで起こること

このネタは度々出しているので前に読まれた方は同じような内容になってしまうことを予めお詫びします。しかし最近のテレビコマーシャルを見ると、いわゆるシニア世代と同じくらいの俳優やエキストラを使って、すでに新製品が出なくなっているガラケーをスマホに変えると特典が数々というような謳い文句でガラケーを止め、スマホの利用を促すような感じのコマーシャルが多くテレビで露出されています。恐らく、シニア世代の方でも本当にデータ通信の必要性を感じられている方にとってはとっくにスマホやタブレットに変えて使っているのではないかと思うとともに、今でもガラケーを使うシニア世代にとってそこまでスマホが必要なのか? と考えると疑問しか出てきません。

まず、老眼で小さい文字が読めないような場合、スマホの方が多少は画面が大きくはなるものの、そこに出てくる情報量は増えるため、ウェブの内容を見ようとすれば必然的に文字が小さくなり、拡大する操作方法を知らなければ、外的要因で何とかしなければならなくなります。メガネ型の拡大鏡のコマーシャルが多く放送されているのもスマホのシニア世代への普及と関係があるのではないかと疑ってしまうことにもなります。

実際にスマホに変えたいと思っているシニア世代の方々や、周辺の方にまず言っておきたいのは、スマホは通話専用にすることはできても、その料金大系はデータ通信プランとのセットが基本になり、今まで通話のみで千円以下だったり、ケータイで通話放題だったような人は何もしなくてもスマホに代えただけで毎月の料金が上がるようになっています。さらに、キャリア独自の様々なサービスにも月々の利用料を取るところもあり、「使いこなせば便利にはなるが使った分だけ金がかかる」というものになるわけです。

総務省からの指導があって、利用者の全体における通信料を下げなければならない状況に大手キャリアは追い込まれています。そんな中で以前と変わらない利益を確保するには、当然新たなマーケットを開拓しつつも、既契約者に今までより高い利用料金を取ることで業績を上げる事が必要になると考えているのでしょうか。シニア世代を狙ったマーケティングは、悪く言うと金持ちの高齢者の懐を狙った商法となり、法には触れないものの一部のシニアの方々にとっては毎月変わらないどころか介護保険の影響で支給額が減らされる年金で使えるお金を減らしてしまう結果にもつながりかねません。そして、契約してからその事に気付いても2年以上契約を続けないとさらにお金がかかってしまうわけです。

そして、そのようにして毎月高額なお金を通信費として払わなければならなくなった人たちの中には、その投資の回収をもくろむ方がおり、毎月の利用料金の範囲でできる行動に走ることになります。今まで全くモバイルインターネットに関心がなく、スマホの使い方がわからない人からすると、駆け込み寺的にショップに赴くしかありません。現在でも多くのショップの現場ではスマホの使い方がわからないシニア世代の対応に追われることになってしまっていて、さらに今後大手キャリアがシニアへのスマホ売りを続けていけばさらに現場の仕事量が増えることにもなります。

その内容というのは、来店したシニアユーザーの対応(主にスマホの使い方などの質問が多いことが予想される)という本来の業務とは違う仕事になるかも知れず、私自身は大手キャリアのショップとは何も関係ありませんが、大変だなと思いますし、個人的にもできるだけ契約に関する用事はショップではなくネットでの問い合わせやお客様センターへの電話対応で済ましたいと思うほどです。

どんな仕事でも大変だとは思いますが、今回紹介した大手キャリアの場合は自ら大変な現場仕事を作り、その対応を現場任せにするのではないかと思えるところがあるので、どこかでその無理をした部分の歪みが来ると、何かの拍子に爆発しかねません。現在のショップではどの程度の労働環境なのかがわからないので、ここまで書いてきた事について全く心配がないのかも知れませんが、多くのお客様相手の仕事の中でもかなり大変ではないかと思ったので書かせていただきました。

こうした過度な対応を現場の人間にさせないためには、個人的には通話主体のガラケープランに入ったシニア向けに、ネットを使って調べられないことを通話上のオペレーターが教えてくれるような有料サービスを組み合わせた方が苦労いらずで収益も上がっていいのではないかと思うのですが。恐らく今スマホを使いこなしている世代がシニア世代に突入するにしたがってこうした「シニア向け」と銘打ったサービスは必要なくなる(らくらくスマホのような扱いやすいハードは必要かも知れませんが)ようになっていくと思いますので、こうしたサービスも一過性のものになると思えますし。

ただ、もう一つ大手キャリアが考えていることは、自らのキャリアに一定期間縛り付けておくことで契約者数を維持できるという計算もあってガラケーをスマホに機種変更させたいと思うのでしょうが、少なくとも一部のシニア層の中には、今まで何の問題もないのに急に新しいスマホを使わなければならなくなった場合にストレスを感じるのではないかと思う人がいることも確かです。長期間ずっと同じキャリアという人は機種変更もせずに同じプランを使い続けることが当り前になっているでしょうから、もしスマホに変えて失敗したと思ったら、その後は別のキャリアでガラケーを契約し直すという選択をする方も出てくるかも知れません。寝た子を起こし過ぎて大変な事に今後大手キャリアがなっていかないことを祈るばかりです。


Yahoo!BBからの提案とは?

先日、新しいACアダプタが送られてきたばかりのYahoo!BBのADSLモデムですが、先日その件で見なれないフリーダイヤルから電話が入り、何だと思いつつも出たらYahoo!BBを運営するソフトバンクからのものらしく、インターネット回線の新たな提案をしたいというものでした。

すでに2019年3月から、新たなADSL回線の契約は終了になっており、今回ACアダプターが送られてきたのは、既契約者の利用を維持するためなのですが、電話の内容はあからさまな「ADSL」から「光回線」への変更をすすめる内容でした。その詳細は今から2年間、ヤフーがADSLと光回線との差額の2年分の6万円をキャッシュバックするので、光回線に変えれば2年後にYahoo!BB光回線を続けるのか止めるのかの判断をして欲しいというものでした(つまり2年間は料金の援助をする代わりに光回線の契約をしてくれということになります)。

この内容を冷静になって考えると、光回線の種類は色々なのにキャッシュバックの6万円という定額はどこから出てきたのかということがまずありますし、また何も考えずに光回線に変更した場合に2年ごとに6万円前後の料金を現状よりも余分に払わなければならなくなるということになります。

ちなみに6万円を24ヶ月で割ると月々2,500円になります。ADSLを契約するには固定電話の維持費もかかりますから、実際は毎月のADSL利用料に電話回線料金を加えた金額になるわけで、私と同じような勧誘の電話が掛かってきた場合は、現在のADSL料金だけを比較すると間違える可能性があるので、十分気を付けて差額負担が十分なのかという判断をまずはすべきだと思います。もっとも、ACアダプタの交換をしてすぐADSLを解約しろというのは乱暴な話ではないかと素直に思えたので、その申し出は丁寧にお断わりしました。

ただこのままADSLを使い続けられることもなくなると思いますので、今後を展望しつつ今ある電話回線をどうするのかという判断を近い将来には迫られることになるでしょう。今現在問題になっている「詐欺電話」「アポ電」というものは携帯電話を狙って掛かってくることもあるものの、その多くは古くから契約されている固定電話の方に掛かってきます。こうした電話のリスクから抜け出すには、あえて固定電話を捨てるという選択肢も今後は出てくるでしょう。

そうなれば光インターネットだけを使い、光電話は契約しないということもできますし、固定回線を廃止しインターネットは単体で使えば工事もいらず移動も自由なWiMAX2+に変えるという方法も考えられます。その場合は、できれば2年契約でキャッシュバックが付くWiMAX2+のプロバイダもあるので、あえてこれからADSLを止めるならWiMAX2+に移行する手段もあるということを知っておくことも大切です。

そして、これから2年の間には東京オリンピックに合わせて携帯電話のインターネットについても飛躍的な高速通信のできる5Gが実現されることはすでに決定しています。基地局の整備などまだ解決すべき課題は多く残っているかと思いますが、もし今後その通信料がWiMAX2+より安く高速にある程度のデータ容量を使えるものであるなら、自分のスマホ一台で全ての通信をまかなえるようになるかも知れません。何しろ通信技術の進歩は2年後にどうなっているかわかりませんので、現段階であわてて光回線にして2年間変えられずに過ごすよりも、その前にADSLのサービスが終了したとしても、5Gのサービスが整うまではキャッシュバックを付けたWiMAX2+をまずはキャッシュバックのあるプロバイダと契約して2年間利用して、その後で次の自宅回線を無線にするか光回線にするかを決める方が私には合っているように思います。

ちなみに、現在ADSLはソフトバンクのみが提供しているサービスになっているので、さすがにNTTが全ての固定電話をIP電話化するようになればサービスを終了させるでしょうが、メタル回線が残っているうちは、それこそACアダプターを配ったばかりですし、それで今年中にサービス終了したとなれば、ここまでの一連のYahoo!BBの行動には疑問符が付きます。それこそ、光回線を契約させるためにADSLモデムのACアダプターを配ったというなら(つまりすぐにADSLサービス終了の発表を行なったとしたら)、私としてはもはやソフトバンクのインターネットを継続して行なおうとする気も起きません。

ただこれはあくまで私の場合で、特にADSLはファイルのアップロード速度が遅いですから、インターネットを何に使うかによっては、ソフトバンクの営業戦略に乗り、キャッシュバックを受けて光回線に変更し、2年後の状況を待つすいう方法もあります。ただどちらにしても、現状よりも悪くならないような選択ができるように、今後のインターネット技術についてのニュースに注目しながら様々なケースについて考えておくことをおすすめします。


楽天ポイントカードを追加登録する意味

現在、複数のクレジットカードの中で「楽天カード」も持っているので、自動的に楽天ポイントの利用が実店鋪でもできていて、スマホに専用アプリを導入することによってスマホのバーコードを表示することによりポイントの利用が可能になっています。そんな中で、近所にあるドラッグストアで新たに自店のポイントと共に楽天ポイントカードを出すと両方のポイントが貯まるという、なかなかおいしい状況になっています。

昨日そのドラッグストアに行ったところ、クレジット機能のない「楽天ポイントカード」が入会用のチラシと共にレジ裏に置かれているのを発見しました。すでに楽天のクレジットカードを持っていれば必要がないものと思われるかも知れませんが、実は楽天クレジットカードではできず、楽天ポイントカードでないと使えない利用の方法があるので、もらえたら普通の楽天ポイントカードを増やしたいと常々考えていたので、早速そのカード付きチラシをもらってきて、ネットからカードを登録することにしました。

現在登録している楽天会員のページでは15枚までのカードを追加登録できることになっています。しかし、チラシの内容というのはどうやってログインした楽天のサイトからカードを追加するかということについては書かれていなかったので、追加登録するまで小一時間悩んでいました(^^;)。いろいろ調べてたどり着いたサイトは、

https://pointcard.rakuten.co.jp/

というポイントカードのサイトでした。このサイトからログインしてアクセスすると「楽天ポイントカードご登録情報」という表示が画面右側に出ますので、その下にある「カードの確認・追加・一時停止・削除」のリンクをクリックすると登録画面が出てきますのでそこで登録をします。これで、どちらのカードを利用してもポイントは一つにまとまるのでより使いやすくなりました。

なぜ私がクレジット機能なし楽天ポイントカードを作ったかというと、いつもガソリンを入れている出先のスタンドでの楽天ポイントを貯めるためなのです。私が出光スタンドでガソリンを入れるために使っているカードは出光の発行している「まいどプラスカード」なのですが、このカードで入れると楽天カードを含む他のクレジットカードの価格より安い最低料金で給油でき、さらに決済時に通常でも1リッターあたり2円が割引きになります。いくら楽天ポイントが貯まると言っても、楽天カードで給油するよりもカードを「まいどプラスカード」に変えて給油をした方がお得なのです。

さらに、セルフのスタンドの機械を通した後に更に「楽天ポイントカードの有無」を聞かれる画面になり、そこで楽天クレジットカードを入れても対象外になってしまうので、今回新たに楽天ポイントカードを入手したことにより「まいどプラスカード」のポイントに加えて楽天ポイントが入るようになり、楽天ポイントでガソリン代を払うこともできるようになるので、よりポイント活用の選択肢が広がる感じにもなります。

ただ、これでまた常用するポイントカードが増えてしまったので(^^;)、その管理が大変になることは仕方のないことと割り切るしかありません。今後、出先をはじめとする店頭の端末を利用してスマホからでもカードのデータをやり取りできるようになればいいのですが。


電子マネーと確定申告

2019年の10月から消費税引き上げが予定され、その中でクレジットカードや電子マネーを使った際にポイントバックが予定されているので、各企業はそれぞれ自前での電子マネーを作ったりすることが最近はニュースになっていて、どの電子マネーがメジャーになっていくのかわからない中でどうすればいいのか考えてしまうことがあります。

ただ、今の時点で考えなければならないことは別にあって、古くから使っている家計簿アプリと電子マネーの組み合わせをどうすればいいのかということを考えるようになりました。というのも、古いアプリの場合スマホとの連携機能はなく、それこそ私が使っているアプリはテキストファイルから読み込むことはできるものの、いちいち変換するのもめんどくさくなっているという事があります。

それでも、今現在はクレジットカードの口座を増やすような形で複数の電子マネーの項目を増やし、それぞれのクレジットカード・電子マネー別に計算したものを合わせれば全てのお金の流れが明らかになることはなります。それをどうしてもやらなくてはならなくなるのが私にとっては確定申告の時期で、まとめてアプリに記帳していく労力はなかなかのものですが今年はPayPayの項目を作り、モバイルSuicaでの電車利用やコンビニ・ファーストフードでの利用が増えたので日常生活のための経費の総額を出す場合にはモバイルSuicaを項目化していちいちアプリの方に記入しながら進めていくことになっています。

来年以降のことを考えると、今現在使っている現金出納および多くの銀行取引、そしてクレジット決済を全て電子マネーに変えるわけにもいきませんので、今までよりもさらにこまめに全てのお金と電子マネーの管理をきちんとやらないといけないなと思います。

新たにここまでのお金の管理をリセットして、各種銀行やクレジットカードのウェブサイトと連携した新しい仕組みに変えれば簡単に行きそうな気もするのですが、実はなかなかそういうわけにも行きません。それは、銀行でもクレジットでも、不正アクセスを防ぐためにパスワードを変えることが推奨されていますが、それを変えてしまった場合家計簿アプリの設定を変えることを忘れてしまうと、気付いた時には全く自分の口座の内容が反映されないままウェブから取引内容を見ることができなくなってしまう(サイトによっては数ヶ月でウェブで見られなくなるところもあるので)ケースが有り、それを避けるたにはやはり消費活動をした際にこまめに記録をしていった方が残高が合っているか確認するだけでいいので私には合っているような感じがするため今のやり方をまだまだ変えられないのです。

ちなみに、後からスマホを見ながら記載すればいいやと思ったモバイルSuicaについて、さすがに電車利用の分はわかるようになってしますが、他の用途で使った項目には「物販」としか表示されていないので、どの項目に振り分けるのか悩んでしまい、今その日の事を何とか思い出そうと努力しているところです(^^;)。電子マネーの時代になっても、利用した後にちょっとしたメモ書きなり別のファイルに起こして自分で持っておくことが後で悩まずに済む自分の場合の方法であるということを今しみじみと実感しているところです。

私の場合は確定申告をしなければならないのでこのような考え方をするのですが、今後電子マネーのポイントバックがあるので積極的に使おうと思っていて、記帳する必要はないとあまり自分のスマホも見ないという方は、今よりもさらに気が付いたら自分の周りでお金が残らないという事を実感してしまうかも知れません。きちんと自分で使ったお金の記録をすることは、節約をすることで今まで月二回だったお出掛けを三回できるようになるかも知れませんし、なかなか賃金が上がらない中でお金とうまく付き合うためには必要なところもあると思います。

それこそ今から始める場合は補助的に使った金額についてのメモをアプリに書き込んだり、必要に応じて手動で入力したりすることを併用しつつ、自動的にウェブサービスの内容を読み込む機能を利用するなどして、いわゆる「使わなくても良かったお金」を見付け出すことが、今後の生活を送るにあたって自分自身の生活を楽にするのではないかと思うのですが。


高齢者対象に良いことだけを宣伝するのはいかがなものか

最近のテレビコマーシャルで目につくのは、60才以上の人がガラケーから特定のスマホ(iPhoneは対象外)に機種変したり他社からを含む新規購入をすると、通話が24時間無料になるスマホを通話料0円で利用できるというauのプラン(カケホ60割)を紹介するものです。

ちなみに、私はガラケー扱いのガラホで24時間通話定額を利用していますが、その料金は税抜2,200円です。ちなみに、auの高齢者プランの方は24時間通話定額に「auピタッとプラン」が付いた契約で、利用するデータ通信の量で毎月の金額が変わってきます。

基本的には60才未満の方が5分以内定額通話と通信のセットである「auピタッとプラン(スーパーカケホ)」に入る金額で24時間定額の「auピタッとプラン(カケホ)」に加入できるもので、このプラン自体がデータ通信と通話がセットになっているため「通話0円」という表現はあながち間違いではないのですが、データ使用料は青天井ではないものの最大月20GBまで段階的に料金が増えていきます。

スマホを使ったネットの利用が面白いからと低速制限を食らうまでデータを使い切ってしまった場合、通話は0円ではあるのですが通信料は1GBまでなら初年は1,980円ですが、2年目以降は2,980円で済むものの、5GB超20GBまで(それ以上は低速に制限されます)使ってしまうと、初年は5,480円、2年目以降には6,480円かかります(各種割引などの適用によってここで紹介している金額と変わってくる可能性があります)。ガラケーで毎月5千円くらいかかっていた人にとっては良いプランですが、2千円くらいで済んでいた人にとってはスマホになって便利になったとは言え、料金がガラケーの時の2倍から3倍にもなって毎月の支払いが大変になってしまうかも知れない金額です。

今後の日本社会を考えると、様々な食料品の値上げが発表されたり、10月から消費税が引き上げになるなど、今よりも毎月の支出を抑えたいという方が少なくないと思いますが、ここで紹介し60才以上の方の通話料0円のプランについても無理なく払い続けて行けるのかという事を十分考えた上での加入が必要なように思います。

個人的には高速クーポンが1GB固定の通話料0円の60才以上限定プランが月額2,980円で出るなら、それはそれで意義のあることなのではないかと思います。MVNOには10分までの定額プランはあっても、24時間通話定額のプランはなく、先に紹介した私のガラケー専用通話定額プランが2,200円だと考えるとデータ通信(1GB)が780円とそれこそMVNO並に提供することは可能なのではないかと思うのですが。

残念ながら今の携帯大手3キャリア+ワイモバイルでは、そこまでの値下げをすることで客単価が下がり、売り上げが落ちることに危機感を持っているかのようです。しかし、上記のような料金プランがもし出たとしても、低速に我慢できないユーザーが追加料金を出せば高速クーポンを増やせるようにすれば、ユーザーはその懐加減に応じてあくまで低速で我慢するか、高速クーポンを使うかを自らの意志で選べるようになり、むしろ毎月の支払い金額が高くなる可能性もあります。

これはあくまで個人的な考えではありますが、料金を決めるのにできる限りユーザーの意志で決めさせたくないという意図がここまで紹介したピタッとプランには感じられてなりません。なかなか月間の高速データ量を速度切替なしに1GB未満に抑えるというのはスマホを使い慣れた人でも難しいと思いますし、初めてスマホに触るような人に使わせたとしたら、ほぼ5GB以上使ってしまうだろうと思います。

それならそれで、「通話料0円」ということをことさらに強調するのではなく「通話無制限+データ通信20GB」まで各種割引を利用すれば5,480円(1年間の価格)という風に紹介するのが筋のような気がします。この金額は安いと思える人には十分安い価格設定になっていますし、後からクレームが入る可能性もかなり減る分、大手キャリアにとってもメリットは有るのではないでしょうか。自分の意志でMVNOを選べる人はいいですが、大手キャリアを利用せざるを得ない方もいます。それは大手キャリアにとっては決して他社に浮気しない上客であるわけですから、そうした人向け(具体的には長期契約継続者限定にするなど)でもある程度使い勝手のよく安いスマホプランを提供してもバチは当たらない気がするのですが。


日本の消費者の動向から格安SIMの将来を展望する

2018年という年も今月で終わることになり、改めて総括ということでもないのですが、あくまで自分自身の実感に伴った消費行動について紹介させていただきたいと思うのですが、良く言うとあまり見栄をはらずに必要でないところに無理にお金を掛けなくなったという状況の変化があるような気がしています。これは来年の10月に消費税引き上げを控える中で、「安いものでも十分」「ある程度高くても必要なら」というような判断基準でお金の使い方にメリハリを付けるようなことをする人が来年は多くなるだろうと想像します。

というのも、昨日散髪のためにいわゆる1,000円カットの全国チェーン(実際は消費税があるので1,080円で、翌年からは1,200円に値上げされます)「QBハウス」に買い物のついでに立ち寄ったら平日にも関わらず待ち時間15分以上の赤ランプが点滅するほどの盛況だったのですが、その日の客層はちょっと私が目にしたことのないような人達が集まっていました。

というのも、私が過去に「QBハウス」を訪れた時にはそのほとんどが男性で、学生・中高年・シニア層が集まって来るような感じだと思っていたのですが、その日は私を入れてもう一人、シニアの男性がいるだけで残りの5~6人は全て女性でした。そのうち、小さい女の子を連れたお母さんが来ていたのですが、子供の付き添いなのかと思ったら、ご自身もお子さんと並んで前髪だけと言ってカットをしていました。以前にもシニア世代の女性をちらほら見掛けることはありましたが、ここまで男女比率が違ったのにはさすがにびっくりしました。

もちろん、女性の場合は気合いを入れて美容院に行くような際はお金は惜しまないと思いますが、日常生活の中でちょっと髪を整えるくらいの用途なら1,000円カットでも十分だと合理的に考える人が以前よりも増えた結果なのかなと思います。ただそうなると、車で旅をしている途中で、ちょっとした休憩を兼ねて1,000円カットに飛び込んだ場合、全体的な利用者の増大に伴って待ち時間が長くなってくる傾向が今後増えるかなという気もするので、来年の「QBハウス」の値上げがどのように利用者に影響してくるのかということも気になります。

そしてもう一つ、今年そのあまりの人気にびっくりしたのが、今まではいわゆる「ガテン系」労働者のためのお店だった「ワークマン」が、最近のアウトドア趣味の人にも合いそうな安くて機能的な品物の数々を置いた「ワークマンプラス」という新形態のお店をオープンさせたところ、釣りや山登りをしている層を中心とした若い女性が押しかけたため、それが話題になっているのだそうです。

確かに、アウトドアに着て行ったり急な雨の場合などに着たいと思う服について、専門のアウトドアブランドは海外・国内ブランドともに結構高いですし(ただし、レインウェアはある程度高いものを持って行かないと行く場所によっては命の危険があります)、ユニクロなどのファストファッションのお店でも、専門的なアウトドア用のものというと、まだまだ少ないという印象があります。そうした隙間を突いて出てきたのが「ワークマンプラス」とも言えるわけで、実用的で安いので、だめになってもすぐに諦めて新しいものに買い替えやすいという点では、日々の普段着・作業着として買い求めるには理想的であると言えるかも知れません。

本来、携帯電話でも「格安SIM」という考え方はそのような層に受け入れられるべきものだと思うのですが、大手三社の縛りやスマホ代の問題などでいまいち携帯料金を安くしたいと思っている人達の中でもそこまで普及していないのは残念です。ただ、来年になると中古スマホの中でも人気を誇るiPhoneの中でも、「防水機能」「Apple Pay」という二つの機能の使えるiPhoneの価格がこなれていくことが見込まれます。上記の二例を見ていけば、日本の消費者はスマホの利用についても案外賢く立ち回っていくようになるのではないでしょうか。すでに大手3キャリアの回線を使ったMVNOが出揃い、大手キャリアがすぐには動かなかったとしてもSIMロックを外さずに格安SIMが使えるようになっているので、2年使ったiPhoneでもそこそこの価格で売れるようになるでしょう。

私自身はそこまでiPhoneに思い入れはないのですが、iPhoneの中古の価格が下がっていけば、それなりの高機能と言われるAndroid機の価格もこなれていくことも考えられますし、そんな風にして今後日本の中古スマホの市場がもっと広がっていって、そのショップから自分に合った格安SIMを選んで入れられるようなシステムが出来上がった時には、かなり多くの人が「中古スマホ+格安SIM」という形になってもそれが当り前と思われるような時代になっていくのではないかと思っています。

逆に、今まで何故出ないのかと思われるものに、常にLTEの最高速を保証するような高額な回線プランがあります。大手三社の中でどこかの会社が月額10万円くらいでも専用回線による最高の速度保証とアフターサービスの優遇を約束するようなプランを出せば、外出先でも安定してネット接続をしたいと思っているお金持ちは結構多いと思いますので、毎月の料金に関係なく相当の契約が見込まれ、一般利用者や格安SIMとの差別化が図れるのではないかと思うのですが。昨今の日本国内旅行市場において、たった一週間でも数十万円という豪華列車の旅のチケットがすぐに売り切れてしまうのも今の日本の現状なのですから、大手キャリアの方もそうした形で利益を確保した上で一般庶民に残った帯域を使わせてくれれば個人的にはそれでも十分だと実は思っています。


機種更変にともなう苦労もたまにはいい

昨日あたりから、新しく購入したスマホをメインスマホとするため、様々な設定を行ない、必要なアプリはどれなのかということを考えながら環境を構築しています。

今まで使っていたスマホと比べると本体メモリは半分に減ってしまうというディメリットがあったのですが、今まで使っていたスマホにはドコモ回線のロケットモバイルのSIMを入れて引き続き使用は続けるつもりでいるので、基本的にはおサイフケータイおよびメールやSNS関連、そしてショップ関連のアプリを厳選して、エンターテインメント系のアプリは他の端末で使うようにして極力本体のメモリを消費しないようにと考えています。

あとは、今まで使っていたスマホの機能を引きついだりしているのですが、今回そうした作業をしていくにつけ、アプリや機能の設定について、まだ甘いところが少なからずあるということもだんだんわかってきました。

私自身便利に利用している「Googleフォト」についても、設定画面からすでにクラウドにアップロードしたファイルについて本体のメモリを圧迫した場合、アプリの設定から一括削除できる機能があるというのも、今回新しい端末で設定をしているうちに気付きましたし(^^;)、スクリーンショットが収められたファイルを同期するかどうかも選べるようになっています。以前の端末ではちゃんと設定したはずなのにその設定方法を忘れていたために、スクリーンショットの同期ができていなかったのでした。昨日掲載した写真も、あえて写真にせずにスクリーンショットを載せた方が見やすいということもありますので、今後はそういった機能も活用しながらブログで紹介させていただければと思っています。

実のところ、今回スマホを中古でも購入しようと思ったもう一つの理由は、ここにきてブログを書いていたパソコンが2台たて続けに壊れてしまっただけでなく、今使っているスマホの調子まで悪くなってきて、初期化をする必要に迫られたからです。今回のスマホの不具合はソフト的な不具合だけで、初期化したらスムーズに動いたのでホッとしましたが、これて2台分の設定をこれからやらなくてはなりません(^^;)。しかしスマホはいつ何時壊れるかわかりません。新品で購入した場合には一年保証がありますが、落下などの事故には対応されない場合が多いです。最近では、先日回線を変更したLINEモバイルのような通信業者でも加入時に手持ちの端末にいざという時の保証を付けられるサービスを行なっているところもあります。しかし、月額料金が余分にかかるため、格安SIMを契約する身としてはちょっと納得が行かない部分が残ります(^^;)。

今回購入したarrows M03が1万円という金額で入手できたこともあり、もし壊れてしまったとしても新たに安い中古を探した方がトータルの出費は抑えられるということもあります。そんな事も考えながら新たなアプリを入れていったのですが、ほとんどのデータをクラウドやmicroSDカードに逃がしてあげることで、同じ型番の中古を買い直せば、時間はかかるもののそれまで入っていたアプリはきちんと復元します。唯一困るのが本体に残っているLINEのログのようなデータになりますが、これもアプリの設定でクラウド上に一旦バックアップすることができるような仕様になっています。また、パソコンなどにトーク履歴をバックアップする方法もネット検索すれば出てきますので、こまめにバックアップをやっておけば、スマホを紛失したり起動しなくなったとしても、全く0から再スタートということもなくなります。

こういう事は、改めて機種変更をしなければわからなかったことで、やはり今使っている端末が壊れる前にしっかりと新しい端末にデータを移すことを多少面倒でも行なうことは今後も同時データをしっかりと次のスマホに引き継ぐためには大切な作業であるということがしみじみわかりました。さらに、アプリを動かすためにそれぞれIDとパスワードを要求されるものが結構多く、そのデータもきちんと整理しておかないと、これもスムーズに今までのアプリをすぐに動かすことができなくなるため、きちんとまとめて保存しておくことの重要性も感じています。

ここからはちょっと話がずれるかも知れませんが、私個人として実にさまざまなネットサービスに加入していて、その各々にIDとパスワードがあるということは、もしここまで書いてきたように自分で回復の作業ができればいいのですが、怪我をして入院したような場合、他人にスマホでしか使っていないサービスの解約のような作業を任せる場合には、きちんとわかるように整理された一覧を作る必要があることも今回の作業をする中で感じたことでもあります。ガラケーでなくスマホを普通に多くの人が持つようになった現在、長期間同じスマホを使い続けるのもいいですが、あえてスペアとして使える旧スマホを維持しながら、新しく購入したスマホを設定するのに、時間を掛けた作業とともに今までのIDとパスワーとの整理を行なうことをおすすめしたいと思います。長く同じスマホを使っていると、時期とともに常に利用していて「生きている」ログイン情報を更新していくことは機種変更の時くらいしかできなさそうでもありますし、これからもう少し時間を掛けて自分なりにまとめておこうと考えています。


スマホにそこまで機能を求めないという考え方

モバイルノートパソコンの掘り出し物が昨今のネットセールで出てくるかなと思いつつ待っていたのですが、安く出てくるものは型遅れのものが多く、私が狙っているUSB PD対応で持ち運びがしやすく、さらに価格も安いというものはなかなか出てきません。狙っている製品の中で安いものもあるのですが、ネットで色々調べていると現在の価格というのが底値ではないということもわかってくるので、何となく購入には躊躇してしまうところもあります。逆にそこまで古いものでないと、中古市場にも出てこないので、これからよほどのお得感があるものが現われなければ、もう少し今あるモバイルパソコンを使いながら待とうと思っています。

そんな中、最近はあまり詳しく見ていなかったネットの中古スマホのお店を覗いたら、約2年前に出たスマホでそれなりに程度の良さそうな国産スマホのSIMフリー版、富士通のarrows M03が1万円そこそこで出ていたので、つい注文してしまいました(^^;)。CPUは今となっては貧弱で、最近の海外産のSIMフリースマホと比べるとその低性能ぶりは十分明らかなのですが、あえて購入したのには理由があります。

というのも、ここ数日書かせていただいているように、大手キャリアのSIM(回線を借りている格安SIMも含む)でトラブルがあった場合、いかにしてその代替の通信を確保するかと考える中、ドコモ・au・ソフトバンクの格安SIMが揃った今、問題はそれぞれの電波をつかみ、テザリングも可能な端末をいかにして揃えるかというのが問題になってきます。さらに、いつもは使わないもののスマホに入っているモバイルSuicaが重宝しているので、「おサイフケータイ対応」のもので、大手3社のSIMを入れても使えるものという風に考えると、中古で安く買えそうなのがarrows M03であるという結論に達し、1万円前後で買える中古の中で、そこそこ程度の良さそうな個体をこの機会にとゲットしたわけです。

現在私の持っている回線は、通話専用にドコモの回線を持っている以外は、ドコモ回線のLINEモバイルと、au回線のUQモバイル、さらに低速低価格のドコモ回線であるロケットモバイルです。現在持っているSIMの中にソフトバンク回線がありませんが、現在のソフトバンクの格安SIMで一番まともと思われるLINEモバイルでは、私の契約しているデータ通信専用のドコモSIMをソフトバンクSIMに変える場合、いったん追加登録をすることでデータ専用(SMSオプション無し)の回線は初期登録手数料が1,000円(通常は3,000円、その他にSIMカード代金あり)で追加できるので、一旦回線を増やしてから元々の契約を解約する形にすると安くドコモからソフトバンク回線に移行できます。こうして、SIMを交換するような形にするとドコモ・au・ソフトバンクの格安SIMが揃います。今回購入したarrows M03には、改めて回線を変更したLINEモバイル(ソフトバンク回線)のSIMを入れて使おうと思っています。

ドコモの回線は山間部に強いという特徴がありますが、格安SIMの方は全てデータ通信専用で、通話用としてドコモのガラホを契約しているので、大手三キャリアの中では一番データ通信性能が低いと思われる低速専用回線のロケットモバイル「神プラン」で最低限の通信環境を保つという感じになります。今後、ドコモエリアでの利用が多くなって低速のみでは我慢できなくなった場合には、ロケットモバイルのSIMをOCN モバイル ONEのSIMに変更し、大手3社の全ての子会社や関連会社のMVNOで使うということもあるかも知れません。

もっとも今のところ、外でのメイン通信回線はファーウェイのタブレットに入れたau回線を使ったUQモバイルの500kbps無制限プランで、動画は主にこのSIMで見て、パソコン利用時のテザリングもそちらからやることになると思います。ソフトバンクのLINEモバイルはサブ回線という感じで、利用しているLINEのやり取りや、あとはちょっとしたウェブ検索やメール確認くらいに使うだけなので、それほどのマシンスペックは必要としません。残ったロケットモバイルの低速の「神プラン」では、ネットラジオや音楽のストリーミングを利用するには実に安定しているので、車や電車で移動中に音楽やラジオを聞き続けるには適していますので、まさに三者三様、用途によって使い分けることができそうです。

今後もこんな感じで複数端末による用途を分け、さらにゲームなど重たい処理がかかる用途には使わないようにすることで、それほど高スペックなハードをお金を掛けなくても十分使えるようになると思うので、それほどスマホにはお金を掛けずに、じっくりとモバイルパソコンを探したいと今は思っています。


スマホカメラの進化とその影響

中国のファーウェイは日本においても同社のフラッグシップスマホである「HUAWEI Mate 20 Pro」を2018年11月30日に発売することを発表しました。価格的には12万弱と気安く購入できるスマホではありませんが、SIMフリーであることと、特にライカレンズを使ったカメラ機能が素晴らしくて、これでは日本が一時は世界を席巻したコンパクトデジカメが壊滅状態に陥ったのも良くわかります。

「HUAWEI Mate 20 Pro」のカメラレンズは3つあり、メインのレンズの画角が35mm換算で27mm相当(以下のレンズ換算についても同じ)の広角レンズに有効画素数4,000万画素カラーセンサー使用のカメラに、16mm相当レンズ・2,000万画素カラーセンサーのカメラ、80mm相当・800万画素のカラーセンサーのカメラがあってメーカーでは「デジタルズーム併用で16-270mmをカバーする」とプレゼンしているようですが、デジタルズームというのは単なる写真のトリミングであるのでそこまでの期待はしないほうがいいですが、個人的にはマクロもきれいに写るというレビューもあり、夜景についても高速で複数枚撮った写真を合成することで手ブレの心配もなくきれいな夜景が撮れたりするそうなので、このスマホ一台あればコンパクトカメラをあえて持って行く必要はないのかなという気がします。

最近のスマホは夜景撮影や全体的な画質の良さをことさらにテレビコマーシャルで強調するものが多いのですが、スマホ自体が数年使用して新しいものに買い替える性質のものなので、どこまでカメラ機能を充実させていくのかという疑問もあるのですが、こうした複数レンズ搭載のスマホが普及価格帯のスマホにも搭載されるようになれば、安価なコンパクトデジカメはいよいよ存亡の危機ということになってしまいそうです。

実はたまたま、アマゾンプライムビデオのプログラムを見ていたら、かつてNHKで放送された「プロジェクトX」のカシオ「QV-10」の回があったので見たのですが、フィルムカメラの時代に「デジタルカメラ」の概念を伝えることの大変さとともに、現在のコンパクトデジカメの衰退にもつながる当時の状況を見てしまいました。というのも、「QV-10」は当時のカシオの営業からすると全く売れそうにないため、月500台からの販売スタートと言われたため、開発に関わった技術者たちがアメリカ・ラスベガスの見本市に出掛け、デジタルカメラでしかできないセールスポイントをアピールしたことでアメリカで爆発的に売れ、日本でも大ヒットしました。

当時のQV-10にはファインダーがなく、液晶画面を見て撮影するのは今のスマホと同じですが、さらに撮影した写真をその場で確認できるというのが画期的でした。さらにすごいのは、別売でパソコンに繋がるケーブルを用意しており、簡単に撮影した写真をパソコンの中に取り込むことができたことが多くの人々の関心を呼んだようです。それまでは紙に出した写真をスキャナーで取り込むことはできたかと思いますが、当時は有線であったとしても今撮った写真をすぐにパソコンに入れて、パソコンからはインターネットで世界中に送れるというのは本当に画期的だったのでした。

そうした利便性というものを追求していくと、やはり必要だと思うのはデジカメ自体がインターネットとつながって撮影した写真が即時バックアップや写真のSNSへのアップなどができるかというところになるんだろうと思います。というのも、SNSへのアップはスマホでやれば簡単ですし、バックアップについても「グーグルフォト」というGoogleが提供するサービスを利用し、スマホにアプリを入れて設定すると、スマホで撮影した写真が自動的に写真や動画専用クラウドにアップロードされ、ネット上にバックアップが無制限にできるようになっています。いったんこの便利さに慣れてしまうと、いくらデジタルカメラにWi-FiやBluetoothが付いていてスマホやパソコンと無線で接続できるようになっていても、自動的にSNSやクラウドにアップロードさせることはできないので、写真を簡単に扱うならスマホのカメラでいいかということになってしまいます。

このように、「画質」よりも「利便性」というところから普及してきたのがデジタルカメラであり、現在のスマホで実現している機能であることを考えると、今後の展望ということを考えてもスマホではどうしても撮影できない写真を撮るためのデジカメにはニーズはあるものの、コンパクトカメラが今後も残っていくかどうかは怪しい気がします。ただ、個人的には最初に紹介したような複数レンズを搭載したスマホや、新たな技術で光学ズームが利用できるようなスマホが安く使えるようになってくれれば、日常の記録だけでなく旅行中の思い出を写真に残すにもスマホで十分かなという風にも思えてしまいます。何とか今使っているコンパクトカメラが使えているうちに日本のメーカーも頑張ってもらって、旅行の記録に十分使えるくらいのクオリティのカメラを搭載したスマホを安く提供していただけると有難いのですが。


オリンパスの内視鏡による耐性菌感染の影響は

一般的にはカメラメーカーとして認知されていると思われる「オリンパス」ですが、実は医療機器メーカーとして特に内視鏡のシェアが大きな利益の柱となっています。しかし先日、この内視鏡を利用した事において抗生物質の効きにくい薬剤耐性菌に感染した患者が欧米で190人以上いることがわかったという、かなり深刻なニュースが報じられました。

問題をさらに大きくしているのは、感染による死者も出ているということで、アメリカ国内では35人が死亡したという報道も出たということです。日本の企業と欧米との間では先日の日産の問題が大きく報じられていますが、今回のオリンパスの問題も今後の訴訟の数と額によってはかなりの会社の負担になることは間違いないところです。

実のところ、私の使っているコンパクトデジカメはオリンパスのものなのですが、今でも古い機種のカメラを使っていまして、その性能には満足しているものの、不安な点もあります。それは、カメラが故障したり壊れた場合どうなってしまうのかということです。企業のクレームに対する対応どうかということは、製品の性能以上にその企業が自分にとっていいのか悪いのかを計る目安にはなるでしょう。

今回の内視鏡に関しての報道についてさらに考えていくと、内視鏡に菌が付いたままになって患者が感染したという事は、構造上の問題でどんなに丁寧に洗浄しても完全に汚れを除去できなくなっているのか、それともメーカーが推奨している手入れの方法を守らなかった人災であるのかということによってもその状況は変わってきます。今回の内視鏡のアフターケアについても、地域によっては専用のブラシの配布や、洗浄についての注意喚起を行なったところとそうでなかったところがあると報道されています。その事実が本当かどうかが裁判の行方や損害賠償の額を決めるにあたってポイントになることは間違いありません。さらに、意図的に一部の病院への通知を怠っていたという報道もあるので、もしこの事が事実だと認定されてしまうと、それは企業としての信用問題にも関わってきます。

ちなみに、この内視鏡は国内の工場で作られた製品だということですが、日本で使われずに海外で使われているのみの製品だということで、今回の内視鏡によって起きている問題については、私たち日本で内視鏡検査を受けている人に直接の影響はないようです。

ちなみに、私の行きつけのお医者さんが使っている内視鏡はオリンパスのものではありませんが、一回使うと人の体の中を通るということもあり相当の洗浄が必要になってくるであろうことは想像に難くありません。さすがに注射針のように、一度きりで交換できるものではなく専門に機器の洗浄を一回ごとに行なう必要があります。さすがに日本国内ではその辺はきちっとやっているだろうとは思うのですが(今のところ同様の問題がそこまで大きなニュースになったことはないので)、海外の病院で少なくともメーカーが推奨する使用方法、お手入れの方法徹底させることができるのかどうかというのも、今後の医療を考える上では大事なことだろうと思います。オリンパスは国内だけでなく海外でも内視鏡を多く売って利益を上げていたわけで、改めて世界すべての利用者にとっての安全対策を実行するための努力が求められるところでしょう。

今回は問題となったのが、日本のカメラメーカーとしても知られているオリンパスだったことで私もそのニュースをじっくりと読んでみたのですが、裁判の結果に関わらず、ユーザーの目線で解決を目指していってくれることを希望します。それがひいてはオリンパスのブランドイメージを守り、デジタルカメラでも一定の評価を得るための要因になると思うからです。