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小さな企業であればこそ自社のホームページの整備があれば消費者ニーズを形として回収できると実感した件

今回はこんな表題を付けてはいますが、こちらが製品を提供する企業の側ではなく、あくまで製品を購入する消費者としての目線から実感したことを書いておきたいと思います。

昨日は東日本大震災から14年が経った日ということで、多くのテレビ・ラジオ・新聞などで大きな災害に関しての番組やニュースが報じられていました。昨日は何の気なしにテレビを見ていて、番組と番組の合い間にローカルニュースがたまたま映っていた時があって、私がそのニュースを見たのは初めからでなく途中からだったのですが、個人的にはかなり突き刺さる防災グッズが紹介されていたのです。

ニュースはNHKのローカルニュースだったので、民放ならありそうな最後に商品に関する詳細な情報というものも流れず、わかったのは製品のコンセプトとどんな風に使うかという断片的な情報だけでした。

これが、昔であればもしその商品が欲しかったとしてもその商品までたどり着くことはまず不可能だったと思います。行動力のある人であれば、放送局に電話して聞くという方法は取れるかも知れませんが、なかなかそこまでして手に入れたいという情熱は持てないというのが正直なところでしょう。

しかし現代は、かなりあやふやで断片的な情報であってもインターネットの検索で曖昧な情報を検索ワードにして入力するだけでも、その商品にたどり着くことができます。今回、私がニュースの一部を見た範囲で感じたことをキーワードにして入力したところ、それらしき商品を紹介している会社のホームページ(販売ページ)がヒットしました。所在地を見ると、NHKのローカルニュースで扱っている東海四県iの地域にある会社であることもわかったので、ニュースで紹介された製品であることが確認できました。

さらに調べると、大手の通販サイトでも取扱いはあったのですが、今回のニュースでは製造元の会社に直接取材していたということもあり、会社の方の直販サイトで送料はかかるもののクレジットカードを使っての注文が可能だったので、あえて会社の方に直接注文を入れました。たまたまその時間にNHKにテレビのチャンネルを合わせなければ出会うことのできなかった商品ということもあり、届くのが今から楽しみです。

改めて届きましたら別にエントリーを立ててその商品について紹介させていただきたいと思いますが、今回の場合、テレビ取材を受けた企業はしっかりとホームページを作っていて、クレジットカード以外にも多くの決済方法を準備した販売サイトもきちんと立ち上げていました。そのため、ちょっと見たぐらいでは製品の購入の見込みも薄くなってしまうような人(今回の私のような人)からも、ごくごく少額ではありますが縁ができて売上増につながっていくということは実際にあるわけです。

そもそも、魅力のある製品なのでテレビの取材を受けるということもあると思うので、そうした取材をしっかり売上に結びつけるためにも、自社製品がメディアで紹介される前にきちんとネットのみで完結する販売ルートを示すことは消費者の立場としてきちんとしていただけると嬉しいです。今回はたまたまテレビのニュースを見て30分経たずに発注まで完了しました。品物が届きましたら、そもそも何を買ったのかというところから改めて紹介させていただきたいと思います。

「MD」(ミニディスク)の生産が終了することになり改めてパーソナルオーディオの流れについて考えてみる

音楽にしろ写真にしろ、インターネットが常につながっていてつなぎながらずっとスマホでの利用が可能になっている現在、いわゆる「専用メディア」を買わなくなりました。アナログの時代は音楽はレコードやカセットテープ、カメラはフィルムに現像、紙へのプリントとそれぞれにお金がかかる時代を経験してきたのですが、音楽がデジタル化する中で色々なメディアが出てくる中、小さくて扱いやすいメディアが今回話題に上げさせていただくミニディスク(MD)です。

デジタルオーディオはアナログレコードからCDに変わっていましたが、その取り扱いには神経を使う事となりました。アナログレコードの場合、手で触って指紋や汚れが付いたとしても汚れを拭き取れば良く、最悪傷が付いてもポツポツと音が入っても再生できましたが、CDの場合は汚したり傷が入ってしまったら音自体が出なくなってしまうので、CDはあくまで保管用として購入し、外で聞いたり車の中で聞くために別のメディアに録音し直して楽しむということが当時は一般的だったように思います。

録音可能な音楽用のメディアとして、今回紹介するMDの他に、カセットテープとサイズが同じで、専用デッキにアナログのカセットテープをセットしても使用できるという「DCC」(デジタルコンパクトカセット)という二つの規格が競いました。昔の資産を大事に使うという意味ではDCCに優位性がありましたが、二つの中で普及したのは結局カセットテープとは互換性のないMDになりました。

これは私が直接に聞いた話ではありませんが、現在沖縄音楽の世界において有名なりんけんバンドの照屋林賢氏の父親で、自身も優れた音楽家、プロデューサーとして活躍した照屋林助氏が喜んでMDを使っていたという話があります。なぜかと言うと、DCCはテープメディアなので、どうしても切れたりランダムアクセスするのに時間がかかるなど、昔のカセットテープのディメリットをそのまま踏襲しているのに対し、ディスクメディアで保護カバーに入っているMDは、ランダムアクセス可能で、さらにデッキ(プレイヤー)によってメディアが壊れる心配も少ないというメリットがあります。さらに照屋林助氏は野外に出て積極的に道端で音楽を奏でる人の音を録音し、その中から私たちが今でも聞くことのできる素晴らしい音楽家を発掘されたりした方なので、録音用メディアとしても安心して利用できるMDの良さというものを登場時から感じていたのではないでしょうか。

私自身も、こうしたメリットを利用して、ポータブルオーディオとして外での音楽を楽しんだり、録音などが許可されていた場合のライブハウスでの演奏をMDに録音して楽しんできました。ただ、デジタル圧縮方式が独自で、さらになかなかパソコンとの相性が良くなかったこともあり、その辺から他のメディアにシフトしていくことになります。

やはり、MP3という圧縮方法によってICレコーダーから派生したポータブル録音機が普及するようになって、microSDカードに録音したものをハードディスクに移したり、クラウドにアップロードすることによって、メディアを買い足さなくても良くなりました。パソコンにもCD-Rの焼けるドライブが付くようになり、CDのコピーをCD-Rで作って車のCDデッキで十分に使えるようになったので、気軽にそしてお金を掛けず(CD-Rメディアは一枚あたり数十円で購入できた)楽しめるようになりました。また、音楽を聞く場合にはフラッシュメモリに多くの曲を入れることができるようになり、今はインターネット経由での配信で十分楽しめるようになってきたので、録音するという行為自体も必要なくなりました。

MDはその大きさから、もしパソコンにドライブを内蔵したような製品が出ていたら、また違っていたのではないかと思います。写真や音楽、動画だけでなくデータ記録と保存用のメディアとして一般化してしまえば、何しろ保護ケースが付いているのでそこまで扱いに困ることもなく、パソコンやそれこそスマホに接続するための製品も出ていたかも知れません。昔、MDに記録できるデジカメもありましたが、これは音楽用のメディアは使えないというもので、その辺も何とかならなかったのかなと思いますね。

まあ、今はそうしたものがSDカード系になっているので、さらに小さく便利になっていますが、日本のメーカーは当時中国から出ていたUSBメモリやSDカードに直接録音可能なラジオなども最初は出していませんでした。

今やカードスロットを搭載していないiPhoneユーザーに向けて、データのバックアップや移動が簡単にできる外付けSSDも出ているので、もはやMDの出る幕はなく、生産終了も止むなしかという感じはします。しかし、やり方によってはもう少し何とかなったという感じがあることもありまして、ここ最近の日本メーカーの状況を見る中で残念な気持ちになってしまうということはありますね。

現在の音楽配信の世界というのは、永遠にお気に入りの楽曲をネットから自由に聞けるかわからないところもありますので、やはりきちんと自分の好きな音楽をデータ化して持ち運んだり収納するメディアというものが必要なくなるということはないと思います。MDはそうしたメディアの中で、それなりの足跡を残したことは確かでしょう。今のスマホはiPhoneにしてもPixelにしてもメモリカード非対応のものが増えてきましたが、全てを本体内とクラウドに依存するというのには抵抗があるので、新たにさらなる利便性のあるメディアが出てくることを期待したいですね。

スマホのショルダーストラップの連絡部に不安が出てきたのでホームセンターで入手した部品で小改造

ガラケーからスマホへと持ち歩くハードが変わり、当初はそこまで画面が大きくなかったスマホでも今では6インチでは小さいくらいまで大型化が進んできたように思います。私自身は以前から首に掛ける「ネックストラップ派」だったのですが、今や首から下げたり胸ポケットに無理に押し込んでもあまりいいことはないように思います。

現在メインで使っているスマホには首ではなくて肩から掛けるショルダーストラップが付けられるものを使っているのですが、これでもう落とすことはないだろうと思ったら、まさに落とし穴的に知らない間にスマホが消えているかも知れない危険について認知することになりました。

というのも、肩に掛ける部分とスマホをつなぐ金具が一本の長い針金を丸めてあるだけなので、大きな力がかかってしまうとその金具がどんどん開いてしまい、そこから外れてしまう可能性があるのです。ショルダーストラップの場合は2点で留めるので、一つだけ外れても落ちることはありませんが、ズボンのポケットに入れてそこから一本のチェーンで繋いでいるような場合には、外れたらもはや他に支えるところはないので、これは根本的な対策が必要だと思ったわけです。

ということで、同じような大きさのキーホルダーに付いているキーリング・Wリング(リングを少し開けて付けたい物を巻きながら付けるタイプのリング・上の写真では右側のもの)を買ってきました。直径1センチのタイプであれば一本でも耐重量は1kgあるということで、比較的安心して使えるのではないかと思います。二つのタイプのリングを並べてみると、できるだけ外れないようにするためにはキーリングのものを交換して使うのが良いと思えます。

さすがにこうしたものは、ホームセンターに行った方が実物を見られるのではないかと思います。私もビスや釘などが置いてあるところをぐるぐると回っているところで見付けることができました。12個入りで300円弱といった感じになっていました。

これだけ見ると高いものにうつるかも知れませんが、安いキーホルダーの場合、接続部分が安易なものになっているものも少なくないので、その代用品として取り替えることで確実に落としにくくなるので、気に入ってはいるものの作りがチャチだと感じたキーホルダーを「小改造」することもできます。私の場合、なにせ実際にスマホを落として失くしてしまった経験が大きすぎるので、あえて部品を購入してでも安定してスマホを固定したいということでやってみましたが、それほどコストもかからず、元から付いているリングと交換するだけなので、興味のある方はまずホームセンターに出掛けてみてはいかがでしょうか。

販売促進のための「専用アプリ」の不具合?によってじわじわ影響が出るのも今の世の中ならでは

先日、ユニクロのオンラインショップを利用してお買い物をしました。部屋着のように利用している半袖のキャラクターTシャツ(こちらは定価購入)と、常用しているバックパックのポケットに折りたたんで袋に入れると気にせずに持っていられる「ポケッタブルパーカ」が値下げされていたのでTシャツと合わせて購入することで手持ちのオンラインクーポンを使える状態にして発注しました。

オンラインショップでは、実店舗では売っていない大きいサイズのものが入手できるのでよく利用します。小物を少しの購入でも自宅への宅配ではなく、実店舗での受け取りにすれば送料がかからないというのもよく利用するポイントになっています。

昨日は、店舗に商品が到着したというメールが入ったので仕事の合間にお店へ行ってきたのですが、以前同じように店頭受取をする場合にはメールに書いてある長い長い数字を店員さんに読んでもらって確認を取っていたのですが、昨日のメールではスマホに入っているユニクロのアプリでログインした状態でメールの中にあるリンクをクリックすると、簡単に注文を読み込めるバーコードが出るということだったので、お店に着いたところでそのリンクをクリックしたのですが、何度やってもバーコードが出てきませんでした。

というか、ユニクロのオンライン・ショッピングにアクセスするためのメールアドレスとパスワードを何度入力しても「パスワードが違います」というメッセージが出てアクセスできない状態が続いていたので、仕方なくいつもと同じように店員さんにメールを見せて長い長い数字の列を読んでもらうことで注文を確認してもらい、何とか受け取ってきたのですが、アプリからだけでなく、ウェブ上のオンラインストアでのログインもできず、はっきり言うとネットショッピングができない状態になってしまっています。

もし注文するタイミングがそうした状況だったら、今回の買い物自体ができなかったことでしょう。Xで検索すると、同じように正しいメールアドレスとパスワードを入れているのにログインできていないという書き込みが頻発していました。

先日、飲食業でのスマホアプリを使った注文や会計システムについて紹介しましたが、こうしたものがもし何らかのトラブルでログインできなくなった場合、お客さんは直接店員さんにアクセスするということになるので、ほとんどの業務をシステムに任せているようなところは、大変なことになることが予想されます。

今回のユニクロのような場合は、買う気満々でいてもログインできずに値下げ価格での購入ができなかったり、使おうと思っていたクーポンが使えないということになると、もはやそこでの買い物を諦め、他のショップにお客さんが逃げてしまう可能性もあります。それほど、システムの安定した運営は今後大切になってくると思うのですが、もし私のようにアプリやネットストアにログインできないような経験をした方は、ほとぼりが覚めるのを待つしかないという感じになり、かなり印象が悪くなってしまったのではないかと思いますね。

そうなると、例えばですが、今さら紙のポイントカードに戻すようなわけにもいかないと思うので、アプリ自体に会員証を表示するような機能を付け、その画像を自動保存させてもしネット環境が悪かったり、システムの調子が悪い時のために、バーコード付きの会員証画像をオフラインの状態でも表示できるようにするとか、デジタルの中のアナログというような準備も必要なのではないかと今回の体験でふと思いました。めったにはないことでも、やはりそういう場面に遭遇してしまうと結構凹むので、そうならないような工夫を自社アプリの開発の中でして欲しいものです。

コールセンターに電話をするのとチャットで完結させるのとはどちらが自分に合っているか

先日、電話で一時停止の手続きを行なったマイナンバーカードのスマホ用電子証明書についてオペレーターの方と話した際に、持ち出していないマイナンバーカードについても一時使えなくなるので役所で手続きが必要だと言われました。それを受けて、昨日役所に行ってきたのですが、これまでの顛末を説明すると、役所では二つのパスワードのリセットをする必要があるということで、言われるがままに新しいパスワードを機械に登録し、無事に元に戻りました。新しいスマホにマイナンバーカードを読み込ませて、マイナンバーカード無しでもスマホのマイナポータルアプリへのログインができるようになりました。

このように、紛失によるスマホ引き継ぎの処理があらかた済んでいたのですが、一つ忘れたことがありまして昨日手続きを行ないました。おサイフケータイに入れていたセブン-イレブンで使える電子マネー「nanaco」の引き継ぎをしようとインターネットで調べたところ、お客様センターの電話番号が出てきたのですが、その番号は0570から始まるナビダイヤルか、市外局番から始まる一般電話の番号が並列で記載されていて、どちらにしても通話料がかかります。残っていたnanaco残高は端数だけだったので、スマホを失くした当日にその処理を行なうのは後回しにして、市外局番からの電話なら無料通話ができる楽天モバイルのSIMが再発行されるまで待っていたのですが、楽天モバイルの電話番号が復活した後でもついつい先伸ばしにしてしまっていました。

改めて連絡をしようとパソコンから電話番号を調べ直したところ、nanacoのお問い合わせセンターでは電話での連絡の他に、チャットで完結するリンクも掲載されていたので、パソコンからならということで、そのままパソコンからちゃっとに入ってみることにしました。

nanaco再設定の流れとして、いったん使っていたアプリのnanacoについては解約し、その際データを引き継げる番号をもらい、新しいスマホにその番号を入れてログインを行ないます。ただ、それだけでは残高を引き継げるわけではなくて、その後自宅の住所に郵便で届く書類に記入して返送ると、時間は多少かかるものの残高が復帰することになります。

こうした一連の手続きついて、こちらの方は引き継ぎ番号をメモして郵送先の住所を知らせる事が必要になりますが、これを電話でやるかチャットの画面で確認して、改めてパソコンの画面を見ながらスマホアプリを起動させてスマホから直に入力するかと考えると、明らかにパソコンでチャットをやってパソコン画面から番号を確認してスマホで入力する方が私は楽でした。

面倒な操作が必要ないのは圧倒的に電話の方なのですが、回りに人がいるところでわざわざ自分のスマホを紛失したことを知らせるような電話をすることはしたくないので、結局連絡することが遅れてしまうということもあるかも知れません。ということで、もしどうしても企業に連絡をしなければならない要件が出てきた場合は、頭から電話をするということではなく、同じ内容のものをチャットで提供していないかということも確認した上で選ぶということが大切ではないかと思います。

とりあえずこのくらいで、スマホ紛失についての事後報告を終わりますが、やはり大事なのはいかにして落としたり忘れたりしないようにするかという事でしょう。そういう意味では落としたスマホredmi 12 5gは約6.8インチの縦長で、ポケットに収まりが悪かったことも落とした原因の一つなのではないかと思ったので、今後は少し小さくてポケットへの収まりが良い6.4インチぐらいの(今使っているReno9Aのサイズ)をスペアスマホとして検討したいと思います。

スマホだけでも日常の運用はできるもののやはりパソコンも一台持っておいた方が良いと思う理由は?

ようやくスマホ紛失の最悪の状態からスペアのスマホにデータ(ここまでは書いていませんでしたがSuicaの残高やPayPayも復活できました)を移行することができました。今回は、その経験を踏まえつつ別の件で基本的にスマホとタブレットしか使っていない人と会って話したことなどから思い浮かんだ話をさせていただきたいと思います。

今回、メインスマホには物理SIMとeSIMの二回線で運用していたのですが、スペアのスマホにはその日のうちにeSIMの方は復活させることができたものの、物理SIMの楽天モバイルの回線が復活するまでには本人確認のためのSMSが通らないので苦労しました。その際に力になったのは、パソコンから各サイトにアクセスして、メールフォームから連絡をした上で本人確認の代わりにできたことです。

とりあえずその日のうちにはパソコンを使ってブラウザ上のメールフォームで依頼をし、紛失してから二日後には新しい物理SIMを届けてもらうことができました。スマホでもタブレットでも細かな入力をしたり、やり方について検索するのは結構大変なので、様々なスマホや回線のトラブル対策には、やはりどんなものでもネットにつながるパソコンを一台持っていた方が作業効率は相当上がるということを改めて感じることになったわけです。もちろん、スマホアプリ上からでしか進まないことも多々あるのですが、どうしてもスマホが使えない場合は、いったん依頼することで時間は少しかかるものの、パソコン単体での手続きでも何とかなるわけですから、安いものでもパソコンはあった方が良い(例えそれがChromebookであっても)と思いました。

で、話は飛びますがその後同世代の友人と話す機会がありまして、その人は基本的にはiPhoneとiPadを中心にほとんどそれらのハードを使っている人なのですが、とあることで相談を受けました。過去に使っていた年代物のiPod(音楽プレーヤー)が出てきたのだけれど、中味の音楽をどうにかして今でも別のハードに移して聞けるようにならないだろうかという相談です。詳しく話を聞いたら、iPod本体と接続するUSBケーブルはあるということだったので、それならパソコンの方に音楽データを移せるのではないか? と話したら、今度パソコンを持って来るのでデータ移行を手伝ってくれないかと言うので昨日時間を作ってその作業を行なってきました。

時間があったので、こちらもパソコンを使ってネットで調べたら、別にituneのようなアプリを追加しなくても移行可能なことを知った上での作業でしたので気が楽でした。

まず、ACアダプタにつないだパソコン(持って来たのはWindows10の入ったごく一般的なノートパソコン)を起動させ、USBケーブルでiPodを接続します。そうしたらパソコンの方で外部メモリとしてiPodが出てきたので、これで移行はできるなと確信しました。このままではiPodに入った音楽データは見ることはできないのですが、それは音楽データが「隠しファイル化」されているからです。エクスプローラーでiPodを開いたウィンドウで「隠しファイルを表示」を選ぶと、今まで見えなかったフォルダーが次々と出てくるので、その中の「Music」フォルダーの中に入っているデータを根こそぎパソコンのハードディスクにコピーしました。

ただ、iPodには15GBくらいのデータが入っていたので、全てコピーし終えるまでには30分以上かかってしまいました。ただこれで、このファイルをUSBメモリーに移したり、使っているスマホに移してスマホの方でも音楽を聴くことができるようになるので、友人は昔聴いていた音楽がいつでも聴けるようになったと大変喜んでいました。

この一連の作業は実に簡単なものでしたが、それも友人がいつもはほとんど使っていないながらもパソコンを買って持ってくれていたからこそできたことで、もしスマホだけしかない状況だったら少なくともこんな簡単には作業できなかったでしょう。やはり、どんなものでもパソコンは用意して、いつもは使わなくてもいざという時に使えるようにたまには電源を入れてアップデートくらいはやっておくようにすれば、本当にいざという時の役に立つのではないかと私は思います。

すぐには使わなくても万が一に備えてスペアスマホの用意をすることの大切さについて

先日の報告通り、今回はスマホを使っている中でも一番のトラブルである「紛失」を経験してしまいましたが、幸いなことに二台体制で常に持ち歩いていたOPPO Reno9 AにとりあえずeSIMのLINEMOを移し、物理SIMの楽天モバイルは再発行の手続きをしました(現在は楽天から物理SIMカードが到着したので回線も復活しました)。

落としたスマホは、気付いた時に「デバイスを探す」で検索した場所から見付からず、電源も入っていない状態なので、もし悪意ある人に拾われて電源を入れられた時のために、電源が入った時にすぐ全データを消す設定にしました。今までメインで使っていたRedmi12 5Gは残念ですがこれでお別れとなりますが、本来は新しい端末を買い足さなくてもメイン機として使えたReno9 Aを残しておいたことは、気持ちの切り替えだけでなく、何かあった時のためにメインスマホと同じアプリはほとんどインストールしていたので、設定の手間もそれほどなく、あとは楽天の物理SIMが届いてからその電話番号がないとできない設定変更を行なうことで、スマホ自体の乗り換えは何とかできそうです。

Reno9 AがあるのにRedmi12 5Gを買い足した時には、これは無駄遣いでは? とも思ったのですが、その時にはまさかこうした未来がやってくるとは思わかなったので、改めて色々考えていざという時のスマホの備えという事について今回書いてみたいと思います。

まず、今後のスペアとしてすぐ新しいスマホを買うかというと、それはちょっと躊躇します。失くしたスマホと同じものを買い直すこともちょっと自分的には微妙です。現在、前の機種で使っていたOSと同じAndroid14を使っていますので、今後のAndroid15が最初からインストールされたスタンダードタイプで安いスマホがあればとは思います。一応、現状ではもう一台のReno7 Aも持っているので、今までReno9 Aに入っていたpovo2.0のSIMを入れ替えて、いざという時には単体でも使えるようにこれから準備しようと思いますが、やはり今後の乗り換えの事も考えるとAndroid15だけでなく次世代の16までアップグレード対応するようなスマホを安く購入できるタイミングを見ながら、次の機種選定を行なっていくことになると思います。

新たなスマホをスペア化するためには、購入時の最初のところで今使っているメインスマホとケーブル接続させることで、導入アプリをそのまま引き継げるので、今回の設定についてもRedmi12 5Gを購入してバックアップした後に新規に入れて使っているアプリは同じように入れなければなりませんが、それ以外のアプリはすでに入っています。銀行の口座確認アプリなどは複数のスマホで共用はできない仕様になっているので、そういったアプリは忘れずにアップデートするようにします。

以前は「通話用」「データ用」にスマホを分けて使っていたのですが、日常使いにはやはり通話とデータを一台で済ませた方が便利です。その上でもしもの時にはスペアとして使えるようなスペックのスマホを用意し、そのスマホにはメインスマホと同じアプリを一通りインストールしておき、データ通信も最低限使えるようにしておき(povo2.0の基本プランのみがおすすめ)、普段は使わないながらもいざという時に一気に乗り換えることができるよう準備しておくことが、そうした準備の殆どが無駄になるかも知れませんが、私のように最悪な状況でも慌てないで迅速に乗り換えを進めるためには必要になってくるのではないでしょうか。

最後になりますが、特に高額なiPhoneを使われている方は、絶対落とさないような物理的な対策も合わせて行ないましょう。常にバッグの中に入れておくとか、ポケットからこぼれても落ちないようにワイヤーやストラップを常に体や衣服に付けることを習慣化するようにするとか。これはトラブルの種類としては違いますが、かつて私は車のドアを閉める時にキーを使わずにロックした状態でそのままドアを閉める方法で車をロックしていたのですが、度々車のキーを車内に入れたままロックする「インキー」を何度も繰り返したのでさすがに懲りて、常に車のキーを回してロックするか、リモコンキーを使うようにしてインキーを回避することに一応成功しています。同じように、スマホを出したりしまったりする場合の行動について、できる限り落とすパターンにならないような行動をきちんと考えてみることも大切だろうと思います。

マイナンバーカードの電子証明書が入ったスマホを失くした場合の手続きについて私の体験したこと

今回紛失したスマートフォンには、マイナポータルアプリから登録したマイナンバーカードの電子証明書を登録してありました。この証明書はスマホ自体をリセットしてもまだ本体に残るということが言われているので、この情報を悪用されないように少なくとも電子証明書を一時的に無効化させる必要があります。そうしないと新しい機種に同じようにマイナポータルから電子証明書を取得して使うことができなくなるのです。

こういった場合の対処方法については、ネットで調べると「マイナンバー総合フリーダイヤル(0120-95-0178)に電話してガイダンスが流れたら『2』の『マイナンバーカード及び電子証明書を搭載したスマートフォンの紛失・盗難』を選ぶとオペレーターにつながり、電子証明書の一時停止の手続きができる、とあります。

ただ、その際にどんな情報や何が必要なのかということは一切わからないまま電話したのですが、ここで私が電子証明書の一時停止にまでこぎつけた経緯を紹介することで、他の方のお役にも立てるかなと思い、プライバシーに配慮しながらその内容について書いていこうと思います。

まず、最初に電話に出た人は「盗難・紛失」がマイナンバーカードそのものなのか、マイナンバーカードの電子証明書が入っただけのスマホなのかの確認をしてきます。こちらが、スマホの方ですと言うと、すぐに担当の人に変わってもらえました。その人とはかなり細かい話もできるので、最初から色々話すのではなく、向こうの聞きたいところ(この場合はマイナンバー本体かスマホか)をはっきり伝えましょう。

そうして新たに電話口に出てくれた担当者には、まずは電子証明書を一時停止するといったんマイナンバーカードも使えなくなるので、後日改めて自分の住む場所の役所に出向き、マイナンバーカードが使えるようにしてもらう必要があると言われました。そこまでするので安全だということもできますが、マイナポータルアプリを入れ、さらに電子証明書を入れたスマホは、それだけ取扱いが大変だということになります。

次に聞かれたのが、名前(漢字に旧字体が入っているかの確認を含めて)と性別、生年月日、住所を郵便番号からという、手元にマイナンバーカードがなくても大丈夫なものでした。その後、「警察への届出はしたか」ということも聞かれました。マイナンバーカードを紛失・盗難された場合は、警察に遺失届・盗難届を出し、受理番号を控えることが必要になります。また再発行のやり方もいったん失くしたマイナンバーカードを失効させ、再交付手続きを近くの役所にする必要があります。電子証明書だけの場合は、今回私は警察への届け出をしなかったので、素直にそう答えたら、それについて別のセクションへの確認が入りましたが、紛失した状況を話したからかも知れませんが、そのまま電子証明書の一時停電手続きはやってもらえました。

最後に手続きをした時間を告げられ担当者の名前を聞いて電話を切りましたが、私の場合は事情説明の時間があったため、10分くらいかかりましたが、スムーズに進めば5分くらいで終わるそうです。

その後、新しく用意したスマホに入れた「マイナポータル」アプリからログインし(マイナンバーをかざして)、その後電子証明書がうまく登録できました。マイナンバーカードが効力を失なう前にできたので、後日役所に出掛け、現状で自分のマイナンバーカードはどうなっているかを確認してこようと思います。

今回マイナンバーカード関連の盗難・紛失時の手続きについて強制的に学習したわけですが、今回はスマホとお財布を同時に持って出ていたので、事によるとお財布の方を落としてしまい、結果マイナンバーカードを紛失してしまう事も起こりそうで恐いです。様々な手間を考えると病院に行く時は持ち出さざるを得ない人が結構いるものの、今後は運転免許証もマイナンバーカードで代用できることになると当然のようにマイナンバーカードを常に持ち歩く人は増えると思われます。

ただ、運転免許証や保険証と違って利用停止から再発行までの手間が半端ないので、私的には運転免許証は今のものとマイナンバーカード両方を使えるようにして、常に持ち歩くのは従来の免許証にする方が何かトラブルに遭遇した場合には楽です。というのも、以前は運転免許証を紛失すると、自分で車を運転して運転免許試験場に行くことはできませんでしたが、新たな制度では従来の免許証を失くしても、その時だけマイナンバーカードを持ち出すような対応ができるので、スムーズに免許証の再発行がしやすくなると思うからです。

色々問題点があると言われていた健康保険証についても、手続きがめんどくさいなら、マイナンバーカードと健康保険証との紐付けを外し、作ってから5年は当面のところ使える資格確認書を使うという選択を考える人も出るはずです。

自分の住む土地で失くした場合はもよりの警察署もわかっていますし難しい事ではないかも知れませんが、最近話題になっている新幹線での置き引きの被害にあってマイナンバーカードの入ったバッグを盗まれた場合は移動中なのでどこの警察に届出するのか、マイナンバーカードが盗まれた場所まで戻る必要があるのかとか、旅行中のどこで盗まれたかわからない中で県境をまたいだらどうなるのかとか、書いていてもややこしいことこの上ないです。

ともあれ、私はそこまでスマホの盗難でマイナンバーカードに関するダメージを受ける産合は少なかったのでよりそう思うのかも知れませんが、日常的にマイナンバーカードを持ち歩いている方は十分に気を付けるとともに、もし失くした時の手続であたふたしないように、改めてどうすれば良いのか知っておくことが大事だと思います。

クラウドファンディングでの各種グッズの早期購入は結局オトクなのだろうか?

ネットニュースを見ていると、私のブログで紹介するために用意されたようなぱっと見には便利そうで実際に購入してレポートしたいような品物が出てくる場合があります。
これは、私の消費動向を分析して私の好みのジャンルを選んでAIが広告に限りなく近い紹介記事を出してくることはわかっているのですが、それでもちょっと購入を考えてしまうところは、まんまと広告主の策略にハマっているという感じでもあります。

ただ、あまりに高額なものについてはそこまでお金は出せないこともありまして、一番悩むのは今の自分の懐具合で買えないこともないというような場合です。ただ、どちらにしても定価で買うのは馬鹿らしいので、私の抵抗としてはすぐに買わずにとりあえずアマゾンの「買い物リスト」に入れ、セール時やセール時でなくてもいきなり値引きされるようなタイミングを見て、その価格を見て改めて買いたいと思えば買うというようにワンクッション置くようにしています。

最近、そうしたお知らせまがいのグッズ紹介記事の中で、クラウドファンディングで先行投資を促し、発売前の商品を買う人を集め、早めに予約した人には安い価格で誰も持っていないものを手に入れることができるような売り方のものの紹介が増えてきたように感じます。

こうしたグッズは私の場合パソコン系、キャンプグッズ系、ソーラー発電系などが多く配信されるのですが、いつもネット通販で買っているグッズと比べると、いかに早割でも高めの価格設定なのですね。確かに、クラウドファンディングの場合、あえて安売りをして経営を苦しくするような値付けはしないので、それを買うかどうかというのは、本当にその商品にそれだけの価値があるのかということになります。ただ、色々なところで商品を見ていると、本当に革命的なすごいものだと感じるものはそうないのですね。かつては色々と新しい技術を駆使して画期的なものが出てきましたが、今は本当に冒険をしなくなり、普通のものについてはなかなか画期的な商品には出会えません。

そんな中で、クラウドファンディングによって先にお金を集めることによって、画期的な商品が現実に手に入るという形で動いている方法は悪くはないと思うのですが、そこまで私の心には響いて来ないというのが今のところの状況ではあります。

まだ世に出ていない商品を安く売るというのはもう一つ意味があって、安く買える代わりに、本格的に売り出された場合にクレームが増えないように製品テスターとしての役割を購入者は担っているところもあります。それならもっと安く買えるようにすれば良いと個人的には思うのですが。

それについてさらなる問題なのは、いくら画期的な商品だと言っても、発売前の試作のようなものだと、商品自体にトラブルがあったり、使っている途中で自然故障した場合の保証はどうなのか? ということですね。テスターとして役割を担うことはあっても、やはり多くの人はテストだけでなく道具としてちゃんと使いたいから購入するので、その辺の問題はしっかりとして欲しいところです。ソフト的なもの(町おこしなど)と違って、ハードにはどうしても故障したり修理が必要な場合があるので、その辺がきちんとしているかどうかということもじっくり判断してから出ないと、買い物に失敗するケースも出てくるのではないかと思うわけです。

ただ、今後もクラウドファンディングで売り出そうとしている商品についての記事は、私のスマホの方に定期的に配信されてくると思いますので、こちらが全く予想しないような素晴らしい商品が出てくることを期待はしています。将来、このブログで紹介することになるくらいのものが出てきて欲しいですね。

古いパソコンを再生するのはなかなか難しいものの使えるハードが増えるたびに便利さは増す

今まではOSが対応しなくなったら粗大ごみまっしぐらの道しかなかったパソコンについて、新たなOSを入れることで再生できることを知り、このブログで紹介しているように、多くのパソコン(ほとんどがノートパソコン)をLinux化してきました。一時はChromebookを主に使ってきたのですが、インターネットが接続されていない時に使いにくいことと、私が主に使っている日本語入力をセットできるのが、Chormebookの日本語入力では無理ということがわかり、Mac、Windowsに加えてLinuxなら何とか日本語入力をセットできるということがわかり、最悪日本語入力ワープロとしてだけでも使えればと思って始めたOSの入れかえは、私が持っている普通のノートパソコンでは全く問題なく完了し、現在は便利に使っています。

ただ、いまだその作業が終わらないまま放置してあるノートパソコンがあったのですが、最近になってそうしたいわゆる「特殊」なハードへのインストールを試すようになってきました。まず、ややこしいのがいわゆる2in1というキーボード脱着式のノートパソコンです。基本的にはこういったものはWindowsタブレットに分類されるので、基本画面表示が縦での表示になるので、画面表示がうまくいかなかったり、マウス操作をしてもうまく狙ったところにポインタが動かないというような事が起こります。色々調べていると、コマンド入力で表示を横にしたり、OSが立ち上がってから画面の設定で表示を横にすることで普通に使えるようになりました。

また、私の入れたLinux Mintでは何もしないと、一定時間操作をしないと画面が落ちて、何かキーボードを押すとパスワード入力画面が出てパスワード入力で復帰するのですが、同じくWindowsタブレットの端末は、いったん画面が落ちてしまうとパスワード入力画面が出て来なくなるので強制再起動をするしかないのが悩みの種でしたが、これもOSの設定画面で電源管理のところをいじることで、画面を時間経過によって落とさないようにする設定に変えたことで、ようやく普通に使えるようになりました。その分、席を離れている間に勝手に使われるリスクや、一回の充電での稼働時間は少なくなるかも知れませんが、それでも普通に使えるようにはなったので、今後も使い道は出てくるでしょう。

私のところには、まだそうしたOSを入れ替えていないWindows10の入った特殊なノートパソコンがあるのですが、特殊なためになかなかインターネットにも情報がなかったり、あっても自分がうまく理解できなかったりとすぐに何とかするのは難しい感じになっています。ただ、時間がかかってもハードは捨てないで、今使っている他のパソコンのように再生させたい気持ちは残っていますので、暇を見てインターネット上から情報を仕入れ、色々と試行錯誤しています。

考えてみると、昔のモバイル環境を作る中でも最初から完成されたハードを買うのではなく、一般に売られているハードに様々な工夫をして便利に使えるような「改造」をした人がその便利さを獲得できたというところがありました。これから書くのは古すぎてわかる人も少ないかも知れませんが、その昔、MSDOSベースで作られたワープロや電子手帳類において、それをDOS化するキットが出回ることで、まだWindowsCEになる前のNECモバイルギアをDOSパソコン化し、NECのハードで富士通の日本語入力方法である「親指シフト」を実現するソフトを作った人もいて、単に日本語入力マシンとして考えると、当時富士通から出ていた「オアシスポケット」より購入しやすく、普通に使えたので私も中古でモバイルギアを購入して改造にふけったものでした。

電子手帳関連だとMac系のCPUを使ったUSロボティック社の「Pilot(後にPalm Pirotに改名)」がありました。このハードは当初海外からの輸入品で日本語化すらされていなかったのですが、有志による日本語化が行なわれ、日本語化キットを自分で入れることで当時のシャープが出していた同じ電子手帳のザウルスよりも小さく、便利に使うことができました。当時はまだ電気製品やパソコン販売が中心だった東京・秋葉原までPalm Pilotを買いに行ったことも良い思い出です。

また、スマートフォン以前のモバイル機器において、NTTドコモが契約者用に出していたWindowsCEを使ったキーボード付きモバイル機器「シグマシオン」を他の通信環境でも使えるようにしたり、USBハブを接続して他の周辺機器を使えるようにしたりと、多くの自己責任による改造方法が出回ったことで、それまでは大きくて重い当時のノートパソコンを外出時や旅行に持って行かなくて済むようになりました。

現在は、そうした特殊なハードというものはあらかた姿を消し、スマホはSIMフリーになっているので回線を乗り換えてもそれ一台で使えるようになり、便利は便利になったとは思います。ただ、スマホに関しては仕方ないとは思いますが、軽いOSを入れれば古いものでも動きそうなパソコンの世界であれば、私が今まで集めた個性的なハードに軽めのOSを入れることで、モバイル環境にも対応できるようになるのではないかと思っています。

今ではなかなかメジャーな世界ではないのですが、先日紹介した電子辞書のBrainあたりでもOSを変えて使うことはできますし、インターネットには様々な情報が転がっています。その中から自分に合った情報を引っぱり出し、今まで使いものにならなかったハードを使えるものに変えていく試みというのはお金のかからない趣味としても面白いと思います。私自身、そこまでパソコンの知識はありませんが、実際に改造する時には色々と勉強して必要な知識を得て改造するということを繰り返していますので、未だ乗り換えられていないハードについても自力で何とかして改めてここでその様子などを紹介させていただければと思っています。