モバイル活用ガイド」カテゴリーアーカイブ

管理人が導入したサービスの使い勝手を報告したり、新たにモバイル通信を利用して日常や旅の中で役立てたりする活用術について報告します。

海外でも最低限のネットが利用可能(ただし対応バンドに注意)な楽天モバイル

「格安SIM管理人の比較」という私もよく訪問させてもらい、情報を得ているサイトが有るのですが、久しぶりに更新があってその中で紹介されていたのが「楽天モバイルを海外で使う場合のメリットについて」ということでした。

なかなか海外に行く機会に恵まれず、そんな中で円安な状況になっているので、こうしたメリットについてはあまり考えていなかったのですが、ドコモが提供するahamoと同じく、今の契約だけで今使っているスマホを海外で使うことができるということは、それは十分なメリットではないかと思います。話としては二番煎じにはなりますが、ここで私の感じた楽天モバイルを海外で使うメリットについて考えてみたいと思います。

具体的には、「my楽天モバイル」から「海外ローミング」のスイッチをONに切り替えれば対象国で使えるようになりますが、自分の使っているスマホが海外のバンドに対応しているかどうかが決め手になります。Androidスマホの場合、対応していない場合もあるのが問題ではありますが、iOSだとアプリの楽天Linkとの相性が必ずしも良くないので、海外に頻繁に行かれるなら、行先の電波に合うスマホにSIMカードを入れ替えて利用するというのも有りな感じもします。

楽天モバイルのデータ通信は月2GBまで高速通信できますが、それを旅行中に超過した場合には最大128kbpsに制限されるそうです。でも全く使えないということもありません。遅いスピードでもRakutenLinkを使った日本国内への通話やSMSは国内と同じように無料で使えるので、現地でデータ通信用SIMを買って使うという選択もありますが、楽天の高速を使いたい場合には1GB/500円でチャージできるので、そこは使い分ければ良いですし、ahamoと併用しているなら、そちらのデータも使えるので、なお便利に使えるような気がします。

個人的に良いと思うのは、国内への通話とSMSが無料でできることです。ただし、iPhoneの場合は少々状況が異なります。iPhone自体は全世界で仕様が同じのため、世界のどこで使っても対応バンドを考えずに使えるというメリットはあるのですが、通話やSMS全てのRakutenlinkで行なえないので、Androidスマホのように通話・SMS全て無料というわけにはいきません。

個人的な考えではありますが、海外での盗難対策と合わせて、Phoneの.方は物理SIMを安いAndroidスマホに入れ替えて海外に持っていくのが良いのではないか? と思います。ただ、注意点としてはこちらが海外にいることを知らない人が自分の電話番号宛に電話やSMSをしてきた場合、かけてきた方に国際通話・国際SMSの料金がかかってしまう恐れがあるので、相手もRakutenLinkを使っているなら問題はありませんが、そうでない場合には別の通信手段に誘導しながら連絡を取った方が良いでしょう。

ちなみにRakutenLinkアプリの電話帳には、楽天回線を使っている人のところにはマークが付きますので、それを目安にやり取りをしたり、家族の中に頻繁に海外に行ったり留学したりしている人がいる場合は、どちらもRakutenlinkを使える楽天回線にしておくことで、高速データを海外で使い切っても問題なく、低速制限されても国際SMSで連絡を無料で行なうことができます。もちろん、他の方法で連絡を取る方法もありますが、他の連絡手段が使えないようなケースもあると思いますので、自分が海外に行かなくても、楽天モバイルを選ぶメリットというのは十分あると私は思います。

以前も書きましたが、友人との連絡手段としてメールやLINEも使いますが、そうした情報がない(現在のメインのメールアドレスがわからなかったりLINEのIDも知らない)人との連絡については、唯一変わっていないと思われる電話番号を頼りにしてSMSをまず送ることが増えました。送信料についてはRakutenlinkからなので、無料で送れるだけでなく、同じWiFiにつながっていたり、スマホからテザリングしたパソコン上のRakutenlinkアプリから直接送ることができるので、スマホからは細かい状況を説明しずらくても、パソコンの画面からじっくりと状況を説明できるのは良いと思います。

今後、たまたま電話してしまった人が海外にいるような状況があった場合、後からSMSを送るのでと電話を切り、Rakutenlinkから国際SMSを送るというのも有りではないかと思います。というか、最初の連絡からSMS送信にしておけば、相手が返信する場合にも少ない文字数にして連絡するための料金を抑えさせることもできます。海外ローミングでの利用料金を知ることで、国内にいても色々と活用できる知識ではないかと思いますので、現在楽天モバイルを使っている方にとっても知っておかれると良いと思いますよ。


モバイル通信で最大300kbpsあればできることをサブスマホに任せて快適に使う

現在、私のモバイル通信の回線は複数あるのですが、通話用のスマホを例えば車の運転時にカーナビやradiko・音楽配信の再生用にしてしまうと、もし急にどこかから電話がかかってきた場合に色々と大変になってしまいます。

気合いを入れて長距離ドライブをする場合には、データ通信用に用意したモバイルルーターとタブレットを接続させて音楽関係を任せながら、サブスマホもテザリングさせてカーナビにすることでかなり快適に使えます。モバイルルーターに入れているSIMは低速でも最大1.5Mbpsで通信できるmineoのプランなので、radikoや音楽だけでなく動画を見続けてもデータ量の心配をしなくても済むので、相当車内のネット環境は高いのではないかと思います。

ただ、ちょっとしたお出掛けや買い物の場合、事前にモバイルルーターやタブレットをセットするまでもない状態で、ちょっとカーナビやradikoを使いたいという場合には、サブのスマホに入れているIIJmioの回線がそれなりに役に立ちます。現在、あえて最安の月2GB(月額850円)にしていますが、月額990円で月5GB使えて翌月繰越も可能なので、使う頻度によってプランを変えるとさらに使用実態に即した運用ができます。

私の場合、月2GBにしているので、実は自宅でWiFiに接続されていなかったなどという状況に備え、知らないうちにデータ通信を使ってしまわないようにデフォルトで「低速」にして運用しています。もし自宅でサブスマホを使っていて、動画が見られなかったりウェブページの読み込みが遅くなったと思ったら、Wi-Fiにつながっていないことがわかるので、この低速固定は便利なのですが、この「低速」で、どこまで何が使えるのかということについて調べてみました。

ちなみに、IIJmioの低速運用では「3日で366MB以上使うと低速利用時にさらなる速度規制を受ける」という特徴があります。IIJmioの低速では最大300kbpsでバースト機能もあるため、普通にカーナビアプリやradiko、音楽配信サービスを利用することができます。

改めて調べてみたところ、一般的なスマホアプリでradikoで放送を聞き続ける場合、2時間で約81MBのデータ利用になるということです。単純に計算すると、一日に3時間までスマホでradikoを聞き続けていても、IIJmioの低速規制を逃れられるということになります。

毎日仕事で車に乗っていて、その間中ずっとradikoや音楽配信を聞き続けているというような場合は厳しいと思いますが、乗るのは週末のお出掛けか、平日の買い物だけというような車の利用でなら、カーラジオの代わりにスマホでradikoや音楽配信を聞いていても何とかなるイメージです。

ちなみに、カーナビアプリについては、最初の読み込みさえできれば、かなりの低速でもナビ自体は利用可能です。これはpovo2.0の0円コース(実測で60~70kbps)でも普通に使えているので、もしサブスマホにpovo2.0のSIMが入れられれば、カーナビを使う時にIIJmioからデータ通信の切り替えを行なえば、低速利用時のデータ制限にかかることはありません。ちなみに、普通のカーナビアプリを使い続けた場合、1時間あたりのデータ消費量は計った人のいるサイトによると約15MBくらいだそうです。短い区間であれば、それもIIJmioの回線で行なっても問題なさそうです。

逆に言うと、radikoや音楽配信、そしてカーナビとしてスマホを活用したいと思っている場合、そこまで高いプランに加入しなくても、高速と低速が切り替えられて月2GBくらいで十分利用できるケースが多いのではないかと思います。カーナビだけの利用なら、さらに安く利用でき、povo2.0のデータプラン(eSIM)なら旅に出る直前に申し込んですぐ利用できるので、カーナビだけのために契約するというのも有りだと私は思います。


スーパーと比べて高いものの格安で利用期間を伸ばすならCoke ON170円トッピング

自動販売機で飲み物を買う場合、値上がりの影響というものを実感しています。一般的なペットボトル飲料(500ml)の場合、一本160円という事になって普通に買うならコンビニで安い飲料を購入した方が安くなりますし、スーパーで普通に販売している価格ともかなりの開きがあります。

常に自販機で飲み物を買う生活というのはかなり贅沢になったという感じもありますが、日常生活以外においては、飲み物を手に入れるには自販機しか選択肢がない場合もあります。ということで、今回povo2.0で期間限定のトッピングとして出てきたコカ・コーラグループの自販機であるCoke ONで使えるドリンクチケット1枚と、24時間利用可能な0.3GBという高速クーポンの付いたトッピングが170円で提供されているというのは、覚えておいた方が良いでしょう。GW終了までの2024年5月6日まで利用可能になっているので、GWに旅行に出掛けて、コンビニのない場所でたまたまCoke ONの自販機を見付けた場合には、私も利用する可能性はあると思います。

利用時に注意したいのは、自販機利用のための「ドリンクチケット」という形で提供されるので、できれば160円以上の製品で利用したいところです。コーヒーの小型缶や、水などの場合、コーラ系の飲料と比べると安上りになっているので、現金を出したり電子マネーで買った方が安上がりになる可能性が高いです。

もちろん、一回のトッピングは安くなっているので、ずっとトッピングをしていない場合に使うのは十分有りだと思います。自販機の中には、170円より高い飲料もありますので、普段は飲まないが興味がある飲み物をチョイスして使っても良いでしょう。

そして、Coke ONのドリンクチケットはすぐに使わなくても良く、取得時から90日間の余裕がありますので、先にドリンク代を払っておいて、暑くて本当にすぐに水分補給したいような場合にドリンクチケットを残しておくという選択も有りかも知れません。

Coke ONについては専用アプリをインストールすることも利用の条件となります。そして、日頃歩く歩数が貯まることで、ドリンクチケットを獲得することもできますので、こうしたイベントをうまく活用することでいつでも使えるドリンクチケットを増やすというのは良いと思います。

また、Coke ONについては各種電子マネーも使えるので、ポイ活をして貯めたポイントで購入し、購入した際や、定期的に行なわれるイベントに参加することによって付くスタンプを集めてドリンクチケットをゲットすることもできます。その手法はなかなか奥が深いので、ドリンクチケットをゲットしてCoke ON自販機で購入することは、最初に書いたコンビニやスーパーとの価格差を埋められる可能性もあるので、今まで知らなかった方も今回のキャンペーンを利用して試してみるのも良いのではないでしょうか。


車で遠方にお出掛けする機会が多いならラジコプレミアムに入っておく意味がある

昨日、当初は沖縄で地震があったと報じられましたが、台湾の方が震源で大きな揺れがあったということで、お見舞い申し上げます。沖縄地方にも津波警報が一時出ていたこともあって、友人で住んでいる人も多いので現地はどうなっているのかずっと心配しておりました。

一時期はテレビ・ラジオでもずっと津波についての情報を流していましたが、時間の経過とともに、直接の被害のない東京からの報道では、常に情報を流すような事にならないのは仕方のないところでもあります。今の時期、沖縄に住んでいる人が本州など遠方に来ていた場合、自分の周りはどうなっているのか? という心配は多いのではないかと思います。

昨日、車で外出した際には、車のラジオをあえて付けませんでした。車にセッティングして使っているAmazonのタブレットHD8とモバイルルーターを接続し、スマートスピーカーとしても使えるAmazonタブレットに話し掛けることで、事前の設定は必要ですが声でradikoを起動させて使うことができます。そこで、「Alexa、RBCiラジオをかけて」と呼び掛けると、下の写真のようにラジコプレミアムを契約していれば、日本全国どこにいても、radikoに対応する民放ラジオ局を呼び出し、この時は沖縄のRBCiラジオ(琉球放送)のリアルタイムな津波情報を呼び出すことができました。

実際に車を運転させている中で、声だけでradikoを起動させるだけでなく、全国どこにいても特定の局を呼び出せるので、昨日は静岡に居ながらにして現地からの情報をしばらく聞くことができました。

今回のような場合だけでなく、例えば私が車中泊の旅で静岡から離れた場所を旅行中の時に南海トラフに起因する大きな地震が起こった場合、自分のいる場所によっては地元の放送局をカーラジオだけでなくかなり高価なラジオとアンテナを用意したとしても聞けない可能性が高いです。それほど距離が離れていないような場所でも、夜には大陸や半島からの強力な放送局の電波に埋もれてしまって聞けないような事は十分に考えられます。

もちろん、radikoはインターネットを利用したサービスなので、ネットが繋がらない場合には全く使えないのですが、車で移動しているなら、とにかく携帯電話のアンテナが立つ所まで移動できれば、日本中どこにいても地元のラジオ局にリアルタイムでアクセスできる環境ができるわけです。

ちなみに、ラジコプレミアムは有料のサービスで月385円かかります。カフェ一回分とか、最近ちょっと値上がりすると言われている牛丼並盛と同じくらいの料金なので、月に頻繁に外食やカフェに通っている方であれば、月に一度我慢するだけでこうしたサービスを受けられます。

無料のradikoサービスでも十分便利だと思うのですが、radikoの場合、スマホの位置情報によって利用できるエリアが決定するようになるので、例えば高速に乗って複数の県をまたぐような移動を夜中にするような場合、県をまたぐ都度、アプリの設定を切り替えることになってしまいます。

ラジコプレミアムに加入していれば、そうした事に煩わされる事なくradikoを使うことができるようになります。ラジオという耳で聞くメディアは運転しながら受け取ることができるというメリットがあるので、車で長時間長い距離を走る人に、もっと普及してくれればと個人的には思っています。


mineoの「深夜フリー」が使えるようになってみて改めて「マイピタ」のメリットを感じることになった

先月加入したmineoですが、現在は先月分の「ゆずるね。」でぎりぎり宣言分の10回を達成したので、月変わりから速度の制限を解除してもパケット量が減らない「深夜フリー」が使えるようになりました。それに際し、いちいち速度を手動で変えるのは面倒くさいため、自動で「深夜フリー」が使える時間になると速度スイッチを入れ替えることのできる機能を使っているので、昨日からは夜から翌朝にかけて、モバイルルーターでネットに接続すれば、常に高速でインターネットが使えるような状況になっています。

今使っているモバイルルーターはLTEのみ使えるため、5Gのスピードは利用できませんが、いつもネットの速度計測に使っているFast.comのサイトで早朝に利用したところ、安定して40Mbps前後のスピードが出ています。これが制限解除されないスピードなのですが、オプション料がかからず、いくら時間限定とは言え、このスピードで使い続けてもパケットが減らないのがすごいです。

これだけスピードが出ていれば、動画視聴だけでなく、ウィンドウズの更新のような事も問題なく行なうことができます。外でスマホで使うならば低速の最大1.5Mbpsだけでも十分なのですが、今回速度切り替えを意識することなく深夜から早朝までインターネットが使い放題になる状況を使ってみて、この特典をキャンペーン終了後に放棄するのはもったいないと感じてしまうのですね。まあ、キャンペーン適用期間は8月まであるので、今後の行動の変化にも契約内容が関わってくるだろうと思いますので、こうしたケーススタディを繰り返していきたいと思っています。

具体的には、日常生活以外でどのくらい活用するかという話になると思います。旅先でモバイルルーターをパソコンで利用する場合、手持ちのモバイルルーターはUSB接続による利用が可能なので、Wi-Fi接続をも意識することなくネットを使えます。さらに、電源が確保されていれば、パソコンをコンセントにつなげはモバイルルーターも電源を供給されるので、電池切れの事を心配することもなくなります。

早朝に使っていて、その途中で制限時間が終了(午前7時まで)したとしても、自動的に時間前には速度制限を掛けることができ、時間によって最大1.5Mbpsの速度に戻ったり、夜に無制限に利用できるように切り替えが自動でできるため、大切なパケットの無駄遣いにもならず、まさに容量無制限と錯覚するような感じで使えるのがmineoの特徴の一つです。実は、今使っているモバイルルーターも回線契約なしでIIJmioから購入したものなので、本来IIJmioには感謝しか無いのですが、スマホ購入条件で加入した回線が、当初月5GBでの契約だったものを月2GBの契約に変更しました。料金は990円/月から850円/月(キャンペーン非適用時の価格)と、これくらいの差だったら5GBの方に行ってしまいそうなのですが、今回紹介したmineoの契約をどうするか考えた時、少しでも固定料金を下げてmineoを使うためには、月2GBでの運用をシミュレーションしておくことも大事かと思い、プラン変更を行ないました。

140円の差ですが、mineoで「マイピタ」の最安値で契約した場合でも、低速接続を続けることで節約した高速クーポンを無制限にキープできるという「パスケット」の月額が110円なので、キャンペーン中に貯めたパケットをいざという時のために備えるだけでなく、今後のプランによってはさらに大容量のパケットを溜め込むことができるようになります。個人的にはもう少し「マイピタ」と「パケット放題Plus」が安くセットで使えたらと思うのですが、固定回線のサブとして使うなら、平日昼が遅い「マイそく」ではなく、まんべんなく使えて努力次第によっては深夜~早朝までフリーで使える「マイピタ」で決まりなんですけどね。今後も様々な検証を続けながらキャンペーン終了後の身の振り方を考えていきたいと思います。


mineoとpovo2.0の「24時間使い放題」の違いを実際に計測して比較する

昨日契約したデータ専用のpovo2.0ですが、契約した当初は高速クーポンを使えるので、今のうちにその速度を計測してみました。当然ながら、eSIMを何に登録するかによって変わってくるとは思うのですが、私は先日導入したばかりのOPPO Reno9Aに登録したところ、もうすでにau回線の5Gが使えるようになっていました。

いつものサイトでスピードテストを行なったところ、さすが5Gといった感じで自宅の光回線の限界である100Mbpsを超える120Mbpsという数値を叩き出しました。その代わり動画などを利用した場合のデータ消費は顕著で、トッピングした高速クーポンがみるみるうちに無くなってしまいました。ですから、数GBのトッピングをするよりも、必要な場合に応じて一回330円の「24時間使い放題」を利用した方が高速通信の恩恵を受けられるのではないかと思います。

ちなみに、平日昼間に最大32kbpsという低速しか出ないmineoの「マイそく」(月990円でその他の時間は最大1.5Mbps)にも同じオプションがあります。一回198円と安いのがメリットですが、mineoは大手キャリアから帯域を借りているということもあり、当然ながらpovo2.0並のスピードは期待できません。それでも、旅先のスマホで使うならそれなりに使えるとは思いますが、もう一つ、二つのオプションには違いがあります。

というのも、公式ベージのオプション案内のところに、このような記述があるのです。

「当面の間は、期間満了日の23時59分59秒まで利用いただけます」

当面ということなので、今後は変わる可能性があるのですが、例えば金曜の夜でなく土曜の日付けが変わった午前0時代にトッピングをしたとします。そこから24時間ということは、翌日曜日の午前0時代になりますが、上記の記述からすると、サービスはその日の23時59分59秒まで利用できるので、トッピングをするタイミングによって、24時間ではなく48時間に限りなく近い、実質的には2日間利用できてしまうのです。

今後私がmineoのコースを「マイそく」に代えるかというのは、状況によってまだ絶対とは言えませんが、毎月の支払いを安くするために月990円のマイそくにした場合、日帰りの出張のような場合は多少スピードが落ちるといっても、スマホでインターネットを終日利用するにはmineoの24時間使い放題の方が安いのでそちらを選ぶようになると思いますが、泊まりで出掛ける時には時間を計りながらpovo2.0の方の使い放題を利用した方が有利になるということです。

povo2.0には24時間使い放題の回数券のようなトッピングが売られることもあるので、単純にmineoの価格より安く入手できるなら、povo2.0の方を利用した方が良くなります。スマホで使うのではなく、車中泊でお出掛けをして、スマホではなくモバイルルーターでホームルーターでパソコン回りやモバイルプロジェクターなど(Fire TV Stickなども)利用するなら、速度と安定性の面で、これはもはやpovo2.0という選択一択になるでしょう。

そういう意味で、今回本人確認のいらないデータ通信専用のpovo2.0のコースができたことは、急な旅に出ることになって、とても今契約している分のデータ通信量では足りないと思った場合、スマホのeSIMをいつでも使える状態にしておけば、いつでも加入できてすぐ使えるというメリットは大きいです。ただし深夜に申し込んだ場合は即時eSIM発行ができないので、とりあえず「0.3GB365日プラン」で即時発行できるタイミングで回線を申し込んでおき、その日の日付が変わったタイミングで「24時間使い放題」のトッピングを申し込むのが良いと思います。


povo2.0のデータ専用eSIMが出たので早速対応スマホにインストールしてみた

IIJmioで安くスマホを買うために、今まで使っていたpovo2.0の電話番号を乗り換えることで、povoは解約となってしまったのですが、ふとネットニュースを見たら、何とeSIM限定でpovo2.0がデータ通信専用(SMSも使えませんが、申込みにはSMSが使える電話番号が必要)のプランを出してきたニュースを見ました。契約時にはトッピングが必要で、330円で「24時間使い放題」か「0.5GB(365日間)」のどちらかのトッピングを選ぶようになっています。

基本的には通話以外のトッピングは全て使えますし、データ専用なので、本人確認の手続きは必要ありません。私はパソコン上から申し込みましたが、メールアドレスとSMS送信用の電話番号を登録したのち認証作業を行なった後、住所氏名とクレジットカードを登録したところですぐにeSIMが発行され、パソコンの画面にQRコードが表示されました。

このeSIMはIIJmioのSIMカードを入れて運用中のReno9 Aに登録しました。本体でeSIMを有効にしてQRコードを読み込ませるとプロファイルのダウンロードへと移行し、すぐにeSIMが有効になりました。ただ、Reno9 Aの場合はアクセスポイントの中にpovo2.0のapnは登録されていなかったので、手打ちで入力した後にアクセスポイントを有効化すればもう使えるようになってしまいました。

ちなみに、申込時のトッピングは「0.3GB(365日間)」を選びました。これで、365+180日間トッピングをサボっても低速で使うことができます(予定では2025年9月がタイムリミット)。今後はポイ活をしても良いですし、いざという時のDAZNや24時間使い放題のトッピングを準備しながら使っていこうと思っています。

データ通信のプランが出たことで、予期せぬ発信をして料金がかかってしまうことを防止することができます。乗り換えのための回線にはできませんが、先日乗り換えてしまって、povoが使えなくなったことにちょっと寂しさも感じていたので、このデータ回線の方はもう乗り換えることなく(基本できない仕様なので)、色々な使い方を考えていきたいと思います。

ちなみに、IIJmioの回線はドコモなので、一台の中でうまく振り分けることができます。低速最大128kbpsということですが、実質的な速度はせいぜい60kbpsくらいです。それでもmineoの「マイそく」の平日昼間の最大32kbpsよりは早いですし、かつてのISDNのスピードなので、ブラウザを白黒にしてテキストデータだけを読み込む設定にすれば、このブログのアップロードもストレスなくできたりするので、私にとっては渡りに船でした。eSIMなのでスマホでの利用かテザリングにはなりますが、同じau回線には物理SIMのmineo回線があるので、不便はないと思います。

もしお使いのスマホが物理SIMとeSIMのデュアル運用が可能で、本回線がドコモかソフトバンクであれば(楽天の場合は現状でau回線が使えるので微妙)、本回線が災害だけでなく通信トラブルで使えない状況になった場合でもスマホを使い続けられます。新入学でスマホを買われた学生にとってもメリットがあると思うので、今後使う使わないはともかく、気楽に使ってみるのも十分に有りだと思います。

(追記)

その後の情報で、一つ大切な内容があったので追記します。データ専用のeSIMは再発行不可で、例えばスマホを機種変更したような場合であっても、別のスマホやモバイルルーターで使う場合には新契約を起こす必要があります。なお、一人が回線を契約する上限は5回線だとのこと。今後、eSIM対応のスマホやタブレット・パソコンで使うような場合も、回線を変えたい場合にはいったん契約したeSIMを解約する必要があることを覚えておきましょう。


mineoの「マイピタ」を十分活用した場合にどこまでデータ通信が使えるのか

昨日、mineoの「マイピタ」で利用可能なサービス「ゆずるね。」(平日の昼間にデータ通信を使わないことを宣言してその通りデータ使用がない日とポイントが付き特典がある)をぎりぎり10回達成し、来月からの「ゆずるね。深夜フリー」を使えるようになりました。

この特典は、基本毎日23時から翌朝7時まで、通信制限を解除してもパケットを消費しなくなるというもので、その期間の速度は最大100Mbpsとなります。深夜だけでなく早朝にデータを使う場合には、かなりお得な特典です。この仕組みは、「マイピタ」を契約し続けないと利用できません。夜間フリー適用外の時間には高速通信をするにはパケットを消費してしまうので、私は低速時でも最大1.5Mbpsと、スマホなどで動画を見るには十分な「パケット放題Plus」のオプションを付けています。現在はキャンペーン中で6ヶ月間990円で利用できるのですが、その後も同じように使う場合は、プラン内の見直しが必要になります。

10日ほど使っていて、通常時にはあえて高速にしなくても良く、今回深夜フリーの権利が獲得できたことで、さらに高速で利用したい場合には時間を見て使うようにすれば、満足する結果を得ることはできそうです。今後も平日のお昼には通信をセーブして、少なくとも毎月「ゆずるね。深夜フリー」を獲得するようにすれば、かなりお得度が増します。

ちなみに、低速時に最大1.5Mbpsのスピードで通信できるようにするには、私が契約している通話とデータ通信ができるデュアルタイプの場合は、月1GBのプランにオプションの「パケット放題Plus」を付けて1,298円+385円で、月額1,683円で利用可能です。もちろん、これだと深夜以外には高速通信ができなくなってしまうので、月5GBのプランだと1,518円なので、この場合は月額1,903円で翌月繰越可能な5GBをキープできます。

さらにmineoでは、月額110円でほぼ無制限にデータ容量を繰り越すことのできる「パスケット」というサービスがあるので、月5GBのプランにして「ゆずるね。」で深夜フリーを獲得しつつ、日中は低速での利用を心がければ、毎月約5GBを貯めておくことができます。mineoでは色々とデータ容量のプレゼントがあるので、そうしたものもこまめに貯めておくことで、いざという時に使える高速データが増えます。もっとも、パケット放題Plusを付けた低速だけでも十分という感じなので、あえて高速が使いたい場合には深夜から早朝に使うことを徹底すれば、月額1,683円だけでも個人的には十分という感じもします。

今はもう加入できないのですが、以前加入していたNUROモバイルの「NEOライト」(ドコモ回線のみ)は月2,000円ちょっとで、月20GBの高速通信と、高速通信を使い切っても最大1Mbpsで利用できていました。今加入することができるNEOプランは、専用アプリで高速と低速の切り替えられますが、月20GBで月2,699円と、mineoの最安プランと比べると約千円くらい高くなっています。ただNUROモバイルでは利用する時間を気にすることなく、平日昼間でもそこそこ早かったですし、うまくまとめているなという感じはします。

ただ、最初に紹介した「ゆずるね。深夜フリー」でパケットを減らさずに使える時間があるというのは、個人的にはかなりのメリットではないかと思います。mineoアプリから、高速と低速の切り替えを事前に予約して自動化できるようになっています。ユーザーが多いので、深夜フリーの時間ぴったりに合わせての切り替えはできませんでしたが、15分くらい時間をずらすことで、意識することなく深夜から翌朝までの高速通信を自動的に切り替えることができます。

こちらで気にすることは、平日昼間にmineoを使わないことと、事前に「ゆずるね。」の宣言を行なうことだけで、現在はモバイルルーターに入れて使っているので、電源を入れなければデータ通信自体が発生しないので、昼間以外にモバイルルーターの電源を入れて使うだけで、自然と毎月の深夜フリーの権利を維持できると思います。

今後もし、自宅の光回線に不具合が出てしまった場合、ホームルーターにmineoのSIMを入れて、自宅の回線を使った機器を使い続けることも視野に入れています。そうなると、さすがに深夜以外でも高速通信が必要になる場合が出てくると思うので、そんな非常時に備えるという点でも日々貯めたパケットを保管してくれる「パスケット」の仕組みというものはありがたいです。

キャンペーン期間中は月20GBのプランを契約しているので、6ヶ月分の120GB分のパケットをいつでも使えるように貯めて、あとは使用状況に応じて毎月貯められるパケットを1GBにするか5GBにするかを考えていくのが私にはベストという気がします。

さらに言うと、「ゆずるね。」宣言をして月20回達成すると、毎月のパケット量をそのままプレゼントしてくれる「パケ増し」という特典もあります。個人的には平日昼に使うこともあるので、最低限毎月深夜フリーが使えるだけでも良いと思っていますが、こまめに平日昼間に宣言を達成できる環境にあるなら、容量の多いプランを利用すればその分貰えるパケットも増えます。この辺は、どこまでこまめに「ゆずるね。」を達成しようとするかで変わってきます。個人的にはそこまでストイックにならずに、最低限深夜フリーを続けられるくらいで利用していく方が幸せになれそうな気がします。


povo2.0を維持するための案内メールが最後のトッピング後から120日後に来た

色々なMVNOを使っている私ですが、基本的には0円で維持できるデータ通信を過去に何度も契約してきましたが、今まではまず例外なくサービスが長く続かないという憂き目に会っています。so-netの「0SIM」も、BIGLOBEの「donedone」もフェイドアウトするようにサービスは終了しました。もっとも、業者にとってはお金を取らないでデータ通信だけ提供するということは商売か? ということもありますし、個人的には企業の出してくれるサービスの中で使えるサービスが有るうちは、お金が無くなって全く支払い能力が無くなってしまう可能性も今後0ではありませんので、こうしたサービスは続いて欲しいなあと心から思います。

現状で、もっともお金がかからないモバイル回線は、auが提供している基本0円にトッピングを付けることで利益を上げるビジネスモデルで展開しているpovo2.0でしょう。最近も色々魅力的なトッピングが出てきているのですが、先日mineoの「マイピタ」を契約したことにより、そうしたトッピングを付けないまま時間が経過してしまっていました。

そうしたら、今までは記憶にない「重要なお知らせ」という題名の付いたメールが届きました。メールを出した時に120日間トッピングが無いユーザーに送っているということですが、中には有料トッピングがないまま180日間経過すると強制解約になってしまうということと、具体的な契約停止予定日は改めてメールで連絡するとありました。さらに、長期間利用できるトッピングの紹介もされていました。

povo2.0のトッピングの利用期間は、通話関連のトッピングであれば期限を考えずに使えますが、データ関連のものは月ごとではなく日数になっているので、細かな再トッピングの時期を前にしてこうしたメールで連絡が来るなら、スケジューリングを忘れてしまっていても使い続けられる可能性は上がります。ただ、こうしたメールが来るということは、今後は期日までにトッピングがないと即刻契約解除になるということでもあるので、私と同じように運用している方は十分に気を付けましょう。

ちなみに、povoの方のおすすめトッピングとして挙がっていたものが2024年3月31日まで販売されている期間限定の180日間有効な1GBトッピングで、一回のトッピングが630円(180日間有効)なので、契約解除までのハードルは購入時から360日に拡大されます。12ヶ月弱(11ヶ月経過後が安全?)に一回の更新で問題なく契約を維持できるということは、一ヶ月60円で通話にも利用できる回線を維持できるというのは、前回紹介したドコモやソフトバンクの回線ではできない回線維持の方法としてまだ十分に使えることでしょう。願わくは、こうした仕組みが今後も続いて欲しいということですが、まずは私もきちんと期限前にトッピングをするということが大切ですね。


メイン回線とは別に保険の意味で回線契約したい場合の格安な回線とプランの選び方

現在、自分が契約して使っている回線は、色々ありまして楽天・au・ソフトバンクの三種類の回線になっていて、ドコモを欠いています。これは、本当にいざという時にドコモの回線が低速でも使えないというのは、ちょっと気になります。以前契約していたIIJmioのeSIM・2GB/月のプランは安いとは言いながらもデータ専用で440円ということで、これから紹介していくプランと比べるとちょっと弱いような気がして解約してあります。

2GBで440円は安いのではないかという意見も当然あると思いますが、初期費用の3,300円を回避することがスターターパックを利用することでIIJmioでは可能になるので、そのメリットは確かにあります。気軽に試すという面ではIIJmioは良いと思います。

ただ、日常的にはほぼ使う機会のない回線ということで考えると、長く置けば置くほど、IIJmioよりも安いプランを選べば、それなりにメリットは出てきます。過去に回線が安いMVNOということですと、ロケットモバイルの神プランがありますが、このプランもデータ専用で最大200kbpsと低速オンリー(ただし無制限)で328円/月というのは、多少IIJmioの方が高いですが、いざ使う時の事を考えるとそこまで良いとは今のところ思えません。ではさらに安いところは? という事なのですが、実際高速でどのくらいのスピードが出るのかは後からお伝えしますが、日本通信のプランがさらに安い設定になっています。

まず、データ専用のプランは2024年3月から新しくなり「b-mobile S 190PadSIM X」というプランになります。データ量は使った分だけかかるという形式ではありますが、事前に使い過ぎを防ぐために、月間の高速クーポンの上限を自分で決められるという形になっています(高速クーポンを使い切った場合には最大200kbpsに制限)。回線はドコモとソフトバンクから選べ、月2️GBを上限にすると月額418円、月1GBが上限であれば月額209円まで下げられます。

もっとも、月1GBまでで良ければ、データ専用ではなく通話もできる「合理的シンプル290プラン」(税込月額290円)がありますので、「b-mobile S 190PadSIM X」と90円弱しか違いません。高速クーポンを使い切った後も、日本通信では2024年4月以降は、当初のデータ利用不能になるのではなく、低速で利用できる状態が無制限で続くと発表しています。これなら、最悪高速クーポンを使い切っても約150kbps前後(一応最大200kbpsとアナウンスされていますが、この辺が実測値です)で使えるので、いざという時にキープしておくだけでなく、お得な条件で別業者に乗り換えを考える場合にも使えることになります。個人的には初期手数料の差額を回収できるまでは最低限使って、その後は状況に応じて変えることも考えても良いのではないかと思います。

ちなみに、気になる高速時のスピードですが、夕方の計測で約7~9Mbpsとキャリアやサブキャリアと比べると結構遅めです。それでも、普通に使うには十分ですし、そもそも他社回線をメインに使っていて、回線トラブルでドコモ回線しか使えないような状況でしか使わないなら、こういったプランでも十分なような気がします。

先に紹介したように、私が使っている回線にはドコモ回線が無いのですが、母親に持たせているスマホに日本通信の合理的シンプル290プランのSIMが入っていますので、いざという時には母親のスマホからテザリングして急場を凌ぐことはできるので、あえて回線を増やすことはありません。合理的シンプル290の方はドコモ回線だけなので、ソフトバンクの予備回線が欲しい場合にはデータ専用の回線についても検討してみましょう。