モバイル活用ガイド」カテゴリーアーカイブ

管理人が導入したサービスの使い勝手を報告したり、新たにモバイル通信を利用して日常や旅の中で役立てたりする活用術について報告します。

スマホからのテザリングの違いを理解しその上で利用に最適な方法を使い分けられるように

2023年も6月に入り楽天モバイルが新たなエリアでの無制限データサービスを開始し、先月から加入したLINEMOとNUROモバイルの高速クーポンがリセットされました。2台のスマホに3回線を入れていますが、一台目のHand5Gでは楽天モバイルとLINEMOの2回線でLINEMOが3GBで、もしこの分を使い切った場合にはデータ通信用SIMを楽天に切り替えることで、合計6GB未満までの利用については追加料金が掛からないので、データで使うSIMを切り替えながら使っていこうと思っています(どちらの回線もデータくりこしはできません)。

そして、もう一回線はNUROモバイルの「NEOプランLite」(現在は新たに契約することのできないプランです)のSIMをReno5Aに入れています。こちらの方は高速と低速の切り替えはできないものの、月20GB利用可能で翌月分への繰越も可能なので、先月はほとんど使っていないこともあり、月初は40GB弱も高速クーポンが残っています。ちなみに、高速クーポンを使い切った場合のスピードは最大1Mbpsです。

基本的には、Hand5GでできることはLINEMOと楽天のデータ通信で何とかし、データ残量を気にしない動画視聴などを使う場合にはReno5A単体か、タブレット・パソコンで使う場合はテザリングをして使うつもりですが、テザリングと言っても方法は主に3つあります。速度が出る順に、ケーブルを接続する「USBテザリング」、Wi-Fi経由の「パーソナルホットスポット(Wi-Fiテザリング」、そして今回改めて紹介したい「Bluetoothテザリング」があります。
USBやWi-Fiによるテザリングは、スマホ及び接続する端末の電池を食ってしまうので、充電しながら長時間利用できる環境がない場合には、自宅のようにずっと使い続けるわけにはいかないところもあります。しかしながら、ハードの仕様でテザリングの種類が制限されるケースもあります。

私自身、車の中で使うためにAmazonのFireタブレット(8インチ)を使っています。ただFireタブレットは現在Bluetoothテザリングができない仕様になっているので、車内ではWi-Fiによってテザリングをする必要があります。もっとも、車を使いながら利用するなら、Fireタブレットもスマホも車のシガーソケットから充電しながらの利用は可能なので、車内ではほとんど自宅のWi-Fiと変わらない感じで使うことができますし、Fireタブレットは画面付きのスマートスピーカーとして活用することも可能です。直接手で操作をしなくても呼び掛けるだけで動作してくれるのは車載向きなので、データの使い過ぎには気を付けつつ、今後も使っていきたいと思っています。

また、2in1のWindowsタブレットでは3つあるテザリング方法は全て利用が可能です。コンセントがある場所で利用できる場合には、USBケーブルで接続して使えば、こちらも電源の心配なく使い続けることができます。そうでなく、電車などある程度の時間充電がしにくいような場合のためにはBluetoothテザリングが便利ですが、気を付けたいことがあります。

Bluetoothテザリングはスマホの電池を最少限にしか使わないため、モバイル接続には適している反面、スマホの方でハイスピードが出ていても大体最大1,5Mbpsくらいのスピードが限界である点がネックです。特に、私の場合は自宅用の設定としてクラウド上とファイルを同期しているので、きちんと同期しないまま持ち出してしまうと、Bluetoothテザリングしたパソコンは、バックグラウンドでクラウドとの同期を行なってしまうので、クラウドとの同期を止めるか、事前に同期をしてから持ち出すようにしたり、最初にWi-Fiテザリングしてクラウドとの同期をしてから改めてBluetoothで接続し直すようにしないと、本来出るべきスピードも出なくなってブラウザが固まってしまうようになってしまうので注意しましょう。

バックグラウンドでの通信がなければ、多少待たされるもののBluetoothテザリングでもウェブブラウジングだけでなく動画視聴でも何とかできるくらいの速さではつながりますので、スマホとパソコン両方の電池を節約しながらパソコンやタブレット(アンドロイドタブレットであればBluetoothテザリングの子機として使えます)で利用することができます。基本、Bluetoothテザリングで接続し、作業に支障が出たらWi-Fiを局所的に使うようにすれば、しばらくは充電の心配なく屋外でタブレットやパソコンを利用することができます。

今回の回線整理に伴って、先日購入したばかりのモバイルルーターが使えなくなったのはちょっと残念ではありますが(先日購入したモバイルルーターはBluetoothテザリングには不対応)、常に持ち出すものは少ない方が良いわけで、しばらくはReno5Aの各種テザリングをうまく使い分けながらお出掛けの際の通信を行なっていき、今回切り替えた回線が自分の使い方に本当に合うのかを確かめていくことにします。


ポータブルテレビは車中泊に使うよりも自宅での停電対策に使う方が良いのでは?

車中泊について、ネットではさまざまなニュースと言うか、車中泊について書かれたネット上の記事やブログがリンクされて、私の目の届くところにも届いています。そうした記事の中で、主にキャンピングカーでテレビを後付けするよりも、ポータブルテレビを設置した方が取付工事も不要で簡単に車内でテレビを見られるということで、おすすめのポータブルテレビを紹介するものがありました。

こうした記事というのは、一部正しくもあるのですが、車中泊のためにキャンピングカーを利用するということになると、街の中で泊まることはまずないわけで、トイレやキッチンを完備したキャンピングカーであれば、人が行かないような場所に行ったり山の中の道を進むようなこともあるのですが、そんな時も車の中にポータブルテレビを入れて満足に見られるのでありましょうか。

地デジであれば、地域またぎをすればその場をサービスエリアにしている放送局に移動の都度変えなければなりませんし、移動中も安定して見るには車載アンテナでは不安定になる事は普通にあります。さらに、山の中に入っていくと、その場所で生活していて、きちんと自宅でアンテナを立てている人でもうまく見ることのできない難視聴地域というものはどうしても出てきてしまいます。キャンピングカーで移動した先では人も住んでいないところもあれば、ポータブルテレビの貧弱なアンテナでは、うまく映らない可能性もあります。

日本全国で安定してテレビを見るためには、全国で同じ設備があれば受信可能なBS/CSであれば鮮明な画像を移動中の車内からも見るようにはできます。観光バスなどではBSのアンテナに繋いだテレビを見せるような事をしているところもありますが、車載用のBSアンテナというのは、車が移動するに従って動き、常に南東の方向に向くような高度な技術を持ったもので、その価格や設置費用を考えると私としてはとてもおすすめできません。

かといってポータブルテレビでは、移動中や宿泊先で全く見られない可能性もあります。ポータブルテレビを車中泊でという選択は、私としてはそういう理由でちょっとどうかと思いますが、自宅の災害対策という意味では悪い選択ではないと思います。というのも、自宅が落雷や大雨、地震などの自然災害によって長く停電した場合、本体内蔵の電池やモバイルバッテリー、ポータブル電源などを接続すれば使えるポータブルテレビは、それ自体は貧弱なアンテナでも、自宅で送信所が見えるような場所で固定して使うことによりその真価を発揮できると思うからです。もし購入するなら、外部アンテナ端子のあるものを選ぶのが良いでしょう。

私の場合は、いざという時のためにまだスマホやタブレットにTVチューナーが内蔵されていた頃のタブレットを一台用意しています。そのタブレットにはロッドアンテナの他、充電台には外部アンテナ端子があるので、自宅のアンテナをそのまま利用していざという時にはモバイルバッテリーで給電をしながら地デジ放送を安定して見続けることができます。ただ、車でお出掛けする時にはこのセットを持っていくことなく移動中や山の中でもテレビを見たい時に見ることができるような用意はしています。

といっても必要なものは、1Mbps以上で通信が可能なモバイル回線とスマホ(大きな画面で見たい場合はタブレット)を用意するだけです。ハード的なテレビチューナーなどの用意が全く無くても、アプリ「NHK+」「Abema TV」「TVer」のようなテレビ放送を再配信および同時配信(TVerは夜のゴールデンタイムのみ)できるアプリを使えば、テレビの電波を受信せずともテレビ放送をインターネット経由で見ることができます。テレビ放送の場合はトンネル内は全く電波が届きませんが、携帯電波の場合はトンネル内も通じるようになっている場合も多く、インターネットを利用してテレビ放送を見る方がはるかに安定し、さらに長時間見ていても受信エリアを気にせずに見続けることができます。

地デジだけでなくBS/CSまで見たい場合には、自宅に設置したテレビチューナーとスマホを外から繋ぎ、ネット回線を使って自宅で見ているチャンネル(その場合は地デジは自宅と同じチャンネルになります)を全てモバイル回線経由で見ることも可能ですが、その場合には自宅に専用チューナーを置く必要があるものの、専用チューナーは単なるチューナーで消費電力も大型テレビと比べれば少ないので、ACコンセントのあるポータブル電源で動かし、モバイルバッテリーでも利用可能なモバイルモニターを接続すれば停電時でも十分に実用になります。そうなると私の場合は、停電が限定的であればポータブルテレビすら使う必要は無くなります。

元々外付けテレビチューナーとモバイルモニターのセットは、電気料金値上げ対策で、大型テレビよりも消費電力の少ないセットを構築する中で揃えたものですが(実際、わが家の消費電力はかなり変わり、電気代削減に貢献しています)、私にとっては自宅内だけでなく出先でも移動中でもそれなりに安定してテレビを見られるようにできるセットとなりました。

そんなわけで、私は車中泊用にポータブルテレビを設置することについては消極的です。というか、実際にワンセグがガラケーに付いていた頃に車内でテレビを見ようとしてストレスになったことが今の考えの基本としてあるので、何もキャンピングカーではなく、車中泊用の車の中でテレビを見たいと考えている方は、本当にポータブルテレビで宿泊場所でテレビが見られるのかをよく考えてからポータブルテレビの購入を決められると良いと思います。


楽天Hand5Gの2つ目のeSIMとしてLINEMO契約したことで万全の体制になりました

先日、楽天Hand5Gの2つ目のeSIMは様子見ということを書いたのですが、まさにその時に候補として挙げたLINEMOのミニプラン(月3GB)について、通信料と同じ額のPayPayギフトカードを還元するキャンペーンが行なわれているのを発見しました。

その内容は、「LINEMOの開通手続きを行うこと」「LINEMO回線とPayPayアカウントを連携すること」が条件になりますが、およそ6ヶ月分、通信料金の990円をPayPayで複数回PayPayギフトカードという形で還元し(メールで到着したクーポンを利用する際には30日以内に受け取ることが必要)、PayPay残高決済10,000円で2,000ポイントの還元有りということで、それなりにPayPayを日常生活の中で使っているなら、これは確実に元の取れる良いキャンペーンだと思います。過去にはまた違った内容のキャンペーンもあったようですが、これは入る時のタイミングなので、素直に自分が必要な時に加入する中でキャンペーンを利用するのが良いと思います。

私の場合は、以前PayPayアカウントに紐づけしていた電話番号を変えるのに苦労したので、このキャンペーンの対象になるように電話番号の変更をするかはこれから考えます。最新の詳しい内容はLINEMOのホームページで告知されていると思いますので(時期によってはキャンペーンが終了してしまっている可能性がありますのでその点はご了承下さい)、興味のある方はどうぞ。

ちなみに、eSIMでLINEMOを契約する場合には、パソコン上からの申込みは不可で、スマホからの申し込みに限定されます。後が楽になるのでHand5Gで手続きするのが良いでしょう。色々考えましたが、キャンペーン対象でなくても、今の楽天回線にソフトバンク回線のLINEMOを合わせることで、Hand 5Gだけでもかなり使えるようになると思うので、フリーにHand 5Gを使うためということもあり、契約することにしました。

契約するため、まずはスマホのカメラで本人確認書類の撮影(運転免許証の場合は表裏およびスマホを傾けての免許証の厚みを見せる計3枚のアップを完了した後、自分自身の写真と動画を撮影してそれを本人確認用として使用します。免許証などを撮影する場合、枠からはみ出ないように注意しましょう。私はそれで一回キャンセルになりました。

しばらくすると「eSIMプロファイルダウンロードのお知らせ」というメールが届きますので、メール内にリンクが有る専用のアプリをダウンロードした上でeSIMを使えるようにすればすぐに開通になります。LINEとの連携をすれば、LINEのトークからデータ量や料金の確認ができるようになります(以前契約していたので)。

私の場合、先に楽天に「SIM1」を割り当てていたのでLINEMOは「SIM2」となり、通話とSMSを楽天回線に割り当て、データ通信をLINEMOにしました。この状態でRakuten LINKを使用して電話を掛けると、きちんと楽天回線の番号で相手電話に通知されます。また、逆に電話をHand 5Gに掛けると、これもRakuten Linkの方に着信します。

電話自体では楽天回線をデータ使用として使っても高速クーポンは減らないのですが、LINEMOをデータ通信用にしておくと、LINEに関わるデータ通信や通話(テレビ電話含む)をデータフリーで使えるようになったので、かなり利便性が増したと思います。そしてもし、高速クーポンの3GBを使い切ってしまっても、低速制限は他の回線と違って最大300kbsあるので、radikoやSpotifyなど、音声やラジオ放送をずっと流し続けていても音質に問題なくRakuten Hand 5Gで利用することができます。これで先日購入した完全ワイヤレスイヤホンも活躍する場が出てくるように思います。

ちなみに、ここまでの変更で私の回線移動は一応終了になると思います。その内訳は以下の通りです。

・Rakuten Hand 5G (メイン番号の入ったスマホ)
楽天モバイル(3GB以下で月1,078円)・LINEMOミニプラン(月990円・3GB)
・OPPO Reno5A(主にデータ通信に使うスマホ)
NUROモバイル(NEOプランLite 月2,090円・20GB)
・Windowsタブレット(お出掛けに持っていく端末)
povo2.0(トッピング時に課金、通常は0円)

合計は月4,158円プラスαということになります。これが高いか安いのかということですが、自分の使い方ではこれで通話とデータ通信をストレスなく行なえる目処が立ちました。加えて、今回LINEMOを契約したことで、また大手3社+楽天回線の4キャリアを網羅する中で、4つの中のどこかのキャリアが生き残っていれば何とかなり、旅行先でもつながる回線を使うこともできます。さらに、個々のプランの内容も私にとっては絶妙で、日々の利用の中でもどのプランも無駄にならないという点では現状での私の選択としてはベストではないかと思っています。


NUROモバイルのSIMが到着したので早速のセットアップをしてその使い心地を見る

eSIMであっという間に契約できてしまった楽天モバイルと比べると、その少し後に申し込んだSONYのNUROモバイルは、SIMカード到着まで少し間があったものの、先日ようやく自宅にSIMカードが届いたので、今までメイン端末として使っていたOPPO Reno5Aの中のSIMを入れ替えて開通手続きを取りました。
NUROモバイルは、他のMVNOのように設定や使い方などを詳しく記載したパンフレットなどは同梱されていません。基本的にはSIMカードのセットに記載がある電話番号とパスワードを入れてマイページから各種手続きができるようになっています。パスワードは当然ながら変えることができるので、速攻で変えることをおすすめします。

なお、OPPO Reno5AにはNUROモバイルのapnは入っていなかったので、自分で設定してアクセスポイント名として選択することで使えるようになります。基本、高速と低速の切り替えが使えない「NEOプランLite」を契約しているので、それほどアプリを立ち上げて使うことはないのですが、専用アプリの「NUROモバイル」をインストールすると、電話番号とパスワードを入れるとアプリからの内容確認(利用データ量や請求金額など)が可能になります。いったん設定してしまえば、あとは違和感なく使えると思います。

ちなみに、回線はドコモで最近はあまり評判が芳しくない感じではありますが、mineo利用時には一気に使えなくなった平日のお昼(12~13時)を含め、最大60Mbpsくらいは普通に出ていました。ただ、夕方になるとなぜかスピードが落ちて10Mbpsそこそこまで落ちてしまう時もあります。しかし、テザリングからタブレットで問題なく動画やテレビ番組を継続して見ることも可能でした。ちなみに、8インチクラスでぎりぎり動画が見られるくらいのスピードの限界が1Mbpsくらいだと思うので、このプランは月間の高速クーポンが20GBあって翌月繰越可能なのですが、もし月内に高速クーポンを使い切ったとしても平日お昼にも安定して最大1Mbpsくらいで通信できれば、私の使い方ではまず問題なく使えるので、「Lite」を通常プランにアップグレードしなくても済みそうです。ただこれが、数百kbpsくらいまで落ちてくると思っていたような利用ができないので、外での利用を重ねつつ状況を見たいと思います。

とは言ってもなかなか月に20GBを使い切るのも大変なので、いざという時に備えて無駄に高速通信は使わずに今後も様子を見て、高速でも極端にスピードが下がるようなことがあったら、その後の事を考えることにします。基本的には電話機能も必要なく、1~3Mbpsで、高速通信はなくてもいわゆる「中速」で接続できるプランが出てくれば言うことないのですが、問題がそのプランがこの「NEOプランLite」の月2,090円という価格と比べてどうかということもありますね。とりあえずはこのまま使い続けることになると思いますので、また実際に旅行などでデータ通信を色々な場所で使っている中で何か気付くことがあったら、改めてレポートしたいと思います。


デュアルSIMが利用できるスマホで楽天モバイルを使う場合エリア外対策はどうするか

私はずっと0円の頃から楽天モバイルを契約してきたのですが、その使い方はモバイルルーターやホームルーターに入れて固定通信の代用として使ってきたので、今回電話番号をメイン番号にして本格的に電話として楽天モバイルを使うにあたって、色々と考えることがあります。

6月1日からauのパートナー回線の制限が無くなるだけでなく、エリアも変わるということですが、逆にパートナー回線が使えなくなった場所ではau回線を再び使えるようにはならないと思うので、普段の生活パターンの中では大丈夫だと思うのですが、旅先などではエリアの穴に入ってしまった場合にどうするかという問題は残ります。

まだ楽天のエリアが整備されていなかった頃は、デュアルSIMが利用できるスマホで通話を楽天SIMにして、データ通信を他のSIM(パートナーエリアの関係からドコモかソフトバンク回線になった)のデュアルSIM運用ということもやっていた方は少なくないと思います。

果たしてこの6月からは楽天モバイルは新しくなったauのパートナー回線とのセットで大体は使えるようになるのかが、個人的には興味深いですが、一応対応策というものは考えています。というのも、私の場合はあくまで通話中心に楽天モバイルの回線を使おうと思っているので、データは3GB未満に抑えるつもりで、その際のデータ専用回線は、外でもそれほどストレスなく使えるデータ通信用のSIMを契約し、それを今まで使っていたOPPO Reno5Aに入れて、動画や音楽・ラジオやじっくりウェブを見たりSNSをしたい場合には楽天回線を使わないようにと考えています。そうした要求に応えられるように、先日書いた通りにNUROモバイルの「NEOプランLite」(回線はドコモのみで月20GBで使い切ったら最大1Mbps)のSIMを申し込みました。何度も書きますが、このプランは2023年5月一杯で新規申込手続完了になるので、興味のある方はお調べになると良いと思います。

今後は電話・LINE・電子決済などを楽天回線の入っているHand5Gで済ませる予定なのですが、電話を主に使う場合に有難いのが、楽天の留守番電話の全ての機能は「Rakuten LINK」アプリを使えば追加料金なく利用できることです。旅行中は車のハンドルを握っている時も多いので、電話がかかってきてもすぐに出られるとは限りません。その場合には留守番電話に切り替わるので、どうしても連絡を付けたい相手であれば留守電に吹き込まれるでしょう。

留守電ありのメッセージが来たら、Rakuten LINKアプリを開き、留守番電話をチェックすればそこから吹き込まれた内容を聞くことができます。ただ、もしその場所が楽天およびauのパートナー回線が圏外だったり通信が不安定だったりした場合にどうするかと言うと、ドコモ回線の入ったもう一台のスマホでテザリングをしてあげれば良いわけです。

そうすると、自宅のWi-Fiを使っているのと同じになるので、テザリングした電波の状態が良ければ、楽天・パートナー回線だけでは通話が難しい場所であっても、テザリングの電波でコールバックをすることが可能になります。もっと言うと、フリーWi-Fiが使える施設がある場合にも、同様にRakuten LINKを使った通話や留守電の内容聞き取りができます。

私の場合、2台体制で(楽天とドコモ)使うことを考えているので、あえてHand5Gにもう一枚eSIMを入れて使わなくても、必要に応じてテザリングすれば、ドコモ回線が使えるところであれば何とかなりそうな気もするので、今後こうした運用で問題がないようなら別回線をあえて追加しない方向でいこうと思っています。

あとは、Windowsタブレットの中にpovo2.0のSIMを入れているので、パートナー回線でもau回線が来ているのに使えない場所でも同様にテザリングで何とかなりそうなので、あえて回線を追加するならソフトバンク系のLINEMO(ミニプラン990円・LINEMOのホームページで動作確認が取れています)が候補に挙がりますが、これは実際に色々と出掛けてみて必要であればという感じですね。

ただ、Hand5GにはLINEも移動させてきたので、LINMOのeSIMでデュアル運用すれば、LINE電話やLINEを使ったテレビ電話を使う場合にはNUROモバイルの「NEOプラン」に「NEOプランLite」から移行するよりも、使い勝手は良くなるのではないかと思いますが、まずは今の2回線でどこまで使えるかを試してみるつもりです。


UQモバイルの新しい「コミコミプラン」の評価とUQを選ばなかったわけ

2023年5月22日に、2023年6月1日からのプランとして3つのプランをUQモバイルは発表しました。そのうち「トクトクプラン」「ミニミニプラン」は多くの条件付きで値引くという、従来の割引と変わならない方法で安さを強調するものでした。私はそうしたやり方については、契約しているうちは良いものの、解約する時に大変なので割引額が多ければ多いほど後が大変という印象があり、それらのプランについては今のところ言及するつもりはありませんが、もう一つのプランはそうした割引とは無関係なプランなので、ここで紹介することにします。

それは、データ通信と通話オプションを合わせた感じの「コミコミプラン」なる新しいプランです。翌月繰越可能な月20GBのデータ通信(アプリにより高速~低速の切替は不可、高速クーポンを使い切ったら最大1Mbps)と、10分以内の通話定額が付いて月額3,278円というものです。ahamoや楽天モバイルを狙った料金という感じで、平日昼間でも安定して使える回線で、料金の落としどころを3千円ちょっとと睨んでの新プランという感じがします。

私の場合、このニュースを知る前にUQモバイルの回線は解約してしまったのですが、一回線で3千円というのは、一つの回線に集約するには良いものの、複数回線を使いたいと思った場合はここからさらに追加の負担になるわけで、新しいプランを待たずに解約してしまったという感じには全くなりませんでした。ただ、海外で使うつもりがなければ、ahamoと比べると内容は悪くないので、検討してみると良いかも知れませんが、現在のプランは2023年6月からは契約できないということなので、アプリから高速~低速の切り替えで運用したい方は、現在のプランへ加入される方が良いのではないかと思います。

UQがもう一つの「コミコミプラン」のライバルとしているかも知れない楽天モバイルは、通話中心に使えば(通話でデータ通信を使っても高速データ通信を消費しません)、20GB以上使った場合の3千円ではなく、月3GB未満にまとめれば、千円あまりで国内での通話およびショートメッセージは回数・時間に関係なく使い放題になるので、同じ3千円を使うならこれに2千円くらいのデータ通信を主に使うための回線と合わせた方が、私の場合は端末を分けられるし、UQモバイルの方が逆に中途半端に思えてしまう感じになります。

安くデータ通信を使えるようにするには、例えばmineoの最大1.5Mbpsのプランなどありますが、その場合は平日昼にスピードが落ちるのがネックです。そもそも当初、mineoからもう少しグレードアップするためのデータ通信用として加入する気満々だったNUROモバイルの「NEOプランLite」(月額2,090円)は、「NEOプラン」ではできる専用アプリからの高速~低速の切り替えができないということが後になって発表されたので、UQモバイルと同等にはならないのが残念でした(高速クーポンを使い切った後に最大1Mbpsとなります)。ただ、月に使えるデータ量は20GBで、データは翌月繰越があるので、毎月20GBも使わないならば安い方でもいいかなという気はしています。その場合は、回線を2つ持てるだけでなく、楽天はauを補完として使え(パートナーエリアも無制限で使え、使えるエリアも広がりました)、NEOプランLiteはドコモ回線なので、かなりバランス良く複数回線を使えるのではないかと思ったりします。

ちなみに「Lite」の付かない「NEOプラン」(月額2,699円)の場合は、アプリで高速と低速の切り替えができる以外に、LINE、Twitter、Instagram、TikTokを利用した場合に高速クーポンが減らない特典、アップロードも高速クーポンが減らず、さらに3ヶ月に一回、翌々月まで繰り越し可能な15GBのプレゼントもあります。この場合は「楽天」「NURO」の合わせ技だとUQの「コミコミプラン」より高くなってしまいますが、今回のUQの新プランでは低速最大300kbpsの「ミニミニプラン」以外はアプリによる速度切替ができなくなるようなので、「NEOプラン」にする意味は6月以降は出てくるでしょう。そうして2回線を一つのスマホに入れて使うと、SNSを使う人なら高速クーポンを温存したまま通常使いできるので、それなりにメリットは出てくるでしょう。ただ「NEOプランLite」の申し込み期限が2023年5月末までという期限があるので、安くてそこそこ使いたい場合は、UQの新プランとほぼ同じで安いので、契約できる期間は短いですが、個人的にはこの組み合わせがベストかなと感じているので、とりあえず「NEOプランLite」の方を申し込んでみようと思っています。


楽天の1円端末「Hand5G」が到着して手にした感じと今後への期待

現在、回線の大幅な更新を行なっているのですが、まずはOCNモバイルONEに紐づけていたメイン番号の回線を楽天モバイルに変更する方が先になり、週末に申し込んでおいたRakuten Hand 5Gが昨日になって早くも届きました。eSIMにするのは初めてなのですが、開通手続きを済ませてからプロファイルをダウンロードできるまで少々時間がかかってちょっとじれましたが、何とか無事にeSIMが使えるようになり、現在は膨大なアプリの設定をやり直しているところです。

そんな中、元のメイン端末の方から「緊急地震速報」が急に鳴り出しました。ただ、元メイン端末はHand5Gの回線開通とともにSIMカードは入っているものの、LTE通信は使えなくなっているので、Hand5Gの方は緊急地震速報が鳴らず、元の端末だけなぜ警報音が鳴るのかちょっと不思議だったのですが、これは元端末の方に「Yahoo!防災速報」アプリが入っていて、アプリの設定で震度3の揺れが予想される地震が自分の居場所で起こることが感知された場合、アラームが鳴るように設定されていたのです。

おかげで、テレビを付けていない状態で緊張感を持って揺れに備えることはできましたが、もしこれが外で普通にアラーム音を鳴らすようなことはマナー違反になるような場所にいたらと思うと、今後のアプリ設定にも気を付けなければならないなと改めて思います。

Hand5Gは、今まで使っていたスマホと比べるとかなり小さく、文字を見るのには少々厳しいと思う人もいるかも知れませんが、私にとっては十分ではありませんが、見えないという感じではありません。小さな端末で持ち運びについても苦にならず、通話中心の端末としてはこれ以上ない端末だと自分でも思います。ただ、楽天モバイル回線は今回5G対応のものにしたため、自宅でも5Gの電波で使えるようになり、自宅の光通信では90Mbpsがせいぜいなのですが、楽天5Gではさっき計って130Mbpsと光回線より早い(自宅の光はモジュラージャックからなので最大100Mbpsが限界なのです)ので、ちょっともったいないですね。

ちなみに、今まで使っていた元端末は動画など大量のデータ通信をカバーするための回線のSIMを入れて利用予定にしています。Hand5Gの方のデータは月3GB未満に抑えて、主に通話と電子決済などに使っていこうと思っています。
それにあたっておサイフケータイの引っ越しと、先日導入したばかりのマイナンバーカードの電子証明書の移動も行ないました。当初は何度やっても進まないのでイライラしていましたが、実はマイナポータルアプリだけでなく「おサイフケータイ」アプリも更新しておかないとうまく進まないことを理解してからは、あっという間に電子証明書を読み込むことができました。小さな端末の方が持ち運びしやすいですし、データ使用と通話・電子決済で使う端末を分けることで、今よりも使い方にメリハリが付くような気がします。

ちなみに、ケースと保護カバーは同時に注文せず、別の安いところのものを購入したのですが、到着は一週間後ということになってしまいました。それまでは落下や破損に十分気を付けて、元端末と同じように使えるように設定を続けていければと思っています。


回線整理の第一歩は日本通信「合理的シンプル290プラン」の設定変更から

現在契約して自分で使っているモバイル回線を一気に見直すような方向で現在考えているのですが、その前段階として、親に持って使ってもらっている日本通信の「合理的シンプル290プラン」について思うことがあり、その内容を見直すことにしました。

といっても、無料通話があるプランに乗り換えるということではなく、現在のプランでもそこそこスマホを使ってデータ通信を行なえるようにするものです。どういう事かと言うと、最安の月額290円というのは「通話なし・データ通信1GB未満」という内容のプランなのですが、通話が増えればその分の通話料は追加して請求されるものの、何もしないと外でデータ通信を1GB使い切ってしまうと、プラン的にはそれ以上のデータ通信については、当初発表されていた全くデータ通信ができない状況ではなく、低速でのデータ通信が利用できるように変更されてはいます。ただ、初心者の場合は、低速になってしまうとすぐに情報が更新されないので、スマホが壊れたと誤解するような事はあるでしょう。

このプランでは、マイページから手続きすることによって、1GBのデータ通信を使い切った場合でも、自分に都合の良いところまで高速データを増量させることができます。ちなみに月1GB増やすごとに220円かかります。今回、その上限を他の一般的なスマホプランと同じくらいの3GBに設定しました。もっと多く設定することもできるのですが、それはまた今後の状況を見て必要ならば増やすかも知れません。

ただ、こうした料金設定をしても、利用したデータ量が1GB未満であれば基本料+データ量は月290円のままです。もし1GB~2GB未満であれば基本料+データ量は510円+通話料になり、上限の3GBまで使うと基本料+データ料が730円+通話料となります。通話料がどのくらいになるかにもよりますが、そうそう毎月通話も通信もしないのではないかと思うので、月額1,390円の「合理的みんなのプラン」(無料通話or5分定額/データ量10GB)にプラン変更をするよりも、今の親のスマホの使い方からすると、「合理的シンプル290プラン」に留まる方が、何しろほとんど使わない月もあるため、月額料金が安いところからスタートできるプランの方がトータルでは安くなるということですね。

今回の事を調べる中で、個人的には高速データ通信を使い切っても低速でのデータ通信は維持されるということがわかり、改めてこのプランのメリットが出てきたような気がします。どちらにしてもまともにスマホが使えるくらいの速度ではないとは思いますが、格安で回線を維持して、データも何とか使えるなら別の利用の仕方も色々と考えられそうです。

この手続きが終わったことで、今後は自分の回線を大幅な更新を行なう予定です。全てが無事に終わったところで、その内容と残したプラン新たに契約したプランの理由についてなどまとめたいと思います。


mineoの「ゆずるね。」が向く人向かない人の差は毎日こまめにアプリ内作業ができるかによる

昨日は、mineoの毎月の「ゆずるね。」特典チャレンジの最終日でした。月10回平日昼にデータ通信を使わない宣言をしてそれを実行すると、翌月の深夜フリーの権利が与えられ、月20回達成すると、翌月に当月の高速クーポンと同じ量のボーナスクーポンが与えられるようになります。

ちなみに、今月の宣言日数は22日あったのですが、前半にあっさりと一日宣言を忘れ、今週は是が非でも月~金曜日には全日宣言をすべきところ、最終日の昨日に宣言を忘れてしまい、残念ながら今月の「ゆずるね。」達成回数が19回となり、まさにこれは天と地との差になってしまいました。

今回新たに加入したプランの月ごとの容量は10GBあったので、今回の宣言失敗で、みすみす10GBゲットのチャンスを失なってしまったということになります。こうしたことは、やはりその人の性格と相談しながら今後の進退について考えるべきなのではないか? とつい思ってしまいました。

ちなみに、月20GB(翌月くりこしあり)で、高速クーポンを使い切っても最大1Mbpsで利用できるNUROモバイルのNEOプランLiteなら月2,090円ですが(実はこのプランは2023年5月いっぱいで新規契約できなくなる模様)、現在のmineoのプランはデータ専用で月1,815円払っているのですが、NUROモバイルなら平日昼でも利用を控えることなく、それなりの速度での利用ができることを考えると(逆に言うとmineoの平日昼のスピード低下が極端なのです)、単に使いながら高速クーポンを40GBキープするような使い方も見えてきます。

これも、やはり毎日ブログを書くために情報を集めていることで色々なことが見えてしまうようなところがありますが、どちらのプランも急に止めても手数料はかからず、新しいプランでもさらに良いものが出てくれば乗り換えは問題なくできるようにしているので、悩んでそのまま行くよりも、乗り換えてだめだった場合にはまた戻れば良いという風に考えた方が良いのかも知れません。

また、一旦自宅の固定回線として使っていたものの、光回線にグレードアップすることによって解約した楽天モバイルについても、auのパートナーエリアがかなり広範囲で使えるようになったことから、現在OCNモバイルONEに番号を入れて使っているメイン番号の契約を一気に楽天に移してしまい、改悪で今後のクーポンの状況もそこまで期待できない、PayPayに紐づけしているソフトバンクのデータプランの2回線を楽天1回線に集約してしまえば、さらにスッキリすることは確かなのです。もっと言うと、一回線で無制限で使うようにすれば、一回線だけでもauのエリアで無制限で使えるなら、NUROモバイルの契約自体が必要なくなるというところもありますね。楽天モバイルはRakuten Linkからの発信であれば通話料無料ですので、メイン番号については通話・データとも面倒な事を考えずに済むようになります。

まあ、楽天とNUROモバイルの同時契約でも、通話専用にしたスマホで月3GBを超えることはまずないので、その場合は合計金額が3,168円となり、楽天の無制限の金額(3,278円)より安く上がるので、それもありかなと思ったりもします。今mineoのSIMを入れているモバイルルータはpovo2.0のSIMを入れておけば何とかなりそうな気もしますし。

とにかく、NUROモバイルのNEOプランLiteを契約できる期日が今月末に迫っていることと、楽天の契約については日割りがなく、1日に申し込んでも月末に申し込んでも同じ月額が請求されるので、今月終わりから始めには具体的なアクションを起こす必要が出てくるのですが、果たしてそれまで1円で買えるという、Rakuten Hand5Gは残っているのかというのも気になりますね(笑)。


アプリで高速と低速が切り替え可能になったNUROモバイルの「NEOプラン」

まず最初にお断りしておきますが、今回紹介するNUROモバイルについては現在利用しているわけではないので、スペックだけの紹介となり実際のつながりやすさやスピードについては、実際に回線を利用されている方のレポートを参照してのものになってしまうことになるため、もしこの文章を読んで興味を持った方は、この文章だけでなく実際に使われている方のレポート(できるだけ企業PRでないもの)を確認されるか、もし自分の意に反して使いずらいような事があった場合には、元に戻すためには手間とお金が掛かることもあることをご了承下さい。

本来は自分で契約してレポートすべきなのでしょうが、このブログはあくまで個人的な備忘録というところから出発しているため、今後回線を変える可能性を考えた上で色々調べてみた中でひっかかってきたものです。今回気にかかったのは、NUROモバイルを便利に使えるアプリ「NUROモバイルアプリ」の仕様変更を伝えるニュースでした。

アプリのバージョンアップにより、「節約スイッチ」が使えるようになったということで、つまりは高速オプションを使わずに低速で使えば、高速クーポンを翌月くりこしして温存できるようになるということです。NUROモバイルの中で興味深いプランと言えば、高速クーポン20GBで低速では最大1Mbpsで通信可能、音声通話も専用ソフトを入れなくても30秒11円で通話できる「NEOプラン」(月額2,699円)があります。この速度切り替えサービスには例外があることが後日発表され、個人的には最大1Mbpsあれば事足りると思われるので、できるだけ安く使えるプランで、「NEOプランでセットされている」オプションサービス、「NEOデータフリー(LINE、Twitter、Instagram、TikTok利用では高速クーポンが減らない)」「Gigaプラス(3ヶ月ごとに15GBがもらえ、翌々月まで繰越可能)」「あげ放題(上りのデータ通信をカウントしない)」がカットされた「NEOプランLite」(月額2,090円・回線はドコモ回線のみ)で使えないことがわかったのは大変残念です。この他、速度切り替え対象外のプランは、「NURO光テレワーク支援サービスwith Mobile」、すでに受付を停止している「データ使い放題プラン」、「5時間/日プラン」「深夜割プラン」となっていますので、ご注意下さい。

元々NUROモバイルは平日の昼でもスピードが落ちにくいということをアピールしているので、逆に平日お昼にスピードがガタ落ちになることをあえてアピールすることで、利用をユーザーの方から抑制しているmineoとは実に対照的です。

今まで、基本的に最大1Mbpsあれば外でのスマホ利用に十分と考えた場合(当然平日のお昼もそのくらいのスピードで使えることが前提)、速度切り替えスイッチで低速に設定することで最大1Mbpsのスピードで常時利用可能なUQモバイルの「くりこしプランM」が主な選択肢だったと思います。こちらの高速クーポンは月15GB(翌月くりこし有)で、月額は2,728円(自宅セット割適用で月2,090円)でしたが、NUROモバイルのアプリで高速と低速の切り替えが可能になったことで、UQモバイルの自宅セット割が使えない・使いたくない人にとっては、安いだけでなく大手3社(ドコモ・au・ソフトバンク回線)のSIMを選ぶことができることもあり、改めてNUROモバイルの「NEOプラン」を考える余地が出てくるということになるわけです。

現在、私は中速での外出時の接続はモバイルルーターに入れたmineoのSIMで、平日お昼を除いて最大1.5Mbpsにし、昨日書いたように外出先でも動画やテレビ視聴を楽しんでいますが、mineoとNUROモバイルの「NEOプラン」の違いは、プランを契約した後に「ややこしいけどできる事が増えるmineo」、「契約内容を意識することなく中速で使い続けられるNUROモバイル」という風に分類できるでしょう。

mineoは、平日昼間にデータ通信を抑える宣言をした上で実際に使わなかった日を増やすことで、数々のご褒美がもらえます。直接のデータ量の他、23時から翌朝7時までの深夜フリーでデータ通信が使えるサービスがあったり、月額がかかるものの、データ容量の繰越が実質無制限になる「パスケット」というサービスもあります。こういったこまごました手続きをアプリ上から毎日できるならば、ある意味最強なのがmineoだと思うのですが、常に低速の最大1Mbpsを使っていれば、いざという時には繰越分と合わせて40GBの高速クーポン(3ヶ月ごとの15GBと合わせると最大55GB?)が一気に使えるのがNUROモバイルということになります。

金額だけで見ると、UQモバイルのくりこしプランNを契約している場合で、自宅割が使えないなら平日昼間に自分の納得できる範囲で高速・低速のデータ通信が使えるようなら、今以上の契約スペックに変わって(月15→20GB)月額料金も少しは安くなるわけなので、状況によっては変更を考える余地も出てくるのではないでしょうか。

個人的には、できればmineoのデータ専用SIMはそのまま残しておいて、高速クーポンはいらないので終日1~3Mbpsくらいでつながるプランが安く出てくれば良いなと思っているのですが、今回のNUROモバイルのプランはいじらなくても、アプリの仕様変更だけでかなり使いたいと思う方が出てくるのではないかと思います。今のところ、NUROモバイルにするには複数の回線契約をいじる必要が出てくるので、今後の楽天モバイルの動向も見ながら今後の自分の回線についても一気に変える可能性について考えていきたいとも思っています。

(2023年5月19日追記)

今回、ネットニュースではNUROモバイルの専用アプリの件だけがピックアップされていましたが、ここで紹介した料金がリーズナブルな「NEOプランLite」について、同時にニュースリリースがあったようなので、その内容を紹介します。何ということか、NEOプランLiteの新規契約は、2023年5月31日までで終了するということです。合わせて、今回の内容の中心である専用アプリによる速度の切り替えにも対応しないということです。ただ、そうは言っても月20GB使えて、高速分を使い切っても最大1Mbpsというのは、昼の通信速度が落ちないようなら魅力的です。とりあえず今月末までに契約して、やはり速度を切り換えて使いたいと思ったら、月額500円ちょっと高い「NEOプラン」に切り替える方法もありますので(その場合はNeoプランLiteには戻れません)、早めの決断が必要になります。さらに言うと、もし自分の思っていたような速度が出なかった場合には、その後の乗り換えを考えれば良いと思いますので、使いたいと思った場合には手続きはお早めにどうぞ。