モバイル活用ガイド」カテゴリーアーカイブ

管理人が導入したサービスの使い勝手を報告したり、新たにモバイル通信を利用して日常や旅の中で役立てたりする活用術について報告します。

スマホによるBluetoothテザリングの状況とWiFiルーターと比べての使い勝手

電池交換が終わったOPPO Reno5 Aですが、とりあえず今までモバイルルーターに入れていたmineoの「マイピタ」のSIMを入れて運用してみました。通常のネット利用には問題なかったのですが、一つ問題がありました。

個人的にはmineoの回線(基本的には低速の最大1.5Mbpsで運用)を入れています。モバイルルーターで使っていた時には、SIM回線のネット利用で、外に出ていても自宅のテレビチューナーに接続してモバイル回線利用のテレビ視聴ができたのですが、スマホに入れた回線をそのまま使って同じようにテレビをリモート接続させようとしたら、何度やってもエラーになってしまうのです(Android版Rec-ON-Appを使用)。

そして、手持ちのノートパソコンChuwi Minibook X n100にはスマホをBluetoothペアリングして、Bluetoothテザリングをしてみました。この時の最高速は、最初800kbpsくらいでつながって、最終的に1.1Mbpsで落ち着くぐらいなので、それほど悪くはありません。しかし、Wifiでの接続(モバイルルーター)では最初3~4Mbpsくらい出た後で1.5Mbpsくらいに下がっていくので、快適度でいうと、やはりWifi接続の方がという感じです。Bluetooth経由で接続したまま、今度はWindows11の環境でテレビのリモート接続ができる「テレプレ」というアプリからリモート接続を試したのですが、こちらも何回やってもエラーになってしまうだけで、自宅のテレビに接続してのリモート視聴はできませんでした。

スマホにSIMを入れてテザリング中心に使うのも悪くはないのですが、旅先でちょっと今放送しているテレビ(自宅のチューナーは地上波だけでなくBS・CSも見られるのです)を見たいと思った時には役に立たないことがわかったので、スマホに「マイピタ」のSIMを入れて運用するのは今回は控えることにしました。

改めてモバイルルーターとスマホやパソコンに接続してテレビ視聴を試したところ、全く問題なくできます。こうなってくると、今後はモバイルルーター自体にBluetooth機能のあるものを購入して試してみたくもなりますが、今の状態でも(予備電池およびモバイルバッテリーからの給電可能)困ることはないと思うので、Reno5 Aにはpovo2.0の0円状態のSIMを入れて、ネットを本格的に使いたい時にはモバイルルーターと接続して使うようにしたいと思います。

このやり方は、私にとっては結構便利です。というのも、車で出掛ける場合スマホをカーナビ代わりとして使うことが多いのですが、スマホでテザリングをしながらカーナビアプリを使うと、かなりスマホへの負担が大きくなります。カーナビアプリは最大60kbpsくらいの0円キープしているpovo2.0のSIMでも問題なく使えますので、車で出掛ける時にはReno5 AはWifiを切ってカーナビ専用機として使うのもありかなと思います。

なお、動画や音楽、razikoの利用にはモバイルルーターと繋いだFireタブレットの利用がベストマッチします。スマートスピーカーの機能も持っているので、モバイルルーターとの関係を作ってしまえば、自宅にいる時のようにタブレットに向かって喋れば、ちゃんと答えたりアプリを起動・終了してくれますので、事故防止にも一役買います。

そんなわけで、8月いっぱいまでは3回線+1(povo2.0)で約三千円の負担でこんなことができてしまいます。9月からはどうするか改めて考えますが、平日昼間も使えるようにしても、四千円弱くらいで環境はキープできます。通話(Rakuten Link)・LINE(LINEMO)・データ(mineo「マイピタ」)という組み合わせは、使い過ぎを気にしないでも使える上でかなり安く利用できますが、今回私が報告したように、回線SIMを入れるのをスマホにするかモバイルルーターにするかで使い勝手が変わってきてしまうこともありますので、その点は重々ご承知おきの程を。


mineoの「マイピタ」+「パケット放題Plus」で平日昼間はどこまで速度が出るか?

ようやくSIMが届きましたので、mineoの回線を使ってのレポートをお送りします。私が契約したのはau回線で、キャンペーンを利用して「マイピタ」の月20GBプランを月990円で6ヶ月間利用できるキャンペーンを利用させていただきました。なお、オプションとして余ったパケットを制限なく預け、自分用にいつでも引き出せるようになる「パスケット」(通常月110円)もキャンペーンで6ヶ月間無料で使えるので、それも付けています。

基本的には、10GB以上のプランには無料で付けられる「パケット放題Plus」(1GB・5GBの場合は月額385円)も付けていますので、高速データをアプリで切っていても安定して最大1.5Mbpsでのデータ通信が利用できます。ここで問題になるのが、平日の昼間はどのくらいスピードが落ちるのか? ということでしょう。この問題の中で、高速クーポンを使って速度を計るというのは、「格安SIM管理人の比較」というMVNOの契約を考えている方には大いに役立つサイトの方で、毎日あらゆる回線の速度計測を行なっているので、そちらの方を参照して下さい。au回線の「マイピタ」の場合は、高速クーポンを使っての速度計測の結果がサイトに掲載されています。興味のある方は、以下のページから速度の推移を確認していただければと思います。

https://kakuyasu-sim.jp/speed/mineo-a

確かに上記サイトを見ると、他のMVNOと比べてスピードは遅いですが、昼の12時台であっても、3~8Mbpsくらいで推移しています。1.5Mbpsでそれなりに満足している私としては、それだけ出せれば十分という気がします。ですから、高速通信で利用する場合には、あまりスピードについて気にする必要はないのではと個人的には思います。

さて、ここからが本題ですが、モバイルルーター経由で使えば、最大1.5Mbpsでも動画だけでなくパソコンにインストールした外付テレビチューナーを外出先から見ることが可能なソフトを使えば、最大1.5Mbpsのスピードでも自宅のテレビチューナーからテレビ放送を見ることが可能(画質はワンセグ並みに落ちますが)なので、速度制限でも平日昼間最大1.5Mbps出ていれば、6ヶ月後にも最安の状態で「マイピタ」を継続する意味が出てきます。

それでは、実際に2024年3月7日に行なった速度計測についてのデータを出していきたいと思います。なお、計測に使ったサイトはFast.com(https://fast.com/ja/)を使いました。

12:00 1.6Mbps
12;15 1.5Mbps
12:30 1.5Mbps
12:45 1.5Mbps

と、見事に終日最大1.5Mbpsを私の環境ではキープしていることがわかりました。ただ、スピードの変化を見ると、測定開始からすぐには、平日昼の時間ではない場合は一気に3~5Mbpsくらいまで上がってから徐々に1.5Mbpsに近づくというような感じなのですが、平日昼は少し違いました。

最初、500~800kbpsくらいの遅さからスタートし、そこからスピードが上がっていって、最終的に1.5Mbpsに落ち着くという感じで、多少は影響は出ているのかな? という気はします。それでも、これだけ平日昼間も1.5Mbpsをキープできるのなら、この回線だけ使いたいと思っている方なら、キャンペーン終了後、プラン変更で「マイそく」(平日昼は最大32kbpsの爆遅)で月990円にするよりも、データ通信量を下げて価格を調整して「マイピタ」を続けた方が良いのでは? と思ってしまいます。

ちなみに、この1.5Mbpsでの通信は、3日で10GBの利用を超えると、低速制限が入ります。でも、高速ではないので、制限を気にする必要はないかと思いますが、手持ちのモバイルルーターには予め設定した利用パケットを超えると画面に表示したり、自動的に電源を切る機能が付いているので、3日で9GBに達したら警告を出してくれる設定にはしてあります。こういうところも通信に特化したモバイルルーターでの利用のメリットではないかと思います。

現在は電話番号のあるデュアル契約なので、このままでの最安はデータ通信量1GBにし、その基本料金の1,298円に「パケット放題Plus」の385円、それにパスケットの110円を追加して合計1,793円/月になります。キャンペーン期間中には高速クーポンを順次パスケットの方に移せばいざという時に使えるデータ容量は120GBまで貯められ、「ゆずるね。」の宣言を何とか月10回成功させられれば、23時から翌朝7時まで高速クーポンが減らない「夜間フリー」がもらえます。20回宣言を達成すると、契約ギガ数と同じ分の高速クーポンが付与される「パケ増し」というものもありますが、今回は平日の昼に利用する場合の話なので、そこまで節約すると本末転倒になるかも知れません。

それでも、この「マイピタ」最安プランでは月1GBプラスアルファではありますが、いざという時に一気に使えるパケットをためながらも、日常生活や旅先での利用であれば、私の場合はまず高速クーポンを使う場面というのはないと思うので、光回線が止まってしまって、どうしても高速通信を継続して使いたい非常時のために貯めておけるというのは悪くないですね。「マイそく」との価格差は約800円ですが、今回のテストで昼間でもそれなりに外で動画などを見られる事がわかりましたので、これから半年普段の生活の中でどのくらいデータ通信を利用するかということを実践しながら、キャンペーン終了後の契約をどうするかを決めていきたいと思います。


MVNOの契約を解除しても「会員登録」はそのままにしておくことがおすすめ

昨日ちょっと書いた、手持ちのノートパソコンを快適にモバイル環境で使うために、今回キャンペーンで約半年間のお試し利用が可能なmineoの契約を再開することにしました。今回のキャンペーンの内容は、2024年2月から同6月3日まで、音声通話がセットされた「マイピタ」の契約について、どのデータプランを選んでも、最大6ヶ月間月額990円で利用できるというものです。

注意点として、割引期間の途中にマイピタ内の基本データ容量変更などのコース変更や、シングルタイプへタイプ変更した場合、特典は継続されないということなので、とりあえずは最大の月20GB(通常時2,178円)を契約しました。

また、「マイピタ」では10GB以上のタイプを契約している場合、アプリでデータ速度を低速にしてもその速度が最大1.5Mbpsにキープされる「パケット放題Plus」がオプション料金無料で利用できるので同時に申し込みました。3日間で10GBを低速で利用すると、速度制限がかかる場合もありますが、私自身は特典終了後には平日昼間を除く終日最大1.5Mbpsが月990円で利用可能な「マイそく」に契約内容を変える可能性が高いので、最大1.5Mbpsでの通信状況も知っておくことは今後のためにも必要と思い、こんな構成にしてあります。

キャンペーンでは月額110円かかる、無期限で高速クーポンを繰越できる「パスケット」も期間内は無料で利用できるので、20GBで契約しておき6ヶ月で多くの高速クーポンを貯め、キャンペーン終了後にはいったん月額の安い月額1,298円の1GBプランにしても、それまでに貯めたパケット量が多ければ、しばらくは安い月額で利用を継続することができます。ただ、先述の通りもし私がmineoを使い続ける場合にはパケット量の関係ないプランへの移行を考えているので、この分のキャンペーンは申し込みませんでした。以上が今回のmineoのキャンペーンの内容です。

私自身は何度もmineoの契約をしては解約してという事を続けているのですが、契約した際に登録していたIDはあえてそのままにしておいたのですが、今回の再申込ではその情報が役に立ちました。というのも、IDは利用メールアドレスや住所も登録しているので、申し込む際の細かい個人情報を手打ちで入力する必要がないのです。また、事前に契約していたIDを使っていたせいなのか、個人情報確認のための書類アップロードを終えて申込が完了してから翌日には審査も無事に完了させることができました。

今回はeSIMではなく(モバイルルーターで使う予定なので)、物理SIMで契約したので実物の発送にもう少し時間はかかりますが、mineo専用アプリにはもうアクセスできています。ちなみに、大手キャリア回線の中では今回はAプラン(au回線)を選択しました。モバイルルーターがソフトバンクに対応しないので、必然的にドコモかauかということで選んだのですが、今のところモバイルルーターの他に、以前楽天SIMを入れて固定回線として利用するために購入したauのホームルーターがあり、mineoのapnはすでに登録済みだったので、確実に動いていた(過去に契約していた時に同じAプランで確認済)回線であり、au回線の場合はまた解約してもSIMカードの返却義務がないというのも大きなポイントでした。

今後は、mineo独自の「ゆずるね。」(平日昼間の利用をしないことを宣言することで「夜間フリー」などの特典がある)は利用しないで、特に平日昼間の速度について確認し、あとは終日最大1.5Mbpsで利用できる「マイそく」でも3日間10GB以上使った時の速度制限はあるので、そのシミュレーションをしながら主にmineoの高速通信を利用したいと思っています。非旅行時には、車にアマゾンのFireタブレットを載せてテレビ利用や動画などを楽しめる環境を作ろうかと思っています。特典終了後には平日昼間は別の回線で高速通信を利用することに徹すれば何とかなるかなと思います。このように、モバイル通信利用状況に変化によっては、解約した回線業者にいつまた戻るかということは解約時にはわかりませんので、再契約を楽にするためにも会員登録したものについて維持可能なものであれば、それはキープしておくた方が色々と楽だということを今回は実感しました。


TVerの「Special Live」はFire TV Stickでも利用可能になっていた

ずっと昔の話をすると、日本の男子サッカーチームが「ドーハの悲劇」と呼ばれるサッカーワールドカップアジア地区最終予選において、最終戦のイラク戦に勝てばアメリカで開催されるワールドカップ本選出場になる試合について、地上波ではテレビ東京が中継になってしまったので、テレビ東京の映らない地域は、その試合自体が生で見られなかった(当時はNHKのBSで中継があったので、衛星放送の設備があれば見ることはできましたが)という、まさに悲劇が地方の家々で起こっていたのです。

同じようなことは、テレビ東京が民放の各スポーツの試合中継の権利を取った場合、必然的にテレビ東京系列のテレビ番組がリアルタイムで見られる地域以外は見られないという状況は続いていました。

現在行なわれている、パリオリンピック出場のための予選を兼ねた世界卓球選手権(団体戦でベスト8に入った国がオリンピックへ出られる)も、まだ卓球というスポーツがマイナーだった頃から積極的にサポートしたテレビ東京が主導権を取る形で、テレビ東京系列のみでの地上波放送になっています。

テレビ東京はBSにもチャンネルを持っていますので、一部の試合はBSテレ東でも生中継があるのですが、みんなが見たい日本チームの試合はBSでは放送されず、地上波のテレビ東京のみでの放送になってしまうので、過去に世界卓球選手権を見たいと思っても、後からYou Tubeでハイライトで見るしかないというような状況になってしまっていたのですが、今年の場合は、便利に配信で見られるようになりました。

これはまず、夜のゴールデンタイムだけではありますが、民放のテレビ配信サイト「TVer」において、パソコンでウェブサイトで見たり、スマホでアプリから見ると、同時配信のコンテンツができていて、パソコンやスマホの画面からテレビとの一部同時配信が可能になりました。私の場合はパソコンに大画面テレビとケーブルを繋げることで、パソコン上の画面をテレビで見られるようにしたことで、本当にテレビ東京の番組(このようなスポーツ中継が自宅で見る事は多い)をリアルタイムで見ることができました。ただ、そのためにテレビに接続したパソコンは使えなくなるので、TVerアプリのあるAmazonのFire TV Stickでも何とかならないかと思っていたのです。

残念ながら現在でもFire TV Stickではリアルタイム配信の視聴はできないのですが、それとは別に、スポーツ中継など目玉のコンテンツを臨時にリアルタイム配信するための「Special Live」という新しいコンテンツが出来たのですが、今開かれている世界卓球について、それがコンテンツに乗るだけでなく、Fire TV StickからでもSpecial Liveで卓球が見られるようになっていたのでした。

これで、今まではライブ映像が全く見られなかったスリリングな世界卓球の模様を、スマホ・パソコンを介さずにテレビとほとんど同じような操作で見られるようになり、テレビ東京が地上波で映らない地域にお住まいの方にとっては朗報だと思います。

ちなみに、21日に男女ともオリンピック出場決定戦がライブ配信されると思いますので、すでにFire TV Stickをテレビないしチューナーレステレビ・モニターに付けている方で試合を見たい方は事前にTVerアプリを導入して視聴の準備をすることをおすすめします。

テレビがリアルタイムで配信されるということは、例えば大きな台風などでBS放送が映らくなってしまったり、地上波でも自宅のアンテナが壊れてしまった場合など、天候が原因でテレビからの情報が得られない場合もあるので、ネットさえ繋がっていれば見られるようにしておくことは大事です。停電時でも、Fire TV Stickをモバイルモニターに接続し、スマホからのテザリングを使ってFire TV Stickをネットにつなぐことで、モバイルバッテリーのようなわずかな電源でもテレビ番組を見られるようにできます。今後、そうしたコンテンツを使わなくても地上波と同時配信ができるようになって欲しいですが、現状でもこのくらいはできるようになっているので、気になる方はぜひ同時配信のSpecial Liveを見てみて下さい。

暦通りの休みが取れる方であれば旅先でのデータ通信はpovo2.0でいいのでは?

自分が現在契約しているモバイル回線はかなり絞ったため、大手キャリアを全て抑えても月額は2,500円くらいに収まっています。その内訳は、人に知らせている電話番号の回線が楽天モバイルで、これは通話専用にしているので普通はデータ通信を使わず、3GB未満の1,078円(税込)で、同じスマホにデータ通信用としてソフトバンク回線なLINEMOのミニプラン(3GBまで高速利用可で税込990円)を設定しているので、ここまでの合計が2,068円になりますが、Rakuten Linkを使っての電話番号からの通話は無料です。さらにLINE利用は高速クーポンを使い切ってもカウントフリーで高速通信ができるので、この組み合わせではLINE通話(ビデオ通話含む)も無制限使い放題になります。

あと2回線は別のスマホにau回線のpovo2.0のSIMを入れて基本0円(6ヶ月ごとに何らかのトッピングをしないと解約になるので注意)キープしつつ、デュアルSIMとしてeSIMのIIJmioのドコモ回線(データ専用ギガプラン2GBで月440円)を入れて、全ての回線持ちでも月額は2,508円+povo2,0のトッピング料という形で使っています。

これだけでも、高速クーポンは月8GB使え、IIJmioは翌月繰越可能なので、データ通信の使い方によってはもう少し余裕を持ってデータ通信を使えるので、自宅に帰った時には自宅の光回線を使える環境であれば、高速通信を使い切って困ることはまずないとは思うのですが、やはり問題になるのが連休やお盆・正月など自宅をしばらく離れたような場合になってきます。

その連休がちょうど今なのですが、このタイミングで嬉しいことにpovo2.0では「3日間データ使い放題」のトッピングを2月13日まで1回790円で提供しています。この連休中に使えるトッピングはお正月にも出てきたので、今後もし同じような連休があったら同じようにこうしたトッピングが出てくるなら、このトッピングが使える期間に旅行の予定を組むことができれば、旅行中のデータ通信をpovo2.0に集中させて、日頃は0円で使っていてもお出掛けに特化したネット環境を作ることができます。

今後の状況もありますが、もし今後も同じように連休などにこのようなトッピングが出続けるなら、普段使い以上にデータ通信を安心して使うにはもうpovo2.0にまかせてしまっても良いのではと思えてきました。ただ、どうしてもこうしたトッピングは土日祝日が休みの人に有利になりがちになります。逆に言うと休みが暦通りの人であれば、旅先でのネットについてはpovo2.0に任せるというのも一案だと思います。

もし3日以上家を空けるような場合は、povo2.0のトッピングではなく、楽天モバイルに追加料金を払うような形にすれば、無制限に使いまくっても3,278円と、2,200円/月追加にはなりますが、十分考える余地はあるでしょう。実際は旅行先のエリアに応じてどの回線を使うのがベストなのかを考えれば、使わない月(日常生活内)と使う月(旅行など)のメリハリが付き、毎月の支払い金額自体は少なくなるのでは? と思います。


IIJmioのeSIMデータ専用ギガプランの速度変化を測定して今後の使い方を考えてみる

前回紹介し、契約したばかりのIIJmioのeSIMデータ専用ギガプランについて、今回は簡単にスピードテストをしてみることにしました。まず前提としてIIJmioはMVNO業者なので、大手キャリアから回線を借りている関係上、大手キャリアや大手のサブブランドと比べると同じ品質の通信については我慢しなければならない事は重々承知して契約しています。ただ、同じMVNOでもIIJmioとは別の考え方でユニークなプランを提供しているmineoとは違っていました。

ちなみに、MVNOの場合には多くのユーザーが集中する平日の昼間(午後0時~1時)にはスピードが落ちる傾向にあるのですが、mineoでは平日昼間のスピードを最大32kbpsと極端に遅くなる代わりに、他の時間は中速で使いやすい最大1.5Mbpsをキープできる月額990円の「マイそく」というプランが有りますが、やはり平日昼間にほぼ何もできないくらいのスピードに落とされるというのは、ちょっと自分的に我慢できなかったので加入したものの結局解約してしまいました。

さて、問題になるeSIMデータ専用ギガプランのスピードがどう変化するかという事で調べてみたのですが、他サイトで実際に契約してみてのデータ速度について書かれているものを見ました。IIJmioも昔は平日昼になると300kbps台にまで速度が低下していたそうですが、今では2~6Mbpsくらいまで出ているという事でした。

実際、月曜日のお昼に計ってみたところ、低速時にはそれ以外の時間には余裕で300kbps出ていたスピードも200kbps台に下がり、バーストの速度も上がって500kbpsくらいという感じに少々遅くなっているという感じでした。そして、高速クーポンをONにした場合には、それまで30Mbpsくらいで推移していた速度が、2~3Mbpsくらいまで落ちていました。ただ、平日昼にこれくらい出ていれば、外で動画を見ることも可能です。スポーツ中継など、時間を待ってくれない注目のライブ配信など、mineoでは全く見られない動画もIIJmioなら見ることができるようになるわけです。

基本、アプリで常に低速にしておいて、低速のままだと支障が出るようなシチュエーションに高速を使うようにすれば、月5GBでも何とかなるでしょうし、旅行などでずっとテレビ放送を車内で楽しみたいというような場合には、IIJmioでなくpovo2.0のトッピングを使うという選択もできます。
そもそも、通話はもう一つのスマホに入れている楽天モバイルの回線を使い、LINEはLINEMOから接続しているのでデータフリーで使えるようになっているので、そちらの方のデータ消費がないというのも、わざわざ2台体制にして用途によってハードを分けているメリットでしょう。IIJmioのデータ通信では、スマホ本体での利用とともに、タブレットやChromebookでテザリングして使う事も考えているので、その中で月5GBというデータ量が間に合うのかをこれから色々なところで使ってみて、足りない点があればまたその時に次のプランを考えるという形で行こうと思っています。とりあえず、日常生活の中では今の組み合わせでオールタイム不満は感じなさそうなのでほっとしました。


USB電源で回せるミニ扇風機は冬でも持っていると便利なこともある

2023年は11月に入ってもまだ日中暑い日が続いたので、エアコンを室内で使わないまでも扇風機は出したままにしていたのですが、さすがにここ数日は一気に冷えこんだため、本体に付いたホコリを取り払って今まで出ていた扇風機を片付けました。

ただ、今住んでいる部屋の気密性がそこそこあるせいか、熱いお風呂に入った後には扇風機で髪を乾かしたり、ちょっと火照った体をクールダウンさせたいと思う時もあります。そこで、以前このブログで紹介させていただいたUSBから電源に接続することで回るミニ扇風機を使ってみることにしました。製品の内容については以下のリンクをご覧下さい。

モバイルバッテリーに接続可能なUSB接続の手持ち扇風機は手元でON・OFFできるスイッチを別購入して使うと便利

室温自体は夏より下がっているので、小さなUSB扇風機を回すだけでもほてった体を冷ますのには有効で、わざわざ改めて扇風機を出してこなくても十分な仕事をしてくれました。本体とプロペラを外してまとめるとかなり小さくなって持ち運べ、私はメガネケースにじゃまにならないように放り込んでいるので、普段から意識することなく持ち運んでいたのですが、状況によってはオールシーズン使えるものでもあると思います。

旅行で温泉に行った時など、温泉に入りすぎてしまうと、体の内面からどんどん温まってしまうので、真冬でも扇風機が恋しくなってしまうことがあります。暑がりの方は特にこういったものを持っていると、いざという時には便利ではないでしょうか。

こうしたものはモバイルバッテリーに接続するだけでなく、汎用のUSB出力のあるACアダプターでも使えます。最近、最大65W(PD出力)の小さなACアダプターを買い、新たに毎日持ち出しているカバンに入れて持ち運んでいるのですが、こうした高出力のACアダプターは、今使っているChromebook(ノートパソコン)・スマホ・タブレットの他にこうしたものを使うために利用可能ということで、良い時代になっていると思います。

私が初期にモバイルコンピューティングを実践した時には、ノートパソコンはAppleのPowerBookという14インチのノートパソコン(表示は白黒)を使っていたのですが、付属するACアダプターは「煉瓦」と言われるほど大きく重く、バッテリーも保たないので、予備バッテリーも一緒に持ち運ぶととんでもない重さになるだけでなく、ノートパソコンしか充電できないという不便さを我慢しながら出先でのインターネットを使っていたころが夢のようですね。

そうした環境を実践するためには、まずは小さくても汎用性のある小型高出力のACアダプターを入手することと、高出力でも耐えうるケーブルを同時に用意すること。さらにUSB端子に差すことで使える色々なものの中で、自分が使えそうなものをリストアップし、日々持ち歩くものの中に加えることが大切になります。改めて今後出てくるUSBで動く便利アイテムの中で、トレードすることもあるかも知れませんが、それはあくまで毎日持ち運べるくらいの量にとどめて、また面白そうなものがあればこのブログで紹介させていただこうと思っています。


毎月の料金は安くてもそこそこ使えるモバイル通信を利用するためにはデュアルSIMの端末が必要

過去にも書かせていただきましたが今月末を境に、現在のスマホのプランを変更する予定です。外出先でも安定して動画などデータ通信を十分に使えるように、高速通信を使い切っても最大1Mbpsで利用可能なプランにしているものの、外でデータ通信を使うことはあまりなく、高速クーポンが毎月20GBあって、しかも翌月に繰越可能というのに、毎月2~3GBしか使っておらず、相当な量の高速クーポンを流してしまっているので、今までの使い勝手を犠牲にしないで改めて通信費用を見直そうと思っています。色々と考える中、自宅に安定した固定回線を持っているのなら、モバイル通信は最低限でキープしながら、どうしても必要な場合には今ある回線に追加できるプランを選んだり、さらに基本的なことですが、平日昼間に一気にスピードが落ちるようなMVNO回線については、いつ使うことになるのかわからないため、過去に契約していたmineoのような平日昼に遅い代わりに安いというような回線は今回はパスすることにしました。

安い回線でそれなりに使えるようにするには、最近のスマホにはその機能が多く付いている「デュアルSIM」が使えるスマホを選択することがまずは大切です。今回は通信費を安く上げるため、2回線のうち1回線は物理SIMではなくeSIMが使えるものがベストです。もちろんeSIM専用で2回線が使えるスマホでも良いのですが、スマホが使えなくなり、緊急避難的に別のスマホでもその回線を使うような場合、まだeSIMだと使えないスマホで回線を使うようなケースもあると思います。私のところにも物理SIMにしか対応していない、現在使っていないスマホを使うケースも想定しているのです。

今回、私が想定している組み合わせの中で、あえて音声通話もデータ通信もそこそこ使えるプランについて紹介してみます。まず、音声通話は通話定額(5分)で最安なpovo2.0のトッピングをおすすめします。というのも、何もトッピングをしなければ0円でも維持をすることができますが、180日間トッピングをしないままだと強制的に解約になってしまうのです。もちろん、きちんとスマホのスケジュールできちんと管理をしていけば、180日毎にエンタメトッピングの中で最安のsmash.使い放題24時間(一回220円)を利用することで、毎月約37円で回線維持ができます。au回線なので通信は平日昼でも遅くなることなく、待ち受け用として問題ありません。発信する場合に通話料がかかりますが、私の場合でも連絡はメールやメッセージアプリを使うことが多いので、「LINE」や「+メッセージ」アプリを利用すれば、単に回線を維持するだけでなくそれなりに使えるようになるでしょう。通話定額を付けるというのは、うっかりトッピングを忘れて知らないうちに解約にならないためと、ちょっとした用件で電話を使っても、毎月の利用料金が変わらないので通信料がわかりやすいということになります。

ただし、通話トッピングだけだとpovo2.0はデータ通信がまるで二段階規制を食らったくらいの遅さ(60kbpsくらい?)になってしまうので、アプリやブラウザ、動画などを外出先で見るには適していません。そこで、スマホにもう一つの回線を入れて、基本的には通話を「povo2.0」にし、データ通信をもう一つのプランに分けるのです。その候補として最適だと思うのが、IIJmioのギガプランのうち、データ専用でeSIMのプランになります。

このプランは毎月2GBだと月額440円で、5GBだと660円になります。専用アプリで高速と低速の切り替えが可能で、低速でも最大300kbps出るので、LINE通話にも対応可能です。平日昼間の速度低下については、mineoまでは遅くならず、私が見たブログでの報告ではお昼の時間でも何とか動画閲覧にも使える1Mbpsくらいは出ているようです。ただし低速通信には3日間で366MB使うと、povo2.0くらいの制限が付く規制がかかるので注意です。

ですから、こうした細かい事がわからず、気にしないで使いたいという場合には5GBの660円のプランで契約し、povo2.0の5分定通話定額のトッピングを付けた回線と同時使用で、月1,210円で回すのが良いと思います。IIJmioのデータプランは翌月繰越ができるので、前月に余った分と5GBを毎月使えるので、そこまで頻繁にデータ通信をしなければ、十分この金額で収まるはずです。

月額1,200円前後ということでは、日本通信の「合理的みんなのプラン」が月額1,390円で、月70分無料通話付・データは月10GBというのが競合します。毎月10GBくらい使う方や、たびたび通話時間が5分より長くなってしまう場合には日本通信のプラン一本(日本通信はドコモ回線)でというのは十分にありますが、今回説明した2回線はauとドコモの回線を同時に使うので、もしどちらかの回線が使えないような場合でも、最低メッセージやメールでの連絡は可能です(ドコモ回線のIIJmioはデータ通信専用なので)。さらに、5GBで契約しても、使っているうちにそこまでデータ通信量がいらないということであれば、2GBのプランに変更して月990円で回せます。この金額は通話定額なしで月3GBくらい使えるプランの標準的な金額なので、それなりに使えて安く使える2つのプランを併用するのは、悪くない選択だと思うのですが。

通話定額を付けず、できるだけ安く使いたい場合は、povo2.0の利用管理をしっかりやる前提であれば、もう一回線をIIJmioの2GB契約にすれば、基本料金は毎月約477円で済みます。データプランの中で毎月他の容量のプランに変えることもできるので、意図的に2GBと5GBを交互に変更すれば、使える容量の割には価格は安く、月平均587円で使えるようになります。私の場合は基本2GBにして、必要に応じて翌月に5GBにするか、旅行の際などにはpovo2.0の24時間データ使い放題のトッピング(一回330円)を使うことで何とかなってしまうのではと思っています。

ちなみに、過去に私はpovo2.0の低速のSIMを入れたモバイルパソコンでブログの更新を行ないましたが、私のブログはテキストデータが主なので、多少時間はかかったものの、低速のみでも何とか更新は可能でした。もちろん、リモートデスクトップをしたり、動画を長時間見るような時には一気に高速クーポンを消費しますが、その時にはその都度povo2.0の24時間データ使い放題のトッピングを付ければ問題ないでしょう。常に出張で作業を行なうような状況になったら改めてその使い方に合った回線に変えれば良いので、大事なのは常に自分の契約している回線に縛りを付けないようにしておき、状況が変わったらすぐに新しい契約に乗り換えられるような体制を取ることではないかと思います。

それよりも大事なのは、今回紹介したような2つの回線が同時に使え、なおかつeSIMに対応可能なスマホを持っておくことだろうと思います。最近はスタンダードモデルでもデュアルSIMやeSIMに対応するものは出ているので、スマホを買い換える場合はそうした事も意識しておくことが大切でしょう。いざという時の選択肢を増やすという意味でも、まずは対応するスマホを入手する算段を考えましょう。


災害時の事を考えて多めのデータ通信を日頃から契約しておいた方が良いのか

昨日のブログで、普段使わないデータ通信容量のある契約をスリム化し、必要な時にはpovo2.0のようなトッピングができる回線を備えておけば良いのではというような事を書きました。旅行などあらかじめ日にちが決まっていたり、必要な容量が決まっている場合にはそれで十分だと思います。今回は、そうして「スリム化」した回線を使っている中で、もし大きな災害に見舞われてしまって停電によって自宅のインターネットが長期間使えなくなった場合にどうすれば良いのかということを、過去の事例を見ながら考えていきたいと思います。

ちなみに、今契約している中でモバイル通信を基地局がだめにならない限り使えるような回線は、楽天モバイル(無制限ですが料金は段階的)とNUROモバイルNEOプラン(月20GB利用可で使用後も最大1Mbpsで利用可能)の二回線を持っていますが、このうちNUROモバイルのNEOプランが日頃ほとんど使っていないので、いざという時のためにだけpovo2.0やIIJmioを使ってやり過ごそうかと考えているのです。

過去、熊本地震があった時、IIJmioは全てのプランの契約者に向けて追加で2GBの無料高速クーポンを出したという内容をネット内で見ました。ネットラジオなら十分使えますし、動画サイトでもそれなりに使えるように思います。停電が続き自宅の光回線が使えない状況がどれくらい続くかという点が気がかりではありますが、過去にこのような追加クーポンの利用が可能だということがわかると、ちょっとほっとします。

そして、povo2.0では、過去に福島県沖で地震があった時、地震の発生から45分後に、普段はトッピング料金330円がかかる24時間使い放題のトッピングを無料で使えるコードをX(旧ツイッター)で発表しました。限定の容量とは違い、高速無制限で使えるトッピングが用意されるなら、例えばモバイルモニターとアマゾンのFire Stick TVを接続すれば、電源はその二つでもスマホやタブレットを充電するモバイルバッテリーでも使えるようになります。

この写真は以前購入した手前にある小さな10000mAの容量のモバイルバッテリーで15インチのモバイルモニターとFire Stick TVを繋いで動かし、さらに動画を見ているところです。アベマTVやNHK+のアプリを使えば、チューナーがなくてもテレビとの同時配信の放送を見ることができますので、その際はスマホからのテザリングということになるでしょう。ということは、スマホ用とモニター用にこのくらいのモバイルバッテリーを用意し、このセットをローテーションさせるようにソーラーパネルで充電するような事をすれば、少なくとも情報関連のことでポータブル電源を使わなくても良いことになります。

ちなみに、モバイルモニター関連の電力消費は5Wくらいのものなので、定時のニュースを確認するくらいに使用頻度を抑えて使うならば、以前書いたようにこのくらいのモバイルバッテリーが安売りされるごとに増やしていけば、かなり余裕を持って使えるようになるでしょう。そうなってくると問題になるのが、やはりモバイル通信容量の残りを気にしながらネットにつながなければならないのかということに戻ります。

個人的には災害時にはまず今持っている高速クーポンを使いながら、各業者から災害時緊急の追加クーポンやトッピングの案内が出たら、それを利用させてもらって停電明けまで何とかしのげるのではと思います。もちろん、自宅に住むことができず、避難書での生活を強いられた場合には、避難所でインターネットが使えるのかとか、その他無料ワイファイが使えるような所で利用する方が良い場合もありますが、そうした色々な対応策を過去の実績で行なっているところであれば、基地局自体が大きな損害を受けなければ、スマホを使ったネット接続は、低額プランだけ日頃契約していたとしても、何とかなるのではというのが自分なりに調べた結論になりました。もちろん、そうした目論見が崩れてしまう最悪の状況も無いとは言えませんが、考えの参考にしていただければ幸いです。


最初から多くのデータ通信を契約するか使う分をその都度契約するか

モバイル通信の契約は今のところ固定されて、しばらくは安定していると思っているのですが、最近になって今の使い方ならもう少し毎月の通信費を節約できるのではないかと思えるようになってきました。

現在は、通話用のスマホに楽天モバイルのeSIMを入れているもののこの回線は基本的に使わず音声通話の着信に使うのみで、データ通信はLINEMOのeSIMを入れて月3GBでちょっとした利用に使うくらいは十分にまかなえています。いざという時には楽天モバイルの3GBまでは同額で使えるので、それだけでも月6GB使えるわけで、決して少ない容量てはないと自分でも思います。

ただ、これだと外で動画を見まくるような使い方はそこまでできないので、もう一つのスマホにNUROモバイルのNEOプランのSIMを入れています。これは月20GB利用できるプランで、もし20GBを使ってしまっても、最大1Mbpsでの利用が可能なので、データ残量を気にしなくても動画視聴に便利に使うことができるようになっています。もし回線自体が使えなくなると困るので、もう一枚au回線のpovo2.0を入れて、必要に応じていつでもトッピングで利用できるように備えています。

ただ、最近は自宅でインターネットに接続して利用する時間が多く、外でずっと動画を見るような使い方をするのは毎日ではなく、旅行やお出掛けの日などかなり回数が限られます。NUROモバイルの料金は固定で2千円以上し、全く使わなくても固定費がかかってしまいます。改めて考えてみると、使わない回線に毎月お金を使ってしまっているということにもなっているのです。

これは、今後の使い方にもよるのですが、例えば楽天モバイルの回線を一回線増やした場合、月額は今の半額以下の千円くらいで3GBまで使えるので、通話用のスマホに入れている2回線のデータ量合計で9GB(楽天2回線・LINEMOミニプラン)となるので、ほとんどの場合これで十分では? という気もします。もし3GBを超えた場合でも月約2千円で楽天回線は20GBまで使えますので、それでも現在の支払いと同じくらいになります。

もちろん、今ある楽天モバイル回線をデータ用に最大無制限まで使っても良いのですが、現在はeSIMでの契約なので、スマホ以外で使えないのがネックだと思っています。自宅に光回線を引くまではSIMカードをホームルーターに入れて自宅回線として使っていたので、自宅ネットが不通になった場合、光回線のモデムと入れ替えればそれだけで自宅のあらゆるネット回線が同じように使えるようになるという魅力(しかも無制限で)はそれなりにあるわけです。

また、今のままで楽天モバイル回線をあえて増やさなくても、今持っている回線の中でもpovo2.0のトッピングだけでも対応は可能ではないかと思います。現在はNUROモバイルで月2千円超えなので、例えば24時間データ使い放題が330円でトッピングできるので、月に3回トッピングすると楽天回線を増やした場合と同じ、月に6回行なってようやく現在の支払い額に近付くことになります。

これを書いている現在、期間限定のトッピングとしてデータ使い放題3日間で790円というトッピングがあるので、使い方によってはこうしたトッピングを使った方が良い場合もあります。povo2.0の真価はこういう場合にこそ発揮されるという事もあります。常に外でパソコンとスマホをテザリングして自宅と同じように使うような場合には、3GB30日間990円など、容量と日数が上手くマッチングしやすいトッピングもあるので、私の場合月2千円を超えないくらいにトッピングを抑えれば、今よりも安く使い勝手を損なわずに使える気もします。

また、最低限の出費をし、固定料金で安くということならIIJmioのデータ専用eSIM(ドコモ回線)が月2GBまで使えるので、povo2.0のトッピングなしでも3回線合計で8GBまで使える計算になります。これに必要に応じてpovo2.0の24時間使い放題のトッピングを合わせた方が私の今の使い方には合っている気もします。今後、楽天モバイルがプラチナバンドを使えるようになれば、楽天回線を増やして使った分だけの料金を払う(3段階での料金設定なので安定した通信回線を気楽に使える?)方が良いかも知れませんが、楽天のプラチナバンドが利用できるまでのつなぎとしても良いかな? という気もします。

IIJmioのデータ通信回線の場合、アプリで高速と低速の切り替えが可能で、低速の場合3日間で366MB以上使うとさらなる制限がかかりますが、低速でも最大300kpbs出て、速度も安定していると言われています。ネットラジオや音楽のストリーミングサービスを使う場合には300kbpsでも十分なので、速度の切り替えができる分、LINEMOよりも使いやすい部分はあります(LINEMOの場合は速度の切り替えはできず3GBを使い切ると最大300kbpsに制限されます)。

現在は月初めなので、とりあえずはもう少し今の回線を使う予定ですが、今後のモバイル回線を考えた時、最初から十分な速度と容量を用意するのではなく、現在利用する容量に合わせてのプランを考えながら、必要に応じてイレギュラー部分の料金をその都度支払うような形にし、月の固定費を抑える方が良いような気がしてきました。皆さんもモバイル回線を契約していて、実際のところいつも使うデータ量以上のプランを契約しているのでは? と思っている方は、こうした安くても使える固定プランにpovo2.0や楽天モバイル回線を加えるようなやり方についても考えてみてください。