カテゴリー別アーカイブ: モバイル活用ガイド

管理人が導入したサービスの使い勝手を報告したり、新たにモバイル通信を利用して日常や旅の中で役立てたりする活用術について報告します。

OCN モバイル ONE の新しい通話オプションで「ほぼフルかけ放題」

2017年9月1日から「OCN モバイル ONE」の音声通話SIMを契約している方へのオプションとして、新しいものが出てきました。今までの通話オプションというのはMVNOの出しているプランの中では一回の通話について1分・3分・5分・10分以内の通話に限ってオプション料金の範囲内で利用が可能なものでしたが、最大の10分以内の通話が定額なオプションでも不満に思う使い方をされている方は存在されると思います。

というのも、友人や恋人、家族との会話というのは、話しているうちにあっという間に時間が過ぎてしまうものですし、こちらから掛けた場合はなかなか自分から切ることができないと思っている方も少なくないのではないでしょうか。

ちなみに、大手3大キャリアでなくても時間無制限の「かけ放題」を提供しているMVNOは既にあって、楽天モバイルが提供しています。ただ、その月額は2,380円(税抜価格 以下の表記でも同様)と決して安くはありません。データ通信と通話を2台に分け、通話定額をケータイで行なっている場合、ケータイ専用の24時間かけ放題の金額は月額2,200円となるので、一台にまとめるよりも毎月の通信料だけで見ると二台に分けた方が安くなるという状況になっていました。

それが、今回OCN モバイル ONEが出してきた「トップ3かけ放題」(月額850円)を利用した場合、「OCNでんわ」経由で当月中に掛けた電話番号の中から通話料が高かった電話番号の「トップ3」の金額をまるまる割引くというものです。ちなみに、第4位以下の通話料については30秒10円で通話料が別途請求されます。

ですから、友人や恋人、親族に連絡する場合には一名につき一つの電話番号に統一しておかないと、同じ人に電話するのにトップ3のうち2つを使ってしまうことにもなりかねませんので注意して下さい。

そうして、毎月の通話料がオプションの850円を加えていくらになるかで、このままの契約でいいのか、さらなるオプションの付いたパターンにするかを決めるようにするといいでしょう。というのもOCN モバイル ONEでは「トップ3かけ放題」に第4位以下の電話番号への通話料について10分以内なら定額料しかかからないようにできる「かけ放題ダブル」が付けられます。この場合の料金は月額1,300円ですが、2017年11月末までは1,000円というキャンペーン価格で利用ができるようです。

ここでは、あえてキャンペーンのない通常価格で考えますが、「トップ3かけ放題」のみを付けていろいろ通話した場合、4位以下への番号の通話料だけで1,300円-850円の450円以上かかっているなら、「かけ放題ダブル」にする方が安上りになる可能性があります。

ただし、4位以下の番号にも10分以上の通話が当り前だという方にとっては今回紹介したプランに加入するより、24時間通話定額のプランを検討した方が相手も時間も気にせずに掛けることができる分、おすすめになるかと思います。

ただ、友人へはLINEの無料通話を使い、LINEアプリを使えない人にも掛けたいような場合であれば、トップ3の電話番号だけでも十分に長電話をする相手はカバーできる可能性があります。特にOCN モバイル ONEの低速は十分に安定しているので、LINE電話の音声のみであればほとんど問題なく時間を気にせずに話すこともできると思いますので、こうしたデータ通信も利用しつつ普通の電話しか持たない人ともじっくり話したいと思っている方には十分選択肢の一つにはなるでしょう。

ただ、すでに24時間かけ放題のプランを出している楽天モバイルをはじめとして独自のプレフィックス電話を使って通話定額のサービスをしているMVNOが今後どう出てくるのかということは気になります。時間制限の通話定額というのは時間無制限が出てきたことで先が見えてきましたが、今回紹介した単純な時間による定額ではない通話オプションというものがこれからもっと出てくるかも知れない中で、将来にわたって何が主流になっていくのか、それは大手キャリアも含めた競争になっていく可能性があります。OCNが通話においてはかなり頑張って業界の流れを引っ張って来ている中、老舗のIIJmioは新たなサービスを打ち出してくるのか、はたまたmineoはどうなのかという興味もあります。

私個人としては毎月10分以上話す相手が4つ以上はどうしてもあるので、ドコモの24時間カケホーダイに入っていますが、2年後の更新月が来た時には、心からMVNOに移った方が良いと思える通話プランが出ているかどうかというのは割と大きな関心事なので、通話を主にスマホを使いたいと思っている方へのMVNOの動きについても注意深く見ていきたいと思っています。

OCN モバイル ONE


「OCNでんわキャリアフリー」その4 通話定額の弱いMVNOの補完として使う

「OCNでんわキャリアフリー」は、他のMVNOのサービスを便利で使っているものの、通話定額のオプションがなかったり、無料通話の時間が5分では少ないと感じたりすることもあるでしょう。MVNOのサービスの中で10分定額が実現してくれればわざわざ「OCNでんわキャリアフリー」を付ける必要がないという方は、とりあえずお使いのMVNOが10分以上の通話定額に対応してくれるまでは使うというのもいいのではないでしょうか。

多くのMVNOがある中で、この通話定額の部分が弱いということで言うと、なかなか組み合わせると面白そうなのがBIGLOBEの「音声通話3GBプラン(月額1,600円 税抜価格 以下の表示内容も同じ)」です。なぜかというと、BIGLOBEでは3GBプラン以上のデータプランを利用している方へのオプションとして「エンタメフリープラン」があります。YouTubeやAbemaTV、各種音楽ストリーミングサービスやradikoなどが高速クーポンを利用することなくスマホで見られるくらいのスピードで制限なく楽しめるのですが、この種のオプションは大手キャリアでもなく、さらにデータ通信SIMでこのオプションに入るより、音声通話SIMで入った方が金額的にも500円安い月額480円で利用できます。

「音声通話3GBプラン」と「エンタメフリーオプション」の月額の合計は2,080円となりますが、さらに通話定額プランを付けたい場合、BIGLOBEでは定額時間については月額650円と安いものの、最大3分までしか通話定額になりません。もちろん、全ての通話が3分以内に収まるようならこれらBIGLOBEが用意したオプションのみでもいいと思いますが、3分より10分の定額通話プランがあればいいと思われた場合、およそ3,000円の通信料で、通話もスマホでのインターネットも動画も十二分に楽しめる環境が整うわけです。

今後BIGLOBEで10分までの通話定額のサービスが「OCNでんわキャリアフリー」より安い値段で発表されたとしたら改めて切り替えればいいわけですし、一台で通話もネットも動画もという場合にはかなり条件的にはバランスの取れた組み合わせ内容になるのではないかと思います。

この他にも、通話についてのオプションで安い価格で定額を付けるものはfreetelで1分以内定額が299円/月と安いですが、10分定額は1,499円と高いので、既にfreetelのSIMを使っている方が、今の通話定額に不満があり、長く定額で話したいならあえて「OCNでんわキャリアフリー」を選ぶ手もあります。これも、freetelがもっと安い10分以上定額のプランを出してくればいいのですが、そうした好き間に入り込んで行くような魅力があるので、今後新たなサービスが出てきた中で通話定額プランに物足りないものがあったらこのプランを検討してみるのも十分に有りだと思います。

今までは各社それぞれに独自のサービスをまちまちの料金で展開してきた感のあるプレフィックス通話タイプの通話定額があるかないかで、なかったり定額で話せる分数が少なかった場合に通話を諦めるか、データ通信よりも通話定額を重視して選ぶこともあったかと思います。

今後は通話定額が10分まででいいならば、気軽に月ごとに入って試すことのできるオプションの一つとして「OCNでんわキャリアフリー」を考えてみてもいいのではないでしょうか。今回紹介できなかったケースでも、その組み合わせでもっと便利に使える方法もあるかも知れないケースも出てくるでしょう。紹介自体はここで終わりますが、今後も最新の情報を入手したら、この続きを書きたいと思っています。

・OCNでんわキャリアフリー
http://www.ntt.com/personal/services/phone/mobile/003544.html

BIGLOBE SIM

freetel

※「OCNでんわキャリアフリー」についての一連の記事について、以下にまとめておりますので、興味がある方がおられましたら、以下のリンクからもご覧下さい。

・その0 画期的な10分以内定額電話サービス
・その1 プリペイド携帯との合わせ技でキャリアメール
・その2 同キャリア通話無料ブランとの組み合わせ
・その3 MVNO最安の通話プランと合わせる
・その4 通話定額の弱いMVNOの補完として使う


「OCNでんわキャリアフリー」その3 MVNO最安の通話プランと合わせる

キャリアメールを捨てられ、さらに通話時間が10分以内で間に合うなら、一気に大手キャリアからMVNOへMNPして毎月の利用料金を安く上げるため、MVNOの中でも毎月の料金が極めて安いプランと組み合わせることも可能になります。

さらにMVNOの音声通話プランというのは、基本的に契約から12ヶ月の解約金発生期間がありますが、そこを過ぎれば2年ごとの更新月もなく、いつでも好きな時に好きな事業者と契約ができるのもメリットです。そして通話だけでなく、これから紹介するように一応データ通信も利用できて基本料金が安いというのもポイントです。

そういった激安プランに、5分ないし10分までの定額通話オプションがあれば問題ないのですが、無料通話が付いた電話サービスを持たなかったり、5分に限定されているMVNOもありますので、ここでは安い基本料金で、さらに定額通話プランに10分までのものがないところを主に紹介します。

まず、思い立ってすぐに契約ばできませんが、MVNOの音声通話付きSIMカードとして一番安いと思われるnuroモバイルの「0SIM」について改めて紹介します。このSIMは、毎月のデータ通信が5GBまでの利用パケットによって料金が決まってきます。当初はデータ通信専用のSIMが雑誌の付録として配られたことで、月500MBまでのデータ通信に抑えられれば、名前の通り毎月の料金が「0円」で使えることで大きな反響を呼んだのですが、スマホに入れて使っていると、以下のようにデータ通信料が発生します。

・500MB未満 無料
・500MB超2GBまで 100MBごとに100円の課金(表示金額は税抜き価格 以下も同じ)
・2GBから5GBまで 1,600円
・5GB超 低速制限or別売クーボン購入可

スマホではバックグラウンドで通信している場合もありますので、データ通信専用SIMならモバイルルーターに入れて使うことで毎月500MB未満をキープすることも可能ですが、スマホでは安く維持するつもりでもつい毎月のデータ量が500MBを越えてしまう可能性があるので、これから紹介する「データ+音声プラン」を使う場合には注意が必要です。

ちなみに、「0SIM」の「データ+音声プラン」で毎月のデータ通信が500MB未満で収まるなら月額はまさかの700円です。実は5分までの通話定額でよければ、「nuroモバイルでんわ5分かけ放題」というサービスが月額800円であります。それで十分ならば月額1,500円で通話もできる回線が維持できますが、「OCNでんわキャリアフリー」の10分定額を付けても1,700円なので通話の状況に応じてどちらに入るのがいいのか判断しましょう。

また、なるべく安く毎月の通信料を抑えるためにこの組み合わせを選ぶ場合は、いかにデータ通信をしない端末を使うかが大切になります。スマホでは色んなアプリを入れる中でバックグラウンド通信でそれなりにデータ通信を使ってしまう恐れがありますので十分注意しましょう。仕様がスマホとは違って自由にアプリをインストールできないAndroid OSの入った折りたたみ式のガラケーの形をしたガラホの中にSIMカードを入れて使うようにすれば、まず普通に使っていてもデータ量が500MBをこえることはないでしょう。

念のため、0SIMのホームページから毎日のデータ量を確認することも忘れないようにしましょう。ガラホを新品で購入する場合にはSIMフリーではシャープのガラホSH-N01がありますし、最初から一切データ通信を使うつもりがないなら、ドコモのガラケーを中古で入手したものに「0SIM」のSIMカードを入れて使うという方法もあります。

しかし、せっかくデータ通信もできるMVNOなら、低速であってもデータ容量を気にしないで使いたいと思っている方もいるでしょう。そういうSIMからドコモのSIMが入るスマホを中古で入手しても、SIMフリーのスマホを購入してもそのまま何も心配もなく使えるようになります。

となると、とりあえずの候補は、データ通信は一般的には低速と言われる、最大200kbpsで高速は使えないものの、データ通信自体は無制限で使える「神プラン」を持つ「ロケットモバイル」の「通話プラン」月額948円はいかがでしょうか。考えようによっては、ソフトバンクのホワイトプランに入るより、12ヶ月後には自由に動けますし、データ通信も遅いながらできます。月額2千円、さらに「0SIM」と比べても約250円高いだけなので、メールやLINEなどのSNSくらいなら、写真や動画を見るには厳しいかも知れませんが、コミュニケーションに関することならまず不自由はしないと思います。キャリアメールこそMVNOでは使えませんが、通話もデータもそこそこできて、月約二千円というプランを作ることができるのも、新たに10分定額の電話サービスに入れるようになったおかげです。

・OCNでんわキャリアフリー
http://www.ntt.com/personal/services/phone/mobile/003544.html

nuro mobile

ロケットモバイル

※「OCNでんわキャリアフリー」についての一連の記事について、以下にまとめておりますので、興味がある方がおられましたら、以下のリンクからもご覧下さい。

・その0 画期的な10分以内定額電話サービス
・その1 プリペイド携帯との合わせ技でキャリアメール
・その2 同キャリア通話無料ブランとの組み合わせ
・その3 MVNO最安の通話プランと合わせる
・その4 通話定額の弱いMVNOの補完として使う


「OCNでんわキャリアフリー」その2 同キャリア通話無料プランとの組合せ

基本料が安いものの、意外と使い出すと通話料がかさんでしまうような電話を持っている場合も、「OCNでんわキャリアフリー」と合わせることでかなり面白いプランが組めます。ここでは大手キャリアでガラケーを安い基本料金で契約している人向きに、具体的な組み合わせにおすすめしたいプランを紹介していくことにしましょう。

まずは、大手キャリアに電話番号を残しておきたい大きな理由のひとつ、「キャリアメールを残して定額で使いたい」というニーズに応えるプランを紹介しましょう。このプランは0円からパケット定額が利用できる無料通話のないプランで、キャリアメールを使うためには、「基本料金+インターネット利用料(300円 税抜価格 以下の表示も同様に税抜価格です)」という風にキャリアでは加入し、そこにさらに「OCNでんわキャリアフリー」の月額1,000円を利用する場合に月ごとに付ける形になります。

・NTT docomo(FOMA専用)

タイプシンプルバリュー 月額743円
imode SPモード 月額300円
パケホーダイシンプルとメール使い放題の申込み必要
計1,043円

・au(3Gケータイのみ)

プランEシンプル 月額743円
EZ WINコース 月額300円
計 1,043円

ちなみに、ソフトバンクでは前回紹介したプリペイド携帯にメール定額のプランがありますが月の維持費で比べると少し割高になります。ただし上記の2つのプランは3Gケータイ用のプランです。店頭で3Gケータイが購入できない場合、3Gに対応した中古の白ロムを持ち込んでの契約はできるかも知れませんが、そのような事はできないという場合にはソフトバンクのプリペイドサービスを使ったキャリアメール無制限が3キャリアのうちの唯一の選択になる可能性があります。ということで、上記2社のメールアドレスを使って好きなだけメールの送受信をしたい場合には契約までのハードルは高いかも知れませんが、現状で3Gケータイを使っている方だったらプラン変更で対応は可能です。新規でも契約できれば月額千円とちょっとでメールの送受信フリーの環境が整います。

さらに「OCNでんわキャリアフリー」を付けて月額約2,000円ちょっとの負担でメールも通話も定額無制限(通話だけは10分以内という制限はありますが)使えるというのはメリットを感じる方はいるのではないでしょうか。

今までは通話もメールもそこそこ楽しみたいと思っている方は、無料通話付きのプランにメール利用のパケット通信プランを付けることで対応してきたと思います。ただそれだと通話は無料通話を越えないようにできるとして、メールは使った分だけパケット料金がかかるようになるので、そのままにした方がいいのか、「メール無制限プラン」と「OCNでんわキャリアフリー10分定額」とのセットにするかは、無料通話付プランとメール利用で月額2,000円を頻繁に超えるかどうかがプラン変更の目安になるでしょう。

さらに、大手キャリアの中には同じキャリア同士の通話定額を実現しているプランもあります。これはソフトバンクが始めた「ホワイトプラン」が今でもケータイなら単体でも申込み可能になっています。他社にも3Gケータイ用の同じプランがありますが、すでに3Gケータイがないと契約できないことから、その内容については割愛します。中古の白ロムを持ち込んで3Gケータイの契約をするか、既に3Gを契約している方が、他キャリアのホワイトプラン相当プランにプラン変更するというのはメール放題のプランの場合と同じです。新規で通話のみの基本料が安いプランを全面に出しているものとしては、ソフトバンクモバイル系列のY!mobileでも通話のみの「シンプルケータイ」があります。このプランはホワイトプランと同じ条件で使えますので、新規に契約する場合ということで以下に紹介します。

・ソフトバンク(ケータイのみホワイトプランのみの契約可能)

ホワイトプラン 月額934円

・Y!mobile

シンプルケータイ 月額934円

これらどちらの契約でも同じソフトバンクユーザーとY!mobileの携帯・スマホユーザーに対してのみ、午前1時から午後9時まではいくらかけても上記金額で定額利用ができます。しかし、掛ける番号はソフトバンク系列以外にもあるかも知れませんし、固定電話に掛けたい場合もあるでしょう。その場合に「OCNでんわキャリアフリー」が役に立つというわけです。

こちらの方もOCNでんわキャリアフリーとの組合せで、約2000円くらいでソフトバンクユーザーとその他の番号とで発信を使い分けることができるようになり、かなり使い出がよくなります。キャリアメールを利用するにはさらに、インターネット利用料が300円と、メール自体のパケットがかかります。

ここではあえて、何もないところから新たに「OCNでんわキャリアフリー」と合わせる回線を契約する前提で考えてみましたが、スマホで既に大手キャリアで加入し、同じキャリアユーザー同士の時間制通話無料のプランで入っている方なら、毎月の通話料が1,000円を超えるかということと、追加で課金される通話時間がおおむね10分以内におさまっているかというのが、「OCNでんわキャリアフリー」を付けるかどうかの目安になるでしょう。

・OCNでんわキャリアフリー
http://www.ntt.com/personal/services/phone/mobile/003544.html

※「OCNでんわキャリアフリー」についての一連の記事について、以下にまとめておりますので、興味がある方がおられましたら、以下のリンクからもご覧下さい。

・その0 画期的な10分以内定額電話サービス
・その1 プリペイド携帯との合わせ技でキャリアメール
・その2 同キャリア通話無料ブランとの組み合わせ
・その3 MVNO最安の通話プランと合わせる
・その4 通話定額の弱いMVNOの補完として使う


「OCNでんわキャリアフリー」その1 プリベイド携帯との合わせ技でキャリアメール

通話料が高く、待ち受け専用の携帯電話ということで思い付くのが、基本料金はないものの使いたい時にプリペイドカードやクレジットカードからチャージして使うことができる「プリペイド携帯電話」の存在ではないでしょうか。

現在、大手キャリアではauとソフトバンクがサービスを行なっていますが、新品で端末が購入できるのはソフトバンクだけなので、ここではソフトバンクモバイルのプリペイド携帯サービスの「シンプルスタイル」という名称で販売しているサービスで、利用金額のチャージをプリペイドカードで行なう場合で考えてみることにします。

このサービスはソフトバンクのプリペイドカードに書かれた番号を電話機に入力し、利用額をチャージできます。最低3,000円チャージすることで(カードには3,000円と5,000円のカードがあります)60日間通話やインターネットができるようになります。カードをどんどんチャージして有効期間を増やすことも可能なので、3,000円のカードを6枚チャージすれば、残高を残したまま利用期間を最大の360日に伸ばせます。このようにして、必要に応じて更新のし忘れを防ぐことができます。

さらに、ソフトバンクのプリペイドが面白いのは、チャージした金額の範囲内で月額286円を決済することで、その月に使うメール(キャリアメールとSMS)が使えるようになるのです。SMSを送信する場合はチャージした金額から1通につき5.14円が消費されますが、キャリアメールは送信も受信も定額料金だけで使い放題になるのです。

毎月連続して使うと仮定すると、一ヶ月約1,500円でキャリアメール使い放題になるのですが、これだと待ち受け用の電話としては使えても、こちらから発信したい場合に困ってしまうのですね。そこで、この「OCNでんわキャリアフリー」を月額1,000円で付ければ、通話する月だけ2,500円くらいにはなりますが、メールだけ主に使うつもりならその月は「OCNでんわキャリアフリー」の契約を中断すればいいので、使わない時にはお金がかからないということになります。

また全く別のやり方として、メールも使わず電話番号だけを残し、普段は待ち受けのみで、イベントや家族と連絡をする状況になるなどいざという月だけ10分以内の定額電話を使いたいなら、さらに安く使うことができます。ソフトバンクのプリペイド携帯は、利用開始のため3,000円のプリペイドカードを登録し、60日の利用有効期間が終了した翌日から360日間は発信やメールは全くできないものの、かかってきた電話は受けられる電話番号有効期間に突入します。その際、110番と119番への発信とSMSの受信はできますので、この状態で待ち受け専用にしておけば、約1年間は全く基本料も掛からずに維持できるのです。

この電話で通話したいと思った場合には改めて月初めに3,000円のカードでチャージして発信可能な状態にしたところで「OCNでんわキャリアフリー」を2ヶ月間登録すれば(2ヶ月経過前に契約を止めないと発信できないのに月1,000円かかってしまうので注意)、登録している間のみ2ヶ月約5,000円で発信も10分間だけなら定額で使える携帯電話が完成します。一つ注意したいことは、プリペイドの残高を使ってプレフィックス番号を使わなくてもある程度の時間は通話ができますが、残高を全て使い切った時点で「OCNでんわキャリアフリー」からの発信ができなくなる可能性がありますので、プリペイドの残高は勿体無いと思っても、使い切るなら月末に有効期間が切れる前にし、月の途中で使い切らないように残高の把握をお忘れなく。

さらに細かいですが、通常3,000円するソフトバンクのプリペイドカードを安く購入することで、更に通信費を抑えることもできます。ソフトバンクショップでなく金券ショップで在庫があるようなら数%の値引きではありますが安く購入できるので、複数のカードを一括登録するような場合は便利ですし、ネットオークションやフリマでカードに記載されているまだ使われていない番号を売り買いすることで、さらに安くプリペイドカードの使用権を購入することができるかも知れませんが、個人取引の場合は教えてもらった番号を入力してもチャージされないなどのトラブルもあるかも知れませんので、その点には注意して取引きを行なって下さい。

プリペイド携帯と「OCNでんわキャリアフリー」の組み合わせは、ここまで説明したように常に使うならそんなに安くはないですが、キャリアメールと通話定額10分を両方使い倒したい場合にはこれから新たに使いたい場合の唯一のプランではないかと思います。また発信する時期が一年のうちで決まっているなら、その時期だけ使えば一年トータルの通信料はかなり安くなると思います。もしかしたら使うかどうかわからないながらも、現在使っている電話番号以外の電話番号をキープしておきたいと思っていて、状況に応じて電話を掛ける頻度が上がるかも知れないという場合にはまさに最適ですね(^^;)。

・OCNでんわキャリアフリー
http://www.ntt.com/personal/services/phone/mobile/003544.html

・ソフトバンク シンプルスタイル
https://www.softbank.jp/mobile/price_plan/prepaid/

※「OCNでんわキャリアフリー」についての一連の記事について、以下にまとめておりますので、興味がある方がおられましたら、以下のリンクからもご覧下さい。

・その0 画期的な10分以内定額電話サービス
・その1 プリペイド携帯との合わせ技でキャリアメール
・その2 同キャリア通話無料ブランとの組み合わせ
・その3 MVNO最安の通話プランと合わせる
・その4 通話定額の弱いMVNOの補完として使う


「OCNでんわキャリアフリー」その0 画期的な10分以内定額電話サービス

大手キャリアだけでなくMVNOの音声通話プランのオプションとして5分ないし10分以内の通話定額が提供されるのは珍しくありませんが、今使っているサービスにそうしたオプションがなかったり、あっても5分では短いという不満が出る場合もあるでしょう。

今まではプレフィックス番号を目的の番号の前に付けることで30秒10円など安い通話料で利用できるサービスはあったものの、定額プランだけを申し込むことはできませんでした。しかし、今回紹介するNTTコミュニケーションズが提供する「OCNでんわキャリアフリー」では、OCN モバイル ONEの音声通話SIMに付けるオプションの場合は850円(税抜価格 以下の表示も同様)ですが、単体で申し込む場合は月額1,000円で今ある090・080・070から始まる携帯電話の番号を持っていれば、専用のアプリや、実際に相手の番号の前に「0035-44」を付けて掛けることで利用できます。この電話サービスの特徴は、相手には自分の携帯電話の番号が通知され、さらに一回10分間までの通話料は無料になり、10分を越えた場合でも30秒10円の通話料で利用できます。このサービスは2017年9月1日から開始される予定です。

ただし、利用する携帯電話の中では一つだけ例外(10分定額が使えない)のケースが1つだけあります。それは現在、Y!mobileの提供している回線のうち旧イーモバイル時代に音声通話付きのSIMで契約した電話番号を継続してY!mobileで利用されている方が使えないということなので、イーモバイル時代に加入してからずっと会社を変えずに同じ番号で使っている方や、いったんドコモやau、ソフトバンクに移ってからまたY!mobileに戻ってきた場合もだめなようです。ただ、Y!mobileから他のキャリア(MVNO含む)に番号が同じままで移った場合は大丈夫なようですので、その点はご注意下さい。

また、加入前に気を付けたい事として10分定額にならなかったり、元々掛けられないサービスについても知っておくことが必要でしょう。公式ページを見ると、

・110番、119番、117番、177番などの3ケタの番号

・NTTコミュニケーションズのフリーダイヤル・ナビダイヤル・テレドーム・NTT東日本・NTT西日本の災害募金サービス等0XX0系の番号(0570など)

・マイライン等の00XXから始まる電話番号

・060、020、もしくは、#で始まる電話番号

・NTTドコモ社の「他の電話機からの遠隔操作」の発信番号  090-310-14xx (*a) 090-310-1655 (*b)

・ソフトバンク社の「転送・留守電・着信お知らせ機能サービス」に関する発信番号

このようなケースが使えないということなので、プレフィックス番号を付けないで(もしくは、スマホで専用アプリを使わないで)発信しなければつながらない番号があるということも知っておけばいざという時に慌てなくて済みます。

また、スマホでこのサービスを利用するにはアプリの「OCNでんわ」から発信しないとこのサービスを使ったことになりません。ガラケーやガラホの場合には、手入力で電話番号の前に「0035-44」を付けるか、ガラケーやガラホに「プレフィックス設定」というメニューがある場合には6ケタの番号を登録しましょう。そうすると電話帳から発信する時だけでなく、普通に発信する前に「発信オプション」から登録した「プレフィックス番号」を選べば自動的に6ケタの数字を電話番号の前に付けて発信することができます。

料金の支払いはクレジットカードが必要で、さらに認証のためにSMSの使える電話番号が必要になります。これらは、通話定額を使おうと思っている電話番号があれば問題なく認証できますし、他のインターネットの請求に使っているクレジットカードが有ればいいので、そう問題にならないかも知れません。

また、NTTコミュニケーションズでは2017年11月末まで月額料金を150円引き、月額850円で利用できるキャンペーンを行なっています。10分定額の料金は日割りはできないものの、月ごとに外したり付けたりすることができますので、普段は全く自分から電話しないものの、短期間だけこちらから掛ける用途に使いたいという場合にも便利です。ここからは、具体的にどういった通話プランに付けるとお得なのかを検証していこうと思います。

・OCNでんわキャリアフリー

http://www.ntt.com/personal/services/phone/mobile/003544.html

※「OCNでんわキャリアフリー」についての一連の記事について、以下にまとめておりますので、興味がある方がおられましたら、以下のリンクからもご覧下さい。

・その0 画期的な10分以内定額電話サービス
・その1 プリペイド携帯との合わせ技でキャリアメール
・その2 同キャリア通話無料ブランとの組み合わせ
・その3 MVNO最安の通話プランと合わせる
・その4 通話定額の弱いMVNOの補完として使う


ソフトバンクでのスマホ選びがiPhone一択の理由とは?

大手キャリアではどのキャリアでもiPhoneを売っていますが、Android端末はその価格に大きな幅があり、高性能なものは高く、スタンダードなタイプのものは逆にかなり安くなっています。基本料金が安いドコモの「docomo with」や、auの「auピタットプラン」では端末としてiPhoneが選べないことから、今後はiPhoneでないスマホを使う方も多く出てくるのではないかと思います。

ただ、3つの大手キャリアの中でソフトバンクについては、いかにAndroid端末が安くてもiPhoneにしておいた方がいいと思います。なぜなら2年ないし3年使い続けてようやく「更新月」が来た時、今まではソフトバンク回線を使っていた方はMVNOに移るのには、今までは新たなSIMと新しいスマホの購入が必要だったのですが、この8月16日から日本通信(b-mobile)がようやく音声通話付きの「スマホ電話SIM」というサービスを始めたので、今使っているスマホがiPhone5より新しいiPhoneだったらスマホを買い換えることなしにMVNO契約でソフトバンク回線の音声通話とデータ通信を使い続けられるようになりました。

ただこう書くと、docomoでもauでもMVNOのSIM(nanoSIM)さえ契約すれば、同じ会社で使っているスマホにはiPhoneを含め、どのスマホにも入れて使えることから、なぜソフトバンクだけiPhoneにしなければいけないのかわかりずらい部分があると思います。ソフトバンクを利用している方以外にはわかりにくいと思うのですが、実は今回出た日本通信の「スマホ電話SIM」は、ソフトバンクがiPhoneを利用している人に発行するSIMとしか互換性がないのです。

つまり、ソフトバンクのスマホで、iPhone以外のスマホを使っている場合、その中に入っているSIMカードは大きさが同じであってもiPhoneに入れて使うことはできず、逆の入れ替えもできません。iPhoneとAndroid、そしてガラケーに入っているSIMは色分けされていて、今回出たのはiPhone用のSIMのみということになります。

今後、もし日本通信がAndroidスマホ用のSIMで「スマホ電話SIM」のパッケージを販売したとして、今度はそのSIMカードはiPhoneに入れて使うことはできなくなります。ただ、そこまでソフトバンクの白ロムにこだわったり、SIMフリーのスマホにソフトバンクMVNOのSIMカードを入れて使う人が出てくるかどうかによって状況は変わってくるとは言いつつも、今のところはカードの差し替えだけでMVNOでも使えるiPhoneにしておくのはソフトバンクユーザーにとっては大切だと思うわけです。

現在のところソフトバンク回線を借りてMVNOを行なっているのは日本通信以外にないので、日本通信が他社にソフトバンク回線のSIMを販売させるにしても、日本通信のプランと同じものになるでしょう。利用者もそのプランに沿った使い方ができる方に限定されるかも知れませんが、日本通信のプランの特徴としては以下のような事が言えると思います。

・データ通信が1GB・2GB・3GB・4GB・5GB(上限)まで利用量によって価格が変わる
・5GBを超えると最大200kbpsに制限(低速でも3日360MB制限あり)
・テザリング不可
・最初からプレフィックス番号を頭に付けるタイプの電話サービス5分定額が付いている
・最低利用期間と解約金はなし(2017年8月現在)

現在、10分まで定額を使っていても、半分の5分で十分で、データもWeb閲覧とSNS投稿ぐらいしか使わないなら月間3千円以下で今まで使っていたiPhoneをそのまま使えるということになります。さらに、他に魅力的な製品やプランが出てきても、いつでも解約して別のところに逃げられる自由さを合わせもつので、使い出しで学生さんならこのプランより安いY!mobileと比べてもソフトバンク回線をキープするためにはこちらのプランの方がいい場合もあります。

説明させていただいたように、ソフトバンクのSIMはお互いに互換性のない3種類のSIMカードを提供してサービスしている関係から、なかなか回線を借りて提供する業者が付きにくかったわけではありますが、このように改めて音声とデータ通信がiPhoneで使えるようになったことで、すでにiPhoneを使っている人だけでなく、MVNOを使うのにどうしてもiPhoneでないとと思っている方で、かなり安い価格でソフトバンクのiPhoneが購入できる場合にはこのプランの導入を考えてもいいのではないでしょうか。

iPhoneでb-mobile


ChromebookにLinuxを入れる その3 「Googleリモートデスクトップ」を使う

話の順序としてはもしかしたら前回と今回を入れ替えた方がいいかも知れないと思ったのですが、単体でオフラインでもLinuxを導入することで旅先で得られるメリットの方が大きいと思って今回のような構成にさせていただきましたが、苦労して設定を変更したりアプリを導入しないでも簡単に実現できる、今回紹介する「Googleリモートデスクトップ」も出先では便利です。

リモートデスクトップ環境を作る手段は色々あるのですが、何せChromebookではウェブブラウザの「Chrome」しか動かないので、リモートデスクトップ(出先などから自宅などのパソコンにアクセスし、パソコンのデスクトップ画面を表示しながらリモートコントロールする仕組み)を行なうためにはChromeの機能拡張で導入するのが唯一の方法でした。

実は、この文章もリモートデスクトップでウィンドウズパソコンにアクセスし、そこからウィンドウズ上のエディタの呼び出して書いています。自宅のADSLで数Mbpsくらいのネット環境でも十分快適に入力作業が行なえるので、旅行の際にはウィンドウズパソコンを持って行かなくても、Chromebookでネットが使える環境まで移動できれば、その場で最新のWindows10が使えるわけです。

ただ、今回この方法でChromebookを利用しようと思ったのは、持ち運びはしやすいものの小さすぎるため今まではほとんど使っていなかった8インチWindowsタブレットを復活させようという魂胆のためです。

以前、ハード的なスペックもROMが64GBあり、さらに標準でマイクロソフトオフィスの正式版が付いているということで購入した8インチタブレットの「Lenovo Miix2 8」だったのですが、写真のような古いタブレットのため端子が少なく画面も小さいことでなかなか単体で使おうとは思えず、もったいないと思いながらウィンドウズのアップデートがある時にだけ電源を入れていた状態だったのですが、今回Chromebookを旅先で主に使う事にすると、別の使い方が見えてきました。

出先でそのまま使うというよりも、ホテルなどで電源もWi-Fiも両方使える状況の中で、Chromebookの画面の中で「Miix2 8」の画面を出して使ってしまおうというものです。解像度の違いから私のChromebookで使う場合、画面の左右に空白ができてしまうのは残念ですが、やはり8インチの画面で使うのと11.6インチで使うのとは使い勝手にかなりの差が出ます。

「Miix2 8」はかなり薄いため、Chromebookを入れるケースのサイドポケットに入れて持ち運んでもそれほど気にならないので、普段は電源を切った状態で持ち歩き、必要な時にはタブレットモードで単体で使ってもいいでしょうし、両方の端末をネットに接続した上でChromebook経由で使うのもありだと思います。もっとも、そこまでしてWindowsの環境を旅先で使うことがあるかどうかという問題もあると思います。あえてWindowsタブレットを持って行くか、それとも自宅に置いていざという時にリモート接続して使うかというのは、旅行の長さや出先での使い方にもよってくるとは思います。

ただ、私のように過去に折角それなりのスペックやMicrosoft Officeの搭載がありながら大きさが中途半端で使わなくなってしまったWindowsタブレットをお持ちの方は、Chromebookとセットにして、小型タブレットをリモートデスクトップを使って旅行用の端末として復活させてみるというのはいかがかと思います。リモートデスクトップ自体は様々な端末で使えますので、Chromebookとの組み合わせでなくても使える端末はあると思いますが、やはり私としてはChromebookとWindowsタブレットの組み合わせはある意味最強ではないかと思います。

今後、今使っているChromebookについても、さらに小さくて軽いChromebook「Flip C100PA」をこれから使ってみようと思う方にはおすすめしますが、このエントリー自体はいかに自宅にある過去に購入した端末を有効活用するかということもあるので、個人的にそこまでストイックにモバイル用として揃えるかはまだわかりません。さらに、Chromebook「Flip C100PA」の実勢価格がだいたいポメラDM200と同じくらいなので、同じお金を出すなら汎用のUSB経由のACアダプターやモバイルバッテリーが使える文字入力マシンとして確保するという手もあるので、その辺についても状況を見ながら次の展開を考えていこうかと思っています。

※ChromebookにLinuxを入れてモバイルパソコン化する一連の記事について、以下にまとめておりますので、興味があれば以下のリンクからもご覧下さい。

ChromebookにLinuxを入れる その1 なぜChromebookか
ChromebookにLinuxを入れる その2 Linuxの日本語入力環境
ChromebookにLinuxを入れる その3 「Googleリモートデスクトップ」を使う


ChromebookにLinuxを入れる その2 Linuxの日本語入力環境

今回のミッションで、Linuxが使えるChromebookを作ろうと思ったのは、「Chrome OS」の入っているChromebookにLinux環境を加えると、違った環境のOSでありながら同時に二つのOSを両方立ち上げて使え、さらにウィンドウを介して入ったり来たりしながら使っている事例もあったからと言えます。

Chromebookを旅行に持って行く場合、ネットにつながらない環境では文字入力だけをLinuxで行ない、ネット接続ができるWi-Fiスポットまで移動した時にはオフライン時に作っていた文章をアップロードしたり、Chromebook本来のブラウザでネットを楽しんだりという二つのOSのいいとこ取りが行なえます。さらにLinux環境上で今まで我慢していた私自身の日本語入力の方法をすぐに使えるようになることがわかったことで、まずは試しにということで導入してみたのですが、使えるようになるまではなかなか大変でした。

http://www.oyunowakusei.net/2017/03/chromebook-install-emacs.html

ただし実際のところは、上記リンクを十分に利用させていただいて、その通りに作業をしたに過ぎません。自分より前に試して成功した事をブログの記事として作ってくれた先人には本当に感謝です。自分だけでは決してたどり着けなかったと思いますが、要はChromebookで「crouton」を使い「Ubuntu Trusty」をインストールし、さらにエディタの「Emacs」と日本語入力アプリで「Google日本語入力」と同じ機能を持つフリーの日本語入力環境である「Mozc」を導入し、MozcをEmacs上で使えるようにしているのが上記のリンク先で紹介しているところです。

そこからは自分でMozcの設定で新たなローマ字テーブルのテキストファイルを読み込ませ、独自の日本語入力環境である漢字直接入力を完成させるというものです。一通りの作業で何とか画面上にEmacsを表示するところまでできました。

私自身はLinuxをほとんど使うことなく今まで来てしまったので、コマンド窓を開くだけでもどうすればいいのかよくわからないレベルからのチャレンジでしたから、そこからの作業が本当に大変でした。(「Ctrl」+「Alt」+「T」のキーを同時に押すことで新たにコマンド入力のための窓が開きます)
ただ、上記サイトの内容を入力する場合は、文字列をコピーしてUbuntuの方にペーストして設定することも可能なので、いちいち印刷や書き移さなくても大丈夫だったのは設定していて楽だと感じた部分でした。

MozcをEmacsで使うためには隠しファイルを見えるように設定し直して、Emacsの設定ファイル(このファイル自体が隠しファイルになっているので、設定をし直さないと見ることもできないのです)の中味にMozcを使えるような追加記入が必要だったり、直感的な設定に慣れた身からするとなかなか馴染めないところもありましたが、何とか無事にChromebookにEmacsとMozcを入れて文章入力が自在にできるところまで辿り着きました。ちなみに、アプリはOSを含めてフリーなので、お金はかからず手間だけかけて旅行用のパソコンの整備が完了したという感じです。

ちなみに、ROMが16GBしかない私のChromebookでは、OSの「Ubuntu Trusty」およびアプリを導入したら、容量が1GBちょっと減り、空きが7GB少しになっています。ただ、このパソコンで作る文書についてはほとんど容量に影響することはありませんし、いざという時に備え、SDカードも差し込んであるので、今まで通りに使っていてもほとんど問題はありません。どちらのOSで使っていてもウィンドウズのように起動や終了で待たされることも、急にアップデートが始まることもないので、これだけで旅行用のパソコンとしては十分に使いものになりそうです。

当初はテキスト入力マシンとして現行機のキングジム・ポメラDM200を購入して旅行用に使おうかと思っていたのですが、大きくて重い事を除けば、Chromebookを持って行く方がいろんな事に使えるという点では有利です。というのも、工夫次第でさらに別の使い方ができるからです。次回は、さらにChromebookを旅先で活用する方法について紹介します。

※ChromebookにLinuxを入れてモバイルパソコン化する一連の記事について、以下にまとめておりますので、興味があれば以下のリンクからもご覧下さい。

ChromebookにLinuxを入れる その1 なぜChromebookか
ChromebookにLinuxを入れる その2 Linuxの日本語入力環境
ChromebookにLinuxを入れる その3 「Googleリモートデスクトップ」を使う


ChromebookにLinuxを入れる その1 なぜChromebookか

インターネットの中には生活に必要な全ての情報が紹介されているのかという話があります。家の作り方や畑を耕して穀物や野菜を栽培する方法などを調べて実行できれば、自給自足の生活を他人の知恵を借りずにやることもできるかも知れませんが、そうした行動を実行するには、やはりその情報を受け取る側がどれだけ本気なのかということも関わってくることでしょう。

最近になって、そこまでストイックな事ではありませんが、私自身のモバイル環境についてインターネット上からの情報だけを利用して特定のハードを設定し直したところ、かなりの進歩が見られました。どこにいても自宅と同じように情報を受け取ったり自ら発信するためには、スマホ一つだけでも何とかできますし、タブレット端末があれば見たり調べたりの最低限の事はできるのですが、常にパソコンを使った文字入力に慣れていたりすると、やはりきびきび動くパソコン型の端末が欲しくなります。今回紹介するもので、そうした個人的なニーズを満たすことができたのではないかと密かに自負しています。

休みを利用して遠方へ出掛ける場合、その場所が遠ければ遠いほど、現地に到着するまでの時間をどう過ごすかというのが問題になります。本を読む方だったら往復の電車に乗っている時間で読み終わるくらいの本を持って行くのも手でしょうし、音楽が好きな方ならスマホで音楽を聞いているうちに着いてしまうというのが理想ではありますが、私の場合はせっかく電車で移動するならその時間を利用してブログを書くことができれば時間を有効に使えると思い、これまで様々なモバイル機器を取り替えつつ利用してきました。

古くは富士通の「オアシスポケット」という単三電池で動く小型ワープロあたりからの系譜になりますが、私が好んで使っていたのはNECのモバイルギアの乾電池で動くモノクロ液晶タイプのものでした。ここで大切なのは、キーボードの打ちやすさや入力の細かな設定などが自宅で使っているパソコン並みで、さらにWindowsのようなパソコンのように起動に時間がかかったりせずに、ボタンを押したり画面を開けばすぐに起動して文字入力を受け付ける状況になり、終了もすぐにできるものが好ましいと思っていました。

だからこそ、事務用品のメーカーであるキングジムがポメラDM100とい文字入力マシンを出した時にはWindows CEのモバイルギアのようにヒンジが壊れるようなこともなく、単三電池2本で長時間使える文字入力マシンということで、何も考えずに飛び付いてしまったのでした。

しかし、オアシスポケットやモバイルギアが現行品として売れていた時代と現代とでは小型端末に求められる性能は大きく変わってしまったように思います。というのも、ワープロのオアシスを富士通が販売していた頃は、ワープロの販売の促進策としてモジュラージャックを本体につないで通信のできるワープロが出ていたものの、その通信の手法というのは文字だけのやりとりをお金を払って参加する会員同士で行なう「パソコン通信」に過ぎませんでした。今のように回線を繋いだままにせず、電子掲示板に投稿された文章を、アクセスしてワープロやパソコンに読み込ませて終わったらすぐに回線を切ることが当り前の世界でした。そうした時間限定の通信をたまにするくらいなら乾電池(一部はeneloopのような充電式の電池)でも十分な利用環境は確保できていたでしょう。

それが今ではスマホでも回線を繋げたままラジオを聞いたり動画を見たりすることは当り前なので、単に本体だけで使うのではなく、ネットへの接続機能がないと、何かと不便を感じることになります。キングジムがポメラの一号機を出した頃には、ネットにつながらないのがメリットだというような評価がなされた事がありましたが、そうした考えは今のモバイルユーザーにはもしかしたらそこまで理解されない概念なのではないかと思います。

最近では飛行機の中でもWi-Fiによるインターネットが使え、座席にはコンセントや充電用のUSBソケットが完備されつつある時代でもあり、旧来の文字入力専用マシンということだけでは、なかなか多くの人が使ってみたいと思わす、売上げも望めないのではないでしょうか。

前置きが長くなりましたが、メインのパソコンでなくあくまでサブ的に旅行の時に便利に使いたいということなら、インターネットに接続できるという条件は付くものの、同じノートパソコンを選ぶのでも重くて使いづらいWindowsを選ぶことはありません。

スマホと同じiOSやアンドロイドマシンをBluetoothキーホードと一緒に使うというのも一つの考え方ですが、どちらのOSも頻繁にアプリやOSのアップデートを繰り返していて、毎日使っていないと自動的にアップロードに行こうとすることも多く、それがたまに持っていくマシンでネット接続をしている時に起こると、いざ使おうと思った時にWebの表示が遅くなったり、肝心のアプリが動かなくなるなど、意外に日々のメンテナンスが大変というところもあります。また、スマホやタブレットとペアリングして使う無線キーボードについては、外で使っていると他の電波の影響を受けて暴走してしますこともたまにあるので、個人的には物理的なキーボードとセットになったもののほうがトラブルとも無縁で、個人的には好みということもあります。

そこで過去に購入したのがWindowsでもMacでもなく、iPadでもアンドロイドでもない「Chrome OS」というOSの入ったノートパソコン「Chromebook」でした。私の場合、ASUS Chromebook C200MA(C200MA-KX015)という11.6インチの画面を持つノートパソコンをアウトレットで購入したのですが、このOSはオペレーションシステムと言うよりも、単にwebブラウザの「Chrome」が動いているだけというシンプルなものなので、Google IDの設定とWi-Fiの接続設定をするだけで、普段Windowsに入れている「Chrome」のブックマークも共有して使うことができるようになるので、ネットで調べ物をしたり動画を見たりするには最適のパソコンだと言えます。さらに、セキュリティもブラウザを最新のものに保つだけでいいので、ネットショッピング用のパソコンとしても重宝するのです。

ただし、ブラウザだけしか動かないということは、ネットにつながっていないと何もできないという事であり、オフラインでできる事というのは限られます。それでも、この「Chromebook」はLinuxがベースになっているということで、オフラインには「Chrome OS」でなくLinuxを入れて使っている方がいらっしゃるということで、今回「Chrome OS」とLinuxが両方使えるようにしてみました。

個人的な目標としては、旅先で時間がある時にさっと起動して終わったらすぐに電源が切れるような軽快な動きをキープしつつ、現在私がWindows10で使っている特殊な日本語入力の方法である「漢字直接入力」が実行できる端末にするということです。私の目標というのはここを読んでいる方にとってはあまり意味がない事かも知れませんが、Linuxの環境を作って必要なアプリをインストールすることができれば、表計算のファイルを使ったり画象の閲覧や編集を行なったりなど、およそパソコンでできることが「Chromebook」でもできるようになりますので、試してみる価値はあると思います。

ここまで長くなってしまいましたので、具体的なやり方と使用感についての話は次回以降としますが、ハード的な面でChromebookのメリットとして写真のようなACアダプターの小ささが旅行用のパソコンとしては大きなポイントであるように思います。USB経由でモバイルバッテリーからの給電はできませんが、その分このパソコンからスマホを充電させるようなこともできますので、本体と一緒に持って行ってもそんなに邪魔なならないACアダプタの仕様となっているのは大きなメリットです。なかなか店頭で見る機会がないかも知れない「Chromebook」ですが、今後安くたたき売りされているようでしたら買ってみるのもいいかも知れません。

※ChromebookにLinuxを入れてモバイルパソコン化する一連の記事について、以下にまとめておりますので、興味があれば以下のリンクからもご覧下さい。

ChromebookにLinuxを入れる その1 なぜChromebookか
ChromebookにLinuxを入れる その2 Linuxの日本語入力環境
ChromebookにLinuxを入れる その3 「Googleリモートデスクトップ」を使う