モバイル活用ガイド」カテゴリーアーカイブ

管理人が導入したサービスの使い勝手を報告したり、新たにモバイル通信を利用して日常や旅の中で役立てたりする活用術について報告します。

IIJmioのeSIMデータ専用ギガプランの速度変化を測定して今後の使い方を考えてみる

前回紹介し、契約したばかりのIIJmioのeSIMデータ専用ギガプランについて、今回は簡単にスピードテストをしてみることにしました。まず前提としてIIJmioはMVNO業者なので、大手キャリアから回線を借りている関係上、大手キャリアや大手のサブブランドと比べると同じ品質の通信については我慢しなければならない事は重々承知して契約しています。ただ、同じMVNOでもIIJmioとは別の考え方でユニークなプランを提供しているmineoとは違っていました。

ちなみに、MVNOの場合には多くのユーザーが集中する平日の昼間(午後0時~1時)にはスピードが落ちる傾向にあるのですが、mineoでは平日昼間のスピードを最大32kbpsと極端に遅くなる代わりに、他の時間は中速で使いやすい最大1.5Mbpsをキープできる月額990円の「マイそく」というプランが有りますが、やはり平日昼間にほぼ何もできないくらいのスピードに落とされるというのは、ちょっと自分的に我慢できなかったので加入したものの結局解約してしまいました。

さて、問題になるeSIMデータ専用ギガプランのスピードがどう変化するかという事で調べてみたのですが、他サイトで実際に契約してみてのデータ速度について書かれているものを見ました。IIJmioも昔は平日昼になると300kbps台にまで速度が低下していたそうですが、今では2~6Mbpsくらいまで出ているという事でした。

実際、月曜日のお昼に計ってみたところ、低速時にはそれ以外の時間には余裕で300kbps出ていたスピードも200kbps台に下がり、バーストの速度も上がって500kbpsくらいという感じに少々遅くなっているという感じでした。そして、高速クーポンをONにした場合には、それまで30Mbpsくらいで推移していた速度が、2~3Mbpsくらいまで落ちていました。ただ、平日昼にこれくらい出ていれば、外で動画を見ることも可能です。スポーツ中継など、時間を待ってくれない注目のライブ配信など、mineoでは全く見られない動画もIIJmioなら見ることができるようになるわけです。

基本、アプリで常に低速にしておいて、低速のままだと支障が出るようなシチュエーションに高速を使うようにすれば、月5GBでも何とかなるでしょうし、旅行などでずっとテレビ放送を車内で楽しみたいというような場合には、IIJmioでなくpovo2.0のトッピングを使うという選択もできます。
そもそも、通話はもう一つのスマホに入れている楽天モバイルの回線を使い、LINEはLINEMOから接続しているのでデータフリーで使えるようになっているので、そちらの方のデータ消費がないというのも、わざわざ2台体制にして用途によってハードを分けているメリットでしょう。IIJmioのデータ通信では、スマホ本体での利用とともに、タブレットやChromebookでテザリングして使う事も考えているので、その中で月5GBというデータ量が間に合うのかをこれから色々なところで使ってみて、足りない点があればまたその時に次のプランを考えるという形で行こうと思っています。とりあえず、日常生活の中では今の組み合わせでオールタイム不満は感じなさそうなのでほっとしました。


USB電源で回せるミニ扇風機は冬でも持っていると便利なこともある

2023年は11月に入ってもまだ日中暑い日が続いたので、エアコンを室内で使わないまでも扇風機は出したままにしていたのですが、さすがにここ数日は一気に冷えこんだため、本体に付いたホコリを取り払って今まで出ていた扇風機を片付けました。

ただ、今住んでいる部屋の気密性がそこそこあるせいか、熱いお風呂に入った後には扇風機で髪を乾かしたり、ちょっと火照った体をクールダウンさせたいと思う時もあります。そこで、以前このブログで紹介させていただいたUSBから電源に接続することで回るミニ扇風機を使ってみることにしました。製品の内容については以下のリンクをご覧下さい。

モバイルバッテリーに接続可能なUSB接続の手持ち扇風機は手元でON・OFFできるスイッチを別購入して使うと便利

室温自体は夏より下がっているので、小さなUSB扇風機を回すだけでもほてった体を冷ますのには有効で、わざわざ改めて扇風機を出してこなくても十分な仕事をしてくれました。本体とプロペラを外してまとめるとかなり小さくなって持ち運べ、私はメガネケースにじゃまにならないように放り込んでいるので、普段から意識することなく持ち運んでいたのですが、状況によってはオールシーズン使えるものでもあると思います。

旅行で温泉に行った時など、温泉に入りすぎてしまうと、体の内面からどんどん温まってしまうので、真冬でも扇風機が恋しくなってしまうことがあります。暑がりの方は特にこういったものを持っていると、いざという時には便利ではないでしょうか。

こうしたものはモバイルバッテリーに接続するだけでなく、汎用のUSB出力のあるACアダプターでも使えます。最近、最大65W(PD出力)の小さなACアダプターを買い、新たに毎日持ち出しているカバンに入れて持ち運んでいるのですが、こうした高出力のACアダプターは、今使っているChromebook(ノートパソコン)・スマホ・タブレットの他にこうしたものを使うために利用可能ということで、良い時代になっていると思います。

私が初期にモバイルコンピューティングを実践した時には、ノートパソコンはAppleのPowerBookという14インチのノートパソコン(表示は白黒)を使っていたのですが、付属するACアダプターは「煉瓦」と言われるほど大きく重く、バッテリーも保たないので、予備バッテリーも一緒に持ち運ぶととんでもない重さになるだけでなく、ノートパソコンしか充電できないという不便さを我慢しながら出先でのインターネットを使っていたころが夢のようですね。

そうした環境を実践するためには、まずは小さくても汎用性のある小型高出力のACアダプターを入手することと、高出力でも耐えうるケーブルを同時に用意すること。さらにUSB端子に差すことで使える色々なものの中で、自分が使えそうなものをリストアップし、日々持ち歩くものの中に加えることが大切になります。改めて今後出てくるUSBで動く便利アイテムの中で、トレードすることもあるかも知れませんが、それはあくまで毎日持ち運べるくらいの量にとどめて、また面白そうなものがあればこのブログで紹介させていただこうと思っています。


毎月の料金は安くてもそこそこ使えるモバイル通信を利用するためにはデュアルSIMの端末が必要

過去にも書かせていただきましたが今月末を境に、現在のスマホのプランを変更する予定です。外出先でも安定して動画などデータ通信を十分に使えるように、高速通信を使い切っても最大1Mbpsで利用可能なプランにしているものの、外でデータ通信を使うことはあまりなく、高速クーポンが毎月20GBあって、しかも翌月に繰越可能というのに、毎月2~3GBしか使っておらず、相当な量の高速クーポンを流してしまっているので、今までの使い勝手を犠牲にしないで改めて通信費用を見直そうと思っています。色々と考える中、自宅に安定した固定回線を持っているのなら、モバイル通信は最低限でキープしながら、どうしても必要な場合には今ある回線に追加できるプランを選んだり、さらに基本的なことですが、平日昼間に一気にスピードが落ちるようなMVNO回線については、いつ使うことになるのかわからないため、過去に契約していたmineoのような平日昼に遅い代わりに安いというような回線は今回はパスすることにしました。

安い回線でそれなりに使えるようにするには、最近のスマホにはその機能が多く付いている「デュアルSIM」が使えるスマホを選択することがまずは大切です。今回は通信費を安く上げるため、2回線のうち1回線は物理SIMではなくeSIMが使えるものがベストです。もちろんeSIM専用で2回線が使えるスマホでも良いのですが、スマホが使えなくなり、緊急避難的に別のスマホでもその回線を使うような場合、まだeSIMだと使えないスマホで回線を使うようなケースもあると思います。私のところにも物理SIMにしか対応していない、現在使っていないスマホを使うケースも想定しているのです。

今回、私が想定している組み合わせの中で、あえて音声通話もデータ通信もそこそこ使えるプランについて紹介してみます。まず、音声通話は通話定額(5分)で最安なpovo2.0のトッピングをおすすめします。というのも、何もトッピングをしなければ0円でも維持をすることができますが、180日間トッピングをしないままだと強制的に解約になってしまうのです。もちろん、きちんとスマホのスケジュールできちんと管理をしていけば、180日毎にエンタメトッピングの中で最安のsmash.使い放題24時間(一回220円)を利用することで、毎月約37円で回線維持ができます。au回線なので通信は平日昼でも遅くなることなく、待ち受け用として問題ありません。発信する場合に通話料がかかりますが、私の場合でも連絡はメールやメッセージアプリを使うことが多いので、「LINE」や「+メッセージ」アプリを利用すれば、単に回線を維持するだけでなくそれなりに使えるようになるでしょう。通話定額を付けるというのは、うっかりトッピングを忘れて知らないうちに解約にならないためと、ちょっとした用件で電話を使っても、毎月の利用料金が変わらないので通信料がわかりやすいということになります。

ただし、通話トッピングだけだとpovo2.0はデータ通信がまるで二段階規制を食らったくらいの遅さ(60kbpsくらい?)になってしまうので、アプリやブラウザ、動画などを外出先で見るには適していません。そこで、スマホにもう一つの回線を入れて、基本的には通話を「povo2.0」にし、データ通信をもう一つのプランに分けるのです。その候補として最適だと思うのが、IIJmioのギガプランのうち、データ専用でeSIMのプランになります。

このプランは毎月2GBだと月額440円で、5GBだと660円になります。専用アプリで高速と低速の切り替えが可能で、低速でも最大300kbps出るので、LINE通話にも対応可能です。平日昼間の速度低下については、mineoまでは遅くならず、私が見たブログでの報告ではお昼の時間でも何とか動画閲覧にも使える1Mbpsくらいは出ているようです。ただし低速通信には3日間で366MB使うと、povo2.0くらいの制限が付く規制がかかるので注意です。

ですから、こうした細かい事がわからず、気にしないで使いたいという場合には5GBの660円のプランで契約し、povo2.0の5分定通話定額のトッピングを付けた回線と同時使用で、月1,210円で回すのが良いと思います。IIJmioのデータプランは翌月繰越ができるので、前月に余った分と5GBを毎月使えるので、そこまで頻繁にデータ通信をしなければ、十分この金額で収まるはずです。

月額1,200円前後ということでは、日本通信の「合理的みんなのプラン」が月額1,390円で、月70分無料通話付・データは月10GBというのが競合します。毎月10GBくらい使う方や、たびたび通話時間が5分より長くなってしまう場合には日本通信のプラン一本(日本通信はドコモ回線)でというのは十分にありますが、今回説明した2回線はauとドコモの回線を同時に使うので、もしどちらかの回線が使えないような場合でも、最低メッセージやメールでの連絡は可能です(ドコモ回線のIIJmioはデータ通信専用なので)。さらに、5GBで契約しても、使っているうちにそこまでデータ通信量がいらないということであれば、2GBのプランに変更して月990円で回せます。この金額は通話定額なしで月3GBくらい使えるプランの標準的な金額なので、それなりに使えて安く使える2つのプランを併用するのは、悪くない選択だと思うのですが。

通話定額を付けず、できるだけ安く使いたい場合は、povo2.0の利用管理をしっかりやる前提であれば、もう一回線をIIJmioの2GB契約にすれば、基本料金は毎月約477円で済みます。データプランの中で毎月他の容量のプランに変えることもできるので、意図的に2GBと5GBを交互に変更すれば、使える容量の割には価格は安く、月平均587円で使えるようになります。私の場合は基本2GBにして、必要に応じて翌月に5GBにするか、旅行の際などにはpovo2.0の24時間データ使い放題のトッピング(一回330円)を使うことで何とかなってしまうのではと思っています。

ちなみに、過去に私はpovo2.0の低速のSIMを入れたモバイルパソコンでブログの更新を行ないましたが、私のブログはテキストデータが主なので、多少時間はかかったものの、低速のみでも何とか更新は可能でした。もちろん、リモートデスクトップをしたり、動画を長時間見るような時には一気に高速クーポンを消費しますが、その時にはその都度povo2.0の24時間データ使い放題のトッピングを付ければ問題ないでしょう。常に出張で作業を行なうような状況になったら改めてその使い方に合った回線に変えれば良いので、大事なのは常に自分の契約している回線に縛りを付けないようにしておき、状況が変わったらすぐに新しい契約に乗り換えられるような体制を取ることではないかと思います。

それよりも大事なのは、今回紹介したような2つの回線が同時に使え、なおかつeSIMに対応可能なスマホを持っておくことだろうと思います。最近はスタンダードモデルでもデュアルSIMやeSIMに対応するものは出ているので、スマホを買い換える場合はそうした事も意識しておくことが大切でしょう。いざという時の選択肢を増やすという意味でも、まずは対応するスマホを入手する算段を考えましょう。


災害時の事を考えて多めのデータ通信を日頃から契約しておいた方が良いのか

昨日のブログで、普段使わないデータ通信容量のある契約をスリム化し、必要な時にはpovo2.0のようなトッピングができる回線を備えておけば良いのではというような事を書きました。旅行などあらかじめ日にちが決まっていたり、必要な容量が決まっている場合にはそれで十分だと思います。今回は、そうして「スリム化」した回線を使っている中で、もし大きな災害に見舞われてしまって停電によって自宅のインターネットが長期間使えなくなった場合にどうすれば良いのかということを、過去の事例を見ながら考えていきたいと思います。

ちなみに、今契約している中でモバイル通信を基地局がだめにならない限り使えるような回線は、楽天モバイル(無制限ですが料金は段階的)とNUROモバイルNEOプラン(月20GB利用可で使用後も最大1Mbpsで利用可能)の二回線を持っていますが、このうちNUROモバイルのNEOプランが日頃ほとんど使っていないので、いざという時のためにだけpovo2.0やIIJmioを使ってやり過ごそうかと考えているのです。

過去、熊本地震があった時、IIJmioは全てのプランの契約者に向けて追加で2GBの無料高速クーポンを出したという内容をネット内で見ました。ネットラジオなら十分使えますし、動画サイトでもそれなりに使えるように思います。停電が続き自宅の光回線が使えない状況がどれくらい続くかという点が気がかりではありますが、過去にこのような追加クーポンの利用が可能だということがわかると、ちょっとほっとします。

そして、povo2.0では、過去に福島県沖で地震があった時、地震の発生から45分後に、普段はトッピング料金330円がかかる24時間使い放題のトッピングを無料で使えるコードをX(旧ツイッター)で発表しました。限定の容量とは違い、高速無制限で使えるトッピングが用意されるなら、例えばモバイルモニターとアマゾンのFire Stick TVを接続すれば、電源はその二つでもスマホやタブレットを充電するモバイルバッテリーでも使えるようになります。

この写真は以前購入した手前にある小さな10000mAの容量のモバイルバッテリーで15インチのモバイルモニターとFire Stick TVを繋いで動かし、さらに動画を見ているところです。アベマTVやNHK+のアプリを使えば、チューナーがなくてもテレビとの同時配信の放送を見ることができますので、その際はスマホからのテザリングということになるでしょう。ということは、スマホ用とモニター用にこのくらいのモバイルバッテリーを用意し、このセットをローテーションさせるようにソーラーパネルで充電するような事をすれば、少なくとも情報関連のことでポータブル電源を使わなくても良いことになります。

ちなみに、モバイルモニター関連の電力消費は5Wくらいのものなので、定時のニュースを確認するくらいに使用頻度を抑えて使うならば、以前書いたようにこのくらいのモバイルバッテリーが安売りされるごとに増やしていけば、かなり余裕を持って使えるようになるでしょう。そうなってくると問題になるのが、やはりモバイル通信容量の残りを気にしながらネットにつながなければならないのかということに戻ります。

個人的には災害時にはまず今持っている高速クーポンを使いながら、各業者から災害時緊急の追加クーポンやトッピングの案内が出たら、それを利用させてもらって停電明けまで何とかしのげるのではと思います。もちろん、自宅に住むことができず、避難書での生活を強いられた場合には、避難所でインターネットが使えるのかとか、その他無料ワイファイが使えるような所で利用する方が良い場合もありますが、そうした色々な対応策を過去の実績で行なっているところであれば、基地局自体が大きな損害を受けなければ、スマホを使ったネット接続は、低額プランだけ日頃契約していたとしても、何とかなるのではというのが自分なりに調べた結論になりました。もちろん、そうした目論見が崩れてしまう最悪の状況も無いとは言えませんが、考えの参考にしていただければ幸いです。


最初から多くのデータ通信を契約するか使う分をその都度契約するか

モバイル通信の契約は今のところ固定されて、しばらくは安定していると思っているのですが、最近になって今の使い方ならもう少し毎月の通信費を節約できるのではないかと思えるようになってきました。

現在は、通話用のスマホに楽天モバイルのeSIMを入れているもののこの回線は基本的に使わず音声通話の着信に使うのみで、データ通信はLINEMOのeSIMを入れて月3GBでちょっとした利用に使うくらいは十分にまかなえています。いざという時には楽天モバイルの3GBまでは同額で使えるので、それだけでも月6GB使えるわけで、決して少ない容量てはないと自分でも思います。

ただ、これだと外で動画を見まくるような使い方はそこまでできないので、もう一つのスマホにNUROモバイルのNEOプランのSIMを入れています。これは月20GB利用できるプランで、もし20GBを使ってしまっても、最大1Mbpsでの利用が可能なので、データ残量を気にしなくても動画視聴に便利に使うことができるようになっています。もし回線自体が使えなくなると困るので、もう一枚au回線のpovo2.0を入れて、必要に応じていつでもトッピングで利用できるように備えています。

ただ、最近は自宅でインターネットに接続して利用する時間が多く、外でずっと動画を見るような使い方をするのは毎日ではなく、旅行やお出掛けの日などかなり回数が限られます。NUROモバイルの料金は固定で2千円以上し、全く使わなくても固定費がかかってしまいます。改めて考えてみると、使わない回線に毎月お金を使ってしまっているということにもなっているのです。

これは、今後の使い方にもよるのですが、例えば楽天モバイルの回線を一回線増やした場合、月額は今の半額以下の千円くらいで3GBまで使えるので、通話用のスマホに入れている2回線のデータ量合計で9GB(楽天2回線・LINEMOミニプラン)となるので、ほとんどの場合これで十分では? という気もします。もし3GBを超えた場合でも月約2千円で楽天回線は20GBまで使えますので、それでも現在の支払いと同じくらいになります。

もちろん、今ある楽天モバイル回線をデータ用に最大無制限まで使っても良いのですが、現在はeSIMでの契約なので、スマホ以外で使えないのがネックだと思っています。自宅に光回線を引くまではSIMカードをホームルーターに入れて自宅回線として使っていたので、自宅ネットが不通になった場合、光回線のモデムと入れ替えればそれだけで自宅のあらゆるネット回線が同じように使えるようになるという魅力(しかも無制限で)はそれなりにあるわけです。

また、今のままで楽天モバイル回線をあえて増やさなくても、今持っている回線の中でもpovo2.0のトッピングだけでも対応は可能ではないかと思います。現在はNUROモバイルで月2千円超えなので、例えば24時間データ使い放題が330円でトッピングできるので、月に3回トッピングすると楽天回線を増やした場合と同じ、月に6回行なってようやく現在の支払い額に近付くことになります。

これを書いている現在、期間限定のトッピングとしてデータ使い放題3日間で790円というトッピングがあるので、使い方によってはこうしたトッピングを使った方が良い場合もあります。povo2.0の真価はこういう場合にこそ発揮されるという事もあります。常に外でパソコンとスマホをテザリングして自宅と同じように使うような場合には、3GB30日間990円など、容量と日数が上手くマッチングしやすいトッピングもあるので、私の場合月2千円を超えないくらいにトッピングを抑えれば、今よりも安く使い勝手を損なわずに使える気もします。

また、最低限の出費をし、固定料金で安くということならIIJmioのデータ専用eSIM(ドコモ回線)が月2GBまで使えるので、povo2.0のトッピングなしでも3回線合計で8GBまで使える計算になります。これに必要に応じてpovo2.0の24時間使い放題のトッピングを合わせた方が私の今の使い方には合っている気もします。今後、楽天モバイルがプラチナバンドを使えるようになれば、楽天回線を増やして使った分だけの料金を払う(3段階での料金設定なので安定した通信回線を気楽に使える?)方が良いかも知れませんが、楽天のプラチナバンドが利用できるまでのつなぎとしても良いかな? という気もします。

IIJmioのデータ通信回線の場合、アプリで高速と低速の切り替えが可能で、低速の場合3日間で366MB以上使うとさらなる制限がかかりますが、低速でも最大300kpbs出て、速度も安定していると言われています。ネットラジオや音楽のストリーミングサービスを使う場合には300kbpsでも十分なので、速度の切り替えができる分、LINEMOよりも使いやすい部分はあります(LINEMOの場合は速度の切り替えはできず3GBを使い切ると最大300kbpsに制限されます)。

現在は月初めなので、とりあえずはもう少し今の回線を使う予定ですが、今後のモバイル回線を考えた時、最初から十分な速度と容量を用意するのではなく、現在利用する容量に合わせてのプランを考えながら、必要に応じてイレギュラー部分の料金をその都度支払うような形にし、月の固定費を抑える方が良いような気がしてきました。皆さんもモバイル回線を契約していて、実際のところいつも使うデータ量以上のプランを契約しているのでは? と思っている方は、こうした安くても使える固定プランにpovo2.0や楽天モバイル回線を加えるようなやり方についても考えてみてください。


事務的な書類を送るような用途の場合には新しく出た「郵便局アプリ」が便利そう

個人的にはたまに出すくらいの「手紙」ですが、最近になって毎年届いている年末調整のための保険会社からの控除証明書がなかなか届かなくてやきもきしていました。職場からは早めの書類提出を言われているのですが、肝心の年末調整用の証明書が来ないのでは困るのですね。ただこれは保険会社の怠慢というよりは、郵便局の労働環境の変化(?)により、全体的に普通郵便が届くのが遅くなったからという話もあります。

といっても、例えば今日、郵便を出そうとした場合、それが相手先にいつぐらいに着くのかというのは自分ではわかりません。さらに言うと、日頃あまり手紙を出すこともないので、そんな時には直接郵便局に行くことが多いのですが、近くのポストがわかれば、夜のうちに出しに行くとかできるのにと色々不便になっていることに気付いてはいたのです。そうした不満を一気に解決してくれそうなのが、新たに導入した「郵便局アプリ」でした。

まずは、今まで多くのアプリで別々にやっていたことが、このアプリで一元化されたというのがありがたく、タブっているアプリはスマホから削除することである程度はすっきりしました。

また、現在地から一番近いポストや郵便局を地図上に出してくれたり、差し出し側と受け手側の郵便番号を入れると、どのくらいで先方に届くのかの目安を自動計算してくれる機能はまさに欲しかった機能でした。この他にも、これも以前は別にアプリを導入して行なっていた、ゆうぱっくの「スマホ割り」のラベルも新しいアプリでも作れるようになりました。この10月からヤマト運輸や佐川急便と同じように郵便局も値上げしましたが、個人で使う場合にはまだ郵便局の方が安い? という風には思うので、今後はスマホ内で価格を比較できるので、色々な要素がまとまったアプリになったことは歓迎できます。

話は郵便局の話から離れますが、スマホにアプリを導入することで財布の中のポイントカードは減ったのですが、その分どの業者でも専用のアプリがあるので、それを起動して使うこと自体が大変になってしまっています。先日もとあるファミレスでランチを友人とご一緒したのですが、その際は同行者の方に迷惑がかかるので、そのファミレスのクーポンを探すのが手間だったので早々に諦めました。最近は特定のポイントアプリを使って利用時にポイントがたまるようにするのが精一杯という感じです。

現在、地元のお店でもお店限定のポイントと、dポイントに楽天ポイントやPayPay、auPayなどのポイントが二重に付く場合があるのですが、スマホにそれらのアプリが入っていて会員登録のデータが入っていれば、タッチするだけでそれらが簡単に加算されるような仕組みがあればもっと楽なのになと思います。今後も色々な企業がアプリを出すと思いますが、それを使うユーザーがかんたんに使えるようなアプリ開発をお願いしたいですね。


情報源はネットだけに偏るとお得な情報を漏らすこともあるかも知れない

スマホがもはや当り前に持つことが普通になり、状況によっては持たないと利便性のある生活ができないくらいまでのところになっている中で、情報の入手先がインターネット経由のスマホからほとんど入手する方が増えているというのは、もはや仕方がないような気がします。テレビ離れという状況がそもそもネットへの移行ということでしょうし、新聞からの情報は意義があるとは思いますが、購読料の値上げということだけでなく、そのままにしておくとどんどん新聞紙がたまっていくことになります。

新聞の記事をそのまま配信するようなサイトもある中、主なニュースを見るだけならネットのこまめなチェックだけでも何とかなると思った人は新聞の購読を止めることにもなります。もちろん、新聞社独自のネットワークを使った特集記事など、新聞でなければ読めないものもあるので、今でも新聞の有益性というものの否定はしませんが、最近は新聞に限らず何でも値上げの波が押し寄せ、食べる物は必ずかかるのでその分ネットで代用できる新聞を止めたり、テレビだとNHKを解約してチューナーレスのスピーカー付きモニターでネットからの動画配信・ネットテレビからの情報を入手すれば良いと考える方も出てきています。

私の場合は新聞購読は現在止めていて、どうしても読みたい記事がある場合には近くの図書館で保存されている新聞を読みに出たり、必要に応じてコピーを取ることで、新聞購読をせずに済ませていますが、テレビは解約することなくBS放送まで受信契約をしています。

というわけで、私の場合かなりの割合でネットからの情報に頼ってしまうことがあるのですが、ネットで知る前にテレビでの情報を活用することもあります。昨日、たまたまテレビをながら見していたら、全国チェーンの飲食店がお盆に一部商品の値引きサービスを行なうコマーシャルが流れていました。普通、お盆の飲食店といえば「お盆特別メニュー」のようなお品書き変更が行なわれ、いつもより高くなるようなケースも以前にはありましたが、逆にお盆だからお得になるというのは、やはり利用したくなります。

ただ、テレビのながら見をして得た情報なので、最初にはどのチェーン店かぐらいしかわからなかったのですが、そこは店名でネット検索を掛けると、そのキャンペーンの内容を確認することができました。そのチェーン店は専用のスマホアプリを持たないので、他のチェーン店と違いアプリに登録しておくとスマホにお得な情報があった時にスマホに直接通知してくれるような事がないので、どこかでこうしたお得情報を入手する必要があります。今回はたまたまテレビコマーシャルに目が留まったわけです。

このような情報は先にネット上でたまたま見付かることもあるのですが、状況によっては目に入らずに逃してしまうところもやはり多いのだろうと思います。今回はたまたまテレビCMで得た情報をきっかけにして、この休み中には有難い昼食を安上がりにできましたが、それ以外にも店頭のポップなどを見て後からネット検索をするとか、どこかで見付けたキーワードをネットを使って確実なものにするような、ネットと他のものを複合的に使うことを心掛けると、よりこれからの生活がやりやすくなります。

そういう意味では、スマホをネット接続用にだけ使うのではなく、気が付いたものを撮影して保存しておき情報用ソースにするか、直接画像検索に掛けるとか、自分の目に入ったものを記録する道具としてもさらに活用していきたいと思っています。


「サブスク」は本当にお特なのか?自分の中で何にどこまでお金を掛けるべきなのか冷静に考える

前回紹介した家電量販店「ヤマダ電機」の安心会員はこちらから解約を申し出ない限り、一年に一度4千円あまりが引き落とされる、いわば「サブスク」のサービスなのですが、現在はあらゆるサービスの中に「サブスク」という選択肢がある社会になってきています。

飲食店では一定額を払うことで定期的な物品の提供がされたり、ジムでは月額の支払いで施設を使い放題になったりしていますね。考えてみると、モバイル通信の世界では、改めてサブスクという言い方はしなくても一定額を毎月支払うことで安定したモバイル通信が提供されるので、これもサブスクの一種として考えても良いのかも知れません。

現在私が毎月支払ってサービスを受けているものとしては、アマゾンプライムを始めとしてヤマダ電機の安心会員の他に、JAFの年会費やラジコのプレミアムサービス、そして光通信を含めたネット関連費というのもその中に入るでしょう。現在払っているのは、それなりに毎月かかる費用について適正だと思っていますが、何でもかんでもサブスクにしてしまうのはちょっとどうかと思います。

基本的に、節約をする場合には必要とするものだけを買うようにすれば良いのですが、毎月何にいくらくらい使っているのかをデータ化した場合、必要最低限とした金額と、サブスクの月額がほとんど変わらないという方は積極的に使えば良いと思います。特にモバイル通信の費用というのはそんな感じで加入して使っていて、今よりさらに条件が良いものがあれば、後くされなく新しいサービスに移ることができる(止められる)ものが良いでしょう。

現在、ちょっと加入しようかどうしようか考えているのが、旧Office365の「Microsoft365」です。今まで紹介してきたのは主に月額のサブスクですが、こちらの方は個人向けであるMicrosoft 365 Personalの年間の利用権を購入することで、いつでも最新のオフィスアプリを同時に5台まで使え、インストールできる機器にはスマホ・タブレットを含め制限なし、さらにMicrosoftのクラウドサービスOne Driveが最大1TB利用できて年額14,900円(月額1,241円相当)となっています。

買い切りのオフィスアプリと比べてこれを高いと見る向きもあり、私自身もそういう感じで見ていたことは確かです。また、最新価格が値上げされたように今後もMicrosoftの考えによって値上げが行なわれ、利用コストが上がる事についても納得して使わなければなりません。ただ、モバイル用のPCとして常にネット接続をすることが前提のChromebookを使うようになって、改めてクラウドの存在価値というものを考えるようになりました。そこでキーポイントになるのがMicrosoftのクラウドサービス「One Drive」1TB利用可という事のメリットです。

実は、One DriveでOfficeで作ったファイルをオンラインで使うと、パソコンにMicrosoft Officeがインストールされていなくても、「Office for the Web」というオンラインで使えるOffice環境を利用することができます。どうあがいてもOfficeをインストールできないChromebookでも使えます。当然パッケージアプリと比べると機能制限は付きますが、Word文章をちょっと直したり、Excelで作ったデータに入力するといったことなら問題なくできます。さらに嬉しいのは、Office for the webで入力したデータは、One Drive上で使うとその都度こまめに保存しなくてもその内容が反映されるようになっています。

ちなみに、WindowsパソコンですでにOfficeアプリをインストールしている場合は、ファイルを開く時にFor the Webかアプリかを選択した上で開くことができるようになっています(ウェブブラウザから開く場合)。機能制限版のfor the webでは修正できないような変更をする場合にはパッケージ版も併用できるので、仕事やプライベートなどでOfficeを使っている場合はOne Driveとセットで使うのが便利だし当然使用頻度も多くなります。

このように便利なOne Driveではありますが、無料で使えるOne Driveの容量は5GBと心もとないので、すでにパッケージ版のOfficeを導入している方でも容量の増量は考えたくなるところです。

ちなみにOne Drive単体での利用については容量100GBのMicrosoft365 Basic(こちらはOfficeアプリは利用できません)だと年間2,440円(月額は203円相当)となっています。これだけあれば十分ということであれば、この金額はそれほど高くなく(私が現在契約しているラジコプレミアムの月385円より安い)、今持っている買い切り版のMicrosoft Officeのサポートが切れるまでは使うのも良いかなと思います。

もし、動画や写真など(スマホで撮影したものをアップロードする設定にしていればなおさら)を多く利用し100GBでは足りなくなってくるようであれば、現在使っているOfficeのサポート期限が切れるタイミングで、今後常にOfficeアプリが最新版になるMicrosoft365を購入して使うというのも、あながち悪い選択ではないようか気がします。

これをMicrosoftの囲い込みと言うのかも知れませんが、本来クラウドについてはGoogle Driveを使わせようとしているChromebookでもやはりOne Driveは便利なので、パソコン上でOfficeを使うという人であれば、導入を考えてもいいのではと思います。

ちなみに、Microsoft 365 Personalは直接Microsoftからでなく、ネット通販サイトでも販売されています。売価そのものが定価より安くなっている場合(セール時)もありますし、キャッシュバックキャンペーンも過去にはあったようです。ポイント還元の点からも1年分を購入してから安いと思った時には先に購入して、翌年はその安いもので更新するようなパターンにすれば、多少はサブスクに掛かる費用を安くできます。かなり期間が残っている場合でも、安くなった時に追加の権利を購入すれば、登録した時点からさらに一年間有効期限を伸ばすことができます。

ここでは定価より若干安い「オンラインコード版」へのリンクを貼らせていただきます。私もそうですが、通常価格ではできるだけ買わず、ここからセールでどのくらい安くなるのかという傾向をつかみ、その価格と同じかさらに下がった時が購入のチャンスとなります。一年ごとの更新はめんどくさいですが、細かなチェックを行なうことによってサブスク費用を安くできると思えばそれも良いのではないでしょうか。パソコンやタブレット、スマホを複数持って使い分けている方は、買い切りタイプの製品を使っていると、特にWindowsとMac、AndroidとiOSが混在している環境の方はソフトにかかるコストを考えると、年間ライセンスのみで複数端末で使う方が安く使えるようになりますので、そのような使い方をされている方は改めて導入を考えてみてはいかがでしょうか。


ヤマダ電機の「安心会員」特典のデジタルクーポン化はお財布の中味を軽くするためには有難い変更だった

ネットでの買い物をすることが多いものの、長く使うもので不具合が出た場合においそれと買い換えることができないようなものについては、実店舗での購入が推奨される場合があります。私の場合は今はその電気代の高さに今後どうしようかと考えているものの、今でも問題なく動いているテレビなど大物家電がそれに当たると言えるかも知れません。

大手家電量販店の中でも、私はヤマダ電機の「安心会員」(NewThe安心)にずっと加入しているのですが、年間4千円ちょっとの会費を払っていると、このプランではヤマダで購入したものだけでなく、他社(ネットを含む)で購入したものでも、ヤマダ電機で取り扱っているメーカーの品であれば、購入後からしばらくの間はメーカー保証と同じような保証が受けられます(現在、こちらの安心会員の新規受付は終了していてヤマダ電機で購入した商品に限っての保証が受けられる「ヤマダ安心保証」へとサービスが変わっていますのでご注意下さい)。私の場合かつて、ヤマダ電機で購入していないテレビの部品を、自宅にメーカーのサービスの方に来てもらって2回換えてもらったり、冷蔵庫の部品についても(こちらはヤマダ電機で購入)同じように出張修理をしていただきましたが、その際の修理費の負担はありませんでした。

さらに、新旧プラン問わず会員になると2ヶ月ごと500円ずつ、一年間にわたって現金と同じように店舗で使えるクーポン券が6回(3,000円分)出るのですが、このクーポン券は今まで冊子になったものを切り離して2ヶ月に一回使うような形で郵送されてきたのですが、それがこのたびスマホアプリから呼び出せる電子クーポンに変更になるというメールが来ました。ただこれは任意で、今まで通りの郵送も選べるということですが、このクーポン券は財布の中に入れていると結構邪魔になり、ちょっと出掛けた先でクーポン券を使おうと思っても、常に財布の中に入れていなければ使えないという不便さが何とかならないかと思っていたので、すぐにデジタルクーポンの申込みをしました。

とりあえず、私の場合は今のところ以前の「NewThe安心」の会員として維続できるようなので、2023年の10月から使える形のデジタルクーポンになるようです。安心会員の仕組みは2023年の1月に変わったようで、今から入る方はヤマダ電機で購入する必要はあるものの、現在加入可能な「ヤマダ安心保証」の保証でもメーカーの修理対応の派遣費用や部品代をもしもの時には面倒見てくれるので、修理対象の家電を買う時にはアフターサービスを考えると、悪くない選択だと思います。幸いにして私のところでは最近は大きなトラブルはなく、もし今度テレビが使えなくなったら買い替えになると思いますが、その際はよほど購入価格に開きがなければもしもの時の出張修理をお願いできる特典のある方を選ぶだろうと思います。

ちなみに、修理対象の商品はどちらの保証でも同じで、テレビ・大型マッサージチェア・洗濯機・乾燥機・電子レンジ(オーブルレンジ)が6年間、エアコン・冷蔵庫が9年間の保証になっています(「ヤマダ安心保証」ではテレビと冷蔵庫の大きさにより対象にならないものがあります)。これらのうち大型テレビ・洗濯機・乾燥機・エアコン・冷蔵庫の故障というのは大きくて入れ替えもすぐにできない場合もあるので、すぐ新しいものを買うよりも、出張修理で直せるものならこうした保証に入るのも十分に有りだと思います。

最近は出張修理をお願いする機会はほとんどないこともあり、年会費を支払った分の少しでも取り戻すためにも、電子化されたクーポンを使い忘れることなく、日々のちょっとした買い物に役立てられればと思っています。ただこうなると、ますます日常的にスマホを持ち歩き、その中に多くの機能が入る事になるので落としたり失くさないような注意をする必要が増々出てくるようになるでしょう。

私はネックストラップをして胸ポケットに入れるくらいの小さなサイズのスマホにデータを移行させていますが、外出時には体から離さないように気を付けています。こういう話をするとスマホは便利だなと思いますが、出掛ける時に持って行くのを忘れたり、充電が切れたりしたら何もできなくなってしまう事にもつながるので、その点も十分考えた上での外出を心掛けたいものです。


熱中症の危険のある中であえて外出するよりもネットの生LIVEを利用して多くのコンテンツを楽しむ方が良いか?

ここ数日、東北地方、特に秋田では雨による甚大な被害が出ているようでお見舞い申し上げます。私が実際に出掛けたところでは、黄金崎不老ふ死温泉のところにも水や土砂が押し寄せたようで、今後の大雨が心配になりますし、今後の営業についても相当大変になるのではないかと心配しています。東北以外の地域でも体温を超える気温にまで外の気温が上がっているので、三連休に出掛けて体調を悪くするような事が各地で起こっているのではないかと、こちらも心配になります。

私自身は、さすがにこの状態で外出する気にはなれず、この連休は自宅に籠もっておりました。ただ、連休ということで多くのイベントがあり、個人的には出掛けたかったのですが、体の方と相談してインターネットの配信がされているスポーツイベントをモニターや大画面テレビで映して行った気になって楽しんでいました。

今の時期は高校野球の地方予選が行なわれていますが、以前は地上波テレビで予選の早い段階から生中継されていました。これは、日本のスポーツ中継において夏の甲子園大会が最も早くからラジオ・テレビでの中継を行なっていた名残りだったのではないかと思います。ただ、歴史的に野球が最も古いスポーツ中継で、甲子園大会がそのはしりだと言っても、高校生のスポーツは野球だけではないという批判もあります。選ぶスポーツの違いだけで県大会の1回戦からテレビ中継をするというのは、さすがにフェアではないのでは? と私も思います。

高校野球の地方大会も大詰めになればテレビ中継はあるものの、最初から色んな試合を見たいという場合には基本的には実際に球場に出掛けるしかないというところなのですが、実はネットの世界では現在主な試合については全国の地方大会でライブ中継を実施しています。自宅でも外でもインターネット環境があれば、地元の試合だけでなく全国各地の地方大会の様子をLIVEで見ることができます。私はヤフー系列の「スポーツナビ」から見ているのですが、パソコンの小さな画面ではなく、大型テレビの画面で見たい場合には、ChromebookをHDMIケーブルで接続して大画面テレビで見ると、ほとんど普通にテレビで見ているのと遜色ありません。

当然エアコンを付けっぱなしにして大画面テレビを付ければ電気代はかかるのですが、外出するにもエネルギーは要りますし、移動するためのガソリン代やイベント入場料その他もろもろがかかるわけですから、みんなで楽しむにはこうしたやり方で家で楽しむ事も有りだとは思います。ただ、Chromebookの画面をそのままテレビ画面に映そうとしてケーブルをつないでも、なぜか一面壁紙の初期画面しかテレビには映らない時があります。この現象を解消する方法があります。

Chromebookの「Ctrl」キーを押しながら、上部にある「全画面」キー(上部左から5番目)を押すことで、それまでうまくシンクロしていなかったChromebookの画面がそのままテレビに映し出されるようになります。自宅にいる時だけでなく、外出先のホテルのテレビにChromebookの画面を映すことが簡単にできるようになるので、私のようにChromebookをモバイル環境で使っている方なら覚えておいて損はありません。

高校野球が心底好きな方は、全国の有力校がどのような戦いをしているか気になって実際に遠征する方もいるかも知れませんが、全ての試合ではないものの全国の試合が無料(通信費は別ですが)で自宅にいながらにして見られるので電気代を掛けても自宅から出ない方が良いのではと思います。

Amazon FireStick TVを持っている方は、アプリとしてYouTubeアプリを入れることによって、他の競技についてもYouTubeなどでの生配信が行なわれることも少なくないので、パソコンやChromebookを使わなくてもテレビだけでLIVEを楽しむことができます。次回のパリオリンピックの選考がかかる卓球の国内・国際試合もLIVE配信されているので、スケジュールさえつかめば、テレビのニュースの結果でしか見ることのできない様子も、試合の内容をすべて網羅して見ることができます。YouTubeでは、Jリーグはハイライトしか見られませんが、昨年にはJFL(Jリーグ下部のリーグで上位チームにJ3へ昇格への道もあるリーグ)昇格プレーオフの中継をYouTubeで行なっていました。

その時には元日本代表で現在は沖縄県在住の高原直泰選手兼監督がいる沖縄SVが奇跡的に昇格した試合をアナウンスなどが全くない中継ながら、満喫することができました。沖縄SVは、会社組織として単にスポンサーに依存しない体質を作るため、高原氏が主導し沖縄でコーヒー栽培を行ない、その利益でクラブを運営していくという、全国でもないチャレンジをしながらJリーグ入りを狙っています。今シーズンのJFLでの成績は残念ながら最下位ではありますが、JFLの試合もYouTubeでLIVE配信されているので、コアなサッカーファンの方は自宅に居ながらにしてその様子を楽しむことができます。これらは主に私の興味あるスポーツについての情報ですが、この他にもBSを含むテレビでは放送されないスポーツ中継をネット中継しているところがあるかも知れませんので、探してみるのも良いでしょう。

基本私はAmazon FireStick TVのアプリを使って見られないものについては、パソコン(WindowsかChromebook)の画面で見ているものを大型テレビに映すことにしています。その際必要になるのはテレビと接続するHDMIケーブルおよび、Type-C端子しかないChromebookについては変換ケーブルが必要になります。スマホやタブレットからは単にケーブルで接続しても画面がテレビに出ない仕様の製品が多いので、すでにケーブル接続だけでテレビ出力可能なハードを持っている方以外については、基本的には安いものでもパソコンを使って画面を映す方がコスト的には掛からず、個人的にはおすすめです。