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イヤホンジャックから接続可能な巻取り式FMアンテナを使ってスマホのFMラジオを使ってみたら

先日は、防災用ラジオの常時携帯を止めて、その代わりスマホに導入されているFMラジオアプリを活用することについて紹介しました。

ただ一つ残念だと私が思っていたのは、ラジオを受信するためにはイヤホンジャックに有線のイヤホンを繋ぐことで、イヤホンのコードにFM用のアンテナとして使う仕様になっています。この技術は最近のものではなくて、かつてクレジットカードタイプの薄型ラジオが出ていた時も、付属のロッドアンテナがない代わりに、付属のイヤホンをアンテナ線としても使うような感じで小型化を実現していたのでした。

私は以前のブログを書いた時にも、てっきりスマホのFMラジオアプリではイヤホンからの出力しかできず、スピーカーを使って複数人が同時にラジオを聞くためには、有線で接続する小型スピーカーを用意しなければと思っていたのです。しかし、FMラジオアプリを色々といじっていると、アプリの中に「スピーカーを使用する」というメニューが出てくることを発見しました。と同時に「イヤホンを使用する」という形で音の出口を切り替えることもできるような仕様になっていまして、これだと長めの有線イヤホンが一本あれば、電力は食うもののスマホのスピーカーから直接音を出せることがわかり、あることを思い出しました。

写真のものは、以前中華ラジオを購入した際に手に入れた、外付けのFMアンテナXHDATA AN-80です。専用のアンテナ端子があるラジオではイヤホンジャックから接続し、特別な端子を持っていない普通のラジオの場合には、FM用のロッドアンテナに付ける部品も付いているので、これを部屋のカーテンレールに挟んでコードを長く伸ばすことによって受信感度を上げられるという単純な製品です。

こんなものでも、やはりあるとないとは大違いで、ちょっとノイズが乗るコミュニティFM局でも、小さなロッドアンテナしかない防災ラジオを使っていても、何とかきれいに受信することができるようになるので、気に入って使っていたのです。

今回、これをスマホのイヤホンジャックに直接つなぎ、カーテンレールに先端をはさんで長めのアンテナにして、さらにスマホから音を出すためにアプリの設定を切り替えたところ、全く問題なくスマホのスピーカーから音を出すことができました。

イヤホンを使う場合にはそのまま差しても良いのですが、オーディオ・アクセサリーとしてイヤホンを2本使えるような二股ジャックもありますので、それを差した上でアンテナとイヤホンを両方差せば、高感度のラジオを短めのイヤホンで聞くことも可能になります。
また、「イヤホンジャック FMアンテナ」で検索すると、ロッドアンテナを直接スマホのイヤホンジャックに接続できる商品も安く入手可能です。

あまりにも安いので一つ注文を出しましたが、中国から船便での配送になるので、到着までには時間がかかりそうですが、届いたらそのレポートも改めてしてみたいと思っています。私の場合、今回紹介したカーテンレールに接続するタイプのコードアンテナとも併用できるので、これを常に持ち運びつつ、手持ちのラジオをまさかの場合の情報収集用FMラジオとして使おうと思っています。

低電流での充電が可能なモバイルバッテリーは今となっては貴重かも知れない

モバイルバッテリーの進化はすごいものがあり、小さなモバイルバッテリーでもノートパソコンを充電できるような高性能な製品が多く出てきています。そのため、以前なら本体の電池が切れたらコンセントから充電するしかなかったような状況下でも、自分の使っているノートパソコンの消費電力(ACアダプターの能力)に合わせたモバイルバッテリーと併用することで、本体の電池を使い切ってしまっても、何とかモバイルバッテリーで使い続けられるようになりました。

また、高出力のモバイルバッテリーを使うと、スマホやタブレットの急速充電モードを使えるようになるので、普通の充電より速く容量を満たすことができるようになるなど、朝起きてスマホの充電をし忘れたといったような場合でも、通勤時に充電するだけでそれなりに使えるようになるケースも考えられます。

もちろん、モバイルバッテリーの高容量・高出力化というのはありがたいことですが、充電する対象によってはその高出力があだになってしまうケースもあります。例えば、イヤホンやスマートウォッチ・スマートバンドは小容量の電気でも動くので、充電出力を上げすぎるとトラブルの原因になることもあると言います。そこで、今のモバイルバッテリーの中には「低出力(低電流)モード」というものがあるものがあります。バッテリーのボタンを追加で押すことで、出力を下げることができて充電するものによっては低出力の方が都合が良い場合があるのですが、私の場合はさらに頭の痛い問題がありました。

というのも、常時持ち出して使っているノートパソコン風のタブレットTransbook T90Chiのキーボード部分はBluetoothキーボードの充電式になっています。このキーボードも小電流で充電すべきものですが、普通のモバイルバッテリーで充電していると、必要とする電流が少ないため、バッテリーの方で充電を終了したと勘違いして途中で充電が止まってしまうのです。

そこで、自宅にある様々なバッテリーを使ってBluetoothキーボードの充電を行なってみたのですが、これは大丈夫だろうと思ってやってみた5V1Aの出力で容量が3000mAというダイソーで昔購入した薄型バッテリーでも充電が途中で止まってしまいました。
こうなると、あえて低電流モードのある容量少なめのモバイルバッテリーを追加購入するしかないかなと思っていたのですが、ダイソーのものよりかなり前に購入したスティックタイプのAnker Astro Mini 3,000mAhという今となっては一回分のスマホの電池も充電できないバッテリーをつないだところ、何と止まらずに最後まで充電することができました。

今となっては購入したアマゾンの方にもリンクは残っていないのですが、先人がこの製品についてその能力を検証したブログがヒットしてその中を見たら、一つ鍵になることが書かれていました。

このAstro Miniも、電力供給をしている中で一定の電流以下になると自動的に給電をストップする機能が付いているのですが、その最低電流が最小50mAとなっていたのです。現在使っているBluetoothキーボードを充電する際にはこれよりも多い電流を流していると考えて良いと思います。ということで、このバッテリーを小電流を必要とする機器向けに持ち出すことを決定しました。

また、こうしたスティク状のバッテリーなので、以前購入してモバイルバッテリーと合わせて使っていたLEDライトをつなげて懐中電灯のように使うこともできるようになりました。また、これも以前紹介した展開するとかなり大きくなるソーラーパネルの充電先としてもこうした小容量のモバイルバッテリーは比較的少ない時間でも蓄電できるので、よりソーラー充電を活用できるようになるのではないかと期待するところもあります。

こうしてみると、高容量・高出力という性能も当然必要なところではあるのですが、低に低電流低出力で容量が少ないバッテリーでも、これだけUSBでの充電先が多様化する中でまだまだスクラップにするのは勿体ないということも言えそうです。頻繁にワイヤレスイヤホンやスマートウォッチを充電するような方は、最新のモバイルバッテリーで全てまかなうというのも一つの方法ではありますが、以前使っていたモバイルバッテリーで利用可能なものはないか、確認してみるのも面白いのではないかと思います。

タブレットをノートPC化したことでお蔵入りになっていた中途半端なACアダプターの出番が出てきた

現在、古いノートパソコンを含めてほぼPC出力(USB-TypeC)からの充電ができるようになったので、専用のACアダプタを持ち運ぶことなく、電源回りの持ち物が激減したのはノートパソコンのモバイル運用によっては本当に楽になった事の一つです。現在は、今持っている全てのノートパソコンを使いながら充電するためには45Wから60Wくらいのものを用意して持って行けば何とかなるような感じなのですが、端末によってはもっと少ない出力で済むものもあります。

以前購入したWindows11の入ったノートパソコンについては、大体30Wくらいあれば十分なので、大きなポータブル電源を持たなくても、30W出力のモバイルバッテリーがあれば、何とかそこから充電できるので便利に使っていたのですが、先日から紹介していて私の常用パソコンとして現在持ち出しているASUS Transbook T90Chiは更に電力消費が少ないので、さらに電源回りの用意が楽になっています。

当然、ACアダプターも大は小を兼ねるという面はあるのですが、出力が高い充電器やモバイルバッテリーは今までスマホやタブレット用として使っているものの流用だと力不足になり、買い直しを考えなくてはいけない部分があります。ただ、古いWindowsタブレット(T90Chi)を現役復帰させたことで、持ち歩くUSB出力のACアダプターを変えてみました。

これはたまたまソフトバンクのショップがアウトレットセールをやっていた時に格安で購入したPDとUSB-A端子の二つを持つACアダプターですが、PDが20Wで、USB-Aが12W出るので、トータルで32W出力をうたうものです。スマホ二台とかスマホとタブレットを一緒に持ち出す場合にはこれ一つで両方の充電ができるのが便利で一時期は持ち歩いていたのですが、USB出力のACアダプターでノートパソコンの充電をするようになったことで、この種のアダプターは押入れにしまい込んでしまっていたのですが、今回復活させました。

多くのモバイルバッテリーは、最新型のものではなく、今まで安値で買い込んだものも多いので、充電するためにはこのくらいの出力があるアダプターでも十分に充電できます。で、今はモバイルバッテリーとスマホ・タブレット・T90Chi(タブレット)の充電をこなす、この持ち物では万能に充電可能なアダプターとして機能しています。

写真のアダプターは二口USB端子があるタイプなので若干図体が大きいのですが、最近は20WのPD出力のできるアダプターであればかなり小さいものがあります。できるだけ外に持ち出す荷物を減らしたいという場合には、山登りの荷物ではありませんが、g単位で持ち物の見直しも行なうことで、全体の荷物を軽くすることもできるでしょう。

現在はモバイル関連の持ち物だけではなく、外出先で災害が起きた場合を想定し、簡易的な防災リュックといった感じでバックパックに荷物を詰めている関係で、そこまで荷物の軽さには神経を使ってはいないのですが、ただ同じ事をする中で荷物が重いとやはり大変なので、できるだけ荷物を軽くするために同じ事ができるならできるだけ小さく軽いものをという形で物を揃えるようなことも考えていければと思っています。

今のところ、私の荷物の重量を上げているのは恐らく複数持っている「モバイルバッテリー」と内蔵電池の入った通信機器である可能性が高いです。もちろん、災害に遭遇してコンセントからの充電が長く行なえない状況を想定すると、多くのモバイルバッテリーを同時に持ち運びたくなるわけですが、旅行中であれば最近は飲食店や空港でもコンセントを使えるので、そんなにバッテリーを持ち運びしなくても困ることはないでしょう。また、災害対策ということで、ソーラーパネルを持っているので、あえて小容量(せいぜい10000mAくらい)のモバイルバッテリーを2つローテーションさせていけば、それ以上持っていたとしても使える電力量にはそう変わりはないのではと思います。

そう考えると、低電力なCPUを搭載したWindows10が使えていたタブレットあたりをLinux化して使うという私の考えは、荷物の軽量化には役に立つのではないかという気がします。もちろん、ノートパソコンでもかなり軽いものがありますので、本体と電源回りのものとトータルで持ち出し重量を軽くするための試行錯誤を今後も行なっていきたいと思っています。

ダイソーの2Wayワイヤレスマウスは持ち運び時にも安全な構造になっているのがポイント

ASUSのT90Chiは、基本的にはWindowsタブレットとして作られているので、キーボードドッグとしてBluetooth接続のキーボードは付くものの、ポインティングデバイスは付属しません。私がWindows10で使っていた時にはソフト的にマウスを使えるようにするアプリを入れて使っていたものの、快適に使うためにはやはりマウスを使うようにすべきです。とりあえずは小型の充電式マウスを使っていたのですが、このマウスが特に右クリックの使用感が悪く、かなり強く右クリックしないと右クリックメニューが出なかったり、マウス自体が小さすぎるため操作しずらかったりしました。

そこで、他のBluetoothマウスを物色したのですが、そこで見付けたのがダイソーの550円飛買えるBluetoothだけでなくUSB送信機を付けて無線化できる2Wayのワイヤレスマウス「Bluetooth Wireless Mouse」だったのです。

ぱっと見たら普通のBluetoothマウスのような感じではあるのですが、箱の側面を見ると、ワイヤレスといってもBluetoothだけではなく、本体内部にUSBレシーバーが付いていて、2Wayワイヤレスマイクとして使えるようになっているのです。

電池は、私が持ち出し機材の基本として考えていた単四2本で動くものですが、Bluetoothマウスには付いているはずの電源スイッチやペアリングのためのボタンはありません。しかし、説明書を読むと、電池を入れることで待機状態となり対象とするパソコンなどからマウスを選び、パソコン側からの設定をすることで問題なくBluetooth接続ができるようになりました。

無線マウスとして使う場合のUSBレシーバーは、電池フタを開けた中に入っています。写真のように、いわゆる「凸」型の電池ケースフタになっていて、「凸」の上のところに送信機が入っています。フタをきちんと閉めていれば送信機が落ちることはまずないだけに、私がマウスを持ち出して使う場合には大きなポイントである「USBレシーバーを失くしにくい」という大きなメリットにもなりえます。

実際にフタを外してみましたが、うまく考えたものです。先日このブログで紹介した手におさまる無線マウスはマウスの底面にUSB送信機を差す構造になっているのですが、何回も抜き差ししているうちに、かなりゆるくなってしまい、ふと気が付くと送信機がどこかに落ちてしまっているような事が頻発しています。家の中で使っている分には、部屋の中を探せば何とか送信機を見付けることはできるものの、これを外に持ち出すとなると、ちょっと送信機を落としそうで怖いというのが本音でした。

しかし、このマウスであれば通常電池ブタを開けることはありませんし、通常はBluetoothマウスとして使いながら、他のパソコンでマウスを使う場合には、いちいちセッティングの手間がかかるBluetoothではなく、USBに送信機を差すだけのワイヤレスマウスとして使い分けることもできます。大きさもそんなに大きくはなく、操作感も他の普通のマウスのような感じで問題なく使えるので、T90Chiのセットで使うマウスに改めて決定することにしました。一応、ワイヤレスでの接続ができなくなった時のために、USBハブに差して使える(確認済み)、こちらは110円で購入した有線マウスを持っているので、これで持って行くパソコン自体を入れ替えても、マウスはこれで決まりという感じにできそうです。

サンワサプライMM-HS405BKは通話できる端末を増やして常時持ち出せるヘッドセット

旅行用および災害持出用として日常使いのバックパックの中に色々なものを入れているのですが、先日のスマホ紛失によって、今回新たに持ち出すものを追加することにしました。それが、サンワサプライのMM-HS205BKというスマホやパソコン、タブレットのイヤホン端子に差して使える電話型のヘッドセットです。

ごらんのように、受話機のような形をしていて小さいので(比較対象として恐らく昔の固定電話の受話器と同じくらいの大きさだと思われるヘッドセットと並べています。肝心の右側にある商品が見にくくなってしまいすみません)、スマホ自体を耳に当てるのではなく、このヘッドセットを当てることによってパソコンやタブレットを使って通話をしたい時には役に立つようなものになっています。今回、メインで使っていたスマホがなくなってしまったので、スペアのスマホを使って電話を行なったのですが、同じようにSIMカードを入れて使えるようにしている8インチタブレットは、通話自体はできるものの本体だけだとスピーカーフォンを使う形での通話になってしまいます。

一人だけで使っている場合は良いのですが、周辺に他人がいて話を聞かれたくない場合には、タブレットを持って人のいない場所まで移動することになってしまいます。こうしたヘッドセットがあると、ちょっとした固定電話といった雰囲気で、あらゆる方法による人に聞かれない形での電話ができます。

さらに、持っていくパソコンにもよるのですが、楽天モバイルが提供するデスクトップ用のRakuten Linkアプリを使うと、楽天モバイルSIMが入ったスマホと同じWiFiを使っている場合や、楽天モバイルのネット環境でパソコンをテザリングしている場合、楽天モバイルの番号でパソコンから直接通話やSMSができるというメリットは、パソコンにつなぐヘッドセットがあればさらに使い勝手が高まります。

今回たまたまアマゾンのサイトで値引価格が出ていたので、ずっと買おうかどうしようか迷っていたのですが、今回ついに購入となりました。本体に付いているボリュームを最大にしてもそこまで音が大きくならないという口コミもありますが、私の場合についても最大くらいにしないときちんと聞こえないような感じではありました。ただ、電話ができないような状況ではないと思いますし、何といっても常に持ち運べるこの小ささは、それだけで私にとって価値があると言えます。

私の場合、車ではカーナビ用として固定して使うことも少なくないので、安全な場所で駐車してこちらから電話するような場合も、スマホは固定したままにしてヘッドセットをイヤホンジャックに付けて電話するような事も今後は行なえるようになるので、今後が楽しみなグッズになったような気がします。

外出時のノートパソコントラブル対策として100円ショップの有線マウスを購入してみました

基本的に今、家や外用に使っているマウスはほとんどワイヤレス方式のものです。特に外で使うことを考えると、ケーブルのとり回しが大変だということもあり、また電車などでノートパソコンを使う場合、パソコンは膝の上に載せて、マウスだけ小さなテーブルに置いて使うような事もあるので、そういった時にはケーブルがない方が便利なのですね。

ただ、外でノートパソコンを使う際には様々なトラブルと背中合わせでもあります。充電のし忘れや、カバンの中で勝手にスイッチが入ってしまい、いざ使おうと思った時にスイッチが入らないというようなケースもあります。単四電池で動くものを今は使っているのですが、かつて電池フタがゆるくなっていて、気が付いたらフタとともに電池をどこかに落としてしまったこともありました。USBレシーバーを止めるところがゆるくなっていて、レシーバーだけ失くしてしまうというトラブルも経験してきました。常にノートパソコンに差しておくのも手ですが、失くす時にはわざわざ外してマウスに収納している時にトラブルが起こってしまうのです。

で、使うノートパソコンにもよるのですが、マウスがあるとないとではかなり使い勝手に違いが出ます。私が使っているノートパソコンにはタッチパッドが搭載されているものがほとんどですが、本当に何かの拍子で全くタッチパッドが反応しなくなるとらぶるというものになると、それまでの作業を中止し、再起動をかけないと復帰しないのですが、その作業終了のための操作にポインタを動かさないといけないということになると、それこそキーボードショートカットをきちんと知っておく必要があります。

そんなこともあって、私が持ち運びを考えているレッツノートの入ったセットには、一般的なキーボードショートカットが書かれたマウスパッドを入れているのですが、最悪有線のマウスが使えるようにしておかないとと、常々考えていたのでした。

そんな時、自宅近所にある地域でお店を開いている100円ショップに行ったら、何と110円の有線マウスが置いてありました。LEDによる光学マウスで、しかも青色LEDを使っていて110円という、かつてダイソーなどフランチャイズの100円ショップにも置いてあったものと同じだと思います。

マウスの大きさは小ささを感じますが、常用でなく非常用として考えれば小さい方がカバンの隅に入れておいて、いざという時に出して使えるという、日常運びには適しているように思います。写真ではちょっとわかりませんが、一部スケルトンになっているので、使っていてピカピカ光るのが少々うるさいという感じはするものの、とにかく一個110円という価格においては、こうした点についても十分に私なら許容できます。

実は、以前小さな有線マウスが持ち出し用に欲しくて専門店を回ったことがあったのですが、小さなサイズの有線マウスというのはなかなか売っていなくて、購入を一時断念したことがありました。今回単に110円という価格だけではなしに、持ち運びに適したマウスとしても相当いい線いっているのではないかと思います。

なかなかお店で見掛けない110円マウスですが、地方などに出掛けた際に見付けたら即買いをしても良いと思えるほどモバイル用としては使いやすいと思います。個人的には予備にもう一つ買っておくべきかどうか考えているところです。

イトーヨーカドーの「FOUND GOOD」から出ていたBluetoothキーボードを日常使いに?

先日ふとイトーヨーカドーに行ったら、何やら洋服にまじって安い雑貨類が目に付きました。「FOUND GOOD」というのがそのブランドで、3COINSに売っているようなパソコン周辺機器もありました。

たまたまイトーヨーカドーがセールをしている時期だったため、これらFOUND GOODの製品も少し安くなっていました。中でも今回紹介するワイヤレスキーボードに興味を抱き、色々と見てみたところ、私の使い方なら安くてもそれなりに使えそうだということで、定価1,980円が1,320円にディスカウントされていたワイヤレスキーボードを購入しました。

このキーボードの電源は内蔵充電池ではなく単四電池2本を入れて使うもので、エネループでも私の環境では問題なく動きます。丸形のキーでキーピッチは18.2mm、キーストロークは2.6mmと、普通に使えるキーボードです。打っているとカチャカチャ音がするので、音が気になるかも知れませんが、価格が価格だけに静音のキーボードが欲しい場合は最初からこのキーボードは選択肢から外すべきでしょう。

私の場合は、今回常時持ち出しのバックパックに入れるのに、キーボードはどうしようかと考えていたのですが、Androidのタブレットに合わせて使うだけでなく、もはや旅先で壊れてもそこまでショックにならないパソコンとして、Linux Mintを入れたLenovoのIdeaPad D330のキーボードの上にこのキーボードを載せて使っても、ノートパソコンのキーボードに影響を与えないので、10.1インチと小さく、キー配列も小さいがゆえ特殊だったりキーとキーの間が狭かったりと、快適にタッチタイピングするには少しストレスがたまるので、それこそ壊れても惜しくないような持ち運びに便利なキーボードを探していたのでした。

このように、単にキーボードを載せただけですが、タッチパッドも問題なく使えますし、この組み合わせだけで外での入力マシンとしては十分な性能を持たすことができました。ただ、このキーボードの配列も特殊な部分はありますので、特にかな入力を主戦にしている人にとってはおすすめしにくいところです。

普通のキーボードはスペースバーの左右が「変換」と「無変換」ですが、キーを大きくしたためでしょうか、本来ホームポジションの右側にあるはずの「ろ」「む」のキーが下段のスペースバーの右側に並んでいます。ローマ字入力の方はそこまで影響は出ないと思いますが、「¥」やカギカッコをキーから直接入力する際には注意が必要です。私の場合はその点についても、特殊な入力方法を使っているのでこのキー配列でも何とかストレスなく入力することはできそうです。また、ENTERキーも他のキーを大きくしている兼ね合いもあるのか、小さくなっているので、大き目のENTERキーに慣れている人も注意が必要です。

手軽に持ち運ぶということだと、折りたたみキーボードも考えたのですが、ギミック的に折りたたみ部分が壊れやすい割に高く、さらに今だと内蔵充電池式のものが主流になっているので、微妙に私の使い方には合いませんでした。結果的に安くてそれなりに自分で使えそうなキーボードを手に入れることができました。ちなみに、この文章もFOUND GOODのワイヤレスキーボードを使って書いています。打ってから画面表示までの遅延もなく、頭に思い浮かんだことを即座にキーボードで打てるので、音の気になる場所では使えないかも知れませんが、外でも躊躇なくこのセットを出して使うようにできそうです。耐久性についてはわかりませんが、毎日使うものではなく、どうしても外で使いたい時に使うような感じの使い方になるので、そうした使い方では十分すぎるといった感じです。

単三エネループ2本で動く電子辞書シャープBrain PW-G5200を今さら持ち歩くメリット

前回の最後に紹介した電子辞書のセッティングが終わったので、改めて今から10年以上前に発売された高校生用の電子辞書「シャープBrain PW-G5200」について簡単にレビューさせていただければと思います。

なぜ最新仕様でなく古いもの(PW-G5200は2012年1月発売)を中古で買ったかと言いますと、実は一時期のシャープのBrainという電子辞書は、本来の電子辞書を使いつつ、Windows CEやLinuxを走らせることができる「改造」ができるハードであることがあります。

このように、通常では出てこない昔懐かしのWindeos CEのデスクトップ画面を出すこともできるのですが、果たして今の時代にこんなものを使うのかということを考えてしまうのですが、私が購入した金額は大きなキズなどはない説明書付きて2千円弱とえらく安く買えたので、おもちゃとしてだけでも悪くはないのかとも思えてしまいました。ただ、使ってみて本体の機能だけでもそれなりに使えますし、ブックリーダーとして使うのもありではないかと思えてきました。

そもそも、この機種はこれを書いている時点から15年も前の最新機種です。普通のスマホやパソコンだったら全く使いものにならないところなのですが、これは本体メモリに多くの辞書が入ったハードです。広辞苑だと第六版ですが、現在は第七版と改訂されているものの、基本的な言葉の意味を調べることについては、それほど使えなくなるということもありません。そもそも辞書の改訂とは何かということになってくるのですが、言葉というものは常に新しいものが生まれ、使われなくなった言葉は廃れていくわけで、古くて現在はあまり使われなくなった言葉も辞書から消えていくのですが、これがかえって不便になる可能性があります。

現在、古今東西の名作といわれる本が、誰でも無料で使える「青空文庫」という取り組みがあります。基本的に著作権の切れた作家の作品をボランティアの人たちでテキストデータ化して、パソコンやスマホ、ブックリーターを介して自由に読めるようにしているのですが、実はこの電子辞書でも青空文庫を無料でダウンロードして読むことができます。青空文庫の作品の多くは明治から大正~昭和までありますが、古い小説の場合、当時の風俗とからめてよく使っていた言葉が載っている場合も少なくないでしょう。

話は辞書の話に戻りますが、新しい辞書の場合、現在使われている「新語」を収録すればするほど、今までずっと掲載されてきた言葉の中から古いもの・今では使われなくなった言葉を消していく必要に迫られます。電子辞書の場合にはあまり関係はないかと思いますが、辞書は今でも紙の形で出ているので、改訂によってどんどん厚くなってしまうと使うのも大変になるだけでなく定価も上がりますし、そのために新しいものは増やし、その分古いものを減らす必要が出てくるのです。

シャープの古い電子辞書についてのサポートは今でもちゃんと行なわれていて、追加辞書とともに電子辞書で読める書籍が専用サイトで販売されています。電子辞書で使えるコンテンツデータをダウンロードできるアプリをダウンロードして会員登録し、会員情報と手持ちの電子辞書を連携させ(中古の場合前所有者の情報がある場合はいったんそれを上書きすることができます)ると、パソコンでダウンロードしたデータをケーブル経由で電子辞書本体に送ることができます。そのコンテンツの中に0円でデータを落とせる膨大な青空文庫データがあるのです。

電子辞書の画面が小さいので、文字も小さいままですが、縦書きにも表示可能ですし、ルビを表示するように設定すると見やすい感じで行間が空くので、老眼で小さな文字が見えにくいのでなければ、文庫本を読むように電子辞書で読書ができます。それだけだと他の電子書籍ビューアーと比較してあまり良い性能ではない気がしますが、逆にこの使い方でしか利用できない便利な使い方があるのです。

それが、ダウンロードした文庫を読みながら、昔の文章でよくわからない言葉や表現が出てきた時にその部分を選択すると、本体内に入っている辞書で調べてくれるのです。広辞苑だけではなく、その言葉が掲載されている辞書が複数候補として出てくるので、物語の理解により役立つというわけです。

昔の物語に出てくる語句というのは、当然古い言葉であることが多いので、その用途においては辞書の新しさというのは問題になりません。むしろ、新しくなった事で辞書から消えてしまった言葉がある場合は、むしろ古い辞書の方が良いわけで、その点では私の用途では少なくとも辞書の古さについては問題になりません。

シャープの電子辞書は、学習用として「中学生用」「高校生用」「ビジネス用」におおまかに分かれていて、搭載する辞書の種類に違いがあります。画像付きの図鑑を電子機器上で見たい場合は「中学生用」、学習用辞書のグレードを上げて専門辞書を使いたいという場合には「高校生用」を。ビジネス関連から日常生活に関する事を主に調べたい場合には「ビジネス用」をという感じになっています。私はネット上でニュースを見る場合に、学生時代に日本史を本格的にやってこなかったので、知識を補填したいと思って山川出版と旺文社の二つの歴史小辞典(日本史・世界史とも)がある高校生用のPW-G5200を選びました。受験対策用のコンテンツはクイズ感覚で楽しめればそれを目的に暇つぶしするのも良いでしょう。

個人的に迷ったのは「ビジネス用」のもののコンテンツの一つとして、テキストエディターが付いているものがあったのですが(付いてない機種の場合はコンテンツを購入することで利用は可能)、テキストデータとしてメモを取るなら、スマホの方が便利ですし、今後Windows CEやLinuxを入れて使う中で、テキストエディターが入るならお遊びで入れれば良いかなと思って、高校生用にしました。この辺は使う人によって色々な好みがあるので、私の選択が一番良いということはないと思います。もしハードオフなどで安く手に入るようなら、それを買うというのも一つの方法です。

今後は、ネットに繋がなくてもパソコンやスマホ以外で色々な事を調べる方法が増えることになるので、パソコンで作業しているところの側に置いて使ったり、青空文庫で読んでみたい本を旅の前にダウンロードして、旅先での読書及び旅先での非ネット検索用として便利に使わせていただこうかと思っています。

複数のマイナンバーカードでも使えるよう接触型のICカードリーダーを購入してマイナポータルへアクセス

昨年から今までWindowsパソコンだけで行なってきた作業のほとんどをLinuxでできるように移行をしていますが、それはとりもなおさず自分が一年間やってきたことを改めて検証してみるということにもつながってきます。仕事上の連絡などはスマホで完結するものもありますが、最近は給与明細などは紙ベースではもらえなくなり、ネットにアクセスして確認したりプリンターから出力するようになりました。ただそれは、OSベースというよりもウェブブラウザが共通であれば同じように使えるので、WindowsからLinuxに移行したことを意識することなく、ただPDFファイルを表示・印刷することのできる環境を導入するだけでLinux Mintでも普通に今は使えています。

今回、マイナポータルやe-Taxなどの手続きをスマホからではなくパソコンから行なえるように、ICカードリーダーについて調べていたのですが、残念なことに現状ではLinuxはマイナポータルにICカードリーダーを利用してアクセスできないようになっています。ブラウザの機能拡張が必要なのは何とかなるのですが、アクセス用のアプリをブラウザとは別にインストールしないと使えないなど、Linuxには優しくない現状があります。逆に言うと、どうしてもWindows11の入ったパソコンをどんな低スペックのものでも用意しなければならない理由の一つになったという感じですが、それでも今後の状況が変わることを期待して対応OSが幅広いものを手に入れました。

それが色々なカードリーダーを物色していく中、Windows・Macだけにしか対応をうたっていない製品が普通である中、Linuxにもドライバ不要で対応する製品もあったので、その中から高速通信に対応した「CONYM [2024最新高速版] ICカードリーダーライター」でした。もし今後Linuxにもマイナポータルおよび他のサービスが対応した場合にこのICカードリーダーが使えることを祈っています。

ICカードリーダーには、先日の車検で私のところにもやってきた電子車検証対応の「非接触型」もあるのですが、接触型と比べると手頃な価格のものが見付からなかったので、今回はLinuxに対応することを優先し、接触型のものを購入しました。新しくなった車検証には全ての情報が掲載されていないので、その場合はスマホに入れた「車検証閲覧アプリ」から情報を引き出す必要があります。ただ、その内容はPDFファイルでダウンロードすることができるので、直接パソコンに繋いだICカードリーダーから行なわなくてもいいわけです。実際のところ、紙の車検証は車の中に入れているので、そこにパソコンを持ち込むよりもさっとスマホからデータの読み込みを行なった方が実用的だと思うので、この点についてはあえて気にせず、接触型のカードリーダーを手に入れたというわけです。

最初は挿入する面を間違えてうまく読み込みができなかったのですが(ICチップの面を上にして挿入しないと駄目でした)、何とか読み込んでパスワードを入れればスマホと違う広い画面で入力が行なえるので、やはりあると便利ですね。あと、購入して良かったと思ったことは、マイナカードを入れることでマイナポータルにログインできるようになるので、家族のマイナカードとの使い分けができるということです。

ログインするためには4ケタの暗証番号入力が必要にはなりますが、それだけは本人に任せることで、パソコンの大きな画面を見ながら住所などの入力についてはこちらが代わってキーボードからすることができるようになり、今後の扱いが楽になるのではないかと思えました。

今回購入したのは、今年こそ確定申告を完全電子化させようと思ったからだったのですが、接触式のICカードリーダーなら千円前後でも買うことができるので、もっと早く買っておけば良かったと改めて思いますね。その昔、パソコンでおサイフケータイに入れた電子マネーをチャージするために「パソリ(こちらは非接触型のカードリーダー)」を買って使っていたこともあったのですが、ここまで値段がこなれて来たタイミングで買ったから逆に良かったのかも知れません。

今後はスマホからだけではなく、パソコンとICカードリーダーで済んでしまうことは極力自宅で済ませてしまおうと思っています。そして、せっかく購入したICカードリーダーがLinuxに対応しているので、今後はぜひLinux Mintでも使えるようになって欲しいものです。

小容量のポータブル電源を安価にグレードアップできる「カーチャージャー」の買い足し

結局このお正月のセールでモバイルバッテリーを買ったことの裏返しとして、大容量のポータブル電源を買うことはなかったのですが、これは魅力的なセールがなく縁がなかったということで仕方ありません。

改めて考えてみると、自宅のベランダに出せるソーラーパネルは出せても100Wのもの2枚くらいがせいぜいなので、大容量のものを買ったとしても今の環境では満足にソーラーパネルで充電することができません。そういう事もあり、無理に大きなポータブル電源を買うこともなかったとも言えます。今回の投稿は今持っているポータブル電源をさらに使えるものにするため、ごくわずかな投資で、今あるポータブル電源でできることを増やすための買い物について紹介したいと思います。

私の持っているポータブル電源の一つ、エコフローのRiver2にはDC出力のためのシガーソケットが付いているのですが、残念ながらホコリ等が入らないようなフタが付いてませんでした。現在は見付けてきた蓋は付けていますが、微妙にサイズが合わないのがちょっと不満です。また、普段使いの中でシガーソケットを使って利用する機器がほとんどないことも何とかならないかなと思っていました。ACコンセントからの出力は便利なのですが、基本DCの電気をACに変換して出力するのにどうしても変換ロスが出るので、使えるならDCからそのまま出した電気を使いたいということもあり、懸案事項の両方を解決するためにあるものを購入しました。

それが、車のシガーソケットに差してUSB出力を使えるようにするカーチャージャーでした。今回購入したのは、「UGREEN シガーソケット USB C カーチャージャー 2ポート 52.5W【PD30W+SCP22.5W 急速充電】」というものです。商品名がそのままスペックになっているのでこれ以上の説明は不要かも知れませんが、普段はほとんど使わないDC出力からUSB出力を使えるようになるので、River2の場合、元からあるUSBポート(Type-C×1 Type-A×2)に加えてAとCが一つずつ増えるので、同時に充電できる機器がさらに増えるということになります。

今回購入したものは写真で見るとわかると思いますが、かなり小さなものなので、実際にポータブル電源に付けたままにしておいてもそんなに違和感は出ないように思います。ちなみに、DC出力を有効にするためにはボタンを押して出力を有効にする必要がありますので、使用時にはその点に注意しましょう。

今回購入したカーチャージャーの出力は、それほど多くないPD30Wにはなりますが、ポータブル電源に付いているUSB-TypeC端子からの出力は60W(River2の場合)ありますので、出力違いでもそれほど影響はないだろうと思います。もちろん、使うカーチャージャーによって端子数や出力を増やせますので、カーチャージャーの製品の進化に合わせて買い足していくというのが正確ではないかという気がしますね。

これで、USB-TypeC×2とUSB-TypeA×3のUSB出力を持つことになったので、5台の機器を同時充電できるようになりました。他のもっとUSBポートがあるカーチャージャーであれば、さらに端子を増やすことができるかも知れませんが、これだけコンパクトで購入時に付いていないDCソケットのフタ代わりにもなるので、今回の買い物は十分メリットになったような気もします。

これで、ポータブル電源を持ち出した際に、USBから給電して使う分には、そこまで高容量でなくても何とかなりそうな使い方ができると思うので、今後はUSB給電で動くものを色々揃えつつ、もう一度ポータブル電源を車でのお出掛け用途でも使えるような環境作りを今年はしていきたいと思っています。