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外出時のノートパソコントラブル対策として100円ショップの有線マウスを購入してみました

基本的に今、家や外用に使っているマウスはほとんどワイヤレス方式のものです。特に外で使うことを考えると、ケーブルのとり回しが大変だということもあり、また電車などでノートパソコンを使う場合、パソコンは膝の上に載せて、マウスだけ小さなテーブルに置いて使うような事もあるので、そういった時にはケーブルがない方が便利なのですね。

ただ、外でノートパソコンを使う際には様々なトラブルと背中合わせでもあります。充電のし忘れや、カバンの中で勝手にスイッチが入ってしまい、いざ使おうと思った時にスイッチが入らないというようなケースもあります。単四電池で動くものを今は使っているのですが、かつて電池フタがゆるくなっていて、気が付いたらフタとともに電池をどこかに落としてしまったこともありました。USBレシーバーを止めるところがゆるくなっていて、レシーバーだけ失くしてしまうというトラブルも経験してきました。常にノートパソコンに差しておくのも手ですが、失くす時にはわざわざ外してマウスに収納している時にトラブルが起こってしまうのです。

で、使うノートパソコンにもよるのですが、マウスがあるとないとではかなり使い勝手に違いが出ます。私が使っているノートパソコンにはタッチパッドが搭載されているものがほとんどですが、本当に何かの拍子で全くタッチパッドが反応しなくなるとらぶるというものになると、それまでの作業を中止し、再起動をかけないと復帰しないのですが、その作業終了のための操作にポインタを動かさないといけないということになると、それこそキーボードショートカットをきちんと知っておく必要があります。

そんなこともあって、私が持ち運びを考えているレッツノートの入ったセットには、一般的なキーボードショートカットが書かれたマウスパッドを入れているのですが、最悪有線のマウスが使えるようにしておかないとと、常々考えていたのでした。

そんな時、自宅近所にある地域でお店を開いている100円ショップに行ったら、何と110円の有線マウスが置いてありました。LEDによる光学マウスで、しかも青色LEDを使っていて110円という、かつてダイソーなどフランチャイズの100円ショップにも置いてあったものと同じだと思います。

マウスの大きさは小ささを感じますが、常用でなく非常用として考えれば小さい方がカバンの隅に入れておいて、いざという時に出して使えるという、日常運びには適しているように思います。写真ではちょっとわかりませんが、一部スケルトンになっているので、使っていてピカピカ光るのが少々うるさいという感じはするものの、とにかく一個110円という価格においては、こうした点についても十分に私なら許容できます。

実は、以前小さな有線マウスが持ち出し用に欲しくて専門店を回ったことがあったのですが、小さなサイズの有線マウスというのはなかなか売っていなくて、購入を一時断念したことがありました。今回単に110円という価格だけではなしに、持ち運びに適したマウスとしても相当いい線いっているのではないかと思います。

なかなかお店で見掛けない110円マウスですが、地方などに出掛けた際に見付けたら即買いをしても良いと思えるほどモバイル用としては使いやすいと思います。個人的には予備にもう一つ買っておくべきかどうか考えているところです。

イトーヨーカドーの「FOUND GOOD」から出ていたBluetoothキーボードを日常使いに?

先日ふとイトーヨーカドーに行ったら、何やら洋服にまじって安い雑貨類が目に付きました。「FOUND GOOD」というのがそのブランドで、3COINSに売っているようなパソコン周辺機器もありました。

たまたまイトーヨーカドーがセールをしている時期だったため、これらFOUND GOODの製品も少し安くなっていました。中でも今回紹介するワイヤレスキーボードに興味を抱き、色々と見てみたところ、私の使い方なら安くてもそれなりに使えそうだということで、定価1,980円が1,320円にディスカウントされていたワイヤレスキーボードを購入しました。

このキーボードの電源は内蔵充電池ではなく単四電池2本を入れて使うもので、エネループでも私の環境では問題なく動きます。丸形のキーでキーピッチは18.2mm、キーストロークは2.6mmと、普通に使えるキーボードです。打っているとカチャカチャ音がするので、音が気になるかも知れませんが、価格が価格だけに静音のキーボードが欲しい場合は最初からこのキーボードは選択肢から外すべきでしょう。

私の場合は、今回常時持ち出しのバックパックに入れるのに、キーボードはどうしようかと考えていたのですが、Androidのタブレットに合わせて使うだけでなく、もはや旅先で壊れてもそこまでショックにならないパソコンとして、Linux Mintを入れたLenovoのIdeaPad D330のキーボードの上にこのキーボードを載せて使っても、ノートパソコンのキーボードに影響を与えないので、10.1インチと小さく、キー配列も小さいがゆえ特殊だったりキーとキーの間が狭かったりと、快適にタッチタイピングするには少しストレスがたまるので、それこそ壊れても惜しくないような持ち運びに便利なキーボードを探していたのでした。

このように、単にキーボードを載せただけですが、タッチパッドも問題なく使えますし、この組み合わせだけで外での入力マシンとしては十分な性能を持たすことができました。ただ、このキーボードの配列も特殊な部分はありますので、特にかな入力を主戦にしている人にとってはおすすめしにくいところです。

普通のキーボードはスペースバーの左右が「変換」と「無変換」ですが、キーを大きくしたためでしょうか、本来ホームポジションの右側にあるはずの「ろ」「む」のキーが下段のスペースバーの右側に並んでいます。ローマ字入力の方はそこまで影響は出ないと思いますが、「¥」やカギカッコをキーから直接入力する際には注意が必要です。私の場合はその点についても、特殊な入力方法を使っているのでこのキー配列でも何とかストレスなく入力することはできそうです。また、ENTERキーも他のキーを大きくしている兼ね合いもあるのか、小さくなっているので、大き目のENTERキーに慣れている人も注意が必要です。

手軽に持ち運ぶということだと、折りたたみキーボードも考えたのですが、ギミック的に折りたたみ部分が壊れやすい割に高く、さらに今だと内蔵充電池式のものが主流になっているので、微妙に私の使い方には合いませんでした。結果的に安くてそれなりに自分で使えそうなキーボードを手に入れることができました。ちなみに、この文章もFOUND GOODのワイヤレスキーボードを使って書いています。打ってから画面表示までの遅延もなく、頭に思い浮かんだことを即座にキーボードで打てるので、音の気になる場所では使えないかも知れませんが、外でも躊躇なくこのセットを出して使うようにできそうです。耐久性についてはわかりませんが、毎日使うものではなく、どうしても外で使いたい時に使うような感じの使い方になるので、そうした使い方では十分すぎるといった感じです。

単三エネループ2本で動く電子辞書シャープBrain PW-G5200を今さら持ち歩くメリット

前回の最後に紹介した電子辞書のセッティングが終わったので、改めて今から10年以上前に発売された高校生用の電子辞書「シャープBrain PW-G5200」について簡単にレビューさせていただければと思います。

なぜ最新仕様でなく古いもの(PW-G5200は2012年1月発売)を中古で買ったかと言いますと、実は一時期のシャープのBrainという電子辞書は、本来の電子辞書を使いつつ、Windows CEやLinuxを走らせることができる「改造」ができるハードであることがあります。

このように、通常では出てこない昔懐かしのWindeos CEのデスクトップ画面を出すこともできるのですが、果たして今の時代にこんなものを使うのかということを考えてしまうのですが、私が購入した金額は大きなキズなどはない説明書付きて2千円弱とえらく安く買えたので、おもちゃとしてだけでも悪くはないのかとも思えてしまいました。ただ、使ってみて本体の機能だけでもそれなりに使えますし、ブックリーダーとして使うのもありではないかと思えてきました。

そもそも、この機種はこれを書いている時点から15年も前の最新機種です。普通のスマホやパソコンだったら全く使いものにならないところなのですが、これは本体メモリに多くの辞書が入ったハードです。広辞苑だと第六版ですが、現在は第七版と改訂されているものの、基本的な言葉の意味を調べることについては、それほど使えなくなるということもありません。そもそも辞書の改訂とは何かということになってくるのですが、言葉というものは常に新しいものが生まれ、使われなくなった言葉は廃れていくわけで、古くて現在はあまり使われなくなった言葉も辞書から消えていくのですが、これがかえって不便になる可能性があります。

現在、古今東西の名作といわれる本が、誰でも無料で使える「青空文庫」という取り組みがあります。基本的に著作権の切れた作家の作品をボランティアの人たちでテキストデータ化して、パソコンやスマホ、ブックリーターを介して自由に読めるようにしているのですが、実はこの電子辞書でも青空文庫を無料でダウンロードして読むことができます。青空文庫の作品の多くは明治から大正~昭和までありますが、古い小説の場合、当時の風俗とからめてよく使っていた言葉が載っている場合も少なくないでしょう。

話は辞書の話に戻りますが、新しい辞書の場合、現在使われている「新語」を収録すればするほど、今までずっと掲載されてきた言葉の中から古いもの・今では使われなくなった言葉を消していく必要に迫られます。電子辞書の場合にはあまり関係はないかと思いますが、辞書は今でも紙の形で出ているので、改訂によってどんどん厚くなってしまうと使うのも大変になるだけでなく定価も上がりますし、そのために新しいものは増やし、その分古いものを減らす必要が出てくるのです。

シャープの古い電子辞書についてのサポートは今でもちゃんと行なわれていて、追加辞書とともに電子辞書で読める書籍が専用サイトで販売されています。電子辞書で使えるコンテンツデータをダウンロードできるアプリをダウンロードして会員登録し、会員情報と手持ちの電子辞書を連携させ(中古の場合前所有者の情報がある場合はいったんそれを上書きすることができます)ると、パソコンでダウンロードしたデータをケーブル経由で電子辞書本体に送ることができます。そのコンテンツの中に0円でデータを落とせる膨大な青空文庫データがあるのです。

電子辞書の画面が小さいので、文字も小さいままですが、縦書きにも表示可能ですし、ルビを表示するように設定すると見やすい感じで行間が空くので、老眼で小さな文字が見えにくいのでなければ、文庫本を読むように電子辞書で読書ができます。それだけだと他の電子書籍ビューアーと比較してあまり良い性能ではない気がしますが、逆にこの使い方でしか利用できない便利な使い方があるのです。

それが、ダウンロードした文庫を読みながら、昔の文章でよくわからない言葉や表現が出てきた時にその部分を選択すると、本体内に入っている辞書で調べてくれるのです。広辞苑だけではなく、その言葉が掲載されている辞書が複数候補として出てくるので、物語の理解により役立つというわけです。

昔の物語に出てくる語句というのは、当然古い言葉であることが多いので、その用途においては辞書の新しさというのは問題になりません。むしろ、新しくなった事で辞書から消えてしまった言葉がある場合は、むしろ古い辞書の方が良いわけで、その点では私の用途では少なくとも辞書の古さについては問題になりません。

シャープの電子辞書は、学習用として「中学生用」「高校生用」「ビジネス用」におおまかに分かれていて、搭載する辞書の種類に違いがあります。画像付きの図鑑を電子機器上で見たい場合は「中学生用」、学習用辞書のグレードを上げて専門辞書を使いたいという場合には「高校生用」を。ビジネス関連から日常生活に関する事を主に調べたい場合には「ビジネス用」をという感じになっています。私はネット上でニュースを見る場合に、学生時代に日本史を本格的にやってこなかったので、知識を補填したいと思って山川出版と旺文社の二つの歴史小辞典(日本史・世界史とも)がある高校生用のPW-G5200を選びました。受験対策用のコンテンツはクイズ感覚で楽しめればそれを目的に暇つぶしするのも良いでしょう。

個人的に迷ったのは「ビジネス用」のもののコンテンツの一つとして、テキストエディターが付いているものがあったのですが(付いてない機種の場合はコンテンツを購入することで利用は可能)、テキストデータとしてメモを取るなら、スマホの方が便利ですし、今後Windows CEやLinuxを入れて使う中で、テキストエディターが入るならお遊びで入れれば良いかなと思って、高校生用にしました。この辺は使う人によって色々な好みがあるので、私の選択が一番良いということはないと思います。もしハードオフなどで安く手に入るようなら、それを買うというのも一つの方法です。

今後は、ネットに繋がなくてもパソコンやスマホ以外で色々な事を調べる方法が増えることになるので、パソコンで作業しているところの側に置いて使ったり、青空文庫で読んでみたい本を旅の前にダウンロードして、旅先での読書及び旅先での非ネット検索用として便利に使わせていただこうかと思っています。

複数のマイナンバーカードでも使えるよう接触型のICカードリーダーを購入してマイナポータルへアクセス

昨年から今までWindowsパソコンだけで行なってきた作業のほとんどをLinuxでできるように移行をしていますが、それはとりもなおさず自分が一年間やってきたことを改めて検証してみるということにもつながってきます。仕事上の連絡などはスマホで完結するものもありますが、最近は給与明細などは紙ベースではもらえなくなり、ネットにアクセスして確認したりプリンターから出力するようになりました。ただそれは、OSベースというよりもウェブブラウザが共通であれば同じように使えるので、WindowsからLinuxに移行したことを意識することなく、ただPDFファイルを表示・印刷することのできる環境を導入するだけでLinux Mintでも普通に今は使えています。

今回、マイナポータルやe-Taxなどの手続きをスマホからではなくパソコンから行なえるように、ICカードリーダーについて調べていたのですが、残念なことに現状ではLinuxはマイナポータルにICカードリーダーを利用してアクセスできないようになっています。ブラウザの機能拡張が必要なのは何とかなるのですが、アクセス用のアプリをブラウザとは別にインストールしないと使えないなど、Linuxには優しくない現状があります。逆に言うと、どうしてもWindows11の入ったパソコンをどんな低スペックのものでも用意しなければならない理由の一つになったという感じですが、それでも今後の状況が変わることを期待して対応OSが幅広いものを手に入れました。

それが色々なカードリーダーを物色していく中、Windows・Macだけにしか対応をうたっていない製品が普通である中、Linuxにもドライバ不要で対応する製品もあったので、その中から高速通信に対応した「CONYM [2024最新高速版] ICカードリーダーライター」でした。もし今後Linuxにもマイナポータルおよび他のサービスが対応した場合にこのICカードリーダーが使えることを祈っています。

ICカードリーダーには、先日の車検で私のところにもやってきた電子車検証対応の「非接触型」もあるのですが、接触型と比べると手頃な価格のものが見付からなかったので、今回はLinuxに対応することを優先し、接触型のものを購入しました。新しくなった車検証には全ての情報が掲載されていないので、その場合はスマホに入れた「車検証閲覧アプリ」から情報を引き出す必要があります。ただ、その内容はPDFファイルでダウンロードすることができるので、直接パソコンに繋いだICカードリーダーから行なわなくてもいいわけです。実際のところ、紙の車検証は車の中に入れているので、そこにパソコンを持ち込むよりもさっとスマホからデータの読み込みを行なった方が実用的だと思うので、この点についてはあえて気にせず、接触型のカードリーダーを手に入れたというわけです。

最初は挿入する面を間違えてうまく読み込みができなかったのですが(ICチップの面を上にして挿入しないと駄目でした)、何とか読み込んでパスワードを入れればスマホと違う広い画面で入力が行なえるので、やはりあると便利ですね。あと、購入して良かったと思ったことは、マイナカードを入れることでマイナポータルにログインできるようになるので、家族のマイナカードとの使い分けができるということです。

ログインするためには4ケタの暗証番号入力が必要にはなりますが、それだけは本人に任せることで、パソコンの大きな画面を見ながら住所などの入力についてはこちらが代わってキーボードからすることができるようになり、今後の扱いが楽になるのではないかと思えました。

今回購入したのは、今年こそ確定申告を完全電子化させようと思ったからだったのですが、接触式のICカードリーダーなら千円前後でも買うことができるので、もっと早く買っておけば良かったと改めて思いますね。その昔、パソコンでおサイフケータイに入れた電子マネーをチャージするために「パソリ(こちらは非接触型のカードリーダー)」を買って使っていたこともあったのですが、ここまで値段がこなれて来たタイミングで買ったから逆に良かったのかも知れません。

今後はスマホからだけではなく、パソコンとICカードリーダーで済んでしまうことは極力自宅で済ませてしまおうと思っています。そして、せっかく購入したICカードリーダーがLinuxに対応しているので、今後はぜひLinux Mintでも使えるようになって欲しいものです。

小容量のポータブル電源を安価にグレードアップできる「カーチャージャー」の買い足し

結局このお正月のセールでモバイルバッテリーを買ったことの裏返しとして、大容量のポータブル電源を買うことはなかったのですが、これは魅力的なセールがなく縁がなかったということで仕方ありません。

改めて考えてみると、自宅のベランダに出せるソーラーパネルは出せても100Wのもの2枚くらいがせいぜいなので、大容量のものを買ったとしても今の環境では満足にソーラーパネルで充電することができません。そういう事もあり、無理に大きなポータブル電源を買うこともなかったとも言えます。今回の投稿は今持っているポータブル電源をさらに使えるものにするため、ごくわずかな投資で、今あるポータブル電源でできることを増やすための買い物について紹介したいと思います。

私の持っているポータブル電源の一つ、エコフローのRiver2にはDC出力のためのシガーソケットが付いているのですが、残念ながらホコリ等が入らないようなフタが付いてませんでした。現在は見付けてきた蓋は付けていますが、微妙にサイズが合わないのがちょっと不満です。また、普段使いの中でシガーソケットを使って利用する機器がほとんどないことも何とかならないかなと思っていました。ACコンセントからの出力は便利なのですが、基本DCの電気をACに変換して出力するのにどうしても変換ロスが出るので、使えるならDCからそのまま出した電気を使いたいということもあり、懸案事項の両方を解決するためにあるものを購入しました。

それが、車のシガーソケットに差してUSB出力を使えるようにするカーチャージャーでした。今回購入したのは、「UGREEN シガーソケット USB C カーチャージャー 2ポート 52.5W【PD30W+SCP22.5W 急速充電】」というものです。商品名がそのままスペックになっているのでこれ以上の説明は不要かも知れませんが、普段はほとんど使わないDC出力からUSB出力を使えるようになるので、River2の場合、元からあるUSBポート(Type-C×1 Type-A×2)に加えてAとCが一つずつ増えるので、同時に充電できる機器がさらに増えるということになります。

今回購入したものは写真で見るとわかると思いますが、かなり小さなものなので、実際にポータブル電源に付けたままにしておいてもそんなに違和感は出ないように思います。ちなみに、DC出力を有効にするためにはボタンを押して出力を有効にする必要がありますので、使用時にはその点に注意しましょう。

今回購入したカーチャージャーの出力は、それほど多くないPD30Wにはなりますが、ポータブル電源に付いているUSB-TypeC端子からの出力は60W(River2の場合)ありますので、出力違いでもそれほど影響はないだろうと思います。もちろん、使うカーチャージャーによって端子数や出力を増やせますので、カーチャージャーの製品の進化に合わせて買い足していくというのが正確ではないかという気がしますね。

これで、USB-TypeC×2とUSB-TypeA×3のUSB出力を持つことになったので、5台の機器を同時充電できるようになりました。他のもっとUSBポートがあるカーチャージャーであれば、さらに端子を増やすことができるかも知れませんが、これだけコンパクトで購入時に付いていないDCソケットのフタ代わりにもなるので、今回の買い物は十分メリットになったような気もします。

これで、ポータブル電源を持ち出した際に、USBから給電して使う分には、そこまで高容量でなくても何とかなりそうな使い方ができると思うので、今後はUSB給電で動くものを色々揃えつつ、もう一度ポータブル電源を車でのお出掛け用途でも使えるような環境作りを今年はしていきたいと思っています。

新年セールで安くなっていたのでXiaomiのモバイルバッテリーを今年初のネット購入へ

年始の買い物は、やはりセールで年末より安くなっているものでないと勿体ないので、一年のはじめの買い物はセールで安くなっているものに決め、何を買うかはその状況によって変えようとは思っていたのですが、自分が買おうと思っているものが全くセール対象でなかったらどうしようか? とも思っていました。

ちなみに、ポータブル電源関連は改めて買おうと思えるほどのものはなく、あえて今の価格で買うなら待った方が良いという結論に達しました。今回は、持ち出して使えるような安価なモバイルバッテリーの今の本命と思っているシャオミのモバイルバッテリーXiaomi 33W Power Bank 20000mAhがセール対象になっていました。33W出力20,000mAhで、しかもUSB-TypeCケーブルが内蔵されていて単体だけ持ち出してもスマホ・タブレット・ノートパソコンを充電できるモバイルバッテリーが通常価格の3,000円ちょっとから2,700円ほどで入手できたので、年明けまで待っただけのことはあったと言うべきでしょう。

ポータブルバッテリーには高出力ではあるものの、お値段の方も高額というものが多く、限られた回数充電を繰り返すうちに劣化していくものだけに、性能とともに価格にも気を配りたいものです。今回はアマゾンのセールで購入しましたが、レビューの不審さを数値化している「サクラチェッカー」というサイトによる評価は4点以上を叩き出していて、いわゆるサクラレビューの類はほとんどないという風にサイトでは評価されています。容量20,000mAhのモバイルバッテリーなのに、片手でつまめるような大きさや軽さのものがネットでは販売されていますが、シャオミのバッテリーはそれなりの大きさや重さがあるので、その点は信用できそうです。

本体の方には直接付いているUSB-TypeCケーブルの他に、AとCの端子が一つずつ付いています。合計3つの機器をまとめて充電できますが、基本的にはType-Cが使える機器を揃えておいて、持ち歩くケーブルを持たず、このバッテリー単体で普段は使い、旅行などの時に別にケーブルを用意して使うのが良さそうですね。

実際に届いたものを大きさ比較という意味でスマホと並べてみましたが、それなりに存在感はあります。大きさはともかく、その厚みというのはかなりありますが、今の季節だとコートのポケットに入れればそのまま持ち出せるくらいの大きさです。手ぶらで出掛ける場合は、必要になるのはスマホの充電だけになると思うので、ケーブルが最初から付いているのは有難いですね。

また、出力が最大33Wあるということから、手持ちのレッツノートに接続してみたところ、ちゃんと充電ランプが点灯します。これで、今までのモバイルバッテリーと入れ替えてこのバッテリーを持っていくことによってモバイルバッテリーについては安心して使えるくらいの容量を確保できるということになります。

当初は、もっと高出力のものも考えていたのですが、私の場合、モバイルノートパソコンのレッツノートの充電用としても使えるということが大きく、価格が安く手に入ったのはラッキーでした。個人的な希望ですが、次に買うモバイルバッテリーはリチウムイオンではなく、爆発の恐れが少なく充電回数も飛躍的に伸びているリン酸鉄リチウムイオン電池が普通になっていることを期待したいですね。それまではこのバッテリーをメインに日常的にも旅行時にも使っていきたいと思っています。

ダメ元で購入して到着まで長く待たされた薄型ワイヤレスマウスのレビューとモバイルバッテリー

今年は本格的にレッツノートを外に持ち出してバリバリ使いたいと思っている中、ちょっと不便なのがLinuxとOSを入れ替えたことによってレッツノートのトレードマークであるホイール型のタッチパッドの機能が使えず、ちょっとした作業がやりずらいということだったので、家では普通にダイソーで購入した無線マウスを使っているのですが、普通のマウスなので持ち運びという点についてはパソコンを入れているケースに一緒に入らないということでした。

何とかして薄くてレッツノートを入れているケースに一緒に入るような薄いものはないかと探していたのですが、なかなか大変なのです。というのも、基本的には無線マウスといっても他の機器と干渉しにくい2.4GHzのUSB送信機をパソコン本体に差すタイプのワイヤレスマウスが良いと思っていて、さらに薄型のマウスではほとんどが電源は内蔵充電式になっているので、希望する単四電池2本で動区タイプというのはもはや製品として存在しないのではないか? と思っていたらアマゾンで格安ながらここまで書いた条件を全て満たしたワイヤレスマウスがあったのでした。

この、「Sherry 超薄型ミニUSB2.4 GHzワイヤレスマウス」というのがそれで、写真を見ていただければわかると思いますが、マウスパッドを敷いた状態でほとんどレッツノートの厚さと変わらないので、布製で伸びるケース内に何とか収まります。

また、USB送信機は本体に収納可能になっているので、別々にしてどこかに失くしてしまう心配も少なくなっています。安いマウスなので、性能はそこそこですが、普通に操作できますしホイールを回すことでページの上下を表示できるので、あえてタッチパッドを使わなくても問題なく操作でき、ワイヤレス環境には最適なような思います。これが送料込みでも400円ちょっとで入手できるというのは本当にありがたいですね。

ただ、注文してから到着するまで相当時間がかかるので、注文してからとうちゃくまで半月ほどかかりました。ただこれは、注文時にそのくらいの納期になっているのを確認した上で購入しているので、その点については文句はありません。どうしても早く手に入れたいというような事はこうしたパソコン周辺機器では無いと思うので、時間がある時にでも注文しておいて、気長に到着を待つのが良いだろうと思います。

ここまで、レッツノートモバイルセットとして色々と揃えてきたのですが、これも薄型の汎用USB出力のACアダプターと状況によってコンセントに差せない時に使うACタップ、L字型のUSB-TypeCケーブル(外出時の電源供給用)に写真に写ったマウスパッドと薄型マウスでほとんどの用意はこれ一台で済むだろうと思います。

まだノートパソコン用として購入していなかったのが、電池切れしてコンセントも使えない場合に使うことがあるかも知れない外付バッテリーですが、最近改めて色々考える中で高額な65W以上のモバイルバッテリーはオーバースペックではないかと思いはじめました。写真は30Wの出力のあるCIOのモバイルバッテリーですが、これだと作業をしながら充電が可能でした。10000mAhとそこまで大容量ではありませんが、薄型マウスと一緒にノートパソコン用ケースに入れても何とか収まるので、日常的に持ち歩くバッテリーとしてはあくまで非常用と考えれば、これで十分ではないかという感じがします。電源を切って充電するのを基本としつつも、バッテリーを接続した状態で充電しながら使うことができるので、日帰り利用ではこのバッテリーを使おうかと今は考えています。

今後は旅行用として、ケーブルの付いた大容量のモバイルバッテリーを初売りで安くなっていれば追加購入することを考えています。ただ、高出力のバッテリーは名の通ったメーカー品だと1万円弱くらいするので、あえてそれを買うなら、JackeryのExplorer 100 Plusが常時ではありませんが、セール時価格で1万円強くらいの値段であるのでそちらを買いたいくらいです。あくまでモバイルバッテリーとしてなら、30Wくらいで安いケーブルが付いたものがあれば、レッツノート専用というよりも、スマホ・タブレット用に使いたい時にすぐ使えるバッテリーとして主に使うのも悪くないかなという感じです。

野外でのノートパソコン使用には、先述のJackery Explorer 100 Plusあたりがあれば、今は60WでのPD出力が可能なソーラーパネルを持っているので、電子機器用のバッテリーとして使い、調理器具などを使うためにはAC出力のあるポータブル電源を使うような事を考えていますが、今自宅にあるポータブル電源は、UPS装置として両方使っているので、今年は色んなセール情報を見比べながら、自分の使い方や旅に合ったポータブル電源のような、モバイル機器を外で使うための電源を揃えていきたいですね。

Xiaomiサウンドポケットは二台セットで持ち運ぶことで様々な面白味が出てくる

年始のセールを待たずに新しいモバイル系アクセサリーを購入してしまいました。Xiaomiサウンドポケットという、出力5Wの重低音を鳴らすミニスピーカーです。本体内蔵の電池はUSB-TypeC端子から充電ができます。防水対応もあるので、野外での利用のため持ち出すのも十分にありです。

そもそもこのような外付の無線スピーカー自体がどうなのか? という考えをお持ちの方もいると思います。ただ、それなりに高額なスマホなりタブレット、パソコンであっても音の出口についてはそこまで考えられていない設計をしているものも少なくありません。私が持っていて、動画や音楽を聴くために用意した8インチタブレットもステレオスピーカーは付いているのですが、タブレットの長辺ではなく短辺の方にスピーカーが2つ付いているので、残念ですがステレオの臨場感は全く感じられなくなっています。

そこで、今後そういった事で悩まないよう、最初から良い音で音楽や動画を楽しみたい場合にはハード本体から音を出さないで、専用のスピーカーユニットをつなげるという方向で考えるために、今回購入したのがXiaomiサウンドポケットでした。

このように、8インチタブレットの両脇に置けばスピーカーの大きさはわかると思います。大人の手の中にすっぽり入るようなサイズで、単体で使ってもそこそこ良い音で鳴るのですが、今回は同じものをもう一つ購入して、計2個をそのまま持ち歩こうかと思っています。なぜ2台セットなのかというと、2つあると鳴らしているスピーカーともう一つのスピーカーをペアリングすることができ、2つのスピーカーはステレオスピーカーに変身してしまうのです。

こうしたコンセプトのスピーカーは、アマゾンのスマートスピーカーのECOにおいて、二つ購入して設定すると、ステレオスピーカーとして利用できるということを知り、ブラックフライデーセールで安くなっているのを見て欲しくなりましたが、外部電源が必要で持ち出せないというのが致命的な問題で、以前購入をパスしたのですが、Xiaomiのスピーカーはまさに私のニーズにマッチし、価格もかなり安いというのはとても私にとって嬉しいことでした。

もちろん、単体でも音は良いですし、スマホと連携して鳴らしている時に電話がかかってきた場合、スピーカーの方で音楽を中断してスピーカーに内蔵されたマイクを使ってのハンズフリー通話ができる機能も付いているので、スマホと一緒に一台持ち歩いても良いくらいのものだと思いました。

ただ、どこにもコードレスでセッティングできて、二台のスピーカーがステレオ出力できるというのはこの上ないポイントです。上の写真では8インチタブレットの両端に置いていますが、自分で聴きやすい場所に移動することもワイヤレスだから簡単ですし、当初は有線(USBから電力供給)のミニステレオスピーカーでも問題ないのでは? と思っていましたが、二台で約4千円でここまで使えるものであるとは思いませんでした。

一つ問題があるとすれば、起動や終了、ペアリングの時になる音がものすごく大きく、静かな場所で動かすにはかなり気をつかうということがあります。この辺は多くの方も言われていますが、ファームウェアのバージョンアップを行なって、設定時の音の大きさを変えられるようにしてくれれば満点を付けたいほど便利だと私は思います。

これで、今後スマホやタブレットの機種変更をしても、本体の音についてはそこまで気を配らなくても対応可能になったので、それ以外の機能を重視したハード選びができるということも有難いですね。

ノートパソコンを外で使う場合のマウスをストレスなく使うためにはどれを選べば良いか?

現在、複数のOSの入ったノートパソコンを使っていて、自宅だけでなく外でも使うために色々と使い分けているのですが、使っていて思うのは、ノートパソコンに付いているタッチパッドだけでは快適に操作することは難しいということです。

自宅でノートパソコンを使う場合、机の上に置いた上で使っているのでマウスが使えるので、各種マウスを使っているのですが、自宅で使う場合は良いのですが、外にパソコンと必要な周辺機器を持ち出すような場合、できるだけ出先でパソコンを使う際のトラブルが起こらないような構成にしたいと思っています。

私の場合、WindowsとLinuxの環境が混在しているので、無線マウスを使う場合、BluetoothマウスにしないとLinux環境で使えないものがあります。で、今までは比較的小さなBluetoothマウスを持ち歩いていました。この場合、パソコンだけでなくAndroid OSの入ったタブレットと接続してBluetoothキーボードとセットにすれば、それでパソコンのように使えるので、便利は便利です。

ただ、Bluetooth機器は電気が必要なため、普段使わないものを外で急に使おうということになった場合、内蔵電池が切れている状態に気付いた場合、充電し直す必要があります。そんなこともあるので、私が持っているBluetoothマウスの中には単三や単四電池を入れて動かすものもあります。これだと普段はマウスの中に入れないで保管しておけば、必要な時にマウスに入れて使うようにできます。また、マウスだけでなく他の周辺機器でも使っている充電池に仕様を統一することで、他の機器で使った電池をその都度充電するようにして、使うことも可能にはしています。

ただ、そうした管理というのも結構手間がかかるということもあり、私は小型のBluetoothマウスだけでなく、有線マウスを使うようにしています。有線マウスは電源をパソコンから取るので、充電をするという事は考えなくても済みます。

ただ、有線ということでできるだけコンパクトにまとめたいという中、配線が邪魔になるというディメリットもあるというのが問題です。自宅で使う分には別に良いのですが、旅行や車中泊先で使う場合にはパソコンを設置する場所にもよりますが、あまり長いコードの付いたものはあまり持ち歩きたくはないですね。

調べたら、本体にコードを巻き込むことができる有線マウスが販売されていることがわかりました。ただ、この種の製品は使ったことがあるのですが頻繁に使っていると、巻取り部の故障が起こった場合、便利な巻取り機能自体が使えなくなってしまうという問題があります。

あくまで個人的な考えですが、本体にUSBケーブルを接続できる端子を付けて、普通のUSBケーブルを使う時だけせつぞくできるようにすれば、ケーブルは充電用のものを流用できるなら結構スッキリします。調べたら、ゲーミングマウスで無線でも有線でも使えるようになっているマウスにはそのようなものはあるようですが、それだと大きいし個人的には無線部分はほとんど使わないし、あまり購買意欲はわきません。

今後どこかのメーカーがケーブル別売りの端子に接続するタイプのモバイルマウスを売ってくれないのかと思ってしまいました。これだと、パソコン本体にUSB-Cタイプの端子しか付いていないものでも、ケーブルを変えることでスムーズに付けられるだけでなく、ケーブルが断線した場合もケーブルだけ交換すれば使い続けられることになるので、こうしたマウスの需要はあるのではないかと思うのですが。とりあえずは今後もこの種のウォッチングを続けながら、私にとって理想的なモバイル用の有線マウスを探して行きたいと思っています。

部屋に置くための「掛け時計」にもWiFi対応のものが存在するが電波時計との違いについて

ニトリに、税込3,990円で購入できる「Wi-Fiで時間を合わせる掛け時計」というその名の通りの掛け時計があります。時計としての性能は月差30秒くらいなので、大手時計メーカーのクォーツ式掛け時計より性能は劣る(自宅にあるSEIKOの掛け時計のカタログ値は月差20秒)のですが、手持ちのスマホと連携し、自宅にWiFi環境があれば、ルーター経由で定時に時計がネットに接続し、公開NTPサービスから日本標準時のデータを受信することで、電波時計と同じように多少ずれることはあっても毎日時刻を修正することで、安定して正しい時刻を表示できるという商品です。

この仕組みは、スマホの時刻表示もそうですが、スマホと連携するスマートウォッチやスマートバンドと同じ仕組みで、この商品は本当に時間だけを表示するためにネットに接続を繰り返すものになります。個人的には興味深い製品なのですが、今自宅に鎮座しているSEIKOの壁掛けクォーツの時間がぴったり正確というわけではないのですが、常に実際の時刻の1分以内くらいの精度で時間を表示し続けてくれるので、電池交換をしながら使っているのですが、まだまだ現役で問題なく使えています。電波時計については、卓上用の目覚まし時計として枕元に置いているものがあるのですが、この時計を置いている位置が窓際から離れた部屋の奥の方になるので、残念なことに一日一回電波受信を行なうものの、その電波が受信できないという問題を抱えています。

恐らく掛け時計でも電波時計は家の中の置く場所によって電波を受信できずだんだん正確な時刻からずれていくような事があり、それで困っている人についてはこうしたWiFi対応の時計に買い替えるというのも悪くない手段だと思うのですが、色々調べてみるとディメリットもあるようです。

ニトリの商品については、本体に入れる電池は単三アルカリ電池2本で約10ヶ月の継続利用可ということですが、電池持ちという点から言うと、電波時計と比べると頻繁に交換が必要になります。さらに私が個人的に気になるのが、ニトリの商品ページには「充電池は使用できません」とあります。多少使用時間が減っても、充電することで何回も使え、ゴミを出さないエネループに代表されるニッケル水素電池は、現在クォーツの掛け時計に入れていますが、エネループでも正確に時を刻み続けてくれているので、電源管理がかなりシビアなのか、あくまで自己責任でエネループをはじめとした充電できる電池は使ってくれということなのかわかりませんが、商品説明で充電池は使えないと言い切られてしまうと、こちらとしては購入意欲が削がれるというのが正直なところです。

人によってはAC電源を使って電池切れの心配がなく、時間表示だけではなく声による様々な操作も可能なアマゾンのEcho Showを選んだ方が良い場合もあるかも知れません。私は8インチのFireタブレットを安く買えたので、それをEcho Showのように使っているのですが、ニュースやradikoの再生、リモコンによる家電操作まで行なえます。時刻についてはWiFiが使える状況では正確な時刻を表示してくれていますし、声で目覚ましをセットできるのも良いです。

ただ、リビングで家族の皆がしっかりと時刻を認識できるものということだと、アナログ表示の掛け時計タイプのものというのは結構便利です。充電池が使えるなら個人的にも買いだったのですが、今は見送りという感じです。

すでに、自宅に掛け時計だけでなく腕時計や目覚まし時計など、複数の電波時計を持っていて、設置位置が悪く電波を受信できない場合には、ネットから得たデータを電波で飛ばして電波時計の時刻合わせをする、Wi-Fi式電波時計用リピータというものがあるので、これを導入してリピータから電波を受けることで安定した時刻表示を行なうこともできます。部屋が多くその部屋ごとに電波時計を置いている場合にはこうしたものを使い、リピータの設置場所を工夫することによって、時計の表示する時間が合っていないことに関するストレスはかなり改善されると思います。先述の、自宅で使っている卓上式の電波時計は充電式のエネループでも問題なく動いているので、リピータと合わせて使えばいちいち本体を外に出して電波受信をする必要はなくなりますが、個人的には一台の電波時計のためだけに投資するのも何だかなと思ってしまうので行なっていませんが、今回色々と調べてみて掛け時計の世界でも色んな手段で正確な時刻を合わせる方法があるのだなとしみじみ思いました。

もちろん、ゼンマイを巻くタイプの昔の時計でも、手動で毎日時刻合わせをすることが苦痛でなければ、状況によってはずっと電波を受信できない場所に置いてある電波時計よりも正確な時刻を表示できるわけです。ちなみに、停電になってしまえばWiFi経由で時刻を修正することが一時的にできなくなりますし、過去の東日本大震災の後には福島の時刻データ送信所が電波を送れなくなったことがありますので、結局はアナログ時計をその都度合わせながら使うというのも悪くない選択ではないかとも思えます。その際、ラジオを用意しておいて定時の時報とともに時計を合わせるようにすれば、災害に強い時刻表示システムを自分で動かせるということになります。そういう意味では、普段はスマホの時刻表示に頼り切っている人も、ネットが使えない時の事を考えながら家の時計について色々と見直すこともあって良いのではないかと思いますね。