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インターネット予約で利用する物によっては方法に細かな違いがあることを理解すべし

先日、自宅の玄関ドアの建付けが悪くなった事について出張修理をお願いしました。一応ドアは使えたのですが、鍵が閉まりにくくなったり、鍵を開けた状態でもうまく開かないというような事が頻発したので見てもらったのです。

結果としては経年劣化でドアの一部が錆びており、それによって若干ドアの形状か変わったため、叩いたり削ったりして何とか新たな部品を使うことなしにスムーズにドアが開くことになりました。ただ、出張料金もあり1万円ちょっとという請求になったので、ここしばらくはお出掛けは近場のみにひかえることにしました。もっとも、鍵自体の交換であったりするとさらに部品代として請求されるので、多少は安く済んでラッキーだったと言えるかも知れません。

というわけで、ちょっと遠くへのお出掛けは、来年の正月明けぐらいに名古屋へ行くことを予定しています。実は事前にゴッホ展の前売券を購入しているので、仕事の休みにあてたスケジュールを取ろうと考えています。

私の住む静岡から名古屋というのは、東京とほぼ等距離ではあるのですが、そこまでの交通路線ということで考えると、一般的なのは新幹線ですが、日程に余裕があれば安上りに移動できる高速バスの旅も良いと思っています。で、自宅の最寄り駅である静岡駅から名古屋方面の高速バスを調べてみたところ、東名ハイウェイバスが静岡発7時の便があり、帰りが名古屋発18時半という便がありました。料金は往復で6千円ちょっとといったところです。

ただ、いつも使っている東京方面や関西方面の夜行バスの予約に使うサイトでは予約ができず、この路線の予約ができる別のサイトを探すまでにかなり時間がかかりました。それが「高速バスドットコム」で、気になる方は検索してブックマークしておくことをおすすめします。

で、次に名古屋に行く予定の来年1月から2月にかけての空席状況を検索してみたところ、まさかの路線なしという検索結果が出てしまいました。もしかしたら運行終了なの? と思ったのですが、よくよく考えたらJRバスの予約というのは乗車日の一ヶ月前から予約ができるようになるので、まだ予約自体ができないということがわかりました。

となると、今年の年末あたりに勤務予定が出て、その中で良さそうな日がわかれば、予約はその時で良いという感じになり、この路線はそれほど混むこともなく、一応はチェックしておいた方が良いかも知れませんが、最悪直前でも何とかなるということもわかりました。ただ、事前に席を押さえておいた方が安心して時間ぎりぎりまで現地で観光を楽しめるので、その辺は抜かりなく手続きできるようにしておこうと思います。

今回改めて普段使うことのない高速バス路線の事について調べてみすと、いつの間にか以前にはあった往復割引の特典は無くなっているし、安いと言われる高速バスであっても値上げの方向に舵を切っているという感じがします。私たちはそんな中でも、安く快適に移動できる手段について考えていければと思っています。

ヤタロー地産地消工場店にリニューアル後初訪問と駐車場不足?の道の駅の印象

休日に仕事だった代休が月曜日にあったので、いい機会だということで、浜松にあるバームクーヘン「治一郎」を作っているヤタローという会社の工場の隣りにある「ヤタロー地産地消工場店」に行ってきました。

以前、週末に出掛けた時には多くの人が押し寄せ入場制限がかかるくらいで、今年4月にオープンした現在でもオープンの朝10時より前、午前8時半から入場整理券が出されるほどの人気店です。なぜそんな事になるのかというと、治一郎ブランドとして出していると思われるバームクーヘンの切れ端や、味には影響はないものの不具合があって細かくカットされたアウトレット品が100gあたり140円、1パッケージで大体500円くらいの美味しいバームクーヘンが、一家族3パックまで購入できるということて多くの人はバームクーヘンを求めてやってくるのです。

お店は、元あったお店の道をはさんで向かいに新しい建物が建ちました。写真を撮ったのは元店舗があった場所で、今はその場所は全面的に駐車場になっています。私がお店に着いたのは開店からおよそ1時間後でしたが、お店の前の第一駐車場は満車で入れず、元店舗の第二駐車場に余裕を持って入れました。

ただ考えてみると、こうした「移転」→「リニューアルオープン」にともなって駐車場を広げるということは、今後の状況を考えると必要不可決だと思います。というのも、バームクーヘンやアウトレットのパンなどを買って、食事をした後で、帰り道だからと、これも今年の7月にオープンして大人気という牧之原市にできた「そらっと牧ノ原」という道の駅を目指したのですが、結果的に入場すらできませんでした。

道の駅の看板通りに進んで入場しようとしたら、そこにはコーンとバーで入場できないようになっており、そこには警備員の方がいて「満車です」ということでした。それだけ近所や周辺から車で来る人が多いということなのでしょう。しかし、単なるお店とは違う「道の駅」が、車を駐車場内まで入れることも許されない状況が3ヶ月以上続くというのは、単純に駐車場スペースを広く取らないことによる問題ではないかと思います。

国土交通省の道の駅のホームページに、「道の駅とは?」という説明が書いてあるのが、色々な目的がある中で一番初めに書いてあるのは、以下の内容です。

(引用ここから)
長距離ドライブが増え、女性や高齢者のドライバーが増加するなかで、道路交通の円滑な「ながれ」を支えるため、一般道路にも安心して自由に立ち寄れ、利用できる快適な休憩のための「たまり」空間が求められています。
(引用ここまで)

買い物や食事をするための商業施設的な設立目的で道の駅の運営を行なっているケースが今は多いのかも知れませんが、今回の場合運転手は待っていて同乗者がトイレを使用するために駐車場構内に入りたくても入れないような施設が「道の駅」を名乗っていいのか? と個人的には残念に思います。店舗が終了した後にはこうした事はないと思いますが、せめて日中のトイレ使用ぐらいは混雑していても利用できるくらいの駐車場の余裕や、運営上の工夫はあるべきではないでしょうか。

今回は、ヤタローの工場売店の駐車場が広くて利用しやすくなった直後に訪問したから余計にそう思えたのかも知れません。ちなみに、トイレ休憩については道の駅から7kmくらい走ったところにある静岡空港の施設を利用させていただきました。空港の方は駐車場は有料ではあるのですが、最初の60分間無料になっているので、入口のすぐそばに車を停めて、何とか大きな問題にならなくて済みました。

「そらっと牧ノ原」がいつまで混み合うのかはわかりませんが、日中長距離を走ってこの道の駅で休憩をしようと思っている方は、今回の私のように満車で道路上から構内に入れないと言われた場合、さっさと別の場所へ行って(個人的には静岡空港を推奨)ゆっくりする方が良いのではないかと思います。と同時に、情報がテレビ・新聞だけでなくネットで拡散される今の世の中、駐車場はあって困るものではないので、臨時を含めてそれなりの駐車スペースを考えた上で営業を行なって欲しいと思います。

自転車の空気が抜ける・入らない対策に「自転車用スーパーバルブセット」の常備を

昨日、家族の使う自転車の空気が抜けるというので、空気入れを持って自転車の空気を入れに行ったのですが、快適な走行のためにパンパンに空気を入れ、空気入れをバルブから抜いたところ勢い良く空気が出てきてしまいました。

パンクではなくバルブから一気に空気が抜けるということは、虫ゴムの劣化が原因だとすぐにわかったのですが、悪い事にその日は日曜日で近くにあっていつもお世話になっている自転車屋さんが定休日でした。空気を入れに行ったのは雨が降る前にストレスなく自転車を漕ぐことができるようにという親切心からだったのですが、このままだとその親切心が大きなおせっかいというだけでなく、自転車自体が使えなくなってしまうという最悪の結果を引き起こしてしまっているということになります。しかし、こういう時のために準備していたものがあります。

それが、ダイソーで取り扱いのある「自転車用スーパーバルブセット」という虫ゴム無しで長く使える自転車用のバルブだったのです(パッケージは当時のもので、中のバルブは交換したものでこの製品ではありません)。以前、自分の乗っていた自転車用にこのセットを購入し、一つバルブが余っているのを思い出し、それを交換することにしました。交換は簡単で、空気入れで入れた空気が逆流することなく何とか普通に乗れるような状態にすることができました。

この自転車用スーパーバルブセットは一時期ダイソーの店頭から消えたという話もあったのですが、今回使ったバルブで用意していた材庫が無くなってしまったため、改めてダイソーのホームページで検索を掛けてみたところ、2025年10月現在、オンラインショップでの取り扱いがあったので、近くのダイソーに在庫がないか調べてみることにしました。

ダイソー商品の各店舗の在庫状況は、ウェブブラウザでネットショップから調べようとしても、調べることはできません。スマホ用にダイソーが提供している公式アプリからであれば、お店にあるかどうかの確認ができることを、昨年のカレンダー探しで知っていたので、アプリから探してみたところ、「在庫わずか」というお店が見付かったので、ピンポイントで出掛けてゲットしてきました。

こちらが、現在のパッケージになります。お店に材庫があったのは2個(セットで合計4つ)で、家で使っている自転車の台数を考えると、これだけあれば当分大丈夫という感じです。ちなみに、お近くのダイソーに材庫がない場合は、アマゾンなど大手通販サイトで「自転車用スーパーバルブ」と検索すると、多くの製品が出てきます。自宅用だけでなく、車に自転車を積んで車中泊で滞在する際の足としている方にとっても、急にバルブから空気が抜けるようなトラブルがあってもバルブ交換で何とか凌げるかも知れないので、車のダッシュボードの中に入れておくのも有りだと思います。

今年もやってきたクリスマスケーキの予約案内でシャトレーゼを選ぶメリットはある?

もうすでに来年のおせち料理の「早割」の販売が始まって久しいですが、おせちより先にクリスマスケーキの予約をすることにしました。

昨年も予約購入したのですが、10月中にシャトレーゼでクリスマスケーキを予約すると、通常は100円で1ポイントのショップポイントが「8倍」で付くということで少々見栄を張りながらある目的のために今年も予約します。

シャトレーゼのポイントは店内の買い物に使えるだけでなく、シャトレーゼ社が提供しているゴルフ場やホテルの利用券に交換することもできます。長野や山梨、北海道などにホテルがあるのですが、2名一泊朝食付きのプランが平日なら1,000ポイントで交換できる可能性があると昨年聞いてから、2年計画でポイントを貯めようと思いました。今回のクリスマスケーキの購入確定・引渡しの時点で恐らく手持ちのポイントは1,000ポイント弱になると思います。

あとは、毎月のお菓子の詰め合わせセットを購入するとポイント3倍になるので、来年になったら良さそうな時期にポイント合わせでそうしたポイント還元率の高いもので1,000ポイント到達を果たしたいと思っていますが、通常だと1,000ポイント貯めるのに10万円もかかってしまうのですが、クリスマスケーキの予約を複数かませたり、2年計画でそこそこ高いクリスマスケーキを買ってポイントを貯めると大体1万5千円くらいの負担で1,000ポイント貯まるのではないかと思います。

ただし、最初に書いたように、宿泊日を決める場合、土日祝日と平日では予約時にかかる費用が全然違います。私の場合は人が休んでいる時に働いているような職場なので、平日に休みが取りやすく、さらに住んでいる静岡と山梨・長野は車で近いので、たとえ休みが1日でも何とか予定に組み込むことができるので、シャトレーゼの特典を使いやすい環境にあると思います。

ちなみに、ポイント交換で宿泊の予約ができるホテルは2名利用(1,000ポイントでも2名で利用可)の朝食付の場合一人11,000円くらいで、シャトレーゼらしく館内ではスイーツやアイスのサービスがあるそうです。夕食をお願いする場合は、一人あたり5千円くらいの価格になるようです。

現実的に、外に夕食を食べに行くか館内で食べるかで変わってきますが、夕食を予約時に頼む場合には一人5千円くらいで、2人合計2万円がポイント換算分になるという計算です。この辺はまだ泊まっていないので獲らぬ狸の皮算用といった塩梅ですが(そもそもポイント交換での宿泊予約が希望日にできるわけではない)、それでも1日日程が合えば出掛けることは可能なので、このポイント交換率が変わらなければ、その条件で何とか来年泊まりに行けるように計画を練りたいと思っています。

そもそも、ホテルは海外からの旅行客との取り合いになる中で、物価と同じように上がっていく傾向があります。昔のように一泊二食1万円以内でそれなりに良い所を探すというのも大変になっているのではないでしょうか。今回紹介したシャトレーゼホテルの場合はポイント交換になるので常に安い価格で利用できるというわけではありませんが、日々の利用でポイントを貯めながら、ポイントを貯めたご褒美という形で使うことができるなら良い選択ではないかと思いますね。

平日でも週末でも混み合う観光地はもはや狙いめではなくなってきている?

先日、土日仕事の代休が急にできたので、沼津港へ行って食事をしようと出掛けてきました。以前から、私の親戚が沼津港にある食事のできるお店を手伝っている(以前はそのお店に勤めていたものの、現在は手が足りない時に手伝っているとのこと)という話を聞いていて、本人に会えなくてもどんなお店で働いているのかが知りたかったということもあります。

私の住む静岡市から沼津港までは一般道を通って大体2時間くらいかかるのですが、事前に調べてそのお店が平日でも営業していることはしっかり確認し、さらにお昼時にはさすがに人が多いと思って時間をずらして大体午後1時頃に沼津港に着きました。

そうしたら、何ということか昔同じように平日の人のいない時を狙って出掛けた時とは違い、人でごった返していました。海外からの観光客というよりも、普通に国内(首都圏から?)から来たと思われるグループ客が多く、年齢層は10代後半から20代くらいの人たちが目に付きました。

お店のすぐそばには有料駐車場があり、その駐車場に停めた場合のみ、2千円以上の会計をすれば60分の無料駐車券をくれるというので、その駐車場をカーナビに登録して出掛けました。しかし昼休み終わりでも観光と思われる人たちが大挙して押し寄せているので、とにかく駐車場にも入れない始末。しばらくゲートの前で駐車場から出て行く車を待って、ようやく駐車場に入れ、目的のお店までやってきたのですがそこでもものすごい人が店に入れないで待っていました。

お店の前には紙があって、名前と人数、さらにカウンター可か不可かを記入しましたが、その時点で私の前には8グループくらい先に書いている人がいました。お店にやってきた目的もあり、混みまくっているから別の店へという感じにはならずにそのまま待っていましたが、結構待たされたあげく何とか食事にありつけました。

もうこの時点では食事以外のお店を回る気は失せていました。何といっても食事が出てきた時点で駐車場に入れてから45分以上経過してしまっていて、食事後にすぐに車を出したとしても駐車料金が発生するかのギリギリのタイミングになっていたのでした。食事自体はマグロ丼を注文しましたが、丼よりも付いてきたアラ汁の味の方が印象に残ったのですが、余韻を楽しむ余裕もなく何とか60分ギリギリで駐車場から車を出し、他の場所でまったりしました。

静岡県の観光地は熱海が同じように休日だけでなく平日も日帰りでやってくる関東方面からの観光客でいつも混んでいるという事は知っていましたが、これなら沼津港ではなく他の海産物が食べられる港の食堂に行った方が良いかなと思えるくらいの混雑ぶりでした。今回は決まったお店に行くというミッションだったので、実際に行って混雑していてもそのままなすすべもありませんでしたが、今後は事前に調べてもっとゆっくりできるような日程と場所にしたいと本気で思いました。とは言ってもどうしても人気の場所というのには人が集まってしまうので、出掛ける先の選定も今後は難しくなりそうです。

全国チェーンの温泉ホテルの部屋であるはずのものが無くて困った事について

実は昨日は仕事だったのですが、本日休みを取りまして近場の温泉に旅行に出ています。リーズナブルなお宿ではありますが、ちょっとグレードの高い部屋を取って、この文章はホテルの部屋で書いています。

昔からあるホテルをリニューアルしたということもあり、不満のある点はあるのですが、今回改めて違和感を感じたため今回は旅行のレビューではなく旅のお供として持って行った方が良いのではないかと感じたものについて書かせていただこうと思います。

以前、今回よりちょっとグレードダウンしたお宿に泊まった時は、部屋は昔のままリニューアルされることはなかったので、部屋にあるクーラーが昔のもので、冷たい風が全く部屋全体に広がらないという憂き目に遭ったことがあります。今回泊まった部屋はエアコンは普通のが付いていて、さらに空気清浄機まで付いているので、その点は全く文句の付けようがなかったのですが、一つあるものが置かれていませんでした。

私が普通にホテルや旅館に泊まった部屋に必ずあるものだと思っていたのは、今の時間が何時なのか見るための「時計」でした。何と通常よりグレードアップされた部屋には壁に時計がかかっていなかったのです。

大手チェーンのホテルは、夕食・朝食ともバイキング形式であることが多く、私が泊まったホテルも朝夕食バイキングでした。宿泊客の人数と食事をするレストランの広さの関係で夕食は二部制になっていて、スタート時までに行かないと、下手をすると欲しい献立が他の人に食べられて待たなければならない事もあります。

ですから、部屋で夕食の時間を待っている間、スマホの時間表示で確認したり、時刻表示が出る夕方の時間に合わせてテレビを付けたりしていましたが、やはり部屋を見回してすぐ時間がわかるもの(時計)は欲しいと思いましたね。

今回はわざわざ持って行くまでの事はないかと思って持っていかなかったのですが、小型の目覚まし時計(アナログ)は持っています。以下の記事で紹介しておりますニトリの単四2本で動く目覚まし時計です。

なかなか見付からなかった単四2本タイプのトラベルクロックをニトリで発見したのでゲットしてみた

将来的にフェリーの船室で寝るような事があった場合、ぱっと見てすぐに時間がわかるアナログの目覚ましは「トラベルクロック」という名前で昔から旅のお供の一つではありました。ただ、次第にスマホの時計で事足りてくるようになるにつれ、わざわざ旅行用に小型のトラベルクロックを持ち出すような事はなくなったとは思うものの、まさか現代になって部屋に時計のない事を嘆くようになるとは思いませんでした。

今後、いわゆるリーズナブルな宿に泊まりに行く時には、そこまで荷物にならないということもあるので、バッグの片隅にこの時計を忍ばせて出掛けようと時計のない部屋でこんな文章を書いています。

昔の青春18きっぷのような感じで使えるかも知れない「秋の乗り放題パス」を使った旅行プラン

青春18きっぷの内容が改悪され、複数人での同一行程旅行や、連続しない日を5日飛び飛びで使うような事ができなくなりました。現在は5日券と3日券がありますが、自動改札機が使えるかわりに、それなりにまとまった日程が取れないと活用できないような感じになってしまっています。

私の場合、5日連続は難しいと思いますが、3日用であれば一つやってみたい旅があります。今年はその方法で旅に出掛けるのは予算や休みの関係で無理なので、今回はその内容を紹介するだけにとどめたいと思います。面白いと思った方は、ぜひ実行してみて下さい。

まず、青春18きっぷは学生の休み期間限定のきっぷなので今は使えませんが、来月10月の一部期間に使える、青春18きっぷと同じように3日連続で使える「秋の乗り放題パス」というものがあります。

このきっぷは、一人一枚7,850円で連続する3日間(今年の利用期間は10月4日(土)から10月19日まで)JRの普通・快速列車が乗り放題になります。青春18きっぷの3日用は10,000円ですので、期間限定ながらその期間に出掛けられるならちょっと安く普通列車利用の旅ができます(一日あたり約2,617円)。

ただ、3日間ずっと電車に乗りまくるというのは厳しいものです。目安として旅行中の移動が一日あたり2,617円以上になるように電車に乗って移動できるような日程を組めば良いのです。

以前の青春18きっぷがあった頃にやってみたいと思っていたのは、私の住む静岡から大阪方面まで行き、そこから長距離フェリーを使った弾丸往復(船中泊2日で現地滞在はわずかながら安く関西~九州の旅ができる)の旅をしてみようという試みです。大阪と北九州門司を結ぶ航路は、阪九フェリーのツアープランだと日程にもよりますがカプセルホテルのようなスタンダード洋室で食事券1,000円分が付いた弾丸ツアーだと今年(2025年)10月の場合、往復13,000円で利用できます。

秋の乗り放題きっぷとの合計は20,850円になり、フェリーターミナル行きのJR和泉府中駅(秋の乗り放題きっぷで行けるぎりぎり)からの直通バスは有料で片道270円でバスの往復分まで入れても合計21,390円で済みます。静岡からだと大阪まで普通列車を乗り継ぐと大体8時間ぐらいかかりますが、通常料金は片道6,380円(静岡~和泉府中)かかりますので、かなり安くなります。また、九州ではJR小倉駅までの無料バスが運行されていますので、そこから2日目の乗り放題きっぷを使って帰りのフェリーに間に合うような形で九州での目的地への移動・観光ができます。

食事や温泉など、観光に使う費用(お土産以外)でかかる費用を入れても、2泊3日の旅にかかる費用は3万円くらい用意しておけば何とかなるのではないでしょうか(お土産代は別)。行きと帰りの大阪~静岡間の移動がしんどいですが、秋の乗り放題きっぷは途中下車が自由なので、食事の時には大きな駅で降りてみたりもできます。

現在の私だと、連続する3日間の休みがなかなか取れないという問題がありますが、現在の青春18きっぷとの併用でも通常運賃と比べて安くはできるので(同じ条件では23,540円)10月の日程で難しい場合、運良く学生休み中で3連休が取れたらいつかは実行してみたいと思ったりもします。

もちろん、高速バスのような他の交通手段を使った方が安く利用できるようなら、もはや期間は関係なくなります。このようにして、まだ行かないながらもあれやこれやと旅の日程を考えるのは楽しいものです。今後は時間を見付けながら車以外の旅についても模索していきたいと思います。

地方都市に今まで無かった大規模小売店を誘致することでその土地は住みやすくなるか?

私の住む静岡市で、新たな大規模小売店の誘致が行なわれたことがニュースになっています。プラモデルで有名なタミヤ本社近くで海寄りの土地を、静岡市は区画整理し、その場所にまずはETC専用のスマートインター(日本平久能山スマートインター)を作ったのですが、その周辺の土地にコストコを誘致するというのです。

実際のところ、スムーズに交渉が進んだとしてもお店ができるのは今から4年後以降になるということですが、地元では歓迎する声だけでなく、周辺の渋滞を心配する声などさまざまです。

ただ、地域が魅力的な街づくりをしていかないと、人口が減ってしまったり観光客が来なくなってしまい、街の魅力も減ってしまいます。長く住んでいる住民は、それこそ「住めば都」という感じであまり他の地域との差を感じずに生活していますが、特に外からやって来る人がどう思うのか、そういう所も考えていかないと地域の未来というものが見えなくなってしまうかも知れません。

元々静岡市は、長くコンビニエンスストアの出店を拒否してきた歴史があり、それに伴って大規模小売店の出店についても反対してきたこともありました。もちろん、地域の商店の経営がおかしくなってしまう事はあるのですが、他の地域では普通にあるものが無いということになると、その事によって敬遠されるようになってしまう可能性もあります。

現在の静岡市は普通に各コンビニ店は他の地域と同じように出店していて、大規模な小売店についても巨大なイオンモールはないものの、小さめの都市としては駅近くに三つのデパートがあるなど、駅周辺についてはそこそのまとまっているという感じはします。さらに今後は静岡駅南口周辺にも開発計画があり、駅近くに住んでいればそれほど不便を感じません。

今回のコストコの出店が本決まりになれば、郊外のお店としてかなり注目度は上がると思います。私自身、コストコの会員にはなっていないのですが、昨年までは静岡県内には浜松にあるもののちょっと遠く、今年になって山梨県(南アルプス市)にできたことで行きやすくはなったものの、車に乗って旅気分で行くような場所に果たして年間どのくらい通えるのかと考えると、さすがにちょっと考えてしまっていました。

もし予定された土地にコストコが進出するということになると、もし会員専用のガソリンスタンドが併設されれば、いつも給油しているスタンドより安くガソリンを入れられる可能性が高まるので、年会費分は多少回収できるという見通しが出てきます。あと、場所的には自転車でも行けるような場所なので(笑)、お店への道が渋滞を起こしても、ちょっとした買い物ができるならばそれなりに頻繁に利用することも可能になるので、とりあえず会員になってみる可能性も出てきます。

私がコストコについて気になっているのは、お店によってなのですがポータブル電源をかなり安く売っているというイメージがあることです。先日購入したポータブル電源とソーラーパネルのセットはかなり安く、コストコに出ている価格に近いところまで値下げしていた時に運良く買えたのですが、注目の製品がコストコで買えるのなら、実際に現物を見て買えるわけなので、これは実店舗がるということのメリットになりますね。

ただ、自宅の冷蔵庫も部屋も小さいので、コストコの人気商品になかなか手を出せないかも知れませんね。そうなると近くにコストコができてもそのメリットを生かせないということになってしまいます。この辺は、本当に出店した時に会員になってお試し利用して改めて判断してみようと思いつつ、今後の成りゆきを冷静に見定めたいと思っています。

もはや大きなイベントに入場するためには事前のネット予約が必然になりつつある

今週末、私の住む静岡市内で「静岡ホビーショー」が開催されます(すでに業者に向けて開幕中)。自宅から歩いても行ける場所で開催されているので、静岡市の地場産業である模型に関する展示を見てみたいところではあるのですが、それもなかなか叶わなくなりました。

というのも、私自身プラモなど模型に関する情熱をそこまで持っているわけではないので、いつもこの時期に開催されることはわかっていても、事前予約しないと当日いきなり出掛けて会場に入ることはできないので、そうした予約の手続きをしていなければ会場の脇を通っても、中で何が行なわれているかすら知ることはできません。

まだ、そこまで「静岡ホビーショー」が広まっていなかった頃には、普通にテレビで開催のニュースを見て、ちょっと出掛けようとフラッと会場へ行って入場することは可能でした。モデルガンの試し打ちやガンプラのブースには行列ができていましたが、ゆっくりと見られるところもあり、個人的には毎年楽しみにしていたのですが、ネットでイベントが広まるに連れ、だんだんふらっと行って入場することは難しくなりました。

まず、あまりにも多くの人が一般公開日に押しかけるため、開場前から入場するための列ができ、その列が会場を一周するくらいまで長くなったことで、現在のような「ネットによる事前予約制(定員あり)」に変わってしまって今に至ります。実際のところ、入場の方法をそのようにしないとやってくる人数をさばききれないという事があっての今なんだろうとは思いますが、地元民としてはせっかく近くでやっているのに見に行けないというのは残念ですね。ただ、地元の小学生は一般公開日でない日に見学できるようなこともやっていたと思うので、地元開催のメリットが全くないというわけではないでしょう。

ただ、国内外から多くの人たちが特定のイベント目当てに一気に押しかけるような事は今後も無くなることはないと思うので、本当に行きたいと思ったら近く遠くは関係なくネットで予約をしてから行くということを当り前にしないと、色々と不自由に感じることは増えていくのではないかと思います。自分の興味のある物について、日々リサーチをする中で自分で行って楽しめるイベントにはきちんと予約をして行くようなライフスタイルの変更をしていくことが大切だとしみじみ思います。

学生限定で一回二千円前後で長期休み期間に5回使える「青春18きっぷ」を出した方が良いのでは?

ラジオを聞いていたら、今年(2025年)で創刊100年を迎えるJTB時刻表の編集長である梶原美礼氏へのインタビューを放送していました。氏は2001年入社で、その多くを時刻表の編集部で活動したそうなのですが、なぜ就活でJTBを選んだかについては学生時代に旅行を楽しんでいたことが関係していたそうです。

ただ、今も昔も学生の旅といっても出掛けるとなると費用がかかります。氏はできるだけ安く旅に出るために、利用していたのが当時の「青春18きっぷ」だったそうで、日本全国の普通列車乗り放題の旅を効率よく楽しむため、旅のお供に「時刻表」があったことがこの仕事を志望した動機だと語っています。

改めて当時(氏の学生時代)の青春18きっぷについて調べてみると、恐らく氏が大学生の時代には以前は一回分が5枚という形で販売されていたものが、一枚に5回分のスタンプを押す形に変わったのが1996年だったので、恐らくこの形の18きっぷを使っていたものと思われます。このタイプでも金券ショップでの購入はできたものの、ちょっと以前の形と比べると扱いにくくなりました。さらに1997年には長野新幹線が開業することになり、峠の釜めしで有名な横川駅~軽井沢駅の区間が廃止・バス代行(18きっぷは使用不可)になったりしました。以前は横川駅で気動車を連結するため停車時間が長く、その時間を利用して駅で売っている釜飯を買って列車の中で食べるのが当り前になっていたのですがそれができなくなり、代行バスも定員があるので列車から降りたらすぐにバス乗り場に走らないとバスに乗れないような事になってしまうので、釜飯を買うどころではなくなったという事もありました。

ただ、青春18きっぷを有効に使える列車として知られていた「ムーンライトながら」は定期列車として走っていて、座席指定券をゲットできれば、東京から九州まで一回分で行くことも可能でした。もっとも、ムーンライトながらの前に同じ区間を走っていた通称「大垣夜行」はグリーン車はありましたが他は自由席だったので予約不要で18きっぷ利用での乗車ができたので、氏はその時代には18きっぷを使っていないかも知れません。

ただ、5回分で大体1万2千円で5回分を自分一人で使うも良し、仲の良い友人と一緒に旅するも良しということで、時刻表が一冊あれば、いきなり経路を変えることも大変ではなかったので、氏も18きっぷでの旅をしながら、時刻表の魅力にはまっていったのではないでしょうか。

現在の18きっぷは連続しての使用が必要なので、かなり自由度が低く、また乗ることのできる列車も少なくなっていて、学生の帰省にも使いづらいため、一部の方にはうまく利用できても、今の学生が列車の旅や時刻表にはまるきっかけになるようなきっぷにはなっていないと思います。となると、今後学生はもはや時刻表を必要としない旅に出るようなライフスタイルに変わっていくようになるのではないかと思います。

具体的には、陸路は鉄道ではなく長距離バスで移動し、ネットを使って安く購入したLCCで空の旅を楽しむようなライフスタイルです。地域の乗り放題きっぷがないと、ピンポイントで事前に決めた場所への旅が多くなり、いわゆるいきあたりばったりな何が起こるかわからないような感じの旅行にはなりにくいのではないかと思います。

そうなると、今の状況での「旅好き」な学生達は、鉄道以外の道を目指すような感じにならないかとふと思ってしまいました。18きっぷへの批判の中には、名前に「青春」とありながら若い人が使わず中年から老年の人たちが多く使うようになってしまったことで、あまりこのきっぷについて良く思わない人を生んだのかも知れません。

そんなわけで、このままでは就職前に列車を乗り尽くすために時刻表を調べまくるような旅をするような人材はもう求めようがなくなってしまうような気がします。JR東日本の乗り放題きっぷの多くも廃止の方向で決まっていますし、そうなると必要な時に必要な場所へ行くために区間きっぷを買うだけの旅が主流になります。そうなると、乗り換えアプリでピンポイントの区間の時刻を知ればそれで足りてしまいます。もはや時刻表を開きながら(今は紙の時刻表をスマホやタブレットで見られるアプリもありますが)あれこれ空想するような事をする若い人もいなくなってしまうのではないでしょうか。

ということで、表題の連続させないで期間中に使える以前のタイプの青春18きっぷを学生証の提示のある場合に発行する余地はないかと思ってしまうのです。少なくとも、将来鉄道の仕事に関わりたいと思う人を増やすためにも、損得勘定は抜きにして企業は何かしないと将来に自分の首を締める結果になってしまうのではないかと本気で心配しています。