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駅の時刻表を有効に使おう

前日に書いた通りに、無事に静岡駅を出発することができ、先方にもお待たせすることなく会って新年のご挨拶をしてきました。その方のところへ行く際には、だいたいの終了時間も決まっているので、当初はそのつもりで帰りの予定も組んでいたのですが、今回については先方に別の用事が急に入ったということで、多少早くの散会となりました。

前回の東京行きでは往復をぷらっとこだまの新幹線にしていたこともあり、帰りに予定した列車以外には乗れないという状況になっていたので、今回のように早く終わってしまった場合や、時間が伸びた場合は予約を入れた新幹線に乗るまでの時間調整に苦労することになります。

ただ、列車の予約を取る場合は、乗る列車がわかっていて帰る時刻もわかるので決まった時間だけのことを考えればいいという簡単な部分もあるものの、物理的に早く帰ることができるのに、待ち合わせ時間が伸びることで無駄なお金も使ってしまいますし、この辺は一長一短あるような感じではあります。

今回は18きっぷを使った普通列車の旅なので、一応の目安という時間は考えていたものの、今回はだいたい予測時間より一時間早く東京を出られることになりました。せっかくなので東京で時間を潰そうかとも思いましたが、何の目的もなくぶらぶらというのも疲れるだけなので、今から東京駅に向かうとして何時の列車がグリーン車に長く乗っていられるかということを、最寄り駅のみどりの窓口に設置してある「JR時刻表」を開いて確認しました。

スマホの路線アプリで現在地と時間、および諸条件を入力すると目的地までの経路を表示してくれますが、今回の私の帰路の場合、普通車のグリーン車でできるだけ長くくつろぎたいのに、早く到着することに主眼を置いた調べ方をするものですから、東京から小田原までの快速アクティに乗り、そこから何本か普通列車を乗り継いで目的地に着く方法しか選んでくれません。こちらとしては、首都圏から伸びるグリーン車を連結する普通列車の中で一番遠くまで行く、「沼津行」の普通列車の中で一番現時間に近いものを探して欲しいのに、そういった形での検索はなかなかしてくれないようです。

そんな時に頼りになるのが、全ての列車の運行情報が網羅されている紙の時刻表というわけです。最近ではタブレットやスマホで紙の時刻表と同じ情報が見られるアプリもあるのですが、毎月の料金がかかるので、そのためだけに毎月料金を払うのももったいないので、今回は極めてアナログ的ではありますが、現時刻からの東海道線の沼津行の列車をピックアップし、東京発の時間と発車ホームをメモして、出発時間より少し前にホームまで行くことにしました。

沼津まで着いてしまえば後はどうにでもなります。あまりにも後続列車との接続が悪ければ駅から出て(18きっぷは乗り降り自由です)夕食でも食べてから電車に乗ればいいですし、すぐ接続できるようなら目的地まで一気に乗り切って駅前で食事をした後で帰ってもいいでしょう。幸いにして沼津行きの列車は東京駅ではほとんど空いていたので、一番後ろのリクライニング自由な席を確保し、テーブルを出してパソコンで作業しながら帰途についています。これも、早めにみどりの窓口にある時刻表から帰りの予定を見付けておいたおかげで、何もしないでホームまで出てそこからおもむろにスマホで検索という形を取らなかったのが功を奏しています。一つだけ足りないことがあるとしたら、2両あるグリーン車のどちらの車両にトイレが付いているかということで、これについては行きにトイレが付いていない方の車両に乗ってしまい、トイレに行くためには車両をまたいで移動しなくてはなりませんでした。

ちなみに、常に時刻表とともに旅の計画を立てたいと思っている方はスマホやタブレットに時刻表アプリをインストールし、いつでもどこでも自分の時刻表をスマホやタブレットの画面に表示して使えるようにしておいた方がみどりの窓口を探す手間も省けるわけですが、中途半端に鉄道を利用している私にとっては、有料の時刻表アプリを常に有効にしておくのはもったいないと思ってしまいます(^^;)。どうしても有料アプリが必要になればその時点で買えばいいですし、そこまでする必要を感じず、旅行中でもみどりの窓口にアクセスできるなら、駅に用意されているものを活用することの方が手間こそかかるものの、確実に欲しい情報にたどり着けるので気に入っています。

結局、沼津からの乗り換えは殆ど無い次の列車に乗ったので、予定より1時間近く早くに帰ってきてしまいましたが、用もないのにだらだらと残っていなくて良かったと思います。これも、自分で運転することのない移動だからこそという気もしますが、世の中はちょっと違っただけで事故や天候の急変など何が起こるかわかりませんし、首都圏の交通というのは、人身事故があったなんてことになると、かなり広い範囲で影響が出ますので、個人的には早く帰ることができるならそれに越したことはないと思います。翌日にも仕事があることもあるので、今度は完全に休みの時にゆっくりと出掛けたいとしみじみ思った今回の東京行きでした。


目的地への行き方は状況で変わる

急に東京まで出掛ける用事ができました。旅というよりは単なる往復とも言える距離ですが、事前に様々な乗り物を予約した上で行けるケースと違って今回は本当に突然出掛けることが決まったので、その日には実に色々な事を考えました。

日程は東京駅の近くで13時集合で、静岡を出発できるのが午前9時前後という制約があり、さらに翌日も仕事があるので、東京泊やあまり遅い時間までの東京滞在は避けたいところです。このような急な用事の中で「安く快適に」というところで交通手段を考えるのですが、これはこれで楽しいものです。
ちなみに、公共交通機関を使って静岡から東京まで往復するには以下のような手段があります。

1.新幹線(ぷらっとこだまで前日のチケット購入可能)片道4,700円
2.東名バス(静岡駅~東京駅八重洲口)片道2,300円~2,930円
3.東海道線(静岡駅~東京山手線内)片道3,350円
4.東海道線+小田急線(小田原乗り換え)片道2,630円※金券ショップ利用

今回の予定では3の在来線を乗り継いでも集合には間に合いますが、予定ではそれより早く着くはずの2の東名バスでは事故や交通集中による渋滞が心配です。4の小田原で乗り換えて新宿から東京駅に向かうと在来線の乗り換えに意外と時間がかかる関係で微妙に集合時間に間に合わないので、この方法を使う場合は静岡~小田原間を新幹線で移動しないといけません。ただ、静岡~小田原間の新幹線回数券のバラ売りが金券ショップでされているので、それを購入すると3,030円(静岡市内の金券ショップ価格)で済み、小田原から新宿までは急行を使えば880円で、それほど3の静岡~東京間を在来線で移動することを思えばそれほど負担なく移動できます。ちなみに、静岡~東京間の在来線利用についてこちらも金券ショップで取扱があり、自販機でも2,980円でいつでも購入できます。

ここまで把握した上で、行きは時間的なことを考えて3の東海道線を使って移動することを基本にし、もし寝坊したり急な用事が入って出発すべき時間に出発できなかった場合に備えて、前日にチケットは買わずに4の経路で静岡~小田原間を新幹線移動にする可能性を残しておきます。帰りはそれほど時間については考える必要はないので、2の東名バスを基本に考え当日の帰る時間がだいたいわかった時点でネット経由で高速バスのチケットをゲットして往復の交通費を6千円~7千円くらいに抑えることができれば十分だと考えました。ただし、以上のプランにはない別のプランもあります。

それが、実際に出発する前日に金券ショップを回り、あるきっぷをゲットすることが運良くできるかということです。当日の朝はばたばたすると思うので、東京の先方に差し上げる手みやげを買いに行くついでに入った一件目の金券ショップでそのきっぷを発見したのでした(^^)。

それが、写真の「青春18きっぷ」でした。今回入手した冬の18きっぷの有効期間は1月10日までとなっており、出発日が1月8日で金券ショップに出掛けたのがシーズン最後の週末を終えた1月7日の午後だったのが効を奏したのか、4回使用で1回分使えるものが売られていたので速攻でゲットしました。価格は3千円とちょっと高いかなと思いましたが、上で考えていた片道料金で東京まで往復できるということで即決しました。これで、安いだけでなくさらに快適な移動になる可能性が出てきました。

というのも、18きっぷを使っての在来線利用でも、東京近郊を走る普通列車のグリーン車が利用可能になります。ビジネス関連の利用がグリーン車は多いため、土・休日よりも平日のグリーン料金の方が高いのですが、事前購入(Suicaグリーン券での利用も含む)すれば沼津・熱海~東京・宇都宮・高崎・黒磯といったところまでは追加のグリーン料金は980円(休日は780円)で済むので、往復分を考えても1,960円追加すれば広く快適な座席に乗って悠々と移動ができます。さらに、時間が合えば帰りの沼津~静岡間は浜松まで平日運行しているホームライナー号に乗ることができ、乗車整理券320円のみで移動できます。新幹線に比べると時間と乗り替えの手間はありますが、グリーン車を利用しても往復5千円で静岡~東京間が利用できるというのは18きっぷが入手できたからなのですが、今回はたまたま購入できたことで行きの列車の時間は守らなくてはいけなくなってしまいました。

このように、様々なパターンを考えた上で常にベストな移動手段を模索するようなやり方というのは、旅先でトラブルがあって交通手段を変えて移動しなければならなくなった場合にも役立つでしょう。もし、以上のプランで実際に出発した後に何らかのトラブルが起きた場合のことも考えなければなりません。どちらにしても今回の18きっぷが購入できた事自体がラッキーだったわけなので、どうしても在来線で進めなくなった場合には、その時はその時ということでまた何か考えると思います(^^;)。


金土日で遠くに安く快適に旅する方法を考える

新しい年を迎え、旅行の計画だけは立ててみるものの、多くの方が考えるのは「休みが取れない」「お金がない」という無い無い尽くしの問題ではないでしょうか。その一つの解決策が車中泊の旅ということもあるのですが、今の時期は走り慣れない雪道を車で長距離走るのはなかなか大変なので、公共の交通機関を使ってできるだけ快適に、と言ってお金も掛けずに旅したいと「それは無茶だ」と言われそうな事ですが、普通の旅行と比較して何かを我慢すれば意外と色んなパターンの安くて快適な旅というのはあるのではないかと思います。ここでは、東京以西から博多を目指して土曜日と日曜日しか休みがない人が、その休みをまるまる活用した旅について考えてみることにします。

少ない休みを活用するには、どちらにしても「車中泊」を旅行の行程に入れることを考えなければいけないでしょう。土曜日が休みということは、物理的な出発は金曜の夜から可能です。東京から博多まで車中泊で行けるということだと、国内最長の夜行バス「はかた号」を思い出す方もいるかも知れませんが、金曜夜発のビジネスシート料金が15,000円と格安ではあるものの、体力的に片道14時間乗り続けるというのは心から「快適」とは言えませんし(^^;)、それが往復になれば人によっては「修行」となってしまう可能性もあります。さらに現地到着が翌日のお昼前ということで、往復「はかた号」にして0泊2日の弾丸ツアーにした場合は現地滞在が約7時間でさらに博多発が18時50分となり、ちょっと博多の夜までは楽しめず、日曜の朝には東京に着いてしまうという、東京に早く帰り過ぎてしまう残念なプランになってしまいます。

そこで、利用する交通機関を分割することで、現地および乗り換える際の場所で観光しながらより楽しみ深夜バスより費用を浮かすことも可能になってきます。一部深夜バスを使うのは同じですが、早朝に到着する場所を関西にすることで、関西での観光もやろうと思えばできてしまいます。

東京から京都への深夜バスは、東京駅八重洲口や新宿バスタから出ていますが、一般的なJRバスの金曜夜発の深夜バスでは8千円前後とちょっと高めですが午前6時には京都駅に着きます。そこから早朝の清水寺に行けば観光客のいない中での参拝ができますし、他にも早朝から拝観可能なお寺も多いです。

関西から博多まではバスではなく新幹線を使って安く行けるお得なプランがあります。それがJTBが出している山陽新幹線のお得な「新幹線バリューパック」です。このプランは新大阪駅など関西方面から博多まで新幹線こだま号を使う限定プランで、新大阪~博多が通常期には6900円という破格で利用できるのです。さらに、博多駅・小倉駅構内の売店で使えるクーポンが200円分付いています。指定席しか利用できないものの、席の指定自体ができないのが残念ですが、それでも格安で博多まで新幹線に乗れるのですから利用しない手はありません。料金やタイムテーブルについては、以下のページでご確認をお願いします。

・新幹線バリューパック
https://www.jtb.co.jp/kokunai/jr/higaeri/tokutoku_hakata_osa/

なるべく早く博多に着きたい場合は、京都から新大阪まで自力で移動するか新大阪に停まる深夜バスを使い、うまくひかり491号に乗れれば(この便だけはこだま号でなくひかり号を利用できます)、土曜日の10時11分には博多に着けます。この列車に乗って博多にやってきたと仮定すると、帰りに博多発大阪行きの深夜バスに乗れば翌日の朝には再び関西に着きます。その際の出発時刻は博多発午後10時から11時くらいなので、まるまる半日滞在可能で、さらに夜の屋台でそこそこ飲むことも可能でしょう。そしてバスの中で寝て、京都でも大阪でも着いたら東京には直行しないで、少し観光してから帰るパターンもいいでしょう。その際、帰りの足として頼りになるのが、同じ新幹線こだま号を使ったJR東海ツアーズの「ぷらっとこだま」です。

・ぷらっとこだま
http://www.jrtours.co.jp/kodama/

京都発東京行きで1万円ちょっとと先述の「新幹線バリューパック」より割高ですが、人気の東海道新幹線ということと、同じ指定席でも通路側と窓側の指定が可能になっているのは大きなポイントです。さらにこのように使う交通機関を分けても、往復深夜バスの場合とそれほど交通費は変わらず、ホテルに泊まらない弾丸ツアーであるので飛行機よりも手軽に行ける(飛行機の場合、スケジュールに合う時間を選ぶのが難しく、そもそも時間ぎりぎりに乗ることができません。さらにLCCで安い運賃の飛行機は席に限りがあります)というメリットもあるので、急に取れた休みを有効に使う場合の旅プラン作りの一つとして「新幹線こだま」と「夜行バス」や「夜行フェリー」を組み合わせることも十分ありでしょう。

また、たまたまセールで片道だけ格安のLCCの航空券が取れてしまった場合(^^;)、帰りを「新幹線バリューパック」と「ぷらっとこだま」の乗り継ぎで移動するという手もあります。その際の宿はビジネスホテルを利用すれば安くできますし、現地での時間はより多く取れます。飛行機の接続が悪く格安の飛行機をなかなか使えない私の住む静岡など東海道沿線の都市在住の方が博多に旅行する場合も、こうした知識を持っていると、新幹線を使える分かなり移動がしやすくなると思います。このように、行ったつもりになっていろいろな旅の可能性を考えるだけでも楽しいので(^^;)、今年はそんな風にして遠くに行けるように、色々な格安運賃について調べてみたいですね。


公共機関を急に「民営化」することの功罪

今年もいよいよ押し詰まってまいりました。本年最後の更新になるかと思います。来年はなかなか厳しい年になるような気がするので、気を引き締めてその対応を考え、このブログで紹介することもあるかと思います。そんな中、ちょっとびっくりした地方のニュースが有りました。

恐らく、全国的な規模からではほとんど注目されないかと思いますが、過去にほとんどの静岡県民にその必要性を感じさせないまま建設と運用を当時の知事が強行するように開港まてこぎつけた静岡県にある空港「富士山静岡空港」があります。

恐らく住民税の中のいくらかかはこの空港のために払っているかと思うので、一回だけですがここから飛行機に乗って利用したことはあるものの、それはLCCが一般的になる前の話で、今だに富士山静岡空港に国内のLCCが就航していない今、いくら地元の空港といっても新しいお店やフードコートができたのを見に行ったり、飛行機が飛ぶところを見に行くというのがせいぜいです。それでも、今年までは「駐車場無料」という前提があったので行っていたものの、昨日の地元紙のニュースではそのメリットすら失ってしまいそうな雲行きになっています。

ニュースの内容は、繁忙期に2000台分もある無料駐車場が満車になることがあったそうで、そうしたケースで搭乗のために車で来た方に確実に停めてもらえるよう、事前予約のできる有料の駐車場スペースを作る可能性について言及があったということです。

最近になって赤字が続く富士山静岡空港では、空港の様々な事業を民営化していまして、新しくなったフードコートや有料のラウンジの増設という効果を生んでいるのですが、そうした赤字対策の一つとして駐車場の有料化というものも念頭にあるのでしょう。

有料化の原因という繁忙期の満車状態というのは、飛行機を利用する人というよりも、空港見学に駐車場を使う人が多いということなので、搭乗者専用の無料駐車場のスペースを繁忙期には広く取ればそれで済むような気がします。見学者は駐車場が満車になっていれば諦めて外の場所へ行くでしょうし、到着する人を迎えるスペースというのは別に取ればいいことなので、現在の無料駐車場というものを変える必要はないような気がするのですが、そこまでして赤字が解消できるのかというと、現在の収益を支えていると言っていい中国人観光客の動向について、もし今後中国とアメリカの悪い関係が日本へも向けば、一気に現在利用している中国人の観光客もいなくなってしまう可能性もあるわけで、駐車場を有料化したところでどうにもなるものではありません。究極の赤字対策は空港自体を止めることだという話もありますし(^^;)、国内のLCCを呼び込み、そこに「駐車場無料」というメリットがなければ、静岡県内に住んでいて今後使おうとは思えなくなりそうな気がするのですが。

今年は沖縄に車と飛行機を併用して出掛けたのですが、行くことが決まってから運賃の比較をすると、近場の富士山静岡空港から全日空を使って往復するよりも、中部国際空港からスカイマークを使った方が車のガソリン代を含めてもかなり安く行けました。さらに、前日から空港近くの東横インに宿泊するとホテルの駐車場を10日間無料で利用できるという特典を使ったので、トータルの出費も抑えられました。また、行く場所や利用するLCCによっては成田空港まで高速バスで行った方が本数も静岡の空港より多くありますし、旅の計画も考えやすいと言えます。

来年には私たちの生活には空港より必要である水道について民営化することが今年の国会で決まってしまいましたが、その結果どんなことが起こるのかということも気になります。空港は使わなければそれで済みますが、水道の場合は使わないわけにもいかないので、都市部ではいいとしても、人口の少ない自治体ではどうなってしまうのか、そんなことも考えてみたくなる年の頼でございます。

本年中は色々とお世話になりました。来年もどうぞよろしくお願いします。


「めんたいパーク伊豆」に行ってきました

東西から伊豆を観光する場合、車でなら必ず通ると思われる場所、函南にできた企業のテーマパーク・直売所がそろった工場施設、明太子メーカーである「かねふく」の「めんたいパーク伊豆」にオープン間もない中で出掛けてきました。

その場所は、最近になって新しく出来た道の駅「伊豆ゲートウェイ函南」に隣接していて、高速道路を降りて伊豆方面に向かう際や、伊豆の観光を終えて帰途につく際にも寄りやすい位置関係になっています。今回は主に「めんたいパーク」を目指してやってきましたので、ほとんど観光気分を味わう前に着いてしまいました。

実際のところ、この建物は明太子を作っている「かねふく」の工場で、それに売店とちょっとしたアミューズメント要素を含んだ施設がくっついているという表現が適当だろうと思います。入場すると右側で明太子および関連商品が売られていまして、観光客はそれらの品々を購入して帰るのですが、さらにその場で食べられる軽食もあります。

目玉とおぼしきものは、作りたての明太子がたくさん入った「ジャンボおにぎり」で、その他明太子スパゲティや、ピンクの明太子まんや明太子ソフトクリームと、当然ながら明太子ずくしになっています。入場したのがオープンの午前9時からすぐだったのですが、フードのカウンターは長蛇の列になっていておにぎりと明太子まんを食べるまでにかなり時間がかかりました。ちなみに、おにぎり・ソフトクリームだけなら2階にあるフードカウンターでも午前10時以降なら利用して購入可能です。

一階の一部および二階にはイートインスペースがあって、外に出ると天気が良ければ富士山の見えるテラスになっています。二階の建物の奥にはボルダリングをはじめとする小さいお子さんが遊べるような施設になっていて、無料で利用できます。さらに、テラスの一部が足湯になっていて、足湯に浸かりながら富士山を見られるかも知れません。ちなみに、私の行った当日の天気は雨がぱらぱら降るくらいの天気だったので、ちょっと肌寒くて残念ではありました。

さらに、一階の右奥から工場見学のコースになっていまして、実際に明太子を作っている工程が見られたり、明太子に関することを知ることができるようになっているだけでなく、記念写真を撮るために作られている施設や、子どもが遊べるアトラクション的なものも用意されています。

一通り回ってみて、基本的には自社の明太子を使ったフードを食べてもらったり、お土産として明太子そのものを買って帰ってもらうために人集めのための施設を付けた工場であるということになるでしょう。観光バスや観光の行き帰りにはつい財布の紐が緩んで、明太子をつい買ってしまう人もこれから増えるのではないでしょうか。

ただ、これから家庭で食べる「切れ子」などお得用の明太子を買いに行くような場合、事前にクーラーボックスと保冷剤を用意した上で訪れるのがいいと思います。当然めんたいパークの方でも保冷バッグと保冷剤を用意していますが、どうしてもその場で購入するものは割高になってしまいます。ちなみに、道を挟んだ道の駅にはコンビニのセブンイレブンが入っており、そこにはちゃんと発泡スチロールのクーラーボックスが用意されていましたので(^^;)、何の用意もない方はコンビニや100円ショップで事前購入してから行くのがおすすめです。

また、かねふくの自社製品の中でも「食べるラー油」「マヨネーズ」「ドレッシング」も売られていましたが、価格は通常の小売価格で統一されており、めんたいパークだから値引きしているわけではないということもあります。かねふくは全国に明太子および関連商品を出荷している大きな会社であり、実はここで買うよりも地元のスーパーで買う方が同じものでも安く値が付いている可能性があります(^^;)。これはもう、まずはご自身が利用しているスーパーで「かねふく」の製品が売っていれば先にその内容をチェックして、あえて出掛けた先で高値で大量に商品を買ってこないように考えた買い物をするのがいいのではないかと思いますね。

しかし、めんたいパークでは同じ敷地にある工場で出来上がったものをそのまま出しているという「作り立て」のものを買えるというメリットもあるので、せっかく立ち寄られるのなら決して地元では買えないものを選んで買ってくることを心掛けられればと思います。

・めんたいパーク伊豆
https://mentai-park.com/park/izu/


おいしいみかんを旅先で買うコツ

毎年、静岡の特産品である「みかん」について、知人にお歳暮として送っているのですが、静岡県には東・中・西部と横に長い県で、それぞれの地域にブランド化されたみかんがあるのですが、食べていておいしいと思うのが、西部の中でも「三ヶ日みかん」で、比較的安く購入できるところから厳選した品質のものを送ってもらうようにお願いしています。ただ、今年は台風など天候の影響があったのか総じて価格は高めで、昨年と比べると出費も余分にかかってしまっています。

そんな中、贈答用ではなく自宅消費用に買うみかんについてはあまり大きな箱買いをしてしまうと腐ったりカビが生えてしまうことがあるので、かえってネットに入った少量のみかんや、少なめの箱入りみかんを食べ切る中で安いものを探すようにしています。

先日、東部のみかんの産地に行き、観光用に様々な品物が用意された農産物直売所を訪れました。やはりそういうところでは贈答用に箱入りみかんが多く用意されていましたが、少し安い5キロ千円くらいのみかんがあったのですが、その大きさは子どものにぎりこぶしくらいの小さなみかんで、自宅用でもこれはちょっとという感じになり、買わずにスルーしました。その後、自宅まで帰る途中に大きなスーパーを見付け、そこではその日の夕ごはんのおかずでも買って行こうかと思って立ち寄ったのですが、そこで思わぬものを見付けたのです。

そのお店は静岡県の東部にあるお店でしたが、やはりというかそこでも静岡県を代表するブランドみかんとしての「三ヶ日みかん」という名前は十分に通っているようで、店の入口にある目玉商品として置いてあったのが、写真の「青島 三ヶ日みかん」でした。

一口に三ヶ日みかんと言っても、11月半ばくらいから出荷される「早生 三ヶ日みかん」と12月半ばくらいから市場に出てくる「青島 三ヶ日みかん」の二種類の三ヶ日みかんがあります。価格の方は時期こそ違いますが同じくらいで、どちらも甘くて美味しいみかんとして贈答用としても人気があります。

今回、購入したのはサイズが「2L」で4.5kgのものでしたが、1,280円と格安でした。箱には刻印がありますが、一般的にみかんの価格は「等級」と「大きさ」で決まります。三ヶ日みかんの場合、最上グレードのみかんは「ミカエース」という名前で売られていますが、そのミカエースの中でも「M」が一番高く、「S」と「L」に続いて「2L」という感じの価格になっています。さらに、等級については一般に多く出回るものについては「秀」→「優」→「良」→「無印」という順になっています。今回購入したみかんは「2L」の「無印」なので安いということが言えるでしょうが、自宅で食べるならこれでも十分甘く、大きさも食べごたえがあるのでこれでも十分安いと思います。

さらに、これより少し前に買ったおいしくいただいた、早生品質の「2L」みかんでも同じ4.5kgのものが地元のスーパーで特売になっていたのですが、こちらの方は1,080円と今回購入したものよりさらに安いのに、等級は何と「優」でした。しばらくはこの美味しいみかんをいただき、先日食べ切ってしまったので年末にかけて自宅用のみかんをどうしようかと思っていたところに今回の同じ三ヶ日みかんの特売を見付けたので、ラッキーという感じでした。

地元の名産を買うには製造元まで行くのが当り前という考え方もあるかも知れませんが、今回紹介したように、産地が静岡県の西部の愛知県寄りであるにも関わらず、静岡県の大きなスーパーにならほぼ間違いなく箱入りの三ヶ日みかんは置いてあります。そして、もし運が良ければ客寄せのための目玉商品として安く売られている可能性もあるので、もし年末年始にかけて静岡県を訪れる方がいた場合には、観光用のお土産物屋さんではなく、スーパーの食品売り場を狙ってみることをおすすめします。その際、今回紹介した箱の刻印の部分を見逃さず、「等級」と「大きさ」の内容を良く見て、この売り値が本当に安いのか、他の贈答用のみかんと比べてみて安ければそれは買いだと思ってください。

地元民でもなかなかそういうところには遭遇できるとは限らないので、見付けた人がラッキーということになるでしょう。農産物直売所が駄目だということではないのですが、スーパーの場合はみかんそのもので利益を取らなくてもいい場合があるということを知っておくと、この法則はみかん以外のものにも応用できると思います。車で旅に出るということは、自分で大きくて重いものでもそのまま持って帰ることができるメリットを合わせもっているので、そうした事も考えながら旅先のお店巡りを楽しんでみるのもいいのではないでしょうか。


地元民には食べる機会が少ない「チーズそば」をいただく

前回、静岡駅から清水駅まで在来線で移動してちびまる子ちゃんのマンホールカードをいただいてきたのですが、実のところ日常的な移動は車が中心になるので旅行の時くらいにしか電車に乗る機会がありません。そして旅行の時には出掛ける先での名所やグルメを求めて行くところがあるわけですから、なかなか地元にいても行ったことのない場所やお店というものは存在します。

今回はそうしたお店の極みとも言える、静岡駅構内にある「駅そば」のお店を目指します。普通に駅構内に入るためには入場券か電車に乗ることが必要ですから、今回電車に乗る機会があったのでついでに行ってしまおうとマンホールカードをゲットした後の帰りに立ち寄りました。

お店は全国どこにでもある立ち食いそばですが、お店は静岡駅が創業した時から駅弁を売っている「東海軒」が経営している「富士見そば」というお店です。この東海軒は、過去には24時間営業していて、国道一号線沿いにあったものの今は移転してしまったのですが、昔の社屋の一階で深夜でも早朝でもお弁当を売っていました。まだコンビニもない頃には、夜中にどうしてもお弁当が食べたい時には車でお弁当を買い出しに行くなど重宝しました。また、そうした深夜営業の一つとして、夜行列車が静岡駅に止まるのを見越して深夜の静岡駅ホームに駅売りのお弁当屋さんが出ていたこともありました。これは青春18きっぷを使って東京方面から「大垣夜行」に乗り、西へ出掛けた方にはご存知の方もいるのではないでしょうか。

さて、今回なぜ静岡駅の駅そばをわざわざ食べに行ったのかと言うと、他の駅そばにはない「チーズそば」というメニューがあるからです。お店の方でも一押しという感じがするのですが、実際にお店で食べている人でチーズそばを食べている人は私の他にはいませんでした(^^;)。揚げ玉の入った普通のおそばの上にモッツァレラチーズが乗っていて、お蕎麦と一緒に食べるのが新食感ということでお店の一押しになっているということなのです。

ただ、こうした駅そばの名物というのは千葉県我孫子駅の大きな唐揚げがのった「唐揚げそば」や、姫路駅の中華麺を使った「えきそば」、そして北海道の音威子府駅の駅そばのような全国でも知られたものが多くあり、今回の「チーズそば」がその中に入っても違和感がないのかどうかは食べてみなければわかりません。ちなみに、チーズそばの価格は440円で、券売機で食券を購入して注文となります。

面白いと思ったのは、チーズそばを頼むと普通のお蕎麦では七味か一味が出てくるのが常なのですが、このチーズそばにはタバスコが付いてくるのです。お好みでかけるのは同じですが、モッツァレラチーズの上にしこたまかけてから揚げ玉と刻みネギの入ったお蕎麦と一緒にいただくと、簡単なことですがこれで結構食味が広がって普通のお蕎麦とは違った味が出てくるのが新発見でした。汁の方はちょっとしょっぱ目と感じる方がいるかも知れませんが、これもチーズに負けない味を出すのに役立っているような感じがします。

ただ、このチーズそばは十分自分でも作れそうですね(^^;)。てっとり早い方法としてはカップそばに溶けるチーズを散らして3分待てば同じような感じのものが作れそうな気もしますが、普通のお蕎麦にチーズが入るだけで、十分腹持ちのする軽食として使えるという感じがします。わざわざこのお蕎麦を食べるために静岡駅にやってくるのは違う気がしますが、電車での移動中にちょっと何か食べたいが時間がないというような場合には、わずかな乗り換え時間でもさっとかきこめるだけのメニューですので、機会があったらぜひこのチーズそばを試してみて欲しいと思います。


静岡市の「マンホールカード」2枚をゲットする

2018年12月14日に、全国の特徴的なマンホールをカードにした「マンホールカード」の第9弾が配布開始されました。その中でも静岡市清水区で無料で配られる「ちびまる子ちゃん」のマンホールを記録したカードの人気がすごく、配布初日には100人ほどの人がならび、その日だけで2,050枚を配ったそうです。このマンホールカードは無料でいただけますが、簡単なアンケートに答えた後、受け取りに来た人一人につき一枚をいただけるので、純粋に2,050人が現地までやってきたことになります。

私自身はそのニュースを見て、せっかくなのでもらいに行こうと(^^;)、配布開始翌日に出掛けてきました。ついでと言っては何ですが、静岡市ではもう一枚、マンホールカードが発行されていて今回はそちらの方を含めて静岡市の発行したマンホールカードのコンプリートを目指します。

まず静岡駅までやってきたところで、静岡駅の北口から10分くらい歩き、静岡市葵区にある静岡市上下水道局庁舎(静岡市葵区七間町15番地の1)の守衛室を訪ねます。平日は建物の6階にある事務所で配布されているのですが、土日については役所関連の建物は閉まっているので、入口から入って奥にある守衛室に一声掛けると、アンケートを要求され(市内・市外どこからきたか、性別、年齢を書くのみです)、その代わりに一人につき一枚のカードが貰えるのです。

カードの図柄は「たちあおい」という静岡市の花がモチーフになっているのですが、たまたま私がもらいに行った時には上下水道局舎までマンホールカードをもらうためにわざわざタクシーで乗り付けた人と一緒になりました(^^;)。とりあえず、ここで一枚目のマンホールカードをいただいたのですが、本来の目的はここではありません。静岡も清水も同じ静岡市なのですが、「ちびまる子ちゃん」のカードは清水駅西口からすぐの駅前観光案内所まで行かないともらえません。そこで、いったん静岡駅に戻って電車で清水駅まで移動しました。

清水駅の西口に出て正面から右に曲がると、さっそくカードと同じ図柄のマンホールを発見しました。実際に見ると本当にカラフルで、全国的に見てもなかなか珍しいものだと思えます。そこから正面に向かって道なりに数十メートル歩くとビルがあるのですが、その一画の一階に清水駅前観光案内所があります。

私が着いたのはだいたい午前11時くらいでしたが、かなりの人が列を作っていました。ただ、行列になっているからと言って、カードが無くなるかという心配は当分いらないのではないかと思います。というのも、このカードは郵送も不可で一人一枚一回のみという制限がありますので、基本的にその場に行かないともらえないものです。ただ、ネットオークションやフリマでカードを最速売っている人もいるようですが、そうした行動が顕著になってくると配布方法にも変化がでてくるかも知れません。あくまで現地まで出向き、一人一回一枚をもらうのが基本です。

ちなみに、この場所での配布時間は午前9時から午後5時45分までで、土・日・祝日は休憩時間(午後1時から午後2時まで)があります。また、年末年始は12月29日から1月3日の配布はお休みになりますので注意してお出掛け下さい。

そうして頂いたカードがこの2枚になります。左が静岡市葵区にあるマンホールのカードで、右が今回のお出掛けのきっかけになった静岡市清水区にあるちびまる子ちゃんマンホールのカードです。ただ、実はちびまる子ちゃんのマンホールは静岡市葵区にも設置されています。お時間のある方は、静岡鉄道静岡清水線の新静岡駅のあるショッピングビル「新静岡セノバ」付近にもありますので、ぜひ探していただいて清水駅前にあるものとの違いを探して欲しいです。


旅に出たらさまざまな食材と名物を試してみよう

最初に自分の事を書いてしまいますが、小さい頃には給食を全て食べることができず放課後まで残されたことがあるくらい(;_;)好き嫌いがありました。教師や親からも好きなものばかり食べて嫌いなものを残す態度についてずいぶん叱られた記憶があります。現在は、さすがに著しく拒否したりこれみよがしに食べ物を残したりはしませんが、やはり好きなものと嫌いなものというのは存在します。

ただ、小さい頃に全く食べられなかったものが好物になったというケースもあります。それは実のところ、学生の時に一人で旅行に行き、男女別相部屋というシステムの「ユースホステル」を好んで利用していたことと関わりがあるのかも知れません。

今はどうかは知りませんが、当時のユースホステルは下は小中学生から大学生くらいの人が利用者の中心で、食事は宿泊者が集まってみんなでワイワイガヤガヤと食べることになります。どこのユースホステルかは忘れたのですが、食事の前に経営者のペアレントさんが食事についての注意の中の一つとして、出した食事を残すのはよろしくないので、食べる前に嫌いなものがあったら申告し、逆にそのおかずが好きな人に食べてもらうようにしてから食事を始めてくださいというシステムがありました。この方法は単に残りものを減らすだけでなく、おかずのトレードをした同士が仲良くなったりするコミュニケーションの効果もありました。

そうして初対面の宿泊者同士が打ち解けていく中で、あまりにも自分に好き嫌いがあると悟られたくもなかったので(^^;)、心では食べたくないなと思っていても顔には出さないで平気な振りをして食べていたところ、いわゆる「食わず嫌い」のものが意外に多いということを自分の中で発見することになりました。これは、ビジネスホテルに一人で泊まって夕食はジャンクフードというような旅行の食べ方をしていないで良かったと思った点です。

また、長野県や群馬県で「きのこ」とか、広島県で「かき」というような土地の名物を食べる時も、せっかく名物として出ているのだからと食べてみて、実は地元で出てくる食材はまだ輸送状況も貧弱だったことからそれほどおいしくなかったんだという事を気付かせてくれるような現地で食べるおいしさを感じたのも旅行へ行ってその土地の名物はとにかく食べてみようと思った結果だったように思います。

また、これは好き嫌いとは関係ありませんが、まだ東日本大震災前に宮城県気仙沼港を訪れた時、港の前の食堂で出ていた生さんまの刺し身定食というのは当時かなりのカルチャーショックでした。今でこそサンマのお刺身やお寿司のネタとしてのサンマというのは一般的でしたが、ものすごく脂の乗ったサンマを酢味噌でいただく美味しさを食堂のおばちゃんから教えられた時には、心底日本に生まれて良かったなと思ったものです(^^)。

それと同じようなことで、とある旅館に泊まった時に、自家栽培のキュウリを出されたのですが、実のところそれまではちょっとキュウリというものが苦手だったというのが正直あったのですが、そこのキュウリは自分が嫌うような臭みは全くなく、ただただみずみずしいという感じのキュウリでした。その後、道の駅や地方に点在する直売所巡りをするようになったのも、現地の取れたてのものの美味しさというものを旅をしている中で感じてしまったがためであると言えるのではないかと思います。

このように書いていますが、味というのは自分の記憶とともに印象付けられていて、紹介してきたように、単に食べ物だけでなく「どこで食べたか」「誰と食べたか」という風に関連付けられていると、より強い印象をその食べ物にも持つことができます。それは、なかなか味の違いがわからないとも思われる「お米」についてもあります。私がかなり前に秋田県横手市のかまくら祭りに出掛けた時、まだ秋田の農協がブランド米の「あきたこまち」を全国に売り出す前で、お祭りの一画で大規模な試食コーナーを作っていて、そこでごま塩だけが振られた俵型のおにぎりをいただいたのですが、その一口は過去に食べたお米とは明らかに違っていました。今でもあきたこまちを食すると当時のかまくら祭りを思い出します。

今では、「個食」だけで旅行中の食事をまかなえてしまえたりしますが、旅行先でもコンビニや全国チェーンのお店に入って食事を済ますということになると、旅行と食物を関連付けることは少なくともできなくなります。せめて地元にある食堂に入ってみてそのお店の「おすすめ」を聞いてみたり、また今まで聞いたこともないメニューが見付かったらそれを頼んで試してみるというのも、今後の旅について後々まで印象付けられるエピソードとして残していくためには必要なことかも知れません。


地方自治体のホームページは機能しているか

私たちが国内外問わず、旅行に行こうと思った場合一応確認したいと思うことに旅行先の安全は大丈夫なのか? ということがあります。国外で、テロや戦争の恐れがある場所に観光旅行に行く人はさすがにいないでしょうが、国内でも台風や大雨・大雪をもたらす雲が目的地に向かっていることがわかったら目的地を変更するか旅行自体を延期したり、旅行そのものを中止する判断をしなければならないこともあるでしょう。

今回の話は、そこまで深刻ではなくてもちょっと気になる地域の話題です。皆さんはテレビのニュースで「クマが市街地に出現した」とか「イノシシが市街地で車とぶつかった」とか「サルが市街地に出没して人を襲い逃げ回っている」という動物のニュースを見た場合、その場所を直近の旅行先とするでしょうか。クマはもちろん出会ってしまったら人間はとてもかないませんので、地元の猟友会の皆さんによって山に帰されたり駆除されたというニュースを確認してから出掛けるのが得策のように思います。

では同じようなニュースの「サル」はどうでしょう。これがイノシシやシカなら、比較的早く捕獲できる体制が整っていそうなのでまだいいのですが、サルは捕まえようにも罠にはなかなかかからないと言いますし、すばしっこく相手が人間でも女性や子供が自分より弱いと感じると平気で襲ってきますし、一日の行動範囲も広くなる場合もあるので、もし自分の出掛けようと思っている所でサルが出没したというニュースがあった場合、その騒ぎは収まったのかどうか確認したいところです。

ところで、サルの出没事件と言えば、かつて静岡県御前崎市でサルが出没し、住民に怪我を負わせたことで大捕物となったもののテレビではサルの捕獲の瞬間を見られなかったまま、その後の報道がぱったりと消えてしまったことを覚えておられるでしょうか。ちなみにそのニュースがテレビで放送されたのは2018年9月20日前後ということですから、今まで2ヶ月もその後の動向が伝わってきていませんでした。

それがようやく11月22日に御前崎市で一匹のサルが捕獲されたというニュースが入ってきました。捕獲されてすぐの段階ではこのサルが9月に住民に噛み付いたサルと同じ個体なのかということにはニュースでははっきりと断言しませんでした。しかし、昨日になってこのサルこそ2ヶ月前に多くの人間を襲ってニュースにもなったサルと同じ個体だということが確認されたのでした。今回、住民が噛みつかれたのは複数のサルではなく、この一匹のサルによる被害だったことがわかり、さぞかし住民の皆さんもほっとしているのではないかと思います。

実は「御前崎市」と一口に言っても静岡県最南端の「御前崎」周辺だけでなくかなり広い地域が御前崎市になっています。別に御前崎灯台の近くにサルが出没しているわけではないのですが、このように地域にある有名な場所を市の名前にしてしまうと、このような事が起きた時に地域にとっては風評被害のような影響が出てしまうことを地元の方々も心配していたのではないでしょうか。先日の連休には間に合いませんでしたが、捕獲された個体は静岡県外の施設に送られたということのようですし、ようやくこれでサルの被害の心配をせずに御前崎市に観光に来ていただけるのではないかと思います。

ちなみに、今回捕獲されたサルが2ヶ月前にテレビで全国に放送されたサルであることを私が知ったのはたまたま地元のラジオ放送の中でそのニュースが読み上げられたからでした。そこて改めて御前崎市の「くらしの情報」が記載されている市のホームページを訪問させていただいたところ「重要なお知らせはありません」となっていて、サルに関する情報を全く見付けることはできませんでした。さらに、観光のページにもそうした今の現地はどうなっているかを紹介しているページはなく、地元の名所や名物が所狭しとならび、イベントの告知で埋め尽くされていただけだったのですが、市外や県外から御前崎市にやってくる予定の観光客の中には、このサル騒動の事を覚えていて、今現在はどうなっているのかを知りたい人もいるはずです。

捕獲には市の職員も出ていたわけですから、せめて住民のためにもサルの目撃情報や被害に遭った場所や時間の報告くらいは誰でも見られるホームページを使ってやっていただかないと、サルが捕獲されたことを知らない人は、無条件で御前崎市をパスした旅行にされてしまう可能性もあります。今のテレビはなかなか事件の収束状況までを最後までフォローして報道してくれない傾向があるので、その辺は地方自治体がしっかりとフォローしていただきたいですし、今回の御前崎市のような形ではなく、かなり細かく観光客のためにおらが町を訪れる際の注意点として、動物の出没状況や火山がある場合はその活動状況・火山ガスについての注意点など、地元の人も気を付ける安全に旅をするための情報をしっかりと出してくれている観光地に同じ行くなら出掛けたいと思うのは人情だと思います。いくら見ばえのよいホームページでも、月に一回のイベントの更新だけではイベント時以外に人はやってこなくなるかも知れません。地元の人の熱意が伝わるこまめな更新が大切ではないかと思う次第です。