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「大沢温泉ホテル」が町の立ち寄り湯に 大沢温泉・依田之庄

日本全国で県またぎの移動が自粛される中、宿泊業の営業は本当に大変だと思います。GoToキャンペーンでは、いわゆる高級な宿に予約が集まったということですが、いわゆる古くから営業している老舗の宿の中には、宿の中の設備が古いままだといくら風情があると言ってもお客さんはリピートしてくれず、さらに苦しくなってしまう可能性があります。

そんな歴史の宿として、一度は泊まりたいと思っていた伊豆松崎町の「大沢温泉ホテル」が廃業したという話を伝え聞き、寂しい想いをしていたのですが、たまたま昨日ラジオで、このホテルの営業を町が引き継ぎ、新たに日帰り温泉として昨年末から営業を再開したということを知りました。

新しい名前は「大沢温泉 依田之庄」と言い、昔の名主さんが江戸時代に建てた家が残っています。依田家がずっと温泉旅館として家を守ってきたものの、継続することに限界を感じホテルとしての営業は終了したものの、この建物を有効に活用したいと町が新たな形での温泉施設として再出発ということになったようです。

古民家としても伊豆で二番目に古いというホテルの建物で休憩もできる(宿泊施設ではない模様)日帰り入浴の料金は大人700円、小学生300円、幼児無料(いずれも町外の人が利用時)ですが、今まで宿泊しなければ利用できなかった内湯と露天風呂をふらっと訪れて利用可能というのは個人的には嬉しいです。ただ、この「大沢温泉ホテル」はそのままつぶれてしまうには多くの人が惜しいと思えるだけの魅力がある温泉旅館であったから残ったとも言え、今後いつまで続くかわからない感染症による売上減少により、果たしてどれだけの旅館・ホテルが影響を受けてしまうのか、大変心配です。

その点では政府が、観光や飲食業にテコ入れをするというのもわかるのですが、今後はどこまで継続して支援がされるのかわからないので、新型コロナウィルスの影響が無くなった後、全国の観光地がかなりの様変わりをする可能性も考えずにはいられません。

こうした事は個人の力ではどうにかなるものではありませんが、今回の大沢温泉ホテルのように、営業形態を変えて存続するという道をとる方法や、大手資本を入れて改装する(リゾートホテル化)とか、長年の伝統を残す取り組みは、ここで積極的に紹介するだけでも意味のあることだと思うので、自分ではまだ行けないまでも新たな地域情報として入ってきたら、改めてここで紹介させていただければと思っています。


今後もあってほしい「駅弁大会」

毎年、正月明れの連休に近くのスーパーで行なわれる「全国駅弁大会」が開かれているのですが、今年はなかなか県をまたいでの移動が難しい中で、ゆいいつ他県に直接開かれた窓のような気がして、日々の買い物にちょっとしたアクセントを付けることができました。

私の出掛けている駅弁大会は、スーパーの規模に比べると、全国色々な名物駅弁がやってきていたのですが、なかなかお目当ての駅弁がやって来なかったり、量が少ないためすぐに特定の駅弁だけ売切になってしまうことがありました。今回はたまたまというか、久しぶりに出品された弁当に、鱒寿司で有名な源の富山駅の冬季限定弁当である「ぶりのすし」があり、さらに割と個数が残っていたので、本当に久しぶりに買って食べることができました。

このパッケージの大きさは「ますのすし」と同じですが、いきの良いブリのパッケージは見るからに食欲をそそります。中はますのすしのように全てがブリてはなく、かぶにブリの身がはさまれていて、生姜や人参、昆布が良い隠し味になっています。

見ためもちょっとあでやかで、昔はなかなか冬の富山まで行かないと買えない駅弁だったのですが、最近は東京駅で常時出ている駅弁屋さんで買うことはできたのですが、首都圏にですら旅目的で出掛けられなくなった今、こうした駅弁大会というのはなかなか貴重な存在だと思いますね。特に駅弁をいただいた昨日は富山市内では1mの雪が降っていて、大機なニュースになっています。現地の人たちが雪で大変な思いをしている中で富山発の駅弁をいただくには複雑な想いはあるものの、逆に富山のニュースが身近に感じられます。この辺も駅弁というものの魅力ではないかと思います。

ただ、こうした催事を見ていて思うのは、多くが弁当としての人気メニューである牛肉使用の弁当に殺到してしまい、その土地土地の名物ということを感じながら食べている人は少ないのではないかということです。今後はさらに旅行に出掛ける機会が減ってきますし、現地で買わずに駅弁大会で初めて食べるような事が普通になってしまっているのは、その土地の名物を食べることはできるものの、現地で食べられない歯がゆさが残ります。ただ、こうした駅弁イベントが続くうちは、自分が出掛けた時の事を思い出したり、まだ直接訪れていない場合には、いつかは駅弁の売られている会社に直接行って出来たての味を楽しもうと思ったり、再びやってくる旅の楽しさを想像しつつ、おうち時間を旅の空間に変えることもできます。

今後、全国に緊急事態宣言が出た場合も、日常生活に必要なスーパーマーケットは通常営業とは行かなくても、日本国内の流通が滞らないなら、ぜひこうした催しは続けていただき、家で過ごす中の楽しみを与えていただきたいものだと切に願います。


2021年の初詣について

2021年初は全国的に出掛ける人も少なかったと思いますが、私の住む静岡市では成人式が1月3日に市内の草薙球場で予定されていたものの、他の県内の市町村では早々と中止を決めていたのに、ぎりぎりまで開催するかどうかの判断をしていて、結局オンラインでの開催になりました。

元々成人式があると思って準備をしてきた新成人たちはそのうっぷんを晴らすためなのか、多くの新成人が着飾ってJR静岡駅北口の駅前広場に集まっていたようで、今後の状況としてその時集まった人の間で感染症にかかる人が出て来ないか心配です。また、私の住む静岡市では昨年中、クラスターが発生しても具体的にどこから出たかというのをなかなか発表してくれなかったので、もし二週間後あたりに爆発的に市内から患者が出たら、このままでは成人式のゴタゴタが原因で出たのではと疑ってしまいそうです。市民の多くが疑心暗鬼になる前に、今年はちゃんと情報を出して欲しいと思うのですが。

昨日から仕事始めになりましたが、それなりに静岡市中心部には人が出ていまして、私自身は帰りがけに夕食の買い物のみをして帰ってきましたが、駅の近くにある神社では、いつもはほとんど初詣客はいない神社なのに、結構な人が出入りしていて驚くとともに、初詣をその際に済まそうと少しは思っていたものの、素通りして帰ってきてしまいました。

2021年の初詣で一番驚いたのは、川崎大師の深夜の様子が映しだされた時です。大きな神社は大晦日の夜から元旦にかけて門を閉ざすところもありましたが、川崎大師はそういった事をせずに来る人の良識に任せたようなところがあったのだろうと思います。そうしたらかなりの数の人が初詣に訪れ、結果的にかなりの密を生む原因になってしまったように思います。

都市部では仕方ないにしても、参道が車で通れるような神社では、今年はドライブするー参詣が可能な所があれば行ったと思うのですが(^^;)、そこまでして行くのもどうかと思うので、今年の初詣は近くの神社か出先でたまたま行き合った神社かに、人がそれほどいないのを確認して詣でるようにしたいと思っています。

改めて思ったのは、今回の新型コロナウイルス感染症の告知がない頃には、まずマスクをすることをしないで人が多く集まった場所に行って年末から年始の行事を楽しんでいたように思います。今回の川崎大師でも新型コロナウイルスには感染しなくても、ノロウィルスやインフルエンザにかかる可能性もあり、今年の新型コロナウイルス以外の感染症にかかる人が減少しているのも頷けます。

静岡県は緊急事態宣言の対象にまだなっていないものの、外食するなら同じ店からテイクアウトするなど地域経済の事も考えながら、どうしても出掛けなければいけない時を除いては、お出掛けを我慢するような事も仕方ないと思っています。感染症云々の前に、外出して外の冷たい空気にあたり、体調を崩してしまうと免疫力が落ち、感染症にもかかりやすくなるわけですから、そんな事も考えて外出管理や免疫力を高める食事についても考えることにしたいものです。


地方の名店を流れのまま閉店させていいのか

新型コロナウィルスの影響は多くの飲食店を直撃していますが、長年地方の顔として営業してきた飲食店が今回の感染症の影響もあってか閉店するというのは寂しいものです。特に今の時期は全国的に「旅行」というものが自粛傾向にあるので、営業最後という話があっても現地に駆けつけることも難しく、遠方からその様子を黙って見ているしかなく、ショックも大きいのではないでしょうか。

昨日(2020年12月25日)、静岡駅の南口(新幹線改札に近い方の入口)から出てすぐのところにある食堂「おにぎりのまるしま」(昭和38年創業)が閉店し、最後の営業になりました。このお店は名前の通りおにぎりを店頭に出して販売しているのですが、店内でも食事ができるようになっており、「静岡おでん」として有名になる前からおでんを販売していました。

個人的にはかつては午前7時の早朝から営業していたので(閉店時には朝8時からに変わっていました)、電車で出掛ける前の腹ごしらえがしやすく、駅に近いことから早朝でもいったん静岡駅で降りた人がわざわざ店まで来ておにぎりやおでんをテイクアウトしていくことも結構ありました。お店のポリシーとしては、店内で飲食はできるもののお酒の類は出さなくて、この点は他の静岡おでんで有名なお店とは違っていました。

お店の並びで、これも早朝から開いていた街のパン屋さんとして同じく市民に親しまれていた「クリタパン」も少し前に閉店してしまい、早朝から静岡駅を使ってお出掛けする際にはコンビニか牛丼店の朝食にならざるを得ず、その辺は静岡ならではの朝食のメニューが減ってしまったということで、残念な気分ではあるのですが、さすがにお店を切り盛りするご夫妻も大変だし開けていても利益は減るだけだし、今回の判断も仕方がなかったのかなということですね。

改めて思うのですが、地方では観光客を呼び込むために、地方の色を出してアピールしようとします。その中で、全国を旅していてわかるのは、地方に住む人が普通に食べているものの、なかなか全国的な知名度に乏しい、いわゆるB級グルメの存在です。こうした地方発祥の食べ物というのは、大きなマーケティングの結果生まれたものではなく、あくまで地元の食材や食習慣、地方の人の味の好みなどを見ながら、地方の食堂の方々が工夫して作ってきたものです。それを広くアピールするのはいいと思うのですが、その味を作ったお店自体を長く営業できるようにフォローしていく(後継者問題を含めて)というのも、地方の活力を伸ばしていくためには必要になっていくことではないかと思います。特に「静岡おでん」というのは最近になって全国に広まってきたものなので、そうした中での老舗の一つが何の対策もないまま閉店してしまう現状というものは地元民にとっては悲しいですし、今後同じような状況になった時に何かできないかという風に考えてしまいます。

これは、静岡に限ったことではなく、今後も全国で多くの地元グルメの名店が経営危機になって閉店というような流れは止めようがありませんので、そうなると体力のある全国チェーンの外食店しか残らなくなるような事も現実に起こり得ます。この問題は時間の経過とともに顕著になっていくことが予想されますので、今のうちに「地元の味」をそれを生み出したお店とともにどう残していくかということを、地域全体で考えていくことも必要ではないかと思ってしまいます。


自転車防犯登録の名義変更や住所変更はお早めに

引っ越してしばらく経ちましたが、具体的に今の生活に直ちに影響を受けないものについては、つい住所変更の手続きを忘れてしまいます。先日は、ネット上で住所変更の手続きが可能な、各種クレジットカードの住所変更を行ないましたが、先日はちょっとした空き時間を使って懸案事項であった自転車の防犯登録につについて調べてみました。

私が過去(夜だった)、巡回のおまわりさんに自転車に乗っていて止められた時には、自転車に貼ってある防犯登録の番号を確認した上で身分証明書上の住所と防犯登録された住所氏名とを照合し、問題がなかったのでそのまま帰ることができました。しかし、住所が変わっているのに防犯登録の住所が違っていた場合には、なぜ変更手続きをしていないのかを聞かれる可能性もあります。
しかし、普通に生活していても自分で自転車の防犯登録をした事がない人がほとんどで、自転車購入時に販売店で防犯登録をしてもらった人がほとんどだろうと思います。登録状況についての書類も無くしてしまったようなケースも多いと思います。

とりあえず警察のデータベースにあるのだから、とりあえず近くの警察署に行った方がいいのだろうかと思って調べてみたところ、そうではなく自分の自転車に貼ってあるステッカーの種類によって担当する団体が違うということがわかりました。

自転車の防犯登録ということでは、自転車を誰かからもらったり、オークションやフリマアプリで中古を購入するような場合もあるかと思いますが、中古を手に入れる際には防犯登録についての確認が必要です。ここでは、今回調べたことについて紹介していきます。

中古ですでに防犯登録されている自転車については、データベースにアクセスした場合にはいくら自分がもらったり、ネット購入したことを主張しても元の所有者の住所氏名が登録されている以上、人の所有物を勝手に持ち出して使っているのでは? と疑われてしまうことになります。そうしたことを避けるためには、元の持ち主にいったん登録した防犯登録を解除してもらう必要が出てきます。

その際、新しく購入したりもらって乗り出す前に手続きをしないと、前所有者の登録のままで使ってしまうことになるので、オークションの場合には落札や売買が成立しても、防犯登録の解除がされているかの証明を受けるまではお金を払ってしまうと後々面倒な事になります。手渡しで受け取るような近くの人から買うことは恐らくないと思いますので、先方に防犯登録の解除をしてもらってから取引をするなり、購入前に防犯登録の解除の有無を確認した上で入札するようにしましょう。

また、近所の方に自転車をもらうような場合、恐らく近くの自転車屋さんで購入手続きをした際に防犯登録をした可能性が高いので、くれると言った人が購入店を覚えていたら、そのお店に行き、具体的な防犯登録の解除および、自分の分の防犯登録について聞いてみるといいでしょう。

私の場合は自転車に貼ってあるステッカーから防犯登録をとりまとめている販売店組合がわかったので、直接連絡を取って住所変更の手続きを行ないました。住所変更したことがわかる身分証明書のコピーを添えた住所変更の書類を組合に送ることで、名義はそのままで住所変更の手続きを行なってくれるということで書類を郵送しました。

これから年末年始にかけ、新型コロナウィルスの関係で外で飲む機会は減るとは思いますが、夜飲みに行ってそこらへんに置いてある自転車をそのまま乗って帰るような人がいる限り、警察も夜に自転車に乗って走っている人を止めて、きちんと防犯登録しているかの照合をする事は無くならないでしょう。その時になって慌てないように、もし自分が使っている自転車について不安があったら、地元の自転車屋さんか組合の方に問い合わせてみることをおすすめします。


自転車のリコールがようやく完了

現在使っているブリジストンの自転車について、自転車の鍵のハンドルロック「一発二錠」(ハンドルロック(前錠)と後輪錠(サークロック)を組み合わせた錠前システムで、一つの鍵でダブルロックされるシステム)が採用されていて、便利に使っています。このシステムが搭載された古い自転車の場合、ロック状態を表示するケースが破損すると、ケースの破損が原因で誤作動する恐れのある設計になっているという連絡を受けて、メーカーに直接連絡していたのですが、ようやく無料点検および部品交換の用意ができたという連絡が入りました。

連絡はメーカーからではなく、修理を希望した自転車店から直接入りました。その電話で、いつなら大丈夫なのかという話をして、こちらの予定も合わせて日曜日の午前中にということで話がまとまり、昨日出掛けてきました。

そこで、改めてお店の人から詳しく話を聞いたのですが、私の自転車の場合、ケースの破損は全くないので、そのままでもロックが誤作動したり、前輪がハンドルロックする心配はないのですが、それでも部品交換は必要とのことです。今回新しく交換するロックシステムは、たとえロック状態を表示するケースが破損しまったとしても、ロックする回路とは別になった設計に改まっているので(今回のリコール対象外になっている自転車も同じだそうです)、同じようにケースが破損しても走っていて急にロックが掛かって大きな事故につながる可能性は少なくなるということです。

ちなみに、部品交換には約1時間くらいかかるということで、自転車をお店にあずけて約1時間その辺をブラブラしましたが、なかなか何のお店もないところで過ごす一時間というのは大変です。スマホを見ながら何とかやり過ごしましたが、もう少し修理中の時間のことを考えてスケジュールを決めれば良かったかなと思いましたね。

自動車の場合はリコールでの部品交換はディーラーで行なわれるので、ディーラー内のロビーで飲み物でもいただきながらゆっくりしていればいいのですが、自転車屋さんの場合はそうもいかないので、これからリコールによる部品交換をお願いする方は、近くに暇をつぶすお店や施設があるとか、自宅から比較的近く、いったん歩いて帰宅しても大丈夫そうな場所にあるお店を希望した方がいいでしょう(お店はネット連絡の場合、自宅近くから地図で探すことができます)。

それこそ小一時間で電話連絡をもらい、自転車を取りに行ってきましたが、そこでは一応こちらの住所氏名および署名をする書類に記入し、先ほど説明を受けた内容が記載されているメーカー発行の書類をいただきました。新しいロック状態を表示するケースが破損するような事があったとしてもロック機能自体に影響はないものの、部品が壊れるほどのショックを受けたことには変わりないので、近くの自転車店で点検をする必要があることも書類には書かれていました。

また、自転車のロックに関する全ての部品を交換したため、今まで使っていた自転車の鍵も新しくなりました。新しい鍵は予備も含めて3つですが、いつもつかっていない予備の鍵として今まで用意していたスペアは、とっとと処分しておかないと間違って使おうとしてもロック解除はされないのですから、よほどの鍵マニアでなければとっておかないほうが良いでしょう(^^)。

私の場合、元々ロックシステムはスムーズに動いていたので、そこまでの変化は感じませんが、以前のシステムでは走行中に「ハンドルロック」と「後輪ロック」が急に起きる可能性もあったので、自転車に乗っていての怪我の危険性は減ったと思われます。たまにしか乗らない自転車であっても、リコール対象であればできるうちに部品交換をした方が良いですし、もし人に譲るような場合の事を考えても対応は早めにやっておくことをおすすめします。


山間部への旅は国内山間部の状況変化を把握してから

ここのところ全国の里にクマが下りてきたり、ハイキングコースにクマが出没したりといったニュースが出てきています。私の住む静岡県では静岡市と焼津市との境にある満観峰ハイキングコースの鞍掛峠付近で目撃情報があり、びっくりしましたが、石川県加賀市のショッピングセンターに侵入したケースや、福井県敦賀駅近くの新幹線の工事現場での対人被害(工事関係者)など、北陸地方において、かなりの出没例や被害も出てきてしまっていて、そちらの方も心配になります。

こうしたニュースはここ数年でめっきり増えているような感じがしていて、専門家は山にクマの食料となるどんぐりがなくなったので降りて来たというような説明をする方もいますが、クマが山から降りることを躊躇するような障害がなくなっているということも見方としてはあるのではないかと思います。

例えば、クマの天敵になるかはわかりませんが、野犬の類や飼われている犬でもリードを付けて散歩することが常識になったので、犬が自由に歩き回れない状況がクマなどの野生生物の侵入を許す一因になっているのではないかという考え方もあります。今回の話はそうした要因だけでなく新たな心配される状況の変化についてです。

動物にとって一番の天敵は人間だろうと思います。よく毎年あるのが、山に入ったところ熊に出くわした人の話ですが、人によっては一喝だったり道具を使ったり、さらには投げ飛ばしたりしてクマを撃退した武勇伝がニュースで報道されることもあったのですが、今年はそういう話がなく(山間部に住む人も例年より外に出て仕事しなくなった?)一気にクマが里に降りてきてしまったというような感じもあります。

そう考えると、やはり今年は年明けから新型コロナウィルスの侵入によってお出掛けをする人が減ったことと関係があるのかということも考えてしまうのですね。山の中で暮らす人はそれほど変わった行動をしていなくても、山の中の生き物からすると、明らかに人間と遭遇する機会が減っているのではないでしょうか。そんな中、さらにレジャーで山に入ってくる人が減っていき、皆無に近くなった状況というのは、単に自分の縄張りが広がったと感じているのかも知れません。そのまま人の気配を感じることなく移動していて、里に降りたところで食べ物に不自由しない場所(目撃されたショッピングセンターのバックヤードや工事現場の事務所などクマの餌になる残飯がある場所)にたどり着いてしまったという事も十分に考えられるのではないかと思いますね。

新型コロナウィルスの影響があと数年続くとする見方がありますが、もしそのくらいの期間に山の中に入っていく人が地元の人など限られた人になってしまった場合、単に自分の縄張りが広がったということでその中で完結してくれていればいいのですが、例年なら観光客が訪れていても、人の気配すらなくなった場所まで縄張りと認識してしまうようになったとしたら、自粛明けで人が出掛けた先でクマと鉢合わせする可能性が大きくなるのではないかという心配があります。

なかなか人の監視というのは難しいとは思うのですが、これだけ平野部でもクマが出てくるということになると、クマ被害を減らすために何かやってもらいたいところです。山小屋やキャンプ場、山の中にある名所、道の駅あたりでも監視カメラの分析をし、クマの出没情報を定期的に発表することで、今までクマが出ていない所にもクマの行動範囲があるという可能性を多くの人に知らせて欲しいと思います。今後はそれほど山の中ではないキャンプ場でもクマの心配をしなくてはならなくなるかも知れませんし、管理をする方々にとっても大変だとは思いますが、テントで寝ていて熊に襲われるような事も自粛明けの状況の中では出てくるかも知れません。

そういう意味では車中泊というのは、きちんとロックして寝ればさすがにクマでもドアを開けて入ってくることはないでしょうし(海外ではロックしていないドアを開けるクマの動画もありますので就寝時のロックを忘れずに)、車が襲われてもクラクションを鳴らして威嚇した上ですぐに移動することはできますが、引っかかれたり突進してきた事によって壊れた車両は、保険を付けていてもクマに損害賠償は請求できないので(^^;)基本的には自己責任で、オールリスクタイプ(一般の車両保険)の車両保険を掛けていないと自己負担になることは承知の上で出掛けるようにしましょう。今後は全国でのクマ出没情報にも気を付けておこうと思います。


国内旅行の穴場を自宅から見付けるには

県境を超えての旅行について、自粛する人が多い中で私自身も例外ではなく、もし今後どこそこに行くことになったら何をして楽しもうかということを考えながらネットサーフィンをしているのですが、例えば私の住んでいる静岡市内の美味しいお味を探そうとして「静岡駅 ランチ」などと検索しても広告費をかけて上位に掲載するようなサイトの方が目立ってしまい、具体的に食べたいものがあればさらに検索ワードで絞り込めるものの、漠然とその土地で地元の人が食べているもの(決して土地の名物でないことに注意)を食べたいと思ってもなかなかネット検索ではたどり着けないような感じになってしまいます。

昨日、昼間運転しながらスマホアプリのradikoエリアフリーの仕組みを使い、適当に全国のラジオ局の中から適当な場所を選んで昼の生ワイド番組を聞いていたら、たまたまパーソナリティの方の外食談義になっていました。その土地は私が何回も行ったことのある場所でしたが、旅行で訪れる場合にはつい土地の名物ということでお店を探してしまうので、ラジオから流れてくるパーソナリティお気に入りのお店の名前を聞いても今一つピンとこなかったのですが、いわゆるB級の食事ということであえてガイドブックでは出てこず、安くて癖になるということからお昼や夜中につい行ってしまうというお店の名前が出てきたので、車を安全な所に止めて(^^;)、ラジオで言っているお店をネット検索してみました。

そこで改めて、旅行者として訪れる場合に地元の人に連れていってもらうようなお店と、日々の生活の中でその土地に馴染んでいる地元食との違いを改めて知ることになったのです。こうした情報というのはテレビの食事処紹介のような番組ではお店側に忖度することも考えられるので、その情報を信じて行ったとしてもテレビで見た以上の事はないのではないかと考えてしまうところがあります。今回の場合は、別に積極的に情報を出しているわけではなく、ラジオでの何気ないパーソナリティーのおしゃべりの中から出てきたお店の話題でしたので、確かにわざわざ旅行者が食べに行くようなお店ではないかも知れませんが、地元の人が常用するお店というのは安くておいしいのではないかという期待はありますね。

現在、GoToキャンペーンを利用しようと考えている方もいるかも知れませんが、それは個人の考え方によって使うか使わないかが変わってくるでしょう。感染症に怯えながら出掛けることは、どうしても出掛けなければ困る用事に私は限定することにして、今後は旅に出たい場所のラジオを聞きながら食事やお出掛けスポットの情報を探し、今後の旅行に備えるようなことを考えています。

私の場合で言うと、静岡から日帰りで行ける地域の外食情報について、近隣のラジオ局を連日ウォッチしながら情報を得るというのも有りのような感じがします。ラジオから流れてくる言葉があやふやな感じにしか聞こえなかった場合、ネットによる検索は最大の威力を発揮します。ラジオで聞いた複数のキーワードを入力して調べると、普通に検索しても決して出てこなかった場所が出てくる可能性もアップします。

情報を得てもすぐに行けるような状況でもなさそうなので、今後自分なりの情報収集を続け、自粛をする必要がなくなったら、その調査結果を使って思う存分旅を楽しもうと画策しているところです。


しばらくはすき間時間でレジャーを楽しむことに

昨日からいよいよ東京在住の人や、東京に行く人を対象にしたGo Toトラベルキャンペーンがスタートしたということで、本日からのレジャー動向が気にかかります。たまたま先日紹介した久能山東照宮や日本平という静岡市の観光スポットが行程に組み込まれた東京からの日帰りバスツアーもGo Toトラベルキャンペーンの対象になって、相当安く東京から行けることになるという話をテレビの情報番組で知り、あわててGo Toトラベルキャンペーンが発動する直前に出掛けてきました。

当方は静岡市在宅なので、日帰りというよりも数時間の空き時間があれば行って帰ってこられるので、今回は久能山東照宮博物館で特別展示されている「伝・島左近着用の兜」を見に行くことに絞って出掛けてきました。

ちなみに決行日は天気予報では全日天候が安定しないということでしたが、逆に天気が悪い方が人が来ないだろうと思って出掛けたものの、雨は上がってしまって相当暑い中行ってきました。久能山東照宮に行く方法は2通りあって、昔からの参拝の方法は海岸線の道路からいちご狩りで有名な久能山下に車を停め(有料)、そこから1000段以上ある石段を登って行く方法ですが、歩いて登る労力はともかく、途中で大雨になったら困るので、今回はもう一つの方法を使うことにしました。

山頂から雄大な富士山の姿が見られる景勝地・日本平山頂まで車で行き、そこから久能山東照宮までロープウェイが運行されていて、往復は大人1,100円なのですが、ロープウェイ往復券と久能山東照宮参拝券、さらに久能山東照宮博物館入館券がセットになった乗車券が1,750円で売っているので、今回はそのセット券を購入して久能山東照宮と久能山東照宮博物館に行ってきました。

雨は降っていなかったものの、ロープウェイは山と山の間の谷をまたぐように行くので、途中かなり風が強く吹いたときには相当ゴンドラが揺れてスリル満点ではありました(^^;)。本殿は国宝になったこともあり、それなりに認知度はあると思うのですが、平日の午前中に行ったこともあって一緒になったのは個人の観光客はパラパラという感じで密になることはロープウェイの中でもありませんでした。

色々写真は撮ってきましたが、肝心の久能山東照宮博物館は全てが写真撮影禁止で(^^;)、ここでその内容を紹介することはできませんが、一応行った証拠として本殿の写真だけアップします。博物館の中の展示は特別展示の「伝・島左近着用の兜」以外は全て歴代の徳川将軍に関わるもので、その中でも徳川家康が使っていたものは全て重要文化財でした。また、この博物館の目玉は徳川家康がスペイン国王から贈られた時計で、この型の時計は本国にも残っていない貴重な品ということです。

博物館の中も、そこまでして私のようにやってくる人はいないようで、ほぼ展示室を一人占めしてじっくりと島左近のものと伝えられる兜を見ることができました。関ケ原で島左近が討ち取られた際に壊れた前立ての部分(正面から見て左側)の生々しい様子や、逆の方も少し壊れていることで、実際に合戦て使われていたものだということはわかりましたし、島左近は石田光成を守って勇猛に闘ったということも伝えられる中、前立ては必要最低限で、あくまで機能性を考えて作られているということも実際に伝わったものを見てわかったことでした。

この展示以外に展示されている甲冑は全て歴代徳川将軍のもので、秀忠以外は合戦に付けて行く可能性すらなかったものです。そういう意味では一つだけ徳川家とは関係のない展示ということだけでなく、実用を考えて作られた唯一の兜の展示だということで、なかなか面白かったです。

ちなみに、島左近は関ケ原で討ち死にせず別の場所に落ち延びて生きていたという伝説もあります。先日のブログで紹介した隆慶一郎・著「影武者徳川家康」では徳川家康の影武者(この本では関ケ原で徳川家康は討ち死にし、その場で影武者と入れ替ったという設定)の軍師として徳川秀忠と戦い、影武者の死後には現在の浜松市天竜区で妻子を連れて移り住んだということになっているのですが、いかに荒唐無稽な設定であっても歴史には想像を入れる余地があります。そんな中で小説やドラマ・映画を見たり、逆に今回のように実際に今まで伝わっている物を見に行くということもできるので、国内の移動が解禁されたらまた国内を歴史散歩的に回ってみたいです。それまでは、今回のようにすき間時間を利用しながら近場に出向いて、安全に地元の名所などを再訪するのもいいかなと思っているところです。


ローカルニュースで知る地元の宝物

全国を旅行する目的には色々な理由があると思いますが、車中泊の旅では時間に関係なく道のあるところならどこへでも行けるので、歴史を訪ねる旅というのも面白いものです。

私の場合は歴史小説を読んで武将に興味を抱くところから始まるのですが、歴史の教科書に載っていてもその扱いが小さい人物に憧れるというのは、学生時代にあまり歴史の勉強をしていなかった事の反動なのかも知れません。

短くて簡単に読めるものが多くあることではまってしまったのが坂口安吾の歴史小説で、彼は織田信長(「信長」)・豊臣秀吉(「狂人遺書」)・黒田官兵衛(「二流の人」)などが戦国武将について書かれた長編ですが、短編の中にも面白いものがあり、当時私がその存在を知らないで読んだのが「直江山城守」でした(恐らく青空文庫でネットから読めると思います)。

この人物は大名ではなく上杉家の家老で、豊臣方に付いた主君と運命をともにした歴史上では敗者なのですが、その人物の大きさ(安吾が書くところの)に感銘を受け、米沢にある上杉神社まで彼の甲冑を見に行ってしまったほどです。漢字の「愛」の文字は現代の「愛」という意味ではなく「愛染明王」の意だそうですが、きれいにその文字が残っていて、それを現代に伝える米沢の人達の直江山城守に対する畏敬の念を感じたものでした。

その後、この人物は思わぬところから脚光を浴びます。漫画「北斗の拳」を描いた原哲夫氏がぜひ歴史漫画を描こうとして、当時病床にいた小説家の隆慶一郎氏に前田慶次郎の自由奔放な人生を書いた小説「一夢庵風流記」の漫画家を直訴し完成したのが「花の慶次―雲のかなたに―」です。

そこで、主人公である前田慶次郎の莫逆の友として出てくるのが直江山城守なのですね。この時から隆慶一郎氏の作品に坂口安吾と同じような匂いを感じ、その後始まった同じ隆慶一郎さんの小説の漫画化「影武者徳川家康」も楽しみに読みました。

この作品の前提は関ケ原で徳川家康が討ち死にし、とっさに指揮を執った影武者を主人公にして二代将軍の徳川秀忠との抗争を描いているという、「花の慶次」と同じく敗者の側から見た歴史観の中、影武者の軍師となるのが関ケ原で討ち死にしたはずの島左近であったのです。もちろんこれは隆慶一郎さんの想像の設定に過ぎません。歴史上では島左近は関ケ原で徳川の家臣に討ち取られ、島左近の兜とされるものが長く伝わってきたといいます。

ずいぶん前置きが長くなりましたが、この伝島左近着用(確実な証拠がないため「伝」となっています)「紺絲威兜(こんいとおどしかぶと)」の特別展示が2020年9月22日まで静岡市の久能山東照宮博物館で行なわれているのです。代々徳川家家臣の家で伝えられてきた兜を現在久能山東照宮が所有していることは今回のニュースで初めて知りました。改めて歴史の勝者だけが歴史を作ってきたわけではないことを気付かせてくれた隆慶一郎さんに感謝し、機会があればその兜を見に行きたいと思っています。

もし新型コロナウィルスの事がなければ、全国の興味のある方は見に来て下さいと声を大にして言いたいところですが、現在の状況ではなかなか兜だけのために静岡に来るというのは不要不急の外出になってしまうと思いますし、宝物自体がなくなることもありません。というわけで、今回はこの事実を紹介するとともに、コロナ騒動が収まった後には、改めて島左近の兜を展示していただきたいなと思います。