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汽車土瓶のコレクションを見て考えたこと

前回少し紹介した3年ごとに行なわれる「世界お茶まつり2019」の催し物の中で、一つ興味深い展示がありました。それが、今ではもう知らない人もいるかも知れない「汽車土瓶」コレクションでした。

今も昔も汽車・電車の旅ではお弁当のお供に飲み物が欲しくなります。日本に鉄道が敷かれたのが明治5(1872)年の新橋~横浜間ですが、駅でお弁当が売られたのが明治10(1875)年の宇都宮駅で、おにぎりが売られたとのことですが、お弁当のお供としてお茶の入った「汽車土瓶」が登場したのがそれから14年後の明治22(1889)年に静岡駅でだったということが紹介されていました。

ちなみに土瓶は現在のNHKの朝ドラの舞台である信楽に発注したそうで、一時期には土瓶が廃止され代わりにガラスの容器が使われたものの評判が悪く、汽車土瓶は復活し戦前戦後の一時期までお弁当とセットで広く使われるようになります。

まず最初に展示されていたのは、静岡で初めて売られた小さな土瓶という感じの初期(大正10年頃まで)の汽車土瓶(左側の品)と、大正後期に鉄道省から汽車での土瓶使用禁止の通達が出たことで一時的に使われたガラス瓶(右側の品)です。普通に考えればガラス器は割れたら危ないですしこうしたガラス瓶は大正の終わりとともに姿を消し、陶器の汽車土瓶が復活します。

面白かったのは満州で使われた汽車土瓶の本物が展示されていたことで、ここにも日本のお茶を車内で出していたのかとその時代に思いを馳せることができます。ちなみに、日本が戦争に負けた後は、こうした駅弁と汽車土瓶はきれいサッパリ土地から消えたそうで、改めて日本独自の品なのだなあという感じがします。

戦後も駅弁とともに列車内でいただくための汽車土瓶は数多く出ていまして、この土瓶は富士山の形をしていて、湯呑でフタをし、お茶を注ぐための注ぎ口もあり一人でお茶を楽しむには便利にできています。ただ、ガラス瓶ほど危なくはないとは言え、やはり陶器は割れるものですし、全てを持って帰ってコレクションするという人もそう多くないということになると、多くの汽車土瓶が駅周辺で捨てられるということになるのですね。今でもあるおぎのやの釜飯なども、持ち帰っても容器の処理に困るところもありますし、そんな時代の変化によって出てきたのが、軽くで割れないプラ製の汽車土瓶です。

私などはこちらのタイプの方が馴染みがあるのですが、このタイプもひっくり返せばお茶をぶちまけてしまいますし、プラスチック臭の問題もありました。しばらくは缶飲料のお茶やペットボトルが出なかったこともあり比較的長くに渡って地元駅でも売っていた記憶があります。

しかし、軽くて飲み残してもフタを閉めれば漏れる心配のないペットボトルのお茶が一般化することでこうした汽車土瓶はその生命を全うしたのでした。ただこうした歴史を見ていくと、日本で庶民が汽車を使った旅をし始めた時からすでに列車内でお弁当だけでなくお茶を飲んで楽しむ文化があったということをこのコレクションは示してくれています。

現在はそうした利便性を追求する中でペットボトルのお茶が幅を利かせていますが、いつの時代にもついて回るのは、列車の中でお茶を飲んだ後にどうするかということです。元々駅だった遺跡を掘り起こすとかなりの数の汽車土瓶が出てきたという話もありますし、汽車土瓶そのものに「窓から投げ捨てないで」という注意書きがあったという話を読むと、昔からポイ捨ての悪癖は日本では明治時代からなくなっていないなということがわかってくるわけです。

日本茶というのはコーヒーと違ってミルクも砂糖も入れませんし、茶渋は付きますが洗いやすい真空断熱ボトルがあれば、ペットボトルより保温・保冷のできる状態で持ち運びができます。問題なのはわざわざ家からお茶をボトルに入れて持っていくような手間を掛けられる人ばかりではないということです。そうなると「ボトルの洗浄」と「お茶の注入」を合わせたお茶の販売ができないかという話になるわけですが、これだけ「マイボトル」が普及している世の中で、何とかお茶の中味だけ大手コーヒーチェーンのように売るために駅構内の洗い場のような設備を作っていただければ環境にも優しい社会の第一歩になるのではないかとすら思うのですが。汽車土瓶からの現状を見つつそんなことも考えてみたくなりました。


少容量ステンレス水筒の存在意義

たまたま近所のスーパーに行ったら、面白そうなボトルを見付けました。といっても、単体で写真に撮っても特に特徴はないように見えてしまうのでそれはしませんが、注目すべきはその容量の少なさです。普通のステンレス真空断熱ボトルのサイズは350mlから500mlぐらいだと思うのですが、このボトルは120mlと極端に少ないのです。

というわけで大きさの比較をするために、スリムタイプでない350mlのタイガーの水筒と、250mlの象印のスリムボトルと並べてみましたが、それらと比べても極端に小さいことがわかります。

実際に手の上に乗せてみるとその小ささがおわかりかと思います。高さは13.5cmで重さは空の状態で約130gです。この種の120mlのボトルで、一般的に認知されている製品としては、ロフトで売られている「ポケトル」があります。ちなみに「ポケトル」の価格は税抜1,200円ですが、写真にあるこの水筒は「ポケトル」とは別物の、税込でも500円ちょっととバッタ物感全開だったのですが、お店では隣に置いてあった500mlのボトルも同じ価格だったので、とりあえずすぐ壊れてもいいかとその用途の事まで考えずに購入してしまいました(^^;)。

これより少し前、出掛けた際によく行くショッピングセンターに置いてあったカプセルトイに「3Dファイルシリーズ THE水筒」というのがありまして、そのあまりのリアルさに買いそうになったのですが、このシリーズは容量があまりにも少ないということと、あくまで外見を似せただけで液体や食べ物を入れるようには作られていないということで(ミニケースという表示はありましたが)、購入を見送っていたのですが、やはりボトルマニアとしては格安で一応使えそうなステンレス断熱水筒があったので買ってしまったというところもあります。

しかし、改めて考えてみると少容量だからこその使い道というのは意外とあるものです。まずは小さくて持ち運びがしやすく小さめのカップぐらいの液体を持ち運ばなければならない時というのは、特にお昼などにお茶やジュースでは代替できない薬を飲むための水を持って行きたいような場合には大変役に立ちそうです。また、これくらいのサイズなら出先で少し水を分けてもらいたいような場合にこの水筒を出して薬用に水をとお願いしてみれば、案外すんなりと水を分けてもらえるかも知れません。

また、車での旅と組み合わせる場合、真空断熱二層構造であることから、よくサービスエリアにある給茶サービスを利用する際、いったん小型の紙コップに注がれた熱いお茶を入れ替えて飲むというやり方もあります(備え付けの紙コップで熱々のお茶を飲もうとすると、コップが熱すぎて飲めない場合があるのです)。ただ、紙コップからボトルに一時的にせよ移す行為については、場所によっては給水器の水やお茶をボトルに移し替えることが禁止されているケースもあるので、その場で飲むのだからとむやみやたらにボトルに詰め替えてしまうとトラブルの元になるかも知れませんので、その点はご注意を。

そして、本体こそバッタ物でもカバーやオプションはロフトで手に入れることができますので(細かな大きさは違うかも知れませんが)、用がなくても空のボトルを常に持っていてもじゃまにならない事を生かし、まさに常備できるボトルとしてしばらく持ち運びをしながら、少容量のボトルの利用価値というものを改めて考えてみようかなという気がしています。考えようによっては小さな自分専用のカップを持ち歩くことでもあると思いますので、これからの旅のお供として使ってみながら面白い使い方がありましたらまたここで紹介させていただこうかと思います。


車内はとりあえず「温かい飲み物」モードに

暑かった季節もようやく終わりを告げたようで、このような天候の中でこそ思い切りスポーツをするのに適していて、今までの日本の「体育の日」が前回の東京オリンピックの開幕日である10月10日だったことを実感できます。このことを改めて考えてみると、1964年の東京オリンピックを招致した時でもさすがに当時の日本の夏でも世界最高レベルのスポーツ競技会を行なうのは無理だという頭があったんだろうと思いますね。ちなみに、1964年7月末から8月初めにかけての東京の最高気温は32度から33度という現在の基準からしても相当暑い日々が続いているので、もしその日程でオリンピックが行なわれていたら、それはそれで大変なことになっただろうと思います。

多少肌寒いような天気に落ち着いてきたことによって、夏の間に持ち歩いていたマイボトルの状況も変化してきました。夏の暑い時期にはとにかく火照った体を冷やすためにキンキンに冷やした麦茶を持ち出していましたが、今ではそこまで冷やさなくてもちょっと汗をかいたときに補給できるくらいの常温の水を持って出れば十分という感じになっています。逆に、寒くなれば常温の水でも冷たく感じてしまうので、沸かしたお湯を保温ボトルに入れて持っていき、お茶やコーヒーを出先でいただく方がいいぐらいになってきました。

ボトルとそれに入れるものというのは、個人の好みで違ってはくるでしょうが暑い時には毎日同じボトルに麦茶を入れて持っていったものですが、同じようにボトルを用意した方はおわかりかと思いますが、水でない麦茶やお茶でもかなりボトルに汚れがついてしまいます。改めて思ったのですが、ボトルによってはパッキンや飲み口の洗えない部分の汚れが激しく、気にする方ならその部分だけでも1シーズンで交換した方がいいというところがあります。さらに言うと、パッキンやフタという部品が売り切れになっていたり新品の方が部品合計の金額より安く売っていたりすると、エコなマイボトルと言いながら一定期間で買い替える方が金銭的には良いということになってしまうので、何かもったいないなと感じてしまいます。

そういう意味からおすすめしたいのが、先日購入した「ナルゲンボトル」の利用で、このボトルはパッキンを使用していないながらも漏れなく締まり、きれいに洗った後には匂いが残りませんので、味の付いた飲み物を入れて直飲みするならこのボトルを利用すれば一シーズン毎の買い替えは必要ないでしょう。ただ、分厚いながらもプラスチックボトルには違いないので今の季節はいいですが、真夏には最初冷たくてもだんだんぬるくなっていきます。

ナルゲンボトルは飲み物を入れたまま凍らせることができるので水分の膨張に注意しながら(氷は水の1.1倍になるため少なめに入れること)フタを外した状態で冷凍庫で凍らせた麦茶なりお茶なりを持って行く方法があります。このやり方だとボトルを保冷剤代わりにできるので、小さめのソフトクーラーに複数のボトルを入れて持っていくというのもいいでしょう。しかし凍らせたボトル単体だと持ち出してすぐ飲めないので、そういう場合には凍らせずに冷蔵室で液体のまま冷やしたものを少し大き目のボトルカバー(一応保冷機能があるものが望ましい)に保冷剤を入れたのと一緒に持って行ったりするというパターンも有りでしょう。

気軽に飲みたい人にはちょっとめんどくさいような、それなりの工夫が必要にはなりますが、どちらにしても真夏であれば水の消費量も多いと思います。そんな状況下ではボトルの中味がぬるくなる前に飲み切れるかと思いますので、何とか夏の季節でも冷たい飲み物を飲むことができるでしょう。そもそも「ナルゲンボトル」の存在をご存知ない方は、先日紹介したナルゲンボトルの詳細について過去に書いたものがあるので、そちらの方も合わせてごらん下さい。

ナルゲン(nalgene)Kitchen広口0.5Lボトル

逆に冬はナルゲンボトルに入れると時間が経てば経つほど常温での保管になりますので(そうした特性を利用してタオルを巻いたりフリースの袋に入れて湯たんぽとしても使えるのですが)、熱いお湯を使って飲み物をという場合には普通のカップ付きのステンレスボトルに飲み物を入れて持参する形でいいと思います。ただ、直接お茶やコーヒーをボトルに入れて飲んでいるとパッキンに匂いが移って気になる人は気になると思います。私の場合にはボトルには熱湯のみを入れて、別にカップと粉末でお湯に溶かして飲むタイプのものを併用するように心掛けています。大容量のステンレスボトルにお湯を入れていくと、早朝に入れていってもお昼にカップ麺やスープをいただくことも可能になりますので、事前に準備ができればお湯を入れて持っていくことになるでしょう。

ただ、そうは言ってもそこまでの用意せずに出発してしまうこともあります。私の車の中も季節の変化を受けて、飲み物のための装備を更新しました。以前に購入していたステンレスの2重になったカップをドリンクホルダーに2つ入れました。こちらについてもその存在をご存じない方は、過去に紹介したブログのエントリーがあります。この商品はこれを書いている2019年10月現在には品切れになってしまっているようですが、同じような製品は今後も出てくると思いますので、参考ということにはなりますが、以下の内容についてもリンクを貼っておきます。

パール金属「真空コンビニカップ」は旅行にも災害対策にも有利

これ自身に飲み物を注いで飲んでもいいのですが、車の中なので飲んだ後でつい車の中で放置してしまって汚れたままになってしまうということにも気を付けなければなりません。写真のカップの中にはカップに熱い飲み物を入れた場合に多少持ち易くなるように考えられた紙製のカバーを入れていて、紙のカップを入れただけの時よりも多少温かさが長持ちしないかと考えてのことです。

上のリンクをご覧いただくと良くわかると思いますが、よくコンビニで提供されているレギュラータイプの紙コップにピッタリ合うようなサイズになっていまして、コンビニで熱いコーヒーを買い、揺れてもこぼれないようにフタをして車内に持ち込みこのカップに入れると、熱が外に伝わらずに飲物自体が冷めにくくなるという特徴があります。コンビニコーヒーはカップ自体が熱くなってしまうということで、手を温めながら飲もうとすればその分早く冷めてしまうというところがありますが、車内で飲むならそこまで体が冷えることもないと思いますので、このカップ兼ホルダーに入れたままこれからの季節は車内で楽しもうと思ってます。


ナルゲン(nalgene)Kitchen広口0.5Lボトル

昨日のエントリーを書きながらネットでナルゲンの方の0.5Lボトルを注文し、翌日にはもう届いていました。これでラグビーワールドカップのスタジアムに自宅から水を持って行けるようになりました。

やはり新しいということははいいもので、さらに透明なボトルということで光っているように思えます。普通の水の入ったペットボトル(500ml)と並べてみましたが、大きさ的にはほとんど変わらないものの、厚手のプラ容器ということで相当頑丈であるという感じがします。

サイズは一般的な登山用のナルゲンボトル(0.5L)と同じで、キャップやアクセサリを共用できます。もっとも、ボトルカバーについては普通に100円ショップに置いてあるようなものの中から選んでもいいような気がします。

一般的にプラスチックボトルと言うと、海に流れ出したプラスチックのゴミが海洋生物にや地球環境に悪影響を与えると国際的に非難され、プラスチックストローを今まで出していたファーストフードやレストランでは、脱プラスチック化が進むなど、あまりいい話は聞かないと思いますが、それは日本に蔓延しているペットボトルが大量に消費され、そののゴミが無造作に捨てられる現状があるからだと思います。

今回購入したナルゲンのボトルは、BPAやBPSといった人にとって有害とされる物質を使っていないので安心して使い続けることができます。様々な匂いのきつそうな物を入れても洗えば臭わなくなるので、とんでもない破損をしない限りは長く使い続けることができます。これは、かなりすごいことなのです。

製品の寿命ということで言えば、登山用として売られている、キャップが本体に接続されているTritanシリーズのボトルには容量を計れる目盛りが付いているのですが、これが長く使っているうちにだんだんと消えてくるのです。このTritanシリーズのメリットとしては山での計量カップの代わりとして使えるというものがあり、そのメリットを生かして使っている人にとっては、目盛りが消えた頃が替え時なのかも知れませんが、今回購入したキッチンボトルの場合は、最初から目盛りも、製品名の記載もないのです。ですから、そういう事を気にせずに使い続けられそうです(^^)。

このボトルは旅先などで水筒として使う場合、先に書いたペットボトルのゴミ拡散を防ぐ働きもしてくれます。たいがいの自販機で売っているペットボトル(主に水や無糖のお茶類が前提です)の容量は500mlから650mlくらいだと思いますが、購入したところですぐこのボトルに移し、残ったらその場で飲んでしまえば、自販機の横にあるごみ箱に購入したペットボトルをすぐに捨てられます。結果として空いたペットボトルはすぐにリサイクルに回すことができるので、今の日本の社会の中で飲み物を消費しながらきちんと空き容器の処理もできる、環境対策としても良いボトルではないかと思っています。

さらに、パッキンがないので手入れがしやすく、広口で漏れにくいナルゲンボトルの特性を生かし、個人的には水に溶かして飲むスポーツドリンクやお茶類を活用し、ペットボトルから移したお水に粉末の飲料の素を入れてシェイクして飲むというのも十分にありそうです。

今や世の中は「マイボトル」というのはステンレス製の真空二層構造で、保温・保冷に威力を発揮するものが主流になりました。かくいう私も多くのそうしたマイボトルを持っていますが、あえて保冷・保温機能のないシンプルなプラスチックボトルを選び、そのボトルを使う頻度が多くなっている今の状況を考えると、ボトルについても他のグッズ同様に「シンプル・イズ・ベスト」ということが言えるのではないでしょうか。ある意味究極なシンプルさを持つこのボトルは、応用範囲も広くて料理にも使えるという点もあり、今後も長く使える道具として使っていくことになると思います。


あえて買うなら長く使え、用途の広いボトルを

以前このブログでラグビーワールドカップのチケットを紹介したことがありましたが、その試合がいよいよ来週に迫ってきました。ワールドカップが開幕してからワールドカップをスタジアムで観戦するため、何を持って行っても大丈夫なのかということも実際に大会を運営していく中で色々変わってきていて、その情報を仕入れながら改めて何を持って行くべきかを考えました。といっても、無駄なものをたくさん持っていけば行くほど、入場前の手荷物検査が大変になりますので、必要最低限のものだけにしたいと思っています。

過去のブログで紹介しましたが、開幕当初は弁当やお菓子を持ってスタジアムに入ろうとした場合には全て没収ということになっていましたが、スタジアムの売店で満足に食べ物が買えないということもあり、自分が食べる分程度の食べ物の持ち込みは許されることになりました。一応スタジアム内で食べ物を入手できなかった時の事を考えて、サンドイッチなどの軽食のパックを買って持って行こうと思っているのですが、そこで問題になるのがスタジアムでビールなどのお酒以外の飲み物を入手できるかどうかということです。

大会では無料で利用できる給水所を用意しているということですが、何しろとんでもない人が押し寄せるスタジアム内で無事に入手できるのかわかりませんし、同じ飲み物でもビールならそれほど待たずに買えるようですが、ソフトドリンク類というのは購入するのが難しい状況もあったようで、運営の方ではこれまで用意した量の倍くらいのソフトドリンクを用意するような通達を出したということがニュースになってはいたものの、購入するために行列に並んでいる間に試合が始まってしまうかも知れず、できれば事前に用意した飲み物を持ち込みたいところです。

しかし、大会運営の方ではテロ対策という点でこのペットボトル等の飲み物の持ち込みは認めることはなく、ペットボトルなどの飲み物は手荷物検査の場所で没収になります。ただ、唯一の例外が市販のペットボトルでなく自前の水筒に水やお茶などを入れて持参し、手荷物検査のところで実際に口を開けて飲むことで薬を飲んだり水分補給のためとして例外的にスタジアム内に持ち込み可能なのです。

ということで、自前のボトルに水でもお茶でも入れて持って行けばいいのですが、今回は今後の旅にも日常生活にも便利に使えるようなボトルの購入を考えました。基本的には保冷や保温のできるステンレス水筒ではなく、入れた中味が誰にもわかるように厚手のプラスチックを使ったボトルを新たに購入しようと思って2つの候補を出しました。それが以下のリンクのボトルです。

プラスチックボトルのスタンダードは、すでに1リットルのボトルを持っているナルゲンのボトルが評価が高いですが、もう一つリストアップしたモンベルのクリアボトルは、ナルゲンの蓋が本体と一体になり失くす心配がないタイプが、同じ0.5リットルのナルゲンのボトルと比べると500円から600円くらい安く購入できます。

モンベルのボトルとの比較ということでもう一つ挙げたのがナルゲンの登山用ではないキッチン用(といっても性能的には登山用と変わらないのでお買得)という蓋が本体とつながっていないタイプのボトルで、価格的にはこの2つのボトルはほとんど変わりません。

単に水筒として使うだけなら、100円ショップで売っているプラスチックボトルボトルでも良さそうなのにと思う方も少なくないと思います。しかし、これらのボトルの特徴として厚手のプラスチックを使っているので落としても傷が付きにくく、蓋はゴムパッキンがないのにきつく閉まることで漏れないという特徴があります。私の持っている1リットルのナルゲンボトルはこの夏、水出しの麦茶を作るのに大活躍したのですが、冷蔵庫に横にして入れても一切漏れることはありませんでした。

さらに、同じナルゲンボトルを春には「いちご酢」を作って長いこと冷蔵庫に入れていたのですが、きちんと中を洗ったら全く中にいちごや酢の匂いが残らず、麦茶を作ってもその匂いが残ることはありません。旅先でさっと洗えれば、炭酸ではない水やお茶を入れても、違和感なく使い続けることができます。

二つのボトルの違いは、蓋が本体と一体化しているかしていないかということになるのですが、これについては使い方によってどちらのボトルがいいのかということに違いが出てくるでしょう。旅先でラフに使う場合は、蓋は一体化していた方が失くす心配はないのでモンベルのボトルに軍配が上がるでしょうが、主に家庭内で水筒だけでなく様々な食材を入れて使うような場合、蓋を本体から外してきちんと洗えた方が便利な場合もあります。そのため「キッチン」という名が付いているのでしょうが、ここで、もう一つの二つのボトルの違いについても紹介しておきます。それが本体の耐熱・耐冷温度の違いです。

・モンベル クリアボトル
耐熱温度:本体 90℃/ キャップ 100℃
耐冷温度:本体 0℃/ キャップ 0℃

・ナルゲンボトル
耐熱温度:本体/100℃、キャップ/120℃
耐冷温度:本体/-20℃、キャップ/0℃

耐熱・耐冷性能のどちらもナルゲンボトルの方が良いことがわかります。これはどういうことかというと、夜間でお湯を沸かしたものをボトルに入れる場合、モンベルクリアボトルの場合は少し冷ましてから入れないと変形の恐れがありますが、ナルゲンボトルの場合はそういう事を気にしないでお湯を入れられ、冬の寒い時期に湯たんぽとしての利用も可能になります。さらに、逆に暑い夏にボトルを保冷剤代わりに水やお茶・スポーツドリンクを凍らせて持って行きたい場合、ナルゲンボトルならキャップを外して冷凍することで、まず家庭用の冷蔵庫なら問題のないカタログ値になっています。さらに、今回紹介したナルゲンのキッチンボトルなら本体と蓋を切り離しておけるので、まさにボトルを凍らせて持って行くにはベストの選択になるのではないかと思います。

基本的にはどちらを選んでも間違いのないボトルだと思いますが、水筒以外にも使い回すことを考え、今回はナルゲンボトルの方を発注しました。うまい具合に届けば、改めてそのボトルについてのレビューを行ないたいと思っています。


大量の水を階段の上に運ぶためには

千葉県を襲った2019年の台風15号のもたらした影響は、時間が経つにしたがって大きくなっているかのようです。屋根が壊れたお宅に訪問し、雑にブルーシートを養生テープで止めただけで十数万円の請求を行なった例があるというような情報がネットでは拡散されているようですが、ここまでひどくなくても、大きな災害の被害者を狙ってお金をだまし取ろうとするような悪い人が出現しているのは事実のようです。

そうした人に注意するのはもちろんですが、自分でできることは自分でやるという風に考える中で、様々な知恵が出てくることも確かです。ここでは、断水した中で給水車などからお水をいただいた後の運搬について考えてみます。

人間にとって水がないと生命の危険があると言われますが(飲量で一日2リットルとも)、水というのは大量に入る容器があったとしても、水を満載した容器をどうやって自宅まで運ぶのか? というのが災害時には問題になるでしょう。4人家族で数日間生命をつなぐための約20リットルの容器では満水にするとその重さは20キロということになるので、普通に手で持って移動するには毎日ウェイトトレーニングをしているような人でないとなかなか運べないというのが正直なところではないでしょうか。普通の一軒家の場合、車で運んだり、歩きでも台車やキャスター付きの容器に入れれば、転がしていくことができるので何とかなる場合もありますが、問題となるのが集合住宅の場合です。

高層住宅に住んでいて、停電になると水道が止まっていなくても水を上まで上げるポンプが動かず水道が出なくなるということもありますが、断水になったら当然その水も来ないわけで、給水車から分けてもらった水を自分の力で階上まで運ぶ必要があります。停電ではエレベーターは当然動かないので、人力で運ぶということになりますが、さすがに20キロのポリタンクを高層階まで上げるというのは大変なことになります。そこで、いかにして水を階段を登って運ぶか? ということを考えると、その方法は限られてくるでしょう。

まず水をもらいに行く場合、一緒に行く人数にもよりますが、ポリタンクだけを持って行くのではなく、しっかりとした作りのリュックサック(バックパック)を用意しましょう。山登り用のものはピッタリと体に密着し、重心を上の方にすることにより重いものでも入れて階段を登りやすくなるので、まずは自分に合ったバッグ選びをしっかりと行ないましょう。そして、そのリュックサックに入れるペットボトルを用意します。

ペットボトルは使用済のものを洗った中で乾かしての再利用でもいいですし、ナルゲンボトルのようなポリタンクで代用しても構いません。ただ、10リットルから20リットルの水をリュックには入れたいので、2リットルから500ミリリットルくらいで大きさの違うものをうまく入るように組み合わせる必要はあるかも知れません。空のボトルから給水するのは大きなポリタンクにして、運ぶ前にポリタンクから空のペットボトルに水を移します。蛇口の付いているポリタンクの場合、漏斗を使って蛇口からペットボトルに移してもいいですが、灯油用ではない水用の手動ポンプを利用するのが、給水した水を無駄にしない(こぼれてもポンプで押した分だけなので)分おすすめかなと思います。

ペットボトルに小分けすると、いっぺんに水を持って上がらなくても良くなります。集合住宅で地上に自分用の倉庫がある場合、そこにペットボトルをまとめておいて必要な分だけ持って上がるようにするというのも一つの方法です。

また、これは住宅内の自治会全体で小分けしたペットボトルに給水してきた水を入れて集め、各階ごとにまとめて置いたり、直接給水車のところまで行けない人のためにペットボトルに移した水を他の住民が持って行ってあげたりという相互扶助の行動にもなっていくと思います。300や500ミリリットルのペットボトル1つなら小学生以下の小さな子でも自分で持って上がることはできますし、高齢者でなかなか階段を往復できない人のために毎日何本かのペットボトルをその人の玄関先まで届けるということも可能でしょう。

山登りをされる方ならおわかりのことかと思いますが、ふもとに同じように用意された水の入ったペットボトルを頂上付近にある山荘のために持って上がるというシステムのように、近所の人々で助け合う象徴として小分けしてペットボトルに入れた水を利用するというのも一つの案ではないかと思います。

さらにペットボトルを利用して水を入れておくと、100円ショップではペットボトルの蓋を外して利用するような、一気に水を出さずにジョウロのように出す器具もあります。飲用でなく手洗いや歯磨きに利用する場合は、そうした器具を使うことによって節水することもできます。これらも事前にそういったものを用意しておくだけで使えるようになるので、植木の水やりにそうした器具を使いながらいざという時には流用するとか、様々なペットボトルの使い方というのを考えていけば、さらに素晴らしい断水時のアイデアが出てくるのではないかと思います。


ネットショッピングの商品説明はじっくり見よう

ステンレスの断熱真空ボトルの今シーズンの動向をその実勢価格と性能のバランスで色々見ているのですが、今回はAmazonのサイトを見ていて、ちょっと違和感があったのでここで紹介するとともに、注意喚起をさせていただきたいと思います。

Amazonで目的の商品を絞り込む場合、検索窓にキーワードを打ち込んで品物を絞り込むことができます。私の場合、特定のメーカーの真空断熱ボトルのリストから選ぼうと思い、たまたま「サーモス 水筒 500」という500mlタイプのボトルを探してみたのですが、普通はそれでサーモスの500mlのボトルの全容がわかると考えてしまいますが、実際のところそうではないことがわかってきました。

並んでいる商品の題名の隣に小さい文字で「スポンサープロダクト」と書かれた商品が一番初めに出てきたり、途中の並びに入ってきたりするのですが、これはAmazon自体が売り出す商品ではなく、Amazonを使って自社の商品を売り出す出品者がお金を払って自分の持っている商品を検索して「アマゾンおすすめ商品」(デフォルトでの検索結果として設定されている場合が多い)の一覧が出てきた場合、「スポンサープロダクト」の商品が出てくることが多いようです。

それでも、一般出品者がサーモスの商品を新品で出してくれるなら、Amazon本家より安く購入できる可能性もあるわけで、全て悪いということはないのですが、今回検索して出てきた商品の中には、明らかにサーモスの製品でないのに商品の題名に「魔法瓶 サーモス 水筒500ml」というようなキーワードを使い、サーモス製品を探しているにも関わらず全く関係ない商品をサーモス製と誤解させるようなものがありました。

こちらは単なる購入する側である立場に過ぎないので、こうした誤解を起こさないようにまずはサーモスのホームページから製品のラインナップを確認した上で、確実にメーカーの品を購入するように気を付けるしかないのですが、こうした出品を広告収入のために許しているとしか思えないアマゾンの姿勢にも疑問を持ってしまいます。

私自身、知り合いから真空断熱ボトルの購入を相談された場合、基本的には日本国内の三大メーカーである「象印マホービン」「タイガー魔法瓶」「サーモス」から選ぶ事をおすすめしますが、そうしたアドバイスをしても、ネットで検索してキーワードにこれら大手メーカーの名前を配置された「非大手メーカー」の製品を誤って購入してしまう可能性は0ではありません。

個人的には安いステンレス真空断熱ボトルにも意味があると思っていて、あえて保温能力が低い製品を手に入れて使うこともあります。それは、特に高価な煎茶を外でいただくような場合、沸騰したお湯を朝に入れて持って行った場合、大手メーカーの保温性が高い製品だとお昼になってもほとんどお湯の温度が冷めないため、60℃~70℃くらいまで冷まして香りを楽しみたいと思っても、いったん別の容器に入れて冷まさなくてはなりません。そうした用途の場合は、あえてカタログの数値を見て確認し、自分がお湯を入れる時間とお茶を飲む時間に合わせて煎茶を飲むのに適した温度にしてくれるボトルがあれば、むしろそちらの方がニッチな用途ではあるものの安物の方が使える場合もあるというわけです。

煎茶専門のお店ではお店で使っている魔法瓶の冷め方を計算し、時間とともにローテーションしながら使っているところもあります。それだけボトルの世界は奥が深いとも言えるわけで、そんな事を考えながら自分に適したボトルを探している時に、全く興味のない製品を検索結果として出されても迷惑なだけです。

実はそういうところがネットでショッピングをする場合の落とし穴になり得ると思うのですが、現在でもそうした事があるということになると、やはりユーザーの方で気を付けるしかありません。基本的にはネットで購入するにしても直接ショッピングサイトだけの商品説明や評価だけを鵜呑みにせず、場合によってはそれと同じ型番の製品はあるかどうか、きちんと確認した上で購入するように手間を掛けることも必要ではないでしょうか。


100円ショップの「ペットボトルコップ」の評価

雑貨を100円ショップに買いに行った際、ふとそこにあった「ペットボトルコップ」というレギュラーサイズのペットボトルにフィットするカップを見付け(2Lなどの大き目のサイズには合いません)、安いので購入してみました。

こうしたコンセプトのカップというのは店頭で見て知っていたのですが、先日見たカップとは構造が若干違っていて、この製品はボトルにフィットさせるため、ペットボトルのフタと同じ大きさの穴が底に付いていて、上からかぶせた状態で時計回りにカップを回すと、力を入れずに未開封のペットボトルのフタを開けることができるだけでなく、そのままカップを取ると、ペットボトルのフタ自体がカップの穴にくっついた状態で離れるようになります。

ペットボトルのフタが付いたままで中味をカップに移して飲んでも、飲み物はフタの内側に触れるだけですし、そもそも手でフタを開けていないため、フタを開ける前にきれいにフタの部分を拭いてからカップを使ってフタを開けて飲むようにすれば、とりあえず衛生的な問題は起こらないのではないでしょうか。

そして、そのままの状態で飲み切ったら、残った飲み物が垂れてこないように十分に水気を飛ばすか、ティッシュなどで拭き取り、ペットボトルにかぶせて蓋を閉めるように回すと、きちんとフタも閉まります。

もっとも、ミネラルウォーターではないジュース類をこのカップで飲んだ後の洗浄が複雑で大変そうではありますが、旅先でも水で流してティッシュで拭き取るような事をすれば、直接口を付けてペットボトルを飲み、常温で長時間放置する場合の雑菌の繁殖よりは安心してペットボトル飲料を飲めるのではないかと思います。

もちろん、500mlくらすのペットボトルでも一気に飲んでしまうような飲み方ならこういったカップ自体が必要ないとは思うのですが、複数の人間でシェアしたり、お子さんがペットボトルを飲み切れないような場合は極力口からの直接飲みはしないようにしたいところです。

別に折りたたみができるカップを持って行くということでも十分対応可能ではありますが、特にこの製品の特徴である「弱い力でもペットボトルを開けられる」というメリットもあるので、これから行楽シーズンに外出先でペットボトルを購入してよく飲むという人ならば、バッグの中に入れておいてもいいグッズではないかと思います。

私自身はというと、常温で飲み物を飲みたい時には500mlのペットボトルを旅の前に用意して持って行くことになると思います。その際に最初からこのカップをペットボトルにかぶせた状態で持って行くということはあると思います。今回一応使ってみて、その独特の形状(内側のフタの部分の構造)というのは単体で常にどこかに収納するのにはちょっと難しく、やはりセットで持って行くことを念頭に利用しようかなと思っています。


パール金属「真空コンビニカップ」は旅行にも災害対策にも有利

今回新たに購入した商品を紹介するためにまずは使い勝手を試そうと、セブンイレブンでレギュラーのホットコーヒーを購入しに行ってきたのですが、そのコーヒーマシンが地味にグレードアップされていました。カフェラテ用の場所は従来と同じ購入者がカップの大きさを選ぶ仕様だったのですが、コーヒーについてはそうしたボタンがなく、カップを置けば「レギュラー」と「ラージ」を自動で選択して適量のコーヒーを注ぐような形のものになっていて、全てが自動で完了しました。

ただここではセブンイレブンのコーヒーを紹介するのではなく、コンビニのカップをそのまま入れて使うことができる真空断熱の外カップ「真空コンビニカップ」です。単体でも中に熱いものや冷たいものを入れれば温度を保持できる性能を持っているのですが、一番の特徴はコンビニコーヒー用のカップにジャストフィットするサイズということです。

今回購入したのはレギュラー用のものですが、その大きさを比較していただくとわかると思いますが、カップを入れた後でも蓋のつけ外しができるほど大きさは計算されているようです。普段購入するサイズがレギュラーではなくラージサイズの場合は、ラージサイズ用の製品も用意されていますが、私の場合はほとんどレギュラーを買いますし、他の用途で使う場合のことを考えてレギュラーサイズ用の製品を購入しました。あと、私は試していませんがラージサイズの紙コップでもぴったりとははまらないもののセットして飲むことは可能というようなネットでの口コミがありました。この点については機会がありましたら検証してみる予定にしています。

コンビニで熱いコーヒーを入れた直後はカップ自体が熱くなりそこからもコーヒーは冷めてしまいますが、このカップに入れれば熱は手に全く伝わりませんしコーヒーの温かさを長時間保つこともできます。以前に小さ目の真空断熱ボトルに中味だけ移し替えて利用することも多かったのですが、旅行中にボトルを洗うことがなかなかできない場合、ボトルの中に雑菌が繁殖する可能性もあり、その点が気がかりでした。一応、別にお水かお湯を用意して飲み終えた後のボトルをゆすぐくらいのことはできましたが、やはり気になる人は気になるでしょう。

今回このカップを購入したことで、コンビニでコーヒーを買った時にはこのカップに入れて持ち運びすることで、コーヒーを真空断熱ボトルに移さなくても済み、飲み終わったらカップごと処分するようにすれば外カップは全く汚れることはありません。飲む時にはカップに蓋をし、飲み口を開けて飲むようにすれば外カップを汚すことなく最後まで飲むことができます。また、これから花見の季節になると野外で飲む機会も出てくるとは思いますが、その場合紙コップだけだと困るのが、量が少なくなるとちょっとした風でも吹き飛んでしまうことがあります。しかしこの製品にセットすれば、本体自体がかなりしっかりしているので、少々風が吹いてもびくともしません。

このカップを持つことのもう一つのメリットは、コンビニカップと同じ大きさの紙コップは全国どこでも入手可能なので、この真空コンビニカップを家族の人数分揃えておき、別に紙コップを用意しておくと寒いときには温かい飲み物を、暑い時には冷たい飲み物を紙コップに入れてその温度をキープすることができるということです。紙コップで保温ができれば、衛生的にも心配はありませんし、旅行に持って行くのにも洗う必要がないので大変具合がいい道具だという感じです。

このような外カップは災害用の備蓄品というよりも、いつも持っているバッグの片隅にでも忍ばせておくか、車のドリンクホルダーに常備しておいて、外でコーヒーを飲みたくなったらいつでも使えるようにしておくのもいいでしょう。旅先でこの外カップがすっぽり入りそうな紙コップを購入すれば、長時間の移動中でボトルを洗える環境がなくてもペットボトルの飲料をシェアすることも可能になるでしょう。ちなみに、セブンイレブンのカップとほぼ同じサイズの蓋付き紙コップは「SMP-260E」という型番で売られているものが近いです。容量は260ml程度だと思うのですが、だいたい270ml前後のサイズの似たようなものがあれば外でも入手できますし、ホームセンターでまとめ買いするのもいいでしょう。

今回は普通の店舗で購入しましたが、あまりに使い勝手がいいので色違いをネットで購入し、一つは携行し、もう一つの方は車の中にこの紙コップと蓋のセットを常備する予定です。日常のドライブ時の利用だけでなく、キャンプや車中泊の旅でも活躍することになるでしょうし、お湯だけ用意しておいてフリーズドライのスープやお味噌汁を温かいまま最後まで楽しめ、さらに無印良品のミニラーメン用(ブタメンより安価?)にと活用法は多くありそうなので、今後は実践する中で新たな使い方を模索していきたいと思っています。


「マイボトル」にも宇宙品質が

日本で売っている真空断熱ステンレスボトルは数々ありますが、性能面を考えると大手三社の製品が安くなっていた時に購入するのが一番無難です。容器自体がおしゃれだったり、価格が激安だったりして他のメーカーの製品が気になる方もいるかも知れませんが、同じ条件下で比較した結果が箱の裏に書いてあるのを見れば、同じ容量の同じようなボトルで比較するとかなりその性能に違いがあることがご理解していただけるのではないかと思います。

具体的に三つのメーカーを挙げると「象印マホービン」「タイガー魔法瓶」「THERMOS」の三つですが、今回はその中の「タイガー魔法瓶」がその技術を結集した「究極の魔法瓶」に関するニュースが目に付きました。まるで、ドラマ「下町ロケット」のように宇宙に自社製品を持って行き、これからその耐久性が試されるとのことです。

ニュースの内容を簡単に説明すると、現在の宇宙開発において日本人の宇宙飛行士が宇宙ステーションに行くためにはロシアのロケットに乗って行くしか方法がありません。そんな中で宇宙ステーション内で実験をする場合、持って行ったり持ち帰ることのできるものには限りがあります。今まではロシアかアメリカの宇宙船に乗せて持ち帰ったものの、それでは十分な実験ができない場合もあります。そこでJAXAが考えたのが、人間は無理でも実験のサンプルについては宇宙ステーションから発射される無人補給機「こうのとり」から分離し、地球に落下させるカプセルの中にサンプルを入れて受け取ることができないかというものでした。

無人補給機自体は大気圏に突入する時の摩擦熱で燃え尽きてしまいますが、回収カプセルは燃え尽きずに地球に到着するものの、カプセルの中は相当の高温になり、大きな重力もかかります。さらに落ちる場所によっては直接地面に叩きつけられる可能性もあるので、どんなに外が熱くなっても容器の中までに熱が伝わらず、衝撃にも強い真空断熱構造の容器を用意する必要があります。

すでにカプセルは11月8日に地球に向けて出発し、11月11日朝にパラシュートを開いて太平洋の南鳥島近海に着水し、船で回収した後、日本へ運ばれる予定なのだそうです。容器を日本に運ぶ時間を考えるとおよそ4日間、容器の中の温度を変えないで保冷するだけの性能も求められますので、かなりえげつない要求でありながらも、タイガー魔法瓶のスタッフが作った容器はJAXAが求めた基準をクリアしたということなので、来週以降の結果が待たれます。

ニュースによると、その容器はステンレスの厚さを4倍にし、真空容器の上に一回り大きな真空容器をふたのように重ねる構造になっているそうです。さすがに、そのままを市販品にするわけにはいかないでしょうが、現在の真空ボトルの場合、どうしても蓋の部分から少し熱が逃げてしまうため、そうした弱点を克服し朝入れた熱湯が翌日の昼でもカップ麺を作ることができるくらいの性能があり、さらに衝撃にも強い究極の魔法瓶が出たら、2泊3日くらいの予定の車中泊の旅でお湯が欲しい時に火器をわざわざ使わなくても出発時に使う分だけのお湯を用意すれば何とかなるでしょう。タイガー魔法瓶は軽さを強調したステンレス真空ボトルを「夢重力ボトル」という名前を付けて売っていますが、まずは今回のミッションが成功することを祈りながら、新たな宇宙品質のボトルが市販されることを期待しています。