月別アーカイブ: 2014年4月

ネットのみで情報を入手することの危険性

 昨日の夕方になってラジオを聞いていたら、ニュースで、今インターネットブラウザの「インターネットエクスプローラー」を使っている人は、すぐに使用を中止して別のブラウザを使った方がいいという事が呼び掛けられていました。マイクロソフトが脆弱性に対応したファイルを提供するのにしばらく時間がかかるそうなので、他のブラウザをインストールされている方はすぐに別のブラウザを「標準ブラウザ」に設定しておくのが無難でしょう。

 しかし、パソコンの中にインターネットエクスプローラーしか入っていない場合、このニュースを見たり、別のブラウザをダウンロードしている間にも外から侵入されてしまう危険性が出てくるということです。ウィンドウズパソコンを買ったままの状態にしていて、ブラウザに他のものはないような方は、幸いにしてスマートフォンやタブレット端末(Windowsタブレットを除く)にはインターネットエクスプローラーは入っていませんので、スマートフォンからファイルをダウンロードして、SDカード経由でパソコンに移動したインストールファイルを実行するような方法は取れるかも知れません。そういった用意もない方は、残念ですがマイクロソフトがアップデーターを配布してくれるのを待つか、危険を承知でファイルダウンロードのためにインターネットエクスプローラーを起動するか決断を迫られるでしょう。昨日の「報道ステーション」はこのニュースがトップニュースでしたが、こうした報道姿勢は評価できます。

 私のパソコンにはすでに別のブラウザーがインストールされていたので対応はできていますが、仕事柄、どうしてもインターネットエクスプローラーを使わなければならない場合があるのがどうしようかと思う点でした。ただ、どうしてもこの状態でインターネットエクスプローラーを使わなければならない場合、Microsoftが提供しているWindows用の脆弱性緩和ツールを使うことで一応の対応は可能です。それが「Enhanced Mitigation Experience Toolkit(EMET)」です。今後のことも考え、導入されていない方にはぜひ導入することをおすすめします。詳しい内容および導入については以下のリンクの説明を参照してください。

http://news.mynavi.jp/articles/2013/11/19/emet/

 私はこのツールのことは恥ずかしながら「報道ステーション」で名前が出てきたことで初めて知ったのですが、ネットに接続しない状況で情報を入手できる有難みを感じました。全てをネットからの情報に依存していると、今回のような事例が起こると困ったことになります。今回はパソコンのブラウザの話でしたが、将来的にはスマートフォンやタブレット端末の脆弱性を狙われる可能性もあるので、テレビやラジオ、新聞のニュースについても毎日確認しておく必要はあると思います。今回のようにゴールデンウィークの最中に入ってくる可能性もありますので、車での移動中については、定時のニュースのあるラジオはニュースの時間だけでも音楽を聞くのはやめて聞いておくことは大事だと思いました。

高速道路SA 新サービスへの期待と不安

 新東名高速道路が開通した際の目玉は、道路そのものというよりも一般道からも利用できる大規模なSAPAだったのではないかと思います。多くの利用者が高速道路よりもSAの方に押しよせ、観光地化しているのはご存知の通りですが、その裏で、従来のドライブイン的な施設から新しいサービスを始めるため、参入を模索する業者の苦労は並ではなかったと思われます。

 知っておられる方は知っていると思いますが、2014年3月21日から、土日祝日限定の営業ではありますが、東名高速道路の浜名湖SA(施設は上下どちらからでも利用可能)において、午前9時から午後3時まで、浜名湖観光の遊覧船が出ています(約20分の周遊で一般千円、4才~小学生まで500円)。現在浜松市で開かれている「浜名湖花博2014」に合わせてのものですが、これが実現するまでには大変だったようです。

 まず、誰もが気にすると思うのですが、遊覧船や食事のためにSAに入る車が増えることで、一般の通行車がSAの駐車場に入れなくならないのかということですが、この点については昨年に社会実験を行ない、ゴールデンウィークでも駐車場に余裕があることが確認され、他の様々な問題もクリアして今回の就航にこぎつけたとのこと。

 今後は大型の遊覧船を導入することによってSAから浜名湖遊覧というパターンを広く認知させたいということらしいですが、こういった試みが全国で広まっていくと、逆に高速道路から降りないで周辺の観光地を見たと通過していく人も増えていくような気もします。また、高速料金の値上げの影響によって、そもそも遠方からわざわざ高速道路を乗り継いでやってくる観光客もどうなるのかわからないということもあり、今回の浜名湖SAの取り分みがどんな効果を観光に及ぼすのか気になりますね。そして、過去の社会実験で駐車スペースに空きがあったとしても、今後こうした情報がテレビなどで拡散されることによって多くの車が駐車場に押し寄せ、トイレ休憩が取れないような状況になってしまうことは本当にないのかということも気になります。SAPAを人の集まる場所にすることは観光振興にとって大切なことかも知れませんが、特にSAPAから車が溢れるほど流入するハイシーズンに車が入れないような状況にならないよう配慮いただきたいものです。

自力移動へのこだわり

 お隣の韓国のフェリー事故というのは、韓国において公共交通機関に対する信頼性を失わせてしまうかなりショッキングなニュースだったと思いますが、日本の公共交通機関の現状はどうかと考えた時、絶対大丈夫だとは言えない状況であることも確かです。

 深夜バスの死亡がからむ大きな事故は記憶に新しいところですし、JR北海道の度重なる車両事故というのは本来安全であるべき鉄道でさえも安心して乗れないのではないかとも思った事故でした。つい先日のニュースで、同じ公共交通機関である飛行機において、事故ではありませんがパイロットを確保できないために運行予定の便を多数欠航にするというピーチ航空の発表がありました。飛行機というのはさすがに直前の天候不良や機体の整備不良などで欠航になることは考えられますが、予約を受けておいて社内事情で欠航にされるということですと、旅行計画全体についてぎりぎりの人数で飛行機を回しているようなLCCを利用する場合には考え直さなければならないようなことにもなりかねません。

 つまり、航空機の予約を格安で取れたとして、その時点で到着地からの移動手段を予約したり、宿泊のための宿を予約することになるのですが、肝心の航空機が飛ばないということになると、その後の行程および宿泊も全てキャンセルしなければなりません。ある程度の時間的な余裕がある場合は宿のキャンセル料金もかからないでしょうが、例えばパイロットが当日急に病気になり、代わりの乗務員が確保できなくなっての欠航ということになったら、同一行程の便に振り替えがきけばいいですが、無理な場合には移動ができなくなるわけですから、航空会社は旅行先で予約しておいたもの全てのキャンセル料を負担してくれるのかどうか。

 まあ、LCC航空などそんなものだと割り切るのだとしたら、直前まで航空機以外の予約は行なわず、現地へ到着してから宿などを確保するようにするしかありませんが、そうなると、必然的に選ぶことのできる宿は決まってきます。今後も同じように予約していた航空機が突然欠航になることが頻繁に起こるとしたら、利用者はそのつもりで航空会社を選ばざるを得ないでしょうし、航空会社自体の信頼感にもばらつきが出てくるのではないでしょうか。

 これから世の中がどう動いていくかはわかりませんが、今後も交通業界の人材の定着がされず、運行責任者自体が臨時雇いのような業務形態になると、物理的な事故の危険性が上がるのはもちろんですが、今まで以上に国内を移動していて途中で動けなくなってしまうことも想定しながら移動の方法について考えるようにもなってしまいます。鉄道の場合は列車内を開放して「列車ホテル」のようにできますが、高速バスや航空機が運行を中止した場合、ホテルなどが取れなければターミナルで雑魚寝するようなことにもなりかねません。そういう意味においては、自分の車で、いざという時には車内で寝られる環境を作って旅に出るという車中泊は、ガソリン供給がストップしない限りは私の中では一番頼りになる方法であるとしみじみ思います。

ゴールデンウィークのイベント開催に注意

 2014年のカレンダーの並びは、ゴールデンウィークの休みが続かないこともあるので、海外よりも国内というパターンもあるかも知れませんが、例年この時期にはさまざまなイベントが全国で開催されます。

 なぜこの時期なのかというのは私にはわかりませんが、陶器市が全国で行なわれることが多く、昨年は益子へ行きましたし、それ以前にも土岐市(美濃焼)や有田の陶器市を回ってきましたが、どの場所でもかなり安く陶器を買うことができました。産地ではこの時期にかなりの売上げを見込んでいるようなので、この時期に行って買わなければ損ということも言えるかも知れません。

 この他に全国であるのが、農産物や海産物を前面に押し出すイベントです。ただ、このタイプのイベントは、天候の具合や収穫の度合いで開催ができなくなってしまう可能性もあります。特に今年は私の住んでいる静岡市で開催される大きなイベントが中止になってしまいました。

 現在は静岡市となっている由比地区は、他の地域ではなかなか食べられない「桜えび」の漁が行なわれることで知られています。毎年春と秋に漁が行われ、ゴールデンウィークには「桜えびまつり」と銘打ち、生の桜えびや、かき揚げをふるまうことで由比港には多くの観光客が押し寄せるのですが、今年は本当に漁獲高が少なかったらしく、事前に用意できた桜えびだけではとても多くの観光客に提供できないということで、ゴールデンウィークの「桜えびまつり」の開催を中止することになったとのことです。私のブログへ来てくれている方で、今年の桜えびまつりを楽しみにしていた方には大変残念ですが、地元では6月以降に何とかして開けないか調整中とのことです。というわけで、桜えびを目的に静岡県に行こうと思っている方はご注意下さい。

 このように、毎年開催されているイベントだからといっても、開催自体されないこともあるでしょうし、微妙に開催期間も変わるかも知れないので事前に確認することが大切になります。まあ、今はスマートフォンで旅行中でも主催者のホームページから最新の情報が入手できますので、行き当たりばったりの旅であっても、事前に確認の上出掛けるようにしないと、到着したイベント会場に全く人がいなかったという最悪の結果もあるかも知れません。特に渋滞する高速道路を通りながら目的地にたどり着く車の旅でのダメージは大きいと思いますので、重ね重ね事前に確認の上イベントへ向かうようにしましょう。

日本HP 10インチ Windows8.1 タブレット Omni10 

 これまでWindowsタブレットは8型が多く出ていましたが、用途によっては不満に感じることもありました。私自身はWindowsタブレットではありませんが、7インチと10インチのAndroidタブレットを使っており、その比較としては7インチは持ち運びはしやすいものの、画面の小ささが気になる場合が結構あり、用途によって使い分けています。

 私個人の事情ともからみますが、すでにAndroidで同様のタブレットを持っている中、Windowsタブレットを増やすについては、できればノートパソコンの代替にもなり得る10インチタイプのWindowsタブレットを次は買いたいと思っています。そうした私の事情に合ったものとして出てきたのが、日本HPのOmni10というタブレット端末です。

 スペックは10.1インチ 1920 x 1200px 液晶ディスプレイ、インテル Atom Z3770 プロセッサー、2GB RAM、32GB eMMCストレージと、ストレージの容量が若干少ないかなと思いますがなかなか魅力的です。価格については直販ではofficeなしで税別4万4800円ですが、店頭で販売されるものについてはMicrosoft Office Home and Business 2013 が付属して価格増は約1万円ということで、あえて直販で買わなくてもいいかと思います。

 細かいスペックについては他のサイトで確認していただければいいと思うのですが、私が見て一つウィークポイントがあるとすれば、ACアダプターがUSB形式ではない従来通りの仕様ということです。私はこの種のタブレット端末は積極的に持ち出して活用したいと思っているのですが、その場合、このタブレットだけ専用のACアダプターを別に持って行かなければならず、予備を買うにも出費がかさみます。他の8インチタイプのWindowsタブレットがmicroUSB端子から給電も可能になっていることを考えると、その点が残念です。ただ、考え方として専用のACアダプターがあった方がmicroUSB端子の破損の恐れもないですし、給電しながら他のUSB接続の周辺機器を使えて便利なのですが、私はいざという時にはポータブルバッテリーからも簡単に給電できるものの方が嬉しいです。旅先でこうした機器を使っていると、充電をし忘れたり、何かの要因で満充電してから時間が経っていないのにバッテリーが減ってしまっていることもないとは言えません。そういうわけで、私はこの端末を購入するというよりも、今回のHPの発表を受けて、他のメーカーも10インチタイプのものを出してきてくれることを期待したいですね。2014年のはじめに発表があり、現在はアメリカで普通に売られているLenovoのMiix2 10がOffice付きで同じくらいの価格で出てきてくれれば(こちらはキーボード付きなのでその分の価格は加算されるでしょうが)、今の私ならこちらの方が購入意欲が湧くと思います。

 どちらにしても、今メインで使っているパソコンはWindows7なので近い将来にはマイクロソフトでのサポートが終了してしまうので、最新のOSを早いうちに入手したいとは思っています。願わくば、今回のOmni10の発売を契機として他メーカーからも新製品が出てきてくれると嬉しいですね。

タイガー魔法瓶 スープカップ MCC-B038

 季節の変わり目には色んな所で冬に売られていたもののワゴンセールがあり、楽しみの一つになっています。いわゆる冬用の暖房器具については購入しても一年間しまって置かなければなりませんが、今回紹介する保温ができるスープカップというのは、夏であっても結構利用価値があると思うので、今まで買おうと思っていても高額で買えなかったものがないか探すことが結構あるのですね。

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 今回購入したのはタイガー魔法瓶の出したスープカップですが、円筒形でなく、広い口から奥に行くにつれて狭くなるカップのような感じなのが大きな特徴です。また、写真にあるようにフタの中に収納があり、その部分に組み立て式のスプーンがセットされています。このコンセプトはなかなかうれしいもので、あれば結構便利に使えるでしょう。

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 このスープカップの形状の問題として、平置きすると安定感に欠けるところがあるかも知れないので、バッグの中で倒れてしまったりする心配があります。ただ私の車の中で使う場合は、この形状が逆にドリンクホルダーに入るようになっているので、むしろ全体的に太くてドリンクホルダーに入らない同種の製品よりもいい感じです。

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 また、口の部分が大きいので洗いやすくて中のものを取り出しやすいということで、スープ類だけに使うのはもったいないような感じがします。

 旅先のスーパーやコンビニなどで十分に冷えたサラダやフルーツを購入したら、中味をこのスープカップに入れて運べば、クーラーボックスを使わずに冷たさを保ったままいただけますし、外側の蓋のスプーンを収納するスペースにフルーツをつまむなら爪楊枝などを入れておけばみんなで楽しめます。また、冷たいざる豆腐を入れて外で食べるとか、いろいろ考えるだけでも楽しいですね。

 今回購入したものは箱なしということで、ネットでの実勢価格からさらに5割引くらいの格安で購入できたのですが(^^;)、先日紹介したサーモスのフードコンテナーJBK-250とは違い380mlと結構な量が入りますので、液体にこだわらず、旅先で見付けたこれはというものをとりあえず入れてみるのも楽しいかも知れません。ちなみに、スターバックスでコーヒーを頼む場合の容量は、ショート(240ml)、トール(350ml)となりますので、ショートサイズでいいならサーモスのフードコンテナー、トールサイズを頼む場合はこちらのものと分けて使うのもいいかも知れません。マグボトルと違って口が広く洗いやすいというのが旅先では使いやすいと思うので、旅先で調理まではしないものの飲み物以外のものも温度を保って食したいと思っている方は、もし近所のホームセンターなどでこの種のスープカップがディスカウントされていたら旅行用に確保しておくのも悪くはないと思います。

結局車の燃費は運転次第?

 先日、私が乗っている1,300ccのフィット(ガソリン車でアイドリングストップなどなし、エアコンは付けずに荷物はスペアタイア含めて載せたまま)の近所走行中心の燃費を13.5km/lと報告しましたが、あれからまた200kmくらい走った段階で燃費の方は約15km/lとかなり良くなりました。

 燃費が落ちないように気を付けて運転しているということもあるのですが、やはり目に見える形で燃費計を常時表示させていたのが大きいと思われます。私の車ではメーターのボタンを押すたびに「走行キロ表示」→「燃費計」→「トリップメーター表示」の順に切リ変わります。前回はトリップメーターを表示し、どの程度走ればどれくらいガソリンが減るのか確認していたのですが、だいたいの具合がわかったところで常時燃費計表示にしてみました。すると、荒い運転をするとどんどん燃費が落ちていくのがわかり、とりあえずは表示されている燃費の数字をキープするような形での運転を心掛けていたのですが、しだいに近場での運転でも表示をキープさせるだけでなく、燃費の数字を上げることもできるようになってきました。極力急発進を避け、惰性で走ることができる場所ではアクセルから足を離し、ブレーキも今までよりエンジンブレーキを併用することにして、紹介した数字が出てきました。

 まだ長距離の運転を試していないのですが、身辺の流れに乗ることさえ気を付ければ、自然と燃費を良くする運転方法を実感することができるように思えてきました。こうした「エコモード」の運転術を自分の中で身に付けてしまえば、新しい車のようにいざという時にアクセルをエコモードのまま踏み込んでも加速されないというような事も起こりません。パワーとエコを人間の方で切り替えることができればそれに越したことはないので、今後もこうした自分流エコモードの運転法を極めてみたいと思っています。私と同じく、燃費計が車に付いているものであれば、常時表示させてみるだけでも結構差が出てくると思いますので、どうぞお試し下さい。

Y!モバイルはPHSを見捨てるか否か

 先日発表のあったNTTdocomoの通話定額について、ドコモホームページのシミュレーションから毎月の費用を計算できるのですが、昨日改めて試してみたところ、ガラケーで契約する場合、基本プランのみ月額2,200円でも計算ができるようになっていました。となると、メールもウェブも他のものでする気になれば、1回10分以内および月間500回まで制限のある現ウィルコムの「だれとでも定額」より安く無制限のかけ放題電話が実現することになります。新規契約の場合、これに端末代や保証代がプラスされる場合もあるものの、それはウィルコムでも同じことなので、Y!モバイルが通話定額をどうするのかというのが今後のPHSの運命を決めることになるでしょう。

 PHSには低電磁波で使えるとか、メール料金が無料とか通話品質がいいというメリットはあるものの、紹介した時間と回数の制限があることの他に、通話エリアの狭さや高速で移動している時の通話に不安があったりします。私の場合はこうした不具合に対応するために、PHSが繋がらない場合には手持ちのドコモ携帯(メール定額オプション付き)に転送をかけていますが、転送する場合は「だれとでも定額」の適用範囲外になり、ウィルコム→ドコモ間の通話料が請求されてしまいます。それが結構痛いというのが偽らざる心境なのです。

 今後の予定として、ウィルコムの070番号が他の携帯電話会社にMNPできるようになるのが2014年の10月1日になりますが、通話中心にウィルコムを使い続けていたユーザーはこの機会にドコモへの転出が加速する可能性があります。というか、Y!モバイルが今回のドコモの通話定額に対する対抗策を出してこなければ、私自身の契約も端末の分割払いが終わった時点で転出する可能性が現実味を帯びてくるでしょう。

 今の私な個人的な希望を言うなら、以前、初めてこのサービスを試験的に行なっていた沖縄のように、転送時の料金についても10分以内なら定額の範囲内にして欲しいですね。さらにドコモとの月額料金の差を考えると、料金プランについても変えて欲しいものです。個人的な希望のみで語らせてもらえば、オプション無しの基本料のみで通話定額を行なって欲しいですが、これについては副回線で契約している回線は主回線を解約しない限り月額0円という契約も多く存在しますので、まあ無理だとは思います。ただもし今0円で維持している副回線がウィルコム以外の通話も定額になれば、ドコモには決して乗り換えないと思いますが(^^;)。

 どちらにしても、PHSが公衆回線のサービスを始めてから、データ通信のつなぎ放題を出してはつぶされ、今度はかなり捨て身で通話定額をやってもつぶされるというのは、正しい競争を本当にしているのかと思ってしまいます。それだけ、長く使い続けてきたPHSには思い入れがあるのですが、それも、今後PHSを扱う業者の方針如何によっては諦めざるを得ないという現実が待っているかも知れません。それにしても、私が機種変更を終得てすぐにほとんどの端末の割賦販売の期間を24ヶ月から36ヶ月にしたのは、ユーザーの反感を呼ぶのに十分な変更だったように思います。願わくば、すでに36ヶ月で契約したユーザーにも納得できるような形で、対ドコモプランを出していただきたいと思いますが。

フィットに自転車を載せる(2) クイックレバーで前輪を外せる自転車

 私の車、ホンダ フィットで旅をする際、キャリアを使って車外に自転車をセットして持ち運ぶまでの気合いはありませんが、旅先で気軽に自転車を楽しみたいということで、小さくして車内に入れたまま走行したり車中泊できるものを探しています。車の中にコンパクトに自転車を収納する場合は折りたたみ自転車から選ぶのも一つでしょうが、今回はあえて折りたたみでない自転車を運ぶことについて考えてみます。

 最近ではテレビ番組の影響か、自転車を袋に入れて電車やバスに持ち込む「輪行」という楽しみ方をされる人も増えてきたように思います。折りたたみ自転車の中にはかなりコンパクトになるものもありますが、その分走行性能が犠牲になる部分もあります。そういうわけで、本格的に輪行をしている方は自転車を分解して小さくし、輪行用の袋に入れて持ち運んでいる方が多いのです。

 こういうことはどの自転車でもできるというわけではありませんが、スポーツタイプの自転車には工具を使わずに簡単に前後輪を外すことのできる仕組みがあるものがあり、分解して輪行袋に入れて持ち運び、輪行する場合が多いようです。私の場合は自分の車に載せるだけなので、あえて手間を掛けて後輪まで外したくはありません。前輪のみを分解し、それで小さくなった状態でフィットに収まればそれはそれでいいと思っています。この場合は折りたたんでいるわけではないため耐久性は普通の自転車と変わりません。恐らく私が折りたたみ自転車を購入したとしても、常に折りたたまない状態で置いておき、フィットで運ぶ時だけ折りたたんで移動することになるでしょう(^^;)。それならば普通のスポーツタイプの自転車で、簡単に前輪が外せるものであればいいわけです。

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 問題は、前輪を外して袋に入れた状態できちんとフィットの前席後ろの後部座席との間のスペースにすっぽり収まるかどうかです。幸いにしてフィットのシートアレンジの特徴として、リアシートを跳ね上げることで広いスペースを後部座席に作る「トールモード」があります。ホンダのホームページを見ると、この広く高いスペースに旅行に同行するペットを載せる方法が解説してあります。これだけのスペースならかなり大きい犬でも大丈夫そうなので、そういった用途にも使えるフィットの潜在能力をひしひしと感じます。

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 ちなみに、手持ちの小型タイヤ搭載のママチャリで確かめたところ、高さは問題ありませんが幅が問題になります。残念ながらこの自転車はわずかにタイヤがはみ出てしまいましたが、前輪を外したスポーツタイプの自転車がこのスペースに収まれば、就寝時には位置を変えて、後部側面に立てかけながらロープで固定するような感じで車中泊時でも車内に置いておくことができるかも知れません。まあ、どうしても車内に入れたまま就寝できなければ最悪自転車を外に出し、車とキーロックで繋いでから雨や夜露対策の袋を掛けておいてもいいのですが、全てのものを車内に置いておいた方が安心ではあるので、このサイズに収まる自転車さえあれば、折りたたみ自転車よりも安く購入できると思いますし、冷静に自転車の使い道を考えると、今のところこちらのタイプに心が動いてます。

 ただ問題は、自転車の注文を出してしまうとゴールデンウィークに出掛けるための資金を取り崩すことになってしまうことです(^^;)。そうは言っても、うまくフィットのスペースにはまる自転車が見付かったら、自転車購入の方を優先させようと思っています。もし自転車を載せて車中泊旅行ができれば、目的地もそうですが現地での行動についてもかなり変わってくると思います。どちらにしても今月中に結論を出そうと思っていますので、また改めてここで報告させていただきたいと思います。

フィットに自転車を載せる(1)折りたたみ自転車について

 フィットを使った車中泊の旅を考える場合、これまでの安定して手足を伸ばせる就寝スペースを作ることができた時点でこれ以上のハードの追加はしなくてもいいのですが、旅先での行動を考えてみると、もう少し載せるものにこだわってみたいと思います。これは、軽自動車で車中泊をしていた時にも考えていたことなのですが、車に自転車を積み込んだ状態で車中泊ができれば、かなり旅先での選択肢が増えます。観光地を車で回ると移動した先でその都度駐車場の心配をしなければなりませんが、観光施設が都市の中に集中している場合、移動すること自体が大変になるかも知れません。その際、山を越えて行くなど自転車にとって過酷な地理的条件がなければ、車は別の所に置きっ放しにして観光は自転車でというパターンが作れます。同じことはレンタサイクルを利用してもできますが、全ての観光地でそうしたサービスが行なわれているわけでもありませんし、営業時間の制約もあります。

 私の旅のスタイルは車中泊がらみでは一名のみというパターンがほとんどなので、車の走行および就寝スペースを作った後にも置くスペースさえ確保できれば、旅行に出る時のみ自転車を持って行くのも楽しいのではないかと思いました。そこで、キャリアーの類は使わずに私の車であるフィットの車内に入る自転車について考えることにしました。

 フィットという車自体は荷室がフラットになることで、普通のママチャリでも物によってはそのまま載せることができます。しかしそれでは車中泊どころか他の荷物が載らなくなってしまうので、ある程度コンパクトにまとまるものを選ぶことになります。まず思い付くのはいわゆる「折りたたみ自転車」というものですが、調べてみると様々な種類があります。

 私自身はそれほど自転車に詳しいわけではないのですが、折りたたむという行為自体が本体のきしみを生み、フレームの強度がありながらコンパクトになるものというと、やはりそれなりに予算を掛けなければいけないでしょう。いわゆるホームセンターに置いてある格安のものについては、私でも少し不安になるので、自転車を選ぶ際にはできるだけ安全は確保したいところです。

 そう考えると、あえて車で旅に出る時だけのために折り畳み自転車の高いものを買って、普段はほとんど折りたたまないで使うというのは莫迦らしいと私には思えました。今私の使っているのは27インチの変速機のないママチャリであるので、小口径の自転車には乗り慣れないところもあります。

 ちなみに、私の自転車購入について相談したのは、それこそ高校生の頃から付き合いのある古い自転車屋さんで、主にブリヂストンの自転車を扱っているところです。最近ではそうした日本メーカー以外の自転車を扱っている所もあるのですが、自分でメンテナンスすることが難しいということもあり、何よりそこまで自転車にコストを掛けられないので、何かあった時にはすぐに自転車を取りに来ていただいてメンテナンスしていただけるお店から購入したいというのがありました。ですから、折り畳み自転車の中で評価の高いBD-1のような自転車よりも、「トランジットスポーツG26」(製品情報はhttp://www.bscycle.co.jp/root/catalog/transit/lineup/TSG.html)あたりなら、あくまで車に載せるだけでの移動だけならいいのではないかと思ったのですが、それでも定価で79,800円(税抜き)もします。もし、私の車が前の軽自動車のままなら、積み込むスペースの関係からこうした折りたたみ自転車の中で選んでいたと思いますが、あくまでフィットの中に積みこむだけなら折り畳み自転車というくくりにこだわらなくてもいいという話もあります。

 というわけで、折りたたみ自転車の候補を決めた上で、また改めて悩むことになってしまいました(^^;)。とにかく、今私が使っているのが変速機なしのママチャリしかないので(^^;)、どうせ自転車を買うなら長く使いたいということもあるので安物を買って後悔しないように十分考えた上で結論を出したいと思います。