月別アーカイブ: 2012年11月

アイリスオーヤマ RVチェア RI-4

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 先日購入したRVBOX 800に、今回紹介するRVチェア4個がぴったり収まるということから、ボックス内の間仕切りとして使えるということで追加注文しました。これは名前の通り単なる物入れではなく、反対側に置くと耐重量100kgの椅子として使えるという便利グッズです。普段は物入れとして使っていても、踏み台の代わりに使ったり、ちょっと外で座りたいような時に使うことができます。

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 この椅子を見ながらいろいろ考えていくうち、面白い活用方法を思い付きました。写真のようにちょっと大きめのデイパックにぎりぎり収まるサイズなので、このRVチェアを押し込んでできたスペースに荷物を押し込むようにすれば、デイパックはかなり不恰好になるものの、常にどこでも座れる椅子を携帯して運べるということになります。

 椅子を携帯する場合、誰でも考えるのが折りたたみのレジャーチェアだと思います。しかしいくら折りたたみといっても結構かさばる上に、メタボ体系の人にはほぼ使えないものです(^^;)。ある程度の体重がある人でも座れる椅子を内蔵するデイパックにispac(イスパック)がありますが、結構な値段がしますし、椅子部分が壊れてしまったら品物としての魅力はほとんどなくなってしまうというディメリットも併せ持ちます。

 その点RVチェアをデイパックに押し込むという方法は、RVチェア自体の値段が4個セットで千円未満で手に入り、大きめのデイパックがすでにある場合は追加投資もいらないため、極めてリーズナブルに揃えられます。災害対策に使う場合だけでなく、これからの季節、電車移動で座れずにデッキで立っていなければならなかったり、行列に並んで長時間待つような場合もその場ですぐ座れる環境を作ることができるというのは大変便利です。必要に応じて折りたたみ式の座布団を上に置けば、さらに快適になるでしょう。ただ、このままだと椅子を使う場合はデイパックに入れた荷物を全て出さなくてはならないので、二つ重ねるようにセットしておけばすぐ椅子として使えるようになりますし、荷物を出し入れする手間をいとわなければ2人で使えるというのも結構便利です。

 もし家族が多くて複数の非常用持ち出し袋を用意している場合、このチェアを重ねたものを紛れ込ませておくというのもいざという時のためになると思います。車の中で使う場合は単なる収納だけでなくレジ袋をかぶせれば車内用ゴミ箱としてもちょうどいい大きさになりますし、工夫次第によってはまだいろんな活用法が出てきそうな気もしますので、また色々試してみたいですね。


セブンスポットがいよいよ全国展開へ

 これまでローソンの全国展開していた無料Wi-Fiサービスに先行を許していたセブンイレブンですが、イトーヨーカ堂やデニーズなど系列店を含む店舗で無料会員登録をした人を対象に無料でWi-Fi通信を提供する「セブンスポット」のサービスが東京以外の全国に拡大するというニュースが入ってきました。

 ニュースによると2012年12月1日から全国1万店以上でサービスを開始するとのことですが、まだ大都市周辺の店舗のみで私の住んでいる静岡市周辺の店舗では静岡市清水地区に1件あるだけなのですが、将来的には設置の方向になっているので、出先での高速インターネットを無料で使える場所が増えるというのは嬉しいことです。

 このサービスを使いたいと思う場合、無料登録のセブンスポット会員かセブンネットショッピング会員になる必要があります。お近くの店舗でサービスが開始される場合はまず自宅などから入会の手続きを済ませましょう。対象店内でWi-Fiの電波を確認したらブラウザを開けばログイン画面が開きますので、そこに会員登録した情報を入れるとネット接続が可能になるようです。

 ただ、そうして接続して一日中ネット接続を続けるような人が出るとかなわないと思ったのか(^^;)、1日あたり3回で1回あたり60分までの接続回数と時間の制限があります。ローソンの無料Wi-Fiのようにパソコンでは使えないというようなことはありません。旅行の途中に立ち寄って使うだけなら、他のWi-Fi通信サービスと併用しながら旅の途中で楽しむようにすれば、これはなかなか使えるサービスになるかも知れませんね。

 しかし今のところはまだ全国に設備を設置して行く過渡期であるようなので、山の中で携帯電話すらつながらないようなセブンイレブンで使えるようになるのはまだ先になるのでしょう。私は白ロムのスマートフォンにデータ専用SIMカードを入れて使っているため、普通にスマートフォンを持っている人なら無料か格安で利用できる携帯電話会社の提供するWi-Fi通信を利用できないので、契約による料金の支払いなしに高速無線通信を利用できるこうしたサービスは実にありがたいです。ちなみに、コンビニのセブンイレブンについての利用できる店舗情報については、以下のサイトからセブンスポットのところにチェックを入れて検索すればわかるようになっています。

http://www.sej.co.jp/shop/index.html

 この文章を書いている現在では地図上でしか出てこないので、できれば地域別一覧表示ができれば旅の計画も立てやすくなるのですが、ともあれ2013年2月までにはさらに使える店舗が増えるという情報もあります。自宅周辺で使えるようになりましたら改めてレポートさせていただきたいと思っています。


無料で手に入れた木の板の使い道

 先週末、近くでさまざまな業種の方が集まった産業フェアというのがあり、行ってきました。商売っ気丸出しのような業者もいた反面、多くの人に自らの仕事を広めたいというような感じでサービスしているところもありなかなか面白かったです。

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 そんな中、静岡市の北部にある井川地区の森林組合のブースに、いわゆる端材のような木の板や棒がたくさんあり、無料で持っていっていいということだったので、写真の約18センチ四方の正方形で2.5センチの厚みがある板をいただいてきました。物の質感としては木のまな板そのものです。端材なので切断面にはかなりのバリがありましたが、目の細かい紙やすりで磨いたところ、他の面とそれほど変わらないぐらいまで滑らかに仕上がりました。

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 これを何に使うかというと、それこそ先日紹介したキャンプ用のコンロをキャンプなどで使う際、置いた下の部分を焦げ付かせたりさせないような下敷きとしての利用を想定しています。今車に積んでいる中で設置面積が多いトランギアのストームクッカーを載せてみましたが、何とかこの板の上に収まります。今後地面に直接でなく、何らかの台の上に載せて使う場合はこの板を介してコンロを使うことができます。

 実のところ、こうした用途のために安そうな木のお盆を購入して使おうかなとも思っていたのですが、車に常備することを考えると、あまり高いものを買っても落としたりぶつけたりしてすぐに傷つけてしまう可能性が私の場合あるのです。私は以前から車内で食事をするために適当な大きさのトレーを車に積み込んでいるのですが、そのトレーも何かの拍子で力がかかったらしく一部破損した状態になってしまいました。その点、この板ならばいくら痛んだとしても気にする必要はありませんし、不幸にもひびや割れ目が入ってしまったとしても、薪がわりに燃やしてしまったとしても惜しくはありません。このような端材は、ホームセンターで木の板を加工する際に出ることも多く、自宅の近くのホームセンターでは100円程度で売っていることがあります。他の方にはあまり役立たない情報だったかも知れませんが、個人的にはそうしたものを有効に活用しながら、これからの車での旅の環境を上げていきたいと思っています。


SOTO レギュレーターストーブ ST-310

災害時やキャンプ用の湯沸しや調理のためにカセットコンロを用意している方も多いと思います。災害時に用意していなければなかなか手に入らないものかも知れませんが、避難所などに支援物資として持ち込まれる可能性は高いですし、日本国内ならば安価でどこでも入手可能なのが家庭用のカセットガスという状況もあります。カセットコンロの中にはコンパクトで持ち運びしやすい製品も多く出ているものの、基本的には室内用に設計されたもので、屋外用に作られた風の影響を受けにくいものは少々ごついものになってしまいます。十分な車への積載スペースがある方は外でも火が消えにくい風防の機能が付いたものを選べばいいでしょうが、車の中にそれほどスペースしかなく、カセットコンロの積載が困難な場合は、カセットコンロ用のガスカートリッジが使える小型ストーブ(この場合のストーブとはキャンプ用のコンロといった意味です)を用意しておくと便利です。

家庭用のガスカートリッジが使えるキャンプ用ストーブは複数のメーカーから出ていますが、私が携行しているのはSOTOのレギュレーターストーブ ST-310です。ガスを使った器具は学生の時に理科の時間に習ったことを覚えている方も多いと思いますが、それほど使い方が難しくないので誰にでも簡単に扱えると思います。ただ、これから冬にかけての季節にはちょっと問題になることが出てきます。一般的にガスを使った器具というのは外気温が下がれば下がるほど火力が落ちるという性質があり、調理にも時間がかかったりすることがあります。しかしこの製品は内蔵されたマイクロレギュレーターにより日本の晩秋ぐらいまでの低温下においても比較的火力を保つことができるという触れ込みの製品です。基本的にカセットコンロは、外で使うことはないと想定して販売されているものであり、普通に利用する場合はある程度暖房が入った部屋で使われることが多いため、冬であってもカセットコンロの火力低下というのを感じる方は少ないと思いますが、ガスを使った器具を野外で使う場合、どうしても低温下の使用問題がつきまといます。それでもキャンプ用に売られているガス缶については、山で使うことを想定されているためガス自体が低温でもそれなりの能力を保って使用できるものがあるのですが、家庭用として売られているガスカートリッジについてはもちろん山で使われることは考えられていないので、外気温が低い中でカセットコンロを使おうとしても思うような能力を発揮できないということが起きてくるのです。この製品はそうした対策を器具側である程度解決することを目指して開発された製品だといえるでしょう。

実際にどのくらいまでの低温下で大丈夫なのかということは、製品名で検索していただければすでに多くのレポートが上がっていますが、さすがに氷点下の状況では無理でも安価でどこでも手に入る家庭用のガスカートリッジでそこそこ使えるようです。外で使われる場合は風の影響から炎を守るために市販されているウィンドスクリーンとの併用が必要になる場合もあるかも知れませんが、それでもたたむと写真ぐらいまで小さくなるので、カセットコンロを持ち歩くよりも省スペースでの収納が可能です。

また、この製品の問題として、全てが金属になっているためいったん火を付けてしまうととても素手で触れないほど本体が熱くなってしまうとういことがあります。そのため、私は地面に設置する部分におよそ5mmのシリコンチューブを通して熱が伝わりにくいように工夫しているのですが、それでもかなり熱くなるので軍手を使用するのが基本で、その点がカセットコンロと比べると面倒なところだと思います。そして、本体が小さいだけに乗せている鍋をひっくり返してしまったり、本体そのものの転倒の危険も大きいと言えます。それでも、仕舞寸法は山岳用のものと比べれば大きくて重くはあるものの、車や非常用持ち出し袋に入れておくものとしては十分小さいと言えるでしょう。このゴトクに安定して乗せられる鍋やヤカンなどを揃えるのもまた楽しいものです。いざという時のためだけではなく、キャンプ場など火が使えるところでもこれだけあればたいがいの調理ができますので、まずは一つこの種のものを用意したいと思われる際には個人的におすすめの一品です。


修善寺 虹の郷 「もみじライトアップ」を楽しむ

 以前、今乗っている原付バイクで無謀にも修善寺まで走って今回紹介する施設、静岡県伊豆半島の修繕時虹の郷のもみじを昼間に楽しんできたのですが、ここでは紅葉がきれいな時期に通常の閉演時間を延長し、もみじのライトアップを行っています。私の行った2012年は11月22日から12月2日までということで連休の中日に行ってきました。

 通常の入園料は大人1,000円ですが、午後4時からの入場(20:30最終入場)だと大人600円、小人300円(通常の入園料はJAFの割引がききますが、こちらの入園料は割引なしとのことです)で入れ、300円かかる駐車場も無料になります。静岡市からですとそれほど距離はありませんが、沼津周辺を抜けるのにかなりの渋滞が予想されましたので、それでも昼過ぎぐらいに出発しました。

 案の定大渋滞にはまりまして、途中伊豆箱根鉄道の伊豆長岡駅でトイレ休憩を取りつつ駅前の土産物屋さんで「柳月」の温泉まんじゅうを購入してお土産にしました。結局立ち寄ったのはそこだけだったのですが、それでも到着したのは午後四時を回ってしまっていました。

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 入口ゲートの前にもきれいに色付いた木が植わっています。残念なことにポツポツと雨が降り出したのですが、入口のところに入園者が自由に使える貸し傘があるので、用意のない人でも雨の心配をしないで済みます。

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 園内には大きな池があり、その周辺から高台に沿ってかなり多くの紅葉した木々が植えられています。もみじが植えられているゲートからはかなり階段を下りて行かなければならないので、写真撮影に気を取られすぎると足元をすくわれる危険があります。それでも何とか足元を確かめながらライトアップされた紅葉を楽しむことができました。

 修善寺には他にも紅葉の名所がありますが、ここのライトアップは夕方からの開始ということで時間的にそれほど追われず、じっくりと紅葉を楽しむことができるので今回は雨さえなければ最高だったのですが。それと、やはり写真を撮影する際に機材に気を遣いながらだったので、天候の不安定な時期に出掛ける際には少なくとも防水機能のあるボディとレンズで揃えて出かけたいなとしみじみ思いました(^^;)。


アイリスオーヤマ RV BOX 800

 私の場合だけかも知れませんが、日常的に車の中に車中泊のための荷物を積み込んでいるのですが、限られた狭いスペースしか私のワゴンRは持っていないので、ついつい空いたスペースに物を押し込むことで全体的に積載量を上げるパターンに陥りがちでした。

 そうしたことをやりすぎると、肝心な時に肝心なものを取り出すことができないという問題に突き当たります。また、車の掃除をする時や車を入れ替えるような場合にはすべての荷物を外に出すことを先にしなければならないということで、かなり面倒になります。このことについて、どうしたものかと常々思っていました。

 さらに、今までは小物などをクーラーボックスに入れたままにしていたのですが、それだとせっかくのクーラーボックスを単なる物入れとしか使えないということもあり、クーラーボックスは常時積載せず、必要に応じて後部座席にでも載せるとして、その代わりとして頑丈なコンテナボックスを導入しようと思い立ちました。先日ホームセンターをめぐりながらさまざまな条件を満たすものを物色した結果導入したのがアイリスオーヤマのRV BOXのシリーズでした。

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 実際にいろいろなコンテナボックスを見ていく中で、上に積み上げられるものは多くあるものの、フタの部分の強度が弱く、使っているうちに破損してしまうことが予想できました。できればボックスの上にもある程度の重量があるものを乗せたいと思っているので、その観点からすると私の要望に合わないものがほとんどでした。しかしこのRV BOXは耐重量80kgを誇り、ちょっとしたベンチ代わりにも使えるほどのフタの強度があります。一番スタンダードで容量の多いRV BOX 800は実売価格が2千円弱で、容量も約60リットルとそれなりにあります。写真のようにワゴンRの荷物スペースにも余裕を持って収納できるので、本来はこの中にすべての荷物を入れられればいいのですが、ご覧の通りまだ余分な荷物があるので(^^;)、さらに小さめのボックスを追加購入して今回購入したものの上に設置する予定です。

 ただこれで、車中泊のためのシートアレンジをする際に崩れてくる荷物を気にすることもなくなりましたし(^^;)、床下に収納しているものを取り出す際には、とりあえずこのボックスを下ろせばすぐに出せるようになりましたのでかなり楽になりました。また、車に大きなものを乗せなければならなくなった場合の荷物を取り出す時間も短縮できるので、後部座席周辺を有効に使えるようになると思います。また今後、ワゴンRから車を乗り換えるような状況になった場合でも、収納についてはこのボックスが収納できるような感じで考えれば良くなりました。今後は無駄な荷物を減らすためにも、用意した荷物が全てこの種のコンテナボックスに納まるような形で常備する荷物の再検討に入りたいと思っています。


三角表示板の仕舞い場所

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 故障やガス欠などのために車を道路上に置いておかなければならない場合、後方から来る車にしっかりと認識を促し、追突事故を防ぐために必要なのが三角表示板です。普段の状態でまず使うことはないのですが、一般道はともかく高速道路では表示板の設置は警察の取締りを受けるということはもちろんですが、設置をしないで後続車への認識不足による死亡事故も頻繁に起こっているため、車に入れておくことは大切なことです。

 かくいう私もだいぶ前に三角表示板を購入して車に積んでおいたのですが、荷物が増えるにつけすぐに取り出すことができないところに仕舞い込んでしまったようで、いざという時に使えない状態に長い間なっていました。

 さすがにこのままではいざという時に高速道路上で荷物をひっくり返して三角表示板を探すほかなく、そんなことをしていたら特に高速道路上では危険極まりません。そんなわけで昨日は車に入れていた荷物を総点検しつつ差し当たって必要のないものを車から下ろし、何とか奥に入り込んでいた三角表示板を発見することができました(^^;)。

 とりあえず運転席の下に多少のスペースがあるので、そちらの方に三角表示板のセットを押し込むことができました。もし高速道路で故障をしてしまったらすぐに三角表示板を設置して道路から離れ、ガードレールの外に待機しながら救援を待つのが安全な方法です。経験がある方でも高速道路上でのタイヤ交換はやめた方がいいでしょう。交換すること自体の能力はともかく、常に後方に注意をするため、プロの方々は必ず2人1組で作業を行ない、1人の方が後方の安全を確認しているからこそ安心して作業ができるわけですから。

 ともあれ、これから高速道路を使って旅行を予定されている方で、まだ持っていない方は購入して積載するにしても、すでに三角表示灯を用意されている方で私のようにどこに仕舞ったか覚えていない方は旅行前にちゃんと見つけた上ですぐに出せるところに仕舞っておきましょう。


インフルエンザ対策にスマートフォンアプリ

 先日までまだ日中は暑くてかなわないと思っていたら、どんどん寒くなってインフルエンザ対策についても考えなければならないような季節になってきました。インフルエンザの予防接種も多くの医院で受け付けているようですが、そうした予防策以上に大切なのが日々過ごしている家庭や職場、旅行中の車内をインフルエンザウィルスが繁殖しやすい状況に置かないということです。

 インフルエンザにかかりやすい状況になった場合に警告してくれる専門の機器もありますが、私の使っている温度計と湿度計の付いた電波時計だけで何とか新しいものを買い足さなくても何とかならないかと思っていたのですが、そんな希望を解決してくれるアプリを見付けたので紹介しましょう。

 iPhone、iPadやiPod touchのみで使える「インフルエンザ警戒計」というアプリでは地点(市町村レベル)ごとの気温と湿度の値を基にして警戒度を出してくれるのですが、私が持っているiPod touchでは通常はインターネット接続ができないので、各地の気象データが入ってこない時があるため、この機能はあまり役に立ちません。しかしこのアプリにはユーザーが任意で気温と湿度を入力すると絶対湿度の値を計算し、そこからインフルエンザの警戒度を表示してくれる機能があるので、気温と湿度を常に表示してくれる私の持っている電波時計で表示された数値を入力すると部屋や車の中の状況がすぐにわかるようになります。

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 数値を任意に入力するだけなので、iPod touchのような3Gでのネット接続ができないものでも常に使えるのがうれしいですね。秋から冬にかけて車中泊する際、インフルエンザ警報機などを持たない場合でもこのアプリで確認しながら必要に応じて加湿器を入れたり濡れタオルをかけたりして湿度を上げたりすることで対応できます。まさに、スマートフォンがインフルエンザ警報機に変わるアプリなので(温度と湿度が量れる機器は別途必要)、これからの冬の旅で体調が心配な方は温度湿度計とともに使いながら体調管理に役立てるのもいいのではないでしょうか。


車で持ち帰ることができるお土産の器を楽しむ

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 昨日たまたま用事で出掛けた際、地元のデパートのイベントに東京の文明堂が来ていまして、「銀座壷焼 発酵バターカステラ」(630円)が売っていたのでついサイフの紐が緩んで買ってきてしまいました(^^;)。旅先で自宅へのお土産を選定する際に考えることの一つに、同じお金を出すのなら持ち帰って食べ終わった後も楽しめるものがあればそちらを優先して購入するというのがあります。

 このカステラも蓋付きの小さな壷に入っていて、お店では実際にこの壷に入れた状態で焼いて仕上げるとのこと。単体でこうした価格はかなり高いと思えますが、今後も使い続けることのできる器込みということならば多少は許せるのではないでしょうか。

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 旅先においてはお菓子よりも弁当の器の方が購入意欲をそそられるものが揃っています。九州まで車で出掛けた際、有田の陶器市へ立ち寄ったのですがその際に食べて持って帰ったのが有田焼の器に入った「有田焼カレー」だったりします。最近ではレギュラーサイズの他に、量が少なく安いものがあるのですが、そのの器も食卓で使うには絶妙なサイズで今後集めたくなりますね。写真のものはこちらも有田焼ですが境港駅で発売されているゲゲゲの鬼太郎のキャラクターが入った「風呂茶漬け」です。こういったものは自宅に帰ってから楽しめる反面、車以外の公共交通機関を利用した旅の場合荷物が増えるだけでなく破損の危険も高くなりますので買いたくても諦めざるを得ない状況にもなりかねません。

 もちろん車の旅であっても事故でも起こせば陶器やガラスでできたものは破損してしまう可能性は高いですが、ある程度梱包することによってのかさが増えたとしても収納は何とかなる場合が多いでしょう。

 その昔、駅弁にはつきもののお茶容器は陶器で作られていて、全国のお茶容器を集めていた方も多くおられたようですが、単なるコレクターズアイテムではなく家庭生活で使えるものをもっと出してくれれば車での旅の楽しみも増えるのではないかと思っているのですが。


電子ブックリーダーは買いなのか?

 昨日、こちらのアドレスにアマゾンの電子ブックリーダーkindleについての案内メールが入ってきました。他社からもさまざまな電子ブックリーダーが出ていますが、以前からもさまざまな電子ブックリーダーが出てもそれほど普及したとは言いがたい今、あえてこういったものは普及していくのでしょうか。

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 実は以前、そうしたものの一つ、パナソニックが出した電子ブックの「シグマブック」というものを投売り価格で入手したことがあります。本体は見開きになっていて、電池を抜いても表示していた文や絵などはそのまま表示できる電子ペーパーを備えています。個人的に購入しようと思ったのはその電源周りでした。単3電池2本で数ヶ月使え、もちろん充電式のニッケル水素電池でも動きます。写真のものがそれですが、電池を入れれば以前導入していたデータを全て読めたのも、乾電池を電源に使っていればこそでしょう。メモリについてはパナソニックらしくSDカードで、これも簡単に今でも入手できます。しかし、この端末には致命的な欠陥があったのです。

 この電子ブックの扱えるファイル形式は独自形式のもので、pdf形式などは全く使えません。テキスト形式やビットマップ画像のファイルを読み込むことは可能ですが、そのためにはウィンドウズ用に作られた「ΣBookBuilder」というソフトが必要で、現在はシグマブック自体のサイトが閉鎖されてしまったためネット上からもソフトを入手することはできません。またSDカードに移動する際の著作権保護のためのドライバも必要で、現在ではそれも入手できないでしょう。恐らく中古でシグマブックの本体を激安で入手できたとしてもこれらパソコンでデータを扱えるための環境を再現することは不可能になってしまっています。ちなみにこの端末が発売されたのが2004年で、2006年には販売が終了、サポートのためのサイトも何の案内もなくページを閉じ、現在に至っています。

 このように、ユーザー側には全く関係ない仕様の変更や製品の発売の完了によって溜め込んだデータが全く使いものにならなくなる恐れがあるのが電子データであると言うことにもなります。ユーザー側で大切にデータを保管しておいたとしても、例えば将来においてpdf形式に変わる新しい形式が標準となった場合、果たして今どのパソコンでも読めているpdfファイルは確実に読めるようになるのかということについて、はっきりと答えを出せる人はいないでしょう。

 というわけで、私は保存する文字データは極力テキストデータ(拡張子が.txt)にし、音声ファイルで大事なものは音楽用CDプレイヤーで再生できるものの形にして保存するようにしています。以前はアナログテレビ番組の頃にはビデオCD形式(DVDプレーヤーで再生できる音楽用CD-Rに書き込める規格)にしていたのですが、最近では録画した番組のコピー自体ができないので、テレビ録画についてはDVDに焼くのもめんどくさいし、今後のメディアの変化によってはそのDVDもどうなるかわからないので長期保存は諦めるしかないのかなと思っていますし、デジカメで撮影した動画はどうしようか今だに考えています。

 話は電子ブックリーダーに戻りますが、スキャナで取り込んでpdf形式にしたものは表示できるものの、画像形式で取り込んだものを電子ブックの画面できれいに表示させるためには多少のファイル編集が必要な場合もあるようです。ダウンロード販売で購入するにしても、原状の独自形式ファイルを買わせる端末が乱立する状況ではお互いの電子ブックに互換性を求めるのは無理な話で、淘汰される側の電子ブックを使っていた場合はシグマブックのような粗大ゴミと化してしまうでしょうし、とても私はこうしたものを使って電子書籍を購入する気になれません。端末の価格が安いので、テキストファイルやpdfファイルのリーダーとしては魅力があるかも知れませんが、専用電池がへたってきたらゴミになるのは同じなので悩むところです。もし、シグマブックのように見開きで電池は普通に単3とか単4で数ヶ月動くようなものであればスマートフォンで読んでいたものを専用端末に移してもいいかと思えるのですが、そんな都合のいい端末は恐らく今後も出ないでしょう。電子ブックが成功するためにはユーザーが直接お金を支払う方法が確立される必要はあるので競争している状況なのでしょうが、今出ている電子ブックでさえ5年後にどうなっているのかすらわからない状態でこれから紙の本を買わずに電子書籍だけでライブラリを揃えようとする人たちが出てくるのかどうか。お金を無駄にしたくない人はハードの購入費用が多少高くなってもタブレット端末で自炊したものやフリーの電子ブックで読書をするようにした方がいいでしょうし、今後読み返すことが必要になりそうな書籍については、できるだけ紙の形で購入しておいた方が将来読めなくなるかも知れない危険を回避できると思います。そういう意味において、決して企業の論理で淘汰されない紙の本というのは、ユーザーよりのメディアであると言えるかも知れません。